スケール的にも、人が1/5戦車ラジコンを扱う感じですかね。
これなら、ザクが戦闘兵器の割に無駄にマニピュレータの性能向上が高いとか、時よ止まれ！で登場したように小さな駐屯地にもザクが配置されているのも理解が出来ます。

実は戦争では、戦闘をしている時間はごくわずかで、その準備や後片付けしている時間の方が圧倒的の長く、その時に汎用的に使えるザクやドラケンのような機械はものすごく重宝しますね。
当初、ジオンが地上戦で強かったのは、後方や支援や戦闘準備にザクを大量動員できていたからかもしれませんね。

＞ミヤビはサポートＡＩのアバターもそんなもの・・・

再び私の意見を作中に使用していただき、ファン冥利につきるのですが、私は相変わらず兵器のＡＩアバターには何か違和感があって、よくよく考えるとこんな理由が出てきたので書いてみます。

○スコープドックにサラを搭載するか？

ボトムズの世界観になじむか？という意味では無く、ＡＴという兵器体系にＡＩアバターは必要か？という命題です。

兵器とは相手を殺傷する能力で、威圧したり排除することも目的とする道具です。

また、国家が保有する兵器はその仮想敵や国民に対して、コストパフォーマンスが求められます。
例えば、歩兵の主要装備が小銃なのは、パトロール、都市制圧、正面戦線の維持、後方の警戒や予備戦力といった色々な場面でそれなりに安く使えるからで、誘導ミサイルが便利だからといって、生身のゲリラ１人に対して毎回打っていたら、国家は財政破綻してしまいます。

連邦軍のドラケンやガンキャノンにサラが搭載されたのは総合的に兵器としてのコストパフォーマンスが良いと判断されたから。

これにはパイロットや関わる兵士のメンタルの維持、向上も見込まれており、兵士のメンタルとは詰まる所、抵抗者の排除や無力化を喜々として行える意思を持つ事。

つまり、サラの究極的な目的は、Ｚガンダムの時にアムロがサイコガンダムに向かって言った「マシンがパイロットに戦闘を強要している。」を、強要ではなく自主的に戦闘に向かえる様にサポートする。とも言えます。

結局、我々は娯楽文化として生み出した非存在ロリですら武器として戦争に望む。という所に厭世感を持ってしまう、結局は好き嫌いの問題ですかね。

元々、サラもオリジナルはガンプラバトルというＶＲスポーツの世界から生まれた存在で、それがガチの戦争に登場するのも何か違和感がありますね。

まあ、だからといってジムやゲルググにサラを乗せない理由にはならないのですが。

という事で連邦軍はボールにビームライフルとサーベルとサラを乗っけて量産すれば余裕で勝てますね。（シャア専用ボール・・・）

＞人は自分を変えることができても、他人を変えることはできない。

でも世の中の多数は、自分を変える苦痛よりも、声も上げずに現状維持で他人を憎悪する。

ついでに、体制の暴力装置（警官や兵士）が憎悪対象を迫害すれば、その体制を支持する。

＞そして多様性は尊重されるべき・・・

人の多様性には「対話するより殺した方が早い」「自分の思いが叶わない世界なら滅亡してしまえ」てなものあるわけで、このフレーズ、聞こえは良いけど実は茨の道でもあります。

話題転換

ミヤビさんって、何歳で転生したんですかね？

私がこの感想で、何か批判ぽい事ばかりなので「これが老害か」とよくよく考えたら、ガンダム世界のほとんどの登場者より年上だと気づいてしまいました。

さすがにデギン公王よりは下ですが、ゴップ大将と同年代っぽいのでちょっと凹みます。

ミヤビさんも、この辺りはどう思っていますかね。

○ミヤビの飲むホワイトベースのコーヒーは苦い

もう一つ

この小説の題ですが、「ガンダム世界に転生した私と、サラとガンキャノンとドラケンの物語」の方が合っている様な気がしていますが、どうでしょう？

さて、いよいよ次回は作者渾身のネタ発現ですね。楽しみにしています。

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