短編集 (亜亜亜 無常也 (d16))
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聖杯大戦(日本と中国鯖縛り)

前々から暖めていたものです。感想と真名当ては気軽にお願いします。


ルーマニアの聖杯大戦から■年後……、新たな聖杯戦争の幕が開く。

 

「どうもこの聖杯は出来が良い」

 

「ただ……、重大な欠陥があってな、中華の英霊しか呼べんようだ」

 

「聖堂教会は呼ばん。前の二の舞は困る」

 

 

 

召喚されし六人の英霊達。始まる戦争。

 

「我が父に恥じぬ戦いを」ーー偉大なる皇帝の血を引く者。セイバー

 

「無双の絶技とくと見よ」ーー猿すら泣き叫ぶ弓使い。アーチャー

 

「私を倒したくば、この倍は持ってこい」ーー矛と剣持つ一騎当千の武将。ランサー

 

「はあ、面倒だな。なぜ私が」ーー釣りばかりのオッサン。キャスター

 

「参る」ーー弩の名手たる、美しき美少年にして豪傑。アサシン

 

「■■■■■■」ーー武器を作りし怪物。バーサーカー

 

 

 

七人目の英霊召喚されし時、戦争は終わる。そして……、聖杯大戦が始まる。

 

「聞くがいい、我たしの名は…」ーー偉大なる覇王、半人半獣の少女。ライダー

 

七人目が触媒となり、現れる新たな英霊達。日の本の英雄達

 

「ここから先は一歩も通さん」ーー真の暴れん坊将軍。セイバー。

 

「何、拙僧は見ているだけです。続けて」ーー飄々としたお坊さん。アーチャー

 

「勝つのは俺だ、いや、俺たちだ」ーー騎馬に乗る深紅の鎧武者。ランサー

 

「よろしくお願いいたします。主様」ーー美しき呪術師、女王。キャスター

 

「いや、あの…、魔が差しただけで、許し…ギャアー」ーー語られし忍者。アサシン

 

「■■■!!!」ーー妖怪首置いtじゃなかった、捨てがまりを申し出た戦の申し子。バーサーカー

 

そして……

 

「では、改めて。おほん。問おう貴様が余を従える物好きか?」ーー大怨霊にして、大天狗。アヴェンジャー。

 

 

 

基本七クラス、そしてエクストラクラスまで入り乱れる死闘

 

「なぜこんなにいるの?普通数人じゃないの?」

 

「上手く作ったからだろ。いくつかの亜種聖杯が素材になっているらしいからな」

 

「さすがあの春日の聖杯。予備システムまで再現するとは」

 

 

現れるナチス

 

「ハイルヒトラー!!」

 

「畜生めえ!!」

 

「万歳!万歳!万歳!」

 

 

その裏で暗躍する者達。

 

「何、気にすることはない」

 

「たった百万人。必要な犠牲だ」

 

「私が世界を救うのだ!!」

 

 

 

ぶつかりあう英霊達

 

「あなた……、本当に一人?」

 

「さすがですね」

 

「蹂躙せよ!!」

 

 

 

解放される宝具

 

「ご命令とあらば」

 

「はあ、面倒だな。まあ仕方ない」

 

「切り札を出すときか……」

 

 

 

散りゆく者

 

「貴様ァーーー」

 

「はあ、これまでですか…」

 

「まあ悪くない」

 

 

 

日常を楽しむ者

 

「起きてください、主様」

 

「次覗いたら、自害ね。今流行りの」

 

「乾杯(^_^)/□☆□\(^_^)」

 

 

 

そして、大戦は……終わる。

 

「なぜだ、なぜ私が。私は世界を救うために」

 

「うるさい。黙って消えろ」

 

「どうでもいいそんなもの」

 

 

「やっと見つけた。余にここまで苦労させるとは」

 

「やっと言うことができます」

 

「妾(余)はあなた(貴様)を……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fate/Another Fake いつか公開(できたらいいな)




初めての投稿なのでミスだらけかもしれません。

鯖は凄まじいほどのマイナーがいます。お坊さんのアーチャーです。

ヒントになるかはわかりませんが、Fateシリーズに面識ある鯖がいます。

そして彼は弓を使いません。ある物を投げるからアーチャーです。

ただその出会いあの人にとって忘れたいエピソードですね。きっと。

わかったら凄いです。かなり。


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Fate/Apocrypha(黒の陣営 総入れ替え その①)

これも前々から暖めていた作品です。

①というのは続編をやるからです(予定)。

とりあえず今回は既存鯖で。

それではどうぞ。

一部の鯖に失礼な表現を使ってます。ご了承ください。

オリジナルキャラクターも出ます。悪しからず。


冬木の聖杯戦争。第三次でアイツベルンが何を召喚したかで結末が変わる。

 

「復讐者」を呼んだ場合、「zero」、「stay night」へと繋がる。

 

「裁定者」を呼んだ場合、Apocryphaへと繋がる。

 

……まあどれにもつながらず、帝都で聖杯戦争が起こる未来もあるが。

 

 

 話が逸れてしまった。「Apocrypha」の世界で、聖杯をまんまと奪ったダーニック。ただし、その結末は皆様知ってのとおり。悲劇的な最後を遂げる。何が悪かったのか?原因はいくつもある。英雄、魔術師、選んだ触媒、魔力供給方法etc。色々原因はある。

 

 

 その中で私が思うに召喚したサーヴァントが悪かったことに尽きる。「すまないさん」、「先生」はまだいい。この二人は英雄としての格は高い上に、心技体完璧だ。まあ二人とも弱点らしい弱点はあるが、それはどの英雄にもいえることだ。

 ただし残りの、口の軽い「ポンコツ」、低燃費くらいしかとりえのない「人造人間」、性格難あり「切り裂き魔」、キャスタークラスの株をPと共にどんどん下げている「ゴーレム屑」、そして、知名度以外取り柄のない「ドスケベ公」。

 

 

ならば彼らを入れ変えたらどうなるか……。

 

 

神様「なら、やってみる?」

 

■■「マジで!?いいの?」

 

神様「いいよ。で、誰を呼ぶの?」

 

■■「それはね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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      ルーマニア トゥリファス

 

 深夜二時、一人の男が静まり返る街を眺めていた。

 男の名はダーニック。本名は長いため、ここでは省略(笑)。彼は決意に燃えていた。なにせ冬木で聖杯を奪ってから六十年も待ったのだから。

「そう、何もかもこの日の為だった」

 大変だった。本当に大変だった。大聖杯を馴染ませたり、英霊を召喚する聖遺物をかき集めたり。最初はこの国の大英雄であるヴラド三世を呼ぶつもりだった。だが……。

 人の気配に、ダーニックは振り返る。

「ダーニックさん、時間だよ♪」

 間延びした声が響いた。そこにいたのは二人の男女。一人は車椅子に乗った少女。もう一人はその車椅子を押すフードの少年。

「フィオレと黒斗か」

 ダーニックが微笑む少女の可憐な笑みにつられるように笑う。

「調子はどうだ?」

「悪くはありません。おじ様」

「右に同じ。……前かな?まあいいや♪」

 少女の名はフィオレ。本名は以下略。優秀な魔術師である。そして、その婚約者である魔術使い(根源行く気がないらしく、そう名乗っている)星海黒斗。

「カウレスは少し浮ついてた。ゴルドさんは緊張してるみたいだし、金銀コンビは変わらない。まあ無理もないか。もうすぐ始まるし♪」

「ああ」

「……」

 憂い顔で黙り込んでしまったフィオレ。その手を握る黒斗。よく見られる光景だ。

「本当に大変だったよね。召喚したと思ったら、いきなり殺されかかるとはね。まあ是非もないヨネ♪」

「是非もあるからな。アレは完全に貴様のせいだ」

 思わず突っ込むダーニック。それはそうだろう。召喚したサーヴァントにいきなり殺されかかったのである。ちなみに本人曰く百年近く生きてきて一番命の危機を感じたそうだ。

 そもそもの原因は、聖遺物の変更だ。

 ダーニックは本来呼ぶ予定のサーヴァントがいたのだが、黒斗が変更を申し出たのである。曰く「7騎で争うならいいけど、魔術協会に喧嘩売るんでしょ?なら超級のサーヴァント呼ばなきゃ。あんなドス……じゃなかった、串刺し公じゃ勝ち残れないよ。円卓とかINDOが来たら負けちゃうよ♪」とのことである。

 だが今の時代、亜種聖杯戦争が相次いでおり、聖遺物は手に入らないか、べらぼうに高い。ところが……

「まっかせてー♪」

 と言ってきたので、任せてみたのである。……まあダーニックはあまり期待しなかったのだが。ところが…

「手に入れたよ♪」

「マジで!?」

思わずキャラを崩壊させたダーニック。それはそうだろう。彼の手に入れた聖遺物はどれも凄まじいものだったのである。「好きなの選んでね」と渡された物は……

 

兜の破片

 

火縄銃の玉

 

折れている槍

 

美しい首飾り

 

石畳の破片

 

切れた電線

 

牛の仮面

 

「で、これで何が呼べるんだ?」

「ゴメンゴメン、言い忘れてた。あのね……」

 召喚される英雄を聞き、悩んだダーニック。黒斗はと言えば「オススメは兜の破片か折れた槍だね。この人達なら心技体揃っているし。オススメできないのは首飾り。下手するとドエライことになるよ♪」と言ったのである。そして、ダーニックが選んだのは……

「えっ、……首飾りにしちゃうの?」

「ああ。おまえの説明聞く限りはおそらく一番強力だろう」

「うん。強力だよ。この人はある聖杯戦争だと数騎でどうにか渡り合って、マスターコロコロして、キャスターのお手製道具使って、宝具開帳して、やっと消滅したから♪」

「じゃあコレだ。オススメの二つも捨てがたいがな」

「……どうなっても知らないよ」

 そして、先んじて召喚したのである。そして、現れたのは……

「我が名はオジマンディアス。王の中の王。全能の神よ、わが業を見よーーーそして、絶望せよ!」

 来てしまったファラオ様。天と地を統べる神王様。彼を呼ぶ触媒は皆様ご存知の通り、彼の愛妻の首飾り(確実に呼べる。本人の遺品だと応じてくれない場合が多い)。しかもそれで呼んだ場合、死が待っている(一応執行猶予はくれるが)。

 当然のごとく殺されかかったバカ二人。焼き払われそうになった哀れな街。どうにかこうにか宥めて、平謝りして、色々して、どうにかこうにかなんとか従ってくれるようになったのである。

「俺言ったじゃん、ドエライことになるって♪」

「それだけではわからん」

「まあ説明不足だったのは認めるけど♪」

「どっちもどっちだと思いますよ。おじ様は強力な英雄に目を奪われすぎましたし、黒斗さんは説明不足すぎです」

「だってねえ、聖杯戦争だよ。俺の知り合いの人も言ってたよ、聖杯戦争は真面目すぎないほうがいいって」

「どんな知り合いですか?」

「うーん、言葉にできない?」

「疑問系で言われても困るのですが……」

「今はどんな姿()してるんだか♪」

 そんなこんなで召喚儀式の間についた3人。そこにはすでにマスター達が揃っていた。雑事をこなすホムンクルスもいる。

「じゃあ、皆、聖遺物置いて召喚の時間だよー♪」

「なぜおまえが仕切る?」

「その場のノリ?」

「ぶっ殺すぞ」

「キャー♪」

「……二人とも、やめてください」

 フィオレがどうにか二人の争い(?)を止め、召喚の準備を始まった。

 一人目、やや肥満体の男性、ゴルド。本名は以下略。兜の破片を持っている。

 二人目、車椅子の少女、フィオレ。折れた槍を持っている。

 三人目、四人目、金髪碧眼の少女と銀髪紫眼の少女、リーナとシェラ。以下略。リーナが小物入れ、シェラが切れた電線を持っている。ちなみにこの二人は双子である。

 五人目、そばかすの少年、カウレス。略。手には牛の仮面を持っている。ちなみにフィオレの弟である。

「んんん?」

「どうしました、黒斗さん?」

 いきなり唸りだした黒斗にフィオレが声を掛ける。

「いやねえ、彼が帰ってきたみたい♪」

「彼?」

「フィオレには紹介したじゃん。あの人だよ♪」

「呵々、さすがだな、黒斗。儂の気配に気づくとは」

 いきなり聞こえた知らぬ声に、周囲がざわめき始めるが、黒斗が手を叩き静かにする。

「いやいや、気づいたわけじゃないよ?感だよん♪」

「それでもスゴイと思うぞ」

「いやあ、それほどでもー♪」

 姿の見えぬ相手と楽しそうに話す黒斗。

「しかし、偵察ばかりとはな。退屈でしょうがない」

「大丈夫、もうすぐたくさんたくさんブチ殺せるから♪」

「おうさ。しかし木偶ばかりくびり殺すのでは飽きるぞ」

「大丈夫大丈夫、強敵もいるって♪」

「期待しているぞ」

 会話を続ける黒斗。

「黒斗」

「黒斗さん」

 いつまでも続く会話を止めたフィオレとダーニック。

「黒斗、そろそろ紹介してもいいだろう」

「ん、わかった。アサシン出てきて♪」

 黒斗が誰もいない空間に呼びかけた。

 そこに現れたのは中華の武術家然とした男。

「彼は俺が二番目に召喚した黒のサーヴァント、アサシン。偵察やってもらっていたんだ。真名は李書文。二の打ち要らず、神槍って言った方が有名かな?」

「よろしく頼むぞ」

 呆然としていた彼らだったが、どうにか再起動を果たした。

「馬鹿な、気配を何も感じなかったぞ」

 唖然としていたゴルドが呟くと。

「アサシンだもん、当然じゃん。それに、気配を消すくらいなら、王様も可能だよん♪」

「その通りだ」

 また別の声が響く。するとそこには……

「おかえりー、王様♪」

 黒斗が声を掛けた先には玉座があった。空だったはずなのだが、そこには男がいた。太陽色の眼と褐色の肌を持つ男性だった。

 彼を認識したとたん空間の雰囲気が変わる。ただそこにいるだけで圧倒されてしまうのである。ところが……

「やっぱし、皇帝特権セコいよねー」

 まったく態度の変わらぬバカもいるが。

「召喚見に来たの?」

「ああ、余の配下となる物達だ。一見の価値がある」

「配下になるか微妙なのもいるよ?」

「そのときはそのときだ。ダーニック、始めよ」

 いきなり振られたダーニック。一応予想してたらしく取り乱した様子もない。

「それでは、始めよう」

 

 

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「召喚は長いので飛ばします。キングクリムゾン♪」

「何を言っているのですか?黒斗さん……」

 フィオレがツッコミを入れる。いつもの光景である。

 そんなこんなで英雄が召喚され、7騎揃ったのである。

「おい、黒斗」

「黒斗さん……」

「どーしたの?お二人さん。ちゃんとその通りのサーヴァントだよ?」

 黒斗が言ったのである。

「おかしいのいる?」

 おかしな顔してる二人(よく見るとマスター全員何かおかしな顔だ)にサーヴァント達を紹介する。

「まず、セイバー。アーサー・ペンドラゴン。暴君としての一面でーす♪」

「もっきゅもっきゅ、もっきゅもっきゅ」

 なぜか用意してあったジャンクフードを頬張る、黒ゴスの少女。

「アーチャー。第六天魔王、織田信長♪」

「わしじゃ!わしじゃ!」

 なぜかドイツの軍服を纏った少女。

「ランサー。光の御子、クー・フーリン♪」

「よろしくな、マスター」

 真紅の槍を持つ青タイツ男。凄い失礼です。

「バーサーカー。迷宮に閉じ込められた物、アステリオス。もうひとつの名では呼ばないこと♪」

「よろ…しく、マス…ター」 

 角の生えた大男。

「そして、世紀の発明家。世界的にも有名。エジソンだーーー♪」

「よろしく頼むよ」

 獅子の頭にアメコミのヒーローにしか見えない衣装の生物。

 紹介し終え、一息つく黒斗。

「おかしいのいる?いないでしょ♪」

「「「いるだろ、半分近くがおかしいわ!特にキャスター。なんでエジソンがライオンの頭つけてるんだ!?」」」」

「そういうもんだよ、英雄って」

「「「どういうもんだよ!!!」」」

「さて、召喚終わったし、各自相互理解深めてね。自害せよ(笑)になったら目も当てられないから♪」

「おい、なんで俺見て言ったんだ、おまえ?」

「じゃあ、おやすみ」

「「「待て!」」」

「ちゃっかり、姉さん連れてくな!姉さんも顔赤らめるな!誰かあのバカ止めろー!」

「もっきゅもっきゅ。おかわり」

「「「いつまで食ってんだ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで始まる戦争。さあ、黒の未来はどっちだ(笑)

 




色々突っ込みあるかもですが、気にしないでください。

多分ライオンに突っ込むかもですが気にしないでください。


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Fate/EXTRA(サーヴァント総入れ替え)

これも前々から暖めていたものです。

サーヴァントの真名当ては気軽にお願いします。

いつやるかは未定ですが、私の作品のオリジナルサーヴァントの答え合わせはやります。

それではどうぞ



月の表で起こった聖杯戦争。128騎の英霊達がヒャッハーする戦争だ。……まあ、タイマン方式なので戦えないサーヴァントには不利だった。

 

月の裏で起こった聖杯戦争。ある人物が原因で起こった戦争である。これは女の戦いといった方がいいかもしれない。

 

月で起こる新たな聖杯戦争。いくつかの陣営が陣取り合戦を繰り広げる。これについてはコメントは差し控える(笑)。だって全然わからないし。

 

話が逸れた。月で現れた英霊達、どれもが凄まじいサーヴァントだ。

 

 

赤き薔薇の皇帝、錬鉄の弓兵、傾国の美女、最古の英雄王、鮮血魔嬢、破壊の大王、光の御子、三国無双、太陽の騎士、太陽落とした航海者、森の守り人、子供達の幻想、串刺し公、魔拳士、真祖の姫君、悟りに至りし物、施しの聖者、童話作家、天才数学者、騎士の王、魔眼の怪物

 

 

 

誰も彼もが強力だ。……一部微妙なのもいるが気にしないで欲しい。

 

さて、今から始まる物語はこの英雄達が登場しない物語だ。

 

では御覧頂こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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どうも皆様始めまして、私黒斗と申します。えっ、見たことある?気にしない気にしない♪

そんな私ですが、なぜか学校生活送っています。学内の人は見覚えある人がたくさん。肝心要の「彼もしくは彼女」がなぜかいないけど。

まあ、とりあえず死にたくはないので、とりあえず英霊召喚と参りましょう。

 

「満たせ満たせ満たせ満たせ満たせ……、なんだっけ?まあ、いいか♪出てこいや~!!」

 

まあ出るわけない(笑)

 

しょうがない、真面目にやりますk「マスター候補か。しかも召喚中。リストにはないが消しとくか」

この声は……、ギャアー!、黒蠍ー!?。第3話完?

「始末しろ。サーヴァント」

( -_・)?アサシン先生じゃないのか?これなら生きる希望が…

「おいおい、まだ殺すのか、それにいい加減クラス、もしくは真名で呼んでくれ」

 

粒子が集まり現れたのは、見覚えのないサーヴァントだった。

赤毛に鎧を着ており、腰に剣を差している。アサシン先生より強そうだ。

あの鎧見覚えあるような……?誰が着けていたっけ?

 

「おまえの場合、クラスで呼ばない方が正体がわからない。それに()()があるだろう」

「そうだけどよおー、まあそれはいいや。それより相手はまだ子供だぜ」

「いいからやれ」

「はいはいっと」

赤毛さん(仮)がこっちを向く。鷹みたいな目だな。アーチャーかなぁ?

「悪いが坊や。マスターからの指示だ。死んでくれ」

「え~、死にたくはないな~」

「そうか」

見逃してくれるかな((o( ̄ー ̄)o))

「じゃあ、死にかた選ばせてやる」

無理だった(笑)

 

赤毛アーチャー(仮)が出したのは……、

()()()を見習って殴り殺しか」

拳を握る

「切り殺すか刺し殺すか」

剣を抜き、槍を出す。アレ?あの槍確か……

「圧殺か射殺か」

丸い盾と弓矢を出す。アレ?あの盾に書いてある絵って確か……

「焼け死n「いい加減にしろ。さっさと片付けろ」すまんすまん」

あっ、ユリウスさん怒った。

でもこれ不味いな。このままだと死んじゃうな。真名の検討はついたけどこのままじゃ……

 

「さあ、どれがいい」

「老衰「ダメだ」ダメか~」

 

どうしよう、マジで死ぬ。

誰か助けて~!!

 

『絶対絶命だな。』

声が聞こえた。これもしかして…

『死ぬ間際にあっても変わらぬ者よ』

『生きたくば余を呼ぶがいい』

 

うん、わかった。来て~

『……ふざけているが、まあよかろう』

 

ステンドグラスが砕け散る。現れたのは…

 

紫の装束を纏った、金髪の少女だった。肩には赤王様が着けていた感じの獅子をつけている。どことなく、紫の服装スパPの格好に似てるような……

 

「馬鹿な、このタイミングでだと」

「あらあら」

唖然とする二人

 

 

「問おう、貴様が余を従えしマスターか?」

「うん。そうだよん♪」

「そうか、これより余は貴様の刃となり、盾となろう」

手に棍棒のような小剣(グラディウス)を構える。もしかして彼女は剣闘士(グラディエーター)なのかな?

 

「やれ」

「わかった。とりあえずコレだな」

剣を構え襲いかかってきたアーチャー(仮)

その剣を受け止めた少女。今気付いたけど、彼女左手で武器持っている。左利きかな?

 

そのまま鍔競り合い。男が空いた手に槍を出し、突きを繰り出す。少女は大盾(スクトゥム)を出して受け止める。そのまま膠着となった。

 

「引くぞマスター。この嬢ちゃん結構強い。」

「わかった」

「逃がさん!」

 

 少女は小剣と大盾を消し、槍を出した。その槍を投げる

 

ところが、避けられた。逃げられたか……。でもよかった、とりあえず生き延びた。

「ありがとう、…えっと」

「バーサーカーだマスター。余の狂化は低いからな。普通に喋れる」

「そっか。よろしくね、俺は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで始まる物語。さあ、この主従どうなるか?




今回出てきたサーヴァント、「赤毛の男性」と「紫のバーサーカー」。

わかりましたか?感の良い人は気づくでしょう

続きはやります。多分……

 


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Fate/EXTRA(サーヴァント総入れ替え 第二弾)

そんなわけで第二弾。拍手ーーー。

えっ、そんなものはない?まあいいか

ちなみに前の続編ではなく、別物です

例えるなら、前のが主人公が赤王様召喚で、今回はキャス狐召喚といったところです

相手鯖に変わりはありませんが、主人公の性格が違います。

ちなみにストーリーが序盤は違います

後、この後どんな相手が出るかを書いてます

それではどーぞ


『ふむ……君も駄目か───』

 

『そろそろ刻限だ。君を最後の候補とし、その落選をもって、今回の予選を終了しよう』

 

『──さらばだ。安らかに消滅したまえ』

 

 言い放たれる死刑宣告。だが……

 

「えー、ヤダ。だが断るって言ったほうがいいかな」

 

 まったく動じないフードの少年。ところがそこへ、現れたのは……

 

 人形人形人形人形人形人形ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー大量の人形。当然の如く敵だ

 

「多いねえ、やばいなあ」

 

 1体、いや……数体までならどうにかなったかもしれない。だがここまで多いとなると無理だろう。当然の如くこの命風前の灯。

 

 だが……

 

「まだだ」

 

『ふむ』

 

 少年はあきらめない。絶対にあきらめない。

 

『キミはさあ、たぶんブレーキのない車か、ブレーキが壊れた車だね』

 

 親友にこう言われた俺だ。だから何もあきらめない!!

 

 

 

 

『ほう、そのあきらめの悪さ、気に入った』

 

 声が響く。クリアなソプラノの声。

 

『騎士の風上にも置けず、英雄というにはおこがましい。こんな私だが、あなたに手を貸そう。

 力をこめろ、手を伸ばせ』

 

 手を伸ばす。届け届け届け!

 

 

 すると……

 

 

 迫る人形軍団。だが突如、その軍団が切り刻まれた。

 

 ある物は真っ二つ、またある物は四肢を絶たれ、ある物は上半身と下半身が泣き別れした。

 

 崩れゆく人形達。そこに人形以外のヒトガタが立っていた。

 

 

 そこにいたのは……

 

 

 それは少女だった。

 

 くすんだプラチナ色の髪を肩まで伸ばしている。服装はドレスと鎧が合体したような黒ずんだ紫の服を纏っている。瞳はクリアブルー。

 そして、その手には剣を持っている。両手に一本ずつ。合計二本。

 

 その戦い方は荒々しいの一言につきる。だがその動きは洗練されてもいる。

 

 

 

(可愛いな。綺麗だな)

 

 そんなこと場違いなことを思っていると、

 

「問おう、あなたが私のマスターか?」

 

 縦に頷く。

 

「そうか。私は()()()()だ。ところで、あなたの名前を聞いてもいいだろうか?」

 

「俺は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで始まったこの主従。だがこの二人前途多難で……

 

 

「すまない、私の真名は()()言えない。」

 

 真名を言わぬセイバー。さらに……

 

「君はセイバーではないな」

 

 敵のサーヴァントよりもたらされたクラス詐称疑惑。それに加え……

 

「私は()()使えない、いや違うな。使いたくないのだ」

 

 宝具すら使おうとしないサーヴァント

 

 

 そんな二人に追い討ちをかけるように立ちはだかる強敵達

 

 

「いくぞ、我が炎受けてみろ」ーーいずれ蘇る王。竜殺しすら倒したセイバー

 

「余を退屈させてくれるなよ」ーー偉大なる皇帝。不可能を可能にするアーチャー

 

「ハハハハハハ」ーー毒の枢機卿。政治家にして軍人のランサー

 

「うむ、なかなかだな」太陽落とせし鉄の王。あの神王とも渡り合ったライダー

 

「真名見破ったくらいで俺に、■■■■■■に勝てると思ってるのか?」ーー知略家であり戦士。流浪の大英雄アサシン

 

「では」「物語を」「「読み上げよう!」」ーー物語集めた文学者。二人の兄弟キャスター

 

「■■■■■■!!!」ーー神の鍛えた剣と肉体を持つ戦士。最強の幻想殺しバーサーカー

 

 

 

 

 だが……。

 

「いくわよライダー」「ハハッ、いいだろう」ーー赤と白の主従。ハッカーと開闢の王ライダー

 

「バーサーカー」「…アア-」ーー少女と師の主従。ホムンクルスと神の化身であるバーサーカー

 

 協力してくれるものはいる。

 

 

 

 

 そして、遂に……

 

 

「■■■■■ですって!?まさかあなたは……」

「そうだ。私は■■■■」

 

 

「その■、まさか権能なの?」

 

 

「わたしは()()を完全には使えない。あの騎士の方が上手く使えるだろう。だから……どうなっても知らんぞ」

 

 

 

 

 7つの戦いをくぐり抜けた主従。最後に立ちはだかるは……

 

「本来なら、私にもサーヴァントがいたが、「彼女」は私から契約を切ってしまったし、「彼」は……、まあ色々あってね、彼()いなくなってしまった。だから新しい英雄と契約したのだよ」

 

「現れよ、セイヴァー。■■■」

 

 

 

「…………」ーー遥か遥か遥か未来の王。世界を救う救世主セイヴァー

 

 

 

「いくぞ、最後の戦いだ■■■■。気張れよ」

 

「ああ、マスター」

 

 

 

 

 最後の戦いが始まる。

 

 

 

 そして、戦いは終わり……

 

「終わったな」

 

「ああ」

 

「不謹慎かもしれないが楽しかった」

 

「右に同じ。楽しかったな」

 

「最後に一ついいだろうか?」

 

「俺も一つ言いたい」

 

「じゃあ、いっしょに言おう」

 

「ん」

 

「「せーの!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fate/EXTRA alternative another

 

いずれ公開したいな




今回登場したサーヴァントは分かりましたか?たぶん分かった人もいるでしょうね。

特に主人公の召喚したセイバー?は感づく人多いと思います。

前回のEXTRAにでたサーヴァントも出てます。気づきましたか?

分かったら気軽に感想欄にどうぞ

追記ですが、■は伏字です。バレたらつまらないですし。


 


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Fate/Apocrypha(黒の陣営 総入れ替え その②)

①の続きです。行ける所までぶっちぎろうと思います。

暖かい目で見守ってください。

今回は予約投稿実験です。


 聖杯戦争。色々種類があるが、参加するには英霊を召喚しなければならない。

 

 まあ召喚しないで乱入してくる魔術師もいるにはいるが今は置いておこう。

 

 英霊を召喚するには「聖遺物」を使う場合が多い。

 

 なぜか?簡単なことだ。誰が来るのかわからないからである。

 

 無しの場合自分の性格に近い英霊がくるのが一般的なのだが、その場合強いか弱いか完全に運しだいだ。さらにはまったく戦いをこなせないどころか、マスターに戦わせるある意味凄まじいのもいる。

 

 話が逸れた。だから聖遺物を使い、何を呼ぶのかを決めるのである。

 

 例えるなら、

 

「聖剣の鞘」、「蛇の抜け殻」、「肩かけ」、「黒ずんだ矢」、「血に染まった菩提樹の葉」、「首飾り」、「反逆者の枷」、「黒髭の財宝」、「錬金術師のフラスコ」

 

 これらを使えば、決まった英雄が呼べる。……たまにまったく違うのが来る場合もあるが。例えば、「アルトちゃん」を呼ぼうと聖剣の鞘が入っていた箱用意したら、「獅子心王」が来たみたいに。

 

 また話が逸れた。僕の悪い癖(笑)。話を戻そう。

 

 聖遺物を使って召喚するのは決まった英雄を呼べるが、それには欠点がある。

 

 性格が合わずに関係が破綻してしまうことがあるのである。

 

 例えば王様系の英雄に声高に命令したらどうなるか?

 

 王によっては許容するだろうし、中には不敬者と怒ってくるのもいるだろう。

 

 それで済めばいいのだが、中にはマスターを殺そうとするのもいるだろう。

 

 実例を挙げるなら、

 

 とある王様を召喚し、まったく会話しようとせず、()度しか話さず、戦闘に水を指し、完全に関係を破綻させた「目の死んだおっさん」

 

 すまないsじゃなかった、竜殺しを召喚し、真名が敵にバレるのを恐れるがあまり、しゃべらせず、会話せず、彼を自害に追い込んでしまった「メタボなおじさん」

 

 最強の英霊を召喚するも、最後に自害させる予定なのを見破られ、そのサーヴァントに見限られ、弟子に殺され、生前の行為すべてが裏目に出た「たれの人」

 

 上げればキリがない。では結局聖遺物有り無しどっちがいいのか?

 

 答えは私はこう答える。

 

 有りの方がいい。いいに決まってる。ただし相互理解はきちんとすること。

 

 もしくは、()を取る。

 

 はあ?間ァ?と思うかもしれない。

 

「間」とは何がくるかわからない聖遺物を使い英霊を呼ぶことだ。

 

 例えば、「ある船の木材の一部」、「城の破片」、「不滅の刃(ブラフマーストラ)の欠片」といった、何人かの英霊に縁のある聖遺物を使うことだ。

 

 そうすれば、何が来るのかある程度絞れる上に、自分にとって相性のいいのが来るだろう。

 

 ……まあ、たまにそれでも戦闘出来ないのが来ることはあるが、そのときは……まあそのときだ。

 

 今回の話は間を取った「彼」のお話も出てくる。

 

 では御覧あれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

 

 深夜のトゥリファス。静まり返り、人っ子一人いない。

 

 そこにいるのは一組の主従。

 

 

 

 時計塔に雇われた魔術師である獅子劫界離。主な使用魔術はネクロマンシー。人や動物の死体から礼装を作り出し戦う。人の指で作った弾丸とか。

 

 「円卓の破片」で呼び出される「円卓の騎士の11()人」のうちの一人、反逆の騎士モードレット。クラスは()()()セイバー。性格に少し難はあるが、ステータスと宝具共に高水準のサーヴァントである。

 

 ちなみに「王」と「天然」の二人は「円卓」では呼べない。

 

 

 

 そんな彼らミレニア城塞攻略のために基点となる場所を探しているのである。

 

 そんなこんなで見渡せる建物に登ったのであるが、侵入者用の結界が発動し……

 

 

 

 

「何だコイツら、ゴーレムか?」

「ゴーレムにしちゃ、機械的だな。両手にマシンガン付けてる。ロボットだろうな」

 

 絶賛戦闘中である。いきなり襲撃を受けたのである。

 

 

 

 襲撃者は

 

 ハルバードで武装したホムンクルス

 

 両手にマシンガン付けたロボット

 

 前者は獅子劫が、後者はセイバーが相手取ったのである。

 

 

 

 結果はまあ言うまでもない。だが……

 

「セイバー、どうだった敵は?」

「結構手ごたえがあった。特に指揮してたデッカイ奴なんざ、十合近く持ったぞ」

「……」

「マスター?」

「一つわかったことがある」

「何だ?」

「おそらくむこうのサーヴァント、たぶんキャスターだと思うが、近代以降の英霊だろうな」

「そりゃあなあ。オレの時代にあんな敵いなかったぞ?蛮族にも似てないし」

「いたら怖えよ。それと…」

「?」

「もしかしたら、あのロボットもっと強くなるかもしれん」

「何だと?」

「ロボットってことはな、データを送れるんだ。だからおまえのデータが送られた可能性がある」

「大丈夫だマスター。あんな鉄クズに全力は出してない」

「ならいいがな。とりあえず引き上げるぞ」

「ああ。ん?」

 

 引き上げる二人。だが足を止めたセイバー。獅子劫も立ち止まる。

 

「どうした?」

「何かいる気がする」

「アサシンか?」

「わからない。嫌な感じがしただけだし、使い魔の類かも……」

「そうか。警戒頼む。お前だけが頼りだ」

「まかせとけ、マスター」

 

 今度こそ引き上げる二人。

 

 

 

 

 その姿が完全に見えなくなると……

 

「まさか、感づかれるとは。さすが円卓の騎士という奴か」

 

 声が響く。だがそこには誰もいない

 

「そろそろ戦いたいものだがなマスター。もう少し待て?またそれか?いつまで待てばよい。何?向こうからやってくる?近いうちに?そうか。ならば期待してよう」

 

 しばらくして、その声も止んだ。場には静寂が戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

 

 ここはミレニア城塞内部。黒の陣営の本拠地である。そこでは黒の主従達が先ほどの戦闘映像を見ていた。まあ居ないものもいるが……

 

「さすが、セイバーだね♪」

「確かにな。ステータスも高い。固有スキルがわからんが」

「しょうがないしょうがない♪そういう宝具持ってるんだし。でも真名はわかってるし♪だよねセイバー?」

「もっきゅもっきゅ、ごくん。ああ、アレは我が愚息だな。あの兜の効果だ」

「倒せる?」

「愚問だな。息子に負ける親はいない」

「生前痛みわけだったような……?」

「黙れ、アレは私の勝ちだ」

 

 特に変わらない様子で会話する三人。ダーニック、黒斗、セイバー。それ以外はと言えば……

 

「(T_T)」

「どうしたんですかキャスター?」

「私の機械化歩兵があんな簡単に倒されるとは」

「簡単ではなかったじゃないですか。また改良して作ればいいでしょう?それがあなたなんですから」

「それもそうだな。ありがとうマスター。早速改造だ。次は三騎士を倒せるのを作ってやる」

「はい」

 

 こちらはキャスター主従。金銀コンビの片割れの銀の方とキャスターの大統王(元)。仲は良好だ。

 

「あーあ、退屈だな」

「しょうがないですよ、ランサー」

 

 そしてこっちはランサー主従。フィオレとランサー。車椅子と青タイツだ。こちらも仲は良好だ。……まあ、ランサー自体どんなマスターの言うことは聞く人格者だが。

 

「アーチャー、あなたはセイバーを倒せる?」

「倒せるじゃろうな。アレは騎乗スキルを持っているし、わしより古い英雄じゃし」

「あなた、強い敵にはとことん強いけど、相性悪い敵にはとことん弱いからね」

「しょうがなかろう」

 

こちらはアーチャー主従。金銀コンビの金と軍服のアーチャー。こちらも悪くはない。

 

で、それ以外はと言えば、ライダーは黙っているし、カウレスとゴルドは……

 

「カウレス」

「何?」

「バーサーカーはどうした?」

「相変わらず仕事中。たまに見に行くけど特にかわりない」

「しかしバーサーカーにやらせるとはなあ」

「しょうがないだろう。バーサーカーにしては会話はできるし、あの宝具あるし」

「それはそうだが……」

 

会話をしてる。この二人も自分のサーヴァントである、セイバーとバーサーカーとちゃんと話してる。……まあゴルドとセイバーは少しいざこざが起きたが解決してる。

 

ところでこの場にいないサーヴァントがいる。バーサーカーとアサシンだ。

 

なぜか?彼らはとある仕事をしているのだ。その仕事はとても重要な仕事だ。

 

それは、アサシンは偵察、バーサーカーは聖杯の防衛だ。

 

これは黒斗の発案だ。バーサーカーの「宝具」は防衛にも向いているからである。

 

コレには反対意見はあった。というよりマスターのうちフィオレ以外大反対したのだが……

 

『この城塞じゃあ、対軍はともかく、対国や対城、対星、対界ぶつけられたら、粉砕しちゃうよ♪そしたらどうするの?』

『そんなの持っているサーヴァントは少ないだろう』

『わからないよ♪ニコラ・テスラはEXランクの対城宝具持っているらしいし、意外なサーヴァントが持っているかも♪』

『何ィー?あのすっとんきょうめェー!』

『落ち着いてキャスター』

 

そんな一幕があり、結局ライダーの鶴の一声でバーサーカーに任せることになったのである

 

そして彼の性格も信頼されたのである。伝承とはまったく違う性格を

 

 

「そうだ、ランサー」

 

いきなり黒斗が声をかけた

 

「( -_・)?」

「やって欲しいことあるんだけどいい?」

「いいぜ、暇だしな。何すんだ?偵察か?」

「俺はどこぞの麻婆とは違うよ♪」

「じゃあ何だ?」

「そろそろ「ルーラー」召喚されたと思うんだ♪だよね、ダーニックさん♪」

「ああ、そのようだ」

「だからルーラーの勧誘をお願い♪」

「いいけどよ、俺以外でもいいんじゃないか、そんな任務」

「ダメなのさ。おそらく赤はルーラーを消そうとするから、その消そうとするサーヴァントを殺っちゃって♪それが本命♪」

「「「はあ!?」」」

 

マスターとサーヴァント達の声が響いた。ほとんど全員が唖然としてる。……まったく動じていないのもいるが。

 

「なぜ赤がルーラーを殺そうとする?」

「邪魔だから♪」

「おい!?」

「信じられないかもだけど、事実だよん♪ランサー?」

「他の奴らじゃダメなのか?」

「セイバーは赤の陣営に息子がいるからバレる。アーチャーとキャスター、アサシンはバレないように温存したい。大事な役割がある。条件に合うのがランサーだけだから。それにキミは全力で戦いたいんでしょ?」

「……おい、マスター」

「お願いします。ランサー。宝具開帳はあなたの判断に任せます」

「「「フィオレ!?」」」

「了解。戦えるならそれでいい」

「いってらっしゃい♪そうそうお土産は要らないよ」

「「「当たり前だ!!!!」」」

「それと、おそらく向こうは確実にルーラー殺すために、かなり格の高いサーヴァント来ると思うから注意してね♪」

「「「そっちだけ言え!!!!」」」

「…調子狂うな、まあいい、いってくる」

「ご武運をランサー」

「ついでに美味しい物よろしくね♪」

「「「いい加減にしろ!!この大馬鹿野郎!!」」」

「。・゜゜(ノД`)」

「(--、)ヾ(^^ )」

「……姉さんに泣きつくな抱きつくな!!それと姉さんも嬉しそうに甘やかすな!!調子に乗るぞコイツ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、これから黒の陣営いったいどうなる?




どうでしょうか今回の話。

気軽に感想どうぞ。

ちなみにこの小説だと黒のマスター何人かクビにしました。

ロシェとセレニケと豹馬ファンごめんなさい

でも、いるかな?そんな人。


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Fate/Lunatic Order(GMD)

これはGrand Orderで遊んでいる時に唐突に思いついたものです。

連載は一番難しい作品だと思います。



唐突ですが問題です。GMDとは何の略でしょう?

ヒントはあるゲームです。

それではどうぞ。


 始まりは突然だった。

 

 中学卒業後、高校には行く気になれなかったので、旅に出た。

 

 世界……はちょっと無理なので、日本国内を旅することにした。

 

 北は北海道、南は沖縄まで回った。

 

 どこぞの転勤生活送る夫婦ばりにあちこち回った。

 

 ……それにしても、アレ会社から遠まわしに辞めろと言われてるんじゃないだろうか?……まあどうでもいい。

 

 金は道中稼いだり、いらないもの売ったり。

 

 そんなある日のこと、何かの駅で途中下車した際に広告を見た。

 

 何か引き込まれた。

 

 そこには「カルデア」という所のスタッフの一般募集だった。

 

 条件は悪くなく、給料は中々良い。

 

 ただ、少し胡散臭いので、

 

「よし、こういうときはコレ!」

 

 愛用のメダルを出す。

 

 祖父から貰ったメダル。お守り代わりだ。

 

 二つに一つで迷ったときに使う。

 

「表裏は行かない、それ以外は行く」

 

 投げたメダル表か?裏か?

 

 出たのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

 

 とある国のある雪山

 

 

 

「まさかなあ……」

 

始めてだった。メダルが縦に立った。

 

駄目で元々応募した。結果は合格

 

なので、行ってみることにする。

まあ、成り行き任せ大作戦で。Let`s go!!!

 

えっ、作戦じゃない?まあ、気にしない気にしない。

 

そんなこんなで辿り着く。

 

それにしても何でこんな所にあるんだか?まあどうでもいい。

 

チェックを受けて、模擬戦をやり、建物の中に入る。

 

暖かい室内。眠く……

 

「寝よう」

 

どこでも寝れる、何でも食べれる。数少ない俺の特技だ。

 

おやすみなさい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

 

「私あんなに綺麗に空へ舞う人始めてみました。」

「俺もあそこまで、綺麗にカウンター入ったの始めて」

「フォーウ……」

 

 眠りこけた俺だが、その後、白いリスのような生物「フォウ」と桃色の髪をした眼鏡の少女「マシュ」に起こされた。そして、緑の服をした男性「レフ教授」という人に会い、説明会に行った。

 

 そして……説明会に行ったのだが、眠気が残っていたらしく、眠ってしまった。

 

 それを見た、白い髪の女性「オルガマリー所長」にビンタされかかるも、寝ぼけてカウンターを入れてしまい、追い出されたのである。

 

 まあ、是非もないよね!

 

「でもカウンターぐらいならまだマシだけどな……」

「とおっしゃいますと?」

「俺の祖父は寝てるときに邪魔した奴の首ねじ切る位はするし」

「明らかにオーバーキルだと思います!」

 

 そんな話しながら、廊下を歩く。途中マシュは戻ってしまい、とりあえず自分の部屋へ行く。

 

 するとそこには白衣の男性「Dr.ロマン」がおり(サボリ場所だったらしい)、とりあえずバカ話をする。

 

 思えばコレが分岐点だったのかも知れない。あの時寝てなかったら、俺は……いや世界はどうなっていたのだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$$$$$$$

 

 突如起こる爆発、そして……

 

「先…輩……」

 

 瀕死になってしまった後輩。

 

 

 

 

 

 

始まるレイシフト。

 

 これより始まるは人理修復。

 

 ただしその道のりは険しく……

 

 

 

 

「修正すべき特異点は14()個だ」

「ふーん」

「ずいぶん軽いね!?」

 

 ()()より増えた特異点

 

 

 

「さらにそれ以外も観測しつつある……」

「へえ~」

「本当に分かってる?」

 

 だが彼はまったく動じない

 

 

「始めまして。私はレオナルド・ダ・ヴィンチ。クラスはキャスター。気軽にダヴィンチちゃんと呼んでくれたまえ」

「私はトバルカイン。ランサーだ。報酬は前払いで頼む」

「よろしくね♪」

「随分軽いね!?突っ込みはないのかい?」

 

 ()()より増えた常駐サーヴァント

 

 

 

「真名開帳。私は災厄の席に立つ」

「彼が私に力を貸してくれた英霊……」

 

 ()()より早い真名解放

 

 

 

 

 

 ただ敵はさらに強力になる

 

「■■■ーーー!」

 

「行■■よ、マルタさん」

「命令すんな、シャバ僧」

「馬鹿な、ドラゴンライダーが二人も!?」

 

「一騎打ちを貴様に申し込もう」

 

「ピラミッドだ!ぶっ潰れろ!」

「オラオラオラオラオラオラオラオラ!」

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」

 

「まさかギリシャ最高峰の英霊が勢ぞろいとは……」

 

悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて(フロム・ヘル)!」

 

「正しいのはあなた方でしょう、ですが私はあなた方を倒します!」

 

「久しぶりだね。聖杯探索以来かな?」

「あなたは……あなたは……」

「どうしたのマシュ?」

 

「がんばれジル♪がんばれジル♪」

「おおおおおお、わが友よ!」

 

「猪狩以来だなアタランテ」

「おまえは……」

 

「蹂躙せよ!」

 

「おいおい、嘘だろ……」

「行きますよビーマ」

「アア……」

 

「デュフフフ」

「ハーッハッハッハッハッハ」

「……ねえアン。何でこっちの船長はキモいのばっかりなんだろう?」

「それは私に言われても困るのですが……」

 

「私を覚えているか?」

「忘れるはず…ないだろう。今度こそシータを返してもらう!」

 

「おまえは、おまえは……」

「知り合いですか?ジークフリートさん?」

 

「■■■■■■!!!!」

「先輩助けて。全裸のサーヴァントが襲ってきます」

「よしよし」

「うわあ、相変わらずだな…。全裸にならなきゃいい奴なんだけど」

 

「Ma…ri」

「サンソン、デオンと来て次はあなたなのね、ロベスピエール……」

 

「私悪魔ですし」

 

刀狩り(ブレイド・テイカー)

「私の……私の盾が……」

 

「我が名は宇宙大将軍フゥハハーァ!!」

 

「死ね」

「だが断る」

「なに言ってるんですか先輩……」

 

 

 

 

 

 その分味方も強力に

 

「Fi…n、dil…mu…do」

「おまえは…」

「馬鹿な、なぜあなたがあちらにいる?」

 

「ずっと君に謝りたかった。すまん」

「いい…よ、許…す」

「ちょっと、あなたアイツに殺されたんでしょ!?そんな奴許すの?」

 

「まさかアンタと共闘することになるとはなあ」

「■■■■■■」

「行くわよ。トータ、マサカド」

 

「稼がせてもらってありがとうよ!ハハッ」

「……」

「先輩、巌窟王さんが凄い笑顔に……」

 

「あなたは……、いえ、あなた様は……」

「初めまして、マルタさん」

 

「あの外道を片付けるのに力を貸そう」

「ありがとう。■■■■■様」

「呼び捨てでかまわない。今はあなたのサーヴァントなのだから」

「ムスー」

 

「明、これでいいんだろう?」

 

「俺のことわかるのか?」

「オジサン、アンタだけは忘れないよ」

 

「こやつらはわしが止める。行け!!」

「無理だ!おっさん」

 

「僕を忘れたかい?」

「忘れるわけなかろう。余の唯一無二の友よ!」

 

「久しいなわが友カルナ」

「ああ」

 

「甘ったれるな!」

「マシュがビンタで吹っ飛んだ!?」

「その涙は何だ!!」

 

「疼く、疼くぞ、吾の右腕が。貴様に切り落とされた我が右腕が!」

「久しぶりだな、覚えていたか」

「忘れるはずなかろう、貴様は末代まで祟るのだから」

 

「忠勝、借りるぞ」

 

「人を殺しても自らの信念を貫く覚悟はあるか?」

 

「聖杯を求める魔術師か?」

 

「まさか本物の円卓に会えるとは」

「嬉しそうですね」

 

「トオウ、アナタガワタシノマスターカ?」

「yes♪」

「「「欧米か!?」」」

 

「降伏をオススメします」

「敵に何言ってるんですか!?」

 

「皇帝たるもの、願いなど決まっている――――人民の、そして世界の平和だ」

 

「ごめんなさい、上姉様」

「許さないわ、メドゥーサ」

 

 

 

 

 

 そして、

 

「マシュ」

「はい」

「ありがとう」

「それはこちらのセリフですよ、先輩」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fate/Lunatic Order 公開できるかなあ? 




出てきたサーヴァント誰か分かりましたか?

全部わかったら凄いです。きっと。

ちなみに答えはぐだお・must・dieです♪


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Fate/Apocrypha(黒の陣営 総入れ替え その③)

原作の所々飛ばしたり、オリジナルぶっこんでます。

正式な連載になったら(なるか不明)加筆修正します

それではどうぞ



聖杯戦争で召喚される英霊達のモチベーションには大分差がある

 

当然だ。願いに大きい小さいはないが、どれだけ叶えたいかはそれぞれだ

 

……まあ、中には様々な相手と戦いたいや、呼ばれたから来たといった聖杯に願いがない英雄もいるし、聖杯が何だか理解していない奴らもいるが、そいつらは脇に置こう

 

さらに叶えたい願いにもどれだけ叶えたいかは差がある

 

 

例えば、

 

どうしても叶えたい願いのために、鬼畜外道に手を染める英霊

 

叶えたい願いはあるが、「手段は結果を正当化しない」と知っていて、生前のままの英霊

 

この二つの間をとる物

 

この三パターンに分けられるだろう

 

 

 

あっそうそう忘れていた♪

 

「裁定者」こと、ルーラーで呼ばれる英霊にも願いはない

 

当たり前だのクラッカーである(笑)

 

万が一ルーラーが願いを持って挑んでしまったら、勝ちは目に見えている

 

「特権」があるのだから

 

第三次冬木聖杯戦争で他のクラスで呼ばれたら大して強くない、ルーラーで呼ばれた「彼」が最後まで生き残ったように

 

 

それでは物語を始めよう

今回の話は、間を取った、野望の裁定者も出てくるよ♪

 

それでは始まり始まり♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

 

ルーマニアのある教会

 

ここは赤の本拠地。マスターとサーヴァントがいる。……まあ、マスターはいるにはいるがほぼ毒を盛られて使い物にならない。サーヴァントは一部不在だ。

 

そんな教会の一室に二人の男女が使い魔が送る映像を見ていた。

 

一人は神父服姿の男性?少年青年と言ってもいいかもしれない、シロウ・コトミネ。もしくは言峰四郎。聖堂教会から派遣された監督役。その正体は皆さんご存知、第三次聖杯戦争で、やることなすこと裏目に出ることで有名なアイツベルンが呼び出したルーラー、天草四郎

 

もう片方は黒いドレスの退廃的な美女。アサシンのサーヴァント、真名はセミラミス。アッシリアの女帝である。ちなみに自由の女神のモデルらしい。アサシンではあるが、彼女の場合 は気配遮断が使えるキャスターと言った方がいい。早く実装されないものか(笑)。やっぱり☆5かな?

 

そんな二人が見ているのは、この聖杯大戦の初戦、ランサー同士の戦いだった。

 

一方は体中を鎧で固めて、黄金の槍を持つランサー。

 

もう一方は、体中の防備は少なく、赤い槍を持ったランサー。

 

ルーラーを殺すためにランサーを送った赤だったが、黒に迎撃されたのである。

 

 

 

「カルナと渡り合うとは、さすがケルト神話の大英雄」

「黒も中々格の高い英雄を揃えたようだな」

「てっきり黒はヴラド三世をランサーにするかと思ったのですが……」

「予想が外れたようだな、マスター」

 

アサシンが笑い、四郎が苦笑した。

 

 

 

さて、読者諸君。気付いただろうか?まだ真名を名乗るどころか、宝具解放すらしていない黒のランサーの真名が見破られたことに。

 

これがルーラーの特権の一つ。「真名看破」である。見られたらアウトである。まあ、正体を隠蔽できるスキルや宝具を持っているならこの限りではないが。

 

 

 

 

 

だからこそ天草四郎は聖杯大戦で召喚されたルーラーを狙ったのである。

 

自分がサーヴァントであるとバレないため、自分の願いを叶えるために。

 

まあ、巻き込まれた他の赤のマスターは災難だが。

 

 

 

 

「そろそろこちらのバーサーカーが向こうにつく頃か……」

「一騎でも倒せるか、あぶり出せればいいのですが……」

「黒のサーヴァントは出てこないのか?」

「ええ。どうやら城塞に篭っているようで……」

「一騎も?」

「……。一騎は出てきてはいるのですが、正体を誤魔化すスキルか宝具を使っているらしく、真名がわかりません」

「慎重なようだな、あちらの陣営は」

「負けるわけにはいかないでしょうからね」

「それはお主もじゃろう?」

 

そうだ。自分は負けるわけにはいかない。今まで生きてきた人生総てを使い勝ちに行く。

 

この世すべての善を成すのだ。

 

 

 

 

 

「アーチャーとライダーもやってくれればいいのだがな。ところでシロウ」

「はい?」

「黒の集めた聖遺物の情報はないのか?あるなら真名を絞れよう」

 

時計塔と聖堂教会の情報網は凄まじい。何か情報があるはずなのだが……

 

「何もないんです」

「はあ?」

「どうやら、黒の参謀をしている魔術師が上手く隠しているらしく」

「何物なのだそやつは?」

「資料を見てください。その方が早い」

 

渡された資料を受け取るアサシン

 

資料を読み進める……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーー ルーマニアのカタコンベ

 

ある墓地に二人の主従がいる。獅子劫とセイバーである。

 

神父とアサシンが信用できずに、独自に行動してるのである。

 

そんな二人はと言えば……

 

「なぁ、マスター」

「あん?」

「さっきから何見てんだ?」

「黒のマスターの情報だよ。敵の情報は知っておくべきだ」

「ふ~ん」

 

暇なセイバーが獅子劫に声をかけたところだった。ちなみに獅子劫が見てるのはアサシンが見ている物と同じである。

 

「面白そうなのいたか?」

「面白そうかは知らんが、よくわからないやつがいる」

「誰だ?」

「コイツ」

 

獅子劫が見せた写真を見るセイバー。そこには、フードの少年がいた。

 

この物語の主人公(笑)、星海黒斗である。

 

「ユグドミレニアはな、元々衰退しかけの奴らの寄せ集めなんだ」

「おう」

「だがな、コイツの一族は衰退してないんだ。それどころか結構繁栄()()()

「過去形?」

「何でもコイツの一族、ほぼ全員、根源行く実験だかで、島一つ巻き込んで全滅したんだとさ」

「おいおい」

「コイツはその実験に参加せず、刻印だけ受け継いで、旅行してたらしい。だから生き延びた」

「何でコイツは参加しなかったんだ?」

「嫌な予感がしたんだと。感がかなり鋭いらしい。おまえの直感みたいなもんだ」

「一緒にすんな!」

「悪い。その後は世界中旅をしてたらしい。時計塔にも所属してた」

「ふ~ん」

「いつもふざけてるんだとさ。だがな、喧嘩売ってきた魔術師を殺したりや依頼を受けての魔術師を狩ったりしてる」

「じゃあ、強いのか?」

「多分な」

「多分?」

「どう戦うかがわからないらしい。ペアだと仕事も受けないらしいし、戦闘見た奴は記憶を消してる。敵には容赦しないが、無関係な奴らは巻き込まない」

「無関係な奴らは巻き込まないのか。そこには共感できるな」

 

ちなみにセイバーは叶えたい願いはあるが、外道な行為はしない

 

「……」

「どうした?急に黙りこんで」

「いや、ソイツさあ、サーヴァントと戦ったらどうなるかなって思ってさ」

「普通に考えれば勝つのはサーヴァントだな」

「だよな」

「まあ、サーヴァント渡り合うマスターもいるにはいるらしいがな」

「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

 

ミレニア城塞

 

カウレスは困っていた

 

なぜなら……

 

「もっきゅもっきゅ、もっきゅもっきゅ」

「わしじゃ!!わしじゃ!!」

「このつまみ上手いな。アイツ料理上手かったんだな」

「黒斗は何でも器用にこなすからな」

 

セイバー、アーチャー、ランサー、アサシン

 

黒の陣営のサーヴァントが半数以上、自分の部屋にいるからである。何故か酒盛り中。

 

「何で俺の部屋にいるんだよ……」

 

呆れながら言うと……

 

「聞きたいことがあるんじゃよ」

 

とアーチャーが代表で口を開く

 

「……黒斗のことか?」

「予想しておったか」

「まあな、でも姉さんや叔父さんに聞けばいいんじゃないか?」

「マスターはアイツを信頼しすぎているからな」

「……確かに気持ち悪い位仲がいいからな、あの二人」

「浮気するより遥かにマシだ」

「「「……」」」

 

沈黙が場を支配する

 

だがこのままでは話が進まない。

 

「叔父さんには話聞かないのか?」

「何かあの男はのう……」

「典型的な魔術師みたいだからな。話づらい」

「同感だ」

「一応言っておくけど魔術師はだいたいああだからな。バカップル二人がおかしいだけだからな」

「知っている。あの馬鹿ナイトメアがいるしな」

「誰?」

「マーリン」

「ああ……」

 

全員納得

 

「どんな奴って言われてもな、変わった変な奴としか言い様がないぞ」

「変を二回使ってるぞ」

「それは分かる。俺達がいいたいのは何者なのかってことだよ」

「何か胡散臭いんじゃよアイツ。狸を思い出す」

「こっちはあの馬鹿ナイトメアだな」

「儂らの要望はある程度聞いてくれるが何か今一信用できん。何考えてるかわからん」

「しかも、何か俺達の指示がな……的確すぎる。アイツこの戦いがどうなるか知っているんじゃないか?」

「……」

 

彼らの言い分は分かる。確かにあの男はめちゃくちゃだ。でも……

 

「昔さあ、犬がいたんだ」

「「「?」」」

「父親が魔術の実験用に連れて来たんだ。だけど姉さんその犬ペットだと思っちゃって、愛情持って接して可愛いがったんだ」

「……その犬は?」

「死んだよ。実験でな。俺達の目の前で」

「マスターはどうしたんだ?」

「変わらなかった。表面上はな」

 

両親は気づかなかったがカウレスは知っている。

 

泣きながら墓を作り埋めたこと

 

肉が食べれなくなったこと

 

一人では眠れなくなってしまったこと

 

「そんなときにアイツに会ったんだ、姉さんは」

「どんな出会いだったのだ?」

「知らない。聞いても教えてくれないし」

 

そのことを聞くと微笑むだけ。何も言わない

 

でも……

微笑みながら黒斗の馬鹿なことした話について話すことを

 

肉を吐かずとも食べれるようになったことを

 

一人で寝られるようになったことを

カウレスは知っている

それは全て彼のおかげだ

 

……まあ 、婚約してから一緒に眠っているのを見るのはムカつくが

 

「俺にも優しいしな。課題を手伝ってくれたし、バーサーカーの聖遺物も貰った」

「そういえば、アイツだよな、俺達の聖遺物調達したの」

「どこで手に入れたのだろうな。聖遺物今は値段高いのだろう?」

「ああ。かなり高い。特にセイバーやランサーなんてかなり高価だ」

「わしは!?」

「まあまあだろう。……多分。アイツ人脈もかなりあるらしいから、それで手に入れたんだろう」

「話がそれてるぞ。結局アイツは信頼できるのか?」

「わからない」

「「「おい!?」」」

「しょうがないだろう。でもアイツ言ってたことがある。」

「「「?」」」

「「俺はね、相手が裏切らないなら絶対にソイツを裏切らない」ってな、だから多分大丈夫。珍しく「♪」を使ってなかったし」

「「「……」」」

 

結局わからずじまい。でもまあ、鬼畜外道ではなさそうだが

 

「そういえば、肝心の本人は?」

「散歩とか言っておったぞ」

「「「どこへ!?」」」

「知らん。「お土産期待してね?」とか言ってたぞ」

「「「はあ?」」」

「どういうことだよ……」

 

 

 

 

 

 

黒の陣営大丈夫か?それは誰にもわからない(笑)




どうでしょう?

ちなみに主人公の切り札いくつか考えてますが、全部出すかは分かりません

後、主人公まったく出て来ませんでしたね(笑)


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Fate/Apocrypha(黒の陣営 総入れ替え その④)

ついに戦闘回です

まあがんばります



聖杯戦争を行う時に付き物がある

 

それは「戦い」だ

 

……まあ、ぶっちゃけた話、本来召喚して、自害させればいいのだが、今それは脇に置く

 

 

 

古今東西の英霊同士の戦いは凄まじい

 

特に対軍以上の宝具のぶつかり合いは当たり一面消し飛ぶ

 

()()聖杯戦争で激突した「英雄王」と「その友」の戦いでは対界と対粛正がぶつかり、砂漠がガラス状態になった

 

()()聖杯戦争ではある「王」が対軍規模の攻撃を行い、艦隊を消し飛ばした

 

 

 

 

このように英霊同士の戦いは凄まじいし被害が凄い

 

だから対人は使いやすいとも言われるのだ

 

 

 

 

さて、今回の正史から外れた外典ではどうだろう?

 

対軍、対城、対国、対民、対界と選り取り緑だ(笑)

 

さあ、いったいどうなるか御覧頂こう

 

少しは楽しめれば幸いだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

ミレニア城塞内部王の間

 

そこにはマスターとサーヴァント達が揃っていた

 

珍しく全員集合である

 

そんな中……

 

「集まってくれてありがとう♪これでどこぞのドラゴン娘ならリサイタル開くんだけど……」

「「「開くな!!そんなもん!!」」」

「あの歌は絶対にやめろ!!」

「キャスター何か知っているの?」

「まあ、少しな……」

「実はさあ、知っていると思うけど、あっちのバーサーカー近づいているじゃない?」

「ああ、アレか」

「それにプラスしてサーヴァント2騎近づいているんだけど……」

「おっ、戦闘か♪」

「yes♪ランサーには近づいているサーヴァントの片方……、葱頭を相手取って欲しいんだ♪」

「葱頭……」

「いいぜ。けど残りは?」

「あのバーサーカーはセイバーお願い♪」

「いいだろう」

「初手で聖剣解放よろしく♪」

「「「はあ?」」」

「いきなり解放するのか?バレないようにするんじゃないのか?」

「アレはとっとと仕留めないと大変なことになるから♪」

「……」

 

いつもこれだ。真名がわかっているらしい物言い

 

だからこそ胡散臭い

だが……

 

「わかった」

 

直感は従えと言っている。だから従おう。裏切ったら潰して砕けばいいだけだ

 

「ゴルドさん、いいよね?」

「……ああ」

「セイバー♪」

「?」

「さっきハンバーガーとターキー沢山買っといたから、終わったら食べていいよ♪」

「……私はそんなものに釣られたりは……( ̄¬ ̄)」

「涎垂れとるぞセイバー」

 

 

 

「残りの緑色の女サーヴァントはどうするのだ?儂が殺ってもよいぞ」

「ああ、アレは俺が相手取る」

「「「……はあ?」」」

 

皆呆然。当たり前だ。サーヴァント相手取るなんて自殺行為だ

 

「おまえ馬鹿か?いや、馬鹿なのは知っているけど」

「ひどーい♪」

「なぜ、おまえが戦うのだ?」

「皆、召喚時覚えてる?」

「……」

 

覚えている。かなり印象に残っている

 

自己紹介でトラブルはあったが、皆落ち着きを取り戻し、その後、方針が話されたのである

 

その方針は簡単に言うと……

 

ライダーがこの陣営の旗頭

 

アサシンは偵察

 

バーサーカーは聖杯防衛

 

キャスターは機械化歩兵量産

 

ランサーが先駆け

 

行動は城内は自由、ただし城外は外出禁止(真名を隠蔽するスキルや宝具あるなら可)

 

特にアーチャーとキャスター、アサシンは絶対に真名を見破られないこと

 

黒が勝ったら、願いのないサーヴァントは自害、聖杯は皆で分ける

 

 

 

 

反対意見と疑問は当然あった。特に最後

 

それに対し……彼は

 

「これは内緒だよん♪」と聖杯戦争の事実を全員の前で話したのである

 

ちなみにその話は、第三次聖杯戦争に参加したダーニックすら知らない事実もあった

それは……

 

 

 

 

元々聖杯戦争は、とある儀式の劣化版であること

 

英霊達が殺し合う必要ないこと

 

5騎捧げれば聖杯は起動すること

 

コストの少ない願い、例えば受肉とかは一騎位で叶えられること

 

「」ヘ行くのは七騎いること

 

 

 

 

 

等々である

 

そして彼は、

 

「おそらく皆願いは無いか、受肉位だよね?」

 

と聞いて来たのである

 

答えは、まあその通り

 

さらに、

 

「マスター達はどう?」

 

と聞いたのである

 

大抵皆根源だが、まあ、違う人もいる

 

「だが、全員叶うのか?」

「多分♪」

「「「多分かい!?」」」

「でもさあ、全員()()はずはないでしょ♪何人かは消える。それに向こうも格の高い英霊呼ぶはずだ。魂が数人分のサーヴァントもいると思うから平気だと思う♪」

 

そんな訳で、方針は決まったのだが……

 

「なぜそこまで隠すのじゃ?特にわしらの」

 

とアーチャーが聞いたのである

 

それに対して……

 

「皆のスキルと宝具で役割あるから♪特にアーチャーとキャスター」

 

とのこと。なぜそこまで知っているのか……

 

「俺の家は無駄に歴史あったから、色々資料あるんだ♪」

 

とのこと。まあ、それで解散となった

 

ちなみにその後フィオレは黒斗にお持ち帰りされ、美味しく頂かれたが、それはどうでもいい

 

 

 

 

そんなこんなで今日まで来たが、やはりあの男胡散臭い

 

しかもサーヴァントと戦うと言っている

 

一体何考えているんだか……

 

 

 

「さすがに一対一じゃないよ♪キャスター、機械化歩兵何騎か頂戴!щ(゜▽゜щ)。それと一緒に戦うから」

「……まあ、構わないが……」

「ありがとね♪じゃあ行こうか♪」

「ああ」

「黙れ」

「(^。^;)。それと、森の中の使い魔消しといたから、ランサー、セイバー。派手にお願い♪」

 

戦場に向かう三人。はてさてどうなるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$$

森の中

 

その男は筋肉(マッスル)だった

 

二メートルを越える、ただ者ではない雰囲気の男が歩く

 

彼が赤のバーサーカー、スパルタクスである

 

まあ、詳しいことは調べて欲しい(笑)

 

彼は圧政者を許さない

 

だからこそ黒の陣営に向かう

 

歩く歩く歩く歩く歩く歩く歩く歩く歩く

 

そして……

 

「おおおお」

 

見つけた。黒い衣装の少女

 

彼には分かる、アレは圧政者だ

 

「我が愛で、圧政者を滅ぼすべし!」

 

小剣(グラディウス)を構え立ち向かう

 

「ハハハハハハハ。愛、愛!」

 

向かう向かう向かう向かう

 

もう少しだもう少しだ

 

「おお、圧政者よ、汝を抱擁せん!」

 

 

 

 

 

それに対しセイバーは……

 

「貴様なぞに抱擁されたら、全身の骨が砕けるわ!」

 

「あの男の言う通り、アレは一撃で決めねばならないか……」

 

黒い剣を構える

 

剣が黒き光を纏う。これまさに極光と言う他ない

 

「卑王鉄槌、極光は反転する、光を呑め!」

 

下から振り上げる

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガーン)!」

 

放たれた黒いビーム。それはバーサーカーを呑み込んだ

 

……ちなみにバーサーカーは避けるということが頭にない

 

 

 

「素晴らしい!素晴らしいぞ!!」

 

バーサーカーは消えた。跡形も無く

 

 

「……聞いたことない断末魔だったな。さて、帰るか」

 

黒のセイバー対赤のバーサーカー決着。一方ランサーは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラアー!」

「オオオオ!」

絶賛激突中である。ちなみに敵は赤のライダー。その真名は……

 

ちなみに二人ともかなり速いため見るのはまあ不可能だ

 

完全に互角。お互いに傷だらけだが、致命傷はない

 

そして、どちらからともなく止まった

 

「どうした?」

「マスターから帰ってこいだとさ」

「はあ?」

「こっちのバーサーカーが消滅したらしい。だから戻ってこいとさ」

「そうかい。だがなこのまま帰らせると思っているのか?」

 

 

後ろに跳躍。距離を取る。身を低く

 

「逃げるなら決死の覚悟で逃げるがいい。だがな、この槍はおまえを殺す」

 

そして、空中に跳ぶ。槍が魔力が集まる

 

「スカサハ直伝!」

 

自分達英雄の師匠である彼女の名を謳う

 

刺し穿つ死翔の槍(ゲイボルク)!!」

 

槍が幾重にも分かれ飛ぶ。このままでは赤のライダーは死ぬ

 

何せ黒のランサーに自分の守りは意味をなさない

 

だが……

 

蒼天囲みし小宇宙(アキレウス・コスモス)!!」

 

盾を構える。盾から「世界」が飛び出す。槍を防ぐ

 

この盾の前では、対軍、対城だろうが意味をなさない

 

世界は砕けない

 

まあ、対界や対星があれば別かもしれないが……

 

 

 

 

「なっ!?」

自慢の槍が防がれた。しかも……

 

「勝負は預けたぞ、黒のランサー、いや、クーフーリン!」

 

逃げられた。馬三頭が引く戦車にライダーが乗っている

 

 

 

あの足の速さ、槍さばき、盾の真名、そしてあの戦車

 

赤のライダーの真名は……

 

「次こそその心臓貰い受けるぜ、アキレウス」

 

 

 

黒のランサー対赤のライダー

 

決着付かず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご機嫌だな、ライダー」

「それはそうさ、俺を傷つけられるやつがいたんだ」

「そうか…」

 

赤のライダーの戦車。そこには赤のライダーと緑のサーヴァント、赤のアーチャーがいる

 

ライダーは途中でアーチャーを拾いバーサーカーも死んだので引き上げ中である

 

そんな中……

 

「なあ、姐さん」

「……どうした?」

「その傷は?」

 

赤のアーチャーの右腕には火傷があった。……しかも心なしか不機嫌だ

 

「向こうのマスターにやられた」

「はあ?」

「機械のゴーレムと連携してきた上に、森は罠だらけ。変な臭いの爆発物で鼻は潰され、今も匂いがわからん。さらに、宝石を爆破してきてな、それを食らった」

「そ、そうか」

「あまりにうっとおしくてな、宝具を解放した」

「おいおい……、それで?」

「ゴーレムと罠は一掃できたが、あの魔術師には多分逃げられた」

「多分?」

「死体がなかった。おのれ、次は絶対に仕留める!」

「……」

 

怒りを燃やす赤のアーチャー。真名はアタランテ

 

狩りのように戦われたのが気にくわなかったらしい

 

 

 

黒のマスター星海黒斗 対 赤のアーチャー

 

勝負付かず。アーチャーの判定勝ち?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

 

再び森の中

 

「いやぁ、危ない危ない♪まさか訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)使って来るとは♪」

 

アーチャー察しの通り、彼は生きていた。あちこち傷だらけだが

 

「ここまでは予定通り♪後は……」

 

どうやら悪巧みしているようだ(笑)

 

「次は全面対決。さてどうなるどうする」

 

まあ、どうするかは決まっている。どうなるかは予想がつく

 

 

 

 

「ランサー迎えありがとー♪」

「マスターの指示だからな、それにしてもよく生きてるな」

「そりゃあ色々使いましたし♪一体いくらかかったんだか(泣)」

「御愁傷様なこって」

「ねえ、ランサー」

「ん?」

「葱頭倒せる?」

「葱頭……?ああ、赤のライダーか。アイツはアキレウスだったぞ」

「ふ~ん」

 

やはり予想済み。こいつは一体何なんだか

 

「倒すさ。まだ槍だってあるしな」

「フィオレに「おまえの槍はなぜ当たらんのだ」って言われないようにね♪」

「言うな!!」

 

 

まあ、今は信じて置こう。俺の願いを聞いて叶えてくれてる

 

敵は強敵。赤のランサー、カルナ(黒斗情報) 赤のライダー、アキレウス

 

もし裏切ったら、その心臓貰い受ける。それだけのこと

 

 

 

 

「ランサー」

「あん?」

 

担がれた黒斗が声を掛ける

 

「そろそろ決戦近いから頑張ってね♪」

「言われるまでもない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近づく決戦の時。さあ、どうなる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしょう

思ったより戦闘書けませんでした

申し訳ない



これから更新遅くなります

それと、そろそろシリーズ物やろうかな?


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Fate/Apocrypha(黒の陣営 総入れ替え その⑤)

遅れました。

まあ楽しめれば幸いです。


最終決戦

 

どんなものにもあるであろうし、御馴染みだ。……多分。

 

聖杯戦争でも無論ある。あるに決まっている。

 

例えば

 

第五次冬木聖杯戦争での、最後の死闘

 

第四次冬木聖杯戦争での、セイバーvsバーサーカー、アーチャーvsライダー、魔術師殺しvs麻婆神父

 

表の月の聖杯戦争の、赤き薔薇の皇帝、もしくは正義の味方、あるいは傾国の呪術者vs悟りに到った救世主

 

裏の月の聖杯戦争の、表の三人+αの誰かvs神になろうとした者

 

そして……

 

()()()()()()での、この世すべての善を成そうとする裁定者vsとある英霊の力を持ったホムンクルス

 

ただし、この外典から外れたこの物語にはあのホムンクルスはいない。

 

それどころか

 

「竜殺し」も「大賢者」も「串刺し公」も「十二勇士の一人」も「原初の人(アダム)を作ろうとした者」も「人造人間」も「霧の殺人鬼」も存在しない

 

さてこの物語はどうなるのであろうか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

 

 

      トゥリファス上空

 

 

 

 そこには何もない筈だ。

 

 だがそこには庭園が浮いていた。

 

 これが赤のアサシン、セミラミスの宝具だ。

 

 生前持ってはいないが、後世の逸話で手に入れた宝具だ。

 

 ちなみにこういう系統の宝具持ちは結構いるので、実際に相対する時は注意して欲しい(笑)

 

 

 

 この中には赤の陣営のサーヴァントが勢ぞろいしていた。

 

 赤のアーチャー、麗しの狩人、アタランテ

 

 赤のランサー、施しの聖者、カルナ

 

 赤のライダー、俊足の大英雄、アキレウス

 

 赤のアサシン、毒殺女帝、セミラミス

 

 赤のキャスター、悲劇を望む劇作家、シェイクスピア

 

 

 ちなみに

 

 赤のセイバー、反逆の騎士、モードレット

 

 赤のバーサーカー、笑う反逆者、スパルタクス

 

 はいない

 

 前者は別行動、後者は脱落した

 

 

 

 だが……この五人以外にもサーヴァントがいる。

 

 それは……

 

 第三次冬木聖杯戦争でアイツベルンが召喚したルーラー、奇跡を起こした少年、天草四郎。今の名はシロウ・コトミネ

 

 その正体を知っているのは赤ではアサシンとキャスターだけだ。

 

 ……まあ、他のメンツも怪しいぐらいは思っているが……

 

 そんな彼らは黒の陣営に、「拠点」ごと向かっていた。

 

 

 

 そして……

 

 

 

「それでは皆さん。戦闘準備を。向こうが一体何をしてくるかはわかりませんが…」

「結局あちらはランサー以外出てこなかったな」

「出てることには出ているぞ。バーサーカーが相対している。対城以上の火力の宝具を持っているぐらいしかわからなかったが…」

「だが、何もできずに一撃で倒されたであろう」

「ええ、てっきり一騎くらいは巻き込めるかと思ったのですが……」

 

 赤の陣営は戦闘準備の最中だった。

 

 まあ、まだただのマスターだと思われているシロウが戦場に出ると言うことで、少しゴタゴタがあったが今は落ち着いている。

 

 結局赤は黒の陣営のサーヴァントの真名をランサーのクーフーリン以外知ることができなかった。

 

 だが、こちらにはかなりの格の英雄が揃っている。

 

 それに、ほぼ反則である空中庭園がある。

 

 だが……

 

 

 

「(おかしい、この感じは……)」

 

 表面上は穏やかにしているシロウ神父であるが、胸騒ぎが収まらなかった。

 

 というより、自分の宝具である、「腕」が囁いている。

 

 このままではおまえは負けると。

 

「今頃向こうは慌てふためいているでしょうなあ」

 

 キャスターの言葉にシロウは我に返る。少し忘我していた。自分はこのまま進むしかない。

 

「……」

 

 キャスターに振られたアーチャーだったが、黙り込んでいる。

 

「姐さん?」

「……あまり慌ててないな。予想されておったのではないか?」

 

 ライダーに声をかけられたアーチャーが答える。

 

「可能性はありますが……」

「何、予想されておっても、構わん。我の宝具は多少の攻撃で砕けるものではない。それに……」

 

 アサシンは平然としたものだ。そのまま手を掲げ、竜牙兵を数千体地面に出現させる。

 

「脆そうだな。あの鉄屑に勝てるのか?」

「数体まとめてかかれば平気じゃろ」

「……」

 

 会話している赤のサーヴァント達に対し、シロウは考えていた。胸騒ぎが消えない。なんだこの感じは……。まるで「かつて大敗北したあの戦い」の前のような……。

 

 

 

 

 

「どうやら向こうも雑兵を用意していたようだな。しかもかなりの物を」

 

 ランサーの言葉に全員が外を見る。するとそこには……

 

 

 

 

 

 

 両腕にマシンガンをつけたロボット、機械化歩兵がいる。これはまだわかる。小競り合いで何度か出てきている。大型中型小型がかなりいるが、サーヴァント達の敵とはいえない。

 

 

 

 

 だがそれだけではなかった。

 

 

 

 獣がいた。大きさは大型トラックを遥かに越える巨体。

 

 頭部は人、身体は獅子。

 

 ロボット程の数はいない。だが何体もいる。

 

 三種おり、身体が岩で出来た者、色が茶色で顔が男性の物、黒主体で女性の顔になっている物がいる。

 

 まぎれもない幻想種だ。しかも神獣。その正体は……

 

 

 

 

「「「スフィンクス!!!」」」

「おやおや、黒も中々のサーヴァントを召喚したようですな」

 

 

 

 

 スフィンクス

 

 エジプト神話の王家の守護獣。

 

 そこから、導き出されることは……

 

 

 

「黒の陣営にファラオがいますね。誰かはわかりませんが……」

「おいおい、今まで出し惜しみしてたのかよ……」

「サーヴァント一体分位の戦闘力はあるようだな」

「!?お主ら、アレを見よ!」

 

 アーチャーの声に全員が指差す方を見る。そこは先程までミレニア城塞があったはずの場所

 

 だがそこには……

 

 城塞がなかった

 

 いや、その言い方は正しくない。

 

 別の物に変わっていた。

 

 

 

 

 

 まるで星空が地面に降りてきたかのようだった。

 

 光り輝く神殿が複層的に折り重なって偉容を為している。

 

 全長2kmはあるだろう。

 

 それは禁術である固有結界にして、超大型複合神殿体。

 

 光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス)

 

 ランク規格外。対城宝具にして、対粛清防御すら兼ね備えている

 

 黒のライダー、最強にして、最後の切り札。

 

 黒の()()マスターが空中庭園の攻略のために用意した()枚の手札の内の1枚である。

 

 

 

 

「「「……」」」

 

 正に絶句。全員絶句。

 

 

 

 シロウは考えていた。

 

 向こうに情報が漏れている。

 

 こちらの宝具に完全に対抗している。

 

 なぜ?なぜ?なぜ?

 

 どこで漏れた?

 

 確かに自分はアサシンの聖遺物探しに何度もイラクへ何度も赴いた。

 

 肌が黒くなってしまったほど赴いた。

 

 自分は何を間違えた?

 

 

 

「シロウ」

 

 自分に心配そうに呼びかけるサーヴァントの声と握られた手の温もりで我に返る。

 

「何を負けたような顔をしておる」

「……」

「まだ負けておらん。少し落ち着け」

「そうですね。ありがとう、アサシン」 

「その通りだ、女帝よ。この程度の戦力差覆せないで何が英雄か」

「まさかランサーだけでなく、あの獣共も俺を傷つけられるとはな」

「ご機嫌だな。ライダー」

「さあ、シロウ神父、王国が待っていますぞ。馬を引いて差し上げましょう」

 

 赤のサーヴァントの言葉に奮い立つ。さあ、叶えるのだ。自分の願いを。

 

「先陣は、アーチャー、ライダーよろしくお願いします。」

「分かった」

「おう」

 

 

 

 

 決戦まであとわずか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$$$$$$

 

      神殿内部

 

「これでよいのか?」

「ありがとうね♪王様♪」

 

 城塞改め、神殿内部。その中の玉座がある間。

 

 そこには黒の陣営が勢ぞろいしていた。

 

 黒斗がライダーに頼み、神殿を展開し、スフィンクスを出してもらったのである。

 

「撃ち落とさないでいいのか?」

「まだ♪」

「なぜだ?」

「まだ何が出るか分からないからだよ。ダーニックさん。慎重に行かなきゃ♪」

 

 

 

 黒のマスターとサーヴァント達は向こうの空中庭園にあまり驚いてなかった。

 

 というより、事前に聞かされていたからだ。

 

 曰く

 

「確かに結構ヤバイけどね、でも対抗する手段はあるよ♪」

 

 とのこと。その手段は……

 

一つ目ーーー目には目を、歯には歯を。神殿には神殿を。

 

二つ目ーーーキャスターの宝具開帳

 

 だそうである。

 

 一つ目は分かる。ライダーはファラオであるなら、神殿を持っていてもおかしくない。だが二つ目がわからない。あのライオンどんな宝具持っているのだ?全員の頭に疑問符が浮かんでいたが……

 

「黒斗君」

「……」

「キミはまさか私のあの宝具目当てで呼んだのかね?」

「うん。キャスターってさ裏切るクラスだから、正統派じゃないキャスター呼ぼうと思ってた。「蒸気王」とアナタで迷って、あの宝具でアナタに決めた。不愉快に思ったらごめんなさい」

 

 頭を下げる黒斗。めずらしく「♪」も使ってない。

 

「構わないとも」

「おい、どういうことだ、キャスターはいったいどんな宝具持っているのだ?」

「言っていい?」

「マスター?」

「構いません……が、皆さんの宝具も教えてください」

 

 そして、情報交換。そして、全員がキャスターの宝具とその効果に全員唖然としたのである。あの各所からツッコミが沸くであろうあの幻想支配の宝具に。

 

「凄まじいな。さすが屈指の発明家」

「いや、それほどでもないな」

「星の開拓者は持ってないけどね♪ニコラ・テスラは持っているのに♪」

「GAohoooooooooooooo!?GAFU……GAFUUUU……ッ!」

「「「キャスター!?」」」

「傷は深いぞ、ぐったりしろ♪」

「「「何をしている、この大馬鹿野郎!」」」

 

 

 そんな一幕があったのである。

 

 

 

「さて皆決戦だ。出し惜しみはなしで行くよ。あ、そうだアサシンも戦っていいよ♪」

「やっとか。待ちくたびれたぞ。黒斗」

「アーチャーはカルナ、ランサーはアキレウスをコロコロしてね?」

「うむ」

「まかせな」

「私はどうすればいい?モードレットを踏み潰せばいいのか?」

「できれば、アーチャーを頼みたい。アサシンはモードレットを宜しく。もう一度いうけど、あのスキルは使わないでね♪」

「黒斗よ、余はどうするのだ?」

「僕…は…?」

「ライダーは神殿内部で見守って?侵入者は排除で。バーサーカーは聖杯防衛。どこぞの()()さんが来るかもしれないし♪」

 

 全サーヴァントに指示を出すと、

 

「マスター達は令呪使うタイミングに注意してね♪」

「なぜ私を見る?」

「さあ?」

「黒斗さん。あなたは……」

「俺も出る。止めないでね」

「……」

「大丈夫だよ、姉さん。あの馬鹿だ。死ぬと思うか?」

「それもそうね」

「ねえ、ここに俺いるからね。忘れないでね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、この結末は如何に




これにて、完結

続きは皆さんの心の中に(笑)

えっ中途半端じゃないかじゃないかって?

しょうがないじゃないですか、練習ですし

ちなみに正式連載するならに黒の陣営の鯖何騎か原作に準じて、更に変更しようと思っています。それならちゃんと完結できるかな?

掴めないキャラがいますし。神王様とか上手く動かせなかった(泣)

でも、いつになるかな?


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Fate/EXTRA CCC(サーヴァント 総入れ替え 第二弾 続)

お待たせしました。

とりあえず書いてみました。

鯖当ては気軽にどうぞ。



落ちていく。落ちていく。落ちていく。

 

真っ暗な闇を落ちていく。

 

自分は確か聖杯戦争に参加していたはずなのに……。

 

ここはどこだ?

 

このままでは自分は消える。

 

だが……だが……

 

こんな終わり断じて認めない。

 

絶対に認めない。

 

「まだだ」

 

落ちていく少年は手を伸ばす。

 

こうなった原因を確かめるため。

 

届け届け届け。

 

かすかに光が見える……。

 

届け届け届け!

 

 

 

 

 

気づけば迷宮の中。

 

自分が誰かはわかる。自分が何をしていたのかはわかる

 

礼装はある。()()もある。

 

ただ、共に戦っていたサーヴァントーーーセイバー(自称)はいない。

 

「これまずいな」

 

このままではいけない。とりあえず……。

 

進もう。

 

 

 

 

 

「助けて~」

 

大量エネミーに遭遇。

 

「こんなこと前にあったよな……」

 

そして、追い討ちをかけるように……

 

「あら、あなたは?」ーーー美しき血まみれの女王。凄まじき狂信者アサシン。

 

現れし、敵サーヴァント。

 

だが……そこへ……

 

「ふむ、助けが必要か?」---剣闘士にして皇帝。様々な武器を使い分けるバーサーカー。

 

謎のサーヴァントが現れる。

 

 

 

 

 

「こちらはマスターに死なれてな。今はどうにか獲得したスキルで現界している状態でな。どうだ?余と契約しないか?」

 

「俺のサーヴァントまだ生きてると思うけど……」

 

「このままではお主は死ぬぞ」

 

「いやさあ、何かセイバー裏切るみたいで何か嫌だ」

 

「……ではお互い妥協しよう」

 

「駝鳥?」

 

「妥協だ」

 

一時的な協力関係となった両者。

 

誕生した凸凹主従。

 

そして……

 

 

 

 

 

「主よ、どうやら生き残りのマスターがいたようだ」「よかった……生きててくれて……」ーーー少年と少女の主従。()()の主人公と神へ至った大薙刀使い。

 

「ほう、アレはどうやら(インカ)と同じ皇帝のようだ」「そうなの?」ーーー少女と男性の主従。もう一人の()()の主人公と偉大なる唯一の王。

 

現れる「表」には居なかった()もしくは彼女()

 

さらに

 

「ようこそ生徒会へ。歓迎します」

 

「表の月」で殺しあうはずの者達は共闘することになる。

 

生徒会の一員として脱出に望む彼ら。

 

立ちはだかるものは……

 

 

 

 

「わたしのことは月の女王と呼びなさい!」

 

「よっ、女王様。銀河系一(棒読み)」

 

「……コレはないな。後、マスターも煽てるフリして映像を取るな。正気に返ったらあの女憤死するぞ」

 

 

 

 

「ここから先に進みたいなら脱ぎなさい。全部脱げとは言いません。下着を脱ぎなさい」

 

「どうしよう?」

 

「脱ぎたくないのか?」

 

「露出趣味は俺にはないし……」

 

「なら……逆に考えるんだ」

 

「「『?』」」

 

「一枚だから恥ずかしい。ならば全部脱げばいいんだと」

 

「「『何を言っているこの大馬鹿は!?』」」

 

「……それもそうかもしれない……」

 

『おまえも何を言っている!?』

 

「大丈夫。余も脱ごう。全部脱ごう」

 

『何を言っているの!?この馬鹿サーヴァント!?』

 

「よし、いくぞ」

 

「ああ」

 

「「『やめろーーーーーーー!?』」」

 

 

 

 

 

ドタバタ珍道中が続く。

 

 

「なんなんすか」「お客様かい?歓迎するよ」ーーーハッカーと魔女。マスター界最大の駄目マスターと太陽と月すら屈した魔女

 

「あの作家の代わりがあなたとは……」「文句ありますか?」ーーー聖女と少女。魔性菩薩と作家成り損ない少女。

 

現れるマスターとサーヴァント達。

 

そして……

 

 

 

 

 

「ただいまマスター」

 

「おかえり■■■■」

 

帰ってきた自身のサーヴァント

 

だが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご苦労だった。みんな。もう消えてくれたまえ」

 

「「「!?」」」

 

現れる真の黒幕

 

 

 

 

主人公(岸波白野)は消えた。黒幕(BB)真の黒幕(殺生院キアラ)も消えた。ムーンセルは私のものだ」

 

遂にムーンセルを手にした黒幕

 

このまま聖杯戦争は終わってしまうのか?

 

 

 

 

 

「マスター!マスター!しっかりしろ。おい、バーサーカー!」

 

「揺らすな、今処置中だ。それにおまえもあまり騒ぐな。消滅するぞ!」

 

「知るか!この程度で私が消えるか!それよりお前は大丈夫なのか?」

 

「戦闘続行を獲得しているからしばらくは平気だ。そっちは?」

 

「私はそのスキル元々持っているからな」

 

「で?どうする?」

 

「……」

 

「このままではマスターは助かったとしても、私達が消えれば意味が無い」

 

「そんなことはわかってる。でもいったいどうしたら……」

 

「方法ならあります」

 

「「誰だ!?」」

 

 

 

「完全博打ですけどね。勝率が1%もない。それにこの方法成功したとしても……」

 

「「しても?」」

 

「あなたがたは消えますよ?それでもやりますか?」

 

「「そんなこと決まっている!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はははははははは。ははは…、誰だ!?」

 

「どうした楽しいんだろ?笑えよ?」

 

「馬鹿な、なぜ貴様生きている?確かにサーヴァントごと……」

 

「黙れ。それ以上囀るな」

 

主人公(岸波白野)代用品(オルタナティブ)が立ちふさがるのか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fate/EXTRA alternative another CCC

 

公開難しい(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、俺はこんなもの(ムーンセル)欲しくなかったのに……」




書き殴りました。

気軽に感想ください。


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Fate/EX■■■(竹箒日記風 ネタバレ満載)

予告していた奴やります。

ただし、ネタバレ祭りです。

見たい人だけどうぞ。自己責任で。

ただし、この後正式連載したとしても、鯖や相手がこの通りなるとは限りません。

悪しからず。

後、設定ガバガバです。


$$$$$$

 

 

 

・目覚め~予選~サーヴァント召喚~準備期間

 

 オープニングは前にやった話(一応EXTRA 第二弾)と変わらず。

 その後、自己紹介やら説明やら何やら。この時に、ヒロイン?×2と少年王、オリジナルキャラクター、シンジに会う。さらにそのサーヴァントにも。オリキャラは除く。

 ただし、一回戦開始までの準備期間が長い。一応理由はある。

 

 

・一回戦

 

 やっと始まる戦い。相手はワカメ。サーヴァントは本来の彼女ではなく、壮年の男性。真名はあの神王とも渡り合った、鉄の王。クラスはライダー。真名は■■■■●世。正答率Dくらい?ちなみにかなり強力なサーヴァント。

 力がまだ完全に戻っていないセイバー(自称)。大苦戦するも、なんとか勝利。というか勝ちを譲ってもらった感がある。

 

 

・二回戦

 

 ワカメを倒してしまったものの、覚悟は決めていたため、本来の主人公よりはましな状態。次の相手は老兵。サーヴァントは緑茶ではなく、黒髪の青年。いずれ蘇る王。仲間思いの王。クラスはセイバー。真名は略(笑)。長いので。たぶん候補は3人しかいないので、すぐわかる。正答率Eくらい。硬い敵や防御や結界宝具持ちの英雄には有利に立ち向かえる鯖。どうでもいいが、おそらくどこぞのマシュマロやすまないさんの天敵。とくにすまないさん。生前面識有り。

 展開的にはあまり変わらず、ラニの協力で勝利する。その際セイバー、主人公の鯖にある疑念を投げかける。

 

 

・三回戦

 

 相手はありす。ただし、鯖がそっくりの少女ではなく、おっさんと少年。その正体は物語を集め、編纂した兄弟。ちなみにどこぞの二人組海賊と同じ状態。クラスはキャスター。真名は■■■兄弟。アンデルセンとシェイクスピアが鯖になっているなら、彼らもなってもおかしくない。正答率F。ちなみにかなり弱い。

 勝てないと分かっている彼ら。初対面である取引を交わし、勝ちを譲ってもらう。そして、キャスター自分の宝具を主人公に譲る。コレが後々、表でも裏でもかなり役に立つ。

 決戦場はなし。その後、ヒロイン二人を助ける。

 

 

・四回戦

 

 相手はランルー君。鯖は公でもアイドルでもない、おじさん。毒の枢機卿、政治家兼軍人。クラスはランサー。真名は■■■■■・■■■■。

 力も幾分戻ったセイバー(自称)との壮絶な白兵戦の末敗北。

 

 

・五回戦

 

 相手はユリウス。鯖は見えないあの人ではない。赤毛に鷹の目の男。様々な武器を使う知略家にして戦士。流浪の大英雄。クラスはアサシン。真名は■■■■■■。めっちゃ強い。下手をすると、アキレウスやヘラクレスばりに。正答率C。

 一度は瀕死になるも、ヒロイン二人がどうにか回復させる。その後決戦。この戦いで剣からビームをぶっぱ。そして、主人公も託された宝具使用。ぎりぎり倒す。まだ真名は明かさないが……、セイバー(自称)がどこの英雄かが判明。

 

 

・六回戦

 

 相手はオリキャラ。鯖はアマゾネスのような格好した少女。神の鍛えた身体と大剣を持つ最強の幻想殺しにして復讐者。クラスはバーサーカー。真名は■■■■。正答率A。たぶん一番難関?

 また瀕死になりかける。どうにか回復し。主人公セイバー(自称)の覚悟を聞く。

 すさまじい防御力と攻撃力に苦戦。主人公も宝具使用。それでも、届かない。そして、遂にセイバー(自称)最終宝具使用決意。凛から託された礼装を使い動きを止め、止めをさす。勝利。その後、バーサーカー、主人公に自分のある宝具を託す。コレが裏で黒幕への大打撃になることに。

 そして、帰宅後。自分の真のクラスを明かし、改めて主人公の力になることを誓った。ちなみにその後……。察しろ

 

 

・七回戦

 

 相手は少年王。鯖は太陽の騎士ではなく、真紅の少女。不可能を可能にする皇帝。クラスはアーチャー。真名は■■■■■。正答率はC?。

 今までやる気がなかったアーチャー。だが気に懸けていた主人公がここまで勝ち残ってきたのを見て乗り気になる。本気をだす。朋友参戦のAUOばりに。

 一応真名宝具共に判明したものの、アーチャーのスキルと宝具に大苦戦。最後は武器ひとつで殴り合い。そして、辛くも勝利。アーチャーが主人公にある置き土産。セイバー(自称)大激怒。

 

 

・一~七回戦の補足&CCC編

 

☆自分のサーヴァントについて何人か違和感を持っている。ラニや凛、レオ、ユリウス、シンジは特に。

☆ちなみにCCC編はトワイスとの戦いの後。記憶はある程度無事。

☆ジナコとキアラの鯖も違う。ただし、ジナコの鯖はアレをさせるために同じようなことができるであろうとある魔女をセレクト。キアラは完全に記憶持ち+超強化。

☆アルターエゴはオリジナルを何人か追加。元々のは……。

☆実は元いた鯖と主人公はいるっちゃいる。いるのだが……。

 

 

・ムーンセルへ

 

 ラニや凛と共に中枢へ。そこでトワイスに会う。同じようなやり取り。そして、戦闘。ただし、鯖がキャス狐でも立川のパンチパーマでもない。白い戦士。クラスは救世主(セイヴァー)。真名は■■■。ラーマと覚者共につながりがあるというか……。ちなみにメッチャ強敵。

 正に総力戦。しかも覚者と違い、本気(ガチ)。超苦戦。消滅の危機に。今まで託された宝具も総動員して何とか勝利。

 

 

・その後……

  

 ??????

 

 

 

 

 

$$$$$$

 

 

 

・主人公

 

 名前は■■黒斗。岸波白野の逆。主人公の代用品。とある理由から代理参戦。

 

 

・セイバー(自称)

 

 黒紫の鎧の騎士。双剣使い。女性(TS)。ネロの代用品。ワンコ。適正クラス複数有り。宝具は4つ。「武器化」「靄」「ビーム」「■■■■■」。食事にこだわりあり。生前の料理は雑だったらしい。真名は■■■■。■■の騎士。

 

 

・バーサーカー

 

 剣闘士。様々な武器を使う。女性。玉藻の代用品。一人称は「余」。宝具3つ。「対陣宝具」「大英雄」「ローマ!」。裏で契約し、共に戦うことになる。ある理由から裏切りが大嫌い。特に身内の。ちなみに彼女蝉様の庭園である程度なら動ける。真名は■■■■■。本名めっちゃ長い。ちなみにセイバーが召喚されなかったら彼女が来ていた。

 

 

・ライダー

 

 白い王。剣を武器とする。男性。クーフーリンやエミヤの代用品。詳しくはたたこさんの書いている日本史fateのライダーをどうぞ。ちなみに会場が月なので、ステータスが少し下がっている。後、剣が……。

 

 

・バーサーカー

 

 褐色肌の戦士。手には斧を持つ。呂布の代用品。真名は■■■■■■■。ちなみにラーマと面識ありなうえに……。宝具は2つ。「斧」「最終解放」。ちなみに、全クラスになれる。後、復讐者にも。一番強いクラスはアーチャー。その場合宝具は4つになる。うなり声と咆哮しかあげなかったのだが、三回戦では……。

 

 

・ライダー

 

 鉄の王。男性。ドレイクの代用品。宝具は4つ。「戦車」「幻想種」「板」「神殿」。かなり聡明。

 

 

・セイバー

 

 王様。男性。色合いはすまないさんの逆。ロビンの代用品。宝具は二つなのだが、一つ目の宝具は複数の物が一つの宝具になっている。「戦利品」「炎」。仲間思い。

 

 

・キャスター

 

 文学者。兄弟。「兄さん」「弟」と呼び合う。兄がおっさん、弟が少年。ナーサリーの代理品。宝具は一つ。同盟者がいるとかなり強力。単体だと勝ち抜くのはたぶん無理。エンチャントと自己保存持ち。

 

 

・ランサー

 

 血まみれの鎧の男。あまり狂ってるようには見えない。ヴラドの代用品。宝具は三つ。「毒」「透明化」「破壊兵器」。ランルーくんを見守っていた。

 

 

・アサシン

 

 赤毛に鷹の目の男。李書文の代用品。ギリシャ神話の大英雄。宝具は二つなのだが、この二つ、AUOのバビロン、アルケイデスの栄光みたいな物であるので実質の数はライダークラスも真っ青二桁。おまえのようなアサシンが居てたまるか。闇討ちも強いが、サシでもかなり強い。ライダーで呼ばれていたら、船を持ってくる。

 

 

・バーサーカー

 

 アマゾネス風。願いは負けること。宝具は三つ。「大剣」「体」「■■」。最後の■■はたぶん見せたら絶対「おまえ何でこの戦い参加してるの?」と言われるの間違いなし。セイバー適性あり。たぶん士郎とも上手く行く。

 

 

・アーチャー

 

 皇帝。女性。ガウェインの代用品。宝具は三つ。「砲」「書」「私の(略)」。主人公を気に入りたまに助言する。単独行動多い。その際レオはアサシンが護衛していた。スキル宝具共に厄介。ジャイアントキリングも可能な英雄。

 

 

・キャスター

 

 ローブの女性。カルナの代用品。宝具は未定(笑)。もてなし好き。

 

 

・キャスター

 

 少女。アンデルセンの代用品。宝具は一つ。たぶん顔を見れば一発で正体バレる。ちなみにステータスがどこぞのライオンばりに滅茶苦茶。理由も同じ。

 

 

・アサシン(セイバーになるかも)

 

 血まみれの女性。無辜の怪物の影響をモロに受けている。エリちゃんの代用品。宝具は二つ。「剣」「自分の逸話」

 

 

・セイヴァー

 

 白い。白馬を連れている。聖遺物がなく、エミヤとの共通点あり。宝具は三つ。ちなみに基本クラスだと宝具が全部使えないか、機能が幾分減るという設定あり。セイヴァーだと最強。「剣」「馬」「チート」。実はEXTELLAに少しだけ登場。ヒントはカルナさん。

 

 




どうでしょうか?

まあ駄文ですね。自分で言うのも何ですが。


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タイトル未定(Fate/Grand Order × 魔法科高校の劣等生) 入学編

FGO(第一部)完結記念

連載しようか悩み中のお試し投稿

どちらも原作知っていることを推奨


 2095年の四月。

 ここは東京都の八王子にある国立魔法大学付属第一高等学校法科高校。通称第一高校。

 ちなみに第一ということは他にもあるのかと聞いてくる人がいるかもしれないので、こう答えよう。第一から第九まで日本全国に存在する。

 今日はそんな第一高校の入学式。

 入学する生徒の中にとある兄妹がいた。

 司波達也と司波深雪である。

 この仲良し(の領域を超えている)兄妹であるが、この二人、成績(特に実技の差)により、兄は劣等生(原作知っている方は「どこが?」ということ間違いない)で二科生、妹は優等生で一科生ということになっており、妹は入学式で答辞を述べることになっていた。

 ……妹としては兄が答辞を述べて欲しかったのだろうが。

 まあ多少の言い争いがあったものの、取り合えず妹を納得させた兄は妹と別れ、式が始まるまで時間を潰そうと、座れる場所を探していたのだが……

 

「……」

 

 達也は無言になっていた。

 座れる場所は見つけたのだが、そこには先客がいた。

 いたというか本を枕にベンチに寝っ転がってぐっすりと眠っていた。

 

 髪の毛はウニ頭。この時代では珍しく眼鏡をかけている。

 服装は第一高校の制服である緑を基調としたまだ新品でパリっとした制服に、八枚花弁のエンブレムがある。どうやら一科生のようだ。

 だがそんなことはどうでもよかった。

 

 この男何かがおかしかった。

 一見すると隙だらけで眠っているのに全く隙がない……というよりは、まるでそこに見えない誰かがいて彼を守っているようだった。

 数々の修羅場を潜り抜けてきた達也には分かった。

 この男何かヤバイと。

 

「ふあ……」

 

 その男が目を覚ました。

 その瞳はまるで海の色だった。

 

「あっ、すみませんね。ベンチ占領してしまっていて……」

「いや……、俺も今来たばかりだ」

「そうですか……、ならよかった」

 

 その少年が微笑んだ。

 邪気のない笑みだった。

 

「俺は藤丸立香といいます。クラスは1-Aです」

「俺は司波達也。クラスは1-Eだ。よろしく」

 

 握手をする二人。そのまま達也が立香の隣に座る。

 達也は端末の書籍サイトを読み始め、立香は枕代わりにしていた本(三大叙事詩のイリアスとあった)を読み始めた。

 

「おや、妹さんも入学しているのですね」

「ああ、俺には過ぎた妹だけどな」

「謙遜はよくありませんよ。あなたも中々だと思いますよ?」

 

 たまに世間話をしていた二人だが、ふと人の気配に気づく。

 

「新入生ですね?開場の時間ですよ。」

 

 そちらを向くと、一人の少女が立っていた。

 制服にエンブレム。そして、腕輪型のCAD(術式補助演算機。ようするに魔法の発動を助けるもの)をを左手に巻いている。おそらく中々の地位なのだろう。生徒会所属とか。

 

「すいません。今すぐ向かいます」

「関心ですね。スクリーン型と紙媒体ですか」

「仮想型は読書に不向きなので」

「紙の方が好きなので。枕にもなりますし」

「読書ですか。ますます関心ですね。でも枕扱いは関心しませんよ?ああ、申し遅れました。私は七草真由美です。生徒会長です」

「自分は司波達也です」

「私は藤丸立香です」

「まああなた達が」

 

 どうやら自分達のことが知られているらしい。

 上級生に目をつけられるのは困るのだが。

 

「司波君は入試七教科平均100点満点中98点で、魔法理論と魔法工学が満点。藤丸君は理論と工学も含めた全教科が90点以上。すごいわ。お姉さん論理は結構得意だけれど、真似しろと言われても無理だもの」

「そろそろ時間なので失礼します」

 

 話が長くなりそうと感じた達也が横を通りすぎていく。

 

「えっ、ちょっと」

 

 と呼び止めようとしたものの、さすがに時間が迫っているのか追いかけはしない。

 

「藤丸君は……、っていない?いつの間に!?」

 

 いつの間にか達也に追いついている。さっきまでここにいたのに。

 

「よかったのですか?彼女は話たがっていましたよ?」

「初日から遅刻はな。それにしてもいつの間に追いついた?」

「今さっきですよ。気配を消すのは得意なので」

「そうか」

 

 話している内に講堂についた。

 講堂は前半分は一科生、下半分は二科生に分かれている。

 ここで一旦お別れだ。

 

「ではまた。今度ゆっくり話しましょう」

「こちらこそよろしく頼む」

 

 別れる二人。これが司波達也と藤丸立香のファーストコンタクトである。

 

「どうしたさっきから黙り込んで……、えっ、あの男から血の匂いがする?戦闘に慣れている?わかっているよ。アイツたぶん神話の中に放り込んでもきっとやっていけると思う。それにたぶん対軍以上の何か隠し玉があるだろう。まあでも敵対しなけりゃいい。したら?その時はその時」

 

 突如誰かと話始めた立香。だがそこには誰もいない。一体誰と話しているのだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とりあえず書いてみました。

続きは気が向いたら書きます。

ちなみにネタバレですがこのぐだお、魔改造してます。

それとサーヴァントも何体かいます。

メンバーは一応決めてます。

後、口調と眼鏡に違和感あるかもですが、ちゃんと理由があるので悪しからず。


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魔技科の剣士と召喚魔王と契約英雄(魔技科の剣士と召喚魔王 × Fate/Grand Order)

MF文庫Jで発売されているライトノベルが原作です。

これも原作読破推奨です。

一応読んでいない人のためにも多少わかりやすく書きました。

原作一巻だけでもいいから読んでから読むことをオススメします。

ちなみに今月の25日に13巻発売予定です。


少年———林崎一樹———は何もないところにいた

眼を覚ませば、自分の部屋の天井があるはずだったのに、目が覚めるとそこには何もなかった。上下左右が真っ黒だった。

まあ、こういうのは慣れている。……それはそれでダメな気がするが。

目が覚めたら自分が眠った場所ではないのには慣れている。ファウスト化している地方都市、フランス、ローマ、海の上、船の上、霧の魔都、アメリカ、エルサレム、古代メソポタミア、神殿、異境、魔境、迷宮の中、荒れ果てた場所、無限に剣が突き刺さった荒野、監獄塔、鬼ヶ島、千差万別な城の中、無人島、砂漠、森、マンション、ピラミッドの中、山の上、形容し難い世界etc

 

彼らに付き合ううちに慣れてしまった。もうずいぶん()の出来事なのにまだ色あせず覚えている。……ここにいるということは誰かが呼んだのか?

 

彼らとの繋がりは未だ存在しており、今でもたまに呼ばれることはあるが、こんな景色は初めてだ。……いったい誰が俺を呼んだ?

 

「キミを呼んだのはボクさ。■■君」

 

 自分を呼ぶ声が聞こえた。()の名前である『林崎一樹』ではなく、()の名前である■■と呼ぶ声。

 もう二度と聞くことのできないと思っていた声。

 振り返るとそこには一人の男が立っていた。

 

 橙色の髪の毛を後ろでまとめて、白衣を着ている。そして、両手には手袋。一樹は知っている。その指には指輪があったことを。

 

「久しぶりだね。元気そうで何よりだよ」

 

→あの格好じゃないの?“本物”のソロモン王。

 

「再会しての第一声がソレかい!?本当に久しぶりに会ったんだから、もっとこう感動してよ!」

 

→黙れ!すべての元凶!

 

「そ……それを言われると否定できないけどさ、こっちはその尻拭いの為に十年間がんばったんだよ!」

 

→冗談ですよ。久しぶりですねドクターロマン。また会えて嬉しいです。

 

「……相変わらずだねキミは。全く変わっていないようで嬉しいよ」

 

 一樹とロマンは久しぶりにあった友人同士のように話始めた。

 少年は話していく。自分が()住んでいる()()の事や近況について。

 

「へえ、神話の神や天使、悪魔、英雄———神魔(ディーバ)から力を借りて魔術―――魔法を発動させる世界で、日本に力を貸す神話がソロモン72柱とはね。何か運命(Fate)を感じる世界だね。そして、明日から学院に入学か。それと義妹が出来たのかい。ボクの兄弟は……」

 

→あのブタ野郎のことは忘れましょう。

 

「結構酷いよ!?アレでもアーサー王やヘクトール、アレキサンダー大王と並ぶ西方九偉人の一人だし、キミのサーヴァントの一人だろう!?」

 

→アレはまあ、メフィストやカエサル、パラケルススと同じ扱いで。

 

「……まああの3人は問題起こしてばかりだったからね。本当に何であんなのと契約したんだい?」

 

→ロビンにもよく言われました。

 

「アハハ。こういう会話本当に懐かしいな。……そうだ、今日は用があったからキミを呼んだんだ」

 

→?

 

「キミはまた色々と巻き込まれることになる。それにはボクも責任がないようで、あるからさ」

 

→またおまえか?タラスクで押しつぶしますよ?

 

「やめてね!?死んじゃうから!?あの時は本当に星になるかと思ったんだからね!」

 

→一応冠位持っているんですから、耐えてください。

 

「無理だからね!?……話を戻そう。それでキミはもうすぐとある神魔と契約することになるだろう?キミの契約する神魔は“ボク”とも“アイツ”とも関わりのある神魔でとても強いが、欠点がある。……まあ今のキミには今までの経験や剣術、そして()()があるし、おそらく大抵の敵はどうにかなるだろう。だけど、それだけじゃ不安だからね。これを渡そうと思ったんだ」

 

 ロマンが差し出したのは漆黒と黄金の二色のカードだった。表面は無地、裏面には(キャスター)の絵柄と形容し難い紋様(ビースト)の絵柄が混ざり合っている。

 

→コレは?

 

「ああ、このカードはね……」

 

 ロマンから説明を受けた。……いいのかそれ。チートすぎるだろう。

 

「確かにね。でもキミにはふさわしい力だと思うから渡すんだ。それと注意事項だけど、”本来の第一宝具”は使用できないからね。もう使ってしまったから」

 

 ……頷いた。当たり前だ。

 

「さて、そろそろ時間だ。そろそろボクはお暇するよ。」

 

→また会えますか?

 

 それを聞いたロマンは鳩が豆鉄砲を食らった顔をしていた。そして……噴きだした。

 

「アハハ、何でここにいるのかとか色々聞かれると思ってたのに……、本当に変わらないねキミは。ああ、きっとまた会えるさ。あの世界ではボクは消えたけど、この世界では……。さあ、目覚める時だよ?■■君……いや、今の名前で呼ばせてもらおう、一樹君」

 

→さよなら、アイドルオタク。

 

「最後までソレかい!?締まらないね!?」

 

 

……。

ゆっくりと意識が戻されていく。

気が付くと、一樹は朝のお布団の中にいた。

アレは夢だったのだろうか……

……いや、待て。コレは。

手にはあのカードが握られていた。

 

「夢だけど、夢じゃなかった!」

 

思わず叫んでしまった。カードを見つめて、一樹が呟いた。

 

「ドクター。ありがとう」

 

 ……さて、鼎を起こして、学院へ行こう。さすがに初日から遅刻はいけない。

 

 

 

 

「それにしても、今日から兄様と一緒の学校というのは嬉しいですが、学科が違うのは……、兄様に謎痕(スティグマ)を授けた神魔が憎いぃぃぃぃぃぃ」

「落ち着け。ホモな坊主を焼き殺そうとしている、愛に生きる女(自称)みたいになっているから」

 

 馬鹿話をしながら、二人で学院へ向かう。今日は初登校なので、義妹(実は年上で義姉なので先輩)の鼎に頼んで学校の案内をしてもらうことになっているのである。ちなみにこの二人通う学科が違う。一樹は魔法を学ぶ魔技科、鼎は剣での戦いを学ぶ剣技科だ。そして、鼎は剣技科の生徒会長である。

 

「兄様」

「何だ、改まって?」

「“アレ”はこの学院で使うのですか?」

 

……ちなみに鼎は一樹の秘密を知っている数少ない一人であり、彼の力の一部を使用できる。

 

→使う時が来たら使う。

 

「……そうですか。ですが、兄様」

「わかっている。俺はまだ捕まる気はない。使うとしても目立たないように使う。だから大丈夫。ところで、鼎は“アレ”を去年は使ったのか?」

「いえ、使うまでもありません。私に剣術で勝てる者はもう学院にはいませんし、……魔技科の学生は剣技科との決闘を受けてはくれませんし」

 

→???

 

「ああそうか、知らないのですね。この学院は魔法使いの方が上に見られていて、剣を使う私たちは魔法発動までの壁や盾としてしか見られてません。扱いが低いのです私達は」

 

→馬鹿が多いね

 

「私もそう思います。この教育そのものが悪い。そして……兄様に謎痕を授けた神魔が憎いぃぃぃぃぃぃ」

 

→落ち着いて、清姫。

 

「私は鼎ですよ!?兄様!?昔の女と間違えないでください!」

「いや、似ていたからつい……」

「似ていませんから!それに私と相性のいいのは“剣豪”とかあの“赤色”ですよね!?」

「そうだけどさ……、学院見えてきた。案内してください。姉様」

「露骨に話をずらしましたね?でも姉様って呼び方……いい!もう一回お願い致します」

 

→姉様!

 

「もう一回!」

 

→姉様!

 

「もう一回!」

 

→姉様!

 

「もう一回!」

 

→いつまでやるの?

 

「後一回だけ!お願いします!」

 

→姉様!学院の案内よろしくお願いします!

 

「わっっっっっっかりました‼ではまずこれが正門です。そして……」

「あっ、見つけた!会長!」

 

 その声を聞いた鼎が綺麗にズッコケた。……ドリフみたいだな。

 そこには剣技科の制服を身に着けた男がいた。

 

「何でここにいる寅蔵!?」

 

 ……どうやら知り合いらしい。彼は山田寅蔵。生徒会の役員のナンバースリーであり、話を聞くと何でも新入生同士で決闘騒ぎが起こって、仲裁を鼎に頼みに来たらしい。ちなみに鼎は携帯の電源をOFFにしていたので足で探していたらしい。……さすが世界一のブラコン(自称と他称)

 

「そんなものお前たちでどうにかしろ!私には今日は大事な用事があると言ってあっただろう!」

「どうにもならないから探してたんですよ。……もしかして彼が噂に聞く?」

「そうだ。私の兄様だ‼とっても強いぞ!かなり強いぞ‼すごく強いぞ‼!」

 

……鼎は清姫じゃなくて、DEVE(ローマ)だったのか?

 

「ああもう!兄様すみませんが、私は決闘の仲裁に行ってきます。この埋め合わせは後日必ず!」

 

→行ってこい。怪我はするなよ?鼎

 

「はい‼兄様パワー充電完了!さっさと済ませるぞ寅蔵!一歩音越え二歩無間三歩絶刀!」

「会長待っ……、早!?もういない!?つーか場所知ってんのか会長!?」

 

 ……大丈夫かな?まあ大丈夫だろう!多分。きっと。

 

 

 この世界は普通の世界だった。

 ところが、ある時にもたらされた賢者の石(パラケルススが作る物とは別物)により、一部の人々が魔法を使えるようになったのである。そして、現代の兵器は意味をなさなくなり、魔境と呼ばれる場所が現れ魔獣まで現れた。

 そして、神話が―――神魔が接触してきた。それにより、14歳の時に謎痕授けられたものは神魔と契約して10の固有魔法(+α)が使えるようになったのである。

 本来は謎痕は女性しか授からないはずなのだが、……一樹はそれを手に入れた。ちなみにこれで林崎家の養子になった一樹の本当の年がわかり、鼎との関係が変わったのである。

 これはこんな世界に生まれ変わった”人理を守り、世界を救った少年” の新たな物語である。

 




このシリーズは好きなので。ずっと考えてました。

そして、コレと今考案中のもう一作品が連載候補です。

楽しめたのなら幸いです。


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仮面ライダープルート Fate/Lunatic Rider Order(Fate/Grand Order × 仮面ライダー)

この作品は特に原作である仮面タイダーゴーストを知っている方推奨です。

後、FGOを終章までクリアした方推奨です。

知らない方はBackをおすすめします。

それと色々なネタも出てきます。

全部わかるかな?


「早速だけど君は二度目の死を迎えた。わかる?」

「そうですか……、運がなかったか、俺」

 

 突然だが自分はある日突然死んだ。……おそらく寝ている間に心臓麻痺だかで。えっ、なんでわかるかだって?だってねえ、眠って朝起きたら全く別の()()に転生してたんだもの。しかも型月。

 まあ自分は魔術師の家に生まれたけど、優秀な後継者である兄はいるし、そのスペアである姉も中々優秀でどこぞに嫁入りするらしい。……確か時計塔の一級講師の家だかに。そして自分はスペアのスペアである。なので結構気楽だった。才能はないので、婿入りの予定もなかった。このまま気楽に生きればいいなと思いながら。

 

ところが何の因果かカルデアにきてしまった。しかもマスター候補の一人として。

レ/フ……じゃなかったレフ教授のテロで爆死するのはなあ。もし生き延びたとしても……

 

特異点Fの黒き騎士王と黒化英雄。

第一特異点の竜の魔女と悪竜。

第二特異点の魔神柱と破壊の大王

第三特異点の大英雄と魔神柱

第四特異点の星の開拓者と嵐の王

第五特異点の狂王と女王

第六特異点の獅子王と円卓の騎士

第七特異点の人類悪と女神達

終局特異点のソロモン72柱と魔神王

イベントでの強敵達

 

 ダメだ。勝てる気がしない。欠片も感じない。さてどうしよう。

 

1,爆破を避けて生き残り、特異点で人理修復する。

2,死を受け入れる。来世は幸せであることを神様に祈っておく。

3,爆破をある程度避けて、冷凍されてぐだ男だかぐだ子だか藤丸立香だかリヨぐだ子が人理修復してくれるのを待つ。

 

 さて……、

 1,は却下。当たり前だ。勝てるわけないし。多分自分ガチャ運ないから、☆5は引けないだろう。絶対に。

 2,はダメ。死を受け入れるのは何か違う。折角の人生だし、自殺はダメって立川在住のロン毛が言っていた……ような気がする。

 3,なら一番楽な気がする。死ぬ危険もあるが、……まあそれは1,と2,でも変わらないし、ただ歩いていただけの人間が落ちてきた鉄骨に挟まれて死んだという例だってある。

 

 よし、3,にしよう!死んだらその時は来世を祈ろう。

 とりあえず爆破に備え、防御よりの礼装を買っておいた。値段は……車が買えるくらいとだけ言っておく。コツコツ貯めたへそくりが全て消し飛んだ(泣)

 他にも必要そうな物を鞄に詰めて、カルデアに向かったのである。

 

 そして、案の定テロが起こり、自分の意識は途切れ……、気が付くと白い世界にいた。そこで、白い女の人―――Yと名乗った神っぽい人―――に出会ったのである。

 そして、冒頭に戻る。

 

「驚いてないね。もしかして予想済みかい?」

「ええまあ。死んだら死んだでしょうがないなと思ってたから。博打でしたし。でも……あの礼装効かなかったのかな?」

「無かったら、木端微塵だったね♪」

「効果はあったんだ!?」

 

 ……でも俺確かオルガマリー所長から結構離れていたような?だから生存率上がったと思ったんだけどな。

 

「ああそれね。あのレフとかいう人が念には念を入れてあちこちに爆弾しかけたからね♪確実にマスター候補をブチ殺したかったんだろうね。ちなみに君以外は跡形もなく消えたよ。人理修復後関係者別の意味で死ぬんじゃないかな?」

 

 明らかになった衝撃の真実。……効果あったんだ。よかった?いや死んでるからよくなかった?でも……

 

「えっ、確か爆弾って所長の傍にあったものだけじゃ?」

「ん?()()とは“この世界”違うからね」

 

……どういう意味だ?

 

「さて、ここからが本題だ。君を生き返らせてあげる」

「……何が望みだ?」

「やって欲しいことがあるんだ。君には人理修復の手伝いをして欲しい」

「ぐだ男だかぐだ子だか藤丸立香だかリヨぐだ子に任せればいいんじゃないの?」

「アッハッハッハ。リヨぐだ子がいるなら君には頼まないよ」

 

 そりゃあ、あれ拳一つでサーヴァント殴り殺すは、黒幕締め上げるは、サーヴァント生み出すは滅茶苦茶だからな。

 

「いいかい、君は本来の人理修復の道行を知ってるだろう。でも“この世界”での人理修復は“いくらか”違う。特異点自体は変わらないけど、難易度が違う」

「どれくらい?」

「HARDがLUNATICになるぐらい。GMD……ぐだーずmust dieだね♪」

「糞ゲーか!?しかも両方いるのかよ……」

 

 ……おいおい、人理焼却待ったなし!?

 

「だから、ちょっと実験を兼ねて君に人理修復して欲しいのさ」

 

 ……何か不穏なワード来たぞ。実験?

 

「ああそうさ。はいコレ上げる」

 

 一つ目のオバケのような形をしたベルトが腰に現れた。コレって……ゴーストドライバー?

 

「それと、これも」

 

 錆色の目玉型のアイテムが渡された。眼魂だなコレ、まさか……

 

「後これも、持ってけドロボー!」

 

 様々な色の眼魂が渡される。しかも15個揃っている。

 

「俺に仮面ライダーになれと!?」

「うん♪これねえ、試しで作ったんだけど、使う機会がなくてね(笑)」

「おい!?」

「大丈夫。使えるはずだよ」

 

 ならいいけど、でも、英雄眼魂って何人か被っていたような……、武蔵とかエジソンとかビリーとか信長とか

 

「ああ、それは平気。被らないように作ったから。いやあ大変だったよ。被らないで対応する英雄選ぶの」

「自分で使えばよかったんじゃないのか?」

「私じゃ使えないから……、それと英雄眼魂はその英雄が君を認めないと使用できないからね」

 

 フーディーニや三蔵法師かよ。そんなところ再現しなくても。

 

「武器は?」

()はガンガンセイバーとハンドとキャッチャーとだけだよ」

「……何か気になる言い方だな。強化形態は?」

「あるよ♪でもまだ使えないからね。もし君が英雄と心をつないだら、ガジェットや強化アイテムはあげるから楽しみにしていてね」

「そうか」

「じゃあ、頑張ってね!いってらっしゃい!」

「ちょっと待った?」

「何?」

「欲しい物があるんだけど」

「何?闘魂も深淵も無限も究極も大罪も友情も()はあげられないよ?」

「違う違う。気になる言い方だな……いやくれるなら欲しいけど、別の物が欲しい」

「何?」

 

 欲しい物を述べる。これがあれば……どこぞの人(?)の真似をしなくて済む。する気はないというか無理だけど。

 

「なるほど。そういうことか……。まあ、それぐらいなら……はい、どうぞ」

「ああ、ありがとう」

「じゃあ、いってらっしゃい!」

 

 ……視界が光に包まれた。

 

 

 

 目を覚ますと土蔵にいた。ここって確か……

 

「衛宮邸だな。ここからスタートか……」

 

 持ち物を確認する。

 鞄の中には、入れていた保存食に水、薬品、そして眼魂とロックビークル状態のバイク

 何で!?。

 さらに紙切れが入っていた。そこには……

 

『“私”の事は出してもいいよー。まあクライアントとでもしといて。私からの情報とでも言えば多分サーヴァントの情報や眼魂については誤魔化せるでしょ?後、ゴーストのアイテムじゃないものがあって戸惑ってると思うけど、こっちの方が持ち運びやすいでしょ?』

 

 以外に世話焼きだな!神様!

 そして、衛宮邸を出た。そこには……

 

「■■■■■■‼」

 

 人骨がいた。

 剣や弓や槍を構えた骨がいた。

 さらに心なしか白い骨ではなく、黒い骨で、体つきが一回り大きく、ごつい武器を構えた人骨までいる。

 スケルトンとスケルトンキングというやつだ。

 

「イベントだったら、嬉しかったんだけどな……」

 

 凶骨取り放題だったのに。

 

「じゃあ、試運転と行こうか」

 

 腰に手をやる。ベルトが出現した。

 眼魂をベルトに装填し、右のレバーを引いた。

 

♪/ アーイ!バッチリミテー!バッチリミテー!

 

「変……身!」

 

♪/ カイガン!プルート!

♪/ ゴートゥーヘル!覚悟!オーバー・ザ・ゴースト!

 

 姿が変わる。

さらに錆色をしたパーカーが飛び出し、スケルトンを蹴散らす。そして、パーカーが背中から憑依した。

 姿は一言でいうなら、ダークゴーストに近い。だが角が5本あるし、色も錆色と黒だ。

 

「プルート……冥王だっけ。後、こういう時なんて言うだっけ?確か……」

 

1,命燃やすぜ!

2,俺の生き様、見せてやる!

3,心の叫びを聞け!

 

 うーん、何か俺には合わないような……?

 

「えーっと、他は……」

 

 スケルトンの攻撃を捌きながら考える。

 

1,さあ、おまえの罪を数えろ!

2,さあ、ショータイムだ!

3,ここからが俺のステージだ!

 

 うーん。合わないなー。どうしよう。

 ガンガンハンドとガンガンキャッチャーで二丁拳銃にして、スケルトンを砕きながら考える。……それにしても結構効くのね。さすが。

 

1,ヒャッハー、汚物は消毒だ―!

2,勝つのは俺だ!

3,滅尽滅相!

 

 もっと違う気がする。特にジャンル自体。

 ガンガンセイバーを使ってみる。スケルトンをブレードで斬り、二刀流で切り裂き、薙刀で潰し斬り、ガンで撃ち砕く。

 

1,ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!

2,イッツショータイム!

3,絶望がおまえのゴールだ!

 

 何か違う。

 スケルトンも減ってきた。そろそろ決めないと。……二重の意味で。

 

「……ん?そういえば……」

 

 数少ない親友の言葉を思い出す。

 

『何かをやるときはやっぱり派手にいかなきゃね』

 

 派手に……派手に……

 そうだ!

 

「さあ、派手に行こう」

 

 これでいいかな?

 似たようなこと誰かが言ったような?

 まあいいや。

 残りはスケルトンキングだけ。

 ならば“アレ”を試そう。最後の一体だし。

 ベルトのレバーを引いて押し込む

 

♪/ ダイカイガン!プルート!オメガドライブ!

 

 背後に浮かぶ紋章のエネルギーを纏い飛び蹴りを打つ。ライダーキックというやつだ。

 

「ハア!」

 

 飛び蹴りはスケルトンキングを砕いた。そのまま爆発する。

 

「ふぃー」

 

 変身を解除した。

 

♪/ オヤスミー!

 

「さて、とりあえず生き残りと合流しますか」

 

 一瞬バイクを出そうかと思ったが、やめておく。

 徒歩で行こう。破壊の大王じゃないけど。

 

「さーて、鯖は何がいるかな?」

 

 本来であれば、あの7騎かステイナイトの7騎だろうが、何か違う予感がする。

 まあ、成り行き任せで行こう。

 

 彼は知らない。

 この地で召喚された英霊が7騎どころか、その倍以上いて大戦状態になっていることを。

 さらに、黒い騎士王や大英雄に比肩するサーヴァントが何騎も召喚されていることを。

 冬木にある聖杯が”一つ”ではないことを

 さあ彼の旅路は一体どうなる?

 




どうでしたか?

ちなみに15のオリジナル英雄眼魂は決めていますが、もしもいい案があるなら、どうぞ感想欄へお書きください。採用するかもしれません。

ただし条件があります。

①オリジナルであること。
②ちゃんとガンマイザーに対応していること
③音声はあってもなくてもいいですが、ない場合は私が考えますので、文句言わないこと。
④採用されなくても文句は言わないこと。

以上4点守ってください。


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