Hi-G. -ハイスピードガールズ ディスタンス-https://ncode.syosetu.com/n4051dg/遠未来の銀河系を舞台に高機動ロボット兵器で宇宙を飛び回る少女（たち）の話です。百合要素もガッツリ入ってるのでかなりおススメです。
『エクスパンス -巨獣めざめる-』（Prime Video）24世紀の太陽系が舞台のSF政治ドラマ＆ファーストコンタクトもの。ストーリーやキャラクターも面白いですが、この作品が一味違うのは宇宙船同士の戦闘シーン。ワープなどのSF魔法ガジェットを極力排し、現実の物理法則に即しつつ重厚で迫力ある描写で、海外のハードSF好きに大人気のシリーズです。『フォー・オール・マンカインド』（Apple TV+）こちらも宇宙SFですが、舞台は1970年代を起点とする「もうひとつの過去」。「アメリカのアポロ11号よりも先に、ソ連の宇宙船が月面に着陸した」並行世界の歴史を描く、いわゆる歴史改変SFものです。「こんな世界もあったかもしれない」と思わせる、現実と虚構の混ざり合った世界が面白いです。『セヴェランス』（Apple TV+）現代のとある企業を舞台としたサイコスリラードラマ。脳に埋め込まれたチップによって、会社の中と外で記憶を分断される「セヴェランス」という手術を受けた社員たちの物語です。迷路じみて無限に続く白い廊下、社内に蔓延る奇妙な風習の数々、散りばめられた様々な伏線や謎に言いようのない不気味さを感じつつも、思わず引き込まれてしまう作品です。
朱き帝國https://ncode.syosetu.com/n7498bd/独ソ戦開戦前夜のソ連が異世界に召喚されてしまう話です。残念なことにエタっていますが、戦場の情景描写やファンタジーの世界観設定が凝っていて好きな作品です。
なろうの架空戦記から特に狂ってる（誉め言葉）のを二つ令和時獄変https://ncode.syosetu.com/n0388fy/現代日本が太平洋戦争末期の日本と入れ替わる形でタイムスリップしてしまい、そうとは気づいていない（ここ重要）米軍に無差別爆撃を受けたことからどんどん歯車が狂っていき、最終的に日本が米国を潰滅状態に追い込む話です。特に主人公として描かれている人物はいませんが（強いて言うなら「日本」が主人公）、「第二次世界大戦」という時代の狂気と、その狂気にあてられて段々とタガが外れていく現代日本の描写が凄まじくリアルです。まもろう、エルフの森！――日本国環境省環境保全隊vs人類至上主義異世界帝国――https://ncode.syosetu.com/n9713gl/いろいろあって世界征服を成し遂げてしまった超軍国主義の現代日本が、地球だけでは飽き足らず異世界を征服しに行く話です。意味が分からなさすぎて驚きを通り越して唖然とさせられる、でもどこか聞き覚えのあるような狂った発言や行動を連発する「日本人」たちの描写が面白く、また現代兵器の無双シーンもこれでもかとばかりに登場するので、読んでいてむしろ爽快感すら覚えます。こちらも、特に主人公となるような人物はおらず、複数の視点からの群像劇形式の作品です。
鷹は瑞穂の空を飛ぶ～プラスチックの専門家が華族の娘に転生したので日本は化学立国になります～https://ncode.syosetu.com/n1453gs/タイトル通り、令和日本の研究員が明治時代に転生して、持ち前の化学知識で日本を変えていく話です。かなり大規模な歴史改変が起きてますが（例：ロシア革命が起きずソ連が誕生しない）、そこに至るまでの理由づけが丁寧で、それでいてテンポが良いので読みやすいです。
ツインスター・サイクロン・ランナウェイ遠未来の巨大ガス惑星で漁業をする百合宇宙SFです。百合要素はかなり濃いですが、ハードSF小説で独自用語が頻出するのでちょっと読みにくいかもしれません（コミカライズを待った方がいいかも？）。
君死にたもう流星群商業作品のライトノベルです。現代に近い近未来が舞台のSFモノのラノベです。国際宇宙ステーションでの事故で死んだヒロインを救うために、主人公がヒロインの開発したタイムマシンで過去の自分に憑依逆行する話です。「将来の夢」をテーマに、様々な人の人生に関わり、そして「本来の」その人の人生から否応なしに変化させてしまう主人公の、憑依逆行者ならではの葛藤が主軸に描かれていますが、SF作品らしく、タイムトラベルやそもそもの切っ掛けであるISSの墜落事故を絡めた壮大なストーリーも見どころです。ただ、2019年に第5巻が出てから音沙汰が無くなってしまっているので、続きは気長に待つしかないのが難点ですが……