仮面ライダージョーカー (流星軍)
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第1話「始まりのJ/最後の切り札」

仮面ライダーとラブライブ!サンシャイン!!のコラボです。楽しんでいただけたら幸いです。



翔太郎side

 

俺は、宮崎翔太郎……。

ある日、幼い子供を庇って交通事故にあい死んだ。そして、気がつくと病室で悲しんでる俺の親と友達、そして学校関係者の姿だった。

 

翔太郎「そうか……俺、死んだんだな。さて、天国に行ってのんびり過ごしますか……。」

 

俺は、そう呟くが天国への案内人すら来ない……。

何故!?

 

??「貴方にはまだやる事があります。」

 

一人の女性の声で全ての景色がガラリと変わった。

 

翔太郎「あんた?」

 

女神「私の名は、女神。私は、貴方が勇敢に幼い子供を庇う姿に感動しました。そして、ここに魂を宿す第二の身体を用意しました。貴方の正義感である世界を救ってほしいのです。」

 

待って……これって転生するって事!?

良く、二次創作で読んでたけど……まさか、自分がなるなんて思ってもなかった。

でも、第二の身体は気に入った。顔もイケメンだし、腹筋も割れてるし、俺は反対する気になれなかった。

 

翔太郎「良いですよ。こんな俺で良ければ。」

 

女神「ありがとうございます。それでは、この身体に近づいてください。」

 

俺は、言われるままに近づくとそのまま気を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女神「起きてください!」

 

目を覚ますとそこには、女神が居た。でも、景色が違ってた。部屋の中だった。

 

翔太郎「ここは?」

 

女神「貴方が生活する拠点になる場所です。後、この街にA~Z、26個のガイヤメモリと言う地球の記憶が散らばってます。転生者、大道克己はそれを全て集めようとしてます。」

 

翔太郎「そんなに!?」

 

女神「そのうちのEのメモリ、エターナルは克己が…そして……。」

 

そう言いながら女神は、黒いメモリとドライバーを取り出した。

 

翔太郎「それは!?」

 

女神「これは、Jのメモリ…。ジョーカーです。」

 

翔太郎「ジョーカー……。これを俺に!?」

 

女神「はい、このメモリがエターナルの力から守る唯一のメモリでもあります。それに、貴方にしかそのパワーを発揮する事が出来ません。このメモリとこのロストドライバーを使ってメモリの回収して下さい。」

 

翔太郎「分かった。ありがたく使わせてもらうぜ。」

 

俺は、そう言うと女神からジョーカーメモリとロストドライバーを貰うと部屋の外に出た。そこには、綺麗な海があった。そして、すぐ隣には緑と黒のカラーリングされたバイクがあった。

 

翔太郎「これは???」

 

女神「これは、貴方の移動手段として使うバイクです。走って間に合わない時とかに使用してください。」

 

翔太郎「そうか……バイクだけじゃ、ネーミング悪いから、こいつの名はハードボイルダーにしよう!」

 

女神「いい名前ですね。では、試運転してみてください。この街を知るいい機会にもなります。」

 

翔太郎「ラジャー!じゃあ、行ってきます!!」

 

俺は、そう言うとヘルメットを被りハードボイルダーを運転し始めた。街は、坂道が非常に多い。でもとても平和だった。こんな街で、悪さをするやつなんて居るんだろうか……そう思ってた。

 

??「やめてください!!」

 

俺は、女性の声を聞くとハードボイルダーを止めて声の方を見ると、そこには青髪の少女と男性が揉め事をしてた。

 

男A「良いじゃんか!俺達とパーティーしようぜ!」

 

少女「遠慮しておきます!大体、貴方達は何者なんですか!?」

 

男性B「俺達は、君のファンなんだよ。だからさ、俺達の言う事聞いてよ!」

 

少女「変な事言わないでください!!」

 

すると、太めの男が少女の腕を拘束し始めた。少女は、反撃をしようとしたけど力では叶わないみたいだ。

 

男性C「へへへっ。俺達と遊んでくれるよな!?」

 

男性A「さぁ、調教開始だ!!」

 

そう言って男が少女の胸を触ろうとした時俺は、そいつの腕を掴んでいた。

 

男性A「てめぇ!何すんだ!!」

 

翔太郎「お前らいい加減にしろ!この娘、嫌がってるだろ?」

 

男性B「そんなの俺達には関係ねぇ!」

 

そう言って男性Bは、俺に殴りかかると俺は男性Aを盾にして防ぐとそのまま男性Aを投げ飛ばし、男性Cに飛び蹴りをすると、拘束されていた少女を助けた。

 

翔太郎「大丈夫か!?」

 

少女「は、はい。ありがとうございます。」

 

俺の目の前には、男性A、B、Cが並んでたっていた。

 

男性A「俺らを怒らせたな!!覚悟はいいんだよな?」

 

《バード!》

 

そう言いながら男性Aは、Bのメモリ…バードメモリを鳴らした。

 

翔太郎「覚悟は、こっち来る前に決めてんだよ!お前こそ、覚悟しろよ!」

 

俺は、そう言うとロストドライバーを腰に装着する。

 

男性A「ハッタリは通用しねぇーぞ!」

 

男性Aは、そう叫びながらメモリを差し込んで鳥型の怪人に姿を変えた。それを見て何故、女神がこんなのを渡したのがやっと理解した。

 

翔太郎「ハッタリじゃねぇーよ。良く見てろよ、俺の変身をよ!」

 

《ジョーカー!》

 

俺は、ジョーカーメモリをロストドライバーのスロットに差し込む。

 

翔太郎「変身!!」

 

そう叫ぶとベルトのスロットを展開させる。

 

《ジョーカー!!》

 

そういう機械音と共に俺の体は黒い仮面の戦士へと姿を変えた。

 

翔太郎「さぁ、お前の罪を数えろ!」

 

俺は、人差し指を指してそう言うとバードドーパントに向かって走り出した。ドーパントは、空を飛び躱すと上空から羽を使って攻撃してきた。

 

翔太郎「厄介な奴だぜ。なら、一撃で決めるまでだ!!」

 

そう言うとジョーカーメモリを一旦外してベルトの右腰にあるマキシマムスロットに差し込むとそこをタッチする。

 

《ジョーカー!マキシマムドライブ!!》

 

翔太郎「ライダーキック!!」

 

ジャンプしてドーパントに近づくとライダーキックを放ち撃ち落とした。

 

男性A「こいつ……強すぎる!!」

 

翔太郎「さぁ、お片付けだ。」

 

そう言うともう一回マキシマムスロットをタッチする。

 

《ジョーカー!マキシマムドライブ!!》

 

翔太郎「ライダーパンチ!!」

 

そう言って相手の顔面に目掛けてライダーパンチを放つとドーパントは、数メートル先まで飛んで元の姿に戻った。そして出てきたメモリを拾った。

 

翔太郎「こんな物に頼ってる暇があったらもっとマシな人間になりな!分かったらさっさと帰れ!!」

 

男性B「は、はい!!」

 

そう言って逃げるように男達は、帰って行った。俺は、振り向き変身を解くと少女に近づいた。しかし、少女は怖がるどころか、少し驚いていた表情だった。

 

少女B「か、仮面ライダー!?この町にも仮面ライダーがいるんですか???」

 

翔太郎「か、仮面……ライダー!?」

 

少女の仮面ライダー発言が今後の俺の人生を大きく動かすのだった……。

 

 




何と、Aqoursが誰も出てきませんでした……。
これは、大変ですね笑
次回の見どころは、少女の正体とAqours初登場です。
それでは、次回の予告です。

《次回予告》
何と、少女は数年前からタイムスリップしたらしい……。
しかし、その少女には仲間がいてその仲間を探さないといけない。
翔太郎は、人探しに出るが……!?
次回、第2話「集う女神達!?」


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第2話「集う女神達!?」

確認ですが、μ'sは、アメリカから帰ってきた所とAqoursは、1期が終わった所から始まってますので宜しくお願いします。
感想や評価もジャンジャンお願いします!!

《前回の仮面ライダージョーカー》
宮崎翔太郎は、幼い子供を庇って交通事故にあい死んだ。その勇敢な姿に感動した女神は、彼を戦士ジョーカーとしてラブライブ!サンシャイン!!の世界へ転生させた。そして、翔太郎は近くで変な男集団から少女を助ける為に彼女の前でジョーカーに変身する。しかし、その姿を見た少女は、『仮面ライダー』と呼んだ。
果たしてその真相は!?


少女side

 

私の目の前に再び怪人が現れた。今まで見た事の無い怪人だった。しかし、私の目の前で変身する別の仮面ライダー……。

 

翔太郎「仮面ライダーってなんだ!?」

 

少女「さっきの怪人から人々を守る希望の戦士の名前です。」

 

翔太郎「そうか。で、君の名前は!?」

 

海未「園田海未です。」

 

翔太郎「そうか。俺は、宮崎翔太郎。よろしくな。」

 

海未「宜しくお願いします。」

 

そう言って私は、頭を下げた。そして、周りを見るとそこは、綺麗な海しかない。此処は、東京ではないみたいです。

 

海未「失礼ですが、此処は何処ですか?」

 

翔太郎「あぁ、静岡の内浦って町だ。それより、その制服見た事ないけど……どこの??」

 

私は、慌てて服装を確認すると間違いなく音ノ木坂の制服だった。

 

海未「東京の音ノ木坂って学校の制服です。」

 

翔太郎「へぇ〜、東京から来たのか……。1人で!?」

 

海未「いえ、友達とだと思うのですが……。はぐれてしまったみたいで……。」

 

そう言うと私は、翔太郎さんに今までの事を話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔太郎side

 

俺は、海未から今までの話を聞いた。自分が先程まで居た場所と違う所に居る事も、自分達が怪物に狙われていてそれから守った仮面ライダーが居た事も……そして、自分達が居た世界と時間軸が違う事も……。

 

海未「ここにも、仮面ライダーが居たなんて……。私達は、何度も仮面ライダーに助けられてきましたので。」

 

翔太郎「そうか……。他に仲間は???」

 

海未「はい、穂乃果とことりと言う娘ですが……見てませんか?」

 

翔太郎「悪い、見てないな。」

 

海未「そうですか……気を失う前まで居たんですが……。二人とも何処へ行ったのでしょうか?」

 

翔太郎「良かったら俺も探すの手伝うよ!」

 

海未「ありがとうございます。」

 

こうして、俺と海未は他の仲間穂乃果、ことりを探しにその場を後にした。

 

 

 

三人称side

 

???「ここ、どこだろう?」

 

茶色い髪を靡かせながら1人の少女は、とある旅館の前に立っていた。

 

??「あぁっ!!μ'sの高坂穂乃果さん!?」

 

???「ええっ!!あ、貴方は誰??」

 

千歌「私は、高海千歌って言います。あの、μ'sの高坂穂乃果さんですよね!?」

 

穂乃果「は、はい……。高坂穂乃果です。」

 

千歌「とりあえず家に入ってください。今お茶を……。」

 

???「穂乃果ちゃーん!!!」

 

穂乃果「こ、ことりちゃん!!!」

 

穂乃果の元にベージュ色の髪をした南ことりがやって来た。

 

千歌「嘘!μ'sの南ことりさん???てことは、海未さんや他の皆さんも居るんですか??」

 

穂乃果「それは……分からない。てか、ここ何処???」

 

千歌「ここは、静岡県の内浦って所です。」

 

ことり「私達…。静岡県に来ちゃったの??」

 

果南「千歌!!大変!海で人が溺れてる!!」

 

千歌「えぇーー!!大変、すぐ行かないと。」

 

そう言って海に行く千歌を穂乃果とことりが慌てて追いかける。

 

 

綺麗な海に赤い髪と黒い髪の少女達が寝そべっていた。穂乃果は、その人物に面識があった。

 

穂乃果「って、にこちゃん!?真姫ちゃん??」

 

にこ「穂乃果…ことりって、ここ何処???」

 

ことり「静岡県に居るみたい。」

 

真姫「静岡って意味が分からないんだけど……。」

 

千歌「果南ちゃん……これ、夢だよね?」

 

果南「私もそう思いたいけど……夢じゃないみたい。」

 

そう言いながら千歌と果南は、ほっぺをつねるが痛いという感覚があった。

 

穂乃果「でも、どうしてにこちゃん達までここに??」

 

にこ「真姫ちゃんと一緒に穂乃果の家に行こうと思ったら急に気を失って気がついたらここに……。」

 

穂乃果「同じだ!!穂乃果もね、気を失ったんだよ!!」

 

ことり「穂乃果ちゃん……それ、自慢する事じゃないよ?」

 

穂乃果「そうなの?」

 

にこ「あんたね……何処か分からない地に居るのよ?何で余裕綽々な態度とってる訳?」

 

穂乃果「穂乃果にもよく分かんないけど……この近くにみんな居るよ!」

 

真姫「何で、言いきれるのよ?」

 

穂乃果「直感?」

 

穂乃果と千歌以外のみんなは、少し呆れた。すると、果南と千歌の携帯に電話が掛かってきた。

 

千歌「ちょっと待ってて……曜ちゃんの携帯だ!もしもし……って、それ本当!?」

 

千歌は、曜からある情報を入手すると目を点にして驚く。何と、曜と梨子の前にμ'sの星空凛と小泉花陽が居たのだ。

 

千歌「穂乃果さんが言った通りになってる……。うん、家の近くの海にね、穂乃果さんにことりさん、にこさんに、真姫さんも居るの!取り敢えず誘導して来て!!うん、お願い。」

 

そう言うと千歌は、電話を切った。一方、果南には花丸が電話をしてきたのだった。

 

花丸「大変ズラ!!μ'sの絢瀬絵里と東條希が居てダイヤさんが壊れたズラ!!助けてほしいズラ!!」

 

と言う内容だった。どうやら、学校には黒澤ダイヤとその妹の黒澤ルビィと国木田花丸そして、津島善子が居るみたいだった。そして、穂乃果はある事に気づく。

 

穂乃果「ねぇ、海未ちゃんは??海未ちゃんが居ないよ!!」

 

ことり「本当だ。さっきまで近くにいたのに……。」

 

そう言いながら辺りを探しま始める。

 

 

 

 

 

 

 

翔太郎side

 

その、穂乃果とことりと言う人物は中々見つからなかった。海未の発言からして既にドーパントに襲われてる可能性もある……。

 

海未「二人とも大丈夫でしょうか?」

 

翔太郎「大丈夫、二人は無事だ。この俺が保証する。」

 

すると、海未はクスクスっと笑い始めた。

 

海未「貴方は、穂乃果そっくりですね。」

 

翔太郎「俺が穂乃果に??」

 

海未「はい、穂乃果も確証がないのに出来る!やれる!大丈夫!って良く言うんです。」

 

翔太郎「じゃあ、会ったら気が合うかもな。」

 

そう言いながらバイクを引きながら歩くと海辺で大きく手を振る少女が居た。それを見て海未は慌てて海辺に向かう。俺は、バイクを止めてそのあとを追った。

 

海未「もう、何してたんですか!!心配したんですよ!!って、希と絵里は???」

 

果南「それが、私達の学校に居るみたいなの。再会して悪いんだけど……着いてきて貰える?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は、変わって浦の星女学院。校舎も真新しい状態だった。何故か、アイドル部の部室に二つの学校の生徒会長が集結した。

 

ダイヤ「どうしたら、廃校を阻止したんですか!?そこを詳しく教えてください!!」

 

絵里「それは……ラブライブ!に出て入学希望者が増えたから……。」

 

ダイヤ「私達だってラブライブ!の予選を突破しました!それに、近隣でライブとかも積極的にやってます!なのに……どうして、0なんですか??教えてください!音ノ木坂学院の生徒会長のエリーチカさん!」

 

穂乃果「これは……どうしたの??」

 

絵里「穂乃果、助けて!今の音ノ木坂の生徒会長は、貴方でしょ?」

 

穂乃果「でも、絵里ちゃんが生徒会長の頃に廃校が阻止出来たから……答えるのは、絵里ちゃんかな〜。」

 

そう言ってこの場から去ろうとする穂乃果の胸を触ってる人がいた。それは、誰でもなく希だった。

 

希「μ'sの発起人がそんなんでええんかな?こうなったら……うちのスーパーワシワシの刑やで!!」

 

穂乃果「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

穂乃果は、疲れ果てて倒れ込んでいた。

 

希「ちょっとやり過ぎたかな?」

 

海未「思いっきりやり過ぎです!!」

 

千歌「じゃあさ、ライブをしてもらおうよ!ここに、伝説のスクールアイドルμ'sがどうして学校を救ったのか……それは、ライブとかに隠されてるんじゃないかな?」

 

ダイヤ「確かに……でも、今活動休止中のμ'sがライブをして良いのですか?」

 

にこ「それは、出来ないわ。μ'sは、次のアキバドームのラストライブをもっておしまいにするの。この決意は、いくら私達と同じ状況の貴方達からのお願いでも出来ないわ……。」

 

とにこが言うが俺は、何となくこの二つの世界の時間軸が分かった気がする。

 

本来、μ'sは、アキバドームと言うドームでライブを行う。そして、数年後の未来でたまたまμ'sのライブ映像を見たAqoursのメンバーは、スクールアイドルを始めるが中々μ'sの様に廃校を阻止できない状態だった……。

しかし、μ'sがアキバドームでライブを行う前にドーパントの襲撃に合い、未来に来てしまったと言う事になる。

 

すると、海未が俺の近くに来てボソッと呟き始めた。

 

海未「この世界では、私達は伝説になってるみたいですけど……どうしてですか?」

 

翔太郎「答えを出す前にμ'sが出たラブライブ!とは、何回大会だ?」

 

海未「第1回大会と第2回大会、そして、第3回の大会が始まろうとしてた所です。」

 

翔太郎「なるほど……年に3回の開催か……。」

 

海未「はい。ですが、これと私達が伝説になってるのと何か関係があるのですか?」

 

翔太郎「まあ、見てろって……。」

 

俺は、そう言うと今度は、千歌と言う人の近くに向かった。

 

翔太郎「君がμ'sのライブを見てスクールアイドルを立ち上げたんだよね?」

 

千歌「そうだけど……実は、私よりダイヤさんも同じ事考えてたみたい。」

 

翔太郎「なるほど……因みに伝説のスクールアイドルって、他に居るのか?」

 

千歌「うん!A-RISEって言ってねμ'sと同じ激戦区の東京で本選をかけて戦ったんだよ。それに、合同ライブもするし…A-RISEは、今も健在だよ!」

 

翔太郎「つまり、アイドルになったと……。μ'sは?」

 

千歌「それが……アキバドームで行われた第3回ラブライブ!で事実上の解散ライブを行ったんだよ。」

 

翔太郎「分かった。謎は解けた。」

 

俺は、声のボリュームを元に戻して言うと海未が興味津々に聞いてくる。

 

海未「それで、何がどうなってるんですか?」

 

翔太郎「まず、本来の歴史は、こうだ。μ'sは、廃校寸前の音ノ木坂学院を助ける為に高坂穂乃果が立ち上げた。そして、ラブライブ!第1回大会に出るが何らかのアクシデントで辞退する。その時、上位20位しか本選に出られないランキング形式だったのみも関わらずその20位以内に入っていた。その頃には、廃校の話もなくなっていた。そして、第2回大会では、見事優勝してその後の海外ライブも成功させる。そして、スクールアイドル達の合同イベントも大成功させる。そして、今アキバドームでのライブに備えてる。ここまでは良いな?」

 

穂乃果「うん、あってる。」

 

翔太郎「今度は、Aqours。そこに居る黒澤ダイヤを中心とした3年生が1年の時にAqoursと言うグループを結成して東京のイベントに出るが……失敗する。そして、それぞれバラバラの道へ歩み始める。しかし、高校1年の時に東京に来た高海千歌は、UTXビルで流れたラブライブ!の予告映像でライブをしてるμ'sの姿に憧れた。そして、幾多の困難を乗り越え9人になったAqoursは、ラブライブ!の予選を見事突破した。ここまでがお互いの本来の歴史。合ってるな?」

 

千歌「合ってるよ!」

 

ダイヤ「で、どうしてμ'sがここに居るか教えてもらえます?」

 

翔太郎「まぁまぁ、落ち着けって。そのアキバドームでのライブを邪魔する悪いヤツらのせいでμ'sは、数年後の未来にやって来たと言う訳だ。そして、μ'sとA-RISEでラブライブを大いに盛り上げたから伝説のスクールアイドルと呼ばれているのだろう。当然、彼女達がこれからやるアキバドームでのライブも大成功した。」

 

曜「つまり、タイムスリップしたって事!?」

 

翔太郎「とにかく、そうなるとこの時代のμ'sが危ないかもしれない。」

 

穂乃果「どういう事!?」

 

翔太郎「この時代で生活するって事は、これまでお前達がして来た事……特にアキバドームでのライブがなかった事になる。ヘタしたら、優勝って事もな。」

 

穂乃果「嘘!!大変、急いで東京に帰らないと!!」

 

???「そうは、させない!!」

 

と言って一人の男が空間を移動してやってきた。手にはガイヤメモリがあった。

 

翔太郎「ドーパント、お前の仕業か?」

 

???「俺は、μ'sの大ファンでね、彼女達が解散出来ない様にしてやったのさ。もうすぐ時間が変わる。」

 

翔太郎「その前に彼女達を元の世界に返す!」

 

そう言うと俺は、ロストドライバーを装着させた。

そして、懐からジョーカーメモリを取り出した。向こうは、Zのメモリ、ゾーンメモリを取り出した。

 

《ジョーカー!》

《ゾーン!》

 

それぞれの機械音が鳴り響く。

 

翔太郎「変身!!」

 

俺は、そう叫ぶとスロットに差し込んでバックルを展開させる。

 

《ジョーカー!!》

 

機械音と同時に俺は、戦士ジョーカーの姿に変わる。

向こうは、ゾーンメモリを差し込んで体内に取り入れるとドーパントに姿を変えた。

 






《次回予告》
俺は、ドーパントと激しい戦闘を繰り広げていた。
タイムリミットが迫る中、果たしてμ'sはライブを成功させる事が出来るのか!?
それとも……!?

第3話「変えられた運命…」


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