宇宙戦艦作品の技術考察(銀英伝中心)
作者:ケット

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感想

瀬戸の住人  2020年06月30日(火) 21:05  19話 報告

初めまして。
今春からEテレでノイエ版の放送が始まって以来、幾度目かの銀英伝熱がぶり返していますが、そちらの考察は色々と参考になります。

さて、オルブラヒト様のご意見に便乗しますが、自由惑星同盟の人口が初期の16万人から急速に増大した背景には、マクロスの裏設定の様な「クローニング技術の活用」が関わっていた可能性も有ると思います。
原作には遺伝子に関する話が有る事を考慮すると、こっちの方が銀英伝的にはよりエレガントな回答になり得る気がします。
(6行省略されています)

返信:ケット 2020年06月30日(火) 21:47

感想、推薦ありがとうございます。

クローニングもあるかもしれませんね。辻褄はあちこち合う説です。
統一後、それに関する軋轢も心配になります。


オルブラヒト  2020年06月28日(日) 15:29  19話 報告

初期人口が16万人だった自由惑星同盟が、成立時から短期間であれだけの人口増大を図るには、人工授精と人工子宮による出生率の大幅増大をするしか他に道は無い様に思われるのですが、原作にはそういうのが一切ありませんでした。

銀英伝の一部の二次創作ですと、銀河連邦末期にサジタリウス椀に開拓に進出したものの、中央から見捨てられていった幾つかの植民惑星を強引に併合していき、ダゴン星域会戦までには相当の人口になったと解釈する作品が幾つかありますけど、そちらの方がハイネセン組のみで人口増大を為したと解釈するよりずっと説得力がある様に私は思いました。

実際のところ、原作でのその辺りの設定は田中先生に訊いてみないと判りませんが、身も蓋も無いことを言うと、作者である田中先生自身はそこまで深く考えていない可能性が極めて高いのではないかと思っているのですが、どうなのでしょうかね?(笑)

返信:ケット 2020年06月28日(日) 15:43

感想ありがとうございます。

人工子宮というのも、語られていませんが大きい技術ですね。
ミッターマイヤー夫妻なんてすごく欲しいでしょう。
フレデリカも焦ってはいませんでしたし、ヤンの死後それを使おうとはしませんでした。

併合説も面白いです。

人口こそ、指数関数の最たる例ですね。


おゆ  2020年06月28日(日) 14:22  19話 報告

更新お疲れ様です!


今話はマクロ経済からの社会構造考察なのでしょうか
本当に深く広い考察ですね
(6行省略されています)

返信:ケット 2020年06月28日(日) 17:36

感想ありがとうございます。

今の経済は本当にどうなっているのやら…すごく深いところがヤバい気がします。
技術はまだいける、と信じ続ける以外できることがないですね。

本来SFは現実を風刺し、現実をよくするためにあるはずだったと思います。
「宇宙戦争」が白人の責務に酔い征服に狂う英国人に、自分がしていることを思い知らせたように。


投稿話順全話感想

おゆ  2024年03月26日(火) 12:40  49話 報告

更新お疲れ様です!

膨大な情報量をよくぞまとめて……と思いました
後は読者の消化能力ですね……

ちなみに三体は最近知ったのですが、確かに最悪のファーストコンタクト……そこからの戦略戦、謀略戦が凄いものです
驚くのはファーストコンタクトとは悲劇と同意であるという諦感が支配していることですね……

返信:ケット 2024年03月26日(火) 19:45

感想ありがとうございます。

もっともっとある、もっとちゃんとした人が同じことをやれば…といつも思っています。

三体、確かに素晴らしいですが…筒井・神林はそんなに劣るんだろうかと…


X-copy ID:z1TmL78Q  2024年03月25日(月) 01:33  49話 報告

サハラは、ずっと今日の様な砂漠であったのではない。
Wikipedia日本語版サハラ砂漠より一部引用すると、最終氷期の終焉とともにサハラは湿潤化を開始し、およそ8000年前にもっとも湿潤な時期を迎えた。この時期の砂漠はアトラス山脈直下の一部にまで縮小し、サハラのほとんどはサバンナやステップとなり、森林も誕生した。7500年前に一時乾燥化したがすぐに回復し、5000年前までの期間は湿潤な気候が続いた。その後、徐々に乾燥化が始まり、以来現在にいたるまでは乾燥した気候が続いている。
のだそうで、そりゃそうでなければ、ネアンデルタール人を含む人類の「出アフリカ」は、ずっと後になっていたであろう。

返信:ケット 2024年03月25日(月) 06:50

感想ありがとうございます。

湿潤なサハラとか、東南アジアの大陸とか、大したことのない年代の違いでも地球の様相が大きく違うのも面白いです。


おゆ  2024年01月21日(日) 22:28  48話 報告

更新お疲れ様です!

今回は比較的分かりやすい内容でしたが、それでも膨大な思索と情報でした

選民思想…… これは人類にとって宿痾の呪いのようですね
(18行省略されています)

返信:ケット 2024年01月21日(日) 22:38

感想ありがとうございます。

人間の内集団ひいき、本当にどうしようもない話です。

二酸化炭素の問題も興味深く読ませていただきました。
本当に「地球の大型生物がもうじき死滅する」理由もいくつあるのやら。太陽、水、二酸化炭素、大陸移動…
それを考えれば、地球人が宇宙に出る以外ないのは明らかだと僕は思っています。

考える能力で負けても虫を見習ってr戦略、というのもあると僕は思います。


おゆ  2023年12月27日(水) 08:17  47話 報告

更新お疲れ様です!

今話もまた難しい問題の提起ですね
しかも、そこに答えはあるのかという……

(8行省略されています)

返信:ケット 2023年12月27日(水) 19:16

感想ありがとうございます。

生きたまま幼虫の餌にするハチとか、進化による巧みな生態自体が人間から見ると悪になる、というのも結構ありますから…

後から振り返る、「三体3」の人類滅亡の日に振り返ってやっとわかる、も頭を抱えます。
ヤンはすべて似たような視点で見ているのでしょう。
今この時を同様に見えている人もいるかもしれません。


有部理生  2023年11月03日(金) 23:36  46話 報告

昔のコメントの横レスみたいになりますが二つ
・火の鳥は過去と未来を振り子のように往還して最終的に作品掲載当時の現在を舞台にして完結する予定だったと言われています。その過程で近代アジア編も構想されていたようですが、ただ単純に手塚治虫氏が道半ばで亡くなられてしまったのですよね(桜庭一樹氏がそのあたりのシノプシスを元に小説を書いています)
・出生率ですがアルゼンチン見たかぎり一度下がると経済危機程度じゃ上がらないみたいですよ。そもそも現在は最貧国でも出生率が下がりつつあります

仮にテクノロジーで有機物生産が農業に依存しなくなっても、農家が農業を手放すかどうか。
農業の本質って未来の収穫の為に今は堪える、の連続だと思うのですが往々にして農家が保守的になりがちなのは不思議ですね。

返信:ケット 2023年11月04日(土) 08:10

感想ありがとうございます。

見たかった話は無数にあります。南北朝、戦国、江戸時代、維新、大正、第二次大戦、戦後…
また、聖徳太子を外すなどもありますから、歴史の目立つ場ではなく目立たないけれど重要な節目とかもあるでしょう。
未来でも、牧村を二度使ったように、猿田博士の若いころや羽衣編の女性が核戦争中の地球に戻ってからの復興もありえるでしょう。

念のために、と農業を続ける可能性はありますね。また高級作物…ピカードの実家ワイン農家のように。
試す余裕がないから保守的になるのでしょう。
毎年一握りずつ海水に種もみを投じてみる、という試行錯誤もこれほど多くの海に近い稲作地帯があっても誰もやっていないのですから…成功報酬の巨大さはわかりきっているのに。


おゆ  2023年10月30日(月) 13:34  46話 報告

更新お疲れ様です!

今話の前半は家畜の話でしたが、その中でも「家畜の伝染病」というのは新鮮な視点でした!
なるほどその通り、見逃されがちですが、歴史を左右するほど重要なことです

そして農業……
いかにも「持続可能」で「自然と寄り添う」イメージがありますが、実体は自然破壊に相当量関与し、また仰る通り安定したものでもありません
現代日本の米の作況指数など、例年これほど安定しているのか、驚くばかりです
これも、戦略的視点をもって、最初はコスト高でも合成食料の道が必要…… しかもいく筋かの可能性を追いながら……

次回も期待してお待ちします!

返信:ケット 2023年10月30日(月) 19:17

感想ありがとうございます。

僕は、海に鉄をまくより「今のまま80億人~が農業」のほうが実験の規模は大きいと思うんですが、とにかく「一つしかない地球で実験するな」と言われます。


にょんギツネ  2023年10月02日(月) 20:59  45話 報告

>> たとえば中国の、唐が古代だったか中世だったかでとても深刻な論争があったりするのです。
 正直なところ、西洋(特に西欧から中欧)から生まれた古代→中世→近世→近代→現代というモデルは、他の地域にはそぐわないこともしばしばあるのですよね。秦国が巨大統一国家へと孵化してから秦帝国が生まれてすぐに崩壊するも、ごく短期間のうちに次なる統一国家である漢帝国が生まれる。それが崩壊しても乱世が続くも半世紀のうちに新たな統一国家が。……そんな感じでずっと続いていって、ついに大元帝国に至っては諸ウルス(諸汗国)大同盟によってユーラシア大陸の半分以上という、大陸統一勢力が出てきてしまうのですから。
 支配体制についてもそうです。中華文明において郡県制(≒知事制)がいいか郡国制(≒封建制)がいいかはずっと語られてきました。数百年を生きる王朝や、広大な領域を占める統一国家が、それぞれ郡県制と郡国制のどちらかや、その複合式を時他薦してきたのです。

 東ローマ帝国と神聖ローマ帝国については……よく分からないです。しかしながら西欧の中心部であった西ローマ帝国が衰退し影響力が小さくなっていくことで、諸属領が四五分裂して……諸国乱立の時代が欧州連合誕生までの千年以上にわたって続くのですから。
 

-追記-

英語だけじゃなくてラテン語やアラビア語にも堪能であれば、東ローマ帝国や神聖ローマ帝国の文献も数え切れないほどあるんでしょうけれど……。言語学習が面倒くさすぎます。

返信:ケット 2023年10月02日(月) 19:52

感想ありがとうございます。

…その文句は西洋歴史学界に僕も言いたいです…
中国も本当にいろいろありますよね。

僕も東ローマ帝国や神聖ローマ帝国はわからないです。これから学んでいくつもりです。
日本語では参考文献の十分の一もないぞと言われそうですが。



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