前回の感想返しで「ジェットレベル相手の対空戦闘は色々難しい物があるかと」とおっしゃられてましたが、ゲーム版の艦これでは既に「景雲改」「橘花改」といった奮式（ジェット）艦載機が既に実装されています（ただし、バランスブレイカーとならない様に一部の艦娘にしか装備できません）。
また、深海棲艦の空母ヲ級等が飛ばしてくる艦載機の形状や挙動もジェット機に近いものがあります（アニメ最終話に出てきた丸型を含めて飛行原理は謎ですが）。

また、演習や戦闘中でも対空カットイン射撃を受ければジェット機でも損耗しますし、最悪全滅します。
この事からJAMがジェット或いはそれに匹敵する性能というのは艦娘との比較では殆ど意味がありません。

次に対空カットイン射撃をイージスシステムや対空ファランクスが無いから劣ると仰られていますが、これもかなり誤解されてられます。
下記urlを見てもらえればわかるのですが、対空カットイン射撃で共通するのは高角砲と高射装置（アニメ10話で改造された吹雪の左手についていた物）、対空電探が必要という点です。
しかし、中には表にあるみたく高射装置を省いたり機銃だけでカットイン射撃を出す艦娘もいるのでフェースドアレイレーダーやバルカン砲、対空ミサイルを必要とするイージスシステムとはそもそも原理が異なると思った方がいいでしょう。

一方でイージスシステムで深海棲艦の艦載機を落とせるかというとこれは無理でしょうね。
現用兵器で深海棲艦を倒せるならそもそも艦娘の出番がありません。

艦娘にとってJAMの能力で何が最も脅威になるかと考えるとやはり空を飛べるという点でしょう。
空からの攻撃ってのはそれだけでも大変な脅威になりますから。

21話で劣勢になったのは初めての敵だったので対処が上手くできなかったと解釈出来ますし。

景雲改 https://goo.gl/OfUDiI
橘花改 https://goo.gl/BCZkBh
対空カットイン射撃 https://goo.gl/Z0QSBw



2.時代背景について


次に、「第二次大戦レベル」と仰られていた時代背景についてですがこれは原作たるゲーム版とアニメ版ではかなり異なります。
ゲーム版では艦娘の時報台詞や期間限定の台詞から時代背景は提督のキャラクター像がわかりますが、時代背景をもっともよく表しているのが潜水艦娘のイムヤこと伊168と駆逐艦娘の秋雲でしょう（どちらもアニメ版未登場）。

イムヤはスマホを弄っているとわかる台詞がありますし、秋雲に至っては「早割入稿日」「有明に行く」といったコミケを連想させる台詞を口にします。
いずれも第二次大戦中に存在するものじゃありません（笑）。

また、彼女たちの台詞から判るのはゲーム版艦これの世界は深海棲艦という驚異があってもスマホが普及していたりコミケが開催されるぐらいは人の営みがあるという事を示しています。
ゲーム版の艦これは「時代は現代、艦娘の艤装や各種装備は外見と名称が第二次大戦中のモノだけど中身はオーパーツ」と言って間違いないでしょう。

一方、アニメ版はどうでしょうか？
少なくとも鎮守府の外には港町がありましたが、そこでの人の営みは描写されていませんでした。
ですが、これが時代背景が第二次大戦レベルと断定する事にはつながりません。

実は、劇場版で明らかになるのですがアニメ版艦これの世界は他のロボッコ大戦参戦作品には無い世界観とある法則性（みたいなもの）が存在しています。
これがなんであるのかというのは劇場版のネタバレ回避の為伏せておきますが、少なくともアニメ版艦これの世界は第二次大戦当時ではないと言えます。
（那珂ちゃんの「アイドル」という単語や2話で足柄さんが合コンに参加しているという如月の台詞からも第二次大戦中ではないのは明らかです）

そのヒントとなるシーンやキーワードはTV放送時の10話以降に出てきているのでご確認ください。
これらのヒントに気が付けば、劇場版を見ていない段階でもその世界観の特異性が判る筈です。

一方、技術レベルについてですが霧島のメガネが射撃用の電子計算機としての役割を果たしているシーンを見ているとやはりハイテクの代物なんだと分かります。

伊168 https://goo.gl/ZwewFy
秋雲 https://goo.gl/kiLJMO

注：台詞は折りたたまれている部分からご確認ください。



3.提督は一人か？鎮守府の運営は？について

そして、最後になりました「提督は一人説」についてです。
これについてはアニメ版の場合だと他の鎮守府が描写されていない限りは提督が複数いるというよりも「長門の様に提督の代理となる艦娘がそれぞれの鎮守府にいる」と考えるのが自然ではないでしょうか。
ゲーム版の設定を元にして艦これの二次創作（同人誌やSS、MMDによるオリジナルストーリー等）を作っている人ですと「提督は複数、艦娘も同一キャラが複数いる」としている人もいますが、作者さんがアニメ版を下敷きにする以上はやはり提督は一人と考えるのが妥当なんじゃないかと（汗）。

艦娘の擬装整備は弾薬の補給、艦載機の整備については別に行なっている存在がいます。
ただし、それは人間の職員がやっているわけではありません（これも劇場版でキッチリ描写されています）。

なんだか「詳しいことが知りたかったら劇場版見てください」的な部分がまだかなりありますが、本当に劇場版見ないとボンヤリとしか分からんことも多いのです。

一応参考になれば幸いです。

では、今回はこれにて失礼します。



追伸
艦これについてはあら探しか小舅のごとくあれこれ言ってますが、一応は原作たるゲーム版やアニメ（劇場版含む）の各種一次情報を元にしているので以前及び今回掲載したまとめwiki等も含めて設定やバックグラウンドを把握・確認してくだせぇ(；´Д｀)
何も生物科学や物理法則や各種最新学説と異なっているから、ネイチャーやサイエンスやナショナルジオグラフィックのバックナンバーを取り寄せて実際に調査・検証してくれという程難しいわけじゃないんですし（汗）。

▲短縮する

今回で今まで出てきたキャラが続々と集まって来て、興奮です。

なので、

・クロスゲートの『向こう側』からの参戦があるのか。
・ウィッチ達が(平行世界とは言え)共に闘った艦の化身である艦娘と出会ってどんな反応をするのか。
・日本以外の艦娘の出番があるのか。
・(後々出てくるISメンバーなどを含めて)国際色豊かなメンバーのお国事情談義。
・(戦闘妖精)雪風と(名前の由来となった艦の化身の)雪風の交流。
　等々、今後の展開が楽しみです。

それでは、次の更新をお待ちしております。



ｰ追伸ｰ
ウィッチに“ポルシェ”がいるのは知ってますが、もしかして“ヴィッカース”もいるのでしょうか?
もしいるのなら、それ繋がりのネタを期待してもいいですかね?

▲短縮する

無理のない戦闘、加勢でスパロボっぽくて続きが楽しみです。
ただシリアス度が増し増し気味なのでザブングル枠にネプティーヌをぶっ込みコミカル度がほしいなとおもいました。

-追記-

返信ありがとうございます
自分もネプティーヌはアニメオンリーなのでゲームはまったくわかりません。

それでもあのノリとキャラクターは結構気に入ってます。
それに、現在登場作品をゲーム機種別に分けてみると結構おもしろいですよ。

▲短縮する

そして雪風の加勢には意外な援軍だったと驚き（原作では「味方を見殺しにしても戦闘情報を持ち帰る」というのが特殊戦の任務だったので）。

この後、全員がリアルで顔合わせしたところにエルナーも加わって情報交換や各キャラの交流エピソードというところでしょうか？
あと、雪風（メイヴちゃん）は案外原作（orアニメ）のFAFとつながりがあるのではと勝手に思ってしまいます。
まだ姿を見せてない他の登場作品予定キャラがどのタイミングで登場するのかも楽しみにしています（一番楽しみなのは現在冬イベント真っ最中の艦これですが）。

それでは、次回の更新楽しみにしております。



追伸その1.
前回の感想でアルペジオ勢でも、こと群像について書いたのは「作品中で自分の父、翔像を重ねるという描写があるかな」と思った為です（流石に大神は若すぎますが）。
一方で米田や門脇達も「自分に息子、或いは孫がいれば」という思いを群像に向けるという描写があるのではと勝手に考えてたりしました。
こんな事考えたのはヒラコーさんの「ドリフターズ」読んでいて主人公の豊久と信長が互いに自分の親父や伯父、息子の姿を重ねている描写があったからですが（笑）。
とは言え、アルペジオ劇場版の面子が出てきたら上記のことは吹っ飛びそうです。

追伸その2.
既に他の方が挙げられている「ガールズ＆パンツァー」については自分も参戦すればどうなるか想像してました（「女の子と兵器」という組み合わせがロボッコの定義に当てはまればですが）。

・戦車道女子は相手が人間じゃないので思う存分大暴れする。
・当然戦車は徹底的に魔改造されて別物に。
・学園艦が母艦としての能力をフルに発揮し、同時に学園艦攻防戦とかも展開される。
・華さんはユーリィや大和、赤城と共に大食いで他作品のキャラを唖然とさせる。
・逸見エリカは他作品の「エリカ」から弄られることになりそう。
・ダー様ことダージリンは金剛やコンゴウと共に平然と紅茶飲んでそうで……。
・戦車という兵器の特性上チームプレイが要求されるので作者さんの戦闘描写が大変そう。

▲短縮する

如月本人は、それを指摘されると恥ずかしそうなのは可愛かったです。

ニナを救出、保護したことで、新たな世界との接点と新しい用語の数々。
いろんな人が苦労反面、好奇心が膨らみそうです。
以前の、ミーナたちカールスラント組がウィッチ世界で交戦した敵の記録を見たら、さらに驚愕するでしょうか？

そして、JAMが大量に集めていたガラクタ？の中には、ちらほら未合流世界のものが。
そして、見られたら恥ずかいしいものが混じっていたりと、コメディ要素があったのも束の間、ニナが見つけた本の正体は、果たして？
そして、ヤバイものが出てきましたね。
次回、どうなるのかが、楽しみです！

追伸
アニメ「ワールドウィッチーズ発進します！」が全話完結しましたね。
雁淵姉こと、孝美の出番がブレイブ本編よりも多かった（笑）

ウィッチーズのスマホゲーム「ユナフロ」で、芳佳とひかり、二人の主人公が出会いましたが、アニメ本編では、ニアミスでしたね。
そして、この作品での初邂逅は、果たして？

▲短縮する