コスモスサンシャイン!! (流星軍)
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プロローグ「FIRST CONTACT」
プロローグ1「出会い」


今日から頑張ろうと思います。
基本的にウルトラワールドの方が強いと思います。
Aqoursの話も進めますがプロローグが終わるまでAqours達は何も動きません笑笑

それでは、本編スタート!!


ここは、月面。

本来ここに生物なんて居ないんだが……。

今、2人の宇宙人がそこに立っていた。

 

青い巨人「バルタン星人、侵略なんて止めるんだ!」

 

バルタン星人「それは、出来ない。バルタン星数百億の民の為にもあの星は必ず手にする。」

 

青い巨人「話では解決出来ないのか!?」

 

バルタン星人「????、いくらお前でも無意味だ。我々が生き抜くにはこれしか方法がないのだからな!」

 

そう言うとバルタン星人は、光線を放つと青い巨人は、ジャンプして躱すとそのままバルタン星人に蹴り込んで戦闘が始まった。

 

時を同じくして静岡県の沼津にある小さな街、内浦では1人の少年が目覚めた。少年の名は、剣崎ムサシ。今日は、幼馴染みの高海千歌と渡辺曜、松浦果南、市川潤とキャンプをする予定だったのだ。

ムサシは着替えて荷物の再確認をしてリビングに向かった。そこには、ムサシの父と母がいた。

 

ムサシ「おはよう!父さん、母さん。」

 

ムサシ母「おはよう、ムサシ。」

 

ムサシ父「今日は、千歌ちゃん達とキャンプか〜。俺も若い頃は、友達とそうやって遊んだな。」

 

ムサシ母「それより、貴方。例の件伝えた方がいいわよ。ムサシも12歳何だし……。」

 

ムサシ「例の件???」

 

ムサシは、頭の中に?を作るがその答えはすぐに分かった。

 

ムサシ父「実はな……父さん。この三月から海外に転勤しないといけないんだ。」

 

ムサシ「じゃあ、家族バラバラになるって事?」

 

ムサシ母「それがね……私達も父さんと一緒に海外へ行こうと思ってるんだけど……。ムサシは、嫌だ?」

 

そう言われるとムサシは、黙ってしまった。千歌や曜、果南に潤と別れをしないといけないって言う事実にぶつけられたのだった……。

結局、答えも出せずに待ち合わせになってる千歌の家十千万に向かった。

 

 

 

 

 

 

一方、月面では地球に行こうとするバルタン星人に対して青い巨人は、一生懸命止めていた。しかし、バルタン星人は青い巨人にダメージを与えてどうしても地球に向かおうと必死なのだ!!

飛行中のバルタン星人の足を掴まえて振り回し月の方角へ投げると間を詰めるがバルタン星人の光線が巨人を直撃する。巨人も光線を放つが中々当たらない。

 

 

 

 

 

 

千歌「あ!来たきた。遅いよ!」

 

十千万の玄関前では、千歌と曜が待っていた。

どうやら、果南と潤はまだ来てないみたいだった。

 

ムサシ「果南と潤は?」

 

曜「それがまだなんだ。」

 

千歌「二人共遅すぎだよ!もう!!」

 

そんな話をしてると果南と潤が息を切らしながらやってきた。

 

果南「ごめん…ごめん。潤ちゃんが寝坊してさ起こすのに大変だったよ。」

 

潤「悪い…。全力疾走して来たんだけど……間に合わなかった……。」

 

千歌「もう!さぁ、行こうよ!!」

 

千歌がそう言うと沼津にあるキャンプ場へ向かった。

テントを張り準備完了したところで果南とムサシが望遠鏡を準備した。

 

曜「ムサシ君、何か見えるの?」

 

ムサシ「うん!ほら、月だよ!」

 

そう言ってムサシは、曜に望遠鏡を見せた。曜は、それを見ると初めて見る月に興奮するが一瞬、2体の宇宙人が見えたので曜は驚いてしまう。

 

ムサシ「どうした?」

 

曜「う、う、宇宙人だよ!ムサシ君!!」

 

ムサシ「宇宙人!?どこに???」

 

そう言ってムサシは、望遠鏡を覗くが何も見えなかった。

 

ムサシ「何も見えないよ?」

 

曜「そんな事は……だって見たもん!青い巨人とハサミを持った宇宙人が!!」

 

千歌「曜ちゃん落ち着いて。ほら、お菓子食べる?」

 

曜「それどころじゃないよ!千歌ちゃんは呑気過ぎるよ!!もしかしたら今も怪獣に狙われてるかも!!」

 

その時、激しい雷が近くに落下した。

 

果南「確かに呑気にしてる場合じゃないかもね。早く逃げよう!!」

 

果南がそう言うとムサシ達は、コテージへ急いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ムサシ達がコテージに避難してから数時間後、2体の宇宙人は、既に地球に侵入していた。

青い巨人の胸は、さっきまで青かったが赤になって点滅をしていた。

 

バルタン星人「これで終わりだ!!」

 

そう言いながらバルタン星人は、破壊光線を放ち巨人に向かって攻撃をしてきた。巨人も光線を放ち対抗するが間で激しい爆発が起こり2体はそれぞれ吹き飛ばされてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丁度、それを見ていたムサシは、近くに青い光が落下するのが目で確認できた。そして、雷も止んだので急いで確認する為にコテージを出た。たまたまそれを見た曜も慌ててコテージを出る。

 

曜「ムサシ君!ムサシ君ってば!どうしたの??」

 

ムサシ「曜ちゃん、これ見て!!」

 

そう言うと曜は、目の前に全身薄青の姿をした大きな巨人が横倒れていた。

 

曜「これって……巨人!?」

 

ムサシ「でも、だいぶ弱ってる……急いで手当てしないと!」

 

曜「待って、そんな事言ってもこの巨人を蘇られせる方法知ってるの?」

 

ムサシ「知らない……。そうだ!!」

 

そう言うとムサシは、巨人の顔らしき所へ近づいて話しかけた。

 

ムサシ「僕は、剣崎ムサシ。君の名前は??」

 

????『……。コスモス……。』

相当弱ってる声がムサシの脳裏に聞こえた。恐らくテレパシーだ。

 

ムサシ「コスモス!?コスモスって名前なんだね!」

 

そう言うとコスモスは、首を縦に振る。

 

曜「ムサシ君、この巨人の名前が分かったの?」

 

ムサシ「うん!この巨人は、コスモスって言うんだ!!曜も怖がらなくて良いよ。こっちおいでって!」

 

そう言うとムサシは、曜の手を引っ張ってコスモスの顔へと再び近づく。

 

ムサシ「コスモス!この娘は、渡辺曜ちゃんって言って運動神経凄い良いんだよ!!」

曜「それは、ムサシも変わらないと思うけど……私は、渡辺曜って言います。こ、コスモスさんはどうしてこんなに弱ってるの?」

 

コスモス『光が……欲しい……。』

 

そうコスモスは、二人の頭に語りかけた。

 

ムサシ「そうか!コスモスのエネルギーは光何だね!!分かった、すぐ準備する!!」

 

そう言うとムサシは、コテージへ向かって自分の望遠鏡と果南の望遠鏡を取りに行った。

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたか?
12歳の曜と千歌とムサシと潤。そして、13歳の果南と言う設定でスタートしました。


《次回予告》
必死にコスモスに光をたさ与えて復活させようとするムサシと曜。太陽が出て復活したコスモスと空を飛んだりして遊ぶムサシと曜だが、コスモスともお別れの時間になった。そして、去り際にコスモスは、勇者の証と言う石をムサシに託す。

次回、
プロローグ2
「復活!その名はウルトラマンコスモス」
です。

次回もお楽しみに!!


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プロローグ2「復活!その名はウルトラマンコスモス」

前回から書いてて思ったのは、今作のヒロインは曜ちゃんではないか!?
と思っている作者でした。


ムサシと曜は、懸命に月の光をコスモスに当てるが……

中々蘇らない。

時刻は既に11時を過ぎていた。ムサシは、二人分のテントを張りいつでも寝れる様にしておいた。

 

ムサシ「曜ちゃん、そっちはどうだ?」

 

曜「うん!まだ大丈夫!!」

 

ムサシ「そうか。でも、無理するな。」

 

曜「大丈夫だよ!もう少し頑張れるから。」

 

そう言うと曜は、作業を続けた。

 

ムサシ(望遠鏡の反射だけじゃダメなのか!?……まだ、何かあるはずだ!!)

 

そう考えたムサシは、近くにあった懐中電灯を使いコスモスに光を与える。

それを見ると曜も持ってる懐中電灯をコスモスに当てるが何も反応しない。

 

ムサシ「コスモス、教えてくれ!君を蘇らせるにはどこに光を当てればいいんだ!?」

 

コスモス『額に……頼む……。』

 

そう微かに聞こえたムサシは、早速望遠鏡の反射をコスモスの額に当たるようにした。

 

ムサシ「曜ちゃん、もっと光を額に集中させてくれ!」

 

曜「分かった!……これで良い?」

 

ムサシ「十分だ!後は、時間が過ぎるのを待つだけなんだけど……。」

 

すると、曜はフラフラっとムサシに近づき寄りかかるようにして胸に飛び込んできた。

 

ムサシ「よ、曜ちゃん!?どうしたの???」

 

曜「ごめん。ムサシ君、眠くなっちゃった……。」

 

ムサシ「テント張ってあるからそれ使って……ってもう歩ける感じじゃないか。」

 

そう呟くと先程より元気になってるコスモスの声が脳内に聞こえてきた。

 

コスモス『ムサシ、曜を寝かせてあげてくれ。私の為にここまでしてくれてありがとう。君は……嫌、君達の勇気に私は、感動してる。後は、時間が経つのを待つだけだし……ムサシも寝てくれ。』

 

ムサシ「分かった。コスモス、もし君が回復したらお願いがあるんだけど……。ダメかな?」

コスモス『分かった。私を助けてくれた君達だけにお礼としてやろう。』

 

ムサシ「ありがとう。おやすみ、コスモス。」

そう言うとムサシは、曜を連れてテントの中へと入り暖かくして寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、誰よりも早く起きたムサシは、昇り始めた太陽の光を望遠鏡で反射させてコスモスの額に当てる。月よりも力強く光る光に反応してコスモスの身体か光り始めた。

 

曜「ムサシ君?どうしたの???」

 

ムサシ「曜、見ろよ!コスモスが蘇るぞ!!」

 

テントから出てきた曜に対してムサシがそう言うとコスモスの姿が変わる様子をずっと眺めていた。そして、コスモスは、身長40mにまでなった。

 

ムサシ「これがコスモスの本当の姿……。」

 

曜「青くてカッコいいね!この内浦の海にピッタリな色だよ!」

 

ムサシ「良かったね!コスモス!!元気になって!!」

 

そう言われるとコスモスは、うんと頷く。すると、しゃがみこんで手をムサシたちの前に置く。

 

ムサシ「もしかして……約束守ってくれるの??」

 

ムサシの質問にコスモスは、うんと答えるとムサシは、曜の手を引っ張り手の上に乗るとコスモスは、ゆっくり立ち上がりそのまま空を飛び始めた。

 

曜「うわぁぁぁぁぁっ!!高い!いくらなんでも高過ぎるよ!!」

 

ムサシ「曜ちゃん、真下じゃなくて少し前を見なよ!内浦の街が綺麗に見えるよ!」

 

そう言われると曜は、少し上を見るとそこから見えるのは、美しい内浦の町の風景だった。

そして、下にはコスモスの出現でパニックになってる町の人たちが居た。

 

ムサシ「楽しいよ!コスモス!!僕もこんなに早く飛んでみたいな〜。」

 

そう言いながらコスモスと行く空の旅はまだまだ続いた。いつの間には日本一周するとコスモスの胸にあるランプが赤に変わり点滅を始めた。

 

ムサシ「コスモス、これは??」

 

コスモス『これは、カラータイマー。私の活動時間の限界を教えてくれる物だ。』

 

曜「コスモスもそんなのあるんだね。」

 

ムサシ「じゃあ、寂しいけどお別れだね。」

 

コスモスは、コテージの近くにムサシ達を下ろした。

 

ムサシ「ありがとう!コスモス。」

 

曜「ありがとう!」

 

すると、コスモスはムサシに向かって指を指した。それを見て自分の手を見るとそこには、青い石があった。

 

ムサシ「コスモス!これは??」

 

コスモス『それは、勇者の証。』

 

ムサ曜「「勇者の証!?」」

 

コスモス『真の勇者にのみ授ける事が出来る物だ。それを使って私を呼ぶがいい。』

 

そう言い残してコスモスは、空を飛び飛び去ってしまった。

 

ムサシ「コスモス……。」

 

曜「さぁ、ムサシ君。一緒に帰ろ?」

 

ムサシ「分かった。」

 

ムサシは、そう言うと勇者の証をポケットにしまい。テントをたたんでコテージに戻った。しかし、千歌と果南には、物凄く怒られたが……。

 

その後、楽しいキャンプをしていたがとうとう最終日を迎えていた。ムサシは、伝えないといけない事を千歌達に伝える決意をした。

 

ムサシ「みんな……聞いてくれ。」

 

果南「どうしたの?急に……。」

 

ムサシ「僕の親が海外に転勤になったらしいんだ。」

 

曜「嘘……。」

 

千歌「じゃあ、もう二度と会えないの?」

 

その質問にムサシは、答えられなかった。

二度と会えないかもしれないし会えるかもしれない……。すると、曜は涙目になってその場から走り去ってしまった。

 

ムサシ「曜ちゃん!!」

 

そう言いながらムサシも曜を追いかける。

 

曜(何で……何時もなら必ず会えるって言ってくれるのに……。何時も一緒にいたからお別れなんて考えてもなかった……。)

 

その時だった。たまたま曜の近くにあった石碑が倒れてしまった。

 

曜「え!?何???地震???」

 

地震が発生して地下から巨大怪獣が出現した。

 

曜「か、怪獣!?でも、怪獣なんてこの世には居ないはずなのに……。」

 

怪獣ドンロン、倒れてる曜に向かって一直線に進んできた。曜は、動ける力も出せなかった。初めて見る怪獣が怖かったのだ……。次第に怪獣との距離も縮まって曜の目の前には、怪獣がいる状態だった。

 

曜「助けて……助けてーーーー!!!!」

 

曜の必死の叫びがムサシには、聞こえた。しかし、ムサシのいる距離から曜を助けるには至難の技だ。

 

ムサシ(コスモス、聞いてくれ。曜ちゃんが危ないんだ!力を貸してくれ!!)

 

そう思いを込めながら勇者の証を空高く掲げた。

 

ムサシ「コスモス!!」

 

すると、勇者の証が輝き目の前には青き巨人…コスモスが現れた。しかし、何故かカラータイマーが点滅をしていた。コスモスは、ドンロンを曜から遠ざけるとその隙にムサシは、曜を助けた。

 

ムサシ「曜ちゃん!大丈夫??」

 

曜「怖かった……死ぬかと思ったよ!」

 

そう言いながら曜はムサシに抱き着いて離れなかった。

そんな中、ドンロンとコスモスは、さっき地下から現れた場所で戦闘をしていた。

コスモスは、両手を斜め上に揚げた後、右の手のひらを前に突き出して放つフルムーンレクトを放った。それを浴びたドンロンは、大人しくなると自ら住んでいた地下に戻り始めた。

 

ムサシ「ありがとう!コスモス!!」

 

コスモスは、頷き空の彼方へと消えて言った。

 

 

 

 

 

 




《次回予告》
キャンプから数ヶ月。
怪獣も出現もなく平和に暮らしていた。
しかし、千歌達とお別れの時間が迫っていた。
そんな中、今回の事件の元凶とも言えるバルタン星人が内浦にやって来てしまう……。

次回、
プロローグ3
「訪問者」
です。

次回もお楽しみに!!


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プロローグ3「訪問者」

タイトル通りではないかもしれませんが……、
ご了承ください。

それでは、本編スタート!!


あれから数ヶ月が経っていた。バルタン星人はと言うと一旦自分の円盤と思われる物に帰り地球へ進路を向けた。そこには、数多くのバルタンの民を乗せて地球侵略への準備をしていた。

それは、地球人の最後を意味する。

 

そして、ムサシ達も最後の時が訪れようとしていた。

ムサシは、海外転勤への準備としてダンボールに自分の荷物を入れてしまっていた。

 

ムサシ(このまま……二度とみんなと会えないのか!?そんなのだけは、絶対嫌だ!!)

 

ムサシには、そんな迷いがあった。そして、コスモスから貰って大切にしていた勇者の証を手に取る。

 

ムサシ「コスモス……教えてくれ。僕は、どうしたらいいんだろう???」

 

勇者の証に聞いても答えなど帰ってこないってのは分かってるはずなのに……。何故か、勇者の証に聞くことが多くなった。

 

曜「ムサシ君!!遊びに来たよ!!」

 

ちょうどそこへ、曜がやって来た。今日は、曜と一緒に買い物したり遊んだりするらしい。

 

ムサシ「曜ちゃん、ちょっと待ってて!!」

ムサシは、そう言うと勇者の証をポケットに入れて玄関へ向かった。

それからバスに乗って沼津まで向かった。

 

曜「どう?引越しの準備は……。」

 

ムサシ「うん、順調だよ。怖いぐらい。」

 

曜は、少し暗い顔してそう聞いてきた。あれから引越しや転勤の話になるとどうしてか寂しい顔して話す。

 

ムサシ「僕が居なくなったら寂しい?」

 

曜「そんなの……。」

 

ムサシ「え??」

 

曜「そんなの、当たり前じゃん!!寂しいよ……辛いよ……。」

 

試しに聞いてみた質問だったが、ムサシは少し後悔してしまった。その罪悪感から泣きじゃくる曜の頭を自分の方に寄せた。

 

曜「む、ムサシ君!?」

 

ムサシ「ごめん。寂しい思いばかりさせて。」

 

曜「うんうん。私こそごめんね、怒鳴ったりして……。」

 

ムサシ「今日は、そんな事忘れて楽しもうか?」

 

曜「うん!!」

 

こうして、ムサシ達は、沼津に着いた。すると、曜はテンションを上げならがらショッピングモールに入って行った。まず向かったのは、女子のファッションコーナーだった。

 

ムサシ「曜ってファッションする時あるの?」

 

曜「良いから。これとこれどっちが良い?」

 

ムサシ「うーん……。じゃあ、白かな?」

 

曜「エッチ……。」

 

曜は、頬を赤くしながらそう言った。

 

ムサシ「曜ちゃん……何を変な事を考えてるんだよ。」

 

曜「考えてない!」

 

そう言いながら買い物を進めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、バルタン星人の円盤らしきものが沼津上空に出現した。そこから巨大なバルタン星人が地上へやって来た。

 

バルタン星人『良く聞け、地球の民よ。我々は、バルタン星の数百億の民の為にもこの星を侵略する。』

 

曜「侵略って……。」

 

ムサシ「そんな事はさせない!地球の人達だって一生懸命生きてるんだ。その生きる権利を取る事なんてお前達にはない!!」

 

?????「その通り……。貴方達の住む権利を奪うなんて可笑しいよ。」

 

声の方を向くとそこには、巨大なバルタン星人と似ているが明らかに大きさが違っていた。

 

ムサシ「君もバルタン星人!?」

 

チャイルド「チャイルドバルタン。それが宇宙での私たちの呼び名。私は、シルビィって言うの。」

 

ムサシ「君達は、どうして地球を狙うんだ?」

 

チャイルド「あれを見て!」

 

曜「何!?あれ???」

 

チャイルド「あそこには、数多くのバルタンの民が居るの。その数、数百億。」

 

ムサシ「数百億!?」

 

曜「そんなに???」

 

ムサシ「自分達の星は、どうしたんだ??」

 

チャイルド「我々の星は、もう住むことが出来ないの。だから、母星の一部を改造したのそれがあの宇宙船廃月。止められるのは、たった一人。慈愛の戦士ウルトラマンコスモスただ一人。」

 

曜「慈愛の戦士……。」

 

ムサシ「ウルトラマン…コスモス……。」

 

ムサシは、破壊活動をしているバルタン星人を見つめる。幼い子供達の為にそこまでするバルタン星人を完全に恨めなかった。

 

ムサシ「僕……何出来るか分からないけど……。あのバルタン星人に説得してくる!!」

 

そう言うとムサシは、曜を置いてバルタン星人の近くへ向かってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

ムサシ「バルタン星人!!!」

 

すると、バルタン星人は動きを止めてムサシの方に振り向く。

 

バルタン星人『人間の癖にこの私に楯突くと言うのか!?』

 

ムサシ「違う!僕は、君と友達になりたいんだ!!」

 

バルタン星人『友……達!?何だそれは。』

 

ムサシ「友達って知らないの?」

 

バルタン星人『その様な物は初めて聞いた。この星の文化か?』

 

ムサシ「そうだよ!!この星には、数多くの生物が暮らしてるんだ。だから、そんな人達の居場所をとっちゃダメだよ!」

 

バルタン星人『……。だが、この星しか我々は生き抜けないのだ。』

 

ムサシ「だったら共存しようよ!共に生きれば良いよ。」

 

バルタン星人『確かに、少年の言う通りだ。先住民を退かして生活するのは、おかしいな。』

 

そう言うとバルタン星人は、破壊活動を止めた。その姿に、ムサシは誇らしい気分だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「撃て!!」

 

数弾のミサイルがバルタン星人に直撃する。良く見ると、ムサシの後ろには防衛軍が居た。

 

長官「少年よ、良くぞ宇宙人の気をそらしてくれた。後は、我々防衛軍に任せてもらおうか!全機攻撃開始!!」

 

長官は、通信機を使ってそう指示すると戦闘機全てがバルタン星人に向かってミサイルを放たれた。

 

ムサシ「止めてくれ!バルタン星人攻撃しないでくれ!!」

 

長官「宇宙人はみな侵略者だ!地球平和を保つ為にも殺るしかない!!止めずにどんどん撃て!!」

 

火花を散らしながら苦しむバルタン星人。その悲鳴が微かにムサシにだけ聞こえた。そして、目を赤くしてバルタン星人は、立ち上がった。

 

バルタン星人『少年よ。私は、決意した……この世界を侵略する!!』

 

ムサシ「止めてくれ!争いは何も起きない!!」

 

しかし、バルタン星人は聞く耳を持たずに姿を変形さて、ネオバルタンになった。

 

長官「何!?姿が変わっただと???」

 

ムサシ「……バルタン星人は、怒ったんだ。武力で先制攻撃をした身勝手な地球人に……。今すぐ攻撃を中止しないと大変な事に……。」

 

しかし、ネオバルタンは破壊活動をして防衛軍の戦闘機全機を墜落させた。

 

長官「おのれ……なら、地上攻撃だ!!」

 

ムサシ「まだ、分からないのか!」

 

長官「何!?」

 

ムサシ「あのバルタン星人には、地球の攻撃なんて効かない事を!!」

 

長官「なら、このまま地球が侵略されるのを黙って見てろって言うのか!?」

 

ムサシ「最初から無力な戦いを仕掛けた防衛軍が悪いよ……。でも、僕は諦めない!早くここに人を避難させるんだ!!」

 

そう言ってムサシは、ネオバルタンに向かって走り出した。今のネオバルタンには、理性がない。破壊活動しか彼の心にはないのだ。

 

長官「うぅっ……。全員住民の避難を急げ!!」

 

隊員「「「了解!!」」」

 

そう言うと防衛軍は、撤退して住民の避難を最優先にした。ムサシは、ネオバルタンに近づこうとするが中々距離が縮まらない。

 

ムサシ「バルタン星人!!破壊なんて止めてくれ!!争いは何も生まない!話して解決しよう!!」

 

しかし、ネオバルタンは聞く耳を持とうとせずにムサシに攻撃を仕掛けた。ビルの瓦礫や爆発で飛んできた土などがムサシを襲う。ムサシは、しゃがんで回避するとバルタン星人に向かって再び走り始めた。しかし、目の前で爆発が起こりムサシは、吹き飛ばされてしまった。それと同時にコスモスから貰った勇者の証がポケットから出てきた。

 

ムサシ「コスモス……。」

 

その時、チャイルドバルタンの言葉を思い出した。

 

チャイルド「止められるのは、たった一人。慈愛の戦士ウルトラマンコスモスただ一人。」

 

ムサシは、すぐに勇者の証を拾い直すとネオバルタンに向かって立ち上がった。

 

ムサシ(コスモス、僕はバルタン星人を助けたい。何があってもバルタン星人を救いたいんだ!!だから……力を貸してくれ!!ウルトラマンコスモス!!!!)

 

ムサシが自分の思いを強く持つと勇者の証が眩しく光りだした。それを高々と掲げながらムサシは、叫んだ。

 

 

ムサシ「コスモースっ!!!!」

 

すると、ネオバルタンが攻撃を仕掛けてきたがそれより前に遥か遠くから来た光がムサシを包み込み、ウルトラマンコスモスに姿を変えた。

 

 

 

ネオバルタン『ウルトラマン……コスモス……。』

 

コスモス(ムサシ)『バルタン星人、自分の心を取り戻してくれ!』

 

しかし、ネオバルタンは光の鞭でコスモスを縛り付けて攻撃を仕掛けた。

 

曜「あれは……。」

 

チャイルド「慈愛の戦士…ウルトラマンコスモス。」

 

近くまで駆けつけた曜達は、ウルトラマンコスモスをじっと見つめる。しかし、チャイルドバルタンは分かっていた。その魂がムサシである事を。

ネオバルタンは、コスモスを振り回してダメージを与えるがコスモスは、反撃しようとしなかった。何とかしてバルタン星人を元に戻したいと思ったのだ。しかし、それを叶わずネオバルタンは、次々とコスモスに攻撃を仕掛けた。

 

コスモス(ムサシ)『殺るしかないのか……。なら!』

 

そう言うとコスモスは、鞭を切り離してネオバルタンから離れるとモードチェンジをし始めた。

優しさの青から……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

強さの赤へ……。

 

 

 

 

 

今、バルタン星人との最終決戦が始まろうとした。




どうしよう……12歳の少年がウルトラマンと一体化してしまった。

《次回予告》
ネオバルタンの暴走に太陽の様な強さを持ったコスモスコロナモードが立ち向かう。
バルタン星人の運命は!?

次回、
プロローグ4
「最終決戦!コスモスVSバルタン星人」
です。
次回もお楽しみに!!


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プロローグ4「最終決戦!!コスモスVSバルタン星人」

中々、戦闘シーンが書けにくいです。
でも、本編ではしっかり書くので楽しみにしててください。


曜「コスモスの身体の色が青から……赤に!!」

 

コロナモードへと変わる姿を曜とチャイルドバルタンは、じっと見ていた。コスモスは、さっきとは正反対にバルタン星人に力強い攻撃を仕掛けるようになった。

 

チャイルド「あれは、コスモスのもう一つの姿……。太陽のように強い強さを持った戦士……ウルトラマンコスモス、コロナモード。」

 

曜「コロナ…モード。何て強さなの。」

 

先程からコスモスの攻撃がネオバルタンに命中している。見るからにコスモス優勢だ。

 

ネオバルタン『破壊……破壊……破壊……。』

 

コスモス(ムサシ)『この星を……この地球を破壊させるわけにはいかない!!』

 

そう言うと、コスモスはネオバルタンに飛び蹴りして攻撃を仕掛けると蹴りやパンチの連続攻撃が命中する。すると、ネオバルタンは分身して数だけで圧倒するがコスモスも分身して同じ数になる。数体のコスモスは、ネオバルタンを中心に押して分身を解除させる。次に肩の甲冑を棘に変えて発射するが、コスモスは高速で回転しながら全て弾き飛ばした。

 

ネオバルタン『何!?』

 

コスモスは、地面に着地すると圧殺波動のブレージングウェーブを放つ。ネオバルタンは、それをもろに受けるとそのまま吹き飛ばされビル5つぐらい連続で倒されて行った。

 

曜「やった!って、チャイルドバルタン?」

 

曜は、コスモスの勝利を喜ぶがチャイルドバルタンは、何故か泣いていた。

 

曜「何で、泣いてるの?」

 

チャイルド「見てて……。」

 

チャイルドバルタンは、そう言った。すると、ネオバルタンは、ゆっくり立ち上がると数歩コスモスの方に歩くと胸が熱を持ちながら膨れ上がるがすぐ消えた。そして、誰もが驚いたのは、ネオバルタンの瞳には涙があった事だった……。

ネオバルタンは、ゆっくり倒れるとそのまま瞳を閉じてしまった。

 

曜「死んじゃったの?」

 

チャイルド「うん……。」

 

曜は、チャイルドバルタンの方を見て聞くとチャイルドバルタンにも涙が浮かんでいた。

 

チャイルド「迎えに行ってくるね……。これでお別れだよ。曜ちゃん、離れても友達になってくれるよね?」

 

曜「うん!私達は、ずっと友達だよ!!」

 

曜は、そう言うとチャイルドバルタンは、ネオバルタンの所へ向かった。

コスモスは、コスモ・カウサーを放ちネオバルタンを元のバルタン星人に戻すと、青き姿ルナモードに戻った。

しかし、ウルトラマンコスモスさえも敵と思った長官は、ミサイルをコスモスに向けて発射しようとした。

 

曜「どうしよう……コスモスが危ない!」

 

そのミサイルがコスモスを狙ってると察した。

そして、防衛軍の目を盗んでコスモスに近づいた。

 

曜「コスモス!!」

 

曜の声に反応したコスモスは、曜を見つめる。

 

曜「気をつけて!!ミサイルが……防衛軍のミサイルが貴方を狙ってるよ!」

 

しかし、既に防衛軍は、近くに居る曜もお構い無しに地上に配置していたミサイルを数発も発射した。コスモスは、左手で曜を持ち上げて右掌を前に突き出してコスモシュートレスを放ちミサイルを静止させた。その場に下ろした。そして、そのままコスモスは、曜を連れてその場を去った。その後、大量のチャイルドバルタンがバルタン星人の死骸を連れて地球を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムサシ「曜ちゃん?曜ちゃん!!」

 

ムサシは、気絶している曜を起こすとゆっくり目を覚ました。二人の目の前には、ウルトラマンコスモスが立っていた。

 

曜「コスモス……無事だったんだね!」

 

曜の言葉にコスモスも反応する。

 

ムサシ「曜ちゃん……。」

 

何か込み上げてきたのかムサシは、曜を抱きしめた。

 

曜「む、ムサシ君!?」

 

ムサシ「凄い心配した。二度と曜と会えなくなるかとも思った。」

 

曜「私は、大丈夫だよ。でもこれだけは約束して……また、会えるって……。」

 

ムサシ「約束する。だってこの空は、繋がってるんだから。そして、コスモスとも!」

 

コスモス『ムサシ……。いつか、地球の人が宇宙に旅立つその日までお別れだ。』

 

コスモスは、胸のカラータイマーが青から赤へと変わって点滅していた。

 

ムサシ「うん。必ず会いに行くからね!!」

 

コスモスは、頷くとムサシに向かって指を指した。そこには、あの勇者の証があった。

 

ムサシ「うん、わかってるよコスモス……。曜ちゃん。」

 

ムサシは、呟くと曜の名を呼んだ。曜は、頭に?を作りながらムサシの方に向く。

 

ムサシ「これを曜ちゃんに預けるよ。」

 

曜「え??でも……これはコスモスから貰った大切な……。」

 

ムサシ「うん。でも、俺もコスモスもこれを曜ちゃんに持ってて欲しいんだ。そして、約束通り再会したら返して欲しい。」

 

曜「うん、分かった。大切にするね!ムサシ君……それに、コスモス!」

 

ムサシ「うん!」

 

コスモスも曜の言葉に頷く。そして、空を飛び地球を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……。

ムサシと曜との別れの日になった。

 

曜「お別れだね……。」

 

ムサシ「うん。曜、卒業おめでとう!」

 

曜「ありがとう。ムサシもね!」

 

あの件以来くんやちゃんをつける事はなくなった。

 

曜「私、こっちで頑張るから!だから……ムサシも海外で頑張ってね!」

 

ムサシ「あぁ。頑張る。」

 

ムサシ父「おい!ムサシ。行くぞ!!」

 

ムサシ「うん!今行くよ。じゃあ、必ずこっちに帰ってくるから……だから、それまでこの綺麗な内浦で待っててくれ。」

 

曜「うん!待ってるから!!」

 

ムサシ「さよならは……言わないから。」

 

曜「うん……またね!」

 

それを最後にムサシは、海外へと飛びたった。

 

 

 

 

 

 

 

 

物語は、それから5年後……。

 

 

 

内浦を舞台に二つの物語が加速する。

 

 

 

 




《予告》(CV.渡辺曜)
あの別れから5年後……。
私は、千歌ちゃんと同じ浦の星女学院に進学して2年生になった。そんな中、千歌ちゃんが憧れのスクールアイドルμ'sの様に輝きたいって言い出してスクールアイドルを始めようとすけど……。

次回、第1話
「再会と決意」
です。

みんなも全速前進……ヨーソロー!!


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第1話「再会と決意」

今回から本編の始まりです。

今回の登場怪獣は…

・友好巨鳥リドリアス
・カオスヘッダー
・カオスリドリアス

です。
それでは、本編スタート!


【ムサシ編】(←キャラ目線の時に必ず出てきます。)

ここは、アメリカ郊外。

俺は、今から日本という国に帰ろうとしていた。

5年前……。小学生だった俺は、卒業前に不思議な出来事をした。慈愛の戦士、ウルトラマンコスモスと出会ったのだ。

それから、コスモスから貰った勇者の証は、幼馴染みの渡辺曜と言う人に渡した。俺より、彼女の方が真の勇者に相応しいと思ったからだ。

 

ムサシ父「ムサシ、日本に帰っても頑張れよ!」

 

ムサシ母「ムサシ、身体には気をつけるのよ。」

 

ムサシ「わかってるよ父さん、母さん。それに、日本にはあいつも居るんだ。安心しててよ。」

 

ムサシ父「そうだな。そうなると曜ちゃんが花嫁候補なのか?」

 

ムサシ「な、何言ってるんだよ!?それは、まだ先だろ?」

 

ムサシ母「そうよ、ムサシも年なんだから。」

 

ムサシ「からかうのは止めてくれ。俺、そろそろ行くから。じゃあ、またね!」

 

そう言うと俺は、飛行機に乗り東京へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【本編】

その頃、宇宙では地球に向かってる光の粒子を追いかけて青い巨人が地球を目指していた。彼は、昔バルタン星人の件で地球に来たが一部の地球人しか知られていない。

 

???「コスモス、何故我々の邪魔をする?」

 

コスモス『カオスヘッダー。これ以上生態系を壊すのは止めるんだ。』

 

彼の名は、ウルトラマンコスモス。平和を愛して争いを好まない戦士…慈愛の戦士と呼ばれている。

 

カオスヘッダー(以後、カオス)「それは無理だ。」

 

コスモス『何故だ!?』

 

カオス「それが、私の楽しみだからだ!!」

 

そう言うとカオスヘッダーは、コスモスにエネルギー光弾を放ち猛スピードで消えてしまった。

 

コスモス『急がなければ……』

 

そう言うとコスモスは、地球へと急いだ。

 

 

 

 

 

 

地球には、何十匹や数百体の怪獣が存在してるらしい。日本の太平洋にある小さな島、鏑矢諸島では怪獣の保護にあたる活動をしているSRCの怪獣保護区になっていて地球の怪獣達が数多く生息している。

ところが、そこから一匹の怪獣が空を飛んで逃げてしまった。怪獣の名は、リドリアス。基本性格は、大人しく人に危害を加えない生物だが、カオスヘッダーはそんなリドリアスに目をつけた。

 

 

 

 

 

 

【曜編】

私の名は、渡辺曜。17歳の高校二年生ってみんな知ってるか……。

私は、千歌ちゃんや潤君と一緒に共学化した浦の星女学院に入学して楽しい学校生活を送ってたんだけど……新年度そうそう千歌ちゃんがスクールアイドルをやるとか言い出して一緒に手伝ってるんだけど……。

部員も来ないし生徒会に猛反対されるで結構苦戦してます。

そんな私達のスクールアイドル活動ですが、今日で三日目を迎えてます。最近の千歌ちゃんは、転入生の桜内梨子ちゃんを必死にスカウトしようと頑張ってます。

 

千歌「そう言えばさ、今日あたりムサシ君帰ってくるんだよね?」

 

潤「うん、ムサシの奴……成長したかな?」

 

曜「私は、変わってない方がムサシらしいけどね。」

 

潤「曜……お前に前から聞きたかったことあるんだけど……ムサシに惚れた?」

 

曜「え!?な、な、何言ってるの?そんな訳ないじゃん……/////」

 

潤「そうか?沼津で遭遇したウルトラマン事件以来からムサシに対する接し方変わった気がするんだよね。」

 

千歌「てか、曜ちゃん顔赤いよ。熱でもあるの?」

 

曜「嘘……私、そんなに赤い???」

 

潤「めっちゃな。まぁ、子供な千歌には分かりにくい話だけどな。」

 

千歌「えぇ!?なんで???」

 

そんなたわいもない会話をしながら私達の学校生活は、始まるのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ムサシ編】

十何時間の空の旅を終えると新幹線や電車を経由して沼津へ向かった。俺の心の中には、ワクワクとドキドキで胸がいっぱいだった。

荷物は、先に家の方に向かってる。両親が海外で大成功して大儲けしたからって言って一人暮らしを許してくれるとかそこだけは、尊敬するけど……。

そんなことを考えながら俺は、再び寝についた。

 

 

????『ムサシ……ムサシ!』

 

コスモスの声が聞こえると、俺は目を覚ますとそこは、宇宙空間だった。目の前には、ウルトラマンコスモスがいた。

 

ムサシ「ウルトラマンコスモス!!」

 

コスモス『久し振りだな、ムサシ。だが、今はそれどころではない。地球に、悪の手が迫っている。』

 

ムサシ「地球に!?」

 

コスモス『あぁ。』

 

ムサシ「もしかして……宇宙人!?」

 

コスモス『違う。カオスヘッダーと言う生命体だ。他の惑星の生態系を変える事から光のウイルスとも言われている。地球の怪獣たちが危ない。カオスヘッダーは、君の近くに向かっている。』

 

ムサシ「分かった、気を付けるよ。」

 

 

 

それを最後に元の視界に戻った。

 

アナウンス「次は、沼津、沼津。」

 

そんな様なアナウンスが聞こえて俺は、電車を降りる準備をした。そこから、バスを使って内浦へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【曜編】

 

千歌「ダメだった……。」

 

梨子ちゃんや1年生などのスカウトに失敗した千歌ちゃんは、いつも通り落ち込んでいた。

 

潤「千歌は、どストレート過ぎるよ。もうちょっと工夫が必要だね。」

 

千歌「そんな事言われたって千歌には、無理だよ。あの時だって……。」

 

そう、あの時……。

 

 

 

〜回想シーン〜

 

まだ、幼かった私と千歌ちゃんは二人一緒に砂場で遊んでいた。

 

曜「出来た!千歌ちゃん、出来たよ!」

 

千歌「うん!もっと大きくしようよ!」

 

その時、1球のボールが私達の所を襲ってきた。それは、砂場を襲うと作った建物が壊れてしまった。

 

曜「そんな……。」

 

千歌「せっかく作ったのに……。」

 

男の子A「悪い悪い!そんな所で遊んでいるなんて知らなかったからさ!遊ぶんだったら違う所で遊べよな!」

 

曜「こんな事してその言い方……酷いよ。」

 

当時の私は、何もすることが出来なくてただ泣くことした出来なかった。

 

男の子A「だいたい女は、家でママゴトでもしてろ!」

 

???「それは、違う!!」

 

涙で視界がボヤけてたけど目の前には、一人の男の子が立っていた。

 

男の子A「何だよ……ムサシ、お前も女の味方するのかよ!」

 

ムサシ「だいたいどこで遊ぼうが人の自由だ!この城をこんなにしておいて謝れないのか!僕は、そんな奴と一緒に遊べない!!」

 

?「ムサシの言う通りだな。」

 

またもう一人私達の前にやってくる。

 

男の子A「じ、潤まで……。」

 

ムサシ「こんな自己中な奴らは……」

 

潤「この場から……」

 

ムサ潤「「立ち去れ!!!」」

 

そう言うと男の子達は、その場から去った。

すると、目の前の男の子は私達の方を振り向くとしゃがんで砂を集め始めた。

 

曜「何してるの?」

 

ムサシ「お城を作ってるんでしょ?一緒に作るよ!」

 

千歌「でも……また1からだよ?」

 

ムサシ「それでいいじゃん。さっきより大きなお城を一緒に作ろうよ!」

 

これが、私とムサシとの最初の出会いだった。それから毎日遊んだ。逆に遊ばなかった日の方が少ないぐらいに……。

 

 

潤「ムサシの行動力の半分は、正義と優しさだからな。だから、ムサシは凄いよ。」

 

千歌「うん!憧れるよね!!曜ちゃん。」

 

曜「うん!ムサシは、凄いよ。夢は、信じてれば必ず叶う。ムサシが言った言葉を私は、今でも覚えてるよ。」

 

すると、二人は私をじっと見つめていた。

 

曜「な、何!?」

 

千歌「やっぱり、曜ちゃん。ムサシ君の事好きなんだ〜。」

 

曜「え、えぇっ!?恋愛に鈍い千歌ちゃんまでなんで知ってるの???」

 

好きと言う感情が私の頬を熱くさせる。

だって、バルタン星人の時のムサシを見たら誰だって惚れるよ……。

 

潤「こんな噂ばかりしてたらムサシ来るんじゃないか?」

 

千歌「ありえる!それ、ありえるよ!!」

 

すると、物凄い風が私達を襲った。

 

曜「何!?」

 

空を見ると苦しんでいる怪獣の姿があった。

 

千歌「大きな鳥!?」

 

潤「あれは、リドリアス!鏑矢諸島で保護されてる怪獣だ。」

 

曜「鏑矢諸島で保護されてる怪獣がなんでここに!?」

 

潤「鏑矢諸島は、太平洋にあって直線で飛んでくるとここが一番近いんだ。」

 

千歌「そんな!」

 

すると、リドリアスは建物を破壊して姿を変えた。

 

曜「何あれ!?」

 

潤「あんなの見た事ない。」

 

千歌「それより、逃げよう!早く!!」

 

突然のリドリアス出現に町の人パニック状態だった。

後ろでお婆さんが倒れるのを見た。

 

曜「千歌ちゃんは、早く行って!」

 

そう言い残し倒れ込んだお婆さんの所へ向かう。

 

曜「お婆さん大丈夫ですか?荷物持ちます。」

 

お婆さん「あ、ありがとう……。」

 

千歌「曜ちゃん早く早く!!」

 

しかし、リドリアスはこっちに向かってきた。

その時、私のポケットにある勇者の証が眩しく光り始めた。私は、すぐさまこれが原因だと思った。

 

曜「千歌ちゃん!このお婆さんをお願い!」

 

千歌「曜ちゃんは?」

 

曜「私は、リドリアスを引きつけるから!」

 

千歌「そんなの無理だよ!」

 

曜「やってみなちゃわからないよ!潤君もお願いね!」

 

そう言い残して私は、リドリアスの方に向かった。

 

曜「リドリアス!!こっちこっち!!」

 

そうやって勇者の証を見せるとリドリアスはこっちに向かってやって来た。それを確認して私は、避難所と違う方向へ進む。

 

曜(上手くいってるみたいだけど……何時まで続くかな?)

 

私は、この囮作戦が上手いくか不安だった。リドリアスは、破壊光線を放って私を攻撃して来た。

 

曜「キャッ!!」

 

私の近くで爆発が起こる。その衝撃でしゃがんでしまった。リドリアスは、お構い無しに次々と光線を放ってきた。でも、次第に光が強くなってくのが確認できた。

 

曜(どうして!?)

 

私は、疑問に思うけど……、

その答えはすぐに見つかった。

 

ムサシ「曜!!」

 

曜「え!?……ムサシ!?」

 

ムサシ「勇者の証を、早く!!」

 

曜「うん!」

 

私は、言われるままに勇者の証をムサシに投げる。ムサシは、勇者の証を受け取るとリドリアスも物凄い光線でムサシを攻撃し始めた。

 

ムサシ「後は、俺がやる。だから曜は逃げるんだ!!」

 

曜「でも!!それじゃあ、ムサシが……」

 

ムサシ「いいから早く!!」

 

すると、ムサシは走り出した。それを見たリドリアスも空を飛んで後を追いかける。

 

曜「ムサシ……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ムサシ編】

俺は、勇者の証を持ってリドリアスを引き付けた。勇者の証が物凄い光っている。

 

ムサシ「コスモス、俺はこの地球を死の星何かにさせない!だから……だから、力を貸してくれ!」

 

カオスヘッダーに侵されたリドリアスは、破壊光線で俺を攻撃してきた。俺の右、左、前と三ヶ所連続で爆発する。その時に俺は、勇者の証を空高く掲げて叫んだ。

 

ムサシ「コスモース!!」

 

すると、空から眩しい光が俺を包み込み俺は、ウルトラマンコスモスルナモードへと姿を変えた。

 

コスモス『共に戦おう。ムサシ、カオスヘッダーの魔の手から人々を守るために!』

 

コスモス(ムサシ)『うん!』

 

リドリアスは、コスモス(以後、ムサシ編の場合に限って俺で)に向かって体当りしてきた。それを躱すけど方向転換して破壊光線を撃ちながら体当りしてきた。それをもろに受けて俺は、地面に倒れ込む。リドリアスは、俺の上に乗っかり嘴や鋭い爪を使って攻撃してくる。

 

曜「コスモス!!ウルトラマンコスモス!!」

 

曜の声!?

俺は、リドリアスを吹き飛ばし声の方に向くとそこには、千歌や潤それに果南もいた。

 

曜「負けちゃダメだよ!コスモス!!……、リドリアスを元に戻して!!」

 

俺は、立ち上がると透視能力でカオスヘッダーの位置を確認するとカオスヘッダーは、リドリアスの首元に居た。俺は、リドリアスを解放するためにもルナエキストラクトでカオスヘッダーを取り出してリドリアスを解放した。

 

曜「やった!」

 

しかし、カオスヘッダーは光の粒子からカオスヘッダーに侵されてる状態だったリドリアスに姿を変えた。

 

千歌「どうして?リドリアスはもう……。」

 

潤「恐らく。カオスヘッダーには、取り付いた相手の細胞をコピーし変身出来る能力があるみたいだ。」

 

潤の言うことは正したかった。解放したリドリアスは、その場に倒れ込んでいる。カオスリドリアスは、リドリアスを何度も蹴り飛ばした。俺は、それを見てカオスヘッダーを許せなくなった。気がついたら握り拳を作っていた。そして、優しさのルナから強さのコロナへモードチェンジした。

 

千歌「見て!姿が変わったよ!!」

 

曜「強さの戦士…コロナモード。」

 

果南「曜ちゃん、あの巨人に詳しいね。確か……ウルトラマンコスモスだっけ?」

 

曜「うん、小さい時に助けてもらったんだ。」

 

そう言いながら曜は、こっちを見つめる。

俺は、カオスリドリアスに向かって走るとタックルで弾き飛ばすとそのまま足を持って振り回しカオスリドリアスを地面に叩きつける。

すると、カオスリドリアスは、破壊光線を放ってきた。それを側転やバク転などをしながら躱すとジャンプしてカオスリドリアスの後ろに回る。その時、カラータイマーが青から赤に変わって点滅し始めた。

 

そして、両手をL字に組んで放つネイバスター光線を放つとカオスリドリアスに命中した。

カオスリドリアスは、それを受けるとバラバラに爆発した。

 

俺は、ルナモードに戻りリドリアスを鏑矢諸島に連れて行くと光の個体になって内浦に帰った。

良く見ると、勇者の証がスティック状に変化してた。

 

ムサシ「コスモス!?」

 

コスモス『それは、コスモプラック。君と私が一心同体となった証だ。ムサシ、共にカオスヘッダーから人々を……この星の生物を守りきろう。』

ムサシ「分かったよ、コスモス。」

 

曜「あ!ムサシ!!」

 

俺は、曜の声に気づき慌ててコスモプラックを隠した。

曜は、全力で走って近づくとこれでもかと言わんばかりの勢いで抱きついてきた。

 

ムサシ「どうした?急に……。」

 

曜「どうしたじゃないよ!帰っきたと思ったら急に命投げ出す様な行動とるし!二度と会えないかと思ったじゃん!」

 

曜は、自分の瞳に大量の涙を溜めながらそう言った。

 

ムサシ「ごめんな。お前に心配させちゃってさ。でも、これは約束する。俺は、死なないから。」

 

曜「約束……だよ。」

 

ムサシ「うん、約束する。」

 

こうして、俺の新たな物語がスタートした。カオスの脅威から果たしてこの星を守れるのか!?

疑問はあるけど……頑張ろうと思う。

 

 




《次回予告》(CV.剣崎ムサシ)
内浦に帰ってきた俺に襲ってきた試練は……
転入だった。
何故か親の手違いで浦の星女学院に転入するはめになる。そんな中、内浦の地下から怪獣ゴルメデが姿を現す。

次回、第2話「試練」

次回もお楽しみに!!


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