中世農民転生物語
作者:猫ですよろしくおねがいします

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感想

晩稲  2021年04月22日(木) 06:43 (Good:10Bad:1) 10話 報告

#運対(他の感想への言及)#

返信:猫ですよろしくおねがいします 2021年04月22日(木) 03:14

感想ありがとう。

アメリカは侵略者が原住民を大虐殺して大陸を奪い取った国だからね。
なんで自分たちをスタンダードみたいに考えてるのか知らんけど、他所の国であんな自然を食い荒らすような真似したら立ち行かなくなる。
たまたま、科学技術の発展期にその恩恵を用いて、原住民完全抹殺の侵略が成功したという大例外だからね。

プリニウスに関しては、小氷河期前の温暖なローマは気象としても文明としてもちょっと別体系かなと



ゴングファーマーに関する記事は幾つか英文で読んだんやけど、し尿処理に用いた広大な処理場の名残と彼らが日中厳しく移動制限された、専用の裏道まであった記述から、てっきり単なる汲み取り人で差別的扱い受けてると解釈してもうた。
一般家庭で2年に1度汲み取るけど時々、産み落とした赤子の亡骸を拾ってひどく憂鬱な気分になったとか、そんな記述ばかりに目がいって、wikiでさえ、よく読めば肥料として畑や市内の菜園に使用されたと。あかん

ここで気になったのが一般家庭からは2年に1度の汲み取りという文章で、肥料として有効であれば、いかにも頻度が低く……いや、ロンドンという大都市の規模から生じる処理能力の限界だったのかも知れんけど。
人糞の処理方法と能力に関しては、フランスもイギリスも火薬製造ばかりが記述されていて、欧州大都市がいずれもし尿処理に悩まされていたのも事実で、これは幕府に対して行政能力が劣っていただけではなく、欧州の気候が、温暖多湿な太平洋の島国である日本に対して糞尿の肥料化プロセスをより一層、困難なものにしていた側面もあったと思うんや。
いずれにしても人間の糞尿は、人に対して病気の媒介要因になるなど家畜の糞尿に比して処理が難しく、家畜の糞尿に関しては人用の畑に、人間の堆肥に関しては、家畜用の雑穀畑に用いたという事例もあったんね。
記述の相反する信頼性高い資料の存在に、いかに矛盾を解決して読み取るのが大事なのは分かってるんやけど。

中世と言っても、古代が色濃く残る500~600年代とハンザ同盟や金融が発達する1400~1500年は、もう全くの別物で、高度に技術の発達した中世後期でも、ゴングファーマーの大規模な処理場、処理能力は16世紀ロンドンで成立していたもので、それ以前の中世欧州で、大規模なし尿処理の方法としての堆肥が経済的に成立しうる生産性を持っていたかには、疑問を抱いてしまうんや

一定以上の都市が排泄物処理に悩まされた記録も確かに残っていて、やはり寒冷な気候から日本含む温暖な太平洋圏に比べて、堆肥化のプロセスには劣っていて、成立させるのはかなり難があったんやないかと

それでもお話聞くに、中世の技術でも中小規模農家や小規模な都市でなら成立しうるとも思えました。

物語の舞台は、北ドイツやリトアニアからイングランド辺りのある程度、高緯度では在るが北欧よりは大分、温暖な気候の土地を設定として考えています。
反論するような事書いてもうたけど、ご意見は大変参考になりました。
フランスやイタリアでは成立し得ただろう人糞肥料は、物語では少し厳しいかも知れんですけど、イギリスでも出来たなら、物語中でも作中人物がやろうと思えば不可能ではないと思えました。

勿論、架空のお話やから、結局は作者の判断と想像力次第と言われたらそれまでで、
資料と設定を完璧にしなければ書かないなんて言ってたら、何も書けなくなってしまうけれど、
神は細部に宿ると言われてるように、作者自身が納得できるある程度のリアリティがなければ物語が成立しない。

知識は常に足りないけど、それを恐れていたら何も書けなくなってしまう。
作者に間違いや知識の欠如はあるやろうけど、これからもお願いします。


sunny・place  2021年04月20日(火) 19:20 (Good:2Bad:0) 10話 報告

バンブー無いかな、バンブー。
武器から日用雑貨まで、土木や楽器にも使える万能素材。
器用値の向上にも繋がりそう。
いや、仮にあったとしても採取できる道具無いし、筍掘るのが限界か……。

バンブーエルフならぬ只の人間には、真にバンブーを扱うことは出来ぬ……。

返信:猫ですよろしくおねがいします 2021年04月20日(火) 22:59

感想ありがとう。

バンブーは多分、入手できんけど、代わりにブナがあるんやで
木材にしてよし、燃やしてよし、育つの早い低木落葉樹やね


moohm  2021年04月20日(火) 18:24 (Good:0Bad:0) 10話 報告

更新お疲れ様です。

思考が贅沢品とか、現代生きてると気づけないですよね。脳の消費するカロリー思えば確かにそうですね。

肥料で思いつくのは人糞堆肥は使ってるんだろうか?
病気や寄生虫が怖いけど、貴重な自給できる肥料だけど。

返信:猫ですよろしくおねがいします 2021年04月20日(火) 22:49

感想ありがとう。

多分、成立しなかった複数の要因があるんやろね
元より、糞尿に対しては忌避感があるだろう一方で、高温多湿の日本は発酵が進みやすく、
それを乗り越えて成立するだけの経済的価値が付随していた。
気温が低いヨーロッパは、し尿の変化が起こりづらく、
つまり、人糞は延々と人糞だったので、肥料になるという考えが浮かばなかったのかも

他に要因があるとすれば、日本は農民がし尿を扱ったのに対して
欧州のし尿汲み取り人が、在る種の被差別民として扱われてしまったとか

欧州で比較的早い時期にし尿の扱いが固定化されて、変化が起こりづらい、研究して肥料にしようとか
そういったアプローチが表沙汰にしにくい、困難な環境に固定されてしまったのかも知れん。

よく知られた話で、有名なフランスの文豪ヴィクトル・ユゴーがパリの下水道に関して、
中国(恐らく日本の間違い)のように人糞を肥料にすることで5億フランを節約できると試算してたから、
宗教的、或いは文化的な強い縛りがあったわけではないと思うんやが

でも、フランス人はうんこ好きだから分からんな(性的な意味合いではなく


kiera  2021年04月20日(火) 12:44 (Good:0Bad:0) 10話 報告

>稀には森に連れてきてやるかな
フラグ臭がプンプンしてきそう。
捕食者のつもりが非捕食者とならないといいね。

返信:猫ですよろしくおねがいします 2021年04月20日(火) 22:32

感想ありがとう。

ダイス振ってるからかなり低確率。
なので、物語展開の為の悲劇はあまり起こらない。
代わりに死ぬ時は誰でも死ぬ。

だから、作者も先行きを想像できない。
ある程度あらすじは考えてあるが、既に何度か変更している。


魑魅魍魎さん  2021年04月19日(月) 21:22 (Good:0Bad:1) 10話 報告

作品の雰囲気が好きです!

返信:猫ですよろしくおねがいします 2021年04月19日(月) 23:26

感想ありがとう。

なんか妄想の農民日記みたいになってきた。

でも、物語はすべからく作家の空想の産物だし、問題ないね。


晩稲  2021年04月19日(月) 02:11 (Good:17Bad:0) 10話 報告

読み返して気づいたので追記の追記

少年、あなたの心に直接語りかけています……
藁屑のような炭素の多いものを腐葉土に入れてはいけません
C/N比が20を越えるものを入れたら窒素飢餓の危険性があります
小麦藁のC/N比は稲藁の60を越える90です

土に入れた藁が腐りにくいことに気づいて、燃やして灰にして撒くのです……

返信:猫ですよろしくおねがいします 2021年04月19日(月) 23:13

感想ありがとう。

に、2~3年寝かせるから(震え声で


中世とか、いや現代でもよくあるんだが、
間違った知識を前提としたまま、創意工夫でなんとか成立させちゃうかも知れない。




あれぇ?なんかこのキャベツ、なんかしおれてるぞぉ?


へ〜つ  2021年04月19日(月) 01:16 (Good:4Bad:0) 10話 報告

飢えた人間はなんでもできるからね...
ましてやろくに教育も受けてない村の子供なら家族でも隙を見せられないよ
辺鄙な村なのに長年犯罪者が出てないとか主人公はよほど良いガチャ引いたんでしょうなぁ

返信:猫ですよろしくおねがいします 2021年04月19日(月) 23:10

感想ありがとう。

追放刑や棒打みたいな刑罰に処されるのは、かなりの犯罪を犯した者だけで。
一線を越えた犯罪者が出てないだけで、小さな悪事みたいなのは村でも結構、発生している。

ただ、一方で都市経済圏に組み込まれたり、領主、宗教勢力の配下ではないので、
度を越した貧困や搾取、先進地域からの蔑視や人買い、人攫いなどもないので人心を荒廃させ続ける要因も存在してない。

良くも悪くも、ある意味、閉じた世界……古代かも知れねえな、これ。


晩稲  2021年04月19日(月) 01:10 (Good:8Bad:0) 10話 報告

腐葉土は肥料というか土壌改良材ですね。栄養はほとんどない、というか市販の腐葉土なら作る時にたっぷり肥料を与えているから、まだ残っているが、野生の腐葉土なら発酵する時に窒素などが気化して抜けているだろうから栄養はほとんどないでしょうね。

土壌改良材としての効果はあるでしょうから、肥料によって丸々肥えた作物ができるという効果ではなく、病気が減って収穫可能な割合が増えることによる収穫アップという効果になるでしょうか。言うなれば肥料が肉で土壌改良材は野菜です。

あとは将来的に肥料が大量に用意できるようになった際にも有用ですね。土壌改良材をいれて有機物が増えた畑は一度に使える肥料の量が増えますので、土壌改良材そのものには作物を肥えさせる力はありませんが間接的にそれを手助けします。
(13行省略されています)

返信:猫ですよろしくおねがいします 2021年04月18日(日) 23:18

感想ありがとう。

野生の腐葉土が肥料としての栄養は乏しいとは過分にして知らなかった。

土壌の話だと、粘土質は水はけと通気性が悪いが同時に栄養も逃げにくく、砂成分の多い土壌は貧栄養で水分保持力に乏しいで、畑を耕して地質を作物に適した程度に調整するんだが、腐葉土は黒土でなんか最初からいい具合だ!肥料+土壌改良でチート!みたいなあらすじを考えてた。

筋書きが破綻する前にアドバイスを貰えて、危ないところでした。
もう少しでアホがバレるところだった。

ノーフォーク農法。広大な畑、牛、重量有輪犂。多分、主人公は生涯届かないやろうな。

膨大な農業知識の蓄積と試行錯誤の果てに子孫がいつか辿り着くと信じて!(最終回風に


派手なオッサン  2021年04月19日(月) 00:46 (Good:0Bad:0) 10話 報告

完全に優良農民路線だな。

森や川に罠仕掛けて肉や魚を獲れないものか……

返信:猫ですよろしくおねがいします 2021年04月19日(月) 23:03

感想ありがとう。

ホンマにね。
ただ針金や金属のスコップ、網なんかも貴重品で中々、手に入らないから。
生活水準が下手すると一部、古代や青銅器時代にも劣ってるかも知れない。


パシフィック  2021年04月18日(日) 23:04 (Good:0Bad:0) 10話 報告

黒焼きと聞くと、現代の薬草、漢方薬の知識が火を吹くかな?

…後やっぱり日本のような宗教観の国や地域ってこの世界にないんですかねぇ…。

返信:猫ですよろしくおねがいします 2021年04月18日(日) 23:39

感想ありがとう。

黒焼きと言うと、森に住む魔女もおるね。
魔女というのは男女おって、古代神、多神教の神官の系譜だったりもするんだけど


あと日本のような宗教観は難しいかも
ノッブが一向宗に大勝利の後、ヤッスが東西に分断したからだけど、これもかなり奇跡的な産物かも。
世俗の支配者が強大な宗教に対して大勝利を納めた上で、過剰に弾圧せず住み分け進めると日本風政教分離ルートに行くんかね。

ハインリヒ【屈辱】4世がバチカン焼いてたら、欧州も政教分離が強まってたんじゃないかな。
作者には日本の風土は心地よく感じられるが、どちらが幸せだったり、効率的かは分からない。



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