MIP 2017年03月30日(木) 21:13 (Good:0/Bad:0) 13話 報告
設定がどこかに残っていないかと思ってキャラ名で検索をかけてみたところ、
当時の設定を書き残したテキストファイルが存在しておりました。
キャラの設定文を冒頭に掲示しておいた方がベターという事であれば、
こちらをお使いください。
(35行省略されています)
名前:トルベン・タイナート
性別:男
遺伝子:コーディネーター(第1世代)
生年月日:CE25.9.9
出身地:ユーラシア連邦 ドイツ ハノーファー市
所属組織:フェブラリウス大学
死亡の可否:可
遺伝子工学の研究者。地球で博士号を取得後、GARMR&Dに就職しメンデルで研究を行う。
どのように遺伝子を操作すればどのような能力を発現するのかという、いわば設計図の分野の研究を専門としており
主任研究員のユーレン・ヒビキが推し進めていた人工子宮については殆どタッチしていなかった。
55年にブルーコスモスを名乗る武装集団の襲撃を受けた事で、穏やかに研究を行える環境ではないと感じGARMR&Dを退社。
その後プラントに渡りフェブラリウス大学で研究を行うようになり、プラントを代表する遺伝子工学者の一人となる。
その研究成果は、プラントのみならず地球でも注目されており、一部ではプラントを含む各国で軍事転用されているとも指摘される。
しかし彼自身は、自分の研究が実社会でどのように応用されているかは興味が無く
神の設計図を完全に解明しこの世の真理を知る事、それ自体に意味があると考えている。
名前:テルシェ・ミンター
性別:女
遺伝子:コーディネーター(第2世代)
生年月日:CE55.2.3
出身地:プラント オクトーベル市
所属組織:ザフト軍(MSパイロット)
死亡の可否:可
アカデミーでの訓練課程を終える前に終戦を迎えた為、実戦経験はまだ無いMSパイロット。
アカデミーでの総合成績は真ん中より少し上ぐらいで緑服だが、MSの操縦に関してはTOP20に入っていた。
瞬間視(一瞬見ただけで複雑な状況を知覚する能力)と周辺視野(視界の中心から外れた物を認識する力)が優れており
そういった「目の良さ」がMS戦で活かされるほか、普段から何かにつけて目ざとい。
父親は若い頃、ヨーロッパを自転車で横断しながら写真家の真似事をやっていた人間で、その時撮った写真を今も多数保有している。
その影響もあって、地球の大自然や旧所名跡に対して殆ど幻想に近い憧れを抱いている。
夢は地球一周旅行で、その際の順番も既に考えている。
具体的にはオーストラリアのグレート・バリア・リーフから始まって日本のスシバーで終わる予定。
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返信:VSBR 2017年04月01日(土) 22:24
おおっ! ありがとうございます。
明日にでも、設定用に一章挿入してみようかと思います。他にもここを見てくれている人がいて、その当事の設定を残していてくれたりしたら楽しくなりそう。
MIP 2017年03月25日(土) 16:38 (Good:1/Bad:0) 13話 報告
懐かしいですね。小説そのものも勿論そうですが、この小説を生んだ土壌である
「ネット掲示板とそこに頻繁に書き込みを行う数十人の常連の面々」
これがしたらばのような大手掲示板ではなく個人サイトであったということ、
そのことがただただ懐かしいです。
(7行省略されています)
私は氏の小説の中で多分これが一番好きな作品です。
私がオリキャラ投稿に関わったからというのもありますが、
残された者の感傷や、不条理に流されまいと生きる人達の良識であるとか、
作品全体に通底する空気が良いんですね。
オリキャラ投稿に付随していた設定ありきの部分もありますので、
予備知識が無いとややとっつきにくいのかもしれませんが。
素晴らしい作品をありがとうございました。
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返信:VSBR 2017年03月25日(土) 22:56
ありがとうございます。
そう思うと、ネットの利用状況というのも大きく様変わりしましたね。SEEDは丁度、インターネット大衆化の先駆けというか黎明期と重なっていたのいたのか、色々と多彩な形態が存在していたように思います。
今の若い人には、あの当時の掲示板文化とか理解できないだろうなぁ。
みんなからもらったキャラの設定文が残ってたら良かったんだけど、どこかに消えてしまったのが、返す返すも残念。
ご無沙汰しています、白菊でございます。
いやー、まさかこんな形で再会できるとは……。
向こうの掲示板で連載されていた当時は、ゆっくり読んでから感想をと思っていたので、ログが消えてしまうという予想外の出来事に非常に悔しい思いをしました。
MIPさんも言われていますが、今でこそPIXIVなりハーメルンなりといった小説投稿専門のサイトはあるのですが、アイデアを出入りしている常連から募るという、集合知を利用した?形式でのストーリー展開は掲示板連載ならではだったと思います。
今は投稿する媒体が多様化されて書きやすくなった反面、書く側と読む側の分化が進んでしまった感があり……というと、なんだか自分がすごく年を取ったようで恥ずかしくもあります。
(11行省略されています)
思い出語りはこの辺にして、感想を。
なんとなく主人公は女の子かなと思っていたら、ユウキがこのポジションにつくとは予想外でした。当時の好きな要素を盛ったとはいえ、あの個性派集団の中では地味目なこの子がまさかヒロインになるとは……。テルシェとの仲良しぶりがもっと見たかった身としては、あそこでの別離はとても残念でした。
立場も違えば居場所も所属も何もかも違うキャラクターたちを一堂にあの場所に集め、群像劇にして全員に出番を持たせたのはさすがだと思います。私がもし書くとしたら何人かは諦めてしまうかもしれず……。
設定や考察の面で言えば、二次創作では扱いに困る公式外伝(アストレイですね)の設定を、完全に無視するわけではなく、程よい距離を保ちながらうまく扱っていることが、個人的には面白い部分でした。モビルスーツ開発は実際の戦車や戦闘機と同じで、無理をしてでも国産化するべきなのか、それとも他国との関係を優先させて自主開発をあきらめるべきなのかという二通りの考え方が出来ると思いますが、SEEDの場合はそれをアストレイのジャンク屋ギルドの開発・生産で全部ひっくり返しちゃったというのがあるので、モビルスーツの生産力がアドバンテージを持たなくなってしまった……という悲しい側面があることに改めて気づかされたのは、ただただ感心するばかりです。
あと、ジョージ・グレンのレシピ関連。ジョージ・グレンに関しては劇中の描写が薄いこともあって、様々な想像が可能だと思いますが、ジョージの遺伝情報に神の姿を見、それの再現に挑むコーディネイターたちの姿には、ナチュラルと別れた時に捨て去ったはずの信仰を科学や個人を対象にして見出してしまったパラドックスを感じます。まぁ、ナチュラルと共存していかなければ(同じ人類という1つの種としての同化という意味での共存ですが)、いずれは絶滅の道をたどることが確定しているコーディネイターは、かえって実在物への信仰心が高まるといえなくもないのですが。
SEEDとデスティニーの間の戦間期を舞台にした今回の作品でしたが、ある意味では暗い先行きしか思い描けないデスティニー以後の世界からは目を背けがちになってしまいそうな中で、ささやかな明日への希望を繋いでいくキャラクターたちの存在に光るものを感じました。
全世界的な諸国行脚のストーリーは難しくても、舞台をどこかの1点に絞ればいくらでも展開していけそうですし、そういった意味ではSEEDの二次創作は未だに広大な未開の地が広がっているともいえ、今作品を通じてこのような新しい見方を示していただけたことは非常に嬉しく思っています。
あのサイトに出入りすることはもうなくなってしまいましたが、これからもこのような形ではありますが応援させていただきますので、よろしくお願いいたします。
追伸 当時のキャラクター設定のページを保存したものが出てきましたのでメッセージのほうで送っておきます。なにぶん他の人のキャラもあり、ここに上げるのはどうかと思いましたので。
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返信:VSBR 2017年04月10日(月) 22:54
お久しぶりです。ネット環境も色々と様変わりしてしまった今日この頃です。
オープンとクローズドの間、中途半端な時代だからこそ出来た事かもしれないですね。ハーメルンでこんな事やると、人気のある人なら収拾つかなくなるだろうし、人気ない人なら企画倒れになるだろうし。
ユウキに関しては陸の女って事で、物語の最後を担当できるだろうという考えもありました。
どのキャラクターも、考えてくれた人が想定するだろうポジションから少し外れた部分で物語を展開しようと考えてました。それでも、一人のキャラクターが動ける範囲ってのは意外と狭かった。
個人的に、アストレイの設定は全部なしにしたいくらいなのですが、それだとあの舞台が傾いてしまう可能性もあるので難しいところです。ガンダムUCのアナハイム社くらいカタギの存在なら、ジャンク屋も使いやすくなるんですけど。
ジョージ・グレンに関しては、コーディネーターの存在をどう捉えるかに密接に関わる問題なので、実はSEEDの根幹をなす設定なんじゃないかと思ってます。ここに関しては、もっと社会学的な側面からの踏み込んだ解釈が必要なのかなと。
いまや宇宙世紀は連作障害が出ているような状態なので、C.Eの再開発は今こそ求められているのではないだろうかと、勝手に思っていたりします。
こちらこそ、今後もよろしく(新作、書くかどうか分からんけど)。キャラ設定の保存、ありがとうございました。