悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り (鬼の半妖)
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幻想入り 幻想入り

ここに一人、とある男子学生がいた。
彼は人間には重すぎる能力を得ていた。
だが周りから嫌われるどころか皆から好かれている。
それもそのはず『彼は優し過ぎた』。
しかし彼は心の奥底で悪役に成りたがっていた。

?「……………はぁ。」

この男子学生の名は五十嵐 京谷(いがらし きょうや)。
年齢16歳。

京谷「何でこうも助けるんだろうか?俺は。」

彼は先程、横断歩道で動けないお年寄りを助け、かつあげされていた別の男子学生を不良から助け、迷子を助けた。
めちゃめちゃ優しい奴だ。

京谷「はぁ。ジョジョのDIO様みたいに成りてーよ畜生。」

彼の独り言は他の皆にも聴こえてはいる。だが皆、彼の活躍ぶりを知っているため冗談として受け止めていた。
そんなこんな独り言をしているとアパートに着いていた。

京谷「………まぁ、この能力のおかげで退屈はしてないがよ。」

彼はアパートの階段を上り自身の部屋の前のドアの前に立つ。
彼は鼻で大きく息を吸い、口で大きく息を吐く。

京谷「変化者《チェンジャー》」

京谷はそう言い手を使わず、ドアの鍵を開け京谷は部屋に入る。
荷物を下ろしパソコンでyou○ubeを開き動画を見る。

京谷「♪~~やっぱ良いねぇ。さいっこうにハイってやつだ!」

京谷は動画を見終えると溜め息をつく。

京谷「暇だ。何かこいつが有効活用できる場所に行きたいぜ。」
?「なら幻想郷はどうかしら?」

京谷は声のした方向へ即座に振り向く。
そこには女性が一人。しかし京谷はその女性を見ると安堵の表情を浮かべる。

京谷「なーんだ、紫さんか。」
紫「何だとは何よ。」
京谷「びっくりしたからね流石に。」
紫「あら、そう。それより夕御飯頂けないかしら?」
京谷「はいはい、分かりました。」

京谷は台所へ足を運び冷蔵庫の中を見る。

京谷「ハンバーグで良いですか?」
紫「あら、嬉しい。」

京谷は冷蔵庫にあった挽き肉を使いハンバーグを作る。



『十数分後』


作り終えたハンバーグをテーブルに置く。
その他、白飯と箸、コップとお茶をテーブルに置く。

京谷「毎度毎度こんなんですいません。」
紫「良いわよ。美味しいもの。」


『食事の時間だ!』


京谷・紫「御馳走様でした。」

紫は口を拭き本題を話す。

紫「さて京谷君、話だけど。」
京谷「幻想郷……でしたっけ。」
紫「ええ。そこに行かない?」
京谷「……確か、そこは忘れ去られた者たちの楽園でしたっけ。」
紫「簡単に言ってしまえばね。」

京谷は少し考え、紫に話す。

京谷「何故その事を僕に話すんですか?別に僕じゃなくても良い筈ですが。」
紫「あら、私は貴方の願いを叶えに来たのよ。」
京谷「……僕の願い……ですか。」

京谷は決心がついた。

京谷「行かせてもらって構わないですか?紫さん。」
紫「勿論、そのつもりよ。」

紫は空間に穴を開ける。その空間は無数の目玉がそこかしこにあった。

京谷「あ、ちょっと準備良いですか?」
紫「どうぞどうぞー。」


『京谷準備中』


京谷「お待たせしました。」
紫「それじゃあ行きましょうか。」

京谷と紫はその空間へ入る。その後、その空間は消えた。



『キングクリムゾン!!』


京谷「とーちゃくっと。」
紫「ようこそ幻想郷に。」

京谷と紫が降り立った場所は辺り一面木だらけの場所だった。

京谷「そういえば紫さん。此処、何処ですか?」
紫「妖怪の山と呼ばれる場所よ。後、一応天狗の縄張りだから。バイバーイ。」
京谷「それではー……ってちょっ!」

京谷を無視して帰る紫。頭を抱える京谷。
と京谷の周りに気配。その数、約18名!

京谷「はぁ。まぁいっか。」

京谷は表情を変え、周りにいる気配に向かい話す。

京谷「貴様ら観察するだけか?それで取り囲んだつもりか?」

京谷はDIOのように彼らの心に響くように話す。
周りにいる気配は京谷に近づき姿を見せる。

?「何者だ貴様。」
京谷「……ほぉ。貴様がこいつらの指揮官か。女の癖に大した奴じゃあないか。」
?「質問に答えろ。さもなくば……」

その女の合図で周りにいた者たちは一斉に攻撃の体制をとる。
対し京谷は

京谷「さもなくば………なんだ?」
?「やれ!」

合図で一斉に攻撃をする者たち。京谷は右手を握り拳の形にすると、一番接近していた者に殴り付ける。

京谷「世界《ザ・ワールド》」
?1「ぐぼほぉ!」

殴り付けられたその者は二十メートル程ブッ飛ばされる。

?「!?なんだと!」
京谷「どうした?こんなものか?」
?2「なめてんじゃあねぇぞ!」

10名、京谷に接近する。
しかし京谷は溜め息をつく。

京谷「無駄ァ!」

京谷は右拳で凪ぎ払うようにする。
その10名は地面に叩き付けられたり木に衝突されたりした。

京谷「残り7名………つまらんな。」
?「ッ!残りで畳み掛けるぞ!」

その女の合図で残っていた者たちは京谷に接近する。

京谷「変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》」

京谷はそう言い終えたまま動かない。
京谷に接近している者たちは勝利を確信していた。
だが、
突如、腹に拳で殴られた痛みが彼らを襲う!

?たち「ガハァ!」
?「ばか……な……何故………」

その彼らは気絶する。
残ったのは京谷ただ一人。

京谷「………めんどくさっ。」

京谷は倒れている者たちを安全な所に運び、看病をした。




どうもうぷ主の鬼の半妖でございます。
唐突ですが、キャラ紹介。

五十嵐 京谷(いがらし きょうや)
年齢16才 身長175㎝ 体重65㎏
特徴 右目が赤く、左目が紺色のオッドアイ
   優しいすぎる
   どちらかといえば端正な顔立ち
性格 お茶目

ですね。

感想等々宜しくお願いします。


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天狗と風祝

現在、京谷は先程戦った者たちを手当てしている。
やはり優しすぎる。3時間経っているのにも関わらず。

?「……………はっ!」
京谷「おー、起きたか。」
?「んなっ!?」
京谷「動かないでよ。体力とかは回復させたけど流石に痛みは癒すの難しいんだよ。」
?「貴様、何故……ッ!」
京谷「あーほらほら動かないで。全く。一応手当て。自分のしたことだしこれぐらいは当然だと思うけど。」
?「……は?」

京谷の目の前の女性は呆れている。
自分たちと戦い勝った癖に、わざわざ敵の手当てをする。
これほどまでにお人好し過ぎる者を見たことが無かったからだ。

?「……もし私が不意討ちをしたとしたら、どうしてたんですか?」
京谷「そんときはそんとき。考えるだけ面倒だよ。」
?「………ふふっ。おかしいですね、貴方。」
京谷「そお?よく分かんないや。」
?「おっと忘れてました。犬走 椛(いぬばしり もみじ)といいます。手当てありがとうございます。」
京谷「僕は五十嵐京谷。宜しく。ところで椛ちゃん。」
椛「何ですか?」
京谷「此処から近い場所って何処かな?」
椛「ああ、そんなことですか。それならこの山の頂上に神社があるので案内しますよ。」
京谷「ありがたいけど、流石にお仲間さんを置いてまでっていうのはちょっとな。」
椛「それもそうでした。でしたら反対の方向に進んでいくと石段があるので、それを上って行けば良いですよ。」
京谷「分かった。それじゃ。」

そう言い京谷は示された方向に進む。
しばらくすると石段が見えたのでそれを上っていく。



『キングクリムゾン!!』



京谷「………いや長くね?疲れた。」

夕方、京谷は少し汗をかいていた。
辺りを見渡すと大きな神社。そして変わった巫女服の女子。
京谷はDIOのジョジョ立ちをしながらそこまで近づく。

?「ん?参拝客でしょうか?……ってかあの立ち方……どこかで……。」

巫女服の女子はジョジョ立ちをしながら歩いてくる京谷を見て考えていた。

?「…………ああ!ジョジョ立ち!しかもあれDIOのジョジョ立ち!ってことは!まさか!」

巫女服の女子は京谷に近づく。
近づくが………

?「!?あれ?動け………ない………なんで?」

そう!巫女服の女子は京谷から1メートルの地点を動けなかったのだ!
対し京谷はそんな事は目もくれず巫女服の女子に話しかける。

京谷「どうした?何故奇妙なポーズをしているんだ?」
?「ふぇ!?あ、えっと、何か動けなくて。」
京谷「ふむ………なるほど………じゃあな。」
?「あ、ちょっ!」

巫女服の女子は動こうとした。しかし、全くと言っていいほど動けなかった!

?「なん………で………?」

京谷は動けない女子に再度話しかける。

京谷「青ざめているな。本当にどうしたんだ?」

巫女服の女子は何故動けないか考えていた。そしてある一つの疑問に直面する。

?「!?(そういえばさっきまで動けていた筈なのに……この人に近づいた時点で動けなかった!……何かこの人が仕掛けたと思うのは少し考えてみれば分かる筈よ!……でも……何なの……この人は何かをしたようには感じ取れなかった!)」

京谷はスタスタと社殿に向かい歩みを進める。
巫女服の女子は大声で京谷を呼び止める。

?「まっ、待ってください!」
京谷「………何だ。」
?「貴方、一体何をしたんですか!?」

京谷は巫女服の女子の方向へ向き、話す。

京谷「何の事かな?」
?「とぼけないでください!私は貴方と出会うまでは難なく動けていたのに、貴方と出会って近づくと急に動けなくなった!全くと言っていいほど!」
京谷「……………」

京谷は答えなかった。

?「何か………言ったらどうですか!」

京谷は



拍手をした。

?「???」
京谷「ふむ、初級編はクリアした訳か。出来ればその調子で私の事を暴いてほしいのだが、どうでも良いか。」
?「!やっぱり、貴方が!」
京谷「だが、どうやって………だ。」
?「!(そうだ!この人はどうやって………)」
京谷「悩んでいるな………では特別ヒントだ。……『影』を見ろ。」
?「影………!?」

巫女服の女子が見たもの、それは自分の影、ではなく!
自分の影から出ている細い影!そしてそれは!
京谷の影に繋がっていた!

?「何ですか!?これは!?」
京谷「やっと解いてくれたか。これが君が動けなかった理由さ。」
?「まっ、まさか!影を繋いでいたとは!予測ではありますがこの細い影が私の影を捕まえていた!それが答えですか!」
京谷「正解だ。おめでとう。」

京谷は拍手をする。そして影を引っ込める。
すると!さっきまで動けなかったのが嘘のように動けていた!

?「…………」

巫女服の女子は京谷を睨み付けたままであった。
京谷は巫女服の女子に近づき………

京谷「イヤー、漸く解けてくれたよ。せいぜい42点ってところかな?」
?「…………ふぇ?」

先程とは比べようにならない程あっけらかんとしていた。

京谷「おっ、やっぱその表情いいねぇ。何が何だか分からないって顔は。」
?「え、いや、ええ?」
京谷「後、お茶くれませんか?癖のある声を出すと喉に負荷がかかるし。」
?「え、あ、はい……。」

京谷と巫女服の女子は社殿へ進む。



どうもうぷ主の鬼の半妖です。
うん。主人公お茶目っていう設定がでていれば幸いですね。
とまたもや唐突ですが、クイズを出します。
巫女服の女子を捕らえたスタンド名をお答えください。
答えは感想のところに書いておいてください。
では次回もお楽しみに。


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風祝と神

京谷「フー。フー。ズズー、あちっ。」
?「…………………」
京谷「あちゅい。舌が焼ける。」
?「………いや…………なにこれ?」
京谷「うー、猫舌はキツい。」
?「…………(先程とは真逆の性格じゃないですか!!)」
京谷「一度本性を見せた相手には驚かれると思うけど、これいつも使ってる性格だから。」
?「いや、いつも使ってる性格って何ですか?それじゃあの時の如何にもDIO様っぽい口調の時が本性なんですか?」
京谷「そだよ。」
?「ええ…………」
京谷「そういやさ。」
?「何ですか?」
京谷「名前何て言うの?」
?「…………危害加えられたので………」
京谷「そだったね。僕は五十嵐京谷。宜しく。」
?「………東風谷 早苗(こちや さなえ)です……」

そこに流れたのは数分の沈黙。

早苗「ところで………」
京谷「んー?なにー?」
早苗「貴方の力!何なんですか一体!」

京谷は茶を啜り、そして話す。


京谷「教えてやっても良いが………確実に信じないだろう。」
早苗「!!」

京谷は立ち上がり、DIOのジョジョ立ちをしながら外に出る。それに続き早苗も外に出る。

京谷「貴様はこんな『ことわざ』を知っているか?」
早苗「……急になんです。」
京谷「まぁ聞け。その『ことわざ』は『事実は小説よりも奇なり』………というものだ。」
早苗「………それが何か?」
京谷「この言葉の意味は『作られたものより実際現実で起こった事の方が奇妙である』というものだったな。」
早苗「……………」

早苗はただ黙ったままであった。

京谷「そして、貴様はジョジョを知っているんだったな。」
早苗「!?一言も言ってないのに……何故!?」
京谷「『DIO様っぽい口調』で分かる。そして、私の力……だったな。」

京谷は早苗に向き合う



京谷「………スタンド」
早苗「!?まっ、まさか!?そんな!?………」
京谷「そう、そのまさかだ。俺は……スタンド使いだ。」

早苗は固まったままであったが直ぐに京谷に近づき京谷の手をとる。

京谷「???」
早苗「凄いじゃないですか!!まさかスタンドを使えるって!!ジョジョラーとしてこんな羨ましい事は無いですよ!!」
京谷「おっ、まじで?僕もジョジョラー。」
早苗「おお!ジョジョラー仲間がこ↑こ↓にいた!」

意外!!何かいい雰囲気!!

早苗「それでそれで!貴方のスタンド名って何ですか!教えてください!」
京谷「良いよー。」

京谷は一息つく。

京谷「僕のスタンド名は『変化者 《チェンジャー》』日本語表記で変化者って書くよ。」
早苗「チェンジャー?聞いたこと無いですね。」
京谷「まぁ、少し落ち着いて話そっか。」



『キングクリムゾン!!』



早苗「それで、何なんですか貴方のスタンド、チェンジャーの能力は?」
京谷「そうだね、簡単に言えば“変化する“だけ。」
早苗「変化?」
京谷「僕のスタンドの使い方だけど普通にスタンド名を言えばチェンジャーが出てくる。」
早苗「そこは普通なんですね。」
京谷「ここから真の能力さ。チェンジャーの後に別のスタンド名を言うと、そのスタンドのパワー、スピード、射程距離、持続力、精密動作性、体質、大きさに変化する。これが、僕のスタンドの真の能力さ。」
早苗「…………ってことは星の白金《スタープラチナ》も?」
京谷「うん。」
早苗「世界《ザ・ワールド》も?」
京谷「うん。」
早苗「全部?」
京谷「できるよー。」
早苗「最早ただのチート!!」
京谷「その代わり、そのスタンドがもつ固有能力、例として世界《ザ・ワールド》の時止めとかはできないのが難点。」
早苗「あっそうなんだ。」
京谷「まぁ例外もあるけど。」
早苗「???」

京谷は立ち上がる。

京谷「『変化者 ザ・ハンド《チェンジャー ザ・ハンド》』!!」

早苗はまだきょとんとしている。
そんな事も気にせず京谷は二メートル程離れる。

京谷「空間を………削る………」

京谷がそう言った三秒後、なんとその二メートルの距離を歩くことなく移動したのだ!

早苗「こっこれは………!!『ザ・ハンド』の能力!」
京谷「そう!『ザ・ハンド』の空間を削る能力!」
早苗「はわわわわ!!初めて見たよぉ!この目で!『ザ・ハンド』で!空間が削られるところを初めて見たよぉ!見えないけど。」

京谷は座り、話を続ける。

京谷「空間系統なら今のところ『クリーム』『ザ・ハンド』『スティッキーフィンガーズ』とかの能力が使えるよ。」
早苗「スゲー!!」

そんな盛り上がりの中、襖が開けられる。
京谷が見たもの、それは!子供と大人であった!

?「外からでも聞こえるぐらいの騒ぎっぷりだねぇ諏訪子。」
諏訪子「はいはい。早苗、結構五月蝿かったよ。」
早苗「す、すいませんでした!神奈子様、諏訪子様!」
京谷「この人たち誰?」
早苗「ちょっ!失礼ですよ!京谷さん!てか、見えるんですね!」
神奈子「ところで早苗。その男、誰だい?」
京谷「ただの人間だ。それ以上でもそれ以下でも無い。………貴様の目は節穴か?」

京谷は立ち上がり、DIOのジョジョ立ちをしながら目の前の神奈子に言った!

早苗「ちょっ!京谷さん!?」
神奈子「ほぉ、神を目の前にして挑発的な態度をとるか。」
京谷「貴様が神?俺より力が弱い雑魚が調子に乗るなよ。」
神奈子「その言葉、宣戦布告として見て良いんだね?」
諏訪子「外でやってよー。」
早苗「諏訪子様、止めないと!」
諏訪子「あの人間が喧嘩売ってんだ。神奈子にも軍神の意地ってやつがあるだろ。それに喧嘩売った相手がどんな奴か知らない相手も悪い。」
早苗「それは……まぁ。」

京谷と神奈子は外に出て、戦闘準備をする。




『キングクリムゾン!!』




二人は互いの正面に向き合う。

神奈子「神を愚弄した罰、しっかりと受けてもらうよ。」
京谷「愚弄?……本音を言ったまでだ。」
神奈子「反省の色無し……か。」

神奈子は戦闘体制をとる。
一方、京谷はDIOのジョジョ立ちをしたままだ。

神奈子「………どうした構えろ。」
京谷「指図される覚えは無いのだが。」
神奈子「………余程、殺されたいようだな!」

神奈子は京谷に接近する。

京谷「『変化者《チェンジャー》!』

神奈子は京谷に攻撃する。しかし

神奈子「なっ!?届いていない……だと。」
京谷「どうした?攻撃をしないのか?」
神奈子「っ!舐めるなぁ!」

神奈子は距離を取りエネルギー弾を放つ。

京谷「紫とは違うが同じものか。もう飽きたぞ。」

神奈子のエネルギー弾は京谷に着弾することはなく、京谷はそのまま立ち続ける。

神奈子「なっ!?なんだ!お前は!本当に……人間か!?」
京谷「ただの人間だ。さて、される側は飽きた。こちらから行こうか。」
神奈子「貴様ぁ!!」

神奈子は何処からともなく柱を出現させ、京谷に向けて放った!

京谷「『変化者 クリーム《チェンジャー クリーム》!』俺を飲み込めぇ!」

そう言った直後!京谷の頭から胴体にかけて周りにいる三人の視界から消えた!
そのまま足の部分まで視界から消えた!
神奈子の放った柱は京谷に当たる事は無く、地面に衝突した!

神奈子「なっ!?あいつは一体!どこへ消えたのだ!」

と神奈子が考えていると、ガオン、という音が聞こえた。
神奈子がその方向を見ると……

神奈子「!?あれ……は……一体……」

先程、神奈子が放った柱の一部が失われていたのだった!
そして!神奈子に向かって地面に窪みが出現していたのだ!

そして!神奈子の真下のところで窪みは止まった。
だが!その五秒後、神奈子の近くに京谷が出現する!

神奈子「なっ!?貴様!いつの間に!?」
京谷「隙だらけだ!『星の白金《スタープラチナ》!』

神奈子は咄嗟に防御をする!

京谷「オラァ!」
神奈子「クボアァ!」

しかし!京谷のパンチ力に押し負け、高く吹っ飛ばされていく!

神奈子「(これは……人間の出せる力じゃあない!こいつ……本当に人間か!?)」
京谷「考え事はよした方が良いぞ。」
神奈子「!?しまっ!」
京谷「オラァ!」
神奈子「ゲブフォ!」

神奈子は考え事で咄嗟の判断ができず、上にいた京谷に叩きつけられる!
その衝撃で、吐血した!神奈子の口の周りは生暖かかった!

神奈子「(ヤバい……意識が……保てん……)」

神奈子は落ち続けたままであった。

京谷「変化者 法皇の緑《チェンジャー ハイエロファントグリーン》!」

しかし、神奈子は地面に衝撃することもなく何者かに支えられた。それを確認した京谷は空中で倒立し、右腕を上手く利用し、着地する。
その後、神奈子を持ち上げる。お姫様抱っこのまま社殿に歩みを進める。



どうもうぷ主の鬼の半妖です。
ここでやっと京谷君のスタンドの詳細が分かりましたね。
では、そのスタンドを改めて紹介。

変化者《チェンジャー》
破壊力B スピードA 射程距離C 持続力B 精密動作性A
成長性A

詳細 自身が持つスタンドの名を呼び、別のスタンドの名を呼ぶと、その別のスタンドの基本能力と体質、大きさに変化させる事ができる能力を持つ。但し、スタンド使いが知っているスタンドしか変化することができない。基本的、別のスタンドの固有能力は持てないが、現在、『クリーム』『ザ・ハンド』『スティッキーフィンガーズ』、今回の話には出てないが『エコーズAct3』『キラークイーン』『D4C』の固有能力を所持している。
また、京谷自信もスタンドの影響により、別のスタンド名を言うと、体の一部にその名のスタンドが纏われ変化させる事ができる。

とこんな感じですね。それでは次回もお楽しみに。


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神と人間

C(CD)=チェンジャー(クレイジーダイヤモンド)です。


『翌日』
神奈子「………んっ、ふにゃぁ……」

神奈子は寝ぼけたまま起床する。

神奈子「…………ん?」
京谷「ぐぴー。」
神奈子「………んー?」

神奈子は何故か傍に座ったまま寝ている京谷に向かう。寝ぼけているのか、顔、頭を触る。

神奈子「…………」
京谷「んぅ。フアァァ、よく寝たにょー。」

京谷は立ち上がり背骨を伸ばす。
神奈子は漸く視界がハッキリする。

神奈子「………あぁ!貴様っ!何故私のところにいるのだ!?」
京谷「あーちょっと待って、朝の訓練しなきゃ。」
神奈子「っ!待て!」

京谷は神奈子の発言を無視し外へ出る。

京谷「んー。良い朝だねぇ。こんな時は波紋とスタンドの練習がベストだなぁ。」
神奈子「待てと言っているだろ!」
京谷「『変化者《チェンジャー》』」

神奈子の発言を無視し続けたのであった。



『十分後』



京谷「ちーかーれーたー。御馳走になろうかな。」
神奈子「聞けぇ!私の話を聞けぇ!」
早苗「あぁ、此処にいた。お二方、朝食ですよー。」
京谷「ほーい。」
神奈子「聞けぇぇぇぇ!」
早苗「神奈子様、何故に『世界一ぃぃぃぃ!』の人を真似してるんですか?」
京谷「最終的にほぼ機械になったよね、あれ。」




『食事の時間だ!!』




京谷「御馳走さまでした。」
早苗「お粗末さまです。」
神奈子「おい、そこの人間。」
京谷「なに?ちょっとトイレ行きたいから後にするか、早めに話してくれれば助かるんだけど。」
神奈子「……貴様人間なのか?そして、その能力は一体……」
京谷「人間だよ。後、能力なら早苗ちゃんに聞いた方が早いよ。」
神奈子「?………そ、そうか。」

京谷はトイレに行く。
その後、早苗が帰ってきたので疑問に思った事をぶつけてみる。

神奈子「なぁ早苗。」
早苗「ん?何ですか神奈子様?」
神奈子「あの人間に能力の事を聞いたら早苗に聞けって、どういう意味だ?」
早苗「きょ、京谷さん……はぁ、まあいっか。ちょっと持ってきます。」
神奈子「あ、あぁ。(何をなんだ?)」



『キングクリムゾン!!』



早苗「持ってきましたー。」

早苗が持ってきた物、それは、漫画であった。

神奈子「(漫画?)」

早苗は神奈子に漫画を見せる。
タイトルには、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ』とあった。

神奈子「これ、早苗がよく読んでるやつじゃないか。」
早苗「京谷さんは、このジョジョに出てくるスタンドを使えるんですよ!凄くないですか!?」
神奈子「そ、そうなんだ。(まずい、よく分かんないや。)」
諏訪子「へぇ、そりゃ凄いじゃないか。」
早苗「そうですよね!凄いですよね!」
諏訪子「そうだね。(後で何かお礼しろよ、神奈子。)」
神奈子「うっ……」
京谷「ふひー。スッキリした。後、わざわざ伝えてくれてどうも早苗ちゃん。」
早苗「トイレが終わったら話せば良いものを……なんで私に丸投げするんですか?」
京谷「良いじゃん別に。」
早苗「即答だった……」
諏訪子「それで?京谷君。どうするんだい?」
京谷「そだね。とりま『ハイウェイスター』で人間の匂いが最も多い所に行こうかなと思ってる。」
早苗「おお!『ハイウェイスター』ですか!あの四部の!」
京谷「EXACTLY(その通りです)。それじゃ、ちょっと行ってくるねー。」
早苗「えっ!ちょ!」
京谷「『変化者 ハイウェイスター《チェンジャー ハイウェイスター》』」

京谷は虚空に手をかけ、その五秒後速い速度で何処かへ行ってしまう。

早苗「ま、待ってくださいよー!」

その後続いて早苗が京谷の行く場所に空を飛んで向かう。



『移動中』
感想 やっぱりハイウェイスターは速かった



『数分後』
京谷「こ↑こ↓なんだ。……さしずめ人里って感じかな?」
早苗「や、やっと追い付きましたよ。」
京谷「おー。早苗ちゃん。ってかどったよ?凄い息切れしてるじゃん。」
早苗「京谷さんが速かったから、ぜぇ、全力で飛んでました。」
京谷「あぁ。そーなの。」
早苗「反応薄っ!」

京谷は早苗と話していると複数人の視線が京谷に向かう。

京谷「……そいやさ。ここの人たちって全員着物なの?着ている服って。」
早苗「え、あ、はい。そうですよ。京谷さんみたいに外から来た方の服装は何か無い限りありませんよ。」
京谷「へー。」
早苗「やっぱり反応薄い。とそんなことより、どうするんですか?これから。」
京谷「………案内人……お願いできるかな?」
早苗「……だろうと思いました。」

京谷は早苗の案内で人里を巡る。



『キングクリムゾン!!』



京谷「早苗ちゃん。あの場所は?」
早苗「あそこは碑田家のお屋敷ですよ。」
京谷「ほぇー。」

京谷のリアクションは薄いままであった。
とここで早苗がある質問を投げ掛ける。

早苗「そういえばですけど京谷さん。」
京谷「ん?」
早苗「確か、貴方のスタンド能力は別のスタンドの固有能力を使えないんでしたよね?」
京谷「そだよ。」
早苗「じゃあなんで使えるんですか?『ザ・ハンド』とか『クリーム』とかの固有能力を?」

京谷は溜め息をつき話す。

京谷「そうだねぇ。『共鳴』っていうのかな?」
早苗「共鳴……ですか?」
京谷「そうそう、共鳴共鳴。」
早苗「それは一体?」
京谷「んー。例を上げるとすれば紫さんの能力と共鳴して、『ザ・ハンド』とか『クリーム』とかが使えるようになったって言うのかな?」
早苗「………さらりと八雲紫の名を出すんですね。」
京谷「そりゃあ一度戦って、その後時々食事に来るんだもん。ある意味慣れっていうのかな?恐ろしいね。」
早苗「って!戦ったんですか!?あの八雲紫と!」
京谷「そだよ。」
早苗「ちなみに勝敗は!?」
京谷「僕のスタンドが戦闘中に共鳴して、『ザ・ハンド』の能力で一方的にボコって勝利。」
早苗「うっわーエグい。」

そんな話をしていると目の前に少年が横切る。

京谷「おっとっと。」
早苗「お菓子ですか?」
京谷「あれ、美味しいよね。」

とそんな他愛も無い話の後、京谷はあるものを見てしまった!
それは!

見慣れたスタンドであったのだ!

京谷「!?おいおいおい!」
早苗「?どうしたんですか?」

早苗は京谷に尋ねる。しかし!早苗は京谷の返答に驚いてしまう!

京谷「クレイジーダイヤモンドが見えた。」
早苗「………ええええええ!?」
京谷「兎に角、追いかける!」
早苗「えっ、ちょ!待ってくださいよー!」

京谷はクレイジーダイヤモンドを追いかける。
その後ろに早苗。
そしてその後ろにもう一人。



『キングクリムゾン!!』



?「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」

その少年は走り続けていた。しかし石に躓き転ぶ。

?「っ~~!」

その少年は膝を抑える。

?「はぁ、はぁ、でも、はぁ、ここまで来れば、はぁ、撒けた、はず、はぁ。」

その少年は安心しきってその場に座り休む。

?「はぁ……うわっ!」

しかし少年は隣にいたピンクと水色が貴重となった人の形をした何かを見て驚く。

?「………何でついてくるんだよ!アッチ行けよ!」

しかし、その人の形をした何かは何処へも行こうとしなかった。

?「アッチ行けよ!聞こえないのか!?」

その時、突如男の声がする。

京谷「オーイ!そこの君ー!」
?「!?」

京谷は近づき少年に話しかける。

京谷「大丈夫かい?君?」
?「助けて!こいつを追っ払って!」

少年は指を指してその人の形をした何かを示す。
京谷はその方向へ向く。

京谷「…………」
?「やっぱりあんたにも………」
京谷「どうやら『これ』は君が出現させたのか。」
?「!?あんた!見えるのか?それに、俺が?」
京谷「まぁね。僕も『これ』みたいな奴持ってるし。」

京谷は自身のスタンド、チェンジャーを見せる。

?「!?うわぁぁぁ!」

少年が見たもの!それはチェンジャーの姿!
少年に見えたものは、体は筋肉質で、髪は逆立っており、全体が髪まで黒く、青い目をしていた人型であった!

京谷「ごめんごめん。驚かせちゃったね。」

京谷の発言の直後、チェンジャーは少年の視界から消える。

?「えっ!?どうやって!?」
京谷「簡単さ。『戻れ』って命じれば良いんだ。君も『これ』にやってみて。」

少年は頷き戻れと念じる。
すると、先程までいた奴は直ぐに消えた。

?「……やった……やっとだ。」
京谷「感傷に浸ってるとこ悪いけど、さっきのは君が無意識に出したものだから、あれは君のものだね。」
?「えっ!?」
京谷「まぁ信じるのに時間は要るだろうね。」

そんな事を言っていると早苗が京谷たちの近くへ来る。

早苗「京谷さーん!」
京谷「おーう!早苗ちゃーん!こっちこっち!」
?「な、なんで守谷神社の巫女様がここに!?」
京谷「その巫女様も君の能力についても知っている奴だから。」
?「えっ!?えっ!?」
早苗「ふえぇ。いきなり走るからびっくりしましたよ。」
京谷「ごめんごめん。」
早苗「それで!?クレイジーダイヤモンドは何処に!?」
?「へっ?」
京谷「この子のスタンドらしいよ。」

そう言い京谷は少年を指す。

早苗「………っあぁあぁぁぁあ!」
?「え!?」
京谷「は、発狂しおった。」
早苗「ふう。落ち着いた。」
京谷・?「早っ!落ち着くの早っ!」
早苗「そういえば名前何て言うんですか?」
?「あ、あの、長谷川 利久(はせがわ りきょう)です。」
京谷「僕は五十嵐京谷。君と同じ境遇って奴さ。宜しくね利久君。」
利久「あ、はい。どうも。」
?「………何かあいつを追ってきたら早苗と……外来人か?」
京谷「……………」

京谷はおもむろに立ち上がりDIOのジョジョ立ちをする。

早苗「………き、京谷さん?」
京谷「貴様!見ているな!」

京谷の指さした方向には、白と黒を基調とした服装の少女が見えた!その少女に気づいて早苗は少女に話しかける。

早苗「魔理沙さん!?」
魔理沙「何で分かったんだ?外来人?」
京谷「はっ!気配なんぞ、とうの昔に気づいていたわ!間抜けがぁ!」
魔理沙「間抜けは酷いぜ。」

そう言い魔理沙は星の弾幕を放つ。

京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」

そして、京谷の前で弾幕は全て消される。
利久以外は京谷の一メートルで消えたように見える。
しかし!利久が見たものは!物凄い速度で連続パンチをするチェンジャーが見えていた!

魔理沙「なにっ!?」
京谷「貧弱貧弱ぅ!ちょいとでも俺にかなうと思ったか間抜けがぁ!そんな弾幕!パワーもスピードもなまっちょるぉいぞぉ!」
魔理沙「流石に……キレたぞ!」

魔理沙は八角型の物体を取りだし京谷に向ける。

魔理沙「マスタースパーク!!」

京谷に向けて広範囲レーザーが放たれる!
しかし!京谷は動こうともしなかった!

京谷「『変化者 D4C《チェンジャー D4C》!!」

京谷は何処からかアメリカ国旗を取りだし、国旗で魔理沙の放ったレーザーを吸収する!

魔理沙「そんなのありかよ!あとどっから出てきたよ!」

早苗は理解し興奮状態であった。
利久が見たものは、突如あのチェンジャーに二本角が出現していた!
そのスタンドから国旗は取り出されていた!

京谷「ドジャァーン!」

京谷がその場で一回りした後、国旗から先程のレーザーを放った!

魔理沙「うおっ!」

レーザーを返され、バランスを崩す魔理沙!
その隙を京谷は見逃さなかった!

京谷「『変化者 ザ・ハンド《チェンジャー ザ・ハンド》』!!空間を削る!」

その五秒後!魔理沙と京谷の距離が僅か、一メートルとなった!

魔理沙「嘘だろ!?」
京谷「『ゴールドエクスペリエンス』!無駄ァ!」
魔理沙「ゴフッ!」

京谷は魔理沙に蹴りを入れる。
魔理沙は五メートル程飛ばされる。
京谷は魔理沙に近づく。

京谷「『変化者 クレイジーダイヤモンド《チェンジャー クレイジーダイヤモンド》』」
魔理沙「ごほっ!(こいつ!人間の力じゃあない!)」
京谷「さて、質問だ。答えてくれるよな?」
魔理沙「なっ!?」
京谷「何故、利久を追いかけていた?」
魔理沙「なにっ!?」
京谷「図星か。さて、聞かせてもらおうか。」
魔理沙「答える……ぎりは……無いぜ……」
京谷「そうか。なら、仕方ないな。」
魔理沙「まっ!待てよ!」
京谷「ん?」
魔理沙「こんな傷ついてるいたいけな少女を殴るなんて酷いぜ!流石に傷ついてる状態で殴ったら、お前の心も痛むだろ!?」
京谷「………確かに貴様の言う通り、貴様を殴ったとしても俺
にとって後味が悪くなるな。」
魔理沙「だろぉ!」
京谷「しかし、それは傷ついていない状態なら良いんだな?」
魔理沙「え?あ、ああ。」
京谷「………既に貴様を直しておいた。」
魔理沙「え!?」
京谷「動けるだろ?動けるよな?」
魔理沙「なん……で……?」
京谷「そう、


『一旦貴様を治せば、俺の心も痛まない訳だ。』


                     」
魔理沙「……………あ。
   

       うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


                     」
C(CD)「ドラララララララララララララララ!!」
C(CD)「ドッラァ!」

魔理沙はボコボコに吹っ飛ばされる!
早苗はまだ興奮状態にあり、利久は何が何だか分からない表情をしていた。

京谷は吹っ飛ばされた魔理沙を神社まで運ぶ事にした。



どうも皆様。うぷ主の鬼の半妖です。
仗助の名言を少しだけいじって京谷君風に仕上げてみました。
後、京谷君のスタンド能力ですが、能力者と出会ったりすることでその能力に対応したスタンドの固有能力を得ることができます。
良ければ感想等お願いします。


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守護者と悪役

『午後12時30分』
魔理沙「………んにゃ?」

魔理沙は目覚める。しかし目覚めると見慣れない天井であった。

京谷「およよ。意外に早く起きたね。」
魔理沙「っあ!?」
早苗「あー。起きました?魔理沙さん。」
魔理沙「さ、早苗!?ってことは守谷か!?ここ!?」
早苗「そうですよ。」
魔理沙「あぁ!!そういえばお前!……」
京谷「あー。あん時はごめんごめん。」
魔理沙「……ふぇ?」
早苗「……まぁ、こうなることは予想できましたけど。」
利久「てか京谷さんって、いつもこうなんですか?」
京谷「大正解。このギャップ差を相手に見せると面白い反応がでるから、辞められないんだわ!」
魔理沙「……………」
利久「………………」
早苗「変ですよね。京谷さん。」
京谷「変なのは元からだ。そして僕は直す気も無い。」
諏訪子「いや、駄目じゃん。」
京谷「良いじゃん別に。」
神奈子「今日こそ!お前に勝つぞ!人間!」
京谷「そいや、魔理沙ちゃん。」
魔理沙「魔理沙ちゃん?」
京谷「何で利久君を追いかけてたのか教えてくれるかい?」

魔理沙は帽子を被り、溜め息をつく。

魔理沙「何かお前見てると調子が狂いそうだぜ。」
京谷「僕は知らん。」
魔理沙「まぁ良いや。理由だったな。簡単だぜ。ちょうど妖怪に襲われていたところを私が助けようとしたら何故かその妖怪が吹っ飛ばされて、その後そいつが逃げた。気になったから尾行してたんだ。」
京谷「ふーん。」

京谷の反応は薄い。京谷は利久に向き手招きをする。

京谷「利久君ちょっと。」
利久「あ、はい。」
京谷「ちょっと質問良いかな?」
利久「はぁ。」
京谷「その人型が出るまでに何か奇妙な事は起きたかい?」
利久「奇妙な?」
京谷「そう、どんな些細な事でも良いから教えてくれ。」

京谷の目は真剣な眼差しだった。

利久「一つだけなら……」
京谷「!?あるんだね!教えて!」
利久「は、はい!変な弓矢に触ったぐらいですが。」
京谷「!?矢の色とかは覚えてるか?」
利久「はい。綺麗な『金色』でした。」
京谷・早苗「なっ!?」
魔理沙「え!?え!?何!?どうしたのぜ!?」
諏訪子「私たちも気になるよ。なぁ神奈子?」
神奈子「あ、あぁ。(また無視か!くそっ!)」

京谷と早苗は向き合い頭を抱える。

京谷「ここであの弓矢かよ。」
早苗「はっ!」
京谷「どした?早苗ちゃん。」
早苗「その矢に触れれば私も……!」
京谷「駄目だこりゃ。」
早苗「利久君!その矢に触ったんだね!?」
利久「ふぇ!?あ、はい!」
魔理沙「一体何なんだよ!早く教えろぉ!」
京谷「……早苗ちゃんがああなるのも無理はない。僕らと似たような能力が得られる弓矢だからね。」
諏訪子「……もしかしてだけど『スタンド能力』かい?」
魔理沙「す、すたんど?」
京谷「正解。本来なら漫画で出てくる弓矢の筈……なのに何故?」
早苗「利久君!その弓矢は今何処に!?」
利久「あ、あの、その矢に触ったら急に意識が……目覚めたらその弓矢も無くて。」
早苗「……………」
利久「あ、あの巫女様?」
京谷「………ふむ、ショックの余り気絶してるわ。」
利久「ええ!」
京谷「諏訪子、神奈子、早苗ちゃん寝室に運んでくれるかい?」
神奈子「お前に言われずともやるに決まってる。」
諏訪子「はいはい。さっさと運ぼうか。」

早苗は神奈子、諏訪子に寝室まで運ばれる。
残されたのは京谷、利久、魔理沙の三人であった。
京谷はおもむろに立ち上がる。

京谷「さてと、利久君、魔理沙ちゃん。行くよ。」
魔理沙「はぁ!?」
利久「一体何処にですか?」
京谷「利久君が倒れた場所にだよ。もしかしたら何かあるかもしんないし。」
利久「は、はぁ。でも何故この人も?」
魔理沙「そうだぜ!」
京谷「………じゃあ聞くけど魔理沙ちゃん。君はここで早苗ちゃんが目覚めるのを待つのかい?」
魔理沙「………は?」
京谷「それより、僕たちと行動した方が面白い物が見れるのに?」
魔理沙「うっ。」
京谷「さて、魔理沙ちゃんは自分の好奇心を満たすのか、友だちが目覚めるのを待つのか。」





『数分後』




京谷「ついたよー。」
利久「も、もう限界、です。」
魔理沙「遅いぞ、全く。」

結果 好奇心が勝ち京谷たちと行動することにした。


『数分後』
京谷「あ。」
利久「どうしました?……ってここは。」
魔理沙「あー。」

京谷たちが見たものは多くの人だかりであった。
それもその筈、ここは京谷が魔理沙をボコボコにした場所であった!
京谷たちはそれを無視して通り過ぎようとしていた。
だが!

?「ん?利久じゃないか!」
利久「ふぇ!?あ、慧音先生だ。」
魔理沙「げっ!慧音かよ!」
京谷「誰?」
慧音「ん?その外来人は?」

京谷は体を少し後ろに傾け腕を組む。
紛れもないDIOのジョジョ立ちである!

京谷「なに。ただの人間さ。」
慧音「そ、そうか。」
利久「(京谷さん、いつもこんなのなのかな?)」
京谷「君は……名をなんと言うのかな?」
慧音「え……ああ、私は上白沢 慧音(かみしらさわ けいね)という宜しく。」
京谷「……五十嵐京谷だ。……覚えても覚えなくても良い。」
慧音「後は……魔理沙か。本来ならここでお縄についてもらいたいところだが。」
利久「慧音先生、ここで何かあったんですか?」
慧音「ああ、ここで騒ぎがあったらしくてな。」
魔理沙「ちなみにどんな騒ぎが起こったんだ?」
慧音「それが……奇妙なんだ。」
京谷「……どんな風に奇妙なんだ?」
慧音「……急に叫び声が聞こえたと思って、駆けつけたのさ。だが、誰も居なかった。」
京谷「……そこには何かあったのか?」
慧音「……一つだけな。」

慧音はポケットから紙を取り出す。

京谷「……これだけか?」
慧音「ああ、これだけだ。」
京谷「……少し貸してくれないか?」
慧音「あ、ああ。構わないが。」

慧音は京谷に紙を渡す。
京谷は手渡された紙を見回し、紙を広げる。

慧音「!?」
京谷「やはり…か。」
利久「これは!?」
魔理沙「一体なんだ!?」

紙を広げたその瞬間!紙から女性が出現した!

京谷「っと。」
魔理沙「な!何で人間が!?紙に!?」
利久「京谷さん!これは一体!?」
京谷「……お前と同じ境遇だ。利久。」
利久「ま!まさか!」
魔理沙「早苗が言ってた『スタンド』って奴なのか!?京谷!」
慧音「す、すたんど?一体何の話をしてるんだ?お前たち。」
京谷「知らない奴は黙ってろ、無能が。」
慧音「っ!なんだと!」
利久「せ、先生!京谷さん!」
魔理沙「流石に酷いぜ!京谷!」
京谷「実際無能だろう。そして、このような予想をしていなかった。もしこのままであったら永遠にこのままであったということだ。」
慧音「っ!だが!」
京谷「魔理沙、こいつを頼む。」
魔理沙「えっ!ちょっ!」
京谷「利久、行くぞ。」
利久「ええ!?ちょ!京谷さん!」

京谷と利久は何処かに歩いていった。
その場に居た魔理沙と慧音はただ黙って京谷たちを見ていた。



『キングクリムゾン!!』



慧音と魔理沙は寺子屋にいる。
しかしその表情は暗い。

魔理沙「あいつ……いくらなんでも言い過ぎだ。私たちは知らないのに。」
慧音「…………」

慧音は言われた事を思い出していた。
しかし思い出す度に自分の心が抉られる感覚に陥った。




『数分後』




京谷たちはある民家に着く。

京谷「……ここ……か。」
利久「き、京谷さん?ここは?普通の家に見えますけど。」
京谷「あの紙についていた『別の匂い』でここだと分かった。」
利久「……凄いですね。でしたら入れば良いんですよね?」
京谷「まぁ待て。上を見ろ。」
利久「上?」

利久は上を見る。よく見ると扉に紙が挟んである。

利久「京谷さん。あれは?」
京谷「罠だな。多分本体は紙になって扉の隙間を潜ってるのだな。」
利久「じ!自分をも紙にできるのですか!?」
京谷「ああ。恐らく、いや、確実に全てを紙にできる能力だ。」
利久「それってヤバいじゃないですか!扉からは入れないし、入るとしても罠が待ってるんですよ!」
京谷「何を言っているんだ?まだ方法は存在するだろう。」
利久「えっ?」

京谷は扉に触る。

京谷「『変化者 キラークイーン《チェンジャー キラークイーン》』」

利久は少々ピンクがかったチェンジャーが見えた。

利久「京谷さん。一体何を?」
京谷「まぁ見てろ。『第一の爆弾』」

京谷は扉に時計のような物を着けた。
利久は何が何だかさっぱり分からなかった。
京谷は拳を作り、親指を立てる。

京谷「利久、離れてろ。」
利久「は、はい。」

利久はその扉から離れる。京谷も扉から離れる。

京谷「着火!」

その言葉の後、チェンジャーの親指が人差し指に触れる。
その瞬間!扉が爆発される!

利久「うおぉぉ!」

利久は吹っ飛ばされそうになるも耐える。
チェンジャーはその場から消える。

京谷「やっと見えたな。見ろ利久。あれが全てを紙にする能力を持つスタンドとそのスタンド使いだ。」

扉近くの煙は瞬時に消え、人が確認できる。

?「な、何が一体!?」
利久「あ!お前!安神(あがみ)!」
京谷「知り合いか。なら話は早いな。」

京谷は何の躊躇いもなくその民家に入る。

安神「なっ!何なんだよ!お前!それに利久!」
利久「安神!これはどういう事だ!?何でお前が女性を紙にしたんだ!?」
安神「り、利久。俺は何を言っているのかさっぱり分からねぇよ。」
利久「あ、安神?お前一体?」
京谷「その言葉に耳を傾けるな利久。そいつは嘘を言っているに過ぎん。」

京谷はチェンジャーを出し攻撃をする。

安神「ひっ!!」
利久「安神!」

しかしチェンジャーの攻撃は僅か1cmのところで止まる。
利久は京谷に近づく。

利久「京谷さん!幾らなんでもいきなり過ぎます!」
安神「そ、そうだぞ!危なかったじゃあないか!」

京谷は溜め息をつき、利久に話す。

京谷「はぁ……呆れたぞ利久。気づかんのか?」
利久「何にです?」
京谷「こいつは『普通に恐怖』し、『普通に危ない』と言った。……おかしいとは思わんか?」
利久「………はっ!」

利久はあることを思い出した。
それはあの人型から逃げていたとき、誰に言っても『見えない』『分からない』と言っていたのに安神にはそれがなかったのだ!それを思い出していたのだ!

利久「京谷さん……」
京谷「気づいたか。そうだ、我々の使うスタンドは同じスタンド使いにしか見えない。もし、こいつがスタンド使いじゃなければ俺のスタンドの攻撃も見えず恐怖もしなかった筈だ。」
安神「……………ふふっ。」
利久「!?」

安神は立ち上がり、高笑いをする。

安神「アッハッハッハッハ!!」
利久「あ、安神?」
安神「まさか、こんなところで俺の使役する者が見える奴に会うなんてよぉ!」
利久「安神………お前……」
安神「そこの外来人の言う通りだ!女を紙にしたのは俺だ!」
利久「っ……!」
京谷「お前の能力だが、『物体の恐怖している癖を見つけ、紙に閉じ込める』大方こんな能力だろう。」
安神「!?へぇ、まさか能力まで分かるのか。中々やるなぁ。外来人!」
京谷「外の世界でその能力を知ってな。紙っていう時点でそうだろうと思った訳だ。」
安神「でも、残念だったなぁ。外来人。」
京谷「ほぉ、それは何故だ?」
安神「貴様が紙になるからだ!」

安神はスタンドを出し、京谷に攻撃する。

京谷「『星の白金《スタープラチナ》』」

しかし!京谷は右腕にスタンドを纏わせ、スタンドの腹部にパンチを入れる。

京谷「オラァ!」
安神「クボハァ!」
利久「安神!」
京谷「動くんじゃあないぞ。利久。」
利久「ッ!」
京谷「さて、貴様をどう始末しようか?」
安神「始末………だと………俺を…………殺す………のか……」
京谷「それも良いなぁ。だが!生き地獄を味あわせるのも一興!いや!私はそうしたいなぁ!」
安神「やってみろ……糞が……」
京谷「ほぉ。その心意気、素晴らしい物を見た。ならば!そうさせてもらおう!」

京谷は構えた!生き地獄を味あわせるために!安神に!

京谷「『変化者 ザ・ハンド《チェンジャー ザ・ハンド》!!『クレイジーダイヤモンド』!!」

京谷は安神に思いっきりパンチをする!

京谷「フンッ!」
安神「ガブァ!!」
京谷「空間を削る!!」

チェンジャーが右手を振るうと、安神の意思とは無関係に安神の体が京谷に近づく!

京谷「無駄ァ!」
安神「グボォ!!」
京谷「もう一度!空間を削る!!」

もう一度チェンジャーが右手を振るう!やはり安神の意思とは無関係に安神の体が京谷に近づく!

京谷「ドラァ!!」
安神「ゲバァ!」
利久「京谷さん!!」

安神は漸く解放された。京谷は利久に向かう。

京谷「どうした?利久。」
利久「もう良い筈です!もう終わりで良いはずです!」

利久からの心の叫び。

京谷「あぁ、じゃあ良いや。」
利久「………え?」
京谷「何か飽きた。」
利久「いや、飽きたァ!?」
京谷「一応気絶してるし、魔理沙ちゃんたちのところに行きますか。」
利久「え、ちょ、京谷さーん!」

京谷は安神を抱え、魔理沙たちのいる寺子屋に足を進める。
利久はやはり、何が何だか分からないという感じで京谷に付いていく。



どうもうぷ主の鬼の半妖です。
今回は利久君の説明。

長谷川 利久(はせがわ りきょう)
年齢13歳 身長153cm 体重49㎏
スタンド名 クレイジーダイヤモンド
能力 直す程度の能力(幻想郷風)
説明
幻想郷生まれのスタンド使い。ジョジョの奇妙な冒険に出てくる弓矢に触れ、スタンドに目覚める。但し初めてスタンドを見たとき怖くて逃げた。
ちなみにクレイジーダイヤモンドとチェンジャーの共鳴により、チェンジャーはクレイジーダイヤモンドの直す能力を手に入れた。

以上です。次回もお楽しみに。てか京谷君がエグいエグい。
皆様、来年も宜しくお願い致します。


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優しさと弓矢

道中、京谷に向けて陰口を叩く里の人間が見える。
しかし京谷は気にも止めず、魔理沙と慧音が居る寺子屋へ着々と歩みを進めていた。

利久「き、京谷……さん。」
京谷「ん?どったよ?」
利久「いやぁ、さっきから里の皆から陰口を叩かれていますよっていう事を……」
京谷「くだらんなぁ。」
利久「え?」
京谷「わざわざそんなもの一々気にすることは無いんだよ。利久君。」
利久「は、はぁ。」

と道中で三人の人物に行く手を阻まれる。
そこには、魔理沙と、早苗と同じような巫女服を着ている少女と、赤いモンペで少々白髪の女子であった。




『スティッキーフィンガーズ!!』




所変わって、守谷神社。二柱が茶を啜っている。

神奈子「なぁ諏訪子。」
諏訪子「どうしたよ神奈子?」
神奈子「いや、どうしても気になっていた事があってな。」
諏訪子「なんだいなんだい?神奈子ともあろう者が気になる事ってなんだい?」
神奈子「……どうしてあの人間は私の傍に居たんだ?」
諏訪子「あぁ、それね。」
神奈子「知っているのか!?」

諏訪子は茶を啜り、そして話す。

諏訪子「あの人間が自ら看病するって言ったからさ。」
神奈子「…………はっ?」
諏訪子「だーかーらー。」
神奈子「ちょっと待て!えぇと、つまり、なんだ?『あの人間が自ら私の看病をした』のか?」
諏訪子「そう言ってるじゃん。」
神奈子「な、何故だ!?あの人間と私は戦って……」
諏訪子「だからこそらしいよ。」
神奈子「何?」
諏訪子「あの人間、言ってたんだ。
『自分がしてしまったことは自分自身で償わなきゃ』
                ってさ。」
神奈子「…………」
諏訪子「本当、あの人間は特別分かんないね。まるで過去にそんな体験をして、それの償いをしているみたいだ。」
神奈子「………はぁ。」

神奈子は茶を啜り、何も無い天井を見上げる。
そして、呟く。

神奈子「なんじゃそりゃ。」





『スティッキーフィンガーズ!!』




場所は戻り、人里。京谷は目の前にいる三人をDIOのジョジョ立ちをしながら見ていた。

京谷「魔理沙……これはどういう事だ?」
魔理沙「簡単だぜ、私がイライラしたからお前を潰すために仲間を集めて来た。ただそれだけだぜ。」
?1「流石に私も慧音を傷つけられちゃあ黙っていないわよ。」
?2「私は、もしかしたら幻想郷のバランスを崩す可能性があるって言われたから一応来たのよ。さっさと退治されてくれたら助かるのだけれど?」

しかし京谷は三人の言い分を無視するかのように利久に尋ねた。

京谷「利久、魔理沙以外の二人は分かるか?」
利久「あ、はい。あの少し白髪の方が藤原妹紅(ふじわらのもこう)さんで、もう一人がこの幻想郷を守ってる博麗の巫女の博麗 霊夢(はくれい れいむ)さんです。」
京谷「ほぉ。幻想郷のバランサーという訳か。後、すまんが安神を一旦預かってもらって良いか?」
利久「ええ、構いませんが。」
京谷「すまないな。」

京谷は抱えている安神を利久に預け目の前の三人に向かい合う。

霊夢「どうやら覚悟はできたようね。」
京谷「一つ聞きたい。博麗の巫女。」
霊夢「何よ。言うなら早くして。」
京谷「何故俺が幻想郷のバランスを崩すと言えるのだ?」
霊夢「はっ?何を言って……」
京谷「俺はただの人間だ。何の変哲も無い、ただの人間なのだよ。何故退治する必要がある?」
魔理沙「じゃあ、私に触れずにボコボコにしたり、直したり、触れてから数秒経ったら扉が爆発したりと、何故できるんだ?京谷。」
妹紅「はぁ!?」
霊夢「魔理沙、あんた頭イカれたの?」
魔理沙「悪いが嘘じゃあないぜ。こいつはそれができる。こいつはその能力を『すたんど』って呼んでるらしいぜ。」
妹紅「『すたんど』?何よそれ?」
魔理沙「私も正確には知らない。」
霊夢「じゃあ……」
魔理沙「だが、あいつの能力を直に体験した私が言うんだ。あいつはただの人間じゃあ無いぜ!」
京谷「見ていたのか。あの爆発を。」
霊夢・妹紅「!?」
魔理沙「あぁ。」
京谷「……なるほど、では余り隠す必要性も無いな。」
霊夢「なんですって?」
京谷「そうだ。魔理沙の言う通り俺は『貴様らには見えぬ者』を使役するなぁ。俺たちはそいつを『スタンド』と呼び、その『スタンド』を使役する者を『スタンド使い』と呼ぶ。そして、『スタンド』は同じ『スタンド使い』にしか認識できないし、『スタンド』に攻撃が通るのは同じ『スタンド』のみだ。」
霊夢「……俺『たち』?」
京谷「さて………戦おうか。」

京谷は、三人に向かって走りだす!
その右腕に、電気の様なものを纏わせながら!
三人は飛翔する。

京谷「無駄ァ!『隠者の紫《ハーミット・パープル》!』

京谷は左腕を出す。その先にいたのは藤原妹紅!!

妹紅「何をして………うお!?」

妹紅の体に何か巻き付いた感覚が襲う!

京谷「波紋疾走《オーバードライブ》!!」

京谷は三人から見れば虚空に手を当てている様にしか見えていない。しかし利久には京谷から紫色のツタを出し、妹紅を捕まえ、そのツタに手を当てているのだ!!
そのツタを伝い、右手に集束された電気の様なものが妹紅に襲う!!

妹紅「ッアァァァ!!」
霊夢「妹紅!!」
魔理沙「妹紅を……離せ!!」

魔理沙は星の弾幕を放つ!

京谷「『変化者《チェンジャー》!!』

京谷の発言から僅か一秒!魔理沙の弾幕は全て消される!
利久が見えたものは、やはり物凄い速さでチェンジャーが打ち落としていた!

霊夢「フッ!」
京谷「甘いわッ!」
霊夢「チィ!!」

霊夢は京谷の後ろに回り込み京谷の右横腹に蹴りを入れる。
しかし京谷は右脚を上げ、霊夢の攻撃を防ぐ!
霊夢は後ろに飛び、弾幕の用意をする。

京谷「無駄ァ!!」

京谷は上げた右脚をそのまま霊夢の方へとつき、捉えていた妹紅を霊夢に投げる!
霊夢は左に避け、妹紅との衝突を回避する。
妹紅はそのまま地面にめり込まれる。

霊夢「霊符『夢想封印』!!」

霊夢は自身の周囲に四つの光弾を出現させ、京谷に放つ!
京谷は避ける。しかし!その光弾は京谷を追う!

京谷「追尾型か。ならば!『変化者 ザ・ハンド《チェンジャー ザ・ハンド》』!!『ザ・ハンド』!!」

京谷は右腕を掲げる。そして振り下ろす。
霊夢は驚く!何故なら、光弾が急に消えたからだ!
それに続くかのように他の光弾も消える!
その出来事に三人は驚いていた!例えるなら猫に追い詰められた鼠が猫に噛みついた時のように!
あり得ない出来事に驚愕していたのだ!

霊夢「嘘……でしょ……」
魔理沙「霊夢の夢想封印が……」
妹紅「敗れた………!」
京谷「動揺しているな!恐怖しているな!あんなものに期待を込めていたのか間抜けぇ!」
霊夢「ッ!舐めないで!魔理沙!妹紅!同時に仕掛けるわよ!」
妹紅「言われなくても!」
魔理沙「やるに決まってるぜ!!」

霊夢、魔理沙、妹紅の三人は京谷の周囲に移動し、力を貯める。

京谷「大技を放つか。良いだろう。せいぜい足掻けぇ!」
霊夢「『夢想天生』!!」
魔理沙「『ファイナルマスタースパーク』!!」
妹紅「『パゼストバイフェニックス』!!」
京谷「『変化者 クリーム《チェンジャー クリーム》』!!俺を飲み込めぇ!!」

京谷への一斉射撃!
その場に煙が立ち込める。

魔理沙「やったか……」
妹紅「これで慧音の笑顔が……」
霊夢「はぁ………はぁ……」

その場にあった煙が晴れる。
しかしその場には、
何も居なかった。

霊夢「?どういう……こと?」

突如!ガオンという音が聞こえる!

妹紅「グアァ!」
魔理沙「妹紅!!」

その音と共に!妹紅の左腕が消失した!
霊夢、魔理沙はその出来事に何が何だか理解が出来なかった!

霊夢「!?動かないで!」
魔理沙「ッ!」
京谷「動いても動かなくても同じ結果だがな。」
霊夢「!?」

京谷は霊夢の後ろにいた!何時後ろに来たのか全く分からなかったのだ!

霊夢「ッ!」
京谷「『変化者《チェンジャー》』
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄  無駄ァ!」

チェンジャーは霊夢にラッシュする。勿論、霊夢には見えていない。見えているのは利久と京谷のみ。

霊夢「ガ……ハ………」
魔理沙「霊夢!!」
京谷「残るは魔理沙……貴様だ。」
魔理沙「クッ!」

魔理沙は箒に乗り、飛翔しようとする。

京谷「『ザ・ハンド』空間を削る。」

京谷は右腕を振り下ろす。
魔理沙は自身の意思とは無関係に京谷に接近する。

魔理沙「ッア!」
京谷「能力の試運転だ。『変化者 ヘブンズドアー《チェンジャー ヘブンズドアー》!!』」

京谷は魔理沙の顔に触れる。
すると魔理沙は気を失う。
利久が見えたものは魔理沙の顔が本のようになっていた!

利久「京谷さん!魔理沙さんのその顔は!?」
京谷「少し魔理沙を漫画にした。寺子屋に行くぞ、利久。」
利久「あ、はい。分かりました。」
京谷「後、安神を運んでくれ。」
利久「分かってますよぉ。」

利久と京谷は寺子屋に向かう。




『キングクリムゾン!!』



二人は寺子屋に着き、中に入る。ちなみに京谷が足を上手く使って開けた。

京谷「上白沢慧音ー。失礼するよー。」
利久「先生ー。お邪魔しまーす。」

と奥の方から足音が近づいてくる。

慧音「お、お前たち!何で!?それに霊夢、魔理沙、妹紅、安神まで!?」
京谷「あー、兎に角、部屋用意してよ。重いったらありゃしない。」
慧音「………へっ?」
利久「慧音先生、今は部屋に。」
慧音「そ、そうだな、案内する。付いてきてくれ。」

案内された部屋に入り、背負ってたり抱えてたりしていた者たちをゆっくりと降ろし、京谷のクレイジーダイヤモンドの能力で治す。

京谷「あー疲れた。」
利久「あれだけ暴れましたからね。」
慧音「お、おい暴れたとは一体?」
京谷「………利久君。説明宜しくー。」
利久「でぇ!?ちょ!?」
京谷「それはそうと慧音さん。」
慧音「ふぁ!?」
京谷「書く物何かない?」
慧音「ふ、筆ならあるが。(さんづけ?)」
京谷「じゃあ貸して。」
慧音「あ、あぁ。」

『キングクリムゾン!!』

慧音「持ってきたぞ。」
京谷「ありがとー。……さてと、」

京谷は筆に墨をつけ筆を持ったまま安神に近づく。

慧音「な、何を?」
京谷「『ヘブンズドアー』っと。」

京谷は左手で安神の顔に触れ、安神の顔に何か書く。

慧音「!?」
利久「き、京谷さん!?」
京谷「おし!これでオッケー。後は目覚めるのを待つだけっと。……あ、後ついでに魔理沙を元に戻しとくか。」

京谷は魔理沙の顔に触れる。

魔理沙「ん?んうぅ?」
京谷「おっはよー!元気?魔理沙ちゃーん!」
魔理沙「うをっ!な、ななな何で京谷がここに!?」
京谷「運んできたー。」
魔理沙「………………」
慧音「……………」
利久「はぁ。」
慧音「なぁ、利久。」
利久「はい?何でしょう先生。」
慧音「あいつは何なんだ?一体。」
利久「僕も初めての時は驚かされましたよ。京谷さんの性格。」
慧音「もう一つ。」
利久「はい?」
慧音「何故、お前はあの外来人に着いていった?」
利久「………怒ってます?ひょっとして。」
慧音「………聞きたいだけだ。」
利久「……僕の貴重な経験になるだろうと京谷さんに。」
慧音「?どういう意味だ?」
利久「……僕も京谷さんと似たような力を持ってるんです。」
慧音「なっ!?」

とそんなシリアスな会話の中に入ってくる突然の雰囲気ぶち壊し屋!

京谷「まぁまぁそんなことより、どうだったよ?利久君。僕の戦い方は?」

利久は悩みながらも言う。

利久「えぇっと……やっぱり『ズルい』ですよね。」
京谷「あーそっちかー。でもさ、スタンド使いじゃないのに喧嘩ふってくるアホが悪いわけで。」
魔理沙「だーれーがーアホだとぉ!」
京谷「魔理沙ちゃん、霊夢ちゃんに妹紅ちゃん。」
利久「はっきり言い過ぎです京谷さん。せめてもう少し優しく。」
京谷「出来ないねぇ!」
利久「あっはい。」

と慧音の咳払いでシリアスに戻される三人。

慧音「おほんっ!でだ、京谷。」
京谷「なにー?」
慧音「お前の能力、教えてくれるか?」
京谷「良いよー。」
慧音「あ、あぁ。」
京谷「さて、順序だてて説明するよ。先ずは僕の能力だね。といっても『スタンド』は正確に言えば能力じゃないんだよ。」
慧音「なっ!?」
利久「えっ!?」
魔理沙「はぁ!?」
利久「京谷さん!?能力じゃないってどういう事ですか!?」
京谷「あれはどちらかと言えば魂の力が具現化したものなんだよ。利久君。まぁ言わば『霊』のような存在と考えてくれば良い。」
慧音「な、なら何故私たちには見えないんだ!?」
魔理沙「そ、そうだぜ!!」
京谷「そこは知らないよ。ただ言える事は『スタンド』は『スタンド使い』にしか確認出来ない。ということだけさ。」
利久「それで!?京谷さんの能力って!?」
魔理沙「それは私も気になるぜ。白状してもらうぜ!」
京谷「白状はしないけどさ。僕の能力は『変化する』ただそれだけ。」
慧音「『変化』?」
魔理沙「説明になってないぜ!」
京谷「後、利久君と安神君はそれぞれ、『直す(治す)能力』と『物体の恐怖した時の癖を見つけて紙に閉じ込める』だよ。」
慧音「!?今、紙と言ったのか!?」
京谷「そだよ。この安神君が女性を紙にした犯人ってな訳。」
慧音「何だって!?」
魔理沙「嘘だろオイ!」
京谷「とお目覚めのようだね。」

京谷の発言から五秒後、安神が目覚める。

安神「ここは、寺子屋?」
慧音「安神!起きたのか!?」
安神「け、慧音先生!!」
慧音「安神!お前!」
安神「ごめんなさい!!」
慧音「………えっ?」
魔理沙「…………」
利久「(京谷さん、安神に何したんですか?)」
京谷「(何、命令を書き込んだのさ。『目覚めたら改心し、自分のした事を白状する』ってさ。)」
利久「(えっ!?)」
安神「ごめんなさい!!こんな力手に入れたから、つい調子に乗ってしまったんです!本当にごめんなさい!!」
慧音「……安神。」
安神「はい!!」
慧音「ちゃんと謝ってくれる事は凄く嬉しい。だが自分の犯した罪は分かってるよな?」
安神「十分反省してます!!」
慧音「分かった。今回は許そう。」
京谷「それはそうと安神君。」
安神「な、何でしょうか?」
京谷「その力、どうやって手に入れたんだ?」
安神「はい。矢に射ぬかれたら急に。」
慧音・魔理沙「射ぬかれたぁ!?」
京谷「うわーマジかよ。」
安神「はい。」
京谷「誰が射ったか覚えてる?」
安神「余りよくは。ただ、意識が無くなる中で赤と青が少しだけ見えました。」
京谷「赤と、青?」





『スティッキーフィンガーズ!!』




とある場所。

?1「それじゃあお願いね。」
?2「はーい。」
?1「……ふぅ、やっとね。さてと。」

そう言い、黄金の弓矢を手にとる。

?1「やはり何時見ても美しい……」

そこにいる者はとても小さく呟いた。

?1「誰だか知らないけど、楽しんでるわよ。




         『神様』




                   」



どうも、明けましておめでとうございます。
と早速唐突なキャラ紹介。今回は安神君です。

安神 康則(あがみ やすのり)
年齢13歳 身長152cm 体重49㎏
スタンド名 エニグマ
能力 物体の恐怖した時の癖を見つけて紙に閉じ込める程度の能力(幻想郷風)
説明 利久とは同級生で仲良し。ある日誰かに射ぬかれて意識を失い、その後スタンド能力に目覚める。どこで知ったのかは今のところ不明だが、能力の使い方を知っている。
ちなみに、チェンジャーとエニグマが共鳴して、チェンジャーはエニグマの能力が使えるようになった。

以上ですね。それでは次回もお楽しみに。それにしても京谷君が完全なる悪に染まってますなぁ。


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特訓と敵

C(SP)=チェンジャー(スタープラチナ)
C(TW)=チェンジャー(ザ・ワールド)


戦闘から二時間後。
敗れた霊夢が起床する。

霊夢「……………お金!!」
京谷「うおっと!!ビックリした!」
霊夢「あ……あー!あんた!!」
京谷「何故だろう嫌な予感が……」
霊夢「くらえ!陰陽玉!!」
京谷「あぶね!!」
霊夢「避けるな!動くと当たらないだろ!!」
魔理沙「はいはいはいはい霊夢、落ち着け。」
霊夢「退きなさい!魔理沙!あいつに仕返しできない!!」
魔理沙「駄目だこりゃ。京谷!!」
京谷「んあ?」
魔理沙「霊夢抑えとくからどっか行っとけ!」
京谷「おけ。あ、後二人も。」



『キングクリムゾン!!』



京谷「さてと、利久君、安神君。行くよ。」
利久「いや、何処にですか?」
京谷「守谷神社で特訓に決まってるでしょ。バカなの?」
利久「何でバカ呼ばわりされなきゃならないんですか!?」
京谷「安神君。」
安神「はい。」
京谷「今から守谷神社に行く。そこで二人に修行をさせる。
急な出来事かもしれないけど今の君たちには必要なんだ。一緒に着いてきてくれるか?」
安神「はい!!」
京谷「おし。利久君、安神君僕に捕まって。」

利久と安神は京谷に捕まる。

京谷「それじゃあ出ぱーつ!」
利久「へっ?」
安神「?」

その合図と共に京谷は物凄い速度で走る!

利久「ギィヤアァァァァ!!」
安神「アァァァァァ!!」

守谷神社までの道中に二人の叫び声が響いたという。




『キングクリムゾン!!』



京谷「おし。着いたぞ。」
利久「し、死ぬ。」
安神「アウアウアウアウ。」
京谷「………安神は休ませるか。」
神奈子「おい。人間。」
京谷「およ。神奈子じゃん。ちょっと部屋を借りるよ。」
神奈子「………あぁ。」




『キングクリムゾン!!』



京谷「はてさて、おーい利久くーん。無事かーい?」
利久「な、なんとか、体調が、元に。」
京谷「おけ。しんどいとこ悪いけど、特訓するよ。」
利久「エェェェェ。」
京谷「と言っても簡単な特訓かな?」
利久「?」
京谷「かーなーこー。」
神奈子「………何だ。」
京谷「柱出してくれない?一本だけ。」
神奈子「…………ほれ。」

突如、上から音がする。
そこには!落下している柱があった!
柱は境内に刺さる。

京谷「あんがとさん。利久!」
利久「は、はい。」
京谷「今から僕がこの柱を壊すから、それ直して。」
利久「………えっ?」
京谷「いっくよー!!」
利久「え、ちょ!?」
京谷「『変化者 星の白金《チェンジャー スタープラチナ》!!』」
C(SP)「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!
オラァ!」
利久「…………」

利久はただ呆然と立ち尽くしていた。
その柱は跡形も無く、欠片だけが飛び散っていた。

京谷「ふぅ。はい、これ直して。」
利久「無理ですよぉ!」
京谷「なーにを言ってるんだい。利久君のスタンド『クレイジーダイヤモンド』ならこんなのちゃちゃっと直せるでしょ。」
利久「そもそも!どうやって直すんですか!?」
京谷「あぁ、そっちからか」
利久「そうですよ!」
京谷「……ふぅ。それじゃあ自分のスタンドを呼び出そうか。
利久君のスタンド名は『クレイジーダイヤモンド』っていうから。」
利久「く、く、く、くれいじー?」

京谷は頭を抱える。

神奈子「お手本見せれば良いんじゃないか?」
京谷「……………あっ、なるほど納得。」
利久「えっ?」
京谷「それじゃあ、お手本だ。よく見て、よく聞いとけよ。」
利久「は、はぁ。」
京谷「行くよ。『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久は京谷の右腕がピンクと水色を基調とした腕に変化する。

京谷「良いかい。利久君。スタンドとは言わば『魂』の力が結晶化したものなんだ。どうさせたいかは自分が思った通りの行動してくれるのさ。例えば……!」

京谷は変化した右腕で先程の欠片に触れる。
すると突然!手に持っていた欠片が移動する!
それだけじゃない!なんと周囲に散らばっていた欠片が集まっているのだ!!
そして!その欠片は元の柱の形に戻る。

京谷「ふぅ。ま、こんなとこかな?」
利久「す、凄い………」
京谷「何いってんの。これは君のスタンドの能力だよ。」
利久「いや、まぁ、聞いてはいましたがここまでとは。」
京谷「はぁ。それじゃ!!」

京谷は変化した右腕で柱の一部を抉りとる。
それを利久に渡す。

京谷「それじゃあスタンドを出して。はい!」
利久「えっ!?えぇと…く、『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久の発言の後、利久の側にピンクと水色を基調とした人物が現れる。

利久「…………」
京谷「さて、驚いてるところ悪いけど利久君。この欠片持って。」
利久「は、はい!」

京谷は利久に柱の欠片を渡す。

京谷「それじゃあ利久君。その柱が直るということを考えてみて。」
利久「はい。」

利久は欠片に念を送る。
すると欠片に光が発生し、柱に戻ろうとする!
利久は手を離すと欠片が柱に戻り、元の状態になる。

利久「凄い………これが……」
京谷「おし。第一訓練しゅーりょー。次行くよ。」
利久「えっ?」

とそんな中、空から羽ばたき音が聞こえる。
京谷と利久は上を見る。

?「守谷神社に柱。そして粉砕されたと思いきや直っている。………最高のネタじゃあぁ!!」

とその者は京谷たちの近くに降りる。

?「初めまして!私、幻想郷の清く正しい新聞記者の射命丸 文(しゃめいまる あや)と申します!早速ですが取材を!」
京谷「利久君。第二訓練するよー。」
利久「あわわわわ!て、天狗ががががが。」
射命丸「何ですか、この温度さは。」
京谷「利久君、さっさと次の訓練を………」
利久「…………」
京谷「………気絶してら。」
京谷「………おい。そこの天狗?とやら。」
射命丸「おぉ!やっと取材ですか!?」

京谷は少し上半身を後ろに倒しながら立っている。
まさしく、DIOのジョジョ立ち!

射命丸「???」
京谷「失せろ」
射命丸「なっ!?」
京谷「貴様のせいで訓練が台無しになった。失せろ。」
射命丸「な、何を仰ってるんだかさっぱり。」
京谷「聞こえなかったのか?失せろと言っているのだ。貴様は繰り返さなければ言葉すら分からんのか。」
射命丸「そ、そこを何とか。」
京谷「『ヘブンズドアー』!!」
射命丸「ッ!?」

京谷は左手を射命丸の顔に近づけた!
しかし、物凄い速度で射命丸は後ろに下がる!

京谷「ほぉ。速いな。レッドホットチリペッパーと良い勝負だな。」
射命丸「………あんたが何を言って何をしようとしたのか分からないけど、取材を受けないと言うのなら……」
京谷「次のお前の台詞は『無理矢理にでも分からせる』だ。」
射命丸「無理矢理にでも分からせる!!………っは!?」
京谷「『ザ・ハンド』!!」

京谷は右腕を振り下ろす。すると!射命丸の意思とは無関係に体が京谷に近づく!京谷は近づいた射命丸の首を掴む!

射命丸「ッガァ!?」
京谷「訓練を邪魔したあげく強行に移ろうとする。少しは待つことを覚えるが良いわ!『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!」
C(TW)「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄   無駄ァ!!」

射命丸の体はボコボコにされた!
しかし射命丸は訳が分からずにいた!目の前にいる外来人は何もしていない。なのに殴られる痛みがあることに!

射命丸「(ヤ……ばい……骨が……折れ……て……)」
京谷「『変化者 クレイジーダイヤモンド《チェンジャー クレイジーダイヤモンド》』」

京谷は射命丸の後ろまで回り込み、受け止める。
その後チェンジャーが手をかざすと、傷や折れた骨等が治っていく。

射命丸「!?あれ!?何ともない!!何で!?」
京谷「はぁ、情けは一度だけだよ。分かったらさっさと帰るよ。家は?」
射命丸「はっ?えっ?」
京谷「あ、紫さんが妖怪の山に天狗がいるんだった。君も天狗ならそこか。」

そう言い、京谷は射命丸を持ち上げる。
所謂、お姫様抱っこである!

射命丸「ひぁ!?///」
京谷「『ハイウェイスター』!!」

その発言と共に京谷は物凄い速度で妖怪の山の中腹に向かう。




『キングクリムゾン!!』




現在、京谷たちは妖怪の山中腹にいる。

京谷「ここで良いかな?」
射命丸「は、早く降ろしてください!!///」
京谷「言われなくてもしますから。暴れないでください。痛いです。」
椛「あれ?京谷さん。」
京谷「およ。椛ちゃん?」
射命丸「も、椛!?」
椛「あ、文さん!?その体制は何ですか!?」
京谷「あっと、降ろさなきゃ。」
椛「き、京谷さん。何故文さんを?」
京谷「訓練を邪魔されたからボコって、治して、帰ってもらうために連れ出した。」
椛「…………」
?「椛隊長!如何されましたか!?」
椛「佐島第一小隊長か。丁度良かった、文様を連れて帰ってくれ。」
佐島「はっ!では文様、行きましょう。」

と、何故か佐島は椛の肩に触れながら射命丸を連れていこうとする。

京谷「ちょい待ち。」
射命丸「?」
佐島「?」

京谷はやはりDIOのジョジョ立ちをする。

京谷「お前、何故椛に触れた?」
佐島「はっ?」
京谷「分かるだろ。普通、自分の上司の肩に手を置く部下がいたら可笑しいに決まってるだろ。」
射命丸「はっ!!確かに!!我々天狗は縦社会。通常そのような行為はしない!」
佐島「……ふぅ。流石にばれるか。」

佐島は後ろに親指を向ける。
そこにいたのは!幼児姿の椛であった!

射命丸「椛!」
椛「あぅぅ?」
京谷「へぇ。退化してんのか。」
佐島「正解だ。そして!!」

佐島は背後に出現させる!ただし!京谷にしか見えなかった!なぜならそいつは!
スタンドだからだ!!

佐島「貴様らはここで死ぬのどぅあ!!」
京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」

チェンジャーは二人の襟を引っ張り距離を取る。

佐島「何ッ!?」
射命丸「うぁわわわ!!」
京谷「『アヌビス神』!!」
佐島「チィ!」

京谷は刀を何処からか出現させ、佐島に攻撃する。
だが佐島は後ろに跳び回避する。

佐島「テメーッ、俺と同じ!………」
京谷「正解だ。『皇帝《エンペラー》』!!」

京谷は左手に銃を出現させ佐島に撃つ。
佐島は攻撃を避ける。

京谷「チッ!」
佐島「はっ!あんなもの遅くて見切れるわ。」
京谷「そうかい!『変化者《チェンジャー》』!!」
チェンジャー「フンッ!!」
佐島「おっとおぉぉ!」

佐島は後ろに倒れこむ。
京谷はその隙を見逃さず刀で攻撃を仕掛ける。

佐島「なぁんてな。」

佐島は右手で京谷の体に触れる。
すると!

京谷「ッグウゥ!こ、これは!まさか!」
佐島「そうだ!」
京谷「退化している!!」

京谷の体は徐々に縮んでいき、八歳位の身長になる。

射命丸「き、京谷さんが!椛と同じく!小さくなった!?」
京谷「ッ不味い!!」
佐島「おらよっと!!」
京谷「グブウゥ!!」
射命丸「京谷さん!!」

京谷は佐島の蹴りで十メートル程吹き飛ぶ。

射命丸「京谷さん!!」
京谷「ゴフッ!!カハッ!!」
佐島「おーおーよく吹っ飛んだー。」
射命丸「ッ!佐島ァ!!貴方、何をしているか分かってるんですかぁ!」
佐島「おぉ怖い怖い。でもやってみろよ。お前も二人と同じようになるぞ。」
射命丸「クッ!!」

しかし京谷は、
不敵な笑みを浮かべ、
笑った!!

京谷「アーハハハハハハハハハ!!」
射命丸「!?京谷さん!?」
佐島「へぇ、遂に頭が可笑しくなったのか?」
京谷「いいや。これはだな。




 『貴様が間抜け過ぎて笑ってしまったのさ!』




佐島「テメー。舐めてんの……」

佐島の発言。その瞬間!佐島の両肩に何かが被弾する!

佐島「ッグアァ!」
射命丸「!?」
京谷「気づかなかったか?先程のエンペラーはこのために撃っておいたことに!」
佐島「バカなッ!」

京谷はエンペラーを撃つ!
その弾丸は佐島の足に全弾直撃する!
つまり!佐島は身動きが出来ない!!

京谷「さて、射命丸。少々奴の近くまで運んでくれるか?」
射命丸「は、はい。」

射命丸は京谷を持ち上げて運び、佐島の目の前二メートルまで近づけ降ろす。

京谷「さて、貴様に質問だ。」

京谷は刀の先を向けながら言う。

佐島「ッ!」
京谷「誰が命令した。」
佐島「教える気は…無いね。」
京谷「そうか。」

京谷は刀を消し、銃も消す

佐島「?」
京谷「『ヘブンズドアー』!!」

京谷の右手が佐島に触れた途端!佐島は気を失った!

射命丸「!?」
京谷「ほぉ。スタンド名『ヤングライク』能力『右手で触れた者(物)を退化させる』か。解決方法は本体を倒す。………さて、それでは殴るしかないな。」

京谷は佐島の顔に再度触れる。その時!佐島が目覚める!

佐島「ッア?」
京谷「『星の白金《スタープラチナ》』オラァ!!」
佐島「タコスッ!!」

京谷vs佐島
対戦結果
お目覚めに一発殴られ佐島、再起不能!!






『キングクリムゾン!!』





椛「ありがとうございます!京谷さん!救って頂いて感謝です!!」
京谷「良いよ良いよそんなの。」
射命丸「私からもお礼と、謝罪をさせてください。」
京谷「……ふぅ。ま、良いけどさ。」
椛「???」
射命丸「この度は部下の椛を救って頂いてありがとうございます。そして先程の件、申し訳ありませんでした。」
椛「!?文さん!?何故頭を!?」
京谷「もういいよ。僕も大人気なかったしさ。こっちこそごめんなさい。」
椛「京谷さんまでぇ!?」
射命丸「貴方、読めないわね。」
京谷「そお?」
射命丸「そうよ。後、守谷神社まで送るわ。」
京谷「おっ、良いの?」
射命丸「ええ。」
京谷「やった。ラッキー!」
椛「あ!なら私も!」
射命丸「………良いわ。今回だけよ。」
京谷「???何の事?」

しばらくして京谷は守谷神社に帰ってきた。何故か両腕に射命丸と椛が引っ付いてる事を除いて。



『スティッキーフィンガーズ!!』



とある某所

?1「そう。失敗したのね。」
?3「あぁ。どうやらな。」
?1「使えないやつね。」
?3「全くだ。……と俺はトンズラしますかね。」
?1「分かったわ。」

そこにいた男と女はその場を離れる。

?1「……また探すしかないか。



   『スタンドに目覚める者を』


    



どうも皆様。うぷ主の鬼の半妖です。
さて、今回はオリジナルスタンドの『ヤングライク』というものを出しました。設定はこんな感じ。

『ヤングライク』
能力「右手で触れた者(物)を退化させる」

簡単ですいません。後々細かい設定出していくので宜しくお願いします。
それでは次回も宜しくお願いします。
……京谷君、良かったね(ゲス顔)( ^∀^)


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二人三脚

CD=クレイジーダイヤモンド


『翌日』
京谷「ッアー。昨日は散々だったお。」
早苗「昨日の出来事を聞いたとき、私羨ましいって思いましたよ。」
京谷「やってる本人はめちゃめちゃしんどい。」
早苗「あーあ。スタンド対決見たかった。」
京谷「多分この先も続くだろうね。」
早苗「じゃあ付いていって良いですか?」
京谷「安全の保証は皆無に等しいけど。」

京谷と早苗は共に人里を歩いている。
理由としては利久と安神を迎えに行くためである。




『キングクリムゾン!!』



利久「何か酷いものを感じたんですが。」
京谷「何それ?」

所謂メメタァというやつである。

京谷「さて、安神君。」
安神「はい!」
京谷「守谷神社まで時間あるから修行内容を伝えとくよ。」
安神「分かりました!」
京谷「良い返事だ。それじゃあ内容だけど、『波紋』の練習をするよ。」
安神「波紋?」
早苗「京谷さん波紋使えるんですか!?」
京谷「Exactly(その通りです。)といっても今回は基本的な使い方しか教えないけど。」
利久「波紋って何ですか?」
京谷「それは後々教えるから。と、もうすぐ着くね。」



『キングクリムゾン!!』



境内にて

京谷「さて、安神君。波紋の練習だ。」
安神「はい!」
京谷「先ず波紋について。簡単に言えば『呼吸によって生み出される力』と捉えてくれれば良い。」
安神「呼吸…ですか。」
京谷「そう、そして波紋の呼吸は独特でね。まぁ、矯正するけど。」
安神「矯正?」

京谷は右手小指を立たせる。

安神「???」
京谷「パウッ!!」
安神「グホォ!!」

京谷は小指で安神の腹を突く。

安神「ガッ!ハァッ……」
京谷「そうそう、体内の空気を全部吐き出して。」

安神の吐息音が聞こえなくなると京谷は手を戻す。

安神「ハァ……ッ!これはっ!!」

なんと!安神の体から電気のようなものが流れ出ている!

京谷「それが波紋さ。後、呼吸は鼻で吸って、口で吐く。吸う時はお腹を膨らまして、吐く時はお腹を引っ込める感じでしてみて。」

安神は言われた呼吸をする。
安神は少し楽になった。

安神「も、もう大丈夫です。」
京谷「おけ。後、使い方だけど……」




『キングクリムゾン!!』




利久「また酷いものを見た気が……」
京谷「何それ?」二回目
早苗「それで?何故社殿に?」
京谷「いや、皆に聞きたいことがあってさ。」
五人「???」
京谷「『赤と青の服の人物』って分かる?」
早苗「赤と青?」
諏訪子「あの竹林の医者じゃないか?」
早苗「あぁ。でも何故そんなことを?」
京谷「……前回戦った時に確認したのさ。


   『赤と青の服の人物が見えた』って


五人「!?」
京谷「恐らく……」
神奈子「その弓矢の所有者が……」
諏訪子「あいつか……八意。」
早苗「ちょっ!ちょっと待ってください!もし仮にそうだとしても、何故あの人がこのような真似を!?」
京谷「誰の事?」
利久「竹林のお医者様の事です。確か名前が……」
射命丸「八意 永琳(やごころ えいりん)です。京谷さん。」
京谷「およ。文ちゃんじゃん。」
射命丸「あ、文ちゃん!?」
京谷「それが何か?」
射命丸「あーもう!頭が狂ってしまうじゃないですか!」
京谷「何で?」
安神「京谷さん。天然なんですか?」
京谷「あーよく言われた。」
射命丸「そ、それより、その人…正確には月人と呼ばれる者ですが迷いの竹林の医者で『月の頭脳』と呼ばれている方です。」
京谷「ふーん。」
射命丸「は、反応が薄い。」
早苗「でた興味無さそうな返事。」
京谷「んで?その月の頭脳とやらがあの矢を持ってるんだね。まとめると。」
神奈子「そうなるね。」
京谷「よし。行くぞ。利久、安神。」
早苗「じゃあ私も!」
京谷「ご自由に。」
利久・安神「えっ?」





『キングクリムゾン!!』




利久「また酷いものを見た気がします。」
京谷「気のせいじゃない?」
妹紅「何故私もいるんだ?」
京谷「話じゃその『永遠亭』?だっけ。そこに行くには案内人が必要だって。」
妹紅「お前だけは駄目だね。案内したくない。」
京谷「あっそう。じゃ慧音さんに……」
妹紅「おーし!行くぞー!」
安神「なにこれ?」



『竹林の道中』



早苗「そういえば、京谷さん。」
京谷「ん?なに?」
早苗「京谷さんに二つ言いたいことが。」
京谷「どーぞ。」
早苗「あっはい。じゃあ一つ目ですけど、新しいスタンド能力って手に入れてます?」
京谷「んー。今んとこ、『エニグマ』『ヘブンズドアー』『魔術師の赤《マジシャンズレッド》』かな?」
早苗「おぉ!!また素晴らしいものを手に入れて!!」
京谷「そだね。」
早苗「あぁ、後もう一つですが神奈様からの伝言で

        『ありがとう』と。」

京谷「………ふぅ。なにしてんだか。」

そんな和やかムードの中、前方から音が発生する!

全員「!?」

彼らは驚きその場で足を止める!
すると!前方から弾丸のような物が利久に向かっていた!

京谷「!?利久!スタンドを出せ!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラァ!」

京谷の発言により利久はスタンドを出し間一発弾丸をはじいた!

利久「あ、危なかった。」
京谷「いや!まだだ!」

その直後、先程と同じ弾丸が利久に十数発放たれる!

利久「ッ!『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドララララララララララララララララ!!」

弾丸は全て消される。しかし、やはり早苗、妹紅には見えていなかった。そしてそれは、前方から接近する人物も同じ!

?「まさか、私の攻撃を全部消すなんて。」
全員「!?」
?「貴方、一体何者なの?」
京谷「………ん?」

京谷の目に映ったもの。それは!
『うさみみ』であった!

京谷「……何あれ?wwうさみみ?ww」
早苗「ちょ、京谷さんww何でww笑ってるんですか?ww」
妹紅「お前ら緊張感持てよ。」
京谷「だってwwうさみみwwだよww」
安神「何で壷にはまってるんですか?」
利久「少しは危険を察知してください!!」
?「……何だこれ?」


『キングクリムゾン!!』


京谷「いやー笑った笑った。」
早苗「全く京谷さんはー。」
京谷「早苗ちゃんだって笑ってたじゃん!」
早苗「えーナンノコトヤラ。」
?「いい加減緊張感持ってください!!」
利久「ほら、敵さんも妹紅さんと同じこと言ってますよ。」

京谷は咳払いの後、DIOのジョジョ立ちをする。
そして先程とは別の声で話す。DIOのように。

京谷「いやぁ、すまなかった。ところで名前を教えてくれるかい?」
?「名乗ったとして、どうなるの?」
京谷「なに。お互いの親睦でも深めようかとな。」
?「おかしいわね貴方。」
京谷「おかしいのは貴様の方だ。うさみみ。」
?「うさみみじゃあない!鈴仙・優曇華院・イナバよ!」
京谷「では、『鈴仙』と呼ぶか。」
鈴仙「私を舐めているの!?」

鈴仙は右手を指鉄砲のように構える。

京谷「ほぉ。さしずめそいつを使って撃ったのか。」
鈴仙「!?へぇ分かるの。」
京谷「まぁ、な。」
鈴仙「それで?どうするの。」
京谷「撃ってみろ。」

鈴仙は京谷に向けて、先程の数倍の弾丸を放つ!

京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄ァ!!」

鈴仙の弾丸は全て消去される!
しかし、鈴仙はわからないままだ!
スタンドが見えないからだ!

鈴仙「なっ!?」
京谷「どうした?動揺しているぞ。」
鈴仙「あ、貴方一体何者!?」
京谷「ただの人間さ。それ以上でも、それ以下でもない。」
鈴仙「クッ!!なら!」

鈴仙は飛翔し、利久に向けて放った!

京谷「利久、行ったぞ。」
利久「でぇ!ちょ!『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラァ!!」
鈴仙「ま、また!?」
京谷「ふむ。おい利久!」
利久「は、はい!」
京谷「今回はお前が相手しろ。」
利久「えっ?」
鈴仙「なっ!?」
利久「京谷さん!?何を言っているんですか!?」
京谷「後、安神もな。」
安神「でぇ!?」
利久「聞けよっ!?」
鈴仙「へぇ。貴方はしないの?」
京谷「何事にも経験させねばなるまい。」

京谷はその発言の後、後ろに振り向き利久と安神の肩に手を置く。

利久「き、京谷さん。……あぁ、もう!」
安神「少し、冷静になろうか。」

利久と安神は話ながら鈴仙に向かう。

鈴仙「覚悟は出来たようね。もう一人の方はちゃんとした戦闘は出来なさそうに見えないわね。」
京谷「だ、そうだ安神。」
鈴仙「後、そこの人間は侮れないわね。早めに潰しておくわ。」
京谷「だ、そうだ利久。」

『ブチッ』
と、その時!何か鳴ってはいけない音がした!

利久・安神「あぁん!?」
鈴仙「!?」

鈴仙は驚いた。急に態度が変わったからだ!

利久「こっちは変な能力身に付いた挙げ句、変な事に付き合わせられてるんだよ!こっちの都合も考えろよ!あっのアホ!」
鈴仙「へっ?」
安神「確かに戦闘経験なんて無いですよ。けど、少なくとも一緒に戦えば貴女位は倒せますよ。」
鈴仙「えっ?」
京谷「戦闘始め!」

利久と安神は一気に鈴仙に接近する!

利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」
安神「コオォォォ!!」
鈴仙「クッ!(この力!ヤバい!)」

利久は鈴仙より速く後ろに周り攻撃をする!

鈴仙「!?」
CD「ドラァ!」
鈴仙「グブゥ!!」

鈴仙は吹っ飛ばされる!その先に安神!
安神は波紋を練り、拳に纏わせる!

安神「『不協和音波紋疾走《アンハーモニーオーバードライブ》』!!」

安神は吹っ飛ばされた鈴仙を殴り付ける!

鈴仙「ッガアッ!!」

鈴仙の体に波紋が流れ込む!
それは!体内にある力が別の力と馴染まず、暴発するような感覚に陥っていた!

早苗「おぉ!!あれは波紋が入った音!」
妹紅「分かるのかよ。てか凄いな。あいつら里の人間だろ?」
早苗「それもそうですね。まぁスタンドに目覚めたから別に良いと思いますが。」
妹紅「良いのか?良いのか?」

鈴仙はまた利久の方向にぶっ飛ばされる!

利久「おおおおお!!」
CD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ!!
ドラァ!」
鈴仙「カッ……ハッ………」

鈴仙は吹っ飛ばされ、地に伏せる。

利久「はぁ、はぁ、はぁ。」
安神「はぁ、はぁ、コオォォォ。」

安神は波紋の呼吸で回復する。
利久はその場に座り込む。

安神「大丈夫か?利久。」
利久「つ、疲れた。」
京谷「おめでとう。初勝利だな。」

京谷は手を叩きながら二人に歩み寄る。

利久「き、京谷、さん。」
安神「何か上手く乗せられたような?」
京谷「まさか初戦闘。しかもたった1日でここまで成長するとは。」
妹紅「はぁ!?たった1日!?あれだけの戦闘を!?」
早苗「凄い!凄い!」

京谷は鈴仙の体に触れる。

京谷「『クレイジーダイヤモンド』」

鈴仙の体から光が発生され受けた傷やぼろぼろの服が直される。

京谷「さて、君たちも回復させねばな。」

京谷は波紋を使い、二人の体力を回復させる。

安神「っはぁ!」
利久「っへぇぇぇ。」
京谷「お疲れ様二人とも。」

京谷の言葉は優しかった。




『スティッキーフィンガーズ!!』



『永遠亭』
?3「あらら、やられたのかよ。」

とある男はスコープを覗きながらそう呟く。

?3「ま、勝てるわけないよな。」

男はスコープから視界を外す。するとスコープが消える。

?3「俺たち

    
      『スタンド使いには』





どうもうぷ主の鬼の半妖です。
今回は利久君と安神君の初戦闘回ですね。
EoH考えてたら2vs1も良いなと思い、こうなりました。
安神君は波紋を覚えて直ぐの戦闘。利久君はスタンドでの戦闘は初。てかそこまで成長させる京谷君何者!?
恐ろしいわ!((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
それでは次回もお楽しみに!


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強敵と出会い

CD=クレイジーダイヤモンド
C(SP)=チェンジャー(スタープラチナ)


竹林道中、彼らは永遠亭に向かっていた。京谷は先程戦闘で気を失った鈴仙を持ち運びながら歩いていた。

京谷「もうそろそろ?」
妹紅「急かすな。そろそろ着く。」
利久「しかし同じ景色ですねぇ。」
妹紅「まぁ竹ばっかだし、ここの竹の成長速度は速い方だからな。」
京谷「んでもって迷いやすいから『迷いの竹林』って訳か。」
妹紅「大方そんなとこさ。」
早苗「あ!見えてきました!」

早苗が指さした先には建物が見えた。

早苗「よーし!いきましょー!」
京谷「あぁ!ちょっと待て!」

早苗は駆け足で永遠亭に近づく。
だが!

早苗「グフゥ!!」

早苗はいきなり貫かれた感覚を味わう!
その腹部には!穴が空いていた!

京谷「早苗ちゃん!!」

京谷は早苗の元へ走る!
しかし上からの気配を感じ後ろに飛び退く!
その時!先程まで京谷が飛び退いた地点から光線のようなものが発射された!

?3「あーあ。殺し損ねた。」
京谷「!?誰だ!」

京谷は屋根に向けて大声を放つ!
そこから出てきたのは、男だった!

?3「俺でしたー。なんてな。」
京谷「貴様、一体誰だ?」
?3「いやー、まさか本当に偽物がいるとは驚きだ。」
京谷「偽物?何の事だ?」
?3「しっかしこのオーラといい、その余裕っぷりといい本物そっくりじゃあねえか。」
京谷「話が見えないのだが。」
?3「偽物に話しても何の得にもなんねぇだろ。」
京谷「では、強制的に見るか。」
?3「あっそ。じゃあ遠慮なく……内臓ぶちまけな!!」

その男の周囲にスコープのような物体が展開される!
そのスコープから!光線が次々と放たれる!

京谷「『ハイウェイスター』!!」

京谷の足が変化し、光線から逃げる!

?3「速っ!何だよ!人間じゃあねぇ!」
京谷「お前ら!身を隠せ!」
妹紅「何でだよ!先ずは早苗を助けなきゃいけないだろ!」
京谷「では、貴様はあの男の攻撃が見えるのか!?」
妹紅「クッ!」

そう、京谷の言う通り妹紅には見えてなかった。

京谷「兎に角、身を隠せ!逃げるぞ!」

彼らは二組に別れた。

?3「チッ!めんどくせー!」


『京谷・利久側』
京谷「はぁ、はぁ、あいつスタンド使いだ。」
利久「敵、なんですよね。あのスタンド使い。」
京谷「そうなるな。敵意剥き出しだ。」

『安神・妹紅側』
妹紅「あいつ……糞がっ!」
安神「妹紅さん。落ち着いてください。」
妹紅「落ち着けるか!早苗が撃たれたのに!落ち着けってか!?」
安神「妹紅さん!」
妹紅「!?」
安神「私だって辛いです。けれど京谷さんの言う通り、今行ったとしても私たちに被害が出てくる。」
妹紅「私は不老不死だぞ!」
安神「そうだとしてもです!もし、あのスタンド使いの攻撃が早苗さんに当たったとしたら早苗さんがもっと苦しむ事になる!分かってください!」
妹紅「ッ!」



『?3側』
?3「(全く、隠れやがった。まぁ俺のスタンドなら関係無いがよ。)」

その男の周りにスコープが展開される。
と一つのスコープが光を放つ。

?3「見つけたか。」

その男は光を放っているスコープの方向に向き、そのスコープを覗く。

?3「ふふっ。そこにいたのか。」

男はもう一つのスコープを持ち、光線を発射する。


『京谷・利久側』
彼らは少し考えていた。敵がどのようなスタンドなのかというシンプルな疑問を考えていた。

京谷「物体型、だけどスタンド使いにしか見えない。あの大きさなら遠距離もいける筈。だがその気配が一向にない。」
利久「何かあるんじゃないのですか?」
京谷「そう考えた方が妥当だが。」

すると突如!京谷の左腕に光線が当たる!

京谷「なッ!」
利久「なっ!?」」
京谷「なんだとぉ!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」治します!」
京谷「すまない利久。だが!」
利久「ええ。何故当たったのか、ですよね。」
京谷「そうだ。だが俺の左腕は!」

京谷と利久は京谷の左腕の後ろを見る。

京谷・利久「竹という障害物がある!」
京谷「なのに俺の左腕はダメージを受けた!しかも竹には被害はない!」
利久「敵スタンドの攻撃は障害物は関係無く攻撃できるんですか!?」
京谷「もしそうなら……スタンド使いの方は一体!?人間の目では竹の中から俺たちを探すのは至難の技だ!」
利久「!?また来ました!」
京谷「クソッ!」

京谷たちは竹林を逃げ続ける。しかし、そんなことはお構いなしに光線が京谷たちを襲う!

京谷「チィ!利久!今から壁を作る!」
利久「どうやって!?」
京谷「こうするのさ!!『クレイジーダイヤモンド』!!」

京谷は地面を殴り付ける!すると光が発生し、地面が壁のように変化する!

利久「こ、こうやっても使えるんですね。」
京谷「だが!」

京谷の予想通り、やはり光線は壁に被害が無く京谷たちを襲う!

京谷「クソッ!」
利久「京谷さん!時間を稼ぎますから逃げてください!」
京谷「利久!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久は光線が向かってきた方向に走る!
光線は利久を襲う!

CD「ドラァ!」

利久は光線を殴り付ける!その光線は弾かれる!

利久「良し!今です!」
京谷「すまない!」

京谷は逃げながら敵のスタンド使いについて考えていた。


『?3』
?3「チッ!あのガキ中々やるじゃあねぇか。少し本気出すか。」

男は別のスコープを利久に向け、光線を放つ!

?3「さて、この光線の雨をどう切り抜ける!?糞ガキ!!」


『利久側』
CD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ!!」
利久「クッ!数が多すぎる!何とか潰せるけど!」

『京谷側』
京谷「(何とかしてあいつを潰さなければ!)『変化者 法王の緑《チェンジャー ハイエロファントグリーン》』!」

京谷もスタンドを出し、永遠亭の屋根にいる男に巻き付く。

?3「ッ!これは!動けない!」
京谷「いよっと!」
?3「チィ!ここまで来たのか!」
京谷「残念だったな。貴様はここで終わりとなるのだからな!」

男は不敵な笑みを浮かべスコープを京谷に向ける。

?3「終わり?違うね。」
京谷「ッ!不味い!」
?3「あんたの方だよ!」

スコープから光線が発射される。
狙いは京谷。

京谷「『星の白金《スタープラチナ》』!!」

京谷は光線を殴り付ける。
しかし、光線は京谷の変化させた腕を!
すり抜けた!

京谷「何っ!?」

光線は京谷の心臓部に直撃する!

京谷「ガハッ!」
?3「ハッ!間抜けだねぇ。」
京谷「ゴボォ!……はぁ…はぁ…はぁ…」
?3「お前死ぬからな、冥土の土産に教えてやるよ。俺の能力。」
京谷「な……に……?」
?3「俺の能力は『狙いを定める』んだよ。」
京谷「…………」
?3「しかもだ、このスコープで見えるのは人物のみ。つまり!障害物なんて関係無く目的の人物『だけ』を見ることができるのさ!そして俺が狙いを定めるとどんな障害物があろうと、狙ったものだけにダメージが入るのさ!だが、こいつにも弱点はある。光線は一直線にしか行けない事と俺の視界に入った奴しか撃てないのさ。」

京谷は薄れゆく意識の中、考えていた。

?3「それじゃあ……内臓ぶちまけな!!」
妹紅「ぶちまけんのは……あんただよ!」
?3「!?」
妹紅「ハァ!!」
?3「グブゥ!!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!」
CD「ドララララララララララララララララ!!」
安神「波紋疾走《オーバードライブ》!!」
?3「ガハッ!!」

突如現れた妹紅の攻撃により、不意を突かれた男はバランスを崩し利久と安神の追撃で吹っ飛ばされる!

利久「京谷さん!今治します!」
京谷「すま…ん…な。」

利久の能力で心臓部の穴が塞がった京谷は、立ち上がり男に近づく。

京谷「ふぅ。さて、確か内臓ぶちまけるとか言ってたな。」
?3「ッ!」
京谷「内臓はぶちまけれないが、貴様を再起不能にする事はできるぞ。」
?3「お、おい!あんた俺を見るって言ってたよな。そこんとこ……」
京谷「『ヘブンズドアー』」

京谷が右手で男の顔に触れると男は気絶する。

安神「うわっ!なにこれ!?」
利久「二回目だから慣れた。」
早苗「何が見えるんですか?」
妹紅「あんた治ったんかい。」
早苗「利久君の能力で治してもらいました。」
妹紅「………もう一度聞くけど、里の人間だよね?」
京谷「んっ?」
安神「これは?」
京谷「GOD?命令はGODから受けたのか?」
利久「ごっど?何ですか?」
京谷「神様っていうのさ。でも、外国の言葉だぞ。」
早苗「GOD?」
京谷「めぼしい情報はこのぐらいか。」

京谷は手を男の顔に触れる。

?3「んうっ?」
京谷「『変化者 星の白金《チェンジャー スタープラチナ》』」
C(SP)「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!オラァ!」
?3「あべしッ!」


結果
京谷たちvsルック(京谷のヘブンズドアー調べ)

京谷のお目覚めのオラオラで、再起不能!


京谷「さて、弓矢取りに行きますか。」
鈴仙「んあ?んうぅ。」
京谷「ありゃ起きたんかい。」
鈴仙「………ひぁ!?」
京谷「ここ永遠亭だよね?」
鈴仙「そうです!後、降ろしてください!」
京谷「はいはい。っと皆、降りるよ。」


『永遠亭内部』
鈴仙「ししょー。お客様でーす。」
永琳「少し黙ってて。優曇華。」
京谷「やっほー。あんたかい?黄金の弓矢持ってんの?」
永琳「優曇華、そこの人間は誰?」
鈴仙「名前何でしたっけ?」
京谷「五十嵐京谷。覚えてもらって良いよ。」
永琳「それで?私に何のよう?」
京谷「お話する時は人の顔を見て話せって言われなかった?」

京谷は永琳の顔を両手で挟み、自身の顔が見えるようにさせる。

永琳「……………」

しかし永琳は京谷の顔を見た途端言葉を詰まらせる。

京谷「ん?どしたよ?」
永琳「あ…………あ…………あぁ……」
京谷「???」
永琳「か………み…………」
京谷「紙?」

永琳は椅子から飛び上がり、後ろへ三歩下がる。

京谷「??????」
永琳「あぁ!我が神よ!何故このような場所へ!?」
京谷「……………はぁ?」
鈴仙「し、師匠?一体何を……」
永琳「どうされました!?私に何か用ですか!?それともお茶ですか!?それとも薬ですか!?それとも……」
京谷「ちょっと!ちょっと!落ち着いて!」
永琳「はい!では落ち着かさせてもらいます!」
京谷「ちょ!でぇ!」

なんと!京谷に向かって抱きついてきた!京谷の腹部に息がかかる!羨まgfngfnなんだこれ?

鈴仙「し、師匠!な、何を!?」
永琳「頭撫でてください!神様!」
京谷「よ、よく分かんないけど撫でれば良いんだね?」

京谷は永琳の頭を撫でる。だが、京谷の手に違和感が感じられる。

京谷「ん?」
早苗「あ、あの、き、京谷さん?何をををされていらっしゃるのででですか?」
京谷「言葉詰まってるぞ。ちょっと失礼するよ。」
永琳「?ひぁ!?」

京谷は永琳の前髪を別ける。
そこには!奇妙な物体が取り付けられていた!
京谷はそれを見た途端、顔を強ばらせる。

京谷「お前ら、ちょっと来い。」
早苗「さ、流石に子供は……」
京谷「……じゃあ早苗ちゃん。ちょっと来て。」

早苗は京谷に近づく。

早苗「な、何でしょーか?」
京谷「これ、見てみろ。」
早苗「………なぁッ!これはッ!」
京谷「あぁ。」
京谷・早苗「肉の目!!」
鈴仙「???」
京谷「おい!鈴仙!ベッド貸せ!」
鈴仙「えっ!?は、はい!!」




『キングクリムゾン!!』




早苗「京谷さん。できるんですか?」
京谷「スタープラチナで何とかするさ。もし傷つけてもクレイジーダイヤモンドで治す。」
早苗「おけ。把握です。」
京谷「永琳、君は目を閉じて動かないでいて。」
永琳「はい!」

永琳は目を閉じる。
京谷は深呼吸をし、腕を構える。

京谷「『星の白金《スタープラチナ》』」

京谷は静かに肉の目を掴む。

京谷「グッ!!」
早苗「京谷さん!!」

京谷は痛みを堪えながら肉の目を少しずつ引き抜く。
肉の目の根は少しずつ京谷の体に入り込む。
それと比例し、肉の目は少しずつ脳内から引き抜かれる。

京谷「……………」
早苗「……………」
鈴仙「……………」

三人は緊張した面持ちでいた。
それから一分、漸く全て摘出した。

京谷「『変化者 星の白金《チェンジャー スタープラチナ》』!!」

京谷の体に入っていた肉の目は一気に全て引き抜かれる。

京谷「波紋疾走《オーバードライブ》!!」

肉の目に波紋をぶつける。
肉の目は塵となって消える。

京谷「ふぅ。終わった。」
早苗「やったー!!抜き終わったー!!」
永琳「あ、あの何が起きたんですか?」
京谷「おぉ、起きたか。良かったぁ。」
永琳「あぁ!どうされましたか神様!?」
京谷「…………そこは直らないのね。」



『スティッキーフィンガーズ!!』



とある某所
二人の男が紅茶を嗜んでいた。
そこに一人の女が入る。

?1「テオス様。」
?2「なんだ。今忙しいのだ。後にしてくれ。」
?3「僕の事は良いよ。それより話を聞いてやってくれ。」
?2「……友の頼みなら仕方ない。要件はなんだ?」
?1「……ルックがやられました。」
?3「………」
?2「そんなことか。それで?」
?1「『あの人間』が矢を手にいれる事になりますが。如何なさいますか?」
?2「あの矢は必要だからな、取り返せ。」
?1「分かりました。この『アクトン・ウーマン』にお任せを。」

そういって女は消える。
一人の男は紅茶を飲む。
もう一人も紅茶を飲む。





どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
………何か……シリアスが出てきましたね。
次回は戦闘無しにしたいと思います。
では次回もお楽しみに。


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一時の休息

現在、京谷、利久、安神、早苗、妹紅の五人は客間でおもてなしされていた。普通の光景だ。
だが、

利久「…………」
安神「…………」
早苗「…………」
妹紅「………永琳ってこんな奴だっけ?」

そう、

京谷「…………」
永琳「♪~~」

京谷の腕に『永遠亭』の医者、八意永琳が引っ付いてなければ普通と言えた。

京谷「あのさー、永琳さん?」
永琳「♪~~」
京谷「駄目だ、全然聞いてない。」
鈴仙「す、すいません。うちの師匠が。」
京谷「あー気にしないで。」

京谷は時計をおもむろに見る。
今は午後6時だ。

京谷「おい安神、利久。そろそろ帰った方が良いぞ。」
利久「あっ!ほんとだ!」
安神「あー母ちゃんに怒られるわ。」
妹紅「私が連れて帰るよ。」
利久・安神「ありがとうございます。」
早苗「あ、じゃあ私はちょっと用を終えてから……」

そう言い早苗は黄金の弓矢を手に取る。が、

永琳「それに触れるなぁぁぁぁ!!」
早苗「ひぃ!!」
鈴仙「うぇ!?」
京谷「みゃッ!?耳がッ!!」
永琳「失礼しましたぁぁぁぁ!」
京谷「ぎにあぁぁぁぁぁ!!」




『キングクリムゾン!!』
※早苗は渋々帰りました。




京谷「み、耳が……耳が………」
鈴仙「あのー…大丈夫ですかー?」
永琳「あぁ!申し訳ございません神よ!」
京谷「あ、後、その神って言うのやめてくれませんか?」
永琳「で、では何とお呼びすれば宜しいのですか!?」
京谷「な、名前で良いですよ。永琳さん。」
永琳「え!?えぇっと、では、き、京谷?」
京谷「な、何ですか?」
永琳「……………」
京谷「え、永琳さん?」
鈴仙「…………あー駄目ですね。顔真っ赤にして気絶してる。」
京谷「………なんじゃそりゃ。」



『キングクリムゾン!!』


鈴仙「それで、どうします?」
京谷「と、言うと?」
鈴仙「ここで一晩過ごすのか、家に帰られるか。」
京谷「家……てか家は外の世界にあるし、守谷神社に帰ることになるんだよね。」
鈴仙「はぁ。」
京谷「けど、今回は弓矢の件もあるから、ここに泊まってく事にするよ。」
鈴仙「……分かりました。ですが、家事は手伝ってもらいますよ。」
京谷「それぐらい分かってるさ。」



『キングクリムゾン!!』



『食事中』
鈴仙「……………」
てゐ「……………」
輝夜「え……永……琳……一体……何が………」
永琳「美味しゅうございますか?京谷。」
京谷「…………いやさ……」


京谷・輝夜「何で引っ付いてんだ(の)よ!」


京谷「食事位ゆっくりさせてくれよぉ。」
輝夜「れれれれ鈴仙、永琳どうなったののの?」
鈴仙「その詳細は京谷さんに聞いてください。」
輝夜「京谷!あんた永琳に何をしたのよ!」
京谷「何もしてない。それは言える。」
永琳「え?」
京谷「ゑ?」
永琳「一度来られましたよね?」
京谷「ちょ、ちょっと待って。一体なんの事か。」
永琳「覚えてないのですか?私にこの弓矢を預かってくれと申しましたよ?」
三人「何それ?」
京谷「訳あり弓矢。後、ちょっとごめんね。『ヘブンズドアー』」

京谷の右手が永琳の顔に触れると永琳は気絶する。

輝夜「ちょっと!何をしたの!?」
京谷「ちょっと黙ってて。」
てゐ「何をしてるんだい京谷は?」
鈴仙「何かめくってますね。」
京谷「……ん?えぇと、『神がここに来た。私はその妖しさと美しさに呑まれた。私のような賢者でさえも虜にさせた。そして額に何かを埋め込まれると同時に神の命令に従った。』」
鈴仙「神?」
輝夜「あんたが、その神なのね。よし!潰す!」
京谷「俺は知らねぇよ!」
輝夜「問答無用!弾幕じゃぁあ!」
てゐ「外でやれよ!」


『キングクリムゾン!!』


『就寝時刻』
京谷「つ、疲れた。なんだよあの能力。えらいチートじゃねぇか。」
永琳「一緒に寝させてもらいます!」
京谷「………もう好きにして良いよ。」

京谷は少し疲れた面持ちながらも、日記のような物を取り出す。

永琳「京谷。それは?」
京谷「レポート。」
永琳「どのような物で?」
京谷「君は寝てて良いよ。」
永琳「………」
京谷「分かった分かった。見ても良いけど邪魔はしないでよ。」
永琳「はい!」

京谷は渋々、見られながらレポートを書く。

『現在使える固有能力
・キラークイーン  ・クレイジーダイヤモンド
・ヘブンズドアー     ・ザ・ハンド
・エコーズAct3      ・クリーム
・キングクリムゾン(二秒程)・D4C        
・世界《ザ・ワールド》(一秒程度)
・メイドインヘブン(継続時間二秒)    』


京谷「こんなんか。さてと弓矢を観察するか。」
永琳「えっ!?いつの間に!?」

京谷は驚いてる永琳を尻目に弓矢の観察をする。

京谷「あぁ、後ちょっと欠片を採取っと。『星の白金《スタープラチナ》』」
永琳「な、何をされておるのですか?」
京谷「いよっと!」
永琳「………」

京谷は変化させた右手で矢の端を少し取る。

京谷「これは……この本にいれるか。」

京谷はレポートを書いた日記帳に欠片をいれる。

京谷「ちょっと、えーと、厠に行ってくるよ。」
永琳「あ、はい。行ってらっしゃいませ。」
京谷「そだ、試しに『世界《ザ・ワールド》』時よ止まれ。」

すると一秒、一秒だけだか京谷の目に映る世界が色を失った!しかしそれも一秒。直ぐに色は戻った。

京谷「ふーん。これなら普通に行けば速いや。」

京谷は厠まで歩く。



『キングクリムゾン!!』



京谷は廊下を歩いていた。しかし突然歩みを止める。

京谷「……紫さん。見てないで話でもしましょうや。」
紫「あら、ばれた。」
京谷「んで?何のご用ですか?」
紫「ふふ、勘が良いのね。まるで誰かみたい。」
京谷「……『皇帝《エンペラー》』」

京谷は右手に持っているエンペラーを紫に構える。
しかし紫は驚きもせず口元を扇子で隠す。
その目はとても落ち着いていた。

紫「ふふっ、怖い怖い。」
京谷「……やっぱ貴女には『見える』から通用しないか。」
紫「でも、恐かったわよ。」
京谷「嘘つけ、微塵も思ってない癖に。」
紫「あら酷い。」

京谷はエンペラーを戻す。

京谷「それで?何のご用ですか?」
紫「あら?貴方なら分かってる筈だと思うけど。」
京谷「………神……GOD……弓矢……何かしらあるとは分かります。けど、核心を突いてる訳じゃあないですよ。」
紫「それじゃあ幻想郷に………」
京谷「『スタンド使いが目覚めて害を及ぼす。』」
紫「………やっぱり気づいてたの。」
京谷「おおよそ。紫さんが考えそうな事だよ。まぁ例外もいるけど。」
紫「その点は謝罪させてもらうわ。」
京谷「めんどくさいから謝んなくて良いよ。」
紫「ありがとう京谷。じゃあね。」

紫は何も無い空間に別の空間を出現させ、その別の空間に入る。

京谷「……さて、寝室に行きますか。」

京谷はそう言い部屋に戻る。
部屋に戻る。しかし京谷はある違和感を覚える。

京谷「(ん?何だ、この感じ)」

京谷は周りを見渡す。その違和感には直ぐに気づく。

京谷「………はっ!まさか………」

京谷は気づく。しかしそれは、ある意味気づかなかった方が良かった。

京谷「ゆ、弓矢が


         『ない!』



永琳「うぇ!?」
京谷「だー!持ってかれたー!」

京谷の叫び声は竹林に響く。




どうもうぷ主の鬼の半妖です。
………なぁにこれ?( ´・∀・`)
戦闘無しは書くのがちょい難しい。
後、京谷君が時間系のスタンドの固有能力を手に入れました。
それでは次回もお楽しみに。


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棘と刺客

『翌日』
現在、守谷神社。

京谷「………ということで弓矢が誰かの手に渡った。以上。」
神奈子「何をやってんだいあんたは。」
永琳「『あんた』……ですって?」
諏訪子「何で竹林の医者が居るんだよ。」
早苗「何でも、『弓矢を監視してなかった自分のせいで盗まれた!』とか言って聞かないんですって。」
諏訪子「てか、何であんなに変わってんだい?しかも…」

諏訪子は永琳と京谷に指さす。

諏訪子「京谷の腕に何で捕まってんだい?仕事は?」
早苗「京谷さんも言ったんですけど、聞かないんですって。」
諏訪子「豹変しすぎたぞ、ありゃ。」
神奈子「あぁん?神にいちゃもんつけるきぃ?」
永琳「私にとっての神は京谷ただ一人よ。もし私が百歩譲ってあんたが神と言うなら、京谷は最高神よ。」
京谷「何この下らん口喧嘩。」
神奈子「上等じゃあないか。かかってこいよヤブ医者。」
永琳「不老不死舐めんじゃないわよ。駄神。」

永琳の発言が引き金となり、神奈子と永琳は外で弾幕を放つ。神奈子は所々柱を放ち、永琳は所々弓で攻撃する。

早苗「と、ところでですけど、京谷さん。弓矢が何処に行ったか分かりますか?」
京谷「……いや、残念だけど『ハイウェイスター』の匂いの射程距離外だから分かんない。」
早苗「そ、そうですか……。」
京谷「ハミパの能力が使えれば話は別なんだろうけど。」
早苗「あー、ハミパですか。」
諏訪子「はみぱ?」
京谷「『隠者の紫《ハーミット・パープル》』、簡単に言えば『念写』できる能力かな?」
文「念写できれば良いんですね?」
京谷「あ、文ちゃん!?いつの間に!?」
文「あ、文ちゃん…ごほんっ!えぇと念写できれば良いんですね?」
京谷「う、うん。」
文「念写の能力者なら知り合いに一人います。」
京谷「おぉ!マジで!?」

京谷は驚き、文に近づく。

文「き、京谷さん///近いです///」
京谷「あ、ごめん。」

文は咳払いをした後、話を続ける。

文「そ、それでですが、その知り合いのところで念写させてもらえば宜しいかと。」
京谷「案内して!今すぐ!」
文「あっはい。」
京谷「よし!早速行くぞぉ!」
早苗「私も行きまーす!」

何だこの空気?





『キングクリムゾン!!』





文「……本当、何なんですか京谷さん。」
早苗「スタンド使いです!」
京谷「やっぱり『ハイウェイスター』に変化させたチェンジャーの方が楽だわ。」

文は二人の速度に合わせて飛んでいるが、足が着いてないのに人間には出せないスピードで向かっている京谷に文は驚きを覚える。




『キングクリムゾン!!』



京谷「ここかい?」
文「ここです。」
早苗「ここなんですか。」
京谷「ココ・ジャンボ」
文・早苗「貴方は何を言っているんだ?」
京谷「気にしないで。」
文「まぁ、開けますよ。」

文は目の前に扉の取っ手に手を掛け捻りながら開ける。
京谷たちの目には先がよく見えない程暗かった。

文「はたてー。いるー?」
京谷「こうも簡単に入って良いのか?」
早苗「大丈夫らしいですよ。」
文「はーたーてー。………」

しかし返事が返ってこない。

文「居ないのかしら?はーたーてー。」
京谷「困ったなぁ。念写が出来たらそれで良いんだけど。」

ふと、早苗の目に影が映る。早苗は後ろに振り向く。

早苗「………もしかしてこの人ですか?」
京谷「ん?この人?」

京谷は早苗の発言で後ろに振り向く。
そこに、一人いた。

文「んー?あ、はたて居たんなら返事しなさいよ。」
はたて「………………」
文「はーたーてー。返事位しなさいってば。」

文ははたてに近づく。
だが、はたては
文の首を掴んだ!

文「ガッ!カハッ!」
京谷「文ちゃん!!『波紋疾走《オーバードライブ》』!!」
はたて「ぐぶぅ!!」

京谷が放った攻撃で、はたては三メートル程吹っ飛ばされる!

京谷「大丈夫!?文ちゃん!」
文「な、何とか。けど何故はたてが!?」
京谷「分からない。でも、あの目は『正気の沙汰』じゃあなかった!いきなり首を掴むなんて!」
早苗「まさか、スタンドですか!?」
京谷「恐らく。だが見つかんないから『ハイウェイスター』!!」

京谷は空中に漂う匂いを嗅ぐ。

京谷「……いた!見つけた!」
早苗「ど、何処ですか!?」
京谷「早苗ちゃん!はたてちゃんを押さえてて!」
早苗「えっ!ちょ!!」

京谷は森の中に入っていく。





『キングクリムゾン!!』




京谷は匂いの元にたどり着く。そこには一人、男がいた。京谷はその男に尋ねる。

京谷「貴様か?」
?「はぇ?何方でしょうかぁ?」
京谷「『変化者《チェンジャー》』」

京谷は自身のスタンドを出し、攻撃を仕掛ける。が、

?「いよっ!」
京谷「なっ!?」

男は生身の腕でスタンドの攻撃を止めたのだ!

京谷「貴様、スタンド使いか。」
?「スタンド使いならスタンドも見えるからねぇ、攻撃仕掛けるのも見えてたよぉ。」
京谷「なら、これはどうだ!」
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」

チェンジャーのラッシュ!しかし男は立っている!

京谷「き、効いてないだと!バカな!」
?「にしし、効かない効かない。『生命を操作する』スタンドには敵わない敵わない。」
京谷「『生命操作』?だが、それとスタンドと何の関係が?それに何故自ら暴露するのだ?」
?「いっぺんに質問されても答えれないよぉ。まぁ答えるけどぉ。」

男は京谷の周囲をゆっくり歩きながら話す。

?「僕のスタンド能力は『生命を操作する』、木であったり人間であったり、動物であったりと生きてるものならなんでも操作出来るんだぁ。スタンドは魂の結晶の様なもの、つまりぃ、ある意味『生きてる』んだわぁ。スタンドの攻撃力を皆無にさせることなんて簡単簡単ー。」

と男は歩みを止める。

?「そして何故自ら暴露するのか、だったねぇ。」

すると!京谷の足に束縛感が走る!

京谷「ッ!なんだッ!?」

京谷は足を見る。そこには!木が纏わりついていた!

京谷「こ、これはッ!!木か!?」
?「正確には木の根っこの集合体さぁ。」

男は両手を後頭部に当て、右足を前に出した!

?「そしてあんたは、ここで始末されるんだよぉ!」
京谷「ッ!うおっと!!」

京谷の体が持ち上げられる!木の根は京谷を別の木にぶつける!

京谷「ガッ!」
?「へぇ、まだ耐えるのかぁ。じゃあ本気で潰すぅ!」

木の根は京谷の体を連続で別の木々にぶつける!

京谷「ガッ!クボォ!ゲバァ!」
?「ほーらほらぁ。どこまで耐えるかなぁ?」
京谷「ゴホッ!グボッ!」

京谷は叩き続けられ口元から血が飛び出す!

京谷「…………」
?「ありゃあ?もう終わりぃ?つまんないのぉ。」

男は京谷の脚に絡み付いている木の根を退けて京谷を尻目にその場から立ち去る。

京谷「……『ゴールドエクスペリエンス』……」ボソッ

京谷は意識がまだ意識を保っており右腕を変化させる。
京谷は自身の心臓部に手を当てる。





『キングクリムゾン!!』





早苗「お、重い……です……」
文「休んで……良いですよ……早苗さん……」
早苗「流石に……二人で……抑えても……キツイものがあるのに……一人に……させるわけ……には……いけません……よ……」

しかしそのかい無く、はたてが二人の手を掴み二人を投げ飛ばす!

早苗「きゃっ!」
文「うわわっ!」
はたて「…………」
文「………ッ!はたて!さっさと目を覚ましなさい!うざったいんだよ!」

文の暴力的な発言。だがそれも虚しく別の声が代わりに答える。

?「ざーんねーん。君たちの声は届かないよぉ。」
文「!?」
早苗「まさか!?スタンド使い!?」
?「だーいせーいかーい!僕が操ってまーす!」
文「ふっざけんなぁ!」

文は本気の速度で男に近づく。だが、

?「何したのぉ?」
文「なっ!?何でッ!」
はたて「フッ!」
文「ガハッ!」
早苗「文さん!」
?「効かない効かない。君たちじゃ全然効かない。」
早苗「文さんの仇!」

早苗は弾幕を放つ。

?「いよっと。」

しかし男は後ろに下がり木に触れる。
男が触れた木は生きているように枝や根が動き、早苗の動きを封じる。

早苗「こ、これはッ!」
?「効かないよぉ。そして君たちには僕に勝てないよぉ。」



京谷「それでは貴様は俺には勝てないな。」



?「!?」
早苗「き、京谷さん!今までどうしてたんですか!?」
京谷「ちょっとばかし血ヘド吐いてただけだ。気にするな。」
早苗「意味が分かりませんよ!てか、大丈夫なんですか!?」
京谷「平気だ。」
?「……何で僕の攻撃を受けたのに立っていられるんだぁ?それより君、あそこで死んだんじゃあないのぉ?」
京谷「……種明かしと行こうか。」

京谷は変化させた右腕を見せる。
見てみると他の腕より少し細く、金色に輝いていているのが男には見えた。

?「それはなんだいぃ?」
京谷「俺の能力は『変化する』能力、貴様の能力と共鳴し俺は『命を与える』能力を手に入れた。それにより俺は回復できて生き延びることが出来たのさ。最も、俺も危なかったがな。」
?「……そんなこと、あって良いと思ってるぅ?」
京谷「貴様の能力と人格も、この世界ではあってはならん事だと思うが……まぁ貴様の様な人間の自己中心的な考えは他者の意見を聞かないのが普通だな。今すぐここで再起不能にさせる事にしよう。」
?「何で僕自身を差別するのぉ?酷いよぉ。」
京谷「貴様の言ったことも差別に等しいのが分からんのか?糞ガキ。」
?「誰がァ糞ガキだぁとぉ!?」

男は京谷に向けて木の枝や根をぶつけようとする。

京谷「『変化者 魔術師の赤《チェンジャー マジャンズレッド》』」

京谷の発言で変化したチェンジャーが出現する。
チェンジャーは纏っている炎を操り、木の根や枝を燃やす。

?「あー!」
京谷「お前は植物はほとんど操れるのに対し、人間や妖怪は一体しか操れん。と、すれば人間には意識が保っている場合があるので、その分操れる人数にも制限がかかる。ならば、比較的操り安い木などは燃やせば良いだけだ。」
?「お前ぇ許さないよぉ。死んで償えよぉ!」
京谷「クロスファイヤーハリケーン!!」

京谷の発言で十字架の様な形で出現された炎は周りの木々を燃やす。

?「…………」
京谷「これで貴様も攻撃できまい。……だが、俺も鬼じゃあない。お前の願いを一つだけ叶えてやろう。」
?「………どんな願いでもぉ?」
京谷「あぁ。」
?「………なら、消えろ!お前は死ね!」
京谷「………あぁ、そういえば俺にも願いはあったなぁ。」
?「???」
京谷「俺の願い、それは……



   『貴様の願いを全く聞かないことだ』


       『俺は許さない』




        『駄目だな』




京谷はその言葉と共に男を燃やす。
その後、ヘブンズドアーで調べたがめぼしい情報がなかったそうな。


京谷vsウザ男(京谷命名)
炎で燃やされこんがり焼けて、再起不能!




『キングクリムゾン!!』



京谷「さて、はたてちゃんも救ったし、能力の共鳴は出来たし、後は………」
早苗「?京谷さん?」
京谷「紫さーん!!」
文「そんなんで出てくるわけが……」
紫「はーい!何かしらー!?」
早苗・文「出てきたよ!」
京谷「ポラロイドカメラ頂戴。紫さん。」
紫「あげないけど、貸してあげる。」
京谷「サンキュー。」

紫は虚空からポラロイドカメラを取りだし京谷に渡す。

京谷「さて、『隠者の紫《ハーミット・パープル》』」

京谷は右手をポラロイドカメラに当てる。
すると、ポラロイドカメラから写真が出てくる。

文「でぇ!?触れただけで写真を!?」
早苗「これまんまDIO様じゃないですかヤダー。」
京谷「いや知らんがな。っと出てきた出てきた。」

三人が見たもの、それは


         『寺』であった。






『スティッキーフィンガーズ!!』





?3「………なぁ友よ。」
?2「………あまりその呼び方は止めろ。ヘドが出る。」
?3「………そうか、分かった。」

一人の男は席を立ち別の場所に座り本を読む。
もう一人の男は同じように席を立ち外に出る。

?3「………全く、大違いだな。あの子とは。」

彼は歩みを進める。



どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
寺……何でしょうね?まぁ皆さんならもうお分かりでしょうが。後は………あの子?誰だ?
後、評価バーに色がついてました( ≧∀≦)ノうれぴーです。
では皆さん。次回もお楽しみに。


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戦いと思い

CD=クレイジーダイヤモンド


京谷「念写で出てきたのが……『寺』?」
文「寺といえば『命蓮寺』位ですけど…何故?」
早苗「でも、ここに行けば矢があるんですよね。善は急げですよ!京谷さん。」
京谷「それもそうだね。んで、その命蓮寺って何処?」
早苗「人里から少し離れた所ににありますよ。」
京谷「………おうふ。」
早苗「……何かあったんですね。京谷さん。」
京谷「けど行かなきゃな。人里に……」

京谷は渋々ながらも京谷は人里に行く。
ちなみに人里まではハーミットパープルを使い移動したそうな。



『スティッキーフィンガーズ!!』



人里。ここに二人、男子が歩いていた。

利久「………」
安神「………」

二人はある場所まで来ていた。

利久「……なぁ安神。」
安神「何、利久。」
利久「俺たちなんでここに来たんだっけ?」
安神「……確か……何故か招待されたな。寺子屋に人が来て。」
利久「嫌な予感しかしないんだけど。帰って良い?」
安神「ここまで来たんだ。引き返すのは失礼だと思うぞ。」
利久「だよねー。」

そう、二人が今いる場所は、

寺の門前であった。
二人は歩んで中に入る。

利久「お邪魔しまーす。」
安神「お邪魔しまーす。」

と、寺の中から鼠の耳を着けた人物が現れる。
その人物は二人の目の前に立つ。

?「いらっしゃい、よく来てくれたね。私は『ナズーリン』まぁ妖怪さ。知ってるだろうけど。」
利久「今さら妖怪でどうこう言えませんからね。」
安神「確かに。」
ナズ「後、私のことはナズと呼んでくれて構わないよ。さて、聖のところに案内する。着いてきて。」

二人は客間まで案内される。



『キングクリムゾン!!』



ナズ「ここだ。」

ナズーリンは襖をこんこんと叩く。

?「どうぞ。」
ナズ「失礼するよ。」

ナズーリンは襖を開ける。二人が見た人物は髪が紫から黄色という変わった髪色の女性であった。
その女性は立ち上がり、二人に挨拶をする。

?「初めまして、聖 白蓮(ひじり びゃくれん)と申します。本日はわざわざ御越しくださりありがとうございます。」
利久「長谷川利久です。どうも。」
安神「安神康則です。どうも。」
聖「さぁ、どうぞお座りください。」

利久と安神は用意された座布団に座る。

聖「ナズ、お茶の用意は?」
ナズ「一輪がやってくれている。心配するな。」
聖「分かりました。もう構いませんよ。」

ナズーリンはその場から離れ、寺を彷徨く。

聖「では何故、貴方たちを呼んだ理由について教えます。」
利久「まぁ、その点が分からないんですよね。僕たちなんてただの人間ですし。」
安神「そうそう、僕たちただの人間ですよ。呼ぶ理由なんて………」
聖「ただの人間なら竹林のお医者様の助手さんを倒せるとでも?」
利久・安神「!?」
聖「ふふっ、その反応。図星ですね。」

利久と安神は何時でも攻撃できるように準備していた。
しかし目の前の女性、聖白蓮は構えることすらしない。

利久「………貴女には……見えるんですか?」
聖「?何がですか?」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久はクレイジーダイヤモンドを出した。が、

聖「???何をしているのですか?」
利久「………見えないんですね。」

利久はクレイジーダイヤモンドを戻す。

利久「……失礼しました。それで?僕たちを呼んだ理由をお聞かせ願いますか?」
聖「いえ、貴方たちを呼んだのは他愛もない理由ですよ。」
安神「他愛もない?僕たちが普通でない事を分かっていながらですか?」
聖「ええ。『ここでは普通』ですがね。」
利久「私が出したスタンドが見えないのに?」
聖「………すたんど?なんですか?」
利久「僕たちは貴女たちには見えない者を使えます。そして貴女たちには見えない。……これのどこが普通ですか?」
聖「……至って普通ですが。」
安神「駄目だこりゃ、分かってないよ。」

利久、安神はともに頭を抱える。
そんな事にもお構い無しに聖は話す。

聖「そんな事よりお願いがあるのですが……」
利久・安神「???」
聖「いえ、貴方たちの実力を見込んでなんですが……」
利久・安神「……何か……嫌な予感が…」



『キングクリムゾン!!』



利久・安神「やっぱりこうなるよねー。」

何故か二人は外に出ていた。その目の前に二人の人物。

?1「ねぇ聖。」
聖「何ですか?村沙。」
村沙「本当に戦っても良いの?」
聖「あの子たちも良いと言っていますから、大丈夫ですよ。」
利久・安神「誰も言ってません!!」
村沙「って言ってるけど。」
聖「はて?何を言ってるのでしょうか?」
?2「駄目ですね。聖のお遊びが発動してる。」
村沙「ありゃこれはこれで最悪だね。」

利久と安神の目の前の二人の人物は自己紹介を始める。

村沙「……ま、さっき聖が言ってたけど村沙 水蜜(むらさ みなみつ)だ。村沙と呼んでくれ。」
?「私は雲居 一輪(くもい いちりん)と申します。すいません、聖のお遊びに付き合わせてしまって。」
利久「もう……慣れました(困惑)」
安神「おーい大丈夫か?えっと、僕は安神康則です。こっちは僕の友達の長谷川利久です。宜しくお願いします。」
利久「……ど、どうも………」
聖「さぁ!さっさと訓練を始めちゃってください!」

村をと一輪は構える。

安神「……もう……ここまで来たんだ。やろうじゃないか。」

『ブチッ』
すると!利久から鳴ってはいけない音が鳴ってしまった様な気がした!

安神「お、おーい利久ー?」
利久「……なんで……」
安神「あー、しまった。」








利久「何で俺たちが毎度毎度戦わなくちゃいけねぇんだよおぉぉぉ!!」






村沙・一輪「……えっ?」

村沙と一輪は驚く。それもそうだ。利久は見た目は大人しそうに見える。その分、怒る行動に対して皆は考えないからだ。
だが、利久は怒っている!何故なら、利久が得たくも無いのに得てしまった能力のせいで関わりたくもない『運命』に巻き込まれてしまったからだ!スタンド使いは戦わなくてはならない『運命』に!

利久「こちとら能力手に入れてめちゃめちゃ迷惑してんだよ!俺は戦いたくねぇのによぉ!糞がァ!!」
村沙・一輪「…………」
安神「ちゃんと構えていた方が良いですよー。」

利久は前へと出る。向かう先は村沙!

利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」
村沙「ッ!(この気配、ヤバい!)」
CD「ドラァ!!」
村沙「ぐぬぉ!?」

村沙は何故飛ばされたのか分からなかった!その理由は単純!スタンドが見えないからだ!

一輪「あんまり……調子に乗らないことよ!」

一輪は金の輪の様なものも投げる。

CD「ドラァ!!」
一輪「嘘でしょ!?」
安神「僕も忘れないでくださいよ。」
一輪「ッ!」
安神「不協和音波紋疾走《アンハーモニーオーバードライブ》!!」

一輪も驚愕していた!投げた輪が『誰かに弾き飛ばされたからだ』!!しかし見えなかった!スタンド使いではないからだ!そして、その後ろに安神が近づいていた!安神は手に波紋を纏わせ攻撃を仕掛けた!

一輪「グフゥ!!」
安神「波紋が入った音!よし!」
村沙「一輪!!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」
村沙「なッ!?」
CD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ ドラァ!!」
村沙「グボハァ!!」
一輪「村沙ッ!!」
安神「あんまり余所見はいけませんよ。」
一輪「ッ!?」
安神「セイッ!!」
一輪「グッ!!」
安神「ズゥリャッ!」
一輪「ガッ!グハッ!ゲグッ!」
安神「山吹色の波紋疾走《サンライトイエローオーバードライブ》!!」
一輪「グボハァァァァ!!」

安神の波紋入り攻撃をくらい一輪が吹っ飛ばされる。
村沙はクレイジーダイヤモンドによりラッシュされ、吹っ飛ばされる。安神は無理な運動のせいか、その場に倒れ、利久は何も言わず、その場に立ち続ける。

聖「………これはこれは、中々ですね。」

聖は四人を運び、客間に休ませる。





『スティッキーフィンガーズ!!』




京谷「そろそろっと、人里にっ、着くねっと。着地は綺麗に出来ました。」
早苗「良いですよねぇ。飛べないから別の方法で移動を楽にしてるんですから。」
京谷「滅茶苦茶、面倒なのは変わり無いけどさ。」

京谷はハーミットパープルの移動で人里まで着いた。

京谷「ふぅ………行きますか。」
早苗「はーい。」

京谷と早苗は人里内まで歩みを進める。





『キングクリムゾン!!』




京谷「いやー予想はしてたけど………」
早苗「これが予想の範囲内ですか?」
京谷「いや、規模が範囲外だった。」

京谷は目の前にいる人里の人間を見る。

京谷「えぇと、せいぜい100人いるのか。予想じゃ500いくかなぁと思ったのに。」
早苗「意外に多く考えてたよ、この人!!」
京谷「しかも、ほとんど迷惑かけてそうな人間ばっか。てか、外でいう『ヤンキー』どもばっか。」
モブ1「黙ってろ阿保が!」
モブ2「この間人里で弾幕勝負を見てたけどよぉ、どんな方法で勝ったのか知りてぇのさ。ここにいる全員がよぉ!」
京谷「どうせ言っても分かんないでしょ。アホだよね。アホでしょ君たち。」
モブ3「うるせぇ!さっさと教えやがれ!」

京谷は溜め息をつき、モブどもに話す。

京谷「えーと、能力を教えたらここから離れてくれるんだよね?」
モブ1「ああ!そうさ!だからさっさと……」
京谷「だが断る。」
モブ全員「!?」

京谷は何時ものDIOのジョジョ立ちをしながら話す。

京谷「この五十嵐京谷の好きな事の一つは貴様らのような思い上がっている雑魚共にNOと言うことなのだよ。つまり貴様らの願いは聞かん。」
モブ1「こ、こいつッ!100人いるのに怖じ気付いてねえ!」
モブ2「ッ!なら!テメーら!こいつをぶっとばすぞ!」
モブ共「おおぉぉ!」

京谷に向かうモブたち。しかし京谷は溜め息をつき、近くに落ちていた小石を拾う。

京谷「『世界《ザ・ワールド》』時よ止まれ。」

すると、周りの色が消える。その間、約一秒。その間に京谷は近くのモブに小石を投げる。

京谷「時は動き出す。」
モブ5「ん?………なんじゃあこりゃあ!?」

モブは自分の腹を見る。そこには
穴があった。
何故自分の腹に穴が空いているのか、分からずに声を荒げた。

モブ共「!?」
モブ5「腹が……穴が………穴が……」
モブ1「5ー!何で穴がー!?」
京谷「俺の能力の一つだ。さて、分かったらとっとと帰るんだな。『クレイジーダイヤモンド』」

京谷はモブの腹に手を当てる。すると、空いていた穴がみるみる塞がり、五秒後完全に塞がった。

京谷「俺は用事がある。ではな。」

モブたちは呆然と京谷を見ていた。
しかしその後、上白沢慧音に説教をされたモブたち。その話はまた別の機会に。



どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
またもや利久君と安神君の戦闘です。ちゃんと書けてるか心配です。←イマサラカヨ
とまぁそんな事より……利久君、恐い((((;゜Д゜)))
では次回もお楽しみに。


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時と弓矢

CD=クレイジーダイヤモンド


現在、人里道中。

京谷「…………」
早苗「京谷さん、どうしたんですか?」
京谷「…………ねぇ早苗ちゃん。」
早苗「はい?」
京谷「もっかい時止めやって良い?」
早苗「は、はぁ。構いませんけど。」
京谷「それじゃあ、『世界《ザ・ワールド》』時よ止まれ。」

京谷の発言で、京谷以外の色が失われる。

京谷「1………2………」

すると二秒後、色が戻った。

京谷「やっぱりか。」
早苗「何がです?」
京谷「時止めの時間が長くなってる。」
早苗「………それって………」
京谷「時を止める時間が一秒から二秒になってる。」
早苗「…………もうここまで来ると、まんまDIO様みたいじゃないですかヤダー。」
京谷「そんなに驚かないんだね。」
早苗「時を止める事のできる方が1人いますからね。驚…」

京谷は周りの色が失われるのが見えた!
京谷は周りを即座に見渡す。
そこに見えたのは一人のメイド服の女性!

?「………時は動き出す。」

突如!周りの色が元に戻る!

早苗「…かないのは当然、って京谷さん?」
京谷「……貴様、一体誰だ。」
?「それはこちらの台詞です。何故止まった時の中で動けるのですか?」
早苗「あ、咲夜さん。」
咲夜「あら、早苗。」
京谷「知り合いか?早苗。」
早苗「はい、あのメイドさんは十六夜 咲夜(いざよい さくや)といって紅魔館と呼ばれる赤い館のメイド長さんです。」
咲夜「そんな事より貴方、どうやって時を止めたのよ?」
京谷「教える必要があるのか?」
早苗「京谷さん?また何か考えてませんか?」
京谷「『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!時よ止まれ!!」

京谷はスタンドを出現させ、時を止める。
動けるのは京谷と咲夜のみ。

咲夜「……貴方も時を止めるのね。」
京谷「『も』か……関係無いがな。そして時は動き出す。」

そして周りの色は元に戻っていく。

早苗「………あれ?何もしてない。」
京谷「いや、したぞ。時止めの時間を長くした。」
早苗「そういう考え方でしたか。」
咲夜「へぇ、貴方には制限時間があるのね。」
京谷「……その口ぶりからして貴様には制限が無いように聞こえるが?」
咲夜「ええ、何秒だろうと何十秒だろうと、何時間だろうと止められるわ。」

京谷はその事を聞いた。
そして、笑った。

京谷「……フッ、フフフフ、フハハハハ!!」
咲夜「!?」
早苗「京谷さん!?」
京谷「実に素晴らしい!DIOの時止めよりも長く、止められる事ができるとは!こんなに嬉しく!こんなにハイッ↑になることは久しい気分だ!」
早苗「き、京谷さんが、壊れた………」
咲夜「(な、何なの。こいつ!)」

咲夜は恐怖していた!何故こんなに笑っていられるのかと!
その疑問が恐怖を呼び起こしていた!

京谷「ところでだが、咲夜よ。」
咲夜「!!な、何よ?」
京谷「そんなに怖がらなくても良いじゃあないか。君に質問をするだけなのになぁ。」
咲夜「…………」
早苗「…………」


京谷「君と……勝負がしたい。……それだけさ。」





『スティッキーフィンガーズ!!』




『命蓮寺』
利久「んうぅ?」
聖「あら、漸くお目覚めですか。」
利久「ここ……寺の中……ですね。」

利久は部屋を見回して確認する。
そして利久の横に聖が座っている。

利久「えーと、確か……あっ。」
聖「どうしましたか?」
利久「………あー、またやってしまった。」
聖「いやーしかし、お強いのですね。まさか弟子の二人を倒すなんて。」
利久「よいしょ。」

利久は少しふらつきながらも立ち上がる。

聖「どうされるんですか?」
利久「あの二人を治しに行きます。」
聖「治す?どうやってですか?」
利久「そんな事より、二人が休んでる部屋って何処ですか?」
聖「同じ部屋ですよ?」
利久「えっ?」

利久が左を向くと、安神、一輪、村沙の順で並んでいる。

利久「はぁ、何でこうなるんですか?」
聖「さぁ?何故でしょう?」
利久「……お遊びなんですね。分かりません。」

利久は一輪、村沙に近づき、手をかざす。

利久「『クレイジーダイヤモンド』」

その後、二人の傷が治っていく。

聖「まぁ!」
利久「終わりました。後は体力を回復させるだけです。」
聖「素晴らしいですね。どうです?仏教の入門なんて。」
利久「いえ、今は忙しいので入門だとか入信だとかは無理ですね。」
聖「あら……残念です。では、落ち着いたらということで。」
利久「はぁ。」
ナズ「おーい、聖ー。」

すると、襖が開けられナズーリンが現れる。
その手には利久には見慣れた弓矢があった。

利久「あっ!それはッ!」
ナズ「知ってるのか?お客人。」
聖「一体それは?」
利久「京谷さんが言ってた黄金の弓矢……何でここに?」

すると!ナズーリンの体が突如、利久の方へ飛ばされる!

ナズ「うおっと!」
利久「でぇ!『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久はギリギリのところでスタンドを出し、ナズーリンを受け止める。

利久「あ、危な……グオッ!!」

利久の体は、鈍い痛みと共に外に吹っ飛ばされる!

聖「利久さん!」

利久は何故自分の体が吹っ飛ばされたのか分からずにいた!
スタンドの攻撃なら自分には見えるのに対し、衝撃が走った時は何も見えなかったからだ!逆に人間なら、他の人物にも見えていた筈だ!なのに、聖もその様子は見られなかった!

利久「ッ!『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久はスタンドを出し身を守る。が、

利久「グオッ!!」

利久の背中に激痛が走る!そこから池に着水する。

聖・ナズ「利久さん(お客人)!!」
利久「ゴホッ!ッ、はぁ、はぁ。」

利久は立ち上がり、周りを見渡す。
しかし、見えなかった!

利久「ど、何処に、居るんだ。」

そんな中、利久の近くから突如!
弓矢が出現する!

利久「ッ!?『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラァ!!」

間一髪のところで弓矢を弾き飛ばす。

利久「はぁ、はぁ、い、一体、何処から?」
聖「急に現れましたね。矢が。」
ナズ「そんな呑気な事言って良いのか!?」
聖「え?だって足跡あるじゃないですか。」
ナズ「えっ?」
利久「えっ?」
聖「ほら、そこにあるじゃないですか。」

聖の指さす場所には見覚えの無い足跡。

利久「……あ、あった。」
聖「それにナズーリン。貴女のそれはお飾りですか?」
ナズ「あ、それもそうだ。」

ナズーリンは背中の直角に折れ曲がった棒を持つ。

利久「?それは?」
ナズ「まぁ見てな。」

ナズーリンはその棒を持ったまま彷徨く。
しばらく彷徨くと棒どうしが重なる。

ナズ「利久!ここに攻撃を!」
利久「え!?わ、分かりました!『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラァ!!」
?「ガ、ブフォ!!」
利久「は、入った!」

ナズーリンが示した場所を殴るとスタンドから確かな手応えを感じた利久。

?「ッ!はぁ、グフッ。」
利久「!?き、急に現れた!!」
ナズ「いや、どっちかと言えば『透明になって姿を消していた』から殴られた影響で『能力が解除された』と言う方が良いね。」
利久「!!そういうことか!そいつのスタンドが透明になるスタンドだったのか!」
?「こ、こんな、バカなッ、この、私がッ、この、アクトンウーマンがッ……」

現れた姿は女性であった!

利久「まさか、透明になるスタンドだったとは。」
?「ッ!!」
利久「さて、姿を見せたので、『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララドッラァ!」
?「グギギャアァァァ!」
ナズ「おーおー、よく吹っ飛ぶなぁ。」
聖「そうですね。」



利久vsアクトンウーマン

結果 ナズーリンの探知で見つかり、利久のドラララッシュで、はるか彼方に吹っ飛ばされ、再起不能!!


利久「さてと、この弓矢を京谷さんに届けなきゃ。」
聖「それより、休んでいかれては?」
利久「あー、そうさせてもらいます。」

利久は寺の中に入り、休んだ。






『スティッキーフィンガーズ!!』






京谷「…………………」
咲夜「…………………」
早苗「………いや、何か喋ってくださいよ。」
京谷「……………あーお嬢様の姿を早く拝見したい。」
咲夜「!?な、なななっ!?」
早苗「京谷さん、まさかとは思いますが……」
京谷「そのまさか。」
早苗「京谷さん、ある意味失礼ですよ。」
咲夜「(こ、こいつ!)」
京谷「こいつじゃなくて京谷さ。」
早苗「やっぱりハミパですか?」
京谷「正解。」

そんな事をしていると咲夜が歩みを止める。
それに続き、京谷と早苗も歩みを止める。
その目の前には目が痛くなる程の大きな館があった。

京谷「うわー、目がチカチカする。」
早苗「私もです。」
咲夜「そんな事言ってないで、さっさと入るわよ。」
京谷・早苗「はーい。」

京谷たちは館の門へと入る。
その途中断末魔が聞こえたようだが、京谷は興味無さそうに館の中に入った。
中に入ると多くの薄い羽根を持った人物がメイド服を着ながらせかせかとしている。

京谷「……いっぱいいるや。」
早苗「後、京谷さん。ここにいるのは全員妖精ですので人ではないですよ。」
京谷「あ、そうなの。」
咲夜「……興味無さそうね。」
早苗「何時もの事です。」

京谷と早苗は咲夜の案内で、とある部屋の前に着く。
咲夜はドアをノックする。

咲夜「お嬢様。咲夜でございます。」
?「入れ。」
咲夜「失礼します。」

咲夜はドアを開け、中に入る。
京谷たちもそれに続く。

?「あら、お客人を呼んだ覚えは無い筈よ。」
咲夜「申し訳ございません。お嬢様。」
早苗「レミリアさーん。どうもー。」
レミリア「あら、早苗じゃない。それに…そこの外来人は…」
京谷「五十嵐京谷。ただの人間さ。」
レミリア「ふーん。私はレミリア・スカーレット。紅魔館の主よ。」
京谷「ところでさ。」
レミリア「何かしら?」



京谷「血の匂いしない?」



レミリア「!?」
咲夜「!?」
早苗「!?」
京谷「あー、図星?」
早苗「き、京谷さん。『ハイウェイスター』を使ったんですか?」
京谷「いや、入った時から少し匂うなーと思った。」
レミリア「…これはこれは、中々面白そうな奴じゃない。」
京谷「あんまり言われても嬉しくない。」
レミリア「あら、そう。それは失礼な事をしたわね。」
京谷「それよりさ、ちょっと頼み事があるんだけど良い?」
レミリア「いえ、聞く必要は無いわ。」
京谷「???」
早苗「レミリアさんには『運命を操る程度』の能力があるんです。」
京谷「あーなるほど。運命を見て僕たちが来ることも分かっており、尚且つ僕が咲夜ちゃんに頼んだことも知ってると。」
レミリア「ええ、そうよ。」
京谷「ついでに、ぶっぱなそうとしている槍は仕舞おうか。」
レミリア「!?」
早苗「!?」
咲夜「!?」
京谷「驚いてるね。まぁ知ってるけど。」
早苗「まさか、『エピタフ』……ですか。」
京谷「正解。未来を見ただけだけど。」
レミリア「未来を見る?」
京谷「それはまた今度。んで?どうなの?」
レミリア「……ふぅ、良いわ。咲夜との戦闘を許可する。」
京谷「やった!」
早苗「レ、レミリアさん!?大丈夫なんですか!?」
レミリア「大丈夫でしょ。咲夜。」
咲夜「分かりました。」

咲夜は時止めを使い外に出る。周りの色が失われ、動けるのは京谷と咲夜のみであった。
京谷は動ける時間の内に咲夜が出て行った方向を見る。
そして色が戻された時、京谷は後ろを向いていた。

レミリア「……やはり、止まった時の中を動けるのね。」
京谷「まぁね。それじゃあ僕も行くわ。」

京谷は外に出るため玄関に向かった。




どうも皆さん、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、今回は利久君が矢を手に入れて、京谷君が『エピタフ』の能力を手に入れて、『世界《ザ・ワールド》』の時間停止時間を長くさせました。ちなみにここで現在六秒程止められます。
さて次回は対戦ですね。けど、あまり期待しない方が良いと思います。
それでは次回もお楽しみに。


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考え方

ここは紅魔館の庭。
そこに二人の人物。
紅魔館のメイド長 十六夜咲夜
波紋&スタンド使い 五十嵐京谷
そして、庭が見えるバルコニーからは、
紅魔館の主 レミリア・スカーレット
京谷の付き添い 東風谷早苗

咲夜「………ねぇ一つ良いかしら?」
京谷「なーにー?」
咲夜「何故勝負を仕掛けようと思ったのか聞かせてもらえないかしら?」
京谷「……それは推測でお願いします。」
咲夜「あら、そう。じゃあ良いわ。」
早苗「………何でしょうこの感じ?」
レミリア「あら、早苗も気づいてたの。」
早苗「レミリアさんも、ですか。」
レミリア「ええ。何故か、




   『あの人間が勝つ運命しか見えない』




早苗「………やっぱり京谷さん、何か仕掛けてるのかな?」
レミリア「どうやってよ?ずっとあの京谷とかいう人間を見てるけど、何もしてないわよ。準備運動以外何も。」
早苗「うーん、なーんか引っ掛かるんですよねー。」
咲夜「そろそろ準備運動も終わったかしら?」
京谷「終わったけど一つ良いかな?」
咲夜「………何よ。」
京谷「いやね、ちょーっと聞きたくてさ。」
咲夜「さっさと言いなさいよ。」
京谷「えっとね、



     『隠してる秘蔵写真集』



         っていうのが気になってて…」
咲夜「今すぐぶち殺すわよ。」
京谷「あーごめーん。さっきの冗談冗談。」

京谷と咲夜は深呼吸をすると、表情を変える。

レミリア「……………」
早苗「……………」
咲夜「……………」
京谷「……………」

咲夜はナイフを数本構え、京谷は何時ものDIOのジョジョ立ちをする。

早苗「……………」

辺りには緊張感が走る。その静かさは心臓の音が聞こえそうなぐらい静かであった。

咲夜「……………」
京谷「……………」

そこに一枚の葉が空中に漂っている。
その葉は、ひらりひらりと空中を漂い、
地面に落ちる。

京谷「!!」
咲夜「『幻象 ルナクロック』」

咲夜は葉が落ちた音と同時に時を止める。がしかし!

咲夜「……ん?動かないわね。まぁ良いわ、片付ける手間が省け……ッ!?」

何と咲夜は!

      『動けなかったのだ!』


咲夜「なっ!?何故?何故動けない!?何故ぇッ!?」

すると五秒後、時が動き出す。
しかし京谷には傷一つ付いていない。
咲夜は動いていない。
その様子を見たレミリアと早苗は驚きを見せる。

レミリア「なっ!?」
早苗「なっ!?」
レミ・早苗「動いていない!?」
レミリア「バカなッ!咲夜は時を止めた筈。なのに!何故その場から一歩も動いていないの!?しかも二人とも!!」
早苗「それに京谷さんも動ける筈なのに!何故…何故!?」
咲夜「ガッ!!(バカなッ!動こうとしても何かに抑えられる感覚が出てくる!それも首だけじゃあ無い!体の間接全てに!圧迫感がある!一体こいつは!?)」
京谷「………………フッ。」
咲夜「



   (『こいつは一体何をしたんだ!?』)



京谷「………フフフフッ。」
咲夜「!?(こいつ、今笑った!?)」
京谷「

       フフフフフフフフッ


        フハハハハッ!




     アーッハッハッハッハッハ!!

                    」
咲夜「!?」
レミリア「!?」
早苗「!?」

京谷はその場で笑った!笑い続けた!その笑い声は不気味な程に!三人の心の中に抉りながら入ってくるかのように!

京谷「アーッハッハッハッハッハ!!」
咲夜「貴方………一体………何を……した……の……」
京谷「実に愉快ッ!愉快過ぎて笑いが込み上げてくるなぁ!フハハハハ!」
咲夜「こた……え……なさ……い……」
京谷「おっと失礼。つい、な。」

京谷はそのテンションのまま、咲夜に近づく。
もし普通の人間なら、この場で気絶しているだろう。
しかし咲夜は別の事を感じていた。それは、


『心が抉られる程の恐怖!!』

『安心!!』

その二つの感情が駆け巡っていた!

京谷「俺が何の策も無しに貴様に挑むと思ったのか?」
咲夜「!?で、でも!仕掛けた様子は…」
京谷「『見えなかった』だろう?」
咲夜「!?」
京谷「それもそうだ。『貴様らには見えぬ者を使用』したからなぁ。」
咲夜「見え……ない……もの……」
京谷「そうさ、外に出る前に俺のスタンドを変化させておいたのさ。『法王の緑《ハイエロファントグリーン》』になぁ!!」
早苗「ハイエロファント!?まさか、結界を!?」
レミリア「早苗!知ってるの!?」
早苗「京谷さんが扱う『者』は私たちには見えず、触れることさえ出来ない。つまり、その『者』が何かしたとしても気づく事は決して無い!!」
レミリア「何ですって!?それじゃあ、あの人間には勝てないじゃない!」
京谷「そう!俺はスタンドを変化させ、貴様の間接部全てに!結界を絡ませておいたのさッ!」
咲夜「バカ……な……こんな……事が……」
京谷「そしてッ!お前は最初に『何故勝負を仕掛けようと思ったのか』と聞いたなッ!」
咲夜「!?」
京谷「答えは単純だッ!」

京谷は咲夜の左足にあるナイフを仕舞う場所からナイフを一本取りだし、
結界で動かせない咲夜の二の腕を、

     『ナイフで切った!!』

咲夜「ッウ!!」

咲夜の二の腕から血が滴る。
こぼれ落ちていく血を京谷は、手を受け皿のようにして血を集める。

京谷「強者となるためだぁ!」

京谷は何と!自分のスタンドに!
咲夜の血を当てた!
スタンドに着いた血は即座に吸収される!

京谷「おぉ、おぉぉぉお!!こ、この感覚はッ!この高揚感はッ!」
レミリア「い、一体、何が!?」
早苗「わ、分かりません。でも、何か……ヤバい!!」
京谷「実にッ!実に素晴らしいッ!貴様の血で時を止める時間がもっと伸びたぞッ!」
咲夜「!?」
レミリア「!?血で!?」
早苗「まさか!共鳴を利用したぁ!?」
京谷「こんなに晴れ晴れとした良い気分は久しく味わったッ!最高にハイッ↑ってヤツだッ!」

京谷は笑い続けた!だが、それは直ぐに止まった!

京谷「さて、どれぐらい止められるか実験してみようではないか。『世界《ザ・ワールド》』!!時よ止まれッ!!」

その後!周りの色が失われる!

京谷「…1………2…………3…………4…………5…………6…………7……」
咲夜「!?」
京谷「………8…………9…………10秒経過。」
咲夜「(こいつ!大幅に増えてるッ!)」
京谷「11………12…………13…………14…………15秒経過。」
咲夜「(一体、どこまで!?)」
京谷「16…………17…………18…………19…………20…………21秒経過。」

二十一秒経った途端!周りの色が元に戻る!

京谷「フハハハハ!!二十一秒だ!二十一秒時を止められる事に成功したぞッ!!」
早苗「に、二十一秒ゥ!?DIO様よりも長いじゃあないですかッ!!」
レミリア「人間が二十一秒も止められるなんて……あの人間、一体何者なのッ!?」
京谷「さてッ!もう終わりとしようではないかッ!」
咲夜「(不味いッ!やられる!!)」
京谷「『世界《ザ・ワールド》』!!時よ止まれ!!」

そして再び、周りの世界は色を失う!

京谷「先程手に入れたこのナイフを使おうか。」
咲夜「ッ!!」

京谷は刃の部分を持ち、構える。

京谷「無駄無駄無駄無駄無駄 無駄ァ!!」

言い終わると同時にナイフを投げる。
投げた先には
先程切った二の腕!

京谷「時は動き出す。」

その発言で周りは色を取り戻す。
それと同時に、
ナイフも動き出す!

咲夜「グアァァァア!!」
レミリア「咲夜ッ!」

京谷の投げたナイフは咲夜の二の腕を貫通させた!

京谷「………さて、おいレミリア!!」
レミリア「!!な、何よ!」
京谷「この勝負、俺の勝ちだッ!もう終いにしようではないか。」
レミリア「なっ!?何ですって!?」
京谷「だーかーらー!俺の勝ちで良いよねー!?」
レミリア「うぇ!?え、ええ。い、良いわよ。」
京谷「はーい、しゅーりょー。お疲れー咲夜ちゃーん。」
咲夜「…………………あれ?」

京谷はスタンドを解除させ、咲夜を解放する。
対する咲夜とレミリアは、何が何だか分かっていなかった。

京谷「『クレイジーダイヤモンド』ちょっと動かないでね。」
咲夜「???」

京谷は貫通した部分に手を当てる。
すると、穴がみるみる塞がる。

咲夜「えっ!?な、何で!?穴が、塞がった!?」
京谷「あー驚いてる所悪いけど失礼。」
咲夜「ひぁっ!!」

京谷は咲夜を抱え、持ち上げる。所謂『お姫様抱っこ』で。

咲夜「な、ななななな何をしているの!?早く降ろして!!」
京谷「はーい、駄目でーす。」
咲夜「な、何でよ!?」
京谷「僕が償いきれない。」
咲夜「えっ?」
京谷「自分が傷付けたのに治療も無しで、怪我人の世話も無し。そんなの人間って言える?」
咲夜「……………」
京谷「これは、僕の償い。そうやって受け取ってもらえば良いさ。さて、咲夜ちゃんの部屋は何処?」
咲夜「………二階に上がって左から五番目の部屋。」
京谷「分かった。それじゃあ行くよ。」

途中、妖精たちに見られてはいたりしたが部屋に到着。
到着して京谷が咲夜をベッドに降ろしていると、京谷はちらっと咲夜が赤面しているところが見えた。何故赤面していたかは京谷にも分かっていない。



『キングクリムゾン!!』



京谷「いやー、お騒がせしてすいません。」
レミリア「…………貴方、何時もこうなの?」
京谷「いえ、今回は何時もよりテンション上がってました。」
レミリア「そ、そうなのね(困惑)」
早苗「まぁ、あそこまでハイになること見たこと無いですもんね。」
京谷「お詫び、といっては何ですが、今夜ここでお手伝いをしたいのですが。」
早苗「ちょっ!京谷さん!」
レミリア「……良いわ。咲夜も休んでいるし、今夜は貴方の手を借りる事にするわ。」
早苗「レミリアさんまで……」
レミリア「その代わり!」
京谷「???」
レミリア「私の話し相手も勤めてもらうわよ。」
京谷「御意に。」
早苗「はぁ、じゃあ私帰りますね。」
レミリア「はい、京谷執事。早速客人を門に案内して頂戴。」
京谷「分かりました。では早苗様、こちらでございます。」
早苗「あ、どうも。」

レミリアは京谷を見る。その目は何故か京谷が『安心』できる人物であるという『確証を得た目』をしていた。何故していたかはレミリア自身にも分からなかった。






『スティッキーフィンガーズ!!』






?3「………友以上になってしまったか、



        『息子』よ。


と言っても僕にはもう、あの子に親と呼ばれる資格も、あの子を息子と呼べる資格も、もう何処にも無いがな。」

そう言って男は歩き出す。悲しみの目をしながら。




どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
なんと!なんとなんと!京谷君が21秒も時止めができることに成功しました!DIO様がちっぽけに見えてしまう、この差!もうえげつない!後、京谷君がハイになってやらかしたようです。咲夜ファンの皆様ご免なさいm(_ _)m。
次回は戦闘無しになります。
では次回もお楽しみに。


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ほのぼのと新しい出会い

現在、京谷は紅魔館で咲夜と共に紅茶の入れ方を教わっていた。

咲夜「…………という感じね。後は時間通りに待てば淹れるだけよ。」
京谷「ほぉー、こりゃ凄い。」
咲夜「あら、そう。それはどうも。」
京谷「時間を加速させて茶葉が一番旨い状態にさせるとは。そこまで俺考えねーや。」
咲夜「いや、そっちかい。」
京谷「時の加速はこっちもできるけど、俺が考えつくのって世界の一巡しか思いつかねぇや。」
咲夜「………何を考えているの?」
京谷「漫画に世界を一巡させるっていう考え方があってさ。それしか思い付かなかった。」
咲夜「世界を一巡?どういう意味?」
京谷「一回この宇宙を加速させて、その宇宙を始めからやり直すっていう考え方。」
咲夜「一巡させてどうするの?」
京谷「どうするとかじゃあなくてね、単に安心を得るために考えたらしいからさ。」
咲夜「安心?世界の一巡と安心が何の関係があるのよ。」
京谷「世界を最初の頃に戻させることで、自分に降りかかる火の粉から逃れられるっていう考え方なんだよね。」
咲夜「……それはそれでつまらなさそうね。」
京谷「そりゃね、何もかも分かったらつまんないもん。驚きがあるから面白いんだし。」
咲夜「ふふっ、そうね。さて、そろそろ紅茶ができるわ。お嬢様のところに行くわよ。」
京谷「りょーかい。」

二人は肩を並べ、止まった時の中を歩き出す。




『キングクリムゾン!!』



咲夜と京谷はバルコニーに着く。

咲夜「お嬢様、今回の紅茶です。」
レミリア「あら、ありがとう。京谷。」
京谷「如何いたしましたか?お嬢様。」
レミリア「私の話し相手を勤めなさい。」
京谷「御意に。」

京谷はレミリアの向かいに移動する。

レミリア「座っても良いわよ。」
京谷「ありがたき幸せ。」

京谷はレミリアの向かいの椅子に座る。

レミリア「咲夜。」
咲夜「何でしょうか?」
レミリア「貴女もいなさい。命令よ。」
咲夜「分かりました。」

咲夜はレミリアの近くに移動する。

レミリア「……何をしているの?」
咲夜「……と申しますと?」
レミリア「貴女は京谷の隣に座りなさい。これも命令よ。」
咲夜「!?」
京谷「宜しいのですか?こんな狂った人間の横に座らせても?」
レミリア「貴方が決める事じゃあない筈よ。」
京谷「失礼。失言でした。」
レミリア「咲夜、貴女も早く座りなさい。」
咲夜「は、はい///」

咲夜は京谷の隣に座る。それを見たレミリアは京谷に話す。

レミリア「さて京谷、聞きたい事があるわ。後、もう敬語は無しで良いわ。」
京谷「……では、ふぅ。それで?何を聞きたいんですか?」
レミリア「貴方の能力よ。聞きたいことはそれだけ。」
京谷「ふむ。先ず何から説明すれば良いのか?」
レミリア「簡単で良いわ、簡単で。」
京谷「それじゃあ先ずは、僕の能力から。僕の能力は『変化する』ただそれだけの能力さ。」
咲夜「変化?では何故私の体が動けなかったのでしょうか?」
京谷「あれは僕の『魂の結晶』が具現化したものであって、能力では無いんだ。」
レミリア「へぇー。『魂の結晶』ねぇ。面白そうね。」
京谷「まぁ、何故僕たち以外には見えないのかは分かっていませんが。」
レミリア「僕『たち』?」
京谷「他に二人、いるんですよ。僕と同じ存在が。」
咲夜「案外、少ないのね。」
京谷「そりゃね。といっても元は人里で普通に暮らしてた人間だけどさ。」
レミ・咲「!?」
京谷「そうだろうね。ま、俺も人間なんだし大丈夫でしょ。」
レミリア「……そういう問題かしら?」

京谷は立ち上がり、室内に入ろうとする。

レミリア「あら?何処に行くの?」
京谷「ちょいトイレにね。」
レミリア「案内は?」
京谷「平気さ。」

京谷はそのまま室内に入る。しかしながら、それを見ていた咲夜は少し、悲しそうだった。



『キングクリムゾン!!』


京谷「………さて、そこのスタンド君は僕の監視でもしてるのかな?」

京谷は廊下を歩いていると、右端に小さく光る金色の何かがいた。

京谷「誰のスタンドか知らないけど、このスタンドは見慣れた奴だな。それじゃ『ハイウェイスター』」

京谷はその金色のスタンドに付着している匂いを嗅ぐ。

京谷「……さて、行きますか。」

京谷は歩みを進める。





『キングクリムゾン!!』




京谷は歩んで行くと大きな扉の前に着く。

京谷「ここだね。」

京谷は目の前よ大きな扉を開ける。



?Ⅰ「こあー!暇ー!」
?Ⅱ「妹様ー!お静かにー!」
?Ⅲ「…………うるさい。」

京谷はとても珍しい光景を見て、驚いていた。
だが、それも一瞬の出来事であった。
京谷は匂いの元の方向に向かって歩んで行く。

?Ⅰ「?こあー。誰かいるよー。」
?Ⅱ「ちょっ!あれ?本当に誰かいる。」
?Ⅲ「…………………」
京谷「……あんたが、こいつのスタンド使いか。なんか運動苦手そうだなー。」

そう言い京谷はいつの間にか捕まえていた小さな金色を見せる。

?Ⅲ「………………」
京谷「………本読みに夢中か。……ならッ!『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!時よ止まれ!!」

京谷は時を止めて、本を取り上げる。

京谷「まだ、十秒か。時は動き出す!」

周りの色が元に戻されると、本を持っていた少女は驚く。

?Ⅲ「!?」
京谷「何だか分からないって顔をしているね、君。」
?Ⅲ「!!い、いつの間に!?」
京谷「ところで、これ君の?」

京谷は再度、小さな金色を見せる。

?Ⅲ「!?貴方、見えるの!?」
京谷「しっかし、まさかこんなとこで『ハーヴェスト』に出会えるなんてなぁ。ちょいビックリしたよ。」
?Ⅲ「その口振りからして見えるのね。それに…『ハーヴェスト』……収穫の意味を持つ奴なの?これ。」

少女は自身の背後から多くのハーヴェストを出現させる。

京谷「おー、多さに関してはキモいけど、その性能は侮れないしねぇ。」
?Ⅲ「それで?私とどうしたいの?」
京谷「そうだねぇ、俺のも見てお話しようじゃないか。」

そう言い、京谷はチェンジャーを見せる。

?Ⅲ「!?貴方も、私と似たような力を!?」
京谷「そうだね。こいつはチェンジャー。日本語表記で変化者と書く、僕の『スタンド』さ。」
?Ⅲ「す、すたんど?」
京谷「その事も踏まえて話をしようよ。君も知りたがってるんでしょ?」
?Ⅲ「……経験者の体験程、詳しい情報は無いとも言うしね。頼むわ。私は『パチュリー・ノーレッジ』ここ、大図書館の主よ。」
京谷「五十嵐京谷。君と同じ『スタンド使い』さ。」
パチュリー「後貴方も見たけど、そこの赤髪で羽根持ってるのが『小悪魔』、その隣にいるのが『フランドール・スカーレット』よ。」
京谷「へぇ、レミちゃんの妹さん?」
パチュリー「あら、レミィには会ったのね。」
京谷「咲夜ちゃんにもね。」




『キングクリムゾン!!』





パチュリー「…………………………」
京谷「…………………どう?落ち着いた?」
パチュリー「…………落ち着けるどころか落ち着けないわよ。頭がこんがらってる。」
こあ「てか、凄いですね。京谷さん。」
フラン「咲夜と同じで時を止める事自体非常識なのに、それに加えて神を倒すんだもん。凄いどころか勝てる気がしないや。」
パチュリー「それに比べて私は………」
京谷「いっぱいいて、遠距離に行ける方が滅茶苦茶良いよ。僕なんて射程距離8メートルだよ。」
パチュリー「それはそれで凄いじゃない。普通はそこまで行けないのでしょ?貴方のスタンド。」
京谷「そうなのか?」
パチュリー「そうよ。」

京谷たちは何故かその場で談笑していた。
談笑の途中、レミリアと咲夜もこちらに来ていた。

京谷「さて、談笑もこのぐらいにしておいて。」
五人「???」
京谷「パチュリーちゃん、スタンドはどうやって手に入れたの?」
パチュリー「あー、それは弓矢で刺されて……」
レミリア「ちょっ!!パチェ!何で刺された事、言わなかったのよ!?」
パチュリー「何故か目覚めたら傷が無くてね。レミィはそう言っても信じるの?」
レミリア「うぅ。」
京谷「弓矢…か…やはりここでもスタンド使いを目覚めさせる為にやってんのか?」
咲夜「けど、スタンド使いを増やしたとしてどうするつもりなのかしら?」
京谷「……何故だろうか、嫌な予感しかしない。」
レミリア「まぁ、そう考えるのも無理はないわ。」

京谷は頭を掻き、五人から少し距離を取る。

京谷「おーい!紫さーん!」
紫「はーい!」
五人「……………うぇ?」
京谷「ポラロイドカメラを貸してください。」
紫「はーい、どーぞ!」
京谷「ありがとねー!」

紫は何時ものように戻っていった。

京谷「さてと、次の目的地は何処かな?」
五人「???」
京谷「『隠者の紫《ハーミットパープル》』」
パチュリー「!?その棘は!?」
京谷「まぁ、見てて。」

京谷はポラロイドカメラに手を当てる。
すると、カメラから写真が出てくる。シャッターを押してないのにも関わらず。

五人「おおっ!」
京谷「さーて、どうかな?」

写真に写ったのは


      『大きな枯れ木』であった。



京谷「ねぇ皆、ここ何処か分かる?」

京谷は写真の大きな枯れ木を見せる。

五人「んーーーーーっと。」
咲夜「あ、ここって『白玉楼』じゃないですか。」
京谷「白玉楼?何処よ?」
レミリア「簡単に言えば『魂がいっぱいいる場所』よ。」
京谷「へー。そーなんだ。」
レミリア「り、リアクションが薄い。」
京谷「さーて今日も夜遅いし、ここに泊まっていこうかな?」
レミリア「別に構わないわよ。」
京谷「おっ!サンキュー。」
レミリア「ただし、一つ条件を呑んでもらわなきゃ。ね?」
京谷「???」









『キングクリムゾン!!』








京谷「なーんでこうなったよ?」
咲夜「さ、さぁ?///」

レミリアの条件。それはある部屋で寝てもらうことであった。しかも部屋の交換は無し。

京谷「ごめんよ、狭っ苦しいでしょ。」
咲夜「いえいえ!別にそんな!」
京谷「そお?なら良いけど。」

そのまま京谷は眠りにつく。咲夜は鼓動が止まらなかった為、寝不足になったそうな。






『スティッキーフィンガーズ!!』






利久「………………」

利久は今、ショックを受けていた。まさかの弓矢が偽物であったからだ。そのまま利久は命蓮寺で燃え尽きる。





どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
さて今回も戦闘無し回、の代わりにパチュリー・ノーレッジが『ハーヴェスト』のスタンド使いになってました。
これでいちいち小悪魔に命令しなくても本が取れるね。
後、利久の持っていた弓矢が偽物でした。いやはや本物は何処に。」
後最後に、UAが2000突破してました。またもや、うれぴー( ≧∀≦)ノです。
では次回もお楽しみに。


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剣士

『翌日』
現在、紅魔館門前。

京谷「いやー、わざわざ案内してくれるなんて本当に助かるよ。」
咲夜「まぁ、お嬢様の命令ですがね。」
京谷「いやーそれはそうと。」

京谷は現在、白玉楼に向かうところであった。
先ほど、チルノとかいう妖精が喧嘩を吹っ掛けてきたため共鳴による『ホワイトアルバム』の能力で肉弾戦で圧勝した。
だが京谷はそれよりも、

京谷「まさかの跳躍で飛べるってか。」
咲夜「何でもありね。本当。」

そう、京谷は下半身にスタンドを纏わせ飛んでいた。
いや、『飛ぶ』と言うより『跳ぶ』の方が正しいのか?
そして左腕で咲夜を抱えながら移動している。

京谷「後、どれぐらいで到着する?」
咲夜「この調子なら五分で着くわ。」
京谷「んじゃもう少し速度を上げるか。」

京谷は地面に降下し、変化させた下半身で先ほどよりも速度を上昇させる。




『スティッキーフィンガーズ!!』




聖「もう行かれるのですか?」
利久「ええ。流石にですがね。」
安神「今さらながら、この事を博麗の巫女様に伝えなくてはなりませんし。」
ナズ「いや、お前らだけでも十分だろ。」
安神「いえ僕たちも頭使う事は苦手で、本来なら京谷さんの能力で行き先を決めるんですが、今は居ないのでこうなったと。」
聖「そうですか。頑張ってください、二人とも。」
利久・安神「はい!」

利久と安神は命蓮寺を後にし、博麗神社に足を進める。





『スティッキーフィンガーズ!!』





京谷「もしかして、あれ!?」
咲夜「そうです!あそこが『白玉楼』です!」
京谷「ちょい衝撃が来るよ!」

京谷はスピードを維持したまま着地。
下半身を変化させているとはいえ痛かったらしい。

京谷「っあー痛いお。」
咲夜「見たところ大丈夫そうだけど。」
京谷「結構衝撃がね。」

そんな中、京谷と咲夜を見ていた人物がいた。
一人はヴァイオリンを浮かせている金髪の少女。
もう一人はトランペットを浮かせている薄い青髪にピンクの服装の少女。
最後はキーボードを浮かせている茶髪の少女。
三人は呆気にとられた様子で二人を見ていた。

京谷「あー………ところで、そこのお三方。」
?ズ「!?」
京谷「君たち、ここの人?」
?Ⅰ「ち、違う違う。ここに招待されたのよ。」
京谷「へぇ。君たち、名前は?」
?Ⅰ「私はルナサ。」
?Ⅱ「私はメルラン。」
?Ⅲ「私はリリカ。」
咲夜「この幽霊、まぁ騒霊はプリズムリバー三姉妹って呼ばれてるわ。」
京谷「ふぅん。僕は京谷、宜しく。」

京谷は立ち上がる。

京谷「さてと、招待した人って誰?」
ルナサ「人じゃないわよ。」
京谷「はて?」
咲夜「ここ、『白玉楼』の主人は亡霊なのよ。」
京谷「へぇ、亡霊か。面白そうだ。」
咲夜「お、面白いって。」
京谷「そんなことより、さっさと入ろー。」
咲夜「………この自由人は。」

京谷たちは白玉楼の中へと入る。
その光景に京谷は驚く。
日本庭園のような美しさと大きな枯れ木が脳裏に焼き付く程綺麗であった。

京谷「ほぉ~~。これはこれは美しい場所だ。」
?「あら、それは嬉しいわね。外来人さん。」

京谷たちは声のする方向へ向くと、通常は目を見張る程の美しい人がいた。だが、そんなもの興味が無いとでも言うように京谷は目の前の人物に話しかける。

京谷「何方でしょうか?」
?「あら、先ずはそちらから名乗るのが筋じゃなくて?」
京谷「それもそっか。僕は五十嵐京谷、宜しく。」
?「どうも、西行寺 幽々子(さいぎょうじ ゆゆこ)でーす。」
京谷「どーもー。」
咲夜「何これ?」
幽々子「それより、貴方が紫が言ってた外来人ね。」
京谷「およ?紫さんの知り合いなの?」
幽々子「そーでーす!紫の友達でーす!」
京谷「おー!っと世間話も良いけど、これ見てくれます?」

京谷は近づき念写した写真を見せる。

幽々子「あれ?これって西行妖じゃない。」
京谷「この大きな枯れ木で間違い無いんだね?」
幽々子「ええ、この大きな枯れ木よ。でも、何でこの写真が?」
京谷「念写でちょちょいと。」
幽々子「なるほど納得。」
咲夜「何だこの空気。」

そんな雑談混じりの話の途中、門が開かれる。

?「幽々子様ー、ただいま帰りましたー。」
幽々子「妖夢ぅーお帰りー!」
咲夜「あら、妖夢。」
妖夢「あれ?咲夜さん?何でここに?」
京谷「誰?あの子。」
幽々子「妖夢ちゃんよ。私の家族。」
京谷「…………ふーん。」
妖夢「幽々子様。その方は一体?」
幽々子「お客さんよ、妖夢。」
京谷「どーも、五十嵐京谷です。」

京谷は振り返り、妖夢と言われる女の子に向く。

妖夢「…………………」
京谷「……ん?どったよ。」
妖夢「………何故いるのかは知らないが……」

妖夢は何処からともなく一振りの刀を出現させる。

京谷たち「!?」
妖夢「ここで始末する。」

次の瞬間!妖夢は京谷に接近する!

京谷「『アヌビス神』!!」

京谷も刀を出現させ妖夢の攻撃を防ぐ。

妖夢「へぇ、貴方も刀を使うのね。」
京谷「……いきなり攻撃を仕掛けるとは…貴様、何をかんがえているのだ。」

京谷は何時ものDIO口調で話す。

妖夢「あのお方の贄とさせる為に貴様をここで潰す!」

妖夢は腰にぶら下げていた刀を出す。
その前に京谷は後ろへ下がり距離を取った。

京谷「貴様、二刀流か。」
妖夢「貴様が知った事じゃあない。大人しくやられろ!」
京谷「『変化者 銀の戦車《チェンジャー シルバー・チャリオッツ》』!!」

京谷はチェンジャーを変化させ持っていた刀と、チェンジャーのレイピアで攻撃を防ぐ。

幽々子「!?あれは!?」
妖夢「!?貴様!」
京谷「やはり、スタンド使いか。恐らく全員見えるスタンドか。」
妖夢「まぁな、幽々子様にばれないかヒヤヒヤしたがな。」
京谷「二つ程聞きたい事がある。」
妖夢「何だ。」
京谷「何故貴様は俺に攻撃を仕掛けた。そして、あのお方とは一体誰だ?」
妖夢「貴様は知らなくて良いのだよ。ただ、あのお方の贄になれば良いのだから。」
京谷「………ならば、直接『見る』しかないな。」

京谷は妖夢に接近し、刀とレイピアで変則的な攻撃を仕掛ける。
しかし起動でも読まれているのか、妖夢は持っている刀で京谷の変則的な攻撃を防ぐ。

京谷「………ほぉ。」
咲夜「全て防がれた!?あんなに速い剣さばきなのに、全て!?」
幽々子「(それだけじゃあない!妖夢のあの動きには全くの隙が無かった!妖夢は元々、動きに少し癖があるのにも関わらず、その『癖』すらも見られなかった!)」
妖夢「どうした?もう終わりか?」

京谷は間合いを取る。

京谷「……………」
妖夢「ならば!こちらから行くぞぉ!」

妖夢は接近し、刀をこれまた変則的に攻撃を仕掛ける。

京谷「!?まさか!同じ軌道か!?」
妖夢「ほぉ一瞬ながらも、そこまで分かっていたのか。」

妖夢は間合いを取る。

妖夢「本来であれば先ず能力から教えるところだったが、先に攻撃をしてしまった。それは私の武士道に反する行為だ。だから!今から私の能力を教える!構わないか?」
京谷「………良いだろう、聞かせろ。」
妖夢「ありがたい。では私の能力だ。本来は『剣術を操る程度の能力』だが、この刀を手にすると『相手の軌道をよむ程度の能力』と『見た軌道を模倣する程度の能力』を得られる。つまり!貴様の剣さばきは、既に私が模倣し、よんだのさ!」
京谷「………なるほど、理解した。……だが、」
妖夢「?何だ。」
京谷「それでは『アヌビス神』と似たような能力なのだな。この刀『アヌビス神』は戦う度に相手の速度と剣さばきを覚える刀だからな。」
妖夢「ほお、だが!それがどうなると言うのだ!」

妖夢は刀を振り降ろし、京谷を切りつける。

京谷「グヌゥゥ!!」
咲夜「京谷!!」

京谷はその場に倒れ込む。スタンドも消えていた。

妖夢「ふぅ。後はあのお方に捧げれば……」

そう考えていた。しかし!突如京谷の肉体は宙に浮かぶ!

妖夢「なっ!?」
京谷「大した能力じゃあないか。だが、まだまだ半人前といったところか?」
妖夢「き、貴様!何故動ける!?」
京谷「よーく見てみろ。」

妖夢は京谷を見る。すると!少しぼやけながらも、スタンドが京谷を支えていた!

妖夢「こ、これはっ!?」
京谷「貴様も能力を言ったのだ。私からも言わせてもらおう。このスタンドの能力は『変化する能力』、それともう一つ『共鳴』が存在する。貴様の能力と共鳴し『アヌビス神』と『銀の戦車《シルバー・チャリオッツ》』の固有能力を手に入れる事ができたのさ。」
妖夢「まさか!こいつの能力は!!」

京谷は地面に足をつけ着地する。

京谷「貴様のお陰で『本来の速さ』を披露する事ができるようになった。礼を言う。」
妖夢「なにっ!?」
京谷「そして!『本来の速さをお見せしよう!』」

京谷の発言から僅か一秒!京谷のスタンドが八体に増える!

妖夢「なっ!なんだとっ!分身か!?」
京谷「そうだな。これは『残像』だ。そのぐらい速く移動しているのだよ。」
妖夢「なにぃ!?」
京谷「では、その身をもって、『本来の速さ』を味わうが良い!『変化者 銀の戦車《チェンジャー シルバー・チャリオッツ》』!!」

妖夢に向かい、八体のチェンジャーが襲う!
妖夢は切り刻まれ、その場に伏せる。

妖夢「ガフッ!」
京谷「どうだね?『本来の速さ』の感想は?」
妖夢「つ、強い………何と恐ろしい……能……力……だ……」

妖夢は気絶する。

京谷「ふぅ………ん?」

京谷は目を凝らして妖夢を見る。
何と!妖夢の頭から何かしらの動く物体を見つける!

京谷「まさか、『変化者《チェンジャー》』!」

京谷はスタンドを出し、動いていた小さな物体を掴み取る。

京谷「………………」

京谷は無言のまま、物体を上下に振る。

?「ぎいやあぁぁぁあ!」

突如!空から人が降ってくる!

京谷「『世界《ザ・ワールド》』時よ止まれ。」

周りから色が失われると京谷は降ってきた人物を見る。

京谷「こいつスタンド使いか。どうやらこの小さいのはスタンドか。」
咲夜「そいつが何をしてたの?京谷。」
京谷「咲夜か。こいつがどうも、あの妖夢とかいう奴の頭に着いていて、操ってたらしい。」
咲夜「ゲスね。殺っても良いわよね?」
京谷「俺もそう考えてた所さ。」




『キングクリムゾン!!』




?「あぎゃああああぁぁぁ!!」

その後また降ってきたが、今度は殴られていたり、ナイフが刺さったまま、落ちて来たらしい。






どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
今回は白玉楼で戦闘。うーん(-_-;)二人が怖い。
あら?それと幽々子さん、見えてんの?
後書きも短いですが、今回はこの辺で。
では、次回もお楽しみに。
それはそうと、贄って何だ?


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前兆

『博麗神社』
利久「あー、やーっと着いた。」
安神「ここまで来るのにどれだけ時間かかったっけ?」
利久「えーと、約二刻位かな?」
安神「んで、やっと社殿まで着いたのに。」
利久「ご不在と。待つ?」
安神「待つか。」
利久「そうするか。」




『スティッキーフィンガーズ!!』




『白玉楼』
妖夢「すいませんでした!!」
京谷「別に良いのに。僕は楽しかったし。」
咲夜「いや、楽しいって……」
幽々子「それにしても凄かったわねぇ。何?京谷君の背後に出てきたあの鎧着けた人みたいな奴?」
京谷「わーお、見えてたのね。」
幽々子「見えてましたー!」

京谷たちは白玉楼の客間にいた。プリズムリバー三姉妹は幽々子から帰って良いと言われたので帰ったそうな。

咲夜「って、貴女見えてたのね。」
幽々子「そうよー、見えてたのー!」
京谷「………恐らく、スタンド事態『魂の結晶』だから亡霊の幽々子さんは魂を見れる事から、スタンドも見えたと。」
咲夜「あぁ、なるほど。でも、妖夢の方はどうなの?私にも見えてたけど。」
京谷「たまーに、ああいうタイプはあるんだよ。『アヌビス神』も見えたでしょ?」

京谷は刀を出現させる。

咲夜「うおっ!ってこれが………えっと、何だっけ?」
京谷「エェェェ。『アヌビス神』だよ、『アヌビス神』。」
妖夢「先程戦った時にふと思ったのですが、意外に剣さばきがデタラメでしたね。」
京谷「あーばれた?俺、肉弾戦はまだしも剣術勝負はあんまり得意じゃないんだよ。」
咲夜「えっ!?あの速さで!?」
京谷「速さだけ。苦手なのは変わらないよ。」
幽々子「それだけでも凄いわよー。妖夢の剣を普通に防ぐ事ができたもの。」
京谷「ほとんど防御をチャリオッツに任せてたけど。」
妖夢「あの人形って『ちゃりおっつ』という名なのですか?」
京谷「違う違う。名前はチェンジャーだよ。」

京谷は自身のスタンド、チェンジャーを二人に見せる。

妖夢「!?こ、これは!!」
幽々子「真っ黒ねー。」
京谷「本来はこんなスタンドなんだよ。あれは能力で、変化させて鎧着けた状態にしたんだわ。」

二人はなるほどと言うように頷く。と、ここで咲夜の発言。

咲夜「なんか……仲間外れで付いていけない。」
京谷「なーによ、スタンドを得たい訳?」
咲夜「そ、そういうわけじゃあ……」
京谷「できるよ。」
咲夜・妖夢「えっ?」
京谷「スタンド、一応ある方法で所有する事はできるよ。」
幽々子「あるんだー。」
京谷「あるんですよー。」
咲夜「お願い京谷!教えて!」

咲夜は京谷に近づく。

京谷「分かったから、先ずは一旦離れて。」
咲夜「あ…………あわわわわ!!」

何時の間にか京谷の手を掴んでいた咲夜。慌てて手を離す。

京谷「ごほんっ。まぁ、今からでもできる方法だけどさ。」

京谷は服の懐から日記帳を取り出す。

妖夢「それは?」
京谷「レポート。まぁ自分がどんな能力を手に入れたのかっていうだけの物だけどね。」

そう言い京谷は日記帳を開き、金色に光る小さな物体を取り出す。

幽々子「あら、綺麗ねぇ。」
妖夢「おぉぉ。」
咲夜「それは何なの?京谷。」
京谷「ある弓矢の欠片だけど、これを使えばスタンドを得られる事ができるよ。」
妖夢「あー!確か私の時も!」
京谷「やっぱり弓矢で覚醒したのか。まぁ、それの欠片だけどね。」
咲夜「それを使えば私もスタンドを!?」
京谷「ちょい待って。『星の白金《スタープラチナ》』」
幽々子「わーお!大きい腕ね!」
妖夢「これが『変化』ですか。」

京谷は欠片を掴み、さらに小さく欠片を割る。

京谷「いよっ!!」
咲夜「す、凄い………」
京谷「はい。これで自分を傷付ければ勝手に入ってスタンドが手に入ると思うよ。」
咲夜「あ、ありがとう。」

京谷は割った欠片を渡し、もう一方の欠片を日記帳に戻す。
咲夜は何故か躊躇せずに自分の指を傷付ける。

京谷「いや、普通にやるんかい。」
咲夜「傷付ける位なら普通でしょ。」
京谷「訳が分からん。」
咲夜「あっ、何か、目の……前……が……」

咲夜はそれから気絶する。倒れそうな所を京谷が支える。

京谷「ふぅ、布団の用意をお願いできる?」
妖夢「はい、分かりました。」

それから、京谷は用意された布団まで咲夜を運ぶ。

京谷「ふぃー。後は目覚めれば良いわけだ。」
妖夢「なるほど。」
?「外来人!ここにいるんでしょ!?」
京谷「ん?俺かな?」
妖夢「この声……霊夢さんじゃあないですか?」
京谷「霊夢……霊夢……あれ、駄目だ。会った筈なのに思い出せん。」
妖夢「会ったんですか?霊夢さんと。」
京谷「まぁ兎に角行くか。」

京谷は外に出る。そこには紅白を基調とした珍しい服を着た人物がいた。

霊夢「三対一の時以来ね!京谷とやら!」
京谷「あー、うん、ヒサシブリダネー。」
霊夢「何でそんなに棒読みなのよ!ってそれよりあんたを呼びに着たのよ!」
京谷「なになに?僕に用ですか。そうですか。」
霊夢「良いからさっさと来なさい!あんたの弟子が大変な事になってんのよ!」
京谷「利久と安神か?あいつらなら解決するだろうと思うけど。」
霊夢「兎に角来なさい!あの二人が一方的に負けてるのよ!」
京谷「はぁ!?」
妖夢「その二人ってスタンド使いですか?」
京谷「あいつらが一方的にってか。こりゃヤバそうだ。行ってくる!」
妖夢「は、はい。いってらっしゃいませ。」

京谷は下半身を変化させ、霊夢に案内を頼みながら飛んでいく。





『スティッキーフィンガーズ!!』





『博麗神社』
利久「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ。」
安神「な、なんだ、あいつは。」
?「どうした?こんなものか?」

二人はフードを被った人物と対峙していた。

利久「ッ!『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラララララララララララァ!!」
?「その攻撃はもう見慣れた。」

利久のスタンドは近づける事なく、その場に留まる。

利久「ッ!またかッ!」
?「ほれ。」
利久「なぁッ!?」

利久はスタンドごと空中に浮かべられ吹っ飛ばされる。

利久「ガハァ!!」
安神「くそッ!!波紋疾走《オーバードライブ》!」
?「波紋……だったか、文献にも載ってた通りだ。」

安神の拳はやはりフードの人物には届くことはなかった。

安神「!!」
?「よっ。」
安神「ぬあぁああぁ!!」

そして、やはり吹っ飛ばされる。

京谷「利久!安神!」
利久・安神「!?京谷さん!」

京谷は二人の近くに着地し、二人を庇うようにフードの人物に立ち塞がる。

?「……………」
京谷「………貴様か?」
?「………あぁ。そうだ。」
京谷「ならば!『変化者《チェンジャー》』!!」
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄 無駄ァ!」
?「!!」

京谷はチェンジャーを出し、お得意の無駄無駄ラッシュを発動する!だか!

京谷「なっ!?これはっ!?」
?「吹っ飛ばす。」
京谷「グアッ!!」
利久・安神「京谷さん!!」

京谷の体は宙に浮かび、吹っ飛ばされる!

京谷「こ、この感覚はッ!!まさかッ!!




        『重力』!!



そして!これを扱えるスタンドはッ!!




       『C-MOON』!!



まさかッ!!あんたはッ!!



?「そこまでだな。」
京谷「なっ!?」

京谷の体が宙に浮く!

?「


   
     『パンチは必ず一発だけだ』




京谷「!?ヌグゥ!!」

京谷の体が京谷の意思とは無関係にフードの人物に近づき、京谷の腹に拳が入り、十メートル程吹っ飛ばされる!

利久・安神「京谷さん!!」
?「………そこの二人。」
利久・安神「!?」
?「あの京谷とかいう子が目覚めたら伝えておけ。




      『空を見ろ』と。




そう言い、フードの人物は宙に浮かび何処かに行く。

利久「ま!待て……ゴフッ!」
安神「利久、休んでろ。もう僕たちにできる事は無い。」
利久「………分かった。」

そう言い利久も気絶する。
比較的損傷の少ない安神は吹っ飛ばされた京谷を博麗神社まで運ぶ。その後、霊夢が帰ってきたので休ませてもらうことにした。



















『???』
京谷「(……………ここ………は………)」
子供「パパー!こっちー!」
大人「こらこら、そんなに動くな。また転けても知らないぞ。」
子供「平気だもーん!」
京谷「(………なんだろう………初めて見るのに………懐かしい………なんだろう?なんだ?それに……あの子供……左耳に……ほくろ?)」

京谷の見ていた光景は光に包まれ目覚める。





『博麗神社』
京谷「…………んぅ……ここは……」
霊夢「気づいたのね。」
京谷「あんた、介抱してくれたのか?」
霊夢「残念、あんたを介抱したのは…」
咲夜「すぅ、くぅ。」
京谷「……目覚めた途端に出てきやがったな。心配症だねぇ。」

京谷が目覚めると近くに寝息をたてている咲夜がいた。
周りを見渡すと利久と安神が傷付いた状態で横になっていた。

京谷「………利久、安神。よく頑張ったな。」
霊夢「凄かったわよ、大人相手にも怯みもせずに。」
京谷「ッウゥゥ。いてて、それより何か変わった事は?」
霊夢「……空を見なさい。」
京谷「空?」

京谷は窓から見える外の景色を見る。
しかし空が見えないので、もう一度横になる。

京谷「!?あれは一体!?」
霊夢「私にも見えるわ。けど、あれは……」
京谷・霊夢「城じゃねぇか(じゃない)!」
京谷「んだよ!?何がどうしてこうなった!?」
咲夜「ふにゃ………あ、京谷……」
京谷「おう、咲夜ちゃん。おはよー。」
咲夜「………………」ウルッ
京谷「あ、何かヤバい。」

咲夜は瞳に涙を浮かべると京谷の腹に顔を押し当てる。

咲夜「……良かった………本当に………良かった………」
京谷「ははははは、はぁ。」
霊夢「へぇー。」ニヤニヤ
京谷「ブッ飛ばすよ?」
霊夢「と、まあそんなことより、あの城みたいなのは一体何?」
京谷「分からない、だが何故かあの場所に『行け』ってそう頭で思ってしまう。」
霊夢「………出発は何時?」
京谷「あんたも行くのかい?」
霊夢「それはそうでしょ!私は博麗の巫女!異変を沈めるのが私の使命よ!」
京谷「そうかい、でも精々…三日位待ってくれたら良いかな。」
霊夢「それもそうね。準備を整えてから行くとしましょうか。」
京谷「そうだな、取り敢えず……おーい咲夜ー。」
咲夜「………………」

咲夜は京谷の服をガッチリと掴む。

京谷「ふぅ、このまま紅魔館まで行きますか。」

京谷は咲夜をお姫様抱っこで抱え、紅魔館に戻る。








どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
えー今回はやっと次章に行くための準備が整いつつある回でした。それはそうと京谷君………君も罪な人だねぇ。(ФωФ)
ん?左耳にほくろ?なんじゃそりゃ?
では皆さん。次回もお楽しみに。


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準備

今回は短めになると思います。


翌日
『紅魔館』
京谷「………と言うわけで、これから三日間訓練を行いたいんだ。少々場所を貸してくれないだろうか?」
レミリア「……まさか、そんな事にねぇ。」
咲夜「お嬢様、お願いします。」
レミリア「あのねぇ、流石に今こんな状況よ。貸す貸さないじゃなくて貸さなくてはいけない状況になってしまったのよ。お願いしなくても貸してあげるわ。」
咲夜「ありがとうございます。お嬢様。」
京谷「ありがとう。必ずお礼はするよ。」
レミリア「じゃあ私の願いを承諾してね。」
京谷「分かった。そうさせてもらうよ。」
咲夜「京谷、行きましょう。」
京谷「ああ、行こうか。」



『キングクリムゾン!!』



現在、紅魔館の庭に五人。
白玉楼の庭師 魂魄妖夢
人里の波紋使い 安神康則
人里のスタンド使い 長谷川利久
紅魔館メイド長 十六夜咲夜
そして、外から来た波紋使いであり、スタンド使い
五十嵐京谷

京谷「さて、これから三日間訓練を行いたい!現在の状況では、俺たちは全くの無力であった!だから!力を付ける!その一心で訓練に励むぞ!」
四人「はい!」
京谷「先ずは現在の力量を見ていこうか。利久!妖夢!お前ら二人で組み手だ!」
利久・妖夢「はい!」
京谷「咲夜はスタンドの確認だ。安神は波紋の呼吸を練習しておけ。」
安神「分かりました。」

京谷と咲夜は三人から少し離れる。

京谷「さてと、咲夜ちゃんのスタンドを見せてもらいたい。」
咲夜「分かった。いくわよ!」

咲夜は目を閉じ集中する。
すると、背後からシルクハットに黒いマント、不気味な仮面を着けた者が出現する。

京谷「ほぉ、これが咲夜のスタンドか。」
咲夜「ええ、そうよ。」
京谷「名前を付けておかねばな。どうする?」
咲夜「………京谷に任せる。」
京谷「………分かった。ちょっと待ってろ。」

京谷は頭を少し指で叩くと目を開く。

京谷「決めた。このスタンド名は『J・T・R』と呼ぶ。」
咲夜「JTR?」
京谷「あるものから取った名前だが、それでもこの風貌に合った名前だと思う。気に入らなかったらまた考えるけど。」
咲夜「いえ、これで良いわ。ありがとう。」
京谷「よし、さて咲夜ちゃんはスタンドの練習と能力の確認だな。」
咲夜「分かった。」








『キングクリムゾン!!』 








咲夜「ふぅ、こ、これ程まで疲れるとは。」
京谷「持続力は低めっと。少し休憩いれるぞ。」
三人「はーい。」
京谷「立てるかい?咲夜ちゃん。」
咲夜「た、立てるから心配しな………」
京谷「よいしょっと。」
咲夜「ひあぁ!!///ちょっ、京谷!」
京谷「痩せ我慢はよしなさい全く。立つのが難しい状態ならさっさと言えば良かったのに。」
咲夜「(やっぱり、凄い落ち着く。何で!?)」
京谷「さて、部屋に運びまーす。」
咲夜「あうぅぅ///」
利久「………大胆ですねー京谷さん。」
安神「何か京谷さん、少し楽しそうだったな。」
利久「あー、分かるか。」
妖夢「何か、凄い大人ですね。」





『キングクリムゾン!!』





現在、京谷は咲夜の部屋にいる。

京谷「んー、やっぱり一日で耐性が付くわけ無いか。」
咲夜「…………………///」

咲夜は初めてにしては結構長く持続させた方だが、それでも少し疲れるらしい。

京谷「………JTRの基本能力は平均的なスタンド。そんでもって能力が……『殺す能力』か。ある意味強いな。」
咲夜「………(あー、もう!何でこうも落ち着くのよ!?京谷といると安心するというか、心が安らぐというか……ってあぁ!もう!)」
京谷「さーくやちゃーん。」
咲夜「ん?ひゅえ!?///」
京谷「………ふふっ。」
咲夜「はぇ?」
京谷「面白いね、その驚き方。」
咲夜「あうぅ///」
京谷「ふふっ、でも良いね。家族がいるって。」
咲夜「ふぇ!?か、かか家族!?」
京谷「………ちょっと聞いてもらえたら嬉しいかな。」

京谷は目を閉じ、思い出しながら話す。

京谷「家族の光景を見てたら思い出すんだ。僕の生きてた人生を。」
咲夜「……………」
京谷「……これは僕の叔父さんから聞いた話だけどね、僕の両親は共に家で焼身死体で発見されてね。その時、まだ僕はまだ生後五ヶ月位だったんだって。」
咲夜「!?」
京谷「だから、僕は両親を知らない。写真すら無かった。唯一信頼できるのは、その叔父さんだけだった。」
咲夜「そうなの……」
京谷「でも、この幻想郷は良いね。そんな悲しい過去すら包み込んでくれる、優しい場所だね。」
咲夜「……ふふっ、そうね。確かに幻想郷は良い場所よ。」
京谷「ふふっ。んで、それはそうと。」
咲夜「???」
京谷「何か、落ち着くね。こうやって話してると。」
咲夜「!?そ、そうね///」




レミリア「んー、やっぱり良いわね。この二人。」
フラン「お姉ちゃん、趣味悪いね。まぁ私もだけど。」
パチュリー「普段は感情をあまり出さない子なのに、京谷と二人きりの時は嬉しそうな表情をするわねぇ。」
こあ「どうします?私の魔力で二人をくっ付けますか?」
レミリア「それはやめて頂戴。」
フラン「同じく。」
パチュリー「後でお仕置き。」
こあ「パチュリー様酷い。」










『スティッキーフィンガーズ!!』







?1「漸く、漸くか。あの小僧が私の贄となって、この『ヘブン・クラウド』に突入するのか。まさに、飛んで火に入る夏の虫だなぁ。」
?2「ええ、全くです。あの小僧の『魂』を貴方が取り込めば、貴方は天国どころか宇宙を超える存在となります。」
?1「実に楽しみだ。なぁ、『お前たち』。」
?たち「はい。ごもっともです。」
?3「………………(やはり、あの子を手助けするしか方法は無い!)」

広い部屋の中に、全部で五人。
だが、その五人からは圧倒的な力が放たれていた。
ただ一人を除いて。



どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、漸く次のステップに移れそうです。
ん?三日間の内容を書けば良かったのでは?と。
残念、うぷ主じゃあここが限界。
次回はヘブン・クラウド編という新たな章のスタートになります。まぁ、あまり期待せず待ってくれれば幸いです。
では、次回もお楽しみに。


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『ヘブン・クラウド』編 第一階層 『正義』

CD=クレイジーダイヤモンド


『三日後』
現在、博麗神社。

京谷「おーい、霊夢ー来たぞー。」
霊夢「やっとね、遅いわよ。」
京谷「わりっ、ちと寝不足で。」
咲夜「よく言うわよ。ぐっすり寝てたじゃない。(しかも抱きついてきたし。///)」
京谷「考え事さ。考え事。」
霊夢「ふーん、まぁそれより、あの城に行く方法はどうするの?私は能力で飛べるけど。」
京谷「俺は二人を運んで『跳ぶ』から。」
咲夜「もし失速したら?」
京谷「背中を『灰の塔《タワー・オブ・グレー》』に変えて飛ぶ。」
咲夜「もうそれで行けば?」
京谷「重量的に三分が限界。」
霊夢「取り敢えずグダグダ言ってないで、あの城に行くわよ。」
五人「分かった(分かりました)。」








『飛行中』
京谷「利久、安神、今度飛び方教えてやる。」
利久・安神「重いんですね。」
妖夢「あのような飛び方があるとは……凄いですね京谷さん。」
霊夢「そろそろ着くわよ。」









京谷「ふいー、疲れた。」
利久・安神「ありがとうございます。」
咲夜「さて、陸地部分に着いたわけだけど。」
霊夢「ご丁寧に名前があるわね。」
妖夢「これは………見たこと無い文字ですね。」
京谷「えぇっと、『HEVEN・CLOUD』………天国の雲?」
咲夜「天国の雲……この建物にぴったりね。」
京谷「天国……あれ?何か思い出せない。」
利久「初めて見るんですし、思い出せないも何もないですよね?」
京谷「それは、そうなんだろうけど。」
霊夢「さっさと中に入るわよ。」

霊夢はスタスタと中に入る。他の五人もそれに続き中に入る。






〔フロア1〕
六人はとある広い部屋に着く。

霊夢「えらくだだっ広いわね。」
京谷「ちと暗いな。明かり無いんかな?」
安神「波紋で明かり代わりはできないんですか?」
京谷「できるにはできるけど、範囲も限られるし、そんなに明るく無いんだよね。」
?「ケーケケケケケケケ!!」
五人「!?」

六人は不気味な声のした方向に振り向く。
しかし暗いため、誰が喋っているか全員分からない。

?「ケケケー!貴様らが見えようが見えまいがどうでも良いことじゃわい!貴様らはあのお方の生け贄となるのじゃからなぁ!あのお方がどの様な方法でも連れてこいといわれたからのぉ!よって貴様らには恐怖の処刑法でゾンビにしてやるわい!ケケケケッ!」
京谷「この声……確か……!!」

すると突如!周囲から呻き声が響く!

霊夢「な、何よ!この呻き声!」
京谷「ゾンビにするにはゾンビに噛ませる。典型的だな、




   
       『エンヤ婆!!』






エンヤ婆「ほぉ、儂の事を知っているのか小僧。」
京谷「あんたを直接この目で見たいが、どうもそんな雰囲気じゃあないがな。安神!波紋の用意を!」
安神「は、はい!」

京谷と安神は波紋を練り、体制を整える。

咲夜「ゾンビ!?何故ここに!?」
京谷「兎に角!霊夢、妖夢、弾幕を放って明るくしてくれ!二人はスタンドを出して応戦!」
四人「了解!!」

霊夢と妖夢は飛翔し、弾幕を放っていく。

咲夜「『J・T・R』!!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」
京谷「安神!波紋の呼吸を乱すなよ!」
安神「分かってます!」

京谷の波紋攻撃がゾンビに命中する。すると、ゾンビの体はドロドロに溶ける。

京谷「きもっ!」
安神「ちょ!何ですかこれ!?」
京谷「ゾンビに波紋はよく効く攻撃法なんだ!この目で溶ける所は初めて見たけどよっ!」
安神「それを早く言ってくださいよ!」
咲夜「私のでも直ぐ倒せるんだけど!?」
京谷「咲夜ちゃんのスタンド能力『殺す能力』が作用してるんでしょ!」
咲夜「なるほど!」

三人は順調にゾンビを倒していく。

霊夢「ちょっと!弾幕があまり効かないのだけど!?」
京谷「俺が知るか!そんなもん!」
妖夢「恐らく非殺傷の攻撃ですから、そこまで体力も削られてないと思われます!」
霊夢「じゃあ私たちは完全に明かり代わりなのね!」
京谷「そうだなっ!」
CD「ドララララララララララララァ!!」
利久「それにしても数が多い!」
京谷「確かに!数が減ったようには見えない!」
咲夜「なんて多さよ!全く!」

すると安神の呼吸が少し荒くなってきのが聞こえる。

安神「はぁ、はぁ、ッウリャア!」
京谷「平気か!?安神!」
安神「ちょっと!、不味いです!」
京谷「安神!今すぐそこに行く!少し耐えてくれ!」

京谷はチェンジャーを出し、ゾンビを蹴散らす。

チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

京谷は安神の元に近づき、庇いながらゾンビを倒す。

京谷「少し、本気を出すか!『変化者 魔術師の赤《チェンジャー マジャンズレッド》』!!」

京谷は少し呼吸を整え、構える。

京谷「クロスファイヤーハリケーン・スペシャル!!」

チェンジャーから十字架の形をした炎が次々と発射される!
その炎はゾンビの大半に命中し、ゾンビは燃える!

京谷「追加攻撃じゃあぁぁぁあ!」

その後!ゾンビに衝突した炎が分裂し、別のゾンビを燃やす!

安神「さっさとそれ使えば良かったんじゃないですか!」
京谷「忘れてたぜ!!」
利久「威張らないでください!」
エンヤ婆「クケケケケ、何時まで無駄口を叩いていられるかのお?」
京谷「炎のお陰で漸くご対面できたな、エンヤ婆!」

京谷はチェンジャーで炎を様々な場所に設置し、見えるようにしていた。
そのお陰でスタンド使いの四人はエンヤ婆を見る事ができた。

エンヤ婆「そんなカスみたいな火で儂を見つけたじゃあとぉ?そんなもん直ぐに通用せんわい!『正義《ジャスティス》』!!」

突然!周囲に霧が立ち込める!

咲夜「霧!?何で!?」
京谷「いや!違う!『ただの』霧じゃあない!エンヤ婆のスタンドは




   
      『霧のスタンド』なんだ!







四人「!?」
京谷「つまり、この霧は『スタンド』なんだ!」
妖夢「それって!どこでも攻撃できるって事じゃないですか!」
利久「ッ!それじゃあ……ゴフッ!!」

突如!利久に痛みが生じる!

京谷「!?利久!!」
咲夜「利久君!!」

利久は横に三メートル程吹っ飛ばされる!

安神「ッガァ!」
京谷「安神ッ!グブゥ!!」

続いて、安神、京谷の体に痛みが生じる!

妖夢「京谷さん!!ッ!くそッ!見えない!」
エンヤ婆「クケケケケ!!このように霧では炎が使えても見えんわい!愉快!愉快!」
京谷「くそッ!『変化者 』………」
エンヤ婆「させんわい!!『正義《ジャスティス》』!!」
京谷「ガハァ!!」

エンヤ婆の追撃で壁に激突する京谷!

京谷「ッ!ゴホッ!」

京谷の口から血が出る。

咲夜「京谷!!」
エンヤ婆「ケキャキャキャキャ!!よく吹っ飛んでいったのぉ!」
咲夜「オオォォォオ!!『J・T・R』!!」

咲夜はスタンドを出してエンヤ婆に接近する。

エンヤ婆「無駄じゃ無駄じゃあ!『正義《ジャスティス》』!!」

咲夜の後ろに顔が出現する!
背中に衝撃が走り、動きが鈍る!

咲夜「ッガァ!」
エンヤ婆「ケキャキャキャキャ!!そんなナイフで霧が切れる分けなかろう!それとも何かぁ?貴様のそのナイフなら切れるとでもぉ?クキャキャキャキャキャ!!」
霊夢「私を忘れるんじゃあないわよ!」

霊夢の札がエンヤ婆を襲う!

エンヤ婆「無駄じゃ小娘ぇ!」

霊夢の札は空中で切り裂かれる!

霊夢「!?ガハァ!!」

そして、吹っ飛ばされる!

エンヤ婆「ケキャキャキャキャ!!この『正義《ジャスティス》』には誰にも敵うまい!そして、儂があのお方に生け贄を献上するのじゃあ。」





京谷「そうかい、それは無理な事だな。」





エンヤ婆「!?」

エンヤ婆は声のした方向へ向くと、なんと!吹っ飛ばされていた筈の京谷がエンヤ婆との距離を一メートルまで接近していた!

エンヤ婆「貴様!いつの間に!?」
京谷「あんたが咲夜や霊夢に気を取られている隙にな。言っとくが、あれ全部芝居だから。」
エンヤ婆「あー!?なんだってぇー!?芝居ー!?てめぇホラを吹いてんじゃねぇぞ!このドグサレスカタン野郎ぉ!」
京谷「あの血は騙す為に準備した血糊だし、俺は元気だし。」
エンヤ婆「グギギギギ!ゾンビ共!食い殺してしまえ!」

京谷の周囲にゾンビが点在する。が、

エンヤ婆「なっ!?なんだぁ!?これはッ!?」

そう!
エンヤ婆は見てしまった!
自分のスタンドが京谷を守っている所を!

エンヤ婆「な、なんじゃと!?何故その小僧を守っているのじゃ!?」
京谷「ふーん、理由が分かんないか。じゃあ教えてあげるよ!」

京谷は手を振り下ろす!
すると!エンヤ婆の耳から血が噴出する!
耳だけではない!目からも血が出る!

エンヤ婆「ギギィャアァア!」
京谷「そういえば、あんたが死んだ原因って何だっけ?」

エンヤ婆は流したまま、京谷に向く!

エンヤ婆「な、なんじゃとぉ!?」
京谷「そういや、あんたが死んだ原因が確か、






    『恋人《ラバーズ》』に殺られた






エンヤ婆「!?」
京谷「そう、あんたの耳に侵入しておいたのさ!俺のスタンドは『変化する』能力。だから『恋人《ラバーズ》』に変化させて、あんたの耳から脳に入った訳だ!」
エンヤ婆「く、糞がアァァァ!!」
京谷「あんたはここで死んでいけ。じゃあな。」

京谷が手を振り下ろすと、エンヤ婆の耳や鼻から血管が飛び出す。最後は血を流してエンヤ婆は死んだ。





京谷たちvsエンヤ婆

結果 『恋人《ラバーズ》』に変化させたチェンジャーが脳の血管を破壊し、エンヤ婆―――死亡。







京谷「平気かお前ら!?」
安神「だ、大丈夫……………じゃないようです。」
利久「まだ、平気です。」
咲夜「私も平気。けど霊夢が。」
妖夢「私は動けます。霊夢さんは攻撃に耐えられなかったのか気絶してしまってます。」
京谷「先ずは全員治しとく。『クレイジーダイヤモンド』」

京谷が手を当てると、ぼろぼろだった服が元に戻り傷が治っていった。

京谷「安神、お前は霊夢を見てくれないか。」
安神「分かりました。ここで僕は待ちます。京谷さんも無理をしないように。」
京谷「俺は平気だよ。それにだ、そんな事言ってる暇があるなら、ゆっくり休んでろ。安神。」
安神「そう……ですね……では、少し……寝ます。」

安神はそう言い、体を横にする。

京谷「さて、行くぞ。お前ら。」

三人は頷く。そして、京谷を先頭に階段を上がる。








〔フロア5〕
?「………やはり、エンヤ婆は倒されるか。まぁ良い、次はあいつが相手だ。期待しているぞ。」

男は静かにその場に居座る。ワインを片手に持ち、優雅に飲む。




どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
今回からは『ヘブン・クラウド』編でございます。
今回の相手が何と「エンヤ婆」でしたね。
いやー京谷君ならチェンジャーで変化して瞬殺できたんですけど、文字数が………ねぇ。( ;´・ω・`)
それでは次回もお楽しみに。


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第二階層 『刀』

現在、四人は階段を駆け上がっている。
長い長い階段だった。

妖夢「………何時まで続くんでしょうか、この階段。」
京谷「見えてる先は明るいから、そろそろ着く筈だけど。」

着実にだが、光が近づくのが確認できる。

利久「そろそろですね。」
京谷「だが、油断はできないのは確かだ。」

〔フロア2〕

京谷たちは階段を上りきる。
しかし、

京谷「まーただだっ広いとこかよ!」
咲夜「恐らく全て同じような内装なのかもね。」
利久「ってそんな事より、また誰かいますよ!」
?「…………………」

京谷たちの目の前に刀を持った人物が見える。

?「…………………」
京谷「あいつは………確か………」
咲夜「知ってるの?京谷。」
京谷「確か……あいつの名は『チャカ』……スタンドが





       『アヌビス神』





妖夢「!?それって!私が戦った!」
京谷「そう、あの時の戦いで俺が使った『スタンド』だ。だが、俺のはある意味『コピー』つまり『模倣』した物だ。だが、あいつは『オリジナル』だからな俺より強い筈だ。」
利久「!?京谷さんよりも!?」
京谷「『同じスタンドで戦えば』の話だ。だが、苦戦するのは間違いない筈だ。」
チャカ「話は終わったか?」

目の前の人物、『チャカ』は刀を鞘から抜きながら話しかける。

京谷「随分紳士的だな。待ってくれるなんてよ。」
チャカ「私と戦っていた時のスタンド使いが、騎士道精神とやらに乗っ取って戦っていたのでな。私も真似してみただけの事だ。随分と暇だったがな。」
京谷「へぇ、真似、ねぇ。」
妖夢「…………京谷さん。」
京谷「行くのか?」
妖夢「はい、ここは私に戦わせてください。京谷さんたちはお先に行ってください。」
京谷「………分かった。気を付けろ。」
利久「ちょっ!京谷さん!?全員で戦えば良いんじゃ!?」
京谷「利久、いずれお前にも分かる。」

京谷は妖夢の肩に手を置く。





京谷「やってこい。お前の信念をあいつにぶつけろ。」





妖夢「言われずとも、やりますよ。」

妖夢は刀のスタンドを出し、チャカに構える。

京谷「行くぞ。咲夜、利久。」
咲夜「分かった。」
利久「………………」

三人は次の階段へと走っていく。
残された妖夢とチャカは静かに構えていた。

チャカ「一つ聞こう。」
妖夢「何だ?」
チャカ「貴様の腰にさしている『獲物』は使わないのか?見たところ二刀流と思われる。」
妖夢「…………貴様に合わせているだけだ。『一対一』の対決が良いだろう?」
チャカ「………要らぬ気遣い、感謝する。」
妖夢「………では、手合わせ願おう。」



妖夢とチャカのスタンドが部屋中に響く。




チャカ「先手必勝!」

チャカは刀を素早く、急所に的確に切り裂こうと刀を振るう!
しかし!軌道が詠まれているのか妖夢は全て的確に弾く!
上下左右、あらゆる方向に攻撃しても!軌道を瞬時に変え別の方向から攻撃しても!全て弾かれる!

チャカ「(…………おかしい!何故全て詠まれるのだ!?変則的に攻撃しているのにも関わらず、その全てを詠まれている!!何なんだ!このスタンドは!?)」
妖夢「……………」

妖夢は無言のまま刀で防ぐ。
チャカは攻撃を止め、妖夢から距離を取る。

チャカ「………………」
妖夢「…………どうした?もう終わりか?」
チャカ「………一つ聞きたい。」
妖夢「……何だ?」
チャカ「貴様のスタンドの能力は一体何だ?先程から全くと言って良いほど私の攻撃が当たっていない。どのような能力なのか知りたい。」
妖夢「…………良いだろう。教えてやる。」

妖夢は構えを解く。チャカも同じように構えを解く。

妖夢「私のスタンド能力は『軌道を詠む』能力と『見た軌道を模倣する』能力だ。」
チャカ「!?なるほど、私の軌道は全て詠まれたと云うわけか。」
妖夢「そうだ。さて、次は私の番だな。」

妖夢は接近し、素早く刀を振るう!
チャカは辛うじて防いでいる。

チャカ「グヌゥ!!こ、この……剣裁きは!……先程……私が……したものと……同じなのかッ!!」
妖夢「見た軌道を模倣し、的確に狙う事ができるのでな。そして!」

妖夢の刀はチャカの腕に食い込む!

チャカ「ッウ!!フッ!!」

チャカは刀で妖夢の刀を押さえつけ距離を取る!

妖夢「………………」
チャカ「………強いな。」

妖夢は刀を振り、付着していた血を払う。

チャカ「まさか、私に傷を付けるとは。」
妖夢「………私の力ではない。そこに少し不満を抱いている。」
チャカ「?」
妖夢「この剣裁きは全て、私のスタンドによる物だ。これが無ければ、私はとっくに負けている。自分の実力じゃあない事に、私は腹を立てている。」
チャカ「…………なるほど、では私も同じ様な物だな。」
妖夢「?どういう事だ。」
チャカ「私のスタンド『アヌビス神』は本来ならば自我意識を持った刀なのだ。それを私は使っている。つまり、今の私も本当の実力じゃあないのだよ。」
妖夢「………なるほど、確かに似ているな。自我意識は別としての話だが。」
チャカ「……聞かせてくれないか。貴様のスタンドの名を。」
妖夢「………分かった。良いだろう。私のスタンドの名は、」










『スティッキーフィンガーズ!!』









利久「これで良かったんですか?京谷さん。」
京谷「………利久。もう少し考えろ。こんな事も考えられなかったらロクな大人にならんぞ。」
利久「なんでそうなるんですか!?」
咲夜「教えたらどう?京谷。」
京谷「……………はぁ、まあ良いか。何故妖夢を一人にさせたのか、だな。」

京谷は立ち止まり、利久に向かう。

京谷「利久、妖夢は剣士だからこそ任せたんだ。」
利久「剣士?それだけですか?」
京谷「それ以外に何がある?」
利久「いや、それだけって!?それだけで一人にさせたんですか!?」
京谷「それだけだ。剣士には剣士で。そういうものさ。」
利久「こう、もっと他に無いんですか!?」
京谷「…………あるとすれば剣士の誇りだな。」
利久「そ、それなんですか。」
京谷「ようは『こいつは知らない奴だが、同じ剣士として戦わなければいけない』という考え方だ。」
咲夜「まあ、それは年齢を重ねたら誇りの一つや二つは絶対持つわ。」
京谷「そして、妖夢のその武士道精神から名付けたスタンド名が



















京谷・妖夢「『サムライ・スピリット』」








『スティッキーフィンガーズ!!』










妖夢「それが私のスタンドの名だ。」
チャカ「ほう、良い名だな。貴様のその武士道精神とやらには見習うべきものがあるな。」
妖夢「それはありがたいな。さて、こんな話よりも決着をつけるために勝負をしないか?」
チャカ「そうだな。確かに戦わなければ終わらないものだしな。」

妖夢とチャカはそれぞれ構える。
妖夢は居合いの構えを、チャカも居合いの構えをする。
その場には緊張感のみが漂っていた。

妖夢「………………」
チャカ「………………」

妖夢とチャカは右足を後ろに下げ、重心を低くする。
そして目を閉じ、その場に留まる。
そして、

妖夢「!!」
チャカ「!!」

同時に接近する。
妖夢とチャカは共に、着実に接近する。
そして!
刀を共に振るう。




辺りに衝撃音が響く。



二人は少し歩み、距離を取る。

妖夢「………………」
チャカ「………………」

しばらくして、一つの音がする。
チャカから。

チャカ「グボォ!!」
妖夢「………私の………勝ちですね。」

妖夢はチャカに近づく。

チャカ「ゴホッ!!何故……近づく?」
妖夢「私はいっちょ前に武士道精神とか言ってますが、そもそも半人前の分際です。半人前が武士道等と言ったとしても覚悟が無いと思われる。半人前だからこそ、私は貴方に近づいた。」
チャカ「………なるほど、そういうことか。」
妖夢「………ええ。」
チャカ「なら、それは間違いだ。」
妖夢「!?」
チャカ「貴様の武士道精神には見習うべきものがあると言っただろう。その精神はまさしく







     『一人前の剣士の心構えだ』







妖夢「………………」
チャカ「だからこそ、お前は俺を助けるな。俺も、騎士道精神を持つ者としての最後を、この手で送りたい。」
妖夢「…………分かりました。」

妖夢はチャカから離れる。
チャカは刀を持ち、
自分の心臓を貫く。

チャカ「グッ!!ガファ!!」

妖夢は振り返らない。一人の剣士として、階段へと歩みを進める。

妖夢「……………!?」

妖夢は何かを感じとり、後ろを向く。
そこには
心臓を貫いた筈のチャカが
立っていた。

妖夢「な、何故!?何故立っているのだ!?」
チャカ?「…………分からんのか?私の存在が。」

その時!妖夢に電流が走る!

妖夢「まさかッ!!貴様ッ!!」
チャカ?「クハハハ!!漸く気づいたか!」
妖夢「





       『アヌビス神!!』






アヌビス神「ハッハッハッハァ!!そうだッ!!私が操っているのさ!!」
妖夢「き、貴様ァ!!」
アヌビス神「ハッ!!何が騎士道だ!何が武士道だ!最終的に勝てば良い!そして、それをあのお方に献上すれば良いだけだ!それなのに!『生き返らせてもらった恩』を忘れ、自身の私利私欲の為に行動していた『コイツ』が悪い!」
妖夢「!?『生き返らせた』!?」
アヌビス神「そう!コイツはそもそも『死んでいた』のだよ!あるスタンド使いに殺されたのだよ!」
妖夢「……………」

妖夢は静かにスタンドを構える。

アヌビス神「ほぉ、俺と戦うか。良いだろう!」

チャカに取り付いているアヌビス神は妖夢に構える。
だが!

妖夢「!?」

突如!チャカの体が動き、アヌビス神を地面に刺した!

アヌビス神「何ぃ!?バカなッ!!既に意識を取り込んだ筈なのに!何故私の支配下にならない!?」
チャカ「………ゴホッ!!」
妖夢「チャカさん!!」
チャカ「俺は………死ぬ………もうじき………な………おま……え……は………はや………く………行け…………なか………まの……元へ……」

チャカは言い終わると同時に手を離し、アヌビス神の刃で頭が裂かれる。
妖夢はその光景を、ただ見守るしかなかった。






妖夢vsチャカ

結果 チャカは『アヌビス神』の洗脳に耐え、力尽きる。









『スティッキーフィンガーズ!!』








〔フロア5〕
?「チッ、やはり死ぬか。エンヤ婆よりは期待していたのだが、やはり人間……と言ったところか。」

その人物は頬杖をつきながら言う。

?「次が確か…………アイツか。まぁ、アイツらよりかは期待できると同時に心配だな。要らぬ事をしなければ良いが。」






どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、今回ですが……知ってる方は知ってる『アヌビス神』のスタンド使い『チャカ』です。何でチャカを出したか?についてですが、個人的にアヌビス神に取り付かれた人間よりかは、チャカの方が良いと感じたからです。
まぁ、どちらが良いかは個人の自由ですが。
では、次回もお楽しみに。


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第三階層 『爆破』

今回は英語を使用しています。
C(E3)=チェンジャー(エコーズAct3)
CD=クレイジーダイヤモンド


またもや京谷、利久、咲夜は階段にいる。やはり、この建物の階から階への移動距離が半端ない事が身に染み渡る。

京谷「全く、本当長げぇな。ったく。」
咲夜「本当これ考えた奴、後で吹っ飛ばしたいわ。」
利久「まぁ少々同感。」

そして、漸く光が近くなる。

京谷「そろそろか、気を引きしめて行くぞ。」
利久「分かってます。」
咲夜「勿論。」

京谷、利久、咲夜の三人は中へと入る。


〔フロア3〕
部屋に入ると、やはり同じ様な部屋であった。

京谷「殺風景だなぁ。もう少し家具でも置けば良いのに。」
咲夜「そうね、もう少し家具の配置をしてみても良いわね。」
利久「お二方、何を話しているんですか?」
京谷・咲夜「この部屋に家具でも置けば良いっていう話(よ)。」
利久「そんな呑気な………」
?「コッチヲミロ~~」
三人「!?」

三人は何処からともなく聞こえてきた声に警戒する。

利久「京谷さん、さっきのは!?」
京谷「まさか、『シアーハートアタック』か!?」
咲夜「で、でも、何処に!?」
?「コッチヲミロ~~」
利久「!?」

利久の見た先には、青い球状の物体が迫ってくる光景であった。

?「コッチヲミロォォ~~!!」
利久「京谷さん!!こちらに来てます!」
京谷「ッ!!『変化者 エコーズAct3《チェンジャー エコーズAct3》』!!」
C(E3)「Please give me orders. Master.」
京谷「重くさせろ!!」
C(E3)「Yes sir.『Reverb Act 3 Freeze』!!」

チェンジャーのラッシュが青い球状の物体に降り注ぐ!
そして!ズドン!!という音と共に、その青い球状の物体は地面にめり込む!

?「コッチヲ………ミ………ロ………」
利久「す、凄い。地面にめり込んだ。」
咲夜「そ、それに、今のスタンド、喋ってなかった!?」
京谷「あぁ、たまにいるんだよ。自我を持つスタンド。それで喋れる。」
咲夜「………世の中にはこんなスタンドもあるのね。」
利久「京谷さん、これからどうするんですか?」
京谷「いや、それなんだけどよ。」
咲夜・利久「?」
京谷「俺、ここから動けなくなった。」
咲夜・利久「はぁ!?」
京谷「いやね、この『Act3』の能力が『一つの物体を重くさせる』能力なんだけど、その対象の半径五メートルには必ずいなきゃならないんだ。」
利久「じゃあ!どうするんですか!?」
京谷「利久、この丸々とした奴を『直』してみて。」
利久「へっ?」
京谷「良いから。」
利久「は、はい!『クレイジーダイヤモンド』!!その物体を『直』す!!」
CD「ドラァ!!」

利久はクレイジーダイヤモンドで球状の物体を直す。
すると、その物体は部屋の後ろの右端に向かう。
京谷たちがその光景を見ていると、一つの声が聞こえる。

?「フ~ゥ。やはり、重かったよ。そして、今は軽い。」
咲夜「そんなところにいたのね。」
利久「アイツがあの物体を放った人物。」
京谷「全く、Act3の能力でも射程距離が五メートル以上離れると軽くなるのが不便なんだよなぁ。まあ、んなことより、その『シアーハートアタック』を使えるのは一人しかいないよね?」
?「!?貴様、何故『シアーハートアタック』を知っている?」
京谷「ちょいとばかしね。」
利久「京谷さん、あの人の名前は?」
京谷「アイツの名は………






    『吉良 吉影(きら よしかげ)』






      『死んだ筈の殺人鬼だ。』






吉良「ほぉ、私の名前をも知っていると。……一体どんな人物なのか知りたいね。えぇと………」
京谷「五十嵐京谷。年齢十六歳、趣味は人が驚くところを見ること。」
咲夜「京谷!?」
利久「京谷さん!?何をしてるんですか!?」
京谷「自己紹介。あんたも自己紹介してもらうよ。吉良吉影。」
吉良「フム…………そうだな。私の名は吉良吉影。年齢三十三歳。独身。これと言って得意な事は無いが、趣味が観賞という何処にでもいる普通の人間さ。」
京谷「その観賞ってのは『手が綺麗な女性を殺してでもするのかい?』」
咲夜「なっ!?」
利久「えっ!?」
吉良「!?………貴様、私をどこまで知っている?」
京谷「ある程度は知ってるさ。あんたのスタンド能力も知ってるし、あんたの腐った性癖も趣味も知ってる。」
吉良「人の趣味にケチをつけないでくれるか?自分が嫌だと思うことを人にもするんじゃないと学校で教わらなかったのか?」
京谷「あんたは人じゃなくて『鬼』だろ。『殺人鬼』っていう鬼だがよ。」
吉良「…………言ってくれるじゃあないか。君の趣味も人には受け入れ難いものだがな。」
京谷「自分でも知ってるさ。ただ、俺はそれを直す気は全くと言って良い程無いがよ。」
吉良「中々、性格が曲がってるじゃあないか。五十嵐京谷君。」
京谷「あんたに言われたくないね。吉良吉影。」
吉良「…………フフッ。」
京谷「…………ハハッ。」
吉良「………フフフッ、フハハハッ、フハハハッ。」
京谷「……んふふふふッ、フフフフッ、フハハハッ。」







吉良・京谷「アハハハハハハハハッ!!」






吉良と京谷は共に笑い続ける。そして、







京谷・吉良「テメー(貴様)、ブッ殺す!!」





吉良「『キラークイーン』!!」
京谷「『変化者 キラークイーン《チェンジャー キラークイーン》』!!」

両者のスタンドの拳が激突する!
辺りに轟音と風圧が生まれる!

咲夜「グッ!?」
利久「うわわッ!?」
吉良「ほぉ、まさか『キラークイーン』の拳に直で触れるか。能力を知ってるんじゃあなかったのかい?」
京谷「知ってるわ。だからこそ、俺は『変化させた』。」
吉良「?……変化?………何を言ってるんだい?」
京谷「俺のスタンド能力は『変化する』能力。別のスタンド名を言うことで、そのスタンドの基本能力等を自分のスタンドに反映させる能力さ。そして特別な例として変化させると、そのスタンドの固有能力を持つ事ができるんだよ。」
吉良「!?なるほど、君のスタンドを『キラークイーン』に変化させて固有能力を得た。そして私も爆弾に、君も爆弾になったという訳か。」
京谷「そう!俺が右手でカチッてやれば、あんたは爆発する。その代わり、俺もカチッっとやられれば爆発する。」
吉良「なるほど、これで対等となった訳か。」
京谷「そういうこった!」

二人は互いに距離を取る。

利久「き、京谷さ……」
京谷「お前ら、俺には触るな。」
利久「!?」
咲夜「多分、爆弾に……」
京谷「聞こえてたんかい。まあ、爆弾に変えられたから触るなってこった。」
利久「そ、そんな……」
京谷「なーに、アイツをブッ飛ばせば良いだけだ。心配すんな。」
咲夜「………分かった。」
京谷「んじゃ行ってくるわ。」

京谷は吉良吉影に歩む。吉良吉影も同じように京谷に歩む。

吉良「お話は終わりかい?五十嵐君。」
京谷「ああ、終わりさ。吉良吉影。






      『あんたの人生がな!!』






京谷は左手を出す。

京谷「『シアーハートアタック』!!」
吉良「何ぃ!?」

すると、京谷のスタンドの左手の一部が飛び出す!

シアハ1「コッチヲミロォォ~!!」
吉良「クッ!『シアーハートアタック』!!相殺しろ!」
シアハ2「コッチヲミロォォ~!!」

二つのシアーハートアタックがぶつかり、爆発が起こる!

京谷「グッ!!」
吉良「グヌゥ!!」

互いのシアーハートアタックがそれぞれ活動を停止する。

京谷・吉良「戻れ!『シアーハートアタック』!!」

互いのシアーハートアタックは互いの左手に戻り、京谷と吉良はスタンドを構える。

吉良「………まさか、シアーハートアタックをも使用できるとは、侮れんな貴様。」
京谷「まさかの相殺か。そんでもって同じ威力か。肉弾戦になるのは必然的か。」

京谷は吉良に接近し、変化させたチェンジャーでキラークイーンに脚払いをかける!!

吉良「!?チッ!!」

吉良への脚払いは成功するも、キラークイーンの足が京谷の顔面に向かい放たれる!!

京谷「フッ!!」

京谷はギリギリのところでのけ反り、攻撃を避ける!

京谷「『シアーハートアタック』!!」
吉良「なっ!?」

京谷の左手からまたもシアーハートアタックが出現する。
今度は吉良の近くに!!

シアハ「コッチヲミロォォ!!」
吉良「しまっ!!」

爆発が起こる!轟音がその部屋に響く!爆風が襲う!

吉良「グガアァァァ!!」
咲夜「ッ!やった!!」
利久「ええ!アイツはこれで、動けない!」
京谷「追撃じゃ!『変化者 キラークイーン《チェンジャー キラークイーン》』!!」

京谷のスタンドが出現し、空中に漂っている吉良にラッシュをかます!
吉良の体はボロボロになり壁まで吹っ飛ばされる!

吉良「オゴォ!!」
利久「やった!!何時もの瞬殺だ!」
咲夜「こんな時ほど強い人は頼りになるわね。」
京谷「ふぅ、疲れた。」

京谷は吉良に近づく。

京谷「おい、吉良吉影。」
吉良「グゴォ。」
京谷「ちょいやり過ぎたな。まぁ、どうでも良いがよ。」
吉良「す、スイッチ………を……押す………ぞ………」
京谷「無理だよ。右手は潰しといた。もう爆弾のスイッチは押せないよ。」
吉良「アガァ………ガッ………」
京谷「まだ、押そうとしてんのか。すげぇ根性だなぁ。」
咲夜「その執念は凄いわねぇ。」
利久「それで?どうするんですか?」
京谷「どうするって、そりゃお前爆発させるに決まってんだろ。」
利久「もう、こんな発言聞いても何とも言わない僕って……何だっけ?」
京谷・咲夜「スタンド使い。」
利久「一言で済まされたよ。」
京谷「んじゃま、お別れといきますか。じゃあな




       『吉良吉影さん』





吉良「ま、待て…」
京谷「爆風に備えてよ。『着火』!!」

吉良がいた場所から爆風や爆発音が発生する。
京谷たちはその光景を見ていた。無心の状態で。






京谷vs吉良吉影

結果 爆弾に変えられ吉良吉影、爆破される。





京谷「あー疲れた。」
妖夢「京谷さーん。」
京谷「お、妖夢じゃん。もうそっちは終わったの?」
妖夢「ええ、後味は悪かったですが。」
京谷「そうか、よく頑張ったな。」

京谷は妖夢の頭に手を置き、撫でる。

妖夢「………………!?///」
咲夜「……………………」
利久「咲夜さん、そのナイフは?」
咲夜「……………………」
利久「はぁ、京谷さん。」
京谷「ん?もう行くか?」
利久「そうしてください。」
京谷「それじゃあ行きますか。」

四人は歩みを進める。





『スティッキーフィンガーズ!!』





〔フロア4〕
?「もう、か。さて、






      『本気を出しておくか』










どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
ああ、吉良さんがいとも簡単に………
ということで今回の相手は『吉良吉影』さんです。
いやー書いていく内に何故か吉良さんが簡単に倒せる敵キャラになってたんですよね。( ;´・ω・`)
それと前書きにも書いている通り京谷君の『エコーズAct3』ですが、英語で喋ってます。ん?何て書いてるか分かんない?それは……こういう感じだろうと予想してください(・ω・)

では次回もお楽しみに。


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第四階層 『重力』

CD=クレイジーダイヤモンド


〔フロア4〕
現在、京谷たち四人は次の回に着いていた。
そして、目の前に要るフードを被った人物に緊張感を抱いていた。
特に、京谷の目は何故か力がこもっている。
その影響から、京谷には奇妙なプレッシャーが放たれていた。

京谷「……………………」
咲夜「…………京谷、分かるわ。」
利久「僕とも因縁はありますよ。京谷さん。」
妖夢「(さ、三人から放たれるこの気は!?)」
京谷「…………………」
?「……………………」

京谷とフードの人物は共に見つめる。
京谷の手に自然と力が入る。

京谷「…………………ッ…」
利久「京谷さん?………」
咲夜「…………京谷?ど、どうしたの?」
京谷「………分からない。でも、こいつと出会うと………何故か………変な感情が………うごめく………何を言ってるのか分かんないと思うけど、何故か………そうなる……」
咲夜「京谷………」
?「…………敵に対し、不明な感情を抱く事は戦闘の支障になるぞ。」
京谷「………利久、咲夜。お前ら戦えるか?」
咲夜「えっ?」
利久「た、戦えますが?京谷さんは?」
京谷「………すまん。考えたい事がある。」
妖夢「私も行きましょうか?」
京谷「いや、妖夢は休んでてくれ。あのチャカとの戦闘で疲れているだろう。」
妖夢「…………では、お言葉に甘えましょう。」
京谷「すまん二人とも。頼む。」
咲夜「良いわよ、そんなこと。」
利久「それじゃ!前回のお返しをするぜ!」

利久は何故か何時もの怒り状態に近い状態になった。
咲夜はナイフ数本とスタンドを構える。

?「では行こうか。」

目の前のフードの人物は二人に接近する。

?「『C-MOON』」
咲夜「『J・T・R』!!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」

二人は一斉に拳やナイフを敵に当てようとする。

?「無駄だ。」
利久「!?まただ!!」

そう、利久と咲夜の体は宙に浮かんでいたのだった!
フードの人物が右手を払うように振ると二人の体やナイフは、それぞれ壁に衝突する!

利久「ガッ!!」
咲夜「グフッ!!」
?「君たちでは私には一歩も近づけない。それは断言しよう。」

利久と咲夜は直ぐに立て直し、相手の様子を伺う。

咲夜「(………先ず一つ、アイツの能力を知らなきゃいけない。京谷が戦う事を『何故か拒んでいる今』、様々な予想をしなきゃならない。私たちの体やナイフは何故か宙に浮かべられていて、その後吹っ飛ばされた。………まだよく分からない。もう少し様子を見なければ。)」
利久「……………はっ!」
咲夜「どうしたの?利久君。」
利久「………確か、京谷さんが言ってた。相手の能力に関係する単語を。」
咲夜「!?」
?「…………………」
利久「確か………『重力』………とか言ってました。」
咲夜「(『重力』!?それなら、もしかすると………そうか!そうだったのか!)」
?「………そこのメイドはどうやら気づいたようだな。」
咲夜「ええ、先程私たちやナイフ全てが吹っ飛ばされた原因が『重力』だったとしたら、あんたのスタンド能力は





   『重力操作』という考えに至ったわ。





?「フム、中々観察眼が鋭いな。」
咲夜「それじゃあ正解で良いのかしら?」
?「そう、私の『C-MOON』は『重力を操作する』能力を持つ。重力によって君たちを飛ばしていたのさ。」
咲夜「なら!もう対策は見つかった!」
利久「なっ!?」
?「…………出鱈目はよした方が良いぞ。メイド。」
咲夜「それはどうかしら?私のスタンド能力を知らない癖によくもまぁ言えるわね。」
?「ほぉ、なら!」

フードの人物は咲夜に向かい、急接近する!

?「!!」
咲夜「…………」

そして、咲夜に向かって重力をぶつける!

?「この重力にどうたち向かう!?」
咲夜「それは勿論、




      『この重力を殺す!!』





咲夜のスタンドが持っているナイフを振るう!
すると!咲夜に掛かっていた重力は嘘のように消え、咲夜は普通に立つ!

?「!?なんだとッ!」
咲夜「私のスタンド能力は『殺す』能力よ。それは何でも殺す事ができるの。」
?「2…3…5…7…11…13…17…19…23……ふぅ、なるほどな。君のスタンド能力の影響で私の操っていた重力は『殺された』というわけか。」
咲夜「どうかしら?これで重力操作はもう無意味よ。」
?「まだ、そうと決まった訳じゃあない。それは言える。」
咲夜「あまりおふざけが過ぎると痛い目に遭うわよ。」
?「………その忠告は素直に感謝しよう。だが、『おふざけ』では無いがな。」







『京谷側』
妖夢「………凄いですね、咲夜さん。」
京谷「やはりメイド長。鋭いな。まさか、重力と先程体験した出来事で予想がつくか。」

妖夢と京谷は離れたところで観戦していた。

妖夢「ところでですが。」
京谷「分かってる。この今の俺の感情だろ?確かにまだ変な感覚はある。つっかえてる感じが、凄く。」
妖夢「…………他には?」
京谷「………何故かは知らないが、フードの男、『エンリコ・プッチ』だがよ………」
妖夢「え、えんり?」
京谷「『エンリコ・プッチ』それがあのフードを被ってる男の名だ。………だが本当におかしいんだ。」
妖夢「……………何がです?」
京谷「アイツを見ている度に、頭が痛くなる。何故か、『懐かしくなる』。何故か『安心する』。」
妖夢「安心?一体何故?」
京谷「そこが不思議なんだ。俺は博麗神社でアイツと初めて会った。なのに、まるで昔から知っているような、そんな不思議な気分になってしまった。今もそうだ。」
妖夢「!?そろそろ勝負が尽きそうです!」







『咲夜側』
咲夜「もう重力は通用しないわよ!!諦めなさい!」
プッチ「……………」

咲夜の能力でフードの男、『エンリコ・プッチ』の重力が全て『殺された』。
そのような出来事が十数回された後、プッチは体制を整えていた。

咲夜「なら、こちらから行くわよ!利久!」
利久「オッシャアァ!」

咲夜が先頭、利久が後方となりプッチに向かって接近する。

プッチ「チッ!!」
咲夜「遅い!!」

咲夜は所持していた一本のナイフをプッチの脚に掠めて動きを封じる。

プッチ「グッ!!」
咲夜「今よ!利久君!!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!ブッ飛ばせぇ!!」
CD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ

               ドッラァ!!」
プッチ「グガァァ!!」
利久「ヨッシャアァ!!」
咲夜「…………あのラッシュだけは受けたくないわね。」

プッチの体は壁に衝突し、そのまま下に落ちる。

プッチ「…………ゴボォ。」
利久「おいおい、まだ再起不能になってねぇのか。まぁ良い、直ぐに終わらせ………!?」

突如、利久が言葉を詰まらせる!
それもそうだ!何故なら!




  『京谷がプッチを治しているからだ!!』




利久「き、京谷さん!!一体何を!?」
京谷「こいつからは情報が手に入る。最も多くの、そして詳しい情報が。」
咲夜「………まぁ、それならそれで良いけど。」
利久「さ、咲夜さん!?」
京谷「すまんな咲夜。」
咲夜「良いわよ、別に。」
利久「……………あぁ!また京谷さんのお人好しだよ!」
妖夢「ですが、どうやってそこまで移動を?」
京谷「時を止めてその中を走った。二十二秒の内、十七秒間な。」
妖夢「と、時を止めたァ!?」
咲夜「まあ私には見えてたけど、京谷が何か考えていると思ったから手は出してないわよ。」
京谷「本当に助かる。」
プッチ「ッうゥ!わ、私は……何故?……」

プッチが目覚める。

京谷「おい、動くな。プッチ。」
プッチ「…………やはり気づいていたか。」
京谷「前々から分かっていた。」
プッチ「……………そうか。」

プッチは何故か溜め息を吐いて、そう呟いた。
プッチは右手でフードを脱ぐ。
その顔の肌は色黒で、額に特徴的な星の形をしたものがデザインされている。所々にシワが少しある。

京谷「…………何か、漫画より老けてんだな。」
プッチ「まぁ、私は漫画の住人、という訳ではないからな。老けたりもするさ。」
京谷「フフッ………そうかい。」
プッチ「………急なお願いかもしれんが、聞いてくれないか?」
京谷「何だよ、怪我人は大人しく寝てろ。」
プッチ「フフッ、確かにな。だが聞いてほしい。この異変の黒幕について。」
四人「!?」

四人は一斉にプッチに顔を向ける。

京谷「…………知ってんのか?この馬鹿げた事を仕掛けた黒幕を。」
プッチ「あぁ。」
利久「ちょっと待って!何故貴方は黒幕を教えるんですか!?貴方は黒幕側でしょう!?」
妖夢「それもそうです。わざわざ味方の情報を敵である私たちに伝えるとは。どのような神経をしているのか分かりません。」
咲夜「第一、嘘を伝える場合もあるわけよね。流石に信じられないわ。」
プッチ「…………信じられないかもしれないが、私はその黒幕には嫌な思い出しかなくてね。まぁ、そんなところさ。」
咲夜「それだけって………」
京谷「分かった。」
三人「!?」

京谷の発言で三人は驚く!

利久「き、京谷さん!?何を仰ってるんですか!?」
妖夢「そうです!もし嘘をついたら………」
京谷「嘘の匂いなら分かる。『ハイウェイスター』で確認する。そうすりゃ文句ないだろ。」
利久「いや、匂いって!京谷さん、自分が無責任な事を言ってるのが分からないんですか!?」
京谷「自分の能力には過信してるつもりは無い。だからこそ、言える。」
咲夜「……………ふぅ、妖夢、利久君。京谷に任せてくれないかしら?」
妖夢・利久「咲夜さん!?」
咲夜「京谷は所謂『自分がしなきゃならない』という使命感があるのよね。何故かは分からないけど。」
京谷「すまないな、咲夜。ありがとう、後で礼をしとくよ。」
咲夜「良いわよそんなよ。さっさと言わせなさい。」
京谷「分かった。プッチ、話してくれるか?」
プッチ「………どうやら話がついたみたいだね。……教えよう。黒幕の名前を。」

京谷たちは真剣に聞いていた。一字一句聞き逃さぬように、真剣に。

プッチ「そいつは、あらゆる世界の始まりでもあり終わりでもある人物。その名は、


















 

          『DIO』











そして、














       『天国に到達した者だ』









………どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
………やっと出せたよ。エンリコ・プッチ。
いやー長かった長かった。意外に二十一話までかかってたよ。長いねー。と、まあここで黒幕の名が出てきました。予想されていた方は多いと思いますがね。
では次回もお楽しみに。


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第五階層 Part1 『天国超越』

CD=クレイジーダイヤモンド


京谷「…………まあ、あんたがいる時点でDIOだとは思ったさ。」
咲夜「DIO?それって?………」
京谷「………先ず整理。確か……これまで戦ってきた相手には必ず『神』、『GOD』などとあった。そして『DIO』……漸く分かった。今までの敵の共通点。」
利久「わ、分かったんですか!?」
京谷「あぁ、多分これは『DIO』の呼び名。恐らく自分の存在がバレないように違う名前を一人一人に言ったんだろ。『DIO』っていうのは英語に直すと『GOD』、日本語に直すと『神』、この事から様々な場所での『神』の言い方を自分の偽名にしたんだろう。」
プッチ「………そこまで分かったのか。良かった。」
京谷「だがプッチ、あんたは何故俺たちに情報を伝える?あんたはDIOの親友の筈だ。」
妖夢「なっ!?し、親友!?」
京谷「そう、だからこそ分からないんだ。何でそこまでして俺たちに情報を与えるのかが。」
プッチ「…………初めに言った筈だ。良い思い出が無かったと。ただ、それだけさ。」
京谷「本当にそれだけか?」
プッチ「…………後は、『友を止める為』かな?」
利久「……………」
妖夢「………………」
咲夜「……………」
京谷「…………本気でそれだけなんだな。」
プッチ「それだけさ。私はもう大丈夫だ。皆、行こう。」
京谷「……………肩、貸すぞ。」
プッチ「いや、大丈夫だ。心配はいらない。一人でも動ける。」
京谷「…………そうか。………分かった。」

五人は階段へと歩んでいく。



『階段道中』



京谷「…………なぁプッチ。」
プッチ「…………何だ?」
京谷「…………物凄く奇妙な質問だが、良いか?」
プッチ「…………構わないよ。」
京谷「ありがとう。………それじゃあ、

   『俺と何処かで会った事があるか?』


プッチ「………本当に奇妙な質問だな。」
京谷「悪い、俺もよく分からない。」
プッチ「………まぁ、私の記憶が正しければ、君とは会っていない筈だよ。」
京谷「………そうか。悪いな。」
プッチ「奇妙な問いかけは慣れている方だ。気にしないでくれ。」
京谷「分かった。」

少し離れたところで利久が咲夜に話しかける。

利久「咲夜さん。」
咲夜「何?利久君。」
利久「いえ、ただ京谷さんとあの人が気になって。」
咲夜「…………私も気にはなるわ。でもそれは今関係ないわ。世間話は敵を倒したらにしましょう。」
利久「そうですね。っと漸く着きます。」
妖夢「気を引き締めなくては。」

妖夢は自分の頬を叩き、気を高め部屋に入る。
利久は深呼吸をしながら部屋に入る。
咲夜は京谷に振り向いて笑顔を見せながら、部屋に入る。
京谷は部屋から伝わる不思議な感覚を持ちながら、部屋に入る。
プッチは真剣な目をしながら部屋に入る。



〔フロア5〕
五人は部屋に入る。またもや単に広いだけの場所。しかし、肝心のDIOがいない。

利久「いない?」
京谷「いや、何処かに潜んでる筈だ。注意しとけよ。」

京谷たちは部屋を見渡しながら入る。
しかし部屋の中央に来た途端、扉が閉まる!

五人「!?」

五人は驚き扉の方へと視線を向ける。
扉は完全に閉まり、逃げられない状態になる。



















?「まさか、ここまで来るか。まぁ予想はしていたが。」



















五人は声のした方向直ぐには振り向こうとはしなかった。
何故なら!その声に一種の恐怖が感じられたからだ!

利久「(こ、この声は!?)」
妖夢「(この背筋が凍りつくような声は!?)」
咲夜「(な、何なの!?この声!?)」
プッチ「(やはり、この声は皆、慣れないか。)」
京谷「(おいおいおい、冗談じゃあない!!こんなにも心が蝕まれるのかよ!?)」

しかし五人は振り向く。決着をつけなければいけないからだ。
そして、振り向いた先には、




      『誰もいなかった』





?「何処を見ている?」
五人「!?」

今度は声のした方向に直ぐ様振り向く。だが、やはりそこには、いなかった。

?「こっちだ。」
利久「ッ!アイツおちょくってやがる!!」
妖夢「ですが何処に!?声のした方向を向けば誰もいなかった!!」
咲夜「私や京谷のように時を止めた気配はなかった!!一体どうやって!?」
京谷「俺が知りてぇよ!!」
?「どうした?何処を見ている?私はここだ。」

もう一度五人は声のした方向へと顔、体を向ける。
その目に映っていたのは、

       長い金髪

       真っ白な肌



     額には星の上半分の形




  下瞼からはそれぞれ『DIODIO』と続いている





    五人が小さく見える程の巨体






京谷「…………………………」
咲夜「…………………………」
利久「…………………………」
妖夢「…………………………」
プッチ「…………………………」

プッチ以外の四人はある感情がうごめいていた。
それは、
         



        『憧れ』




その感情で埋められていた。

プッチ「『C-MOON』」

突如、プッチはスタンドを出す。
そして、




    四人の頬を重力操作ではたく!





利久「ッグッ!?」
咲夜「ッアッ!?」
妖夢「ッグエッ!?」
京谷「ガフッ!?」
プッチ「目を覚ませ。呑み込まれては戦う気力すらも失われるぞ。」
京谷「す、すまん。圧倒されてた。」
利久「いっつつつつ。」
妖夢「真面目に痛かったです。他に方法はなかったんですか?」
咲夜「まあお陰で目は覚めたわ。」
DIO「…………これはこれは。面白いものを見せてもらった。」
京谷「けっ!!俺たちは見せ物じゃねぇよ!!この腐れ外道!!」
咲夜「言えてるわね。私たちは見せ物でも何でもない。」
利久「つつつ。」
妖夢「そ、そうです………うぅ。」
プッチ「…………(全然緊張感が感じられない。効果的だったか。)」
DIO「………プッチ………何故、そいつらを助けた?」
プッチ「君を助ける為、それ以外何も無い。」
DIO「………『助ける』?私を?」
プッチ「ああ。」
DIO「…………おかしいな?君はそんな事を言うような奴じゃあなかったと思うが。」
プッチ「…………………」
利久「兎に角!あんたをぶちのめせば良いって訳だろ!?直ぐに終わらせてやるよ!」

利久は本気の口調を出し、構える。

妖夢「私も行きましょうか。どうにも死人を甦らせた事に腹を立てているようです。私は!!」

妖夢もスタンドを出し、目の前のDIOに構える。

咲夜「取り敢えず、死んでくれたらありがたいのだけれど?」

咲夜はスタンドとナイフを出し、構える。




DIO「やってみろ、カス共。肩慣らしにもならんと思うがな。」
利久「余裕面かましても意味ねぇぞ!『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァ!!」

利久のラッシュ!!しかしDIOは避けようとはしなかった!

DIO「…………………フフッ」
利久「!?」

DIOは何処にも動いていない。そう『見えた筈』だった。

DIO「どうした?私は後ろにいるぞ。」
利久「なっ!?」

DIOの拳が利久の腹に激突する!

DIO「フンッ!!」
利久「グッ!?グブアァァ!!」
妖夢「利久君!!ッ!てえぇやあぁ!!」

妖夢は刀をDIOに向けて振るった!詠めないように変則的に!

DIO「…………何をした?」
妖夢「なっ!?何だと!?」

DIOの体に確かに刀の刃が当たった!だが、DIOの体は切れた様子もなかった!そして、痛みさえも!

DIO「フッ!!」
妖夢「ヌアァァア!!」
京谷「妖夢!!」
咲夜「『幻象 ルナクロック』!!」

咲夜は時を止め、ナイフをDIOに向かって投げる筈だった。

DIO「ほぉ、時を止めたか。」
咲夜「!?いつの間に!?」
DIO「無駄ァ!!」
咲夜「ガッ!!」
京谷「咲夜!!」

時が止められている間、何時、どのようにして、DIOは止まった時の中を動いたのかと咲夜は考える。
周囲の色が取り戻される。

プッチ「!?まさか、時間を!?」
京谷「しかも、DIOもかよ!やっぱり同じ時止めの能力者は伊達じゃねぇってか!?」
DIO「ほぉ、その口振りからして貴様も時を止められるのか?」
京谷「あんたの言う通りなのが癪だが、そうだ!俺も時を止められる!」
DIO「フム…………ならば貴様から始末しなければな。」
京谷「やってみろ!!」

京谷はスタンドを出し、接近する!

京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」
DIO「それが、貴様のスタンドか。」

DIOも同じようにスタンドを出す。

チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
?「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

スタンドのラッシュ対決!その場から衝撃と風圧が出現する!

プッチ「手助けだ!『C-MOON』!!」

プッチは重力操作でDIOの腕を重くさせる!が!

DIO「無駄無駄無駄ァ!!」

突如、またしてもDIOの姿が消える!

京谷「クッ!!今度は何処に!?」
DIO「ここだ。」

なんと!DIOの姿はプッチの後ろに居た!

プッチ「!?」
DIO「無駄ァ!!」
プッチ「ゴバァ!!」
京谷「プッチ!!」

プッチは壁まで突き飛ばされる!

DIO「残り一人!」
京谷「ッアアアア!!『変化者《チェンジャー》』!!」
DIO「無駄だァ!!」

スタンド同士の拳が衝突する!

京谷「グッ、グギギギギ!!」
DIO「やはり、パワーは私のスタンドよりも低いか。話にならんな。」

DIOのスタンドの拳が少しずれる!すると!京谷の体のバランスが一瞬!失われる!

京谷「!?しまっ!!」
DIO「無駄ァ!!」
京谷「ゴブァ!!」

その隙を狙い、DIOの攻撃は京谷の腹に当たる!!
そして、京谷は十数メートルまで吹っ飛ばされる!

京谷「ゴボォ………はぁ……はぁ……」
DIO「これに耐えるか。中々タフじゃないか。」
京谷「はぁ………はぁ…………はぁ…………」
DIO「だが、動けないのは確かだな。」

DIOはゆっくりと近づく。

京谷「はぁ………はぁ…………(ま、不味い!このままじゃあ死ぬ!!くそッ!動け!動けぇ!俺の体!!)」

京谷は体を起こそうとするも、立ち上がる事ができなかった!

利久「ウォオオオオオオ!!」
京谷「!?利久!?」

すると!利久の声が突然聞こえる!見るとボロボロのままDIOに突っ込んでいくのが見えた!

DIO「少しは学習をしろ。猿が。」

DIOは利久の頭を掴み、持ち上げる!!

利久「ガッ!クガァアアア!!」
京谷「利久!!」
DIO「ちょうど良いな。『私の能力を使用する時は』。」
京谷「!?」

DIOはスタンドを出し、拳を構える。

京谷「な、何を……する……んだ………」
DIO「ここにいる貴様らに見せよう!我が力を!」

そしてDIOはこう言い放った。

DIO「





    『真実よ!我が意のままに!』






DIOのスタンドの拳が利久に放たれる!

利久「ゴブオォ!!」
京谷「利久!!」

そして次の瞬間!利久の体は消え去り、光る物体がDIOの体内に入る!

京谷「り、利久ぉ………ど、何処に………」
咲夜「き、消えた………体が………消えた?」
DIO「フム、やはり力を補充する程度しかならんのか。使えん。」
京谷「ッ!てめぇ!!」
DIO「さて、次は…………貴様の番だ。」
京谷「ッ!!」

DIOは再度、京谷に近づく。しかし、

妖夢「ッツアァァ!!」
咲夜「ッ!ハアァァァ!!」
京谷「妖夢!咲夜!」
DIO「邪魔だ。どけ。」

DIOはスタンドをもう一度出し、妖夢と咲夜に一発ずつ拳を当てる。

妖夢「グバアァ!!」
咲夜「ゴブオォ!!」

そして、利久と同じように体は消え、光る物体が体内に入る!

DIO「ほぉ、こいつらは力がみなぎるな。だが、まだまだよ。」
京谷「ッ!糞がァ!!」
DIO「さて、漸くこいつに………ん?」

DIOは京谷の体に異変を感じとる。
なんと!浮いていたのだ!
京谷の体はそのまま引き寄せられるように移動する!

京谷「こ、これは!まさか!」
プッチ「はぁ……はぁ………はぁ……」
DIO「プッチ、貴様か。」
プッチ「!!」

プッチはDIOに重力を掛ける!

DIO「はぁ、無駄だと言ってるのが分からないのか?」

DIOが手を払う。それだけで、掛かっていた重力は消滅した!

プッチ「ゴホッ!!」
京谷「プッチ!無理すんな!」
DIO「お喋りはそこまでだな。」
プッチ「!?チィ!!」

DIOの拳が京谷に向けて放たれようとしている。
しかし、京谷を重力で押し退けたプッチ!

京谷「なっ!?おまっ!?」
プッチ「…………フッ。」
DIO「無駄ァ!!」

プッチの顔面にDIOの拳が衝突する!
その体は京谷が飛ばされた方向に向かって飛んでいた。
そして、京谷の近くで止まる。

京谷「おい!プッチ!!何で俺を!?」
プッチ「……………………」
京谷「おい!聞けよ!何か言えよ!」
プッチ「……………………」

プッチの体は消えつつあった。
プッチは最後の力を振り絞り、


       京谷の顔に触れる。



京谷「!?プッチ、何を?」
プッチ「フフッ、




     『良い面構えじゃあないか』





















         『京谷』





京谷「えっ?」

その言葉と共にプッチの体は完全に消え、プッチの体から光る物体が出現し、DIOの体内に取り込まれる。

京谷「…………………」
DIO「……………!?ほぉ、なるほど。これは興味深い。」
京谷「な、何が興味深いんだ!?」
DIO「先程、プッチの魂を取り込んだ時、面白いものがみえたのでな。」
京谷「魂………まさか!あれは全て!」
DIO「そう、全て魂だ。体が消えていった者たちのなぁ!」
京谷「こっの屑野郎!!」
DIO「ハハハハッ!とまぁ、それより面白いものを貴様に聞かせてやる。」
京谷「!?何だと!?」
DIO「そうだな……題名を付けるとすれば、






    『五十嵐京谷の全ての真実』だな。










どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
いやーここまで最長の5500文字以上です。
さて、『ヘブン・クラウド』編がいよいよ最終決戦となりました。そして次回、五十嵐京谷君の過去であり、真実が明かされるそうです。
それでは皆さん、次回もお楽しみに!


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第五階層 Part2 『真実』

京谷「俺の………真実…………だと?」
DIO「あぁ、プッチが知っている貴様の真実だ。」
京谷「どういう…………意味だ?」
DIO「言葉の通りだ。五十嵐京谷。貴様の本当の過去、そして貴様という人物についてだ。」
京谷「過去…………俺……………」

DIOは口角を少し上げ、にやりと微笑む。
京谷は未だにDIOが何を言っているか分からずにいた。

DIO「………先ず貴様についてだな。」
京谷「………………」

京谷はDIOの言葉に耳を傾けていた。自分が何者なのかをDIOは知っている。だからこそ、自分が知らない自分を知りたいという欲求に駆られていた。

DIO「一つ目だ。貴様は











     『この世界の住人ではない』









京谷「!?」
DIO「貴様は本来、この世界には存在しない。いわば別世界の人間なのだよ。」
京谷「な……何だ…………と………」
DIO「その証拠として貴様に質問をする。




     『貴様の叔父の名は何だ?』




京谷「それは!………それは…………!?」
DIO「フッ。無理もない。思い出せないのではなく、覚えが無いからな!!」
京谷「なっ!?」
DIO「二つ目!では両親の事は覚えているのだな?」
京谷「…………俺が………赤ん坊の頃………火事で死んだ。」
DIO「では、それまで貴様を育てた人物は誰だ?」
京谷「(叔父の名を覚えていない………じゃあ、一体誰が……?)」
DIO「覚えていないか、では!貴様の二つ目の真実だ!











『貴様は両親が死んだ後、プッチに引き取られた』












京谷「…………………今…………何て………言った?」
DIO「もう一度言うぞ!『貴様は両親が死んだ後、プッチに引き取られた』のだ!」
京谷「…………プッチ…………が……………何で…………」
DIO「フフッ、知りたいか?」
京谷「何…………で…………」
DIO「………その反応は知りたいという答えで良いのだな。五十嵐京谷。」

DIOは待っていたかのようににやりと笑う。

DIO「……2011年、プッチはある計画を実行していた。


   『天国に行くという計画』をな


そして『ホワイトスネイク』を獲て、承太郎の記憶のディスクを奪い、別世界の私の骨で緑の赤ん坊を作り出し『C-MOON』となった。だが、更なる進化の前に承太郎に再起不能間近に追い込まれたそうだ。そして、負けを認め承太郎から逃げるように『日本』に逃げた。」
京谷「!?おい!」
DIO「何だ?」
京谷「今は……2016年だ!つまり、俺が生まれたのは16年前になる!俺とプッチが会うことは先ず無い筈だ!」
DIO「……フフッ、まぁこの質問は必ずと言って良いほど出てくると思ったぞ。その事についても説明しなければな。」

DIOは嘲笑う。

DIO「そう、貴様の言う通り普通では有り得ない。だが、貴様は先ず『別世界の人間』。これが分かるか?」
京谷「?」
DIO「貴様はその別世界で2012年、プッチと出会ったのだ。尤も、そこには貴様の両親も居たそうだが。」
京谷「!?プッチが……俺の両親と……俺に!?」
DIO「あぁ、どうやら貴様の両親もスタンド使いだったらしい。貴様の両親の厚意により、プッチは貴様の家で寝泊まりをしたらしい。」
京谷「…………………………」
DIO「そんなある日、ある出来事が起きた。それが貴様の家が火事にあったのだ。貴様の母親はプッチに貴様を託し、プッチと貴様は命からがら逃れたのさ。」
京谷「……………プッチ………」
DIO「だが、プッチはスピードワゴン財団…まあ承太郎に発見、そして保護された。だが、プッチは貴様を頑なに財団に預けたくなかったそうだ。承太郎は折れ、プッチと貴様に家、貴様が独り立ちできるまでの最低限の金額を支給した。そして14年の月日が流れた。」
京谷「プッチ………何故?……」
DIO「そして!貴様の三つ目の真実だ!








  『貴様は…別世界の私の生まれ変わりだ』!!








京谷「!?俺が!?」
DIO「いや、正確に言えば、貴様は別世界の私と『ジョナサン・ジョースター』の生まれ変わりなのだよ。」
京谷「なん……だと!?」
DIO「プッチは貴様を見た時、安心に包まれていたそうだ。そして首筋に痣があるのを発見した。」
京谷「!?」

京谷は自身の首の後ろを見る。

京谷「…………いや、それは無い。」
DIO「?」
京谷「俺の首には痣なんて無い!さっき自分が確認した!」
DIO「…………まさかとは思うがな。」

DIOは手を上げ、振り下ろす。
すると!京谷の真上に雷が出現する!

京谷「ガアアァ!!」

京谷に雷が衝突する!

京谷「はぁ、はぁ、ッ!?何とも無い!?」
DIO「もう一度、首筋を見てみろ。」
京谷「さっき、無いって………」

京谷はもう一度、首筋を見る。

京谷「!?なっ!?何で!?」

そう!そこには!星形の痣が!首筋にあった!

DIO「貴様の痣は『ジョナサン・ジョースター』の魂の影響で出現したのだ。そして、貴様の左耳には三つほくろがある。」
京谷「なっ!?」

京谷は左耳を触る。触ったところ、三つ並んでいる感覚があった。

DIO「それは私の左耳にもある。これで貴様は生まれ変わりという事が分かったな。」
京谷「だ、だが!それと俺が別世界のてめぇに何の関係性があるんだ!?」
DIO「そう、貴様はそう言うと思った。」

DIOは嘲笑う。

DIO「私の最終目的に、『基本世界への進行』というものがある。」
京谷「!?基本世界?」
DIO「そう、私の目的はそれだ。だが、別世界の私が敗れた事が判明し、迂闊に手が出せない状態にあった。しかし!貴様を見た時、ある妙案を閃いた!それが!



    『貴様の魂を取り込む事だ!!』


京谷「俺の魂を!?」
DIO「そう!別世界の私の魂を所持し、尚且つジョースターの魂を取り込む事で、例えジョースターの血族が私の邪魔をしても倒せるからな!そして!私が基本世界を支配できるという考えだ!」
京谷「てめぇッ!」
DIO「だが、それに貴様の異変に気づいたプッチは貴様を教会に連れていった。そして、貴様は教会から出てくる事は無く、プッチだけが出てきた。誰の手を借りたのかは知らんが、ご丁寧に貴様を過去の別世界に飛ばしてな。ここまで来るのに苦労はした。」
京谷「!?過去に!?」
DIO「さて、もう話す事は無い。」

DIOは京谷に歩んでいく。

京谷「グッ!くそッ!漸く……立てたのに!……」
DIO「ほぉ、この短時間でよく回復したな。それでこそ、別世界の私の生まれ変わりだな。」
京谷「ッウ!!」
DIO「だが、動ける訳ないか。貴様の体力は大幅に減少され、立つのがやっとの状態。」
京谷「うご……け……」
DIO「これで貴様を…………」
京谷「糞がァァァァ!!」
DIO「我が物とできる!!貴様の魂、私の物とさせてもらうぞ!」

京谷に向かい、DIOのスタンドの拳が放たれる!
京谷は動けずにいた!
        そして拳は!






      京谷の目の前で止まった!




京谷「!?」
DIO「!?なっ!?何ィィ!!」

DIOのスタンドの拳は京谷に当たること無く、京谷の目の前で止まった!

DIO「何だとォォ!?何故当たらない!?」
京谷「な、何で?」
DIO「(もう私に楯突く奴なんぞ別世界の、このDIOの生まれ変わりしかいない筈だ!)」

京谷は考えていた。何故拳が当たらなかったのか。
DIOも考えていた。何故スタンドの拳が当たらないのか。
そして、二人は一つの答えに辿り着く。

京谷・DIO「!?(まさか!?)」
DIO「………ここに来て………まだ歯向かうのか…………







     『プッチィィィィィ!!』






京谷「プッチ!まさか!お前が!?」

すると、京谷の頭に一瞬、何かが流れる。

京谷「!?これは!?」
DIO「このDIOにぃ!ここまで楯突くのか!忌々しい奴め!」
京谷「こうなったら賭けだ!『変化者 法王の緑《チェンジャー ハイエロファントグリーン》』!!」

京谷はスタンドを変化させ、スタンドの触脚を伸ばす!
伸ばした脚を戻し、移動する!移動した先には何かの箱があった!

DIO「しまった!!くそッ!魂の分際で楯突くとは!」

京谷はその箱を開ける!
その中には!

京谷「これは!黄金の弓矢!ここにあったのか!」
DIO「だが!貴様がどうこう出来る訳では無い!このDIOの支障にはなっていない!」
京谷「……………!!そうか!分かった!プッチ!」
DIO「!?」

京谷は弓矢をスタンドに持たせ、

   スタンドの心臓部分に刺した!!


DIO「何ィ!?」
京谷「ガッ!!グヌアァァァ!!」
DIO「!?まさか!くそッ!動けん!!」

京谷の体が徐々に光り始める。

京谷「(!?これは!?)」

突然!京谷の心臓に何かが流れる感覚が満ちる!
京谷はその感覚に力が沸き上がる感覚を覚える!

京谷「(これは!この感覚は!懐にある日記帳から!もしかして!)」

そう!京谷は気づいていた!日記帳から伝わってくるのでは無く、日記帳に入っている物から伝わってくるのが!

京谷「(まさか!弓矢の欠片が入ってるのか!?)」
DIO「こ、この光は!まさか!」
京谷「ウオオオオオオォォォォ!!」

京谷の体の光りは次第に大きくなり、
部屋を包み込むほど大きくなる!

DIO「グヌゥ!こ、この光は!?やはり!」

光が次第に治まり、京谷の姿が徐々に見える。

DIO「!?なっ!そ、その姿は!!まさか!!」

DIOの目に映った京谷の姿。



        髪は金に染まり




     瞳の色が髪と同じ金に染まる





       額には星形の上半分が




     右の下瞼からは、『DIODIO』と




  左の下瞼からは、『JOJO』と書かれている姿





DIO「や、やはり!これは!






      『オーバーヘブン』!!










どうも、皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
(゜ロ゜)
次に貴方たちが感想を書くとき、この絵文字を使うだろう。
何か、凄い進んじゃいました。
後、ちょい待って。京谷君がDIOとジョナサンの生まれ変わり!?んでもってプッチが育てた!?←(自分で驚いてどうする)
次回、漸くDIOvs京谷です。地味に長かったような、短かったような。

では、次回もお楽しみに。


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第五階層 Part3 『悪vs悪』

京谷「オーバー………ヘブン……この能力が。」
DIO「バカな!!貴様の能力は最初の攻撃で封じていた筈だ!」
京谷「封じていた?一体どういう事だ?俺の能力は封じられてなかったぞ。」
DIO「いや私が封じたのは『変化』ではなく『共鳴』だ!何故貴様の共鳴が発動しているのだ!?」
京谷「『共鳴』……なるほど、どうりであんたのスタンドに触れても何も感じなかったのか。」
DIO「貴様!一体その弓矢で何をしたぁ!!」
京谷「………俺がしたのは弓矢をスタンドに刺した。それだけしかしていない。」
DIO「では!何故貴様はオーバーヘブンを身に付けている!?」
京谷「……恐らく、こいつのお陰だな!」

京谷は自分の服の懐から日記帳を取り出す。

DIO「何だそれは?」
京谷「ただの日記帳さ。と言っても、弓矢の欠片が入っていた日記帳だけどよ。」
DIO「弓矢の欠片……だと?」
京谷「恐らく、その弓矢の欠片が俺の体内に入った事で共鳴の封印が解かれ、今までの共鳴が一気に出現したってところか。」
DIO「な、何だとぉ!?」
京谷「後、一つ言っておく。俺はオーバーヘブンを発動しようとは思ってなかった。」
DIO「何だと!?」
京谷「俺が発動しようとしていたのは





       『レクイエム』





それを発動しようとしたら、そのオーバーヘブンの能力が共鳴された。つまり!今の俺はオーバーヘブンじゃあない!






  『オーバーヘブン&レクイエム状態だ!』





DIO「レ、レクイエムだとぉ!?バカな!貴様がレクイエムを発動させるなぞ、有り得ない事だ!!」
京谷「それがあり得たんだ。そして!俺のスタンドの名は







『チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム』!







DIO「何だとォ!?まさか貴様!天国を超えたというのか!?」
京谷「あんたがそう言うんだ。俺は天国を超えた!!」
DIO「このような事、あって良い筈がない!このDIOの天国の更なる高みが、あの別世界の私の生まれ変わりにあって良い筈がない!!」
京谷「じゃあてめぇはどうだ!?てめぇの言う通り、俺は別世界のDIOの生まれ変わりだ!だが、てめぇが言ってんのはてめぇ自身が更なる高みっていうのに到達出来ない事になるぜ!」
DIO「グヌヌヌヌヌゥ!!き、貴様ぁ!!」
京谷「さあ!DIO!ここで決着をつけるぞ!



『悪の生まれ変わり』と『天国に到達した悪』との




      『最終決戦だ!!』




京谷とDIOは互いに接近した!

京谷「チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム!!」
DIO「ザ・ワールド・オーバーヘブン!!」

京谷のスタンドが出現する!その姿は右目が赤く、左目が青くなっており、体の一部、髪や拳、脚が白く変化していた!
DIOのスタンドは全身が白い状態で出現する!そして!
二人のスタンドの拳が衝突する!その周囲から、ヘブンクラウドが揺れる程の衝撃と風圧が生み出されていた!

DIO「!?何ィィィィ!バカな!このDIOの『ザ・ワールド・オーバーヘブン』と互角のパワーだとぉ!?」
京谷「そういや、てめぇが俺に最初の攻撃をした時……」

京谷は自分のスタンドの拳を少しずらす!
すると、DIOのスタンドのバランスが崩れる!

DIO「しまっ!?」
京谷「こうしてたよなぁ!!」

京谷はバランスが崩れた所を狙い、スタンドの脚でDIOのスタンドに攻撃をした!

DIO「クガアァ!!」
京谷「追撃!」

DIOの体は空中に上げられた!そこに京谷の追撃の蹴りがDIOの鳩尾に入った!!
DIOの体は壁にクレーターができるほどの威力で飛ばされる!

DIO「カブアァ!!ば、バカな!この『ヘブン・クラウド』を破損させただとぉ!?この建物は、私でも傷を付けるのに一分間ラッシュしなければならなかった壁を!たった一撃でッ!!」
京谷「大したことねぇな!てめぇ!」
DIO「糞がァ!!」

DIOは体制を立て直し、力を溜める!

DIO「この真実の雷がかわせるかぁ!?」

DIOの腕が振り下ろされる!同時に京谷の真上に雷が出現する!

京谷「!?あぶなっ!!」

間一髪で避ける京谷!部屋の中を駆け巡り雷を全て避ける!

DIO「あ、当たらない!?当たらないだとぉ!!」
京谷「お返しだ!」

京谷も力を溜める!京谷の背後に六つのエネルギーが凝縮された球体が出現する!
その球体は、DIOに向かって放たれる!

DIO「チィ!!」
京谷「無駄無駄無駄ァ!!」

DIOはその球体から避ける!だが、その球体は、DIOを追っていた!

DIO「なんだとぉ!?」
京谷「その球体は追尾型だ!そして!」

その球体から光線が発射される!

DIO「グガアァ!!」
京谷「どうだい!?俺の能力の感想はよぉ!?」
DIO「ッ!!舐めるなぁ!!」

DIOはスタンドを出し、球体に向けて拳を放つ!
すると、その球体は消された!
同じように他の球体も消していくDIO!

DIO「無駄無駄無駄ァ!!」
京谷「それが、『オーバーヘブン』の能力か!………ん?これは………『真実』……『上書き』………まさか!」

京谷は頭を押さえた後、DIOに接近する!

DIO「チィ!!」

DIOは咄嗟に腕で防御する!

京谷「無駄だぁ!『望む真実に到達する』!」

京谷のスタンドの拳はDIOの腕に命中する!しかし、それだけでは無かった!なんと!その腕にダメージが入っていたからだ!

DIO「何ィ!?バカな!『私への攻撃にはダメージが通らないという真実に上書きした』筈だ!」
京谷「やはりか!オーバーヘブンの能力!それは!




    『真実を上書きする能力』!



真実を上書きさせる事で望んだ結果になるって訳か!だが!俺もてめぇに向けて真実を上書きさせてもらった!『俺の攻撃は必ず相手にダメージが入るっていう真実』をな!」
DIO「な、何故!何故貴様が真実の上書きを知っている!?」
京谷「何故か頭に流れてきたんだよ!単語で『真実』、『上書き』ってよお!それを予測して、俺も『真実の上書き』という能力を使用したんだよ!」
DIO「ま、まさか!?別世界の私の魂が、生まれ変わりに教えたのか!?私の得た能力を!別世界の私が手に入られなかった能力を!教えたというのか!?」
京谷「まだまだ行くぞぉ!!」

京谷はスタンドでラッシュを仕掛ける!
負けじとDIOもスタンドでラッシュを仕掛ける!

C・O・R「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
T・W・O「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

接戦の中、DIOは徐々に押されていく!

DIO「な、何だとぉ!?この私が、押されているだとぉ!?もしや!私のスタンドと互角ではなく、私のスタンド以上のパワーとスピードを有しているのか!?」
京谷「オオオオオオオオオオ!!」
DIO「こ、このままでは、やられる!このDIOがやられる!何とかして、この状況から脱しなければ!!」
京谷「既に無駄なんだよぉ!!」

京谷はDIOの背後に回り込んだ!

京谷「『星の白金《スタープラチナ》』!!」

京谷は変化させた右腕で、おもいっきりDIOの背中に拳を叩き込む!

DIO「グブアァ!!な、何故だ!?何故離れていられる!?」
京谷「てめぇに教えといてやる!俺の『チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム』は





     『自我を持ってんだよ!!』





DIO「じ、自我だとぉ!?」
京谷「その自我のお陰で俺は射程距離内の制限があるが!別々の行動が出来るんだよ!」

その時!バランスを崩したDIOは京谷のスタンドの放たれた拳が命中する!

C・O・R「無駄ァ!!」
DIO「グブアアァ!!」

命中したDIOはまたもや壁に激突する!今度は先程よりも倍の大きさのクレーターができる!

京谷「ナイスだ!チェンジャー!」
C・O・R「チェンジャーじゃねぇ。チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエムだ。よーく覚えとけ。」
京谷「何か普通に喋ってるよ!?」
C・O・R「あぁ?普通に喋って何か文句あるか?」
京谷「いや、珍しいタイプだなぁって。」
DIO「くそッ!このDIOをここまで追い詰めるか!」

京谷とスタンドはDIOの方へと向く。
DIOには見たところ傷は無かった。

京谷「恐らく、真実の上書きで傷を消したか。」
C・O・R「長くなりそうだから一気に決める。レクイエムの能力教えるから耳貸せ。」
京谷「あ、ああ。」
DIO「隙だらけだ!『ザ・ワールド・オーバーヘブン』!!」

スタンドから能力を教えられた京谷は驚きを覚える!

京谷「そ、そんなチート能力か!?」
C・O・R「さっさと使え。もう迫って来てる。」
京谷「分かったぁ!!」

京谷とスタンドは同時に左手をDIOとDIOのスタンドに向ける。
そして!同時に言い放った!


京谷「対象の全ての行動を停止させる!」
C・O・R「対象の全ての行動を停止させる!」

なんとDIOとDIOのスタンドは!



  『その場から一歩も動けなかった!!』



DIO「何ィ!?」
京谷「今だ!『真実を上書きする』!」

京谷はDIOに接近し、DIOの顔面にスタンドの拳を放つ!

DIO「グブアァ!!」
京谷「制限時間だ。全ては動き出す。」
C・O・R「制限時間だ。全ては動き出す。」

京谷とスタンドの発言でDIOの体は自由を取り戻した。

DIO「はぁ、はぁ、くそッ!」

DIOは頭に手を当てた。だが!

DIO「な、な、何だと!?何だとぉ!?し、真実が上書きできない!?」
京谷「俺たちが真実を上書きした!『真実を上書きできない』っていう真実にな!」
DIO「き、貴様!私に何を仕掛けたぁ!?」
C・O・R「俺がレクイエム時の能力を教えたのさ。その能力を使用したに過ぎない。」
京谷「そして、その能力こそ!



『対象の全ての行動を五秒間停止させる能力』!!



DIO「な、何だと!?わ、私の動きを、停止させたのか!?」
京谷「正確には『行動』だ。お前がしようとしていた事を五秒間止めたのさ!」
C・O・R「驚く事に、この能力は射程距離も条件も無い。どんなに長い距離離れていたとしても能力の使用は可能なのさ。」
DIO「そ、そのような能力が!この生まれ変わりに存在していたのか!!」
京谷「さあ!これで終いだ!DIO!」

京谷はスタンドを構えた!

京谷「取り込んだ全ての魂を!




     返しやがれぇぇぇぇ!!




C・O・R「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄





         無駄ァ!!





スタンドの拳が全てDIOにぶちこまれる!

DIO「グブアアアアアアアア!!」

DIOの体は真っ二つに裂け、その場に血や内臓が飛び散る。
DIOの体内から光が出現し、それは外に出ていく。

京谷「こ、これで……漸くか。」

京谷はその場に倒れ込む。

霊夢「京谷!!」
安神「京谷さん!!」

その場に霊夢と安神が京谷に駆け寄る。

京谷「あー、お前らか。」
霊夢「京谷!異変の主犯は!?」
京谷「もう……とっくに……死んでらぁ。」

京谷は真っ二つに裂けた死体に指さす。

霊夢「そ、そう。」
安神「こ、これで、この異変は終わったんですか?」
霊夢「そうなるわ。」
安神「こ、これで………!?」

その時!突如ヘブン・クラウドが崩れ落ちる!

安神「うああああ!」
霊夢「安神!捕まって!」

安神は霊夢の手を掴む。

霊夢「京谷!手を!」
京谷「………………………」
霊夢「京谷!?まさか!!」
京谷「(あーまずった。どうも体力が殆ど無いや。てか、ここ上空1500メートルか。あー、死ぬな。こりゃ。)」


京谷はゆっくりと目を閉じ、落ちていく。


        死を覚悟して。








どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
(゜ロ゜)…………自分で書いてて驚く。チートや。チートやこれ。後ですが
C・O・R=チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム
T・W・O=ザ・ワールド・オーバーヘブン
                   です。
はてさて次回、京谷君はどうなるのでしょうか?
次回もお楽しみに。


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再開

ある人間は夢を見ていた。とても懐かしい夢を。
小さな子供と大人。ボールの投げ合いで楽しんでいる様子。
その人間は懐かしい気分に入り浸っていた。その光景を見逃したくない一心で。
だが、現実は非常だ。その夢は闇に包まれた。
その人間は少しの間、恐怖を抱いた。大切な出来事がどんどん自分の手から離れていく様な感覚だった。






京谷「……………………ん………ん~?」

京谷の目が覚める。

京谷「ここは…………えーっと…………何処だ?」

辺りを見渡そうとする。しかし、首筋に痛みが走る。

京谷「いっつ!あーいてて。寝違えたか?」

取り敢えず今の状況の確認をしたいため、体を起こす。

京谷「っあー…………あっ?ん?」
永琳「すぅ……んにゃ~京谷~……ぐぅ。」
京谷「………………………何だ、永遠亭か。」

京谷は何故か近くに居た永琳を見てそう呟く。

京谷「……………あれからどんぐらい経ったんだろうか?」

京谷が考えているとドアが開かれる。
見覚えのあるうさみみ。鈴仙が入ってくる。

京谷「よぉ、鈴仙。」
鈴仙「うおっ!!び、びっくりしたぁ。」
京谷「なーんで驚くんだよ?」
鈴仙「いや、だって、貴方一ヶ月も寝てたのよ。いきなり目覚められたら驚くに決まってるじゃない。」
京谷「…………あー、あれから一ヶ月も経ったのか。」
鈴仙「あれ?随分冷静ね?」
京谷「いやー、なんか、ね?」
鈴仙「ふーん。そう。」
永琳「ふにゃあ?」

話をしていると永琳が目覚める。重たい瞼を少し擦りながら、京谷を見る。

京谷「よぉ、永琳。眠たそうな顔してんなぁ。」
永琳「…………あぁ、ぁあ………」
鈴仙「あっ、しまった禁断症状が……」
永琳「京谷ー!!」

目覚めた途端、永琳は京谷に飛びつく。京谷を抱き抱えるとおもいっきり力を込める。

京谷「ギニアアアア!!」
鈴仙「あー!治療がー!」
京谷「痛い痛い!体が痛い!あー!首はやめてやめて!力込めないで!ちょー!!」
永琳「京谷ー!!」
京谷「あ、ヤバい気絶するわ。」

首に鋭い痛みが走った後、京谷はベッドにもう一度横たわった。



『五時間後』
京谷「…………はぁ!はぁ、はぁ、あー夢か。」
鈴仙「だ、大丈夫ですか?」
京谷「……さっきの見て大丈夫だと思えるなら眼科行ったらどう?」
鈴仙「いや、一応病院の役割あるんですが。」
京谷「……もう良いや。ところで永琳は?」
鈴仙「師匠なら、別の部屋で待機してもらっています。」
京谷「良い判断だ。」

京谷はベッドから降りる。

京谷「あーところで、着替え何処?」
鈴仙「京谷さんが持って来たバッグの中から拝借しました。これです。」
京谷「あー紫さんが持ってきてくれたんか。」
鈴仙「それじゃあ私は出ますよ。終わったら声を掛けてください。」

鈴仙はその場から出ていく。
京谷は寝ていたベッドに着替えを置き、服を脱ぐ。

京谷「………そういや。」

京谷はふと、自分の首の後ろを見る。

京谷「………やっぱりあったよ。星形の痣。」

京谷は頭を抱え、ベッドに座り込む。

京谷「…………はぁー。えーっと、アイツが言ってたな。生まれ変わりって。」
てゐ「何の生まれ変わりだい?」
京谷「うおっ!!て、てゐ!おまっ何でベッドの下に!?」
てゐ「鈴仙が出ていった後、そそくさと。」
京谷「お前なぁ。」
てゐ「んで?何の生まれ変わりだよ?」

てゐはベッドから出て、京谷に向き合う。

京谷「お前にゃあ関係ない。」
てゐ「んだよー、ケチ。」
京谷「うるせー、さっさと出ていかんかい。」

京谷は握り拳を作り、てゐの頭に落とす。ゴンッという音がてゐの頭に響く。

てゐ「いってー!やらなくても良いじゃん!!」
京谷「さっさと出ていく。じゃないと今度はもっと痛い目見るぞ。」
てゐ「わーったよ。出ていけば良いんだろ?」

てゐはその場から逃げ去るように立ち去る。

京谷「………ふぅ。」

京谷は着替えを終え、近くの洗面台に行く。

京谷「ん?これって………」

ふと、京谷は鏡の自分の首を見る。
何故か、京谷の首には斬られた様な模様があった。

京谷「………まさか、関係してんのか。DIOの生まれ変わりだから。」

さらに自分の耳を見る。そこには三つ並んだほくろがあった。

京谷「………これで、俺が生まれ変わりってか。『ジョナサン・ジョースター』の魂で星の痣。『DIO』の魂でほくろと首の模様。………にわかには信じがたいが、これが『真実』なのか。」

京谷は重い足取りで部屋から出ていく。






客間

京谷「おーい、来たぞー。」
早苗「き、京谷さん!!」
咲夜「京谷!!」
利久「京谷さん!!」
文「京谷さん!!」
椛「京谷さん!!」
京谷「おー、お前ら、アイツから解放されたのか。」
文・椛・早苗「か、解放?」
咲夜「ッウ!!」
京谷「さ、咲夜!?おまっ!」

京谷の元に咲夜が駆けつけ、京谷に抱きつく。

早苗・椛「んなっ!?////」
利久「ありゃ。」
文「わーお!ネタを発見!写真写真!」
咲夜「よ、良かった。本当に、良かった。」
京谷「はぁ、全く。俺は体力が殆ど無かっただけで、死んだ訳じゃあなかったらしい。後文、その写真は出すなよ。出したら即座にブッ飛ばす。」
文「怖い怖い。その表情。」
利久「もう動いて良いんですね。京谷さん。」
京谷「どうもそうらしい。」

京谷は辺りを見渡す。

京谷「………プッチは……何処だ?」
早苗「ぷ、プッチ!?何でそこでプッチの名前が!?」
利久「い、いえ。僕たちが目覚めても、何処にも。」
京谷「………いねぇのか。」
早苗「き、京谷さん。何でプッチの名前が!?」
京谷「………そうか………」

京谷は少しふらつく。

咲夜「き、京谷!?ど、どうしたの!?」
京谷「わ、悪い。少しな。」
利久「少し休まれては?京谷さん。」
京谷「いや、座るだけで良い。」

京谷は壁に姿勢を預けながら、座る。

京谷「すまんな。咲夜。」
咲夜「良いわよ。そんな事。」

京谷は目を閉じ、話す。

京谷「………今思えば、あんたはプッチに頼まれてたんだな。俺を守ってくれって。そして、見守り続けた。そうだろ?紫さん。」
紫「……あら、そうかしら?」
五人「うわっ!?」
京谷「俺の記憶を操作したのも紫さんだろ?『境界を操る程度の能力』つったか。それで俺の記憶を操作し、俺に身に付いていた特徴も、見えなくさせた。こんな芸当、紫さんにしかできないさ。」
紫「あらあら、分かってたのね?貴方自身のこと。」
京谷「あの『DIO』から聞いた。俺の事を全て。」
早苗「でぃ、DIO!?何でDIOの名前も!?」
京谷「俺たちが『DIOと戦った』って言ったら?」
早苗「じ、じゃあ!この新聞の黒幕って!?」
京谷「新聞?」
文「あ、それは私の作った『文々。新聞』の事です。見てください。」

文から渡された新聞を見る。
大きく一面に『突如崩れた空に浮かぶ城!』とあった。
詳しく見ると、関与していた人物、京谷、咲夜、妖夢、利久、安神、霊夢の名前があった。

京谷「ふーん、内容は霊夢や安神に妖夢、ここにいる咲夜や利久から聞いたのか。」
咲夜「問い続けるから、お引き取りしたわ。」
利久「僕もです。家にまで来るから何時ものドララしたぐらいですよ。」
京谷「おいおい、結構鬼畜じゃあねぇか。」
文「あれは死ぬかと思った。」
椛「文さん。死にかけだったんですか。」
早苗「そ、それで!?DIOと戦ったんですか!?DIOと出会ったんですか!?」
京谷「あ、あぁ。もう二度と戦いたくねぇけど。」
早苗「い、良いなぁ!!あのDIO様と戦うなんて!!」
咲夜「実際会うと、飲み込まれるわよ。あの恐怖してるのか安心してるのか分からない感覚に。」
紫「実際に、賢者の一人が飲み込まれたわよ。」
早苗「でも良いなぁ。ジョジョラーの憧れですもん!」
京谷「死にそうになってた人間に向かってよくもまぁんな事が言えるねぇ。」
咲夜・利久「本当よね(ですね)。」
早苗「あはは、ってそんな事より!プッチに頼まれたってどういう事ですか!?」
京谷「………………」
紫「………………」
咲夜「き、京谷?」
京谷「いや、ちょいな。」

京谷と紫は頭を抱える。最初に言ったのは紫からであった。

紫「……先ずは、彼の、京谷の事から話さないといけないわ。」
早苗「き、京谷さんの事、ですか?」
紫「えぇ。京谷の『真実』をね。」
咲夜「京谷の………」
文「真実…………」
京谷「……………」
紫「………ふぅ。じゃあ先ず一つ目。『京谷はこの世界の住人ではない』」
五人「!?」
京谷「………所謂、別世界の人間だ。」
紫「次に、『京谷は未来人』よ。」
早苗「み、未来人!?じゃあ京谷さんは未来からきたんですか!?」
京谷「………そう、別世界の未来人。俺は2026年の人間らしい。」
紫「最後ね。これを聞いて、貴方たちがどうするのかは勝手よ。でも、覚悟していた方が良いわ。この真実に。」
五人「……………」
紫「京谷の真実。それは………」
京谷「『DIOの生まれ変わり』」
咲夜・利久・早苗「なっ!?」
京谷「そう、お前らと敵対していた黒幕の、生まれ変わりらしい。その証拠に俺には星形の痣、左耳に三つのほくろ、首にゃ斬られた様な傷の形をした模様。」
早苗「あ、あぁ、あえ!?」
咲夜「う、生まれ変わり……って、本当なの?」
京谷「あぁ、俺もアイツから、DIOから全部聞いた。」
利久「き、京谷さん。」
京谷「………お前ら、どうした?幻滅したか?」
早苗「わ、私は幻滅してませんよ!それどころか凄いじゃないですか!あのDIO様の生まれ変わりって!」
京谷「………そういや、早苗はジョジョラーだったか。」
咲夜「わ、私だって幻滅してないわよ!確かに驚く所はあるけど、京谷は京谷よ!」
利久「……まあ、考えてみれば生まれ変わりどうこうより、今が大切ですし。」
京谷「…………ぷっ、なんだそりゃ。」

京谷は少し微笑む。それにつられて、紫も微笑む。

紫「ふふっ。それより京谷、貴方に朗報よ。」
京谷「ん?朗報?」
五人「???」
紫「今すぐ白玉楼に行ってらっしゃい。」
京谷「へっ?」

紫は手を横に払う。すると京谷の下に裂けた空間が出現する。

京谷「WRYYYYYYYYY!?」



















京谷「YYYYYYYYYYY!!」
妖夢「うえっ!?」
京谷「いってぇー!!もっとましなの無かったのかよ!」
妖夢「き、京谷さん!?何でここに!?」
京谷「おー妖夢か。久々だな。」
妖夢「け、怪我の方は?」
京谷「怪我?俺は体力無くなってて寝てただけだ。」
妖夢「そ、それだけなんですか!?」
京谷「それだけだ。」
妖夢「そ、そうなんですか。」







「そうか。強く育てた甲斐があったよ。」






京谷「!?」

京谷は声のした方向へと視線を向ける。
しかし、その方向を見ても誰もいなかった。

京谷「げ、幻聴……か?………」
「何処を見ている京谷。こっちだ。」
京谷「!?いや、違う!幻聴じゃあない!」

もう一度、声のした方向に向く。

京谷「……………………」



プッチ「どうした?京谷。」



京谷が見た姿、額に星形が象られていた髪に見慣れた神父の服。前回見た時より、若い姿のプッチであった。

京谷「……………………ッぐっ。」
プッチ「???」

京谷はプッチに向かって走る。そして、プッチに抱きつく。

プッチ「おいおい、どうした?」
京谷「てめぇ!何で来なかった!?」
プッチ「……………」
京谷「何で来なかったんだよ!?」
プッチ「………すまないな。少し……野暮用だ。」
京谷「その野暮用ってどれぐらいで終わったんだよ!?」
プッチ「たった三日で終わったさ。」
京谷「だったら、さっさと来いよ!







        『父さん!!』






プッチ「……………今、何と言ったのかな?」
京谷「一回しか言わねぇよ!父さん!」
プッチ「…………私を………父と呼ぶか………京谷。」
京谷「あんたが育ててくれたんだろ!俺にとっちゃ父親だ!」
プッチ「全く、親離れできない、大きな息子だな。」
京谷「父さんの事を忘れた挙げ句、二年も父さんと一緒じゃあ無かったんだよ!親離れしたくても出来ねぇじゃあねぇか!」
プッチ「…………ふふっ、確かにな。そうだったな。





         『京谷』



     『私の一番愛した息子よ』





京谷「お帰り、父さん。」
プッチ「ただいま、京谷。」

京谷とプッチは互いに見つめ合い、微笑む。

幽々子「どうやら再開できたようね。」
京谷「ゆ、幽々子さん!!」
妖夢「幽々子様、そろそろ出発致しますか?」
京谷「しゅ、出発?一体何の事だ?」
幽々子「あら?紫から言われてない?今日、博麗神社で宴会するって。」
京谷「え、宴会!?聞いてねぇよ!!」
妖夢「ああ、後今回の宴会の主役、京谷さんですから。行かなきゃいけませんよ。」
京谷「えっ!?まじ!?だったら早く行くよ!父さん!」
プッチ「分かったから慌てるな。少し落ち着いたらどうだ?」
京谷「落ち着いていられるか!父さんと久々に一緒になれるんだ!さっさと行くよ!」
プッチ「全く。忙しない奴め。」

京谷はプッチと手を繋いだまま、外へ出る。
その光景は仲の良い親子に見えた。








どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
いやー、どうですかね?京谷君とプッチ神父の親子の絆は。
上手く書けてたら幸いでございます。
次回は宴会パートになります。何時もの毎日投稿になりますが、楽しんで頂けたら何よりです。
では、次回もお楽しみに。


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