その代わり、彼女が成長したマーレと子作りする方が推奨されるのかもしれませんね。デミウルゴスも後押ししそうですし……そうなれば元奴隷のエルフたちの中で一番の勝ち組にもなれるから悪い話じゃないと思いますけど。

それにしても原作では悲惨な結末を迎えてしまったヘビーマッシャーが魔導王の宝石箱に登録してましたけど、今回出てこなかったパルパトラたち龍狩りや帝国のアダマンタイト級冒険者の銀糸鳥と漣八連も既に登録されたんでしょうか？
帝国では専業兵士に仕事を取って代わられたことで燻っていた冒険者たちが再び賑わいを見せ始めてるわけですから、拒む理由はないでしょうし。

こちらでのフォーサイトは幸せな結末を迎えられて何よりですね。そういう意味では帝国サイドのお話で屈指の癒やしだったと思います。
この後、蒼の薔薇と漆黒と合流して一悶着あるのでしょうが…それはまた別のお話となるということでしょうね。そういう意味でも早く書籍版の続きが出てほしいですね……

フールーダの裏切りが遂にジルクニフにも知れるところとなりましたが、既に諦めていたことでわだかまりに発展することなく受け入れられたといった所でしょうか？
フールーダにとっても魔法の深淵を覗かせてくれるだけでなく、ジルクニフとの仲が壊れることないよう配慮してくれたとアインズ様に対する忠誠心は原作以上に爆上げ状態なんでしょうね。
それにしても、レイナースの行動はニンブルにとって意外だったようですが、これは彼女の人生を狂わせていた呪いが解けたことでかつての誇り高い自分を取り戻しただけなのでしょう。
それを思うと打算で動いていた頃の彼女しか知らない四騎士が驚くのも無理もありませんね。

クアイエッセは今まさに人生の絶頂期を迎えているわけですが、アインズ様がシャルティアの件を許してない以上、用が済んだら無慈悲に絶望を与えられる形で切り捨てられる運命にあるんですよね。それを思うと妹と比べてどちらがマシな最後を遂げていると言えるのだろうか？

それにしても他に方法が見つからなかったとはいえ「星に願いを」を使ってまでジルクニフの薄毛を直してあげるとは、大盤振る舞いでしたね。
これはジルクニフへの好意だけでなく、あの戦争を通して強欲と無欲に数十万単位で魂を溜め込んでいたのと毛髪を治すということなら大して経験値は使わないどろうという計算に基づいた判断でもあるということですかね。
そうでなきゃ、貴重な経験値を消費してまでジルクニフの薄毛を治そうとはしないでしょうし……
少なくともウェブ版で邪教徒達を若返らせた件と比べたらほとんど経験値を消費してないでしょうから。
それにしても、ジルクニフの毛髪が危機的状況に陥ったのにはアインズ様はどう思ってたんでしょうかね？自分が原因だとはおもってもいないでしょうから「支配者としての苦労」と判断して、それに共感したからこそ力を尽くした感じですかね。アインズ様自身もアンデッドでなかったらそうなっていたと言い切れるでしょうから。

前回の感想で聞き忘れましたが……

ヒルマが肉片と血溜まりの掃除、バルブロが異種交配ならフィリップは今何をされてるんでしょうかね？想定外の事態を引き起こした直接の原因ですからろくな目に合わされていないでしょうが……
ヒルマが今回の罰で新たに得たトラウマからもう肉は食べられないだけでなく、見るのも拒絶反応や過呼吸が起こるくらい嫌となったんじゃないでしょうか？
加えて、牧場にも普通の家畜が飼育されてる全うな所でさえ近寄れないといった感じですかね？
そういえば、同じくここに放り込まれたであろうアルシェの両親も今はどうなっているのでしょうか？生きていても精神崩壊起こしてそうですけど……

今回は以上です。今回は帝国編でしたから次は聖王国編でしょうね。過酷な運命に翻弄された聖王女らエンドロールを楽しみに待っております。

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以前、商品アイディアに出ていた本のネタがここで生かされることになろうとは思いませんでした。
司書長たちにも出番が与えてもらってその意味でも嬉しい描写でしたね。
言われてみれば、アウラは商売絡みの仕事はほとんど貰えてなかったなと……そんな不満が燻ってた彼女にも新たな役割が与えられてよかったですね。
新たな漆黒の一員となる彼女はどんな評価を受けることやら……最初はマスコット扱いされて憤慨しそうな気もしますが…ナーベラルのコミュ力がアレなのでムードメーカーでコミュ力に長ける彼女が加わることによってアインズ様の負担は軽減されるでしょうね。
度々一緒に冒険することになりそうな蒼の薔薇やフォーサイトとも上手くやれるでしょう。
マーレの不満はアインズ様が慰めたようですが、不満の解消としてエルフの王国への任務については一緒に連れて行こうという形になったのですかね？どのみち、エイヴィーシャー大森林における任務ではドルイドであるマーレの存在も欠かせないですし。

デミウルゴスとセバスとの関係は彼らなりに落とし所を見つけられたようで何よりですね。そういう意味ではたっちさんとウルベルトさんを超えたのかもしれません。
守護者やプレアデスばかりの成長に目が言ってましたが、副料理長も成長してたんですね。話には出てきていないけど、調味料の制作を任されてる料理長や家事を任されている鍛冶長も成長を遂げているのでしょうか？
このお話におけるNPCらの成長は見ていて微笑ましいものがあったのでそれも今回で見納めになると思うと寂しい限りです。

現在のアインズ・ウール・ゴウンを新生させるべく覚悟を決めて新たな一歩を踏み出したアインズ様。
彼らの商売はまだ続くけど、物語として読めるのはここまでだと思うとホントに胸に来るものがあります。
原作が進み次第、またいつか彼らの物語を読める日は来ないかという希望を懐きながら日ノ川さんの紡いだこの経済戦争ルートの迎えた大円弾を讃えたいと思います。
本当に2年間もお疲れさまでした。オーバーロードの二次創作の中でもトップクラスの出来で、毎週も楽しみを与え続けてくれた日ノ川さんには感謝の極みです。
今はごゆっくりお休みください。
いつかまた、日ノ川さんの書かれる新たな物語を読める日を楽しみしております。
それでは、また会う日まで！

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