あと若様「相手が許してくれた」って考えていますけど……実際は「立場的に許させられた・許せざる負えない」なんですよ？(こういう所で地味に貴族思考に染まってる感がする)

ただ何が悲しいかって例えグラディア嬢が若様を好きでいても、若様本人は「形式上結婚するだけで(人として)好ましくとも愛している訳じゃない」ってことなんですよねぇ……。
たとえグラディア嬢が若様に好意を抱けても、現状若様は彼女を愛する事が出来ないんですよね。
どれだけ愛しても好んでも、若様の心にある「ベアト」という壁を越えることは出来ないし、どうあがいても形式上でしかない。
報われる事の無い想いを抱かされてしまったグラディア嬢が不憫で仕方ないです……彼女に救いは無いんですか作者様！！

一方若様達は作戦前の最後の休暇で婚約者のもとへ……。
ただまあやっぱりというかなんというかまたしてもトラブルに巻き込まれましたね若様は……まあ多分ほとんどの読者は「ですよね」っていう感じで驚かないんでしょう(怪我だって今までに比べれば「転んで膝を擦り剥いた」レベルですし)
ただまあ不可抗力とはいえ婚約者のもとに向かっているのになんでここで「ラッキースケベ」なんて事態に陥ってんですかねぇ若様は(養豚場の豚を見る目)

とりあえず怪我をしたベアトをテレジアに預け、グラディア嬢の元へと向かう若様。
どうやら若様にはこの状況をどうにかする策があるようなんですが……あまり使いたくない策とは一体何なのでしょうか……。
ただ若様の事だからなぁ……たとえ辿り着いたとしても、なんだかんだあって結局無茶苦茶になってますますグラディア嬢が傷つく未来が見えるのは気のせいでしょうか?
もしくは今までの件で感情が爆発したヘンフリート君によって門前払いされたりして……。

あと祖父のルーカスさんのグラディア嬢に対する態度や仕打ちってやっぱり家族として見てないからなんでしょうか？
まあどんな理由があっても自分の娘に「早いとこくたばらないかしらこの老害(意訳)」って思われてる時点で終わってるけど。

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