タイトル鉄獣戦線がまだなかった頃の話【完結】小説ID302155
原作遊戯王作者유리가
あらすじ これは、鉄獣戦線が結成されるよりもずっと前の話……

Episodeシュライグ

 一羽の子供が捨てられた──欠けた翼の無辜の少年。捨てられた事実さえも知らぬまま、来るはずもない母を待つ。

 掃き溜めの中手を差し伸べたのは、同胞殺しの狼だった──

Episodeケラス

 ──戦えない獣の価値は何処にある?

 狩りもできぬ獣に居場所は無いと、現実は牙を剥く。
 甘ったれた雛鳥は、牛の獣人と手を組み、霊峰の悪食を相手に生存競争を仕掛ける。

Episodeフラクトール

 これは予兆だ──四人での旅を続けるか終えるか。
 お人好しの馬の獣人との出会いが、忘れていた己の罪を思い出させる。
 仲間殺しの大罪狼は、誰よりも優しい心の持ち主だった──

Episodeフルルドリス

 獣人とドラグマの戦いはここから始まった──

 病気も怪我も治す奇跡の噂を聞き付け赴いたのは、ドラグマと同盟を結んだ猿の集落。
 そこには、障害を理由に排斥された多くの獣人が集まっていた。時を同じくして、障害者の獣人が姿を消すという不穏な事件も街の裏で横行する──

 共に逃げよう。争いとは無縁で、誰も傷つかない場所へ──

Episodeアルベル

 砂漠の向こう、平穏を見つけ七年が過ぎた──

 時の流れはシュライグにある夢を見せる。それは、贖罪のため平穏を捨てるシナリオだ。
 夢から現れた少年は、笑みを貼り付けこう告げた。

 願いを三つ、叶えてあげるよ──

Episodeキット

 ──気持ちを伝えるにはね、贈り物が一番だよ

 仲直りを願う少女に、仮面の少年が助言した。
 その贈り物が、堆く積まれた屍の山とも知らず天才少女は翼を贈る。潰れるほどの罪の重さも、死さえ生温い呪いの痛みも、全ては彼が望んだものなら捧げよう。

 何があっても、ワタシはシュライグの味方だよ──

Episodeナーベル

 ──真実が語られた時、罪人の手には何が残るのだろうか?

 死を望む同志達の恨み言か? それとも、全てを許す固い絆か?
 少年は、愉悦を滲ませ声を上げた。

 裏切り者は明日死ぬ! 馬鹿なお前達は騙されてたんだ! ──

Episode鉄獣

 歴史は巡る、罪人は英雄へ。
 物語は繋がる、英雄から落胤へ。

 ──行こう、二人とも

 仲間達との絆を鍵に、烙印の扉が今開かれる──

下記挿絵は製本用の表紙になります
pixivとマルチ投稿です。


【挿絵表示】



【挿絵表示】


タグ鉄獣戦線 独自解釈 背景ストーリー 遊戯王OCG 挿絵あり マルチ投稿
必須タグR-15 残酷な描写
掲載開始2022年11月12日(土) 15:21話数連載(完結) 19話UA5,505
最新投稿2024年03月30日(土) 23:23しおり9件お気に入り32件
開示設定通常投稿合計文字数232,108文字感想2件
感想受付設定非ログイン状態でも可平均文字数12,216文字総合評価159pt
評価
(黒→赤)
調整平均☆7.89:7.89  投票者数:11人 (平均評価☆7.64 加重平均☆6.82)
評価
☆10:1
 
 
☆9:2
 
 
☆8:4
 
 
☆7:3
 
 
☆6:
 
☆5:
 
☆4:
 
☆3:1
 
 
☆2:
 
☆1:
 
☆0: