東方戦華 (十六夜龍華)
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人間と妖怪の終わりなき悲しき戦争 第1話

初めて投稿する十六夜龍華です!
今回この作品を見に来てくださりありがとうございます
この作品をしっかり書き上げたいと思いますので
よければ見て言ってください!


妖怪は悪事を働き、残忍で冷酷なことが多い

だが人間のほうがよほど悪事を働き、妖怪よりも差別的で、残忍で冷酷な生き物ではないだろうか

よほど悪魔に近いのは妖怪ではなく人間なのではないだろうか

多分、こんな考え方を持ち始めたのはあの日からだと思う

―――――――――――――――――――

龍華「いてっ、ここどこだ?」

自分はさっき足を滑らせてベランダから落ちたはず.....

そう、そのはずだった。

なのに今自分が目にしているのは不思議な程に霧の濃い森だ。

まるで魔女の住んでいる森のように思えた。

龍華「ここはあの世なのか?でもあの世って言うのは三途の川を渡った先にあるって言うけど、見渡す限り川なんかありそうにないな」

そう、死んだものは三途の川に行き、そこで服を剥ぎ取る鬼婆に自分の罪の重さを図られる。

それが龍華の知っているあの世の知識だった。

龍華「それにしても俺はやけに冷静だな、俺はベランダから落ちて死んだのに.....いや、それにしてはどこも大して痛くないし血も出ていない....もしかして俺は生きているのか?

いや、だとしたらここはどこだ?生きているなら俺は夢を見ているのか?」

そう考えていた時だった。

急に森の奥から足音がちかづいてきたのだ。

それはゆっくりと、それでいてこちらの方へ確実に近づいてきている。

龍華「な、なんだこの足音....まさか本当は死んでいるが、なにかの手違いで森に飛ばされたからそれを鬼がさがしにきた....とかじゃないよな.....」

そう考えている間にも確実にこちらへと足音は近づいてきている。

そう、ゆっくりと着実に足音が大きくなっていく。

龍華「に、逃げないと.....俺はこんなところで捕まって鬼婆に服を剥ぎ取られるのはゴメンだ!!」

そう心の中で強く思うと足音のする方と逆方向に走っていく。

そうすると後ろから聞こえてくる足音も早足になってこちらに迫ってくる。

龍華「くっ、しつこいやつだ....どうせ捕まるくらいなら逃げて逃げて逃げまくって、あわよくば逃げ切ってやる!」

龍華は必死に走り、足音が聞こえなくなるほど、今自分がどのへんを走っているかわからなくなるほど必死に走り続けた。

そうするといつの間にかに追いかけてきた足音が消え、森は突如として開け、目の前には湖が現れた。

龍華「ハァハァ....湖だ、水もかなり透き通ってる...これなら飲めそうだ

走ってクタクタだったから湖があったのはラッキーだったな」

そう言うと手で水をすくい、かわいた喉に流し込む

龍華「うまっ!!こんなおいしい水飲んだことないわ!!!」

???「私達の神聖な領域で何をしている人間.....」

龍華「えっ......?」

龍華が顔をあげるとそこには薄い緑色の翼を生やした女の子が空に浮いていた。

???「私達の神聖な領域で何をしているのですと聞いている

返答次第では生かしては返さない......」

一部の隙見逃さないだろう。

その強い眼力に龍華は震え上がった。

龍華「お、おれ...いえ、わ、私はここの森に迷い込んで、誰かに追われてきて逃げてきたらここの湖にたどりつきました...」

龍華はオロオロしながらその女の子に返答した。

すると女の子の顔が緩みニコッとした表情に変わった。

???「なんだ!この世界に迷い込んだ人間だったんですね!!

驚いて損した!もし村に住む人間だったら殺してたよ!」

女の子は笑顔になり少しホッとした様子で

龍華は女の子に話しかける。

龍華「君の名前を聞いてもいい?あとここはどこなの?」

女の子はそう言うとニコッと笑顔になり答えた。

大妖精「私は大妖精です、そしてここは忘れられたものが住むという幻想郷です!」

 




どうだったでしょうか?
うまくかけていたでしょうか?w
まだまだ下手くそだなと自分では思いますが
これからも頑張ってかいていきますので
よければ感想などよろしくお願いします


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人間と妖怪の終わりなき悲しき戦争 第2話

龍華は理由はわからないが幻想郷という土地に迷い込んでしまったらしい

そして目の前にいる女の子の名前は大妖精というらしい

龍華「そうなのですか、ここは幻想郷っていうところなんですね

そう思えばさっき村の人間なら殺してたと言ってましたがなぜですか?」

龍華がそう聞くと大妖精は真剣な顔になり

大妖精「今、人間達と妖怪達で戦争状態にあるんです

そのため村の人々がここに来たら殺さなければいけないのです」

大妖精は少し悲しげにそして少し怒りに満ちた表情で話した

龍華「せ、戦争?なんでそんなことになってるんですか?」

大妖精「ある時に幻想郷にきた1人の大魔術師が人間達に妖怪を殺し連れてくればエリクサーという永遠の命をさすげると言ったためそのエリクサー欲しさに妖怪達を....殺してるんです」

大妖精は唇を噛み締め、涙を流しながら答えてくれた

龍華「妖怪をその永遠の命のために殺すなんて....」

大妖精「私の仲間も人間達に...捕まってしまい....うっ...」

龍華「大妖精さんわざわざ辛い思いをしてまで語ってくれてありがとう

そうだ!俺でよければなにかやれることないかな?」

大妖精「えっ...いえ、外来人であるあなたを危険に晒すわけには.....」

龍華「いいんです、どうせ一度死にかけたこの命です

どうせ元の世界では死んでるんだろうし、ここで誰かのためになって死ぬ方が同じ死でも後悔しないで棲むので」

龍華はベランダから落ちた際

自分が誰かの役に立つこともなく、ただただ一人で勝手に死んでしまったことに後悔しかなかった

だからこの世界にきて、妖怪達が人間達の欲により殺されてるのならば助けたい

そう、この死なずに助けられた命で妖怪達を救いたいと思った

大妖精「わかりました、ただ私はこの場を離れる訳には行かないのでこれを持って行ってください

これが案内してくれる先の神社が私たちの本拠地ですから」

大妖精はこの人ならと信じ、龍華に不思議な石を渡した

その石は綺麗に磨かれており中まで透けている不思議な石だった

大妖精「私はあなたを信じます、村の人間とは違う、あなたの心を信じます」

龍華「ありがとうございます、大妖精さん」

大妖精「私のことは大ちゃんと呼んでくれていいですよ、あっ、あなたの名前を聞くのを忘れていましたね」

そう言うと大妖精はクスッと龍華の方を向いて笑った

龍華「わかったよ、大ちゃん

俺の名前は龍華っていうんだよろしくね」

大妖精「龍華さんね、こちらこそよろしくね」

龍華「龍華でいいよ、こっちも大ちゃんって呼ぶんだしさ」

そう楽しく話していると後ろの方から

???「あなた、大妖精を騙して殺そうとしてるとかじゃないですよね...?」

冷たい殺気が後ろから突如として現れ龍華は体が凍って動けなくなってしまった

龍華「お、俺はな、何もしようとしてない、大ちゃんと話してただけだ」

???「ふーん、そうなんですか?大ちゃんそれは本当なのですか?」

大妖精「うん、本当だよ射命丸」

射命丸「そうなのですか、まさか君は外来人かな?こんな時にこの世界に迷うなんて君も運がなかったね」

大妖精「そうだ!射命丸、この子を博麗神社まで連れてってあげてくれないかな?」

射命丸「えっ、でも今は元の世界に返すことはできない....いや、そうですねこの人をここに置いておいてもどっちにしても危険ですしね」

龍華「あ、あのお、俺はど、どうしたら?」

射命丸「あっ、ごめんね!私は射命丸文、元ぶんぶん丸新聞の記者だよ」

龍華「俺は龍華です、その博麗神社ってなんですか?そこに何かあるんですか?」

龍華はこの世界のことは全くわからないため彼女たちが何を話しているのか、全くわからなかった

射命丸「あぁ、大妖精にも聞いたかもしれないが博麗神社は私たちの本拠地だ

その他にも地底、守矢神社、レミリアの館も拠点の一つですよ」

龍華「地底?守矢神社?レミリアの館??」

射命丸「ま、まぁそこら辺が拠点なのですよ、あっ、このことは人間達には言わないでくださいね絶対に」

大妖精「とりあえず龍華は博麗神社に向かってください、射命丸よろしくね?」

射命丸「えぇ!任せてください!行きますよ!龍華!」

そう言うと龍華の手を射命丸がつかむと高速で射命丸が飛んだ

龍華はあまりの速さに頭がブラックアウトしてしまい、そこで記憶が途切れてしまった

 




これを書いてる時にもう少し推敲すべきか悩んだ末
あげてみました
まだまだ展開は進んでいませんし
次回もまだまだ進みませんがゆっくりと長編ストーリーになる予定なので
乞うご期待してください!
よろしくお願いします!



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人間と妖怪の終わりなき悲しき戦争 第3話

龍華「んっ.....あ、あれここはどこだ?確か射命丸さんに博麗神社につれてくとかで手を掴まれてそのまま....」

龍華は何故か和室の真ん中の布団の中で寝ていた

周りを見渡すと京都にあるような古い神社のようなに外には竹林がきれいに生い茂っているのがみえる

???「あら?おきたのね、龍華」

龍華はゆっくり布団から起き上がり声のするほうをみた

そこには綺麗な赤い服の巫女さんがいた

???「なにかしら?そんなにジロジロこっちを見て、看病してあげたんだから感謝しなさいよね」

そう言うと龍華の前にお茶を置いて、布団の近くに腰を下ろし座った

霊夢「私の名前は博麗霊夢、そうね霊夢と呼んでくれればいいわ

あと、もう少ししたらみんな帰ってくるから挨拶だけはしときなさいよ

それと逃げるなら今のうちよ、人間側につくならね」

龍華「な、なんで人間側につくならいまのうちなんですか?」

霊夢「いまならまだあなたを殺さずに記憶だけを消して人間の里の方までは連れていけるわ、ただ妖怪達が帰ってきたらそういうわけにはいかないのよ」

龍華「そうなんですか、でも俺は大ちゃんに聞きましたからなんで人間が妖怪を狩っているかっていうのを、それに俺はそういう人たちを守るために死ぬのはいいけど、欲望のためだけに死ぬのは嫌なので....」

そう、龍華の心にあったのはただ妖怪達が人間達の欲望のためだけにに狩られているというのをやめさせたいと思うことだけだった

龍華のいた世界もそうだった、学校での権力のためだけに人を見下し、貶し、いじめる

そんなものを見続けてきた龍華だった

本当は止めたかったが自分が同じようになるのが嫌で止められなかった

ただ今は違う、死にかけたらこそ後悔して死なないために、妖怪達を守り、助けたいと思っていた

自分のためにも.....

霊夢「ふーん、あんたなんかじゃ私たちの足でまといにしかならなそうだけど、その意気込みは認めてやるわ」

龍華「えっと、俺の思ってることわかるの?」

霊夢「しらないわよ、ただあんたの目は村の人々とは違うのはわかるわ

私たちと共に妖怪達を救ってちょうだい」

龍華「俺なんかで頼りになるなら!

よろしくお願いします!」

霊夢「あら、こんなこと言ってるうちにみんな帰ってきちゃったわね

さてと、居間の方に行くわよ

あんたの紹介をしなきゃいけないからね」

そう言うと霊夢は立ち上がり、龍華の手を取り起こした

龍華「わ、わざわざ起こしてくれてありがとう霊夢さん」

霊夢「いいのよ、さぁこっちよ」

そう言って霊夢についていくとたくさんの声が聞こえてきた

???「いやぁ、あいつら強かったな....」

???「私たちの攻撃が中々聞かないなんてねー、これは妖怪の方はまずいかもしれないねー」

霊夢「はいはい、おしゃべりはそこまで今日は少し紹介したい人がいるの」

???「霊夢の恋人か?」

霊夢「違うわよ!何言ってんのよ!ほら出てきなさい」

龍華「は、はい!み、み、皆さんはじめまして龍華です!」

龍華はとりあえず今の様子を見る前に深々と頭を下げ挨拶をした

???「霊夢、こいつは?」

???「敵なのか?殺してもいいのか?」

龍華「こ、殺さないでください!!」

霊夢「ダメよ、殺したら、この人は外来人らしいのよ、それでまぁこの戦争の話を聞いて私たちとともに戦ってくれると言ってくれたのよ」

龍華「俺がみなさんの足でまといにしかならないかも知れませんがよろしくお願いします!」

???「へぇー外来人ねー」

???「まぁ足でまといでもいいから今は少しでも戦力が欲しいからありがたいねー」

霊夢「龍華ここにいる人たちはまぁ、神様や妖怪、魔女等よ私とそこでみかん食べてる帽子をかぶった金髪は人間よ」

龍華「そ、そうなんですか、俺らの世界では神様や妖怪は空想のものだったんですけどね....」

霊夢「まぁいいわ、あなたは今日からはレミリア達に色々教えてもらいなさい、まぁ簡単に言えばが紅魔館組が教育係って事ね」

レミリア「それはいいのだけれど、私達はどうしたらいいのかしら、龍華を育てると言っても限界があるのではないかしら」

霊夢「まぁとりあえずそこら辺の人間に負けない程度の力はつけさせてほしいわね

まぁパチェや美鈴達に龍華が簡単な魔法などを使える程度には教育してほしいわね」

レミリア「わかったわ、確かに紅魔館はまだここら辺よりは安心できるし、教育するには最適よね」

霊夢「よろしく頼むわよ、レミリア」

レミリア「任せておいて、龍華こっちに来なさい」

龍華「は、はい!レミリアさん」

霊夢「ではこれで一応会議は終了するわ、みんな気をつけて自分たちのところに戻るようにしなさいよ」

???「 わかった」

魔理沙「じゃあな気をつけろよ霊夢...また今度な」

霊夢「えぇ、魔理沙あなたも気をつけて」

レミリア「霊夢私達も戻るわね、人間達に見つかる前に」

霊夢「えぇ、気をつけるのよ、龍華強くなりなさいね」

そう言うと初めて霊夢が龍華に笑いかけた

龍華「えぇ、強くなって皆さんを助けれるようになります!!」




第1話から第3話までは1日で完成したのですがその先がまだ未完成なので
ゆっくり考えてみなさんがあっと驚くような作品になればなと思っております
個人的に東方では幽々子様が大好きです!
よければ感想お願いします!


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人間と妖怪の終わりなき悲しき戦争 第4話

頑張って書いてます
そしてどういう感じで締めようかも考えていますが
かなりの長編作品になりそうな予感が自分の中でしていますww


龍華は霊夢の指示によりレミリアの元で修行することになった。

レミリア「龍華、はじめまして私はレミリア・スカーレットというものよ」

龍華「こ、こちらこそよろしくお願いします!

お、俺が役に立つかわからないけど頑張って魔法覚えます!」

目の前の可愛らしい女の子はレミリア・スカーレットというらしい、背中からはコウモリのような翼を生やしていてる。

レミリア「そんなに緊張しなくてもいいわ、殺したり血をすったりなどしないから」

龍華「そ、そうなんですか?

そうおもえば、僕よりも若そうなのにとても丁寧な言葉遣いなんですね

レミリアさんって」

レミリア「失礼ね、私は人間よりもはるかに時を生きている吸血鬼であり、年齢も龍華の50倍は上よ」

そう、このレミリアという女の子は永久の時を生きると言われる吸血鬼の一族なのだ。

龍華「へぇー、そんなに長い時を生きてるなら色々な話を聞きたいです!」

そう龍華がいうとレミリアはやれやれという表情をして、色々な話をしてくれた

自分の館に住んでいる人の話、自分の母親、父親の話、歴史上の有名な人物との話、なぜ幻想郷に住みだしたかなど色々話を聞かせてくれた

レミリア「まぁこんなものね、まだ聞きたいことがあるかもしれないけどこの話の続きは紅魔館に行ってからにしましょう

パチェに頼んで今ここと紅魔館のゲートを繋いでもらうから」

そういうとレミリアは石のようなものを取り出し、その石に話しかけ始めた。

レミリア「パチェ、パチェ、ゲートを繋いでちょうだい

あと、紅魔館の人たちを全員広間に集めておいてほしいの紹介しなきゃいけない人がいるからね」

パチュリー「わかったわ、少し待ってなさい」

龍華「あの、先程から気になってたので聞いてもいいですか?

ゲートってなんなんですか?」

レミリア「そうね、まぁ見てからのお楽しみってところかしらね」

そう言っている間にレミリアの後ろに人が1人通れるくらいの穴が空いた

レミリア「さぁ行くわよ龍華、この中に入ったら驚くと思うわよ」

龍華「こ、この中に入るんですね?

うっ、ていっ!」

龍華は勢いよくゲートをくぐった。

すると目の前には大きな赤い館が突如として現れ先ほどまでいたはずの博麗神社がなくなっていた。

レミリア「どう?驚いたかしら?

これがゲートという魔法よ、空間と空間をつなぐ魔法らしいわ」

龍華「す、すごい!まるでド〇えもんに出てくるどこ〇もドアみたい!!」

レミリア「その、よくわからない言葉は気になるけど聞かない方がよさそうね

まぁこんな感じのものがゲートと呼ばれるものよ」

そう言うとスタスタとレミリアは門の方に歩いていく。

龍華「ま、待ってください!こ、この中勝手に入っていいんですか?」

レミリア「いいのよ、私の家だもの?

今日からあなたもここで暮らすのよ」

龍華「こ、こんな豪邸に俺が住んでいいんですか?」

レミリア「えぇ、いいわよ。人数は多い方が楽しいもの、それにあなたには早く一人前の魔法使いになってもらわないと私のプライドが許さないわ」

レミリアは優しげな笑顔でこちらに微笑みかけてくれた。

その笑顔はまるで聖母マリアのように美しかった

???「レミリアお嬢様、おかえりなさいませ。後ろにいるのは人間のようですが殺しましょうか?」

そう言って龍華を睨んできたのはチャイナドレスを着た赤い髪の美しい女性だった。

レミリア「だめよ美鈴、この子は外来人で何も知らない上に、私たちの仲間になってくれるんだから。」

美鈴「そ、そうなのですか?ごめんなさい、間違えとはいえ殺そうなどと言ってしまい」

美鈴は頭を深々と下げてこちらに謝ってきたが、元はと言えば自分ら人間が妖怪の命を欲望に任せて刈り取っているのがいけないのだから美鈴さんの対応は主を守るという意味では正しいものだと思う

龍華「いえ、元はと言えば人間がいけないので主を守るものとしては仕方ないと思います」

龍華は心で思ったことをそのまま美鈴に伝えた

レミリア「美鈴、今日からパチェとあなたで龍華の肉体強化と魔術の基礎を教えてあげてほしいのだけれどいいかしら?」

美鈴「それはいいですが、お嬢様門番がいなくなってしまうのですが.....」

レミリア「昔はよく寝ていたくせによくもまぁそんなことが言えるわね、ただ幻想郷もこんなになってしまってあなたが寝ている暇もなくなってしまったものね.....」

美鈴「そう...ですねお嬢様.....」

レミリア「門番のことは私に任せておきなさいなんとかするわ

それに咲夜もいるから安心だしね」

龍華「そうおもえば、レミリアさん

咲夜さんってどこにいるんですか?」

咲夜「ここにおりますよ、ただいま戻りましたお嬢様」

不意に龍華の後ろから現れたのはメイドの服を着た銀髪の美しい大人のような女性だったがそれと同時にとても恐ろしかった。

なぜ後ろから突如として現れたのか全くわからなかったからだ。

龍華「あ、あの咲夜さん今のは魔法をつかったんですか?」

咲夜「いえ、今のは私の昔から持っている時を止める能力によるもので魔法とは違いますよ」

時を止める能力をもつ咲夜を龍華はぼぉっと見ていた。

自分にも時を止める能力に似た力があればみんなの即戦力になれたのにと思ったからだった。

レミリア「龍華、あなたにも特殊な能力があるかもしれないわよ?

咲夜は確かに時を止めるというかなりすごい能力をもっている、だけれどそれはすぐに開花したものではないのよ?」

咲夜「確かにお嬢様の言う通りですね」

龍華「あはは、レミリアさんには俺の考えていることがバレバレなんですね」

レミリア「あなたの教育係として当然よ」




こんかいは微妙なところで終わってしまいました
書いてると楽しく、自分の決めた量を超えてしまいそうだったのであえて中途半端にやめてしまいました
まだまだ文章はかなり下手ですが
もっとたくさん書いていってもっとうまくなっていきたいです!
これからもよろしくお願いします!!
読んだ感想などがありましたらよろしくお願いします!!


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人間と妖怪の終わりなき悲しき戦争 第5話

今回は少し短めです
バイトなどで時間が無く少ししかかけなかったためというのと
今回こそは区切りがいいところでというのもありましたww


教育係のレミリアによって紅魔館に連れて来られた龍華だったが美鈴、咲夜などに歓迎はされつつも、まだどこか疑いを隠しきれないというような状態だった

 

咲夜「お嬢様は本当にお優しいです、私のこともこうやって....」

レミリア「いいのよ、咲夜。あなたは今は私の大切な紅魔館の一員なのだから」

咲夜「そう思っていただいているのはとても嬉しいです」

龍華「(レミリアさんと咲夜さんの間で何かあったのかな?とてつもない絆で結ばれてるのが見ててわかるぐらいだし)」

龍華「あの、聞いてなかったんですが咲夜さんや美鈴さんも妖怪なんですか?」

レミリア「確かに美鈴は妖怪よ、ただ咲夜はあなたと同じ人間よ。でもあることがあって人間嫌いだから妖怪側についてるけれどね」

龍華「そ、そうなんですか」

咲夜さんはなぜ人間嫌いになったのか気になったが、それを聞く気にはなれなかった。

なぜならその話をしているレミリアさんの後ろでこちらを睨んでいる咲夜さんがいたからだ。

咲夜「レミリアお嬢様そろそろ館に入りましょう、パチュリー様もお待ちですし」

レミリア「そうね、龍華、あなたが目指すべき魔法使いを紹介しないとね」

龍華「俺が目指すべき魔法使い??」

レミリア「えぇ、まぁ追いつくのは無理でしょうけれど近づくことぐらいならできるかもしれないわよ」

龍華「そ、そんなにすごい人なんですか?」

咲夜「はい、普段は魔法の研究で忙しくあまり外には出ないけれど、今回は特別にあなたの指導をするために付き合ってくれるそうですよ」

龍華「そ、そうなんですか、そんなすごい人が教えてくれるなんて本当にありがたいです」

レミリア「ほら、咲夜も龍華と話してないで早く行きましょう?」

そう言うとレミリアはスタスタと館の方に歩き始めた。

その後を美鈴と咲夜がついていき、さらその後ろから龍華がついていく。

館の入口についたレミリアが扉を開けるとそこには広間がありその奥で2人の女性がたっていた

???「遅かったわね、レミィ」

レミリア「えぇ、少し龍華と話をしていたからね」

???「ふーん、咲夜たちの後ろにいる人が龍華ね?」

レミリア「えぇ、そうよ今日からビシバシと魔法を鍛えてあげて」

???「いいわよ。ただし死んでも知らないわよ?」

龍華「えっ!?そ、そんな危ない特訓するんですか!?」

レミリア「パチェ、嘘を言うのはやめておきなさい

紹介するわ、今私と話していたのがパチュリーよ。その隣が小悪魔よ」

パチュリー「龍華の魔法の教育をさせてもらうパチュリーよ。よろしくね」

小悪魔「私はパチュリー様の周りのお世話をしている小悪魔です、よろしく」

龍華「き、今日からお世話になります龍華です、レミリアさん、咲夜さん、美鈴さん、パチュリーさん、小悪魔さんよろしくお願いします!」

レミリア「えぇ、よろしくお願いするわね」

龍華がみんなに挨拶し終えた直後.....

???「お姉さま!私を置いてどっか行くなんてひどい!!」




どうでしたでしょうか?
また悲惨な小説になってないことを祈りながら投稿してみました
皆さんに読んでいただけるように頑張って書いていきますので
これからもよろしくお願いします


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人間と妖怪の終わりなき悲しき戦争 第6話

今回は少し伏線を張る回にしてみました
面白い作品に仕上げていけたらと思うのでよければ
見ていってくださいね!
感想なども是非是非よろしくお願いしますね!
コメントをくださったり、こうなったりするの?など
今後の展開予測など感想に書いてくださるとそれを参考に色々な伏線を考えるかもしれないです!!
よろしくお願いします!


レミリアたちと話していると突如として

お姉さまという声と共に金髪の女の子がこちらに飛んできた。

その少女はレミリアと同じく翼が生えていたがその翼はレミリアとは違い、翼の骨組みに七色の宝石がついているかのような綺麗なものだった。

レミリア「ごめんなさいね、フラン。霊夢達に呼ばれていたのよ」

フラン「そうなの?で、そこの人間はなんなの?まさか、私の人形の代わりに遊んでくれるおもちゃをお姉さまが連れてきてくれたの!?」

レミリア「違うわよ、この人は龍華といって私たちの仲間になってくれたのよ」

そう言われるとフランはつまらなそうに舌打ちをして、龍華の顔をまじまじと眺め出した。

フラン「仲間って言ってもこの人なんのやくにもたちそうにないよ?」

レミリア「フランわかっているでしょ?こちらの戦力が人間達より少なくて今や押され気味というのを」

レミリアは少し悲しい表情になりながらフランを諭すように言った。

フラン「そうだね、お姉さま」

龍華「あ、あの、フランさん今日からお世話になります龍華です

よろしくお願いします」

フラン「うん!私はフラン、よろしくね!」

龍華の挨拶に素直な笑顔で返事をしてくれたフランに龍華は少しうれしかったのか、少しガッツポーズを小さく、無意識にした。

レミリア「まぁ紅魔館組も挨拶が済んだことだし、早速龍華の特訓をパチェたちにはしてもらうわよ」

パチュリー「えぇ、任せておいてレミィ」

美鈴「わかりましたお嬢様」

咲夜「では、後ほど私は少し外の見回りとお食事を作りますので、ご飯の支度ができましたら皆様お呼びしますね」

レミリア「みんなよろしく頼むわね」

フラン「龍華〜後でフランとも遊んでね!!」

龍華「あ、遊んであげるほどフランさんを満足させれるかわかりませんけどいいですよ」

そう言うとフランは嬉しそうに自分の部屋に戻って行った。

パチュリー「じゃあ龍華行くわよ、外で魔法の基礎練習をするわよ」

龍華「は、はい!今行きます!」

美鈴「パチュリー様の特訓が終わりましたら、次は私が特訓いたしますね」

龍華「わ、わかりました(俺、今日からだ持つのかな....?)」

そういう疑問を抱きつつ、龍華はふたりについていき、外に出た。

レミリア「龍華ね....」

咲夜「お嬢様どうかされましたか?」

レミリア「いえ.....ただ龍華って子、本当にただの人間なのかしらと思っただけよ」

咲夜「それはどういう.....」

レミリア「龍華のからだから微かに魔力の匂いがしたのよ、それもかなり強大なね」

咲夜「まさか....ただの人間がそんな魔力持ってませんよ」

レミリア「そうよね、私の勘違いかもしれないわね....」

レミリアと咲夜は階段で軽く話すとすぐにレミリアは自分の部屋へ、咲夜は食堂の方へ向かい歩いて行った。

レミリア「(あれは本当にただの勘違いだったのかしら....)」

 

パチュリー「さてと、まずは龍華の魔力の量を測っていくわ」

龍華「は、はい!!」

パチュリー「じゃあまず、この本に手をかざして、本に力を流し込むイメージをしてみて」

そう言うとパチュリーは1冊の本を龍華の前に置く。

龍華「わ、わかりました!力を流し込むイメージを....むむむっ.....」

龍華が本に触れると赤い光が本から発された。

その様子をパチュリーは驚いた様子で眺めていた。

パチュリー「龍華、あんた本当ににんげんなのかしら?こんな膨大な魔力量私でも持ち合わせていないわよ」

龍華「えっ!?ほ、本当にただのにんげんですよ!?」

パチュリー「本当に?龍華あなたの過去でなにか変わったことが起きたりしていないかしら?」

龍華「過去ですか?」

龍華はパチュリーに言われたようなことを思い出そうと考えようとした瞬間

龍華「ぐぅぁぁぁぁぁ!!!」

龍華の頭を裂けるような痛みが走った。

それは単なる痛みではなく、過去を拒絶するかのように考えれば考えるほど痛みは増していった。

パチュリー「りゅ、龍華!?ちょっと!大丈夫!?」

パチュリーはその様子に驚き、すぐさま駆けつけ回復の魔法を龍華にかけた。

龍華「くっ.....ぁぁぁ...あ、あれ?俺は今なにを?」

パチュリー「過去を思い出そうとしたら急に頭を抑えて苦しみだしたのよ」

龍華「そ、そうなんですか?ご、ごめんなさい

そう思えばパチュリーさん、僕はこの世界に来る前に家から落ちたんですがなぜ落ちたのか思い出せないんですよね」

パチュリー「まぁこの世界に迷い込む際の記憶が曖昧な外来人は珍しくはないわ」

だがパチュリーは龍華のめをみながら、真面目な表情で

パチュリー「ただあなたは多分別ね、この世界に迷い込む際にすべてを封印したのね、自分自身の手で」

龍華「な、なんでそんな....」

パチュリー「もしかしてあなたは.....いえやめておくわ」

龍華「???」

パチュリー「いいのよ、気にしないで

そろそろ時間だし美鈴に変わるわね」

龍華「は、はい!ありがとうございました」

 

パチュリー「(龍華の魔力量...そしてあの魔力の色....あれはまさか......)」

 




龍華にはどんな過去があるのでしょうか?
個人的にはどういうストーリーにするか大まかにしか決まっていないため
全くどのような過去があるのかなどは全く考えてないですw
ですがそのうち明らかにしていくと思います!
また次の話もよろしくお願いします


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人間と妖怪の終わりなき悲しき戦争 第7話

今回は色々な小説を読んで
書き方を変えてみました!!!
かなり書き方変えたのでうまくかけてない可能性がありますが
これからはこの書き方で書いていくようにしますので
よろしくお願いします!
読みづらいかも知れませんがよろしくお願いします


レミリアは龍華の異様な魔力の匂いから

パチュリーは記憶の欠落や膨大な魔力などから龍華がただの人間ではないと思い始めていた。

 

「龍華さん、改めて挨拶させていただきますね

私は紅美鈴といいます、レミリアお嬢様の言った通り中国の気を操ることと、武術に長けた妖怪です」

 

美鈴は胸の前で拳を手のひらに添え、軽く龍華に頭を下げる。

武術に長けているだけありかなり礼儀正しい。

 

「こ、こちらこそよろしくお願いします!

俺は龍華といいます、外の世界から来ました」

 

龍華も美鈴に見習い、拳を手のひらに添えて軽く美鈴に頭を下げる。

 

「龍華さん、挨拶というのを疎かにすることは武術家として恥を晒すのと同じですから、まずは挨拶から....と言いたいんですが時間がないので格闘技の基礎から急いで教えていきますね」

 

「わかりました、この戦争が落ち着いてこの世界が平和になった時には美鈴さん、色々な武術を教えてください!」

 

美鈴は武術を教えてほしいと言われたのがとても嬉しかったのか目を輝かしながら

 

「えぇ、いいですよ!私はスパルタですがそれでもついてこれますか?

それに、色々な武術がありますが龍華さんは全部覚えきれますか?」

 

「ぜ、全部は覚えれるかはわかりませんが、覚えきれるだけ覚えたいと思います!」

 

「それは楽しみですね!さて、それでは基礎練習を始めますよ

まずは......」

 

美鈴は拳の握り方から始まり、拳の打ち出し方などを細かな説明を踏まえながら龍華に教えていった。

龍華も美鈴の教えに応えるかのように言われたことを復唱しながら練習をしていた。

 

「さてと、今日はここまでにしましょうか?

それにしても龍華さんはとても武術家として筋がいいと思いますよ

これなら3日ほどでそこら辺の人たちよりは強くなれるますよ」

 

「ほ、本当ですか!?これもすべて美鈴さんの教えのおかげです!

本当にありがとうございます!」

 

「そんなことないですよ、龍華さんの筋がかなりいいからだと思いますよ

少し羨ましいくらいですよ」

 

そう言うと美鈴は少し苦笑いをした後、思い出したかのように龍華の方を見て話しかけてきた

 

「そうおもえば、龍華さんは外の人なんですよね?

幻想郷に来る前はどんな生活をしていたんですか?」

 

「そのことなんですが、全く思い出せないんですよね....

パチュリーさんにも同じこと聞かれたらしいんですけど、その時は頭に激痛が走ってしまって......」

 

「そうなんですか....なら無理に過去を聞くのは辞めておきますね?」

 

そんなことをふたりが話している時に、

ぐぅぅぅ〜と龍華のお腹がなった。

 

「あはは、龍華さんはお腹が減ってるみたいですね

咲夜さんが美味しいご飯を作ってくれていると思うので急いで館に早く戻りましょう」

 

美鈴にお腹の音のなった音を聞かれ、龍華は顔を真っ赤にした。

こんな美人にお腹のなったところを聞かれたのが龍華はとても恥ずかしかったからだ。

 

そんなこんなで紅魔館に帰ってきた龍華と美鈴はすぐに食堂の方へ向かった。

 

「咲夜さんの料理って美味しいんですか?」

 

「えぇ、とても美味しいですよ

腕だけで言ったらお店を出すことも可能だと私は思いますよ」

 

「それは楽しみですね!俺はかなりお腹減ってたので!」

 

「お腹鳴らすほどお腹減ってるのは知ってますよ」

 

美鈴はクスッと龍華の方を見て笑った瞬間、

龍華はすぐに顔を真っ赤にして美鈴から顔を逸らした。

 

「二人とも早くして席に座りなさい、せっかくの咲夜の料理が冷めてしまうわ」

 

食堂には既にレミリア、フラン、パチュリー、咲夜が座っていた。

机の上にはとても美味しそうな料理が並べられ、龍華は食欲をそそられた。

美鈴と龍華はすぐに料理のおいてある席の前に座った。

 

「さて、今日は新たな紅魔館メンバーが増えたことを祝して乾杯するわよ

みんなグラスを持って、上にあげなさい」

 

レミリアがグラスを上に持ち上げ、それに続いてみんながグラスを持ち上げた。

 

「乾杯!!」

 

「かんぱーい!!」

 

レミリアの乾杯の合図とともに、その場の全員が乾杯!と言い、ご飯を食べ始めた。

咲夜の作った食事はかなり美味しく、龍華は箸がかなりの早さで進んでいった。

 

「うっ、もう食えないや」

 

龍華のお腹は気づいた時にはかなり大きくなっていた。

咲夜の料理はとてもおいしかったため、お腹が苦しくなるまで箸が止まらなかったのだ。

 

「はぁ、食べすぎよ龍華

咲夜の料理は美味しいけれど腹8分目にしておきなさい」

 

「そうですよ、私の料理をパクパク食べてくださるのはとてもありがたいですが、

お腹を壊されても困りますのでお嬢様の言った通り、腹8分目までにしてくださいね?」

 

「は、はい、ごめんなさい」

 

レミリアと咲夜に軽く苦笑いをされながら怒られている龍華を見て、パチュリーはため息をつきながら、呆れ顔でこちらを見ていた。

 

「あっ、そうだパチェ、この後少しいいかしら?少し話したいことがあるのよね」

 

「奇遇ね、レミィ

私もあなたに話したいことがあったのよ」

 

「でも、ほかのみんなにも話した方がいいわよ

龍華以外私の部屋にこの後来なさい」

 

「お、俺はどうしていたらいいですか?」

 

「龍華は部屋に戻っていなさい

大丈夫、あなたを殺したり、追い出したりはしないから安心しなさい」

 

パチュリーとレミリアは真面目な顔で話したあと、龍華以外をレミリアの部屋へ招集した。

 

「さてと、みんなもご飯食べ終わったみたいね

それじゃあ、みんな私の部屋に行くわよ」

 

「あっ、ごちそうさまでした」

 

そう言うとはスタスタとレミリアたちは部屋に向かった。

龍華はごちそうさまでしたと軽く言い、レミリアに言われた通り部屋に戻った。




どうだったでしょうか?
少しラノベ風になったのではないでしょうか?
ただこの書き方かなり難しいですねwww
これからもこの書き方で頑張ろうと思っていますので
皆さん応援よろしくお願いします!!!


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人間と妖怪の終わりなき悲しき戦争 第8話

今回は少し早足になってしまっていますが
龍華の謎が少しだけ、解明されていきます!!


レミリアにより、レミリアの部屋に呼ばれた紅魔館のメンバー達。

パチュリー以外はなぜ呼ばれたのか、詳しくはわかっていないが龍華が呼ばれていないことを考えると龍華のことについてというのには容易に想像がついた。

 

「レミィ、みんな集まったことだしそろそろみんなを集めた理由を話しましょう?」

 

「そうね、パチェ.....

みんな想像がついているとは思うけれど龍華のことについてよ」

 

「レミリアお嬢様、龍華さんがどうかなされたんですか?

私と武術の練習をしていた時はなんともありませんでしたよ?」

 

「武術の訓練をしているだけならね...

美鈴、あなたは龍華に武術の訓練を教えていて変だと思わなかったのかしら?」

 

「いえ、大して変な所はなかったですよレミリアお嬢様

かなり武術上達が早く武術家がかなり向いているなとは思いましたが....」

 

「はぁ...美鈴は教えることで夢中になっていたのかしら?

龍華の気を感じていたかしら?」

 

「いえ、レミリアお嬢様

龍華さんに武術を教えるのが楽しくて全く気の操作を放置していました....」

 

「そう?武術を教えている間、少し龍華の気を感じながらやっていたら違和感に気づくかもしれないわね」

 

少し、苦笑いをしながら呆れた様子でレミリアが美鈴の方を見る。

 

「レミィ、そろそろ本題に入りましょ?

それと美鈴はこれからは龍華に気の操作を教えてあげてほしいの

理由はこれから話すことを聞けばわかると思うから」

 

「そうね、パチェ」

 

そう言うとレミリアは静かに話を始めた。

その話を皆、聞き漏らさないようにしっかりと聞く。

 

「私が龍華に違和感を感じたのは咲夜といた時よ

龍華の魔力からとても強力な魔力の匂いがしたのよ

最初は、きのせいかと思っていたけれどパチェから話を聞いて気のせいじゃないと気づいたわ」

 

「パチェが龍華に魔力の操作を教える際に、まず魔力の量を測る魔術書を使った際、赤い光を発したのよ

赤色に光るということはパチェ曰く、最上級悪魔と同等かそれ以上の魔力を持ち合わせているのと同じそうなのよ」

 

「つまり、龍華さんは私と同じ様に悪魔だということなのでしょうか?.....レミリアお嬢様」

 

小悪魔はレミリアに対し、すこし不安そうな表情をしながら聞いた。

小悪魔は自分が悪魔ということもあり、最上級悪魔がどのような存在か知っているため不安で仕方なかった。

 

「いえ、それはまだわからないわ

しかし、龍華がただの人間ではないことは確かよ」

 

「レミリアお嬢様、私も龍華さんの教育係になってもよろしいでしょうか?

私がいたら、何かあった際に時間を止めて被害を最小限に抑えることも可能だと思いますので.....」

 

「そうかもしれないけれど、それをすると紅魔館の警備が少し手薄になってしまうのよ

だから、監視だけしてほしいのよ咲夜

そうすれば何かあった際は助太刀に入ることも可能でしょ?」

 

「はい、助太刀に入るのは全然可能です、レミリアお嬢様」

 

「もし、昨夜1人では手がつけられないほど龍華が暴走したらすぐに私たちに言いなさいよ咲夜」

 

「わかりました、レミリアお嬢様」

 

「私からも一つ言いたいことがあるの

レミィ、フラン、咲夜、美鈴、小悪魔....

龍華の記憶を無理に聞き出すのはやめて

龍華の暴走のスイッチになっている可能性があるから」

 

パチュリーは真剣な表情でレミリア達に伝えた。

それに対してフランが

 

「なんで過去を聞いちゃダメなの?」

 

「私も今日聞いてみたのよ

龍華は家から落ちたと聞いていたけれどなぜ落ちたか覚えていなかったから

だから、聞いてみたのよ

そうしたら頭を抑えて苦しみ出したの、だからこそ何があるかわからないから無理に過去を聞いちゃダメなのよ」

 

「そ、そうなのか?

なら聞かないようにするよ」

 

フランはパチュリーの話を聞くと大人しく頷きながら答えた。

 

「さてと一応、これからも龍華の教育をしていくけれどこれからは細心の注意を払って行くようにみんな心がけなさい」

 

「わかりました!レミリアお嬢様」

 

レミリアとパチュリーの話が終わると紅魔館メンバーは自分の部屋と戻って行った。

その頃、龍華は自分がなぜここに来たのかをかんがえていた

 

「なんで俺は幻想郷に来たんだろう

いや、なんでかなんて考えるとすぐ頭が痛くなってわからなくなる」

 

独り言を自分の部屋でブツブツと呟きながら自分の過去がどんなだったのかとかんがえていた。

その時だった!

 

「龍華!大変よ!大量の人間どもにここの館が見つかったわ」

 

急いで部屋に駆け込んできたのはレミリアだった。

レミリアの話だと数は1000以上で四方八方から聞いているため紅魔館のメンバーだけでは足りないというのだ。

 

「わかった!俺も戦う」

 

「えぇ、お願いするわ

それとこれをもっていなさい

持っていればきっと何かの役に立つと思うから」

 

そう言ってレミリアはお札のようなものとリボルバーのようなものを手渡してきた。

リボルバーの中には銃弾が一発も入っていないが脅しには効くだろうと後ろポケットに龍華はしまった。

 

「ありがとうレミリアさん、俺生きて戻ってこれるように頑張るから」

 

「頑張るじゃなくて生きて戻ってきなさい

これは命令よ」

 

「わ、わかりました!努力します」

 

そう言うとレミリアは窓から飛び立ち、そのまま森の方へ向かって行った。

龍華も急いで紅魔館から飛び出し森の方へと向かって行った。

 

「くっ....こんな時に頭痛かよ....」

 

森の中を走っていると龍華の頭を突如電気で痺れたような痛みが走ったと同時に不思議な声が聞こえてきた。

 

..キ....トス....

 

なんて言ってるか聞き取れなかったが

頭の中で繰り返し聞こえてくる声に龍華は

何故か懐かしいと思ってしまっていた。

 

「なんだろう、さっきから頭の中で聞こえる声....

大事なはずなのに全く思い出せない....」

 

龍華の頭の中ではだんだんとその声は大きくなっていく。

 

コキ....トス....

 

「くっ...声が聞こえる度に頭が痛む.....

走るのが辛い.....だけどこの痛みのせいで何か大事なことが思い出せそうな気がする」

 

そんなことを龍華が言いいながら

森を走っている突如前から

 

「いたぞ!敵だ!」

 

「妖怪は見つけしだい殺せ!!」

 

龍華は敵の人間達に出くわした

だが龍華の思っていた以上に少なく10人程度しかいなかった。

 

「なんだ、こんなに少ないなら楽に倒せそうだな」

 

龍華はそんなようなことを軽く思いながら

敵陣に突っ込んでいった

これが罠とも知らずに.....

 

「かかったぞ!いまだ!やれ!!」

 

その声とともに茂みに隠れていた人間達が龍華の背中めがけ矢を放った。

その矢は見事に龍華の背中に刺さり

龍華はその場に血を流し倒れた。

 

「ばかめ、人間様にかなうとでも思ったのか?

この妖怪風情が.....」

 

龍華の背中は血で染まっていた。

そしてかなり深くまで矢が刺さってしまったため背中に手を伸ばし、ぬこうとするが抜くことも出来ない。

 

「こいつ、まだ抵抗しようとしてやがるぜ?」

 

「さっさと死ねよ、このクソ妖怪が!!」

 

そう言うと人間は龍華の心臓めがけ槍を思い切り刺した。

その槍は背中から入っていき、運良く心臓のすぐ横を通り胸から突き出て土にめり込んだ。

 

「ぐぅぁぁぁぁぁ!!」

 

龍華はあまりの激痛に叫び声をあげた。

そしてだんだんと意識が遠くなり始めた。

 

龍華....魔力....解放....

禁呪.....コキュートス....ウロボロス....

 

その声ははっきりと龍華の頭の中に聞こえてきた。

その瞬間、龍華は地面に突き刺さっていた槍をもろともせず立ち上がった。

 

「全てよ、凍れ....禁呪...コキュートス」

 

その言葉を発した途端龍華の真上から真っ白いドラゴンが龍華目掛け落ちていき

そのまま龍華を飲み込むとその瞬間、龍華の周りのものは瞬時に凍り始めた。

 

「な、なんだこれは!!」

 

「こ、こんなバケモノがいるなんて聞いてないぞ!!」

 

「か、体が動かねぇ!!」

 

あちらこちらで人間達の叫び声が聞こえてくるが

龍華の耳には全く届かず、そのまますべてが凍っていった。

その後、あたり1面が凍りきったのちに

 

「魔力...制御....停止...」

 

龍華がそうつぶやいた。

背中の傷と胸の傷は今の魔法の衝撃でかなり開いてしまい

足元は血の海になっていた。

そして、力を使い切った龍華はそのまま眠るように血の海へと倒れ込んでいった。

 

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます
今回は戦闘、龍華の謎をすこし解明される
など少し盛り込みすぎました
少し反省しますww


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