感想欄でちょろちょろ盛り上がってるので、自分も私見を一つ
この作品のアンチを生む土壌、批判的に寄っていく原因かつ最大の問題点は矢張り、『女尊男卑』という『世界観』を骨子に据えてしまった事ですよね〜
この作品の発刊当時は２００９年で、同年の作品の中でも『男子受けのバトルスーツ（メカ系）バトル物』『周りの環境が主人公にとって逆境』『女性優位環境』『かつハーレム展開』はレアで掴みも良かったのだと思う。
でも、『女尊男卑』という設定を、ただ織斑一夏を『持ち上げ』『ハーレム環境を整える』為のフレーバーにしか使わなかったのがミスですね…『原作中でのセシリアを筆頭とした女性陣の発言』や『買い物に行った際の女尊男卑思想の女性』…これらの展開をさせながら、全く話を掘り下げたりせず、また主人公の一夏が活躍する事での一般人の反応や変化をしっかりと描写していない事で読み手としてはモヤモヤするのだと思います。
原作側で、一般人の描写（男性、女性のやり取り）が殆ど無い為、殆ど一夏の視点で学園内でのラブコメ的展開しか見れないので…例えば…
『この世界じゃ、痴漢冤罪が絶対多い』『男性の女性に対する意識は最悪だろう』『そもそも人口比率的に男性の意識を無視して女性優位、本位な国家や経済運営できるの？』『男と女が戦争して、女が絶対に勝つ？そもそんな幼稚な思考なのにエリート学園に入学出来たの？』『国の代表（候補生）なのに他国で侮辱発言して大丈夫か？』
と言った、考察が出来てしまう、そうなりやすいのだと思います。

ISは、『女尊男卑』の設定が無ければ、ハーレムメカバトルとして、普通に面白い作品では無いかと思います。現にこの作品を皮切りに、似た展開のラノベや漫画が多く世に出てますからね…本当に設定は大事ですね。
最後に、自分はISの原作はキャノンボールファストくらいまでしか読んでません（そこで切りました）なので、知識的にはおかしな点があるやもですし、この意見の批判も受け付けます。
長文失礼しました。

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