タイトルRESIDENT EVIL Ƶ ─ バイオハザード9 ─小説ID270856
原作バイオハザード作者脱税文庫
あらすじ1998年のラクーン事件は世界を変えた。
以来、世界に拡散した生物兵器群『B.O.W』はその猛威を振るい、安価で人に代わる運用が容易な存在として戦場を席巻することになる。
製薬企業連盟は対抗措置として対BOW部隊BSAAを設立。この悪夢を断ち切るために幾人もの兵士が戦いに身を投じ、多くの命が散っていった。
二十年にわたって骨肉の争いは続いた。この歪な均衡はやがて崩れることになる。
先進国はこの状況に疲弊していた。終わりなきテロ、生物兵器との戦いに。ニューヨークでのバイオテロを皮切りに、世界各地でテロが頻発。いかなる場所であっても安全が保証されないことを知った世論は、自らをBOWの跳梁跋扈する世界から切り離すことを望んだ。
やがてそれは国際BOW法案という形で具現することになる。対BOW戦に国際法で禁じられていた生物兵器の使用を認可するというこの法案は、元よりBOWを研究していた製薬企業連盟と政府の癒着もあり、あっさりと世界に根づいた。
この状況に反発したのは、この二十年間BOWと戦い続けたクリスレッドフィールドらラクーン事件の被害者達である。これまで製薬企業アンブレラの負の遺産を見てきた彼にとってこの状況は製薬企業連盟の利権を満たすだけの代物でしかなく、これまでの数々の例から必ず失敗に終わると見ていた。また、かつての地獄を経験でその心の奥底に深く刻まれた傷の痛みがそれを良しとしなかった。
しかし時代は移ろいつつあった。彼の古巣であるBSAAですらもその波に飲み込まれ、生物兵器を対テロに運用し始める。
一方製薬企業連盟は片や対テロのための生物兵器を製造し、片やテロリストに兵器を売りつけるという二つの顔を併せ持つことで私腹を肥やしていった。
全てに愛想が尽き果てたクリスは完全にBSAAと縁を絶ち、世界を覆う腐敗し切った傘の影を浄化すべく同志と共に戦い続ける。
永遠にも思える闘争があった。散華と同じに、彼に付き従う多くの儚い命は荒波の如き運命に翻弄され、その天寿を全うすることすら叶わない。その中で、彼の運命の歯車は再び回り始める。
そこには彼が救えなかった存在──イーサン・ウィンターズの影があった。
かつて救えず、失われたと思われた命は未だ灯ったまま、娘の存在を求めて彷徨する。
変貌した世界で、闇より来たれり邪悪なもの達(レジデントイービル)との戦争もまた、次なる時代に移ろい行くのであった。
タグバイオハザード
必須タグR-15 残酷な描写
掲載開始2021年10月09日(土) 18:00話数連載(連載中) 1話UA1,118
最新投稿2021年10月09日(土) 18:00しおり2件お気に入り7件
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