前回は感想を書き損ねてしまったので、まずそちらから。
女王は性欲的な意味で色々アレなモノローグはありましたが、政治的な理由と亡き夫の功績を無駄に出来ないという方向での愛で復讐を思い止まるあたり、施政者としては優秀かつ亡き夫を本当に愛していた事が見て取れます。
ファウストの妥協案については、そうするしかないでしょうね。女王に言った理由もあるでしょうが、ミハエルを放っておくと暴走して犯人をSATSUGAIしてしまい、真相が広く知られてしまいかねませんので、妥協案を示してコントロール下に置かないと怖くて仕方ない。

今回ですが、まあミハエルは事が済んだら自害しようとするのは今までの言動から目に見えていましたし、犯人が自分一人の命で済むならむしろ進んで自害しそうなのはモノローグで明らかだったので、「まあそうなるよな」という意味で単体だと評価が辛口になったのかもしれません。
次の展開のために必要ですし、事件後のミハエルをどうするかに関する事柄も出ているので、私としては溜め回と言った認識です。長く連載をしていればこういった回は少なからず出てくるものなので、あまり気にしなくても良いかと。
仮にミハエルの自害を止められないとしても、いきなり自害されると怪しいので、そういった意味でも最低限関連を疑われないように期間を空ける必要があると思うのですが、どうでしょう？ファウストが事件を調査して表向き解決しなかった事になっても、女王が心労で引きこもった上にミハエルが自害した場合、「ミハエルが犯人だったが政治的な事情で隠蔽された」と誤解する人が出ますよ。同時期にロマの座長が自害(もしくは表向き事故死)していても、ミハエルの方が関連が強いですからね…。


> ラスボスは女王様の「心の安寧」になるやで。

馬並卿とすごい事をしようとしている女王の思惑をどうやって有耶無耶にするのかと思ったら、事件をキッチリ解決した結果、女王にその気を無くさせるとは…
ファウストは依頼を果たしただけなので、その結果女王の「心の安寧」がどうなっても責任はないのですが、そこを無視できないのがファウストのファウストたる由縁ですね。
考えてみれば、依頼された時点では「事件の解決」は求められておらず「心の安寧」の方が主目的だったので、表向きの依頼である「事件の解決」ができても主目的の「心の安寧」をないがしろにしては目標クリアではないという事ですか。建前と本音が分かれていると面倒くさいなぁ…


> そろそろ痩せないと死ぬやで。アメリカ人みたいな肥満細胞は作者には無いみたいやで。

ああ…私も病気的な意味では特に問題ないのですが、健康診断的にはステータスが真っ赤ですからね…。
お互い気をつけましょう。


以上。それでは結末を楽しみにしておりますので、健康に気をつけて頑張ってください。

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