インフィニット・ストラトス~龍神と白猫と自由 (天龍神)
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IS組の転生者の機体説明

サンクチュアリガード(後にレアル)

 

 

イメージCV:置鮎龍太郎

 

天夏が転生先の天河家の蔵で保管されていた所を天夏がやってきたことで起動し、天夏が機攻殻剣として使っている。

 

サンクチュアリガードだけではなく、一応惑星クレイのロイヤルパラディンに所属しているドラゴンを装甲機竜として纏うことが可能。(ただし、ソウルセイバーだけは不可能)

 

天夏が織斑一夏だった頃の白式(後のシングセイバー)より武装もバランスよく備え付けられる飛翔型

 

性格は熱血漢だが天夏達の指揮を執ることは忘れないほどの真面目で天然ボケをかましたりと人間らしく、似たような存在のスタンのソーディアン「ディムロス」とは仲がいい

 

武装

 

白狼

 

日本刀型のブレードで扱いやすく、雪片弐型より強度がある

 

爪牙

 

二丁拳銃に苦無と手斧の要素を取り入れたマルチウェポン、よく牽制に使う※わかりやすく言えば、仮面ライダーカブトのカブトクナイガンを思い浮かべてくれれば

 

竜尾剣

 

そのまま剣のような尻尾の形をした武装でこれで攻撃することも可能

 

秘奥義

 

漸毅狼影陣

 

緋凰絶炎衝 など

 

ドラゴニック・オーバーロード

 

イメージCV:加藤英美里

 

性格は主に忠実なメイドさんように敬語で話すが好奇心旺盛らしい女性のAIが搭載された機攻殻剣で、なぜかクジョウ島の天神の社で祀られていた所にドウマの陰陽術で危機に陥った記憶喪失の弥生を助けるべく主と認めて、弥生と共に歩むことになった

 

武装は弥生が巫女と言うこともあって、神装機竜としては和をモチーフにした感じである。

 

惑星クレイのかげろうなのだが、弥生の霊力が高いこともあって、オラクルシンクタンクとジェネシスの能力まで引き出せることが可能と言うことが判明した時は驚きを隠せなかった。

 

「ジエンド」・「エース」・「レジェンド」・「グレート」・「クロス」とフォームチェンジが出来る

 

※エースは超越進化

 

 

武装

 

日本刀「千鳥」「紅葉一文字」

 

読んで字の如く、打刀を神装機竜の大きさにした紅の拵えで作られた業物

 

小太刀「緋焔」「焔華」

 

弓「天鹿児弓」

 

双銃「四葉」※ただし、ジエンドフォームのみ

 

竜尾剣

 

使用可能秘奥義

 

緋凰絶炎衝

 

皇凰天翔翼

 

など

 

トランスコア

 

イメージCV:住友優子

 

性格は穏やかなで清楚な女性のAI、主スミレとの仲は良好で協力的

 

武装

 

日本刀「海潮」

 

アンカー「海猫丸」

 

左腕の籠手の部分に装着されている武装で、アンカー部分を飛ばして攻撃し、繋がっているエネルギー鎖で相手をからめとったりと多種多様

 

戦斧「ノトス・エクサルシス」

 

※白猫プロジェクトの翼武器の斧

 

槍「サラスヴァティ」

 

スナイパーライフル

 

 

戦神逆鱗(アンナはブリリアントアンナビームと呼んでいる)

 

緋焔滅焼陣※斧装備限定

 

フォーチュン・アーク

 

など

 

 

ドラゴニック・ディセンダント(後にイレイザー)

 

イメージCV:井上喜久子

 

性格は温厚で、お転婆な朱音の姉のような存在で暴走気味の朱音のストッパーである

 

武装

 

日本刀「雷切」×2

 

薙刀「岩融」

 

衝撃砲「雷電」

 

大鎌「電華」

 

性能は朱音の元専用機「甲龍」よりバランスが良く、攻守ともに問題ない、雷系だが、かげろうのクランのドラゴン(ドラゴニック・オーバーロード以外)を装甲機竜として乗り込むことが出来る

 

プロミネンスコア

 

イメージCV:潘めぐみ(トリ公)

 

性格は心配性で過保護らしく、いつも星奈が無茶をしないか心配だが、聞き分けは良い

 

武装

 

日本刀「蒼鬼」

 

デュアルウェポン「青焔」✖2

 

竜尾剣

 

性能は星奈の元専用機「ラファール・リヴァイヴカスタム」と違い武装は少ないがデュアルウェポンが搭載されている数少ない装甲機竜とISのハイブリッド機なので、待ち前の高速切り替えを駆使した戦い方をする星奈にうってつけの機体であり、デュアルウェポンが剣と銃に変形できるので星奈がルドガーと同じくマルチウェポン使いと言うのを考慮したプロミネンスコアが導き出した機体

 

カブキコンゴウ

 

イメージCV:瀬戸麻沙美

 

性格は真面目で一人称が「妾」の堅苦しそうな感じだがノリが良く冷静沈着

 

武装

 

鎖✖∞

 

なぎさの意志で数が変化する

 

日本刀「影丸」

 

小太刀✖2

 

双銃

 

対艦刀「バスターソード」

 

なぎさの元専用機「シュヴァルツェア・レーゲン」と同じ黒を基調にした機体だが忍者のような感じになっている機体でなぎさは良く鎖を飛ばして相手を捕まえることが多いがなぎさはバスターソードに愛着があるのでバスターソードも対艦刀として搭載されている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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始まり
人物紹介 IS組の転生者


天河天夏(あまかわてんか)

 

原作の織斑一夏、幼い頃から両親が行方い知れずになっている。

 

髪は女性が見惚れるほどの麗しい黒髪を背中まで伸ばして、項で結って、性格は冷静沈着だが、婚約者同然の弥生(箒)などの前では、明るくなる。

 

女心に疎かったが、義妹、天馬と、義姉の虎徹に教育を施されて、今は、弥生とバカップル同然になった。

 

姉には劣等感を抱いていた、その矢先に、第二回モンド・グロッソで、誘拐されて、絶望し、死を覚悟した瞬間、後の叔母になる、鳴流神剣心と、天使の傭兵、クラトス・アウリオンと、帝王、ヴィルフリートに助け出されて、治癒術で傷を治してもらって、二年間、幻想郷の剣心の双子の妹、葵夫婦の下で、身を隠し、強くなりたいと、剣術などを学び、試験会場で迷子になった時に、展示されていたISに触れて起動させた(篠ノ之束の悪戯もとい妹、箒を守れる侍として)ことで、世界初の男性操縦者になった(実際には、男性IS操縦者一号は、バイパー)が、ルエル・サクラリッジの襲撃で姉、織斑千冬を庇って命を落として、鈴鹿御前で後の従姉妹、鳴流神龍美に、野井原の地に転生されて、唯一、前世の記憶を持ったまま、転生されたのであった。

 

天河家の主で、剣心の実兄の悠馬の養子になったのである。

 

そこから、天然理心流を学んで、蔵で、神装機竜「サンクチュアリガード」と出会い、箒達を探す旅を決意し、合流を果たした。

 

その後は、一週間、フラクシナスでの実施研修を得て、聖地ディルムン大戦を終えて、ネプチューンPLCを独立して会社を興した、ウォルター・スズキ・十七世に、法王オズマ達を通じて、ISのテストパイロットとして、合流した仲間達と一緒に籍を置くことにした。

 

朝宮弥生(あさみややよい)

 

原作の篠ノ之箒

 

性格は男勝りだが家事全般を熟せて、体型もIS学園の中では山田真耶といい勝負ができるほどいい。

 

(NEWGAMEの八神コウの性格に近いものだと思ってください)

 

天夏とは後に両想いになって、いつもバカップル丸出しでいる

 

幼い頃一緒に苦楽を共にした一夏(天夏)を好きなったが、姉の篠ノ之束が、織斑千冬にトカゲの尻尾切り同然に、白騎士事件の主犯にされて、国際指名手配にされてしまったことで、保護プログラムという檻に入れられたことで、統合失調症を発症してしまい、毎日の尋問の繰り返しで、剣道すらままならない状態に陥ってしまったが、そこに、般若の面を被った剣心に助け出されて、剣心の兄、悠馬に預けられて、野井原の小学校に転入することになった

 

日本政府のやらかした保護プログラムという名の虐待行為は、全異世界に広がって、法王、オズマ達の脅しと言う名の交渉で、中学卒業まで、一切、篠ノ之家に近づくなという約束をさせた。

 

しかし、統合失調症を発症して、対人恐怖症になっていたが、運よく、自分と同じ黒髪のポニーテールの少女で、下宿先の末娘、天河天馬と海道セドナ達に出会って、心を取り戻し、天河の武術道場で、天然理心流を学んだ

 

ルエル・サクラリッジの襲撃で命を落とし、鈴鹿御前、龍美に転生されたが、記憶を失って、クジョウ島の朝宮家に養子になって、カスミ・アサミヤの妹になったのである。

 

しばらくは、義姉の親友のフローリアに、ガーデニングなどを教わって、姉のように接してくれた、なぜか、水着をプレゼントしてくれた(カスミにプレゼントした物と一緒の水着)ふと立ち寄った街の楽器屋で見かけた、ベースギター(フェンダー・ジャズベース)を報酬で購入した瞬間、プロ並みの演奏ができる腕前を持っていることがわかった

 

義姉から弓術となぜか格闘術と術、イサミからも弓術と剣術、シズクからは二刀流と槍術、ツキミから、魔法(?)を自己流でアレンジして修得していたのである。

 

清めの宮のセツナとトワとは仲良しになって、IS学園に転入することになった際は応援してくれたのと、いざとなったらオズマ達と共に日本政府を潰しに行くと言ってくれた大切な友達になった、もちろん、天夏との仲を応援されている。

 

陰陽師ドウマの陰陽術の前に倒れるが、そこに、思い人である、天夏(一夏)が助けにやってきた時に戦っていた天神様社に祀られていた刀が神装機竜「ドラゴニック・オーバーロード」に出会い、記憶が戻って、赤髪の少年達と共にドウマを倒して、クジョウ島のみんなに、死ぬ前のことを打ち明けて、篠ノ之箒と決別し、瞳の色が青から赤紫色に変わって、融通が利かなかった性格が一変して、妥協しないで、大雑把で、明るく前向きな性格に変貌し、(これには幼馴染の天夏も驚いた)天夏達と一緒に神装機竜「ドラゴニック・オーバーロード」をISと言ってIS学園に転入した

 

制服はいつの間にか(特に胸が)成長していたので、無理矢理来ていたのだが、今は改造が許されているので、動きやすいジャケットに改造して、下はミニスカートにしている

 

転生前は、IS適性がCというISに危うく乗れないところだたが、転生した今では、SどころかXである(モンド・グロッソはSが平均)

 

スミレ・セイグリッド

 

原作のセシリア・オルコット

 

性格は冷静沈着だが猫や犬(特にキャトラ)など可愛いものに目が無いという女の子らしい面を持っている。(ルーク曰く金髪碧眼のティア)

 

三年前に実の両親を時空管理局上層部による事故に見せかけて乗客全員を巻き込んで殺された過去を持ち、たった一人で財産を守っていた。

 

IS学園入学したが財産目当ての大人達の中で過ごしていた為、人間不信と軽度の対人恐怖症を患っていることを隠すために最初は織斑一夏だった頃の天夏を見下し傲慢に振る舞っていたが、模擬戦で敢て魔力を使わない天夏に負けて、自信を持つことを覚えたのだが、ルエル・サクラリッジの襲撃で一緒に襲撃してきた連邦軍の狂焔の御子、ネルガルが魔物化して投げた双剣で命を落としたが、鈴鹿御前の龍美に新たな人生を与えられたが前世の記憶を全て失って、運よく魔物退治に出かけていた、サンクトフィード島のセイグリッド公爵家の長女、アンナ・セイグリッドに保護されて、そのまま、スミレ・セイグリッドという名前を貰い、アンナの妹になった。

 

その後は、アンナと漆黒の女騎士イリアに槍術を、親戚の半竜の少女、テトラ・ハートガードに斧を教わり、独自でアレンジして修得して、悪魔のミラに回復魔法と攻撃魔法を学んで修得した。

 

フラクシナスの一週間の研修で投擲武器(手裏剣など)を身に着けて、ヴァン・グランツからアルバート流、龍神四家から天然理心流、クレス・アルベインから、アルベイン流を基礎から学んだ。

 

しばらくして、天夏と弥生が、アイリス達を伴って訪れて、自室の机の引き出しを開けてIS学園の生徒手帳を見た瞬間、記憶が戻って、暴走したが、セイグリッド公爵夫妻から、誰が何と言おうと娘だと言われて、壁に飾ってあった蒼い日本刀が神装機竜で、スミレを継承者に選んで神装機竜「トランスコア」を手に入れたことで、ティアやルーク達が持っている第七音素が覚醒し、高度な魔法が使えるようになった。

 

もちろん赤髪の少年がルーンの光を飛ばしていた。

 

再び天夏達と共にIS学園に転入することを決意したのだが、フラクシナスでティアと握手した際に第七音素が共鳴して、超振動で転移してしまったが、幸いにも龍美達が知っているマルクト帝国領内だったので、すぐに迎えに来てもらった。

 

 

明神朱音(みょうじんあかね)

 

性格はいい意味で活発で、悪い意味でお転婆で明るく何事も努力を怠らない、料理も四龍家ほどではないが、上手、茶髪の長い髪をいつもツインテールに纏めている

 

スタイルは良く、出ている所は出て、引っ込んでいるとこは引っ込んでいるという(天夏大奥の中で一番スタイル抜群は弥生)

 

背は二番目に低い

 

原作の鳳鈴音

 

織斑一夏だった頃の天夏との出会いは箒(後の弥生)が保護プログラムで強制転校させられた年に中国から転入して来て、将来、自分の作った味噌汁ではなく、酢豚を食べて欲しいという遠回りなプロポーズをしたが、後に親がいきなり離婚したので母国の中国に帰国を余儀なくされた。後にIS学園で再会したが完全に天夏の思い込みが招いて、プロポーズと奢るを間違えるという結果になった(完全に天夏が悪いのだが、当の本人が自覚がない)

ルエル・サクラリッジ襲撃の際にネルガルが魔物化して投擲された双剣の一振りの餌食になって命を落としてしまうが、鈴鹿御前の鳴流神龍美に、長野県の軽井沢の別荘地に住んで居る龍月の伯母の明神家に保護されたが転生前の記憶を失ってしまい、行く宛もなかったので、明神家の養子になり、朱音と名をもらった

 

義姉の恵都との仲は良好で、実の妹のように良くしてくれて、武術も教えてくれた。

 

使用人の女性、千代さんにはお嬢様と呼ばれている

 

天夏達と再会して、その夜に、蔵に保管されていた箱から朱色の拵えの刀と飛行島からの赤髪の少年が飛ばしたルーンの光で記憶が戻ったが、明神家の主で義父、玄馬からいつでも帰って来いと言われて、日本刀型機攻殻剣「ドラゴニック・ディセンダント」を転生の代償に払ったIS「甲龍」に変わる相棒として、天夏達ともに日本国籍を新たに取得して、ヴェスタWSCの所属でIS学園に転入した

 

獅子神星奈 (ししがみせな)

 

金髪で薄紫色の瞳にスタイル抜群でボクっ子という萌え要素を突っ込んだ人物、性格は天真爛漫で天然ボケだがツッコミ役もこなし、説明役の次元武偵

 

原作の:シャルロット・デュノア

 

本来ならば五月にIS学園に性別を偽って転入する予定だったのだが、正妻で義母の無理矢理に入学式に間に合うように男性としてIS学園に潜入させた。(経営危機に陥ったから)

 

その一週間後、ルエル・サクラリッジ襲撃事件で命を落とし、天夏達同様に鈴鹿御前の龍美に超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの獅子神家に転生したが、前世の記憶と専用機「ラファール・リヴァイカスタム」を失って、黒龍魔王のなのはと空龍が記憶を見て、使い捨てカイロのように育ったのを見て、抱きつかれて、思いっきり泣いて、養子になり、星奈と命名されて、義姉妹達と過ごすことになった。

 

義姉にして元レクサントの光焔の御子の太陽と月華に連れられて、ラステイションの武偵所本部で次元武偵の資格を修得した。

 

生身で戦ったことのない星奈は、義姉妹に武術を教わり、エージェントのルドガー・ウィル・クルニクスに双剣・二丁拳銃の扱いを教わった。

 

義妹、ヴィヴィオの事は、実の妹のように可愛がっている

 

その後、オーダーメイドで、可変式で銃と剣に変形できる片刃双剣「デュアルウェポン」(わかりやすく言えば、FF13のライトニングの武器)を叔母になる龍月からプレゼントされて、毎日、手入れを欠かさずに行っている

 

天夏達と再会して、ラステイションとプラネテューヌの境にある洞窟の隠し部屋の台座に刺さっていた金色の鍔の付いた日本刀型機攻殻剣「プロミネンスコア」を抜いたことで前世の記憶を取り戻したが、性格は今まで通り。そして、天夏達共に、日本国籍を得て、ヴェスタWSCのテストパイロットとしてIS学園に転入した

 

御子神なぎさ (みこがみ)

 

性格は明るく素直で茶髪の髪を下の方で束ねて、いつもラフな格好でいることが多く、スタイルは良く、Sっ気が強いのか、笑顔で魔物を叩きのめすなどの行為に走ったり、天夏のラッキースケベなどには一瞬で弥生達を含めてのボディーブローを叩き込んだりと過激だが、両親が全寮制の茶熊学園に通っているので、家事スキルは、問題ない(シング曰く、コハクと十香を足した感じの性格)

 

原作のラウラ・ボーデヴィッヒ

 

遺伝子バンクで産まれたために親と言うものを知らずに生きてて、IS適合手術の失敗で「不良品」と言われ、そこに臨時教官である織斑千冬によって間違った力の使い方を教わってしまった故に、弟だった織斑一夏だった頃の天夏のことは汚点と言って嫌っていた。本来ならば、五月に転入する予定だったが、入学式に間に合うようにIS学園に行かされ、その直後、ISが全てではない、事件を全て己の能力で解決していく龍の仮面を被った集団(龍姫達)に遭遇。自分が織斑千冬に教わったことに疑問を持ち始めていた矢先に、ルエル・サクラリッジ襲撃事件で命を落とす。

 

その後は天夏達同様に、超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの御子神家宅の真ん前に龍美に転生させられたが、銀髪で小柄で超越の瞳が無くなり、御子神姉妹とはやて容姿を足した感じの姿になっていたが、記憶を失って、親という物を知らずに生きてきたので、はやてから母親になると手を差し伸べてくれたことで、今に至る、流石にこのままじっとしているのは元軍人なのかできなかったので、自主的にトレーニングなど行っていた。

 

叔母の武龍から、武偵にならないかと薦められて、街の武偵所に連れ行かれて、次元武偵の資格を取得し、武器屋で前世で扱い慣れていた銃器ではなく、なぜかアンジールや龍華達が得物にしている、片刃大剣「バスターソード」(FF7のバスターソードと同じもの)を一目で気に入り、軽々と片腕で振り回して、武龍からプレゼントされて、それ以来それが得物になった。

 

基本的な戦い方は父、龍臣などから教わって、偶然、転生したシャルロット(星奈)と再会したがお互い記憶を失っていたので、自己紹介をして、仲良くなった。

 

星奈が天夏達を伴って家を訪ねて来て、一緒に世界中の迷宮と言う場所に向かう依頼を受けていたので、パーティーメンバーをお願いし、一緒に依頼を熟していると、弥生(箒)が壁を破壊したことで隠し部屋に辿り着き、そこにあった台座に刺さっていた桜色の日本刀型機攻殻剣「クジキリゴンゴウ」を見つけたが、元犯罪組織の下っ端、リンダに邪魔されたが、機攻殻剣に主と認められず、電撃を浴びてリンダが気絶して、なぎさが柄を掴んで引き抜くと同時に、もう一人の自分「ラウラ・ボーデヴィッヒ」と再会し、気を失って、天夏達に家まで運んでもらって、記憶が戻ったが、性格は戻らず、また仲間として迎え入れられて、法王オズマ達に協力したことで、後ろ盾を手に入れ、日本国籍を取得後、IS学園へ転入した




後に説明を更新します


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落第騎士の英雄譚の転生者&オリキャラパート1

黒神一刀(くろかみかずと)

 

中性的な顔立ちに黒い長い髪を項で束ねている天夏達の友人にして数少ないIS男性操縦者の一人であり相棒の機攻殻剣「レイジングフォーム」を実家の物置きにあった木の箱に入っていたのを手に入れた後フラクシナスで祐姫と出会って天夏達と合流を果たしたのである。

 

転生前の名は黒鉄一輝。

 

黒鉄家の次男だが魔力が低いという理由で家を追い出されるように家出し中学卒業まで道場破りをしていた過去を持っており織斑千冬も一輝に一度も勝ったことはない(天夏と弥生は不在だったので)。実は幼少期に一度龍姫に助けられたのだが天然なところがあったのか覚えておらずそのまま時が過ぎ、桐原静也との戦いの後にエピタフによって祐姫と刺し違えて命を落とした。

 

神崎祐姫(かんざきゆうき)

 

銀髪碧眼に自己主張が激しいようで弥生とは胸に関してウマが合うようでいつもそのことを話し合っている神崎家長女である。

 

弟の和真と妹の美緒に連れられる形でフラクシナスに来た際に一刀と出会い龍美達がISと評して作った機攻殻剣「ボーテックス」を手に一刀と一緒に天夏達と合流したのである。

 

実は大食いでいつも魔物退治の仕事の際は自ら進んで食える魔物の肉を分捕って持って帰るくらいの食いしん坊のため同じ食いしん坊の猟師リッドとも交友を持っているが一刀一筋である。

 

転生前の名はステラ・ヴァーミリオン

 

炎のような赤い髪にスタイル抜群の肉体を持った皇女だが事故とはいえ一輝(後の一刀)にラッキースケベをした謝罪だと言う意味で男のキャストオフを見てしまったことがきっかけなのかお互い惹かれあうようになっていた矢先にエピタフに利用された一輝と刺し違えて命を落とした。

 

天河天馬(あまかわてんま)

 

イメージCV:豊崎愛生

 

鳴流神家とは従妹同士で黒髪にスタイル抜群の肉体を持っていて義兄の天夏と義妹の瑛夏とは仲が良く恋人で幼馴染の理輝とは人目を憚らずいちゃついているほどバカップルでそこに瑛夏も入ったらしい。

 

天然理心流を学んでいるのかあらゆる銃器以外の武器の扱いが可能で素手でも織斑千冬を瞬殺する実力で妖怪と神の血を引いているので十六歳で神姫に完全に覚醒する

 

性格は天真爛漫で自由奔放

 

機攻殻剣「斬爆」を実家の蔵で見つけて義兄達と合流したボクっ子

 

六年前に篠ノ之箒だった頃の弥生とは小学四年つまり保護プログラムの時に叔母の剣心が助け出して連れてきた頃は天馬にすら怯えていたが今ではボクっ子人格を形成させた張本人の自覚はある

 

五十嵐理輝(いがらしりき)

 

イメージCV:堀江由衣

 

女顔に長い黒髪で女装させたら完全に女の子にしか見えないくらいな容姿で天馬とセドナと勝美と幼馴染

 

(わかりやすく言えばリトルバスターズの直枝理樹の容姿と性格)

 

武術の実力は織斑千冬を素手でISに乗っていてもお構いなしで倒す実力者

 

機攻殻剣「クロノジェット」を龍美達からもらって天夏達と合流した

 

剣崎勝美(けんざきかつみ)

 

イメージCV:内山夕実

 

理輝と同様に完全に女の子にしか見えない顔立ちで艶艶な銀色の長い髪も相まって黙っていれば女の子なのだが喋ると男だとわかる

 

紫色のメッシュは妖力の影響で変色している。

 

セドナとは幼馴染の恋人同士で両家とも両親が認めているバカップル

 

機攻殻剣「ドラゴニック・ヴァンキッシャー」を天界から贈与されて天夏達と合流を果たした

 

後に出会う仮面ライダーブレイドこと剣崎一真のことは「一真さん」と呼んで尊敬している

 

 

 

 

 

 



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オリキャラ紹介鳴流神&獅子神編

簡単に以前からいるオリキャラの紹介をします


鳴流神龍翔(なるるかみりゅうと)

 

イメージCV:小野大輔

 

鳴流神家長男で妻にフェイトとアリシアを迎え養女の夏龍と冬龍と産まれたばかりの龍之介と風龍で超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの街はずれの一軒家で住んで居て茶熊学園の生徒でユーリとは気が合う仲で剣術などで話をしている青年で妹達の無茶には呆れているが心配している武神で不老不死の存在だがお人好しな性格で中性的な顔立ちで幼い頃はいつも女の子と間違われることが多かった。

 

鳴流神龍美(なるかみたつみ)

 

イメージCV:悠木碧

 

鳴流神家の長女で妹達のことはいつも大事に思っており、英霊として桜セイバーこと「沖田総司」を召喚した魔術師としても優秀だが基本戦術は兄妹そろって魔術(物理)の天然理心流戦術で日本刀と弓などで戦う神姫で瑠美奈とは幼馴染の婚約者であり茶熊学園一年カズノコ組に籍を置いている18歳にして外科医の医師免許(天界大学で取得)を持っているのでフラクシナス及び第一茶熊学園の保険医を兼任している

 

鳴流神龍姫(なるかみたつき)

 

イメージCV:水樹奈々

 

鳴流神家の次女にしてフラクシナス特務エージェントで都立来禅高校二年生の16歳でいつも幼馴染達と通っている少女で神姫でもある。

性格は至って温厚で分け隔てなく接するが一度婚約者で幼馴染の士道絡みになると相手が誰だろうと黒いオーラを出したりする。

血が繋がらないが妹である真龍婭達のことも大切にしている

 

鳴流神龍音(なるかみリオン)

 

イメージCV:戸松遥

 

鳴流神家の末娘でいつもあかるく幼馴染で婚約者の神崎和真との仲は良好で幼馴染達とも仲が良く決断力が同年代のメンバー達よりある。

 

アドリビトム組のリオン・マグナスと区別するためだったが龍音が気に入ったのか仕事上の名前として「アスナ」と名乗っている中学二年生にして身長が165㎝もある。

打刀と小太刀の二刀流と格闘術を使いながら戦う次元武偵である。

 

獅子神空龍(ししがみくうりゅう)

 

イメージCV:関智一

 

金髪碧眼の獅子神家の長男、長年思いを寄せていたなのはと結ばれて陽龍が産まれてからというのも光焔の御子だったシャルロットこと太陽と月華とシャルロット・デュノアだった星奈が立てつづけて養女になったことで大いに喜んでいる。

 

性格は至って温厚で間が抜けている

 

獅子神龍月(ししがみりゅうげつ)

 

イメージCV:川澄綾子

 

金髪碧眼で髪を項の所で束ねておりいつも動きやすいボーイッシュな格好が多い次元武偵で英霊召喚でアトリアル・ペンドラゴンを召喚するほどの魔術の腕なのだがよくセイバーとは姉妹に間違われることが多い神姫

 

獅子神星龍

 

イメージCV:田村ゆかり

 

金髪碧眼でツインテールで天真爛漫の自由奔放で龍姫達とは幼馴染で龍姫とは次元武偵での仕事でコンビを組み幾多の難事件を解決してきたコンビネーションを見せるが時たま義姉なのはに憧れていたのか無表情で歩み寄ったりする

 

 

獅子神天龍(ししがみてんりゅう)

 

イメージCV:水橋かおり

 

天真爛漫で自由奔放な性格の中学二年生で龍音の幼馴染で抜群のコンビネーションを見せる獅子神家の末娘にして準神姫である。

 

金髪をいつもツインテールに束ねている。



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プロローグ

これは、超次元kurosuの続編です


遡ること、二年前ほど、ドイツで行われていたISの世界大会、第二回モンド・グロッソに出場していた織斑千冬を棄権させるために、その弟、織斑一夏は誘拐されたのであった。

 

誘拐犯は、テレビに棄権させるはずだった、織斑千冬が写っていたことに腹を立てて、とうとう、人質の意味が無くなったと認識して、手足をロープで縛っている織斑一夏にハンドガンを向けていたのであった。

 

「坊主、おまえの姉ちゃん、名誉を選んだらしいな」

 

「ああ、殺してくれ、もうこの世なんか真っ平だ‼」

 

「それじゃあ、あの世に逝きな‼」

 

織斑一夏もISが女性にしか動かせないということで歪んでしまった女尊男卑の世の被害者で、織斑千冬が姉だけで、誰も織斑一夏として扱ってくれなかった上に、幼馴染達と別れることになった。

 

あの影響で、完全に自暴自棄に陥っていたのだ。

 

そして、誘拐犯のハンドガンの引き金が引かれ始めた瞬間、

 

「キン‼」

 

「え?」

 

「弟ほっぽり出して、あんな、鉄屑で遊んでるとは、ふざけてるの‼」

 

「ああ、全くだ」

 

「片付いたが、どうするんだ?」

 

「そうね、この子、こっちで預かろうかしら?」

 

「剣心らしいな」

 

誘拐犯が持っていたハンドガンが紙細工のように微塵切りにされており、あっという間に、廃墟にいた誘拐犯は、気絶させられていたのであった。

 

一夏は、目の前にいる人が、ISのことを鉄屑と言い捨てたことに驚いていたのであった。

 

殿をしていたであろう、燕尾のマントをしている、男性と、帝王のような風貌の男性が合流してきて、黒髪の人物のことを剣心と呼んだのであった。

 

黒髪の人物が一夏に日本刀を鞘に納めて、歩み寄って来て、縛られていたロープを切って、

 

「殺してくれ、ふざけてるの‼」

 

「・・・」

 

「二度と言わないこと」

 

「はい」

 

「長居は無用、行きましょうか。どうする、このまま、あの鉄屑の歪んだ日本で暮らす?それともわたし達と一緒に来る?」

 

「お願いします、オレを連れてってください」

 

「わかった、それじゃあ、ついて来てね」

 

さっきの一夏に対して叱咤した後、一夏に自分達についてくるかと質問したところ、ついてくると一夏は言い、剣心と呼ばれた女性は、次元の門を開いて、一夏と一緒にその場から立ち去ったのであった。

 

遅れて数分後、織斑千冬がドイツ軍を伴ってやってきたが、そこにあったのが一夏の流してできた血だまりと、拘束された誘拐犯達だけだった。

 

「は~い、あら、剣心じゃない、どうしたの? ここじゃ、何でしょうから上がって」

 

「失礼します」

 

「どうしたのその子?」

 

「話すと長くなるけどいいかしら、じつは」

 

剣心は、実妹で双子の、葵の住む、幻想郷に救出した一夏を連れてやってきたのであった。

 

一夏が誘拐された目的、そして、ISによって幼馴染達と別れてしまったことなどを話したのであった。

 

「養子には出来ないけど、下宿さて上げるわ、自己紹介まだね、川上葵よ」

 

「織斑一夏って言います」

 

「さてと、もう一軒、片付けてきますか。わたしは、鳴流神剣心、よろしくね」

 

「オレはどうすれば?」

 

「そうね、ISとは関係ない学校に転入することになるけど」

 

「おねがいします」

 

下宿と言う形で織斑一夏はISとは無縁の幻想郷での生活が始まったのであった。

 

「一夏・・・」

 

「どの面下げて、幼い子供を監禁してるってのは、あなた達でいいかしら?」

 

「誰に逆らうてんのか、分かってるのか?」

 

「質問で質問を返すのどうかと思うけど、そうね、あんたらのやってること、全部、全世界にばら撒いてもいいぜ」

 

「やれ‼」

 

「手応えないな、ISって言う鉄屑に溺れた己を憎むんだな、さてと」

 

「え、誰;つД`)」

 

「もう大丈夫よ、このまま、一緒に来る? 怖い人と暮らす? 決めるのはあなたよ」

 

「いや‼」

 

「それじゃあ、一緒に行きましょうか」

 

「・・・うん」

 

遡ること、六年前、小学四年の篠ノ之箒は、政府の保護プログラムという檻に入れられていた、そこに、剣心が顔を般若の面で神格化し、一瞬で素手で倒して、部屋に監禁されていた、少女、篠ノ之箒はひどく怯えていたらしく、部屋の隅に逃げてしまったのであった。

 

医者の顔を持つ剣心は、篠ノ之箒は総合失調症を患っていることに気付き、手を差し伸べて一緒に来るかどうかを篠ノ之箒に選択させた所、一緒に来ると剣心の手を取ったのであった。

 

次元を超えて、やってきたのは

 

「兄さん、いる?」

 

「なんだ、剣心か、ん? その子は、訳アリか、入れ」

 

「失礼します・・・・」

 

幻想郷と同じような田舎町で剣心の生まれ故郷の野井原に住んでいる実兄、悠馬に篠ノ之箒を預けることにしたのであった。

 

「なるほどな、こんな辺鄙な田舎だが、ISなんか関係ない、それに見た所、ウチの末娘と同い年か」

 

「・・・・」

 

「精神疾患の疑いがあるから」

 

「好きなだけ此処に居なさい、誰もISとは無縁の場所だからな」

 

「うん・・・」

 

こうして小学四年の篠ノ之箒は、野井原の小学校に転入することになったのであった。

 

 

 

 




過去話です


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IS学園転入

剣心によって心を取り戻したが、織斑一夏は幻想郷の生活と修練で培った魔力が災いして、ISを起動させてしまったのであった。

 

箒も、剣心が約束していた、中学卒業という期限を終えて、強制的に天馬と離れ離れになってしまったのであった。

 

「箒‼」

 

「天馬、ごめん、わたしは」

 

「大丈夫‼ 箒、いい、適正が無いだろうが関係ないよ、いつか、ボクが会いに行くから‼」

 

「ああ、元気でな」

 

天馬と一緒に野井原の地の学校を六年間過ごした箒は、ISのことをすっかり忘れて、統合失調症の症状も無くなったのである。

 

その間、箒は、実家が道場なのだが、天馬の武術に魅了された結果、天馬と同じ、天然理心流という、あらゆる分野の武術を学んだのであった。

 

そして、天馬は、次元転送で、箒を、実家の神社まで送り届けて、いつか会いに行くと約束を交わし、お互いの絆を深めたのであった。

 

その約束から、一週間が過ぎたのである。

 

そうあの事件、ルエル・サクラリッジのIS学園襲撃事件だ。

 

その被害は、アリーナを破壊し、ISすら、鉄屑と化し、唯一汎用機竜を纏っていた、異世界からの留学生、ルクス・アーカディアだけが魔物と戦い、連絡が遅れたことで到着が遅れた、龍美達が、すべての魔物を倒したが、織斑一夏を含む、総勢六人の命を失ったのであった。

 

それから一週間が過ぎた。

 

「IS学園前に到着‼」

 

「戻ってきたんだな、オレ達」

 

「ああ、ケリをつけに行くか」

 

「大丈夫かな、ボク達」

 

「安心して、星奈はわたしが守るから‼」

 

「行きましょ、織斑千冬とカタを付けに」

 

IS学園襲撃事件から二週間、四月の半ばを迎えるころ、ルーントレインという魔法の線路を走る列車から降りた六人の姿があった。

 

六人は、転入先のIS学園の門を潜ったのであった。

 

「皆さん‼ おはようございます‼」

 

「・・・・」

 

「実は、今日は、このクラスに転入生が来ます、五人です‼ 入ってきてください‼」

 

織斑一夏を失った被害は所属していた一年一組にも出てしまったらしく、完全に、ISという物に、恐怖を覚えていたのである。

 

副担任の、見た目は完全に学生しか見えない、教師、山田真耶が、転入生が来ることを言って、入ってくるように言ったのであった。

 

「それじゃ、自己紹介、お願いしますね」

 

「朝宮弥生だ‼ ヴェスタWSCの所属だ 特技は、武術とギターで、趣味は、ガーデニング、よろしく‼」

 

「スミレ・セイグリッド、ヴェスタWSCイギリス支部に所属しているわ、特技は、武芸、趣味は、裁縫、よろしく」

 

「弥生達と同じく、ヴェスタWSC所属、獅子神星奈、特技は、歌とダンス、趣味は、散歩、よろしく」

 

「同じく、ヴェスタWSCに所属している、御子神なぎさ、特技は、武術、趣味は、読書、よろしく」

 

誰も、女である四人に目もくれてなかったようで、

 

「同じく、ヴェスタWSCに所属している、天河天夏です、趣味は散歩と読書、特技は武芸全般、家事全般、よろしくお願いします‼」

 

「運気は来たわ‼」

 

「これで、心置きなくISに専念できる!」

 

【なんだ、この娘どもは‼ 男に飢えているか‼】

 

男である天夏が自己紹介をすると学園全体に響くほどの、声音で女子達の説教が響き渡ったのであった。

 

天夏達が席に着こうとした時、

 

「織斑千冬・・・先生」

 

「教師でありながら」

 

「正面から向き合えないんですか‼」

 

「出席簿だけで済んだことをありがたく思ってくださいね」

 

「おまえら‼ ちゃんと自己紹介を・・・」

 

「誰と勘違いをしているんだ。オレ達は、先生が知っている死んでいった奴らとは別人だ」

 

「チッ‼」

 

背後からの襲撃を察知した五人は、一斉に、背後から迫ってきた出席簿だけ攻撃して、出席簿が宙を舞い、襲撃者の頭上に落下したのであった。

 

その人物こそ、ISを世に広めた人物、モンド・グロッソ二連覇を果たした、ブリュンヒルデというお飾りにしがみ付いた、織斑千冬が怯んでおり、天夏達を睨んだが、天夏達が放つ気に圧倒されて、舌打ちをして、教壇に立ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 



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落第騎士と紅蓮皇女と天河の末娘と海の女神

天夏達がIS学園に転入して、三日が過ぎたのであった。

 

授業はISの事を含めた基本的な教科を学ぶのだが、天夏達は、ISについて、いろいろと前もって学んできたのと、転生前の内容の繰り返しだったので、熟知していたのであった。

 

「なんと、毎回のように感じているかもしれませんが、このクラスに、転入生が来ます、どうぞ」

 

天夏達は、以前、ヒストリア島にて、茶熊学園からの留学生として、革命軍のザック達又は、フラクシナスで出会った、黒神一刀、神崎祐姫が転入してくると思っていたのであった。

 

「黒神一刀です、特技は鍛錬、趣味はランニング、よろしく‼」

 

「神崎祐姫よ、今日からよろしくね‼」

 

「天河君に負けないくらいのイケメンよ‼」

 

「まさか、一刀達が転入してくるなんて」

 

天夏と同じく黒い髪を腰まで伸ばした中性的な顔立ちの少年で、一週間共にアンジールの修練を乗り越え、今では、親友と呼べるほどになった、黒神一刀と、その婚約者の銀髪碧眼で、弥生といい勝負のスタイル抜群の少女、神崎祐姫が転入してきたのだが、

 

「すいません‼ 警備員に止められて遅れました‼」

 

天夏達「えええええΣ(゚Д゚)‼」

 

「大丈夫ですよ、自己紹介お願いします」

 

「ヴェスタWSCに所属している、天河天馬です、特技は、家事全般、趣味は、散歩と歌、よろしく‼」

 

「同じくヴェスタWSCに所属している、海道セドナです、特技は、武術、趣味は、読書など、よろしくお願いいたします」

 

遅れて教室に入ってきた二人に天夏達は唖然としていたのであった。

 

何を隠そう、天夏の妹で、つやつやの黒髪をお尻の辺りまで伸ばして、165㎝という身長に、スタイル抜群で、制服は下はズボンをはいた、天馬と、

 

都立来禅高校から転入してきたようで、ピンクの髪をツーサイドアップで結っている眼鏡を掛けた、セドナも転入してきたのであった。

 

「いきなり‼ 何するんですか‼」

 

「それ・・・おまえが言うか・・・」

 

「教師でありながら、背後から襲いかかって来た織斑先生が悪いんです‼」

 

「天河君達もすごかったけど、今回の、転入生もすごいわ」

 

「天夏✖一刀で決まりよ‼」

 

「山田先生、授業してください‼」

 

生徒に真正面から向き合うことすらできない織斑千冬が背後から、天馬目掛けて、出席簿で殴りかかってきたのだが、天馬にあっさりと腕を掴まれ、そのまま一本背負いで投げ飛ばされたのであった。

 

まさか、世界のブリュンヒルデがあっさりと投げ飛ばされるとは思ってなかったようで、生徒達は唖然としていたが、スミレが山田に授業を行うように申し立てて、授業が始まったのであった。

 

天馬の行為は、轡木十蔵が話が分かる人間だったので、織斑千冬に減給が言い渡されたのであった。

 

スキット:天馬とセドナの転入と織斑千冬

 

天夏「まさか、天馬が転入してくるなんて」

 

天馬「武偵の仕事の一環と、弥生を守るため‼」

 

弥生「よろしくな、天馬、それにしても、織斑千冬は懲りただろ」

 

セドナ「これくらいで、根を上げる人ではないでしょう」

 

一刀「ISで世界一になったくらいで」

 

祐姫「ま、とりあえず、理事長がお灸をすえてるし」

 

スミレ「そうね」

 

 

 

 

 

 

 

 



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学級委員長と言う役職

野井原の高校に通っていた天馬が、もう一人の幼馴染のセドナを都立来禅高校から呼び寄せて一緒にIS学園に転入してきた当日、校門で、制服を着ているにも関わらず、警備員に止められてしまったので、直接、理事長、轡木十蔵に連絡を入れて、来てもらって、遅刻にはならなかったが、織斑千冬が逆恨み紛いに背後から出席簿で殴りかかってきたのだ。

 

だが、次元武偵で、いつも多対一の戦闘などお茶の子さいさいで、振り向くことなく、織斑千冬が出席簿を持っている右手首を掴んで、そのまま、一本背負いで、教室の生徒の目の前で投げ飛ばしたのであった。

 

もちろん、セドナの掛けていた眼鏡は、実は隠しカメラの伊達眼鏡だったので、そのまま、織斑千冬が出席簿で暴行を働こうとしていた瞬間を捉えていたので、全異世界に配信されて、理事長からお灸を据えられたのだった。

 

それから三日後、

 

「てんま~って織斑先生より強いよね~」

 

「そうかな、ボクの実家、田舎でISなんか、流通してない所だし、いつも実家の道場で、武術の修練してたくらいだし」

 

「しばらく、織斑先生は、減給されたらしいわよ」

 

「当然だろ」

 

「君達は・・・」

 

「ルクス、授業始まるよ」

 

授業の合間の時間、同じクラスで、先祖代々、更識家に使える由緒正しい家系の次女で、気にいった人にはダミュロンやノーマほどではないが、あだ名をつける癖があり、いつも、袖が長過ぎる制服を身に着けているが、スタイルは、弥生達には劣るが、かなり良く、天夏曰く、従姉妹達と同じ雰囲気を醸しだしている、布仏本音とルクスを交えて談笑していたのであった。

 

内容は、天馬の織斑千冬一本背負い事件が主な話題に顔色一つ変えずに話に加わっていたのであった。

 

天夏と天馬に仇名つけようとしたが、二人とも、天という文字が二回使っていたので、本音曰く、テンテンと呼ぼうとしたが、流石に被るので、名前で呼んでいるのだ。

 

チャイムが鳴ったので、席に着いたのであった。

 

そして、今日最後の授業が終わろうとした時、

 

「クラス代表を決めようと思う‼」

 

【なんで、決めてなかったんだ?】

 

【そうですよね、二週間も期間があったはずでは?】

 

【余程、決めかねていたのだろう? ルクスに押し付ければ済んだはずが】

 

【全くですね】

 

いきなりのクラス代表。つまり学級委員長を決めるという宣言をし始めた織斑千冬に、神装機竜使い達は、思っていたことを話していたのであった。

 

「天夏君がいいです‼」

 

「ルクス君を推薦します」

 

「黒神君を‼」

 

「オレは厄介ごとは」

 

「次に『推薦された者は、辞退できない』と言う‼」

 

「推薦された者は辞退できない‼ って、天河妹‼」

 

「織斑先生、完全に、天馬に弄ばれてるな」

 

「そうね(´・ω・`)」

 

案の定、女子達は男子を全員推薦するという行為に走ったので、天夏が辞退しようとしたのだが、天馬が、織斑千冬が言うであろう、暴言を先に言ったので、織斑千冬が完全に、天馬に乗せられていたのである。

 

「オレは、天馬と弥生達を推薦する‼」

 

「お兄ちゃんとはISで一回やってみたかったんだ~ で、セドナも」

 

「ボクは、祐姫を推薦で」

 

「天夏達のISの実力を知りたいし‼」

 

「いいでしょう、受けて立ちます」

 

「それじゃあ、一週間後の放課後、第一アリーナで行う‼ 解散‼」

 

こういうのは、旅は道連れ世は情けというのだろう、結局、天夏達全員が一週間後の模擬戦でISで総当たり戦で戦うことになったのであった。

 

 



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模擬戦開始‼

今回は模擬戦一回戦まで行きます


天夏達が所属している一年一組の学級委員長を決める模擬戦が決まった頃、朱音が所属している一年二組では、

 

「オレが、やってやる‼」

 

「流石、リアム‼」

 

「デザートフリーパスお願いね‼」

 

「おう‼」

 

「あたしは、ゆっくりしようかな」

 

傭兵団率いている漆黒の翼の二つの名を持つ、アメリカ支部ヴェスタWSC所属とういう名目でIS学園に潜入したリアムは自薦で名乗り出たことで、リアムが二組の学級委員長で、クラス対抗戦に出ることになったのであった。

 

ほかは、三組が、ザックになり、四組は、日本代表候補生で、生徒会長を姉に持つ、更識簪、五組がグレイヴ、六組はソウマと言う具合に完全に男性陣は、押し付けられた感丸出しで、意見すらできない女尊男卑派の教師にやられてしまったのであった。

 

「やっぱり、押し付けられたのね」

 

「いいよな、天夏達は、殴り合いで決めれるんだろ」

 

「ザック、ちょっと違うでござる」

 

「どんだけ、男を見下してんだ‼」

 

「ISか、あんな物で強くなってるって思ってる以上、やるしかないわ‼」

 

学級委員長が決まった夜、天夏達は、食堂で夕飯を食べていたのであった。

 

ザックは金銭感覚が壊滅的なので、所持金全部、ヴェスタWSCフランス支部所属という名目で潜入した、金髪碧眼のくノ一、フラン・ポワリエが管理しているのだ。

 

ほかの茶熊学園から留学生でIS学園に潜入した、元退魔士、メア・ミスニーハと、白魔術師のハルカ・グレイヘヴンが、他力本願な風潮を嫌ったのである。

 

「打鉄を借りないと」

 

「? 専用機は?」

 

「この学校は、搭乗者の能力より、ISの能力を優先する。専用機を使えば、ブリュンヒルデの地位を悪用するだろう」

 

「クラス対抗戦まで、お預けだな」

 

流石に神装機竜を使うわけにはいかないので、模擬戦は打鉄を借りてやることになったのであった。

 

こうして、天夏達は、模擬戦の日まで、修練を行ったのであった。

 

「さてと、天夏、おまえには専用機が」

 

「いりません。それ、リアム達にでも回してあげてください。模擬戦ごときで、専用機はいりませんから、では」

 

「チッ‼」

 

「それじゃあ、天河君、準備してください‼」

 

模擬戦当日、二つのカタパルトに別れた、天夏達は、ルクスと同じタイプの色違いのインナーウェアー型のISスーツを着用して、初戦が、天夏VSスミレだったので、天夏はピットの打鉄前に来ていたのであった。

 

ほかのメンバーは、控室で待機している。

 

織斑千冬が天夏に、白式を持ってきたが、天夏はもう白式より頼れる相棒を見つけたので、天夏は受け取りを拒否して、誰かに回してくれと、言い、織斑千冬が舌打ちして、山田真耶に準備するように言われたので、天夏は貸し出された、訓練機「打鉄」を装着し、カタパルトに乗って、発進したのであった。

 

「いいのか、剣での勝負になるぞ」

 

「いいわよ、あなたに剣で勝負を申し込むつもりだったから」

 

スミレは青い長袖と短パンの二つに分かれるタイプのISスーツを着用してるが、天夏達のISスーツは、天界の独自の技術で作られた品なので、地上では手に入らない代物なので、スタイル抜群な弥生達が着用しても、胸の膨らみが気にならないようになっているため、目のやり場に困らないのである。

 

お互い、準備万端と言ったところで、カウントがゼロを刻んで、試合開始のブザーが鳴ったのである。

 

二人「魔神剣‼」

 

「‼‼」

 

「剣で‼」

 

「おいおい、いきなりあの技かよ」

 

ブザーが鳴ったと同時に打鉄の標準装備の日本刀「葵」を抜刀した瞬間、二人同時に、斬撃を放って、ちょうど真ん中でぶつかって、相殺されて、物凄い土煙が上がって、管制室で見ていた、教師二人は目が点になって、控室で待機していた、弥生達は突っ込んだのであった。

 

「虎牙破斬‼」

 

「甘いわ‼」

 

「打鉄であそこまで‼」

 

「おまえ達、死んで何があった‼」

 

打鉄は二世代機なので、専用機に比べて、性能は良くない、それが、天夏達にかかれば、まるでモンド・グロッソさながらの攻防戦が繰り広げられているのである。

 

そして、

 

「ユーリさん直伝‼ 幻狼斬‼」

 

「幻龍斬‼」

 

「勝者、天河天夏‼」

 

「完敗ね、次は、勝って見せるわ‼」

 

「その意気だ」

 

相打ち覚悟の一撃は、天夏に軍配が上がって、スミレの乗っていた打鉄のSEが0になったことで、天夏の勝利が決まったのであった。

 

天夏は、スミレの手を引いて起こして、ピットに戻って行ったのであった。

 

 

 

 

 




アドリビトム組も転入予定です‼


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最弱無敗VS紅龍

模擬戦一回戦は、天夏の勝ちで終わって、次の模擬戦は、ルクスと弥生の二人だったのである。

 

一方で、茶熊学園では、武装学園から来ている、マリを筆頭に、バイパーが拾って装着して捨てたが、バイパーが回収して、持ち帰ってきた、IS「打鉄」を元に、ISを完成させてしまったのであった。

 

「マリさん、凄いです‼」

 

「うんん‼ みんなが協力してくれたからできたんだもん‼」

 

「何故、女性にしか反応しないのが、まさか、コアが原因だったとは」

 

「カティア様とユーリエ様の資料のおかげですね‼」

 

「名前は、マリが付けちゃって」

 

「それじゃあ、白鯨‼」

 

「マリらしいね」

 

もちろん、篠ノ之束しか知らないISコアの精製も、この世界の鬼才達にかかればお茶の子さいさいで、とりあえず、一機だけ、茶熊学園に送られ、完成したのは、白式同様に白い装甲に、マリらしく、クジラのような風貌に仕立てたIS「白鯨」が完成したのであった。

 

これは、後にある事で完成させたISなので、待機状態のクジラのペンダントに戻して、マリが持ち歩くことになったのであった。

 

IS学園、第一アリーナに戻り、すでにバトルフィールドで向かい合った、腹部が白く、袖部分が黒い、天界オリジナルのISスーツを着用している、弥生は、自慢の胸の膨らみが抑えられているので、ルクスが目のやり場に困らないことで堂々と試合ができることに笑みを浮かべていた、こう見えても、弥生も、あまり、ジロジロと見られるのは慣れてないので、少し女として自覚はあるのだ。

 

「さて、ルクス‼ 女だからって、手加減するなのよ」

 

「わかった(本当に、あの篠ノ之さん?)」

 

二人はISに搭載されているプライベートチャンネルを繋げて、管制室には聞こえない会話をした後、試合開始のブザーが鳴ったのであった。

 

「最弱無敗、行くぜ‼」

 

「うわぁ‼」

 

「流石の最弱無敗様でも、あの速さは初見では躱せないか」

 

「持久戦にするにしても、打鉄だしね、お互い」

 

「スゴイです(≧◇≦)‼」

 

「(篠ノ之もか・・・)」

 

持久戦を得意とする最弱無敗のルクスは見てから攻撃に転ずる後の先を取るのだが、弥生は、先ほどの、天夏VSスミレの試合同様に、一瞬で、ルクスの間合いに入り、得意の剣術ではなく、そのまま、喧嘩キックで蹴り飛ばしたのであった。

 

ルクスは一撃を喰らってSEを減らされたが、得意の持久戦に持ちこもうとしたのだが、それが裏目になったことに気が付かなかったのであった。

 

「悪いけど、わたしもそこまで馬鹿じゃないだよ、魔神剣‼」

 

「嘘‼」

 

「お~‼」

 

「なんの‼」

 

追いかけっこで疲れさせて、武器破壊を狙い、止めを刺すのがルクスの最弱無敗と言われる戦法だが、弥生は、事前に、そのことを考慮した、戦い方を、ソルジャー1Stの二人に学んでいたのだ。

 

それは至ってシンプルで、斬撃を放ちながら、相手を動揺させて、隙を突くという作戦を思いついた弥生だったのだ。

 

「勝者‼ 朝宮弥生‼」

 

「嘘‼ あの最弱無敗のルクスが‼」

 

「負けたよ」

 

「また、やろうぜ、妹さんにどやされるな」

 

判定で弥生が勝利したのであった。

 

両者は、ピットに戻って行ったのであった。

 

次は、天馬VS祐姫という、侍VS騎士という変わった組み合わせになったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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紫龍VS紅蓮

模擬戦第三試合の準備が始まったのであった。

 

「天馬、頑張れよ」

 

「行ってきます~」

 

「祐姫、あいつ、打鉄を燃やさないか心配だな」

 

「確かに」

 

控室で待機していた天馬は、天界製の黒紫のISスーツを着用して、出番が回って来て、打鉄のあるピットに、天夏達から激励されて、打鉄に乗り込んでカタパルトから出撃したのであった。

 

「一刀、行ってくるわ」

 

「ああ」

 

「神崎祐姫、行きま~す‼」

 

対岸のピットでも祐姫と一刀の熱い空間が広がって、祐姫も天界製で、弥生と同じく白と赤のISスーツを纏い、打鉄に乗り込んで、カタパルトから発進したのであった。

 

ISの操縦は、フラクシナスのISシミュレーターを使っていたのと、実際に、飛行島で、ISの訓練機である、打鉄を天界の技術開発本部が開発して、バロン監督の下、訓練を行っていたのである。

 

「祐姫とやるのってISは初めてだね」

 

「ええ、わたしの最強を打ち破ってみなさい」

 

「勿論‼(この子もやる気だね)」

 

《力を貸すよ、天馬》

 

バトルフィールドに対面した、天馬と裕姫はISでの模擬戦はこれが初めてで、いつもは、スポーツチャンバラで使うスポンジ剣での模擬戦なのだ。

 

勝敗は、天馬の全勝という結果なのだ。

 

天馬は、織斑千冬に悟られずに、乗っている打鉄のISコアと対話して、意思疎通を可能にしたのであった。

 

そして、カウントが0になった瞬間、試合開始のブザーが鳴った。

 

「天馬の奴、あれをやったか」

 

「ねぇ、あれって?」

 

「天馬はISのコアとシンクロしやがった‼」

 

「?」

 

「なるほどね、ISのコア、つまりルーンに宿ってる魂を引き出したってことだろ、天夏」

 

「‼」

 

次の試合まで時間が来るまで、控室のモニターで天馬VS裕姫の一戦を観戦していた男性陣は、天夏が一目で、天馬がISコアの能力を引き出したことに気が付いたのである。

 

ルクスは何のことやらさっぱりだったので、天夏と一刀がわかりやすく説明したのであった。

 

天馬&祐姫「魔王炎撃波‼」

 

「ブレードが燃えてます(゚Д゚)ノ‼」

 

「規格外だ・・・」

 

管制室から、天馬VS祐姫の試合を見ていた織斑千冬と山田真耶は、まさか、刀身に炎を纏わせるという、夢でも見ているかのように驚き、二人がモンド・グロッソ以上の試合を行っていたのであった。

 

そして、

 

「魔神剣・双牙‼」

 

「しまった‼」

 

「勝者、天河天馬‼」

 

「スゴイ・・・織斑先生のモンド・グロッソより」

 

「やってるわね、天馬は」

 

「確か、二組の」

 

「明神朱音よ、朱音でいいわ」

 

天馬は斬撃を一発だけ放って、遅れて、相手の側面から攻撃する斬撃を放って、SEを0にして、勝利したのであった。

 

それを見ていた観客は目が点になって、観戦していた朱音とリアムは、いつものことだと気にしてなかったのであった。

 

 

 



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白龍VS無冠

模擬戦を軽く省きます


天馬VS祐姫の模擬戦は、天馬が打鉄に嵌め込まれているコアと共鳴し、打鉄本来の能力を引き出して、勝利したのであった。

 

次の、星奈VSなぎさは、両者とも一歩も引かない攻防を繰り広げて、観客席も大盛り上がりの声援が響き渡り、両者、引き分けになったのであった。

 

続いての試合も、モンド・グロッソ並みの模擬戦になったのである。

 

最後は、

 

「天夏、おまえがこの試合、最後だ」

 

「ああ、行ってくる‼」

 

「もう一人の最弱、黒神一刀」

 

ここまでの戦績は、天夏が、一引の全勝で、一刀と同率になっていたので、これが最後の試合になったのである。

 

兄妹対決は、引き分けに終わったのだ。

 

天夏は打鉄に乗り込んでカタパルトから出陣したのである。

 

「祐姫、行ってくる‼」

 

「ええ」

 

対岸のピットでも打鉄の準備が完了した、そして、カタパルトから発進した、恋人を見送った祐姫は、一刀の勝利を祈ったのだ。

 

「ISでも、強いな」

 

「ああ、だけど、ボクの最弱を以って、君の最強を打ち破る‼」

 

「望むところだ‼」

 

アリーナで対面した打鉄に乗った、天夏と一刀は、笑顔で、打鉄の刀を構えて、試合開始のブザーが鳴った瞬間、

 

「虎牙破斬‼」

 

「なんの‼」

 

「織斑先生、凄いですね、天夏君達は、幾ら企業代表でも、こんなレベルの試合は出来ませんよ‼」

 

「おまえら、何があったんだ・・・」

 

鍔座り合いの攻防戦が繰り広げられて、お互いの剣術で火花を散らしていたのである。

 

「カンちゃん‼」

 

「スゴイ、カッコイイ」

 

「隣、いいか?」

 

「え~と確か、わたし、四組の更識簪、六組の」

 

「ソウマだ」

 

「同じ六組のショウ・リョウザンだ」

 

「どうぞ」

 

観客席では、もちろんほかのクラスの生徒も観戦していたので、その中に生徒会長の妹、更識簪が、布仏本音と一緒に、天夏VS一刀の模擬戦を観戦していたのであった。

 

そこに、数少ない男子IS操縦者で六組に転入した、ソウマとショウがやって来て、更識簪の隣の席に座ったのである。

 

二人は学級委員長に推薦されたが、じゃんけんでソウマが負けたことで、ソウマが学級委員長になったのだ。

 

「そろそろ、かたを付ける‼ 爪竜斬光剣‼」

 

「勝負‼ 空破絶掌撃‼」

 

「速すぎて観測できません‼」

 

「嘘だろ(=゚ω゚)ノ‼」

 

二人は、一気にかたを付けるべく、勝負に打って出たのである。

 

天夏が、一週間の修練で身に着けた、高速の剣戟を浴びせる奥義を、一刀が、強烈な突きを繰り出して、すり抜けて、振り返りながら突く奥義を繰り出し、管制室では観測できないという始末だった。

 

そして、

 

「いい勝負だった、ほらよ」

 

「次は負けないからな、天夏」

 

「勝者、天河天夏‼」

 

こうして一年一組の学級委員長決定戦は、幕を下ろしたのであった。

 

 



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学級委員長

学級委員長を決める模擬戦の戦績を考慮した天夏達の話し合いを行い、その結果を、天夏達が、織斑先生のもとに伝えて、数分後、

 

「一年一組の代表は黒神一刀君になりました‼」

 

「よっしゃ‼」

 

「パスポート‼」

 

「では、これにて今日の授業は終わります‼」

 

教室で行われたSHRで、一刀が学級委員長に任命され、祐姫を筆頭にデザートのパスポートをおねだりされたのであった。

 

そして、夕方、

 

「黙祷‼」

 

「・・・・」

 

「(そういえば、オレ達、死んだっけ)」

 

「そうだ、こっちの両親になんて言えば)」

 

「(ボクは鳴海町の高町家だけど)」

 

天夏達は自分達の遺影に向かって、クラス全員が黙祷をしていたのであった。

 

魂は同じだが肉体は違うだけで、天夏達は自分達の遺影を見て複雑な気持ちになっていたのであった。

 

一刀と祐姫は破軍学園だったので問題ないのである。

 

そして、黙祷が終わって、

 

「黒神一刀君。クラス代表決定おめでとう‼」

 

「完敗!」

 

「杯っていう字が違うわよ‼」

 

一刀のクラス代表決定の祝杯が行われたのであった。

 

そこに、

 

「IS学園、新聞部、黛薫子です。黒神君、クラス代表になった意気込みを‼」

 

「そうですね、ボクの最弱を以って、最強を打ち破ります‼」

 

「おお、なんと言う、意気込み、では、記念写真を‼」

 

「はい‼ チーズ‼」

 

IS学園の新聞部のやたら四角い漢字が二つも付いている、黛薫子がカメラ片手にクラス代表になった一刀にインタビューした後、記念写真を撮ることになったのだが、結局、クラス写真になったのであった。

 

《へぇ~、一刀が》

 

《はい、引き続き、調査します》

 

《こっちも、ラクアからの伝言、代表戦、嵐の騎士と磁力の男が来る、それと、篠ノ之束は、こっちで身柄を確保したから》

 

《ありがとうございます》

 

《無理しちゃダメだよ、従姉妹が迷惑かけちゃってるけど》

 

《大丈夫です、いきなり転入をすることになったので》

 

《いいの、それと、セドナと天馬の幼馴染とアドリビトム組から転入させることになったから》

 

《そうですか、後で、天夏さんにお教えします、では失礼します》

 

セドナは念話で、コップに入っている、麦茶を飲みながら窓から夜空を見ながら、念話で龍姫に今日の報告をしていたのである。

 

龍姫は未来樹の精霊ラクアから、代表選に嵐の騎士、つまり、極悪非道で名高いサレが、磁力使いを伴って、乱入してくること、そして、天馬とセドナの共通の幼馴染、そしてアドリビトム組の協力を仰いだところ、何人かIS学園に転入することになったことをセドナに伝えて、通信を切ったのであった。

 

「天夏‼」

 

「まさか、朝宮さんと天夏君って」

 

「なんだ、お兄ちゃん言ってなかったんだ、弥生とお兄ちゃん、婚約者だよ、お兄ちゃん、大奥もあるし」

 

「・・・・」

 

「大奥・・・」

 

「ねぇ、セドナ、なんで固まったの?」

 

「天馬が、爆弾を爆発させたから‼」

 

弥生は、我慢しきれず、天夏と濃厚なキスをし始めたので、他のクラスの女子達に、天馬が、天夏と弥生が転入前から結婚を前提に付き合っているという爆弾を投げ込んだので、燃え尽きていたのであった。

 

こうして夜が更けていったのであった。

 



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遭遇、生徒会長の妹

無事にクラス代表が決定して、クラス代表戦に向けて修練を積むことになった一刀のために、天夏達はISの整備室を訪れていたのであった。

 

「なるほど、にしても、こんなもんで強いって言うのはな」

 

「己の弱さを知ってこその強さだしな」

 

「ISがあの世界だと、ちっぽけな存在だな。聖地ディルムンでの戦いにも使われたが、ドラゴンのブレスの前に無残だったな」

 

「持ち込んだの、奴らか」

 

「いや、カティアと篠ノ之束の研究資料を基に作った連邦軍のオリジナルだとさ」

 

天夏達は、ISの整備室で、自分達が練習で使う打鉄の使用許可を提出した帰りだったが、上級生が優先ということもあって、結局後回しにされたので、一刀がラファール型を見たいというので、整備室にあるラファール型のISを見に来たのであった。

 

もちろん天夏達は、ヴェスタWSCに所属している企業代表なので、専用機と神装機竜を持っているので、訓練機など借りないで済むのであった。

 

リアムが以前、自分が聖地ディルムンでの戦いでISと刃を交えていたドラゴンライダー達の戦いについて話をして、ドラゴンの息だけで破壊されたISが何者かによって持ちこまれ、カティアと篠ノ之束の研究資料を基に作られた男女共用のISの無残な残骸を撤去した仕事のことを話したのである。

 

「さてと、いい加減に出て来いよ‼」

 

「・・・・」

 

「君は確か…オレは、一年一組の天河天夏だ」

 

「更識、簪。簪って呼んで、さっきの話は・・・聞かなかったことに」

 

「別にあの織斑千冬の取り巻きに言っても構わないぜ‼」

 

「ん? まさか、あれを一人で組み立てようとしたのか?」

 

「うん」

 

「それ、倉持が作ってたISだな。織斑千冬の独断で、途中でほったらかしたの丸出しだな。そうだ、こうして会えたのも何かの縁だ、オレ達も手伝うぜ。大工仕事は良く仕事でやったんでな‼」

 

「けど・・・」

 

「水臭いでござるよ‼ 簪殿‼」

 

「ありがとう」

 

「姉ちゃんが本当に一人でISを作ったと思ってるのか、それは大外れだぜ‼」

 

「え‼」

 

流石、幾多の死線を潜り抜けて来てた兵であるリアムは、微かな、臭いで物陰に隠れている人物を見つけて出てくるように言うと、水色の髪で両目の瞳が赤い、少女が姿を見せたのである。

 

天夏達は自己紹介をした。

 

少女の名は、更識簪。つまり、生徒会長の実妹で日本代表候補生という肩書を持っているのだが、専用機を倉持技研が織斑千冬の独断で、無理矢理、白式の製作をやらせて、簪一人に押し付けたということを予め、天夏達は調べ上げていたのである。

 

このままでは、クラス代表戦に間に合わないので、天夏達がISの製作に協力すると手を差し伸べて、簪は喜んで、承諾したのであった。

 

その後、アドリビトム組などの協力を得ることになった。



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天災集団の襲撃

あの天才集団がやってくれます


天夏達が生徒会長の妹、更識簪が、倉持技研がほったらかしたIS「打鉄・弐式」の製作を行うことにしたのである。

 

流石に自分達では、ISを作るには技術面などでわからないことがあるので、ヴェスタWSCの開発部に連絡した所、

 

「なるほど、そのIS、倉持から先ほど買い取りまして、さっき、そっちにハロルドさん達が向かいましたけど。それと、倉持技研の犯罪行為が発覚しましたので、龍美さん達が、倉持技研を崩壊させてしまいましたので、現在、ヴェスタWSCの第二日本支部になりました。では、数秒後に到着します。では」

 

「ポチっ‼」

 

「お待たせ~‼」

 

「来るの早(゚Д゚)ノ‼」

 

「アンタが、簪。なるほどね、つまりこのISをクラス代表戦に間に合うように作ればいいのね。そうだ、あたし、ハロルド・ベルセリオス。アドリビトムってとこに所属してるんだけど、ご希望の武装はない? 剣とか、ロケットランチャーとか」

 

「・・・・」

 

「おい、簪が困ってるだろ‼」

 

「あ、ごめん‼」

 

「出来れば、槍系とかできます?」

 

「勿論、遠慮しない‼ アンタ達も手伝ってくれるわよね?」

 

「当たり前だろ‼」

 

「ありがとうございます‼ ハロルドさん、どうやってここに?」

 

「理事長に直接直談判‼」

 

通信を切った瞬間を見ていたかのように、ハロルド達が堂々とした様子で現れたので、

一斉にツッコミを入れたのだ。

 

天災、篠ノ之束の生み出したISを見てもう完成させれると言いだして、持ち主の、簪にどのような武装がいるのかをリクエストしていたのだが、マシンガントークだったので、簪が付いていけなかったらしく、固まってしまったのだ。

 

我に帰った簪は、いつの間にかISを製造をし始めたハロルドに、槍系をメインとした武装が欲しいと言い、ハロルドは承諾して、天夏達の協力の下、簪の専用機の製造に取り掛かったのであった。

 

「あたし、パスカル。よろしくね」

 

「はい‼」

 

「後は、これを付ければ完成よ‼」

 

「スゴイ、普通ならもっと時間がかかるのに」

 

「この天才にかかれば、こんなの、一日で十機は出来るわよ‼」

 

「おっほー‼」

 

「ありがとうございます‼」

 

「打鉄・二式じゃ、カッコつかねぇから、、こいつの名前、新しく、着けたらどうだ?」

 

「武王」

 

「いい名前でですね、簪さん」

 

「さてと、あの織斑千冬が来る前にさっさとお暇しますか‼ じゃあね‼」

 

流石、ハロルドを筆頭としたメンツで作業して、掛った時間が三十分という速さで、一から組み直して、あっという間に、簪がリクエストしたISが完成したのであった。

 

簪が大好きなアニメなどを考慮して、簪の操縦スキルなどを考えた結果、ガ○ダムに出てきそうなISになったのである。

 

簪が武王と名付けて、試運転は後日することになって、解散したのであった。

 

 

 



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男の娘‼

更識簪の専用機が完成したことで仲良くなった天夏達は、解散して、時計を見てまだ消灯時間まであるので、

 

「なるほどな、束姉ちゃん、龍姫さんが逮捕したんだな」

 

「はい、龍姫さんが逮捕したというより、オズマさん達が偶然立ち寄った島に隠れ住んでいた所を逮捕したと。本人も、更生の意志を示しているとのことで、時空管理局の更生研修を受けているとのことです、早ければ、二週間で釈放されますね、本題は、ラクアさんからの」

 

「クラス代表戦のサレともう一人が襲撃に来るって言うことだろ」

 

「はい、それがどの組み合わせの時か断定できないのですが」

 

「ISじゃ、サレには敵わない、肉弾戦か」

 

「サレは人質まで取って、略奪行為をする奴だ、他の生徒とか人質にならないようにしないと‼」

 

「明日、アドリビトム組から三人、そして、わたしと天馬の幼馴染が合流するようです」

 

「わかった、明日な」

 

フラクシナスの会議室まで転送して、セドナが龍姫から伝えられた情報を、天夏達に教えていたのであった。

 

ISの産みの親の篠ノ之束は召喚したギルガメッシュ共に、オズマが正面上逮捕して、保護したと言い、未来樹の精霊で未来予知ができる、ラクアからの伝言を聞いた天夏達は、クラス代表戦が行われるアリーナをサレが磁力使いを連れて襲撃に来るということは、神装機竜とISの戦闘ではなく、完全に、己の肉体と技で挑まないと行けなくなったのだ。

 

大方作戦を決めた天夏達は、解散して寮に戻ったのであった。

 

ちなみに、天馬はセドナと同じ部屋になったのだ。

 

そして、翌日、

 

「今日、このクラスに、毎回と思いますけど、転入生が来ます、どうぞ‼」

 

「失礼します‼」

 

「では、自己紹介をお願いしますね」

 

《天馬、あいつは男か?》

 

《うん、顔は女の子にしか見えないけど、二人とも男の子だよ。一回、一緒にお風呂入れば?》

 

《なんで、おまえはこんな場所で堂々とそんなこと言えるんだ?》

 

天界の手回しで、IS学園にまた新たな仲間がやってきたので、副担任の山田真耶が入って来るように言うと、黒い髪を肩甲骨まで伸ばし、項で結っている、漫画に出てきそうな女の子のようなクリッとした黒目の瞳を持った顔立ちの少年と藍色と水色のメッシュの髪を膝まで延ばして一本結びにしている女の子顔負けの顔立ちの少年が天夏達のクラスに転入してきたのであった。

 

天夏は、天馬と念話で二人について教えてもらったのだが、天馬の大胆な発言に赤くなった天夏であった。

 

「え~と、岡山から転入して来ました、五十嵐理輝です。これでも男です。正真正銘なので、ISに関してはど素人です、趣味は、散歩と音楽鑑賞、特技は武術、宜しくお願い致します」

 

「同じく、岡山から来たました、剣崎勝美です、五十嵐と同じく、特技は武術、趣味は音楽鑑賞など、ISに関してはわからないことが多いのでよろしくお願いします‼」

 

女子一同「男の娘‼」

 

「天夏✖理輝、理輝✖勝美よ‼」

 

「席は、後の開いている所です」

 

「はい‼(殺気‼)」

 

そう何を隠そう天馬とセドナの幼馴染で、弥生とは面識がある次元武偵資格を持った五十嵐理輝と剣崎勝美が自己紹介をして、クラスの女子達が発狂して、山田真耶が開いている席に座るように言うと、理輝と勝美は背後からくる殺気を感じて、

 

「いい加減にしてください、織斑千冬先生・・・」

 

「・・・・」

 

「おまえ達‼」

 

「さてと、山田先生、授業を」

 

「はい‼」

 

出席簿で襲い掛かってきた織斑千冬の腕を天馬と同じく掴んで、体落としで投げ飛ばしたので、クラスが沈黙したが、勝美が山田真耶に授業を行ってほしいと言って、一時間目が始まったのであった。

 

 

 

 



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クラス代表戦‼

天夏達のクラスに、天馬とセドナと弥生の幼馴染で、女装すれば完全に女にしか見えない、五十嵐理輝と剣崎勝美が転入して来て、クラスの女子達の大音量での絶叫が始まって、しばらくして、織斑千冬の出席簿での暴行を、理輝が天馬と同じく、掴んでそのまま体落としで投げ飛ばしたのであった。

 

クラスの女子達は呆然と世界最強の織斑千冬が虐げていた男に軽々と投げ飛ばされている光景を目の当たりにしていたが、勝美が山田真耶に授業をというと、授業が行われたのであった。

 

そして、お昼休み

 

「アタシ、明神朱音、朱音でいいわ」

 

「オレも、理輝でいい」

 

「勝美でいい」

 

「カゲツさんといい勝負できるだろ?」

 

「あの人と一緒だと、カゲツさんが男に見えるしな」

 

天夏達は食堂でほかのクラスの仲間達と新しく仲間になった理輝と勝美の交流会を行っていたのである。

 

一方で、

 

「織斑先生、いい加減にしてください、これで何回目ですか<`~´>‼」

 

「ですが‼ こうも男性操縦者が、それに」

 

「言っておきますが‼ あなたの亡くなった弟織斑一夏ではなく、彼は正真正銘の、天河天夏ですよ‼」

 

「あんな、小童ども、わたし一人でも‼」

 

「言っておきますが、あなた、天河天馬と今日の二人が転入してきた際に豪快に投げ飛ばされたこと、忘れたんですか‼」

 

「・・・」

 

「これ以上、事を起すというのなら、それなりのことを覚悟してくださいね‼」

 

今日の事で織斑千冬は理事長、轡木十蔵にこっぴどく絞られていたようで、まるでわがままを言いたい放題という織斑千冬に対して、轡木十蔵は、敢て、女尊男卑派の息がある以上、厳重注意と減給を言い渡したのであった。

 

そんなこんなで、クラス代表戦当日、

 

組み合わせは、三組と四組が先に行われるようになっていたので、一刀の出番はその次ということなので、

 

「わたしだけか、女子で代表戦戦うの、けど、武王‼ 行きます‼」

 

「フラン、行ってくる‼」

 

「ザック、手加減するでござるよ‼」

 

三組代表のザックの専用機は、背中に何故か愛用しているギターを背負って、腰にはいつも使っている双剣「ジェットブレード」をIS用に改造した物が装備された神装機竜と互角に戦うように設計された「ヴィクトリー」に乗り込んでカタパルトからフランに一声かけて飛び立った。

 

簪もカタパルトから勢いよく、ザックにも協力を得て作り上げたIS「武王」に乗り込んで会い見えることになったのだ。

 

「気軽に来いよ‼ 簪‼」

 

「そのつもり‼」

 

「あれが、ザックの専用機か、ザックらしいな、特に背中のギター」

 

「耳栓の用意はしておいてよかった‼」

 

会い見えた両者はカウントがゼロになるまでお互いいい勝負をしようと誓い合い、観客席にいる天夏達は、ザックらしさが出ていると評価して、全員が耳栓を用意していたのであった。

 

そして、試合開始のブザーが鳴ったのである。

 



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革命軍の兵VS簪

一年生のクラス代表戦当日、一回戦目、三組代表のザックVS四組代表の簪の組み合わせで試合が始まったのである。

 

「ぶっ飛びやがれ‼」

 

「速い‼」

 

「ザック、手加減しないでござるか」

 

「無理だと思うよ、ザックには」

 

「試合なんだから、手加減は無用よ‼」

 

「イリア・・・」

 

試合開始と同時にザックが先手必勝で、双剣「ジェットブレード」を抜き、雷を纏った双剣による連撃を簪にお見舞いした。

 

簪は紙一重で直撃は避けたが、SEを二割減らされたのである。

 

タダでやられるほど、簪は甘くないのはザックも知っているのだから。

 

「お返し‼」

 

「ミサイルか‼ だったら、聴いてくれ‼」

 

「来るぞ‼」

 

「shake it‼」

 

「ギャァァぁ(゚Д゚)ノ‼」

 

ISの背中に背負っていたギターを持って、ギタープレイの演奏の爆音で簪のマニュアル操作のミサイルを全弾、撃ち落として見せたのである。

 

まさか、ISでギターを演奏して、ミサイルを撃ち落とすという攻撃をモンド・グロッソすらやらないであろうことを、目の前で、ISを乗っている男がやってしまったのだから、観客席に居た天夏達以外は全員、耳を塞いで、ザックのギターの爆音に耐えていたのだ。

 

「もう‼ 怒った‼」

 

「簪ちゃん‼」

 

「レヴィンの専用機はどうなってるんだ・・・・(゚Д゚)ノ」

 

「織斑先生」

 

簪も代表候補生という看板がある以上は、このまま引き下がるほどの器ではない、すべては姉を超えていと言う思いがある、ハロルドにお願いして、付けてもらった「月牙」と呼ばれる三日月状の刃が二つ付いた槍「方天戟」を手に持って、ザックに特攻したのである。

 

「旋風槍‼」

 

「やるじゃねか、けど、オレの勝ちだ‼」

 

「しまった‼」

 

確かに、剣と槍では槍が有利だが、ザックは革命軍に所属している兵である、簪のような戦場を知らない者は、槍が普通に強いと思うが、ザックの仲間の兎の半獣、メグの槍術に比べればザックにとって遅く見えた。

 

ギターから双剣に一瞬でシフトチェンジして、左の剣で受け流して、右の剣で簪に止めを刺し、武王のSEを0にしたのである。

 

「負けちゃった」

 

「なぁ、簪、暇さえあれば、オレたちの仲間にならねぇ?」

 

「え、いいの?」

 

「ああ、おまえが天夏のことが気になってることくらいわかってるつもりだからな、それとおまえの姉ちゃんぶっ飛ばすんだろ?」

 

「うん、今日からお願いします‼」

 

「ザック君、パーフェクトゲームしちゃったΣ(゚Д゚)」

 

「今度は、一刀VSリアムか」

 

「どうなるんだろうね、イリア」

 

負けた簪をザックが手を引いて起こして、自分達の仲間に勧誘して、簪は天夏達の仲間になったのであった。

 



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闇騎士龍

三組VS四組の対決は、革命軍で実戦経験が豊富なザックの貫録勝ちで終わって、次の組み合わせがメインイベントと言われる、一組VS二組になっているのだ。

 

そのあとが、五組vs六組になっている。

 

「一刀、勝って行きなさいよ‼」

 

「ああ、それじゃあ」

 

一組のピットでは、一刀が黒のISスーツを身に着けて、恋人の祐姫に気合を入れてもらって、粒子化していた黒い日本刀を取り出したのだ。

 

「燃え上がれ怒りの炎、荒れ狂う憤怒の念で目に映るものをすべて焼き尽くせ‼ レイジングフォーム‼」

 

「それが一刀の神装機竜」

 

青光りしている刀身が美しい柄が黒い日本刀のボタンを押して詠唱を行い、一刀の背後に、紫色の炎を両手に持った赤いマントを纏った水色の二足方向のドラゴンが姿を現して、一刀にオーラとなって装着されたのだ。

 

水色の装甲に、頭に翼と角の装甲とバイザーという神装機竜となったのである。

 

これは、黒神家の蔵の箱に保管されていた物である。

 

一刀は、カタパルトに向かい、勢いよくバトルフィールドに向かったのだ。

 

「さてと、呪われし竜よ、出でて邪悪な力を振るえ‼ ファントム・ブラスター‼」

 

リアムも一刀と同じ黒いISスーツを着用して、粒子化して持っていた赤黒い刀身の片刃剣の柄のボタンを押して、詠唱し、背後に黒い二足方向で大きな黒い翼を生やし、手には、黒い双刃を持った赤い目のドラゴンが姿を現して、各パーツに別れて、リアムに装着されたのだ。

 

「行くぜ‼」

 

【おう‼】

 

リアムと相性がいいようで装甲は黒一色でルクスのバハムートような神装機竜となったのだ。

 

背中には大きな黒い翼が付いており、手には、分解して、双剣として扱える双刃を持っている神装機竜だったのだ。

 

カタパルトに乗って、一刀が待つバトルフィールドに向かった。

 

「なんだ‼ あのISは‼」

 

「神装機竜‼」

 

「一刀、おまえの神装機竜もなかなかかっこいいじゃねぇか」

 

「褒めても何も出ないよ、リアム、ボクの最弱を持って君の最強を打ち破る‼」

 

「リアム~といっと~のISかっこいいよね~」

 

「うん」

 

「天夏、どうして、神装機竜をあの二人が‼」

 

「詳しい話はオイオイ話す、今はこの試合に集中してくれ‼」

 

「うん、わかった」

 

観客席も神装機竜を目の当たりにして、歓声が巻き起こっており、管制室では、織斑千冬が呆然としており、真耶に至っては目が点になっていたのであった。

 

簪と本音は見惚れていた。

 

ルクスは何故、自分の世界にしかない神装機竜を一刀とリアムが持っているのか疑問に感じていたので、天夏に聞くことにしたのだが、天夏達は乱入者の警戒を解くわけにはいかず、試合が終わったらすべて話すとルクスを納得させたのであった。



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嵐と磁

街に待った一組VS二組のクラス代表戦が始まったのだ。

 

なんと、一刀とリアムは神装機竜に乗り込んでアリーナに現れて、対面したのだ。

 

ルクスはその光景に目を疑った、何故、自分が産まれた世界にある、機攻殻剣を異世界の一刀とリアムが持っていることを天夏達に問いただし始めたが、試合開始鳴ったので、天夏達は後で話すと言ったのだ。

 

「やるじゃねか、オレについて来れるとはな」

 

「実戦経験じゃ、リアムに負けるけど‼ 努力じゃ負けないよ‼」

 

【久しいな、ファントム・ブラスター】

 

「レイジングフォーム、八百長はなしで行かせてもらう‼」

 

「あれが、IS・・・」

 

一進一退の攻防が繰り広げられて、観客席の興奮が最高潮に達しており、お互いの実力を認めあったのだ。

 

同じ、神装機竜同士、悔いが残らない勝負を誓い、リアムが双刃を分解して、双剣にして、一刀は、正眼に構えて、鍔ぜりあいをした瞬間、何者かがバリアーを破壊して、土煙を巻き上げながら乱入してきたのである。

 

「IS IS・・・バカみたい‼」

 

「ふあははっはは‼ ISなんぞ‼ この磁力のフォルスの前では鉄屑同然!」

 

「緊急警報‼ 直ちに、学園生徒並びに職員は避難をしてください‼」

 

「チッ‼ 一刀‼ どうやらこの勝負お預けだ、神装機竜を解除してやるぞ‼」

 

「ああ、IS部隊じゃ、死人が出るだけだ‼」

 

「ルクス、おまえは弥生達と一緒に避難誘導していてくれ‼」

 

「待って‼」

 

「ルクス、生身での喧嘩とかしたことあるか?」

 

「・・・・」

 

「そういうことよ、天夏、避難誘導は任せておきなさい‼」

 

ラクアが予知していた通りに、紫色の髪にレイピアを持った、冷酷非情で産まれ持ちの悪、嵐のフォルスの能力者、サレと、牛のようなガジュマと言われる種族の男で、磁力を自由自在に操る能力者で剛腕の持ち主、トーマが堂々と乱入して来て、アリーナ内はパニックになってしまったのである。

 

一刀とリアムは、ゆっくりと地上に降りながら、神装機竜を解除して、粒子化していた得物を投影して、構えたのだ。

 

天夏は、一刀とリアムの助太刀に向かうために、弥生達に避難誘導をするように指示を出して向かおうとしたが、ルクスが立ち塞がったが、天夏は、ルクスに生身での殴り合ったことはあるのかと質問されて、何も言えなかったので、天夏は二人の助太刀に向かったのだ。

 

「天河兄‼ 何をしている‼」

 

「あの二人、IS如きじゃ、拘束できませんよ、死にたいのなら来てください‼」

 

「教員部隊は優秀だ‼」

 

「しつこいので、切ります‼」

 

天夏は機攻殻剣「サンクチュアリガード」を実体化させて、助太刀に向かおうとしたところで、管制室に居た、織斑千冬に止められたが、天夏達は、サレとトーマと言う二人がISでは死に急ぐものだというと、教員部隊を向かわせると天夏達に言った織斑千冬との回線を切って、天夏は二人の加勢に向かったのであった。

 

「はぁ~なんだ、開かないのか?」

 

「誤作動でシャッターが上がらないみたいね」

 

「お~い、こっちの避難通路のドアなら斬れるよ」

 

「退いてろ、はぁっぁぁ‼」

 

どうやら、サレとトーマの襲撃で通路に通じるシャッターが下がって上がらないようになってしまったが、星奈となぎさが避難通路のドアを見つけたが、鍵が掛かっていたので、弥生が機攻殻剣「ドラゴニック・オーバーロード」を実体化して、お得意の剣術で、斬って、ドアを破壊したことで、我さきと、生徒ではなく教員達が流れ込んできたのだった。

 

 



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織斑千冬に伝言

突如、クラス代表戦の行われているアリーナに、冷酷非情で、織斑千冬並みに、思い通りにならないいられない嵐のフォルスの能力者の騎士、サレと牛のガジュマと呼ばれる種族、リアム達の世界で言えば、獣人に含まれる磁のフォルスの能力者トーマが次元のを超えて姿を現したことで、トーマの磁のフォルスの力でアリーナ内のシャッター並びに電子機器が誤作動して、アリーナ内に閉じ込められたが、弥生達が居た場所の近くに、鉄製の非常ドアがあったので、鍵が掛かっていたが、弥生が日本刀状態の機攻殻剣「ドラゴニック・オーバーロード」で一刀両断にして、逃げ道を作った瞬間、我先と、生徒を守る立場の教員達が流れ込んできたのを、セドナの眼鏡型カメラにしっかりと映像として証拠に残ったので、そのままフラクシナスと天界を通じて、調査協力をしている異世界全土に生中継されてしまったが、そんなことは置いておいて、幾ら、聖地ディルムンの戦争で傭兵団を率いていたリアムとビスケに鍛えられた一刀の二人でも、サレとトーマの相手は骨が折れる、天夏は一人、二人の助太刀に向かうことにしたのだが、管制室にいた織斑千冬に教師部隊を突入させると言い出したが、言っておく、フォルスを使える相手に、ISという、自称最強兵器をぶつけた所で、赤子の手をひねるかのように、殺されるのは目に見えている。

 

天夏は織斑千冬との通信を切って、ルクスに睨みを利かせながら、助太刀に入ったのであった。

 

「この世界の最強のIS、この僕が潰してあげるよ‼」

 

「悪いな、さっき、IS特殊部隊逃げ散ったからよ‼ オレたち相手だ‼」

 

「口だけか、いいだろう、おまえ達の相手をしてやろう‼」

 

「推して参る‼」

 

サレは嵐のフォルスで、暴風を発生させて、当たりをまるで紙細工の如く斬り刻んで、トーマは地面に拳を叩きつけて巨大なクレーターを作っており、やりたい放題に暴れていたのである。

 

そこに、先ほど、クラス代表戦を行っていた、リアムと一刀が自身の得物を構えて、天夏も合流して、火蓋が切って落とされたのであった。

 

「魔神剣‼」

 

「ふん‼」

 

「IS IS IS・・・バカみたい‼」

 

「それ、織斑千冬に言ってやれ‼」

 

「織斑千冬? あ、あのIS馬鹿か、ISなしだと、弱い者いじめしかできない奴だっけ?」

 

「わかってるな、けど、このまま、ほかの人に被害は出したくないんでね‼ 魔王炎撃波‼」

 

「天夏‼ 蒼破刃‼ 避難は完了した、助太刀に来たぜ‼」

 

「なんだ、おまえはISを使わないのか?」

 

「分け合ってな、あの織斑千冬がうるさいんでな、あの日本版ヒトラー総統がいちゃもん付けてくるから、これで行かせてもらう‼」

 

「チッ‼ トーマ、今日はここまでだ‼ 楽しかったよ、天夏、織斑千冬によろしく言って置いてくれないか、ISの独裁者様って」

 

「ああ、言っておいてやる」

 

サレとトーマとの戦いはモンド・グロッソと比べ物にならないくらいに凄まじい光景になっていた。

 

魔術と刃と蹴りや拳が飛び交うだけでありながら、お互い会話をする余裕を見せる有様で、大体の会話内容は、織斑千冬とISについての事で、しばらくして、弥生が避難誘導をスミレ達が引き継いで、助太刀に駆けつけて早々に、疾風の斬撃を放って牽制して、サレも馬鹿ではないようで、しばらくして、レイピアを鞘に納めて、織斑千冬に伝言を頼んで、大笑いしながら姿を消して行ったのであった。

 

もちろん、この騒動で、クラス代表戦は中止になったのは言うまでもなかった。

 

 

 



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事情聴取

サレとトーマとの戦いを終えて、現在、天夏達は理事長室での現状報告をしていたのであった。

 

「なるほど、あのサレとトーマという二人組は、織斑先生と戦うつもりで襲撃したと(剣心、君の言う通り、このままでは、天夏君達のようになってしまう、まさか、あの映像が此処にあることは伏せておこう)」

 

流石に異世界からやってきたことは伏せて、織斑一夏つまり天夏が誘拐された組織から送られて来た、対IS部隊の人間と、生物化学で生み出された人型の能力者だと嘘を交えながら理事長に報告した。

 

予め理事長は、剣心から話を聞いていたので、天夏達の報告を理解したが、他の教員達は黙ってなかった。

 

「理事長‼ 直ちに、天河達の機体を没収して、解析させてください‼ 何か怪しいです‼」

 

「と申しているようですが、天河君?」

 

「では・・・」

 

やはり、織斑千冬は神装機竜を一教師という身分で没収することを考えていたようで、流石のルクスでも庇いきれない状況になったが、理事長、轡木から、天夏に言い返すチャンスを与えられた天夏は、一呼吸して、

 

「織斑千冬に賛同した教師は、無能で、馬鹿とアホか?」

 

「生徒でありながら‼」

 

「残念です、先生方にはこの場を以って、辞職してください」

 

「貴様‼」

 

「それと、織斑千冬先生、IS最強、ブリュンヒルデ、織斑千冬は確かに強い、それは間違った強さだ‼」

 

「‼」

 

「どうしたよ、織斑先生、いつもの出席簿は‼」

 

「・・・・」

 

「山田先生以外の教員は、一ヶ月の減給を、天河君達はおとがめなし、そして一年の指揮権を山田先生に一任します‼ いいですね‼ それと、天河君達は残ってください、解散‼」

 

堂々たる態度で醜い教員達に言い放って、反論されたが、セドナが某機関に眼鏡型カメラで撮影した映像と音声を送っていたので、言い逃れでない物証として、避難中に生徒を負傷させた教員の顔まで撮影していたのだ。

 

轡木も顔には出さないが、その物証を握っているため、山田先生以外の教員を全て減給処分した。

 

そして、天馬が織斑千冬に向かって、「強い、しかしそれは間違った強さ」だと言い切った瞬間、何も言い返せない上に暴力を振るうことすらできないところまでにショックを与えたのだ。

 

解散となったが、天夏達は、話があると言うこともあって、教員達は、この世の終わりのような顔をして、会議室を出て行ったのであった。

 

「天河君、やっぱり、今日襲ってきた二人は」

 

「はい、以前にお話した、アドリビトム組からの要注意人物でした、名前はサレ、能力は風を自由に操る能力」

 

「それじゃあ‼ あの時、態と神装機竜を使わなかったのは」

 

【ISと神装機竜では、亜奴らの魔術の前には歯が立たん】

 

「ボク達は・・・」

 

「ミルダ君達はいつも通りに、勉学に励んでください」

 

「はい‼」

 

「では、引き続き、よろしくお願いしますよ」

 

天夏達「はい‼ 失礼いたしました‼」

 

轡木理事長は事前に天夏達が次元武偵であることは知らされていたので、今回の襲撃者のサレとトーマの一件のことは知っていたのであった。

 

ましてや、アドリビトム組や冒険者のように日々、魔物などの戦闘で実戦経験を積んでいる者ならともかく、IS学園の教員では、月とスッポンだ。

 

轡木は天夏達にいつもお通りに生徒として授業を受けて欲しいと言い、解散したのであった。

 

 



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ゴールデンウィーク初日

襲撃事件でクラス代表戦は中止になってデザートフリーパスもお預けで大食感の祐姫は一番落ち込んでいたのは言うまでもなかったのであった。

 

そんなこんなで天夏達の世界はゴールデンウイークを迎えていたのであった。

 

「傭兵団の奴らは大丈夫か、そんじゃ、最終日にな‼」

 

「拙者達も行くでござる‼」

 

「デザートフリーパスは残念だったけど、それじゃあ、ゴールデンウイーク明けに会いましょう」

 

といった感じでリアム達は元の世界に帰って行ったのである。

 

「ルクスは、騎士団に報告だって」

 

「龍美姉達も一緒に行ったらしいけど」

 

「夜架さんと幼馴染だって言ってたな、わたしは篠ノ之家近くに行くけど?」

 

「わたしは、一旦実家に帰るわ」

 

「ボクも超神次元ゲイムギョウ界に」

 

天夏達も各々にゴールデンウイークを楽しむことにしたようで、天夏は、天馬と弥生と一緒に、織斑一夏だった頃、暮らしていた街を見に行くことにし、自室で荷造りをして、外出届けを提出して、織斑一夏だった頃住んで居た街に向かったのであった。

 

「変わってねぇ~な、どうする? 流石に篠ノ之神社に行くわけには」

 

「あの時は運よくおばさんとおじさんに顔を見られてなかったし」

 

「とりあえず、歩くか、しばらくしてから、飛行島とかに行けばいいしな」

 

「うん‼」

 

ゴールデンウイーク初日は次元武偵の仕事を休むことにして、街を散歩することにしたのだ。

 

天夏と弥生にとっては思い出の街であり、ISとの因縁の街でもある。

 

あの時から変わってない風景に思いを噴けていると、

 

「墓にちゃんと名前があるんだな」

 

「ああ」

 

「あれ、理輝」

 

「幼馴染のオレを置いて行くとは」

 

「ごめん、忘れてた」

 

「そういえば、理輝、勝美は?」

 

「あ、セドナと一緒に報告しに行った」

 

お寺で裏に、自分達の名前が刻まれた墓石を見つけたのである。

 

追いかけてきたのだろう、理輝が天馬を探しに来て、一緒に手を合わせて、お寺を後にした。

 

墓には、「織斑一夏、享年、15歳」その隣の墓石には「篠ノ之箒、享年、15歳」と刻まれていた。

 

転生したとはいえ中身は一緒の魂である以上、天夏と弥生は墓参りをして、寺を後にしたのであった。

 

「なるほど、報告ありがとう、クルス君」

 

「はい」

 

「クルス~‼」

 

「アイリ、皆さん‼」

 

ルクスはゴールデンウイークを利用して、自分の世界に戻って騎士団に報告をしていた所に、妹のアイリを含む、メンバー全員がやってきたのであった。

 

おまけとして、

 

「久しぶりだね、ルクス、五年ぶりかな?」

 

「あの~誰でしたっけ?」

 

「質問で質問を返すのはいけないけど、五年前の戦争の焼野原で救援活動してた時に会ってるよ、鳴流神龍美と言えば分かるかな?」

 

「兄さん、龍美さん達をお忘れになれるとはどういうことですか?」

 

「ごめん、それと、夜架様(゚Д゚)ノ‼」

 

「大龍のいつもの事ですから、幼馴染のスキンシップですよ‼」

 

「そうだ、フィルフィが、IS学園に留学することになったから、さっき、オズマさんに手回ししてもらってきた‼」

 

「まさか・・・」

 

「同じクラスになるように(^_-)-☆‼」

 

「恋龍は相変わらずですね」

 

龍美達も一緒にいたのだが、大龍が旧国の凶刃という異名を持っている龍美と同じ黒い長い髪に和服のような服を着て、右碧左紫というオッドアイで着痩せしているようでそこそこスタイルは言い神装機竜「夜刀ノ神」という一刀と同じ漆黒の日本刀型機攻殻剣を持っており、幼い頃から龍美達とは親友と呼べる仲であり、一度幽閉された際も龍美が単身で乗り込んで助けに来てくれたくらい、弟も助けてもらったことで、龍美達のことは殺すどころか恩を返すと言い切った、切姫夜架が、大龍に白昼堂々、セクハラをされているのだが、親友と呼べる間柄なのか、顔色一つ変えずに笑顔でルクスの前に姿を現したのだが、ルクスは視線を逸らして、恋龍から、幼馴染みの少女、フィルフィを、法王オズマの手回しでIS学園に転入させることを明かしたのだが、ルクスはその場で崩れ落ちて、両手を地面について落胆していたのを見た恋龍は、?マークを浮かべていたのであった。

 

 



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フィルフィの留学

ルクスの幼馴染で、龍姫達とも幼馴染みであるフィルフィ・アイングラムが自らIS学園に転入を志願したのである。

 

ルクスは呆然としており、完全に意気消沈していたのを恋龍は自分の発言が招いたことだと気が付いてないのだ。

 

「レリィさんには話はしてあるし、留学生として、IS学園に潜入してもらうことになったよ、これはフィルフィが決めたこと」

 

「ですけど‼」

 

「わかってる、神装機竜以上に強い相手が待っていることくらい、ボク達が知らないと思った?」

 

「恐れ入りますね、龍美達は」

 

「ああ、もう、妹達の涙を見たくないからな」

 

「?」

 

「今日は疲れたはずです、また明日はIS学園の課題を片付けないと」

 

「そうするよ」

 

フィルフィも幼い頃からルクスを見ていたのだ、彼が、知らない世界で危ない目に遭っているのに何もできないことが嫌だと言って、龍美達が王立士官学院の理事長にして、フィルフィの実姉、レリィの立ち合いの下、話をして、法王オズマに根回しをして、ヴェスタWSCのパイロットという名目でIS学園に留学生として潜入させることになったのである。

 

龍月と同じ、金髪碧眼の幼馴染にして、クレス並みの鍛錬を積んでいるセリスティア・ラルグリスこと、セリスは親友の抜け目のなさに呆れており、恋龍は、五年前のようなことはもう二度と見たくないと言ったところで解散したのであった。

 

「龍姫・星龍、わたし、もう、二人の涙を見たくない」

 

王立士官学院の自室でフィルフィは五年前のことを思いだしながら、親友の二人の傷つく姿を見たくないと心に誓ったのである。

 

五年前の非道な実験を阻止するべく、龍姫と星龍は十一という若さでフィルフィを助けに来て、研究員に完膚無きまでにやられて、大怪我をし、自らも一度死に、人外になって、生き返って見た親友の痛々しい姿をもう見たくないフィルフィは、意を決して、IS学園に潜入することにしたのである。

 

一方

 

「白騎士事件、主犯は二人なんだよな?」

 

「ああ、だが政府は、篠ノ之束に全部なすりつけて国際指名手配にした挙句に、家族を人質にし、織斑千冬の罪をもみ消した‼」

 

「なんだよ、それ完全に、国と織斑千冬がグルだったんじゃねか‼」

 

「流石のオレ様も、そんなreadyは勘弁だな」

 

「女に目が無いアンタが嫌うってやばいんだね、織斑千冬と日本政府は、宇宙に行くためのISを兵器運用したからね」

 

アドリビトム組はクラトスから白騎士事件について話を聞いていたのだ。

 

ロイド達は怒りに燃えており、女好きのゼロスでさえ怒りに燃えている有様で、知り合いのくノ一、しいなも納得だった。

 

そして、女尊男卑の世になったのだとクラトスは語ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 



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適性なんかあったんですね‼

アドリビトム組はサレ達に警戒しつつ、ISとの戦いに備えていたのだった。

 

「星也も、クラトスさんの話聞いてどう思った?」

 

「ボクもISに乗れるだけって言うだけで、強いって言う人は嫌だと思ったよ、それに白騎士事件のことも」

 

「亡国企業ってのはそれを公にしようとして、二年前、織斑一夏、つまり天夏を誘拐したんだよね」

 

「ああ、けど、日本政府は要求を蹴った、そこにクラトスさん達が助けに来た」

 

「ISがなんだ‼ そんなことより面白いものがこの世界にはあるだろ‼」

 

「キール、そうだよね」

 

「ISなんかで腹は減るだろ‼」

 

バンエルティア号内ではISについてと女尊男卑の世界についてお茶をしながら話していたのであった。

 

もちろん、留学生として潜入しているルカとイリアもいるのだ。

 

「アタシもISに学んでるけど、ちっとも役に立たないわね」

 

「うん、なんか、IS以外の教科をあまりしないからかな」

 

「ルカは兎も角、イリアは授業についていけてるのか?」

 

「座学は寝てばっかり、実技は、教官を倒しちゃうし」

 

「教官弱すぎんのかΣ(゚Д゚)‼」

 

「うん、実践したことないって言うか」

 

「まぁ、ISに頼りすぎだな」

 

いつも命のやり取りをしているアドリビトム組からすればISの実技訓練は簡単なようで、訓練機で、イリアは教官を秒殺する強さを見せつけていたというのだった。

 

一方

 

「お兄ちゃん、お昼だね」

 

「ん? そうだな」

 

「で、まさか」

 

「此処ですか?」

 

街を探索していた天夏達は、ふとスマホの画面を見たら、お昼時になっていたので、昼食を取ることにしたのだが、目の前に有ったのは、天夏が織斑一夏だった頃の親友の実家の定食屋だったのである。

 

唯一、一人の人間として見てくれた親友、五反田弾の実家なのだ。

 

申し訳なさそうに、天夏達は中に入り、昼食を取ることにしたのである。

 

「いらっしゃい‼ ‼」

 

「兄、どうしたの‼」

 

「嘘だろ‼」

 

「ああ、地獄から帰って来た、けど、もうオレは織斑一夏と名乗れないからな」

 

「初めまして、ボクは、天河天馬、今の織斑一夏こと天河天夏の妹です」

 

「天馬の幼馴染の五十嵐理輝だ」

 

五反田食堂に入って、五反田弾が店番をしている所だったので、弾がまさか二週間前に死んだ親友が目の前にいるということに驚きを隠さないはずがなく、そこに妹の乱がやって来て空いた口が塞がらなかったのだ。

 

髪の長さが変わった親友を見間違えるはずがないのだ。

 

流石に隠し切れないと天夏は自ら正体を明かして、天夏と呼ぶように言い、天馬と理輝も自己紹介をしたのである。

 

「なるほどな、いいよな、美人な妹に、嫁さん連れて来るか普通‼ オレ、五反田弾、よろしくな」

 

「天夏、言ってなかったか、わたしは、元篠ノ之箒、今は、朝宮弥生だ‼ 気軽に弥生って呼んでいいぞ、それと朱音も今度連れて来てやるから」

 

「なんか、イメージが」

 

「しばらくボクと同じ学校に通ってたし」

 

「なるほど、って、わたし、来年IS学園受験します‼」

 

「?中高大の一環じゃなかったか?」

 

「適性でAだったので‼」

 

「そういえば、ボクのIS適性見て、IS学園の先生たち、まるでこの世の終わりな顔してたっけ」

 

「もしかして適正SだったんですかΣ(゚Д゚)」

 

「なんか、Sどころか、Zだったらしくて」

 

「わたしより三つ上か、わたしは、X判定だったな」

 

「・・・・」

 

久しぶりの地獄ではなく天国から帰って来た親友との再会に花を咲かせてながら昼食を取ることにした天夏達は、弾の妹が来年、IS学園を受験するというので、適正表を見ると普通なら上位ランカーのA判定だが、それを遥かに上を行く人物がいることに気が付いてなかったようで、天馬とセドナが転入した際に、行ったIS適性検査で織斑千冬を含む教員達がこの世の終わりというくらいに顔が青ざめていたらしく、後でもらったプリントに、Z判定と出ていたので、五反田兄弟は絶句してしまったのであった。

 



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ラクアの予言 Ⅱ

天夏達は転生前の親友の五反田兄妹の実家の定食屋でお昼を食べながら、転生したことを誰にも言わないという約束で盛り上がっていたのであった。

 

天馬とセドナというより、四家の血筋のIS適性がいい方向にぶっ壊れている事実を知って、固まった蘭は我に帰って、

 

「お願いします‼ 来年、天馬先輩‼」

 

「なんか、後輩が出来ました」

 

「いいんじゃねぇ」

 

天馬に弟子入りしてしまったのであった。

 

こう見えて次元武偵の仕事があるので天馬も何を言っていいのかわからなかったのであった。

 

「天馬って、何かやってるんのか?」

 

「実家が道場だし、毎日、向こうにいた時は、武術の鍛錬とか家の畑仕事とかな」

 

「お兄より強そう」

 

「実際、織斑千冬の背後からの襲撃に対して、転入早々、一本背負いで綺麗に投げ飛ばしたが」

 

「え( ^ω^)・・・」

 

「おまえら‼ いい加減にしろ‼」

 

シンク・メテオライト同様に幼い頃から田舎暮らしだったこともあって、ISに頼らないくらいに戦闘力が身についている天馬にとっては織斑千冬の背後からの出席簿やISの攻撃などお茶の子さいさいで、毎回、一撃の下、無力化し、この前の会議室では、織斑千冬が燃え尽きたように真っ白になったまま、山田真耶が寄り添って後にするくらいな発言を叩きつけたのだから、それに追い打ちを掛けるように弥生が、転入初日のことを話してまた五反田兄妹は固まってしまったのであった。

 

田舎と言っても、スタンやリリスが育ったリーネ村には、ISのレーザー光線をまともに喰らっても無傷でいられる老人が大勢住んで居ると言うことに、天夏達は一週間前の実地研修で行ったリーネ村の研修で思い知らされたのである。

 

そんなことはさて置き、

 

「さてと、オレ達は行くか、お代置いて行くぞ‼」

 

「ああ」

 

有意義な時間を過ごした天夏達一行は食事代を払って、店を後にしたのである。

 

「このまま、篠ノ之家に行くわけにはいかないしな」

 

『マスター‼ ラタトスクから通信です‼』

 

《こちら、天河天夏です》

 

《天夏、実は、ルクスの幼馴染でボクの親友のフィルフィのIS学園転入が決まったから、それと、伐刀者がIS学園を襲撃する可能性が出てきたよ、ラクア曰く、ゴールデンウイーク明けから数日間の間らしい》

 

《わかった、ありがとう、龍姫姉》

 

《いやいや、これでも可愛い従姉妹の為ですから、こっちとパラレルワールドの所為で時間の流れが違うから、じゃあね、刀奈には釘指しておいたから‼》

 

「龍姫さんからか?」

 

「ああ、ゴールデンウイーク明けの数日間の間に、伐刀者達がIS学園に襲撃するらしい」

 

「多分、学年別トーナメント大会の時じゃないかな?」

 

「そうだろう」

 

店を出て一旦、フラクシナス経由で、野井原に向かうつもりだった所に、従姉妹、龍姫からの通信が入ったので、念話で話を聞くと、ゴールデンウイーク明けに魔導騎士「伐刀者」の軍勢がIS学園を襲撃するとラクアが予言していたと告げられ、ルクスの幼馴染のフィルフィがIS学園に転入することも告げられて、通信を切ったのであった。

 

 

 



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ゴールデンウイークの各々

天夏達がゴールデンウイークを楽しんでいる頃、龍姫達は都立来禅高校でいつも通りに授業を受けていたのである。

 

ISの地球とはパラレルワールドと言うこともあって、二週間遅いので、まだ四月後半でまだゴールデンウイークを迎えていないのである。

 

「天夏達、IS素手壊してるんだろうな?」

 

「やりかねないね、ボク達でも動かせそうだけど?」

 

「アーヴァインは兎も角、ゼルは気合で動かせるんじゃない」

 

「(織斑千冬が世界を歪めたIS、罪の意識はあるのか?)」

 

お昼休みなったので、龍姫達は、バラムガーデンからの留学生でSEEDと言われる特殊部隊の一員であるスコール達と一緒に食堂でお昼を取っていたのである。

 

スコールは心の中で織斑千冬に問いかけていたのであった。

 

一方で、

 

「ああ、愛しいのスミレ‼」

 

「お姉さま近い‼」

 

「IS学園はどうだった?」

 

「相変わらずの腹の探り合い、織斑千冬の独裁者様気取りなど」

 

「ISってそんなにすごいんですか?」

 

「チェルシーにかかれば木端微塵にできるわよ」

 

「そうですか」

 

ゴールデンウイークを利用して一時帰宅したスミレは、姉のアンナの猛烈な出迎えを受けていた。

 

セイグリッド公爵からIS学園の事を聞かれたので覚えている範囲で説明したのだ。

 

チェルシーはISがどれくらいすごいのかと質問したので、スミレは、チェルシーの槍術で木端微塵にできるくらいの物だと説明したのだ。

 

「お母さん、ただいま~」

 

「星奈、お帰り」

 

「その様子だと、IS学園の生活は楽しんでいるようだな」

 

「うん、天馬達が織斑先生を投げ飛ばしたりと楽しいから」

 

「織斑先生? あ~あのIS馬鹿か」

 

星奈もゴールデンウイークを利用して超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの実家に帰っていたのであった。

 

ちょうど家族全員帰っていたので、IS学園で起きた話をして盛り上がっていたのであった。

 

「IS学園て、表向きは学校、裏では醜い腹の探り合いをやってるわけ(´・ω・`)」

 

「そうなのよ‼ 特に織斑千冬のわがままぶりには呆れたわよ‼」

 

「ハルカとメアのISを寄越せはないわね」

 

「あっちはまだ三世代初期だもん、アタシ達のISは軽く十五世代だし」

 

飛行島もゴールデンウイークを利用してみんなが集まっていたのである。

 

「ただいま~」

 

「お帰り‼」

 

「志澄琥、お母さん達は?」

 

「産婦人科、もうすぐ臨月だって」

 

「話を聞いてたけど、ゴールデンウイーク中に見れたらいいな」

 

なぎさもみんなと同じく超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの実家に帰宅し、年下の叔母の志澄琥が出迎えてくれて、義母はやての事を尋ねると、龍神と猫妖怪の能力の所為で、もうすぐ臨月を迎えると告げられて、自分に弟か妹が出来ることに期待したいたのである。

 

志澄琥はなぎさの叔母になるが歳が下なので、呼び捨てで呼んでいるのであった。

 

 

 

 



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クジョウ島のゴールデンウイーク

IS学園がゴールデンウイークを迎えている頃、フリーランスの冒険者にして、潜水艦の艦長、ネモ、ノアの箱舟の化身の少女、ノアは、タコパスクルー共に潜水艦で過ごしていたのである。

 

「ISか・・・」

 

「ノア、ISは大っ嫌いです‼」

 

「IS嫌い‼」

 

「ああ、ノアと初めて会ったあの島を襲ったIS」

 

以前、ネモは連邦軍に所属していたが、連邦軍がISを軍事兵器として投入して、ネモが防衛戦をしていた島を攻撃し壊滅させて、ノア共に負傷したという経緯を持っていたのである。

 

そして今に至る。

 

「さてと、わたし一回、クジョウ島に戻る、明日、天河家に行くから」

 

「わかった」

 

「弥生、トワとセツナ達によろしくね‼」

 

フラクシナスの転送ルームで、弥生は一旦、クジョウ島の実家に帰ることにしたので、明日、天河家に行くと約束して、弥生と別れて、天夏と天馬は実家の野井原に向かったのであった。

 

「ママ~、カスミお姉ちゃん、父さん」

 

「お帰りなさい、弥生、IS学園はどうだった?」

 

「相変わらずのダメ斑千冬の独裁授業とか、醜い大人からの腹の探り合いのやり取り」

 

「それ、学校かい?」

 

「前世とまるで変わってないからな」

 

「モンド・グロッソ二冠の織斑千冬、それは表向き、裏の顔は独裁者、それが弥生のクラスの担任か」

 

「理事長に絞られてるけど、全く懲りてねぇ」

 

「完全にダメね」

 

弥生もクジョウ島の実家に戻ってきてIS学園での生活のことを聞かれたのである。

 

織斑千冬の独裁者丸出しの問題発言並びに神装機竜とメア達の専用機をブリュンヒルデの名誉でヴェスタWSCの資料があるのに気に入らないという理由で没収しようとしたことなどをカスミをはじめとする家族に打ち明けた。

 

近所の弥生のことをよくしてくれているおじさんも学校かとツッコミたいくらいに驚いていた。

 

「今日は、家で寝るけど、明日、野井原の天河家に行ってくる」

 

「そうか、折角だし、セツナ達に会いに言ったらどうかしら?」

 

「そうだな、ゴールデンウイーク終わったらIS学園から出ることはできるけど、外出届け出しまくったらダメ斑にいちゃもん付けられるからな、ちょっくら行ってくる‼」

 

「あの子、此処に来てから、元気になりすぎましたね」

 

「IS作りたいなら、自分達で勝手に造ればいい、なのにそれが出来ない」

 

「他力本願、女尊男卑、そこを付け入る闇の組織」

 

弥生は家族に今日は実家で過すと話して、折角のゴールデンウイークなんだし、親友のセツナ達に会って来ればと言われて弥生は思い立ったが吉日と言った感じで、セツナ達に会いに行ったのであった。

 

その様子を見た、カスミはISが無ければクジョウ島のようにあっちの世界は楽しい世界になっていたんだろうなと黄昏ていたのであった。

 



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覆水盆に返らず

ゴールデンウイークを迎えて各自で楽しんでいる頃、IS学園では、

 

「強い、しかし、間違った強さだ・・・ふざけるな‼ 何が間違った強さだ‼」

 

ブリュンヒルデの名誉を掲げて、まるで日本版ヒトラーのように独裁者丸出しの問題発言並びヴェスタWSCの専用機奪取など実行しようとした、天夏の転生前の実姉、織斑千冬は、寮長室で、会議室で、天馬に言われた言葉が頭から離れないようで、いまだに天夏達に勝手な憎悪を表していたのであった

 

自らが犯した罪を受けるどころか、棚に上げた。

 

一方、

 

「もうすぐ、釈放か、けど、わたし、みんなに迷惑かけちゃったな、特に、箒ちゃんは、死んじゃった、もう謝ることもできない‼」

 

「篠ノ之束、面会だ」

 

「はい」

 

天界の更生施設の独房で、自らの過ちを織斑千冬と違い、悔いて、自分が作ったISによって実妹、箒は転生して生きているが、それを知らない天災、篠ノ之束は毎日泣いていた。

 

仲直りしたいと英霊ギルガメッシュを召喚し、陰から護衛してほしいと頼んだが、もう時すでに遅し、ルエル・サクラリッジ襲撃事件で、頭蓋骨ごと身体中の臓器を破壊された実妹の遺体をテレビで見て、自分が行った行為が妹の死を招いたのだと、自殺まで考えた、ギルガメッシュも元の座に帰って行ったところで、法王オズマを伴った龍姫達に一発殴られて、逮捕されて、今に至るのだ。

 

ちゃんと取り調べを受けて、更生の可能性を認められて、毎日のように、更生の研修を受けていたことで、明日、本釈放が執行されるのである。

 

そこに束を訪ねて、面会をしに来た人物がいると看守が束を呼びに来て、手錠を嵌められて、看守に付き添われて、面会室に入ったのだ。

 

「久しぶり、束さん」

 

「束様」

 

「くーちゃん、それと、たっちゃん」

 

「明日、釈放されます、織斑千冬はIS学園で、何事もなかったのように教師をしています」

 

「あの野郎‼ いっくんのこともほったらかして‼ 箒ちゃんごと見殺したあいつなんか知らない‼」

 

「束様、実は、箒様達のことでお話に参りました」

 

「え‼ だって、箒ちゃんの遺体だって」

 

「落ち着いてください、あなたの妹、篠ノ之箒は転生させました、織斑一夏達共に、ボクの姉が転生させました、ですが、会うかどうかは、あなた次第です」

 

「何っているの、会うに決まってる‼ たとえ拒絶されようと‼」

 

「わかりました、クロニクル、行こうか」

 

「束様、明日お迎えに行きますので」

 

面会の相手は助手のクロエ・クロニクルと、本当なら逆恨みしたい相手で自分を殴り飛ばした張本人の黒髪の長いポニーテールに私服の黒いジャケットに長ズボンを履いた、鳴流神家次女、鳴流神龍姫が面会に現れて、織斑千冬の現在の状況と、龍姫の実姉、龍美が転生させたことを告げたのである。

 

そう言って面会時間が終わったので、龍姫はクロエ・クロニクル共に面会室を出ていったのであった。



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天災、釈放

フラクシナスで報告を終えて、現在、超神次元ゲイムギョウ界の下宿所に戻っているセドナと勝美の二人は久しぶりの幼馴染であり恋人の時間を過ごしていたのである。

 

「織斑千冬が独裁者なことはわかった、目の前で天夏達が死んで転生したけど、いい加減に弟離れしろよ‼」

 

「その通りね」

 

「とりあえず、IS学園の闇を公にしないとな」

 

「証拠品の白式こと白騎士を手に入れたけど、たぶん、龍姫様が改造なさるでしょ」

 

勝美の前ではセドナは砕けた口調で話す少ない人物なようで、親友の天馬達ですら、あまりこういった話し方はしないようにしている、こう見えてもセドナはテルカ・リュミレース皇族、エステルの親戚にあたるので、私用と公用は分けるタイプなのだ、ウォルターが買い取った倉持技術から白式こと白騎士、白騎士事件の証拠品を手に入れた以上、何が何でも織斑千冬の下には戻ってはいけないことはセドナも勝美を授受承知しているのだから。

 

そして翌日

 

「く~ちゃ・・・」

 

「待っていたぞ、篠ノ之束」

 

「嘘だよね・・・」

 

「元、アンタの妹の顔を忘れるのか」

 

「う、(;_;)/~~~‼ 箒ちゃ」

 

「弥生、流石にそれはないわよ(´・ω・`)」

 

天界の更生施設から白騎士事件の実行犯の一人でISを生み出した天災、篠ノ之束が釈放されたのである。

 

そこに待っていたのは、助けられなかった実妹、篠ノ之箒の魂を入れられて転生した朝宮弥生を筆頭とした天夏達がクロエ・クロニクルを伴って篠ノ之束を迎えに来たのであった。

 

まさか、自分が生み出したISの所為で、命を落として行った妹だった、人物が目の前にいるのだから、束は泣きながら、弥生に突っ込んでいったが、弥生が無言で鉄拳制裁をしたのであった。

 

義姉のカスミと、クラスメイトにして親友のスミレが呆れていたのであった。

 

「これで、篠ノ之箒の事はチャラにしてやるか、ウォルターさんが待ってる」

 

「気絶してます」

 

「しゃ~ねぇ、よっこいしょ‼」

 

「米俵ね」

 

弥生の鉄拳をもろに喰らった束は気絶してしまい、仕方なく、弥生が米俵のように肩に担ぎあげて、その場を後にしたのであった。

 

こうして、弥生が抱えていた物に踏ん切りがついたのであった。

 

 

そしてゴールデンウイークが終わって、天夏達はいつも通りにクラスの自分の席でSHRが始まるまで待っていたのである。

 

「それじゃあ、天夏達は、急げよ」

 

「ああ、おまえらもな」

 

女子一同「あそこよΣ(゚Д゚)‼」

 

ゴールデンウイーク前に天馬に面と向かって言われたことが効いたのか、織斑千冬が憎悪を抑えていたようで、いまだに天夏達の方を睨んだままで現在、ISの実習に向かっていたのだが、数少ない男性操縦者達は女子生徒達に追いかけ回されていたが、幸いにも窓のある廊下だったので、天夏達はそこから飛び降りて、アリーナ内にある更衣室に向かったのだった。

 

ルクスは理輝に米俵の如く担がれてそのまま更衣室に向かったのは言うまでもない。

 

 

 



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教員と模擬戦

女子生徒に追いかけ回されて無事に更衣室に辿り着いた男子一同は剣心の根回しでケンゾウが建設した木造の男子更衣室でルクスとISスーツに着替えて、指定されたアリーナに到着したのである。

 

「一組と二組の合同訓練を行う前に、模擬戦を行う、セイグリッド、明神、専用機を展開しろ‼」

 

「さてと、熱き血潮の真紅の竜‼ ボーイング・ソード‼ 接続開始‼」

 

「行くわよ‼ 純白なる速風、夜空の流星となり現れよ‼ テトラドライブ‼ 接続開始‼」

 

【指令の手を煩わせるまでもない、驚かせて済まない】

 

【トランスコアに変わって、参った、落ちいてくれ】

 

「おおお~カッコイイ(≧◇≦)」

 

「ライドだけでよかったかな?」

 

【好きにしてくれ、先導者(ヴァンガード)よ】

 

アリーナに到着して、訓練の前に、模擬戦を行うことになった、朱音とスミレは、朱色の日本刀型機攻殻剣を実体化し、抜刀して柄のボタンを押して、詠唱し、朱音の背後に赤い二足歩行の雷の大剣を手し、背中には電流を帯びた翼を生やしたドラゴンが現れ、スミレも同様に、蒼い日本刀型機攻殻剣を実体化し、抜刀し、柄のボタンをおして、詠唱し、白と青い装甲のボディーに大きな翼に両肩に巨大なキャノン砲を装備したドラゴンが姿を見せて、二人に各部位に装着されたのである。

 

朱色の装甲に手に雷を纏った剣を持ち、ちゃんと尻尾のような武装が二人とも装着されて、稲妻のような角のバイザーが降り、背中には大きな翼のパーツの神装機竜を身に纏った朱音と、

 

両腕にバルカン諸国が搭載されて左腰に刀が装備され、両肩に巨大なキャノン砲が搭載された青い翼が付いた神装機竜を纏ったスミレにほかの生徒達は目を輝かせていたのである。

 

一応、二体の神装機竜はサブ武装でハンドガンが二丁備え付けられている。

 

「織斑先生、相手は?」

 

「・・・・もう来る」

 

「退いてくださいΣ(゚Д゚)‼」

 

準備が出来た朱音とスミレは対戦相手は誰なのかと言っていると、空からラファール・リヴァイブを装着した副担任だが実質、担任の山田真耶が制御できなかったのか、そのまま突っ込んできたのだが、

 

「ライド‼ 斬爆‼」

 

「天馬さん、ありがとうございます」

 

「天河妹‼ 勝手に」

 

「織斑先生には指揮権はなかったはずですが?」

 

「チッ‼ とりあえず、セイグリッドと明神の二人で、山田先生とやってもらう‼」

 

生徒一同「(完全に私刑だΣ(゚Д゚)‼)」

 

天馬が粒子化していた自分の青紫色の日本刀型機攻殻剣を呼び出して、なんと詠唱を破棄して、日本武将ような神装機竜を身に纏って、落ちてきた山田真耶をお姫様抱っこでゆっくり下ろしたのだが、織斑千冬の命令なしで纏ったので注意されたが、轡木から決定権を剥奪されていることを天馬が付きつけて、山田先生とスミレ・朱音組との変則エキビションマッチが行われるのだが、天夏達を含む、ほかの生徒一同は完全に山田先生の私刑にしか見えないと心の中で思っていたのであった。

 

結果は、

 

「物足りないわね」

 

「・・・・」

 

「仕方ないよね」

 

「ああ、競技経験だけでは、無理だろね」

 

一応、元日本代表候補だった山田先生だが、スミレと朱音は確かに犬猿の仲だった、それは、セシリア・オルコットと鳳鈴音だった頃の話だ、今ではアンジール達の一週間の実地研修で築いた経験そして、過去との因縁を断ち切ったのだ、スミレがテトラドライブのバルカンで牽制し、遠距離射撃に切り替えた山田先生だったが、これが二人の策略に嵌ったのだ、もう既に、その時点で、山田先生の死角から、ボーイング・ソードを纏った朱音が回り込んでおり、左の拳で殴りSEを0にし、問題なく勝利したのであった。

 

この後は、専用機持ちが各班に分かれて、訓練を行ったのである。

 

天夏達の説明はわかりやすかったようで、スムーズに事が運び、授業が終わったのであった。

 

 



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お昼休み

一組と二組の合同訓練前の模擬戦は、スミレ・朱音ペアの圧勝で、その後の実技は無事に終了したのである。

 

そして昼休み、天夏達は全員、屋上に弁当を持ち寄って昼食にしたのだった。

 

「なるほど、つまり、オレ達の機攻殻剣はルクスのと違うのか?」

 

「そうみたい、トランスコアもだけど、というより、惑星クレイの竜みたいなのよ」

 

「天馬は叢雲、セドナはバミューダ△、理輝がギアクロニクル、勝美がぬばたま」

 

「あれ、バーミュダ△ってドラゴンじゃないけど?」

 

「別に、竜をイメージにしているわけではないのですよ、わたしの機攻殻剣は」

 

「それと、アタシと弥生はお互いのかげろうとなるかみを使えるわよ」

 

「同じ所なんだしな」

 

ルクスの機攻殻剣と違い、天夏達の機攻殻剣は、天界製のオリジナルの為か、並行世界の惑星の者達の能力を機攻殻剣を通して装甲を身に纏うシステムになっているとゴールデンウイーク中に知らされたのが、スミレと朱音の二人だったのであった。

 

なので、山田先生との模擬戦では敢て、朱音がボーイング・ソードを召喚し、スミレが親戚と同じ名前を持つ、テトラドライブを召喚し、神装機竜として身に纏ったのだというのだ。

 

一応、惑星クレイと呼ばれるところにはいろいろな者達が住んでいるらしく、特別、竜ではなくていいらしく、セドナは、人魚のクラン、バーミュダ△の装甲を身に纏うのだ。

 

「ごめん、天夏達のこと疑って」

 

「別に気にすんなって、ルクスの世界の方が機攻殻剣は流通してるんだしな」

 

ルクスは天夏達が機攻殻剣を勝手に自分世界から持ちだして使っていると疑っていたことを謝罪し、天夏達は気にしてないと言ったのであった。

 

「スミレ、料理うまくなったもんな」

 

「前のままじゃないわよ‼」

 

「そういえば、なぎさ、産まれたんだよね?」

 

「うん、わたしに妹が出来たんだ、名前は「楓真」」

 

「はやてさんらしいな」

 

「誰が、面倒見てるの?」

 

「今は病院で入院してるし、茶熊学園一応全寮制なんだけど、そういったことに関して対応できるように手配してもらった」

 

「なんだろう、茶熊学園って此処よりスゴイ所だね」

 

セシリアだった頃のスミレはアドリビトム組のリフィルやアーチェ達と同じくらいに料理を作っては、劇薬が完成するという料理する以前の問題があったが、今では、セイグリッド公爵家に仕える者達に教育されていた甲斐あって、今では、和洋折衷様々な料理が作れるようになったのであった。

 

なぎさもゴールデンウイーク中に妹が誕生し、名前は、楓真とはやてが名付けてらしく、茶熊学園のバックアップで対応するとのことだった。

 

 



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魂の刃の竜

ゴールデンウイークが明けて、天夏達はSHRが始まるまで自分達の教室で席に座って待っていたのであった。

 

いつ通りに副担任の山田先生と担任の織斑千冬が入ってきたのである。

 

「え~と、毎度毎度おなじみになってるが、このクラスに転入生がやって来る、入って来い」

 

「(虎徹姉から、ルクスの幼馴染が来るって言ってな)」

 

そう、この日は、王立士官学院の協力者として、ルクスの幼馴染が転入してくることになっていたのである。

 

天夏達は、前もって知らされていたので、問題なかったのである。

 

「自己紹介しろ」

 

「フィルフィ・アイングラムです、趣味は、日向ぼっこ、読書、特技は武術、よろしくお願いします」

 

「はぁ~」

 

「フィルフィさんの席はルクス君の後ろです」

 

「はい・・・」

 

「フィルフィを殴る気は失せるよね」

 

セドナと同じく同年代と比べて立派な物理的な得物とピンクの髪の持ち主で、制服は、勇龍達が採寸して、難なく着れるように改造した代物を着用し、スカートは本人の希望で王立士官学院と同じ色の物を着用した、ツーサイドアップに束ねたポーカーフェイスをあの織斑千冬がいる前で堂々と貫き通しているフィルフィ・アイングラムが一組に転入してきたのである。

 

ある物は、自分にはない物を持っているフィルフィに嫉妬を燃やし、ある物は落胆したりとした地獄絵図状態になったので、織斑千冬が出席簿を握る力すら出なかったので、殴られることなく、フィルフィと同じものを持っている山田先生は何のことかわからず、席を案内したのであった。

 

そして、授業の合間の休み時間、

 

「龍姫姉とは親友なんですかΣ(゚Д゚)‼」

 

「これをあの時にもらった」

 

「ソウルセイバードラゴン?」

 

「それって、たしか、カードファイトヴァンガードのカードだよね」

 

「知ってるのか、星奈」

 

「超神次元ゲイムギョウ界にもカードファイトヴァンガードって言うカードゲームが流行ってるし、大会に優勝すると、そこでしか手に入らないカードとかもらえるんだよ」

 

「この世界はカードゲームより、ISだしね、遊びをこういった物に取り込んじゃう、ヴェスタWSCもすごいけど」

 

「うん、これは今ではそんなに価値ないけど、わたしにとっては大事な宝物、それと、いつもと同じように話して」

 

「はい、わかった、よろしくな、フィルフィ」

 

「姉さんと雰囲気似てる・・・」

 

「あ、レリィさんか、本人にも言われたな、早く席に着かねえと、出席簿が飛んでくるぞ」

 

「うん・・・」

 

フィルフィとルクスが龍姫達と同学年であることが判明したが、ルクスとフィルフィからはいつもと同じように敬語は必要ないと言われて、天夏達は、それを承諾し、親睦を深めていたのであった。

 

フィルフィは徐に五年前、龍姫と星龍に友情の印としてもらった、白と青の白い大きな翼のドラゴン、ソウルセイバードラゴンのカードを一緒にもらったデッキケースから出して、見せたのである。

 

星奈となぎさは娯楽が産業のゲイムギョウ界に住んで居るので、そのカードのことを知っており、ゲイムギョウ界では四ヶ国を巻き込んだ大会も開かれると説明したのであった。

 

今では、入手することが簡単になったので、さほど価値はないが、フィルフィにとっては、自分を助けようとして、助けられなかった罪滅ぼしの意味を込めて、龍姫からデッキごとあげたもので、ルクスたちの世界では希少なものなのだ、それを今まで大切に持っていたのだ、そして、授業が始まるので、自分の席に着くように言った、弥生を見たフィルフィは、どことなく、王立士官学院の理事長をしている、実姉、レリィ・アイングラムにどことなく面影があると言って、弥生も照れながら授業が始まるのを待ったのであった。

 

 

 

 



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ヴェスタWSC超神次元ゲイムギョウ界支部

フィルフィが天夏達のクラスに転入し、クラスメイトとは仲よくしているようで、ポーカーフェイスなのか、のほほこと布仏本音とは意気投合しているらしく、良く、一緒にいることが多いが、本音の主、簪はフィルフィに敵愾心を燃やしているのだが、フィルフィには通用しないのであった。

 

一方、

 

「それで、白式は?」

 

「それでしたら、龍美さん達によって改造されて、ここで管理していますが」

 

「見せて~Σ(゚Д゚)‼」

 

罪を償った篠ノ之束は妹の魂を持った弥生とクジョウ島の面々と実家と土下座で謝罪し、和解して、ウォルターが最高責任者を務めているヴェスタWSCのIS・神装機竜部門で雇われることになり、ちゃんと真面目に仕事を取り組んでいるのである。

 

篠ノ之束は白騎士のコアが入った白式はどこにあるのかと近くにいた研究員に訪ねた所、龍美達がコアだけ抜き取って、三世代から一気に十五世代に改造を施して男女共用にしたと告げられて束は見せて欲しいと研究員に迫ったのであった。

 

「これです、武装が日本刀一振りだったので、フラクシナスの技術力とプラネテューヌの技術力で、オールラウンダー型に改造した、白式改め、白龍です、白騎士のコアは別の用件で使われることになりましたので」

 

「ありがとう、スゴイ、束さんでもこのISを作れないよΣ(゚Д゚)‼」

 

研究員が持ってきたのは、白いブレスレットではなく、なのはのレイジングハートと同じくらいの白い真珠を握りしめた龍のネックレスだったのである。

 

白式改め白龍と名付けられたサンプルを拝見した束は目が点になったのである。

 

何故ならば、ディスプレイに映ったISの姿はなんと、

 

「このカードのドラゴンだよΣ(゚Д゚)‼」

 

「束様、お仕事をしませんと‼」

 

「うん‼(仲良くできるよね、龍達と)」

 

白金の翼が装備されて拡張領域の武装は、雪片弐型を改造されたちゃんとした日本刀「白雪」が二振り、ハンドガン「雪代」とビームライフル「白星」の二丁が搭載されてもまだ追加武装できるほど容量がある、束がこの超神次元ゲイムギョウ界、プラネテューヌ支部で、お守りとして手に入れた一枚のカードに描かれていたドラゴンと同じ姿のISだったのである。

 

そして、此処にはいない、龍神いや、神姫達と仲良くできることを願っていたのであった。

 

「そうか、下がっていいぞ、アモン」

 

「はい、失礼しいます」

 

此処は魔法科学が発展したがラグナロクが起こって分断された世界にあるとある屋敷に住む幻獣と、それに仕えるメイドにして悪魔は、ISがいずれ終わりを迎えることを察していたのであった。

 

 

 

 




最後にとあるソーシャルゲームのキャラをゲストでいれました


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ダッグマッチ

フィルフィが転入して天夏達の一団に仲間入りしてから実技に関しては問題ないが、やはり、マイペースのフィルフィと血が上りやすい織斑千冬との相性は悪るかったのであった。

 

そして数日後、

 

「天夏‼ アタシと組んで‼」

 

「とりあえず、弁えて‼」

 

どうやら今年も学年別トーナメント大会が行われるのだが、二人一組のダッグマッチ制で行われるらしく、数少ない男性操縦者である天夏達のもとに女子達が集まってしまったのであった。

 

もちろんのことながら、専用気持ち同士でも組めるようになっていたので、朱音が一目散に一組の引き戸を開けて縮地で天夏に抱きつき、地獄絵図となってしまったので、天馬が朱音を注意したのであった。

 

「天馬は理輝とか?」

 

「さっき書いて出してきた」

 

「ルクスはフィルフィか」

 

「リアムはのほほさんとよ‼」

 

「大丈夫か、のほほさん」

 

天馬は予め、理輝とペアを組んで出るために、提出用紙を書いて、提出してきたと話したのである。

 

リアムは山田先生から一年生の名簿を借りて、目を通して、のほほさんこと布仏本音とペアを組むことになり、一刀も祐姫と組み、勝美もセドナと組み、茶熊学園留学生達はグレイヴ以外ペアが決まったのだ。

 

「あれ、星奈となぎさは?」

 

「二人なら、提出しに行ったよ」

 

「あの~」

 

「簪か」

 

「弥生はどこ?」

 

「よっしゃ‼」

 

「わたしも出してきたぞ、天夏とわたしで組むって書いて」

 

「へぇ~抜け駆けしたのね(^_-)-☆」

 

「おまえらが言い争いしてる間に紙書いて出したんだよ‼」

 

星奈となぎさは天夏の取り合いに目もくれず、なぎさから星奈に持ちかけて、一緒にダッグマッチに出ることになったようで、その間に弥生が天夏とのペアを書いて出してきて教室に戻ってきたのである。

 

スミレと朱音は天夏に惚れているのだから。

 

で結局、朱音とスミレがペアとなったのである。

 

簪は、イリアと組むことになったのだった。

 

そして、放課後、天夏に達は、アリーナに到着して、神装機竜を纏っていたのであった。

 

「弥生の神装機竜の能力「竜炎(ブレイズ)」と「神託」と「天啓」の三種も使えるのか?」

 

【はい、どうやら、弥生様は、惑星クレイの「かげろう」のほかに、「オラクルシンクタンク」と「ジェネシス」の先導者(ヴァンガード)の素質を兼ね備えていたようです】

 

「げ、反則じゃないΣ(゚Д゚)‼」

 

【だからと言って、弥生自身が使いこなせるとは思えん】

 

「ISが神装機竜に勝てないって誰が決めたよ‼ オレとフランが勝つ‼」

 

「ああ、戦えるのを楽しみにしてるぜ‼」

 

もちろん、ほかのメンバーもダッグマッチの訓練を行っていたようで、フランの専用機は忍者のような軽装でものの見事に忍者だとわかる黒の忍装束をモチーフにしたISを身に纏って、明らか場違いな洋ナシ形の光弾を放っていたのであった。

 

天夏達が訓練していると、

 

「おい‼ そこのおまえら‼」

 

「確か、同じクラスでドイツ代表候補の」

 

「カルラだ、天河天夏‼ 戦え‼」

 

「戦う理由はない‼」

 

「ふざけるな‼」

 

なぎさの代わりにドイツ軍からやってきたであろう天夏と同じクラスの銀髪の黒目の少女、カルラ・ハーケンが天夏に戦いを挑んできたが、天夏は軽くあしらった瞬間、カルラは纏っていたIS「シュヴァルツ・ハーケン」の砲弾から実弾を発射してきたのだ。

 

放たれた銃弾は何事もなかったかのように、真っ二つにされて、地面に落下する前に爆発したのであった。

 

「医者通いをしたくないなら、大人しく帰った方が身のためですけど?」

 

「何Σ(゚Д゚)‼」

 

「今日は、時間が無くなりました、帰りましょう」

 

斬ったのはセドナで愛刀の二振りのうちの一振り、機攻殻剣ではない鬼切丸で一刀両断して見せたのである。

 

これでもゲイムギョウ界の国を統治していたのだ、このような芸当はお茶の子さいさいで、怒られる前に撤収したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ダッグマッチトーナメント当日

ドイツ代表候補生の襲撃から数日後、いよいよダッグマッチトーナメント当日がやってきたのだ。

 

「オズマさん達も来てるし、けど、ラクアからの助言、つまり伐刀者が襲撃してくるタイミングが多分、グライヴが組んでるカルラのペアの一戦か」

 

「ああ、幸いにも龍姫姉達も、この日はゴールデンウイークらしいから外からの襲撃者の為に潜入している、オレ達はダッグマッチトーナメントに専念だ‼」

 

このダッグマッチトーナメントは各国の企業や軍などからの著名人などがスカウト活動の名目でIS学園にやって来てる以上、何処に抜刀者が潜んでいるかラクアもわからないようで、黒鉄一輝である一刀の予想は、桐原静也か、元兄である、黒鉄王馬が襲撃してくると明かして、天夏達は各ブロックに向かったのであった。

 

「よりよって、なんで、一回戦目からか、あの軍人野郎」

 

【弥生様‼ 今回は、かげろうですね‼】

 

「行くぞ‼ サンクチュアリガード‼」

 

【ふん‼ この我らの能力、思い知るがいい‼】

 

「この世を全ての物を焼き尽くす黙示録の炎‼ ドラゴニック・オーバーロード‼ 接続開始‼」

 

「聖なる聖域の光を守護し、罪深きものを罰せよ‼ ブライトネス‼ 接続開始‼」

 

天夏&弥生ペアはAブロックになったようで、まさかの組み合わせのカードは、

 

天河天夏&朝宮弥生組VSグレイヴ・ローグラド&カルラ・ボーディッヒになっていたのだ。

 

どうやらカルラはなぎさと同じクローン人間で同じ遺伝子を持った双子と言うことでドイツ軍からやってきたのだ。

 

なぎさが双子の元姉とは知らないのは幸いなのだが。

 

弥生は使い慣れているかげろうの能力「竜炎」を選択し、機攻殻剣をゴールデンウイーク中に龍美達によって改造されたことで、いろいろと惑星クレイのクランを使えるようになっていたことを昨日、天馬から知らされたのだが、ダッグマッチトーナメントではドラゴニック・オーバーロードで行くと決めていたので、詠唱し、ドラゴニック・オーバーロードが背後に立って、神装機竜となって、カタパルトから発進したので、後を追うように、天夏も機攻殻剣「サンクチュアリガード」から「レアル」に改造されて、子今回は様子見として、限界突破(リミットブレイク)も使えるサンクチュアリガードより低スペックだがISよりスペックは上の、ブライトネスを選択し、翼に蒼いコアが付いた神装機竜を纏ってカタパルトからアリーナに向かったのであった。

 

「グライヴ、おまえは下がっていろ‼」

 

「これはダッグマッチトーナメントだ、オレもやる」

 

「ふん、好きにしろ‼」

 

「わかった」

 

「グライヴのIS、可愛いな」

 

「カティアに頼んで、犬をモチーフにした結果だ、見た目で判断するな」

 

「当たり前だ」

 

両者が揃い、試合開始までのカウントダウンが始まったのだ。

 

グライヴの専用機は、犬の顔のヘッドパーツが付いた槍主体のISらしく、遠距離の武装はバルカン砲が付いている程度だが、これでもカティアとユーリエ達が協力して作った汎用型の十五世代なのだ。

 

そして、試合開始のブザーが鳴ったのだ。

 

 

 

 

 



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試合開始

Aブロック初戦がまさかの天夏達に喧嘩を売りに来たドイツ軍からやってきたなぎさがラウラ・ボーデヴィッヒだったのと同じクローン技術で産まれて、同じ遺伝子を持つ双子、カルラ・ボーデヴィッヒと、人見知りが酷いコミュ障のグレイヴペアだったのである。

 

「天夏、わたしは、あのドイツ野郎を相手するから、グレイヴを頼む」

 

「一度、グレイヴとはやりたかったしな」

 

【いつでも、クロスブレイクライドなどできますよ、ですがイサミ様から教わった明鏡止水は使用禁止です‼】

 

【あの技は、ISにとっては反則だしな】

 

「承知‼ 天夏、上に注意だ‼」

 

試合開始と同時に天夏&弥生ペアはお互いの役割分担を決めて、二手に分担する作戦を決行したのである。

 

それに対して、カルラは自分の専用機「シュヴァルツ・ハーケン」という黒い遠距離型でAICというISをバインドする機能が搭載されているが、相手が神装機竜なので通用しないことに気づいてなく、ペアのグライヴのISより自分のISの方が上だと思っているのだった。

 

言っておくが、グライヴのISは十五世代のISなので、カルラのシュヴァルツ・ハーケンより五倍も世代が進んでいるので、

 

「もらった‼」

 

「おまえのお得意の死角からの串刺しか、厄介だな、虎牙破斬‼」

 

「退け‼」

 

「祓い給え‼ 清め給え‼」

 

「チッ‼」

 

「わたしがいること忘れんなよ、これダッグマッチトーナメントなんだからな」

 

「どこ行ったΣ(゚Д゚)‼」

 

一瞬で武術に置いて死角になる頭上に回り込み、愛用の槍と同じ形の槍で天夏に串刺しを仕掛けたが、実地研修と日頃の修練のおかげで避けて、反撃をしたのであった。

 

カルラはダッグマッチトーナメントであることを忘れていたのか、グライヴをそっちのけでプラズマを纏った空手チョップを繰り出してきたが、拡張領域から義姉とお揃いの弓と同じ名前の弓「天鹿児弓」を取り出して、上空から矢を放って、カルラを挑発し、ステルス状態になったので、管制室並びに会場が大騒ぎになったのであった。

 

「もう‼ あの子ったら‼」

 

「いいじゃねぇか」

 

ヴェスタWSCの役員で潜入していたカスミは、義妹のやりたい放題を試合会場で見ていたようで、厭きれてたようで、近くにいたユーリが励ましていたのであった。

 

「朝宮‼」

 

「此処だ‼ カスミお姉ちゃん直伝‼ 桜天鐘打‼」

 

「おいおい、火だけじゃないのか?」

 

「何ってるんだ? 属性はグライヴが三属性使えるから、そんなに驚くことないだろ?」

 

【かげろうは火属性が得意なクランですし】

 

管制室から織斑千冬が放送で怒り出したので、弥生はステルス状態で、天夏に気を取られているカルラの死角から素手で、地水火風の四連撃を叩き込んで、吹っ飛ばしたのであった。

 

天夏もグライヴと鍔迫り合いをしながら弥生と話すほど余裕があるので、突っ込んだのであった。

 

 

 

 



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神姫の大将と暗部の首領

運命が招いてしまったようで、天夏&弥生ペアは勝手にないか勘違いを起しているドイツの銀髪の碧眼の身長は年相応の黒い装甲のIS「シュヴァルツ・ハーケン」という、両肩にビーム砲が付けられた機体に乗り込んで、犬の頭部をあしらった白いISに乗り込んだ人見知りの戦士のグレイヴとペアを組んだのであった。

 

「ほらよ‼ 魔神剣‼」

 

「ふざけるな~‼」

 

【弥生様はあなた様で遊んでいらっしゃるので】

 

「流石、死線を潜り抜けただけはあるようだ」

 

「ああ、こうして、学びの場に来るとは思ってなかったからな」

 

カルラのISは三世代だが、神装機竜はそれを上回る以上のスペックを兼ね備えている以上、ISはおもちゃ同然になってしまうのである。

 

それに天夏&弥生ペアは生身で戦う訓練を積んでいたので、その経験で魔力などを用いて攻撃に転ずることが出来るのだ。

 

この世界では剣は接近戦しかできないという固定概念を持っているが、それを凌駕することを軽々とカルラ以外の三人が行っている以上、スカウト活動に来ている企業に軍などの役員は天夏&弥生ペアとグレイヴに一目置いていたのである。

 

「龍姫、こっちは大丈夫だ、そっちは?」

 

「今のところ何もない、さてと」

 

「?」

 

「十年ぶりだね、刀奈、それとも楯無って呼んだ方がいい?」

 

「どうして、わたしの本名知ってるのよ‼ 龍姫は男よ‼」

 

「十年も前だよ(´・ω・`)」

 

企業公開試合なため龍姫達は各会場に別れて、龍姫は恋人の士道と親友で精霊の十香と折紙とアドリビトム組の数名でAブロック会場にヴェスタWSCの役員として潜入していたのだが、敢て、自分を尾行している人物に気づてない振りをして、士道からの通信を行って、尾行していた人物が気づくことすらできないくらいに一瞬で背後に回り込んで、腕絡みで取り押さえ、その人物の本名を言ったのだ。

 

どうやら顔見知りだったようで、十年も前のことだったので、龍姫が女だとは思わないのは無理もない、更識簪と同じ水色の髪に紅い瞳に手に扇子を持っているIS学園生徒会長にして、ロシア代表の肩書を持っている、暗部対策の暗部の首領第十七代目更識楯無こと更識刀奈は捕まったことに慌てていたのである。

 

龍姫は前もってIS学園のことを調べていたので、刀奈が以前の真龍婭と同じく、現実逃避と書類整理から逃亡するという癖を利用したからであった。

 

「刀奈、簪を巻き込みたくないのはわかるけど、「努力しなくていい」は言っちゃダメだよ‼」

 

「わたしだって、あの時に戻りたいけど・・・」

 

「はぁ、今度、簪と話し合いの場を、天夏達に頼んで作ってもらうから、そこで土下座で謝るなりして、仲直りしなよ、それと、いつでも避難できるように、避難経路の確保、よろしくね、それじゃあ‼」

 

「あ、もう‼(龍姫、あなたみたいに出来ないのよ)」

 

姉であり妹である龍姫は簪が姉である刀奈を見返したいと思っているのは、幼い頃、刀奈が巻き込みたくないと言う意味で言ってしまったある発言で姉妹仲がおかしくなっていることを見逃せなかったので、従姉妹の天夏達に妹に土下座などして仲直りしろと言って、拘束を解き、避難経路の確保を頼んで、姿を消したのであった。

 

刀奈は、龍姫のことが羨ましかったのだった。

 

 

 



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汚れた桜と伐刀者部隊

天夏&弥生ペアの戦い方と神装機竜を真似ようと策略を張り巡らしている企業や軍がこのIS学園にやって来ているが、言っておこう、神装機竜はルクス達の世界では太古の遺産で、現在、天夏&弥生ペアが乗り込んでいるのは天界ISなどの兵器開発部門が開発したオリジナルで、ゲイムギョウ界で流行しているカードゲームをインストールしてそれを神装機竜としての試作機であるため、カードゲームとISを合体させるという概念に辿り着かないと出来ない以上、他の企業は真似できないのだ。

 

「ウォルターさんは、どこかにいると思うけど」

 

「よ‼」

 

「あ、オズマさん、勝手に動いていいんですか?」

 

「何、俺一人あっこからいなくなっても誰も気にしないだろよ、俺も調査しに行ってくる」

 

ヴェスタWSCの役員として乗り込んだ次元武偵達は、各々で持ち場に付いており怪しまれないように全員がスーツ姿で行動していた所に来賓席から抜け出してきたオズマと遭遇した真龍婭と勇龍と紗龍は席に戻らなくてもいいのかと尋ねると、女尊男卑のこの世界なのだ、男性が一人いなくなっても気が付かないと言って、どこかへ行ってしまったのであった。

 

一方で、

 

「天夏‼」

 

「おう‼」

 

天夏&弥生「滅爪乱牙‼」

 

「わたしは認めない‼」

 

「グライヴ‼」

 

「二人まとめて掛かって来い‼」

 

「神装機竜二機とISじゃ・・・」

 

「ルーちゃん、グライヴのISは神装機竜並のスペックに改造されてる」

 

「え・・・」

 

アリーナでは天夏&弥生の息の合ったコンビネーション技がカルラに炸裂しSEを0にして、グライヴとの二対一という変則マッチに蹴りを付けに掛かったのだ、神装機竜二機相手にISでは月と鼈ほど差があるだがそれはこの世界のISの話で、フィルフィとルクスは天夏&弥生達の後だったので控室のモニターで見ていたのだが、フィルフィは龍姫からグライヴの専用機が神装機竜と戦うことを想定されている物だと告げるとルクスは何も言えなかったのであった。

 

「(ふざけるな~わたしは、認めない、例え、おまえが否定しようと‼ 織斑一夏を殺す‼)」

 

「‼」

 

カルラはSEを0にされたが、完全に我を忘れているようで、未だに現実を受け入れてなく、力を望んだ瞬間、カルラのシュヴァルツ・ハーケンが放たれて、変化し始めたのであった。

 

それに気付いたユーリ達は試合会場に飛び込んだのである。

 

バリアーが張ってあるが先ほどのシュヴァルツ・ハーケンから発せられた電撃で破壊されてしまったからだ。

 

そして、

 

「やれ‼」

 

「‼ 天夏、弥生、グライヴ、ユーリさん、コングマンさん、ルドガーさん、頼みました‼」

 

「ったく、厄介ごとはこの世界は男に押し付けられるか、龍姫達が悪くないだがな」

 

「ああ、ISがなけりゃ、強くなれねぇってどんだけ落ちたもんだな‼」

 

「おまえを見てるとこの世界が、どれだけISに溺れているかわかるな」

 

「暮桜、汚ねぇ桜だな‼」

 

「うわぁぁぁぁ‼」

 

徐々に形が変化して、そして織斑千冬がモンド・グロッソ二冠を達成したIS「暮桜」と同じ形になり、雪片弐型が握られて、織斑千冬の太刀筋を真似出したのである。

 

神装機竜を纏った天夏&弥生とグライヴはカルラを助けることになり、この騒動で、潜んでいた防弾チョッキを装備した集団が姿を現して、一同騒然となってしまったのだ、龍姫達は、インテリジェントデバイスでいつもの私服にリライズして、事態を収拾するべく動くことになったので、ユーリ達が天夏&弥生とグライヴの助太刀に入ったのであった。

 

 



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反撃、開始‼

カルラのシュヴァルツ・ハーケンが暮桜に変形したことは星奈達にも伝えられたのである。

 

「リライズ機能って便利ね、一瞬でこの服に着替えられるし」

 

「おっと、お客さんか、行くよ‼」

 

「うん」

 

「相手はISが無ければ何もできないガキだ‼」

 

もちろんこの騒ぎでダッグマッチトーナメントは中止になったので、控室に居た星奈達は騒ぎに乗じて、控室を出て、転生した際に渡されたインテリジェントデバイスのリライズ機能を利用して、ISスーツから仕事用に用意していた私服に着替えて、人命救助を優先しながら、伐刀者達お部隊を殺さずに倒しながら突き進み、二手に別れた所で、伐刀者の一団に遭遇した星奈となぎさは完全にISが無ければ何もできないと思われたようだが、それが伐刀者の間違いであることに気付くのにそんなにも時間はかからなかった、

 

「虎牙破斬‼」

 

「思想脚‼」

 

「ISがないと何もできないんじゃなかったのか・・・」

 

「さてと、助けに回らないとね‼」

 

物の数秒で片付いて、無殺傷モードのデュアルウェポンとバスターソードを仕舞い、シェルターに逃げ遅れた人を助けに向かったのであった。

 

一方で、

 

「うわぁっぁぁぁ‼」

 

「ボルトスラスト‼」

 

「蒼破刃‼」

 

アリーナではVTS、正式名称、ヴァルキュリー・トランス・システムという違法プログラムをカルラのISに埋め込んだことでシュヴァルツ・ハーケンが暮桜に変形してしまい、暴走を起していたのであった。

 

ユーリ達が生身で得物を持ち、神装機竜を纏った天夏と弥生、ISを纏ったグレイヴが暴走を止めようとしていたのであった。

 

「う・・」

 

「おまえは、道具として、死ぬつもりか‼」

 

「わた・・わたしはぁぁっぁ、人間だ‼」

 

「こんなあぶねぇもん、ふりまわすんじゃねぇよ、お嬢さんよ‼」

 

「コングマン、流石だな」

 

「此処はオレがやる‼」

 

どうやら落ち着てきたので、ユーリが一喝してカルラは人間だと絶叫したがまだ動くようで持っていた巨大な刀を振り下ろしてきたが、コングマンがいとも簡単に刀の側面を殴って刀身を折ったのである。

 

好機を逃すまいと、グレイヴが自身の能力「分ける」力を使うことを思い付き、それをサポートすべく天夏達も後に続いたのである。

 

そして、

 

「良し、コアとISとカルラに分けた、暴走は止まったが、この状況どう打破しようか?」

 

「天河兄‼ 朝宮‼ ローグライク‼ それと貴様ら‼」

 

「アンタが、織斑千冬か、ほんと、こんな姉より、アンタを守って死んでいった弟達が悲しむぜ‼」

 

「チッ‼ 言わせておけば‼」

 

「ガキン‼」

 

「なぁ‼」

 

「此処はオレたちがなんとかする、おまえ達はそいつを医務室に運べ‼」

 

「すいません、弥生、グレイヴ、走れるか?」

 

「ああ、大丈夫だ、だが運ぶから戦えないが」

 

「わたし達が医務室まで送ってやるよ‼」

 

なんとかISの機体とコアと搭乗者のカルラに分けれたのだが、IS部隊に囲まれてしまった挙句、モンド・グロッソ二冠の織斑千冬もISを身に纏ってやって来てしまったのである。

 

とりあえず、カルラを医務室に運ぶことを優先しなければならず、グレイヴがカルラをお姫様抱っこで抱えながら神装機竜を解除した天夏と弥生はユーリ達が作った隙間を縫って走って医務室に向かったのであった。

 

「M、どうなってる?」

 

「どうやら、どこかのバカがどんちゃん騒ぎを起してる」

 

「この機を逃すわけにはいかねぇな、行くぜ‼」

 

また、IS学園に別の武装集団がやって来てしまい、うち一人がISを身に纏っており顔を隠しているMと呼ばれたその人物は、仲間達と一緒に伐刀者に紛れて潜入したのであった。

 

「どうしよう、助けにいかないと‼ 待ってて、弥生ちゃんΣ(゚Д゚)‼」

 

「束様‼」

 

篠ノ之束は名を変えて姿を変えても最愛の妹として何もできず死なせてしまった弥生達を助けるべく、IS学園にすっ飛んで行ってしまったのだ、これが運命を決めるとは誰も知る由もなかった。

 



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黒衣の断罪者の刃

なんとか暴走してカルラを助け出したのも束の間でISを纏った教師部隊に囲まれてしまった天夏達は、ユーリ達が殿を引き受けたことで突破口が出来たのでグライヴがお姫様抱っこで抱えて医務室まで運ぶことになったのであった。

 

「ったく、オレ達に構う癖に、侵入者には目も暮れねぇか」

 

「ISが最強なのよ‼」

 

「知るか‼ ハートブレイク‼」

 

「筋肉野郎に神聖なISがΣ(゚Д゚)‼」

 

「オレ様のこの鍛え抜かれた肉体相手に、そんな機械で挑むからそうなるんだ‼」

 

と完全に素手で上半身裸のノイシュタットの闘技場のチャンピオンのコングマンにはISの攻撃は簡単に避けられた挙句に破壊されたのであった。

 

「円閃牙‼ モンド・グロッソ二冠の織斑千冬、どうしたよ?」

 

「く‼」

 

「こんなおもちゃに乗ってる奴にオレが負けると、笑わせるな‼」

 

「嘘、あのブリュンヒルデが男に弄ばれてるΣ(゚Д゚)‼」

 

モンド・グロッソ二冠の織斑千冬と言ったところだろ、だが、それはISに関してで、幾多の戦場を潜り抜けてきたユーリが相手である以上、ユーリの我流剣術にはISの剣術は通用しないのだ、それを目の当たりにしたほかの教師達は我が目を疑ったのである。

 

ISを纏えば最強の織斑千冬がいとも簡単に生身でニバンボシと呼ばれる日本刀を振るっている男のユーリに完膚なきまで遊ばれているのだから。

 

「おまえは人にものを教える器じゃねぇよ‼ 飛ばして行きますか‼」

 

「‼」

 

「人間が光ってるΣ(゚Д゚)‼」

 

「オーバーリミッツすら知らないとはな、どんだけISに頼ってんだよ‼」

 

「わたしはぁっぁぁあ‼」

 

ISによって歪んだこの世界にケリを付けることにしたユーリはオーバーリミッツを発動し虹色の闘気を放出したのだが、初めてみるオーバーリミッツに目が点になったIS部隊はまさか人間が光るとは思ってなかったのだから仕方ないのだ。

 

オーバーリミッツで強化したユーリはそのままIS「打鉄」を纏った織斑千冬に特攻していったのである。

 

一応サブマシンガンが搭載されてるがそんな武器ですらユーリには通用しないくらいの戦場を潜り抜けてきたのだ、織斑千冬にありたっけの技を叩き込み、そして、

 

「お終いにしようぜ‼ 閃け‼ 鮮烈なる刃‼ 無辺の闇を鋭く切り裂き‼ 仇名す物を微塵に砕く‼ 決まった‼ 漸毅狼影陣‼」

 

「わたしぁぁっぁぁぁぁぁ‼」

 

「ISのこと何にも知らねぇオレたちが言っても説得力ねぇかもしんねけど、篠ノ之束はISをこんなことに使うために作ったんじゃねぇ‼」

 

「嘘‼ 嘘‼ 嘘・・・・・ブリュンヒルデが男に負けた・・・」

 

IS「打鉄」が只の鉄屑になり果ててコアは無事だが気絶したブリュンヒルデこと織斑千冬に向けてユーリが篠ノ之束はそんなことのためにISを作ったのでないと言って、いつ拾ったのか鞘に刀を納めて、アリーナを仲間達と一緒に後にしたのである。

 

IS教師部隊はこの光景を目の当たりにしても受け入れずに、ただブリュンヒルデの落日を見てるのであった。

 

 



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くち

アリーナでユーリが織斑千冬に引導を渡して、立ち去った後、龍姫達の指示に従って、スコール達と合流するべく、抜刀者相手に合流地点に向かっていたのである。

 

「ふぅ、スコール、こいつらが」

 

「ああ、オレ達と同じ特殊訓練を積んだ奴らだ」

 

「ISには乗らないか?」

 

「ISに乗るよりボク達は、こっちが専門でね‼」

 

口即ち重要拠点である食堂に辿り着いたSEEDのスコール達は防衛戦を張ることになり、伐刀者達を迎え撃つことになったのである。

 

数はざっと十人だが、相手も修練を積んでいる兵である以上、本気で戦うなければ生き残れないので、気が引けない防衛戦が始まったのである。

 

一方で、

 

「カンちゃん‼」

 

「てこずらせやがって」

 

「(わたしがなんとしなちゃ、でもISを展開している間にこっちがやられる、それにどのみち、この傷じゃもう限界)」

 

伐刀者の騒動で逃げ回っていた本音と合流した簪は、伐刀者の攻撃を受けてしまったのか、右足から出血してしており、ISを展開する隙なく、引きずりながら逃げていたのだが、行き止まりに突き当たってしまい、本音だけでも逃がさなければならないと簪が伐刀者の攻撃から本音を庇うように立った瞬間、

 

「ギャァァぁ‼」

 

「さてと、セドナ、簪を治してくれ、オレはこいつらに誰の差し金か聞き出す」

 

「え、セドナン、カッツー、うぇ~ん(;_;)/~~~‼」

 

「ここまで頑張ってくれましたから、さてと、やっぱり骨折している上に斬られて血が出てます、少し待っててください、聖なる活力、ここへ、ファーストエイド‼」

 

「え、セドナ、まさか、魔法が使えるの?」

 

「すいません、話は後です、これで本音さんを連れて逃げてください」

 

「ちょっと、セドナ‼ 勝美‼」

 

「フラクシナスなら安全だが、どうやら、黒金巌の腰巾着の赤座が今回の襲撃を裏で糸を引いてるらしい」

 

「そうですか、龍姫様の読み通りですね、ですが、もう一つの勢力、亡国企業から織斑一夏のDNAを使った女の子クローンがイギリスのブルーティアーズの兄弟機を強奪しているとのことです、襲撃する日は、ラクア様曰く今日‼」

 

「ああ、織斑千冬はユーリさんにお灸据えられたし、こっちは片付けますか?」

 

一瞬の出来事だった、五人の伐刀者が気を失っている場所に、日本刀を持った同窓生二人が立っており、そのうち一人は簪が知っているピンクの髪の眼鏡を掛けた少女、セドナと、薄紫色と水色が混ざった女顔だが、数少ない男性操縦者の一人、剣崎勝美だったのであった。

 

簪の怪我をみたセドナは目をつぶって詠唱し、一瞬で傷を癒した所を見た簪は本当に魔法があったことに驚いたが、セドナがテレパイプを起動させたので、本音と一緒にフラクシナスへ転送されたのであった。

 

勝美は気絶させた伐刀者から黒金巌の側近の赤座という男がこの計画を実行したと自供させたのだった。

 

流石のラクアも転生前の出来事は予知できなかったようで、イギリスのオルコット社でブルーティアーズの兄弟機「サイレントゼルフェス」が強奪されたと知らされたのが二週間前だった、そして今日それに乗った人物が黒金巌が織斑一夏だった天夏の血液を利用して、女の子のクローンが産まれて、そのパイロットがサイレントゼルフェスに乗っているとラクアから知らされたのであった。

 

 



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流星の絆の大将

伐刀者達の襲撃でIS学園は大混乱に陥っており、龍姫も私服である、夏用に購入したノースリーブ黒いコートに黒いインナーウェアーと灰色の短パン姿で無殺傷モードで愛刀「絆龍」と次元断「蒼虎」と小太刀二刀合わせて、四刀を帯刀し、襲い掛かって来る彩緑の伐刀者達を気絶させながら、避難活動を行っていたのであった。

 

「あ、龍姫姉‼」

 

「姉御‼」

 

「その子、医務室までの通路は完全に伐刀者達に占領されてる、運がよかったのか、誰も人質になってないけど、ここままだと、仕方ない、ここに向かって」

 

「いたぞ‼」

 

「グレイヴ、おまえはそいつを連れて逃げろ」

 

「く‼ 済まない、オレも合流する‼」

 

「さてと、強力な助っ人と合流したと思ったら、これか、おまえら学校はどうしてんだ?」

 

「国際魔導騎士連盟からの通達で、IS学園を落とせとな‼」

 

「赤座守って、人、知らない?」

 

「ああ、そいつが黒金巌の側近だったけど、おっとここまでだ‼ ISが無ければ何もできない奴らにこれ以上言うことはない‼」

 

「なめられたもんだな‼」

 

龍姫は単独行動に態となって囮を引き受けていたようで、その途中で、天夏達がカルラを搬送している所に鉢合わせしてしまったのだが、医務室が占拠されてしまったが、人質がいないことを話して、テレパイプを起動させたが、防弾服を来た伐刀者達が合計で六人で挟み撃ちを仕掛けてきたのである。

 

天夏達も機攻殻剣を抜刀し、弥生は右に機攻殻剣を、左に匕首作りの黒い小太刀を逆手に構える、龍音とリオンとジューダスと同じ二刀流の構えで伐刀者達と交戦することになったのである。

 

「幻影刃‼」

 

「魔神剣‼」

 

「ISが無ければ何もできなかったんじゃないのか・・・」

 

「悪いな、こっちはISよりこっちが本業なんでね」

 

《龍姫ちゃん‼ 第一アリーナ付近に森が出現したよ‼》

 

「わかった、さてと、結界は張ってあるから、ボクは、良し、天夏達は逃げ遅れた人達を非難させて、わたしは第一アリーナに行くから‼」

 

「ああ、にしても、龍姫姉、神姫になると変わりすぎるよな」

 

「けど、急ぐぜ‼」

 

問題なく焦ることなく片付けて、龍姫が一人の伐刀者の男の頭に手を当てて、記憶を読み取って、首謀者を割り出した所で、別行動になっていた幼馴染、星龍から空中にスクリーンで第一アリーナが森と化したと知らされたので、通信をしながら、窓を開けて、足を掛けて、天夏達が周りを見張り、そこから姫神化して、飛んで行ったのであった。

 

天夏と弥生は第一アリーナ目指しながら伐刀者の集団を蹴散らしながら向かうことになったのであった。



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未だ続く

星龍からの通信を受けた龍姫は天夏達と別れて第一アリーナ付近の上空を飛行していたのだが、

 

「そこの奴‼ 大人しく‼」

 

「はぁ~仕方ない、ローバーアイテム‼」

 

「え?」

 

「これ、お返しします」

 

「待ちなさい‼」

 

IS学園のIS部隊に襲われてしまったが、ISがコアが無ければ動かないことは知っていたので、コアだけ的確に抜き取って、無力化し、コアを返して、第一アリーナへ向かったのであった。

 

一方で、

 

「簪ちゃん‼ どこ;つД`)‼」

 

「お嬢様‼」

 

簪の姉にして暗部対策の暗部の首領の更識楯無は、侍女で布仏本音の姉の布仏虚と一緒に妹達を探していたのだが、もうとっくにフラクシナスで保護されているのでいくら探しても見つからないのだから、その時、

 

「危ない‼」

 

「え(;゚Д゚)‼」

 

「大丈夫ですか? 更識楯無先輩」

 

「たしか、織斑先生のクラスの」

 

「話は後です、テレパイプ起動‼」

 

「ちょっとΣ(゚Д゚)‼」

 

「大方、片付けたけど、第一アリーナが森になってると、なると」

 

星奈となぎさと別れて行動していた、朱音とスミレが間一髪で、楯無の背後から襲ってきた伐刀者を倒したのであった。

 

楯無はISを部分展開する隙すらないことに恐怖を覚えてしまったようで、腰が抜けてしまったので、スミレがアイテムパックからテレパイプを起動させて、楯無と虚を安全な場所まで転送したのであった。

 

シェルターの防衛はオズマ達が引き受けているようで、スミレと朱音は第一アリーナに向かうため、

 

「一階でよかったわ」

 

「言っておくけど、これ校則違反じゃ」

 

「緊急時よ‼」

 

「行くわよ‼」

 

窓から外へ出たスミレと朱音は、どう見ても仮面ラ○ダー○騎のライダー達が乗っているライドシュータに跨り、そのまま次元の壁を通って第一アリーナに向かうのであった。

 

ちなみに、次元武偵の資格を得ているので問題ないのある

 

閑話休題

 

「此処どこΣ(゚Д゚)‼」

 

「また水色が来たか?」

 

「あの、わたしと同じ髪色の女の子知りません?‼Σ(゚Д゚)‼」

 

「ああ、それなら現在、治療中だ、命に別状は内からな」

 

「よかった・・・ 」

 

「お嬢様Σ(゚Д゚)‼」

 

フラクシナスへ転送された楯無と虚は転送ルームに辿り着いたところでいつも眠そうにしているナイスバディな女性、村雨令音が出迎えてくれたようで、更識は大慌てで村雨に妹の簪はと訊ねて、令音は相変わらずのマイペースで簪が治療していることを言い、それを聞いた楯無は魂が抜けたようになってしまったのであった。

 

「おら~‼ ISがどうしたって?」

 

「オラオラ‼」

 

「おじさん‼ ヴィンセントさん、やりすぎなような(´・ω・`)」

 

「ティナ、こいつらに男の話を聞いてくれると思うか?」

 

「うん、無理‼ てめえを飛ばす細腕だ‼」

 

IS部隊「ISがΣ(゚Д゚)‼」

 

「はぁ、学校入り直して一から出直しな、仕事‼」

 

助太刀で仕事を受けていた元ギャング、ヴィンセント達はIS部隊に絡まれていたようで、話を持ち掛けたが全く聞く耳を持つどころか、ISの銃を発砲してきたので、正当防衛の形でIS部隊を片付けたので、逃げ遅れた人の救助に向かったのであった。



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狩人の森

第一アリーナに突如、森が出現したと通信が入った龍姫は星龍が居る合流地点に飛行して向かっている最中、IS部隊に遭遇し、攻撃されたりと、いろいろあったが無事に、現場の第一アリーナにやってきたのであった。

 

「冬龍達が言ってた、狩人の森かな?」

 

《龍姫姉、上空はどうなってる?》

 

《天夏、この姿の時は、「翼」って呼んでって、まぁ、聴かれてないなら良いけど、アリーナの真ん中くらいは森になってる、夏龍から聞いたけど、桐原静也が狩人の森の使い手で、弓矢で気配を消しながら仕留めて来るって》

 

《了解、と言うことは、森を片付ければいんだよな?》

 

《そうだけど、あまり、アリーナ破壊することはダメだよ、それと殺さないで桐原静也を逮捕すること‼》

 

《龍姫姉は?》

 

《校舎内を見て来るから‼》

 

時同じくして、ライドシューターで次元を超えてきた天夏達が念話で上空を飛んでいる龍の仮面を被って顔を隠している龍姫に通信を飛ばした所、龍姫からコードネームである、翼と呼ぶようにと注意され、第一アリーナを占領している森は、桐原静也の能力だと伝えて、龍姫は、校舎内へと逃げ遅れた人を探しに向かったのであった。

 

「さてと、って、大丈夫か?」

 

「ISには絶対防御が・・・」

 

「おい‼ ダメだ、完全に気を失ってる」

 

「天夏‼」

 

「一刀、祐姫‼」

 

「オレもいるぜ‼」

 

天夏達は早速第一アリーナの狩人の森の発生源の桐原静也を捕まえに行くために、アリーナ内に向かうところで、ふらつきながら歩く、IS部隊の隊員がその場で倒れてしまったので、近寄ったら、恐怖に支配された表情で、ISの絶対防御は絶対と永遠と呟き続けていたのである。

 

そこに、一刀達が合流したので、アリーナ内に潜入したのである。

 

「ガチェットまで用意してる、完全に時空管理局元上層部の仕業だな」

 

「避難させる人はいないようね」

 

【そのようだの、ここの避難は一番先に終わったようじゃ】

 

【桐原静也はどのような奴なんだ?】

 

「勝つためには手段を選ばない、そして態とどこから射るかを宣言し、的確に急所を射貫く、けど、精神攻撃は弱い」

 

「そういうことなら、話は早い」

 

第一アリーナに潜入した天夏達は先ほどまでなかった蜘蛛のようなガチェットが居り、目の前には、木々が生い茂った狩人の森が存在したのであった。

 

一刀から桐原静也に関することを教えてもらい、その要点を注意しながら狩人の森を攻撃することにしたのであった。

 

こうして、狩人の森を展開している桐原静也との戦いが始まったのであった。

 



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天災散る

天夏達は龍姫を救助活動に向かわせて、合流した仲間達で第一アリーナに出現した森を片付けるついでに元凶である、桐原静也を逮捕することにしたのであった。

 

「待ってたよ、IS学園って言うハーレムが出来る学校に来れるなって‼」

 

「おまえが桐原静也か、狩人の森はこの霧を利用し、弓による波状攻撃と言ったところか?」

 

「ご名答、けど、ボクは、金髪の子を狙う‼」

 

「なるほどね、見えない遠距離攻撃は、そっちだけじゃないのよ‼ ヘタレな癖に‼」

 

「誰が‼ ヘタレだ‼ ボクは」

 

「おまえ、アホだな、森と言えば、自然火災が起きることくらい考えないのか? 爆炎剣‼」

 

「やめろ‼ やめろ‼ やめろΣ(゚Д゚)‼」

 

狩人の森に入った天夏達は桐原静也の気配を知るために、桐原静也が気にしていることを発言すると、化けの皮剥がれて、見えない矢を星奈に目掛けて射ると宣言し、宣言通りに、星奈に目掛けて放ってきたが、星奈は持っていたデュアルウェポンで叩き落とした後、朱音が挑発し見事に桐原静也が挑発に乗った所で、弥生が、枯れ木に向かって、日本刀型機攻殻剣を振り下ろして、爆炎を熾し、着火して、森から脱出したことで、桐原静也が大泣きで、姿を見せたのであった。

 

「予想通りのヘタレ野郎だな」

 

「桐原静也、IS学園襲撃並びに、器物損壊罪で逮捕‼」

 

「ボクは悪くな~い!」

 

「しばらく寝てろ‼」

 

姿を見せた桐原静也は接近戦という物をやったことがない、目の前にいる一行は全範囲を網羅した集団である以上、桐原静也の身柄は天夏達によって拘束された後、暴れまくるので、弥生が服の襟を掴んで送り襟締めと言う有難い絞め技で落としたのであった。

 

「織斑ぁああぁぁ‼」

 

「次から次へと、オレは、織斑じゃない、天河天夏だ‼」

 

桐原静也を捕まえたことで狩人の森がきれいさっぱり消えて燃えていた痕跡すらなくなっていたのだが、今度は不意打ちでブルーティアーズの兄弟機であろう青っぽい蝶々をモチーフにした顔をバイザーで隠しているISに乗った少女に天夏目掛けて襲い掛かってきたのであった。

 

襲ってきた少女の襲撃でもう一人、天夏達を狙っていた襲撃者がいたことに気が付かなかったのであった。

 

「死ね‼」

 

「しまった‼ 間に合わない‼ 弥生‼」

 

「‼」

 

そうあのゲイムギョウ界を窮地に陥れたあの存在に気付かなかったのだ、

 

「もう・・・お姉ちゃん・・・」

 

「束姉ちゃぁぁぁっぁぁあああんΣ(゚Д゚)‼ 今、治す‼ 彼の者を死の淵からより呼び戻せ‼ レイズデッド‼」

 

「弥生、篠ノ之束博士はもう・・・」

 

「フハハッハハハハ(^-^)‼」

 

「ちゃんと、姉妹としてやり直そうって、決めたのに、許せるかぁぁっ‼」

 

「おまえもその光を放つか‼ 機械の鎧を身の纏わず‼」

 

弥生が桐原静也の見張りで気を取られている隙を突如姿を現した、あの紅い髪をツインテールに結っている肌を露出した鎌を持った四天王の紅一点、マジック・ザ・ハードの凶刃が、弥生目掛けて振り下ろされた、その時、弥生を突き飛ばしたウサ耳のカチューシャをした童話風のドレスを身に纏った赤紫色の女性が弥生を突き飛ばし、マジック・ザ・ハードの凶刃によって、アリーナが血に染まったのだ、弥生はすぐに応急手当てを施そうとしたが、もう即死だった。

 

それを見たマジック・ザ・ハードはあざ笑うかのように高笑いを大音量でしたのであった。

 

その時、弥生が覚醒してしまったのだ。

 

マジック・ザ・ハードは恐怖した、そうあの時、ユーリ達によって付けられた傷が疼きだしたのだから。

 

「崩龍斬光剣‼」

 

「ぐっ‼」

 

「弥生‼」

 

覚醒した弥生はオーバーリミッツLv3まで解放して赤色のオーラを纏いマジック・ザ・ハードに縮地で斬りつけたのだ

 

そして、

 

「塵も残さねえ‼ 喰らえ‼ 浄破滅焼闇‼」

 

「( *´艸`)ふふふ、小娘、いや、朝宮弥生、そして、天河兄妹、黒衣の断罪者に、いつかその首を貰い受けるとな‼」

 

「待ちやがれ‼ クソ、気が遠くなってきた」

 

「弥生‼」

 

持っていた右に日本刀型機攻殻剣「ドラゴニック・オーバーロード」を持ち、左に黒い匕首の小太刀を持ち、双極の炎を纏わせて斬り祓い、上段から振り下ろす、龍音とリオンとジューダスの十八番の秘奥義「浄破滅焼闇」をお見舞いしたが止めを刺せずに、マジック・ザ・ハードはユーリに首を洗って待っていると言うと姿を消してしまったのであった。

 

そして、弥生は気を失ってしまったのであった。

 

 

 



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虚しい最後

ISの産みの親で自らを天災と評していた女性、篠ノ之束がマジック・ザ・ハードによって命を落としたことで、元妹だった弥生が覚醒し、マジック・ザ・ハードに秘奥義を修得してしまい、退けたまでは良かったが弥生がショックで気を失ってしまったのであった。

 

【弥生様‼ しっかりしてくださいΣ(゚Д゚)‼】

 

「完全に気を失ってるわ、けど」

 

「織斑一夏‼ おまえを殺す‼」

 

「人違いだ‼ チッ‼」

 

「お兄ちゃん‼ 魔神剣‼ 今のうちに‼」

 

弥生を安全な場所に運びたいのは山々で、現在天河兄妹がサイレント・ゼルフィルスという蒼い蝶のISの少女と戦闘を繰り広げていたので、下手に動けないので、スミレが結界を張ったのであった。

 

テレパイプを全て使ってしまったので、持っていなかったからだ。

 

なんとか、天馬が斬撃を放って神装機竜纏う隙を作った瞬間、

 

「みんな‼ 助けに来た!」

 

「ルーちゃん‼」

 

「チッ‼」

 

「逃がさない‼」

 

「放せ‼」

 

「まさか、龍月さん」

 

「わたしがもう少し早く到着していれば」

 

汎用機竜を纏ったルクスと、神装機竜「テュポーン」という紫色の装甲が特徴で武装が一切ないというIS界なら自殺行為の代物を纏ったフィルフィが避難誘導を終えて駆けつけて来てくれたが、後の祭りと化した第一アリーナを見て、ルクスは驚きを隠せないでいたのであった。

 

フィルフィはポーカーフェイスだが、内心では驚いていたのだ。

 

ルクス達の登場で多勢に無勢と判断したサイレント・ゼルフィルスの少女は仲間に回収されそうになったが、龍美達によって、サイレント・ゼルフィルスを解除されて、捕まったのであった。

 

龍美達は別件である場所にいた為にIS学園の襲撃に間に合わなかったのだ。もちろん、龍姫達も、伐刀者達と織斑千冬の落日を見た影響で暴走状態に陥った教師部隊によって足止めを喰らっていたのだった。

 

そして、こうしてIS学園襲撃事件は幕を閉じたのであった。

 

「う・・・ここは、医務室か?」

 

「起きたか、織斑千冬」

 

「貴様‼」

 

「あなたは罪を償ってください‼」

 

「誰だ‼」

 

「わたしは贖罪の旅人、ルウシェ」

 

「同じく、アシュレイ」

 

ユーリに断罪と言う名の敗北を味わったIS最強のブリュンヒルデ、織斑千冬は医務室のベッドで目が覚めたようで、見張りでいた、ルウシェに殴りかかったが、寝起きの体では力が入らず、その場で蹲ったのであった。

 

騒ぎに気付いた外で見張りをしていたアシュレイは医務室に入って来たのである。

 

「貴様らが学園を襲わなければ‼」

 

「勘違いしてませんか? わたし達が来たころには、もう騒ぎは収まっていましたよ」

 

「それと、篠ノ之束が死んだ」

 

「なんだ・・と、束が死んだ・・・嘘だぁぁっぁぁぁっァ‼」

 

「立てますか? ご遺体がある場所までお連れします」

 

織斑千冬は完全にルウシェ達のことを犯罪者扱いしてしまったがルウシェが説明すると同時にアシュレイが織斑千冬に向かって、篠ノ之束が死んだことを告げると、その場で織斑千冬は絶叫した後、燃え尽きた。

 

ルウシェは織斑千冬に篠ノ之束の遺体が安置されている部屋まで連れて行くことにしたのであった。

 

 

 

 

 



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更識姉妹の修復&とんでもない得物

桐原静也以外の所属不明の伐刀者達とサイレント・ゼルフィルスの襲撃事件はISの産みの親にして、自他共に認める天災・篠ノ之束の死というなっというかキレが悪い結果となってしまったのであった。

 

フラクシナスの処分はお咎めなかったのであった。

 

「嘘だろ‼ 束‼ 束‼ うわぁぁっぁ;つД`)‼」

 

「何でしょう、これがわたし達が望んだ結果なのでしょうか?」

 

「オレたち、何もできなかったのか」

 

篠ノ之束の亡骸を見た織斑千冬は今まで自分がやってきたことが招いてしまった報いなのかと言わんばかりに、その場で泣き崩れたのであった。

 

「う~ん、あれ、わたし、痛‼」

 

「起きたか? わたしは村雨令音、名前は確か・・・串刺し」

 

「更識、簪です、セドナ達は‼」

 

「安心しろ、無事だ。それと連れもあそこで疲れて寝てる」

 

「カンちゃん・・・(-_-)zzz」

 

「よかった」

 

「それと、安静にしてれば全治五日だ、左前腕部単純骨折してた・・・足はセドナが応急手当てしたから、後はギプスを巻いてある。それじゃあ」

 

「ありがとうございました。服、返さないと」

 

「簪ちゃ~ん( ゚Д゚)‼」

 

「お姉ちゃん・・・」

 

伐刀者の襲撃から逃げている時に本音を庇って負傷してしまった更識簪は、フラクシナスの医務室のベッドの上で目を覚ましたのであった。

 

近くにいた白衣を着た、スタイル抜群の女性、村雨令音からしばらくは安静にして療養するようにと言われて村雨が出ていったのと入れ違いで実姉の更識楯無こと更識刀奈が、本音の姉の虚を伴って入ってきたのであった。

 

「ごめん、わたしがあんなことさえ言ったばっかりに、簪ちゃんがこんな怪我しなくて済んだのに‼」

 

「お姉ちゃん・・・」

 

「刀奈はね、妹のアンタを巻き込みたくないから、そのままでいなさいって言ったのよ」

 

「誰? 更識簪です」

 

「ごめんなさい、龍姫の友達の、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、長いから、ルイズでいいわ」

 

「どうして、そう言ってくれなかったの?」

 

「言えるわけないじゃない‼」

 

楯無は妹の痛々しい姿を見て泣きながら謝ったのであった。

 

文武両道で才能に恵まれている姉の姿を見ていた簪にとって弱弱しい姉を見て今まで抱いていた姉のイメージが崩れていったことに気が付いたのである。

 

そこに避難誘導に駆り出されていた、ハルギニアのトリスティン魔法学院二年生、スタイルは龍姫ほどではないが良いピンクの髪の少女ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールことルイズが簪に姉の楯無が巻き込みたくないということを説明したのである。

 

ルイズも才能に恵まれた姉を持つため簪の事はわかるのだ

 

こうして、更識姉妹の仲は良くなって言ったという。

 

「はぁ、まさか」

 

「月影獏牙。現、日本総理大臣にして、七星剣武会崩壊を目論むにあたり障害になるIS学園を襲撃させた。これがこちらが調べた資料です」

 

「それで、龍美姉さんたちは此処に遅れたのか」

 

「もう少し、早く済ませたかったんだけど、邪魔が入ったから」

 

「わかりました、これはわたしと君達との間でしまっておきましょう、朝宮香澄さん、妹さんの事は、此方で責任を持ってお預かりすることになります」

 

「もし、弥生の身に何かあった場合、容赦しません。それだけは譲れません‼」

 

IS学園の会議室で天夏達と理事長の轡木十蔵だけでの話し合いを行っていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

それから数日間はマスコミ関係者の襲撃がしばらく行われていたのは言うまでもなかった。



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動き出した組織
弥生(箒)の精神世界


伐刀者達が集まって作られた亡国企業より恐ろしいテロリスト集団「解放軍」はなんとこの世界の現在の日本総理大臣、月影獏牙の後ろ盾を得ているという情報を多種多様な情報網で入手した以上、下手に手出しができない状況に置かれてしまったのだった。

 

ISの産みの親にして、自他共に認める天災、篠ノ之束の死は襲撃者によるものだと公表し、しばらくはマスコミ関係者の取材の騒ぎが収まるまでは、休校となったのである。

 

「ここは・・・」

 

「気が付いたのね」

 

「?」

 

「わたしは、傭兵団ハーツ・オブ・クイーンの総司令官、リヴェータ・イレよ‼ 此処はあなたの精神世界」

 

「精神世界?」

 

「あなたは六年間心無い大人によって心を破壊されたことによって、人格が崩壊してしまった、今目の前にいるわたしは、あなた自身が創り出した人格の一つしかないわ」

 

「まだ、いるのか?」

 

「そうね、五人ほど、けど、今はその時じゃない、もう時間ね、また会いましょう」

 

「ああ、もう一人のわたし」

 

マジック・ザ・ハードとの戦いで意識を失った弥生は精神世界でもう一人の自分となる異世界「クエス=アリアス」という世界の傭兵団総司令官の女性、金髪のロングヘアーに右碧左金というオッドアイに白い軍服を纏ったリヴェータという人物が立っていたのである。

 

以前、その世界に実地研修に行った際に出会った人物で、協力しながら魔物を倒して、ISに付いて教えて、弥生とは意気投合したことで交友を得た弥生の理解者の一人である。

 

どうやら六年前の保護プログラムで壊れた人格を形成する際にリヴェータを含む五人の人格を元にしてようで、天馬と出会った時に心が入ったということを説明されたのである。

 

リヴェータとの会話を終えた弥生は現実世界に戻ってきたのであった。

 

「はぁ、はぁ・・・」

 

「弥生、大丈夫か?」

 

「天夏‼」

 

「おい、当たってるんだが・・・(=゚ω゚)ノ」

 

目が覚めた場所はフラクシナスの医務室で愛刀である日本刀型機攻殻剣「ドラゴニック・オーバーロード」と小太刀と打刀は立てかけられてあり、ずっと介抱してくれていたのか、最愛の人物、天夏に思わず抱きついたのである。

 

育ち盛りの豊満な胸が押し当てられているので、天夏は顔を赤らめていたのである。

 

「目が覚めたのですね、弥生さん」

 

「シエルさん、助けて下さいΣ(゚Д゚)」

 

「弥生さんは三時間ほど眠っていましたよ、それと、篠ノ之家でお通夜が行われるようですが、どうします?」

 

「少し、休んでから参列します」

 

「わかりました、では、失礼します」

 

「天夏、IS学園はどうなった?」

 

「あの騒動で、しばらくは運営できないらしい、明日は休校になった、今日、行くんだろ、元実家に」

 

「ああ、篠ノ之箒としての最期の仕事にな」

 

同じ体型の銀髪の少女にしてゴッドイーター特殊部隊「ブラッド」に所属している、シエルが篠ノ之家にて葬式が行われると知らせに来て、天夏が助けを求めているのをそっちのけで何食わぬ顔で出ていったところで弥生が解放し、今晩の篠ノ之家の葬式に向かうことになったのであった。

 



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昨日の敵は今日の友

天夏達は今日の夜の篠ノ之家の葬式に参列するため準備を行っている頃、龍姫達はというと、

 

「亡国企業のみなさんの身柄は、ラタトスクで預かることになりました、よろしいですか?」

 

「それで構わないわ(≧◇≦)‼」

 

「おい、スコール‼」

 

「どっちですか?」

 

「此処にはスコールが男女一人ずついるんだ‼」

 

「ミューゼルって呼んでね、レオン」

 

「ああ、そうさせてもらう」

 

もう一つのテロリスト集団の一人にして女でありながら大龍と武龍とはやてといい勝負するほどの女好きで肉体がサイボーグとなっていたが、武龍と一戦交えた際に武龍の掠り傷から出血した血液を飲んでしまったことで不老不死の神姫となってしまったが性格は据え置きで変わらないが可愛いもの(特に女の子)に興奮している、スコール・ミューゼルは男には目もくれず、犯してきた犯罪行為を償うというより、龍姫が女だと知った瞬間、目の色を変えて、大喜びで更生研修を受けると笑顔で即決してしまったので、仲間で百合思考のオータムは呆れていたのであった。

 

スコール同士での呼び名は、ミューゼルとレオンハートを略して、「レオン」と呼び合うことになったのであった。

 

織斑姉弟のクローンこと織斑マドカはというと、

 

「体が治ったら、頼みたいことがある」

 

「?」

 

「わたしを天河家の養女にして欲しい」

 

「勿論、新しい名前決めないとね、決めてたりする?」

 

「そうだな、瑛夏だ」

 

「今日からボクの従姉妹だね、よろしくね、瑛夏、三つ子の兄妹でIS学園に転入することになってるから、それと専用の機攻殻剣とか制作中だよ‼」

 

「あいつらのがわたしもつかえるの‼」

 

「うん、しばらくは、療養してね」

 

「龍姫姐ちゃん」

 

追跡用に投与されたナノマシンを除去するため、培養槽でナノマシンを除去と治療を施されている織斑マドカの肉体は、天馬と同じくらいのスタイルになっていたのである。

 

もちろん、何も来ていたない一糸纏わずに培養槽に入っているのだが外からは肝心部分は隠してある。

 

どうやら、もう龍姫達に敵愾心は無くなったようで、龍姫に従姉妹にしてくれと頼んできたのである。

 

龍姫には血の繋がらないが姉妹が大勢いることもあっての判断だろ、クローンとはいえ、兄として天夏を向き合うことにしたことで「織斑マドカ」という名前を捨て、「天河瑛夏」と名乗ることにしたのであった。

 

龍姫は瑛夏の為の神装機竜の製作をヴェスタWSCの協力の下、製作中であることを告げて、部屋を後にしたのであった。

 

 




改名の元ネタは、ISの元になったアニメのあの白猫プロジェクトのセラさんと同じ名かの人です


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葬式

連投します


亡国企業の組員を仲間にしたことでISなどについて情報交換の場が出来たことに喜んでいたのであった。

 

龍姫達の世界はISより強大な精霊とCRユニットという物が存在するためにISは完全に衰退するのは目に見えている上に、龍姫達はバリアジャケットも着用するのでISと装甲機竜に乗ることはない。

 

現在、天夏達は、

 

「箒に続いて、束まで逝ってしまった・・・・」

 

「南無阿弥陀仏・・・・」

 

篠ノ之家の篠ノ之束の葬式に参列していたのであった。

 

服装は全員、IS学園の制服ではく、ラタトスクでもらう黒いスーツで参列しているのである。

 

もちろん、ルクスとフィルフィも黒いジャケットを身に着けている。

 

そして、お葬式も終わって、

 

「さてと、わたし達も戻ろうか、寮に帰らねぇとな」

 

「もしかして、箒か?」

 

「大丈夫ですか‼ ショックで見間違えてますよ‼(本当はそうなんだけど)」

 

天夏達はIS学園の寮に帰ろうとした所、篠ノ之夫妻が、弥生を見て、我が子の名を呼んだのだ、確かに弥生は篠ノ之箒として産まれて、死に、クジョウ島の朝宮香澄の妹として転生した存在である以上、正体を明かすわけにはいかなかった。

 

ルクスが篠ノ之夫妻を落ち着かせたのであった。

 

しばらくして、天夏達は、篠ノ之神社を後にしたのであった。

 

スキット:篠ノ之

 

ルクス「弥生、どう、本当の両親に会えて」

 

弥生「ちっとも変わってないな、パパとママは、けど、わたしはもう朝宮弥生だからな」

 

スミレ「今、正体を明かすのは不味いわ」

 

天夏「ああ、しばらくは時間が必要だろ」

 

「うぇ~ん;つД`)‼」

 

「はぁ~、では、二度目の人生を楽しんできてくださいね」

 

「うん(^-^)‼」

 

「あの人はもう、過ちを繰り返さない」

 

天界の転生の間に流れ着くことが出来た篠ノ之束は、泣きながら綾御前の龍月にしがみ付き、妹と一緒に学園生活を送りたいという篠ノ之束の要望に応えて、龍月は転生を行ったのであった。

 

「朝宮さん、お帰りなさいです」

 

「山田先生、ご迷惑かけてすいませんでした」

 

「別に、構いませんから、それはそうと、実は」

 

「ほとんどの教員が公務執行妨害で逮捕しましたから」

 

「それと、休校期間中はゆっくりして下さい、期間は三日間ですよ」

 

「そうですか、負傷したやつもいただろうし、仕方ないか、外出届け出したいんだけどいいですか?」

 

「大丈夫ですよ」

 

お葬式から戻ってきた天夏達をいつもと変わらない山田先生が出迎えてくれてたのであった。

 

現在、IS学園は教員のほとんどが公務執行妨害罪などで逮捕されたこともあって、絶賛募集中となっているのが現状であった。

 

しばらくはマスコミの対応に追われるため全生徒には休耕期間三日間が設けられたのであった。

 

それを利用して、弥生は今の実家に戻ることにし、山田先生に外出届けを出すために職員室に向かったのであった。

 

生徒達は今もISより強い存在に怯える者が断たないのだ。

 

「では、ご実家でゆっくりしてください」

 

「はい、失礼しました」

 

「行くか?」

 

「ああ」

 

外出届けを天夏達も出して実家に戻るという名目でクジョウ島に向かうことにしたのであった。

 

向こうで転生した兎がいることも知らず。

 



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暗部対策の暗部と流星の絆の大将

ダッグマッチトーナメントがドイツが仕込んだVTシステムとそれを利用した伐刀者達のテロ組組織「解放軍」の襲撃によってIS学園が学級閉鎖という名目での三日間の臨時休校となったので、それを利用して、クジョウ島に天夏達が向かっている頃、

 

「う、ここは?」

 

「よく寝てたわね、わたしはジュディス、ここはわたしの知り合いの船の医務室よ」

 

「あ、トーナメントは?」

 

「それだったら、中止になったのよ、おっさん、ダミュロン、またの名はレイヴンよ」

 

「そうですか、わたしはドイツ軍、カルラ・ボーディッヒであります‼」

 

「カルラちゃんの乗ってたやつに、VTシステムって言うもんが搭載されて、カルラちゃん、暴走してたのを、青年達が助けてくれたのよ、あとでお礼言っときなさい」

 

「そうですか、では失礼しました‼」

 

「ちょっと、待ちなさい‼ 行っちゃったわね、ここが船は船でも宇宙を飛んでる戦艦なんだけど」

 

フラクシナスの医務室のベッドで目を覚ましたカルラは、蒼い髪の麗しい女性、ジュディスと、自他共に認めるおっさん仇名はレイヴンにして今はダミュロンと言う名でよばれている情報屋にしてテルカ・リュミレース騎士団隊長首席の肩書を持っている人物がカルラが此処に来る経緯を話したところで、カルラが医務室を飛び出していってしまったのであった。

 

「待ってたわ、あなた本当に鳴流神龍姫なのね」

 

「十年も会ってないしね、けどボクは覚えてたけど、ボクに秒殺された槍使いの刀奈、今は楯無だね」

 

「まさか、わたしの初恋が、女だったなんて‼ それより、話してもらうわよ、剣心さんについても‼」

 

「お母さんにあったんだ、ボクは見ての通り、異世界をまたに掛ける、特務エージェントにして、時空管理局と武装探偵を合わせた部署、次元武偵の一人にして、チーム、流星の絆の大将」

 

「長いけど、分かったわ、今回のことはわたしの暗部としての落ち度もある、それに生身でISを破壊する集団が襲撃してくることを予想できなかったのも事実だし、ん? お母さんって言ったわよね?」

 

「剣心はボクのお母さんだけど? 十年前に一回会ってるよ‼」

 

「嘘(゚Д゚)ノ‼」

 

十年ぶりに再会した暗部対策の暗部、更識楯無本名、刀奈とそれよりもスゴイ流星の絆の大将、鳴流神龍姫は久しぶりに話をすることになったのであった。

 

楯無はまさか初恋の相手が自分と同じ女であると落ち込んでいたのだが、剣心が若々しかったのでだが、龍姫が母だというと、楯無はフラクシナス内に響く音量で絶叫したのであった。

 

「ここはどこだΣ(゚Д゚)」

 

カルラはフラクシナスが空を飛ぶ戦艦だと言うことに気付いたのは遅くなかったのは別の話であった。



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親方‼ 空からウサギが(゚Д゚)ノ‼

龍姫達がフラクシナスで話をしている頃、天夏達は無事にクジョウ島に到着していたのであった。

 

「ヤヨイ‼」

 

「セツナ、トワ、出迎えありがとな」

 

「いいの、織斑千冬をボコボコにしようという計画を清めの宮で話しているよ」

 

「いや、ユーリさんがボコボコにした」

 

「なるほど、ユーリ様を見かけで判断した織斑千冬の過信が招いたことです、これでしばらくは大人しくなるでしょう、国際IS委員会も、魔導騎士のテロリストがいるのですから」

 

「ISと魔術は相性が悪いからな」

 

ヨモギという白い小鳥だが式神としては十二単の女性に変身する式神を操る茶髪のショートカットの少女、セツナと、その親友で黒い小鳥で変身すると青鬼になる式神を操る少女、トワの出迎えを得て、歩きながら朝宮家に向かう道中でIS学園で起きたことを話していたのであった。

 

その時だった、

 

「きゃぁぁっぁぁ退いて(>_<)‼」

 

「ど~ん‼」

 

「良し、埋めよう‼」

 

「殺す気Σ(゚Д゚)‼」

 

「げ‼ ヤヨイにそっくりΣ(゚Д゚)‼」

 

「まさか・・・束姉ちゃん(=゚ω゚)ノ」

 

「うん‼ 束さんだよ(^-^)‼ けど、美少女になりましたO(≧∇≦)O イエイ!! 」

 

「まさか若返ったんですね(=゚ω゚)ノ」

 

「ママとパパに養子にしてくれって頼んでみるか(*´ω`*)」

 

空から黒髪のロングヘアーに緋袴に小袖という至ってシンプルな巫女服で落ちてきた少女はそのまま地面に尻もちを搗きながらクレーターを作ったので、ジト目でハイライトが消えた天夏達はアイテムパックから一斉に剣先スコップなどを一斉に取り出して落ちてきた少女ごと埋めるという行動に走ったのであった。

 

髪型を整えた少女は、なんと弥生とカスミと瓜二つという顔立ちだったので、弥生が元姉の束かと質問すると少女は頷いて弥生に抱きついたのであった。

 

姉妹揃ってスタイル抜群なのだ。

 

弥生は実家に帰る所だったこともあって、今の両親に養子にしてもらうことにしてもらったのである。

 

義姉、カスミが茶熊学園にいることを願って。

 

「いいぞ‼ 今日から、うちの子だ、カスミもお姉ちゃんが出来たから喜ぶからな(≧◇≦)」

 

「今日から、お姉ちゃんだよ、カスミちゃん(≧◇≦)‼ 名前は、ムツキ・アサミヤ」

 

「はぁ~大丈夫かしら、六年間もヤヨイをすっぽかしていなくなったしね(´・ω・`)」

 

「精神疾患、統合失調症と患っていたからな、今の弥生から想像できないけど」

 

案の定実家にカスミも戻っていたようで、結局、朝宮家の長女として、篠ノ之束改め、ムツキ・アサミヤつまり地球での名は、朝宮睦月と名乗ることになったのであった。

 

家事全般が全くできなかった前世だった睦月は転生するにあたって、料理が出来るようになる能力を得ていたのであった。

 

本人曰く、今の年齢は十八歳と言うことなので、つまり、龍美達と同い年と言うことになったのであった。

 

 



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朝宮家での一幕

天夏達はクジョウ島で転生した篠ノ之束ことムツキ・アサミヤが空からどっかで元守護女神がくしゃみをしているであろう落下してくるという登場でクレーターが出来たのでそれごと埋める気満々でハイライトが消えたことで突っ込んで、転生の際に、十八歳にしてくれと駄々をこねたことで現在は十八歳になってしまった長女に朝宮家は大喜びであった、カスミは内心不安でしかなかったのだが、こういったことが当たり前のこの世界で生きてきたので気にすることはなかったのであった。

 

「ねぇ、これ何?」

 

「あ、それはソウルボード、ルーンを嵌め込めば自分を強化できるもので職を変えると一からやり直すことになる物だな、この世界じゃ、それが当たり前で、制限を解除するのは、仲間と交流するしかない」

 

「姉さんは、確か、元篠ノ之流だったわね、剣士か双剣」

 

「ムツキさんは、双剣がいい‼ ってことで、てんくん、刀頂戴(≧◇≦)‼」

 

「ダメです、自力買って来てください‼」

 

「無一文のか弱い少女に言う<`~´>‼」

 

「それにわたし達のは機攻殻剣ですし」

 

睦月は、この世界の住人なら産まれ持ち持っているソウルボードを出現させて説明を求めたので、そこは弥生がわかりやすく説明してあげたのである。

 

早速双剣に決めた睦月は刀を天夏におねだりしたのだが、そこは甘やかしちゃまずいので、自分で買って来てくださいといい、機攻殻剣なので渡せないと説明したのであった。

 

「お姉ちゃんはもう、ちーちゃんと縁斬ります‼」

 

「織斑千冬、モンド・グロッソ二冠を達成した後、ドイツ軍で、当時のなぎさ様、ラウラ様に間違った道を教え、自分に従わない者には、容赦しない独裁者、そして」

 

「オレの元姉である、日本政府が名誉のためにオレを生贄にしたことを知った頃には、オレは幻想郷で保護された」

 

「そして、弥生様を精神的に追いやった人物でもある」

 

「ルエルは、もう持病で亡くなった」

 

「とりあえず、三日間は、大人しくしてるんじゃないのかしら?」

 

「女尊男卑派の連中が保釈金を払って釈放させたようだし」

 

篠ノ之束として睦月は、織斑千冬と完全に疎遠することを誓って、織斑千冬に付いてこれまでのことを確認していたのであった。

 

今日はクジョウ島で過ごすことになったのだが、

 

「てんくん‼ 今日は睦月さんと寝よう‼」

 

「お姉ちゃん、何、わたしの婚約者を寝取ろうとしてんるんだ(^-^)」

 

「ねぇ、いつからアンタと天夏が婚約者になってるの(^-^)」

 

結局、天夏の取り合いを始めてしまったのであった。

 

 

 



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天災、セイグリッド家訪問

クジョウ島で一夜を過ごした天夏は婚約者同然の弥生を含めた一行に取り合いの標的にされてしまったのであった。

 

一方、

 

「あいつか、あいつがわたしから弟を奪って変えたのはァァぁ! あの紫仮面‼ あの男‼」

 

一旦、龍姫達に公務執行妨害罪で現行犯逮捕されたが、国際IS委員会の根回しで保釈金が払われて釈放された織斑千冬は勝手な憎悪を龍姫とユーリに燃やしていたのであった。

 

幸いにも山田先生は理事長の指示で実家に戻っていたので今は織斑千冬ただ一人IS学園の寮長室で酒におぼれていたのであった。

 

以前も、ヴェスタWSCに天夏達の専用機を要求したが、オズマによって、異世界の王族に知れ渡り、IS学園理事長、轡木十蔵からこっぴどく絞られて、減給を言い渡されたという前科を持っているのであった。

 

「お義母さん、お義父さん、行ってきます‼」

 

「迷惑かけるんじゃないぞ‼」

 

「それじゃあ、サンクトフィード島に向けて出発‼」

 

「睦月お姉ちゃん、テンションたけ~」

 

「お姉さま、大丈夫かしら(´・ω・`)」

 

睦月がセイグリッド公爵家に行きたいと言い出したので、日帰りでサンクトフィード島に向かうことなり、ハイテンションな睦月を見ながら、天夏達は前途多難な旅路になると思っていたのであった。

 

「おお、スミレ、そちらは、フィアンセの天夏くんだね」

 

「お父様Σ(゚Д゚) どうしてそんな話になっているのですのΣ(゚Д゚)」

 

「昔の口調になってるぞ、では、わたしはこれから、出かけるからな、アンナも会いたがってるからな」

 

「お姉さまだわ・・・」

 

「どんまい、スミレ」

 

「ちょっと、応接間で待っててね(^-^)」

 

「ありゃ、完全に切れてたな(=゚ω゚)ノ、応接間に行こうか、みんな」

 

「ああ、そうしよう」

 

サンクトフィード島に無事に到着した天夏達をセイグリッド公爵が出迎えてくれたのだが、どうやら、アンナがどこで聞いたのか天夏のことをスミレの婚約者だと言ったので、スミレは昔の口調になってしまったのである。

 

セイグリッド公爵は出かけると言って飛行船乗り場に向かったのを見届けたスミレは、義姉、アンナを説教しに笑顔だが、背後に完全にトランスコアが立っていたのが見えた天夏達は応接間に向かったのであった。

 

その後、中庭から悲鳴が聞こえてきたのであった。

 

「うぇ~ん;つД`)‼」

 

「スミレお嬢様‼」

 

「お待たせ‼」

 

「スミレちゃん、まさかスターライトブレイカーでも撃ってきた?」

 

「別にみんなが気にすることではないわよ(^-^)」

 

天夏達「いや、完全にまだ怒ってるんじゃん(´・ω・`)」

 

笑顔で屋敷の応接間にやってきたスミレの後ろで大泣きしているアンナを見て、睦月はどんなお説教をしていたのかと聞くと、気にするなというのだが、天夏達は怯えたのであった。

 

 



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臨海学校の準備の買い出しの計画

アンナの悪ふざけが度が過ぎたことで機嫌を損ねていたスミレは天夏達共に優雅に紅茶を飲んでいたのであった。

 

「ユーリ様にISで戦いを挑むとは、これに懲りて、独裁者体質が治ればいいのですが?」

 

「アンナちゃんわかってる(^_-)-☆」

 

「自分で言うのもなんですが、わたくしは武芸を嗜んでいる者ですので、織斑千冬如き、わたくしの相手にもなりませんわ‼」

 

元に戻ったアンナはIS学園襲撃事件のことを各地に言っている際に聞いていたこともあって話がスムーズに進んでいたのであった。

 

この世界ではルーンと言われる特殊な石で戦闘や日常生活などを送っているので、ISのコアなど簡単に作れてしまうのであった。

 

現にシャナオウやヨシナカやミオやユイといった自立型アンドロイドが存在しているこの世界なのだ、ISのコアが落ちていても不思議ではないのだ。

 

閑話休題

 

アンナもいろいろな冒険者達に触れあっているのか見た目に反して武芸達者なのか、織斑千冬に勝てると豪語したのであった。

 

「またいらしてくださいですわ、スミレ、気を付けて」

 

「お姉さま、またふざけないでくださいね」

 

「もう、スミレったら」

 

天夏達は明日が最終日なので、IS学園に戻ることにしたので、アンナに見送られて、IS学園に戻って行ったのであった。

 

「睦月さんはここから超神次元ゲイムギョウ界に戻るね」

 

「わかった、紅椿は、誰かに回してくれ」

 

「わかってる‼」

 

【弥生様には私がいますから】

 

フラクシナスに一旦よって、睦月が超神次元ゲイムギョウ界のヴェスタWSCのあるプラネテューヌへ送り出したのであった。

 

「簪、元気か?」

 

「うん、学校が臨時休校になったって、昨日龍姫さんが教えてくれた」

 

「で、生徒会長は?」

 

「簪ちゃん~(-_-)zzz」

 

「寝かしておこう、じゃあな」

 

「うん、IS学園で」

 

フラクシナスに来たので、ついでに医療機関で入院している簪のお見舞いをすることにした天夏達は患者衣を着用して、左腕をギプスで固定されて、右足も足先までギプスで固定されている簪の横で涎を垂らしながら寝ている楯無を起さないように部屋を後にしたのであった。

 

「さてと、臨海学校か、わたしはフローリア姐さんがくれた水着があるから、一応必要がある物はレゾナンスへ行くか?」

 

「ボクはゲイムギョウ界の方が良いかな?」

 

「睦月お姉ちゃんとまた一緒か、仕方ねぇな、レゾナンス言ったら女尊男卑の連中に絡まれるか」

 

「そうね、プラネテューヌはいいのありそう?」

 

「うん、ラステイションは電化製品とかは普通なんだけど、高級店が多いから」

 

「ルウィーは年がら年中冬と秋だから、水着はあまり売ってないし、かといってリーンボックスは神装機竜を展開しないといけないし」

 

「プラネテューヌへ行くか、まだ日があるし、今度の土日に」

 

天夏達は臨海学校の計画を練っていた所で、必要な物を買うためにはこの世界にはレゾナンスと言うショッピングモールがあるのだが、女尊男卑の連中に絡まれてくなかったので、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌへ買い出しに今度の土日に行くことになったのであった。

 

だがこの時、ある人物がIS学園に転入してくるとは今の天夏達は知る由もなかった。

 

 

 

 

 




次である人物が出てきます


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IS学園にやってきた、公爵令嬢

臨時休校最終日はIS学園での自主鍛錬などを行って過ごした天夏達はSHRが始まるまで自分の席に着いていたのであった。

 

「あれ、織斑先生は?」

 

「それが、この前の一件でしばらく謹慎処分だそうです」

 

「だって、この前カッコイイ、剣士様にISで斬りかかってたし」

 

《この前の事、みんな知ってるみたい》

 

《まぁ、あんだけISで生身の人間を攻撃したんだ、仕方ない》

 

担任教師の織斑千冬が来なかったので、副担任の山田真耶が、この前の襲撃事件で武装していたとはいえ、生身の人間相手にISを使ったことによる理事長直々の謹慎処分を言い渡されてたということを説明されたことを聞いた教室の生徒達は思い描いていたブリュンヒルデの織斑千冬のイメージが崩壊して、離れていったのであった。

 

「実は、今日はいいお知らせがあります‼ どうぞ入ってください‼」

 

《弥生、なんか嫌な予感が・・・》

 

《わたしもだ》

 

どうやらこのクラスにまた転入生を招き入れることになったらしく、山田真耶が入って来るように言うと、引き戸が開いて、

 

「では、自己紹介をお願いします」

 

「ガ~ンΣ(゚Д゚)」

 

「ヴェスタWSCイギリス支部所属の、アンナ・セイグリッドです、スミレの姉ですが、皆さまとは気軽に触れ合いたいと思っています」

 

「席は、あそこです」

 

《スミレ、どんまい》

 

《飛行島に逃げたい・・・》

 

金髪碧眼で髪型はドリルテールにして、IS学園の制服をドレス風に改造してきたアンナ・セイグリッドだったのである。

 

妹であるスミレが心配で転入してきたのだろう、当のスミレが机に向かって落胆しているのだから。

 

「では、授業を始めます‼ アンナさん、分からないことは遠慮せずに聞いてくださいね」

 

「御気使い感謝します」

 

こうして、また愉快な仲間が増えた天夏達は授業を受けるのであった。

 

一方で、

 

「リィンさん、アルカさん、すいませんね、こんなこと急に頼みまして」

 

「別に構いません、これが白式なんですね」

 

「はい、ですが、マリさんの白鯨よりだいぶ型落ちするんですが」

 

「そういえば、ISは女性にしか反応しないのでは?」

 

「わが社は、ルーン工学を使用して生活している以上、ルーンを使えばこんなことは造作もないのですよ」

 

「刀一振りが限界ってどんなISよ‼」

 

「倉持の技術力のレベルが酷いと言うことはわかった」

 

ヴェスタWSCでテストパイロットの依頼を受けたリィン達とアルカ・アトレイアも三世代つまり女性しか動かせない世代を動かせる男性操縦者の素質を持っていたことがわかったので、念の為、ヴェスタWSCで保護という形で現在二人は、剣一本で拡張領域がいっぱいという欠陥機「白式」を纏っているのであった。

 

武器などを開発しているラインフォルト社の令嬢のアリサでもこの欠陥機のスペックがひどすぎると言い捨てたことで、ラウラも倉持技術の低レベルに呆れた物言いをしたのであった。

 



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アンナの実技訓練

セイグリッド家長女、アンナ・セイグリッドがIS学園に転入して来るという、イベントが起きて、妹のスミレは机に恥ずかしいのか念話で飛行島に逃げたいと言い出したのであった。

 

最初の授業はISについての座学であった。

 

「と、ここまでで、何かわからないことはありませんか?」

 

「大丈夫です、分からないことがあったら、後で聞きに、スミレの部屋に突撃します‼」

 

「やめてΣ(゚Д゚)‼」

 

「いいな~、お姉さんと同学年って」

 

「キ~ンコ~ンか~ん」

 

「では、次の授業はISの実技訓練ですから遅れないように」

 

男子一同「さてと、行くぜε=ε=ε=ε=ε=(o・・)oブーン ‼」

 

「余程、殿方と触れ合ってないのがわかりますわね、行きますわよ、スミレ」

 

「お姉さま・・・・」

 

アンナも予め転入する際に屋敷の自室で合間を縫って、ISに付いて勉強していたので、座学は問題なかったのである。

 

そして授業の終わりのチャイムが鳴って山田真耶が次の授業が実技訓練だと説明した瞬間、弥生達以外の女子が天夏達男子をロックオンし始めたので、天夏達はルクスを抱えて、当たり前のように窓から飛び降りて更衣室を目指して行ったのであった。

 

その様子を見たアンナは男と触れ合うことがないのかと言うくらいに呆れながらスミレを連れて更衣室を目指すのであった。

 

「さぁ~やるわよ‼」

 

「模擬戦ですわね」

 

「アンナも機攻殻剣なの?」

 

「詳しいことは、休み時間にでもお話しますわ、行きますわよ、理輝」

 

「ああ」

 

第一アリーナに遅刻せず集合した天夏達は謹慎中の織斑千冬の代役の教師相手に手始めに模擬戦を行うことになり、アンナと理輝が指名されたのであった。

 

理輝は紺色のTシャツと短パンに別れているISスーツを着用し、紺色の日本刀型機攻殻剣「クロノジェット」を抜き、アンナはピンクと白のISスーツを着用して、金色のサーベルの柄だが刃が日本刀という軍刀型機攻殻剣を抜刀し、

 

「魂を震わせる、新世界へ導け‼ クロノジェット‼ 接続開始‼」

 

「猛き風よ、爆風となりて、蒼き竜を覚醒しなさい‼ テトラバースト‼ 接続開始‼」

 

【理輝、模擬戦だけど、油断は禁物】

 

【行くよ~アンナ】

 

「来なさい‼ 甘ちゃん‼」

 

理輝の背後に、蒼い時計を催したドラゴンが姿を現し、アンナの背後には先日スミレが呼び出したテトラドライブと似ているドラゴンが姿を現し、装着されたのであった。

 

理輝のクロノジェットは青い翼に赤い垂が付いている装甲機竜で、アンナは両肩にキャノン砲が搭載された装甲機竜だったのだ。

 

そして、模擬戦を行うことになった教師だったのだが、

 

「当たれ‼」

 

「焼き払えですわ‼」

 

「なんで、槍からビームΣ(゚Д゚)」

 

「準備運動にもなりませんわよ‼」

 

打鉄を纏っている教師は慢心していたのか、まさか、接近武器からビームが放たれるとは思ってなかったようで、一瞬で勝負がついて、そのあとは専用機持ちによる講習会が始まったのであった。

 

 

 

 




アンナの属性が水なので


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アンナが来た理由

実技訓練前の模擬戦では実戦経験が豊富な理輝とアンナの貫録勝ちで終わり、専用気持ちによる講習が行われたのであった。

 

アンナは本当に素人なのかと疑いたいくらいに教師顔負けで漆黒騎士イリア直伝の教え方で教えていたのであった。

 

男子一同に群がったのは言うまでもない。

 

「お姉さま、どうして転入してきたんですか<`~´>‼」

 

「愛しい妹の為ですわ(^_-)-☆」

 

「どうするんですか、公務とかは‼」

 

「お父様達から、頑張って、織斑千冬を倒して来いと応援されたんですわよ‼」

 

「アンナは自給できるし、大丈夫だろ、それに引き換えあの暴力教師、家で酒ばっかのんでんじゃねぇ?」

 

「うん」

 

「フィルフィ、頷かなくても(´・ω・`)」

 

時は過ぎて昼休み、天夏達はお弁当を持ち寄って屋上のベンチに腰掛けてアンナがIS学園に転入してきた経緯を物凄い剣幕でスミレが問いただした所、転入するからには、織斑千冬を倒して来いという絶対条件を引っ提げて、チェルシーやウィリアムからも背中を押されたと答えて、アンナは大丈夫と弥生が言い、織斑千冬の自活力のことを暴露したのである。

 

フィルフィは龍姫に作り方を教わった、玉子焼きを食べながら頷き、ルクスは呆れた。

 

天馬達は相変わらずの様子だった。

 

一方で、

 

「聞いた? 織斑千冬が逮捕されて、今謹慎中らしいわよ」

 

「なんでも、理事長が雇っていた警備会社の人にISで襲い掛かったらしいのよ」

 

織斑家がある住宅では奥様方の井戸端会議が先日の伐刀者達の襲撃で理事長が天夏達を通じて雇っていた龍姫達をIS部隊が襲ったという内容だった。

 

「襲われた人は大丈夫だったらしいのよ、逆に、返り討ちにしたらしいのよ」

 

「それも、色男だって噂よ」

 

どうやらマスコミなどが謎の黒髪剣士ことユーリのことを記事に書いていたらしく、奥様方の井戸端会議は盛り上がっていたのであった。

 

「わたしはあいつらを許さない、わたしから一夏を奪った、紫仮面、そして、ユーリ」

 

織斑千冬は自宅謹慎なのか、台所でまたもや酒に溺れたらしく、弟達の命を奪ったのはルエル・サクラリッジなのだが、現在、生死不明と知らず、完全に龍姫達に憎悪を燃やしていたのであった。

 

「簪、送って行こうか?」

 

「大丈夫」

 

「よっこいしょと」

 

「キャ‼」

 

「困ったときはお互い様だろ、四組に送って来る‼」

 

「お~い、松葉杖、置いてってるぞ‼」

 

「それ、ボクが持って行ってあげるよ」

 

「そうね、簪はアタシ達と同じクラスだし」

 

「それじゃ、ルカ、イリア頼んだ」

 

屋上でお弁当を食べた天夏達は道中で学年別トーナメント襲撃事件で、負傷した簪と遭遇したので、弥生が慣れた様子で簪はお姫様抱っこで抱え上げて、簪のクラスに送り届けることにしたのだが、簪が使っていた松葉杖を置いて行ったので、偶然通りかかったルカとイリアに預けて、自分達のクラスに戻ったのであった。



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白騎士改め宝石騎士

アンナが転入してきた日の夜、龍美は武偵所の開発室で恋人の瑠美奈と一緒に作業を行っていたのであった。

 

「これで、こうして」

 

「いよいよか?」

 

「白騎士、あなたはもう人殺しの道具じゃない」

 

白騎士事件に使われた白騎士コア以前は白式に搭載されていたが、今はラタトスクがヴェスタWSCとデウスエクスマキナ社通称、DME社の同盟の元、織斑千冬が犯した罪を公にする証拠は集まったのである。

 

閑話休題

 

「白騎士改め、サロメ」

 

「わたしをこの世に生まれ、兵器として扱われました、ですが、あの時、織斑千冬を止められなかった自分に負い目を感じて、弟である織斑一夏の白式のコアとして役目を受けました、今は主、鳴流神龍美の為、この剣を振るいます」

 

「もう、誰かのためとかじゃなくて、自分のためにしてみなよ」

 

「はい、ありがとうございます」

 

龍美はなんと、白騎士のコアを精霊化して見せたのであった。

 

クリーム色の髪をツインテールのように束ねて、白銀の甲冑を身に纏ったエルフの女騎士の姿としたのであった。

 

龍美のために剣を取ると言い出したサロメと名付けた精霊に、龍美は自分の道を歩んでみたらどうかと諭して、霊体化していったのであった。

 

サロメはもう、織斑千冬には愛想つかしたと言った感じだった。

 

「ISがどのように優れようと、人間が扱いを誤れば只の人殺しの道具でしかない」

 

「レナスさん」

 

「オーディン様もISの一件で頭を悩ませている」

 

「ラグナロクがΣ(゚Д゚)」

 

「流石にそれはないわよ‼」

 

戦乙女ヴァルキリーとフレイがやってきたのであった。

 

やはりISに付いても天界で論議が行われていると伝えられたのであった。

 

「カムイ学長、すいません」

 

「いいんですよ、轡木理事長」

 

茶熊学園学長カムイとIS学園理事長轡木十蔵が次元を超えて話し合っていたのである。

 

茶熊学園も同じ孤島に建てられているが、一般の人でも利用できる施設があるのだが、IS学園は各国の思惑が交差しているという闇を抱えている学園いう違いだが、同じ学び舎同士であることを考えていたのであった。

 

そして、夜が明けた翌日、

 

「大変だ‼」

 

「どうしたんだよ、近朝早く男子寮に」

 

「はぁ、はぁ、テレビ点けて、ニュース見ろ‼」

 

「おう、分かった」

 

いつもなら朝の修練の為に弥生達が迎えに来るのだが、今日は何やら大慌てで弥生達が男子寮に走ってやってきたのであった。

 

息を整えた弥生に言われるがまま、男子寮の広間のテレビをつけてチャンネルを合わせた瞬間、

 

「ただいま、IS国際委員会が解体されました」

 

「どうなってんだΣ(゚Д゚)‼」

 

「龍美の姉御に連絡し・・・」

 

「その必要は無い」

 

「バイパーさん、どういうことですか?」

 

「総理大臣がIS委員会の裏側を公にした」

 

「此処は」

 

「そのことについては、今日の全校集会で話される、オレは茶熊学園に戻る」

 

「わかりました(月影獏牙、アンタは何をしたいんだ?)」

 

IS国際IS委員会が崩壊したことがニュースになっていたのである。

 

どういうことかわからなかったので、龍美達に連絡しようとした時にバイパーが茶熊学園の改造制服を着てやってきたのであった。



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生まれ変わった学園

朝の速報ニュースで国際IS委員会が解体されたことが流れたことで現在IS学園は大パニックに陥っているのであった。

 

そのため、緊急の全校集会が行われようとしていたのであった。

 

「え~と、皆さん、今日、放送されたニュースをご覧になったと思います、実は、IS学園は、本日をもって、第二茶熊学園になりました‼」

 

「えぇぇっぇΣ(゚Д゚)‼」

 

《オズマさん達の仕業だな(´・ω・`)》

 

《そうね、思い当たる人でこんなことできるのって、ラタトスクくらいしか思いつかないし》

 

全校集会が始まって、理事長轡木十蔵から今日から第二茶熊学園になったことを報告したのであった。

 

もちろん、生徒を含む教師達が大騒ぎになって、天夏達は念話でこんなことを実行できる人物を思い出していたのであった。

 

「モンド・グロッソが・・・」

 

「それと、今日から、この学園に新しく転入生と先生が来ましたので、自己紹介をお願いします」

 

《?》

 

ISの世界大会が無くなったことに落胆している生徒達に向かって理事長轡木十蔵は第二茶熊学園になって初めての転入生と教員を紹介することになったのであった。

 

「今日からみんなと一緒にこの学園で学ぶことになった、五反田弾です‼」

 

「皆さん、初めまして、今日から皆さんのISの実技訓練を担当する、スコール・ミューゼルです」

 

「同じく、天河瑛夏だ、よろしく‼」

 

天夏達《えええええΣ(゚Д゚) 瑛夏達は兎も角、なんで、弾までΣ(゚Д゚)》

 

「では、これにて全校集会は終わります‼」

 

なんと天夏達の親友の五反田弾と瑛夏が茶熊学園の制服に身を包んで転入してきたのであった。

 

そして、教師として、本名で転任してきた黒いスーツを着こなしたスコール・ミューゼルが織斑千冬に変わってISの実技訓練の教員になったのであった。

 

これにて全校集会が終わったのであった。

 

で、もちろんクラスは、

 

「はぁ、なんで、ここなんだよ、二組に朱音がいるのに」

 

「まぁ、まぁ、臨海学校のあとでクラス分けするらしいから、それまで我慢しろよ」

 

「そうだよ‼ お兄ちゃん」

 

「楽しくなったな~」

 

まさかの天夏達が集結している1年1組という徹底ぶりだったのである。

 

そんなことを思いつつ、天夏達もちゃっかり茶熊学園の制服に袖を通しているのだが。

 

「では、授業を始めます‼」

 

「弾、ISのことは予習してきたのか?」

 

「ああ、一週間前に此処に来るって決めてからやってきた」

 

第二茶熊学園になって初めての授業を開始されたので、幸いにも天夏の横だったので弾に予習はと聞くと、やってきたと答えて、そのまま山田先生の座学に入って問題なく終えたのであった。

 

この後の実技訓練がとんでもないことになろうとは。

 



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いつもの風景

弾と瑛夏が転入して来ての初めてに二組との合同訓練を行うことことになったのである。

 

相変わらずの窓から飛び降りに弾は勝美に米俵の如く担がれて、無事に男子更衣室に到着し着替え終わって、アリーナに到着したのであった。

 

「では、基本が肝心よ、では、専用機組、前に出て‼」

 

「はい‼ 白き刃を持って、すべてを斬り裂け‼ サンクチュアリガード‼ 接続開始‼」

 

「来たれ‼ 不死なる象徴の竜。連鎖する大地の牙と化せ‼ エクス・ワイアーム‼ 接続開始‼」

 

「踊れ波‼ 煌け‼ 命生まれる魂の一滴‼ 七色に輝け‼ パシフィカ‼ 接続開始‼」

 

「闇夜に光る月剣の刃を持って、正と負の刃を振り下ろせ‼ 斬爆‼ 接続開始‼」

 

「始動せよ。星砕き果て穿つ神殺しの巨竜。百頭の牙放ち全能を殺せ、テュポーン‼ 接続開始‼」

 

「セドナン、人魚だ」

 

アリーナに到着しミューゼルの指揮の元、専用機持ちにデモンストレーションを行ってもらうため、天夏達が前に出て、装甲機竜を纏ったのである。

 

セドナは人魚なので、装甲機竜というより、装甲人魚といった感じなのだ、そのため装甲がピンクの和風ドレスのような機体になっているのであった。

 

もちろん後ろに人魚の尾っぽに似せた剣尾も付いている。

 

「可愛い・・・」

 

「セドナの機体は人魚ですの?」

 

「はい、無理を言って竜ではなく、バミューダ△のクランをインストールしてもらいましたので」

 

【楽しもう‼】

 

「では、そのまま等間隔で飛行して、指示を出すまで」

 

「了解です‼」

 

フィルフィもセドナの機体を可愛いと言い、セドナは恥ずかしながら答えて、セドナの機攻殻剣「パシフィカ」も嬉しそうに答えて、教官のミューゼルに言われるがまま空中を飛行するように指示が言い渡されて、飛行することになったのである。

 

「海道さん、泳いでるみたい」

 

「うん」

 

「わたしも専用機が来れば・・・」

 

「瑛夏、オレもだ」

 

空中を並んで飛行している天夏達を見ていた生徒達は各々思っていたことを述べて、弾と瑛夏の二人は企業代表という名目で専用機が送られるのだが、今は他の生徒と混じって訓練機で授業を受けているのである。

 

「急降下して、停止、目標は地面から20㎝以内!」

 

「お先に‼」

 

「ルーちゃん‼」

 

「オレ達も‼」

 

次の指示は急降下からの停止で目標は地面から20㎝というので、一番前を飛んでいたルクスが最初に急降下して、ピッタリ20㎝で停止し、続けて急降下したフィルフィも同じく地面から20㎝で、天夏も同じく、スミレもジャスト20㎝で停止し、続いて降りてきたメンバー全員、20㎝以内に出来たのであった。

 

「いいわよ、では、いつも通りに専用機持ちが講師になって、みんなに教えなさい」

 

「はい‼」

 

こうして実技訓練が何事もなく終わったのであった。

 



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旧友との昼

天夏達がいつも通りに講師になって実技訓練を行って今はお昼休みでみんなで食堂でお昼にしているのであった。

 

「オレの名はリアムだ、よろしくな」

 

「グレイヴだ」

 

「ルカ・ミルダって言うんだ、よろしくね弾」

 

「おう、よろしく、まさかこんなにも男性操縦者が現れると、ほっとするな」

 

「まぁ、スラム街にまで適性検査しないからな、ウォルターさんが話持ち掛けてくれるまで知らなかったからな」

 

「みんな、それぞれ事情があるってことなのよ、弾」

 

「なるほど、そういえば、千冬さんは?」

 

男性操縦者達と一緒に天夏の大奥とルクスとフィルフィと一刀と裕姫という光景に弾は羨ましそうに食事をしながら、自己紹介をしていたのであった。

 

瑛夏も敵愾心が無くなったのか、笑顔で義姉になる天馬と、兄天夏との兄妹の時間を楽しみながら義父悠馬から送ってもらった予算で和食定食を食べていたのであった。

 

弾は、織斑千冬がいないことに気が付いたのであった。

 

「弾は知らないわね、この前の襲撃事件で、理事長に雇われた人にISで攻撃したらしいのよ、その人は、アタシ達の仕事の先輩なんだけど、返り討ちにしちゃって、そのあと、暴行罪と殺人未遂で現行犯逮捕」

 

「クビ飛ばねえのか?」

 

「そこは女尊男卑の集団とか、解体されたIS委員会の連中の根回しで保釈金で釈放されて、自宅謹慎中だ、臨海学校の日までには解けるんだと」

 

「浦島太郎状態だろうな、まぁ、臨海学校が楽しみだぜ‼」

 

「今度の土日に、一緒に買い物にいかねぇか? レゾナンスじゃ、絡まれるし」

 

「どこへ行くんだよ、オレ一回蘭に顔見ねえと」

 

「蘭も一緒に連れてけばいいじゃない、アタシ達は大歓迎よ」

 

「お言葉に甘えるか」

 

弾に織斑千冬が謹慎処分の身になった経緯を朱音が事細かに説明した所、弾は驚くどころか返り討ちにした人物に呆れているようで、良く、クビが飛ばないのが不思議だと言ったので、弥生のわかりやすい説明で話を一旦切って、天夏達の買い出しに一緒に来ないかと誘うと、妹と約束があると言うので、ハルカから妹も一緒に連れてこればいいと言われて、弾も承諾したのであった。

 

「それにしても、天夏達のIS、カッコよかったな」

 

「あれはISじゃない、装甲機竜とISのハイブリット機体だ」

 

「装甲機竜については、ボク達が教えることになってるから」

 

「よろしく頼む‼」

 

弾は訓練機「打鉄」を纏い、朱音の組で訓練を受けていた時、天夏達の機体に見惚れていたのであった。

 

ルクス達が茶熊学園教育方針で生徒兼講師として装甲機竜について教えるということになっているののであった。

 

 

 



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五反田兄妹の異世界訪問

弾と瑛夏が転入して来て初めての週末の休みになって、天夏達はある場所に行くために、弾の実家の五反田食堂前にやってきたのであった。

 

ハルカ達は先に別件で用事があると言うので、別れていたのであった。

 

「待たせたな、天夏」

 

「気にするな、さて、行くとしますか」

 

「いいんですか、わたしも一緒で」

 

「いいんだよ、それに向こうで蘭に会いたい奴らがいるからな」

 

「それじゃあ、転送開始‼」

 

「なんだΣ(゚Д゚)‼」

 

出かける仕度を終えた五反田兄妹と合流した天夏達は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌに転送するため、テレパイプを発動し、光が立ち昇り驚く五反田兄妹を尻目に天夏達は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの武偵所本部に転送していったのであった。

 

フラクシナスを通らずに唯一超神次元ゲイムギョウ界のは直接行けるのである。

 

「着いたみたいだな」

 

「ようこそ、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ次元武偵本部へ、本部長の鳴流神龍美、そして」

 

「副本部長の式神瑠美奈だ」

 

「よろしくお願いします、五反田弾です」

 

「妹の蘭です」

 

「よろしくね、下で、妹達が待ってるから、これからも従兄妹とは仲良くしてね」

 

「はい、失礼します」

 

無事に超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ次元武偵本の屋外展望台に到着した天夏達を最高責任者で天夏と天馬と瑛夏の従姉である、鳴流神龍美とその婚約者の式神瑠美奈が直々に出迎えてくれたのであった。

 

龍美と瑠美奈が五反田兄妹に自己紹介をして、武偵所前で案内役の妹達が待っていると告げられて天夏達は下に降りていったのであった。

 

「今日一緒に超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのショッピングの案内する、鳴流神真龍婭と」

 

「妹の美龍飛です」

 

「兄?」

 

「すまん、つい興奮しちまった」

 

「それでは参りましょうか」

 

「はい‼(あれ、龍美さんと似てないけど?)」

 

武偵所前で五反田兄妹の護衛をすることになったのは、なぜかロングタイプのメイド服を着て、アップスタイルに髪を整えている真龍婭と、その妹で動きやすそうな薄紫色のパーカーに短パンスタイルに髪型はポニーテールに結っている美龍飛が待っていたのであった。

 

弾は見惚れていたので蘭が揺さぶって我に帰った弾共にプラネテューヌのショッピングを楽しむことにしたのであった。

 

「あ、美龍婭じゃない、それと天夏達も」

 

「アイちゃん、それにコンパ、ええ、今から天夏達の買い物に付き添いですから」

 

「あとで、武偵所でね」

 

「なぁ、さっきの人達は?」

 

「わたしの親友で、藤間愛とコンパです、では行きましょうか」

 

「はい」

 

プラネテューヌのショッピングセンターに向かう道中で、元諜報部だったアイエフこと今は日本国籍を得るために藤間愛と改名している、闇の神姫「オシリス」で、もう一人のピンクの髪をショートカットにしている女性、コンパまたの名を光の神姫「ラファエル」の名を得た二人に遭遇して、真龍婭は後で会う約束をして、案内を再開したのであった。

 

スキット:女尊男卑

 

真龍婭「そういえば、女尊男卑派の動きはどうです?」

 

天夏「織斑千冬が逮捕されたことで怯えてる」

 

蘭「ISに乗れるからっていい気なった罰よ‼」

 

美龍飛「蘭ちゃん」

 

弥生「この世界じゃISは大量生産できるし、男女共用だしな」

 

弾「そうなのか?」

 

スミレ「使用内容は救助活動がほとんどね」

 

 

 



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超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌでお買い物

プラネテューヌのショッピングセンター「ネプリア」に真龍婭と美龍飛の案内の下到着した天夏達は臨海学校の買い出しに向かったのであった。

 

「弥生は、フローリアさんがくれた水着を持って行くのか?」

 

「そのつもりだよ、けど帽子が欲しいからな」

 

「弥生さんのスタイルで、麦わら帽子って、世の男性が見惚れますね」

 

「そうかな?」

 

「アンタね、自覚が無いのΣ(゚Д゚)‼」

 

「いつの間に美龍飛と仲良くなっただ、蘭は?」

 

「実は同じ中学三年生だってことだったので」

 

一番最初に来ていたのは臨海学校に持ってい行く水着を買うために水着売り場にやってきたのであった。

 

レゾナンスより男女供品ぞろえは多いので、値段と相談しながら水着を選んでいたのである。

 

五反田兄妹はこの世界の通貨を持っていないので、真龍婭が龍姫から支給された予算から出すことになっているので、申し訳なさそうに五反田兄妹は買い物をしていたのであった。

 

弥生はフローリアに姉カスミとお揃いの水着を貰ったので、水着を買う必要は無かったのだが、たまには帽子でも被っておしゃれしたいと年頃の女の子らしい一面を見せたのだが、蘭の褒め言葉に対して自覚がないことを言ったので、朱音に注意されたのであった。

 

蘭と美龍飛はお互いが中学三年生と言こともあって意気投合したらしく、後で龍華達も紹介するまでの仲になっていたのであった。

 

「これの帽子がいいな」

 

「似合ってるな」

 

「弥生に何着せても元がいいからね」

 

「これ買ってくる」

 

「さてと、わたし達も買い物は終わったし、ちょうどお昼みたいね」

 

「でしたら、このショッピングセンターに入っているレストランで済ませましょ」

 

「すいません」

 

「龍姫お姉ちゃんから予算は貰っているので安心してください」

 

弥生が気に入った帽子は、シンプルで造花の桜の花のワンポイントが付いた幅広なつばの帽子が気に入ったようで、試着して、メンバー全員に見せて、好評だったのと弥生が気に入ったのでレジで会計を済ませて、合流して、ちょうどお昼時だったのでお昼にすることにしたのであった。

 

「オレ達、本当に異世界に居るんだな」

 

「弾、どうした?」

 

「だってよ、普通、異世界なんか来れるわけないって思ってたからな」

 

「この世界の人は女尊男卑に染まってないから」

 

「この世界に来てからというのも実感させられることばかりだな、特に織斑千冬が逮捕されたことに関しては」

 

「逮捕したのって、確か」

 

「わたしの義姉にして、流星の絆の大将である、鳴流神龍姫ですから」

 

「返り討ちにした男性、ユーリ・ローウェルさんか」

 

「ISより強い存在がいることには同意するしかないから」

 

五反田兄妹は初めての超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌに来たことに実感していたのであった。

 

この世界の住人は女尊男卑に染まらず生きている人が多いのだ、IS学園ある世界は女尊男卑に染まっている人が多いので、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌは平和だなと思っていたのであった。

 



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ブリュンヒルデ(笑)

超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのショッピングセンターで買い物を楽しんでいる天夏達だった。

 

一方で、

 

「はぁ~(´・ω・`)」

 

「あらま、生徒会長ではないですの?どうなさったのです?」

 

「確か、一年のアンナだっけ、助けて(T_T)/~~~‼」

 

「茶熊学園になっても生徒会長は大変ですわね、ではわたくしは妹が帰って来るまで修練ですので、あとでご一緒なさいます?」

 

「やめておくわ・・・」

 

学園の寮で過ごしていたアンナは前もって水着は用意していたので、修練に向かっている途中で生徒会の仕事で力尽きた、生徒会長の楯無と遭遇したのであった。

 

アンナは修練を一緒にしないかと誘ったが楯無は断ったので、一人で修練を行いに出かけたのであった。

 

「どうなってるんだΣ(゚Д゚)‼」

 

「誰が叫んでいると思えば、織斑先生ですか」

 

「どうなってるんですか‼IS学園は‼」

 

「織斑先生、知らなかったんですね、昨日、IS学園が不祥事問題で解体されたことで、ここは第二茶熊学園になって共学校になったんですよ」

 

「理事長、それとブリュンヒルデ、ではわたくしはこれで」

 

「待て‼ 貴様‼」

 

「ブリリアントアンナビーム‼」

 

「ギャァァっァァアΣ(゚Д゚)‼」

 

「教師であろう者が背後から襲うとは、一旦、赤坊になってから出直して欲しいですわ‼」

 

「アンナさん、君達はどんな育ち方をしたんだ、カムイもそうだが」

 

「わたくしは武芸者の家に産まれた者ですから、日々、修練でしたので、では、わたくしはこれで」

 

アンナが鍛錬をするためにグランドへ向かっている所で大声で謹慎が解けた織斑千冬が校門の看板が第二茶熊学園になっているのと、銅像が熊のカムイになっていることに絶叫していた所に、理事長轡木十蔵がやって来て、注意したのであった。

 

大声を聞きつけたジャージ姿のアンナを見た織斑千冬はアンナの背後から脳天目掛けて襲い掛かってが、生身で魔物退治をしてきたアンナにとって背後からの奇襲は手慣れたようで、三節棍を一瞬で棒状にし、闘気で巻き上げながら織斑千冬に向けてビームを放ったのであった。

 

そして、織斑千冬は気絶したのであった。

 

理事長轡木十蔵が天夏達が転入してからと言うもの、どんな訓練を積んできたのかと気になっていたので、アンナに質問したところ、武芸の家に産まれて修練を積んできたと答えてグランドに向かって行ったアンナの背中が大きく見えた理事長轡木十蔵がそこにいたのであった。

 

「簪、ギプス外れたんだな」

 

「うん、臨海学校は問題ないから、これから一緒に大丈夫?」

 

「勿論だ‼」

 

「ありがとう」

 

学年別トーナメントで負傷した簪は今日でギプスが外れたらしく、自力で歩けるまで完治していたのであった。

 

天夏達が居る超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの武偵本部に到着し、合流を果たしたのであった。



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簪、参る‼

天夏達は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌで臨海学校の買い出しを済ませたのであった。

 

簪も合流し、現在プラネテューヌの次元武偵本部で、愛とコンパを含めたメンバー全員で話していたのであった。

 

「簪、おまえも次元武偵になることにしたんだな」

 

「うん」、怪我が治ったら、次元武偵になりたいって、そしたら、わたしはわたしでいられる気がした」

 

「簪さん、これは艦長代理の言葉ですが、「己の道は、己しか決められない、君は君のペースでやればいい。他人に合わす必要などない」と」

 

「そう、わたしISがダメでもこの世界、いや、弥生とスミレの世界でも生きて行ける力を身に着けることにした!」

 

「そうか、薙刀が出来るって言ってたし、薙刀、わたしのお古だけど」

 

「いいの? ありがとう」

 

【粒子化の手解きをさせていただきますね、ISの部分展開と同じ要領で行います】

 

「こう? あ出来た、出すのは、良し‼」

 

「飲み込み速いな」

 

「そうだわ、これ簪にプレゼントよ」

 

「ありがとうございます、これがアイテムパック、ドラ〇もんの四次元ポケットみたいな」

 

【その解釈でよろしいです】

 

簪は初めての魔物襲撃の際、つまり天夏達が転生する前、龍姫達こと神姫達がISを使用しないで、片っ端から魔物を倒し、そしてブリュンヒルデと謳われた織斑千冬の奇襲すらものともしなかった龍姫を見て、そして、その機会がやってきたのであった。

 

伐刀者達に襲われて負傷した所を、セドナと勝美に助け出された時にはもう決めていた簪は、一から治癒術などを学ぶためにあえて危険を承知で次元武偵の門を叩いたのであった。

 

自身の機体と同じく得物は槍系統を選び、サブとして、小太刀を選択した簪は、張れて、天夏達の仲間入りを果たしたのであった。

 

その際服は星奈となぎさと同じく、水色のパーカワンピを着用することにしたのであった。

 

理由は簡単で、胸がさほど大きくないことに自信がなかったのだ

 

こうして、簪を含めた天夏の大奥が大きくなっていったのであった。

 

弾はというと、

 

「のほほちゃんの、お姉さんとお付き合いされてるんですね」

 

「えええΣ(゚Д゚)‼兄い‼」

 

「いや~、オレの一目惚れだったんだけど、あっちも一目ぼれってことなんだ」

 

「結婚式呼んでくれ‼」

 

「ああ、もちろんだ‼」

 

「結婚はぜひ、ここプラネテューヌで」

 

「ちゃっかり宣伝しない‼」

 

三年生で簪の実姉の楯無のお目付け役の布仏虚とお互いが一目ぼれしてしまうというイベントに発展して、そこから先輩と後輩の垣根を超えて付き合うことになったのだと言い、結婚式はプラネテューヌでとちゃっかりと宣伝する龍美であった。



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睦月の心境

超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ次元武偵本部で簪の次元武偵入りが決まった頃、ヴェスタWSC支部に入社した篠ノ之束改め、朝宮睦月は今もIS・装甲機竜部門で技術者として働いているのであった。

 

「良し‼ 瑛夏ちゃんお希望で、断罪竜で、だーくんはガン〇ムって言ったけど、何とかなったね」

 

【瑛夏よ、我が力を託すまで待ってろ】

 

「AIも問題なさそう」

 

今取りかかっている機体がちょうど完成したようで、瑛夏はゴールドパラディンの断罪竜が気に入ったようで、それをモチーフにした機体に仕上がっており、弾の専用機も無事に完成して、臨海学校の時に渡すことにしたのであった。

 

もちろんのことながら、灼熱の獅子もフォームチェンジで変形可能になっている。

 

弾の機体は某機動戦士の自由を意味するMSをモデルにした感じに仕上がっているのであった。

 

「睦月さん、作業は順調ですか?」

 

「はい、大丈夫です‼」

 

「臨海学校までには間に合ったようですね、では、わたしはこれにて‼」

 

「倉持より此処の社長は良い人だな、カスミちゃんを通じて変わったことに、わたしも一から出直すか、まだ第二茶熊学園の転入枠あるか、聞こう、出来れば、弥生ちゃんと同じクラスがいいな‼」

 

睦月が最終チェックの作業を行っていると、ヴェスタWSCの社長であるウォルターが見に来て、睦月の仕事ぶりを拝見してすぐに急いでどこかへ行ってしまったのであった。

 

ウォルターを出ていったのを確認した睦月はふと、折角十八の肉体になったのだから、もう一回学生に戻ってやり直すことにしたらしく、茶熊学園は上から一万越えのお笑い好きの吸血鬼で、下は幸運すぎる天使の少女という選り取り見取りな学校で、もちろん第二茶熊学園も同じなので、睦月は転入することに決めたのであった。

 

これも篠ノ之束として織斑千冬とやらかしたあの白騎士事件で人格崩壊して多重人格要するに解離性同一性障害になってしまった妹への罪滅ぼしなのだろう、白騎士事件で被害をこうむったことで怒りを見せていたダオスにも謝罪したのだから、ダオスも白騎士事件ことも怒っていたのだから。

 

こうして、臨海学校の準備が終わったのであった。

 

そして、臨海学校当日を迎えたのであった。

 

「初日は自由行動だ‼」

 

「天夏‼ ビーチバレーしよう‼」

 

「ルクルクも‼」

 

「ルーちゃんとの、コンビネーション‼」

 

「ダイジョブでしょうか?」

 

「どこまでやれるか見てやるか」

 

臨海学校の初日は自由行動だったので、各自で浜辺で遊んでいたのであった。

 

流石に機攻殻剣のAIを具現化させると大騒ぎになるので、やめて、天夏達はビーチバレーをすることになったのであった。

 

 

 

 

 

 



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臨海学校

臨海学校に来ている天夏達は初日は自由行動と言こともあって、現在、仲良くビーチバレーをしながら楽しんでいたのであった。

 

朱音はコンプレックスが無くなったこともあって、思う存分ビーチバレーで弾相手にスパイクを打っては、それをレシーブで返すという白熱したビーチバレーを行っていたのであった。

 

「シズクさん直伝のアタック‼」

 

「甘いわよ‼」

 

「フラン、行ったぞ‼」

 

「任せるでござる‼」

 

「影分身はダメだろ‼」

 

といった感じで選手交代をしながらビーチバレーを楽しんでいたのであった。

 

「山田先生、わたしがいない間、どうなっているのか説明してくれないか?」

 

「IS国際IS委員会が解体された都合で、五反田君が共学制の候補生として転入して来たんです」

 

「ありがとうございました(どうなってるんだ、何故IS委員会が解体されたんだ、まさか、あいつらの仕業か‼)」

 

山田先生と織斑千冬はIS委員会が解体されたことについて話をしており、織斑千冬はまた勝手な憎悪をラタトスクとアドリビトムと法王オズマ達に燃やしていたのであった。

 

確かに解体させたのはオズマ達であっているが、元はと言えば自分が悪いことに気が付いてない織斑千冬なのだが、遡ること一週間前、

 

「邪魔するぜ‼」

 

「なんだ、ここがどういったとこか知っての」

 

「悪いな、テレビを見ろ‼」

 

[ただいま、入りましたニュースです、IS学園の教師の一部が横領をしていたという事が判明し、その伴い、白騎士事件で、犠牲者無しということは、政府によって隠蔽されたという事実が判明されました]

 

「根拠もないことを‼」

 

「証拠だとよ、バイパー」

 

「ああ、おまえらの悪事の証拠は全部、此方で預かっている、白騎士事件、そして篠ノ之箒に対する暴行など録画した映像もな」

 

「観念した方が身のためだな、IS委員会‼」

 

「月影獏牙‼ 裏切ったのかΣ(゚Д゚)‼」

 

「裏切る? ふん‼ 最初っから、おまえらを利用していたまでの事、わたしはこの国の総理だ、お縄に着け‼」

 

と言った感じで、敵を欺くにはまず味方からと言ったもので、案の定、IS委員会の悪事は公に晒されて、篠ノ之家には多額の賠償金が支払われたらしく、IS学園は茶熊学園の傘下に入って、一日足らずの期間で教育委員会に認めさせたのであった。

 

閑話休題

 

「良し、祓い賜え‼」

 

「弥生、おまえ、なんで、素手でレーザー出せるんだ?」

 

「カスミお姉ちゃんから教わった(^_-)-☆」

 

「朝宮‼」

 

「三散華‼」

 

「不意打ちはやめた方が案だけ忠告したというのに、学習能力が無いんですの‼」

 

「あ~すっきりした、さてと、山田先生、後宜しくお願い致します、行こうぜ、天夏」

 

「ああ」

 

海に誰もいないことを確認したフローリアからもらった白いビキニタイプで腰には桜をあしらった飾りが付いた水着を着用し、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのショッピングセンターで購入した麦わら帽子を被っている弥生は海に向かって拳を突きだしながら闘気を放ったのである。

 

義姉のカスミが素手で戦えるように弥生にも教えた技の一つ「破邪閃光拳」言うなれば、格闘版「ディバインストローク」と言った感じだ。

 

天夏は思わずどうしたらあんなことが素手で出来るのかと思っていたら、また、織斑千冬の奇襲が始まったが、弥生は日々の鍛錬を欠かさずソルジャー式の鍛錬の成果なのか、または、田舎暮らしが長かった影響で一瞬で、八極拳の要領で、肘打ち・靠撃(こうげき) ・回し蹴りというコンボを繰り出して、織斑千冬を倒して、山田先生に後は任せて、仲間達の下へ向かったのであった。

 

 

 

 

 




弥生の水着は、夏カスミと同じものです


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優雅な一時

ひと悶着があったが無事に一日目の臨海学校を終えた天夏達は現在宿泊先の旅館で夕飯を食べていたのであった。

 

「スミレ達もこっちで座るのか?」

 

「こう見えて、クジョウ島などで、正座は慣れっこですのよ」

 

「お姉さま‼」

 

「まぁまぁ、いいじゃねぇか」

 

「リアム~、グレグレが」

 

「?」

 

「何故、オレに寄りかかる?」

 

「夫にはこうするのと、教わった‼」

 

「誰か・・・助けてくれΣ(゚Д゚)」

 

天夏達は座敷で仲間達共に和気藹々と夕飯の刺身などを食べていたのだが、極度の人見知りのグレイヴがカルラのアプローチに困惑していたのであった。

 

遡ること、ダッグマッチトーナメント大会翌日、

 

「さてと、飛行島でコテツ達と今後の作戦を・・・」

 

「グレイヴ・ローグライク‼」

 

「おまえの教室は一組だ、ここは五組だ‼」

 

SHRが始まるまで自分の席でじっとしていたグレイヴは飛行島で相棒のコテツ達と会うのを楽しみしながら待っていた所に、わざわざ、一組からカルラがグレイヴを訪ねてやって来て、グレイヴの前に立って、

 

「・・・・」

 

「今日から、わたしは、おまえの妻だ‼」

 

五組女子一同「そんな・・・・」

 

「コテツ、助けてくれ・・・・」

 

なんとグレイヴと濃厚なキスを交わしてしまったのであった。

 

グレイヴは成すがままにされてしまったので、余計に人見知りが酷くなってしまったのは言うまでもなかった。

 

そんなことはさて置き

 

「嶺上開花‼」

 

「また、負けたΣ(゚Д゚)」

 

夕飯を終えた天夏達は旅館でなぜか麻雀で遊んでいたのである。

 

もちろん二組に分かれて、ザックの方では、リアムがいい役を作っては、フランに次の対局で巻き返されるという状況で、天夏達は、

 

「三暗刻‼」

 

「弥生、強いね、何処で麻雀教わったの?」

 

「レンファ達と一緒にやってたんだよ」

 

女性陣でなぎさ以外で麻雀をやっており、元中国人の朱音がやりたい放題かと思えば、弥生が一人勝ちという状況になっており、これは自身が解離性同一性障害を発症しないために、敢て、飛行島に行った際にレンファ達と一緒に麻雀で遊んでいたらしく、その腕を上げていたのであった。

 

「グレイヴ、大丈夫か?」

 

「ああ」

 

「しゃーないからな、元は女子高だしな、姉貴も別の部屋だし」

 

天夏を含む男性陣は用意された部屋で集まって、カルラに追いかけ回されたグレイヴを助け出して今に至るのであった。

 

『龍姫姉、どうした?』

 

『ごめんね、IS委員会の事、言うの忘れちゃって、実はこの前の襲撃は月影獏牙じゃなかったんだよ、別に主犯がいたから』

 

『なるほど、で、その主犯は、マジック・ザ・ハードか?』

 

『そうなんだけど、水上都市「六花」で、翡翠の黄昏を起した奴らだった、未だに捕まってないらしい、けど、ラクアからの伝言、銀の福音が暴走する、これ以上話してると、織斑千冬に感づかれる、なるべく知らんふりして』

 

『わかった』

 

「その様子だと、なんか、一騒動が起きそうな」

 

「ああ、ショウの言う通りだ、ラクアさんからの伝言を龍姫姉が寄越した、銀の福音が暴走する、つまり、龍姫姉達もこっちに助太刀に来るかも知れない、それと、月影獏牙はこの前の主犯じゃなかった、別のテロ組織がいるらしい、多分、黒鉄関係」

 

「兄さんかもしれない」

 

「おまえは黒鉄一輝じゃない黒神一刀だろ」

 

天夏に念話で龍姫からIS委員会の事を言うのが遅れたのと、月影獏牙以外のテロ組織がこの前の襲撃事件の集団だと言い、ラクアからの伝言が銀の福音が近いうちに暴走すると告げて、念話を切ったのであった。

 

そのことに感づいたリアム達だった。



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断罪竜と黒いMS

臨海学校二日目の朝を迎えた頃、茶熊学園の女子寮で紗々宮沙夜が龍美からある物を受け取っていたのであった。

 

「これ、何ですか?」

 

「実は、ボクが作ったラウザーていう、簡単に言えば、変身アイテムだよ」

 

「けど、わたしは仮面ライダーには」

 

「仮面ライダーになるかは、沙夜が決めること、答えが出たら、ボクのとこに来て」

 

どうやら龍美はあの幼い頃、兄妹で見ていた特撮ヒーロー「仮面ライダー」に変身するシステムを開発してしまったのであった。

 

もちろん天界の審査も通っているのであった。

 

沙夜は茶熊学園にくる以前はマールと同年代に見えるくらいに小柄だったのだが、ルーンに触れ、そして赤髪の少年が飛ばしたルーンの光で、今ではスタイル抜群で身長も今では、ジュードくらいに成長したのである。

 

龍美が沙夜に渡そうと持ってきたのはトランプのダイアのマークが入った赤い長方形の物と菱形の水色の水晶が嵌められたペンダント型のインテリジェントデバイスを一緒に持ってきたのであった。

 

それを見た沙夜は実験体だと思っていたので、龍美を丁寧に断ったのであった。

 

そして、龍美は沙夜に答えが出たら自分のもとに来るように言い残して立ち去ったのであった。

 

ところ変わって、臨海学校真っ最中の天夏達は専用機所有者として一般生徒と違う場所で織斑千冬の監視の元、訓練に励んでいたのであった。

 

国などから送られる追加武装などを確認するのだが、天夏達はまだ来てないようで、そこに、蒼いジャケットに長ズボンに白いシャツに額にゴーグルを掛けた恋龍と、茶髪の中性的な似たような格好の男性を伴ってやってきたのであった。

 

「部外者は・・・」

 

「織斑先生Σ(゚Д゚)‼」

 

「部外者はおまえだ、さてと、もうすぐ、一人来るから」

 

織斑千冬が恋龍に襲い掛かったのだが、織斑千冬が持っていた日本刀を持っていた右手首を一瞬でつかんで捻り上げて、日本刀を奪い取って、そのまま峰打ちで気絶させて、織斑千冬の目の前の地面に突き刺し、何もなかったかのように、天夏達にもう一人来ることを教えたのだが、弾は初めて織斑千冬が敗北したところを見たので、震え上がっていたのであった。

 

「お待たせ‼ だ~君‼ 瑛夏ちゃんの専用機持ってきたよ‼ だー君は、これで、瑛夏ちゃんのはこの刀だよ」

 

「ありがとう、睦月さん‼」

 

「束、退け」

 

「誰が、束だって、どんだけ現実から逃げてんだ、この根暗、わたしは、朝宮睦月、今日から第二茶熊学園に転入するからよろしくだ‼」

 

「なぁ、それ本当なのか?」

 

「あ、その通りだ、名乗ってなかったな、オレは、龍宮神正刀だ」

 

聞き覚えの声が光の柱ともにやって来て、一緒にアタッシュケースと長い桐の箱を持ってやってきた弥生そっくりで茶熊学園の灰色のブレザー制服を不思議なアリス風に改造を施した制服を着た人物が織斑千冬の上に登場し、弾と瑛夏に専用機を渡したのであった。

 

弾は黒いブレスレットで、瑛夏は黒っぽい金色の日本刀型の機攻殻剣を受け取ったのであった。

 

 

 

 

 

 



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不穏な

睦月がチャームポイントだったウサ耳カチューシャをした茶熊学園の制服に身を包んで、銀色のアタッシュケースなどを持参でやって来て、本日をもって第二茶熊学園に転入したのであった。

 

もちろん、今の実年齢十八歳で。

 

「てんくん達にもいろんな武装あるけど?」

 

「見てみるか?」

 

「勿論だ‼」

 

睦月はゲイムギョウ界の粒子化機能を利用して神装機竜などの武装を小型化して持ってきてくれたらしく、天夏達は相棒と相談しながら睦月が持ってきた武器を見ることにしたのであった。

 

「これがいいや」

 

【サーフボードだろ】

 

「新しい武器」

 

各自で各々選んだようで、天夏は半透明の打刀、弥生はガトリング砲を、スミレは実弾とレーザーを変換できる小銃、朱音が鎌など個性あふれる物を選んで相棒に怒られたのであった。

 

「天夏、オレの相手してくれ‼」

 

「良いぜ‼」

 

【初心者とは言え手加減出来んぞ‼】

 

「弥生、相手しろ‼」

 

「小姑‼」

 

【はぁ、お願いですから】

 

【我もやるしかないようだ!】

 

弾と瑛夏は自分の機体の試運転の為に模擬戦を天夏と弥生に申し込んでオーバーロードは呆れてしまったのであった。

 

双方が機体を展開した瞬間だった。

 

「織斑先生Σ(゚Д゚)‼」

 

「解除するぞ‼」

 

「ああ、わかった‼」

 

山田先生が血相を変えてやってきたので、天夏はもしかしてと思い解除し地上に降りたのであった。

 

どうやら、ラクアからの伝言が現実の元になったのであった。

 

一方で

 

「まさか、こんな船がこの世界に残ってたんてね」

 

「アニキ達を助けに‼」

 

「お兄ちゃん、大丈夫?」

 

「ミレイユこそ」

 

「あなた、しっかりしなさい‼」

 

前もって天界でもラクアからの伝言のことが現実に起きることを想定して、今いる世界にステルス機能が搭載された巨大戦艦を天界の倉庫で眠っていた「攻龍」というらしいがそれをリアム傭兵団とアドリビトム組で動かして、なんと、あの飛行外骨格「ソニックダイバー」が数機搭載されているが、あまり重い人物が乗れないため、男性陣はサポートに回ることになったが、そんなことを気にするほど女尊男卑に染まっているこの世界に負ける気はなく、進んで作業服に身を包んで作業を行っていたのだ。

 

そこで適性があったのが、ルクスの実妹、アイリ・アーカディア、フェニックスの少女、ミレイユ・ラーナー、ヨシュアの自称婚約者にして水上都市「六花」の序列一位にしてフェイトと同じ「疾風迅雷」の二つ名を持つ女侍、刀藤綺凛が、イメージカラーのモーションスリットと呼ばれる物を着ており、お尻の辺りにはプラグのような物が付いているのと、綺凛の体型の所為で、ヨシュアが目のやり場に困っていたのであった。

 

なぜなら、ヨシュアもルクス同様に、体内に居る魔龍「ペイン」が装甲機竜として力を貸してくれることになったために、ルクスと同じノースリーブ型のインナーウェアーを着用しているのだが、初めての実戦と言うこともあって緊張していたのであった。

 

「マリ、アンタも出撃することになってんの?」

 

「うん、一応専用機を持っているし」

 

「任意なんですよ、別に出撃しなくても」

 

「わたし、逃げたくない‼」

 

「わかったよ、ヤバくなったら逃げろ‼」

 

マリを含むメンバーもISを自力で開発したようで、太陽と月華も専用のアンダーウェアーに着替えている最中で更衣室で、マリに任意だと説明したのだが、マリは逃げたくないと言って、太陽は危なくなったら逃げるのも作戦だと言ったのであった。

 




白猫プロジェクトのヨシュア君とルクスって似て感じしますので、 銀髪、龍に係わる、しっかり者の妹がいる 知り合いに金髪がいるなど


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銀の福音

臨海学校二日目で山田先生が大慌てで織斑千冬と密談をし始めて、天夏達は昨日のうちにお方の作戦は練っていたのであった。

 

そして、天夏達は旅館の一室に集合させられていた。

 

「二時間前、ハワイ沖にてアメリカとイスラエルの共同開発していた、軍用機、銀の福音がパイロット及び管制室の管理下から離れて、暴走して、人工衛星の報告で、二時間後にこの旅館の2㎞沖を通過することで、アメリカから専用機を持っているあなた達を指名して来ました」

 

【ったく、他国の少年少女に尻拭いさせるとは】

 

【それより、弥生様が情状不安定なんですが】

 

「おまえらのISのスペックを考えた結果・・・」

 

「へぇ~アンタが織斑千冬ねぇ?」

 

「‼」

 

天夏達は前もって作戦を練っていたこともあって早速準備に取り掛かろうとしたのだが、それを許さない織斑千冬に阻まれて、否応なしに織斑千冬が考えていた作戦を聞かされるところで、赤い髪をアップスタイルにしたスタイル抜群で紺色のジャケットに黄色の胸元が開いたタイトスカートを着用した右に剣を左に銃を持った女性が現れたのであった。

 

「貴様‼ 部外者は引っ込んでろ‼」

 

「生憎、アンタのような見た目が大人の子どもの言うことに、はいそうですかと、言えないのよね、だから」

 

「織斑先生Σ(゚Д゚)‼」

 

「安心しなさい、少し寝てもらっただけよ、名乗ってなかったわね、今日から第二茶熊学園実技教官に就任した、サラ・バレスタイン、ISに関しては論外だけど、生身の戦闘を教えるのが専門だから、それじゃ、行きなさい‼」

 

「ハイ‼」

 

「ふぅ~ビール頂戴‼」

 

織斑千冬はいきなり現れた人物にいきなり出席簿で殴りかかるという暴挙を犯し、その人物は手慣れた様子で織斑千冬に膝蹴りを叩き込んで気絶させたのであった。

 

そして、この世界に元遊撃手にして「紫電」の二つ名を持つ、女性、サラ・バレスタインが第二茶熊学園にやってきたのであった。

 

サラはすぐに出撃準備をするように天夏達に指示を出して、見送って、緊張の糸が切れたらしく、ビールを要求したのであった。

 

「はぁ、はぁ・・・」

 

【弥生様、抗うつ剤がこれで】

 

「いつ、「わたし」でいられなくなったら、迷わず、機能停止てくれ」

 

【わかりました】

 

「弥生、時間だ」

 

「OK‼」

 

弥生は天夏達にひた隠しているようで、六年経って、転生した今でも抗うつ剤が必要で、こういった重要な仕事がある場合は必ず飲むようにしているのであった。

 

呼吸を整えた弥生は、もし自分でいられなくなったら、構わず機能停止して、海に落とすように言い、天夏が迎えに来て、出撃場所に向かったのであった。

 



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斥候

暴走した軍用機「銀の福音」を止めるべく天夏達は出撃場所に集まっていたのであった。

 

「聖域の守護竜よ‼ 今こそ我の元へ‼ サンクチュアリガード‼」

 

「この世のものを全て焼き尽くす黙示録の炎‼ ドラゴニック・オーバーロード‼」

 

「誇り高き貴族の竜よ、黄泉の国よりその姿を現せ‼ スペクトラル・デューク‼」

 

出撃するため、一斉に機攻殻剣持ちは抜刀し詠唱し、装甲機竜を纏い、IS組はISを纏ったのであった。

 

そして、銀の福音が通ると思われる地点に向かったのであった。

 

「弾‼ おまえは近くの海域で漂流している漁船の救助に当たってくれ‼」

 

「ああ、済まない、任せた‼」

 

「賢明な判断だな」

 

「うん」

 

「弾は今日初めて専用機に乗っての実戦だし、それでいいと思う‼」

 

銀の福音が通る場所の付近で実戦経験が今回初めてのガイアガンダムをモチーフにしたIS「ガイア」という全身武装を纏っている弾を人命救助へ向かわせたのであった。

 

瑛夏は亡国企業時代の経験があるので、実戦を熟しているのだ。

 

「ぎ~‼」

 

「お出ましか、行くぜ‼」

 

「?」

 

「し・・ろ・・の」

 

「‼ 天夏‼ 瘴気に憑りつかれてる‼」

 

「エピタフの野郎か‼」

 

そして、ついに軍用機「銀の福音」とご対面を果たした天夏達は一斉に臨戦態勢をして、攻撃を仕掛けたのだが、なんと、搭乗者が闇と呼ばれる物、つまり瘴気と言う謎の存在に憑りつかれていたのだ。

 

どうやら搭乗者は自身が闇に撃ち勝つことが出来ずに暴走していることに気が付いた弥生がそのことをプライベートチャンネルを使ってメンバー全員に告げて、今回の一件にエピタフが絡んでると推測したのであった。

 

闇に飲まれていることで本来よりもはるか上のスペックで銀の福音が全方位射撃を繰り出してくるのが、それでも天夏達は引くことはできなかったのだ。

 

「!? 天夏‼」

 

「天夏‼ 弥生‼」

 

「まさか‼ トランスコア‼」

 

【どうやら、完全に銀の福音を囮にした、罠だったようです】

 

「ぐぉおおお‼」

 

「チッ‼ フラン‼」

 

「煙玉でござる‼」

 

銀の福音に集中していたことが仇になっていることに気が付かなかった天夏達を、密かに遠距離から何者かが狙って発射したビームが天夏目掛けて放たれたのだが、それに気付いた弥生が天夏を庇ったが、二人とも撃墜されてしまい海に落ちていったのであった。

 

気が付くと周りに、ガチェットが浮遊していたのだ、残された朱音達は戦略的撤退を余儀なくされてしまい、海へと落ちてしまった二人を回収して旅館へ帰還するべく、フランが煙幕を張って、帰還したのであった。

 

「睦月さん‼」

 

「弥生ちゃん てんくん、嫌だよ‼」

 

「まさか、魔法‼」

 

「オレたちに任せろ‼」

 

「‼ 貴様らは誰だ‼ ‼一夏‼」

 

「あなたには指揮権はないはずよ‼」

 

撃ち落とされた天夏と弥生を拾い上げて旅館に帰還した朱音達は応急手当の為に今ある魔力内で出来る限りの治癒術を発動したので、山田先生が驚いていたのであった。

 

そこに、あらゆる医術に通じた魔道医師で手甲鉤が付いているが立派な医療道具を身に着けている男、アゾート・メルメスと、ヒストリア島で出会った女医で、人体模型を携えたハーブ・セルフィーユと若干16歳にして医師免許を持つ医学者、ジュード、そして、天夏の従姉の龍美が医療器材を持ちこんでやってきたのであった。

 

それに気付いた織斑千冬は龍美達に攻撃を仕掛け始めたので、遅れた来た、ローエンに腕を掴まれて止められていたのであった。

 

 



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白き侍と紅き巫女の覚醒

まさか銀の福音を囮にされてしまうという元時空管理局上層部だった者の逆恨みの罠によって意識を失って負傷してしまった天夏と弥生は異世界の医師たちが治療を施していたのであった。

 

未だに弟の死を受け入れられない織斑千冬は天夏と一夏を重ねていたのである。

 

「龍美さん‼ 天夏と弥生は‼」

 

「一命はとりとめたが、後は意識が戻ればの話になる」

 

「貴様らの所為だ‼ あの時、もう少し早く来ていれば‼」

 

「だからって、暴力を振るうのはどうかしてるわよ‼」

 

「部外者は引っ込んでろ‼」

 

「部外者? あなたが謹慎中に赴任してきた、スコール・ミューゼルよ」

 

治療を行っていた医療チームがやってきたので、朱音達が二人の容態を聞くと一命はとりとめたがまだ意識がはっきりしないというのだ。

 

そして、織斑千冬は今度は龍美に殴りかかったところで、ミューゼルに腕を掴まれて、止められたのであった。

 

【朱音、あなたがどうしようと、あなたに付き従います、それがわたし達の役目です】

 

【行くのだろ、戦場へ‼】

 

「ああ、もちろんだ‼」

 

「待ってください‼ 指示が・・・」

 

「オレは残ります、天夏と弥生のことが心配ですから」

 

「それが妥当な判断です、弾さん、咎める気はないですよ、わたしも軍師でしたから、では、通信しながらこちらから指示を出しましょう‼」

 

朱音が天夏の代わりにパーティーメンバーを率いることになったので、ディセンダントは主に従うと言い、他の装甲機竜も決まっていた、朱音達はもう一度、空へ向かったのであった。

 

山田先生が止めることが出来ずに、弾はこれが死ぬかもしれないという恐怖に襲われてしまったので、ローエンが行くのも自由と諭して、弾は親友の側にいることにしたのであった。

 

天夏と弥生は別々に不思議な空間にいたのであった。

 

「ここは?」

 

「お待ちしてました、先導者」

 

「まさか?」

 

「はい、わたしは織斑千冬が乗り込んでいたあの忌まわしきIS、白騎士のコアだった者、今は、宝石の精霊の一柱、サロメと言います、念話であなた様に語り掛けています」

 

「やっぱり、あの事件は‼」

 

「はい、織斑千冬が篠ノ之束を唆す形でやらせ、わたしを無理矢理に使役して行った行為です」

 

「そうか、サロメ、オレを先導者として受け入れているのか?」

 

「はい、この身と剣は主、織斑一夏もとい天河天夏のために」

 

「命令だ、オレと一緒に戦ってくれ‼」

 

「承知いたしたしました‼」

 

不思議な空間で、白銀の甲冑を身に着けた女騎士が歩み寄って来て、天夏の前で跪いて白騎士事件のことを全て明かして、天夏はその女騎士サロメに一緒に戦ってくれと命令として言ったのであった。

 

サロメはもちろんだと言い、光に包まれたのであった。

 

「また、来ちまったんだな、リヴェータさん」

 

「ええ、それと」

 

「力を貸すでござるよ、弥生殿」

 

「ボク達は弥生だよ」

 

「あなたはわたし」

 

「ありがとう、わたしは「一人じゃない」、最後にしようか、「篠ノ之箒」して最後の仕事だ‼ 力を貸してくれ‼」

 

「勿論(よ)(だよ)(ござる)‼」

 

弥生は和風庭園で満月の光が照らす夜空の下で、リヴェータを含む容姿が様々な自身の人格に手を引かれて起こされて、そして「篠ノ之箒」として最後の仕事を果たすため現実世界に戻って行ったのであった。

 

「天河君‼ 朝宮さん‼」

 

「弥生‼ おまえ‼」

 

「・・・・」

 

「嘘でしょ、感情が‼」

 

「行こうぜ‼」

 

「ダメです‼ 特に、朝宮さんは‼」

 

「行かせてやれよ‼」

 

「わかりました」

 

意識が戻った二人は起き上がって、朱音たちの元へ向かうことにしたのだが、弥生の目にハイライトが無かったのであった。

 

山田先生が止めに入ったが弾とアドリビトム組から応援で駆け着けてきたガラド達の後押しをされて、天夏は感情が壊れているが心の炎を燃やし続ける弥生を連れてまた空へ向かったのであった。

 



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反撃の狼煙

立ち上がった天夏と弥生は仲間達が待つ空へ向かうため海岸にやってきたのであった。

 

だが弥生が感情を失くしているように何も言わないだが、天夏には聞こえていたのだから。

 

「一緒に行こうか、そうだな朱音達に美味しいとこ持ってかれるしな‼」

 

【弥生様の詠唱が無くても、わたしはあなた様の装甲機竜です‼】

 

【我らを心配させるとは、後で鍛え直しだ‼】

 

「手厳しいな、行くぜ‼ 聖域の守護竜、今こそ我の元へ‼ サンクチュアリガード‼ 接続開始‼」

 

【弥生様、例え、声が出なくても、わたしが皆様に伝えます‼】

 

天夏は機攻殻剣「レアル」を抜刀し、最も信頼を置いている守護竜を呼び出し、装甲機竜として纏ったのであった。

 

弥生も声が出ないとはいえ、装甲機竜を纏って、皆が待つ空を目指したのであった。

 

「ぐぉおおお‼」

 

「チッ‼ こいつ‼」

 

【リアム、無理をするな‼】

 

「虎牙破斬‼ 朱音‼ 詠唱まだ‼」

 

「天光満つる処に我はあり、黄泉の門開く処に汝あり、出でよ神の雷‼ インディグネイション‼」

 

「まだ、銀の福音と片方が残っちまったか‼」

 

天夏と弥生が抜けた穴は大きかったようで、朱音とリアムとルクスが指揮を取っているが、ルクスですら、〈闇〉で強化された飛翔型で顔が狼の二体一組「アノマリービースト」と「アヴァターシャドウ」そして、何より、それより厄介な「異形の魔影」と呼ばれる銀と赤のボディーの魔物には物理攻撃が効果が薄く、魔術で一掃することにして、前衛で天馬と瑛夏が引き付けて、ルクスがサポートに入り、フィルフィも囮になって、スミレとアンナが槍でビームを放ち、簪も見様見真似で同じことをして、止めと言わんばかりに、朱音が雷系で放てる最強魔術「インディグネイション」を発動したのだが、白いボディーのアノマリービーストが生き残って、銀の福音共に攻撃を仕掛けてきたのであった。

 

「飛行外骨格雷神、アーカディア、ID認証。声紋認識。ナノスキンシステム同期開始‼ 出撃します‼」

 

「飛行外骨格風神、ミレイユ、ID認証。声紋認識。ナノスキンシステム同期開始‼ 行きま~す‼」

 

「飛行外骨格零神、刀藤、ID認証。声紋認識。 ナノスキンシステム同期開始‼ ゼロ、わたしに蒼空を‼」

 

「さて、ヨシュア、行くぞ‼」

 

「はい、我に宿りし、魔の竜よ、纏え‼ エイン‼」

 

「白式‼」

 

「アタシ達も行くか、セットアップ‼」

 

「白鯨行くよ‼」

 

「ゲオルグ」

 

「ラピュセル、行きましょう‼」

 

「ドロちゃん行くよ‼」

 

天界から持ちだされた戦艦「攻龍」に応援要請が入り、ソニックダイバー隊の三人は専用のカタパルトから順番に飛び立っていったのを見届けた、リィンとアルカとヨシュアは続けて、リィンとアルカが、ヴェスタWSCが改造した白式改め「白狼」を纏い、ヨシュアが、黒い機攻殻剣を掲げて、エインを呼び出して、ルクスのバハムートに似た黒い装甲機竜として纏って朱音たちの元へ向かったのであった。

 

それに続くように、太陽と月華が、龍月とセイバー同じような形だがノースリーブの白いインナーウェアーを着用した白銀の鎧(ラストクルセイダー)を装着したバリアジャケットを纏い、髪型をツインテールにして、マリも「白鯨」を纏って一緒に空に飛び立ったのであった。

 

ゲオルグの指揮の元茶熊学園のドラゴンライダー達も出撃したのであった。

 

 



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自由連合軍

現在、銀の福音もといエピタフが起動させているかもしれない球体型ガチェットとアノマリービーストがデンジャラスモードに入ってしまい、装甲機竜とISのハイブリッド機体を纏っているがルクスとフィルフィの手練れでもこの状況は不味かったのであった。

 

リアムと一刀がガチェットによって隊を崩されてしまったのであった。

 

【祐姫、このままでは‼】

 

「わかってるわよ‼ ボーテックス‼」

 

龍美達は旅館いる戦えない生徒達を守らならければならのと、織斑千冬がまた勝手なことをさせないために動けないでいたのであった。

 

旅館付近の海岸でも

 

「まさか、こんだけ、魔物が襲ってくるとは」

 

「マスター達が帰って来るまで、旅館には近づかせない‼」

 

「そうであります‼」

 

アトリアルをはじめとする英霊達もエピタフが放ってであろう狂暴化してしてまった魔物達の迎撃に当たっていたのであった。

 

ランスロットは「騎士は徒手にて死せず(ナイトオブオーナー)」を用いることが出来るので、もし愛剣「アロンダイト」が折れても、落ちている流木で戦えるように準備は怠っていなかった。

 

マスター達の勝利を信じて。

 

「ロイド、無茶はしないこと」

 

「おう‼ 発進‼」

 

「ロイド・・・」

 

リィン達が出撃してから数分遅れて、本来ならば、弥生が使う予定だった第四世代「紅椿」はロイドが装着しているエクスフィアのおかげで男であるロイドでも女性しか動かせない第四世代のISを動かせることが出来たので、ロイドの実戦経験も功を奏したことで、ハロルド達の整備が完了し、助太刀に向かったのであった。

 

ロイドはバイザーを下ろして行った。

 

コレット達はロイドの帰還を祈っていたのであった。

 

「ぎぃぎぎ~」

 

「しまった‼」

 

「なぎさ‼」

 

銀の福音と交戦中だったなぎさと星奈は気が緩んだことが仇になってしまい、異形の魔影の腕が迫っていたのであった。

 

万事休すかと思われた瞬間、

 

「間に合った、大丈夫ですか?」

 

「え?」

 

「アイリ‼」

 

「兄さん、これからわたし達も合流させていただきます‼」

 

「オレたちも助太刀に来た!」

 

「おせ~んだよ‼」

 

飛行外骨格ソニックダイバー隊が到着し、異形の魔影の攻撃を、持っていた銃で中断させたのであった。

 

バイザーで顔を隠しているがルクスは思わず疑ったのである。

 

そう、目の前にいる人物が、実妹のアイリ・アーカディアであることに、そして遅れて、白式改め白狼を纏ったリィンとアルカ、そして、ルクスと同じ黒を基調にした装甲の装甲機竜を纏ったヨシュアも合流して、起死回生に打って出ることになったのであった。

 



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超越進化‼

朱音達は窮地に立たされたのだが、間一髪のところで、白式改め白狼に乗り込んだリィン達を含む飛行外骨格「ソニックダイバー」隊も駆けつけてくれたのであった。

 

「あの魔物は、わたし達が引き受けます‼」

 

「わかったわ、ミレイユ、援護するわ‼」

 

「はい‼」

 

「メア、まだいける?」

 

「勿論‼ 持って、二時間だけど」

 

「そんだけあれば十分だ‼ あとは銀の福音のパイロットと機体を分ければいいんだが?」

 

いきなりの実妹の参戦に驚いてしまったルクスだったが、後からやってきた自分の装甲機竜と似た機体に乗ってきたヨシュアを見るなり怒る気が無くなったらしく、そのまま戦うことになったのであった。

 

だがソニックダイバーはナノスキンジュエルが約20分しか持たないので、その間に片を付けな変えればならないのであった。

 

助太刀にやってきたリィン達に魔物を任せて、グレイヴを含む銀の福音討伐隊はフルレンジと言う攻撃に手を焼いていたのであった。

 

スミレの射撃でもそれを凌駕している銀の福音は〈闇〉に憑りつかれているというグレイヴの能力で、搭乗者と機体を分ける作戦を立てていたのだが、あまりの猛攻に近寄れなかったのであった。

 

「魔神剣‼ 助けに来たぜ‼」

 

「ロイドさん‼」

 

「それと、来たみたいだぜ‼」

 

「え‼」

 

なんと頼もしい助っ人、紅椿を纏った二刀流剣士ロイドが斬撃を放って、そしてロイドが言った方角から、白と紅の機竜が姿を現したのであった。

 

「待たせたな‼」

 

「心配したんだよ(´・ω・`)」

 

「そうよ、後で、プラネテューヌで奢りなさい‼」

 

「ああ、けど、これを片付けてからな‼」

 

「・・・・」

 

「弥生、どうしたの? 返事して‼」

 

【弥生様は、現在、眠ってらっしゃるのです】

 

「つまり、白昼夢?」

 

「違う、たぶん、六年前のことがフラッシュバックしたからよ」

 

「もう‼ 弥生‼」

 

天夏と弥生の前線復帰に喜んだのも束の間に弥生が精神崩壊を起してしまっていることをドラゴニック・オーバーロードから通信で聞かされた一同は、驚き、六年前のあの忌まわしき記憶がフラッシュバックされたのだとスミレが推測してのだが、今はそんなことを言っている暇はないのであった。

 

「マリア、歌、教えてくれ」

 

「いいわよ‼」

 

「グランズィツェル ビルフェン ガングニール ズィーズ~♫」

 

「って、何こんな時に歌ってるのよ‼」

 

弥生は自身の人格で優しいピンクの女性「マリア」に歌を教えてくれと言い、現実世界に戻った弥生は歌い出したのであった。

 

「お兄ちゃん‼ 光ってるよΣ(゚Д゚)‼」

 

「なんでだΣ(゚Д゚)‼」

 

【我に聞かれてもわからん‼】

 

「弥生もΣ(゚Д゚)」

 

なんと、弥生が歌い出した瞬間、装甲機竜ごと光り出したのだが、なぜか、天夏ごと装甲機竜も光出し、そのまま光に包まれたのであった。

 

そして、

 

「待たせたわね、最高のLIVEにしましょう‼」

 

朱音達一同「えええええΣ(゚Д゚)‼」

 

「行くわよ‼ 超越進化(トランスエヴォリューション)‼」

 

【承知しました‼】

 

弥生はバイザーを下ろしているが髪色がピンク色で青い瞳を持った人物に変身してしまったのだが、驚くどころか、当の本人ですら現在の状況をライヴと言っているのだから、そして、弥生はドラゴニック・オーバーロードを超越進化させ始めたのであった。

 

みるみるうちに、ドラゴニック・オーバーロードの姿が変わり、

 

「行きましょう、覇天皇竜 ドラゴニック・オーバーロード The Ace‼」

 

【はい‼】

 

「あれが、五形態のうちの一つ、Ace」

 

【我らもか】

 

「サンクチュアリガードも‼」

 

「ぎいいいい‼」

 

「そんな暇なかった‼」

 

ドラゴニック・オーバーロードが大きな赤い翼を持ち、装甲が赤黒くなった形態「Ace」に変形し、サンクチュアリガードが、半透明の八つの翼を持った機体に変形した「レガリア」に変形したのであった。

 

だが敵が待ってくれるはずもなく、更には、大陽と月華を魔物に向かわせたのが仇になってしまったのであった。

 

 

 



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白と紅の共鳴

サンクチュアリガードとドラゴニック・オーバーロードが超越したのも束の間、銀の福音の猛攻が激しくなったのである。

 

大陽と月華を魔物討伐隊に回したことが仇になったのである。

 

やはりこういう場面に決まってやって来る救世主はいる物だと、

 

「ふぅ~コラ、ちゃんと敵を見ないと、ダメだよ‼」

 

「龍姫お姉ちゃん‼」

 

「ねぇ、あづみ、ココア、準備出来てる?」

 

「勿論‼」

 

「さてと、巻き返して行くよ‼」

 

そう紫の竜の仮面を被って金のメッシュが入った髪をツインテールに束ねた侍にして、織斑千冬がかすんで見えるほどの実力を産まれもってしまった神姫である、鳴流神家次女、鳴流神龍姫こと、「タギツヒメ」の地位を持ち、若干16歳という若さでありながら、軍位は「大将」だが本人曰くお飾り程度しか思ってないを持っている人物と、その仲間達が颯爽と駆けつけてくれたのであった。

 

そして、反撃を開始したのであった。

 

「ぎいいい‼」

 

「此処は決めさせてもらうわよ‼」

 

「ああ」

 

銀の福音のフルレンジの射撃は龍姫達の前では只の豆鉄砲同然であっという間に武装を龍姫と星龍で把握して、バインドして動きを封じたのであった。

 

そして、弥生と天夏の二人の共鳴秘奥義が繰り出されるのであった。

 

「行くぜ‼ 弥生‼」

 

「「はぁっぁぁぁぁ‼」」

 

「あれが秘奥義」

 

「そう、あれは共鳴秘奥義、あの二人ならできる」

 

「決める‼ 見せてあげる‼」

 

「これがオレ達二人の」

 

「「全力全壊だ(よ)‼」」

 

「よし、無事に搭乗者と機体を分けたのは良いが、機体とコアが海に・・・」

 

天夏と弥生は同時に刀を逆手に持って突き刺し、魔法陣を展開し、光の波動で攻撃した後、擦れ違い様に斬りつけてそのまま飛びあがって対面し、斬撃を放ったのであった。

 

秘奥義を受けた銀の福音は機能停止に陥ったので、今のうちにグレイヴが乗っていたパイロットと機体を分けたのだが、分けた瞬間、海に落ちていってしまったのであった。

 

一方で、

 

「一気に片付けましょう‼」

 

ミレイユ&綺凛「はい‼」

 

三人「デルタロック‼」

 

「兄さん、火力が足らないので手伝ってください‼」

 

「お兄ちゃんも‼」

 

「ヨシュア、キミも妹に頭が上がらないタイプようだね(´・ω・`)」

 

「はい、よく言われます‼ 龍よ纏え‼」

 

「殲滅完了‼ 太陽さん、月華さん」

 

「こっちも終わった‼ 星奈‼」

 

「お姉ちゃん、まだお仕事中だよ‼」

 

ガチェットがいつの間にかいなくなっていたようで、そして異形の魔影を一気に倒すべく、アイリをリーダにしたソニックダイバー隊は綺凛が日本刀「MVソード」またの名を「鬼徹」を構えて、異形の魔影に突き刺して、動きを封じて、結界の中に閉じ込めて、火力が申し分なかったらしく、ルクスとヨシュアに頼み、一斉攻撃で異形の魔影を倒したのであった。

 

一方で魔物の軍勢と戦っていた部隊も片が付いたのであった。

 

 

 



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コアの解析

前線に復帰した天夏と弥生の共鳴秘奥義で銀の福音を機能停止して、グレイヴの分ける能力で搭乗者と機体を分けたのだが、銀の福音を海に落としてしまったのだが、龍姫が予めある人物に頼んでことが後に判明したのであった。

 

天夏達は旅館に帰還したのであった。

 

「弥生、アンタ、どうなってるのよ‼」

 

「そうね、わたしは弥生の優しい感情が生み出した人格でしかないの、けど、しばらく、休ませてあげて、「篠ノ之箒」を」

 

「わかった、それより取り敢えず、元の髪色に戻った方がいいわよ」

 

「これでいいかしら? ごめんなさい、どうやら、まだ本調子じゃなかったみたい」

 

「弥生‼ オレもか」

 

「天馬、弥生を、オレが天夏を運ぶ」

 

「こっちだ」

 

旅館に帰還した弥生を朱音が心配していたので話を聞くとまだ感情が不安定らしく、取り敢えず本来の優しい部分で人格を形成したとのことで、あくまで「朝宮弥生」ということらしく、本来の人格元である「篠ノ之箒」は今はしばらく休ませるということらしく、それで手を打った朱音達に、髪色は黒に戻した方がいいと言われて、ピンクから黒に戻したのであった。

 

瞳の色はまだ碧眼のままだったが、どうやらまだ調子が戻ってなかったのかその場で膝を付いてしまったのであった。

 

それに続くように天夏も倒れてしまったので、天馬と理輝がアゾートに案内された部屋に運んだのであった。

 

一方、

 

「ザッザ~ン‼ 誰ですか<`~´>‼ こんな物を海に捨てたのは<`~´>‼」

 

「済まない」

 

「今回は良いとして、ではごきげんよう‼」

 

「なるほど、ディーネさんに頼んだのね、無事にミレイユ達は拠点に帰って行ったみたいだけど」

 

「ルーちゃん、あーちゃんを褒めないとね」

 

「うん」

 

海に落としてしまった銀の福音を湖の精霊だが海も移動できるウンディーネと違いピンクの髪のディーネに持ってきてもらったところ、お説教を受けてしまったグレイヴ達は謝罪し、ディーネは海に帰って行ってしまったのである。

 

「これ、コアに闇が憑依していたのよね?」

 

「ああ、だが、分けたから問題ないはずだが」

 

「って、肝心のコアが無いでござる‼」

 

「ミレイユ達が持って行ったんじゃ?」

 

銀の福音を調べることにしたグレイヴ達だったが、肝心のコアが無くなっていたことに気が付いたのだが、そのコアは現在、

 

「なるほどね、このコア、やっぱり細工が施されてるのね」

 

「わかるの?」

 

「ええ、乗った瞬間に暴走っするようにされていたみたい、どうやらエピタフでも時空管理局上層部だった連中の物じゃない、別の、そう言うなれば魔術によるもの」

 

「サレ‼」

 

「ええ、今は確証がないけど」

 

ステルス機能が搭載された戦艦「攻龍」の解析室で解析されておりやはり時空管理局上層部だった人物の物とは別の術式で暴走するように仕組まれていた物だとわかったのであった。



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銀の福音が暴走した理由

戦艦「攻龍」でコアが何者かに細工が施されたものだと判明し、天夏と弥生はまた龍美達の医療チームが使っていた旅館で用意された部屋で寝ていたのであった。

 

「マリア‼」

 

「大丈夫、始めての装甲機竜の戦いで疲れちゃったみたい」

 

「しばらく、休んでなさい‼」

 

「次、起きたら、ボクが出るよ‼」

 

「その方が無難でござる」

 

弥生の精神世界に戻っていた「マリア」は疲労が蓄積されたらしく、しばらく休むと告げて、天真爛漫なボクっ子のピンクのツインテールの人格「美兎」が日常生活を送るための人格として表出ることになったのであった。

 

「起きろ‼」

 

「?」

 

「起きてください‼」

 

「起きてよ~‼」

 

「あれ? おまえら、元の姿でいるんだ? って、なんで、十二単みたいな服を着てるんだ!?」

 

「此処は、おまえの精神世界、つまり目の前にいるわたし達は、簡単に言えば、サロメと同じだと思ってくれていい」

 

「そうか、分かった、みんな、似合ってるな和服姿も」

 

「一番似合ってるの、箒だもん」

 

天夏もまた精神世界に来ていたらしく今度は和風建築の部屋でなぜか昔の姿でいた弥生達が十二単のような着物を着ていたのであった。

 

どうやら、天夏が創り出した世界らしく、天夏は十二単姿のメンバー全員を褒めていたのであった。

 

一方で、

 

「何故、銀の福音が暴走したんだ‼」

 

「わたしだって言いたいんでしょ、違うよ、織斑千冬」

 

「見つけたよ、ISの女王様、名前なんだっけ、ああ、アホ斑、ちりゆだったね」

 

「貴様‼ 人の名前を間違えるとは‼」

 

「ふあっはははっはあ(≧◇≦)‼ ボクが用意したおもちゃの感想は?」

 

「なるほど、おまえだったのか、サレ‼」

 

「本物のヴァルキリー、こっちは楽しめそうだ」

 

織斑千冬に海岸に呼び出された睦月はいつでも抜刀出来るように拡張領域に入っている打刀を隠している状態で、銀の福音が暴走したことで問い詰められていたのであった。

 

そこにサレが堂々と姿を見せたのである。

 

サレに名前すら六の覚えてもらえなかったようで、態と名前を間違えられた織斑千冬は感情を剥き出しに、またサレに暴行を働こうとしたところで、戦乙女ヴァルキリーが姿を見せて、織斑千冬を止めたのである。

 

そして、銀の福音が暴走のは自分がフォルスで細工したとサレが自供したのである。

 

「離せ‼ こいつにISを」

 

「IS ISってバカみたい・・・フハハハハハ(≧◇≦)、それじゃあ、もう会わないと思うけど」 

 

「何故、止めた‼」

 

「織斑千冬、あいつはアンタの百倍、強いんだよ‼ 久しぶりですね、織斑千冬、風鳴翼とでも名乗っておきましょうか」

 

「会いたいと思っていた、風鳴‼」

 

「悪いですけど、お客さんが来ました。ルエル」

 

「うふふふう、安心してください、あの乗っていた女性は無事です、あなたの弟さん達を殺したのはわたしのはずですよ、織斑千冬」

 

ヴァルキリーレナスに羽交い絞めにされている織斑千冬にサレはいつものセリフを言って姿を消した所に、神姫化している龍姫が仮面を被ったまま現れて、織斑千冬に睨まれたところで、銀の福音に乗っていた女性に憑依していたルエルが姿を現したのであった。

 

ヒストリア島で死んだと思われたルエル・サクラリッジだったのだから。

 



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さぁ、おまえの罪数えろよ‼

サレが銀の福音が暴走するように仕組んだと自供して織斑千冬が怒り狂ったままサレに殴りかかったが、白騎士事件の重要人物を死なすわけにはいかなかった戦乙女ヴァルキリーは、実体化し、織斑千冬を羽交い絞めにして、サレが捨て台詞を言って、嵐のフォルスの能力で姿を晦ましてしまった所に紫の竜の騎士の兜を被った金髪のメッシュの前髪とアホ毛がチャームポイントの青紫色の長い髪のツインテールの神姫である龍姫が、仕事上で名乗っている偽名「風鳴翼」と名乗って織斑千冬の前に降り立ったのであった。

 

それと同時にあのIS学園を恐怖に陥れた存在である少女ルエル・サクラリッジが姿を現したのであった。

 

ヒストリア島で息絶えたと思ったはずだったルエルは運よくハワイに流れ着いてそこにいた銀の福音のパイロットに憑依して偶然にもサレがコアに細工しにやってきたことでそのまま日本までやってきたというのであった。

 

「あははっははは(≧◇≦)‼ ISなって、〈闇〉の前では無力でしかないのに」

 

「ISを侮辱するな(; ・`д・´)‼」

 

「そうでしょう」

 

「うん。宇宙に行くための物なんだけど」

 

「そうでしたね。わたしにとってはどうでもいいです」

 

ルエルにもISを侮辱された織斑千冬の怒りが限界を超え始めたが、ルエルの挑発はまだ続くがもうルエルは織斑千冬を見ていなかった。

 

龍姫は目をつぶって、

 

「歩き続けてどこまでゆくの~♪ 風に尋ねられて 立ち止まる~♫」

 

「貴様‼ 歌っている場合か‼」

 

「良く見なさい」

 

「う・・・わぁぁっぁぁっぁ‼」

 

「これでルエルは大丈夫」

 

歌い出したのであった。

 

歌の能力を信用しない織斑千冬は激怒していたがフレイが姿を見せてルエルを見ろと言うとルエルは苦しみだして気を失ったのであった。

 

「さてと、行くわよ‼」

 

「ああ、弾は二人の事頼んだわよ」

 

「任せろ‼ 二人が起き次第追いかける」

 

旅館で休んでいた朱音達は過去との因縁にケリをつけるべく織斑千冬の居る海岸に向かったのであった。

 

まだ天夏と弥生は眠ったままなので弾が見張りに置いて行くことにして足早に旅館を出ていったのを見ていたユーリ達も気づかれないように後をつけることにしたのであった。

 

「来たみたいだね。役者が勢ぞろいした」

 

「何がだ‼ 貴様‼」

 

海岸で織斑千冬を含む役者が揃うまで待っていた場所に朱音達が戦闘服姿でやってきたのであった。

 

「貴様ら‼ 命令違反だ‼」

 

「命令?あなたには指導権はない‼」

 

「一つ、わたし達はいつも傍にいた仲間の心の闇を知らなかった」

 

「二つ、戦う決断が鈍ってしまった」

 

「三つ、そのせいで泣かせた」

 

「オレ達は数えたぜ、織斑千冬・・・さぁ、おまえの罪を」

 

朱音達「数えろよ‼」

 

織斑千冬は命令違反と言い放ったが今の自分にはそんな能力がない、朱音達は一人一人が犯した罪を数え、そして織斑千冬に向かって「さぁ、おまえの罪を数えろよ‼」と二人で一人の仮面ライダーの探偵の如く指で織斑千冬を差しながら言い放ったのであった。

 



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ゲイムギョウの四天王

朱音達は織斑千冬に罪を数えさせるためにイメージカラーの戦闘服を着用し自分達の罪を数えて織斑千冬に罪を数えろと言い放ったのであった。

 

ルエルは龍姫に浄化されて眠っているので、

 

「セルシウス、お願い」

 

「了解した」

 

「‼」

 

「おまえは精霊を見るのはこれが初めてではないはず」

 

「精霊?いい加減にしろ‼」

 

龍姫が契約している精霊「セルシウス」を呼び出して安全な場所まで運んでもらうことにしたのだが、織斑千冬はセルシウスを見て驚いていたのでセルシウスは精霊に会ったのはこれで初めてではないだろうと問いただして織斑千冬は怒鳴り出したのであった。

 

一方で

 

「う~ん」

 

「天夏‼ 弥生‼」

 

「そうか。弾、みんなは?」

 

「朱音達なら海岸の方に行ったぞ、オレもおまえ達が目を覚ましたら行くつもりだったし」

 

「それじゃあ‼行こう」

 

「?」

 

「行くぞ‼」

 

旅館で気を失った天夏と弥生が目を覚ましたので弾は一緒に朱音達が行った海岸に行くことを説明したのだが弥生が天真爛漫な雰囲気を出したので弾は困惑したが気を取り直して海岸に向かったのであった。

 

「天夏‼」

 

「お兄ちゃん‼」

 

「ボクもいるよ‼」

 

「弥生がキャラ変わってる(゚Д゚)ノ‼」

 

「朝宮妹‼」

 

「やっぱり、倉持のことも裏で糸引いてたんだろ」

 

「ユーリさん‼」

 

「わたし達もいますよ‼」

 

旅館からさほど遠くなかったのですぐに仲間達と合流をした天夏と弥生もいつでも戦う体制を取っていたのだが弥生が天真爛漫なボクっ子になっていたので星奈が驚いていたのであった。

 

そして異世界の主要メンバー全員が揃ったのであった。

 

「織斑千冬‼ ここまでです。潔く縛に付きなさい‼」

 

「あんたはもう終わりよ‼」

 

「わたしは一夏の為に‼」

 

「どうして、アンタの両親が失踪したのか考えたことはあるのか‼」

 

「考えた。だが導き出した答えは育児放棄だ‼」

 

「それは違うのだよ。織斑千冬、君の両親は時空管理局上層部に事故を装う形で殺されたのだよ」

 

「嘘だ‼」

 

「本当よ。だけど、あなたはもう人間じゃないのよね。そうでしょ、マジック・ザ・ハード」

 

「‼」

 

「話には聞いていましたけど、あの時、ユーリしか狙ってなかったと」

 

「あはっはははは(*^▽^*)‼」

 

「なんだ‼ あの黒いのは(゚Д゚)ノ‼」

 

エステルはいつもの指を突き刺すポーズを決めて織斑千冬に自首しろと言い放ち、織斑千冬は今だ目の前で死んだ弟のことを受け入れてなかった。

 

リタが両親が失踪したことを考えたのかと問いただしたところ織斑千冬は捨てられたと決めつけていたのであった。

 

そこに真相を知っている科学者ジェイルが単身でやって来て時空管理局上層部に殺された事実を話したのだが織斑千冬は信じようとしなかった。

 

織斑千冬は嘘だと言ってなんとユーリ目掛けて襲い掛かったのだ。

 

ユーリは容易くかわすとジュディスと綾瀬が何かに気づきそしてそれがマジック・ザ・ハードの魔力だと気が付いたのであった。

 

そして織斑千冬が笑いだしてから黒い何かが現れてそのまま包み込むと、

 

「よく、気が付いたな」

 

「ああ、あの時、オレは確かに織斑千冬を気絶させた。なのに、医務室を解放した時にはいなかった。その直後にマジック・ザ・ハードが篠ノ之束を殺したと報告された」

 

「その通りだ。織斑千冬が絶望したことでわたしが産まれた」

 

「それってまさか」

 

「そう、ISが出来て白騎士事件の前にはもう織斑千冬がわたしになっていた」

 

「なるほど。それであの強さでしたか。納得です」

 

「世のためだろうと‼ なんだろうと」

 

天夏達&龍姫達「誰かを泣かせてりゃ(るなら)世話ねぇぜ(ないね)てめえ(アンタ)(あなた)を倒す理由はこれで十分だ‼」

 

「さぁ。始めようか‼」

 

確証はなかったのだがこうして姿を現したマジック・ザ・ハードがいる以上織斑千冬が絶望して誕生したと答えたのだ。

 

もう天夏達はもう戦う覚悟は当に出来ていたのだから。



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サバイブ‼

織斑千冬の〈闇〉を利用して憑依していたマジック・ザ・ハードが姿を現したのであった。

 

もちろんこの出来事も映像で捉えていたので今いる世界及び異世界全土に絶賛生中継されたのであった。

 

「そんな、ブリュンヒルデが・・・」

 

「ったく、これで眼覚めただろ‼」

 

IS学園で潜入捜査をしていた忍者ダージはIS部隊から逃げながら一戦交えていたところに織斑千冬がマジック・ザ・ハードになった瞬間の映像がアリーナのスクリーンに映し出されたのでIS部隊は意気消沈しその場で膝を付いていたのであった。

 

「やはりこの世界でもおまえと刃を交わすとはユーリ・ローウェル‼ 龍神‼」

 

「これで終わりにしたいんだがな‼」

 

「ルーちゃんは逃げて」

 

「フィルフィ‼」

 

「わたしは五年前死んだから。今までありがとうルーちゃん」

 

「ルクス。そこで見てて 結界‼ 開放‼」

 

「‼」

 

「ふあはっははは‼」

 

「目的は手段を正当化しない。今になってたっちゃんに教わった」

 

「強行な手段は必ずそれを許さない物を生む。わかるわよね?」

 

「アンタが篠ノ之束が宇宙に行くために作ったISを利用して作った世界なんか何処もマシなとこなんかないわよ‼」

 

「IS委員会もなくなった。アンタの言い分を認める奴はいないぜ‼」

 

臨海学校で来ている場所の海岸でマジック・ザ・ハードと刃を交えることになり言葉を交わすことになりルクスの安全を確保するため龍姫達が結界を張ったのであった。

 

結界の外でルクスが何度も拳を結界に叩きつけていたのであった。

 

そして全員が一斉に戦う構えを取ったのである。

 

天夏達はある物を取り出した。

 

「使わしてもらうぜ‼」

 

「行くよ‼」

 

天夏達「セットアップ‼」

 

「オレはこれだな、変身‼」

 

「さて、ショータイムだ‼」

 

「‼」

 

「そう来なくてわな‼」

 

そう転生する際に受け取ったインテリジェントデバイスを取り出して一斉に掲げて光に包まれ弾は青色のクワガタムシ型のゼクターがどこからともなく飛んできてそれを掴んだ瞬間腰にベルトが巻かれてクワガタムシ型のゼクターをセットした瞬間青色装甲に身を包んだのである。

 

天夏達のバリアジャケットはイメージカラーに合わせたロングコート型のバリアジャケットを身に纏っていたのである。

 

「さてと、わたしと朱音はこれで」

 

「そうね」

 

《SURVIE VENT》

 

「なんだと‼ 二次移行だと‼」

 

「これはわたしがあるシステムを応用して作った。SURVIEシステム。三枚しか存在してないからね」

 

スミレと朱音は翼が描かれた一枚のカードを取り出して持っていた機攻殻剣の鍔の溝にスライドさせた瞬間、バリアジャケットの装甲が変化したのであった。

 

もう何も怖くないだからこそ手に入れた能力だから。

 



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終止符

マジック・ザ・ハードと刃を交えることになった天夏達は一斉にバリアジャケットを装着しスミレと朱音が龍姫から前もって受け取っていた「SURVINE」のカードを機攻殻剣の鍔にある溝にスライドさせて発動させたのであった。

 

スミレは青色の西洋の騎士のような装備になり、朱音がゲオルグが来ている甲冑のような軽鎧を装備したのであった。

 

「‼ はぁ~。天夏達はマジック・ザ・ハードを」

 

「わかった‼」

 

「背中は預けたよ。お姉ちゃん」

 

「うん‼」

 

「さぁ、掛かって来い‼ 紫龍・黒衣の断罪者・神紅銀龍‼」

 

「ボク達のこと忘れないでね‼」

 

「最初からクライマックスなんだから‼」

 

マジック・ザ・ハードのことをまだ織斑千冬として崇めている狂信者の女尊男卑派のIS部隊がISを纏って襲撃を仕掛けてきたのだ。

 

これを向かう討つことになった一行は二手に別れることになりマジック・ザ・ハードとの一戦を開始したのであった。

 

「虎牙破斬‼」

 

「やはり、その技を会得していたか」

 

「織斑千冬に化けて見ていただろ」

 

「そうだったな‼」

 

「流石、女尊男卑で得た魔力で強くなってるって感じだな」

 

「だけど、負けるわけにはいかないんだよ‼」

 

女尊男卑で発生した負の感情がマジック・ザ・ハードを味方してそれに加えて織斑千冬の知識と身体能力を得ているのでそう簡単には行かないのは天夏達そして流星の絆から唯一マジック・ザ・ハードと戦う龍姫と凛々の明星のユーリは百も承知なのだ。

 

「ISが最強なのよ‼」

 

「ブリュンヒルデが負けるはずが‼」

 

「いい加減にしろ‼」

 

「こんなことして‼ 何の意味があるんですか‼」

 

狂信者とかしたIS部隊と交戦することになった睦月達は言葉で説得することにしたが聞き入れてくれなかったのであった。

 

「やるしかないか・・・飛ばして行きますか‼」

 

「おまえもその光を‼ ‼ 何をする‼」

 

「消滅したはず‼」

 

「行くぜ‼ 弥生‼」

 

「うん‼」

 

そう装甲機竜を纏わなくてもオーバーリミッツは元々生身の人間が発動する戦闘術なのだから。

 

天夏は今回も弥生と共鳴リンクを繋ぎオーバーリミッツクロスを発動し二人同時に虹色の闘気を纏ったのであった。

 

マジック・ザ・ハードは秘奥義を予測していたようだった。

 

「邪魔させない‼ 魔神連牙斬‼」

 

「オレもいること忘れるなよ‼」

 

「空牙昇竜脚‼」

 

「鳳凰天駆‼」

 

「裂空斬‼」

 

「御神流の小太刀術。見せてあげるよ‼ 双針乱舞‼」

 

「ぐわっぁぁ!!」

 

天夏と弥生の秘奥義の邪魔をさせないために龍姫達が一斉に攻撃を繰り出しマジック・ザ・ハードの攻撃を中断させたのである。

 

そして、

 

「行くぜ‼ 弥生‼」

 

「「はぁっぁっぁあぁ‼」」

 

「決める‼」

 

「これが」

 

「オレ達の」

 

天夏&弥生「全力全壊‼ 武神双天波‼」

 

「終わったと思うな、わたしは」

 

逆手に持って地面に突き刺して魔法陣を展開し光の柱を繰り出しそして斬り抜けて飛びあがりそのまま龍の形をした斬撃を放ちマジック・ザ・ハードとの戦いに終止符を討ったのであった。

 

 

 



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ブリュンヒルデの最期

原作崩壊しています。


天夏達はマジック・ザ・ハードを倒したようだが、マジック・ザ・ハードは「いずれまた会おう」と言い残して織斑千冬から出ていったのであった。

 

「終わったんだな」

 

「いや。まだ終わったわけじゃない」

 

「これからわたし達の物語が」

 

「始まるんだね‼」

 

「さてと。織斑千冬が気を失っている間に旅館に運ばないと」

 

どうやらマジック・ザ・ハードの依代にされていた織斑千冬は秘奥義を喰らったはずだが掠り傷すらなく気を失っていたのであった。

 

IS狂言者はこの光景を見てもまだ信じられないと言った感じで睨んだまま星龍達に逮捕されたのであった。

 

龍姫は気を失っている織斑千冬をお姫様抱っこで旅館に運ぶことにしたのである。

 

「織斑先生‼ 一体何が?」

 

「真耶。三日後理事長室で話す」

 

「わかりました」

 

「こっちは?」

 

「生徒達は問題ない。それよりそこの二人はオレの治療を受けてもらう」

 

「ガ~ン(゚Д゚)ノ」

 

「あまりのショックに朱音が固まった」

 

龍姫はまだ神姫状態で織斑千冬をお姫様抱っこで旅館に運んで山田真耶が出迎えてくれたが何があったのかと聞かれたので三日後の放課後に話すと敢て敬語ではなく呼び捨てで話をしたのである。

 

アゾートに一晩安静だと言われてしまった天夏と弥生は同じ部屋で治療を受けることになったので天夏に好意を持っていた朱音は両膝と両手を床に付いて落胆していたのであった。

 

「う~ん?」

 

「起きたのね」

 

「誰だ?」

 

「人に名前を聞くときは自分から」

 

「チッ‼ 織斑千冬だ」

 

「はい。よくできました。わたしはハーブ。医者よ」

 

「なんでわたしが此処で寝ていたのか説明しろ‼」

 

「それが人にものを頼む態度?」

 

別室の部屋で寝かされていた織斑千冬が目を覚ましハーブがいたので相変わらずの態度で睨んで名前を言えと脅していたのだが、ハーブがそんな脅しに怯えるほどの器ではないので軽くあしらわれ先に名乗れと言われて織斑千冬が舌打ちをして名乗って今の現状を説明するように迫ったが態度がなってないと注意されたのであった。

 

「話す必要は無い」

 

「おまえは誰だ‼?」

 

「口に聞き方を教えんとな。わたしは月影獏牙。現在の日本の総理大臣だ‼」

 

「知らん‼」

 

「やはり話に聞いていた通りだな情報戦が出来ない単細胞の犯罪者。連れてけ‼」

 

「了解(*^▽^*)‼ 暴行並びに殺人未遂の容疑で逮捕‼」

 

「ふざけるな‼ わたしは悪くな~い!」

 

「どうして?総理が?」

 

「ふん‼織斑千冬って奴の顔を逮捕される前に見たかっただけだ。それと篠ノ之の嬢ちゃんたちを助けられなかった罪滅ぼしかもな」

 

いきなり襖が開いて黒いスーツに身を包んだ白髪交じりの男性とバイパー達が入って来て織斑千冬を見るなり、哀れみの目で見た後、バイパー達に連行させたのであった。

 

立ち去り際に六年前自分がもう少し早く総理になっていれば篠ノ之姉妹が死ななくて済んだことに謝罪と贖罪を述べて立ち去ったのであった。




今日の白猫プロジェクトの入れ替えについにあやねるが来ました‼


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天夏の神姫化

織斑千冬は次元武偵達に逮捕されてこれで白騎士事件の幕が下りたのであった。

 

天夏と弥生はまた医療チームに一晩だけ用意された部屋で相部屋で過すことになったのであった。

 

「龍美達は戻れ。オレと残った教師達でやっておく。それとこいつもいるからな」

 

「織斑千冬を処刑しこそねました」

 

「処刑って(゚Д゚)ノ‼」

 

「真耶。織斑千冬に憧れるのは今日限りにした方がいい」

 

「はい‼」

 

アゾートが処刑用アンドロイドのパニッシュと残ることになり龍美達は元の場所へ帰って行ったのであった。

 

パニッシュが織斑千冬を処刑するつもりでいたことに驚いてしまった山田真耶にアゾートが織斑千冬に憧れるのは今日でやめろと諭したことで山田真耶は何かに気が付いたのであった。

 

「おまえら。なんでここで飯食ってんだ?」

 

「いや~自分が食事を持って行くように言われていたんですが」

 

「天夏と弥生だけ‼ 龍姫さんの手料理なんだもん‼」

 

「そこ(゚Д゚)ノ<バシッ‼」

 

天夏と弥生は用意されていた旅館の部屋で夕飯を食べることになったのだがそれが龍姫が用意していた龍姫がフラクシナスで作った栄養バランスがいい手料理だったのでそれを持ってきたショウを尾行し朱音達が上がり込んだというのであった。

 

結局朱音達を巻き込んで夕飯を食べることになったのであった。

 

一方で天馬達は、

 

「理輝‼」

 

「・・・・」

 

「なんだ?」

 

「勝美は気にしなくていいの(^_-)-☆」

 

「海道さんがキャラ崩壊してるΣ(゚Д゚)」

 

バッカプル丸出しで夕飯を食べていたのだがほかの女子達が石化したように固まったのは言うまでもない。

 

セドナの冷静沈着なイメージが強かったので勝美とのいちゃつきぶりに呆然としたのであった。

 

理輝は天馬と瑛夏に両サイドに座られ身動きが出来なかったのであった。

 

そして時が過ぎて

 

「 (-_-)zzz」

 

天夏達は就寝時間を迎えて眠っていたのだが天夏の身に変化が現れていたことに同室の弥生すら気づかなかったのであった。

 

そして翌日の朝を迎えたのであった。

 

「う~ん‼」

 

「天夏。おはよう・・・」

 

「どうした?」

 

「天夏・・・えぇっぇっぇえΣ(゚Д゚)」

 

「ウフフ(^_-)-☆」

 

「気持ち悪いぞ天馬、瑛夏‼」

 

「しょうがないですね。この姿見鏡でご自身の今の状態を確認してください」

 

天夏達生徒達は臨海学校最終日と言うこともあって部屋の清掃を行うために起床しており、テンカと弥生を起しに天馬達がやってきたのだが、天夏を見るなり朱音達が固まって一刀が天然ボケ炸裂していたので祐姫が止めいるという現状で天馬と瑛夏は笑い転げていたり理輝と勝美は一目散に廊下の奥に移動しており、セドナはいつも通りに指パッチンし空間に保管していた姿見鏡を魔法陣から取り出して天夏の前に置いたのであった。

 

「え・・・・なんで‼ わたしが弥生になってるΣ(゚Д゚)‼」

 

「;つД`)天夏が女にちゃった(*´ω`*)」

 

そう天夏は自分がどういった経緯なのかわからないが弥生と瓜二つの女の子になってしまったのであった。



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新たな幕開け
臨海学校の帰りのバス内


臨海学校が最終日を迎えて旅館の人にお礼を言ってバスに乗り込んだまでは良かったのだが男五反田弾は非常に困り果てていたのであった。

 

なぜなら、

 

「まさか、弥生になるとは(*´ω`*)」

 

「天夏君、今は天夏さんはしばらくは女子寮でお願いできますか?」

 

「もちろん構いません」

 

「五十嵐。剣崎。オレはどうすればいいんだ?」

 

「いつも通りに接すればいい」

 

「ひと昔の弥生と今の弥生を足して二で割った感じだから問題ないかな?」

 

「星奈。おまえのその性格が羨ましい」

 

織斑一夏だった頃から知っている大親友の天夏が今日の朝起きたら大和撫子丸出しのスタイル抜群の弥生になってしまったようで、弥生との違いが龍姫達が神姫化している時の特徴の一つであるオッドアイになっており天夏の場合は右深蒼左黒という感じ変化しているようで来ている服は茶熊学園の女子制服を至急早朝から勇龍にセドナが連絡し次元転送で送ってもらった物を着ているのである。

 

髪型は姉妹揃ってポニーテールにリボンで束ねているのである。

 

いきなり親友が美少女になっていたら困るのは無理はないのだが肝心の頼みの綱の理輝と勝美は自身も男でありながら神姫化できる存在なのでいつも通りにしていればいいと答えたので弾は余計に困り果てていたのであった。

 

「天夏に神姫化の解き方を教えんでいいのか?」

 

「いいのこういう時はなんとかなる物よ(^_-)-☆」

 

「おまえさんとはわんぱくだったころから知っておるし。それにISのこともアモン達が怒ってたからな」

 

「ええ。その元凶はもう死刑ですし(*^▽^*)」

 

「それじゃあ。わたし達が出来ることは今はなさそうね」

 

天夏達が乗っているバスを上空から見ている剣心と知り合いの幻獣ディアボロスとそのメイドの悪魔アモンは会話が弾んでいたのであった。

 

バスはそのままIS学園へと向かっていたのであった。

 

スキット:天夏の神姫化

 

天夏「わたしは戻れるのだろうか?」

 

天馬「そういえば、お兄ちゃん一度も神姫化したことないっけ」

 

弾「神姫化ってなんだ?」

 

ルクス「ボクも知らないんだよ」

 

勝美「ルクスはゲイムギョウ界に行ったことないからな」

 

理輝「ゲイムギョウ界には四人の女神って呼ばれた人がいて、その女神が使える能力が女神化それを強化したのが神姫化だ。神姫になるにも女が適正が高い。男の場合は武神化だな。だが天夏のように確率は低いが男でも神姫になることがある。ルクス昨日のうちに何人か会ってる」

 

弾「そうだったのか‼ ISに乗れることは関係ないんだな」

 

勝美「それはヴェスタWSCとゲイムギョウ界の技術力のおかげだ」

 

天夏「弥生達がいつもこんな胸で生活したことに苦労していたんだなと思っているわたしは末期か?」

 

 



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神姫天夏の三日間

天夏の神姫化というハプニングが起きたが無事に学園に戻ってきた天夏達生徒達は各自の自分の部屋に戻っていたのだが神姫化で女になってしまっている天夏は今日は弥生と相部屋になったしまったのであった。

 

「わ~い(>_<)‼」

 

「いつ男に戻るかも知れないんだが(´・ω・`)」

 

「まぁまぁ。正妻なんだしお兄ちゃんと弥生の邪魔しちゃまずいから行こうか瑛夏」

 

「うん。理輝~‼」

 

「こんなところオータムさんに見られたら襲われるの確定だ(*´ω`*)」

 

「多分、御子神家のなぎさ以外の人たちが教えてるじゃないのかな?」

 

「しまった・・・その人たちの事忘れてた(*´ω`*)」

 

教師と天馬達の話し合いの結果で弥生の部屋に決まって弥生は大喜びであった。

 

それをよそに現在神姫化状態で下着一式をセドナが勇龍達にお願いし用意してもらった物を着用している大和撫子もとい侍ガールの天夏は此処に来てやっと自分が女として産まれたらこんな感じだと認識したのであった。

 

まだ神姫化の解除がままならない天夏はこれからやっていけるのかと考えていたのである。

 

仲間に百合趣味の人物がいることを思いだして怯えだしたのである。

 

「身体能力は男の時と変わらないんだし」

 

「そうなんだが。弥生の人格は?」

 

「ボクは弥生の純真。美兎ってかいて「みう」って言うんだ~弥生でいいよお姉ちゃん達が困るし」

 

「わかった取り敢えず弥生だな」

 

「うん‼」

 

「星奈とキャラが被ってるが仕方ないか・・・」

 

天夏は気を取り直して今の弥生の人格の人物を尋ね「美兎」と書いて「みう」というのだが弥生と呼んでほしいと言うので天夏も承諾したのだが星奈だけではなく流星の絆のメンバーの幹部とキャラ被りしていることに内心で突っ込んだのである。

 

そんなこんなで三日が経って約束の日を迎えたのである。

 

「天夏も神姫化をコントロール出来るようになったんだね」

 

「三日間が地獄だったからな」

 

「さてと理事長。失礼します‼」

 

天夏は神姫化の能力をコントロール出来るようになったのだが約束の日が来る三日間が天夏にとって地獄だったのであった。

 

その理由は、

 

「天夏‼」

 

「ありがとうございますわ‼」

 

「てんか~今度はセッシーになっちゃったΣ(゚Д゚)」

 

「行くわよ」

 

「ちょっと待ってほしいのですわ‼」

 

「セイグリッド姉妹のおもちゃだよ(*´ω`*)」

 

どうやら弥生の部屋で過した翌日はまさかの金髪ロングのエメラルドグリーンの両目になったスミレの昔の姿に変わってしまって仕方なくそのまま授業を受けることになりセイグリッド姉妹の着せ替え人形にされたのは言うまでもない。

 

その日の翌日は

 

「今度はアタシになっちゃったのね」

 

「背が低くなったから届かないところもあるしこの姿朱音には思いだしたくないよね」

 

「そうねでもそれがあったからあの人に出会えたんだもん。取り敢えずセドナが手配してくれた服を着てもらうわよ‼」

 

「なんで着せようとすんのよ(゚Д゚)ノ‼」

 

「いいじゃない‼」

 

といった感じで朱音にとっては黒歴史と化したコンプレックスの発育不良時代の姿になったりと散々な日を過ごしていたのであった。

 

そう言って理事長室前で龍美達と合流し理事長室に入って行ったのであった。



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対話

理事長轡木十蔵と山田真耶に約束通りに話をするために龍姫達は二人にはあることを話すことにしたのである。

 

「失礼します。カムイ学長‼」

 

「一応。第一茶熊学園の学長ですからね立ち会わせてもらいますよ」

 

「そうですか。ラタトスク所属特殊エージェント武偵隊「流星の絆」の隊長、鳴流神龍姫です。軍位は一応「大将」です」

 

「元IS学園現第二茶熊学園理事長の轡木十蔵です。龍姫くんはお母さんにそっくりだ」

 

「はい。元母の恩師だと聞いていたので。取り敢えず本題に入らせてもらいますか?」

 

「そうだったね」

 

「大将といえば軍ではかなり地位が高いのでは(゚Д゚)ノ」

 

理事長室に入った天夏達は第一茶熊学園学長である人語を話す熊カムイも立ち会うことになって以前母から轡木十蔵がIS学園が出来る前からの恩師だと聞いていた龍姫は初めて轡木十蔵と対面し自己紹介をして山田真耶を驚かしてしまったのであった。

 

そして本題に入ることになったのであった。

 

「ボク。いや。天夏達を含むメンバー全員が次元武偵で魔力並びにマナなどを用いることが出来る異世界をまたにかける集団です」

 

「信じがたいですね」

 

「いいでしょう。シャナオウ」

 

「見参ログイン‼ 我はMINAMOTOのアンドロイド‼ シャナオウ成り‼」

 

「あああアンドロイド(゚Д゚)ノ‼」

 

「はい。三日前にパニッシュと出会ってますよね実はパニッシュもアンドロイドです」

 

「つまり。天河君達は全員が」

 

「はい。異世界で研修を受けました次元武偵です」

 

「では、試してみてもいいですか? 山田先生ではなくそこでIS纏った盗み聞きしている教師達で?」

 

理事長室で龍姫が代表して異世界をまたにかける魔術並びに武器を用いて法で裁けない犯罪者を捕まえて裁く次元武偵だと明かしたのであった。

 

まだ信じてもらえなかったので前もって呼び寄せていたMINAMOTOのアンドロイドの若武者シャナオウを読んで名乗らせたのであった。

 

まさかアンドロイドという言葉を聞くとは知らなかった山田真耶は開いた口が塞がらないようで轡木十蔵が天夏達が全員が次元武偵であるということに納得したのだが、龍姫は敢て気づいてない振りをしておいたことで実験台としてISを纏って盗聴していた教師達を相手にすることにしたのであった。

 

「熊なんてISの前では怖くないわよ‼」

 

「アンタ達がブリュンヒルデを穢した代償を払ってもらうわよ‼」

 

「士道。お願い」

 

「ああ。任せろ」

 

「では。こちらも一人と一機と一頭で行かせてもらうがよろしいか?」

 

「上等よ‼」

 

場所は変わって第一アリーナで急遽IS部隊VSカムイ率いる連合軍の異種格闘技大会が行われることになったので寮にいた生徒が集まり出したのであった。

 

試合開始のブザーが鳴ったのであった。

 

「悪いですね。これでも白魔術学校首席で卒業した実力見せてあげましょう‼」

 

「ぎゃぁっぁぁぁわたしのISが(゚Д゚)ノ‼」

 

「(いつからおまえのISになったよ)」

 

「ネオ・一の太刀‼」

 

「嘘でしょ(゚Д゚)ノ‼」

 

「行くぞ‼ オレだって毎日龍姫に鍛えられてんだ‼ 虎牙破斬‼」

 

「きゃっぁぁっぁぁ;(゚Д゚)ノ‼」

 

教師三人は纏っていたラファール型がいとも簡単に木端微塵にされたのであった。

 

 

 

 



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IS部隊の暴走

急遽第一アリーナで狂言者IS部隊三人VS一人と一機と一頭という変則異種格闘技大会がおこなれてしまったのだが士道が虐殺公と呼ばれる両刃大剣を呼び出しシャナオウも刀を抜刀しカムイは魔力で自身を強化して殴りつけた所でIS部隊のISのSEが0になったのであった。

 

「嘘よ‼」

 

「危ない‼」

 

「セドナ‼」

 

先ほどの勝負が信じられない狂言者派のIS部隊は感情剥き出しでIS「打鉄」を纏い刀を呼び出し辺りかまわず振り回しそして山田真耶がいる場所つまり管制室だったのだがそこでもISの右碗部だけ展開し刀を振り回し簪が前に薙刀を呼び出して前に立ったのだが打鉄の刀で薙刀が真っ二つにされそのまま刀で突きを繰り出してきたところにセドナが管制室に侵入し間に割って入って、

 

「きゃぁっぁぁぁ‼」

 

「セドナ‼」

 

「海道さん‼ 今は救援部隊を」

 

「いいえ。その必要はありません」

 

「え?」

 

「傷が塞がってる」

 

「セドナ‼」

 

「すいません、お見苦しいところをお見せしたこと。ですが休ませてもらいますね」

 

「わかった」

 

貫かれてしまったことで簪と山田真耶がセドナの血を浴び開いていた口に入って飲んでしまったのであった。

 

そんなことを気にする場合ではなく貫かれたセドナは夥しい血を流したがすぐに自動治癒が行われて傷が塞がったのだが流石の不老不死である神姫であるセドナは血を流したので気を失ってしまったのであった。

 

そこに恋人の勝美が入ってきたのであった。

 

「簪‼ 山田先生‼ セドナを頼む‼」

 

「うん」

 

「生徒を置いて行けません~更識さん(゚Д゚)ノ‼」

 

「あなた達が悪いのよ‼ ISを‼」

 

「この人数を一人でやるつもり?」

 

「良いぜ。この姿になるの久しぶりだしね」

 

「‼」

 

「ああ。言っておくけどここにある記録装置じゃボクの攻撃並びに動きは計測できない」

 

「なにを・・・」

 

「はしゃぎすぎたね。そろそろ舞台から降りてくれないかな?」

 

「わたし達は悪くない‼ わたし達は悪くない‼」

 

「その言葉今までなんど言ってきた?」

 

勝美はセドナを簪と真耶に任せて二人は医務室にセドナを運んで行ったのであった。

 

それを見届けた勝美はIS部隊を見て殺気を放出しIS部隊の目の前で薄紫のメッシュが入っていた銀髪が一瞬で藍色の髪に銀のメッシュのツインテールのスタイル抜群の少女に神姫化したのであった。

 

そして自身も猫妖怪の血を流している証である灰色の猫耳が現れてIS部隊を一瞬で抜刀して気絶させて意識がある一人に詰め寄って気絶したのであった。

 

「ふぅ。オレはまたあいつを殺人未遂並びに暴行罪の現行犯で逮捕‼」

 

勝美は元の姿に戻りIS部隊を逮捕したのであった。

 

 



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各場所でのIS部隊

勝美が神姫化し恋人を傷つけたIS部隊を逮捕し元の姿に戻り愛する恋人の元へ向かったのであった。

 

「アンタ達。本当に教師かい?」

 

「ISに乗ってない癖に‼」

 

「ISねぇ。手土産には大きすぎるよ‼ それにアタシにはこれがいいんだよ‼ やりな‼ ゴーレム‼」

 

「土人形よ‼ ISが敵うはずがないじゃない‼」

 

「大口叩いた割には大したことないわね。ティファのとこに戻るかな」

 

一方で義賊土くれのフーケことロングビルはワルドが逮捕されて雇い主が無くなったのと脱獄したので龍美に逮捕されて更生した後、現在は神姫となった妹分で祖国の忘れ形見のハーフエルフの少女ティファニアを龍姫達に預けて次元武偵として働いているのだが今回の依頼は第二茶熊学園でのIS部隊の暴動を対処するという内容で先ほど得意のゴーレムでIS部隊を軽く片付けてティファニアと合流しに向かったのであった。

 

そのティファニア達はというと、

 

「こんなもんかな?」

 

「やるじゃない」

 

「うん」

 

「姫‼ こちらも終わりました」

 

「ISが・・・」

 

「くだらない‼ こんなおもちゃに構ってるほどわたし達は暇じゃないの‼ ISとでも遊んでなさい‼」

 

「ルイズ。何言っても無駄よ。帰りにお茶しに行かない?」

 

「そうね。ティファも来る? ついでにシエスタも?」

 

「はい‼ 喜んで‼」

 

IS狂言集団を片付けて武器を収めていたところでルイズは一喝してシュルケが喫茶店に行かないかと誘ってきたので全員で仕事が終わったことを報告し帰ることにしたのであった。

 

「セドナが‼ わかった。懲りない人達ですね」

 

「アンタが悪いのよ‼ ISが最強で正義よ‼」

 

「ISと武器は凶器。武術は殺人術。どのようなお題目を頂いてもそれが真実。悪いですが自分は戯言のほうが好きなんで‼」

 

「ふざけるな‼」

 

「カチッ‼」

 

「ISが(゚Д゚)ノ‼」

 

「そう思っているんだったらそうなんですね・・・そっちでは」

 

龍姫は十人のIS部隊に囲まれながらセドナが負傷したことを受けていたのであった。

 

龍姫は愛刀を実体化し左腰の剣帯に二本差しにし抜刀術の構えのままIS部隊の教師を諭したがもう口で言っても止まらないくらいに激昂していたのである。

 

仕方なく龍姫は縮地でIS部隊の動きを見切ってISのコアだけ抜き取って武器を一刀両断して行き鞘に愛刀を収めて捨て台詞を言い逮捕したのであった。

 

「ISが最強‼」

 

「撃っていいのは、撃たれる覚悟がある奴だけです‼」

 

「そんな・・・」

 

「前線復帰がこれじゃな」

 

「龍華ちゃん。片付いたみたいだね」

 

「ああ。そっちは?」

 

「終わったよ・・・」

 

中学生組もIS部隊を片付けたので武器を収めて連行したのであった。

 



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軍神との出会い

IS狂信者達によって起きた暴動は無事に鎮圧したのだがセドナが簪と山田真耶を庇って負傷し現在は天界の病院で治療を受けていたのであった。

 

産まれ持ち妖力を持つ神姫「ティアマト」の能力のおかげで手術は必要としない程度に回復はしているが念のためにしばらくは前線に出れないと言うことだった。

 

「わたしは教師失格なんです;つД`)‼」

 

「真耶さん。確かにセドナさんが負傷してしまったのは教師部隊を止められなかったわたしどもにも責任があります」

 

「セドナもそれに天夏も」

 

「そうだねこうなった以上ボク達のこと教えるよ理事長室で話さなかったことを」

 

「そうですか。明日改めましょう」

 

「はい・・・」

 

「山田先生‼ 簪‼」

 

「やっぱり。轡木先生すいませんがしばらくは山田先生を休ませてよろしいですか?」

 

「こうなっては仕方ないです。お願いするよ。鳴流神龍姫さん」

 

セドナは出血していたこともあって今は眠っているようで山田真耶は自分が目の前で生徒に庇ってもらったばっかりにとひどく落ち込んでいたを見た第二茶熊学園理事長轡木十蔵も今回の暴動でここまでIS狂信者に染まっていたことを思い知らされて泣きまくる山田真耶を励ましたのである。

 

簪は従者の本音と一緒に龍姫を含むメンバー全員の人間離れした能力を見て興奮していたのであった。

 

龍姫は観念したようで自分達の招待を明かすことにした瞬間山田真耶と簪が気を失ったのであった。

 

龍姫が近寄り手を額に当てると高熱を出していたようで龍姫はふとセドナが負傷したことの現状を思い出してもしかしてと思い二人を緊急入院させることにしたのであった。

 

話し合いは後日となったのは言うまでもない。

 

そして日の日の夜

 

「此処どこは?」

 

「気が付いたようですね」

 

「わたしは第二茶熊学園教師の山田真耶と申します」

 

「ご丁寧に、わたしはアテナ。どうやらあなたはティアマトの血を飲んでしまったようね」

 

「ティアマト?確か海の女神と評されるあのティアマトですか?」

 

「そうよ。セドナはティアマトのなのよ」

 

「えぇぇ(゚Д゚)ノ‼ でも人間ですよ?」

 

「セドナは産まれながら女神で不老不死。実年齢は15歳だけどあと一年で完全な神姫になるの。そしてあなたはその血を飲んでしまったことで神姫として覚醒して寝ているつまりあなたがわたしよ。それとISに付いて勉強させてもらったわ。織斑千冬。モンド・グロッソ二冠のブリュンヒルデ。その正体は自分を認めさせようとした白騎士事件の主犯にして絶望しその心を利用したゲイムギョウ界の犯罪組織マジェコンヌ四天王のマジック・ザ・ハードの依代となった」

 

「わたしは愚かでした。なんですぐに気づかなかった自分が憎いです」

 

「わたしと話していると言うことはそれはもう後戻りできない。人間として終わりを告げることになる」

 

「はい」

 

入院することになった山田真耶は精神世界で自分と瓜二つだが身長と髪色がピンク色の軍神アテナとして生きることを告げられた山田真耶は受け入れることにしたのであった。

 

 

 

 

 

 

「」



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神姫降臨

天界の病院で緊急入院することになった簪と山田真耶はその日の夜に神姫として覚醒することになったのであった。

 

「此処は?」

 

「起きたようねわたしはカミーユよ。簪。あなたはティアマトの血を飲んでしまったことで神姫として覚醒してしまったようね」

 

「ティアマト?セドナが?」

 

「そうよ。簪はあなたはもう人間として死んだことになる」

 

「そう」

 

「受け入れたのね。普通現実逃避するんだけど(´・ω・`)」

 

「だって。わたしはお姉ちゃんと違う道を歩むと決めてから人間辞める覚悟なんてとっくにしていたから」

 

「そう。あなたはアルテミスとして生きる覚悟はできたのね」

 

「うん。名前変えた方が良いかな?」

 

「それはあなたが決めること」

 

「うん。先輩よろしくね」

 

「わたしはあなたのIS「武王」のコアに宿った精霊にしかないんだけど」

 

簪も精神世界でサロメの部下になる女騎士カミーユと出会い自身がセドナの血を事故とはいえ飲んでしまったことでアルテミスとして覚醒したことを告げられた簪は驚くこともなく受け入れたのであった。

 

そして夜が更けて翌日の朝を迎えたのであった。

 

約数時間後

 

「皆さんすいませんでした」

 

「セドナの怪我が治ったんだしそれでいいじゃない」

 

「では改めていきますか。失礼します‼」

 

「はい‼」

 

セドナは昨日本当に打鉄の刀で刺されたのが嘘のように普通に歩いて第二茶熊学園理事長室前に姿を現したので勝美はほっとし気を取り直して理事長室に入って行ったのであった。

 

「待ってたわよ」

 

「?」

 

「山田先生。母です」

 

「従兄妹達が世話になってるわね。わたしは鳴流神剣心。轡木十蔵の教え子の一人」

 

「ええぇっぇぇぇΣ(゚Д゚)」

 

「驚くのはしょうがないでしょう。彼女はわたしがまだ教師だった頃に出くわした事件で不老不死になってしまったんですから」

 

「その話は後程にして、それじゃあ」

 

「うん」

 

理事長室に入った天夏達を待っていた人物は紛れもなく天界最高責任者「天照大御神」こと鳴流神兄妹の実母の鳴流神剣心がラフなカッターシャツにジーンズを履きこなし黒い長い髪をポニーテールに束ねている姿でそこにいたのであった。

 

山田真耶は鳴流神姉妹と思っていたようで龍姫から母であると答えると山田真耶は驚いてしまったので轡木十蔵が自ら剣心の説明をしたのであった。

 

そして剣心からある指示を受けた龍美達は敢て指輪の魔法使いのようにイメージカラーの魔法陣を展開し徐々にそれが発動者を通過していきそして、

 

「仮面の侍Σ(゚Д゚)‼」

 

「はい。これがわたし達の神姫として覚醒した姿です」

 

龍美達全員が神姫化を完了したのであった。

 

 



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新たな神姫の誕生

神姫であることを明かした龍美達に第二茶熊学園理事長轡木十蔵以外が開いた口が塞がらないのであった。

 

「それじゃあこの前の仮面の侍は」

 

「はい。わたし達です」

 

「本当に龍姫なのね。なんか男気が無くなったからびっくりしたΣ(゚Д゚)」

 

「刀奈。わたしもこの姿になるのはまだなり立てだよ‼」

 

「さてと。これでわかったかな? ボク達が人間じゃないってこと」

 

「はい。つまりISではあなた方には勝てなかったという理由なんですね」

 

「その通りです。アテナさん」

 

「どうしてΣ(゚Д゚)‼」

 

「神姫には神姫同士特有のなんと言いますか、簡単に言えば魔力といえばいいですかね」

 

真耶はまさかあの時初めて魔物に襲われた際に魔物と戦う龍の仮面の集団がまさか学生だとは思いもよらなかったのだから驚くのは無理もないのだが十年ぶりに再会した龍姫の神姫としての姿を見た楯無は持っていた扇子を落としたのであった。

 

そして元の姿に戻った龍美達が生身でISを素手で破壊したことがわかったのでほっとしたところで龍姫は真耶に神姫としての名で呼んだのである。

 

神姫の特有の霊力を感じることは龍姫にとっては容易に簡単である。

 

「山田先生も神姫Σ(゚Д゚)‼ どういうことΣ(゚Д゚)‼」

 

「実はわたしの血を飲んでしまったからです。簪さんと一緒に」

 

「そんな簪ちゃんまでΣ(゚Д゚)‼」

 

「わたしもこういうことだから‼」

 

「簪ちゃんΣ(゚Д゚)‼」

 

「では。ボク達はこれで」

 

第二茶熊学園生徒会長である楯無もまさか自分の妹と教師である真耶までも神姫であることに驚いていたのである。

 

簪は金髪碧眼の長身のスタイル抜群で性格が冷静沈着なスミレに似た姿になり髪型はポニーテールに束ねられてた女騎士の姿になったのである。

 

元の姿に戻った龍美達は理事長室を後にしたのである。

 

「待って‼」

 

「刀奈・・・」

 

「もう代表選手降りる‼」

 

「え‼」

 

「カプッ‼」

 

「刀奈。なんで‼」

 

「これで簪ちゃんと一緒にいられる」

 

龍美達は元の世界に変えるために第二茶熊学園を出ようとしていたところに楯無が息を切らしながらやって来て龍姫が振り返った瞬間抱きつく感じで楯無が龍姫の首筋にかみついたのであった。

 

そう楯無は当主とはいえ一人の少女でしかなのだそして自らも神姫になる覚悟は龍姫と再会した時に決めていたのだから。

 

そして龍姫の血を飲んでしまった楯無も

 

「熱くなって来ちゃったわよ・・・」

 

「お嬢様Σ(゚Д゚)‼」

 

「また神姫が誕生したんだね」

 

「は~い(*^▽^*)‼ 簪ちゃん‼ お姉ちゃんがお世話しちゃうんだから(^_-)-☆‼」

 

「お嬢様Σ(゚Д゚)‼」

 

「キクリヒメと言ったところじゃな」

 

「ディアボロスさん」

 

「初めての者もおることだし、わしはディアボロスじゃ」

 

「使用人のアモンです 悪魔ですが神姫と呼ばれる地位にいる者ですお見知りおきよ」 

高熱を出しながらそしてピンクの長い髪を短い三つ編みに束ねてツキノユズリハの水色に染め上げた物を着こなしスタイルも元からいい方だったので一回り成長し性格も妹思いのお姉さん思考に変わって手には薙刀を持っていたのであった。

 

そこに幻獣ディアボロスと侍女の悪魔アモンがやってきたのであった。



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龍と神装機竜

龍美達視線です


とある異世界から角が生えた幼い少女に見えるがユーリエと同じくらい長い時間を生きている幻獣ディアボロスとその使用人の悪魔の女性アモンと茶髪の少女と遭遇したのであった。

 

「わたしアリサよ」

 

「アリサが増えた」

 

「こう「アリサ」が増えると困るの~」

 

「でしたら。わたしのことは「ギア」って呼んでください」

 

「助かるわ」

 

また「アリサ」が増えたので婭龍紗は昔の名前である「ネプギア」を文字って「ギア」と呼んでほしいと良いそれで全員が承諾したのであった。

 

こうして龍美達との神姫達の話し合いは無事に終わったのであった。

 

〖マスター‼ アティスマータ新王国へ今すぐ向かってください‼〗

 

「(なんか嫌な予感が‼)」

 

「お姉ちゃん‼」

 

「行こう‼」

 

龍美のインテリジェントデバイス「バゼル」がアティスマータ新王国へ向かうように念話で語り掛けてきたのだ。

 

龍美は何か嫌な予感がして急いで転送ルームからアティスマータ新王国へ急いで向かったので龍姫達も後を追うことになったのであった。

 

天夏達は第二茶熊学園から出たかったのだが真面目な真耶に今日一日は寮から出てはいけませんと言われてしまったので現在念のために寮から出られなかったのであった。

 

「何これ(五年前と一緒だ)」

 

「お姉ちゃん‼」

 

「龍姫‼」

 

龍美が見た光景はアティスマータ新王国の周りが火の海となっていたのであった。

 

上空では瘴気の魔人の集団と装甲機竜を纏った帝国軍の兵士達が戦っていたのであった。

 

そこに龍姫達も到着し助太刀に向かうことにしたのであった。

 

「セットアップ‼」

 

「わたしはセリスティア達を助けに行く‼」

 

「待ったわたし達もだろ。龍美。あなたは昔から思い立ったが吉日なんですから」

 

「水臭いやんけ~」

 

「・・・・一緒に行こう」

 

「街に逃げ遅れた人がいないか英霊達と一緒に行ってくる‼」

 

「手分けしていくぜ‼」

 

相変わらず幼馴染の行動に慣れた龍月達は手分けして助太刀に向かうことになったのであった。

 

「グぉおお‼」

 

「はぁっぁぁ‼ 数が多すぎます‼」

 

「もらった‼」

 

「しまった‼」

 

「させるか‼ 魔神剣‼」

 

「チッ‼」

 

「え?」

 

「セリス。助けに来ました‼」

 

上空で瘴気の魔人並びにアノマリービーストの群れと装甲機竜に乗り込んだ兵士達と一緒にリンドヴルムに乗り込んだセリスも戦っていたが数が多いのか神装機竜でもてこずっていた不意を突かれたところを間一髪だったところで龍美が斬撃を放って瘴気の魔人の攻撃を阻止したのであった。

 

遅れて龍月達も助太刀に参戦したのであった。

 

 



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異世界にやってきた魔導師

アティスマータ新王国に到着してすぐに瘴気の魔人とアノマリービーストの群れと交戦していた装甲機竜の集団助太刀するべく龍美達はセリスティアとクルルシファーと合流し一緒に戦うことになったのであった。

 

「おまえら‼」

 

「あ。リーシャ‼」

 

「危ないから・・・天光満ところに我があり黄泉の門」

 

「もしかして」

 

「その通りや‼ クルルシファーちゃん‼」

 

「キャ~Σ(゚Д゚)‼ どさくさに紛れて何してるの~」

 

紅い神装機竜で名前はセドナの神姫と同じ名前だが全くと言って属性が真反対な機体「ティアマト」に乗り込んだ大龍曰くトランジタグラマーまたはコンパクトグラマーと評されている金髪赤眼のリーシャがやってきたのだが神姫化している恋龍が魔術の詠唱に入っていたのでセリスティアに退避命令を出すように指示を出した瞬間一緒に戦っていた兵士達は一目散に退避したのだが、リーシャは全く何を意味しているのか分かってなかったようで、クルルシファーはどさくさに紛れに大龍に神装機竜の装甲が無い場所からセクハラを働いていたのであった。

 

「開く時汝あり出でよ・・・神の雷‼ インディネイション‼」

 

「スゴイ・・・汎用機竜すら纏わずあの威力広範囲お見事!」

 

「危ない‼」

 

「‼」

 

「セリス~‼」

 

「あんた達。時空管理局‼」

 

「悪くもうなよ。これもすべておまえらの所為なんだからよ‼」

 

広範囲の雷をお見舞いし瘴気の魔人とアノマリービーストの群れを一掃したのであった。

 

この世界では魔術は珍しいようで「インディネイション」は神装機竜並の威力を持っているが詠唱に時間と魔力が必要なのであるが兵士達は魅了されていたのであった。

 

だがそれを見ていたかのように一筋の光がリーシャ目掛けて放たれたのであった。

 

それがリンドヴルムの装甲すら貫いてセリスが墜落して行くのを龍美が追いかけに向かって龍月は光線が放たれた方向を見ると一丁のビームライフル型デバイスを待っていた黒いバリアジャケットを身に纏っている元時空管理局員を睨みつけたが逆におまえらの所為だと言い返されたのであった。

 

「た・・・」

 

「喋らないで‼」

 

「もう。この傷ではわたしは・・・」

 

「生きるのを諦めるな~‼」

 

「た・つ・み」

 

ビームライフルで貫かれ墜落したセリスを追っていた龍美は落下する途中でリンドヴルムが解除されたセリスを抱きかかえてそっと降ろし治癒術で傷を塞いだが出血が酷かったのだが龍美はセリスに生きることから逃げるなと諭して治療を行うことになったのであった。

 



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変わることから恐れるな

龍美はセリスティア・ラルグリスのことを略してセリスと呼んでいます


リンドヴルムごとビームライフル型デバイスで撃ち抜かれたセリスを龍美が応急処置を施しているが徐々に命の灯が消えて逝って行くがそれでも龍美は自分が出来る限りの治癒術を発動させているのであった。

 

「嫌ぁぁっァァ‼」

 

〖マスター‼ 心肺停止‼ セリスティアさんは‼〗

 

『龍美‼ あなたは神姫でしょ‼』

 

『お母さん』

 

『あなたは医者だけど神姫でもある。これはどういうことかよく落ち着いて考えなさい』

 

「神姫になったからできること・・・‼ そうだなんでわたし思いつかなかったんだ‼」

 

龍美は神姫化を解くこともなくセリスの治療を施していたがもうセリスは機攻殻剣も砕かれて息を引き取っていたのであった。

 

龍美はまた助けられなかったと嘆いたが剣心に念話で一喝されて神姫になったからできることを思いだしたのであった。

 

龍美は愛刀を抜き、

 

「ごめんセリス」

 

軽く左の親指を切ってセリスの口を開けて飲ませたのであった。

 

「喫茶店? あれ機攻殻剣がない。仕方ないですね入ってみましょう」

 

「いらっしゃい‼」

 

「わたしは・・・」

 

「セリスティア・ラルグリス。リンドヴルムって言う神装機竜を乗り回す騎士だろ」

 

「なんでわたしのことをしっているのです?」

 

「何故って、わたしはおまえなんだよ」

 

「どいうことなんですか?」

 

死んでしまったセリスはとある喫茶店の前に丸腰で立っていたのであった。

 

セリスは目の前に有った喫茶店に入ったセリスはカウンター席に座ることにしたのであった。

 

そして紫色の髪をツインテールに束ねている店員の少女にコーヒーを頼んで角砂糖とミルクを入れて飲んで名乗ろうとした時店員の少女がセリスのフルネームを言い当てただけではなく神装機竜の名前までいい当てたのであった。

 

セリスは驚いてしまったのであった。

 

そうセリスが目の前で立っている少女こそセリスの可能性の一つなのだから。

 

「確かにおまえは死んだことには変わりない」

 

「そうでした」

 

「セリス‼」

 

「え‼ 龍美の声が‼」

 

「変わることを恐れるなよ」

 

「はい‼」

 

「行って来い‼」

 

少女はセリスが現世で死んでいることを告げてセリスはあっさりと受け入れた所で龍美の声がして入ってきた扉が光り出したのであった。

 

セリスはお代を律儀に丁度になるように置いて扉を潜って行ったのであった。

 

「セリス‼」

 

「龍美。一緒に派手やろうぜ‼」

 

「うん‼ けど剣が砕けちゃったから神装機竜に乗れないよ。取り敢えずこれでバリアジャケットを身に纏って」

 

「こうか?」

 

『緊急の為バリアジャケットの着用許可認証‼』

 

「それじゃあ‼ セットアップ‼」

 

生き返ったセリスは無自覚で神姫化して金髪碧眼から淡い紫色の瞳に紫色の髪のツインテールの姿になったが肝心の機攻殻剣が無残に砕かれてフラクシナスでないと修復不可能になっていたのであった。

 

出血していたこともあって長くは戦えないのが蘇って神姫となったセリスはやる気満々だったので龍美は観念し持っていた紫色の丸い水晶が嵌められたペンダントを渡してもらった瞬間に精神世界で出会った少女と同じ喫茶店の制服をモチーフにしたバリアジャケットを纏い、

 

「武器は?」

 

「これ使って‼」

 

「ありがとう‼」

 

まだ武器が搭載されてなかったので龍美はもう一振りの愛刀を渡して再び空へ向かったのであった。



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紫の共演

龍美は母である剣心に諭されて愛刀「正宗」を少しだけ抜いて左親指を切りそこから流れ出た血をセリスティアに飲ませて即興で転生させてしまったのであった。

 

龍美の鈴鹿御前の血を飲み紫の髪の少女に勇気づけられたセリスティアはその少女と同じ姿になって神姫となったが性格が大人しかったのが嘘のように男気溢れる性格に変わってしまったのと髪型がツインテールになったのであった。

 

空に戻るには神装機竜に乗らないといけないがそのリンドヴルムの機攻殻剣が先ほどの元汚職時空管理局員の放った攻撃で粉々にされてしまい柄だけしか残ってなかったのである。

 

龍美は持っていた自作したインテリジェントデバイスを一か八かでセリスティアに渡したのであった。

 

龍美からインテリジェントデバイスを受け取ったセリスティアは何と説明なしでバリアジャケットを纏い自分を殺した汚職魔導士の元へ向かったのであった。

 

「みんな‼ 待たせた‼」

 

「おい‼誰だ‼」

 

「わたしはセリスティアだ‼」

 

「え~と・・・(゚Д゚)ノ」

 

「此処は頼んだで~‼」

 

何事もなかったかのように神姫として転生したセリスティアの豹変ぶりを見てクルルシファー達は固まってしまったのである。

 

流石に居た堪れなかったので大龍はクルルシファーを連れて退却していったのである。

 

「どういうことだ‼ 確かに心臓は撃ち抜いたはず‼」

 

「確かにおまえに心臓を撃ち抜かれたさ。そうの所為でこうしているのがやっとなんだがな。おまえをボコボコにするくらいには余裕があるんだ‼」

 

「ふざける・・・え?」

 

「お遊びはお終いだ。わたしの親友を殺した償いをしてもらう」

 

「まさか。おまえがあの素手で幾多の敵を血祭りにしてきた抜刀斎の娘(゚Д゚)ノ‼」

 

「ああ。そうだ‼」

 

「一つ、近くにいたことに気が付かなかった」

 

「二つ、仲間を悲しませた」

 

「三つ、それで多くを危険にさらした」

 

紅いバイザーで顔を隠している汚職時空管理職員は顔が青ざめており恐怖に怯えだしたのである。

 

殺した相手が生き返って目の前に参上したことには誰だって驚くのだからしょうがないのだが龍美達はこんなことは日常茶飯事なこともあって死をいずれ来る転生の時だと思っておりそれがセリスティアは早かったのだと受け入れて今に至るのである。

 

そして龍美とセリスティアはあの二人で一人の仮面ライダーのように語り出し、

 

たつみ&セリスティア「さぁ。おまえの罪を数えろ‼」

 

同時に汚職時空管理局員に向かって指を差し罪を数えろと決めたのであった。



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リンドヴルム亡き今

龍美とセリスティアは自分の罪を数えて汚職時空管理局員に向かって指を差し決め台詞を言い放ったのであった。

 

そして、

 

「shoot‼」

 

「遅い‼」

 

「嘘だ‼」

 

「フィナーレだ‼」

 

龍美&セリスティア「鳳凰天駆‼」

 

「ぎゃぁっぁぁΣ(゚Д゚)‼」

 

汚職時空管理局員が放った時にはもう時すでに遅く龍美とセリスティアは自分の間合いに入ってもう仮面ライダーの必殺技である「ライダーキック」の構えに入って魔法陣が展開されて炎を纏いそのまま汚職時空管理局員に向かったライダーキック版「鳳凰天駆」を二人同時にお見舞いしたのであった。

 

もちろん汚職時空管理局員は避けれるわけがなくそのまま下までバリアジャケットを纏ったまま落ちていったので

 

「異世界での違法行為殺人未遂で逮捕‼」

 

「どうしてこうなるんだ~‼」

 

「さてと。わたしは休ませてもらうとしようか」

 

「お疲れさんって言いたいけど。王宮に根回しさせてもらうねそれと治療もしないと」

 

追いかけて逮捕して転送魔術で留置所に送還したのであった。

 

やはり血を流していたこともあってセリスティアは元の姿に戻って気を失ってしまったのであった。

 

だがこのままではセリスティアは討伐対象になってしまうため龍美は急いでフラクシナスへ帰還し王宮の根回しを終えたのであった。

 

「わかりました」

 

「嘘ですよね‼ セリスティアを死んだことにしろって‼」

 

「そや。あくまで書類上や別に戸籍を用意して異世界で生活することになるやけど」

 

「おまえら‼」

 

「大龍達だけが悪いんじゃないんですよ‼」

 

「わかってる。許せないのは自分なんだ‼」

 

王宮ではセリスティアは戦死したことにしたことが決定し遺体無きお葬式が行われてクルルシファー達は悔やんでいたのであった。

 

「反省はあるもんだが後悔は過去に縛られているだけだ」

 

「恋龍。あなたは相変わらずなんですね」

 

「今に始まったことじゃない。ボク達はちっぽけな存在でしかない」

 

「恋龍。あなたがそういうことを述べると説得力がないんですが」

 

「恋龍ちゃんはマイペースやし」

 

「ごめん。行こうか龍姫達も疲れてるし」

 

「うん。またこんなことじゃない時に来るよ」

 

恋龍は柄にでもないことを言い今いるメンバー全員が呆れてしまったのである。

 

そして龍美も合流し次元武偵達は帰還したのである。

 

「此処は?」

 

「安心して。培養槽の中だけど溺れる心配はないから。両手足とも骨折してたしそれとしばらくは両目が包帯で見えないから何かあったら看護師さんに言ってね。ボクは戻らないといけないから」

 

「はい。ありがとうあなたが友達であったことに」

 

龍美に抱えられてすぐさま天界の病院で緊急入院することになったセリスティアは集中治療のために培養槽の中に入れられて治療を受けていたのだがどうやら神姫の能力がコントロールできてなかったので両手足が骨折し至る所に包帯などが巻かれている状態で

いたのであった。

 

そこに白衣を着た龍美がやって来て自分は茶熊学園の寮に戻らないといけないと告げて部屋を後にしたのであった。

 



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セリスティアとして最後の

リンドヴルムを代償に龍美に転生されたセリスティアは無理が経ったので両手足がギプスを巻かれて顔全体にも包帯が巻かれている状態で天界の病院の医療カプセルという外からは大事な部分は見えないようになっている状態だが入れられているセリスティアは包帯以外何も身に着けていないのである。

 

「わたしは死んでしまったことになってますね。あの姿は龍美のあの姿と同じなんでしょうか?」

 

「そうよ」

 

「その声は剣心さん?」

 

「どうやら神姫化の能力が現れ出したようね。戸籍はこっちで用意してあげるけど何か頼みたいことはあるかしら?」

 

「でしたら」

 

セリスティアは元の世界で書類上と砕け散った機攻殻剣と自分の血が付いた服などを証拠にした殉職扱いになっていることに気付いたところに白衣姿の剣心がやって来てセリスティアに新たな戸籍を用意させると告げに来たのである。

 

セリスティアはふと龍美達と始めたあった時に見せてもらった漫画に描かれてそして死んだ際に入った喫茶店で自分を受けてくれたウェイトレスの少女の名を覚えていたのだ。

 

そうその少女の名を

 

「戸籍を天々座理世(てでざリゼ)名義でお願いします。年齢は18歳。日本国籍で」

 

「わかったわ。それで戸籍を作るわね。療養に励んでね。ギプスは2~3日で取れるわ」

 

「はい。ありがとうございます」

 

そう言ってセリスティアは剣心が部屋を出ていく音を聞き届けたのである。

 

もうセリスティアではなくあの少女の名で新たな自分で生きて行こうと誓ったのである。

 

そして時が過ぎて翌日。

 

旧姓ラルグリス。旧名セリスティアこと天々座理世は病室のベッドで療養していたのである。

 

まだ片目だけ包帯が巻かれているが両目とも視力は失っておらず龍月と同じ蒼穹の瞳健在で髪色も光り輝く金髪である。

 

「リュウゲツからお世話を任されましたので」

 

「アトリアル様がこのような」

 

「気軽にわたしに申してください」

 

「そうですか。それじゃあ、わたしを外へ連れてってくれませんか?」

 

「はい。畏まりました」

 

「(わたしより小柄でありながらあの剣を軽々と振るう腕前。流石、英霊と言ったところですか)」

 

理世は自分が自力で動けないので龍月が自分が召喚した英霊「セイバー」こと真名「アトリアル・ペンドラゴン」を寄越してくれたのだが。目の前にいる英霊に仕事をさせていることに思い病んでいたが黒服姿のセイバーに諭されて気分転換に病院の中庭に行きたいと言いセイバーは慣れた様子で自分より大きい理世を抱えて車椅子に乗せたのである。

 

理世は流石英霊だと感心していたのであった。

 

 



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ラクアと対面

黒服姿のセイバー・アトリアルに車椅子を押されて病院の中庭にやってきた理世は辺りを見回し自分が産まれた世界と違うことを実感していたのである。

 

アティスマータ新王国にはないコンクリートを使った建造物や生えている草花を見ながら理世としてどう生きて行こうか考えていたのである。

 

まずは怪我を治してから超神次元ゲイムギョウ界で次元武偵の資格を得ることから始めようと考えていたのである。

 

いきなり神姫化で仕事をするのは最強と呼ばれた理世でもこの力が使い方次第で世界を破壊できることくらいわかっているのだ。

 

「リンドヴルム・・・」

 

「確か理世が乗っていた神装機竜でしたね」

 

「その通り。でも機攻殻剣は失った」

 

「そうでしょうか?」

 

「?」

 

理世は相棒だった神装機竜「リンドヴルム」のことを呟いていたのでセイバーは笑っていたのであった。

 

それを見た理世は何故セイバーは笑っているのかと思ったのであった。

 

「この世界はわたしが産まれた世界よりなんだか心地が良いです」

 

「天界は神々と天使の世界ですから」

 

「その神にわたしがなってしまうなんて」

 

「それは予言されていたのです」

 

「天々座理世です。あなたは?」

 

「わたしはラクアと申します。未来樹の精霊と言えばわかるでしょうか」

 

「まさか、龍美達があの時助けに来てくれたのは‼」

 

「そうです。ですが結果的にあなたを神姫にさせてしまった。どう謝ればいいのか」

 

「わたしはいいのです。たとえもうあの世界に帰れなくなっても友である龍美達が居ます。ですから顔を上げてください」

 

「お優しい方なんですね。ではわたしはこれで」

 

理世はアティスマータ新王国に居た頃より居心地がいいとセイバーに打ち明けたのだ。

 

セイバーは此処が天界であることを説明して理世は自分が神になってしまったことに今だ驚いていたのであった。

 

そんなことを話していたら未来樹の精霊ラクアが自分が予知していたことを話しながら歩み寄って来たので理世は自己紹介をしてラクアも自己紹介をしたことで短時間で龍美達が異世界であるアティスマータ新王国に助けに来れたのもラクアの能力があってこそだが理世が死に龍美が転生させて神姫として生きることを強いられることも予知していた報告を送れてしまったことを深々と頭を下げて謝罪したのであった。

 

理世は顔を上げるようにラクアに言いラクアは顔をゆっくりと上げたのであった。

 

そしてラクアは軽く頭を下げて立ち去ったのであった。

 

「部屋に戻りましょうか?」

 

「そうですね」

 

理世はセイバーに車椅子を押してもらい病室に戻ったのであった。

 

 

 

 

 



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理世と妖怪と名深市の魔法少女

未来樹の精霊ラクアと出会った理世は自分があの戦いで命を落とすということをラクアが予知して龍美がいたがそれを回避できなかったことを謝罪されたが理世はもうセリスティアは死んで今の自分が天々座理世だと言ってラクアを励ましたのであった。

 

「両腕が使えないというのはこうも不自由なんですね」

 

「リゼは産まれながらの神姫ではないですし、リュウゲツは両親が神であり妖怪だと言ってました」

 

「妖怪ですか?」

 

「はい。リュウゲツ達が暮らす地球の日本は古来から妖怪が暮らしていると言われています。リュウゲツはタツミと同じく猫の妖怪の血を引いているので」

 

「つまり龍美達は妖怪であり産まれ持ち神姫なのですね」

 

「ですがタツミ達は十六歳までは妖力と神姫の能力を封じられて普通に人間として育てられるのです」

 

「いきなり妖怪と言う者が人間界で生きるのは難しいですし」

 

「そして十六歳で覚醒するらしいのですがリュウゲツは今年に神姫になったらしいんです」

 

「なるほど能力の覚醒は人によるんですね」

 

「こればかりはリュウゲツに聞かないとわかりません」

 

産まれながらの神姫ではない理世は初めての神姫化が転生として行ったことで肉体が反動で両手足が骨折して汚職時空管理局員に撃ち抜かれた心臓と落ち行った際に神装機竜に乗っていたことが良かったのか脳は大丈夫だったが少し切れて出血していたので培養槽で治療を施されて今は左眼が見える状態だが両手足がギプスを巻かれているのでアトリアルの補助なしでは食事すらできないのであった。

 

理世は初めて巻かれたギプスを見てセリスティアとして生きていた世界にはこのような物がなかったので驚いていたのであった。

 

理世は五年前に初めて龍美達に会ってからなんとなく気付いていたがまさか親友が神姫であり妖怪の血を引いているとは思ってなかったのである。

 

「わたしも神姫になったのはわかります。まさか」

 

「もしかすると妖力が使えるかもしれません。今は怪我を治すことを優先した方がいいでしょう」

 

「そうですね。怪我が治ったら龍美達が使っている魔法を使ってみたいです」

 

「リゼならすぐにできますよ」

 

理世は自分が神姫になったことは理解したがもしかして妖力も使えるかもしれないと気づき怪我が治ったら治癒術を使ってみたいと思っていたのであった。

 

そんなやり取りをしながら時は過ぎて行ったのであった。

 

「颯ちゃん」

 

「そこで泣いている可愛いお嬢さん」

 

「誰‼」

 

「ボクは通りすがりの侍だ」

 

「サムライの魔法少女は知らない」

 

「その通りボクはアプリの魔法少女じゃないけど今の名深市のこの醜い争いを止めに来た者だと言えば信用できるかな」

 

名深市と言う場所にある建てられている塔に居た少女はいつも助けてくれた騎士の魔法少女が死んだことを悲しんでいたのであった。

 

そして一筋の光が現れたのだから。



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恋龍製の

理世は病室で龍月が召喚した剣の英霊「セイバー」のおかげで寂しい思いはしないで済んでおり、織斑千冬の犯した白騎士事件についてもお互い話していたのであった。

 

以前龍美達が織斑千冬の犯した白騎士事件の機体が解体されるという証拠隠滅を国絡みで行ったために六年の時間を稼がれて女尊男卑の世になってしまったことにセリスティアだった頃に心を痛めていた理世だった。

 

だがそれも終わりを告げる警鐘は鳴り織斑千冬はマジック・ザ・ハードがパラレルワールドからやって来て織斑千冬の心の闇を使って白騎士事件を起こしたことなど理世には考えられなかったのであった。

 

現在織斑千冬は留置所で裁判が行われるのは待っていたのであった。

 

「それと髪はすぐに元の長さに戻るらしいので」

 

「そういえば髪が」

 

「治療するために切らないといけなかったようで」

 

「それでは仕方ないですね」

 

長かった美しい金髪の髪はショートカットの長さまで短くされておりセイバーから頭の傷を治療する際に短くしたと聞かされて納得していたのであった。

 

「完成‼」

 

「作業は順調ですね」

 

「ああ。本当にボクはこれを作るとは、思ってなかったな」

 

「そうですよね。地球じゃフィクションの世界の物ですし」

 

「あれと違って副作用はないからな」

 

一方で時同じくして天界の次元武偵開発室ではメカニックの顔を持ち合わせている恋龍がある物を完成させたのだ。

 

そこに開発室に所属している後輩の職員が入って来てその完成品を見ていたのであった。

 

それは今でも見ている特撮物の仮面のヒーローが変身する物でその中でもあらゆる世界を旅してその世界の仮面のヒーローに変身する世界の破壊者と二つ名で知られている主人公が身に着けているあの変身ベルトを完成させてしまったのであった。

 

もう既に天夏達は持っているのだがまだ弥生は霊力などの都合で持っていなかったので恋龍がルドガーから聞いた話を思い出してピンと来たのが目の前の変身ベルトなのである。

 

もちろん忠実に再現しており各種の仮面の戦士に変身できることが可能にしたのであった。

 

「それは弥生さんのですね」

 

「霊力が高すぎるらしくて、他のライダーシステムのドライバーが使えなかったんだ」

 

「インテリジェントデバイスを持っているとはいえこういう物も悪くないですね」

 

職員の女性は目の前の物を見て弥生のかと聞いたので恋龍はその通りだと答えたのであった。

 

インテリジェントデバイスを使えば空を飛んだり魔法を使えたりと便利だが敢て正体を隠して行う仕事がある場合のために変身ベルトが開発されたのだった。



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世界を紡ぐ力

恋龍が弥生専用の仮面の戦士の変身ベルトを完成させてそれを渡すために金属製のアタッシュケースに入れて天界の技術開発室を出ていったのであった。

 

「そうだ。お見舞いに行こうか」

 

「お~い‼」

 

「理刀‼」

 

「恋龍。それ」

 

「ああ。もしものために作った物だよ。一緒に病院に入院してるボクの友達の見舞いに行かないか?」

 

「構わないぞ」

 

恋龍はいつもの私服姿に着替えて弥生に渡すあのドライバーが入った銀色のアタッシュケースを持って出てついでに病院に入院している理世の見舞いに行くことにしたところに幼馴染で恋人の理刀がやってきたので一緒に理世の見舞いに行くことにしたのであった。

 

「天夏も興味あるんだ」

 

「当たり前だ。おまえのベルトが完成したんだろ」

 

「次元武偵だからバイクに乗れるし、わたしは」

 

《なぎさ。安心して構わない》

 

外出届けを出して天界の技術開発室まで向かっている天夏達は弥生の変身ベルトを一目見ようと恋人の天夏を含むいつものメンバーと現生徒会長であり神姫「キクリヒメ」である更識楯無も同行していたのである。

 

天夏はウィザードライバーとウィザードリング各種が使える指輪の魔法使いになり、朱音はディセンダントとリンクすることで龍騎のカードデッキを使えるようになり、スミレもトランスコアたちとリンクすることでナイトのカードデッキを使え、星奈がルドガーと祖父士郎から学んだ二刀小太刀と可変式銃を生かすためにプロミネンスコアを利用したいという要望に応え恋龍とウォルターさんと睦月が考えた結果ゴーストアイコンと呼ばれる物を利用して戦うゴーストライダーになり、なぎさは何と赤い車に喋るベルトというセットで渡されたようで次元武偵のおかげで免許は次元武偵特殊免許で運転できる仮面の戦士となったのであった。

 

「ルクスとフィルフィは別件で来れなかったけどここでいいんだよな」

 

「お、済まなかったなこれが弥生のドライバーだ」

 

「ありがとうございます‼ 開けてみてもいいですか?」

 

「それはもう弥生の物だ‼」

 

天夏達はルクスとフィルフィが別件で来れないことを思いながら指定された病院近くの公園の噴水広場のベンチにやってきたところに理刀と一緒に恋龍が銀色のアタッシュケースを持って病院の方角からやって来て弥生に銀色のアタッシュケースを渡したのであった。

 

早速弥生は受け取ったアタッシュケースを開けることにしたのであった。

 

「それってディケイドライバーとライドブッカー‼」

 

「ボクがディケイドに‼」

 

「弥生の霊力と魔力が高すぎるから試行錯誤した結果だ」

 

「天夏」

 

『弥生様。世界を救うためにお使いになられるのですね』

 

「勿論‼」

 

なんと入っていたのは天夏達を含む仮面の戦士に変身できるカードが入ったライドブッカーとディケイドライバーだったのである。

 

もちろん専用のバイクも現在制作中なのである。

 

弥生は広い世界を見るために旅をすることを決意したのであった。



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薔薇と雪

弥生はディエンドライバーとライドブッカーを恋龍から受け取ったことで助けを求める世界へ行くことを最高にして最愛のパートナーの天夏を含む仲間達と一緒に決意したのであった。

 

「部隊名は?」

 

「無限の世界(インフィニット・ワールド)はどうだ?」

 

「わかりやすくていいや」

 

天夏達はチーム名を付けようと前から考えていたようで天夏は異世界をまたにかけるのだからわかりやすい名前の方がいいと自分達と縁があった「インフィニット・ストラトス」と世界を意味する英語「ワールド」を合わせた「無限の世界(インフィニット・ワールド)」とチーム名を付けたのであった。

 

一方で

 

「あなたは誰?」

 

「薔薇の侍または閃光。こんなバトルロワイヤルから助けに来た者だと言えばいいかなホワイトスノー」

 

「なんで知ってるの?」

 

「わたしは君を連れていける。どうするかは君が決めるんだ」

 

「わたしが決める?」

 

名深市の鉄塔の頂上では黒紫色の竜の仮面を被っている青を基調にした軍服を身に纏い闇夜に煌めく黒いマントをなびかせている人物こそ鳴流神家末妹にして中学生でありながら生身で第五世代のISを持ってすら素手で壊す実力を持っている薔薇の女神と閃光の女神と呼ばれる龍音が神姫化した姿でピンクの髪に金色の瞳を持つ魔法少女スノーホワイトに自分と来るかと問いかけたのであった。

 

このままではこのデスゲームで命を落としかねないのだ。

 

スノーホワイトと名乗っている少女は考え込んだのである。

 

龍音は少女の目の前に立って無言で手を差し伸べたのである。

 

「お願い。助けて‼」

 

「そう来なくっちゃ‼」

 

「あれ?さっきと感じがって‼ 髪色が水色に変わってるΣ(゚Д゚)‼」

 

「それじゃあちゃんと捕まってて‼」

 

「キャ~Σ(゚Д゚)‼」

 

龍音が差し伸べた手を取ったスノーホワイトは泣きながら助けを求めたのであった。

 

そして龍音はスノーホワイトをそのままお姫様抱っこで抱えて水色の髪のノースリーブに白銀の軽鎧を身に着けた姿に変わりそのまま次元を超えていったのであった。

 

「到着‼」

 

「此処どこ(゚Д゚)ノ‼」

 

「飛行島よ。いらっしゃい。わたしはヘレナよ」

 

「わたし・・・あれ変身が解けてるΣ(゚Д゚)‼」

 

「此処で話すのは何だから部屋へ移動しましょう」

 

次元転移でやってきたのはなんとバトルロワイヤルの制約が掛からない異世界の空を飛ぶ飛行島の宿屋前に到着したのであった。

 

そこにちょうどヘレナが出迎えてくれたのであった。

 

スノーホワイトだった少女は変身が解除されていたようで黒髪の少女に戻っていたのであった。

 

ヘレナに場所を変えることを提案したので部屋に移動したのであった。



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新たな戦いへ‼

神姫化した龍音が助け出した少女は涙ながら話してくれたのであった。

 

「なるほどね。いきなりバトルロワイヤルになったのに運営が雲隠れだなんて‼」

 

「それをほって置いているとは」

 

「もうどうしていいのかわからないんです;つД`)‼」

 

「それってアプリを消してもダメだったの?」

 

「はい」

 

どうやらそのソーシャルゲームのアプリを消してもそのバトルロワイヤルから抜け出せずにいたらしい龍音はその話を聞いて何かに気づいたような顔をしたのであった。

 

「なるほどね。そのマスコットキャラクターを倒しちゃえばいいのよ‼」

 

「でも。どうやって‼」

 

「簡単よ。その魔法の国の武器あるいは同等の武器でならファヴを倒すことが出来る」

 

「その武器は?」

 

「忘れたの。わたし達の剣なら」

 

「そうね。あなたの剣なら倒せるかもしれないわね」

 

「わたし、出来ない‼」

 

「誰もあなたにファヴを倒せとは言ってない‼」

 

龍音はある仮設に辿り着いたようでソーシャルゲームで魔法少女になった者同士が戦うという点が天界で見た異世界の鏡の世界を戦場としていた仮面の戦士達のバトルロワイヤルを思い出して最終的にはその主催者の仮面の戦士を倒してバトルロワイヤルが終結したというのを思い出した龍音は事の発端のファヴを倒せば魔法少女のバトルロワイヤルを終わらせることが出来るのではないかと考えていたのであった。

 

中学生ではあるが異世界をまたに戦っている龍音にはこんな考えを導き出す先輩がたくさんいるのだから。

 

茶髪の少女はどうやって倒せばいいのかわからなかったのだが龍音が魔法の国の武器ならどうかと話すとどうやって手に入れるかは分かるが彼女自身が戦いを嫌うためにその武器を手に入れることがなかったのである。

 

だがそれも想定内だった龍音には秘策を考えていないはずがない。

 

そう次元武偵の得物なら魔法の国の武器が無くてもファヴを破壊することが出来るのではないのかという仮説を立てたのである。

 

その時部屋のドアが開いたのである。

 

「え?」

 

「小雪?」

 

「そんな、だって‼」

 

「ごめん」

 

「うわぁっぁぁ~ん;つД`)‼」

 

入ってきたのは紛れもなく剣心に転生されバトルロワイヤルで命を落とした少年にして龍音より低いが神姫としての能力を持ったことで十六歳で自動的に不老不死に近い存在になってしまう岸辺颯太が入ってきたのであった。

 

この二人は幼馴染であることは龍音も知っているのは以前に遊んだことがあるのだが敢て空気を読んで神姫化したままでいたのであった。

 

そして幾多の世界を舞台にした戦いの火蓋が切って落とされたのであった。

 

 



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転入生?

新作として書いていたのですがやっぱり続きとして書かせてもらいます


白騎士事件を解決した天夏達は天界から報酬で仮面の戦士通称「仮面ライダー」の変身ツールを貰ったのであった。

 

龍姫は相変わらずの士道を巻き込んだ精霊関係などの事件に駆り出されているのであった。

 

アドリビトム組もディセンダーである星也の正体に気づいていないが当の本人が天真爛漫でそれと穢れも感じないこともあって平和なギルド活動を行っているのであった。

 

「ねぇ。名前を聞いてもいいかな?」

 

「アスナよ。みんなそう呼ぶわ」

 

「わかった。アスナちゃん」

 

「それじゃあ。約束の日に‼」

 

此処は飛行島と呼ばれる空を飛んでいる島に建てられている宿の一室で姫河小雪と名乗った少女は思わぬ再会を果たしたのであった。

 

そうデスゲームになってしまった魔法少女のバトルロワイヤルを終わらせるために一緒に戦ったが志半ばでこの世を去ってしまった少年にしてエクセリアの愛竜と同じ「ラ・ピュセル」という女騎士に変身できる岸辺颯太が現れたのであった。

 

姫河小雪は思わず涙しながら幼馴染の再会を喜んだのである。

 

だが颯太はもう「人間」として死んでいる「神」として転生されたことを言えずにいたのだ。

 

そして龍音も敢て本名を名乗らず「アスナ」というあだ名を名乗り約束の時刻に名深市の鉄塔で会うことを約束して元の世界へと小雪を連れて龍音も帰って行ったのである。

 

「そうちゃんが生きてるってことがばれたら」

 

「そう。ファヴが何し出すかわからない」

 

「ありがとう送ってくれて」

 

「お互い様よ。じゃあね‼」

 

「なんか知ってるような?」

 

颯太が生きていることがファヴにばれたら何をしでかすかわからない以上龍音と小雪若しくは天龍達に応援を頼むことにして小雪を窓から入れて送り届けた龍音はそのまま飛行して自宅へ戻って行ったのであった。

 

小雪はそんなノースリーブの騎士姿の龍音の後姿を見て何か思いだしたのであった。

 

「わかった」

 

「どうしたよ。天夏?」

 

「実は明後日転入生が来る」

 

「こんな時期にか?」

 

「クラス編成したばかりなのに?」

 

IS委員会が月影獏牙と法王オズマ達によって壊滅させられて第二茶熊学園となった学園の男子寮では天夏の次元スマホに天界から転入生を送ったと連絡を入れたのであった。

 

先日クラス編成が行われたので天夏達のクラス分けの結果はこうなっている

 

一組:天夏・弥生・スミレ・瑛夏・睦月

 

二組:一刀・祐姫・朱音

 

三組:ルクス・フィルフィ・星奈・なぎさ

 

四組:理輝・天馬・弾・セドナ

 

五組:リアム・グレイヴ・カルラ

 

とこんな感じでクラスを編成されたのである。

 

ハルカ達は第一茶熊学園へ戻って行ったがそこでISなどを学ぶことになったのであった。

 

この連絡が波乱の幕開けだとは知らずに

 



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客員武偵の作戦&理世の伊達眼鏡

また新しい仲間が増えると言うことを告げられた天夏達はまた従姉妹達の根回しだろうと考えていたのであった。

 

一方で龍音はファヴを倒すためおびき出すためとはいえ誰かを犠牲にするということは考えておらず龍音はある作戦を思いついたのであった。

 

「一週間に一人が脱落する時に報告の際に姿を見せる」

 

どうやらファヴはプレイヤーになっている魔法少女の目の前に姿を現し脱落する者の名を報告にしに来るのだというスノーホワイトの証言をもとにこの作戦を実行することを考えていたのであった。

 

「今日から此処で暮らす場所なんですね。一人が生活を送るのは十分すぎますね」

 

「いいではないですか? まだ戦闘が出来るほど回復してないのですが」

 

「仕方ないです。これまでの戦いの傷を癒すということで」

 

天界の病院を退院した理世は戸籍を獅子神兄妹の従姉妹にして星奈とは従姉妹叔母になるように戸籍が完成して明後日の転入に間に合ったのだが転入先が顔見知りのルクスとフィルフィがいるのでどうやって切り抜くために考えていたのであった。

 

右腕と右足のギプスは取れたがまだ左手足のギプスは取れてないので金属製の松葉杖を使って歩行をしているがセイバーが電動車椅子を持ってきてくれたのでそれでしばらくはそれに乗って超神次元ゲイムギョウ界のラステイション武偵所本部の寮で過すことになったのであった。

 

頭部に巻かれていた包帯は取れて髪は元の長さに伸びていたのであった。

 

「星也。それなに?」

 

「もらったんだけど」

 

「誰に?」

 

「恋龍さん」

 

アドリビトムの星也は恋龍からディケイドライバーを受け取っていたらしくクリスが興味津々で訪ねてきたのであった。

 

どうやら恋龍は星也にも同じディケイドライバーとライドブッカーを渡していたようで使い方を恋龍から教えてもらわなくてもなぜか星也はディケイドライバーの使い方がわかっていたのであった。

 

ライドブッカーに入っていたカードも弥生と同じもので同じ枚数なのである。

 

星也は世界を破壊するということより世界を救うために使うことに決めていたのであった。

 

一方で、

 

「どうぞ」

 

「理世。気分は?」

 

「龍月。今のところは問題ないです」

 

「本当ならギプスが取れてからでよかったんだよ?」

 

「そうしたいのも山々なんですが、自分のペースでやりたいと思いまして」

 

「昔から変わってないね。理世は」

 

「そうですね。龍月がこの世界の四天王の一人とは」

 

「まぁ。取り敢えず何か必要な物は? 取り敢えずこれ渡しておくね」

 

「眼鏡?」

 

超神次元ゲイムギョウ界のラステイション次元武偵本部の近くの教会で暮らすことになった理世は自室のベッドで寛いでいると従姉妹になった親友で幼馴染の龍月がドアをノックして入って来て話をしてから変装用に四角い黒縁の伊達眼鏡をプレゼントされたのであった。



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客員女神VS魔法少女?

龍月が変装用に黒い四角い黒縁伊達眼鏡を理世に渡して部屋を出ていったのであった。

 

理世は左腕がギプスで動かせないが器用にそのもらった伊達眼鏡を掛けて鏡で見てみることにしたのであった。

 

「伊達眼鏡一つでこんなにも印象が変わるんですね。取り敢えずこの箱に入れて寝るとしますか」

 

伊達眼鏡を掛けて自分の顔を見た理世は印象がこんなにも変わるものだと驚いていたのであった。

 

理世はあることを思いついていたがそれを実行するのは転入時に実行することにして理世は自室のベッドで就寝したのであった。

 

そして時が過ぎて翌日の夜

 

「来てくれたんだ」

 

「約束したんだから当然よ。それじゃあ行きましょうか」

 

「うん」

 

龍音は神姫化して龍の仮面を被って閃光フォームで約束通りの時刻に名深市の鉄塔の頂上に空を飛んでやってきたのであった。

 

そこにはスノーホワイトと合流し空が飛べない彼女を背負って魔法少女のバトルロワイヤルを終わらせるための戦いに出撃したのであった。

 

「(この匂い・・・火薬‼)」

 

「アスナちゃん?」

 

「カキ~ン‼」

 

「え‼」

 

「ちゃんと捕まってて‼」

 

「えぇっぇぇえΣ(゚Д゚)‼」

 

龍音はスノーホワイトからシスターナナという人物に会うべく一旦徒歩であの場所へ向かう途中で龍音は持ち前の覚醒前の妖力を用いた嗅覚で火薬の臭いに気づいた瞬間愛刀を実体化させて抜刀術の構えになった瞬間だった。

 

スノーホワイト目掛けて一発の銃弾が飛んできたのだが龍音にはマスクドライダーの如く止まって見えていたので打刀の方を抜刀し銃弾を真っ二つにしたのであった。

 

どうやら狙撃してきた相手が失敗したことに気付き銃弾を装填した音が聞こえて龍音はスノーホワイトを抱えて転移したのであった。

 

「チッ‼ あの魔法少女、かなりの場数を踏んでるのかい‼」

 

「すいませんがその魔法少女にこの場でやられる方に名乗る名前はございません‼」

 

「‼」

 

「アスナちゃんって格闘技やってたんだ」

 

「それは置いておいて、そこに隠れてるのばれてるから出てくれないかしら?」

 

狙撃してきたのは西部の露出が多いガンマン風の魔法少女(?)が舌打ちをしていたのがそのわずかなスキでさえ龍音には十分すぎる時間を与えてしまったことに気付かなかったことが災いしローバーアイテムで龍音がその魔法少女(?)が持っていた全ての銃火器類を奪ってそのまま首をチョークスリーパーで絞め落として気絶させて隠れている魔法少女に出てくるように言ったのであった。

 

「って言っても出てこないよね‼ 衝波魔神拳‼」

 

「‼」

 

「逃げられちゃったか。スノー、シスターの所へ行こう」

 

「うん」

 

「取り敢えず。重要参考人だから転送開始‼ よし‼」

 

そんなに簡単に出てくるはずがないのはわかっている龍音はそのまま今立っている足元目掛けて拳を叩きつけて破壊した瞬間、槍を持った薄紫色のスタイル抜群の魔法少女を見つけたが逃げ足が速かったらしくそのまま地面に潜って逃げて行ってしまったので龍音は取り敢えず絞め落とした魔法少女(?)を重要参考人として武偵所に転送しスノーホワイトともにシスターナナに会うべく移動したのであった。

 

 

 



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客員武偵、セクシーな魔法少女と出会う

スノーホワイトにラ・ピュセルの代わりに無登録で魔法少女のバトルロワイヤルを終わらせるために協力することになった龍音はスノーホワイトに会う前に前もって神姫化し龍の仮面を被って合流し一人の魔法少女(?)を撃退したがどこかで見たことがあると思った龍音はその身柄を超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ武偵所に送還したのであった。

 

その直後に槍を持った魔法少女を見つけたが逃げられたので予定通りにスノーホワイトと一緒にシスターナナの元へ向かったのであった。

 

「こんばんは。今日は新しいお方がいらしてるんですね。わたしがシスターナナと申します」

 

「(流石に本職は不味いから)別地区からやってきた魔法少女「アスナ」と言います」

 

「今日はどのようなことで」

 

「今の状況を教えて欲しいんですけど?」

 

「今のところはキャンディーは大丈夫です」

 

「そうですか」

 

スノーホワイトに連れられてやってきたのは人気がなくなったビルのようでそこに如何にも教会のシスター服を着た魔法少女がいたので龍音はこの人がシスターナナだと断定し戦況を聞いたところキャンディーの数は問題ないらしいが何が起きるかわからないと逆に助言されてしまったのであった。

 

どうやら今の現状であの作戦を実行するには龍音達だけでやるしかなくなったようで龍音はシスターナナと話した後、スノーホワイトと一緒にまた戦場へ向かったのであった。

 

「(向こうは気付いてないのか、このまま気づいてない振りした方がいいか)」

 

「どうしたの?」

 

「パシッ‼」

 

「手裏剣Σ(゚Д゚)‼」

 

「そこ‼ 逃げられると思ってる?」

 

『バインド‼』

 

「おまえ誰だ‼ オレはトップスピード‼」

 

「緊急参戦した魔法少女(本当は違うけど)アスナ‼」

 

建物から出た龍音はスノーホワイトの護衛をしながら移動していたのだが龍音は気配を感じ取って態と隙を作った瞬間、龍音の読み通りに背後から四方手裏剣が飛んできたのを龍音はそのままどこぞの仮面ライダーがやっていたバッティングセンターの特訓のように人差し指と中指の間に挟むように四方手裏剣をキャッチして飛んできた方向に向かってキャッチした四方手裏剣を撃ったところアドリビトム組の藤林しいなより露出が多いくノ一の魔法少女と魔女の格好をしてるが箒に跨っている魔法少女を見つけたので龍音はこのままほって置くはずがなく話をするためバインドして捕まえたのであった。

 

「なるほどねアンタがスノーホワイトの教育係をラ・ピュセルに変わってやってるってことか」

 

「そうよ」

 

「わたしはリップル」

 

どうやら話が分かる人たちで助かった龍音とスノーホワイトは協力関係を結んで二手に別れることになったのである。

 

「スノー、なんか嫌な予感がする」

 

「アスナちゃんも‼」

 

「追うわよ‼」

 

龍音は何かに気が付いたようで二人に気づかれないようにスノーホワイトを護衛しながら追いかけることになったのであった。



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龍音の護衛珍道中

リップルとトップスピードという魔法少女と出会った龍音は女の感が働いたのかスノーホワイトと一緒にリップル達を追いかけることにしたのであった。

 

「カラミティ・メアリーが脱落したってことは」

 

「生きてるかも元の姿で」

 

「‼」

 

「大丈夫ですか?」

 

「おまえはさっきの(゚Д゚)ノ‼ ってそれ真剣?」

 

「また逃げられちゃった‼」

 

「ごめん。わたしが気を抜いちまった所為で」

 

「それ、本物の刀なんだね・・・」

 

案の定龍音の読み通りにトップスピードとリップルが隙を見せた瞬間を暗殺を謀ったスイムスイムの攻撃を抜刀した打刀で受け止めて間一髪トップスピードを助けた龍音だったがまたもや逃げられてしまったのであった。

 

龍音は慣れた様子で打刀を回転させて鞘に納刀したのだがまさか龍音が腰に差していたのが真剣だったとは思ってなかったスノーホワイトだったのである。

 

ラ・ピュセルが大剣を背負っていただろうにと心の中で思った龍音だったのである。

 

「トップスピードさんもしかして」

 

「おまえさんには敵わないな。そうだよ」

 

「アスナちゃん?」

 

「安心してトップスピードさんを安全な場所へ避難させるから」

 

「これがおまえの魔法少女としての能力?」

 

「そういうことにしておいてください」

 

龍音はこれまでの経験で培った能力でトップスピードが身籠っていることに気付いたのである。

 

流石にこのバトルロワイヤルを戦い抜くことは無理だと判断した龍音は転移魔術を発動し姉である龍美が暮らしている超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会へ転送したのである。

 

魔法少女としての能力だと誤魔化したが龍音は魔法少女ではなく次元武偵が本業なのである。

 

「わたしは一人でやらせてもらう」

 

「いいの?」

 

「わたしも人のこと言えないからなんとも」

 

リップルは持ち前のくノ一の能力で探ってみると言うので龍音とスノーホワイトと別れることになったのであった。

 

龍音も先ほどのことがあるので人のことが言えないのでそのままリップルを行かすことにして二人は時間を見ながらキャンディー集めに奔走するのであった。

 

「今日は結構キャンディー貯まったみたい。ありがとうアスナちゃん」

 

「どういたしまして。さてともうそろそろ帰らないと学校に遅刻するよ」

 

「うん‼」

 

「それじゃあ‼ 行くわよ‼」

 

流石に時間も時間なので龍音とスノーホワイトはキャンディー集めを中断して龍音がスノーホワイトを実家に送り届けることになったのであった。

 

「剣崎・・・アンデッドになっちまったのか?」

 

「最後の一体になるまで戦えか」

 

一方並列世界の地球に出現したアンデッドと呼ばれる魔物が封印していた仮面ライダーだった人物は流していたのはなんと赤ではなく緑色だったのであった。

 



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白猫世界の仮面ライダー

龍音がスノーホワイトを自宅に居り届けている頃並列世界で戦っていた男は友を救うために自らアンデッドという魔物となったことで世界と友を救って紅い血潮ではなくアンデッド化した証拠である緑色の血を流しバックルも緑色に変化しそのまま戦わないと言って青いバイクに跨ってどこかへ走り去った場所はなんと切り立った断崖だったのである。

 

そしてそのままバイクと一緒に海に飛び込んで行ってしまったのであった。

 

だが、

 

「此処はどこだ? オレは海に飛び込んだはず。こいつも無事って」

 

「おまえ誰だ? 茶熊学園生徒会副会長のゲオルグだ‼」

 

「ウェイΣ(゚Д゚)‼? オレは(どうする?一応名乗っておくか)剣崎一真だ‼」

 

「剣崎だとΣ(゚Д゚)‼ 待て‼ カグツチ‼」

 

どうやら四年の時間すら飛び越えて茶熊学園のグランドの真ん中に転移してしまったらしく周りを見渡すとピンクに腹に星マークのたぬきなどもと居た世界に存在しない生物がなぜかブレザー制服を着てたりと周りを囲んでいたがこの学園の副生徒会長のゲオルグがやってきたので男は素直に剣崎一真と名乗って相棒の青いバイク「ブルースペンイダー」に跨って校門目掛けて走り去っていったのでゲオルグは剣崎一真という男を捕まるべく相棒のドラゴン「カグツチ」を呼んで追いかけることにしたのであった。

 

「待て‼ そこのバイク‼」

 

「ウェイΣ(゚Д゚)‼ ドラゴンΣ(゚Д゚)‼」

 

「悪いが学長室まで付いて来てもらおうか?」

 

「はい・・・」

 

まさかドラゴンが存在している世界に自分が飛ばされるとは思ってなかった男、剣崎一真は驚いてバイクを止めてしまったところでゲオルグに捕まりそのまま事情聴取の為茶熊学園の学長室まで連れていかれたのであった。

 

「学長失礼します‼」

 

「ゲオルグさん。どうしたんですか?」

 

「熊がしゃべったぁっァッΣ(゚Д゚)‼」

 

「おや。お客さんですか? わたしはこの学園の学長のカムイと申します‼」

 

「ウソダドンドコドーン(嘘だ‼そんなこと‼)Σ(゚Д゚)‼」

 

仮面ライダー剣崎一真はゲオルグに捕まり茶熊学園理事長室に連れてこられて見たのは熊が椅子に座って黒いアカデミックドレスに黒い角帽を被っているのだから。

 

そして熊からまさかの自己紹介をされた剣崎一真はあまりの出来事に両手を床に付いて落ち込んでしまったのであった。

 

「熊がしゃべってるのは珍しいですから。お名前は?」

 

「剣崎一真だ‼」

 

「知り合いに剣崎勝美とは関係ないですか?」

 

「誰だ? 同じ名字なだけだな」

 

「そうですか。どのような経緯で此処へ来たのか話していただけませんか?」

 

「わかった‼」

 

カムイは衝撃で立ち直れない剣崎一真をお得意のジョークで笑いに変えて立ち上がって剣崎一真と名乗ったのでカムイは勝美との関係を尋ねたので剣崎一真は同じ名字なだけだと答えたのであった。

 

 



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ようこそ茶熊学園へ‼

剣崎一真は第一茶熊学園学長のカムイが正真正銘の熊であることに驚き叫んでしまったのであった。

 

「剣崎一真さん。あなたの事はわかりました」

 

「で。オレはどうなる?」

 

「そうですね。剣崎一真さんにはこの学園の生徒として在籍してもらいたいのですが?」

 

「うぇ?」

 

「安心しろ。オレは27歳だ‼」

 

「ウソダドンドコドーンΣ(゚Д゚)‼」

 

剣崎一真は学長室のソファーに座って熊相手に話をしていた。もちろん嘘を交えて自分のことを話したところで出て行こうとしたがゲオルグに阻まれてカムイから先ほど話したことで何か気づいたかのようにカムイは剣崎一真に学園の生徒として在籍するように言い出しゲオルグが自分の年齢を打ち明けてまた絶叫してしまったのであった。

 

こうして剣崎一真は茶熊学園の生徒として新たな生活を送ることになったのであった。

 

一方。

 

「皆さん‼ クラス編成したばかりですが、今日このクラスに転入生が来ます‼ 入ってください‼」

 

《なんだこの胸騒ぎは。また龍美姉達の刺客?》

 

第二茶熊学園の天夏達のクラスでは転入生の話題で持ちきりで副担任から担任になった山田真耶が転入生に入って来るように言ったのだが天夏達は嫌な予感がしてならないのであった。

 

「今日からこのクラスで一緒に学ぶことになった天々座理世と言います。趣味は娯楽関係全般。特技は武術関係です。よろしくお願いします」

 

「天々座さんはあの角の席でお願いします」

 

「はい」

 

《セリスさんだね》

 

《なんで?》

 

入ってきたのは茶熊学園の制服を着こなしてギプスが取れたがまだロフストランドクラッチと呼ばれる杖を着きながら黒縁伊達眼鏡を掛けた理世が入ってきたのであった。

 

天夏達にはバレており幸いなのはこのクラスが顔見知りのルクスとフィルフィがいなかったことだろうがいずれ出会うことになるのは変わりないのだが山田先生に言われるがまま席に座ったのであった。

 

「龍音ちゃんの方の仕事はどこまで進んでるの?」

 

「教えろ~‼」

 

「ファヴって言うのが名深市全域をバトルフィールドにしたバトルロワイヤルを開催してるってところ。そっちは?」

 

「龍音ちゃんと違ってすぐ終わるから」

 

龍音は昨日の夜スノーホワイトを護衛していた依頼を熟しているがこれでも中学生であることには変わりなく親友であり上司である琴里達と情報交換を休み時間を利用して行っていたのであった。

 

どうやら今回の仕事は龍音の単独依頼らしくほかのメンバー全員が出払っているという現状なのだが龍音はそんなことでは屈しないほど異世界で戦ってきたのだから春龍が昨日で仕事を終わらせたらしく夜の護衛任務に協力してくれることになったのであった。

 



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少女達の変身‼

龍音との護衛依頼に武偵になったばかりの春龍が今晩の魔法少女バトルロワイヤルのスノーホワイト陣営に助っ人枠で一緒に付いてくることになったのであった。

 

一方で大学も卒業してBOARDという会社で仮面ライダーブレイドとして戦っていた男、剣崎一真はまさか高校生と同じ紺色の灰色の上着の茶熊学園の制服を着込なしカズノコ組に籍を置くことになったのであった。

 

「おまえも一真って言うのか?」

 

「それがどうした」

 

「知り合いにカズマがいるもんでな、あっちはキリトって言うあだ名があるからそっちで呼べばいいか」

 

「キリト?」

 

「ある小説の登場人物の名前をあだ名にしてるんだよ‼」

 

今話しているのは大柄の男で荒野の王者のオウガで自己紹介をした際にオウガから話しかけて来たことで仲良くなったのだ。

 

剣崎一真はこの世界では吸血鬼に天使に神に獣人や半獣も共存している世界だと教えられてウェーイと驚いてしまったのは言うまでもなく自分がアンデッドであることがちっぽけでなかったのであった。

 

と言いながら今の格好を一緒に戦っていた仮面ライダー達が見たら絶対に笑われてしまうだろうと思っていたのであった。

 

剣崎一真はオウガから神崎和真という少年の存在を教えてもらい神崎和真の事を「キリト」と呼べばいいと教えられたが「キリト」とは何だと言うのでオウガが説明したのであった。

 

「わかったわ‼ 太陽‼ 月華でもいいわ‼ ついて来れる?」

 

「よっしゃ‼ ってことでゲオのおっさんよろしく‼」

 

「どこへ行くΣ(゚Д゚)‼」

 

「?」

 

ハルカがどこからの連絡を龍美からもらってスマホで受けて終わった所で太陽と月華に同行を頼むためにカズノコ組を訪ねて来て太陽と月華は喜んでハルカに同行を申し出てゲオルグに生徒会の仕事を頼んで一緒に行ってしまったのであった。

 

剣崎一真はその様子を見て感が働いたらしくそれに気付いた男がもう一人いた。

 

「おまえも気づいたか、オレはバイパーだ。おまえも一緒に来るか?」

 

「わかった。ってどこへ?」

 

「ついて来ればわかる」

 

仮面ライダーとして戦った経験なのか女の子だけで行かせるわけにはいかないという考えに辿り着いたところに上半身を露出した男バイパーに同行を求められた剣崎一真は付いてくることになったのであった。

 

「此処だ」

 

「バイパーさん、一真さん」

 

「この部屋は何だ?」

 

「学長が提供してくれた茶熊学園の開発室だ」

 

バイパーに連れてこられたのはなんの変哲もないプレハブの小屋で入ってみるとそこにはIS「白鯨」が待機状態で保管されてあったりと龍美達が何か開発するために学長が提供してくれた開発室だったのである。

 

そこで剣崎一真は聞きなれた言葉をハルカ達から聞くことになるのである。

 

「「「変身‼」」」

 

「うぇ~いΣ(゚Д゚)‼」

 

「よっしゃ‼」

 

「おまえも仮面ライダーなのだろ、ジョーカーラウザーでは暴走する可能性がある物だとわかっている。沙夜も仮面ライダーだ‼ といいながらオレもだ‼」

 

ハルカ達三人は掛けられていた鏡に太陽と月華は鳳凰が描かれた四角い箱のような物をハルカは蝙蝠の四角い箱を映した瞬間、三人の腰に銀色のベルトが巻かれ太陽と月華は右腕を掲げて左に箱を持って、ハルカは右人差し指を天を差しそのまま左に持っている箱を差し込んで太陽と月華は仮面ライダーオーディンにハルカはスミレと同じ仮面ライダーナイトに変身してそのまま鏡の中へ入って行ったのであった。

 

太陽と月華は神鳥ヴィストリニルグことトリ公の力を箱つまりカードデッキに入れて、ハルカも託された智の民の力を入れたカードデッキを使っているのであった。

 

バイパーも面白がって恋龍にあのコブラの柄が彫られたカードデッキを作ってもらいそれを剣崎一真に見せたのであった。

 

 

 

 

 




ハルカの変身ポーズは剣士バージョンを参考にしてます


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紗夜のブレイバックル&理世の演技

ハルカ達がまさか仮面ライダーに変身するとは思ってなかった剣崎一真は驚くしかなくバイパーも仮面ライダー王蛇だと聞かされた挙句にジョーカーラウザーの弱点まで述べられたのであった。

 

「そういえば沙夜は?」

 

「お待たせ‼」

 

「なぁそれってギャレンのブレイバックルΣ(゚Д゚)‼」

 

「けど、わたしのはアンデッドのカードで変身しません」

 

「ナニヲジョウコニズンドコドーンが言えるんだ‼(何を証拠にそんなこと)」

 

「見せた方が早いです」

 

射撃と格闘術を合わせた戦術を得意とする茶熊学園に来た時は小学生並みでミレイユとマールより小柄な体型だったが今では龍美達の治療の甲斐あってジュードと大差ないくらいに身長が伸びて胸も大きくなった伸びた水色の髪を龍美と同じくポニーテイルに束ねているアスタリスクからの留学生沙々宮紗夜が手に持っていたのは剣崎一真と一緒にアンデッドと戦った橘朔也こと仮面ライダーギャレンのブレイバックルにそっくりだったのである。

 

紗夜はアンデッドが封印されたカードつまりラウズカードを使わないで仮面ライダーに変身することが出来ると言ったのだが剣崎一真は疑い出したので紗夜は変身した方が早いと言ってポーチからカードケースを取り出してケースを開けて右上に0と書かれた「バトルシスターえくれあ」という修道服に手に銃を持ったエルフの可愛らしい少女が描かれたカードを見せて、

 

「わたしはこれで変身します‼ 変身‼」

 

《TURN‼ UP‼》

 

「これがわたしの仮面ライダーギャレンです」

 

「ウソダドンドコドーン(嘘だ‼そんなこと‼)Σ(゚Д゚)‼」

 

ブレイバックルに入れてレバーを右手で思いっきり引っ張って回転させてダイヤが現れて剣崎一真が見慣れたオリハルコンエレメントの壁が現れて紗夜が通り抜けると橘朔也が変身したものと同じ仮面ライダーギャレンに変身したのでカムイの前で言ったあの言葉を叫んでしまったのであった。

 

一方で、

 

「セリスティア先輩‼」

 

「(ルクス君‼ それにフィルフィまでここは)何を言ってるんですかルクス先輩。わたしは天々座理世って言います。セリスティアではないですよ」

 

「どうなってるんだΣ(゚Д゚)‼」

 

「うるさいよ‼ ルクルク‼」

 

第二茶熊学園に転入した理世はセリスティアだった頃の顔見知りのルクスとフィルフィに廊下で遭遇してしまったので療養中にやっていたあるソーシャルゲームのキャラを思い出して機転を利かして後輩キャラを演じてのほほさんこと布仏本音に助け舟を出されて事なきを得たのであった。

 




ラウズカードを龍美達が分析してジョーカーラウザーの上位互換として開発しています


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理世と天夏達

今回はセリスティアこと天々座理世視点ですので天夏達側回です


旧名セリスティア・ラルグリスこと天々座理世は撃ち抜かれた箇所が心臓だったこともあって龍美の血を飲んで神姫となったがまだ完全に前線復帰はできそうにないらしく金属製のロフストランドクラッチを着きながら黒縁伊達眼鏡を掛けていたのであった。

 

どうやら左足も心臓を撃ち抜かれた際に同時に撃ち抜かれていたらしく靭帯損傷と複雑骨折を同時に引き起こしていたのでまだギプスが巻かれている状態なのである。

 

「幸い今日の授業に実技が無いことが良かったですね」

 

「この睦月さんの開発したナノマシンで‼」

 

「睦月お姉ちゃん。少し・・・頭冷やそうか( ^ω^)・・・」

 

「弥生先輩からとんでもないオーラがΣ(゚Д゚)」

 

「龍美お姉ちゃんから報告で第一茶熊学園にも転入生が来たんだって」

 

「オレと同じ名字の年上で剣崎一真って言う男性なんだと」

 

「もしかすると天界で見ていた仮面ライダーの世界のから人か?」

 

「報告によるとBOARDという会社で働いていた仮面ライダーらしいよ」

 

「仮面ライダーですか?」

 

現在理世は天夏達と一緒に食堂で仲良く食事を取っており理世は龍月が作ってくれた和食に近い紅鮭定食を食べており箸も使いこなしているのであった。

 

顔見知りのルクスはどうも落ち着きがないのだがフィルフィはいつも通りに無表情でサンマ定食を食べていたのであった。

 

話の話題は第一茶熊学園に剣崎一真という男性が転入して仮面ライダーと高らかに自己紹介していたということを龍美から報告されており同じ仮面ライダーに変身できる身である天夏達は尊敬できると言ったのであった。

 

特に名字が同じの勝美は仮面ライダーブレイドのブレイバックルを貰っていたのであった。

 

天界ではいろいろな異世界を観察する部署が存在しているので天夏達を含む次元武偵達を速やかに向かわせることが出来るがそれでも間に合わないことがあるのが現実なのである。

 

理世は神姫になったばかりだが治癒力は格段に人間時代より向上しているので早くて二日でギプスが取れるということである。

 

失った機攻殻剣「リンドヴルム」に変わって龍美から理世専用の機攻殻剣を作製中だと明かしたのである。

 

「美味しかったですね先輩‼」

 

「そうですね(逆のような)」

 

「ルー君気にしすぎ‼」

 

「午後からの授業は第一茶熊学園か」

 

「ってことは剣崎一真って人と一緒に授業を受けるのか」

 

「わたしは見学というより教室で補習ですね」

 

「それじゃあ行きますか‼」

 

食堂で食事を終えた天夏達は理世の分をルクスが片付けてもらい午後からの授業がまさかの第一茶熊学園との合同の授業だったのであった。

 

こうして二人の「剣崎」が出会い交差する物語が始まったのでした。

 

 

 

 

 




素の姿では理世はルクス達の事をF○Oのとあるキャラを真似て先輩と呼んでいます


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午後からの合同の授業へ

天夏達が昼休みを終えている数分前の第一茶熊学園もお昼を食べていたのであった。

 

教室にいた剣崎一真は転入したばかりなのでゴールド通貨を持っていなかったがアンデッドと言うこともあって一食くらい抜いても問題ないらしくそのまま午後からの授業を受けることにしたのだが、

 

「剣崎さん、良かったらこれどうぞ」

 

「ありがとう。確か同じクラスの」

 

「刀藤綺凛です。今度手合せしてくれませんか?」

 

「いいよ‼」

 

「では‼」

 

「しかし最近の子どもは発育がどこに向かってるんだ?(あの子、たしかまだ13歳だよな?)」

 

同じクラスの少女でミレイユより一回り大きい薄紫色の髪をツーサイドアップにしている侍少女刀藤綺凛から自分で作ったのだろうサンドウィッチを貰った剣崎一真はお礼を言って綺凛から模擬戦を申し込まれたので承諾したのである。

 

剣崎一真はサンドウィッチを食べながら最近の子どもの発育状況がどこへ行っているのか考えていたのであった。

 

剣崎一真の手元にブレイドのブレイバックルは無く今もジョーカーラウザーで変身することにしたのである。

 

ブレイバックルくらい龍美達に頼めば簡単に解決できるのだが剣崎一真自身ジョーカーラウザーでどこまでやれるかやってみると言い龍美達が複製したラウズカードを先ほどの開発室で受け取っていたのである。

 

ハルカ達は先ほど女子トイレから出てきたのでどうやら仕事を片付けたらしいと思っていたのであった。

 

手元にあるラウズカードを確認した剣崎一真は

 

「これ全部のカテゴリーのラウズカードを複製したって言うのか?」

 

「剣崎さん。午後から第二茶熊学園と合同の授業ですよ‼」

 

「そうだな急ごう‼」

 

全てのアンデッドのスペードのラウズカードを龍美達がいとも簡単に複製してしまったことに驚くしかなくそこにソフィがやって来て午後からの授業が第二茶熊学園と合同の授業だと言われて急いで向かう準備に取り掛かるのであった。

 

一方で、

 

「どうしたらいいんでしょうΣ(゚Д゚)‼」

 

「山田先生落ち着いて‼」

 

「スコール先生も‼ サラ先生も落ち着きずぎです‼」

 

「まぁ、自分と同じくらいの歳の生徒を相手に教えないといけないからって緊張する?」

 

「現にこうして緊張してるんです(*´ω`*)‼」

 

職員室で午後からの第一茶熊学園との合同の授業の準備中の山田真耶が緊張しており同僚になったスコール・ミューゼルとサラ・バレスタインに落ち着くように言われたが剣崎一真をはじめとする男性陣が自分より歳上か同い年なためにどうすればいいのかわからないでいたのであった。

 

二人はいつもと同じように教えればいいと勇気付けたのであった。



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二人の「剣崎」

第一茶熊学園と第二茶熊学園の合同で授業が行われる会場の行動には一年の生徒達が集まっていたのであった。

 

「気まずい(*´ω`*)・・・」

 

「元はIs学園という女子高だったんだが、IS委員会の汚職が公になったことで第二茶熊学園になったことで共学制になったからな。ISに付いて勉強する講習だと思えばこんな視線は大丈夫だろ」

 

「第一茶熊学園ってイケメンが多い‼ この前の剣士様までいる‼」

 

「始。恥ずかしいけど学生してるよ・・・」

 

元はIS学園だったこともあってまだ第二茶熊学園に男子は天夏達くらいしかいないので剣崎一真はイケメンの部類に入るようで思春期の女子達の目線が釘付けになっているので堅苦しさを此処にはいない親友で仮面ライダーカリスの相川始に愚痴っていたのであった。

 

成人してまさかブレザー制服を来て学生生活を送るとは思ってなかった剣崎一真は挙動不審になりながら後ろの方の席へ座ったのであった。

 

その席の周辺はガレアをはじめとする年長者達が座っている列の場所だったので多少気がまぎれたのであった。

 

「・・・してISは宇宙へ進出するために作られたもので」

 

「(龍美達からISの事は教えてもらっていてよかった。なんせオレが仮面ライダーに変身し戦っていた世界じゃISって需要が無いしアンデッドと戦えないし、ジャックフォームで飛行できるからな)」

 

講義を行っている山田真耶は第一茶熊学園の貫禄に負けじとISに付いてわかりやすく丁寧に説明しながら授業を進めておりスクリーンにISを映しながらなのでISを全く知らない剣崎一真はライダーシステムの方が需要があるだろうと考えていたのである。

 

ライダーシステムは融合係数が適合しないと最悪死ぬことがあるらしくそれを解決してしまった龍美達とユーリエ達の能力は末恐ろしかったのは言うまでもなかったのである。

 

「キンコ~ン♪ カンコ~ン♪」

 

「今日はここまでです。ちゃんと予習してくださいね」

 

「ハイ‼」

 

どうやら無事に合同の授業のISの講習は終わったので次の授業の場所へ向かうことになったのであった。

 

ただ一人を除いては、

 

「あれ?」

 

そうこの建物は複雑に入り組んだ建築設計の為初めて来る剣崎一真は完全に迷子になってしまったのであった。

 

そんな剣崎一真をある人物が見つけてくれたのであった。

 

「一真さん」

 

「たしか、オレと同じ名字の」

 

「勝美です。迷子ですか? でしたら入り口まで送りましょうか?」

 

「剣崎君‼」

 

「山田先生どうしたんです?」

 

「次の授業に遅れますよ‼ 案内は先生に任せて‼」

 

「わかりました。では‼」

 

そうもう一人の仮面ライダーブレイドこと銀髪に薄紫色のメッシュが入っている中性的な顔立ちの少年であるもう一人の「剣崎」の勝美がやって来て校門まで送ろうとしたところで山田真耶がやって来て次の授業に遅れると勝美が注意されて代わりに山田真耶が剣崎一真を送り届けることになったのであった。

 



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仮面ライダーとしての決意

第二茶熊学園で一緒に来た仲間と逸れて完全に迷子になってしまった剣崎一真は現在今日の講義を行ってくれた山田真耶に校門前まで案内されていたのであった。

 

元の世界つまりBOARDでもこんな複雑な構造で建設されていないどこか剣崎一真は此処とは違う地球出身でこの第二茶熊学園に来るのも初めてなのだ講堂までは案内役がいたからたどり着けたが帰りは自力で帰らければならないため迷うのは間違ってはいないのだ。

 

「ごめん。なんかここまで送ってもらって」

 

「いいんです。これでも教師の務めですから‼」

 

「お~い‼」

 

「それじゃあ‼」

 

無事に学園の外まで無事に山田真耶の案内で辿り着いた剣崎一真はお礼を言ってバイパーに呼ばれて第一茶熊学園へと帰って行ったのであった。

 

「(何でしょう、この気持ち・・・ダメ。確かに歳は近いけど、わたしは教師で剣崎一真さんは一応生徒なんですから‼)」

 

剣崎一真を見送った山田真耶はどうやら剣崎一真に好意を抱いてしまったが頭を振って気を取り直して次の授業の場所へ向かったのであった。

 

「剣崎一真さんですか?」

 

「ああ。確か龍美姉にさっき聞いたけどライダーシステムの影響でジョーカーアンデッドになっちまったらしい」

 

「それって欠陥品を使い続けて魔物化しちゃったってことΣ(゚Д゚)」

 

「アンデッドを封印してその能力を使い続けてしまった結果でジョーカーラウザーが使えるらしいわ」

 

「このディケイドライバーもジョーカーラウザーが存在したからできたんだっけ」

 

「けど、向こうの世界は不老不死の種族がいっぱいいるらしいからな」

 

「それを弾以外のボク達が言えることなの?」

 

天夏達は次の授業の場所である自分達の教室に向かう道中で先輩ライダーである剣崎一真について話していたのであった。

 

特にブレイバックルのことが話題に上がったようでもう一人の仮面ライダーブレイドこと勝美のブレイバックルは天界の開発室で製作された特注品でラウズカードの代わりにあのカードゲームのカードを使って能力を得るのと自身の術技を使って戦えるので安心なのだが元はジョーカーラウザーが存在したことで出来た産物ということである以上は受け入れる覚悟は転生した時にユーリの言葉を借りるなら「選ぶんじゃねぇ、もう選んだんだよ」と受け入れた天夏達なのであった。

 

その剣崎一真はというと、

 

「変身‼ ウェ~イ(0W0)/‼」

 

「この・・・・」

 

「ナイトハルト少佐(笑)だよね」

 

ナイトハルト少佐とタイマンもとい一騎打ちをしていたようで模擬戦の結果ジョーカーラウザーを出現させて手にチェンジ・ビートルのカードを右手に持って手の甲を見せながら顔辺りまで持っていった瞬間に勢いよくジョーカーラウザーにラウズカードをスキャンして異形であるカミキリムシを人型にしたバイザーが青いスペードの装甲を身に纏った姿に変身したのだが元より第一茶熊学園のある世界は狼に白鳥に人型の異形に変身できる者たちが暮らしている世界であるのか今の剣崎一真の姿を見ても誰も驚くことなく観戦して、そして仮面ライダーと言えばこの技という「ライダーキック」が見事決まりナイトハルトは気絶したのであった。

 



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絶剣龍神VSカテゴリーK

ナイトハルトは仮面ライダーと戦ってみたかったのか剣崎一真を模擬戦の相手に指名し模擬戦が行われた結果はブレイドジョーカーに変身した剣崎一真の圧勝で幕を下ろしたのであった。

 

「なるほど。オレにもその魔法が出来るようになるのか‼」

 

「一真様の居た世界ではおとぎ話のような物ですから」

 

「武醒魔導器と仮面ライダーのツールを組み合わせるなんて考えたことなかったな」

 

科学が有れど魔法は想像またはおとぎ話の世界と考えられていたが以前に龍美達が並行世界の地球で指輪の魔法使いと呼ばれる仮面ライダーの存在を知りいつかはその世界に派遣任務でも行くことを決めていたのであった。

 

現在は魔術の実技訓練真っ最中で特にやることのないユーリは別組で剣道場での剣術の授業を行っているのであった。

 

剣崎一真は目の前で魔術で火や水や風などを操っている龍美達に感化されたらしく自らも魔術の習得に励むことになったのであった。

 

それと並行するように魔神剣なども修得に余念がなかったのは言うまでもなかった。

 

『マスター‼』

 

『どうしたのバゼル?』

 

『カテゴリーKのアンデッドです。場所は剣崎一真さんの出身世界で詳しい場所は』

 

『そこまでわかればこっちで把握できる』

 

『くれぐれも無茶はしないでくださいね』

 

「龍美ちゃんその様子だと」

 

「うん。アンデッドが出現したらしい。それもカテゴリーKだって。出現場所は並列世界の地球の東京」

 

「行こう‼」

 

今日のすべての授業が終わった龍美達はいつも通り茶熊学園の制服を着て女子寮に帰ろうとしたところで龍美のインテリジェントデバイス「バゼル」がアンデッドカテゴリーKの反応を見つけてその場所が剣崎一真の出身世界の地球のであった。

 

龍美達は急いでその世界へ向かうためにフラクシナスを経由していくのであった。

 

「そこの君」

 

「来たね。仮面ライダー・・・違う‼」

 

「仮面ライダー・・・いい加減に正体明かした方が身のためだよ。キング‼」

 

「チッ‼ 自分が最強なんだ‼」

 

「これがアンデッドカテゴリーK。コーカサスオオカブトアンデッド。確かに強いけどしかし」

 

「カチッ‼」

 

「え・・・・」

 

「間違った強さだね」

 

「ギャァァぁァァ嘘だろ・・・不死身の体が・・・消えてく・・・」

 

「さてと、帰ろう」

 

龍美達はついにカテゴリーKのアンデッドであるコーカサスビートルアンデッドが擬態した少年を発見したのであった。

 

まさか仮面ライダーが来るとばかり思っていたコーカサスビートルアンデッドは得物のカブトムシのような角の形をした剣「オールオーバー」と盾「ソリッドシールド」を出現させた瞬間、もう既に龍美に愛刀で一刀両断されたことすら気づかずそして本来ならば腰のベルトのバックルが開いている間にラウズカードを投げて封印するのだが龍美に斬られたコーカサスビートルアンデッドはもう既に二度と再生が出来ない粒子になって消えて逝ったのを見届けた龍美は鞘に愛刀を納めて第一茶熊学園の女子寮へと帰って行ったのであった。

 

 

 

 

 



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アンデッドが・・・

龍美はスペードのカテゴリーK「コーカサスビートルアンデッド」と対面し戦うことになったが龍美の一太刀で不死であるコーカサスビートルアンデッドは光の粒子になってもう二度と蘇らない世界へ葬った龍美は愛刀を鞘に納めて第一茶熊学園の女子寮へ仲間共に帰って行ったのであった。

 

一方、

 

「アンデッド反応が消えました‼」

 

「何‼」

 

「それが倒したの仮面ライダーではないんです」

 

「?」

 

剣崎一真の元職場の施設BOARDでもアンデッドの反応を捉えていたがとっくに龍美がコーカサスビートルアンデッドを倒して第一茶熊学園の女子寮へ帰って行った時だったので仮面ライダーを向かわせるまでもなくBOARD職員は首を傾げていたのは言うまでもなかった。

 

「一仕事終わった‼」

 

「龍美。一仕事って何してたんだ?」

 

「コーカサスビートルアンデッドを倒して来ました(^_-)-☆」

 

「封印したんじゃなくて、倒したって言った?」

 

「はい‼」

 

第一茶熊学園に戻ってきた龍美達は龍美以外なぜか戦闘が無かったので夕飯の買い出しに行っていたらしく手には安売りで購入した食材が入ったビニール袋を持っていたので瑠美奈が持って歩いている所に剣崎一真に遭遇しどんな仕事を片付けてきたのかと聞かれた龍美はなのはと同様に物凄い笑みでコーカサスビートルアンデッドを灰燼に帰してきたと答えた龍美に剣崎一真はもちろんあの言葉を

 

「ウソダドンドコドーン(嘘だそんなこと(゚Д゚)ノ‼)」

 

「一真‼ 龍美だぜ。いくら不死身のアンデッドって言ってもそれはおまえの世界の理であって龍美達は別の地球出身だからな」

 

叫んでしまったためユーリがやって来て励ましていたのであった。

 

まさか命がけで封印することしかできなかったアンデッドがまさか生身の人間(神姫)にあっさりと倒されるという現実に剣崎一真は驚かないというのは無理だろう心身ともにボドボドならぬボロボロになりそうだったのであった。

 

「宿題はこれで完了‼(後は約束の時間にあの鉄塔の場所へ)」

 

「龍音‼」

 

「は~い‼」

 

剣崎一真が酷く落ち込んでいる頃鳴流神家では龍音が春龍とスノーホワイトの護衛準備と宿題を片付けた所で下の階から呼ばれたので下の階へ向かったのであった。

 

「さてと、行ってきます」

 

「行っちゃったみたいね」

 

「剣ちゃんたら」

 

「龍音は今回の仕事も無事にやり遂げるって」

 

夕飯とお風呂を済ませて約束の場所へ神姫化しステルス状態で飛んで行ったのであった。

 

それを剣心達は親として見送ったのであった。



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客員武偵と覇王の魔法少女護衛

今回の話は龍音達目線です


龍音はスノーホワイトの護衛兼魔法少女によるバトルロワイヤルを終わらせるべくこの事件を解決する依頼を次元武偵として受けていたのであった。

 

今回は幼馴染の一人旧姓神武現在神楽堂春龍も同行することになったのであった。

 

「お待たせ」

 

「今日もがんばろ。わたしスノーホワイト」

 

「(困りましたね。流石にアインハルトと名乗るのは不味いですし、シエルは被りますし、葵はおば様がいますし、かといってハルカも・・・この名前なら)サテライザーです」

 

「なんかカッコイイ名前だね」

 

「それじゃあ行きましょうか」

 

龍音は道中で神楽堂家の春龍の部屋の窓まで行き春龍は神姫化して龍音と一緒にスノーホワイトが待っている名深市の鉄塔へ向かい合流したのであった。

 

春龍はまだ実戦経験が少ないので今回が初めての対人戦を交えた依頼であることは前もって龍音から聞かされていたので覚悟を決めていたのか通常の神姫化の姿というより龍の仮面以外がアインハルト・ストラトスと瓜二つの容姿で同じバリアジャケットまで装着していたのだがスノーホワイトに魔法少女としてのつまりオンラインゲームで言うペンネームを聞かれたのでしばらく試行錯誤した結果「サテライザー」と名乗ることにしてその人物と同じ金髪碧眼になりツインテールに束ねていた赤いリボンが一瞬で青いリボンに変わったのであった。

 

バリアジャケットは敢て動きやすいと言うことでそのままにしてスノーホワイトの護衛を行うことになったのであった。

 

スノーホワイトを龍音が背中に乗せて春龍が辺りを警戒しながら名深市の空を飛んでいたのであった。

 

『マスター‼ 大変です‼』

 

『どうしたの? アステ』

 

『リップルさんが何者かに襲われてかなりの出血が見られます‼』

 

『ありがとう。アスナ、まぁ聞いてたみたいね』

 

「もちろん。スノー、行き先勝手に決めるけど」

 

「うん。お願い‼」

 

名深市上空を取り敢えずパトロールすることになったのだが春龍のインテリジェントデバイスでアインハルトから名前が被るからと怒られてから「アスティオン」を略して「アステ」と名付けたデバイスにリップルが戦いで負傷し致命傷を負ったと報告したので念話で繋がっていた龍音もそのことを聞いていた以上ほっとくわけには行かずスノーホワイトを連れて一緒に現場に急行したのであった。

 

神姫化していることもあってそんなにも時間がかからず数秒で到着した現場はなぜか火薬を使った痕跡と夥しい血痕が残っていたのであった。

 

「スノー。ごめんここで待ってて」

 

「うん」

 

「サテライザー。スノーをお願い」

 

「わかったわ」

 

リップルがいるであろう場所は今いる所より酷いのは予想できていた龍音はスノーホワイトを守るために結界の中にスノーホワイトを入れて春龍に見張りをお願いしリップルを探しに向かったのであった。

 

 



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客員武偵の断罪

龍音はスノーホワイトの護衛を春龍に頼み一人インテリジェントデバイス「玄武」が春龍のインテリジェントデバイス「アステ」から送られた情報に合った地点に愛刀を大小二刀を帯刀しいつでも抜刀が出来る状態で到着した龍音が見た光景は、

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

「(これで)」

 

「カキ~ン‼」

 

「‼」

 

そこは月明かりが光り輝く場所だが左腕と左眼を失ったくノ一の魔法少女リップルが槍を持った魔法少女スイムスイムと満身創痍の状態で戦っていたのであった。

 

リップルは切り落とされた左腕があった場所から死んでも可笑しくないくらいに致死量の血を流していた上に左眼も完全に失明していたのであった。

 

もう龍音は頭より体が先に動いていた、スイムスイムが持っていた槍と愛刀「童子切安綱」が鍔迫り合いをしていたのだ。

 

「もう。これ以上はやらせない」

 

「やらなきゃわたしが」

 

「貴様はルーラじゃない‼ 貴様がなろうとしてるのは只の殺人鬼だ‼」

 

「だったら」

 

「カチッ‼」

 

龍音はスイムスイムの槍を受け止めた瞬間月明かりに照らされていた水色の髪から黒紫に変わり着ていたバリアジャケットが白からアドリビトム組のリオン・マグナスと同じ服に変わり口調も荒っぽくなっていたがそれでも龍音は冷静さを欠いておらずスイムスイムにルーラにおまえがなれるわけがないやっているのは殺人行為だと言い放ったのであった。

 

そして龍音はあろうことか愛刀を鞘に納めてしまったのである。

 

だがそれが意味することは、

 

「なるほど。変身前は子どもか・・・さてと」

 

「ざまあないな」

 

「ごめんなさい。もう少し早く来ていれば」

 

龍音はスイムスイムを素手で殴り倒して気絶させたのであった。

 

スイムスイムの正体はなんと冬龍達よりも幼い子供だったが龍音にはそんなことを気にする余裕がなく取り敢えずバインドして拘束しリップルの元へ向かい状態を見たが今の場所では治療できないことが分かり切っている以上龍音は、

 

『こちら、アスナ。要救助者一名、左碗部欠損、左眼の失明の可能性あり。至急そちらでの搬送の許可を』

 

『はい分かりました。至急転送します』

 

「おい‼」

 

「後は」

 

インテリジェントデバイス「玄武」で天界の病院に受け入れの許可を申請し天界の病院がリップルを転送し至急緊急手術を行っているだろうと龍音はスノーホワイトの護衛を任している春龍の元へ戻って行ったのであった。

 

「戻ってきた‼」

 

「おまえ誰だぽん‼」

 

「アスナ・・・」

 

龍音の帰りを春龍と一緒に待っていたスノーホワイトの近くに名深市を巻き込んだ魔法少女のバトルロワイヤルを終わらせるために帰って来たのであった。

 

白と黒のマスコットキャラクター「ファヴ」は龍音と春龍という外部からのイレギュラーのことに気付かなかったことで今回のバトルロワイヤルを引き起こした目の前の現況に

 

「はしゃぎすぎたようね。そろそろ舞台から降りてくれないか?」

 

「何を言っているぽん‼ 死にたくないぽん‼ 来るなポン‼」

 

「貴様はその言葉を、今まで何度聞いて来た?」

 

「ポ~ン‼」

 

「アスナちゃん・・・」

 

「どうする?スノーホワイト?」

 

「お願い、わたしも仲間に入れて‼」

 

「そう来ないとね(^_-)-☆」

 

愛刀を抜きそのままファヴに近寄って行きながら殺し文句を言いそしてファヴが命乞いをし始めたが龍音はそのまま愛刀でファヴの存在ごとファヴを斬り捨てスノーホワイトは龍音達と一緒に仲間になることを言い龍音はスノーホワイトに再び手を差し伸べて一緒に名深市を後にしたのであった。

 

こうして名深市を巻き込んだ魔法少女のバトルロワイヤルは幕が下ろされたのであった。



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バトルロワイヤルを終えて

名深市を巻き込んだバトルロワイヤルを終わらせた龍音はスノーホワイトを家まで送り届けて今回の仕事の報告書を書くため自宅に戻って行ったのであった。

 

「ここ・・は?」

 

龍音達が魔法少女のバトルロワイヤルを終わらせて数時間が経った頃天界の病院で緊急手術を受けたリップルは医療用のカプセルで失った左腕と左眼を再生するための治療を施されていたのであった。

 

左半身だけではなく身体中にギプスに包帯とまるでミイラ状態だったのである。

 

近くで医療器具の音が聞こえている中誰かが近づく足音がして、

 

「もう少し遅れてたら転生の間へ送るところだったわ。わたしはあなたの手術を執刀したお医者さんよ」

 

「ありがとう・・・」

 

「その様子だとバトルロワイヤルに参加したのは何かわけありのようね。けど今は怪我を治すことだけ考えなさい」

 

「はい・・・」

 

明が白衣を着用して入ってきた足音だったようでリップルの両親には魔法少女バトルロワイヤルのことそして娘が左腕と左眼を失ったことも敢て告げなかったのである。

 

その理由はリップルが何故魔法少女バトルロワイヤルに参加したこと、もう一つが家出した理由が家庭にあるということの二点に気づいた明は子を持つ親としてリップルに療養するように言い部屋を出て行ったのである。

 

「報告書、終わり。さてと寝ないと‼」

 

『マスターも今日はお疲れですので早くお休みになられてください』

 

「うん‼」

 

一方で自宅に戻って自室で報告書を書き終えた龍音は寝間着にリライズで着替えてベッドに入って就寝したのである。

 

そして翌日

 

「龍美ちゃん。龍月ちゃんもお疲れ様‼」

 

「夜中に緊急手術だもんな」

 

「まさか。二人とも医者なのか?」

 

「はい。ジュードも医者ですよ」

 

「ウェイ(えええええ)(゚Д゚)ノ‼」

 

リップルの緊急手術は龍美と龍月もサブとしてチームに入って行っていたようで二人とも眠気を我慢していたがまだ異世界の常識に慣れてない剣崎一真は自分より一回りも下の龍美と龍月そしてジュードが医師免許を持っていることに驚いていたのであった。

 

「そういえば。剣崎さんはギルドのお仕事慣れました?」

 

「なんとかやってるよ。まさか「変身士(ヴァリアント)」が職業項目にあったからそれを選んで簡単な仕事をやってるよ」

 

落ち着いた剣崎一真に恋龍はこの世界の仕事には慣れたのかと質問するとギルドにヴァリアントとして登録してきたと話してくれたのであった。

 

「子供も巻き込んだバトルファイトを終わらせることが出来てよかったな」

 

「龍音もしばらく休ませないと」

 

どうやら以前に名深市を巻き込んだ魔法少女バトルロワイヤルのことを剣崎一真に話していたようで剣崎一真は助けに行きたいのは山々なのだがもしジョーカーの本能で暴走したらと思うと行けなかったことに悩んでいたが龍美の実妹の龍音が終止符を打ったことを今日聞いていたのであった。

 

 

 

 



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次の物語

魔法少女バトルロワイヤルは龍音の介入によって終止符が打たれて翌日第二茶熊学園は期末テストを実施していたのであった。

 

内容は基本的に国語・数学・理科・社会・英語の五科目という至って簡単なことなのだが今までISの事ばかり勉強していたほかの生徒達は頭を抱えていたが天夏達は黙々と答案用紙に答えを書き記して行ったのであった。

 

スキット:龍音の活躍

 

天夏「龍音がまた一つ事件を片付けたか」

 

スミレ「確か名深市を巻き込んだ魔法少女バトルロワイヤル事件だったわね」

 

弥生「子供から大人まで巻き込んだバトルロワイヤルだったらしいよ」

 

ルクス「あの~」

 

理世「ファヴと言う人工知能が原因だと聞かされてます。龍音はまだ十四歳の中学二年生でしたね」

 

弾「そのバトルロワイヤルって」

 

朱音「魔法少女バトルロワイヤルはファヴって奴の所為で起きた殺し合いよ。それを龍音が解決したけどもう既に数人が命を落として転生の間に送られたのよ」

 

弾「嘘だろ(=゚ω゚)ノ‼」

 

スミレ「参加した人たちは単純なゲームだと思ってたらしいから」

 

フィルフィ「・・・・」

 

「終わったぜ‼」

 

「まだ欠点が出てるわけじゃないんですよ‼」

 

「せり・・・」

 

「先輩。わたしはセリスティアではなくて、天々座理世とあれ程言ったはずですが(^-^)」

 

「すいませんでした(゚Д゚)ノ‼」

 

期末テストが全行程終わったのか天夏達はほっとしていたのだが転入したばかりの理世は気を抜くなと言うとルクスが理世に向かってセリスティアと言いそうになったので理世は終始笑顔だが背後に物凄いオーラを出してルクスは謝っていたのであった。

 

「さてと、天夏達には新たな任務を任せましょうか。弾君は民間協力者にしてあるけど」

 

「天照大御神様、書類です」

 

「どれ? なるほど」

 

一方天界の執務室でモニター画面を見ながら天夏達にまた新たな仕事をしてもらおうと考えていたところに部下の職員が入って来て書類を剣心に渡したのであった。

 

「下がっていいわよ」

 

「はい‼失礼しました‼」

 

「龍音がまた事件を解決したのね。それと民間協力志願希望。名前は姫河小雪。面白い子が入るのね。またにぎやかになりそうね」

 

剣心は部下に下がってもいいと言うと部下の職員は執務室を出て行ったのを見届けた剣心は部下が持ってきた書類が龍音の書いた報告書とスノーホワイトこと姫河小雪の民間協力者希望の書類も一緒に受け取って笑みを浮かべてまた面白くなりそうだと呟いて、

 

「まだ。これからなのよ。頑張りなさい」

 

と言って書類整理をし始めたのであった。

 

まだまだ物語は始まったばかりのだから。

 

 



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