黒尾家 (輝飾)
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第三体育館組家族パロ

【人物紹介】

 

両親:10年前に他界。しかし、末っ子はしらない。

 

長男:光太郎(26)

通称【おーにいちゃん】

職業【スポーツインストラクター】

たまに、とんでもないくらいの兄貴力を発揮してくれる。

 

 

次男:鉄朗(21)

通称【ちゅーにいちゃん】大学3年生。四男&末っ子大好き。絶賛厨二病こじらせ中。バレーのサークルに所属。

 

 

三男:京治(18)

通称【ちーにいちゃん】高校3年生。めっちゃ頼れるお兄ちゃんだけどちゃんと兄貴も頼るからみんなから愛されてる。

バレー部。

 

 

四男:蛍(16)

通称【けいにいちゃん】高校2年生。次男の愛がうざい。

末っ子のためならそれなりに動いてくれる。三男以外はなかなか頼らない。

 

 

末っ子:○○(14)

中学2年生。黒尾家唯一の女として愛されまくっている。

お兄ちゃんみんなだーいすき!!

 

 

【幼馴染】

蛍⬇山口忠(16)高校2年生。蛍と共にバレー部に所属。

鉄朗⬇孤爪研磨(20)大学生。

 

【お隣さん】

菅原孝支(26)&澤村大地(26)

よく○○の面倒を見てくれる優しい人たち。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

【朝】

 

ピピッピピッ

 

 

携帯のアラームの音が鳴る。

 

 

鉄「んぁ?もう朝かよ。」

 

 

階段を降りて時計をもう一度確認する。

やっぱり5:30。

 

 

まずは、京治と蛍の弁当を作る。

高校生二人の弁当なのに中身が全然違う。

京治はガッツリと食べるが蛍は、全く食べない。なんで生きてられるのかオレには分かんねぇ。

 

高校生二人の弁当が完成したら、次は○○。

あいつはちょっとわけアリ。なんか知らねーけどアレルギーがめちゃくちゃ多い。だから、めっちゃ気を付け作んないといけねぇ。

 

最後は兄貴。とりあえず米の上に焼肉のタレで焼いた肉を米が見えないように乗っける。

おかずはテキトウに昨日の残りと冷食。

 

んで、最後に俺。

まぁ、あるもんでちゃちゃっと作っちゃう。

 

 

 

【6:30】

 

タン、タン、タン、

 

 

階段を降りてくる足音がする。

 

 

今日はどっちが先か。

 

 

…やっぱり京治か。

 

京「ちゅーにいおはよ」

鉄「ん、おはよー」

京「俺の弁当どっち?」

鉄「みぎー」

 

いつの間にか制服に着替えて寝癖もなく学校に行ける準備が整ってる。相変わらずすげーわ。

 

 

京「いってきまーす」

 

 

 

【6:35】

 

ガチャッ

 

 

鉄「おはよ♡けいちゃん♡」

蛍「朝から不快になるような真似はやめてヨちゅーにい。」

鉄「お前、まだ寝癖なのによくそんな堂々としてられんな」

蛍「ちゅーにぃは年中寝癖ジャン」

鉄「これはオシャレなんですー」

蛍「はいはい。」

 

 

【7:00】

 

蛍「いってきまーす」

 

 

ダダダダ

 

 

 

バタン!

 

 

 

 

光「おい!鉄朗!!もう7時じゃん!!なんで起こしてくんねーノ!!」

鉄「京治と蛍は自分でちゃんと起きてきてくれるからだよ」

光「オレは起きれねーノ!!」

鉄「知らねーよ!!」

 

 

【7:30】

 

ガチャッ(○○の部屋に入る)

 

鉄「○○〜?起きてるー??」

「うん!!ちゅーにいちゃんおはよっ!!」

鉄「おはよ。弁当机の上にあっから。」

「ありがとー!!」

鉄「準備出来てる??」

「うん!」

 

 

カバンにちゅーにいちゃんの作ってくれたお弁当を入れて私は学校に行く準備をした。

 

 

 

 

ピンポーン

 

 

 

 

考「○○ちゃーん?」

「はーい!!」

鉄「いつもすんません。考支さん。」

考「全然大丈夫だよ〜。じゃあ、行ってくるね〜」

「ちゅーにいちゃんいってきまーす!!」

 




※「」の前に入っている漢字でキャラを見分けてください。※



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ー学校ー

私は毎朝考支さんと一緒に学校へ行く。

 

私は昔っから身体が弱くてなかなか1人で何かをすることをちゅーにいちゃんは許してくれない。

まぁ、ちゅーにいちゃんが私の事を心配してくれるんだからいいんだけどね?

 

 

私が今通っている【梟谷学園】は、歩くと1時間ぐらいでつく。

たったそれだけの距離なのにちゅーにいちゃんはそこに通うのを最初は心配しまくっていた。

初等部はスクールバスがあったんだけど中等部からはスクールバスのお金が結構痛いらしくもっと近場に通わせようとしてた。でも、お隣の考支さんが梟谷学園中等部の教師だったから、送ってもらえることになったの!!

ちゅーにいちゃんもそれならって言ってくれたから私はここに通えてるの♪

 

 

 

 

 

 

私はもともとバレー部に所属してた。

けど、もともとの持病(?)があって早々にやめさせられちゃった。だから、部活はないよ。だからこそ、こんなにゆっくりと登校出来るの♪♪

 

 

 

 

【登校中の高校生組】

 

 

ピーンポーン

 

 

ガチャッ

 

 

 

忠「おはよー、ツッキー」

蛍「はよ。」

忠「ツッキー、今日の数学の小テスト勉強した??」

蛍「当たり前じゃん」

忠「だよね!」

蛍「どーしたの?なんか無理やりな感じするケド」

忠「やっぱりツッキーにはバレちゃうよね?」

蛍「何、何かあったの?」

忠「いや、別に大したことじゃないんだけど」

蛍「何?早くいいなよ」

忠「今、ここまで来る途中に澤村先生そっくりな人とすれ違ったんだよね」

蛍「ふーん」

忠「ツッキー怖くないの??もしかしたらご近所さんかもしれないんだよ!?」

蛍「いや、近所もなにもお隣さんだよ。」

忠「そ、そうなの……?」

 

 

 

 

 

【登校中の高校生2】

 

京「暇だ…」

 

 

俺にとってこの登下校の時間ほど静かで暇な時間は無い。

家なら必ずおーにぃや、ちゅーにいが大騒ぎしてるし、○○も何かしら寄ってくるから静かな時間などない。

でも、その環境になれているからちょっとやそっとの物音じゃ特に反応しなくなった。そのせいか、俺と蛍は冷めてて「無気力」と呼ばれている。

別に、気力がないわけじゃないんだけど…

 

 

 

 

 

【部活中の高校生】

 

部活は蛍と京治は一緒。

蛍はかなりいいMBだし、京治もいいSだ。

兄弟でスタメンなんてしょっちゅうだから絶対、苗字なんで呼んじゃいけない。あと、蛍と京治も分かりにくいんだけどね。それは、亡き両親がつけたんだから文句は言えねぇ。

あ、語り手のお前は誰かって?まだまだ出番とセリフの少ない光太郎だよぉぉぉぉぉぉぉ。

 

 

 

今日はインストラクターとして高校生のこいつらに練習メニュー(基礎)と怪我防止の方法、怪我の応急処置だけ教えに来た。

 

 

 

 

それにしても、蛍と京治カッコイイなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 



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日常(午後)

鉄:今日俺は、大学が休みだったから一日中家にいた。もうすぐ、○○が帰ってくる時間だから俺のゆっくりできる時間も後ちょっとだな…

 

ダダダダ!!

 

 

バタン!!

 

 

光「たっだいま〜!!」

 

くそっ、こいつが先だったか…

 

鉄「おけーり」

光「おうっ!今日俺さーめっちゃ帰ってくるの早くなーい??」

鉄「おう、クビにでもなったか??」

光「ちげーよ、ひっでーな!!」

光「今日の仕事さー、梟谷学園高校だったんだよね〜」

鉄「へー、」

光「反応薄っ!!」

鉄「だからなんだよ。」

光「いやいや、だって、○○も京治も蛍もいるんだよ??」

鉄「おー、いるな」

光「しかも、蛍と京治のいるバレー部!!」

 

 

「ただいま〜」

 

鉄「あー、おかえりー○○」

「ただいまー、ちゅーにいー」

光「おいっ!まだ俺の話終わってな、、、」

光「おかえりー!!○○ー!!」

「ただいまっ、おーにぃ!」

光&鉄:俺の癒し…

 

「ちゅーにぃ、今日のおやつなーにー??」

鉄「今日はなー、ショートケーキ✧✧」

「やったー!!じゃあ、けいにぃが帰ってくるまで食べるの待ってるねー」

光「○○は、いい奴だなぁ」

 

 

 

ー高校生組帰宅ー

 

蛍&京『ただいま〜』

 

「おかえりー!!けいにぃ!!」

蛍「今日はやけに元気だね?どーかしたの?」

「うん!今日のおやつはね、ショートケーキなのっ!!」

蛍「そうなんだ」

京「でも、もう晩御飯の時間だからデザートになっちゃうんじゃない??」

「そっか…そーだね!!じゃあ、早く食べよっ!!」

蛍「うん。」

「あっ!!ちーにぃちょっと待って!!まだ、おかえりって言ってないから家入っちゃだめー!!」

京「えっ?あっ、うん。」

「ちぃにぃ、おかーえり!」

京「ただいま、」

 

 

ー○○自室で勉強中ー

 

inリビング

 

 

蛍「ねぇ、ちゅーにぃ」

鉄「んー??」

蛍「○○おやつ食べてないの??」

鉄「なんで?」

蛍「さっき冷蔵庫見たら、ケーキ5つ残ってたから」

鉄「あー、うん。一応。」

蛍「薬は?」

鉄「ちょろっと菓子食わせて飲ませたよ。」

蛍「ふーん」

鉄「なぁにぃ?けいちゃん。可愛い妹が心配なんでちゅかー?」

蛍「うざっ、」

京「何それ。ちゅーにぃきもいよ。」

鉄「京治までっ!ひどっ、!」

蛍「そりゃ、心配だよ。○○まで死なれたら困るし…」

 

 

ー晩御飯中ー

 

光「なぁー、鉄朗ー」

鉄「なんだよ」

光「俺、肉がよかったんだけど…」

鉄「昨日も一昨日も肉だったじゃねーか」

光「○○もお肉がいいよなー??」

「えっ?ちゅーにぃがせっかく作ってくれたんだから文句言っちゃだめだよ!!」

蛍&京治「ププッ…」

光「ゴメンナサイ」

○○「(咳き込む)」

鉄「あー、大丈夫ー?」

京治「○○ー?大丈夫ー?」

京治が背中をさすりながら優しく声をかける。

食事中に○○が咳き込まなかったことなんてなかなか無い。

「うん、大丈夫ー」

○○がちょっぴり疲れ気味に答える。

やっぱ、たまに心配になるわー

 




語り手はほとんど鉄朗です。
語り手が鉄朗以外のときは文頭に記します。


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病院

○○は昔っから食事中には必ず咳き込む。

もともとの持病が関係してて、もう俺らにとっては日常茶飯事。(学校側はどうか知らないけど)

京「○○大丈夫〜?」

京治が優しく背中をさする。その間に俺がかるーく薬の準備を万が一のためにしておく。まぁ、今回は必要なさそうだけど

「ごめんね?お兄ちゃん達。もう、大丈夫だから」

蛍「ん。ならよかった。」

京「ごはん、まだ食べれそう?」

「うん!食べれるー!!」

 

 

 

ー食事終了後ー

鉄「○○ー、デザート食べるー?」

「うん!!」

京治と蛍と○○がデザートを仲良く食べているのを見ながら俺は洗い物をする。もう、これが我が家の普通だ。

デザートを食べたら○○は薬を飲んで風呂。京治&蛍はおべんきょ。兄貴は…ほかっとこ。

 

京「蛍、ほんとにショートケーキ好きなんだね(笑)」

蛍「?なんでさ」

京「すっごい幸せそうな顔して食べるから(笑)」

蛍「///そんなことないし…」

 

 

ー○○就寝後ー

 

鉄「なあ、みんな。」

蛍「えっ、何?」

京「ちゅーにいが真面目オーラ出してる…」

光「○○になんかあったの…か…?」

鉄「なんかみんな、俺の扱いひどくね?」

蛍&京治「そーかな?」

鉄「高校生ふたり怖っ!!」

京「で、本題は何?」

鉄「あー、うん。あのさ、今度の日曜日暇なやついる?」

光「はーい!はいっ!俺ヒマっ!!」

鉄「京治と蛍は?」

京「日曜は俺ら2人とも部活ないから空いてるけど?」

蛍「ちゅーにいとのデートならお断りデース」

鉄「蛍ちゃん、俺の扱い。」

京「で?」

鉄「俺、日曜に授業入っちゃって。誰か、○○の病院連れてってくれねぇかと」

京「俺行くよ」

鉄「すまん。助かる」

 

 

ー日曜日ー

 

(語り手➽京治)

京「◯◯ー、病院行こっか」

「えっ?今日?」

京「うん。…?嫌なの?」

蛍「あっ、ちぃにぃ」

京「何?どうしたの?」

蛍「実は…」

今日は点滴の日らしい。◯◯は点滴が大ッッッ嫌い。

そんなこと、俺らは全員知ってる。

どうしよう・・・

今は9:30。点滴は30分間。だから、終わるのは10:30。

よし。

京「◯◯ー、病院終ったら最近出来たショッピングモール行こっか」

「!!いいの!?行く!!」

あ、ちなみに◯◯は今日の病院で点滴されることは知らない。

蛍「じゃあ、病院行こっか」

 

 

 

ーin病院ー

 

蛍「ちぃにぃ、◯◯に点滴の事言った??」

京「ううん」

蛍「どっちが言う?」

京「え?別にどっちでも良くない?」

蛍「じゃあ、ちぃにぃ言ってね。」

京「え、いいけど」

京(え、なんかあんの?)

京「◯◯、今日点滴だけど頑張れるー?」

◯◯硬直

昔っから変わんない反応。

「はぁ〜」

◯◯のテンションがとてつもなく下がったのは言うまでもない。

蛍(いつもと違って、泣かないな…。ショッピングモール効果?)

 

ー点滴終了後ー

◯◯はおーにぃに抱っこされて泣いている。

やっぱり、まだ泣くんだ

中学生なのにかなり小さい◯◯だから、ぱっと見親子みたい。

光「よしよし、泣くなー」

蛍(おーにぃが、お兄ちゃんしてる…)



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ショッピング♪♪

【in車(病院後)】

 

◯◯↓泣き

 

 

蛍「◯◯、今からショッピングモール行くんでしょ?そんなに泣いてたらみんなに笑われちゃうよ?」

「いいもん。」

 

◯◯すっごい拗ねてる・・・

まさか、おーにぃはともかく。蛍と俺でも手に負えないなんて想定外。

 

どうしよう・・・

 

 

光「◯◯ー、もうすぐショッピングモールつくぞー!!ついたら、兄ちゃんがクレープとかアイスとかなんでも買ってやるからなー!!」

 

その一言で◯◯がピタッと泣き止んだ。

おーにぃが使い物になるなんて・・・

 

「ほんと??絶対?」

光「おうっ!!」

蛍「良かったね◯◯。」

「うん!!」

さっきまでの○○とはうって変わって◯◯はキラッキラの笑顔を浮かべている。

 

【inショッピングモール】

 

エレベーターに乗って、4階のフードコートにやって来た。

点滴後だというのに◯◯はすっごいはしゃいでいる。

光「◯◯なんか食いたいもんあるかー??」

「うーん・・・、悩むなぁ・・・。あっ!クレープ!!クレープ食べたい!!」

光「そっか!!じゃあ、買いに行こー!!」

蛍と俺を残して2人で走って行ってしまった。

はぁ、◯◯が疲れて熱出さないようにしないと。

蛍「ねぇ、ちぃにぃ、」

京「ん?なんか食べたいものでもあったの?」

蛍「おーにぃ達じゃないんだから。」

京「??」

蛍「○○さ、熱出さない?大丈夫??」

京「あー、それ?それなら大丈夫。俺も細心の注意をはらって◯◯の事みとくから。」

蛍「うん、お願い」

 

 

「たっだいまー!!」

京「早かったね。二つも食べるの?」

「ううん。こっちのイチゴのやつはけいにぃのぶん!!」

蛍「僕の分?ありがと」

光「けーじには、コーヒーな!!」

京「ありがと、おーにぃ。」

◯◯と蛍が隣に座って、色々と話している。

蛍がスマホでモールのことを調べて◯◯にお店を見せたりしてる。

 

【ショッピングNOW】

蛍「◯◯は何が欲しいの?」

「うーん・・・。あっ!ぬいぐるみ!!」

蛍「ふーん、どんなの?」

「うさぎとかねことか!!」

蛍「じゃあ、あの店入ってみる??」

「うん!!」

身長180㌢越えの男3人と145ぐらいしかない女の子1人とか、通報レベルでしょ。なのにぬいぐるみの店に入るとか・・・。

 

 

【ショッピング終了後in車】

京「◯◯、欲しいもの買えてよかったね」

「うん!このネコはベットに置くんだー♪」

光「◯◯、帰ったら鉄にいっぱい自慢してやれよ〜」

「うん!!でも、今度はみんなで行きたいね」

蛍「そーだね。どうせなら、友達も誘ってさ」

光「蛍!それいいな!!」

京「おーにぃ、ちゃんと前見て。」



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やっぱり・・・

【in家】

 

光「たっだいまー!!」

「ただいまー!!ちゅーにぃ!みてー!可愛い猫飼ってもらったのー!!」

蛍「いや、ぬいぐるみデショ」

京「まぁ、いいじゃん」

◯◯元気そうだ。モールで、あんなにおーにぃとはしゃいでいたのに熱を出してない。よかった

 

鉄「おー、おかえりー」

ちゅーにぃが、キッチンで晩御飯の準備をしながら俺らに言ってくれた。

鉄「京治、◯◯熱出さなかった?」

京治「うん。大丈夫だった。俺も蛍も、細心の注意をはらって◯◯のこと見てたから。」

鉄「そっか。まぁ、兄貴だけじゃねーから、安心だわな」

蛍「いやそれが、おーにぃが1番役に立ったんだよ」

京治「うん、おーにぃが色々◯◯を振り回してくれたから点滴の後でも、◯◯元気そうだったし」

蛍「ちょっと疲れてたらすぐ抱っこしてたし。」

鉄「中学生なのに抱っこって、ww」

京治「◯◯、見た目小学生じゃん」

 

【in晩御飯】

 

「おにぃちゃん、◯◯もぅ、いらな、、、い、」

光「えー?まだ、味噌汁ちょっと飲んだだけじゃん」

蛍「あ、、、」

◯◯が、【お兄ちゃん】なんていう時は絶対体調が悪い時だ。学校で、体調崩した時によく使うから癖になっているのだろう。◯◯の顔が真っ赤なのに俺は気付いた。

京治「ちゅーにぃ!!◯◯顔真っ赤!」

鉄「兄貴!!◯◯ベットに連れてって!!」

光「おうっ!!」

 

 

【in◯◯room】

◯◯の顔が真っ赤だ。点滴したから、まだいい方だと思ったのにかなり咳き込んでいるし苦しそう。このままだと、また呼吸困難になりかねないから今の内に準備しておこう。使わなかったら片付ければいいだけの話だし。

 

蛍「◯◯、大丈夫?」

「・・・」

京治「蛍、病院に電話したから◯◯の冷えピタ変えて着替えさせて」

蛍「わかった。」

光「けーじ!けーじ!俺、何してればいい??」

京治「、、、おーにぃは静かにしてて」

 

光太郎⏬ショ゛ホクレモー゛ト

 

ちゅーにぃが、◯◯を抱っこして車に乗せた。俺の膝にぐったりとした◯◯が横たわっている。

 

【in病院】

放送「黒尾◯◯さーん、どーぞー」

◯◯は、ちゅーにぃに抱っこされている。やっぱり熱出した。◯◯にもっと注意するべきだった。俺は自分の力不足だと感じた。

 

ポンポン

急に、ちゅーにぃが俺の頭を撫でてきた。

京治「な、何?」

鉄「お前、自分の力不足だとか思ってんだろ。そんな事ねーからな。お前がいなかったら、お前がこんなに◯◯のことを見てなかったら◯◯をこんなに速く病院に連れてくることなんてできなかったから。」

京治「、、、うん。ありがと、ちゅーにぃ」

鉄「大体よー、京治が力不足だったら、兄貴はなんなんだよ。なんもやってねーじゃん、あいつ」

俺は少し楽になった気がした。



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