僕の日記 (司蓮)
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一日目 《結婚って必要?》

これはある者たちの愉快な日記。

さて、今日は何が起こるかな?
この物語はフィクションです。


どうも初めまして。

 

『僕』です。

 

皆さんに質問です。結婚ってしたいですか?

 

 

 

小さい頃は「〇〇ちゃんと結婚するんだ」みたいな事をよく言ったけど、本当にその子と結婚をするなんてのはごく僅か。

 

離婚と再婚のローテーション。

 

あの日夢見た“結婚”は、『負担』に変わって襲い来る。

 

それならいっそ、結婚をせずに自己負担で生きて行くのはどうだろうか?

 

僕はそうする。

 

まぁ確かに、結婚をしていい事もあるのだろう。

 

だがしかし、自分の失敗で他人にまで迷惑がかかると言うのはいい気がしない。

 

それなのに、周りの大人に「結婚したい?」と聞いたら、ほぼ全ての人が「結婚したい」と言う。

 

わからない。

 

結婚なんて面倒で苦痛に満ちている。

 

だから僕は結婚なんてしたくない。

 

この考えは誰でも持っていると思う・・・。

 

 

 

もしこの考えが捻くれていると思うのなら、よく考えて欲しい。

 

誰が自ら責任を負いたいなんて考えるだろうか?

 

他人の失敗も、自分の失敗も等しく降りかかってくる生活に耐えきれるのだろうか?

 

そんな人生が続いて楽しいのだろうか?

 

たった一瞬の希望にすがるのが果たしていつまで続くだろうか?

 

まぁこんなことを言っていても、一方的な意見の押し付けになりますので、ここからは彼女に交代しますね。

 

「おーい」

 

「はい」

 

返事もあったところで、彼女にバトンタッチです。

 

「今《魔法〇〇》を読んでるんですけど・・・」

 

「そんなこと言わないで」

 

「じゃあ後でアイス買ってくださいね」

 

「はい・・・」

 

 

 

初めまして『私』です。

 

あの人の意見も一理ありますが、私は結婚がしたいです。

 

確かに面倒で苦労はするだけど、誰かと一緒に居られる時間っていうのはとても大切だと思います。

 

皆さんも一緒に居たい人はいますよね。

 

あの人は結婚なんてしたくないって言ってますが、内心はしたいと思っているはずです。

 

したいけど出来ない。だから敢えて『したくない』と言っているのです。

 

「何言ってーーー」

 

「黙ってください」

 

「あ、はい・・・」

 

同じ道を二人で共に歩んで行ける事ほど、嬉しいことはありません。

 

苦難や苦痛、いろいろあると思うけど、きっと幸せの方が大きいはずです。

 

たった一瞬の希望にすがる。上等です!

 

なので皆さんも結婚はした方がいいと思います。

 

 

 

「ちょっと!・・・何するんですか!」

 

「君の出番はここで終わりー」

 

 

 

さて、今回はここら辺で締めに行かないと、尺的に危ないので締めますよ。

 

お相手は『僕』と『私』でした。

 

「次回の日記でお会いしましょう」

 

「それではまた次回の日記でお会いしましょう」




僕は僕
彼女は彼女。
それぞれの考えがあって、書いてるこちらも楽しくなります。
次回の日記でまた会いましょう。


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二日目《何天国に行きたい?》

誰もが夢見る天上の世界・・・天国。
そんな世界はあるのだろうか?


生まれ変わった正義のヒーロー。

 

僕こと史郎《しろう》です。

 

 

 

死後の世界には、天国と地獄があるって言いますよね。

 

天国は生前に善行を働いた人が行き、地獄は生前に悪行を働いた者が行く。

 

今日は、そんな天上の世界を皆さんと考えていこうと思います。

 

 

 

 僕が想像する天国は、死んだ家族に会えるとか、現世と似ているとか、ハーレム天国とかそんな所です。

 

死後の世界には体がないなんて、そんなロマンのないことは言わない。

 

もし仮にそうだったとしても、『可愛い』があればいい!

 

「可愛い?」

 

そう、可愛いだ。

 

この世あの世の全ての男達が欲する需要!

 

エロなんていらん!可愛いがあればいい!

 

可愛いは、ありとあらゆる全てを浄化する万能薬!

 

可愛いこそ正義!

 

可愛いこそ最強なのだ!

 

 

 

「本当にエロはいらないの?」

 

「何でそんな目で見るの!」

 

 

 

さあ、今度は彼女にも聞いて見ましょうか。

 

 お久しぶりです。

 

私こと結奈《ゆうな》です。

 

私が想像する天国は、お菓子がいっぱいあったり、ずっと遊んでいられたり、妖精さんがいっぱいいたりする所かな。

 

いっぱいお菓子を食べられたら幸せだろうなー。

 

あ、天国なので太りませんよ。

 

「遊んでばかりだとバカになるぞ」

 

「死んだ後ならいいんですー」

 

 

 

 天国に行った後。

 

僕が少し信じる言葉に、輪廻転生と言う言葉があります。

 

死後の魂は輪廻の輪を潜り、新たな生命として新たに芽吹く。

 

輪廻転生の周期は色々と言われていますが、僕が信じるのは十五ヶ月~十六ヶ月で転生をするということです。

 

そして霊界の知識をある程度持っておけば、早く転生ができます。

 

そして、早く転生をした人の中には前世の記憶を持った人もいます。

 

それならきっと、「僕の前世は米俵!よろしく」なんて人もいそうですね。

 

「なんで自分の前世を語っているの?」

 

「違うわ!」

 

 

 

 

 

 天国・・・それは誰もが憧れる天上の世界。

 

そして地獄はその逆であり、絶望という名の世界。

 

無間地獄とか、針山地獄とか、聞いただけでぞっとする。

 

もしクモの糸が垂らされたとしても、それは結果的には切れて抱いた希望を一瞬にして最大の絶望へと変化させる。

 

地獄には絶望しかない。

 

でも天国は違う。

 

絶望なんてない楽園。

 

何もかもが自由で満たされた世界。

 

希望や自由で作られた世界。

 

そして転生し、新たな一つの命として旅立つ場所でもある。

 

最後に、皆さんは何天国に行きたいですか?

 

 

 

さて、今回はここら辺でしめますよー。

 

お相手は『史郎』と『結奈』でした。

 

「次回の日記でお会いしましょう」




お楽しみ頂けましたか?
『誰もが夢見る』世界を題材として書きました。

アドバイスなどを頂けると幸いです。
次回の日記でお会いしましょう。


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三日目 《能力という病気》

魔法、異能この世界には科学では証明ができない不思議な力があります。
さぁ、今日はどんな物語が待っているのかな?


最近金欠で悩んでいる自称『天才』

 

史郎です。

 

皆さんは「自分に超能力があったらいいなー」なんて考えたことはありませんか?

 

こんな時、あんな時にあんな力が使えたら・・・

 

誰しも一度は考えたことがありますよね。

 

 

 

世の中にはそんな不思議な力『超能力』と呼ばれる力を持つ人達がいます。

 

しかし、超能力を持っていても、『メリットよりデメリットの方が多い』という事を、皆さんはわかりますか?

 

確かに便利な能力ですが、そんな力を何も知らない一般人が見たらどう思うのでしょうか?

 

きっと「すごい!」ではなく、「気味が悪い」と誰もが思う事でしょう。

 

何故なら、人間は自分の知らないものに恐怖し、軽蔑をするからです。

 

そして、自己批判を正当化し、それを排除しようとする。

 

そうでなかったとしても、科学者に捕まり、その人の人生は終わる。

 

 

 

 そもそも超能力とは何なのか?

 

『超能力』・『魔法』、この二つについて、まずは理解しよう。

 

「魔法と超能力って何が違うの?」という声がよくありますが、魔法と超能力に差ほど大きな違いはありません。

 

超能力は魔法の中に含まれ、魔法の異端として超能力(異能)が存在します。

 

 

 

 魔法とは、自身の魔力を用いて発動するもの(神達との契約により新たな魔法も授かれる。)

 

また、学問という考えもあり、誰でも習おうと思えば、程度の差はあれ誰でも習得が可能である。

 

魔法使いとしての子孫繁栄ができる。

 

 超能力(異能)とは、魔法の異端であり、いつ発現するかわからない能力。

 

あくまで自身の能力であり、一人に一つとは限らない。

 

また学問とは違い、習うことはできず、習得もできない。故に、異能力者としての子孫繁栄はない。

 

 

 

この二つのことを理解した上で皆さんに問います。

 

皆さんは能力が欲しいですか?

 

 

 

「急に何をするんだよ!」

 

「そろそろ交代の時間でしょー」

 

 

 

 どうも結奈です。

 

実を言うと、私達も能力者なんです。

 

でも私は、自分が能力者だとかそうじゃないとか、あまり気にしていません。

 

だって私、自分の能力の使い方がわかりませんから。

 

私はこんな感じなので何んともありませんでしたが、私と会ったばかりの史郎は・・・。

 

史郎は昔、人前で能力を使ったことにより、周囲の人から避けられ、自己嫌悪に陥っていました。

 

そんな中から史郎を引き上げたのがこの私。

 

「あの時の史郎は病んでたなー。写真とか残ってないかな?」

「全部燃やしたよ」

「ちっ!」

 

おっと、そろそろお別れの時間ですね。

 

ここまでのお相手は、『史郎』と「結奈』でした。

 

「次回の日記でお会いしましょう」




能力・・・実はいろいろと危険なのです。
理解していただけましたか?

言葉が少し硬くなっていますが、4日目はこれを土台にやっていきます。
次回の日記でお会いしましょう。


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四日目《君の能力》

これはとある者たちの物語。
今日はどんなの物語ができるかな?


 友達とご飯を食べに行く時に、お金がなくて一人だけ帰った悲しい男。

 

どうも史郎です。

 

 

 

誰もが憧れる超能力!

 

お金を増やす能力、変身出来る能力、透視能力などなど。

 

いろいろありますよね。

 

そんな多数の能力の中で、皆さんが一つだけ能力を持てるとしたら何がいいですか?

 

僕は瞬間移動の能力が欲しいです。

 

これがあれば、学校に遅刻する事が無くなり、反省文も回避!

 

他にもいろいろな事に使える能力。

 

男の欲望叶えて行こうぜ!

 

 

 

 今話しているのは、いわゆる『魔法』と言われる分類の能力。

 

しかし、この世界にはそんな能力のほかに、人間が生まれながら持っている能力もあります。

 

例で挙げるのなら、瞬間記憶や絶対音感など。

 

これらは、科学的に証明ができる能力であり、「俺記憶力いいんだぜ!」とか言ってる人に良く見られる能力です。

 

でも、テスト前に教科書をチラ見して、「記憶力いいんだぜ!」と言っている人なんかより、遥かにすごい人達もいます。

 

再度例で挙げるのなら、一度見た複雑な動きを一瞬でコピーをするなどの能力。

 

例えば、野球を一度もやったことない人が、プロの動きを一度見だだけで、それを完璧に再現してみせる。

などなど。

 

「僕もそんな能力欲しい!」

 

「誰だよアンタ」

 

そんなことより、男なら透視能力でしょ!!

 

 

 

 さて、そろそろ結奈と交代のお時間です。

 

 

 

「バッター打ちました。ホームラン!!」

 

「よし、そこだ!走れ――!!」

 

「・・・ちょっともう時間なんだけど」

 

「え・・・」

 

 

 

コホンッ。

 

お久しぶりです。

 

結奈です。

 

えっと~、ほしい能力・・・でしたっけ?

 

私のほしい能力は時間停止の能力です。

 

時間停止ができれば、好きなことを何時間でもできるんですよ。

 

アニメ見放題なんですよ。

 

これ以上に良い能力はありますか?いえ、ありませんとも!

 

さぁ、一緒にザ・ワーーーー

 

「やめろ!それ以上はあかん」

 

 

 

皆さんはどんな能力がほしいですか?

 

瞬間移動なんて時間停止の前では無力!

 

何事も、森羅万象時より始まり時に終わるのです。

 

「結奈・・なんか変だぞ・・・」

 

括目せよ!!

 

これぞ最強の能力!

 

ザ・ワー◯ド!!

 

「今なんか見えた!結奈じゃない誰かが見えた!」

 

さぁ、次元の果てまで征服だ!

 

行くぞ豚やろぉ!!

 

征服なんて行くもんかぁ!!

 

「い、いやぁーーー!」

 

 

 

 

 

 このままだと結奈の収拾が付かなくなりそうなので、今回はここら辺で幕引きです。

 

お相手は『史郎』と、『結奈』でした。

 

「次の日記でお会いしましょう」

 

 

 

 

 

 

 

・・・あれ、今まで私は何を?

 

そうそう。

 

手に入れるなら時間停止の能力を!




あれ?結奈が壊れた・・・
まぁこれはこれでいいですね。

次回の日記でお会いしましょう。


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最終日《時の結末》

お久しぶりです。

 

どうも史郎です。

 

結奈です。

 

突然ですが、今日で最終日です。

 

「マジで?」

 

「マジです!」

 

 

 

この五日間。

 

俺たちが辿ってきた果てしない旅・・・。

 

時には涙。

 

そして笑い。

 

共に助け合った120時間。

 

今でも鮮明に思い出すあの日々を・・。

 

「変なこと言うのやめてくれませんか」

 

「すべて事実でしょうぅぅぅ」

 

 

 

イテッ!何するんだよ。

 

邪魔です!!

 

 

 

ついに最終日。

 

ここまで書くつもりはなかったと作者が嘆いてました。

 

「ちっ、何でここまで・・・」

 

はーい、下がってね。

 

 

 

さてさて、最終日って何をすればいいのでしょうね?

 

「尻バットとか?」

 

「一人でやっとけ」

 

「ひぃッ!!」

 

 

 

よし、じゃあ最後はやっぱり振り返りですね。

 

それじゃあ行ってみよう!

 

 

 

ジャンッ!一日目《結婚って必要?》

 

史郎この時病んでたの?

 

「この時の俺は司蓮に乗っ取られてた」

 

マジかよ司蓮。

 

「別にや、病んでなんかーーーーー」

 

はい、下がれ。

 

ビシッ!

 

「アザーッス!!」

 

ちっ、こいつMかよ・・・。

 

 

 

 

 

次、二日目《何天国に行きたい?》

 

今でも思うけど、史郎ってエロいらないの?

 

「えッ!僕はすっげえエロが大好きです」

 

ふぁ!◯ねよ!

 

ビシッ!

 

「Oh!猛烈!!」

 

ちっ、こいつもかよ。

 

 

 

 

 

えーい!次。

 

三日目《能力という病気》

 

なんだよこの文章は!!

 

何かのコピペか?

 

「違うわい!」

 

「ちゃんと考えたやつだよ」

 

ビシビシビシビシ!!!!!!

 

「「なんでえぇぇぇぇええ」」

 

黙れ豚ども。

 

「「理不尽な・・・」」

 

 

 

はいはい、次。

 

四日目《君の能力》

 

私のほしい能力は、やっぱりザ・◯ワールドですね。

 

「それ禁止。許可もらってないから」

 

えー。

 

ビシビシビシビシビシビシビシッ!!!

 

「「もう・・死にそう・・・」」

 

もう一回やってもいい?

 

「「え!やめーーーーー」」

 

でりゃ!

 

ビシビシッビシシシシシ!!!

 

「「ぐふぁ・・・」」

 

痛い?ねぇ痛い?

 

痛いよね!

 

まさに外道!!

 

「「それが言いたかっただけかよ!」」

 

 

 

 

 

はっ!私は一体何を・・・。

 

「やっと元に戻ったか」

 

史郎、司蓮・・・。

 

私は何をしていたの?

 

 

 

「「・・・す、すごかったです。ありがとうございます」」

 

えっ。

 

もしかしてこいつらMなのか・・・。

 

 

 

なぁ結奈・・もうそろそろ閉めないと、時間的にアレだから閉めるよ。

 

「あ、うん」

 

ーーよし、後でこいつらがMだって事をTwitterで呟くか。

 

 

 

ここまでのお相手は、『史郎』と『結奈』。

 

それと、『司蓮』でした。

 

 

 

 

この日記はこれで終わり。

 

今までの五日間。

 

この日記を読んで頂きありがとうございました。




私のことは嫌いでも、史郎と結奈の事は、嫌いにならないでください!!


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