盛大に何も始まらない、なろう風小説
作者:それも私だ

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カズヨシ0509  2024年04月18日(木) 23:15 (Good:0Bad:0) 54話 報告

読ませて頂きました。

短い文章の中、濃密な設定が盛り込まれ色々考察させられる内容でした。
ナーロッパ大陸の住民が純粋な人間ではないという情報、ガイたちの会話内容からして他国にも知れ渡っているようですね。なんだか扱いに困っている様な心象を抱いている様子が見受けられました。
ダンジョンコアが消え去れば、ナーロッパの国そのものが消滅するような危険も感じられ、中々シビアな世界観にも思えます。
(8行省略されています)

返信:それも私だ 2024年04月19日(金) 03:29

>ナーロッパ人の真実と魔法、魔術
 たまに過去話・他話でも使っていましたが「魔法使いは希少」「発動媒体が必要」といった設定に今回のコア設定を付け足せば、よそでは魔法魔術の類いは貴族階級に準じる者たちだけに許された特権だが、あの大陸人のせいでその優位性が揺らがされている、どうにかしなければ……といった事情を引き出すこともできます。構想段階でもうこんなにネタになるのに、世間ではスキルですレベルですで終わらせている作品ばかり発表されているのは少し勿体無く思えますね。こんなふうに現実味のある路線もそう悪くはないと思うのですが。うーん、少し大人向けになるからなんでしょうかね?

>この後の展開
 ぶっちゃけた話、どうもしないですね。多少の混乱はあっても、あぐらをかいていた者が居なくなるだけです。筋力自慢や他大陸からの流れ者、武芸者などの素の実力者が主流になると思います。それから、クロスボウなんて代替手段も用意できます(登場のさせ方はともかくとして)。昔のテレビドラマでは「子供がクロスボウを用いて大人を射殺する」というなにかトンデモない映像を流していたりするので威力はお墨付き。別の何かで補填するだけのことです。そんなに悲観的になるほどでもないので、ご安心を。
 また、それまであった物の喪失、それ自体が次の物語のテーマになり得ますね。

>エルサゲート
 あれほど念を押したのに……どうして。
 でもよくよく考えてみると、傾向としては同じだと思うんですよね。昔と違って遠慮しなくなってきている分、当たり前になってきている幅が増えたといいますか。明確な幼児向けでないと気付けないといいますか。クリエイターとしては考えなければならない事柄だとは思ってはいます。


少し長くなりましたが以上です。毎度のことですが我ながら今作もどうしようもないですね。


カズヨシ0509  2024年03月14日(木) 00:58 (Good:0Bad:0) 18話 報告

読ませて頂きました。
中々にイバラの道を歩んでいるナローム氏。
傲慢さがない分、内に打算や腹黒さを隠すタイプの人物像なのかも知れません。
この世界での荷物持ちは、かなり重要な位置づけに思われ、ナロームの影響が良くも悪くも輸送業を発展させた?
もしそういった部分に着眼する人物が、神父以外にも居るのなら…いや、ナロームの悪名は救いがたいレベルで浸透しているみたいですし、どの道彼に待っているのは苦難の報われない人生を歩むしかない。

昔放送していた『世にも奇〇な物語』を見ている気分でした。脳内にも、あのBGMが再生されてます。

長文失礼したしました。

返信:それも私だ 2024年03月14日(木) 06:00

身も蓋もないことを言うと、戦争が起きたおかげで文明が発達したのと同じですね。
戦争は悪いことだと言う人はいても、戦争のおかげで今の快適な暮らしがあると言う人はいません。
残念ながらナローム君は救えず終いですね。理解と許容は別物。


カズヨシ0509  2024年03月12日(火) 00:00 (Good:0Bad:1) 17話 報告

読ませて頂きました。
一見、浅慮にも思えた前パーティーの追放処分が、実は深い熟慮と広い視野を鑑みての決断だったとは。
荷物持ちという職業の価値を真に理解し、事故死と見せかけた汚名さえ厭わない覚悟を備えていた”前パーティリーダー”という人物像を想像できました。
そのリーダー、相当思慮深く覚悟がガンギマリだったのだと思います。(流石はSランクパーティ)
命を狙われていたナローム君には、チョッピリ同情の余地もありますが”分を弁えろ”という事ですね。
(6行省略されています)

返信:それも私だ 2024年03月12日(火) 02:16

>前PTでの冷遇
ほぼすべてのなろう系に云えることですね。高ランクPTで知られているのに、大した理由も無くイジメとかそんなイメージダウンするようなことをするでしょうか? しないですね。性根が腐っているPTならば立ち上げ時からやっていそうですが、それなら尚更でしょう。冷遇されているのに助け舟を出す第三者が居ないのも不自然といえば不自然です。特にギルドなんかの風評がひどいことになりそうなのに。現実の世界でもやらかした人は即刻クビを切られますし、有名人だとCM取り下げもあるくらいです。高ランクPT=ギルドの顔と考えれば、まず止められているはずです。つまり本作の場合だと、冷遇はギルド公認ということになりますね。

冒険者ギルドといえば何でも屋。無頼者どもの受け皿と考えると「そもそも冒険者として認めるなよ、不適格なんだから事前にギルド側で弾けよ」とは強く言えなくなっちゃいますが、どんなに上り詰めても雑用をやらされるままと分かったら普通は諦めるだろうに……。


>転職について
少々紛らわしくなってしまいましたが、クラス=才能ですね。
荷物を運ぶはずのトラックが転生者量産機になっているのと同じです。
確かにテロに転用できますが、死を配達してないで荷物を運べよ。

>後編
本場のアンチなろう系でもなかなか類を見ない仕上がりになったと思います。ご期待ください。
簡単に語って終わることの、なんてやさしいことか。


ゼム  2024年01月12日(金) 07:31 (Good:0Bad:0) 52話 報告

今回の件、制服改造が悪いのは理解できるし付与魔術に対してダメージの肩代わり機能が発動したのも納得できるけれど
デフォで全裸は学校側が頭おかしくねーかなとは思う
肩代わりは部位ごとで、付与魔術が制服全体に対して作用するものだから全部吹っ飛んだとかならともかく

返信:それも私だ 2024年01月12日(金) 12:58

ちゃんと下着は残っているので仰るとおりの仕様なのですが、書き方がちょっと悪かったかもしれないです。
この書き方だと確かに無条件で制服全損になっちゃいますね……。後ほど修正しておきます。


カズヨシ0509  2023年12月24日(日) 22:46 (Good:1Bad:0) 50話 報告

読ませて頂きました。
赤い血が集まり凝縮すると黒く染まる。故に次男坊の頭髪も黒く、力が圧縮され過ぎたため発露できなかった。その条件が重なり失敗作としてみなされた。
成程、…ていうか長男坊、ホントに頭が切れすぎて既に実質の当主然としてらっしゃる。
うん、盛大に何も始まらない。原点にして長点ですねコレ。

返信:それも私だ 2023年12月25日(月) 01:23

>黒髪と血
なろう系主人公が黒髪で統一されている、もっともらしい理由付けですね。私ならこーする。
ちなみに後書きの裏設定にある、母親の死亡原因は「次男の髪色が違うせいで不貞を疑われた」です。
髪色に落ちこぼれ設定も加えられて、身内の死による確執も作れて三度おいしい(闇深)。


>切れ者
ぶっちゃけた話、この手の舞台設定を見た筆者自身がいつも思うことだったりします。
なぜ放ったり捨てたりするのか。せめて洗脳教育でも施して政略結婚の駒にしないものか。

フィクションにリアリティを求めるのはナンセンスですが、メタ視点で見ると、
どのなろう系も初動の失敗がそのまま物語最大の分岐点になっているのがなんとも……。


レムル  2023年12月03日(日) 08:07 (Good:0Bad:0) 48話 報告

個人の尊厳・精神を破壊して物考えぬ肉人形に変え、報復されても大儀のために息子の存在を即座に忘れる。
盲目な正義の使者であるコイツこそ最も身近な真の『吐き気を催す邪悪』だな。
でもなんでハナはあの場でコイツをタローみたいに焼き殺さなかったんだろう?
アカシックレコードを読めるって思っているから他の善側の魔法使いにバラして確保させようとすることぐらいコイツなら大義のために平然とやりそうなのに。
闇の組織以上に放置しておくとロクなことにならないような気がする。

返信:それも私だ 2023年12月03日(日) 10:19

タローの父親(以下、パパ)を見逃した理由はいくつかありますが、まず潜在的な光側協力者のあぶり出しのためですね。パパを始末しても当時の状況などを調べてハナに辿り着く魔法使いは確実に出てくるでしょう。ハナが持っている情報は原作知識だけなので、誰が何時何処に居て何をしているかまでは把握できません。原作にはなかった人物やモブもいるかもしれません(外伝や派生作など)。それらを個別に始末することは難しいので、いっそパパに動いてもらったほうが居場所の特定や動向の把握がしやすくなります。他話のように無限に続く抗争なんて面倒ですからね。キジも鳴かずば撃たれまい。

次の理由は、闇勢力と合流しやすいための理由作りです。何かの拍子にハナの存在が闇側に知られてしまった場合、組織が敵として現れたり、パパのように戦力確保のために接触してくるかもしれません。無関係のままとはいきませんし、仮にハナに闇側も討つ意思があったとしても真正面から当たるなんて非効率が過ぎます。それだったら、もっともらしい理由を引っさげて闇側に付いたほうが安全ですし説得力も出ます。原因となったパパまで殺していたら因縁にカタが付いているので理由としては弱いですし、単なるスカウトだったらどの程度の地位になるか、そしてどんな扱いを受けるか想像もし難いです。あとで闇側も潰すなら先に懐に入っておいたほうが得策でしょう。両方潰す気がなくとも組織は光側から守ってくれるはずなのでメリットしかありません。組織内で発言力を高めれば、方針にある程度の口出しもできるかもしれません。何をするにも独りでは限界があります。

最後の理由は、単純に嫌がらせです。幼い少女を失踪させた男の言うことを誰が信じるでしょうか? バカ正直に「ハナがタローを殺した」と証言したとしても子供がそんなことをするなんて誰も信じません。パパがハナに罪を被せようとしていると思うはずです。関係者の中で大人はパパ1人だけなので余計に。魔法のことを伏せようが伏せまいが、どんな証言をしても確実に非難されます。同じ光陣営側の魔法使いは「仕方ない」と思うかもしれませんが、世間一般から見ては許せない事柄でしょう。そんな男と同じ陣営だなんて、確実に足手まといになります。パパが光側から追い出されてなお単独で動こうものなら、それこそ始末するための大義名分が生まれます。もしかすると光側から妨害を受けるかもしれないですね。パパは。いずれにせよ派手に動けなくなります。

少し長くなりましたが、大雑把に言ってこんな感じですね。焼き殺すメリットがありません。


カズヨシ0509  2024年01月16日(火) 15:07 (Good:0Bad:0) 61話 報告

読ませて頂きました。
困窮する領民に施すのはいいが、運営資金のみならず自己資産までつぎ込んだ疑惑がある『オーヴム子爵家』。
自己破産だけで済めばまだしも、伯爵家にまで悪影響を与えている時点で、全ての発端はオーヴム家に起因しているのではないか。その一族を最後まで見捨てず、恐らくは利得も無しで支援し続けたであろうスペンフォ―ド伯爵家にこそ真の温情派。そう思えてなりません。
この様子だと、スペンフォ―ド氏本人にも懇意にしている女性が他に居るのかも知れませんね。(本当に結ばれたい女性)

ネトルス?うん、安定のなろう系キャラですかね?まぁ平民目線でしか物事見れないから、思案が行き届かないのも無理はない?(←全力擁護したつもり)

長文失礼しました。

返信:それも私だ 2024年01月16日(火) 21:28

後書きに追記するべき内容かもしれませんが、オーヴム子爵家の失敗は優先順位を付けないことです。
たとえば、道を無計画に整備しまくったり、就職率を高めずに生活保障(配給)に力を入れたり。
困っている人をすぐに助ける。こう書くと出来た人に見えますが、それが許されるのは庶民の間までです。

そんな子爵家を支援するスペンボゥード家の目的は、領地間の交易等を考えてのことです。輸出入ですね。
また、両家の関係の先には事実上の属国化まで持っていけます。後々自分たちのものになるなら投資しているようなものと。
かなり苦しくなりますが、そういった建前も用意できます。

ですが普通に考えても負担のほうが大きく見えるし、もっと都合の良い家と契約を結べたことを考えると、確かに温情派と云えますね。
また、支援を「打ち切る」ではなく「取り止める」と発言していたのもポイントだったりします。
あの場面でも令嬢に配慮しています。すぐ後に現実という避けてはならない言葉の洪水を投げ付けますが。

初手・婚約者NTR主人公の言動に思うところがあって書いた回ですが、他人の女に手を出した時点で擁護のしようはないです。
主人公がヒロインを奪う(救う)ための設定だったとしても、なぜ婚約していたのか、と考えたらこうなりました。


フェニックスロボ  2023年12月11日(月) 21:13 (Good:0Bad:0) 71話 報告

難癖付けたい訳じゃないんですが
炎に巻かれたら酸欠と一酸化炭素中毒も致命的ですよね
鉄の人は呼吸の問題に対処できたんでしょうか

返信:それも私だ 2023年12月11日(月) 22:03

私はメタル化した生物を見たことがないので詳しくはありませんが、金属生命体が呼吸するところはちょっと想像できないですね。金属疲労などのその他の問題点も含め、たぶん呼吸は必要ないんでしょう。もしくは肺や脳などへのダメージも防いでいるのかもしれません。

鉄の人は作中で常識を語っていますが、語っている当人こそが最も非常識な存在なのがちょっと笑っちゃいますね。


カズヨシ0509  2023年12月11日(月) 00:54 (Good:0Bad:0) 13話 報告

この作品、サクサク読めて凄く面白いです。まだ追放刑しか読んでいいませんが、よくある展開を寝底から覆す作りが新鮮でした。
そうですよね、SランクPTに凡庸な冒険者が居る方が不自然ですから、追放される側に何らかの問題を抱えている。
時には追放側にも、問題児が居る場合もありますが、大抵はこういう展開を迎える方が自然な感じがします。

返信:それも私だ 2023年12月11日(月) 06:42

ご感想ありがとうございます。テンポの良し悪しは台本形式が嫌われやすい(小説らしさが欠けてしまう)理由を自分なりに研究してみた結果ではありますが、それ自体も地味にアンチなろう要素足り得ますね。なろう系は投稿ペースは早くても話の進みは遅いので……。

SランクPTを含めたなろうのテンプレ設定はなにかもう、世界五分前仮説(≒夢見☆カナリテキトウ)が適用されているんじゃないかと云うくらい必然性と整合性が迷子な気がします。そこへ現実的な側面を与えたのがこの短編集ではありますが。命懸けの職種で追放されるとか相当です。13話「あの日のif」を見てもナロッシュ君は危機感や想像力が欠如しているといえます。裏を読むことを知らない。運は良いほうでしたが、それだけでもうアウトですね。


桜蛍  2024年03月03日(日) 19:36 (Good:0Bad:0) 68話 報告

なんかこういうなろう小説あったよな、MPマイナスになってんのになんの不調も出てなくて笑っちゃったよね。

返信:それも私だ 2024年03月04日(月) 00:46

その世界が演算された中で、主人公の存在そのものがバグと考えれば、その他不自然な点も含め辻褄が合いますね……。
あえて多くは語らないでおきますが、さながらデバッグ小説ですかね。この短編集は。



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