悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り (鬼の半妖)
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番外編 番外編 驚愕の事実

ここは幻想郷。今日、幻想郷では外の世界の行事の一つ『バレンタインデー』なるものが始まっている。
皆さんは知っての通り、この日は女性が想い人にチョコレートという洋菓子を渡す日である。他には『友チョコ』という女性同士でチョコを渡したりと、何故かチョコという単語や物が多く出る時期である。
そして、紅魔館。しかし、その紅魔館では…

咲夜「



















『ええええええええええええええええ!?』



驚愕の事実を知った人間が一人、居たそうな。

咲夜「き、京谷。それ……本当なの!?」
京谷「ご、ごめんよ!!伝えるのをすっかり忘れてて!!」
プッチ「おーい、二人ともどうした?」
咲夜「ぷ、プッチ様!!聞いてくださいよ!!」
レミリア「咲夜ー、大きい声だしてどうしたの?」
咲夜「お嬢様、聞いてください!!京谷……









   『チョコが大の苦手なんです!!』







プッチ「いや、私は知っているが。」
咲夜「うぇ!?」
レミリア「驚く事でも無いでしょ、親なんだから。それより京谷。チョコが大の苦手って本当なの?」
京谷「う、うん。確かにチョコは大の苦手なんだよね。ははははっ………」
咲夜「うぅぅ。」

咲夜は京谷に上目遣いで見つめる。

京谷「はうっ!!(しまった!!傷付いてしまった!!けど可愛いと思ってる自分がいる!!)」
プッチ「そういえば……昔の話になるんだがな。」
レミリア「何?プッチ。」
プッチ「いや、京谷が初めてチョコを渡されたのが小学4年、京谷が11歳の頃なんだがな。京谷が家に帰ってチョコを一口食べた途端、トイレに行ってしまったんだ。」
レミリア「どんだけ苦手なのよ。ってか、それは苦手というより嫌いの部類に入るわよ。それ。」
京谷「ご、ごめんよ!!咲夜!!折角作ってくれたのに!!」
咲夜「………ぐすっ。」

咲夜は涙目になり、口を尖らせ俯いている。

京谷「(ごほぉ!!は、破壊力S!!耐えられん!!)」
レミリア「京谷、一体どういう事?」

京谷はレミリアの方を見ると、レミリアの背後に般若がいる感覚を味わった。

京谷「い、いやね!!初めて食べた途端『味わった事の無い苦さと匂い』があって!!それが無理なんだ!!あの匂いと苦さが嫌なんだ!!」
レミリア「『苦さ』と『匂い』?」
京谷「そう!!」
レミリア「………咲夜。」
咲夜「は、はい。」
レミリア「今度は、出来る限り『匂い』と『苦さ』を抑えた物を作ってらっしゃい。」
咲夜「!!!お嬢様……」
レミリア「さぁて。京谷、プッチ。二人とも出るわよ。」
プッチ「分かった。」
京谷「た、楽しみにしてます。」

三人は、その場から出ていく。

咲夜「(お嬢様、ありがとうございます!!)」

咲夜は、勢い良く厨房に向かったそうな。








厨房にて。

咲夜「うぅ~ん。」

咲夜は頭を抱えていた。

咲夜「(甘くするには生クリームとかを入れたら良いんだけど……問題は……)」

咲夜は冷蔵庫を開ける。

咲夜「匂い消し!!」

咲夜は悩んでいた。京谷がチョコ嫌いの理由、それは『苦さ』と『匂い』。甘さの方は解決出来ても、匂いとなると流石に難しいらしい。

と、そんな時!!一筋の光が!!

紫「お困りのようねぇ。メイド長さん。」

では無く、隙間のB……妖k………お姉様が現れた。

咲夜「何よ、いきなり。」
紫「いやぁ。愛する人の為に、わざわざチョコを作り直してるメイド長さんに、ちょっとばかりのプレゼントを渡しに来ただけよ。」
咲夜「冷やかしに来たのなら、ここで排除するわよ。」

咲夜はスタンドを出すが、

紫「私が見えていないとでも?」
咲夜「!?あ、貴女!!見えているの!?」
紫「そうよぉ。私ね、スタンドが見えるのよ。『可視』と『不可視』の境界を弄って見えるようにしてるのよ。」
咲夜「な、何という事!!」
紫「それより、プレゼントは貴女のポケットに入ってるから。ばいばーい。」
咲夜「えっ!?あ、ちょっと!!」

紫は姿を消す。

咲夜「はぁ、何よ全く。」

咲夜はポケットを探る。

咲夜「ん?何か当たった様な……」

咲夜はポケットに入っていた物を取り出す。
それは小さなビンであった。中に液体が入っているビンだ。

咲夜「これを使えば良いのかしら?」

咲夜は、チョコ作りを始めた。








『キングクリムゾン!!』








大図書館にて。

京谷「…………はぁ。」
プッチ「溜め息が59回。」
パチュリー「数えてたのね。」
フラン「それよりさパチェ。京谷ってチョコ苦手だったんだ。意外ー。」
パチュリー「確かに……京谷の場合はレアケースね。」
京谷「俺を研究対象か何かにしないで。」

と、そんな中。周囲の色が失われる。

咲夜「きょーやー!!」
京谷「咲夜!!出来たの?」
咲夜「うん!!時は動き出す。」

周囲の色が戻される。

咲夜「はい!!これ!!」
京谷「……………」ゴクリ

京谷は手渡されたチョコを受けとる。

京谷「ん?」

京谷はチョコの嗅ぐ。

京谷「………匂いが……無い……」
咲夜「本当!?良かったぁ♪」
京谷「た、食べても良い!?」
咲夜「良いよ♪」

京谷は包みを慎重に開け、チョコを一口頬張る。

京谷「!!!」
咲夜「……ど、どう?」
京谷「……………しい。」
咲夜「???」
京谷「美味しいよ!!咲夜!!ありがとう!!」
咲夜「本当!?良かった!!」

京谷は、もう一口頬張る。

京谷「んっ/////」
咲夜「ふむっ!?/////」

京谷は口にチョコを含んだ状態で咲夜と口付けを交わす。

京谷「んぐっ/////……んちゅ/////……」
咲夜「んぐっ//////……はむっ/////」
京谷「ぷはっ//////」

京谷は、口に含んでいたチョコを咲夜に口移しをした。

京谷「これ、僕からのお礼ね♪//////」
咲夜「んもぅ!♪」
パチュリー「………甘い……口がジャリジャリする。」
プッチ「いやはや、もうバカップルとやらの領域に入っているな。京谷と咲夜は。」
コア「お二人ともお熱いですねぇ♪」
フラン「パチェー!!みーえーなーい!!」
パチュリー「妹様は見なくて良いの。……甘ったる!!コア!!コーヒー頂戴!!」
コア「分かりましたー!!」

京谷と咲夜は共に見つめ合う。

京谷「ん?咲夜。」
咲夜「何?」
京谷「いや、顔赤いぞ。」
咲夜「あら?そうかしら?走って来たのが、いけなかったかしら?」
京谷「いや、そんなんでなる!?この赤さ!!」
咲夜「ふぇ?」

京谷は咲夜の頬に触れる。

咲夜「んっ!!♡/////ひゃ♡//////」
京谷「さ、咲夜!?」
咲夜「はぁ♡/////はぁ♡//////はぁ♡//////……ねぇ//////」
京谷「うぇ!?」
咲夜「はむっ♡//////」
京谷「んぐっ!?//////」
咲夜「んちゅ♡/////……んちゅる♡/////……はむ♡/////」

しばらくの間、咲夜は京谷の唇を離さなかった。
咲夜が離れると唾液が糸を引いていた。
咲夜は虚ろな目をしながら京谷に尋ねる。

咲夜「き、京谷……ちょっと……部屋に戻らない?♡/////」
京谷「ま、まさか!!」
咲夜「ねぇ、行きましょ♡//////」
京谷「うっ!!//////」
咲夜「おにぇがい~♡//////」
京谷「(ヤバい!!断れない!!幾らなんでも可愛い過ぎる!!//////)」


京谷は誘惑に負け咲夜と共に部屋に戻っていった。







『スティッキーフィンガーズ!!』






紫「(ふふふ、淹れたわね。)」

紫は、もう一つのビンを見回す。

紫「(まさか、ハッカ油に『あれ』を混ぜてるとも知らずに。)」

紫は、その目が大量にある空間で不適に笑っていた。




その後、咲夜から事情を聞いた京谷は紫を呼び出し、スタンドのラッシュをぶちかましたそうな。
しかし、咲夜は何故か笑顔であった。



チャンチャン!!












どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
……紫さん、何を仕込んだんですかねぇ(ФωФ)

紫「それより、鬼。」

はい?

紫「私の事……何と言おうとしてたのかしら?」

………………にぃげるんだよぉ~~!!

紫「『四重弾幕結界』!!」

死ぬしかないやん\(^o^)/


紫「あーすっきりした。では、皆様。番外編を読んでくださり有り難うございます。この鬼は一週間後に出すとか、ぬかしておきながら番外編を出しています。証言によれば『これだけは出したかった。後悔はしていない。』そうよ。
では、これぐらいにしておいて。次の番外編も楽しみに待っていてくださいね♪」


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幻想入り 幻想入り

ここに一人、とある男子学生がいた。
彼は人間には重すぎる能力を得ていた。
だが周りから嫌われるどころか皆から好かれている。
それもそのはず『彼は優し過ぎた』。
しかし彼は心の奥底で悪役に成りたがっていた。

?「……………はぁ。」

この男子学生の名は五十嵐 京谷(いがらし きょうや)。
年齢16歳。

京谷「何でこうも助けるんだろうか?俺は。」

彼は先程、横断歩道で動けないお年寄りを助け、かつあげされていた別の男子学生を不良から助け、迷子を助けた。
めちゃめちゃ優しい奴だ。

京谷「はぁ。ジョジョのDIO様みたいに成りてーよ畜生。」

彼の独り言は他の皆にも聴こえてはいる。だが皆、彼の活躍ぶりを知っているため冗談として受け止めていた。
そんなこんな独り言をしているとアパートに着いていた。

京谷「………まぁ、この能力のおかげで退屈はしてないがよ。」

彼はアパートの階段を上り自身の部屋の前のドアの前に立つ。
彼は鼻で大きく息を吸い、口で大きく息を吐く。

京谷「変化者《チェンジャー》」

京谷はそう言い手を使わず、ドアの鍵を開け京谷は部屋に入る。
荷物を下ろしパソコンでyou○ubeを開き動画を見る。

京谷「♪~~やっぱ良いねぇ。さいっこうにハイってやつだ!」

京谷は動画を見終えると溜め息をつく。

京谷「暇だ。何かこいつが有効活用できる場所に行きたいぜ。」
?「なら幻想郷はどうかしら?」

京谷は声のした方向へ即座に振り向く。
そこには女性が一人。しかし京谷はその女性を見ると安堵の表情を浮かべる。

京谷「なーんだ、紫さんか。」
紫「何だとは何よ。」
京谷「びっくりしたからね流石に。」
紫「あら、そう。それより夕御飯頂けないかしら?」
京谷「はいはい、分かりました。」

京谷は台所へ足を運び冷蔵庫の中を見る。

京谷「ハンバーグで良いですか?」
紫「あら、嬉しい。」

京谷は冷蔵庫にあった挽き肉を使いハンバーグを作る。



『十数分後』


作り終えたハンバーグをテーブルに置く。
その他、白飯と箸、コップとお茶をテーブルに置く。

京谷「毎度毎度こんなんですいません。」
紫「良いわよ。美味しいもの。」


『食事の時間だ!』


京谷・紫「御馳走様でした。」

紫は口を拭き本題を話す。

紫「さて京谷君、話だけど。」
京谷「幻想郷……でしたっけ。」
紫「ええ。そこに行かない?」
京谷「……確か、そこは忘れ去られた者たちの楽園でしたっけ。」
紫「簡単に言ってしまえばね。」

京谷は少し考え、紫に話す。

京谷「何故その事を僕に話すんですか?別に僕じゃなくても良い筈ですが。」
紫「あら、私は貴方の願いを叶えに来たのよ。」
京谷「……僕の願い……ですか。」

京谷は決心がついた。

京谷「行かせてもらって構わないですか?紫さん。」
紫「勿論、そのつもりよ。」

紫は空間に穴を開ける。その空間は無数の目玉がそこかしこにあった。

京谷「あ、ちょっと準備良いですか?」
紫「どうぞどうぞー。」


『京谷準備中』


京谷「お待たせしました。」
紫「それじゃあ行きましょうか。」

京谷と紫はその空間へ入る。その後、その空間は消えた。



『キングクリムゾン!!』


京谷「とーちゃくっと。」
紫「ようこそ幻想郷に。」

京谷と紫が降り立った場所は辺り一面木だらけの場所だった。

京谷「そういえば紫さん。此処、何処ですか?」
紫「妖怪の山と呼ばれる場所よ。後、一応天狗の縄張りだから。バイバーイ。」
京谷「それではー……ってちょっ!」

京谷を無視して帰る紫。頭を抱える京谷。
と京谷の周りに気配。その数、約18名!

京谷「はぁ。まぁいっか。」

京谷は表情を変え、周りにいる気配に向かい話す。

京谷「貴様ら観察するだけか?それで取り囲んだつもりか?」

京谷はDIOのように彼らの心に響くように話す。
周りにいる気配は京谷に近づき姿を見せる。

?「何者だ貴様。」
京谷「……ほぉ。貴様がこいつらの指揮官か。女の癖に大した奴じゃあないか。」
?「質問に答えろ。さもなくば……」

その女の合図で周りにいた者たちは一斉に攻撃の体制をとる。
対し京谷は

京谷「さもなくば………なんだ?」
?「やれ!」

合図で一斉に攻撃をする者たち。京谷は右手を握り拳の形にすると、一番接近していた者に殴り付ける。

京谷「世界《ザ・ワールド》」
?1「ぐぼほぉ!」

殴り付けられたその者は二十メートル程ブッ飛ばされる。

?「!?なんだと!」
京谷「どうした?こんなものか?」
?2「なめてんじゃあねぇぞ!」

10名、京谷に接近する。
しかし京谷は溜め息をつく。

京谷「無駄ァ!」

京谷は右拳で凪ぎ払うようにする。
その10名は地面に叩き付けられたり木に衝突されたりした。

京谷「残り7名………つまらんな。」
?「ッ!残りで畳み掛けるぞ!」

その女の合図で残っていた者たちは京谷に接近する。

京谷「変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》」

京谷はそう言い終えたまま動かない。
京谷に接近している者たちは勝利を確信していた。
だが、
突如、腹に拳で殴られた痛みが彼らを襲う!

?たち「ガハァ!」
?「ばか……な……何故………」

その彼らは気絶する。
残ったのは京谷ただ一人。

京谷「………めんどくさっ。」

京谷は倒れている者たちを安全な所に運び、看病をした。



どうもうぷ主の鬼の半妖でございます。
唐突ですが、キャラ紹介。

五十嵐 京谷(いがらし きょうや)
年齢16才 身長175㎝ 体重65㎏
特徴 右目が赤く、左目が紺色のオッドアイ
   優しいすぎる
   どちらかといえば端正な顔立ち
性格 お茶目

ですね。

感想等々宜しくお願いします。


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天狗と風祝

現在、京谷は先程戦った者たちを手当てしている。
やはり優しすぎる。3時間経っているのにも関わらず。

?「……………はっ!」
京谷「おー、起きたか。」
?「んなっ!?」
京谷「動かないでよ。体力とかは回復させたけど流石に痛みは癒すの難しいんだよ。」
?「貴様、何故……ッ!」
京谷「あーほらほら動かないで。全く。一応手当て。自分のしたことだしこれぐらいは当然だと思うけど。」
?「……は?」

京谷の目の前の女性は呆れている。
自分たちと戦い勝った癖に、わざわざ敵の手当てをする。
これほどまでにお人好し過ぎる者を見たことが無かったからだ。

?「……もし私が不意討ちをしたとしたら、どうしてたんですか?」
京谷「そんときはそんとき。考えるだけ面倒だよ。」
?「………ふふっ。おかしいですね、貴方。」
京谷「そお?よく分かんないや。」
?「おっと忘れてました。犬走 椛(いぬばしり もみじ)といいます。手当てありがとうございます。」
京谷「僕は五十嵐京谷。宜しく。ところで椛ちゃん。」
椛「何ですか?」
京谷「此処から近い場所って何処かな?」
椛「ああ、そんなことですか。それならこの山の頂上に神社があるので案内しますよ。」
京谷「ありがたいけど、流石にお仲間さんを置いてまでっていうのはちょっとな。」
椛「それもそうでした。でしたら反対の方向に進んでいくと石段があるので、それを上って行けば良いですよ。」
京谷「分かった。それじゃ。」

そう言い京谷は示された方向に進む。
しばらくすると石段が見えたのでそれを上っていく。



『キングクリムゾン!!』



京谷「………いや長くね?疲れた。」

夕方、京谷は少し汗をかいていた。
辺りを見渡すと大きな神社。そして変わった巫女服の女子。
京谷はDIOのジョジョ立ちをしながらそこまで近づく。

?「ん?参拝客でしょうか?……ってかあの立ち方……どこかで……。」

巫女服の女子はジョジョ立ちをしながら歩いてくる京谷を見て考えていた。

?「…………ああ!ジョジョ立ち!しかもあれDIOのジョジョ立ち!ってことは!まさか!」

巫女服の女子は京谷に近づく。
近づくが………

?「!?あれ?動け………ない………なんで?」

そう!巫女服の女子は京谷から1メートルの地点を動けなかったのだ!
対し京谷はそんな事は目もくれず巫女服の女子に話しかける。

京谷「どうした?何故奇妙なポーズをしているんだ?」
?「ふぇ!?あ、えっと、何か動けなくて。」
京谷「ふむ………なるほど………じゃあな。」
?「あ、ちょっ!」

巫女服の女子は動こうとした。しかし、全くと言っていいほど動けなかった!

?「なん………で………?」

京谷は動けない女子に再度話しかける。

京谷「青ざめているな。本当にどうしたんだ?」

巫女服の女子は何故動けないか考えていた。そしてある一つの疑問に直面する。

?「!?(そういえばさっきまで動けていた筈なのに……この人に近づいた時点で動けなかった!……何かこの人が仕掛けたと思うのは少し考えてみれば分かる筈よ!……でも……何なの……この人は何かをしたようには感じ取れなかった!)」

京谷はスタスタと社殿に向かい歩みを進める。
巫女服の女子は大声で京谷を呼び止める。

?「まっ、待ってください!」
京谷「………何だ。」
?「貴方、一体何をしたんですか!?」

京谷は巫女服の女子の方向へ向き、話す。

京谷「何の事かな?」
?「とぼけないでください!私は貴方と出会うまでは難なく動けていたのに、貴方と出会って近づくと急に動けなくなった!全くと言っていいほど!」
京谷「……………」

京谷は答えなかった。

?「何か………言ったらどうですか!」

京谷は



拍手をした。

?「???」
京谷「ふむ、初級編はクリアした訳か。出来ればその調子で私の事を暴いてほしいのだが、どうでも良いか。」
?「!やっぱり、貴方が!」
京谷「だが、どうやって………だ。」
?「!(そうだ!この人はどうやって………)」
京谷「悩んでいるな………では特別ヒントだ。……『影』を見ろ。」
?「影………!?」

巫女服の女子が見たもの、それは自分の影、ではなく!
自分の影から出ている細い影!そしてそれは!
京谷の影に繋がっていた!

?「何ですか!?これは!?」
京谷「やっと解いてくれたか。これが君が動けなかった理由さ。」
?「まっ、まさか!影を繋いでいたとは!予測ではありますがこの細い影が私の影を捕まえていた!それが答えですか!」
京谷「正解だ。おめでとう。」

京谷は拍手をする。そして影を引っ込める。
すると!さっきまで動けなかったのが嘘のように動けていた!

?「…………」

巫女服の女子は京谷を睨み付けたままであった。
京谷は巫女服の女子に近づき………

京谷「イヤー、漸く解けてくれたよ。せいぜい42点ってところかな?」
?「…………ふぇ?」

先程とは比べようにならない程あっけらかんとしていた。

京谷「おっ、やっぱその表情いいねぇ。何が何だか分からないって顔は。」
?「え、いや、ええ?」
京谷「後、お茶くれませんか?癖のある声を出すと喉に負荷がかかるし。」
?「え、あ、はい……。」

京谷と巫女服の女子は社殿へ進む。



どうもうぷ主の鬼の半妖です。
うん。主人公お茶目っていう設定がでていれば幸いですね。
とまたもや唐突ですが、クイズを出します。
巫女服の女子を捕らえたスタンド名をお答えください。
答えは感想のところに書いておいてください。
では次回もお楽しみに。


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風祝と神

京谷「フー。フー。ズズー、あちっ。」
?「…………………」
京谷「あちゅい。舌が焼ける。」
?「………いや…………なにこれ?」
京谷「うー、猫舌はキツい。」
?「…………(先程とは真逆の性格じゃないですか!!)」
京谷「一度本性を見せた相手には驚かれると思うけど、これいつも使ってる性格だから。」
?「いや、いつも使ってる性格って何ですか?それじゃあの時の如何にもDIO様っぽい口調の時が本性なんですか?」
京谷「そだよ。」
?「ええ…………」
京谷「そういやさ。」
?「何ですか?」
京谷「名前何て言うの?」
?「…………危害加えられたので………」
京谷「そだったね。僕は五十嵐京谷。宜しく。」
?「………東風谷 早苗(こちや さなえ)です……」

そこに流れたのは数分の沈黙。

早苗「ところで………」
京谷「んー?なにー?」
早苗「貴方の力!何なんですか一体!」

京谷は茶を啜り、そして話す。


京谷「教えてやっても良いが………確実に信じないだろう。」
早苗「!!」

京谷は立ち上がり、DIOのジョジョ立ちをしながら外に出る。それに続き早苗も外に出る。

京谷「貴様はこんな『ことわざ』を知っているか?」
早苗「……急になんです。」
京谷「まぁ聞け。その『ことわざ』は『事実は小説よりも奇なり』………というものだ。」
早苗「………それが何か?」
京谷「この言葉の意味は『作られたものより実際現実で起こった事の方が奇妙である』というものだったな。」
早苗「……………」

早苗はただ黙ったままであった。

京谷「そして、貴様はジョジョを知っているんだったな。」
早苗「!?一言も言ってないのに……何故!?」
京谷「『DIO様っぽい口調』で分かる。そして、私の力……だったな。」

京谷は早苗に向き合う



京谷「………スタンド」
早苗「!?まっ、まさか!?そんな!?………」
京谷「そう、そのまさかだ。俺は……スタンド使いだ。」

早苗は固まったままであったが直ぐに京谷に近づき京谷の手をとる。

京谷「???」
早苗「凄いじゃないですか!!まさかスタンドを使えるって!!ジョジョラーとしてこんな羨ましい事は無いですよ!!」
京谷「おっ、まじで?僕もジョジョラー。」
早苗「おお!ジョジョラー仲間がこ↑こ↓にいた!」

意外!!何かいい雰囲気!!

早苗「それでそれで!貴方のスタンド名って何ですか!教えてください!」
京谷「良いよー。」

京谷は一息つく。

京谷「僕のスタンド名は『変化者 《チェンジャー》』日本語表記で変化者って書くよ。」
早苗「チェンジャー?聞いたこと無いですね。」
京谷「まぁ、少し落ち着いて話そっか。」



『キングクリムゾン!!』



早苗「それで、何なんですか貴方のスタンド、チェンジャーの能力は?」
京谷「そうだね、簡単に言えば“変化する“だけ。」
早苗「変化?」
京谷「僕のスタンドの使い方だけど普通にスタンド名を言えばチェンジャーが出てくる。」
早苗「そこは普通なんですね。」
京谷「ここから真の能力さ。チェンジャーの後に別のスタンド名を言うと、そのスタンドのパワー、スピード、射程距離、持続力、精密動作性、体質、大きさに変化する。これが、僕のスタンドの真の能力さ。」
早苗「…………ってことは星の白金《スタープラチナ》も?」
京谷「うん。」
早苗「世界《ザ・ワールド》も?」
京谷「うん。」
早苗「全部?」
京谷「できるよー。」
早苗「最早ただのチート!!」
京谷「その代わり、そのスタンドがもつ固有能力、例として世界《ザ・ワールド》の時止めとかはできないのが難点。」
早苗「あっそうなんだ。」
京谷「まぁ例外もあるけど。」
早苗「???」

京谷は立ち上がる。

京谷「『変化者 ザ・ハンド《チェンジャー ザ・ハンド》』!!」

早苗はまだきょとんとしている。
そんな事も気にせず京谷は二メートル程離れる。

京谷「空間を………削る………」

京谷がそう言った三秒後、なんとその二メートルの距離を歩くことなく移動したのだ!

早苗「こっこれは………!!『ザ・ハンド』の能力!」
京谷「そう!『ザ・ハンド』の空間を削る能力!」
早苗「はわわわわ!!初めて見たよぉ!この目で!『ザ・ハンド』で!空間が削られるところを初めて見たよぉ!見えないけど。」

京谷は座り、話を続ける。

京谷「空間系統なら今のところ『クリーム』『ザ・ハンド』『スティッキーフィンガーズ』とかの能力が使えるよ。」
早苗「スゲー!!」

そんな盛り上がりの中、襖が開けられる。
京谷が見たもの、それは!子供と大人であった!

?「外からでも聞こえるぐらいの騒ぎっぷりだねぇ諏訪子。」
諏訪子「はいはい。早苗、結構五月蝿かったよ。」
早苗「す、すいませんでした!神奈子様、諏訪子様!」
京谷「この人たち誰?」
早苗「ちょっ!失礼ですよ!京谷さん!てか、見えるんですね!」
神奈子「ところで早苗。その男、誰だい?」
京谷「ただの人間だ。それ以上でもそれ以下でも無い。………貴様の目は節穴か?」

京谷は立ち上がり、DIOのジョジョ立ちをしながら目の前の神奈子に言った!

早苗「ちょっ!京谷さん!?」
神奈子「ほぉ、神を目の前にして挑発的な態度をとるか。」
京谷「貴様が神?俺より力が弱い雑魚が調子に乗るなよ。」
神奈子「その言葉、宣戦布告として見て良いんだね?」
諏訪子「外でやってよー。」
早苗「諏訪子様、止めないと!」
諏訪子「あの人間が喧嘩売ってんだ。神奈子にも軍神の意地ってやつがあるだろ。それに喧嘩売った相手がどんな奴か知らない相手も悪い。」
早苗「それは……まぁ。」

京谷と神奈子は外に出て、戦闘準備をする。




『キングクリムゾン!!』




二人は互いの正面に向き合う。

神奈子「神を愚弄した罰、しっかりと受けてもらうよ。」
京谷「愚弄?……本音を言ったまでだ。」
神奈子「反省の色無し……か。」

神奈子は戦闘体制をとる。
一方、京谷はDIOのジョジョ立ちをしたままだ。

神奈子「………どうした構えろ。」
京谷「指図される覚えは無いのだが。」
神奈子「………余程、殺されたいようだな!」

神奈子は京谷に接近する。

京谷「『変化者《チェンジャー》!』

神奈子は京谷に攻撃する。しかし

神奈子「なっ!?届いていない……だと。」
京谷「どうした?攻撃をしないのか?」
神奈子「っ!舐めるなぁ!」

神奈子は距離を取りエネルギー弾を放つ。

京谷「紫とは違うが同じものか。もう飽きたぞ。」

神奈子のエネルギー弾は京谷に着弾することはなく、京谷はそのまま立ち続ける。

神奈子「なっ!?なんだ!お前は!本当に……人間か!?」
京谷「ただの人間だ。さて、される側は飽きた。こちらから行こうか。」
神奈子「貴様ぁ!!」

神奈子は何処からともなく柱を出現させ、京谷に向けて放った!

京谷「『変化者 クリーム《チェンジャー クリーム》!』俺を飲み込めぇ!」

そう言った直後!京谷の頭から胴体にかけて周りにいる三人の視界から消えた!
そのまま足の部分まで視界から消えた!
神奈子の放った柱は京谷に当たる事は無く、地面に衝突した!

神奈子「なっ!?あいつは一体!どこへ消えたのだ!」

と神奈子が考えていると、ガオン、という音が聞こえた。
神奈子がその方向を見ると……

神奈子「!?あれ……は……一体……」

先程、神奈子が放った柱の一部が失われていたのだった!
そして!神奈子に向かって地面に窪みが出現していたのだ!

そして!神奈子の真下のところで窪みは止まった。
だが!その五秒後、神奈子の近くに京谷が出現する!

神奈子「なっ!?貴様!いつの間に!?」
京谷「隙だらけだ!『星の白金《スタープラチナ》!』

神奈子は咄嗟に防御をする!

京谷「オラァ!」
神奈子「クボアァ!」

しかし!京谷のパンチ力に押し負け、高く吹っ飛ばされていく!

神奈子「(これは……人間の出せる力じゃあない!こいつ……本当に人間か!?)」
京谷「考え事はよした方が良いぞ。」
神奈子「!?しまっ!」
京谷「オラァ!」
神奈子「ゲブフォ!」

神奈子は考え事で咄嗟の判断ができず、上にいた京谷に叩きつけられる!
その衝撃で、吐血した!神奈子の口の周りは生暖かかった!

神奈子「(ヤバい……意識が……保てん……)」

神奈子は落ち続けたままであった。

京谷「変化者 法皇の緑《チェンジャー ハイエロファントグリーン》!」

しかし、神奈子は地面に衝撃することもなく何者かに支えられた。それを確認した京谷は空中で倒立し、右腕を上手く利用し、着地する。
その後、神奈子を持ち上げる。お姫様抱っこのまま社殿に歩みを進める。



どうもうぷ主の鬼の半妖です。
ここでやっと京谷君のスタンドの詳細が分かりましたね。
では、そのスタンドを改めて紹介。

変化者《チェンジャー》
破壊力B スピードA 射程距離C 持続力B 精密動作性A
成長性A

詳細 自身が持つスタンドの名を呼び、別のスタンドの名を呼ぶと、その別のスタンドの基本能力と体質、大きさに変化させる事ができる能力を持つ。但し、スタンド使いが知っているスタンドしか変化することができない。基本的、別のスタンドの固有能力は持てないが、現在、『クリーム』『ザ・ハンド』『スティッキーフィンガーズ』、今回の話には出てないが『エコーズAct3』『キラークイーン』『D4C』の固有能力を所持している。
また、京谷自信もスタンドの影響により、別のスタンド名を言うと、体の一部にその名のスタンドが纏われ変化させる事ができる。

とこんな感じですね。それでは次回もお楽しみに。


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神と人間

C(CD)=チェンジャー(クレイジーダイヤモンド)です。


『翌日』
神奈子「………んっ、ふにゃぁ……」

神奈子は寝ぼけたまま起床する。

神奈子「…………ん?」
京谷「ぐぴー。」
神奈子「………んー?」

神奈子は何故か傍に座ったまま寝ている京谷に向かう。寝ぼけているのか、顔、頭を触る。

神奈子「…………」
京谷「んぅ。フアァァ、よく寝たにょー。」

京谷は立ち上がり背骨を伸ばす。
神奈子は漸く視界がハッキリする。

神奈子「………あぁ!貴様っ!何故私のところにいるのだ!?」
京谷「あーちょっと待って、朝の訓練しなきゃ。」
神奈子「っ!待て!」

京谷は神奈子の発言を無視し外へ出る。

京谷「んー。良い朝だねぇ。こんな時は波紋とスタンドの練習がベストだなぁ。」
神奈子「待てと言っているだろ!」
京谷「『変化者《チェンジャー》』」

神奈子の発言を無視し続けたのであった。



『十分後』



京谷「ちーかーれーたー。御馳走になろうかな。」
神奈子「聞けぇ!私の話を聞けぇ!」
早苗「あぁ、此処にいた。お二方、朝食ですよー。」
京谷「ほーい。」
神奈子「聞けぇぇぇぇ!」
早苗「神奈子様、何故に『世界一ぃぃぃぃ!』の人を真似してるんですか?」
京谷「最終的にほぼ機械になったよね、あれ。」




『食事の時間だ!!』




京谷「御馳走さまでした。」
早苗「お粗末さまです。」
神奈子「おい、そこの人間。」
京谷「なに?ちょっとトイレ行きたいから後にするか、早めに話してくれれば助かるんだけど。」
神奈子「……貴様人間なのか?そして、その能力は一体……」
京谷「人間だよ。後、能力なら早苗ちゃんに聞いた方が早いよ。」
神奈子「?………そ、そうか。」

京谷はトイレに行く。
その後、早苗が帰ってきたので疑問に思った事をぶつけてみる。

神奈子「なぁ早苗。」
早苗「ん?何ですか神奈子様?」
神奈子「あの人間に能力の事を聞いたら早苗に聞けって、どういう意味だ?」
早苗「きょ、京谷さん……はぁ、まあいっか。ちょっと持ってきます。」
神奈子「あ、あぁ。(何をなんだ?)」



『キングクリムゾン!!』



早苗「持ってきましたー。」

早苗が持ってきた物、それは、漫画であった。

神奈子「(漫画?)」

早苗は神奈子に漫画を見せる。
タイトルには、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ』とあった。

神奈子「これ、早苗がよく読んでるやつじゃないか。」
早苗「京谷さんは、このジョジョに出てくるスタンドを使えるんですよ!凄くないですか!?」
神奈子「そ、そうなんだ。(まずい、よく分かんないや。)」
諏訪子「へぇ、そりゃ凄いじゃないか。」
早苗「そうですよね!凄いですよね!」
諏訪子「そうだね。(後で何かお礼しろよ、神奈子。)」
神奈子「うっ……」
京谷「ふひー。スッキリした。後、わざわざ伝えてくれてどうも早苗ちゃん。」
早苗「トイレが終わったら話せば良いものを……なんで私に丸投げするんですか?」
京谷「良いじゃん別に。」
早苗「即答だった……」
諏訪子「それで?京谷君。どうするんだい?」
京谷「そだね。とりま『ハイウェイスター』で人間の匂いが最も多い所に行こうかなと思ってる。」
早苗「おお!『ハイウェイスター』ですか!あの四部の!」
京谷「EXACTLY(その通りです)。それじゃ、ちょっと行ってくるねー。」
早苗「えっ!ちょ!」
京谷「『変化者 ハイウェイスター《チェンジャー ハイウェイスター》』」

京谷は虚空に手をかけ、その五秒後速い速度で何処かへ行ってしまう。

早苗「ま、待ってくださいよー!」

その後続いて早苗が京谷の行く場所に空を飛んで向かう。



『移動中』
感想 やっぱりハイウェイスターは速かった



『数分後』
京谷「こ↑こ↓なんだ。……さしずめ人里って感じかな?」
早苗「や、やっと追い付きましたよ。」
京谷「おー。早苗ちゃん。ってかどったよ?凄い息切れしてるじゃん。」
早苗「京谷さんが速かったから、ぜぇ、全力で飛んでました。」
京谷「あぁ。そーなの。」
早苗「反応薄っ!」

京谷は早苗と話していると複数人の視線が京谷に向かう。

京谷「……そいやさ。ここの人たちって全員着物なの?着ている服って。」
早苗「え、あ、はい。そうですよ。京谷さんみたいに外から来た方の服装は何か無い限りありませんよ。」
京谷「へー。」
早苗「やっぱり反応薄い。とそんなことより、どうするんですか?これから。」
京谷「………案内人……お願いできるかな?」
早苗「……だろうと思いました。」

京谷は早苗の案内で人里を巡る。



『キングクリムゾン!!』



京谷「早苗ちゃん。あの場所は?」
早苗「あそこは碑田家のお屋敷ですよ。」
京谷「ほぇー。」

京谷のリアクションは薄いままであった。
とここで早苗がある質問を投げ掛ける。

早苗「そういえばですけど京谷さん。」
京谷「ん?」
早苗「確か、貴方のスタンド能力は別のスタンドの固有能力を使えないんでしたよね?」
京谷「そだよ。」
早苗「じゃあなんで使えるんですか?『ザ・ハンド』とか『クリーム』とかの固有能力を?」

京谷は溜め息をつき話す。

京谷「そうだねぇ。『共鳴』っていうのかな?」
早苗「共鳴……ですか?」
京谷「そうそう、共鳴共鳴。」
早苗「それは一体?」
京谷「んー。例を上げるとすれば紫さんの能力と共鳴して、『ザ・ハンド』とか『クリーム』とかが使えるようになったって言うのかな?」
早苗「………さらりと八雲紫の名を出すんですね。」
京谷「そりゃあ一度戦って、その後時々食事に来るんだもん。ある意味慣れっていうのかな?恐ろしいね。」
早苗「って!戦ったんですか!?あの八雲紫と!」
京谷「そだよ。」
早苗「ちなみに勝敗は!?」
京谷「僕のスタンドが戦闘中に共鳴して、『ザ・ハンド』の能力で一方的にボコって勝利。」
早苗「うっわーエグい。」

そんな話をしていると目の前に少年が横切る。

京谷「おっとっと。」
早苗「お菓子ですか?」
京谷「あれ、美味しいよね。」

とそんな他愛も無い話の後、京谷はあるものを見てしまった!
それは!

見慣れたスタンドであったのだ!

京谷「!?おいおいおい!」
早苗「?どうしたんですか?」

早苗は京谷に尋ねる。しかし!早苗は京谷の返答に驚いてしまう!

京谷「クレイジーダイヤモンドが見えた。」
早苗「………ええええええ!?」
京谷「兎に角、追いかける!」
早苗「えっ、ちょ!待ってくださいよー!」

京谷はクレイジーダイヤモンドを追いかける。
その後ろに早苗。
そしてその後ろにもう一人。



『キングクリムゾン!!』



?「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」

その少年は走り続けていた。しかし石に躓き転ぶ。

?「っ~~!」

その少年は膝を抑える。

?「はぁ、はぁ、でも、はぁ、ここまで来れば、はぁ、撒けた、はず、はぁ。」

その少年は安心しきってその場に座り休む。

?「はぁ……うわっ!」

しかし少年は隣にいたピンクと水色が貴重となった人の形をした何かを見て驚く。

?「………何でついてくるんだよ!アッチ行けよ!」

しかし、その人の形をした何かは何処へも行こうとしなかった。

?「アッチ行けよ!聞こえないのか!?」

その時、突如男の声がする。

京谷「オーイ!そこの君ー!」
?「!?」

京谷は近づき少年に話しかける。

京谷「大丈夫かい?君?」
?「助けて!こいつを追っ払って!」

少年は指を指してその人の形をした何かを示す。
京谷はその方向へ向く。

京谷「…………」
?「やっぱりあんたにも………」
京谷「どうやら『これ』は君が出現させたのか。」
?「!?あんた!見えるのか?それに、俺が?」
京谷「まぁね。僕も『これ』みたいな奴持ってるし。」

京谷は自身のスタンド、チェンジャーを見せる。

?「!?うわぁぁぁ!」

少年が見たもの!それはチェンジャーの姿!
少年に見えたものは、体は筋肉質で、髪は逆立っており、全体が髪まで黒く、青い目をしていた人型であった!

京谷「ごめんごめん。驚かせちゃったね。」

京谷の発言の直後、チェンジャーは少年の視界から消える。

?「えっ!?どうやって!?」
京谷「簡単さ。『戻れ』って命じれば良いんだ。君も『これ』にやってみて。」

少年は頷き戻れと念じる。
すると、先程までいた奴は直ぐに消えた。

?「……やった……やっとだ。」
京谷「感傷に浸ってるとこ悪いけど、さっきのは君が無意識に出したものだから、あれは君のものだね。」
?「えっ!?」
京谷「まぁ信じるのに時間は要るだろうね。」

そんな事を言っていると早苗が京谷たちの近くへ来る。

早苗「京谷さーん!」
京谷「おーう!早苗ちゃーん!こっちこっち!」
?「な、なんで守谷神社の巫女様がここに!?」
京谷「その巫女様も君の能力についても知っている奴だから。」
?「えっ!?えっ!?」
早苗「ふえぇ。いきなり走るからびっくりしましたよ。」
京谷「ごめんごめん。」
早苗「それで!?クレイジーダイヤモンドは何処に!?」
?「へっ?」
京谷「この子のスタンドらしいよ。」

そう言い京谷は少年を指す。

早苗「………っあぁあぁぁぁあ!」
?「え!?」
京谷「は、発狂しおった。」
早苗「ふう。落ち着いた。」
京谷・?「早っ!落ち着くの早っ!」
早苗「そういえば名前何て言うんですか?」
?「あ、あの、長谷川 利久(はせがわ りきょう)です。」
京谷「僕は五十嵐京谷。君と同じ境遇って奴さ。宜しくね利久君。」
利久「あ、はい。どうも。」
?「………何かあいつを追ってきたら早苗と……外来人か?」
京谷「……………」

京谷はおもむろに立ち上がりDIOのジョジョ立ちをする。

早苗「………き、京谷さん?」
京谷「貴様!見ているな!」

京谷の指さした方向には、白と黒を基調とした服装の少女が見えた!その少女に気づいて早苗は少女に話しかける。

早苗「魔理沙さん!?」
魔理沙「何で分かったんだ?外来人?」
京谷「はっ!気配なんぞ、とうの昔に気づいていたわ!間抜けがぁ!」
魔理沙「間抜けは酷いぜ。」

そう言い魔理沙は星の弾幕を放つ。

京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」

そして、京谷の前で弾幕は全て消される。
利久以外は京谷の一メートルで消えたように見える。
しかし!利久が見たものは!物凄い速度で連続パンチをするチェンジャーが見えていた!

魔理沙「なにっ!?」
京谷「貧弱貧弱ぅ!ちょいとでも俺にかなうと思ったか間抜けがぁ!そんな弾幕!パワーもスピードもなまっちょるぉいぞぉ!」
魔理沙「流石に……キレたぞ!」

魔理沙は八角型の物体を取りだし京谷に向ける。

魔理沙「マスタースパーク!!」

京谷に向けて広範囲レーザーが放たれる!
しかし!京谷は動こうともしなかった!

京谷「『変化者 D4C《チェンジャー D4C》!!」

京谷は何処からかアメリカ国旗を取りだし、国旗で魔理沙の放ったレーザーを吸収する!

魔理沙「そんなのありかよ!あとどっから出てきたよ!」

早苗は理解し興奮状態であった。
利久が見たものは、突如あのチェンジャーに二本角が出現していた!
そのスタンドから国旗は取り出されていた!

京谷「ドジャァーン!」

京谷がその場で一回りした後、国旗から先程のレーザーを放った!

魔理沙「うおっ!」

レーザーを返され、バランスを崩す魔理沙!
その隙を京谷は見逃さなかった!

京谷「『変化者 ザ・ハンド《チェンジャー ザ・ハンド》』!!空間を削る!」

その五秒後!魔理沙と京谷の距離が僅か、一メートルとなった!

魔理沙「嘘だろ!?」
京谷「『ゴールドエクスペリエンス』!無駄ァ!」
魔理沙「ゴフッ!」

京谷は魔理沙に蹴りを入れる。
魔理沙は五メートル程飛ばされる。
京谷は魔理沙に近づく。

京谷「『変化者 クレイジーダイヤモンド《チェンジャー クレイジーダイヤモンド》』」
魔理沙「ごほっ!(こいつ!人間の力じゃあない!)」
京谷「さて、質問だ。答えてくれるよな?」
魔理沙「なっ!?」
京谷「何故、利久を追いかけていた?」
魔理沙「なにっ!?」
京谷「図星か。さて、聞かせてもらおうか。」
魔理沙「答える……ぎりは……無いぜ……」
京谷「そうか。なら、仕方ないな。」
魔理沙「まっ!待てよ!」
京谷「ん?」
魔理沙「こんな傷ついてるいたいけな少女を殴るなんて酷いぜ!流石に傷ついてる状態で殴ったら、お前の心も痛むだろ!?」
京谷「………確かに貴様の言う通り、貴様を殴ったとしても俺
にとって後味が悪くなるな。」
魔理沙「だろぉ!」
京谷「しかし、それは傷ついていない状態なら良いんだな?」
魔理沙「え?あ、ああ。」
京谷「………既に貴様を直しておいた。」
魔理沙「え!?」
京谷「動けるだろ?動けるよな?」
魔理沙「なん……で……?」
京谷「そう、


『一旦貴様を治せば、俺の心も痛まない訳だ。』


                     」
魔理沙「……………あ。
   

       うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


                     」
C(CD)「ドラララララララララララララララ!!」
C(CD)「ドッラァ!」

魔理沙はボコボコに吹っ飛ばされる!
早苗はまだ興奮状態にあり、利久は何が何だか分からない表情をしていた。

京谷は吹っ飛ばされた魔理沙を神社まで運ぶ事にした。



どうも皆様。うぷ主の鬼の半妖です。
仗助の名言を少しだけいじって京谷君風に仕上げてみました。
後、京谷君のスタンド能力ですが、能力者と出会ったりすることでその能力に対応したスタンドの固有能力を得ることができます。
良ければ感想等お願いします。


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守護者と悪役

『午後12時30分』
魔理沙「………んにゃ?」

魔理沙は目覚める。しかし目覚めると見慣れない天井であった。

京谷「およよ。意外に早く起きたね。」
魔理沙「っあ!?」
早苗「あー。起きました?魔理沙さん。」
魔理沙「さ、早苗!?ってことは守谷か!?ここ!?」
早苗「そうですよ。」
魔理沙「あぁ!!そういえばお前!……」
京谷「あー。あん時はごめんごめん。」
魔理沙「……ふぇ?」
早苗「……まぁ、こうなることは予想できましたけど。」
利久「てか京谷さんって、いつもこうなんですか?」
京谷「大正解。このギャップ差を相手に見せると面白い反応がでるから、辞められないんだわ!」
魔理沙「……………」
利久「………………」
早苗「変ですよね。京谷さん。」
京谷「変なのは元からだ。そして僕は直す気も無い。」
諏訪子「いや、駄目じゃん。」
京谷「良いじゃん別に。」
神奈子「今日こそ!お前に勝つぞ!人間!」
京谷「そいや、魔理沙ちゃん。」
魔理沙「魔理沙ちゃん?」
京谷「何で利久君を追いかけてたのか教えてくれるかい?」

魔理沙は帽子を被り、溜め息をつく。

魔理沙「何かお前見てると調子が狂いそうだぜ。」
京谷「僕は知らん。」
魔理沙「まぁ良いや。理由だったな。簡単だぜ。ちょうど妖怪に襲われていたところを私が助けようとしたら何故かその妖怪が吹っ飛ばされて、その後そいつが逃げた。気になったから尾行してたんだ。」
京谷「ふーん。」

京谷の反応は薄い。京谷は利久に向き手招きをする。

京谷「利久君ちょっと。」
利久「あ、はい。」
京谷「ちょっと質問良いかな?」
利久「はぁ。」
京谷「その人型が出るまでに何か奇妙な事は起きたかい?」
利久「奇妙な?」
京谷「そう、どんな些細な事でも良いから教えてくれ。」

京谷の目は真剣な眼差しだった。

利久「一つだけなら……」
京谷「!?あるんだね!教えて!」
利久「は、はい!変な弓矢に触ったぐらいですが。」
京谷「!?矢の色とかは覚えてるか?」
利久「はい。綺麗な『金色』でした。」
京谷・早苗「なっ!?」
魔理沙「え!?え!?何!?どうしたのぜ!?」
諏訪子「私たちも気になるよ。なぁ神奈子?」
神奈子「あ、あぁ。(また無視か!くそっ!)」

京谷と早苗は向き合い頭を抱える。

京谷「ここであの弓矢かよ。」
早苗「はっ!」
京谷「どした?早苗ちゃん。」
早苗「その矢に触れれば私も……!」
京谷「駄目だこりゃ。」
早苗「利久君!その矢に触ったんだね!?」
利久「ふぇ!?あ、はい!」
魔理沙「一体何なんだよ!早く教えろぉ!」
京谷「……早苗ちゃんがああなるのも無理はない。僕らと似たような能力が得られる弓矢だからね。」
諏訪子「……もしかしてだけど『スタンド能力』かい?」
魔理沙「す、すたんど?」
京谷「正解。本来なら漫画で出てくる弓矢の筈……なのに何故?」
早苗「利久君!その弓矢は今何処に!?」
利久「あ、あの、その矢に触ったら急に意識が……目覚めたらその弓矢も無くて。」
早苗「……………」
利久「あ、あの巫女様?」
京谷「………ふむ、ショックの余り気絶してるわ。」
利久「ええ!」
京谷「諏訪子、神奈子、早苗ちゃん寝室に運んでくれるかい?」
神奈子「お前に言われずともやるに決まってる。」
諏訪子「はいはい。さっさと運ぼうか。」

早苗は神奈子、諏訪子に寝室まで運ばれる。
残されたのは京谷、利久、魔理沙の三人であった。
京谷はおもむろに立ち上がる。

京谷「さてと、利久君、魔理沙ちゃん。行くよ。」
魔理沙「はぁ!?」
利久「一体何処にですか?」
京谷「利久君が倒れた場所にだよ。もしかしたら何かあるかもしんないし。」
利久「は、はぁ。でも何故この人も?」
魔理沙「そうだぜ!」
京谷「………じゃあ聞くけど魔理沙ちゃん。君はここで早苗ちゃんが目覚めるのを待つのかい?」
魔理沙「………は?」
京谷「それより、僕たちと行動した方が面白い物が見れるのに?」
魔理沙「うっ。」
京谷「さて、魔理沙ちゃんは自分の好奇心を満たすのか、友だちが目覚めるのを待つのか。」





『数分後』




京谷「ついたよー。」
利久「も、もう限界、です。」
魔理沙「遅いぞ、全く。」

結果 好奇心が勝ち京谷たちと行動することにした。


『数分後』
京谷「あ。」
利久「どうしました?……ってここは。」
魔理沙「あー。」

京谷たちが見たものは多くの人だかりであった。
それもその筈、ここは京谷が魔理沙をボコボコにした場所であった!
京谷たちはそれを無視して通り過ぎようとしていた。
だが!

?「ん?利久じゃないか!」
利久「ふぇ!?あ、慧音先生だ。」
魔理沙「げっ!慧音かよ!」
京谷「誰?」
慧音「ん?その外来人は?」

京谷は体を少し後ろに傾け腕を組む。
紛れもないDIOのジョジョ立ちである!

京谷「なに。ただの人間さ。」
慧音「そ、そうか。」
利久「(京谷さん、いつもこんなのなのかな?)」
京谷「君は……名をなんと言うのかな?」
慧音「え……ああ、私は上白沢 慧音(かみしらさわ けいね)という宜しく。」
京谷「……五十嵐京谷だ。……覚えても覚えなくても良い。」
慧音「後は……魔理沙か。本来ならここでお縄についてもらいたいところだが。」
利久「慧音先生、ここで何かあったんですか?」
慧音「ああ、ここで騒ぎがあったらしくてな。」
魔理沙「ちなみにどんな騒ぎが起こったんだ?」
慧音「それが……奇妙なんだ。」
京谷「……どんな風に奇妙なんだ?」
慧音「……急に叫び声が聞こえたと思って、駆けつけたのさ。だが、誰も居なかった。」
京谷「……そこには何かあったのか?」
慧音「……一つだけな。」

慧音はポケットから紙を取り出す。

京谷「……これだけか?」
慧音「ああ、これだけだ。」
京谷「……少し貸してくれないか?」
慧音「あ、ああ。構わないが。」

慧音は京谷に紙を渡す。
京谷は手渡された紙を見回し、紙を広げる。

慧音「!?」
京谷「やはり…か。」
利久「これは!?」
魔理沙「一体なんだ!?」

紙を広げたその瞬間!紙から女性が出現した!

京谷「っと。」
魔理沙「な!何で人間が!?紙に!?」
利久「京谷さん!これは一体!?」
京谷「……お前と同じ境遇だ。利久。」
利久「ま!まさか!」
魔理沙「早苗が言ってた『スタンド』って奴なのか!?京谷!」
慧音「す、すたんど?一体何の話をしてるんだ?お前たち。」
京谷「知らない奴は黙ってろ、無能が。」
慧音「っ!なんだと!」
利久「せ、先生!京谷さん!」
魔理沙「流石に酷いぜ!京谷!」
京谷「実際無能だろう。そして、このような予想をしていなかった。もしこのままであったら永遠にこのままであったということだ。」
慧音「っ!だが!」
京谷「魔理沙、こいつを頼む。」
魔理沙「えっ!ちょっ!」
京谷「利久、行くぞ。」
利久「ええ!?ちょ!京谷さん!」

京谷と利久は何処かに歩いていった。
その場に居た魔理沙と慧音はただ黙って京谷たちを見ていた。



『キングクリムゾン!!』



慧音と魔理沙は寺子屋にいる。
しかしその表情は暗い。

魔理沙「あいつ……いくらなんでも言い過ぎだ。私たちは知らないのに。」
慧音「…………」

慧音は言われた事を思い出していた。
しかし思い出す度に自分の心が抉られる感覚に陥った。




『数分後』




京谷たちはある民家に着く。

京谷「……ここ……か。」
利久「き、京谷さん?ここは?普通の家に見えますけど。」
京谷「あの紙についていた『別の匂い』でここだと分かった。」
利久「……凄いですね。でしたら入れば良いんですよね?」
京谷「まぁ待て。上を見ろ。」
利久「上?」

利久は上を見る。よく見ると扉に紙が挟んである。

利久「京谷さん。あれは?」
京谷「罠だな。多分本体は紙になって扉の隙間を潜ってるのだな。」
利久「じ!自分をも紙にできるのですか!?」
京谷「ああ。恐らく、いや、確実に全てを紙にできる能力だ。」
利久「それってヤバいじゃないですか!扉からは入れないし、入るとしても罠が待ってるんですよ!」
京谷「何を言っているんだ?まだ方法は存在するだろう。」
利久「えっ?」

京谷は扉に触る。

京谷「『変化者 キラークイーン《チェンジャー キラークイーン》』」

利久は少々ピンクがかったチェンジャーが見えた。

利久「京谷さん。一体何を?」
京谷「まぁ見てろ。『第一の爆弾』」

京谷は扉に時計のような物を着けた。
利久は何が何だかさっぱり分からなかった。
京谷は拳を作り、親指を立てる。

京谷「利久、離れてろ。」
利久「は、はい。」

利久はその扉から離れる。京谷も扉から離れる。

京谷「着火!」

その言葉の後、チェンジャーの親指が人差し指に触れる。
その瞬間!扉が爆発される!

利久「うおぉぉ!」

利久は吹っ飛ばされそうになるも耐える。
チェンジャーはその場から消える。

京谷「やっと見えたな。見ろ利久。あれが全てを紙にする能力を持つスタンドとそのスタンド使いだ。」

扉近くの煙は瞬時に消え、人が確認できる。

?「な、何が一体!?」
利久「あ!お前!安神(あがみ)!」
京谷「知り合いか。なら話は早いな。」

京谷は何の躊躇いもなくその民家に入る。

安神「なっ!何なんだよ!お前!それに利久!」
利久「安神!これはどういう事だ!?何でお前が女性を紙にしたんだ!?」
安神「り、利久。俺は何を言っているのかさっぱり分からねぇよ。」
利久「あ、安神?お前一体?」
京谷「その言葉に耳を傾けるな利久。そいつは嘘を言っているに過ぎん。」

京谷はチェンジャーを出し攻撃をする。

安神「ひっ!!」
利久「安神!」

しかしチェンジャーの攻撃は僅か1cmのところで止まる。
利久は京谷に近づく。

利久「京谷さん!幾らなんでもいきなり過ぎます!」
安神「そ、そうだぞ!危なかったじゃあないか!」

京谷は溜め息をつき、利久に話す。

京谷「はぁ……呆れたぞ利久。気づかんのか?」
利久「何にです?」
京谷「こいつは『普通に恐怖』し、『普通に危ない』と言った。……おかしいとは思わんか?」
利久「………はっ!」

利久はあることを思い出した。
それはあの人型から逃げていたとき、誰に言っても『見えない』『分からない』と言っていたのに安神にはそれがなかったのだ!それを思い出していたのだ!

利久「京谷さん……」
京谷「気づいたか。そうだ、我々の使うスタンドは同じスタンド使いにしか見えない。もし、こいつがスタンド使いじゃなければ俺のスタンドの攻撃も見えず恐怖もしなかった筈だ。」
安神「……………ふふっ。」
利久「!?」

安神は立ち上がり、高笑いをする。

安神「アッハッハッハッハ!!」
利久「あ、安神?」
安神「まさか、こんなところで俺の使役する者が見える奴に会うなんてよぉ!」
利久「安神………お前……」
安神「そこの外来人の言う通りだ!女を紙にしたのは俺だ!」
利久「っ……!」
京谷「お前の能力だが、『物体の恐怖している癖を見つけ、紙に閉じ込める』大方こんな能力だろう。」
安神「!?へぇ、まさか能力まで分かるのか。中々やるなぁ。外来人!」
京谷「外の世界でその能力を知ってな。紙っていう時点でそうだろうと思った訳だ。」
安神「でも、残念だったなぁ。外来人。」
京谷「ほぉ、それは何故だ?」
安神「貴様が紙になるからだ!」

安神はスタンドを出し、京谷に攻撃する。

京谷「『星の白金《スタープラチナ》』」

しかし!京谷は右腕にスタンドを纏わせ、スタンドの腹部にパンチを入れる。

京谷「オラァ!」
安神「クボハァ!」
利久「安神!」
京谷「動くんじゃあないぞ。利久。」
利久「ッ!」
京谷「さて、貴様をどう始末しようか?」
安神「始末………だと………俺を…………殺す………のか……」
京谷「それも良いなぁ。だが!生き地獄を味あわせるのも一興!いや!私はそうしたいなぁ!」
安神「やってみろ……糞が……」
京谷「ほぉ。その心意気、素晴らしい物を見た。ならば!そうさせてもらおう!」

京谷は構えた!生き地獄を味あわせるために!安神に!

京谷「『変化者 ザ・ハンド《チェンジャー ザ・ハンド》!!『クレイジーダイヤモンド』!!」

京谷は安神に思いっきりパンチをする!

京谷「フンッ!」
安神「ガブァ!!」
京谷「空間を削る!!」

チェンジャーが右手を振るうと、安神の意思とは無関係に安神の体が京谷に近づく!

京谷「無駄ァ!」
安神「グボォ!!」
京谷「もう一度!空間を削る!!」

もう一度チェンジャーが右手を振るう!やはり安神の意思とは無関係に安神の体が京谷に近づく!

京谷「ドラァ!!」
安神「ゲバァ!」
利久「京谷さん!!」

安神は漸く解放された。京谷は利久に向かう。

京谷「どうした?利久。」
利久「もう良い筈です!もう終わりで良いはずです!」

利久からの心の叫び。

京谷「あぁ、じゃあ良いや。」
利久「………え?」
京谷「何か飽きた。」
利久「いや、飽きたァ!?」
京谷「一応気絶してるし、魔理沙ちゃんたちのところに行きますか。」
利久「え、ちょ、京谷さーん!」

京谷は安神を抱え、魔理沙たちのいる寺子屋に足を進める。
利久はやはり、何が何だか分からないという感じで京谷に付いていく。



どうもうぷ主の鬼の半妖です。
今回は利久君の説明。

長谷川 利久(はせがわ りきょう)
年齢13歳 身長153cm 体重49㎏
スタンド名 クレイジーダイヤモンド
能力 直す程度の能力(幻想郷風)
説明
幻想郷生まれのスタンド使い。ジョジョの奇妙な冒険に出てくる弓矢に触れ、スタンドに目覚める。但し初めてスタンドを見たとき怖くて逃げた。
ちなみにクレイジーダイヤモンドとチェンジャーの共鳴により、チェンジャーはクレイジーダイヤモンドの直す能力を手に入れた。

以上です。次回もお楽しみに。てか京谷君がエグいエグい。
皆様、来年も宜しくお願い致します。


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優しさと弓矢

道中、京谷に向けて陰口を叩く里の人間が見える。
しかし京谷は気にも止めず、魔理沙と慧音が居る寺子屋へ着々と歩みを進めていた。

利久「き、京谷……さん。」
京谷「ん?どったよ?」
利久「いやぁ、さっきから里の皆から陰口を叩かれていますよっていう事を……」
京谷「くだらんなぁ。」
利久「え?」
京谷「わざわざそんなもの一々気にすることは無いんだよ。利久君。」
利久「は、はぁ。」

と道中で三人の人物に行く手を阻まれる。
そこには、魔理沙と、早苗と同じような巫女服を着ている少女と、赤いモンペで少々白髪の女子であった。




『スティッキーフィンガーズ!!』




所変わって、守谷神社。二柱が茶を啜っている。

神奈子「なぁ諏訪子。」
諏訪子「どうしたよ神奈子?」
神奈子「いや、どうしても気になっていた事があってな。」
諏訪子「なんだいなんだい?神奈子ともあろう者が気になる事ってなんだい?」
神奈子「……どうしてあの人間は私の傍に居たんだ?」
諏訪子「あぁ、それね。」
神奈子「知っているのか!?」

諏訪子は茶を啜り、そして話す。

諏訪子「あの人間が自ら看病するって言ったからさ。」
神奈子「…………はっ?」
諏訪子「だーかーらー。」
神奈子「ちょっと待て!えぇと、つまり、なんだ?『あの人間が自ら私の看病をした』のか?」
諏訪子「そう言ってるじゃん。」
神奈子「な、何故だ!?あの人間と私は戦って……」
諏訪子「だからこそらしいよ。」
神奈子「何?」
諏訪子「あの人間、言ってたんだ。
『自分がしてしまったことは自分自身で償わなきゃ』
                ってさ。」
神奈子「…………」
諏訪子「本当、あの人間は特別分かんないね。まるで過去にそんな体験をして、それの償いをしているみたいだ。」
神奈子「………はぁ。」

神奈子は茶を啜り、何も無い天井を見上げる。
そして、呟く。

神奈子「なんじゃそりゃ。」





『スティッキーフィンガーズ!!』




場所は戻り、人里。京谷は目の前にいる三人をDIOのジョジョ立ちをしながら見ていた。

京谷「魔理沙……これはどういう事だ?」
魔理沙「簡単だぜ、私がイライラしたからお前を潰すために仲間を集めて来た。ただそれだけだぜ。」
?1「流石に私も慧音を傷つけられちゃあ黙っていないわよ。」
?2「私は、もしかしたら幻想郷のバランスを崩す可能性があるって言われたから一応来たのよ。さっさと退治されてくれたら助かるのだけれど?」

しかし京谷は三人の言い分を無視するかのように利久に尋ねた。

京谷「利久、魔理沙以外の二人は分かるか?」
利久「あ、はい。あの少し白髪の方が藤原妹紅(ふじわらのもこう)さんで、もう一人がこの幻想郷を守ってる博麗の巫女の博麗 霊夢(はくれい れいむ)さんです。」
京谷「ほぉ。幻想郷のバランサーという訳か。後、すまんが安神を一旦預かってもらって良いか?」
利久「ええ、構いませんが。」
京谷「すまないな。」

京谷は抱えている安神を利久に預け目の前の三人に向かい合う。

霊夢「どうやら覚悟はできたようね。」
京谷「一つ聞きたい。博麗の巫女。」
霊夢「何よ。言うなら早くして。」
京谷「何故俺が幻想郷のバランスを崩すと言えるのだ?」
霊夢「はっ?何を言って……」
京谷「俺はただの人間だ。何の変哲も無い、ただの人間なのだよ。何故退治する必要がある?」
魔理沙「じゃあ、私に触れずにボコボコにしたり、直したり、触れてから数秒経ったら扉が爆発したりと、何故できるんだ?京谷。」
妹紅「はぁ!?」
霊夢「魔理沙、あんた頭イカれたの?」
魔理沙「悪いが嘘じゃあないぜ。こいつはそれができる。こいつはその能力を『すたんど』って呼んでるらしいぜ。」
妹紅「『すたんど』?何よそれ?」
魔理沙「私も正確には知らない。」
霊夢「じゃあ……」
魔理沙「だが、あいつの能力を直に体験した私が言うんだ。あいつはただの人間じゃあ無いぜ!」
京谷「見ていたのか。あの爆発を。」
霊夢・妹紅「!?」
魔理沙「あぁ。」
京谷「……なるほど、では余り隠す必要性も無いな。」
霊夢「なんですって?」
京谷「そうだ。魔理沙の言う通り俺は『貴様らには見えぬ者』を使役するなぁ。俺たちはそいつを『スタンド』と呼び、その『スタンド』を使役する者を『スタンド使い』と呼ぶ。そして、『スタンド』は同じ『スタンド使い』にしか認識できないし、『スタンド』に攻撃が通るのは同じ『スタンド』のみだ。」
霊夢「……俺『たち』?」
京谷「さて………戦おうか。」

京谷は、三人に向かって走りだす!
その右腕に、電気の様なものを纏わせながら!
三人は飛翔する。

京谷「無駄ァ!『隠者の紫《ハーミット・パープル》!』

京谷は左腕を出す。その先にいたのは藤原妹紅!!

妹紅「何をして………うお!?」

妹紅の体に何か巻き付いた感覚が襲う!

京谷「波紋疾走《オーバードライブ》!!」

京谷は三人から見れば虚空に手を当てている様にしか見えていない。しかし利久には京谷から紫色のツタを出し、妹紅を捕まえ、そのツタに手を当てているのだ!!
そのツタを伝い、右手に集束された電気の様なものが妹紅に襲う!!

妹紅「ッアァァァ!!」
霊夢「妹紅!!」
魔理沙「妹紅を……離せ!!」

魔理沙は星の弾幕を放つ!

京谷「『変化者《チェンジャー》!!』

京谷の発言から僅か一秒!魔理沙の弾幕は全て消される!
利久が見えたものは、やはり物凄い速さでチェンジャーが打ち落としていた!

霊夢「フッ!」
京谷「甘いわッ!」
霊夢「チィ!!」

霊夢は京谷の後ろに回り込み京谷の右横腹に蹴りを入れる。
しかし京谷は右脚を上げ、霊夢の攻撃を防ぐ!
霊夢は後ろに飛び、弾幕の用意をする。

京谷「無駄ァ!!」

京谷は上げた右脚をそのまま霊夢の方へとつき、捉えていた妹紅を霊夢に投げる!
霊夢は左に避け、妹紅との衝突を回避する。
妹紅はそのまま地面にめり込まれる。

霊夢「霊符『夢想封印』!!」

霊夢は自身の周囲に四つの光弾を出現させ、京谷に放つ!
京谷は避ける。しかし!その光弾は京谷を追う!

京谷「追尾型か。ならば!『変化者 ザ・ハンド《チェンジャー ザ・ハンド》』!!『ザ・ハンド』!!」

京谷は右腕を掲げる。そして振り下ろす。
霊夢は驚く!何故なら、光弾が急に消えたからだ!
それに続くかのように他の光弾も消える!
その出来事に三人は驚いていた!例えるなら猫に追い詰められた鼠が猫に噛みついた時のように!
あり得ない出来事に驚愕していたのだ!

霊夢「嘘……でしょ……」
魔理沙「霊夢の夢想封印が……」
妹紅「敗れた………!」
京谷「動揺しているな!恐怖しているな!あんなものに期待を込めていたのか間抜けぇ!」
霊夢「ッ!舐めないで!魔理沙!妹紅!同時に仕掛けるわよ!」
妹紅「言われなくても!」
魔理沙「やるに決まってるぜ!!」

霊夢、魔理沙、妹紅の三人は京谷の周囲に移動し、力を貯める。

京谷「大技を放つか。良いだろう。せいぜい足掻けぇ!」
霊夢「『夢想天生』!!」
魔理沙「『ファイナルマスタースパーク』!!」
妹紅「『パゼストバイフェニックス』!!」
京谷「『変化者 クリーム《チェンジャー クリーム》』!!俺を飲み込めぇ!!」

京谷への一斉射撃!
その場に煙が立ち込める。

魔理沙「やったか……」
妹紅「これで慧音の笑顔が……」
霊夢「はぁ………はぁ……」

その場にあった煙が晴れる。
しかしその場には、
何も居なかった。

霊夢「?どういう……こと?」

突如!ガオンという音が聞こえる!

妹紅「グアァ!」
魔理沙「妹紅!!」

その音と共に!妹紅の左腕が消失した!
霊夢、魔理沙はその出来事に何が何だか理解が出来なかった!

霊夢「!?動かないで!」
魔理沙「ッ!」
京谷「動いても動かなくても同じ結果だがな。」
霊夢「!?」

京谷は霊夢の後ろにいた!何時後ろに来たのか全く分からなかったのだ!

霊夢「ッ!」
京谷「『変化者《チェンジャー》』
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄  無駄ァ!」

チェンジャーは霊夢にラッシュする。勿論、霊夢には見えていない。見えているのは利久と京谷のみ。

霊夢「ガ……ハ………」
魔理沙「霊夢!!」
京谷「残るは魔理沙……貴様だ。」
魔理沙「クッ!」

魔理沙は箒に乗り、飛翔しようとする。

京谷「『ザ・ハンド』空間を削る。」

京谷は右腕を振り下ろす。
魔理沙は自身の意思とは無関係に京谷に接近する。

魔理沙「ッア!」
京谷「能力の試運転だ。『変化者 ヘブンズドアー《チェンジャー ヘブンズドアー》!!』」

京谷は魔理沙の顔に触れる。
すると魔理沙は気を失う。
利久が見えたものは魔理沙の顔が本のようになっていた!

利久「京谷さん!魔理沙さんのその顔は!?」
京谷「少し魔理沙を漫画にした。寺子屋に行くぞ、利久。」
利久「あ、はい。分かりました。」
京谷「後、安神を運んでくれ。」
利久「分かってますよぉ。」

利久と京谷は寺子屋に向かう。




『キングクリムゾン!!』



二人は寺子屋に着き、中に入る。ちなみに京谷が足を上手く使って開けた。

京谷「上白沢慧音ー。失礼するよー。」
利久「先生ー。お邪魔しまーす。」

と奥の方から足音が近づいてくる。

慧音「お、お前たち!何で!?それに霊夢、魔理沙、妹紅、安神まで!?」
京谷「あー、兎に角、部屋用意してよ。重いったらありゃしない。」
慧音「………へっ?」
利久「慧音先生、今は部屋に。」
慧音「そ、そうだな、案内する。付いてきてくれ。」

案内された部屋に入り、背負ってたり抱えてたりしていた者たちをゆっくりと降ろし、京谷のクレイジーダイヤモンドの能力で治す。

京谷「あー疲れた。」
利久「あれだけ暴れましたからね。」
慧音「お、おい暴れたとは一体?」
京谷「………利久君。説明宜しくー。」
利久「でぇ!?ちょ!?」
京谷「それはそうと慧音さん。」
慧音「ふぁ!?」
京谷「書く物何かない?」
慧音「ふ、筆ならあるが。(さんづけ?)」
京谷「じゃあ貸して。」
慧音「あ、あぁ。」

『キングクリムゾン!!』

慧音「持ってきたぞ。」
京谷「ありがとー。……さてと、」

京谷は筆に墨をつけ筆を持ったまま安神に近づく。

慧音「な、何を?」
京谷「『ヘブンズドアー』っと。」

京谷は左手で安神の顔に触れ、安神の顔に何か書く。

慧音「!?」
利久「き、京谷さん!?」
京谷「おし!これでオッケー。後は目覚めるのを待つだけっと。……あ、後ついでに魔理沙を元に戻しとくか。」

京谷は魔理沙の顔に触れる。

魔理沙「ん?んうぅ?」
京谷「おっはよー!元気?魔理沙ちゃーん!」
魔理沙「うをっ!な、ななな何で京谷がここに!?」
京谷「運んできたー。」
魔理沙「………………」
慧音「……………」
利久「はぁ。」
慧音「なぁ、利久。」
利久「はい?何でしょう先生。」
慧音「あいつは何なんだ?一体。」
利久「僕も初めての時は驚かされましたよ。京谷さんの性格。」
慧音「もう一つ。」
利久「はい?」
慧音「何故、お前はあの外来人に着いていった?」
利久「………怒ってます?ひょっとして。」
慧音「………聞きたいだけだ。」
利久「……僕の貴重な経験になるだろうと京谷さんに。」
慧音「?どういう意味だ?」
利久「……僕も京谷さんと似たような力を持ってるんです。」
慧音「なっ!?」

とそんなシリアスな会話の中に入ってくる突然の雰囲気ぶち壊し屋!

京谷「まぁまぁそんなことより、どうだったよ?利久君。僕の戦い方は?」

利久は悩みながらも言う。

利久「えぇっと……やっぱり『ズルい』ですよね。」
京谷「あーそっちかー。でもさ、スタンド使いじゃないのに喧嘩ふってくるアホが悪いわけで。」
魔理沙「だーれーがーアホだとぉ!」
京谷「魔理沙ちゃん、霊夢ちゃんに妹紅ちゃん。」
利久「はっきり言い過ぎです京谷さん。せめてもう少し優しく。」
京谷「出来ないねぇ!」
利久「あっはい。」

と慧音の咳払いでシリアスに戻される三人。

慧音「おほんっ!でだ、京谷。」
京谷「なにー?」
慧音「お前の能力、教えてくれるか?」
京谷「良いよー。」
慧音「あ、あぁ。」
京谷「さて、順序だてて説明するよ。先ずは僕の能力だね。といっても『スタンド』は正確に言えば能力じゃないんだよ。」
慧音「なっ!?」
利久「えっ!?」
魔理沙「はぁ!?」
利久「京谷さん!?能力じゃないってどういう事ですか!?」
京谷「あれはどちらかと言えば魂の力が具現化したものなんだよ。利久君。まぁ言わば『霊』のような存在と考えてくれば良い。」
慧音「な、なら何故私たちには見えないんだ!?」
魔理沙「そ、そうだぜ!!」
京谷「そこは知らないよ。ただ言える事は『スタンド』は『スタンド使い』にしか確認出来ない。ということだけさ。」
利久「それで!?京谷さんの能力って!?」
魔理沙「それは私も気になるぜ。白状してもらうぜ!」
京谷「白状はしないけどさ。僕の能力は『変化する』ただそれだけ。」
慧音「『変化』?」
魔理沙「説明になってないぜ!」
京谷「後、利久君と安神君はそれぞれ、『直す(治す)能力』と『物体の恐怖した時の癖を見つけて紙に閉じ込める』だよ。」
慧音「!?今、紙と言ったのか!?」
京谷「そだよ。この安神君が女性を紙にした犯人ってな訳。」
慧音「何だって!?」
魔理沙「嘘だろオイ!」
京谷「とお目覚めのようだね。」

京谷の発言から五秒後、安神が目覚める。

安神「ここは、寺子屋?」
慧音「安神!起きたのか!?」
安神「け、慧音先生!!」
慧音「安神!お前!」
安神「ごめんなさい!!」
慧音「………えっ?」
魔理沙「…………」
利久「(京谷さん、安神に何したんですか?)」
京谷「(何、命令を書き込んだのさ。『目覚めたら改心し、自分のした事を白状する』ってさ。)」
利久「(えっ!?)」
安神「ごめんなさい!!こんな力手に入れたから、つい調子に乗ってしまったんです!本当にごめんなさい!!」
慧音「……安神。」
安神「はい!!」
慧音「ちゃんと謝ってくれる事は凄く嬉しい。だが自分の犯した罪は分かってるよな?」
安神「十分反省してます!!」
慧音「分かった。今回は許そう。」
京谷「それはそうと安神君。」
安神「な、何でしょうか?」
京谷「その力、どうやって手に入れたんだ?」
安神「はい。矢に射ぬかれたら急に。」
慧音・魔理沙「射ぬかれたぁ!?」
京谷「うわーマジかよ。」
安神「はい。」
京谷「誰が射ったか覚えてる?」
安神「余りよくは。ただ、意識が無くなる中で赤と青が少しだけ見えました。」
京谷「赤と、青?」





『スティッキーフィンガーズ!!』




とある場所。

?1「それじゃあお願いね。」
?2「はーい。」
?1「……ふぅ、やっとね。さてと。」

そう言い、黄金の弓矢を手にとる。

?1「やはり何時見ても美しい……」

そこにいる者はとても小さく呟いた。

?1「誰だか知らないけど、楽しんでるわよ。




         『神様』




                   」



どうも、明けましておめでとうございます。
と早速唐突なキャラ紹介。今回は安神君です。

安神 康則(あがみ やすのり)
年齢13歳 身長152cm 体重49㎏
スタンド名 エニグマ
能力 物体の恐怖した時の癖を見つけて紙に閉じ込める程度の能力(幻想郷風)
説明 利久とは同級生で仲良し。ある日誰かに射ぬかれて意識を失い、その後スタンド能力に目覚める。どこで知ったのかは今のところ不明だが、能力の使い方を知っている。
ちなみに、チェンジャーとエニグマが共鳴して、チェンジャーはエニグマの能力が使えるようになった。

以上ですね。それでは次回もお楽しみに。それにしても京谷君が完全なる悪に染まってますなぁ。


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特訓と敵

C(SP)=チェンジャー(スタープラチナ)
C(TW)=チェンジャー(ザ・ワールド)


戦闘から二時間後。
敗れた霊夢が起床する。

霊夢「……………お金!!」
京谷「うおっと!!ビックリした!」
霊夢「あ……あー!あんた!!」
京谷「何故だろう嫌な予感が……」
霊夢「くらえ!陰陽玉!!」
京谷「あぶね!!」
霊夢「避けるな!動くと当たらないだろ!!」
魔理沙「はいはいはいはい霊夢、落ち着け。」
霊夢「退きなさい!魔理沙!あいつに仕返しできない!!」
魔理沙「駄目だこりゃ。京谷!!」
京谷「んあ?」
魔理沙「霊夢抑えとくからどっか行っとけ!」
京谷「おけ。あ、後二人も。」



『キングクリムゾン!!』



京谷「さてと、利久君、安神君。行くよ。」
利久「いや、何処にですか?」
京谷「守谷神社で特訓に決まってるでしょ。バカなの?」
利久「何でバカ呼ばわりされなきゃならないんですか!?」
京谷「安神君。」
安神「はい。」
京谷「今から守谷神社に行く。そこで二人に修行をさせる。
急な出来事かもしれないけど今の君たちには必要なんだ。一緒に着いてきてくれるか?」
安神「はい!!」
京谷「おし。利久君、安神君僕に捕まって。」

利久と安神は京谷に捕まる。

京谷「それじゃあ出ぱーつ!」
利久「へっ?」
安神「?」

その合図と共に京谷は物凄い速度で走る!

利久「ギィヤアァァァァ!!」
安神「アァァァァァ!!」

守谷神社までの道中に二人の叫び声が響いたという。




『キングクリムゾン!!』



京谷「おし。着いたぞ。」
利久「し、死ぬ。」
安神「アウアウアウアウ。」
京谷「………安神は休ませるか。」
神奈子「おい。人間。」
京谷「およ。神奈子じゃん。ちょっと部屋を借りるよ。」
神奈子「………あぁ。」




『キングクリムゾン!!』



京谷「はてさて、おーい利久くーん。無事かーい?」
利久「な、なんとか、体調が、元に。」
京谷「おけ。しんどいとこ悪いけど、特訓するよ。」
利久「エェェェェ。」
京谷「と言っても簡単な特訓かな?」
利久「?」
京谷「かーなーこー。」
神奈子「………何だ。」
京谷「柱出してくれない?一本だけ。」
神奈子「…………ほれ。」

突如、上から音がする。
そこには!落下している柱があった!
柱は境内に刺さる。

京谷「あんがとさん。利久!」
利久「は、はい。」
京谷「今から僕がこの柱を壊すから、それ直して。」
利久「………えっ?」
京谷「いっくよー!!」
利久「え、ちょ!?」
京谷「『変化者 星の白金《チェンジャー スタープラチナ》!!』」
C(SP)「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!
オラァ!」
利久「…………」

利久はただ呆然と立ち尽くしていた。
その柱は跡形も無く、欠片だけが飛び散っていた。

京谷「ふぅ。はい、これ直して。」
利久「無理ですよぉ!」
京谷「なーにを言ってるんだい。利久君のスタンド『クレイジーダイヤモンド』ならこんなのちゃちゃっと直せるでしょ。」
利久「そもそも!どうやって直すんですか!?」
京谷「あぁ、そっちからか」
利久「そうですよ!」
京谷「……ふぅ。それじゃあ自分のスタンドを呼び出そうか。
利久君のスタンド名は『クレイジーダイヤモンド』っていうから。」
利久「く、く、く、くれいじー?」

京谷は頭を抱える。

神奈子「お手本見せれば良いんじゃないか?」
京谷「……………あっ、なるほど納得。」
利久「えっ?」
京谷「それじゃあ、お手本だ。よく見て、よく聞いとけよ。」
利久「は、はぁ。」
京谷「行くよ。『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久は京谷の右腕がピンクと水色を基調とした腕に変化する。

京谷「良いかい。利久君。スタンドとは言わば『魂』の力が結晶化したものなんだ。どうさせたいかは自分が思った通りの行動してくれるのさ。例えば……!」

京谷は変化した右腕で先程の欠片に触れる。
すると突然!手に持っていた欠片が移動する!
それだけじゃない!なんと周囲に散らばっていた欠片が集まっているのだ!!
そして!その欠片は元の柱の形に戻る。

京谷「ふぅ。ま、こんなとこかな?」
利久「す、凄い………」
京谷「何いってんの。これは君のスタンドの能力だよ。」
利久「いや、まぁ、聞いてはいましたがここまでとは。」
京谷「はぁ。それじゃ!!」

京谷は変化した右腕で柱の一部を抉りとる。
それを利久に渡す。

京谷「それじゃあスタンドを出して。はい!」
利久「えっ!?えぇと…く、『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久の発言の後、利久の側にピンクと水色を基調とした人物が現れる。

利久「…………」
京谷「さて、驚いてるところ悪いけど利久君。この欠片持って。」
利久「は、はい!」

京谷は利久に柱の欠片を渡す。

京谷「それじゃあ利久君。その柱が直るということを考えてみて。」
利久「はい。」

利久は欠片に念を送る。
すると欠片に光が発生し、柱に戻ろうとする!
利久は手を離すと欠片が柱に戻り、元の状態になる。

利久「凄い………これが……」
京谷「おし。第一訓練しゅーりょー。次行くよ。」
利久「えっ?」

とそんな中、空から羽ばたき音が聞こえる。
京谷と利久は上を見る。

?「守谷神社に柱。そして粉砕されたと思いきや直っている。………最高のネタじゃあぁ!!」

とその者は京谷たちの近くに降りる。

?「初めまして!私、幻想郷の清く正しい新聞記者の射命丸 文(しゃめいまる あや)と申します!早速ですが取材を!」
京谷「利久君。第二訓練するよー。」
利久「あわわわわ!て、天狗ががががが。」
射命丸「何ですか、この温度さは。」
京谷「利久君、さっさと次の訓練を………」
利久「…………」
京谷「………気絶してら。」
京谷「………おい。そこの天狗?とやら。」
射命丸「おぉ!やっと取材ですか!?」

京谷は少し上半身を後ろに倒しながら立っている。
まさしく、DIOのジョジョ立ち!

射命丸「???」
京谷「失せろ」
射命丸「なっ!?」
京谷「貴様のせいで訓練が台無しになった。失せろ。」
射命丸「な、何を仰ってるんだかさっぱり。」
京谷「聞こえなかったのか?失せろと言っているのだ。貴様は繰り返さなければ言葉すら分からんのか。」
射命丸「そ、そこを何とか。」
京谷「『ヘブンズドアー』!!」
射命丸「ッ!?」

京谷は左手を射命丸の顔に近づけた!
しかし、物凄い速度で射命丸は後ろに下がる!

京谷「ほぉ。速いな。レッドホットチリペッパーと良い勝負だな。」
射命丸「………あんたが何を言って何をしようとしたのか分からないけど、取材を受けないと言うのなら……」
京谷「次のお前の台詞は『無理矢理にでも分からせる』だ。」
射命丸「無理矢理にでも分からせる!!………っは!?」
京谷「『ザ・ハンド』!!」

京谷は右腕を振り下ろす。すると!射命丸の意思とは無関係に体が京谷に近づく!京谷は近づいた射命丸の首を掴む!

射命丸「ッガァ!?」
京谷「訓練を邪魔したあげく強行に移ろうとする。少しは待つことを覚えるが良いわ!『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!」
C(TW)「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄   無駄ァ!!」

射命丸の体はボコボコにされた!
しかし射命丸は訳が分からずにいた!目の前にいる外来人は何もしていない。なのに殴られる痛みがあることに!

射命丸「(ヤ……ばい……骨が……折れ……て……)」
京谷「『変化者 クレイジーダイヤモンド《チェンジャー クレイジーダイヤモンド》』」

京谷は射命丸の後ろまで回り込み、受け止める。
その後チェンジャーが手をかざすと、傷や折れた骨等が治っていく。

射命丸「!?あれ!?何ともない!!何で!?」
京谷「はぁ、情けは一度だけだよ。分かったらさっさと帰るよ。家は?」
射命丸「はっ?えっ?」
京谷「あ、紫さんが妖怪の山に天狗がいるんだった。君も天狗ならそこか。」

そう言い、京谷は射命丸を持ち上げる。
所謂、お姫様抱っこである!

射命丸「ひぁ!?///」
京谷「『ハイウェイスター』!!」

その発言と共に京谷は物凄い速度で妖怪の山の中腹に向かう。




『キングクリムゾン!!』




現在、京谷たちは妖怪の山中腹にいる。

京谷「ここで良いかな?」
射命丸「は、早く降ろしてください!!///」
京谷「言われなくてもしますから。暴れないでください。痛いです。」
椛「あれ?京谷さん。」
京谷「およ。椛ちゃん?」
射命丸「も、椛!?」
椛「あ、文さん!?その体制は何ですか!?」
京谷「あっと、降ろさなきゃ。」
椛「き、京谷さん。何故文さんを?」
京谷「訓練を邪魔されたからボコって、治して、帰ってもらうために連れ出した。」
椛「…………」
?「椛隊長!如何されましたか!?」
椛「佐島第一小隊長か。丁度良かった、文様を連れて帰ってくれ。」
佐島「はっ!では文様、行きましょう。」

と、何故か佐島は椛の肩に触れながら射命丸を連れていこうとする。

京谷「ちょい待ち。」
射命丸「?」
佐島「?」

京谷はやはりDIOのジョジョ立ちをする。

京谷「お前、何故椛に触れた?」
佐島「はっ?」
京谷「分かるだろ。普通、自分の上司の肩に手を置く部下がいたら可笑しいに決まってるだろ。」
射命丸「はっ!!確かに!!我々天狗は縦社会。通常そのような行為はしない!」
佐島「……ふぅ。流石にばれるか。」

佐島は後ろに親指を向ける。
そこにいたのは!幼児姿の椛であった!

射命丸「椛!」
椛「あぅぅ?」
京谷「へぇ。退化してんのか。」
佐島「正解だ。そして!!」

佐島は背後に出現させる!ただし!京谷にしか見えなかった!なぜならそいつは!
スタンドだからだ!!

佐島「貴様らはここで死ぬのどぅあ!!」
京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」

チェンジャーは二人の襟を引っ張り距離を取る。

佐島「何ッ!?」
射命丸「うぁわわわ!!」
京谷「『アヌビス神』!!」
佐島「チィ!」

京谷は刀を何処からか出現させ、佐島に攻撃する。
だが佐島は後ろに跳び回避する。

佐島「テメーッ、俺と同じ!………」
京谷「正解だ。『皇帝《エンペラー》』!!」

京谷は左手に銃を出現させ佐島に撃つ。
佐島は攻撃を避ける。

京谷「チッ!」
佐島「はっ!あんなもの遅くて見切れるわ。」
京谷「そうかい!『変化者《チェンジャー》』!!」
チェンジャー「フンッ!!」
佐島「おっとおぉぉ!」

佐島は後ろに倒れこむ。
京谷はその隙を見逃さず刀で攻撃を仕掛ける。

佐島「なぁんてな。」

佐島は右手で京谷の体に触れる。
すると!

京谷「ッグウゥ!こ、これは!まさか!」
佐島「そうだ!」
京谷「退化している!!」

京谷の体は徐々に縮んでいき、八歳位の身長になる。

射命丸「き、京谷さんが!椛と同じく!小さくなった!?」
京谷「ッ不味い!!」
佐島「おらよっと!!」
京谷「グブウゥ!!」
射命丸「京谷さん!!」

京谷は佐島の蹴りで十メートル程吹き飛ぶ。

射命丸「京谷さん!!」
京谷「ゴフッ!!カハッ!!」
佐島「おーおーよく吹っ飛んだー。」
射命丸「ッ!佐島ァ!!貴方、何をしているか分かってるんですかぁ!」
佐島「おぉ怖い怖い。でもやってみろよ。お前も二人と同じようになるぞ。」
射命丸「クッ!!」

しかし京谷は、
不敵な笑みを浮かべ、
笑った!!

京谷「アーハハハハハハハハハ!!」
射命丸「!?京谷さん!?」
佐島「へぇ、遂に頭が可笑しくなったのか?」
京谷「いいや。これはだな。




 『貴様が間抜け過ぎて笑ってしまったのさ!』




佐島「テメー。舐めてんの……」

佐島の発言。その瞬間!佐島の両肩に何かが被弾する!

佐島「ッグアァ!」
射命丸「!?」
京谷「気づかなかったか?先程のエンペラーはこのために撃っておいたことに!」
佐島「バカなッ!」

京谷はエンペラーを撃つ!
その弾丸は佐島の足に全弾直撃する!
つまり!佐島は身動きが出来ない!!

京谷「さて、射命丸。少々奴の近くまで運んでくれるか?」
射命丸「は、はい。」

射命丸は京谷を持ち上げて運び、佐島の目の前二メートルまで近づけ降ろす。

京谷「さて、貴様に質問だ。」

京谷は刀の先を向けながら言う。

佐島「ッ!」
京谷「誰が命令した。」
佐島「教える気は…無いね。」
京谷「そうか。」

京谷は刀を消し、銃も消す

佐島「?」
京谷「『ヘブンズドアー』!!」

京谷の右手が佐島に触れた途端!佐島は気を失った!

射命丸「!?」
京谷「ほぉ。スタンド名『ヤングライク』能力『右手で触れた者(物)を退化させる』か。解決方法は本体を倒す。………さて、それでは殴るしかないな。」

京谷は佐島の顔に再度触れる。その時!佐島が目覚める!

佐島「ッア?」
京谷「『星の白金《スタープラチナ》』オラァ!!」
佐島「タコスッ!!」

京谷vs佐島
対戦結果
お目覚めに一発殴られ佐島、再起不能!!






『キングクリムゾン!!』





椛「ありがとうございます!京谷さん!救って頂いて感謝です!!」
京谷「良いよ良いよそんなの。」
射命丸「私からもお礼と、謝罪をさせてください。」
京谷「……ふぅ。ま、良いけどさ。」
椛「???」
射命丸「この度は部下の椛を救って頂いてありがとうございます。そして先程の件、申し訳ありませんでした。」
椛「!?文さん!?何故頭を!?」
京谷「もういいよ。僕も大人気なかったしさ。こっちこそごめんなさい。」
椛「京谷さんまでぇ!?」
射命丸「貴方、読めないわね。」
京谷「そお?」
射命丸「そうよ。後、守谷神社まで送るわ。」
京谷「おっ、良いの?」
射命丸「ええ。」
京谷「やった。ラッキー!」
椛「あ!なら私も!」
射命丸「………良いわ。今回だけよ。」
京谷「???何の事?」

しばらくして京谷は守谷神社に帰ってきた。何故か両腕に射命丸と椛が引っ付いてる事を除いて。



『スティッキーフィンガーズ!!』



とある某所

?1「そう。失敗したのね。」
?3「あぁ。どうやらな。」
?1「使えないやつね。」
?3「全くだ。……と俺はトンズラしますかね。」
?1「分かったわ。」

そこにいた男と女はその場を離れる。

?1「……また探すしかないか。



   『スタンドに目覚める者を』


    



どうも皆様。うぷ主の鬼の半妖です。
さて、今回はオリジナルスタンドの『ヤングライク』というものを出しました。設定はこんな感じ。

『ヤングライク』
能力「右手で触れた者(物)を退化させる」

簡単ですいません。後々細かい設定出していくので宜しくお願いします。
それでは次回も宜しくお願いします。
……京谷君、良かったね(ゲス顔)( ^∀^)


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二人三脚

CD=クレイジーダイヤモンド


『翌日』
京谷「ッアー。昨日は散々だったお。」
早苗「昨日の出来事を聞いたとき、私羨ましいって思いましたよ。」
京谷「やってる本人はめちゃめちゃしんどい。」
早苗「あーあ。スタンド対決見たかった。」
京谷「多分この先も続くだろうね。」
早苗「じゃあ付いていって良いですか?」
京谷「安全の保証は皆無に等しいけど。」

京谷と早苗は共に人里を歩いている。
理由としては利久と安神を迎えに行くためである。




『キングクリムゾン!!』



利久「何か酷いものを感じたんですが。」
京谷「何それ?」

所謂メメタァというやつである。

京谷「さて、安神君。」
安神「はい!」
京谷「守谷神社まで時間あるから修行内容を伝えとくよ。」
安神「分かりました!」
京谷「良い返事だ。それじゃあ内容だけど、『波紋』の練習をするよ。」
安神「波紋?」
早苗「京谷さん波紋使えるんですか!?」
京谷「Exactly(その通りです。)といっても今回は基本的な使い方しか教えないけど。」
利久「波紋って何ですか?」
京谷「それは後々教えるから。と、もうすぐ着くね。」



『キングクリムゾン!!』



境内にて

京谷「さて、安神君。波紋の練習だ。」
安神「はい!」
京谷「先ず波紋について。簡単に言えば『呼吸によって生み出される力』と捉えてくれれば良い。」
安神「呼吸…ですか。」
京谷「そう、そして波紋の呼吸は独特でね。まぁ、矯正するけど。」
安神「矯正?」

京谷は右手小指を立たせる。

安神「???」
京谷「パウッ!!」
安神「グホォ!!」

京谷は小指で安神の腹を突く。

安神「ガッ!ハァッ……」
京谷「そうそう、体内の空気を全部吐き出して。」

安神の吐息音が聞こえなくなると京谷は手を戻す。

安神「ハァ……ッ!これはっ!!」

なんと!安神の体から電気のようなものが流れ出ている!

京谷「それが波紋さ。後、呼吸は鼻で吸って、口で吐く。吸う時はお腹を膨らまして、吐く時はお腹を引っ込める感じでしてみて。」

安神は言われた呼吸をする。
安神は少し楽になった。

安神「も、もう大丈夫です。」
京谷「おけ。後、使い方だけど……」




『キングクリムゾン!!』




利久「また酷いものを見た気が……」
京谷「何それ?」二回目
早苗「それで?何故社殿に?」
京谷「いや、皆に聞きたいことがあってさ。」
五人「???」
京谷「『赤と青の服の人物』って分かる?」
早苗「赤と青?」
諏訪子「あの竹林の医者じゃないか?」
早苗「あぁ。でも何故そんなことを?」
京谷「……前回戦った時に確認したのさ。


   『赤と青の服の人物が見えた』って


五人「!?」
京谷「恐らく……」
神奈子「その弓矢の所有者が……」
諏訪子「あいつか……八意。」
早苗「ちょっ!ちょっと待ってください!もし仮にそうだとしても、何故あの人がこのような真似を!?」
京谷「誰の事?」
利久「竹林のお医者様の事です。確か名前が……」
射命丸「八意 永琳(やごころ えいりん)です。京谷さん。」
京谷「およ。文ちゃんじゃん。」
射命丸「あ、文ちゃん!?」
京谷「それが何か?」
射命丸「あーもう!頭が狂ってしまうじゃないですか!」
京谷「何で?」
安神「京谷さん。天然なんですか?」
京谷「あーよく言われた。」
射命丸「そ、それより、その人…正確には月人と呼ばれる者ですが迷いの竹林の医者で『月の頭脳』と呼ばれている方です。」
京谷「ふーん。」
射命丸「は、反応が薄い。」
早苗「でた興味無さそうな返事。」
京谷「んで?その月の頭脳とやらがあの矢を持ってるんだね。まとめると。」
神奈子「そうなるね。」
京谷「よし。行くぞ。利久、安神。」
早苗「じゃあ私も!」
京谷「ご自由に。」
利久・安神「えっ?」





『キングクリムゾン!!』




利久「また酷いものを見た気がします。」
京谷「気のせいじゃない?」
妹紅「何故私もいるんだ?」
京谷「話じゃその『永遠亭』?だっけ。そこに行くには案内人が必要だって。」
妹紅「お前だけは駄目だね。案内したくない。」
京谷「あっそう。じゃ慧音さんに……」
妹紅「おーし!行くぞー!」
安神「なにこれ?」



『竹林の道中』



早苗「そういえば、京谷さん。」
京谷「ん?なに?」
早苗「京谷さんに二つ言いたいことが。」
京谷「どーぞ。」
早苗「あっはい。じゃあ一つ目ですけど、新しいスタンド能力って手に入れてます?」
京谷「んー。今んとこ、『エニグマ』『ヘブンズドアー』『魔術師の赤《マジシャンズレッド》』かな?」
早苗「おぉ!!また素晴らしいものを手に入れて!!」
京谷「そだね。」
早苗「あぁ、後もう一つですが神奈様からの伝言で

        『ありがとう』と。」

京谷「………ふぅ。なにしてんだか。」

そんな和やかムードの中、前方から音が発生する!

全員「!?」

彼らは驚きその場で足を止める!
すると!前方から弾丸のような物が利久に向かっていた!

京谷「!?利久!スタンドを出せ!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラァ!」

京谷の発言により利久はスタンドを出し間一発弾丸をはじいた!

利久「あ、危なかった。」
京谷「いや!まだだ!」

その直後、先程と同じ弾丸が利久に十数発放たれる!

利久「ッ!『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドララララララララララララララララ!!」

弾丸は全て消される。しかし、やはり早苗、妹紅には見えていなかった。そしてそれは、前方から接近する人物も同じ!

?「まさか、私の攻撃を全部消すなんて。」
全員「!?」
?「貴方、一体何者なの?」
京谷「………ん?」

京谷の目に映ったもの。それは!
『うさみみ』であった!

京谷「……何あれ?wwうさみみ?ww」
早苗「ちょ、京谷さんww何でww笑ってるんですか?ww」
妹紅「お前ら緊張感持てよ。」
京谷「だってwwうさみみwwだよww」
安神「何で壷にはまってるんですか?」
利久「少しは危険を察知してください!!」
?「……何だこれ?」


『キングクリムゾン!!』


京谷「いやー笑った笑った。」
早苗「全く京谷さんはー。」
京谷「早苗ちゃんだって笑ってたじゃん!」
早苗「えーナンノコトヤラ。」
?「いい加減緊張感持ってください!!」
利久「ほら、敵さんも妹紅さんと同じこと言ってますよ。」

京谷は咳払いの後、DIOのジョジョ立ちをする。
そして先程とは別の声で話す。DIOのように。

京谷「いやぁ、すまなかった。ところで名前を教えてくれるかい?」
?「名乗ったとして、どうなるの?」
京谷「なに。お互いの親睦でも深めようかとな。」
?「おかしいわね貴方。」
京谷「おかしいのは貴様の方だ。うさみみ。」
?「うさみみじゃあない!鈴仙・優曇華院・イナバよ!」
京谷「では、『鈴仙』と呼ぶか。」
鈴仙「私を舐めているの!?」

鈴仙は右手を指鉄砲のように構える。

京谷「ほぉ。さしずめそいつを使って撃ったのか。」
鈴仙「!?へぇ分かるの。」
京谷「まぁ、な。」
鈴仙「それで?どうするの。」
京谷「撃ってみろ。」

鈴仙は京谷に向けて、先程の数倍の弾丸を放つ!

京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄ァ!!」

鈴仙の弾丸は全て消去される!
しかし、鈴仙はわからないままだ!
スタンドが見えないからだ!

鈴仙「なっ!?」
京谷「どうした?動揺しているぞ。」
鈴仙「あ、貴方一体何者!?」
京谷「ただの人間さ。それ以上でも、それ以下でもない。」
鈴仙「クッ!!なら!」

鈴仙は飛翔し、利久に向けて放った!

京谷「利久、行ったぞ。」
利久「でぇ!ちょ!『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラァ!!」
鈴仙「ま、また!?」
京谷「ふむ。おい利久!」
利久「は、はい!」
京谷「今回はお前が相手しろ。」
利久「えっ?」
鈴仙「なっ!?」
利久「京谷さん!?何を言っているんですか!?」
京谷「後、安神もな。」
安神「でぇ!?」
利久「聞けよっ!?」
鈴仙「へぇ。貴方はしないの?」
京谷「何事にも経験させねばなるまい。」

京谷はその発言の後、後ろに振り向き利久と安神の肩に手を置く。

利久「き、京谷さん。……あぁ、もう!」
安神「少し、冷静になろうか。」

利久と安神は話ながら鈴仙に向かう。

鈴仙「覚悟は出来たようね。もう一人の方はちゃんとした戦闘は出来なさそうに見えないわね。」
京谷「だ、そうだ安神。」
鈴仙「後、そこの人間は侮れないわね。早めに潰しておくわ。」
京谷「だ、そうだ利久。」

『ブチッ』
と、その時!何か鳴ってはいけない音がした!

利久・安神「あぁん!?」
鈴仙「!?」

鈴仙は驚いた。急に態度が変わったからだ!

利久「こっちは変な能力身に付いた挙げ句、変な事に付き合わせられてるんだよ!こっちの都合も考えろよ!あっのアホ!」
鈴仙「へっ?」
安神「確かに戦闘経験なんて無いですよ。けど、少なくとも一緒に戦えば貴女位は倒せますよ。」
鈴仙「えっ?」
京谷「戦闘始め!」

利久と安神は一気に鈴仙に接近する!

利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」
安神「コオォォォ!!」
鈴仙「クッ!(この力!ヤバい!)」

利久は鈴仙より速く後ろに周り攻撃をする!

鈴仙「!?」
CD「ドラァ!」
鈴仙「グブゥ!!」

鈴仙は吹っ飛ばされる!その先に安神!
安神は波紋を練り、拳に纏わせる!

安神「『不協和音波紋疾走《アンハーモニーオーバードライブ》』!!」

安神は吹っ飛ばされた鈴仙を殴り付ける!

鈴仙「ッガアッ!!」

鈴仙の体に波紋が流れ込む!
それは!体内にある力が別の力と馴染まず、暴発するような感覚に陥っていた!

早苗「おぉ!!あれは波紋が入った音!」
妹紅「分かるのかよ。てか凄いな。あいつら里の人間だろ?」
早苗「それもそうですね。まぁスタンドに目覚めたから別に良いと思いますが。」
妹紅「良いのか?良いのか?」

鈴仙はまた利久の方向にぶっ飛ばされる!

利久「おおおおお!!」
CD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ!!
ドラァ!」
鈴仙「カッ……ハッ………」

鈴仙は吹っ飛ばされ、地に伏せる。

利久「はぁ、はぁ、はぁ。」
安神「はぁ、はぁ、コオォォォ。」

安神は波紋の呼吸で回復する。
利久はその場に座り込む。

安神「大丈夫か?利久。」
利久「つ、疲れた。」
京谷「おめでとう。初勝利だな。」

京谷は手を叩きながら二人に歩み寄る。

利久「き、京谷、さん。」
安神「何か上手く乗せられたような?」
京谷「まさか初戦闘。しかもたった1日でここまで成長するとは。」
妹紅「はぁ!?たった1日!?あれだけの戦闘を!?」
早苗「凄い!凄い!」

京谷は鈴仙の体に触れる。

京谷「『クレイジーダイヤモンド』」

鈴仙の体から光が発生され受けた傷やぼろぼろの服が直される。

京谷「さて、君たちも回復させねばな。」

京谷は波紋を使い、二人の体力を回復させる。

安神「っはぁ!」
利久「っへぇぇぇ。」
京谷「お疲れ様二人とも。」

京谷の言葉は優しかった。




『スティッキーフィンガーズ!!』



『永遠亭』
?3「あらら、やられたのかよ。」

とある男はスコープを覗きながらそう呟く。

?3「ま、勝てるわけないよな。」

男はスコープから視界を外す。するとスコープが消える。

?3「俺たち

    
      『スタンド使いには』





どうもうぷ主の鬼の半妖です。
今回は利久君と安神君の初戦闘回ですね。
EoH考えてたら2vs1も良いなと思い、こうなりました。
安神君は波紋を覚えて直ぐの戦闘。利久君はスタンドでの戦闘は初。てかそこまで成長させる京谷君何者!?
恐ろしいわ!((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
それでは次回もお楽しみに!


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強敵と出会い

CD=クレイジーダイヤモンド
C(SP)=チェンジャー(スタープラチナ)


竹林道中、彼らは永遠亭に向かっていた。京谷は先程戦闘で気を失った鈴仙を持ち運びながら歩いていた。

京谷「もうそろそろ?」
妹紅「急かすな。そろそろ着く。」
利久「しかし同じ景色ですねぇ。」
妹紅「まぁ竹ばっかだし、ここの竹の成長速度は速い方だからな。」
京谷「んでもって迷いやすいから『迷いの竹林』って訳か。」
妹紅「大方そんなとこさ。」
早苗「あ!見えてきました!」

早苗が指さした先には建物が見えた。

早苗「よーし!いきましょー!」
京谷「あぁ!ちょっと待て!」

早苗は駆け足で永遠亭に近づく。
だが!

早苗「グフゥ!!」

早苗はいきなり貫かれた感覚を味わう!
その腹部には!穴が空いていた!

京谷「早苗ちゃん!!」

京谷は早苗の元へ走る!
しかし上からの気配を感じ後ろに飛び退く!
その時!先程まで京谷が飛び退いた地点から光線のようなものが発射された!

?3「あーあ。殺し損ねた。」
京谷「!?誰だ!」

京谷は屋根に向けて大声を放つ!
そこから出てきたのは、男だった!

?3「俺でしたー。なんてな。」
京谷「貴様、一体誰だ?」
?3「いやー、まさか本当に偽物がいるとは驚きだ。」
京谷「偽物?何の事だ?」
?3「しっかしこのオーラといい、その余裕っぷりといい本物そっくりじゃあねえか。」
京谷「話が見えないのだが。」
?3「偽物に話しても何の得にもなんねぇだろ。」
京谷「では、強制的に見るか。」
?3「あっそ。じゃあ遠慮なく……内臓ぶちまけな!!」

その男の周囲にスコープのような物体が展開される!
そのスコープから!光線が次々と放たれる!

京谷「『ハイウェイスター』!!」

京谷の足が変化し、光線から逃げる!

?3「速っ!何だよ!人間じゃあねぇ!」
京谷「お前ら!身を隠せ!」
妹紅「何でだよ!先ずは早苗を助けなきゃいけないだろ!」
京谷「では、貴様はあの男の攻撃が見えるのか!?」
妹紅「クッ!」

そう、京谷の言う通り妹紅には見えてなかった。

京谷「兎に角、身を隠せ!逃げるぞ!」

彼らは二組に別れた。

?3「チッ!めんどくせー!」


『京谷・利久側』
京谷「はぁ、はぁ、あいつスタンド使いだ。」
利久「敵、なんですよね。あのスタンド使い。」
京谷「そうなるな。敵意剥き出しだ。」

『安神・妹紅側』
妹紅「あいつ……糞がっ!」
安神「妹紅さん。落ち着いてください。」
妹紅「落ち着けるか!早苗が撃たれたのに!落ち着けってか!?」
安神「妹紅さん!」
妹紅「!?」
安神「私だって辛いです。けれど京谷さんの言う通り、今行ったとしても私たちに被害が出てくる。」
妹紅「私は不老不死だぞ!」
安神「そうだとしてもです!もし、あのスタンド使いの攻撃が早苗さんに当たったとしたら早苗さんがもっと苦しむ事になる!分かってください!」
妹紅「ッ!」



『?3側』
?3「(全く、隠れやがった。まぁ俺のスタンドなら関係無いがよ。)」

その男の周りにスコープが展開される。
と一つのスコープが光を放つ。

?3「見つけたか。」

その男は光を放っているスコープの方向に向き、そのスコープを覗く。

?3「ふふっ。そこにいたのか。」

男はもう一つのスコープを持ち、光線を発射する。


『京谷・利久側』
彼らは少し考えていた。敵がどのようなスタンドなのかというシンプルな疑問を考えていた。

京谷「物体型、だけどスタンド使いにしか見えない。あの大きさなら遠距離もいける筈。だがその気配が一向にない。」
利久「何かあるんじゃないのですか?」
京谷「そう考えた方が妥当だが。」

すると突如!京谷の左腕に光線が当たる!

京谷「なッ!」
利久「なっ!?」」
京谷「なんだとぉ!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」治します!」
京谷「すまない利久。だが!」
利久「ええ。何故当たったのか、ですよね。」
京谷「そうだ。だが俺の左腕は!」

京谷と利久は京谷の左腕の後ろを見る。

京谷・利久「竹という障害物がある!」
京谷「なのに俺の左腕はダメージを受けた!しかも竹には被害はない!」
利久「敵スタンドの攻撃は障害物は関係無く攻撃できるんですか!?」
京谷「もしそうなら……スタンド使いの方は一体!?人間の目では竹の中から俺たちを探すのは至難の技だ!」
利久「!?また来ました!」
京谷「クソッ!」

京谷たちは竹林を逃げ続ける。しかし、そんなことはお構いなしに光線が京谷たちを襲う!

京谷「チィ!利久!今から壁を作る!」
利久「どうやって!?」
京谷「こうするのさ!!『クレイジーダイヤモンド』!!」

京谷は地面を殴り付ける!すると光が発生し、地面が壁のように変化する!

利久「こ、こうやっても使えるんですね。」
京谷「だが!」

京谷の予想通り、やはり光線は壁に被害が無く京谷たちを襲う!

京谷「クソッ!」
利久「京谷さん!時間を稼ぎますから逃げてください!」
京谷「利久!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久は光線が向かってきた方向に走る!
光線は利久を襲う!

CD「ドラァ!」

利久は光線を殴り付ける!その光線は弾かれる!

利久「良し!今です!」
京谷「すまない!」

京谷は逃げながら敵のスタンド使いについて考えていた。


『?3』
?3「チッ!あのガキ中々やるじゃあねぇか。少し本気出すか。」

男は別のスコープを利久に向け、光線を放つ!

?3「さて、この光線の雨をどう切り抜ける!?糞ガキ!!」


『利久側』
CD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ!!」
利久「クッ!数が多すぎる!何とか潰せるけど!」

『京谷側』
京谷「(何とかしてあいつを潰さなければ!)『変化者 法王の緑《チェンジャー ハイエロファントグリーン》』!」

京谷もスタンドを出し、永遠亭の屋根にいる男に巻き付く。

?3「ッ!これは!動けない!」
京谷「いよっと!」
?3「チィ!ここまで来たのか!」
京谷「残念だったな。貴様はここで終わりとなるのだからな!」

男は不敵な笑みを浮かべスコープを京谷に向ける。

?3「終わり?違うね。」
京谷「ッ!不味い!」
?3「あんたの方だよ!」

スコープから光線が発射される。
狙いは京谷。

京谷「『星の白金《スタープラチナ》』!!」

京谷は光線を殴り付ける。
しかし、光線は京谷の変化させた腕を!
すり抜けた!

京谷「何っ!?」

光線は京谷の心臓部に直撃する!

京谷「ガハッ!」
?3「ハッ!間抜けだねぇ。」
京谷「ゴボォ!……はぁ…はぁ…はぁ…」
?3「お前死ぬからな、冥土の土産に教えてやるよ。俺の能力。」
京谷「な……に……?」
?3「俺の能力は『狙いを定める』んだよ。」
京谷「…………」
?3「しかもだ、このスコープで見えるのは人物のみ。つまり!障害物なんて関係無く目的の人物『だけ』を見ることができるのさ!そして俺が狙いを定めるとどんな障害物があろうと、狙ったものだけにダメージが入るのさ!だが、こいつにも弱点はある。光線は一直線にしか行けない事と俺の視界に入った奴しか撃てないのさ。」

京谷は薄れゆく意識の中、考えていた。

?3「それじゃあ……内臓ぶちまけな!!」
妹紅「ぶちまけんのは……あんただよ!」
?3「!?」
妹紅「ハァ!!」
?3「グブゥ!!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!」
CD「ドララララララララララララララララ!!」
安神「波紋疾走《オーバードライブ》!!」
?3「ガハッ!!」

突如現れた妹紅の攻撃により、不意を突かれた男はバランスを崩し利久と安神の追撃で吹っ飛ばされる!

利久「京谷さん!今治します!」
京谷「すま…ん…な。」

利久の能力で心臓部の穴が塞がった京谷は、立ち上がり男に近づく。

京谷「ふぅ。さて、確か内臓ぶちまけるとか言ってたな。」
?3「ッ!」
京谷「内臓はぶちまけれないが、貴様を再起不能にする事はできるぞ。」
?3「お、おい!あんた俺を見るって言ってたよな。そこんとこ……」
京谷「『ヘブンズドアー』」

京谷が右手で男の顔に触れると男は気絶する。

安神「うわっ!なにこれ!?」
利久「二回目だから慣れた。」
早苗「何が見えるんですか?」
妹紅「あんた治ったんかい。」
早苗「利久君の能力で治してもらいました。」
妹紅「………もう一度聞くけど、里の人間だよね?」
京谷「んっ?」
安神「これは?」
京谷「GOD?命令はGODから受けたのか?」
利久「ごっど?何ですか?」
京谷「神様っていうのさ。でも、外国の言葉だぞ。」
早苗「GOD?」
京谷「めぼしい情報はこのぐらいか。」

京谷は手を男の顔に触れる。

?3「んうっ?」
京谷「『変化者 星の白金《チェンジャー スタープラチナ》』」
C(SP)「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!オラァ!」
?3「あべしッ!」


結果
京谷たちvsルック(京谷のヘブンズドアー調べ)

京谷のお目覚めのオラオラで、再起不能!


京谷「さて、弓矢取りに行きますか。」
鈴仙「んあ?んうぅ。」
京谷「ありゃ起きたんかい。」
鈴仙「………ひぁ!?」
京谷「ここ永遠亭だよね?」
鈴仙「そうです!後、降ろしてください!」
京谷「はいはい。っと皆、降りるよ。」


『永遠亭内部』
鈴仙「ししょー。お客様でーす。」
永琳「少し黙ってて。優曇華。」
京谷「やっほー。あんたかい?黄金の弓矢持ってんの?」
永琳「優曇華、そこの人間は誰?」
鈴仙「名前何でしたっけ?」
京谷「五十嵐京谷。覚えてもらって良いよ。」
永琳「それで?私に何のよう?」
京谷「お話する時は人の顔を見て話せって言われなかった?」

京谷は永琳の顔を両手で挟み、自身の顔が見えるようにさせる。

永琳「……………」

しかし永琳は京谷の顔を見た途端言葉を詰まらせる。

京谷「ん?どしたよ?」
永琳「あ…………あ…………あぁ……」
京谷「???」
永琳「か………み…………」
京谷「紙?」

永琳は椅子から飛び上がり、後ろへ三歩下がる。

京谷「??????」
永琳「あぁ!我が神よ!何故このような場所へ!?」
京谷「……………はぁ?」
鈴仙「し、師匠?一体何を……」
永琳「どうされました!?私に何か用ですか!?それともお茶ですか!?それとも薬ですか!?それとも……」
京谷「ちょっと!ちょっと!落ち着いて!」
永琳「はい!では落ち着かさせてもらいます!」
京谷「ちょ!でぇ!」

なんと!京谷に向かって抱きついてきた!京谷の腹部に息がかかる!羨まgfngfnなんだこれ?

鈴仙「し、師匠!な、何を!?」
永琳「頭撫でてください!神様!」
京谷「よ、よく分かんないけど撫でれば良いんだね?」

京谷は永琳の頭を撫でる。だが、京谷の手に違和感が感じられる。

京谷「ん?」
早苗「あ、あの、き、京谷さん?何をををされていらっしゃるのででですか?」
京谷「言葉詰まってるぞ。ちょっと失礼するよ。」
永琳「?ひぁ!?」

京谷は永琳の前髪を別ける。
そこには!奇妙な物体が取り付けられていた!
京谷はそれを見た途端、顔を強ばらせる。

京谷「お前ら、ちょっと来い。」
早苗「さ、流石に子供は……」
京谷「……じゃあ早苗ちゃん。ちょっと来て。」

早苗は京谷に近づく。

早苗「な、何でしょーか?」
京谷「これ、見てみろ。」
早苗「………なぁッ!これはッ!」
京谷「あぁ。」
京谷・早苗「肉の目!!」
鈴仙「???」
京谷「おい!鈴仙!ベッド貸せ!」
鈴仙「えっ!?は、はい!!」




『キングクリムゾン!!』




早苗「京谷さん。できるんですか?」
京谷「スタープラチナで何とかするさ。もし傷つけてもクレイジーダイヤモンドで治す。」
早苗「おけ。把握です。」
京谷「永琳、君は目を閉じて動かないでいて。」
永琳「はい!」

永琳は目を閉じる。
京谷は深呼吸をし、腕を構える。

京谷「『星の白金《スタープラチナ》』」

京谷は静かに肉の目を掴む。

京谷「グッ!!」
早苗「京谷さん!!」

京谷は痛みを堪えながら肉の目を少しずつ引き抜く。
肉の目の根は少しずつ京谷の体に入り込む。
それと比例し、肉の目は少しずつ脳内から引き抜かれる。

京谷「……………」
早苗「……………」
鈴仙「……………」

三人は緊張した面持ちでいた。
それから一分、漸く全て摘出した。

京谷「『変化者 星の白金《チェンジャー スタープラチナ》』!!」

京谷の体に入っていた肉の目は一気に全て引き抜かれる。

京谷「波紋疾走《オーバードライブ》!!」

肉の目に波紋をぶつける。
肉の目は塵となって消える。

京谷「ふぅ。終わった。」
早苗「やったー!!抜き終わったー!!」
永琳「あ、あの何が起きたんですか?」
京谷「おぉ、起きたか。良かったぁ。」
永琳「あぁ!どうされましたか神様!?」
京谷「…………そこは直らないのね。」



『スティッキーフィンガーズ!!』



とある某所
二人の男が紅茶を嗜んでいた。
そこに一人の女が入る。

?1「テオス様。」
?2「なんだ。今忙しいのだ。後にしてくれ。」
?3「僕の事は良いよ。それより話を聞いてやってくれ。」
?2「……友の頼みなら仕方ない。要件はなんだ?」
?1「……ルックがやられました。」
?3「………」
?2「そんなことか。それで?」
?1「『あの人間』が矢を手にいれる事になりますが。如何なさいますか?」
?2「あの矢は必要だからな、取り返せ。」
?1「分かりました。この『アクトン・ウーマン』にお任せを。」

そういって女は消える。
一人の男は紅茶を飲む。
もう一人も紅茶を飲む。





どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
………何か……シリアスが出てきましたね。
次回は戦闘無しにしたいと思います。
では次回もお楽しみに。


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一時の休息

現在、京谷、利久、安神、早苗、妹紅の五人は客間でおもてなしされていた。普通の光景だ。
だが、

利久「…………」
安神「…………」
早苗「…………」
妹紅「………永琳ってこんな奴だっけ?」

そう、

京谷「…………」
永琳「♪~~」

京谷の腕に『永遠亭』の医者、八意永琳が引っ付いてなければ普通と言えた。

京谷「あのさー、永琳さん?」
永琳「♪~~」
京谷「駄目だ、全然聞いてない。」
鈴仙「す、すいません。うちの師匠が。」
京谷「あー気にしないで。」

京谷は時計をおもむろに見る。
今は午後6時だ。

京谷「おい安神、利久。そろそろ帰った方が良いぞ。」
利久「あっ!ほんとだ!」
安神「あー母ちゃんに怒られるわ。」
妹紅「私が連れて帰るよ。」
利久・安神「ありがとうございます。」
早苗「あ、じゃあ私はちょっと用を終えてから……」

そう言い早苗は黄金の弓矢を手に取る。が、

永琳「それに触れるなぁぁぁぁ!!」
早苗「ひぃ!!」
鈴仙「うぇ!?」
京谷「みゃッ!?耳がッ!!」
永琳「失礼しましたぁぁぁぁ!」
京谷「ぎにあぁぁぁぁぁ!!」




『キングクリムゾン!!』
※早苗は渋々帰りました。




京谷「み、耳が……耳が………」
鈴仙「あのー…大丈夫ですかー?」
永琳「あぁ!申し訳ございません神よ!」
京谷「あ、後、その神って言うのやめてくれませんか?」
永琳「で、では何とお呼びすれば宜しいのですか!?」
京谷「な、名前で良いですよ。永琳さん。」
永琳「え!?えぇっと、では、き、京谷?」
京谷「な、何ですか?」
永琳「……………」
京谷「え、永琳さん?」
鈴仙「…………あー駄目ですね。顔真っ赤にして気絶してる。」
京谷「………なんじゃそりゃ。」



『キングクリムゾン!!』


鈴仙「それで、どうします?」
京谷「と、言うと?」
鈴仙「ここで一晩過ごすのか、家に帰られるか。」
京谷「家……てか家は外の世界にあるし、守谷神社に帰ることになるんだよね。」
鈴仙「はぁ。」
京谷「けど、今回は弓矢の件もあるから、ここに泊まってく事にするよ。」
鈴仙「……分かりました。ですが、家事は手伝ってもらいますよ。」
京谷「それぐらい分かってるさ。」



『キングクリムゾン!!』



『食事中』
鈴仙「……………」
てゐ「……………」
輝夜「え……永……琳……一体……何が………」
永琳「美味しゅうございますか?京谷。」
京谷「…………いやさ……」


京谷・輝夜「何で引っ付いてんだ(の)よ!」


京谷「食事位ゆっくりさせてくれよぉ。」
輝夜「れれれれ鈴仙、永琳どうなったののの?」
鈴仙「その詳細は京谷さんに聞いてください。」
輝夜「京谷!あんた永琳に何をしたのよ!」
京谷「何もしてない。それは言える。」
永琳「え?」
京谷「ゑ?」
永琳「一度来られましたよね?」
京谷「ちょ、ちょっと待って。一体なんの事か。」
永琳「覚えてないのですか?私にこの弓矢を預かってくれと申しましたよ?」
三人「何それ?」
京谷「訳あり弓矢。後、ちょっとごめんね。『ヘブンズドアー』」

京谷の右手が永琳の顔に触れると永琳は気絶する。

輝夜「ちょっと!何をしたの!?」
京谷「ちょっと黙ってて。」
てゐ「何をしてるんだい京谷は?」
鈴仙「何かめくってますね。」
京谷「……ん?えぇと、『神がここに来た。私はその妖しさと美しさに呑まれた。私のような賢者でさえも虜にさせた。そして額に何かを埋め込まれると同時に神の命令に従った。』」
鈴仙「神?」
輝夜「あんたが、その神なのね。よし!潰す!」
京谷「俺は知らねぇよ!」
輝夜「問答無用!弾幕じゃぁあ!」
てゐ「外でやれよ!」


『キングクリムゾン!!』


『就寝時刻』
京谷「つ、疲れた。なんだよあの能力。えらいチートじゃねぇか。」
永琳「一緒に寝させてもらいます!」
京谷「………もう好きにして良いよ。」

京谷は少し疲れた面持ちながらも、日記のような物を取り出す。

永琳「京谷。それは?」
京谷「レポート。」
永琳「どのような物で?」
京谷「君は寝てて良いよ。」
永琳「………」
京谷「分かった分かった。見ても良いけど邪魔はしないでよ。」
永琳「はい!」

京谷は渋々、見られながらレポートを書く。

『現在使える固有能力
・キラークイーン  ・クレイジーダイヤモンド
・ヘブンズドアー     ・ザ・ハンド
・エコーズAct3      ・クリーム
・キングクリムゾン(二秒程)・D4C        
・世界《ザ・ワールド》(一秒程度)
・メイドインヘブン(継続時間二秒)    』


京谷「こんなんか。さてと弓矢を観察するか。」
永琳「えっ!?いつの間に!?」

京谷は驚いてる永琳を尻目に弓矢の観察をする。

京谷「あぁ、後ちょっと欠片を採取っと。『星の白金《スタープラチナ》』」
永琳「な、何をされておるのですか?」
京谷「いよっと!」
永琳「………」

京谷は変化させた右手で矢の端を少し取る。

京谷「これは……この本にいれるか。」

京谷はレポートを書いた日記帳に欠片をいれる。

京谷「ちょっと、えーと、厠に行ってくるよ。」
永琳「あ、はい。行ってらっしゃいませ。」
京谷「そだ、試しに『世界《ザ・ワールド》』時よ止まれ。」

すると一秒、一秒だけだか京谷の目に映る世界が色を失った!しかしそれも一秒。直ぐに色は戻った。

京谷「ふーん。これなら普通に行けば速いや。」

京谷は厠まで歩く。



『キングクリムゾン!!』



京谷は廊下を歩いていた。しかし突然歩みを止める。

京谷「……紫さん。見てないで話でもしましょうや。」
紫「あら、ばれた。」
京谷「んで?何のご用ですか?」
紫「ふふ、勘が良いのね。まるで誰かみたい。」
京谷「……『皇帝《エンペラー》』」

京谷は右手に持っているエンペラーを紫に構える。
しかし紫は驚きもせず口元を扇子で隠す。
その目はとても落ち着いていた。

紫「ふふっ、怖い怖い。」
京谷「……やっぱ貴女には『見える』から通用しないか。」
紫「でも、恐かったわよ。」
京谷「嘘つけ、微塵も思ってない癖に。」
紫「あら酷い。」

京谷はエンペラーを戻す。

京谷「それで?何のご用ですか?」
紫「あら?貴方なら分かってる筈だと思うけど。」
京谷「………神……GOD……弓矢……何かしらあるとは分かります。けど、核心を突いてる訳じゃあないですよ。」
紫「それじゃあ幻想郷に………」
京谷「『スタンド使いが目覚めて害を及ぼす。』」
紫「………やっぱり気づいてたの。」
京谷「おおよそ。紫さんが考えそうな事だよ。まぁ例外もいるけど。」
紫「その点は謝罪させてもらうわ。」
京谷「めんどくさいから謝んなくて良いよ。」
紫「ありがとう京谷。じゃあね。」

紫は何も無い空間に別の空間を出現させ、その別の空間に入る。

京谷「……さて、寝室に行きますか。」

京谷はそう言い部屋に戻る。
部屋に戻る。しかし京谷はある違和感を覚える。

京谷「(ん?何だ、この感じ)」

京谷は周りを見渡す。その違和感には直ぐに気づく。

京谷「………はっ!まさか………」

京谷は気づく。しかしそれは、ある意味気づかなかった方が良かった。

京谷「ゆ、弓矢が


         『ない!』



永琳「うぇ!?」
京谷「だー!持ってかれたー!」

京谷の叫び声は竹林に響く。




どうもうぷ主の鬼の半妖です。
………なぁにこれ?( ´・∀・`)
戦闘無しは書くのがちょい難しい。
後、京谷君が時間系のスタンドの固有能力を手に入れました。
それでは次回もお楽しみに。


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棘と刺客

『翌日』
現在、守谷神社。

京谷「………ということで弓矢が誰かの手に渡った。以上。」
神奈子「何をやってんだいあんたは。」
永琳「『あんた』……ですって?」
諏訪子「何で竹林の医者が居るんだよ。」
早苗「何でも、『弓矢を監視してなかった自分のせいで盗まれた!』とか言って聞かないんですって。」
諏訪子「てか、何であんなに変わってんだい?しかも…」

諏訪子は永琳と京谷に指さす。

諏訪子「京谷の腕に何で捕まってんだい?仕事は?」
早苗「京谷さんも言ったんですけど、聞かないんですって。」
諏訪子「豹変しすぎたぞ、ありゃ。」
神奈子「あぁん?神にいちゃもんつけるきぃ?」
永琳「私にとっての神は京谷ただ一人よ。もし私が百歩譲ってあんたが神と言うなら、京谷は最高神よ。」
京谷「何この下らん口喧嘩。」
神奈子「上等じゃあないか。かかってこいよヤブ医者。」
永琳「不老不死舐めんじゃないわよ。駄神。」

永琳の発言が引き金となり、神奈子と永琳は外で弾幕を放つ。神奈子は所々柱を放ち、永琳は所々弓で攻撃する。

早苗「と、ところでですけど、京谷さん。弓矢が何処に行ったか分かりますか?」
京谷「……いや、残念だけど『ハイウェイスター』の匂いの射程距離外だから分かんない。」
早苗「そ、そうですか……。」
京谷「ハミパの能力が使えれば話は別なんだろうけど。」
早苗「あー、ハミパですか。」
諏訪子「はみぱ?」
京谷「『隠者の紫《ハーミット・パープル》』、簡単に言えば『念写』できる能力かな?」
文「念写できれば良いんですね?」
京谷「あ、文ちゃん!?いつの間に!?」
文「あ、文ちゃん…ごほんっ!えぇと念写できれば良いんですね?」
京谷「う、うん。」
文「念写の能力者なら知り合いに一人います。」
京谷「おぉ!マジで!?」

京谷は驚き、文に近づく。

文「き、京谷さん///近いです///」
京谷「あ、ごめん。」

文は咳払いをした後、話を続ける。

文「そ、それでですが、その知り合いのところで念写させてもらえば宜しいかと。」
京谷「案内して!今すぐ!」
文「あっはい。」
京谷「よし!早速行くぞぉ!」
早苗「私も行きまーす!」

何だこの空気?





『キングクリムゾン!!』





文「……本当、何なんですか京谷さん。」
早苗「スタンド使いです!」
京谷「やっぱり『ハイウェイスター』に変化させたチェンジャーの方が楽だわ。」

文は二人の速度に合わせて飛んでいるが、足が着いてないのに人間には出せないスピードで向かっている京谷に文は驚きを覚える。




『キングクリムゾン!!』



京谷「ここかい?」
文「ここです。」
早苗「ここなんですか。」
京谷「ココ・ジャンボ」
文・早苗「貴方は何を言っているんだ?」
京谷「気にしないで。」
文「まぁ、開けますよ。」

文は目の前に扉の取っ手に手を掛け捻りながら開ける。
京谷たちの目には先がよく見えない程暗かった。

文「はたてー。いるー?」
京谷「こうも簡単に入って良いのか?」
早苗「大丈夫らしいですよ。」
文「はーたーてー。………」

しかし返事が返ってこない。

文「居ないのかしら?はーたーてー。」
京谷「困ったなぁ。念写が出来たらそれで良いんだけど。」

ふと、早苗の目に影が映る。早苗は後ろに振り向く。

早苗「………もしかしてこの人ですか?」
京谷「ん?この人?」

京谷は早苗の発言で後ろに振り向く。
そこに、一人いた。

文「んー?あ、はたて居たんなら返事しなさいよ。」
はたて「………………」
文「はーたーてー。返事位しなさいってば。」

文ははたてに近づく。
だが、はたては
文の首を掴んだ!

文「ガッ!カハッ!」
京谷「文ちゃん!!『波紋疾走《オーバードライブ》』!!」
はたて「ぐぶぅ!!」

京谷が放った攻撃で、はたては三メートル程吹っ飛ばされる!

京谷「大丈夫!?文ちゃん!」
文「な、何とか。けど何故はたてが!?」
京谷「分からない。でも、あの目は『正気の沙汰』じゃあなかった!いきなり首を掴むなんて!」
早苗「まさか、スタンドですか!?」
京谷「恐らく。だが見つかんないから『ハイウェイスター』!!」

京谷は空中に漂う匂いを嗅ぐ。

京谷「……いた!見つけた!」
早苗「ど、何処ですか!?」
京谷「早苗ちゃん!はたてちゃんを押さえてて!」
早苗「えっ!ちょ!!」

京谷は森の中に入っていく。





『キングクリムゾン!!』




京谷は匂いの元にたどり着く。そこには一人、男がいた。京谷はその男に尋ねる。

京谷「貴様か?」
?「はぇ?何方でしょうかぁ?」
京谷「『変化者《チェンジャー》』」

京谷は自身のスタンドを出し、攻撃を仕掛ける。が、

?「いよっ!」
京谷「なっ!?」

男は生身の腕でスタンドの攻撃を止めたのだ!

京谷「貴様、スタンド使いか。」
?「スタンド使いならスタンドも見えるからねぇ、攻撃仕掛けるのも見えてたよぉ。」
京谷「なら、これはどうだ!」
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」

チェンジャーのラッシュ!しかし男は立っている!

京谷「き、効いてないだと!バカな!」
?「にしし、効かない効かない。『生命を操作する』スタンドには敵わない敵わない。」
京谷「『生命操作』?だが、それとスタンドと何の関係が?それに何故自ら暴露するのだ?」
?「いっぺんに質問されても答えれないよぉ。まぁ答えるけどぉ。」

男は京谷の周囲をゆっくり歩きながら話す。

?「僕のスタンド能力は『生命を操作する』、木であったり人間であったり、動物であったりと生きてるものならなんでも操作出来るんだぁ。スタンドは魂の結晶の様なもの、つまりぃ、ある意味『生きてる』んだわぁ。スタンドの攻撃力を皆無にさせることなんて簡単簡単ー。」

と男は歩みを止める。

?「そして何故自ら暴露するのか、だったねぇ。」

すると!京谷の足に束縛感が走る!

京谷「ッ!なんだッ!?」

京谷は足を見る。そこには!木が纏わりついていた!

京谷「こ、これはッ!!木か!?」
?「正確には木の根っこの集合体さぁ。」

男は両手を後頭部に当て、右足を前に出した!

?「そしてあんたは、ここで始末されるんだよぉ!」
京谷「ッ!うおっと!!」

京谷の体が持ち上げられる!木の根は京谷を別の木にぶつける!

京谷「ガッ!」
?「へぇ、まだ耐えるのかぁ。じゃあ本気で潰すぅ!」

木の根は京谷の体を連続で別の木々にぶつける!

京谷「ガッ!クボォ!ゲバァ!」
?「ほーらほらぁ。どこまで耐えるかなぁ?」
京谷「ゴホッ!グボッ!」

京谷は叩き続けられ口元から血が飛び出す!

京谷「…………」
?「ありゃあ?もう終わりぃ?つまんないのぉ。」

男は京谷の脚に絡み付いている木の根を退けて京谷を尻目にその場から立ち去る。

京谷「……『ゴールドエクスペリエンス』……」ボソッ

京谷は意識がまだ意識を保っており右腕を変化させる。
京谷は自身の心臓部に手を当てる。





『キングクリムゾン!!』





早苗「お、重い……です……」
文「休んで……良いですよ……早苗さん……」
早苗「流石に……二人で……抑えても……キツイものがあるのに……一人に……させるわけ……には……いけません……よ……」

しかしそのかい無く、はたてが二人の手を掴み二人を投げ飛ばす!

早苗「きゃっ!」
文「うわわっ!」
はたて「…………」
文「………ッ!はたて!さっさと目を覚ましなさい!うざったいんだよ!」

文の暴力的な発言。だがそれも虚しく別の声が代わりに答える。

?「ざーんねーん。君たちの声は届かないよぉ。」
文「!?」
早苗「まさか!?スタンド使い!?」
?「だーいせーいかーい!僕が操ってまーす!」
文「ふっざけんなぁ!」

文は本気の速度で男に近づく。だが、

?「何したのぉ?」
文「なっ!?何でッ!」
はたて「フッ!」
文「ガハッ!」
早苗「文さん!」
?「効かない効かない。君たちじゃ全然効かない。」
早苗「文さんの仇!」

早苗は弾幕を放つ。

?「いよっと。」

しかし男は後ろに下がり木に触れる。
男が触れた木は生きているように枝や根が動き、早苗の動きを封じる。

早苗「こ、これはッ!」
?「効かないよぉ。そして君たちには僕に勝てないよぉ。」



京谷「それでは貴様は俺には勝てないな。」



?「!?」
早苗「き、京谷さん!今までどうしてたんですか!?」
京谷「ちょっとばかし血ヘド吐いてただけだ。気にするな。」
早苗「意味が分かりませんよ!てか、大丈夫なんですか!?」
京谷「平気だ。」
?「……何で僕の攻撃を受けたのに立っていられるんだぁ?それより君、あそこで死んだんじゃあないのぉ?」
京谷「……種明かしと行こうか。」

京谷は変化させた右腕を見せる。
見てみると他の腕より少し細く、金色に輝いていているのが男には見えた。

?「それはなんだいぃ?」
京谷「俺の能力は『変化する』能力、貴様の能力と共鳴し俺は『命を与える』能力を手に入れた。それにより俺は回復できて生き延びることが出来たのさ。最も、俺も危なかったがな。」
?「……そんなこと、あって良いと思ってるぅ?」
京谷「貴様の能力と人格も、この世界ではあってはならん事だと思うが……まぁ貴様の様な人間の自己中心的な考えは他者の意見を聞かないのが普通だな。今すぐここで再起不能にさせる事にしよう。」
?「何で僕自身を差別するのぉ?酷いよぉ。」
京谷「貴様の言ったことも差別に等しいのが分からんのか?糞ガキ。」
?「誰がァ糞ガキだぁとぉ!?」

男は京谷に向けて木の枝や根をぶつけようとする。

京谷「『変化者 魔術師の赤《チェンジャー マジャンズレッド》』」

京谷の発言で変化したチェンジャーが出現する。
チェンジャーは纏っている炎を操り、木の根や枝を燃やす。

?「あー!」
京谷「お前は植物はほとんど操れるのに対し、人間や妖怪は一体しか操れん。と、すれば人間には意識が保っている場合があるので、その分操れる人数にも制限がかかる。ならば、比較的操り安い木などは燃やせば良いだけだ。」
?「お前ぇ許さないよぉ。死んで償えよぉ!」
京谷「クロスファイヤーハリケーン!!」

京谷の発言で十字架の様な形で出現された炎は周りの木々を燃やす。

?「…………」
京谷「これで貴様も攻撃できまい。……だが、俺も鬼じゃあない。お前の願いを一つだけ叶えてやろう。」
?「………どんな願いでもぉ?」
京谷「あぁ。」
?「………なら、消えろ!お前は死ね!」
京谷「………あぁ、そういえば俺にも願いはあったなぁ。」
?「???」
京谷「俺の願い、それは……



   『貴様の願いを全く聞かないことだ』


       『俺は許さない』




        『駄目だな』




京谷はその言葉と共に男を燃やす。
その後、ヘブンズドアーで調べたがめぼしい情報がなかったそうな。


京谷vsウザ男(京谷命名)
炎で燃やされこんがり焼けて、再起不能!




『キングクリムゾン!!』



京谷「さて、はたてちゃんも救ったし、能力の共鳴は出来たし、後は………」
早苗「?京谷さん?」
京谷「紫さーん!!」
文「そんなんで出てくるわけが……」
紫「はーい!何かしらー!?」
早苗・文「出てきたよ!」
京谷「ポラロイドカメラ頂戴。紫さん。」
紫「あげないけど、貸してあげる。」
京谷「サンキュー。」

紫は虚空からポラロイドカメラを取りだし京谷に渡す。

京谷「さて、『隠者の紫《ハーミット・パープル》』」

京谷は右手をポラロイドカメラに当てる。
すると、ポラロイドカメラから写真が出てくる。

文「でぇ!?触れただけで写真を!?」
早苗「これまんまDIO様じゃないですかヤダー。」
京谷「いや知らんがな。っと出てきた出てきた。」

三人が見たもの、それは


         『寺』であった。






『スティッキーフィンガーズ!!』





?3「………なぁ友よ。」
?2「………あまりその呼び方は止めろ。ヘドが出る。」
?3「………そうか、分かった。」

一人の男は席を立ち別の場所に座り本を読む。
もう一人の男は同じように席を立ち外に出る。

?3「………全く、大違いだな。あの子とは。」

彼は歩みを進める。



どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
寺……何でしょうね?まぁ皆さんならもうお分かりでしょうが。後は………あの子?誰だ?
後、評価バーに色がついてました( ≧∀≦)ノうれぴーです。
では皆さん。次回もお楽しみに。


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戦いと思い

CD=クレイジーダイヤモンド


京谷「念写で出てきたのが……『寺』?」
文「寺といえば『命蓮寺』位ですけど…何故?」
早苗「でも、ここに行けば矢があるんですよね。善は急げですよ!京谷さん。」
京谷「それもそうだね。んで、その命蓮寺って何処?」
早苗「人里から少し離れた所ににありますよ。」
京谷「………おうふ。」
早苗「……何かあったんですね。京谷さん。」
京谷「けど行かなきゃな。人里に……」

京谷は渋々ながらも京谷は人里に行く。
ちなみに人里まではハーミットパープルを使い移動したそうな。



『スティッキーフィンガーズ!!』



人里。ここに二人、男子が歩いていた。

利久「………」
安神「………」

二人はある場所まで来ていた。

利久「……なぁ安神。」
安神「何、利久。」
利久「俺たちなんでここに来たんだっけ?」
安神「……確か……何故か招待されたな。寺子屋に人が来て。」
利久「嫌な予感しかしないんだけど。帰って良い?」
安神「ここまで来たんだ。引き返すのは失礼だと思うぞ。」
利久「だよねー。」

そう、二人が今いる場所は、

寺の門前であった。
二人は歩んで中に入る。

利久「お邪魔しまーす。」
安神「お邪魔しまーす。」

と、寺の中から鼠の耳を着けた人物が現れる。
その人物は二人の目の前に立つ。

?「いらっしゃい、よく来てくれたね。私は『ナズーリン』まぁ妖怪さ。知ってるだろうけど。」
利久「今さら妖怪でどうこう言えませんからね。」
安神「確かに。」
ナズ「後、私のことはナズと呼んでくれて構わないよ。さて、聖のところに案内する。着いてきて。」

二人は客間まで案内される。



『キングクリムゾン!!』



ナズ「ここだ。」

ナズーリンは襖をこんこんと叩く。

?「どうぞ。」
ナズ「失礼するよ。」

ナズーリンは襖を開ける。二人が見た人物は髪が紫から黄色という変わった髪色の女性であった。
その女性は立ち上がり、二人に挨拶をする。

?「初めまして、聖 白蓮(ひじり びゃくれん)と申します。本日はわざわざ御越しくださりありがとうございます。」
利久「長谷川利久です。どうも。」
安神「安神康則です。どうも。」
聖「さぁ、どうぞお座りください。」

利久と安神は用意された座布団に座る。

聖「ナズ、お茶の用意は?」
ナズ「一輪がやってくれている。心配するな。」
聖「分かりました。もう構いませんよ。」

ナズーリンはその場から離れ、寺を彷徨く。

聖「では何故、貴方たちを呼んだ理由について教えます。」
利久「まぁ、その点が分からないんですよね。僕たちなんてただの人間ですし。」
安神「そうそう、僕たちただの人間ですよ。呼ぶ理由なんて………」
聖「ただの人間なら竹林のお医者様の助手さんを倒せるとでも?」
利久・安神「!?」
聖「ふふっ、その反応。図星ですね。」

利久と安神は何時でも攻撃できるように準備していた。
しかし目の前の女性、聖白蓮は構えることすらしない。

利久「………貴女には……見えるんですか?」
聖「?何がですか?」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久はクレイジーダイヤモンドを出した。が、

聖「???何をしているのですか?」
利久「………見えないんですね。」

利久はクレイジーダイヤモンドを戻す。

利久「……失礼しました。それで?僕たちを呼んだ理由をお聞かせ願いますか?」
聖「いえ、貴方たちを呼んだのは他愛もない理由ですよ。」
安神「他愛もない?僕たちが普通でない事を分かっていながらですか?」
聖「ええ。『ここでは普通』ですがね。」
利久「私が出したスタンドが見えないのに?」
聖「………すたんど?なんですか?」
利久「僕たちは貴女たちには見えない者を使えます。そして貴女たちには見えない。……これのどこが普通ですか?」
聖「……至って普通ですが。」
安神「駄目だこりゃ、分かってないよ。」

利久、安神はともに頭を抱える。
そんな事にもお構い無しに聖は話す。

聖「そんな事よりお願いがあるのですが……」
利久・安神「???」
聖「いえ、貴方たちの実力を見込んでなんですが……」
利久・安神「……何か……嫌な予感が…」



『キングクリムゾン!!』



利久・安神「やっぱりこうなるよねー。」

何故か二人は外に出ていた。その目の前に二人の人物。

?1「ねぇ聖。」
聖「何ですか?村沙。」
村沙「本当に戦っても良いの?」
聖「あの子たちも良いと言っていますから、大丈夫ですよ。」
利久・安神「誰も言ってません!!」
村沙「って言ってるけど。」
聖「はて?何を言ってるのでしょうか?」
?2「駄目ですね。聖のお遊びが発動してる。」
村沙「ありゃこれはこれで最悪だね。」

利久と安神の目の前の二人の人物は自己紹介を始める。

村沙「……ま、さっき聖が言ってたけど村沙 水蜜(むらさ みなみつ)だ。村沙と呼んでくれ。」
?「私は雲居 一輪(くもい いちりん)と申します。すいません、聖のお遊びに付き合わせてしまって。」
利久「もう……慣れました(困惑)」
安神「おーい大丈夫か?えっと、僕は安神康則です。こっちは僕の友達の長谷川利久です。宜しくお願いします。」
利久「……ど、どうも………」
聖「さぁ!さっさと訓練を始めちゃってください!」

村をと一輪は構える。

安神「……もう……ここまで来たんだ。やろうじゃないか。」

『ブチッ』
すると!利久から鳴ってはいけない音が鳴ってしまった様な気がした!

安神「お、おーい利久ー?」
利久「……なんで……」
安神「あー、しまった。」








利久「何で俺たちが毎度毎度戦わなくちゃいけねぇんだよおぉぉぉ!!」






村沙・一輪「……えっ?」

村沙と一輪は驚く。それもそうだ。利久は見た目は大人しそうに見える。その分、怒る行動に対して皆は考えないからだ。
だが、利久は怒っている!何故なら、利久が得たくも無いのに得てしまった能力のせいで関わりたくもない『運命』に巻き込まれてしまったからだ!スタンド使いは戦わなくてはならない『運命』に!

利久「こちとら能力手に入れてめちゃめちゃ迷惑してんだよ!俺は戦いたくねぇのによぉ!糞がァ!!」
村沙・一輪「…………」
安神「ちゃんと構えていた方が良いですよー。」

利久は前へと出る。向かう先は村沙!

利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」
村沙「ッ!(この気配、ヤバい!)」
CD「ドラァ!!」
村沙「ぐぬぉ!?」

村沙は何故飛ばされたのか分からなかった!その理由は単純!スタンドが見えないからだ!

一輪「あんまり……調子に乗らないことよ!」

一輪は金の輪の様なものも投げる。

CD「ドラァ!!」
一輪「嘘でしょ!?」
安神「僕も忘れないでくださいよ。」
一輪「ッ!」
安神「不協和音波紋疾走《アンハーモニーオーバードライブ》!!」

一輪も驚愕していた!投げた輪が『誰かに弾き飛ばされたからだ』!!しかし見えなかった!スタンド使いではないからだ!そして、その後ろに安神が近づいていた!安神は手に波紋を纏わせ攻撃を仕掛けた!

一輪「グフゥ!!」
安神「波紋が入った音!よし!」
村沙「一輪!!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」
村沙「なッ!?」
CD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ ドラァ!!」
村沙「グボハァ!!」
一輪「村沙ッ!!」
安神「あんまり余所見はいけませんよ。」
一輪「ッ!?」
安神「セイッ!!」
一輪「グッ!!」
安神「ズゥリャッ!」
一輪「ガッ!グハッ!ゲグッ!」
安神「山吹色の波紋疾走《サンライトイエローオーバードライブ》!!」
一輪「グボハァァァァ!!」

安神の波紋入り攻撃をくらい一輪が吹っ飛ばされる。
村沙はクレイジーダイヤモンドによりラッシュされ、吹っ飛ばされる。安神は無理な運動のせいか、その場に倒れ、利久は何も言わず、その場に立ち続ける。

聖「………これはこれは、中々ですね。」

聖は四人を運び、客間に休ませる。





『スティッキーフィンガーズ!!』




京谷「そろそろっと、人里にっ、着くねっと。着地は綺麗に出来ました。」
早苗「良いですよねぇ。飛べないから別の方法で移動を楽にしてるんですから。」
京谷「滅茶苦茶、面倒なのは変わり無いけどさ。」

京谷はハーミットパープルの移動で人里まで着いた。

京谷「ふぅ………行きますか。」
早苗「はーい。」

京谷と早苗は人里内まで歩みを進める。





『キングクリムゾン!!』




京谷「いやー予想はしてたけど………」
早苗「これが予想の範囲内ですか?」
京谷「いや、規模が範囲外だった。」

京谷は目の前にいる人里の人間を見る。

京谷「えぇと、せいぜい100人いるのか。予想じゃ500いくかなぁと思ったのに。」
早苗「意外に多く考えてたよ、この人!!」
京谷「しかも、ほとんど迷惑かけてそうな人間ばっか。てか、外でいう『ヤンキー』どもばっか。」
モブ1「黙ってろ阿保が!」
モブ2「この間人里で弾幕勝負を見てたけどよぉ、どんな方法で勝ったのか知りてぇのさ。ここにいる全員がよぉ!」
京谷「どうせ言っても分かんないでしょ。アホだよね。アホでしょ君たち。」
モブ3「うるせぇ!さっさと教えやがれ!」

京谷は溜め息をつき、モブどもに話す。

京谷「えーと、能力を教えたらここから離れてくれるんだよね?」
モブ1「ああ!そうさ!だからさっさと……」
京谷「だが断る。」
モブ全員「!?」

京谷は何時ものDIOのジョジョ立ちをしながら話す。

京谷「この五十嵐京谷の好きな事の一つは貴様らのような思い上がっている雑魚共にNOと言うことなのだよ。つまり貴様らの願いは聞かん。」
モブ1「こ、こいつッ!100人いるのに怖じ気付いてねえ!」
モブ2「ッ!なら!テメーら!こいつをぶっとばすぞ!」
モブ共「おおぉぉ!」

京谷に向かうモブたち。しかし京谷は溜め息をつき、近くに落ちていた小石を拾う。

京谷「『世界《ザ・ワールド》』時よ止まれ。」

すると、周りの色が消える。その間、約一秒。その間に京谷は近くのモブに小石を投げる。

京谷「時は動き出す。」
モブ5「ん?………なんじゃあこりゃあ!?」

モブは自分の腹を見る。そこには
穴があった。
何故自分の腹に穴が空いているのか、分からずに声を荒げた。

モブ共「!?」
モブ5「腹が……穴が………穴が……」
モブ1「5ー!何で穴がー!?」
京谷「俺の能力の一つだ。さて、分かったらとっとと帰るんだな。『クレイジーダイヤモンド』」

京谷はモブの腹に手を当てる。すると、空いていた穴がみるみる塞がり、五秒後完全に塞がった。

京谷「俺は用事がある。ではな。」

モブたちは呆然と京谷を見ていた。
しかしその後、上白沢慧音に説教をされたモブたち。その話はまた別の機会に。



どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
またもや利久君と安神君の戦闘です。ちゃんと書けてるか心配です。←イマサラカヨ
とまぁそんな事より……利久君、恐い((((;゜Д゜)))
では次回もお楽しみに。


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時と弓矢

CD=クレイジーダイヤモンド


現在、人里道中。

京谷「…………」
早苗「京谷さん、どうしたんですか?」
京谷「…………ねぇ早苗ちゃん。」
早苗「はい?」
京谷「もっかい時止めやって良い?」
早苗「は、はぁ。構いませんけど。」
京谷「それじゃあ、『世界《ザ・ワールド》』時よ止まれ。」

京谷の発言で、京谷以外の色が失われる。

京谷「1………2………」

すると二秒後、色が戻った。

京谷「やっぱりか。」
早苗「何がです?」
京谷「時止めの時間が長くなってる。」
早苗「………それって………」
京谷「時を止める時間が一秒から二秒になってる。」
早苗「…………もうここまで来ると、まんまDIO様みたいじゃないですかヤダー。」
京谷「そんなに驚かないんだね。」
早苗「時を止める事のできる方が1人いますからね。驚…」

京谷は周りの色が失われるのが見えた!
京谷は周りを即座に見渡す。
そこに見えたのは一人のメイド服の女性!

?「………時は動き出す。」

突如!周りの色が元に戻る!

早苗「…かないのは当然、って京谷さん?」
京谷「……貴様、一体誰だ。」
?「それはこちらの台詞です。何故止まった時の中で動けるのですか?」
早苗「あ、咲夜さん。」
咲夜「あら、早苗。」
京谷「知り合いか?早苗。」
早苗「はい、あのメイドさんは十六夜 咲夜(いざよい さくや)といって紅魔館と呼ばれる赤い館のメイド長さんです。」
咲夜「そんな事より貴方、どうやって時を止めたのよ?」
京谷「教える必要があるのか?」
早苗「京谷さん?また何か考えてませんか?」
京谷「『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!時よ止まれ!!」

京谷はスタンドを出現させ、時を止める。
動けるのは京谷と咲夜のみ。

咲夜「……貴方も時を止めるのね。」
京谷「『も』か……関係無いがな。そして時は動き出す。」

そして周りの色は元に戻っていく。

早苗「………あれ?何もしてない。」
京谷「いや、したぞ。時止めの時間を長くした。」
早苗「そういう考え方でしたか。」
咲夜「へぇ、貴方には制限時間があるのね。」
京谷「……その口ぶりからして貴様には制限が無いように聞こえるが?」
咲夜「ええ、何秒だろうと何十秒だろうと、何時間だろうと止められるわ。」

京谷はその事を聞いた。
そして、笑った。

京谷「……フッ、フフフフ、フハハハハ!!」
咲夜「!?」
早苗「京谷さん!?」
京谷「実に素晴らしい!DIOの時止めよりも長く、止められる事ができるとは!こんなに嬉しく!こんなにハイッ↑になることは久しい気分だ!」
早苗「き、京谷さんが、壊れた………」
咲夜「(な、何なの。こいつ!)」

咲夜は恐怖していた!何故こんなに笑っていられるのかと!
その疑問が恐怖を呼び起こしていた!

京谷「ところでだが、咲夜よ。」
咲夜「!!な、何よ?」
京谷「そんなに怖がらなくても良いじゃあないか。君に質問をするだけなのになぁ。」
咲夜「…………」
早苗「…………」


京谷「君と……勝負がしたい。……それだけさ。」





『スティッキーフィンガーズ!!』




『命蓮寺』
利久「んうぅ?」
聖「あら、漸くお目覚めですか。」
利久「ここ……寺の中……ですね。」

利久は部屋を見回して確認する。
そして利久の横に聖が座っている。

利久「えーと、確か……あっ。」
聖「どうしましたか?」
利久「………あー、またやってしまった。」
聖「いやーしかし、お強いのですね。まさか弟子の二人を倒すなんて。」
利久「よいしょ。」

利久は少しふらつきながらも立ち上がる。

聖「どうされるんですか?」
利久「あの二人を治しに行きます。」
聖「治す?どうやってですか?」
利久「そんな事より、二人が休んでる部屋って何処ですか?」
聖「同じ部屋ですよ?」
利久「えっ?」

利久が左を向くと、安神、一輪、村沙の順で並んでいる。

利久「はぁ、何でこうなるんですか?」
聖「さぁ?何故でしょう?」
利久「……お遊びなんですね。分かりません。」

利久は一輪、村沙に近づき、手をかざす。

利久「『クレイジーダイヤモンド』」

その後、二人の傷が治っていく。

聖「まぁ!」
利久「終わりました。後は体力を回復させるだけです。」
聖「素晴らしいですね。どうです?仏教の入門なんて。」
利久「いえ、今は忙しいので入門だとか入信だとかは無理ですね。」
聖「あら……残念です。では、落ち着いたらということで。」
利久「はぁ。」
ナズ「おーい、聖ー。」

すると、襖が開けられナズーリンが現れる。
その手には利久には見慣れた弓矢があった。

利久「あっ!それはッ!」
ナズ「知ってるのか?お客人。」
聖「一体それは?」
利久「京谷さんが言ってた黄金の弓矢……何でここに?」

すると!ナズーリンの体が突如、利久の方へ飛ばされる!

ナズ「うおっと!」
利久「でぇ!『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久はギリギリのところでスタンドを出し、ナズーリンを受け止める。

利久「あ、危な……グオッ!!」

利久の体は、鈍い痛みと共に外に吹っ飛ばされる!

聖「利久さん!」

利久は何故自分の体が吹っ飛ばされたのか分からずにいた!
スタンドの攻撃なら自分には見えるのに対し、衝撃が走った時は何も見えなかったからだ!逆に人間なら、他の人物にも見えていた筈だ!なのに、聖もその様子は見られなかった!

利久「ッ!『クレイジーダイヤモンド』!!」

利久はスタンドを出し身を守る。が、

利久「グオッ!!」

利久の背中に激痛が走る!そこから池に着水する。

聖・ナズ「利久さん(お客人)!!」
利久「ゴホッ!ッ、はぁ、はぁ。」

利久は立ち上がり、周りを見渡す。
しかし、見えなかった!

利久「ど、何処に、居るんだ。」

そんな中、利久の近くから突如!
弓矢が出現する!

利久「ッ!?『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラァ!!」

間一髪のところで弓矢を弾き飛ばす。

利久「はぁ、はぁ、い、一体、何処から?」
聖「急に現れましたね。矢が。」
ナズ「そんな呑気な事言って良いのか!?」
聖「え?だって足跡あるじゃないですか。」
ナズ「えっ?」
利久「えっ?」
聖「ほら、そこにあるじゃないですか。」

聖の指さす場所には見覚えの無い足跡。

利久「……あ、あった。」
聖「それにナズーリン。貴女のそれはお飾りですか?」
ナズ「あ、それもそうだ。」

ナズーリンは背中の直角に折れ曲がった棒を持つ。

利久「?それは?」
ナズ「まぁ見てな。」

ナズーリンはその棒を持ったまま彷徨く。
しばらく彷徨くと棒どうしが重なる。

ナズ「利久!ここに攻撃を!」
利久「え!?わ、分かりました!『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラァ!!」
?「ガ、ブフォ!!」
利久「は、入った!」

ナズーリンが示した場所を殴るとスタンドから確かな手応えを感じた利久。

?「ッ!はぁ、グフッ。」
利久「!?き、急に現れた!!」
ナズ「いや、どっちかと言えば『透明になって姿を消していた』から殴られた影響で『能力が解除された』と言う方が良いね。」
利久「!!そういうことか!そいつのスタンドが透明になるスタンドだったのか!」
?「こ、こんな、バカなッ、この、私がッ、この、アクトンウーマンがッ……」

現れた姿は女性であった!

利久「まさか、透明になるスタンドだったとは。」
?「ッ!!」
利久「さて、姿を見せたので、『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララドッラァ!」
?「グギギャアァァァ!」
ナズ「おーおー、よく吹っ飛ぶなぁ。」
聖「そうですね。」



利久vsアクトンウーマン

結果 ナズーリンの探知で見つかり、利久のドラララッシュで、はるか彼方に吹っ飛ばされ、再起不能!!


利久「さてと、この弓矢を京谷さんに届けなきゃ。」
聖「それより、休んでいかれては?」
利久「あー、そうさせてもらいます。」

利久は寺の中に入り、休んだ。






『スティッキーフィンガーズ!!』






京谷「…………………」
咲夜「…………………」
早苗「………いや、何か喋ってくださいよ。」
京谷「……………あーお嬢様の姿を早く拝見したい。」
咲夜「!?な、なななっ!?」
早苗「京谷さん、まさかとは思いますが……」
京谷「そのまさか。」
早苗「京谷さん、ある意味失礼ですよ。」
咲夜「(こ、こいつ!)」
京谷「こいつじゃなくて京谷さ。」
早苗「やっぱりハミパですか?」
京谷「正解。」

そんな事をしていると咲夜が歩みを止める。
それに続き、京谷と早苗も歩みを止める。
その目の前には目が痛くなる程の大きな館があった。

京谷「うわー、目がチカチカする。」
早苗「私もです。」
咲夜「そんな事言ってないで、さっさと入るわよ。」
京谷・早苗「はーい。」

京谷たちは館の門へと入る。
その途中断末魔が聞こえたようだが、京谷は興味無さそうに館の中に入った。
中に入ると多くの薄い羽根を持った人物がメイド服を着ながらせかせかとしている。

京谷「……いっぱいいるや。」
早苗「後、京谷さん。ここにいるのは全員妖精ですので人ではないですよ。」
京谷「あ、そうなの。」
咲夜「……興味無さそうね。」
早苗「何時もの事です。」

京谷と早苗は咲夜の案内で、とある部屋の前に着く。
咲夜はドアをノックする。

咲夜「お嬢様。咲夜でございます。」
?「入れ。」
咲夜「失礼します。」

咲夜はドアを開け、中に入る。
京谷たちもそれに続く。

?「あら、お客人を呼んだ覚えは無い筈よ。」
咲夜「申し訳ございません。お嬢様。」
早苗「レミリアさーん。どうもー。」
レミリア「あら、早苗じゃない。それに…そこの外来人は…」
京谷「五十嵐京谷。ただの人間さ。」
レミリア「ふーん。私はレミリア・スカーレット。紅魔館の主よ。」
京谷「ところでさ。」
レミリア「何かしら?」



京谷「血の匂いしない?」



レミリア「!?」
咲夜「!?」
早苗「!?」
京谷「あー、図星?」
早苗「き、京谷さん。『ハイウェイスター』を使ったんですか?」
京谷「いや、入った時から少し匂うなーと思った。」
レミリア「…これはこれは、中々面白そうな奴じゃない。」
京谷「あんまり言われても嬉しくない。」
レミリア「あら、そう。それは失礼な事をしたわね。」
京谷「それよりさ、ちょっと頼み事があるんだけど良い?」
レミリア「いえ、聞く必要は無いわ。」
京谷「???」
早苗「レミリアさんには『運命を操る程度』の能力があるんです。」
京谷「あーなるほど。運命を見て僕たちが来ることも分かっており、尚且つ僕が咲夜ちゃんに頼んだことも知ってると。」
レミリア「ええ、そうよ。」
京谷「ついでに、ぶっぱなそうとしている槍は仕舞おうか。」
レミリア「!?」
早苗「!?」
咲夜「!?」
京谷「驚いてるね。まぁ知ってるけど。」
早苗「まさか、『エピタフ』……ですか。」
京谷「正解。未来を見ただけだけど。」
レミリア「未来を見る?」
京谷「それはまた今度。んで?どうなの?」
レミリア「……ふぅ、良いわ。咲夜との戦闘を許可する。」
京谷「やった!」
早苗「レ、レミリアさん!?大丈夫なんですか!?」
レミリア「大丈夫でしょ。咲夜。」
咲夜「分かりました。」

咲夜は時止めを使い外に出る。周りの色が失われ、動けるのは京谷と咲夜のみであった。
京谷は動ける時間の内に咲夜が出て行った方向を見る。
そして色が戻された時、京谷は後ろを向いていた。

レミリア「……やはり、止まった時の中を動けるのね。」
京谷「まぁね。それじゃあ僕も行くわ。」

京谷は外に出るため玄関に向かった。




どうも皆さん、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、今回は利久君が矢を手に入れて、京谷君が『エピタフ』の能力を手に入れて、『世界《ザ・ワールド》』の時間停止時間を長くさせました。ちなみにここで現在六秒程止められます。
さて次回は対戦ですね。けど、あまり期待しない方が良いと思います。
それでは次回もお楽しみに。


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考え方

ここは紅魔館の庭。
そこに二人の人物。
紅魔館のメイド長 十六夜咲夜
波紋&スタンド使い 五十嵐京谷
そして、庭が見えるバルコニーからは、
紅魔館の主 レミリア・スカーレット
京谷の付き添い 東風谷早苗

咲夜「………ねぇ一つ良いかしら?」
京谷「なーにー?」
咲夜「何故勝負を仕掛けようと思ったのか聞かせてもらえないかしら?」
京谷「……それは推測でお願いします。」
咲夜「あら、そう。じゃあ良いわ。」
早苗「………何でしょうこの感じ?」
レミリア「あら、早苗も気づいてたの。」
早苗「レミリアさんも、ですか。」
レミリア「ええ。何故か、




   『あの人間が勝つ運命しか見えない』




早苗「………やっぱり京谷さん、何か仕掛けてるのかな?」
レミリア「どうやってよ?ずっとあの京谷とかいう人間を見てるけど、何もしてないわよ。準備運動以外何も。」
早苗「うーん、なーんか引っ掛かるんですよねー。」
咲夜「そろそろ準備運動も終わったかしら?」
京谷「終わったけど一つ良いかな?」
咲夜「………何よ。」
京谷「いやね、ちょーっと聞きたくてさ。」
咲夜「さっさと言いなさいよ。」
京谷「えっとね、



     『隠してる秘蔵写真集』



         っていうのが気になってて…」
咲夜「今すぐぶち殺すわよ。」
京谷「あーごめーん。さっきの冗談冗談。」

京谷と咲夜は深呼吸をすると、表情を変える。

レミリア「……………」
早苗「……………」
咲夜「……………」
京谷「……………」

咲夜はナイフを数本構え、京谷は何時ものDIOのジョジョ立ちをする。

早苗「……………」

辺りには緊張感が走る。その静かさは心臓の音が聞こえそうなぐらい静かであった。

咲夜「……………」
京谷「……………」

そこに一枚の葉が空中に漂っている。
その葉は、ひらりひらりと空中を漂い、
地面に落ちる。

京谷「!!」
咲夜「『幻象 ルナクロック』」

咲夜は葉が落ちた音と同時に時を止める。がしかし!

咲夜「……ん?動かないわね。まぁ良いわ、片付ける手間が省け……ッ!?」

何と咲夜は!

      『動けなかったのだ!』


咲夜「なっ!?何故?何故動けない!?何故ぇッ!?」

すると五秒後、時が動き出す。
しかし京谷には傷一つ付いていない。
咲夜は動いていない。
その様子を見たレミリアと早苗は驚きを見せる。

レミリア「なっ!?」
早苗「なっ!?」
レミ・早苗「動いていない!?」
レミリア「バカなッ!咲夜は時を止めた筈。なのに!何故その場から一歩も動いていないの!?しかも二人とも!!」
早苗「それに京谷さんも動ける筈なのに!何故…何故!?」
咲夜「ガッ!!(バカなッ!動こうとしても何かに抑えられる感覚が出てくる!それも首だけじゃあ無い!体の間接全てに!圧迫感がある!一体こいつは!?)」
京谷「………………フッ。」
咲夜「



   (『こいつは一体何をしたんだ!?』)



京谷「………フフフフッ。」
咲夜「!?(こいつ、今笑った!?)」
京谷「

       フフフフフフフフッ


        フハハハハッ!




     アーッハッハッハッハッハ!!

                    」
咲夜「!?」
レミリア「!?」
早苗「!?」

京谷はその場で笑った!笑い続けた!その笑い声は不気味な程に!三人の心の中に抉りながら入ってくるかのように!

京谷「アーッハッハッハッハッハ!!」
咲夜「貴方………一体………何を……した……の……」
京谷「実に愉快ッ!愉快過ぎて笑いが込み上げてくるなぁ!フハハハハ!」
咲夜「こた……え……なさ……い……」
京谷「おっと失礼。つい、な。」

京谷はそのテンションのまま、咲夜に近づく。
もし普通の人間なら、この場で気絶しているだろう。
しかし咲夜は別の事を感じていた。それは、


『心が抉られる程の恐怖!!』

『安心!!』

その二つの感情が駆け巡っていた!

京谷「俺が何の策も無しに貴様に挑むと思ったのか?」
咲夜「!?で、でも!仕掛けた様子は…」
京谷「『見えなかった』だろう?」
咲夜「!?」
京谷「それもそうだ。『貴様らには見えぬ者を使用』したからなぁ。」
咲夜「見え……ない……もの……」
京谷「そうさ、外に出る前に俺のスタンドを変化させておいたのさ。『法王の緑《ハイエロファントグリーン》』になぁ!!」
早苗「ハイエロファント!?まさか、結界を!?」
レミリア「早苗!知ってるの!?」
早苗「京谷さんが扱う『者』は私たちには見えず、触れることさえ出来ない。つまり、その『者』が何かしたとしても気づく事は決して無い!!」
レミリア「何ですって!?それじゃあ、あの人間には勝てないじゃない!」
京谷「そう!俺はスタンドを変化させ、貴様の間接部全てに!結界を絡ませておいたのさッ!」
咲夜「バカ……な……こんな……事が……」
京谷「そしてッ!お前は最初に『何故勝負を仕掛けようと思ったのか』と聞いたなッ!」
咲夜「!?」
京谷「答えは単純だッ!」

京谷は咲夜の左足にあるナイフを仕舞う場所からナイフを一本取りだし、
結界で動かせない咲夜の二の腕を、

     『ナイフで切った!!』

咲夜「ッウ!!」

咲夜の二の腕から血が滴る。
こぼれ落ちていく血を京谷は、手を受け皿のようにして血を集める。

京谷「強者となるためだぁ!」

京谷は何と!自分のスタンドに!
咲夜の血を当てた!
スタンドに着いた血は即座に吸収される!

京谷「おぉ、おぉぉぉお!!こ、この感覚はッ!この高揚感はッ!」
レミリア「い、一体、何が!?」
早苗「わ、分かりません。でも、何か……ヤバい!!」
京谷「実にッ!実に素晴らしいッ!貴様の血で時を止める時間がもっと伸びたぞッ!」
咲夜「!?」
レミリア「!?血で!?」
早苗「まさか!共鳴を利用したぁ!?」
京谷「こんなに晴れ晴れとした良い気分は久しく味わったッ!最高にハイッ↑ってヤツだッ!」

京谷は笑い続けた!だが、それは直ぐに止まった!

京谷「さて、どれぐらい止められるか実験してみようではないか。『世界《ザ・ワールド》』!!時よ止まれッ!!」

その後!周りの色が失われる!

京谷「…1………2…………3…………4…………5…………6…………7……」
咲夜「!?」
京谷「………8…………9…………10秒経過。」
咲夜「(こいつ!大幅に増えてるッ!)」
京谷「11………12…………13…………14…………15秒経過。」
咲夜「(一体、どこまで!?)」
京谷「16…………17…………18…………19…………20…………21秒経過。」

二十一秒経った途端!周りの色が元に戻る!

京谷「フハハハハ!!二十一秒だ!二十一秒時を止められる事に成功したぞッ!!」
早苗「に、二十一秒ゥ!?DIO様よりも長いじゃあないですかッ!!」
レミリア「人間が二十一秒も止められるなんて……あの人間、一体何者なのッ!?」
京谷「さてッ!もう終わりとしようではないかッ!」
咲夜「(不味いッ!やられる!!)」
京谷「『世界《ザ・ワールド》』!!時よ止まれ!!」

そして再び、周りの世界は色を失う!

京谷「先程手に入れたこのナイフを使おうか。」
咲夜「ッ!!」

京谷は刃の部分を持ち、構える。

京谷「無駄無駄無駄無駄無駄 無駄ァ!!」

言い終わると同時にナイフを投げる。
投げた先には
先程切った二の腕!

京谷「時は動き出す。」

その発言で周りは色を取り戻す。
それと同時に、
ナイフも動き出す!

咲夜「グアァァァア!!」
レミリア「咲夜ッ!」

京谷の投げたナイフは咲夜の二の腕を貫通させた!

京谷「………さて、おいレミリア!!」
レミリア「!!な、何よ!」
京谷「この勝負、俺の勝ちだッ!もう終いにしようではないか。」
レミリア「なっ!?何ですって!?」
京谷「だーかーらー!俺の勝ちで良いよねー!?」
レミリア「うぇ!?え、ええ。い、良いわよ。」
京谷「はーい、しゅーりょー。お疲れー咲夜ちゃーん。」
咲夜「…………………あれ?」

京谷はスタンドを解除させ、咲夜を解放する。
対する咲夜とレミリアは、何が何だか分かっていなかった。

京谷「『クレイジーダイヤモンド』ちょっと動かないでね。」
咲夜「???」

京谷は貫通した部分に手を当てる。
すると、穴がみるみる塞がる。

咲夜「えっ!?な、何で!?穴が、塞がった!?」
京谷「あー驚いてる所悪いけど失礼。」
咲夜「ひぁっ!!」

京谷は咲夜を抱え、持ち上げる。所謂『お姫様抱っこ』で。

咲夜「な、ななななな何をしているの!?早く降ろして!!」
京谷「はーい、駄目でーす。」
咲夜「な、何でよ!?」
京谷「僕が償いきれない。」
咲夜「えっ?」
京谷「自分が傷付けたのに治療も無しで、怪我人の世話も無し。そんなの人間って言える?」
咲夜「……………」
京谷「これは、僕の償い。そうやって受け取ってもらえば良いさ。さて、咲夜ちゃんの部屋は何処?」
咲夜「………二階に上がって左から五番目の部屋。」
京谷「分かった。それじゃあ行くよ。」

途中、妖精たちに見られてはいたりしたが部屋に到着。
到着して京谷が咲夜をベッドに降ろしていると、京谷はちらっと咲夜が赤面しているところが見えた。何故赤面していたかは京谷にも分かっていない。



『キングクリムゾン!!』



京谷「いやー、お騒がせしてすいません。」
レミリア「…………貴方、何時もこうなの?」
京谷「いえ、今回は何時もよりテンション上がってました。」
レミリア「そ、そうなのね(困惑)」
早苗「まぁ、あそこまでハイになること見たこと無いですもんね。」
京谷「お詫び、といっては何ですが、今夜ここでお手伝いをしたいのですが。」
早苗「ちょっ!京谷さん!」
レミリア「……良いわ。咲夜も休んでいるし、今夜は貴方の手を借りる事にするわ。」
早苗「レミリアさんまで……」
レミリア「その代わり!」
京谷「???」
レミリア「私の話し相手も勤めてもらうわよ。」
京谷「御意に。」
早苗「はぁ、じゃあ私帰りますね。」
レミリア「はい、京谷執事。早速客人を門に案内して頂戴。」
京谷「分かりました。では早苗様、こちらでございます。」
早苗「あ、どうも。」

レミリアは京谷を見る。その目は何故か京谷が『安心』できる人物であるという『確証を得た目』をしていた。何故していたかはレミリア自身にも分からなかった。






『スティッキーフィンガーズ!!』






?3「………友以上になってしまったか、



        『息子』よ。


と言っても僕にはもう、あの子に親と呼ばれる資格も、あの子を息子と呼べる資格も、もう何処にも無いがな。」

そう言って男は歩き出す。悲しみの目をしながら。




どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
なんと!なんとなんと!京谷君が21秒も時止めができることに成功しました!DIO様がちっぽけに見えてしまう、この差!もうえげつない!後、京谷君がハイになってやらかしたようです。咲夜ファンの皆様ご免なさいm(_ _)m。
次回は戦闘無しになります。
では次回もお楽しみに。


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ほのぼのと新しい出会い

現在、京谷は紅魔館で咲夜と共に紅茶の入れ方を教わっていた。

咲夜「…………という感じね。後は時間通りに待てば淹れるだけよ。」
京谷「ほぉー、こりゃ凄い。」
咲夜「あら、そう。それはどうも。」
京谷「時間を加速させて茶葉が一番旨い状態にさせるとは。そこまで俺考えねーや。」
咲夜「いや、そっちかい。」
京谷「時の加速はこっちもできるけど、俺が考えつくのって世界の一巡しか思いつかねぇや。」
咲夜「………何を考えているの?」
京谷「漫画に世界を一巡させるっていう考え方があってさ。それしか思い付かなかった。」
咲夜「世界を一巡?どういう意味?」
京谷「一回この宇宙を加速させて、その宇宙を始めからやり直すっていう考え方。」
咲夜「一巡させてどうするの?」
京谷「どうするとかじゃあなくてね、単に安心を得るために考えたらしいからさ。」
咲夜「安心?世界の一巡と安心が何の関係があるのよ。」
京谷「世界を最初の頃に戻させることで、自分に降りかかる火の粉から逃れられるっていう考え方なんだよね。」
咲夜「……それはそれでつまらなさそうね。」
京谷「そりゃね、何もかも分かったらつまんないもん。驚きがあるから面白いんだし。」
咲夜「ふふっ、そうね。さて、そろそろ紅茶ができるわ。お嬢様のところに行くわよ。」
京谷「りょーかい。」

二人は肩を並べ、止まった時の中を歩き出す。




『キングクリムゾン!!』



咲夜と京谷はバルコニーに着く。

咲夜「お嬢様、今回の紅茶です。」
レミリア「あら、ありがとう。京谷。」
京谷「如何いたしましたか?お嬢様。」
レミリア「私の話し相手を勤めなさい。」
京谷「御意に。」

京谷はレミリアの向かいに移動する。

レミリア「座っても良いわよ。」
京谷「ありがたき幸せ。」

京谷はレミリアの向かいの椅子に座る。

レミリア「咲夜。」
咲夜「何でしょうか?」
レミリア「貴女もいなさい。命令よ。」
咲夜「分かりました。」

咲夜はレミリアの近くに移動する。

レミリア「……何をしているの?」
咲夜「……と申しますと?」
レミリア「貴女は京谷の隣に座りなさい。これも命令よ。」
咲夜「!?」
京谷「宜しいのですか?こんな狂った人間の横に座らせても?」
レミリア「貴方が決める事じゃあない筈よ。」
京谷「失礼。失言でした。」
レミリア「咲夜、貴女も早く座りなさい。」
咲夜「は、はい///」

咲夜は京谷の隣に座る。それを見たレミリアは京谷に話す。

レミリア「さて京谷、聞きたい事があるわ。後、もう敬語は無しで良いわ。」
京谷「……では、ふぅ。それで?何を聞きたいんですか?」
レミリア「貴方の能力よ。聞きたいことはそれだけ。」
京谷「ふむ。先ず何から説明すれば良いのか?」
レミリア「簡単で良いわ、簡単で。」
京谷「それじゃあ先ずは、僕の能力から。僕の能力は『変化する』ただそれだけの能力さ。」
咲夜「変化?では何故私の体が動けなかったのでしょうか?」
京谷「あれは僕の『魂の結晶』が具現化したものであって、能力では無いんだ。」
レミリア「へぇー。『魂の結晶』ねぇ。面白そうね。」
京谷「まぁ、何故僕たち以外には見えないのかは分かっていませんが。」
レミリア「僕『たち』?」
京谷「他に二人、いるんですよ。僕と同じ存在が。」
咲夜「案外、少ないのね。」
京谷「そりゃね。といっても元は人里で普通に暮らしてた人間だけどさ。」
レミ・咲「!?」
京谷「そうだろうね。ま、俺も人間なんだし大丈夫でしょ。」
レミリア「……そういう問題かしら?」

京谷は立ち上がり、室内に入ろうとする。

レミリア「あら?何処に行くの?」
京谷「ちょいトイレにね。」
レミリア「案内は?」
京谷「平気さ。」

京谷はそのまま室内に入る。しかしながら、それを見ていた咲夜は少し、悲しそうだった。



『キングクリムゾン!!』


京谷「………さて、そこのスタンド君は僕の監視でもしてるのかな?」

京谷は廊下を歩いていると、右端に小さく光る金色の何かがいた。

京谷「誰のスタンドか知らないけど、このスタンドは見慣れた奴だな。それじゃ『ハイウェイスター』」

京谷はその金色のスタンドに付着している匂いを嗅ぐ。

京谷「……さて、行きますか。」

京谷は歩みを進める。





『キングクリムゾン!!』




京谷は歩んで行くと大きな扉の前に着く。

京谷「ここだね。」

京谷は目の前よ大きな扉を開ける。



?Ⅰ「こあー!暇ー!」
?Ⅱ「妹様ー!お静かにー!」
?Ⅲ「…………うるさい。」

京谷はとても珍しい光景を見て、驚いていた。
だが、それも一瞬の出来事であった。
京谷は匂いの元の方向に向かって歩んで行く。

?Ⅰ「?こあー。誰かいるよー。」
?Ⅱ「ちょっ!あれ?本当に誰かいる。」
?Ⅲ「…………………」
京谷「……あんたが、こいつのスタンド使いか。なんか運動苦手そうだなー。」

そう言い京谷はいつの間にか捕まえていた小さな金色を見せる。

?Ⅲ「………………」
京谷「………本読みに夢中か。……ならッ!『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!時よ止まれ!!」

京谷は時を止めて、本を取り上げる。

京谷「まだ、十秒か。時は動き出す!」

周りの色が元に戻されると、本を持っていた少女は驚く。

?Ⅲ「!?」
京谷「何だか分からないって顔をしているね、君。」
?Ⅲ「!!い、いつの間に!?」
京谷「ところで、これ君の?」

京谷は再度、小さな金色を見せる。

?Ⅲ「!?貴方、見えるの!?」
京谷「しっかし、まさかこんなとこで『ハーヴェスト』に出会えるなんてなぁ。ちょいビックリしたよ。」
?Ⅲ「その口振りからして見えるのね。それに…『ハーヴェスト』……収穫の意味を持つ奴なの?これ。」

少女は自身の背後から多くのハーヴェストを出現させる。

京谷「おー、多さに関してはキモいけど、その性能は侮れないしねぇ。」
?Ⅲ「それで?私とどうしたいの?」
京谷「そうだねぇ、俺のも見てお話しようじゃないか。」

そう言い、京谷はチェンジャーを見せる。

?Ⅲ「!?貴方も、私と似たような力を!?」
京谷「そうだね。こいつはチェンジャー。日本語表記で変化者と書く、僕の『スタンド』さ。」
?Ⅲ「す、すたんど?」
京谷「その事も踏まえて話をしようよ。君も知りたがってるんでしょ?」
?Ⅲ「……経験者の体験程、詳しい情報は無いとも言うしね。頼むわ。私は『パチュリー・ノーレッジ』ここ、大図書館の主よ。」
京谷「五十嵐京谷。君と同じ『スタンド使い』さ。」
パチュリー「後貴方も見たけど、そこの赤髪で羽根持ってるのが『小悪魔』、その隣にいるのが『フランドール・スカーレット』よ。」
京谷「へぇ、レミちゃんの妹さん?」
パチュリー「あら、レミィには会ったのね。」
京谷「咲夜ちゃんにもね。」




『キングクリムゾン!!』





パチュリー「…………………………」
京谷「…………………どう?落ち着いた?」
パチュリー「…………落ち着けるどころか落ち着けないわよ。頭がこんがらってる。」
こあ「てか、凄いですね。京谷さん。」
フラン「咲夜と同じで時を止める事自体非常識なのに、それに加えて神を倒すんだもん。凄いどころか勝てる気がしないや。」
パチュリー「それに比べて私は………」
京谷「いっぱいいて、遠距離に行ける方が滅茶苦茶良いよ。僕なんて射程距離8メートルだよ。」
パチュリー「それはそれで凄いじゃない。普通はそこまで行けないのでしょ?貴方のスタンド。」
京谷「そうなのか?」
パチュリー「そうよ。」

京谷たちは何故かその場で談笑していた。
談笑の途中、レミリアと咲夜もこちらに来ていた。

京谷「さて、談笑もこのぐらいにしておいて。」
五人「???」
京谷「パチュリーちゃん、スタンドはどうやって手に入れたの?」
パチュリー「あー、それは弓矢で刺されて……」
レミリア「ちょっ!!パチェ!何で刺された事、言わなかったのよ!?」
パチュリー「何故か目覚めたら傷が無くてね。レミィはそう言っても信じるの?」
レミリア「うぅ。」
京谷「弓矢…か…やはりここでもスタンド使いを目覚めさせる為にやってんのか?」
咲夜「けど、スタンド使いを増やしたとしてどうするつもりなのかしら?」
京谷「……何故だろうか、嫌な予感しかしない。」
レミリア「まぁ、そう考えるのも無理はないわ。」

京谷は頭を掻き、五人から少し距離を取る。

京谷「おーい!紫さーん!」
紫「はーい!」
五人「……………うぇ?」
京谷「ポラロイドカメラを貸してください。」
紫「はーい、どーぞ!」
京谷「ありがとねー!」

紫は何時ものように戻っていった。

京谷「さてと、次の目的地は何処かな?」
五人「???」
京谷「『隠者の紫《ハーミットパープル》』」
パチュリー「!?その棘は!?」
京谷「まぁ、見てて。」

京谷はポラロイドカメラに手を当てる。
すると、カメラから写真が出てくる。シャッターを押してないのにも関わらず。

五人「おおっ!」
京谷「さーて、どうかな?」

写真に写ったのは


      『大きな枯れ木』であった。



京谷「ねぇ皆、ここ何処か分かる?」

京谷は写真の大きな枯れ木を見せる。

五人「んーーーーーっと。」
咲夜「あ、ここって『白玉楼』じゃないですか。」
京谷「白玉楼?何処よ?」
レミリア「簡単に言えば『魂がいっぱいいる場所』よ。」
京谷「へー。そーなんだ。」
レミリア「り、リアクションが薄い。」
京谷「さーて今日も夜遅いし、ここに泊まっていこうかな?」
レミリア「別に構わないわよ。」
京谷「おっ!サンキュー。」
レミリア「ただし、一つ条件を呑んでもらわなきゃ。ね?」
京谷「???」









『キングクリムゾン!!』








京谷「なーんでこうなったよ?」
咲夜「さ、さぁ?///」

レミリアの条件。それはある部屋で寝てもらうことであった。しかも部屋の交換は無し。

京谷「ごめんよ、狭っ苦しいでしょ。」
咲夜「いえいえ!別にそんな!」
京谷「そお?なら良いけど。」

そのまま京谷は眠りにつく。咲夜は鼓動が止まらなかった為、寝不足になったそうな。






『スティッキーフィンガーズ!!』






利久「………………」

利久は今、ショックを受けていた。まさかの弓矢が偽物であったからだ。そのまま利久は命蓮寺で燃え尽きる。





どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
さて今回も戦闘無し回、の代わりにパチュリー・ノーレッジが『ハーヴェスト』のスタンド使いになってました。
これでいちいち小悪魔に命令しなくても本が取れるね。
後、利久の持っていた弓矢が偽物でした。いやはや本物は何処に。」
後最後に、UAが2000突破してました。またもや、うれぴー( ≧∀≦)ノです。
では次回もお楽しみに。


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剣士

『翌日』
現在、紅魔館門前。

京谷「いやー、わざわざ案内してくれるなんて本当に助かるよ。」
咲夜「まぁ、お嬢様の命令ですがね。」
京谷「いやーそれはそうと。」

京谷は現在、白玉楼に向かうところであった。
先ほど、チルノとかいう妖精が喧嘩を吹っ掛けてきたため共鳴による『ホワイトアルバム』の能力で肉弾戦で圧勝した。
だが京谷はそれよりも、

京谷「まさかの跳躍で飛べるってか。」
咲夜「何でもありね。本当。」

そう、京谷は下半身にスタンドを纏わせ飛んでいた。
いや、『飛ぶ』と言うより『跳ぶ』の方が正しいのか?
そして左腕で咲夜を抱えながら移動している。

京谷「後、どれぐらいで到着する?」
咲夜「この調子なら五分で着くわ。」
京谷「んじゃもう少し速度を上げるか。」

京谷は地面に降下し、変化させた下半身で先ほどよりも速度を上昇させる。




『スティッキーフィンガーズ!!』




聖「もう行かれるのですか?」
利久「ええ。流石にですがね。」
安神「今さらながら、この事を博麗の巫女様に伝えなくてはなりませんし。」
ナズ「いや、お前らだけでも十分だろ。」
安神「いえ僕たちも頭使う事は苦手で、本来なら京谷さんの能力で行き先を決めるんですが、今は居ないのでこうなったと。」
聖「そうですか。頑張ってください、二人とも。」
利久・安神「はい!」

利久と安神は命蓮寺を後にし、博麗神社に足を進める。





『スティッキーフィンガーズ!!』





京谷「もしかして、あれ!?」
咲夜「そうです!あそこが『白玉楼』です!」
京谷「ちょい衝撃が来るよ!」

京谷はスピードを維持したまま着地。
下半身を変化させているとはいえ痛かったらしい。

京谷「っあー痛いお。」
咲夜「見たところ大丈夫そうだけど。」
京谷「結構衝撃がね。」

そんな中、京谷と咲夜を見ていた人物がいた。
一人はヴァイオリンを浮かせている金髪の少女。
もう一人はトランペットを浮かせている薄い青髪にピンクの服装の少女。
最後はキーボードを浮かせている茶髪の少女。
三人は呆気にとられた様子で二人を見ていた。

京谷「あー………ところで、そこのお三方。」
?ズ「!?」
京谷「君たち、ここの人?」
?Ⅰ「ち、違う違う。ここに招待されたのよ。」
京谷「へぇ。君たち、名前は?」
?Ⅰ「私はルナサ。」
?Ⅱ「私はメルラン。」
?Ⅲ「私はリリカ。」
咲夜「この幽霊、まぁ騒霊はプリズムリバー三姉妹って呼ばれてるわ。」
京谷「ふぅん。僕は京谷、宜しく。」

京谷は立ち上がる。

京谷「さてと、招待した人って誰?」
ルナサ「人じゃないわよ。」
京谷「はて?」
咲夜「ここ、『白玉楼』の主人は亡霊なのよ。」
京谷「へぇ、亡霊か。面白そうだ。」
咲夜「お、面白いって。」
京谷「そんなことより、さっさと入ろー。」
咲夜「………この自由人は。」

京谷たちは白玉楼の中へと入る。
その光景に京谷は驚く。
日本庭園のような美しさと大きな枯れ木が脳裏に焼き付く程綺麗であった。

京谷「ほぉ~~。これはこれは美しい場所だ。」
?「あら、それは嬉しいわね。外来人さん。」

京谷たちは声のする方向へ向くと、通常は目を見張る程の美しい人がいた。だが、そんなもの興味が無いとでも言うように京谷は目の前の人物に話しかける。

京谷「何方でしょうか?」
?「あら、先ずはそちらから名乗るのが筋じゃなくて?」
京谷「それもそっか。僕は五十嵐京谷、宜しく。」
?「どうも、西行寺 幽々子(さいぎょうじ ゆゆこ)でーす。」
京谷「どーもー。」
咲夜「何これ?」
幽々子「それより、貴方が紫が言ってた外来人ね。」
京谷「およ?紫さんの知り合いなの?」
幽々子「そーでーす!紫の友達でーす!」
京谷「おー!っと世間話も良いけど、これ見てくれます?」

京谷は近づき念写した写真を見せる。

幽々子「あれ?これって西行妖じゃない。」
京谷「この大きな枯れ木で間違い無いんだね?」
幽々子「ええ、この大きな枯れ木よ。でも、何でこの写真が?」
京谷「念写でちょちょいと。」
幽々子「なるほど納得。」
咲夜「何だこの空気。」

そんな雑談混じりの話の途中、門が開かれる。

?「幽々子様ー、ただいま帰りましたー。」
幽々子「妖夢ぅーお帰りー!」
咲夜「あら、妖夢。」
妖夢「あれ?咲夜さん?何でここに?」
京谷「誰?あの子。」
幽々子「妖夢ちゃんよ。私の家族。」
京谷「…………ふーん。」
妖夢「幽々子様。その方は一体?」
幽々子「お客さんよ、妖夢。」
京谷「どーも、五十嵐京谷です。」

京谷は振り返り、妖夢と言われる女の子に向く。

妖夢「…………………」
京谷「……ん?どったよ。」
妖夢「………何故いるのかは知らないが……」

妖夢は何処からともなく一振りの刀を出現させる。

京谷たち「!?」
妖夢「ここで始末する。」

次の瞬間!妖夢は京谷に接近する!

京谷「『アヌビス神』!!」

京谷も刀を出現させ妖夢の攻撃を防ぐ。

妖夢「へぇ、貴方も刀を使うのね。」
京谷「……いきなり攻撃を仕掛けるとは…貴様、何をかんがえているのだ。」

京谷は何時ものDIO口調で話す。

妖夢「あのお方の贄とさせる為に貴様をここで潰す!」

妖夢は腰にぶら下げていた刀を出す。
その前に京谷は後ろへ下がり距離を取った。

京谷「貴様、二刀流か。」
妖夢「貴様が知った事じゃあない。大人しくやられろ!」
京谷「『変化者 銀の戦車《チェンジャー シルバー・チャリオッツ》』!!」

京谷はチェンジャーを変化させ持っていた刀と、チェンジャーのレイピアで攻撃を防ぐ。

幽々子「!?あれは!?」
妖夢「!?貴様!」
京谷「やはり、スタンド使いか。恐らく全員見えるスタンドか。」
妖夢「まぁな、幽々子様にばれないかヒヤヒヤしたがな。」
京谷「二つ程聞きたい事がある。」
妖夢「何だ。」
京谷「何故貴様は俺に攻撃を仕掛けた。そして、あのお方とは一体誰だ?」
妖夢「貴様は知らなくて良いのだよ。ただ、あのお方の贄になれば良いのだから。」
京谷「………ならば、直接『見る』しかないな。」

京谷は妖夢に接近し、刀とレイピアで変則的な攻撃を仕掛ける。
しかし起動でも読まれているのか、妖夢は持っている刀で京谷の変則的な攻撃を防ぐ。

京谷「………ほぉ。」
咲夜「全て防がれた!?あんなに速い剣さばきなのに、全て!?」
幽々子「(それだけじゃあない!妖夢のあの動きには全くの隙が無かった!妖夢は元々、動きに少し癖があるのにも関わらず、その『癖』すらも見られなかった!)」
妖夢「どうした?もう終わりか?」

京谷は間合いを取る。

京谷「……………」
妖夢「ならば!こちらから行くぞぉ!」

妖夢は接近し、刀をこれまた変則的に攻撃を仕掛ける。

京谷「!?まさか!同じ軌道か!?」
妖夢「ほぉ一瞬ながらも、そこまで分かっていたのか。」

妖夢は間合いを取る。

妖夢「本来であれば先ず能力から教えるところだったが、先に攻撃をしてしまった。それは私の武士道に反する行為だ。だから!今から私の能力を教える!構わないか?」
京谷「………良いだろう、聞かせろ。」
妖夢「ありがたい。では私の能力だ。本来は『剣術を操る程度の能力』だが、この刀を手にすると『相手の軌道をよむ程度の能力』と『見た軌道を模倣する程度の能力』を得られる。つまり!貴様の剣さばきは、既に私が模倣し、よんだのさ!」
京谷「………なるほど、理解した。……だが、」
妖夢「?何だ。」
京谷「それでは『アヌビス神』と似たような能力なのだな。この刀『アヌビス神』は戦う度に相手の速度と剣さばきを覚える刀だからな。」
妖夢「ほお、だが!それがどうなると言うのだ!」

妖夢は刀を振り降ろし、京谷を切りつける。

京谷「グヌゥゥ!!」
咲夜「京谷!!」

京谷はその場に倒れ込む。スタンドも消えていた。

妖夢「ふぅ。後はあのお方に捧げれば……」

そう考えていた。しかし!突如京谷の肉体は宙に浮かぶ!

妖夢「なっ!?」
京谷「大した能力じゃあないか。だが、まだまだ半人前といったところか?」
妖夢「き、貴様!何故動ける!?」
京谷「よーく見てみろ。」

妖夢は京谷を見る。すると!少しぼやけながらも、スタンドが京谷を支えていた!

妖夢「こ、これはっ!?」
京谷「貴様も能力を言ったのだ。私からも言わせてもらおう。このスタンドの能力は『変化する能力』、それともう一つ『共鳴』が存在する。貴様の能力と共鳴し『アヌビス神』と『銀の戦車《シルバー・チャリオッツ》』の固有能力を手に入れる事ができたのさ。」
妖夢「まさか!こいつの能力は!!」

京谷は地面に足をつけ着地する。

京谷「貴様のお陰で『本来の速さ』を披露する事ができるようになった。礼を言う。」
妖夢「なにっ!?」
京谷「そして!『本来の速さをお見せしよう!』」

京谷の発言から僅か一秒!京谷のスタンドが八体に増える!

妖夢「なっ!なんだとっ!分身か!?」
京谷「そうだな。これは『残像』だ。そのぐらい速く移動しているのだよ。」
妖夢「なにぃ!?」
京谷「では、その身をもって、『本来の速さ』を味わうが良い!『変化者 銀の戦車《チェンジャー シルバー・チャリオッツ》』!!」

妖夢に向かい、八体のチェンジャーが襲う!
妖夢は切り刻まれ、その場に伏せる。

妖夢「ガフッ!」
京谷「どうだね?『本来の速さ』の感想は?」
妖夢「つ、強い………何と恐ろしい……能……力……だ……」

妖夢は気絶する。

京谷「ふぅ………ん?」

京谷は目を凝らして妖夢を見る。
何と!妖夢の頭から何かしらの動く物体を見つける!

京谷「まさか、『変化者《チェンジャー》』!」

京谷はスタンドを出し、動いていた小さな物体を掴み取る。

京谷「………………」

京谷は無言のまま、物体を上下に振る。

?「ぎいやあぁぁぁあ!」

突如!空から人が降ってくる!

京谷「『世界《ザ・ワールド》』時よ止まれ。」

周りから色が失われると京谷は降ってきた人物を見る。

京谷「こいつスタンド使いか。どうやらこの小さいのはスタンドか。」
咲夜「そいつが何をしてたの?京谷。」
京谷「咲夜か。こいつがどうも、あの妖夢とかいう奴の頭に着いていて、操ってたらしい。」
咲夜「ゲスね。殺っても良いわよね?」
京谷「俺もそう考えてた所さ。」




『キングクリムゾン!!』




?「あぎゃああああぁぁぁ!!」

その後また降ってきたが、今度は殴られていたり、ナイフが刺さったまま、落ちて来たらしい。






どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
今回は白玉楼で戦闘。うーん(-_-;)二人が怖い。
あら?それと幽々子さん、見えてんの?
後書きも短いですが、今回はこの辺で。
では、次回もお楽しみに。
それはそうと、贄って何だ?


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前兆

『博麗神社』
利久「あー、やーっと着いた。」
安神「ここまで来るのにどれだけ時間かかったっけ?」
利久「えーと、約二刻位かな?」
安神「んで、やっと社殿まで着いたのに。」
利久「ご不在と。待つ?」
安神「待つか。」
利久「そうするか。」




『スティッキーフィンガーズ!!』




『白玉楼』
妖夢「すいませんでした!!」
京谷「別に良いのに。僕は楽しかったし。」
咲夜「いや、楽しいって……」
幽々子「それにしても凄かったわねぇ。何?京谷君の背後に出てきたあの鎧着けた人みたいな奴?」
京谷「わーお、見えてたのね。」
幽々子「見えてましたー!」

京谷たちは白玉楼の客間にいた。プリズムリバー三姉妹は幽々子から帰って良いと言われたので帰ったそうな。

咲夜「って、貴女見えてたのね。」
幽々子「そうよー、見えてたのー!」
京谷「………恐らく、スタンド事態『魂の結晶』だから亡霊の幽々子さんは魂を見れる事から、スタンドも見えたと。」
咲夜「あぁ、なるほど。でも、妖夢の方はどうなの?私にも見えてたけど。」
京谷「たまーに、ああいうタイプはあるんだよ。『アヌビス神』も見えたでしょ?」

京谷は刀を出現させる。

咲夜「うおっ!ってこれが………えっと、何だっけ?」
京谷「エェェェ。『アヌビス神』だよ、『アヌビス神』。」
妖夢「先程戦った時にふと思ったのですが、意外に剣さばきがデタラメでしたね。」
京谷「あーばれた?俺、肉弾戦はまだしも剣術勝負はあんまり得意じゃないんだよ。」
咲夜「えっ!?あの速さで!?」
京谷「速さだけ。苦手なのは変わらないよ。」
幽々子「それだけでも凄いわよー。妖夢の剣を普通に防ぐ事ができたもの。」
京谷「ほとんど防御をチャリオッツに任せてたけど。」
妖夢「あの人形って『ちゃりおっつ』という名なのですか?」
京谷「違う違う。名前はチェンジャーだよ。」

京谷は自身のスタンド、チェンジャーを二人に見せる。

妖夢「!?こ、これは!!」
幽々子「真っ黒ねー。」
京谷「本来はこんなスタンドなんだよ。あれは能力で、変化させて鎧着けた状態にしたんだわ。」

二人はなるほどと言うように頷く。と、ここで咲夜の発言。

咲夜「なんか……仲間外れで付いていけない。」
京谷「なーによ、スタンドを得たい訳?」
咲夜「そ、そういうわけじゃあ……」
京谷「できるよ。」
咲夜・妖夢「えっ?」
京谷「スタンド、一応ある方法で所有する事はできるよ。」
幽々子「あるんだー。」
京谷「あるんですよー。」
咲夜「お願い京谷!教えて!」

咲夜は京谷に近づく。

京谷「分かったから、先ずは一旦離れて。」
咲夜「あ…………あわわわわ!!」

何時の間にか京谷の手を掴んでいた咲夜。慌てて手を離す。

京谷「ごほんっ。まぁ、今からでもできる方法だけどさ。」

京谷は服の懐から日記帳を取り出す。

妖夢「それは?」
京谷「レポート。まぁ自分がどんな能力を手に入れたのかっていうだけの物だけどね。」

そう言い京谷は日記帳を開き、金色に光る小さな物体を取り出す。

幽々子「あら、綺麗ねぇ。」
妖夢「おぉぉ。」
咲夜「それは何なの?京谷。」
京谷「ある弓矢の欠片だけど、これを使えばスタンドを得られる事ができるよ。」
妖夢「あー!確か私の時も!」
京谷「やっぱり弓矢で覚醒したのか。まぁ、それの欠片だけどね。」
咲夜「それを使えば私もスタンドを!?」
京谷「ちょい待って。『星の白金《スタープラチナ》』」
幽々子「わーお!大きい腕ね!」
妖夢「これが『変化』ですか。」

京谷は欠片を掴み、さらに小さく欠片を割る。

京谷「いよっ!!」
咲夜「す、凄い………」
京谷「はい。これで自分を傷付ければ勝手に入ってスタンドが手に入ると思うよ。」
咲夜「あ、ありがとう。」

京谷は割った欠片を渡し、もう一方の欠片を日記帳に戻す。
咲夜は何故か躊躇せずに自分の指を傷付ける。

京谷「いや、普通にやるんかい。」
咲夜「傷付ける位なら普通でしょ。」
京谷「訳が分からん。」
咲夜「あっ、何か、目の……前……が……」

咲夜はそれから気絶する。倒れそうな所を京谷が支える。

京谷「ふぅ、布団の用意をお願いできる?」
妖夢「はい、分かりました。」

それから、京谷は用意された布団まで咲夜を運ぶ。

京谷「ふぃー。後は目覚めれば良いわけだ。」
妖夢「なるほど。」
?「外来人!ここにいるんでしょ!?」
京谷「ん?俺かな?」
妖夢「この声……霊夢さんじゃあないですか?」
京谷「霊夢……霊夢……あれ、駄目だ。会った筈なのに思い出せん。」
妖夢「会ったんですか?霊夢さんと。」
京谷「まぁ兎に角行くか。」

京谷は外に出る。そこには紅白を基調とした珍しい服を着た人物がいた。

霊夢「三対一の時以来ね!京谷とやら!」
京谷「あー、うん、ヒサシブリダネー。」
霊夢「何でそんなに棒読みなのよ!ってそれよりあんたを呼びに着たのよ!」
京谷「なになに?僕に用ですか。そうですか。」
霊夢「良いからさっさと来なさい!あんたの弟子が大変な事になってんのよ!」
京谷「利久と安神か?あいつらなら解決するだろうと思うけど。」
霊夢「兎に角来なさい!あの二人が一方的に負けてるのよ!」
京谷「はぁ!?」
妖夢「その二人ってスタンド使いですか?」
京谷「あいつらが一方的にってか。こりゃヤバそうだ。行ってくる!」
妖夢「は、はい。いってらっしゃいませ。」

京谷は下半身を変化させ、霊夢に案内を頼みながら飛んでいく。





『スティッキーフィンガーズ!!』





『博麗神社』
利久「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ。」
安神「な、なんだ、あいつは。」
?「どうした?こんなものか?」

二人はフードを被った人物と対峙していた。

利久「ッ!『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラララララララララララァ!!」
?「その攻撃はもう見慣れた。」

利久のスタンドは近づける事なく、その場に留まる。

利久「ッ!またかッ!」
?「ほれ。」
利久「なぁッ!?」

利久はスタンドごと空中に浮かべられ吹っ飛ばされる。

利久「ガハァ!!」
安神「くそッ!!波紋疾走《オーバードライブ》!」
?「波紋……だったか、文献にも載ってた通りだ。」

安神の拳はやはりフードの人物には届くことはなかった。

安神「!!」
?「よっ。」
安神「ぬあぁああぁ!!」

そして、やはり吹っ飛ばされる。

京谷「利久!安神!」
利久・安神「!?京谷さん!」

京谷は二人の近くに着地し、二人を庇うようにフードの人物に立ち塞がる。

?「……………」
京谷「………貴様か?」
?「………あぁ。そうだ。」
京谷「ならば!『変化者《チェンジャー》』!!」
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄 無駄ァ!」
?「!!」

京谷はチェンジャーを出し、お得意の無駄無駄ラッシュを発動する!だか!

京谷「なっ!?これはっ!?」
?「吹っ飛ばす。」
京谷「グアッ!!」
利久・安神「京谷さん!!」

京谷の体は宙に浮かび、吹っ飛ばされる!

京谷「こ、この感覚はッ!!まさかッ!!




        『重力』!!



そして!これを扱えるスタンドはッ!!




       『C-MOON』!!



まさかッ!!あんたはッ!!



?「そこまでだな。」
京谷「なっ!?」

京谷の体が宙に浮く!

?「


   
     『パンチは必ず一発だけだ』




京谷「!?ヌグゥ!!」

京谷の体が京谷の意思とは無関係にフードの人物に近づき、京谷の腹に拳が入り、十メートル程吹っ飛ばされる!

利久・安神「京谷さん!!」
?「………そこの二人。」
利久・安神「!?」
?「あの京谷とかいう子が目覚めたら伝えておけ。




      『空を見ろ』と。




そう言い、フードの人物は宙に浮かび何処かに行く。

利久「ま!待て……ゴフッ!」
安神「利久、休んでろ。もう僕たちにできる事は無い。」
利久「………分かった。」

そう言い利久も気絶する。
比較的損傷の少ない安神は吹っ飛ばされた京谷を博麗神社まで運ぶ。その後、霊夢が帰ってきたので休ませてもらうことにした。



















『???』
京谷「(……………ここ………は………)」
子供「パパー!こっちー!」
大人「こらこら、そんなに動くな。また転けても知らないぞ。」
子供「平気だもーん!」
京谷「(………なんだろう………初めて見るのに………懐かしい………なんだろう?なんだ?それに……あの子供……左耳に……ほくろ?)」

京谷の見ていた光景は光に包まれ目覚める。





『博麗神社』
京谷「…………んぅ……ここは……」
霊夢「気づいたのね。」
京谷「あんた、介抱してくれたのか?」
霊夢「残念、あんたを介抱したのは…」
咲夜「すぅ、くぅ。」
京谷「……目覚めた途端に出てきやがったな。心配症だねぇ。」

京谷が目覚めると近くに寝息をたてている咲夜がいた。
周りを見渡すと利久と安神が傷付いた状態で横になっていた。

京谷「………利久、安神。よく頑張ったな。」
霊夢「凄かったわよ、大人相手にも怯みもせずに。」
京谷「ッウゥゥ。いてて、それより何か変わった事は?」
霊夢「……空を見なさい。」
京谷「空?」

京谷は窓から見える外の景色を見る。
しかし空が見えないので、もう一度横になる。

京谷「!?あれは一体!?」
霊夢「私にも見えるわ。けど、あれは……」
京谷・霊夢「城じゃねぇか(じゃない)!」
京谷「んだよ!?何がどうしてこうなった!?」
咲夜「ふにゃ………あ、京谷……」
京谷「おう、咲夜ちゃん。おはよー。」
咲夜「………………」ウルッ
京谷「あ、何かヤバい。」

咲夜は瞳に涙を浮かべると京谷の腹に顔を押し当てる。

咲夜「……良かった………本当に………良かった………」
京谷「ははははは、はぁ。」
霊夢「へぇー。」ニヤニヤ
京谷「ブッ飛ばすよ?」
霊夢「と、まあそんなことより、あの城みたいなのは一体何?」
京谷「分からない、だが何故かあの場所に『行け』ってそう頭で思ってしまう。」
霊夢「………出発は何時?」
京谷「あんたも行くのかい?」
霊夢「それはそうでしょ!私は博麗の巫女!異変を沈めるのが私の使命よ!」
京谷「そうかい、でも精々…三日位待ってくれたら良いかな。」
霊夢「それもそうね。準備を整えてから行くとしましょうか。」
京谷「そうだな、取り敢えず……おーい咲夜ー。」
咲夜「………………」

咲夜は京谷の服をガッチリと掴む。

京谷「ふぅ、このまま紅魔館まで行きますか。」

京谷は咲夜をお姫様抱っこで抱え、紅魔館に戻る。








どうも皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
えー今回はやっと次章に行くための準備が整いつつある回でした。それはそうと京谷君………君も罪な人だねぇ。(ФωФ)
ん?左耳にほくろ?なんじゃそりゃ?
では皆さん。次回もお楽しみに。


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準備

今回は短めになると思います。


翌日
『紅魔館』
京谷「………と言うわけで、これから三日間訓練を行いたいんだ。少々場所を貸してくれないだろうか?」
レミリア「……まさか、そんな事にねぇ。」
咲夜「お嬢様、お願いします。」
レミリア「あのねぇ、流石に今こんな状況よ。貸す貸さないじゃなくて貸さなくてはいけない状況になってしまったのよ。お願いしなくても貸してあげるわ。」
咲夜「ありがとうございます。お嬢様。」
京谷「ありがとう。必ずお礼はするよ。」
レミリア「じゃあ私の願いを承諾してね。」
京谷「分かった。そうさせてもらうよ。」
咲夜「京谷、行きましょう。」
京谷「ああ、行こうか。」



『キングクリムゾン!!』



現在、紅魔館の庭に五人。
白玉楼の庭師 魂魄妖夢
人里の波紋使い 安神康則
人里のスタンド使い 長谷川利久
紅魔館メイド長 十六夜咲夜
そして、外から来た波紋使いであり、スタンド使い
五十嵐京谷

京谷「さて、これから三日間訓練を行いたい!現在の状況では、俺たちは全くの無力であった!だから!力を付ける!その一心で訓練に励むぞ!」
四人「はい!」
京谷「先ずは現在の力量を見ていこうか。利久!妖夢!お前ら二人で組み手だ!」
利久・妖夢「はい!」
京谷「咲夜はスタンドの確認だ。安神は波紋の呼吸を練習しておけ。」
安神「分かりました。」

京谷と咲夜は三人から少し離れる。

京谷「さてと、咲夜ちゃんのスタンドを見せてもらいたい。」
咲夜「分かった。いくわよ!」

咲夜は目を閉じ集中する。
すると、背後からシルクハットに黒いマント、不気味な仮面を着けた者が出現する。

京谷「ほぉ、これが咲夜のスタンドか。」
咲夜「ええ、そうよ。」
京谷「名前を付けておかねばな。どうする?」
咲夜「………京谷に任せる。」
京谷「………分かった。ちょっと待ってろ。」

京谷は頭を少し指で叩くと目を開く。

京谷「決めた。このスタンド名は『J・T・R』と呼ぶ。」
咲夜「JTR?」
京谷「あるものから取った名前だが、それでもこの風貌に合った名前だと思う。気に入らなかったらまた考えるけど。」
咲夜「いえ、これで良いわ。ありがとう。」
京谷「よし、さて咲夜ちゃんはスタンドの練習と能力の確認だな。」
咲夜「分かった。」








『キングクリムゾン!!』 








咲夜「ふぅ、こ、これ程まで疲れるとは。」
京谷「持続力は低めっと。少し休憩いれるぞ。」
三人「はーい。」
京谷「立てるかい?咲夜ちゃん。」
咲夜「た、立てるから心配しな………」
京谷「よいしょっと。」
咲夜「ひあぁ!!///ちょっ、京谷!」
京谷「痩せ我慢はよしなさい全く。立つのが難しい状態ならさっさと言えば良かったのに。」
咲夜「(やっぱり、凄い落ち着く。何で!?)」
京谷「さて、部屋に運びまーす。」
咲夜「あうぅぅ///」
利久「………大胆ですねー京谷さん。」
安神「何か京谷さん、少し楽しそうだったな。」
利久「あー、分かるか。」
妖夢「何か、凄い大人ですね。」





『キングクリムゾン!!』





現在、京谷は咲夜の部屋にいる。

京谷「んー、やっぱり一日で耐性が付くわけ無いか。」
咲夜「…………………///」

咲夜は初めてにしては結構長く持続させた方だが、それでも少し疲れるらしい。

京谷「………JTRの基本能力は平均的なスタンド。そんでもって能力が……『殺す能力』か。ある意味強いな。」
咲夜「………(あー、もう!何でこうも落ち着くのよ!?京谷といると安心するというか、心が安らぐというか……ってあぁ!もう!)」
京谷「さーくやちゃーん。」
咲夜「ん?ひゅえ!?///」
京谷「………ふふっ。」
咲夜「はぇ?」
京谷「面白いね、その驚き方。」
咲夜「あうぅ///」
京谷「ふふっ、でも良いね。家族がいるって。」
咲夜「ふぇ!?か、かか家族!?」
京谷「………ちょっと聞いてもらえたら嬉しいかな。」

京谷は目を閉じ、思い出しながら話す。

京谷「家族の光景を見てたら思い出すんだ。僕の生きてた人生を。」
咲夜「……………」
京谷「……これは僕の叔父さんから聞いた話だけどね、僕の両親は共に家で焼身死体で発見されてね。その時、まだ僕はまだ生後五ヶ月位だったんだって。」
咲夜「!?」
京谷「だから、僕は両親を知らない。写真すら無かった。唯一信頼できるのは、その叔父さんだけだった。」
咲夜「そうなの……」
京谷「でも、この幻想郷は良いね。そんな悲しい過去すら包み込んでくれる、優しい場所だね。」
咲夜「……ふふっ、そうね。確かに幻想郷は良い場所よ。」
京谷「ふふっ。んで、それはそうと。」
咲夜「???」
京谷「何か、落ち着くね。こうやって話してると。」
咲夜「!?そ、そうね///」




レミリア「んー、やっぱり良いわね。この二人。」
フラン「お姉ちゃん、趣味悪いね。まぁ私もだけど。」
パチュリー「普段は感情をあまり出さない子なのに、京谷と二人きりの時は嬉しそうな表情をするわねぇ。」
こあ「どうします?私の魔力で二人をくっ付けますか?」
レミリア「それはやめて頂戴。」
フラン「同じく。」
パチュリー「後でお仕置き。」
こあ「パチュリー様酷い。」










『スティッキーフィンガーズ!!』







?1「漸く、漸くか。あの小僧が私の贄となって、この『ヘブン・クラウド』に突入するのか。まさに、飛んで火に入る夏の虫だなぁ。」
?2「ええ、全くです。あの小僧の『魂』を貴方が取り込めば、貴方は天国どころか宇宙を超える存在となります。」
?1「実に楽しみだ。なぁ、『お前たち』。」
?たち「はい。ごもっともです。」
?3「………………(やはり、あの子を手助けするしか方法は無い!)」

広い部屋の中に、全部で五人。
だが、その五人からは圧倒的な力が放たれていた。
ただ一人を除いて。



どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、漸く次のステップに移れそうです。
ん?三日間の内容を書けば良かったのでは?と。
残念、うぷ主じゃあここが限界。
次回はヘブン・クラウド編という新たな章のスタートになります。まぁ、あまり期待せず待ってくれれば幸いです。
では、次回もお楽しみに。


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『ヘブン・クラウド』編 第一階層 『正義』

CD=クレイジーダイヤモンド


『三日後』
現在、博麗神社。

京谷「おーい、霊夢ー来たぞー。」
霊夢「やっとね、遅いわよ。」
京谷「わりっ、ちと寝不足で。」
咲夜「よく言うわよ。ぐっすり寝てたじゃない。(しかも抱きついてきたし。///)」
京谷「考え事さ。考え事。」
霊夢「ふーん、まぁそれより、あの城に行く方法はどうするの?私は能力で飛べるけど。」
京谷「俺は二人を運んで『跳ぶ』から。」
咲夜「もし失速したら?」
京谷「背中を『灰の塔《タワー・オブ・グレー》』に変えて飛ぶ。」
咲夜「もうそれで行けば?」
京谷「重量的に三分が限界。」
霊夢「取り敢えずグダグダ言ってないで、あの城に行くわよ。」
五人「分かった(分かりました)。」








『飛行中』
京谷「利久、安神、今度飛び方教えてやる。」
利久・安神「重いんですね。」
妖夢「あのような飛び方があるとは……凄いですね京谷さん。」
霊夢「そろそろ着くわよ。」









京谷「ふいー、疲れた。」
利久・安神「ありがとうございます。」
咲夜「さて、陸地部分に着いたわけだけど。」
霊夢「ご丁寧に名前があるわね。」
妖夢「これは………見たこと無い文字ですね。」
京谷「えぇっと、『HEVEN・CLOUD』………天国の雲?」
咲夜「天国の雲……この建物にぴったりね。」
京谷「天国……あれ?何か思い出せない。」
利久「初めて見るんですし、思い出せないも何もないですよね?」
京谷「それは、そうなんだろうけど。」
霊夢「さっさと中に入るわよ。」

霊夢はスタスタと中に入る。他の五人もそれに続き中に入る。






〔フロア1〕
六人はとある広い部屋に着く。

霊夢「えらくだだっ広いわね。」
京谷「ちと暗いな。明かり無いんかな?」
安神「波紋で明かり代わりはできないんですか?」
京谷「できるにはできるけど、範囲も限られるし、そんなに明るく無いんだよね。」
?「ケーケケケケケケケ!!」
五人「!?」

六人は不気味な声のした方向に振り向く。
しかし暗いため、誰が喋っているか全員分からない。

?「ケケケー!貴様らが見えようが見えまいがどうでも良いことじゃわい!貴様らはあのお方の生け贄となるのじゃからなぁ!あのお方がどの様な方法でも連れてこいといわれたからのぉ!よって貴様らには恐怖の処刑法でゾンビにしてやるわい!ケケケケッ!」
京谷「この声……確か……!!」

すると突如!周囲から呻き声が響く!

霊夢「な、何よ!この呻き声!」
京谷「ゾンビにするにはゾンビに噛ませる。典型的だな、




   
       『エンヤ婆!!』






エンヤ婆「ほぉ、儂の事を知っているのか小僧。」
京谷「あんたを直接この目で見たいが、どうもそんな雰囲気じゃあないがな。安神!波紋の用意を!」
安神「は、はい!」

京谷と安神は波紋を練り、体制を整える。

咲夜「ゾンビ!?何故ここに!?」
京谷「兎に角!霊夢、妖夢、弾幕を放って明るくしてくれ!二人はスタンドを出して応戦!」
四人「了解!!」

霊夢と妖夢は飛翔し、弾幕を放っていく。

咲夜「『J・T・R』!!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」
京谷「安神!波紋の呼吸を乱すなよ!」
安神「分かってます!」

京谷の波紋攻撃がゾンビに命中する。すると、ゾンビの体はドロドロに溶ける。

京谷「きもっ!」
安神「ちょ!何ですかこれ!?」
京谷「ゾンビに波紋はよく効く攻撃法なんだ!この目で溶ける所は初めて見たけどよっ!」
安神「それを早く言ってくださいよ!」
咲夜「私のでも直ぐ倒せるんだけど!?」
京谷「咲夜ちゃんのスタンド能力『殺す能力』が作用してるんでしょ!」
咲夜「なるほど!」

三人は順調にゾンビを倒していく。

霊夢「ちょっと!弾幕があまり効かないのだけど!?」
京谷「俺が知るか!そんなもん!」
妖夢「恐らく非殺傷の攻撃ですから、そこまで体力も削られてないと思われます!」
霊夢「じゃあ私たちは完全に明かり代わりなのね!」
京谷「そうだなっ!」
CD「ドララララララララララララァ!!」
利久「それにしても数が多い!」
京谷「確かに!数が減ったようには見えない!」
咲夜「なんて多さよ!全く!」

すると安神の呼吸が少し荒くなってきのが聞こえる。

安神「はぁ、はぁ、ッウリャア!」
京谷「平気か!?安神!」
安神「ちょっと!、不味いです!」
京谷「安神!今すぐそこに行く!少し耐えてくれ!」

京谷はチェンジャーを出し、ゾンビを蹴散らす。

チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

京谷は安神の元に近づき、庇いながらゾンビを倒す。

京谷「少し、本気を出すか!『変化者 魔術師の赤《チェンジャー マジャンズレッド》』!!」

京谷は少し呼吸を整え、構える。

京谷「クロスファイヤーハリケーン・スペシャル!!」

チェンジャーから十字架の形をした炎が次々と発射される!
その炎はゾンビの大半に命中し、ゾンビは燃える!

京谷「追加攻撃じゃあぁぁぁあ!」

その後!ゾンビに衝突した炎が分裂し、別のゾンビを燃やす!

安神「さっさとそれ使えば良かったんじゃないですか!」
京谷「忘れてたぜ!!」
利久「威張らないでください!」
エンヤ婆「クケケケケ、何時まで無駄口を叩いていられるかのお?」
京谷「炎のお陰で漸くご対面できたな、エンヤ婆!」

京谷はチェンジャーで炎を様々な場所に設置し、見えるようにしていた。
そのお陰でスタンド使いの四人はエンヤ婆を見る事ができた。

エンヤ婆「そんなカスみたいな火で儂を見つけたじゃあとぉ?そんなもん直ぐに通用せんわい!『正義《ジャスティス》』!!」

突然!周囲に霧が立ち込める!

咲夜「霧!?何で!?」
京谷「いや!違う!『ただの』霧じゃあない!エンヤ婆のスタンドは




   
      『霧のスタンド』なんだ!







四人「!?」
京谷「つまり、この霧は『スタンド』なんだ!」
妖夢「それって!どこでも攻撃できるって事じゃないですか!」
利久「ッ!それじゃあ……ゴフッ!!」

突如!利久に痛みが生じる!

京谷「!?利久!!」
咲夜「利久君!!」

利久は横に三メートル程吹っ飛ばされる!

安神「ッガァ!」
京谷「安神ッ!グブゥ!!」

続いて、安神、京谷の体に痛みが生じる!

妖夢「京谷さん!!ッ!くそッ!見えない!」
エンヤ婆「クケケケケ!!このように霧では炎が使えても見えんわい!愉快!愉快!」
京谷「くそッ!『変化者 』………」
エンヤ婆「させんわい!!『正義《ジャスティス》』!!」
京谷「ガハァ!!」

エンヤ婆の追撃で壁に激突する京谷!

京谷「ッ!ゴホッ!」

京谷の口から血が出る。

咲夜「京谷!!」
エンヤ婆「ケキャキャキャキャ!!よく吹っ飛んでいったのぉ!」
咲夜「オオォォォオ!!『J・T・R』!!」

咲夜はスタンドを出してエンヤ婆に接近する。

エンヤ婆「無駄じゃ無駄じゃあ!『正義《ジャスティス》』!!」

咲夜の後ろに顔が出現する!
背中に衝撃が走り、動きが鈍る!

咲夜「ッガァ!」
エンヤ婆「ケキャキャキャキャ!!そんなナイフで霧が切れる分けなかろう!それとも何かぁ?貴様のそのナイフなら切れるとでもぉ?クキャキャキャキャキャ!!」
霊夢「私を忘れるんじゃあないわよ!」

霊夢の札がエンヤ婆を襲う!

エンヤ婆「無駄じゃ小娘ぇ!」

霊夢の札は空中で切り裂かれる!

霊夢「!?ガハァ!!」

そして、吹っ飛ばされる!

エンヤ婆「ケキャキャキャキャ!!この『正義《ジャスティス》』には誰にも敵うまい!そして、儂があのお方に生け贄を献上するのじゃあ。」





京谷「そうかい、それは無理な事だな。」





エンヤ婆「!?」

エンヤ婆は声のした方向へ向くと、なんと!吹っ飛ばされていた筈の京谷がエンヤ婆との距離を一メートルまで接近していた!

エンヤ婆「貴様!いつの間に!?」
京谷「あんたが咲夜や霊夢に気を取られている隙にな。言っとくが、あれ全部芝居だから。」
エンヤ婆「あー!?なんだってぇー!?芝居ー!?てめぇホラを吹いてんじゃねぇぞ!このドグサレスカタン野郎ぉ!」
京谷「あの血は騙す為に準備した血糊だし、俺は元気だし。」
エンヤ婆「グギギギギ!ゾンビ共!食い殺してしまえ!」

京谷の周囲にゾンビが点在する。が、

エンヤ婆「なっ!?なんだぁ!?これはッ!?」

そう!
エンヤ婆は見てしまった!
自分のスタンドが京谷を守っている所を!

エンヤ婆「な、なんじゃと!?何故その小僧を守っているのじゃ!?」
京谷「ふーん、理由が分かんないか。じゃあ教えてあげるよ!」

京谷は手を振り下ろす!
すると!エンヤ婆の耳から血が噴出する!
耳だけではない!目からも血が出る!

エンヤ婆「ギギィャアァア!」
京谷「そういえば、あんたが死んだ原因って何だっけ?」

エンヤ婆は流したまま、京谷に向く!

エンヤ婆「な、なんじゃとぉ!?」
京谷「そういや、あんたが死んだ原因が確か、






    『恋人《ラバーズ》』に殺られた






エンヤ婆「!?」
京谷「そう、あんたの耳に侵入しておいたのさ!俺のスタンドは『変化する』能力。だから『恋人《ラバーズ》』に変化させて、あんたの耳から脳に入った訳だ!」
エンヤ婆「く、糞がアァァァ!!」
京谷「あんたはここで死んでいけ。じゃあな。」

京谷が手を振り下ろすと、エンヤ婆の耳や鼻から血管が飛び出す。最後は血を流してエンヤ婆は死んだ。





京谷たちvsエンヤ婆

結果 『恋人《ラバーズ》』に変化させたチェンジャーが脳の血管を破壊し、エンヤ婆―――死亡。







京谷「平気かお前ら!?」
安神「だ、大丈夫……………じゃないようです。」
利久「まだ、平気です。」
咲夜「私も平気。けど霊夢が。」
妖夢「私は動けます。霊夢さんは攻撃に耐えられなかったのか気絶してしまってます。」
京谷「先ずは全員治しとく。『クレイジーダイヤモンド』」

京谷が手を当てると、ぼろぼろだった服が元に戻り傷が治っていった。

京谷「安神、お前は霊夢を見てくれないか。」
安神「分かりました。ここで僕は待ちます。京谷さんも無理をしないように。」
京谷「俺は平気だよ。それにだ、そんな事言ってる暇があるなら、ゆっくり休んでろ。安神。」
安神「そう……ですね……では、少し……寝ます。」

安神はそう言い、体を横にする。

京谷「さて、行くぞ。お前ら。」

三人は頷く。そして、京谷を先頭に階段を上がる。








〔フロア5〕
?「………やはり、エンヤ婆は倒されるか。まぁ良い、次はあいつが相手だ。期待しているぞ。」

男は静かにその場に居座る。ワインを片手に持ち、優雅に飲む。




どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
今回からは『ヘブン・クラウド』編でございます。
今回の相手が何と「エンヤ婆」でしたね。
いやー京谷君ならチェンジャーで変化して瞬殺できたんですけど、文字数が………ねぇ。( ;´・ω・`)
それでは次回もお楽しみに。


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第二階層 『刀』

現在、四人は階段を駆け上がっている。
長い長い階段だった。

妖夢「………何時まで続くんでしょうか、この階段。」
京谷「見えてる先は明るいから、そろそろ着く筈だけど。」

着実にだが、光が近づくのが確認できる。

利久「そろそろですね。」
京谷「だが、油断はできないのは確かだ。」

〔フロア2〕

京谷たちは階段を上りきる。
しかし、

京谷「まーただだっ広いとこかよ!」
咲夜「恐らく全て同じような内装なのかもね。」
利久「ってそんな事より、また誰かいますよ!」
?「…………………」

京谷たちの目の前に刀を持った人物が見える。

?「…………………」
京谷「あいつは………確か………」
咲夜「知ってるの?京谷。」
京谷「確か……あいつの名は『チャカ』……スタンドが





       『アヌビス神』





妖夢「!?それって!私が戦った!」
京谷「そう、あの時の戦いで俺が使った『スタンド』だ。だが、俺のはある意味『コピー』つまり『模倣』した物だ。だが、あいつは『オリジナル』だからな俺より強い筈だ。」
利久「!?京谷さんよりも!?」
京谷「『同じスタンドで戦えば』の話だ。だが、苦戦するのは間違いない筈だ。」
チャカ「話は終わったか?」

目の前の人物、『チャカ』は刀を鞘から抜きながら話しかける。

京谷「随分紳士的だな。待ってくれるなんてよ。」
チャカ「私と戦っていた時のスタンド使いが、騎士道精神とやらに乗っ取って戦っていたのでな。私も真似してみただけの事だ。随分と暇だったがな。」
京谷「へぇ、真似、ねぇ。」
妖夢「…………京谷さん。」
京谷「行くのか?」
妖夢「はい、ここは私に戦わせてください。京谷さんたちはお先に行ってください。」
京谷「………分かった。気を付けろ。」
利久「ちょっ!京谷さん!?全員で戦えば良いんじゃ!?」
京谷「利久、いずれお前にも分かる。」

京谷は妖夢の肩に手を置く。





京谷「やってこい。お前の信念をあいつにぶつけろ。」





妖夢「言われずとも、やりますよ。」

妖夢は刀のスタンドを出し、チャカに構える。

京谷「行くぞ。咲夜、利久。」
咲夜「分かった。」
利久「………………」

三人は次の階段へと走っていく。
残された妖夢とチャカは静かに構えていた。

チャカ「一つ聞こう。」
妖夢「何だ?」
チャカ「貴様の腰にさしている『獲物』は使わないのか?見たところ二刀流と思われる。」
妖夢「…………貴様に合わせているだけだ。『一対一』の対決が良いだろう?」
チャカ「………要らぬ気遣い、感謝する。」
妖夢「………では、手合わせ願おう。」



妖夢とチャカのスタンドが部屋中に響く。




チャカ「先手必勝!」

チャカは刀を素早く、急所に的確に切り裂こうと刀を振るう!
しかし!軌道が詠まれているのか妖夢は全て的確に弾く!
上下左右、あらゆる方向に攻撃しても!軌道を瞬時に変え別の方向から攻撃しても!全て弾かれる!

チャカ「(…………おかしい!何故全て詠まれるのだ!?変則的に攻撃しているのにも関わらず、その全てを詠まれている!!何なんだ!このスタンドは!?)」
妖夢「……………」

妖夢は無言のまま刀で防ぐ。
チャカは攻撃を止め、妖夢から距離を取る。

チャカ「………………」
妖夢「…………どうした?もう終わりか?」
チャカ「………一つ聞きたい。」
妖夢「……何だ?」
チャカ「貴様のスタンドの能力は一体何だ?先程から全くと言って良いほど私の攻撃が当たっていない。どのような能力なのか知りたい。」
妖夢「…………良いだろう。教えてやる。」

妖夢は構えを解く。チャカも同じように構えを解く。

妖夢「私のスタンド能力は『軌道を詠む』能力と『見た軌道を模倣する』能力だ。」
チャカ「!?なるほど、私の軌道は全て詠まれたと云うわけか。」
妖夢「そうだ。さて、次は私の番だな。」

妖夢は接近し、素早く刀を振るう!
チャカは辛うじて防いでいる。

チャカ「グヌゥ!!こ、この……剣裁きは!……先程……私が……したものと……同じなのかッ!!」
妖夢「見た軌道を模倣し、的確に狙う事ができるのでな。そして!」

妖夢の刀はチャカの腕に食い込む!

チャカ「ッウ!!フッ!!」

チャカは刀で妖夢の刀を押さえつけ距離を取る!

妖夢「………………」
チャカ「………強いな。」

妖夢は刀を振り、付着していた血を払う。

チャカ「まさか、私に傷を付けるとは。」
妖夢「………私の力ではない。そこに少し不満を抱いている。」
チャカ「?」
妖夢「この剣裁きは全て、私のスタンドによる物だ。これが無ければ、私はとっくに負けている。自分の実力じゃあない事に、私は腹を立てている。」
チャカ「…………なるほど、では私も同じ様な物だな。」
妖夢「?どういう事だ。」
チャカ「私のスタンド『アヌビス神』は本来ならば自我意識を持った刀なのだ。それを私は使っている。つまり、今の私も本当の実力じゃあないのだよ。」
妖夢「………なるほど、確かに似ているな。自我意識は別としての話だが。」
チャカ「……聞かせてくれないか。貴様のスタンドの名を。」
妖夢「………分かった。良いだろう。私のスタンドの名は、」










『スティッキーフィンガーズ!!』









利久「これで良かったんですか?京谷さん。」
京谷「………利久。もう少し考えろ。こんな事も考えられなかったらロクな大人にならんぞ。」
利久「なんでそうなるんですか!?」
咲夜「教えたらどう?京谷。」
京谷「……………はぁ、まあ良いか。何故妖夢を一人にさせたのか、だな。」

京谷は立ち止まり、利久に向かう。

京谷「利久、妖夢は剣士だからこそ任せたんだ。」
利久「剣士?それだけですか?」
京谷「それ以外に何がある?」
利久「いや、それだけって!?それだけで一人にさせたんですか!?」
京谷「それだけだ。剣士には剣士で。そういうものさ。」
利久「こう、もっと他に無いんですか!?」
京谷「…………あるとすれば剣士の誇りだな。」
利久「そ、それなんですか。」
京谷「ようは『こいつは知らない奴だが、同じ剣士として戦わなければいけない』という考え方だ。」
咲夜「まあ、それは年齢を重ねたら誇りの一つや二つは絶対持つわ。」
京谷「そして、妖夢のその武士道精神から名付けたスタンド名が



















京谷・妖夢「『サムライ・スピリット』」








『スティッキーフィンガーズ!!』










妖夢「それが私のスタンドの名だ。」
チャカ「ほう、良い名だな。貴様のその武士道精神とやらには見習うべきものがあるな。」
妖夢「それはありがたいな。さて、こんな話よりも決着をつけるために勝負をしないか?」
チャカ「そうだな。確かに戦わなければ終わらないものだしな。」

妖夢とチャカはそれぞれ構える。
妖夢は居合いの構えを、チャカも居合いの構えをする。
その場には緊張感のみが漂っていた。

妖夢「………………」
チャカ「………………」

妖夢とチャカは右足を後ろに下げ、重心を低くする。
そして目を閉じ、その場に留まる。
そして、

妖夢「!!」
チャカ「!!」

同時に接近する。
妖夢とチャカは共に、着実に接近する。
そして!
刀を共に振るう。




辺りに衝撃音が響く。



二人は少し歩み、距離を取る。

妖夢「………………」
チャカ「………………」

しばらくして、一つの音がする。
チャカから。

チャカ「グボォ!!」
妖夢「………私の………勝ちですね。」

妖夢はチャカに近づく。

チャカ「ゴホッ!!何故……近づく?」
妖夢「私はいっちょ前に武士道精神とか言ってますが、そもそも半人前の分際です。半人前が武士道等と言ったとしても覚悟が無いと思われる。半人前だからこそ、私は貴方に近づいた。」
チャカ「………なるほど、そういうことか。」
妖夢「………ええ。」
チャカ「なら、それは間違いだ。」
妖夢「!?」
チャカ「貴様の武士道精神には見習うべきものがあると言っただろう。その精神はまさしく







     『一人前の剣士の心構えだ』







妖夢「………………」
チャカ「だからこそ、お前は俺を助けるな。俺も、騎士道精神を持つ者としての最後を、この手で送りたい。」
妖夢「…………分かりました。」

妖夢はチャカから離れる。
チャカは刀を持ち、
自分の心臓を貫く。

チャカ「グッ!!ガファ!!」

妖夢は振り返らない。一人の剣士として、階段へと歩みを進める。

妖夢「……………!?」

妖夢は何かを感じとり、後ろを向く。
そこには
心臓を貫いた筈のチャカが
立っていた。

妖夢「な、何故!?何故立っているのだ!?」
チャカ?「…………分からんのか?私の存在が。」

その時!妖夢に電流が走る!

妖夢「まさかッ!!貴様ッ!!」
チャカ?「クハハハ!!漸く気づいたか!」
妖夢「





       『アヌビス神!!』






アヌビス神「ハッハッハッハァ!!そうだッ!!私が操っているのさ!!」
妖夢「き、貴様ァ!!」
アヌビス神「ハッ!!何が騎士道だ!何が武士道だ!最終的に勝てば良い!そして、それをあのお方に献上すれば良いだけだ!それなのに!『生き返らせてもらった恩』を忘れ、自身の私利私欲の為に行動していた『コイツ』が悪い!」
妖夢「!?『生き返らせた』!?」
アヌビス神「そう!コイツはそもそも『死んでいた』のだよ!あるスタンド使いに殺されたのだよ!」
妖夢「……………」

妖夢は静かにスタンドを構える。

アヌビス神「ほぉ、俺と戦うか。良いだろう!」

チャカに取り付いているアヌビス神は妖夢に構える。
だが!

妖夢「!?」

突如!チャカの体が動き、アヌビス神を地面に刺した!

アヌビス神「何ぃ!?バカなッ!!既に意識を取り込んだ筈なのに!何故私の支配下にならない!?」
チャカ「………ゴホッ!!」
妖夢「チャカさん!!」
チャカ「俺は………死ぬ………もうじき………な………おま……え……は………はや………く………行け…………なか………まの……元へ……」

チャカは言い終わると同時に手を離し、アヌビス神の刃で頭が裂かれる。
妖夢はその光景を、ただ見守るしかなかった。






妖夢vsチャカ

結果 チャカは『アヌビス神』の洗脳に耐え、力尽きる。









『スティッキーフィンガーズ!!』








〔フロア5〕
?「チッ、やはり死ぬか。エンヤ婆よりは期待していたのだが、やはり人間……と言ったところか。」

その人物は頬杖をつきながら言う。

?「次が確か…………アイツか。まぁ、アイツらよりかは期待できると同時に心配だな。要らぬ事をしなければ良いが。」






どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、今回ですが……知ってる方は知ってる『アヌビス神』のスタンド使い『チャカ』です。何でチャカを出したか?についてですが、個人的にアヌビス神に取り付かれた人間よりかは、チャカの方が良いと感じたからです。
まぁ、どちらが良いかは個人の自由ですが。
では、次回もお楽しみに。


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第三階層 『爆破』

今回は英語を使用しています。
C(E3)=チェンジャー(エコーズAct3)
CD=クレイジーダイヤモンド


またもや京谷、利久、咲夜は階段にいる。やはり、この建物の階から階への移動距離が半端ない事が身に染み渡る。

京谷「全く、本当長げぇな。ったく。」
咲夜「本当これ考えた奴、後で吹っ飛ばしたいわ。」
利久「まぁ少々同感。」

そして、漸く光が近くなる。

京谷「そろそろか、気を引きしめて行くぞ。」
利久「分かってます。」
咲夜「勿論。」

京谷、利久、咲夜の三人は中へと入る。


〔フロア3〕
部屋に入ると、やはり同じ様な部屋であった。

京谷「殺風景だなぁ。もう少し家具でも置けば良いのに。」
咲夜「そうね、もう少し家具の配置をしてみても良いわね。」
利久「お二方、何を話しているんですか?」
京谷・咲夜「この部屋に家具でも置けば良いっていう話(よ)。」
利久「そんな呑気な………」
?「コッチヲミロ~~」
三人「!?」

三人は何処からともなく聞こえてきた声に警戒する。

利久「京谷さん、さっきのは!?」
京谷「まさか、『シアーハートアタック』か!?」
咲夜「で、でも、何処に!?」
?「コッチヲミロ~~」
利久「!?」

利久の見た先には、青い球状の物体が迫ってくる光景であった。

?「コッチヲミロォォ~~!!」
利久「京谷さん!!こちらに来てます!」
京谷「ッ!!『変化者 エコーズAct3《チェンジャー エコーズAct3》』!!」
C(E3)「Please give me orders. Master.」
京谷「重くさせろ!!」
C(E3)「Yes sir.『Reverb Act 3 Freeze』!!」

チェンジャーのラッシュが青い球状の物体に降り注ぐ!
そして!ズドン!!という音と共に、その青い球状の物体は地面にめり込む!

?「コッチヲ………ミ………ロ………」
利久「す、凄い。地面にめり込んだ。」
咲夜「そ、それに、今のスタンド、喋ってなかった!?」
京谷「あぁ、たまにいるんだよ。自我を持つスタンド。それで喋れる。」
咲夜「………世の中にはこんなスタンドもあるのね。」
利久「京谷さん、これからどうするんですか?」
京谷「いや、それなんだけどよ。」
咲夜・利久「?」
京谷「俺、ここから動けなくなった。」
咲夜・利久「はぁ!?」
京谷「いやね、この『Act3』の能力が『一つの物体を重くさせる』能力なんだけど、その対象の半径五メートルには必ずいなきゃならないんだ。」
利久「じゃあ!どうするんですか!?」
京谷「利久、この丸々とした奴を『直』してみて。」
利久「へっ?」
京谷「良いから。」
利久「は、はい!『クレイジーダイヤモンド』!!その物体を『直』す!!」
CD「ドラァ!!」

利久はクレイジーダイヤモンドで球状の物体を直す。
すると、その物体は部屋の後ろの右端に向かう。
京谷たちがその光景を見ていると、一つの声が聞こえる。

?「フ~ゥ。やはり、重かったよ。そして、今は軽い。」
咲夜「そんなところにいたのね。」
利久「アイツがあの物体を放った人物。」
京谷「全く、Act3の能力でも射程距離が五メートル以上離れると軽くなるのが不便なんだよなぁ。まあ、んなことより、その『シアーハートアタック』を使えるのは一人しかいないよね?」
?「!?貴様、何故『シアーハートアタック』を知っている?」
京谷「ちょいとばかしね。」
利久「京谷さん、あの人の名前は?」
京谷「アイツの名は………






    『吉良 吉影(きら よしかげ)』






      『死んだ筈の殺人鬼だ。』






吉良「ほぉ、私の名前をも知っていると。……一体どんな人物なのか知りたいね。えぇと………」
京谷「五十嵐京谷。年齢十六歳、趣味は人が驚くところを見ること。」
咲夜「京谷!?」
利久「京谷さん!?何をしてるんですか!?」
京谷「自己紹介。あんたも自己紹介してもらうよ。吉良吉影。」
吉良「フム…………そうだな。私の名は吉良吉影。年齢三十三歳。独身。これと言って得意な事は無いが、趣味が観賞という何処にでもいる普通の人間さ。」
京谷「その観賞ってのは『手が綺麗な女性を殺してでもするのかい?』」
咲夜「なっ!?」
利久「えっ!?」
吉良「!?………貴様、私をどこまで知っている?」
京谷「ある程度は知ってるさ。あんたのスタンド能力も知ってるし、あんたの腐った性癖も趣味も知ってる。」
吉良「人の趣味にケチをつけないでくれるか?自分が嫌だと思うことを人にもするんじゃないと学校で教わらなかったのか?」
京谷「あんたは人じゃなくて『鬼』だろ。『殺人鬼』っていう鬼だがよ。」
吉良「…………言ってくれるじゃあないか。君の趣味も人には受け入れ難いものだがな。」
京谷「自分でも知ってるさ。ただ、俺はそれを直す気は全くと言って良い程無いがよ。」
吉良「中々、性格が曲がってるじゃあないか。五十嵐京谷君。」
京谷「あんたに言われたくないね。吉良吉影。」
吉良「…………フフッ。」
京谷「…………ハハッ。」
吉良「………フフフッ、フハハハッ、フハハハッ。」
京谷「……んふふふふッ、フフフフッ、フハハハッ。」







吉良・京谷「アハハハハハハハハッ!!」






吉良と京谷は共に笑い続ける。そして、







京谷・吉良「テメー(貴様)、ブッ殺す!!」





吉良「『キラークイーン』!!」
京谷「『変化者 キラークイーン《チェンジャー キラークイーン》』!!」

両者のスタンドの拳が激突する!
辺りに轟音と風圧が生まれる!

咲夜「グッ!?」
利久「うわわッ!?」
吉良「ほぉ、まさか『キラークイーン』の拳に直で触れるか。能力を知ってるんじゃあなかったのかい?」
京谷「知ってるわ。だからこそ、俺は『変化させた』。」
吉良「?……変化?………何を言ってるんだい?」
京谷「俺のスタンド能力は『変化する』能力。別のスタンド名を言うことで、そのスタンドの基本能力等を自分のスタンドに反映させる能力さ。そして特別な例として変化させると、そのスタンドの固有能力を持つ事ができるんだよ。」
吉良「!?なるほど、君のスタンドを『キラークイーン』に変化させて固有能力を得た。そして私も爆弾に、君も爆弾になったという訳か。」
京谷「そう!俺が右手でカチッてやれば、あんたは爆発する。その代わり、俺もカチッっとやられれば爆発する。」
吉良「なるほど、これで対等となった訳か。」
京谷「そういうこった!」

二人は互いに距離を取る。

利久「き、京谷さ……」
京谷「お前ら、俺には触るな。」
利久「!?」
咲夜「多分、爆弾に……」
京谷「聞こえてたんかい。まあ、爆弾に変えられたから触るなってこった。」
利久「そ、そんな……」
京谷「なーに、アイツをブッ飛ばせば良いだけだ。心配すんな。」
咲夜「………分かった。」
京谷「んじゃ行ってくるわ。」

京谷は吉良吉影に歩む。吉良吉影も同じように京谷に歩む。

吉良「お話は終わりかい?五十嵐君。」
京谷「ああ、終わりさ。吉良吉影。






      『あんたの人生がな!!』






京谷は左手を出す。

京谷「『シアーハートアタック』!!」
吉良「何ぃ!?」

すると、京谷のスタンドの左手の一部が飛び出す!

シアハ1「コッチヲミロォォ~!!」
吉良「クッ!『シアーハートアタック』!!相殺しろ!」
シアハ2「コッチヲミロォォ~!!」

二つのシアーハートアタックがぶつかり、爆発が起こる!

京谷「グッ!!」
吉良「グヌゥ!!」

互いのシアーハートアタックがそれぞれ活動を停止する。

京谷・吉良「戻れ!『シアーハートアタック』!!」

互いのシアーハートアタックは互いの左手に戻り、京谷と吉良はスタンドを構える。

吉良「………まさか、シアーハートアタックをも使用できるとは、侮れんな貴様。」
京谷「まさかの相殺か。そんでもって同じ威力か。肉弾戦になるのは必然的か。」

京谷は吉良に接近し、変化させたチェンジャーでキラークイーンに脚払いをかける!!

吉良「!?チッ!!」

吉良への脚払いは成功するも、キラークイーンの足が京谷の顔面に向かい放たれる!!

京谷「フッ!!」

京谷はギリギリのところでのけ反り、攻撃を避ける!

京谷「『シアーハートアタック』!!」
吉良「なっ!?」

京谷の左手からまたもシアーハートアタックが出現する。
今度は吉良の近くに!!

シアハ「コッチヲミロォォ!!」
吉良「しまっ!!」

爆発が起こる!轟音がその部屋に響く!爆風が襲う!

吉良「グガアァァァ!!」
咲夜「ッ!やった!!」
利久「ええ!アイツはこれで、動けない!」
京谷「追撃じゃ!『変化者 キラークイーン《チェンジャー キラークイーン》』!!」

京谷のスタンドが出現し、空中に漂っている吉良にラッシュをかます!
吉良の体はボロボロになり壁まで吹っ飛ばされる!

吉良「オゴォ!!」
利久「やった!!何時もの瞬殺だ!」
咲夜「こんな時ほど強い人は頼りになるわね。」
京谷「ふぅ、疲れた。」

京谷は吉良に近づく。

京谷「おい、吉良吉影。」
吉良「グゴォ。」
京谷「ちょいやり過ぎたな。まぁ、どうでも良いがよ。」
吉良「す、スイッチ………を……押す………ぞ………」
京谷「無理だよ。右手は潰しといた。もう爆弾のスイッチは押せないよ。」
吉良「アガァ………ガッ………」
京谷「まだ、押そうとしてんのか。すげぇ根性だなぁ。」
咲夜「その執念は凄いわねぇ。」
利久「それで?どうするんですか?」
京谷「どうするって、そりゃお前爆発させるに決まってんだろ。」
利久「もう、こんな発言聞いても何とも言わない僕って……何だっけ?」
京谷・咲夜「スタンド使い。」
利久「一言で済まされたよ。」
京谷「んじゃま、お別れといきますか。じゃあな




       『吉良吉影さん』





吉良「ま、待て…」
京谷「爆風に備えてよ。『着火』!!」

吉良がいた場所から爆風や爆発音が発生する。
京谷たちはその光景を見ていた。無心の状態で。






京谷vs吉良吉影

結果 爆弾に変えられ吉良吉影、爆破される。





京谷「あー疲れた。」
妖夢「京谷さーん。」
京谷「お、妖夢じゃん。もうそっちは終わったの?」
妖夢「ええ、後味は悪かったですが。」
京谷「そうか、よく頑張ったな。」

京谷は妖夢の頭に手を置き、撫でる。

妖夢「………………!?///」
咲夜「……………………」
利久「咲夜さん、そのナイフは?」
咲夜「……………………」
利久「はぁ、京谷さん。」
京谷「ん?もう行くか?」
利久「そうしてください。」
京谷「それじゃあ行きますか。」

四人は歩みを進める。





『スティッキーフィンガーズ!!』





〔フロア4〕
?「もう、か。さて、






      『本気を出しておくか』










どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
ああ、吉良さんがいとも簡単に………
ということで今回の相手は『吉良吉影』さんです。
いやー書いていく内に何故か吉良さんが簡単に倒せる敵キャラになってたんですよね。( ;´・ω・`)
それと前書きにも書いている通り京谷君の『エコーズAct3』ですが、英語で喋ってます。ん?何て書いてるか分かんない?それは……こういう感じだろうと予想してください(・ω・)

では次回もお楽しみに。


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第四階層 『重力』

CD=クレイジーダイヤモンド


〔フロア4〕
現在、京谷たち四人は次の回に着いていた。
そして、目の前に要るフードを被った人物に緊張感を抱いていた。
特に、京谷の目は何故か力がこもっている。
その影響から、京谷には奇妙なプレッシャーが放たれていた。

京谷「……………………」
咲夜「…………京谷、分かるわ。」
利久「僕とも因縁はありますよ。京谷さん。」
妖夢「(さ、三人から放たれるこの気は!?)」
京谷「…………………」
?「……………………」

京谷とフードの人物は共に見つめる。
京谷の手に自然と力が入る。

京谷「…………………ッ…」
利久「京谷さん?………」
咲夜「…………京谷?ど、どうしたの?」
京谷「………分からない。でも、こいつと出会うと………何故か………変な感情が………うごめく………何を言ってるのか分かんないと思うけど、何故か………そうなる……」
咲夜「京谷………」
?「…………敵に対し、不明な感情を抱く事は戦闘の支障になるぞ。」
京谷「………利久、咲夜。お前ら戦えるか?」
咲夜「えっ?」
利久「た、戦えますが?京谷さんは?」
京谷「………すまん。考えたい事がある。」
妖夢「私も行きましょうか?」
京谷「いや、妖夢は休んでてくれ。あのチャカとの戦闘で疲れているだろう。」
妖夢「…………では、お言葉に甘えましょう。」
京谷「すまん二人とも。頼む。」
咲夜「良いわよ、そんなこと。」
利久「それじゃ!前回のお返しをするぜ!」

利久は何故か何時もの怒り状態に近い状態になった。
咲夜はナイフ数本とスタンドを構える。

?「では行こうか。」

目の前のフードの人物は二人に接近する。

?「『C-MOON』」
咲夜「『J・T・R』!!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」

二人は一斉に拳やナイフを敵に当てようとする。

?「無駄だ。」
利久「!?まただ!!」

そう、利久と咲夜の体は宙に浮かんでいたのだった!
フードの人物が右手を払うように振ると二人の体やナイフは、それぞれ壁に衝突する!

利久「ガッ!!」
咲夜「グフッ!!」
?「君たちでは私には一歩も近づけない。それは断言しよう。」

利久と咲夜は直ぐに立て直し、相手の様子を伺う。

咲夜「(………先ず一つ、アイツの能力を知らなきゃいけない。京谷が戦う事を『何故か拒んでいる今』、様々な予想をしなきゃならない。私たちの体やナイフは何故か宙に浮かべられていて、その後吹っ飛ばされた。………まだよく分からない。もう少し様子を見なければ。)」
利久「……………はっ!」
咲夜「どうしたの?利久君。」
利久「………確か、京谷さんが言ってた。相手の能力に関係する単語を。」
咲夜「!?」
?「…………………」
利久「確か………『重力』………とか言ってました。」
咲夜「(『重力』!?それなら、もしかすると………そうか!そうだったのか!)」
?「………そこのメイドはどうやら気づいたようだな。」
咲夜「ええ、先程私たちやナイフ全てが吹っ飛ばされた原因が『重力』だったとしたら、あんたのスタンド能力は





   『重力操作』という考えに至ったわ。





?「フム、中々観察眼が鋭いな。」
咲夜「それじゃあ正解で良いのかしら?」
?「そう、私の『C-MOON』は『重力を操作する』能力を持つ。重力によって君たちを飛ばしていたのさ。」
咲夜「なら!もう対策は見つかった!」
利久「なっ!?」
?「…………出鱈目はよした方が良いぞ。メイド。」
咲夜「それはどうかしら?私のスタンド能力を知らない癖によくもまぁ言えるわね。」
?「ほぉ、なら!」

フードの人物は咲夜に向かい、急接近する!

?「!!」
咲夜「…………」

そして、咲夜に向かって重力をぶつける!

?「この重力にどうたち向かう!?」
咲夜「それは勿論、




      『この重力を殺す!!』





咲夜のスタンドが持っているナイフを振るう!
すると!咲夜に掛かっていた重力は嘘のように消え、咲夜は普通に立つ!

?「!?なんだとッ!」
咲夜「私のスタンド能力は『殺す』能力よ。それは何でも殺す事ができるの。」
?「2…3…5…7…11…13…17…19…23……ふぅ、なるほどな。君のスタンド能力の影響で私の操っていた重力は『殺された』というわけか。」
咲夜「どうかしら?これで重力操作はもう無意味よ。」
?「まだ、そうと決まった訳じゃあない。それは言える。」
咲夜「あまりおふざけが過ぎると痛い目に遭うわよ。」
?「………その忠告は素直に感謝しよう。だが、『おふざけ』では無いがな。」







『京谷側』
妖夢「………凄いですね、咲夜さん。」
京谷「やはりメイド長。鋭いな。まさか、重力と先程体験した出来事で予想がつくか。」

妖夢と京谷は離れたところで観戦していた。

妖夢「ところでですが。」
京谷「分かってる。この今の俺の感情だろ?確かにまだ変な感覚はある。つっかえてる感じが、凄く。」
妖夢「…………他には?」
京谷「………何故かは知らないが、フードの男、『エンリコ・プッチ』だがよ………」
妖夢「え、えんり?」
京谷「『エンリコ・プッチ』それがあのフードを被ってる男の名だ。………だが本当におかしいんだ。」
妖夢「……………何がです?」
京谷「アイツを見ている度に、頭が痛くなる。何故か、『懐かしくなる』。何故か『安心する』。」
妖夢「安心?一体何故?」
京谷「そこが不思議なんだ。俺は博麗神社でアイツと初めて会った。なのに、まるで昔から知っているような、そんな不思議な気分になってしまった。今もそうだ。」
妖夢「!?そろそろ勝負が尽きそうです!」







『咲夜側』
咲夜「もう重力は通用しないわよ!!諦めなさい!」
プッチ「……………」

咲夜の能力でフードの男、『エンリコ・プッチ』の重力が全て『殺された』。
そのような出来事が十数回された後、プッチは体制を整えていた。

咲夜「なら、こちらから行くわよ!利久!」
利久「オッシャアァ!」

咲夜が先頭、利久が後方となりプッチに向かって接近する。

プッチ「チッ!!」
咲夜「遅い!!」

咲夜は所持していた一本のナイフをプッチの脚に掠めて動きを封じる。

プッチ「グッ!!」
咲夜「今よ!利久君!!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!ブッ飛ばせぇ!!」
CD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ

               ドッラァ!!」
プッチ「グガァァ!!」
利久「ヨッシャアァ!!」
咲夜「…………あのラッシュだけは受けたくないわね。」

プッチの体は壁に衝突し、そのまま下に落ちる。

プッチ「…………ゴボォ。」
利久「おいおい、まだ再起不能になってねぇのか。まぁ良い、直ぐに終わらせ………!?」

突如、利久が言葉を詰まらせる!
それもそうだ!何故なら!




  『京谷がプッチを治しているからだ!!』




利久「き、京谷さん!!一体何を!?」
京谷「こいつからは情報が手に入る。最も多くの、そして詳しい情報が。」
咲夜「………まぁ、それならそれで良いけど。」
利久「さ、咲夜さん!?」
京谷「すまんな咲夜。」
咲夜「良いわよ、別に。」
利久「……………あぁ!また京谷さんのお人好しだよ!」
妖夢「ですが、どうやってそこまで移動を?」
京谷「時を止めてその中を走った。二十二秒の内、十七秒間な。」
妖夢「と、時を止めたァ!?」
咲夜「まあ私には見えてたけど、京谷が何か考えていると思ったから手は出してないわよ。」
京谷「本当に助かる。」
プッチ「ッうゥ!わ、私は……何故?……」

プッチが目覚める。

京谷「おい、動くな。プッチ。」
プッチ「…………やはり気づいていたか。」
京谷「前々から分かっていた。」
プッチ「……………そうか。」

プッチは何故か溜め息を吐いて、そう呟いた。
プッチは右手でフードを脱ぐ。
その顔の肌は色黒で、額に特徴的な星の形をしたものがデザインされている。所々にシワが少しある。

京谷「…………何か、漫画より老けてんだな。」
プッチ「まぁ、私は漫画の住人、という訳ではないからな。老けたりもするさ。」
京谷「フフッ………そうかい。」
プッチ「………急なお願いかもしれんが、聞いてくれないか?」
京谷「何だよ、怪我人は大人しく寝てろ。」
プッチ「フフッ、確かにな。だが聞いてほしい。この異変の黒幕について。」
四人「!?」

四人は一斉にプッチに顔を向ける。

京谷「…………知ってんのか?この馬鹿げた事を仕掛けた黒幕を。」
プッチ「あぁ。」
利久「ちょっと待って!何故貴方は黒幕を教えるんですか!?貴方は黒幕側でしょう!?」
妖夢「それもそうです。わざわざ味方の情報を敵である私たちに伝えるとは。どのような神経をしているのか分かりません。」
咲夜「第一、嘘を伝える場合もあるわけよね。流石に信じられないわ。」
プッチ「…………信じられないかもしれないが、私はその黒幕には嫌な思い出しかなくてね。まぁ、そんなところさ。」
咲夜「それだけって………」
京谷「分かった。」
三人「!?」

京谷の発言で三人は驚く!

利久「き、京谷さん!?何を仰ってるんですか!?」
妖夢「そうです!もし嘘をついたら………」
京谷「嘘の匂いなら分かる。『ハイウェイスター』で確認する。そうすりゃ文句ないだろ。」
利久「いや、匂いって!京谷さん、自分が無責任な事を言ってるのが分からないんですか!?」
京谷「自分の能力には過信してるつもりは無い。だからこそ、言える。」
咲夜「……………ふぅ、妖夢、利久君。京谷に任せてくれないかしら?」
妖夢・利久「咲夜さん!?」
咲夜「京谷は所謂『自分がしなきゃならない』という使命感があるのよね。何故かは分からないけど。」
京谷「すまないな、咲夜。ありがとう、後で礼をしとくよ。」
咲夜「良いわよそんなよ。さっさと言わせなさい。」
京谷「分かった。プッチ、話してくれるか?」
プッチ「………どうやら話がついたみたいだね。……教えよう。黒幕の名前を。」

京谷たちは真剣に聞いていた。一字一句聞き逃さぬように、真剣に。

プッチ「そいつは、あらゆる世界の始まりでもあり終わりでもある人物。その名は、


















 

          『DIO』











そして、














       『天国に到達した者だ』









………どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
………やっと出せたよ。エンリコ・プッチ。
いやー長かった長かった。意外に二十一話までかかってたよ。長いねー。と、まあここで黒幕の名が出てきました。予想されていた方は多いと思いますがね。
では次回もお楽しみに。


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第五階層 Part1 『天国超越』

CD=クレイジーダイヤモンド


京谷「…………まあ、あんたがいる時点でDIOだとは思ったさ。」
咲夜「DIO?それって?………」
京谷「………先ず整理。確か……これまで戦ってきた相手には必ず『神』、『GOD』などとあった。そして『DIO』……漸く分かった。今までの敵の共通点。」
利久「わ、分かったんですか!?」
京谷「あぁ、多分これは『DIO』の呼び名。恐らく自分の存在がバレないように違う名前を一人一人に言ったんだろ。『DIO』っていうのは英語に直すと『GOD』、日本語に直すと『神』、この事から様々な場所での『神』の言い方を自分の偽名にしたんだろう。」
プッチ「………そこまで分かったのか。良かった。」
京谷「だがプッチ、あんたは何故俺たちに情報を伝える?あんたはDIOの親友の筈だ。」
妖夢「なっ!?し、親友!?」
京谷「そう、だからこそ分からないんだ。何でそこまでして俺たちに情報を与えるのかが。」
プッチ「…………初めに言った筈だ。良い思い出が無かったと。ただ、それだけさ。」
京谷「本当にそれだけか?」
プッチ「…………後は、『友を止める為』かな?」
利久「……………」
妖夢「………………」
咲夜「……………」
京谷「…………本気でそれだけなんだな。」
プッチ「それだけさ。私はもう大丈夫だ。皆、行こう。」
京谷「……………肩、貸すぞ。」
プッチ「いや、大丈夫だ。心配はいらない。一人でも動ける。」
京谷「…………そうか。………分かった。」

五人は階段へと歩んでいく。



『階段道中』



京谷「…………なぁプッチ。」
プッチ「…………何だ?」
京谷「…………物凄く奇妙な質問だが、良いか?」
プッチ「…………構わないよ。」
京谷「ありがとう。………それじゃあ、

   『俺と何処かで会った事があるか?』


プッチ「………本当に奇妙な質問だな。」
京谷「悪い、俺もよく分からない。」
プッチ「………まぁ、私の記憶が正しければ、君とは会っていない筈だよ。」
京谷「………そうか。悪いな。」
プッチ「奇妙な問いかけは慣れている方だ。気にしないでくれ。」
京谷「分かった。」

少し離れたところで利久が咲夜に話しかける。

利久「咲夜さん。」
咲夜「何?利久君。」
利久「いえ、ただ京谷さんとあの人が気になって。」
咲夜「…………私も気にはなるわ。でもそれは今関係ないわ。世間話は敵を倒したらにしましょう。」
利久「そうですね。っと漸く着きます。」
妖夢「気を引き締めなくては。」

妖夢は自分の頬を叩き、気を高め部屋に入る。
利久は深呼吸をしながら部屋に入る。
咲夜は京谷に振り向いて笑顔を見せながら、部屋に入る。
京谷は部屋から伝わる不思議な感覚を持ちながら、部屋に入る。
プッチは真剣な目をしながら部屋に入る。



〔フロア5〕
五人は部屋に入る。またもや単に広いだけの場所。しかし、肝心のDIOがいない。

利久「いない?」
京谷「いや、何処かに潜んでる筈だ。注意しとけよ。」

京谷たちは部屋を見渡しながら入る。
しかし部屋の中央に来た途端、扉が閉まる!

五人「!?」

五人は驚き扉の方へと視線を向ける。
扉は完全に閉まり、逃げられない状態になる。



















?「まさか、ここまで来るか。まぁ予想はしていたが。」



















五人は声のした方向直ぐには振り向こうとはしなかった。
何故なら!その声に一種の恐怖が感じられたからだ!

利久「(こ、この声は!?)」
妖夢「(この背筋が凍りつくような声は!?)」
咲夜「(な、何なの!?この声!?)」
プッチ「(やはり、この声は皆、慣れないか。)」
京谷「(おいおいおい、冗談じゃあない!!こんなにも心が蝕まれるのかよ!?)」

しかし五人は振り向く。決着をつけなければいけないからだ。
そして、振り向いた先には、




      『誰もいなかった』





?「何処を見ている?」
五人「!?」

今度は声のした方向に直ぐ様振り向く。だが、やはりそこには、いなかった。

?「こっちだ。」
利久「ッ!アイツおちょくってやがる!!」
妖夢「ですが何処に!?声のした方向を向けば誰もいなかった!!」
咲夜「私や京谷のように時を止めた気配はなかった!!一体どうやって!?」
京谷「俺が知りてぇよ!!」
?「どうした?何処を見ている?私はここだ。」

もう一度五人は声のした方向へと顔、体を向ける。
その目に映っていたのは、

       長い金髪

       真っ白な肌



     額には星の上半分の形




  下瞼からはそれぞれ『DIODIO』と続いている





    五人が小さく見える程の巨体






京谷「…………………………」
咲夜「…………………………」
利久「…………………………」
妖夢「…………………………」
プッチ「…………………………」

プッチ以外の四人はある感情がうごめいていた。
それは、
         



        『憧れ』




その感情で埋められていた。

プッチ「『C-MOON』」

突如、プッチはスタンドを出す。
そして、




    四人の頬を重力操作ではたく!





利久「ッグッ!?」
咲夜「ッアッ!?」
妖夢「ッグエッ!?」
京谷「ガフッ!?」
プッチ「目を覚ませ。呑み込まれては戦う気力すらも失われるぞ。」
京谷「す、すまん。圧倒されてた。」
利久「いっつつつつ。」
妖夢「真面目に痛かったです。他に方法はなかったんですか?」
咲夜「まあお陰で目は覚めたわ。」
DIO「…………これはこれは。面白いものを見せてもらった。」
京谷「けっ!!俺たちは見せ物じゃねぇよ!!この腐れ外道!!」
咲夜「言えてるわね。私たちは見せ物でも何でもない。」
利久「つつつ。」
妖夢「そ、そうです………うぅ。」
プッチ「…………(全然緊張感が感じられない。効果的だったか。)」
DIO「………プッチ………何故、そいつらを助けた?」
プッチ「君を助ける為、それ以外何も無い。」
DIO「………『助ける』?私を?」
プッチ「ああ。」
DIO「…………おかしいな?君はそんな事を言うような奴じゃあなかったと思うが。」
プッチ「…………………」
利久「兎に角!あんたをぶちのめせば良いって訳だろ!?直ぐに終わらせてやるよ!」

利久は本気の口調を出し、構える。

妖夢「私も行きましょうか。どうにも死人を甦らせた事に腹を立てているようです。私は!!」

妖夢もスタンドを出し、目の前のDIOに構える。

咲夜「取り敢えず、死んでくれたらありがたいのだけれど?」

咲夜はスタンドとナイフを出し、構える。




DIO「やってみろ、カス共。肩慣らしにもならんと思うがな。」
利久「余裕面かましても意味ねぇぞ!『クレイジーダイヤモンド』!!」
CD「ドラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァ!!」

利久のラッシュ!!しかしDIOは避けようとはしなかった!

DIO「…………………フフッ」
利久「!?」

DIOは何処にも動いていない。そう『見えた筈』だった。

DIO「どうした?私は後ろにいるぞ。」
利久「なっ!?」

DIOの拳が利久の腹に激突する!

DIO「フンッ!!」
利久「グッ!?グブアァァ!!」
妖夢「利久君!!ッ!てえぇやあぁ!!」

妖夢は刀をDIOに向けて振るった!詠めないように変則的に!

DIO「…………何をした?」
妖夢「なっ!?何だと!?」

DIOの体に確かに刀の刃が当たった!だが、DIOの体は切れた様子もなかった!そして、痛みさえも!

DIO「フッ!!」
妖夢「ヌアァァア!!」
京谷「妖夢!!」
咲夜「『幻象 ルナクロック』!!」

咲夜は時を止め、ナイフをDIOに向かって投げる筈だった。

DIO「ほぉ、時を止めたか。」
咲夜「!?いつの間に!?」
DIO「無駄ァ!!」
咲夜「ガッ!!」
京谷「咲夜!!」

時が止められている間、何時、どのようにして、DIOは止まった時の中を動いたのかと咲夜は考える。
周囲の色が取り戻される。

プッチ「!?まさか、時間を!?」
京谷「しかも、DIOもかよ!やっぱり同じ時止めの能力者は伊達じゃねぇってか!?」
DIO「ほぉ、その口振りからして貴様も時を止められるのか?」
京谷「あんたの言う通りなのが癪だが、そうだ!俺も時を止められる!」
DIO「フム…………ならば貴様から始末しなければな。」
京谷「やってみろ!!」

京谷はスタンドを出し、接近する!

京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」
DIO「それが、貴様のスタンドか。」

DIOも同じようにスタンドを出す。

チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
?「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

スタンドのラッシュ対決!その場から衝撃と風圧が出現する!

プッチ「手助けだ!『C-MOON』!!」

プッチは重力操作でDIOの腕を重くさせる!が!

DIO「無駄無駄無駄ァ!!」

突如、またしてもDIOの姿が消える!

京谷「クッ!!今度は何処に!?」
DIO「ここだ。」

なんと!DIOの姿はプッチの後ろに居た!

プッチ「!?」
DIO「無駄ァ!!」
プッチ「ゴバァ!!」
京谷「プッチ!!」

プッチは壁まで突き飛ばされる!

DIO「残り一人!」
京谷「ッアアアア!!『変化者《チェンジャー》』!!」
DIO「無駄だァ!!」

スタンド同士の拳が衝突する!

京谷「グッ、グギギギギ!!」
DIO「やはり、パワーは私のスタンドよりも低いか。話にならんな。」

DIOのスタンドの拳が少しずれる!すると!京谷の体のバランスが一瞬!失われる!

京谷「!?しまっ!!」
DIO「無駄ァ!!」
京谷「ゴブァ!!」

その隙を狙い、DIOの攻撃は京谷の腹に当たる!!
そして、京谷は十数メートルまで吹っ飛ばされる!

京谷「ゴボォ………はぁ……はぁ……」
DIO「これに耐えるか。中々タフじゃないか。」
京谷「はぁ………はぁ…………はぁ…………」
DIO「だが、動けないのは確かだな。」

DIOはゆっくりと近づく。

京谷「はぁ………はぁ…………(ま、不味い!このままじゃあ死ぬ!!くそッ!動け!動けぇ!俺の体!!)」

京谷は体を起こそうとするも、立ち上がる事ができなかった!

利久「ウォオオオオオオ!!」
京谷「!?利久!?」

すると!利久の声が突然聞こえる!見るとボロボロのままDIOに突っ込んでいくのが見えた!

DIO「少しは学習をしろ。猿が。」

DIOは利久の頭を掴み、持ち上げる!!

利久「ガッ!クガァアアア!!」
京谷「利久!!」
DIO「ちょうど良いな。『私の能力を使用する時は』。」
京谷「!?」

DIOはスタンドを出し、拳を構える。

京谷「な、何を……する……んだ………」
DIO「ここにいる貴様らに見せよう!我が力を!」

そしてDIOはこう言い放った。

DIO「





    『真実よ!我が意のままに!』






DIOのスタンドの拳が利久に放たれる!

利久「ゴブオォ!!」
京谷「利久!!」

そして次の瞬間!利久の体は消え去り、光る物体がDIOの体内に入る!

京谷「り、利久ぉ………ど、何処に………」
咲夜「き、消えた………体が………消えた?」
DIO「フム、やはり力を補充する程度しかならんのか。使えん。」
京谷「ッ!てめぇ!!」
DIO「さて、次は…………貴様の番だ。」
京谷「ッ!!」

DIOは再度、京谷に近づく。しかし、

妖夢「ッツアァァ!!」
咲夜「ッ!ハアァァァ!!」
京谷「妖夢!咲夜!」
DIO「邪魔だ。どけ。」

DIOはスタンドをもう一度出し、妖夢と咲夜に一発ずつ拳を当てる。

妖夢「グバアァ!!」
咲夜「ゴブオォ!!」

そして、利久と同じように体は消え、光る物体が体内に入る!

DIO「ほぉ、こいつらは力がみなぎるな。だが、まだまだよ。」
京谷「ッ!糞がァ!!」
DIO「さて、漸くこいつに………ん?」

DIOは京谷の体に異変を感じとる。
なんと!浮いていたのだ!
京谷の体はそのまま引き寄せられるように移動する!

京谷「こ、これは!まさか!」
プッチ「はぁ……はぁ………はぁ……」
DIO「プッチ、貴様か。」
プッチ「!!」

プッチはDIOに重力を掛ける!

DIO「はぁ、無駄だと言ってるのが分からないのか?」

DIOが手を払う。それだけで、掛かっていた重力は消滅した!

プッチ「ゴホッ!!」
京谷「プッチ!無理すんな!」
DIO「お喋りはそこまでだな。」
プッチ「!?チィ!!」

DIOの拳が京谷に向けて放たれようとしている。
しかし、京谷を重力で押し退けたプッチ!

京谷「なっ!?おまっ!?」
プッチ「…………フッ。」
DIO「無駄ァ!!」

プッチの顔面にDIOの拳が衝突する!
その体は京谷が飛ばされた方向に向かって飛んでいた。
そして、京谷の近くで止まる。

京谷「おい!プッチ!!何で俺を!?」
プッチ「……………………」
京谷「おい!聞けよ!何か言えよ!」
プッチ「……………………」

プッチの体は消えつつあった。
プッチは最後の力を振り絞り、


       京谷の顔に触れる。



京谷「!?プッチ、何を?」
プッチ「フフッ、




     『良い面構えじゃあないか』





















         『京谷』





京谷「えっ?」

その言葉と共にプッチの体は完全に消え、プッチの体から光る物体が出現し、DIOの体内に取り込まれる。

京谷「…………………」
DIO「……………!?ほぉ、なるほど。これは興味深い。」
京谷「な、何が興味深いんだ!?」
DIO「先程、プッチの魂を取り込んだ時、面白いものがみえたのでな。」
京谷「魂………まさか!あれは全て!」
DIO「そう、全て魂だ。体が消えていった者たちのなぁ!」
京谷「こっの屑野郎!!」
DIO「ハハハハッ!とまぁ、それより面白いものを貴様に聞かせてやる。」
京谷「!?何だと!?」
DIO「そうだな……題名を付けるとすれば、






    『五十嵐京谷の全ての真実』だな。










どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
いやーここまで最長の5500文字以上です。
さて、『ヘブン・クラウド』編がいよいよ最終決戦となりました。そして次回、五十嵐京谷君の過去であり、真実が明かされるそうです。
それでは皆さん、次回もお楽しみに!


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第五階層 Part2 『真実』

京谷「俺の………真実…………だと?」
DIO「あぁ、プッチが知っている貴様の真実だ。」
京谷「どういう…………意味だ?」
DIO「言葉の通りだ。五十嵐京谷。貴様の本当の過去、そして貴様という人物についてだ。」
京谷「過去…………俺……………」

DIOは口角を少し上げ、にやりと微笑む。
京谷は未だにDIOが何を言っているか分からずにいた。

DIO「………先ず貴様についてだな。」
京谷「………………」

京谷はDIOの言葉に耳を傾けていた。自分が何者なのかをDIOは知っている。だからこそ、自分が知らない自分を知りたいという欲求に駆られていた。

DIO「一つ目だ。貴様は











     『この世界の住人ではない』









京谷「!?」
DIO「貴様は本来、この世界には存在しない。いわば別世界の人間なのだよ。」
京谷「な……何だ…………と………」
DIO「その証拠として貴様に質問をする。




     『貴様の叔父の名は何だ?』




京谷「それは!………それは…………!?」
DIO「フッ。無理もない。思い出せないのではなく、覚えが無いからな!!」
京谷「なっ!?」
DIO「二つ目!では両親の事は覚えているのだな?」
京谷「…………俺が………赤ん坊の頃………火事で死んだ。」
DIO「では、それまで貴様を育てた人物は誰だ?」
京谷「(叔父の名を覚えていない………じゃあ、一体誰が……?)」
DIO「覚えていないか、では!貴様の二つ目の真実だ!











『貴様は両親が死んだ後、プッチに引き取られた』












京谷「…………………今…………何て………言った?」
DIO「もう一度言うぞ!『貴様は両親が死んだ後、プッチに引き取られた』のだ!」
京谷「…………プッチ…………が……………何で…………」
DIO「フフッ、知りたいか?」
京谷「何…………で…………」
DIO「………その反応は知りたいという答えで良いのだな。五十嵐京谷。」

DIOは待っていたかのようににやりと笑う。

DIO「……2011年、プッチはある計画を実行していた。


   『天国に行くという計画』をな


そして『ホワイトスネイク』を獲て、承太郎の記憶のディスクを奪い、別世界の私の骨で緑の赤ん坊を作り出し『C-MOON』となった。だが、更なる進化の前に承太郎に再起不能間近に追い込まれたそうだ。そして、負けを認め承太郎から逃げるように『日本』に逃げた。」
京谷「!?おい!」
DIO「何だ?」
京谷「今は……2016年だ!つまり、俺が生まれたのは16年前になる!俺とプッチが会うことは先ず無い筈だ!」
DIO「……フフッ、まぁこの質問は必ずと言って良いほど出てくると思ったぞ。その事についても説明しなければな。」

DIOは嘲笑う。

DIO「そう、貴様の言う通り普通では有り得ない。だが、貴様は先ず『別世界の人間』。これが分かるか?」
京谷「?」
DIO「貴様はその別世界で2012年、プッチと出会ったのだ。尤も、そこには貴様の両親も居たそうだが。」
京谷「!?プッチが……俺の両親と……俺に!?」
DIO「あぁ、どうやら貴様の両親もスタンド使いだったらしい。貴様の両親の厚意により、プッチは貴様の家で寝泊まりをしたらしい。」
京谷「…………………………」
DIO「そんなある日、ある出来事が起きた。それが貴様の家が火事にあったのだ。貴様の母親はプッチに貴様を託し、プッチと貴様は命からがら逃れたのさ。」
京谷「……………プッチ………」
DIO「だが、プッチはスピードワゴン財団…まあ承太郎に発見、そして保護された。だが、プッチは貴様を頑なに財団に預けたくなかったそうだ。承太郎は折れ、プッチと貴様に家、貴様が独り立ちできるまでの最低限の金額を支給した。そして14年の月日が流れた。」
京谷「プッチ………何故?……」
DIO「そして!貴様の三つ目の真実だ!








  『貴様は…別世界の私の生まれ変わりだ』!!








京谷「!?俺が!?」
DIO「いや、正確に言えば、貴様は別世界の私と『ジョナサン・ジョースター』の生まれ変わりなのだよ。」
京谷「なん……だと!?」
DIO「プッチは貴様を見た時、安心に包まれていたそうだ。そして首筋に痣があるのを発見した。」
京谷「!?」

京谷は自身の首の後ろを見る。

京谷「…………いや、それは無い。」
DIO「?」
京谷「俺の首には痣なんて無い!さっき自分が確認した!」
DIO「…………まさかとは思うがな。」

DIOは手を上げ、振り下ろす。
すると!京谷の真上に雷が出現する!

京谷「ガアアァ!!」

京谷に雷が衝突する!

京谷「はぁ、はぁ、ッ!?何とも無い!?」
DIO「もう一度、首筋を見てみろ。」
京谷「さっき、無いって………」

京谷はもう一度、首筋を見る。

京谷「!?なっ!?何で!?」

そう!そこには!星形の痣が!首筋にあった!

DIO「貴様の痣は『ジョナサン・ジョースター』の魂の影響で出現したのだ。そして、貴様の左耳には三つほくろがある。」
京谷「なっ!?」

京谷は左耳を触る。触ったところ、三つ並んでいる感覚があった。

DIO「それは私の左耳にもある。これで貴様は生まれ変わりという事が分かったな。」
京谷「だ、だが!それと俺が別世界のてめぇに何の関係性があるんだ!?」
DIO「そう、貴様はそう言うと思った。」

DIOは嘲笑う。

DIO「私の最終目的に、『基本世界への進行』というものがある。」
京谷「!?基本世界?」
DIO「そう、私の目的はそれだ。だが、別世界の私が敗れた事が判明し、迂闊に手が出せない状態にあった。しかし!貴様を見た時、ある妙案を閃いた!それが!



    『貴様の魂を取り込む事だ!!』


京谷「俺の魂を!?」
DIO「そう!別世界の私の魂を所持し、尚且つジョースターの魂を取り込む事で、例えジョースターの血族が私の邪魔をしても倒せるからな!そして!私が基本世界を支配できるという考えだ!」
京谷「てめぇッ!」
DIO「だが、それに貴様の異変に気づいたプッチは貴様を教会に連れていった。そして、貴様は教会から出てくる事は無く、プッチだけが出てきた。誰の手を借りたのかは知らんが、ご丁寧に貴様を過去の別世界に飛ばしてな。ここまで来るのに苦労はした。」
京谷「!?過去に!?」
DIO「さて、もう話す事は無い。」

DIOは京谷に歩んでいく。

京谷「グッ!くそッ!漸く……立てたのに!……」
DIO「ほぉ、この短時間でよく回復したな。それでこそ、別世界の私の生まれ変わりだな。」
京谷「ッウ!!」
DIO「だが、動ける訳ないか。貴様の体力は大幅に減少され、立つのがやっとの状態。」
京谷「うご……け……」
DIO「これで貴様を…………」
京谷「糞がァァァァ!!」
DIO「我が物とできる!!貴様の魂、私の物とさせてもらうぞ!」

京谷に向かい、DIOのスタンドの拳が放たれる!
京谷は動けずにいた!
        そして拳は!






      京谷の目の前で止まった!




京谷「!?」
DIO「!?なっ!?何ィィ!!」

DIOのスタンドの拳は京谷に当たること無く、京谷の目の前で止まった!

DIO「何だとォォ!?何故当たらない!?」
京谷「な、何で?」
DIO「(もう私に楯突く奴なんぞ別世界の、このDIOの生まれ変わりしかいない筈だ!)」

京谷は考えていた。何故拳が当たらなかったのか。
DIOも考えていた。何故スタンドの拳が当たらないのか。
そして、二人は一つの答えに辿り着く。

京谷・DIO「!?(まさか!?)」
DIO「………ここに来て………まだ歯向かうのか…………







     『プッチィィィィィ!!』






京谷「プッチ!まさか!お前が!?」

すると、京谷の頭に一瞬、何かが流れる。

京谷「!?これは!?」
DIO「このDIOにぃ!ここまで楯突くのか!忌々しい奴め!」
京谷「こうなったら賭けだ!『変化者 法王の緑《チェンジャー ハイエロファントグリーン》』!!」

京谷はスタンドを変化させ、スタンドの触脚を伸ばす!
伸ばした脚を戻し、移動する!移動した先には何かの箱があった!

DIO「しまった!!くそッ!魂の分際で楯突くとは!」

京谷はその箱を開ける!
その中には!

京谷「これは!黄金の弓矢!ここにあったのか!」
DIO「だが!貴様がどうこう出来る訳では無い!このDIOの支障にはなっていない!」
京谷「……………!!そうか!分かった!プッチ!」
DIO「!?」

京谷は弓矢をスタンドに持たせ、

   スタンドの心臓部分に刺した!!


DIO「何ィ!?」
京谷「ガッ!!グヌアァァァ!!」
DIO「!?まさか!くそッ!動けん!!」

京谷の体が徐々に光り始める。

京谷「(!?これは!?)」

突然!京谷の心臓に何かが流れる感覚が満ちる!
京谷はその感覚に力が沸き上がる感覚を覚える!

京谷「(これは!この感覚は!懐にある日記帳から!もしかして!)」

そう!京谷は気づいていた!日記帳から伝わってくるのでは無く、日記帳に入っている物から伝わってくるのが!

京谷「(まさか!弓矢の欠片が入ってるのか!?)」
DIO「こ、この光は!まさか!」
京谷「ウオオオオオオォォォォ!!」

京谷の体の光りは次第に大きくなり、
部屋を包み込むほど大きくなる!

DIO「グヌゥ!こ、この光は!?やはり!」

光が次第に治まり、京谷の姿が徐々に見える。

DIO「!?なっ!そ、その姿は!!まさか!!」

DIOの目に映った京谷の姿。



        髪は金に染まり




     瞳の色が髪と同じ金に染まる





       額には星形の上半分が




     右の下瞼からは、『DIODIO』と




  左の下瞼からは、『JOJO』と書かれている姿





DIO「や、やはり!これは!






      『オーバーヘブン』!!










どうも、皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
(゜ロ゜)
次に貴方たちが感想を書くとき、この絵文字を使うだろう。
何か、凄い進んじゃいました。
後、ちょい待って。京谷君がDIOとジョナサンの生まれ変わり!?んでもってプッチが育てた!?←(自分で驚いてどうする)
次回、漸くDIOvs京谷です。地味に長かったような、短かったような。

では、次回もお楽しみに。


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第五階層 Part3 『悪vs悪』

京谷「オーバー………ヘブン……この能力が。」
DIO「バカな!!貴様の能力は最初の攻撃で封じていた筈だ!」
京谷「封じていた?一体どういう事だ?俺の能力は封じられてなかったぞ。」
DIO「いや私が封じたのは『変化』ではなく『共鳴』だ!何故貴様の共鳴が発動しているのだ!?」
京谷「『共鳴』……なるほど、どうりであんたのスタンドに触れても何も感じなかったのか。」
DIO「貴様!一体その弓矢で何をしたぁ!!」
京谷「………俺がしたのは弓矢をスタンドに刺した。それだけしかしていない。」
DIO「では!何故貴様はオーバーヘブンを身に付けている!?」
京谷「……恐らく、こいつのお陰だな!」

京谷は自分の服の懐から日記帳を取り出す。

DIO「何だそれは?」
京谷「ただの日記帳さ。と言っても、弓矢の欠片が入っていた日記帳だけどよ。」
DIO「弓矢の欠片……だと?」
京谷「恐らく、その弓矢の欠片が俺の体内に入った事で共鳴の封印が解かれ、今までの共鳴が一気に出現したってところか。」
DIO「な、何だとぉ!?」
京谷「後、一つ言っておく。俺はオーバーヘブンを発動しようとは思ってなかった。」
DIO「何だと!?」
京谷「俺が発動しようとしていたのは





       『レクイエム』





それを発動しようとしたら、そのオーバーヘブンの能力が共鳴された。つまり!今の俺はオーバーヘブンじゃあない!






  『オーバーヘブン&レクイエム状態だ!』





DIO「レ、レクイエムだとぉ!?バカな!貴様がレクイエムを発動させるなぞ、有り得ない事だ!!」
京谷「それがあり得たんだ。そして!俺のスタンドの名は







『チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム』!







DIO「何だとォ!?まさか貴様!天国を超えたというのか!?」
京谷「あんたがそう言うんだ。俺は天国を超えた!!」
DIO「このような事、あって良い筈がない!このDIOの天国の更なる高みが、あの別世界の私の生まれ変わりにあって良い筈がない!!」
京谷「じゃあてめぇはどうだ!?てめぇの言う通り、俺は別世界のDIOの生まれ変わりだ!だが、てめぇが言ってんのはてめぇ自身が更なる高みっていうのに到達出来ない事になるぜ!」
DIO「グヌヌヌヌヌゥ!!き、貴様ぁ!!」
京谷「さあ!DIO!ここで決着をつけるぞ!



『悪の生まれ変わり』と『天国に到達した悪』との




      『最終決戦だ!!』




京谷とDIOは互いに接近した!

京谷「チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム!!」
DIO「ザ・ワールド・オーバーヘブン!!」

京谷のスタンドが出現する!その姿は右目が赤く、左目が青くなっており、体の一部、髪や拳、脚が白く変化していた!
DIOのスタンドは全身が白い状態で出現する!そして!
二人のスタンドの拳が衝突する!その周囲から、ヘブンクラウドが揺れる程の衝撃と風圧が生み出されていた!

DIO「!?何ィィィィ!バカな!このDIOの『ザ・ワールド・オーバーヘブン』と互角のパワーだとぉ!?」
京谷「そういや、てめぇが俺に最初の攻撃をした時……」

京谷は自分のスタンドの拳を少しずらす!
すると、DIOのスタンドのバランスが崩れる!

DIO「しまっ!?」
京谷「こうしてたよなぁ!!」

京谷はバランスが崩れた所を狙い、スタンドの脚でDIOのスタンドに攻撃をした!

DIO「クガアァ!!」
京谷「追撃!」

DIOの体は空中に上げられた!そこに京谷の追撃の蹴りがDIOの鳩尾に入った!!
DIOの体は壁にクレーターができるほどの威力で飛ばされる!

DIO「カブアァ!!ば、バカな!この『ヘブン・クラウド』を破損させただとぉ!?この建物は、私でも傷を付けるのに一分間ラッシュしなければならなかった壁を!たった一撃でッ!!」
京谷「大したことねぇな!てめぇ!」
DIO「糞がァ!!」

DIOは体制を立て直し、力を溜める!

DIO「この真実の雷がかわせるかぁ!?」

DIOの腕が振り下ろされる!同時に京谷の真上に雷が出現する!

京谷「!?あぶなっ!!」

間一髪で避ける京谷!部屋の中を駆け巡り雷を全て避ける!

DIO「あ、当たらない!?当たらないだとぉ!!」
京谷「お返しだ!」

京谷も力を溜める!京谷の背後に六つのエネルギーが凝縮された球体が出現する!
その球体は、DIOに向かって放たれる!

DIO「チィ!!」
京谷「無駄無駄無駄ァ!!」

DIOはその球体から避ける!だが、その球体は、DIOを追っていた!

DIO「なんだとぉ!?」
京谷「その球体は追尾型だ!そして!」

その球体から光線が発射される!

DIO「グガアァ!!」
京谷「どうだい!?俺の能力の感想はよぉ!?」
DIO「ッ!!舐めるなぁ!!」

DIOはスタンドを出し、球体に向けて拳を放つ!
すると、その球体は消された!
同じように他の球体も消していくDIO!

DIO「無駄無駄無駄ァ!!」
京谷「それが、『オーバーヘブン』の能力か!………ん?これは………『真実』……『上書き』………まさか!」

京谷は頭を押さえた後、DIOに接近する!

DIO「チィ!!」

DIOは咄嗟に腕で防御する!

京谷「無駄だぁ!『望む真実に到達する』!」

京谷のスタンドの拳はDIOの腕に命中する!しかし、それだけでは無かった!なんと!その腕にダメージが入っていたからだ!

DIO「何ィ!?バカな!『私への攻撃にはダメージが通らないという真実に上書きした』筈だ!」
京谷「やはりか!オーバーヘブンの能力!それは!




    『真実を上書きする能力』!



真実を上書きさせる事で望んだ結果になるって訳か!だが!俺もてめぇに向けて真実を上書きさせてもらった!『俺の攻撃は必ず相手にダメージが入るっていう真実』をな!」
DIO「な、何故!何故貴様が真実の上書きを知っている!?」
京谷「何故か頭に流れてきたんだよ!単語で『真実』、『上書き』ってよお!それを予測して、俺も『真実の上書き』という能力を使用したんだよ!」
DIO「ま、まさか!?別世界の私の魂が、生まれ変わりに教えたのか!?私の得た能力を!別世界の私が手に入られなかった能力を!教えたというのか!?」
京谷「まだまだ行くぞぉ!!」

京谷はスタンドでラッシュを仕掛ける!
負けじとDIOもスタンドでラッシュを仕掛ける!

C・O・R「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
T・W・O「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

接戦の中、DIOは徐々に押されていく!

DIO「な、何だとぉ!?この私が、押されているだとぉ!?もしや!私のスタンドと互角ではなく、私のスタンド以上のパワーとスピードを有しているのか!?」
京谷「オオオオオオオオオオ!!」
DIO「こ、このままでは、やられる!このDIOがやられる!何とかして、この状況から脱しなければ!!」
京谷「既に無駄なんだよぉ!!」

京谷はDIOの背後に回り込んだ!

京谷「『星の白金《スタープラチナ》』!!」

京谷は変化させた右腕で、おもいっきりDIOの背中に拳を叩き込む!

DIO「グブアァ!!な、何故だ!?何故離れていられる!?」
京谷「てめぇに教えといてやる!俺の『チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム』は





     『自我を持ってんだよ!!』





DIO「じ、自我だとぉ!?」
京谷「その自我のお陰で俺は射程距離内の制限があるが!別々の行動が出来るんだよ!」

その時!バランスを崩したDIOは京谷のスタンドの放たれた拳が命中する!

C・O・R「無駄ァ!!」
DIO「グブアアァ!!」

命中したDIOはまたもや壁に激突する!今度は先程よりも倍の大きさのクレーターができる!

京谷「ナイスだ!チェンジャー!」
C・O・R「チェンジャーじゃねぇ。チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエムだ。よーく覚えとけ。」
京谷「何か普通に喋ってるよ!?」
C・O・R「あぁ?普通に喋って何か文句あるか?」
京谷「いや、珍しいタイプだなぁって。」
DIO「くそッ!このDIOをここまで追い詰めるか!」

京谷とスタンドはDIOの方へと向く。
DIOには見たところ傷は無かった。

京谷「恐らく、真実の上書きで傷を消したか。」
C・O・R「長くなりそうだから一気に決める。レクイエムの能力教えるから耳貸せ。」
京谷「あ、ああ。」
DIO「隙だらけだ!『ザ・ワールド・オーバーヘブン』!!」

スタンドから能力を教えられた京谷は驚きを覚える!

京谷「そ、そんなチート能力か!?」
C・O・R「さっさと使え。もう迫って来てる。」
京谷「分かったぁ!!」

京谷とスタンドは同時に左手をDIOとDIOのスタンドに向ける。
そして!同時に言い放った!


京谷「対象の全ての行動を停止させる!」
C・O・R「対象の全ての行動を停止させる!」

なんとDIOとDIOのスタンドは!



  『その場から一歩も動けなかった!!』



DIO「何ィ!?」
京谷「今だ!『真実を上書きする』!」

京谷はDIOに接近し、DIOの顔面にスタンドの拳を放つ!

DIO「グブアァ!!」
京谷「制限時間だ。全ては動き出す。」
C・O・R「制限時間だ。全ては動き出す。」

京谷とスタンドの発言でDIOの体は自由を取り戻した。

DIO「はぁ、はぁ、くそッ!」

DIOは頭に手を当てた。だが!

DIO「な、な、何だと!?何だとぉ!?し、真実が上書きできない!?」
京谷「俺たちが真実を上書きした!『真実を上書きできない』っていう真実にな!」
DIO「き、貴様!私に何を仕掛けたぁ!?」
C・O・R「俺がレクイエム時の能力を教えたのさ。その能力を使用したに過ぎない。」
京谷「そして、その能力こそ!



『対象の全ての行動を五秒間停止させる能力』!!



DIO「な、何だと!?わ、私の動きを、停止させたのか!?」
京谷「正確には『行動』だ。お前がしようとしていた事を五秒間止めたのさ!」
C・O・R「驚く事に、この能力は射程距離も条件も無い。どんなに長い距離離れていたとしても能力の使用は可能なのさ。」
DIO「そ、そのような能力が!この生まれ変わりに存在していたのか!!」
京谷「さあ!これで終いだ!DIO!」

京谷はスタンドを構えた!

京谷「取り込んだ全ての魂を!




     返しやがれぇぇぇぇ!!




C・O・R「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄





         無駄ァ!!





スタンドの拳が全てDIOにぶちこまれる!

DIO「グブアアアアアアアア!!」

DIOの体は真っ二つに裂け、その場に血や内臓が飛び散る。
DIOの体内から光が出現し、それは外に出ていく。

京谷「こ、これで……漸くか。」

京谷はその場に倒れ込む。

霊夢「京谷!!」
安神「京谷さん!!」

その場に霊夢と安神が京谷に駆け寄る。

京谷「あー、お前らか。」
霊夢「京谷!異変の主犯は!?」
京谷「もう……とっくに……死んでらぁ。」

京谷は真っ二つに裂けた死体に指さす。

霊夢「そ、そう。」
安神「こ、これで、この異変は終わったんですか?」
霊夢「そうなるわ。」
安神「こ、これで………!?」

その時!突如ヘブン・クラウドが崩れ落ちる!

安神「うああああ!」
霊夢「安神!捕まって!」

安神は霊夢の手を掴む。

霊夢「京谷!手を!」
京谷「………………………」
霊夢「京谷!?まさか!!」
京谷「(あーまずった。どうも体力が殆ど無いや。てか、ここ上空1500メートルか。あー、死ぬな。こりゃ。)」


京谷はゆっくりと目を閉じ、落ちていく。


        死を覚悟して。








どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
(゜ロ゜)…………自分で書いてて驚く。チートや。チートやこれ。後ですが
C・O・R=チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム
T・W・O=ザ・ワールド・オーバーヘブン
                   です。
はてさて次回、京谷君はどうなるのでしょうか?
次回もお楽しみに。


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再会

ある人間は夢を見ていた。とても懐かしい夢を。
小さな子供と大人。ボールの投げ合いで楽しんでいる様子。
その人間は懐かしい気分に入り浸っていた。その光景を見逃したくない一心で。
だが、現実は非常だ。その夢は闇に包まれた。
その人間は少しの間、恐怖を抱いた。大切な出来事がどんどん自分の手から離れていく様な感覚だった。






京谷「……………………ん………ん~?」

京谷の目が覚める。

京谷「ここは…………えーっと…………何処だ?」

辺りを見渡そうとする。しかし、首筋に痛みが走る。

京谷「いっつ!あーいてて。寝違えたか?」

取り敢えず今の状況の確認をしたいため、体を起こす。

京谷「っあー…………あっ?ん?」
永琳「すぅ……んにゃ~京谷~……ぐぅ。」
京谷「………………………何だ、永遠亭か。」

京谷は何故か近くに居た永琳を見てそう呟く。

京谷「……………あれからどんぐらい経ったんだろうか?」

京谷が考えているとドアが開かれる。
見覚えのあるうさみみ。鈴仙が入ってくる。

京谷「よぉ、鈴仙。」
鈴仙「うおっ!!び、びっくりしたぁ。」
京谷「なーんで驚くんだよ?」
鈴仙「いや、だって、貴方一ヶ月も寝てたのよ。いきなり目覚められたら驚くに決まってるじゃない。」
京谷「…………あー、あれから一ヶ月も経ったのか。」
鈴仙「あれ?随分冷静ね?」
京谷「いやー、なんか、ね?」
鈴仙「ふーん。そう。」
永琳「ふにゃあ?」

話をしていると永琳が目覚める。重たい瞼を少し擦りながら、京谷を見る。

京谷「よぉ、永琳。眠たそうな顔してんなぁ。」
永琳「…………あぁ、ぁあ………」
鈴仙「あっ、しまった禁断症状が……」
永琳「京谷ー!!」

目覚めた途端、永琳は京谷に飛びつく。京谷を抱き抱えるとおもいっきり力を込める。

京谷「ギニアアアア!!」
鈴仙「あー!治療がー!」
京谷「痛い痛い!体が痛い!あー!首はやめてやめて!力込めないで!ちょー!!」
永琳「京谷ー!!」
京谷「あ、ヤバい気絶するわ。」

首に鋭い痛みが走った後、京谷はベッドにもう一度横たわった。



『五時間後』
京谷「…………はぁ!はぁ、はぁ、あー夢か。」
鈴仙「だ、大丈夫ですか?」
京谷「……さっきの見て大丈夫だと思えるなら眼科行ったらどう?」
鈴仙「いや、一応病院の役割あるんですが。」
京谷「……もう良いや。ところで永琳は?」
鈴仙「師匠なら、別の部屋で待機してもらっています。」
京谷「良い判断だ。」

京谷はベッドから降りる。

京谷「あーところで、着替え何処?」
鈴仙「京谷さんが持って来たバッグの中から拝借しました。これです。」
京谷「あー紫さんが持ってきてくれたんか。」
鈴仙「それじゃあ私は出ますよ。終わったら声を掛けてください。」

鈴仙はその場から出ていく。
京谷は寝ていたベッドに着替えを置き、服を脱ぐ。

京谷「………そういや。」

京谷はふと、自分の首の後ろを見る。

京谷「………やっぱりあったよ。星形の痣。」

京谷は頭を抱え、ベッドに座り込む。

京谷「…………はぁー。えーっと、アイツが言ってたな。生まれ変わりって。」
てゐ「何の生まれ変わりだい?」
京谷「うおっ!!て、てゐ!おまっ何でベッドの下に!?」
てゐ「鈴仙が出ていった後、そそくさと。」
京谷「お前なぁ。」
てゐ「んで?何の生まれ変わりだよ?」

てゐはベッドから出て、京谷に向き合う。

京谷「お前にゃあ関係ない。」
てゐ「んだよー、ケチ。」
京谷「うるせー、さっさと出ていかんかい。」

京谷は握り拳を作り、てゐの頭に落とす。ゴンッという音がてゐの頭に響く。

てゐ「いってー!やらなくても良いじゃん!!」
京谷「さっさと出ていく。じゃないと今度はもっと痛い目見るぞ。」
てゐ「わーったよ。出ていけば良いんだろ?」

てゐはその場から逃げ去るように立ち去る。

京谷「………ふぅ。」

京谷は着替えを終え、近くの洗面台に行く。

京谷「ん?これって………」

ふと、京谷は鏡の自分の首を見る。
何故か、京谷の首には斬られた様な模様があった。

京谷「………まさか、関係してんのか。DIOの生まれ変わりだから。」

さらに自分の耳を見る。そこには三つ並んだほくろがあった。

京谷「………これで、俺が生まれ変わりってか。『ジョナサン・ジョースター』の魂で星の痣。『DIO』の魂でほくろと首の模様。………にわかには信じがたいが、これが『真実』なのか。」

京谷は重い足取りで部屋から出ていく。






客間

京谷「おーい、来たぞー。」
早苗「き、京谷さん!!」
咲夜「京谷!!」
利久「京谷さん!!」
文「京谷さん!!」
椛「京谷さん!!」
京谷「おー、お前ら、アイツから解放されたのか。」
文・椛・早苗「か、解放?」
咲夜「ッウ!!」
京谷「さ、咲夜!?おまっ!」

京谷の元に咲夜が駆けつけ、京谷に抱きつく。

早苗・椛「んなっ!?////」
利久「ありゃ。」
文「わーお!ネタを発見!写真写真!」
咲夜「よ、良かった。本当に、良かった。」
京谷「はぁ、全く。俺は体力が殆ど無かっただけで、死んだ訳じゃあなかったらしい。後文、その写真は出すなよ。出したら即座にブッ飛ばす。」
文「怖い怖い。その表情。」
利久「もう動いて良いんですね。京谷さん。」
京谷「どうもそうらしい。」

京谷は辺りを見渡す。

京谷「………プッチは……何処だ?」
早苗「ぷ、プッチ!?何でそこでプッチの名前が!?」
利久「い、いえ。僕たちが目覚めても、何処にも。」
京谷「………いねぇのか。」
早苗「き、京谷さん。何でプッチの名前が!?」
京谷「………そうか………」

京谷は少しふらつく。

咲夜「き、京谷!?ど、どうしたの!?」
京谷「わ、悪い。少しな。」
利久「少し休まれては?京谷さん。」
京谷「いや、座るだけで良い。」

京谷は壁に姿勢を預けながら、座る。

京谷「すまんな。咲夜。」
咲夜「良いわよ。そんな事。」

京谷は目を閉じ、話す。

京谷「………今思えば、あんたはプッチに頼まれてたんだな。俺を守ってくれって。そして、見守り続けた。そうだろ?紫さん。」
紫「……あら、そうかしら?」
五人「うわっ!?」
京谷「俺の記憶を操作したのも紫さんだろ?『境界を操る程度の能力』つったか。それで俺の記憶を操作し、俺に身に付いていた特徴も、見えなくさせた。こんな芸当、紫さんにしかできないさ。」
紫「あらあら、分かってたのね?貴方自身のこと。」
京谷「あの『DIO』から聞いた。俺の事を全て。」
早苗「でぃ、DIO!?何でDIOの名前も!?」
京谷「俺たちが『DIOと戦った』って言ったら?」
早苗「じ、じゃあ!この新聞の黒幕って!?」
京谷「新聞?」
文「あ、それは私の作った『文々。新聞』の事です。見てください。」

文から渡された新聞を見る。
大きく一面に『突如崩れた空に浮かぶ城!』とあった。
詳しく見ると、関与していた人物、京谷、咲夜、妖夢、利久、安神、霊夢の名前があった。

京谷「ふーん、内容は霊夢や安神に妖夢、ここにいる咲夜や利久から聞いたのか。」
咲夜「問い続けるから、お引き取りしたわ。」
利久「僕もです。家にまで来るから何時ものドララしたぐらいですよ。」
京谷「おいおい、結構鬼畜じゃあねぇか。」
文「あれは死ぬかと思った。」
椛「文さん。死にかけだったんですか。」
早苗「そ、それで!?DIOと戦ったんですか!?DIOと出会ったんですか!?」
京谷「あ、あぁ。もう二度と戦いたくねぇけど。」
早苗「い、良いなぁ!!あのDIO様と戦うなんて!!」
咲夜「実際会うと、飲み込まれるわよ。あの恐怖してるのか安心してるのか分からない感覚に。」
紫「実際に、賢者の一人が飲み込まれたわよ。」
早苗「でも良いなぁ。ジョジョラーの憧れですもん!」
京谷「死にそうになってた人間に向かってよくもまぁんな事が言えるねぇ。」
咲夜・利久「本当よね(ですね)。」
早苗「あはは、ってそんな事より!プッチに頼まれたってどういう事ですか!?」
京谷「………………」
紫「………………」
咲夜「き、京谷?」
京谷「いや、ちょいな。」

京谷と紫は頭を抱える。最初に言ったのは紫からであった。

紫「……先ずは、彼の、京谷の事から話さないといけないわ。」
早苗「き、京谷さんの事、ですか?」
紫「えぇ。京谷の『真実』をね。」
咲夜「京谷の………」
文「真実…………」
京谷「……………」
紫「………ふぅ。じゃあ先ず一つ目。『京谷はこの世界の住人ではない』」
五人「!?」
京谷「………所謂、別世界の人間だ。」
紫「次に、『京谷は未来人』よ。」
早苗「み、未来人!?じゃあ京谷さんは未来からきたんですか!?」
京谷「………そう、別世界の未来人。俺は2026年の人間らしい。」
紫「最後ね。これを聞いて、貴方たちがどうするのかは勝手よ。でも、覚悟していた方が良いわ。この真実に。」
五人「……………」
紫「京谷の真実。それは………」
京谷「『DIOの生まれ変わり』」
咲夜・利久・早苗「なっ!?」
京谷「そう、お前らと敵対していた黒幕の、生まれ変わりらしい。その証拠に俺には星形の痣、左耳に三つのほくろ、首にゃ斬られた様な傷の形をした模様。」
早苗「あ、あぁ、あえ!?」
咲夜「う、生まれ変わり……って、本当なの?」
京谷「あぁ、俺もアイツから、DIOから全部聞いた。」
利久「き、京谷さん。」
京谷「………お前ら、どうした?幻滅したか?」
早苗「わ、私は幻滅してませんよ!それどころか凄いじゃないですか!あのDIO様の生まれ変わりって!」
京谷「………そういや、早苗はジョジョラーだったか。」
咲夜「わ、私だって幻滅してないわよ!確かに驚く所はあるけど、京谷は京谷よ!」
利久「……まあ、考えてみれば生まれ変わりどうこうより、今が大切ですし。」
京谷「…………ぷっ、なんだそりゃ。」

京谷は少し微笑む。それにつられて、紫も微笑む。

紫「ふふっ。それより京谷、貴方に朗報よ。」
京谷「ん?朗報?」
五人「???」
紫「今すぐ白玉楼に行ってらっしゃい。」
京谷「へっ?」

紫は手を横に払う。すると京谷の下に裂けた空間が出現する。

京谷「WRYYYYYYYYY!?」



















京谷「YYYYYYYYYYY!!」
妖夢「うえっ!?」
京谷「いってぇー!!もっとましなの無かったのかよ!」
妖夢「き、京谷さん!?何でここに!?」
京谷「おー妖夢か。久々だな。」
妖夢「け、怪我の方は?」
京谷「怪我?俺は体力無くなってて寝てただけだ。」
妖夢「そ、それだけなんですか!?」
京谷「それだけだ。」
妖夢「そ、そうなんですか。」







「そうか。強く育てた甲斐があったよ。」






京谷「!?」

京谷は声のした方向へと視線を向ける。
しかし、その方向を見ても誰もいなかった。

京谷「げ、幻聴……か?………」
「何処を見ている京谷。こっちだ。」
京谷「!?いや、違う!幻聴じゃあない!」

もう一度、声のした方向に向く。

京谷「……………………」



プッチ「どうした?京谷。」



京谷が見た姿、額に星形が象られていた髪に見慣れた神父の服。前回見た時より、若い姿のプッチであった。

京谷「……………………ッぐっ。」
プッチ「???」

京谷はプッチに向かって走る。そして、プッチに抱きつく。

プッチ「おいおい、どうした?」
京谷「てめぇ!何で来なかった!?」
プッチ「……………」
京谷「何で来なかったんだよ!?」
プッチ「………すまないな。少し……野暮用だ。」
京谷「その野暮用ってどれぐらいで終わったんだよ!?」
プッチ「たった三日で終わったさ。」
京谷「だったら、さっさと来いよ!







        『父さん!!』






プッチ「……………今、何と言ったのかな?」
京谷「一回しか言わねぇよ!父さん!」
プッチ「…………私を………父と呼ぶか………京谷。」
京谷「あんたが育ててくれたんだろ!俺にとっちゃ父親だ!」
プッチ「全く、親離れできない、大きな息子だな。」
京谷「父さんの事を忘れた挙げ句、二年も父さんと一緒じゃあ無かったんだよ!親離れしたくても出来ねぇじゃあねぇか!」
プッチ「…………ふふっ、確かにな。そうだったな。





         『京谷』



     『私の一番愛した息子よ』





京谷「お帰り、父さん。」
プッチ「ただいま、京谷。」

京谷とプッチは互いに見つめ合い、微笑む。

幽々子「どうやら再開できたようね。」
京谷「ゆ、幽々子さん!!」
妖夢「幽々子様、そろそろ出発致しますか?」
京谷「しゅ、出発?一体何の事だ?」
幽々子「あら?紫から言われてない?今日、博麗神社で宴会するって。」
京谷「え、宴会!?聞いてねぇよ!!」
妖夢「ああ、後今回の宴会の主役、京谷さんですから。行かなきゃいけませんよ。」
京谷「えっ!?まじ!?だったら早く行くよ!父さん!」
プッチ「分かったから慌てるな。少し落ち着いたらどうだ?」
京谷「落ち着いていられるか!父さんと久々に一緒になれるんだ!さっさと行くよ!」
プッチ「全く。忙しない奴め。」

京谷はプッチと手を繋いだまま、外へ出る。
その光景は仲の良い親子に見えた。








どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
いやー、どうですかね?京谷君とプッチ神父の親子の絆は。
上手く書けてたら幸いでございます。
次回は宴会パートになります。何時もの毎日投稿になりますが、楽しんで頂けたら何よりです。
では、次回もお楽しみに。


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宴会編 宴会 紅魔

宴会パートは全体的に短めです。


『博麗神社』
京谷「お待たせー!もう始まってんの!?」
霊夢「遅い!あんた遅すぎるわよ!」
安神「落ち着いてください、霊夢さん。」
京谷「ちょいと野暮用でね。おっ来た来た。」

京谷の隣にゆっくりと着地する三人。

魔理沙「おー、妖夢に幽々子じゃん!後………誰だそいつ?」
京谷「後で説明するさ。しっかし多いねー。」
プッチ「確かにな。この位の人数が密集するのは初めて見るよ。」
霊夢「さーて!はいはい、これ持って。」
京谷「うぇ?って、これ酒か!?」
霊夢「ここでは先ず普通よ。」
京谷「ぇえー。」
幽々子「さぁさぁ、皆待ってるから早くしなさぁい。」
京谷「でぇ、ちょ、押さないでください!」

幽々子に押されながら、皆が集まっている中心に移動される。皆の視線が京谷に向くと、色々と話を始める。


「ほぉーあれが噂の……」
「初めて見ますが………意外と……良いですねぇ。」
「………ふーん、あれが……魔理沙を……」
「文が言ってたけど、見たところ普通ね。」
「ふふっ、中々楽しめそうな人間ね。」
京谷「えーと?何言えば良い?」
霊夢「簡単で良いわよー!」
京谷「あぁ、うん、だろうね。」

京谷が咳払いをすると、皆静まりかえる。

京谷「えー、先ずですが、僕はそんなに上手いことは言えません。ただ単に皆さんに楽しんでもらえたら幸いと思っております。ちょっとあれですが、皆さん!




        『乾杯!!』





全員「乾杯!!」

皆、それぞれ酒を飲み始める。京谷はプッチの元へ行く。

京谷「どうするよ?父さん。」
プッチ「まぁ、誘われたら行こうじゃないか。慌てる必要は無いと思うぞ。」
京谷「それもそうだね。っと早速か。行くよ、父さん。」
プッチ「ああ、分かった。」

京谷とプッチの二人は手招きする人物の場所へと歩む。
着いた先にはレミリアたちが居た。

京谷「よっ、レミリアちゃん。」
レミリア「お久しぶり、京谷。早速だけど座って。」
京谷「おっけー。後、父さんも一緒に良いか?」
レミリア「あら、京谷の父親なの。そこの神父さんは。」
咲夜「えっ!?」
プッチ「初めまして、エンリコ・プッチと言う。京谷がお世話になっています。」
レミリア「良いわよそんなの、気にしないで。ささ、座って。」
京谷「ありがとな。」

京谷とプッチは敷かれていたブルーシートに座る。

咲夜「き、京谷?今、何て…言ったの?」
京谷「ん?お礼を……」
咲夜「その前!」
京谷「父さん……」
咲夜「そう!それ!この人、貴方の父親なの!?」
京谷「俺も気づいたのはDIOと戦った時だ。それまでは忘れてた。」
咲夜「えっ?えっ!?」
フラン「でも、似てないよ?」
プッチ「私は所謂、育ての親という奴だ。血は繋がっていない。」
パチュリー「なるほど、育ての親ねぇ。」
京谷「それでも、俺の父さんだ。それには変わりない。」
プッチ「嬉しい事を言ってくれるじゃないか。京谷。」
レミリア「仲が良いのね。貴方たち。」
京谷「そりゃな!」

レミリアは一口、ワインを飲む。

レミリア「そういえばそうと、京谷の父親……」
プッチ「プッチで良い。そう呼ばれた方が良い。」
レミリア「ふふっ、分かったわ。それで、プッチ。貴方もスタンド使いって奴なの?」
プッチ「まあ、一応な。そこのメイドさんには敵わなかったけれども。」
レミリア「あら?勝ったのね。京谷の父親に。」
咲夜「え、えぇ。まぁ。」
パチュリー「スタンド……貴方も私のが見えるのね。」

パチュリーはスタンド『ハーヴェスト』を出す。

プッチ「ほぉ、群体型か。」
京谷「俺も初めて見た時、気持ち悪いなーって思った。」
パチュリー「京谷?」
京谷「ん?多さの事で気持ち悪いって言っただけだぞ。」
パチュリー「あぁ、そうなの。」
プッチ「それはそれでどうなんだ?」
レミリア「んで、話は変わるけど京谷。」
京谷「んー?何?」
レミリア「私の願い、聞いてくれる?」
京谷「あー、あんときのか。良いよ。」(18話参照)
レミリア「じゃあ京谷、紅魔館に住まない?」
京谷「住む?何故に?」
レミリア「貴方、家が無いのでしょう。住む所を見つけて無かったらどうしてたの?」
京谷「んー…………考えて無かった。」
レミリア「ほら、やっぱり。それで?」
京谷「住まわせてもらって、構いません?」
レミリア「良いわよ。(よし!これで!)」

京谷は自分が持っている酒を見る。

京谷「……………ぐびっと!」
プッチ「き、京谷!酒を!」

京谷は酒を飲んだ。だが、

京谷「あぁ、意外に平気だ。」
プッチ「いや、飲めたのか。」
京谷「何か耐性があった。」
レミリア「珍しいわね。その歳で耐性あるなんて。」
京谷「自分でもびっくり。初めて飲んだけど旨いね、この日本酒。」
咲夜「結構耐性があるわね。」
京谷「おいぴー。」

京谷は酒を嗜みながら、紅魔館メンバーと話をした。






どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
今回から宴会パートに突入しました。前書きの通り、宴会パートでは全体的に短めになってしまいます。
ちょっと文章力があれだと思われますが、楽しんで頂けたら幸いです。
では、次回もお楽しみに。


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宴会 風神

早苗「京谷さーん!!」
京谷「ん?ありゃ。早苗ちゃんだ。」

レミリアや咲夜たち紅魔館組と話していると、早苗が京谷に向かっている。

早苗「私にもお話させてくださいよー!」
京谷「良いよー。構わないか?レミリア。」
レミリア「良いわ、大勢の方が楽しいし。」
早苗「では、失礼してっと!」
京谷「あぁ、そうそう早苗ちゃん。こっちは僕の父さん。」
プッチ「どうも。」
早苗「………………」

早苗はプッチを見た後、少しの間固まっていた。

早苗「って、えええええええええ!?」
京谷「うるさっ。」
早苗「えっ!?ちょ!?ゑっ!?うぇっ!?」
プッチ「ちょっと落ち着こうか。」
早苗「あ、はい。って違う!!」
神奈子「早苗ー、どうした?」
京谷「おっ、久々ー。神奈子。」
神奈子「………何だ生きてたのか。」
京谷「死んだ方が良かった?俺は生き残りたい。」
神奈子「死んだ方が良かった。」
諏訪子「嘘つけ。結構心配してたじゃないか。」
神奈子「ちょ!諏訪子!」
京谷「なんだい所謂『ツンデレ』かよ。神の癖に。」
神奈子「黙れ。」

神奈子は京谷の上空に柱を出した。

京谷「………はて、調整といくか。」

京谷は立ち上がり、柱を見る。

京谷「『チェンジャー・オーバーヘブン』!!」

京谷の髪色が金色になり、額に星型の模様が出現する。
そして、京谷のスタンドが出現する。今回は腕と脚が白いが、髪は黒いまま、目も青のままであった。
スタンド使いや紫、幽々子以外は見えていないが。

京谷「『真実よ!我が意のままに!』」

落ちてくる柱をスタンドが殴る。すると、先程まであった柱が消えていた。始めから無かったように。

神奈子「こ、今度は消えた……」
早苗「あ、新しい能力だ………」
文「すげー!良いネタ発見んんん!!」

文は先程起きた出来事を聞くために京谷に近づく。後、もう一人。

文「京谷さん!さっきの一体何ですか!?柱が急に消えて!!後、その姿は!?」
?「教えて!お願い!」
文「ちょっと!はたて!邪魔!」
はたて「そっちこそ邪魔よ!文!」
京谷「あぁ、はたてって念写能力の?」
はたて「あ、その件は文から聞いたわ。ありがとう。」
京谷「そんな事良いよ。んで?これって取材?」
文「流石!分かってらっしゃる!」
京谷「日本酒飲んでからね。」
文・はたて「えぇぇぇ。」

京谷はコップに残っている日本酒を飲み干す。

京谷「ぷへー。んで?さっきの事と、この姿の事だね。」
文・はたて「そうです(よ)!」
京谷「さっきのは新しく手に入れた能力『真実を上書きする』能力で消した。」
文「真実を上書きする?どういう意味ですか?」
京谷「さっきの柱が『存在する』という真実を上書きして、『存在しない』っていう真実に変えたの。」
はたて「具体的には!?」
京谷「んー、例えば。」

京谷は空のコップを持つ。すると、そのコップは消えた。

文「こ、コップが!!消えた!?」
京谷「さっきのは『コップが存在する』という真実を上書きして『コップは存在しない』っていう真実にしたのさ。ただし、条件として触れるか、拳で殴るかでしか反応しない。」
はたて「じゃあ、さっきの発言は!?」
京谷「あれはノリ。」
はたて「ノリなんだ。」
文「それじゃあ、その姿は!?」
京谷「スタンドの影響かな?自分のスタンドを『進化』させると僕も対応して進化するみたい。」
文「『進化』?『変化』じゃなくて?」
京谷「この能力、実際規格外だからね。『変化』だと味気無いから『進化』の方がしっくり来る。」
はたて「なるほど。」
京谷「それよりさ、一緒に酒飲まない?ゆっくり取材でもしながらさ。」
文「おっ!良いですねー!」
京谷「お前らもどうよ?酒飲まねぇか?」
諏訪子「私は行くよ。神奈子はどうする?」
神奈子「一人での………」
早苗「神奈子様ー!一緒に飲みましょうよー!」
神奈子「…………」
諏訪子「残念。」







どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
てか京谷君、日本酒って。飲めるんかい。
後、京谷君のスタンドですが、現在オーバーヘブンにもレクイエムにもなれます。能力はそれぞれ『真実の上書き』と『対象の全ての行動を五秒間停止させる』になります。
oh……チート。
では、次回もお楽しみに。


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宴会 永夜

プッチ「………というわけなのさ。いやはや、思い出すと可愛かった記憶が甦ってくるよ。」
早苗「………………」
京谷「父さん、俺恥ずい。結構恥ずい。後、早苗ちゃんが思考停止してる。」
プッチ「おや、本当だ。何故だ?」
レミリア「プッチが原因なのは事実ね。」
プッチ「私か?」
京谷「それ以外に何かある?」
プッチ「父を責めるな。京谷。」
京谷「お返し。」
咲夜「それはそれでどうなの?」

京谷たちが会話をしていると突如、後ろから足音が聞こえる。

永琳「京谷ー!!」
京谷「うをっと!って、永琳か。びっくりした。」
永琳「あぁ、この触り心地!この抱き心地!」
咲夜「…………」
プッチ「ナイフを出すのは無粋だと思うぞ。」
京谷「あー!撫で回すな!ちょ!助けて。」
咲夜「……………」
京谷「………僕の見間違いじゃあ無かったら、ナイフを持ってるのが見えてるんだけど?咲夜ちゃん。」
咲夜「安心して、直ぐに終わらせるから。」
京谷「(めっちゃヤバい予感!!)あー!そういやさ永琳!」
永琳「なーに?京谷。」
京谷「俺が持ってた物に黄金の弓矢なかったか?それが欲しいんだ。」
永琳「えーっと………あー、あったわね。確か……はい、これ。」

永琳は何故か懐に仕舞っていた弓矢を取り出す。

京谷「おー、サンキュー。これがありゃあ、レクイエムに進化できる。」
レミリア「レクイエム?」
京谷「俺のスタンドは弓矢を刺す事であらゆるスタンドを超えるスタンドに進化出来るんだ。それがレクイエム。」
文「ちなみにですが、能力の方は?」
京谷「レクイエム時の能力は『対象の全ての行動を五秒間停止させる』能力さ。」
咲夜「全ての行動を停止?」
京谷「ありとあらゆる行動を五秒間停止させる能力って考えてもらって良いよ。例えば、『心臓が動く』という無意識の行動も止められるし、普通に何かしようとしても止められる能力。それが『対象の全ての行動を五秒間停止させる能力』。」
パチュリー「………規格外にも程があるわよ。」
京谷「兎に角、ありがとな永琳。」
永琳「ガブファ!!」

何故か永琳は吐血しながら倒れる。

京谷「ありゃ、倒れた。」
レミリア「どうやったら吐血しながら倒れるのかしら?」
京谷「知りたくもない。」

京谷は永琳を運び、元の位置に座る。

京谷「ふひー。」
慧音「京谷、久しいな。」
京谷「ん?おー慧音さんか。それに安神、利久。後妹紅。」
妹紅「私はついで感覚か!?」
利久「まぁまぁ。落ち着いてください妹紅さん。」
安神「先ずは退院おめでとうございます。京谷さん。」
京谷「ありがとな安神。嬉しいよ。」
安神「いえいえ。あ、良いですか?隣。」
京谷「良いよ。ちょうど話もしたい所だったし。」
安神「では失礼しまして。」

安神たちは、京谷の周囲に座る。

利久「そういえば聞いてくださいよ京谷さん。僕たち自警団に入ったんですよ。」
京谷「自警団?」
慧音「人里の安全を守る組織さ。新聞による功績が称えられ、私たちが『入らないか』と誘ったんだ。」
京谷「んで、二人とも入ったと。」
利久・安神「はい!」
京谷「良かったじゃあねぇか。俺は嬉しいぞー!」

利久と安神の頭を乱暴に撫で回す。

利久「痛い痛い!京谷さん、痛い!」
京谷「おっと悪い。ついな。」
慧音「はっはっはっ!お前たち髪が凄い事になってるぞ!」
安神「京谷さん!」
京谷「何か?」
利久・安神「お覚悟!」
京谷「やらせるかー!」
利久「『クレイジーダイヤモンド』!!」
安神「波紋!」
京谷「『世界《ザ・ワールド》』!時よ止まれ!」

京谷が時を止め、周りの色が失われる。その間に利久や安神たちから離れる。

京谷「そして時は動き出す。」

周りの色が戻され、全ての時間が動き出す。

利久「あっ!」
安神「京谷さん、時を止めたな!」

京谷は別のブルーシートに座っていた。

京谷「あー、危ね。」
咲夜「私も居るわよ。」
京谷「わーお。」
魔理沙「お、お前ら!何時の間に来た!?」
霊夢「どうせ時止めて来たんでしょ。」
京谷「おりょ?バレた?」
?「と、時止め?」
京谷「ん?この人誰?」
咲夜「アリス・マーガトロイド。魔法使いだから人では無いわ。」
京谷「種族に魔法使いなんているのか。」
咲夜「現にパチュリー様も魔法使いよ。人では無いわ。」
京谷「ほへー。」
咲夜「本当、興味無さそうね。」
京谷「そこまで。」

京谷は自身のコップに日本酒を入れる。
咲夜も日本酒を入れ、お互い飲み会う。






どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
京谷君が寝ていた一ヶ月の間、どうやら利久君と安神君は自警団の仲間入りを果たしたそうです。おめでとう(*´∀`)ノ
そういえば幻想郷の宴会には必ず来る種族がいますよね。
では、次回をお楽しみに。


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宴会 萃夢

京谷「………っていう能力な訳よ。その分の代償は大きいけど上手く使えば世界支配なんて簡単。」
アリス「………規格外にも程があるわよ。」
京谷「それパチュリーにも言われた。」
魔理沙「勝てる気がしないぜ……」
京谷「そんな事より酒を飲む!日本酒うまうま。」
咲夜「そんなに飲んで酔わない?」
京谷「んー、後30升は平気。」
霊夢「鬼かあんたは。」
京谷「良い酒飲み友達になれそうだなぁ。」
?「鬼とねぇ。」
京谷「そうそう、酒飲み友達。ねぇ鬼さん。」
霊夢「萃香、急に出てくんな。」
萃香「良いじゃーん、宴会あるところに私ありだよ。」
霊夢「意味が分からない。てか、あんたもちゃっかり気づいてるのね。」
京谷「既に居たのは知ってた。」
萃香「ほぉー、中々侮れないねぇ。」

京谷と萃香は同時に酒を飲む。

京谷・萃香「………ぷはー。」

京谷と萃香はコップを同時に置く。

京谷「鬼………鬼………」
咲夜「……何か考えてない?京谷。」
萃香「……………にしっ。」
京谷「……………フッ。」

突如!京谷と萃香は同時に立ち上がる!

京谷「『世界《ザ・ワールド》』!!」
萃香「ッアア!!」

京谷は変化させた右脚で蹴りこむ!萃香は右手に拳を作り、京谷の右脚を殴り付ける!

全員「!?」

鳴り響く衝撃音!その影響で、その場に居た全員の視線が二人に集中する!

萃香「おいおい、危ないじゃないか。」
京谷「わり、酔いざましに体動かしたくってな。」
萃香「んで?私と勝負したいと。」
京谷「勝負じゃあないな。単なる『酔いざまし』だ。」
萃香「………ははっ、こりゃ面白い。普通なら勝負なんだが『酔いざまし』か。」
京谷「乗るか乗らないか。どっちにするんだ?」
萃香「まぁ、こっちもあんたと喧嘩してみたかったのは事実。良いよ、乗ってやるよ。」
京谷「喧嘩でもないんだが。まあ良いか。」

京谷と萃香は互いに後ろを向き、距離を取る。
互いに後ろに振り向き、対峙する。

萃香「ルールはどうするよ?」
京谷「そうだなぁ………詰み《チェック・メイト》になったら負けで。」
萃香「分かりやすいが、あんたが不利になるぞ。良いのか?」
京谷「別に良い。俺自身、分かりやすい方が良い。後腐れないしな。」
萃香「良いねぇ。その考え方、嫌いじゃないよ。」
京谷「じゃあ、そろそろ始めるか。」

京谷は何時ものDIOのジョジョ立ちで構える。
萃香は堂々と仁王立ちをしている。

京谷「………『変化者 キラークイーン《チェンジャー キラークイーン》』」ボソッ
萃香「…………」

京谷はスタンドを変化させ、萃香に歩み寄る。

萃香「(ありゃ?何か策でもあんのかな?)」

京谷は萃香から二メートルの所で立ち止まる。

萃香「(今度は止まった。一体何を?)」
京谷「………………」

京谷は何も喋らなかった。何も。

萃香「!?」
京谷「………フッ。」

突如!萃香の右肩が爆発した!萃香は何が起こったのか理解出来ていなかった!いや、理解出来ていない訳では無かった!京谷がスタンドを使う事は知っていた。だが、聞いていた能力と違った!そこで一瞬、思考停止する!

京谷「『世界《ザ・ワールド》』!!」
萃香「!?」

一瞬!思考停止した萃香の隙をつき、京谷が右腕で殴り付ける!咄嗟に防御にするが!

京谷「無駄無駄無駄ァ!!」
萃香「ぐっ!!」

萃香の防御はあまりにも咄嗟だった!その分、力が入らなかった!

萃香「ふっと!」

萃香は強引に左手で地面を掴み、体勢を整える。

萃香「危ない危ない。結構やるねぇ。」
京谷「貴様がもう少し警戒していれば良かったなぁ。」
萃香「いきなり口調も変わってるし、どうやら本気でいかなきゃ不味いねぇ。」
京谷「そうだ、もっとこの京谷を楽しませろ。」
萃香「希望通りにしてあげるから覚悟しとけよー。」







どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
初めて1日で2つ出しました。意外に考えらさせるから疲れました。やっぱり1日1投稿が楽ですね。
さて、次回は萃香vs京谷の対決になります。
では、次回もお楽しみに。


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宴会 酔いざまし

萃香「いよっ!!」
京谷「ふんッ。」

現在、博麗神社で戦闘(酔いざまし)が行われている。しかしながら、攻防が行われる度、轟音や風圧が発生している事に関しては皆が唖然としている。
萃香の拳が京谷に迫ると京谷は『星の白金《スタープラチナ》』に変化させた脚で防御し、カウンターを仕掛ける。
だが、やはり萃香も鬼の一角。能力の使用で霧状になり攻撃を避ける。

萃香「(いやー凄いや。この私が一時も油断できないって。てか、強いな。脚だけで攻撃と防御を成立させてるし。)」
京谷「(あー、酒が飲みたい。)」
霊夢「(な、何て奴なの!?あの萃香に脚だけで対応している!!萃香もやむを得ず能力を使ってるし、本当に何て奴なの!?五十嵐京谷!!)」
魔理沙「(つ、着いていけねぇ。弾幕ごっこなら勝てると思ったけど、今考えてみれば近づかれて一瞬でピチュって終わりじゃねぇか!!)」
プッチ「相変わらず凄まじい戦闘能力だな。しかもスタンドを使ったのが先程の爆発させる時のみ。………もう私を超えてしまったなぁ。」
レミリア「(もう人外の域に入ってるわねぇ。怒らせたら容赦無く殺されそうね。)」
アリス「(そういえば、これ酔いを覚ましたいからやってるんだっけ。私たちには考えつかないわね。)」
?「(あぁ!何て力!これを見てしまったら私もしたくなっちゃうじゃない!)」
紫「(何か興奮している花妖怪が一匹。)」
文「ふおおおおおおおお!!」
紫「(新聞に載せるつもりの天狗が一匹。)」

攻防が続くなか、京谷と萃香は互いに距離を取る。

萃香「(そういえばあいつ、脚だけで対応してるんだったな。何故腕や拳で仕掛けないんだ?)」
京谷「(もうそろそろ酒が飲みたい。という訳で終わらせるか。)」
萃香「ちょい、あんた!!」
京谷「何だ?俺はそろそろ終わらせたいのだが。」
萃香「あんた、何故に拳を使わない?」
パチュリー「(そういえばそうね。何故脚だけなのかが気になるわね。)」
京谷「……………(面倒くさっ、さっさと酒飲んで寝たい。)」
萃香「黙りかい?だったら!」

突如!萃香は霧状になる!

京谷「………ふあぁ。少し眠気がさしてきたな。」
霊夢「(いやいやいや!何を言ってるのあいつは!?萃香が霧状になったのに構えるどころか、欠伸をした!?)」

京谷がそう思った後、萃香が後ろに出現する!

萃香「貰った!」

京谷に向かって拳を放つ萃香!だが!

京谷「『ゴールド・エクスペリエンス』」
萃香「!?」

京谷は変化させた脚で防御をした後、変化させた『右腕』で殴り付ける!

京谷「鋭い痛みを……ゆっくり味わうが良い。」
萃香「あっ!ガッ!ガグッ!」

萃香を吹っ飛ばした京谷。その目は哀れな者を見る目であった。

萃香「(ま、まだ痛みがッ!さっきの攻撃!い、痛みが反復している!これはキツイねぇ!)」
京谷「教えてやろう。何故この京谷が腕を使わずに戦っていたのかを。」
萃香「お、おーそりゃ嬉しい。っつつ。是非とも教えてもらいたいねぇ。」
京谷「一応、『一部分だけしか変化できない』という訳ではない。別の部分も変化させる事もできるが、単に体力を使いたく無かっただけだ。複数の部分を変化させると体力の消耗が激しくなるだけだからな。だからこそ、一部分のみで対応していた。ただそれだけだ。」
萃香「………(えっ?)」
霊夢「…………はっ!?」
紫「…………ぷっ。」
プッチ「………ふふっ、やはり京谷らしいな。」

プッチや紫以外、その理由を聞いて呆気にとられていた。
それもそうだ。鬼とは、簡単に言ってしまえば『戦闘中には気を逸らしてはいけない程の実力の持ち主』であり、『対峙すれば必ず死ぬ力を持っている』。そんな相手に『体力を消耗させたくない』という理由で手加減していた事に、皆が驚いていた。

京谷「さぁ、これが全てだ。さっさと終わらせるぞ。この京谷、さっさと酒が飲みたい。」
萃香「えっ!?ちょ!!ゑっ!?」
京谷「『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!時よ止まれぃ!!」

周囲の色が失われる!動ける者は、京谷と咲夜のみ!

京谷「さぁて、詰み《チェック・メイト》だ!」

京谷は接近する!

京谷「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」
C(TW)「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

京谷は変化させた脚で連続で蹴り続ける!
京谷のスタンドはラッシュをする!

京谷「そして時は動き出す。」

周囲の色が戻される!

萃香「ガアアアアアアアアアア!!」

何故痛みが走るのか、萃香は理解できなかった!理解できないまま、萃香の意識は途絶える。

京谷「………終わったか。『クレイジーダイヤモンド』」

京谷は右腕を変化させ、萃香の傷を治す。

京谷「よっこいせ。霊夢ー、神社に置いといて良いかー?」
霊夢「……………」
京谷「言わないなら置いていくぞー。」

京谷は神社に萃香を置き、元座っていた場所に座る。

京谷「お酒、お酒。美味なる日本酒。」
プッチ「京谷。」
京谷「ん?何?父さん。」

プッチは京谷が持っていた酒を取り上げる。

京谷「あーちょ!父さん、酒取らないでよ!」
プッチ「当て身。」

プッチは京谷の首を叩く。

京谷「みょ。」

そのまま、京谷は気絶した。
気絶した京谷を持ち上げる。

プッチ「ふぅ、すまない。帰らせても良いか?レミリア。」
レミリア「え、えぇ。良いわよ。咲夜。」
咲夜「分かりました。」

そのまま咲夜とプッチは紅魔館に向かって行ったそうな。







どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
うん、誰しも予想していた通り京谷君が勝ちました。
てかプッチさん、当て身かよ。一応義理とはいえ、息子さんに何て事してんだあんたは。
プッチ「何か言ったか?」
あんた出てくんのかい。
プッチ「気まぐれで出して何を言っている?」
それもそうだった。
と、まぁこういう感じで気まぐれにキャラを出していきたいと思っています。
では、次回もお楽しみに。


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日常 買い物

『翌日』
京谷「…………んあっ?」

京谷が目覚めると赤い天井。重たい瞼を擦り、体を起こす。

京谷「んむにゅう?……ここ……紅魔館か?」
咲夜「すぅ………すぅ…………」
京谷「……………そして、咲夜の部屋。……何故?」

考えている最中、ドアが開けられる。

プッチ「京谷、起きてるか?」
京谷「あー父さん、おはよー。」
プッチ「あぁ、おはよう京谷。」
京谷「………あっ。」
プッチ「???」
京谷「父さん。そういや、何で当て身をしたのかな?」
プッチ「あれ以上酒を飲ませたら面倒くさくなるからな。主に京谷が悪酔いしそうだからな。」
京谷「それだけで当て身はしないでよ。結構痛いんだからさ。」
咲夜「うむぅ……」
プッチ「………じゃあな京谷。がんばれ。」
京谷「あ、ちょっ待っt。」

咲夜の意識が目覚めるとプッチは部屋から出る。
咲夜は重たい瞼を擦りながら起き上がり、京谷を見る。

咲夜「………………」
京谷「お、おはよー……」
咲夜「………//////////」
京谷「さ、咲夜?どっt。………ありゃ?赤くなったまま気絶してるや。」

咲夜が気絶している事に関しては無視し、京谷は朝食をとる。







『キングクリムゾン!!』







朝食を取り終え、京谷は紅魔館の庭に出ていた。

京谷「んー、やっぱり朝は良いね。気持ち良くなるし。」
咲夜「そ、そうね。」
京谷「ちょっと話は変わるけど咲夜ちゃん。」
咲夜「な、何?」
京谷「買い物に行ってきても良いかな?」
咲夜「か、買い物?」
京谷「そうそう、買い物買い物。ほら僕、ちゃんと人里とか見てないしさ。お店とかも知らないし。」
咲夜「そういえばそうね。」
京谷「そんでもって咲夜ちゃん。」
咲夜「はい?」
京谷「案内お願い出来るかな?」
咲夜「紅魔館の事もあるから…」

すると、紙飛行機が京谷たちに向かって飛んでくる。それを京谷は掴み取り、開く。

京谷「んっと、『咲夜、紅魔館の事は大丈夫だから一緒に行ってきてらっしゃい。じゃあね。』だとさ。」
咲夜「お、お嬢様……はぁ、分かったわ。行きましょうか、京谷。」
京谷「お、サンキュー。んでもってレッツゴー!」

京谷は下半身を変化させ、跳躍する。勿論、咲夜を抱えて。










『キングクリムゾン!!』










五分後、京谷たちは人里に到着する。

京谷「いよっと。とーちゃくっと。」
咲夜「さて、先ず何処から行きたい?」
京谷「基本的には何があるの?」
咲夜「そうね……甘味処に貸本屋、鍛冶屋もあれば雑貨屋みたいなのもあるわね。」
京谷「………あ。」
咲夜「?何、京谷。」
京谷「鍛冶屋って何処?」
咲夜「そこに行くの?」
京谷「うん。」
咲夜「じゃあ着いてきて。」
京谷「はーい。」











『キングクリムゾン』









京谷「ここが鍛冶屋。ほへー。」
咲夜「それで?店内に入るの?」
京谷「勿論、入るに決まってるでしょ。」

京谷はスライド式のドアを開ける。

京谷「こーんにーちわー。」
店主「ぃらっしゃい。新聞の兄ちゃんが、こんな所で何をしてるんだい?」
京谷「新聞?」
店主「知らねぇのかい?お前さん、新聞に取り上げられているんだぜ。ほれ。」

鍛冶屋の店主が投げた新聞を取り、内容を見る。

京谷「んっと、『鬼対人間!あしらわれた鬼!』……って、昨日の酔いざましの出来事かよ。」
店主「………………はぁ?」
京谷「俺、戦ったつもりすら無いし。てか、単なる酔いざましでやっただけだし。」
店主「ぇえっと、要するに、何だ、お前さん酔いを覚ます為に鬼と喧嘩したのか!?」
京谷「喧嘩じゃないよ。そんなつもり無かったし。」
店主「(お、おっかねぇ。)」
京谷「とまぁ、そんな事より。ここの店主さん?」
店主「あ、あぁ。そうだが。」
京谷「ちょいと頼みたい事があってね。あるものを作ってほしいんだ。」
店主「あるもの?」
京谷「あぁ、ちょっと待ってね。紫さーん!」
紫「呼ばれて飛び出てドジャアーン!」
店主「うおおぉ!」
京谷「紫さん、何か書くものと紙、持ってない?」
紫「ちょっと待ってね。……はいはい、これこれ。」
京谷「ありがとねー。」
紫「また、何時でも呼んでねー。」
京谷「さて、ちょっと描くから待ってて。『星の白金《スタープラチナ》』」

京谷は右腕を変化させ、紙に絵を描く。

京谷「おし、できた!」
咲夜・店主「はやっ!」
京谷「んでね。こういうのを作ってほしいんだ。」

京谷は描いた紙を見せる。

店主「な、何だこりゃ?」
京谷「投擲用の武器さ。これを作ってほしいんだ。」
店主「こんなちっこいヤツを、たった一つかい?」
京谷「いや、数は………今の所、50あったら良いかな。」
店主「これを50か……」
京谷「出来るかい?」
店主「俺を誰だと思ってんだ?こんなもん、ちゃちゃっと終わらせてやらぁ!」
京谷「ありがとう!じゃあ代金は何時払ったら良い?」
店主「せいぜい出来るとして、一刻待ってくれりゃあ良いぜ。その後、払ってくれりゃあ良い。」
京谷「よし、分かった!じゃあ頼みますよ!」
店主「あいよ!任せとけ!」
京谷「じゃあねぇ。」

京谷と咲夜は鍛冶屋を出る。

店主「さて、仕事だ。仕事。」





『キングクリムゾン!!』




現在、京谷と咲夜は甘味処に来ていた。

京谷「いやー、こういう所初めて来るからねぇ。何か一人で行くのも抵抗あるけど、ありがとね。案内してくれて。」
咲夜「べ、別に良いわよ。そんな事。」
京谷「ふふっ。」
店員「注文の方をお聞きします。」
京谷「えーと、じゃあ抹茶団子を一つ。咲夜ちゃんは何にする?」
咲夜「それじゃあ、みたらしを一つ。」
店員「はい、毎度ー!」

店員が京谷たちから離れる。

京谷「いやー、楽しいね。誰かと一緒に何処かを巡るの。凄く楽しいよ。」
咲夜「……それじゃあ京谷は外の世界に居た時、何をしていたの?」
京谷「ほとんどバイトに、学校。たまに仕事。」
咲夜「たまに仕事って何なのよ。」
京谷「外の世界でも、スタンドを使って色々としてたのさ。色々とね。」
咲夜「色々、ねぇ。」
京谷「そこまで友だちも居なかったし、こんな出来事が楽しくてね。」
咲夜「そう、それは良かったわ。」
店員「お待たせしましたー!」
京谷「わーお、美味しそ!」



『団子堪能中』



京谷「ご馳走さま。いくら?」
店員「二銭六文です。」
京谷「えーと、これね。」
店員「はい、ちょうどですね。ありがとうございましたー!」

京谷と咲夜は甘味処から退出する。

咲夜「それはそうと、この幻想郷のお金は何処から手にいれたのよ?」
京谷「あれは、元々持ってたお金を紫さんに両替してもらっただけだよ。」
咲夜「なるほど納得。」

そんな中、歩いていると。

慧音「ッ!いい加減その子から離れなさい!」
京谷「ん?慧音さんだ。」
咲夜「何かあったのかしら?」
京谷「兎に角、僕たちも行くよ。」
咲夜「分かった。」

声のした方向に二人は走る。その場所に着いた時、一人の女の子を大人が拘束している様子が見えた。
その大人に必死に声を掛ける慧音。

京谷「やっほー、慧音さーん。」
慧音「なっ!?き、京谷か!?」
男「なっ!?べ、別の奴がッ!?」
京谷「なーんか大変な状況じゃあないか。一体全体どうしたっての?」
男「く、来るな!お前も来るな!」
慧音「き、京谷!お前も近づくな!刺激してはならん!」
京谷「ふーん、近づかなければ良いんだ。」
咲夜「…………(終わったな。)」

京谷はその場に座る。

京谷「『変化者 ホルス神《チェンジャー ホルス神》』」

突然!京谷の周囲が少し寒くなった!
その異変に気づいた男は少し京谷から距離を取る。
咲夜視点からは、京谷のスタンド『チェンジャー』が鳥の様な姿になり、その足から氷が出現している所だ!

京谷「よーく狙ってー………バーン。」

京谷は右手を銃の形にして、男に構える。そして、撃つ動作をした。それと同時に、チェンジャーから氷が発射され、その氷は男の腕や脚に命中する。

男「グギギャアアアア!!」

勿論、男や女の子、慧音にも見えない。だからこそ、男は何が起こったのか理解できていなかった。

京谷「『法王の緑《ハイエロファント・グリーン》』おいしょっと!」

京谷は右腕を変化させ、腕を伸ばし女の子を救出する。

女の子「わわっ!?」
京谷「はい、救出成功っと。こんなもんか。」

京谷は女の子を降ろし、右腕を元に戻す。そして、男の元へと歩み寄る。

京谷「ねぇ、君。」
男「ひぃぃぃ!!」
京谷「んな怖がんなくても良いのに。まぁ良いや。『クレイジーダイヤモンド』」

京谷は右腕を変化させ、男が傷付いた部分に手を当てる。すると、男の腕や脚が元に戻された。

男「な、なななな治った。」
京谷「さて、質問だ。」

京谷は一度、一呼吸すると






全てを変えた。






男「!?」
京谷「君に……質問だ………ここから今すぐ……立ち去るか?………それとも………今すぐここで……





        『殺されるか』





男は突如、奇妙な感覚を抱いた。この目の前の外来人に。普通では考えられない程の感情を抱いていた。
その男の心には『2つ』の感情が存在していた。
1つは『恐怖』。この人間に…同じ人間に、恐怖しているのだ。
もう一つが『安心』。この人間に安心を抱いているのだ。
この恐怖しているのか安心しているのか分からない、奇妙な感覚に陥っていた。

男「あ、あの。」
京谷「ん?」
男「………あ、……あの……」
京谷「……………」

京谷は男の目の前で手を叩く。
男は急に正気に戻る。

男「はっ!!」
京谷「もう一度聞くよ。立ち去るのか、殺されるのか選んでよ。」
男「か、帰ります。」
京谷「ふぅ、分かった。じゃあね。」

京谷は咲夜の元へと歩き、そのまま鍛冶屋に向かう。

男「………何だったんだ?今の?」

男は先程味わったものに疑問を抱きながら帰っていった。





『キングクリムゾン!!』




店主「おう!兄ちゃん!注文のやつ出来たぜ!」
京谷「おー!ありがとう!じゃあ代金をっと。」
店主「このぐらいだと………1円だな。」
京谷「えっ!?そんな安くて良いの!?」
店主「『今回は』だかんな。次来たときは、ちゃんとした料金払ってもらうぜ。」
京谷「分かった!はい、1円!また用があったら来るよ!」
店主「こっちこそあんがとなー!兄ちゃん!」

京谷は渡された物を受け取り、鍛冶屋を出る。

咲夜「京谷、それは一体何よ?」
京谷「あーこれ?これね、投げナイフ。」
咲夜「ナイフ?」
京谷「ある処刑法をしたいからナイフを作ってもらったのよ。」
咲夜「しょ、処刑って。」
京谷「おっ、もうそろそろ日が暮れるか。帰りますか。」
咲夜「あら、それもそうね。帰りましょうか。」

二人は何時もの様に紅魔館に帰ったそうな。







どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
はい、今回は日常の1こまの様な物を書いてみました。
………京谷君、一体あの男に何をした?
では、次回もお楽しみに。


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日常 香霖堂

『翌日』
現在、紅魔館の大図書館にて。京谷とプッチが仲良く本を読んでいた。

京谷「父さん。」
プッチ「どうした?京谷。」
京谷「脚、乗せて良い?」
プッチ「構わないよ。その代わり、私の脚も乗せてもらって良いか?」
京谷「父さんの脚重いんだもん。やだ。」
プッチ「じゃあ私もやだ。」
京谷「ケチ。」
プッチ「お互い様だろ。」
コア「仲が良いですねー。本当。」

そんな談笑をしていると、京谷が突然本を閉じ立ち上がる。

プッチ「今度はどうした?」
京谷「父さん、外に出掛けない?」
プッチ「別に構わないが、何処に行くつもりだい?」
京谷「そこ決めてないや。」
プッチ「あのなぁ。」

そんな事を考えていると鶴の一声が発せられた。

パチュリー「なら、香霖堂なんてどうかしら?」
京谷・プッチ「香霖堂?」
パチュリー「その店じゃ外から流れ着いた物を取り扱ってるのよ。一応、貴方たちは外の世界の住人だし見慣れた物がないか探してみれば良いんじゃない?」
京谷「なるほどー。よし、じゃあ行こっか。その香霖堂とやらに。ねぇ、父さん。」
プッチ「そうするか。」

プッチは立ち上がる。

パチュリー「それと、香霖堂は魔法の森近くにあるから気をつけて。」
京谷「分かったー。あぁ、そうだ。ごめんコアちゃん。この本戻してくれない?」
コア「構いませんよ。」
京谷「ありがとう。はい、これ。」

京谷はコアに読んでいた本を渡す。

京谷「じゃあ行ってきまーす。」
コア「行ってらっしゃいませー。」

京谷とプッチが出ていくと、コアは手渡された本を確認する。

コア「げっ!!」

コアはその本を見て、変な声が出た。

コア「『ネクロノミコン』……何てもの読んでるんですか、京谷さん。」







現在、中庭にいる京谷とプッチ。

京谷「ふあああぁ。ちょっと眠い。」
プッチ「確かに、こんな陽気な日に眠たくなるのも分かる。」

京谷とプッチは門を開ける。

美鈴「グウゥゥゥゥゥ。」
京谷「相変わらずの平常運転。」
プッチ「またナイフで脳天突かれるな。」

寝ている美鈴を尻目に、京谷とプッチは空を飛ぶ。京谷はスタンドを『C-MOON』に変化させて空を飛んだ。
その途中、断末魔が聞こえたが二人は無視した。








『京谷&プッチ飛行中』







京谷「もうそろそろ着いても良い頃何だけど。」
プッチ「もう少し先か?」

辺りを見渡す。すると、森には不似合いの建物が一件。

プッチ「多分あれだ。降りてみよう。」
京谷「はーい。」

京谷とプッチはその建物の近くに降り立つ。

京谷「えーっと、『香霖堂』……どうやらここだね。」
プッチ「そのようだな。入ってみるか。」
京谷「勿論その気だよ。」

京谷とプッチは店内に入る。

?「あーもう。危険物には触らないでとあれほど言っただろう。ご丁寧に指を怪我して。」
魔理沙「悪い悪い。」
京谷「こーんにちーわー。」
プッチ「失礼します。」
魔理沙「あ!京谷じゃねぇか!」
京谷「やっほー、魔理沙ちゃん。どうして居んの?」
魔理沙「それはこっちの台詞だ。お前らどうしてここに?」
京谷「ここって、外の世界から流れ着いた物が並べられてるんでしょ?何か面白い物が無いかなーって。」
?「なら、お客さんか。すみませんね、こんなお見苦しい所を見せてしまって。」
魔理沙「今、何て言った?霖之助。」
霖之助「こんな狭苦しい場所だが、ゆっくり見ていってくれ。」
プッチ「ありがたい。私はエンリコ・プッチ。この子の親だ。そして、」
京谷「五十嵐京谷。多分新聞にも出ている筈だよ。宜しく。」
霖之助「宜しく。森近 霖之助(もりちか りんのすけ)だ。ここの店主だ。」
魔理沙「おいこら、霖之助。私の質問に答えろ。」







『店内探索中』






京谷「(凄いなぁ。黒電話に、中世の騎士の兜、挙げ句の果てには刀に銃も置いてる。何じゃこりゃ?)」

暫く店内を探索していると、京谷の目にある物が映る。

京谷「ん?何だこれ?」

京谷は奥にある物を取り出す。
見たところ、一冊のノートであった。
京谷はそれをめくる。

京谷「……………………………」

京谷は読み進めて行く内に、最後のページまで来ていた。

京谷「!?」

京谷は静かにそのノートを閉じる。

京谷「……………oh my god.」
プッチ「何か見つかったか?京谷。」
京谷「………父さんにも俺にも縁があるもの。」
プッチ「何だ何だ?」
魔理沙「私にも見せろっと。」

プッチと魔理沙は京谷の後ろに立つ。京谷はプッチにノートを見せる。

プッチ「ノート?」
京谷「見てみなよ。俺、別の物探すわ。」

プッチは言われた通り、ノートを見る。

プッチ「…………何故こんな所に?」
魔理沙「何だぁ!?見せろぉ!!」
プッチ「君には関係無い内容だ。見せても仕方ない。」
魔理沙「良いから見せろって!」
プッチ「駄目だ。」

プッチの身長が高いため、魔理沙は必死にジャンプしているが、届いていなかった。
その頃、京谷は。

京谷「…………………」

京谷が次に見つけた物は剣であった。一振りの剣。京谷は鞘から中身を出す。

京谷「………………」

京谷は中身を鞘に戻す。

京谷「(あ、ありのまま今起こった事を話すぜ。何か、この剣に心惹かれて剣を見たら、文字があった。一文字だけ血文字だったし。もうあれで確定だわ。うん。)」

京谷はその剣を持って、プッチの所に歩み寄る。

プッチ「何か見つかったか?京谷。」
京谷「俺に縁が深い物。」
魔理沙「その剣がか?何でだ?」
京谷「兎に角、霖之助さん。」
霖之助「買うのかい?」
京谷「いや、買わなきゃいけないって物だったからねぇ。」
霖之助「………そうかい。ちょっと待ってて。」

霖之助はノートの様な物を取りだし、何かを調べ始めた。

プッチ「ところで、その剣は一体?」
京谷「あー、これね。」

京谷は鞘から中身を出す。

魔理沙「ちょっ!危ないだろ!」
京谷「いや、この剣の文字を見てほしくて。」
プッチ「文字?」
京谷「ほら、これ。」

京谷は持っている剣の文字を見せる。
そこには英語で、『Pluck』とあった。大文字のPのみは血で書かれているようであった。

魔理沙「これがどうかしたか?」
京谷「この剣、ある騎士が元々持っていた物何だけど、訳あって、ある人間に手渡されたんだ。」
プッチ「この剣が?」
京谷「うん。そして、その人の名が『ジョナサン・ジョースター』。ジョースターの血統の者で、DIOとは奇妙な友情があった人だよ。」
プッチ「DIOとかい!?」
京谷「とは言っても、ちょっと訳ありでね。本当に奇妙な友情だと思うよ。しかも、俺の生まれ変わりの基になった人だし。」
プッチ「ちょ、ちょっと待ってくれ。京谷はDIOの生まれ変わりだよな。何故、その『ジョナサン・ジョースター』という人間の生まれ変わりだと言えるんだ?」
京谷「戦った時DIOに聞かされてね。僕は正確に言えば、DIOとジョナサン・ジョースターの生まれ変わりだってさ。」
プッチ「(ふ、二つの魂が一つになって京谷を誕生させたというのか!?や、やはり奇妙だ。京谷は。)」
霖之助「お待たせ、ちょっと値段を調べててね。」
京谷「どのくらい?」
霖之助「おおよそ、7円程だ。」
京谷「7円か。結構するもんだな。」
霖之助「二点買うんだから、これぐらいはするさ。」
京谷「ふーむ、じゃあ買うよ。」

京谷は財布から7円取りだし、霖之助に渡す。

霖之助「毎度あり。まだ見ていくかい?」
京谷「いや、おいとまさせてもらうよ。色々あるし。」
霖之助「分かった。じゃあ用があったら、また来てくれ。」
京谷「そうさせてもらうよ。」
プッチ「お邪魔しました。」
魔理沙「私も行くぜ。」
京谷「何で?」
魔理沙「暇だから。」
京谷「……どうでも良いや。」

京谷たちは、香霖堂を退出する。






『三人移動中』






道中、魔理沙が京谷に尋ねる。

魔理沙「なぁ京谷。」
京谷「んー?何ー?」
魔理沙「その剣と本、何処にしまうんだ?まさか、そのまま持って行くなんて言わないよな?」
京谷「………それもそっか。『スティッキーフィンガーズ』」

京谷は左腕を変化させる。その左腕に右腕で何かを取った。

魔理沙「何をするんだ?」
京谷「まあ、見てて。ジッパーを開く。」

すると、京谷の近くの地面に空間が生まれる。

魔理沙「はぁ!?」
京谷「父さん、ここに入れといて。後々出せるし。」
プッチ「分かった。」

京谷はその空間に剣を、プッチはノートを入れる。

京谷「さて、ジッパーを閉じますか。」

そして、その空間は消えた。

魔理沙「い、今何をしたんだ!?」
京谷「『スティッキーフィンガーズ』っていうスタンドに変化させて、別の空間を作っただけさ。ちょっと特殊な方法で。」
プッチ「君からは見えなかったが、ジッパーという物を使っていたな。」
京谷「そう、ジッパーで空間を作った。」
魔理沙「じ、ジッパー?」
京谷「さて、戻しますか。」

京谷は左腕を元に戻す。

京谷「さて、移動再開……といきたかったけど。」
魔理沙「どうしたんだ?」
京谷「……………」

京谷は後ろに向く。そして右手で顔を隠し、左手をある一本の木に向ける。

京谷「貴様………見ているなッ!!」
魔理沙「!?」

京谷のその発言から僅か、その木に隠れていた者たちが出てくる。

魔理沙「こ、コイツ、妖怪だ!」
京谷「せいぜい下級妖怪というところか。無駄な事をするなぁ。」
妖怪「ダ……マレ……オマエ……クエバ……オレ……ミタサレル……」
プッチ「京谷を食料にしたいらしいな。どうする?」
京谷「どうするって、そりゃコテンパンにしなきゃ。ねぇ?」

京谷はゆっくりと近づく。

妖怪「オマエ……ワザワザ……クワレニ……キタノカ?……」
京谷「いいや、違うなぁ。私は君みたいに知能の低いカスに、私から贈り物をやろうかとね。」
妖怪「ナメ……ルナ!……」

妖怪は飛び掛かる。だが、京谷は動こうとはしなかった。

京谷「……『変化者《チェンジャー》』」

京谷はスタンドを出し、一発のみ妖怪に当てた。

チェンジャー「無駄ァ!!」
妖怪「グボオゥ!!」
京谷「私からはそれだけだ。じゃあな。」

京谷はスタスタと、プッチと魔理沙のところまで歩く。

妖怪「コ、コンナ……ハズデハ……」
京谷「……後は魔理沙。お前が好きにしておけ。」
魔理沙「わ、私か!?」
京谷「さっさとやれ。」
魔理沙「あ、はい。」

魔理沙は八角型の物体を妖怪に向け、力を溜める。

妖怪「グギギギギ!」
魔理沙「ぶっぱなすぜ!『マスタースパーク』!!」

八角型の物体から光線が発射される。
光が消えた後、妖怪は伸びていた。

京谷「さて、帰りますか。じゃあね魔理沙ちゃん。」
魔理沙「お、おう。またな。」

京谷とプッチはふよふよと飛んで、紅魔館に帰って行ったそうな。





















?1「ナア、ソロソロジャナイカ?」
?2「オチツコウゼ。マダマダサキダ。」
?3「ホントウニクエルノカ?アイツヲ?」
?2「アア、クエルトモ。クエタラオレタチ、ツヨクナル。ダカラマテ。マダソノトキジャナイ。」

何かここで、企みを犯そうとしている者たちが居るそうな。






どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
oh……Pluckって完全にあれや。Pが血文字って完全にあれや。後、ノート。……もはや完全にあれじゃないですかヤダー。
おや、ここに何か企んでいる者たちが三人?
では、次回もお楽しみに。


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異変 予兆

『五日後』
京谷は何時もの様に、目覚める。ベッドから降り、体をパキパキといわせながら。

京谷「ふあああぁ。眠たい。」
咲夜「京谷ー、おはよう。」
京谷「おはよう、咲夜ちゃん。」
咲夜「朝食の用意が出来てるから、早く集まって。」
京谷「はーい。」

京谷は着替え、皆が待つ何時もの食卓へと足を運ぶ。








『キングクリムゾン!!』







京谷「皆、おはよう。」
レミリア「おはよう、京谷。随分と寝坊助さんね。」
京谷「あー、寝癖とかある?」
フラン「あはは!アホ毛みたいに立ってる!」
京谷「えっ!?まじ!?」
プッチ「さっさと済ませてきたらどうだ?その寝癖だと笑われるぞ。」
京谷「後で良いや。それより、早く食べよう。」
レミリア「それもそうね。それじゃ、皆集まったから。」
全員「いただきます!!」

その場にいた全員が箸やスプーンを持ち、料理を食べようとしていた。
だが、そんな平和な時は突然の爆音と共に消え去る。

京谷「………………」
レミリア「…………………」
フラン「……………」
咲夜「……………」
プッチ「………………」
美鈴「………………」
パチュリー「…………………」
コア「………………」

その場に居た全員の内、京谷と咲夜、美鈴が外に出る。
その表情は、鬼も真っ青な程の形相だったそうな。








『キングクリムゾン!!』







門前。そこに、三匹の妖怪がはしゃいでいた。

?1「オモシロイナ!コノ『バクダン』トヤラハ!」
?2「オモシロイ!オモシロイ!」
?3「オブツハショウドクダー!!」

そんな最中、門が勢い良く開かれる。

三匹「!?」

現れたのは、確実に怒っている表情をした咲夜と美鈴。
そして、DIOのジョジョ立ちをしている京谷。

?2「オマエラ!ダレダ!?」

一匹の妖怪の発言に対し、京谷は『全てを変えた』。

京谷「それはこちらの台詞だ。食事の時間を邪魔する奴なんぞの為に、わざわざ時間を割いて出向いてやったのだからな。」

その発言だけであった。他の二人は喋っていなかった。だが!その三匹の妖怪は京谷に対し、不快感を覚える!

?3「ウッ!?」
?2「コ、コレハ!?」
?1「ハァ、ハァ、ハァ。ウッ!!」

妖怪の一匹が突如、ゲロを吐く。

?1「ウボオア!!」
京谷「何だい?どうした?何故突然、ゲロを吐いたんだ?ん?」
?3「オ、オマエ……ウボロロロ!!」
京谷「……ゲロを吐く位怖がらなくても良いじゃあないか。私に対して『恐れ』を抱いているのかい?だったら今すぐここから退散してくれれば、私たちも君たちも無事元の日常に戻れるのだが?」
?2「イヤダナ。オレタチハ、アル『モクテキ』ノタメニ、オマエヲ、クイニキタ!」

残った一匹は京谷に指さした。

京谷「……私を……食べる……か。」

京谷はゆっくりと近づく。その姿は、男とは思えない程の色気を、醸し出していた。
勿論、京谷は朝食を取っていない為、不機嫌な状態でその色気を出している。それは近くにいた咲夜と美鈴にも感じとっていた。

咲夜「(こ、これは、一体?京谷から醸し出されるこの『色気』は何!?こ、こんなのを見ると、私!








      京谷だけしか見れない!!  )」







美鈴「(あ、改めて京谷さんの凄さが見に染み渡ります!何故、歩くだけでそこまでの『色気』が出せるんですか!?)」
京谷「……今、私はとても機嫌が悪い。」
?2「………ハッ?」
京谷「機嫌が悪いのだよ。私は。朝食も取っていない。目覚めたばかりで少々眠たい。」
?2「(ナ、ナニヲイッテイルンダ?コイツハ。)」
京谷「そこで君に質問だ。








『機嫌の悪い奴を相手にするとどうなると思う?』








?2「エッ?」
京谷「その答えは……」

京谷はスタンドを出現させる。

京谷「『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』時よ止まれ。」

そして、周囲の色が失われる。

京谷「さて、邪魔をした罰だ。この処刑法で行こうか。」

京谷はゆっくりと浮かび上がり、スタンドと共にナイフを構える。

京谷「五秒前!!」

突如、京谷のスタンドは持っていたナイフを一匹の妖怪に投げる。
その妖怪の全包囲に投げつけた。

京谷「三秒前!!」

京谷は自身が持っていたナイフも投げつける。

京谷「残り二秒。」

京谷はゆっくりと降り立ち、右手でピースの形を作る。

京谷「一秒前。」

京谷の中指が折り畳む。

京谷「零。」

京谷の人差し指が折り畳められる。そして、周囲の色が戻される。
妖怪の周囲に設置されたナイフは動き始め、妖怪の体を貫通させる。

?2「グギギャアアアア!!」

妖怪は分からずにいた。何故、周りに刃物があったのか。あの一瞬の間、何が起きたのか。そんな考え事が、走馬灯として駆け巡っていた。
そして妖怪の体はボロボロの状態になり、動かなくなった。

京谷「これが……機嫌の悪い時に対峙した者の末路だ。よく覚えておくんだな。地獄で。」

京谷は捨て台詞を吐きながら、紅魔館に戻っていく。
そして朝食の後、京谷はナイフを回収したそうな。




『キングクリムゾン!!』




京谷「………っというわけで何かその妖怪ども、俺を食おうとしてたのよ。」
レミリア「命知らずね。その妖怪たち。」

現在、京谷はレミリアの部屋で、朝に起こった出来事を話していた。

京谷「まぁ、重要なのは。」
レミリア「『何で食べようとしてたのか?』でしょ?」
京谷「ご名答。そうなんだよ。一応知能が低かったから新聞で情報を得ている事は考えずにいたけど、幾らなんでも無知というか。」
レミリア「それもそうね。下級妖怪だとしても、噂位は聞いた事あるだろうし、何より紅魔館に住んでいる時点で妖怪たちも手出しはしない筈なんだけど。」
京谷「………嫌な予感がしない?」
レミリア「………『異変』とでも言いたいの?」
京谷「もしかしたら、その可能性もある。」

そんな中、レミリアの部屋のドアが開かれる。

プッチ「京谷、いるか?」
京谷「どした?父さん。」
プッチ「お客様だ。京谷にな。」
京谷「俺に?誰だろ?」
プッチ「兎に角、早く行ってやれ。」
京谷「ほーい。」

京谷は門に向かっていく。







『キングクリムゾン!!』







京谷は門前に着き、門を開く。

京谷「誰ー?って文ちゃんか。」
文「お、お久しぶりです。京谷さん。」
京谷「ん?どうしたよ、そんな深刻そうな表情して。」
文「あややや、流石にバレちゃいますか。」
京谷「それで?僕に何の用?」
文「………………」
京谷「文ちゃん?」
文「………京谷さんにお知らせがあります。」
京谷「ふん。」
文「………貴方は、今日をもって













  『幻想郷の勢力に追われることになりました』















京谷「んで?」
文「………えっ?」
京谷「いや、だからそれで?」
文「えっ?ゑっ?だ、だって……」
京谷「だってもくそも無いでしょ。他に何か言いたいことは?これから父さんと本読みたいんだけど。」
文「な、何なんですか京谷さん。まるで自分の危機すら 無関心で。」
京谷「実際そうだけどさ。それで?その勢力はどの様な奴らなの?」
文「あ、はい。私たち天狗や地底に住む鬼、仙人や月の都の奴らです。」
京谷「ふーん、そう。何故に?」
文「京谷さんが前回の異変の際に手に入れた『真実を上書きする程度の能力』が危険分子だと判断されまして。」
京谷「それって、俺が能力を使う機会を減らせば良いんじゃないの?」
文「それは私も意見したのですが、どうやら月の方たちが聞かないらしくて。」
京谷「我が儘だねぇ。」
文「それで私が来た理由なんですが、京谷さんを妖怪の山に連れてこいと、天魔様からのご命令で。」
京谷「云うことを聞かなかったら?」
文「無理矢理にでも連れてこいと。」
京谷「………じゃあちょっと待って。準備してくる。」
文「あ、はい。分かりました。」

京谷は一度、紅魔館に戻る。




『キングクリムゾン!!』




京谷「というわけで、父さん、レミリアちゃん。俺、出かける事になったわ。」
レミリア「………随分と理不尽な理由を付けたものねぇ。」
プッチ「京谷なら大丈夫だと思うがな。」
レミリア「それは親が言う事かしら?」
京谷「ある意味大丈夫でしょ。どうせちゃちゃっと終わらせるし。」
レミリア「あぁ、そうなの。」
京谷「どうせなら父さん、一緒に行く?観光も兼ねてさ。」
プッチ「………ふむ………では私も行くか。」
レミリア「………感覚が麻痺しているわね。この二人。」
京谷「じゃ、行ってきまーす。」
レミリア「行ってらっしゃい。」

レミリアは呆れた顔をしながら京谷とプッチを見送った。








『キングクリムゾン!!』








京谷「ってな訳で、父さんも行くことになりました。」
文「その理屈はおかしい。」
プッチ「まあ、私も観光していなかったからな。色々と見ていきたいな、京谷。」
京谷「そだね。」
文「この親子、恐い。」

そして、三人は空に浮かび妖怪の山を目指す。
ここから、京谷の新たな冒険が始まろうとしていた。










どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
色々とありました。幻想入りに敵との対決、仲間との出会いに因縁の決着。そして、次回から新たに『幻想十字団編』がスタートします。次回からは京谷君がDIO様オーラをとことん使っていきたいと思っております。
では、次回もお楽しみに。


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幻想十字団編 天狗の長

現在、ふよふよと浮かび移動している京谷たち。

京谷「いやー、『C-MOON』が使いやすい。」
プッチ「私のスタンドを『使いやすい』か。何か不思議な感覚だ。」
京谷「使いやすいスタンドは使いやすい。その事実は変わらないよ、父さん。」
文「ヤバい、この親子見てると本当に観光気分になってくる。」
京谷「お、そろそろ着くかな?」
文「ここから降りますよ。木には気をつけてください。」
京谷「はーい。」
プッチ「分かった。」

文がある地点に降り立つ。京谷とプッチも、続くように降り立つ。
京谷たちが見たものは、目の前に聳え立つとても大きな建物。

京谷「おー、でけー。」
プッチ「これほどの大きさ、見たことが無いぞ。」
文「本当に観光気分だ。この親子。」

そして、その周囲に他の天狗たちが集まる。
京谷とプッチの周囲は、とてもざわついていた。

京谷「なぁ、父さん。」
プッチ「んー?」
京谷「邪魔だから、退かせても良い?この天狗の集まり。」
プッチ「だ、そうだ。君の意見を聞きたい。」
文「わ、私ですか!?」
京谷「ねぇ、良い?退かせても。」
文「で、出来るならばの話ですが……」
京谷「良いんだね。じゃあ遠慮無く。」
文「えっ?」

京谷は、その天狗の集団に。いや、京谷の半径五メートルに『色気』を、『恐怖』を与えた。
すると、どうだろう。先程までざわついていた天狗たちが、一瞬にして静まり返った。いや、静かに、京谷に『怯えていた』。それは文とて同じ。何故京谷から、この様な『色気』と『恐怖』が感じとれるのだろうと。

京谷「………天魔という奴がいる場所は……ここか?」

京谷が天狗たちに向かって話す。
その声を聞くだけで、天狗たちは少し体が痙攣した。

京谷「……私は……単に場所を聞いているだけなのだが?」

その独特の話し方、声のトーン。聞くたびに体が恐怖で震える天狗たち。中には、耐えられず、その場に倒れ込む者もいた。しかし、動こうとはしなかった。京谷から放たれるオーラの方が、圧倒的に勝っていたからだ。

文「(な、何なのよ!?急に雰囲気が変わったと思ったら、体が動かない!!今、私が目にしているのは『五十嵐京谷』という人間!なのに!放たれている気は『五十嵐京谷じゃない』!?ここまで天狗を恐怖させるし、しかも心に食い込まれる様な感覚!そして!異様な甘さ!一体何なの!?この五十嵐京谷という人間は!一体何なの!?)」

そんな最中、ある声が建物から聞こえてくる。

?「目を覚ませ!貴様ら!」

そんな大きな声と共に、天狗たちは正気を少しだけ取り戻す。
京谷とプッチがその声のした方向へ向く。
そこには、大きな体、真っ赤な顔に長い鼻と、天狗そのものであった。
その天狗は京谷たちに近づく。

?「貴様が、最近噂になっている人間か。」
京谷「………だとしたらどうする?」
?「………フゥム、なるほど。その気質、ただならぬ物と理解した。」
京谷「貴様の様な奴に、この私を理解されたくはない。要件を言え。」
?「………ほぉ、天狗を愚弄するか。」
京谷「………愚弄………か。そういえば、初めて神奈子に出会った時も、その様なことを言っていたな。」

京谷はまだ、そのオーラを出したまま話す。

京谷「愚弄?……私は『要件を言え』と言ったのだ。貴様なんぞ、貶す価値も無い。」
?「ほぉ、ならば!!その度胸が本物かどうか、試させてもらおう!!」

その天狗は空を飛ぶ。

?「儂の名は『大天狗』!天魔様の命により、貴様を潰す!」

対し、京谷は動かなかった。

京谷「ほぉ、それが要件か。良いだろう。」

京谷はスタンドを出す。

京谷「だが!この京谷を倒す事は!例えるなら、ミジンコが人間に立ち向かう事と同じ!つまり!貴様は自身の寿命を縮める為に自らやって来たミジンコの様な存在よぉ!」
大天狗「ほざけ!人間!」

大天狗は真空波を発生させる。

京谷「間抜けがぁ!知るがいい!我が力を!」

突如、周囲の色が失われる。
そう、真空波が当たる直前に、京谷は時を止めたのだ。

京谷「『世界《ザ・ワールド》』時は止まった。」

京谷はゆっくりと浮かび上がり、大天狗の元に近づく。

京谷「先ずは、貴様のその長ったらしい鼻を折らせてもらうとするか。」

京谷はスタンドを構える!

京谷「WRYYYYYYYYYYYY!!」
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

京谷のスタンドは大天狗の鼻に向かってラッシュを仕掛けた!そして、その鼻は折れる!

京谷「ふん、意外と脆い物よ。」

京谷はゆっくりと降り立つ。

京谷「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。

大天狗「?グ!?ぐぬぅ!!」
文「ああ!だ、大天狗様の鼻が!折れている!」

その発言を聞き、天狗たちは大天狗に向く。
その様子を見た全ての天狗たちは、目の前の事実に驚愕していた。

















?「外が騒がしいな。一体何の騒ぎだ?」












突如、発せられた声。その声に全員振り向く。
そこには、京谷と変わり無い程の身長の女。

文「て、天魔様!!」
プッチ「ほぉ。」
京谷「ほぉ、こいつが。」
大天狗「て、天魔様!何故ここに!?」
天魔「お前が遅かったからだ。大天狗。だからわざわざ来てやったのだ。」
大天狗「も、申し訳ございません。天魔様。」
天魔「ご丁寧に鼻も折られているな。それほどまでの力の持ち主か。」

天魔は京谷を見る。

天魔「ほぉ、まだ年端もいかぬ青二才だな。」
京谷「貴様の見た目でも言えるのか?部下の教育がなってないぞ。天魔とやら。」
天魔「中々言ってくれるな青二才。貴様なんぞ、今この瞬間、一捻りに出来るというのに。」
京谷「その部下が弱すぎたのでな。貴様なんぞ、ただ単に井の中の蛙の様に、狭き場所で威張っているお山の大将に過ぎない。それぐらいの存在よ。」
天魔「中々口が減らないな。その口縫い合わすぞ。人間。」
京谷「……ふん、やはり自己中心的な考え方の種族か。貴様の様な奴は、どうも気に食わん。」

京谷と天魔は、互いにゆっくりと近づく。二メートルまで。
足を止め、互いに睨み合う。

京谷「…………………」
天魔「…………………」

何も、行動はしなかった。二人は、何もしなかった。
ただ単に、呼吸をしているだけであった。
まるで、何かを待っているように。
他の天狗たちは、汗をかいていた。冷や汗であった。
ある一体の天狗の汗が落ちた。だが、動く気配すら無かった。

文「……………………」
プッチ「……………………」

と、そんな中風を切る音が聞こえた。
そして、それは大声を発した。




    『それが、合図だと気付かずに』






















咲夜「京谷アアアアアアァ!!」







京谷と天魔は遂に動く!

京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」
天魔「ッアァ!!」
チェンジャー「無駄ァ!!」

天魔の拳とスタンドの拳が激突した。辺りからは轟音が響き、木々が揺れ、鳥たちが慌てふためき勢いよくその場から去る。
その間、京谷と天魔はまたしても、動かなかった。
しかし!その時間、僅か10秒!
遂に動きを見せた!

天魔「ふっ!!」
チェンジャー「フンッ!!」

天魔は京谷に対し、蹴りを入れようとしていた。だが、天魔には見えない何か、スタンドが防御した為、京谷には届かなかった。

京谷「『皇帝《エンペラー》』!!」

京谷は右手を天魔に向け、即座に一発放った!
勿論その弾丸も、銃本体も見えなかった為、天魔の左肩には弾丸の傷が生まれた。

天魔「笑止ッ!!」

肩に弾丸が当たっているにも関わらず、天魔は逆に、左手で攻撃を仕掛けた!

チェンジャー「無駄ァ!!」
天魔「ぐっ!!」

やはり、見えない何か。京谷のスタンドが、天魔の左手にカウンターを与える!そして天魔の左手は傷付き、左手から血が滴る。

天魔「この私に、血を流させたか。青二才。」
京谷「貴様が弱いだけだ。敵の情報を得ようとはしなかった愚かな過去の自分自身を恨むがいい。」
天魔「なら!今度はどうだ!?」

天魔は翼を出し、空を飛ぶ。
そして、弾幕を張った。
それは、他の天狗たちやプッチにまでも向かって行った。
しかし、表情を変える事無く京谷は、プッチの近くに素早く移動する。

京谷「『変化者 C-MOON《チェンジャー C-MOON》』」

京谷はスタンドを変化させた。

京谷「重力を変える。」

突如、他の天狗が吹っ飛ばされる!
それだけでは無い!先程放った弾幕が、一瞬にして跳ね返ったのだ!

天魔「何だと!?」
京谷「隙だらけだ!『世界《ザ・ワールド》』!!止まれぃ時よ!!」

もう一度、周囲の色が失われる。
そんな中、時が止まっているにも関わらず京谷に近づく人間が一人。

咲夜「京谷アアアアアアァ!!」
京谷「ぶべらっ!!」

そう、咲夜である。京谷の背中に、咲夜が激突する。

京谷「い、痛い。」
咲夜「あ、ごめん。」
京谷「良いよ別に。さて、気を取り直して先ずはこっちから早めに片付けておくか。」

そういい、天魔に歩み寄る。

京谷「中々、しぶとかったぞ。天狗の長、天魔よ。だが、貴様ももう終わりだがな。気づかないままな!」
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
京谷「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。

天魔「ガブアァァ!!」
大天狗「て、天魔様!」

天魔は吹っ飛ばされる。そして、壁に衝突した。
意識が目覚める事無く、天魔はぐったりとしていた。

京谷「ふぅ、疲れた。殺しては無いけど。」
プッチ「お疲れ、京谷。」
京谷「おう、父さん。やーっと次に行けるな、これで。」
プッチ「そうだな、次の観光地が楽しみだ。」
文「もう、褒めるしかない。」

京谷とプッチ、そして咲夜は次の場所『地底』へと足を運ぶ。
文や他の天狗たちは、それを見送るしか出来なかったそうな。













どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
いやはや、『幻想十字団編』最初のお話ですが如何でしょうか?京谷君のDIO様っぷりは感じ取れましたでしょうか?
感じて頂けたら、幸いです。
では、次回もお楽しみ。


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地底蜘蛛と秋の日の

『三時間後』
京谷たちは普通に浮かんでいた。咲夜も同じ様に浮いていた。

咲夜「…………………」
京谷「そろそろ地底の入り口とかいう場所かな?ここまでゆっくり過ぎたや。」
プッチ「いや、旅行だろ?ゆっくり行っても構わないと思うが?」
京谷「でも、実際戦闘して終わりじゃん。これのどこが観光なのよ?」
プッチ「じゃあ、次は色々と見ていくか。」
咲夜「…………………」
京谷「……ねぇ咲夜ちゃん。」
咲夜「何よ……」
京谷「何か機嫌悪いね?どったの?」
咲夜「………別に。」
京谷「…………………」

京谷は、自然と咲夜の手をとる。
優しく、優しく。

咲夜「ふにゃ!?」
京谷「これで、少しは機嫌は良くなったかな?」
咲夜「あう……あう……////////////」
プッチ「おーい京谷、その子から煙出てるぞー。」
京谷「ありゃ、しかも顔が赤い。」
プッチ「一旦降りるか。」
京谷「そだね。」

京谷とプッチは一度、地面に降り立つ。
顔が赤くなっている咲夜を介抱する京谷。
京谷は咲夜の額に触れる。

京谷「んー、ちょっと熱いね。熱でもあるのかな?」
プッチ「……………」

京谷は右腕を『ホルス神』に変え、氷を作った。そして持っていたハンカチで氷を包み、咲夜の額に当てる。
プッチは京谷を見て呆れて溜め息をついた。

プッチ「なぁ、京谷。」
京谷「どったの?父さん。」
プッチ「お前は私の居なかった二年間、誰かに恋をしたことはあるのか?」
京谷「いきなり何?」
プッチ「いいから、答えなさい。」
京谷「…………いや、無かったね。そもそも一人暮らしで手一杯だったし、考えてる暇なんて無かったよ。……でも。」
プッチ「……でも?」
京谷「考えなかった原因は、やっぱりスタンドの事かな。」
プッチ「………………」
京谷「ま、僕もそこまで恋愛には興味無かったし。逆に考えてたら、外の世界での仕事も出来なかったし。」
プッチ「………そうか。すまないな。」
京谷「別に良いよ。でも、父さんが居なかった二年間。結構寂しかったからな。」
プッチ「それは悪かったと思っているよ。」

その話の後、咲夜が目覚める。

咲夜「ん、ぅう~ん。」
京谷「おっ、気が付いた。大丈夫?咲夜ちゃん。」
咲夜「あら、京谷………って!」
京谷「???」
咲夜「はわわわわわわわわっ!!」
京谷「みょげ!!」

咲夜は、おもいっきり京谷に向けて殴った。
その拳は、京谷の腹部にクリーンヒットする。
その影響か、変な声が出た京谷。

咲夜「あ、ごめん。」
京谷「地味に痛い。」
プッチ「ははは。それはそうとだ、そろそろ地底の入り口は何処にあるんだ?」
咲夜「あぁ、それなら貴方の後ろにあるわよ。」
京谷・プッチ「へっ?」

プッチは自分の後ろを見て、京谷はプッチの後ろの方向を見る。よく観察してみると、地面に穴があった。

プッチ「これが、入り口か?」
咲夜「そうよ。」
京谷「穴だね。」
咲夜「穴よ。」
プッチ「入るか?」
京谷「じゃあお先に!」
咲夜「あ!ちょっと!」

京谷は咲夜を無視し、地面の穴の中に入る。

咲夜「あぁ、もう!先に行かないでよ!気を付けてほしい事があったのに!」
プッチ「それは一体?」
咲夜「入り口には蜘蛛の巣があるのよ。けど、それはただの蜘蛛じゃなくて『土蜘蛛』っていう妖怪の巣なのよ。それに引っ掛からない様に降りた方が良いことを教えたかったのに。」
プッチ「…………京谷、早とちりは良くなかったな。」







『キングクリムゾン!!』








京谷「どうしてこうなったよ?」

現在、京谷は蜘蛛の巣に引っ掛かっている状態であった。ご丁寧に背中全体に貼り付いていた。

京谷「(あー燃やしたら良いんだけど、何か被害が大きくなりそうだし。『オーバーヘブン』は使うと疲労するし……あ、そういえばそうだった。)」

京谷はスタンドを出した。しかし、物音が聞こえたのでやろうとしていた事は直ぐに中止した。

?1「おやおや、こんな格好いいお兄さんが捕まっちゃってるじゃない。」

暗くてよく見えないので、京谷は誰が来ているか分からずにいた。

?1「あ、でもよく見れば確か『さとり』が言ってた人間かしら?ここに近づく人間なんて、最近居ないし。」

漸く暗闇に慣れると、そこには蜘蛛の巣を伝っている女性が一人。

?1「あーそうだ、そうだ!この顔だ!なーんか格好いいと思ったら聞いていた人間だわ!」
?2「ヤマメー。どうしたのー?」
ヤマメ「キスメ、あの人間さんよ。写真見せたでしょ。」
キスメ「おー、あの人間を捕まえたの?」
ヤマメ「そうそう!実際見ると一段と格好いいわよー!」
キスメ「聞いてないし。それで?食べるの?渡すの?」
ヤマメ「私は……食べちゃおっかな?」

そう言い、ヤマメと呼ばれる人物は京谷に近づく。

ヤマメ「初めましてお兄さん。私は黒谷 ヤマメ(くろたに ヤマメ)。土蜘蛛っていう妖怪よ。宜しくと言いたいけれど、貴方は今から私に食べられちゃうの。残念だわー、こんな格好いいお兄さんと仲良くなれそうだったのに。」
キスメ「さっさとしたらどう?」
ヤマメ「もぉ、せっかちねー、キスメ。あぁ、そうそう。こっちは私の友達のキスメよ。因みに釣瓶落としっていう妖怪ね。さてと、与太話もこれぐらいにして……」

そんな時、京谷は『にやり』と口角を上げた。しかし、気付いていなかったらしい。

ヤマメ「それじゃ……頂きま……」

ヤマメは京谷に近付きすぎた。
京谷は放った。『色気』と『恐怖』を、ヤマメが一メートルまで近づいた時点で。

ヤマメ「!?」
キスメ「!?」

ヤマメは京谷から離れた。もし、あのままいれば、間違いなく呑み込まれていたと考えていたからだ。
いや、『考えていた』ではなく『感じ取っていた』のだ。
ヤマメは自身の直感で動いていたのだ。

ヤマメ「(このお兄さん、本当に人間!?人間のソレじゃ無いわよ、こんなの!!)」
キスメ「(こ、恐い………………)」
京谷「すまないが、この蜘蛛の巣を外してくれないか?ヤマメ君。」
ヤマメ「!!!」

ヤマメは思った。この人間の色気は何だと。この人間は人間なのかと。考えていた。

京谷「……すまないが、返事を聞かせてくれるか?」
ヤマメ「……お兄さんの言うことを聞きたいのも、やまやまだけど。ごめんね、貴方を明け渡すか食べなきゃいけないの。だから、そのお願いは聞けないわ。」
京谷「………そうか。手間を取らせたな。」

そう言い、京谷は降りた。

ヤマメ・キスメ「!?」

いや、正確には『蜘蛛の巣を外した』のだ。何時の間にか、蜘蛛の糸は切られていたのだ。
この二人は驚きを隠せなかった。それもそうだ。一瞬の内に何が起こったのか、さっぱり理解出来なかったからだ。

ヤマメ「い、一体、何が?」
京谷「私が切ったのだよ。」

京谷がヤマメの問いかけに答えた。ヤマメは京谷の方向に向く。

ヤマメ「『切った』?私の糸を?」
京谷「あぁ、そうだ。」
ヤマメ「どうやって?」
京谷「君が色々と話している途中にな。全て『必要な』部分を外したのさ。」
ヤマメ「へぇ、私の糸を破ったと。格好良くて、中々頭が冴えるじゃない。」
京谷「そんな事よりだ。君は…私を食べようとしていたのか?」
ヤマメ「勿体無かったけど確かにそうよ。」

京谷は、少し微笑んだ。

京谷「君の様な妖怪、中々珍しいな…友好的になれそうだ。」
ヤマメ「ごめんねー。私もそうしたいけど、今は流石に無理というか何というか。」
京谷「………一つ聞きたい。」
ヤマメ「何かしら?」
京谷「君の能力は…一体何だ?」
ヤマメ「そうねぇ、危険な能力だけど『病気(主に感染症)を操る程度の能力』よ。これで満足?」
京谷「あぁ、十分だ。能力も、暗さも。」

京谷はDIOのジョジョ立ちをした。そして、スタンドを出す。

京谷「『変化者 パープルヘイズ《チェンジャー パープルヘイズ》』」

京谷は、少し紫がかったチェンジャーを出現させた。勿論、ヤマメやキスメからは、全く見えていない。

キスメ「……何をしているの?」
京谷「何、君たちに『お土産』があってね。それを受け取ってほしいんだ。」
ヤマメ「有り難いけど、今はそれどころじゃ……」

しかし京谷は言葉を続けた。

京谷「この、『殺人ウイルス』をなぁ!!」
ヤマメ・キスメ「!?」
C(PH)「うぼおっシャアあああああああ!!」

チェンジャーと京谷は近づいた。二人に向かって。
そして、スタンドの拳に衝いていた球体を飛ばした!
その球体は、ヤマメやキスメの近くで破裂する!

ヤマメ「こ、これは!!ウグッ!!」
キスメ「カハッ!!ガッ!!グゲェ!!」

二人は、そのウイルスを吸い込んだ。勿論、このウイルスは『殺人』ウイルスだ。あまり妖怪に効果が無かったとしても、足止め位にはなるだろう。

京谷「貴様ら、何故この京谷が、あの蜘蛛の巣から脱出出来たか不思議に思わなかったのか?」
ヤマメ「カハァ!!カッ!!」
京谷「そういえば、話が出来なかったな。『キラークイーン』。」

そう言い、京谷は右腕を変化させ石に触れた。

京谷「ほれ。」

京谷は右腕で触れた石を二人の方向に投げつける。
次の瞬間、京谷は右手をスイッチの様な形にする。
そして、スイッチを押すように、親指で人差し指に触れた。
その石は何と、爆発した。

ヤマメ・キスメ「!?」

咄嗟の事であったので逃げる事が出来なかった二人は、爆発をもろに受けた。

ヤマメ「ぐっ!!」
キスメ「うわあああ!!」
京谷「さて、これで話が出来るな。」
ヤマメ「ッ!!………あれ?」
キスメ「あ、熱い……あ、声が出た。」
京谷「さぁて少々荒っぽかったが、まあ大丈夫だろ。」

京谷は冷やかな目で二人を見ていた。

京谷「貴様らに頼みたい事がある。貴様らに勝ったのだ、別に頼み事の一つや二つ良いだろう?」
ヤマメ「……そうだね。別にいっか。」
キスメ「に、人間に負けた。何で負けるんだ?」
京谷「………この地底を案内してもらえれば助かるんだけど?」

京谷は元に戻った。色気も恐怖も元からそこには無かったかのような空気になっていた。

ヤマメ「………あれ?」
プッチ「おーい、京谷ー。」
京谷「おー!父さーん。こっちこっち!」
ヤマメ「へっ?」

プッチと咲夜が降り立つ。

咲夜「大丈夫だった!?京谷!」
京谷「大丈夫だって。そんな事よりさ、このヤマメさんって方が案内してくれるらしいよ。」
プッチ「ほぉ、そうか。それはよかったな。」
ヤマメ「は?へっ?」
キスメ「………この人間、読めない。」













どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
という挨拶は置いといて……ココロジョジョル第4部キター!!

京谷「WRYYYYYYYYYYYYYYY!!」

最高にハイッ↑ってヤツだー!!

京谷「うぷ主!!」

何だ!?

京谷「ロードローラーだ!!」

WRYYYYYYYYY!?



プッチ「何をやっているんだ二人は?」

あー、死ぬかと思った。
では、次回もお楽しみに。


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仲の良い親子

C・O=チェンジャー・オーバーヘブン
C(SP)=チェンジャー(スタープラチナ)


京谷「………………………」
ヤマメ「♪~~」
咲夜「………………………」
プッチ「(目の光が消えている事は、京谷には言わないでおこう。)」

現在、三人は地底をヤマメに案内してもらっている。
しかし、京谷は呆れた様な顔をしている。咲夜の目の光が消え失せている代わりに、ヤマメが京谷の腕にしがみついている。

京谷「……もう少し離れてくれれば嬉しいんだけど?」
ヤマメ「『私の条件呑んでくれたら案内する』って言ったわよね?」
京谷「へいへい。分かった、分かった。」
咲夜「…………………」ゴゴゴゴゴゴゴ

咲夜は仕舞っているナイフに手をかける。

プッチ「少しの辛抱だ。少しだけ我慢してくれ。」
咲夜「………………」
京谷「(あー、恐かった。父さんがあんな気を出す訳無いもん。絶対咲夜ちゃんだよ。『絶対に敵にしたくない無限時止め出来るウーマン』だよ。)」
ヤマメ「どうかした?お兄さん。」
京谷「いいや、何でもない。何でも。」
ヤマメ「そう?」

そうしている内に、橋が見える。
その橋の上に人影が見えた。

京谷「なぁ、橋にいる奴って誰?」
ヤマメ「あぁ、パルっちね。水橋 パルスィ(みずばし パルスィ)。よくあの橋の上にいるのよ。」
京谷「あの方も妖怪?」
ヤマメ「鬼ね、どっちかと言えば。」
京谷「鬼か……酒飲み友だちになれそうだな。」
ヤマメ「さ、酒飲み友だち?その年齢で?」
京谷「いや、日本酒旨くね?」
ヤマメ「やっぱり読めないね、お兄さん。」

話していると、橋の上まで京谷たちは歩いていた。

ヤマメ「やっほー、パルっち。」
パルスィ「あら、ヤマメ……ってそいつら誰?」
ヤマメ「ほら、さとりが言ってた人間とその御一行だよ。」
パルスィ「……何でその人間の腕にしがみついているのよ?」
ヤマメ「えー、カッコいいじゃないの!!」
京谷「(いい加減離れてくれたら嬉しいねぇ。後ろから殺気が止まんないだもん。)」
パルスィ「………妬ましいわね。貴方。」
京谷「何を言ってるんだ?」
ヤマメ「気にしないで、何時ものヤツだから。」
京谷「取り敢えず、さっさと進みたいから案内して。」

京谷はしがみついているヤマメを引き離し、先に進んでいく。

ヤマメ「あっ、ちょ!んもぅ!」
咲夜「京谷、行こ。」
京谷「ほいほい……って今度は咲夜ちゃんかよ。」
プッチ「すまない、私たちは行ってるよ。」
ヤマメ「はぁ、折角のイケメンが……」

プッチは先に歩いている二人を追いかける。
ヤマメはその場で項垂れていた。












『キングクリムゾン!!』













道中、角の生えた者たちの視線が京谷たちに集まっていく。

「おい、あれ。」
「あー、勇儀姐さんたちが言ってた人間か。」
「何か、不似合いな奴もいるし。」

そんな事をヒソヒソと呟かれていた。

京谷「咲夜ちゃん、聞きたいけど。」
咲夜「何?」
京谷「ここに居る種族は全部…」
咲夜「鬼よ。」
京谷「………酒が飲みたい。」
プッチ「今は駄目だ。」
京谷「さっさと終わらして、酒飲んで休みたいよ。」
プッチ「オヤジか。」
京谷「父さんが言えないでしょうに。」
?「おい、そこの人間。」

他愛も無い話をしていると、目の前から声が聞こえた。
鬼が立ち塞がっていた。

京谷「……………ねぇ、邪魔。退いて。」
鬼「連れねぇなぁ。ちょっと話をし……」

京谷は何時ものオーラを出す。

京谷「聞こえなかったのか?先程はオブラートに言っていたが、はっきりと言わなければ聞こえんのか?貴様の耳はお飾りなのか?」

因みに京谷は少し腹が立っている。その影響か、京谷から半径七メートルに渡り『色気』と『恐怖』が醸し出されていた。

鬼「………お前、人間の癖に俺たち鬼に説教か?アァン!?」
京谷「はっ、『人間の癖に』か。お前たち鬼は、力で語り合う事しか出来ないバカ共だろう?そんな貴様らに『人間の癖に』と種族の違いでギャーギャー言われたく無い。」
鬼「んだと、コラァ!?」
京谷「もう一度言おう。退け。そうすれば命は助けてやる。」
鬼「やってみろぉ!!」

鬼は、京谷に向かって叩き込んだ。
しかし、それは京谷から10cm上で止まった。

京谷「『チェンジャー・オーバーヘブン』!!」

突如!鬼の手の位置が、戻っていた!
そして京谷の目が金に染まり、額に星形の模様が浮き上がる。

鬼「んなっ!?」
京谷「はっ!間抜けがぁ!貴様の様なカスが、この京谷の天国に対抗できる訳が無いだろう!!そして喰らうがいい!我が力を!」
C・O「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

そして、突然鬼の身体は吹っ飛ばされた!
鬼自体は、何が起こっているのかさっぱり分からなかった!

鬼「グハァ!!い、一体、何が……」
京谷「トドメだ。」
鬼「!?」
C・O「無駄ァ!!」

鬼の顔面にスタンドの拳が当たった。その鬼は高く吹っ飛ばされた。その顔は原型を留めていなかった。

京谷「ふぅ………父さん、咲夜ちゃん。行こっ。」
プッチ「やれやれ。」
咲夜「(はぁ、京谷。スッゴくカッコ良かった//////)」

京谷の髪色は黒に戻り、額の模様は消えていた。
その殴った鬼を無視して先に進もうとした。が、



      「ちょいと待ちな!!」



その声に、京谷たちは溜め息を吐き声のした方向に向いた。

萃香「いよっ!一瞥以来!」
京谷「あ!萃香じゃん!元気だった!?」
萃香「元気よ元気!って言いたかったけど。」

萃香の隣にもう一体現れた。

?「おい、そこの人間。」
京谷「誰?あんた。」
咲夜「星熊 勇儀(ほしぐま ゆうぎ)、鬼の四天王の一角で、『力の勇儀』なんて呼ばれてるわ。因みに、萃香の方は『技の萃香』と呼ばれてるわ。」
京谷「仮面○イダーかな?」
プッチ「技の○号、力の○号か?」
京谷「何で父さんが知ってんのさ?」
プッチ「見てたのさ、だから知ってる。」
京谷「マジで?」
勇儀「そんな事より。」

勇儀は先程京谷に殴られた鬼を指さす。

勇儀「そいつを倒すなんて中々じゃないか。私らには敵わないが、まあまあの実力の持ち主だったのに。」

京谷は自分が殴った鬼を見て、ニヤリと笑った。
そして、もう一度オーラを出す。

萃香「!?おいおいおいおい、まさかあんな隠し玉持ってたなんて!」
勇儀「隠し玉?あれが?」
京谷「萃香、興奮している所悪いが質問をしたい。」
萃香「良いよ良いよ、どんどんしちゃって!」
京谷「では、『何をしに来た?』」
萃香「そりゃ勿論、喧嘩しか無いじゃん!!なぁ!?」
勇儀「そうだねぇ、あんたの喧嘩見てたら私らも疼いてしょうがないんだよ!」

京谷は溜め息を吐く。

京谷「………貴様らは私の力を理解しているのか?」

その問いに疑問符を浮かべる勇儀と萃香。

勇儀「どういう事だい?」
京谷「貴様は私の力を理解しているのかと聞いているのだ。そして、私が質問していただろう。何故貴様が質問しているのだ?質問を質問で返すと腹立たしくなることを知らんのか?」
勇儀「………へぇ。」
京谷「特に萃香。貴様は既に酔いざましの時に、私と戦い負けただろう?何故性懲りもなく来る?貴様はただやられたいだけのマゾなのか?」
萃香「前回のは酔ってて油断してた。本気を見せる為に来た。」
京谷「ほほぉ、『貴様が酔っていた』か。」
萃香「そうそう、酔ってたから負けた。」
京谷「嘘だな。」
萃香「……………………」
京谷「鬼は飲兵衛と聞いた。そして、それ相応の酒に対する耐性は随一だと。そんな貴様が酔うわけ無いだろう。私を騙すのなら、もっとましな嘘をつけんのか?」
萃香「………うーむ、やっぱりバレたか。」

萃香と勇儀は京谷に近づく。

萃香「そう、酔ってなかった。そして負けた。屈辱的だったよ。初めて感じたさ。だからこそ、あんたに再挑戦したくなった!」
勇儀「私は少し興味が無かったよ。だって人間だからね。けど、あんたの度胸と力を見てると、どんな物か体験したくなるのが私らの性なんだよ。」
京谷「その為に戦えと?はっ、興味無いな。」
萃香「もしかしてだけど、ビビってる?私らと戦うの。」
京谷「興味が無いだけだ。貴様らのお遊びに付き合っている時間は無いのでな。一気に終わらせる。」
勇儀「結局やるんじゃないかい!!」
京谷「『世界《ザ・ワールド》』!時よ止まれ!」

周囲の色が失われる。

京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」

スタンドを出し、構える。

京谷「先ずは貴様から始末してやろう、星熊勇儀とやら。」

京谷は接近した!

京谷「WRYYYYYYYYY!!」
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
京谷「時は動き出す。」

周囲の色が戻される!

勇儀「ッ!ぐあぁっ!!」

勇儀の体は吹っ飛ばされた!!

萃香「勇儀!!」
京谷「余所見をするなぁ!!『変化者 星の白金《チェンジャー スタープラチナ》』!!」
萃香「しまっ!!」
C(SP)「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!! オラァ!!」
萃香「ッ!があああっ!!」

萃香の体も吹っ飛ばされた!
辺りの鬼がざわつき始めた。

京谷「ふぅ、これで先に進め…」

瞬間!地面が揺れた!

京谷「!?これは!?」
プッチ「凄い地鳴りだ!!」
勇儀「おい、人間!!」
京谷「!?あれでもまだ立ち上がるか。タフな体よ。」
勇儀「どうやら、あんたを舐めてたらしい。だから!こちらも本気で行かせてもらうよ!!」

勇儀の体から、力が溢れ出ているのが確認出来る。

京谷「………おーい父さん。」
プッチ「どうした京谷。」
京谷「俺が考えた『連携攻撃』今使ってみない?」
プッチ「いや、良いのか?」
京谷「大丈夫でしょ。」
プッチ「なら良いか。」

勇儀は、京谷とプッチが何か話している事に疑問を抱いた。

勇儀「何をしている!?」
京谷「何、ただ単に試したい事があるだけだ。今すぐな。」
勇儀「ほお、何だい?それは?」

京谷とプッチはお互いにアイコンタクトを取る。

京谷「行くよ!!父さん!!」
プッチ「あぁ、行こう!!京谷!!」

先ずはプッチが仕掛けた!スタンドを出し、勇儀はプッチの元に引き寄せられる!

勇儀「何っ!?」

突如!勇儀の腹部に痛みが走った!そして上に飛ばされた!

プッチ「パンチは必ず一発だけだ。」

そして!飛ばされた勇儀の上に京谷!

京谷「なら、蹴りは何度でも良いんだね?」
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

勇儀の背中に連続して蹴りを入れる京谷のスタンド!
そして!勇儀の体は突如、地面にめり込んだ!まるで重い何かに押し潰されている様に!

京谷「トドメだ!!」

京谷はスタンドの膝を、地面にめり込んだ勇儀の心臓辺りに入れた!

勇儀「ぐああああああぁ!!」

勇儀は叫んだ後、その場で気絶した。
京谷は立ち上がり、プッチに駆け寄る。

京谷「良かったよ父さん!完璧に合ってた!」
プッチ「ふぅ、お疲れ。京谷。」
京谷「父さんもお疲れ。んで、これからどうしよっか?」

京谷とプッチは終わった後どうしようか考え付いた。
そこに、ある声が響く。






?「貴方たちですか、ここで暴れまわったのわ。」





京谷とプッチ、咲夜は声のした方向を見た。

京谷「…………お子ちゃま?」










どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
今回は鬼との対決で、勇儀に京谷君がプッチと一緒に『連携攻撃《デュアルヒートアタック》』を仕掛けました。勿論、EoHを考えてたらオリジナルを考えてました。因みに他のも考えてはいます。後、タイトル名がデュアルヒートアタックの名前にもなっております。
では、次回もお楽しみに。


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地霊殿での出来事

京谷「…………………」
プッチ「…………………」
さとり「…………………」

現在、京谷とプッチは先程出会った『さとり』という妖怪の部屋で話をしていた。
いや、話すというより“伝えている”という方が正しい。

さとり「………なるほど、全部旅行感覚で行くんですね。」
京谷「いやさ、俺も父さんも幻想郷のこと知らないし。どうせなら、潰しに行くついでに行こうかなって。」
さとり「だからと言って、鬼に面と向かって戦う事で私たちにも被害が出てくるんです。少しは考えてください。」
京谷「考えれば良いの?」
さとり「えぇ、考えてください。」
京谷「だが断る。」
プッチ「こら。」

プッチのデコピンが京谷の額を襲う。

京谷「痛っ!?父さん痛い。」
プッチ「はいはい。っとそれより。」
さとり「何故、息子さんを狙うのか?ですね。」
プッチ「あぁ、そうだ。京谷は強いからそこまで心配はしていないが、私も親の立場。何故、狙っているのかが聞きたい。」
京谷「(父さん、嬉しいよ。ただ一言要らなかったね。)」
さとり「一言要らないと息子さんが。」
京谷「おいこら。」
さとり「それより、何故狙うのかですよね。簡単です。












     『能力が欲しいんですよ』





プッチ「……なるほど。」
京谷「何て無駄な事を。」
さとり「確かに無駄です。しかしながら、月の方たちは京谷さんの『真実を上書きする程度の能力』がどうしても欲しいらしいです。」
プッチ「思惑ぐらいは分かるか?その月の奴らの思惑は。」
さとり「残念ながら、この知らせは手紙によるものなので心を読めませんでした。」
京谷「結局、この能力を得たいと思う時って『支配』だったり、『叶わない願いを叶える為』でしょ。」
さとり「恐らく、月の方たちは後者の考え方で京谷さんを狙っているんです。しかし、自分たちが手を汚さない様に私たちに頼んでいるんでしょう。」
プッチ「度胸の無い奴らだな。全く。」
京谷「ノミと同類の種族ってか?」

そんな中、部屋の扉が開かれた。

咲夜「食事が出来たわよー。」
京谷「ありがとー、今行くよー。」

部屋の扉が閉められる。

さとり「ほぉほぉほぉほぉほぉ。」
京谷「ん?何?」
さとり「いえ、別にィ。」
プッチ「(まさか、心を。)」
さとり「正解です。さて、食事にしますか。行きましょう。」
京谷「おっけー。」
プッチ「わ、分かった。」







『キングクリムゾン!!』







さとり「お待たせしましたね。」
燐「さとり様、少し遅かったですね。」
さとり「ちょっとお話をね。」
?「早くご飯食べたいよー。さとりさまー。」
さとり「はいはい、分かってるわよ。お空。」
京谷「………羽?」
プッチ「羽だな。」
咲夜「はーい、二人とも席に着いて着いて。」




『食事の時間だ!!』





食事の時間を終えて、京谷は用意された部屋で一冊のノートを読み返していた。

京谷「『螺旋階段』………『カブト虫』………『廃墟の町』………『イチジクのタルト』………『カブト虫』………『ドロローサへの道』………『カブト虫』………『特異点』………『ジョット』………『天使(エンジェル)』………『紫陽花』………『カブト虫』………『特異点』………『秘密の皇帝』………生まれ変わる前、こんな事考えてたのか。俺は。」
咲夜「何読んでるの?京谷。」
京谷「ノートをね。俺にとっても、父さんにとっても大事なヤツだから香霖堂で買ってきたんだ。」
咲夜「京谷にも、プッチにも?」
京谷「あぁ。生まれ変わる前の俺が書いた物らしい。」
咲夜「それって…DIOの時に書いたノートって事?」
京谷「そうそう。俺がDIOの時に書いたノートで、題名が『天国へ行く為の研究』らしい。」
咲夜「“らしい”?どういうこと?」
京谷「実はこのノートの題名が読みにくくなってね。辛うじて分かる位、消えかかってる訳なんだよ。」
咲夜「ふーん。天国ねぇ。」
京谷「まあ、俺は既に天国に到達したけどさ。」
咲夜「???」
京谷「『オーバーヘブン』、『真実を上書きする能力』を手に入れる事で天国に辿り着いたって訳になるんだわ。」
咲夜「あぁ、あの宴会の時に柱を消したあれね。」
京谷「それさ。共鳴で手に入れた能力だけど、もう馴染んだ。」
咲夜「馴染んだ?」
京谷「共鳴の時は、ある程度時間をかけなきゃ馴染まないんだよ。例として体の節々が痛くなったり、重くなったり。」
咲夜「意外と不便ね。」
京谷「その分、強力なんだけどね。」

その時、部屋の扉が開かれる。

京谷「んなことより、何で部屋が何時も一緒なんだろうね?」
咲夜「さぁて、何ででしょう?」
?「…………………」

京谷と咲夜は扉が開かれた事にさえ、気づかなかった。

?「…………………」
京谷「…………………ん?」
?「わあっ!!」
京谷・咲夜「うわっ!!」

京谷と咲夜は、声のした方向へ向く。
その方向を見ると、一人の少女がいた。

京谷「うわー、びっくりしたぁ!」
?「お兄さん誰?」
咲夜「こ、こいし様?」
こいし「あー!メイドさんだー!何でいるのー?」
咲夜「今日は訳あってね。1日泊まらせていただく事になっているのです。」
こいし「ふーん。それで、お兄さん誰?」
京谷「五十嵐京谷っていうよ。ここで言う外来人さ。」
こいし「私は古明地 こいし(こめいじ こいし)。宜しくね、お兄さん。」
京谷「あぁ、宜しくな。」
こいし「それはそうと、メイドさんとお兄さんって付き合ってるの?」
咲夜「ブフゥ!!」
京谷「……………ん?」
こいし「ねぇねぇ、どうなの?どうなの?」
京谷「いやー、確かに咲夜ちゃんと話してると落ち着くけど付き合っては無いね。」
こいし「えー!?」
京谷「何で驚かれなきゃいけないの?」
咲夜「…………………」
京谷「咲夜ちゃんは、何で無言で俺を見るの?」
こいし「ばいばーい。」
京谷「いやちょっと!?この状況作ったの君でしょ!?」

そう言い、こいしは部屋から出ていく。

咲夜「…………………………」
京谷「いや、咲夜ちゃん?何で腕を掴むの?何で力を込めてんの?」
咲夜「…………『咲夜の世界』」
京谷「!?」

周囲の色が失われる。

京谷「(な、何で時止めをしたんだ?しかも、まだ離してくれないし!)」

22秒後。京谷は動かなくなった。

京谷「(う、動けん。バカな。って考えてる場合じゃねぇ。)」

咲夜の手が京谷の腕から離れる。

京谷「(今だ!『星の白金・世界《スタープラチナ・ザ・ワールド》』!!)」

京谷は色を取り戻し、咲夜から逃れる。

咲夜「えっ!?」
京谷「ちょっと気絶してもらうよ!」
咲夜「『J・T・R』!!」
京谷「ちょっ!それ反則!」
咲夜「『一旦京谷の意識を殺す』!!」
京谷「オワタ。」











『二時間後』
京谷「………んあっ?」

京谷の意識が目覚める。

咲夜「ふふん。」
京谷「………何でマウントポジに居るんだよ?」
咲夜「良いじゃない別に。」
京谷「ふー………ってここベッドかよ。」
咲夜「何か考えてることは?」
京谷「どうやって、この状況を逃れるか考えてる。」
咲夜「殺すわよ。」
京谷「いや、何で!?何で殺されなきゃいけないんだよ!?」
咲夜「………京谷、まだ分からない?」
京谷「???」
咲夜「ふ、普通はこんな事『貴方にしかしない』…ゎょ。」
京谷「???」
咲夜「だ、だから!私は!『貴方にしかしない』って言ってるじゃない!貴方!どこまで鈍感なの!?気づけ!」
京谷「いや、何の事?」
咲夜「だーかーらー!もう!」

ズギュウウウウウン!!

京谷「!?」
咲夜「ぷはっ。こ、これで…分かったでしょ////////」
京谷「………えっ?ちょ、何?ドッキリじゃ無いよね?」
咲夜「ドッキリでキスなんてしないわよ!バカッ!!」
京谷「り、理解不能理解不能理解不能。」



















『キングクリムゾン!!』



















京谷「…………………………」
咲夜「…………………………」
京谷・咲夜「(き、気まずい!!)」
京谷「(えーと、つまり、咲夜ちゃんはずっと僕に好意を抱いていて、僕が中々気付いてくれなかったのでキスしたと。………)」
咲夜「(ああ!もう!何であんな行動をとったのよ!?私!た、確かに京谷が気付いてくれなかったし。あそこまで鈍感だったし。気付いてほしかったし。凄い天然だし。)」
京谷・咲夜「……………………」チラッ

二人の目が合う。
そして、直ぐに後ろを向く。

京谷「(す、すげー気まずい!!あんな事聞かされた時点で振り向ける奴がいるか!!絶対に!)」
咲夜「(うー、私のバカッ!!これじゃ顔も見れやしないじゃない!あ、でも京谷の唇結構潤ってた。……って何考えてるのよ!こんなときに!)」
京谷「(どうする!?こんな時、どうする!?)」

その時!京谷の頭に声が響く!

京谷「(ん?………………………はあッ!?なッ!!こ、ここに来てまさかの助け船がこいつかよ!『ジョナサン』!!ん?また……って今度は『DIO』も言ってんのかい!!ジョナサンはまだあれだとして、何でDIOが出てくるんだよオイ!?)」

しかし、京谷は観念したかの様に溜め息を吐く。

京谷「(……仕方ない、この状況を打開するためだ!やってやるぜ!!)」

京谷は口ごもりながらも、咲夜に言った。

京谷「さ、咲夜、ちゃん。ちょっと、良いかな?」
咲夜「ひゃ、ひゃい!!な、何!?」

京谷は、咲夜の体を優しく包み込んだ!

咲夜「き、京谷!?ななな何を!?」
京谷「………ごめん。」
咲夜「ふぇ?」
京谷「いや、さ、その、気付かなくてごめん。」
咲夜「……………」
京谷「外の世界じゃ、あんまりこんな経験無くて、咲夜ちゃんの思いが分からなかったんだ。ごめん。」
咲夜「………………ぃゃ、こっちこそ、ごめんなさい。急に、私がしてしまった事だし。」
京谷「で、でも!ありがとう!外の世界じゃ結構不気味がられてたから、そんな事言われるのが…ちょっと嬉しかったりしたんだ。」
咲夜「……『嬉しい』か……フフッ。」
京谷「な、何だよ。」
咲夜「何でもない。」
京谷「……そっか。」
咲夜「それより!私が勇気出して言ったんだから、京谷もそれに見合った事を言ってもらうわよ!」
京谷「………マジで?」

咲夜は頷く。

京谷「あー…………えと、その…」
咲夜「じゃあ!答えて!『私と付き合うのか、そうでないのか』!!」
京谷「何でその質問になるの!?」
咲夜「さっさと答えなさい!!」
京谷「うぐぅ…………………」
咲夜「…………………」
京谷「……………………………」
咲夜「………………………」
京谷「




















    『付き合ってもらいませんか?咲夜』









咲夜「!!!」
京谷「な、何か“ちゃん”を付けないで呼ぶと、ちょっとあれだね。はははっ。」
咲夜「…………フフッ。」
京谷「???」
咲夜「てーい!!」
京谷「のあっ!?」

咲夜は京谷を押し倒す。

咲夜「♪~~」
京谷「さ、咲夜ちゃ「ちゃん付け禁止。」……咲夜、一体何を?」
咲夜「やーっと言ってくれた!嬉しい!」
京谷「あぁ、そうなの。」
咲夜「♪~~」
京谷「………そろそろ寝る?」
咲夜「一緒にね♪」
京谷「へいほい。」





『スティッキーフィンガーズ!!』
紅魔館にて。

レミリア「(咲夜の運命をちょちょっと弄ってみたけど、やっぱり家族の笑顔を見れるのは嬉しいわね。てか、京谷が鈍感過ぎてこうするしか無かったけど…京谷の反応が面白いわねぇ。)」

ゲスな笑顔をしているレミリアが部屋に居た。








どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
いやー、書いてて恥ずい。それにの恋愛系書くのが苦手というね。
因みに、ここで京谷君は『世界《ザ・ワールド》』で24 秒、『星の白金・世界《スタープラチナ・ザ・ワールド》』で12秒止められる事が出来るようにました。
では、次回もお楽しみに。


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悪vs戦闘狂

『翌日』
京谷「っあー、朝日が眩しい。」
咲夜「そうねぇ。」
プッチ「あー、目が痛い。」

京谷たちは地底から離れ、地上へと戻ってきた。

京谷「さーて、次は何処を潰しにgfngfn観光しに行こっか?」
プッチ「そうだなぁ……おすすめの場所を聞かなければな。」
京谷「咲夜、何処かあるかな?おすすめの場所。」
咲夜「んー…………空から見て探しましょっか。」
京谷「そうしますか。『C-MOON』」

京谷たちは空まで浮かび、周囲を見渡す。
そこで、京谷の目にある場所が映った。

京谷「ん?咲夜。」
咲夜「何?」
京谷「あの場所だけ明るいね。何で?」
咲夜「あー、あそこね。あの場所は『太陽の畑』といって、一年中向日葵が咲いてるのよ。」
プッチ「一年中か、やはり何でもありだな。」
咲夜「でも、そこはおすすめしないわ。」
京谷「何で?」
咲夜「花妖怪の『風見 幽香(かざみ ゆうか)』が居るのよ。あの場所には私たちもあまり近づきたく無いわ。」
京谷「………イコール強いってか。おー怖い。」
プッチ「心にも無い事を言ってるな。」
京谷「いや、だってさ。事実、危害を与えなきゃウロチョロしても良いんでしょ?それに、僕が負けるとでも?」
プッチ「思っていない。」
京谷「即答だったよ………。」
咲夜「……えぇと、つまり、行く事に決めてるのね?」
京谷「行こーよ、父さん、咲夜。」
プッチ「まあ私も全てを見て回りたいからな。」
京谷「それじゃ、出発!!」
咲夜「結局こうなったわね。」

そのまま京谷たちは『太陽の畑』を目指す。
移動では、京谷は咲夜と手を繋ぎながら飛んでいた。
プッチは優しい目で、その光景を見ていた。








『キングクリムゾン!!』








京谷たちは『太陽の畑』の真下まで到着していた。
京谷たちは、一本道になっている場所に降り立つ。

プッチ「ここが『太陽の畑』か。凄いな。信じられないな。」
京谷「普通は夏の花だもんね。驚いてるのは俺も一緒だけどさ。」
咲夜「少し見てから別の場所に行きましょうか。」
京谷「そうしますかね。」
プッチ「では、見ていくか。」

京谷たちは、一本道を歩く。






『キングクリムゾン!!』






京谷「…………いや、長くね?」
プッチ「至るところに向日葵、向日葵。流石に飽きてしまうな。」
咲夜「花妖怪の前では絶対に言わない方が良いわよ。勿論、京谷も。」
京谷「何で?」
咲夜「色々と面倒な事が起こるのよ。」
?「へぇ、色々って何かしら?」

京谷とプッチは、声のした方向へと視線を向ける。
緑髪で、日傘をさしている人物が確認できた。

京谷「あー、宴会の時に居たねぇ。確か。」
?「あら、覚えてくれたの?嬉しいわね。」
プッチ「あれが風見幽香か。」
咲夜「そうよ。八雲紫と並ぶ程の力の持ち主で、妖怪の賢者の一角よ。」
京谷「はー、紫さんと似たような肩書きの持ち主と。」
幽香「あの胡散臭い奴と一緒にされたくないわよ。」
京谷「まぁ、紫さんって何考えてるか分かんないしね。でも一応、俺を助けてくれた恩……妖怪?になるのかな?」
幽香「そういえば…人間の子を頼まれたから見守ってるって昔言ってたわね。もしかして、貴方の事かしら?」
京谷「そうなんじゃない?てか、そうとしか言えない。」
幽香「そう。……それより。」
京谷「???」
幽香「宴会の時の力、見せてもらったわよ。」
京谷「あー、酔いざましの事ね。」
幽香「私はね、強い奴を見ると興奮してしまうのよ。」

その言葉を聞いた途端、プッチと咲夜はそそくさとその場から離れる。

京谷「んで?」
幽香「あら、ここまで言って気づかないのかしら?」
京谷「言いたくないだけ。」
幽香「あらそう。まぁ良いわ。それで、私が言いたい事は。」
京谷「『世界《ザ・ワールド》』!!」

周囲の色が失われる。

京谷「嫌な予感がするからさっさと潰しておく。『変化者《チェンジャー》』!!」

京谷は接近する!

チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄 無駄ァ!!」
京谷「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。

幽香「!?」

幽香の体は吹っ飛ばされる。しかし、

幽香「ふっ!!」
京谷「うそーん!?」

幽香は日傘を畳み、地面に突き刺して威力を殺したのだ!

幽香「ふぅ、中々やるわね。しかも不意討ちを。」
京谷「結構マジで行ってたのに。ちょっとショック。」
幽香「じゃあ、今度はこちらの番ね。」

幽香は日傘を京谷に向けた!

京谷「???」
幽香「マスタースパーク」
京谷「!?」

突如発射された光線に京谷は驚いた!
そして、京谷はその光線に直撃した。
辺りからは煙が立ち込める。

幽香「意外と呆気無かったわね。つまらなかったわ。」

幽香は戦闘態勢を解こうとした。だが!

幽香「!?」
京谷「ふんっ!!」

突如!後ろからの京谷の脚の攻撃が、幽香に襲い掛かる!
咄嗟だったが、幽香は傘で防御をした!

京谷「えー、これもかよ。」
幽香「どうやって脱出出来たのか知りたいわね。」
京谷「言わないよ。ネタバレはつまらないでしょ?」
幽香「それもそうだったわね。」

京谷と幽香はお互い、近付き難いオーラを醸し出している。
先に動いたのは、京谷!

京谷「『変化者 エコーズAct2《チェンジャー エコーズAct2》』!!」

京谷のスタンドは変化した。しかし、幽香には見えていない。

京谷「頼むぜっ!!」

幽香から見れば、京谷は何と話しているか分からないおかしな人間に見える。しかし、その考えは次に受けた攻撃で改めた。

幽香「!?」

何と!幽香の腹部が、斬れたのだ!

幽香「何ッ!?」
京谷「やっぱ応用性が高いな。Act2は。」

京谷のスタンドはしっぽが生えており、そのしっぽから何かしらの固形物が投げ出された。そして、それは幽香の服に『ザクッ』という文字が貼られていたのだ。

幽香「何をしたの?」
京谷「あんたには見えないと思うけど、『音で攻撃した』。」
幽香「はっ?」
京谷「正確に言えば『擬音を貼り付けて、その擬音の通りにした』んだよ。『ザクッ』っていう音であんたの腹部を斬った。」
幽香「……そんな能力なのね。」
京谷「今はね。」

幽香は立ち上がる。

京谷「さて、こちらも続けて行きますか。『銀の戦車《シルバーチャリオッツ》』!!」

右腕を変化させ、幽香に仕掛ける。

京谷「ホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラァ!!」

京谷は右手に持っているレイピアで幽香を追い詰める。
対し幽香は防御をとったままであった。

京谷「どうしたどうしたァ!?攻撃の手が止まってるぞ!!」
幽香「五月蝿いわね。そして甘い。」

突如、京谷の背中に鋭い痛みが走る!

京谷「ヌグッ!?」
幽香「ふっ!!」
京谷「チィッ!!」

幽香の拳が、京谷の顔面目掛けて放たれる。
しかし、変化させた右肩で防御する。
一旦、京谷は距離を取り離れる。

京谷「(さっきのは一体何だ?何処から来た?)」

考えていると花びらが京谷の上から降ってくる。

京谷「ん?」

京谷は上を見た。
そこには、大輪の花があった。

京谷「……なるほど、そういう事ね。」

花は京谷に襲い掛かる!

京谷「『変化者 魔術師の赤《チェンジャー マジシャンズレッド》』!!」

スタンドを変化させ、花を燃やす京谷。

幽香「!?消えた!?」
京谷「クロスファイヤーハリケーン!!」

京谷は十字架の形をした炎を幽香に放つ!

幽香「!?こ、この熱は!?」
京谷「(そのまま当たってくれよー。)」

十字架の炎は幽香に直撃した!

京谷「あー、これで終わ……」

これで終わり。そう言おうとした瞬間、暴風が発生した。

京谷「にょげ!?」

その暴風によって視界を遮られる。
そして、前方から幽香が攻撃を仕掛ける。

幽香「マスタースパーク」
京谷「!?」

京谷に向かって光線が放たれる。しかし、京谷は暴風によって身動きが取れない状況であった!

京谷「ガアアアアアア!!」

京谷に光線は直撃した。その場から煙が立ち込める。

幽香「………意外と呆気無いわね。でも、少しは楽しめたわ。」

その場の煙が晴れる。
京谷は膝をつきながらも、まだ生きていた。

京谷「カハッ!!ゲホッ!!ゴホッ!!マジかー。」
幽香「……驚いたわね。あれに耐えるなんて。」

京谷は踏ん張って立ち上がりながら、懐からあるものを取り出す。

京谷「ふひー、こっちも奥の手使わなきゃいけない状況になってんのかな?」
幽香「……奥の手?」
京谷「こういうことさ。」

京谷は自身のスタンドに弓矢を持たせ、スタンドの心臓部位に刺した!

幽香「………何をするつもりかしら?」
京谷「ッアアアアアァ!!」

京谷は光に包まれた!

幽香「ッ!!」

次第に光は収まり、京谷の姿が見える。
その姿は、髪が金色の姿。

幽香「髪色が変わった?」
京谷「それだけじゃあ無いんだよね!『チェンジャー・レクイエム』!!」

京谷はスタンドを出す。

幽香「(そういえば必ずアイツは距離を詰めなきゃ攻撃しなかったわね。だったら!)」

幽香は日傘を構える。が、

京谷「俺が近づかなきゃ安心だと思ってた?」
幽香「!?」

なんと!幽香の体に痛みが走る!

幽香「(さ、さっきとは比べ物にならない力!しかも、あんなに離れているのに、あんなに距離があるのに何故攻撃できた!?)」
京谷「考えてるね。じゃあ、教えてあげる。俺のチェンジャー・レクイエムは……射程距離が最大150メートルまであるのさ!しかも、パワー、スピード、精密性、持続力が全てA!つまり、パワーもスピードも規格外!射程距離もA!完全な規格外のスタンドなのさ!」
幽香「な、なるほど。だから離れていられるのね。つ、強い。」
京谷「その代わり一旦戻せば元のチェンジャーに戻るし、成長性はEとかなり低い。ある意味使いづらいスタンドなのさ。っと、もうここまでにしておくか。」

京谷は左手を幽香に向ける。

京谷「対象の全ての行動を停止させる!!」

瞬間、幽香は全く動けなかった!

幽香「……………」
C・R「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
京谷「制限時間だ。全ては動き出す。」
幽香「!?ガハッ!!」

幽香は訳が分からずにいた。何故自分が吹っ飛ばされたのか、何故自分は考えなかったのかと。
そのまま、気絶。京谷は気絶した幽香に近付く。
同時に、髪色が黒に戻る。

京谷「『クレイジーダイヤモンド』」

みるみる内に幽香の傷が治り、服が元に戻る。

京谷「ッアー。だるい。」
咲夜「京谷ー、お疲れー。」
プッチ「いやー凄いな。まさかの20メートル。通常有り得ないのに。」
京谷「二人共、何処で見てたの?」
咲夜「上空で。」
京谷「………父さんには後で頼みたい事がある。そんでもって、咲夜は全部終わったらお仕置き。」
咲夜「き、京谷?怒ってる?」
京谷「さーて、どうでしょうかねぇ?」
プッチ「(ある意味不気味だな。)」











どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、ここで京谷君が出したレクイエムの詳細について。

チェンジャー・レクイエム
破壊力A スピードA 射程距離A 持続力A 精密性A
成長性E
【対象の全ての行動を五秒間停止させる能力】

チェンジャーが黄金の弓矢を刺す事で進化するスタンド。
通常よりも破壊力、持続力が上昇。さらに射程距離が最大150メートルと遠距離にも行ける規格外スタンド。
ただし成長性が低く、一度戻すと通常に戻るので、ある意味使いづらいスタンド。

以上です。

では、次回もお楽しみに。


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道教の訪れ

言い忘れてたけれど、UAが6000オーバーになりました。
嬉しいです。では、本編どうぞ。


京谷「重い。」
プッチ「いや吹っ飛ばした京谷が悪い。」
咲夜「どっちも悪いんじゃないかしら?」
華仙「…………………………」

現在、京谷はある人物を運んでいた。
事の詳細を言うとすれば、茨木華仙と名乗る仙人が京谷たちの通行の邪魔になっていたので『世界《ザ・ワールド》』からのオラ無駄ラッシュを喰らわせたところのびてしまった。しかし、このままほっておく訳にもいかず近場の命蓮寺なる場所まで行く事になった。

京谷「全く、仙人って名乗る位なら結構強いと思ってたから手加減しなかったけどさぁ。」
プッチ・咲夜「瞬殺だったな(わね)。」
京谷「もう少し敵の情報を手に入れてから戦えっての。幾らなんでも『害になりかねないから潰す』だけで戦う方がどうかしてるよ。全く。」
プッチ・咲夜「(憐れ、仙人)。」

そんな中、少し離れた先に寺が見えてきた。

京谷「あそこかな?」
咲夜「そうよ。あそこが命蓮寺。そこで休ませましょう。」

三人とのびている一人は、命蓮寺なる場所に入る。

京谷「4~2~0(し~とぅ~れい)シマース。」
プッチ「何を言ってるんだ?」
?1「?入信者の方ですか~?」
咲夜「ちょっと彼が運んでる方を休ませたくって。僧侶さんはいらっしゃるかしら?」
?1「はーい、少々お待ちをー。」

咲夜は耳を塞ぐ。

京谷「何してんの?」
咲夜「耳、塞いだ方が良いわよ。二人共。」
プッチ「一体何を?」
?1「お客さんだよおおおおおおおおおおお!!」
京谷「ぎぎゃん!?」
プッチ「こ、これは、鼓膜が!!」
咲夜「だから言ったのに。」

そんな大声と共に、一人の女性が現れる。

?2「はーい、どうもー。何かご用でしょうか?」
京谷「あー、イテテ。まだ聞こえる。」
咲夜「少し休ませたい方が三名いるので休ませて頂けたらありがたいのですが?」
?2「構いませんよ。どうぞこちらへ。」

三人とのびている一人は寺の中へと入っていく。











『キングクリムゾン!!』










京谷「あー、大分ましだ。」
プッチ「まだ響くがな。」
?2「そちらの殿方どのはもう大丈夫そうですね。けれど。」
華仙「…………………」
?2「華仙さんは、まだのびておられますね。」
咲夜「二人共、先に言っておくわ。こちらの方が聖白蓮。この命蓮寺の主よ。」
聖「どうも、聖白蓮と言います。ご紹介の通りです。」
京谷「五十嵐京谷です。こっちは父の、」
プッチ「エンリコ・プッチだ。宜しく。」
聖「五十嵐京谷……あぁ!利久君と安神君ののお師匠さんでしたか!」
京谷「利久と安神、来てたのか。ってか弟子でも無いし、俺は師匠でもねぇ。」
聖「『すたんど』とやらの修行も『波紋』とやらの修行も体得し、尚且つ私の弟子たちをものの三分で終わらせたのです。強い師匠がいなければ無し得ない事です。」
京谷「あくまで俺を師匠にさせたいのかな?」
聖「実際、師匠という立場が行う行いをしたではありませんか?」
プッチ「だ、そうだ。さて京谷は、これにどう答える?」
京谷「………ま、確かにしてる事になるのか。けど、俺は師匠では無い。それだけは譲れないよ。」
咲夜「何の意地をはってんのやら。」

そんな中、またもや大きな声が聞こえてくる。

響子「お客さんだよおおおおおおおお!!」
聖「あら?誰かしら?すみません、私はこれで。」

聖はその部屋から出ていく。

京谷「誰だろうね?」
プッチ「京谷を狙う刺客だったりしてな。」
京谷「んな不吉な。」
?3「ここに、五十嵐京谷なる者はおらんのか!?」
京谷「…………………」
プッチ「…………………」
咲夜「…………………」
京谷「……全部終わったら、後で高価なやつでも買ってよ。父さん。」
プッチ「……分かった。」

京谷は部屋から出ていく。







『キングクリムゾン!!』






『門前』
?3「えぇい!話にならん!調べさせてもらうぞ!」
聖「そう言って誰も居なかったですよね!?いい加減これで41回目ですよ!!」
京谷「多くね?てか数えてたのかよ。」
聖「い、五十嵐さん!?何故ここに!?」
京谷「俺探してんでしょ?そこのチビ。」
?3「儂はチビなどではない!!儂は偉大なる尸解仙、物部布都(もののべのふと)ぞよ!!」
京谷「尸解仙?……尸解仙……えぇっと、確か……」
布都「そうじゃ!尸解仙じゃ!!」
京谷「………ああ!思い出した!」
聖「???」
京谷「確か尸解仙って死んだ人間が仙人になった奴で、仙人の中で一番低い位のやつだろ?いやーどっかで聞いた事があったから何処かなって思い出してたよ。」
布都「なっ!?」
聖「………………ブフッ。」
布都「き、貴様!何を戯けた事を!」
京谷「いや、仙道関係の本に確か載ってたから間違いは無いと思うぞ。」
布都「……………………」

聖は腹を抱えて蹲っている。

布都「……………き。」
京谷「ん?」
布都「貴様あぁ!!」

布都は皿を投げた!

京谷「『変化者《チェンジャー》』」

京谷は何時も通り、スタンドで皿を破壊する。が、

布都「!?なんじゃそいつは!?何処から出てきおった!?」
京谷「!?まさか貴様!!スタンドが!?」

京谷はスタンドで攻撃を仕掛ける。しかし、布都は難なく避ける。
その光景を見た後、京谷はDIOのジョジョ立ちとDIOのオーラである『色気』と『恐怖』を与える。

布都「!?(い、いきなり雰囲気が変わった!?)」
京谷「………貴様、何故見えている?」
布都「(こ、この心に食い込む様な威圧感は!?)」

京谷は布都に近づく。

京谷「何故見えているのか聞いておるのだ!!物部布都!!」
布都「!?」
京谷「『皇帝《エンペラー》』!!」

京谷は右手にエンペラーを出現させ、布都に構える。

布都「そ、それはなんじゃ!?」
京谷「これも見えるか……だが!」

京谷はエンペラーを撃った。

布都「チィ!!」

布都は皿で防御を仕掛けた。が!

京谷「詰めが甘い!!」

なんと!弾丸が皿を避けた!

布都「何ィ!?」
京谷「この『皇帝《エンペラー》』は弾丸とてスタンド。自由自在に操る事も出来る!」

弾丸は布都の肩と脇腹に命中する!

布都「ぐぬぅ!!」
京谷「ダメ押しに、もう一発!!」

京谷はもう一度放った!

布都「くそっ!!」

放った弾丸は徐々に布都に迫る!
だが!
その弾丸は布都から逸れた!

京谷「!?何だとッ!?」
布都「ハッハッハッ!儂の『風水を操る程度の能力』でこの地の龍脈を操作した!貴様の攻撃は、もう通用せんぞ!」

京谷は驚いた。だが、布都の発言でにやりと微笑む。

京谷「風水……今、風水と言ったのか?」
布都「……うん?確かに言ったぞ。」
京谷「ほぉ、そうか………」

京谷は構えた。

京谷「『変化者 ドラゴンズドリーム《チェンジャー ドラゴンズドリーム》』」

京谷のスタンドは形を変えた。

C(DD)「俺を呼び出したか?」
京谷「あぁ。そうだ。」
布都「……………」
京谷「……どうした?」
布都「シャベッタアアアアアアアアアアア!!」
C(DD)「………五月蝿い奴だな。」
京谷「仕方あるまい。」
C(DD)「それで?俺を呼び出した理由は?」
京谷「貴様に吉凶の場所を聞きたい。良いか?」
C(DD)「お前次第だ。」

まだ叫んでいる布都を尻目にスタンドは話す。

C(DD)「今のお前が居る場所が凶の位置だ。本来はこの場所は、ここの場所で南西に五歩行った場所が凶なのだが、どうやらアイツ龍脈を操作出来るのか。」
京谷「随分と近いんだな。元の凶の位置は。」
C(DD)「んでもって、今アイツが居る場所が吉。」
京谷「『後は考えろ』か。」
C(DD)「そういうこった。」
京谷「では、『世界《ザ・ワールド》』!時よ止まれ!」

周囲の色が失われる。

京谷「さて、こいつを。」

京谷は布都を自分が立っていた位置に置き、そこにナイフを20本投げつける。京谷は布都が立っていた場所に立つ。

京谷「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。

布都「なっ!?何時の間に!?」

布都は何故、自分が移動されているのか分からずにいた。迫ってくるナイフに気づかずに!
そして、ナイフは全て布都の全身に刺さる!

布都「ぐっアアアアアアア!!」

布都は考えていた。何故に自分が負けるのか、何故一瞬の間に移動されていたのかと!
布都の体に刺さったナイフは、所々貫通しかけている。

C(DD)「……これは……」
京谷「私が時を止めた。その間に移動したまでよ。」
C(DD)「時を止めたら風水関係ねぇじゃんかよ。」
京谷「まあ待て。確かに時を止めたら風水も関係無いが、貴様のお陰で私は危機から免れた。礼を言うぞ。」
C(DD)「何で上から目線なんだ?…まぁ、んな事は良いか。俺は戻らせてもらう。」
京谷「あぁ。分かった。」

スタンドは元に戻り、その場から消える。
京谷はオーラを消す。布都に近付き、体に刺さっているナイフを取り除く。

京谷「『クレイジーダイヤモンド』」

変化させた右腕を使い、傷等を修復させる。
布都を持ち上げ、寺の中に入る。

京谷「おーい聖さーん、まだ笑ってるんですかー?」
聖「す、すいませ…くひひひっ。」
京谷「………取り敢えず、俺は部屋に戻っておきますね。」

布都を持ち上げながら、部屋に戻る。

京谷「(あっ、そういや幽々子さんも見えてたのか。恐らく一回死んだ奴らならスタンドは見えるのか?)」








『キングクリムゾン!!』





京谷は襖を開ける。

京谷「終わったよー。」
咲夜「お疲れ様。京谷。」
京谷「ありがとう咲夜。」

良い雰囲気の中、プッチがある質問をする。

プッチ「京谷。確か、その子は見えていると言ったのか?」
京谷「流石に聞こえてたよね。どうやら見えてるんだよね、この尸解仙。」
プッチ「尸解仙?何だそれは?」
京谷「確かだけど、死んだ人間が仙人となった奴で、仙人の中で一番低い位の位置にいる奴だったかな?」
プッチ「ほぉ、なるほど。」
咲夜「でも、それだと死んだ者は全員見える事になるわよ。」
京谷「実際、幽々子さんも見えてるしどうかなっておもってるんだけど。」

部屋の襖が開かれる。

聖「いやー、よく笑いました。」
京谷「ちょうど良かった聖さん。貴女にお聞きしたい事が一つ。」
聖「何でしょうか?」
京谷「俺たちのスタンドが見えます?」
プッチ「いきないスタンドって言うのも流石にどうかと思うぞ、京谷。」
聖「スタンド……あぁ、利久君が使っていた力の事ですね。」
咲夜「まさかの知ってた!?」
聖「けど、見えませんでしたよ。」
プッチ「…………どういう事だ?」」
京谷「…………あ。」

京谷が突然閃いた。

咲夜「何か分かったの?」
京谷「いや、かなりの予測だけどね。もしかすれば布都が見えていた理由って龍脈による影響なのかも、ってさ。」
プッチ「龍脈?」
京谷「言うなれば地中にあるエネルギーの流れ道の様なものさ。この布都は、その龍脈を操れるから無意識に龍脈を操って見える様にしてたんじゃないかって話。」
プッチ「ある意味規格外だな。」
京谷「何時もの事なんじゃない?」
咲夜「確かにそうね。」
聖「そういえば、布都が来るって事は……あの阿保が一枚咬んでるのですか、そうですか。」
京谷「あの阿保って?」
聖「目覚めたら聞いた方が宜しいですよ。では。」

聖は部屋から出る。
その後、三人は目覚めを待ったが3時間程掛かったそうな。












どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
さて早速、華仙……憐れな。戦闘シーンが無しという物になってしまった。
というのは置いといて、関係無いけど『チェンジャー・オーバーヘブン』の説明を唐突にします。

『チェンジャー・オーバーヘブン』
破壊力A スピードS 精密性S 射程距離B(20m)
持続力A 成長性E
【真実を上書きする能力】

チェンジャーが天国を超越するほどの力を持った形態。
それぞれ以前より強化されている箇所もあるが、レクイエムには劣る箇所も存在する。成長性はレクイエム時と同じ様に低い。しかし戻したら元に戻る事も無い為使い勝手はまあまあ。


以上ですね。
では、次回もお楽しみに。


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前世との下らない会話

京谷「…………………」
咲夜「…………………」
プッチ「…………………」
布都「だいじざまぁ………ずびばぜぇん………」

京谷たち一行は咲夜から聞き、布都に付着していた匂いを辿り、神霊廟なる場所までふよふよと浮かび移動していた。

京谷「めっちゃ泣いとる。」
プッチ「何故そんなに泣くのかすら分からないが。」
京谷「こんな性格なんでしょね。多分。」
咲夜「ちょっと静かにしてくれれば良いんだけどね。」

しかし、そんな発言を気に止めて無いのか泣き続ける布都。

布都「あうぅぅぅぅぅ。」
京谷「アーハハハハハ。」
プッチ「京谷、棒読みになってるぞ。」
咲夜「壊れたかしら?」
京谷「いや壊れては無いんだけど。」

雑談の中、目の前に建物が見える。

プッチ「あれのようだな。」
京谷「ほへー、でかいな。」
咲夜「でも、気を付けた方が良いわよ。またさっきみたいに起こりうる可能性もあるし。」
京谷「大丈夫、大丈夫。そこまでフラグを乱立させる訳…」
プッチ「!?京谷!!」

プッチは京谷の元へ近づいて京谷を抱え込み、その場から離れる。

京谷「おぉわっ!?」

離れた直後、無数の弾幕が京谷の元居た場所に押し寄せてきた。

京谷「……まさかのフラグかよ。」
プッチ「大丈夫だったか?京谷。」
京谷「何とか。ありがとう父さん。」
プッチ「しかし、これは一体?」
咲夜「弾幕よ。」

京谷とプッチの元に咲夜が近付く。

プッチ「弾幕?」
咲夜「まぁ貴方は見たこと無いし、京谷はスタンドで戦ってたから関心が薄いだろうけど。本来私たちは、あのような弾幕を使って決着をつける『弾幕ごっこ』というルールがあるのよ。今のは、その『弾幕ごっこ』に使用される弾幕よ。」
京谷「あー、あったねぇ。紫さんからも聞いた事あるし。」
プッチ「そんな決闘法がここにあるのか。面白いな。」
咲夜「言ってる暇は無いわよ、まだ来るわ!!」
京谷「父さん。」
プッチ「分かった。」

プッチは京谷を離す。

京谷「『変化者 C-MOON《チェンジャー C-MOON》』」

重力操作により、京谷の体は自動的に浮かぶ。
そんな中、次の弾幕が出現する。

京谷「『キングクリムゾン』!!」

その時、奇妙な出来事が起きた!
咲夜とプッチの視界から京谷が消えたと思いきや、京谷が何時の間にか目的地まで近づいていたのだ!

咲夜「ふぁ!?」
プッチ「何だあれは!?」
咲夜「時を止めた訳じゃないのに、何故?」
京谷「(おー、驚いてる驚いてる。)」

京谷の視界に弾幕を放ったと思わしき人物が映る。

京谷「もういっちょ!『キングクリムゾン』!!」

なんと!またもや一瞬で京谷は移動していた!

?1「何っ!?」
京谷「パンチは必ず一発だけだ。」

スタンドの拳で相手を殴る。勿論、重力操作で相手の重力を反転させた。

?1「グボォ!!」

相手の口から鮮血が噴出される。

京谷「あり?これに耐えれないって……弱くね?」

そんなことを考えていると、一つの足音が聞こえる。京谷は足音のした方向へと向く。

京谷「んー?……………………」
?2「………………………」

京谷が見たもの。キョンシーの様な格好や姿勢をした者であった。

?2「せーが?どこー?」
京谷「ちょいあんた。」
?2「せーが?」
京谷「おーい、聞こえてますかー?」
?2「おまえだれだー?」
京谷「自分から名乗ってよ。礼儀だよ。」
?2「芳香ー、宮古 芳香(みやこ よしか)ー。」
京谷「五十嵐京谷だ。もしかしてだが『せいが』っていうの、あれか?」

京谷はまだ吹っ飛ばされている『せいが』なる者を指さす。

芳香「あれだー。おーい、せーが。ごはんできたってさー。」
京谷「いや、この距離じゃ聞こえないよ。絶対。」
芳香「っていうか、おまえはなんでここにいるのだー?」
京谷「つb…gfngfn観光しに来たんだよ。」
芳香「さいしょ、なにをいおうとしてたのだー?」
京谷「あれ?観光って言ったよ?」
芳香「かんこー、なのか。ちょっとまってろ。」

芳香はぎこちない歩き方で中に入る。

プッチ「平気だったか?京谷。」
京谷「父さん、遅い。もう倒したよ。」
咲夜「何か吹っ飛ばされていったと思ったら、あれ京谷の仕業か。」
京谷「大抵そうなんじゃない?」
プッチ「確かにそうかもな。」

一人、誰かが来るのが分かった。京谷たちは、気配の方向へと向き合う。

?3「青娥が何処かへ行ってしまったと聞いたが…なるほど、新聞の人間が居たのか。」
京谷「何方?」
?3「私は蘇我屠自古(そがのとじこ)。ここ神霊廟に住まう亡霊だ。」
プッチ「なら、似たような境遇になるのか。私と君は。」
京谷「そういや父さん、今魂だけの状態なのか。」
布都「屠自古ぉおおおおおお!!」

布都が屠自古の元に駆けつける。

屠自古「……もしかしてだか相当派手にやられたんだな。布都。」
布都「そんな事より!早うこいつを潰さんのか!?」
屠自古「何でそうなったよ?」
布都「こやつ!尸解仙の位が仙人の中で一番低い奴らだと言ったのじゃぞ!貴様はこやつに制裁を与えようとは思わんのか!?」
屠自古「へぇ。」

屠自古は京谷をまじまじと見つめる。

屠自古「そんな風には見えないけど?」
布都「確かに言うたのじゃ!儂はこの耳ではっきりと聞いたぞ!!」
京谷「その尸解仙の布都の言う通り、俺はそう言ったよ。」
屠自古「あーすまんな。うちのバカ共がまたやらかした。」
布都「屠自古ぉお!?」
京谷「どゆこと?」
屠自古「まぁ、中でも入ってゆっくり話そうじゃないか。遠慮無く入れ入れ。」

手招きをする屠自古。それに三人はついていく。布都は屠自古に皿を投げていたが、雷で防がれてしまう光景を三人は見た。




『キングクリムゾン!!』




部屋に着いた三人。

屠自古「さあ座ってくれ。今、お茶を用意する。」

屠自古はその部屋から出ていく。

京谷「『やらかした』ってどういう事だろ?ねぇ父さん。」
プッチ「私に聞いてどうする。」
咲夜「……恐らく、ここの主の事も含まれているのかしら?」
京谷・プッチ「主?」
咲夜「ここの主の豐聡耳神子(とよさとみみのみこ)の事よ。外の世界では『聖徳太子』て呼ばれてるわ。」
京谷「聖徳太子!?もしかして、あの!?」
咲夜「そうらしいわよ。」
プッチ「ほぉ、こんな所で偉人と思われていた人物と出会うとはな。」
京谷「そういや、蘇我も物部も聞いた事が何かあったわ。」

雑談の中、襖が開かれる。

屠自古「お待たせ。どうぞ。」

屠自古は三人にお茶を配り、その後三人の向かいに座る。

屠自古「いやはや、うちのバカが失礼な事をしたな。すまないと思っているよ。」
京谷「それは別に良いけどさ、聞きたい事があるんだけど。」
屠自古「あぁ、分かるぞ。バカ『共』という単語に引っ掛かったのだろう?今から説明するさ。」
咲夜「もしかしてだけど、貴方たちの主の事かしら?」
屠自古「まあそうだな。うちの主が何か唆されたみたいでな。そこに居る君を倒して能力を得ようとしていたからな。少し制裁を加えただけだ。」
プッチ「主に制裁するのもどうかと思うが。」
屠自古「あのバカ主らは、人の能力を奪おうとしていたのだ。本来であれば人の為に尽くす仙人が、私利私欲の為に行動していたのだからな。(まあ例外もいるが。)制裁を加えなければならないだろう?」
京谷「なるほどね。ま、疲れる事が減って嬉しい反面、楽しみが減って残念だったかな。」
屠自古「それよりだ。今はどうやら夕方らしい。ここは一つ、泊まっていってはくれないか?」
京谷「俺と父さんは別に良いけど。咲夜はどうする?」
咲夜「わたしも泊まらせてもらうわよ。」
プッチ「だ、そうだ。住まないな。」
屠自古「何、一人増えても大した事無いさ。」






食事時間等を『キングクリムゾン!!』






就寝中
京谷「……………うぅん?」

京谷は何故ゆえか、目覚めた。しかしそこは真っ白な世界。

京谷「………もっかい寝よ。そうしよう。」
ジョナサン「いや、待ってよ。呼んだ意味が無いじゃん。」
京谷「!?」
DIO「漸く成功したんだ。寝てもらっては困る。」
京谷「!?」
ジョナサン「いやー驚いてるね。やっぱり。」
DIO「仕方あるまい。いきなり変な場所に連れてこられたという錯覚が生じるのは想定内だが。」
京谷「いや、そこじゃねぇよ。」
ジョナサン・DIO「???」
京谷「何で目の前にあんたらが居るんだよ!?」
ジョナサン・DIO「ここ、君の(貴様の)魂の中だよ(ぞ)。」
京谷「あーそうなんだ。」(思考放棄)

京谷はもう一度、寝ようとする。

ジョナサン「ちょちょ!お願いだから寝ないで!」
京谷「何でだよ!?俺は眠たいんだよ!!」
DIO「直ぐに終わるから待て。」

DIOは京谷に近付く。

京谷「???」
DIO「生まれ変わりよ。一つ聞きたい。」
京谷「何?」
DIO「次は最も恐ろしい事が起こる。気を付けろ。まぁ天国に到達した貴様には、こんな助言も大した物にはならんだろうがな。」
京谷「次?」
ジョナサン「それよりさ。」
京谷「ん?」
ジョナサン「僕の剣も使ってよ。全然使ってないじゃないか。」
京谷「いや、わざわざ見える攻撃をするより見えない攻撃した方が早くすむでしょ。」
ジョナサン「だからと言って、使わないのはどうかと思うよ?」
京谷「嫌、です!」
ジョナサン「エエエエェェェ。」
京谷「それより、わざわざこんな事伝える為だけに俺を呼び出したんじゃ無いだろうね?」
DIO「いや、後一つある。」
ジョナサン「本当に簡単な質問なんだ。」

DIOとジョナサンは同時に言った。

ジョナサン・DIO「性格はどっちが近い?」
京谷「…………は?」
ジョナサン「いやさ君は本当に僕たちの生まれ変わりなのかなって。最近の行動見てるとDIOみたいな行動が目立ってきてるし。」
京谷「…………めっちゃ下らねぇ。」
DIO「ジョジョがこう言って聞かんのだ。さっさと答えてくれ。そうすればもう終わる。」
京谷「うーん………」
ジョナサン「どっち?どっちだ?」
京谷「………いや、二人の生まれ変わりなのは確かだぞ。俺もあの剣には何か感じるものがあったし。ノートにも感じるものがあった。」
ジョナサン・DIO「…………………」
京谷「でも、敢えていうとすれば…DIOが6割、ジョナサンが4割の構成かな?そう考えてる。」
ジョナサン「意外に低かった。」
DIO「すまんな。手間を掛けさせた。」
京谷「じゃあね。俺寝るから。」
DIO「あぁ。後、プッチにも宜しく伝えておいてくれ。」
京谷「分かったー。」






京谷「……………」

京谷は、ふと目覚めた。まだ暗い。
横に暖かい感覚があったので、顔をその方向に向けると咲夜が腕にしがみついていた。

京谷「……ふぅ。」

溜め息をついた後、咲夜の頭を撫でた。そして、もう一度目を閉じる。

京谷「じゃあな。また会えたなら会おう。




       『JOJO』と『DIO』










どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
いやはや、DIOとジョナサンとの会話を入れてみました。
どうでしょうかね?
というのは置いといて、今度は咲夜のスタンドを唐突に紹介したいと思います。

『J・T・R』
破壊力C スピードB 精密性A 射程距離D 持続力C
成長性B

【殺す能力】
弓矢の欠片が体内に入った事で発動したスタンド。やや平均的な基本能力だか、スタンド特有の『殺す能力』は規格外級。その名の通り、殺す事ができる。しかし何も人だけでは無い。威力を殺したり、重力を殺したりと応用性が高い。さらに不死の者までも殺す事ができる。能力を発動させたい場合、スタンドが持っているナイフに当てなければならない。
名前の由来は、実際にロンドンに居た殺人鬼から3文字取ったものである。

という感じてすね。
では、次回もお楽しみに。


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潰しに行く前に

今回は少し短め。


京谷「いやー中々楽しかった。そう思わない?」
プッチ「まぁ私は楽しめたな。」
咲夜「それより、これで全てなの?京谷。」
京谷「いや、確か……最後に月だったかな?」
咲夜「月!?」
京谷「そうそう、月に観光。次いでに潰しに行く。」
プッチ「もはや潰すのが定番と化しているな。」

現在京谷たちは、ふよふよと空を浮かんでいた。
京谷が月に行こうにも行き方が分からなかったからだ。

紫「お困りのようね。京谷。」
京谷「そりゃね。でも、ちょうど良かった。」

紫が京谷の近くに出現する。何時もの空間から上半身だけを出して。

紫「『月への行き方』知ってるわよ。」
京谷「おぉ、そうなの。」
プッチ「何時もの様にリアクションが薄いな。」
京谷「それで?月の行き方はどうすれば良いの?」
紫「あぁ、その事なんだけどね。一週間待ってくれないかしら?」
京谷「何故に?」
紫「それは後でね♪じゃあ一週間後、霧の湖に。」

紫は自分の空間に戻る。同時に、その空間が閉じられる。

京谷「……一週間か。」
プッチ「何がだ?」
京谷「その月に行けるのが一週間後なんだってさ。よく分かんないけど。」
プッチ「一週間後……何があるんだ?」
咲夜「………もしかして。」
京谷「何か分かる?咲夜。」
咲夜「いえ、ただ月に行ける方法っていうのがね。確か、満月の時に行ったわね。」
京谷「満月?」
咲夜「満月の時に水面とかに映ったら月から行くのよ。大方、満月になるのが一週間位かかるのね。」
プッチ「後一週間もあるのか。どうする?」
京谷「………一旦帰るか。紅魔館に。」
プッチ「そうするか。」

京谷たちは紅魔館へと行く。








『キングクリムゾン!!』








紅魔館の門前にて

京谷「ただいまー。」
美鈴「…………zzzzzzzzzzz」
プッチ「相変わらず寝ているな。」
咲夜「先に中へ入ってて。後から行くわ。」
京谷「程々にね。」

京谷とプッチは門を開け、中庭へと足を進める。
途中断末魔が聞こえた後、咲夜が時止めで京谷の隣に移動していた。
そして、扉が開かれる。






館内にて

京谷「ただいまー。」
咲夜「ただ今帰りました。」
プッチ「あー、目がチカチカする。」
京谷「いや帰っての第一声がそれ?」
レミリア「お帰り。京谷、咲夜、プッチ。」

目の前には出迎えてくれたレミリア。

咲夜「お嬢様、この度は…」
レミリア「気にしないで、別に謝ってもらう程の事じゃ無いわよ。咲夜。」
咲夜「…ありがたき幸せ。」
レミリア「そんな事より咲夜…って取り敢えず、京谷とプッチは部屋に戻ってて。」
京谷「何故n『いいから。』……はい。」

京谷とプッチはそれぞれ部屋に戻る。

レミリア「咲夜。」
咲夜「何でございましょうか?」
レミリア「ちょっと耳を貸して。」

咲夜はレミリアに近付き、耳をレミリアに向ける。
レミリアは咲夜の耳元で言った。

レミリア「京谷とは上手くいったかしら?」
咲夜「なっ!?//////////////お、お嬢様!?」
レミリア「その様子じゃ、上手くいったのね。いやはや、さっさと繋がってくれれば私たちも焦れったく無かったのにねぇ?咲夜。」
咲夜「ま、ままままさか。うううう運命を?」
レミリア「だとしたら、どうかしらね?」
咲夜「あぁぁぁぁぁ//////////////」

咲夜は頭を抱え込みながら、蹲る。

レミリア「でも良かったじゃない。京谷と両思いになれたんだし。」
咲夜「///////////////////」
レミリア「……おーい咲夜ー?おーい?」

レミリアは咲夜の顔に手を近付け、手を上下に振る。

レミリア「……駄目ね、赤くなったまま気絶してる。……仕方ない。」

レミリアは自身の能力で京谷が戻ってくるように運命を操作。その後、自室に戻っていった。





『キングクリムゾン!!』





咲夜「…………………」
京谷「おーい?咲夜、俺が分かる?」
咲夜「ふぇ!?あぁ、うん。分かる。」
京谷「…………………」

現在、咲夜と京谷は同じ咲夜の自室に居る。咲夜は椅子に座っている状態。
京谷は少し腰を落とし、咲夜と目線を合わせる。

京谷「なーに動揺してんの?もしかしてだけど、何かレミリアちゃんに言われた?」
咲夜「き、京谷!?顔がっ////////////////」
京谷「ん?どした?」
咲夜「(ち、近い!!)」
京谷「???」

何故かは分からないが、京谷は咲夜との距離を徐々に詰めていく。

咲夜「(あ、あれ?何かどんどん近付いている様な……)」
京谷「はぁ…………咲夜。」
咲夜「ふぇ?」

チュ

咲夜「ングッ!?」
京谷「………………」
咲夜「(き、京谷ァアアア!?)」

京谷は咲夜から離れる。

京谷「ふぅ。」

咲夜は呆然と京谷を見ていた。

京谷「咲夜。」
咲夜「なっ!?何!?」
京谷「………レミリアちゃんに何を言われたのかは分かんないけど………出来れば、何時もの咲夜を見せてよ。」
咲夜「ふにゃ!?」

京谷は咲夜の頬に手をそっと当てる。

咲夜「!?」
京谷「俺の前じゃ、何時もの咲夜で振る舞ってほしいんだ。誰に何を言われようと、咲夜は咲夜でいてほしい……って、こんなくさい台詞は俺には似合わないな。」
咲夜「…………京谷。」
京谷「ん?」

咲夜も顔を近付ける。

チュ

京谷「!?」
咲夜「ぷはっ……さっきのお返し。」
京谷「こりゃ……参ったね///////不意討ちは予想してなかった。」
咲夜「でも、ありがとう。確かに、ちょっと動揺してた。京谷のお陰で吹っ切れたけど。」
京谷「それは良かった。力になって何よりだ。」
咲夜「京谷。」
京谷「ん?」
咲夜「もう一回。」
京谷「ふふっ、良いよ。」



咲夜の扉前

レミリア「持ってきておいて良かったわ。ビデオカメラ。」
プッチ「何故あるんだ?」
コア「おーおー見せつけてくれますねぇ。」
パチュリー「何で私まで。」

扉に隠れていた四人は、その一部始終に見ていたようであった。











どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
………何時から京谷と咲夜のイチャコラ回になったんだ?
てか、恋愛系よく分かんないや。←ジャアカクナヨ
どうでもいいけど、唐突にスタンド紹介。
今回は妖夢のスタンドだ。

『サムライ・スピリット』
破壊力― スピード― 精密性― 持続力A 
射程距離E 成長性E
【軌道を詠む能力】【見た軌道を模倣する能力】

矢に刺された事によって発現した刀のスタンド。破壊力やスピード、精密性は本人の技量が投影される。
尚、軌道を詠む能力は剣や拳、果ては銃の弾丸や光線の軌道をも詠む事ができる。
軌道を模倣する能力では言葉の通りである。

以上です。
では、次回もお楽しみに。


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前菜

『一週間後』
現在、京谷と紫が霧の湖に居る。

紫「あら?一人で行くのね。」
京谷「よく言うよ。紫さんが一人で行った方が良いって言ったんでしょ。」
紫「冗談のつもりだったのだけれど。」
京谷「何ですか?僕がビビりか弱っちぃ奴だとでも?」
紫「滅相もない。」

京谷の睨みに怯み、つい敬語を使う紫。

京谷「後、『アレ』ありがとうございますね。紫さん。」
紫「『アレ』を何に使うのか分からないけど、喜んでもらえたら私も嬉しいわ。」
京谷「そうですか。」

そう、現在京谷は一人で月に行くのだ。ある意味無謀とも捉える事が出来るが…紫は止めようともしない。

京谷「そんな事より、ちゃちゃっと開けちゃってくださいよ。紫さん。」
紫「そう急かさないでよ。ちょっと時間が掛かるのよ。」
京谷「えー、まだ掛かるのー?」
紫「荷物の整理でもしておきなさいよ。京谷。」
京谷「母親か。」
紫「貴方を二年間見守ってきたのは何処の誰でしょうね?」
京谷「…それもそうだった。『スティッキーフィンガーズ』」

右腕を変化させ、腕からジッパーを取り出す。
そして、地面にジッパーを付けジッパーを開ける。
その中から剣を取りだし、ジッパーを閉じる。
京谷は、その剣を左手で持つ。

紫「あら、それを使うの?」
京谷「魂の中でジョナサンに言われました。『僕の剣も使ってくれ』ってさ。」
紫「京谷にはスタンドだけで十分なのにねぇ。」
京谷「言えてますね。」

そんな話の中、湖に大きな穴が開かれる。
除き込むと、無数の目が点々としている。

紫「さて、準備出来たわ。後は飛び込めば良いわよ。」
京谷「おー!やっとかー!さてさて、行ってきますか!!」

京谷が飛び込もうとした途端、周囲の色が失われる。

京谷「!?とっとと!!」

京谷は踏ん張り、元いた位置に立つ。

咲夜「京谷。」
京谷「お、咲夜。どした?こんなとこまで。」
咲夜「手短に伝えたい事がね。」

咲夜は京谷に近づく。

チュ

京谷「♪~」
咲夜「ちゃんと帰ってきてよね♪」
京谷「これでも約束は守るから。」
咲夜「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。

咲夜「行ってらっしゃい、京谷。」
京谷「行ってきます、咲夜。」

京谷は用意された空間に飛び込む。

紫「………若いわねぇ。」









『空間内』
京谷「毎度毎度思うけど、気持ち悪いな。この目。」

空間を落ちながら、そんなことを呟く京谷であった。








『キングクリムゾン!!』







京谷「とーちゃっく!!っと。ここが月か。」

京谷は降り立った。辺りを見渡すと、後ろに海と思わしき場所。目の前には平地が続いていた。

京谷「取り敢えず歩くか。」

京谷は真っ直ぐ歩んでいく。




『キングクリムゾン!!』




京谷「…………………」

京谷は歩き続けていた。しかし歩いても歩いても誰にも会わない。

京谷「(……もしかして……罠かな?)」

軽い気持ちで考えていた京谷だが、歩みを止める。

京谷「………フッ。」

京谷はDIOのジョジョ立ちをした!

京谷「貴様ら………見ているなッ!!」

突如!京谷の周囲に、うさ耳を装着している奴等が銃を構えた!
そして、京谷の目の前に一人!うさ耳を着けた男が近付いて来た!

男「貴様!何者だ!?」
京谷「それはこちらの台詞だ。男の癖にうさ耳を着けているとは…羞恥心は無いのか?」

京谷は、その男に向けて憐れみの目と少しの慰めの言葉を送った。が、

男「?何を言っている。ふざけた事を抜かすな!!」

男は手を上げる。
それと同時に周囲にいた奴等が、京谷に近づく!

男「どうだ!?貴様を包囲した!大人しく投降すれば痛い目は見させずに済んでやる!」

男は銃を構えた。

京谷「………つまり、大人しく投降すれば…私はどうなるのかな?」
男「決まっている!我々の実験材料となってもらうだけだ!」
京谷「……なるほどな。そういうことなら……」

男はにやりと口角を上げる。勝ちを確信していたからだ。
しかし!京谷は違った!
何と!京谷は!







京谷「だが…………断る!」






彼らの心に響くように!断った!

男「何っ!?」
京谷「私が最も好きな事の一つ。それは貴様らの様に、排他的な奴等の鼻っ柱を折ることだ。貴様らの様な下等生物の願いなんぞ聞く訳が無いだろう?ん~?」
男「き、貴様ッ!余程の死にたがりの様だな!我々を下等生物等と抜かすなど!」
京谷「ならば撃ってみろ。貴様らに………























  『死ぬ覚悟と勇気があるのならなぁ!!』








男「撃てぇ!!」

男の命令で、周囲の奴等が銃を放つ!

京谷「『変化者 C-MOON《チェンジャー C-MOON》』!!重力を変えろ!」

銃弾は京谷に向かい放たれた!京谷もスタンドを変化させ出現させた!しかし、うさ耳共には見えていない!

男「(何を言っているんだ?だが、これでアイツを葬れ…)」

男はそう確信していた。京谷は避けようとはしない。勝ったと男は確信していた。
しかし!その考えとは裏腹に!銃弾はあらぬ方向に方向を変えた!
そう!京谷の真上に方向を変えたのだ!

男「何ィ!?」

男や、その場に居た者が驚愕していた!

京谷「はっ!間抜けがぁ!」

京谷は剣を鞘から抜き出した!
そして、その剣は!
髪の毛を出した!
その髪の毛は、周囲に居た複数人に縛り付ける。
しかし、捕まり損ねた奴等も居る。

京谷「『ラブ・デラックス』!!」

京谷の髪の毛が伸びた!

男「か、髪の毛がっ!?」
京谷「隙だらけだ!!」

男を含めた全員が髪の毛に縛られる。

京谷「久々にいこうか。コォォォォオオオオ!!」

京谷は独特の呼吸。『波紋の呼吸』をした!

京谷「二つの髪の毛を伝わる波紋疾走!『仙道波毛疾走《せんどうはもうオーバードライブ》』!!」

髪の毛から波紋が全員に送られる!
ある者は苦しみ、ある者は悶え、ある者は気絶した!

男「(な、何だコイツは!?髪の毛が伸びるわ、剣から髪の毛が出てくるわ!?本当に人間か!?)」

その考えを最後に男は意識を失う。
それに続くかの様に、全員が気絶する。

京谷「………いや、終わり?幾らなんでも……ねぇ。」

京谷はスタンドを戻し、剣を鞘に収める。

京谷「………どっかに骨のある奴居ないかなー?」

また、京谷は歩き始めた。






『キングクリムゾン!!』






京谷「…………ふああぁ、眠い。」

京谷はある場所で立ち止まっていた。
というより、周囲から光線が襲ってくるので剣で跳ね返していると言った方が正しいが。
剣の腹で迫ってくる光線を跳ね返し、その跳ね返った光線は岩や地面に当たり、地面などを少々破壊して消滅している。

京谷「テッテッテーテッテッテテー、テッテッテーテッテッテテー、テッテッテーテッテッテテー、テッテッテーテッテッテテー。」

京谷は暇そうに歌を歌いながら光線を跳ね返し続ける。





『三十分後』





気がつけば、光線は止んでいた。

京谷「えぇぇぇ。マジでぇ?終わりかよ。ったく骨の無い奴等だ。紫さんの話だと強いって聞いたのに。」

溜め息を付きながら、またトボトボと歩く。




しかし少しながら、京谷の背後に殺気が感じれた。

京谷「!?フッ!!」

京谷は手持ちのナイフを振り向き様に投げる。
当たった場所は岩。だが、京谷は騙されない。

京谷「………良い悪趣味だな。人をつけ狙うなんて。」

京谷の発言で岩影からゆっくりと出てくる殺気の正体。
長い金髪、口元に扇子、つばのある帽子を被った等の何処ぞのスキマと同等の胡散臭さを感じさせる者が居た。

?「まさか……ほんの一瞬の殺気で気付く人間が居るなんて。地球もおそろしくなったものね。」
京谷「御託は良い。要件を話してもらおうか。」

京谷は何時ものDIO様オーラを、そいつに向ける。

?「その気迫……人間の物では無いわね。」
京谷「私は人間なのだが?そこの所はどうなんだ?」
?「『その気迫が人間の物では無い』と言ったのよ。貴方の事を人外とは言ってないわ。」
京谷「人間に持っていない物を持っている時点で、貴様らにとっては私も人外と同じ扱いになるだろう?……月人。」
?「………私の種族を……何故知ってるのかしら?」
京谷「『私の知り合いから聞いた』と言えば分かるかな? 綿月豊姫《わたつきのとよひめ》」
豊姫「………私を知っている……大方スキマから聞いたのね。」
京谷「もう一度聞こう綿月豊姫。貴様は私に何の用だ?」
豊姫「せっかちねぇ。でも直ぐに終わるわ。」

豊姫は自身の背後に機械を出現させた。
その機械から光線を放つ。

京谷「『世界《ザ・ワールド》』!!時よ止まれ!」

周囲の色が失われる。
それと共に京谷以外の者の動きが制止する。
京谷は豊姫の後ろまで歩く。

京谷「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。

豊姫「はい、そこ。」

豊姫は後ろに振り向き、扇子を京谷に向ける。

京谷「『変化者 C-MOON《チェンジャー C-MOON》』」

何故か京谷は重力を変え、空中へと飛ぶ。

豊姫「やはり、侮るべからずという所かしら。」
京谷「何を企んでいたかは知らんが、何故か危険なのは理解した。直感というやつだろうか。その扇子……いや、その扇子から引き起こされる風か。」
豊姫「貴方の様な人間…嫌いでも無いし、好きでもないわね。まさか、風に注目するなんて。普通はそこまで考えないのに。」
京谷「直感と言っただろう。貴様の扇子から放たれる風に、少々危険性を感じたのでな。」
豊姫「……(私では対処がどうしようも無い人間ね。あのスキマや幻想郷の人間や妖怪よりも、ずっと勘が鋭い。しかも『真実の上書き』なんて力…この世にあって良い能力ではない。その能力を、この人間が持っている。それを手に入れる事は危険を伴う事は理解していたけど、これ程までとは。」

豊姫は考えていた。この人間にどうやって勝つかと考えていた。
京谷は静かに浮いていた。ただ、豊姫の『考える』という行動を静かに待っていた。
しかし、京谷に対し横槍を投げる者が現れた。
京谷に向かって放たれる槍!だが、その槍は京谷の下に方向を変えた。

?「これが駄目と……」

京谷は槍が放たれた方向を見る。
髪は薄紫、傍らに日本刀を携えた者が居た。

?「姉様、何をしておられるのです?早くその人間を捕らえて、能力を奪うのでは無かったのですか?」
京谷「………ほぉ、『能力を奪う』か。」
豊姫「出来るなら今やってたわよぉ。捕らえる事が出来ないから奪えないのよ。依姫。」
京谷「綿月依姫《わたつきのよりひめ》、豊姫の妹…であったか。」
依姫「答える義務は無い。」

依姫は刀を京谷に向ける。

京谷「ほぉ、向かってくるのか。逃げずにこの『DIO』に近付いて来るのか。」
依姫「……でぃお?お前は五十嵐京谷ではないのか?」
京谷「はっ、この京谷は『DIO』の生まれ変わりだ。別に前世の名を名乗ったとしても構わないだろう?」
依姫「……姉様、手伝ってください。」
豊姫「さっきの発言は無視ですか、そうですか。」

何か始まった。









どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
……こんなんで良いのか?一応次が最終決戦なのに。
こんな呆気無くていいのか?

プッチ「いや、前回の最終決戦が派手過ぎたんだろ。それに比べれば、今回はこんなものさ。」

それもそうか。(錯乱)

では、次回もお楽しみに。


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メインディッシュ

依姫「ふっ!!」
京谷「鈍い鈍い!!『変化者《チェンジャー》』!!」

現在、依姫と豊姫vs京谷の戦闘が月で行われていた。
依姫の刀が京谷の横腹に放たれていたが、京谷は依姫に接近し刀の死角に入った後、スタンドを出して反撃を喰らわせる。

チェンジャー「無駄ァ!!」
依姫「ッグゥ!!」

勿論、依姫にも豊姫にも見えてはいない。二人が分かるのは痛みが急に襲ってくる事だけ。依姫は二メートル飛ばされた所で体制を立て直す。
本来であれば見えない筈のスタンド。しかし依姫の場合、それは通常の時のみであった。

依姫「中々強いですね。その守護霊。」
京谷「ほぉ、やはり『神霊を呼ぶ能力』と貴様の体質は侮れんな。自分自身が見えなければ、神の力を借りると。」
依姫「またスキマからの情報ですか。全くあの妖怪は、やはり油断ならない。」
京谷「フンッ間抜けが。私は貴様らを知らんのだよ。敵の情報を得ることは、敵と戦う前にする初歩の初歩だろう。」
依姫「それもそうですねっ!!」

依姫は、京谷からさらに五メートル程離れる。
京谷は直ぐさま後ろを警戒する。
その直後、光線が京谷を襲う。

京谷「『世界《ザ・ワールド》』」

京谷は左腕を変化させ、光線を弾き飛ばす。
しかし、またもや光線が襲う。今度は三つ。

京谷「チッ。『星の白金《スター・プラチナ》』」

京谷も負けじと脚を変化させ、回し蹴りの要領で光線を一気に弾き飛ばす。

依姫「ふっ!!」
京谷「甘いわ!」

依姫が奇襲として上から刀を振るう。
しかし京谷は、変化させた左腕で防御する。
依姫が追撃と言わんばかりに蹴りを入れようとした。
京谷は脚を使い、膝で防御。防御した脚を伸ばし、反撃をする。

依姫「ッ!!」
京谷「オラァ!!」

京谷の攻撃が依姫の膝の内側に当たり少々膝が変形され、地面にバウンドする依姫。直ぐ様立て直し、膝を自力で元に戻す。

京谷「『クレイジーダイヤモンド』」

京谷は右腕を変化させた後、変化した脚を使い依姫に一気に接近する。
依姫は横に跳び、京谷との接触を避ける。

京谷「ドラァ!!」

しかし京谷は無理矢理体を左に回転させ、右拳を依姫に当てる。
その攻撃により、依姫は左腕を一部損傷した。
対し京谷は、地面に手を付け、おもいっきり押した。反動の威力によって京谷の体制は立て直される。

京谷「まだ行くぞォ!!『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!」

周囲の色が失われる。
京谷はその間、豊姫に向かう。
十分近付いた後、ラッシュを叩き込む。

C(TW)「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
京谷「24秒経過。時は動き出す。」

周囲の色が戻される。

豊姫「!?アアアアアアア!!」

豊姫の体は所々骨等が潰されながら飛んでいった。

京谷「(やはり、我がスタンド『変化者《チェンジャー》』は圧倒的にあやつらを凌駕している。例えて言うなればシャーペンの芯を折ることの様に実に簡単で、実に呆気ない事のようだ。)」

京谷は心中そんな事を考えていた。
だが京谷がそんな事を考えていても、向かってくる者が一人。

依姫「国常立尊《くにとこたちのみこと》!!」
京谷「………ほぉ。」

依姫の身体に青色のオーラが纏われていた。
京谷はスタンドで応戦するが、

依姫「ッァア!!」
京谷「!?グッ!!」

刀の攻撃を防ごうと、スタンドの拳で止める。
しかし先程より威力が増していたせいか、逆に京谷が一メートル程飛ばされる。

京谷「……………」
依姫「(もう一発!!)」

依姫は回転をつけ、再度京谷に攻撃を仕掛ける、

京谷「無駄な事を……」
依姫「!?」
C(TW)「無駄ァ!!」
依姫「っ!!ガッ!!」

京谷のスタンドは『世界《ザ・ワールド》』の性質に変化している。当然、射程距離もスピードも。
刀が当たる前に京谷はスタンドを接近させ、殴っていたのだ。

依姫「(まさか、須佐之男様と似た存在である国常立尊を破るか!!何と恐ろしい!一瞬も油断出来ない!)」
京谷「そのままにしておくとでも思ったか?」
依姫「!?」
C(TW)「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

京谷のスタンドは再度踏み込み、依姫に接近する。
依姫の真上に着くと、ラッシュさせた仕掛けた。
勿論、依姫もただでは済まない。

依姫「グウゥゥゥ!!」

ラッシュの猛攻により一部骨にヒビが入り、吹っ飛ばされ建物に激突する。
京谷は静かに立っていた。

京谷「…………終わり……では無いだろう?」

一言、呟いた。
その呟きは、現実となった。
突如!京谷の周囲に輪が出現した!

京谷「……ほぉ、それが。」

京谷の身体はその輪に拘束される。

京谷「………………」
豊姫「どんな気分かしら?」

所々骨を潰された豊姫が吹っ飛ばされた方向から歩いてくる。

豊姫「『フェムトファイバー』それはもう貴方には解けないわよ。」
京谷「『フェムトファイバー』……確か生物が認識出来ない程の短い時間を連続的に紡ぎだし不純物を取り入れる事が無い為、最高の強度をほこる紐か。地味に厄介だな。」
豊姫「またスキマの情報ね。けれど、もう貴方は終わりよ。」

豊姫は自身の三倍はあると思われる機械を出現させた。

豊姫「安心して。これを使えば能力だけ取り出せるから。」
京谷「……………………」

京谷はただ黙ったままであった。

豊姫「じゃあ、さようなら。」

その機械から、光線が回転しながら放たれた。
京谷は動かなかった。一歩も、一瞬も。




















ただ、口角を少し上げた。





京谷のいた場所が光線に包まれる。
豊姫は勝ったと確信していた。













光が消えて、その光景が映るまでは。

豊姫「!?」

光が消え、光景が映し出される。
そこに京谷は居なかった。いや『何も無かった』のだ。

豊姫「い、一体何処に!?」
京谷「ここだ。」
豊姫「!?」

豊姫は後ろを振り向く。そこには京谷が居た。ただし、

京谷「次に貴様は、『何故フェムトファイバーから逃れられているのだ!?』と言う。」
豊姫「貴方!何故フェムトファイバーから逃れられているの!?ハッ!?」
京谷「実に簡単だ。実に呆気ない事だ。『生物』が感じ取れない時間で紡がれたのであれば『生物以外』に切らせれば良いだけの話だ。」
豊姫「なっ!?生物以外!?」
京谷「そう、我がスタンドがフェムトファイバーを切断した。」
豊姫「で、でも!それじゃあ、あの光線からどうやって!?一瞬も動かず!一歩も動かずに!?時間差も無く!?……ハッ!!まさかっ!!」

京谷は不適な笑みを浮かべる。

京谷「それで?」
豊姫「まさかっ!!時を!!時を止めて逃れた訳ね!!」
京谷「そこまで分かっているのであれば、私から言うことは何も無いなぁ。」

突如!京谷は消え失せた!

豊姫「またっ!?」
京谷「いいや、今度は時は止めていない。」
豊姫「!?」

京谷は豊姫の後ろに居た。

豊姫「このっ!!」

豊姫は扇子を広げた。

京谷「無駄な事よ。『変化者 メイド・イン・ヘブン《チェンジャー メイド・イン・ヘブン》』」

京谷は!豊姫の扇子が扇がれる前に、豊姫の後ろに移動した!

豊姫「は、速い!?」
京谷「少々『時を加速させた』。貴様には分からないだろうがな。『変化者《チェンジャー》』」

京谷はスタンドを元に戻し、殴り付ける。

チェンジャー「無駄ァ!!」
豊姫「ッぐあっ!!」
京谷「『世界《ザ・ワールド》』無駄ァ!!」

京谷は接近し、豊姫を殴り付けようとする。

豊姫「ッ!!」

不思議な事が起きた。一瞬にして豊姫の姿が消えた。
いや消えたというより、地面に吸い込まれていったのだ。

京谷「(フゥム……紫と似たような能力か?聞いてたのは危険視されていた依姫の方だからな。後でしばくか。)」

そんな考えも束の間、豊姫が消えた場所から依姫が刀を振るう。
少し油断していたのか、京谷の肩に切り傷が生まれる。

京谷「ッ!!」
依姫「大国主命《おおくにぬし》!!」

依姫は刀を思いっきり振り下ろす。
しかし京谷も直撃を避ける為、後ろに引く。
その結果、京谷の胸辺りに深い傷が出来上がる。

京谷「ガバァ!!」
依姫「オオオオオオオオ!!」

依姫は刀を下から上へと、振り上げる。

京谷「『C-MOON』!!」

しかし負けじと京谷は右腕を変化させ、重力を発生させた。
それにより、刀は弾かれる。
京谷は重力を利用し、一気に依姫から距離を取る。

依姫「ッはぁっ!!はぁ、はぁ、て、手こずらせる。」
豊姫「お疲れー。」

豊姫が別の場所から出てくる。

豊姫「どう?私のアシスト。」
依姫「私にばっかり攻撃をさせないでくださいよ。幾ら戦闘が苦手と言っても今回は姉様が加勢すれば、もっと早く終わったというものを。」
豊姫「戦闘が苦手なんだから仕方ない仕方ない。」
依姫「ハァー。兎に角、あの人間を捕まえますよ。フェムトは?」
豊姫「ごっめーん♪使っても意味無い事言うの忘れてた♪」
依姫「………まさか、フェムトファイバーの拘束から逃れられたとでも?」
豊姫「だーいせーいかーい!!お姉さんから10ポイント差し上げまーす!!」
依姫「何のポイントなんですか?下らない事を言ってないで再度拘束しますよ。」
豊姫「はーい。」

依姫と豊姫は京谷が飛んでいった方向へと飛ぶ。
その必要は無くなったが。

依姫・豊姫「!?」

ある場所から光が放出されているからだ。
驚きを隠せない二人。
その光から現れる一人の人物。

京谷「ほぉ。まさか、この『DIO』をここまで追い詰めるとは。中々の力量であったぞ。綿月姉妹。」

依姫と豊姫は驚くと同時に確信していた。
京谷の姿は、金色の目と額に星型を象った物が目立つ姿となっていた。さらに、京谷が受けた傷は全て消えていた。まるで何事も無かったかの様に。
二人は思った。『これが真実を上書きする能力の持ち主』と。改めて、その放たれる気から感じ取れた。
京谷は、声を高らかにして言った。

京谷「だが!この京谷は『真実を上書きできる』!貴様らがどれだけ攻撃しようが、この能力の前には無力な物よ!」

依姫と豊姫は構えていた。

京谷「ほぉ、まだ刃向かうのか。絶対的な力を見せつけられて尚!戦おうと言うのか!!」
依姫「私たちの目的は『貴方の能力を手に入れる事』。戦おうなんて考えもしないわ。」
京谷「では私の不意をつき、私の後ろにある機械を操作して能力を奪うのか?豊姫。」
豊姫「……あらぁ、バレちゃった。」
京谷「では、ひとつだけ言っておこう。貴様らの行為は既に無駄なのだよ。貴様らがどんなに足掻こうと、貴様らがどんなに死に物狂いになろうと!!貴様らは、この『DIO』には勝てない『真実』のままだということを!!」

その直後!二人の背後に悪寒が走る!

依姫・豊姫「!?」
C・O「無駄ァ!!」

依姫と豊姫は後ろに振り向く。直後に襲ってくる痛み!
京谷のスタンドは、二人の後ろに回り攻撃をしたのだ!

依姫「ッウ!!くそッ!」

依姫は刀を振るうがスタンドには当たらず避けられ、反撃を喰らわされる。

依姫「ガッ!!」
京谷「無駄無駄無駄無駄!!貴様らは既に!我が『チェンジャー・オーバーヘブン』の手中にあるのだよ!『天国に到達した』このDIOが、貴様らの様な間抜け共に!敵う筈が無かろう!!」

京谷のスタンドは二人を空中に上げた!

C・O「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」

空中に上げた二人に向かって、ラッシュを放つ!

京谷「最後の仕上げだ!!『スティッキーフィンガーズ』!!『世界《ザ・ワールド》』!!」

京谷は右腕と左腕を変化させ、右腕からジッパーを取りだし、地面に付ける。

京谷「時よ止まれ!!」

周囲の色が失われる。
京谷はジッパーを開き、ある物を取り出す。
それを空中に運び、構えた!

京谷「貴様らは!これより制止時間20秒以内に!片を付ける!」

京谷は取り出した物に手をつけ、落下させながら言った!

京谷「









    『廃線列車だあぁぁぁぁぁ!!』









何と!京谷が持っていたのは、列車であった!
その列車は、空中にいる二人に激突し地面に衝突する!

京谷「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

京谷はスタンドと同時に、列車を殴り付ける!

京谷「WRYYYYYYYYY!!ぶっ潰れろぉ!!」

辺りに爆風が巻き起こる!

京谷「勝った……やはり……清々しいなぁ、勝つことは。
時は動き出す。」

その後、押し潰された二人はある事を思っていた。
死への恐怖を。


















どうも、皆さん。うぷ主の鬼の半妖です。
………京谷君が、どんどんDIO化していく。ロードローラーもタンクローリーも無かったから、使ったのが廃線列車。
まぁ、狙い通りなんですけどね。

では、次回もお楽しみに。


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GO AHEAD

『三時間後』
ある和室にて、二人が横になって寝ていた。

依姫「………うぅん……むにゃ……」
豊姫「くぅ………くぅ…………」

三時間前の京谷との戦闘で負傷した依姫と豊姫。
だが、その姿に傷は無かった。
二人はゆっくり寝ていた。

?「あー!また負けたー!!」

ある声が響かなければ、二人はそのまま寝ていた。

依姫・豊姫「!?」

直ぐ様二人は起き上がる。

依姫「い、今の声は!?」
豊姫「いや、でも何で!?」

二人は布団から出て、声のした場所に向かう。
襖を開け、勢い良く走る。

依姫「姉様!!今のは、まさかですが!!」
豊姫「そんな事より!!何で、此処に来られたのかが分からないわよ!!」

二人は走り続け、声のした場所に着いた。
先頭にいた豊姫が勢い良く襖を開けた。

?「もう一回!!もう一回だけ、さっきのやつを!!」
京谷「えー、月君顔に出やすいから、また負けると思うよー?」
?「そ れ で も!!」
京谷「ぶー、仕方無いなー。じゃあ次、何賭ける?」
豊姫「月読見様!?」
月読見「あ、何だ豊姫か。ちょっと邪魔しないで。今真剣にやってるから。」
依姫「な、何故このような場所で、その人間と遊んでおられるのですか!?」
月読見「遊びじゃ無い!!これは賭けだ!!そこんとこ勘違いしないでほしいね!!依姫!!」
京谷「あ、やっほーお二人さん。どう?体の調子は。」

豊姫が襖を開けると、京谷と京谷より少し背が低い月読見と呼ばれた者がトランプを持って何かしていた。

依姫「き、貴様ッ!!此処で何をしている!?」
京谷「月君の遊び相手。」
月読見「おいこら!!ちゃんと京君には名前で呼びなさい!!」
豊姫「何これ?」








『京谷説明中』







京谷「っていう訳。Do you understand?」
月読見「おっ!!今のカッコいいじゃん!!京君!!」
京谷「おっ!!分かった!?月君分かった!?」
月読見「当たり前さ!!」

京谷と月読見は、ハイタッチをする。

京谷・月読見「YEAAAAAA!!」
豊姫「何これ?」
依姫「姉様、分かります。言いたい事は分かります。ですから思考放棄しないでください。」

京谷と月読見の経緯を話すと、二人が敗れた後わざわざ月読見が来たのだが、京谷には戦う意志が失せていたので月読見を一発殴って終了させた。
そこで月読見が今までの姉や弟に対する憎悪の感情が込み上げられていた所、京谷から『ゲームしない?』と言ってきたのだ。月読見は渋々ながらゲーム…『コイントス』をした。結果は月読見の負け。だが勝負心に火が付いたのか、別のゲーム…『ポーカー』を京谷と二人でしていた。
その結果、何時の間にか仲良くなっており『暇だから賭けでもしない?』との京谷の提案で『賭け事』をしていたそうな。今ではお互いアダ名で呼んでいる仲になっている。

京谷「次は何を賭けるの?月君。」
月読見「じゃあ!!京君の今まで保留していた願い事を全部消去!!」
京谷「そんじゃこっちは、お願い事を一つ増やす。これでOK?」
月読見「OK!!」
豊姫「何これ?」
依姫「姉様、お願いです。壊れないでください。お願いします。」

京谷と月読見は豊姫をそっちのけでポーカーを始めた。
京谷がトランプの束を丁寧にシャッフルし月読見に渡した後、月読見がシャッフルをする。その後、月読見はテーブルの上にトランプの束を置く。

京谷・月読見「じゃんけん……」

京谷と月読見は大きく振りかぶった。

京谷・月読見「ポンッ!!」

結果は京谷がチョキ、月読見がパーであった。

京谷「おしっ!!また勝ったぜ!!」
月読見「ぬあああああ!!また負けたー!!」
京谷「(月君の初手パーばっかりだから分かりやすいんだよね。)それじゃ僕から。」

京谷はテーブルの上にあるトランプの束の上から一枚手に取る。
続いて月読見も同じ様にする。
それがお互い五回続いた所で、引くのを止めた。
京谷と月読見はお互い自分の手札を見る。

月読見「(やった!!9と10のフルハウスが一気に来た!!)」
京谷「(はあー、なるほど。こう来たか。)」

お互い、傍らにある小さな木の棒を出す。
京谷のターン

京谷「んじゃ、俺コールね。」

京谷は傍らにあった木の棒を一本出す。

月読見のターン

月読見「それじゃあ!!僕はレイズ!!」

月読見は傍らにある10本の木の棒を全て出す。

京谷のターン

京谷「(今度のハンドランクは良かったらしいかな?)レイズだ。」

京谷も同じく、傍らにあった10本の木の棒を出す。

月読見のターン

月読見「僕は、このままコールするよ!!」

京谷のターン

京谷「俺はチェンジだな。これと、これに、これ。」

京谷は月読見から見て、右端と左端、右から二番目のカードを出し、トランプの束から新たに三枚引いた。
それぞれの行動が終了し、お互い手札を見せる。

月読見「じゃじゃーん!!9と10のフルハウスだ!!」

月読見は手札を出した後、にやりと笑っていた。
だが、それは京谷とて同じ。

京谷「月君、甘いな。」
月読見「えっ!?」
京谷「俺はっ!!」

京谷は手札を見せる。

京谷「Jのフォーカードだぜ!!」
月読見「Oh NO!!また負けたー!!ちくしょー!!」
京谷「ハッハッハッ!!運とて実力の内だぞ!!月君!!」
月読見「知ってらい!!」
豊姫・依姫「何これ?」
京谷「さぁて、月君。お願いしたい事があるんだけどなぁ?」
月読見「むー、何?」
京谷「ここの研究設備に行きたいんだけど、案内してもらって構わない?月君。」
月読見「あれ?そんなんで良いの?京君。」
京谷「大丈夫。そこで貯めてたやつを使うから。」
月読見「ちょ!!それズルい!!」
京谷「ハッハッハッ!!『きちんと約束は守る』って最初に言い出したのは何処の誰かなぁ?月君。」
月読見「うっ!!わ、分かったよ。」
京谷「よっしゃ!!」

京谷と月読見は部屋から出ていく。

豊姫「理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能。」

その部屋では、豊姫が何故か壊れていた事に関して全く触れていない一人と一柱であった。









『一人と一柱移動中』








月読見「着いたよ。ここが月の研究施設全般かな。」
京谷「ほへー。」

京谷と月読見はとある場所に着いた。
月読見は慣れた手つきでドアロックを解除する為の装置に触れる。
そのドアはスライド式であった。
月読見と京谷は、その部屋に入る。
そこには操作パネル等がいくつか設置されており、窓はガラス張りの場所であった。
京谷がガラス張りの窓の向こう側を見ると、うさ耳を着けた者たちが色々と計器等を動かしている光景が見えた。

京谷「月君。ここで一体何してんの?君の部下たち。」
月読見「色々とね。京君が拘束されてた『フェムトファイバー』を作ったり、粒子砲の研究だったり。」
京谷「粒子砲って……えっ!?」
月読見「流石に実戦には使おうとは思ってないよ。使うとしても脅し位かな?」
京谷「月君ェ。」

京谷がガラス張りの窓から離れ、辺りを見渡すと京谷はある物に目をつけた。

京谷「ん?」
月読見「ん?どした?」
京谷「いや、そこの資料か?ちょっと気になってさ。」
月読見「あぁ、それ?それ京君の能力を手に入れる為の作戦の資料だよ。無意味になったけど。」
京谷「ほぉー。」
月読見「あぁ、あと確かだけど新兵器の実戦テストの結果も載ってたね。」
京谷「新兵器?」
月読見「見る?」
京谷「見たい。」

月読見は資料のページを捲る。

月読見「はい、これ。」

月読見はそのページを見せる。
京谷は渡された資料をまじまじと見る。
京谷が次のページを捲った時、ある物が目に留まった。

京谷「月君、これ何?」
月読見「あぁ、それ?それは失敗作のやつだよ。」
京谷「失敗作?」
月読見「『粒子固定器具』まぁ、その名の通り粒子を固定させる器具だね。」
京谷「何で失敗作に?」
月読見「本当は粒子を高密度に圧縮させて地球で言う『地雷』と同じ役目として使おうと思ったんだけど、小さくしようとするとどうやっても目に見えないから味方を巻き込む可能性があるからね。だから失敗作。」
京谷「………………月君。」
月読見「ん?」
京谷「これ頂戴。」
月読見「…………えっ?」
京谷「だから、これちょ『別に良いけど。』……いや良いのかよ。」
月読見「でも何に使うの?」
京谷「爆弾にする。」
月読見「でも、それ『地雷にはしないさ。』……ふぇ?」
京谷「爆弾にするの。粒子を軽く圧縮して固定させて、『キラークイーン』で触れればおけ。」
月読見「きらー……くいーん?」
京谷「じゃあ月君。最初に会った時、僕の近くに何か見えた?」
月読見「それは見えたよ。」
京谷「それと似たようなやつを使って爆弾に変えるんだよ。」
月読見「ほへー。随分と恐ろしい。」
京谷「粒子砲の方が恐ろしいよ。」

京谷はおもむろに時計を見た。

京谷「あ、そろそろ帰んなきゃ。」
月読見「あれ?もう帰るの?」
京谷「待たせてる人たちが居るからね。兎に角、僕は帰るよ。」
月読見「それだったら任せて!!僕が送っていくよ!!」
京谷「お!!マジで!?それはありがたい!!」
月読見「それじゃあ!!今から行こー!!」
京谷「おー!!」

二人はテンションが高い状態で地球に行ったそうな。







『スティッキーフィンガーズ!!』







紫「……………何これ?」

紫は京谷を見ていたが、何故に神と一緒に帰っているのかが分からずにいた。













どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
えー、今回は月読見が出ましたが………何これ?メッチャ、フレンドリーや。

京谷「それが京谷クオリティー!!」

何言ってるかさっぱりなんだけど………。
では、次回もお楽しみに。


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増幅装置

現在、京谷は月読見と共に地上へと降りている最中である。
だが地上に降り立つまで時間があるので、一人と一柱は世間話をしていた。
基本的には、月読見の愚痴を京谷が聞いている形になっているが。

月読見「それでだよ!?あのバカ姉貴また仕事でやらかしてさぁ!!こっちは後始末で大変なのに!!」
京谷「あー、確かに面倒くさいな。ちゃんとしてない姉や弟が居て大変だねぇ。月君。」
月読見「そうでしょ!?ちょっとは思いつきで行動しないでほしいよ!!」
京谷「けどさ、姉や弟が居るって僕は羨ましいな。僕、独りっ子だし。兄弟姉妹っていう感覚を味わったこと無いし。」
月読見「実際、迷惑かけてるのが姉貴やバカな弟が中心だよ!?あーあ!独りが良かったなー!!」
京谷「いや、それじゃあ太陽とか暴風とかの存在が。」
月読見「いや、どうせ僕ら想像上の産物だし。別に居なくても太陽存在するし、暴風とか起こるし。」
京谷「神の意味ェ。」

そんな話の中、地上が見えてくる。
だが、よく見ると……

京谷「……ん?ここ『永遠亭』じゃん。」
月読見「面倒な話をしなくても良いし。」
京谷「そこか。」
月読見「そだよ。」

京谷と月読見は降り立つ。
降り立った後、月読見が永遠亭の扉を叩く。

鈴仙「はーい、今行きまーす。」
京谷「あ、鈴仙の声だ。」
月読見「あー、鈴仙か。」
京谷「鈴仙と何かあった?月君。」
月読見「ちょこっとね。」

扉が開けられる。

鈴仙「どちら様で…………」
京谷「やっほー、久々。」
月読見「やっほー。」
鈴仙「……………………」

鈴仙は扉を閉めようとする。

月読見「今すぐ開けなさい。鈴仙。これ命令ね。」
鈴仙「はいィイイイイイイイイイ!!」

勢いよく扉を開ける。

鈴仙「はぁ、はぁ、はぁ。」
京谷「…………何だったんだ?今の。」
月読見「それより、僕も久々に八意に会いたくなってきたや。鈴仙、今は八意は居るかい?」
鈴仙「はい!!今現在、薬の作成中でございます!!」

鈴仙は敬礼の構えをとったまま、月読見の質問に答える。

輝夜「鈴仙ー、うるさいわよー!!」
鈴仙「ひ、姫様ぁ!!今ここに来られては!!」
輝夜「何よ。私が来ちゃ………」

輝夜は扉の向こう側に居た月読見を見た。

月読見「やっほー、輝夜。相変わらずかな?」
輝夜「…………………」

そして、輝夜は!

輝夜「






 『えあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!?』






京谷「(あっ、そういや輝夜って『かぐや姫』本人か。一応、月君とは面識……いや色々とあるのか。だったら鈴仙も月の奴だったのかな?)」
輝夜「なっ、なななな何で!?何で何で何で!?」
永琳「どうしましたか?姫さm……………」
京谷「(おっとカオス&ヤバい予感。俺、逃げよっかな?)」

京谷は脚を『C-MOON』に変化させ少しだけ浮き、ゆっくりと上に上がろうとしていた。
それは無意味に終わったが。

永琳「京谷ぁああああ!!」
京谷「ふほおぉ!!」

永琳は京谷の腹に激突。そのまま京谷は某ヘタレ王子が岩盤行きになるように飛ばされていった。
月読見は、その光景に唖然としていた。

月読見「……エェェェェェェ。」
鈴仙「(な、なななな何故に月読見様がここに!?ってか師匠は月読見様に目もくれず京谷さんに突っ込んでいったし!!)」






収集がつかないので『キングクリムゾン!!』





京谷「あー酷い目にあった。」
月読見「それはそれは。大変だね。」
輝夜・鈴仙「………………………………」

輝夜と鈴仙は、自身の目の前の光景に唖然としていた。
それもそうだ。神である月読見と人間である京谷が隣どうしで座っているからだ。しかも、あぐらで。畳に直接。
因みに永琳はと言うと……

永琳「えへへぇ♪」
京谷「(スッゲー重い。二つの意味で。)」

京谷の背中に身を預けていた。

月読見「しっかし変わったねぇ、永琳。まさか京君に心許すなんて。」
鈴仙・輝夜「(!?今なんと!?)」
京谷「いやさ月君。話聞く限り永琳、部下なんでしょ?お願いだから権限とかで外してくんない?」
月読見「京君が困る所見るのメッチャおもしろいwww」
鈴仙・輝夜「(まさかの君付け!?)」
京谷「………月君、ここで賭けのやつ使わせてもらうよ。」
月読見「うぇ?」
鈴仙・輝夜「(何!?賭けって何!?)」

京谷はスタンドを出す。

京谷「今すぐ永琳に僕から離れる様に命令して。さもなきゃ、おもいっきりスタンドのデコピンを食らう事になるよ?」
月読見「えっ?それだけ?だったら『やっぱ殴ろうかな?』今すぐやらせて頂きます。」
鈴仙・輝夜「(呆気なく手玉に取ったぁ!?)」

月読見は永琳に京谷の背中から離れる様、命令した。
永琳は嫌々ながら離れていったそうな。
ただし、まだ京谷の隣にいる。

京谷「あー疲れたー。」
月読見「いやいや、それにしても永琳がか。全く年月が経つと、人ってこうも変わるのか。」
京谷「月君は数時間程度で変わったのに何言ってんの?」
月読見「久々に楽しかったから良いじゃん。」

そして、輝夜と鈴仙はこう思った。

鈴仙・輝夜「






        『(何これ?)』







月読見「あっ、そういや思い出した。輝夜、月から何か色々と持ってっちゃったんだよね。」
輝夜・鈴仙「(何故その話になった!?)」
京谷「ほへー、マジで?」
月読見「マジだよー。京君の興味ある物とか、あるんじゃない?」
京谷「ほー、そこまで言うか。なら輝夜、見せてもらっても良いか?その物品とやら。」
輝夜「ふぇ!?え、えぇ構わないけど。」
月読見「おーし、行こー!!」
鈴仙「(絶対に断れる訳無い!!例え姫様でも絶対に無理!!)」







『二人と一柱移動中』






京谷「うひゃー!!これは凄い!!」

京谷たちは、ある部屋に来ていた。
永遠亭の地下なのだが、そこには多くの物があった。
京谷に関しては見たこと無い物ばかりなので、興奮冷めやらぬ状態にあった。

月読見「京君スッゴい嬉しそうだなぁ。」
輝夜「あ、あの月読見様?」
月読見「ん?何?」
輝夜「どうやって知り合ったんですか?あの京谷と。」
月読見「あぁ、結構あれなんだよね。」
輝夜「あれ、とは?」

月読見は、ここに来るまでの経緯を話す。
その内容に輝夜は開いた口が塞がらなかった。

京谷「ふんふふんふふーん♪」

京谷は色々と見ていた。
そんな中、ある一つの箱に触れる。

京谷「ん?何だろ?これ。」

京谷は箱を手に取り、中を開けてみる。
そこには小さな赤い宝石が。その宝石の周りには装飾が。

京谷「……ちょっとやってみようかな?」

京谷は、その宝石を手に取る。

京谷「月君ー!ちょっとー!」

京谷は月読見に向かって叫ぶ。

月読見「何ー!?」
京谷「ちょっとそこ動かないでー!」
月読見「分かったー!」

京谷は宝石を左手で持ち、月読見に向ける。
京谷は指先に波紋を集中させた。そして、

京谷「『波紋疾走《オーバードライブ》』!!」

京谷の指先が宝石に触れた。
すると波紋が宝石を通過し、増幅させた状態で放たれた!
月読見は一瞬動きが鈍り、そして……

月読見「ぎぃやああああああ!!」

月読見に命中。その光線は収まり京谷は実感した。

京谷「『スーパーエイジャ』ktkr!!」
輝夜「げっ!!何で京谷が!?」
月読見「あーキツかった。」
輝夜「(ぴんぴんしてた!!ぼろぼろだけど、ぴんぴんしてた!!)」
月読見「何か見つかったー?」
京谷「おう!!お陰で良いもんが見つかったぜ!!輝夜ー!これ俺にくれないか!?」
輝夜「……わ、分かった。あげるわ。(てか、月読見様がメッチャこっち見てる!!あれに対抗しようとするバカが何処に……あ、居たわね。京谷が。)」
月読見「良いってさー!京君ー!」
京谷「おー!!ありがとなー!!輝夜ー!!」

その後、その地下から出て月読見は月に帰り京谷は鈴仙の案内で竹林を抜けるのであった。














どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
京谷君がスーパーエイジャを手に入れた!!
って、もう要らないでしょ京谷君には。
おっと、一つ伝えることがありました。

実はですね、ちょっとしたアンケートを採りたいんですよ。
その詳細は活動報告の所で伝えますので何卒宜しくお願いします。

では、次回もお楽しみに。


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帰宅

京谷「ふんふふんふふーん♪」

現在、京谷は上機嫌で空を飛んでいる。いや、『C-MOON』を使って浮かんでいるが正しい。
それもそうだ。『スーパーエイジャ』や『粒子固定器具』など貰っているからだ。
だが、京谷はこんな事を考えていた。

京谷「(ポラロイドカメラ、紫さんくれないかなー?)」

そんな考えの最中、京谷は紅魔館に到着する。
京谷は門の近くに降り立ち、そのまま歩く。
そして京谷は寝ている門番目掛けて、

京谷「『スーパーエイジャ』!!&『波紋疾走《オーバードライブ》』!!」

左手に『スーパーエイジャ』を構え、右手の指先に波紋を集中させ当てた。
その波紋は、その宝石の中で増幅され光線となって寝ている門番に発射された。
それは門番に直撃する。

美鈴「………………」

光が消えた後、残っていたのは所々火傷を負っている門番の美鈴の姿であった。

京谷「流石にやり過ぎたか。」

京谷は美鈴の所に駆け寄る。

京谷「おーい、平気かー?美鈴ー。」
美鈴「い、一応意識はあります。」
京谷「ごめんねー。ちょっと試したくなった。」
美鈴「そんな事より、お願いしますよ。」
京谷「分かってるって。『クレイジーダイヤモンド』」

京谷は右腕を変化させ、美鈴に触れる。すると、美鈴の火傷が治っていく。
完全に治ると、美鈴は立ち上がる。

美鈴「お帰りなさい京谷さん。」
京谷「はっはっ!!ただいま!美鈴さん。」

そんな時、周囲の色が失われる。

京谷「(お、これは…)」

そして、京谷に向かって来る人間が一人。

咲夜「きょーやー!!」
京谷「咲夜!!」
咲夜「えーい!!」
京谷「おっとっと。」

京谷は飛びついて来た咲夜を抱えたまま、くるりと一回転する。
その後は、

京谷「ただいま♪咲夜♪」
咲夜「おかーえり♪きょーや♪」

そして、口付けを交わす。

京谷「んー♪」
咲夜「んふぅ♪」

咲夜は少し離れる。

咲夜「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。それと同時に、もう一度京谷と口付けを交わした。

咲夜「ひゃむ♪」
京谷「はーむ♪」

その光景を見ていた美鈴はというと。

美鈴「ひゃー!!お熱い!!」

そんな事も気にせず二人は続けていた。
と、門が開かれる。

プッチ「おーい、きょう……や……」
京谷「あ。ただいま、父さん。」
プッチ「………お邪魔だったみたいだな。ではでは。」
京谷「いや何で?何で閉めるの?僕らも入るのに。」
美鈴「いや、お二人の邪魔をしないというプッチ様の優しさが…」
咲夜「きょーや♪早く中に入ろ♪」
京谷「おっ、そうだね♪行こっか♪」
咲夜「はーい♪」

咲夜は京谷の右腕にしがみつき、二人はそのまま紅魔館へと入っていくのであった。

美鈴「………無視された………」

一方の美鈴は、無視された事に対し少しショックを抱いていた。







『キングクリムゾン!!』







紅魔館内にて。京谷はレミリアの部屋のドアをノックする。

レミリア「どうぞ。」
京谷「失礼するよ。」
咲夜「失礼します。」

京谷と咲夜は中に入る。

レミリア「お帰り、京谷。どうだったかしら?月は。」
京谷「いやー良かった良かった。月君と友だちになれたし。」
レミリア・咲夜「月君?」

レミリアと咲夜は首を傾げる。

京谷「月読見って言えば分かるかな?月の神様。んで、その月君とポーカーしたりしてた。」

レミリアと咲夜は驚く。そして唖然とする。

咲夜「……えっと、京谷。それは本当の事?」
京谷「本当だよ。意外に月君、思っている事とか顔に出やすかったから面白かったよ。」
レミリア「(だめだ。どんどん京谷が規格外になっていく。……って、もうなってたわね。)」 
咲夜「そうなの……でも、きょーや。」
京谷「ん?」
咲夜「無事に帰って来てくれて良かった♪ありがとう♪約束、守ってくれて♪」
京谷「そりゃ、約束だもん♪守らなきゃいけないでしょ?♪」
咲夜「ふふっ♪やっぱり優しい♪」
京谷「咲夜の方が優しいと俺は思うよ♪」
咲夜「誉めても何も出ないぞー♪」

咲夜は京谷の鼻の先に『チョンッ』と触れる。

レミリア「うおっほん!!」

レミリアの咳払いで二人は我に戻り、レミリアに向かう。

レミリア「咲夜。まあ京谷とイチャイチャしたいのは分かるわ。けど時と場合を弁えましょうか。」
咲夜「……はい///////。」
レミリア「京谷も。咲夜と同じ様に時と場合を弁えなさい。」
京谷「あはは、はい。」


その後、京谷と咲夜は部屋を出るのであった。

レミリア「……何か、京谷が帰って来た途端に変わったわね。咲夜………ま、いっか。」









『食事等々キングクリムゾン!!』









京谷「ふぁー、疲れた。」

京谷は食事を取り風呂に入った後、咲夜の部屋のベッドでくつろいでいた。

京谷「(って、今考えてみれば一応、人の部屋なんだよね。良いのかな?こんなに自由にして。)」
咲夜「きょーやー♪お待たせー♪」
京谷「咲夜ー♪待ってたよー♪」

京谷は起き上がり、咲夜は京谷の隣に座る。

咲夜「きょーや♪」
京谷「なーに?♪咲夜♪」
咲夜「呼んだだけー♪」
京谷「何だそりゃ♪」

と、ここで京谷は思った素朴な疑問を咲夜にぶつけてみた。

京谷「あのさ、咲夜。」
咲夜「んー?♪何ー?♪」
京谷「おかしな事聞くけどさ。」
咲夜「うん。」
京谷「僕の行動とか、迷惑じゃあ無いかなぁ?って。」
咲夜「ううん、迷惑じゃないわよ♪」

咲夜は首を横に振り、京谷に向けて笑顔を放つ。
その笑顔は、京谷をも笑顔にさせた。

京谷「そっか。なら良いや♪」
咲夜「何よ急に♪」
京谷「さーくや♪」
咲夜「んー?♪」
京谷「大好き♪」

京谷は前のめりになり、咲夜と口付けを交わす。

京谷「はむっ♪」
咲夜「んー♪//////(可愛い♪)」

だが、

京谷「はむっ……ちゅ……んくちゅ////////」
咲夜「(あ、あれ?何か今日は積極的/////)」
京谷「ぷはっ/////へへっ♪/////」
咲夜「き、京谷?//////どうしたの今日は?////」
京谷「んー♪/////ちょっとね♪」

京谷は積極的に咲夜の唇をついばんだ。
その積極性は咲夜の頬を赤くさせた。
京谷も同じ様に顔を赤くさせた。

京谷「えーい♪!!」
咲夜「ふわわっ!?」

京谷は咲夜の肩を掴み、ベッドに引き込む。

京谷「ふふん♪」
咲夜「き、京谷?今日は本当に積極的なんだけど?」
京谷「だめ?」

京谷が笑顔で言った。咲夜は即座に首を横に振り、否定する。

京谷「ふふっ、なら良いでしょ?」
咲夜「ふぇ!?/////あ、うん/////(何よ、この可愛い奴め♪)」
京谷「さーくや♪」
咲夜「なーに?♪」

京谷は咲夜に近付き、またも唇を………ではなく、咲夜の首筋にキスをする。

咲夜「ふにゃ!?」
京谷「んー。」

京谷は舌を少し出して、咲夜の首筋を伝う。

咲夜「ひあっ/////ちょ、京谷/////(京谷ってこんなだっけ?でも、可愛い♡///////)」

京谷は咲夜のその表情を見ると、いたずらっ子の様な目をし咲夜と顔を合わせる。

京谷「ふふっ♪こんな事されると思ってなかったでしょ?」

咲夜は頷く。

京谷「あのねー咲夜♪」
咲夜「んー?♪」
京谷「どうも僕ってさ、独占欲が強いらしいね。」
咲夜「な、何よ急に?」
京谷「だからさ、好きな人には目一杯甘えたくなるらしいんだ。僕。」
咲夜「/////////」
京谷「それで………好きな人には目一杯、悪戯をしなきゃ僕って満足しないみたい。」
咲夜「………それって///////」
京谷「気付いた?でも言わせてもらうよ♪」

京谷は咲夜の耳元で、こう囁いた。

京谷「僕は咲夜が好きだ♪だから、今日は寝かさない♪良い?」
咲夜「//////////……はい♡♪」

因みに、この時は全員寝ていたので何かが聞かれる事も無かったらしい。











どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
………oh、京谷君が微サディスティック。まあ京谷の性格はこんな感じが良いかな?と思ってましたが。
だって殆ど主人公が受け、女キャラが攻めっていうのが多いので、この小説では主人公が攻めの性格っていうのも良いかと思いまして。満足していただければ幸いです。

さて、次から新しい章に入っていきたいと思います。
次は『京谷君の里帰り』ですね。
後ですが、アンケートの期限を今日から一週間取らせていただきます。つまり、次章が出るのは一週間後となるということです。それまでは別の小説を書いていく予定です。

それでは皆さん。また一週間後にお会いしましょう!!


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説明

……あーあー、マイクテス、マイクテス。……うん、これでおっけ。

京谷「鬼、こっちは準備出来たぞー。」

おし。じゃあ始めますか。



京谷「京谷と!」
鬼「うぷ主の!」
京谷・鬼「キャラ設定説明ー!!」ドンドンパフパフ
鬼「はい!この回では、改めて京谷君たちの設定であったり東方キャラのオリジナルスタンドの紹介や、明日投稿する『里帰り編』に登場するキャラやスタンドを説明していくコーナーになっています!」
京谷「ネタバレもあるから、それが嫌な方はブラウザバック。『どんと来い!』という方は、そのままで!」


鬼「さて、先ずは改めて京谷君たちの紹介だ!」



主人公

五十嵐 京谷(いがらし きょうや)
年齢16歳 身長175cm 体重65㎏

特徴

右目が赤、左目が紺色のオッドアイ
比較的端正な顔立ち
咲夜とは恋人同士

オーバーヘブン時
目が金色に変化 額に星の形をしたマークが出現する

レクイエム時
髪が金色に染まる

オーバーヘブン・レクイエム時
オーバーヘブンとレクイエムの両方の特徴と、左下瞼から『JOJO』右下瞼から『DIODIO』と続いている模様が出現する。


スタンド名

変化者《チェンジャー》
破壊力B スピードA 射程距離C(~8m)
持続力B 精密性A 成長性A

容姿
髪が逆立っている 筋肉質 全身が黒い
目は青く光っている 人型

能力

『変化する能力』『共鳴する能力』

『変化する能力』
チェンジャーの1つ目の能力。チェンジャーの後に別のスタンド名を言うと、その別のスタンドの基本能力、大きさ、体質に変化する能力。本来は変化しても、その別のスタンドの固有能力は使えないが『共鳴する能力』で別のスタンドの固有能力は使えるようになっている。そして、自分が知っているスタンドで無ければ変化出来ない。

例)『変化者 ○○○《チェンジャー ○○○》』

『共鳴する能力』
チェンジャーの2つ目の能力。能力者と出会う事で、その能力に対応したスタンドの固有能力を得られる能力。但し、能力者に会ったとしても該当するスタンドの固有能力が無ければ共鳴はしない。


チェンジャー・オーバーヘブン
破壊力A スピードS(全てのスタンドを超える)
射程距離B(20m) 持続力A
精密性S(全てのスタンドを超える)
成長性E

容姿
チェンジャーの拳と脚の色が白くなったのみ

能力
『真実を上書きする能力』

説明は割愛


チェンジャー・レクイエム
破壊力A スピードA 射程距離A(~150m)
持続力A 精密性A 成長性E

容姿
右目が赤く、左目が紺色に染まる
髪が白く染まっている

能力

『対象の全ての行動を五秒間停止させる能力』

レクイエム時の能力。能力を使いたい対象に向けて手をかざすと、その対象の全ての行動が五秒間のみ停止される。
この全ての行動には『心臓を動かす』等の無意識の行動をも停止させる事が出来る。


チェンジャー・オーバーヘブン・レクイエム
破壊力S(全てのスタンドを超える)
スピードS(全てのスタンドを超える)
射程距離C(~8m)
持続力S(全てのスタンドを超える)
精密性S(全てのスタンドを超える)
成長性 完成

容姿
オーバーヘブンとレクイエムの時の特徴を持つ

能力

オーバーヘブンとレクイエム時の能力を持つ




登場キャラ

十六夜 咲夜(いざよい さくや)
年齢 秘密 身長171cm 体重 秘密にされた

特徴

銀髪 紅魔館のメイド長 体術は一流
京谷の話題を出すと(話題にもよるが)照れたり、無表情になる
京谷とは恋人同士

スタンド名

J・T・R
破壊力C スピードB 射程距離D(3~4m)
持続力C 精密性A 成長性B

容姿
黒のシルクハット 表は黒、裏が赤のマント
不気味な仮面 人型

能力

『殺す能力』

『殺す能力』
J・T・Rの固有能力。スタンドが持つナイフを当てる事で、全てを殺す事が出来る能力。人は勿論、その気になれば不死の者や自身にかかる抵抗など、ありとあらゆる現象や生物等を殺す事ができる。プッチとの対決では重力を殺した。






魂魄 妖夢(こんぱく ようむ)
年齢 百桁 身長162cm 体重 秘密にされた

特徴
白髪 二刀流 白玉楼の庭師兼剣術指南役

スタンド名

サムライ・スピリット
破壊力ー スピードー 射程距離E 持続力A
精密性ー 成長性A

容姿?
道具型 刃の部分が青く、淡く光っている

能力

『軌道をよむ能力』『見た軌道を模倣する能力』

『軌道をよむ能力』
サムライ・スピリットの1つ目の能力。このスタンドを装備している間、あらゆる軌道をよむ事が出来る。剣筋、拳の軌道、弾丸の軌道や光線の軌道をもよむ事が出来る。

『見た軌道を模倣する能力』
サムライ・スピリットの2つ目の能力。このスタンドを装備している間、見た軌道を完全に模倣する事が出来る。尚、過去に見た軌道をも完全に模倣する事が出来る。










エンリコ・プッチ
年齢56歳(魂だけになったので39歳の時の風貌) 
身長193cm 体重(魂なので計れない)

特徴 
額に星形の模様 首筋に星の痣

スタンド名

C-MOON
破壊力なし スピードB 射程距離? 持続力?
精密性? 成長性?

能力、容姿 それぞれ割愛









『里帰り編』登場キャラ

東風谷 早苗(こちや さなえ)
年齢16歳 身長168cm 体重 秘密にされた

スタンド名

守護の奇跡《ガーディアン・ワンダー》
破壊力A スピードD 射程距離E(1~2m)
持続力A 精密性B 成長性C

容姿
着物の様な頑丈な鎧を着ている 
両腕に星を半分ずつ分けた模様
身長は早苗の肩程度 肩甲骨あたりまで伸びている黒髪
人型

能力

『威力を反射する能力』







空条 承太郎(くうじょう じょうたろう)
年齢59歳 身長192cm 体重80㎏

特徴
何時でも何処でも帽子を被っている。
青いコートを着用 ややグリーンの目
外見は若々しいが、少し白髪が増えている。

スタンド名

星の白金《スター・プラチナ》
破壊力A スピードA 射程距離C 持続力A
精密性A 成長性A

容姿

中世ローマの騎士風。6部の時よりも若干筋肉質。

能力 割愛







広瀬 康一(ひろせ こういち)
年齢44歳 身長160cm 体重53㎏

特徴
白髪。本気になると頼りがいのある人物に豹変する。

スタンド名

エコーズ

act1
破壊力E スピードE 射程距離B 持続力B
精密性C 成長性A

act2
破壊力C スピードC 射程距離B 持続力B
精密性C 成長性A

act3
破壊力A スピードB 射程距離C 持続力B
精密性C 成長性A

能力、容姿 それぞれ割愛









空条 徐倫(くうじょう じょりーん)
年齢36歳 身長173cm 体重61㎏

特徴
髪を伸ばしている。長袖、長ズボンの服装。
日本人男性と結婚。 子ども(男)が1人居る。

スタンド名

ストーン・フリー
破壊力A スピードB 射程距離1~2m
持続力A 精密性C 成長性A

能力、容姿 それぞれ割愛








ブロウ(烏)
年齢推定3歳 身長(尾からクチバシまで)50cm
体重572㌘

特徴
女嫌い(特に早苗) 京谷には特別なついている

スタンド名

虹色の烏《レインボー・レイブン》
破壊力C スピードB 射程距離A(3000m)
持続力A 精密性B 成長性E

特徴

全部で7体の烏のスタンド
それぞれの色で属性が決まっている

能力

『炎・水・氷・雷・土・光・闇の属性の光線を放つことができる能力』











鬼「よし!これで終わり!」
京谷「じゃねぇだろぉぉぉぉおお!!」ドロップキック
鬼「タコス!!」
京谷「何で里帰りに出てくる承太郎さんたちの能力とか割愛してんだ、てめえ!!」
鬼「だ、だって。皆知ってるから良いかなって?」
京谷「………はぁ。すいません、皆様。こんな『駄』作者のうぷ主が。」
鬼「おいこら」(^ω^#)
京谷「んなことよりよぉ。オリキャラのアンケートどうなったよ?」
鬼「だーれも書いてくれなかったから、話を作り安かったアイツにするよ。」( TДT)
京谷「アイツ?後泣くな。」
鬼「アイツだ。」( ;∀;)
京谷「誰だよ?後、まだ泣いてんのかよ。」
鬼「はぁ、もう良いや。アイツにする事は確実だし。」
京谷「あ、そ。」
鬼「ごほんっ………では皆様、ここまで読んでくれてありがとうございます!!」
京谷「こんなうぷ主の小説ですが、色んな方にお気に入り登録してもらって感謝しています!!」




鬼・京谷「ではでは、次回をお楽しみに!!」





京谷「そういえば、ラスボス誰だ?」
鬼「それは秘密。」

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里帰り編 奇跡級の防御

『帰宅してから一週間後』
大図書館にて
周囲の色が失われる。

咲夜「京谷、ここにいるかしら?」

咲夜は少し辺りを見渡す。
そこに椅子に座っている京谷を見つける。

咲夜「おーい、京谷ー♪」

咲夜は京谷を呼ぶ。しかし返事が無い。

咲夜「?京谷ー?」

咲夜は京谷に近づく。

咲夜「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。そこで京谷の顔を覗きこんでみた。

京谷「……………」コクン……コクン……
咲夜「何だ♪寝てるだけか♪」

京谷は座ったまま寝ていたのだ。しかし咲夜は京谷の膝上にあった本を見て、少し離れた。

咲夜「…………京谷、大丈夫かしら?」
京谷「…………んにゃ!?」
咲夜「うわわっ!!」
京谷「あービックリした。何かア○トースみたいな奴が見えたけど話面白くて喋りすぎた夢を見てしまった。」
咲夜「(最早、夢じゃない。)」

京谷は立ち上がり、本を元の場所に戻す。
その後、京谷が振り返ると咲夜が見えた。

京谷「あ、咲夜♪」
咲夜「お早う♪京谷♪随分と寝坊助さんね♪」
京谷「いやー、参った参った♪はははっ♪ところで何か用?」

咲夜は持っていた手提げ篭を見せる。

京谷「???」
咲夜「行かないの?」

咲夜は京谷に対し、ちょこっと首を傾げる。それを見た京谷は鼓動の高鳴りを感じ一種の誘惑に負けた。つまり一緒に人里まで買い物に出かけた。







『キングクリムゾン!!』







人里にて

京谷「今日も今日とて、たくさんの人がいるなぁ。」
咲夜「そうねー♪」
京谷「ま、咲夜と一緒にいる事が一番嬉しいけど♪」
咲夜「!?///////んもぅ♪」
京谷「事実だよ♪咲夜といると安心する♪咲夜と一緒だと楽しい♪」
咲夜「あーんもぅ/////照れてるのに……意地悪/////」
京谷「関係ないよ♪愛してる人の可愛い表情が見れるんだもん♪」
咲夜「帰ったら、こっちが意地悪してやる♪//////」

人里の真ん中で堂々とイチャイチャしている二人。人里の男からの鋭い視線が京谷に向かい、女性からの視線が咲夜に向かう。だが、二人は気にする様子も無い。
そんな二人に近づく人物。

早苗「き、ききき京谷さん?咲夜さん?」

上ずった声で尋ねて来たのは早苗だった。
二人は早苗の方を向く。

京谷「あ、久しぶりー。早苗ちゃん。」
咲夜「あら、早苗。」
早苗「お、お久しぶりです。京谷さん。咲夜さん。」
京谷「こんな人里で会うのは『あの時』以来かな?」
早苗「そ、そうですね。ははは。」
咲夜「それより、早苗。私たちに何か用?」
早苗「あ、はい。少し京谷さんに伝えたい事がありまして。」
京谷「俺?」
早苗「はい。『宴会するから守谷神社に来い』と萃香さんが。」

京谷は咲夜を見る。咲夜は溜め息をつく。

咲夜「行っても良いわよ。宴会。」
京谷「ごめんね。埋め合わせは今度するよ。」
咲夜「何を言ってるの?私も行くに決まってるじゃない。」
京谷「あれ?でもレミリアたちはどうするの?」
咲夜「連れて来るに決まってるじゃない♪」
京谷「……という事だけど。良い?」
早苗「わ、分かりました。紅魔館御一行追加と。」

こうして用事を終えた早苗は神社に帰り、京谷と咲夜は買う物は買い紅魔館へと帰る。









『メイド・イン・ヘブン&キングクリムゾン!!』









守谷神社にて

京谷「お待たせー!!」
萃香「おーい!!遅いぞー!!」
月読見「京君ー!!やっほー!!」
文「京谷さーん!!助けてー!!」
天魔「…………………」
レミリア「な、何よ?この面子。」
京谷「ブッ壊れ面子。」
プッチ「自分で言うのか。」(困惑)

紅魔館御一行が到着すると各々の反応を示している。
萃香は文を捕まえ、酒を飲ませている。天魔は意外にもお猪口でちびちび飲み、月読見は神奈子と諏訪子と飲んでいるが、その二柱はガチガチに緊張していた。
紅魔館御一行は、その中に入り各々酒を飲んだり用意された物を食べたりと。
京谷は咲夜とプッチの二人を連れ、月読見の所に座る。

京谷「いよっ!!月君、久々!!」
月読見「京君、久々!!」

一人と一柱は握手をする。

京谷「あ、そうそう月君。父さんと恋人紹介するね。こっちが僕の父さんで、こっちが僕の恋人ね。」
月読見「ほへー!お父さんと恋人!!」
プッチ「初めまして。エンリコ・プッチという。」
咲夜「十六夜咲夜です。どうも////////」
京谷「父さん、咲夜。こっちが月で友だちになった月読見っていう神様の月君。」
月読見「ご紹介の通り。僕は人間に月の神様って呼ばれてる月読見命さ。宜しく。」

プッチは月読見に近づき、握手を交わす。

プッチ「どうも。京谷が仲良くしてもらっているそうで。」
月読見「良いよ良いよ、そんなこと!!僕の方が楽しかったんだし、京君と仲良くしてるのはこっちの方さ!!」
プッチ「ふふっ、中々良い友を持ったな京谷。」
京谷「自慢の友だちさ、月君はね。」
神奈子・諏訪子「(つ、月君、京君って何だ!?)」

目の前にいた二柱は固まっていた。

早苗「京谷さーん!!飲んでますかー!?」

そんな中、早苗がほろ酔い気分で京谷に近づく。

神奈子・諏訪子「(早苗ぇぇぇえええ!!そんな気分で月読見様に近づくなぁぁぁああ!!)」
京谷「およ?どったよ、早苗ちゃん。」
早苗「いえぇ。別にぃ。それより……」
京谷「ん?」

すると、早苗は京谷にジャンピング土下座をする。
それは見事なまでの土下座であった。

京谷「えっ?」
早苗「お願いします!!






      スタンドが欲しいです!!







暫くの間、周囲が静かになっていたので
『キングクリムゾン!!』



京谷と咲夜やプッチに月読見は酒を飲みながら早苗の話を聞いていた。

早苗「わらひだってぇ~ヒック、スタンド欲しいれすよ~ヒック、だって~ヒック、ジョジョラーの~ヒック、憧れじゃないですか~!!」

早苗は話している内に京谷に向けて大声を出す。

京谷「ちょっと待って、ちょっと待って!!落ち着け!!」
早苗「落ち着かせるのなりゃ~ヒック、私にスタンドを~!!ヒック。」
プッチ「だが、弓矢を刺したとしても耐性が無ければ意味が無いのでは?」
京谷「そうそう!!父さんの言う通り!!もし刺したとしても耐性が無けりゃ最悪死ぬかもよ!?」
早苗「そにょ時は~ヒック、京谷さんに~ヒック、治してもらいましゅ~ヒック。」
月読見「そういえば、僕も治してもらったっけ。何か京君がピンクと水色の腕になってたっけ。」
早苗「ということで~ヒック、おにぇがいしますよ~ヒック。」
京谷「でぇい!!鬱陶しい!!それなら自分でやるかい!?」

そう言い、京谷は懐から黄金の弓矢を出す。

早苗「ふぅおおおおおおおおおお!!」ヒュバ!!

早苗は弓矢を素早く京谷から取り上げる。

三人と一柱「はやっ!!」
早苗「これで私もぉぉぉぉおおおお!!スタンド使いどぅああああああ!!アーハハハハハ!!」
京谷「やばい!!早苗ちゃんがシュトロハイムテンションになってやがる!!」

その後、早苗は自分の腹を刺した。弓矢は上手く適合したらしく、そのまま早苗の腹を貫通させた。そして早苗の腹の穴は塞がったものの、早苗が気絶したので宴会はお開きになったそうな。













『翌日』
紅魔館にて

早苗「お願いします!!スタンドバトルしてください!!京谷さん!!」
京谷「………………………」

早苗が目覚めた時は朝になっており、二柱から成功した事を聞くと直ぐに紅魔館に向かい京谷に向かって土下座した。

早苗「京谷さん!!」
京谷「はぁ~…………わーった、わーった。やってあげるから。」

早苗は返事を聞いた後、その場で跳ねていた。
京谷は早苗を落ち着かせ、中庭で早苗のスタンドを確認するのだった。






『キングクリムゾン!!』






京谷「それじゃあ先ず、スタンドを出してみて。」
早苗「はい!!」
プッチ「スタンドの出し方と戦闘法を教えるのか。京谷は。」
レミリア「それにしても、早苗がねぇ。大層、嬉しそうな表情をして。私も欲しいかも。」

現在、レミリアとプッチはバルコニーでお茶を嗜んでいた。京谷が早苗に対しレクチャーする行為をプッチは、にこやかに見ていた。
レミリアは冗談混じりで言ってみたが、内心欲しいと思っている。それもそうだ。自分の知らない世界を見れるのだから。
そうこうしていると変化が起きた。

京谷「ほぉー。これが早苗ちゃんのスタンドか。」

京谷の目に映っていたスタンド像。
巫女の様な服装に両腕に星が半分になった模様という、如何にも巫女らしいスタンドなのだ。

早苗「こ、これが………これが!!……私の………!!」
京谷「その前に、こいつの名前だ。どうする?」
早苗「うーん……先ずはバトルをお願いします!!それと能力の確認を!!」
京谷「OK。先ずは能力から調べるぞ。早苗!!バトルの準備だ!!」
早苗「は、はい!!」
レミリア「いよいよね。」
プッチ「楽しみだな。」

京谷と早苗はお互い距離を取った。そして、向かい合う。

京谷「準備は良いか!?」
早苗「はい!!覚悟は出来てます!!」

京谷は、スタンドを出す。

京谷「良いか!!先ずは基本能力を知りたい!!だから、俺におもいっきり攻撃してこい!!」
早苗「分かりました!!」

早苗はスタンドを出す。

早苗「(先ずは射程距離から。)」

早苗はスタンドを移動させる。しかし、その速度が尋常な程遅い。しかも、早苗からちょっと離れると動かない。

早苗「(えぇと、これだと近距離型で……スピードが遅いんですね。使いにくそうだな。)」
京谷「(先ずは射程距離。ホントに近距離にしか行けない。尚且つスピードも遅い。)よし、早苗!!スタンドを引っ込めて、早苗自身が近づいて来い!!」
早苗「は、はい!!」

京谷の指示通りに動く早苗。

京谷「よし!!じゃあスタンドを!!」
早苗「はい!!」

早苗は、もう一度スタンドを出す。

京谷「良いか!?俺は防御するから、早苗は俺のスタンドに一発おもいっきり殴れ!!」
早苗「はい!!」

京谷はスタンドを出し、防御体勢を取る。

早苗「いきますよー!!」

早苗のスタンドは攻撃の体勢をする。
そして、京谷に向けて殴りつける。が、

早苗「!?」
京谷「!?遅っ!!移動スピードもパンチスピードも遅っ!!」

そう、遅いのだ。早苗のスタンドのスピードは全体的に遅い。つまり何かをする際、かなりのタイムロスが生まれる。隙だらけになるのだ。
京谷は、それでも防御体勢を取り早苗のスタンドの攻撃を防御した。
その時!!驚くべき事が起きたのだ!!

京谷「!?何っ!?」
早苗「!?えっ!?えっ!?」

そう!!京谷のスタンドは早苗のスタンドのパンチを防御したのだ!!だが!!遅い事に反比例するかのように、その威力は規格外の物になっていたのだ!!そして!!見事に京谷は吹っ飛ばされたのだ!!

京谷「ぐっ!!『世界《ザ・ワールド》』!!時よ止まれ!!」

周囲の色が失われる。
京谷の移動速度は収まらなかったが、何とか壁ギリギリの所で耐えた。

京谷「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。

早苗「だ、大丈夫でしたか!?」
京谷「あー平気平気……ッウ!!」

突如、京谷の腕が痛んだ。袖を捲り見てみると、赤く腫れていたのだ。

京谷「(スピードに対して反比例するパワー!!恐ろしいな。だが、一体どうやって?)」

京谷は考えても仕方無いので、次に進む。

京谷「んじゃあ、次は俺が攻撃。早苗ちゃんが防御。OK?」
早苗「OK!!」

早苗は同じ様に防御体勢を取る。
京谷は早苗のスタンドに向けて殴りつける。

チェンジャー「無駄ァ!!」

チェンジャーは殴り付けた。殴り付けたのだが……

京谷「!?何だとっ!?」
早苗「こ、これは!?」

そう、早苗と早苗のスタンドの周囲に鋼鉄の膜の様な物があったのだ。そして!!その鋼鉄の膜から!!
殴り付けられた痛みが、京谷に走る!!

京谷「ぐおぉ!!」
早苗「き、京谷さん!!」
京谷「構うな!!それより、そのスタンドの能力か!?よく見りゃ、腕の模様がくっついて星の形になって光ってる。これが能力なのか?」

そう、京谷が見た物は早苗のスタンドの腕にある模様。それがくっついて星の形になり、光っているのだ。

京谷「次だ!!『魔術師の赤《マジシャンズレッド》』!!」

京谷は右腕を変化させ、炎をぶつける。
しかし、またもや弾かれる。それどころか京谷に向かっているのだ。

京谷「フンッ!!」

京谷は右腕で炎を払う。

早苗「熱っ!!」

だが、早苗は熱さは感じ取っていたようだ。
京谷は考えた。そして、閃いた。

京谷「早苗ちゃん!!分かったぞ!!スタンドの能力!!」
早苗「えっ!?」
京谷「そのスタンドの能力は恐らく『威力を反射する能力』!!さっきの炎の攻撃で熱だけが伝わったから恐らくそうだ!!」
早苗「い、威力を反射?ですか?」
京谷「っはぁ……そう。威力を反射。物理攻撃じゃ絶対に傷付かずに相手にダメージを与える『防御型』って所だな。」

京谷と早苗は近づき、話した。

早苗「で、では何故あんなに遅いのにパワーが?」
京谷「さあ?そこまでは。それは基本能力じゃない?」
早苗「何かアンバランスなスタンドですね。」

早苗は少しがっかりしていた。その後、レミリアとプッチと共にお茶を楽しむのであった。
















どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
皆様、大変長らく?お待たせしました。本編がやっと再開です。いやー待ちきれなかったから番外編と説明を書いてしまった。後悔はしてないけど。
それより、早苗ちゃんのスタンドが登場!ちょっと展開が急ですが、中々グレートにチートですよ。こいつぁ。

では、次回もお楽しみに。


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二年ぶり①

『3日後』
現在、守谷神社。

早苗「おっらぁ!!」

早苗はスタンドで京谷のスタンドを殴りつける。
やはり京谷には耐え難い威力の遅く重いパンチを放ってくる。
一つ言える事が、嘗めていると確実にやられる。
まるで時速7~80㎞の速度でダイヤモンドが、そのまま突っ込んでくる程の遅く重いパンチなのだ。

京谷「甘い甘い!!」

だが、京谷は避ける。早苗のスタンドは全体的にスピードが遅い。つまり、早苗のパンチは避けやすいのだ。ただ、遅いといってもパンチ一発に掛かる時間は二秒程だが。

京谷「早苗ちゃん!!新作見せてやるぜ!!」
早苗「ふぇ!?」
京谷「『変化者 ナパーム・デス《チェンジャー ナパーム・デス》』!!」

京谷のスタンドは小さなペンに変化する。

早苗「ぺ、ペン!?」
京谷「いくぜ!!『星の白金《スタープラチナ》』!!」

京谷は下半身を変化させ、早苗に接近する。
早苗に近づくと、持っているスタンドペンで空中で何かを書いた。



         『爆』と



早苗「!?」

その後、爆発が起きた。咄嗟の出来事だったので片腕で防御するが、敢えなく吹っ飛ばされる。

早苗「ば、爆発!?」
京谷「まーだまだいくぜ!!『変化者 ソニック・ユース《チェンジャー ソニック・ユース》』!!」

京谷は変化させたスタンドペンを投げる。すると、ギターを持った人型スタンドになった。
そのスタンドはギターを弾くと周囲に真空波が生まれた。
早苗は防御体勢で能力を発動させる。
勿論、その威力は跳ね返されるが真空波そのものは早苗の腕や顔を掠める。

早苗「ッ!?」
京谷「よーし、このぐらいで良いか。休憩するぞ。」

京谷は他の変化を解除させ右腕を『クレイジーダイヤモンド』に変化し、早苗の傷を治す。
早苗は二柱の元に、京谷は一緒にいた咲夜に歩み寄る。

咲夜「お疲れ様♪」
京谷「んー♪」

咲夜に対し、京谷は両腕を広げる。咲夜は近づいて京谷と抱き合う。

咲夜「この甘えん坊さんめ♪」
京谷「咲夜の抱き心地が良いんだもん♪」
咲夜「私もよ♪」

その二人を見ていた早苗、神奈子、諏訪子は口の中がジャリジャリしていた。

早苗「本当に仲が良いですね~。京谷さんと咲夜さん。」
神奈子「…………甘い。」
諏訪子「それは私も同じだよ神奈子。あれを見てると砂糖が込み上げてくる。」
早苗「あ、またキスしてますよ。」
京谷「♪~」
咲夜「♪~」


その後、紅魔館に戻り昼食をとると大図書館で本を読む事にした京谷であった。












大図書館にて

京谷「…………………」
プッチ「……………なぁ京谷?」
京谷「ん?」
プッチ「楽しんでるか?」
京谷「急に何?父さん。」

京谷は少し笑って答える。質問の意図が読めないからだ。

プッチ「いや、な。」
京谷「???」
プッチ「………楽しいならそれで良いか。」
京谷「父さん?どったよ?今日変だよ?」
プッチ「いや、それなら良いんだ。うん。」

そう言い、プッチは図書館を出る。
京谷は疑問を抱いたまま、考えに耽っていた。










紅魔館 廊下にて

プッチ「………………」
紫「……やっぱり、言い難いかしら?」
プッチ「………紫か。」

紅魔館の廊下。そこに紫とプッチが並んでいた。

プッチ「まあ、事が事だからな。聞いた時は驚いたぞ。紫。」
紫「京谷なら、すんなり承諾してくれそうなのにねぇ?」
プッチ「……そうかもしれんが………」
紫「……貴方ねぇ。もう良いわ。私が言ってくる。」
プッチ「待て。」

プッチはスタンドで紫を引き寄せ、頭を掴む。

紫「あらー、怖い怖い♪」
プッチ「すまんが、この事は自分が言う。流石に親としてな。」
紫「………そう。良いわ。プッチも決めたし。」
プッチ「はぁ。」
紫「それより、頭痛いのだけど?」
プッチ「おっと、すまない。」

プッチは紫を離す。

紫「全く、京谷の恩人(?)なのに。なんたる仕打ち。」
プッチ「人では無いだろ。」












夕食後、バルコニーにて

レミリア、咲夜、京谷、プッチの四人はバルコニーでティータイムをしていた。そこにプッチが京谷にある提案をする。

三人「里帰り?」
プッチ「あぁ。」
咲夜「で、ですが何故?」
レミリア「それもそうよ。何故急に里帰りなの?」
京谷「(てか、里帰りというより元の世界に帰ることになるんだよね?里帰りじゃなくて、何帰りって言うんだ?)」
プッチ「いやな、京谷も元の世界に二年以上帰っていない。久々に会いたくないかい?アイツらに。」
京谷「……それって………あの人たちに?」
プッチ「ま、そうなるな。」

プッチは紅茶を飲む。

プッチ「………ふぅ。それで?どうする?」
京谷「いや、どうするって……」

京谷は唸っている。里帰りと言われて、少し悩む。

レミリア「あら、なら行ってくれば良いじゃない。」
京谷「レミリアちゃん!?」
レミリア「あの人たちってのは知らないけど、昔の友人にでも会ってきなさいよ。京谷、確かプッチが急に教会に連れてこられた後はプッチたちの事は覚えてなかったのでしょう?会いに行ってきなさいよ。」
京谷「あー、んでも…ね?」

京谷は咲夜をチラリと見る。レミリアは溜め息を吐く。

レミリア「咲夜。」
咲夜「はい。」
レミリア「外の世界に興味はあるかしら?」
咲夜「いえ、まったk「じゃあ京谷の生まれた世界は興味ある?」……それは……まぁ♪////」
レミリア「そこでだけど、咲夜。京谷に付き合ってもらえないかしら?」
京谷「ちょ、ちょっと待って!!それだと紅魔館の方は!?」
レミリア「何を今さら。咲夜がいない間、紅魔館のメイド長は美鈴だったし。そこの所は大丈夫よ。」
京谷「えっ?マジ?」
プッチ「あぁ。後、私は行けないからな。」
京谷「うぇっ!?何で!?」
プッチ「私は魂のみの存在。もし私が行ったとしても通常の人間には見えない。そういう事だ。」
京谷「け、けどさぁ。」
プッチ「分かってる。」
京谷「……………」
プッチ「京谷、お前の気持ちが分からない訳じゃあ無い。だが、たまには私抜きで楽しんで来たら良い。誰か他の方と行ってこい。」
京谷「と、父さん……」

その後、京谷は周りから説得され誰を連れていくか考える事になった。














『2日後』
紫「それじゃあ三人共、準備は良いかしら?」
早苗「準備万端です!!」
咲夜「………ねぇ、京谷?」
京谷「いやさ、外の世界出身って聞いたから俺が生まれた世界を見せてあげるのも良いかと思って。」
咲夜「んむぅ…………」

結局、京谷は早苗と咲夜を連れ行くことにした。

紫「はーい皆、下に注もーく!!」
三人「ん?」

三人は下を見た。
そこには、目が沢山ある空間が。つまり、

京谷「にゃああああああ!?」

京谷たちは落とされた。

紫「………それじゃあ頑張ってね。三人共。」





















京谷「いって!!いってー!!足が痺れる。」
咲夜「うおっとと!!」
早苗「ぎゃん!!」

とある場所に、三人は落とされる。

早苗「痛た……」
京谷「平気か?早苗ちゃん。」
早苗「まだ痛みます……」

京谷は早苗の手を引き、立ち上がらせる。途中、咲夜が“むすっ”としていたが京谷は宥める。
宥めた後は周囲を見渡す。

京谷「………ここが、か。俺の生まれた世界。現在2028年の東京。」
早苗「2028年……オリンピックの年ですね。何処なんでしょうか?」
咲夜「おりんぴっく?」
京谷「簡単に言えば色んな国の人が、ある一つの国でスポーツをする世界的行事かな?」
咲夜「ふーん。」
早苗「まあ、仕方無いですね。この反応は。」
京谷「俺も、そこまで。」
早苗「実を言うと私も……」

そんな雑談の中、京谷たちは『ある建物』に見いっていた。

早苗「………あの京谷さん?もしかして……ここって。」
京谷「あぁ。ここが








       『空条邸』だな。








京谷たちが見たのは、とある和風の門。その表札には『空条』の文字。

京谷「………あぁ、思い出してきた。懐かしいや。」

京谷は笑顔で、そう言った。
そんな様子を見ていた早苗と咲夜。

京谷「……確か……父さんが言ってたな。俺が一歳の時に初めて承太郎さんに抱っこされたって言ってたな。そん時は俺って好奇心旺盛で、色んな場所を歩き回ってたって言ってたっけ。」
早苗「………羨ましいぃッ!!」
咲夜「いや、何でよ?」
早苗「ジョジョラーにとっては最高のご褒美とも言えることを京谷さんはしてるし、されてるんですよ!!こんなに羨ましいこと無いですよ!!」
咲夜「わ、分かったから落ち着いて。」

門前ではしゃぐ早苗。しかし京谷は感慨深く、空条邸を見ていた。懐かしい思い出を。楽しんだ日々を。色んな人に会ったこと。



















  「人の家で何をしている?学生諸君。」








三人は、その声の方向に振り向く。

京谷「!?」
早苗「!?ああああ!!」
咲夜「……………」

目の前にいた男。その男に早苗は驚きと喜びを、咲夜は驚きを、京谷は懐かしさを覚えた。

「ん?……その目の色は………まさか……」

その男は京谷を見て、言った。








「五十嵐……京谷君……なのか?」

京谷はそれを聞いた後、笑顔で言った。

京谷「お久しぶりです。承太郎さん。五十嵐京谷です。」
承太郎「や、やはり……京谷君だったか!!久しぶりだったな。」
京谷「はい。精々二年位ですけど。」
承太郎「それでもだ。それより、家に入りなよ。」
京谷「だ、大丈夫なんですか?今は。」
承太郎「大丈夫だ。それより君たちと話がしたい。」
早苗「い、今。君『たち』って!!君『たち』って!!」ヒソヒソ
咲夜「良いから黙りなさい。」
早苗「アッ、ハイ。」

京谷たちは承太郎に案内され、屋敷『空条邸』に案内される。
















どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、今回は7thジョジョスタンドを出してみました。設定としては『別世界で過ごした二年間の間に知った』という設定です。今回は『ナパーム・デス』『ソニック・ユース』を出してみました。また出していこうかと思っています。

では、次回もお楽しみに。


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二年ぶり②

現在、京谷たち三人は空条承太郎と共に空条邸にいる。
居間らしき場所に案内され、使用人らしき人物からお茶が出される。承太郎と京谷、咲夜と早苗は出された茶を飲んだ後少し溜め息をつく。

承太郎「ふぅ。……本当に久しぶりだな。京谷君。居なくなった時はどうしてたのかと。」
京谷「少々訳ありで狙われてたらしくて、父さんが逃がしてくれましたけど。」
承太郎「狙われてた?誰にだ?」
京谷「あー………別世界のDIOに。」
承太郎「何っ!?DIOだと!?」
京谷「あぁ!!で、でも倒したんで大丈夫です!!はい!!」
承太郎「そ、そうだったのか。すまない。動揺してしまった。」
京谷「いえ、こちらこそすみません。流石にDIOの事を話すと、ややこしくなる事は分かってたんですが……もう終わったことなので伝えても良いかと。」
承太郎「し、しかし……うむ……『DIOがDIOを倒す』……あ、頭が痛くなってきた。」
京谷「そ、そこまで考えなくても良いですよ。はははっ。」
早苗「(う、羨ましいィィィィ!!)」
咲夜「(凄い大きいわねぇ。見上げなきゃ顔が見えないわ。)」
承太郎「ところでだが京谷君。そこの彼女たちは?」
京谷「えぇと先ず、こっちの緑髪の方は東風谷早苗と言います。」
早苗「どうも!!初めまして承太郎さん!!私、貴方の大ファンです!!」
承太郎「あ、あぁ。(俺のファン?)」
京谷「それと、こちらが……俺の彼女で十六夜咲夜って言います。」
咲夜「は、初めまして。十六夜咲夜です。」
承太郎「京谷君の彼女さんか。中々可愛いじゃないか。良い人と付き合って良かったな。」
京谷「え、えぇ。まぁ///////」

京谷は、はにかみながらも答える。その答えに咲夜も頬を緩め、顔を赤くする。

早苗「あ、あの承太郎さん!!」
承太郎「な、なんだい?えぇと。」
早苗「早苗です!!」
承太郎「あ、あぁ、早苗ちゃんか。」

早苗は表情を明るくさせ、勢い良く外に出る。

承太郎「あ、おい!!ちょっと!!」
早苗「フゥゥオオオオオオオオアアア!!」
京谷「す、すみません。訳を話すと長くなるんですが。」

京谷は自分が過ごした別世界の事を話した。
その世界では、承太郎たちはマンガ化やアニメ化されていたりと、二次元としての存在として知られている事を話した。

承太郎「な、成る程。つまり、早苗ちゃんはその別世界の人間で、俺たちの事を知っているという訳なのか。」
京谷「そ、そうなります。実を言うと僕も読んでいて。だから『ジョセフ・ジョースター』の事も知っていますし、基本世界の出来事も知っています。」
承太郎「ジジイの事も知っていたのか。……それより、基本世界とは?」
京谷「分かっている事は、全ての世界の『軸』となっている世界の事です。その『軸』から、この世界は繋がっています。」
承太郎「ふむ……そうか。」
咲夜「何の話?京谷。」
京谷「咲夜は知らなくても良い事かな?」
咲夜「ぶぅぅ。」

と、そこに戻ってきた早苗。何故かスタンドを出して。

承太郎「何っ!?スタンド!?まさか、早苗ちゃんもスタンド使い!?」
京谷「ちょ!?早苗ちゃん!?何でスタンドを出してんの!?」
早苗「フゥゥオオオオオオオオアアア!!」

早苗はハイになっているせいか承太郎に攻撃を仕掛ける。

承太郎「クッ!!『星の白金《スタープラチナ》』!!」

承太郎は咄嗟に防御するが、早苗のスタンドのパンチをを受けると一瞬にして防御が崩れる。

承太郎「何っ!?こ、このパワーは!?」
京谷「だあー!!『世界《ザ・ワールド》』!!」

周囲の色が失われる。

承太郎「(な、何ぃ!?時を止めた!?それに、京谷君の右腕がザ・ワールドに!?)」
京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」

京谷はスタンドを出し、早苗に当て身をする。

京谷「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。その直後、早苗は気絶する。
倒れそうになった早苗を支える。

京谷「こ、このアホ……」
承太郎「き、京谷君!!今、時を!?」
京谷「あー、えぇ。まぁ。一応俺も出来ますね。はい。」
咲夜「私も出来るんだけど?」

咲夜は京谷の左腕にしがみつく。

承太郎「何っ!?この子もスタンドを!?」
京谷「一応スタンド使いですが、本人が時を操る能力者です。」
承太郎「な、何だと……」
咲夜「私のスタンドはこれね。」

咲夜は自身のスタンドを見せる。

承太郎「ま、まさか。スタンド使いが居たとは。」
京谷「基本、俺のせいなんですけどね。」
承太郎「…………まさかだが…」
京谷「そのまさかです。」

京谷は懐から黄金の弓矢を出す。それを見た承太郎は頭を抑え、座り込む。

京谷「じょ、承太郎さん!?大丈夫ですか!?」
承太郎「し、心配しないでくれ。少し動揺しただけだ。」
京谷「そ、そうでしたか。」

京谷は安堵の溜め息をつく。

承太郎「ま、まさか。ここに弓矢があるとは。」
京谷「別世界のDIOが来た時に倒す為に使って、今では俺の所有物って事です。」
承太郎「………やれやれだぜ。」
早苗「フゥゥオオオオオオオオアアア!!名言きたー!!」
三人「うおっ!?」
京谷「早苗ちゃん!!ちょっと!!」
早苗「京谷さん!!生で名言聞けましたよ!!聞けましたよ!!」
咲夜「永遠に黙らせましょうか?早苗。」

咲夜はスタンドのナイフを早苗の首に近づけると、早苗は静かに下がり座り込んだ。

承太郎「……中々、面白いな。」
京谷「スタンド能力を聞いたら、そうでも無いですよ。」
承太郎「因みに、二人はどんな能力を?」
京谷「早苗ちゃんが『威力を反射する能力』で咲夜が『殺す能力』です。因みに咲夜の『殺す能力』はどんな現象や物でも殺せます。」
承太郎「……中々おっかないな。」

京谷は早苗に近づく。

京谷「早苗ちゃん?興奮してたのは分かるよ。けどさ、いきなり攻撃は仕掛ける?普通?」
早苗「す、すいません。つい、調子に乗ってしまって。」
京谷「謝るのなら承太郎さんに。」

早苗は承太郎の方へ向く。

早苗「す、すいませんでした!!承太郎さん!!急に攻撃をしてしまって!!」
承太郎「いや、過ぎた事は気にしないでくれ。」
早苗「(さ、流石承太郎さん!!お優しい!!そこに痺れる憧れるぅぅぅぅ!!)」

早苗は謝りながら興奮していた。
そんな中、承太郎の電話が鳴る。

承太郎「ちょっとすまない。」
京谷「いえ、お構い無く。」

承太郎は京谷に微笑み、電話を出しながら外に出る。

承太郎「はい、もしもし。」

承太郎は襖を閉める。
京谷たちは少しの間、他愛の無い雑談をしていた。

早苗「京谷さん!!やっぱり素晴らしいですよ!!承太郎さん!!かっこ良すぎます!!」
咲夜「早苗、うるさい。」
早苗「あ、はい。」
京谷「あー、でも懐かしいや。また思い出してきた。確か俺が四歳の頃、スタンド出したまま走ってて邪魔だった物を色々吹っ飛ばしていったっけ。んで父さんに怒られた。」
早苗「な、何という行動ッ……………」
咲夜「京谷、一つ聞きたいのだけど?」
京谷「何?」
咲夜「京谷って何時からスタンドを得ていたの?」
京谷「どうも、生まれつきらしいよ。原因としては、俺の首筋にある星の痣に、産みの親がスタンド使いだったからかな?」
早苗「(良いなぁ、生まれつきにスタンドを得ていたなんて。)」

そんな雑談に入ってくる承太郎。だが、電話は終わっていないらしい。

承太郎「京谷君、ちょっと。」
京谷「は、はい。何ですか?」
承太郎「久々に声を聞きたいってね。はい。」

そう言われ京谷は電話を手渡される。
京谷は耳に電話を当てる。

京谷「も、もしもし。五十嵐京谷です。」

そこに、京谷に聞き覚えのある声が聞こえた。












『やっほー京谷君!!久しぶり!!覚えてる?お姉ちゃんの事?』










京谷「…………………」
『ん?京谷くーん?もしもーし?』
京谷「あ、すみません。徐倫さん。」
早苗「徐倫さん!?」

京谷は少し戸惑いながらも、応答する。
その電話の主は、『空条 徐倫《くうじょう じょりーん》』。空条承太郎の娘である。

徐倫『お、やっと聞こえた。久しぶり!!京谷君!!』
京谷「えぇ。お久し振りです。徐倫さん。相変わらず、お元気な事で。」
徐倫『京谷君も相変わらずね。その丁寧な物腰。小さい頃は凄いはしゃいでたのに。』
京谷「そ、それは、まぁ。」
徐倫『一緒に寝た事もあったし。』
京谷「そ、それは徐倫さんが酔って絡んだせいで離れなかったからですよ!!」
徐倫『覚えてませーん♪』
京谷「ちょ、ちょっと!!」

徐倫は少し笑い、京谷をなだめる。

徐倫『あ、それより父さんに変わってくれない?まだ話が終わって無いのよ。』
京谷「あ、はい。分かりました。」

京谷は電話を承太郎に返し、承太郎は耳に電話を当てる。

承太郎「俺だ。」
徐倫『あ、父さん。あの件なんだけど、京谷君たちにも頼んでみたら?』
承太郎「いや、それは駄目だろ。」
徐倫『えー!!何でよー!?』
承太郎「何でとかの問題じゃあない。危険過ぎる。」
徐倫『はいはい。分かってる分かってる。けどさ京谷君のスタンド、中々強かったじゃない?だったらと思ったんだけど。』
早苗「あ、あのー。」

早苗が承太郎に話しかける。普通なら失礼な事なのだが。

早苗「聞こえたんですが、その、あの件って?」

承太郎は、その事を聞くと頭を抱える。

京谷「あの、すいません。ですが、もし良ければなのですが教えて頂ければ。」
承太郎「き、京谷君もか…………」

承太郎は何かを決心したのか、手を離し京谷たちに向かい合う。

承太郎「……徐倫。」
徐倫『ん?』
承太郎「京谷君たちを連れていく。勿論、意見を聞いて事情を伝える。」
徐倫『ん。分かった。じゃあねぇ。』

そう言い、徐倫は電話を切った。承太郎は溜め息を吐く。

承太郎「……君たち三人に言う事があるんだ。聞いてくれるか?」

三人は頷く。

承太郎「そうか……分かった。じゃあ話そう。










   この世界に向かってくる者について












どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
はい、今度は徐倫さん登場回ですね。てか、早苗が暴れてる。恐い。そして、承太郎さんの防御を軽々と崩すスタンドパワー……恐ろしい。

では、次回もお楽しみに。


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音楽は危険

京谷「伝えたい事……ですか?」
承太郎「あぁ。そうだ。」
咲夜「一体何の事かしら?」
早苗「さあ?」

咲夜と早苗は互いに首を傾げる。

承太郎「先ず、これを見てもらいたいんだ。」

そう言い承太郎は、ある資料を京谷に渡した。
京谷は、少しそのページを捲り概要を見る。

京谷「!?早苗ちゃん、これ!!」
早苗「えっ?私ですか?」
京谷「良いから!!」

早苗は京谷に急かされ、京谷が持っている資料を除き込む。咲夜も同じ様に除き込む。

早苗「!?こ、これは!!まさか!!」
京谷「こ、これは!!」
京谷・早苗「






         カーズ!?







承太郎「知っているのか!?京谷君、早苗ちゃん!?」
京谷「はい!!で、てすが……これは。」
咲夜「かーず?何よそれ?」
京谷「………早苗ちゃん、説明よろしく。」
早苗「ま、またですか。」

早苗は咲夜にカーズの事を説明する。
京谷は次のページを見た。それには、この地球に向かって落ちる軌道を表した点線が。

京谷「こ、こいつが……この地球に……」
承太郎「あぁ。京谷君たちで言う『カーズ』……だったか。それが、この地球に迫ってきているんだ。」
京谷「も、もし地球に『再び』降り立つとなれば……」
承太郎「?ちょっと良いか?京谷君。今、『再び』と…そう言ったのか?」
京谷「……はい。このカーズは、この地球に迫ってくる糞ったれは……ジョセフさんが一度、宇宙へ追放した






       究極生命体です。





承太郎「……ジジイが…こいつと…」
京谷「……はい。」
承太郎「そ、それよりだが『究極生命体』とは?」
京谷「……ジョセフさんがスタンドを得ていない頃、ジョセフさんは『柱の男』と呼ばれる2000年周期で眠る者たちと戦っていたんです。」
承太郎「…………」
京谷「ジョセフさんは幾多の犠牲を払いながらも、柱の男の二人を撃破。そして、カーズ……と言っても究極生命体になる前のカーズを倒したんです。……ですが、そいつは『ある方法』で究極生命体へと進化し絶対的なピンチに成りつつも、ジョセフさんは勝てたんです。」
承太郎「それが、カーズ。……この生物と鉱物の中間の者か。」
京谷「はい。ですが何故カーズが、この地球に?」
承太郎「その所だが、実はスタンド能力が関係してると踏んでいるんだ。」
京谷「スタンド能力…ですか。」
承太郎「あぁ。本来は、この地球には永遠に来ない者なんだが…急激に軌道が逸れ、この地球に迫ってきているんだ。もしかすれば、これはスタンドによる能力で迫ってきていると予想してな。だからこそ、徐倫も手伝ってくれている。」
京谷「そうだったんですか……」
承太郎「そこでなんだ、京谷君。君たちの力を貸してくれないだろうか?」
京谷「…………答えは既に決まってます。」

京谷は立ち上がる。

京谷「








    カーズをぶちのめしに行きます!!








承太郎「ありがとう、京谷君。」
咲夜「……成る程、そういうことね。」
京谷「説明終わったのか?咲夜。」
咲夜「えぇ。でも、この地球にね………まあ、京谷が行くところに私は何処までも着いていくんだけどね♪」
京谷「咲夜……ありがとう。」

京谷は咲夜に向けて笑顔を放った。

早苗「私も行きますよ!!乗り掛かった船ですもん!!」
京谷「早苗ちゃん……ありがとう。」
承太郎「よし、全員行くんだな。」
三人「はい!!」

京谷たちは承太郎に向き合い、覚悟を…決意を決めた。

承太郎「よし、京谷君たちには悪いが今から出発するぞ。」
京谷「大丈夫です。承太郎さん。」
承太郎「後、もう一人行くことになってるからな。」
早苗「もう一人……ですか?」
咲夜「さっさと行くわよ、早苗。」
早苗「あー!!待ってくださいよー!!」

京谷たち四人はタクシーで、ある場所まで向かうのであった。

京谷「そういえば、承太郎さん。何処に行くんですか?」
承太郎「落下地点である






















     『オーストラリア』だ。












『キングクリムゾン!!』





現在、国際空港にて。
京谷たちは、承太郎の言う『もう一人』を待っている途中である。

咲夜「す、凄い人数……」
京谷「まぁ、咲夜は初めて見るよね。この人数は。」
咲夜「本当よ。幾らなんでも多すぎよ。それに、この建物も大きい。外の世界って、こんな感じなの?」
京谷「まぁ今は未来っていう事も相まってるから、一概にこれとまでは言えないね。」
承太郎「来たぞ、皆。」

承太郎が、その方向を見る様に指示する。
すると、













「じょ、承太郎さーん!!すいませーん!!」
京谷「!?こ、この声って……」
承太郎「気づいたか。そう、もう一人は…」
「はぁ、はぁ。お、遅れてすいませんでした。」
京谷「





       康一さん!?






康一「ん?………えっ?」
京谷「こ、康一さん!!俺です!!五十嵐京谷です!!」
康一「き、きょきょきょきょ……京谷君!?こ、こんなに大きくなって……」
京谷「はい!!お久し振りです!!因みに、今日帰って来たばっかりです。」
康一「うわー!!スッゴい久しぶり!!元気だった!?」
京谷「はい!!」
早苗「こ、康一……ってことは『広瀬康一』!?す、凄いです!!本物です!!」
康一「ん?京谷君、あの子は?」
京谷「あー、連れなんですが…今ちょっと興奮気味で。」

咲夜は大はしゃぎしている早苗に当て身を当て、気絶させる。

康一「……あの子、大丈夫なの?」
京谷「大丈夫です。……多分。」
康一「多分って何!?」
承太郎「それよりも康一君、京谷君、咲夜ちゃん。今すぐ着いてきてくれ。」
京谷「は、はい!!」
康一「(また君付けだよ。一応40代なのに…)」

京谷たち三人は、承太郎の後に着いていく。
外に出るとジェット機が一機、そこにあった。

京谷「これで行くんですか?承太郎さん。」
承太郎「あぁ、これで行くぞ。」

京谷たちは、そのジェット機に乗り込む。咲夜は、そのジェット機に驚き、まじまじと機体を見つめていた。
しかし、京谷に手を引かれ照れながらも機体に入っていく。
既にフライトの準備は出来ており、きちんとシートベルトをした後、その機体は空を飛んだ。














現在、空中にて。
咲夜は、窓からの景色を不思議そうに眺めていた。
早苗も目が覚めて、飛行機から見える景色を楽しんでいた。
対する京谷は、承太郎と康一と向かい合い話をしていた。

京谷「それでなんですが、カーズが衝突するまで後どのぐらいなんですか?」
康一「カーズ?京谷君、カーズって何?」
京谷「説明すると長くなりますけど…良いですか?」
康一「良いよ、話して。」
京谷「では……」




京谷説明中




康一「………そんな奴が、この地球…しかもオーストラリアに向かっているのかい?京谷君、承太郎さん。」
京谷「その通りです。康一さん。」
承太郎「京谷君の意見には信憑性がある。いや信じざるを得ないからな。」
康一「……それってどういう事なんですか?」
京谷「それも説明しますね。」






京谷、再度説明中






康一「へぇー。別世界に。」
京谷「はい。」
康一「成る程、確かに信じざるを得ないね。考えてみれば二年も何処に行ったのかと。」
京谷「そ、その事は大変失礼しました。」
康一「良いよ、別に。こうして会えたんだし、良かったじゃん。」
京谷「そうですね。それで、承太郎さん。」
承太郎「分かってる。後、20日で着く筈だ。」
京谷「今が2月18だから……3月8日に来るんですか。」
承太郎「計算ではな。もしかすれば、またスタンドによる能力で早められるかも知れないがな。」

そんな空の旅の中、京谷はヘッドホンを手に取り耳に着け、電源を入れる。

『まっ逆さ~ま~に~落ちてr』

京谷は、直ぐ様そのヘッドホンを外す。

承太郎「どうした?京谷君。顔色が悪いぞ。」
京谷「す、すみません。大丈夫です。はい。」
康一「ふーん。」

康一もヘッドホンを着け、電源を入れる。

『ゴロゴロゴロ……ドドオォォn』

同じく、直ぐ様ヘッドホンを外す。

承太郎「どうした?康一君。」
康一「だ、大丈夫です。はい。(何で雷の音!?)」

承太郎もヘッドホンを着け、電源を入れる。

『ローンドン橋おt』

同じく、直ぐ様ヘッドホンを外す。

承太郎「………二人とも、これは?」
京谷「俺は昭和の歌を一部聞かされました。」
康一「僕は雷の音を聞かされました。」
承太郎「……何故かロンドン橋のやつを聞かされた。」

この時、三人は思った。

三人「(……落ちるの?これ。)」

三人は一時的に恐怖に包まれた。





『6時間後』
何事も無く、後一時間で着く。三人は安心仕切っていた。
そう、安心仕切っていたのだ。

男「おい!!貴様ら、よく聞けぇ!!」

その大きな声が無ければだったが。
京谷、康一、承太郎の三人は、その方向を見る。
因みに咲夜と早苗はグッスリと寝ていた。
男は喋り続ける。

男「この飛行機は!!もう直ぐ墜落するぜぇー!!何故なら!!」
京谷「『世界《ザ・ワールド》』」

その男が喋っている途中、京谷は時を止め男の元へ行きスタンドで頭を掴んで殴った。

京谷「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。男は頭を捕まれているので、何処かへ飛んでいく事も無かった。が、
突如!!大きな音が発生する!!

全員「!?」

寝ていた二人も音で目覚めた。

早苗「な、何ですか一体!?」
京谷「おい、てめぇ!!何を仕掛けた!?」
男「ふっ……ふっふっふっふっ。貴様らは……俺のスタンドの術中に……嵌まったのよぉ。」
京谷「んだとぉ!?」
男「俺のスタンド名は『リアリティーミュージック』。流れた音楽の通りに事を起こさせるスタンドだ。」
京谷「………ってことは、あの不安にさせる音楽も………」
男「そう……私のスタンド能りょk「無駄ァ!!」ゲブラァ!!」
京谷「………てめぇ、降りたったらラッシュぶちかましてやる。」

京谷はスタンドから男を離す。

京谷「承太郎さん!!恐らく、この飛行機は落ちます!!」
承太郎「何っ!?」
康一「えぇぇぇぇ!?」
早苗「お、落ちるんですかー!?」
咲夜「どういうこと京谷!?」
京谷「あの男のスタンド能力だ!!流れた音楽の通りの事を起こすスタンドです!!」
承太郎・康一「そいつか!!」
京谷「恐らく、今の音…雷で計器がやられたと思います!!」
承太郎「行くぞ!!京谷君!!」
京谷「はい!!」

京谷と承太郎は、操縦席に向かう。
その操縦席では計器等がお釈迦になり、手動で操作されていた。

承太郎「持つか!?」
操縦士「駄目です!!運良くて海に突っ込んで不時着です!!」
承太郎「何だとっ!!」
京谷「承太郎さん!!ここは俺に!!」
承太郎「き、京谷君!?」
京谷「『変化者 C-MOON《チェンジャー C-MOON》』!!」

京谷はスタンドを変化させ、出現させる。

京谷「重力を……変える!!」

京谷のスタンドは力を発動させる。すると、不安定だった機体が正常になる。

操縦士「なっ!?水平に戻った!?」
京谷「操縦士さん!!どの方向に向かえば良いんですか!?」
操縦士「えっ!?」
京谷「良いから!!」
操縦士「こ、ここを真っ直ぐだ。」
京谷「分かりました!!」

京谷は機体を少しずらし、下へと降下する。
雲を抜け、見えたのは陸地であった。

承太郎「もう少し機体を下げてくれ!!」
京谷「了解!!」

機体は少し下げられる。

その一時間後、何とかシドニー国際空港の滑走路に不時着し、危険な空の旅は終了した。



チャンチャン。












どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
今回は飛行機での出来事、危うく墜落になるところでしたねぇ。てか現実で、こんなスタンドあったら絶対死ぬやん。怖っ!!

では、次回もお楽しみに。


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邪魔だけはするな

チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
男「ぶげられべばぁ!!」
早苗「う、うわー。これは酷い。(棒読み)」
承太郎「………………………」

現在、空港の一室。そこで京谷がスタンドを出してラッシュをぶちかましている所であった。
京谷はスタンドを引っ込め、捨て台詞を吐く。

京谷「ふぅ~、すっとしたぜぇ~。」
康一「きょ、京谷君……何か変わったね。」
京谷「………さぁ?」
早苗「それより京谷さん、あの男から分かった事って何かありますか?」

因みに、京谷はラッシュをする前に『隠者の紫《ハーミットパープル》』で男の心を読んでいた。

京谷「幾つかは分かった。先ずは『ある人物に集められたこと』、次に『この男も含めて10人集まったこと』と『集めた人物は女の声だったこと』、そして最後に……」
承太郎「どうした?京谷君。」
京谷「いや、最後があれで。」
咲夜「あれ?」
京谷「………何か、その10人の内の1人が凄いテンションだったて。」
承太郎「…………………」
康一「…………………」
早苗「…………………」
咲夜「………凄く、どうでも良いわね。」
京谷「後は、その10人……いや11人か。11人のスタンド使いはお互い能力を知らないらしい。」
承太郎「成る程、それで十分だ。ありがとう。」
京谷「いえいえ、御安いご用で。」
承太郎「まぁ、まさかジジイのスタンドを使えたのは驚いたが。」
京谷「えぇ。まぁ。」

その話の後、承太郎の電話が鳴る。
承太郎は電話を取る。

承太郎「もしもし。」
徐倫『もしもし、父さん?』
承太郎「どうした?徐倫。」
徐倫『どうしたもこうしたも無いでしょ!!何時まで待たせる気!?もう10分も待ってるのに!!』

承太郎は耳から電話を離す。
そこからは、徐倫が既に空港前にスタンバってる事が伺える。承太郎は溜め息を吐き、再度耳に電話をつける。

承太郎「悪い、今から行く。ちょっと野暮用でな。」
徐倫『さっさと来てよ、全く。』

そう言い、徐倫は電話を切る。
承太郎は電話をポケットに入れた。

承太郎「皆、行くぞ。」
四人「はーい。」

改めてだが、ここは『オーストラリア』。世界地図では日本から真南の位置に存在する大陸である。
京谷たちは現在、『シドニー国際空港』のエントランスに居る。勿論、外部からの植物の種を取り払ったが全て機械が行っていた。早苗と咲夜は驚いたが、京谷はそこまでの表情であった。聞けば京谷は「6歳から8歳までアメリカに居た」と言っていた。勿論、ペラペラだし空港ではこの様な機械を見たことがあったそうだ。
京谷たちは空港の外に出て、少し離れた場所に着く。
目の前にはミニバスの様な車が1台あり、そこから徐倫が顔を出していた。
徐倫は京谷の姿を見ると手を振っていた。
同じく京谷も礼をし、ミニバスの車内に入っていった。






車内にて

徐倫「久しぶり、京谷君!!元気だった!?」
京谷「えぇ。勿論ですとも。」

徐倫と京谷は、外国人特有の挨拶『ハグ』をする。
それを見ていた早苗は顔を赤くしたが、咲夜は普通にしていた。

早苗「な、なんとも無いんですか?咲夜さん。」
咲夜「あの挨拶は見慣れたわ。別に平気よ。早苗こそ、何で顔を赤くしてるのかしら?」
早苗「に、日本では挨拶でハグなんてしませんよぉ。」

因みに徐倫の姿だが、髪は伸ばしており、青ジーンズに白Tシャツ。その上に黄色のセーターを着ていた。
日本では暖かくなるのに対し、オーストラリアでは寒くなってくるので着ているらしい。
ハグをし終えると、話始める。

徐倫「それで、それで!?あの二人は一体誰なのよ!?ガールフレンド!?」
京谷「一人は唯の友だち、もう一人は……恋人です/////」
徐倫「ふぅ~!!京谷君、赤くなってるぅ!!」
京谷「茶化さないで下さいよ/////」
徐倫「んで!?どっちが彼女!?」
京谷「ぎ、銀髪の方です//////」

徐倫は咲夜の方を見ると、直ぐに京谷の方へと向きなおし笑顔でサムズアップをした。

京谷「何ですか!?そのサムズアップは!?」
徐倫「可愛い彼女さん持って嬉しいでしょ~?」
京谷「話を聞いて下さいよ!!」
徐倫「ハッハッハッ!!ごめんごめん、やっぱり京谷君を弄るのが面白くて♪」
京谷「面白くて♪…じゃないですよ!!」

そんなやり取りを横から見ている承太郎と康一。

康一「嬉しそうですね、徐倫ちゃん。」
承太郎「久しぶりに京谷君に会えたんだ。いっぱい弄りたいんだろうな。」
康一「そういえば、仗助君にも会ってたんでしたよね。京谷君。……会ったらどんな反応するかなぁ?仗助君。」
承太郎「きっと「こ、こいつはマジにグレートですよ…」とか言いそうだな。」
康一「あはは、確かに!!言いそうですね!!」

そんなやり取りをしていた。









『一時間後』
京谷たちが乗っているバスは、あるホテルに着く。
そのバスから全員降りると、バスは何処かへ行ってしまった。

京谷「承太郎さん、このホテルは一体?」
承太郎「あぁ、一応スピードワゴン財団の設立したホテルだ。」
京谷「………言葉が出ない。」
早苗「(医学系統から宿泊系統等々……恐るべし、スピードワゴン財団。)」
咲夜「凄い建物ねぇ。京谷、どういう建物なの?」

咲夜が尋ねたことに対し、徐倫は疑問を覚える。

徐倫「ちょっと……えぇと、銀髪の……」
咲夜「十六夜咲夜と申します。」
徐倫「咲夜ちゃんね、OK。咲夜ちゃん、この建物知らないの?」
咲夜「は、はい。」
京谷「えぇと、取り敢えず訳を話すと長くなるので、一先ずホテルに入りましょうか。」

その言葉により、京谷たちはホテルに入る。
承太郎は受付にチェックインを済ませた後、二人一組のペア…京谷と咲夜、早苗と徐倫、康一と承太郎というペアで部屋分けをし、それぞれに鍵を渡す。
京谷と咲夜は『1427』、早苗と徐倫は『1431』、承太郎と康一は『1429』となっている。
京谷たちはエレベーターで14階まで上がり、それぞれの部屋に入る。





~京谷&咲夜side~

京谷と咲夜は部屋に入る。内装は海を一望できるテラスに、シングルベッドが2つ。そして、冷蔵庫にテレビが配置されている広い部屋であった。
咲夜は、初めてのホテルに興奮し少しはしゃいでいる。

咲夜「何ここ!?凄いわよ、京谷!!海が見える!!」
京谷「そういや、幻想郷には海無かったもんね。嬉しそうで何よりだよ。」
咲夜「うん!!」

その笑顔を見た京谷は、一瞬ドキッとしたが何とか落ち着かせる。
その後テレビや冷蔵庫の説明をした後、承太郎の部屋に行くのであった。






~早苗&徐倫side~

早苗「うひょー!!海だ~!!」
徐倫「あらあら、そこまで興奮する?」
早苗「私たちが住んでいる所が海が見えないんですよ!!だから海を見るのは久々で。」
徐倫「久々?」
早苗「あ、えっとですね。訳を話すと……」

『早苗説明中』

徐倫「へぇ~、そんな場所に。」
早苗「はい。因みに咲夜さんと京谷さんも住んでいます。」
徐倫「成る程ねぇ~。でも、面白そうね、その『ゲンソーキョー』っていう場所って。」
早苗「はい!!とっても楽しいですよ!!海が無いのが残念ですが……」
徐倫「そうなんだ……っと、そろそろ父さんたちの所に行かなきゃ。早苗ちゃん、少し出るわよ。」
早苗「は、はい。」

同じ様に早苗と徐倫は承太郎と康一の部屋へと向かうのであった。







『キングクリムゾン!!』







現在、承太郎と康一の部屋。

承太郎「よし、皆。先ずは聞いてくれ。」

その言葉と共に、皆が真剣な表情をする。

承太郎「今回、落下してくる隕石…京谷君の情報では『カーズ』という究極生命体の落下地点を教えておく。」
徐倫「(かーず?何よそれ?)」

承太郎は地図を開き、その落下地点を指さす。

承太郎「カーネッジ湖の付近、ちょうどこの辺りだ。」
京谷「ここですか。」
承太郎「そして、今俺たちが居るのは……ここ。」

承太郎は、その反対側の方向へと指を動かしホテルの地点で止める。

康一「えらく遠いんですね。一気に行くことは出来ないんですか?」
徐倫「残念だけど無理よ。スピードワゴン財団が派遣した偵察隊の話によれば、スタンド攻撃でヘリを墜落させたと聞いたわ。恐らく、西オーストラリア地方にスタンド使いが多いわね。」
咲夜「そこで、わざわざ遠い所から攻めるのね。」
承太郎「そうなる。だが、オーストラリアは色々と規制も多い。だから、」

承太郎は道順を示す。

承太郎「このオーストラリア大陸の外側を走って『ウィルナ』という場所まで移動する。出来る限り飛行手段で近づき、その後はバギーを使う。」
早苗「中々面倒くさいですね。」
京谷「仕方無いじゃん。オーストラリアは動物保護区に指定されている場所が山程あるんだ。規制があるのは仕方無いよ。」
承太郎「そういう事だ。今日は1日休んで、明日出発だ。」

その事を聞いた京谷たちは頷く。
そして、夕食を食べる為レストランへと向かう。







『キングクリムゾン!!』







ホテル一階の海鮮レストランにて。

咲夜「え、海老……しかも大きい……」
京谷「これは『ロブスター』っていう海老の仲間さ。」
承太郎「詳しく説明すれば『ザリガニ下目』『アカザエビ科』『ロブスター属』だがな。」

現在、夕食だが咲夜は目の前にあるロブスターに驚きを隠せない。早苗も同じであるが。

徐倫「ささっ、皆食べよ♪」
康一「いやー、それにしても多いですねぇ。量が。」
京谷「日本は少食って言われるのも、何だか分かる気がします。」モグモグ
早苗「おいひー!!」
咲夜「えぇと……」
京谷「ここを、こうやって……こう!!よし出来た。」
咲夜「成る程、覚えたわ。」

皆が食事をしている時、突如かん高い声をあげる者が一人居た。



 「ここに空条承太郎はいるかあぁぁぁぁ!?」



その声の方向へと向くと、今度は軍服っぽい服を着た奴が一人。ただ、それだけなら良かったが。

京谷「………承太郎さん。あれ。」
承太郎「分かってる。だが、あれは……」
徐倫「身体が武器になってるわねぇ。」ムグムグ

そう、その男は身体を武器にしていた。だが、他の客は見えていないようだ。

「ここにいぃぃぃぃ!!空条承太郎はあぁぁぁぁあ!!」
咲夜「時よ止まれ。」

周囲の色が失われる。
咲夜は立ち上がり、男に近づいた。

咲夜「『J・T・R』」

咲夜はスタンドを出し、スタンドが持っているナイフを刺した。
咲夜は元の席に戻る。

咲夜「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。その直後、男は悲鳴を上げ死……ぬことは無かった。ただの気絶である。
そうして、夕食を食べ終えた所で部屋に戻り今日の疲れを癒すのであった。






チャンチャン。




残り日数 19日







どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
はい。皆さんもお気付きの通り、今回から~sideという形式の物を使わせてもらいます。そして、残り日数を付けました。……それぐらいです。

では、次回もお楽しみに。


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海竜

京谷「くぴーzzzzz」
咲夜「ほーら、京谷!!起きて!!」
京谷「………んぁ?」

現在、京谷はホテルの一室で寝ていた。咲夜というよm………恋人に起こしてもらっている所だ。

京谷「………(どうしよっかな?)」
咲夜「きょーやー?起きてるー?」

京谷は、そのまま狸寝入りする。

京谷「…………………」
咲夜「きょーやー?……んもぉ……」

咲夜は京谷の顔に近付く。が、京谷は咲夜に抱きつき唇を奪う。

咲夜「んむぅ!?」
京谷「んー♪」
咲夜「………んー♡//////」

しばらくの間、お互い唇を求めあっていたが徐倫が部屋に入ってきたので恥ずかしさで止めた。
そして徐倫から「朝から盛んな事で♪」と茶化される始末。
着替えを終えた後、京谷と咲夜は一階まで降りた。
そして、承太郎たちと朝食を取る。





『朝食の時間はキングクリムゾン!!』






1429号室にて
現在、承太郎からある物を渡されている所。因みに全員。
それは、携帯電話であった。

咲夜「これは?」
京谷「携帯電話だよ。しかも……」

京谷が手渡された携帯を見る。といっても、小さな機械にプッシュボタンが一つ有るだけの物だ。
京谷がボタンを押すと、ブウゥンという音と共に粒子が流れる。そして、それはスマホの形をとる。

京谷「えーと……あぁ、そうそう思い出した。これは『パティクル』って言って粒子を使用した新しい携帯電話でしたっけ?初めてニュースで紹介された時、面白いなぁって思って。」
康一「最近はパティクルも普及してきだしてね。今じゃ色んな人が持ってるよ。」
徐倫「スピードワゴン財団でも、これを支給出来る様になってからは荷物も減ったし。本当、便利よねぇ。」
早苗「(未来技術すげー!!何が何だか分かんないけど。)」
承太郎「取り敢えず、皆に渡しておく物がそれだ。万が一の為に所有してくれ。」

各々はポケットにパティクルを入れる。
その後、ホテルの屋上からプロペラ機で移動する。









『一時間半後』

現在、京谷たちは『ジーロング』という町の上空を移動している。

京谷「承太郎さん。車に乗り換える場所って何処なんですか?」
承太郎「『ポートリンカーン』という場所まで行くことになっている。そこからジープを使って行こうと思っているよ。」
京谷「えーと……結構距離がありますね。燃料とかは大丈夫なんですか?」
承太郎「その心配は無い。一度『マウントガンビア』という場所で補給するからな。それと補給まで時間があるから、マウントガンビアを観光すれば良い。」
早苗「行きましょうよ皆さん!!ね!?」
京谷「俺は行くよ。咲夜は?」
咲夜「勿論、何処までも♪」
康一「では、僕もお言葉に甘えて……」
徐倫「私も行こっと。座ってばっかじゃ、身体が鈍るもの。」
承太郎「俺は留守番だな。」

そんな話の中、風が少し強まる。
承太郎は少し疑問を抱いた。

承太郎「ん?」
徐倫「どうかした?父さん。」
承太郎「いや、確か予報では穏やかな日になる筈だったんだが……どういう事だ?」
京谷「心配なら外、見ますよ。」
承太郎「………頼めるかい?京谷君。」
京谷「任しといてください。『スコープ・ビット』」

突然、京谷の周囲にスコープが出現する。

早苗「京谷さん、そのスタンドは?」
京谷「早苗ちゃんの腹を貫いたスタンド。」
早苗「わ、私が撃たれた時のスタンド!?」
京谷「あの時の戦闘で『ヘブンズ・ドアー』使って確認したんだよ。結構遠くまで見れるから便利ではあるね。」
康一「露伴先生のスタンドも使えたの!?京谷君。」
京谷「えぇ、一応。」

京谷はスタンドを移動させ、連結する様に並べた。
京谷は、そのスタンドから覗き込む。

京谷「えぇと………ん!?」
承太郎「どうした!?京谷君!!」
京谷「いえ……見えたものなんですが………」

京谷はスタンドを戻し、承太郎に視線を向ける。

京谷「








    何か……竜がみたいな奴が居ます。








承太郎「………ん?」
徐倫「京谷君。今、何て?」
京谷「何か竜みたいな奴が居るんです。ここから左へ1㎞先に。後、何か水の玉が発射されました。」
康一「………因みに………何処に?」
京谷「……………恐らく、俺たちの方向に。」

突如!!機体が揺れた!!

早苗「うわわわわっ!?」
康一「い、一体何なんだ!?」
承太郎「くっ!!」
京谷「真面目に嫌な予感が当たったよ。全く。」
早苗「冷静になってる場合ですか!?今、物凄い衝撃でしたよ!?」
徐倫「恐らく、さっき京谷君が言ってた竜の事ね!!くそッ!!ここからじゃあ攻撃出来ない!!」
承太郎「京谷君!!もう一度見てくれ!!」
京谷「はい!!『スコープ・ビット』!!」

京谷は、もう一度覗き込む。
すると、また水の玉が発射された。

京谷「また来ます!!」
承太郎「おい!!今すぐ右にずれろ!!」
操縦士「は、はい!!」

機体の操作により水の玉は機体を直撃せず、そのまま消滅する。

咲夜「京谷!!敵は!?」
京谷「また放ってくるけど、時間がかかってる!!恐らく着弾点の修正を行ってる!!」
承太郎「(今の所、遠距離攻撃を持っているのが京谷君一人。しかし、その攻撃も効かないだろう相手のスタンドの体質。全くどうしてこうも邪魔が入るんだ、俺たちの旅は。)」









『スティッキーフィンガーズ!!』








男「ちっ!!めんどくせーことしやがるな、アイツら。」

その場所、京谷が竜の居る位置に男は立っていた。
いや、立っているのはスタンドの肩らしき部分なのだが。

男「(俺のスタンド『リヴァイアサン』の精密性は低い。だからこそ、この位置から放って一発で仕留めればよかったんだが、あのプロペラ機の耐久性が高いのは誤算だった。)」

そのスタンドの容姿は、まさしく『海竜』と呼ぶに相応しい姿、大きさであった。

男「だが、それはどうでも良い!!俺のスタンドは威力は高い。そして、この水の玉の大きさも自由自在に操れる!!『あの女』から使うことを控えろって言われたが、そんなもん知るか!!今度は大きめに放ってやる!!」

男のスタンド、『リヴァイアサン』は口にエネルギーを溜めている。









『スティッキーフィンガーズ!!』







京谷「!!!また来ます!!今度はさっきのより大きいです!!」
承太郎「何っ!?」
京谷「速度を上げて逃れて下さい!!操縦士さん!!」
操縦士「わ、分かった!!」

プロペラ機は速度を上げ、前進していく。しかし、

京谷「!?不味い!!」
徐倫「な、何がっ!?」
京谷「あの球体、どんどんでかくなってます!!恐らく、確実に仕留めるつもりです!!このまま前進しても衝突してしまいます!!」
承太郎「何っ!?」
早苗「どどどどどうするんですか!?京谷さん!!このままじゃ、衝突しちゃうんですよね!?」
京谷「ちょっと黙ってて!!」
早苗「あ、はい。」

京谷は思考をフルに活用し始めた。

京谷「(相手のスタンド攻撃は、一撃で仕留めようとしている程威力はでかくて強力だ。…………ん、『威力』?……………あっ。)」

この間、僅か0.5秒!!

京谷「一つ見つかりました!!」
康一「本当かい!?京谷君!!」
京谷「えぇ。でも、それには早苗ちゃんの協力が必要です!!」
早苗「わ、私ですか!?」
京谷「兎に角!!早苗ちゃん、このプロペラ機の上に行くよ!!」
早苗「でぇ!!ちょっと!!」

京谷は早苗を引っ張り、ドアを開け上に上っていく。






『0.5秒だけ時間を飛ばした!!』





到着した京谷と早苗は、プロペラ機に捕まりながら話をする。

京谷「早苗ちゃん!!よく聞いて!!」
早苗「はい!!」
京谷「早苗ちゃんの能力で!!あの球体の威力を跳ね返すんだ!!そうすれば!!相手も倒せることが出来る!!」
早苗「な、成る程!!分かりました!!」
京谷「ただ!!恐らくだけど!!それだけではアイツを倒すことは出来ないと思う!!そこは俺に任せて!!」
早苗「わ、分かりました!!」

早苗はスタンドを出し、能力を発動させたまま待機する。
その間、京谷はポケットから『ある機械』をプロペラ機に設置させる。そして、その機械を起動させる。

京谷「!!!来るぞ!!」
早苗「はい!!」

京谷の合図と同時に、水の玉が発射された。
それは、先程より10倍は有るか無いかという程の大きさであった。
そして、それはプロペラ機に衝突する………筈だった。
その水の玉を早苗のスタンドは押し返す。

早苗「返します!!」
京谷「よし!!こっちも出来た!!」

早苗が京谷の方を見ると、京谷の隣に大きな光の球体があった。

早苗「そ、それは何ですか!?京谷さん!!」
京谷「それは後!!取り敢えず、こいつを爆弾に変える!!『変化者 キラークイーン《チェンジャー キラークイーン》』!!」

京谷のスタンドは変化された状態で出現する。

京谷「これを接触型爆弾に変えて、あの竜に向かってブッ飛ばせ!!」

京谷のスタンドは回転しながら右手でその球体を爆弾に変え、その球体を竜に向かってブッ飛ばした。








『スティッキーフィンガーズ!!』







男は少し疲弊していた。先ず、あれ程の大きさを出したことが初めてであったのだ。それに『勝ち』という確信を抱いていた。

男「ぜぇ、ぜぇ。こ、これで倒せるだろ。」

だが、そんな考えとは裏腹に迫ってくる何か。
男は驚きを隠せないでいた。

男「(何だと!?一体何をしたんだ!?)」

それは、どんどん近付いている。
ある程度まで近付くと男は、またも驚いた。

男「な、何ィ!?ば、バカな!!この大きさの攻撃を跳ね返しただとぉ!?い、一体何が!?」

男は驚きのあまり、防御をすることを忘れてしまった。
その攻撃を直に受けてしまう。

男「ぐあああっ!!」

そして、男に近付く光の球体。
男は確認出来ないまま、その光の球体に当たってしまった。
そう、そして、その光の球体は……






      男のスタンドに衝突し、







        爆発した







男「!?」

男は何をされたのか理解出来ず、爆発をもろに受け海に投げ出された。スタンドも強制的に引っ込められていた。






『スティッキーフィンガーズ!!』





京谷と早苗は機内に戻り、ドアを閉める。
その二人から、安堵の溜め息が出される。

京谷・早苗「はあぁぁぁぁぁ。」
咲夜「京谷ー!!お疲れー!!」

咲夜は京谷に抱きつき、労いの言葉をかける。

京谷「つ、疲れた。」
承太郎「お疲れ様だな。京谷君。よく頑張った。」
京谷「い、いえ。お礼は早苗ちゃんの方に。」
承太郎「それもそうだな。ありがとう。早苗ちゃん。」
早苗「は、はい!!」

その後も、空の旅は少し続くのであった。





チャンチャン。





残り 19日。
残り人数 8人










どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
今回は、考えたオリジナルスタンドを二つ紹介出来ました。
因みにリヴァイアサンは里帰り編を考え始めた当初から出そうと思っていたスタンドです。

では、次回もお楽しみに。


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迷惑者①

現在、マウントガンビア付近の上空
京谷と早苗は、少しの間寝ていた。勿論、疲労だ。

咲夜「……………」

咲夜は京谷の寝顔を見ていた。

咲夜「(あんなにカッコ良かった京谷も、寝顔だけは可愛くなっちゃうのね♪)」

咲夜の頬が緩む。それをニヤニヤと見ていた徐倫。何か昔を思い出している康一。気にせず海外の論文を読んでいる承太郎。
その時、操縦士からの知らせ。

操縦士「もうすぐ目標地点に到着します。」
承太郎「分かった。」
徐倫「ほーら早苗ちゃん、京谷君。起きなさい。」

徐倫が早苗と京谷の身体を揺さぶる。

早苗「ん、んうぅ?」

早苗は少々寝ぼけながらも身体を起こすが、京谷は一向に起きない。

康一「京谷くーん、そろそろ着くよー。」

勿論、呼び掛けても返事は無い。

咲夜「こーら、起きなさい♪京谷♪もうすぐ到着するって♪」
京谷「…………んむにゃ?」

但し、何故か咲夜の呼び掛けには反応し身体を起こす京谷。

徐倫「やっぱり、こういうのは彼女さんが起こさなきゃ起きないのかしら?♪」
康一「若いって良いなぁ。」
京谷「あー、おはよーございみゃす。」

京谷は寝ぼけながら挨拶をする。その発言で少し四人の口角が上がった。

京谷「???」

京谷は首を傾げる。それもそうだ。寝ぼけていて思考が纏まってないからだ。
そんな中、プロペラ機が着陸する。
どうやら、建物の屋上らしき場所だ。

京谷「承太郎さん、ここは?」
承太郎「スピードワゴン財団の管理下にある建物さ。燃料や食料の備蓄がある位だけなんだがな。」
早苗「………スピードワゴン財団、恐るべし。」
承太郎「それより皆、次出発するのが三時間後だ。それまでゆっくり、この場所を見ていくと良い。」

その言葉を聞き、京谷たちは降りていく。








『キングクリムゾン!!』








京谷「んー!!久々って感じがするー!!」
康一「そんな大袈裟な。」

京谷たちは地面に降り立った。その場で京谷が背伸びをする。

徐倫「ねぇねぇ、皆。ここからは別行動で行かない?」

徐倫からの突然の提案。

早苗「別行動ですか?」
徐倫「そうそう♪女同士と男同士で別れてさ♪」

その提案を聞くと、咲夜が少ししょんぼりしている。それを見かねた京谷は咲夜に近付く。

京谷「さーくや♪」
咲夜「ん?」

咲夜は首を傾げる。しかし京谷は言葉を続ける。

京谷「徐倫さんと早苗ちゃんと一緒に行ってきた方が良いと俺は思うよ。」
咲夜「…………何で?」
京谷「たまにはさ、女同士で色々と話をしてみれば良いかな?って思った。それだけじゃダメかな?」
咲夜「んー。」

咲夜は京谷に抱きつき、顔を京谷の胸にうずくまる。
それに対し京谷は、咲夜の頭を撫でる。

咲夜「…………♪」
京谷「……実を言うとさ、俺も康一さんと二人っきりで話もしたいんだ。俺が体験した事とか、色々と。」
咲夜「………………」
京谷「咲夜、良いかな?」
咲夜「………………良いよ。でも、ちゃんと私にも……」
京谷「分かってるよ。目一杯、甘えて良いから。」
咲夜「ん♪りょーかい♪」

咲夜は京谷から離れ、徐倫と早苗の元に行った。

咲夜「ちゃんと約束は?♪」
京谷「必ず守るよ♪」

咲夜は満足そうな顔をすると、徐倫と早苗と共にマウントガンビアを探索する。





~京谷&康一side~

京谷と康一は三人を見送った後、少し雑談をする。

京谷「では、こちらも行きますか?康一さん。」
康一「そうしますか。ところで京谷君。」
京谷「はい?」
康一「……彼女さんの扱い方が凄い上手だねぇ。」
京谷「……まぁ、色々と。ね。」
康一「そうかー………ところで何処に行く?」
京谷「あー、ちょっと待って下さい。」

京谷は『パティクル』を取りだし、検索を始めた。

京谷「少し探検ついでに、この辺りにあるカフェに行きましょうか。そこで特別な料理も食べられるそうですし。」
康一「どれどれ?」

京谷はパティクルに写し出された画面を康一に見せる。

康一「成る程……良さそうだね。」
京谷「それじゃあ、行きますか。」
康一「そうだね。そうしよっか。」

京谷と康一は歩き出す。








~女グループside~

京谷たち男グループと反対方向に歩いている三人。その内、一人は嬉しそうな表情をしながら歩いていた。

咲夜「♪~~♪♪~」
早苗「機嫌が良さそうですね。咲夜さん。」
徐倫「まあ、恋人との約束っていうのも有るからなんでしょうね。良いわねぇ、若いって。」
早苗「そういえばなんですが、徐倫さんって今はおいくつで?」
徐倫「今は36よ。あの頃が懐かしいわぁ。あの人から『幸せになりましょう』って誠実に言ってくれた時は嬉しかったわ~♪」
早苗「それは………どなたなんですか?」
徐倫「日本人よ♪」
早苗「…………え?」
徐倫「今の旦那様なんだけどね♪」

徐倫は笑顔になる。対し早苗は……

早苗「(ま、まさかの結婚!?しかも日本人男性!?)」

ということを考えていた。ここで早苗が尋ねる。

早苗「因みに、旦那様のご職業は……?」
徐倫「えぇとね、確か……書道家だったわね。」
早苗「(メチャメチャ特殊だった!!)」
徐倫「何回かルーブルにも作品が出展されてるのよ~♪」

徐倫の言うルーブルとは、お馴染みルーブル美術館のことである。

早苗「まさかの凄腕!!」
徐倫「凄いでしょ~♪」
咲夜「早苗~!!徐倫さ~ん!!こっち来てくださーい!!」

突然、咲夜が二人を呼び出す。

早苗「どうしたんですかー!?」
咲夜「美味しそうな飲み物あるから、どうかなって思ってー!!」
徐倫「今、行くわー!!」

徐倫と早苗は咲夜の元へと歩き出す。
咲夜の居る所に到着すると、人が店内におり飲み物を買っていた。

徐倫「成る程………ちょっと買ってく?勿論、あたしの奢りってことで♪」
早苗「良いんですか!?」
徐倫「良いの良いの、これぐらいは。」
咲夜「お願いします。」
徐倫「はいはーい♪あ、でも二人も来て。どんなやつか見てみたいでしょ?」
早苗「わ、分かりました!!」

三人は店内へと入る。

店員「いらっしゃいませー。ご注文は?」
徐倫「どうする?二人とも。」
早苗「え、えぇと………」

早苗は戸惑っていた。そう、何故なら……英語表記だからだ。

咲夜「あ、私はこれを。」
早苗「分かるんですか!?咲夜さん!!」
咲夜「あのねぇ、私たちだって元は別の場所からやって来たのよ。英語くらい分かるわよ。」
早苗「そ、そうだったんですか。」
徐倫「あ、ならこれでどう?」

徐倫は上にあるメニューのドリンクを指す。

早苗「あ、ではそれで。」
徐倫「おっけー。これと、これとこれを。」
店員「3ドル80セントとなります。」

徐倫はお金をちょうどの金額分出す。三人はドリンクが出来るのを少し待つ。
と、そんな時……

ガタイの良い男「よぉ、もしかしてアンタら日本人?」
咲夜「ん?」

ガタイの良い男がやって来て話してきた。
所謂ナンパである。

徐倫「そうだけど、もしかしてナンパ?」
ガタイの良い男「おいおい誤解しないでくれよ。仲良くしようとしに来ただけじゃあねぇか。」
徐倫「それをナンパと言うのよ。汗臭いからどっか行ってくんない?」
咲夜「同じく。」

徐倫はナンパを一蹴する。咲夜も無関心状態に入り、徐倫に賛同する。

ガタイの良い男「んじゃあよ、そこの緑髪の方はどう思ってるよ。ん~?」
早苗「ふぇ!?わ、私ですか!?」

早苗は急な出来事で戸惑う。そこにすかさず徐倫がフォローする。

徐倫「早苗ちゃん、こういうのは嫌だって伝えときゃ良いのよ。」
早苗「そ、そうなんですか?」
徐倫「そういうもんよ。ほら、早く言って。」
早苗「あ、はい。えぇと、すみませんが、お引き取り願います。」

早苗は頑張った。頑張ったが、まだ男には響いていない。

ガタイの良い男「良いじゃんかよぉ~。」

ガタイの良い男が早苗に近付いた。その時………

店員「お待たせしましたー。」
徐倫「お。ようやく出来たのね。早苗ちゃん、咲夜ちゃん。行くわよ。」
早苗「ちょ、徐倫さん!?」

徐倫は早苗の手を引き、ドリンクを早苗に一つ、咲夜に一つ渡す。そして徐倫も一つ持ち、その場から退出したちょうどその時……

ガタイの良い男「何処に行くんだよぉ、無視すんなよー。」

付いてきた。ナンパ。だが、

ガタイの良い男「痛っ!!」

突如、ナンパの頭に鋭い痛みが走る。
ナンパが自分の頭を触ると、少し血が出ていた。

ガタイの良い男「…………ひぃぃぃぃ!!」

ナンパは、その場から逃げていった。

早苗「あ、あれ?走って逃げてしまいましたね?」
咲夜「何かしたのですか?徐倫さん。」

咲夜が尋ねる。しかし、

徐倫「いや、私何にもしてないわよ。」
早苗「あれ?でも何で……」

その時、早苗の持っていたドリンクが奪われる。

早苗「きゃ!!」
咲夜「早苗、平気?」
早苗「だ、大丈夫ですが……ってあぁ!!ドリンクが無い!!何で!?」

徐倫がふと、上空を見上げる。

徐倫「あ、」
早苗「ど、どうしたんですか?徐倫さん。」
徐倫「犯人………分かったわ。」
早苗「えぇ!?だ、誰なんですか!?」

徐倫は上を示す。
咲夜と早苗も上を向く。

早苗「あー!!」

そこには、

咲夜「烏?」

黒い烏が一羽、ドリンクらしきものを足で掴み滞空していた。




     「カアァァァァァァァ!!」










どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、何か烏が出てきましたねぇ。あれ?確か烏ってオーストラリアに入れないんじゃ………あれ?

では、次回もお楽しみに。


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迷惑者②

~女性グループside~

早苗「な、何で烏が居るんですかー!?」

早苗が言っている烏とは、三人の上空に滞空している烏のことである。
その烏は、器用に足の爪でカップを持ちストローから飲んでいる。

早苗「あー!!私のドリンクが!!まだ一回も飲んでないのにー!!」
咲夜「何故、ここに烏が?」
徐倫「…………………」
咲夜「徐倫さん?」

徐倫は何故か黙ったままだった。そして、徐倫の口からあることが告げられる。それは…

徐倫「






   あの烏……スピードワゴン財団が保護した








       スタンド使いよ








早苗「えっ?」
咲夜「………えっ?」
早苗・咲夜「







    ハアアアァァァァァァァァァァァ!?







咲夜「ちょ、ちょっと待ってください徐倫さん!!『あの烏がスタンド使い』って言ったんですか!?」
徐倫「そうよ。あの烏はスタンド使い。そう言ったわ。」
早苗「(あ、よく考えてみればイギーも犬だけどスタンド使いだったし、ペット・ショップも隼だけどスタンド使いだったや。考えてみれば、そこまで驚く要素皆無だった。)」
徐倫「それでもって、名前が『ブロウ』。私と父さんの二人がかりでも捕まらずに逃げ延びた頭が物凄く切れる烏よ。」

そんな説明に割って入る者がいた。







  アンナモン簡単ダッタゾ!!バーカww!!







ブロウだった。

早苗「アイエエ!?喋った!?喋ったんですかあぁ!?」
徐倫「父さんの見解じゃあ、スタンドが発動した影響で人間の知能に近付いた。それによって人間の言葉も人間の声帯の使い方も覚えたのよ、あの女嫌いのバ烏。」
ブロウ「ダーレガバカダ!!コノスカタン!!」
徐倫「五月蝿いわね!!黙って大人しく捕まりなさい!!このバ烏!!」
ブロウ「ヨーク言ウナ!!テメーノ『糸ノ結界』トヤラデモ捕マラナカッタノニヨー!!スーカーターンー!?」
咲夜「ちょっと、そこの烏。」

咲夜が話に割って入る。

ブロウ「………誰ダ、テメー?」
咲夜「それより、あんた………」
ブロウ「名前ヲ聞イテンダヨ、コノスカタン!!普通ハ答エルノガ礼儀ダロォヨ~!?」
咲夜「あんたに名乗る名前は持ち合わせてないわ。」

咲夜が時を止める。影響で周囲の色が失われる。

咲夜「(取り敢えず、ナイフ投げときましょうか。)」

咲夜は持っているナイフの一本をブロウに投げる。

咲夜「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。

ブロウ「!?何ッ!?」

ブロウは分からなかった。いや、分からない訳では無かったがナイフが目の前にあることに対し驚いていたのだ。
ブロウは少し体の体重をずらし、かすり傷で済ませる。

ブロウ「チッ!!マタ時止メカヨ!!」
咲夜「また?どういうことよ!?」
ブロウ「アノ承太郎トヤラモ使ッテタカラヨォ~!!モシカシタラト思ッタガ、当タッテタナ!!」

突如、ブロウの周りに何かがぼやけて現れる。
だんだん形がハッキリすると、空色の烏の様な姿で現れる。

早苗「!?もしかして、あれが!?」
徐倫「そうよ。あのバ烏のスタンドの内の一体よ。」
咲夜「一体?それじゃあ他にも居るの?」
徐倫「全部でだけど七体居たわ。それも厄介なのばかり!!」

ブロウの出したスタンドは、かすり傷の所を氷で止血する。

咲夜「氷?」
ブロウ「コンノ糞アマ~、テメーハ許サネェゾ!!」

ブロウはもう一体出す。今度は黄色の烏だ。
そのスタンドは、口から光線を放った。

徐倫「咲夜ちゃん、避けて!!」
咲夜「『J・T・R』」

咲夜は冷静にスタンドを出し、光線を殺す。

徐倫「えっ!?」
ブロウ「何ッ!?」
咲夜「どうした?私を許さないだとか言っておきながら私に傷を付けられないなんて。結局の所、只の烏ってとこね。」

ブロウは腹が立っている。

ブロウ「テンメー!!ブッ殺シテヤル!!」

ブロウはスタンド七体を全て出す。
それぞれ、赤、青、茶、白、黒の烏だ。
そのスタンドは、ブロウの前で円上に並ぶ。
そして何故かぐるぐると回り始める。

咲夜「(何をする気かしら?)」
徐倫「!?咲夜ちゃん!!今すぐ逃げて!!」
咲夜「うぇ!?」
ブロウ「モウ遅イ!!」

その回転は次第に速度が上昇する。そして、
スタンドの口から、光線が次々に発射される!!
それはまるで、ガトリングの様に!!

咲夜「時よ止まれ!!」

周囲の色が失われる。その間に咲夜はスタンドを使い、光線を殺す。

咲夜「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。それにより、光線も消える……筈だった。

咲夜「うぐっ!?」
早苗「咲夜さん!!」

そう、ブロウのスタンド攻撃はガトリングの様に連続で発射されていた。つまり打ち落としたと思っても、また次の光線が来るのだ。
それにより、咲夜の腕に傷が生じる。

ブロウ「ケカカカカ!!ザマァ無イネェ~!?」
咲夜「…………烏ごときが……」
ブロウ「言ワセルカ!!」

白い烏のスタンドが地面に向けて光線を発射した。
その直後、辺りが眩しくなる。

咲夜「くっ!?」
早苗「ま、眩しい!!」
徐倫「この光!!ブロウは逃走したわ!!」
早苗「うぇ!?本当なんですか!?」
徐倫「前もそうだったわ!!この光が消えたと思ったら……」

その光が消えると、ブロウの姿が見えなくなっていた。

徐倫「ま、まただわ!!同じ様に逃げた!!」
早苗「ど、どうするんですか!?この状況!!」
咲夜「(そうだ!!京谷に!!)」

咲夜は『パティクル』を取りだし、京谷に電話をかける。











~男グラスside~

そのころ京谷と康一はカフェでコーヒーを飲んでいた。

京谷「ふぅ……美味しいですね。このコーヒー。」
康一「本当だね。しかも………」

康一は京谷が頼んだコーヒーの内の一つを見た。

康一「変わり種もあるし。っていうか、京谷君こんなに飲むの?」
京谷「色々と試してみたいんですよ。どんな味がするかとか、どんな香りだとか。」
康一「大人っぽくなったねぇ、京谷君。僕も昔は……」

康一は自分の昔話、つまり第4部の出来事等の話をしている。京谷はそれを聞きながら、コーヒーを飲む。因みにだが、京谷が頼んだコーヒーは三種類らしい。
そんな中、周囲の色が失われる。

京谷「(ん?時を止めた?……考えられるのは咲夜位だけど…)」

周囲の色が戻される。

康一「でさー……あれ?京谷君、首動かしてたっけ?」
京谷「いえ、失礼。少々時が止められた様なので。」
康一「えっ!?まさか…京谷君、時を?……」
京谷「えぇ。承太郎さんよりも長く止められますよ。」
康一「まさかのカミングアウト!?」

またもや周囲の色が失われる。だが、今度は短かった。

京谷「一体何に対して使ってるんだろうか?咲夜。」
康一「ん?何々、急に彼女さんのこと考えてどうしたの?」
京谷「いえ、特には……ちょっと失礼。」

京谷は『パティクル』を取りだし、応答する。

京谷「はい、もしもし。京谷です。」
咲夜『京谷!!お願い!!手伝って!!』

京谷の耳にダメージが通る。

京谷「大声で話さなくても良いんじゃ?それとも、大声を出さなきゃいけない程のことが起こった?」
咲夜『あ……ごめん。でも、緊急なのは確か。徐倫さんに変わるから詳しい話を聞いて。』
京谷「分かった。」

少し待つと、徐倫の声が聞こえる。

徐倫『もしもし?京谷君。』
京谷「咲夜から聞きました。緊急の用に感じ取れますが?」
徐倫『先ずは、ちょっと説明しなきゃならないわ。』
京谷「分かりました。聞きましょう。」
徐倫『おっけー。先ずだけど…………』





『キングクリムゾン!!』





徐倫『っていう状況なの。』
京谷「成る程、分かりました。では、こちらも捜索にあたってみます。」
徐倫『ありがと、じゃあね。』

徐倫が電話を切ると、京谷はパティクルを元に戻しポケットに入れる。

京谷「康一さん、ちょっと出掛けてもらって構いませんか?」
康一「電話の内容かい?」
京谷「えぇ。そうです。」
康一「分かった。それじゃあ行こうか。」
京谷「はい。」

コーヒーの代金等は康一が奢ることになった。
二人は外に出て、話す。

京谷「内容なんですが、スピードワゴン財団の管理下に居る烏のスタンド使いが脱走したらしいです。」
康一「………ん?烏?京谷君、烏って言った?」
京谷「えぇ。確かに。」
康一「なら多分知ってるよ。その烏。」
京谷「本当ですか?」
康一「確か……徐倫ちゃんと承太郎さんでも捕まえきれなかった烏だから、僕のAct3で動けなくして捕獲したんだっけ。確か名前が……『ブロウ』だったかな?後で捕獲した烏の名前を承太郎さんから聞いたし。」
京谷「『ブロウ』……ですか。」
康一「どうかした?」
京谷「いえ、特には。」

京谷たちは少し捜索を始めようとした時、京谷の頭上から何かが降りてくる。

京谷「ん?…………あっ。」
康一「あっ。」











~女性グループside~

早苗「ドリンクの恨み、許されませんよぉぉぉ。」
咲夜「あのバ烏………」
徐倫「(私でも恐い。この二人。)」

早苗と咲夜は憎悪の表情とオーラを放ちながら捜索している。その光景に思わず徐倫も若干引いてしまう。
と、そこで徐倫のパティクルが鳴る。

徐倫「電話……ということは……」

徐倫は電話に出る。

徐倫「もしもし?」
京谷『もしもし、徐倫さん?』
徐倫「京谷君。まさかとは思うけど……」
京谷『お気づきでしたか。烏……いえ、ブロウ……君ですかね。居ますよ。」
徐倫「あー、一応その烏オスだから合ってるわよ。後、居るって……どういうこと?」
京谷『いえ、ブロウ君なんですがね。今、僕の肩に乗ってるんですよ。』
徐倫「…………はぁ?」

徐倫は困惑していた。男であっても、悪戯をするブロウなのだ。その考えに対し京谷の発言は、それを否定するような答えであった。

徐倫「………兎に角、一度集合しましょう。」
京谷『では、承太郎さんの所で集まりましょう。』
徐倫「分かったわ。じゃあね。」
京谷『はい、では。』

京谷は電話を切る。
徐倫はパティクルを戻し、ポケットに入れる。
そして咲夜と早苗を呼び止め、承太郎の待つ場所に集まるのであった。








『キングクリムゾン!!』







徐倫たちは、プロペラ機のある屋上まで着く。そこには承太郎、康一、京谷。そして、京谷の肩で寝ているブロウ。
京谷は手を振り、こちらに来るように指示する。
咲夜は京谷に近づき、京谷の腹に顔を埋める。

京谷「ちょ、咲夜。」
咲夜「ん~♪」
京谷「はぁ。」
ブロウ「ン~?」
京谷「おう、ブロウ。起きたか。」
咲夜「うぇっ!?」

ブロウが目覚める。かと思いきや、また寝た。

京谷「ありゃ?また寝た。」
咲夜「京谷、今すぐそのバ烏を渡して。」
京谷「何で?」
早苗「私のドリンク……飲みたかったのに。」
京谷「………それぞれ何かされたのね。」

京谷は早苗と咲夜を落ち着かせ、話をする。

京谷「徐倫さん、この通りです。」
徐倫「………何でブロウが肩に?」
京谷「いえ、普通に降りてきて。普通に肩に乗ってくれましたが?」
徐倫「えぇぇ。」

勿論、徐倫は呆れた。
その後、給油も終わり『ポートリンカーン』を目指し空の旅を続ける。












どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
この回から『ブロウ』が参戦します。因みに女性嫌いなので結構女性に対してはハッキリ言ってしまう所があります。その点はご了承下さい。

では、次回もお楽しみに。


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祖父と孫は似る

ポートリンカーン付近の上空にて

咲夜「むぅ~。」
京谷「まぁまぁ。ちゃんとホテルに着いたら甘えて良いから。」
ブロウ「……………ハッ。」

咲夜はブロウを睨み付ける。対しブロウは京谷の膝に乗り、大人しくしていた。
その光景に承太郎も驚いていた。

承太郎「………まさか、ここまでブロウが大人しくなるとは……」
康一「びっくりしましたよ。まさか上から降りてきたと思ったら京谷君の肩に乗ったんですよ?僕も少しだけですがブロウ君の性格を見ましたけど、ここまで人に懐くなんてのは初めてですもん。」
早苗「烏……鳥……もしかしてブロウって何かの生まれ変わりだったりして……」
ブロウ「誰ダ!!今呼ビステシヤガッタ奴ハ!!」
早苗「ひっ!!」
京谷「はいはい。落ちけつ落ちけつ。てか、何で早苗ちゃんだけに反応するんだよ?」
ブロウ「カァー♪」

京谷はブロウの頭を撫でる。ブロウは満足そうな表情と鳴き声を出す。
早苗は、やはり恐いようだ。ちゃっかり徐倫の方に身を寄せている。

承太郎「皆、そろそろだ。着くぞ。」
京谷「お、ようやくですか。『ポートリンカーン』」

プロペラ機は建物の屋上に着陸する。
その後プロペラ機を降りると、ここもホテルということを承太郎から告げられる。つまり、

承太郎「一旦ここで体制を整える。かかったとしても三日程だろうから、それまで観光すれば良い。」

というわけで、チェックインを済ませた後、皆部屋に戻る。因みにブロウは、京谷と咲夜の部屋で過ごすのであった。

咲夜「…………バ烏。」ボソッ
ブロウ「誰ガバカダ!!」
京谷「ブロウ、後で散歩行くよ。咲夜……夜は寝かさないよ♪」
咲夜・ブロウ「はーい♪(ハーイ♪)」
京谷「やれやれ。」









~承太郎side~

チェックインも終わり、部屋決めも終わったところで承太郎は部屋で休んでいた。疲労を感じていたらしい。
だが、それと同時に嬉しい気持ちが込み上げてくる。

承太郎「(まさか、また旅が出来るなんてな。思っても見なかったな。)」

ベッドから降り、冷蔵庫から水を取り出す。
キャップを開け、電気ケトルの中に水を入れ沸騰させる。
のだが………

承太郎「ん?」

承太郎が違和感を感じた。それは、電気ケトルから放たれていた。

承太郎「(何だ?この感じ。)」

すると突然!!ケトルから水が出される!!

承太郎「何っ!?」

承太郎は水を『星の白金《スタープラチナ》』で防ぐ。
しかし、次は………ライトが落ちてくる!!

SP「オラァ!!」

スタープラチナはライトを殴り付けた!!

SP「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

ラッシュにより、ライトは粉々になった。
だが!!次はテレビが!!

承太郎「流星指刺《スターフィンガー》!!」

スタープラチナの指が伸ばされ、テレビは真っ二つになる。
しかし、真っ二つになってもテレビは承太郎に接近する!!

承太郎「完全にブッ壊れなきゃ意味ねぇってか。」
SP「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

テレビは粉々になる。

承太郎「!?ウグッ!!」

突如!!承太郎の背中に痛みが走る!!見てみると先程水を噴き出してきた電気ケトルが、承太郎に激突していた!!

SP「オラァ!!」

電気ケトルはバラバラになり、動きを止める。
承太郎は落ち着いた後、考察し始める。

承太郎「(新手のスタンド使いなのは間違い無い。だが、一体どういうスタンドなのか。そして、何処に居るのか。だが、周囲を警戒しても人の気配は無い……恐らく遠隔操作型。それもかなりの距離を離れていられるスタンド。)」

承太郎は帽子を深く被り直す。

承太郎「今日は……驚きの連続だな。」

すると、そこに!!ドアのノック音が響く。

スタッフ「お客様、如何なされましたか?」
承太郎「(何っ!?ま、不味い!!)」

ドアが少々開けられる。

スタッフ「お客様?」
承太郎「来るな!!ここに近づくな!!」

承太郎がスタッフに怒鳴る。しかし、それは虚しい行為であった。
スタッフの胸に、漏電したドライヤーが!!

スタッフ「えっ?ウギャアアアア!!」
承太郎「し、しまった!!」

そのスタッフは倒れる。だが、漏電したドライヤーは承太郎に向きを変えた。

承太郎「チッ!!(今度は俺か!!)」

そのドライヤーは承太郎に接近する!!
即座にスタープラチナを出し、持ち手部分を持つ!!

SP「オラァ!!」

投げ出されたドライヤーはバラバラに壊れる。
しかし承太郎は!!驚く光景を目の当たりにした!!
なんと!!バラバラにされた電気ケトルやドライヤーが、またもや接近したのだ!!

承太郎「や、やはり完全に壊さなければ!!」

そう思い、ラッシュを放とうとする。だが!!バラバラにされた物は、承太郎ではなく洗面台の方へ行った!!

承太郎「(な、何だ?一体何をするつもりだ?……)」

そして、その部品は、あるものを持ってきていた。
それは!!電気シェーバーだった!!

承太郎「何だと!?」

しかし、それだけでは無かった!!なんと部品が!!シェーバーを分解し、自らの部品を組み込んだのだ!!
それにより、電気シェーバーから小さい尖った物が現れる!!

承太郎「か、改造だと!?俺を確実に仕留めるということか!!」

改造電気シェーバーは承太郎に向かう!!

SP「オラァ!!」

スタープラチナを出して殴った!!だが、その改造電気シェーバーは避けた!!

承太郎「何だと!?」

承太郎は咄嗟に避けるが、手の甲に切り傷を負ってしまう!!

承太郎「チィッ!!」

改造電気シェーバーはUターンし、また迫ってくる!!
しかし、承太郎は机を盾代わりにし防御する!!

承太郎「(一先ず……か。)」

承太郎は考える。

承太郎「(一体誰が……いや先ずはどんなスタンドかだな。今までのことを考えると恐らく電気関係。しかも電気で動く製品ばかりだ。考えるとすれば、『電化製品を操作する能力』のスタンドと推測して良いだろう。)」

その様なことを考えていると、突如!!改造電気シェーバーが動きを止めた!!

承太郎「………止まった?」

すると!!窓が突然割れた!!

承太郎「!?『スタープラチナ・ザ・ワールド』!!」

周囲の色が失われる。その間…五秒間の間に承太郎は窓の向こう側にいる物体を殴り付ける。

承太郎「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。窓の向こう側にいた物体は壊れた音が響き、活動を停止したかに思えた。
だが!!

承太郎「!?グヌゥ!!」

突如、承太郎の腕に傷が生まれた!!その近くにはレーザー光が!!
承太郎は直ぐ様洗面所に移動し、隠れる。

承太郎「はぁ、はぁ。ま、まさかレーザーポインターを使うか。厄介な。」

レーザーポインターは200mWの物はマッチが着火するほどの熱を持つ。だが、先程のは200mWより遥かに上の物であった!!

承太郎「(訂正、『電化製品を操作する能力』ではなく『電気で動く物を操作する能力』だな。だが、そうなるとスタンド使いは何処に?)」

今のところ、部屋には承太郎と感電したスタッフのみ。だが、承太郎は敢えて不思議に思ったことを考えた。

承太郎「(そういえば……何故ホテルスタッフがいる?訪ねてきたのは確かだ。だが、『本当にそれだけか?』)」

承太郎は先入観を捨て、考える。先入観を取り払うことで、新たな疑問が浮上するからだ。

承太郎「(………兎に角、あの『死体と思わしき者』に攻撃してみるか。だが、近付けばやられるから……ベアリング弾で。)」

スタープラチナを出し、ベアリング弾を構える。そして、スタッフに向けて発射した。その弾は、手の甲に命中する!!

スタッフ?「痛いぃぃぃぃ!!」

するとどうだろう?死んだと思われていたスタッフの体が飛び上がったではないか!!
直ぐ様、承太郎はスタープラチナでスタッフを掴み、引き付ける!!

スタッフ?「グエッ!!」
承太郎「ようやくご対面だな。」
スタッフ?「い、何時から……気づいていた?」
承太郎「気付いていたとかは考えていないな。長年の勘でもあり、年取った奴の考え方ってやつでテメェだと確信出来た。それだけのことだ。」

承太郎は帽子の縁をなぞり、言い放った。

承太郎「











この空条承太郎、老いて益々健在というところかな?













SP「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」
スタッフ?「うごがぁ!!」

その後京谷たちが駆けつけ治療を行い、警察を呼んでスタッフ?を逮捕させた。







残り 7人











どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
今回は承太郎さんの活躍回でございます。いやはや、いくつになってもカッコいいですねぇ。承太郎さんは。

では、次回もお楽しみに。


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親と子も似る

『翌日』
~徐倫&早苗side~

早苗「それでですよ!!神奈子様と諏訪子様ときたら!!」
徐倫「まぁまぁまぁまぁ。そんなにカッカしない。」
早苗「はあぁぁぁ。………帰ったら絶対にスタンドで殴ってやる。」
徐倫「一応、神様なのよね?その……二柱だったけ?罰が当たっても知らないわよ。」

現在、早苗と徐倫は観光の途中であった。まぁ所謂買い物だ。服の買い物だ。
そんな中、早苗は愚痴を溢していた。徐倫も苦笑いの状態になっている。

早苗「これでも私は現人神です!!一応、神様なんです!!」
徐倫「(見た目がただの女子校生にしか見えないから信じがたいけど……本当の事なのよねぇ。)」

しかし早苗は何を思ったかパティクルを取り出す。

早苗「あ、もうこんな時間でしたか。」
徐倫「えっ?あ、本当ね!!じゃあ行きましょうか。」
早苗「はい!!」

徐倫と早苗は買い物を済ませ、ある場所に行く。
実はというと、徐倫が「ダイビングしない?」等と言ってきたのが始まりだ。勿論、早苗は海を楽しみたいので承諾した。
早苗と徐倫は一度ホテルに戻り部屋に荷物を置いた後、徐倫と目的の場所まで行くのであった。






『スティッキーフィンガーズ!!』





~承太郎&京谷&ブロウside~
所変わってポートリンカーン地元カフェ。

ブロウ「旨イ旨イ。」
京谷「本当、美味しいですね。」
承太郎「だな。」

現在、京谷と承太郎とブロウはカフェで休んでいた。周囲の視線は全てブロウに向けられている。喋っていることもあり、何人かは写真を撮っている。

京谷「そういえば承太郎さん?部屋で襲われた時、何で連絡くれなかったんですか?」
承太郎「相手が『電気で動く物を操作する』スタンドだったからな。もしかすれば通信を遮断させられて感電させられる所だったから持っていなかったんだ。すまない。」
京谷「あ、いえ。そういうことなら構いませんが。あまり無茶はしないでくださいよ。」
承太郎「善処するよ。」
ブロウ「ゴ主人、コノ肉旨イデスナ!!」
京谷「これ、鶏肉だよ?」
ブロウ「イヤ、ブロウハ鶏ダロウト食ベルンデスガ?」
京谷「それもそっか。烏って雑食だったもんね。」
承太郎「(さらりと流していたが、京谷君のことを『ご主人』と呼んでいたな。そして、敬語を使っている………珍しいな本当。)」

食べ終わるとブロウは京谷の膝に乗り、ぐっすりと寝てしまう。京谷は起こさない様にゆっくり持ち上げ、承太郎と共にカフェを後にする。
因みに撮られた写真はSNS関係には全てアップされていた。まぁただ人間の言葉を喋る烏が居るというだけなので、様々な噂が飛び交う程度に治まっているが。







『スティッキーフィンガーズ!!』







~徐倫&早苗side~

徐倫「よし、これでOKよ。」
早苗「お、重いです。」

現在、早苗と徐倫はボートに乗っていた。因みに徐倫はボートライセンスとスキューバライセンスを持っている為、ボートを操作出来る上にレクチャー程度は出来る。

徐倫「大丈夫だって。水の中に入れば問題無いし。」
早苗「そ、そうなのは分かっているんですが………わわっと!!」

早苗は酸素ボンベを背負っている為少し体勢が崩れるが、なんとか持ちこたえる。

徐倫「それじゃあ、さっき教えた通りに入るわよ。」
早苗「は、はい。」

徐倫と早苗はシュノーケルと呼吸器を着け、ボートの縁に座り背中からダイブする。
早苗が見た景色は、綺麗な景色。水の中特有の優雅さ。
早苗はスタンドを出す。

早苗(ス)「綺麗ですねぇ。見とれちゃいます。」

徐倫もスタンドを出す。

徐倫(ス)「ふふっ♪そうねぇ。」

そう、スタンドでの会話だ。水の中では言葉が伝わらないのでハンドシグナルも良かったが、こちらの方が断然良かったらしい。

徐倫(ス)「それじゃあ、先ずは探検ね。」
早苗(ス)「はーい。」

徐倫と早苗は水の中を泳ぐ。




『キングクリムゾン!!』




ある程度移動すると、徐倫があるものを早苗に手渡す。

早苗(ス)「徐倫さん、これは?」
徐倫(ス)「魚の餌よ。それを軽く握ったまま待ってみて。」
早苗(ス)「は、はい。」

早苗は言う通りのことをする。すると、魚が早苗の手に集まってくる。

早苗(ス)「わわっ!!くすぐったい。」
徐倫(ス)「大抵そんなものよ。私も初めての時はくすぐったかったわ。」
早苗(ス)「先に言ってくださいよぉ。」
徐倫(ス)「あははっ♪ゴメンゴメン♪」

その後、ボートに戻り陸を目指すのであった。





『キングクリムゾン!!』





その途中にて
ある一隻のボートが徐倫たちの乗っているボートに接近する。

男「よぉ、ねぇちゃんたち!!こんなとこで何してんだ?」

男が馴れ馴れしく話しかけてくる。またもやナンパだ。

徐倫「………またナンパぁ?」
早苗「何故こうも会いやすいのか?」
男「なぁ、あんたら名前何て言うんだ?」

男が尋ねる。

徐倫「答える意味が無いわよ。」
男「あぁ、そうかい。んじゃ、俺からだな。俺は『ルーオン』っていうんだ。」
早苗「(聞いてませんよ。)」
ルーオン「まぁまぁ、仲良くしようぜ。
















       『空条徐倫』







徐倫「!?」
ルーオン「ははっ!!驚いたな!!まぁ、普通だよなぁ。誰だか知らない奴が自分の名前を知ってるんだからなぁ。」
徐倫「まさか………新手のスタンド使い。」
ルーオン「ん、まぁそんなとこだな。」
早苗「(こ、この人も敵なんですか!?)」

そんな話の中、ボートが揺れた!!

早苗・徐倫「!?」
ルーオン「あぁ、気を付けた方が良いぜ。なんせ……」

すると!!ボートの下から、何かが飛び出してきた!!

早苗「うぇっ!?」
徐倫「ま、まさか!?スタンド!?」
ルーオン「正解。因みに俺のスタンド名は『オーシャン・ブルー』。言っておくが遠距離でもパワーは弱体化しないぜ。」
徐倫「(まさかの遠距離パワー型!?)」

そのスタンド、『オーシャン・ブルー』は指先に水を集めていた!!

早苗「何か……来る!!」

早苗はいち早く逃げる。
すると、スタンドの指先から高水圧で水が発射される!!
まるで、それは弾丸の様に!!
先程まで早苗が居た場所には、穴が空いていた!!

早苗「み、水を……撃った!?」
徐倫「へぇ、アンタのスタンド能力って水を使うのね。」
ルーオン「まぁ、そんなとこだな。だが、逃がしはしないぜ!!」

またもやスタンドは指先に水を集めていた!!

早苗「今度は、そういきませんよ!!」

早苗もスタンドを出し、防御の体勢を取る!!

ルーオン「何だぁ!?その構えは!!そんな防御の構えを取った所で、どっかに風穴が空くのは見えてるんだぜぇ!?」
徐倫「(よし!!ナイスよ、早苗ちゃん!!)」
ルーオン「発射アァ!!」

スタンドは水の弾丸を発射した!!対して早苗のスタンドは防御の構えを取ったままであった!!
そして、その水の弾丸は早苗のスタンドに………当たらなかった!!

ルーオン「何ぃ!?」
早苗「この攻撃、お返しします!!」

早苗は逆に!!攻撃を跳ね返した!!それにより、スタンドの腹部が貫かれた!!つまり!!

ルーオン「グガッ!?」

ルーオンにも腹部に穴が空いた!!

早苗「よしっ!!」
ルーオン「く、くそがぁ……」
徐倫「余所見はご法度よ。」
ルーオン「!?」

ルーオンが声のした方向へ向く!!そこには、徐倫がスタンドを出しながら急接近していた!!

SF「オラァ!!」
ルーオン「ぐぉ!!」

徐倫は『ストーン・フリー』でルーオンの顔面を殴り、ルーオンの後ろのボートの縁に立つ。

ルーオン「な、何故だ。何故、俺の攻撃が……」
徐倫「ま、分からないわよねぇ。なんせ、急に来たんだもの。敵でも分からないものよねぇ。」
早苗「甘く見てもらっては困りますがね!!私のスタンド能力『威力を反射する能力』で貴方の攻撃の威力を跳ね返しました!!」
徐倫「そこで、早苗ちゃんに隙を取られている内に私はアンタのボートに糸を絡み付かせておいたのよ。」
ルーオン「っくっ!!こ、こんな女どもに……負けるのか……」

ルーオンは確かにそう言った。しかし!!その表情は笑っていた!!

徐倫「………アンタ、何が可笑しいの?」
ルーオン「だが、分かった事が一つあった。それは………」

突如、徐倫の背後にルーオンのスタンドが!!

早苗「徐倫さん!!」
ルーオン「死ねぇ!!」

しかし、徐倫は………

















 

    同じ様に表情が笑っていた!!




ルーオン「!?」
徐倫「気付いていないようねっ!!」

徐倫は左手にある糸を引いた!!すると、ルーオンの周囲に糸が!!

ルーオン「な、何ィ!?」
徐倫「私が移動する時に、アンタのボートに糸をくっ付けておいたのよ!!気付かなかった!?」

その糸は、ルーオンの身体に纏わり付いた!!
それにより、一瞬だけスタンドの動きが鈍くなる!!

徐倫「『ストーン・フリー』!!」

徐倫のスタンドは腕の一部を糸にすることで、距離を伸ばし殴り付ける!!

SF「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」
ルーオン「ぶぎゃるあぁ!!」

殴り付けられたルーオンは水の上にプカプカと浮いていた。
その後、陸に戻り承太郎と京谷とブロウに会いホテルに戻るのであった。




残り日数 18日
残り人数 6人









どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
今回は7thスタンドの『オーシャン・ブルー』を登場させてみました。因みに、このスタンドの能力は『体液にパワーを与える』ものとなっています。それによって弾丸の様に飛ばしたり出来るということです。

では、次回もお楽しみに。


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ある意味最強の敵①

『翌々日』
承太郎「皆、準備は良いか?」
京谷「俺は準備万端ですよ。」
ブロウ「カァー。」
早苗「私も大丈夫です!!」
咲夜「用意出来てなければ、大丈夫とは言わないからね。」
徐倫「確かに。」
康一「しっかりしてるなぁ。」

現在、京谷たち一行はホテルの外に居る。つまり、ここからジープに乗り換え『カーネッジ湖』を目指すのだ。

承太郎「では、皆行くぞ。」

承太郎の合図により、京谷たちはジープに乗り込む。
その道中には何も起こらず、京谷たちは『デニアル・ベイ』まで移動した所で休憩することにした。






『キングクリムゾン!!』






カフェ店内にて

徐倫「ふへぇー。やっぱりジープはキツイわねぇ。」
京谷「俺は久々だったんで、逆に楽しかったですけど。」
早苗「京谷さん、私は肩が凝りました。」
咲夜「お、同じく。」
ブロウ「ヘッ、ダラシネェ奴ラダ。チッタァゴ主人ヲ見習エ、コノタコ。」
徐倫「アンタに言われたくないわよ!!バ烏!!」
早苗「そうですよ!!京谷さんの膝に乗ったまま大人しくしてた烏に言われたくないです!!」
ブロウ「ンダト!?」
康一「はーい、落ち着いて。」
京谷「早苗ちゃん、徐倫さん。落ち着いて。ブロウも。」

現在、カフェ内で一際賑わっていた所がある。もしかしなくても京谷たち一行全員だ。特に早苗、徐倫、ブロウが五月蝿い。
口喧嘩を抑えているのは、やはり京谷と康一であった。
一方の承太郎はというと……

承太郎「(何時もの通り、平和だなぁ。)」

そんなことを思いながらコーヒーを飲んでいた。
口喧嘩を抑えるのに10分程かかり、京谷と康一は疲れていた。敵と戦っていないにも関わらず。

京谷「お、お疲れ様です。」
康一「ふぅ。」
早苗・徐倫「すいませんでした。」
ブロウ「アホー。」
京谷「ブロウ君?」

京谷はブロウを撫でてはいるが、目付きを変えブロウを睨み付ける。その睨みにブロウは悪寒を覚える。

ブロウ「………失礼シマシタ。」
京谷「うむ、良し。」
承太郎「(やはり、京谷君の言うことはだけは、ちゃんと聞くんだな。)」
京谷「あ、ちょっとすいません。洗面所に。」
康一「分かった。」
京谷「ブロウ、ちゃんと静かにしてるんだよ。」
ブロウ「ハッ。」

京谷は立ち上がり、洗面所に向かう。











京谷「はぁ~、スッキリした。」

京谷はトイレを済ませ、洗面台で手を洗う。
そして、洗い終わると紙で手を拭く。

京谷「………んっ?」

京谷は手を拭いている時、違和感を感じる。

京谷「………………ま、いっか。」

京谷は何事も無かったかの様に、承太郎たちの所に戻る。
そこから5分後、一行はカフェから出る。








『キングクリムゾン!!』







歩いている途中にて

京谷「ん?」
咲夜「京谷、どうかした?」
京谷「いや、ちょっとね。」
咲夜「そう?」

京谷たちは、歩くのを続けるが………3分後

京谷「んっ………けほっ。」
承太郎「京谷君、風邪か?」
京谷「あれ?……風邪……なのか……ゲッホ!!」
咲夜「京谷!?平気!?」
京谷「だ、だいじょ……ウエッホ!!ゲッホ!!」
ブロウ「ゴ主人!?」
京谷「ゲッホ!!ガハッ!!ゴッホ!!」

京谷から咳が止まらない。それは異常なまでに。
京谷の口から涎が止まらない。

京谷「ガハッ!!」
咲夜「京谷!!」

京谷の口から血が出た。

承太郎「不味い!!喉の損傷が激しい!!このままだと!!」
ブロウ「ゴ主人!!」

すると、何故か京谷の咳が止まる。血は少し出ているが。

京谷「…………………」
咲夜「………京谷?」
ブロウ「………!?オイ、オ前ラ!!避ケ…」

ブロウが何かを感じとり警告を出したが、京谷は



















      ブロウを殴った!!





ブロウ「グガッ!!」
徐倫「!?京谷君!?」
康一「き、京谷君が!!ブロウ君を!?」
早苗「殴った!?」
承太郎「皆、離れろ!!」

承太郎から警告が放たれる。それに応じるかの様に、皆が京谷から離れる。

京谷「……………………」
ブロウ「ゴ主人………グッ。」
承太郎「あまり動くな。ブロウ。」
ブロウ「平気ダ。テメェナンゾニ言ワレタクナイ。」
承太郎「……そうか。」
ブロウ「ソレヨリ、ゴ主人ノ方ヲ何トカシロ。今回ハ俺モ手伝ッテヤル。」
承太郎「……分かった。何とかしよう。」

そんな中、京谷の口が開く。

京谷?「








     あらら、仕留め損ねた








全員「!?」

京谷の発言。それは今、発せられる言葉では無かった。
そんな発言に全員驚く。

京谷?「はぁぁ。全く、一番強いスタンド使いに憑依したのは良かったけれど………まさかの子供……はぁ。」
咲夜「アンタ!!京谷に何をしたの!?」
京谷?「んー?聞こえなかった?『憑依した』のよ。私のスタンド能力で。」
康一「す、スタンドだって!?」
京谷?「ま、こんな雑談は放っておいて……」

京谷に憑依した何かは、なんと!!



















    京谷のスタンドを出した!!




承太郎「何っ!?何故、京谷君のスタンドを!?」
京谷?「それは秘密というものよ?空条承太郎。」
承太郎「………俺を知ってるのか。」
京谷?「えぇ。私たちの中じゃあ重要危険人物として認定されてるわ。」
承太郎「それはそれは。お褒めに預かり恐悦至極というやつだな。女。」

承太郎は帽子を被り直しながら言った。『女』という単語に京谷に憑依した何かは反応する。

京谷?「やはり、侮れないわね。………いや、私が墓穴掘っただけなのかも知れないわね。」
咲夜「(女?)」
承太郎「口調で大体分かる。それに『わたくし』ならまだしも『わたし』と言ってる時点で女だと分かった。それだけだ。」
京谷?「やはり、先に始末しておくべきは………」

京谷に憑依した何かは、クラウチングスタートの構えをとった!!

京谷?「空条承太郎!!貴方からのようね!!」
承太郎「『星の白金《スタープラチナ》』!!」

チェンジャーの攻撃をスタープラチナは防御する!!

咲夜「時よ止まれ!!」

咲夜は時を止める!!動けているのは、京谷と承太郎と咲夜のみ!!咲夜はスタンドを出し、ナイフを当てに行く!!

京谷?「知らないと思って?」
咲夜「!?何っ!?」
京谷?「『アヌビス神』!!」

京谷の肉体の左手から刀が飛び出され、咲夜のスタンドのナイフの持ち手部分を受け止める!!

咲夜「な、何で!?」
京谷?「余所見は禁物よ。十六夜咲夜。そして……」
承太郎「(し、しまった!!五秒経ってしまった!!)」
チェンジャー「無駄ァ!!」

承太郎は制限時間が来たことにより、動けなくなった。そして、腹を殴られる。

京谷?「次は………」
咲夜「ッ!!」
チェンジャー「無駄ァ!!」
咲夜「ガッ!!」

殴られた影響で時が動き出す。つまり、

承太郎「うぐぅ!!」
康一「承太郎さん!!」
早苗「咲夜さん!!」

承太郎の体は吹っ飛ばされていった。承太郎は受け身をとり、最小限で済ませるが……痛みはある為、少し腹を抱える。

早苗「京谷さん、ちょっとすいません!!」

早苗は接近する。スタンドを出し、攻撃を仕掛ける!!

京谷?「貴女の遅さも知ってるのよ。」

京谷の体は、それを難なく避ける!!

チェンジャー「無駄ァ!!」
早苗「はぐっ!!」

早苗が殴られる!!

康一「『エコーズ3フリーズ』!!」
京谷?「!?」
E(Act3)「S・H・I・T!!重クサセマシタ!!」

康一のスタンド、『エコーズAct3』の技により京谷の体は動きが鈍くなる!!

徐倫「『ストーン・フリー』!!」

徐倫は鈍くなった京谷の体にラッシュを仕掛ける!!だが!!

京谷?「『世界《ザ・ワールド》』!!」

京谷の右腕が変化し、時が止められる。

チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
京谷?「時は動き出す。」

時が動き出す!!

徐倫「ぐっ!!」
康一「うわあぁ!!」

時止めからのラッシュにより、二人は理解が遅れたまま吹っ飛ばされる!!

ブロウ「ゴ主人!!スミマセン!!」

ブロウから一体、黒の烏のスタンドが出現し京谷に黒い光線が放たれる!!

京谷?「こんなもの。」
ブロウ「!!!」
チェンジャー「無駄ァ!!」

チェンジャーで光線を殴り付ける!!だが!!

京谷?「!?な、何よ!?これ!!み、見えない!!」
ブロウ「オ前ラ!!一旦引ケ!!時間ヲ稼イデヤルカラヨ!!」

ブロウは他に三体、黄色と水色と茶色の烏のスタンドを出し京谷の体に当て続ける!!
その間、承太郎たちは各々別の場所へと逃げる!!

京谷?「くっ!!烏の分際で!!生意気な!!」
ブロウ「テメエコソ!!女ノ分際デ、ゴ主人ノ体ニ憑依シテンジャネェゾ!!糞アマ!!」

京谷の足を氷で封じ、土で補強する!!視界を奪い、雷で麻痺させる!!ブロウは、これを続けていた!!
京谷の体からスタンドを抜け出させる方法は、果たして見つかるのだろうか!?















どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
今回は京谷君が敵になっちゃいました回となっております。さて、この京谷君に憑依した者をどうやって取り除くのか。

次回もお楽しみに。


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ある意味最強の敵②

この小説で初めて前書きを書きます。うぷ主の鬼の半妖です。
特に言うことも無いので、本編どうぞ!!


~承太郎&咲夜side~
承太郎と咲夜は壁を背にし、身を潜めている。
京谷がスタンド使いに憑依され手も足もでない中、ブロウが足止めをしている。
だが、咲夜は京谷を助けられなかったことで少しショックを抱いていた。

咲夜「京谷ぁ…………」
承太郎「咲夜ちゃん…………」

承太郎は、ただ慰めることしか出来なかった。

「オイコラ。」
承太郎「!?ブロウ!!」
咲夜「へっ!?」

そんな空気の中、喋りかけてくる赤の烏が一匹。ブロウのスタンドである。足止めの中、ブロウはスタンドを出して話しかける。

ブロウ(赤ス)「何時マデモメソメソスンナ、アホ。」
咲夜「なっ!!あ、あほですって!?」
承太郎「それよりブロウ、何故スタンドを使ってまで話しかけるんだ?京谷君の足止めは?」
ブロウ(赤ス)「ソレナラ平気ダ。テカ、俺ノスタンドヲ嘗メンナ。コレデモ3㎞先マデ行ケル優レモノダゾ。」
咲夜「そ、それより!!さっさと要件伝えなさいよ!!」

咲夜はブロウのスタンドを掴み揺らす。

ブロウ「ヤ、ヤメロ!!苦シイ!!」
咲夜「あっ。ごめん。」

咲夜はブロウのスタンドを話す。

ブロウ「ゴッホン!!アーアー、テステス……ヨシ。」
承太郎「それで、要件は?」
ブロウ「敵ノスタンド使イニツイテダ。ソレヲ伝エニ来タ。」
承太郎「敵のスタンド使い?」
ブロウ「アァ、ドウヤラ奴ニハ俺ノ能力ガ分カラナカッタ様ダ。」
咲夜「???でも、それがどうしたのよ?敵が知らなかったのは当然じゃないの?」
承太郎「!!!成る程、そんな能力か。」
咲夜「えっ?」
ブロウ「流石、空条承太郎。気ガツイタカ。ソウ、奴ノスタンド能力ハ…………」













~徐倫&康一&早苗side~

早苗「『憑依した相手を操作する能力』……ですか?」
ブロウ(青ス)「ソウ、ソレガ敵ノ能力。」
康一「でも、それは………」
徐倫「そう、そのまんま。そのまんまの能力よ。けど、これに『他者の記憶を見れる』という能力が追加されると…………どうなると思う?」
早苗「き、記憶を見る!?」
康一「あー、分かってきたよ。」

徐倫と康一、早苗も同じ様に壁を背に隠れている。そこにブロウのスタンド(青色)が来て同じ内容を伝える。

康一「恐らく憑依した相手の記憶を読み取り、その人のスタンドと能力を扱える能力もあるのか。」
ブロウ(青ス)「ソノ証拠ニ、ゴ主人ハ俺ノ能力を知ラナイ。ツマリ、唯『憑依』ヲスルナラ、他者ノスタンドモ扱エナイ筈ダ。勿論、相手ノ能力モ。」
早苗「そ、そんな無茶苦茶な!!」
ブロウ(青ス)「スタンドヲ持ッテイル時点デ意味無イゼ。ソノ言葉。」
早苗「………そうでした。」
ブロウ(青ス)「ソコデダ、オ前ラニ頼ミガアル。」
徐倫「頼み?」
ブロウ(青ス)「何、簡単ナコトサ。















     スタンド使イヲ見ツケロ。










~承太郎&咲夜side~

承太郎「…………随分、簡単で難しい注文をするじゃあないか。ブロウ。」
ブロウ(赤ス)「ソウデモ無イ筈ダゾ、承太郎。オ前ノ娘、徐倫ト一緒ニ捜スンダ。テメエノ『スタープラチナ』ノ精密性ハ俺ヨリ上。ダカラ頼ンデルンダ。」
咲夜「…………あんた、何でそこまで?」
ブロウ(赤ス)「……………ゴ主人ノ為ダ。俺ハ、ソレ以外考エテイナイ。ソレダケダ。」
承太郎「(………良い仲間を見つけたな。京谷君。)」

承太郎は立ち上がる。

承太郎「分かった。やってみよう。」
ブロウ(赤ス)「………オーケー。ジャア、パティクルヲ起動サセロ。」

承太郎はパティクルを起動させる。

ブロウ(赤ス)「マップヲ開ケ。今居ル場所カラ真ッ直グ3m、右ニ5m程進メ。ソノ辺リニ居タ筈ダ。」
承太郎「…………ここだな。分かった。」
ブロウ(赤ス)「徐倫ト合流シロヨ。」
承太郎「言われなくとも。」

承太郎は走り去る。

咲夜「私も……!!」
ブロウ(赤ス)「テメエハ、ココデ話ヲ聞ケ。」
咲夜「な、何よ!?」
ブロウ(赤ス)「オ前ニハ、ゴ主人ノ束縛ヲ解イテモラウ。」
咲夜「へっ?………あぁ、成る程。分かったわ。」
ブロウ(赤ス)「但シ、俺ノ言ウ通リニシロ。良イナ。」
咲夜「な、何で?」
ブロウ(赤ス)「良イカラ、聞ケ!!」
咲夜「は、はい。」

ブロウ(赤ス)&咲夜話中。














~承太郎side~

徐倫「父さん!!」
承太郎「来たか、徐倫。」
徐倫「えぇ!!それじゃあ!!」
承太郎「頼むぜ、徐倫。」
徐倫「分かってる!!『ストーン・フリー』!!」

徐倫はスタンドを出し、糸を張り付け振り子の要領でショートカットをする。承太郎は徐倫の出した糸に捕まり、上から『スタープラチナ』で確認する。

承太郎「…………見えた!!あそこだ!!」
徐倫「行くわよぉ!!」

連続して糸を使い移動する。その姿は、まるで某マーベルヒーローの様に!!
着いた場所は路地裏であった。そこに一人の女!!

女「あら、もうバレたのね。」
徐倫「目星はブロウに点けてもらったからねぇ。あんたの居場所はお見通しってやつよ!!」
女「へぇぇ。怖いわねぇ。」

徐倫は女を挑発するが、女は平然としている。それどころか、皮肉を言っている。

承太郎「……………まだ、何か隠しているのか。テメェ。」
女「あら?どうして?」
承太郎「惚けるな。テメェの態度で丸分かりだ。何か策があるから笑っていられるんだろ?」
女「笑ったつもりは無いのだけど………まぁ良いわ。当たってるし。」
徐倫「…………どういうこと?」

女は少し後退りする。

女「一つ言えるとしたら、私を攻撃しても私にはダメージは一切入らないわよ。お間抜けさんたち。」
承太郎「………一体、どういうことだ?」
女「私のスタンド能力はね、『憑依する能力』………とでも言うつもりだったのかしら?」
徐倫「良いから、さっさと答えなさい!!」
女「怖いわねぇ。ま、良いわ。私の本来の能力は『憑依した対象とリンクする能力』よ。」
承太郎「リンク……だと?」
女「そうよぉ。リンクすることで相手が持っている能力を私の意思で使えるし、私が思っただけでその通りの行動をするのよ。…………けど。」

女は少し笑う。

女「もし、その憑依した対象が傷ついても、私には何の影響も無いのよ。でも私が傷付けば、その憑依された対象にはダメージが入るわ。」
承太郎「!?それは、つまり……」
女「そうよ!!もし私を攻撃してみなさい!!あの子にダメージが入ることになるわよ!!」

女は、その場で嘲笑った!!

徐倫「な、何というクズ!!」
女「なんとでも言いなさい!!言って何かが変わるのなら、言っても良いけどねぇ!!キャハハハハ!!」
徐倫「てめぇ!!」
女「おーほほほほ!!……ん?ふふっ。」
承太郎「!?何だ!?」
女「どうやら、あの子に張り付いていた氷やら何やらが解除された様ね。」
徐倫「ブロウが!?」
女「さーて!!隠れた奴らを皆殺しに!!…………」

その時!!周囲が眩しく光る!!三人が思わず目を瞑ってしまう程の明るさだった!!

女「!?何よ!?」
承太郎「ぐっ!!こ、これは!!」
徐倫「まさか!!」




少し経ち、光が収まる。

女「い、一体、何が………」

その時、背後から声が聞こえた!!






















京谷「さて、何でしょうかねぇ。」



女「!?何っ!?」
承太郎・徐倫「京谷君!!」
京谷「御二人とも、お疲れ様です。そして、ありがとうございます。」

女が振りかえると、京谷と咲夜、早苗と康一が居た!!

ブロウ「ゴ主人、私ニモー!!」
京谷「はいはい、お疲れ。ブロウ。」
ブロウ「カァー♪」

京谷はブロウの頭を撫でる。気持ちいいのか、ブロウは嬉しそうな表情をする。

咲夜「京谷、私には無いのかしら?」
京谷「分かってますよ。ほら。」

京谷は咲夜の頬にキスをする。

咲夜「んっ♡」
京谷「これで良い?」
咲夜「…………まだ駄目♪」
京谷「ええぇぇぇぇぇ。」
女「き、貴様!!何故、私のスタンドから逃れられている!?」

京谷は女に向き直る。

京谷「あぁ、さっき捕まえた『コイツ』ね。」

京谷は何かを掴んでいるチェンジャーの左手を見せる。

徐倫「手?」
女「き、貴様!!まさか!!…………まさか!!」
京谷「正解だ。『見えてるんだよ』。まさか、あんたのスタンドは『他のスタンド使いにも見えなかった』だったとわよ。」
承太郎「見えないスタンドだと!?」
京谷「いやー驚いた。まさか手を洗ってた時に違和感があったんだもん。コイツの仕業とは思わなかったが……確信したよ。『見えないのだから気付かない』ってよ。」

チェンジャーは左手におもいっきり力を込める。すると、

女「ぐっ!!アァァアア!!」
京谷「やはりか。そんでもって、あんたのスタンドの弱点も分かった。」
女「がっ!?」
承太郎「弱点だって!?」
京谷「そう、このスタンドの弱点は『一度憑依したスタンド使いには見えてしまう』というものです。全く、面倒くさい奴でしたよ。」

京谷は女に近付き、話しかける。

京谷「さて、俺の体で好き勝手してくれたんだ。どうしてくれようかねぇ?」
女「(こ、このままじゃあやられてしまう!!何とか……何とか脱出する方法を!!………)」
京谷「逃げたいかい?けど、挟み撃ちにされてるのに逃げようと考える?普通。」
女「ぐっ!!ぐうぅぅ!!」
京谷「…………よし、決めた。」

京谷以外の全員は呆気にとられる。そして、京谷が言ったことは!!

京谷「






















    挟み撃ちラッシュの刑ね。君。




女「なっ!?」
京谷「承太郎さーん!!ちょっとこっちに!!」
承太郎「あ、あぁ。」

承太郎は近付く。しかし京谷の指示で止まる。

京谷「さて…………覚悟は良いよね?君。」
女「ひっ!!」
京谷「承太郎さん!!」

チェンジャーは女のスタンドを放り投げる!!すると、女の体は宙に浮かぶ!!

京谷「呼吸を合わせますよ!!承太郎さん!!」
承太郎「………………やれやれだぜ。」
京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」
承太郎「『星の白金《スタープラチナ》』!!」

京谷と承太郎は同時に言い放つ!!そして、女が京谷と承太郎の目の前に落ちてくると!!

チェンジャー「無駄ァ!!」
SP「オラァ!!」

二つのスタンドの拳が、女の顔面に当たる!!

京谷「ラッシュいきますよ!!」
チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
SP「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

スタンドのラッシュが炸裂する!!

女「うげがごぉぉおおおああぁぁぁ!!」

女は骨がボロボロになり、そのまま再起不能となった。
















残り日数 16日
残り人数 5人

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ストーカー?

今回は閑話みたいな話。


『京谷憑依の出来事から一週間経過』
現在、京谷たち一行は『ノースマン』という町に居る。そこで各々は買い物や、食事等をして楽しんでいる。
京谷と咲夜、ブロウのペアは町を探索していた。

咲夜「京谷、あれあれ!!」
京谷「んー?………おぉ、これはこれは。いいブローチだねぇ。」
ブロウ「(ヤバい、衝動が……………)」
京谷「どった?ブロウ。」
ブロウ「イエ!!何モ!!」
京谷「………ってあぁ。烏は光り物に目がないんだったね。ごめんよ。」
ブロウ「(ご主人、やはり貴方は素晴らしきお方。この様なブロウめも気にされて…………やはり、京谷様に着いてきて良かったぁぁ!!)」

ブロウは心の中で感慨深くしていたそうな。因みに、そのブローチは京谷が買い咲夜に渡したそうな。






『キングクリムゾン!!』






しばらくして、京谷と咲夜、ブロウはある一つの考えに至る。

京谷・咲夜・ブロウ「(何か………付いてきてる?)」








『スティッキーフィンガーズ!!』







~???side~

一方、京谷たちから50m程離れた場所にて。
そこに三人居た。

?1「…………あれが………ターゲットなのか?」
?2「いや、どうみてもあれだろ。」

その内の二人は写真を見ながら確認する。

?3「けどさぁ、あんなガキ共に何で賞金なんかつけてんだろぉな?あの依頼主。」
?1「知るか。つべこべ言ってねぇで、仕事終わらせるぞ。」

三人は尾行を続ける。
実を言うと、この三人組は『殺し屋』なんて呼ばれる者たちらしい。最初の奴は、暗殺においてはピカ一らしい。次の奴も、最後の奴も。…………結局、全員暗殺が得意な三人組。









『スティッキーフィンガーズ!!』








~京谷&咲夜&ブロウside~

咲夜「それで?どうなの?」
京谷「至って普通の殺し屋。スタンド能力も無し。暗殺だけ得意な奴ら三人組。以上。」
ブロウ「飯ガ食ベタイデス。」

京谷と咲夜、ブロウは既に気付いていた。確認する時は京谷のスタンドを『法皇の緑《ハイエロファントグリーン》』に変化させた。

京谷「さて、どうしよっか?アイツらの対処。」
咲夜「流石にスタンドは不味いわよねぇ。」
ブロウ「ナラバ!!コノ、ブロウメニオ任セヲ「ごめん、それだと怪しまれるから却下ね。」……………オゥノォ。」
咲夜「やっぱり時止めてナイフでk「それも怪しまれるから却下。」……………ぶぅ。」
京谷「いやさ、やっぱりここは敵を誘い込んで返り討ちにする方が怪しまれずに済むと思うんだけど?」
咲夜「じゃあ聞くけど、京谷には何か策はあるのかしら?」

咲夜の発言に不快感を覚えたのか、ブロウは咲夜を睨む。しかし、負けじと咲夜も睨み返す。

京谷「あるにはあるよ。」
ブロウ「ソレハ如何ナモノデ?」
京谷「承太郎さんから渡された“物”でも使ってみるよ。と言っても、まだ俺自身が習得出来てないから………一発勝負ってなるけど良い?」

咲夜とブロウは不思議に思うが、京谷の提案に乗る。
京谷はニヤリと微笑み、咲夜の手を引く。

京谷「咲夜、あっちに面白そうなお店あったから行くよ!!」
咲夜「ふぅえ!?あ、ちょっと京谷!!」

そう言って、京谷たちは路地裏に入っていく。








『スティッキーフィンガーズ!!』








~殺し屋side~
その行動を見ていた三人組はというと。

1「いよっしゃ!!わざわざ………ってこれ罠だな。」
2「んまぁ、そうじゃねぇか?あんな感じで路地裏入ってく事なんて無いからよぉ。」
3「(あーあー、撃ちたかったなぁ。)」

三人組は既に気付いていた様だ。
渋々と、京谷たちが向かった反対側に行く。勿論、隠れたまま。







一人が通りを見た。やはり京谷たちは居なかったようだ。





その後、意識が途絶えたが。













~京谷&咲夜&ブロウside~

京谷「ふぃー。」
咲夜「京谷………何時の間にそんな物を?」

咲夜が京谷に尋ねる。

京谷「ん?朝に承太郎さんからもらった。」
ブロウ「ゴ主人…………ヤハリ素晴ラシイ。」(恍惚)
咲夜「いや、何で?(カッコいいのは確かだけど。)」

京谷は右手に持っている“物”を弄りながら咲夜たちに振り向く。
その手には凸が沢山ある鉄球があった。










~回想 京谷side~

京谷「“これ”………ですか?」
承太郎「そうだな、これだ。」

京谷は、その凸が沢山ある鉄球を眺める。そして思った。

京谷「



   (これレッキングボールじゃね?)




承太郎「あぁ、因みに名前が決まってない武器だから京谷が好きに名付けるといいよ。」
京谷「(いや、名前は決めておこうぜ……スピードワゴン財団。)」

その後、少し説明等をしてもらい鉄球の使い方を覚えた京谷であった。









残り 9日



どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
今回は短くして閑話の様な物にしてみました。
因みにレッキングボールは前々から出す予定でした。また、さらに強くなってしまった京谷………けど回転の技術を体得してないから、そこまで強くなってないのか。

後ですが、UA数が10000突破しましたー!!うれPー!!ってやつです!!

では、次回もお楽しみに。


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影響とは

『前回の出来事から二日後』
現在、京谷たち一行は『レオノーラ』と呼ばれる小さな場所に居る。ここで1日休み、スピードワゴン財団が手配した者に案内させるというのだ。
つまり、今は自由時間。そんな中、珍しく京谷は一人で歩いていた。

京谷「………まだ完成しないか。」
DIO「(当たり前だ。そんな物を簡単に扱える訳無かろうに。)」
京谷「(自分自身でやった場合さ。スタンドでなら出来るけど。)」
ジョナサン「(『回転のエネルギー』か。上手く使えると良いね。)」
京谷「(ありがとさん、JOJO。)」

そんな中、京谷は電気屋の前で困っている少女を発見した。京谷は、その少女の元まで歩み寄る。

京谷「ねぇ、お嬢ちゃん。どうしたの?何で泣いてるの?」
少女「お母さんとヒグッはぐれちゃったのヒグッ。」
京谷「お母さんね。ちょっと待ってて。『隠者の紫《ハーミットパープル》』」

京谷は右腕にハーミットパープルを出現させ、少女の頭にスタンドを触れさせる。

京谷「……………成る程、こんな人か。」

京谷は次に、硬質ガラスで保護されているテレビにスタンドを触れさせる。いわば念聴だ。
それぞれテレビば画面が切り替わる。

テレビ「はは…お…や…は二十…五…メー…トルの…ざっ…かやに…い…る。」
京谷「よし、分かった。お嬢ちゃん泣かないで。お母さんの居る場所分かったから。」
お嬢ちゃん「………本当?」
京谷「あぁ、勿論だとも。」

京谷と少女は少し歩いた先の雑貨屋に到着する。そこで少女の母親を見つけると、少女は母親に向かって走り抱き合った。
その後、京谷はお礼を待たずにスタスタとその場を後にする。







『キングクリムゾン!!』







少し離れた路地裏。そこで京谷はため息をつく。

京谷「ふぅ………疲れた。」
ジョナサン「(いや、何で?子どもを助けたのは良いことだよ。)」
京谷「………それもそうなんだけどねぇ。」

京谷が考えに耽っていると、誰かが京谷に近付く。
京谷も気配に気付き、その人物と対面する。
姿はローブを全身に纏っているので見えない。








   「貴様が新たなスタンド使いか?」







京谷「………それで?俺をどうしたいんだ?」
「…………願いを叶える為、貴様を潰す!!」

その人物は京谷に接近する。

京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」
チェンジャー「無駄ァ!!」

チェンジャーでおもいっきり殴る。これで相手は一溜まりも無い…………筈だった。

「………残念だが、私には効かない。貴様のスタンドの攻撃なんぞ。」
京谷「!?まだ喋っていられるだと!?」
「フンッ!!」

その人物の蹴りはチェンジャーに衝突する。
そこで京谷は感じ取っていた!!この力、人間の持つ物じゃあない!!と。
そう、その人物は生身の体でスタンドに攻撃していたのだ!!

京谷「て、てめぇ。一体。」
「名乗ったとして何になると言うのだ?」
京谷「………そうかい。」

京谷は負けじと本気を出す。つまり『殺気』を出す。普通では耐えられない程の量。だが、その人物は立っていた。

京谷「………驚いた。まさか、まだ立てていられるなんてなぁ。」
「何のことか分からないが。」
京谷「……あぁ、そうかい!!『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!」

チェンジャーをザ・ワールドに変化させる。

京谷「時よ止まれ!!」

周囲の色が失われる。………だが、

「………何をした?」
京谷「なぬっ!?ば、バカな!!時が止まっているのに、動けているだとぉ!?」
「時………時止めか………面白い。」
京谷「チッ!!」
C(TW)「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

スタンドのラッシュ。だが、やはり立っていた。

京谷「チッ!!」
「それだけか?………ならば、こちらから行かせてもらおうか!!」
京谷「クソッタレ!!」

京谷は脚を『星の白金』に変化させ、空へと離脱する。

京谷「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。やはり、まだ追ってくる。

京谷「(今、戦ってる相手は時止めも効かない。尚且つ…)」

京谷は後ろを見る。同じ様に飛んで付いてきているのだ。

京谷「(まさしく強敵!!この京谷が敵わないとは!!)」

京谷は思案する。

京谷「(恐らく、原因は『あのローブ』の可能性が高い。そして、スタンド使いなのにビジョンらしきものが見えなかった。ということはだ、あのローブが『スタンドビジョン』と考えるべきだ。……問題は能力の方だ。時を止めたにも関わらず動いているし、ラッシュを仕掛けても平然としている。……一体、どうすれば……)」

だが、京谷は迷いを捨て………

京谷「『チェンジャー オーバーヘブン』!!」

すかさず進化させる。京谷の目が金に染まり、額に星形の模様が発現する。スタンドは腕と脚が白くなった。

「!?」
京谷「ったく!!こんな所で使わされるとはな!!」

チェンジャーが、その人物に向けておもいっきり殴る!!

C・O「無ッ駄ァ!!」
「はんっ、効かんな。」
京谷「『真実よ!!我が意のままに!!』」

京谷の発言。それと同時に、ローブが消えた!!

「!?何ッ!?」
京谷「間抜けが、知るが良い。我が真実の力を!!」

瞬間!!チェンジャーはラッシュをぶちかます!!

C・O「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

その人物は、もろに攻撃を受けた。それ即ち、ダメージが入るということ!!




    「ぐっガアアアアァァァァ!!」



その人物は約40メートルまで吹っ飛ばされ、気絶する。
京谷は、その人物に接近する。

京谷「………手強かった……オーバーヘブンを使わなかったら殺られてたな。………恐ろしいスタンド使いだな。」

京谷はオーバーヘブンを解除し、その人物を承太郎たちの居るホテルまで連れて帰ることにした。












『キングクリムゾン!!』








現在、京谷は承太郎の部屋に居る。ちょっとした事情聴取に似ている。………唯、その人物『男』は口を割らなかった。

京谷「………アンタ、何でそこまで口を割らない?ちと異常じゃあないか?」
男「………………」
承太郎「………確かに、な。」

異様なまでに口を割らない男。だが、戦った最中に言っていた言葉も気になる。

京谷「『願いを叶える』……ってのは、一体どういうことだ?アンタ。何の願いを叶えようとしてたんだ?」
男「…………………」
承太郎「………まだ口を割らないか。………さて、どうするか。」
京谷「(……承太郎さんには悪いけど、部屋を出ていってもらういますか。)すいません、承太郎さん。出来ればなんですが……部屋を一時的に退出してもらっても構いませんか?」
承太郎「……何か方法があるのか?京谷君。」
京谷「えぇ。一つだけ。」
承太郎「…………分かった。終わったら呼んでくれ。」

承太郎は部屋を退出する。残されたのは京谷と男のみ。

京谷「…………さて、久々かな?これを使うのは。」






京谷は………全てを変えた。雰囲気も威圧感も。
その男に向けて雰囲気を放つ。

男「!?」
京谷「………君に……質問したい……良いかな?」
男「…………………」コクッ

今度は男は頷いた。

京谷「…………君の名は?」
男「…………『シャーベット・マルズ』」
京谷「シャーベット………か。では、シャーベット。質問を続けよう。」
男「………はっ。」

男は態度を急変させる。

京谷「シャーベットよ。貴様の願いとは……一体何だ?」
シャーベット「………いえ、もう叶いました。」
京谷「………ほぉ。それで?」
シャーベット「………と、申されますと?」
京谷「願いの内容のことだ。貴様の願いが気になるのでな。」
シャーベット「…………『仕えること』です。」
京谷「…………つまり、貴様はこれから私に忠誠を誓い仕えると言うのか?この私に。」
シャーベット「はい。」

その後、話を続けた。そこで敵スタンド使いの情報等を仕入れた。承太郎や康一、咲夜、早苗、徐倫には驚かれたようだが。その中でブロウは……


ブロウ「(流石ご主人!!敵だろうと懐柔し、さらに仲間に加えいれるとわ!!そこに痺れる憧れるぅぅぅぅ!!)」


京谷に対し心から尊敬していた。










どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
はい、皆様お久しぶりでございます。更新が遅かった?すいません許してください何でも(ry
実を言ってしまうと別の小説を書いてました。後はテスト期間に入ってしまったので更新が遅れました。すいません。

では、次回もお楽しみに。


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門番vs烏

『シャーベットが仲間になってから翌日』

京谷「シャーベット、その情報で間違いないね?」
シャーベット「嘘は申しません京谷様。もし信じられないとなれば私の首をお跳ねください。」
京谷「洒落にならんからやめて。ただの確認さ。」
シャーベット「申し訳ございません。」
咲夜「………これは一体?」
早苗「……さぁ?」

現在、京谷一行は車で『カーネッジ湖』へと向かっている所である。
だが、その途中にはやはり草等が生い茂っているようで……

康一「辺り一面草だらけですね、承太郎さん。」
承太郎「全く、車が傷ついちまうな。」
京谷「確か………この先を真っ直ぐ二時間程で館に着くんだろ?シャーベット。」
シャーベット「仰る通りでございます。そして、その道中に幻覚を見せるスタンド使い二人が配置され、門にはウォンバットの門番が一匹。」
京谷「ウォンバット……オーストラリア固有の動物で可愛さとは裏腹に肉食系のアイツか。」
シャーベット「まさしく。そして館に居る人物こそが主犯格の女でございます。」
京谷「能力は不明………まさかのシャーベットでも分からなかったか。」

因みにだが、シャーベットのスタンド能力は『全ての影響を受けない』能力だ。この能力では攻撃された時の影響である『痛み』等を一切受け付けなくなったり、時を止めたとしても動けたりと……一番恐ろしい能力である。

ブロウ「アンタ………中々良イ度胸ダナ。ソコマデ忠誠ヲ誓エルナンテナ。」
シャーベット「………烏が喋るか。だが、貴様の方も口振りからして京谷様に忠誠を誓っていると見える。」
ブロウ「………京谷様ニ仇ナス輩ハ?」
シャーベット「容赦無く消す。」

ブロウは翼を、シャーベットは手をだし握手(?)をした。

咲夜「…………京谷、これどうするの?」
京谷「多分着いてきそうだなぁ。面白くなりそうだから良いと思うけど。」
徐倫「………京谷君、何時もこんな感じなのかしら?」
早苗「幻想郷じゃ既に最高勢力の一角に入っていますが……本人は気付いてないそうです。それに八雲紫の注意喚起やら戦闘やら無いので、危険視されてませんね。普通にこんな感じで過ごしてる人間です。」
京谷「えっ?何?俺、そんなとこまで上り詰めた?何だよそれ………どうでも良いけど。」
徐倫「どうでもって…………」
咲夜「まぁ、それが京谷らしいから良いんだけどね♪」
京谷「ありがとう、咲夜♪」

二人は見つめあった。それにより車内に居た全員が口の中がジャリジャリするらしかったそうな。














しばらくして、シャーベットが車から降りる。ついでにブロウも降りて空から門番のウォンバット探しをするらしい。
因みにシャーベットは、歩いてしばらくすると戻ってきた。そして、霧が晴れつつあった。どうやら倒したらしい。



















ブロウは空から探索していた。スタンドを全て展開させ、半径3㎞内を飛び回り探索させる。

ブロウ「………居タカ。コノ方向ハ光ノ方カ。」

ブロウは光の烏型スタンドに向かって進んでいく。





そして到着。到着した場所の下を見ると、確かに屋敷が存在していた。門らしき物も存在していた。
だが、ウォンバットは小さいので見つけづらい。その為降下し確認を取るブロウ。









何故か右翼に針が刺さっていたが。

ブロウ「!?コ、コレハ!?」

それによりバランスを崩すブロウ。そして落下中にブロウが見た光景。それは

ブロウ「ナッ!?ハ、針ガ!!シカモコンナニ!!」

ブロウは咄嗟に赤い烏のスタンドでレーザーを放ち周囲の針ごと燃やした。その間、水色の烏のスタンドはブロウの羽にレーザーを撃ち、穴に氷を張り付けた。
一度体勢を立て直す為にブロウは上空に戻る。

ブロウ「(チッ!!まさか罠か!!だが……これでは……)」

そう、ブロウは上空に居る。ただし、ウォンバットの様に小さな動物を見つける事が出来ないほどの高度まで飛んでいた。それにより相手の居場所が分からないのだ。

ブロウ「(……これじゃあ近付くことも出来やしない。さぁて……どうする?)」

ブロウは考えにふける。意外にも攻撃はされなかった。恐らく、高度的に当たらない程の高度なのだろう。

ブロウ「(……捨て身の作戦だが、やらないよりはマシだな!!)」

そう思い、ブロウは少し後退し一気に降下する。
地面ギリギリの所でブロウは体勢を整え、真っ直ぐ門へと向かった!!その周囲に烏のスタンドを展開させ、レーザーを放つ準備をする!!



少しして、ブロウの視界に針が現れる。
ブロウはスタンドで陣を組んだ。あの時のガトリングの様にレーザーを発射させるタイプで自らに当たる針のみを撃ち落とす。

ブロウ「ッ!!チィ!!」

だが、やはり数発は翼を掠めたりしている。それでもブロウは真っ直ぐ飛ぶ!!
少し時間が経ち、動く物体らしきものが見えた。

ブロウ「ヤッテヤラァ!!」

スタンドをフルに使用し、ガトリングの様に連続でレーザーを放っていく。だが、その攻撃は大きなヤマアラシのようなスタンドの背中で防がれてしまう。

ブロウ「(こいつが、このウォンバットのスタンドか!!でかいヤマアラシじゃあねぇか!!)」
ウォン「ギギギギ!!」

そのヤマアラシ型のスタンドは針を一斉に射出した。
負けじとブロウもガトリングの様にレーザーを放ち続ける。
ブロウの属性付きレーザーは針に当たると、針が燃えたり凍ったりしていた。だが、数では針の方が多かった!!
その多すぎる針の数に、ブロウは針を食らってしまう!!

ブロウ「グガァ!!」
ウォン「ギギギギャァ!!」

またもや針を放って来たヤマアラシ型のスタンド。またもやレーザーを撃ち針を落としていくが、3本程ブロウの翼に当たってしまう。

ブロウ「(ま、不味い!!これでは!!)」

ヤマアラシ型のスタンドはブロウの上にジャンプ、その空中で丸まった。つまり、押し潰されるのだ!!針地獄が、ブロウの上から降ってくる様に!!

ブロウ「グッ………ガァ!!」

出来る限りの力を出し、茶色の烏型スタンドを使い地面にレーザーを撃つ。すると、土の柱がスタンドに向かって放たれた!!その柱はヤマアラシ型のスタンドと激突する!!勿論、ウォンバットにもダメージがいった!!

ウォン「ギギィヤァ!!」
ブロウ「(バカめ!!テメエみたいなバカに俺様が負けてたまるかってんだ!!)」

そしてブロウはダメージが入ったタイミングを狙い……

ブロウ「(今だ!!)」

突如!!ウォンバットの居た地面から黒の烏のスタンドが!!

ウォンバット「ギギィ!?」

ウォンバットは突然地面から来たスタンドに成す術も無く上空に上げられる!!

ブロウ「(危ねぇ。あの時、地面にスタンドを潜り込ませといて奇襲させることを思い付かなかったらどうなってたか?だが、それも終わり。アイツは死ぬな。落下死で。)」

ブロウは少しふらふらしながらも、京谷たちの元へと飛んでいく。その途中、グシャッ!!という大きな音が聞こえたがブロウは気にしない様子であった。














それから車にて

京谷「『クレイジーダイヤモンド』」

京谷は右腕を変化させ、ブロウの傷を治す。ブロウは疲れたのか京谷の膝上で寝てしまった。

京谷「どうやら、本当にお疲れだったみたいだな。よく頑張ったな、ブロウ。」

京谷はブロウの翼を撫でた。ゆっくりと優しく。

シャーベット「京谷様、そろそろ見えてきます。」
京谷「ん、分かった。ちょっと窓を開けますよ、承太郎さん。」
承太郎「気を付けろよ。何処かにスタンド使いが居るかもしれない。」
京谷「分かってます。」

京谷は窓を開け、外を見る。
車の前には大きな館。紅魔館よりかは小さいが、大きな屋敷である。ここに主犯格の女がいるのだと思うと、京谷は真剣な目をしながらも体と顔を車内に戻し窓を閉める。

承太郎「皆、ここで一旦降りるぞ。流石にここまで来れば良い筈だ。ここからは徒歩だ。」
全員「了解。」

各々が車内から降りる。そして、館へと歩み出す。ブロウの方は車内休ませる事にした。
その門近くではウォンバットの見るも無惨な死体があったそうな。






カーズ地球に到達まで 後6日。
残り 1人











どうも皆様。うぷ主の鬼の半妖です。
大変遅れてしまい、申し訳ございません!!この所中々ネタも思い付かないし、9日からテスト本番ですしと言い訳ばかりになってしまいました!!次は相手の主犯格と対決しますので、それは期待していてください!!

では、次回もお楽しみに。


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もう一つの………①

現在、京谷たち一行はある館の門へと来ていた。中に入ると庭園が設けられており、その先には扉。

シャーベット「京谷様、ここから先は主犯格との決着にございます。まだ猶予は御座いますが……それでも行かれるのですか?」
京谷「早いに越したことは無いさ。シャーベット。行くよ、俺は。」
シャーベット「……畏まりました。」

シャーベットは先頭に立ち、扉を開ける。

京谷「(いよいよか……短い間だったけど一番充実してた時期だったかもしれない。でも、カーズを再びこの地球に落とすような真似をした奴を、俺は許さない。絶対にぶちのめす!!)」
咲夜「(まさか、こんな出来事に巻き込まれるなんて思ってもみなかった……けど、最愛の京谷が愛した世界を守れるのなら……私も戦おう。)」
早苗「(まさか京谷さんの里帰りに、こんな出来事が待っていたとわ。帰ったら自慢をしよう。……けど、先ずはカーズを落下させている女とやらに神罰を与えなければ治まりませんね。)」
承太郎「(……急だった。まさか京谷君が帰ってきていたとわ………思えば、これが一番奇妙で嬉しい出来事だったな。だが、今はそんな悠長な事を考えてる暇は無い。ジジイがやっとこさの思いで追放させたカーズとやらを………俺は怒るとヤバくなるぜ。)」
康一「(承太郎さんから呼び出されたと思ったら京谷君に会えた。本当に嬉しい……でも今は!!今だけは!!僕も集中しよう。主犯格を絶対に捕らえてやる!!)」
徐倫「(……あれ以来ね、旅という旅をしたのは。やっぱり楽しかった。サプライズで京谷君が来たのは驚いたけど……今は、こんな真似をした女とやらに一発ぶちかまさなきゃ気がすまないわ!!)」

シャーベットは扉を開けた。
接続部の金具が軋む音と共に開けられると、中は広かった。
京谷たちは中へと入り、その暗闇の中に佇む。

承太郎「京谷君、明かりを頼めるかい?」
京谷「御安いご用で。『変化者 魔術師の赤《チェンジャー マジャンズレッド》』」

京谷はスタンドを変化させ、炎で明かりを灯す。
まだよく見えないので、炎を上に上げ全体的に明るくさせる。
京谷たちの目の前には大きな階段があった。

シャーベット「この階段を上ってください。」
京谷「あぁ。分かった。」

その階段を上がっていく。そんな中、足音の様な音が響く。
それは、こちらに近づいている様であった。
京谷たちは階段で立ち止まり、その足音を聞いていた。

















   あらあら、こんな所にお客様かしら?











その足音が階段を上った先の所で止まると、京谷たちは上を見上げた。
そこには女、髪は水色で長髪。白い肌に東洋人顔。

咲夜「……貴女が、ここの主かしら?それとも、カーズを地球に落とすような真似をしたバカな女とでも呼べば良いのかしら?」
「……シャーベット、貴様裏切ったか?」

女は咲夜に眼中は無く、シャーベットの方を見て話した。

シャーベット「残念だが私の願いは既に叶い、そして付き添いをしている。貴様の様な女に手を貸す理由も無くなった訳だ。『リーバス』」

女の名は『リーバス』。それをシャーベットは口にした。

リーバス「成る程…………だったら貴方も殺されなきゃならないスタンド使いの一人になった訳ね。」
承太郎「話の相手を変えるようで悪いが、テメエか?こんな大層迷惑な行動を起こした奴は。」
リーバス「空条……承太郎か。貴様のことは既に調べている。何でも、時を止めることが出来るそうじゃないか。」
承太郎「!?(コイツ…俺のスタンド能力を!!)」
リーバス「そして、空条徐倫。広瀬康一。貴様らの能力も既に調べている。」
徐倫・康一「!?」
リーバス「だが……イレギュラーが迷い込んだみたいだな。三人……男一人に女二人とは……」
京谷「(流石に知らないか。)」
咲夜「何なら、貴女が理解できないまま殺してあげても良いわよ?」

咲夜はナイフを十数本構えた!!

咲夜「拒否権は無いけど!!時よ止まれ!!」

周囲の色が失われる。女は色が失われ、止まった状態のままであった。
咲夜はナイフをリーバスに向けて全て放った。

咲夜「時は動き出す。」

周囲の色が戻される。つまり、全てのナイフが動き始めリーバスに向かって発射されるということにも繋がる。
だが!!京谷たちが見た光景は、想像を越えたものとなった!!







なんと!!ナイフが全て落ちたのだ!!

咲夜「!?そ、そんな!!」
京谷「なっ!?ば、バカな!?なんでナイフが全て落ちたんだ!?」
リーバス「………あら、それだけ?」

その台詞を吐くと、今度はリーバスが押し潰される感覚を覚える。

リーバス「グッ!!」
E(Act3)「3フリーズ!!重くさせました!!」
早苗「貴女を……ブッ飛ばします!!」

早苗は接近し、射程距離に入った所でスタンドを出す。
重く遅い一撃がリーバスを襲った。









それでも当たらなかった。狙いはリーバスであるのにも関わらず。

早苗「へあっ!?」
リーバス「全く……」

リーバスは重さを感じながらも立ち上がり、スタンドを出した。

京谷・早苗・承太郎「!?」

この三人は驚いた。リーバスのスタンドに驚いてしまった。何故なら、そのスタンドビジョンは……

承太郎「何故ここに………」
京谷「






  『世界《ザ・ワールド》』が居るんだ!?







リーバス「ザ・ワールド?……この子の名前かしら?」
早苗「で、ですが!!色は………」

そう、そのスタンドの色は水色。リーバスの髪色と同じ色なのだ。

承太郎「水色………つまり、このスタンドは『世界《ザ・ワールド》』で無いスタンド……」
リーバス「ふーん……貴方たちが言ってる意味は分からないけど、兎に角この子は『ザ・ワールド』であって『ザ・ワールド』では無い………」
京谷「さしずめ、『もう一つの世界』………











   『アナザーワン・ザ・ワールド』ってか。









リーバス「アナザーワン………中々良い名前じゃない。気に入ったわ。」
京谷「お褒めに預かり恐悦至極……と言いたいが、アンタには絶対言いたくない。」
リーバス「あらそう。なら、戦いましょう?」
京谷「言われずとも!!」

京谷はスタンドを出し、攻撃の構えをとらせる。

京谷「『世界《ザ・ワールド》』!!時よ止まれ!!」

周囲の色が失われる。京谷は接近し、スタンドのラッシュをお見舞いさせる。

チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

しかし……

京谷「!?何だとッ!?か、感じない!!人間を殴った感触が全く無い!!」
咲夜「京谷!?それは本当なの!?」
京谷「な、何でだ……何で攻撃が当たらない?………」

しかし、ここで限界時間25秒経った。つまり周囲の色が戻される。
時が動き出すと、リーバスの近くの地面が抉れていた。

リーバス「………何をしたのかしら?」
京谷「!?不味い!!咲夜逃げ……」
A・T・W「ウァラァ!!」
京谷「グブオッ!!」
咲夜「京谷!!」

京谷は咲夜を守ろうとして身代わりになった。だが、それ以上に相手のスタンドのパワーが強くチェンジャーで瞬間的に守ったとしても痛みが走り、少し吐血をする。

京谷「(な、何だ!!このスタンドは!!まるで効いてない!!何故攻撃が当たらない!!)」

空中に漂っている京谷をシャーベットが受け止め、地面へとゆっくり降ろす。

京谷「しゃ、シャーベット……悪い。」
シャーベット「お気になさらず。ですが……」

突如、シャーベットが殺気を放つ!!

シャーベット「リーバス!!」
リーバス「あら、どうしたのかしら?」
シャーベット「貴様は禁忌を犯した……この私にとっての禁忌を!!貴様には生き地獄を味わせてから死なせてやる!!覚悟しろ!!」
リーバス「あら、恐い恐い。けど、そう上手く行くかしら?」
シャーベット「ほざけ!!」

シャーベットはスタンドを出し自分に装着する。装着した後は接近し、蹴りを放つ。

シャーベット「ハアッ!!」

シャーベットの蹴りがリーバスに向かう。
そのリーバスは………







      攻撃を受けていた







京谷「!?あ、当たってる!?」
早苗「えっ!?えっ!?」
咲夜「試しても試しても攻撃が当たらなかったアイツに……当たった!?」
リーバス「グフッ!!」
シャーベット「こんな物では足りんぞ!!リーバス!!」

加えて蹴りを連続で放つ。蹴りによってリーバスは少し吐血するが、

A・T・W「ウラァ!!」

リーバスのスタンドが地面を殴り、反動でシャーベットから距離を取る。

リーバス「………シャーベット、惜しい人材を無くしたわねぇ。」

シャーベットは無言のまま、接近する。
しかし、リーバスは笑みを浮かべながら言った。

リーバス「








      私が素早くなる時間








それと同時にリーバスは移動した。誰にも見えない速さで。
シャーベットの後ろに立ち、ローブのフードを脱がし殴った。

シャーベット「ガハッ!!」
京谷「!?シャーベット!!」

京谷はシャーベットに合わせ、体を掴む。

京谷「『クレイジーダイヤモンド』!!」

右腕を変化させ、シャーベットの頭を治した。幸い息はしているが、意識が無かった。

リーバス「どうかしら?私の能力は?」
承太郎「能力だと!?」
徐倫「一体どんな能力が聞かせてほしいわね!!」
リーバス「残念ながら、貴方たちには教えない。対策されては困るのだから。」
咲夜「これならどうかしら!?時よ止まれ!!」

周囲の色が失われる。咲夜はスタンドを出し、リーバスに向けてナイフを刺す………のだったが、

リーバス「残念、もう時止めは通用しないわよ。」
咲夜「!?なっ!!」
京谷「何だとッ!?」
A・T・W「ウラァ!!」
咲夜「ガフッ!!」
京谷「咲夜!!」

咲夜はスタンドを殴られ、吹っ飛ばされる。そこで時止めは解除された。

京谷「クッ……リーバス!!」
承太郎「京谷君!!能力の解明は任せてくれるか!?」
京谷「承太郎さん!?」
承太郎「もしかしたら、何か分かるかもしれない!!それまでは二人を守っていてくれ!!」
京谷「………分かりました!!」

京谷は二人を護衛するかのように防御に徹することを決め、承太郎はリーバスに敵意を向け睨み付けた。















どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、今回からは主犯格の女『リーバス』との戦闘にございます。ですが、まだ能力が分かっていないので次話に続きます。まぁ能力の方は最後ら辺りにヒントっぽい物を出してみたんですが……分かりましたか?

では、次回もお楽しみに。


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もう一つの………②

承太郎「『星の白金《スタープラチナ》』」!!
リーバス「『'アナザーワン・ザ・ワールド』!!」

承太郎とリーバスは、お互いスタンドを出現させる。すなわち………

SP「オラァ!!」 A・T・W「ウラァ!!」

お互い拳の攻撃!!その後、スタープラチナは足払いを仕掛ける!!
だが、アナザーワン・ザ・ワールドは跳ぶことで落下の勢いを利用し膝蹴りを放った!!しかし、ギリギリでスタープラチナは肘で膝と衝突させた!!

SP「オラァ!!」

スタープラチナはアナザーワン・ザ・ワールドの顔面に拳を放つ!!しかし、顔を横に倒し外れる!!

SP「オラァ!!」

もう一発スタープラチナは拳を顔面に放つ!!

A・T・W「ウラァ!!」

しかし、これを拳で相殺される!!

承太郎「(スタープラチナと互角のパワー!!それに加え、この反応速度!!なんというスタンドだ!!しかし!!)」
SP「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」
A・T・W「ウラララァ!!」

スタープラチナのラッシュ!!しかし受け止める様にアナザーワン・ザ・ワールドもラッシュを仕掛ける!!

承太郎「くっ!!」
リーバス「………あら?どうしたのかしら?ラッシュの速さ比べでもしたいのかしら?」

リーバスは不敵な笑みを浮かべた!!

A・T・W「ウララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァ!!」
SP「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

ラッシュとラッシュの相殺!!それにより暴風とも言える風が、館内を駆け巡る!!

康一「くっ!!ぬああぁ!!」
徐倫「こ、これが!!父さんの………本気!!」
早苗「は、速い!!目さえも………開けられない!!」

そんな話の中、何処からか音が聞こえた。それは承太郎には、よく聞こえた。

リーバス「チッ。」
承太郎「!?(今、何故舌打ちを!?)」
A・T・W「ウラァ!!」
SP「ウッ!!」
承太郎「チィッ!!」

スタープラチナの顔面に拳が入る!!それにより承太郎の顔面に血が噴出する。

康一「今だ!!『エコーズAct3』!!」

康一はリーバスに接近し、Act3の能力で重くさせようとしていた!!だが!!

リーバス「『アナザーワン・ザ・ワールド』」

突然!!アナザーワン・ザ・ワールドの胸から時計が出現し、それを押した!!

承太郎「!?(何っ!?時計だと!?)」
E(Act3)「エコーズ3フリーズ!!」

そこにエコーズの3フリーズが、リーバスに炸裂した!!














だが!!

リーバス「何をしたのかしら?」
康一「なっ!?」
E(Act3)「康一様、あのビッチには3フリーズが効いていません。敵はマジに強いです。」

そこに!!アナザーワン・ザ・ワールドの拳がエコーズを襲う!!

早苗「させません!!」
康一「早苗ちゃん!?」

早苗は間に割り込み、スタンドを使い能力で防御する!!

リーバス「通用しないわよ。」
A・T・W「ウラァ!!」
早苗「グッ!?」
リーバス「あらあら、思ったよりタフね。」
康一「早苗ちゃん!!」

そう、リーバスは早苗の能力を無視するかの様に殴ったのだ!!しかも、その能力すら効果を発動しなかった!!

スタープラチナ&ストーン・フリー「オラァ!!」

しかし、スタープラチナとストーン・フリーが殴りかかる!!それを難なく避けるが!!

徐倫「早苗ちゃん!!平気!?」
早苗「こ………これでもスタンドがタフなので、まだ平気です。」
康一「けど血が!!」
早苗「大丈夫です!!今は敵に集中しましょう!!」
承太郎「それも、そうだな!!」

リーバスを睨み付ける四人!!しかし承太郎は、また聞くことになった!!あの音を!!



チッ


承太郎「!?(今また!!何故この音がきこえるんだ!?)」

リーバスは動かずに話始めた!!

リーバス「………ふふっ。幾ら貴方達が強かろうと、この私の『アナザーワン・ザ・ワールド』には決して敵わないわ。この子の能力はとても………とても素晴らしい物なのよ。時を止めようが………重くしようが………それらは私のスタンド能力で全てねじ伏せられるのよ。」
徐倫「それじゃあ、これはどうかしら!?」

徐倫はストーン・フリーを出現させ、腕の一部を糸にさせリーチを稼いだパンチを放った!!

A・T・W「ウラァ!!」
徐倫「ぐっ!!」

だが、アナザーワン・ザ・ワールドのパワーに押し負け拳から血が噴出する!!

京谷「徐倫さん!!今すぐ手当てを!!」
徐倫「大丈夫よ、こんなの!!」

徐倫は傷ついた部分を糸で紡ぎ、怪我を治す!!

徐倫「よし!!これで良いわ!!」
承太郎「三人とも!!今から防御態勢をとれ!!」

承太郎の掛け声で防御態勢をとる三人。

承太郎「『星の白金・世界《スタープラチナ・ザ・ワールド》』!!」

周囲の色が失われる。だが、

リーバス「また時止め?もう飽きたわ。」
承太郎「何なら、退屈させなくしてやるよ。」
SP「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」
A・T・W「ウララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァ!!」

時が止められている中!!激しいラッシュ戦!!お互いに一歩も譲らないラッシュ速度!!

承太郎「くっ……………」
リーバス「フゥン………………」

互いに続くラッシュ!!しかし!!

承太郎「チッ、時は動き出す。」

周囲の色が戻される。つまり制限時間である五秒が来たのだ!!

リーバス「あら?貴方は、あの二人に比べて短いのね。」
承太郎「京谷君たちには悪いが、俺以上の規格外の強さを持っているからな。」
リーバス「ふぅん………なら先ずは貴方たちを潰して、次にあそこで待っている方を潰しに行きましょうか。」
京谷「!?」

ここで承太郎は本来の目的について再度考える。

承太郎「(先ず、相手の能力が分からない。能力を確認しなければ、こいつには勝てない!!だが………どうやって暴く!?未だにヒントらしき物も見つかっていないというのに!!)」

と、ここでリーバスが不敵な笑みを作り、話した。

リーバス「空条承太郎。貴方は私の能力を暴こうとしてるわね?………そして、自分では恐らくどうすることも出来ない相手と知って。能力を解明して、あの子に託すつもりなんでしょう?」
承太郎「!?(くっ!!バレていたか!!)」
リーバス「図星のようね………けど貴方たちが能力を理解することは、絶対に出来ないわ。何せ………」

そう言うとリーバスはアナザーワン・ザ・ワールドを出現させ、右の手の甲にある時計を『押した』。

承太郎「!?(あれは!?また時計か!?)」

そう考えた直後……………承太郎の体は貫かれ、壁まで吹っ飛んでいった。

承太郎「!?グボァ!!」
徐倫「!?父さん!!」
康一・早苗・京谷「!?承太郎さん!!」

承太郎は何故、自分の腹に穴が空いているのか。何時の間にリーバスが目の前に居たのか、分からなかった!!時を止めたのならば、自分でも気付くし京谷も気付く筈だと!!
壁にめり込むと、そこから動きが鈍くなった承太郎は考えていた。

承太郎「(今、確か………アナザーワン・ザ・ワールドの右の手の甲にある『時計』を………『押した』。『時計』を『押す』………『スイッチ』を『押す』………『ボタン』を『押す』………『決定ボタン』を『押す』……………『決定』?………ま、まさか………だが、これしか………あり得ない………だとすれば……シャーベットが攻撃出来た理由も………説明がつく……)」
京谷「承太郎さん!!待っててください!!」

京谷は下半身を『世界《ザ・ワールド》』に変化させ、承太郎の所まで跳ぶ。

京谷「『クレイジーダイヤモンド』!!」

京谷は右腕を変化させ承太郎の傷を治す。と、そこで承太郎が京谷の腕を掴む。

京谷「承太郎さん!?どうしたんですか!?」
承太郎「………わ、分かった………相手の………アナザーワン………ザ・ワールドの能力が………今分かった………」
京谷「!?そ、それは本当何ですか!?」
承太郎「俺は………少し………意識を失う………だから………その前に………伝えておくんだ………君に………君が………アイツを………アナザーワン………ザ・ワールドを………倒すんだ!!………」
京谷「…………分かりました!!」

京谷は承太郎の目を見て、答えた。その答えに承太郎も安心する。

承太郎「………良いか………アナザーワン………ザ・ワールドの能力だ………恐らく………推測でしかない………だが……これしか………思いつかないんだ………」
京谷「……………………」

京谷は、ただ黙って聞いていた。何時放たれるか分からないその言葉を、真剣に待っていた。

承太郎「その………能力とは………」
京谷「…………………」
承太郎「
























    『時間を………決定する………能力』………だ。
















どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、能力のネタバレです。………はっきり言ってチートです。チート。もう最強の部類の能力ですよ。
もしかしたら里帰り編は残り三話………かもしれません。

では、次回もお楽しみに。


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もう一つの………③

早苗「はぁっ!!」
リーバス「甘いわねぇ。そんな遅いパンチ。」

早苗はスタンドを出し、リーバスを殴りに行くも避けられ反撃を食らわされる!!

A・T・W「ウラァ!!」
早苗「ハガッ!!」
徐倫「『糸の結界』!!」
リーバス「!?ぐっ!!」

リーバスはスタンドで早苗を殴った!!しかし、そこに徐倫の『糸の結界』が張られ身動きがとれなくなる!!

康一「いけ!!Act3!!攻撃しろ!!」
E(Act3)「了解!!」

康一のスタンドは、そのままラッシュを仕掛ける!!

リーバス「フッ!!」

しかしリーバスもスタンドを出し、そのラッシュを両手を使い受け止める!!

E(Act3)「ナッ!?」
A・T・W「ウラァ!!」

リーバスのスタンドはエコーズAct3の腹に蹴りを入れた!!

康一「ごふっ!!」
早苗「康一………さん………ッ!!」

康一は口から血を吐き、飛ばされる!!

徐倫「ウオオオオオ!!」
S・F「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

徐倫はスタンドでラッシュを仕掛けた!!だが、

リーバス「無意味なのが分かってるのかしら!?」
A・T・W「ウラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァ!!」

それを相殺するかの様にラッシュで受け止めた!!

徐倫「ぐっ!!くそぉ!!」
A・T・W「ウラァ!!」

リーバスのスタンドの拳が、徐倫のスタンドの左横腹を襲う!!

徐倫「ガハッ!!」

徐倫は殴られた勢いで壁に衝突し、めり込んだ!!

徐倫「ガハァ!!」
早苗・康一「徐倫さん!!」
リーバス「ふぅ………全く、世話が焼けるわ。といっても私は17なんだけどねぇ。」

リーバスは浮かび、壁にめり込まれた徐倫にゆっくりと近付く。

早苗「っあああぁあぁぁああ!!」

早苗は立ち上がり、リーバスに接近する!!そして!!スタンドを出し殴り付ける!!

リーバス「あら、まだ動けるの。」

しかしリーバスは難なく避ける!!そして攻撃が外れた早苗の腹にスタンドで膝蹴りを放つ!!

A・T・W「ウラァ!!」
早苗「うぼぉ!!ア………カフッ………」
康一「さ、早苗………ちゃん………」

早苗の口から血や胃液が吐き出される。

リーバス「………もう戦う気力なんて無いわね。」

リーバスはスタンドで早苗を地面へと叩きつける!!
早苗は階段の下の地面にめり込まれていた。

徐倫「ッ!!…………」
リーバス「ん?」
徐倫「オオオオオオオオオオオオオオオ!!」
S・F「オラァ!!」

徐倫は力を振り絞り、リーバスを殴り付ける!!しかし、それをリーバスのスタンドが止め肘の間接を折る!!

徐倫「ァアアア!!………くっ!!」
リーバス「まさか、まだ体力があったなんて………驚いたわ。でもね………」

リーバスのスタンドは天高く手を上げた!!

リーバス「私には絶対敵わない。」

そして、その手は徐倫の頭に向かって放たれた!!

康一「徐倫さーん!!」

康一の叫び声!!それとは相対するかの様に迫る手!!徐倫は何も考えなかった。























京谷「  リーバスうぅぅぅぅぅ!!  」
リーバス「!?」
京谷「ッァアアア!!」
リーバス「はぁっ!!」

リーバスのスタンドは京谷の攻撃を止めた!!

リーバス「………貴方………バカなのかしら?






















    『何故剣で攻撃している!?』







そう、京谷は『Luck・pluckの剣』で攻撃していたのだ!!
つまり生身!!

京谷「はっ!!貴様にはこれと!!………」
リーバス「!?ッ!!」

リーバスは突如、スタンドの手から剣を離した!!その剣からは電気の様なものが流れていた!!

京谷「無駄なことよ!!」

京谷は剣から髪を伸ばし、リーバスに向かわせた!!

リーバス「ぐっ!!『アナザーワン・ザ・ワールド』!!」

リーバスはスタンドで防御を図ろうとするも、髪は右脚や腰に巻き付かれる!!

京谷「『伝われ!!聖なる波紋!!白の波紋疾走《シャインオーバードライブ》』!!」

剣から出された髪から、電気の様なものが流れてくる!!リーバスは、それを諸に食らう!!

リーバス「アギャアアアァァァァァ!!あ、熱い!!何よ、これは!?」

リーバスは即座にスタンドの手刀で髪を断ち、髪から逃れる。しかし熱さは残されたままだ。

リーバス「ッはぁ………はぁ………はぁ…………熱い………熱い!!」
京谷「はっ!!貴様には『波紋』がお似合いよぉ!!だが!!貴様は波紋に焼かれて死ぬ運命にせぬわ!!」

京谷は懐から弓矢を取りだし、自身のスタンドに持たせ心臓辺りに貫かせた!!

京谷「ウオオオオオ!!」

突如、京谷の髪が金色に染まる!!そしてスタンドが出現された!!チェンジャーは髪が白く染まり、右目が赤く左目が青く染まる!!

リーバス「な、何だ!?その姿は!!」
京谷「貴様には決して到達することも得ることも出来ない力よぉ!!そして!!これで貴様を潰す!!」

京谷は右腕を伸ばし右手で銃の形を作ると、体を傾けてその右手をリーバスに向けた!!

リーバス「潰すぅ?………随分と嘗められたものねぇ。私には絶対に敵わないのに!?」
京谷「いいや違うな!!貴様には絶対に敵わないというのは間違いだ!!」
リーバス「………何?」
京谷「『チェンジャー・レクイエム』!!」

京谷のスタンドは、京谷を残したままリーバスに接近し殴り付ける!!

リーバス「『アナザーワン・ザ・ワールド』!!」

リーバスもスタンドを出し、京谷のスタンドの攻撃を止める!!

C・R「無駄ァ!!」
リーバス「ぐがっ!?」

しかし、リーバスのスタンドは押し負け右手を地面にめり込まされた!!そこから血が滴る!!

リーバス「(ば、バカなッ!!何故!?何故これ程まで力が上がる!?しかし、ここでやられるのは不味い!!)」」
A・T・W「ウラァ!!」

リーバスのスタンドは出血していない左手で地面を殴り、京谷のスタンドから距離を取った。そして出血している右手で左手の甲の時計を押す。
すると、みるみる内に右手の怪我が治っていく!!

京谷「今度は『怪我が治る時間』とでも決めたのか?リーバス。」
リーバス「!?………まさか気付いていたとわね………」
京谷「大方こんな所であろう?そして、貴様には『ストック』がもう無い。」
リーバス「………そこまで分かっていたのね………けれど能力が無くても私には絶対に勝てない!!教えてあげるわ!!」
京谷「その行動は………もうすぐ死に行く人間の言う言葉よぉ!!」

京谷のスタンドとリーバスのスタンドの拳が衝突する!!




















~回想開始~

京谷「『時間を決定する能力』!?」
承太郎「そうだ………恐らく………相手の………能力が………それだ………」
京谷「しかし、どうやって!?」
承太郎「アナザーワン………ザ・ワールドが………三つある内の………時計を………押した………恐らく………自分の………都合の良い時間を………決定させてる………んだろう。」
京谷「じ、じゃあ勝ち目が!!」
承太郎「ある」
京谷「!?」
承太郎「あるんだ………あのスタンドにも………弱点は………ある………」
京谷「そ、それは一体!?」
承太郎「恐らく………制限時間が………存在する………一分間………という制限が………そして………もう一度………使うには………三分………時間が………掛かる………さっき………計算してたから………な………その………『三分の間』を………狙ってくれ………」
京谷「それを確認することは!?」
承太郎「音だ………『チッ』という………音で………判断して………くれ………すまない………もう………限界が………」
京谷「………ありがとうございます。ゆっくり休んで下さい。」
承太郎「………あぁ。」

~回想終了~




















京谷「(『チッ』という音を基準に判断する!!だが他の音には一切耳を傾けるな!!例え自らが傷ついても!!)」
A・T・W「ウラァ!!」

京谷が考えていると、リーバスのスタンドが京谷のスタンドに向かって殴ってくる。
それを顔を倒して避ける京谷のスタンド!!

リーバス「ほらほら!!どうしたどうしたぁ!?」
C・E「無駄ァ!!」

京谷のスタンドは脚を伸ばし攻撃した!!それに当たるリーバスのスタンド!!つまり!!

リーバス「ぐがっ!!」

リーバスにもダメージが届く!!その威力は元の状態よりも力強かった!!

リーバス「こ、これ程までの力………何故持っている!?」
京谷「ハッ!!貴様なんぞ塵の様に見えてしまうわ!!このDIOは!!強者どもが住まう場所で!!貴様よりも強い者と命を賭けていたのだからな!!」
リーバス「な、何を言ってる………私よりも強い者など居ない………いや!!決して居て良い筈が無い!!」

リーバスはスタンドを出し、京谷のスタンドにラッシュを仕掛けた。

A・T・W「ウラララララララララララァ!!」
C・E「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

しかし!!それを難なくラッシュで相殺し、逆に相手のスタンドの右拳を粉砕した!!

リーバス「ぐぎゃああぁぁ!!」











チッ











京谷「!?(しめた!!今が発動するチャンス!!)」

京谷とチェンジャー・レクイエムは左手をリーバスとアナザーワン・ザ・ワールドに向けて言い放った!!

京谷「









   『対象の全ての行動を停止させる』!!








その瞬間!、リーバスとアナザーワン・ザ・ワールドは動きを止めた!!

京谷「ハアアアアア!!」

京谷はスタンドでラッシュをぶちかます!!










C・E「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」


京谷のスタンドのラッシュは、アナザーワン・ザ・ワールドの胸と左手を粉砕した!!

京谷「制限時間だ。全ては動き出す。」

その直後!!リーバスは叫びを上げた!!

リーバス「あああぁあぁぁああ!!!!」

リーバスは、その後倒れた。








京谷一行vsリーバス
リーバス 再起不能









カーズ地球到達まで 残り6日……………?









どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
いやー、やっと終わりに近付いたー!!リーバス戦終わったー!!…………よし!!後は最後の仕上げだ!!

では、次回もお楽しみに!!


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究極生命体は漸く死ぬ

京谷「ッハァ!!はぁ………はぁ………はぁ………。」

京谷は疲れからか、その場に膝を着いた。しかし、立ち上がる。ゆっくりと。

京谷「『クレイジー………ダイヤモンド』」

右腕を変化させ、康一を治す。

京谷「こ、康一………さん………良かったです………」
康一「そ、それより二人を助けないと!!」
京谷「分かってます………けど先程ので………立つのが限界で………すみませんが………支えになってもらって構いませんか?」
康一「それ位なんてこと無いよ。さぁ治しに行こう。」
京谷「はい………」

京谷は康一に支えられながらも早苗の元に歩き、早苗を治す。
徐倫はというと………

京谷「『ストーン………フリー………』」

左腕を変化させ糸にさせた後、徐倫の体をゆっくりと降ろす。そして治す。

徐倫「っく………京谷君………助かったわ。ありがとう。」
京谷「これぐらい………どうってこと………無いです。」
康一「………もしかして京谷君、疲労でも溜まってるのかい?」
京谷「………恥ずかしながら………賭けだったので一安心して………」
承太郎「緊張の糸がほぐれた訳か。無茶なことをするなぁ。」

承太郎の隣には先程目覚めたであろうシャーベットも居た。承太郎の背中には咲夜がおぶられていた。

徐倫「父さん………」
康一「承太郎さん………」
京谷「ですが………油断させるにも………こうしたら良かったと思ってます。」
承太郎「今回ばかりは京谷君に助けられた。ありがとう。」
シャーベット「すみません、京谷様。この私が不甲斐ないばかりに………」

シャーベットは京谷の前で座る。そして謝罪の言葉を言った。

京谷「平気さ、シャーベット。どんなスタンドにも弱点はある。どんなスタンドにも対処しずらい出来事は起こる。自分を責めないでくれ、シャーベット。」
シャーベット「!!!………勿体無き御言葉………」

と、ここで康一が話題を変える。

康一「そういえばなんですが承太郎さん。そのカーズが衝突するまで、まだ猶予があるんですよね?」
承太郎「あぁ。………だが、何だ?この妙な胸騒ぎは?………」
京谷「と言いますと?」
承太郎「………本当に嫌な予感がする。それだけなんだが………」

と、話の途中で承太郎に電話が。承太郎は電話に出た。それと同時に門が勢い良く開かれた。
一斉に門の方を見ると………

ブロウ「京谷様アアアアァァァァ!!」
京谷「ブロウ!?もう起きたの!?」
ブロウ「ソ、ソレヨリモ!!緊急事態デゴザイマス!!」

ブロウは切羽詰まった中、重要なことを言い出す。
それは承太郎が発した内容と同じものであった。

ブロウ・承太郎「






















カーズ(隕石)が接近シテオリマス(しているだとぉ)!!(!?)











四人「!?」
承太郎「ば、バカな!?その隕石の衝突は後六日の猶予がある筈だ!!何故急に!?」
研究員『そ、それが!!急激に落下速度が上昇されたんです!!何故この様な事が起きているのか、私どもも判明できません!!』
ブロウ「私モ外二出タ後、妙ナ感覚ヲ覚エタノデス!!ソシタラ、財団ノ人間カラノ電話デ『カーズ』ガ速度ヲ上昇サセ地球二接近サレテイルノヲ聞キマシタ!!ソレヲ御伝エシニ参リマシタ!!」
康一「ど、どういうこと何だ!?何でカーズが急に!?」
京谷「………!!!まさか!!」

京谷は康一から離れ、倒れているリーバスの元へと近付く。
そこにはリーバスが『右手の甲に左手が触れている』場面であった。

京谷「くそっ!!当たってしまった!!コイツ!!最後の悪あがきを!!」
承太郎「京谷君!!どういうことだ!?」
京谷「リーバスは最後の足掻きで、『時間を決めたんです』!!どの様な時間を決定したのかは分かりませんが、確実にリーバスの能力が原因です!!」
徐倫「アイツ!!何処までも往生際の悪い奴ね!!」
京谷「徐倫さん!!動けますか!?」
徐倫「少し痛むけど、平気よ!!」
京谷「シャーベット!!早苗ちゃんを運んでくれ!!」
シャーベット「仰せのままに!!」
京谷「承太郎さん!!今すぐ『カーネッジ湖』へ!!」
承太郎「あぁ!!行こう!!」

京谷一行は疲労困憊の状態だろうと関係なく、門の前で止まっている車に乗り込み『カーネッジ湖』へと目指す。

承太郎「後どのくらいで衝突する!?」
ブロウ「恐ラク、残リ二時間デ衝突スル!!」
京谷「運転手さん!!急いで『カーネッジ湖』に!!」
運転手「りょ、了解!!」

京谷たちを乗せた車は『カーネッジ湖』を急ぎで目指す。























『一時間後』
運転手「着きました!!」

その言葉を合図に京谷、承太郎、シャーベット、ブロウ、徐倫は車から降りる。
カーズの衝突ポイント近くに。
上を見上げると、赤く燃えている物体が落ちてきているのが見えた。

京谷「まだ猶予は残っている!!シャーベット、手伝ってくれ!!」
シャーベット「如何なされるのですか!?京谷様!!」
京谷「まだ衝突させる訳にはいかない!!シャーベットの影響を受けないスタンドの名前を先ずは教えてくれ!!」
シャーベット「名前で宜しいのですか!?」
京谷「それで良い!!」
シャーベット「了解致しました!!私のスタンド名は『俺に構うな!!』です!!」
京谷「よし!!『俺に構うな!!』」

突如、京谷に羽織られるローブが出現した。

シャーベット「それは!!私のスタンド!!」
京谷「もう一つの頼みだ!!シャーベット!!俺を隕石の近くまで運んでくれ!!」
承太郎「!?京谷君!!幾らなんでも無茶過ぎる!!」
京谷「シャーベットのスタンド能力は『全ての影響を受けない』能力です!!それを利用して、カーズを殺します!!」
康一「で、でも!!カーズは不死身で不老不死なんじゃ!?」
京谷「咲夜のスタンド能力、『殺す』能力は不老不死だろうが不死身だろうが全て殺せます!!ただ、発動条件がスタンドが持っているナイフを当てなければ通用しないんです!!だからこそ近付くんです!!」
承太郎「しかし!!あれほどまで接近していれば、カーズは活動できる可能性がある!!つまり反撃を食らわされるかもしれないんだぞ!!」
京谷「ただ待って無意味な命を殺すより!!こんな無茶な作戦でカーズを殺せば良い筈です!!承太郎さん!!俺はやります!!」
シャーベット「私は京谷様に忠誠を誓った身。京谷様に着いていきましょう。」
京谷「ありがとう!!シャーベット!!」
徐倫「父さん!!このままだと戦闘になって全員御陀仏になる可能性が高いわ!!だったら賭けてみても良いんじゃない!?」
承太郎「……………………」
京谷「承太郎さん!!」
承太郎「…………分かった!!無茶だけはするな!!」
京谷「!!!はい!!シャーベット!!」
シャーベット「御意!!」

シャーベットは京谷を支え、飛び立つ。
残された承太郎、徐倫、ブロウ、康一は見守っていた。






















現在、京谷とシャーベットは『カーズ』の軌道に合わせ飛行していた。策としては『接近した後、チェンジャーをJ・T・Rに変化させナイフを刺す』。単純ではあるが難しい。

先ず何が難しいのかというと、『とてつもない速度で落下しているカーズに合わせて飛行する』ということだ。
つまり、一瞬でも速かったり一瞬でも遅くなってしまえばタイミングを逃すことになる。

次の問題は『ナイフを当てること』だ。これは、『ナイフを構えた状態で待機すれば良い』という答えでそこまで考えていない。

そう、ここで重要なのは『タイミング』だ。タイミングがずれれば、そこで計画は全て水の泡に帰る。なので……

京谷「もう少し速度を速く!!」
シャーベット「御意!!」

スタンドを予め変化させ、その精密性でカーズと衝突するタイミングを計っていた。
京谷の指示にあわせ、シャーベットが動く。

だんだんと接近する二人。その熱量は本来であれば耐えきれない熱さだが、二人は能力で『全ての影響を受けない』。つまり熱による被害は受けない。さらに自身らに掛かる風圧やカーズの周りからポロポロと剥がれ落ちるものにも影響は受けないのだ。

京谷「!!!不味い!!カーズが目覚めた!!」
シャーベット「ッ!!」

しかし運の悪いことにカーズの目が開いてしまった。即ち、目覚めてしまったのである。

カーズ「………………んむぅ?………この場所は………」

カーズは目を草食動物の目に変化させ辺りを見渡す。
下には緑と青の色があった。カーズは、それを見た瞬間驚き、微笑んだ。

カーズ「おぉ!!ま、まさか!!地球か!!だが、どうやって………いや、それは考えないでおこうか。漸く地球に戻ることが出来たのだからなぁ!!」

カーズは自分の状況を直ぐに確認すると理解したのか、自身の皮膚を伸ばし滑空飛行を行った。それはまるでモモンガの様に!!そしてカーズは上に上昇した!!

京谷「!?皮膚を伸ばして上昇した!?」
シャーベット「恐らくパラシュートの原理と同様です!!京谷様、どの様に変更なさいますか!?」
京谷「チッ!!シャーベット、6度上に傾けて上昇!!」
シャーベット「御意!!」

シャーベットは京谷の命令通りに動き、上昇する。
それをカーズは見ていた。何か変な物体が上昇しているという風にしか考えてなかったが。

カーズ「何だあれは?このカーズに向かって来るではないか。邪魔だ。」

カーズは髪の毛を針の様に鋭くさせ、その髪の毛を京谷たちに放った!!
しかし!!京谷たちは避けることはしなかった。何故なら!!

京谷「針が来たけど気にしないぜ!!」
シャーベット「我がスタンドは例え貫通する物であろうと影響と捉えられ貫通せず、痛みすら感じない。そんな攻撃なんぞ通用せぬわ!!」

未だに向かって来る京谷たちに、不信感を覚えたカーズ。目を操作し京谷たちを見た。

カーズ「!?に、人間が!!飛んでいるだとぉ!?ば、バカな!!波紋使いが空を飛べる訳が!!」

そう、カーズは未だに地球には波紋使いしか立ち向かってくる者は居ないと考えていた。つまり!!スタンド使いを知らなかった!!
そんな考えをしていると、京谷たちはカーズに近付いていた!!後残り10メートルの所であった!!

カーズ「ば、バカな!!人間が究極生命体である、このカーズに!!何故近づけるのだ!?」

残り七メートル。カーズは焦りを覚え、腕を羽に変化した後上空へと逃げる。

京谷「シャーベット!!俺を飛ばしてくれ!!」
シャーベット「御意に!!」

シャーベットは京谷を持ち上げ、フルパワーで京谷を飛ばす。京谷も飛ばされる直前、しゃがんで体勢を整える。そして飛ばされると同時にジャンプしカーズに追い付いた!!
カーズとの距離、三メートル!!

カーズ「何ぃ!?」
京谷「永久に死にやがれ!!カーズウウウウゥゥゥゥ!!」

京谷はスタンドが持つナイフをカーズに刺した!!

カーズ「ウグッ!?ぐぎゃぎゃぎぃぃぃいいやあああぁ!!や、やっと!!やっと地球へと戻れたというのにィィィィ!!」

カーズは雄叫びを上げながら塵となって消滅した。
つまり、死んだのだ。
京谷は、それを確認すると落ちていった。そこにシャーベットが落ちていく京谷をキャッチする。

京谷「………終わったぜ………シャーベット。戻ろう。」
シャーベット「えぇ。仰せのままに。」

シャーベットに連れられ京谷は地球の大地へと降り立った。





こうして京谷の里帰りに起きた奇妙な冒険は幕を閉じた。










どうも皆様!!うぷ主の鬼の半妖です!!
やっとカーズまで到達したー!!よかったー!!
後残り一話!!里帰り編最終回になります!!

では!!次回もお楽しみに!!


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思い出

『四日後 空条邸にて』

京谷「………紫さん、本当に良かったんですか?」
紫「良いじゃない。それに父親とも飲みたいでしょう?」
京谷「………はぁ。」
早苗「京谷さん!!ここはお言葉に甘えて、パーッと発散して英気を養いましょうよ!!」
咲夜「まさかプッチが来るとは思ってもいなかったけれど。」
プッチ「ハッハッハッハッ!!」
空条親子「………………」

現在、京谷たちは宴会の準備を終え人を待っている所だ。その途中、プッチが京谷たちの元に駆けつけた。勿論、若返ったプッチを見て承太郎と徐倫は唖然としていたが。

京谷「来るんだったら連絡の一つぐらい欲しかったよ、父さん。」
プッチ「いや、悪い悪い。ついうっかりな。」
咲夜「ついうっかりって………」
徐倫「…………んまぁ変わりなくて良かった………とでも言うべきなんでしょうかね?プッチ。」
プッチ「久しいな、空条徐倫。承太郎。承太郎は少し白髪が増えてきたのかな?」
承太郎「ほっとけ。お前は全然変わってないな。プッチ。」
プッチ「まぁ私は魂のみの存在になってしまったのでな。」
承太郎「何?」
徐倫「た、魂って………それじゃあ、あんたゴーストなの!?」
プッチ「似ているが違うな。あんな低級な奴等と一緒にしないでくれたまえ。」
京谷「父さん。それだと亡霊の幽々子さんも低級って言ってるようなもんだよ。」
プッチ「はて?何のことやら?」
京谷「はぁ………」

そんな雑談の中、扉が開けられた音がする。
そちらの方へ向くと、四人。
リーゼント頭と康一と奥さんらしき人と魚持ってきている男が現れた。

京谷「康一さん。どうですか?調子の方は。」
康一「まぁまだ疲労はあるけど、大丈夫だよ。」
「ん?康一の知り合いか?」
「おぉー、よく見りゃ結構人数居るじゃねぇか。」
康一「仗助君は聞いたことあるでしょ。五十嵐京谷君のこと。」
仗助「あー………確か………聞いた聞いた。」
「それじゃあ、あの男の子が?」
康一「そう。僕らの手伝い………というより、危機を救った子だよ。由香子。」
早苗「は、はわわわわわ!!」
咲夜「どうしたのよ早苗。そんなに慌てて?」
早苗「だ、第四部の主人公『東方 仗助(ひがしかた じょうすけ)』!!魚持ってきている方が『虹村 億泰(にじむら おくやす)』!!康一さんの隣に居るのが『山岸由香子(やまぎし ゆかこ)』!!凄い!!これ程までにハイになったことはありません!!」
京谷「要するに興奮してるんだね。」

京谷のツッコミが終わると、京谷は仗助たちの元へ歩み寄る。

京谷「初めまして。と言えば良いんですかね?五十嵐京谷です。」
仗助「東方仗助。宜しくな、京谷。」
億泰「虹村億泰だ。宜しくな、京谷。」
康一「京谷君、こっちは僕の妻の。」
由香子「由香子です。初めまして。」
京谷「初めまして。由香子さん。仗助さん。億泰さん。」
康一「後、もう一人来るんだけど………」
京谷「………というと………漫画家さんですか?」
康一「そうそう正解。岸辺「ちょーっと待ったー!!」………噂をすれば、だね。」

扉の方を見ると、何か生き生きとした人物が居た。
その男は京谷に近付くと、まじまじと京谷を観察している。

「おぉ、この子が。この子がそうなのか………ふふっ。実に良いネタが手に入りそうだ!!」
京谷「えぇと、『岸辺 露伴』(きしべ ろはん)先生で宜しいんですかね?」
露伴「!?こ、この子。何故僕の名前を知っている!?」
京谷「それより、ついうっかりスタンドで僕を本にしないでくださいよ。主に露伴先生が危なくなるので。」
露伴「!?こ、この子!!何故僕のスタンドを知っている!?」
康一「事実、僕たち全員のスタンド能力も持っていますよ。京谷君。」
仗助「何っ!?」
億泰「え、ちょ!!…………マジ?」
康一「本当のことさ。あぁ後、京谷君たちの付き添いで来た女の子たちもスタンド使いだよ。」
仗助「こ、コイツは………スゲー驚いたぜ………スタンドも月まで吹っ飛ぶ、この衝撃………」
康一「………あれ?露伴先生は?」
億泰「あそこ。」

康一が見ると京谷たちに近付いていてメモを片手に質問責めにしている露伴を発見。

康一「…………変わらないね。露伴先生。」
露伴「ほんと、本当に少しだけ見せてくれ!!君の情報を僕の物とさせて「ヘブンズ・ドアー」何っ!?」

京谷が右腕を変化させ、露伴の顔に触れる。すると露伴の顔に本の様な物が浮かび上がる。

仗助「ゲッ!!ろ、露伴のヤローを本にしやがった!!」
億泰「それに見ろよ!!アイツの腕!!変わってやがる!!」
康一「京谷君自身も体の一部をスタンドに変化させることも出来るんだよ。だからさ。」
京谷「ふーん。改めて見ると凄いなぁ。露伴さんの人生。」
早苗「おぉ………これは凄い。」
咲夜「ふーん。」

兎も角、京谷は露伴を元に戻し宴会に行くのであった。












大広間にて
全員「乾ぱーい!!」

全員のグラスがぶつかる音が響く。ここでは京谷の里帰りの記念として宴会が行われている。
宴会には五十嵐京谷、十六夜咲夜、東風谷早苗、シャーベット、ブロウ、エンリコ・プッチ、空条承太郎、徐倫、広瀬康一、由香子、東方仗助、虹村億泰、岸辺露伴という珍妙過ぎる面子が集まっていた。
一斉に皆が酒を飲む。京谷、咲夜、早苗が酒を飲めることにプッチ以外驚いていたのだが。

康一「そ、それお酒だよ?京谷君。」
京谷「あぁ、大丈夫です。既に沢山飲んでましたから。耐性もバッチリ。」
プッチ「だからと言って日本酒は飲みすぎるなよ。」

プッチの言葉に全員吹き出しそうになる。

ブロウ「キ、京谷様?何ヲオ飲ミニナラレタノデスカ?」
京谷「日本酒。」
露伴「というか、その烏が言葉を発してたんだが!?」
京谷「スタンド発生による知能発達です。OK?」
由香子「どんな理屈なんだか。」
シャーベット「……………旨い。」
京谷「シャーベットは何処の国の人だっけ?」
シャーベット「イギリスから来訪しました。」
京谷「イギリスか………一度行ってみたいねぇ。」
シャーベット「今からでも支度を!!」
京谷「今じゃなくて良いから、シャーベット。」
億泰「なぁ仗助。あの外国人よ、何で居るんだ?」
仗助「いや知らねーよ。」
ブロウ「私ト同ジ京谷様ノ従者デゴザイマス。」
徐倫「ほんとビックリ。まさかのブロウが懐柔「アッ?」………こほん。懐くなんて。」
早苗「」ガクブルガクブル
仗助「………何で怖がってるんだ?」
京谷「ブロウは女性が嫌いでして………それで………」

そんな話もあり、様々なことも起きた。
仗助と億泰が酔っぱらいスタンドを出して物を壊したり(京谷が直し、承太郎が制裁した)、露伴の暴走で京谷が本になったと同時に咲夜が露伴の喉にナイフ構えたり、仗助が京谷とスタンド込みの腕相撲して負けたり、徐倫も酔っ払って京谷の背中に抱きついて咲夜が殺気放ったりと。
京谷は一番奇妙で、一番濃密な時間を味わった。

















『それから数時間後』
縁側でプッチ、承太郎、シャーベット、ブロウ、京谷の順で並んで座っていた。他の者は寝込んだりしていた。
それぞれお猪口を持ちちびちびと飲む。
と、ここで京谷がシャーベットとブロウに尋ねた。

京谷「シャーベット、ブロウ。聞いてほしいんだけどね?」
シャーベット・ブロウ「何でございましょうか(ゴザイマショウカ)?」
京谷「………俺に一生着いていく………んだよね?」
シャーベット「何を今さら。」
ブロウ「私ドモハ京谷様二忠誠ヲ誓ッタ身。コノ身滅ボウトモ永久二遣エルマデ。」
京谷「………それが例え、『忘れ去られた者たちが集う場所』であってもか?」
シャーベット・ブロウ「勿論にございます(ニゴザイマス)。」

シャーベットとブロウはハッキリと言った。京谷は頭を掻くも、決心した目をしシャーベットとブロウのお猪口に酒を注ぎ自分のお猪口にも酒を注ぐ。

京谷「………シャーベット、ブロウ。俺に一生着いてきてくれるな?」
シャーベット「命尽き果てようと。」
ブロウ「コノ身ガ尽キ果テヨウト。」

三人は、ゆっくりと酒を飲んだ。

プッチ「………覚悟が決まったのか。ならば、紅魔館にまた家族が増えるな。」
京谷「確かに。それと………」

京谷は承太郎とプッチ、またシャーベットとブロウと自分のお猪口に酒を入れる。

承太郎「…………ふふっ。」
プッチ「…………ははっ。」
京谷「………構いませんか?承太郎さん。」
承太郎「全く………だが、良いな。」
京谷「では。」

京谷は地面に降り立ち、月を見上げお猪口を掲げる。

京谷「この奇妙で充実し素晴らしい冒険と、この奇妙で素晴らしい出会いに

























        乾杯








京谷は酒を飲む。

全員「乾杯。」

他の者も月にお猪口を掲げ、酒を飲んだ。







こうして京谷が生まれ、過ごした世界での奇妙な冒険は幕を閉じるのであった。



どうも皆様!!うぷ主の鬼の半妖です!!
終わった………やっと………里帰り編終わったー!!最長の20話!!長かった………長かったよぉ………
という話は置いといて次回はちょっと間が空いてしまいます。
とまぁ里帰り編を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

では、次回もお楽しみに


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薬売りさんとのコラボ企画!! 【薬売りさんとのコラボ回】第1話 begin story

シャーベット=シャ   京谷=京
ブロウ=ブ

という風に出てくるキャラの名前を省略させてもらいます。


『一週間後 紅魔館 大図書館にて』
現在、京谷は大図書館で本を読んでいた。しかし、その傍らには大柄の男と肩に烏がいた。
京谷の隣に座っているプッチは本を読みながら、その光景をまじまじと見ていた。

京「………ブロウ、出来れば肩はやめてくれるかな?膝の上で良いからさ。」
ブ「分カリマシタ。」

ブロウは京谷の肩から飛び降り、膝の上で眠る。

京「シャーベット、君も座ったら?」
シャ「いえ、このままで結構です。」
京「それじゃあ命令だね。座って。」
シャ「…………御意。」

シャーベットは渋々ながらも京谷と隣にあった椅子に座る。
その光景を見ているパチュリー。小悪魔も同じように見ていた。
そんな中、時が止まり周囲の色が失われた。

咲「京谷。」
京「お、咲夜。」

京谷の後ろから声を掛ける人物。紅魔館メイド長、十六夜咲夜であった。因みに京谷と咲夜は恋人同士の関係にある。

咲「お客様だって。」
京「お客様?誰?」
咲「時間が動けば直ぐに来るわよ。」
京「ん、分かった。あぁ咲夜。」

京谷は時間停止を解除させる前に咲夜に話しかける。

咲「何?」
京「ちょっとこっちに。」

手招きをする。咲夜は手招きに応じ近付く。すると不意に唇が塞がれた感覚を覚える。見てみると京谷が咲夜にキスをしていた。少しの間、唇が塞がれている感覚を味わった後京谷は離れる。

京「ごめんね♪」
咲「全然♪嬉しかった♪」
京「ふふっ、それじゃあね。」
咲「えぇ。時は動き出す。」

時が動きだし、周囲の色が戻される。

紫「はーい、京谷くーん!!元気ー!?」
京「のあっ!?」

突如、何も無い空間から紫が飛び出し京谷は体勢が崩れそうになるがシャーベットが紫の顔面をキャッチした。

紫「い、痛い…………」
シャ「京谷様、ご無事でしょうか?」
京「あ、あぁ。ありがとう。」
シャ「京谷様、この者は如何なさいましょう?」
京「いや、離してやって。シャーベット。紫さんが来る時は必ず何か話をする時だから。」
シャ「御意に。」

シャーベットが手を離すと紫はこめかみ辺りに手を当てていた。

紫「い、痛かった…………」
京「妖怪の賢者が、こんな人間の握力で痛んでる訳無いでしょ。紫さん?」
紫「むぅ………まぁいっか。」

紫は真剣な表情なのか不敵な笑みを浮かべ、扇子で口元を隠す。

紫「京谷君、何時もお疲れ様。所で、幻想郷生活を謳歌してるかしら?」

京谷は何を思ったのか、右腕を『星の白金《スタープラチナ》』に変化させ紫の頭を締め上げる。

紫「痛い痛い痛い!!京谷君痛い!!頭ミシミシ鳴ってる!!」
京谷「そういや紫さん、俺の願い叶えさせる為に幻想郷に招待したんだよね?だったら一つ言っておきます。」
京「願い叶ってないんですよ!!」

京谷は紫を不気味な空間から引きずり出し、そのまま投げる。

ブ「ンッ?何事デスカ?」
京「さて、紫さん。覚悟は良い?」

京谷は左腕を『世界《ザ・ワールド》』に変化させ、ポキポキと鳴らしながら歩み寄る。

紫「ちょ、ちょっと待って!!お願い話を聞いて!!」

紫が制止を促す。京谷は歩みを止め、変化を解く。

京「何?変なこと言うなら承知しませんよ?」
紫「分かった、話すわよ。今から言うことについてなんだけど………」

そう言うと紫は、また不気味な空間を出現させ今度は何かを取ろうとしている。
取り出されたのはレポートの様な物であった。

京「これは?」
紫「京谷君の願いを叶える為のレポートよ。ちょうど承諾してくれた別世界のスタンド使いが居る幻想郷があったからね。」
京「何時の間に………」
紫「京谷君がカーズとやらを倒しに行ってる時にね。いやー漸く見つかって良かったわぁ。」
京「紫さん………うん、お疲れ様です。」
紫「反応薄くない?」

京谷は紫の反応を無視し、レポートを捲る。
そこには『樹条 浄夜』(きじょう じょうや)、
ジョースターの末裔と書かれてあった。

京「ジョースターの末裔………ねぇ。」
紫「京谷君の生まれ変わりの元となった『ジョナサン・ジョースター』の末裔よ。どうかしら?」
京「どう………というと?」
紫「貴方の子孫と戦うってことに関してよ。」
京「いや先ず俺先祖じゃないですし、それに末裔とかは関係無いですし………」

京谷はレポートを紫に放り投げ、立ち上がる。

京「それに、俺はDIO寄りですし。だったら………」

京谷は不敵な笑みを浮かべ、紫に向かい合った。

京「DIOの生まれ変わりらしくジョースターの末裔を倒しに行きますよ。」
紫「…………ふふっ。やっぱり面白いわね、京谷。」
プ「おーい京谷、やり過ぎるなよー。」
京「何か違うような………んまぁ良いや。シャーベット、ブロウ。行くよ。」
シャ「荷物の方は?」
京「1日で終わらせるから要らないさ。」
シャ「畏まりました。」
京「紫さん。」
紫「了解♪」

紫は空間操作により、虚空に不気味な空間を作り出す。

京「それじゃあ行ってきます。皆。」
プ「土産話ぐらい聞かせてくれよ。」
咲「行ってらっしゃーい♪」
紫「楽しんできてねー♪」

京谷とブロウとシャーベットは、その空間に歩んでいく。
三人が中に入ると紫は空間を閉じる。
ここから、京谷は『悪役になる』という願いを叶える特別な体験をすることになる。









うぷ主の鬼の半妖です!!
サブタイにもある通り、薬売りさんとのコラボ回でございます!!
初めてのコラボなので、どう転んで行くか分かりませんが楽しみにしていて下さい!!

短いですが区切りが良いのでここまで。
では、薬売りさんの小説と次回をお楽しみに下さい!!


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第2話 invader & gatekeeper

不気味な空間から二人と一匹が出てきた。
京谷、シャーベット、ブロウが『紅魔館』に。

シャ「ここですか、見たところ紅魔館のようですが。」
京「そりゃあ、別の幻想郷といっても建物とかは同じでしょ。」
ブ「全ク、京谷様ノ目二悪イ。モット黒クシタ方ガ宜シイノニ。」
京「ありがとう、ブロウ。後シャーベット、スタンドを発動させて俺を守ってくれ。」
シャ「御意。『俺に構うな!!』」

京谷は何故かシャーベットに命じてスタンドを装着させる。
すると、その瞬間、周囲の色が失われた。即ち………

シャ「時止め………」
京「そう、そして………」

京谷が指さす方向をシャーベットは見た。十六夜咲夜であった。

咲?「!?な、何故止まった時の中を………しかも二人!!」
京「シャーベット、あれは別世界の咲夜だ。












       思う存分にやれ。




京谷は、その一言だけを雰囲気を変えて言い放った。
直ぐにシャーベットは頷き、戦闘態勢に構える。
対し、目の前に居る十六夜咲夜には………恐怖があった。

咲「(な………何が………起きて………今、目の前の奴から………こんな………こんな………)」

咲夜は言葉に表せなかった。それもそうだ、DIOのオーラは精神を徐々に蝕んでいくのだから。

シャ「フッ!!」
咲「!?がぐっ!!」

瞬間、DIOのオーラに負けた咲夜は、シャーベットの拳を鳩尾に受けた。その影響で呼吸困難に陥る。
同時に周囲の色が戻された。即ち時が動いた。

咲「ごほっ!!がふっ!!がはっ!!」
シャ「京…「ここでは『DIO』と呼べ。シャーベット。」………御意。DIO様、如何なさいましょう。」
咲「(でぃ、DIO?………一体………何を?………)」
京「気絶させろ。私は当主と話をする。ブロウ、門番を潰せ。次に向かってくる侵入者に対応しろ。」
ブ「侵入者………トハ?」
京「………首の痣が………疼くのだ………ジョースターの末裔が、こちらにやって来るのだ。それを対処しろ。」

京谷は首の痣を触りながら言った。

ブ「了解シマシタ。」

ブロウは門の所まで行った。シャーベットは咲夜を気絶させた後、京谷と共に内部へと足を進める。











京谷とシャーベットは紅魔館内部に侵入し、とある少女と……いや、フランドール・スカーレットと出会った。

フ「………誰?」

その声は震えていた。目の前の京谷に………DIOのオーラを放っている京谷に怯えていた。
京谷は、そっとフランの耳元に近付き………

京「大丈夫………大丈夫さ………安心して良いんだよ………君は安心してて良いんだよ………」

その言葉にフランドールは震えを止め、安心した。
それと同時にフランドールの意識は消えた












~ブロウside~

ブ「他愛無イ………ソシテ、実二呆気無イ。」

ブロウは門の上に鎮座し、空を見ていた。美鈴は門の一部にめり込まれ、意識を失っていた。
ブロウは京谷から言われた『ジョースターの末裔』が来るのを待っていた。
そして、それは現れた。二人………うさ耳と派手な赤の服を着た緑髪を連れて。
しかし彼らは先に美鈴に向かっていった。

?1「『クレイジーダイヤモンド』。」

その男は、姿が変わると怪我をしている美鈴に手を当てた。
美鈴の傷は、治っていった。
ブロウは、それを見ると直ぐに一体黒の烏スタンドを出し京谷に知らせる。
ブロウはゆっくりと立ち上がり水色の烏スタンドを出し………一発レーザーを放つ。

?2「危ない!!」

うさ耳が男を抱え、その場から離れる。
男が立っていた場所には、人間並の大きさの氷が現れていた。

?1「な、何じゃあこりゃあああ!?」
?3「五月蝿い!!」
ブ「アホー。」
三人「!?」

その三人はブロウの方向を見た。三人は、ある意味呆気にとられていた。そして………

ブ「………貴様ラガ『スタンド使イ』カ?」

静寂が訪れた。そして………

?1「アイエエエエエエ!?烏!?何で!?」
二人・ブ「黙れ(レ)。」
?1「orz」

罵倒によって男が項垂れた。この時ブロウは「(こいつ、メンタル弱っ)」と思っていた。

?2「それで!?アンタは何者!?」

うさ耳が怒鳴り散らしてくる。ブロウは汚物を見る様な目をすると………

ブ「喧シイ、女ノ言ウコトヲ誰ガ聞クカ。」
?2「んなっ!?」
ブ「俺ハナ、女ガコノ世デ一番嫌イナンダヨ!!失セロ!!」
?2・3「烏に言われたく無いわよ!!」
ブ「餌ト巻キ髪二言ワレタクナイワ!!」
?2「誰が餌ですって!?浄夜!!コイツはアタシが引き受けるわ!!さっさと行っt「サセルトデモ?」!?」

ブロウは水色の烏スタンドからレーザーを放ち、扉を氷付けにさせた。

?3「くっ!!爪弾で氷を!!」
ブロウ「サセルカ!!」

ブロウは茶色の烏スタンドを出現させ、その女にレーザーを放つ。その女はレーザーを避けた………が、
レーザーが当たった場所から土柱が迫る。

?3「なっ!?くそっ!!」

女は爪を発射し、土柱の動きを停止させた。土柱を破壊して。

ブ「ホォ、中々ノスタンドパワーダナ。」
?3「それはどうも。敵に言われても嬉しくないけどね。」
ブ「ダガ、アイツト『アノオ方』ニハ全テ無意味。ソノ力ハ通用センナ。」
?3「…………何ですって?」
?1「『五十嵐京谷』のことか!?」

ブロウは驚くと同時に、殺気を放った。三人は少し警戒態勢を強化する。

ブ「………貴様、今何ト言ッタ?」
?1「………何?」
ブ「


















 アノオ方ノ名ヲ口二出スデナイ!!無礼者!!







?1「なっ!?」
ブ「貴様ノ様ナ下濺ナ猿ガ!!アノオ方ノ名ヲ汚スデナイ!!貴様ハ、コノ『ブロウ』ガ直々二……!?」

ブロウの近くには何時の間にかシャボン玉が迫っていた。
ブロウは赤の烏スタンドを出しシャボン玉を破裂、レーザーで攻撃をする。
うさ耳が立っていた場所には炎があった。

?2「炎、氷、土………一体幾つスタンドを持ってるのよ?」
ブ「フンッ。先ズハ餌ソノモノカラ始末サレニ来タトハナ。良イダロウ、纏メテ始末シテヤル!!」
?2「誰が餌よ!!」

門での戦闘が、今行われようとしていた。














~京谷side~

京「実に呆気なかったな。シャーベット。」
シャ「えぇ。まさか、逆に『手伝う』ことになってしまうとは。と、申されましても当主は一切関与せず場所を提供するのみとは。」
京「それがやり易い。」

京谷の元に黒の烏スタンドがやって来た。

ブ(黒)「伝達!!伝達!!スタンド使イガ現レマシタ!!」
京「そうか………ご苦労だな。ブロウ。」
ブ(黒)「デハ、コレニテ。既二戦闘ガ始マッテオリマスノデ。」

黒の烏スタンドはブロウの元へと帰っていく。

京「………シャーベット、この大図書館の通路の守護を頼めるか?」
シャ「御安い御用でございます。」
京「………期待しているぞ、シャーベット。」
シャ「貴方の期待に答えましょう。DIO様。」

京谷はシャーベットを残し、大図書館へと歩みを進めるのであった。









どうも皆様、うぷ主の鬼の半妖です。
遂に動き出したよ、お三方!!誰が出てくるかは………もう、分かってますよね?

次回、ブロウvs主人公+二人の対決をお楽しみに!!


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第3話 VEROW is especially crow

ブロウはスタンドを引っ込め一気に上昇した後、白い烏スタンドを出す。そして、レーザーを放つ。

?3「爪弾!!」

巻き髪の女は自身の爪を弾丸の様に撃ち、レーザーと衝突させる。しかしブロウは………にやりと微笑んだ。
瞬間、レーザーを中心に視界が遮られる程の光!!

?3「なっ!?」
?2「ひ、光!?これじゃ視界が!!」
?1「目が!!目がアアァァァァァ!!」
ブ「(一人ネタに走ってるが………関係無いな)」

ブロウは光より上に上昇し、五体の烏スタンドーー赤、青、水色、黄、茶ーーを出し、一気にレーザーを放つ。
光が少し晴れると、レーザーが見える。それは相手している三人にも同様に。

?3「フッ!!」
?2「ッ!!」
?1「おわわっ!!」

それぞれ巻き髪には水色のレーザーが掠り、うさ耳には赤と茶色のレーザーが放たれるも避け、男には青と黄色のレーザーが放たれるもギリギリで回避する。
それぞれ青のレーザーからは水が噴出、赤のレーザーからは炎、水色のレーザーからは氷、茶色のレーザーからは土柱、黄色のレーザーからは電気が三人を襲う。

?3「!?し、しまった!!氷が!!」

巻き髪の女の右腕には氷が纏わっていた。

?2「チイッ!!」

うさ耳の周囲には炎と、土柱が迫っていた。しかし、土柱をジャンプして避ける。

?1「アビャアアアァァァァアダダダ!!」

男は青のレーザーで水を浴びてしまう。黄色のレーザーは直接当たらなかったものの、先程浴びた水で電気が伝わり感電。
ブロウは、またも白い烏スタンドでレーザーを放つ。

?3「また!!」

巻き髪の女は既に手の部分だけ氷から露出していた。

?3「ACT4!!」

爪が発射される。それと同時にスタンドが出現する。

ブ「ナッ!?」
「チュミミーン!!」

爪弾はレーザーを貫き、ブロウにラッシュを食らわせる。
貫いた衝撃で光で視界が奪われるが、相手には関係無い。

?1「目が!!目がアアァァァァァ!!」
?2「五月蝿いわよ浄夜!!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」
ブ「ガガガガガギギググガアァァ!!」

ブロウはさらに飛ばされ、紅魔館のとある窓に入っていく。

浄「逃がすか!!雛、氷破壊してくれ!!」
雛「浄夜!?もう大丈夫なの!?」
浄「レッドホットチリペッパーになって動いたから電気が消費されたから平気。目はアウトだけど。」
?2「駄目じゃない。」

そんなことはどうでも良くて。
雛と呼ばれた女は、扉の氷を爪を回転させて氷を破壊し三人は扉を通り紅魔館へと侵入する。

















~京谷side~

京「…………と、いうことだ。少しの間で良い、ここを貸してくれまいか?」
パ「…………先ずは、そのオーラをどうにかしてくれたら助かるのだけど?」

京谷は、この世界のパチュリーと話の途中であった。
しかし、相手も中々警戒態勢を解いてくれない。
そんな時、窓ガラスが割れる音がする。

京「………すまないが、少々用事が出来た。少し待っていてくれるか?」

パチュリーは椅子に座る。京谷は外へ、音のした方向に走る。
京谷が出ていった途端、パチュリーは咳き込んでしまう。

パ「ごほっ!!ごほっ!!」
小「パチュリー様!!大丈夫ですか!?」
パ「だ、大丈夫………と言いたいわね。あのオーラ………禍々しすぎて吐きそうになってたわ。あんな高々16年しか生きていない人間に。」

そう言ってパチュリーはまだ咳き込む。
















京谷は音のした二階に移動する。そこにブロウが居た。だが、ブロウの体は永遠に回り続けていた。
京谷は理解したのかオーバーヘブン状態になり、ブロウの体に触れる。
ブロウの回転は京谷が触れると直ぐに消え去った。

ブ「ディ、DIO………様………トンダ………無礼ヲ………申シ訳……」
京「喋るな。予定変更だ、屋上に行くぞ。」
ブ「アイツニハ………何ト?………」
京「確か………真下に居るな。『変化者《チェンジャー》』」

京谷はスタンドを出現させ、下に居るシャーベットに要件のみを伝える。

シャ『何用でございますか?DIO様。失礼ながら、現在ジョースターの末裔と思わしき人物と、その仲間と対峙している最中でございます。』
京(チェ)「要件のみ伝える。変更で俺は屋上にて待つ。良いな?」
シャ「御意。そして必ずや、このシャーベットがDIO様の望む結果にしてみせましょう。」
京(チェ)「期待しているぞ、シャーベット。」

京谷はスタンドを戻し、ブロウを連れて屋上に向かう。













~シャーベットside~

シャ「………さて、今話した通りだ。貴様らをここで潰す。」
雛「やれるもんなら、やってみなさい!!ACT4!!」

雛と呼ばれた女は、もう一度爪弾を放つ。
そして、それはシャーベットの着ていたローブに当たった。
当たったが………シャーベットは爪弾を掴み、破壊した。

浄「オウノー!!ベリーショック!!」
雛「ま、まさか………ACT4が………潰された………あ、有り得ない………」
シャ「ふん、他愛ない。こんな爪一つで殺せるならば苦労はしなかっただろうに。」

シャーベットは潰した爪を、そのまま投げて返す。
その速度は、人間が出せるものでは無かった。おおよそ、時速160㎞!!

浄「危ねッ!!」

その男は危なげに避けた。男は、あと1㎜程間を空けていなかったら爪の餌食になっていた。

シャ「避けるか。中々素早い奴よ。」
浄「(あ、危ねー!!ギリギリだったー!!)」
シャ「だが、このシャーベットに勝てぬ相手では無い。




    貴様ら纏めて始末してやる!!





そして、第二ラウンドに突入するのであった。












どうも、うぷ主の鬼の半妖でございます。
………ブロウちゃん、何か呆気ない。(オマイウ)
と、まぁ続いてはシャーベットvs三人ですよ。
今度は長引かせますから覚悟してくださいね。

では、次回もお楽しみに。


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第4話 Crazy STAND

互いに気を許さない状況で、三人は呼吸を整えていた。三人にとっての眼前の敵、シャーベットは一歩、また一歩と三人に近付く。何事にも動じない精神力あっての出来る行動。強者の余裕でもあった。

?2「シャボンカッター!!」

うさ耳の女は距離を取り、シャボン玉の表面をカッターの様に鋭くさせ放ってきた。
しかしシャーベットは………

シャ「フンッ!!」

シャボン玉を叩き落とした。

?2「んなっ!?」
シャ「遅い。」
?2「!?」

シャボン玉を叩き落とされ驚いている瞬間にシャーベットは接近し、うさ耳の女の鳩尾に拳を入れる。

シャ「ハアッ!!」
?2「ぐほっ!!」

しかし、その威力は桁違い。人間の放てるパワーでは無かった。それは、うさ耳の女の体を吹き飛ばし廊下に風圧で少々瓦礫が生まれる。

浄「うどんげ!!」
雛「ACT3!!」

雛は地面に爪弾を打ち込む。するとシャーベットの後ろの地面から爪が発射された。
そんなことを予測していたかに爪弾を掴んだシャーベット。
しかし、後ろは見ておらず腕を後ろにまわして爪弾を掴んだ。

雛「こ、これも!?」
浄「『世界《ザ・ワールド》』!!時よ止まれ!!」

浄夜は自身を『世界《ザ・ワールド》』に変身し、時を止める。これで相手は理解出来ず、動けない。そう思っていた。

シャ「貴様『も』時を止めるのか。」
浄「!?何っ!?」

浄夜は驚いていた。何故なら、シャーベットも止まった時の中を動け、認識出来ていたのだ。
その一瞬の隙を突かれ、シャーベットは浄夜に蹴りを放つ。

浄「くそっ!!無駄ァ!!」

脚を殴り付けて防御と同時に攻撃をした。これで脚は骨折または、もう動かせないであろう。………だが、

シャ「………何かしたか?」
浄「!?」

シャーベットは蹴りに使った脚の膝を曲げ、引っ込ませた後バネの様にもう一度蹴りを放つ。それは浄夜の腹部に入る。

浄「ぐほっ!!」

腹部に入った足は、浄夜の口から血が混じった唾液が滴る。
そして、地面を三回バウンドして飛ばされた。
そして、そこで時が動き出した。

雛「浄夜!!」
浄「(い、意識が………持ってかれる………これは………人間が………持つ力じゃねぇ………化け物だ………)」

シャーベットは溜め息をついた後、雛に向く。

雛「!!!」
シャ「次は貴様の番だ。DIO様からは全力で行けと命令されている。………もし、ここで負けるとあらば、DIO様はさぞかし失望することになる。その様なこと、有ってはならぬ!!」

雛は何を言っているのか分からなかった。
しかし、シャーベットは一歩、また一歩という様に雛に近付く。
そこに銃声。シャーベットに向けられた物だが、シャーベットは効いている様子も無い。
振り向くと、倒れながらも銃を構えている浄夜が居た。

雛「浄夜!!」
シャ「ふむ、あれを耐えるか。」
浄「おいテメエ。何で『あのお方』とやらが俺たちに失望されなきゃならないんだ?」
シャ「………何?」
浄「俺たちは………止める為に来たんだよ。こんなバカな真似をしてる『五十嵐京谷』を!!」

シャーベットは、その言葉を聞くと倒れている浄夜に歩いて向かう。
歩きながら………

シャ「………あのお方は、DIO様は………あまりにも退屈になされていた。」
浄「………何?」
シャ「DIO様は度重なる冒険を続けられた。そして、何時しか冒険が生き甲斐となっていったのだ。貴様らには分かるまい。DIO様が、どの様にして生まれ、どの様な過酷な運命を歩き、どの様な力や希望を手に入れられたのかを………。」
浄「………俺たちは、そんなもの知らない………だが、今分かるのは………紅魔館を乗っ取った、バカでアホらしいことしてる『五十嵐京谷』を………止める!!」
シャ「ならば止めて見せてみよ!!その覚悟、どの程度の物かハッキリとさせてやる!!」

シャーベットは浄夜に近付き、浄夜を踏みつけようとする。

雛「ッアァ!!」

しかし、雛が足払いを仕掛ける。が、

シャ「私には効かぬわ。」
雛「!?」
シャ「フンッ!!」

シャーベットは雛を蹴り、壁に衝突させる。

雛「ガハァ!!」
浄「雛ッ!!」

シャーベットは浄夜に向き、足を踏みつける。

浄「ガフッ!!」
シャ「さぁ、貴様の力とやらを見せてみよ!!まだこんな物では無いだろう!!」
浄「ッアアアアアアアアアアア!!『クレイジーダイヤモンド』!!」

浄夜は変身し、地面を抉り取るとおもいっきり投げつける。
しかしシャーベットには効かなかった。抉り取られた部分はシャーベットの後ろに転がっていく。だが、シャーベットは別のことに苛立ちを覚え浄夜を踏みつける。

浄「ガハッ!!」
シャ「貴様!!この戦いを侮辱する気か!?」

シャーベットはジャンプし、膝で追撃を仕掛ける。
その時、シャーベットのローブのフードが浮かび顔が少しだけ見えた。

浄「うどんげぇぇぇぇ!!顔面狙って撃てえぇぇぇぇ!!」
シャ「!?何ッ!!」
鈴「シャボン………ランチャー!!」

鈴仙と呼ばれたうさ耳の女は、シャボン玉を放つ。
それはシャーベットの顔面に正確に当てた。

シャ「し、しまった!!体勢が!!」

シャーベットの体勢は少し仰け反る様な体勢であった。加えて滞空し、防御が出来ない状況にあった。

浄「『スター………プラチナ』!!」

浄夜はスタープラチナに変身し、シャーベットの顔面狙って拳を放つ!!

浄「オラァ!!」
シャ「ぐ、ガファ!!」

殴られて地面に亀裂が生まれる。そしてシャーベットは倒れた。

浄「ッハァ!!ハァ………ハァ………ハァ………か、勝った………」

浄夜は、そのまま倒れそうになるが駆けつけた鈴仙に支えられる。

鈴「平気!?」
浄「へ、平気………って言いたい。」
雛「コイツ………結局どんなスタンド能力だったのかしら?」

雛も壁から脱出し、ふらふらではあるが浄夜と鈴仙に近寄る。

浄「待ってろ………今、二人とも治して………ぐっ!!」
鈴「はいはい、怪我人は安静にしてなさい。こちらが待っていたとしても気にも止めないでしょうし。」
雛「ここは、一旦回復に専念しておきましょう。浄夜。」
浄「………早くしなきゃな。」
鈴・雛「ハァ……………」
















~京谷side~

京「………シャーベットを倒したか。準備をするぞブロウ。」
ブ「デスガ、何ヲスルオツモリデ?」
京「なに、簡単な事だ。移動するのだよ。」
ブ「ドチラヘ?」
京「我が『アナザーワン・ザ・ワールド』を使い、大図書館へと移動する。なに、心配は要らん。パチュリーには退出させるだけだ。」

京谷はスタンドを変化させ、能力を発動させる。

京「『俺だけが認識でき、動ける時間』」

その瞬間、周囲の色が失われた。
そして、その中は京谷のみが動けていた。
右腕を『ステイッキーフィンガーズ』に変化させ大図書館までショートカットをした後、パチュリーと小悪魔を外に追い出し、ゆったりと休む様に座る。

京「時間解除。」

周囲の色が戻される。
京谷はスタンドを遠距離タイプに変化させ、本を取り読みふける。

その姿は、見る者を魅了する程の美しさを併せ持っていたという。






皆様、どうも。うぷ主の鬼の半妖でございます。
ちょいとばかしシャーベットは手強くさせました。
さて、最後は最終決戦となります!!これはパート3まで続けようと思います。
では、次回もお楽しみに


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第5話 Changer

今回は京谷君視点で書かせていただきます。


京「…………ふむ、成る程………ほぉ………」

俺は今、本を読んでいる。中々興味深い情報だな。面白い。
そうこうしている内に………入ってきたか。ジョースターの末裔が。

京「………来たか。」

何時もの通り、DIOのオーラを使って喋る。
三人………か。だが、何故三人からジョースターの反応が出ているのだ?………壁の目。いや無いな。あったとすればブロウが知らせてくれるからな。
じゃあ………一体なんだ?

浄「お前が………『五十嵐京谷』か?」
京「………如何にも。私が五十嵐京谷だ。君は………樹条浄夜、といったかな?」

目の前の男、『樹条浄夜』は少し驚いたが直ぐに落ち着いている。ほぉ………中々きもが据わっているじゃあないか。

京「君が………鈴仙・優曇華院・イナバだったか?」

俺の方では鈴仙と呼ぶうさ耳を指さしながら名前を答える。驚いている。仕方無いな。後の1人は知らないな。………まぁ良いか。調べれば良い話か。
俺は自分のスタンド『変化者《チェンジャー》』を出した。

浄「!?そのスタンドはッ!!」
京「そう、君たちが見たスタンド。コイツは私のスタンドなのさ。」

俺は椅子から立ち上がり、本を机に置いて三人に歩み寄る。
ゆっくりと。
三人は警戒態勢を取る。んまぁ関係ないがな。
相手には聞こえない程、小さく。

京「『チェンジャー アナザーワン・ザ・ワールド』





   『俺だけが認識でき、動ける時間』





周囲の色が失われた。そして、動けるのも認識できるのも俺のみ。
右腕を『ヘブンズドアー』に変化させて後の1人に手を当て、中身を見る。
『鍵山 雛(かぎやま ひな)』。厄神と呼ばれる種族、神か。右腕を元に戻してと。
変化させたスタンドで雛を殴り、俺は三人から20メートル程離れる。

京「時間解除。」

周囲の色が戻された。それと同時に雛が後方へと吹き飛ばされる。
浄夜と鈴仙は吹き飛ばされた雛の方に向く。

浄「何ッ!?」
鈴「い、何時の間にッ!?」

俺はその間にスタンドの変化を解除し、浄夜と鈴仙に話しかけた。

京「名前が分からなかったのでな。序でに戦力を潰しておいた。」
鈴「ッ!!!アンタ!!!」
浄「テメエ、随分とイカれてやがるな。俺でも認識出来ない能力を使うなんてなぁ。」
京「………ふむ。能力と考える辺り、まだ詳細は分からない様だな。まぁ、その方が都合が良い。」

左腕を『スティッキーフィンガーズ』に変化させる。すると、2人は驚いた。予想通りだが。
そんなことも気にせず、右手でジッパーを取り地面にジッパーを取り付けて開く。
そこからレッキングボールを取り出す。

浄「!?レ、レッキングボール!?何でテメエが!?」

浄夜の言葉には耳を傾けない。いや聞く必要すら無い、と言った方が良いな。

京「………回転の技術をくれた者には感謝しなければな。」
浄「!?一体どういうk……」

有無を言わさずレッキングボールに回転の技術を乗せて放つ。結構スピードが上がったな。

浄「『世界《ザ・ワールド》』!!!時よ止まれ!!!」

ほぉ、自身を変身させるスタンドか。時は止められているが俺は動けるので関係ないがな。
浄夜は動けない鈴仙を抱えて逃げたか。
無駄なことを。

浄「時は動き出す。」

時が動き出した。だが、レッキングボールの真骨頂はここからよ。レッキングボールの表面にある小さな球体が、一気に放出される。

浄「『20th センチュリー・ボーイ』!!」

浄夜は鈴仙を庇い、スタンドを着て防御したか。確かあれは絶対防御のスタンド。但し身動き出来ないが、今は防御だけで良いからな。レッキングボールも手元に戻り、小さな球体も戻ってくる時に全て帰ってきた。

京「見事だ、樹条浄夜。中々の判断力よ。」
浄「敵に言われても嬉しく無いね!!!」
京「その判断能力に賛美を称し、私からは1つ秘密を教えようじゃあないか。」

そのことに浄夜と鈴仙は驚いている。まぁ気にすることも無いがな。

京「私のスタンド『変化者《チェンジャー》』というのだがな、能力が『変化する』という単純な能力なのだよ。だが、simple is bestという様に、コイツは強いぞ。何せ『俺が知っているスタンドであれば何にでも変化出来る』のだからな。例え………」

俺はスタンドを出して、変化させる。それは………

京「『貴様が知らないスタンドにも』な。」

『J・T・R』。能力が『殺す』というシンプルな名前だが恐ろしい能力のスタンドだ。
俺は脚を『星の白金《スタープラチナ》』に変化させ、一気に浄夜に向かって駆ける。

浄「『赤の魔術師《マジシャンズレッド》』!!!」

浄夜は変身して炎で壁を作ったな。だが!!!
それは通用せんぞ。スタンドが持っているナイフで炎を切り裂く。すると、炎は消え失せた。

浄「何ィッ!?」

良いな、その驚きの表情。もう一度踏み込んで、浄夜にナイフを当てようとする。

浄「『星の白金《スタープラチナ》』!!!」

スタープラチナに変身して、ナイフを避けてスタンドの腕を掴む。ふむ、中々の動体視力に身体能力。

京「実に素晴らしいな。やはり、君には期待出来る。」
浄「ふざけんな、テメエに期待されても嬉しかねぇよ。」
京「では、私の期待に答えられたから、また1つ能力を教えようか。」
浄「!?どういうことだ?」
京「今の私のスタンドには能力として『殺す能力』が存在しているのだよ。この能力は、例え不死の者であろうと現象であろうと全て殺すことが出来るのだよ。」
浄「!?何だとッ!?」

驚いている浄夜を尻目に、俺は距離を取る。

京「折角だ。私の話を少し聞いていくといい。」

浄夜は何が何だか分からない表情をしている。どうでも良いがな。

京「そうだな………ある昔話でも聞いていくと良い。」

俺は語ることを始める。俺の過去を。業を。











どうも、うぷ主の鬼の半妖でございます。
今回は京谷君視点で書かせてもらいました。上手く出来てるかな?

関係ないですが、スタンド案の裏話を少し。

京谷君のスタンド『変化者《チェンジャー》』は元は
『スタンド使いの属性が変化すると同じ様に変化する』能力でした。
スタンド使いの属性という点なんですが、京谷君が全属性の霊力を使えるという設定だったのですが、スタンドに変化するという単語が出てきたと同時にこの設定は廃止しました。

あ、因みに五十嵐京谷という名前は即興で思い付いた物です。

では、次回もお楽しみに。


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第6話 Reincarnation

俺は相手を、樹条浄夜を見る。全く俺は唯昔話をするだけなんだがな。

京「なに、そんなに身構えるな。そう、唯の昔話のことだ。」
浄「………はっ?」

浄夜と鈴仙は何がなんだか分からない様子をしている。当たり前か。今から自分の『過去』を話していく………いや、俺の『正体』を話していくのか。

京「………そうだな、昔の話だ。ある時、青年が居た。その青年は少々特殊であった。」

俺は棚から本を一冊手に取り本を捲る。

京「おぉ、これはネクロノミコンか。中々面白い本なのだが、普通の人間や耐性のない者では発狂するらしい代物なんだそうだ。面白いんだがな。」

本を捲りながら、昔話を続ける。いや、本は読むぞ。本だけは読み続けなければ言語が理解できないからな。

京「その青年は己が内に光と闇を抱えていたそうだ。だが、それを狙う者も居た。その青年は狙う者と対峙し、勝利を遂げたそうだ。」

俺は本を閉じて、浄夜の方に視線を向ける。

京「………以上だ。」
浄「………はぁ???」
京「『それだけ』と言ったのだよ。言葉が分からなかったのか?樹条浄夜。」

目の前の男、樹条浄夜は恐らく心の中では呆れているのだろう。期待外れで。
だが、その表情も、その思い込みも崩してやろう。

京「以上が、私の『過去』だ。」
浄・鈴「!?」
京「何だ?鳩が豆鉄砲をくらった様な顔をして?どうしたと言うのだ?」

まぁ、この反応は驚くことを隠せない表情だな。さて、ここからが面白くなる。

京「いや、『過去』ではなく『正体』と言ったところか。」
鈴「正体?」
京「そうだな。あまり自分から言うのもなんだが、この私の正体を教えようかとな。」

俺はDIOのオーラを無理矢理だが増幅させる。ちょいと疲れるが、少し言えば解除しようか。

京「………私の名は五十嵐京谷。『光』と『闇』の生まれ変わり、即ち『ジョナサン・ジョースター』と『DIO』の生まれ変わりだ。」
鈴仙「なっ!!!?」
浄夜「何だとッ!!!?」

そう言った時の二人の表情。やはり驚きを隠せず、声をだしてしまったか。だが、俺も解除しようか。疲れるからな。
つまり、殺気を放つのを止めるのだ。まぁ部屋に充満している殺気まではどうしようもないか。

京「さぁ。始めようか。『聖なる末裔』と『光と闇の生まれ変わり』との対決を!!!」
京「『星の白金・世界《スタープラチナ・ザ・ワールド》』!!!」

右腕を変化させ、時を止める。確かコイツで13秒は止められるんだったな。

京「『変化者《チェンジャー》』!!!」
浄「『星の白金《スタープラチナ》』!!!」

俺は自分のスタンドをそのまま、浄夜はスタープラチナに変身し、拳と拳を衝突させる。

チェ「無駄ァ!!!」
浄「オラァ!!!」

浄夜はどの程度動けるのか。それを検証する為、少々動くか。

京「『スティッキーフィンガーズ』!!!『世界《ザ・ワールド》』!!!」

左腕をスティッキーフィンガーズに、下半身をザ・ワールドに変化させ俺も攻撃を仕掛ける。
先ずは拳をぶつけているチェンジャーで足払いを仕掛ける。

チェ「!!!」

浄夜は後ろに飛び退くことで足払いを回避する。俺を忘れていないか?俺は回転しながらジャンプをすることで接近し、右腕で裏拳を一発。左足で足払いを仕掛ける。

浄「ッ!!!」

裏拳は止められたが、足払いは効いたようで浄夜のバランスが崩れる。そこにチェンジャーの追撃だ。
俺を踏み台とし、踵落としを食らわせる。

チェ「無ッ駄ァ!!!」
浄「チィ!!!オラァ!!!」

ほお、バランスを無理矢理取り戻してチェンジャーの攻撃を右手の拳で防ぐか。俺も居るがな。
浄夜の右側に移動し蹴りつける。

京「無駄ァ!!!」
浄「ぐおっ!!!!」

命中。浄夜の右横腹にヒットしたか。
チェンジャーを着地させ右回りに回転させた後、大きく踏み込みパンチを一発。

チェ「無駄ァ!!!」
浄「ゲハッ!!!」

腹部に入ったが、地面に踏ん張って留まらせたか。
今は……まだ5秒か。
んお?ほぉ、彼方は5秒が限界と言ったところか。
浄夜に近付き、耳元で話しかける。

京「私の時止めの時間。知りたいか?………この状態で13秒は止められる。ザ・ワールドは、その2倍程だな。」

左手でピースの形を作り、浄夜に見せる。今の心の中は恐らく………一種の『絶望』だな。まぁ原作と違うのだ。絶望するのも無理は無いな。

京「私が思うに、樹条浄夜。貴様は原作通り、ザ・ワールドで9秒。スタープラチナ・ザ・ワールドで5秒程しか止められない訳か。」

まぁそのことを話しても意味は無いか。チェンジャーでラッシュを仕掛ける。

チェ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!」

俺は少し離れる。ついうっかり巻き添えだけは食らいたくないからな。

京「時は動き出す。」

時が動き出した。浄夜の体は大図書館の壁に衝突、壁にクレーターが出来る程の威力で飛ばされていた。

鈴「浄夜ッ!!!?」
京「さて、次は君の番だな。」

俺はゆっくりと鈴仙に近付く。浄夜は今は動けそうにない為、心配する必要もない。

鈴「シャボンカッター!!!」

シャボン………成る程、シーザー・A・ツェペリの能力か。

京「『キングクリムゾン』」

左腕を変化させ、時を飛ばした。飛ばした時間の中を動き、鈴仙の後ろに立つ。
時飛ばしが終わると、鈴仙は辺りを見回していた。

京「貴様は面白くないな。消えろ。」
鈴「!?」

俺は鈴仙の首に手刀を当て気絶させた後、上に放り投げてチェンジャーでラッシュを仕掛ける。

チェ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!」

鈴仙の体は天井にめり込み、ゆっくりと落下していった後、体を動かさなかった。
まぁ最悪死んだとしても真実を上書きすれば良いだけの話か。

浄「ッぁぁぁああああアアアアアア!!!」

突如として浄夜が雄叫びをあげた。仲間の危機にはどの様な絶望の状況でも力を越えるタイプの人間か。それでこそ倒しがいがある!!!

浄「てめえ、よくもッ!!!」
京「はっ!!!憎いか!?悔しいか!?仲間がやられて腹立たしいか!?ならば、この俺を倒してみろ!!樹条浄夜ッ!!!」
浄「っぁぁぁああああアアアアアアアアアアアア!!!」

壁から脱出し、俺に立ち向かってくる浄夜の姿。やはり、人間は素晴らしい!!!その本気、見せてみよ!!!












どうも、うぷ主の鬼の半妖でございます。
………はい、どんどん終わりへと近付いて参りました。
そろそろコラボも終わってしまう………( ;∀;)
次回は最終決戦!!!京谷vs浄夜。お楽しみに!!!


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第7話 Anotherone・the・world

浄「『星の白金《スタープラチナ》』!!『世界《ザ・ワールド》』!!」


壁に埋まりながらも浄夜は脚をザ・ワールドに、右腕をスタープラチナに変えた。ほぉ、細分化できるのか。はてさて、それがどれ程の物か見せてもらいたいが………


浄「オラァ!!!」


両腕で防御をするも、地面が踏ん張ったことにより抉れた。怒りで我を忘れているとはいえ、ここまで威力が上昇するのか………少々誤算ではあるが、構わないだろう。

何せ、俺には絶対初見じゃあ攻略出来ない能力が有るのだからな!!見せてやろう、我が共鳴によって生まれた規格外の能力を!!!


京「チェンジャー アナザーワン・ザ・ワールド!!」


さぁ、新たな切り札と言うべきスタンド『アナザーワン・ザ・ワールド』の能力を知らしめてやる!!!


京「【俺に攻撃は当たらない時間】!!!」


チェンジャーの右手の甲の時計型スイッチを押す。
だが、コイツは劣化型。持って1つ30秒、再使用に1つ2分懸かる。3つ合わせて1分30 秒。つまり残りの30秒間は隙が生まれる。

浄夜の蹴りが迫ってくる。本来であれば、ここで避けなければ俺は死ぬ。だが、

浄夜の蹴りは当たらなかった。それどころか、『浄夜自身の脚が私に当たらない様に膝を曲げた』のだ。


浄「なっ!?何がッ!?」

京「ハッハッハッハッ!!!貴様の攻撃は当たらない。我が『アナザーワン・ザ・ワールド』の【時間を決定する】能力には誰も敵うまい!!」


何故ここで秘密をばらすのか?簡単な事だ『フェアじゃない』。つまり、ハンデを与えてるに過ぎん。この能力にどう対処するか、そこが楽しみであろう?

浄夜の膝が曲がった脚を掴み、背負い投げの要領で浄夜を地面に叩き付ける。


浄「ガフッ!!!」

京「『キラークイーン』!!」


自身の右腕を変化させキラークイーンで爆弾に変える為、浄夜に触れようとする。


浄「ッ!!!オラァ!!!」


!?ザ・ワールドにした脚を使い地面を蹴り、右手に触れない様に俺の右腕にしがみついた!?この判断力はッ!!!


浄「オラァ!!!」

京「チイッ!!!」


浄夜はスタープラチナに変えた右腕を、俺に放つ。
だが、能力の中に今は居るのだ!!その攻撃は当たらんぞ!!!

浄夜の肘が曲がり、攻撃は空振りに終わる。
私は右手で拳を作り、変化させたチェンジャーで浄夜を攻撃する。


C(A・T・W)「無駄ァ!!!」


先程の攻撃で浄夜は飛んでいく。いや、大した攻撃には成っていなかったな。『20th センチュリーボーイ』を咄嗟に胴体に装着させ、二次被害を軽減させたか。

いや待て、『胴体に装着』?確かあのスタンドは全身に装着するタイプだ。だが、それを胴体『だけ』に装着した?
………まさか


浄「オラァ!!!」

C(A・T・W)「ウラァ!!!」


浄夜の攻撃を変化させたチェンジャーで受け止め、私はザ・ワールドに変化させた脚で浄夜の『胴体』に攻撃した。

しかし、浄夜は全く効いていない様であった。それだけならまだ良い。浄夜は左足で俺が蹴った脚を蹴りつけた。しまった、時間が来たのか!!

蹴りつけられると俺の体は宙に浮き、そこをスタープラチナの拳が放たれる。俺も変化させたチェンジャーで拳をガードするも宙に浮かんだ為、飛ばされてしまう。

受け身の体勢で威力を逃がし、再度立ち直る。能力を発動させようと試みたが、その前に浄夜─スタープラチナに変身した状態─が接近し拳を振るう。


浄「オラァ!!!」

京「クガッ!!!」


咄嗟の事で防御が遅れ、腹にぶちこまれる。少々血反吐を吐いたが、動かない訳じゃあない。

だが………やはり面白い!!!この殺気!!!この衝動!!!何れを取っても最高としか言いようがない!!!


京「くははははははっ!!!やはり!!!実に愉快な気分だ!!ジョジョォ!!!貴様のその精神力!!!スタンドパワー!!!この俺にも学ぶべき事が多い!!!最高の経験だ………」


何故ゆえか止まっている浄夜を見る。だが、それで良いか。俺は能力で『不死身の体になる』と決定すると、


京「







  最高にハイッ↑ってやつだぁ!!!ふははははぁ!!!





自身のこめかみに指を突っ込み、頭をほじくりまわす。


京「これ程までに絶好調として晴れ晴れとした気分は他に味わえなかった!!!礼を言うぞ!!!樹条浄夜ァ!!!」


一番ハイッ↑になる。この瞬間が一番楽しい!!!この瞬間が一番興奮する!!!さぁ!!!俺を楽しませ………


京「グガッ!!?」


い、何時の間に!?いや、キングクリムゾンに変身して時を飛ばしたのか!!!背中に切り傷が出来ちゃったじゃあないか。
関係ないがなぁ!!!

浄夜から一旦離れ、体勢を立て直す。切り傷やこめかみの穴は不死身の体なので直ぐに治った。


京「ふははははッ!!!少々悲しくなるが………最終ラウンドだ!!!」

この一発で決める!!!そこに真の美があると、俺は信じているぞ!!!ジョジョォ!!!


浄「ッォォォオオオオオオオオ!!!『星の白金《スタープラチナ》』!!!」

京「『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!!」


互いにスタンドを変えた。光と闇の因縁、それは決して逃れられない『運命』ッ!!!だが!!!運命を認め、突き進む事こそがッ!!!素晴らしき美を生み出すッ!!!

しかし、そんな事を考え付くと同時に………奇妙な事が起こった。

何とッ!!!ぼやけてはいるが、浄夜の右手の甲に………時計がッ!!!時計が存在していたッ!!しかし、浄夜は気付いていない………まさかッ!!!アナザーワン・ザ・ワールドを自分の物としたのかッ!!?だが、時計は………押されているだとッ!!?

ま、まさかッ!!!『無意識に時間を決めた』のかッ!!?

変化させたチェンジャーの拳が、何とッ!!!浄夜の顔スレスレで外したのだッ!!!

そして、浄夜の拳はスタンドの腹部に衝突するッ!!!


浄「オラァ!!!!」

京「グブハァ!!!」


声にならない叫び声を、浄夜は上げたッ!!!そしてッ!!!
 

浄「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!………オラァ!!!」


強烈な痛みが、俺に襲いかかったッ!!!

この時、俺は思った。『初めて負けた』と。

飛ばされている間、浄夜を見ると倒れこんでいた。どうやら力を使い果たしたようだ。

俺の体は壁に衝突し、意識が持っていかれる程吹っ飛んだ。


京「………見事だ、樹条浄夜。その勇姿………特と見せてもらった………『オーバーヘブン』」


意識が持ってかれそうになるも、オーバーヘブンに成り自身の体に触れる。すると、先程までの疲れや痛み、傷は嘘の様に消えていた。

俺は倒れている鈴仙に手を当て、真実を上書きする。

そして、浄夜の元へと歩みより『クレイジーダイヤモンド』に右腕を変化、オーバーヘブンを解除して浄夜の体を治す。


紫「終わったかしら?京谷君」

京「紫さん………えぇ派手に負けましたよ。」

紫「あら?でも京谷君はピンピンしてるわよね?」

京「ですが、僕はスッキリする程負けました。まさか、あれだけの力を持っていたことに驚きを感じています。」

紫2「そうよねぇ、あんな浄夜初めて見たわ。」

京「あ、どうも初めまして。五十嵐京谷です。」

紫2「これはご丁寧にどうも。こちらの世界の八雲紫です。」

プ「派手に負けたか、京谷。」

京「父さん………あぁ、清々しい程に負けたよ。良い経験だ。」

プ「そうか………所で、私たちに出来る事は無いかな?」

京「あー………それじゃあ傷ついてる奴等全員運んで来てくれません?紫さんたちも手伝いをお願いしたいんですけど。」

紫&紫2「お任せあれ。」


その後、傷ついたシャーベットや雛に真実を上書きし、レミリアに頼んで部屋を貸してもらい浄夜たちを別々の部屋で寝かせた。
それと、何故か明日宴会をするとか言ったので俺たちも泊まらせてもらうことにした。………明日起きるのか?











どうも。うぷ主の鬼の半妖です………はい!!!最終ラウンドはお互い引き分けッ!!!って言って良いのかな?分かんないや。

さて!!!次回は仲直り回ッ!!!という名の宴回!!どうなることやら?

次回もお楽しみに!!


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第8話 Dirty deeds done dirt cheap

『翌朝』
………んぅ、眠い。あー疲れた。悪役も疲れた。ってかあんだけDIOのオーラ出したんだ。疲れるのも無理は無いか。


プ「やぁ京谷、目が覚めたか。」

京「父さん、おはよ。」
 
プ「あぁ、おはよう。それより、ちょっと私は浄夜君にご挨拶しようと思っているので退出させてもらうよ。」

京「ん、分かった。そろそろ起きましょうk「きょーやー!!」ふべらッ!!」

咲「あ~♪良かった~♪」

京「さ、咲夜!?ってか頬擦りはストップストップ。」

咲「嫌!!」

プ「それじゃあ、私はこれにて。あぁそうだ、他のスタンド使いたちにも来てもらっているぞ。」

京「………えっ、マジ?」

プ「本当の事だ。では、行ってくるよ。」

京「はーい………」


父さんが部屋から出ると、咲夜が目一杯甘えてくる。いや、良いんだけどさ………


咲「きょーやー♪」

京「どうしたー?咲夜ー♪」

咲「チューしよっ♪」

京「唐突だねぇ。んまぁ良いけどさ。」

咲「んー♡」


こちらに向けて唇を差し出す咲夜。全く、可愛い奴め♪

咲夜の唇を奪う。それだけでも俺たちは、癒しを得られる。得られるのは良かったんだが………


咲「はむっ………んちゅ………むにゅ………♡」

京「!?ぷはっ!!さ、咲夜!?何やってんの急に!?」

咲「だって………ここ最近………その………///シテないじゃない?だから………その………我慢出来なくなって………///」


そっちかー………いや、プライベートで声を小さくして言うならまだしも、こんな別世界で言う事か?んまぁ、責任は此方にあるんだよなぁ。

耳元に近付いてっと。


京「だったら、帰ったらする?」

咲「………うん♡」

京「よし。だったら約束な♪」


もう一度、咲夜の唇を奪う。まぁ、ちょっとした俺たちの約束の仕方だけどよ。

一石二鳥で良いんだけどな。


プ「京谷、浄夜君を連れてk………おっと。」

浄「ん?何かあ…………」

京「…………あ。咲夜。」

咲「ん~?♪………あっ///」


………いやさ、何で?何でこのタイミングで来るのぉおお!?
そそくさと出ていくな!!二人とも!!


京「………と、取り敢えず。部屋から出ようか。」

咲「………あのままでも良かったのに///」

京「なら宴会の時に見せつけるよ?」

咲「………イチャイチャしたいなぁ………」

京「宴会で目一杯すれば良いじゃん。」


そんで、俺たちは部屋から出る。父さんと浄夜と一緒に宴会の行われる場所まで行くのであった。

その途中、何故か浄夜からパルパルという声が聞こえたような………





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『宴会場にて』

シャ「京谷様ッ!!」

京「いや、そう急いで来なくても良いのに。シャーベット。」

ブ「京谷様ー!!」

京「やぁブロウ。どうだい?調子は。」

ブ「オォ!!何トオ優シイオ言葉!!勿体無イデス!!」

京「いや、勿体無いとか良いから。それより、他のスタンド使いは?」

シャ「現在、魂魄妖夢と東風谷早苗を含めた私たちしか居りません。」

京「ありゃ?利久と安神は来なかったか。仕事か?」

シャ「その通りでございます。」

京「それよりシャーベット、もうその体勢良いから立って。お願いだから。」

シャ「御意。」


シャーベットが立ち上がった。やっとか、もう少しラフにしても良いんだけどなぁ。
ついでに、ブロウは左肩に乗ってるし。


浄「あの、プッチさん?スタンド使いって………まさか………」

プ「ん、あぁ。その事か。勿論、私、京谷、シャーベット、ブロウ。そして咲夜と、さっき言ってた魂魄妖夢と東風谷早苗がそうだ。後他に2人居るんだが、仕事の都合で来れなくなったそうだ。」


聞こえてるよ、話。ってか浄夜の口が塞がってない。人数多い事に驚いてんのかな?
ってか、多いかな?

そうしてると紫さんが来た。話か。


紫「やっほー京谷君、お疲れ様ー。」

京「それ昨日も言いました。それより………樹条浄夜君の事について、この世界の紫さんと話がしたいんですが。」

紫「はいはい、ちょっと待って………じゃあねぇ~。」


そう言って此方の紫さんは隙間の中に入り、この世界の紫さんが現れた。


紫2「はいはーい、浄夜について私と話って何かしら?」

京「いえ、大した事では無いです。ただ、『浄夜君に新たな能力が追加された』事に関してです。」

紫2「………新たな能力?」

京「その能力は、事実上『世界《ザ・ワールド》』の時止めよりも遥かに上。さらに使い方次第で全てを支配できる能力の事です。」

紫2「………教えて頂戴。」

京「勿論です。その能力こそ【時間を決める】能力。」

咲「………それって………あのリーバスの!?」

紫2「リーバス?」

京「元々の、この能力の持ち主です。僕も持っていますが、劣化型ですね。」

紫2「………つまり、どういう事を言いたいのかしら?」

京「………いえ、すいません。ただの注意喚起です。失礼しました。」

紫2「そう………よし、さっさと宴会を始めましょう。霊夢たちも来てるし。」

京「そういや最近会ってないなぁ………土産話でも聞かせるか。」

そんな考えはさておいて、さっさと宴会の場に行って飲みに行くぞー!!!




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現在は、浄夜、俺、こちらの咲夜と早苗と妖夢、シャーベット、ブロウ、父さん、この世界の雛、鈴仙が円陣を組んで宴会を楽しんでいる。


京「さて、浄夜君。改めてご挨拶だ。」


俺は手を差し出し、握手を求める。


京「俺は五十嵐京谷。知っての通り、『ジョナサン・ジョースター』と『DIO』の生まれ変わりだ。宜しく。」

浄「俺は樹条浄夜。まぁジョースターの末裔だ。宜しく。」


共に握手を交わす。次は父さんの番。


プ「浄夜君には先程教えたが、エンリコ・プッチ。京谷の父親だ。宜しく。」

浄「よ、宜しくお願いします。」


そして、父さんと浄夜は握手を交わす。次に早苗たち。


早「初めまして!!京谷さんの世界の東風谷早苗です!!スタンド名は………京谷さん、いい加減決めてくれません?」

京「じゃあ、『守護の奇跡《ガーディアン・ワンダー》』なんてどう?」

早「良いですね!!それ!!では改めてまして!!スタンド名『守護の奇跡《ガーディアン・ワンダー》』です!!以後お見知りおきください!!」

浄「よ、宜しく………」

妖「京谷さんの世界の魂魄妖夢です。スタンド名『サムライ・スピリット』です。以後お見知りおきを。」

咲「京谷の世界の十六夜咲夜。そして、京谷の恋人で~す!!♪スタンド名は『J・T・R』よ♪」

浄「………ダメだ、ついてけねぇ。」

京「お疲れ。日本酒でも飲む?」

浄「あ、サンキュ。」


浄夜は猪口に注がれた日本酒を飲み干す。喉直しにはちょうど良いと思うけどね。んで、次がシャーベットとブロウ。


シャ「シャーベット・マルズ。スタンド名『俺に構うな!!』だ。」

京「因みにローブ型のスタンド。能力が【全ての影響を受けない】能力。」

浄「マジもんのチートじゃねぇか!!」


仕方無い。だって、そういう能力なんだもん。俺でも『オーバーヘブン』使わなきゃ負けてた相手だったからねぇ。


ブ「ブロウ。スタンド名『レインボー・レイブン』。最大射程距離3キロダ。」

京「確か、赤、青、水色、黄、茶色、白、黒の烏スタンドで7体のスタンドだな。」


俺たちの自己紹介が終わると同時に、早苗が俺に尋ねてきた。


早「それより!!どうでしたか!?同じスタンド使いとの対決は!?」

京「いやー負けた負けた。でも、途中で良い能力も手に入ったし良しとしますか。」

早「それは一体なんですか!?」

京「黄金の回転。んまぁ共鳴の能力で得たから完全には馴染んでないけど。」

浄「共鳴?」

京「俺のチェンジャーのもう1つの能力で【共鳴する】能力があってな。能力と共鳴して該当するスタンド能力を得られる特殊な能力さ。時間は懸かるけどね。」

早「ってか!!黄金の回転ですか!?もうチートじゃないですか!!」

京「シャーベットの能力には劣るけどさ。ってかシャーベットが1番チートじゃね?」

シャ「何を仰いますか?京谷様の【真実を上書きする】能力の方が上でございます。」

プ「それもそうだ。」

浄「………おい、京谷。真実を上書きするって………どゆこと?」

京「そのままの意味だよ。」

浄「いや意味が分からん。」

京「それは後で教えるよ。と、言うわけで。次回に続くよ♪」

浄「メタイわ!!」










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第9話 true friendship

京「さて【真実を上書きする】能力について、俺たちの方は改めて、浄夜君たちには知ってもらいますか。僕の能力を」


まずは一回呼吸して落ち着いて………よし。


京「先ず、僕の持つ【真実を上書きする】能力。これは別世界の『DIO』と戦っていた時に発動したのさ」

鈴・浄・雛「!!?」

京「驚くのも無理はないよ。僕でも驚いたし。んまぁ勝てたけど」

鈴・浄・雛「勝てたあぁぁ!?」

京「戦闘の最中に共鳴が発動して、何とかオーバーヘブンとレクイエムの発動状態で勝てたのさ。いやーあの時は辛かった。戦いに出た咲夜や妖夢、利久に父さんが魂にされて取り込まれたんだもん」

咲「だって………あんな能力だと思わなかったもん………」


咲夜が此方の腕にしがみつく。拗ねている顔も可愛いもので………それより浄夜から殺気が滲み出ているのは何故?


京「コホン………んまぁ、これが能力を手に入れた時の話。本題はここからだね。【真実を上書きする】能力。これは言葉通りの能力で【真実を上書き出来る】能力さ。例えば………」


自分のお猪口を持ち、オーバーヘブンの状態に成る。

ここでは僕の説明は不要だろう。


鈴「目の色が………変わった……!?」

雛「それに………何?………その額の星は………?」

京「これが僕のオーバーヘブン。天国を越えた状態の姿さ。そして、『真実を上書きする』」


突如、僕の持っているお猪口が消えた。酒ごと。まるで『元々そこから無かったかの様に』。


浄「消えたッ!?」

京「『僕の持っているお猪口が存在しない』という真実に上書きしたのさ。だから消えた。この通り、この状態の僕。またはオーバーヘブン状態のスタンドが触れる、または殴る事によって使える。これがオーバーヘブン、【全てを越える能力】さ」


話を終えて一呼吸。何時ものメンバーは普通に過ごして、浄夜君たちのメンバーは驚きで外野からも集まっていた。


霊2「質問良いかしら?」

京「どうぞ、この世界の博霊霊夢さん」

霊2「それを使えば、貴方はどんな世界でも………」

京「勿論、手に入れられる。でもね、僕はこんな力無闇に使うものじゃないって知ってるのさ。ここには『悪役になる』為に来たけど、遊びの範囲さ」

雛「遊びで私たちをボロボロに追い詰めるのは遊びと言えるのかしら?」

京「それはごめん。だって悪役に成りきろうとするなら、これぐらいは徹底しなきゃなれないでしょ」

鈴「今の姿見てると、あの時のオーラなんて何処にも見当たらないわね。それが何時もの?」

京「んまぁそうだね。だって、いつもオーラ出してたらこっちが疲れるんだもん。それは皆嫌でしょ?」

霊2「あのオーラって?」

京「それはだね……………」





──────────────────────────






京「………という訳さ」

霊2「………こいつ本当に世界の1つや2つ手に入れてそうなんだけど………」

京「酷いなぁ。ここが初めて来た別世界なんだよ?ついテンション上がって暴れたとしても世界の征服なんてしません」

浄「テンション上がって暴れるって………何よ?」

京「そのまんまの意味。さて、ちょっと気分転換したいけど………久々に歌を歌いたいなぁ………紫さん」

紫「はいはい、登場登場!!」

京「この世界のプリズムリバー三姉妹を呼び出す事って出来ます?」

紫「許可が出ればいけるわよ~」

紫2「大丈夫よ」

紫「だってさ~」

京「それじゃあ、お願いします」

紫「あいあいさ~」


空間に入り、少し待つと………プリズムリバー三姉妹が登場。


ル「こ………ここって………?」

浄「あ、ルナサ」

ル「あ、浄夜………じゃなくて!!私たち何で紅魔館に居るのよ!?」

京「僕が呼びました~」

ル「アンタ誰よ!?」


【事情説明中】



ル「つまり、私たちと演奏をしたいと」

京「君たちの腕は知っているし、何より今から歌う曲は君たちにしか頼めないんだ。やってくれるかな?」

ル「………そこまで言うなら。リリカ!!メルラン!!今から演奏始めるわよ!!」

リ・メ「あいあいさー!!」


プリズムリバー三姉妹は楽器を用意し、壇上に上がる。
俺も壇上に上がると、この世界の咲夜からマイクが放り投げられた。


京「サンキュ。この世界の咲夜さん」

咲2「………何か、貴方の世界の私が貴方にデレデレなんだけど?」

京「そりゃあ、恋人ですし。………さて、三人とも。頼むよ」 

リ「任せちゃってー!!」

京「それじゃあ………やろうか!!」


俺の歌う曲、それは…………


【『ROCK on.』】~ナノ~
※ここからはナノさんのRock on.をお聞きください。
















歌が終わる。そこからは拍手が聞こえていた。


京「つ、疲れた………」

咲「お疲れー!!♪」

京「さ、咲夜!!汗臭くなるよ!?」

咲「良いも~ん♪京谷の匂い~♪」

京「ちょ!!それに熱い!!ライトも当たって熱い!!」


咲夜が聞きません。いや離れてよ、僕動けないし。



──────────────────────────




京「あー疲れた。父さん日本酒お願い」

プ「はいはい、それと凄かったぞ京谷。中々熱くなれる曲じゃあないか」

京「そりゃどうも」


それから、浄夜たちと酒を飲み交わし。時には早苗が酔って浄夜に攻撃加えて浄夜の腕が腫れたり、早苗が浄夜をキレらせて攻撃を仕掛けた所で防御して浄夜が吹っ飛ばされてったり………全部早苗かよ。

その翌日、俺たちは元の世界に帰り、浄夜たちに別れを告げた。

その時、俺は帰り際の時、浄夜に耳元で囁いた。


【君が得たのは、決定権だ】と。
















どうも、うぷ主の鬼の半妖です。

えー今回でコラボ終了とさせていただきます。( TДT)

ん?それより最後が何か呆気ないしシリアスモード?気にしないでください。

では、皆様!!またの機会にお会いしましょう!!


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sakeuさんとのコラボ企画!! 第1話 再来の天空城

『樹条浄夜の世界訪問から3ヶ月後』

あれから幾ばくか経った日。俺は今………


「どうですか~?京谷♪」

「気持ち良いですよ~♪」


咲夜に耳掻きしてもらってます。いやぁ気持ち良いものですなぁ。というか、落ち着きますなぁ。しかも膝枕ですよ。

こんな時間が続けば良いんだけどなぁ。

………ってか、こんな事考えてると絶対崩されるのがセオリーになってるよな?もうそれが定番だよn


「お邪魔しま~す♪」

「うわっ!!?」

「何すか紫さん?………って言うのは野暮ですね。また何か?」

「………そうね、ちょっとメンドくさい事が起きたわ」

「それは如何な案件で?」

「………『ヘブン・クラウド』が再発したわ」

「「!!?」」


その場から耳掻きなんてやってる場合じゃない事に気が付いて立ち上がる。


「紫さん」

「えぇ。場所は別世界の幻想郷………だけど『スタンド使い』は居ないわよ」

「ってなると………別世界のDIOじゃなく、この世界で起きた事象を誰かが模倣しているのか?」

「中々良い推測ね、大方合ってる筈よ。でも………誰が?」

「この『ヘブン・クラウド』の事象は………一応皆知っているが、詳しくすれば限られてくる。父さんや俺、というか早苗を除いたスタンド使いなら誰でも知ってるし霊夢や紫さんも知ってる。逆を言えば、先程挙げた名前以外知らない筈だ」

「そう。そこが問題よ。一体何故、誰が、何の為に『ヘブン・クラウド』を再発させたのか………そこが焦点になるわね」

「………兎も角、俺は今すぐ行きます。紫さん、お願いします」

「分かったわ。今すぐ展開させるわよ」

「京谷、私も行くわ」

「………どうなっても知らないぞ?それに………俺は咲夜を………」

「知ってる。でも、流石に油断はしないわよ。前の異変は油断してたけど、偽物なら大丈夫な筈よ♪」

「………ふぅ、分かった。紫さん、頼む」

「………了解。それじゃあ展開させるわよ」


紫さんがスキマを展開したことで不気味な空間が足元に形成される。これがどういう事か分かるよね?

落ちるんですよ。


「もうちょっと優しくしろやあぁぁぁぁ!!!」





──────────────────────────





現在空中に居ますよ。あの紫さんのせいで空中に居ますよ。
同じく咲夜も居ますね。どうしよ?

咲夜は飛べるから良いとして………問題は俺だな。

仕方無いか。

オーバーヘブンに進化させて、俺の体を別の物に変化させる。

背中に翼を生やして、空気抵抗を作り着地する。

着いた先は竹、竹、竹………永遠亭の迷いの竹林の入り口か。

咲夜も俺の近くに着地する。その場から空を見上げると………『ヘブン・クラウド』があった。恐らくあの方向は………無縁塚か。あの辺りは外の世界とを隔てている結界が不安定なんだよな。

そんな中、複数の風切り音が聞こえた。そして、それらは俺たちの目の前で降り立つ。

早苗と、妖夢と、鈴仙と………後はじいさんと俺と同い年位の奴か?

んなこと考えてると、今度は早苗、妖夢、鈴仙から弾幕来たよ。真面目に止めろ!!普通なら死ぬわ!!

まだオーバーヘブンになっているので、再度自分の体に触れて、今度は腕から刃物を出す。さしずめ、【輝彩滑刀の流法】だな。こりゃ。ついでに波紋を刃物に流し込んでっと。

弾幕を切断ッ!!!


「ハァァアアアア!!!」

「「「「「!!?」」」」」


すべての弾幕を切り裂いて無力化させて、その五人の集団に向かう。

でも、全員戦闘態勢か………どうやら、こちらもやるしかないようだなぁ。


「咲夜、行くよ!!」

「勿論!!」


咲夜はナイフを構え、臨戦態勢をとる。

さてと、メンドくさいが………ちょっとオネンネしてもらいますかぁ!!!








どうも、皆様。鬼の半妖でございます。
いやね。コラボ一回終わったんですけど………またコラボしてくださる方を見つけましてね。その方とコラボすることに成りました。

では、sakeuさんの小説『諸行有常記』と次回をお楽しみに!!


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第2話 変化と不変化

あっぶねぇ………つーか、いきなり弾幕は無いでしょうが。輝彩滑刀の流法を出しちゃったよ。オーバーヘブンで自分を上書きしちゃったよ。

ったく、俺は【ヘブン・クラウド】を止めに来たってのに………もうこうなりゃヤケクソだッ!!なりふり構わず八つ当たりだッ!!

その集団に俺は接近を仕掛ける。んでっと。


「『世界《ザ・ワールド》』!!」


時を止めて、5人全員に腹パン仕掛けまーす。テメエらが悪いんだよ。恨むなら俺じゃなくて過去の自分を恨みやがれッ!!

集団から距離を取ってと。


「時は動き出す」


「グフゥッ!!」


5人全員吹っ飛ばされて行きました。でも、体勢を整えたのが青年とじいさんのみか。えぇい!!追加サービスじゃい!!DIOオーラ発動!!このままDIOキャラで行ってやる!!


「ほほぅ………少しはタフな様だな………」


その青年は別の奴等を確認していた。んだよ、無視すんな。怒るぞ?


「フッ………青ざめたな」


その時、不思議な事が起こった。その青年は右足を踏み出した。いや、DIOオーラ結構効くんだけど………あ、弱点で精神の強い奴はあんまし効かないんだっけ?


「ほほぅ………向かってくるのか」

「向かわなきゃ………アンタをぶっ飛ばせれないからなッ!!」

「………勇気と無謀は違うぞ?」


なーんて言ってるけど、勇気の証は既にあるんだよね。だってDIOのオーラなんて普通耐えられないからね?普通は。

兎も角、あんなこと言ったから俺はゆっくりと近付いてっと。

残り7メートル………6………5………4………ここでッ!!


「『世界《ザ・ワールド》』時は止まった………!?」


下半身を変化させたんだが………おいおいおい、冗談じゃねぇぞ!?何で動けてるんだよ!?この能力攻略が難しいやつなのに!?


「動揺したのはお前の方だったな………」


今度はアッチが接近してきた。【時を止めた】のにも関わらずなのに!?兎も角、迎え撃つッ!!変化させた下半身で攻撃を仕掛けるぜッ!!


「無駄ァ!!」

「………少し焦ってないか?」


俺の攻撃を避けて、俺の顎に拳を入れてきやがったよ!!仕方無いッ!!少し仰け反ってスタンドで受け止めて………そのまま後ろに飛ばされちゃった真似でもしてと。


「勇気と無謀は違う………か。確かにそうだな。無謀は何も考えずに敵に立ち向かうアホ………しかしだな………俺には考えはあったんだぜ。裏付けがあったからこそ、突っ込んだんだ」


………長い。説明長いよ君。もっと端的に。ってか確認しないのね。良かったけど。

咲夜も気付いて接近しなかったね。出来れば騙す為に来てほしかったけど。

さて、能力の仮説だけど………シャーベットの【全ての影響を受けない能力】と酷似しているけど、違うわな。アイツは『例え時が止められても普通に動ける』し、何よりローブのスタンド像だしな。

つーことは………シャーベットのスタンド能力の空間版ってとこかな?まぁ仮説だし、何回かやれば分かるでしょ。

気付かれない様に体勢を立て直して………不意討ち食らえ!!


「ガハッ!!」


何?俺がやられたと思った?残念動けてます。


「トドメは刺しておくものだぞ?」

「て、テメエ………」

「しかし、これ程のダメージを受けて尚立っているとはな。賞賛に値する。それに、先程の拳………生身にしては相当な物だ。この俺が拳を受けるとはな」


勿論嘘です。スタンドで受け止めてました。何かピリピリしてるけど。


「だが、流石に限界だろう?スタンド使いでは無いにしては健闘したぞ?」

「スタンド………使い………さっきの『世界《ザ・ワールド》』という言葉といい………何でジョジョの単語が出てくるんだ?っと、問いたいが………信じたくないが………スタンド使い………存在するのか?」

「Exactly(その通りだ)」

「そうか………だが、テメエみたいな奴は野放しには出来ないな」


いや野放しに出来ないのヘブン・クラウド出した奴!!あ、知らないのか。じゃなかった。


「それと、名推理をした君にもう1つ教えてやろう」

「テメエみたいな高圧的な奴は大っ嫌いだ。それに………俺の平穏を脅かす奴はもっと嫌いだ」


いや、だからぁ!!………でも、こういう人間は好きだね。


「………ハハッ!!その強気な態度は嫌いじゃあ無いな!!俺のスタンド名は『変化者《チェンジャー》』といってな、変化出来るのだよ。貴様がどれ程のスタンドを知っているのかは知らないが、少なくとも貴様が知っている数以上のスタンド能力を変化させられる。変化は強い………この意味が分かるか?」

「……………」


少しの黙りから、青年は笑みを溢した。少しだけ口角を上げてね。


「フフ………」

「おや?ここに来て笑みを浮かべるとは………何か考えでもあるのか?」

「さぁな、どう逃げるのかを考えてるんじゃねぇの?」


痺れを切らして咲夜が話してきた。


「京谷、やるべきことは別にあるわ。さっさと終わらせましょう」


………ふぅ、それもそうか。


「ふむ………コイツはまだ游がせておきたいのだがな………そうも言ってられないな」


そんな中、妖夢が目覚めて全員が話し始める。いや、俺も結構忙しいんだけど?


「何時までお喋りしているつもりだッ!?」


右腕を『星の白金《スタープラチナ》』に変化させて殴り付ける。


「そうはさせません!!」


そう言いながら妖夢が俺の拳を刀で受け止めた。へぇ、『サムライ・スピリット』を持ったこっちの妖夢と同じ位かな?

その隙に青年は銃を構えていた。


「こっちを見ろ」


パァンという音と共に弾丸が発射されていった。だが、俺の目の前で銃弾は止まった。


「この様な欠伸の出るスピードじゃあ、避ける必要も無いなぁ」

「妖夢!!目を閉じろ!!」


瞬間、弾丸から眩い光が放たれる。ブロウが使うスタンドと同じ位か!?


「…………ッ!!」


青年は拳銃を2丁構え、妖夢は刀を構えて戦闘態勢を取る。


「ここは距離を取らせてもらう。さぁ、ここからが本番だろ?」

「フフ………やはり貴様は面白いな」


浄夜以来だな。でも今回はスタンド使いじゃねぇからな。俺も手加減………は出来ねぇな。こっちが殺られそうだ。


「京谷、私も参戦するわ」


おっ、こりゃ心強いな。【殺す能力】のスタンド使い『咲夜』登場ってか?

さぁて、本番と行くか。久々にオーバーヘブンでいってやらぁ!!








はい、どうも皆様。うぷ主の鬼の半妖です。

コラボ2話目ですが………少々こちら側に合わせてる部分がありますが、基本的な内容は変わらないので気にしないでください。

次回はオーバーヘブン炸裂回ですよ!!皆様見てくださいね!!


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第3話 天国超越&無影響vs不変化

さて………俺はオーバーヘブンの状態になり、出していた翼に触れる。すると、翼が消え失せた。『元から無かったかのように』。

その現象に驚いている集団、驚きもしない隣に居る咲夜。でも、輝彩滑刀の流法は現存してるけどね。


「『チェンジャー・オーバーヘブン』」


俺のスタンド………つっても『進化』したスタンドを出す。
見えているのは咲夜と………へぇ、あのじいさん神様か。しかも高位の。いや………亡霊なのかな?神様の亡霊か。月君が見たらどう思うのやら?


「お主………その守護霊は何ぞ?」

「………見えて、いるのか…………関係無いがな。貴様らは、我が【真実】を破る事は絶対に有り得ないのだからな」

「ふむ………【真実】とな?どういう訳か、教えてもらえると助かるのじゃが?」

「貴様らは俺に絶対勝てない。この俺の前ではなぁ」


スタンドをゆっくりと進ませる。見えているのが、あのじいさんだけだから良かったかな?

その青年と妖夢は身構えている。残念無意味なんだよねぇ。

このスタンドの射程距離は20m程ある。先程見たとき、あのシャーベットの能力と酷似している能力は半径5m程か。

そんな考えの中、青年の方は銃を3発撃ってくる。

無駄なのにね、何をしても。スタンドで弾丸………思ったけど霊力に近い物を感じたな。あの時の顎に当てに行った拳。

弾丸を3発を一気に掴み取り、真実を上書きさせる。

銃弾は綺麗さっぱり無くなり、銃弾を掴んだ『俺の手』を見せる。スタンドは精神のビジョン、つまり俺にもダメージとかは入るんだけどね。

あ、距離の問題で見えなかったね。なら良いや、妖夢なーぐろっと。

チェンジャー・オーバーヘブンの方向転換をして、殴り付ける。そして【真実を上書きする】。


「無駄ァ!!」

「ガハッ!!!」


殴られた妖夢は竹林に衝突し、意識を失っている様だ。んまぁ、そうなるわな、【真実を上書き】して『そうさせた』からね。


「妖夢ッ!!!」

「声をかけても無駄な事よ。その娘は既に戦闘不能になった、今しがたな」

「ッ!!!テメエ!!」


二丁拳銃で俺を仕留めようとしているなぁ。………ん?血を銃口に着けた?

何かヤバそうなのでスタンドを此方を守る様に戻して