東方解放記録 (GRAN)
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プロローグ
束縛への始まり


どうもおはこんばんにちはGRANというものです。
初心者ながら小説を書かせて頂きます。
暖かい目で見ていただくとありがたいです。
それでは東方解放記録始まります。



この世の中には「幻想郷」と呼ばれる世界が存在する。幻想郷とは自由で誰もが楽しく暮らせる世界だった。

 

だが、今は違う。

 

今の幻想郷は全てを均等に皆が平等に暮らす全く自由と言う言葉が似合わない世界だった。これを例えるならそう...「地獄」だ。

 

自由も許されず、欲望に縛られた「束縛の幻想郷」この世界が始まったのは、約1ヶ月前のことだった...

 

事の始まりは、「八雲紫」が突然いなくなったことから始まった。

 

「そういえば、最近紫が来ないわねぇ~」

 

私の名前は「博麗霊夢」この幻想郷に存在する「博麗神社」の巫女よ。私は紫が突然いなくなったことに少し疑問を抱いていた。

 

「う~ん...紫が突然来なくなるのはいつものことだけど、なんか胸騒ぎがするのよねぇ...」

 

少し胸騒ぎを覚えた私は、紫がどこにいるかを調査することにした。

 

最初に訪れたのは「冥界」死者の魂が集う場所。ここにいるのが紫の古くからの友人『西行寺幽々子』に話を聞くためだ。

 

「幽々子~いる~?」すると「どちら様~?」と優しい声が聞こえた。

 

「霊夢だけど、少し上がっても良いかしら~?」

 

「良いわよ~」

 

本人の了承を得て、幽々子が住まう場所『白玉楼』に上がることにした。

 

「あなたが急に来るなんて珍しいわねぇ~」

 

「少し野暮用でね。単刀直入に言うけど、紫はどこにいるのかしら?」

 

すると、幽々子から意外な答えが帰ってきた。

 

「ごめんなさい...私も分からないの」

 

私は驚いた。

 

「分からない?幽々子でも?」

 

「えぇ。数日前までは顔を出してくれたんだけど、ここ最近全然来なくて...「藍」も呼んだんだけど、来なくて...」

 

私は幽々子の言葉に少し疑問を抱いていた。

 

「藍も来ない?」

 

「そうなの。前まではすぐに来てくれたんだけど、今では全然反応が無いの」

 

私が抱いていた胸騒ぎが大きくなっていった。

 

「そう...ありがとう。見つけたら幽々子にも知らせるわ」

 

「えぇ、お願いするわ」

 

私は白玉楼を後にして、紫を再び探し始めた。私は片っ端から聞いて回ったが、有力な情報を得られなかった。私が紫を探し初めて早3日、今日も紫を探しに行こうとすると

 

「ずいぶん久しぶりね、霊夢」

 

私はこの声に聞き覚えがあった。

 

「そ...その声は...ゆ、紫!?」

 

振り返ると紫の姿があった。

 

「何をそんなに慌てていたの?」

 

「なんでって...あんたが急にいなくなったから心配で!」

 

私の目に涙が零れた。

 

「ふふっ...霊夢はまだまだ子供ね」

 

「だ...だって...」

 

すると、紫がある「提案」をしてきた。

 

「ねぇ?霊夢」

 

「な...何?」

 

「私ね?ここ数日幻想郷を離れて少し思い付いたことがあるの」

 

「思い付いたこと?」

 

「そう。『皆が等しく均等に暮らせる幻想郷』にしたいと思ったの」

 

「ふーん...それで?」

 

「そこで、この計画を実現させるためには、貴女の協力が必要なの。お願いできる?」

 

私は悩んだ。

 

「うーん...私にはよく分からない提案だけど、紫には何か考えがあるのかしら?」私は決めた。

 

「良いわよ、協力してあげる」

 

「ありがとう。それじゃあ早速行動開始よ」

 

この紫の提案と霊夢の協力でまさか、幻想郷から自由が無くなるとは今は知るはずがない.....




いかがでしたか?
これからも東方解放記録をよろしくお願いいたします。


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異世界からの訪問者

束縛な世界を文で描くのは難しいですね( ´・∀・`)
まぁ個人の感想はともかく東方解放記録スタートです。



霊夢と紫が協力関係を結んで一週間程度が過ぎた頃、どことなく違和感を感じている者がいた。

 

「なんか最近霊夢の様子がおかしいんだぜ...紫となにかしているみたいだが、どうも引っかかるな...」

 

私の名前は「霧雨魔理沙」幻想郷にいる普通の魔法使いだ。私は最近霊夢と紫が妙なことをしているので、少し違和感を覚えていた。

 

「ふーむ...やっぱりおかしいんだぜ。なんか...「幻想郷が壊れ始めているっていうか...」変な感じだぜ...」

 

そう思った私は、自分と同じことを思っている奴はいないか探すことにした。

 

私は始めにアリスの家に向かった。

 

「おーいアリスーいるかー」すると「開いてるわよ、入ってらっしゃい」と、穏やかな声が聞こえた。「お邪魔するぜー」と言って、私は声のした方へ向かった。

 

「アリス、元気か?」

 

「急にどうしたの?魔理沙?魔術書でも借りに来たの?」

 

今、私と話しているのは「アリス・マーガトロイド」私の友人だ。

 

「唐突で悪いんだけど、なんか最近違和感を感じないか?」

 

「違和感?別になにも感じないけど...本当にどうしたの?」

 

私は心の中でこう思った。「ふーむ...アリスはなにも感じていない...やっぱり私の思い過ごしか?」

 

「いや、なんでもないんだぜ...」

 

「悩み事があるならいつでも相談してよ?」

 

「そういうのじゃないんだ。でもありがとう」

 

私はアリスと少し世間話をして、アリスの家を後にした。

 

一方その頃、霊夢は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ...紫の言われた通りにしたけど、これになんの意味があるのかしら?」

 

私が行っていたのは、紫に手渡された「皆が幸せになれる装置」を幻想郷中に設置したこと。正直私はかなり怪しいと思ってるけど...紫が言ってるんだから安心と思って設置していた。

 

すると「設置は捗っている?霊夢」

 

「あ、紫。えぇ、順調よ。無事に設置できてる」

 

紫も、私とは別で動いているようだ。

 

「紫の方は順調なの?」

 

「えぇ、順調よ。貴女に心配されるほど歳はとっていないわよ?」

 

「そうじゃないわよ...ただ単に質問しただけでしょう?」

 

こんなやり取りがここ一週間続いていた。しかし、ある時妙なことが起こった。それは、「下級妖怪がいように苦しみ、死んでいっている」というものだった。

 

これは何かの異変と思い、すぐに調査に出かけた。すると、どの場所でもある「共通点」があった。

 

それは、「全て装置の半径20メートル以内に死んでいる」ということだった。

 

さすがの私もおかしいと思い、すぐに紫に話を聞いた。

 

「紫?ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

 

「あらっ?なにかしら?」

 

「紫に渡された装置の半径20メートル以内に下級妖怪が次々に死んでいってるの、どういうわけか説明してくれる?」

 

すると、紫が残酷な答えを述べた。

 

「だからどうしたというの?この計画には犠牲は必ず付き物なの。人間ならともかく下級妖怪で良かったわ」

 

私は違和感を覚えた。「紫がこんなひどいことを言うはずがない」と

 

私は思いきって聞いてみた。

 

「ゆ、紫?どうしたの?なにか変よ?」

 

「私は別におかしくないわよ?今の私から見れば下級妖怪ごときで慌てふためいている霊夢の方が変よ?」

 

私は確信を持った。目の前にいる紫は「私の知る紫ではない」と。

 

私は戦闘体勢になった。

 

「貴女、紫じゃないわね。本物の紫はどこ?教えなさい!」

 

「霊夢どうしたの?戦闘体勢になって...私は本物よ。嘘偽りない八雲紫よ」

 

すると、紫がなにやら「意味深」なことを呟いた。

 

「フフッ...「肉体」は本物よ...」

 

私は聞き逃さなかった。

 

「なんですって!?」

 

すると、いきなり後頭部に激痛が走った。

 

「グッ...」

 

私は地面に倒れた。かすれゆく意識の中で微かに紫とは違う別の人物を確認した。

 

「もうこの子はダメね。.....しましょうか」

 

「あぁ、.....してダメなら.....するとしよう」

 

私の意識が途絶える瞬間耳にした言葉がある。それは...

 

「せいぜい頑張ってね...『奴隷』ちゃん...」

 

その言葉を最後に、意識が途絶えてしまった。

 

少し時間を戻し、とある場所では...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここはどこだ?ボクの知らない場所だなぁ...」この世界を変える「重要」な人物が辿り着いていた。

 

ついに、霊夢までも危険に晒された。霊夢が危険になることにより、幻想郷は大きく狂い始める.....

 

 




ついに霊夢が紫と対峙しました。
はたしてこれから先どうなるのか?
それは作者である自分でさえも分からない...


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自由の終わり
記録1「ボクの名前は鳳優希」


皆々様2017年になりました。
自分は去年不幸があったため、おめでとうとは言いません。
けれども、心の中ではおめでとうと言っています。
皆様今年もよろしくお願いいたします("⌒∇⌒")
それでは新年1発目の東方解放記録スタートです。


「ここはどこだ?「ボク」の知らない場所だなぁ...」

 

ボクの名前は「鳳優希」普通の高校生だ。これといった特徴も無く趣味もあまりなく、友達も少ない。(ちょっと寂しい)けれども、人と変わっていることがひとつある。それは...

 

ボクが「女の子」ということだ。

 

見た目は男の子で、喋り方も男の子みたいな感じだし胸もない(貧乳だって貴重価値はきっとあるはず...)こんな成りだから今まで初めて出会った人には女の子と認識されたことがない。(けど、普通の女の子だよ?)まぁ、ボクの自己紹介はこれくらいで良いでしょ。そんなこんなでボクは普通に登校していた。

 

「はぁ...毎日毎日授業とか嫌だなぁ...早く日曜日にならないかなぁ...」

 

「おいおい、またネガティブ発言か?ポジティブになった方が良いぞ~」

 

「ボクはいつだってポジティブさ。けど、授業が嫌なだけ」

 

こいつの名前は「天宮春斗」(あめみやはると)ボクの幼馴染みだ。

 

「ふーん...まぁ良いや、さっさと教室に行くぞ~」

 

「分かってるから引っ張るな~!」

 

「ほれほれ~遅刻するぞ~」

 

「まだ20分も余裕あるよー!」

 

...言っておくけど恋人関係じゃないからね?これがいつも通りの光景だから。数時間後、ボクは授業を終えて帰ろうとしていた。

 

「んー!やっと終わったー!」

 

「お疲れさん」

 

「ホントに疲れたよ~それじゃさっさと帰ってごろごろしますか~!」

 

「ごろごろし過ぎると太るぞ~(笑)」

 

「なっ!春斗!女の子に向かってその言葉はタブーだよ!」

 

「すまんすまん。それじゃ気を付けてな~」

 

「全く...それじゃあねー!」

 

ボクは家に向かって一目散に自転車を走らせた。いつもは、何事もなく家に帰れるはずが、今日は「いつもと違った」

 

「ふんふふーん♪...あれ?」

 

いつもの帰り道に女の人が「倒れていた」

 

「えっ!ちょ、ちょっと!大丈夫ですか!?」

 

「はぁ...はぁ...」

 

女の人はかなり苦しそうだ。

 

「え、えーっと...ど、どうしよう...」

 

周りには誰もいない。かといって助けを求める友達もいない。すると「そ...そこにいるのは誰...?」女の人がボクに話しかけてきた。

 

「ぼ、ボクですか?えーと、ボク名前は鳳優希って言います。...貴女の名前は...?」

 

「わ...私の名前は...「八雲...紫」よ...」

 

ん?八雲...紫?待てよ?どこかで聞いたような...しかもこの人をボクはどこかで見ているはず...すると、八雲紫と名乗る人が場所を聞いてきた。

 

「ここは...どこ?」

 

「ここは日本ですけど...どこから来たんですか?」

 

「そう...ここは「外の世界」...なのね...」

 

外の世界...?あっ!思い出した!この人東方projectに出てくる「八雲紫」だ!ボクはダメ元でどこから来たのか聞いてみた。

 

「あ、あなたはひょっとして...「幻想郷」から来ましたか?」

 

すると、八雲紫が「なぜ...知っているの...?」と言った。

 

やっぱり!この人...あの八雲紫だ!

 

「まぁ...いいわ...優希...」

 

「は、はい!」

 

「あなた...幻想郷に行ってくれない...?」

 

「えっ!?ボクが...幻想郷に?」

 

「ここで出会ったのも何かの縁よ...っ!はぁ...はぁ...」

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

「そろそろ...限界ね...優希...」

 

「な、なんですか?」

 

「後は...「藍」に託すわ...藍!来なさい!」

 

「お呼びですか、紫様」

 

紫が藍と言う人物を呼び出した。その人は尻尾が9本あって、狐耳と思われる尖ったものが頭にあった。

 

「後は...頼むわ...」

 

「おまかせ下さい」

 

そう言って、紫が消えた。

 

「あ、あなたは?」

 

「私の名前は「八雲藍」時間がないから手短に説明するぞ」と言われ、説明を受けた。

 

「...というわけでお前には幻想郷に行ってもらいたい」

 

「ボク何もできないですよ?」

 

「紫様が行けと仰ったのだ。お前なら大丈夫」

 

「あまり府に落ちませんけど...分かりました。個人的にも幻想郷に行ってみたいですし」

 

「分かった。では早速転送するぞ。目をつむってくれるか?向こうに着いたらまた声をかける」

 

ボクは頷き、目をつむった。数分後、どこからともなく声が聞こえた。

 

「目を開けても良いぞ」

 

ボクは目を開けた。すると、先ほどの光景とはうってかわり、周りは木で埋め尽くされていた。

 

「ここが幻想郷か...それにしても、ここはどこだ?ボクの知らない場所だなぁ...」

 

こうして、ボク鳳優希は幻想郷入りした.....

 

 

 

 




ついに優希ちゃんが幻想郷入りしました。ボクっ娘って難しいですね( ´・∀・`)自分は男ですので、多々不自然な所が出ると思いますがご了承下さい(o・ω・o)


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記録2『お...お前は...!』

どうも皆さんおはこんばんにちはいつも通りのGRANです
最近ツイッター始めました(o・ω・o)
まぁそれはおいといて、東方解放記録スタートです。


霊夢が消息不明になってから約1週間後、幻想郷に著しい「変化」が起きていた。それは...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「幻想郷の住人が突然消息不明になること」だ。

 

ここ1週間で紅魔館の主「レミリア・スカーレット」や神霊廟の太子「豊聡耳神子」などが突然いなくなったのである。この異変にいち早く気づいたのは、霧雨魔理沙だった。

 

「ここ最近色んな奴がいなくなってる...霊夢の奴もいないし、これは...異変だ!」

 

私はいなくなっている原因を探るため調査に出掛けた。こうして原因を調査していると、ある人物と出会った。

 

「ここで何をしてるんだ?見慣れない顔だな...」

 

「ボク?ボクの名前は鳳優希。ほんの少し前にここに来たんだ。君は?」

 

「私か?私の名前は霧雨魔理沙だ。それにしてもどこから来たんだ?人間の里か?」

 

「ボクは日本から来たんだ。いわゆる外の世界ってやつだね。紫さんと出会ってここに来たんだ」

 

すると、魔理沙は顔を変えた。

 

「紫だと!?それに外の世界って...今紫は外の世界にいるのか!?」

 

「正確に言うと紫さんの「魂」が外の世界にいたんだ」

 

「いたんだってことは過去形か?」

 

「そう。今はどこにもいない。藍さんは外の世界にいるけどね」

 

「そうなのか...じゃあ優希はなぜこの幻想郷に来たんだ?」

 

「紫さんに幻想郷を救ってほしいって頼まれてここに来たんだ。ボクは何も出来ないけど...」

 

すると魔理沙は考え込んだ。数分後、魔理沙は1つの結論に辿り着いた。

 

「優希、私と一緒に幻想郷を救わないか?」

 

「ボクと?本当に何も出来ないよ?」

 

「紫が認めたんだから何かしらの能力があるんだろ。大丈夫だ。私が保証する」

 

ボクは考えた。「ボク本当に何も出来ないのに...まぁでも紫さんや魔理沙さんもこう言ってるんだし、いっちょ幻想郷を救いますか!」

 

ボクは決めた。「良いよ、こんなボクで良ければ力になるよ。よろしくね魔理沙さん」

 

「魔理沙さんなんて堅苦しいな、魔理沙で良いよ」

 

「じゃあ改めて、魔理沙よろしくね」

 

すると、突然空間が裂け始めた。

 

「な、なんだ!?」

 

「こ...これは...!?」

 

空間が完全に裂けると、中から意外な人物が姿を表した。

 

「お…お前は…!」

 

「久しぶりね、魔理沙」

 

その人物は、紅魔館の主レミリア・スカーレットだった。

 

「ん?そこの小僧は見慣れない顔だな。貴様は誰だ?」

 

「小僧とは失礼だな~ボクは女の子だよ。まぁ良いやボクの名前は鳳優希。外の世界から来たの」

 

「ほう…小娘か。それは失礼した。まぁ良い…悪いが貴様らには消えてもらうぞ」

 

そう言って、明らかに様子の違うレミリアが戦闘体勢になった。

 

「な…!レ、レミリア!いきなりどうしたんだ!?」

 

「魔理沙の質問に答えるつもりはない。排除させてもらう」

 

こうして、様子の違うレミリアと対決することになった.....

 




魔理沙と優希ちゃんがついに合流しました。( ・∀・)
様子がおかしいレミリアに対してどう戦うのか?
次回も( `・ω・´)ノ ヨロシクーお願いします


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記録3『ボクの能力で貴女を倒すよ』

ずいぶんと期間が空いてしまいました(。・´д`・。)
次回はもう少し早くあげようと思います。
それでは東方解放記録スタートです。


レミリアが弾幕を放った。魔理沙はその弾幕を避け続ける。

 

「くそっ!なんで私ばっかり狙うんだ!?」

 

そう、レミリアは魔理沙だけを狙って弾幕を放っていた。

 

「フハハハッ!実に無様だな!以前の貴様ならこの程度の弾幕ならば軽々とすり抜けて、私のところまできていたぞ!」

 

魔理沙は避けながらあることを考えていた。「どうする…?勝負を仕掛けてみるか?」と。そして、魔理沙は決めた。「よしっ!一か八か突っ込んでゼロ距離でマスタースパークを放ってやる!」

 

魔理沙はもうスピードでレミリアに接近していった。

 

「ほう?向かってくるのか。それでこそ貴様だ!」レミリアはさらに弾幕を放つ。

 

「くっ...さらに弾幕を放ってきたか…だが!私には効かないぜ!」私は弾幕の隙間を瞬時に見つけ、スピードを落とさずに接近していった。そして、私はレミリアとの距離がゼロに等しいところまで接近することに成功した。

 

「くらえ!レミリア!スペルカード発動!恋符『マスタースパーク!」レミリアにゼロ距離マスタースパークが直撃し、誰もが勝ったと思ったその時…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふん...この程度か…がっかりだな」なんと、レミリアは無傷だったのだ。

 

「な、なんだと!?そ…そんなバカなっ!」

 

「フフッ…そんなに意外か?少しは楽しめたぞ。さて、そろそろフィナーレだ!」

 

魔理沙は絶望し、レミリアが勝ち誇っていたその時…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ボクを忘れてもらっちゃ困るな~」優希がレミリアの前に立ち塞がった。

 

「ん?小娘か。もちろん忘れてないぞ?貴様は後で始末する予定だったからな」

 

「ゆ、優希!?何してるんだ!早く逃げろ!」

 

「そんなこと言わないでよ。ボクにはこれくらいしかできないからさ」

 

「言いたいことは済んだか?ではお望み通り、小娘!貴様から始末してやろう!」レミリアは雨のような弾幕を優希に放った。「ぐはっ…」優希はレミリアの弾幕を魔理沙を庇って直撃した。

 

「優希!大丈夫か!?」

 

「魔理沙…大丈夫…?」優希の状態は、腹部から致命傷の血が大量に出血しており、瀕死の重傷を負っていた。

 

「な、なんで私を庇ったんだ…!」魔理沙の目から涙が零れた。

 

「フッ、美しい友情じゃあないか。さてと、魔理沙安心しろ。すぐに貴様と小娘を始末してあの世へ送ってやろう」こうしてレミリアは最後のとどめの体勢に入った。

 

誰もが負けたと思ったその時…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フフッ…レミリアさん?ずいぶん余裕そうだね」なんと、致命傷を負っていた優希が立ち上がった。

 

「ゆ、優希!お前…大丈夫なのか!?」

 

「ボクは大丈夫だよ?ほらっ、傷もすっかり治ったよ」優希の状態を見ると、腹部の致命傷が塞がっており、以前と変わらぬ状態になっていた。

 

「さてと…レミリアさん?」

 

「なんだ?小娘よ」

 

「今からボクの能力で貴女を倒すよ」

 

すると、レミリアが高笑いをした。「アーハッハッハッハ!この私を倒すだと…?実に面白い!貴様にこの私を倒す能力があるというのか?」

 

「うん。あるよ。今から証明してみせようか?」

 

「ほほう。実に良い心構えだ。では、存分に試すがよい」

 

「では、失礼して…」そう言って、優希の目付きが変わった。「…いくよ」そう呟くと、空を飛び、弾幕を放った。

 

「ほう?弾幕を使えるのか。どれ、試しに受けてみようではないか」すると、レミリアが驚愕した。「な…なにぃ!?この感覚…ま、まさか!」

 

「そうだよ。「あなたの弾幕」だ」そう、優希の能力とは、「相手の能力をコピーする程度の能力』だったのだ。」

 

「さて、魔理沙」「な、なんだぜ?」「そろそろボクたちの反撃といこうか」「あぁ、分かった!いくぜっ!」

 

こうして、レミリアとの戦いに終止符が打たれようとしていた.....

 

 

 




いやぁ~久しぶりに書くと懐かしさを感じますね(  ̄▽ ̄)
それはそうと、執筆していたら途中で小説のデータがぶっ飛ぶ事態が発生して心が折れそうでした( TДT)
まぁでも無事に投稿できて良かったです( ´・∀・`)
次回はもう少し早く投稿しようと思いますのでよろしくお願いします。( `・ω・´)ノ ヨロシクー


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記録4『貴様…何者だ?』

はい。いつも通りのGRANです。(o・ω・o)
またまた期間が空いてしまいました(*- -)(*_ _)ペコリ
一週間以内に更新出来たら良いなぁ…(震え声)
では東方解放記録スタートです。


レミリアが驚愕している隙をついて、優希と魔理沙はもうスピードで接近した。

 

『あの小娘が私の弾幕を使うとは…これは予想外だ』

 

驚愕しつつもレミリアは冷静であった。

 

『はぁ!』

 

魔理沙が弾幕を放つ。

 

『フッ、鈍い鈍い!』

 

すると、背後に優希が素早く回り込んでいた。

 

『だからボクを忘れてもらっちゃ困るな~』

 

そう言いつつ、強烈な弾幕をレミリアに向けて放つ。

 

『チッ!こざかしい小娘だ!』

 

弾幕は直撃したものの、あまりダメージは入っていないようだ。

 

『あんまりダメージは入ってないなぁ…どうしよう…』

 

啖呵を切ったのは良いものの、早くも優希は諦めムードに入っていた。

 

しかし、魔理沙は諦めていなかった。

 

『レミリア!私が正気に戻してやる!』

 

魔理沙は交戦を続けている。

 

『まぁ、魔理沙が頑張ってるしボクも頑張るか~』

 

…啖呵を切ったのは優希であることは黙っておこう。

 

二人は果敢に攻めていた。

 

『フッ、良いコンビネーションだ。だが、この私には無意味だ』

 

軽々と避けられてしまう。

 

『くそっ!当たらない!』

 

『当たらないなぁ…』

 

どちらも攻防譲らぬ戦いを繰り広げていた。

 

しかし、この戦いに『異変』が起こった。

 

それは...

 

『さぁ…異世界より来たれり住人よ…この世界を救う少女を助けたまえ…』

 

この戦いを密かに監視するものがそう告げると、突如空間から激しい光が現れた。

 

『フッ…異世界の『サイヤ人』よ…お前にこの少女を救えるか…?もし救えなければ.....』

 

『殺すぞ…』

 

少し時間を巻き戻して、優希と魔理沙は攻撃の手を緩めず、弾幕やスペルカードを放ち続けていた。

 

『はぁ…はぁ…優希、こっちにもう決定打がないぞ…』

 

『言われなくても分かってるよ…うーん…どうしようかなぁ~…』

 

『どうした?もう種切れか?フン…つまらん余興だったな。さて、もう飽きた。そろそろ始末してやろう』

 

そう言ってレミリアはスペルカードを発動した。

 

『スペルカード発動。紅符『レッドマジ…』

 

スペルカードを発動しようとしたその刹那、突然空間に激しい光が放たれた。

 

『っ!?なんだ!?』

 

『ま、眩しい!』

 

『これは…!』

 

数秒後、光が収まった。

 

すると、光が発していた場所に『一人の人物』がいた。

 

『うーん、ここはどこだ?声が聞こえたと思ったら突然飛ばされたぞ?』

 

その謎の人物は『男』だった。

 

『あれは…?』

 

『あの人は誰だろう?』

 

すると、レミリアがその男に話しかけた。

 

『貴様…何者だ?』

 

『おっ?レミリアじゃねぇか。どうしたんだ?こんなところで』

 

『それはこっちのセリフだ。貴様は何者だと聞いている』

 

『今日のレミリア何かおかしいぞ?どうしたんだ?』

 

こんなやり取りを続けていると、レミリアが痺れを切らした。

 

『貴様は何者だと聞いている!答えるつもりが無いなら強行手段でいくぞ!』

 

レミリアはスペルカード発動させた。

 

『スペルカード発動!紅符『レッドマジック』!』

 

レミリアを軸に、波紋状に弾幕が展開された。

 

その男は微動だにせず、腰に納めていた木刀だけで、全ての弾幕を打ち落とした。

 

これにはさすがのレミリアも驚いた。

 

『なんだと!?この私のスペルカードを意図も容易く…貴様…』

 

レミリアは怒りに満ちている。

 

ここで、謎の男が『奇妙』な発言をした。

 

『お前、俺のいる『世界』のレミリアじゃないな?はぁ…さっきの光で飛ばされたって訳か…』

 

『さっきから何をいっている!いい加減に貴様は何者かを答えろ!』

 

『良いだろう。そんなに知りたいのなら教えてやる。俺の名前は『上条定夜』『元』人間で今は『サイヤ人』だ』

 

『サイヤ人だと…?聞いたことがない種族だな』

 

『私もそんな種族聞いたことがないぜ…?』

 

優希は心の中でこう思っていた。

 

『嘘でしょ!?サイヤ人って…ドラゴンボールのサイヤ人!?そんなことってありえるの!?』

 

『さて、異世界のレミリアよ』

 

『なんだ?光より現れしサイヤ人とやら』

 

『まだこの状況が飲み込めねぇがお前を一瞬の内に倒してやろう』

 

『ほう?この私をか?ふーむ…異世界の奴等は皆無謀らしいな』

 

『奴等?ということは、俺以外にも異世界の奴がいるのか?』

 

『貴様の質問に答えるつもりはない。知りたければこの私を倒してみろ』

 

『良いだろう。お前をぶっ倒して聞き出してやる』

 

と言って、レミリアが戦闘体勢になろうとしたその瞬間、定夜と名乗る男がレミリアに一気に接近し、ゼロ距離の位置にまで達していた。

 

『なっ…!?』

 

声を出す暇もなく、男は腰に納めていた木刀でレミリアを攻撃した。

 

一瞬だった。男はまるで『時を止めた』かの如く接近し、レミリアを攻撃した。

 

優希達は凍った。いや、何が起こったのか分からなかった。

動けなかった。

 

『.....えっ?』

 

『何が...起きたの…?』

 

レミリアは地面に叩きつけられ、立ち上がることが出来ない。

 

『がはっ…な、なんだ今のスピードは…み、見えなかった…』

 

すると、男が降りてきて、レミリアを見下ろした。

 

『だから言っただろう?一瞬だって』

 

すると、レミリアの顔に笑みが零れた。

 

『フッ…フフフ…実に良い…』

 

『な、なんだぁ?叩きつけられて笑ってるぞ…Mなのか?』

 

すると、突然レミリアの体が光始めた。

 

『フッ、一旦退くとしよう。定夜とやら、次は更なる力で相手になろう。それまで暫しの休戦だ』 

 

そう言って、レミリアは消えた。

 

『消えた…一体何だったんだ?』

 

『終わったのか?』

 

『終わったみたいだね…』

 

こうして、意外な形でレミリアとの戦いに終止符が打たれた。果たしてこの男は何者なのか?この男は味方なのか?次回、この男の全てが判明する.....

 

 

 

 




さぁ~出てきましたよ男性キャラ。( ´・∀・`)
いやぁ~この男の子は実は多作品のキャラクターで『東方螺旋録』という作品を手掛けている、作者『月人』さんのキャラクターなんですね(≡・x・≡)
いわゆる、コラボです。(o・ω・o)
今後もこの定夜君は重要人物として参加してもらうつもりなので( `・ω・´)ノ ヨロシクー
えっ?定夜君を呼び出したのは誰だって?
・・・・・
さぁ?一体誰でしょうね(白目&震え声)


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第1章『氷の参謀チルノ』
記録1『私の名前はチルノ』


やぁ(*´∇`)ノこんにちは(o・ω・o)いつものGRANです。
一週間以内に投稿出来たかなぁ~?(うろ覚え)
まぁ出来たでしょ(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノィェーィ!
それでは東方解放記録スタートです。


上条と名乗る男がレミリアを撃退させてから約3時間後、ようやく落ち着いてきたので、優希が定夜がどこから来たのか聞いていた。

 

『ねぇ、上条さんってどこから来たの?』

 

『それは私も知りたいんだぜ』

 

『そうだなぁ~俺はこういう場所にいたんだ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはある鎮守府、この場所に上条はいた。

 

俺は艦これの世界へ遊びに来ていた。

 

『定夜さんおはようなのです』

 

この子の名前は電(いなづま)俺の仲間みたいな子だ。

 

『おはよう。朝飯は食ったか?』

 

『まだなのです』

 

『んじゃ一緒に食おうぜ』

 

『はいなのです(*・∀・*)ノ』

 

こうして俺たちは食堂に向かった。

 

数時間後、俺たちはご飯を食べ終え、各自任務にあたっていると

 

『ん?』

 

『どうかしましたか?司令』

 

この子の名前は不知火(しらぬい)俺が初めて建造して作られた子だ。

 

『いや、俺を呼ぶ声が聞こえたんだ』

 

『声が…?どうします?』

 

『行ってみるわ』

 

『どうかお気をつけて』

 

俺は声が聞こえた場所に着いた。すると

 

『上条…定夜…』

 

『お前は誰だ?なぜ俺の名を知っている?』

 

『私は『デア』とある世界の女神だ』

 

『女神?女神がなぜ俺を必要としている?』

 

『お前に助けてもらいたい人物がいる』

 

『助けてほしいやつ?』

 

『あぁ。その者は重大な役割を課せられた者だ。今ここで死んでもらっては困る』

 

『死んでもらっては困るって…今そいつはピンチなのか?』

 

『あぁ、非常にまずい状況だ』

 

俺は考えた。『鎮守府を置いて見知らぬやつを助けにいくか?それとも、断って今まで通りの任務を続けるか?』

 

そして、俺は決めた。

 

『分かった。助けてやるよ』

 

『恩に着る。もう時間がない、すぐに転送するぞ』

 

『あぁ、分かった』

 

デアは何かしらの呪文を唱えると、俺の目の前が急に激しい光に包まれた。

 

『頼んだぞ…異世界より来たれりサイヤ人よ…』

 

『あぁ、任せろ。どんなやつか知らんが必ず助けてやる』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…という感じでこの幻想郷に来たんだ』

 

『へぇ~そんなことがあったんだ』

 

『デア…?聞いたことのない名前だな』

 

『魔理沙は知らないのか?』

 

『デアって名前なんて聞いたことがないぜ』

 

3人は疑問を持った。『じゃあデアという人物は何者なんだ?』と

 

『…まぁこんなこと気にしても仕方ないし、別のことを考えない?』

 

『そうだな。じゃあどんなことを考える?』

 

『あ、そうだ。この幻想郷に残っているやつを探すのはどうだぜ?』

 

『確かに…それは気になるね』

 

『確かに気になるな。じゃあ探しにいくか』

 

こうして優希達は現在の幻想郷にどれだけ住人が残っているか探し始めた。

 

数時間後、ようやく全ての住人のところを回りきった。

 

残っていた住人は、霧雨魔理沙、紅美鈴、パチュリー・ノーレッジ、大妖精、西行寺幽々子、八意永琳、蓬莱山輝夜、古明地さとり、星熊勇儀、姫海棠はたて、犬走椛、八坂神奈子、小野塚小町、風見幽香、ナズーリン、聖白蓮、二ッ岩マミゾウ、蘇我屠自古、秦こころの計19名が見つかった。

 

この19名は今回の異変の解決に協力する意志があるため、全員仲間と言っても良い。

 

『ふぅ…探すのに手間がかかったな…』

 

『ほんとだね…』

 

『全くだぜ…』

 

すると、疲弊しきっている優希達の前に、ある人物が現れた。

 

『ふふっ…かなり疲弊しきっているようね』

 

『誰だぜ!?』

 

『あら魔理沙。この私が分からない?』

 

この気品を感じさせる女性は、淡い青色のワンピースを着ていて、頭に大きな青いリボンをつけ、髪は青色でロングヘアーだ。

 

『その姿…もしかして『チルノ』か?』

 

と定夜が言った。

 

『えっ!?』

 

『チルノだって!?あいつは子供の姿のはずだぜ!?』

 

すると、定夜がチルノと断言した女性が口を開いた。

 

『よく分かったわね。そうよ、私の名前はチルノ。新しき幻想郷の参謀よ』

 

この女性はやはりチルノだったようだ。

 

『これがあの子供っぽいチルノ?』

 

『どういうことなんだぜ…?』

 

すると、チルノが戦闘体勢になった。

 

『悪いけど、あなた達はここで私に倒されるのよ』

 

『ほう?お前みたいな⑨が俺達に勝てるのか?』

 

すると、チルノが笑った。

 

『ふふふっ面白い冗談を言うのね。私はあのときの私じゃないの。新しく生まれ変わったのよ』

 

『生まれ変わった?どういう意味だ?』

 

『さて…悪いけどあなたの質問には答えられないわ。さぁ、そろそろ始めましょう?』

 

『氷による殺戮ショーを』

 

こうして、知能がずば抜けて高くなったチルノが立ちはだかった。果たして、優希達はチルノに勝てるのか…..

 




そう言えば今日は節分ですね~( ・ω・)
ついさっき思い出しました(笑)いや~日本の行事は多すぎる気がするのは私だけだろうか…?
まぁとりあえず、鬼は~外~!福は~内~!ってね(o・ω・o)それでは皆様次回も( `・ω・´)ノ ヨロシクー


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記録2『私の計算通りね』

やぁ(*゚▽゚)ノ遅くなってすみません( T∀T)
今日も元気なGRANです(o・ω・o)
1週間以内に上げると言ったな?
あれは嘘だ((ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ
さてさて今日もノープランで書いていくぞ~( ゚∀゚)人(゚∀゚ )
それでは東方解放記録スタートです( ´・∀・`)


チルノと戦闘を開始してからしばらくした頃、お互いに攻防譲らぬ戦いをしていた最中に『変化』が起きた。

 

『ふむ…多分こう来るわね…じゃあ…』

 

すると、急にチルノが攻撃の手を緩めた。

 

これをチャンスと睨んだ魔理沙は

 

『これはチャンスだぜ!私がここで決める!』

 

と言って一人で接近していった。

 

『あ!待って魔理沙!』

 

しかし、優希の声は届いておらず、魔理沙は猛スピードで接近していった。

 

『どうしよう?定夜さん』

 

『こっちの魔理沙は注意力が無いのか、もしくはバカなのか…?』

 

『今はそんなことを言ってる場合じゃないよ!ほんとにどうしよう…何か嫌な予感がする…』

 

『と言っても俺達が魔理沙に続いていけば共倒れだ』

 

優希達は考える。

 

すると、魔理沙がスペルカードを発動させた。

 

『ここはやっぱり私の得意技で決める!スペルカード発動!恋符『マスタースパーク』!』

 

すると、チルノが笑った。

 

『ふふっ…私の計算通りね』

 

『なんだって!?』

 

すると、チルノが何かしらの装置を取り出した。

 

『これは『リボディーディウム』あなた達の弾幕やスペルカードを『吸収』する装置よ』

 

魔理沙の放ったマスタースパークはリボディーディウムという装置に吸い込まれた。

 

『なにっ!?私のマスタースパークが!』

 

『ふふっ…魔理沙。貴女のマスタースパーク頂くわけにはいかないから『お返し』するわね』

 

チルノがそう言って、リボディーディウムを魔理沙へ向けた。

 

そして

 

『さぁ、自分の技で倒れなさい!スペルカード発動恋符『マスタースパーク2倍』!』

 

リボディーディウムから発射されたマスタースパークは魔理沙が放ったよりも威力が強く、太かった。

 

『くっ…避けきれない!』

 

魔理沙に当たると思われたその時

 

『ふん、少しは警戒しながら接近したらどうだ?』

 

『ボク達が来たからもう大丈夫。でも勝手に行ったらダメだよ?』

 

『みんな…すまないんだぜ…』

 

『さぁて、ここから反撃といこうか』

 

『うん。ボク頑張るよ』

 

3人が反撃しようとしたその時、チルノがこう言った。

 

『悪いけどあなたたちを倒さないわ』

 

『…は?』

 

『…えっ?』

 

『…なんて言ったんだぜ?』

 

『だから、あなたたちを倒さないわ。上から指示があってね、それじゃあ帰るわね~』

 

そう言って、チルノは謎のオーラに包まれて、その場から消えた。

 

『何だったんだあいつは…』

 

『なんか…嵐のように去っていったね…』

 

『子供の姿のときとあんまり変わらないんだぜ…』

 

こうして、呆気にとられた3人は皆が集まっているところへ向かうことにした。

 

皆が集まっている場所というのが、『紅魔館』だ。

 

『ん?優希達じゃないか。どこにいってたんだい?』

 

と小町が聞いてきた。

 

『成長したチルノに襲われてた』

 

すると、この事を聞いていた大妖精は

 

『チ…チルノちゃんは無事なんですか!?』

 

とすごい剣幕で聞いてきた。

 

『うん、無事だよ。でも大ちゃんの知ってるチルノちゃんじゃないよ?』

 

『どういうことですか?』

 

『簡単に言えば大人になったチルノだぜ』

 

『チ…チルノちゃんが大人に…?』

 

なにやら大妖精は考え込んでいるようだ。

 

『なにか考えてるぞ』

 

『混乱してるのかな…?』

 

『無理もないんだぜ…』

 

すると、大妖精は

 

『私をチルノちゃんに会わせて下さい!』

 

『…なにっ?』

 

『…えっ!?』

 

『大妖精!それは危険だ!』

 

『でも…直接会って話がしたいんです!』

 

『ふーむ…困ったな…』

 

『どうするんだぜ?』

 

ここでボクは考える。

 

『会わせたい気持ちはあるけど一人は危険だよね…だったら二人は?』

 

『ねぇ』

 

『ん?どうした?』

 

『なんだぜ?』

 

『ボクと一緒に行くのはどう?』

 

すると、二人は驚愕している。

 

『何を言っているのか分かっているのか?』

 

『その通りだぜ優希!何言ってるんだ!』

 

『よく考えて思い出してよ。ボクの能力って何?』

 

『優希の能力…?』

 

『そ、そうか!コピーする能力!』

 

『そう。だからボクが行ったらチルノちゃんの能力をコピーできるってこと』

 

『なるほど…優希はコピーする能力か』

 

『確かに戦力は増えるけど…もし危険になったらどうするんだぜ?』

 

『それは…』

 

すると、定夜が考え込んで数分後

 

『優希、これを持っていけ』

 

『これは?』

 

『トランシーバーだ。俺の元いた世界で使っていたものだ。ここで使えるか分からんが、ないよりマシだろう』

 

『と、言うことは…』

 

『行ってこい』

 

『定夜!大丈夫なのか!?』

 

『あぁ、大丈夫だ』

 

『良かったね、大ちゃん』

 

『ありがとうございます!優希さん!』

 

『それじゃあボク達は準備してくる』

 

『分かった』

 

数分後

 

『おまたせ。待った?

 

『いえ、私もさっき降りてきたところです』

 

『それじゃあみんな行ってくる』

 

『危なくなったらすぐに知らせるんだぞ?』

 

『分かってるよ』

 

『気を付けるんだぜ…何があるか分からないから』

 

『魔理沙、ありがとう』

 

こうして、優希と大妖精はチルノを探すため、外に出た。果たしてこれから先どうなるのか......




ふぅ~( ・ω・)長かった~(*´▽`*)
やっと終われた(/≧◇≦\)
そういえば3日前ってバレンタインデーですねヾ(≧∀≦*)ノ〃
(その日に上げろよ自分…)自分はチョコを貰えたぜ(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノィェーィ!(どやぁ…(*´∀`*))
まぁ次回も不定期になりますが、気長に待っていてください(*- -)(*_ _)ペコリそれでは次回も( `・ω・´)ノ ヨロシクー


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記録3『たとえ親友でも戦わなければならないの』

やぁ(*´・∀・)ノ…遅れてすみませんでした。゚(゚´Д`゚)゚。
言い訳するつもりはないのですが、実は資格を取るために猛勉強してまして( ;´・ω・`)
そのため1ヶ月近く放置してしまいました( >Д<;)

さて気持ちを切り替えていこうヾ(≧∀≦*)ノ〃
暗くなっても仕方ないしね( ´・∀・`)
それではお待たせいたしました(*´∀`*)
東方解放記録スタートです


ボクと大ちゃんがチルノを探しに出掛けて約10分後、二人の前にチルノが姿を現した。

 

『あらっ?大ちゃんじゃない。久しぶりね』

 

『こ…これがあのチルノちゃん…?別人みたい…』

 

『でしょ?でもあの人がチルノなの』

 

『さて、私を探していたみたいだけど何の用かしら?』

 

『チ、チルノちゃん…争いなんてもうやめようよ…』

 

すると、チルノが笑った。

 

『フフッ、そんなことを話すために私を探していたの?』

 

『そうだけど?悪いかな?』

 

『別に悪くないわ、だけど、それは出来ない相談ね』

 

『そ…そんな…』

 

『その理由はなんで?』

 

『あなたたちみたいな古い幻想郷にいつまでもすがっているやつと交流を持つ意味なんかないし、それに私はこの幻想郷を変えようとしてるのよ?』

 

『じゃあ聞くけど、古い幻想郷と新しい幻想郷の違いって何?』

 

『フッ…愚問ね。新しき幻想郷はあの方が統一されている完全な世界。そして、古き幻想郷は何もないつまらない世界…違いが分かるわよね?』

 

『全然分からないなぁ~完全な世界って方がつまらないと思うな』

 

すると、チルノが呆れた様子で笑ってきた。

 

『フッ…これだから凡人は…まぁ良いわ。私の前に出てきた以上倒させてもらうわ』

 

『そ…そんな…チルノちゃん!やめようよ!』

 

『大ちゃん…たとえ親友でも戦わなければならないの。そして、私は手加減をしない』

 

『チルノちゃん…』

 

『大ちゃん、もう話は通じないよ。覚悟を決めるしかない』

 

『そんな…』

 

こうして、チルノと優希達は戦闘体勢になった。

 

『それじゃあ、いくわよ?』

 

まず、チルノが先制攻撃を仕掛けた。狙いは大妖精だ。

 

『えっ…!?』

 

大妖精は動けない。

 

『まず1人目よ』

 

大妖精は目を瞑った。

 

『あぁ、私はここで死ぬんだ…でも妖精だから何回でも生き返れるし、チルノちゃんに殺されるなら…』

 

と心の中で思った。

 

しかし、待てど待てどチルノの攻撃が来ない。不思議に思った大妖精はうっすらと目を開いた。すると、

 

『大丈夫?大ちゃん』

 

優希が大妖精を守っていた。

 

『優希さん!』

 

『中々早いわね。じゃあ先にあなたから始末させていただくわ!』

 

『そううまくいくかな?』

 

優希は大妖精に被害が及ばないように少し離れた。

 

『よし、ここなら大ちゃんに当たることはないな』

 

『仲間思いなのね』

 

『当然だよ。仲間を大切にするのは大事だよ?』

 

『フッ、まぁ良いわ。それじゃあ始めましょうか』

 

『そうだね。始めようか』

 

二人は猛スピードで接近した。

 

二人は肉弾戦を続けている。攻防譲らぬ戦いだ。

 

『やるわね…』

 

『そっちこそ…』

 

ある程度時間が経つと、二人は距離を離れた。

 

すると、チルノがスペルカードを発動させた。

 

『さて、軽くやってみましょうか。スペルカード発動。氷符『アイシクルフォール』』

 

優希は安置と呼ばれている場所へ向かおうとした。しかし、その時ある疑問が脳によぎった。

 

『このチルノは頭が格段に良くなっている…だったら安置と呼ばれている場所は罠って可能性があるなぁ~…』と。

 

優希は安置に行くのを止め、逆に後ろに下がった。

 

『流石に引っ掛からないわね』

 

『ボクもそこそこ頭は良いよ?』

 

ボクの判断は正しかった。あのまま突っ込んでたらまず間違いなくやられていた。

 

迫り来る氷の弾幕をボクは全て受け止めた。

 

この事にチルノは驚愕していた。

 

『えっ!?私のスペルカードを受け止めるなんて…私の予想の斜め上をいったわね、この娘は…』

 

優希は全ての弾幕を受け止めた。

 

『ふぅ…中々効いたなぁ~』

 

『無事とはちょっと意外だわ。じゃあもっと強力なスペルカードを発動させてあげるわ』

 

『その前に面白いことを見せてあげる』

 

『へぇ…ぜひとも見たいわ』

 

『じゃあ…いくよ?スペルカード発動氷符『アイシクルフォール』』

 

すると、チルノが驚いた。

 

『!?私のスペルカードを発動させるなんて…予想外だわ』

 

チルノは間一髪のところで回避した。

 

 

『フフッ面白くなってきたわ…じゃあもっとスペルカードを喰らわせてあげる!』

 

こうして、優希とチルノの対決が始まった。果たして優希はこの戦いに勝利できるのか?次回に続く…..

 




長かった…( -`Д´-;A)久々だから疲れたぜぃ( ・ω・)
しかも車の助手席に乗りながらっていうね(笑)
そりゃしんどいし、酔うわ( ´・∀・`)
まぁなんとかあげれてスッとしたぜ~(*´∀`*)
これからは定期的にあげようと努力するのでそれまで皆さんお待ちください( ・∇・)


















(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノィェーィ!(謎のテンション)
それでは皆様次回も( `・ω・´)ノ ヨロシクー


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記録4『全く…少しは連絡したらどうだ?』

ハーメルンよ…私は帰ってきたぁ~!ヾ(≧∀≦*)ノ〃(約3ヶ月)
皆様…大変申し訳ありませんでしたm(;∇;)m
私は生きてます!( ・`д・´)(そういう問題ではない)

ではではいきなりですが、東方解放記録スタートです(* ´ ▽ ` *)ノ


ボクとチルノが戦っているものの、中々戦況が変化しない。だが、ここで変化が起きる。

 

『プルルルル…』

 

『ん?なんの音だろう?』

 

その音はボクの腰の辺りから聞こえてきた。

 

『なんでボクの腰辺りから電話みたいな音がなるんだろう?』

 

『よそ見してる暇はありませんわ!』

 

『っとと、この音が何なのか気になるけど…今は戦いに集中しないと!』

 

一方その頃少し時間を巻き戻して定夜は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…遅いな』

 

俺は優希を待っていた。

 

『確かに遅いねぇ…何かあったのかなぁ?』

 

小町がそう言った。

 

『もしかして戦闘を始めているのか…?全く…常に連絡しろと伝えたはずなんだがなぁ…』

 

俺はトランシーバーを取りだし、優希に連絡してみた。

 

『プルルルル…プルルルル…プルルルル…』

 

…出ない。

 

『出ないな…仕方ない優希のところに行くか』

 

『優希達のところへ行くのかい?』

 

マミゾウが話しかけてきた。

 

『狸か、何のようだ?』

 

『そう邪険にするでない。ちと忠告をしてやろうとな』

 

『忠告?』

 

『うむ、忠告じゃ』

 

『何を忠告するんだ?』

 

『何を忠告するんじゃろうのう?』

 

『…早く言え、言わなければもう行くぞ』

 

『全く冗談が通じん奴じゃ、じゃあ忠告してやるかの~』

 

『…優希に気を付けい』

 

俺は疑問を持った。なぜ優希に気を付けるんだ?と

 

『なぜ優希に気を付けなければいけないんだ?』

 

『正確には『優希の周り』に気を付けるんじゃ』

 

『優希の周り?幻想郷のみんなのことか?』

 

『これはただの狸の勘だが『外の人間』の可能性が高い気がするんじゃ』

 

ますます分からん、なんだ?優希の周りの外の人間に気を付けろとは…この狸は一体何を考えている?

 

『…とりあえず狸の言いたいことは分かった。一応気を付けるようにする』

 

『うむ。そうしたほうがええ。後ワシの名前はマミ…』

 

『じゃあな狸、忠告ありがとう』

 

俺は狸が何か言いたげにしていたが、それを無視して瞬間移動で優希の元へ向かった。

 

『ふーむ…そうじゃ、良い俳句を思い付いたわい』

 

『我の名を

    聞かずに立ち去る

         悲しきかな』

 

『うむ、我ながら自分の気持ちをうまく俳句に表せておる。自分でもなんだが実に良き俳句を作れたのぉ~』

 

こうして定夜は優希の元に向かった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し時間を戻して優希は、

 

『あぁ~もう!この音がだんだんうるさく聞こえてきたー!』

 

『なんだか知らないけど相手は集中力を切らしてる今がチャンスだわ!ここで決める!』

 

『あ…ちょっとミスったかも…ヤバイ…!』

 

チルノがとどめの一撃の体制に入ったその時、両者の間に一人の人物が現れるそれは…

 

『優希…少しは連絡をよこしたらどうだ?』

 

『じょ…定夜さん!』

 

定夜だ。そして、定夜はとどめの一撃の体制に入っているチルノの攻撃を軽々と受け止め、その攻撃の反動を利用し、合気道の要領で受け流した。

 

『きゃあ!』

 

『いきなり危ないな。誰だ?…ん?お前はチルノか』

 

『いきなりなんなの!?…ってあなたはこの間の!』

 

『なんだチルノにてこずっていたのか優希』

 

『うるさいなぁ~さっきから腰の辺りから変な音がなって集中できなかったの!』

 

『優希…まさかとは思うが俺が手渡したものは覚えているか?』

 

『へ?(゜_゜)?うーん…なんだっけ?』

 

『こいつ…さっきの出来事をもう忘れてやがる…ここの幻想郷はアホかバカか天然しかいない世界なのか?ここの秩序や治安は大丈夫かよ…』

 

『さっきから何をブツブツ言ってるの?』

 

『いや…気にするな。それよりも早くチルノを倒してさっさと紅魔館に戻るぞ』

 

『いきなり現れてその傲慢な態度…気に入らないわ。そろそろ終わりにさせましょうか』

 

定夜も合流し、ついに最終局面を迎えたチルノ戦。はたして優希たちは無事に勝てるのか?次回に続く……

 

 

 

 

 

 




いやぁ~終わった終わった~(ノ≧▽≦)ノ
久しぶりに書くと疲れるなぁ~ヽ(○・▽・○)ノ゛

まぁでもやりきった感はあるよね(σ*´∀`)
これからはなるべく早くあげるよう努力いたしますのでどうか皆様何卒長い目で温かく見守っていてくださいm(__)m

それでは私は9倍の速度で帰るとしますかぁ~(笑)
では私は失礼する…サラダバー!ヾ(≧∀≦*)ノ〃


























なんてね、帰ると思った?帰ると思った?残念私は家n
(皆様本当にすみません。それでは皆様さようなら~)


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記録5『貴様は俺の駒だ。それ以上もそれ以下でもない』

ハーッハッハッハッハ!ヾ(≧∀≦*)ノ〃
私が来たぞっ!σ(o・ω・o)
いやぁ前書きでこういう挨拶するのって毎回思うけど楽しいよね~(((o(*゚∀゚*)o)))
だからこのスタイルを変えません( ・`д・´)
(いきなりどうした)
ではでは東方解放記録スタートです(*´∀`*)


定夜が参戦するというイレギュラーな事態にチルノは困惑していた。

 

『ま…まさか貴方が来るなんて…予想外だわ…』

 

すると定夜は

 

『優希、相手が困惑している今がチャンスだ。一気に攻めるぞ』

 

『それは分かってるけどボクそんなにスペルカード持ってないし多分足引っ張っちゃうよ?』

 

『…なぜその状態でチルノに挑もうと思ったんだ?』

 

『ごもっともです…仰る通りです…。実はチルノちゃん相手だと余裕だと思ってました…』

 

定夜は呆れた表情を浮かべながらため息を吐いた。

 

『はぁ…全く…少しは自分の力量を理解してその上で戦う相手を選んだらどうなんだ…』

 

『すみません…』

 

『まぁいい…この話は追々するとして、今はチルノをどうにかするぞ』

 

『分かった。ボクなりに頑張ってみるよ』

 

そう言うと、定夜と優希はチルノに向かって突撃していった。

 

『…!困惑している暇なんかないわ…迎撃する!』

 

チルノがそう言うと、二人に向かって突撃していった。

 

優希は定夜をサポートする形で弾幕を張り続けている。

 

定夜とチルノは肉弾戦を繰り広げている。

 

しかし、戦闘民族サイヤ人に到底叶うはずもなく、チルノはあっという間に押されていった。

 

『くっ…!この私が押されるなんて…!』

 

『サイヤ人に肉弾戦を挑んだのが間違いだったな。さぁこのままいくぞ』

 

どんどんチルノが押されていく。序盤はチルノと定夜は互角かと思える戦闘だったが、だんだん時間が経つに連れて少しずつ差が開き始める。

 

『ぐはっ…』

 

『もう諦めろ…お前に勝ち目はもう無い。さっさと降参したらどうだ?』

 

『ま…まだよ…まだ諦めないわ…』

 

チルノの目は死んでいなかった。むしろ獣を狙う肉食獣の如く鋭い睨みを放っている。

 

しかし、チルノに異変が起きる。

 

『…!?ガァ…!グァァァ…!』

 

『なんだ?何が起きている?』

 

『なになに!?どうしたの!?』

 

遠くから弾幕を打ち続けていた優希も戻ってきた。

 

『ギ…ガ…グガァァ!!』

 

チルノは頭を抱えながら悶え苦しんでいる。

 

『ナ…ゼ…コ…ナコト…ヲ…マ…ター…!』

 

チルノは何者かに何かを訴えている。しかし、言葉が途切れ途切れなので聞き取ることは出来なかった。

 

すると、突然何処からともなく声が聞こえてきた。

 

『フッ…愚問だな…チルノよ…貴様は俺の駒だ。それ以上もそれ以下もない』

 

『ソ…ン…ナ…』

 

『ところでこの声の主は誰だ?少しは名乗ったらどうだ?』

 

と定夜が口を開いた。

 

『おっと失礼。それは失敬だった。君達の存在を忘れていたよ』

 

『…なんかすっごい上から目線でムカつく態度だね』

 

『それは俺も同感だ』

 

『最高の誉め言葉をありがとう。お礼に俺の名前を名乗ってやろう。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『俺の名は『マスター』完全なる幻想郷…新しき幻想郷の創造主である。よーく覚えておくんだな』

 

『マスター?ふん、ダサいネーミングセンスだな』

 

『言うねぇ~君みたいなタイプは俺好きよ?』

 

『その話し方はやめろ。虫酸が走る』

 

『やぁ~んその言葉遣いもす・き・よ』

 

『…お前の面を見た瞬間潰す…』

 

『今のはボクでも引くわぁ…』

 

『あっはっはっは!君たちは面白いなぁ!とっても分かりやすい!』

 

『ねぇさらっとバカにされてるよ?ボクたち』

 

『良い度胸だ。本体を現したとき覚悟するんだな』

 

『まぁ、それは良いとしてうちのチルノは返してもらうよ~』

 

『なぜだ』

 

『それ敵の大将に言う台詞~?バッカじゃないのぉ~?』

 

『………』

 

『定夜さん一旦落ち着こう?ね?』

 

定夜は怒りに満ちた表情を浮かべている。

 

『ホントに面白いねぇ~今度会いに行ってやるよ』

 

『…なんなら今すぐでも良いんだぜ?』

 

『流石に俺もそんなにお暇じゃないから無理かな』

 

そう言うと、チルノから眩い禍々しい光が放たれた。

 

『それじゃあ俺は行くわ。今度会うときはねじ伏せてやるよ』

 

そう言い残し、声は聞こえなくなりチルノの姿も消えた。

 

『今のなんだったんだろう?よく分からなかったね』

 

『あぁ…だが無性に腹がたったな』

 

そう言いつつ、二人は紅魔館へと戻るのだった。

 

意外な形でチルノとの戦闘を終えた二人。果たしてこの先どんな困難が待っているのか?そして、マスターと名乗る人物は一体誰なのか?それはまだ知るよしもない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1章『氷の参謀チルノ』 完




いやぁマスターって誰だろうね?(・_・?)(なぜお前も分かっていないんだ)
てかついに第1章終わったねぇ~(ノ≧▽≦)ノ
こんな感じに終えるの夢だったんだよね~(((o(*゚∀゚*)o)))
(東方解放記録はまだまだ連載いたしますので、ご安心を)
それじゃあそろそろ寝るかぁ~(´ω` )zzZ(現在夜中の約1時)
それじゃあおやすみぃ…(。-ω-)ノ
次回もよろしo(__*)Zzz




……あ、大ちゃん置いてけぼりだ。
ま、まぁ一緒に帰ったってことにしようか…(白目)


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第2章『優希の闇』
記録1『お前を強くする』


今回は早めの投稿だぜ(*´~`*)(いつもこのペースで頑張れよ自分…)
てかそろそろ前書きのネタが無くなってきた( ゚д゚)ポカーン
どうすっかなぁ~?(・_・;?
…( ゚д゚)ハッ!
…特になんもねぇや(* ´ ▽ ` *)ノ(なんもないんかい)
それでは東方解放記録スタートですヾ(≧∀≦*)ノ〃



チルノとの戦闘を終えて紅魔館に戻ってきた二人。戻ってきて早々定夜はこう言った。

 

『優希』

 

『何?定夜さん』

 

『今からお前を鍛える。拒否権はない』

 

『…唐突だね。てかボクに拒否権ないの!?』

 

『ない』

 

『うわぁ…たった二文字にして最強の言葉…』

 

『俺はお前を強くする。お前も強くなりたいだろう?』

 

『まぁ確かにそうだけど…』

 

『だったら善は急げだ。分かったか?』

 

『うぅ~分かったよぉ…』

 

優希は頬を膨らませ渋々修行を開始することにした。

 

『まずは腕立て、腹筋を50回を10セットだ』

 

『いきなり難易度高っ!』

 

『これくらいできなければ話にならん』

 

『いやいや…定夜さんはできるかもだけどボクなんの取り柄のない一般人だよ?ましてや女の子だよ?』

 

『世の中に不可能と言う文字はない。やれ』

 

『うわぁ…超スパルタァ…』

 

こうして、(優希にとって)地獄の修行が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…2時間後、ようやく定夜の言われたメニューを終わらせた。

 

『はぁ…はぁ…』

 

『遅い。せめて1時間で終わらせるようにしろ』

 

『じょ…定夜…さん…さすがに…無理…』

 

『嘆いている暇はない。次はスクワット100回を5セットだ』

 

『…(つд;*)』

 

優希は汗と涙を流しながらスクワットを開始した。

 

そして、全てのメニューが終わった。

 

『もう…無理…』

 

『定夜さん。少しやりすぎではありませんか?』

 

地霊殿の主古明地さとりが声をかけてきた。

 

『これくらいしないと多分この先厳しくなる』

 

『…本当にそう思っているようですね』

 

『お前に嘘を言っても無駄だからな』

 

『分かりました。しかし、彼女の体のことも考えてあげて下さい。いずれ体を壊してしまいます。そうすれば意味ないでしょう?』

 

『分かっている。そこでだお前に折り入って頼みがある』

 

『なんですか?』

 

『俺との修行を終えた後の優希の面倒を見てほしい』

 

『なぜ私に?』

 

『お前は心を読むことが出来るだろう?疲弊しきっている優希はそんなこと考える余裕はないだろう。そこで優希がこの戦いにどう思っているのか見てほしい』

 

『…良いでしょう。面倒は見ます。ただし、あまり無理はさせないこと。良いですね?』

 

『努力はしよう』

 

こうして、修行を終えた優希をさとりはゲストルームへ運んでいった。

 

『すぅ…すぅ…』

 

優希は疲弊してそのまま寝てしまった。

 

『さて、あの人に言われた通り心を読んでみましょうか』

 

さとりはサードアイを優希の顔に近づけた。すると、

 

『こ…これは…!この子…放っておいたら大変だわ…』

 

さとりが読んだ優希の本心とは?次回に続く……

 

 

 

 




今回はちょっと短めに終わったなぁ~( ´゚д゚`)アチャー
まぁたまには良いかぁ~(*´~`*)
それでは皆さんこの辺で失礼しまーす(* ´ ▽ ` *)ノ
次回も( `・ω・´)ノ ヨロシクー


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記録2「お前はボクの闇…だろう?」

皆様、大変お待たせいたしました(泣)
約5ヶ月ぶりですが、東方解放記録をお楽しみください。
(約5ヶ月の期間が空いてしまっているので、内容が良く分からなくなるかもしれないですが、ご了承ください)



優希をゲストルームに運んださとり。さとりは、定夜に頼まれた通りに優希の心の中を見てみた。すると、「こ、これは…!?」さとりは驚愕した。

 

さとりが驚愕していると、後ろから声が聞こえた。「さとり、優希の心の中でなにを見た?」と定夜が言った。

 

さとりは、こう答えた。「とても言える内容じゃないわ…でも、一言で表すなら「闇が深すぎる」と言えばいいかしら」

 

定夜は首を傾げた。「闇が深すぎるだと?どういうことだ?」さとりは説明を始めた。

 

「普通は人の心の奥底に眠る記憶は実際に体験しているように見えるんです。しかし、優希さんの場合だと何も感じず、ただ暗闇が果てしなく続く…と言えば分かりますか?」

 

定夜はますます疑問を抱いた。「うーむますます分からん。あんなにお調子者の優希がそんな闇を抱えているとは思えん」

 

さとりも共感の意を示した。「わたしも同感です。あんなに明るい優希さんにこんな闇があるとは思いませんでした」

 

二人が話していると、優希が突然起き上がった。

 

「優希さん?」「優希、どうした?」と二人が声をかける。すると、優希は定夜に向かっていきなり殴りかかってきた。

 

「…!?優希、なんの真似だ!」定夜が大声で叫ぶが、反応がない。すると、さとりが優希にサードアイを向けた。

 

「…何も反応がない…もしかして、無意識?いや、そんなはずは…」考え事をしているさとりに向かって優希が蹴りを放った。

 

「…!?しまっ…」さとりは咄嗟に防御の構えをしようとするが、間に合いそうにない。しかし、その刹那さとりの前に定夜が立ちふさがり、さとりを庇う形で吹き飛ばされた。

 

「じょ、定夜さん!大丈夫ですか!?」とさとりが駆け寄る。定夜は薄ら笑いを浮かべて「これくらいはなんともない」と言い、大丈夫だと伝えた。

 

すると、「お…お前は誰だ!?」と突然優希が大声で言い放った。この言葉にさとりは疑問を抱いた。

 

「お前は誰だ…?…まさか!?」とさとりは突然そう言った。

 

その言葉を聞いた定夜は優希への警戒を解かずにさとりに質問をした。「さとり、何かあったのか?」さとりはこう答えた。「えぇ、今優希さんが何故こうなったのか分かりました。」その事を聞いた定夜は冷静に聞き返した。

 

「どういう状態なんだ?もしかして、過去にもこういうことがあったのか?」その問いにさとりはこう答えた。「えぇ、一度だけですが…似たような現象に出会いました」定夜は続けて言った。「覚えている範囲で良い、どんな感じで、原因はなんだ?」さとりは考えた後、何かを思い出したように話した。

 

「確か…前にこの現象と出会った原因は、本人の中に「裏の自分」がいて、その裏の自分と表の自分が争っていて、それが無意識の内に他人に襲いかかったりしたと記憶しています」なるほど、と定夜は納得した。

 

次に定夜はどうやって解決したかをさとりに聞いた。しかし、さとりはどうやって解決したか覚えていなかった。

 

「ふーむ、とりあえず原因はなんとなく分かったが解決方法が分からんとどうしようもねぇな…」と定夜は悩む。さとりは「とりあえず、埒があきませんから今は戦って落ち着かせませんか?」と提案する。

 

「…今はそうするしかねぇな」とその提案を採用した。「さとり、一気に決めるぞ。俺に合わせてくれ」と定夜が言うと、さとりは頷き二人は優希に向かって突撃していった。

 

その頃、優希の精神内では…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前はボクの闇…だろう?」

 

優希と、黒い人影のシルエットの人物と非常に激しい戦いを繰り広げていた……

 

 




いやぁ~久しぶりに書くと全然分からないものですねぇ~

それはさておき、次回は優希ちゃんの精神内で何が行われていたのかを書こうかな~と予定しています。(あくまで予定なので、変更になるかも知れませんが…)
まぁ気長にお待ちしていてくださいm(_ _)m

それではまた次回お会いしましょう。
次回も( `・ω・´)ノ ヨロシクー


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記録3「解ったぞ…」

皆さんおはこんばんにちは~!ヾ(≧∀≦*)ノ〃
…はい。ちょっとふざけてみたかっただけです。
てなわけで今回は早めに投稿しようと思います。(いつもこのくらいのペースで書けよ…)
さてさて、今回は優希ちゃんの精神内のお話…
はたして、今宵はどのような結末を迎えるのか?
それでは東方解放記録スタートでーす( ≧∀≦)ノ


定夜とさとりが優希と対戦している一方で、優希の精神内では

 

「うーん…あれ?」優希は目を覚ました。しかし、目の前に映った光景はただ闇が続く世界だった。

 

「ここはどこだろう?」と優希は考え始めた。すると「ここはお前の精神の狭間だ」とどこからともなく声が聞こえた。

 

「ボクの精神の狭間?どういうこと?…ていうか君は誰!?」と優希は驚愕した。

 

「まだお前がどういう状況になっているか分かっていないようだな」と声の主は言う。

 

「いや、どういう状況になっているか分かっていないようだなって言われても今目が覚めたばっかりだから分からないに決まってるでしょ」と優希は声の主に反論した。すると「確かに…それもそうだな」と声の主が肯定した。

 

「でしょ~?すぐ分かるわけないよー」と優希がいつもの調子でそう言う。そこに声の主がこう言った「では、私が教えてやろう」と。

 

優希は声の主に聞いた「じゃあ教えてもらおうかな」と。声の主はこう言った「今お前がこのような状況になっているのは、お前があまりにも腑抜けな態度で過ごしているからこの私がお前になってやろうと思ったからだ」と。

 

先ほどとはうってかわって和やかな雰囲気から一変し、殺伐とした空気に変わった。「それってどういうこと?」と優希が聞く。すると、声の主の姿が徐々に現れ始めた。

 

声の主の姿は、「優希そのもの」だった。ただ、1つ違う点を挙げるとするならば、姿は真っ黒だと言うことだけだった。

 

「簡潔に説明してやろう。つまりは…お前を殺して私が優希になると言うことだ!」と叫びながら優希に向かって攻撃を仕掛けてきた。

 

優希は間一髪のところで回避する。「いきなりどういうこと!?それよりもさっきからボクになるボクになるって…お前は誰だ!?」と真っ黒な優希(以降黒優希と記す)に問いかける。「ふん…お前が知る必要はない!」と黒優希は聞く耳をもたず攻撃を仕掛けてくる。

 

「くっ…」優希は防戦一方だ。「何がどうなってるの…?」と優希は考え始める。しかし、「考えてる暇があったら私に殺されろ!」と黒優希が攻撃を仕掛けてくるため考えている余裕はない。「何がどうなってるか分からないけどやるしかないか…!」と優希は訳も分からないまま戦闘を開始すると決めた。

 

現在は黒優希が優希を圧倒している。しかし、優希も負けじと反撃を繰り出す。しかし、いとも簡単に避けられてしまう。「なんで攻撃が当たらないの!?」と優希に焦りの感情が現れる。

 

「当たらなくて当たり前だ!私は「お前の全てを知っていて行動パターンが読める」からな!」と良いながら攻撃を繰り出す。この言葉に優希は疑問を持った「ボクの全てを知っているってどういう意味…?」と。

 

優希が考えていると、黒優希が繰り出した蹴りが優希の横腹に直撃する。「ぐはっ…」と血反吐を吐きながら数メートルは吹っ飛ぶ。「無駄なことを考えているから攻撃に直撃するんだ。次で確実に仕留めてやる」と黒優希はとどめの一撃を繰り出そうと構えている。すると「解ったぞ…」と優希が言う。

 

「なに…?」と黒優希は構えを解き、優希に聞いた「何が解ったのだと言うんだ…答えろ」と。優希は地面にうつぶせになりながらこう答えた。

 

「お前はボクの闇…だろう?」と。すると、黒優希は驚いた表情を見せる。「へぇ…その根拠は?」と興味を示す。

 

「根拠は…君がさっき言ったじゃないか…」黒優希は笑った「あーっはっはっはっは!…私が言っただと…?笑わせるな!私がいつそのようなことを言ったか答えろ!」と笑った後、激情しながらそう言った。優希はその問いにこう答えた。

 

「私はお前の全てを知っている…って言ってたじゃないか…もしかして…君はバカなのかい?…(笑)」と少し相手を挑発するような笑みを浮かべながらそう答えた。すると、黒優希が優希を誉めた「ふっ…まさかあの言葉だけで解るとはな…少し驚いたよ」と言った。しかしその後、黒優希は感情的にこう言い放った。

 

「私の正体を見破ったのは褒めてやる…しかし、その態度は私を侮辱したと見なすぞ!!」と言いながら襲いかかってきた。「くっ…まだ少し痛いな…けど、頑張るっきゃない!」と言いながらよろよろと立ち上がった。

 

「そんなフラフラの状態で何が出来る!?さっさと私にひれ伏しながら死ねー!」と言って優希にとどめの一撃が入るかと思われたその瞬間、黒優希は突如地面に崩れ落ちた。「くそっ…!後少しだったのに!」と良いながら姿を消した。

 

優希は何が起こったのか理解出来なかった。するとその時、優希に急激な倦怠感が襲いかかる。「何…これ…?立って…いら…れな…い…」と優希も地面に崩れ落ちた。そして優希の意識が闇に消えた。

 

一方その頃、定夜たちは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…やっと落ち着いたか」と定夜たちは優希をねじ伏せていた。「優希さんの心を見ましたが、どうやら優希さん自身も落ち着いたようです」とさとりが言う。

 

「よし…とりあえずこの事は俺達だけの秘密にしよう。他のやつに知られると面倒だ」と定夜がさとりにこう提案する。「えぇ。そうしたほうが良いですね」とさとりはその提案に異議を唱えなかった。

 

ようやく優希は現実と精神内の両方で落ち着くとこに成功した。何故このような事態になったのか?そして、あの黒優希は何故優希を殺害しようとしていたのか?

 

次回に続く……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やはりあの娘は危険じゃの~さぁてこれからどうするつもりじゃ?定夜よ…さて儂は高みの見物とするかのうっと」




あわわわわ…最後の人物誰!?(゜ロ゜ノ)ノ(いや、作者だろ)

さてさて面白くなってきましたねぇ~(ノ≧▽≦)ノ
自分も興奮してきました!(*゚∀゚)=3

ではでは次回をお楽しみに~(* ´ ▽ ` *)ノ
次回作も( `・ω・´)ノ ヨロシクー


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記録4「おい…あんまり舐めてるんじゃねぇぞ…女ぁ」

皆々様、大変長らくお待たせいたしました(つд;*)
かなり遅めの新年1発目の小説でございますm(;∇;)m
そして、新年明けましておめでとうございます!( ;∀;)
それでは、早速始めたいと思います。
東方解放記録スタートです。


優希が落ち着きを取り戻してから数時間後、ようやく優希は目を覚ました。

 

「うーん…あれ?」と頭を抱えながら起き上がる。「ようやく起きたか」と少し強めの口調で言い放つ定夜と、「優希さん、一体何があったんですか?」と質問をするさとりが優希の側にいた。

 

「そんなにいっぺんに質問しないでよー」といつもの調子でそう言う。しかし、定夜は強めの口調を緩めずこう言った。「お前、自分が何をしたのか覚えているか?」その問いに優希はこう答えた。「何のこと?ボク確か寝てたはずでしょ?何かしたっけ?」とあの事を覚えていない様子だった。

 

「さとり」と優希を見続けたままさとりに嘘か本当かを聞いた。すると「えぇ、嘘はついていません」と優希が本当に覚えていないことを定夜に伝えた。

 

「さっきから二人で何話し合ってるの?もしかして、本当に何か悪いことした…?」と徐々に不安になっていき少し涙目になってきた優希。そこで、定夜が事情を説明した。

 

「…という訳だ」すると、優希は驚きを隠せないまま言った。「えぇ!ボクそんなことしたの!?」驚いている優希にさとりが質問した。「優希さん、この話を聞いても何も思い出さないですか?」この問いに優希は「全然覚えてないよー!でも、ボクが何かしたのなら本当にごめんなさい!」とあまり事情を把握していないが、自分が悪いと察し、謝罪の言葉を漏らした。

 

「しかし、優希が覚えていないとなると、あれはなんだったんだ?」と定夜が頭を抱える。すると、「ドォーーーーン!!」と紅魔館の外から凄まじい爆発音が鳴り響いた。

 

「なんだ!?」と定夜が言う。そこに、「敵襲です!戦闘に自信がある人は私と一緒に迎撃を手伝ってください!」と白狼天狗の犬走椛が事態を伝えてきた。

 

「優希、話は後だ今は敵を迎撃するぞ!」と優希を連れて迎撃に向かおうとする。「私はどうすれば良いですか!?」とさとりが聞く。「さとりは紅魔館に残っている奴等の避難を誘導してくれ!」と言い放ちながら優希と共に走り去っていった。「分かりました!」と言ってさとりは紅魔館に残っている皆を避難させるべく動き始めた。

 

外に出た定夜と優希、そこにいたのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しいな…小娘とサイヤ人と名乗る男」とかつて退けたレミリア・スカーレットと、「さて、掃除を始めましょうか」と刀をこちらに向けながらそう言った銀髪の少女がそこにいた。

 

「お前はレミリアか。それに、お前は魂魄妖夢だな?」と定夜が言った。すると、妖夢と指摘された銀髪の少女がこう言い放った。「えぇその通りです。ですが、名前を知っているからといってあの方の邪魔はさせません」と自らを妖夢だと認めたが、依然としてこちらに敵意を向け続けている。

 

「あれが、あの優しい感じの妖夢さん?なんか全然違うね」と優希がそう言った。すると、レミリアが口を開いた。「クックックッ…さぁて折角の感動の再開だ貴様らの望む死に方で殺してやるぞ?」と笑みを浮かべながらそう言った。これに対して定夜と優希は「あいにくだが、俺はまだ死ぬわけにはいかんのでな、逆に貴様らを退けてやる」「ボクもまだ死にたくないし、貴女達を倒してあげるよ!」と二人ほぼ同時にそう言い放ち、戦闘態勢を整える。

 

「ハーッハッハッハ!そうでなくては面白くない!妖夢、いくぞ!」「えぇ、任せてください。私の前に立ち塞がる障壁は切り捨てます」と二人も戦闘態勢を整える。

 

「行くぞ!」「行くよ!」「さぁ…殺戮ショーの開幕だ!」「…切る」と4人一斉に相手に向かって突撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、妖夢と優希が対峙した。「貴女は紅魔館に残っている人達の中でも弱いと聞きます。大人しく私に切られる気はないですか?」と優希をバカにしながら挑発してきた。その挑発に優希は「その手には乗らないよ~確かにボクは弱いけど、素直にやられる気はないし!」と笑いながらそう言った。

 

「そうですか。では、切ります」と言ったその刹那、一気に優希の懐に距離を縮め、刀を切り上げようとする。「は、早い!けど、避けれないスピードじゃない!」と言いながら回避していく。

 

「今度はこっちの番だ!」と言いながら弾幕を打つ。「…遅い!」と言いながら妖夢はその場から動かず、全ての弾幕を刀で捌いていく。「嘘ぉ!」と優希は驚いた。

 

「次は外しません。…切る!」と言い放ち終わる前に優希に近づき、刀を振り下ろす。「くっ、早いなぁ…」と言いつつ間一髪で避けるが、服の一部が刀によって切られ裂けてしまう。

 

「その程度ですか?私に切られる気はないとおっしゃっていたのは嘘ですか?」と再び挑発し、優希を煽る。すると、「まだまだ!…これからだよ!」と言った瞬間、優希は空中にいながら意識を失ってしまった。

 

「…?この人は読めませんね…まぁいいです。このまま…切る!」と言って刀を振り下ろし優希の胴体を切り裂こうとしたその瞬間、「おい…あんまり舐めるんじゃねぇぞ…女ぁ」と片手で妖夢の刀を受け止めた。「なっ!」とさすがに驚く妖夢。「へっ、この程度かぁ?お前の太刀筋なんざ私には効かねぇよ!」と言いながら妖夢の腹部に蹴りを放つ。「がはっ…」と血反吐を吐きながら数メートルは妖夢が吹き飛んだ。

 

「さぁて…まだまだ始まったばかりだせぇ…?精々私を楽しませてくれよ!女ぁ!」と言いながら優希は妖夢に対して突撃していった。

 

突然人格が変化した優希。なぜ、急に人格が変化したのか?この先どうなってしまうのか?次回に続く……

 




今回は新年一発目と言うことで、2000文字越えを目指してみました。
いやぁ久しぶりに書くと楽しい~!(((o(*゚∀゚*)o)))
あいも変わらず投稿頻度は絶望的に遅いですが、のんびり書いていきますので、首を長くしてお待ちください…(本当に申し訳ありません)

それでは、また次回お会いしましょー!
次回も( `・∀・´)ノ ヨロシクー


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