城元太　　2018年02月13日(火) 05:40 (Good:0／Bad:0)　1話　報告

　久しぶりに読み返し、やはり完成度の高い作品だと感じました。
　以前ブログに、感じたことは書き尽してしまっていますが、眼に触れる機会も少ないと思うので、ここで再掲させていただきます。

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(13行省略されています)

返信：asakura　2018年02月26日(月) 00:27

改めて、もったいないくらい丁寧な感想ありがとうございます。
やはり78年版ハーロックは最も思い入れが深いだけに、書く時にもひときわ身がひきしまる思いでした。
いくらかでも、あのアニメの雰囲気を感じあのハーロックに再会した気持ちになっていただければ、書き手冥利に尽きます。

ハーロックの登場のシーンをこそ書くために、この話を書き始めたのでした。
少年の迷いや恐れを打ち砕き(物理的にも！)、揺るぎない強烈な存在として行くべき道を指し示してほしい。
台羽くんとハーロックの関係は、「俺の船に乗れ」と言ったあの最初の出会いを抜きには語れない。
そんな登場シーンをドンピシャですくいとって感想をもらえて、なんてありがたいことだろうと思っています。

ついでに、後で書き足してよかったなぁと思っているのはトチローさんの幻影でした。
桜とトチローという組み合わせは、松本御大が描かれたものではない。
78年版アニメで描かれ、エンドレスオデッセイで強められた。りんたろう監督が大切にしているイメージです。
なぜトチローの墓は葉も花もない桜の樹の下だったのか、なぜ銀河子守唄で舞い散る桜と共に現れたのか、そこに言説化できる理由はおそらくないのでしょう。日本人が持っている桜の儚さや死にまつわるイメージや、彼ら二人にとって若き春といえる日々や、「我が友 我が命」の一節や……そんなふうに理解することはできるのでしょうが。それこそ言わぬが花、というもの。ただ、ハーロックはずっと散りゆく桜と共に生きている。

せっかく感想をもらっていたのに、2週間遅れのお返事になってしまい大変失礼しました！
お返事を書いていたら、久しぶりにEOを見返したくなってきました。