1.ギャンブルに負けてしまったので、（腹いせに）自動販売機を蹴った。
2.頭痛が酷かったので、（憂さ晴らしに）近くで遊んでいた子供達を怒鳴り散らして追い払った。
3.昨日彼女に振られたので、（腹立たしいから）前を歩いているカップルに暴力を振るってカツアゲをした。
4.物事が上手く行かず、（イライラしてたので）壁にコップを投げて割った。

こういう事例が【八つ当たり】もしくは同じ様な意味の【物（人）に当たる】と言います。分かりやすくいえば、関係のない物や人に対して考えなしに暴力や暴言を使ってストレス発散させる行為です。
この他にもリューゼが行おうとした行為に大まかに見て似たような事例があります。一つ目がロシアによるウクライナへの侵攻、二つ目が中東などで発生する自爆テロです。
言う事を聞かないウクライナのNATOへの加盟とNATO東方拡大を阻止したいが為に侵攻したロシア。
国に混乱を起こし、多くの民に犠牲が出ていますがコレを八つ当たりと思う人はほぼ居ないでしょう。
次に無関係な人々を多く巻き込んで行なわれる自爆テロは一種の政治的アピールですが、自分の命を使った世間に対する傍迷惑な八つ当たりとも言えます。
ただ、こちらも八つ当たりと思う人はほとんど居ないでしょう。

長々と説明しましたが、ぶっちゃけて言えば行動における副次効果で多くの民が犠牲になるぐらいでは【八つ当たり】に該当しないと言う事です。
なのでリューゼがエウリデ上層部を排除する際に出る民の犠牲と、その後の混乱で発生する犠牲や自身の行動によって何が起こるのかを理解しているだけでは八つ当たりの要素が含まれないのです。
仮にリューゼが「上層部をやるついでに王都も燃やし尽くしてやればいい」とか「エウリデの上が腐り切っているなら民も同罪だ。連中が苦しむのなら万々歳だ」という過激で考えなしな発言をしたのなら八つ当たり要素が入りますね。

謂れ無き復讐も上記の理由と復讐に理由が存在し、副次効果で民に犠牲が出ても民を復讐相手として見ていないので指摘させていただきました。

今回の件は水掛け論になりそうなのでコレで止めさせていただきます。長々と書き込んで申し訳ありませんでした。

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