若様達よりも遥かに危険で困難な任務を押し付けられながらも、見事成し遂げたシェ－ンコップら潜入組。
さすが原作でもトップクラスの陸戦能力を持つシェーンコップは特に負傷する事も無く切り抜けられましたね。

沢山の護衛を率いていながら目的を達成できなかったばかりか格下相手に三人がかりにも拘らず大怪我を負った若様とは雲泥の差ですね……え？赤毛と金髪？所詮急ごしらえの陸戦部隊という「勝って当然」な相手なのに負けた時点で論外でしょ？(白目)

あとリンツさんはどこぞのＳＦ映画並みの二丁拳銃によるガンアクションをしていましたが……ぶっちゃけそんな芸当ができるならこんな血生臭い所じゃなくてフェザーンでアクション俳優で食ってけばいいのでは？

一方で同盟はやっぱり「要塞が自爆する」という事が信じられないようですね……まあ要塞のトップが個人的な事情でそんな大事をしでかそうと聞けば同盟軍人なら誰でも正気を疑うでしょうね。
なにげにジェニングス准将が辺境の職場で帝国人の相手をしていたのが可哀想でなりませんね。
そこの最悪の職場での経験が利点になったのが皮肉ですが。

今回自身の半身である親友が(元通り治るであろう怪我とはいえ)傷を負わされたばかりか、この自爆の件を知ったらますます「貴族絶対滅ぼすマン」になるであろうラインハルト。
もしかしたら原作よりも貴族が亡びるのが早まるかも。
それと何気に今回は昇進等は早くなりそうですね。だって
・艦隊戦で圧倒的不利な状況で敵にダメージを与えながらほぼ無傷で帰還
・本職じゃない陸戦でバーサークな亡命軍を機転で返り討ちに
・陸戦で有名な若様を本職じゃない陸戦で追い詰め負傷させる
……やっぱ獅子帝は化け物だな(真顔)

次回で本章も終わりですが……そういえば次話で通算二百話ですね。
この分だとこの小説が完結するのはまだまだ先でしょうか？