キミに溺れる。
作者:祈祷師

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カヤヒコ  2019年04月02日(火) 19:58  報告

推薦からやって来ました。バンドリについてはこの作品を見るまでヒロインの顔すら分からないレベルで知らなかったので、殆どオリジナル作品として読んだ上での感想になります。


テンポの良い文章と、ヒロインの慕情の対比が堪らない作品でした。

日常描写を交えて淡々と日々が過ぎていく中で、するりと差し込まれる幼馴染への変わらない想いは、諦めてるのに諦め切れない相反した感情が如実に伝わってきます。流れるように進む世界に置いていかれる恋心の苦しさは、タイトルの通りに溺れているかのようでした。

その果てに一人でタイムカプセルを開けて手紙を読むシーンが大好きです。


同じことを繰り返し書いてる気もしますが、自分の中でトップクラスに好きな悲恋モノになりました。

今後また作品を執筆されることがあれば是非読んでみたいと思います。良作をありがとうございました。

返信:祈祷師 2019年04月03日(水) 19:57

まずは、バンドリを知らないのにも関わらず当作品を呼んでいただいたカヤヒコさんに感謝を。そして、素敵な推薦文にも改めて感謝を。

悲恋というと、どういうものが思い浮かぶでしょうか。読んで字のごとく悲しい恋を想像される方が多いと思います。実際私もそう思います。けれど、恋は経験です。経過です。ゴールではありません。人が成長するための一つの手段だとも言えます。少なくとも、私はそう考えます。タイトルに「溺れる」とありますが、きっとその通りで、恋に落ちるとは恋慕する相手のことしか考えられなくなるということだと思います。
主人公の山吹沙綾は幼馴染のことを長い間想い続けました。その恋は叶わなかったけれど、いつか人生を振り返った時に、「あんなこともあったなぁ」と、微笑みを浮かべる事ができれば、それはひどく綺麗なことだと思います。とはいえ、その恋が叶うに越したことはないですけどね。でもまぁ、人生何事も失敗です。失敗から色々と学んでいけばいいんです。

最後になりますが、読了ありがとうございました。また縁があれば、その際はよろしくお願いします。


潮騒ボトルレター ID:WiyzGjpI  2019年03月07日(木) 12:25  報告

初恋の終わり。
美しく、丁寧につづられた沙綾の心情、お見事としか言いようがありません。

関係のない話ですが、ふと本で読んだ「記憶」の話を思い出しました。
その本によれば、記憶は劣化するものなのだとか。
CDの裏に傷がつくように、ノイズがかかって、再生しにくくなるのだといいます。
人が変わってしまうのも、また変わることができるのもきっとそのせいなんじゃないかと。

彼のことを忘れるわけではありませんし、むしろ思い出として彼の存在、彼へ抱いていた恋慕は、沙綾の胸に刻まれるでしょう。
でも、彼に溺れていた日々も「思い出」としてアルバムのように眺めることができるようになったんじゃないかなと思います。

形は違えど、作者様のオリジナル作品の結末にどこか似たところがあったなと思いました。
とらわれていた記憶から抜け出し、前を見ること。
繊細な文章でつづられた彼女の物語、繰り返しになりますが本当にお見事でした。

完結、お疲れ様でした。そして長文失礼しました。
本当に、ありがとうございました。

返信:祈祷師 2019年03月20日(水) 21:36

生きているとどこかで感傷的になることってありますよね。私はしょっちゅうなりますが、他の方はどうなんでしょう。

作中の沙綾はほとんどの場合でそうでした。日常のあらゆる所に潜む彼の面影が自然とそうさせたのです。目に映る情景に自分の感情を重ねられずにはいられなかったから。
でも感情の形や大きさは違えど、きっとそれは他の誰かが重ねたものでもあるはずです。感情は普遍的です。正解なんてない。
だからこそ彼女は苦しんだし、涙も流した。けれど、それは振り返れば必要な経験だったとも言えます。
そんなことは幾らか生きることに慣れてくると大体分かるものですが、青春真っ只中の彼女には分かるわけないですよね。その瞬間の全てが大事件なんですから。

でもまぁ、いつか苦しかったあの日々が、笑い話に昇華できるような、そんな日が来ると素敵だなぁと思います。


よこやん@ハーメルン  2019年02月23日(土) 22:37  報告

今までのラストでは沙綾はまだ溺没したままでおわりましたが追加エピローグによって長年の恋に終止符を打って前を向き始めた沙綾
きっと彼女は恋という溺没から抜け出した
これから彼女が歩む道は明確にされていないからどんな道なのかは分からず想像するしかないけれど
前を向いた彼女にとって素敵な道のりなんだとそう思えました
最後に投稿お疲れ様でしたそして長文失礼しました

返信:祈祷師 2019年02月24日(日) 10:47

感想ありがとうございます。
とても嬉しい伝わり方がされていて、とくに言うことがないです。いや本当に嬉しい。
こちらこそ読了感謝です。


Luzile  2019年02月22日(金) 11:54  報告

沙綾にも彼氏がいてがっかり

返信:祈祷師 2019年02月22日(金) 12:37

感想ありがとうございます。

これには考え方の差が出ますかね。男性は過去を引きずる傾向にありますが、女性はきっかけさえあればスパッと前を向ける精神性の生き物だと思っています。もちろん個人差はありますが。

作中の沙綾は未練を抱きながらも前を向こうという意志がありました。これを表現するのに恋人という存在は大きな要素となりました。人の価値観は刻一刻と変わっていきます。感情だってそう。いつまでも変わらない人間はいないのです。

と、いうことをこの作品では伝えたいことの一つとして描きました。受け入れられなかったのならごめんなさい。でも最後まで読んでくれてありがとうございました。


佳いね! ID:X1PBrHQU  2019年02月21日(木) 15:33  報告

ありがとうございます。ただただ、ありがとうございます

返信:祈祷師 2019年02月21日(木) 19:49

こちらこそ読了感謝です。
また、たくさんの感想をありがとうございました。全然返信できなくて申し訳なかったですが、とても励みになりました。


檮原  2019年02月21日(木) 09:17  報告

悲しいけども読んでしまう素晴らしい小説でした。

お疲れ様です。次回作とかありましたら楽しみに待ってます

返信:祈祷師 2019年02月21日(木) 19:50

読了感謝です。
なるほど、悲しかったですか。参考になる意見をありがとうございます。


7578 ID:OvRME7HQ  2019年02月21日(木) 01:45  報告

沙綾の心情の描写が豊かで、沙綾の心情がよく伝わってくるので、物語が進むのと同時にこちらも沙綾の気持ちになりながら読めました。
悲恋なのに柑橘のような甘酸っぱくて爽やかな話で読後の後味が良いです。
あとなぜか途中で頭の中でaikoのカブトムシが流れました。
素晴らしい作品です。

返信:祈祷師 2019年02月21日(木) 19:52

むしろ心情描写しかない作品で恐縮です。
aikoさん大好きです。久しぶりに聴いてみようかな。


佳いね! ID:r3Ey4RXc  2019年02月20日(水) 08:23  報告

なぬ!?沙綾が・・・。
でも無理もないかぁ・・・。嗚呼、なんと悲しく、なんと激しい恋だろうか


佳いね! ID:8CYbs.wE  2019年02月19日(火) 08:32  報告

ふぎゅ・・・切ない。キリキリ痛む。でも好き


余は阿呆である  2019年02月19日(火) 01:11  報告

どうしよう、香澄と亮太の話も読みたいとかいう、沙綾の心情考えたらゲスいとしか思えない願望を抱いてしまう

返信:祈祷師 2019年02月21日(木) 19:51

書くとしたらとても王道というか、ひどく真っ直ぐな話になると思いますね。



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