宇宙戦艦作品の技術考察(銀英伝中心)
作者:ケット

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感想

読み専の名無し  2018年09月18日(火) 22:22  6話 報告

宇宙戦艦などの世界で船に食料プラント積むかどうかは単純に補給出来るとこまでの航行時間や補給の容易かどうか、後船の大きさや艦隊数と船員数による物かと、
銀河英雄伝説の世界ですと双方の首都からイゼルローンまでわりかし離れてますがそれでも最低でも1カ月で到着しますし、帝国側貴族が四千家以上居る事や同盟の議員の事考えるとので作中で出てない居住星系とかもその間に有ると仮定すると補給不可能な状態と言うのは案外少ないと思われます。
後栽培量や収穫速度の良いクロレラでも直径3〜40メーターの池と脱水・洗浄・粉砕設備が必要でそれを最低でも百数十人、多くて千弱の軍人を毎食分となるとスペース確保により大幅な大型化や設備により一隻当たりのコストも上がり、一艦隊数万単位が普通の世界な上に割と沈む船も多いので無駄になる可能性が高い戦闘艦に積むとコストと利益が割に合わないのでやらないのかと思います。
結論としては食料プラント積む必要のある船は年単位くらい無補給で航行・行動しなきゃならない船であり、宇宙戦艦ヤマトの様なドラえもんの秘密道具レベルの謎技術があるか、マクロス系の作品みたいに数キロ単位の船団を組むか、もしくは自己修復可能なドロイドが殆どで船員がかなり少ないかの条件が必要と思われます。

返信:ケット 2018年09月18日(火) 22:45

感想ありがとうございます。

実にわかりやすいまとめです。
メリットに比べたデメリット、目的。
帝国も同盟も、敵国家の征服を目的とする戦いを今までと質的に違うと考えない、というのが問題ですが。

戦艦だけでなく、開拓船や調査船も長期間行動になるでしょうし、そうなれば食料プラントが必要になることもあるでしょう。


torin  2018年09月16日(日) 12:55  6話 報告

銀河英雄伝説は基本地上で暮らしてますし同盟は常時防衛戦だったことも考慮しないといけないですね。
遠征があるとしてもそんな自給自足体制を考えるほどの遠征期間じゃなく、自給自足体制を構築するための余分なスペースが戦闘能力に著しく影響を与えるか、もしくは艦船の倉庫にぎっしり詰め込まれたレーションなどに比べると効率が悪いのかだと思います。
収穫するまで時間がかかりますし、必要面積が大きすぎるんじゃないだろうかと、水耕栽培で考えても水かさ+植物の成長余地分の高さ+照明の棚を多段に積み込むとしても平均航海期間中に何回収穫できるのだろうと

もしそんなシステムが搭載している船が存在してるとしたら探査船、長距離の交易船などだと思います。それも他の船に分け与えれるほどの規模じゃないでしょうし、家畜なんてもっての他でしょう。

他の作品でも一生の大部分を船の中で暮らすような種族とか以外ならそこまで重視してないんじゃないでしょうか?

-追記-

工業的手法で食料を用意できる技術があったらあんなことにはならなかったでしょうしね。

返信:ケット 2018年09月16日(日) 09:14

感想ありがとうございます。

農耕牧畜はとにかくスペースを食う。それというのも光合成の効率が悪いから。
これが救いようのないボトルネックなんですよね。

まあ同盟は何も考えてなかったことは間違いないですが。


おゆ  2018年09月16日(日) 01:48  6話 報告

更新お疲れ様です!

今回もまた、沢山のSF作品を横断的にまとめ上げた大作ですね
一つの切り口~今回は主に食糧~について、どういう扱いをされているか、圧倒される数のSFの場合を丁寧に書かれています
これは本当に多くを読み込んでいないとできませんね
(80行省略されています)

返信:ケット 2018年09月16日(日) 09:40

感想ありがとうございます。

いろいろな分野に詳しいようですね。
そうなるとツッコミどころは多いと思いますが…

オデッセイの原作はハブ内照明で栽培していたと思います。
最近の研究で、火星の土は毒が多くて無理、という記事も記憶にあります。

このシリーズはネタ切れ気味でいつできるかわかりませんが、涼しくもなりましたし…
多分暑さで書く能力がほとんどなくなっていました。

遅い時間になってしまったようでありがたいやら申し訳ないやら…どうかご無理なさらず。


somabu  2018年09月15日(土) 18:33  6話 報告

やっぱ肉体の枷は宇宙進出の際には面倒過ぎるな…地球上ならともかく、宇宙じゃ維持コストが高すぎる。




(8行省略されています)

返信:ケット 2018年09月15日(土) 10:16

感想ありがとうございます。

本当にどうしようもない枷です。
その枷を取り除こうとするサイボーグ009は発想は正しいと思います。
原子炉燃料だけで半永久的に宇宙で生存できるのですから。

999の機械の体も、苦労したからこそ暴走したのでしょう。


投稿話順全話感想

おゆ  2024年03月26日(火) 12:40  49話 報告

更新お疲れ様です!

膨大な情報量をよくぞまとめて……と思いました
後は読者の消化能力ですね……

ちなみに三体は最近知ったのですが、確かに最悪のファーストコンタクト……そこからの戦略戦、謀略戦が凄いものです
驚くのはファーストコンタクトとは悲劇と同意であるという諦感が支配していることですね……

返信:ケット 2024年03月26日(火) 19:45

感想ありがとうございます。

もっともっとある、もっとちゃんとした人が同じことをやれば…といつも思っています。

三体、確かに素晴らしいですが…筒井・神林はそんなに劣るんだろうかと…


X-copy ID:z1TmL78Q  2024年03月25日(月) 01:33  49話 報告

サハラは、ずっと今日の様な砂漠であったのではない。
Wikipedia日本語版サハラ砂漠より一部引用すると、最終氷期の終焉とともにサハラは湿潤化を開始し、およそ8000年前にもっとも湿潤な時期を迎えた。この時期の砂漠はアトラス山脈直下の一部にまで縮小し、サハラのほとんどはサバンナやステップとなり、森林も誕生した。7500年前に一時乾燥化したがすぐに回復し、5000年前までの期間は湿潤な気候が続いた。その後、徐々に乾燥化が始まり、以来現在にいたるまでは乾燥した気候が続いている。
のだそうで、そりゃそうでなければ、ネアンデルタール人を含む人類の「出アフリカ」は、ずっと後になっていたであろう。

返信:ケット 2024年03月25日(月) 06:50

感想ありがとうございます。

湿潤なサハラとか、東南アジアの大陸とか、大したことのない年代の違いでも地球の様相が大きく違うのも面白いです。


おゆ  2024年01月21日(日) 22:28  48話 報告

更新お疲れ様です!

今回は比較的分かりやすい内容でしたが、それでも膨大な思索と情報でした

選民思想…… これは人類にとって宿痾の呪いのようですね
(18行省略されています)

返信:ケット 2024年01月21日(日) 22:38

感想ありがとうございます。

人間の内集団ひいき、本当にどうしようもない話です。

二酸化炭素の問題も興味深く読ませていただきました。
本当に「地球の大型生物がもうじき死滅する」理由もいくつあるのやら。太陽、水、二酸化炭素、大陸移動…
それを考えれば、地球人が宇宙に出る以外ないのは明らかだと僕は思っています。

考える能力で負けても虫を見習ってr戦略、というのもあると僕は思います。


おゆ  2023年12月27日(水) 08:17  47話 報告

更新お疲れ様です!

今話もまた難しい問題の提起ですね
しかも、そこに答えはあるのかという……

(8行省略されています)

返信:ケット 2023年12月27日(水) 19:16

感想ありがとうございます。

生きたまま幼虫の餌にするハチとか、進化による巧みな生態自体が人間から見ると悪になる、というのも結構ありますから…

後から振り返る、「三体3」の人類滅亡の日に振り返ってやっとわかる、も頭を抱えます。
ヤンはすべて似たような視点で見ているのでしょう。
今この時を同様に見えている人もいるかもしれません。


有部理生  2023年11月03日(金) 23:36  46話 報告

昔のコメントの横レスみたいになりますが二つ
・火の鳥は過去と未来を振り子のように往還して最終的に作品掲載当時の現在を舞台にして完結する予定だったと言われています。その過程で近代アジア編も構想されていたようですが、ただ単純に手塚治虫氏が道半ばで亡くなられてしまったのですよね(桜庭一樹氏がそのあたりのシノプシスを元に小説を書いています)
・出生率ですがアルゼンチン見たかぎり一度下がると経済危機程度じゃ上がらないみたいですよ。そもそも現在は最貧国でも出生率が下がりつつあります

仮にテクノロジーで有機物生産が農業に依存しなくなっても、農家が農業を手放すかどうか。
農業の本質って未来の収穫の為に今は堪える、の連続だと思うのですが往々にして農家が保守的になりがちなのは不思議ですね。

返信:ケット 2023年11月04日(土) 08:10

感想ありがとうございます。

見たかった話は無数にあります。南北朝、戦国、江戸時代、維新、大正、第二次大戦、戦後…
また、聖徳太子を外すなどもありますから、歴史の目立つ場ではなく目立たないけれど重要な節目とかもあるでしょう。
未来でも、牧村を二度使ったように、猿田博士の若いころや羽衣編の女性が核戦争中の地球に戻ってからの復興もありえるでしょう。

念のために、と農業を続ける可能性はありますね。また高級作物…ピカードの実家ワイン農家のように。
試す余裕がないから保守的になるのでしょう。
毎年一握りずつ海水に種もみを投じてみる、という試行錯誤もこれほど多くの海に近い稲作地帯があっても誰もやっていないのですから…成功報酬の巨大さはわかりきっているのに。


おゆ  2023年10月30日(月) 13:34  46話 報告

更新お疲れ様です!

今話の前半は家畜の話でしたが、その中でも「家畜の伝染病」というのは新鮮な視点でした!
なるほどその通り、見逃されがちですが、歴史を左右するほど重要なことです

そして農業……
いかにも「持続可能」で「自然と寄り添う」イメージがありますが、実体は自然破壊に相当量関与し、また仰る通り安定したものでもありません
現代日本の米の作況指数など、例年これほど安定しているのか、驚くばかりです
これも、戦略的視点をもって、最初はコスト高でも合成食料の道が必要…… しかもいく筋かの可能性を追いながら……

次回も期待してお待ちします!

返信:ケット 2023年10月30日(月) 19:17

感想ありがとうございます。

僕は、海に鉄をまくより「今のまま80億人~が農業」のほうが実験の規模は大きいと思うんですが、とにかく「一つしかない地球で実験するな」と言われます。



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