一つずつ、理由を説明させてもらいます。

※ここから丁寧語なし

まず、スコーピオン。なぜ弧月ではなくスコーピオンを選んだのか。

ここは自分も大いに悩んだ。弧月は確かにシンプルゆえに強い。耐久性も切れ味も重さも文句なしだ。安定した強さといってもいいだろう。旋空弧月というロマン技もある。なにより、刀だ。これが日本人の心を揺さぶる。日本人に代々受け継がれてきたブシの血が騒ぐ。

だが、最終的にはスコーピオンを選んだ。

まずはスコーピオンという、剣の特徴から確認していこう。弧月よりも鋭い切れ味、変幻自在の刀身、体のどこからでも出せる自由度、様々な応用技術が開発済みであるトリッキーさ、異常なほどに軽い重量、耐久性が低い。まぁ、こんなところだろう。

まずデメリットから。最初に上がるのはその耐久性。弧月やレイガストと比べて、圧倒的に低い。とはいえ、攻撃を受ければ割れるってわけじゃない。無理な運用をしなければそれなりの耐久度はある（遊真は生駒旋空をスコーピオンで受けてたし、風間さんも三雲のヒョロヒョロアステロイドとはいえ何発も弾いてたし、歌川が一発で壊されたのは相手が風刃だったからだし）。その軽さゆえに扱いにくかったりもするが、そこは練習でカバーする感じで。

次にメリット。まずは体のどこからでも出せて、なおかつ形状が変幻自在である点。この要素は奇襲にはもってこいだ。事実この要素を使った技術がいくつか作られている（モールクローとか、マンティスとか、部位欠損の応急処置とか、トリオン漏れの抑制とか）。使い手の想像力次第では無数の技を生み出すことができる。自分も既に10個ほど思いついたりしている。また、その軽さゆえに超攻撃的なスタイルを取れる。

防御面に難があるが、それ以上にメリットが大きいと判断したためスコーピオンを採用した。弧月よりも耐久性や中距離での火力で劣るが、それを上回るほどの強みがスコーピオンにはある。

二刀流にした理由としては、龍流さんがあとがきに書いていた理由に加え、二本のスコーピオンをつなげることで小技や攻撃範囲の拡張ができるからだ。それに、軽いスコーピオンは一撃の重さを重視して両手で払うより、二刀流で手数を増やした方が効果的だと考えた。それに、カッコいい！！

次にグラスホッパー。言わずと知れた機動力底上げトリガーにして、作中トップクラスの壊れ性能トリガー。

これを選んだ理由は、純粋な機動力の確保もあるが、それ以上に敵の妨害・崩しとしての役割を期待したからだ。グラスホッパーは反射する板を出すという、簡潔に言えばこれだけのトリガーだ。しかし、その単純さ故に様々な使用方法が思い浮かぶ。

例えば、移動している敵の足元に設置し、それを踏ませることで宙へ飛ばし防御の隙を作る。空中での移動手段は限られており攻撃の回避がとても難しい。それ以前に、突然宙に飛ばされた状況で、冷静に防御や回避を選択できるのは一握りの精鋭だけだろう。

例えば、後退する敵の背後に設置し、強制的にこちらへと距離を詰めさせる。中距離での射撃戦で中々相手を仕留められない時にこの小技を使えば、半ば強制的に攻撃手の距離まで敵を持ってくることができる。また、敵の『背後』に設置するため気付かれにくい。

例えば、上は跳び上がった敵の頭上に設置し、強制的に地面へと叩き落とす。これによって、相手の上空への移動を物理的に防ぐことができる。また、地上に叩きつけられた相手は少なからず隙を見せるはずなので、攻撃のチャンスを生むことができる。

例えば、敵の近接攻撃の軌道上に設置し、跳ね返すとまではいかなくとも攻撃の軌道を変える。これは、どちらかというと対人戦用ではなく近界民用で、例えばラービッドの拳でも、グラスホッパーなら攻撃を晒すことぐらいはできる、……と思う。これによって、スコーピオンの脆弱な防御力を少しはカバーできるだろう。

他にも、サブに設置したトリガーと組み合わせれば、様々な使用法が生まれるだろう。

ただ、これらの使用法はグラスホッパーの使用に慣れていることが必須条件である。グラスホッパー自体が扱い難いトリガーということもあり、万人受けするトリガーではないだろう。

だが、やはり扱いが熟達すれば途轍もなく汎用性の高いトリガーなので、メインに採用した。

次に、ハウンド(突撃銃)とメテオラ(射手)について。この二つのトリガーは、中距離での射撃用トリガーだが、この二つの役割には明確な違いがある。

ハウンドを射手ではなく突撃銃にしたのは、安定した射程と相手にシールドを強要するだけの火力、そして圧力を加える弾幕を常に張り続けられるだけの連射性が欲しかったからだ。断種をハウンドにした理由は、前衛を巻き込まず相手だけに弾を当てるために弾が曲がるという特性が欲しかったのと、体勢を崩した状態でも牽制できるだけの命中精度が欲しかったから。このハウンドは、基本的に相手の牽制と味方の援護を目的に採用した。

それに対しメテオラは、手が塞がっていても発射でき、汎用性の高い射手仕様だ。こう書くと強そうに見えるが、実際は発射までのプロセスが多く、威力や射程も一段階低く、単純な打ち合いではやはり銃手に一歩劣る。だが、このメテオラの役割は単純な打ち合いではなく、敵に不利で、自分には有利な状況を作ることだ。

例えば、威力最低・射程及び弾速普通・爆発範囲及び分割数最大にチューニングしたメテオラを、拡散して放つことによる煙幕。敵から逃げる時や、何か罠や大掛かりな技を仕込む時、奇襲の成功率を上げたい時など、様々な場面で活躍する。味方の視界も塞いでしまうのが欠点か。

例えば、威力及び爆発範囲最大・射程及び弾速普通・分割なしのメテオラによる建造物破壊。障害物の除去・逃げ道の確保以外にも、逆に付近の建造物を破壊して障害物を作ったり、天井を破壊して敵の行動を縛ったりと、様々な使い道がある。ただ、自分がそれに巻き込まれないためには、建造物に対する専門的な知識が必要だ。

例えば、ナイフ状にしたスコーピオンに威力最大・射程及び弾速及び分割なし・爆発範囲最小にチューニングしたメテオラをくっつけることによる、擬似手榴弾の作成。自分が推測するに、メテオラの火力が低いのは、攻撃に使用されているのが爆風だけだからではないだろうか。現実の手榴弾と同じように、爆発によって細かく砕け、拡散しながら敵を襲う物体にくっつけて放てば火力が増強されるのではないだろうか。
メテオラ付きのスコーピオンを敵に投げつける。敵は集中シールドやブレードトリガーで防ぐなり、回避なりをするだろう。だが、防御しようと回避しようと、至近距離で爆発した最大火力のメテオラ、そしてその爆発によって生まれたスコーピオンの細かく鋭い破片が、防御を突破し、回避を失敗させ、相手のトリオン体に突き刺さる。この攻撃はスコーピオンの高い攻撃力と、至近距離での爆発による回避の難しさが特徴だ。おそらく、このトリガー構成における中距離での最高火力だろう。

このように、メテオラには様々な使い道がある。戦術の幅を広げてくれることだろう。

残りのバッグワームとシールド2枚については特に語ることもないので割愛させてもらう。

※丁寧語復活

以上が、自分が考えた最強のトリガー構成の解説となります。長文になってしまい、申し訳ありません。

これからも、無理をしない程度に頑張ってください！

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コンセプト・『ソロで完結ワイヤー陣・ななやんリスペクトコミ』

メイン
スコーピオン　スパイダー　テレポーター　グラスホッパー
サブ
スコーピオン　スパイダー　バッグワーム　　グラスホッパー

・某ななやんをイメージしてあえてカメレオンではなくバッグワーム
・あくまでスパイダーはトラップというよりは追加足場
・乱反射(ピンボール)を緑川君と遊真ができるから
・スパイダーとグラホの２択、あるいは同時使用による【体術】で相手を崩してグサリ
・三雲隊のワイヤー陣を「ソロ」で「戦闘中」に「咄嗟に出せる」のがウリ
・影浦だけは勘弁な！

-追記-

個人ライバルはだいたい友達、チームでも勝ちたい爽やかバトル
・・・たっつーがそれを一番やりたい相手って打倒心がけてる餅狂い除くと三輪っちなのかねぇ

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