魔法少女まどか?ナノカ
作者:唐揚ちきん

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感想

駆け出し始め  2015年02月25日(水) 00:52 (Good:2Bad:0) 152話 報告

>「馬鹿でもいいよ。私はさやかちゃんやマミさんよりも、パパやママよりも、政夫くんがずっと大切なんだから」

 タツヤは何と無く違うかもしれませんが、結構長い付き合いの仁美までもはぶっている辺り、何気にまどかの中の優先順位が政夫と会ってから随分と変動したように見えました。
 ……後、長くなるからという理由ではぶられただろう、美国と呉と杏子は落ち込んでいいと思います。ほむらは肋骨の丸みしかない胸に手を当てて自分の所業を鑑みるべきでしょうけど。

(21行省略されています)

返信:唐揚ちきん 2015年02月25日(水) 04:27

感想どうもありがとうございます。

たっくんなどは書こうかと思いましたが、台詞が長くなるので書いた後消しました。『パパやママ』の部分に含まれているという認識でお願いします。同様に『さやかちゃんや~』の部分には他の友達キャラが含まれている感じです。

ほむらについては本編での彼女が大人しすぎたので、まどかifでは暴れさせた次第です。
あの歪んだキャラは嫌いじゃないですが、同時にもっとも最悪な部類のキャラだと個人的には思います。
彼女は素晴らしい事に政夫に迷惑を掛けた事しかありません! 最初はそれを普通に嫌がっていた政夫も関わりを深めるに連れて、出来の悪い妹を見るような目線に変わっていきました。
彼としては、妹分の大暴走は自分にも非があると考えたためにあのような処罰をしたという感じです。

言い方は悪いですが、政夫はほむらの事を上条君に任せたつもりだったので、彼女の更なる暴挙は予想の範囲外でした。
彼女に対する責任は果たしたので、これ以上の事は少なくとも政夫は擁護したりはしないでしょう。元々、責任感は強いけれど、ドライな人間ですしね。

ほむらはもう好きな人が生きているだけでいいと思い始めているので、例え憎まれようとも嫌われていても、彼の生存だけを目指しています。
きっと願いを叶えさせてまどかが魔法少女になった瞬間に時間を止めてソウルジェムを掻っ攫って砕くつもりなのでしょう。彼女が魔女になったら、世界は滅んでしまいますから。

追記

ちなみにまどかやニュゥべえはほむらに他のメンバーよりも隔意を抱いています。政夫の意図を酌んだだけで一番彼女を嫌っているのはこの二人だとさえ思います。

追記2

ああ、すいません。感じ違いしておりました。
杏子は今でこそ、ショウさんによってまともな子になっていますが、原作ではほむらほど行かなくても犯罪を犯すような子なので恐らく最初の頃に出会っていたら関わりあいになろうとさえしなかったと思います。
今の杏子でも、「ちょっとやりすぎじゃないか」くらいで、思惑には気付いてませんね。彼女は政夫にあまり踏み入って来なかったので、彼のパーソナリティが一番よく分かってない気がします。
政夫は基本的に自分で納得して行動している人間にはとやかく口出ししないので、お互いがお互いと距離を詰めないため、杏子とは一番相性が悪い気がします。
むしろ、一番良いのは成長したさやかでしょうか?

追記3

女神まどかはエピローグ辺りで描くつもりなので、あまり詳しくは言えませんが、一番最初に政夫に恋をしたのが彼女なので向こうのまどかに添い遂げてほしいと思いつつも、政夫やほむらにも幸福になってほし『かった』と思っているでしょうね。


a0o  2015年02月23日(月) 20:06 (Good:0Bad:0) 152話 報告

 最後の最後にやっと普通の少年になったのに、世界がそれを許さないんですかね。
 このまま、わがままを貫き通すのか、やはり己の大義を捨てられないのか。どちらを良しとするかは正直なんとも言えませんが、まどかへの恋は素晴らしく素敵な物だったと言う想いは持ち続けて欲しいですね。

返信:唐揚ちきん 2015年02月23日(月) 20:26

感想どうもありがとうございます。

普通の少年になった政夫なんて、政夫じゃありません!
政夫が穏やかに自分の幸福を追い求めてる様子は見ていて、あまり面白くないので苦難に喘いでいてほしいです。
でも、政夫はまどかを選ぶでしょうね。この世の何を差し引いてでも……。


アリアキング ID:HHE.IQFQ  2015年02月23日(月) 18:34 (Good:0Bad:0) 152話 報告

心の奥底に隠していた政夫の感情を吐露させるまどかの愛はやっぱりすごいですね。それに引き換えほむらの愛もある意味すごいですね。まあ、現実なら友達を蹴落としても好きな人を手中に収めたいと思うほむらの愛も女としては普通ですよね。その感情を抱くのが大人としてならともかく中学生だから異質に見えるだけでしょうね。大人じゃなくても高校生くらいの歳なら違和感を感じませんけどね。本当の意味で悪魔に魂を売ったほむらにまどかはどう対抗するんだろう?波乱の逃避行と追跡が始まりますね。次回も楽しみにしています。

それと、政夫の台詞で別れたくないの箇所が分かれたくないになっていましたよ。

返信:唐揚ちきん 2015年02月23日(月) 19:14

感想どうもありがとうございます。

政夫はとうとう隠していた本音をまどかに打ち明けました。今まで感じたことのない慈愛には彼も歳相応の反応をしてしまいました。
ほむらの方は政夫が泥を被ってでも与えたチャンスを不意にして、またも彼へ迷惑な愛をぶつけてきそうですね。
もはや、自分のものにならなくても生存していてほしいという思いは歪過ぎると思います。
彼女が素直に街の外に出させてくれるとは思いませんが……。


中沢シオン  2015年02月23日(月) 02:16 (Good:1Bad:0) 152話 報告

政夫が最期に与えようとした上条君という可能性を振り切って、また引っ掻き回すのは悲しいですね。(それでこそまどか?ナノカ!)

今のおほむさんだったら、政夫からまどかを攫って、拷問にかけたりしそうですね。……二人の大切な時間が最悪な形で、また奪われていく。

そして、それを解決しても、また最悪な悪循環ほむらループが。
(21行省略されています)

返信:唐揚ちきん 2015年02月23日(月) 02:37

感想どうもありがとうございます。

政夫が最後に渡したチャンスをほむらは見事に踏みにじりました。しかし、それでこそほむららしいと思います。
ここで上条君に転ぶようなら、最初から政夫にこれほど執着しなかったでしょう。
政夫の時間はまたも奪われていきます。一応、政夫視点の時は午前八時半くらいで、ほむら視点の時には午後零時くらいなので三時間ほどの時差がありますから少なくとも少しは二人の一緒の時間を過ごせた気がします。

政夫が一番必要としている女の子は間違いなくまどかなのですが、どうしてもほむらと一緒に居るのが一番似合っていると思うのは何故でしょうか?
ともあれ、政夫に平穏な幸せなど似合いません。彼にはそんな惰弱なものより、理不尽な困難がぴったりです。

……正直、映画よりもある意味、悪魔ですねあの子。


ほにゃー  2015年02月23日(月) 01:22 (Good:1Bad:0) 152話 報告

重いなぁ……………

逆に重いからこそまどマギらしいんだが、重いなぁ………

返信:唐揚ちきん 2015年02月23日(月) 02:11

感想どうもありがとうございます。

最初は素直に政夫とまどかの逃避行の一日を書くつもりだったのですが、それだとやはり盛りやがりに欠けるのでほむらの裏切りに変更しました。
まどかifルートでやりたかった事の一つが『ほむらがまどかを魔法少女にさせようとする』なのでちょっと満足しています。
まるで悪役のように書かれているほむらですが、私はこちらの方がほむらルートの彼女よりも好きだったりします。


投稿話順全話感想

a0o  2020年03月20日(金) 16:15 (Good:2Bad:2) 201話 報告

 ずっと気になっていたので――大人になったまどかは女性らしい起伏が増えたとのことですが、それはグラマーですか?それともスレンダーですか?
 それともうひとつだけ――そのスタイルはゴンべえの好みの反映されてですか?政夫を悩殺するためにまどかの理想か無意識によるものですか?

返信:唐揚ちきん 2020年03月20日(金) 16:32

感想どうもありがとうございます。

成長したまどかことヴェノムまどかは、ややグラマーな体付きのイメージです。身長も伸びているので大学生くらいになったまどかを想像していただけたら分かりやすいかと思います。

スタイルについては、時にはどうにもならない絶望が存在する事を受け入れたため、「子供では居られなくなった」ので性質が変化したので、外見が変わりました。
色に黒が混ざったのは政夫の否定の魔法を取り込んだからですが、それ以外はまどかが本来人間として成長していたらなっていた姿ですね。
なので自分の意思ではなく、自然に変化した感じです。


魚介(改)貧弱卿  2020年03月16日(月) 21:43 (Good:2Bad:0) 201話 報告

純粋であり続けなくてはならない魔法“少女”の神が、忌み嫌われる穢れと同じ色『黒』に染まり、最後のカケラを得る事で
『少女の感性』に由来する甘さを切り捨て、その先へ進む事を『決断』する=大人になる
これで真にアルティメットまどかは『女神』まどかになった

イメージは月のままだったけど、
(15行省略されています)

返信:唐揚ちきん 2020年03月16日(月) 21:54

感想どうもありがとうございます。

崩壊の物語は、あらゆるものを壊していく物語でした。それは魔法や奇跡であったり、希望や価値観であったりしますが、最終的には『少女としての殻』を崩壊させる事が主眼でした。
魔法少女からまさしく女神へと孵化した訳です。

私としてのイメージは月が太極図のように綺麗に白と黒で別れているイメージでした。『太極』という単語には世界や全てという意味が込められているそうです。

外観も少女から女性に成長したという感じで成長してます。見た目的には大学生くらいのまどか、もしくはまどかママを若くしたようなデザインを想像していました。
「仲間のために悪に堕ちる」というメタルギア5のキャッチフレーズから、私はあの状態のまどかを『ヴェノムまどか』と命名してました。
否定の魔法という、魔法少女にとっての「毒」を得たからでもありますが、今の彼女にはぴったりだと。

あとがきにも書きましたが、政……否定の魔王はサタンとしてのメタファーを含んでいます。彼は最後まで『神の敵対者』にして『試練を与える者』として振る舞いました。
あと、少女が男を得る(知る)事で、生命として完結するという下世話な意味も少しだけ含まれていました。

ヴェノムまどかはアルティメットまどかと違い、必要な時は容赦のない性格になっているので、原作の悪魔ほむらと相対しても「気持ちは嬉しいし理解できるけど、その他大勢の魔法少女のために消滅させるね」って感じで躊躇なく、否定の魔法ぶっ放すでしょう。
もう最愛の人を地獄に突き落としてまで自分の願いを突き通しているので、自分以上の理を提示しない限りは己の理を敷き続けるしかありません。
ま……魔王くんは地獄の底で永久に苦しむのがお仕事ですから……。

追記
まあ、彼にとっては女神まどかは愛した人に似ているだけの別人ですけどね。しかも、それすら彼は覚えていないでしょうが。
童話『幸福の王子』のラストは、「王子の鉛の心臓と彼を愛したツバメの亡骸が『この世で最も価値のあるもの』として神様の元へ召し上げられる」というものなのですが、彼の魂もまた同じように女神の元へと捧げられました。
ただし、彼の事を愛してくれたツバメは居ません。
神の元でなお苦しみ続けるのが、魔王となった幸福の王子の末路です……。

本当は政夫が光の矢で串刺しになって十字架に磔刑されているシーンも書こうか悩みましたが、流石に読者の後味が悪くなりそうだったので止めました。


ビーザワン ID:L1PLA2p2  2020年03月01日(日) 23:43 (Good:1Bad:0) 201話 報告

初めまして、数ヶ月前にこの小説を知りまとめて読みました。
まどマギを去年知った私でもその世界観に飲み込まれて
一気に読んで原作も..そしてこの小説が更に好きになりました!

行き着いた答えは決してハッピーとは言えないのかもしれませんが
そこがまどマギらしくて良かったですし本当の意味で皆が本編でなり得なかった大人になるという意味を見出してそれぞれ前に進んでいく姿もなんか切ないものもありますがこれが人なんだなって感じがして感動しました、これで本当に終わりなのは寂しいですが長い間の執筆お疲れ様でした。

あと個人的にはほむらルートの話が好きだったのでその世界線での続きも見てみたかったのが個人的な欲望であります。

返信:唐揚ちきん 2020年03月02日(月) 02:06

感想どうもありがとうございます。

ご愛読本当にありがとうございました。
独自設定も多々ある小説なので、公式設定と混同させてしまったらすみません。

ハッピーエンドではありませんが、そこが彼ららしさでもあると私も思います。
子供から大人へが、今回の新編のテーマだったので、そこを肯定していただけるなら幸いです。

……ほむらルートの先の世界はは一応、R18で短編としてちょこっとだけ書いていたりします。


FlyingOrca  2020年03月01日(日) 23:19 (Good:0Bad:0) 201話 報告

もうこれしか言う言葉はないですけどとても面白く時間も忘れるほどの良作、長い間執筆お疲れ様でした。
これから何を楽しめばいいか分からなくなりましたが最後まで完結できた事を誇りに思ってください。最後にもう一度お疲れ様でした。

返信:唐揚ちきん 2020年03月02日(月) 01:30

感想どうもありがとうございます。

感想を頂けるだけでも作者として、とても励みになります。
長い間、ご愛読してくださり本当にありがとうございました。


navaho  2020年03月01日(日) 01:24 (Good:2Bad:1) 201話 報告

お久しぶりです。NAVAHOです。
とうとうこれで完結!!まどか?ナノカ。
女神まどかについては、私も少々思うところがあったのですが、円環の理はある意味”大人になれなかった魔法少女達の死者の国であり”絶望に染まる前に導くのもある種の安楽死だと思っておりました。
ほむらもほむらでそういう意味でのまどかから魔法少女から解放という目的はこの世界では達成できたのではと思います。ただ、ある意味過酷な結末をまどかに齎してしまいましたが、その結果に至る一歩を踏み出したのはまどかですので、彼女がこの結果を受け入れたことは一種の救いかもしれませんし、彼もまたある意味本望なのか、はたまた心のどこかで後悔しているのかは本人のみ知るということですね。
改めて、まどか?ナノカ、本当の意味での完結、お疲れ様でした!!!
私も連載している作品を完走できるように執筆スピードを上げる上げると言いながら上げられない現状を何とかしたいものです。

返信:唐揚ちきん 2020年03月01日(日) 02:01

お久しぶりです、navahoさん。
ようやく完結する事ができました。

>円環の理はある意味”大人になれなかった魔法少女達の死者の国であり”絶望に染まる前に導くのもある種の安楽死
そうですね。円環の理は情報が出ればでるほど、あまり良い場所には思えなくなるんですよね。
結局のところ、未来が閉ざされた行き止まりでしかない以上、ほむらがそこからまどかを連れ出したいと思うのも仕方ないというのが感想です。
少女の神様が本当の意味で女神になる、それが今回の新編だったと思っています。悪魔になるはずだった少女もまた、人としての欲望との別離を望みました。
結果論ですが、ほむらを自害させてしまった事も女神まどかが自ら魔法少女の魂の消滅を行なうようになった原因の一つです。

ご愛読ありがとうございました。
navahoさんの『キバ』、期待して待っています!



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