新訳 そして伝説へ・・・
作者:久慈川 京

▼感想を書く  ※この作品はログインせずに感想を書くことが出来ます

感想

R&R ID:xg1ib14E  2015年08月20日(木) 23:15 (Good:1Bad:0) 21話 報告

久慈川さんはじめまして。
昨年の今頃から読ませていただいております。
小学校のときにドラクエをはじめとするファミコンRPGの虜になり、中学のときにはじめて自分で買った小説が黒いハードカバーのドラゴンクエスト、それ以降も公式ガイドブックだ、モンスター物語だ、アイテム物語だ、としばらくドラクエ漬けの生活を送っていたなぁ、としみじみ思い出したりしました。(笑
ちなみに私のドラクエ体験はSFC版3で止まっています。
そんなわけで、はじめてこのサイトに来たときにはドラクエ系の短めの作品ばかり狙って読んでいたのですが、そろそろ長い作品も読もうかなぁ、と思ったときに目に入ったのがこちらの小説でした。
(20行省略されています)

返信:久慈川 京 2015年08月22日(土) 18:05

R&R様、はじめまして。
数多くの物語の中で、この物語をお読み頂き、そしてご感想まで書いて下さり、本当にありがとうございます。
R&R様はもしかすると、私と同年代なのかもしれませんね。黒いハードカバーのドラゴンクエスト小説……。本当に懐かしいです。私はまだ小学生でしたが、夢中になって読みました。私の親は、ゲームカセットやおもちゃなどに関しては、誕生日やクリスマスなどのイベントでしか購入してくれませんでしたが、本というカテゴリーになると、その規制を若干緩めてくれました。勿論、漫画や攻略本などは駄目でしたが、小説というカテゴリーになると、一月に一度は新しい本を購入してくれた物です。父親が歴史小説などの本をたくさん読み人間でしたので、その辺は甘かったのかもしれません。ですので、高屋敷氏の描いたドラゴンクエストⅠ~Ⅲは、私もハードカバーの本を読みましたよ。今も実家の何処かにあるのかもしれません(笑)。
この物語の代名詞が「暗い」「重い」になったのは、おそらく第二章の途中からで、確定的になったのは第三章からではないでしょうか。まぁ、第一章も暗いし重いですけど……。
正直に言うと、ドラゴンクエストⅢという夢のあるゲームをこのような形で現実に近づけて良い物だろうかと悩んだ時期もありました。ですが、これが正真正銘の私の中にあったドラクエ世界だったのです。幼い頃に感じた疑問や違和感は、歳を重ねる毎に見えてきた人間社会の厳しさの中で理解する事が出来る物も多くありました。この物語のイベントの細かなところは大人になってから物ですが、大きな流れに関しては幼い頃に考えていた物そのままにしています。堀井雄二様という天才の描いたロトシリーズの感動を、子供ながらに夢見た勇者の姿に重ね合わせたのが、この「新訳そして伝説へ…」です。十人十色を物語のあるドラゴンクエストⅢの中の一つとして楽しんで頂けたのならば、これ程嬉しい事はありません。
アリアハンに関しては、前にも書かせていただきましたが、あれはカミュ達の視点から見た物に過ぎません。確かに、バゴタのような盗賊の立場に立てば、アリアハンの行いは惨いかもしれませんが、一国の統治者としての行動としては何も間違っていないのです。これはほんの一例に過ぎませんが、近々アリアハンの内情を描いて行きたいと思っています。
剣に関しては、おっしゃる通りだと思います。中世ヨーロッパの時期に、鎔鉄出来るだけの火力はなかったでしょうね。石油やガスのような燃料もありません。あるとしたら石炭ぐらいな物ですから、鉄を液体化させる事は出来ないでしょうね。只一点、このドラゴンクエストと呼ばれる世界には、魔法という物があります。メラの炎は何度なのでしょう。ギラの灼熱炎は何度なのでしょう。そして、魔道士の杖の先のように、その呪文の効力を封じ込めた石が存在する世界です。鍛冶屋にベギラマの炎を封じ込めた魔石があったとしたら。それを購入する事はかなり高額になるかもしれませんが、鍛治を営む上で必要な経費であれば……。まぁ、この辺りも私なりの単純な妄想に過ぎません。もし、騎士の剣を作るためという理由であれば、宮廷魔術師を貸し出し、鉄を溶かす為に動くかもしれません。鉄を溶かす事が出来れば、大量に同じような剣を作成出来るのであれば、国にも鍛冶屋にも避ける理由はないでしょう。
この辺りも個々の想像力の問題になって来ると思います。現実的には、R&R様のおっしゃるように、騎士の剣よりも鋼鉄の剣の方が安価なのかもしれませんね。
頑張って描いて行きますので、できますれば、これからもカミュ達と共に長い旅路を歩んで下されば嬉しく思います。


投稿話順全話感想

やし ID:XmHyL3SE  2024年03月11日(月) 22:41 (Good:0Bad:0) 277話 報告

最高の作品。感動をありがとうございます。


狗助 ID:Tfm4jhc6  2022年09月21日(水) 23:18 (Good:1Bad:0) 277話 報告

一週間ほど前から読み進めつい先ほど読破したものです。私はドラゴンクエストを9,8,11しか遊んだことがないのでこれが私にとってのドラゴンクエスト3になります。私にとっての魔法や冒険への憧れの原点はドラクエにあると再確認することができました。徐々に絆を深めていく四人は誰がかけてもならず、また勇者一行以外の者も欠けてはならず、作品愛に溢れキャラを愛しているのだと感じました。最高の作品をありがとうございます。これから長い人生を送る中でこの作品を忘れることはないです。言葉が出てこないほどに面白い作品でした。


ラテ茶  2022年02月15日(火) 22:56 (Good:4Bad:0) 277話 報告

最近ぽっかりと時間が空いたので久々に読ませて頂きました。この物語は久慈川様が度々仰っていたように重く暗い話であるという面が強いダークファンタジー寄りのssだったのは間違いありません、そしてそんな作風が私は大好きでした。

しかしこうして完結を迎え、数年経ってから読み返したり思い出したりすると、個人的に特に印象深いなーと思うエピソードは彼等が街や道中で絆を深めていく過程でした。

楽しいことばかりの旅なんてことは全くありませんでした、それでも私が愛した彼らの旅はカミュにおちょくられるリーシャさんや、メルエにイタズラされるサラ、逆に度々やらかしてお説教を受けたり、最初は表面上しか見てなかったリーシャさんがカミュの内面をズバズバ切り込むようになったり、そしてそれを段々と受け入れていくカミュの心境、迷い躊躇いながらも前を向き成長をしようとするサラとそれを支えるリーシャさん、そんなサラに負けじと頑張るメルエ…他にも書ききれませんがいっぱい好きな事があります。
(13行省略されています)

返信:久慈川 京 2022年02月15日(火) 18:12

空シュウ様、ご感想をありがとうございました。
もう完結してから4年以上の月日が経過しているのですね。時の流れは早いものだとしみじみ思います。
私自身、原作ストーリーとは関係のないところでの彼らのやり取りは描いていてとても楽しかった事を覚えています。特にメルエとサラのやり取りは本当に描く内に彼女達が勝手に動いてくれているように錯覚する程夢中で描いていました。
カミュとリーシャの関係ですが、これは物語を描こうと決めた時には決めていました。私の物語の描き方は、最終話と第一話が決まってから、その道中を肉付けしていくものなので、カミュとリーシャの関係もサラの終着点も、そしてメルエの行く末もあのアリアハンの最初から決まっていたことになります。
あの二人の出会いからは想像できませんよね(笑)。そんな二人がどうやって絆を作っていくかというのが、私なりのレベルアップの表現でした。テレッテテッテーの音と共に彼らの心の距離は近づいて行ったのです(笑)。
こんな完結してから随分経っている物語をまた読んでくださり、本当にありがとうございました。


Edward  2021年12月31日(金) 21:12 (Good:1Bad:0) 277話 報告

オリンピック以来です!
直後にすぎやまこういちさんが亡くなられたのはショックでした。

年末にもまたこの興奮が相対することができで感動でした。このドラクエIIIのラストを飾る曲と重なるこの小説を思い出してたまらず感想させていただきました。
・・・ありがとうございます。

返信:久慈川 京 2022年01月01日(土) 19:12

Edward様
明けましておめでとうございます。
すぎやまこういち氏の訃報には、本当に一瞬呆然としてしまいました。心からお悔やみを申し上げ、私の幼少時代の夢と希望を支えて下さった事に心から御礼を申し上げたいと思います。
まさかの紅白出演。やはり、日本中の人間に多くの感動と影響を与え続けてきた音楽なのだと身体も心も震えました。今後、あの方のような音楽を作れる人がいるのか。 いて欲しいと願う心と、いるわけがないという心があります。
この物語はあの音楽とストリーが基盤です。堀井雄ニ氏とすぎやまこういち氏がいたからこその物語です。そんな物語をあの音楽で思い出して頂けた事を光栄に思いますし、深く感謝致します。
ありがとうございました。


司馬1234  2021年08月15日(日) 23:01 (Good:3Bad:0) 277話 報告

5回は読み直しております。
私自身は30代後半ですが、SFC版からのプレイとなり、確か4人プレイでした。
勇者は男性、戦士は女性、賢者2人も女性だったかと記憶しております。この作品と同じ(メルエは魔法使いでしたが賢者ということでm(_ _)m)でした

何度も読んでわかる1章から途中何度もくる伏線の数々、脱帽しかございません。
(8行省略されています)

返信:久慈川 京 2022年07月28日(木) 09:13

司馬1234様、ご返信が遅くなり、申し訳ございませんでした。
ドラクエⅢの基本メンバーは、やはり、勇・戦・賢・賢ですよね(笑)。私はファミコン世代なので、そのパーティにするのには、どうしても勇・戦・僧・遊の四人でカンダタ無視ルートからのダーマに行かないと駄目でした。なので、勇・戦・僧・魔の四人で最終は勇・戦・賢・魔の四人でのクリアでした。
ドラクエの次作は他の方にお任せします。
書けるのならば、Ⅱを描いて見たいとは思いますが、たぶん、それを描き始めると、おそらく今生では描き終えることが出来ないような気がするので…。
完結して長い時間が経過しました。そんな物語を読み返して頂き、本当にありがとうございました!


Edward  2021年07月23日(金) 21:01 (Good:0Bad:0) 277話 報告

久慈川さんのドラゴンクエストをずっと見ていた者です。
ほとんど感想を出していませんでしたのでご存知ないくらいの小者です。
東京五輪で「ロトのテーマ」が流れて久慈川さんの小説を思い出しました、久慈川さんは見ていましたでしょうか?
数年経ち、マスクがないと健康を維持できないようになりましたが、次作を楽しみに待ちながら仕事に励んでいた頃を思い出し、一話から見返したいと思いました。
思い出をありがとうございます、明日からの活力とさせて頂きます。

返信:久慈川 京 2021年07月23日(金) 23:41

Edward様
オリンピックの開会式でのロトのテーマ。感動しました。やはり、日本が世界に誇る音楽だと思います。すぎやまこういち氏は私にとって神にも等しい存在です。
あの音楽を聴いて、久しぶりにホームページを開いたら、感想欄にEdward様からのコメントがあり、驚いてしまいました。
こちらこそ、完結して4年も経つ物語を思い出してくださり、本当にありがとうございます。
ドラクエというゲームは本当に偉大なゲームであり、あの頃のドラクエが今のゲーム世界を作ったと言っても過言ではないと思います。
私達の心の中にはいつでも、いつまでも色褪せない、キラキラした思い出ですね。


ありのこ ID:WGOaGG8g  2021年04月20日(火) 00:32 (Good:1Bad:0) 277話 報告

一度この作品を読ませていただきドラゴンクエスト3を
プレイしこの作となるべく同じようにプレイしました
私の中で「新訳 そして伝説へ・・・」は私生活にも
影響を与えるほどの名作でした。改めてありがとうございます
マイラの村に稲妻の剣を取りに行った続きが見たいですけどね(笑)
ドラゴンクエストとは言いませんが久慈川様の次回作があるならば
楽しませて頂きたいです。

返信:久慈川 京 2021年12月02日(木) 18:38

ありのこ様
ご感想をありがとうございました。返信が大変遅れましたことをお詫び致します。
ありのこ様のおことばにありました、「この物語を読んで、ドラクエ3をプレイした」というのは、私にとって最も嬉しいご感想です。ドラクエ3という最高傑作の面白さをお伝えし、そのドラクエ3というストーリーの裏側を描ければと思い、書き始めた物語でした。ありのこ様がドラクエを始めようと考えた理由の欠片の一つにこの物語があれば、何よりの喜びです。
後日談などは描きたいとは思っていたのですが、今更感は強いですし、せっかく名残惜しげに終われた物語を白けさせてしまうと思うので、私の中で封印しようと思っています。
本当にありがとうございました。


Kanon ID:HcwmM2Ww  2020年08月01日(土) 18:00 (Good:2Bad:0) 277話 報告

さすらいの小説読みkanon と申す者です。
ドラゴンクエスト3 そして伝説へ 楽しく拝見しました。一話目からハラハラの展開で引き込まれるように最後まで一気に読んでしまいました。
本当に素晴らしい作品でした。ぜひ、他のドラクエ作品にも挑戦して欲しいと思いました❗
蛇足ながら、一話目を読んだとき、カミュのCVは小杉十郎太さん、リーシャは鶴ひろみさん、サラは皆口祐子、メルエは林原めぐみしかないな、と即座に脳内変換が完了してました(笑)
具体的には、ギガデインの詠唱は、小杉十郎太さんの声で、稲妻招来‼️みたいな(笑)ゾーマ最終戦は正に鳥肌たって、手に汗握るように読みました✨
次回作を期待して待ってます。

返信:久慈川 京 2021年09月23日(木) 00:01

Kanon様、ご感想をありがとうございます。
この物語をお読みいただき、また、楽しんで頂けた事、とても嬉しく思います。ありがとうございました。
他のドラクエ作品は、完結するまでに私の人生が終わってしまうかも知れないので、ちょっと難しいかもしれません(笑)。本当はドラクエⅡの物語を描きたいんですけどね。それもこの「新訳そして伝説へ…」の系譜の先にあるドラクエⅡをです。もしも描く時にはよろしくお願い致します。
cvですか…。これは正直に言うと考えた事がないんですよ。私の頭の中では、彼ら4人の声は確かにありますし、その声は絶対に一度は聞いたことのある声優さんの声だと思うのですが、はっきりと誰とはわからないんです。それはお読み頂いている皆さんの頭の中も同じかなと思っています。
鶴ひろみさんは、ブルマの声の方ですよね。何とも面白そうな配役です。ブルマも鮎川まどかも、そしてドキンちゃんもリーシャとは遠い存在のように感じます(笑)
皆口裕子さんは、古いですけど猪熊柔のイメージが強いですね。林原めぐみさんは、完全に綾波レイですよね。綾波レイの話し方とメルエの話し方が被っますね(笑)。
こうやって考えてくださると、面白いですね。ありがとうございます。
完結した物語をお読みいただき、色々と考えてくださり、本当にありがとうございました。


不思議の国の有栖  2020年07月24日(金) 16:31 (Good:1Bad:0) 277話 報告

この小説を読み終えて3回目、ありがとうございました
今回はドラクエの音楽をかけながら読んでいました
物語の最後、ゾーマ戦のBGMやアレフガルドが平和に戻ってきた時のこの道わが旅、ロトのテーマ、フィナーレ、そして伝説へ…を流した時ふと涙が出てきました。これで旅は終わりなんだと
これを気にドラクエ3をやってみようと思いました
この話をベースにもう一回、色々と大変でしょうけど笑

最後に、サラも良いけどメルエも良い!

返信:久慈川 京 2021年08月11日(水) 22:47

しんかのきせき様
ご感想をありがとうございます。ご返信がとても遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
この暗く長い物語を3回も読みきって下さりありがとうございます。ドラクエ音楽は本当に心に刺さりますよね。私はドラクエ最新作をプレイした時、所々で登場する過去のドラクエ音楽に震え、涙しました。私の心の奥底に常に残っている音楽なんですよね。私の人生という旅が終わる時も「そして伝説へ…」という曲を掛けて欲しいなと思うほどです(笑)
是非、ドラクエⅢはプレイしてください。出来れば、Ⅰ、Ⅱとプレイしたあとにプレイされると感動も一入だと思います。
最後に、完結して何年も経過しているこの物語を楽しんで頂き、本当にありがとうございました。



感想を書く
非ログイン時のみ、名前と投稿キーを入力してください
名前  2~20文字
「名前#任意の文字列」と入力すると、「名前◆暗号化された文字列」と表示されます
投稿キー  投稿キー を入力してください)
内容 対象話:

0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。


感想検索
キーワード
ユーザー名 話数 並び替え
絞り込み