真・恋姫†無双 仲帝国の挑戦 〜漢の名門劉家当主の三国時代〜
作者:ヨシフおじさん

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グラーバク  2013年09月11日(水) 21:11 (Good:0Bad:0) 66話 報告

史実では水攻めした曹操軍が水攻めにされるとは…

「民間人も巻き込んでするなんて狂ってる」ってやつですかね。
陶謙さんスゴく黒いよ、でも自分の周り水浸しなのに大丈夫なのかな?。

戦術として堤防を破壊して洪水を起こさせるのは日中戦争の時にも行われたそうですが、そのときは黄河が淮河で合流するように川の流れが変わったとか、自然の力はすさまじいですな。

返信:ヨシフおじさん 2013年09月12日(木) 01:04

 ご感想ありがとうございます。

 まさに「肉を切らせて骨を断つ」という捨て身の堤防決壊戦術。こうかはばつぐんだ!
 陶謙さん久々に出たと思ったらどんどん黒いキャラに。最初はもっとこう、マスター・ヨ○ダみたいな好々爺イメージだったんですが、今じゃむしろパル○ティーン……。

 日中戦争の黄河決壊事件は、戦術的には中国軍による遅滞防御と言えますね。日中戦争中の徐州戦役において中国軍の戦略目標は「日本軍が無視できない大軍を投入して、軍の再編成&政府機能の移転が完了するまでの時間稼ぎ」であり、日本軍のそれは「むしろ中国軍の作戦を逆手にとって、ここで一気に包囲殲滅」というもの。結果的に日本軍の作戦はほぼ成功しかかり、包囲寸前までいったのですが、ギリギリで中国軍が堤防を決壊させたことにより、機動力を封じられ逃がしてしまいます。それでも中国軍の1割ほどを撃破したそうですが、もし堤防決壊が無ければキエフ包囲戦のような歴史に残る大戦果をあげられたかも知れませんね。


グラーバク  2013年08月28日(水) 17:52 (Good:0Bad:2) 65話 報告

虐殺回でしたね~、ただ中国の虐殺にしては優しかったですが。(史実基準で書いたらヤバすぎて閲覧禁止物ですが)

今回は戦争の負の面がクローズアップされた回でしたが、
王朝交代の度に人口が半分になると言われたり、四川大虐殺や文革などで大量屠殺がお馴染みの国ですが、結局他の国でも戦時には掠奪、強姦、虐殺のセットは行われてしまうんですよね~、二次大戦でも世間では正義とされてる連合国側も普通に捕虜の虐殺してるし、強姦も相手が連合国側のフランス人だろうが枢軸側の日本人だろうが関係なくしてるし、ここに書けないようなこともしてるし、まぁ結局一般人には戦争なんてろくでもないことってことなんでしょうね。

あとこの小説の曹操軍の兵士の出身母体って何なんでしょう?
史実のように良い鉄は釘にならず、また良い人間も兵士にならないをもとにして、貧民を拉致って鞭の暴力で抑えつけてるのか、それとも志願兵主体の質の高い人間中心なんでしょうか?

返信:ヨシフおじさん 2013年08月28日(水) 21:25

 まぁ、中国は良くも悪くも人口多いですから。一度虐殺とかが起こってしまうと、仮に人口辺り比率が同じでも桁がひとつ変わっちゃいますし。

 中国以外では、後はモンゴル帝国とコンキスタドールによる南米征服辺りが有名ですかね。虐殺の評価については期間や人的・地域的な対象範囲、人口比率や死因など多面的な領域からの検証が必要ですが、結局のところ「戦争しなければそこまで死ななかった」という場合が多いので、おっしゃる通り一般人からみればロクでも無い話です。
 ちなみにww2の捕虜の死亡率では 日本によって拘束された中国軍捕虜56%、ドイツによって拘束された連合軍捕虜4%(ただしソ連軍捕虜は57.5%)、日本に拘束された連合軍捕虜27%、ソ連軍に拘束されたドイツ軍捕虜:33~36%、ソ連軍に拘束された日本軍捕虜10%、イギリスに拘束されたドイツ軍捕虜:0.03%、アメリカ軍に拘束されたドイツ軍捕虜:0.15%、フランスに拘束されたドイツ軍捕虜2.58%、中国に拘束された日本軍捕虜24%、イタリア軍に拘束された連合軍捕虜2%、アメリカ軍に拘束された日本軍捕虜は不明となっております。
 個人的な印象としては、激しい戦場ほど、そして拘束する側の懐事情が厳しいほど、捕虜の扱いが悪化するような気がします。自軍ですら毎日の物資に困っているのに、捕虜の面倒なんか見てられない、という事かも。

 曹操軍兵士の出身については、数の上では軍屯によって集められた半農半兵の屯田兵です(長宗我氏の一領具足みたいなイメージ)。これに「兵戸制」(特定の家に世襲の永久兵役義務を負わせる制度)によって集められた常備軍を組み合わせたのが、本作の曹操軍です。いずれも生活の保障と引き換えに軍役を負わせる制度なので、強制徴募兵・傭兵よりマシ、騎士・侍より下の下級武士~足軽あたりをイメージしています。

 ご感想ありがとうございました。


dina  2013年08月28日(水) 07:27 (Good:1Bad:0) 65話 報告

善意による援軍→外交での解決を封じられた。
圧倒的な戦略→州全体の食糧不足による混乱。

ここまで やって結果は戦前の予想より悪い条件での降伏。

焦土戦術を行いかつ敵に焦土を押し付けた劉勲も真っ青な外道として評価されるでしょう。

返信:ヨシフおじさん 2013年08月28日(水) 13:18

 敵に出血を与え、自らの出血に耐えるのが戦争なので、負ければ戦前より状況が悪化するのが戦争の常です。でも最終的に勝てるかどうかはやってみなければ分からない事も多い(焦土作戦自体はかなり有効打を与えてましたしね)ので難しいところ。
 後の評価としては小田原征伐時の北条氏政とかパラグアイ戦争の時のロペスさんとかみたいに、「まぁ戦術では頑張ったけど、そもそも最初の外交でアウト」とか言われてそうです。

 ご感想ありがとうございました。


三田六郎  2013年08月22日(木) 03:53 (Good:0Bad:1) 64話 報告

相変わらずまっことえげつない戦争を繰り広げておりますね。
陸戦の泥臭さというか、近代的視点から見る古代戦の辛いところなんかが、ひしひしと伝わってきて毎回膝をうちながら読ませていただいてます。
感想欄のやりとりも皆様博識でいやはや勉強になります。

そんなことより劉勲ちゃんの影が……

返信:ヨシフおじさん 2013年08月22日(木) 18:39

 よく「軍事技術が進むにつれて戦争は凄惨になった」と言われてますが、古代の戦争には古代の戦争なりのえげつなさがあるんじゃないかなぁ、と思っています。兵站とか通信手段(例えばいったん騎兵を突撃させるとそれっきり本陣からは別の命令飛ばせなかったり)とかは現代とは比べ物になりませんしねー。
 あと私も感想欄に描かれた皆様のコメントを見て、いろいろと勉強させてもらっています。

 劉勲さんは意外と働かない子。その割にはたまに働くと他の原作キャラにウザがられる……だがそこがチャームポイント。

 ご感想ありがとうございました。


アーゴット ID:AAPV.w7g  2013年08月21日(水) 19:54 (Good:0Bad:1) 64話 報告

いやー転進、戦力の再編成、便利な言葉ですよね。今までどれだけの人間がこの言葉を使ったことか。実際ゲームとかでも前線で薄く広くやるよりは重要な拠点に兵力を集中させますが、リアルでやろうもんなら反乱や暴動確実ですな。それに人間のモラルなんぞ戦時下ではクソくらえですからね。この小説は恋姫の皮をかぶったリアルな小説ですね。こういう作品は貴重ですからこれからもがんばってください。

返信:ヨシフおじさん 2013年08月21日(水) 23:34

 ゲームだと完全に戦略的合理性だけで軍隊を動かせますが、現実だとそうもいかないですよね。民主主義国家ほどモラルや倫理なんかが重視されるので、自国民に犠牲を強いる焦土作戦&縦深防御といった戦法が取れないのはは典型的だと思います。
 どこか生々しいリアルさは作中でこれからもっと追及していきたいと思っております。

 どうも感想ありがとうございました。
 
 


楚歌  2013年08月04日(日) 02:16 (Good:0Bad:0) 63話 報告

栄光に包まれた輝かしい時代……
戦争がそんなもののはずがないんだよな……
今回の話は強くそれを感じました。
恋姫二次でこういうのを感じたのは初めてです。
他じゃ戦はだいたい一騎討ちとか作戦成功あっさり終了とかで流されるのが多いですしね(^-^;

返信:ヨシフおじさん 2013年08月04日(日) 14:05

 戦争の悲惨さは当事者にならないと分からない、とは言われますが、歴史を学んでるとそう思います。後世の我々が「ハンニバル率いるカルタゴ軍5万はカンネーでローマ軍7万に対し両翼包囲を行い、自軍の10倍の6万人を殲滅した」とか文献で読むと「名将SUGEEE!」ってなりますけど、冷静に考えると軽く街ひとつ分の人間が1日で死んでるんですよね……。特にローマ軍から見れば戦友が7人いたら内6人は永遠に会えなくなったわけですし。
 
 今回の戦闘は野戦ではなく陣地戦が主体なので、爽快感の欠片もない仕様になっております。あと曹操さんは反董卓連合戦で大活躍だったので、そろそろ苦労させてみたかった(キリッ

 ご感想ありがとうございました。


くらねす  2013年07月28日(日) 22:10 (Good:1Bad:0) 62話 報告

【悪い点】

>かつては求心力の青州政府の求心力が弱いのをいい事に
かつては求心力の青州政府の→かつては青州政府の
「求心力」が被っています。


外国への援軍……軍に限らない援助の話なら、いくらでも道理に合わない『亜』な国々の話題が出てきますね。
まぁ、程度問題であって、どこの国も多少は不条理な話突き付けてますがw

返信:ヨシフおじさん 2013年07月28日(日) 23:23

 すぐに修正させて頂きました。
 誤字のご指摘、どうもありがとうございます。
 
 国家間の援助はボランティアじゃないですからねー。送る方も大抵は援助とセットでインフラ受注とか自国に有利な自由化とか迫るもんですし、受け取る方もがめつく毟り取ろうとあの手この手で(ry
 私もオンラインのシミュレーションゲームで、他のプレイヤーとそーゆう狐と狸の化かし合いをやったことありますが、軽く人間不信になります……。


bxs06514  2015年01月02日(金) 19:20 (Good:1Bad:0) 61話 報告

確か古代ペルシャでしたか、君主制、貴族制、民主制の選択テーマがあったなぁ。

所詮、原作主人公は社会人でもない高校生だから世の中についてはよく知りません。
教えた結果については責任持てません。
現代の常識、基本的人権、民主制、生存権などがどれ程の血と汗、涙と努力、何より時間によってうまれたかについとの理解は及ばないでしょう。
せめて愉快なフランス革命についての知識があれば……。

-追記-
関羽さんやそもそもあんたたちが負けたから今の苦境が有るんだけど。
今のところ劉備一党の善意は事態を悪化させ被害を拡大させるばかり。

原作でも劉備一党は、無責任な学生気質が目立つ集団ですね。

返信:ヨシフおじさん 2015年01月03日(土) 14:32

 ご感想ありがとうございます。

 古代ギリシアのアリストテレスなんかも、政治体制を専制、寡頭制、民主制の3つに分類していましたね。

 現代日本で育った原作主人公は、良くも悪くも民主主義=善、という現代的ないし先進国の教育を受けてきました。
しかし長い人類の歴史では、民主主義=ポピュリズム、すなわち民主制=衆愚制というような価値観が常識だった時期も短くなく、むしろ選ばれた少数のエリートあるいは個人が無学な大衆を導く、独裁制や貴族政が著名な学者にも支持されていたほどです。
 実際、フランス革命もなんだかんだでグダグダになり、最終的にはナポレオンによる独裁でやっと落ち着いてたり……。

 関羽さんの行動は損得勘定でみれば明らかに間違いですが、感情的な問題もありますからねぇ。敗戦国あるいは弱小国が戦勝国・大国に楯突いてもロクな事ないですけど、楯突かずにはいられない……。

 まぁ、たまには強者に楯突くことで独立とか自由化とかが進んだりするので、成功を祈るばかりです。


グラーバク  2013年06月23日(日) 08:31 (Good:1Bad:0) 60話 報告

要塞を放置して先へ進もうというのは、歴史上よくある部類に入ることでしょう、要塞があれば必ず攻略しなきゃいけないなんて事はないのですから。
攻略に必要な理由は、攻略せざるをえない場所にあるか、守備兵に後ろ突かれたくないなどでしょう、あとは指揮官の頭が異常に固すぎるか。
しかし有名で広く知られているのはマジノ線の突破ですが、ドイツ兵は必ずここにくるに違いないと待ちかまえすぎて部隊を動かせず孤立化、運用の柔軟性をなくし機動的運用が出来ず(フランス軍の装備も陣地戦に特化しすぎて機動戦がでるものが不足してたんですが)対応が後手後手になり、ついに分断でサヨウナラとなってしまったのですが劉備さん達はどうするのかな……

曹操軍の兵站がいい加減というか、兵站が全て自給可能になったのは軍の機械化、省力化、師団の小型化、兵員の絶対数の減少してきた最近のことです、少なくとも二次大戦後の占領ドイツでは、アメリカですら輸送力の限界を越えたので物資が不足しています。
さらに二次大戦でもドイツ軍の物資輸送の主力は鉄道と馬車です。
はっきりいってぜんぜんこんなのでは輸送力が足りません。
近代入ってもこんなのですが、それまではもっと輸送力が貧弱です、輸送隊なんて作っても動きは遅く、馬や牛を使ったとしても一人あたりでは精々穀物多くても100キロ程度でしょう、しかし輸送隊の人も食べるので1日で1キロだとすると片道一ヶ月だと現地に届くのは40キロと、とても効率が悪いので、どうしても現地調達せざるを得ないのが現実です。第一次大戦の時でも占領地で徴発が行われています、かつての強い軍隊は徴発(奪い取るわけでなく買い上げたりす
る)や収奪の仕方もうまいと言うことでしょうね。

返信:ヨシフおじさん 2013年06月23日(日) 22:23

             
 ご感想ありがとうございます。

 おっしゃるとおり、軍事的な観点からいえば「攻略しなければいけない要塞」は交通の要所にある場合に限られるそうですね。あるいは要塞に籠った敵軍の撃滅そのものが目的となっている場合ですかね。敵軍の結束が緩い場合は首都でも占領すればすぐ戦闘は終結しますが、結束が硬い場合は軍隊そのものを殲滅しないと後々やっかいなので。
 後は政治的な要因から要人の確保(野戦だと敵司令官に逃げられやすいが、城に追い込めばほぼ確実に捕虜にできる)や、要塞が都市を囲んでいる場合には都市から略奪する目的で攻城戦が行われる事が多いみたいです。

 マジノ線も軍事的な妥当性に加えて、政治的な要因がかなり絡んでいたとか。マジノ線建設の初期案には万里の長城のように国境全体に長く延びる水際防御タイプのものと、要所を要塞化して遅滞防御を行いつつ国内での迎撃に力をおいた内陸持久タイプの2案があったそうです。
 結局は政治的な理由から前者が採用され(民主主義国家じゃ軍事的妥当性のために国内の一部を犠牲にすることは認められませんしね。次の選挙で負けますし)、裏をかかれて(ry

 曹操さんは周囲の村々を略奪し難民を追い払うことで、自軍の食糧確保&難民抱えた敵を兵糧攻め という一石二鳥を狙いました。徐州は割と豊かな土地なので、それなりの収穫もあったと思われます。ただ、武器や軍馬も消耗品なので、そういうものはやはり兵站線を確保して後から持って来てもらうしかありません。とはいえ、徐州軍も大量の難民を抱え込んで消費量が急増しているはずですので、曹操軍は徴発した物資が途切れる前にラッシュをかけるのが吉でしょうかね。



アイリ  2018年10月19日(金) 14:46 (Good:1Bad:2) 59話 報告

更新すごく嬉しいですq(^-^q)
この作品の袁紹陣営がすごく好きだったので
官渡の戦いが待ち遠しい

返信:ヨシフおじさん 2018年10月26日(金) 01:55

ご感想ありがとうございます。

袁紹陣営は「力こそパワー」を地で行く感じで、作者としても実はお気に入り。
官渡の戦いでは華琳さんの苦労が予想され



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