異常なまでの恐怖症 (アルスDQ)
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キャラクター紹介(※ネタバレ注意)
オモテ


どうもアルスDQです。
今回はキャラクター紹介です。
よかったらどうぞー。


更新用のTwitterもよろしくです!
http://twitter.com/DQarusu3


 

 

 

 

 

 

 

もし、異常なまでの恐怖症のキャラクター紹介があったら…

 

 

 

 

 

 

比企谷家

比企谷八幡

 

この物語の主人公。比企谷家長男。

「異常なまでの恐怖症」のタイトルどおり、異常なまでの女性恐怖症である。過去の出来事から女性がダメであり、触られたら気絶、女性が作った料理は作る過程を見て作った本人が食べた後でないと食べることはできない。例え、妹の小町だとしても例外ではない。(例外は母親の白良のみ)基本的には触らなければ気絶はしないが、女性がいると震えが止まない。男性の場合はむしろハイテンション気味になってることも。

高校の入学式のときに犬を助けて事故に遭い病院に運ばれた。後に当事者である雪乃には謝罪され、彼女を許した。

 

 

比企谷小町

 

比企谷家長女。

八幡の妹であり、ブラコンである。つまりお兄ちゃん大好きである。兄のことを心配しており、お兄ちゃんのためならなんでもやるかも?兄が女性恐怖症であるため、女性が兄の近くにいるとかなり警戒する。そのため、当初は雪乃にもかなり警戒していたが、のちに警戒を緩めた。

ちなみに母親である白良に対してかなりツッコミをしているおかげで疲れているらしい。オーフィスとは仲がよく、よく遊んでいたりする。

 

 

比企谷白良

 

比企谷兄妹の母親。

八幡と小町の母親で家族大好きな人。

年齢不明、職業不明など謎が多い。ポンと銀行が開いていない時間帯でも1億は軽く出せるなどやはり不明。冬乃とは親友である。

そして唯一、八幡が普通に接することができる女性である。妹との小町でさえ対象(他に比べればマシ)にも関わらずなぜ母親の白良だけ大丈夫なのかは不明。

つまり、謎だらけの人物である。

 

 

比企谷影無

 

比企谷兄妹の父親。

八幡と小町の父親でゲーム好き。

最近はドラ◯エやS◯O、スマ◯ラなどにはまっており、対戦ゲームでは上位にランクインするほどやりこんでいる。

基本的に家でゲームをしているため仕事を何をしているのかは不明。よく八幡とラーメン巡りをしている。

 

 

オーフィス

 

白良と小町の友達

よく比企谷家に遊びに来るゴスロリ少女。小町と仲がよく、お菓子を一緒に食べたり、ゲームをしたり、外で遊んだりする。たまにお土産としてお菓子やリンゴを持ってくる。

 

 

或守鞠奈

 

比企谷家で家政婦(メイド)をしている少女。白良の知り合いらしく、家事(料理はしない)をしている。直接家事をしたり、白良や小町の補助としてやることもある。年齢は不明だが少なくとも免許が取得できる歳ではあるようである。

 

雪ノ下家

雪ノ下雪乃

 

雪ノ下家の次女。

陽乃の妹で、冬乃の娘。

パンさんと猫が大好きであり、部屋にはパンさんのぬいぐるみがたくさんある。

姉の陽乃には及ばないものの基本的なスペックが高いため、勉強もできる。しかし、極度の方向音痴なため道順案内があったとしても迷う、反対方向に行ってしまうことが多々ある。さらに自覚がないため余計にややこしくなる。あと、体力がない。

入学式のとき事故の当事者で、八幡を傷つけてしまったことをかなり気にしており、後に謝罪をした。

 

 

雪ノ下陽乃

 

雪ノ下家長女、大学生。

雪乃の姉で冬乃の娘。

大学生であるが、雪乃以上の高スペックであるため単位がほぼほぼ取得できており、必要最低限しか大学には行っていない。そのため、家にいるかぶらぶらどこかに出かけることが多く、暇人かもしれない。

趣味は写真を撮ることで、写真を撮るために山登りをしたりもする。

 

 

雪ノ下冬乃

 

雪ノ下家現当主、陽乃と雪乃の母親。

白良の同級生であり、親友。娘たちのことを溺愛しており可愛がっている。当主なこともあり忙しいはずだが、娘たちと一緒にいたいがためにかなりハイペースで仕事を終える。

入学式の事故の時はすぐに病院に駆けつけ白良に謝罪した。

 

 

その他

由比ヶ浜結衣

 

アホの子。

 

 

材木座義輝

 

八幡の親友であり、オタク、小説家志望。

奉仕部の依頼で八幡が苦手な女性がたくさんいるメイド喫茶に行ったときは、それをメイドさんに伝えるなど気がつかえる。見た目とは裏腹にそういう気配りや優しさからメイドさんたちからは好かれている。というか好意を持たれているが、気がついていない。

 

 

戸塚彩加

 

八幡の友達、クラスメイト、天使。

テニス部に所属している男の娘…男子。

外見からは女性にしか見えないがれっきとした男性である。八幡も当初、女性にしか見えず、恐怖症の症状が出ていたが確認したことで男性あるとわかり安心した(後にDNA検査も行われたが結果は男性)。なお、白良だけは初めから男性であると見抜いた。

 

 

平塚静

 

八幡の担任、奉仕部顧問。

 

八幡に奉仕部を勧めた本人。八幡が当初女性恐怖症であることは知らず気絶させてしまったが、知った後は極力気をつけてるなどいい先生。しかし、モテない。結婚もしていない。そのことでときたま泣くこともある。

 

 

川崎沙希

 

八幡のクラスメイト、大志の姉。

不良だと思われがちだが、家族思いのとてもいい人。八幡に商品を出すときには知っていたのかはわからないが自らで確認してから提供していた。自分の塾の学費をアルバイトで稼いでいたところ八幡たちに遭遇。その後、八幡によってアルバイトをすることはなくなりやめた。

 

川崎大志

 

沙希の弟、シスコン?

姉を心配して小町へと相談していたところに八幡たちに遭遇した。

 



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本編
1


はい、アルスDQです!
いよいよ連載スタートです!
では、いってみようー!


 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case1 平塚静

 

「比企谷、これは何だ?」

 

「ひぃっ!?」ガタガタ

 

「いや、この作文の内容はなんだ?なぜ高校生活を振り返っての課題が『女性怖い』で永遠と書かれているんだ。これの方がよっぽど怖いわ!」

 

「だ、だって怖いんですもん…」ガタガタ

 

「いやいや、お前男だろ!?『もん』とか言うんじゃない!!」

 

「い、いやでも…」ガタガタ

 

「あー、もう!なら君は友達とか彼女とかこんな状況でいるのか?」

 

「せ、先生は彼氏いるんですか?」ガタガタ

 

ヒュン

 

「まったく、次は当たる…ぞ?て、おい比企谷!?」

 

「」ブクブク

 

 

比企谷八幡は女性の手が少し触れただけで耐えきれなかったため気絶。

 

平塚静は彼の女性恐怖症がここまでとは思っていなかったため仰天した。

 

 

case2 雪ノ下雪乃

 

「ここは奉仕部歓迎するわ、比企谷君。」

 

「…………」ガタガタ

 

「あ、え、聞いてる?」

 

「…………」ガタガタ

 

「あ、あの…」

 

「女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い女性と2人怖い…」ボソボソ ガタガタ

 

「え、ひ、比企谷君?だ、大丈夫かしら?」

 

「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…」ボソボソ ガタガタ

 

「あの、本当に大丈夫?」

 

ピトッ

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

「へ?」

 

「いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ!!!」

 

カクッ

 

「え、比企谷君?比企谷君!?比企谷君!!」ユサユサ

 

「」白目

 

 

比企谷八幡は女性と部屋に2人きりで、情緒不安定の上に女性に触られて錯乱し、気絶。

 

雪ノ下雪乃は女としてプライドがかなり傷つき、落ち込み中。

 

 

case3 由比ヶ浜結衣

 

「な、なんでヒッキーがいるし!!」

 

「ひ、ヒッキーって俺…?」ガタガタ

 

「そうだし!」

 

「ヒッキーってことは引きこもり…。俺は引きこもりじゃない引きこもりじゃない引きこもりじゃない引きこもりじゃない引きこもりじゃない引きこもりじゃない引きこもりじゃない引きこもりじゃない引きこもりじゃない引きこもりじゃない引きこもりじゃない引きこもりじゃない引きこもりじゃない…」ボソボソ ガタガタ

 

「え、あの…」

 

「それに胸でかい…。胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い胸怖い…。」ボソボソ ガタガタ

 

「だ、大丈夫ヒッキー?」

 

「!?だ、だめ由比ヶ浜さん!彼に触れちゃ!!」

 

「え」

 

ピトッ

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「」

 

「やっぱり…、遅かったわね。」

 

「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!!!」

 

カクッ

 

「え、ちょっと!?ひ、ヒッキー!ヒッキーってば!!」ユサユサ

 

「あ、もしもし比企谷君のお母様ですか?実は

また…」

 

 

比企谷八幡はなんとかぎりぎり女性が1人いる状況は耐えきれていたが、あだ名と彼女の胸の大きさを怖がり、触れられたことで気絶。

 

由比ヶ浜結衣は状況がわからず放心状態。更に女としてのプライドが傷つく。

 

雪ノ下雪乃は今までの経験から冷静に行動した。

 



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2

どうもアルスDQです!
今回は比企谷家のお話です!

ではどうぞー!


 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case4 比企谷小町

 

「Zzz…」

 

タッタッタ…

 

「Zzz…、ん?あ…さ?」

 

ガチャ

 

「お兄ちゃんおはよう!」

 

「!?ああ…おはよう。」ビクッ

 

「うん♪今日もお兄ちゃん自分で起きれてるし小町的にポイント高い!」

 

「そ、そうか?」

 

「うん♪あ、朝ご飯できてるから下に行ってていいよ!」

 

「おう…」

 

スタスタスタ…

 

「…本当は女の人がいると安心して眠れないからなんだよね。今日だって小町が近づいてきたので身体が反射的に反応しただけ。あの屍どものせいで…お兄ちゃんは!」ギリッ!

 

スタスタスタ…

 

 

比企谷八幡は女性が近づいて来ると実の妹でも安心して寝ることができずに起きてしまう。

 

比企谷小町は兄をこんなにしたもの達に更なる激しい怒りを抱いていた。

 

 

case5 比企谷小町2

 

「おお、今日も美味そうだな。」

 

「なら作った甲斐があって良かったよ!さあ、食べよ食べよ。」

 

「ああ。」

 

「「いただきます!」」

 

「なら、小町から。…ん、我ながら上出来かな。」

 

「いつも悪いな小町…。」

 

「いいって、言わない約束でしょ?ほら食べて食べて!」

 

「あ、ああ。…うん、さすがは小町だな。美味いぞ。」

 

「それなら良かったよ、愛情たっぷり入れたからどんどん召し上がれ!」

 

「ん…」もぐもぐ

 

(お兄ちゃんが美味しいと言ってくれて嬉しいな♪お兄ちゃんはあの時から女性が作った料理は、その作った張本人がお兄ちゃんの目の前で食べたものじゃないと一切食べられなくなった。小町の作った物はどれか1つ小町が食べたら食べれるけど。他は…。)

 

 

比企谷八幡は過去の心の傷により女性が作った料理を食べる前にその作った張本人が目前で食べた後からでないと食べられない。例え、それが妹だろうとも。

 

比企谷小町は兄が喜んでくれて嬉しく思い、兄をとても心配している。

 

 

case6 比企谷小町3

 

「おい、小町そろそろ行くぞ。」

 

「ほいほいさー!」

 

「ほれ、早く。」

 

「ちょっと待っててー!…よし!いいよ!」

 

「ん。」

 

ガチャ

 

「よし、小町乗れ。」

 

「お、お兄ちゃん大丈夫?」

 

「何言ってんだ今更。ほら行くぞ。」

 

「う、うん。」ギュッ

 

ビクッ

 

「よ、よし行くぞ!」ガクガク

 

(怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない…)ガクガク

 

(お兄ちゃん…ごめんね。そしてありがとう。頑張って!)

 

 

比企谷八幡は例え妹だろうと女性に触れられるのが怖い。しかし、妹のために彼は自転車を漕ぐ。

 

比企谷小町は申し訳ないような気持ちでいっぱいだが、兄の姿に何も言えず、心の中で感謝と応援をする。

 

 

case7 比企谷白良(比企谷母)

 

タッタッタ

 

「お兄ちゃん朝だよ!…って、またお母さんお兄ちゃんの部屋で寝てるの!?」

 

「…ん、おはよう小町。」

 

「おはようお兄ちゃん!で、なんでお母さんまたお兄ちゃんのベッドで寝てるの!?」

 

「えぇ…、いいじゃん。疲れた身体にはハチマン成分が私には必要なの。ねぇ、八幡?」

 

「お、俺に聞かれても…。それに母ちゃん、胸当たってるって…。」

 

「当たってるってんじゃなくて、当ててるのよ?」

 

「あー、もう!お母さんは早く自分の部屋に言って着替えてきて!お兄ちゃんは顔洗って下で待ってて!」

 

「おう…」

 

スタスタスタ

 

「はーい」

 

スタスタスタ

 

「…なんか最近お母さんがお兄ちゃんの部屋で寝ることが普通になりつつある気がする。それになんでお母さん、毎回下着姿なの…?」

 

 

比企谷八幡は母親だけはなぜか恐怖症の対象ではなく、怖がらない。そして唯一安心して接することができる存在である。

 

比企谷小町は母親の行動に疑問を感じる。

 

比企谷白良は息子大好きで、一緒によくベッドで寝ることでハチマン成分を補充する。そして、八幡の敵には一切容赦しないのだ。

 



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3

どうもアルスDQです!
なんだかんだの3話目!
クッキー編!では行ってみよう!


 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case8 クッキー

 

「というわけで家庭科室に来たわ。さっそくクッキー作りを開始しましょう。」

 

「おー!」

 

「なあ、俺いらないからか、帰っていい…?」ガタガタ

 

「それなら…、比企谷君は味見をお願いできるかしら?それなら大丈夫でしょ?」

 

(これなら比企谷君は離れていても問題ないし、私たちに触れることもないから大丈夫なはずよ!)

 

「ひぃっ!?あ、味見か…?それはお、俺が先に食べるということ…?」ガタガタ

 

「えぇ、そうなるわね。」

 

「…無理。」ガタガタ

 

「え?」

 

「女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い…」ガタガタ ボソボソ

 

「え、何言ってるの!?女の子に作ってもらって普通嬉しいでしょ!ヒッキーマジキモいし!」

 

「」

 

「由比ヶ浜さん、早く比企谷君に謝って!」

 

「え?」

 

「俺はキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモい…」ガタガタ

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

カクッ

 

「比企谷君!?ねぇ、比企谷君起きて!?」

 

「」白目

 

比企谷八幡はストレートにキモいと言われたことでかなり傷つき、防衛反応として気絶。

 

雪ノ下雪乃は由比ヶ浜結衣の彼に対していきなり罵倒した言動についてキレ、彼に必死で呼びかける。

 

由比ヶ浜結衣はなぜ彼女に怒られたのか解らないが、自らの発言で彼が気絶したことにショックを受ける。なお、空気は読めなかった。

 

 

case9 クッキー2

 

「比企谷君、水ここに置いておくわね。」

 

「あ、ああ…」ガタガタ

 

「ごめんねヒッキー…、さっきいきなりキモいって言っちゃって。」

 

「い、いいんだ…。昔から言われてるから…。」

 

「…ねえ、比企谷君。教えてくれたらでいいのだけれどさっきはなんで無理と言ったのかしら?」

 

「あ、ああ…。実は昔、女子から味見だと言って食べ物食わされたことがあるんだ…。お、俺は嬉しくて食べてみたらゴキブリが入ってた。また、あるときは下剤、あるときは毒キノコ、あるときはムカデ、あるときは…」ガタガタ

 

「」

 

「」

 

「し、しかも食べないと無理やり食べさせて来て…。今じゃ女子の料理は相手が自分で食べてみたのを見ないと食べられない…。」ガタガタ

 

「え、じゃ、じゃあ家では…」

 

「一応妹に毎日作ってもらっているが妹が一口食べた後でないと食べられない…」ガタガタ

 

「」

 

「」

 

「ま、前なんて媚薬を飲ませて無理やりヤらせて警察に連絡しようとされたし…。理性で無理やり押さえつけてたら効かなくなったが…」ガタガタ

 

 

比企谷八幡は彼女らに理由を説明する。なお、彼には媚薬はもう効かない。

 

雪ノ下雪乃は彼の過去を聞き、それを行った者たちに激しい怒りを抱く。

 

由比ヶ浜結衣は彼の理由を聞き、自分の愚かさを初めて知った。

 

 

case10 クッキー3

 

「じゃあ、私が一度作って見るわ。由比ヶ浜さんは私が作るところをよく見ておいて。」

 

「わかった!」

 

トントン

 

「わあ、雪ノ下さん上手!」

 

マゼマゼ

 

「…」ガタガタ

 

ジュー

 

「さあ、もう少しでできるわよ。」

 

チン!

 

「さあ、できたわよ。」

 

「わあー!おいしそう!」

 

パクッ

 

「美味しい!!」

 

「そ、よかったわ。比企谷君も…、あ、先に私が食べた方がいいわね。」

 

「あ、ああ…。頼む。」ガタガタ

 

パクッ

 

「うん、まあまあね。これで食べられるかしら?」

 

「ああ、じゃあ…」ガタガタ

 

パクッ

 

「どうかしら?」

 

「ヒッキーこれ美味しいよね!?」

 

「…」

 

ジワッ…

 

「え、比企谷君!?」

 

「ヒッキーどうしたの!?」

 

「こ、こんな…家族以外の女子からもらった中で…。こ、こんなおいじいものだべだごとない…。美味い、美味い…。」グスッ

 

「…そ、それならよかったわ。」

 

「ありがとう雪ノ下…」ニコッ

 

ドキッ!

 

「!?えぇ…」

 

(い、今胸がドキッてしたのは…何?)

 

比企谷八幡は初めて家族以外の女子からの料理で美味しいと感じ、彼女に感謝を言う。

 

雪ノ下雪乃は彼の笑った顔を見て胸が熱くなり、嬉しく感じる。

 

由比ヶ浜結衣は彼女のクッキーに負けないように練習したがその後も彼に食べさせるようなものはできなかった。

 



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4

どうもアルスDQです!
今回は材木座君が出ますよ!
ではどうぞー!


 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case11 不審者

 

「…………」じーっ

 

「…………」じーっ

 

「お、おい…何してるんだ…?」ガタガタ

 

ビクッ!

 

「ひぃ!?」

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

カクッ

 

「」

 

「え?比企谷君!?ごめんなさい!しっかりして!比企谷君!!」ユサユサ

 

「え、ヒッキー!?」

 

 

比企谷八幡は女性に驚かれ悲鳴を上げられても気絶する。

 

雪ノ下雪乃は自らの失敗を受け止め、今はただ彼の心配をする。

 

由比ヶ浜結衣は気づくのが遅く、雪ノ下雪乃が彼を介抱する姿を見てやっと気づく。

 

 

case12 材木座義輝

 

「で…、何をやってたんだ…?」ガタガタ

 

「部室に不審者がいるのよ。」

 

「不審者…?ま、まあ開けるぞ…。」ガタガタ

 

ガラガラ

 

「クククッ、まさかこんなところで出会うとは驚いたな。…比企谷八幡!」

 

「な、なんだとっ⁉︎」

 

「てか、材木座なんでここに?」

 

「平塚教諭に願いを叶えたければここに行け!と言われたのでな。まさか、八幡がここにいるとは思わなかったのだがな!」

 

「そうかそうか!いやー、待たせて悪かったな!」

 

「良い良い、我が早く来すぎただけだからな。八幡は何も悪くないから安心せい。」

 

「そうか?」

 

「うむ、そうだ!」

 

「………」

 

「………」

 

「「ははははははは!」」

 

「え、何これ…」

 

(比企谷君が笑ってるなんて新鮮だわ…。なんかよくわからないけれどもいい…///は!何考えてるの雪乃!?…それにしても男性だと話すのは大丈夫なのかしら?)

 

 

比企谷八幡は男性と話すときは普通に接することができる。

 

雪ノ下雪乃は彼の笑顔に惹かれるが慌てて否定する。しかし、顔はほんのり赤面中。

 

由比ヶ浜結衣はよく状況がわかっていない。

 

 

case13 材木座義輝2

 

「ところで八幡、奉仕部とはここでいいのか?」

 

「ああ。」

 

「部員はお主だけか?」

 

「え、いや俺だけでは…」チラッ

 

「ぬ?もしやその女子らも?」

 

コクン

 

「何!?おい!お主ら八幡に何かしとらんだろうな!!」

 

「へ?」

 

「ふぇ?」

 

「や、やめろ材木座…」ガタガタ

 

「止めるな八幡!お主にまた何かあったらどうする!?こやつらがお主に何かしたのかもしれないのに黙っておれん!」

 

「だ、大丈夫だ…。今のところ何もされてないから…。」ガタガタ

 

「しかしこれからするのかもしれないのに我はほっとけぬ!」

 

「だ、大丈夫…。ゆ、雪ノ下は今までの女性とは何か違う感じするから大丈夫だ…。」ガタガタ

 

「ぬ?お主がそう言うならいいが…。」

 

(え!?何か私、比企谷君に他の女性とは違って特別扱いされてる!?なにかこの胸が熱くなら感じは何?…けど悪くないわね///)

 

 

比企谷八幡は自分ことを心配してくれる彼を嬉しく思う。

 

材木座義輝は彼を傷つけようとする者には例え苦手な女性だかろうが彼のために怒る。

 

雪ノ下雪乃は彼の言葉で胸が熱くなり嬉しく思う。

 

由比ヶ浜結衣はまだ状況についていけていない。

 

 

case14 材木座義輝3

 

「それで依頼はなんなのかしら?」

 

「…これは紙?」

 

「小説の原稿だな…。」

 

「如何にもそれはライトノベルの原稿だ。とある新人賞に応募しようとしているが、友達がいないので感想が聞けぬ。読んでくれ。それが我の願いだ。」

 

「何か今とても悲しい事をさらりと言われた気がするのは気のせいかしら…。」

 

「らい…とらべる?…??」

 

「投稿サイトとかスレとかに晒したほうがよくないか?」

 

「それはすでにやった。彼奴等は容赦ないからな。酷評されて一度死んだわ、我。」

 

「あなたも自分なりには頑張ってはいるのね…。わかったわ、この依頼お受けします。」

 

「感想だけでいいんだな?任せとけ!」

 

「むー、感想か…。が、頑張る!」

 

「おおー!お願いする!」

 

 

比企谷八幡は彼の依頼に全力で応えようとする。

 

材木座義輝は依頼を受けてもらい嬉しく感じる。

 

雪ノ下雪乃は彼が努力していることを認め依頼を引き受ける。

 

由比ヶ浜結衣はライトノベルがよくわかっていないが、了承した。

 

 

case15 比企谷白良2

 

「ただいま…。」

 

「おっかえりー!八幡ー!」

 

ぎゅーっ

 

「た、ただいま母ちゃん。そして胸当たってく、苦しい…」

 

「あ、ごめんー♪さてと、ご飯にする?お風呂にする?それとも…わ・た・し?」

 

「母ちゃんのご飯で。」

 

「りょーかい!ちょっと待っててねー?」

 

トントン

 

ジュー

 

マゼマゼ

 

グツグツ

 

ザクザク

 

「「いただきます!」」

 

「どう?」

 

「うん、美味い…。さすがは母ちゃん。」

 

「そう?そう言ってもらって嬉しい!どんどんお食べ!」

 

 

比企谷八幡は何故か女性の中で母親の料理だけは食べられる。

 

比企谷白良は息子が美味しそうに食べているのを見て嬉しく思い、頬が緩む。

 

 

case16 材木座義輝4

 

「さて、では感想を聞かせてもらおうか。」

 

「ごめんなさい。私にはこういうのよくわからないのだけど……。」

 

「構わん、大丈夫だ。」

 

「つまらなかった。読むのが苦痛ですらあったわ。想像を絶するつまらなさね。」

 

「げふぅっ!」

 

「けれども、文法は全然ダメというわけでもないわ。少しは勉強しているようね。でも地の分が長くて少し読み辛いからそこを治すことがまずは大事ね。」

 

「りよ、了解した…。アドバイス感謝する。」

 

「次はあたしか…。え、えーと……む、難しい言葉をたくさん知ってるね。」

 

「ぐはっ!」

 

(そもそもこんなの漢字読めなくて無理だし!)

 

「は、八幡は…?」

 

「そうだな…、前見たときよりは少しよくはなったがまだまだ直すところがあるな。こことか…ここな。」

 

「ふむふむ…。」

 

「あとはこの紙に書いてあるから。」パサッ

 

「おー!感謝するぞ八幡!」

 

「それと…」バサッ

 

「これは?」

 

「ああ、俺の母親がお前の作品を読んで改善点とか感想とか色々。参考になればって。」

 

「…おお!1つ1つ良いことと悪いことが書かれていてわかりやすい!それにポイントまで!」

 

「これは…!」

 

(要所に要所に綺麗な字でとてもわかりやすく解説しているわ!さすがは比企谷君のお母様ね…。私も見てて参考になるわ!)

 

 

比企谷八幡は彼にアドバイスをする。

 

雪ノ下雪乃は彼の母親を尊敬している。

 

由比ヶ浜結衣はそもそも読んでおらず、適当に感想を言う。

 

材木座義輝は読んでくれたことに嬉しく思い、感謝する。

 

比企谷白良は息子の友人のためなら人肌…一肌脱ぐ。そして彼女は謎が多い。



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5

どうもアルスDQです!
今回はゆきのん出ません!
でもいってみようー!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case17 比企谷家

 

「母ちゃん」

 

「ん〜?」

 

「明日から体育でテニスなんだけどラケットどこだっけ?」

 

「テニスのラケットね…、ほい!」

 

「サンキュー、母ちゃん愛してるぞー」

 

「うん!私も愛してるよ八幡♪」

 

「ねえねえ、お母さん」

 

「どうしたの?」

 

「小町も明日から体育で卓球なんだけど…」

 

「卓球、卓球は…ほい!卓球のラケット!」

 

「ありがとうお母さん!」

 

「ちょっと母さん…」

 

「あら、どうしたのあなた?」

 

「明日、部下の気分転換のためにゴルフに連れててってやろうと思うんだ。けど、ドライバーがなくて探してるけどない?」

 

「ドライバー…これ?」

 

「そうそう!ありがとう母さん!」

 

 

比企谷家には色々な物がある。

 

 

case18 テニス

 

「よーし!じゃあ、お前ら打ってみろや。2人組組めや!」

 

「先生…」

 

「ん?どうした比企谷?」

 

「ここからだと女子の視線が見えて集中できないので壁打ちしてます…。」

 

「お、おお…。わかった。」

 

テクテクテク

 

「よし、やるか…。」

 

ポーン ポーン

 

(おい見ろよ…)

 

(お、どうした?)

 

(比企谷の奴、さっきから壁打ちしてるけど一歩も動かずにやってるぜ。)

 

(マジか!?)

 

(いやいやそれだけじゃないぞお前ら!)

 

(比企谷はボール3つ使いながらさらにラケットを時々入れ替えながらしてやがるぞ!?)

 

(マジですか!?)

 

(これは球技大会期待できそうだな!)

 

(ああ!そのためには女子をどうにかしないとだが…。)

 

(それをクリアできればいけるぞ!)

 

(そうだな!よし!俺らも負けられねーぞ!)

 

(((((((((おー!)))))))))

 

 

比企谷八幡は女性からの視線があるだけで集中ができない。しかし、クラスの男子からは一目置かれている。

 

2-Fの男子たちは彼の動きを見て球技大会を楽しみにし、自らも頑張ろうとする。

(一部を除き)

 

 

case19 昼食

 

「あ、ヒッキーじゃん!こんなところで何やってるの?」

 

ビクッ

 

「昼ご飯食べてる…。お前は…?」ガタガタ

 

「あ、私?私は罰ゲーム中かな?」

 

「罰…ゲーム。罰ゲームってことはゴキブリやオオスズメバチや蜘蛛やら蛇やら毒キノコとか…」ガタガタ ブツブツ

 

「ひ、ヒッキー?」

 

ピトッ

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

カクッ

 

「え、ヒッキー?ヒッキーどうしたの?」

 

「」

 

 

比企谷八幡にとって[罰ゲーム]とは悪夢である。

 

由比ヶ浜結衣は少ない時間で彼の精神を無意識にガリガリ削る。

 

 

case20 戸塚彩加

 

「あ、さいちゃんだ!よっす!」

 

「よっす…、比企谷君と由比ヶ浜さんは何をやっているの?」

 

「え、な、なーんにも!さいちゃんは?」

 

「僕はテニスの自主練習かな?って比企谷君大丈夫?」

 

「女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた女子2人に囲まれた…」ガタガタ

 

「あ、あの…僕男なんだけどな…。」

 

ピタッ

 

「え」

 

「うん、なんだったら確かめて…見る?」

 

コクン

 

・・・・・

 

「ね、本当だったでしょ?」

 

「ああ、ごめんな戸塚!あんな奴らと一緒にして!もう二度と間違えないから!」土下座

 

「だ、大丈夫だから顔を上げて…?」

 

「と、戸塚…」

 

「え、何これ…」

 

ガサガサ

 

「ぐ腐腐腐…」ダラダラ

 

 

比企谷八幡は彼を女性に間違えたことを深く深く反省し、土下座して謝罪する。

 

戸塚彩加は彼と話せて嬉しく思う。

 

由比ヶ浜結衣は展開についていけず、さらに罰ゲームのジュースを買うことを忘れている。

 



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6

どうもアルスDQです!
今回は少し短いです!
ではどうぞー!


 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case21 比企谷影無(比企谷父)

 

ガチャ

 

「はわぁ…、おはよう。」

 

「お、八幡おはよう。」

 

「あれ?親父だけか?」

 

「ああ。小町は遊びに、母さんは食事会だな。」

 

「へぇ…、で、親父は?」

 

「SA◯の新作やってる。これやるためにP◯4買ったからな…。」

 

「なるほど。て、邪神かよ!?そいつダメージ通らなくて無理じゃなかったっけ?」

 

「ん?え?」Quest Clear

 

「え…じゃねえ!何、秒殺してるの!?邪神が可哀想になってきたわ!」

 

「え?バフ掛けまくればこんなの楽勝だぞ?」

 

「え!?マジで!」

 

「マジで、ならやってみるか?」

 

「お、おう…。そんな簡単に…倒せた!?嘘だろ!?」

 

「だろ?だからいったじゃん。」

 

「俺の今までの苦労は一体…」OIZ

 

「まあまあ、今度教えてやるからよ。あ、そろそろ昼だからなりたけでも行くか?」

 

「マジで!?行く行く!」

 

「30秒で支度…「したぜ!」はやっ!」

 

「はぁ…行くか。」

 

「おー!」

 

 

比企谷八幡はけっこう父親と仲がいい。

 

比企谷影無は息子とラーメン食べ行くぐらいは仲がいい。そしてゲーム好きでもありPS◯Rもちゃっかり持っている。

 

 

case22 戸塚彩加2

 

「よし、今日もやるか…」

 

トントン

 

「?」クルッ

 

プニッ

 

「あははっ、引っかかった!」

 

「戸塚か?どした?」

 

「あのね、一緒にやらない?今日いつもやっているペアの子が休みでさ。どうかな?」

 

「今日は女子がいないし…いいぞ。」

 

「本当!じゃあよろしく!」

 

ポーン ポーン

 

(お、今日は比企谷の奴、戸塚とやってるぜ!)ポーン

 

(お、本当だ。いつもはコートだと女子の視線気にしてやらないのに。)ポーン

 

(おいおい忘れたか?今日は急遽女子は持久走になって外に行ってるからいないぞ。だからじゃね?)ヒュン

 

(なるほど!)ヒュン

 

(しかし、比企谷は戸塚大丈夫なのか?見た目女子だし。)ドーン

 

(だな。俺も最初戸塚のこと女子だと思ってたし。)バッコン

 

(たぶん戸塚が男と言ったか、比企谷に触ったんじゃね?)ヒュン

 

(ん?どういうこと?)ドゴーン

 

(比企谷の身体は反射的に女子に触られると何かしら反応を起こす。けど、何にもなかった場合は触れた相手が女子ではないということさ。)ポーン

 

(なるほど!)ポーン

 

(けど、戸塚みたいな奴が女子で比企谷とああなる前に出会ってたらよかったのな…。)

 

(ああ、戸塚はもう純粋だからきっと比企谷のことを助けてくれたと思うに…)

 

((おお、神よ。どうして戸塚は男に生まれてきてしまったのでしょうか?))

 

 

比企谷八幡は女子がいなければ集中できる。

 

戸塚彩加は彼とテニスができて嬉しく思う。

 

彼らのクラスメイトは2人を暖かく見守っている。(なお、途中の擬音は八幡と戸塚の打ち合いの音。)

 



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7

どうもアルスDQです!
今回はゆきのんも出るよー!
そして戸塚も出ますよー!
ではどうぞー!


 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case23 戸塚彩加3

 

「やっぱり比企谷君テニス上手だね!」

 

「そうか?」

 

「うん!…それでね?比企谷君に少し相談があるんだけど、いいかな?」

 

「おう、構わないが…」

 

「本当!…実はねうちのテニス部弱くてね。もう少ししたら3年生も引退しちゃうし、さらに弱くなっちゃうと思うんだ。」

 

「ふむふむ…」

 

「で、比企谷君が良ければなんだけどテニス部に入ってくれないかなと思って。」

 

「話はわかった。でも俺はもう部活に入っててな。だから入ることはできないんだ。それにテニスというか運動部は基本女子もいるだろ?そうすると恐くて練習なんかできないんだ…。悪いな戸塚…。」

 

「そうなんだ、ごめんね無理言って…。」

 

「いや、いいさ。相談を聞くと言ったの俺だしな。」

 

「ならよかった…。あ、そういえば比企谷君って去年は部活入ってなかったけど今年入ったの?」

 

「ああ、あの行き遅れアラサーによって強制的に…」

 

キッ!

 

「ヒィィィィィィィィィィ!?」

 

パタッ

 

「え?比企谷君どうしたの!?比企谷君!」

 

「」白目

 

「おい、比企谷が倒れたぞ!誰か担架もってこい!急いで運ぶぞ!」

 

「あ、俺持って来る!」タタタッ

 

「俺も!」タタタッ

 

「あと誰か比企谷の荷物、教室まで持っててやれ!」

 

「それは俺がやっておく!」

 

「任せたぞ!」

 

 

比企谷八幡が運動部に入らない理由は女性がいるためである。そして彼は謎の殺気を感じて怯え、気絶する。

 

戸塚彩加は急に倒れた彼に必死に呼びかける。

 

彼らのクラスメイトは急に倒れた彼のために迅速に行動を開始した。

 

 

case24 雪ノ下雪乃2

 

「ゆ、雪ノ下…ちょ、ちょっといいか…。」ガタガタ

 

「どうしたの比企谷君?」コテン

 

「実は…」ガタガタ

 

「なるほど…、それでその比企谷君がテニス部に入るというのは確かに策としてはありだとは思うのだけれど?」

 

「む、無理だ…。運動部は基本男子と女子両方で成り立っているから、運動部には入らない。」ガタガタ

 

「そ、そうなの。…と、ところでこの部でもそうなのかしら…?やっぱり女性とは…」

 

「そうだな…。た、たしかに女性と同じ空間にいるのはやっぱりきついがゆ、雪ノ下は何かこう…なんか違う感じがするからまだいい…。」

 

「そ、そう///」

 

(な、なにか比企谷君にそう言われると嬉しいわ…///。)

 

(逆に由比ヶ浜は毎回俺のメンタル破壊してきて怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…。)ガタガタ

 

 

比企谷八幡は彼女が今までの女性と何かが違うと感じとっている。そして、由比ヶ浜結衣が恐くて恐くて仕方がない。

 

雪ノ下雪乃は彼の言葉を聞いて嬉しく感じ、胸が熱くなる。

 

 

case25 由比ヶ浜結衣2

 

ガラガラ

 

「やっはろー!!依頼人連れてきたよー!」

 

「ど、どうも…。あ、比企谷君!ここに入ってるんだ!」

 

「と、戸塚か!どうしてここに?」

 

「それがよくわからないままに由比ヶ浜さんに連れてこられて…。」

 

「由比ヶ浜さん…」

 

「あー、いいよいいよ!お礼なんて!」

 

「由比ヶ浜さん…」

 

「もう照れるなー!」

 

「あなたここの部員でもないのにどうして依頼人を連れてきているのかしら?」

 

「え?嘘!?あたし部員じゃないの!?」

 

「ええ、だって入部届けもらってないもの。」

 

「書くよ!にゅうぶとどけ?何枚でも書くから!」カキカキ

 

「じゃあ、平塚先生のとこに出して来るー!」

 

バタバタ

 

「え?え?」

 

「あいつ依頼人放置してどっかいくなよ…。戸塚がめちゃくちゃ困ってんじゃないか。」

 

「まったく…」

 

 

比企谷八幡は戸塚が来てくれて嬉しく思う。

 

雪ノ下雪乃は彼女の行動にため息をつく。

 

戸塚彩加はこの状況に戸惑いを隠せない。

 

由比ヶ浜結衣は部員ではないのにも関わらず勝手に依頼人を連れて来る。さらに自分で連れて来た依頼人を放置していってしまう。

 



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8※

どうもアルスDQです!
今回からは戸塚君の特訓が始まるよー!
ではどうぞー!


 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case26 戸塚彩加4

 

「それで戸塚さんの依頼はなんなのかしら?」

 

「あ、あの僕、男なんだけど…」

 

「え!?あ、ごめんなさい!」

 

「いいよいいよ、気にしないで。」

 

「そう…。ならいいのだけれど…。」

 

(この姿と雰囲気で完全に女性かと思っていたわ…。あ、でも女性だったら比企谷君が普通に話したりしないわよね。雪乃、納得…)

 

「あ、でね。テニスの練習を手伝って欲しいんだ。」

 

「テニスの練習?」

 

「うん、僕が練習して強くなればテニス部のみんなもやる気を出してくれると思うし、入部希望者も増えるかもしれないから。最初は強くしてって言おうとしたけど、それは人任せにしちゃうみたいで嫌かなと思ったからね。お願いします!」

 

「ど、どうだ雪ノ下…?」ガタガタ

 

(それなら奉仕部の理念に反してないし、戸塚にやる気があるなら大丈夫そうね。そして何より、比企谷君が私に頼って来てくれたし…///)

 

「そうね、その依頼お受けします。」

 

「本当!ありがとう!」

 

「よかったな戸塚!」

 

「うん!」

 

 

比企谷八幡は彼の依頼を全力で引き受ける。

 

戸塚彩加は依頼を受けてもらい嬉しく思う。

 

雪ノ下雪乃は彼が男性であることに驚く。そして彼の依頼を引き受ける。

 

 

case27 戸塚彩加5

 

「そ、それでどうするんだ…?」ガタガタ

 

「とにかく、死ぬまで走って、死ぬまで素振り、死ぬまで練習かしら?」

 

「僕、3回も死んじゃうの…?」

 

「ま、まて雪ノ下…」プルプル

 

「?」

 

「それだとオーバーペースになってしまうから戸塚が身体を壊してしまう。だから、まずは体力作りから始めたらどうだ…?」

 

「なるほど、それは盲点だったわ…。それじゃあ、まずはそれで様子を見ましょう。」

 

「うん!お願いします!」

 

「なら明日の昼休みから開始ね。」

 

「うん!」

 

ガラガラ

 

「にゅうぶとどけ?を平塚先生に出して来たよ!これであたしも部員だよね?あ、さいちゃんの依頼受けたの?あたしもやるやるー!!」

 

 

比企谷八幡と雪ノ下雪乃は彼の依頼をどうやるべきか考える。

 

戸塚彩加はどうなるのかな?と考えている。

 

由比ヶ浜結衣は何故か空気を読まず、帰って来た。

 

 

case28 戸塚彩加6

 

「じゃあ、まずは腕立てをやるか!」

 

「うん!」

 

「戸塚1人だとあれだし俺もやるぞ。」

 

「私もやるわよ。」

 

「えー?腕立てとかちょー汗かくじゃん。あたしはいいや。そこで見てるねー!」

 

「じゃあ行くぞ!いーち!」

 

「…………」携帯ポチポチ

 

「に、にー!」プルプル

 

「…………」携帯ポチポチ

 

「さ、さーん…」プルプル

 

「…………」携帯ポチポチ

 

「しーい!」

 

「ご、ご…」プルプル

 

バタッ バタッ

 

「おい、大丈夫か!?」

 

「う、うん…」

 

「なんとかね…」ハァハァ

 

「戸塚は筋力が体力が足りないかな。ゆ、雪ノ下は筋力もそこそこありそうなのに…。なんでだ…?」

 

「わ、私は昔からやればすぐに…」ハァハァ

 

「できたのだけれど…」ハァハァ

 

「そのせいで…」ハァハァ

 

「長くやったことがなかったから…」ハァハァ

 

「体力だけは自信がない…の…」

 

バタッ

 

「ゆ、雪ノ下!?」

 

「雪ノ下さん大丈夫!?」

 

「……………」携帯ポチポチ

 

「」チーン

 

比企谷八幡は彼女に体力がないのにかなり驚く。あと特訓中は雪ノ下相手だとあまりビビっていない。

 

戸塚彩加はあまり腕立てが出来ない。

 

雪ノ下雪乃は体力が絶望的にない。

 

由比ヶ浜結衣はつまらなそうにこちらを見ながら携帯でいじっている。

 

 

case29 戸塚彩加7

 

「雪ノ下と戸塚が体力がないことに分かったからそちらを優先的にやるぞ。まずは校庭5周から!」

 

「うん!」

 

「ええ!」

 

「行くぞ!」

 

・・・・

 

「な、なんとか終わった…」ハァハァ

 

「お、お疲れ戸塚。雪ノ下は…」

 

「…の、残り1周…」ハァハァ

 

「雪ノ下頑張れー!」

 

「雪ノ下さん頑張ってー!」

 

「はぁはぁ…」ハァハァ

 

「残りあと少しだー!」

 

「頑張って!」

 

「もうちょっと…」ハァハァ

 

「あとほんの僅かだー!」

 

「いけるよ雪ノ下さん!」

 

バタッ

 

「お、終わったわ…」ハァハァ

 

「やったね雪ノ下さん!」

 

「は、初めて…5周も走れたわ…。でも、私やったわ…。やったのね…」ハァハァ

 

「ああ、雪ノ下はやったんだ…」

 

(今まではこんなことできなかったのに…。比企谷君が応援してくれたからかしら…。この達成した時のこの気持ち…久しく忘れていたわ。…ふふ、いい風ね。)

 

 

比企谷八幡は彼らを全力で応援する。

 

戸塚彩加は見事走りきる。

 

雪ノ下雪乃は彼らに応援され、かろうじて走りきる。そして達成できた喜びに満ちている。

 

由比ヶ浜結衣はお腹が空いたので購買に行っている。

 

 




今回のお話はどうでしたか?
毎回読んでいただいて嬉しい限りです!

さてさて今回は報告があります!
な、なんと今回、比企谷白良(比企谷母)を瞬木ダークサイド隼人さんが描いてくださいました!まだ下書きということですが、優しく家族を抱え込む姿がグッときました!

本当に瞬木ダークサイド隼人さんありがとうございます!

【挿絵表示】


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9

どうもアルスDQですー!
今回は前回に引き続き戸塚の特訓です!
ではどうぞー!


 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case30 戸塚彩加8

 

「よし、今日は実際にボールを使っての練習だ。」

 

「うん!」

 

「ええ!」

 

「Zzz…」スヤスヤ

 

「じゃあ、とりあえず俺と戸塚がやるから、その後で雪ノ下と戸塚でやる感じにするぞ!」

 

「分かった!」トコトコ

 

「あ、それと雪ノ下は…これを…。」ガサゴソ

 

「これはビデオカメラ?」

 

「あ、ああ…。これで俺たちがやっているところを撮ってくれ。ああ、俺のカメラは触りたくないならか、構わないけど…」ガタガタ

 

「いえ、大丈夫よ。しっかりと撮るから安心して。…それにしても、このデザイン初めて見るのだけれど?」

 

「ああ…、だってそれまだ発売されていないやつだからな。」プルプル

 

「え!?なんでそんなものが今ここに?」

 

「それ来月から発売されるんだが、最終チェックも兼ねて母親がもらったらしい…。で、どうせなら使った方がいいと言われたから借りてきた…。」プルプル

 

「え、でもそんなもの私が持ってて大丈夫なの…?」

 

「ああ、雪ノ下なら大丈夫かな…って。」

 

「そ、そう…///」

 

「比企谷君ー!早く早く!」ブンブン

 

「おうー!今行くー!」

 

タタタッ

 

「……///」

 

 

比企谷八幡は彼の特訓に付き合う。

 

戸塚彩加は彼らに応えられるように頑張る。

 

雪ノ下雪乃は彼が自分を信用してくれていることを嬉しく思う。

 

由比ヶ浜結衣は練習に参加せずに爆睡中である。

 

 

case31 戸塚彩加9

 

「よし、じゃあビデオを見てみるぞ。」

 

「そういえばビデオ撮ってどうするの?」

 

「それは見てれば分かる…。まずこれが戸塚だな。」

 

 

「うん。」

 

「で、こうして見てみると…ほらここ。フォームが崩れているところがあるだろう?」

 

「あ、本当だ!」

 

「あとはここ。見た感じは大丈夫だがわずかに体幹がズレてる。こうしたちょっとしたところを直せばもっと上手くなる。」

 

「そうなの!?」

 

「ああ、だからこうやって自分のことを客観的に見ることが大事なんだ。どうしても主観的に見てたんじゃわからないこともあるからな。」

 

「なるほど…」

 

「次に雪ノ下のを見てみよう。雪ノ下はフォームも綺麗だし、体幹もほとんどズレていない。後半は体力がなくなってきてるせいで崩れてはいるが、体力ある状態だと崩れてない。基礎がしっかりと出来ているからだろう。」

 

「ええ、体力さえあれば…」

 

「だから、まず雪ノ下のフォームを見てからどうやったらこうなるかを考えて実践して見ることだ。これからはボールを使いながらやっていって、時たまビデオでチェック。どうだ?」

 

「うん!わかった!」

 

「ええ、問題ないわ。」

 

「Zzz…」スヤスヤ

 

 

比企谷八幡は彼のためにアドバイスをする。

 

戸塚彩加は彼の言葉を聞き、やってみようと思う。

 

雪ノ下雪乃は彼の的確なアドバイスに感心し、実行してみようとする。

 

由比ヶ浜結衣はまだまだ爆睡中。

 

 

case32 戸塚彩加10

 

バタッ

 

「いった…」

 

「戸塚!大丈夫か!?」

 

「大丈夫戸塚君?」

 

「うん…ちょっと転んで擦りむいただけだから。」

 

「…ん?あー!さいちゃんどうしたの!?」

 

「ちょっと転んじゃって。」

 

「ちょっと待ってて!あたしきゅうきゅうばこ?取ってくるから!」

 

タタタッ

 

「じゃあ彼女が来るまで待ちましょう…。」

 

「いや…」

 

「「?」」

 

「大丈夫だ、物はここにある…。」

 

「「え?」」

 

「まずは消毒と…それから包帯で…これでいいだろ。」

 

「わぁ、比企谷君ありがとう!」

 

「手馴れているのね…。」

 

「あ、ああ。俺の母親がもしもがあったときに対処できるようにって。だから物もすぐ近くにあるようにしているんだ…」プルプル

 

 

比企谷八幡は応急処置を心得ている。

 

戸塚彩加は彼に応急処置してもらい感謝する。

 

雪ノ下雪乃は彼の母親が何をしている人なのか気になる。

 

由比ヶ浜結衣は人の話を聞かず救急箱を取りに行く。

 

 

case33 由比ヶ浜結衣3

 

「保健室ー!保健室?」

 

「結衣ー、どこ行くの?」

 

「あーさいちゃんがテニスしてて怪我したから保健室にきゅうきゅうばこ?を取りに行く途中ー!」

 

「へぇ…、そうなんだ。」

 

「うん!じゃあまたね!」

 

タタタッ

 

「テニス…ね。」ニヤッ

 

 

由比ヶ浜結衣は彼らの知らないところで問題を無意識に作ったようだ。

 



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10

どうもアルスDQです!
今回はいよいよあの人が登場!
ここからどうなっていくのか…
では行ってみよー!


 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

case34 乱入者

 

「じゃあ、少し休憩してからにしましょう。適度に休憩することも大事だわ。」

 

「そうだな…。」プルプル

 

「わかったよ!」

 

ギィィィ

 

「あ、テニスしてんじゃん、テニス!」

 

(誰…?)

 

「あなたと同じクラスの三浦優美子さんよ。知らないの?」ボソボソ

 

「基本的に女性は怖くて名前覚えられないから印象に残ってるのぐらいしか知らない…」プルプル

 

「ねえ、戸塚ー。あーしらも遊んでいい?」

 

「三浦さん、僕別に遊んでるわけじゃなくて・・・練習を」

 

「え?なーに、聞こえないんだけどー?」

 

「わ、悪いがここは戸塚が許可をもらって……」ガタガタ

 

「はあ!?何あんた!部外者が勝手に割り込んで来るなし!今は戸塚とあーしが話してるのに話しかけんなし!マジキモ!本当にキモ!それに男ならもっとシャキシャキしゃべろし!全然聞こえないんだけど!マジキモい、なんだったら死んでくれる?その方がみんな嬉しいと思うからいいんじゃない?」ケラケラ

 

「」

 

バタッ

 

「え、比企谷君!?比企谷君!」

 

「しっかりして比企谷君!」

 

「…息してない!?比企谷君しっかりして!」

 

「ちょい優美子、いくら何でもいいすぎじゃね!?」

 

「はぁ?どこがだし!戸部うっさい!」

 

「」ガタガタ

 

 

比企谷八幡は耐えきれず倒れてしまう。

 

雪ノ下雪乃と戸塚彩加は彼を必死に助けようとする。

 

三浦優美子は自分が絶対だと常に思っている。

 

葉山隼人はもう自分の安否しか考えておらず、この後起きることから青ざめている。

 

 

case35 乱入者2

 

(ど、どうしましょう…、このままだと比企谷君が…は!たしか比企谷のバッグには!)

 

「戸塚君!比企谷君のバッグの中からAED持ってきて!」

 

「うん!」タタタッ

 

「あとは…」

 

「っん…」

 

フゥ…

 

「っん…」

 

フゥ…

 

「…!…!」

 

ドンドン! ドンドン! ドンドン!

 

「雪ノ下さん!持ってきた!」

 

「!すぐに用意して!…よし!離れて!」

 

バンッ!

 

「…げほっ!?」

 

「「比企谷君!」」

 

「息を吹き返したよ!」

 

「ええ!これでひとまずは安心だわ。戸塚君は比企谷君を見ていてくれる?」

 

「任せて!」

 

 

比企谷八幡は息を吹き返した。

 

雪ノ下雪乃は彼を助けるために無我夢中で心肺蘇生を行う。なお、これがファーストキスでもあるが、本人は気がついていない。

 

戸塚彩加は彼が息を吹き返したのを見て安心する。

 

 

case36 2-Fの男子達

 

「ああ、眠いな…」

 

「そうだなー」

 

ガラガラ

 

「おい!お前ら大変だ!比企谷が倒れた!」

 

ガタッ!

 

「なんだと!」

 

「なんでも三浦がやったらしいが…」

 

「あの野郎!おいお前ら!すぐに行くぞ!」

 

「「「「「「おうー!」」」」」」

 

 

彼らは彼のことになると団結力がすごい。

 

 

case37 乱入者3

 

「あなた何をしてくれたの…」

 

(よくも比企谷君を…許さない!)

 

「は?勝手にあいつが倒れただけじゃん!あーし何もしてないしー?それにあんたいきなりなに?部外者は引っ込んでろし!今あーしは戸塚と話してるから邪魔するなし!」

 

「私たちは関係者よ。戸塚君から練習に付き合ってくれと正式に依頼されたのよ。ちゃんと私たちもこのコートの許可は取っているわ。あなたたちは取っているのかしら?」

 

「意味わかんないこと言うなし!あ、じゃあ部外者同士で勝負で勝った方がテニスコートが使えるって言うのはどう?あ、めちゃくちゃあーし冴えてる!」

 

「それはこちらにメリットがないわ。」

 

「あ、負けるのが怖い?それに戸塚が練習したところで大して変わらないのになんでやってるの?意味ないことやっても無駄だからさっさとあーしたちにコートよこすし!」ケラケラ

 

「っ!」ジワッ…

 

(…どうしてくれようかしら?この猿、比企谷君を傷つけた上に戸塚君まで馬鹿にして…。捻り潰そうかしら?)

 

プチっ!

 

「おい…今なんつった…?」

 

 

とてつもないプレッシャーがテニスコート全体を支配した。

 



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11

どうもアルスDQです!
今回は前回の感想で多かった言葉を言った人が分かります!

ではどうぞー!


  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその彼がキレてしまったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case38 怒り

 

「おい…今なんつった…?」

 

「は?」

 

「今、お前戸塚の事なんつったって聞いてるんだよ!!」

 

グラグラ グラグラ

 

(な、なんなのこのとてつもなく重いプレッシャーは…。これが比企谷君なの!?)

 

「は、はあ!?戸塚が練習したところで意味ないじゃんっていっただけじゃん!な、何言ってるし!」プルプル

 

(な、なにが起こったし!?さっきまでとはまるで別人だし!それにこの背筋が凍るような威圧感は何だし!?)

 

「ほぅ…、意味ないといったなお前。だったら部活で練習していても意味がないんだな?」

 

「そ、そうだし!」

 

「へぇ…、だったら葉山が練習したところで意味がないんだな?」

 

「はぁ!?なんでそうなるし!意味分からんし!」

 

「だってそうだろ?練習したところで意味がない。そうなると部活しているやつも練習しているところで意味がない。そして葉山はサッカー部に所属している。すると葉山も練習したところで意味がないってことだろ?」

 

「ち、違うし!隼人は別だし!」

 

「へぇ…、じゃあ他の連中は意味がないんだな?練習しても。」

 

「それが例え親が料理の練習していても…」

 

「そ、それは…」

 

「え、何だって?はっきりいいやがれ!」

 

「くっ!」

 

(ああ、俺生きて家に帰れるかな…。)

 

 

比企谷八幡は戸塚を馬鹿にされキレている。

 

雪ノ下雪乃は彼の変化に驚いている。

 

三浦優美子は彼の威圧をもろに食らっている。

 

葉山隼人は現実逃避を開始した。

 

 

case39 怒り2

 

「あー、もう!何なんだし!うるさいうるさいうるさい!!こうなったら勝負しろし!そして勝った方がコート使えるってことで決まりだし!」

 

「へぇ…、受けてやるよ!」

 

「それと試合は男女ペアでやるし!同性同士はダメだし!あーしは隼人とやるし!」

 

「へ?俺…?」

 

「は?」

 

「いや、なんでもない…。」

 

「うん!あ、あんたは組める奴なんていなかったっけ?あはは、ごめんごめん!今なら降参してくれてもいいけど?」ケラケラ

 

(あいつは確か女が苦手なはずだから組めるやつなんていないはずだし!あーし最高に冴えてるしー♪)

 

「そっか…なら…」

 

「雪ノ下頼めるか?」

 

「「「「「「「「え…」」」」」」」」

 

「ダメならダメで…」

 

「大丈夫よ!任せなさい!」

 

「そうか、頼むぞ!」

 

「ええ!」ニコッ

 

(比企谷君が頼ってくれた!比企谷君が頼ってくれたわ!それも直接わ、私に…///天にも昇る気持ちとはこのことね…///)

 

 

比企谷八幡は彼女に頼む。

 

雪ノ下雪乃は誰もが見惚れるほどの笑顔でこれを了承する。そして心の中では彼から頼まれたことで浮かれている。

 

三浦優美子は予想外のことに困惑する。

 

葉山隼人は現実逃避真っ最中。そして巻き込まれる。

 

 

case40 試合

 

HA・YA・TO!

 

HA・YA・TO!

 

HA・YA・TO!

 

HI・KI・GA・YA!

 

HI・KI・GA・YA!

 

HI・KI・GA・YA!

 

HA・YA・TO!

 

HI・KI・GA・YA!

 

HA・YA・TO!

 

HI・KI・GA・YA!

 

HA・YA・TO!

 

HI・KI・GA・YA!

 

「じゃあ、先に3セット取ったチームの勝ちだし!」

 

「分かった。」

 

「サーブ権はそっちに譲ってやるし!」

 

「お、そうか?ならありがたく…」

 

『試合始め!』

 

「あーし、これでも中学じゃ県大会出じょ…

 

バゴーン!

 

「へ?」

 

『15-0!』

 

「何か言ったか?」

 

「ボールがフェ、フェンス突き抜けて…」

 

(ああ、もうやだ…。)

 

「じゃあ、次行くぞー。それ!」

 

「いや、ちょ、まっ…」

 

バゴーン!

 

(フェンスを突き破るなんて…。さすがは比企谷君だわ!)

 

 

比企谷八幡はまだまだ本気を出していない。そしてサーブだけで1セットを取った。

 

雪ノ下雪乃は彼のサーブを見て参考にする。

 

三浦優美子は彼を見誤ってしまった。

 

葉山隼人はもう帰りたいと思っている。

 

戸塚彩加は審判をしている。

 

 

case41 試合2

 

「こ、今度はこっちからのサーブだし!」

 

パコーン!

 

「任せて!」

 

パコーン

 

「どうにでもなれ…」

 

パコーン

 

「ふっ!」

 

バゴーン

 

「くっ!」

 

(なんなしこのボール!あーしの今の全身全霊をかけてやっと返せるくらい重い!)

 

パコーン

 

「もらったわ!」

 

パコーン

 

『30-0!』

 

「っち!」

 

(…それにしてもさっきから私ほとんど位置を動かずに打っているのだけれど偶然?…まさか比企谷君が私の体力がないのを計算して!?ちょっと待ってそういえば比企谷君もほとんど位置が…)

 

(!もしかして比企谷君は全て計算して打って自分や私の手元に来るように仕向けているのとでもいうの!?どこでそんな技術を…)

 

 

比企谷八幡は全て計算している。この技術は父親がWI◯しながら教えたものである。そして2セットも取った。

 

雪ノ下雪乃は彼が意図的にやっていることに気づき、驚愕する。

 

三浦優美子は2セット取られてかなりイラついている。

 

葉山隼人は黄昏ている。

 

 

case42 試合3

 

「くっ!ちょーしに乗るなし!」

 

パコーン

 

「…」

 

パコーン

 

「はぁ…」

 

パコーン

 

「ふっ!」

 

パコーン

 

「はぁはぁ…」

 

パコーン

 

「よっ!これで終わりだ!」

 

ドゴーン!

 

「ま、負けるかーー!」

 

カスッ

 

「あ…」

 

『ゲームセット!比企谷・雪ノ下ペアの勝ち!』

 

 

比企谷八幡と雪ノ下雪乃は試合に勝利する。

 

三浦優美子は一点もとることができなかった。

 

葉山隼人は蟻と戯れている。

 

 

case43 2-Fの男子達2

 

「なんだこのとてつもないプレッシャーは….」

 

「あーあ、比企谷がキレちゃったな。もう勝ち目なしだな三浦は。」

 

「え?どういうことだ?」

 

「ん?中学のときも一回だけあったんだが、比企谷が友達(男子限定)を馬鹿にされてキレたんだわ。そしたら次の日、そいつらは比企谷を見ると怯えるようになっていたんだ。何をやったのかは知らんが…」

 

「あれか?普段怒らんやつが怒ると怖いっていう…」

 

「そうそう、そんなもん。それにしてもなんか比企谷の最後のセットだけ何か動きが三浦と同じ動きだったような…」

 

「まさか比企谷のやつ三浦のプレイを真似たのか!?」

 

「いや、あれは真似たというよりは模倣…。!違う!あれは!三浦のプレイを進化させている!」

 

「は!?」

 

「どういうこと?」

 

「三浦のプレイをそのまま真似るだけでは隙が生まれる可能性があるが、比企谷を見ろ!一切動きに無駄がなく、一回一回鋭い!比企谷はただ真似ただけじゃなく何十歩も先に進化させたんだ!」

 

「ということは三浦は自分に負けたということか?」

 

「そうか!あえて三浦のプレイをして追い詰めたんだな!やるな比企谷!」

 

 

彼らは彼のことを良く見ている。

 

 

case44 試合後

 

「すごいよ比企谷君!」

 

「そんなことはないさ。ただ、戸塚を馬鹿にしたのが許せなかっただけだから。」

 

「雪ノ下もありがとな。」ニコッ

 

「ええ…///」

 

「くっ!勝ったからってちょーしに乗るな!」

 

バゴーン

 

「「比企谷君危ない!」」

 

ピタッ

 

「なっ!指2本だけで!」

 

「おい三浦…」ギロッ

 

「ヒィ!?…お、覚えてろー!」

 

タッタッタッ

 

「ふぅ…あ…」クラッ

 

バタッ

 

「「比企谷君!?」

 

「スゥスゥ…」

 

「「寝てる…?」」

 

 

比企谷八幡は疲れが出たのか寝てしまった。その後、心臓が止まったこともあり念のために彼女らと共に西木野病院に行った。

 

雪ノ下雪乃は彼の寝顔を見てドキドキしている。そして、心肺蘇生のときに緊急時とはいえ彼にキスしたことを思い出し悶えていた。

 

戸塚彩加は彼に感謝しきれない。後日、三浦優美子が比企谷八幡に負けた腹いせに勝負を挑んできたが、彼に特訓を受けていたおかげもあり勝利した。

 

三浦優美子は勝負に負けた。後日、他の生徒からの事情を聞いた先生により、テニス部の妨害をしたとされ反省文10枚とテニス部のボール拾いをやるように言われる。

 

葉山隼人は生きていてよかったと思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「保険室の先生と話していたら遅くなっちゃった!」

 

「救急箱持ってきたよー!」

 

シーン

 

「あれ?」

 

キーンコーン カーンコーン

 

 

由比ヶ浜結衣は忘れた頃にやってきた。そして授業にも遅刻した。

 

 

 



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12

どうもアルスDQです!
テニス編も終わり次は…、あれなんだっけ?
ま、いっか!ではどうぞー!


   

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case45 希望調査

 

「なんだこれは…」

 

「……」ガタガタ

 

「なぜ希望する職場が自宅でしかも在宅業なんだ?」

 

「だ、だってそうすれば女性とは会わなくてすむから…」ガタガタ

 

「そ、そうか…。お前なら専業主夫とでも書くのかと思っていたが…」

 

「…む、無理です。死にます。」ガタガタ

 

「…とにかく、今度の職場体験のグループは3人で組んでもらうからそのつもりでいろよ。てか何かないのか?自宅以外で行きたい場所は…」

 

「女性がいない職場ならどこでも…」ガタガタ

 

「いやいやほとんどそんなのないからな!?あ、大工とかはどうだ?」

 

「大工…。それなら前にバイトしてたことがあるからなんとか…」ガタガタ

 

「まあ、大工の職場体験は無理だろうけどな。」

 

「そうか大工さんなら女性がいることもない…。」ブツブツ

 

 

平塚静は彼の希望に頭を抱える。

 

比企谷八幡は例え職場体験であっても変わらず女性が怖い。さらに以前、母親の知り合いの人が経営している建築関係でバイトをしたことがある。

 

 

case46 雪ノ下雪乃3

 

「ねえねえゆきのん、ヒッキー来ないね…。」

 

「そうね…」

 

ブーブー

 

(メール?…これは比企谷君からね。なるほど今は職員室にいるのね。なら、あともう少しでこれそう…)

 

「でもあともう少しで来るからしれないから待ってましょう。」

 

「うーん、やっぱりあたしヒッキー探しにいってくるね!!」

 

ガラガラ バッタン

 

「…そういえばなんで彼女、奉仕部に入ったのかしら?」

 

 

雪ノ下雪乃はちゃっかり彼と連絡先を交換している。

 

由比ヶ浜結衣は人の話を聞かずに飛び出した。

 

 

case47 由比ヶ浜結衣4

 

「ねえヒッキー知らない?」

 

「いや、知らない。」

 

「そっかー。」

 

(てかヒッキーって誰?)

 

「ねえねえヒッキーしら…」

 

「知らん。」

 

(だからヒッキーって誰?)

 

「ねえヒッキー…」

 

「知らない。」

 

「そっかー、ヒッキーみんなに知られなさすぎない!?」

 

(((だからヒッキーって誰のこと指してるの!?)))

 

 

由比ヶ浜結衣は自分にしかわからない呼び方で彼を探す。

 

case48 回想1(戸塚彩加の依頼終了後)

 

『比企谷君…』

 

『ど、どうした?』プルプル

 

『私、あなたに謝らないといけないことがあるの。』

 

『?』

 

『私は入学式のときにあなたを轢いたうちの車に乗っていたの。』

 

『そ、そうなのか…?』

 

『ええ、今まで謝罪ができなくてごめんなさい。謝罪しようとしてもあなたのお母様に比企谷君が女性に対して恐怖症を持っていると聞いたものだから。今更だけどごめんなさい。』

 

ペコッ

 

『そ、そうか…。いや特に気にしてないから大丈夫だ…。あれは雪ノ下は悪くない。というか車は悪くない…。悪いのは犬の飼い主の方だ。ちゃんとリードを確認せずに散歩してたんだから…。動物を大切にしてないのはダメだ…。』プルプル

 

『ゆ、許してくれるの?』ウルウル

 

『ゆ、許すも何も雪ノ下は悪くないんだ。だから気にするな…。』プルプル

 

『ありがとう比企谷君…』ニコッ

 

『あ、それとなんだが…、ダメならダメでいいんだが雪ノ下の連絡先教えてくれないか?』プルプル

 

『え?』

 

『ぶ、部活を休むときとかこ、交換していた方が便利かなと思ってな…。というか伝えに行くときにJ組まで行くとか怖すぎる…』ガタガタ

 

『わ、わかったわ!』

 

(比企谷君の連絡先///こんなに嬉しいことはないわね……///)

 

 

比企谷八幡は彼女に連絡先を伝える。

 

雪ノ下雪乃はこうして彼の連絡先をゲットした。



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13

どうもアルスDQです!
書いてて思うんですけどなぜかガハマさんアンチが多いような…。

作品振り返ってみたら八結1回も書いたことがなかった驚愕の事実…なんでだろう?

ではどうぞー!


    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case49 雪ノ下雪乃4

 

ガラガラ

 

「お、おーす…」プルプル

 

「こんにちは比企谷君。」ニコッ

 

「お、おう…」プルプル

 

ドサッ

 

「ふぅ…」

 

(本を読んでいる比企谷君もいいわよね…。すごい様になってるわ…。あ、そういえば職員室でさっきまで何をやっていたのかしら?聞いてみましょう!)

 

「ところで比企谷君。」

 

「?」

 

「さっきメールで職員室にいっていて遅れるのはわかったのだけれど何で呼び出されたのかしら?」

 

「職場体験の希望調査で…自宅で在宅業って書いたらダメだった…。」プルプル

 

(在宅業?はっ!多分比企谷君は女性と同じ環境で仕事をしたくないからそのようなことを書いたのね。比企谷君の場合恐怖症がなければハイスペックな気がするもの…)

 

「で、平塚先生には大工さんはどうだって言われたが…」プルプル

 

「なるほど…」

 

(たしかに大工さんで女性は少ない…。それに力仕事だから女性がいる確率は少ないわね…。他には何か…?)

 

「なら比企谷君、webデザイナーとかはどうかしら?」

 

「webデザイナー…」

 

「ええ、どんなものかはわかる?」

 

「ああ、母親がそれっぽいことしてるのを見たことがあるからな…。なるほどありかもしれない…」ブツブツ

 

(…比企谷君のお母様はいろいろなことができるのね。やっぱり尊敬すべき人ね!)

 

 

比企谷八幡は彼女と会話をし、考える。

 

雪ノ下雪乃は彼に案を出す。そして改めて彼の母親を尊敬する。

 

 

case50 由比ヶ浜結衣5

 

「ねえねえヒッキー知らない?」

 

「知らない…」

 

「そっか。うーん、ヒッキーどこにいるんだろ?」

 

「あのー、ちょっと由比ヶ浜さん聞きたいことがあるんだけれど…」

 

「んー?」

 

((((まさかあいつ…!))))

 

「由比ヶ浜さんが言うヒッキーは人のことよね?」

 

((((聞いたーー!?))))

 

「そうだよー。」

 

「そ、そうだよね…。で、そのヒッキーさん?の名前はなんて言うの?」

 

「ん?ヒッキーはヒッキーだよ?」

 

((((は?))))

 

「え、えっと?もう一度聞くけど…。ヒッキーさん?の本名はなんて言うの?」

 

「だ・か・ら、ヒッキーはヒッキーっていってるし!もう!」プンスカ!

 

((((えー…))))

 

「あ、そろそろヒッキー部室来てるかもしれないし部室に戻ろっと!」

 

タタタッ

 

「「「「………」」」」

 

「「「「だからヒッキーって誰よ!?」」」」

 

 

由比ヶ浜結衣は人に伝えるときに十ではなく三ぐらいである。彼女は自己完結で終わってしまう。

 

 

case51 由比ヶ浜結衣6

 

ガラガラ! バン!

 

「あ、ヒッキーいるじゃん!」

 

「お、おう…」ガタガタ

 

「もう探すの大変だったんだからね!誰に聞いても『ヒッキー?誰?』って言われるし!ヒッキーの名前みんな知らなさすぎだし!」

 

(…それはあなたがヒッキーとしかいっていないからではないのかしら…?)

 

「わ、悪い…」ガタガタ

 

「だからさ…携帯教えて!いちいち探すのもめんどくさいし…」モジモジ

 

「む、無理…」ガタガタ

 

「はぁ!?なんでだし!」

 

「ま、前にそうやってクラスの女子に教えたら…次の日、クラスの女子全員から俺の悪口なんかが書いてある嫌がらせメールが来たんだ…。俺は1人にしか教えてないのにも関わらず…。1日に数千件も…」ガタガタ

 

「」

 

「だからそれ以降女子とは連絡先を交換してない…。怖いから…」ガタガタ

 

「」

 

(それに由比ヶ浜に教えると友達とか多そうだから万が一があった場合、すぐに広まりそうで怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…)ガタガタ

 

コンコン

 

 

比企谷八幡は過去のトラウマで女性と連絡先は交換しない。

 

由比ヶ浜結衣は彼のトラウマを正確に抉る。

 

雪ノ下雪乃はそんな彼が自分に教えてくれたことを嬉しく思う。

 



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14

どうもアルスDQです!
今回はチェーンメール編ですね!
どうなることやら…
ではどうぞー!


     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case52 葉山隼人

 

「どうぞ…。」

 

ガラガラ

 

「すまない。ここが奉仕部でいいのかな?」

 

「あ、隼人君だ!やっはろー!」

 

「あ、うん。結衣が入った部活ってここだったんだ…」

 

「うん!そうだよ!」

 

(…だとしたら前にテニスをしたときに結衣がいなかったのはなんでだ?たしかそのときには部活に入ったと聞いていたはず…。でも、結衣だからわからないな…)

 

「で、雪ノ下さんと…!?」

 

「どうした葉山?」

 

(な、なんで比企谷までいるんだ!?雪ノ下さんはまだいいとして結衣がいて大丈夫なのか!?いや、多分大丈夫じゃないだろうな、結衣だし。とにかく平常心、平常心…)

 

「い、いやなんでもない!大丈夫だ。」

 

 

葉山隼人は彼がいることに驚くが、平常心を保とうと必死になる。

 

 

case53 葉山隼人2

 

「それで早く用件を言ってもらえないかしら葉山隼人君?」

 

「あぁ実はこれのことなんだけど・・・・・・・」

 

スッ

 

 

『戸部はカラーギャングの仲間とゲーセンで西校狩り』

 

『大和は三股している最低の屑野郎』

 

『大岡はラフプレーで相手校のエース潰し』

 

 

「これはチェーンメール?」

 

「あー、最近クラスで流れてるやつじゃん!」

 

「ああ、最近送られるようになって、それからクラスの雰囲気が悪くなっているんだ。それに俺の友人の悪いことを言われるのは腹が立つからな。」

 

「だから止めたいんだけどどうかな?」

 

「つまり事態の収拾を図ればいいのよね?」

 

「ああ、そうだね。出来るかな?」

 

「あたしもやるやる!それちょーうざいしね!」

 

「比企谷君は…どうかな?」

 

「別にいいぞ…」

 

「本当かい!ありがとう!」

 

 

比企谷八幡は彼からの依頼を聞く。

 

雪ノ下雪乃は彼が少し比企谷八幡を見て震えてることに首を傾げる。

 

由比ヶ浜結衣は多分チェーンメールの意味が分かってない。

 

葉山隼人は彼が受けてくれて安心する。

 

 

case54 葉山隼人3

 

「それでそのメールが来るようになったのはいつ頃かしら?」

 

「確か、先週だったかな?そうだよな結衣?」

 

「え、そうだっけ?覚えてないや。」

 

「「「…………」」」

 

「そ、それで先週はクラスで何かなかったかしら?」

 

「い、いや、特にそれと言って無かったと思うよ。そうだよな、結衣?」

 

「うん、特に何もなかったよ!」

 

「いや、職場見学…」ガタガタ

 

「そういえば職場見学のグループ分け!あ

もしかしたらこの3人の中の誰かが…」

 

「そ、それはない…」ガタガタ

 

「な、なんでだし!職場見学はさ3人1組だから1人余っちゃうから残りそうな1人が…!」

 

「だ、だって調べたし…」ガタガタ

 

「「「え?」」」

 

「く、クラスでそんなの流れてるのもあれだから、クラスの男子の携帯の履歴とか全部調べて見たけど男子ではなかったから…」ガタガタ

 

 

比企谷八幡はやることが早い。

 

雪ノ下雪乃は彼のスペックを改めて知る。

 

由比ヶ浜結衣はよく分かっていない。

 

葉山隼人は彼を敵に回したらやばいと改めて思う。

 

 

case55 葉山隼人4

 

「つまりどういうことかしら?」

 

「男子ではなく、流したのは女子ということだな…」プルプル

 

「え、じゃあもう犯人分かってるの?早く教えろし!」

 

「わ、わかってない…」ガタガタ

 

「はぁー!?意味分かんないし!ヒッキー調べたんでしょ!?」

 

「じょ、女子の携帯の履歴なんて調べられるわけない…。お、俺の悪口や嫌がらせとかがあったらどうするんだ…」ガタガタ

 

「はぁ!?別に履歴だけじゃん!」

 

「まあまあ、結衣落ち着いて…」

 

「隼人君は黙ってるし!」

 

「あ、うん。ごめん…」

 

「とっとと、ヒッキー調べるし!」

 

ギュッ

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「え?」

 

「由比ヶ浜さん何をやってるの!?彼の腕を早く離して!」

 

「結衣!彼から手を離すんだ!」

 

「あ…」

 

「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…!!!!!」

 

バタッ

 

「比企谷君!比企谷君!」ユサユサ

 

「しっかりしろ!比企谷!」ユサユサ

 

「」白目

 

 

比企谷八幡は彼女に腕を掴まれ錯乱し気絶する。

 

雪ノ下雪乃は倒れた彼に必死に呼びかける。

 

由比ヶ浜結衣は自分がしでかしたことを理解していない。

 

葉山隼人は彼の意識を必死に呼び戻そうとする。

 



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15

どうもアルスDQです!
今回もチェーンメール編です!
ではどうぞー!

あ、ちなみに、このすば2期始まりましたね!
楽しみです!


      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case56 比企谷家2

 

『黒より黒く

 

闇より暗き漆黒に

 

我が真白の混交に望み給もう

 

覚醒の時来たれり

 

我が家族に害を為すものよ

 

汝らを混沌へと導こう

 

消滅せよ!

 

 

エクスプロー「ちょっとまって!」…』

 

 

「どうしたの小町?」

 

「いやいや何やってるのお母さん!?」

 

「なんかノリで?」テヘッ!

 

「もう!恥ずかしいからやめてよね!」

 

「はーい!」

 

「まったく…。お母さんがやると冗談にきこえないし」ブツブツ

 

・・・・

 

「は!」

 

「どうしためぐみん?」

 

「今どこかで爆裂魔法を打とうとした気配がしました…。しかもかなりの威力の…。これは私も負けてはいられません!さあ、カズマいきますよ!倍返しです!」

 

「まてまて、お腹の子に負担がかかるから爆裂魔法は1週間に2回までと決めただろ。もう今週は2回打ったからダメだ。」

 

「…そ、そうでしたね///安静安静…」

 

 

比企谷家は今日も平和である。

 

 

case57 葉山隼人5

 

「…ん、ここは?」

 

「お、起きたかい?ここは保健室だよ。」

 

「そうか…。ちなみにあ、あいつらは?」

 

キョロキョロ

 

「雪ノ下さんなら飲み物買ってくると言っていたよ。ゆ、結衣は優美子から連絡が来て遊びに行ってくるって…」ゲッソリ

 

(こんな状況なのに遊びに行くとは…。一応引き止めたけど、疲れた…)ハァ…

 

「そうか…。てか葉山大丈夫か?」

 

「ああ、大丈夫だよ…」

 

ガラガラ

 

「飲み物買ってきたわよ…比企谷君!?目が覚めたのね…よかった…。あ、これ飲み物どうぞ。」

 

「お、おう…」

 

「ついでに葉山君も…はい。」

 

「雪ノ下さんありがとう。」

 

「ゆ、雪ノ下お金は…」

 

「お金はいいわ。私が勝手に買ってきたものだもの。あ、葉山君からは貰うけど。」

 

「ええ!?」

 

「ふふ、冗談よ…」クスクス

 

「そうかい…」

 

「ありがとうな、雪ノ下…」ニコッ

 

ドキッ!

 

「え、ええ…///」

 

(こ、今度はこちらが気絶しそうだわ…。比企谷君、その笑顔は反則よ///)

 

 

比企谷八幡は目覚める。

 

雪ノ下雪乃は彼の笑顔にドギマギする。

 

葉山隼人は疲れ果てている。

 

由比ヶ浜結衣は三浦優美子に誘われ遊びに行った。

 

 

case58 葉山隼人6

 

「で、どうすればいいと思う?」

 

「そうだな…、まず戸部たちが最近何か視線を感じないか聞いてみたらどうだ?」

 

「なるほど。」

 

「その後はどうするのかしら?」

 

「単純に4人で組めばいいだろ。」

 

「「え?」」

 

「グループは3人以下じゃ…」

 

「別にダメと言われてないからな。なるべくといっていたから大丈夫だろう。」

 

「そ、そういうものなのかしら?」

 

「ああ、なんとかなるさ…。」

 

「そうか!なら明日にでも聞いてみるとするよ。ありがとう雪ノ下さん、比企谷君!」

 

 

比企谷八幡はその後、戸塚彩加と他のクラスで余っていた材木座義輝とグループになり編集社に行くことになった。

 

雪ノ下雪乃はいつもどおりのグループである。

 

葉山隼人は3人に話を聞き、4人でグループを組み、女子が行かなそうなところに希望した。

 

由比ヶ浜結衣は楽しく三浦優美子たちと話しており、依頼のことなんてもう頭にない。



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16

どうもアルスDQです!
チェーンメール編も終わり、次は…

ではどうぞー!


       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case59 比企谷白良3

 

「お母さん時間大丈夫?もう小町行くからねー!」

 

「ふぁ…、いってらっしゃい…」ウトウト

 

ガチャ

 

「おはよう母ちゃん…」

 

「おはよう八幡…」ウトウト

 

「マッカン、マッカン…」ガチャガチャ

 

コトッ

 

「ほい、マッカン。」

 

「ありがとう…、ゴクゴク…よし!目が覚めた!」

 

「やっぱり朝はマッカンから始まるよな!」

 

「さすが八幡わかってるー♪千葉といったらマッカンだよね〜!」

 

「「だって…」」

 

「「人生は苦いからコーヒーくらいは甘くていい。」」

 

「これ名言じゃない?」

 

「キャッチコピーとかでいけそうだな…」

 

「ならこれちょっと聞いてみるかな〜。あ、もう一本!」

 

「はいはい…」

 

 

比企谷八幡と比企谷白良の一日はMAXコーヒーから始まり、MAXコーヒーで終わる。それとこの2人の名言は後にCMで適用された。

 

 

case60 比企谷白良4

 

「あ、母ちゃんそろそろ俺出るから。」

 

「もうそんな時間?あ、車で送ってく?」

 

「マジで?お願いします!」

 

「よろしい。じゃあ、自転車も積んであるからすぐに行けるからね〜。」

 

「はやっ!?いつ積んだんだよ…」

 

「昨日!なんかそんな気がしたからやっちゃった♪じゃあ乗って乗って!」

 

「まだ鍵閉めてないって…」

 

ガチャ ガチャ

 

「よし…、乗るか。」

 

「よし乗ったね〜。じゃあ出発進行!」

 

「おー!」

 

・・・

 

「八幡そろそろ…」

 

「Zzz…」スヤスヤ

 

(もう少し寝かせてあげるか…。それにしても八幡の寝顔最高!あ、写真写真…)

 

 

比企谷八幡は気持ちよさそうに寝ている。

 

比企谷白良は寝ている息子を微笑みながら無音カメラで写真を撮っている。

 

 

case61 遅刻

 

「おー、比企谷遅かったな。遅刻はいかんぞ。寝坊か?」

 

「ね、寝坊じゃないです…」ガタガタ

 

「ん?ならどうしたんだ?」

 

「えっと…」ガタガタ

 

「け、警察に連行されてました…」ガタガタ

 

「は?」

 

「な、なんか来る前に迷子の子供がいたんでこ、交番に届けたんです…。そ、そしたら女性の警察官が俺が誘拐したんじゃないかと勘違いして、連行されました…」ガタガタ

 

「」

 

「そ、それから今までじ、尋問されて…」ガタガタ

 

「女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い女性怖い…」ガタガタ

 

「そ、それで誤解は解けたのか?」

 

「と、途中で母親が来てなんとかなりました…。なんか母親来てから警察官全員顔が青ざめてましたが…」ガタガタ

 

(比企谷の両親は何者なんだ!?)

 

ガラガラ

 

「…」

 

「ん?今日も遅刻か川崎?」

 

「…」

 

 

比企谷八幡はいいことをしたにも関わらず冤罪で連行された。

 

比企谷白良は息子のために駆けつけて、尋問返しした。

 

平塚静は彼の両親は何者なのかと思う。

 



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17

どうもアルスDQです!
今回からはサキサキ編突入!
さてさてどうなるかー?
ではどうぞー!


        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case62 由比ヶ浜結衣7

 

「……」携帯ポチポチ

 

「……」勉強中

 

「……」勉強中

 

「……」ポチポチ

 

「……」勉強中

 

「……」勉強中

 

「んー!ひ・ま!」

 

「はぁ…、することが無いのなら勉強でもしていたら?中間試験まであまり時間も無いことだし。」

 

「勉強とか意味なくない?社会に出たら使わないし…。高校生活短いし、そういうのにかけてる時間もったいないじゃん!」

 

(まずあなたが社会に出れるのか不安だわ…)

 

「あ、ならこれからみんなで勉強するばよくない?うん!そうしよう!じゃあ、さっそく今から行こう!レッツゴー!」

 

「え、ちょっ由比ヶ浜さん!?」

 

「嫌だいやだイヤダ嫌だいやだイヤダ嫌だいやだイヤダ嫌だいやだイヤダ嫌だいやだイヤダ嫌だいやだイヤダ嫌だいやだイヤダ嫌だいやだイヤダ嫌だいやだイヤダ嫌だいやだイヤダ嫌だいやだイヤダ嫌だ…」ガタガタ

 

(ゆ、雪ノ下とならまだしも、由比ヶ浜と勉強会なんてやばい…、やばすぎる!)ガタガタ

 

「ほらいくし!」ぐいっ

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

カクッ

 

「」白目

 

「比企谷君大丈夫!?」

 

「ほらレッツゴー♪」

 

 

比企谷八幡と雪ノ下雪乃は由比ヶ浜結衣に連行される。そんななか、比企谷八幡はなんとか戸塚彩加を連れていくことに成功した。

 

 

case63 勉強会

 

「ねぇヒッキー!」

 

「な、なんだ…」ガタガタ

 

「なんでそんなに遠くに座るし!」

 

「べ、別にいいだろ…。」

 

通 八幡 ◯ 戸塚

 

路 雪乃 ◯ 結衣

 

「よくないし!」

 

(だ、だって何やってくるかわからないし、すぐに逃げ出せる通路側じゃないと危険すぎる…。それに由比ヶ浜の隣や正面に座ったら死ぬかもしれん…)ガタガタ

 

「いいからこっちで一緒に座るし!」

 

「ひぃ!?」

 

ガシッ

 

「え?さいちゃん…?」

 

「由比ヶ浜さん、八幡にだって事情があるようだし、無理矢理はよくないよ。ね?」

 

「そうよ由比ヶ浜さん。別に席順なんて勉強会やるに関係ないでしょ?」

 

「う、うぅ…」

 

・・・

 

「お、お客様大丈夫ですか!?顔色が悪いようですが…」

 

「あ、ああ…とりあえずドリンクバーを4つた、頼む…」

 

カクッ

 

「お、お客様!?お客様!」

 

「」気絶

 

 

比企谷八幡はドリンクバーを全員分を店員に頼んだ後、気絶した。

 

雪ノ下雪乃と戸塚彩加は彼女を止める。

 

由比ヶ浜結衣は彼らに止められたが、納得できていない。

 

 

case64 ドリンクバー

 

「じー…」小銭片手

 

「ゆ、雪ノ下?ど、どうした?」プルプル

 

「その…比企谷くん、お金はどこに入れるのかしら?」

 

「え?」

 

「もしかして雪ノ下さん、ドリンクバー知らない?」

 

「え、ええ。こういったお店に来るのはあまりなくて…。それにドリンクバー?というものを頼んだことなくて。」

 

「「そ、そうなんだ…」」

 

「それで、どうすればいいのかしら?」

 

「え、えっと…。まずお金はいらない…。さっきの注文でドリンクは飲み放題だから。」

 

「簡単に言うと、ホテルとかのビュッフェの飲み物バージョンかな?」

 

「なるほど…」

 

「つ、次は、普通のジュースかココアなどのカップ系か決める…。カップでアイスを飲みたい場合は先に氷を入れてから…」

 

「で、後はグラスかカップを指定の位置に置いてボタンを長押しするだけかな?あ、カップの方は長押ししなくていいよ。」

 

「なるほど…ね。分かったわ、実際にやってみるわ。 」ドキドキ

 

「……」ガチャ

 

「……」カコンッ

 

「……」ポチっ

 

「…で、できたわ!やったわ比企谷君、戸塚君!これでドリンクバーはマスターしたわ!」

 

「お、おう…」

 

「よ、よかったね雪ノ下さん…」

 

 

比企谷八幡と戸塚彩加は彼女にドリンクバーの使い方や説明を教えた。

 

雪ノ下雪乃は初めてドリンクバーを知り、彼らに教えてもらい使い方をマスターした。

 

 

case65 勉強会2

 

「んじゃ、始めよっか!」

 

「…」スチャ

 

「…」スチャ

 

「…」カリカリ

 

「はぁ⁉︎なんでヒッキーとゆきのん音楽聴くの!?さいちゃんもなんで無言でやろうとするの!?」

 

「べ、勉強に集中出来るから…。ざ、雑音もないし…」ガタガタ

 

「それに音楽が聴こえなくなったら集中しているいい証拠になって、モチベーションが高まるものね。」

 

「僕はある程度雑音があったほうが集中できるから音楽は聞かないけど、集中したいから話したりはしないかな。」

 

「はぁ!?勉強会ってこうじゃないし!」

 

バンッ!

 

「…では、どんなものが勉強会なのかしら?」

 

「出題範囲確認したり、わからないとこ質問したりするの!休憩も挟んで、後は相談したり、それから情報交換したり。たまに雑談もするのが勉強会だし!」

 

「そ、それただ話してるだけじゃん…」ガタガタ

 

「そもそも勉強というもの自体が一人でやるように出来ているのにね…」

 

「まあ、効率は良くなさそうだよね…」

 

「だから…それは勉強会じゃ…!?あ、あたしちょっとトイレ行ってくる!」タタタッ

 

「なんか慌ただしいね。」

 

「そうだな…」

 

・・・・

 

「……」カリカリ

 

「……」カリカリ

 

「……」カリカリ

 

「あ、八幡ここなんだけど…」

 

「ここはだな…こういうかんじだ。」

 

「ありがとう八幡!」

 

「おう。」

 

 

「あれ?お兄ちゃん?」

 

 

比企谷八幡と雪ノ下雪乃、戸塚彩加はテストに向けて勉強している。たまに分からないところはお互いに教えあっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、何…。さっきの感じ…。」

 

「どこからか殺気みたいなものを感じたような…。あそこにいたら何か危ない気がしたからとりあえず荷物を持ってトイレに来たけど…」

 

「あ、窓から店を出ればいいじゃん!」

 

「よいしょ…」

 

 

由比ヶ浜結衣は身の危険を察し、荷物を持ってトイレに行き、窓から店を出た。

 

 



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18

どうもアルスDQです!
やっと今回は大志君の登場です!
ではどうぞー!


         

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case66 比企谷小町4

 

「あれ?お兄ちゃん?」

 

「お、おう…小町。どうしたんだこんなところで…」

 

「あー、ちょっと友達の…!?」

 

「ど、どうした?」

 

サッ!

 

「下がってお兄ちゃん!」

 

「?」

 

「あなたたち、私のお兄ちゃんに何をしたんですか!それとも今から何かするつもりですか!?」

 

「こ、小町落ち着いて…」

 

「もしかしてお兄ちゃんに無理矢理奢らせようとしてるんですか!?そんなことはこの小町が許しません!」

 

「だ、だから小町…」

 

「それともお兄ちゃんに危害を加えるつもりですか!?だったら小町が相手です!お兄ちゃんには指一本触れさせませんよ!例え女性でも容赦はしません!」

 

「小町聞いて…」

 

「あはは…。僕、男なんだけどな…」

 

 

比企谷八幡は妹を説得する。

 

比企谷小町は兄を守るためなら年上でも怯まない。

 

戸塚彩加はやはり女性と間違われる。

 

 

case67 比企谷小町5

 

「ごめんなさい!話も聞かずに…」

 

「いいのよ小町さん。あなたが比企谷君を心配してるのはよく分かったから。」

 

「いえ、雪乃さんのことは知っていたのに本当にごめんなさい。」ペコリ

 

「こ、小町…お前雪ノ下のこと知っていたのか?」

 

「うん。事故したその日に謝罪しに来てくれたからね。直接謝罪がしたいって言ってたけどお母さんが止めといた。お兄ちゃんのこともあったし。」

 

「なるほど…。」

 

「それでもし、タイミングがあったら謝罪しますということになったの。あ、それでどうですか?」

 

「ええ、遅くはなったけどきちんと謝罪をしたわ。でも、改めて…あのときはごめんなさい。」ペコリ

 

「もういいですよ。兄も私も十分気持ちは伝わったので。ね?」

 

「あ、ああ…。あれは俺も飛び出したのが悪かったし気にするな…。」

 

「そう…、ならいいけれど。」

 

「はい!これでこの話は終わり!」

 

「ところでもう1人の女性は?」ギロッ

 

「あ、どうも戸塚彩加です。八幡のクラスメイトです。よろしくお願いします。」ペコッ

 

「それと多分勘違いしてると思うんだけど…僕、男です…。」

 

「」

 

「えっ!?いやいやそんなまさか…」

 

「小町、戸塚は正真正銘の男だ…。」

 

「え?本当に?」

 

コクン

 

(DNA鑑定までしたから間違いない…)

 

「ご、ごめんなさい!てっきり女性と思って!」

 

「いいよ、よく間違われるから…」

 

(だ、だってさっきからの仕草みてて小町よりも女性らしかったなんて言えない…)

 

(それとさっき感じた気配は何だったんだろう?この2人ではないし…。思わず殺気出しちゃったけど。)

 

 

比企谷兄妹は改めて謝罪を受ける。そして彼女は彼が男性なことに驚愕している。

 

雪ノ下雪乃は彼らに改めて謝罪する。

 

戸塚彩加は女性に間違われることは日常茶飯事である。

 

 

case68 川崎大志

 

「そ、それで小町。そいつは?」

 

「ん?ああ、こっちは…」

 

「どうも川崎大志っす。」

 

「大志君からお姉さんのことで相談されてね。それをここで聞こうかなと言ったところかな。」

 

「なるほど…」

 

「それでどうしたの?」

 

「俺の姉の名前が川崎沙希っていうんすけど実は最近、やたら帰りが遅いんでどうしたらいいかなと思って。それで上がいる比企谷さんに相談しようかなと。」

 

「八幡…」

 

「ん?」

 

「川崎さんって僕たちと同じクラスだよ。」

 

「あ、姉ちゃんは総武高ですからそれであってると思うっす。」

 

「そうなると私たちも関係ないわけじゃないわね。同じ学校なわけなわけでしょうし。」

 

「それで沙希さんは何時に帰ってくるの?」

 

「朝の五時ごろっす。」

 

「ご両親は何か言わないのか?」

 

「うちは両親が共働きで、姉弟も多いので強く言えないんです。姉に言っても、関係ないって言われて…」

 

「お姉さんの帰りが遅くなったのはいつ頃かしら?」

 

「えっと、2年になってからですかね…」

 

「何か2年になってからあったのかしら…」

 

「それで昨日、姉のバイト先だというところから電話があったんっすよ!エンジェル・何とかって言う店からで…。俺、心配で…」

 

「ならせめて理由だけでも分かればいいんだな?」

 

「お兄ちゃん?」

 

「よし!俺に任せろ!大船に乗った気でいろ!」

 

「本当っすか!?お願いしますお兄さん!」

 

「おう!」

 

「でも大丈夫お兄ちゃん?沙希さんは女性だけど…」

 

「あ…」ガタガタ

 

「大丈夫!僕も協力するよ!」

 

「私も微力ながら手伝うわ。」

 

「い、いいのか?」

 

「ええ…」

 

「うん!」

 

「皆さんよろしくお願いします!」

 

 

比企谷八幡は下を持つ者として彼の依頼を受ける。

 

雪ノ下雪乃と戸塚彩加はそんな彼に協力を申し出る。

 

比企谷小町は彼の味方が増えて嬉しく思う。

 

川崎大志は彼らに依頼をする。

 

 

case69 会計

 

「じゃあ会計は私がしておくわ。」

 

「あ、じゃあお金先に渡しておくね。」

 

「俺も…」

 

「ええ、先に行ってて頂戴。」

 

カラン

 

「…っと。そういえば由比ヶ浜さん結局戻って来なかったわね。せめてお金置いてって欲しかったわね。後日きっちり請求…あら?」

 

「これは由比ヶ浜さんのお財布かしら?…学生証も入ってるし間違いないわね。」

 

「……」

 

 

雪ノ下雪乃は由比ヶ浜結衣の財布を後日、彼女に返した。その中身からはきっちり彼女が注文した分のお金が消えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし彼女はそのことにまったく気づかない。

 

 

 

 

 

 

 



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19

どうもアルスDQです!
今回から作戦開始になりますね!
ではどうぞー!


          

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case70 由比ヶ浜結衣8

 

「由比ヶ浜さん、これファミレスに忘れてたわよ。」

 

「え?財布?あ、なかったんだ…。昨日から使ってないからなかったことに気づかなかった…。ありがとうゆきのん!」

 

「ええ…」

 

(せめてなかったことには気がつきましょうよ…。)

 

「あ、雪ノ下…今日はどうするんだ?」プルプル

 

「ええ、今日は…」

 

「え?何々?新しい依頼でも受けたの!?」

 

「まあ…」

 

「あ、なら私もやるやる!」

 

「いえ、由比ヶ浜さんこれは…」

 

「よしー!やるぞー!」

 

 

比企谷八幡と雪ノ下雪乃は川崎大志の依頼について話し合う。

 

由比ヶ浜結衣は財布がないことに今気がついた。そして話を聞かずに依頼に参加する。

 

 

case71 作戦

 

「はい!お兄ちゃん!カー君連れてきたよ!」

 

「お、おう…ありがとな小町。」

 

「にゃー」

 

「よしよし…」ナデナデ

 

「にゃー♪」

 

「比企谷君、かなり好かれてるわね…」

 

「兄は結構動物に好かれやすいんですよ。動物園とか行ったらみんな寄ってくるみたいに…。ある意味やばかったですけど…」

 

「羨ましいわね…」

 

「雪乃さんは動物苦手とか?それとも好かれてないとか?」

 

「いえ、ただ私の住んでいるマンションがペット不可なところで…」

 

「なら今度うちに来ますか?兄がいるときは難しいかもしれませんが…。カー君も喜ぶと思いますし。」

 

「ならぜひ行かせてもらうわ!」

 

・・・・

 

「で、雪ノ下…。何をするんだ…?」

 

「アニマルセラピーよ。」

 

「雪ノ下さん、アニマルセラピーって?」

 

「アニマルセラピーとは動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたりあるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて精神的な健康を回復させることができると考えられているわ。今回はこれで川崎さんの優しい一面を取り戻そうと思うのだけど。」

 

「「なるほど…」」

 

「校門の近くに置いて様子を見ましょう。それで川崎さんの反応を伺いましょう。」

 

「わ、わかった…」

 

・・・・

 

「にゃー」

 

「にゃ〜」

 

「にゃー?」

 

「にゃ〜?」

 

(ん?あれは雪乃ちゃん!?猫と戯れている姿グッジョブ!あ、写真写真…)パシャ

 

プルプル プルプル

 

「ん?小町…?どうした…?」

 

『あ、お兄さん俺っす!大志っす!今は比企谷さんから携帯借りてるところっす!』

 

「大志か。で、どうした?」

 

『あ、えっと。言い忘れたんすけど姉ちゃん猫アレルギーなんすよ。だから猫はダメっす。』

 

「えー…。マジで?」

 

『マジっす…。』

 

「にゃーにゃー!」

 

「にゃ〜にゃ〜!」

 

(いいよ雪乃ちゃん!ほらこっち向いて…。そう!いいよいいよ!)パシャパシャ

 

 

比企谷八幡は動物に好かれやすい。

 

雪ノ下雪乃は猫が好きである。

 

由比ヶ浜結衣は危険を察知して来ていない。

 

戸塚彩加は彼が猫と戯れているのを見る。

 

比企谷小町は兄のこと優先である。

 

 

case72 作戦2

 

「先生に話してみたらどうかな?家族とかだと近すぎていえないこともあるかもしれないし。」

 

「なるほど!さすがさいちゃん!」

 

「なら平塚先生にお願いしてみましょう。生徒指導の先生ですし…」

 

「そ、そうだな…」プルプル

 

・・・・

 

「川崎、少し待ちたまえ」ザッ

 

「平塚先生…何か用ですか?」

 

「川崎、最近何か悩んでいることはないか?悩みがあるなら話した方が楽になるかもしれんぞ。」

 

「特に何もないですけど。」

 

「そうか?最近けっこう授業中によく寝ていると聞いているぞ。寝不足な理由とかあるんじゃないか?君は高校生だ。大人をもっと頼りたまえ。ご両親も心配していると思うぞ。」

 

「先生…」

 

(うまくいくかな…)

 

(ま、まだ何とも…)

 

(まだ様子を見てみましょう…)

 

(……)ポチポチ

 

「てか、先生親が心配してるかなんて分かんないはずでしょ?独身だし。」

 

「ぐはっ!」

 

「私の心配よりも自分の心配した方がいいんじゃないんですか?結婚とか。」

 

「ぐふっ!」

 

「じゃあそういうことで…」

 

(((平塚先生…)))

 

「グスッ…今日はもうお家帰る…」フラフラ

 

(Zzz…)

 

 

平塚静は心に深い傷を負う。その日の夜、部屋で酒を飲みながら泣くほどに…。

 

 

case73 作戦3

 

「はいはいー!私考えたよ!」

 

「なんかしら?」

 

「女の子が変わるとしたら1つしかないじゃん!…恋とか…。」

 

「いやそんなことは…」

 

「あ、葉山君にちょっと頼んでくるー!」

 

タタタッ

 

「なんかダメだった…なんで?」

 

(普段の行いでしょうに…)

 

 

由比ヶ浜結衣は葉山隼人に頼みに行くが断られる。

 

葉山隼人は彼女に頼まれるが嫌な予感しかしなかったので断った。

 



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20

どうもアルスDQです!
今回はメイド喫茶!
ではどうぞー!


           

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case74 比企谷白良5

 

「………」

 

「ん?お母さん?」

 

「………」

 

「お母さんー?」

 

「………」

 

「お母さん!」

 

「はっ!どうしたの小町?」

 

「お母さんこそぼーっとしてどうしたの?」

 

「んー?並行世界の私にメッセージ送ってた♪」

 

「」

 

 

今日も比企谷家は平和である。

 

 

case75 調査

 

「どうしようか?」

 

「なら、もう直接お店に行ってみたらどうかな!」

 

「なるほど…」

 

「た、たしか『エンジェル』のつく店だったよな…。こ、このあたりだと2つしかないようだな…」ガタガタ

 

「ならそこの2軒に行って調べてみましょう。」

 

「うん!」

 

「おー!」

 

「わ、わかった…」ガタガタ

 

 

彼らはとりあえず彼女のバイト先を探す。

 

由比ヶ浜結衣はたまにはいいことを言う。

 

 

case76 メイド喫茶

 

「ここがそのうちの一軒ね。」

 

「メイド喫茶かぁ…。僕どんなところかよくわからないんだけど…」

 

「俺もよくわからんからスケットを呼んだ…」

 

「ははは!八幡よ、我を頼ってくるとは流石だな!我に任せるがよい!」

 

「おう、頼りにしてるぜ材木座!」

 

「てか、メイド喫茶って男の人が行くとこじゃん!あたしたちどうするの?てか、メイド喫茶ってオタクばっかいそうでマジキモい!」

 

「は?今何を言った?お主今メイドをバカにしたな!たしかにオタク系がいるところだが、そうでない人もおる!デートでメイド喫茶利用する人もいるのだぞ!それにメイド喫茶をバカにするなんてメイドさんに失礼であるぞ!」

 

「」

 

「まったくこれだから最近の若者は…」ペラペラ

 

「あ、なんかすみません…」

 

「ここ、お試しできるらしいわね…」

 

 

比企谷八幡は頼りになる彼を呼んだ。

 

雪ノ下雪乃は店にメイド体験で潜り込む。

 

由比ヶ浜結衣は材木座義輝のメイドの思いに折れ、反射的に謝る。

 

戸塚彩加は少しわくわくしている。

 

材木座義輝はメイドをバカにしている彼女に語り続ける。

 

 

case77 メイド喫茶2

 

「ここがメイド喫茶なんだね…。なんか普通の店と違うんだね。」

 

「メニュー結構するんだな…」

 

「メインはメイドさんだからな。その分はこっちでと言うことだろう…」

 

「あ、剣豪さんまた来てくれたんですね!いつもありがとうございます!」

 

「なんのなんの!あ、いつものを3人分よろしく頼む!」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

「あ、それと…」ボソボソ

 

「?」

 

「彼には普通に頼む…。ちょっと事情があるのでな…」ボソボソ

 

「!わかりました!」ボソボソ

 

タッタッタッ

 

「材木座何を注文したんだ?」

 

「普通のコーヒーだ。それならお主たちも大丈夫であろう?初見ではさすがにわからんだろうしな。」

 

「ありがとう材木座君!」

 

「おお、サンキュー材木座…」

 

 

比企谷八幡と戸塚彩加は彼にお礼を言う。

 

材木座義輝は気が使える。

 

 

case78 メイド喫茶3

 

「おまたせしました!」

 

「あ、由比ヶ浜さん着替えたんだね…」

 

「ど、どうかな?」

 

「ふん!お主はメイドのことが何もわかっておらん!出直しだ!」

 

「なんなんだし!ヒッキーは似合ってると思うよね?そうだよね!」

 

「い、いや…その…」ガタガタ

 

「早く答えろし!」

 

ガシッ

 

「」

 

「由比ヶ浜さん彼から手を離しなさい!」

 

「え?」

 

「あ、あの子剣豪さんから言われたこと伝えたのに聞いてなかったの!?」

 

「今すぐ止めるわよ!」

 

「「ええ!」」

 

「八幡!八幡!」

 

「比企谷君!比企谷君!」メイド姿

 

(雪乃ちゃんのメイド姿!見逃すわけにはいかない!)パシャパシャ!

 

 

比企谷八幡は気絶する。

 

雪ノ下雪乃は彼女を止める。そして川崎沙希がここで働いていないことをシフト表を見て確信した。

 

由比ヶ浜結衣は注意を聞かない。

 

戸塚彩加は彼女を止める。

 

材木座義輝はメイドさんから好かれている。

 



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21

どうもアルスDQです!
まだまだ続く川崎編!
ではどうぞー!


            

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case79 調査2

 

「川崎さんはここにはいなかったわね。」

 

「な、なんでわかったんだ…?」プルプル

 

「シフト表を見たのだけれどいなかったのよ…」

 

「そ、そうか…。」

 

「あれ?シフト表なんかあったの?」

 

(由比ヶ浜さんも見ていたはずなのに…気づいてないのね…。)

 

「けぷこん、けぷこん!なら我の役目はここまでだな!この後は少し用事があるので我はここで失礼する!」

 

「おう!ありがとな材木座!」

 

「構わん!我とお主の仲であろう!またいつでも頼ってくれ!では!」

 

タタタッ

 

「次はどうしようか?」

 

「そうだな、もう1軒の行ってみるか…」

 

「たしか、名前は…『エンジェルラダー 天使の階』だったわね…。ここはドレスコードがあるお店ね。」

 

「どれいこーど?」

 

「由比ヶ浜さん、ドレスコードよ。さまざまな機会と場所などでそこに相応しい服装をすることよ…。お店によってあったりなかったりするわね。」

 

「あたしそんな服ないよー!?」

 

「ぼ、僕もないかな…」

 

「比企谷君は…?」

 

「俺はある…」プルプル

 

「なら、由比ヶ浜さんはうちに来てちょうだい。私いくつか持っているから。」

 

「本当!ありがとうゆきのん!」

 

「戸塚は…俺の家にいくつかあるから貸すぜ…」

 

「ありがとう八幡!」

 

「では一回解散して改めて集合しましょう。」

 

 

彼らは一度解散する。

 

 

case80 由比ヶ浜結衣9

 

「ここがゆきのんの家かぁ…」

 

「由比ヶ浜さんそんなことはいいから早く入って。」

 

「うん!」

 

「えっと…、じゃあこれね。由比ヶ浜さんこれに着替えてくれる…?」

 

「わかった!」ヌギヌギ

 

「どうかしら?」

 

「うーん、胸がかなりきつい…」

 

「」

 

「じゃ、じゃあこれ…」

 

「これもきつい…」

 

ギリッ!

 

「これも結構きついし。」

 

ギリギリッ!

 

「これもきつい!あー!もう!」

 

「ゆきのんのドレス着たやつ胸がきつくて入らないじゃん!だったらあたし行かないから帰るし!じゃあね!」

 

ガチャ

 

「…」

 

「…….」

 

「………」

 

「あ………くが…」

 

「あの……くが!!」

 

「あの駄肉牛が!!」

 

 

雪ノ下雪乃は胸のことを馬鹿にされてとうとうキレる。

 

由比ヶ浜結衣は胸が無駄に大きすぎてドレスに収まりきらない。さらに行くのをやめた。

 

 

case81 比企谷白良6

 

「へぇ、ここが八幡の家なんだ!」

 

「ああ、ただいま〜」ガチャ

 

「お、お邪魔します…」

 

「あ、八幡おかえり〜♪」

 

「ただいま…」

 

「うんうん♪で?その子は?」

 

「あ、初めまして。戸塚彩加です。で、多分勘違いされてると思うんですけど僕男です…」

 

「八幡の母の比企谷白良です〜♪よろしくね戸塚君!あ、ちなみに私は最初から男の子って気づいてたけどね。」

 

「マジで…?母ちゃん気づいてたの!?」

 

「もちろん!私を誰だと思ってるの?」

 

「俺の母ちゃん。」

 

「だ・い・せ・い・か・い!さすがは八幡〜♪わかってる〜!」

 

「仲いいなぁ…」

 

 

比企谷八幡は母親が戸塚彩加の性別を間違えなかったことに驚愕している。

 

比企谷白良は初見にも関わらず戸塚彩加の性別を間違えない。

 

戸塚彩加は自分の性別を間違われなかったことに驚いている。

 

 

case82 比企谷白良7

 

「…ということで戸塚にスーツ貸したいんだけど…」

 

「なるほど、なるほど…。OK!なら私に任せなさい!八幡と戸塚君の2人分のスーツ持ってくるわね。」

 

「ありがとうございます!」

 

「あ、それと八幡。」

 

「?」

 

「私も行くから♪」

 

「え?why?」

 

「高校生だけでそこに行かせるのもあれだし、万が一何かあった場合困るし?もしバレてもなんとかなるし?というかするし?ということで行くから♪」

 

「で、でも八幡のお母さんに迷惑かかるんじゃ…」

 

「大丈夫大丈夫!私が勝手に行くだけだから気にしない!気にしない!さ、着替えて行くよ!若者たちよ!」

 

 

比企谷八幡と戸塚彩加は彼女の選んだスーツに着替える。

 

比企谷白良は息子たちについて行くことに決め、自らもドレスに着替える。

 



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22

どうもアルスDQです!
いよいよ八幡たちが沙希のバイト先に突入!
では行ってみよー!


             

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case83 比企谷白良8

 

「あ、雪ノ下さん早いね!」

 

「ええ、慣れているからかしらね?」

 

「よう、雪ノ下…」プルプル

 

「あら、比企谷君こんばんわ///」

 

(比企谷君のスーツ姿カッコいい…///)

 

(お、雪乃ちゃんのドレスグッジョブ!)パシャパシャ

 

「お、雪乃ちゃん!久しぶりー!」

 

「え、え?な、なんで比企谷君のお母様が!?」

 

「八幡たちから聞いてね、万が一のことあっても困るし来ちゃった♪」

 

「そ、そうなんですか…」

 

(ひ、比企谷君のお母様が来るなんて…だ、大丈夫かしら私のか、格好…。それにしても流石は比企谷君のお母様…子供を産んでいるとは思えないほどのスタイルだわ…。)

 

「あ、そういえばお母さんは元気?」

 

「元気だと思います…。ただ最近は仕事が忙しいようで…」

 

「んー、なら今度飲みに誘ってみよっと♪息抜きは大切だしね!」

 

「母ちゃん、雪ノ下の母親と知り合い?」

 

「うん?まあ、事故のときちょっとね♪」

 

「なるほど…」

 

「あ、そうそう!雪乃ちゃん。耳ちょっと…」

 

「?」

 

「そういえばあの時にもし偶然会うことが出来たなら謝罪するとか約束したけどどう?できた?」ボソボソ

 

「ええ、遅くはなりましたが比企谷君に謝罪できました。」ボソボソ

 

「ならよかった!もし知り合っていてしていなかったら…」

 

ゾワッ…

 

「っ!」

 

「うっかりこの世界から永久退場してもらうとこだったからね♪まあ、元より雪乃ちゃんならしっかり言ってくれる思ってたから問題なかったかけどね!」ボソボソ

 

「おい、母ちゃん行かないの?」

 

「あ、行く行く!ほらみんなレッツゴー♪」

 

タタタッ

 

(…さっきのあれは本気だったわね…。彼女を敵に回したらと思うとゾッとするわね…)

 

 

彼らはこうして店に突入する。

 

 

case84 川崎沙希

 

「これはこれは比企谷様。ようこそエンジェルラダー 天使の階へ…」

 

「うん、こんばんわマスター。今日はちょっとあれを息子に飲ませてあげたくてね♪他の子達は息子の連れかな?」

 

「なるほど…!しかし、息子さんはたしかまだ…」

 

「大丈夫大丈夫!お酒は飲ませないし、というか私もあれ飲み来ただけだし…。何かあったら全責任は私が取るしね。」

 

「かしこまりました…ではあちらの席へ…」

 

スタスタ

 

「じゃあ行こっか3人とも。」

 

「ああ。」

 

クイッ クイッ

 

「ねぇねぇ八幡…」ボソボソ

 

「?」

 

「八幡のお母さんって何者なの?」ボソボソ

 

「まあ、謎が多いってことだけ覚えてればいい…。俺も全部知っているわけじゃないし…な。」ボソボソ

 

「なるほど…」ボソボソ

 

スタスタ

 

「川崎さん…」

 

「戸塚…それに雪ノ下…」

 

「ええ、そうよ。」

 

「それと比企谷?だっけ?それとあなたは見かけたことないけど総武の人?」

 

「あ、私のことは気にしないでいいからね♪」

 

「……」

 

 

比企谷八幡でも母親のことを全て知っているわけではない。

 

雪ノ下雪乃と戸塚彩加は比企谷白良が何者なのか気になる。

 

川崎沙希はバーテンダーをしており、彼らに発見される。



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23

どうもアルスDQです!
今回はエンジェルラダーのところかな?
ではどうぞー!


              

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case85 川崎沙希2

 

「…ご注文は?」

 

「私はペリエで…」

 

「僕は…」

 

「戸塚君には雪乃ちゃんと同じものを。私と八幡には…を。」

 

「かしこまりました…」

 

コトッ

 

「こちらペリエです…」

 

コトッ

 

「で、こちらがPLMAXコーヒーになります…」

 

「こ、これは…」

 

ゴクッ!

 

「な、なんだこのMAXコーヒーでありながらたしかに違う味は…美味い!」

 

「やっぱりこれは美味しいね♪」

 

「MAXコーヒーって普通バーにあるのかな…?」

 

(私も働いてて疑問に思ってたけど…、それにそれ頼んだの私がバイト始めてから初めて見た…)

 

 

比企谷親子はやはりMAXコーヒーが好きである。

 

雪ノ下雪乃、戸塚彩加、川崎沙希が何故これがバーに置いてあるのか疑問である。

 

 

case86 川崎沙希3

 

「で、わざわざこんなところまで来て何の用?」

 

「川崎さん、あなた最近帰るの遅いらしいわね。弟さんが心配してたわよ。」

 

「なるほど…最近周りが少し騒がしいと思ってたらあんたたちのせい?」

 

「さあ?どうかしら?」

 

「もしかして太志が何か言ったの?どういう繋がりか知らないけど、あたしから太志に言っとくから気にしないでいいよ。だからあたしのことは気にしないで…」

 

「川崎さん、あなたバイトをやめる気はないの?」

 

「ん?無いよ。……まあ、ここはやめるにしても他のところで働けばいいし。」

 

「でも僕たち心配で…。そんなにお金に困ってるのかな…?」

 

「まあ、それは…。それはあんたらには関係ないし。」

 

「それは…たしかにそうだけど…」

 

「それともあんたらがお金用意してくれるわねでもないでしょ?」

 

「「…………」」

 

コトッ

 

「お、おかわり……」ガタガタ

 

「え、ああ…かしこまりました…」

 

「あ、私も私も!」

 

「あ、はい…」

 

コトッ

 

「ど、どうぞ…」

 

(それにしても比企谷ともう1人よく飲むね…。それも凄く美味しそうに…。)

 

 

比企谷八幡は川崎沙希の鋭い目つきに怖がるが美味しいMAXコーヒーを入れてくれてるので、普通の女性よりはまだ大丈夫。

 

比企谷白良は息子が美味しそうに飲んでるのを見て来てよかったと思う。

 

雪ノ下雪乃と戸塚彩加は彼女の言葉に上手く返せない。

 

川崎沙希は比企谷八幡たちがこれを美味しそうに飲んでいるのが気になる。

 

 

case87 川崎沙希4

 

「さてMAXコーヒーも飲んだし、そろそろ帰ろっか!」

 

「え、でも白良さん!」

 

「これ以上居ても何も変わらないでしょ?今日はこれで帰る!異論は認めない…かも?」

 

「そうですね…ご馳走様でした…。」

 

「ご、ご馳走様です…」

 

「ご、ご馳走様…」ガタガタ

 

「あ、会計は私がしとくから雪乃ちゃんたちは先に下に行ってて。」

 

「あ、自分のぐらい…」

 

「いいからいいから♪ね?」

 

「わかりました…じゃあ行きましょう。」

 

「う、うん。」

 

スタスタ

 

「……」ガタガタ

 

「八幡も先に…、八幡?」

 

「か、川崎…」ガタガタ

 

「な、何?」

 

「ま、MAXコーヒー美味しかった…ご馳走様…」ガタガタ

 

「そ、そう…、ならよかった…」

 

「そ、それとあ、明日朝時間あるか…?大志のことで話をしたい…」ガタガタ

 

「大志のこと?」

 

「あ、ああ…だから駅前のマックに明日の朝の五時ぐらいに来てくれないか…?」ガタガタ

 

「わかった…」

 

「じゃ、じゃあ…」ガタガタ

 

スタスタ

 

「何であいつあそこまで…、それに女性が怖いんじゃ…」

 

「八幡も妹がいて上の気持ちがわかるからじゃないかな?それは…」

 

「え?」

 

「あ、会計よろしく♪これで♪」

 

「え、これってブラックカード!?は、初めて見た…、あんたは一体…」

 

「ん?さあ何でしょう…?ふふ♪」

 

 

比企谷八幡はMAXコーヒーのことじゃなくしっかり依頼のことも考えている。

 

雪ノ下雪乃と戸塚彩加は先に下で待っており、その後に比企谷白良によって家に送ってもらった。

 

比企谷白良は謎だらけである。

 

川崎沙希は比企谷八幡が女性恐怖症なのにどうして自分のことを気にしているのかわからない。



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24

どうもアルスDQです!
今回も沙希編です!
ではどうぞー!


               

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case88 比企谷白良9

 

「……」スゥスゥ

 

「ふふ…」ナデナデ

 

「あ、おはようございます…。八幡寝てるんですか?」ボソボソ

 

「あ、おはよう戸塚君♪昨日夜遅くまで調べ物してたから疲れたんでしょう…」ボソボソ

 

「なるほど…。あ、そうだ!昨日少し気になったことがあるんですけど…」ボソボソ

 

「?」

 

「八幡は昨日、川崎さんが作った飲み物普通に飲んでいたんですけど大丈夫なんですか?前に八幡から聞いたんですけどたしか食べ物は…」ボソボソ

 

「あ、そうね…。基本的に食べ物の場合は男性が作った物は安心して食べられるんだけど、女性が作った物に関しては作った本人が食べてからではないと無理ね。」ボソボソ

 

「飲み物の場合はドリンクバーとか水とかドリンクサバーで入れられているのは大丈夫ね。逆に一から作ったり、何か加えられてる場合は女性が作った物に関してはダメね。」ボソボソ

 

「え?でも昨日は…」ボソボソ

 

「ん?昨日の場合は私が沙希ちゃんが作っているとこ見ていたからね。それに沙希ちゃんは知ってるかどうか知らないけどしっかり一度少量だけど味見して確認していたから大丈夫よ♪」ボソボソ

 

「な、なるほど…」ボソボソ

 

(川崎さん、確認してたんだ…。気づかなかったな、もしかして八幡のこと知ってたのかな?)

 

「あ、ちなみに八幡は家族が作った物とかは…」ボソボソ

 

「お父さんと私が作った物は食べれるよ!小町が作った物は小町が先に一口食べてからなら食べれるかな?」ボソボソ

 

(お父さんは男性だから…え?あれ?小町ちゃんは無理で八幡のお母さんのは大丈夫なの!?八幡のお母さんって一体!?)

 

「それに八幡が行きそうな飲食店は毎日チェックしてるからね♪」

 

「」

 

「………」スゥスゥ

 

 

戸塚彩加は比企谷白良とは何者なのかと改めて疑問に思う。

 

比企谷白良は息子大好きである。

 

 

case89 川崎沙希5

 

「来たよ…」

 

「あ、おう…。い、忙しいのにす、済まないな…」ガタガタ

 

(こんなに震えてるのに…、どうして私にここまで…)

 

「で、話って…?」

 

「も、もう少し待ってくれ…」ガタガタ

 

ガチャ ピンポーン

 

「お兄ちゃんお待たせ!」

 

「遅くなったわ比企谷君。」

 

「っす!」

 

「き、来たか…」ガタガタ

 

「大志…」

 

(大志がなんでここに…)

 

「大志…あんた、こんな時間に何してるの?」

 

「姉ちゃんこそこんな時間に何やってんだよ?」

 

「あんたには関係ないじゃん…」

 

「関係なくねえよ!家族だろ!」

 

「っ!」

 

「か、川崎が深夜バイトしてまでお金が欲しい理由がわ、分かったから聞いてくれ… 」ガタガタ

 

(まさか…!)

 

「大志、中三になり変わった事とかないか?」

 

「塾に通い始めたくらいっすね?」

 

「じゃあ大志君の学費のために川崎さんはバイトを…」

 

「戸塚君、それは違うかな。」

 

「え?」

 

「大志君が4月から塾に通っている時点で入学費も教材費とかはすでに払ってるよね?4月からということはもう大志君が塾に通うことは前々から決まっていたことだからね♪」

 

「あ、そっか!」

 

「でも大志君の学費は問題ないけど他は…」

 

「つまり川崎さんが深夜バイトしてまでお金が欲しかったのは自分の…塾の学費が欲しかったからね。総武高は進学校、2年のうちからもう大学受験考えていてもおかしくはないということね…」

 

(雪乃ちゃんの考えてる姿いい!あ、それもいいよ雪乃ちゃん!)パシャパシャ!

 

「バレちゃったか…」

 

「姉ちゃん俺のせいで…」

 

「だから、あんたは知らなくて良かったのに…」

 

 

比企谷八幡は川崎沙希がバイトしていた理由を思いついた。

 

雪ノ下雪乃は彼女がバイトをしていた理由に辿り着く。

 

戸塚彩加は彼女がバイトをしていた理由を知る。

 

比企谷白良はところどころ補足を加え、彼女達を誘導する。

 

川崎沙希は自分の学費のために深夜アルバイトをしていた。

 

川崎大志はとうとう姉がアルバイトしている理由を知る。

 



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25

どうもアルスDQです!
今回で沙希編も終わりです!
ではどうぞー!


                

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case90 川崎沙希6

 

「でもバイトはやめられないよ…。あたし、大学行くつもりだし、それで親に迷惑かけたくないから…。」

 

「ちょっといいですか?」

 

「?」

 

「昔、家に帰ると誰もいないことがあってそれで寂しくなって家出したんですよ。」

 

「で、その後適当にふらふら歩いて公園の中の遊具の中で泣いてたんですよ。」

 

「そしたらお兄ちゃんが迎えに来てくれたんですよ。昔は今ほどではなかったですが、それでも勇気を出して私のこととか女性の人にも聞いて探してくれて…」

 

「それ以来、お兄ちゃんは小町よりも早く帰る様になったんですよ。だから兄には感謝してるんですよ…。」

 

「結局何がいいたい訳なの…?」

 

「つまり沙希さんが家族に迷惑かけたくないように、大志君も沙希さんに迷惑かけたくないんですよ。その辺わかってもらえると下の子的に嬉しいかなーって…」

 

「まあ、俺もそんな感じかな…」

 

「大志…」ナデナデ

 

「でも、あたしがお金を欲しいのは変わらないよ。それともあんたたちが用意できるの?」

 

「できるよ♪」

 

「え?」

 

ドンッ! パカッ!

 

「こ、これは…」

 

「んー、1億ぐらいかなー?」

 

「え…」

 

「これぐらいあれば足りるでしょ?」

 

「」

 

 

比企谷小町は過去の思い出を話す。

 

川崎沙希はいきなり出てきた1億円に驚愕している。

 

比企谷白良は簡単に1億円をテーブルの上に出した。

 

 

case91 比企谷小町6

 

『ただいまー、あれ?誰もいない?』

 

キョロキョロ

 

『小町のランドセルが…、まさか!?』

 

ガチャ!

 

『こ、小町ー!こ、小町ー!どこだー!』

 

『あ、比企谷じゃん。どうした?』

 

『あ、ああ。実は、小町が…妹が家にいないんだ!』

 

『妹?たしか八重歯があってお前と同じでアホ毛がある?』

 

『ああ、いつもならもう家にいる時間なのにランドセルだけあって…。書き置きもなかったんだ!』

 

『お、どうした?』

 

『あれ比企谷?』

 

『ん?どった?』

 

『ああ、実は…』

 

・・・・・・

 

『なるほど…、よし!俺たちも比企谷の妹探すぜ!』

 

『本当か!』

 

『ああ、任せろ!』

 

『じゃあ俺はこっち!』

 

『俺はこっちだな!』

 

『俺はあっちだ!』

 

『よし、見つけたら携帯で知らせるように!』

 

『『『『おう!』』』』

 

・・・・・・

 

『よし!こっちだ!あれで多分あってると思うけど…』

 

『あ、あれは小町だ!お前らありがとうな!』

 

『おう!俺たちのことは気にせず行ってこい。』

 

『おう!こ、小町ー!』

 

『!お兄ちゃんー!』

 

『さて俺らは帰るか、あ、この後スマブラするか!』

 

『『『賛成ー!』』』

 

・・・・・・

 

『ちっ!家の中誰もいねーじゃねーか!せっかく息子を誘拐して比企谷白良の弱みを握ろうと思ったのによ!くそっ!』

 

トントン

 

『ん?』クルッ

 

『こんにちわ〜♪』

 

『あ、こんにちわ…って!ひ、比企谷白良!?』

 

『あ、どうも比企谷白良ですー!』

 

『』

 

『ねえ、聞きたいことがあるんですけど…貴方は私の息子をドウシヨウトシテタノ?』

 

『あ、ああ…』ガタガタ

 

『ワタシノタイセツナカゾクニテヲダシテ、タダデカエレルトオモウナヨ…!』

 

『あ、ああ…ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

 

 

比企谷八幡は妹を探す。

 

比企谷八幡のクラスメイトは彼の手助けをする。

 

 

case92 川崎沙希7

 

「で、どうするの沙希ちゃん?」

 

「あ、あたしは…」

 

「………」

 

「…大丈夫です。もし仮にこれを貰ってしまったら両親に顔向けできませんから。」

 

(それにここに飛び込んだらその後どうなるか…)

 

「よし!合格!」

 

「へ?」

 

「もし、沙希ちゃんが欲しいなんて言ったらどうしようかなと思ったけどよかった!それに八幡がした事が無駄になっちゃうとこだったしね!ほら、八幡…」

 

「あ、ああ…。な、なあ、川崎…。お、お前スカラシップって知ってるか…?」ガタガタ

 

「雪ノ下さんスカラシップって?」

 

「スカラシップ、成績優秀者などの特別な人の学費を免除する制度のことね。」

 

「そんなのがあるんだ…」

 

「沙希ちゃんの悪いところはね人に相談しなかったことだね。先生でも先輩でも何なら塾の講師でもいいね。総武高は進学校だからいろいろ情報持ってるし誰もがお金をもっているわけじゃないからね。多くの人にいい大学行ってもらって実績が欲しいからね〜。利用できるものは使ってなんぼだよ♪」

 

「そうなんだ…、ねぇ比企谷…」

 

「?」

 

「なんであたしにそこまでしてくれるの?女性が怖いのにどうして…」

 

「た、大志が…」ガタガタ

 

「?」

 

「大志が本気でお、お前のこと心配してたから…。なんだかほっとけなくて…」ガタガタ

 

「それに川崎はいい奴だと思ったからかな…」ニコッ

 

「…っ///」

 

(な、何あの笑顔…反則でしょ///)

 

 

比企谷八幡は川崎大志が家族を大切に思っていたからこそ依頼を受けた。

 

川崎沙希は彼の笑顔にやられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んー?あれ?ゆきのんからメール来てる…。な…んだ…ろ…」バタッ

 

「Zzz……」スゥスゥ

 

 

由比ヶ浜結衣は雪ノ下雪乃のメールを確認する前に寝落ちした。

 

 

 



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26

どうもアルスDQです!
今回は白良さんが主かな?
ではどうぞー!


                 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case93 比企谷白良10

 

「よし!じゃあみんな帰ろっか!まだ早朝だし、ここに長居してもあれだしね!八幡たちは先に車の方に行ってて!私は会計しとくから♪」

 

「わかった。」

 

スタスタ

 

「あ、沙希ちゃんはちょっと残ってね。」

 

「?」

 

スタスタ

 

「何か…?」

 

「あ、一応1人の親としての注意と助言をね…」

 

「……」

 

「今回は沙希ちゃんがバイトしていた場所はたまたま運がよくて何もなかったわけだけどもしかしたらがあったかもしれないわ…」

 

「はい…」

 

「でも、大志君が言ったようにもしかしたら危ないところで仕事をしている可能性だってなかったわけじゃない。」

 

「それは私だってちゃんと…」

 

「たしかに沙希ちゃんはよく調べたかもしれないわ。けれども世の中には警察の目を欺いて違法なことをしている店もある。だから注意が必要なの。」

 

「……」

 

「あと家族には心配をかけるようなことをしないこと!バイトやるにしろ両親にはちゃんと相談はしなさい。もし、貴方に何かあっても誰も事情を知らないと動くに動けないこともある。それは覚えといてね。」

 

「はい…」

 

「それとよく考えて行動すること!沙希ちゃんの行動は沙希ちゃんだけのことじゃないときもある。沙希ちゃんだけに負担をかけないように下の弟妹たちが危ないことをする可能性だってあったんだよ?」

 

「あ…な、なんてことを私は…。もしかしたら大志や京華たちが危険な目に合う可能性もあったのに…」ガタガタ

 

「うん、でも人間は失敗をする生き物。今回失敗したことを次にやらないようにすることが大切だからね。今回沙希ちゃんは間違ったことをしたかもしれない。でも、沙希ちゃんの周りには貴方を間違った道から正しい道へと戻してくれる人たちがいる。」

 

「だから…」

 

「貴方が信頼している人たちを頼りなさい。例え貴方が兄弟姉妹で一番上でも頼ってはダメということはないんだから…ね?」

 

「っ!」

 

「さあ話はおしまい…。八幡たちのところへレッツゴー♪」

 

スキップ スキップ ランランラン♪

 

「…」

 

「……」

 

「………」

 

「…頼って…いい…」

 

 

川崎沙希は比企谷白良から話を聞く。

 

比企谷白良は彼女に子を持つ親として話をする。

 

 

case94 比企谷白良11

 

ピンポーン!

 

「はーい!」

 

ガチャ

 

「お待たせしました、どちら様で…」

 

「あ、こんにちは〜♪」

 

「」

 

「ん?誰か来たのか?おいどうした…」

 

「こんにちは〜♪」

 

「」

 

「ん?」

 

「「ひ、比企谷白良さん!?」」

 

「はい!比企谷白良です!」

 

(えっ!?えっ!?どういうこと?何で白良さんがうちに!?とりあえず冷静に冷静に…)

 

「あ、えっと今日はどうしたんですか…?」

 

「あ、ちょっと話が…」

 

カクカク シカジカ

 

「なるほど…沙希が…」

 

「ええ、私からも少しお話をしときましたので…。沙希ちゃんから言って来たらしっかりとお話を聞いてあげて下さい。あ、ちなみに私がこのことを言ったのは内緒で♪」

 

「わかりました。しかし…」

 

「ええ、沙希がそこまで思っていたなんて…無理させていたのね…」

 

「ああ、借金を返そうと頑張って働いていたが、それで家族のことをちゃんと見てやれなかった…!」

 

「ん?借金?」

 

「あ、ええ…見苦しい話ですがこの家を建てるときに少し…」

 

「…その書類あったり?」

 

「あ、はい。…これです。」

 

「ふむふむ…これは…!」

 

「「?」」

 

「川崎さん、これ少し預かっても?」

 

「は、はい。」

 

「じゃあまた後で返しに行くね〜♪」

 

 

後日、川崎家の借金はなくなった。さらに過払金が発生したため川崎家に支払わられた。

 

比企谷白良はやはり謎だらけである。

 

 



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27

どうもアルスDQです!
かなり久しぶりな気も…
今回は過去編!入学式の事故のお話です!
ではどうぞー!


                 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case95 事故1

 

prrrr.... ガチャ

 

『はい、雪ノ下ですが…、って都筑?どうしたの?今は雪乃を送っている最中…』

 

『え!事故!?雪乃は大丈夫なの!?』

 

『…そう、ならよかったわ。雪乃もあなたも怪我がなくて…』

 

『それでその轢いてしまった彼は…。そう、命に別状はないのね…』

 

『ええ、学校の方には私が連絡しておくわ。その後すぐにそっちへに…』

 

『わかったわ、"西木野病院"ね。すぐに向かうわ。ええ、雪乃をよろしくね。』

 

ガチャ

 

『最初は驚いたけど2人が無事でよかったわ…。さてと、まずは学校に連絡してから病院に…』

 

 

雪ノ下冬乃はいきなりの電話や内容に驚きつつも娘たちが怪我がなく安心する。

 

 

case96 事故2

 

『大学かぁ…、暇だな。早く家に帰って雪乃ちゃん成分を補給しないと…』

 

『ダメよ陽乃!今日はテストあるんだからサボれないわよ!』

 

『えぇ…、雪乃ちゃん成分が…』

 

(本当にこいつシスコン…)

 

ピコーン!

 

『!』

 

『どうしたの?』

 

『雪乃ちゃんに何かあった気がする!私帰る!』

 

『あ、こら!逃げるな!』ガシッ

 

『離せ!雪乃ちゃんが私を待ってるんだよー!』

 

 

雪ノ下陽乃は完璧超人で仮面を被っているが、妹のことになると我を忘れる。つまりポンコツになる。(周囲は認知済み)

 

雪ノ下陽乃の友人は彼女のシスコンぶりに呆れる。

 

 

case97 事故3

 

『…新入生代表、葉山隼人。』

 

パチパチ パチパチ パチパチ

 

スタスタ

 

『ねぇ、新入生代表の人超かっこよくない?』ボソボソ

 

スタスタ

 

『葉山隼人君っていうんだ…』ボソボソ

 

スタスタ

 

『あーし狙ってみるし!そして、ゆくゆくは彼女に…』

 

スタスタ

 

『…………』

 

(はぁ、なんで俺が新入生代表に…。俺は主席でもないし、ましてや次席でもないのになぁ…。あとさっきの女子は要注意だな…)

 

 

葉山隼人は3位である。しかし、主席、次席とも理由が分からないが欠席のために新入生代表を務めた。そして、彼は警戒する。

 

 

case98 事故4

 

『えっと、たしかここらへんだった気が…!』

 

『雪乃!都筑!大丈夫だった!』

 

『母さん!』

 

『奥様!』

 

『怪我はないわね!よかったわ…』

 

『私と都筑は無事よ。けれど…』ポロポロ

 

『ええ、話は都筑から聞いているわ。今回は雪乃は悪くない。だから、泣かないで。ね?』

 

『で、でも…』ポロポロ

 

『だったら彼が目が覚めたらきちんと謝罪をすればいいわ。ね?』

 

『は、はい…』

 

『うん、よし。さてと、とりあえず彼の病室に行ってみましょう。ご家族の方がもう来ているのかもしれないわ。都筑、彼の病室は?』

 

『ええ、こちらです。』

 

スタスタ

 

『こちらになります。』

 

『比企谷八幡…君ね。』

 

『はい、作用でございます奥様。』

 

(比企谷…まさかね…)

 

コンコン

 

『どうぞー。』

 

(あ、もうご家族の方が来ているのね。)

 

(でも、この声…、まさか、まさかね…)

 

『失礼します。私…『あ、冬乃!』!?』

 

『え…、まさか…』

 

『うん?』

 

『し、白良さん!』

 

『そうですー!比企谷白良でーす!』

 

(と、いうことは…!)

 

『え、じゃあ比企谷八幡君は…』

 

『ん?八幡は私の息子だけど?』

 

(よ、よかったー!来てよかった!来てなかったら私は…)ガタガタ ブルブル

 

『か、母さん?知り合い方かしら?』

 

『え、ええ。彼女は比企谷白良さん。私の"同級生"よ…』

 

 

雪ノ下冬乃は彼の病室に訪れる。そこには同級生で親友で、雪ノ下家を一度壊した、比企谷白良がいることに驚愕した。そして来てよかったと思う。

 

雪ノ下雪乃は母親の様子がおかしいことに気がつく。

 

比企谷白良は息子のお見舞いに来ていた。

 



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28

どうもアルスDQです!
今回は前回の続きですね!
ではどうぞー!



                 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case99 事故5

 

『あ、冬乃が来たってことは事故のことについて話し合うためでしょ?』

 

『え、ええ…』

 

『だったらここだとあれだし…。場所移動しよっか?』

 

『そ、そうですね…』

 

『それじゃあlet's go!』

 

ガラガラ

 

『さてと、どこなら空いてるかな〜。』

 

『あ、白良さんどこかに?』

 

『ちょっと話し合いをしたいと思ったんだけど場所をどうしようかなと思ってね。』

 

『だったら院長室使っていいわよ〜。私今から診察だから空いてるし。』

 

『だったらありがたく使わせてもらおっと。ありがとうね!』

 

『ええ、八幡君は私の娘が見てるようにするから。』

 

『ならよろしくね!』

 

スタスタ

 

『白良さん今の人は?』

 

『ここの院長の"西木野先生"よ。』

 

 

比企谷白良は院長とも知り合いである。

 

院長は比企谷白良に院長室を貸す。さらに娘に彼を任す。

 

 

case100 事故6

 

ガチャ

 

『さてと、ここなら大丈夫かな?じゃあ話し合いをしましょうか。』

 

『ええ。まずはごめんなさい。白良さんの大切な息子さんに怪我をさせてしまって。』

 

『申し訳ありません!運転していたのは私ですので全ての責任は私に!』

 

『ごめんなさい…私が車で行かなければこんなことには…』ポロポロ

 

『…顔をあげてください。』

 

『けれど…』

 

『けれども、だってもじゃないから顔をあげて。ね?』

 

『はい…』

 

『まずは冬乃。あなたは今回何も悪くないわ。あなたが運転していたわけでもないし実際にその場にいたわけじゃない。』

 

『……』

 

『あなたも自分の娘が事故にあって少なからず動揺していたと思うわ。そんな中でもしっかりと対応して謝罪してくれた。それだけで充分よ。』

 

『何よりも私の親友だしね!』

 

『白良さん…』ウルッ

 

『ま、でもあと3日以内に来なかったらどうしようかなと思っていたけれど。』ニコッ

 

『え、えぇ…』ブルブル

 

(やっぱり来てよかったー!)

 

『次に都筑さんで合ってるかな?』

 

『あ、はい!』

 

『確認してみたけど家を出発してからきっちり法定速度を守ってるし、周りをよく見ていたわね。見渡しの悪いところでは念入りに確認してたわね。』

 

(なぜそこまで…?)

 

『今回は運悪くなってしまったわけだけど、あなたの運転が悪ければもっと大惨事になっていたわ。そのおかげで八幡は軽い怪我だけで済んだんだからよかったわ。謝罪もしてくれたしね。』

 

『い、いえ…』

 

『最後に…雪乃ちゃんね?』

 

『は、はい…』ポロポロ

 

『あ、そんなに泣かなくて大丈夫だからね?八幡もただの骨折だし。』

 

『で、でも私が車で行かなければこんなことになっていなくて…、怪我もしなくて済んだのに…私が全て悪いんです…』ポロポロ

 

『そんなことはないからね。あなたは乗っていただけだしね。』

 

『けれど…』ポロポロ

 

『なら息子に直接謝罪してみて?』

 

『え…』

 

『あなたの謝罪を受け取ったから私的にはもう終わりでいいんだけどね。そんなに悪いと思っているなら直接言ってあげて。勇気が必要なことだけど、あなたならきっと出来るから。ね?』

 

『は、はい!必ずします!』

 

『ふむ、よし!これで事故のことは終わり!じゃあ、私は引き続き八幡のとこにいるからー。じゃあねー!』

 

スタスタ

 

『…奥様。』

 

『どうしたの都筑?』

 

『彼女は…比企谷白良様は何者なんでしょうか?実際にいたわけでもないのにあんなに詳しく…』

 

『さあ…。ただ一つだけ分かることは決して彼女を敵に回してはいけないということだけよ。』

 

 

雪ノ下冬乃・雪ノ下雪乃・都筑は比企谷白良に謝罪する。

 

比企谷白良は彼女らの謝罪を受け取る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さて、八幡が守った犬の飼い主ちゃんはどうしようかしら…、数日たっても来る気配はまったくなし…。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    ねぇ、由比ヶ浜結衣ちゃん?

 

 

 

 

 

 



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29

どうもアルスDQです!
前回で過去編も終わり今回からまた続きです!
ではどうぞー!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case101 猫

 

「カマクラ、私の動きをよく見てるのよ〜」

 

「にゃー!」敬礼

 

「まずはパンチ!」

 

ヒュン!

 

「次に分身!」

 

ドロ〜ン!

 

「そして次に…」

 

「ちょっ、ちょっと待ってお母さん!」

 

「どうしたの小町?」

 

「どうしたのじゃないよ!?」

 

「?」

 

「なんでパンチしただけで衝撃波出してるの!?なんで分身できてるの!?さらにそれをカーくんに教えようとしてるの!?」

 

「んー、八幡に何かあったときにカマクラが何かできたらなって思ってね。」

 

「いやいや!教えていることがおかし…カーくんもやろうとしないで!」

 

「にゃ?」

 

「しかも地味に尻尾だけ3本に分身できてるしー!」

 

ガチャ

 

「おはよう…」

 

「あ、八幡おはようー!」ダキッ

 

「あ、お兄ちゃんおはよう…」

 

「お、おはよう小町。ど、どうしたんだ疲れ切った顔して…?」

 

「なんでもない…」

 

「?」

 

 

比企谷八幡は起床した。その後、出かける予定である。

 

比企谷小町は朝から疲れている。

 

比企谷白良はカマクラに技を教えている。

 

カマクラは比企谷家の猫である。

 

 

case102 猫2

 

「ごちそうさまでした。」

 

「あら雪乃、今日は早いわね。何かあるのかしら?」

 

「今日は…「ワンニャンショーがあるんだよね!」姉さん…」

 

「なるほどね、だから早いのね。」

 

「ええ、少し準備してから出かけるので。」

 

(目が輝いてるわね…)

 

「わかったわ、昼食はあちらで食べて来るつもりかしら?」

 

「はい。」

 

「わかりました、気をつけていってきなさいね。」

 

「はい!」

 

スタスタスタ…

 

「………」

 

「………」

 

「……陽乃」

 

「……わかってるって、雪乃ちゃんが迷わないようにこっそり付いてくから。」

 

「頼んだわよ…」

 

 

雪ノ下雪乃は猫が大好きである。

 

雪ノ下陽乃はカメラを持って妹を追いかける。

 

雪ノ下冬乃は娘のことが心配である。

 

 

case103 猫3

 

「よし、新作のラノベは買えた。それにしても、とあ◯が3期決定するとは…2期終わってからかなり経つのにさすがだな。」

 

「ん?今日はワンニャンショーがやってるのか。だったらカマクラに何かいいやつ買っててやるかな、多少は安くなってるし。」

 

スタスタスタ

 

「へぇー、結構賑わってるなー。」

 

「あ、八幡!」

 

「戸塚!?どうしてここに!?」

 

「僕はテニスフェアがここらでやってるって聞いたから来たんだ!八幡は?」

 

「俺は本を買いに…そしたらワンニャンショーやってるって知ったから。」

 

「そうなんだ!偶然だね!」

 

「そうだな!」

 

「あ、そうだ!もし八幡が良かったら一緒に回らない?せっかく会ったしね!」

 

「もちろんいいぞ!どこからいく?」

 

「そうだね…まずは…」

 

 

比企谷八幡は本を買いに来た。そこで戸塚彩加と遭遇する。

 

戸塚彩加はテニスフェアを見に来た。そこで比企谷八幡と遭遇する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかしいわね…、たしかこっちなはず…」

 

(迷っている雪乃ちゃんいいよー!いつも違って少し不安そうなのがまたいい!ほらこっち向いて!)パシャパシャ

 

やはり雪ノ下雪乃は迷っていた。

 

 



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30

どうもーアルスDQです!
今回はいよいよ八幡たちと雪乃が合流しますがどうなることやら…

ではどうぞー!


 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case104 迷子

 

《ただいま工事中につき通行止め》

 

「あれ、また行き止まりだわ。さっきから何度もある気がするのだけれど…」スタスタ

 

《ただいま工事中につき通行止め》

 

「また行き止まり…」スタスタ

 

《ただいま工事中につき通行止め》

 

「また…、そうなるとこっちしか行けないじゃない…」

 

「この調子でちゃんと着けるのかしら…?」

 

スタスタ

 

(そうだよー!その調子だよ雪乃ちゃん!そのまま進めば目的地まで行けるからね!雪乃ちゃんが辿り着けるように看板置いたり、テープ貼ったりお姉ちゃん頑張るよー!)パシャパシャ

 

(でも、雪乃ちゃん…方向音痴にも程があるような気がしするのは私の気のせいかな…?)パシャパシャ

 

 

雪ノ下雪乃は極度の方向音痴である。

 

雪ノ下陽乃は妹がちゃんと目的地に辿り着くよう仕掛けをしている。

 

 

case105 迷子2

 

「八幡、今度はどこに行く?」

 

「なら次はあっちの猫のところに行ってもいいか?カマクラ…うちの猫に何かないか見たくてさ?」

 

「うん!いいよ!」

 

「ならあっちに…?」

 

「どうしたの八幡?」

 

「あ、あそこ…」

 

 

『次はどっちに行けばいいのかしら…?』

キョロキョロ

 

 

「あれって雪ノ下さんだよね?」

 

「だ、だよな…」

 

「もしかしたら道に迷っているのかな?地図見ながら何か探しているようだし。」

 

「あ、ああ。そうかもしれないけど…」

 

「うん、なら雪ノ下さんところに行って教えてあげようよ!一緒に見れば場所わかるかもしれないし!」

 

「あ、ああ…」

 

「あ、でも…八幡が駄目そうなら無理しなくてもいいからね。僕だけで行って八幡が待ってるでもいいけど…?」

 

「いや、大丈夫…。それに雪ノ下は他のやつらと違うからな…」

 

「そっか…、なら行こう!」

 

「おーい!雪ノ下さんー!」フリフリ

 

 

戸塚彩加は比企谷八幡のことを考えている。

 

比企谷八幡は雪ノ下雪乃が他の人と違うことを知っている。

 

 

case106 迷子3

 

「次はどっちに行けばいいのかしら…?」

キョロキョロ

 

 

『おーい!雪ノ下さんー!』フリフリ

 

 

「この声は?あれは戸塚君に…比企谷君!?」

 

(どうして戸塚君と比企谷君がここに?でも、休日に比企谷君と会えるなんて今日はついてるわね!)

 

「こんにちは雪ノ下さん。」

 

「よ、よう雪ノ下。」

 

「ええ、こんにちは。それにしても2人はどうしてここに?」

 

「僕はテニスフェアがここでやっているから来たんだ。」

 

「お、俺は本を買いに…」

 

「そうだったの…」

 

「雪ノ下さんはどうしてここに?」

 

「えっと、実はここに行くつもりだったのだけれど少し迷ってしまって…」ピラッ

 

「これって…」

 

「ゆ、雪ノ下は動物が好きなのか?」

 

「え、ええ。動物というより猫が好きなの。犬は苦手なのだけれどね。」

 

(小学生の頃、あれに何度靴を隠されたか…、さらに私が犬の周りに行くとなぜか吠えるし…。高校の入学式でもあの犬が飛び出して来なければ比企谷君も怪我することもなかったのに!)

 

 

比企谷八幡と戸塚彩加は迷子のゆきのんを発見する。

 

雪ノ下雪乃は犬が苦手である。

 

 

case107 迷子4

 

「ふぅ…、さすがに看板やテープ貼るのも疲れてきたよ〜。雪乃ちゃんの方向音痴っぷりはすごいね…。」

 

「あれ?そういえば雪乃ちゃんは?」キョロキョロ

 

 

『ゆ、雪ノ下は動物が好きなのか?』

 

『え、ええ。動物というより猫が好きなの。犬は苦手なのだけれどね。』

 

 

「お、あそこにいるな〜。と、雪乃ちゃんに他に誰かいるけど…」

 

(男の子と女の子が1人ずつ…。女の子の名前はわからないけど、男の子の名前は確か比企谷八幡君だったかな?そういえば最近の写真を見るとよく写ってる気も…)

 

(でも、少しどんな子か気になるから話しかけてみよっと!)

 

「おーい!雪乃ちゃーん!」

 

「!?ね、姉さん!どうしてここに…?」

 

「いやー、ちょっとね。」

 

「雪ノ下さん、この人は?」

 

「…雪ノ下陽乃、私の姉よ。」

 

「どうもー!ご紹介されました、雪乃ちゃんのお姉さんだよー!そして…」ズイッ

 

「!?」ガタガタ ブルブル

 

「君が比企谷八幡君かな?」

 

「あ、は、はい…」ガタガタ ブルブル

 

「ふーん…、そっかそっか!よろしくね!」

 

(あ、なんかほっぺた柔らかそう…ちょっとつついてみよっかな♪)

 

ツンツン

 

「あ、姉さん!彼に触っては!!」

 

「へ?」

 

「ぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

「」

 

「仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い…!!」

 

カクッ

 

「え、八幡!八幡!」ユサユサ

 

「」白目

 

「比企谷君!?比企谷君!姉さんも手伝…姉さん?」

 

「私が拒絶された…?この雪ノ下陽乃が拒絶…?この私が男に…」ボソボソ

 

「ね、姉さん…?」

 

「嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘…」ボソボソ

 

カクッ

 

「姉さん!姉さんしっかりして!姉さん!」

 

「」気絶

 

 

比企谷八幡はやはり気絶する。

 

戸塚彩加は彼に必死に呼びかける。

 

雪ノ下雪乃は姉の様子に驚き、必死に呼びかける。

 

雪ノ下陽乃は人生で初めて男性から拒絶され、大変大きなショックを受け気絶する。

 

 

 



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31

どうもアルスDQです!
前回のお話、八幡、陽乃ダブルノックアウト!
今回は…?ではどうぞー!

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case108 比企谷家3

 

「ただいま〜♪」

 

「あ、おかえりお母さ…ん!?」

 

「どうしたの小町?」

 

「いやいや!どうしたこうのじゃないよ!?お母さん今、どこから出て来たの!」

 

「え?ゲートから?」

 

「え、ゲートって何!?そもそもどこにいって来たの!?」

 

「ゲートはゲートよ♪それでどこにいって来たかというとね…」

 

「ちょっとおしおきしてきちゃった!」

 

「へ?」

 

「あ、どんなことしてきたか聞きたい?」

 

「い、いやいいよ…。聞かないよ。」

 

「そう?聞いて欲しかったのに…」

 

(え?何、おしおきって何してきたの!?聞きたいけど確実にやばい!!本能的に小町の頭がやばいと感じてる!!)

 

「あ、そうだ!これお土産ね♪」

 

「ん?何これ?」

 

「ドラゴンアップル、仲良くなったお礼にもらったの!」

 

「」

 

 

この世界の比企谷家は今日も平和である。

 

 

case109 雪ノ下陽乃

 

「ふぅ…、比企谷君と姉さん大丈夫?落ち着いたかしら?」

 

「あ、ああ…」

 

「ごめんね雪乃ちゃん…」

 

「いいえ、姉さんに説明していなかった私が悪かったの。ごめんなさい。」

 

「ううん、私が悪かったから気にしないで…」

 

(あの姉さんが、かなり落ち込んでいる…。余程のショックだったのね。これまで姉さんなら男性に否定されたことなんてなさそうだし…)

 

(な、なんとかこの空気をどうにかしないと!考えるのよ雪乃!)

 

「あ、あの!もう一度自己紹介しましょうか!僕は戸塚彩加です、よろしくお願いします!」

 

(ナイスよ!戸塚君!これで話題を逸らせる!)

 

「ひ、比企谷八幡…」ガタガタ

 

「雪ノ下陽乃、雪乃ちゃんの姉です…。さっきはごめんね比企谷君…」

 

「い、いやこちらこそ…」ガタガタ

 

「戸塚ちゃんもごめんね…」

 

「い、いえ…」

 

「ちなみに姉さん…」

 

「どうしたの雪乃ちゃん?」

 

「戸塚君は男性よ。」

 

「へ?」

 

「あはは、よく間違われますが男です…」

 

「」

 

「ね、姉さん?」

 

「ほ、本当に男の子?…雪乃ちゃん私、自分に魅力とかあるのか心配になって来たよ…」

 

「え?」

 

「だってあんなに可愛い子が男の子なんて世の中おかしいよ…。」

 

「…それは私も思うわ、かなり、ね。」

 

 

雪ノ下姉妹は戸塚彩加が男性だということをかなり疑問に思う。

 

戸塚彩加は男性で…ある?

 

比企谷八幡は男性である。

 

 

case110 雪ノ下陽乃2

 

「と、ところで姉さんはどうしてここに?」

 

「んー?いや、だからブラブラとね。」

 

(雪乃ちゃん後をつけてたなんて言えないしね…)

 

「もしかしてまた写真でも撮っていたのかしら?」

 

「しゃ、写真?」ガタガタ

 

「ええ、姉さんは写真を撮るのが趣味なのよ。姉さんせっかくだから見せてあげたら?」

 

「え、まあ雪乃ちゃんがそういうなら…」

 

ストン

 

「え?見ていいんですか?」

 

「いいよ〜、そこまでのものでもないけどねー。」

 

「…わぁ、すごい!色々な写真がある!!ほら八幡、ここ見てみて!」

 

「ほ、本当だ…、それにこれは…」ガタガタ

 

「あ、ここは前に山の山頂から撮ったのだね!結構疲れたけど自分的には自信あるんだよね〜!」

 

「……」

 

「ん?どうしたのかな比企谷君?何か私についてるかな?」

 

「そ、そっちのほうがいいです…」ガタガタ

 

「え?」

 

「そ、そうやって話しているときの方が何かいきいきしていてさっきみたいに仮面被ってなくて素みたいで…」

 

「いいと思います…」ニコッ

 

「………」

 

ボンッ!

 

「ね、姉さん?」

 

「うぅ…///やばいよ、雪乃ちゃん、反則だよ彼…///」

 

「笑顔がクリーンヒットだよ…///」

 

(姉さんが比企谷君の笑顔に撃沈した!?)

 

 

比企谷八幡と戸塚彩加は写真を見せてもらう。

 

雪ノ下陽乃の趣味は写真である。

 

雪ノ下雪乃は姉が堕ちた瞬間を見た!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次のお客様どうぞー!」

 

「あ、順番だって!行くよサブ…あれ?どこにいったの?」

 

飼い主は犬を見失う。

 



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32

どうもアルスDQです!
前回のラストで出てきたものが登場するかも!?ではどうぞー!

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case111 犬

 

「うぅ…//」

 

(姉さんのこんな姿見るのなんて初めてだわ…。さすがは比企谷君ね!)

 

「………」

 

「どうしたの八幡?」

 

「こ、これなら…」ボソボソ

 

「比企谷君?」

 

「え、えっと、その、よかったら雪ノ下さんカメラのテスターとかや、やりませんか?」ガタガタ

 

「あ、もしかして前に僕の依頼のときに使ってたカメラのこと?」

 

「あ、ああ…。あ、あれは不具合とかないか確認するのもあって使ってたんだけど実際に使っている人がやったほうがいいと思って…」ガタガタ

 

「しゃ、写真もすごい上手く撮れてるからど、どうかなと思って….」ガタガタ

 

「へっ!?い、いいの!本当に!?」

 

「は、はい…」ガタガタ

 

「やったー!!いつ取り行けばいいかな?」

 

「あ、えっと…暇だったら今からでも…」ガタガタ

 

「うんうん!お姉さん今から行くよ!」

 

「比企谷君私も行ってもいいかしら…?」

 

「あ、ああ…」ガタガタ

 

(やったわ!姉さんナイスよ!)

 

「八幡、僕も行っていいかな?」

 

「おう…」

 

「なら、車を…」

 

キャンキャン!

 

「ひっ!?い、犬!?」

 

「大丈夫、雪乃ちゃんこっちには近づいて…来てる!?まさか、雪乃ちゃんに!?」

 

キャンキャン!キャイーン!

 

 

犬が襲いかかって来た!

 

 

case112 犬2

 

犬が 現れた!

 

犬は いきなり 襲いかかってきた!

 

犬の 攻撃!

 

犬の 遊んで!遊んで!

 

雪ノ下雪乃は 比企谷八幡に 守られた!

 

ミス!

 

犬は 比企谷八幡を 攻撃できない!

 

雪ノ下雪乃の 攻撃!

 

しかし 雪ノ下雪乃は 怯えている!

 

雪ノ下陽乃の 攻撃!

 

魔王の笑み!

 

犬は 震え上がってしまった!

 

戸塚彩加の 攻撃!

 

天使の微笑み!

 

犬は 震えが収まった!

 

比企谷八幡は 雪ノ下雪乃を かばっている!

 

犬は 逃げ出した!

 

 

雪ノ下雪乃の

比企谷八幡に対する 好感度が上がった!

 

雪ノ下陽乃の

比企谷八幡に対する 好感度が上がった!

 

 

「大丈夫雪乃ちゃん!」

 

「ええ、なんとか…ありがとう姉さん…」

 

「だ、大丈夫か?ゆ、雪ノ下?」ガタガタ

 

「ええ…」

 

「雪ノ下さん犬が苦手なんだね…」

 

「昔から犬に上履き隠されたり、鞄を持ってかれたりあったのよ…」

 

(それに犬がいきなり飛び出して来たから比企谷君は怪我をしたと思うと…)

 

「犬は…苦手だわ…」

 

 

雪ノ下雪乃は昔から犬が苦手である。

 

比企谷八幡たちは雪ノ下雪乃を犬から守る。

 

 

case113 比企谷白良12

 

「到着いたしました…」

 

「ありがとう」

 

「いえいえ、またお帰りになる際にはご連絡ください。では…」

 

「ここが比企谷君の家…」

 

「戸塚君は前に来たことがあったって言っていたわね。」

 

「うん、でも前と外観が少し違うような…」

 

「あ、ああ…たまに親父が改造してたりするから気にしないでいい…」

 

(((いや、気にするよ!!)))

 

ガチャ!

 

「た、ただい「おかえり八幡♪」ま…」ダキッ

 

「か、母ちゃん…ただいま。」

 

「おかえり!」

 

「「「お、お邪魔します…」」」

 

「雪乃ちゃんに戸塚君、そして…陽乃ちゃんかしら。いらっしゃい!」

 

(あれ?私名前言ってないけど…)

 

「あ、はい!初めまして。私、雪ノ下陽乃と申します。雪乃の姉です。よろしくお願いします!」

 

「私は比企谷白良、よろしく…ね陽乃ちゃん♪」

 

(あ、やばい…)

 

(この人を絶対に敵にまわしたらいけない…)

 

 

比企谷八幡は自宅に帰る。

 

雪ノ下雪乃たちは比企谷家を訪れる。

 

雪ノ下陽乃は本能的に察する。

 

比企谷白良は息子に抱きつく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれー、どこにいったのー!」

 

キャンキャン!

 

「あ、サブレ!どこにいってたの!ほら、すぐにお店に戻るよ!」

 

キャンキャン!

 



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33

こんにちは、今回は陽乃と白良さんのお話ですね。陽乃どうなっちゃう!?ではどうぞー!

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case114 比企谷白良13

 

「さてさて、まずはお菓子ね!さあ食べて食べて!」

 

「…なんでアップルパイ?」

 

「んー?ちょうど友達からいっぱいリンゴもらったからやってみたの♪」

 

「美味しい!ね、八幡!」

 

「ああ、母ちゃんの料理は美味しいのばかりだからな…」

 

「 もう!八幡ったら嬉しいこと言ってくれて!」

 

「本当だわ…、普段食べてるリンゴとは違うのかしら?」

 

「ピンポーン!雪乃ちゃん正解!」

 

「………」

 

「どうしたの姉さん?」

 

「い、いやなんでもないよ?それにしてもこのアップルパイ凄く美味しい…」

 

(な、なんかさっきから比企谷君のお母様がこっちみてる気がして落ち着かない…)

 

「ならいっぱいあるからお土産にどう?戸塚君もどうかな?」

 

「わぁ、本当ですか!?ありがとうございます!」

 

「うんうんよかった♪」

 

「あ、そういえば母ちゃん…」

 

「どうしたの八幡?」

 

「前にカメラのテスター探してたと思うんだけど…」

 

「?」

 

「ゆ、雪ノ下さんが写真撮るの上手くてさ…どうかなと思ったんだけど…」

 

「え?陽乃ちゃんそうなの?」

 

「こ、こんなかんじですが…」

 

「ふむふむ…よし決まり!テスターは陽乃ちゃんに任せる!」

 

「え!?本当ですか!?」

 

「うんうん、この腕ならオッケーよ!あ、それならカメラを…陽乃ちゃんちょっとついてきて」

 

「え…」

 

「あ、雪乃ちゃんにはカマクラを…」

 

「にゃー!」

 

「猫…」ナデナデ

 

「さあレッツゴー!」

 

(え?え?私大丈夫なの?お母様と一緒で私大丈夫なの!?)

 

 

比企谷八幡たちは比企谷白良の作ったアップルパイを絶賛する。なお、材料のリンゴはお土産として戸塚家と雪ノ下家に送られた。

 

雪ノ下雪乃はカマクラと触れ合う。

 

雪ノ下陽乃は凄く不安になっている。

 

比企谷白良は皆に特製アップルパイを振る舞う。

 

 

case115 比企谷白良14

 

「さてさて、たしかここにあった!はい、陽乃ちゃん!」

 

「これは…!まだ発表されていない最新の…!いいんですか!?」

 

「うん、上手く使える人が使ったほうがいいからね!」

 

(よかった、特に何も起こらなそう…)

 

(さっき、ゴスロリみたいな格好をした子がいたかもしれないけど気のせいだよね!)

 

「ところで陽乃ちゃん…」

 

「はい?」

 

「ハチマンニナニカシタ?」

 

(そんなことなかったー!凄く怖い!?)

 

「ハルノチャン?」

 

「ごめんなさい!興味本意で比企谷…八幡君のほっぺをつついて彼を気絶させてしまいました!すみませんでした!」土下座

 

(え?プライドはどうしたって?そんなのここの家に入るときに捨てたわよ!?お母様から放たれるこの圧倒的な力に敵うわけがない!プライドなんてこの場では何の役に立てない!)

 

「……」

 

「ほ、本当に、わ、私知らなくて…ぐすっ…ごめんなさい…」

 

ドスッドスッ

 

(あ、私死んだ…。ごめんね雪乃ちゃん…お姉ちゃんもうダメだ…)

 

ナデナデ

 

「ふぇ?」

 

「陽乃ちゃんごめんね、少し怖がらせ過ぎちゃった。別に私は特に怒ってないよ?」

 

「え…」

 

「別に隠しててもいいのに陽乃ちゃんは正直に言ってくれて謝ってくれた。それだけで充分…八幡にも謝ってくれたんでしょ?」

 

「は、はい…。」

 

「なら私は特に言うことはない。八幡は許してくれたと思うからそれでいいよ。悪いと思ったら謝る。それができるなら私はあなたに怒らない。しっかりと誠意を込めてくれたならなおさらね?」

 

「あ、ありがとうございます…!」

 

「まあ、謝ってくれたなら私も怒らないんだけどね…」

 

「?」

 

「さて、この話は終わり♪陽乃ちゃんにはテスターをやってもらうけど、使ってみて気になったことがあったら何でも報告してね!些細なことでも何でもね?」

 

「はい!」

 

「あ、それと一つ頼みたいんだけどいいかな?」

 

「?」

 

「八幡の周りで不審な人物を見かけたら教えてくれると嬉しいかな?もちろん、教えてくれるだけでいいけどね」

 

「了解です!」

 

「うんうん♪これからもよろしくね陽乃ちゃん♪」

 

「はい!白良さん!」

 

 

雪ノ下陽乃は比企谷白良と約束をする。

 

比企谷白良は雪ノ下陽乃にお願いをする。

なお、比企谷白良はきちんと謝ったなら許すが…、もし違った場合…

 

 

 

 

 

 

 

 

どうなるかは誰も知らない…

 

 

 

 

 

 



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34

こんにちは、今回は比企谷家のまったりとしたお話です。
ではどうぞー!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case116 比企谷家4

 

「ただいまー」

 

「おかえりー!」

 

(今いるのお母さんだけかな?お兄ちゃんはまだ帰ってきてない…。?あれ知らない靴というかビーチサンダルみたいなのがある。)

 

(誰か来ているのかな?)

 

ガチャ

 

「あ、お母さんただいまー…?」

 

「おかえり小町ー♪」

 

「ん、おかえり」

 

「……?!」

 

(誰!?小町が知らないってことは小町の知り合いではないし、ましてやお兄ちゃんの知り合いでもないよね!?)

 

(黒髪ロングで小町よりも少し背が低く、ゴスロリみたいな女の子…お母さんの知り合い?)

 

「ねぇお母さん、この子は…?」

 

「あ、そうね紹介してなかったわね♪」

 

「はい、挨拶いってみよー!」

 

(ノリ軽っ!)

 

「ん、我オーフィス、よろしく」

 

「比企谷小町だよ、よろしくね。お、オーフィスちゃん?でいいかな?」

 

「ん、よろしく」

 

(なんか、変わった子みたいだけどいい子そう…。でも、お母さんの知り合いだからまだなんとも言えない!)

 

「で、お母さん…オーフィスちゃんってお母さんの知り合い?」

 

「というか友達だね!」

 

「あ、そうなんだ…」

 

「うんうん、前におしおきしに行ったときにたまたま知り合ったんだ!」

 

「我、最初見てないふりしたのに後から白良現れて見つかった」

 

「お話したかっただけなのにオーフィスちゃん逃げるんだもん…、だから捕まえちゃった♪」

 

(お母さん何やってるの!?オーフィスちゃんは凄い疲れた顔してるし…)

 

「オーフィスちゃんごめんね、こんなお母さんで。大変だったでしょ?」

 

「小町、ありがとう。白良は何もしなければいい人。お菓子くれた」

 

「オーフィスそれ餌付けされてるよ!?」

 

(でもなんか食べてる姿可愛いな…)

 

「………」

 

「?どうしたのオーフィスちゃん、小町の顔に何かついてる?」

 

「…あっちの小町とは全然違う」

 

「?」

 

「なんでもない」

 

「まあ、いいや…あ、そうだ!これ一緒に食べよう!」

 

「ん、食べる」

 

ガチャ

 

「…ただいま」

 

 

今日も比企谷家は平和である。

 

 

case117 比企谷家5

 

「ただいまー」

 

「おかえり♪」

 

「小町、おかえり」

 

「オーフィスちゃん来てたんだ!ただいま!」

 

「あ、そういえば小町、これ一緒に見る?」

 

「何それ?」

 

(なんか白い水晶玉からコードが伸びてTVにつながってる…。なんで水晶玉?)

 

「これ?動画というかドラマ的な?」

 

「へぇ…!?お母さん、なんか小町みたいな人が映ってるけど!?しかも体から幽霊みたいなのいるけど!?」

 

(これ、本当にドラマ!?)

 

「うん、だってこれ平行世界の映像だもん」

 

「」

 

「小町、大丈夫?」

 

「はっ!あはは、大丈夫だよ!多分…」

 

(ということはこれは平行世界の小町!?なんか強そうだな…)

 

「って何これ!?」

 

「どうしたの小町?」

 

「お、お母さん!この映像見て!」

 

「これは…」

 

「魂、6つに分裂…」

 

「…ん!」

 

シュン!

 

「え、オーフィスちゃん!?」

 

(なんかオーフィスちゃんが手をかざして力を入れるとお母さんが前に見せたゲートみたいなものが!?やっぱり只者じゃなかった!!)

 

(まあ、前からリモコンとか浮かしてたし、いきなり現れたりしてたから今更でもあるけど…)

 

「白良、行く?」

 

「ええ、ちょっと説教してこないと…ね♪」

 

(お母さん、笑顔怖い!)

 

「じゃあお母さん行ってくるわね♪夕飯までには帰るから、お留守番よろしくね♪」

 

「我も行ってくる」

 

シュン…

 

「いってらっしゃい…」

 

 

比企谷家は今日も平和であった。

 

・・・・・・

 

シュン!

 

「ついた」

 

「ありがとねオーフィスちゃん♪」

 

「さてと…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゲーム(説教)を始めよっか♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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35

こんにちは、今回は期末テストのお話と陽乃のお話です。ではどうぞー!

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case117 期末テスト

 

「そういえざそろそろ期末テストね、比企谷君と由比ヶ浜さんはテスト勉強は捗っているのかしら?」

 

「い、一応…」ガタガタ

 

「うん!やってるよ!」

 

(由比ヶ浜さんのこの反応大丈夫かしら…?凄い心配なのだけれど本人が大丈夫と言っているならいいわね)

 

「ゆ、雪ノ下はしているのか?」ガタガタ

 

「ええ、姉さんも教えてくれるから。…それにしても勉強するときはなぜか姉さんの部屋でやったことないのはなぜなのかしら?毎回私の部屋でやるのだけれど…」

 

「そ、そうなのか…」ガタガタ

 

「まあ、そこは特には気にしていないのだけれど…。これが終わったら1学期も終わりだから少しはのんびりできそうね」

 

「そ、そうだな…」

 

「あ、そうだ!ゆきのんまた一緒に勉強しない?ヒッキーもやろう!」

 

「お、俺今日は戸塚と材木座と勉強する約束しているから…」

 

「私は今日、川崎さんに勉強を教える約束しているからまた今度で」

 

「そっかー、なら優美子とやるから今日は帰るねー!じゃあねー!」

 

ガラガラ

 

「…最近思うのだけれど、なぜ由比ヶ浜さんはここの部活にいるのかしら?」

 

 

比企谷八幡は戸塚彩加と材木座義輝と勉強をした。

 

雪ノ下雪乃は川崎沙希に勉強を教える。

 

由比ヶ浜結衣は三浦優美子と勉強会をしたが、結果そこまでしなかった。

 

 

case118 雪ノ下陽乃3

 

「このカメラで雪乃ちゃんの写真を今までよりも綺麗に鮮やかにこっそりと…」

 

「そ、それと比企谷君のも///」

 

コンコン

 

「陽乃、少しいいかしら?」

 

ガチャ

 

「なにお母さん?」

 

「いや、ちょっと気になることがあって…そのカメラどうしたの?自分の買ったの?」

 

「あ、違うよ〜。これ白良さん、比企谷君のお母様からテスターを引き受けたかんじで気になった点とか教えてほしいって言われてもらったんだよ」

 

「なるほど…!?え?陽乃、今白良さんって言いましたか!?」

 

「う、うん。そうだけれど…?」

 

「な、なら白良さんに失礼なこととか言ってませんよね!?それか八幡さんを傷つけた行動とかとってませんよね!?」

 

「あ、少し比企谷君のほほをつついちゃって…」

 

「」

 

「お、お母さん大丈夫だから!ちゃんと比企谷君にも謝罪したし、白良さんにも謝罪して許してもらったから!」

 

「よ、よかった…。ちなみに陽乃、あなたから見てどうでしたか白良さんは…?」

 

「そうだね…もう身体中がすぐにこの人には絶対に勝てないって思ったぐらいやばかった…。今は大丈夫だけど、最初は凄く怖かった…」

 

「そう、それがわかっているならいいわ」

 

「ねえお母さん、白良さんってそんなになの…?」

 

「ええ、彼女は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私の前の前の当主、つまりあなたの曽祖父母である2人を雪ノ下家から永久追放したのだから…」

 

 

 

 

 

 

 

雪ノ下陽乃は部屋でカメラを確認する。

 

雪ノ下冬乃は娘を心配する。

 

比企谷白良はやはり謎である。



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36

こんにちは、アルスDQです。
前回の期末テストの続きです。
では、どうぞー

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case119 比企谷家6

 

「ただいま〜」

 

「小町おかえり〜♪」

 

「おかえりー」

 

「うん、ただいま。…ん?お父さんとお母さん何やってるの?」

 

「ああ、ちょっと白良に頼まれてな…ゲーム作ってたんだ」

 

「ゲーム?」

 

「そうそう!お父さんに頼んでこれを…ね!」

 

「それってS◯itchのソフト…ってそれ作ったの!?それってダメなんじゃ…」

 

「いや、大丈夫だぞ。ちゃんと任◯堂に確認して許可とったし、うちのS◯itch以外では動かせないから」

 

「ちなみにこれを解析しようとしたら解析しようとしたパソコンのデータが全て飛ぶように設定しているから万が一奪われても大丈夫よ♪」

 

「怖っ!なんてもの作っちゃったの!?」

 

「まあまあうちでやる分なら大丈夫だから…、あ、小町やる?」

 

「え?まあ…一応やるけど」

 

(お父さんとお母さんが作ったゲーム、何かぶっ飛んでそうだけど…)

 

「じゃあ、まずソフト入れて…」

 

「はい、コントローラ」

 

「え?ゲーム◯ューブのやつ?」

 

「そうそう、これ大◯闘を参考に作ったからな。プロコンでも普通のやつでも、GCでもできるようになってる」

 

(まんまス◯ブラじゃん!)

 

「で、キャラクター選択画面だけど…!?」

 

「おー、これかなりお父さん頑張ったんだけどわかるか?」

 

「いやいや、なんで小町がキャラクターに!?お兄ちゃんもいるし!」

 

「うんうん、そのほうが面白そうかなと思って!大丈夫、家でやるだけだから」

 

「そういう問題でも…、ん?てか小町とかお兄ちゃんとかいるのはわかるけど、なんで小町だけでも4人くらいいるの?名前の横のこの〈ALS〉とか〈BODA〉とか〈YKT〉とか何?」

 

「ああ、これは異世界の小町たちを参考にしたから」

 

「」

 

「だから、幽◯紋を使えたり、ト◯ガーを使えたり、同じ小町でも違う技を使うから分けてあるの♪」

 

「お父さんも白良から記憶見してもらいながら作ったから大変だったなあ…」

 

(え?異世界とか軽く言っちゃったのもそうだけど、それをゲームとして作っちゃうお父さんって何!?)

 

「ちなみに小町、この世界の小町は〈IMK〉ね。」

 

「本当に書いてある…、てかお兄ちゃんもたくさんいるし。あ、オーフィスちゃんも2人いる」

 

「まあ、とりあえずやってみよっか♪」

 

「「「おー!」」」

 

「ってオーフィスちゃんいつの間に!?」

 

「さっき来たところ、我もやりたい」

 

「…おかし食べる?」

 

 

比企谷影無は比企谷白良の記憶を参考にゲームを作った。なお、このゲームは元となったキャラクターに新たな技が追加されたとき、このゲームにも自動的に追加されていたりする。

 

比企谷白良は娘たちとゲームをする。

 

比企谷小町は両親の行動に驚きながらもゲームをする。

 

 

case120 期末テスト2

 

ガラガラ

 

「あら、こんにちは比企谷君」

 

「よ、よお…」

 

「今日でテストが全て返されたと思うけどどうだったかしら?あ、ちなみに私はこんなかんじね」

 

「…こ、国際教養科だけあった英語は満点か。凄いな雪ノ下は…」

 

「そ、そうかしら///」

 

(やった!比企谷君に褒められちゃったわ!頑張って勉強したかいがあったわ!よくやったわ雪乃!)

 

「で、比企谷君のは…現代文、漢文、古文ともに満点!?」

 

「あ、ああ…本を読むことが多いから国語系は得意なんだ」

 

「そうなの、私も本を読むには読むのだけれど漢文や古文は少しわかりにくくて…」

 

「た、たしかにわかりにくいがきちんと要所要所を掴めればなんとか…」

 

「なるほどね…」

 

ガラガラ

 

「やっはろー!ゆきのん、ヒッキー!テストが終わ…「由比ヶ浜!!」た?」

 

「「平塚先生?」」

 

「由比ヶ浜、今回のテストのことで数学の青木先生が至急来るように呼んでいたぞ!すぐに行くぞ!」

 

「え!?ちょっ、ま…」

 

ガラガラ

 

「「………」」

 

「私たちは何も…」

 

「み、見なかった…」

 

 

比企谷八幡は文系が得意である。

 

雪ノ下雪乃は理系が得意である。

 

由比ヶ浜結衣は文系・理系ともに苦手である。

 



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37

どうもアルスDQです。
期末テストが終わり夏休みに入る前のお話ですね。では、どうぞー。

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case121 平塚静2

 

「うーん、夏休みの小学生林間学校のボランティアか…」

 

「とりあえず、これは掲示板に貼っておいて様子を見るとするかな。進学・就職考えてる人からすればそのときのアピール材料として使えるかもしれないから来るかもしれないし…」

 

「それでも、少なかったら雪ノ下たちに頼んでみる…」

 

「いや、まてよ?雪ノ下はいいとしても比企谷は大丈夫なのか…?」

 

「………」

 

「こ、断りもなく勝手に誘ったら私もしかしてやばくないか…!?」

 

(ただでさえ比企谷から聞いた話だと容赦ない人そうだし…。警察が青ざめるって普通に考えてやばい!)

 

(さらに結構上の役職が出てきて土下座で謝ったとかも言っていたような気も…!)

 

「電話で確認…いや菓子折りでももって一度家に行って確認してみたほうが…?」

 

(…生きて帰れるのか凄く不安だが、ただ確認するだけ…大丈夫、きっと、大丈夫だよね?)

 

「静さん@がんばります」

 

 

平塚静は覚悟を決める。後日、比企谷家に訪れ生きて帰ってこれた。

 

 

case122 戸塚彩加11

 

「八幡、もうすぐ夏休みだね!」

 

「そうだな…戸塚は夏休み何か予定でもあるのか?」

 

「うーん、部活ある以外はないかな?八幡は?どこかの夏期講習とか行くの?」

 

「いや、勉強は母ちゃんとか見てくれるから特にはいかないな。あとはダラダラと過ごすかな」

 

「なら、どこかで一緒に遊びにいかない?材木座君も誘ってさ!」

 

「それと僕、八幡とまたテニスもしたいんだけど…ダメかな…?」

 

「おー、いいぞ!じゃああいてる日がわかったら教えてくれ!確認してみるから!」

 

「本当!?やったー!」

 

 

比企谷八幡と戸塚彩加は夏休みのことについて話し合っている。後に材木座義輝も加わった。

 

 

case123 由比ヶ浜結衣10

 

「由比ヶ浜、なんで呼び出されたかわかるか?」

 

「?」

 

「はあ…いいか?今回のテスト結果見たか?」

 

「それが?」

 

「見たんならわかるだろ…。現代文をはじめとする国語系だけはかろうじて赤点を回避したぐらいだが、他が全滅だ。どういうことかわかるか?」

 

「?」

 

「つまり、お前夏休み補習決定な」

 

「えっ…」

 

「当たり前だろ!こんな点数で逆に補習じゃなかったら俺が怒られるわ!それにこの量だとほぼ毎日補習だな」

 

「う、嘘…」

 

「事実だ、あきらめろ」

 

「」

 

 

由比ヶ浜結衣は夏休みの補習が決定した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オーフィスちゃんご飯よ〜」

 

「わかった」

 

トテトテ

 

「「いただきます」」

 

「美味しい」

 

「よかった〜」

 

「…八幡は?」キョロキョロ

 

「今日は何やら一誠君と出かけたわよ」

 

「なるほど、理解した」もぐもぐ

 

「………」

 

「………」

 

「それにしても…さすがに少しは慣れたとはいえ、こんならことになるなんて思わなかったわ」

 

「?」

 

「だって平行世界の自分が現れて、別世界に連れてこられるなんて…。魔王様たちは『か、彼女が2人!?お、終わった…』『ま、まって、似てるけどところどころ違うから!多分、別人だから!だからサーゼクスちゃん落ち着いて』とか凄い慌ててたし」

 

「仕方ない、まず世界を軽々と移動できるものなんてそうそうにいない」

 

「いやオーフィスちゃんできるでしょ…」

 

「……」

 

「まあ、でもこれでよかったんだと思う」

 

「娘や夫があんなこと八幡に言ったなんて初めは信じられなかったけど、映像を見せてもらったし。でも、私もそんなこと言う資格はないだけどね…」

 

「……」

 

「そういえば、あの子たちは今どうなっているのかしら?」

 

「八幡を傷つけた者たちはその周辺一帯世界から切り離されて異空間に閉じ込めれていると聞いた。我は入ることができないけど」

 

「そう…」

 

「我は…」

 

「?」

 

「我は見ていた」

 

「八幡を大切に思っていたこと、心配してたこと、気にかけていたこと」

 

「それだけ思っているだけでいいと我は思う」

 

「オーフィスちゃん…」

 

「だから我は守る」

 

「八幡と八幡が大切なものを…」

 

「ありがとね…、でも私も守るわ。八幡をあなたを…家族なんだから…」

 

「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう白良」

 

 

 

 

 

 

 

 



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38

どうもアルスDQです。今回は前回の続きですね。
夏休み前の学校のお話。
では、どうぞー。

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case124 平塚静3

 

ガラガラ

 

「おー、邪魔するぞー」

 

「ひ、平塚先生…」ガタガタ

 

「平塚先生、ノックしてくださいといつも言ってるのに…」

 

「おー、すまんすまん…」

 

「で、何か?」

 

「お、そうだった。実は夏休みに小学校の林間学校のボランティアがあってな、君達に頼みたいと思ったんだが…」

 

「ボ、ボランティア?」ガタガタ

 

「ああ、2泊3日で千葉村で行う。内申にも色がつくし、進学するときにも体験談として使えるかもしれんな。どうだ?」

 

「私は、別にいいですが…」チラッ

 

(比企谷君のご両親がどう言うか…もしかしたら平塚先生の身に危険が!?)

 

「あ、ああ…比企谷のご両親にはもうすでに話してあるから心配しなくてもよい。別にボランティアだからって無理に小学生と関わりを持たなくてもいいし、裏方とかで手伝ってくれれば充分だ。ど、どうだ比企谷?」

 

「わ、わかりました…。裏方でいいならだ、大丈夫です…」ガタガタ

 

「ほっ…、よかった。私も命かけた甲斐があったもんだ…」ボソボソ

 

「平塚先生、何があったんですか…」

 

「ん?比企谷の家に行って話してきた」

 

「」

 

「インターフォンを押して玄関に入ろうと一歩踏み出した瞬間、体が硬直するようなプレッシャーがきた…。なんとかなったが、一つでも間違えてたら危なかったかもな…」

 

 

比企谷八幡と雪ノ下雪乃はボランティアに参加することが決まった。

 

平塚静は彼らに提案をした。

 

 

case125 戸塚彩加12

 

「ボランティアか…、どうしようかな」

 

「あ、八幡!」

 

「お、戸塚か!どうした?」

 

「なんか今、ボランティアって聞こえたから気になって…」

 

「ああ、夏休みに小学校の林間学校のボランティアに参加することになったんだけど…」

 

「へぇー、ボランティアかぁ。どんなことするの?」

 

「ああ、まだ具体的には分からないんだがカレーを作るの手伝ったり、キャンプファイアの木を組み立てたりもやるらしいな」

 

「そうなんだ!…ねぇ、これって僕も参加できるのかな?」

 

「たしか、できたと思ったけど詳しくは掲示板に載ってるとか言ってたな」

 

「わかった!じゃあ、確認してくるよ。あ、参加できるなら材木座君も誘ってみるよ」

 

「おー、わかった」

 

 

比企谷八幡は戸塚彩加にボランティアの話をする。

 

戸塚彩加はボランティアの話を聞いて詳細を見るために掲示板へと向かった。

 

 

case126 比企谷小町7

 

「今日はカレー♪大好きなカレー♪みんな大好きカレー♪」

 

「お母さんからの買い物リストは全部買ったし、オーフィスちゃんのお菓子も買ったし、あとは帰るだ…け?」

 

「こ、これはお兄ちゃんが好きなMAXコーヒーの新商品!まずは、写真撮ってと。とりあえず3本ぐらい買っておこうかな。お母さんも多分飲むし」

 

「うんうん♪これで本当にうちに帰るだけだね!」

 

ガシッ!

 

「待ちな!お前、比企谷白良の娘だな!」

 

「…なんですか?私は今から家に帰るところなんで、失礼します」

 

「いやいや、帰さねえぜ?比企谷白良のせいで俺たちの世界はめちゃくちゃだ!お前には 人質になって比企谷白良を誘き寄せる餌になってもらうぜ!そして比企谷白良に復讐してやる!」

 

「嫌ですけど?もう時間が惜しいので帰ります 」

 

「くっ!なめやがって!お前ら殺さない程度にやっちまうぞ!大人しく捕まりやがれ!」

 

「「「「覚悟しろ!」」」」

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バタッ バタッ バタッ バタッ バタッ バタッ

 

「なっ…!て、てめぇなにしやがった!100人はいた俺の部下たちを一瞬で!幽波紋や超能力、魔術、顕現装置などを持っているのにも関わらずだと!?」

 

「っていない!?」

 

「後ろです」

 

「なっ!?」

 

トンッ!

 

「」

 

バタッ

 

「あ、電話だ。…あ、お兄ちゃん♪…うんうん!そうそうなんとね、MAXコーヒーの新商品があってね!」

 

 

比企谷小町は買い物をし終えて家に帰宅した。

なお、比企谷小町は弱くない。

 

彼女は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

比企谷白良の娘である

 

 

 



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39

どうもアルスDQです。
今回は比企谷家のお話です。
ではどうぞ。

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case126 比企谷家7

 

「ただいま〜!」

 

「あ、おかえり小町♪」

 

「「おかえりー」」

 

「お、おかえり…」

 

「うん、ただいま!あ、お兄ちゃんはさっき話したと思うけどお兄ちゃんとお母さんにこれ!」

 

「MAXコーヒーの新商品!」

 

「本当!?ありがとう小町!」

 

「たまたまあったから買っただけだけどね。お父さんは…」

 

「まだあるなら小町が飲むか冷蔵庫に入れとけばいい。俺は大丈夫」

 

「…というと思ってもう入れといたけどね」

 

「はやっ!」

 

「てか、お父さんは何をやってるの…?」

 

「いや、iP○d…」

 

「それはわかるけど…」

 

「「「「?」」」」

 

「なんでまだ発売されていないiP○d Proの最新版あるの!?おかしくない!?」

 

「頼んだら、不具合をあるか確認してくれればって言われて貰った」

 

「」

 

 

比企谷八幡と比企谷白良はMAXコーヒーが好きである。

 

比企谷小町は驚きで放心している。

 

比企谷影無は発売より前に現物を持っている。

 

 

case127 比企谷家8

 

「ボランティア?」

 

「ああ、前に平塚先生が来て説明してたあれか」

 

「平塚先生?」

 

「八幡の部活の顧問よ♪きちんと説明してくれたからよかったけど、そうでなかったら…。例えば当日の朝にいきなり来いとか言ってたらどうようかと…」

 

(お母さん何やるつもりだったの!?平塚先生本当に危機一髪!)

 

「そ、それで2泊3日らしいんだけど…」

 

「2泊3日!?」ガタッ!

 

(つまりお兄ちゃんと3日間会えないということ!?それは小町がやばい!多分持たない!)

 

「あ、ちなみにお兄ちゃん、行くメンバーとかって決まってるの?」

 

「お、俺と雪ノ下に戸塚、材木座、川崎ぐらい…?他は募集で誰か来るか来ないか…」

 

(そのメンバーなら大丈夫…かな?でも、お兄ちゃんと3日間…ボランティア…!?そうだ!)

 

「ね、ねぇ!それって小町も参加できるのかな?」

 

「できるわよ〜♪そのことも平塚先生言ってたから」

 

「じゃあ、小町もボランティアに行く!」

 

「…と思って小町も参加するってこと、平塚先生に事前に言っておいたから」

 

「はやっ!」

 

(何にせよ、これで小町もボランティアに!お兄ちゃんは私が守る!)

 

「あ、もしもし陽乃ちゃん?ちょっといい…?夏休みにね…」

 

 

比企谷八幡は家族にボランティアについて説明する。

 

比企谷小町は兄とボランティアに参加する。

 

比企谷白良は娘がそう言うことを予測して事前に伝えている。

 

比企谷影無は途中から何かを家の地下で作っている。

 

 

case128 比企谷家9

 

「さて、今日から3日間ね♪」

 

「あ、ああ…」

 

「小町は準備オーケーだよ!」

 

「ハンカチ持った?」

 

「「持った」」

 

「水着持った?」

 

「「持った」」

 

「携帯」

 

「「持った」」

 

「まあ、昨日変えたばかりだしねiP○oneの最新のやつ」

 

「スタンガン」

 

「持っ…持ってかないよ!」

 

「え…」

 

「いやいや、普通に考えて持ってかないって!お母さん何考えてるの!?」

 

「そう?まあ、後は大丈夫そうね」

 

「はあ、朝からもう…、いってきます!」

 

「いってきます」

 

「「「いってらっしゃい!」」」

 

バタン

 

「…さてと俺たちも行くとするか」

 

「そうね。それにしてもこの体…霊力が」

 

「ん?ああ、色々めんどくさかったがなんとか終わった。ちなみに擬似霊装もできるようにした」

 

「」

 

「じゃあ、行ってくる」

 

「…はぁ、白良だけかと思っていたらここにも規格外が。まあ、今更か。行ってくるわ白良」

 

「いってらっしゃい〜♪」

 

バタン

 

「…さてと、私は私で調べものね」

 

 

比企谷兄妹は集合場所へと向かった。

 



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40

どうもアルスDQです。
今回から千葉村編…ですかね?
ではどうぞー。

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case129 千葉村1

 

「お兄ちゃん、集合場所ってここらへんだよね?」

 

「た、たしかそのはずだが…」

 

「あ、八幡〜!」タタタッ

 

「おー、八幡来たか!」

 

「戸塚に材木座!お前ら早いな!」

 

「うむ!といっても我たちも来てからそこまで立ってはおらんがな!」

 

「来る途中で材木座君と丁度あったから一緒に来たんだよ」

 

「そうかー!」

 

「あ、今日はよろしくお願いします!」

 

「よろしくね小町ちゃん!」

 

「うむ、よろしく頼む!」

 

「あ、ちょっとお二人来てくれます?」

 

「「?」」

 

「もしこれからいってお兄ちゃんのことで何かあったらすぐに連絡とれるようにLI○E交換しておきましょう」ボソボソ

 

「そうはいい案である!」ボソボソ

 

「そうだね!」ボソボソ

 

「「「八幡(お兄ちゃん)は絶対に守る!」」」

 

 

比企谷八幡は妹と共に集合場所に到着した。

 

比企谷小町と戸塚彩加と材木座義輝は彼を守るために話し合いを行った。

 

 

case130 千葉村2

 

「おはよう比企谷君、小町さん、戸塚君、材木座君」

 

「おはよう雪ノ下さん!あ、川崎さんも一緒に?」

 

「そこでたまたま雪ノ下とあったから一緒にね」

 

「今日はみなさんよろしくお願いします!」

 

「ああ、よろしくね小町」

 

「こちらこそよろしくね小町さん」

 

「と、とりあえずこれで全員か…?」ガタガタ

 

「そうね、ボランティアで個別に来る人は個人で来るそうだから後は平塚先生だけ…」

 

スタスタスタ

 

「お、もうみんな集まってるな!早いじゃないか!私が最後か?」

 

「そうですね、もっと早いかと思っておりましたが」

 

「まあまあ、まだ集合時間の10分前だから大丈夫だ。…遅れてるやつはいないな。後数分ぐらいはゆっくりしてくれ」

 

「あれ?平塚先生が車出してくれるんじゃないんですか?」

 

「ああ、元々は戸塚の言う通り私が出す予定だったのだが別の人が車を出してくれることになってな。少し遅かったのもその人から電話があったからなんだ」

 

「別の人…」

 

「お、来た来た…」

 

プロロロロ…ガチャ

 

「今日はよろしくお願いします」

 

「こちらこそよろしくお願いします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

影無さん」

 

 

雪ノ下雪乃は川崎沙希と共に到着する。

 

平塚静は集合時間の10分前に到着する。

 

 

case131 千葉村3

 

「「って親父(お父さん)!?」」

 

「ん?お父さんだけどどうした?」

 

「いやいや、なんでお父さんが運転手!?どういうことか説明して!」

 

「と言われてもなあ…俺も昨日白良に言われたからなんともなぁ」

 

「母ちゃん(お母さん)…」

 

「ちなみに俺だけじゃないぞ?」

 

「「え?」」

 

ガチャ

 

「八幡、小町さっきぶりね」

 

「鞠奈さん!?」

 

「うん、私も白良に言われてね」

 

「小町さん知り合い?」

 

「あ、うん。この人は或守鞠奈さん、うちで住み込みの家政婦をしてる」

 

「或守鞠奈よ、鞠奈でいいわ。よろしくね」

 

「人数が多いからな、マイクロバスで来たぞ」

 

「」

 

 

比企谷八幡と比企谷小町は父親が現れて驚いている。

 

比企谷影無は或守鞠奈と共に現れる。なお、話しながら携帯でパズ○ラしている。

 

 



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41

どうもアルスDQです。
今回は車の中でのお話です。ではどうぞ。

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case132 千葉村4

 

「さあ、みんな乗り込んで!」

 

「ほら、全員後ろに…乗ったな」

 

「じゃあ出発するぞ」

 

「よろしくお願いします影無さん」

 

「「「「お願いします!」」」」

 

「頼むぞ…」

 

「お父さん、事故らないようにしてよ…」

 

「娘がお父さんにきつい件について…。まあ、いいや」

 

「いや、よくないでしょ…」

 

「出発!」

 

「「「「「「「おー!」」」」」」」

 

プロロロ…

 

・・・・・

 

「お、そろそろ高速に入るぞ」

 

「お、親父この車って…」

 

「ん?ああ、E◯Cは搭載済だぞ?だから、すんなりだ。20km/h以下に落として…」

 

ピー!

 

「さて後は基本的に真っ直ぐだから…MARINA!後は任せた!」

 

『了、オートドライブモードに移行します』

 

「」

 

「よしよし、不具合もなさそうで上出来だな。さてと、パ◯ドラでもやるか…」

 

「」

 

「ん?あ、あれ?みんなどうした?そんな顔して」

 

「いやいや、ちょっと!?」

 

「どうした小町?」

 

「いやどうしたじゃないよ!?な、何今の声!?この車から聞こえたんだけど!?」

 

(しかも鞠奈さんの声だった気もするんだけど!)

 

「いや、だからオートドライブモード…自動運転に切り替えただけだって」

 

「」

 

「じ、自動運転…最近その話題が多いのは聞くが、実際に搭載されている車に乗るとは」

 

「しかも、音声切り替え…」

 

「ああ、これは俺ができるようにやった」

 

「」

 

「いやー!自動運転技術っていいな!いじりがいがあって!ガソリンなくなりそうになったら勝手に判断してガソリンスタンドに行くようにしたしな〜」

 

(白良さんが凄いのはわかっていたのだけれど…)

 

(もしかして比企谷の父親も…)

 

(凄いのでおるか?)

 

(まあ、私の擬似霊装作るくらいだし…。あと、こっちの具合もよさそうね。ちょうどいい練習台になりそうで♪)

 

 

比企谷八幡は父親のことを尊敬してる。

 

比企谷小町は母親だけでなく父親も何かおかしいことを改めて認識する。

 

雪ノ下雪乃たちは比企谷影無が只者でないことを認識した。

 

 

case133 千葉村5

 

「八幡、着くまで暇だし何かやらない?」

 

「お、おう…いいけど何をやる?」

 

「なら比企谷、大富豪とかはどうだ?…ってトランプ持って来てなかったな」

 

「トランプ?じゃあ、これで…テーブルゲームスタイルオン!」

 

『了、テーブルゲームスタイルに変更』

 

ガシャ!

 

『完了しました』

 

「」

 

「って鞠奈さん!?なんか椅子が動いたり、中央にテーブルが出現したり、トランプがそのテーブルの中から出て来たんだけど!?」

 

「この車にはいくつか【スタイル】あって変えられるの。トランプがしたいっていったからこれでいいかなって」

 

「ほ、他には何があるのかしら?」

 

「えっと…カラオケスタイル、映画スタイル、ベッドスタイル、宇宙スタイル、キッチンスタイル…まだあるけどとりあえずこれらはあるわ」

 

「いやいやいや!?これ車だよ!すでにおかしいのに余計よくわからなくなったよ!?」

 

「だって…移動中暇かなって思ったから…私が影無に頼んだんだけど…ダメだった?」

 

「お父さんだけじゃなかった…いろいろ通用しないの」

 

 

彼らはその後、カラオケやトランプ、UNOなどを行いながら千葉村へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…こちら、E。ターゲットが高速道路に入りました」

 

『了解、Eはそちらで指示があるまで待機』

 

「了解」

 

ピッ!

 

「ふぅ…、これでひとまず完了っと」

 

「あとは待機?」

 

「ああ、待機だな」

 

「……」

 

「ん?どうした?」

 

「疑問がある。なぜ、直接狙わず人質をとろうとする?ターゲットの場所がわかっているなら直接やればいい」

 

「はっ!?お前バカ…って新入りだったな。いや、新入りでも普通は知ってるだろ!?」

 

「何を?」

 

「あの化け物と直接戦ったりなんかしたら勝ち目なんかあるわけがねぇ!だったら家族を人質にすれば迂闊には手は出せないはずだ。それを『ぎゃあああ!!』!」

 

ピッ!

 

「こちらE!どうした!何があった!」

 

『こ、コード!黒いコードみたいなものが突如現れてで、ぎゃああああ!』

 

「おい!おい大丈夫か!おい!」

 

「…反応がない。しかし、コード?そんなものどこから…」

 

「後ろ」

 

「はっ!?なんだこりゃ!何もない空間からコードが生えて…や、やば逃げ…」

 

バシッ!

 

「」

 

「どうやら、鞠奈ちゃん上手くコントロールできたみたいね。これなら大丈夫そう…?」

 

「?」

 

「あなたは逃げないの?」

 

「逃げる?どうして?」

 

「いや、だって…まあいっか♪」

 

「ねえ、あなた私に雇われない?」

 

「私を?」

 

「うん♪私に怯えない人って珍しいから」

 

「わかった、よろしく」

 

 

彼女は敵対組織から引き抜きを行う。

 



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42

どうもアルスDQです。いよいよ千葉村到着です。よかったらどうぞ。

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case134 千葉村6

 

「ドラ◯エ♪ドラ◯エ♪」

 

「親父何してるんだ?」

 

「ん?ああドラ◯エ10だよ。今まで色々なゲーム機で出てるがついにweb上からできるようになったからな!スマホあればどこでもできる!」

 

「へぇ…凄いなぁ…」

 

「俺たちの時代なんてまず、携帯がなかったからなぁ…。自分で作ってしか使えなかったし…」

 

「「「つくったの!?」」」

 

「お父さん…」

 

「あれ?何か俺おかしいこといったか?…いや、言ってないよな?まあいいや」

 

「「「いやいやいや!」」」

 

「それにしてもこのエテー◯ルキューブの設定いいかんじだな。今度材料変えて作ってみようかな…」

 

(((もう何この人…)))

 

『千葉村にまもなく到着です』

 

「お、もう着きそうだ!いやー、運転疲れたなー!」

 

「いや影無、あんたほとんど運転してないでしょ…、基本ドラ◯エ10かウォークやってたし」

 

「」

 

『千葉村に到着しました』

 

 

一同は千葉村に到着した。

 

 

case 135 千葉村7

 

『駐車を開始します…完了しました』

 

『運転お疲れ様でした』

 

「駐車も自動であるか…」

 

「本当に凄い車だね…」

 

「と言っても一旦ここに止めただけで別のところに止めて来るけどな。平塚先生、ここでみんな降りてもらう形でもいいですか?」

 

「あ、はい!おーい、みんな降りるぞー」

 

「「「はい!ありがとうございました」」」

 

プロロロ…

 

「…んー!それにしても山だからか空気が美味しいね八幡!」

 

「あ、ああ…そう…だな」ガタガタ

 

「そうであるな!たまにはこのような空気も吸うのも悪くないの!」

 

「まあ小町とお兄ちゃんはたまに行ったりしますけどね〜」

 

「え、比企谷君そうなの?」

 

「あ…あ、母ちゃんがアウトドア好きだから…たまにな。ゆ、雪ノ下はどうなんだ?」

 

「私はどちらかと言うと部屋で読書をしていることが多いわね。…姉さんは写真を撮りに行く!って色々なところを回っているらしいけれど」

 

「そうなんですか?」

 

「ええ、免許を取ってからは時間があればそこらかしこに…。でも、撮った写真を見せてくる姉さんはとても生き生きしてるわね」

 

(雪乃さんでいうと猫なんだろうな…)

 

「あ、あれ…」

 

「ん?どうした川崎」

 

「いや車がもう一台…」

 

「ああ、来たか」

 

プロロロロ…ガチャ

 

「遅かったな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉山」

 

 

比企谷八幡はインドア派であるが、アウトドアが嫌いなわけじゃない。

 

比企谷小町はアウトドア派である。

 

雪ノ下雪乃はインドア派である。

 

雪ノ下陽乃はバリバリのアウトドア派である。

 

比企谷影無はインドア一択である。

 

 

case 136 千葉村8

 

「遅れて済みません、少し渋滞にハマってしまいまして…」

 

「そうか、なら仕方がないな…」

 

「平塚先生?」

 

「ああ、葉山はボランティアの募集で君たちとは別に個人で私のところに応募してきたんだ」

 

「そういうことだから、比企谷よろしくな」

 

「あ、ああ…よろしく」

 

「あれ?でも葉山君1人だけなの?いつもの他のメンバーは?」

 

「他の…ああ…」

 

(あ、凄く遠い目をし始めた…)

 

「結衣と優美子は補習だよ…。多分夏休み中ずっとあるんじゃないかな?姫名はコミケ?のために体力温存するって言ってて来なくて、戸部たちは用事が急に入ったって昨日連絡があったんだ…」

 

「」

 

「ははは…でも比企谷たちがいてくれてよかったよ。さすがに1人だったらやばかったよ…」

 

「」

 

「ははは…」

 

 

葉山隼人は来る前からすでに疲れている。

 

 

case 137 千葉村9

 

「…じゃあ最後にみなさんのお手伝いをしてるお兄さんとお姉さんたちから何か一言を」

 

「えっと…、何かあったら僕たちにすぐ言ってください。みんながこの体験でいい思い出がたくさんできるよう僕たちも頑張ります!」

 

『はーい!』

 

「それではオリエンテーリングスタート!」

 

「じゃあサポート頼むよ、ボランティア諸君!」

 

・・・

 

「葉山君、はい水」

 

「ああ…ありがとう、雪ノ下さん…」

 

「あのー、大丈夫ですか?無理しないほうがいいと小町は思いますが…」

 

「ああ、大丈夫だよ…ありがとう、別に無理してるわけじゃないから。ただ、安心して疲れが出ただけだから…」

 

(な、何か話題変えないと…!)

 

「そういえば…僕が小学生のとき、高校生って凄く大人にみえたね」

 

(戸塚さんナイス!)

 

「私は弟や妹がいるから早く大人にならないって思ってた…」

 

「沙希さんは大志君もいますしね…。あ、でも小町から見ても高校生って大人に見えますよ!もちろんお兄ちゃんも!」

 

「そ、そうか…」

 

「うん!」

 

(1人をノゾイテネ…)

 

「ねえ、あれ…どうしたのかしら?」

 

「あ、あれ…?」

 

 

ねえ、何あれ?

 

え、やばくない…?

 

 

「よし!俺が…「あ!私が行ってくるね♪」…あ、お願いします」

 

「じゃあ行ってくる〜♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「って雪ノ下さん!?」

 

「姉さん!?」

 

「陽乃さん!?」

 

 

当然、雪ノ下陽乃は来ている。

しっかりカメラを持って…

 



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43

どうもアルスDQです。
久しぶりの投稿ですが、よかったらどうぞ。

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case138 千葉村

 

シャアァァ!!

 

「ひぃ!?へ、蛇!?」

 

「あー、慌てない慌てないね?」

 

「お、お姉さんだってへ、蛇が!!」

 

「これはただのアオダイショウだから大丈夫♪こう笑顔を向ければわかってくれるから…」

 

シャアァァ!!

 

ニコッ!

 

シャアァァ!

 

ニコッ!

 

シャアァァ…?

 

ニコッ!

 

!?シャアァァ…

 

スタスタ…

 

「ね?」

 

「お姉さん凄い!」

 

「どういたしまして♪」

 

アオダイショウは雪ノ下陽乃の笑顔から何かを感じ逃げ出した。

 

 

case139 千葉村

 

「ゆ、雪ノ下さん凄いな…」

 

「う、うん。笑顔だけで蛇が逃げ出したように小町は見えたよ…」

 

スタスタ…

 

「終わったよ〜」

 

「さすがは姉さん…じゃなくって!」

 

「ん?どうしたの雪乃ちゃん?」

 

「あ、あのーどうして雪ノ下さんかここに?」

 

「お、隼人がいるのは知らなかったよ。雪乃ちゃんたちは奉仕部の合宿って聞いてたけど?」

 

「俺はボランティアで参加を…」

 

「へぇ…、ん?でも隼人1人?他のメンバーは?いつもつるんでいる「姉さん…」?」

 

「他の…ああ…」

 

「俺…、1人…で…ははは…」

 

「「………」」

 

「ゆ、雪乃ちゃん…もしかして私地雷踏んじゃった?」ボソボソ

 

「え、ええ…たぶん…」ボソボソ

 

「ははは…」

 

「あ…は、葉山、水飲むか?」

 

 

比企谷八幡は葉山隼人に水筒を渡す。

 

雪ノ下陽乃は葉山隼人の地雷を踏み抜く。

 

雪ノ下雪乃はなんとかフォローしようとする。

 

葉山隼人は遠い目をしている。

 

 

case140 千葉村

 

(な、なんとか話題変えないと!この空気はダメ!)

 

「そ、そういえば陽乃さんはいつからここに?小町たちが着く前からいたんですか?」

 

「え、あ、うん。そうだね」

 

「まあ姉さんのことだから写真でも撮ってたとは思うのだけれど…」

 

「え…ま、まあそんなかんじかな!」

 

(い、言えない…まさか2日前から来てることなんて言えないよー!)

 

「姉さん?」

 

「あ、うん。せっかくだからお姉さんがカメラマンしてあげるよ!この白良さんからもらったこのカメラでね!」

 

「おう頼むぞ陽乃」

 

「まっかせてー静ちゃん!」

 

(そして、このカメラで雪乃ちゃんのあんな写真からこんな写真、もっと凄いのも…)

 

ブーブー

 

(あれ?LI◯E…誰だろう?え?白良さんから…?)

 

『雪乃ちゃんだけじゃなくて八幡と小町、他のみんなの写真もよろしくね〜♪』

 

「 」

 

 

雪ノ下陽乃は2日前から来ている。

 

 

case141 千葉村1週間前

 

「さて、大学の課題はとっくの間に終わったし、雪乃ちゃんコレクションでも愛でながら掃除でもしよっと!」

 

ブーブー

 

「ん?だれ…し、白良さん!?は、はい!陽乃です!」

 

『あー、陽乃ちゃん?今大丈夫?』

 

「あ、はい!だ、大丈夫です!」

 

『ならよかった♪急で悪いんだけど…って空いてる?』

 

「えーと…、あ、特に予定は入ってないですが…」

 

(あ、もしかして私選択肢間違えた気が…)

 

『じゃあ、その日の8:00ぐらいに迎えに行くから予定空けといてね〜♪』

 

「え、あ、はい…」

 

『じゃあね〜♪』

 

ガチャ!

 

「……」

 

「どこに行くのか聞いてないんだけど…」

 

「というか、私、白良さんにLI◯EのID教えたっけ?」

 

「……」

 

「気にしないようにしよう…」

 

「掃除しよう…」

 

 

雪ノ下陽乃は雪ノ下雪乃コレクションを愛でながら掃除している。

 

比企谷白良は雪ノ下陽乃に連絡をとった。

 



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44

どうもアルスDQです。
今回は陽乃sideのお話です。
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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case142 千葉村2日前

 

「さて、今日は何しようかな…」

 

「…そういえば今日何か予定あったかなぁ…?」

 

「……」

 

「…白良さんとの予定があった」

 

「でもどこにいくんだろう?行く場所も知らされてないけど…」

 

「一応準備だけしよう…」

 

「泊まりとは言われたからとりあえず着替え、あとカメラ機材とスマホ、充電器、モバイルバッテリー…あとタオルかな?あ、レジ袋も何枚か入れて…」ゴソゴソ

 

「…これでいいかな?」

 

「あ、お財布、お財布っと…一応免許あるけど運転とかするのかな…?まあいいや」

 

「あとポケットティッシュとハンカチ…」

 

「そういえば虫除けスプレーは必要とか白良さん言ってたなぁ…」

 

「虫除けスプレー…っと」

 

「これでよしっと…!準備完了!」

 

「さて、時間は…まだあるからお風呂でも入ってこようっと!」

 

 

雪ノ下陽乃は準備を終え、風呂場へと向かう。なお、このとき雪ノ下陽乃のスマートフォンの副回線が勝手に登録された。

 

 

case143 千葉村2日前

 

「ふぅ…さっぱりした」

 

「あら、陽乃。今日はどこかに出かけるの?」

 

「あれ?お母さんに言ってなかったっけ?今日は白良さんと出かけてくるよ〜」

 

「そう…!?え、白良さんと!?」

 

「え、あ、うん…どこに行くのかはまだわからないけど…」

 

「そ、そうなのね…。陽乃わかってると思うけど、白良さんに粗相がないようにね」

 

「うん、わかってるよ」

 

「あと、何かあったら…いえなんでもないわ」

 

「?」

 

(白良さんがいるなら万が一のこともないでしょうし、ある意味安全ね。それよりも彼女に手を出した人たちのことをお祈りすべきかしら?まあ、陽乃に手を出したら容赦はしないけど)

 

「あ、そろそろ時間だから荷物とってくるよ」

 

 

雪ノ下冬乃は娘を心配する。

 

 

case144 千葉村2日前

 

「さて、荷物を持って…」

 

「あ、白良さんから連絡来てる…あと1分で着く…丁度8時だ。流石きっちりしてるな」

 

スタスタ…

 

ガチャ

 

「あ、陽乃ちゃん♪おはよう〜」

 

「おはようございます!白良さん」

 

「おはようございます白良さん…」

 

「冬乃もおはよう〜♪今日は陽乃ちゃん借りてくね」

 

「ええ、陽乃のことよろしくお願いしますね」

 

「もちろん〜、安心して任せてね♪」

 

(別の意味で不安はありますが…、陽乃頑張ってくださいね)

 

「さてさて、そろそろ行こっか♪」

 

「あ、はい…ってまさか…」

 

「うん♪ヘリで行くよ!」

 

 

比企谷家は自家用ヘリを所有している。

 

雪ノ下家も自家用ヘリは所有している。

 

 

case145 千葉村2日前

 

「じゃ、じゃあお母さん行ってきます」

 

「ええ、気をつけて」

 

ガチャ

 

「さてさて陽乃ちゃん行こっか!」

 

「は、はい…白良さんってヘリ運転できたんですね…」

 

「ヘリ以外も色々あるわよ〜、ほら〜」

 

「ヘリ、船、飛行機、ボート…すごい」

 

「まあ、これはスイッチ押すだけだけどね♪」

 

「へ?」

 

ポチッ

 

「え、え?う、動き出した?なんで操縦もしていないのに!?ど、どういうこと?白良さん!?」

 

「えー、このヘリ…」

 

ゴクリ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「自動運転可能なヘリなのよ〜♪」

 

「」

 

 

比企谷家は完全自動運転可能なヘリを所有している。ちなみに製作者は比企谷影無である。

 

 

case146 千葉村2日前

 

(まだ、車の自動運転が発展レベルなのに…それをヘリで実現しているなんて)

 

「さて、到着まで時間あるしゲームでもしよっか♪2人…いや、3人でね♪」

 

「へ?」

 

「……」

 

(3人?)

 

「ったく…気づいてたんなら早く言いなさいよ…」スッ…

 

「」

 

「だってその方が面白いでしょ♪」

 

「はぁ…、それにしてもこれ凄いわね。ヘリ?っていったっけ?鉄でできたものが空を飛ぶなんて…。ま、スピードは魔理沙のほうが速いわね」

 

「」

 

「それはそうよね♪そっちはどう?最近変わったこととかあった?」

 

「変わったことねぇ…、吸血鬼のメイドや守矢の巫女だかが言っていたけどカード?が流行ってるとかなんだかいっていたくらいね。まだ異変かどうかはわからないけどね」

 

「」

 

「なるほどね〜」

 

「もし異変だったら、どうせ魔理沙が反応するからそれからね。そういえば、妹のほうは連れて来なくていいの?今日は紅魔館で美鈴と手合わせとかしてるけど」

 

「大丈夫♪今回はこの子に手伝ってもらうからね!」

 

「」

 

「へぇ…、よろしくね」

 

「」

 

「さて、まだ時間あるからゲームでもしまっか♪トランプあるから大富豪でも…あれ?陽乃ちゃん聞いてる?」

 

「え、は、はい!?」

 

(え?私たち以外の人が乗ってる?さっきまではいなかったのにいつの間に!?)

 

「はい、あなたのカード」

 

「あ、ありがとうございます…じゃなくて!えっと白良さんこの人は…?」

 

「あ、そういえば自己紹介しないとね♪こちら雪ノ下陽乃ちゃん!私の親友の娘ちゃんね♪」

 

「ゆ、雪ノ下陽乃です、よろしくお願いします!」

 

(白良さんとは違うけど、この人はこの人で何か不思議な雰囲気がある…。それが何かわからないけど…)

 

「ええ、よろしく」

 

「で、こっちが…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「博麗霊夢よ、よろしくね陽乃」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪ノ下陽乃は博麗霊夢と出会う。

 



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45

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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case147 千葉村2日前

 

「博麗さんは…「霊夢でいいわよ」霊夢さんはいつから…?さっきまでいなかったと思ったんですけど…3」

 

「今来たばかりよ、…5」

 

「7♪」

 

「え?でもここヘリの中で今飛んでるし…どうやって?…8切り、9」

 

「…そこらへんはあまり詮索しないでくれると助かるわ。見たところ陽乃は『普通の人間』だし…陽乃『は』、ね…J、Jバック」

 

チラッ

 

「7♪どうしたの霊夢ちゃん?」

 

「なんでもないわ…、はぁ…」

 

「わ、わかりました。ちなみに霊夢さんも白良さんに?…5」

 

「まあ、そういうこと…8切り、9の革命」

 

「そうそう♪…6の革命♪」

 

「それより!ちゃんと報酬は出るんでしょうね!ここ3日間ぐらいまともにご飯食べてないんだからこちとら死活問題なのよ!」

 

「酒とお肉でよかったわよね〜♪ちゃんと用意してるから安心して♪あ、陽乃ちゃんも何か欲しいものあったら遠慮なく言ってね♪」

 

「ならいいけど…、ああ、お腹減った…」

 

「あ、霊夢さん…よかったらチョコレートありますけど食べま「いいの!?食べる!」あ、どうぞ…」

 

もぐもぐもぐ…

 

「はぁ〜生き返るわ。これで1日は保ちそうだわ〜」

 

「チョコレートで1日…、普段何食べてるですか…?」

 

「雑草の天ぷら、雑草のお浸し、雑草の味噌汁…?」

 

「えっ…」

 

「えっ…?」

 

 

少女たちは大富豪をしている。

 

 

case148 千葉村2日前

 

「それで白良、今回私…と陽乃を呼び出した用件は?」

 

「ん?まだ説明してなかったね♪」

 

「そういえばこのヘリってどこに向かっているかも聞いてなかった…。白良さん、今どこに向かっているですか?」

 

「ふふふ…それは…」

 

「「それは…?」」

 

「はい、モニターに注目〜♪ここね♪」

 

「ここってたしか、雪乃ちゃんたちが明後日行くって言っていた…」

 

「陽乃知ってるの?」

 

「あ、はい。雪乃ちゃん…私の妹が行く予定の場所でその名前は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『千葉村』」

 

 

少女たちは千葉村へとヘリで向かっていた。

 

 

case149 千葉村2日前

 

「…で、その『千葉村』とやらのところに私たちが向かうわけは何かしら?」

 

「掃除…かな?」

 

「「掃除…?」」

 

「うん♪八幡が行ったときに何か危ないものや不審なもの、人が落ちていたら危険でしょ?」

 

「な、なるほど…?」

 

(ん…?あれ、人って言わなかった?まあ、気のせいか…)

 

「あとなぜか、落とし穴や罠とかがあるって聞いたからその撤去かな?」

 

「罠…ねぇ…」

 

「陽乃ちゃんと霊夢ちゃんは一緒行動してもらうかたちね♪。危ないものや不審なものがあったら回収、落とし穴や罠とかがあったら私に連絡してくれればいいからね♪」

 

「わかりました!」

 

「わかったわ」

 

「あ、陽乃ちゃん。基本的に危ないものや不審なものを見つけたときは霊夢ちゃんに言って2人で回収してね。万が一のこともあるからね。報・連・相でよろしくね♪」

 

「はい!」

 

「ええ…、陽乃これ渡しとくわ」

 

「これは…お札ですか?」

 

「そう、まあ、お守りみたいなものだから大したもんじゃないけどね。念のためね…」

 

「ありがとうございます!」

 

「さて、そろそろかな♪あ、陽乃ちゃんそこにあるリュック背負って♪」

 

「リュック…?あ、これですか?よいしょっ…と!?け、結構重い…」

 

「うんうん♪ちなみに陽乃ちゃんスカイダイビングってやったことある?」

 

「え?ま、まあお母さんと一緒に一度だけならありますけど…」

 

「冬乃が教えてるなら大丈夫ね♪あ、パラシュート開くときはこことここを引っ張ってね」

 

「」

 

「場所はここでいっかな?ん?陽乃ちゃんどうしたの?」

 

「ま、まさか白良さん…これって…」

 

「そのまさか♪」

 

「」

 

「じゃあ、地上に着いたら連絡してね♪」

 

「え、ちょ、白良さんまっ『はい、ポチッと』て」

 

ポチッ

 

「え、ゆ、ゆか、ちょ、ま、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」

 

ヒュゥゥゥゥゥ……

 

「……」

 

「……」

 

「…はぁ、じゃあ私も行くけど、白良は…わかったわ」

 

「多分、大丈夫だけどパラシュート開かないとかあったらフォローよろしくね、『楽園の素敵な巫女』さん♪」

 

「はい、はい…さて、行くか…『結界・解除』!」

 

 

少女たちは上空から千葉村へと降下していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ!まさかヘリで着地するわけでなく、そのまま降りるとは!」

 

「ちっ!だとしたらヘリポートに仕掛けていた爆薬が無駄に終わるじゃねえか!運のいいやつらだぜ!」

 

「ヘリから降りたのは2人か…?だが、この周囲には強力な結界が張ってある!もちろん上空にもだ!その結界に触れたら最後…!さて実物だな!」

 

バリィ!

 

「」

 

「」

 

「はっ!?結界が破壊された…だと!?どういうことだ!?誰の仕業だ!?」

 

「おい!あれ見てみろ!2人目に降りたやつの顔!」

 

「2人目…、ってあれは『博麗の巫女』だと!?どういうことだ!なぜ『外の世界』に来ている!?」

 

「そんなことしるかよ!幸いもう1人のほうはどうやらただの一般人のようだ!あっちをとにかく狙って」

 

トントン

 

「おい!どうした!」

 

「俺は何もしてないぞ!」

 

「なら、この空中で誰が…ヒィ!?」

 

「おい、どうし…….た…」

 

「」

 

「」

 

「あ、ぁぁ………」

 

「う、うそ…だろ…この短時間で…」

 

「た、頼む…た、たすけて…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ダ〜メ♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女からは逃げられない…

 



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