行別ここすき者数
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履歴はこちら。
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(0)≪魔王視点≫
(0)あーおしごとたのしー。ワッハッハッ。
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(0)「魔王様。申し訳ありません!追加です!」
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(0)「え…」
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(0)≪勇者視点≫
(0)朝、部屋でのんびりとお金を数えていると、扉がノックされた。
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(0)「勇者様。起きておられるでしょうか?入学式のお迎えに上がりました」
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(0)「あ、はーい」
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(0)扉を開けると、またあのおっさんがいた。
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(0)「それでは、こちらの学生証を首におかけ下さい!ご案内いたしましょう!」
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(0)おっさんの後をついていくと、個室に案内された。式と言うと、大掛かりなものを想像するが、学園は一人一人の入学時期がバラバラだ。いちいちそんなものはやっていられない。
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(0)そんな入学式はとても簡素で、書類を受け取り、学園長からのありがた~いお言葉(一分)を聞くだけである。とても呆気ない。ほんとに。
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(0)「お疲れ様です。勇者様。早速授業を受けましょう。授業はあちらの魔道具を操作すれば、その教室に転位できます!もし魔力が尽きているなら、あちらの地図に教室の位置が記されております!」
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(0)「分かりました。ありがとうございます」
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(0)「いえ!お礼を言われるような事ではありません!それでは、魔王討伐頑張って下さい!」
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(0)「はい!」
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(0)魔王は絶対倒すから、強くならないとね!
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(0)というわけで、二刀流を学びに剣術教室へと向かう。
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(0)「剣術っと!」
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(0)魔道具に表示されたボタンを押すと、視界が一瞬で切り替わる。剣術教室の扉を開けて、教室を見回すと、なぜかにこにこと微笑む教師が目に入った。
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(0)「ようこそ!勇者様!それでは模擬戦を始めましょう!」
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(0)「「「おおおおおおおおおおお!!!!!」」」
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(0)歓声を上げる生徒と思われる若い男女達。
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(0)これ、前もあったなぁ……。
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(0)「それでは、第三百五十八回目、始め!」
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(0)「やああああああああああ!!!!!」
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(0)盾を前に構え、距離を詰めてくる男子生徒。速度は遅いが、隙がなく、木刀じゃ手を出しづらい。
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(0)「でも、パワーがあれば関係ないっ!」
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(0)大きく振りかぶり男子生徒を横殴りにするように剣を振るう。即座に盾を合わせるが、力を流しきれず、吹き飛ばされた。
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(0)「うおおおおおおお!!!!!!」
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(0)歓声が上がり、吹き飛ばされた男子生徒の周りに人が集まる。
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(0)「そこまで!誰かそこの奴を保健室に連れていってやれー。はい次ーお前だ」
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(0)「はいっ!」
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(0)こ、これでやっと半分…。簡単に倒せる奴もいれば、普通に強い奴も紛れ込んでいるし、たまーに複数人で攻めてくるのもいるし、もうほんと疲れる。しかも休憩なしっていうね。前の俺はどうやって切り抜けたんだ…?
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(0)「オラアアアア!!!」
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(0)速度に任せて突っ込んでくる奴もいれば、
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(0)「……」
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(0)ガン待ちしてくる奴や、
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(0)「【火魔法 ファイヤーボム】」
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(0)魔法でチクチクと削り、ガン逃げする奴もいる。
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(0)多種多様な戦い方で強者に立ち向かえる。それは確かにいい経験となるだろう。でもさ…。俺の負担も考えてよ!聖剣なし、魔法なし、何なら木刀を装備のない場所に当てるのも禁止である。死ぬ可能性があるからね。ステータスあげすぎってのも考え物だね。
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(0)「はい次!」
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(0)「ちょ、休憩…」
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(0)「え、何ですか勇者様!聞こえませんなぁ!そんなことより、まだまだいますよ!」
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(0)「「「「「はい!」」」」」
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(0)「ちなみにですが…。勇者様は既にこれまでの勇者様と同じくらい強いご様子!一週間に一回はこのような機会を取らせて貰いますぞ!実戦じゃ学べないことなんて星の数ほどありますからな!」
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(0)これが、あの、伝説の社畜?
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