Vivid Strike サイヤ人がいたら・・・ (凱旋の女神)
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早速、原作崩壊
いきなり過ぎる展開です!


自己満足で書きました。誤字・意見等は受け付けますが、悪評等は小説を書かれている方のみ受け付けますんでご了承ください。





※ 時系列が合わなくなってしまったので、オリ主の年齢を変更いたします。申し訳ありません。
(変更前)11歳 →(変更後)14歳


転生者として、この世に身を預かり早14年・・・特典としてサイヤ人の力と無限の魔力、そして鍛えれば鍛えるほど強くなっていく身体をもらって今を生きている・・・しかし、俺は原作に関わるつもりは1㎜たりともない。新たな生をもらったとしても、俺はこの世界でも変わらない。管理局に入り、人々を救う。これが俺の目標であり、夢だ。そんな夢をもって、今日もジムに行き身体を鍛える。

 

 

 

 

 

「悟誠!今日の練習はこれで終わりだ。明日からは自主練にするぞ。DSAAに参加するからな。」

「ですが、コーチ。男子の部は女子の部が終わってからですよね?まだいいと思うのですが・・・」

「確かにな。だが、女子の部を見て技術を盗むのもいいんじゃねぇーか?いつもムサッくるしい男どもの試合ばかり見てても、世界チャンプのお前にはあまり刺激にならないと思ってな。」「わかりました。明日は何時集合で?」

「10時にジム集合だ。軽く今の女子達がどういうものなのかを説明してから行くぞ。」

 俺は初めて女子の部のDSAAを観戦しに行く。俺にどういう刺激を与えてくれるか、すごく楽しみではあるが、あまりお粗末すぎるのであれば、有名な選手のみ見て帰るつもりでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて!始まりました、DSAA都市予選!本日から女子の部が始まり、終了後男子の部になります。詳細の日程は会場のスクリーンをご覧ください・・・」

今、俺はコーチと共に自身の試合会場でもある、DSAAの都市予選会場にいる。

「始まりましたね、コーチ。」

「あぁ・・・女の子ばかりの試合を見れるなんてサイコーだ!」

「・・・俺しかいない部屋で良かったですね。他の人から聞いたらアブナイ発言でしたよ。」

「そんなことはねぇーよ・・・たぶん。」と告げる。コーチは女の子だけという訳ではないが、可愛い物に目がない。ちなみにコーチ・・・ビスマルク・ダールトンコーチ。昔のDSAA大会の世界覇者だ。だが、彼は俺が出てくるまでコーチをした事もなければ、弟子を取ったこともない、ある意味ルーキーなのだが、俺を見たときに「コイツは俺を超えてくれる。」と思ったらしく、コーチと二人三脚で去年からDSAAへ殴り込み・・・参加して世界を制したのである。

「しかし、コーチ・・・何故?俺らはVIPルームにいるんです?観客席で見ると思っていたのですが・・・」

「あぁ・・・大会運営者が俺らが試合を見に来るという事をリークしたらしく、この部屋に案内されたんだよ・・・嫌だったか?」

「いえ・・・嫌ではありませんが、どうせなら観客席の前で見たかったなと。」

「そうだな。まぁ・・・ご厚意を受け取ろうや。」「はい。そうで「ここで、なんと!女子の部には関係ありませんが、男子の部のワールドチャンピオンである孫・K(カカロット)・悟誠選手があちらで見学をされています。」・・・どういう事っすか?コーチ・・・」

「分からんが、手を振るなりした方がいいと思うぞ。」と言われ、ガラス張りの前に移動し、手を振る。

観客から悲鳴なのか歓喜の声なのか知らないが、耳に来る声を出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よーしお前ら!今日からDSAAの都市予選だ。今年から始まった年齢制限・・・お前らが該当するU-15のDSAAの大会になった。ジーク選手やヴィクトーリア選手といった選手たちは出てこないが、充分に強い選手たちは出てくる。気を抜かずにお前らの実力を試合で出し切ってこい!」「「「「「ハイ!!!」」」」」

「私や教会の皆さんがサポートに付くので、安心して試合に臨んでね!」

「さーてみんな気合が入ったな。よし!それじゃあ、最初の試合は・・・「ここで、なんと!女子の部には関係ありませんが、男子の部のワールドチャンピオンである孫・K(カカロット)・悟誠選手があちらで見学をされています。」?なんで男子のワールドチャンプがいるんだ?」

 青いジャージを着た選手たちがVIPルームの方へと目線を向けると、会場のアナウンス通り、DSAA男子の部でワールドチャンピオンである、男子がいたのである。

「あれが、ジークさんと同じ男子の部のワールドチャンピオンで最近更新されて、ワールドランク1位の人・・・えーと名前なんだっけ?」

「ヴィヴィオさん。あの方は孫・K・悟誠選手です。私と同い年で、電光石火の如く男子の部の世界の頂点に立った選手で、前DSAAのチャンピオンである、ビスマルク・ダールトンさんがコーチのお方です。」

「良く知ってるな。アイン。・・・そうだな。ヴィヴィオ達も男子の部で孫選手が出る試合を見ようか。いい刺激もらえるし、技術も盗めるかもな。・・・とりあえず、気持ちを切り替えて都市予選に臨むぞー!」「「「「「おー!!!」」」」」

 チーム・ナカジマの選手達は試合に臨むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 U-15・U-19の都市予選女子の部が終わり、俺はコーチと共にジムへと戻っていた。

「いい刺激になったか、孫?」

「ハイ。とても刺激になりましたし、許可を取ってですが、自分の技に出来る物もありました。」

「そうか。都市予選が終わったら、その選手たちに会えるように、段取っておくわ。」

「お願いしますコーチ。俺は俺の夢を叶える為に、もっと強くなりたいんです。その為にはいろんな物を吸収したいので。」

 ジムに到着したと同時に、コーチの携帯端末に連絡がきた。

「はい。ダールトンです・・・はい。孫選手が了承しないと分かりませんが、DSAAの都市予選終了後に連絡する様にしても宜しいでしょうか?・・・はい。ではそのようにお願いします。失礼します。」

「どうしましたか?コーチ。」

「フロンティアジムの方から、試合を頼まれたんだよ。」

「フロンティアジム・・・あぁ、今噂の女子の部U-15のワールドランク1位がいるジムですか・・・いいですよ。非公式という形であれば、俺は構いません。明日にも連絡を入れて頂いて構いませんよ。」「了解だ。早速明日、連絡しとくわ。」

 リンネ・ベルリネッタ・・・俺と同じ電光石火の如く現れた選手。どういった思いでこの試合を臨むのか・・・そして、そのコーチはなぜ?俺に試合を申し込んだのかを見極めるとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 都市予選を1位通過し、年齢制限で別クラスになってしまったが、去年戦った選手たちと互いの勝利と本選の健闘を祈念し、打ち上げを行った。

 そして、フロンティアジムから試合の日時、場所の連絡を受けた。フロンティアジムの方、そして、リンネ・ベルリネッタ選手・・・お前らが何を考えているかは知らねぇーが、こちらの意見を無視したセッティングをしているんだ。覚悟しておけよ・・・・・」

悟誠の前には、自身のインテリジェントデバイスである、神龍(シェンロン)で映し出したとあるデータを見ていた。




後書きに主人公設定関係を記載します。
主人公設定
① 名前:孫・K(カカロット)・悟誠
 ※ 誰かの小説で名前が同じだった様な気がします・・・ご了承ください。
② 能力:サイヤ人としての能力・無限の魔力・成長制限がない能力
サイヤ人としての能力は、今後ドンドン出していきます。
無限の魔力は、そのまんまの意味・・・魔力消費という言葉がない。普段はリミッターをつけている。ちなみにコーチしかその事は知らない。
成長制限がない能力は、ファイナルファンタジーやドラゴンクエスト等のステータスを思って頂ければ、ありがたいのですが、そのステータスに上限がなく、格闘技や魔法技といった物も見て、それなりに練習をすれば習得可能である。
③ デバイス:インテリジェントデバイス仕様。名称は神龍(シェンロン)。特に願い事を叶える龍の能力を持っている訳ではありません。高性能である事は間違いナシ。

その他設定は今後出していきます。でわ・・・・・


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インターミドルの選手たちに映る光景とは・・・

感想を頂きました。ありがとうございます。気分で書いた小説なので、更新まで長いと思いますので、ご了承ください。


フロンティアジムから申し出があった練習試合当日、俺はとてつもなく気分が悪い。何故かって?それは・・・

 

「さぁ!本日のメインイベントが始まります!」

 

 

 

 

 

とある女子総合格闘技の大会で、俺とベルリネッタ選手が、試合をする事になった。

「コーチ。結局公式戦みたいな形で試合をする事になりましたね。」

「全くだ。今では練習試合等を申し込まれた際に、相手の選手達の所属ジムや私用のリングで、行ってきたが・・・電話で非公式でと伝えたのにも関わらず、公式戦大会終了後に試合、今回は初めての女選手から受けた練習試合だとしても、お前との練習試合を行う際の暗黙のルールがある・・・それを破っているという事を分かってんのか・・・」

「まぁ・・・今さら変更しろっと言っても、変えるつもりなんて無さそうだし、お望み通りに試合はしますよ・・・俺は来るものを拒まずの精神で・・・」

「自分の顔がどういう風になってるか分かってるか?悪人みたいな顔をしてるぞ。」

「マジかorz」

コーチと冗談を交えながら世間話をし、試合時間になるまで控え室でウォーミングアップをしていた。

 

 

 

 

 

「さぁ!フロンティアジム主催の公式大会最終日・・・まさかまさかの、ドリームマッチが今ここで始まります!」

 

司会の言葉から発せられた、ドリームマッチ・・・当日の会場で貼られていた、ポスターを見て観客は驚いていた。何故かというと、U-15のワールドクラス1位の二人の試合が、大会終了後にあることが、載っていた為である。

「青コーナーからは公式戦全勝中のフロンティア事務所属選手・・・リンネ・ベルリネッタ選手!!!」

 

会場から沸き上がる声援・・・リンネは、特に手を振る事もせず、ただリングへと歩いていった。

 

「準備は大丈夫ですか、孫選手?」

「はい、いつでもOKです・・・コーチは出来てます?」

「バカ野郎・・・選手より先に準備を終わらせておくのが、俺の仕事だ。」「そうでしたね。でわ・・・行きますか!」

 

「そして、赤コーナーからはこちらも公式戦全勝の選手・・・孫・K・悟誠選手!」

リンネ選手が現れた時のように、観客の声援が会場一杯に広がった。俺は観客に手を振りながら、リングへと向かっていったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合が開始される前に、この会場のVIPルームに今話題の総合格闘技選手達が、集まっていた。

ジーク・エミリア選手、ヴィクトーリア・ダールグリュン選手、ハリー・トライベッカ選手、エルス・タスミン選手のU-19代表選手の3選手、ナカシマジムのU-15代表選手、アインハルト・ストラトス選手、高町ヴィヴィオ選手、ミウラ・リナルディ選手、リオ・ウェズリー選手、コロナ・ティルミ選手、そして、ナカシマジム会長のノーヴェ・ナカジマ、各選手のサポーターであるユミナ・アンクレイヴの計11名がいた。

「ジーク選手、ヴィクトーリア選手にハリー選手、それとエルス選手、今回は私たちをここに呼んで頂きありがとうございます!」ヴィヴィオは4選手に対し、感謝を述べた。

「いいってことよ!こんな面白い試合を見るんだ、これからの試合に活かせる技術があるかもだろ?」

「えぇ・・・わたくし達もリンネ選手は勿論のこと、孫選手なんて私たちも試合を見る機会なんてありませんし。」

「そーやな。うちはどっちかと言えば、孫選手の試合を最初から最後まで、見たことないしなぁ。」

「そういえば、ナカジマ会長。私たちはここに呼ばれたと聞きましたが、誰から呼ばれたのですか?」「リンネ選手からじゃなくて、孫選手から各選手のジムへ招待状を送ってきたんだよ。」

その情報を知らない選手は驚き、一部の選手達は知っているため、その場では驚かなかったが、招待状が届いた際には驚いたのである。

「しかし、私たちに招待状を送ったのが、リンネ選手ではなく、孫選手からなんて、一体どうしてでしょうか?」

「それは良く知らないんだ。ただ、日時の指定と招待状しか入っていなかったんだ。」

「そうなんですか・・・」「「「「「「・・・・・」」」」」

「まぁ・・・ここで考えてもしゃーない。試合が終わったら、こっちに来るっても書いてあったし、今は試合を見ようや。」

 ジークの一言で、静かになり、試合が行われるリングへと目を向けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「両選手、リングイン!審判より今回の試合内容の確認をしております。ちなみルールですが、3分×5ラウンド、勝敗はK.O又は判定となります。尚、孫選手にはリンネ選手と同じ魔導師ランク陸戦AAとして、リミッターを掛けての試合となります。」

 

 審判より説明を受けた後、俺はコーチの元へと戻り気を高めていた。

 

「孫、いつも通りの試合をしろ。あまり本気を出すなよ。リミッターを掛けられたとはいえ、ケガをさせたら後味が悪い試合になっちまう。」

「はい。試合序盤で見極めたら、速攻でケリをつけますよ。」

「神龍セットアップ・・・」DSAAの試合ではドラゴンボールZで出てくる、トランクスの格好でバリアジャケットを展開するが、今回の試合では、基本殴る・蹴るの二つしか攻撃行動として、認められていない。よって、俺は動きやすい格好として孫悟空の胴着で背中には龍の文字を入れた、バリアジャケットを展開した。

リンネ選手もバリアジャケットを展開し、何度も見た事はあるが、戦乙女(ヴァルキリー)を思わせるが、今までの試合を見ると、総合格闘家ではなく、残忍な戦士としか思えない・・・まぁ、今はどうでもいいか。その試合、どう料理してやるか、序盤で決めておくか・・・

 

 

 

 

 

「それでは両選手前へ!」審判より声を掛けられた。コーチから「楽しんで来い!」と声を掛けられ、右手で親指を立てて、リングへと向かった。

 

「今日はよろしく、リンネ選手。」「はい。よろしくお願いします。」

 

 

 

 

 

「それでは!試合開始です!!!」試合のゴングと共に、リンネ選手が俺に近づいてきた。




誤字・感想があれば、ご連絡ください。ちなみに、批判等は小説を書かれている方のみ受け付けますので・・・

次回もよろしくお願いします。


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試合展開が早すぎた

毎度毎度、こんな駄文小説を見ていただきありがとうございます。
大変読みにくいかもしれません。ご了承ください。


 試合のゴングと共に、リンネ選手が俺に近づいてきた。さすが、U-15のワールドランク1位だ。油断も隙も感じられない。流石として言いようがない。だけど、簡単にK.Oされるほど、俺は弱くないんでね。

 

 

 

 

 

 さすが・・・同じU-15ワールドランク1位である、孫選手に隙が見えない。だけど、そんな選手を打ち崩して勝ってきた。今回も同じこと・・・この人に勝って私はU-15の男女で最強だという事を示す!

 

 

 

 

 

 ヴィヴィオさん、それとジークさん達は目を釘付けにされていた。勿論、私もである。試合展開はリンネさんのラッシュが孫選手に襲い掛かっている。そんな中、ヴィヴィオさんと会長が「「えっ!」」と、一緒に声を上げたのである。

「どうかしましたか?会長。ヴィヴィオさん。」

「えぇーと、リンネ選手がラッシュを打ち続けているんですけど、孫選手がそんな中でたまに笑ってラッシュを受けているんです。」

「「「「「ハッΣ(゚□゚;)」」」」」

「どういう事だよ、1分以上ラッシュを受けていて、たまに笑ってるって・・・おかしいだろ。」

「うん、普通ならな。だけど、あの笑っている顔を見ると、そうじゃない。まるで、これからどういう展開で戦うかを決めているんだと思う。」

 会長から発せられた言葉を聞いた瞬間、私は彼は只者で無い事を改めて理解した瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、ここらで一発喰らってダウンにでも取られようか・・・

 

「リンネ選手のラッシュが止まらない!そのせいか、孫選手は攻撃に転じる事が出来ない!!!・・・おっと!孫選手のガードが崩れた!その隙を見逃さないリンネ選手!孫選手に右アッパーが当たった!!!」

 

 

 

 ワザとガードを崩して、アッパーをもらったけど・・・やっぱり、イテェェェ・・・・・

 

 

 

 やっぱり、データを確認して良かったわ。孫選手はナカジマジムの高町選手の様に、打たれ弱いと思っていたのよ。これは次のラウンドでケリを付けられるわね。男女ともにU-15の最強はリンネで決まりね。

 

 

 

 おかしい・・・ジルコーチから言われた通り、打ち込んでいるけど、手ごたえがない・・・孫選手の身体にはダメージが蓄積しているはずなのに・・・!!!コーチの言う通りだ。打たれ弱い!ここで、アッパーで決める!!!

 

 

 

「孫悟空、ダウン!!!」「カウント10・9・8・7・6・5」「孫!立つんだ!!!」

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・大丈夫です、やれます。」

「孫選手、立ち上がった!試合続行です!!!」

 

 そのあと数秒後に、ラウンド終了のゴングが鳴り、各選手はコーナーへと戻っていった。

 

「リンネ、いい試合運びですよ。次のラウンドでK.Oしましょう。」

「はい・・・わかりました。」

 リンネとリンネのコーチであるジル・ストーラ達は次のラウンドで勝利を確信していた。

 

「孫・・・遊びすぎじゃねぇーのか?あんなラッシュを受け続けて、更にワザとダウンを取られに行って・・・」

「・・・反省してますよ。今も軽く脳震盪が治ってない状態ですからね。次で終わらせますよ。リンネ選手およびフロンティアジムの方々は、次のラウンドでK.O出来ると思っているみたいですから・・・逆に終わらせてやりますよ。」

 

 

 

「第2ラウンド・・・開始です!リンネ選手!先程と同じ様にラッシュを打ちに孫選手の元へ近づいています!孫選手!絶体絶命か!!!」

 

 

 

 さて・・・カウンターでも入れるとするか・・・

 

 リンネのラッシュを受けている孫の顔が不敵な笑みをしていた・・・

 

 ・・・!!!孫選手に笑みが出た!まずい!!!

 

 遅いんだよ・・・リンネちゃん・・・ほら!そこが甘いんだよ!!!

 

 

「おーっと!孫選手のカウンターがリンネ選手を捉えた!!!リンネ選手、ダウン!!!」

 

 リンネ選手はダウンを取られたが、直ぐに立ち上がり審判に確認を取ってもらっていた。

 

 どういう事なの!?孫選手のカウンター一発でリンネがダウンなんて・・・

 

 油断してた!孫選手が自分と同じワールドランク1位である事を・・・あえて、相手に有利な状況を作り出させて、この時を待っていたんだという事を・・・

 

 さて、コーチの方はともかく・・・リンネちゃんは、理解したようだ・・・これからがパーティーの始まりだ!!!

 

 

 

 

 

「それでは!試合再開です!!!リンネ選手!ラッシュを止めて、様子を見ています。」

 

 どう攻める・・・さっきよりも、孫選手の隙が無い!!!様子を見ながら、戦うしか・・・「リンネ選手・・・俺から攻めさせてもらうぞ!」・・・」

 

 孫選手から感じられる殺気というか・・・オーラというか・・・さっきよりも違う!!!

 

「ハァァ・・・!!!セイヤァァァ・・・!!!」孫選手が雄叫びの様な声を上げた瞬間、孫選手の髪の色が黒髪が金髪へと変わったのである。

 

「これは俺からアンタら・・・フロンティアジムの方々への褒美だ・・・これを公式戦と呼ぶかは定かではないが、俺の試合データの中には無かった力だ。ありがたいと思えよ・・・」「「「「・・・・・」」」」「あぁ・・・喋り方だが、この姿になると、人がかわったかの様に、こうなっちまうんだよ。悪いなぁ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、試合が直ぐに終わった・・・先程、リンネ選手が孫選手からダウンを取ったやり方で、一発K.Oを取り、試合を終わらせたのである。その時間はわずか・・・24秒である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2ラウンドの試合を見て、VIPルームにいた選手たちは、誰も言葉が出なかったのである。沈黙がこの部屋を支配していた・・・しかし、それは来訪者によって、崩れていったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リンネ達、フロンティアジムのメンバーは自分たちの控室に戻っていた。

「ごめんなさい。リンネ・・・私が甘かったせいだわ。」

「いえ・・・私があそこで耐えていたら、まだ勝機があったんです・・・失礼します。ちょっとお手洗いに行ってきます。」

 そう言って、リンネはトイレへと向かったのである・・・・・

 

 ドン!という音がリンネの控室から聞こえた。

「私が甘かったせいで、リンネが負けた・・・っクソ!私のせいだ!!!」

「ジルさん・・・そんな事は「あぁ・・・そうだ。お前のせいで、リンネ選手が負けた。」・・・いきなり何なんですか!あなたは!!!」

「・・・ダールトンさん!「「・・・!」」・・・何故?こちらにいらっしゃったんですか?」

「さっきの試合を見てて、俺は心底、リンネ選手をあんな風に育ててしまった、アンタに呆れたよ・・・何故、アンタがナカジマ会長と張り合ってんのかが、俺には理解できねぇ・・・その理由は教えるつもりはない、そんじゃ、リンネ選手のマネージメントをしっかりしろよ。ジルコーチ殿・・・」

取り残された、ジル達は茫然と立ちすくんでいたのである。

 

 

 

 

 

 私はまだ弱い・・・力がまだ足りない・・・これじゃ、守りたい物も守れない!こんなんじゃ、また・・・「大丈夫か?リンネ選手?」・・・孫選手。」

 私の前には、さっきの試合で、私が負けた孫選手がいた。

「・・・少しばかり、話さないか?「・・・いいえ、時間が勿体ないので。」・・・さっきまで、トイレで吐きながら、大声で泣いていた奴がいうセリフじゃねぇよ。」

「聞いていたんですか・・・「いや・・偶然にもトイレを来たら、聞こえたんだよ。悪かったな。」・・・」

リンネ選手は、顔を赤らめながら口を開いた。

「・・・分かりました。コーチに時間を作ってもらいますので、待っていてください。」「分かった。場所は、俺の控室へ来てくれ。」

 リンネ選手と別れた後、コーチへ先に帰ってもらってもいいと連絡し、リンネ選手を控室で待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 悟誠から先に帰ってほしいと、連絡が入った。せっかく、リンネ選手以外と会食させる為に、呼んだ選手たちがいたのだが、まぁ、仕方がない。俺だけで対応するか・・・

会場にあるVIPルームへと俺は、足を運んでいき、ドアを開けた。

「皆さん、遅くなってしまい、申し訳ありません。私が孫選手のコーチを務めております、ビスマルク・ダールトンと申します。」

「私はナカジマジムの会長の、ノーヴェ・ナカジマです。先程の試合は、圧倒的な試合でしたね。」

「あれは無理矢理、試合を終わらせた形になってしまい、見苦しい物を見せてしまって、申し訳ありません。」

「いいえ、そんな事はありませんよ。・・・ですが、教えていただきたい事があります。・・・孫選手について。」

「・・・分かりました。ここでお話しするより、食事でもしながら、ご質問を受けましょう。」

「分かりました・・・皆もその時に質問をする様にしてくれ。」

「「「「「分かりました。」」」」」

「あの~・・・これだけ質問させてほしいんですけど、孫選手はどこに・・・」

「孫選手はこれから、用事があって、食事会には参加できませんので、ご了承ください。・・・後ほど、孫選手と顔合わせする機会を作りますので・・・」

「わかりました。」「では、食事会の会場へ向かいましょう。」

 

 

 

 

 

 ダールトン一向は、食事会へと向かうのであった。

 

 

 

 

 




料理どころか、戦闘シーンがあまりにも、雑すぎた。ごめんなさい。
(戦闘シーンは難しい・・・)

前話同様に、誤字等あればご連絡ください。

話中にあったとある変身シーンについては、次回で出します。


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軽度な個人情報流出と重々しいデート?

本小説のお気に入り登録やご意見を頂きまして、誠にありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願いします。





※ 投稿時間を見ておらず、中途半端のままになっていましたので、修正しました。ご了承ください。


 フロンティアジム所属コーチは、ジル・ストーラはダールトンから言われた言葉に、少なからずショックを受けていた所に、リンネが控室へと戻ってきたのである。

 

「ジルコーチ・・・これから用事が出来ましたので、ここで失礼します。」

「大丈夫?・・・用事のある所に送っていくけど?」

「はい。歩いて行ける距離なので、大丈夫です。家には遅れて帰ると伝えてあります・・・では、お先に失礼します。」

「えぇ・・・お疲れさま。気を付けて、家に帰ってね。」

 

 私はリンネに、労いや反省点といった言葉が送る事が出来ないまま、リンネと別れたのである。

 

 

 

 

 

 さて、リンネちゃんとこれから話し合いをするのだが・・・どこがいいのか・・・違法だけどいいか・・・第97管理外世界であり、前世の故郷である地球へと行きますか!

 なんて考えていると、控室のドアをノックする音と共に、「孫選手、リンネです。」が聞こえた。

 

「どうぞ。リンネ選手・・・これからどのくらいまで時間ある?」

「夕食までには、家に帰りたいと思っています。」

「そっか・・・じゃあ、あと2時間くらいだな・・・早速だけど、俺の肩に手を乗せてくれないか?」

「分かりました・・・ですが、どこへ行くのですか?」

「目的地に着いたら、教えるよ・・・その前に、他人行儀で話しをするのを、お互い、止めないか?今はプライベートなんだからさ。俺の事は悟誠くんやさん、先輩だけでもいいから、そう呼んでほしい・・・俺って私生活では、孫選手とかで呼ばれたくないんだよ。ちなみに俺は、リンネ選手の2つ上だから、リンネちゃんと呼ぶからな!」

「・・・!わかりました。悟誠さん・・・ですが、私の呼び方は、ちゃん付けはいりません。呼び捨てで構いません。」

「分かった、リンネ。それじゃ、目的地へと出発!」

 

 右手の人差し指と中指を合わせ、デコに当て、とある場所へと瞬間移動したのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大会会場のVIPルームから、孫選手のコーチである、ダールトン氏の案内の元、首都クラナガンのとある店へと、移動したのである。

 

「ノーヴェ・・・ここって確か、クラナガンで人気があり過ぎて、2年先まで予約が埋まってるっていう、高級店だよね。」

「そーだぞ、ヴィヴィオ。私もこの店に来たのは、初めてだ。うちの親父や姉さんたちもここの予約を取ろうとしたんだけど、早くても、半年後言われたみたいだぞ。」

「そーなんだ。ママたちにも教えておかないと・・・ヴィクトーリア選手はここで、食事をした事があるんですか?」

「いいえ。わたくしも予約はしていますが、今日、ここで食事を取る事が出来て、楽しみで仕方ないわ。」

 

 ほかのメンバーも店に入り、思い思いの話をしていた。ダールトンはここのオーナーと話をしていた。その内、店員が私たちを奥の部屋へと案内され、席に着き、料理が出てくるまで、ダールトンさんがこの店について話しをしてくれた。内容としては、オーナーとは互いに命の恩人であり、家族の様に親しい付き合いをしている為、この店で食事をする際は、予約は必要ないとの事。

 そんな感じで、話しを聞いていると、コース料理が出てきた。その中でも、ミウラさんは、お家がレストラン経営者だから、何か思うことがあったんだと思う。感激したり、落ち込んだりと、いろんな表情をしていた。私を含めた他のメンバーも、料理が美味しいあまり、無言のまま、黙々と食べていた。

 コース料理も最後の一品と知り、孫選手の事について聞こうとした時、アインハルトさんが、口を開いた。

 

「ダールトンさん、本日はこの様なお食事会にお誘いして頂き、誠にありがとうございました。」

「構わないよ。これは俺のワガママで、ここに集まってもらっただけなんだからな・・・さて、何から聞きたいんだ?」

「はい。孫選手の事についてです・・・まず、一つ目ですが、目がいい会長やヴィヴィオさんは、見えたらしいのですが、リンネ選手のラッシュを受けていた際、笑っていたのを見たんですが、なぜ笑っていたんですか?」

「たぶんだが、あいつはリンネ選手のラッシュを受けて、期待通りの選手だって事なんじゃないか・・・これが本当の事かは、本人に聞くしかねぇ。」

ダールトンコーチは苦笑いをしながら、「悪いな。」と私たちに謝り、続けて口を開いた。

「・・・二つ目の質問に移る前にだが、俺らは練習試合をする際、さっきの試合で見せた力をTV局や俺が信頼している記者以外によって、バラされないように、相手側のジムであったり、私有のリングで練習試合をするっていうのが、相手先が守る暗黙のルールだった。」

「ノーヴェさん、それは・・・」

「あぁ、ダールトンさんの言う通りだ。私も孫選手との練習試合を申し込もうと、総合格闘技の男子選手がいるジムに確認していく中で、絶対にTV局や記者が入り込まない様にする為、ジムや私用のリングで練習試合をする様にと、教えてられたんだ。」

「ですが、別に隠す必要性があるんでしょうか・・・ダールトンさん?」

「多分だが、あの試合中で孫選手の姿が変わった力、あれはな・・・簡単に言うと、ジーク選手のエレミアの神髄だったか・・・そんな様な感じの力なんだ。しかも、孫選手の場合は、少し興奮状態になっちまって、軽いケガで済めばいいが、一歩間違えると、選手生命を終わらせてしまう力なんだ。」

「私(うち)と同じ・・・」

「選手生命を終わらせるって・・・どういうことなんですか、ダールトンコーチ?」

 

 ジークが若干だが動揺しており、選手生命を終わらせるという言葉に、ヴィクター(ヴィクトーリア)が質問した。

 

「今のジーク選手は、暴走もなく力を制御しているから、俺は一人のコーチとして、安心して見ていられる。だが、孫選手の場合、あいつはあの姿になると少し興奮状態になるんだ・・・リンネ選手には普通の試合をしたみたいだが、俺やあいつに対し、侮辱的な言葉・態度をした選手は、あいつの無限ラッシュの餌食になって、それを受けた事によって、そのラッシュどころか、格闘技その物が怖くなってしまって、選手生命を終わらせた者たちがいたんだよ。」

 

 ダールトンは何かを思い出す様に、天を仰ぎながら、席にいる選手達へ「これがお前たちが聞きたかった二つ目の質問だった、孫があの試合で見せた力は何かの答えだと思うんだが・・・」と呟いたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 悟誠はリンネと共に、とある店の前へ移動し、扉を開けた。

「いらっしゃいませ・・・おや、悟誠君じゃないか。」「・・・あら、悟誠君。お久しぶりね。」と、この店の店長と店員さんである、高町士郎さんと高町桃子さんが俺らを迎えてくれた。

ちなみにこの二人・・・見た目は20代後半だが、実は40を過ぎたおじさんとおば・・・「悟誠君?士郎さんと恭也の特別訓練を受けたいのかしら?」「そのようだ、桃子。恭也は確か、忍ちゃんの所にいるから、呼んだらすぐに来ると思うよ。」・・・素晴らしいお兄さんとお姉さんが運営している。かなりの人気店である。

 

「悟誠さん、心が読まれている感じがするのは、気のせいでしょうか?」

「気のせいじゃないよ、リンネ。あの二人を敵に回してはいけない存在なんだ・・・覚えておくといいよ。」

「どうするのかな。悟誠君?いつでも準備は出来ているけど・・・」

「大変申し訳ありませんでした。本日はお許しください。お願いします・・・」

 

 俺の言葉を聞いた二人は、「冗談だよ・・・だけど、次は無いと思ってね。」と、笑って答えた、目は笑ってないけど・・・

今までのやり取りを終え、俺とリンネは士郎さんに案内され、テーブル席へと着いた。互いに士郎さんより渡されたメニューを見て、士郎さんへ注文した。

 

「・・・悟誠さん。お話というのは、一体なんでしょうか?」

「この店のうまいケーキが来る前に、話をするか・・・リンネは、どうして力を求めるんだ?」

「私は強くならなきゃいけない。私が守りたい物を守る為に・・・」

「その“守りたい物”って、客観的に聞くと、かなり広く捉えられてしまうんだけど、何を守りたいんだ?」

「・・・それは答えられません。初めて会った人になんか、尚更・・・」

「分かった。無理に言わなくていいよ・・・だけど、俺や俺のコーチから見れば、リンネはただ、いろんな選手達に暴力を振っている様にしか見えない。」

 

 リンネは、俺を睨み付けていた・・・そんな睨みじゃ、俺は臆する事はない。まだ、士郎さんや恭也さん、ダールトンコーチの本気の特訓の方が、怖いんでね。

 

「・・・リンネは、今まで戦ってきた選手たちが、君と同じ状況の人がいたとして、その人が守ろうとしていた人達も、君が守るのか?」

「・・・どういうことですか?」

「君が戦った後、相手選手に対しいつもなんて言ってるんだ?」

「そんなのかんけ「“試合、お疲れ様でした・・・意外に皆さんが強いと言っていたのもですから、期待していたんですが、大した事ありませんでしたね”だよ。」・・・」

「相手選手とかそのセコンドの人達は、その言葉を聞いてどう思うかな・・・俺だったら、間違いなく自分が今までやってきた格闘技自体を、否定されたって思うね。」

「・・・・・・・・・・」

 

 その時、士郎さんが注文したケーキ類を持ってきて、俺らの前に置いた。突如、話出したのである。

 

「ごめんね。勝手に聞いていたけど、僕も悟誠君に、君の試合を見せてもらった事があるんだ・・・それを見ただけで僕は思ったよ。君の格闘技は人を殺す。それは、君にとっては、あまりにも不愉快かもしれない。だけど、その内・・・君自身も分かるはずだよ。僕はこの世界の武術を嗜んでいる者からのアドバイスとして、この言葉は受け取ってほしい。」

「・・・分かりました。心に留めておきます。」

「ありがとう・・・じゃあ、この翠屋のパティシエが作ったケーキを食べて、元気になって帰ってくれ。」

 

 と、士郎さんは笑顔で去って行ったが、店員さんとしてはグッジョブ!なんだが、年長者として・・・この空気をもっと和やかにしてほしいものだ。

俺はリンネにケーキを食べる様に勧め、互いにケーキを食べる気にならなかったが、リンネがケーキを口へ運んだのを見て、俺は食べ始めた。

すると、「・・・美味しい!」と言葉が出たのを聞いて、すぐさま「ここのケーキは全て美味いからな。」と自慢げに答えた。

 そんなこんなで、何とか他愛もない会話をしつつ、ケーキを食べ、お土産のケーキを買い、クラナガンへと帰ったのである。

 

「悪いね、リンネ。俺のワガママに付き合ってくれて。」

「いえ。美味しいケーキを頂けましたし、お土産まで貰ってしまって、ありがとうございます。」

「さっきの話だけど、俺の言葉なんて、的を得た物じゃないけど、士郎さんが言った言葉だけは、頭に入れて格闘技をしていってくれよ。」

「分かりました・・・今日はありがとうございました。」

 

 リンネと俺は別れた・・・今日は一日、いろんな事があったな。やっぱし、俺には人を納得させたりする事は出来ない・・・俺の拳を相手に与えて、分からせるスタイルだ・・・それも踏まえ、俺の夢の為にもっと強くならなくちゃいけねぇ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 拳に力を入れながら、悟誠が見上げる夜空を見上げる・・・そこには、一番星が綺麗に輝いていた・・・・・




我ながら駄文過ぎて、皆様に見ていただくのが、とても恥ずかしいです。
そんな中、見ていただいた皆様に感謝申し上げます。
(人の心情を書くのは、意外に難しい・・・・・)


オリ主が知っている原作の範囲は、“StrikerS”までなので、“Vivid”については知りません。



以上、毎度の如く誤字や意見等を頂ければ、ありがたいです。
※ 批判等については、小説を投稿している方のみとさせていただきます。


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やっぱり・・・戦闘民族の血は、伊達じゃない!

この小説を読んで頂き、誠にありがとうございます。

皆様のおかげでお気に入りユーザー数が・・・100になりました!
こんな駄文ですが、登録していただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございます。


それでは、本編をどーぞ。



※ 仕事の関係上、更新が遅れました。申し訳ございません。
  尚、次の更新に於いても、いつだかわかりません。ご了承ください。


 翠屋に遊びに行った翌日の目覚めは、今までになく、清々しい目覚めになった。

だが、こういう時に限って、何かしら面倒事が起きる・・・何故だろうか?

ジムへ向かう時間になっていた為、着替えを済ませ、翠屋のパティシエである桃子さんから貰った、惣菜パンを食べてから、家を出た。

 

 

 

 

 

 ジムへ入り、店の人達と挨拶を済ませ、練習場へと入った時、ダールトンコーチがこちらを見て直ぐに、笑顔でこちらに向けて走ってきた。正直、もう帰りたい。

 

「おはようございます、コーチ。」

「おはよう、孫。来て直ぐで悪いが、今日のジムでの練習は無しだ。今日はとある場所に行って模擬戦をしてもらう。」

「・・・練習スケジュールにありましたっけ?そんな話?」

「・・・悪い、言い忘れていた。」「・・・・・」

 

無言の俺に対し、コーチは苦笑い。こうなってしまったら何も始まらない為、コーチと共に、模擬戦を行う場所へと向かったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウサギの人形から目覚ましのアラームが鳴った。その音で目を覚めた女の子と、同時に動き出すウサギの人形。今日は学校が休みであり、充分ゆっくりとした朝を過ごせるのだが、今日はそんな気分ではない。自分と同じ格闘技選手であり、憧れの選手が、自分の母親と模擬戦を行うのだから。

 

「おはよう。なのはママ!フェイトママ!」

「おはよう、ヴィヴィオ。よく寝れた?」

「うん、大丈夫だよ。フェイトママ!」

「心配してるんだよ、ヴィヴィオ?今日が楽しみって、昨日の夜から興奮してたから。」

「えへへ。だって、なのはママと孫選手の模擬戦を見れるなんて、思いもしなかったんだもん。」

 

今日は孫選手となのはママの模擬戦闘訓練があるのだ。私はお互いの実力を知っているからこそ、ワクワクが止まらないのだ。

もちろん、仲の良いメンバーはもちろんの事、フロンティアジムのリンネ選手や、この前知り合った、ジーク選手達も見に来るというのだ。早く、模擬選を見たい・・・どんな戦いになるか、気になって仕方がない。

 

「ヴィヴィオー!そろそろ時間だから、行くよー。」

「あわわわ!今、直ぐ準備するから~!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここって、空戦魔導師の教導訓練所ですよね。」

「そーだぞ。今日はここで模擬戦をやる。孫は、ウォーミングアップしてていいぞ。」

「了解です。では、模擬戦が始まる30分前くらいに連絡ください。」

 

 俺は、訓練所廻りでウォーミングアップを始めた。すると、最近見慣れた格好をした、一団が来たのである。

 

「お久しぶりです。フロンティアジムの皆さん。今日はもしかして、模擬戦を見に来たんですか?」

「その通りですよ。孫選手。今日は、模擬戦を見て、あなたの技術を盗みに来ました。」

「・・・本人を目の前にして、言う事ですか?リンネ選手。」

 

 俺はリンネちゃんが、先日の一件でどう思ったのかは分からないが、以前よりかは、結構、フレンド的というか話しやすい相手になったっていう事は、感じ取れる。

 

「孫選手。ダールトンコーチはどこにいらっしゃいます?挨拶をしたいのですが・・・」

「俺の控え室にいますよ。ジルコーチ・・・どうしたんですか?顔が強張ってますよ?」

「えぇ・・・いろいろとあって、緊張しているんです。気にして頂いてありがとうございます・・・では、私たちは行きます。今日の模擬戦、頑張ってくださいね。」

 

 ジルコーチ率いるフロンティアジムの一団は、訓練所内へと入って行った。

ここにいると、知り合いや俺を知っている人達に声を掛けられると思い、室内のトレーニングルームへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いろいろお忙しい高町教導官に、今日という時間を作って頂いて、誠に感謝いたします。」

「いえいえ、それはお互い様です。ダールトンさん。私も今日という日を楽しみに待っていましたから。」

 

 悟誠の控室には、今日の模擬戦の相手である、高町なのはとダールトンがいた。

「孫選手はどこにいらっしゃるんですか。模擬戦前にお話ししたいと思っていたのですが・・・」

「悪いね、高町教導官。今、ウォーミングアップしに行ってるから、ここにはいないんですよ。」

「そうでしたか。では、模擬戦開始前にでも挨拶します。では、後程。」

 

 なのはは、部下と共に控え室を出た・・・10分も経たない内に、悟誠が戻ってきたのである。

 

「どうした、孫?もう終わったのか?」

「えぇ、終わりましたよ。あまり長い時間やっても、疲労するだけなので。」

「タイミングが悪かったなぁー。さっき、今日の模擬戦相手が、挨拶に来てたんだが、模擬戦開始前に挨拶するって言ってたぞ。」

「了解です。ちなみに後何分くらいで、始まるんですか?」

「後、30分後に始まる。柔軟体操でもしとくんだ。」

 

 相手が誰だかは分からんが、全力を持って戦うだけだ・・・俺の夢に向かって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今、訓練所の観客席には、私、高町ヴィヴィオとコロナやリオ、アインハルトさんや教会メンバー、ジークさんや、ヴィクターさん、ハリーさんといった方々の他に、U-15のワールドチャンプである、リンネ選手達がいた。

 

「ジルコーチ、お久しぶり。今日はこの模擬戦を見に来たの?」

「お久しぶり、ナカジマ会長。そうなんです、リンネがこの模擬戦を見たいというので、全員で来ました。」

「初めまして。リンネ・ベルリネッタです。今日は、一選手として孫選手の模擬戦を見に来ました。」

「初めまして。ナカジマジムの会長をやってるノーヴェ・ナカジマだよ。宜しくね。」

 

 ノーヴェとリンネ選手達の挨拶が終わった瞬間、アナウンスが聞こえてきた。

 

「これより、模擬戦を開始いたします。本日は、1試合のみの模擬戦ですが、管理局員の皆さんはもちろんの事、観客席にいらっしゃる方々も、この模擬戦が有意義な時間になる事を・・・これより、時空管理局所属、高町なのは教導官と孫・K・悟誠さんとの模擬戦を開始します!」

 

 これから始まる試合に、ワクワクせずにはいられなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初めまして。私は、高町なのはって言います。今日はよろしくね、孫選手。」

「こちらこそ初めまして。孫・K・悟誠って言います。高町教導官、本日はよろしくお願いします。」

「なのはさんでいいよ。」

「では俺も、悟誠君でも、呼び捨てでも構いません。」

 

 お互いに模擬戦が開始されるのを、自己紹介した後は、静かに待っていた。

 

   Reddy・・・Go!!!

 

「行くぞ!神龍、セットアップ!!!」

「行くよ。レイジングハート、セッートアップ!!!」

 

 互いに、模擬戦開始後に、バリアジャケット(BJ)を装着した。

俺は、一気に近距離戦を持っていくのは止めて、距離をとったのである。

 

 

 

 

 

 一方、BJ姿になって、距離を取った悟誠に向けアクセルシューターを撃つ・・・悟誠は避けずにそれを全て、弾き返したのである。

『ワールドチャンプの格闘技選手だけあるね。結構、これを撃つと訓練生は、嫌がるし、弾き返されるなんて思いもよらなかったよ。』

 

 なのははとある思惑を胸に秘めて、アクセルシューターを撃ち続けていたのであった。

 

 

 

 

 

 『おかしい・・・中・遠距離タイプの魔導師が、こんな攻撃しかしていないなんてありえない・・・うん?魔力を散布されているこのフィールドで考えられるのは、俺が接近戦を持ちかけた時に、何かしらやろうとしている。』

 悟誠はなのはの攻撃パターンに違和感を感じたのである。

『だが、俺が格闘技選手だからと言って、遠距離攻撃が出来ない訳じゃない・・・大技を撃つというのであれば、俺もそれに合わせて準備をするか・・・神龍、武装変化。』

 

 

 

 

 

 なのはは、目の前にいる悟誠が何かしら、企んでいる事を察した。このままでは、先にやられてしまう恐れがある。なら、強制的に魔法散布を十分にすればいい!

 

 

 

 

 

「孫選手、ここで決めるよ。ディバイーン・・・バスター!」

 

 なのはの砲撃が悟誠を襲う・・・だが、しかしそんな状況に於かれている悟誠は、笑っていたのだ。

 

「・・・フェイテッド・サークル!」

 

 悟誠が回ると同時に赤い球体が出てきたのである。それとなのはの攻撃が当たり、爆発が起きたのである・・・なのはは、自分の全力全開の技であるスターライト・ブレイカーの準備をしていた。

悟誠も簡単に倒される訳にはいかない為、自身も爆発が起きた中で、自分が撃てる最大の技を撃つ準備をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・チャージ完了!行くよ、レイジングハート。これが全力全開のスターライト・ブレイカー!!!」

 

 悟誠にピンクの巨大な砲撃が襲う。しかし・・・「スターダスト・ブレイカー!!!」

 

 悟誠から撃たれたのも、スターライト・ブレイカーと同様くらいの大きさで白銀の砲撃が撃たれたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「高町教導官!訓練所を壊してしまうなんて・・・これは模擬戦なんですよ!!!」

「孫、お前もだ。俺はてっきり、格闘技で攻めていくもんだと思っていたが・・・・これは酷すぎるぞ!!!」

「「すいません(でした)。」」

 

 お互いの放ったブレイカーにより、訓練所が破損してしまい、模擬戦は中止。観客には被害は及ばなかった事が、不幸中の幸いだったと・・・その場にいた管理局員は口を揃えて言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コーチに「今日の感想は?」と聞かれたときに、本人のいる目の前で・・・

「俺もそうだが、やはり、あの人も戦闘民族高町家の一人なんだなぁ・・・」

 

 

 

 

 

悟誠の独り言を聞いてしまった、戦闘民族の一人が「O・HA・NA・SHIしようか・・・」と、悟誠を追いかけ、互いの親しい人達が止めるまで、戦闘民族サイヤ人が戦闘民族高町家に追いかけられていた。




戦闘シーンが雑過ぎてしまい、申し訳ありません。

次の話より、悟誠がどこぞの世界へ飛ばされてしまう、お話です。
(Vivit Strikeを、見直さないとストーリーが書けないためです。)

ご理解のほど、よろしくお願いします。


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