俺の青春ラブコメはこの世界で変わりはじめる。
作者:clp

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うーど  2019年02月08日(金) 03:54 (Good:1Bad:0) 144話 報告

7巻まで読みました。以前の感想から割と間が空いてるのは実はこちらの作品の影響をうけて原作のほうの俺ガイルを読み始めましたので…。3月に最終巻が出るとのことで只今12巻までは読みました。辛い!内容が辛い!!

7巻といえば今までとは更に急展開な辛くなる回!ガハマさんのまさかの展開で驚き関係がどうなってしまうのかハラハラしましたがガハマさんとの間では一先ず穏やかに済み何よりです…。ガハマさんとは…。
平塚先生ツアーではまさかの私の好きな「3月のライオン」の話がチラッと出てきて興奮しましたね。そういえば京都でしたね!!それと大学の話は自分が進学する際に端から専門一卓でしたので新鮮でしたね。3目の絵馬のシーンでも出てきましたがヒッキーとゆきのんが京大行くという未来…ありですね!!!!ってか絵馬ですよ絵馬!ゆきのんが最初間違えて八幡の名前書いたとことか可愛すぎてもry(八雪派ですのでどうしてもゆきのん贔屓な感想となる)

この先どのような展開が待っていようとも此方の奉仕部を信じて信じて更に信じて(信頼が重い)今後も楽しみにしております。

返信:clp 2019年02月09日(土) 03:01

うーど様、またのご来訪をありがとうございます!

感想を頂けるだけで嬉しいので、間が空くとかお気になさらず……とか考えながら目を走らせていたら、更に嬉しいお言葉が。
二次作者にとっての「この作品を見て原作を読み(返し)ました」って、言われたい言葉の最上位レベルなので……ありがとうございます!

原作の7巻以降、特に最新巻付近は辛いですよね。。
最終巻でミラクルが起きてウルトラロマンティック!な結末になれば最高ですが、せめて各キャラの良い未来が見える終わり方にして欲しいなと、祈るような気持ちです。
保護者かよ!って感じの心境ですねー。

本作の7巻では例の展開が待っていたので、平塚・雪ノ下との夜歩き〜奉仕部三人の観光では各キャラの楽しい様子が伝わるように、リアルに言動を思い浮かべて頂けるようにと考えながら書きました。
そのために、各人が好きそうな作品を話題にしたり(「3月のライオン」は平塚も八幡も、更には雪ノ下も読めば気に入りそうな気がしませんか?)、受験の話も織り交ぜてみたのですが、どちらも好評みたいで一安心です。
八幡が京大に進むには数学をかなり頑張って貰う必要があるのですが、ポンコツ可愛い雪ノ下にあんな絵馬を書かれた日には期待に応えるしかないですよね!(なお絵馬の存在は未だに知らない模様)

雪ノ下とは、そして由比ヶ浜とも未解決の問題を抱えている八幡ですが、少しでも良い結末を目指して動こうとする点で三人は共通しています(今までの描写でそれが伝わっていますように)。
それと、私はこの作品を「自分が読みたいものを」という意識で書いています。だからこそ「最終話まで読んで良かった」と思える・思って頂ける結末にしたいと考えています。
作中の奉仕部三人を信じて、それからうーど様と同じく「この作品の続きを楽しみにしている読者の一人」としての私を信じて下さるなら、作者としての私はその信頼に応えられるように頑張るのみですね。

またのお越しをお待ちしています!


ジムさん  2018年12月27日(木) 16:13 (Good:1Bad:0) 144話 報告

ついに原作8巻!

描写上、本作ではゆきのんが奉仕部3人の関係性に対する歪み始めた執着を見せ、原作最新刊では…ネタバレ回避のために明記しませんが、少しずつだったズレが面白い作用をしていますね。
12/27時点最新話を読んでふと、特典小説のanotherもこんな感じで少しずつずれていく流れを楽しめるのかな、なんて思いました。

今後の展開も期待してます!

返信:clp 2018年12月28日(金) 01:23

ついに原作8巻!
ジムさん、長いお付き合いとご感想をありがとうございます!

原作でも本作でも雪ノ下は「友達がいなかった」という設定なので、同世代のカップルと親しく接したことがないはずで。
普通を知らないので、言動が少し変になるぐらいなら仕方がないと思うのですが、最新巻は……切ないですよね。

原作とのズレをどこまで描写すべきかとか、オリ要素をどこまで入れるか等々。
今も変わらず悩みながら書いているので、面白いと仰って頂けるとほっとします。

anotherは手が出なかったのですが、読んでみたいですよね。
6.25-6.75巻(1期の特典小説)も6.5巻とは違う部分が結構あると聞いて、いつか読んでみたいなと思いつつもなかなか……。

続きも頑張りますので、またのお越しをお待ちしています!


なの ID:quZwQyGo  2018年11月22日(木) 12:11 (Good:1Bad:0) 142話 報告

いい意味でも悪い意味でも、本家本元の原作より情景描写や心理描写がすっきりしていて、重い展開でも気楽に読めるところが個人的に好きです。本家の方はそこが魅力でもあるとは思いますが、どうしても本を開くのに少なからず気合いが必要で(笑)。
俺ガイル13巻の方はもう読まれましたか?12巻以上に重い内容で、俺ガイルのなかでも特に濃い1巻のように感じられました。未読なら是非読んで頂きたい。
最後に、いつも面白い作品をありがとうございます。続き、楽しみにしているので自分のペースで頑張ってください。応援しています。

返信:clp 2018年11月25日(日) 02:57

なの様、ご感想をありがとうございます。

原作の特に12巻はライトノベル特有の軽妙な筆致が少なく、重苦しい書き方が続いていましたよね。時おり挟まれる小ネタも、どこか場違いな感じで。
そこが魅力というご意見には私も同感で、一冊の中では重みを与え、同時に次巻以降に繋がる情報を確定させない(予想通りの展開を持ち越すのは困難なご時世ですので)あの書き方は、技術的に凄いものだと思います。

13巻はいつでも読める状態で、次話の更新後にと考えています。特に濃い一冊とのこと、とても楽しみです。
ちょっとビニールを破ってみましたが、集合図がなんだか良い感じですね。八幡の隣に一色がいて、集団の真ん中に由比ヶ浜が、両端に八幡と雪ノ下がいるのが各々らしい。
視線が少し上向きの由比ヶ浜から能動的に、下向きの雪ノ下に手を繋いでいる絵も色々と想像が捗ります。

本は買ったからには最後まで読もうとなりますが、ネット上の作品は一話ごとに見切られるか否かの判定を受ける環境ですので、すっきりしていて気楽に読めると仰って頂けて一安心です。
これからも読者さんに無用の負担をかけさせず、かつ読んで面白いと言って頂けるものをお届けできるように頑張りますので、引き続き宜しくお願いします。
またのお越しをお待ちしていますね。


-以下追記(に伴い作者さんに言及していた箇所を削除しました。)-

最新巻を読みました。とても良かったです。
気持ちの整理をかねて、明日ぐらいから活動報告に感想を載せる予定ですので、よろしければ読んでやって下さい。
更新はそれが終わってからになるので早くて週末、おそらく週明けになります。


踊り虫  2019年12月27日(金) 05:19 (Good:1Bad:0) 141話 報告

 久しぶりの更新に気がつき、テンションが上がってそのまま読みきりました。
 毎度、流石のボリュームで読み応えがあります、なんというか一話一話がちゃんと一話として機能しているな、というか(わかるかなこの感覚)。

 そして前々から多かった引用ですが、なるほどそのような考えが、と後書きを見て感心しっぱなしでした。そもそもあそこまで丁寧に引用の紹介なんかを行ってる二次作品ってあまり見ない気がしますね。
 今では昔なつかしの曲からの歌詞の引用なんかも素晴らしいチョイスです。しかも展開に対し違和感の無い使い方は上手だな、とも思いました。
(18行省略されています)

返信:clp 2019年12月28日(土) 01:40

踊り虫様、またまたご感想をありがとうございます。
更新でテンションが上がったと言って頂けると、それだけで疲れが吹き飛びますね。

作品全体として、あるいは一章全体でちゃんと成り立つように書くのと同時に、一話ごとのまとまりも出せるようにと心掛けているので、「一話として機能している」というご感想がとても嬉しいです。

作中キャラが他作品に言及するのは、まず読者さんがその作品を知らないと効果が激減するので扱いが難しいのですが、今は知らなくてもいつかの機会に接して貰えると良いなという気持ちで紹介しています。

2011年当時の高校生が聞きそうな曲って、今ではもう10年前の曲になるんですよね。ましてや平塚先生が(文字が擦れてこれ以上読めない)。


そして「感情の機微が台詞に反映されていない」件について、具体的なご指摘を頂けてとても助かります。
あの描写は割と悩んだ箇所なので、順を追ってご説明しますね。

まず作者の頭の中であの場面がどうなっていたのかと言いますと、あの時の八幡は特に精神面の疲労がピークに達していました。
内心では完全に見下している(但しツンデレ含む←)材木座に向かって、普段は決して言わないであろう「勘弁してくれ」というセリフを口にするほど追い込まれていたという事です。

で、当時悩んだのは、舌打ちの後とセリフの最後に「……」を加えるか否かでした。
とはいえ、あまり多用はしたくないので使うとしたら最後かなと思って、「……」の有る無しで何度か読み直して検証しました。

その時に思ったのが、「……」を加えてしまうと、セリフを言い終えた直後に八幡がどさっと倒れかねないなと、そんな印象を持ったんですね。
せっかく「勘弁してくれ」とまで口にして、その場で動けなくなる事態を回避しようとしている八幡に、「……」と間を置けるだけの余裕は無いと私は思いました。

だから私としては、あの発言に「淡々としている」という意味を持たせる気はなくて、「早く言い切らないと本当にやばい」という感じを出したくて書きました。
それを感じ取ったからこそ、材木座も一言で済ませてそれ以上の言及を避けたと、そんな流れにしたかったのです。

今回ご指摘を受けて、手早く修正するなら「勘弁してくれ」に傍点を振って地の文で補足を入れるのが一番楽かなと思います。
ただ、それをすると「言葉で尽くすことを意識して」という傾向を助長するというか、ますます説明調になってしまうんですよね。。。

あと、この場面では考えませんでしたが、最後に書いて下さったように「尺を意識して」、話を進めることを優先させる場面も確かにあります。

私は性格的に、どんな文章でも「結末が見えないと書けない」質でして、なので先々の展開や一話ごとの落とし所などを見据えて無意識のうちに尺の調整をしてしまいがちなので……これでも用心してはいるつもりですが、どうしても出てしまいますね。

この手の「どう書くか」という話は、結論を出すのは難しいですが参考になるし面白いので、また気になる箇所などをお知らせ頂けると嬉しいです。

またのお越しをお待ちしていますね。


赤羽ヨモギ  2018年11月18日(日) 07:52 (Good:2Bad:0) 141話 報告

随分前にこの小説を見つけた時には俺ガイルでやる必要は無いだろう。仮想世界で原作をなぞるだけだろう?と食わず嫌いしていましたが全くもって見当違いだったと言わざるを得ない気持ちです。何というか渡先生とは別の俺ガイルが生きているというか語彙が少なくて言葉にできませんがそんな気持ちです。原作もいよいよ終わりを迎えるようですがこの仮想世界の物語もどうなっていくのか楽しみです。
更新を気長に待ってます

返信:clp 2018年11月20日(火) 01:28

赤羽ヨモギ様、ご感想をありがとうございます。

かつて危惧されたお気持ちは私も分かりますし、「俺ガイルでやる必要」「原作をなぞるだけにはしない」という二点は、二次創作を書く上で決して忘れてはいけないことだと思っています。

原作とは別の俺ガイルが生きているとまで仰って頂けて、この作品を楽しんで下さったのが何よりも嬉しいです。
以前は食わず嫌いだったとのことですが、そこから本作に目を通して感想まで頂いて、こうした反応があるから私も書き続ける事ができています。

この先も気を抜かず、最後まで書き切るつもりですので、宜しくお願いします。
またのお越しをお待ちしていますね。


さすらいガードマン  2018年10月29日(月) 20:24 (Good:1Bad:0) 139話 報告

どもどもお久です。

修学旅行編、原作と人間関係が違うせいか、大筋は似てても色々と変化してるのが面白いな~と思いながら毎回楽しみに読んでおります。
葉山たちと「なんとなく」でなく「はっきりと」協力してたり、あと「平塚先生withゆきのんと巡る京都聖地巡礼ツアー」とか京大押しとか。
特に静ちゃんと八幡ならそりゃあ聖地巡りは盛り上がるでしょうね……。
(15行省略されています)

返信:clp 2018年10月30日(火) 02:41

さすらいガードマン様、どもどもです。ご感想をありがとうございます。

原作とは違う部分を会話の端々などでお伝えしたいと考えつつ。それでも読む人によっては「不必要な情報が多すぎる」と思われるかなと、色々と悩みながら書いているので、楽しんで頂けているのがすごく嬉しいです。

巡礼はストリートビューを駆使して楽しく書いたのですが、京大はどうしてあんなに一押しになったのやら……。
受験科目の変遷などに無駄に詳しくなったり、「ゆきのん父の在学中に利根川先生がノーベル賞」といった使えない裏話がどんどん増えたり、色々ありました(遠い目)。

京都は特に観光客が多いので、貸し切りでもない限りは難しいですよね。
なので誰にも邪魔されない環境をと思ったのですが、そうか、エロにも使えるのか……!


***
 ポワポワポワンと俺の周りに広がったピンクの煙がゆっくりと晴れていくと、そこは……例の別空間だった。俺自身と招待したやつ以外には人がいない空間だ。場所は……清水の舞台の真ん中か?
 そんなふうに俺が現状を確認していると。
「比企谷くん、いいかげんにこちらを向きなさい」
「え、ちょっと待ってヒッキー。やっぱ見られるの恥ずかし……ダメっ!」
 声のほうへと振り返ると、そこには浴衣姿の雪女……じゃなくて雪ノ下と、扇情的な水着姿の由比ヶ浜が。
 あれ、なんで両手で胸をかき抱いたまま突進して来るの?
「ちょ、おま……」
「み、見ちゃダメ!」
 いくら見られるのが恥ずかしいからって、腕にくっつかれるとだな。その、由比ヶ浜のたゆんたゆんな……まあ柔らかいし良いか。
 問題は、目の前で鬼の形相になっている雪ノ下だが。
「わ、私だって、由比ヶ浜さんとは違う方面から貴方を悦ばせようと頑張ったのよ」
 表情の割には妙なことを言い出したので、首をひねっていると。
「……てないのよ」
「すまん、よく聞こえ……」
「……履いてないのよ、この下には何もっ!」
 そう言って、雪ノ下が逆の腕にしがみついて来た。
***

ウエッヘッヘまでが遠い……エロって難易度高いっすね。
なので私には無理っぽいですが、こんな内容のくじ引きが増えるといいな〜(他人任せかよっ!)。


あの二つのセリフは外すわけにはいかないので、こんな形にしてみました。
「ををっ」という嬉しい反応を「えーっ」と失望させないように、次話も頑張ります!

ではでは。


コリン  2018年10月29日(月) 00:14 (Good:2Bad:0) 139話 報告

修学旅行編どうなるんかなーと思ってましたが、やはり原作と少し流れが変わって来ましたね。八幡はどう考え、どう収まるのか楽しみです。

返信:clp 2018年10月29日(月) 02:41

コリン様、ご感想をありがとうございます。

できるだけ原作の大枠を崩さないように我慢しながら話を進めてきた中で、最新の12話は今までで二番目に大きな改変でした。
否定的な反応も覚悟していただけに、楽しみと言って頂けてほっとしています。

ご期待に応えられるようにしっかり書き切りたいと思っていますので、今後も宜しくお願いします。


たつのおとしご ID:2LBvgOxw  2018年06月20日(水) 19:29 (Good:2Bad:1) 125話 報告

初めまして。
最新話まで読了しました。
文字数が多く、それでいて内容も濃くてなかなかに読み応えがありました笑

この作品を読んでいてまず凄いと思ったこと。それは、「しっかり物語に意味を持たせられている」ことですね。
(13行省略されています)

返信:clp 2018年06月22日(金) 02:35

たつのおとしご様、初めまして。
この長い作品を最新話まで読んで下さって、更には感想まで頂いてありがとうございます。

文字数は推敲の時点でバッサリ減らそうと試みるものの、読み直したら大事な部分まで消えてて結局復活させて……みたいな感じで、なかなか減らないですね。
だから「読み応えがあった」と言って下さると救われます…苦笑。


物語の意味、あるいは主題(テーマ)は書き始めから常に意識していまして、原作のそれとも繋がっていると考えています(もちろん原作の解釈は人それぞれで、「私の受け取り方だけが正解だ」とは思いませんが)。

とはいえ私も1巻を書いた時には、たつのおとしご様の試みとそれほど大差はなくて。八幡がもう少し報われるように、でもいわゆる「きれいなジャイアン」(材木座の話で補足しますね)にはしたくないなと、そんな程度の気持ちでした。

二次創作を書く上で「その原作である必要性」は、大事なことでもあり難しくもありますよね。
私自身もよく悩むことなので「これで解決だ」と言える程では無いのですが、心掛けていることを少し書いてみますと。

・マクロとミクロの流れを意識する。マクロは上述の「物語の意味」に原作と共通の要素を加えて下向きに、ミクロは原作キャラの言動をできる限り妨げない形で上向きに構成する。
・自作が二次作品だと常に意識して、隙あらば原作を連想してもらえるように類似の場面やセリフを割り込ませる。気付いてもらえなくても泣かない…笑。
・序盤や新キャラ登場時には、原作と変わり映えのしない絡みであってもきちんと書く。ただしセリフや描写をコピーで済ませるのではなく、自分の言葉で再現する。
・時には直截的に「キャラが記号化していないか」(例えば雪ノ下ではなく「黒髪ロングでスレンダーな成績優秀者」のテンプレに陥っていないか)を確認する。

長編(文庫本数冊〜)ではなく中短編(同一冊以下)では、マクロの話や三項目目は逆効果かもですが、これらを意識するだけでも違ってくるような……気のせいかな?

もしもまた「何か書いてみよう」と思われた際に、これらが少しでも役に立つと良いのですが……。
とはいえこれは私のやり方ですので、合わない部分は無理に真似ず、ご自身に合ったやり方を模索して下さいね。

書き続けていると色んなことがありますが、こうした嬉しい感想を頂くと全て吹っ飛びますので、機会があれば是非また挑戦してみて下さい。


設定の扱いも難しいもので、序盤は私の未熟さもあって情報を一気に出し過ぎたり、逆に書くタイミングを逸しかけた時もあり。

今も気を抜くとだらだら長々と説明を始めそうになるのですが(そういうの語るの楽しいですよね…笑)、正確に書こうとするほど冗長になり、テンポや解りやすさを重視すると説明不足になりがちで厄介ですね。

1巻を書き始めた時点で、各巻の大事な場面や最終話のイメージはあったものの。
まずは一冊分を書き終えるのが最優先だったこと、伏線の回収場面を今ほど明瞭には思い描けなかったこともあり、全てを見据えてというわけでは無いです。

それと作品を書き進める中で思い切ってカットした要素もあるので、もはや完全には回収できない伏線もあります。

それでもそれらを含めて、思わせぶりに書いたことに対しては何らかの結末を見せたいと思っていますし、せっかくのポイントが減らないように頑張りますね。


特に6.5巻はとりわけ「各キャラに見せ場があるように」と心掛けながら書いただけに、一番好きと言われて小躍りするまである。
その結果、材木座よりもキモいことになってます…笑。

その材木座ですが、高校内で「キモい」と思われているのは(小中と比べると数は減っていると思いますが)確かでしょうし、そこを否定したくはないんですよ。
本人が「そうした面を隠したい」と思うのならば(つまり、そうしたテーマの二次作品を書くのであれば)アリだと思いますが、この作品ではそうしたくはないなと。

八幡や他のキャラも同様ですが、欠点を持ちつつも、それがあるから見せ場も映えるといった描写を目指したいのが一つ。
そしてもう一つの理由は、悪い部分を矯正するほどに「そのキャラである必要性」が減っていくんですよね。まさに「オリキャラでもいいじゃん」となるわけで。

とはいえ書き手の心情としては、例えば本章5話で投げられた材木座を揶揄するような表現は少し勇気がいりました。
もちろんあれらは6話の八幡の発言に繋げるためで、今までにも「後で活かすために一旦落とす」というパターンは何度も書いているのですが、それでも慣れないです(ただ、慣れたくはないのが正直なところ)。

ところで、話が長くなりますが、今までに書いた逆方向を少し考えてみます。
つまり悪い部分をことさら強調して、引き立て役どころか不当に貶される役柄にしている作品も、確かにありますよね。

私はそうした作品に文句を言える立場にはないですし、「やられ役を用意することで主人公の活躍を印象付ける」という手法は、商業作品でもよく使われています。
でも、俺ガイルではその役割が材木座や葉山グループに割り当てられることが多いのですが、「必要以上に下げすぎ」かつ「下げて終わり」が多いように思います。

個人的には「未来でその分を上げる」か、せめて「下げに釣り合うだけの問題行動が過去にある」ならまだ納得もできるのですが、後者の場合は「そんな行動をなぜこのキャラが取る必要が」と悩みそうな気もします…苦笑。
とはいえ、普通に人気も評価も高い作品でも感想で「もっと酷くてもいい」といったご意見があるのを見ると、自分の感覚のほうが異端なのかなと思う時もあります。

原作の八幡は内心では時に酷いことを考えていて、材木座の扱いだったり平塚先生の結婚や雪ノ下の胸などをネタにして、読む人を笑わせるかのような描写がありますよね。
それを思うと、酷い扱いを求める読者さんの声も分からなくはないですし(同意はしませんが)、私も昔(3巻ぐらいまで)は「これも確かに八幡の一面だし」と思って何度かネタにしているので、あまり偉そうなことも言えないのですが。

とはいえ、多分そうした試行錯誤があったから。それと(主に平塚先生に対して)少し罪悪感があるので余計に、各キャラを丁寧に描写したいという今の姿勢に繋がったのかなと。そんなことを思いました。


そして最後に、「ちゃんと俺ガイルの二次創作になっている」というのは私にとって最高の褒め言葉です。改めて、嬉しい感想をありがとうございました。

たつのおとしご様も、健康第一でお過ごし下さいますように。
そして褒めて頂いた言葉を無駄にしたくないので、これからも私に可能な最大限で続きを頑張りますね。

では、またのお越しをお待ちしています。


うーど  2018年11月27日(火) 00:46 (Good:1Bad:0) 119話 報告

6巻分まで読みました!ここ最近の愛読書と化してます。俺ガイルはアニメだけ見たのですが、原作の俺ガイルが正直かなり重たく、奉仕部の関係が所々不安定にもなり、見てて不安な描写が多々あって正直とても辛かったです…。ですが、こちらの奉仕部は原作以上に関係がしっかりと安定してる気がしまして、この先にある困難も前向きな形で解決してくれるような気がして心豊かに見ていられるのがとても嬉しいですね。文化祭のバンドの部分とかとても良かったです。

今後も楽しみにしております!

返信:clp 2018年11月27日(火) 02:36

うーど様、ご感想をありがとうございます!
最近は嬉しい反応が続いていますが、愛読書と言って頂けて、バンドも褒めてもらえて嬉しい……嬉しい(語彙が飛びました)。

今ちょっと13巻の感想を書いているのですが、原作はかなり重いですよね。「なんでそうなるのよ!?」と口を出したくなる場面が多くて、でもお互いの関係性に真剣に向き合っている各キャラを思うと、とにかく良い結末を迎えてくれと願うしかなくて。

本作も6巻までが一区切りで以降はシリアスが増してきますが。困難なだけ、つらいだけという展開ではなく、そんな中でも各キャラの魅力をお伝えできるように、何かしらの前向きな部分をお見せできるようにと、そんな姿勢で書いています。
それと、原作者さんにお借りした各キャラが最後には何とかしてくれるだろうと、それを信じて書き進めている感じです。

これからもキャラの掘り下げや丁寧な描写を心掛けながら最終話に向けて書き続けていきますので、今後とも宜しくお願いします!
またのお越しをお待ちしていますね。


ジムさん  2018年05月02日(水) 14:13 (Good:2Bad:0) 119話 報告

久々の感想です。
まずは6巻までの完結お疲れ様でした&6.5巻も楽しませてもらいます。

あとがきにあったアニメだと豪快に端折ってしまう相互確証破壊についてですが、
ここやpixivといった二次小説界隈だと、原作未読の人は読み手にも書き手にも一定数いる印象ですね。
原作未読が悪いという認識はありませんが、原作未読が悪い方に作用した書き手の作品や読み手の感想・コメントにため息が出ることも…w

ただ、原作既読の書き手の作品を通じて原作の概要を知ったという人もそれなりにいるのかなと。
「相互確証破壊? こんな話、俺ガイルにあったっけ?」
的な感想・コメントを見た覚えはありませんしw
なので俺ガイルにおける相互確証破壊自体はそれなりの認知度だと思います。


返信:clp 2018年05月03日(木) 01:54

ジムさん(敬称を重ねるよりもこう呼ばせて下さい)、感想&労いのお言葉をありがとうございます。
今も読んで頂けてるんだ、と分かって嬉しい……嬉しいw。

原作未読、あるいは読み込み不足でも、それ自体は悪いとは思わないんですよ。

でも原作に書いていない事や、あまりにも突飛な解釈を持ち出されると少し反応に困りますし。
やんわりと指摘してもなお、それを押し付けようとしたり頑なに間違いを認めない場合は厄介ですよね。。

読むだけなら気楽な姿勢で良いですし、勘違いが判明してもそれを受け入れて下さるなら堅苦しい謝罪とかは要らないよーって思うのですが。

ただ私も、自分が間違った時にはちゃんと謝りたいと思いつつ、納得できない事は受け入れたくないとも考えていまして。
これ、一見まともに聞こえるのですが、変に拗らせると厄介な読み手・書き手への転落も有り得る思考なので、時々気を引き締めていますw。


相互確証破壊については、同じ6.5巻に出てくるシュシュと比べると認知度で劣る印象を以前から抱いていまして。
それは俺ガイル二次にラブコメが多く、大勢の書き手さんがシュシュを上手く作中で取り上げておられるからかなと。

一方で体育祭をメインに扱う二次作品や、1巻から始めて6.5巻まで続いた二次作品は少ない(上に6.5巻はカット率が高い気がする)ので、多くの読者さんにとっては「はるか昔に原作で読んだきり」だからかなと。

ただ「全く知らない」という可能性は考えた事が無くて、そうした読み手さんには私の作品は読みにくいと思うので、どうしたものかなと悩んでいます。
これ以上説明を加えると文字数やテンポの問題が更に出ますし。。

6巻も原作のセリフを各場面に散りばめた構成になっていますが、「そういえばこんな発言があったな」と(朧気にでも)思い出せない読者さんが多いのであれば、むしろ不必要な描写になるんですよね。。


とまあそんな感じで悩みつつも地道に書き続けていきますので、またのお越しをお待ちしていますね。



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