第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜 (リバーサクラモード本格的だよ)
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エンジェル隊登場
プロローグ


次回投稿は来年となります。末長くお待ちください。


クロノ・クエイク(時空震)

 

かつて存在していた地球文明(EDEN)はこのクロノ・クエイクという超災害により崩壊した……辛うじて生き延びた人類はメソポタミアプロジェクトという外宇宙移住計画を提唱し、人類はボロボロになった地球を環境再生のために離れて、他の惑星に希望を抱き外宇宙への旅を始めた。

 

そして、あらゆる惑星にたどり着いた人類はそれぞれの惑星に住み着いた。

 

『トランスバール』

『ガニメデ』

『ラドリオ』

『東の星』

『西の星』

『エリオス星』

『クレアド』

『ビアル』

『テラツー』

『デンジ星』

『火星』などの星に移住を始めた。

 

そして、中にはクロノ・クエイクにより破壊された地球環境の再生に反対した一部の人間が地球に残り、あるものは地球環境再生のために自然を捨てて、人工島『大島』などに移住した。

 

だが、悲しきかな地球環境にまだ一部の希望を抱いていた地球の周りにいた人類は争いを捨てることが出来なかった…

 

人類がメソポタミアプロジェクトで外宇宙に進出してから300年後『厄祭戦』と呼ばれる誰がいつどのような目的で起こしたのかすら誰もわかっていなかった戦争にてモビルスーツ、モビルアーマーなどの機械を作り戦って戦って戦いぬき、多数の死者を出しながらも人類は生き残り勝者と呼ばれるものたちは『ギャラルホルン』という軍隊を作りだしたが、それを良しとしない一部の人間は新たなる巨大居住宇宙船『MZ23』に乗り込んだ。

 

トランスバール星には100年後…残されていた文明(EDEN)の技術ロストテクノロジーが埋められていた『白き月』の発見により人類は進化していった。

『西の星』の一部の学者は調査の一環としてロストテクノロジーを解析し、モビルスーツやモビルアーマーとは違った機械人形『イクサヨロイ』を作り出すことに成功した。

だが、その技術の発達により、人類が全宇宙を支配すると恐れた様々な宇宙人は『根源的破滅招来隊』を創り出し厄祭戦によって傷ついていた星の一つビアルを滅ぼしたが、一部の人間は逃げ出し、コールドスリープの宇宙船に乗り込んだ。だがイクサヨロイを完成させていた西の星により、根源的破滅招来隊はダークマターと呼ばれる暗黒空間へと消えていった…

しかし戦いは終わらない、人類の繁栄を妨害するという名目の元『ベーダー一族』がデンジ星を滅亡させ、エリオス星が滅亡され、『ザール星間帝国』が作られた。それから『ヤプール』、『デスガリアン』、『デスキュラ』が様々な星を襲う準備のために別次元に進出し、人類に平和が戻ったかに見えた…

 

だが歴史は繰り返す…

 

200年後火星に移住した人類『ヴェイガン』が地球に進行を開始し、モビルスーツを使い地球に残った僅かな人類はギャラルホルンを筆頭に戦いを始めた。それに乗じた一部のヴェイガンは東の国に浸入し、影から各地で争いを起こし混乱していった…

 

更に30年後地球では『フェストゥム』と呼ばれる金色の生命体が侵攻し、ギャラルホルンの部隊からの攻撃によって日本は消滅…僅かに生き残った日本人は様々な人工島に移り攻撃を逃れたが、フェストゥム対策案として持っていた白き月の一部のテクノロジーを使いファフナーと呼ばれるロボットを作り始める。

 

さらにそこから35年後…白き月のロストテクノロジーによってトランスバール皇国として繁栄していたトランスバール星がトランスバール皇国を追放されていた反逆者元皇帝候補エオニアがザール星間帝国特別部隊の隊長として無人艦によりラドリオ、クレアドと同じように壊滅させられた。

その際に白き月にいた『月の巫女』と呼ばれるものたちはエルシオールと呼ばれる巨大宇宙船に乗り込み、ラドリオ星の王女はエルシャンクと呼ばれる巨大宇宙船に乗り、クレアドにいた一部の人間も巨大宇宙船に乗り込み地球を目指した…だが、まだ地球環境の再生は果たされておらず…ヴェイガンとギャラルホルンの戦闘が激化していた地球にへ行けなかった…そこで、彼らは並行世界のαナンバーズと呼ばれるロボット軍団がいる地球に助けを求めるために互いに協力し合流するために火星へと向かった…

 

しかし、その作戦はギャラルホルンにいたスパイにより露見し、それを聞いたデスガリアンとザール星間帝国はαナンバーズがいた世界の地球を責めるために協力し合い、デスガリアンが地球の中心を島国日本と定めて岐阜、静岡、福井の東側からアルゼンチン沖をザール星間帝国は日本の滋賀、兵庫、三重の西側からアルゼンチン沖を侵略し、互いに邪魔をしない協定を結び、いち早くαナンバーズの世界に移動し、デスガリアンはブラッドゲームと呼ばれる殺戮ゲームを楽しみ、ザール星間帝国はほぼ全ての地域を侵略していた。抵抗出来ず侵略されたのにはある理由があった。

 

まず、αナンバーズが宇宙怪獣退治により行方不明となっていて、その一カ月後青い星と赤い星が湖に落ち、人間の行方不明事件が起こり、怪獣や異星人が日本を中心に現れた。そのため、銀河戦争と呼ばれる戦争でボロボロになっていた地球連邦は怪獣・異星人との対策方法と新造された太陽光発電のエネルギー分配方法で分裂した。

世界はヨーロッパを中心とする『AEU』中国、ロシアを中心とする『人革連』日本、アメリカを中心とする『ユニオン』の三つに分かれた。

ユニオンは北海道、東北に『科学特捜隊』、人革連は中部、近畿に『ウルトラ警備隊』を設立し、怪獣に立ち向かったが、地球連邦の様々な機械はほとんど0に近く、飛行戦闘機バルキリー型の戦闘機ばかりが主流でほとんど太刀打ちできなかったが、そこに『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』二人の赤い巨人が現れ一緒に半年間戦ってくれたが、ウルトラマンは宇宙恐竜ゼットンに敗れ、セブンはエネルギーの限界を感じると改造パンドンとの戦いの後地球からさってしまった。

そして、科学特捜隊とウルトラ警備隊は解散となり、戦力を温存していたAEUが『MAT』と呼ばれる怪獣対策チームを作ったが、沖合に現れたタッコング、山岳地帯に現れたアーストロンの戦いによって温存していたモビルスーツ部隊は全滅、そしてまた新たなウルトラマン『ウルトラマンジャック』が現れ一緒に戦ってくれたが、ウルトラマンジャックは半年後ザール星間帝国によって襲撃を受けていた自分の故郷ウルトラの星を守るために地球を地球人に託し、ウルトラマンジャックは帰っていったのだ。

それからMATは解体され、世界は更に別れていった。

ユニオンは『HEART』人革連は『DASH』AEUは『TAC』やっと戦力を回復したコロニーが『GUTS』、プラントが『XIG』を作り、異星人の技術から様々な解析を完了させ、実用化した『ユグドラシルグループ』が戦艦産業などの『ネルガル重工』戦闘機産業などの『GAIL』が発展した。

だが、ウルトラマンが去って三週間経った後ザール星間帝国やデスガリアンが地球に来た時、あまりの緊急事態に対応出来ず、『ブラッディシンジケート』、『ブラックロッジ』と呼ばれる犯罪組織が様々な誤情報で誤解を生ませ、それぞれの組織が協力し合うとせず、世界は荒れ異星人の脅威にさらされているにも関わらず、人類は互いに戦いを繰り返していた……そんな中ある機影が地球上に現れ、ある組織が立ち上がろうとしていた……果たしてそれは世界をどのように変えるのか…今、歴史が始まる

 

第3次スーパーロボットα外伝

〜仕組まれた滅亡〜

参戦作品

機動戦士ガンダム第08MS小隊小説版

機動戦士ガンダムOO

機動戦士ガンダムAGE

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

機動戦艦ナデシコ

戦え!イクサー1

機神咆哮デモンベイン

忍者戦士飛影

銀河漂流バイファム

星銃士ビスマルク

ノブナガ・ザ・フール

機甲界ガリアン 鉄の紋章

巨神ゴーグ

ビビットレッド・オペレーション

人造人間キカイダー THEANIMATION

魔法少女まどか☆マギカ

聖戦士ダンバイン

New Story of Aura Battler DUNBINE

リーンの翼

おジャ魔女どれみ

セイバーマリオネットJ

恐竜キング Dキッズアドベンチャー

未来ロボダルタニアス

ドラえもん大長編シリーズ

ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃

メガゾーン23

サクラ大戦3

サクラ大戦活動写真

ウルトラマンA

ウルトラマンG

ウルトラマンティガ

ウルトラマンガイア

ウルトラマンネオス

ウルトラマンコスモスTHE FIRSTCONTACT

ウルトラマンマックス

怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜

超電磁マシーンボルテスV

IS インフィニティット ストラトス

機動武闘外伝ガンダムファイト7th

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー

トランスフォーマーカーロボット

タイムボカンシリーズ ヤッターマン

ガン×ソード

THEビッグオー

怪傑ズバット

無敵ロボ トライダーG7

無敵超人ザンボット3

動物戦隊ジュウオウジャー

爆竜戦隊アバレンジャー

超力戦隊オーレンジャー

電子戦隊デンジマン

仮面ライダー剣

仮面ライダー鎧武

仮面ライダードライブ

銀河疾風サスライガー

絶対無敵ライジンオー

ギャラクシーエンジェル

蒼穹のファフナー

蒼穹のファフナーRIGHTOFLEFT

オリジナル

 

※注意点※

駄文で物凄く下手くそです。

一部キャラの性格や設定、世界観に変更あり。

なるべく原作沿いで。

作者はまだ未視聴の作品もあり、知識不足です。

ロボット以外の作品も出ている!なんてツッコミはなしで。

 

 

 

 



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再開する兄弟

ご長寿クイズが面白すぎてテンション上げてしまい!年末に出しちゃいましたよー!あと評価1と3て……悲しいです!


ーPD600年ー

ー火星圏ー

ー機動戦艦内部ー

ー指令室ー

 

タクト『ふわああっ…』

 

眠い…眠いなあ…暇だなあ…

 

この欠伸をして暇そうにしている男の名はタクト・マイヤーズ…若い青年将校で21歳にも関わらず大佐となり、トランスバール皇国からギャラルホルンと火星で合流し、フェストゥム対策会議代表として出航していたのだったが、特に意味のない対策会議に飽き飽きしていたのだった。

 

タクト『なあ〜レスター、ギャラルホルンの奴ら…フェストゥム対策のために俺たちを呼んだとかいってるけど…本来の目的は火星のある企業CGSとかいう警備会社の視察なんだろう?それに、俺とお前とジャックはギャラルホルン行きを蹴った奴らだろ、肩身が狭いというかなんというか…』

俺の仕事は辺境地域にある火星に副司令のレスターとともに人事部代表ギャラルホルンの交渉役として船に乗っているジャック・シンドーを護衛することだ。

この二人はとても優秀で士官学校で首席だった。

友人の俺としては鼻が高いばかりだ。ま、レスターは『司令官なんて仕事は嫌だ』といって司令官を俺に任せてくれるし、ジャックも人事部になったからレスターの気持ちを考えて俺を火星の辺境地域の司令官にレスターを副司令にしてくれた。

科学者のくせして筋肉質っていうよくわかんない体質だし、フェストゥムとかを倒すことをためらっている少し変わったやつなんだ。

 

レスター『うるさい、たく仕事だぞ、仕事!お前がサボるせいで俺やジャックの負担がどれだけあると思ってるんだ!ジャックもやっとさっき休憩に入ったばかりだぞ!』

モニターを欠伸をしながら見ている俺の背後からかつかつ歩いて叫んだ。

 

タクト『はいはい、二人のおかげで司令官の俺は助かっております、ありがとうレスター副官に人事部代表ジャック中佐どの。』

俺は笑顔で背後にいたレスターに頭をペコリを下げて、寝そべった。

 

レスター『調子いいこと言いやがって、ま、俺も司令官なんてごめんだしな。人事部代表のジャックのおかげで俺は副官でいられるし激戦区に送られなくて助かってるからな。つい最近暴れまわっているっていう機械軍団やヴェイガンと戦わなくてすんでるからな、おまけに俺たちが出掛けていたタイミングでザールが責めてきたからな…』

 

タクト『元皇子エオニアがザールの将軍になっていたとはなあ…ま、もしそいつらが襲ってきたとしてもギャラルホルンの皆さんに助けてもらえばいいーし、優秀なエリートさんたちに任せて俺はグータラやらせてもらいますよ。』

 

レスター『はあ…たく、ジャックの研究が成功したら火星の環境は激変して地球よりも過ごしやすい楽園になる可能性もあるのに…その護衛の司令がお前だなんてな…』レスターの奴めまだ言うか…そらそろお眠の時間にしてほしってのにな…さあて…飽きたし本格的に…

 

ブーブーブーブー!

 

緊急のサイレンが鳴り響く!俺はすぐさま昼寝をやめて飛び起き、眠気ざましのコーヒーをゴクリと飲み通信兵に声をかけた。

 

タクト『通信兵!なんだこのサイレンは?』

 

レスター『どうした!状況を確認しろ!何が起きたんだ!ヴェイガンか?謎の機械軍団か!』

レスターも叫びつつも冷静に状況を把握しようとしていた。さすがに俺も軍人だ。ここぞの時はしっかりやる。

 

通信兵『これは…謎の浮遊物が船にぶつかったようです…これは…どうやら冷凍カプセルのようです。』

 

タクト『冷凍カプセル?なんだ、敵かと思ってヒヤヒヤしたよ…とりあえず中に人がいるんだろ?冷凍カプセル回収して、プログラムを解除して、中にいる人と話しをしてみたい。回収できるな?』

 

通信兵『はい!至急そのカプセルを回収されたし。』

 

タクト『さてと、俺は回収カプセルの中にいる人とあってきますわ、あとはレスター任せたぞ、ジャックと交代しながら周りの状況を確認しといてくれ、引き続き警戒を怠らないでくれよ、ヴェイガンの罠やザールかもしれない。周りに他の冷凍カプセルとか何かあったらなんでもいいから調べてくれ!』

俺は後のことをレスターに任せて回収カプセルの元に向かった。

 

ー回収カプセル前ー

……俺は…なんだ…

 

この真っ白な景色はなんだ…

 

暖かい…暖かい…そうか…俺は…シ…

 

タクト『大丈夫ですかー!おーい!』

 

うるさいなあ……なんだあ…男の声…

 

タクト『ねえ、いきテール?』

 

ふざけんなよ…なんで…なんでなんだよ…

 

タクト『ま、まさかぁ…死んで…』タクトは冷凍カプセルに顔を近づける。冷凍カプセルは一人用で、顔の部分のみガラス張りでタクトは顔を見た。すると冷凍カプセルにいた男はカッと目を開き口を開き、叫んだ!!

 

パドック『なんで男の声なんだよー!なんでこの一番大事な人生の終わりどきに男の声であの世行くとかないわー!おい!なんでだ!いってみろ!なんでだ!』

あまりの大声にタクトはたじろいだが、そのままじっと顔は見つめた。

 

タクト『はあ…そんな…ん?あ、あなたまさか名前は…』タクトは何かを感じ冷凍カプセルにいた男に話しかけた。

 

パドック『名前だと!俺か!俺の名前はパドック・コーラサワー!地球連邦軍少佐だ!覚えとけ!』

 

タクト『や、やっぱり…やっぱりパドック兄さんだ!俺だよ、タクト・マイヤーズだよ。久しぶり!』

 

パドック『あ、お前かタクトか!なんだ久しぶりだな〜〜いやあ〜助かったよ、いつぶりか?』

 

タクト『確か〜〜十年ぶりくらいですよ。』

 

パドック『じゅっ!じゅうねん〜〜まさか!俺がお前とあったのはつい5ヶ月まえだぜ!今年は新正暦179年だろ!』

ガン!パドックは起き上がろうとしたが回収カプセルにいたことを忘れて頭をぶつけて痛がる。

 

パドック『いったぁー!』

 

タクト『パ、パドック兄さん…開けてくださいよ…コーヒーでも飲みながら話しでもしましょうよ。レスター!回収カプセルにいたのは俺の知り合いだ。話しをしてくるからそっちは任せた。』

俺はすぐさま指令室にいるレスターに話しをとうしてパドック兄さんに話しかけた。

 

パドック『ああ…わかったよ。』パドックはカプセルを開けて起き上がり、タクトに連れられて俺は司令官部屋に向かった。

 

ー司令官部屋ー

ここは俺の部屋でベットに椅子と机があるだけの質素な部屋でとても人と話すような場所ではないがパドック兄さんとなら大丈夫なひろさだし、まいっか、俺はともかくベットに座りパドック兄さんには椅子に座ってもらった。

 

タクト『さて、まずは何から話しをすればいいですか?パドック兄さん?』

 

パドック『まず…お前が帰った後のことを教えてくれないか。俺はお前が帰ってから5ヶ月ほどしか経っていないんだ。』

 

タクト『はい、まず俺とパドック兄さんがあったのは俺の時間感覚だと10年経っているんです。だけどパドック兄さんの時間感覚だと5ヶ月しかしていなんですよ。これは並行世界だと思うんですよ。』

 

パドック『並行世界?ここの年表記は新正暦じゃないからか。』

 

タクト『ええ、まず俺たちの年表記PDなんですよ、そしてこの世界にはモビルスーツなんてものは厄祭戦という三百年前に起きた戦争に使われていた遺物で今はモビルワーカーやイクサヨロイなんていう機械が主流なんですよ。しかも、パドック兄さんのいる地球の環境は正常なんですが…この世界の地球の環境は最悪なんですよ、今では地球に移住禁止令が出てるぐらいなんですがギャラルホルンなんていう地球に勝手にいすわる奴等もいるし滅茶苦茶なんですよ。』

 

パドック『俺は地球の代表として…ジオン公国というコロニーの一つに交渉役としていったはずなんだけど…ジオンの奴等!いきなり俺が乗った船をザクとかいう機械人形で襲いやがったんだよ!俺は緊急脱出用の冷凍カプセルに乗ったんだけどよお、俺の冷凍睡眠時間の設定が70年になっていたんだよお?』

 

タクト『う、運が悪いというかなんというかなあ……それでなんで並行世界に?』

 

パドック『確かお前が前に俺の世界つまり並行世界に来たときにはお前は確か…デスキュラと呼ばれる奴等の襲撃にあったときだったなあ。』

 

タクト『ええ、あの異星人デスキュラはあの時はなんとか追い払うことには成功してきたんですが…最近東の星にチョッカイ出してるんですよ…ギャラルホルンでもビスマルクチームなんていうのを作っているらしいですよ、それで何か理由とかはわからないの?』

 

パドック『まあ…そうだな…うーんお前のことを考えると俺はジオン公国の襲撃かなあ…』

 

タクト『でも並行世界は無数にあるはずなのに…俺がいた世界に丁度つくなんてな…』

 

パドック『偶然か…いや誰かの罠か…』

 

ブーブーブーブー!

 

またも緊急警報が鳴り響く!

 

俺とパドック兄さんは立ち上がり指令室に走り向かった。

 

ー指令室ー

タクト『おい!レスター!今、どうなっているんだ!』俺はすぐさま副官のレスターに話しかけて状況確認を行った。いつも冷静なレスターも少し顔に焦りの表情が見えて少し驚いていた。

 

レスター『まずいぞタクト!敵だ!それもデスキュラ、伝説のガイゾック、ヴェイガン、ザール、ベーダー一族が現れた!』

はあ!運が悪いとかいうレベルの問題じゃないぞ!なんでそんなにこんな辺境地域にくるんだよ!普通考えたらヴェイガンならわかる。ここは火星だからな…ところがなんだよ!ビアル星とかいうを滅ぼしたガイゾック!ふざけろよ!はぁ…俺もここまでか…最後にパドック兄さんに会わせるなんてな…

俺がこの瞬間に失望しているときに横にいたジャックがモニターを見て指さした。

 

ジャック『おい!あの前方にいるのは紋章機だぞ!』!紋章機!あの白き月の防衛にあたっていたエンジェル隊が乗る機体だぞ!

 

タクト『紋章機だって……いったい…ジャックが言うんだから本当だな…何が起こっているんだ?』

 

 

 

 

 

 

 

 




人物紹介
タクト・マイヤーズ 21歳 階級は大佐
11の時に家族で旅行に行った際デスキュラに襲われ並行世界に偶然飛び、20歳のパドック・コーラサワーと出会い、弟の18歳のパトリック・コーラサワーと出会い4ヶ月過ごし、義兄弟になるまで仲良くなった。
士官学校で副官のレスター・クールダラスと人事部の科学者ジャック・シンドーと出会い、人事部になったジャックに頼みレスターと一緒にしてもらった。サボるのがとても好きだが、チェスなどの頭を使う競技はとても得意。
親の地位がとても高いため若くして大佐になっている

原作 ギャラクシーエンジェルシリーズ


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誕生!携帯型ロボットギガアスター

アギラ『みなさん、あけましておめでとうございます、アギラと申します。』

ウィンダム『あけましておめでとうございます、みなさん、ウィンダムです。』

ミクラス『はーい!みんなー!あけおめーことよろー!ミクラスだよー!』

ウィンダム『なんで私達がこのような形であいさつを行なったのには理由があります。この作品に私達が出させてもらうんですがなかなか出すタイミングがわからない。ネタの構想が難しく、作者も多忙でギャラクシーエンジェルeternalloverをやりながら魔法少女まどか☆マギカと銀河漂流バイファムと仮面ライダー剣を見ていて原作知識が偏っているんですよ。』

アギラ『明らかなミス…』

ミクラス『そのせいで私達の出演タイミングがわからないんだって、バカでしょー!』

ウィンダム『というわけで急遽私達が新年の挨拶を務めさせていただきました。そして最後に海に散りし命は残念ながら2月頃に終了します。キャラはこの作品でも引き続いて出ますので、今年もよろしくお願いします。最後にアギラさんどうぞ。』

アギラ『毒チワワ』


ーPD600年ー

ー火星圏ー

ー機動艦内部ー

ー指令室ー

俺の名前はタクト・マイヤーズ、この機動艦の司令官だ。副司令のレスター、人事部代表のジャックと共にギャラルホルンの部隊と合流しようとしたんだが…まさかまさか並行世界から来たパドック・コーラサワー兄さんと出会って異星人の大群に襲われている。はあ…俺の人生…

 

レスター『おい!ジャック!あの前にいるのは紋章機なのか…三機いるみたいだが…』軽く絶望している俺と違いレスターとジャックはしっかりと状況を確認していた。たよりになるなあ…

 

ジャック『間違いない。俺は昔紋章機を見たことがあるんだ。確か…五機あったはずなんだけど。』科学者としてジャックは何回も紋章機を見たことが

 

レスター『そのうちの何機かがこんな辺境まで来るとは…やはりクーデターから命からがら逃げ出したみたいだな。』

このクーデターとは俺がいたトランスバール星のトランスバール皇国の反逆者エオニアがザールの将軍としてクーデターを起こし皇国にいた皇族が全滅して、民間人にも多数の犠牲者が出てトランスバール星はザールのものになってしまった。

 

ジャック『おい!通信兵!あの紋章機と話しは出来ないか?』

 

通信兵『はい!こちらトランスバール皇国火星圏中流艦隊!応答されたし!』

 

??????『えっ!やったあ!やっと味方と会えたー!』

 

タクト『紋章機のパイロット!大丈夫か?』

 

??????『あ、はい!大丈夫じゃないですよ〜』

 

タクト『ま、まあそうだね…でも、なんでここに…ギャラルホルンの救援が来てないのに…』

 

????『うるさいわね!とっとと助けないさよ!こんなか弱い女子を見捨てるなんて酷いわね!』

 

パドック『そうだぞ、タクト!ともかくまずは女の子を助けろ!それが男の性だ…』

 

タクト『わかっていますって!ともかく君達の所属と名前を教えてほしいんだけど…』俺は慌てる頭を落ち着かせて、軍人らしくした。

 

ミルフィーユ『はい!私はトランスバール皇国エンジェル隊所属!ミルフィーユ・桜葉少尉です。ピンク色の機体、紋章機1番機ラッキースターに乗っています。』

 

ランファ『同じくエンジェル隊所属蘭花・フランボワーズ少尉。赤色の機体、紋章機2番機カンフーファイターに乗っているわ。』

 

フォルテ『同じくエンジェル隊所属フォルテ・シュートレン中尉。紫色の機体、紋章機4番機ハッピートリガーに乗っている。援護を頼みたいんだが…』

 

タクト『いやそんなこと言っても…ここには戦力と呼べるものは何もないんだけど…モビルワーカーでさえないんだよ。』

ギャラルホルン側の信頼を得るためにそういう武器の類は一切持ってきてなかった。何かあってもギャラルホルンに任せればいいなんて無責任なことを上司から言われたんだ。はあ…

 

フォルテ『別にそんなもんあてにしてるわけじゃないよ、あんたに指揮を頼みたいんだ。』

 

タクト『指揮?いったいどういうことだ?』

 

ジャック『そうか、H.A.L.Oシステムとのリンクか!それならばなんとかなるな。』

 

タクト『へ、ヘローシステム?何それ?』

 

ジャック『発見されたロストテクノロジーを使った紋章機にしか使われていないシステムで操縦者の感情によって使われる紋章機をコントロールする重要なものなんだ。だけど、操縦者には操縦に専念しなければならない。そのために他のシステムに繋げて指揮をしてもらう。これにより紋章機のパイロットは操縦に専念出来て紋章機の力をフルに発揮するんだ。』

 

タクト『わかった!すぐさまH.A.L.Oシステムを繋げる!ジャック…時間はどれくらいかかる!?』

 

ジャック『すぐに出来るはずだ!データを送ってくれ俺が処理する!レスター!周りを警戒してくれ!お前の兄さんはどうした!?』

 

タクト『えっ!パ、パドック兄さん!どこいった!』

 

パドック『なんだ?叫ぶなよタクト。』

横を見るとパドック兄さんは天井に手を触れるべく何度もジャンプをしていた。こんなときによくそんなことが出来るなあ…

 

タクト『ちょっと兄さん…』

俺は兄さんを横目で見つつ前にある小さなモニターでH.A.L.Oシステムの使い方を見ていた。

 

タクト『ジャック!これで全部のデータはダウンロードしたか!?』

 

ジャック『ああタクト!これで完了だ!指揮能力に関してはお前はかなりの上手で、頼んだぜ司令官!レスター敵との距離と敵のタイプは?』

 

レスター『距離は800!敵のタイプはガイゾックのみ無人ロボット一体で、ヴェイガンはよく使われているモビルスーツタイプ…デスキュラが小型戦闘機三機…ベーダー一族が謎の不気味な怪物一体だ。紋章機三体でこいつらの相手はいくらなんでも大変じゃないか?』

 

ミルフィーユ『大丈夫です!と言いたいところなんですが…エネルギーが全然足りなくて…補給物資もそこにはないようですし…』

 

フォルテ『泣き声言ってんじゃないよミルフィー!やるっきゃないんだよ。たく…ここに来るまでいやというほど戦闘したからね…確かに疲れはかなりあるけどさ…』

 

ランファ『たく、あんたの運の悪さはなんというか凄いとしかいいようがないわよ!たく!ザールにだけ逃げていたらベーダー一族に見つかり、ヴェイガンのモビルスーツを誤射してガイゾックの無人ロボットに見つかって…ようやく見つけた味方もほぼなし…はぁ…』

ランファが強く溜息を吐いた…するとそれを見ていたパドックが急に前にあった椅子に座りモニターに顔を近づけて話し始めた。

 

パドック『お困りお困りお困りなんですね〜』

 

ランファ『わっ!な、何よあんた!』モニターにドンと映った顔に驚きランファは声を荒げる

 

パドック『こんなにも敵がいる〜こうなったらやるたぁ一つ!我がひいひいじいちゃんがプレゼントしてくれたロボットがポケットの中にあるんだよね!これだ!』

パドック兄さんはスボンの右のポケットを弄り上半身が赤、胸部分が紫、下半身が青、背面部分が緑のロボットを取り出しモニターに見せびらかした。明らかにそれはおも…ちゃ…

 

 

……

 

パドック兄さん……

 

パドック『どうだい?』

 

タクト『に、兄さん…それは何の冗談?』

 

ミルフィーユ『は、ははは』

おいおい初対面の女の子が苦笑いをしている…

 

パドック『安心しなさいよ!チェンジング!ビッキー!タイピングミーP!』

パドックはポケットから出したロボットの背面部分のボタンを押しロボットを上空に投げて、両腕を上にかがけた!すると投げたロボットは虹色に輝き始めた!

 

【タイピングミー!発動了解です。P!チェンジング、チェンジング!ピーピービー!】キュゥゥゥゥイーン!!

 

タクト『な、なんだこの音は!まるで虫歯の治療の時みたいな音だ!兄さん!こ、これは何なの!』

光続けるロボットとパドック兄さんを俺はなんとか見たが、とても視界が悪く見にくかった。

 

パドック『見てな!ワン!エー!BEGIN!』

するとパドック兄さんは消え去り光へは宇宙に向かった!そして光は収まった。

 

レスター『な、なんだったんだあの光は?…そ、そうだ!お前の兄さんはどうした?』

 

ジャック『レスター!タクト!モニターをよく見てみろ!あのロボットは』モニター前方には先程パドックが持っていたロボットがあった。あのロボットは巨大化するロボットであった。

 

タクト『!!に、兄さん!まさかさっきのロボットが巨大化したのか!』すると兄さんの機体から通信が入る。

 

パドック『どうだー!これが俺のひいひいじいちゃんからのプレゼント!巨大化携帯用ロボット《ギガアスター》だ!』

 

ジャック『普段…ポケットに入れて自分のロボットを持ち歩くなんてな…』まさしくその通りなんだよ…兄さんらしい。

 

ランファ『う、嘘ぉ!な、なんなのよあれは!説明しなさいよ!』紋章機のパイロットの中には慌てていたものもいた当たり前といえば当たり前なんだけど。

 

フォルテ『信用していいのかい?私達もこんなとこで訳のわからないやつと関わって死ぬのはごめんだからね。』

 

ミルフィーユ『味方ですよね、味方ですよね。』

 

パドック『もちろんだよ!俺は味方だ!この機体を使うのは4回目だから大丈夫だ!説明書なくしちゃったから半分の力くらいしか使えないけど。』よ、四回〜〜しかも説明書見ながらだってぇー!さ、さすが兄さんというべきか…

 

タクト『と、ともかくここでの戦力はとても助かります。H.A.L.Oシステムもわかった!頼むぞ、まずはミルフィーユ少尉はヴェイガン、ランファ少尉はザールの戦艦、フォルテ中尉はデスキュラ、残りのベーダー一族の怪物とガイゾックはパドック兄さんに任せます。作戦開始!』

 

通信兵『ちょっと待ってください!ザールの艦から通信が入っています!』

 

レスター『なんだと!すぐに繋げ!』すぐさま通信兵は通信を繋げてモニターに敵を映した。

 

カブト『ワッハッハ!私はザールの誇り高きカブト将軍!その艦の責任者は誰だ?話しをつけにきた。』

 

ジャック『なんだって!みなさん攻撃をいったんやめてください!そちらの用件はなんでしょうか?』

 

カブト『ほう貴様が責任者か話しがわかるじゃないか。』

 

ジャック『俺は責任者じゃない。この艦の責任者は横にいるタクトだ。』

 

カブト『その目のぼやけたようなやつが責任者とは…まあいい、話しとは簡単だ。その紋章機とそのパイロットを渡してくれればいい、ただそれだけだ。貴様らの命は見逃してやるわ!この世界の地球に用はないのだからな、懸命な判断をお勧めしてやるわ。』最後通告か…

 

ミルフィーユ『なら…そうしたほうが…』そんなもの答えは決まっている!

 

タクト『お断りだ!!ふざけたことを言うなこの虫の化け物め!女を盾に男が逃げるなんてありえない!全力でお前らを迎え撃つ!かかってこい!』

 

フォルテ『へぇ…根性あるじゃないか…』

 

ランファ『少しかっこいいじゃない…まあ元々私達はあんたに見捨てられても大丈夫なんだけどさ。』

 

ジャック『おい!タクト!』平和主義者のジャックはあまりの俺に態度に少し不機嫌そうだ。まあ、やるしかないのはジャックもわかっているはずだ。それをわかっているレスターがジャックの肩に手を置き

 

レスター『もうこうなったらタクトは無理だぞ曲がるわけがない、お前もこいつとは長い付き合いだからわかるだろ、諦めろ。』さすがレスターわかっているなあ。

 

ジャック『わかったよ…』少し不機嫌だが、諦めたようだ。

 

タクト『エンジェル隊のみんなこれから指揮をするから従ってくれ、兄さんはともかくその機体でなんとかしてください。まあ大丈夫でしょう。』

 

パドック『わかっているじゃないか!じゃあ行きますか!』そのまま全機敵に向かっていった。

 

????????『これが貴様の何回めなのかな…暁美ほむら…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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クーデターの惨劇

少しずつ投稿してある話しに修正を入れておきます。あとここ数日の間は正月休みで投稿は安定していますが1月中旬はどうなるかわかりません。それではどうぞ、


ーPD600年ー

ー火星圏ー

ー機動戦艦内部ー

 

エオニア率いるザールの艦隊が起こしたクーデターから紋章機にのり逃げてきたエンジェル隊の三人の少女が追ってきた敵を俺は立ち向かった。

 

パドック『プラリアンソード!』

俺はギガアスターの赤色の頭部から長い剣を取り出し右手に持ちガイゾックの無人ロボットの胸に突き刺した!

 

グワァギャアア!

無人ロボットは苦しみだし、口から吐血をした!それを見た俺は続けざまに胸部に収納してあるレーザーカノンを解放し、ガイゾックの足へと命中させ、側をウロウロしていたデスキュラの小型戦闘機をギガアスターを回転させて、二機撃ち落とした。

 

パドック『ざっと、こんなもんよ!さあてと!次はおめえだよ、木偶の坊ロボットがああ!』

俺は左手でプラリアンソードのボタンを押し刀を短剣にしてベーダー一族の怪物の喉に突き刺し、喉を引き抜きダメージにより動きを止めているそれを左手にパワーを集中させて殴りとばした!

 

ミルフィーユ『す、すごい、私も。』

ミルフィーユはなんとかヴェイガンのモビルスーツのコックピットを外さないように下手なりに狙っていた。

ミルフィーユは射撃がそれほど得意ではなかったが、ミルフィーユが乗るラッキースターは他の紋章機と比べてバランスが良く、偏った性能の無いモビルスーツの相手は良くモビルスーツと比べてそもそもの機動力が高い紋章機相手では乗るパイロットにもよるが大半の場合は紋章機が勝つであろう。

逆に力に偏ったガイゾックなどが相手の場合は確率は低いがもし一撃でも攻撃を受けた場合には機体の損傷が激しくなり最悪撃墜されてしまうためタクトは見た目がモビルスーツよりビスマルクのようなギガアスターとプロパイロットだった兄を信じガイゾックの相手をパドックに任せたのだ。

 

バンバンバン!ミルフィーユの撃った弾はモビルスーツの頭部にあたりモビルスーツは動きを止め、ザールの戦闘艦に回収された。

 

ミルフィーユ『やったぁ!あそこは…コックピットじゃない!』

すると喜んでいたミルフィーユの横を通ったのはランファのカンフーファイターでカブトの乗るザールに向かったミサイルを放つ!

 

ランファ『ちょっと何やってんのよミルフィー!たく、甘いんだから…私は容赦なんてしないわよてぇえい!』

ランファの乗る紋章機カンフーファイターは接近型で一撃一撃の攻撃の威力は抜群だがその分装甲が薄くダメージを受けると危険であるが、そこは持ち前の機動力でだいたいの場合は避けるため問題ではない。

そのデータを見てタクトは動きが鈍いザールを狙うよう指示したため、カブトの戦闘艦は損傷をかなり受け退却を始めていた。

 

ーザール戦闘艦ブリッジー

カブト『や、やばい!逃げろ逃げろ!もう駄目だ!そうだ、デスキュラはどうした残り一機戦闘機があったはずだぞ!それを囮に逃げるんだ!』

ブリッジにいたカブトは部下に向かって命令した。その声を聞き一人が叫んだ。

 

カブト部下『そ、それがその一機は既に紋章機によって撃墜されています。』

その戦闘機は射撃が得意なフォルテの乗る紋章機ハッピートリガーによって撃墜されていた。

動きは遅いが重装甲に大火力のハッピートリガーは一見すると機動力が高い戦闘機の相手は難しそうに考えられるがフォルテの射撃能力は高いため問題なく撃ち落としていたのだった。

 

カブト『な、なんだと!し、仕方ない…クロノ・ドライブを行い逃げるぞ!急げ!』

 

カブト部下『クロノ・ドライブ開始!』

シュウーイン!

 

カブトの戦闘艦はクロノ・ドライブいわゆるワープを行い逃げだしていった。

 

ランファ『こらー待ちなさーい!あーあ逃がしちゃったか〜まあ、しょうがないか。はあ…疲れた…ちょっと司令官!タクト・マイヤーズだったわよね…ともかく回収してくれない。』

 

タクト『あ、ああ…お疲れさん。すまないけど休憩の前にトランスバール星のこととあの敵について教えて欲しいんだが…』

 

フォルテ『了解した。とりあえずまずは回収してからだ。』

 

ミルフィーユ『なるべく手っ取り早く終わらせてくださいね、もうヘトヘトなんですからね。』

 

ジャック『君達が疲れているのもわかるんだけどねこっちにもギャラルホルンとの合流しなければならないんだよ。』

 

パドック『どうだーいタクト!これが終わらせて私の力であるというのだー!はっはっはっはっはっ!』

 

タクト『に、兄さん。さっきいっていたひいひいじいさんのロボットって…あの茂じいさんが作ったの?』

 

パドック『正解、正解!いろいろと頑張ってくれてこんなもの作ってくれたんだよ〜お年玉としてもらったんだよ〜』

 

タクト『あ、あのじいさんならやりそうだな〜とりあえず回収しますから。』4機は回収されて指令室で話を聞くことにした。

 

ー指令室ー

タクト『さあてと、まず君達は白き月にいたエンジェル隊だよね。ここに来たのはクーデターがあったからだろ、クーデターって一体何があったんだ?』

俺は集まった3人に向かって悪いとは思いつつも話を聞くことにした。デリカシーのなさで考えたら俺は最悪だ。

だが俺は軍人だ、やるべきことはしっかりやらなければならない。

 

ミルフィーユ『……』

やはり黙ったままか…じゃあもう少し落ち着いてからにするか。

 

ジャック『頼む話しをしてくれ、でないと俺たちには何をするべきかわからないんだ。辛いのはわかる…それを承知で頼んでいるんだ。』ジャック……話しをしてくれるかな

 

フォルテ『…つい数時間前だ…5年前王族を追放されたエオニアがザールの将軍として大量の戦闘艦を率いてトランスバール星と白き月を襲って来たんだ…私たちは立ち向かった…だけども敵があまりに強すぎた…最初敵は無人艦ばかりで動きも単調でなんとかなると思っていたんだ…だけども敵はザールだけじゃなかったんだ……かつて厄祭戦が起こった時にデンジ星を滅ぼしたベーダー一族が責めてきたんだよ!どうやらザールは様々な勢力を吸収してどんどん力を上げていったみたいなんだ。

さすがに物量戦では明らかにこちらが不利で私たちは逃げ出し白き月にいた『月の巫女達』と『月の聖母シャトヤーン様』はシャトヤーン様一人残して『エルシオール』と呼ばれる戦艦に乗って逃げ出したんだよ、だけど5人のエンジェル隊のうち二人はCGSと呼ばれる集団に捕まり月の巫女達はケサムと呼ばれるものに捕まり、トランスバール星はベーダー一族の手によって汚され、残っていた人達は汚染された環境に蝕まれていくのを私たちは黙って逃げ帰るしか出来なかったんだよ!!』

フォルテは怒りに身を任せ側にあった机を力強く蹴った。

相当悔しかったのだろう…

 

レスター『そうだったのか……タクト、ジャック、これからどうする?ギャラルホルンとの合流はもうすぐのはずだが…』

 

ジャック『とりあえずギャラルホルンと合流するべきだな、俺たちには頼りになる戦力がパドックさんのギガアスターだけなんだからな…こちらには紋章機用の補給物資は存在しないんだからな…』

 

タクト『ギャラルホルンに紋章機用の具体的な補給物資はないが少なくとも気休めの修理と弾薬の補給くらいなら出来るはずだよ。

それに俺たちはギャラルホルンと合流したあとにCGSに行く用事があるからチャンスがあればCGSから君達の仲間を救い出すことが出来るかもしれない。

だからまずはここで身体を休めてほしい。小さな戦艦だけど人間が住む分にはそこまで問題はないからさ。

とりあえずそれぞれの部屋を教えるからついてきてほしい。レスターここで監視を続けてくれ、ジャックは敵の分析を頼むよ、じゃあ行こうか。』

俺はトランスバール星にいる友や家族のことや不安を心の奥底に押し殺し笑顔を見せながら連れていった。

 

タクト『とりあえず桜葉少尉、蘭花少尉、フォルテ中尉、俺のことはタクトでいいからかしこまったことは中々苦手でね。それでいいかい?』

 

フォルテ『それじゃ私もフォルテでいいよ、タクト。』

 

ランファ『私のこともランファでいいわ、よろしくタクト。』

 

ミルフィーユ『はい、私のことはミルフィーでお願いします。よろしくお願いしますねタクトさん、ところで私達の部屋は…』そうやって話しながら歩いていると四人は3つの部屋にたどり着いた。

 

タクト『とりあえず、ここの三つの部屋を使ってくれないかな、まあ多少の不便は我慢してくれないかな?ベットや机に椅子はあるからね。』

 

ランファ『まあこんなもんか…部屋は我慢するけどシャワー室はどこよ?戦闘で汗だくなのよ。』

 

タクト『えーとね…ここから突き当たりを右に曲がるとシャワー室で左を曲がるとお手洗いだから…じゃあギャラルホルンと合流するまでは自由にしててね。それじゃ兄さん行こうか。』

 

パドック『おいおい俺はこの周辺の部屋じゃないのか?』

 

タクト『当たり前だろ!ただトイレとシャワー室を紹介しただけだよ!これ以上奥さん増やす気かよ。たく、パトリック兄さん以外の兄さんの一族は凄すぎるんだよ。』

そうなんと兄さんの家族はひいひいじいさんからとても特殊でひいひいじいさんには8人ひいじいさんには4人じいさんには7人親父には4人パドック兄さんには8人の奥さんがいるのであった。

この一族はイケメンがとても多くモテやすく女好きであるため色々と大変なんだ。

 

パドック『そのおかげで玉の輿とかあったりして結構裕福に暮らせたんだよねー!』

 

フォルテ『なんというか…運がいいというかなんというか…いつかバチが当たるよ。』

 

タクト『ちゃんと当たったよ、データを見てわかったんだけど、連邦軍という軍隊のお偉さんの娘さんを妊娠させて、絶対に成功しないジオン公国という独立国の交渉役を押し付けられた。因果応報というか…』

 

パドック『そのいいかたはないだろ!俺はただ女の子が好きなだけだ!女の子も俺の顔とか性格は好きだろ!だったら有意義に生かさなけきゃあならないんだ!この世にはモテる男とモテない男、モテる女にモテない女そんな四つのタイプが存在している。その中のタイプとして俺はモテるタイプの男だ!そうなったら俺には指名があるんだ!人間の遺伝子を未来に引き継ぐために俺はたくさんの女の一族の未来を繋いでいくために頑張っているんだよ!モテない男の未来をモテる女が救うように様々な女を俺は救っているんだ!』

 

…変わっていない…

はあ…清々しいほどのナルシストだな…

エンジェル隊のみんなドン引きだけど…

そんな兄さんの女好きわかるんだけどねー!

 

ミルフィー『は、はあ…ともかく私達はこれで失礼しますね。』

 

ランファ『ほんじゃね。』

 

フォルテ『ふう、やっと休めるか。』エンジェル隊は部屋に入っていった。

 

タクト『さてと、行きますか兄さんついてきてください。』

 

パドック『わかったよ、行くか。』

タクトはパドックを部屋に連れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 




ジャック・シンドー 21歳 中佐
タクト、レスターの士官学校時代からの同級生で友人、科学者としても優秀で体力もあり筋肉質で運動も出来るレスターと二人同時に主席になるほどだが、金属生命体のフェストゥムとの共存を考えるなど変人扱いされている。人事部に配属されたためタクトとレスターの願いを叶えるために二人を辺境惑星の司令官と副司令に任命した。タクトと違い平民のため実力で中佐になった。

原作 ウルトラマンG


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宇宙ネズミとお嬢様

今回はオルフェンズ編です。初めて出る単語やキャラの名前などはなるべく説明を挟みますのでよろしくお願いします。どうぞ、


 

ーPD600年ー

ー火星ー

ークリュセ防衛自治区ー

ーCGS本部ー

ー格納庫ー

 

ダキュン!

 

ー次は何をすればいい…オルガ?ー

 

 

ーはっ!…

 

オルガ『何て夢見てんだよ俺は?ふーっ。』

俺の名前はオルガ・イツカ、火星の警備会社CGSで働いている一人だ。もっとも俺たちは背中に『阿頼耶識』と呼ばれる特殊モビルスーツ操縦用ナノマシンを埋め込まれている。そのために阿頼耶識の埋め込み手術をした奴らのことを『宇宙ネズミ』なんていわれているんだ。無理もねぇ、阿頼耶識の埋め込み手術は大人では上手く体に馴染まず成長期の子供ばかりが受けている。

阿頼耶識を埋め込むことにより厄祭戦時代に使われたロストテクノロジーのモビルスーツ、最新式のモビルワーカーの操縦が出来るため、ガキを使いまる儲けしようとする奴らがよく行っている俺もそのうちの一人だ。

火星の居住環境は最悪でなんでも『スペシウム』と呼ばれる物質が原因らしいが未だに治療法が確立されていないため死亡者がとても多い…そのため何十年前か前から火星の連中は『ヴェイガン』という軍隊を名乗り地球に移住しようとしているがフリット・アスノ率いる『ギャラルホルン』によってその作戦は阻まれ続けているがそれでも諦めずに戦う奴らがいるが、はっきりいって無駄と言っておこう。

当たり前だよ、相手には受け継がれてきたロストテクノロジー『AGEシステム』により作られた伝説の機体『ガンダム』に乗り襲いかかるヴェイガンのモビルスーツを倒しまくった。あまり体に変化がない俺にとってはどうでもいいがな、そのためガキどもの親は死に戦災孤児が増え、だからガキどもは自分の命を自分で守るために働いた。そのためにはどんなことをしてでも生きなければならない…だから大半のガキどもは生き残るために苛酷や阿頼耶識システムの手術を受けた。

普通のモビルスーツはヴェイガンに回されてしまうため、ロストテクノロジーのモビルスーツやモビルワーカーが必要になってくる。それらを使わなければならない仕事がたくさんあった。そのことに目をつけた大人どもはガキどもを奴隷のように扱い利益を得るという汚いことをし始めたんだ。だけどこればっかりはどうしようもない。生きるか死ぬか…そう言われれば仕方ない。生きるために俺は手術を受けた。

 

 

 

 

俺はついてた。

俺は手術の影響を受けず上手く体にナノマシンが付着してくれて、俺はここで働いてられるだが…阿頼耶識システムの手術にはリスクがある。阿頼耶識のナノマシンを体が受け入れず拒絶反応が出た場合は体のどこかが悪くなっちまう。軽い場合もあれば重い場合もある…

MZ23という名のコロニーからの移民が来るがそいつらのほうがはるかにマシだった、ヴェイガンという組織に入らず建設業務か兵士になるかという選択権があるからな…その移民の中のガキは16歳になってからそれを決めるのさ…羨ましがるやつらがいるがどうでもいいさ。

運がなかった、生まれた時代が悪かった

そんな言葉で片付けられるほど人は甘くないのさ…

 

ササイ『このがきぃ!!』俺は大人の一人ササイにバレて殴り飛ばされた。

 

オルガ『ぐわぁっ!』俺はここで働いている以上大人の指示には逆らえない。少しでもサボっているのがバレるとこうやって殴り飛ばされる。俺たちはガキだと思って大人に舐められている。だがいつかは…

 

ササイ『ちっ!ったくいつになったらこいつらは可愛げのある奴らになるのかね。さっさと仕事に行きやがれ!あの馬鹿でかいやつを掘り出すぞ!』ササイはそのまま格納庫から歩いていった。すれ違うように一人の大人が入ってきた。

 

ナディ『よう、またやられてるようだな…そりゃあこんなところでうたた寝していたらそりゃあ怒られるだろうな。そっちにいる嬢ちゃんたちは怖がってなさそうだけどな。』

そうだった忘れていたこの格納庫にはクーデターによって白き月から逃げきてきたエンジェル隊のミント・ブラマンシュ、ヴァニラ・H(アッシュ)がいた。こいつらは運悪く俺たちCGSの基地に不時着してしまったようだ。

俺は紋章機に乗っていた二人を大人どもにみつからないようにこっそりと引っ張りだしこの格納庫に隠れさせていたのだ。

ついさっき現れたばかりだが、大人どもは庭に落ちた馬鹿でかい紋章機がいくらで売れるかどうか楽しみでパイロットのことなんて気にしてなさそうだったからな。

 

ミント『一応お礼はいっておきますわ、ありがとうございます。あなた達ヴェイガンがこんな事をするだなんて珍しいですわね?』

 

オルガ『俺たちはヴェイガンじゃない!』俺は叫んで激しく否定した。ふざけるな!俺はあんな愚かな奴らとは違う!

 

ヴァニラ『あなた達は火星にいる人間たちは私達のようなものを憎んでいる。だから私達をどうするの?』

 

オルガ『何もしねぇよ、ただなんというか…あのまま身売りにあんた達を売るのが少し嫌だったんだよ…こんなことは偽善なのか…こんな他人を気遣うなんてことしていたらいつか足元すくわれちまう…どうしちまったんだろうな、俺は。』そんな愚痴を吐いていると一人の男が格納庫に入ってきた。

 

三日月『あ、オルガ、そこにいたんだ。そこにいる二人は?』こいつの名は三日月・オーガス俺の昔からの知り合いでミカと呼んでいる。阿頼耶識の手術を三回受けて成功したとても珍しいやつだ。

 

オルガ『ああ、あの落ちていた紋章機のパイロットだ。誰にも言うなよ。』

 

三日月『わかった、でもここじゃいずれ見つかるよ?』

 

オルガ『わかってるだからあの場所に移動してもらう、あそこは暖かいしな。』

 

ナディ『おい、あれはここのトップシークレットだぞ、それを白き月の奴らに見せたらとうなると思う?最悪ザールがここを襲って来る可能性だってあるんだぞ。』

 

オルガ『そうなったらそうなっただ。いくぞついてきな。』

 

ミント『…今は素直にしますわ。』

 

ヴァニラ『……』

 

ナディ『あーあ、俺ぁ知らねぇからな。』

 

三日月『俺はあんたらの紋章機を掘り出してくるから、まあ多分すぐには売らないだろうからさ、それとオルガ、社長が仕事で呼んでたからさ。』ミカ(三日月)とおやっさん(ナディ)は部屋から出ていった。そして俺が歩き出すと二人はついてきた。

 

ー秘密の部屋ー

オルガ『ここだ、ここならいつでも暖かい。しばらくはここにいるといい。』

 

ミント『こ、これは…この形状は…』

 

ヴァニラ『ガンダム…フレーム…』そうここにあるのは厄祭戦で使われたモビルスーツの一つガンダムフレーム、AGEシステムを使ったガンダムとは違い阿頼耶識を使うが形状はとても良く似ているからだれでも間違える。

 

ミント『何故ここに…ロストテクノロジーの一つガンダムフレームが…』

 

オルガ『しらねぇよ、昔からあったんだよ。あんたらの方が詳しいだろエンジェル隊のあんたらのほうが?』

 

ヴァニラ『データベースにはありませんが…間違いなくガンダムフレームです…』

 

ミント『私達は確かにロストテクノロジーのことをよく知ってはいますがモビルスーツやイクサヨロイについてはよくわかっていないんですのであしからず、それに同じロストテクノロジーでもこれは阿頼耶識がなければ使えませんわ、これもルネサンスで発見されたものですか?』

ルネサンス…ああ確か西の星を中心にロストテクノロジーを復元や発掘などをしている活動のことか…多分それとは違うだろうけどな…

 

オルガ『いいや違うぜ、ルネサンスとは関係なしに俺たちが発掘したんだ。だから今までこうやって隠しておいたこれを操るやつはほとんどいないんだ。』

 

ヴァニラ『阿頼耶識システムはモビルスーツやモビルワーカーと一体になることにより動かすことが出来るシステム…そのためには多量のデータを人体に移さなければならない。それに耐えるには…』

 

オルガ『んじゃまそろそろ行くから見つかんなよ、今はこうしているしかないんだからな。』

 

ミント『あなたは何がしたいんですか?』

 

オルガ『何?』

 

ミント『あなたは自分が置かれている状況が理解できている…それなのにも関わらずただ愚痴を話すだけ…それで何が変わるのですか?うさでも晴れるのですか?あなた自身は何がしたいんですか。それを教えてくれませんか…私達はここから抜け出して仲間と合流します。例えザールが相手だとしても…私達はまだ経験の積んでいない子供だとしても。』

 

オルガ『……そうだな…あんたの言う通りだよな…俺たちガキどもは舐められている。だけどあんたらみたいなガキでも紋章機に乗って、ザールと戦うなんてな…そうだな…そうだよな…俺が変わる変わってみせるか……ガキでも大人に負けやしないか…まあでも忠告はしておく少しだけ待ってな…いずれチャンスは来る…』そう言って社長室へと向かった。

 

ー社長室ー

俺は途中ビスケットという俺と同じように阿頼耶識を埋め込まれたガキと合流し、社長室に向かった。どうせ俺たちのことを弾除けからうさ晴らしのためにしか思っていない連中だ……みんな文句ばかり言うがそれじゃだめなんだ…

 

コンコン!ビスケットを先頭に俺たちニ人は社長室に入っていった。

 

ビスケット『失礼します、社長話ってなんでしょうか?』

 

ハエダ『遅せぇぞてめぇら!何ちんたらやってやがったんだ!!お前らは言われた通りにさっさとくりゃあいいんだよ!』こいつはマルバ社長の次にエバるハエダ…俺や他のガキからも特に嫌われていて、こいつが特に俺たちに暴力を振ったりエバりやがる。

 

マルバ『お前たちの仕事はこうだ…クリュセ防衛自治区その代表の愛娘を地球と西の星に運ぶ…その護衛をお前ら三番組に任せる。』マルバ社長はそう言ってタバコを蒸す…俺とビスケットは互いに見つめ少し驚いていたがまあなんとか理解した。

 

ビスケット『もしかしてクーデリア・藍那・バーンスタインですか?』

 

オルガ『ビスケット知ってんのか?』

 

ビスケット『ああ、確か移民してきて建設業務に勤しんでいるものを中心にメソポタミアプロジェクトを無視して火星に負担を掛けている地球に対して独立運動を行っているんだよ。アーサーという王に支配されている西の星の人とかの気持ちも理解してあげたいと考えているそうだよ。』

 

マルバ『今回の地球、西の星行きにはその独立運動絡みらしい。お嬢様直々の指名だそうだ。そしてもう一つ…ある男が火星連邦軍の試験を抜け出してこっちに向かってきているようだ。』ほらでた、たまにいやがるMZ23からの移住者のガキの我儘がたく、どうせ俺たちにはこんな仕事ばかりだろうな、まあそいつらの気持ちは俺にはわからねぇな、まだ恵まれているのにな。

 

ビスケット『お嬢様直々ですか…ところで火星連邦軍との協力で捕まえればいいんですか?』

 

マルバ『ああ、火星連邦軍だけでなく、ギャラルホルンやトランスバールの奴等も来るからな。』トランスバールか…あいつら運がいいんだな。

 

オルガ『たった一人の脱走にそんなに焦るとはねぇ…』

 

ハエダ『そんなことどうでもいいんだよ!てめぇらガキはいつも通り俺たちに従っておきゃあいいんだよ!』俺とビスケットはそのまま社長室から出て行った。俺は途中ビスケットと別れてあの二人のもとに向かった。

 

ー秘密の部屋ー

オルガ『おい、あんたらついてるなあ。もうすぐここにトランスバールの奴等が来ているらしい。』

 

ミント『本当ですか!やりましたわ。』

 

ヴァニラ『でも……みんなが心配です。』

 

ミント『それはそうですが…みなさんそんなにやわじゃありませんわ…』

 

オルガ『…あんたらはやっぱりすげぇよ…俺とは比べ物になんないな。』

 

ミント『そうやって自分の間違いを認めた…それならば少しは変えていくんでしょうね?自分を。』

 

オルガ『距離から考えてトランスバールの奴等が来るのは夜くらいだ。紋章機なら第五格納庫に置いてある。あんたらに言われてようやくわかったよ、変わるなら今だ。変わっていくんだ俺たちは!』俺は決意を固めて仲間がいる昼食場に向かった。

 

 



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人による見解

よくあるお約束の選択風に()で選択肢らしくしてみました。どうぞ、


ーPD600年ー

ー火星圏ー

ー機動戦艦内部ー

ーゲストルームー

俺、タクト・マイヤーズはザールから逃げて来たエンジェル隊、コールドスリープから目覚めた俺の義兄弟のパドック・コーラサワー親友のレスター、ジャックを連れてギャラルホルンの監査艦隊と合流し、俺はレスター、ジャックとともにゲストルームにてギャラルホルン側の責任者マクギリス・ファリド、ガエリオ・ボードウィンと出会った。さすがに俺は少し緊張していたが、ジャックがいるので心臓がバクバク動くほど緊張はしてはいなかった。

 

マクギリス『ギャラルホルン代表、マクギリス・ファリド特務三佐です。』

 

ガエリオ『同じくギャラルホルン代表、ガエリオ・ボードウィン特務三佐です。』

 

タクト『トランスバール皇国代表、機動戦艦艦長タクト・マイヤーズ大佐です。』

 

レスター『同じくトランスバール皇国代表、機動戦艦副艦長レスター・クールダラス中佐です。』

 

ジャック『同じくトランスバール皇国代表、交渉役のジャック・シンドー中佐です。今回の交渉のテーマは対フェストゥムのことだとは一応聞いております。』早速、ジャックが核心を突くことを話した。さすがに交渉はジャックの仕事だけど少し手伝おうかと思ったけど…

この二人はどうも食えないなあ…

特にこのマクギリスって人はあまり気に入らないなあ…なんか裏がありそうだ…

腹に何かを抱えていそうな…

 

マクギリス『確かにそう伝えました…そのためにまずはCGSに行かなければなりません。』ほらきた、何をする気だ?

 

レスター『CGS…クリッセガードシステムという警備会社になんのようがあるというんですか。今、我々の状況はわかっていると思っていますよね。我々には貸せるような戦力は残っておりません。そのためにもまずは我々とともにいる紋章機の整備と補給をわずかでもいいので行ってほしい。』このままじゃ、ろくに戦闘が出来るのはパドック兄さんだけだしね…

 

ガエリオ『クーデターから逃げて来たエンジェル隊がそちらにいるのか?ぜひ一目見ておきたかったんだが、仕方ないな。ともかく応急の修理と弾薬は提供出来るが、そのかわり私どもの任務を手伝ってほしいのです。』任務か…

 

タクト『その任務にCGSが関係しているのですね。』

 

マクギリス『ええ…恥ずかしい話なのですが我々ギャラルホルンの火星支部の連中と火星連邦軍の間で少々イザコザがあるようなのですが…』そりゃあ巨大な組織である以上仕方がないか…

 

ジャック『火星連邦軍…まだそんなものがあったんですか?』ほとんど知らなかったなあ…ろくすっぽ機能してなさそうだけどね。

 

ガエリオ『ヴェイガンなんていう組織をのさばらせてある以上やっていることといえばMZ23から来た移民を受け入れ、建設業務に従事させることぐらいですがね。その火星連邦軍から脱走者が出たんです、その脱走者がそのCGSに向かったそうなんです、その少年が確立は低いかもしれませんが、地球のスパイの可能性すら…』

 

タクト『脱走者ですか……名前は?』

 

マクギリス『ジョウ・マヤ…16歳の男性です。適性試験を拒み現在逃走中です。』16…ガキか?

 

レスター『たった一人の脱走者に我々が行くのは…』

 

マクギリス『不満かね、まあ表向きはそうだが裏では違う目的がある。』

 

ジャック『違う目的…』

 

タクト『もしかして…

 

(火星連邦軍の視察ですか?)

(そのジョウって子が有名人だから?)

この二つのどちらかのはずだが…そうだな。

 

火星連邦軍の視察ですか?』俺は二つ考えた案のうちこっちを選択した。

 

ガエリオ『へぇーよくわかりましたな、タクト・マイヤーズどの、その通り我々はこれ以上ヴェイガンの地球侵攻を妨げたい。そのためにもまずはヴェイガンの徳になりそうなことは少しでも消しておきたい。その脱走者がもしハッキングをしていたら…フェストゥムに同化されたら…そうやって臆病に考え…誰かが裏切っているかもしれない…そうやってやらなければ平和は勝ち取れないのです。』

 

ジャック『……私個人の考え方なのですが…犠牲が今、必要な社会がヴェイガンを生んでいるとしか思えないんです。』

 

マクギリス『あなたは変わったことを考えておりますね。そうですね…確かに火星の環境は非常に劣悪です。今はベーダー一族のせいでトランスバール星の方が環境は悪くなっています。ですが我々は苦しんでいない…我々は誰かが苦しんでいるのを知らずに暮らしている人を守る…多少の犠牲もやむを終えないと考えられている世界は…誰かが…自分以外の誰かが貧乏くじを引いてくれている世界に感謝しなければなりません。ただしその貧乏くじが自分に回ってきた途端に態度を変えるそんな奴等が集まったのがヴェイガンです。犠牲のない世界を作れば確かにヴェイガンはなくなるでしょう……でも、それに代わって何らかの組織が表れる。君達は自分達が今支配する側だからそんなことを言っていられるんだ。君達は食べられたことがないから豚や牛、魚の気持ちがわからない。君達は指が動かなくなったことがないから指が動かなくなった人を可哀想と思う…それと同じように哀れみを与えてる側にはどんなに言い訳したとしても何かしら原因はある。あるだろ?よく考えてみてくれ。』

…恥ずかしながら完全に負けた…

そりゃあねぇ…恵まれてない人のためにお金をあげたことはあるけど…

それは金銭面に余裕があるときだけだし…

豚や牛や魚を殺さなければならないのは…

人間であるから…

それを知らない人間は幸運なのか…

はたまた不幸なのか……

それは人による価値観で…

人による見解で変わるから…この人はそう考えているんだな…

でも俺は…

(あなたの意見に賛成です。)

(それも一つの考え方ですね。)

(ジャックの意見に賛成です。)

 

タクト『それも一つの考え方ですね。ですが俺は違う…俺もジャックもレスターもあなた達も100%考えが同じではない。それによって人に嫌われて…人から蔑まれてしまう………それで異論を唱えるのをやめて仲間を求めるのが人間の弱さだ。だけど、中にはそれでも反抗するものがいる…例えどうあっても自分の異論を唱え続ける。その脱走者にも何かしらの事情があるのでしょう。だから俺はそれを知りたい。協力しましょう。ジャック、それでいいか?』

 

ジャック『ああ。』少し不満がありそうにはありそうだけどジャックはなんとか理解してくれたか…あとで愚痴くらいには付き合ってやるか。

 

ガエリオ『そう言ってくれて嬉しい限りですね。では、早速ビスマルクチームも呼んでおきます。彼らとならザールが来ても戦力が落ちている我らでも大丈夫だと思います。』

 

レスター『ビスマルクチーム…噂の部隊か…頼もしい奴等だといいんだが…』

 

ガエリオ『そこはご安心を我らギャラルホルンの独立部隊であり、反抗的ではありますが、必要最低限の仕事はしてくれますので。』

 

タクト『そうですか…』反抗的…不安だなぁ

 

ピピッ

 

ん?この通信は一体…俺とレスターとジャックの通信機から音が出ているな。出てみるか。

 

タクト『こちらタクト・マイヤーズ、どうした何があった?』

 

フォルテ『こちらフォルテ、まずいよそのCGSのほうに三つの質量が感じられてるよ、三つとも違うけど…データがない。辛うじて一つにはクロノ・ドライブ反応に近いものが出て来たよ。そして…私達の仲間の紋章機の反応もある…』

 

マクギリス『こちらでも丁度報告が入った。どうやら我々の火星支部にいる連中が…CGSを勝手に襲撃しているらしい。おそらく三つの質量の一つは我々の部隊だろう…地球にとって不都合なクーデリア・藍那・バーンスタインを殺すために…そして都合悪く謎の二つの正体不明の敵と鉢合わせているらしい。』

 

ミルフィーユ『タクトさん!お願いします!私達の仲間を助けてください。』仕方ない…仲間の命には変えられない。

 

タクト『失礼だとは思いますが、我々はクロノ・ドライブでCGSに向かいます。』

 

マクギリス『いえ、我々も向かいます…火星支部の勝手は我々監査官が管理しなければなりません。お手間はかけません、我々について来てくたさい。』

やっぱりこの男怪しいなあ…

 

レスター『わかりました。よろしくお願いします。』そのまま俺たちはそれぞれ船に乗りCGSに向かった。

 

ー並行世界ー

ー沢芽市ー

 

 

バァン!!

 

 

トラックに青年がぶつかった音だ…

そして俺は特に'ある場所'を狙った…

 

 

 

…痛い……痛い…僕は…

 

どうやら俺は成功したみたいだな…

 

 

運転手『やりましたよ、やりましたよ!事故の後処理とかよろしくお願いしますよ。』俺は運転手…ある男から頼まれてある青年を引いた。金があれば俺はなんでもする。素晴らしい生き方だと思っている。

 

??『後処理とかは心配することはない…君の講座には50年遊べる金額を振り込んでといたから。それじゃあ。』

 

??『これで私の計画も盤石だ…これで三人目…はっはっはっはっ!あとはワルプルギスの夜を待つだけだ…実に興味深い。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




レスター・クールダラス 21歳 階級中佐

タクト、ジャックの友人で、同じ士官学校の仲。ジャックとは首席を争うほど優秀で、教師からも将来を有望されている。だが本人は司令官などは興味がなく、『担がれるより担ぐほうが楽』と考えていて指揮と精神力は自分よりタクトのほうが勝っていると考えている。タクトとジャックに信頼を寄せている。女好きなタクトとは逆に女性関係などにはさっぱり興味がない。タクトと違い貴族ではなく平民の生まれのためジャックと同じように中佐には努力してなった。

原作 ギャラクシーエンジェルシリーズ


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銀色の巨人

今回は場面によって勢力が変わるので混乱しがちですので注意してください。どうぞ、


 

ーPD600年ー

ー火星ー

ーCGS本部前練習場ー

 

はあ…はあ…ようやくか…

 

俺の名はジョウ・マヤ。MZ23というコロニーから子供の頃親父とともにこの火星についたんだが、火星の環境は最悪で何人もの人間が死んでいる。先祖が唱えたメソポタミアプロジェクトという計画により俺たちは地球に住むことが出来ないのにも関わらず一部の人間は地球に寄生し続けてやがる…元々人類が地球の環境を破壊し、更にクロノ・クエイクなんていう災害によりボロボロになった地球環境を再生するために一度地球から人類を追い出し地球の自己再生能力を促進するため、人類が地球を放棄するメソポタミアプロジェクトを実行した。

それにも関わらず一部の人間は住み着いた…地球にとどまる人類に腹を立てた火星の奴等はヴェイガンを名乗り地球に移住しようと考えた。

だが、地球はギャラルホルンという軍隊とロストテクノロジーの一つのAGEシステムを使ったモビルスーツガンダムを使いヴェイガンを打ち負かし今でも少しづつ戦争を続けてやがる…

まったく、巻き込まれるこっちの身にもなってほしいぜ!こちらとらただでさえ生活が苦しいのにヴェイガンや火星連邦軍の奴等が威張り散らし宇宙ネズミや戦災孤児が増えて大変なんだよ!!

だが一向に生活は良きなりゃあしねぇ!

上の指示に従って兵士や建築作業につきたくねぇ!だから俺は逃げ出した…マイクという火星生まれの金髪のやつとともにな。

そして俺たちは車に乗り火星連邦軍の奴等を振り払いCGSという警備会社の訓練場に辿り着いた…ここなら安全だと身を隠していた。すると!

 

カッ!

 

急に緑の怪しい光が練習場を包み込んだ!俺とマイクは目を伏せる!

 

すると…

 

ウゥゥンウゥゥンウゥゥン

 

な、なんだぁありゃあ…

 

そこには…見たこともない赤い折紙の鶴形の戦艦が落ちてきた!

いったい…

 

マイク『兄貴!何やってんだよ!早くそこから離れなよ!巻き込まれちまう!』俺はマイクに呼ばれて我に返り夢中に見ていた戦艦から離れ岩陰に隠れた。

 

ジョウ『折紙の鶴みたいだなぁ…ん?まだ何か出てくるぞ!』俺はマイクとともに体を更に岩陰に隠した…すると

 

ドン!!

 

怪しい巨体が火星の茶色の大地に降り立つ…それはまったく見たことない生物であった…なんだあれは…手の代わりに触手が8本ほどあり、二足歩行や四足歩行などではなく、大きな平な一つの足で鈍く動いていた。

 

マイク『あれって…ヴェイガンじゃないよね?変わったモビルワーカー?それともイクサヨロイかな?ロストテクノロジーのものだよな!兄貴!』マイク…気持ちはわかるけど違うよなぁ…明らかにどこの勢力のものじゃないぜ!

 

ジョウ『あんなもん!ロストテクノロジーなわけないだろ!あれは多分…ベーダー一族のものと考えるべきだ。ザールという可能性も考えてもいい?だけどあいつ…あの宇宙戦艦に向かっているなあ…一体何の目的があるんだ?あれ、まだ何か出てきやがるぜ!』緑の光は更に一層怪しさを強めた…そしてそこから何か出てきやがった!俺は目を凝らして見た。

 

ダァァッ!

 

赤と銀色の巨人…

あれは…一体なんなんだよ!目が白くて体が赤と銀色のラインの巨人はよ!明らかに兵器じゃない!生物だ!俺は新しい生物を見てしまった!

 

マイク『巨人…』

 

ダギャアン!

 

!弾丸が背後からこっちに向かって放たれた!

俺はすぐさま唖然として巨人を見ていたマイクを突き飛ばし攻撃を避けた。

 

マイク『有難う、助かったよ兄貴。』

 

ジョウ『撃ってきたのは誰だ…ん!あれはおい!モビルワーカー!間違いない!ギャラルホルンのモビルワーカーだ!あのモビルワーカーについている紋章がその証拠だ!くそ!こちらとらただでさえありえないもの見たのにまさか奴等ギャラルホルンまで来るとはな!』

 

マイク『そんなに兄貴を捕らえたいのか!火星連邦軍は!どうする?』俺はCGSに逃げるかあの戦艦に逃げるか迷った…

 

マイク『兄貴!』わかってる…よし、決めた!

 

俺はマイクの手を掴みCGSへと走り向かった。

 

ーCGS本部ー

ー格納庫ー

私はクーデリア・藍那・バーンスタイン。

私は地球に行きヴェイガンとギャラルホルンの無意味な戦争を止めるべく、CGSという警備会社にいる体に阿頼耶識という機械を埋め込まれた少年兵部隊に協力してもらって、地球に向かうはずだった…

でも急に現れた異星人の赤い戦艦に、奇妙な生物、赤と銀色の巨人、そしてギャラルホルン…ギャラルホルンが私の命を狙おうとしているのはわかっていました。

だけど、まさか異星人の部隊に会うとは……

私が不安になっているとビスケットという少年に連れられて格納庫に向かい、そこでガンダムと紋章機を見ました…そしてそこには紋章機に乗る私と歳が変わらない少女が出撃しようとしていました…

 

クーデリア『あの!あなたは…エンジェル隊の方々なんですか?』私は気になり紋章機に近づきパイロットに話しかけました。

 

ミント『ええ、私達はエンジェル隊ですよ、クーデターがありまして、こんなとこに隠れさせていただきました。少し世話になった恩で微力ながらお手伝いさせていただきますわ。』

 

ヴァニラ『エネルギーは残りわずかです。戦えてあと3分ほどです……』

 

クーデリア『まさか!あのギャラルホルンとやり合う気ですか!考えてください!あなた達はクーデターがあったとはいえ聖トランスバール皇国の誇り高きエンジェル隊なんですよ!そのみなさんがギャラルホルンと戦うことは反逆者になるということですよ!あなた達はすぐに逃げるべきです!あの奇妙な生物はさすがにギャラルホルンはほっておきません。奴等の意識があの奇妙な生物と銀色の巨人に向いているうちに早く逃げてください!』関係ない…これ以上巻き込む人は少ないほうがいい!すでにこうして私のせいでCGSが巻き込まれているのに…

 

ミント『それは出来ませんわ…ここでの恩を返すだけですわ!私どもは身売りに売られようとしていました。ですが、私達は売られませんでした。そのお礼を返すという信念がありますので、行きますわよヴァニラさん。』

 

ヴァニラ『了解…』そういって彼女達二人は紋章機に乗り込み戦場へと向かった。私は自分自身の無力を強く感じました…

 

彼女達みたいに

私も紋章機やモビルスーツを操られたら…

阿頼耶識を埋め込みれば…

 

私はただただそこで唖然としているしかいなかった…私のせいで死んでいくのに…

 

ー訓練場ー

ここでは、既に戦闘が始まっていた。俺オルガ・イツカはモビルワーカーに乗る仲間とともに奇妙な生物やギャラルホルンの対応に追われていた。

 

オルガ『おい!まさか…ギャラルホルン以外にも来るとはな!ザールか…ともかく!あの奇妙な生物は銀色の巨人を中心に戦っている!とりあえず今ある戦力ではなるべくギャラルホルンを狙え、あの戦艦の周りの奴等もこっちに来やがるから気をつけろ!おい!ビスケット!本隊はどうした!大人たち一番隊はどこにいった!』俺たちは三番隊でガキどもが中心になっていて…本隊は大人達の1番隊となっている。だが…1番隊の姿が見当たらないこちらとら既にかなりの数がやられて、エースの三日月とアキヒロが足止めをしてギャラルホルンと奇妙な生物を食い止めている。そのうちに俺たちは負傷者の救助や弾薬を補給しながら戦っている…

 

ビスケット『オルガ…最悪なパターンのやつだよ…1番隊の奴等…社長とともに逃げたよ…多分火星連邦軍に逃げる気だよ。火星連邦軍の指揮官ハザード・パシャ、そいつは金と権力が大好きなんだ…だから1番隊の大人達はハザードに金を渡し、クーデリアさんの情報を提供して自分たちの身を守る気だよ。』やっぱりな、そんなことだと思ったよ…だけどなそれはわりにあわないなぁ…

 

オルガ『ビスケット!わかってるよなあ!1番隊の皆さんに頑張ってもらわないとな!』

 

ビスケット『オッケー!』俺はビスケットと指示通りにあることをしてもらった…

 

バシューン!!

 

トド『な、なんだぁ!?これは…』

 

ユージン『お、おい1番隊の連中から信号弾が出たぞ!あれは…』仲間のユージンが疑問に思うのも無理はない…そりゃあそうだよな、なんせこのことはついさっきあの紋章機の青髪のやつから教えてもらったやつだからビスケット以外には話してないからな…ギャラルホルンの奴等はクーデリア嬢さんが狙いだ。

 

オルガ『俺の読みが正しいとなると…あいつらとあの異星人は放っておけないはずだ。さあてと、反撃開始と行こうか!』

 



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真実の命令

多分これから本当に更新が遅れると思います。すみません。


ーPD600年ー

ー火星ー

ー機動戦艦内部ー

俺、タクト・マイヤーズは火星のことにいるあいつのことを副司令のレスターと人事のジャックと話しをしていた。

 

タクト『ギャラルホルン火星支部…いるかな?あいつは。』

 

レスター『あいつ?もしかして?ギャラルホルン火星支部にいったスタンレー・ハガードのことか…確かあいつだけだったな…ギャラルホルン行きを決めたのは。』

スタンレー・ハガード…俺やレスター、ジャックと同じく士官学校での同期で仲は良かったが俺たちと違ってギャラルホルン行きを受け入れて火星支部にいるようだ。

多分あいつのことだ。無駄に正義感が強いから少し心配だなぁ…

 

ジャック『スタンレーか…』ジャックは少しため息を吐いた。

 

レスター『そういえばスタンレーと一番仲が良かったのはお前だったよな、ジャック。まさかこんな機会に会うことになるとは。』

スタンレーはまあいい立場を与えられていると聞いていたからなぁ…まあ俺たちの士官学校のルフト先生はスタンレーのギャラルホルン行きを喜んでいるか微妙だったけど。

 

タクト『まあ、あいつなら大丈夫だろう。モビルスーツすら操縦できるし、お!そろそろ火星のCGSに着くぞ、エンジェル隊のみんな、機体の調子はどうだい?』

俺は格納庫にてギャラルホルンから軽い修理と弾薬の補給を受けた紋章機に乗るエンジェル隊に通信をした。

 

ミルフィーユ『本調子じゃありませんけど、なんとか大丈夫です。』

 

ランファ『少し機体に不安はあるけど、モビルワーカーぐらいなら楽勝よ!』

 

フォルテ『ミルフィーユの機体の必殺技ハイパーカノンはエネルギー不足で使えないし、ランファの機体の必殺技アンカークローは機体の整備が完璧じゃない以上多用出来ない、私の機体の必殺技ストライクバーストは問題なく撃てるが仮の補給である以上…撃てて5.6発ぐらいだよ、ギャラルホルンのモビルスーツとパドックの機体ギガアスターに頼るしかなさそうだよ。』

そうだなぁ…さすがのギャラルホルンもロストテクノロジーに関してはそこまで疎いからなぁ…

 

タクト『兄さん!作戦の肝は兄さんだ!頼むよ!そのギガアスターについてはまだ兄さんからもらった説明書見終わってないけど…その機体にはまだ武器があるよ…えーと…ひいひいじいちゃん…なんだよこれ…』

俺は分厚い説明書の武器ページの一つを見て愕然とした。

 

パドック『どうした?何か武器でもあったのか?』

 

タクト『そうだよ…鋼鉄製卒塔婆なんかがあるんだよ!どんだけ趣味が悪いんだよ!ひいひいじいちゃんのことだと考えれば普通なんだろうけどさぁ。』

 

ジャック『変わり者であることはお前のひいひいじいさんであると考えればおかしくはない。』

 

レスター『同感だな。』

たく、さっきまでスタンレーの話しばかりだったのに…パドック兄さんったら…ん、見えてきたぞ!あ、あれは奇妙な生物がいる…

そこにいたのは奇妙な生物、折り紙の鶴のような赤い戦艦、銀色の巨人、ギャラルホルンのモビルワーカーとモビルスーツ、CGSのモビルスーツ、そして二機の紋章機であった。

 

ミルフィーユ『な、なんですか、あの気持ち悪い生物は!触手がウニョ〜って生えていてあの変なデコボコ頭は?』

 

ランファ『あんな気色悪いのと戦っている銀色の巨人がいるじゃない?あれも敵なの?』

 

フォルテ『何はともあれまずはミントとヴァニラを助けるよ。そこにいっぱいいるギャラルホルンのモビルスーツとモビルワーカーにあの赤い戦艦は無視して構わないんだね。』

 

レスター『ああ…ともかくまずは言われていた脱走者を見つけ出し、CGSにいるだろう紋章機を探しだすのが目的だ。極力戦闘は行わないように、とりあえずあの奇妙な生物と銀色の巨人には…』

 

ジャック『僕が話しかけてみるよ、何かしておかないと後悔する気がするんだ。』そうだな…

 

1 行ってこいよ!

2 危険だ!

 

タクト『行ってこいよ!どうせ俺が危険だ!と答えたとしても無駄なんだからな、気をつけろよ。』

俺の返事を聞いたジャックは備えつけの脱出用機体に乗り込み銀色の巨人に向かっていった。

 

レスター『よし!俺たちはまず紋章機のパイロットに呼びかける。こちら、トランスバール皇国火星調査隊、エンジェル隊聞こえるか!』レスターはフォルテから教えてもらった回線で戦っていた二人の紋章機のパイロットに話しかけていた。通信機が壊れていなければ通じると思うんだけど…

 

ヴァニラ『こちらエンジェル隊…ヴァニラ・Hです。』

よし、繋がった!

俺はレスターと代わり呼びかけを行った。

 

タクト『こちらトランスバール皇国火星調査隊タクト・マイヤーズ大佐、その紋章機に乗り込んでいるのはミント・ブラマンシュにヴァニラ・Hかな?』

 

ミント『はい、こちらエンジェル隊…あなたはクーデターを避けられたんですわね。ミント・ブラマンシュです。』

 

ヴァニラ『救援を求めます…こちらの紋章機はエネルギーが最早底をつき、いつ墜落したとしてもおかしくありません。』

見た限りは大丈夫そうには見えるけど若干ふらついているなあ…ん?あれ、なんか二人の機体になんかあるような…あ!

 

タクト『あ、ああーっ!ちょ、ちょっと通信兵!ミントの機体の左側のブースターの部分とヴァニラの機体の右側の接続部を拡大してみてくれない!』あれは多分…

 

レスター『どうした?何か気になることでもあったのか?』

 

タクト『よく見てみろよ…ほら、人がへばりついてやがるぜ。』

ミントとヴァニラの機体には二人の少年が張り付いていた。ミントのほうにいるのは脱走者のジョウ・マヤだな…

もう一人は誰だ?CGSの少年兵か?それともたんなるゴロつきか?どうしようかな…

 

1 振り落としてやれ!

2 こちらで保護する。

3 ギャラルホルンに任せようかな?

4 ジャック頼んだぞ!

 

タクト『ジャック頼んだぞ!おい!そこのガキども聞こえているか!こちらから戦闘機を回収に回す。あまりふざけていたら落としちゃうよ?いいかい?』俺は通信兵に頼んでスピーカーを用意してもらい呼びかけた。

 

ジョウ『バレちまったか…』仕方ないなあ、俺と側にいたマイクは飛んできた戦闘機へと飛び移った。

 

マイク『ご、ごめんなさい…なんとか見逃してくれないかなあ。』

なんとかジャックの機体の上にちゃんと乗ってくれているな。

 

ジョウ『無駄だぜ、やめとけよ。どうせ俺たちのことをヴェイガンだと思っている連中だぜ、無駄だ無駄。』

酷いこというなあ…でもなんか悪いことする少年には見えないし…

 

フォルテ『ん、やばい!ジャックそこから離れな!触手がきてる!』奇妙な生命体が銀色の巨人を倒し、その隙にジャックを狙ってきた!

 

ジャック『しまった!ランファちゃん!アンカークローを使って受け取れってくれぇ!』

ジャックは戦闘機に乗せていた二人をミルフィーユのほうに飛ばし、ジャックは機体のエンジンを破壊されてしまった。

 

ランファ『アンカークロー!掴まりなさい!』ジョウとマイクはランファの機体から飛んできたクローを飛ばし、なんとか飛びつき掴まった。だが…

 

スタンレー『お、おい!あれは、まさかジャックなのか!おい!しっかりしろ!』

通信に割り込んできたのはギャラルホルンのモビルスーツの一つで、スタンレー・ハガードがいた。

ジャックの機体をしっかりと掴んで墜落しかけてゆっくりと降ろしてくれた。

 

タクト『スタンレーか、助かったよ。だがそちらの命令はいいのか?』

 

スタンレー『こちらの作戦は…クーデリア・藍那・バーンスタインおよびCGSにいる人間と脱走者ジョウ・マヤの周りの人間を一人残らず殺せと命令が下されている。』

なんだって!そこまで腐っていたのか…

 

ガエリオ『なんだと!その司令官と話しを繋げ!今すぐだ!監査官のガエリオ・ボードゥインだ!』

この人は信じられそうだ…さすがにギャラルホルンにも腐っている人だけじゃないな、案外悪くないな…

 

スタンレー『はい、この時期をしたのは…ぐわああっ!』

なんとスタンレーの機体は横にいたギャラルホルンのモビルスーツによってコックピットを撃ち抜かれてしまった。

 

タクト『!スタンレー!どうした、スタンレー!通信が通じない…』

 

ガエリオ『な、なんだと……私が出る!』

 

マグギリス『やめるんだ、ガエリオ。』

 

ガエリオ『やめるんだだと?貴様恥ずかしくないのか、我がギャラルホルンの配下がヴェイガン以下の破壊活動を行なっているのだぞ!』

 

マグギリス『だからこそ我々は監査官としてやることはモビルスーツに乗ることではない…申し訳ない。』

マグギリスは通信ごしに俺に頭を下げてくれたがどうにも誠意が感じられなかった。

 

ジャック『まだ…大丈夫かもしれない。』

ん、ジャックの声が聞こえる…まさか

ジャックは戦闘機から降りてコックピットが潰されたスタンレーのもとに走っていった。

 

レスター『おい、ジャック…やめろ!もう無理だ!』

 

ジャック『タクト、レスター…まだ諦めない!』ま、まさか!ジャック…やめろ、ジャック!

 

ジャック『あ、あああっ!』

 

グシャッ!

 

 

 

 

 

 




スタンレー・ハガード

タクト、ジャック、レスターと同じく士官学校で仲が良かったが、ギャラルホルン行きを唯一決めた。仲間意識が強く、モビルスーツなどの戦闘もうまいため特に待遇が良かった

原作 ウルトラマンG


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鉄と血と

今回、ちょっと忙しく雑気味かもしれません…後に少し修正するかもしれません。


 

ーPD600年ー

ー火星ー

ーギャラルホルン火星支部ー

ー格納庫ー

ーCGS襲撃の数時間前ー

 

私の名前はアイン・ダルトン…ここ、火星にあるギャラルホルンの一員である。

私は地球に住む士官学校の父がいるが、母は火星出身である。そのために私は数々の人間に親が火星出身であるというだけに迫害にあってきた…

地球には火星出身のものを馬鹿にするという傾向がある…そのせいで私は辛く苦しい経験ばかりしていた…

なぜ自分がこんなにも苦しまなければならないのか?なぜ私に火星出身者の血が流れているだけでこのような仕打ちを受けなければならないのか?

そして私は父からの紹介でギャラルホルンへと入った…だが、そこでも私に対する嫌がらせは凄まじかったか…ここでもか…そんな失望とは裏腹に二人の希望を教えてくれた人がいた…

クランク・ゼント、スタンレー・ハガード

彼らは地球生まれであるかどうかで迫害されるのはおかしい。

”実力によって人は評価されるべきだ。”

そう言ってもらった時、私はうれしかった。

私は孤独に怯えていた…今までほとんど孤独だった…

だが…この二人のおかげで孤独から離れられた。

自分に自信が持てるようになった…

だけど…

 

クランク『どういうことですか!今回の我々の任務はクーデリア・藍那・バーンスタインの奪取が目的であるのにも関わらず、CGS本部の人間全てを壊滅させろというのですか!』クランク二尉は火星支部支局長のコーラル・コンラッドに業を燃やしていた。

 

コーラル『今回の作戦に器官は不満があるのか?簡単な作業だ、ただCGSにいるヴェイガン候補の奴等と宇宙ネズミどもを殲滅するだけだ。奴等はモビルワーカーしか持っていない、モビルスーツを使ってすぐに殲滅させればいいのだ。』

 

クランク『わざわざ殺す必要はありません!単純に奴等に呼びかけるだけでいいのです!我々の力に反抗するような奴等はいないはずです!ヴェイガンならいざ知らず、子どもが沢山いるCGSのメンバーを殺すなど…』

 

コーラル『仕方がない、火星の連中には道理がつうじないのだ。それにもうすぐ監査官殿がトランスバール皇国の使者とともにここに来るのだ。もし、クロノ・ドライブを使われてみろすぐにここまで来てしまうのだ。物事は遡及に片付けねばならんのだ。』クロノ・ドライブ…ああ、よくSF物にあるワープのような瞬間移動のような物か…にしても監査官殿が来るからこのように成果を上げようと必死に…

 

コーラル『ともかく、今回の作戦の指揮はお前の教え子であるオーリス・ステンジャに任せておく、しっかり指示に従うのだ。』

ほらきた、やはりオーリス二尉か…

オーリス二尉はクランク二尉の教え子ではありますが、人を小馬鹿にしたような態度をしています。

少し私がムカッとしていると背後から奇策に話しかけてくれた人がいた。

 

スタンレー『オーリス二尉はコーラル殿と仲が良いからなこういうデカイ軍隊には何かしらの影はある。あまり気にするな……現場で戦うのは俺たちだ…生かすも殺すも俺たちの腕しだいだ。』

スタンレー・ハガード二尉

私より一つ歳上の人で、トランスバール皇国という有名な星の出身でエリートであり、クランク二尉と同じように私の心強い理解者だ。

この人の陽気さと奇策さに私は救われた。

 

コーラル『アインは初陣だ、スタンレー、クランクはサポートを行えよ。』

 

アイン『わかりました。』私はスタンレー二尉の言葉を胸に置き、クランク二尉のことを考えながらCGSに向かった。

 

ー数時間後ー

ーCGS本部ー

グシャッ

 

その音が全てを物語る…スタンレー二尉の友ジャック・シンドーが死んだ…

いや…自分の立場のためにスタンレー二尉を殺したオーリス二尉に殺されたのだ。

クランク二尉の思いは踏みにじられた…

やはり…ギャラルホルンには…正義はないのか!

 

タクト『ジャックー!!く……あのギャラルホルンのモビルスーツの攻撃には気をつけろ…あの奇妙な生物だけを狙え…例え攻撃されても反撃はするな…この命令は絶対だ!!!』向こう側の司令官タクト・マイヤーズが怒鳴った。

さすがというべきか…

普通に考えたらここで怒るのに…

友を殺されたのに感情を押し殺すとは…

 

パドック『……これがこの世界…』

 

ミルフィーユ『タクトさん……』

 

ミント『手柄のために人を殺すとは…』

 

ヴァニラ『また…命が…』

 

ランファ『あんたそれでも友達なの?なんで怒らないのよ!』

 

フォルテ『黙ってな!ランファ!あの姿を見てわかんないのかい!タクトが一番あのモビルスーツのパイロットを殺してやりたいんだよ!それが司令官…それが組織だよ…』

紋章機のパイロット達の声が聞こえてきた…

やはり立場か…手柄か…手柄が全てなのか!

 

ジョウ『よし、マイク!今だっ、あの折紙型の戦艦に飛び移るぞ!』

 

マイク『あ、兄貴〜〜〜ま、まさかビル4階分くらいの高さだぜぇ!』

 

ジョウ『やるしかねぇだろ!CGSにあったモビルスーツやモビルワーカーが全て阿頼耶識が必死な奴しかないじゃなかっただろうが!それならもうあの折紙型戦艦の中で何か探すしかないだろうがぁ!』

 

マイク『わかったよ、せーの!はあっ!』なんと紋章機のアンカーに掴まっていた二人が折紙型の戦艦の上で手を離し上手く着地した。なんて危険な…

 

ジョウ『よし!行くぜマイク!』そして二人の少年は折紙型の戦艦に入っていった。

 

レスター『ん?や、やばいぞ!カンフーファイター!お前のアンカーに掴まっている二人が離れたぞ、奴等あの不思議な戦艦に入っていったぞ…仕方ない。奇妙な生物はどうしている?』

 

ミルフィーユ『は、はい…ギャラルホルンの皆様の攻撃が凄すぎてあの奇妙な生物に近づけませーん。結構な数があの閃光弾のほうに行ったはずなのに〜〜それに銀色の巨人がピンチです!』

我らギャラルホルンは先程別方向に向かった何台かのモビルワーカーを追いかけ、今でもCGSばかり狙っている…奇妙な生物がいるというのに…

 

フォルテ『あれ?CGSの奴等の動きがない…さっきまであんなに応戦していたのに…妙だ。』

?確かにCGSのモビルワーカーたちが撤退している……

何をする気だ。

 

オーリス『はっはっはっ!エンジェル隊は立場上反撃出来やしなかったなぁ…モビルワーカーのみの弱小と攻撃出来ない紋章機では意味ないわぁ!』

 

ガンッ!!

 

ミント『きゃあっ!』オーリス二尉の弾が奇妙な生物を狙っていてノロノロと動いていた紋章機の一体に当たり、紋章機は墜落してしまった!

 

オルガ『あいつ、何やってんだよ、くそぉ!俺が…』CGSで僅かに残っていた紫色の髪をした少年が乗るモビルワーカーが墜落した紋章機の元に向かおうとしたが…別の一台のモビルワーカーが紫色の髪のモビルワーカーを弾き飛ばし、紋章機の前に向かった。

 

ダンジ『オルガさん!俺知ってんだぜ、紋章機のパイロットがいることと…この紋章機はほとんど使えなかったことを…それなのに俺たちのにために来てくれたこの紋章機のパイロットを見捨てられない!俺だってええ!』

 

オルガ『やめろ!俺が行く!』

 

ダンジ『そういうわけにはいきませんよぉ!』

 

モビルワーカーは墜落した紋章機を狙うコーラル二尉の機体の前に立ち塞がった。

 

コーラル『ええい邪魔だぁっ!』

 

ダンジ『うっ…うわあああっ!死ぬっ!』

また一人死んだか…

 

キャアンン!

 

ダンジ『え…』

 

オルガ『死なねぇ…死なせねぇよ…なあ!ミカ!』

なんとCGSから出たモビルスーツがコーラル二尉のコックピットを寸分違わず細長いもので突き刺していた…あれは…あの機体は…

 

三日月『次はどうすればいいオルガ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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開かれた扉

レトルトキーマカレーの味は案外微妙ですね…ていうかバイファムが中々見れてません。どうぞ、


 

ーPD600年ー

ー火星ー

ー折紙型戦艦内部ー

 

ジョウ『何か!何かないのか!』

俺の名前はジョウ・マヤ、火星連邦軍から逃げていた。

俺はCGSという警備会社に逃げ込んだが、いきなり奇妙な生物と銀色の巨人が戦い始め、ギャラルホルンやエンジェル隊まで出て来やがった!

その混戦の中、俺は折紙の鶴形の奇妙な赤い戦艦に入りこんだ。

 

マイク『誰もいないよ!これはどう考えても暴走した無人艦だよ!ザールが使っていた無人艦だよ!だからもうここには大したもんはないぜ、兄貴!』

ザール…あの巨大帝国の船ならなおさら何かあるはずだ!

 

俺はマイクの警告を無視して更に奥へと走り向かった。

 

ジョウ『はあ、はあ…このままここで死ぬのか!ふざけんな!!ザールに怯えながら暮らすのももう我慢ならねぇ!』

ふざけんなぁ!

このまま終わるわけにはいかねぇだろうがぁ!

俺は…俺は…

 

ドンッ!!

 

ジョウ『うわああっ!い、イテテッ…だ、誰だっ!』

俺は誰かとぶつかって倒れた。

起き上がるとそこには不思議な格好をした男一人に女が二人と巨大な直立の犬が立っていた。

 

????『貴様っ!無礼者!』男が訳のわからない言葉で俺に剣を突き立てる。

 

ジョウ『なんだぁテメェ!まさか…お前らザールか!』

俺は向けられた剣を足で蹴り上げ、起き上がった。

 

サタ『君は一体誰だ…私はアニマル星から来た代表のサタだ…私の声は自動翻訳機でわかるだろう?』

直立した犬が俺に話しかけてきた。

周りにいる人間は訳のわからない会話してやがるなあ…

どうやら、俺と話が通じるのはこの犬だけらしい。

 

ドンッ!!

 

サタ『ああっ!』

急に戦艦が揺れた。

どうやら敵の攻撃を食らったみたいだな。

ギャラルホルンか?火星連邦軍か?それともあの奇妙な生物か?

 

サタ『くっ、急がなくては!もうすぐこっちに来るぞ、早くあの扉へロミナ姫!!』

ん?ロミナ姫?あの真ん中にいるべっぴんさんのことか…

 

俺がそのお姫さんを見ているうちにサタ達は隠し扉に入ってしまった。

 

ジョウ『な、なんだよ!!入れてくよおっ!ん?』

 

キシャン!キシャン!キシャン!

 

なんだこの機械音…足音…

 

キシャン!キシャン!キシャン!

 

モビルスーツでもあの奇妙な生物でもない…この音は…

 

ズキャアー!!

 

そこにあったのは赤い鎌を持った小型ロボットがいた!どうやらあれはザールの無人ロボットらしい!

 

ジョウ『やべぇ!!たく、おい!そこにいるんだろ!開けてくれよ!うわあっ!こっちに来やがる!』

俺はすぐさまサタ達が隠し扉に入っていくのを見て扉を強く叩いたが、開けられず。ロボットが迫ってきた!

 

や、やばい…

どうする!どうする!ん!なんだあの黄色のロボットは!

俺が右側を見ると胸のコックピットが光輝くライオンを模したロボットが置いてあった。

 

フカァーン!!

敵のロボットが手に持った鎌を俺に向かって振り下ろした!

 

ジョウ『いちかばちかだやるぞぉ!!』

俺は敵の鎌を間一髪でかわし、黄色のライオンを模した用なロボットの光輝く胸に開いていたコックピットに乗り込んだ。

 

ジョウ『なんでもいいや、見た所こいつには阿頼耶識はないから動かせるはずだ!動け動け動け動けぇ!俺はこんなとこでやられるわけにはいかねぇんだよおおお!』

 

バンッ!!

 

俺は目の前にあるモニターやボタンをめちゃくちゃに触った…するとコックピットが閉まり、横にあるレバーを引いた…すると黄色のロボットは動き立ち上がった。

 

ジョウ『よ、よし動く!こいつは動きやがるぞぉ!!よっしゃあっ!』

俺はレバーを動かし、右手に鎌を持ったロボットの頭を殴り上空へと蹴り上げて、戦艦内部に大きな穴を開けて外に放り出した。

 

キシャン!キシャン!キシャン!

 

そしたら戦艦に開いた穴からあの赤いロボットが出て来きやがった。

 

ジョウ『さあ来いよ!俺は阿頼耶識の手術もしてねぇし、紋章機にも乗れねえが、このままザールなんかに支配されるほど人間出来てないんでなああっ!』

俺はライオン型ロボットの中にあるビームサーベルを引き抜き赤いロボットに向かっていった。

 

ジョウ『おりゃあっ!てえぇい!せいやあつ!』

俺は側にある無人ロボット達に様々な思いを胸にともかく襲って来る奴等を斬った!

 

三日月『ん?あの黄色のはなんだ?あれもモビルスーツ…ヴェイガンの新型かな?赤いロボットと戦ってはいるけど…一応やっとくか。』

え?おい、あれってギャラルホルンのガンダムじゃないのか?お、おい!こっちに来やがる!!

 

三日月『とりあえず…邪魔だから。』

 

ガンッ!

 

ガンダムがハンマー型の武器を持ち俺に襲いかかった。俺はビームサーベルですぐさま防いだが…力は互角のようだ…全然動かせねぇ!

俺たちが互いの力で押し合っているのを見ていたらギャラルホルンが撤退を始めだした。

 

ガエリオ『マグギリス…まさか…ここまでとはな…こんな醜態を晒しながら撤退するのか…』

 

マグギリス『幸いにもトランスバール皇国は今やない…彼らとの交渉は意味をなさない。ザールがトランスバール皇国を襲ったのには理由が二つあるからな…』

 

ガエリオ『理由が二つ…トランスバール皇国の元皇子エオニアが自分の復讐のためにクーデターを起こしたんじゃないのか?』

 

マグギリス『それもある…そしてもう一つ…ロストテクノロジーの集大成”紋章機”が欲しいのだろう。だからあまり関わらないほうが身のためだ。それにしてもまさかクーデターを起こすためにザールにまでつくとは…人の執念とは末恐ろしいものだな。』

何か通信が聞こえるなあ…

ギャラルホルンの奴等か…撤退していったか。

 

タクト『フォルテ、ミルフィーユ、ランファ、ミントの機体の回収を頼むぞ。ヴァニラはすぐにこの戦艦に帰投してくれ、パドック兄さん…その護衛を頼む。』

 

レスター『……タクト…』

 

タクト『ここは戦場だ、別におかしいことではないだろう、今でも人は死に続けているだからそれが俺たちの友達だっただけだ。それにCGSやギャラルホルンにも死者はいるんだ。落ち着くんだ。』

通信は聞こえていた。

そうか…そうだよな、その通りだよ。

なんというか…素晴らしいなあ、だけど俺はまだ死にたくないんでね!

 

ガンッ!

俺はビームサーベルをあえて手放し、右足を相手に食らわせ後ろに引いた。

 

三日月『くっ!まだ慣れてないせいか…反応が悪い…』

 

オルガ『ミカ!もういい、とりあえず引けあとのことは任せるぞ、ユージン!アキヒロ!三日月の後退の援護をしろ!あの奇妙な生物はどうしてる?ビスケット!』

 

ビスケット『どうやら銀の巨人と丁度互角になってるようだよ。今のうちに補給を。』

 

その声が聞こえるとガンダムは撤退していった。

どうやらあの紫色の髪のやつが背中に阿頼耶識でモビルワーカーと繋がって他のモビルワーカーとガンダムを指揮してるみてぇだな…あのガンダムはギャラルホルンのじゃない。ロストテクノロジーのようだな。

 

ユージン『任せときな!行くぜ!アキヒロ!』

 

アキヒロ『あの赤いロボット達と黄色のロボットか!』

どうやら俺を狙っているらしい。

だけど、俺は負けやしない!!

 

向かって来た二機のモビルワーカーが銃弾を撃ってきたが、俺はすぐさま機体で落ちていたビームサーベルを拾い全てを撃ち落とした。

 

ジョウ『今度はこっちの番だぜ!悪く思うなよ!』

俺はビームサーベルを構えてモビルワーカーに向かっていった。

弾丸の雨が近づくたびに激しくなるが、俺は全てを撃ち落とした。

 

ユージン『うわああっ!死ぬ死ぬ死ぬ。』

 

アキヒロ『くそぉぉぉ!』

殺さなきゃ俺は殺される!

仕方ない…勘違いで死ぬのはいやだぜっ!

 

俺はビームサーベルをコックピットに突き刺そうとした。

 

ユージン『わあああっ!』

 

ジーッ……カチッ!

 

ジョウ『ん?あれ、ビームサーベルがない?』

なんと振り下ろしたはずのビームサーベルは手にはなく、モビルワーカーには傷はなかった。

 

アキヒロ『な、何があったんだ…』

 

ユージン『生きてる…生きてる!よっしゃあっ!生きてたああっ!』

俺は急に冷静になり、機体のビームサーベルを仕舞いモビルワーカーから両手を挙げて後退させた。

 

ジョウ『なんとか通信できればいいんだけどなぁ…まあ、逃げるか!』

俺はすぐさまその場から逃げだした。

 

 

???『今回はこれでいいはずね。タクト・マイヤーズがいた……うっ…うっ…』

 

 




オルガ・イツカ
地球と火星との戦いにより両親が死亡し、孤児になるが三日月・オーガスと出会い、苛酷な火星の環境のために人殺しなど様々なことをして阿頼耶識の手術を受けてCGSに入る。大人に失望していて、同じように阿頼耶識の手術を受けた子供のリーダーとなっている。

原作 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ


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ゴーデスの狙いと黒髪の少女

皆さん…ギャラクシーエンジェルのラジオを聴きながら勉強していると頭に勉強内容が入ってるかどうかとても不安です。どうぞ、


 

ーPD600年ー

ー火星ー

ーCGS本部前ー

 

ダァッ!!

 

私の名前はグレート、人間とは違い体が大きく、赤と銀色のラインが入っている。

人間たちからは銀色の巨人とゴーデスは奇妙な生物と呼ばれているようだ。

私の目的は侵略者ゴーデスを追ってこの火星までやってきたのだが…どうやら巨大帝国ザールが動いているらしい。

その最中にも関わらず地球人同士で争いを行うとは…少し残念だ。

もっとも、我々光の国の民にとってそのようなことはたった”一度”しかなかったからかな

しかし、ゴーデスとの戦いの最中友を助けようとした青年を見つけた。

まだ地球人にもそのような心を持つものがいるとは、地球人と触れ合ったウルトラマンとウルトラセブンの気持ちが少しわかった気がする。

だが、今はゴーデスを倒すのみ!

 

ダァッ!!

 

私は声を挙げつつゴーデスの触手を手でへし折りそこから頭に連続パンチを食らわせた。

今まで苦戦していたが、周りにいた地球人達の流れ弾でゴーデスがひるんでいたためだろう。

 

私は止めると言わんばかりに自分のエネルギーを両腕に集めて右腕を顔より上に左腕を股より下にセットしてその両腕の間にエネルギーを集中させて放った!

 

ギャァァァァ!

 

ゴーデスはそのまま右に倒れこんだ。

私は確認するために側によった。

もう大丈夫だろうと手を触れようとした。

その瞬間!ゴーデスが光だした!

 

ゴーデス『まだ僕はやられてないよ。馬鹿だねぇ…君はどうやらとんだ勘違いをしているみたいだね、僕の目的はやられることだったんだよ。君にやられるのが良かったんだよ、そこにいる”暁美ほむら”にやられるよりはね、タクト・マイヤーズがいるこの世界はあまり良くないからね。僕の肉体は分裂し細胞になって地球に向かうんだ…バイバイ。』

 

バジャーン!!

 

ゴーデスの体は崩壊を始めたが緑色の粒子を放ち、宇宙へと放出された。

 

何を考えているゴーデス!

宇宙に向かって何を…

 

ほむら『遅かった…あなた何てことを!』

…後ろから誰かが話しかけてきた。

この長い黒髪の少女が暁美ほむらか…

 

ほむら『あなたは…ウルトラマン?』

ウルトラマン?そうか、先輩達の地球人達からの呼ばれ方か…確かにそうだな。

 

ほむら『私は暁美ほむら…あなたに用はないわ。余計なことを…しかもゴーデスは地球に向かっている…並行世界のウルトラマンとウルトラセブンとウルトラマンジャックがいった地球に、それじゃあ。』

そう言うと彼女は消えた…

超スピードというかなんというか

本当に一瞬で消えてしまった。

 

……

私はどうすればいいのだ…ゴーデスを追ってきたはずなのに…

地球人を信じるべきか…信じぬべきか…

 

ドクン!

 

!この心臓の音は…

 

ドクン!ドクン!

 

微かに聞こえる…微弱だが生命エネルギーを感じる…これは…そこか!

 

ジャック『う……』

 

私の視線の先にはモビルスーツに踏み潰されたジャック・シンドーという青年だった。

彼は友人を救うために危険を承知で戦場へと赴いた。

…私は彼を救いたい…

 

ダァッ!

 

私はウルトラマンさんがやったように人間の体を借りて行動する。

彼がもしこの条件を飲んでくれたらだが…

まだ地球人はザールと戦っているから気付かれなかったようだが、私は体を光にして、ジャックの体に纏わり付いた。

彼と話しをするために…

 

ー精神世界ー

私は彼の心の中に入り彼と話をすることにした。

 

グレート『ジャック…聞こえているか?ジャック。』

 

ジャック『う…ううん…ここは、ここは一体…わっ!ぎ、銀色の巨人!それにこの光は。』ここは彼自身の精神世界のために光に満ち溢れていて、目の前に私がいたのもあって驚ろいたのだろう。

 

グレート『ジャック…私は君の行動を素晴らしいと感じた。地球人は戦いを止められないものが多いと聞いていたが君のような人がいるとは…だが…君の体はもう…それに君の友人も…』

 

ジャック『そうか…スタンレーは死んだか…でもタクトやレスター、エンジェル隊にパドックさんは生きているか…』

 

グレート『君もまだ生きている…だが…このままでは死んでしまう。私もこの巨大な体ではエネルギーが維持出来なくて、もって後数分しかない…もしよかったら私に君の肉体を貸してくれないかい?』

 

ジャック『肉体を貸す?』

 

グレート『そうだ。君の体はもうすぐ限界を向かえる。だが…我々ウルトラマンに君の体を貸してくれたら君はこれからも生きるだろう。私の力で君を治すんだ。』

 

ジャック『となると、俺はずっと一生君に自分の体を貸さなければならないのか?』

 

グレート『いや、一定の期間が終わったら君の体は完全に治るから、ずっと私と体を貸す必要はない。私は並行世界の地球、君の側にいたパドック・コーラサワーがいた地球に行ってやるべきことがあるんだ。頼む。』

私は彼に頭を下げてお願いした。

 

ジャック『わかった、だが精神はどうなる。僕の精神がメインになるのか?』

 

グレート『ああ、君の体だからな、もちろん君の精神がメインだ。だが、私も常にいるから話しかけたり、助言することも出来る。』

 

ジャック『わかった、君に体を貸す。一緒に戦おう!えーと…君の名前は?』

 

グレート『グレート、君達人間は私達のことをウルトラマンと呼ぶから私はウルトラマングレートだ。』

 

ジャック『そうか、グレートか。よろしく頼むよ。』

その返事を聞いた私はジャックと体を融合して彼がいた機動戦艦の彼の部屋へと連れていった。

 

ー機動戦艦ー

ージャックの部屋ー

ボンッ!

ジャック『ん、んん〜あ、ここは僕の部屋だ。僕はベットで寝ていたのか…いや、胸のペンダントこれは…』

ジャックが胸のペンダントを見て話した。

 

グレート『夢ではない、ジャック。』

 

ジャック『その声はグレート!君なのか、このペンダントは君のものなのか!』

 

グレート『そう。このペンダントは”デルタプラズマー”この三角形で真ん中に緑の水晶が入った。このペンダントに力を込めて念じると君と私の体を入れ替えて、私の姿と精神がメインになり、ウルトラマングレートとして戦おう。ただし、私は地球の環境に慣れていないためにあまり長い時間は戦えないから注意してくれ。』

 

ジャック『わかった。ところで並行世界に行くにはどうすればいい?それにこの船の皆に相談する必要があるのだが。』

 

グレート『君達トランスバール皇国のエンジェル隊の旗艦”エルシオール”がケサムという星の破壊者によって乗っ取られている。その艦がゴーデスの向かった地球に行ったそうだ。君達にとっても悪くはない話しだと思われるが。』

 

ジャック『わかった、検討の余地はありそうだ。では、行ってみるよ。』

私とジャックは司令室に向かった。

 

ー司令室ー

ジャック……

戦闘の最中俺は皆を集めた。

 

タクト『みんな、戻ってくれたか。お疲れ様君達のことは聞いているザールによる攻撃から逃げてきた。そして、ここへと辿り着いたそれはわかった。だけど、なぜ俺の名前を知っている?こんな火星の辺境地帯にいるような総司令官の名前を知っているなんて不思議に思えてしかたないんだが?』

俺は皆を集めてここまでに至った経緯を話してもらうことにした。

ザールから逃げてきたのはわかる、だが、何故俺を知っていたのかそれがどうしても知りたかった。

ジャック、スタンレー…お前たちのためにもな…

 

ミント『それはルフト准将から紹介されたからです、頼もしい教え子がいる…そいつらを頼れ…ザールに屈するなと言われてここまでやってまいりました。』

 

レスター『何っ!ルフト准将…そうかそういうことか…』

ルフト准将

俺とレスター、ジャック、スタンレーがいた士官学校の先生で俺達に様々なことを教えてくれた優秀な先生だ。

まさか、エンジェル隊の上司がルフト准将とは…

 

フォルテ『それで私とミルフィーユとランファはルフト准将の指示に従いあんたの船に向かった…そしてミントとヴァニラがルフト准将や白き月の巫女達とともにエルシオールという高速艦にいた…だけど、不味かった…ケサムという星の破壊者によってヴァニラとミントは倒されて火星に不時着…エルシオールはケサムに乗っ取られちまったんだ。私達もエルシオールの援護に向かおうとしたが、ザールや様々な異星人の部隊から逃げてなんとかあんたの船まで来たってわけ。たく、無敵のエンジェル隊がいいざまだよ。フェストゥムやデスキュラ、ヴェイガン、ガイゾック、ザール、そしてギャラルホルンが敵、この状況は誰がどうみても絶望だよ。』

そうだよな…だけどまずやることは。

 

タクト『そうだ、確かにこの状況は絶望と言えるだろう。だけどまだ完全に敗れたわけじゃない、紋章機はこれ以上使うのは無理そうだから使わないよ、だってパドック兄さんがいるからね。まだ負けているわけじゃあない。』

 

ランファ『あんた!相手がわかってんの!相手はザールよ!ザール星間帝国!様々な星があいつらに屈した。それがとうとうトランスバールにまで攻めて来たのよ。もうどうしようも…』

 

タクト『だからなんだ…まだ俺たちは生きているじゃないか、戦力差はあっても気持ちでは決して俺達は負けてはいないよ。』

 

ジャック『そうだ!負けていない、負けてなんかいない!』

!ジャック!

死んだはずのジャックが部屋に来た!

俺は夢を見て…いや

皆も驚いている……ん?

ミントが妙にソワソワしている…

驚いているとは少し違うような…

 

タクト『ジャック!!お前…生きていたのか!』

俺はかけ寄りジャックの体を見るが目立った外傷がない…あり得ない!どういうことだ!

 

ジャック『ああ…なんとかな…』

 

ミント『ジャックさん…あなたのその身体にいるのは銀色の巨人ですね。誤魔化そうとしても無駄ですわよ。私は人の心を読めますので。』

 

タクト『ぎ、銀色の巨人ー!!い、いったいどういうことだ!』

 

ジャック『僕はギャラルホルンのモビルスーツに踏み潰されて死ぬはずだった…だが、彼のウルトラマングレートと融合することによって僕は生き残った…』

 

タクト『そうかなら良かった!でもまさか…銀色の巨人…いやウルトラマングレートとと融合するとはね…ともかく、ここにいてくれ、残りの敵はガンダムとパドック兄さんのギガアスターに任せておこう!』

俺は周りを確認し、ある者達が来るかどうかを気にしていた。

そうビスマルクチームを…

 



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始まりを告げる音

今回ついに火星での戦いが集結!
次回からは地球での戦いがメインになり、今回少々雑です。
前回のほうに多く書きすぎちゃいました…
それでは、どうぞ。


 

ーPD600年ー

ー火星ー

ーCGS本部前ー

ここでは、赤色の無人モビルスーツ軍団とガンダムが戦っていた。

 

タクト『…そろそろ数が減ってきたなあ…ザールも諦めたか…いや、まだ駄目なんだよなあ…どうしてもビスマルクチームに来てもらわないと…』

俺はどうしても気になって仕方がなかった。

なんというかなあ…俺は…

俺はギャラルホルンをどうにかしたいと思い始めてきたようだ。

スタンレー…お前はいつも仲間思いだったよなあ…それに俺と違ってお前は頑張り屋だったなぁ…

正義感も強かった…

だからさあ…俺はお前のことを知りたい

お前の属したギャラルホルンを知りたい…

そのためにもビスマルクチームに会わねば…

これが怒りって奴かな。

 

ジャック『ん?おい!タクト!おいでなすったぞ…』

俺はジャックの大声を聞き前方にあるモニターに目をやった。

 

ブォーン!

 

あれは…間違いない!

資料で見たビスマルクチームのビスマルクだ

変形して戦闘機にもロボにもなるやつだな。

 

タクト『ジャック、あれはビスマルクだな。』

 

ジャック『ああ、俺は前に試作品を見せてもらったことがあるし、レスター、お前がギャラルホルンからもらった資料の写真とも合っているよな。』

 

レスター『間違いないにしてもあの中にいる人物は重要だ。輝進児(ひかりしんじ)、ビル・ウィルコックス、リチャード・ランスロット、マリアン・ルヴェール…この四人、特に重要なのはマリアン・ルヴェール…こいつの父親はギャラルホルンのセブンスターズの一人だ。こいつから何かしらの情報を聞けるかもしれん。』

セブンスターズ…

ああ、あのギャラルホルンの代表みたいな奴か…

でも、そんないいとこの娘さんが…どうして?

 

タクト『でもなあ…あんまり期待しないほうがいいかもな…だっていくらセブンスターズの娘とはいえ…こんなとこに送られてくるようじゃあ…勘当でもされたんじゃないのかなあ?俺みたいに。』

俺は貴族の出であるが、ギャラルホルンを行きを蹴ったために勘当されている。

二人の兄貴がいるがあまり仲は良くない。

どちらかというとパドック兄さんのほうが兄貴らしい。

俺は昔、指示待ち人間でただ親の言う通りにすればいいと考えてきた。

だけど、俺が並行世界に迷い込んだパドック兄さんとの出会いで全てが変わった。

指示待ちだった人生を捨て、兄さんのように女性に興味を持ちサボり癖をつけて人生を謳歌し始めた。

もしかしたらそういうくちかも…

 

レスター『変形して側にいた赤いロボットを破壊したぞ、パドックさん!今だ!抑えつけろ!』

巨大ロボットになり、ザールの赤いロボットを破壊したが、その瞬間にパドックさんは卒塔婆を首に突き刺した、地面へと蹴り倒し、コックピットに卒塔婆の先端を向けた。

 

パドック『おい、出てこいよ…こちらとは少し怒っているんだ…ギャラルホルンの飼い犬がぁ!』

パドック兄さん…俺の怒りや…

スタンレーの思いを…

 

進児『誰がギャラルホルンの飼い犬だってぇ!俺達はそういうのとは関係ない、俺達は独立愚連隊として活動をする!』

独立愚連隊…

そうか…やっぱりそんなことだと思ったよ。

 

タクト『ともかくザールは片付いた…まずはここにいるメンバーで一旦落ち着いて話をしないとな…これ以上の戦闘は無意味だとは思う…互いに力はないんだ…』

俺はスピーカーを使い全ての通信機器に呼びかけた。

さあて食いつくかな…

 

オルガ『わかった、あんたらなら信じてみるか…だが、完全には信用しねぇ。』

紫色の髪の少年が白旗を振りこちらに近づいてきた。

同じように黄色のロボットも近づいてきた。

パドック兄さんに周りの警備を頼み俺はその二人と話しをすることにした。

 

パァーン!!!

突如として様々な場所で不思議な音が聞こえた。

 

な、なんだこの音は…

いったい…いったいこれから何が起こるんだ。

 

ー?????ー

 

え!

 

???『もし…もし、我夢さんと藤宮さんが…いたら、変わっていたかなあ…私は騙されずにすんだかなあ…ほむらちゃんと会えて幸せになるだけなのかなあ…』

 

私はこんなの認めない!

 

必ず今度こそ…今度こそ!

 

 

 

 




ウルトラマングレート

M78星雲ウルトラの星、出身の光の巨人。人間からはウルトラマンと呼ばれている。謎の侵略者ゴーデスを倒すために火星へと降りたつ。グレートは他のウルトラマンと違い地球や火星では大気汚染のために長時間活動出来ない。

原作ウルトラマンG


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三つに分かれた世界
夢の中で会った、ようなウルトラマン…


今回からはαナンバーズがいなくなった世界になります。
並行世界のパドックのいた世界です。
どうぞ、


はあ…はあ…はあ…

 

私は走っていた……

どこともわからない場所から…

必死に…何かを求めて走っていた…

周りには黒と白の景色しかなくて…

でも私はそれでも階段を降りた…

するとそこには…

 

はっ!

 

誰かが戦っている…

黒髪の女の子が戦っている…

あれって…学校で見た…

 

?????『彼女では無理だ……勝てない』

 

そ、そこにいるのは誰!

人間じゃない…白い生き物……

なんなの…

 

?????『ウルトラマンはもういない…見てごらんよ…君が踏んでいるのは土じゃないよ…』

 

え…私が踏んでいたのは土じゃない…

巨人…紅い巨人の胸の青色の水晶を踏んでいたんだ…

…ウルトラマン……

ニュースで見たウルトラマンに似ている…

少し違うけど…

 

?????『さぁ…彼女を助けたいだろう。君ならば出来る!僕と契約して魔法少女になってよ。』

 

私が彼女を…あの子を助ける…

助ける…

魔法少女に…なら…私は…私は!

 

ほむら『そいつの言うことに耳を貸したらだめーえぇっ!!』

 

ー大学研究室ー

 

まどか『うわあああああっ!…はあっ…はあっ…』

え…ここは大学の研究室…私今までどうしていたの。

 

我夢『ま、まどかちゃん!だ、大丈夫!怪我とかない。記憶はしっかりしてる?』

あ、そうだ…私は同じ中学校の先輩の巴マミさんの紹介で会った高山我夢さんたちの研究室で量子物理学の研究のお手伝いをしていたんだった。

それでこの不思議な個室トイレのような狭い空間で変なコードがついたヘルメットを被って入っていたんだ。

私はヘルメットを外して我夢さんに渡してその個室から出て言った。

 

さやか『ちょっとまどか本当に大丈夫?ずーっとウルトラマン、ウルトラマンって言ってたけどそんなにまどか、ウルトラマン好きだったっけ。』

同じクラスで友達のさやかちゃんが心配そうに私に声をかけてくれた。

 

まどか『違うよさやかちゃん…この機械をつけたらウルトラマンが見えたんだよ。でも今まで見たことあるウルトラマンじゃなかっまんだよね…胸に青い水晶はあるけど…地球に来た三人のウルトラマンとは違うような気がする…我夢さんがこの機械をつけた時もそうじゃありませんでした。』

ここの研究室には我夢さん、サトウさん、マコトさん、ナカジさんがいた。

そして、先輩のマミさんのお兄さんもこの研究室で頑張ってたそうだけど…交通事故にあって死んでしまったらしい。

 

サトウ『そうそう我夢もさ、ウルトラマン…ウルトラマンって彼氏を待つ彼女みたいだったよね〜我夢が作ったその機械さあ、ウルトラマン投影装置かなんかなの?ダメダメ、そういうのはユグドラシルのインベスゲームだけで充分だよ。この機械の結果が我夢とまどかちゃんの結果が同じになるとはね〜』

ユグドラシル…私達が住んでいる沢芽市にある大企業で、沢芽市の発展に大いに貢献して、今では様々なものがユグドラシル一色になっている。

確か…異星人の機械技術を取り入れて、発展していったらしい。

 

マミ『ウルトラマン……もしかしてまた怪獣が現れるとかはないんですか。』

二年前αナンバーズというロボット軍団が宇宙怪獣討伐に旅立ってから地球の怪獣が日本を中心に現れ始めてから様々なウルトラマンが地球に来たの。

 

我夢『否定出来ないね…これまでに何度も現れているからねーそれに西日本からの情報がほとんどないのも不安なんだよ。』

西日本からまったく情報が入ってこない。

確かにそんなことはつい最近禁止されちゃったなあ…

どうしてかはわからないけど…

 

☆付け加えておくと西日本は既にザールの手によってほぼ侵略が完了しているため、この事実を知るものはほとんどいなく、旅行も禁止となっている。☆

 

マコト『とりあえず休もうぜ、じゃあさあ…恐竜やってとこに行ってみないか?あそこのカレー美味いんだよ。』

 

仁美『恐竜や…確か…鉱太さんがバイトしているところでしたわよね。』

鉱太…ああ葛葉鉱太さんのことか、数週間前事故にあった私のクラスメート上条恭介という男の子を助けてくれた人だ。

 

マコト『鉱太ってあのビートライダーズのチーム鎧武のメンバーの一人だよな。』

ビートライダーズ…この街にいる若者達が作っているダンスチームで、いくつものグループが競い合いながらダンスをしている。

しかし、ステージは僅かしかないので、ビートライダーズの皆さんはユグドラシルが作ったロックシードと呼ばれる錠前のような形のおもちゃで怪物を呼び出して怪物同士を戦わせて勝者にステージが与えられている。

その中の一つチーム鎧武のダンスは私が大好きなんだ。

 

まどか『チーム鎧武のダンス最高ですよね!私いつも見ていますよ!!』

私はこのビートライダーズのダンスが大好きでいつもネットで見ている。

クラスでも大好評なの、みんないつもその話題で盛り上がっているの。

 

我夢『僕もチーム鎧武のダンスが好きだなあ……あ、いやそろそろ行こうか、研究に手伝ってくれたから僕が奢るよ。』

我夢さんを中心に私達は恐竜やと呼ばれるカレー屋さんに向かうことにした。

しばらく談笑しながら話しているとチーム鎧武とチームバロンの二つのダンスチームがインベスゲームと呼ばれる戦いをしていた。

 

戒斗『弱者が粋がるんじゃあない…ここをどけ。』

あれはチームバロンのリーダーの駆紋戒斗さんだ…ビートライダーズのランキングでいつも首位を独占しているチームバロン、学校でも一番人気なんだ。

 

舞『ふざけないでここは私達のステージよ、邪魔だからどこか行きなさいよ!』

チーム鎧武の一人の女の人が現れた。

駆紋さんと女の人はロックシードを握りボタンを押してインベスという小さな化け物を召喚して、戦わせていた。

 

舞『頑張れ、頑張れ!』

チーム鎧武の方が優勢だ…これならチーム鎧武の踊りが見れる!

周りが興奮している…頑張れ!

 

カシャッ!!

 

舞『キャアッ!』

突然、女の人がロックシードを落としてしまった。

ロックシードは常に手で握っていなければならないのに…離してしまったら暴走しちゃう…

 

ウギヤマァ!!

 

インベスがコントロールを失い私達客席に向かって襲って来た!

 

まどか『きゃあっ!』

そんな…いやだよ!

 

カシャッ!!

 

え…

 

???『……』

 

あれって…転校生の暁美ほむらちゃん!!

目の前で私を庇ったのは今日転校生してきた暁美ほむらという女の子だった。

さっきの機械の中で見た夢にも出た…

 

ウギヤマァ!!

 

だけどインベスを暴走して私に向かってきた。やっぱりもうだめ!

 

ブゥゥゥゥン!!

 

ウギヤマァ!!!

 

インベスがこっちに来たバイクに轢かれて消滅した。

 

鉱太『大丈夫かぁ、危ないなあ…気をつけて。』

あ、鉱太さんだ。

どうやらバイクで配達の仕事をしていたらしい。

 

戒斗『ともかくここは俺たちが使う、貴様らはとっとと出て行くがいい。この勝負は貴様らの負けだ。』

偉そうに駆紋さんが言う…仕方なくチーム鎧武はステージから去っていった。

あーあ、見たかったなあ…ダンス…

 

たったったっ…

 

 

まどか『ま、待ってほむらちゃん…助けてくれてありがとう。ところでどうしてここにいたの?ほむらちゃんもビートライダーズのダンス好きなんだ。』

 

ほむら『違うわよ…ここにもうすぐ災いが起こるからみんなに忠告しに来たの…もし、ここにいたらあなたは大いなる後悔をする……もし今の幸せを大事にしたいならここから離れなさい…ここから遠くに。』

 

大いなる後悔…どういうこと…

 

トォン!!

 

な、何この音?

空から…聞こえる…

あ!な、何あれ?

 

我夢『…氷の結晶……氷の結晶が空に現れた…あれは一体…』

 

私はわけがわからなかった…

なんであんなものが…

氷の結晶が空に…

これが大いなる後悔…

これがそうなの…ほむらちゃん…

 

マミ『…始まるのね…闘いが…』

 

え…闘い…

 

キュウべえ『そうだね、始まるよ。第二の敵根源的破滅将来隊との闘いが。』

 

え、マミさんの横にいるの白い生物…

夢に見た…

 

キュウべえ(ん…やはり僕の姿が見えるか……感謝するよ…”始まりの女”)

 

 

 



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ガイア誕生

これからこの世界はα世界と表記しますので、どうぞ。


 

ーα世界ー

ー沢芽市ー

ーステージ前ー

 

我夢『な…なんだあれは…』

僕は今…凄い光景を目にしていた。

氷の結晶が宇宙から現れた…

バッフ・クラン…キャンベル星人…などの異星人のものか…

いや、僕はアルケミースターズでよく調べたけどあんなものはなかった。

 

アルケミースターズ

数年前コーディネーター達により作られた組織。その組織が作ったコンピューター”クリシス”による計算と海で発見された”裏死海文書”と呼ばれる石板を調べた結果”根源的破滅将来隊”という人類の災厄のために僕達は”モビルスーツなどを作ったが…皮肉なことにそれらを戦争に使われてしまい…結果的には怪獣が頻発して出現したときにはモビルスーツなんてものは人類同士の戦争で使い切ってしまい…ウルトラマンという他の異星人に頼らざるおえなかった…

今では西日本や一部の地域がはザール星間連合によって侵略されているのにも関わらず、モビルスーツは三つの国家群『AEU』『人革連』『ユニオン』の自分達の技術力を示すためだけの道具に成り果ててしまっている。

でも…なんでこんなにもザールの侵略を許しているのかは未だによくわからない。

そもそもコーディネーターは人類の革新のために遺伝子を組み替えた人間だと言うのに…情けないばかりだ。

 

まどか『あ、ああ…』

横にいたまどかちゃんが氷の結晶ではなく巴マミという黄色の髪の女の子を見て驚いていた…ん?なんだあの生き物?

 

キュウべえ『マミ!もうそろそろ出てくるよ、気をつけて怪獣は手強いよ。』

マミちゃんの横にいた小さな白い生物が話しかけている。

周りのみんなはまどかちゃん以外は気づいていなさそうだな…

 

キュウべえ『ところで怪獣との闘いだけど…君の顔は誰からも見えないよ…だけど魔女との闘いとの違いはビルとか建物が壊れるから、まあどうでもいいかもしんないけどね。』

 

マミ『それはありえないわ…あなたにとってはどうでもいいかもしれないけどあそこにある建物は人々の幸せの一つだから…守る!』

 

キュウべえ『そろそろ来るよ!』

白い生物の声に反応するかのように声の結晶が落ちてきた!

こ、こっちに来る!

これが根源的破滅将来隊…

これが災厄なのか!

 

ドガァン!!

 

氷の結晶が落ちてきた…

もうだめだ…

 

マミ『まだ避難は完了していない。さあて頑張りますか。』

キュウウウン!

 

我夢『うわっ!』

僕はマミちゃんの服が急に変わり黄色の模様が入った服になった。

こんな非論理的なことがあるのか…

周りにいるみんなは気づいていないのか?

いや…

 

戒斗『なんだあの女の服が急に変わった!それに横にいる生き物はなんだ?ブラックモンスターか?』

人々は次々とパニックになり逃げていくが、何人かはここにいた。

ビートライダーズの数人とまどかちゃんにさやかちゃんに仁美ちゃんにマミちゃん。

この数人は氷の結晶よりもマミちゃんの横にいる不気味なヌイグルミのような生き物に視線を向けていた。

 

鉱太『え、戒斗…お前も見えるのか…あの白い生き物…』

 

光実『異星人…』

 

舞『鉱太、戒斗、ミッチには見えるの他のみんなは見えてないの?あの白い生き物。』

ビートライダーズの一人が白い生き物に向けて指を指した。

どうやら僕以外にも見えている人はいるらしい。

 

仁美『あの人たち…いったい何を言っているんですか?』

あ、どうやら仁美ちゃんはまどかちゃんやさやかちゃんが残っているから残っているな。どうやらあの白い生き物が見えていないらしい。

 

さやか『え!仁美、わからないの?ほら、そこにいるあの訳のわからないの!小型のマグマ獣みたいなやつ!』

 

仁美『はあ?そんなものいるはずがないじゃありませんか。もし、いたらレーダーか何かに反応するはずですわ。』

仁美ちゃんの言っていることは最もだ。

現に今上にある氷の結晶はすぐにネットで見たらあったし…集団幻覚にしては不自然だ。

 

マミ『あら?何人か見えてる人がいるの?女の子はともかく…男の人にも何人か見えているわねぇ…どういうことキュウべえ?』

マミちゃんが白い生き物に話しかけた。

 

キュウべえ『わからない…』(へえ…運命に導かれたものか…”蛇”に”始まりの女”に”アンデッド”か…ナイアもやってくれるじゃないか。)

ん?今、一瞬あの生物がほくそ笑んだ…

 

マミ『え…ねえ、あなたたち!とっとと逃げてくれない!この氷はね、怪獣の卵よ!今私が地上に落ちるのを防いでいるから早く逃げて!』

怪獣の卵!あの氷が…怪獣の卵だって!!

 

さやか『えっ!か、怪獣!なんでそんなことわかるんですか!それにその姿は…』

青い髪のさやかちゃんが驚いて呆然としていた…そりゃあみんなそうだよ…

半年前だよ!

バット星人とゼットンの戦いが終わってウルトラマンがいなくなってまだ半年前だというのにもう怪獣!

もう何十年地球は戦いに巻き込まれるんだ!

 

ガァンッ!!

 

我夢『うわあっ!!』

怪獣の卵が落ちた衝撃波がこっちにやって来て僕は吹き飛ばされたかに見えた…だが!衝撃波のダメージはなく、皆の場所も変わってない…どういうことだ…

ん?周りにバリアみたいなものが…

 

マミ『ふう…ギリギリセーフ。大丈夫そうね。』

 

光実『あなたは…魔法少女か何かなんですか!』

 

マミ『あらご名答、大正解、私は魔法少女…世を脅かすものと戦っているものです。』

ま、魔法少女!もしかして夢の中で見た黒い女の子と何か関係があるのか…

 

舞『正義の味方…』

 

マミ『まあ、そんなところですかね。』

 

戒斗『魔法少女か…貴様は弱いな!!正義の味方?世を脅かすものと戦う?馬鹿馬鹿しい!力を持ったものはその力を使い支配するのみ!そんな正義なんてくだらない絵空事しかわからない女が俺たちを守るか、くだらん!』

チームバロンのリーダーの戒斗君が叫んでいた…何に怒っているんだ。

 

鉱太『おい、戒斗!そんないいかたはないだろ!お前助けてもらってそんなことを言うなんて!何にイライラしてんだよ!』

さっきバイクに乗っていた青年が戒斗君に言い寄っている。

 

戒斗『イライラしているのはこの俺自身の情けなさにだ!こんな軟弱な理想を掲げる女如きに守られる俺に怒りが止まらないんだ!』

自身の弱さか…確かに僕も弱い…

情けないなあ…まさかお前の妹が…

魔法少女だとはな…おい

智樹…お前は知ってたか?

 

パァン!!

 

キュウべえ『来たよ!マミ!』

怪獣の卵が孵化して中から巨大な怪獣が出て来た!

そこらにあるビルよりも大きいぞ…

手が刃物のように尖っている…

 

グワァー!!

 

怪獣が暴れながら横にあるビルを次々と破壊していく、こっちに向かっているのか…

 

マミ『戒斗さん!さっきのことは怒らないから…とっとと逃げてください!ここは私の戦場です!はあっ!』

マミちゃんは飛び上がり自分の周りに巨大な武器を大量に出現させ、怪獣に向けて中に込めた弾丸を撃った!!

 

まどか『全部の弾が当たったけど…まったく効いていないの?』

まどかちゃんのいった通り弾は外れていなかった。

でも、怪獣が少し怯んだくらいだった…

怪獣はマミちゃんに向けて光弾を放った!

 

マミ『こいつっ!』

マミちゃんはさっきよりもデカイ銃を肩で抱え弾丸を放ち光弾と相殺させた!

しかし怪獣は怯むことなく光弾を放ち、その度にマミちゃんは撃ち落としたが、そのうちの一発にマミちゃんは軽く当たりバランスを崩して地上に落ちてしまった!

 

まどか『大丈夫ですか?マミさん!』

皆、マミちゃんの周りに集まった。

 

マミ『だ、大丈夫…大丈夫だから。』

 

戒斗『無様だなぁ…それが貴様のチカラか…貴様は弱者だ。』

 

さやか『うるさいわねぇ!どっかいってなさいよ!マミさん!本当に大丈夫なんですか!』

みんなが心配しているとマミちゃんは立ち上がり飛び上がり怪獣に向けて弾丸を放つがやはり効かない。

 

ブゥン!!

 

ん、あれは…あの戦闘機は…XIGのファイターだ!このエリアはXIGが担当するのか…

 

キュピンキュピン!

 

ファイターが怪獣に向けてミサイルやらを撃つがあれじゃあだめだ!

あんな使い方じゃあ危ない!

あ、何機か光弾によって落とされてしまった!

脱出装置はちゃんと動いたからパイロットは大丈夫だけど…

 

このままじゃあ…このままじゃ…

マミちゃんだってろくにダメージが通っていない…どうすれば…

 

キュウべえ『ねえ、君?』

 

まどか『え、私のこと……』

 

キュウべえ『そう、君だよ。そしてさやか…君達ぼくと契約して魔法少女にならない?そうすればこのピンチを回避出来るよ?どうする?マミは魔法少女の敵である魔女に対しては強いけど…怪獣との戦いはこれが始めてなんだ…だからさあ、僕と契約して魔法少女になってよ!』

そうやって白い生物が話していると戒斗君が白い生物に詰め寄った。

 

戒斗『おい!化け物!力があるなら俺によこせ!最も俺にとって気に入らない奴を倒すだけだ…貴様らはすっこんでいろ!』

 

キュウべえ『残念だけど、君は男だから契約は出来ない。僕に出来るのはまどかやさやかやマミのような女の子の願いを聞いてその願いを叶える代わりに魔法少女になってもらうだけだよ。』

 

マミ『駄目よキュウべえ!!そんな急には駄目よ!彼女たちにはこんな苦労かけられない!待って!お願い!』

マミちゃんがあんなに頑張っているのに…

契約という言葉を聞いてマミちゃんは暗い顔している…

 

まどか『わ、私は…』

なんかこのまま契約させたら駄目な気がする…でも…どうすれば…

 

どうにも…

 

どうにも…

 

どうにもならないのか!

 

ダァン!!

 

我夢『うっ!うわあああっ!』急に僕の足場が消えて僕はよくわからないまま下に落ちていった…

 

ここはいったい…

……ここは…崩壊した沢芽市…

いや…少し違う…

僕がいたとことは違う…

えっ!目の前に赤いウルトラマン!

やはり夢で見た…人間が知らないウルトラマン!

 

我夢『お願いだ。君の光が欲しい!君の力が欲しい!君になりたい!頼む!僕に光をおおおおおお!』

僕は前方にいた紅く輝いているウルトラマンに向かって叫んだ!

すると紅いえは両手を僕に向けて手をかざしてくれた…か、体に光がうわあああっ!

 

ドンッ!!

 

我夢『え、えええええ!僕が僕が…ウルトラマンになっている!』

僕はその紅く輝いているウルトラマンになっていた。

そうか願いが叶ったんだ!

 

ギャアアッ!

 

目の前には怪獣がいた。

これから戦える…これなら

みんなを守れる…

マミちゃんの理想は正しい…

智樹の妹を…マミちゃんを守るんだ!

 

僕はウルトラマンとなって怪獣に向かっていった!

 

ほむら『良かった…危なかったわ…私がそう何度も行くわけには行かない…頼んだわよ、ウルトラマンガイア。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




人物紹介

巴マミ

沢芽中学校に通う三年生で、半年前の旅行中にバット星人とゼットン二代目対ウルトラマンジャックとMATの戦いから避難していた時に交通事故にあってしまい、パニックのために救急車やレスキューも来れずに一緒にいた家族三人(母、父、兄)と共に死ぬかに思えたが…キュウべえと契約して、命を拾った。
魔法少女として魔女と戦ってきたが、最近はキュウべえから怪獣退治も頼まれている。
主に使う武器は銃で古代の本を読み銃の使い方を勉強している。
黄色の姿の衣装をよく着ている。
ちなみに死んだ兄の名前は巴智樹。
高山我夢と同じ研究グループで量子物理学を研究していた。
死んだ兄のことを思いマミも研究に微力ながら力を貸している。


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守る力と支配する力

久しぶりですね、更新遅れて申し訳ありません。
これからは二日に一度を目安には行いたいですが、これから数日はとても忙しいのでどうなるかよくわかりません。
ちなみに少しだけ海に散りし命の終了時期が変わるかもしれません。


 

ーα世界ー

ー沢芽市ー

ーステージ前広場ー

 

デアッ!!

 

僕は今…信じられない状況になっている。

今までニュースでしか知らなかったウルトラマンに僕がなっている!

僕がウルトラマンなんだ!

 

デァッ!

 

僕は目の前にいた怪獣に向かって蹴りかかった。

まだ身体のバランスが上手くとれないせいか姿勢制御が難しいがなんとか何度も何度も殴りかかった!

 

グラゥエエェ!

 

怪獣は少しづつ怯んでいる、これならチャンスだ!

 

僕は次に蹴りかかるが、逆に怪獣に掴まれてなぎ倒されてしまった。

その隙を怪獣は狙ったかのごとく僕を何度も蹴りつける。

だけど僕はまだまだ上手く立ち上がれずにいた。

 

(く、よ、避けられない…どうすれば…)

 

マミ『ティロ、フィナーレ!』

 

ガァン!グラゥエエェ!

 

マミ『あらあら怪獣さん、いつまでも私がか弱い女の子だなんて思わないでね、これでも魔女退治による戦闘経験はあるほうだから!』

 

(怪獣が怯んだ!今だ!)

 

どうやらマミちゃんが巨大な大砲で撃った弾丸が怪獣に当たり隙を作ったようだ。

僕はすぐさま立ち上がり、態勢を立て直した。

 

負けらない…

負けらないんだ…

智樹…僕たちはずっとお前の妹に助けてもらっていたんだな…

今まで僕には力がなかった…

だから僕は勉強を頑張った…

でも…でもそれだけじゃ駄目だったんだ!

智樹…お前は頭も良くて力も強かった…

だからお前は俺の目標だった…

でもお前は死んでしまった…

だから僕はマミちゃんを…今まで戦ってきたお前の妹マミちゃんのように僕は戦う!

僕は今!ウルトラマンなんだ!

 

デァッ!

 

僕は怪獣の腹に重点的に殴って蹴った!

怪獣はやっきになって僕に光弾を発射してきた!

 

マミ『我夢さん!はあっ!』

マミちゃんは僕の前に来て光弾をたくさんの銃を出現させて、相殺させた!

そして僕は夢に見たウルトラマンの技を試してみることにするためにマミちゃんに足止めをしてもらい、僕は後ろに下がり頭に力を溜めて赤いエネルギービームを頭部から頭を下げて怪獣に向かって放った!

 

マミ『はっ!あらあら…凄いエネルギー…これがウルトラマンか…』

僕の赤いエネルギービームの射線上から離れたマミちゃんは静かに語っていた。

 

ブガァン!!ブガァン!ブガァン!!

 

怪獣は僕のエネルギービームを受けて大爆発した!勝った!僕は勝った…

 

キュウべえ『さて、怪獣は倒された…でも今回は違うよ。またよろしく頼むよマミ!』

 

マミ『ま、今回は私ほとんど役に立てなかったわね…』

 

キュウべえ『仕方ないよ、まだ新たな敵には慣れていないんだからね。』

(それにまだ君にはビックゴールドを倒す役目を果たして欲しいからね…)

 

マミ『ふう…とりあえずみんなに状況を教えましょう。』

マミちゃんはゆっくりと地上に降りて変身を解除した、僕は体を少しづつ変化させて人間の姿となってみんなの前にいった。

 

我夢『おーい、みんなー!大丈夫かい?』

そこにいたのは逃げなかったビートライダーズの4人と沢芽中学校に通う4人の女の子と…謎の白い生物か…

 

鉱太『な、なあ!やっぱりあの赤いウルトラマンって…我夢さんなのか?』

やっぱりその質問か、まあ側にいたから言ってもいいか。

 

我夢『ああ、僕がウルトラマンになって戦ったんだよ。』

 

舞『うっ!うそっ!そ、そんな…ウルトラマンが側に…確かウルトラマンって宇宙人じゃなかったの?』

そう…今まで現れた三人のウルトラマンは宇宙から来たんだけど…

まさか…地球人の僕がウルトラマンになっちゃうとはねえ…

 

まどか『我夢さんがなったウルトラマンって…私があの機械で見たウルトラマン…』

 

我夢『あの機械は未来予知が出来るものだったんだよ!』

 

さやか『あの変な機械で見たものが現実に起きているんだ…でもさあ、あんたが見た夢ってさあこの沢芽市が崩壊した夢でしょう!』

 

仁美『それに倒れたウルトラマン…そのウルトラマンが我夢さんだとしたら…』

!そうだ!確かに…

 

光実『…あなたたちの話を聞いているとこれから沢芽市が崩壊するみたいなことですけどあくまで予測じゃないですか。』

確かにそうだよなぁ…

にしてもこの数少ない会話で彼はよく理解したな。

 

戒斗『ふん、それならそれでいい。力を持たぬ弱者が住む場所など崩壊してしまえばよいのだ!それに貴様やそこの女はその力を持て余すようなやつも死ねばいい。どうせ貴様らは弱者のために力を持て余し死んでいく、それが関の山だ。ともかく、このステージは俺たちチームバロンが使う。どうせ怪獣もいないんだからすぐさま避難は解除させるだろう。』

力か…この力を持て余す…

でも僕はこの力を…

 

舞『ところで…ウルトラマンはわかったんだけで魔法少女とその白い生物は…』

白い生物…そういえばあの機械で見た夢に…

いたような…

 

キュウべえ『まあ、ここにいる一人以外には見えてるみたいだから言うよ、僕の名前はキュウべえ…第二次性徴の時期の女の子と契約して魔法少女になってもらい、この世を脅かす様々な怪物と戦ってほしいんだ。』

様々な怪物…まさか…

根源的破滅将来隊!

 

我夢『僕達アルケミースターズが予測していた脅威…根源的破滅将来隊のことを言っているのかい!』

僕は白い生物に詰め寄ったが彼は頭を横にふった。どうやら違うみたいだ。

 

キュウべえ『確かに根源的破滅将来隊も敵だよ、でもそれだけじゃないんだ。これから更に敵が現れるんだよ、まるでかつてのバルマー戦役以上の混乱が来るんだよ。だからさあ確か鹿目まどかと美希さやか…君達には才能がある!だから僕と契約して魔法少女になってほしいんだ。』

マミちゃんと同じように魔法少女になれというのか?

なんか嫌な予感がするなあ…

あまりこの生物を信じちゃいけないような。

 

鉱太『ま、魔法少女に誘っているのか?』

 

戒斗『どうしたお前ら力を手にいられるのだぞ、ならばその力を手に入れ力で全てを支配してみせろ!』

 

マミ『待って、あなた何勝手なこと言っているの!それを決めるのはこの子達よ!私は力を欲しがってるかどうかなんて知らないわ!私は選ぶことなんて出来なかったから…』

選ぶ?どういうことなんだ?

 

光実『選べなかった?魔法少女になるのには何か条件があるんですか?』

 

キュウべえ『魔法少女と契約するときには僕はその契約した子の願いをなんでも叶えてあげるんだ。僕は願いを叶える条件に魔法少女になってもらうんだ。マミと僕との契約内容は命を助ける。つまり半年前に起きたウルトラマン対異星人、怪獣との戦いに巻き込まれた交通事故から彼女だけが助かったのはそういうわけなんだよ。』

 

我夢『な、なんだって!!じゃああの事故で唯一マミちゃんが生き残ったのはそういうことだったのか!』

 

マミ『私は死ぬのが怖かった、だから契約したのよ。だから他の子には選択する権利を与えてあげたいのよ。』

 

戒斗『ふん!くだらん!俺がもし貴様と同じ立場だったならば迷わず力を選ぶのだがな、それはともかくこのステージは俺たちチームバロンが使うからな。』

そう言うと戒斗という青年は去っていった。

 

光実『でも、これで様々なことがわかりました。残念ながらステージは奪われてしまいましたけど、大丈夫そうですね。それとこの話はここにいるメンバーだけの秘密にしておきましょう。それじゃあ僕はチームのみんなの安否を確認してきます。』

 

舞『ミッチ、私もついてく、それじゃあお願いね、鉱太はどうする?』

 

鉱太『取り敢えず俺はこれからバイト先の恐竜やに行って確認してくるから、じゃあな。』

 

我夢『ちょっと待って、ついでに僕達も行くよ、少しお腹も空いてきたしね。』

僕達は鉱太君のバイト先の恐竜やに食事に行くことにした。

 

シド『ウルトラマンか…プロフェッサーの言ったとおりに事が進んでいるなあ、まあいいや次はアクト団か…』

 

 

 



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泣く子も黙るアクト団

皆さん!私はテンションが上がって色々と衝動買いしすぎてしまいます!更新は上々いい感じです!


 

ーα世界ー

ー沢芽市ー

ーフルーツパーラー

 

DJサガラ『ハロー!!沢芽シティッ!みんな元気にしてるか!DJサガラだっ!今回のビートライダーズのインベスゲームは波乱の展開だったなぁ!まさかバロンが勝った途端に怪獣が現れちまったぜぇ!そこから現れたのはなんとぉ!う!ウ!ウルトラマンだぁーつ!そしてよくわからない女の子もいたぜぇー!残念ながら女の子は顔はよくわからなかったが!ウルトラマンの勇姿はバッチリカメラに収められたぜー!謎の戦闘機も気になるが!ウルトラマンやインベスゲームにも注目だー!』

私達はフルーツ店フルーツパーラにて、DJサガラの放送を見ていた。

 

ウサラパ『へぇ〜インベスゲームにウルトラマンかあ…にしてもドクターが言っていた恐竜なんていないじゃないかい!ったくなんなのよここはー!』

私の名前はウサラパ

泣く子も黙るアクト団の一人。

ドクターソーノイダという博士から恐竜を捕まえるという命令を受けて並行世界にある恐竜島という基地からここに来たのにも関わらず、成果はゼロ!

連絡すると常に怒られるし…

私とノラッティーとエドの三人と恐竜を封印している”恐竜カード”の内の一枚ティラノサウルスがあるんだけど…

もっと恐竜カードがあればなあ…

恐竜カードっていうのは…誰かが作ったらしいけど…今は並行世界中に散らばってしまっちまったし…それも回収しないといけない!

そんな沢山の不安があるのさ!

 

ノラッティー『ウサラパ様!うるさいざんす!ここでは静かにしてほしいざんす。』こいつはノラッティー私の部下で細身のブ男だよ。たく、何やってんだか。

 

エド『そうっすよ、アーン。ここのフルーツ美味しいじゃないっすか、とりあえずはこのスイーツ食べ終わってから色々と考えましょうよ。』

こいつはエド、ノラッティーと同じく私の部下で食いしん坊の太身男だよ。呑気にこの店のスイーツを楽しんでいる。

 

ウサラパ『何いってんだい!泣く子も黙るアクト団が並行世界に来たからといって浮かれてるんじゃないよ!』

 

エド『そんなこといってもウサラパ様!昨日この沢芽市に怪獣が出たんだからきっと大丈夫ですよ!』

 

ウサラパ『あほかっ!だいたいドクターもドクターだよ、並行世界から来たギャラルホルンの…カルタ・イシューから追われてるからってねぇ!私達に恐竜捕まえこいってねえ!』

そう…ドクターの研究の結果なぜか三つの並行世界が繋がってしまったのよ!

それで並行世界から来たギャラルホルンの地球外縁軌道統制統合艦隊のカルタ・イシューの部隊に睨まれちまったんだよ!

そこで3つの並行世界中に散らばっちまった恐竜カードを集めてギャラルホルンを壊滅させて、ギャラルホルンのいる並行世界の地球を征服し、そこにドクターは恐竜キングダムを建てて恐竜キングとして君臨する!

そのためにわざわざ並行世界に来たのにー!

 

エド『最悪、恐竜カードじゃなくてこの世界の怪獣でも取っ捕まえればいいじゃないですか。』

 

ウサラパ『何冗談いってんだい!そんなこと出来るわきゃないでしょうが!』

 

ノラッティー『にしても何かをしておかないとドクターに怒られるざんすよ!どうすればあ…おや…あれは何ざんすか…』

ノラッティーは何かを見つけたように店の奥を見ていた。

私とエドも同じように店の奥を見ていると二人の男が会話をしていた。

 

シド『あんたらチーム鎧武が最近振るわないようだが、こいつを使えば話しは別だ。こいつはとっておきだ、大事に使うんだぞ。』

そういって黒い帽子を被ったセールスマンの男は何かのベルトのようなものを青い服を着た青年に渡した。

あれは…ロックシード…そしてあのベルトのようなものはいったい何だい?

私達が使っているアクトホルダーみたいな大きさだけど…

 

祐也『これで俺たちは…よっしゃ!』

そういって青い服を着た青年は店から出ていった。

なんか気になりねぇ…

追ってみるっきゃない!

 

ウサラパ『ノラッティー!エド!あいつを追いかけるよ!店長さ~ん、代金はここに置いとくから。』

そういって私たちはテーブルの上に乗っていたパフェを全て食べて、代金を置いて店から走って出ていった!

 

ガン!

 

ウサラパ『いたっ!どきな!』

長い黒髪の少女と入口ですれ違いざまに軽く肩がぶつかったが、私は気にせず青い服の青年を追った。

 

ほむら『アクト団…まさか!』

黒い髪の女の子は店の奥に走って入っていったのを見えたが、そのまま走っていった。

 

ー恐竜やー

鉱太『これで上がりますねースケさんを、お疲れさんでしたー。』

俺は今、アルバイトとしてこの恐竜やで働いていて、シフトが終わって帰ろうとしたところだ。

 

竜ノ介『鉱太君、お疲れ様。いやー助かるよーここはあんまり人いないからさあ、鉱太君と範人君くらいだけだからねえ。』

このお爺さんは杉下竜ノ介、みんなからはスケさんって呼ばれている。

この恐竜やのオーナーとしてカレーを作っている。

この店にはデッカイ恐竜の化石の頭骨が置いてあったり、壁に巨大な恐竜のシルエットがあったり、カレーの器が恐竜の形にしているくらいスケさんは恐竜が大好きなんだ。

そうして俺は半年前からバイトして入り、後輩の城範人が二ヶ月に入って働いている。

結構ここでの仕事は慣れていい感じだし、まあまあ他のバイトとも兼ね合ってて、まあ普通に暮らしていられるかな。

 

俺は着替えて店から出ていった。

すると携帯を開いて見るとメールが来ていた。

誰からだ…

ん?祐也からメール。

凄いものを手に入れたから…今から写真で送る…なんだこの黒いの…場所は……水道関係の場所だな…

 

俺はすぐさま写真の場所に向かった。

 

ー水道前ー

ウサラパ『はぁ…はぁ…い、いったいどこに行ったんだい…』

私達三人はあの黒い髪の少女とぶつかったあと、信号が赤ばかりになってしまい、途中で見失ってしまったが、あの青い服の青年がしていた手袋が落ちていたために、気が付けたけども…いったいどこにいったんだい。

 

鉱太『ここが祐也の指定した場所だよなあ…あ、舞!それにな、なんだあんたら!』

 

舞『こ、鉱太!この人たちはいったい?』

二人の若い男女が来たようだねぇ…ん?あの二人はビートライダーズのチーム鎧武にいた二人だね。

 

ウサラパ『なんだい!まるで人の体をジロジロジロジロと変なものを見るなんてね!』

 

舞『だって実際そんな変な格好しているし、結構いい歳してるじゃない!地球防衛チームの服だとしてもそこまで変じゃないし…』

確かに並行世界から来た私達とは美的感覚が違うから仕方ないか。

 

鉱太『っていうか!なんなんだよあんたら三人組は!』

 

ノラッティー『よくぞ、聞いてくれたざんす!』

 

エド『俺たちは泣く子も黙る!』

 

ウサラパ『ウサラパ!』

 

ノラッティー『ノラッティー!』

 

エド『エド!』

 

三人『泣く子も黙る!アクト団!!』

私達はポーズを決めた…

決まった…!

 

舞『……』

 

鉱太『……』

 

な、なんだい?なんか呆気ないというか…二人とも呆れているのかい!

 

ウサラパ『とにかく!あんた達が来たのは一人の青年に会うために来たのかい!』

 

舞『え!なんで知ってるの!私は祐也のメールを見て来たんだけど…』

 

鉱太『えっ!舞もか!俺も祐也からメールが来てここに来たんだけど…』

祐也…そいつがさっきの青い服の青年だね。

 

エド『どうやらあのフルーツ店で持っていた不思議な黒いものはビートライダーズのインベスゲームで使うものだったんすね!』

 

鉱太『黒いものって…あの写真にあった!』

やっぱり何か知っているね…

 

舞『写真のあの黒い奴ってインベスゲームで使う奴だよね…でも祐也はどこに?ん、何あの後ろにある植物!』

後ろにある植物…ん?

思わず私は足元を見た…なんだこの不思議な植物は…この世界特有の植物かい。

そして後ろを振り向くと空に穴が開いていた。チャックのようにも見えるような…

 

鉱太『な、なんだよ!あのチャック…チャックの先から不思議な森が見えるぞ…』

本当に不思議な森が見えるねえ…

なんか気になって来たじゃないかい!

それにあの祐也とかいう奴もそこにいるかもしれない!

 

ウサラパ『よーし!この空に開いたチャックの穴から見える不思議な森にいって、祐也とかいう奴の持ってる不思議な黒いやつをぶんどるよ!ついてきな!』

 

エド、ノラッティー『へ、へい!』

私達三人はチャックの先の不思議な森に向かった!

 

鉱太『ま、待て!』

 

舞『待って鉱太!私も行く!』

二人の男女も私達についてくるように森に入っていった。

 

ーフルーツパーラー

シド『よう、久しぶりだなぁ…いや、初めましてかな、暁美ほむら。』

 

ほむら『やはり渡してしまったの!』

 

シド『残念ながら”今回”も駄目だぜ、それにアクト団も来たようだしな。』

 

ほむら『あなたどこまで私のことを知っているの!』

 

シド『俺は…いや俺達”ユグドラシル”はなんでも知っているぜ…例えばインキュベーターの目的とかおまえの目的とかかな…もし、俺がおまえのことをおまえの大好きな大好きなまどかちゃんにバラしたらあの子はどうするのかなあ…』

 

ほむら『っ!やめて!』

 

シド『だったら取引しようじゃないか…大人の言うことには従っといたほうがいいぜ…お嬢ちゃん、ふっふっ。』

 

 





キャラ紹介

DJサガラ α世界

計画都市沢芽市の若者の遊びインベスゲームの結果をネットやTVなどを通じて世界中に配信しているコメンテーター、陽気なリズムとテンションで、いつも彼の配信を楽しみにしている人がとても多い。何かと謎が多い人物


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変身!空からオレンジ

なんと!海に散りし命から最終回より先にキャラが登場!
海に散りし命はもうすぐ終わりますが、この作品に繋がりますからご安心ください。
それではどうぞ、


 

ーα世界ー

ー不思議な森ー

鉱太『な、なんだこの森は…』

俺はダチである祐也にメールで見せたいものがあるから来いと呼び出されて待ち合わせ場所に来たら、ダチの舞がいたけど肝心の祐也はいなかった。それどころかアクト団なんて名乗る三人組ウサラパ、ノラッティー、エドがいて、空間に開いた穴から見える不思議な森に入っていったんだが……

まったく知らない場所だなあ…

 

舞『ちょっとどうしよう!あの三人組の姿が見当たらないし…あれ!出入り口がない!』

後ろを見るとさっきまで開いていたチャックの穴がない!

 

鉱太『まあ…どこかに他の出入り口があるだろう。それに祐也にあのアクト団の奴等より先に会わないと。』

 

舞『うん、わかった。だけど…あの人達本当になんなの!まったく意味わかんない!』

 

鉱太『まあまあ…ともかく、探そうぜ。』

俺と舞は不思議な森を歩き始めた。

にしても不思議な森だなあ…図鑑で見たことない植物ばっかだ。

そんでもって所々になっているこの実はなんだろう…美味そうだなあ…ちょっと食べて……みようかな…

 

ウサラパ『おーい!どこいったー!出てこーい!祐也って奴出てこーい!』

あっ!まだそんなとこにいたのかよ!

 

舞『やっぱりいたんだあ…あれ?あ、こ、鉱太!あっち、あっち!』

舞が急に何かに驚いて指を指している。

そっちに何が…あ!

 

鉱太『あ、あれって!祐也の!』

 

ノラッティー『ほ、ホントざんす!』

やばっ!こいつらの目的はこの黒い奴だったんだ!

 

ウサラパ『いっただきい!』

なんとウサラパが黒い奴に向かって飛び込み奪ってしまった。

 

エド『それってもしかしてベルトみたいに腰に巻くんじゃないですか?』

あ…そうだ!あれは何処と無くベルトに見える!

 

ウサラパ『せーの!』

ウサラパはベルトを腰につけた。

だけど…

 

シーン

 

 

 

ウサラパ『な、何も起きないねぇ…これっていうベルトじゃないのかい?』

ウサラパが黒い奴を腰に巻いたが何も反応はなかった。

使い方が違うのか…

ウサラパたちは右往左往しながら黒い奴を色々しているが特に変わったことにはなってない。

なんだよ、ただの置物かよ。

 

 

ガァン!!

え、ウサラパの手に誰かがこの森になっていた果実を投げつけて黒い奴を落とさせた。

 

ウサラパ『痛っ、誰だい!』

果実を投げつけたほうを見てみるとそこには一人の青い服を着た凛々しい金髪の女性がいた。

 

 

グリシーヌ『貴様ら!!早く逃げろ!』

誰だ…早く逃げろ!

いったいどういう意味だ?

 

ガサッガサッ!

なんだ草むらが靡き草が落ちる

なんだ…なんだ!

 

ウガァッ!!!

急に草むら怪物が叫びながら俺たちの前に現れた!

これから逃げろってか!

俺達はすぐさまその怪物から逃げた!

だけど…

 

エド『うっ!うわあああっ!か、怪物!』

アクト団の太っているエドってやつが逃げおくれていた。

どうやら足をくじいたらしい。

仕方ない!

 

鉱太『おい!大丈夫か!くっ!』

駄目元で俺はすぐにエドのもとへ飛び込んで、ウサラパの手から離れた黒い奴を腰に当てた、すると

 

カシャ

 

黒い奴は黄色ベルトで固定し、腰にしっかりと巻き付いた。どうやらこれはベルトらしい…でもなんでウサラパは使えなかったんだ?

 

ウガァッ!

 

俺は怪物の尖った右腕からの攻撃をエドを庇いつつなんとか交わした!

その咄嗟の最中側になっていた森の実を一つ掴んでいたらしい…

すると…

 

鉱太『あ、あれっ!なんだこれっ!』

なんともぎ取った木の実が変化してロックシードとなった。

す、すげえぜこのベルト!ロックシードが簡単に!

 

ウガァッ!

 

鉱太『うわっと!!』

俺は色々と考えていると怪物から攻撃がきたが、なんとか避けた!

今はここから逃げることを考えないと!

俺はエドを肩に担いで怪物から逃げた!

 

ウガァッ!

 

だが、エドの体重はとても重く上手く走ることが出来ないせいですぐにこけてしまった。

 

鉱太『こ、このままじゃあ!』

やばい…やられちまうんじゃねぇか!

 

エド『ウサラパ様!ティラノを!』

 

ウサラパ『わかったよ!上手く逃げなよ!行ってらっしゃいティラノちゃん!』

 

シャキン!!

 

え、ウサラパの周りが急に赤く光った!

この光はいったい……

俺は眩しすぎる光に耐えきれず目を瞑った。

光が収まり俺はふと前を見た…

そこには!

 

ガァァッ!

 

鉱太『ティ、ティ、ティラノサウルスゥ!!ど、どういう…』

目の前にはティラノサウルスが前にいた怪物に噛みついていた。

驚いて俺が腰を地面につけて、ふと横を見た。

そしたらチャックの穴が開いたようにさっきなかったはずの出入り口が開いていたのだった!

 

グリシーヌ『あそこから出れる!皆のものあの中からこの森を脱出するんだ!このチャックはいつまでも開いているわけではない!急ぐのだ!』

青い服の女の人に導かれたようにその場にいた全員がチャックの穴から出て行った。

 

ノラッティー『本当はティラノなんて出したくなかったけど仕方ないざんす!』

皆が走るなかアクト団三人は走りながら話していた。

 

ウサラパ『しょうがないじゃないかい!襲ってくる敵には戦うしかないじゃないかい!』

 

ノラッティー『ウサラパ様はこの世界のことを知らなさすぎざんすよ!この地球だとこういう戦力になりそうなものを奪いに来るんざんす!』

 

ウサラパ『誰がだい?』

 

ノラッティー『日本が所属している”ユニオン'または中国などの国々が所属しているの ”人革連”、ヨーロッパなどの国々が所属している”AEU”、この三つの三大国家郡のどれかから睨まれるざんす!』

 

ウサラパ『ようするに…私達の世界の昔あった冷戦状態がこの並行世界で起きてるってことかい。』

☆冷戦☆

かつてアメリカとソ連(現ロシア)が互いの力を見せつけあい牽制し、実際に戦火を交えない戦いという。

ウサラパの世界では数十年前にそのような状態になっていた。

詳しくはまた別の機会に。

 

エド『ともかくティラノがいれば怖くなんかないっすよ!やっちゃえーティラノ!』

それでもあんたら逃げてるじゃん…

お!ティラノサウルスが勝ったか?

いや逆だ!

 

ウガァッ!!

 

テ、ティラノサウルスをあの怪物が蹴り飛ばした!

なんと信じられないことにあの怪物はティラノサウルスに食われたと思ったら口の中で暴れて脱出してティラノサウルスを蹴り飛ばした。

 

鉱太『い、いったい…どうすれば…』

俺はありえない状況に脅えていた…

いや、脅えるしかなかった。

怪物はティラノサウルスすらも蹴り飛ばせる力を持っている…

どうすれば……あっ!このベルト!

もしかしたらこのベルトが何か役に…

 

ウガァッ!!

 

しまった!

俺がベルトに夢中になっているすきに怪物が俺の前まで猛ダッシュで現れて、右腕の爪を立てて俺を殴り飛ばした!

 

鉱太『がはっ!』

はぁ…はぁ…やばい…

やられる!!

 

グリシーヌ『はああっ!』

目の前に青い服を着た女の人が斧を振り回して右腕のかぎ爪攻撃を受け止めてくれた。

互いに力が均衡し合っていたが…次第に青い服の女の人が押され始めている。

ティラノサウルスを蹴り飛ばす力もある相手にここまでやるだけでも凄いからなあ…

 

グリシーヌ『くっ…早く逃げろ!ん?貴様その腰に巻いているベルト…それにその手に持っているロックシード…そうか、それが剛の言っていたのはこういうことだったのか!おい!私の名はグリシーヌ・ブルーメール!その手に持っているロックシードのボタンを横にあるものをスライドさせろ!』

え、横にある…あ、これか!

なるようになれだ!

俺は横にある黒いバーを右にスライドさせた。

 

【オレンジ!!】

 

え、このロックシードから音が…

ん?

 

グリシーヌ『上を見ろ!』

う、上?

うわああっ!で、デカイオレンジ!

 

ポンッ!

 

空からオレンジが降ってきた!

あ、頭にオレンジが被さった…

 

グリシーヌ『剛の言った通りならば…それを腰のベルトの凹みに差し込んで、上の銀色の部分を押せ!』

こうか!

俺は言われた通りにオレンジのロックシードをベルトの凹みに入れた銀色の部分を押した。

【オレンジアームズ!花道!オン!ステージ!】

 

鉱太『お、オレンジ!俺っ!』

なんとオレンジが分かれて俺の体に覆い被さった。

 

鉱太『えっ!えっ!ええっ!』

体が全身青色のスーツに包まれて、オレンジが体に鎧として覆い被さった。

変な仮面もある!

どうなってんだよ!

 

エド『お、オレンジが割れちったすー!』

 

ノラッティー『ふ、不思議ざんすー!』

 

ウサラパ『なんであれ、私には使えなかったんだい!』

影からアクト団の声が聞こえる…

あれ、あいつらは小声で話しているはずなのに

なんで声が聞こえるんだ。

 

グリシーヌ『くっ…もはや無理だ!その腰にある剣をとれ、戦えるはずだ!』

こ、腰にある剣!

これだな!

 

グリシーヌさんが斧を離して、横に飛び去って、俺は言われるがままに腰にある剣に手を回して戦いを始めた。

 

 

 

 

 

 

 



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止められなかった勝利

皆さん…またやりましたよ!やっちゃいました!
仕事が忙しくて…今回分量少なめアンド少し雑!
戦闘シーンは書くのが本当に難しいです!とっても苦手で訳のわからない効果音もあります。
ちなみに他の話しも見やすく少しづつ変えています。
それではどうぞ、


 

ーα世界ー

ー街中ー

お、俺はいったい…

 

俺は俺の姿は…

 

どうなっているんだ!

 

グリシーヌ『仮面…ライダー…』

 

!あの都市伝説になっているっていう仮面ライダー!確かに俺、仮面被っているし、バイクの免許も持っているけど…

 

ウガァッ!

 

鉱太『おらあっ!』

腰に巻いていた剣を怪物に向けて振り下ろし、やったかに見えたが少し怯んだだけで、すぐに怪物が攻撃を始めたため、俺は逃げたけれども…

 

グリシーヌ『馬鹿者!!逃げるんじゃない!武器があるだろうが!それにそのスーツなら大抵の攻撃なら大丈夫なはずだ。』

え、そういえばそうだよな。

とりあえずなんとなくやるか!

 

鉱太『おおらあっ!』

俺はオレンジ果実型の剣を振り回してなんとか怪物を近づけないように攻撃したが、それでもやられるずに俺は逃げ腰で後ろに下がったが、怪物に蹴られてダンボール箱が積まれていた場所に蹴り飛ばされた!

 

グリシーヌ『なんだあの刀の振り方は!貴様!日本人であるにも関わらずその刀の振り方はなんだ!エリカに刀を振らせたレベルだ!真面目に戦わぬか!』

に、日本人だから剣が使えると思っているのかよ!あのグリシーヌって人は!

これが世界に思われている日本人か…

いや!そんなことよりどうすれば…

 

グリシーヌ『貴公!もう一つの剣についているそのボタンは何だ!』

もう一つの剣…ああ、これか…このボタン…

俺はもう一つのあった剣を抜いてボタンを押した。

 

バキューン!バキュ!

 

あ、弾丸が出た!

ボタンを押すとなんと剣の柄の部分から弾丸が出てきた!

よっしゃ、これなら!

俺は調子に乗って何発も撃ったが、すぐに弾丸が切れてしまった。

 

鉱太『や、やば!弾切れだ!嘘だろ!』

 

グリシーヌ『飛び道具に頼るな!仕方がない!はあっ!』

慌てていた俺をカバーするようにグリシーヌさんは自分の斧を投げ飛ばし怪物に当てた。

今のうちに何か…

 

スゥン

 

鉱太『え、舞?』

俺がふと考えをまとめようとしていた時に目の前の高いビルの階段に金髪の舞がいた。

いや…舞にとても似ているだけなのか…

 

グリシーヌ『あの女は…いったい。』

グリシーヌさんも知らないか…

 

舞?『気を付けて…あなたは今…運命を選ぼうとしている…もう二度と後戻りは…出来ない…円環の理に導かれ…失われし生命体と共に…破滅を呼ぶ…世界を自分の色に染めなければならない…』

運命……破滅!

だけども俺は!

 

鉱太『でも、俺はお前を守るためなら…』

【ロックオフ】

舞に似た人はつけていたロックシードを外して俺に渡した。

 

 

グリシーヌ『?消えたのか、いや!まずは戦いだ!オレンジ型の剣とその剣を合体させて、その剣のところにベルトに似てたような穴があるぞ、そこにロックシードをはめてみろ!』

そうか!

俺は互いの剣を合わせて渡されたロックシードを剣の穴にはめた。

ぴったりだ!そしてここを押してと!

 

【1.10.100.1000!】

 

鉱太『おらおらおらおら!』

俺は怪物からの触手攻撃を合体させた剣を振り回して防いで、斬撃を放った。

 

【オレンジチャージ!】

 

オレンジ型の剣が光り、斬撃が怪物の体を包んでいた。

その隙に俺は剣を構えて走り込み動けなくなっていた怪物を斬った。

すると怪物は大爆発した。

 

グリシーヌ『やった!いや…なんだ…この違和感は…あの怪物は…』

 

鉱太『ふぅー、かっちー!にしてもこのベルト凄えなあ!』

俺は変身を解除した。

俺がテンションを上げているとグリシーヌさんが近づいてきた。

 

グリシーヌ『なんだ…なんだなんだあのみっともない戦いは!あの剣技はなんだ!エリカ並みの動きだった!それでも日本人か!』

凄い怒られてしまった。

なんだよ、仕方ないじゃないかよ。

 

鉱太『そんなこといっても…』

 

グラッ!グラッ!

 

鉱太『な、なんだよ!この揺れは…この揺れはなんだよ!』

急に地面が激しく揺れ始めて…まともに立っていられなかった…

この揺れは…地震…

 

グリシーヌ『不自然な地震…まさか!おい!すぐにここから離れろ!来るぞ…』

グリシーヌさんが俺に不安そうな顔でこちらを見てきた。

あの不安そうな顔はいったい…

 

パァーン!!!

突如として地面から妙な音が流れてきた。

 

こ、これからどうなるんだよー!

俺は不安になりながらその場に座り込んでいた…

 

ほむら『やはり無理だったのね…止められなかった…シド、となると残りはあの世界にしか!』

ん?女の子が消えていった…あの女の子はほむらちゃん!

 

ー並行世界ー

ーのび家ー

ここは並行世界…ウサラパたちがいた世界…私がいた世界とは違う

のび太『ドラえも〜ん!』

一人の少年が青いロボットに話しかけていた

 

ドラえもん『のび太君、どうかしたの?』

 

のび太『恐竜出して。』

 

ドラえもん『恐竜なんてもんはねえ、とっくの昔に絶滅したの!もういないの!』

 

のび太『そんなことはない!だって、同じクラスのDキッズが化石探ししてるんだ!恐竜くらい…』

 

ドラえもん『そんなの見つかるもんか!それよりこっちは大変なんだよ!なんか色々と可笑しなことが起こっているんだよ。』

 

のび太『もうしらない!自分で探してくるから!』

そう言って少年は家から出て裏山に出掛けていった。

 

ほむら『……ドラえもん…仮面ライダー…もうすぐね、もうすぐ始まるのね…全てが始まる。もう誰にも止められない…止まらない…だけど今度こそは…』

 





ーキャラ紹介ー
葛葉 鉱太(かつらば こうた)

20歳のフリーターで、姉と二人暮らしでアパートに住んでいる。
バイトを掛け持ちしながら暮らしている。
昔はビートライダーズのチーム鎧武のダンサーだったが、姉のために大人になるためにチームを抜けて働いている。
両親とは子供の時に死別しているため姉と共に暮らしてきた。



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WAKEUP!WAKEUP!
見つけ出した卵


今回も少し少なめです。
ドラえもん編でーす、どうぞ


 

ー99年世界ー

ー裏山ー

 

のび太『絶対に探してやるぞー!』

僕は野比のび太、陽昇学園5年1組未来から来た猫型ロボットのドラえもんとパパとママと一緒に暮らしている。

 

僕は友達のDキッズの三人の恐竜の話を聞いて恐竜に興味を持って、ドラえもんに恐竜を出してといったら、恐竜は絶滅したからといって出してくれない、こうなったら自分でなんとかしてやる!

そう思って裏山に来たけど……

 

のび太『なんにもないよー!どこにあんのさー!恐竜の化石ー!ないないない!』

ああ…全然ない…

というか…この山に住んでいる…えーと、光明寺さんの家なら何か知っているかもしれないなあ…

 

光明寺さんとは、ロボット工学の偉い人ででーっかい屋敷を裏山に作って、娘と息子と一緒に住んでいるんだ。

それに不思議な研究室もあるみたいだし。

今はもう夜の7時…結構暗いなあ…

だけど、せめて手掛かりを見つけないと…

僕は急いで光明寺さんの家に向かった。

 

のび太『はぁ…はぁ…お腹空いたあ…んーこのまま戻ったらドラえもんが…『言っただろう、恐竜なんてもういないの!化石だってそう簡単に見つかんないんだよ。のび太君みたいなのろまには化石ですら無理だったんだねー』って絶対に言われる。それだけはなんとかしとかないと…あたっ!』

僕が考えごとをしながら歩いていると頭を誰かとぶつけてしまった…

 

のび太『いったー!君、大丈夫!』

 

???『大丈夫よ。』

なんだこの女の子…

赤い長い髪に青い眼をしている。

綺麗だなぁ…

 

???『…』

女の子はそのまま歩き去ろうとした。

 

のび太『待って!君…名前はなんていうの?僕はのび太、野比のび太。何をしているの?』

 

リルル『私の名前はリルル…ここに青いボールとあるロボットを探しに来たの、そんなの見なかった?』

リルルか…可愛いなあ…

いや、青いボール?

ロボット…

まさか!

 

のび太『それってドラえもんのこと!青いし、ロボットだし!』

 

リルル『それではないわね。』

えー…なんだあ…

残念…

 

 

ドガァン!!!

 

のび太『な、なんだあ!』

突然裏山が揺れた!

何かが落ちてきたんだぁ!

 

リルル『まさか!暁美ほむらか!』

女の子は叫びながら裏山の音がして来たほうに走っていった。

どうやら裏山に何か落ちたらしい。

あの方向には…光明寺さんの家がある!

僕はともかく走った。

不安だったから…

だけど僕は足が遅くリルルを見失ってしまった。

 

のび太『はぁ…はぁ…疲れたぁ…お腹も空いたよお…もう…駄目だぁ…』

僕はその場に倒れこんだ。

もうどうでもいいやぁ…そうやって横の土を見ると…

 

のび太『ん?なんだあれ?』

僕は立ち上がり地面を見た…

何か硬い丸いものが埋まっている…

 

のび太『何か埋まっている…うんしょ!ほいさ!』

僕は持って来ていたドラえもんの秘密道具のパワー手袋の力でその硬い丸いものを取り出した。

このパワー手袋は力がなくても簡単に重労働が出来るから便利だ。

 

のび太『これって…これって!恐竜の卵の化石だよー!やったやったあ!まさかまさかの落下物のおかげでこんなに簡単に化石が手に入るなんてー!』

僕は有頂天になって周りを見て見ると…

三人の人影が見えた。

あ、あれはDキッズの三人だ。

リュウタにレックスにマルムだ!

 

のび太『おーい!三人とも何やってんのー!』

僕は軽く歩きながら三人のもとへむかった。

ちょうどこのでかい恐竜の卵について聞きたかったし…

あれ?

何か三人が石を持っている…

 

のび太『三人とも何持っているの?』

 

レックス『ああ、これか。そこに落ちてたんだよ。さっきの揺れはどうやら宇宙から隕石か何かが落ちてきた衝撃で山が揺れたんだよ。』

 

マルム『て、のび太の持っているそれって…恐竜の卵の化石じゃない!』

マルムが驚いている!

これならやっぱりこれ恐竜の卵の化石なんだ!

 

リュウタ『すっげー!マジなやつじゃん!』

 

ドガァン!!!

 

!ば、爆発がしたー!

光明寺さんの研究室が爆発した!

か、火事!

火事により光明寺さんの研究室が燃えているのがよく見えてきた。

煙がもくもくと空へと向かっていった。

 

マルム『ね、ねぇ…やばいよ!あんな火事どうすんのよ!』

 

リュウタ『とにかく下にいる父さんたちのところに行こう。』

燃えている…

女の子!!

 

のび太『どどどどうしよう!光明寺さんの家のほうに女の子がいったばかりだよ!呼んでくる!』

僕はいてもたってもいられず光明寺さんの研究室に向かった!

 

リュウタ『あーもう!俺も行く!』

リュウタが僕のほうについてきた。

 

レックス『こうなったら僕はおじさんを呼んでくる!マルムはのび太の家にいるドラえもんを呼んできて!』

レックスは裏山の下にある研究所にいるリュウタのお父さんを呼んでくきて、マルムはドラえもんを呼んでくるらしい。

ドラえもん〜!早く来てよー!

 

ー光明寺研究室ー

光明寺『はぁ…はぁ…はぁ…』.

 

ドクターウエスト『もう逃げるのは無理であーる!とっとと例のものを出すであーる!』

 

光明寺『き、貴様らに渡すわけがないだろう!私が作り出したロボットを!』

 

ドクターウエスト『それだけじゃないであーる!三浦とかいうわけのわからないやつとつるんで何をしてるであーるか!』

 

光明寺『ど、どこでそれを!』

 

ドクターウエスト『我がブラックロッジの情報収集力を舐めるなであーる!』

 

光明寺『く!…』



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金色のねむりから覚めて

今回の投稿では懐かしのキャラを入れました。
といってもこの作品のほとんど古いですけど…
まあ、それはともかく始まりまーす!
怪獣娘…まだまだ出せないなあ…


 

ー99年世界ー

ー裏山ー

 

ドラえもん『のび太くーん!どこだーい!』

僕ドラえもん。

未来から来た猫型ロボットで、野比のび太君というダメな少年を立派な人間にするためにのび太君の子孫のセワシ君から頼まれたんだ。

でも…わがままで僕が持っている不思議な事が出来る秘密道具を貸してもすぐ悪用するし、今度は恐竜を出せだってー!

無理無理絶対無理!

そういったらのび太君は自分で恐竜の卵を見つけるとか言ってるしー!

そんな風にぶつくさ話しながら商店街を歩いているとマルムちゃんというのび太君のクラスメートの女の子が僕に声をかけて来た。

 

マルム『ドラちゃん!大変よ!のび太とリュウタが火事が起きている裏山の光明寺さんの研究所に向かったの!レックスがリュウタのおじさんを呼んで来てるけど、火の勢いが凄いの秘密道具でなんとかできない?』

秘密道具で火事を!

自然災害に秘密道具はあんまり役に立たないような…

1 カチンコチンライトで火を固める

2 本物図鑑で消防車を出す

3 分身ハンマーで分身を沢山作ってバケツリレーをする

4 風神うちわで強力な風を起こして火を消しさる

 

このうちのどれがいいかなあ…

 

ドガァン!!

 

山の火災により更に火が周り研究所が爆発した!

 

マルム『みんなぁ!!』

マルムちゃんが涙目になっている。

こうなったら1だ!

 

ドラえもん『どこでもドア!僕がみんなを助けて来る。』

僕は巨大なピンク色のどこでもドアをお腹につけている四次元ポケットから取り出して、目の前において裏山に向かうためにドアノブを触った。

 

マルム『待って!私も行く!友達のピンチに黙っているわけにはいかないんだから!それに小学校には5年1組のみんなも集まっているからこれ以上火を広げさせるわけにはいかないから、お願い、ドラちゃん!』

 

ドラえもん『わかった!でも、僕からあまり離れないでね。』

扉を開けて僕とマルムちゃんは裏山に向かった。

 

カンナ『なんだあの青ダヌキ……コクリコくらいにしかわかんないよなあ…まあ、とにかくあの山にいくにはあれが最適なんだろう、それにバラバラになったみんなと合流する前に人助けでもするか!なあ、王ドラ!』

二つの影がドラえもんのどこでもドアに入っていった。

 

ー数時間前ー

ー宇宙空間ー

ここは宇宙…無限なる空に夢を見る人類達が住む地球の軌道上にて戦いが起こっていた。

 

??『くっ!エルドラン!そちらは大丈夫か!さすがに我はこのままだと無理だ!』

そこにはロボットが三体いた。

茶色のロボット対青と黄色のロボットと黒いロボットがいた。

二対一の戦いであったが、一体だけのほうが有利に戦っていた。

 

エルドラン『アル!頑張ってくれ…例えパートナーがいなかったとしてもどうにかするんだ!こいつらに対抗しなければこの惑星は…この地球が崩壊したら仲間が住む並行世界の地球にまで被害が出てしまうんだ。』

 

アル『うぐっ…コスモスがバルタン星人を抑えててくれてるから十分に戦えると思ったんだが…詰めが甘かったか!』

 

マスターテリオン『ふっふっふっ、まさかこのマスターテリオンが並行世界の地球にまで来るとは…こんなことをするのは今回が初めてだな…また、面白いものを見せてくれよ。』

 

エルドラン『させない!今度こそいや今回こそは全てを終わらせる、はあっ!』

青と黄色のロボットが茶色のロボットに斬りかかったがそのまま地球へと蹴り飛ばされてしまった。

 

エルドラン『うっ、うわあああっ!』

そのまま青と黄色のロボットは裏山に落ちていった。

すぐさまに落ちていった謎の隕石に続くように。

 

アル『エルドラン!くっ!貴様の目的はなんだ!あの石版か!紋章機か!超力か!』

 

マスターテリオン『全てだ…全ての力を手に入れて今度こそ我は”黄金の果実”を食して、円環の理を掌握する、終わりだ。いかに最強を誇る貴公とはいえ、術者がいないのではな…堕ちろ。』

茶色のロボットは右手から衝撃波を出して黒いロボットを包み込んだ。

 

アル『うわあああっ!』

そのまま黒いロボットは地上に向かって落ちていった!

 

ー地上ー

ーアメリカ大陸ー

ー山ー

ガァン!!

 

黒いロボットは激しい音を立てながらアメリカ大陸の山岳部に落ちてしまった。

すると…

 

シュウーン!!

船内機動レベル問題なし

トランスフォーマー活動不可環境確認

環境適応形態への移植機械探索

 

その山岳部の下にはまだ人類が発見していなかった船が存在していた!

その船には人類とコンタクトをとったことがないまったく未知の機械生命体がいた。

その名は”トランスフォーマー”

かつてセイバートロン星と呼ばれる惑星に住んでいたが、6500万年前の平和を愛する”サイバトロン”と武力による惑星統治を目論む”デストロン”の争いにより、船での戦闘になって、争いの激しさのあまり船は地球へと不時着し、そのまま眠りについていた。

だが、地球へと落ちたアルの機体により、システムが復活し、トランスフォーマー達は蘇ったのだ。

だけども、トランスフォーマーのデストロンと呼ばれる集団のみが復活してしまった。

 

メガトロン『はっはっはっ、生意気なコンボイどもはまだおねむのようだな。』

この男はメガトロン…セイバートロン星での戦いを始めたデストロンのリーダー…

そしてコンボイとはサイバトロンの総司令官の名前だ。

 

スタースクリーム『だけど、メガトロン様、これからどうするんですかい?我々は長い期間眠りについていたんだぜ、もしかしたらブルドントがトップかもしれないぜ、セイバートロン星だって変わっちまったはずだ。』

彼はスタースクリーム…デストロンのメンバーの一人である。

 

メガトロン『まずはエネルギーだ!エネルギーを手に入れてセイバートロン星に戻る!地球のエネルギーを調べしだい調達に向かうぞ!こい!』

メガトロンがデストロンのメンバーを引き連れていった。

 

スタースクリーム『ちっ!くらえ!』

スタースクリームが去り際に船に向かってビームを放った!

 

ビキャーン!

山が揺れて船を動かした。

その衝撃こそが歴史を変えたのだ。

 

ほむら『……デストロン…これならば大丈夫。』

 

シド『大丈夫か……あんたの見立てだと今回はいいほうなんだなぁ…サイバトロンとかいったやつらに何をさせる気だ。』

 

ほむら『そんなことよりあの話は本当なの?ここには魔法使いがいるということ!』

 

シド『ああ、間違いない。この世界にはなんのリスクも負わない魔法使いがいる。だが、その魔法使いに会うことに多少なりとも損はあるがな…魔女界からの魔法使い名前はマジョリカ…』

 

ほむら『マジョリカ…』

 

 

 

 





ー野比のび太ー

陽昇学園5年3組の一人。
未来から来たドラえもんと暮らしている。
何をやらせてもダメで運動オンチで、10回に1回はテストで0点を取り常に成績はビリでとことく運がなく、ミルフィーユとは真逆の悪運を持っている。
好きなものは怪獣で、好きなTV番組はウルトラマンガイア
特技はあやとりと銃
設定的にはマンガストーリーほぼ体験済みで大長編は未体験で、基本的には新設定を採用。ドラえもんズについては知っていない。


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歴史が始まる

今回はなんとオリジナルアームズが出まーす!
ちなみに海に散りし命まったく進んでおりません!
2月中に終わらせる自信がおっそろしいぐらいないんです!


 

ー99年世界ー

ー裏山ー

ー光明寺研究所ー

隕石の落下に続くかのように研究所の周りは燃え盛り山は火の海に包まれていた。

そしてこの研究所には光明寺博士という高齢の教授が研究を続けていた。

それを知っていた二人の少年のび太とリュウタは博士とのび太は火の海へと入っていった一人の少女リルルを救うために向かった。

それを追うようにドラえもんとマルムはどこでもドアでのび太たちのもとに向かった。

 

ドラえもん『のび太くーん!ああっ!』

僕はどこでもドアから出て裏山の周りを見ると山一面燃え盛っていてとても危険であった。

だけど僕の秘密道具ならば完全に刃向かうのは無理だけどとりあえず火をなんとかすることなら出来そうだ。

僕は秘密道具のカチンコチンライトを取り出した。

このカチンコチンライトは煙などを固形物にする光を出すことが出来るんだ。

その道具を使い僕は周りの炎と煙を固めて固形物とした。

 

ドラえもん『僕が固めるからマルムちゃん、シャベルを使って光明寺研究所の道通りに固めたやつを削っていって近くの川に捨ててくれ、避難経路を確保するんだ。だけどこのカチンコチンライトによって固められるのは精々数分だけなんだ。のび太くんたちを助けたらすぐに逃げるんだ。』

これが一番いいんだ。

この火事が人為的だろうが自然的だろうと…僕の秘密道具では限界があるんだ。

なんとかしてやりたいんだけどね…

 

そんなことを考えつつも僕はカチンコチンライトで、光明寺研究所の道通りの周りの火事や煙を固めていった。

そしてマルムちゃんもしっかりと固めてものたちを砕いて川へと捨てていった。

 

マルム『!そういえばお天気ボックスは使えなかったっけ!』

 

あ…

 

ドラえもん『そうだったー!しまったー!なんでこんな簡単なことに気付かなかったんだー!僕のバカバカバカ!』

僕は思いっきり頭を地面にぶつけた。

あ〜またやっちゃったよー

 

マルム『もう、頭ぶつけるより早くそれ出してよー!』

 

ドラえもん『そ、そうだね。お天気ボックス!洪水!』

お天気ボックスとは自由自在にお天気を専用のカードで調節出来る秘密道具で、僕は新作の洪水カードを入れて裏山の周りに洪水を起こして炎を消した。

さあてと…これから…のび太くんとリュウタの探索かー二人合流していてくれよ。

 

ー光明寺研究所前ー

リュウタ『あ、雨だー!すげえ雨が降ったぞー、火事がやんだぜ、よっしゃー!』

俺はリュウタ。この研究所に住む光明寺さんとリルルという少女を助けるために来たんだけどね…全然何も出来なかったなあ。

 

のび太『ドラえもんのお天気ボックスだー、やったあ!ところで光明寺さんは?』

側にいる眼鏡をかけているのは同じクラスののび太だ。

たく、呑気だなあ…

まあ、ドラえもんのおかげでなんとかなったみたいだけどな。

 

リュウタ『いないよなあ…にしてもこれなんだと思う?』

俺は見つけた小さな雷の模様が入った石板をのび太に見せた。

 

のび太『う〜ん、なんでこんな雷の模様が…もしかしてこれって未来からドラえもんが持って来たものとか?他に何かないの?』

ドラえもんが未来から…

それはないと思うんだけどなぁ…

 

リュウタ『そういや一緒にカードが二枚あったなあ…このカードと石板で何か出来ないかなぁ…』

俺は適当にカードを石板に擦り付けた。

だけど、カードを石板に擦り付けた瞬間!

 

ガァァッ!

 

リュウタ・のび太『え、えええっ!トリケラトプスゥゥゥ!に、逃げろおおお!』

な、なんとカードと石板を擦り付けた瞬間、カードの絵に描かれていたトリケラトプスが目の前に現れた!

俺たちはびっくりしてすぐさま逃げた。

だけど…ふとのび太が足を止めた。

 

のび太『なんだ、よく考えたらこのトリケラトプスはドラえもんの秘密道具のモンスターボールで投影した立体映像だよ。ほら、触れやしない……さ、触れる…ぎゃああっ!』

なんとドラえもんの秘密道具だと思ったのび太がトリケラトプスに触れると本当に実体があった。どうやら本当にトリケラトプスが間近にいるらしい。

 

のび太『どどどどど、どうしよー!リュウタなんとかしてよー!ドラえもんー!』

 

リュウタ『なななな、なんとかしろって言われてもなぁ…そうだこの石板を弄ればなんとかなるんじゃ…』

俺はともかく石板ともう一枚あったカードを色々と触りまくった。

するとトリケラトプスは消え、さっきのカードが現れた。

どうやらカードに戻ったらしい。

 

のび太『はぁ…びっくりしたぁ〜もう、なんだよ!リュウタ!そんなすんご〜いもの見つけるなんて僕の卵より全然かっこいいじゃんか!』

 

リュウタ『へっへへ〜ん!もう一回出してみるかな!』

俺はもう一度カードと石板を擦り付け始めた。

 

のび太『ちょ、ちょっとリュウタ、なななな、何やってんの?』

のび太がビクビクしながら木の影から話しかけてきた。どうやらビビっているな。

 

リュウタ『大丈夫大丈夫、戻しかたならちゃんとわかったし、出てこい!』

俺は石板とカードを擦り付けた。

 

シャアン…

 

え?

 

??『ガーブ!』

 

ええええ!

 

のび太『小さいトリケラトプス?』

さっき現れたトリケラトプスのサイズとは違い犬のようなサイズのトリケラトプスが現れた。さっき現れたやつがこんなに小さくなっちまったのかよ!

ガブガブ言ってるけど…

 

??『ガーブ、ガーブ。』

その小さなトリケラトプスは舌で俺に近づいて舐めてきた。

 

リュウタ『こらこら、くすぐったいよ、いてっ!』

舐めているのと同時に噛み付いてきた。

 

のび太『あらあら、好かれてるねぇ…お、リュウタのお父さんとレックスが来たぞ。』

え、父さんとレックス!

 

レックス『おーい!リュウタ!のび太!』

走りながら二人がこっちに来た。

どうやらレックスが助けとして裏山の下にある父さんの研究所から父さんを呼んだらしい。

 

剣竜『大丈夫かリュウタ!火が急に消えたんたから大事にはなってないな、ところで見つかったのか、探していた人達は。』

 

のび太『もう大丈夫だと思いますけど…あ、ドラえもん!マルムちゃん!』

後ろからマルムとドラえもんが現れた。

 

リュウタ『やっぱりドラえもんの秘密道具だったかあ…ならさあ、探してもらおうぜ!』

ドラえもんの秘密道具さえ使えればすぐに見つかるだろう。

 

マルム『でもさあ、陽昇学園の5年1組のみんなって今、なんかやってなかったっけ?』

 

レックス『そうだ!確か歌の練習のためにまだ残っていたはずだよ!』

 

剣竜『でも、もうそんなこと気にしなくて大丈夫なんじゃないのか?』

 

ドラえもん『それがそうじゃないんですよ、何かおかしいんですよ。のび太くん、君の家から不思議な生物が出て来たんだよ!』

 

のび太『ええええ〜!不思議な生物!なんか今日だけで色々と起こっているよ〜ほら、この恐竜の卵の化石見つけたし。』

 

剣竜『なんだってえぇ!お、おい!のび太くん!これを私に預けてくれないかい?』

父さんがのび太に詰め寄った。

 

のび太『は、はぁ…それは…ちょっと…ん?あ、誰かいるよ。』

のび太が右を見て指さした。

そこには黒髪のお姉さんが立っていた。

火事を見に来た野次馬かなあ?

 

ほむら『あなたたちにはここにいてもらっては困る…だから。』

お姉さんは不思議なベルトをつけて何か小さなものを持っている。

何をするんだろう?

 

【イチジク!ロックオン!イチジクアームズ!ミスターーーツービー!】

なんと果実がお姉さんの頭に被さって、変身した。不思議な剣と盾を持っているなあ…

果実をかぶって変身すんのー!

盾と剣を合体させて一つの巨大なイチジク型の盾にして俺たちのほうに向けた。

 

王ドラ『させませんよ!はああっ!』

突然二つの赤い影が黒髪のお姉さんの変身した姿に飛び蹴りを加えようとした。

 

ドラえもん『わ、王ドラ!』

え、知り合い?

 

ほむら『移動』

【ソイヤ!イチジクスパーキング!】

 

カンナ『まだ間に合う!シフトスライド!』

 

デエエエエエエエン!

 

うわああああっ!

 

空が壊れて、周りが白くなって巨大な竜巻が発生して俺たちは為す術なく取り込まれてしまった……

 

ーPD600年ー

ー機動艦内部ー

ー司令官室ー

リュウタ『う、ううん…こ、ここは?』

俺はよくわからない場所にいた。

どうやらみんな無事みたいだ、誰もかけていないなあ、にしてもなんだよあの姉ちゃん、急に変な姿になりやがってぇ!

ん?あれ?あれぇ!

ここはどこなんだよー!

 

タクト『……?は?君達は…』

俺の後ろにはある一人の人がいた。

不思議な格好をしていた。

 

リュウタ『あの〜ここはいったい?』

 

タクト『質問を質問で返されても困るんだけどなぁ…まあ、俺から答えるさ、俺の名前はタクト・マイヤーズ。クーデターから逃げて来た機動艦の艦長さ、ところで君とその周りにいる人達は?』

 

リュウタ『機動艦?クーデター?俺の名前は古代リュウタっていうんだけど…』

 

タクト『たく…こっちもこれ以上面倒なことはいやだけどなぁ…スタンレーの遺体もまだ見つかってないんだけど…』

俺たちの運命はこれからどうなるんだろう?

明らかに時代は変わり始めた。

様々なことが変わっていった。

 

タクト『歴史が始まる…』

 

 



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その名は鉄華団
特別編 これまでのあらすじと軽い解説


これまでの軽い解説と現状の解説です。
さあ、解説だぁ!


 

ウィンダム『どうも、みなさんこんにちは、この作品にまだ未登場のウィンダムです。』

 

ミクラス『同じく未登場のミクラスだよー!』

 

アギラ『…アギラです。』

 

ミクラス『今回は〜特別編!私達3人がMCとしてこの作品のこれまでの途中経過と解説をしていくよー!』

 

アギラ『…どうしてこんなことするの?』

 

ウィンダム『アギラさん、いい質問です。実は最近、作者のやる気が上がらなくてあまりいい作品が出来ていないそうです。原因として作者は【最近、職場の雰囲気がG1のデストロン軍団並みに悪い】と申しております。』

 

アギラ『わかるひとにはわかる例え。』

 

ミクラス『というような言い訳を繰り返していますが、今回はそんなことじゃないでしょーこれまでの途中経過と参加した作品を見てみましょう。』

 

登場済み

ークロノ世界ー

ギャラクシーエンジェル

ウルトラマンG

オリジナル

未来ロボダルタニアス

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

忍者戦士飛影

 

火星にて一部を除いて集合、エンジェル隊が全員揃ったが、紋章機はエネルギー不足で使用不能になり、様々な異星人が攻めて来た。

 

ーα世界ー

ウルトラマンガイア

魔法少女まどか☆マギカ

仮面ライダー鎧武

爆竜戦隊アバレンジャー

怪獣が現れ始めて、我夢がウルトラマンガイア、鉱太が仮面ライダーになった。アクト団が99年世界から現れる。

 

ー99年世界ー

ドラえもん

恐竜キング Dキッズアドベンチャー

人造人間キカイダー THEANIMETION

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー

絶対無敵ライジンオー

機神咆吼デモンベイン

 

裏山にて火事が発生し、ドラえもん達が暁美ほむらの手によりクロノ世界へと向かった。

マスターテリオンの攻撃により、青と黄色のロボットが陽昇学園という小学校に落ち、黒いロボットがアメリカに落ちてトランフォーマーが長い眠りから覚める。

アクト団の基地がクロノ世界から来たギャラルホルンのカルタ・イシュー率いる地球外縁軌道統制統合艦隊の襲撃されている。

 

全ての世界に暁美ほむらが現れる。

 

アギラ『とりあえずこれだけかな…』

 

ウィンダム『並行世界別にキャラが出た作品に分けてみました。単語のみでてきた作品は除いています。』

 

ミクラス『結構あるんだね〜次は勢力図かな、ほい!

 

ザール星間帝国

デスガリアン

 

この二つがα世界とクロノ世界の二つを侵略しようとしている組織なんだよ。

 

ザール

α世界 日本を中心に西側半分を侵略済み

クロノ世界 様々な星を壊滅させた。

クーデターを起こし、トランスバール星侵略

 

デスガリアン

α世界 日本を中心に東側半分をブラッドゲームとして遊んでいる。

クロノ世界 様々な星を壊滅させた。

 

こんなところだね〜。』

 

アギラ『99年世界の状況としては、特に変わったことはなく平和だよね。今のところはだけどね。』

 

ウィンダム『そして地球の状況は

 

クロノ世界

クロノ・クエイクという災害により地球環境は壊滅

地球環境回復のために地球を脱出

だが、無責任な一部の人間は残った。

地球はギャラルホルンにより統治された。

火星にてザールの反抗勢力が集合

 

α世界

AEU ヨーロッパ連合の国々

ユニオン アメリカ・日本などの国々

人革連 中国・ロシアなどの国々

未加入国々

 

この三代国家群が地球を統治

様々な戦争を体験してきたために、兵器開発は今でも続いている。

最強の部隊αナンバーズは宇宙怪獣討伐により行方不明(海に散りし命より)

 

99年世界

国際空軍U.A.O.Hが設立されているが、特に戦争などは起こっていない。

 

こんな感じになっています。そしてこの三つの世界が絡み合いましたー!で、まだ登場していない作品は随時登場していきますので、お楽しみに〜。』

 

ミクラス『あ〜〜よくわかんないなあって思っている人が多かったので作ったらしいけどこれでなんとなくはわかってくれた人がいることを願っているらしーよ。』

 

アギラ『ちなみに、海に散りし命の最終回の話から参加しているのは

 

グリシーヌ・ブルーメール

桐島カンナ

ドラえもん

王ドラ

 

随時他の人も来ますのでよろしく。』

 

ウィンダム『さてと、残りは海に散りし命…中々進まないのが現状ですが、最終回までお待ちください。本当に申し訳ありません。あと、時々誤字を訂正するので、作品は編集多めです。』

 

ミクラス『あとなんか更新がものすごく不安定になるのでお待ちくださいねー!そして最後にある風景を見て最後にします。それではどうぞ、あと私達はα世界ですのでよろしくー!』

 

ーα世界ー

ー雪山ー

ー教会ー

それは、我夢がウルトラマンガイアになる数ヶ月前の出来事であった。

 

 

雪山にある寂れた教会で、一人の男が死の間際側にいたものに母親と娘の写真を俺と横にいた少女に渡しそうとしていた。

 

??『……あたいには無理だ…あんた…あんたがなんとかしてくれないかな…あたいはもうソレスタルビーイングなんだよ、家族も何もかも捨てる!』

一人の少女がその場から逃げていった。

俺はどうすれば…

 

??『パ…パ…』

!一人小さな少女が生きている…

それにこの写真の二人…

 

俺は…

 

 

 

おまけ

ークロノ世界ー

 

レスター『おい、タクト…何やってるんだ?』

 

タクト『何って…歌うんだよ、聞いてくれ!俺ら地球さ行ぐだ…

ハァ、どうしましょうか!こうしましょうか!普通の状況戻りましょうか!デデデッ!ハァ戦力ねぇ!機体がねぇ!紋章機あるが動かねぇ!俺こんな状況やだやだ!俺こんな状況やだやだ!やだやだやだやだ!もういい!もういい!

はぁ…上手いだろ?カラオケは兄さんから特訓受けたからな。』

 

レスター『お前!司令官らしくしろぉ!しかもあの兄貴から教わったのはそんなことか!現実逃避もいいかげんにしとけ!はぁ…これからどうするんだ、CGSについてはどう対応するんだ!』

 

タクト『ああ…彼らを…子供を舐めちゃあいけないってことがよくわかったよ。まさかね、CGSを阿頼耶識をつけた少年兵が支配しちゃうとはね…まあ、子供は想像以上の凄いってことだ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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子どもではない子ども

中々…上手くいきませんねぇ…
どうぞ


 

ークロノ世界ー

ーPD600年ー

ー火星ー

ー機動艦ー

ーブリッジー

ここでは、俺とレスターとジャックがこれからどうするかを考えていた。

 

レスター『はあっ…にしてもCGSが子どもたちに乗っ取られるとは…』

そう、数十分前CGSの大人たちを”宇宙ネズミ”と呼ばれる少年兵たちが反乱を起こしてCGSは今やキッザニアみたいなもんだな。

 

ジャック『子どもって俺たちが思っているほど弱くはないんだよ。』

そうそう、おっそろしいんだよー…平気で給食でグルメレポートする子もいるし。

 

タクト『まぁね…大人よりもよっぽど頼りになる子どももいるしね…そしてさあ、さっき来た人達はどうしよう?』

さっきブリッジに表れた人達…たくさんいたけどなんとか医務室のベッドに連れていったよ。健康面は医師からなんともないといわれたけど。

 

ジャック『子どもが四人におっさん一人お姉さん一人にタヌキが二人にピンクのウサギか…』

はぁ…溜息ばかり出るよ。

 

タクト『はぁ…早く起きてくれないかなぁ…少年が一人だけさっき起きていたんだけど気絶しちゃったしなぁ…クーデターから逃げて来た人達かなぁ…このピンクのウサギはともかく、タヌキのほうはロボットみたいだけどこれが例のロボット軍団かなぁ…』

例のロボット軍団…最近宇宙でよく見るという噂があって様々な星を襲っていると聞いているんだけど…まさか伝説の超ロボット生命体なのか…ザールの戦力なのか?デスガリアンのブラッドゲームという悪趣味な遊びの一つなのか?それとも何かしらの事件なのか?それすらもよくわかっていないんだ。

 

レスター『ともかく、あの年長者に話しを聞くしかないな。』

唯一いるあのおっさんか…

たくさんきたなかに唯一いた年長者…

話しがわかるのはその人だけだな。

 

ジャック『さすがにそろそろ起きてもらわないとこちらもな。』

 

ピンポーン!

眠っていた人達が起床しました。

マイヤーズ司令支給医務室に。

 

通信が入って来た

どうやらとうとう起きたらしい。

 

タクト『よし!レスター!ここは任せる。ジャック、俺と一緒に来てくれ。』

 

ジャック『わかった。』

俺はジャックを連れて医務室へと向かった。

 

ー医務室ー

リュウタ『んー、ここはベッド、保健室…』

あーあ…まだ寝ぼけているみたいだな。

俺は起きた少年の一人に話しかけた。

 

タクト『やぁ、こんにちは、俺の名前はタクト・マイヤーズってさっきも言ったけど…君の名前は何なの?まずはそれだけでもいいから話しをしてくれないかい?』

とりあえず怪しいけれどこの話しで相手が怪しくないか確かめないとな。

 

リュウタ『お、俺の名前は古代リュウタ。小学五年生です。』

小学生か…まだまだ小さいなあ…

 

ジャック『それで周りにいるのは君の知り合いなのかい?』

 

リュウタ『え、えーと…隣にいる髭もじゃの人が俺の父さんで、その横にいる俺と同じくらいの年は友達で金髪のレックス、ツインテールのマルム、眼鏡ののび太、そして向こうにいる青いのがドラえもん、赤いのが確か…ドラエもんの友達で、そこのお姉ちゃんとピンク色のウサギは知らないけど。』

知らない?

 

ジャック『え、知らないのかい?一緒に来たからてっきり知り合いかと。』

 

リュウタ『そうだ!ここに来たのは変な黒髪の姉ちゃんが何かしたからだ!』

黒髪!

 

タクト『もしかして髪が長くて黒髪で変な盾を左手につけている女の子のことかい?』

 

リュウタ『え!そ、そうだけど…なんでわかったのさ!』

俺はゴーデスを倒した時にもしかしたらと思い頭に浮かんだあの女の子をあげた。

 

タクト『その女の子が原因か…ジャック、お前がいなかった時に俺はその女の子を見たんだゴーデスを見て地球に向かったんだけど…まさかその地球に行ったゴーデスの細胞を追った先に君達がいたのか?いや…ゴーデスの細胞が行ったのはギャラルホルンが支配する地球のはずだ…MZ23の人ではないなよ。じゃあいったい…』

 

リュウタ『まったくわけがわからないよー!』

すごく騒いでいる…

ったくこっちが喚きたいんだけどなぁ…

 

のび太『う、うーん…』

あ、もう一人起きたなぁ…

眼鏡の少年が起きたようだ。

 

のび太『わっ!わわっ!ここは、どこだ!』

やはりビビるかぁ…

その大きな声に驚いたのか次々と起きてくれたようだ。

 

ドラえもん『うーん…えっ!ここはどこー!おい!王ドラ!ここに連れて来たのはお前かカンナさんがやったことだろ!説明を頼むよ!』

青いタヌキロボットが喋り出して横にいた赤い猫のロボットに話しかけた。

 

王ドラ『そ、それは…こ、ここは並行世界だよ。カンナさんが持っている”シフトスライド”を使ってきたんだよ!暁美ほむらの魔法に対抗するために。』

暁美ほむら…やっぱりか、彼女が原因ね…

 

カンナ『そうだぜ!あの魔法がヤバイと感じてシフトスライドを使って並行世界に向かったんだ。その結果ここにきたんだぜ!でも…まさか火星に来ちまうとはなぁ…これの使い方は剛から聞いていたけど…忘れちまったよ。』

 

ドラえもん『と、とりあえずこれまでのことをまとめると僕達は並行世界から来て、間違えてここに来てしまったんです。しかもシフトスライドの使い方を忘れちゃって…帰れないんです。それに暁美ほむらの妨害があるせいで帰れないらしいんです。なんとかこの船にいさせてもらえませんか。』

へ、並行世界だってー!

 

グレート『なるほど、つまりこの世界とは違う世界から来た者達か…ならば助けるべきだ。』

ジャックの声が変わった。

どうやらウルトラマングレートがジャックの代わりに喋っているようだ。

俺も保護には賛成だけど…

 

剣竜『お、おい!この船は確かクーデターから逃げてきたんだろう!せめて子どもたちだけでも安全な場所に!』

やっぱりそういうよな…

一番年上の人物が俺に怒鳴りかけた。

そりゃあ怒るさ…

一応クーデターのことはわかっているしね。

 

タクト『それについてはここでは保護させていただきますのでご安心ください。最高クラスのホテルとはいきませんが、そんなに悪い環境にはしませんので、ですが、戦闘もありますので、緊急警報などが鳴ったら居住区から絶対離れでください。』

 

剣竜『ありがとうございます。私の名前は古代剣竜、たまたまここに来たわけですが、なるべく厄介にならないようにしますのでよろしくお願いします。』

そういって疲れの顔を見せつつ年長者として落ち着いた判断をするとは…さすが親だな。

皆がそれぞれ落ち着いてきた。

じゃあ…

 

タクト『さてと、皆さん。落ち着いたところで少しお話しをしましょう。といってもここで話しをするより食堂で飯でも食べながらここにいる皆さんと俺たちのクルーと一緒に情報を交換し合うことにしましょう。』

 

マルム『ご飯か…お願いします。』

 

のび太『そうだ、僕晩ご飯食べすごしたんだったんだ…』

 

ドラえもん『大丈夫だよ。グルメテーブルかけで食事をだすから。』

 

どうやら子どもたちは話しに乗ってきたようだな…

子ども…そうだ!

 

タクト『ちょっと待っててくださいね。こっちで準備しますので、ジャック、行くぞ。』

俺とジャックは外へと出て行った。

 

タクト『CGSの子どもたちも呼んでみるか、彼らもそんなに敵は増やしたくはないはずだ。ギャラルホルンに喧嘩を売っているようにも見えるしなあ…ジャック、お前がCGSに行ってくれないかな?俺と通信による会談を行いたいから通信コードを教えに行って欲しい。通信だけなら簡単だけど向こうは俺たち大人に対して不信感を持っている。だからお前がちゃんと顔を向けて話しをすれば大丈夫だ。CGSの大人がやられたのは子どもを”子ども”または”宇宙ネズミ”としてでしか見なかったからだ。俺たちは彼らを”人間”として話しをしてみることが大事だと思う。』

 

ジャック『要するに俺に人質になってこいっていうんだろ。』

 

タクト『そりゃあねぇ…武器を持っていかないと相手に信用してもらえないよ。武器なしで大丈夫なのはお前…いや今はお前たちしかいないんだよ。ジャック、グレート。戦場で自分のことを相手に信用してもらうためには無防備である必要があるんだ。それに加えて、相手は子どもだ…”大人を憎み子ども”だ。なお警戒が必要だ…まあ、無防備なのは間違いないんだよね…何せ”武器は持っていない”のだからな。』

 

ジャック『まあ、嘘は言っていないよな。じゃあ行ってくるわ。』

ジャックはそのまま銃を俺に預けて歩いてCGSへと向かった。

 

タクト『ふぅ、それじゃあ俺はもう少しあの人たちの側に…』

 

ギュン!!

 

何かピンク色のものが医務室から俺とすれ違いざまに出てきた。

空を飛び俺の横をすり抜けていった。

 

カンナ『お、おい!あのピンクのウサギは俺たち誰も知らないぜ!もしかしたらやばいやつかもしれない!みんなで探すから警報かけてくれ!』

女の人が起きて部屋で叫んだ。

うーん…やはり胸がいいなぁ……

あのサイズは…いやいやいや!

あのピンクのウサギが逃げたのか!

もしかしたらゴーデス関係か…

ともかく警報を出して探すか。

俺はブリッジに連絡を入れて皆でそのウサギを探すことにした。

 

ー99年世界ー

ーアメリカー

ー石油発掘場ー

同じ頃別世界では、謎のロボット軍団が石油発掘場を襲っていた。

スタースクリーム『さあてと、おいやろうとも!とっととあのエネルギーを奪うぞ!』

いくつかのロボットが石油を紫色のエネルギーにして回収していた。

それを見ていた一人の女性がいた。

 

すみれ『まさかこんなところで変なロボット軍団に出くわすとは思ってもおりませんでしたわ、剛もいなくてあのガシャットのダメージがありますが…やるしかありませんわ。』

一人の女性は袖から小さなロボットを出して光を浴びせてロボットを大きくして乗り込んだ。

 

スカイワープ『な、なんだ!あの変なロボットは?サイバトロンか!?それともバラノイアのものか!?』

呆気に取られたのも無理はない。

 

すみれ『帝国華撃団のトップスター神崎すみれ!参ります!』

たった一人でロボット軍団に立ち向かっていった。

 

さあ、戦いだ!

 

 

 



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交渉と信用と飯と

久しぶりにココアを飲んだら異常に美味しいかったのと、21時からの毎日特撮時間はやばい。
どうぞ、


 

ークロノ世界ー

ーPD600年ー

ーCGS本部ー

ー社長室ー

ここはCGS本部は先ほど少年兵による反乱により子どもたち以外のほとんどの大人が出て行ったのであった。

 

オルガ『さてと、とりあえずあの船はどうするべきかな…トランスバールの機動艦と謎の船か…向こうはどうでてくるかな。』

俺は、ここで反乱を起こしてこのCGSを乗っ取った。

しかし、俺は一部の大人以外は殺さずに金を渡して去ってもらった。

中にはここに残った大人もいた。

同じ宇宙ネズミの中にはここがいやでやめてくやつもいた。

だが、俺はそれは個人の自由として受け入れた。仕方ないことだ…ここでは地獄みたいなことしかなかったからなぁ…自由が欲しかったんだ。

 

ユージン『おい!オルガ!あの大人どもに金まで渡して同じ仲間もやめさせただと!どういうことだよ!』

ユージンが社長室に入ってきた俺に向かって怒鳴った。

俺の仲間の一人金髪のユージン。

こいつは仲間意識が強く信頼できるが、大人に対する恨みが強い。

気持ちはわかるがそんなくだらないことはどうでもいい、まずは俺たちでなんとかしないといけないんだ。

 

オルガ『そうしたいと思う奴等は自由にさせてやればいい。これから俺たちはCGSになった以上仕事をしていく必要がある。あいつらはここにやめたら変な噂を流される可能性がある。信用に関わるからな、俺たちがやるのは真っ当な仕事だからな。』

 

ユージン『ふざけんな!信用!真っ当な仕事!そんなもの俺たちが…』

 

ピーピー!

通信が入ってきた…

格納庫からか?

俺はユージンの話しを切り上げて通信を開いた。

 

タカキ『オルガさん、今トランスバールの人が交渉としてこちらにきました。特に武器を持ってはいませんがどうします?』

トランスバール…ああ、エンジェル隊が所属している。

確かクーデターから逃げてきた…さっきの女共もいたなぁ…

 

ユージン『おい、オルガ!まさか交渉に応じるんじゃねぇだろうな!あいつらは今ザールに狙われているんだぞ!それにギャラルホルンとも連んでいた。交渉なんてする必要はねぇ!追い返せ!』

それはわかるが…

 

オルガ『いや、ここは交渉に応じるべきだ。トランスバールのエンジェル隊はとても有名だ。こいつらと関係を結ぶというのも悪い話しじゃないはずだ。それに俺たちが信用を得るためには多少なりともリスクを負わなければならない。あいつらはギャラルホルンとの相手に何かしら有利になるかもしれない。タカキ、ここに連れてこい。ただし、警戒は怠るなよいくら敵が無防備でも何をするかわからないからな。』

そしてタカキはトランスバールの使いをこの社長室に連れてきた。

 

オルガ『用件を聞こうか、トランスバールの使いさん。俺はオルガ・イツカ、ここCGSはもう俺たち”宇宙ネズミ”のもんだ。』

俺がそう言うと相手は特に驚いたわけでもなく普通に俺をジッと見ていた。

 

ジャック『俺はジャック・シンドー。トランスバール星の交渉役さ、トランスバールは知っての通り反逆者エオニア率いるザール星間帝国によって支配され、ベーダー一族によりこの火星よりも劣悪な環境に改造されてしまった。そのため、俺たちは宇宙の迷子になってしまった。だからここは一つ君達と手を組もうと思う。』

 

オルガ『俺たちと手を組むだと?俺たちは宇宙ネズミだぞ、ガキだと思ってなめてんじゃねぇぞ!いつまでもてめえらみてぇな大人に従う奴隷じゃねぇってことだ!』

手を組む?

笑わせるじゃねぇか、ガキで阿頼耶識つけている宇宙ネズミだったら素直にぺこぺこ従うと思ってんのかねぇこいつらは!

俺たちガキどもにしか出来ないことがあることを…大人どもに証明する!

俺たちは…

 

ジャック『そうだな…奴隷なんて思っていないよ。だって同じ人間であるし、子どもといっても君達は自分たちで生きていける力があるじゃないか?子どもは大人に従うだけ?そんなことが通じるのは地球かMZ23みたいなものだけだ。俺たちは君達と対等の立場で手を組みたいと思っている。もし、信じられないというのならば俺たちの船の司令官と話しをすればいい。』

何だと!俺たちを信用する。

反乱を起こした俺たちにビビっているのか?

いや、それならば相手にはあの強力なロボットが一体あるはずだ。

いくらエンジェル隊の紋章機がなくてもミカのガンダムを相手にするには十分なはずだ。

こいつらは…この大人どもは俺たちを認めるというのか?

 

オルガは考えた。

なぜなら今まで現れた大人は全て”ガキは大人に従う”ということを考えた奴ばかりだったため、このような大人を見て驚いていた。

 

ジャックは胸ポケットに入っていた機動艦の通信コードが書かれた紙をオルガに渡した。

オルガはすぐさまそのコードを打ってタクトに通信をした。

 

タクト『おっ、やっと話しをしてくれるのかー助かるよーこっちも丁度食べようと思っていたんだよ。こっちに来て会食してみないかい?こちらには瞬間移動できるからさぁ、食事についてはこっちですぐに用意出来るからさあ。』

なんだと…このふざけたような顔した男が司令官だと…

 

オルガは呆気にとられていた。

モニター越しにみる司令官は周りに女子供を囲みニタニタ笑いながらこちらを見ていた。

こんな大人は見たことない。

緊張感がないのか…ふざけているのか?

まったくわからない。

真っ向から俺たちを馬鹿にしたり俺たちをクズ扱いする大人は見たことはあったが

あんなふざけた大人は見たことない…

しかも一緒に飯を食いたいだと…

 

ユージン『お、お前ら!俺たちをはめようとか考えているんだろ!そんな都合のいい話しあるわけ…』

ユージンが慌てている。

そりゃあ俺だってこんな事態は予測してなかったよ。

 

タクト『はぁ…早く来てよ〜全員こっちに来て飯を食べようよ〜早くそちらの方々が来てくれないとご飯が食べれないんだよ〜ほら〜こっち見てよ〜皆目が殺気を帯びてるからさぁ〜あ、安心して毒とかは100%ないから、まあとりあえず来て来て来てよー。』

タクトは子供のように足踏みをして、ドンドンと音を立てる。

横にいたジャックは溜息をつきつつ、笑っていて、周りにいた俺の仲間は言葉が出なかった。

面白そうだな…少しは信用してみるか。

 

オルガ『わかった、みんなを呼んでくれ。すぐさまそちらに行く。』

 

ユージン『お、おい!オルガ、まさかこんなふざけた奴の言葉信じるっていうのかよ!』

 

タクト『こっちは割りかし緊張感のないようにしてるのに〜』

 

ジャック『それがお前の場合ふざけたように見えるんだよ。』

ふてくされたタクトをジャックが宥めていた。

こんなところでなんて会話を…

俺たちに対する警戒がまったく無いのか…

 

オルガ『すぐ行く。ユージン、ここにいた大人どもよりは信用出来るはずだ、仕事をやる以上こういう付き合いは必ず後で生きてくる。おい、早く呼び出すぞ!』

 

ユージン『で、でも!』

するとユージンを宥めるようにトドが肩をかけて話した。

 

トド『まあいいじゃねぇか…向こうはトランスバール…それに向こうはごちそうしてくれるんだろう?だったら早く行こうぜ、ところでどうやって行くんだい?』

ユージンも納得したか…だが、完全には信用しねぇ…俺たちはそんなにお人好しじゃねぇからな。

 

ドゥン。

 

突如として目の前にピンク色のドアが現れた。

 

タクト『どうぞどうぞ、このドアを潜ればこちらの船の食堂に通じているので遠慮なく。皆様は大切な人達ですから。』

(しかし…まさかあのドラえもんがこんな便利な道具を持っていたとは…)

 

オルガ『こんな技術を持っているか…少し待っててくれ。』

俺たちは一部の警備のために人数を残してトランスバールの船にドアを潜って入っていった。

 

 

 

 

 



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謎解決の会食

久しぶりに投稿でーす。
投稿出来なかった理由はサービス残業1時間30分ほど毎日したり、スパロボVやったりしていて全然進みませんでした。すみません!
そしてラストに海に散りし命最終章について書きました。
どうぞ、


 

ークロノ世界ー

ーPD600年ー

ー機動艦内部ー

ー食堂ー

ここでは、CGSを乗っ取った少年兵たちとトランスバール皇国の人達が会食を始めようとしていた。

 

タクト『そちら側の代表者オルガ・イツカといったかな…君達はこれから何をしていきたいのか?』

CGSのほぼ全員がドラえもんのひみつ道具の一つ簡単に地下室が作れるポップ地下室に集まった。

俺は艦の側に地下室を作らせて、そこを食堂にしてもらったのだった。

だけど後ろにいるみんなは腹が減りすぎて俺を殺意の目で見ている。

 

オルガ『CGSとして仕事をしていくさ…いや、今はそう名乗っているが後で変える予定ではいる。ところでギャラルホルンのビスマルクチームはどうした?』

戦闘後に現れた巨大ロボットビスマルクに乗るビスマルクチームのことを言っているのか…

 

タクト『彼らは謎の音が聞こえたときに折り紙戦艦に向かったよ。向こうは向こうで交渉している可能性もあるし、俺たちにしても無駄な力を使いたくないし戦闘する理由も特にはない。そこでこちらから会食に誘い敵意はない事を証明したかったんだよ。』

こっちは紋章機5機全部揃っているが全部使い物にならないという最悪な状況だ。

どうにかして戦力が対等であるとして、関係を友好にしないとな…

 

オルガ『なるほど…俺たちにとってもあのエンジェル隊と戦うにしても相当負担がかかる。だが、俺たちはさっき大人たちに反乱を起こしたんだ。それがどういう意味かわかっているのか…』

 

タクト『わかったうえで話しをしている。確かに君達は大人と協力したくない。そりゃあ話しだけしか知らないがCGSの奴等は君達を奴隷や弾除け、消耗品としてしか扱っていなかったんだろ。俺はそんなことは絶対にしない。だって君達は生きているじゃないか、その足で堂々と土を踏んで生きている人間だろ。それがおかしいから君達は反乱を起こしたんだろ、俺は違う。』

 

オルガ『トランスバールのお偉いさんはこんなこと聞いただけや知っているだけだろ、それで気持ちがわかるだあ?俺たちを舐めてんのか、そういうことなら俺たちは戦うぞ。同情されるのはムカつくんだよ!気持ちも理解できない奴が!俺たちだって好きでこんな生き方選んだわけじゃない!お前ら大人どもがくだらない戦争を続けたからだろうが!』

 

タクト『…確かに俺はトランスバールの貴族出身だ。でも、こちらの乗組員には君達と同じように苦しんでいきている奴等ばかりだ。地球周りの君達はギャラルホルンと火星の軍隊ヴェイガンの戦いに苦しみ、外宇宙ではザールやデスガリアンの支配に苦しんだ。ようは互いに苦しんでいる。強いものに支配されるのは辛い。そして何より大人は金や力や支配を求める。そんな大人に失望するのは当たり前だ、だけど俺はそういうのが一番嫌いだ!だから少しだけでも俺たちを信じてくれ、もし疑わしかったらすぐさま裏切ってくれて構わない。』

さて、どうくる…信じてくれるよ。

 

オルガ『わかった、あんたは他の大人と違って俺たちのことを評価しているんだな…よし、交渉成立だ。』

オルガは俺に手を差し出してくれた。

 

タクト『ありがとう、よろしく頼むよ。』

俺は差し出した手を握りしめた。

 

タクト『さあて!ようやく食事の時間だ!君達何か食べたいものはないかい?』

俺はCGSのメンバーから食事の要望を聞くことにした。

後ろにいるみんなからの要望より、こちらの方がいいだろう。

 

ユージン『何でもいいから早く持ってきてくんねぇかなぁ?こっちは腹減って仕方ないんだよ。』

何でもいいか、なら

 

タクト『おーい!じゃあ中華持ってきてー!』

俺は大声を出してドラえもんにグルメテーブルかけという道具を使わせて中華料理を出して持ってこさせた。

 

ドラえもん『はいはい皆さーん、どうぞー。』

大量の料理がテーブルに置かれていった。

彼らは驚いているようだ。

 

タクト『どうぞどうぞ召し上がって、毒なんて入ってないから安心してね〜』

彼らは目をキラキラさせながら料理を見ているが…やっぱりまだ疑っているな。

すると、一人の親父が飯を食べ始めた。

 

トド『じゃあいただこうぜぇ、まあ、トランスバールのお偉いさんとの関係のためにもな!な!これ美味いぞぉ!』

それに続くように他のメンバーも食べ始めた。

こちらのメンバーもガツガツ食べ始めたようだ…よかったぁ…ドラえもんのグルメテーブルかけがあって…

にしてもあの黒い髪の女の子はどこいったのかなあ?

ひとつこっちのメンバーに聞いてみるか…

俺は前にあった小さなスープを軽く飲み干して食べていたCGSのメンバーに話しかけた。

 

タクト『ねぇねぇ、君達さっきの戦闘の時にいたあのタコの化け物…いや、俺たちはあの化け物をゴーデスと呼んでいる。そのゴーデスの側に黒くて長い髪の女の子がいただろう。あの女の子について何か知らないかい?』

 

アキヒロ『知らん。』

 

シノ『知らねぇよ、ここで女っていったらアウラかこのあいだ来たクーデリアお嬢さんくらいだからな!ともかくこれ美味えなあ!腹が膨れるまでまだまだ食ってやるさ!おかわり!』

ははは…元気そうだな…

ん…そういえばアウラって子は知らないけど…クーデリア…

 

タクト『なぁ、もしかしてここに来ているクーデリアって…まさかクーデリア・藍那・バーンスタインのことなのかい。』

食事を一旦止めていた帽子をかぶった少年に質問した。

 

ビスケット『ええ、そうですけど。ほら、あそこであなたのメンバーと話しをしている金髪の人、あの人がクーデリアさんですよ。』

少年が指を指した先には剣竜と話しをしている金髪の少女を見た。

彼女がクーデリア・藍那・バーンスタインか…

話しを聞いてみるか…

俺は側にあったタンメンを持ってクーデリアという少女のもとに向かった。

 

剣竜『ええ、我々は偶然ここに来てしまったわけですが…ここでは火星などに人間が移り住んでいるために問題が起きている…我々の世界でも軽い紛争は起こっていますが…地球の環境が破壊されるレベルまでになるとは…』

 

クーデリア『600年前に起きた超災害クロノ・クエイク、300年前に起きた厄祭戦により地球環境は破壊されましたが、今、地球環境は少しづつですが再生しています。ですが、地球や至現エンジンのエネルギーをギャラルホルンが独占し、一部の地域では未だに環境汚染が人類の勝手な行動により解決していません。そちらの世界では宇宙からの侵略者などは存在していないのですか。』

側に来て見たらとても興味深い話しだったのでつい気になって話しかけるタイミングを見失ってしまったなぁ…

まあ…まだ聴いてみるか…

 

剣竜『我々の世界でも確か……U・A・O・Hという軍隊が出来たりしているのですが…よくはわかりません。噂によると謎のロボット軍団が攻めてくるとか…』

ロボット軍団…

もしかして…

俺は剣竜さんの横に座りある質問を聞いた。

 

タクト『それってこんなものでしたか?』

俺はミルフィーたちに会った最初の時にいたガイゾックのロボットを見せた。

 

剣竜『いやぁ…私も友人を通している噂を聞いているだけで詳しくは…』

 

タクト『ロボット軍団か…何かひっかかるなぁ…クーデリアさんあなたは何か知らないですか?』

 

クーデリア『よくはわかりません。ですが…妙な胸騒ぎはします。』

不安そうな表情を浮かべる彼女からは嘘をついている様子はなさそうだ。

俺はタンメンを食べ始めこれからのことを考えることにした。

 

ー99年世界ー

ーアメリカー

ー石油発掘場ー

ここではデストロン軍団とすみれが光武改に乗り込み戦っていた!

 

フレンジー『人間に俺たちを止められると思うなよ!ええいっ!』

フレンジーは両腕をハンマーに変えて地面を叩いて地震を起こした。

 

すみれ『ああっ…ええいっ!』

地震によってすみれは体制を崩しつつも薙刀でフレンジーのハンマーアームを斬りつけた。

フレンジーは右のハンマーアームを斬りつけられてバランスを崩してそのまま地面に倒れこんだ。

 

すみれ『ここは一気に!』

すみれがフレンジーに走りこんだ!

だが、すみれの機体は一瞬動きが止まった!

その僅かな隙をスタースクリームは見逃さなかった。

 

スタースクリーム『今だ!ナルビームを喰らいやがれ!』

スタースクリームは紫色のビームをすみれの機体に向けて放った。

このビームには人間を気絶させる力もあるためすみれはこのビームを受けてしまい気絶してしまった。

 

フレンジー『こ、この人間がぁ!機体から引きずりだして八つ裂きにしてやろぉぜ!』

 

スタースクリーム『まあまあ待て待て、お前はメガトロン様のためにこの石油を集めてエネルゴンキューブに変えてろ!』

 

フレンジー『わかったよ、仕方ねぇな、お前はどうするんだ。』

 

スタースクリーム『俺はこの女にようがあるんでな、ほらさっさとしろ!』

フレンジーはスタースクリームに言われるまま作業に取り掛かるため石油タンクの上部に向かった。

そしてスタースクリームはすみれを光武改からだした。

 

スタースクリーム『さぁてと…これで邪魔者はいなくなった…出てきていいぜ新井島素子お前の中にある怪獣の魂でこいつの脳にある記憶から時間移動をしろ!お前なら出来るだろう?』

木の影からフレンジーの姿が見えなくなると同時に身長が165cmの女の子が出てきた。

不思議な格好をしていた!

 

新井『わ、私には世界を移動する力はないです…』

その女の子の格好は背中にカタツムリのような殻をつけてオドオドしていた。

だがそんな様子を見たスタースクリームは彼女を蹴り飛ばした。

 

スタースクリーム『俺様の脳波コントロール機があれば人の記憶から移動が出来るんだよ!おい!お前助けたいんだろう…Suleikaをだったら俺に従ってりゃいいんだよ!』

(バスコと華撃団、IS学園の戦いの場に俺が行けば…)

 

新井『はい…』

女の子がすみれの頭に手を置くと周りが光に包まれた。

 

スタースクリーム『待っていろよ!華撃団!そしてIS学園…総てのガンダムを俺が手に入れてやるぜ!新破壊大帝スタースクリーム様に任せな!』

 

 

 

 

 





次回予告

スタースクリーム『さあてと海に散りし命最終章オウストラル島編の主役はこの俺様!新破壊大帝スタースクリームだぜ!見てろよメガトロン!いつまでもデストロン軍団のリーダーでいられると思うなよ!この戦いで俺はガンダムを手に入れてやる!必ず貴様をリーダーの地位から引きずりおろしてやるぜ!デストロン軍団のニューリーダースタースクリーム様がなぁ!はっはっはっ!』

海に散りし命 最終章 オウストラル島編

協力作品提供者様 エックス2
協力作品 リリカルソニック・ストラトス

近日公開予定 お楽しみに〜


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世間知らずのお嬢様さん

やっとスパロボV1周目クリアしました。
隠し要素が一個も取れなかった…でも…ヴァングレイⅡ取ったので、微妙ですね。
男で終わったので、次は女ルートの千歳で頑張りたいです。
ちなみに千歳のカットインに出てくる小さなウサギはギャグマンガ日和のうさみちゃんと同じくらいのレベルだった。
千歳…まさか乳揺れなしとは…いいような…悪いような…
スパロボVプレイ済みの方に向けたマニアックな話ししてすみません。
まあ、どうぞ、


 

ークロノ世界ー

ー火星ー

ー機動艦ー

ーブリッジー

俺は会食を終えた後ブリッジにてクーデリアさんにブリッジに来てもらい話しをすることにした。

ブリッジでは俺にレスター、ジャックにクーデリアさんにいてもらうことにした。

今は着陸しているのでブリッジクルーは休憩をとってもらうことにした。

警備や監視はCGSに任せてあるから大丈夫だと思いそのまま任せておいた。

剣竜さんは俺に子供達と共に部屋に帰ってもらった。

部屋はドラエもんの道具でなんとかなったが…とりあえず今後の話しをすることにした。

オルガ・イツカは色々とここの資材などを整理するためきていないがあまり問題ではなかった。

このお嬢さんの扱いはオルガ君がどうするかにもよるしね。

 

タクト『クーデリアさん、あなたの目的は地球の約95%のエネルギー供給を行なっている至現エンジンの開発許可を火星に求めることに加えて火星のハーフメタル貿易自由化を求めるのですね。そのために地球に向かいあーブラウ首長に会いに行くのですね…火星の独立運動に数百年に渡る火星の軍隊ヴェイガンと地球軍の戦いを終わらせるために。』

地球は至現エンジンというテクノロジーによって豊かに発展していた。

”メソポタミアプロジェクト”という地球脱出計画により減った人工が減ったために効率よくエネルギーが分け与えられていた。

だが、地球は火星に対して今なお支配を行なっている。

そのため、火星はヴェイガンという軍隊を作り長きに渡り戦い続けていたが、それでも地球のギャラルホルンという軍隊により火星は敗北を続けていた。

それによりCGSのような場所に子供達が集まるようになった。

火星にはある特殊な鉱石が埋まっているために火星に住む一部の人間は持病に苦しんでるしね…

阿頼耶識の手術をすればそんな病気にはかからないらしいが…

 

ジャック『至現エンジンか…一色博士が作り出したエネルギー資源だが7年前に事故をしたんじゃないんですか?それをわざわざ火星に持ってくるのですか?』

ジャックも興味本位で話しをして来た。

科学者としてとても気になったんだな。

 

クーデリア『ええ、多少危険だとしても仕方ありません。それに今は伝説とされてきていたベーダー一族にガイゾックが現れた以上火星と地球が手を取り合い共に外宇宙からの敵に立ち向かうべきだと考えています。』

はぁ…世間知らずのお嬢様らしい発言だこと

何にもわかっていないんだな…

 

タクト『…そんなことは無理でしょう。悪いことは言わないからとっととお家に帰ったらどうですか。あなたはここにいるべきではない。』

俺がこういうとクーデリアは驚いて俺に詰め寄りながら話した。

 

クーデリア『私は彼らを…CGSにいる少年兵のような存在をなんとかしたいと思っているのです!私は一時の感情やブームなどでこんなことをしているわけではありません!外宇宙からの敵に立ち向かうにはどうしても火星と地球が手を取り合う必要なんです!私は出来るなら阿頼耶識の手術をしてモビルスーツに乗ることも行います。』

は…ここまでとはなぁ…

こんなにも知らなかったとは…

 

ジャック『その発言は彼ら阿頼耶識を埋め込まれた少年兵への最大級の侮辱行為ですよ。』

ジャックが少し怒ったようにクーデリアに言った。

そりゃあそうだ、ジャックはこういう偽善に満ちた行動に腹立てるやつだからなあ…

でも…このお嬢さんの行動も…

やる気だけは感じられるけど…

にしてもさっきからここにいるのは俺にレスター、ジャックにクーデリアさんだけだといいうのにまったくレスターは話しに入ってこないなあ…

兄さんは難しいことを考えるのが苦手だけど

レスターは逆にこれまでの話しを聞いて色々と考えているんだな、まあそんなのには慣れたけどさ。

 

クーデリア『えっ…』

鳩が豆鉄砲食らったような顔してるな…

それはこっちもおんなじなんだよね〜

 

タクト『まあそう怒るなジャック、でもですね偽善とか一時な感情で動いてないとしてもあなたは弱い、身を守るためにCGSに縋り、そして少年兵の実態を地球に知らせるべくここまで来た、少年兵は確かにあなたのような人から見たら可愛そうだと思います。でも、あなたは彼等があなたの救いを求めていると思いますか?彼等は自分の状況に不満足ですか?不満足だったからこそ彼等はCGSを自分のものとした。違いますか、あなたにとって見たら少年兵の生活は苦しく惨めでしょう。ですが彼等なりにその運命を受け入れて生きようとしている。あなたの考え方は独善的なんですよ。』

あまりのショックにクーデリアは体を崩して泣いていた。

まあ少しやり過ぎかもしれないが、うかつに手を出されるよりかは遥かにいいはずだ。

でもこのお嬢さんが本気になるなら…

 

クーデリア『それなら私は…私は阿頼耶識を受けて彼等とともに!』

目に涙を浮かべつつ彼女は立ち上がり叫んだ!

しかしその言葉に怒りを感じたのは俺やジャックじゃなくレスターだった。

 

レスター『まだわからないのか!お前は邪魔なんだよ!お前は阿頼耶識手術のリスクを知らないのか!もし失敗したら体が不自由になったりするんだぞ!そうしなければならない状況になったからだ!お前はそんなことをしても生きていけるからそう思うんだ!ギャラルホルンに狙われるのもお前の自分勝手によるものだ!!』

レスターは大人気なく怒鳴った。

多分レスターなりにスタンレーに対して思うところがあったんだろう。

 

クーデリア『わ、私は…私は…』

こ、これ以上はまずいな…

明らかに本気の怒りのレスターにボロボロと母親に叱られた子供のように震えている。

ジャックは俺と同じようになんとも言えない苦笑いをしてアイコンタクトした。

そういえばそうだ!レスターは容赦なかった。

長い付き合いの俺やジャックにはわかる。

レスターは色々なことに容赦ないからな…

それにレスターは仲間思いだ。

俺としてもスタンレーが死んだのはクーデリアさんのせいだと思わざる終えない…

だけど…

 

タクト『落ち着けよ、レスター。まあ間違っちゃいないがな、落ち着け。よし、最後にこの質問だけには答えてくれ。クーデリアさん、あなたはこれからどうしたいかだけを聞かせてくれ。』

 

クーデリア『私は…』

彼女は必死に涙を拭いながら話しかけようとする。

よかった、ここに兄さんがいたらレスターをボコボコにしていたんだろうな。

 

ブーブーブーブー!

 

警報機の音が鳴り響いた!

通信兵がブリッジに入ってきた。

俺はすぐさまCGSに連絡をとった。

 

タクト『タクトからCGSへ!どうしたザールか!』

 

ビスケット『タクトさんですか、どうやらこっちに向かってくるモビルスーツが一機あります。どうやら機体のマークから見てギャラルホルンのようです。』

 

タクト『通信兵!いや、確か君の名前はムナだったな、ムナすぐさまモニターを広げろ!』

俺はすぐさまモニターを展開させて機体を見た確かにギャラルホルンのマークだった。

緑色のグレイズという一つ目のモビルスーツに乗り武器は主に斧を使っている。

ん、なんだあの赤い布は…

グレイズをよく見ると赤い布を左手に巻いていた。

あれは…確か歴史の授業で見たことあるような…

そうだあれは…

 

タクト『なあレスター、ジャック、あの赤い布って確か歴史の授業で見た決闘の合図であってるよな。』

歴史の授業で習った決闘の合図

厄祭戦時代での決闘の合図に赤い布を掲げると教えてもらったが…まさかこの時代にこんなものを見るとはなぁ…

 

ピーピー!

グレイズから通信が入ってきた。

俺はすぐさまCGSと俺たち、グレイズのパイロットの複数の通信を開くこととした。

 

クランク『こちらギャラルホルンのクランク・ゼント二尉だ。そちらにいるガンダムフレームのモビルスーツとの決闘を望む!』

ガンダムフレームとの決闘…

ああ…CGSにあったあの機体ね…

どういうつもりだ一体…

 

俺はギャラルホルンに向けて今思っている感情をぶつけることにした。

 

ーセイバートロン星ー

ここは遥か宇宙の彼方にあるセイバートロン星、トランスフォーマーたちの誕生した惑星である!

今ここで恐るべき作戦が立てられようとしていたのだった!

一体のロボットが地球と通信をしていた。

 

レーザーウェーブ『メガトロン様、永きに渡り指示をお待ちしておりました。』

彼の名前はレーザーウェーブ

紫色の体でトランスフォームをするとレーザー銃に変形するのだった。

彼は今、別世界の地球にいるメガトロンと話しをしていた。

 

メガトロン『永い間待たせてすまなかったなレーザーウェーブ。一つ尋ねるがあいつは…バッカスフンドはどうしている!あの愚かもののアンポンタンはワシのいぬまに何をした!』

バッカスフンド

それはかつてメガトロンとともに悪のロボット軍団デストロン軍団のリーダーであった。セイバートロン星での戦いはメガトロンとバッカスフンドの二人によりデストロン優勢であったのだ!

しかし、この二人の仲は極めて悪く、デストロン軍団がリーダーありきで集団行動が苦手なのはこの二人のリーダーのもとで戦いを続けたからであろう。

 

レーザーウェーブ『そ、それが…奴はデストロン軍団の一部とセイバートロン星の一部を切り離しそこをメガトピア星とし、デストロン軍団改めバラノイアとしてメガトロン様のいる地球に向かっているとのことです!先に人間型ロボットスパイを向かわせたと報告がありました。』

 

メガトロン『なんだと!あの腐れ機械が!この私みずから素手でスクラップにしてやる!おい、レーザーウェーブ貴様はメガトピア星を見張っておれ!何か動きがあったらすぐワシに伝えろ!よいな!』

メガトロンがレーザーウェーブと通信をしていると同時にフレンジーは石油場にて石油をエネルゴンキューブという紫色のエネルギーにしていた。

エネルゴンキューブとはトランスフォーマーたちのエネルギーの源であり、セイバートロン星の機械はこれで動いている。

 

フレンジー『あれ?そういえばスタースクリームの姿が見えねぇなぁ…あいつどこでサボってんだよ!俺にこんなことさせてどういうつもりだよ!』

フレンジーは不機嫌そうにエネルゴンキューブを作っていたが、それを見ていた二つの瞳には気付くことはなかった。

 





メガトロン

セイバートロン星で生まれたロボット生命体で、全宇宙の支配を企てている悪のロボット軍団デストロンのリーダーである。
太古の昔、人類が誕生する前セイバートロン星を旅立った正義を望むロボット軍団サイバトロンが乗った船を襲いドラえもんの世界に不時着した。
そのまま永き眠りについていたが、アルの機体が落ちた衝撃により、船が揺れデストロン軍団のスカイワープが船のシステムで復活し、メガトロン率いるデストロン軍団を復活させ、地球のエネルギー奪還を望むため様々な場所を襲撃している。
ちなみにサイバトロンはそのまま眠っていたがスタースクリームのビームによりサイバトロン軍団は復活したのだった。


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俺に命を任せてくれ

久しぶりの更新でーす。
にしてもギャラクシーエンジェルⅡ中々面白くて更新出来ずすんません。海に散りし命の特別編もお楽しみに、今からニコニコのオーブ見てきますね〜


 

ークロノ世界ー

ー火星ー

ーCGS本部前ー

ー訓練所ー

ここ、CGS本部前訓練所に、ギャラルホルンのモビルスーツグレイズが一機現れた。

そのパイロットクランク・ゼントは決闘を申し込んできた。

俺、トランスバール皇国のタクト・マイヤーズは反乱が起きて子どもが支配するようになったCGSと同盟を組んだ。

そのためこの決闘の決定権は俺とCGS代表オルガ・イツカにあるが少し迷っていた。

 

クランク『こちらギャラルホルンのクランク・ゼント二尉だ。そちらにいるガンダムフレームのモビルスーツとの決闘を望む!もし私が決闘に勝ったならばそちらに回収されたモビルスーツグレイズとビスマルク、クーデリア・藍那・バーンスタインの身柄を引き渡せ、ただしこれからギャラルホルンはCGSとの因縁を断つ…トランスバールの機動艦にはこちらから正式な謝罪及び再交渉を行う。そちらが勝った場合は好きにしろ…』

へぇ…ガンダムフレームとの決闘ね…

俺たちトランスバール側やCGSには何の不都合がない…

どういうことだ…

 

クーデリア『決闘などする必要はありません!私がギャラルホルンに行きます!私のせいであなたたちCGSに多大な死亡者を与えてしまいました…』

一緒にいたクーデリアさんが自ら外に出ていった。

俺たちがブリッジのモニターを見ている間に彼女は出て言ってしまった。

俺たちはたった一機のモビルスーツで来たギャラルホルンに驚いていたから仕方ないのだろう。

それにしてもビスマルクチームは何をしてるんだ…

クーデリアさんの言葉を聞いたCGSのトドは慌てて俺とオルガに通信をしてきた。

 

トド『やっぱりあいつらはお嬢さんが目的だったんだよ、どうだろうタクト・マイヤーズ大佐、オルガ、お嬢さんがこういっているんだし、あんたにギャラルホルンにいってもらうしかないんだよ!』

!確かにクーデリアの護衛を引き受けたのはかつてのCGSの大人たちだ…

そしてその責任を大人に押し付けられる…

作戦的には正しいが…

最終的な決定権は俺とオルガにあるがどちらかの意見に寄せるのもあるが…

ブリッジにいる皆は迷っていた。

レスター、ジャックは俺のほうをチラチラと見ている。

これはどうやら俺に任せるという意味だ。

さあて…もうすこし様子を見て…

ん?

クーデリアさんに近づいてくる少年がいるな、あれは確か…

 

三日月『ねぇ。』

クーデリアに横から話しかけた少年がいた。

ガンダムのパイロットの少年だ。

少し怒っているような表情でクーデリアさんを睨みつけているな…

 

クーデリア『えっ、どうしました。』

 

三日月『あんたのために俺の仲間が死んだと言ったよね、ふざけないでよ、なんであんたを守るために俺の仲間が死んだとかいうんだよ。俺の死んだ仲間のことを侮辱するな。』

 

クーデリア『す、すみません。』

クーデリアさんはなんか申し訳なさそうにしている。

さすがに今の言葉が聞いたのかな。

 

クランク『しばらく待つ…』

ギャラルホルン側のパイロット何を考えている…罠とみるか…

俺はギャラルホルンのパイロットと連絡をしてみることにした。

 

タクト『こちらトランスバール機動艦艦長タクト・マイヤーズ大佐、あなたのことは知っているギャラルホルン火星支部のクランク・ゼント二尉ですね。』

やっぱり…

前に監査局のマクギリス・ファリドからもらった火星支部の資料に載っていたクランク・ゼント二尉だと姿でわかった。

 

クランク『私たちはそちら側のエンジェル隊の紋章機を直す技術を地球支部は持っている。今、トランスバール皇国がクーデターにより、ザール星間帝国のベーダー一族に支配されているのもわかっている。だが、私から上官に申告してあなたたちをギャラルホルンの部隊として迎え入れましょう。』

 

レスター『ふざけるな!貴様らのせいでスタンレーは死んだんだぞ!俺たちがそう簡単に謀れると思っているのか!』

レスターが怒りのあまりブリッジ全体に響く声で叫んだ。

それを諭したのかジャックがレスターの肩に手をゆっくりと置いた。

レスターはゆっくりとジャックに顔を向けた。

 

ジャック『レスター…あいつに何を言っても無駄だ…確かにこんなふざけた話しに耳を傾けたくないのもわかる…俺やタクトだってお前と同じ気持ちだよ。』

 

レスター『…すまない…スタンレーとはお前は幼馴染だったんだよな…俺よりお前のほうが怒っているのに…すまない…』

…あいつには…スタンレーにはかなり世話になったからなあ…

俺が士官学校でレスターと仲良く出来たのはあいつのおかげだしな…

俺だって怒っていないわけじゃあない…

そりゃあこの世の中にはエゴが渦巻いている…

そのエゴの一つギャラルホルンの正義にスタンレーは巻き込まれた…

でもだからといって俺は仕方ないとは思っていない…

そんなことを容認する世界になっていようとも…

なんでだ…昔から…変わらない…こんな世界…

クーデターを受けても星通しで助け合いもしない…

元は地球という一つの惑星に住んでいたもの通しなのに…

終わらない戦争…貧困…奪い合い…

どうしてだ!仕方ないで片付けられるのか…

ならば…俺は…命を捨てる…

 

タクト『…お気持ちはありがたい。だが…俺たちは…ここに宣言する。俺たちトランスバール皇国タクト・マイヤーズの部隊はザール星間帝国を壊滅させる!みんな俺に命を任せてくれよ。』

 

ええーー!!

皆が叫んだ。

当たり前だ、約50年前から宇宙を支配していた帝国に喧嘩を売ったからな。

俺はギャラルホルンにも喧嘩を売った。

ギャラルホルンの上層部セブンスターズの名家ファリド家はザール星間帝国と深い繋がりを持っていて、火星の反抗軍隊ヴェイガンとギャラルホルンの戦いも地球のアスノ家のガンダムの力も大きいが裏でザール星間帝国が絡んでいると知っている。

要するに俺たちはザール星間帝国という存在に立ち向かうだけだ。

 

ミルフィーユ『ざ、ざざざざザール星間帝国の壊滅宣言ーー!ほ、本気ですか!』

 

蘭花『あ、あんた本気でいってるの!』

 

ミント『ザール星間帝国に喧嘩を売った…私の上官は…』

 

フォルテ『ここまで世間知らずの司令官とは…勇気と無謀を履き違えているとは…』

 

ヴァニラ『ザール星間帝国に向けての宣言…』

やはりエンジェル隊は怖がっているな。

まあ、この数十年間恐怖を植え付けられたから仕方ないがな。

でも…

 

レスター『…とうとう言ったな、だが、俺は内心ホッとしてるよ。』

 

ジャック『ああ…ここでギャラルホルンの提案を拒むとは思っていた。だけど、ザール星間帝国に向けての戦線布告については驚いた。多分、スタンレーのやつも天国で笑っているさ、”タクトらしい”ってな。』

ブリッジにいたレスターとジャックはどうやら俺に命を任せるらしい。

スタンレー…お前もここにいたら賛成してくれたよな…

ふっ、俺のわがままに付き合ってもらうぞ。

さて、兄さんは…

 

パドック『よく言った!!さすが我が弟だ!ザール星間帝国についてはそれなりだが知っているぞ!皆を苦しめている悪い集団!それだけで俺にとって戦う理由はそれでいい。'俺が戦いお前が考える'そうだろ?我が弟よ!』

さすが兄さんだ…

 

トド『あ、あの馬鹿野郎!正気かよ!』

 

オルガ『…しれぇ…』

 

トド『お、おい!オルガ、今、お前なんて言った!』

 

オルガ『面白れぇって言ったんだよ!よっしゃあ!ミカ!受けてやれぇ決闘、ギャラルホルンの奴等に目にもの見せてやれ!これから俺たちCGSは全面的に信用する!もう疑う必要はねぇ!』

最高だ!オルガ!

オルガ・イツカに指示された三日月はガンダムバルバトスに乗り込み、クランクがグレイズに乗り込み、戦いが始まった。

 

ユージン『そうこなくっちゃな!』

 

ビスケット『やれやれ…まさかザール星間帝国との対決とはね…こりゃあもう下がれないねぇ。』

 

シノ『タクトさんよぉ!俺たちはその漢気についていく!』

 

アキヒロ『こうなったらやるだけだ…』

CGSの少年兵のみんなもやる気だ…

 

タクト『さあて!オルガ・イツカよ!CGSに君達に仕事の依頼だ!目的は俺達トランスバール皇国の解放及びザール星間帝国の壊滅!命を捨ててくれよ!』

 

オルガ『ああ、そのためには…ミカ!』

 

三日月『わかった…それがオルガの望みなら俺は従うよ。』

 

クランク『こ、子ども!や、やはり!』

ガンダムバルバトスが動きが一瞬止まったグレイズに対して巨大な斧を振り下ろしてグレイズを地面に叩きつけた。

 

クーデリア『…オルガさん…いや、団長さん、タクトさん。私も決めました…ギャラルホルンにもザール星間帝国にも屈しません。私は戦います。私なりに出来ることを…レスターさん!私はもう阿頼耶識の手術を受けるなんて死んでもいいません!』

そう言っているうちにグレイズからクランクが出てきた。

 

クランク『私の負けだ…』

それを見た三日月はガンダムバルバトスから降りて、クランクと顔を合わせた。

 

クランク『頼む…わた…』

パン!パン!パン!

 

 

 

 



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未知の出会い

今日は早めに投稿しました。
まあ…土曜ですから早いです。どうぞ、


 

ークロノ世界ー

ー火星ー

ーエルシャンク内部ー

ジョウ『ん…んん、ここは…』

 

俺の名はジョウ・マヤ、軍隊に入る試験を脱走したが、CGSとギャラルホルンの戦いに巻き込まれて妙なピンク色の鶴の折り紙のような戦艦に入り込み黄色のロボットに乗り込んで戦った。

そして俺は不思議な光に目を閉じた…

目がさめると俺はピンク色の戦艦にいた。

マイク『やっと起きたか兄貴。』

虚ろな目で俺が横を見ると俺の親友のマイクがいた。

 

レニー『ていうかここは一体どこなのよ、トランスバールの船?ギャラルホルンのものではないし…たく、ジョウを追いかけたらこんなことになるなんて。』

そしてマイクと同じく俺の親友のレニーがいた。

こいつらも俺と同じように状況がわかっていないのか…

まあ、とにかく歩いて見るしかないな。

 

俺はマイクとレニーを連れてこの戦艦を見て回ることにした。

 

ーエルシャンクブリッジー

俺たちはブリッジらしき場所まで歩いた。

すると…

 

サタ『彼等に協力をお願いするべきだと私は考えている。』

 

イルボラ『しかし彼等は戦いをしているのですよ?同じ人間同士で戦いをずっと続けている。』

 

ロミナ『ギャラルホルンと呼ばれる彼等につくか…トランスバールにつくか…それが問題になってきますね。このエルシャンクにはエネルギーがあまりありませんからね…』

 

三人集まり話しをしているなぁ…

ピンク色の長髪で、白いドレスを着て頭に冠を着けた女性が一人。

茶色の体色で犬の顔をしながらも直立している男性が一人。

赤髪に凛々しい顔立ちで鋭い目付きをした男性が一人。

この三人が話しをしている。

俺たちははしらの影からこっそりと会話を聞いてみることにした。

 

イルボラ『私はギャラルホルン側のビスマルクチームにつくべきだと思います。彼らならば我々の立場を理解して、保護してくれるからです。先程ロミナ姫、サタ殿もビスマルクチームと話しをしてわかったはずです。』

 

サタ『私もビスマルクチームと話しをして彼等が信用に足る人間だとは思う…だが、ギャラルホルンについては信用していない…』

 

イルボラ『様々な資料とさっきのガンダムとグレイズの戦闘の会話を聞く限りギャラルホルンは我々を襲ったザール星間帝国と繋がっているらしいな…しかしここは彼等と交渉をしてみるべきです!最悪我々の力を見せつけてギャラルホルンに脅迫を…』

 

ロミナ『いけません!そんなことをしたら私たちもザールと同じになってしまいます!それに私たちには戦力と呼ばれるようなものはございません。黒獅子を動かせる彼も我々に協力するのかわかりませんし、こうなったらビスマルクチームとともにトランスバール皇国に交渉をするしかありません。』

 

サタ『それが妥当かもしれん…ギャラルホルンの使いとはビスマルクチームは独立部隊だと聞いている。独立部隊ならではの権限がある…CGSだけならともかく…ガンダムやエンジェル隊との戦闘は避けたいはずだ。』

 

ロミナ『わかりました、サタ殿にはなんとしてでもアニマル星に送らなければなりません。”ニムゲ”がザールについた可能性も高いですからね。』

 

イルボラ『いまなお厄祭戦の傷は今なお癒えていないのか…』

 

サタ『しかし彼の言葉が嘘だとは思えないのだよ…トランスバールの船から聞こえてきたザール壊滅宣言…私は彼のような人物に会ってみたい。』

 

ザ、ザール!やっぱりあいつらザールに喧嘩売ったのかよ…で、でも俺たちにはどうしようも…とにかくこの船から脱出を…

俺たち三人はアイコンタクトしてここを脱け出そうとスタスタと歩き始めた。

ソロリソロリと歩いていた。

このままなら大丈夫だ…そんな風に余裕を持って歩いていたら…

 

ガタッ!!

 

イルボラ『誰だっ!』

 

マイク『やべっ!』

 

レニー『なにやってんのよマイク!』

マイクが側に落ちていた不思議な銃をおもいっきり蹴り飛ばして音を出してしまった。

 

ジョウ『逃げるぞ!格納庫に向かってあの妙なロボットを動かしてここを…そういえばここは確かエルシャンクと言ったな…エルシャンクに穴を開けて脱出する!』

俺たちはすぐさま走り出した。

格納庫にはあの黄色の機体があるはず!

 

ー格納庫ー

ジョウ『こ、ここだな格納庫は!よぉし!レニー、マイク!そこにある赤いのと青いのに乗り込みな!俺は黄色いのに乗り込む!』

 

格納庫にたどり着いた俺たちはそこに置いてあった俺がさっき乗ったライオンを模した顔の黄色の機体、鳥を模した顔の赤色の機体、龍を模した顔の青色の機体に俺、レニー、マイクは乗り込んだ。

 

ジョウ『お、おい!さっきは動いたのにどういうことだ!動きやがれ!』

俺はコックピットの中のそこら中のボタンを押しまくった。

だけども一向に動く気配は無かった。

 

マイク『あ、兄貴、全然こいつ動きやしないぜ!壊れてるんじゃあねぇか!』

 

レニー『こっちも全く動かないわ!』

 

なんでだよ!

くそったれ!こうなったら一か八か戦うか…

 

ドギャアン!!

 

近い場所で爆発した!

機体にはモニターがあるか動かずに外のことはわからなかったが、音だけで近い場所で爆発したのがわかった。

 

マイク『うわああっ!な、なんだなんだ!どこか爆発したのか!』

 

爆発した場所から穴が開いたのか…

爆発した場所から機体の歩く音が聞こえてきた。

CGSか…いや…

 

ジョウ『不安そうな声を出すな!ウアッ!』俺の黄色の機体が激しく揺れた。

どうやら爆発した場所から入ってきた敵が俺の機体を蹴り飛ばしたらしい。

 

ジョウ『やりやがったな!てめぇらなんかにやられるわけにはいかねぇんだよぉ!はあああっ!』

 

ウィーン!

 

モニターに映像が出た。どうやら赤いカマキリのような鎌を持ったロボットが見えた。コックピットの操縦桿が動き操縦桿を握った。

 

ジョウ『お、う、動くか!よっしゃあ行くぜ!』

俺は機体を動かしよくわからないまま操縦桿を握り、相手に立ち向かった。

 

 

 

 

 

 

 




登場人物

ジョウ・マヤ 16歳

地球生まれだったが、母親の死後父親に連れられコロニーMZ23、火星へと渡り住んでいる。
熱血漢で粗暴で暴力的で年上に対してもタメ口を聞いたり反抗したりしているが、美女に弱い。
火星にて軍人になることを反抗し、脱走してCGSへと逃げた。


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信頼が力

エヴァのポップコーンケース…ユニバーサルのやつ本当に高くて買うかどうか迷いますね。どうぞ、


 

ークロノ世界ー

ー火星ー

ー機動艦内部ー

今まさにザールの戦艦部隊が現れ戦いが始まろうとしていた。

 

タクト『さあてと…兄さん。今戦えるのは兄さんの機体だけなんだよ。残念ながらよーく調べた結果、エネルギー不足で空を飛べないため紋章機は出せない。つまり、こちら側の戦力は兄さんだけ、でもジャックがウルトラマングレートに変身してくれるから大丈夫だ。

CGSの出撃については禁じている。CGSのガンダムについては先程の戦闘でのパイロットへのダメージが強すぎたため、出撃出来ないんだ。

他のCGSのパイロットはモビルワーカーが破壊されてなかったり、相手がモビルスーツクラスなためにろくな戦闘が出来ないんだ。

一応、紋章機4番機のハッピートリガーはフォルテの狙撃テクニックと弾薬が充実しているため固定砲台として戦闘をしてもらうんだ。

だけど、防御面はかなり深刻なために後ろからのバックアップに専念してもらう。

もし攻撃が当たると爆発する危険があるから兄さんにはこの機動艦とハッピートリガーを守りながら戦ってくれない?』

まあ、兄さんの答えはわかるけど聞いておくか。

 

パドック『女の子たちを守る鉄壁の戦士となるんだろ?かっこいいじゃねぇか!さっすがぁ、よーく俺のことわかってるじゃん!』

やっぱり…

兄さんならそういうと思ったよ。

奥さんをたくさん持って子どもをたくさん育てたおかげで女の人と子どもにはすごい優しいんだよな。

まあ、男嫌いとかそういうのではないから結構人間的には尊敬出来るけど…

 

パドック『ああー麗しの姫君たちのためにも働かせてもらいますー。』

 

タクト『いつもの兄さんだなぁ…まあ、よろしく頼むよ。フォルテ!準備はいいかい?』 固定砲台として機動艦の前に配置したハッピートリガー、どこまでもつか…

 

フォルテ『任せときな、タクト!ひとつ聞いてもいいかい?あんたはどこにでもいるような腰抜けじゃないよな?もしあたしがピンチの時はどうするんだい?』

ピンチの時…どうするか…

 

1 すぐさま仲間に助けを求める

2 撤退命令を出す

3 そのままにしておく

4 本当に必要かどうか判断する

 

この4つのうちで考えるとすれば…

 

タクト『俺は本当に必要かどうかを判断してから撤退命令を出す。仲間の力を最後まで信じる。

フォルテ、君が俺のことを完全に信じていないのは態度でわかる。だけど俺は君のことと君の力を完全に信じている。

司令官として自分を信用してくれない相手に対してこんなに信用を寄せるなんて君のことだから俺のことを司令官失格と思うけど、俺はそれでも君を信用する。

ザールを打倒するなんていった俺を手土産に逃げてもいいよ。』

俺は思った通りのことをフォルテに伝えた。

 

フォルテ『…はっ…はははははっ!はははははははっ!あんた最高だよ!今まであったお偉いさんどもはザールから逃げてぺこぺこ従うだけの馬鹿どもばっかだったがあんたは違う!よ〜し!後方支援は任しといてくれ!頼むよ司令官…いや、タクト!』

タクト…俺をタクトと呼んでくれた。

いやいやではなく…命令としてではなく…

本当に信頼してくれて…

なんだ…なんだか急にやる気が湧いてきた!

そうか…兄さんがどうしてあんなに強いのかよくわかった!

こういう他の人からの信頼が!

俺や兄さんの場合は特に女の人からの信頼が力になるんだ!

よし…

 

タクト『レスター、相手の戦力のスキャン結果は出せたか!』

 

レスター『ああ!よしこれから敵を説明するぞ、相手はザールのみ…敵の種類は無人機が30機…こいつは少し前にザール星間帝国に入ったアネックス皇帝率いる”ザ・ブーム”が使っている機体だ。

武器は両手に持った鎌だ、基礎戦闘力は大したことないが数で攻めてくるのが厄介だ。更にこいつは増えていく、モニターに見ている分には30だが、次々と増えていくぞ、そこでこの無人機を相手にするよりも頭をとるべきだ。30機の後ろに巡洋艦タイプの船がある。これが指揮官だろう。

つまり、今回の作戦目的は敵旗艦の撃墜とする。この巡洋艦にはザールの司令官の一人が載っている。充分に注意しろよ!』

 

タクト『そうなると…旗艦を一点集中で叩いておくべきだな!フォルテ!君はザールの無人機を撃墜してくれ!君のハッピートリガーは実弾だからCGSで補給は完了しているが、エネルギーが不安定だから必殺技のストライクバーストは10発が限界だ。そして兄さん、ジャックいやここではウルトラマングレートとしておくよ、二人はザールの旗艦を叩いてくれ、ザコは極力相手にするな。大半の雑魚はフォルテに任せといてくれ!やれるだろう?』

 

フォルテ『当たり前じゃないか!パドック!グレート!大物はあんたらにあげるから周りの雑魚は全てよこしな!』

外にギガアスターが準備して出撃し、ジャックが外に出た。

ジャックはグレートに変身したらザッと見積もって4分しか活動出来ない。

そのためにまずはジャックの姿のまま外に出した。

俺が作戦指示を出したら変身するようにしておいた。

敵が目視で確認出来たら作戦開始だ!

 

ガァーッ!

敵が目視で見えた。

 

タクト『作戦開始!』

 

ジャック『………』

ジャックはグレートからもらったベータプラズマに祈りを込めるとウルトラマングレートとなるのだ!

 

パドック『一点集中…ならこいつか!チェンジング!ビッキー!タイピングミーT!』

【タイピングミー!発動了解です。T!チェンジング、チェンジング!テーテーデー!】キュゥゥゥゥイーン!!

ギガアスターが巨大化し、巨大なT字型の槍を取り出した。

 

パドック『今ギガアスターが使えるのはこのタイプT、Pと後から付けた鋼鉄製卒塔婆だけだが、やってやるさ!』

ギガアスターは背中のブースターを展開して、空を飛び前進しながら周りの雑魚を槍で突き刺しながら旗艦に突撃していった。

態勢を立て直そうとしている雑魚を地上からの狙撃により撃墜、少し遅れたジャックが別方向からの突撃により更に態勢は混乱した。

次々と増援は来るが問題なく倒していった。

 

フォルテ『よっし!これで48機撃墜!指揮官がいいと私もかなり楽が出来るね!』

 

グレート『よし、敵旗艦の撃墜に成功!』

 

パドック『ちっ!司令官は脱出ポッドで逃げだしたようだ。どうやら俺たちの姿を見た時点で逃げだしたらしい…』

グレートは変身解除し、ジャックの姿に戻った。時間切れらしい…

敵司令官は逃したが旗艦の撃墜は完了した…さあて…そろそろ来るかな…

 

通信兵『!タクト司令!敵司令官から通信が入ってます!』

 

タクト『普通回線で開いて!』

 

通信兵『了解!』

 

ほら来た!やはりザールでもこういうことするんだ…

負けたくせに威張ろうとして無駄な通信をしようとするやつ…

モニターに敵司令官の姿が見えた。

そいつの顔は昆虫のカマキリのようだった。

 

カブト『はっはっはっ!貴様まさかこの程度の数の部隊を倒したからといって勝った気になっているのか?だとしたらお前は本当に愚かだなぁ!このカブト将軍の相手ではなかったというわけだぁ!』

 

タクト『メガボーグを出さなかった…ザールの将軍が自分の自慢出来るロボットメガボーグを使わなかった…』

 

カブト『その通りだ!だから貴様らには手を抜いてやったのだ!私の誇るべきメガボーグが貴様のようなものに使ってもらえると思ったか!それでザールを壊滅させるなどと妄言が吐けたな、恥を知れ!』

 

タクト『またまたまたぁ、隠さなくても大丈夫ですよ〜』

 

カブト『な、何?!』

 

モニター越しでもわかるようにカブト将軍は焦っていた。

やっぱり…

 

タクト『あなたはメガボーグを使わなかったんじゃない、'持っていなかったし使えなかった'お前は俺たちにザールに入ったばかりのザ・ブームの無人機の練習相手に丁度いいと思ったから貴様らは本当は勝っていないんだと俺たちに思わせるため、でも本当はメガボーグなんて使えなかった。それは先の戦闘での作戦の失敗により、お前の将軍としての地位は揺らいでいてこのままだとザールの将軍としての顔が立たない。

そこでお前は新しく入ったザ・ブームの無人機を使い俺たちに向かって来た。もし、作戦に失敗してもザ・ブームのせいに出来るし、成功したら先程の戦闘の失敗がチャラになる。あと、もう一つ言っておくけど、あの折紙型戦艦に侵入しようとした無人機は全部あの赤い忍者ロボットがやっつけたみたいだから。』

そう、カブトは念のために地下から折紙型戦艦を攻めようとしたが、すぐさま謎の赤い忍者ロボットが倒してしまった。

あの戦艦を守るために戦ったんだな…

でも、ビスマルクは出ていなかった…

となるとザールとギャラルホルンは本当に協力しているんだな。

でも、一機戦艦に入っていったけど大丈夫だよな…

 

カブト『お、おのれえええ!このカブト将軍の名にかけて貴様を地獄に叩き落とす!貴様の名前をつげろ!』

 

タクト『俺はタクト・マイヤーズ、あなた達ザールを滅ぼす地獄の使者death。』

そう俺が告げるとカブトの脱出ポッドは宇宙へと飛んでいった。

 

この作戦は約5分で終了。

ふぅ…残りはあの戦艦だけか…

もういいかな…

 

タクト『よし!あの折紙型戦艦にコンタクトを取ってみる!兄さんはその場で待機、ジャック!お前をあの折紙型戦艦に向かってくれ、フォルテ!ジャックを守ってくれ。』

俺たちはあの折紙型戦艦とコンタクトを取ることにした。

 



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忍者伝説の真偽

今、山口のある宿に来てますが、結構いいもんですね。
番長のスロットがあったけどなんかピンクだったなぁ…


 

ークロノ世界ー

ー火星ー

ーエルシャンクー

ー格納庫ー

パドック『よーし、入るぞタクト。』

 

俺の名前はパドック・コーラサワー。

元連邦軍の少佐だったが、今は別世界に渡って義弟の部隊にて戦っている。

立場上は民間人の協力となっている。

戦時特別措置のため大丈夫だけど…

それでもなぁ…早く会いたいんだよなぁ…

我が愛しの妻たち!子供達!

俺は元気なんだと伝えたい!

でもなぁ…どうやって並行世界に行こう…

今、この世界ではザールという帝国が宇宙を侵略し続けている。

さすがにこれには放っておけない!

俺はヒーロー物の番組が大好きなんだ!

電人エースにキャプテンウルトラ、突撃ヒューマン!

正義は必ず勝つ…なんて夢神話を信じる気はさらさらないが…

せめて愛する者のために戦う…

差別や支配を打倒する…

それと同時に恋愛も!

そういう思いをやって戦っている!

かっこいいだろう!

 

そんなことを考えながら俺は折紙型の戦艦に入っていった。

格納庫の天井が破れていたためそこから中に入っていった。

すると…

 

パドック『あ、戦いが起こってる!』

そこには黄色のライオンを模した顔のロボットが格納庫で戦っていた。

 

ジョウ『こ、こいつめ!』

取っ組み合いになっていたが、黄色のロボットが赤いロボットを投げ飛ばした。

俺は飛んで来た赤いロボットを避けた。

俺はそのパイロットに通信することにした。

 

パドック『おーい!そこの黄色のロボットに乗っているパイロット聞こえるか!こちらはトランスバール!大丈夫か?』

こちらの通信を受け取りモニターに顔が出た。

どうやらMZ23出身の子どもだな…

資料を見た感じそんな風に見えるな…

 

ジョウ『へっ!余計な心配する必要はねぇぜ!俺はあんなロボットすぐに倒してやるからよ!』

そういったらそいつはすぐさま黄色のロボットを動かしてビームサーベルと呼ばれる剣を腰から抜き取り赤いロボットの胸の部分を突き刺した。

 

ジョウ『おりゃあっ!』

胸に刺した剣を上へと動かして赤いロボットを格納庫から外へ蹴り飛ばした。

蹴り飛ばされたロボットは爆発した。

 

パドック『これで全部か…おい!その黄色のロボットのパイロット!俺の名前はパドック・コーラサワー、トランスバール皇国に協力している民間人だ。お前の所属と名前はなんだ!』

 

一応、俺も昔は軍人だった。

こうやって呼びかける訓練でよくやったよ。

こんなこと言うのはもはや癖とかではなく習慣になっていた。

こういう習慣は中々抜けなくてな…

風呂場に出来たカビのように…

そのせいで俺は結婚と子育てがやめられなかった…

結婚…結婚…だって可愛い女がいっぱいだもーん!

それに子どもも可愛いしー!

ま、弟のパトリックは面食いで俺みたいに重婚はしなさそうだな…

そんな風に俺が昔を懐かしんでいるとパイロットからの通信が来た。

 

ジョウ『お、俺はジョウ・マヤ。この戦艦…確か名前はエルシャンクと言ったな、俺は火星連邦軍に入隊するのが、いやで俺はマイクとレニーという仲間を連れて逃げていたらあんたらの戦闘に巻き込まれてこの戦艦に逃げ込み黄色のロボットに乗り込んで戦った!俺は民間人だ!だからこの船のこともよく知らねぇし、いきなりこの船の奴等に誘拐されちまったしよぉ!それに俺はまだお前らに捕まるわけにはいかないんだよぉ!』

黄色のロボットがビームサーベルを構えて襲い かかってきた!

 

パドック『たく!違うっての!』俺はT字型の槍で黄色のロボットのビームサーベルを弾きそのまま押さえ込んだ。

槍型の武器の扱いにはついては俺はトップクラスだ。

模擬戦でもこの武器を使ったときは絶好調で負け知らずだった。

 

ジョウ『は、放せ!おい!マイク、レニー!お前たちだけでも逃げろ!』

マイク?レニー?

なんだそれ…人の名前か…

もしかして…

 

俺はそのマイクとレニーという人物を格納庫にあるロボットにいると考え側に置いてあった青いロボットを揺らしてみた。

 

マイク『わーっ!』

するとコックピットの中から子どもが一人落ちてきた。

この子どもはさっきの戦闘で蘭花の機体に乗っていた奴だな…

その子どもは必死に逃げ出そうとしたが、出口がなかったため、その場に座り込んでしまった。

 

ジョウ『おいマイク!早く逃げろ!こいつらはトランスバールだ!さもないと火星連邦に引き渡されちまうぞ!』

 

マイク『いやだぜ!俺を見くびるなよ兄貴!』

この子どもがマイクか…

となるとレニーってのは一体…

 

レニー『それは私もよ、マイク。さあ、ほら捕まえなさいよ!覚悟は出来てるわ!』

すると一人の女の子が赤いロボットのコックピットから出てきた。

この子がレニーか…可愛いいなぁ…

いやいやいや、こいつらタクトの宣言を知らないんだな。

俺はコックピットから降りてメガホンを手にとって彼等に言った。

 

パドック『いいかー!俺たちはなー!ギャラルホルンと火星連邦と繋がっているザールに喧嘩を売ったー!ザールを壊滅させると宣言したんだよ!だからお前たちを火星連邦に引き渡す気なんてないんだよー!』

 

ジョウ、マイク、レニー『ザ、ザールに喧嘩を売った!?』

 

マイク『な、何考えてんの!あんたら!これまで火星のヴェイガンがやられてきたのはザールのせいなんだよ!それにもしかしたらデスガリアンだってくるかもしれないしー!』

 

レニー『ってことは…私たちの味方…』

 

ジョウ『ほ〜あんたら意外に見所あるところするじゃないの?んで俺たちをどうするんだい?』

 

パドック『何にもしないし、俺がここに来た理由は君達に用があるんじゃなくてこの船の艦長と会って話しがしたいんだよ。君達は連れてこられたんだろ?これから君達がどうしようが好きにすればいい。ただこれから行くあてはあるのかい?』

 

ジョウ『そ、それは…』

火星連邦から脱走して、火星の大地に三人きり…そういうのは見てられないんだよな。

 

パドック『よかったらこっちの船に来るか?あの船の艦長は俺の弟だ。民間人の救助くらいは簡単なことだ。ま、食いぶちに困らないというのは保証出来るぜ。』

 

レニー『お願いします!』

 

マイク『やったぜ兄貴!俺たちなんとか食いぶちに困らなくてすみそうだぜ!』

 

ジョウ『…そんなこといって俺たちを騙すんじゃねぇだろなぁ。』

おやおや、一人疑っているな。

 

パドック『まあでもさあ、この際甘えちゃいなよ。お前だってどのみちこれから何も出来ない。それに俺たちトランスバール皇国にいるエンジェル隊のことはよく知っているだろう?それを敵に回すのは賢い選択だとはないと思うぜ、まあ信じないなら信じないにしてもとりあえず来て見なよ。…エンジェル隊は美人揃いだぞ…』

 

ジョウ『な、何ー!…ご、ごほん!それでは俺…いや僕は民間人としてトランスバール皇国軍に行きまーす。』

あらあらやっぱり美人が好きなお年頃ね…

まあ俺もこいつくらいの歳にはもう子どもいたしね…

 

レニー『もう!ジョウったら!』

レニーって女の子膨れちゃってるな…

嫉妬かな…

 

マイク『まあまあレニー。』

怒っているレニーをマイクがなだめる。

 

レニー『黙ってなさいよマイク!』

怒ったレニーがマイクの顔めがけて肘打ちエルボーをかました!

 

マイク『いだっ!な、なんで…』

倒れたマイクをレニーが引きずりジョウが黄色のロボットを鼻歌で歌いながらギガアスターの足元に来た。

俺は三人に気をつけながら左手を足元に置いた。

 

パドック『この手に乗り…』

 

バンッ!!

 

ガァン!!!!

 

マイク『な、なんだ!』

 

突如として右腕が爆発した!

なんでだ…何かあったのか!

 

俺はコックピット周りを探ったが特に異変はなかった。

エネルギーの管理も正常だ。

じゃあなんで…

もしかして…

 

パドック『狙撃だ!ここは狙われている!早く左手に乗れ!』

俺はその攻撃が狙撃だとわかった…

さっきの爆発はビームライフルによる負傷だ

とするとこっちをロックオンしている…

ならば逃げるしかない!

俺は三人が左手で包み込み機動艦へと走った!

なるべく左手を動かさないように走るため遅くなるが仕方ない。

 

バンッ!バンッ!

背中に二発入った!

実弾じゃなくビームライフル

 

パドック『ぐわっ!く、凄腕のスナイパーだな…この機体は結構な範囲の敵を感知できるはずなのにモニターに何も映りやしな…ん?なんだモニターに何も反応がない!そんな馬鹿な!ウルトラマングレートならともかく機動艦やフォルテのハッピートリガーの反応もモニターにないだと…通信障害が起こっているのか!しかしこっちをここまで狙うとはザールか…ともかくまずは逃げるか!』

 

ブースターは左手にいる三人に負担がかかりすぎるから使えない…

くっ…

 

俺は背後からのビームにただ逃げるほかなかった。

 

 

?????『おいおいおい、スメラギさん。これじゃあまるで弱いものいじめじゃねぇか。気が乗らねぇなぁ…』

 

スメラギ『しょうがないじゃない…私たちは確かめなきゃならないのよ…”忍者伝説”…それが私たちの吉となるか凶となるか…』

 

 

 

 

 



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二機のガンダムフレーム

いやぁ〜サクラ大戦コラボ…素晴らしい。どうぞ、


 

ークロノ世界ー

ー火星ー

ー機動艦ー

俺は折紙型戦艦に侵入した兄さんとの通信に障害が起こり連絡が出来なくなっていた。

 

タクト『おい、兄さん!返事をしろ!兄さん!ムナ!何やってる!』

 

ムナ『通信不能!謎の通信障害が起こっています。OSや基本システムに異常はみられません。ウイルスなどが入り込んだ形跡もありません!』

通信兵のムナが必死にパソコンを叩き続けるが今だに通信は回復しない。

いったい何があった。

モニターすら確認出来なくて外の様子も見れなかった。

 

タクト『モニターや通信障害以外なら平気だったな、フォルテに無理をさせるのは限界だな…外に迂闊に出たら敵がそこら中にいるかもしれん…となるとジャックか…』

ジャックならウルトラマングレートという巨人に変身することで多少の敵なら相手に出来る。

外に出るにしても外の様子がわからない以上どうしようもない。

そんな危険な場所にCGSのモビルワーカーなんて出せない。

かと言って今、ガンダムのパイロットが回復していないかもしれない…

ドラえもんの道具にあるとも…

となるとやはりジャックだな…

 

レスター『しかしさっきジャックは戦って来たばかりだぞ!だが…今はそれしか方法がないな…』

 

タクト『ジャック!もう一度グレートになれるか!』

俺はブリッジに帰って来たばかりのジャックに頼んだ。

 

ジャック『問題はない!しかし、外に出た瞬間敵に襲われたら…俺はグレートに変身するには10秒はかかるぞ。』

そうだ、変身するまでの時間があった。

敵にスナイパーがいないとは断言出来ない…

俺はザールに喧嘩を売った以上臆病にならなきゃあならない…

常に最悪なことを考え、臆病に生き延びる道を探る…

土を食べて泥水をすする覚悟はある…

だが…どうする…

ドラえもん君の道具に頼ってみるか…

 

タクト『一か八かドラえもんに何かないか聞いてくる!レスター!ここを頼む!何かあったら俺に走って連絡に来い!』

俺はすぐさまブリッジを出てドラえもん君の元に走りこんだ。

 

ー会議室ー

タクト『確かここで映画を見ているとか言っていたな…』

俺は巨大なモニターがある会議室で映画を見ていると聞いた。

さっきフォルテと話しをしていてわかった。

俺は大人気なくゼェゼェと息をするまで走りまくった。

 

タクト『おーい!ここにドラ…』

俺は会議室の扉を開けた。

すると大音量の音が聞こえてきた。

 

さりげーなく!かっこーよく!

 

タクト『な、何やってんの…』

真っ暗な会議室のモニターを広げて皆でお菓子を食べながら大音量でアニメを見ていたようだ。

床に寝そべったりしてまさしくぐうたらしていた。

作戦については伝えていなかった。

フォルテ以外のエンジェル隊は出撃出来ないしモビルワーカーも戦力にはならない。

確かに自由行動だったけどさぁ…

知らないとはいえこんなこと…

羨ましい…俺も…

じゃないないない!

 

タカキ『あっ、タクトさん。何やってんすか?もう戦闘終わりました?こっちもこれからアニメ見るところなんですよ。今までウルトラQ見てたんすけどね。一緒に見ます?』

 

タクト『それじゃっ…って!お、おい!それよりもドラえもん!君の道具で姿を隠すものとかないかい…ないとは思うけど…』

 

ドラえもん『ありますよーはい、透明マント、これを被ると姿は見えなくなりますよー。』

ドラえもんは半透明の布を渡した。

 

タクト『悪いね!それじゃっ!』

俺はすぐさまブリッジに向かった。

 

ミルフィーユ『何あせってるんですかね…』

 

蘭花『ほっときゃあいいわよ、私たちは何にも出来ないんだから。』

 

シノ『そうそう、本当にやばかったら警報が鳴るわけだし、しばらく楽しもうぜ。』

 

レックス『そんなもんですかね。』

 

リュウタ『いいじゃんかよ、父さんだってのび太が持っていた恐竜の卵につきっきりだし。』

 

ミント『そうですわよ、休めるうちは休んでおかないと大変ですわよ。私たちにはこれから何があってもおかしくはありませんからね、もしもの時はお願い致しますわね、カンナさん。』

 

カンナ『なななななんのことかねー、あっはははは』

(不味いぜ…なんでバレてんだぁ?確かにあたいは光武持ってるけど、ほとんど使いものにならないほどボロボロなんだよなー。)

そんなたわいもない会話をタクトが見えなくなっても続けていた。

 

ーブリッジー

俺はすぐさまブリッジにつき、ジャックに透明マントを渡した。

 

タクト『はぁ…ジャック、このマントを被れば姿が透明になる…すぐに被って格納庫から出てウルトラマングレートになっといてくれよ。危なくなったらすぐに帰ってこい。』

ジャックはタクトの手にあったマントを被り格納庫へと走っていった。

 

一方、その頃通信が繋がっていないギガアスターは…

 

パドック『お、おい!タクト!くそっ!やっぱり繋がらねぇなぁ、あと少しなんだが。』

 

俺はなんとか背中に何発か食いながらも逃げようと必死になっていた。

左手に三人の子供達がいたために本気で走らせなかった。

 

ジョウ『ったく、いったいどこから狙撃してきやがるってんだ!』

それさえわかればなぁ…

でもレーダーが使えないことには…

手に入る三人も双眼鏡で探してるものの未だにみつからなかったが…

レニーが何かに気付いた。

 

レニー『ねっ!ねぇ!あそこ見て!エルシャンクにガンダムフレームがある!』

何!ガンダムだって!

 

マイク『え、え!あ、本当だ!ありゃあガンダムだ!でも、CGSのでも…AGEシステムのガンダムでもない!厄祭戦時代のガンダムフレームかなぁ…後ろから花火出してるなぁ…』

ガンダムフレーム…

そいつの仲間か…

エルシャンクにくっついて何をしているんだ…

 

エルシャンクに取り付いたオレンジのガンダムフレームの一機はそのまま戦闘機に姿を変えてそのまま上空に飛んでいった。

 

マイク『せ、戦闘機に変形するガンダムフレームなんてあんだな…』

 

レニー『ん、他にもいるわよ!あの緑色のガンダム!狙撃銃を持っているわ!それに後ろから緑色の花火出してる!』

狙撃銃!そいつがさっき撃ってきたのか…

そのガンダムフレームが俺を…

にしてもあんな距離から…

 

その距離とは双眼鏡で見てやっと人がいるかどうかわかる距離で…

いくら俺の機体がデカイとはいえ、俺の背中に一発も外さずに当てるとは…

相当腕の立つスナイパーなんだろう…

そんなことを考えていると…

 

グレート『あ、パドックさん!大丈夫ですか?』

機動艦からウルトラマングレートが現れた。

どうやら俺のことが心配になって現れたらしい。

 

パドック『いや、なんとかな、敵はほら上空にいるあの二機のガンダムフレームだ。ギャラルホルンのマークもなかったし、宇宙海賊だと思う。』

 

グレート『となると…バルバンか、アジート一家がガンダムフレームを持っているとか…』

 

ジョウ『お、おい!やばいぞ、あのオレンジの戦闘機のガンダムのコックピットに姫さんが乗ってるぞ!』

なんだと!

双眼鏡でずっと戦闘機を見ていたジョウがそういったから信用性は高い!

モニターが死んでいたため確認出来なかったが多分そうだろう。

 

グレート『彼女はいったい?』

 

レニー『あれはエルシャンクに乗っていたお姫様!』

 

グレート『エルシャンク…ああ、あの折紙型戦艦の名前か…それにお姫様とは…』

色々とややこしなってきた…

 

ギューン!!

 

!何か来る!ふと横を見るとそこには超光速でロボットが飛んできた!

 

グレート『ビスマルク!』

 

マイク『ギャ、ギャラルホルンだぁー!』

しまった!ガンダムフレームに夢中になっていて気付かなかった!

レーダーも使えなかったのに…

俺たちは構えた。だが、ビスマルクは頭に白旗を掲げていた。

 

進児『トランスバール…こちらビスマルクチームだ、戦闘の意思はない。話しをつけてくれ。』

通信が入ってきた…どうやら通信機器が回復したらしい。

あのガンダムフレームが見えなくなると同時に通信が回復したようだ。

どうやらあの二機のガンダムフレームが何かしていたらしい…

戦闘の意思がない…

白旗を掲げているから…

 

グレート『わかった、話しを聞こう。』

俺たちはゆっくりと機動艦に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 





次回予告

ミルフィーユ『らんらららーん。』

蘭花『あらぁ、ミルフィー、どうしたのそんなに機嫌良さそうにしてー。』

ミルフィーユ『実はねぇ、私当たっちゃったのよー、旅行券二枚!』

蘭花『いつものことでしょ、旅行なんてすぐくじ引けば出るじゃない。』

ミルフィーユ『違うよぉ〜今回は旅館のタダ券が当たっの、二枚当たったんだけど…蘭花一緒に行く?』

蘭花『あんたねぇ、さっき会議室でドキドキ!プリキュアにウルトラQと少女革命ウテナ一気観終わったばっかなのにのんびりしていられるわね。』

ミルフィーユ『いいじゃんか、どうせ私たち中々出番ないじゃない!フォルテさんばっかり出番あって〜もしかしたら今回フォルテさんルートだから私たち空気かも!』

蘭花『そ、そんなぁ〜確かにまだ私たちなんにも活躍出来てないじゃない!こうなったらミルフィー!私たちでその旅館のレポーターをやるの!そうすれば私たちの出番が増えるかもしれないわ!』

ミルフィーユ『じゃあ、タクトさんに言ってくるねー、ドラえもん君にどこでもドア借りていこっかー。』

というわけで、特別編旅館リポーター編!
作者のやる気が出たら書きます!
よろしくお願いします!




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第1回 ミルフィーユと蘭花の旅館旅ツアー

今回は文字数少なめ番外編でーす。あえてナレーションなしで見にくいので注意、それではどうぞ、


 

ミルフィーユ『はーい、こちらミルフィーユと…』

 

蘭花『ランファの…』

 

ミルフィーユ・蘭花『旅館二人旅ツアー!!』

 

ミルフィーユ『今回は私と蘭花がお休みをいただいて1泊2日の旅館泊まりしまーす。』

 

蘭花『違うわよミルフィー!私たちの目的はここで上手くレポーターを務めることよ!そうして私たちの実力がどれだけあるかと示せるの!最近私たちの出番がない!しかも軽い解説の時は私たちじゃなくて怪獣娘だったじゃない!』

 

ミルフィーユ『まあまあ、ともかくレポーターやろうよ。まずは入り口に入ったんだけどーなんか飾ってあるー。』

 

蘭花『ちょっと!ミルフィー!話し聞いてるの!』

 

ミルフィーユ『ランファランファ、カメラ回ってる!』

 

蘭花『あああっ!か、カメラもう回ってるんだった!はぁい、カリスマリポーター蘭花・フランボワーズでーす、はい、ミルフィーさん入り口には風情ある折紙が飾られていて素晴らしいですね。』

 

ミルフィーユ『綺麗ー。』

 

蘭花『そうですねー、次にチェックインを済ませましたので売店の回りを軽く観てみましょう。』

 

ミルフィーユ『ねぇ、ランファランファ!ここにあるポテチ買っていい?』

 

蘭花『アホか!そんな限定品でもないポテチなんか買わんでいいわい!こういう時買うのは饅頭とか特産品を…あーっ!買うならこの千倍ソーセージに決まってるじゃない!』

 

ミルフィーユ『それスーパーで安売りしてたやつじゃん!』

 

蘭花『え、えええー!この期間限定発売1日38個しか出回らないこのソーセージを安売り!どこどこどこー!』

 

ミルフィーユ『えっ、普通にト●●ヤで安売りしてたけど…』

 

蘭花『今度ト●●ヤ行く時はあんた連れていこうかし…』

 

カメラマンカンペ

'早く次いって!'

 

蘭花『ああっ!ご、ごめんなさい…では次にお部屋に行きましょう。部屋は確か…2の1だったわね、ミルフィー!行くわよ〜!ってあああっ!何煎餅食ってんの!』

 

ミルフィーユ『いやぁ…つい美味しそうな煎餅の試食があったから…』

 

蘭花『レポーターってのは好きに飯食うんじゃないの!私たちが温泉入ったり豪華な料理食べたりして男どもを魅了するのよー!そうしたら私のところに求婚してくるイケメンと高学歴金持ちと結婚!そうして私はリッチにセレブに…』

 

カメラマンカンペ

'急いで!'

 

蘭花『あっ!すいません、で、ではっ!部屋に行くわよミルフィー!』

 

ミルフィーユ『というわけで、部屋の前につきましたー。』

 

蘭花『いやぁ…ここに来るまで地味に迷ったぁ…』

 

ミルフィーユ『階段上がっただけじゃない。迷うにしてもそんなにここ広くないのに…』

 

蘭花『広くないとかいわない!そういうこといったら求婚の代わりに苦情がいっぱい来るわよ!』

 

ミルフィーユ『そうなのー。』

 

蘭花『そうなの!ある音楽グループがある料亭を名指しで文句したら大変なことになったのよ。』

 

ミルフィーユ『知ってる〜三重県の…』

 

蘭花『言っちゃ駄目駄目!確かに●●●●のライブが夜遅くなったからとはいえ…』

 

ミルフィーユ『これ誰がわかるの?』

 

蘭花『わかるかどうかは視聴者に委ねるの!そうやってクイズを出さないと星なんてつけてもらえないの!』

 

ミルフィーユ『ヒントは〜あるお笑い芸人さんとそっくりな音楽グループのことー!』

 

蘭花『そうそうそんな感じ!次部屋の中にはいるわよ!』

 

ミルフィーユ『うわっ〜全部畳だぁ〜8畳はあるよー。』

 

蘭花『二人で泊まるには広すぎますねー、こういう所で恋人たちが泊まって一つの布団で二人体を寄せ合って…互いの体温を暖めるために…きゃあーっ!私もいつかそんな素敵な人と…』

 

ミルフィーユ『ここ外の眺め悪〜い。』

 

ズコーッ!!

 

蘭花『み、ミルフィー!レポーターが取材先の悪口言うなんて最悪すぎー!』

 

ミルフィーユ『いいじゃん、この旅館街中にあるんだし、外見ても建物ばっかだしー、これじゃあ火サスだよー。』

 

蘭花『あんたさぁ…戸張●か!なんでそうやって…レポーターが悪口言うなんてそうそうしないわよ!』

 

ミルフィーユ『蘭花だってさっきからうるさいよー横●さ●らみたいに静かにしてよー。』

 

蘭花『うるっさいわね!こちとらガチメイクで男落とす気満々で来たのにー。』

 

ミルフィーユ『落とす…まさか蘭花ここから男の人を…突き落と…』

 

蘭花『その落とすじゃないわよ!私の言う落とすってのは男を快…』

 

カメラマンカンペ

'蘭花さん!'

 

蘭花『ああっ!で、では〜次にこの部屋にあるお茶と饅頭を頂いてみましょう。うーん美味しい。この饅頭の甘さとお茶の苦さがバランス良くなって最高ですね!』

 

ミルフィーユ『あーん!ん?この饅頭の中にあんこ以外のものがはいってるー、これって…あっ!これは指輪!なんでー…』

 

蘭花『まっ!まさか、この旅館の主人が独り身の淋しさに耐えきれず連れ人を探すために私たち二人のどちらかとプロポーズするために入れたのー!』

 

ミルフィーユ『じゃあ、私結婚するのー!でも私ーまだまだ結婚するには…』

 

蘭花『あまーい!ミルフィー!あんたもしかしたらここの旅館の主人と結婚したら若女将として奮闘するのよ!そうしたらしばらく安泰わよ!』

 

カメラマンカンペ

'その指輪…ガ●●でいとこが買ったおもちゃです…'

 

蘭花『えっ…そ、それでは今回はここまでです!次回もお楽しみに〜!』

 

ミルフィーユ『えっ!えっ!私いとこさんと結婚するの!ねぇ、ランファ!ねぇランファ!えっ!今回ここまで!じゃあレポーターはミルフィーユ・桜葉!と』

 

蘭花『蘭花・フランボワーズ、カメラマンはマルムちゃんでした〜、また次回〜!』



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行くべき世界

い、今…交通道路の渋滞に…つ、辛い。
このままだと…デカレンジャーとオーブの放送に間に合わない…


 

ークロノ世界ー

ー火星ー

ー機動艦ー

ーブリッジー

 

謎の二体のガンダムフレームによって連れ去られた王女ロミナ、その彼女のことを説明するべくビスマルクチームと折紙型戦艦エルシャンクの乗組員イルボラが俺たちの機動艦に入って来た。

ブリッジにてトランスバールの代表者は俺、レスター、ジャック、CGSの代表者はオルガ、ユージン、他のメンバーは自由にさせている。

まさか自由とは言ったけどミルフィーとランファは旅行に行ってるし…まあ、暇だからと俺は行かせたがレスターはカンカンだった。

だけどもジャックが撫だめて冷静になってから、この会議に参加した。

 

タクト『さあてと…まずは君達は…メソポタミアプロジェクトに移住したロミナ星からザールのザ・ブーム部隊に襲われて逃げてきたようですね。』

 

イルボラ『はい、我々はクロノ クエイクの後、逃げるようにメソポタミアプロジェクトの通りに別の惑星に移りすみました。それからは艦長ロミナを中心に発展を続けてきました。』

 

レスター『9年前には同じようにメソポタミアプロジェクトで移住した他の星の人類との交流も行っていた。だが…』

 

イルボラ『8年前のダビッド事件…怨霊シラアニ…彼等は怨み晴らしという名目の元我々を襲い多数の犠牲を出しながらも怨霊シラアニを追い払うことに成功しました。』

 

ジャック『そしてその後にはこのダビッド事件を踏まえてラドリオ星は他の星との交流を止めてしまった。更には軍隊も出来て他の国からの侵略に対抗する手段は出来ていたはずと聞いていたが…』

 

イルボラ『そのはずでした…ですが、我がラドリオ星の軍隊はほぼアネックス皇帝率いるザ・ブームの息のかかったものばかりだったのです。内部から侵略されてしまい…我がラドリオ星が制圧されるのに時間はかかりませんでした。ですが、皇帝陛下はこのエルシャンクに姫を守りながら連れて地球に向かえと言っていました。』

 

進児『俺たちビスマルクチームは逃げてきていたロミナ姫を救うべく…ギャラルホルンの独立部隊としての権限を生かして火星に行ったが…』

 

レスター『そこで俺たちトランスバール、ギャラルホルン、CGS、化け物の戦闘に巻き込まれた。』

 

ビル『その戦闘であんたらトランスバールはギャラルホルンとの縁を切った、そして俺たちが襲ってくると思った。』

 

ユージン『当たり前だろ、いくらつい最近出来たチームだとはいえギャラルホルンはギャラルホルンだ。警戒するに決まってんだろ!』

 

タクト『だけど、君達はギャラルホルンとはいえ独立部隊の権限が与えられている…だからギャラルホルンとも繋がっているザールとも敵対している…俺たちとの協力も可能か…だが、そちらのマリアンって子はギャラルホルンのセブンスターズの親族だろ、そこらへんは大丈夫なの?』

 

マリアン『別に〜それにどちらかというギャラルホルンのファリド家とザールが繋がっているってだけよ。』

 

リチャード『一応間接的にはザールと繋がっているデスガリアンとも繋がっている。デスガリアンと繋がりを持っておかなければならないんだ…』

 

オルガ『…ブラッドゲームの対象から人類を外すため…』

 

進児『そう、かつて厄祭戦後…現れた根源的破滅招来隊が近い将来、再び地球に現れたと予測していたんだ…そのためにはメソポタミアプロジェクトにより宇宙に散らばった人類同士が手を組む必要がある。』

 

レスター『デスガリアンはブラッドゲームをしている時は…邪魔するものは誰であろうと許さない…だからお前たちはザールからデスガリアンと繋がりブラッドゲームをさせようとしたのか。』

 

ビル『ところがそう上手くはいきませんでしたとさ、ザールとデスガリアンの奴等腐りきった地球に対する興味を捨てて別世界に行ったんだよ、根源的破滅招来隊もそれに続くようについて行ったのはラッキーだったけどさ、ゴーデスの細胞もその世界に行ったようだぜ。』

 

ジャック『並行世界…考えられるとすれば俺たちのところに来た少年たちの世界、パドックさんの世界、もしくはそのどちらでもない世界か…調べる方法はあるのかい?』

 

リチャード『あります。いくら同じように見えても並行世界の人間には違いがあります。それぞれの世界ごとに人間の細胞には微妙な違いがあります。DNAを取り出して調べればどこの世界出身かわかります。』

 

進児『俺たちはエルシャンク内に突入してきたガンダムフレームのパイロットと戦い、そのパイロットの血を回収することに成功しました。』

 

レスター『その血を調べればどこの世界の人間かわかるか…だが、どこの世界出身かわかったところで我々には並行世界へ移動する能力はない、エルシャンクやビスマルクにはそんな機能はあるのか?』

 

イルボラ『そんな機能はどちらとも持っていない、ガンダムフレームにはそんなことは不可能なのか?』

 

オルガ『そんな機能はない、トランスバールのロストテクノロジーは使えねぇのか?』

 

ジャック『白き月のロストテクノロジーをトランスバール星で調べられれば別だが…今、トランスバール星はザールのベーダー一族により、最悪の環境汚染を起こされ白き月は外からは侵入出来ないようになっている。残念ながらここにあるデータだけじゃ無理だ。紋章機も使えない。』

 

ユージン『打つ手なしかよ!』

皆が頭を抱えていた。

そりゃあそうだ。

姫を救うにもザールを倒すにも並行世界に行く必要がある。

行く方法があれば…

 

カツカツカツ

 

誰かが扉を開けて入ってきた。

並行世界から来たカンナさんが入ってきた。

 

カンナ『あるぜ。』

そういうとカンナさんはミニカーを右手に持ち俺たちに見せた。

 

リチャード『お嬢さん、そんなおもちゃでどうしろというんだ。』

 

カンナ『こいつは玩具じゃねぇ、シフトスライドっていうんだ、こいつを右に動かして行きたい世界のことを思い浮かべて使えば行きたい並行世界を自由に移動できる。現にあたいは他の世界からドラえもんたちがいた世界に渡った、あたいの体の細胞を調べればわかるぜ。』

 

レスター『…どうしてお前はドラえもんの世界に来たんだ…目的はなんだ。言っておくが俺は慎重深い男でな、まだお前のことは完全には信用していない。』

 

そう、俺は人を簡単に信じるが…

逆にレスターは簡単に人を信じない。

俺はどうも人を信じてしまうたちで

レスターは逆に中々人を信じられない。

どっちが間違っているとかははっきりとはわからない。

どちらとも必要なんだよね。

まあ、特にレスターに限ると

左目の眼帯のこともあるしな…

 

ジャック『とりあえずカンナさんの言う通りにしてみよう。今は手段がそれしかない以上、やってみる価値はある。ところでどこの世界から行ってみるべきか…』

 

タクト『兄さんの世界に行ってみるべきだな、俺自身その世界に行ったことあるし、多少なりともその世界の知識は持っているからまったく知らない世界に行くよりはいいだろう。』

 

イルボラ『姫様のことは心配だが…手掛かりがない以上手当たり次第調べるしかない。』

 

マリアン『案外簡単に見つかるかもしれませんよ。』

 

ユージン『まあ、知らない世界よりかは知っている世界だ。で、俺たちCGSはどうすればいい?契約を結んだとはいえ俺たちのモビルワーカーは土木作業用だ、さすがにギャラルホルンのモビルスーツや人型機械の相手はきついぜ。』

 

オルガ『…確かギャラルホルンのあのクランクとかが持っていたあのグレイズを俺たち用に回収して使えばいい。ミカもガンダムを使える。だが、俺たちには船はない…タクトさんよぉ、あんたんところの船に乗せてくれねぇか?俺たちなら紋章機はさすがに無理だが他の機体の多少の整備くらいなら出来るぜ、ビスマルクやあのロボットたちが必要になる時はくるからな。』

 

タクト『いいよ、準備が出来たらレスターのところに来てくれ、会議は終わりだ。俺は旅行に行ったミルフィーユとランファを連れ戻してくる。』

 

レスター『お、おい!待てタクト!その前に聞いてとけ、桐島カンナ!お前の言うシフトスライドのことだが…使うにしてもテストをする必要がある。俺がお前と一緒にパドック

さんの世界に行く!』

 

タクト『じゃあさあ、その世界のカレンダーかなんかを買って来てよ。それが駄目だったら俺たちの世界にはない何かの写真を撮ってきてくれよ。』

 

オルガ『じゃあ、会議はこれで終わりだ。とりあえず身支度だけはさせておく、ユージン!行くぞ。』

 

イルボラ『私はジョウたちと話しをしてくる。』

 

ジャック『こっちについては俺とレスターでなんとかしておくからミルフィーユとランファを頼んだぞ。』

 

タクト『ああ!よっし!待っててね〜ミルフィー!ランファー!フゥ〜!』

俺はスキップをしながら部屋を出て行った。

 

ー99年世界ー

ここは、タクトたちがいた世界でも向かおうとしている世界ではないドラえもんたちがいた世界に何かが起ころうとしていた。

 

??『アメリカに謎のロボット軍団が石油場を襲っているか…奴等とは違うのか…急ぐ必要があるな、アローン、フェストゥム…そしてバラノイア…彼等に対抗するには必要な戦士たちを'超力'と'電子'を受け継ぐ戦士たちが…』

 

??『三浦参謀長!ついに来たのですね!』

 

三浦『覚悟しろよ吾郎!今日から君は超力戦隊オーレンジャーのリーダーオーレッドだ!』

 

吾郎『はい!星野吾郎ただいまよりオーレンジャーのオーレッドとして頑張りたいです。』

 

三浦『頼むぞ、もうすぐ5人の若者が選ばれて出来る電子戦隊デンジマンの指導もお前の役目だ、任せるぞ!』

 

吾郎『はい!』

そういって星野吾郎は部屋から出ていった。

 

三浦『…大神司令…あなたも動いているんですね。』

 

 

 

 

 

 

 

 





ユージン・セブンスターク

CGSの少年メンバーの中でオルガがリーダーでユージンが副リーダーのような役割を担っている。
オルガの考えに対して反論する時もあるが心のそこから信頼している。


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第1回ミルフィーユと蘭花の旅館ツアー温泉編

永劫回帰の刻…クリア完了…
アニスルートで三回泣きました…
家族と死とED…
終わっちゃった喪失感ハンパなくて仕事に1時間遅刻してしまった…


 

ミルフィーユ『は〜いみんなこんにちは〜!レポーターのミルフィーユ・桜葉でーす!みんな前回は見てくれたかな〜』

 

蘭花『あんたねぇ…前回の結果をみた!大惨敗じゃない!作者の文章力のなさ!それにわかりにくい表現!今回こそは!成功させてみせるわ!さあてと…まずは…お風呂へレッツゴー!!』

 

ミルフィーユ『というわけで、お風呂に来ました〜〜うわーっ、せま〜』

 

蘭花『だからあんたはその上から目線…戸張●か!だいたいねぇ、そういうことは影でプロデューサーかADに言う!これが鉄則でしょ!わかる?』

 

ミルフィーユ『で、でも…ADを邪険にした所為で干された芸能人さんは…』

 

蘭花『あーっ!だめだめだめ言うなー!ではお風呂に入ってみましょーう。』

 

ミルフィーユ『ランファ?着替えはこのロッカーに入れれば大丈夫だよね?』

 

蘭花『そうよ!さあてと、それでは風呂場に出発ー!』

 

ミルフィーユ『うわぁ〜〜時代を感じる〜何にもないスペースに必要性を感じない謎の石が置かれた隙間、水道から出るお湯、そして何よりタイル張りの二つしかない風呂〜』

 

蘭花『だぁ〜かぁ〜らぁ〜!!あんたさあ一体全体これからどうするの?一番風呂まで入らせてもらってるのに〜』

 

ミルフィーユ『わかったよ〜でも外の露天風呂はどうかな〜〜ここは結構いいかも〜行ってみよっかぁ〜』

 

蘭花『そうそうそんな感じ!乗ってきたじゃない!あ、あと床には気をつけてよ、あんた簡単に…』

 

パタッ!

 

ミルフィーユ『きゃあ〜〜』

 

ガンッ!!

 

蘭花『ミルフィー!大丈夫?マルム!絆創膏とかない!カメラ立てにカメラ置いてこっちに来て!』

 

マルム『は、はい!大丈夫ですかミルフィーさん?』

 

ミルフィーユ『だ、大丈夫大丈夫、いつものことだし!それにタオルでしっかり隠してなくなてもここには女の子だけしかいないし〜私たち三人裸でも、そんなに恥でもないし〜』

 

マルム『ま、それもそうですしね。』

 

蘭花『あんたら…フラグって信じる…』

 

マルム『はっ、ど、どういう意味ですか…』

 

蘭花『わからないマルム。例えばドラマとかで誰もがわからないようなことを知った脇役が殺されちゃうみたいに…こうしたらこうなるみたいなことをフラグっていうんだけど…私みたいにちゃんと言うと回避されるから大丈夫よ。』

 

ガチャッ!

 

タクト『やあ、ミルフィー、ランファ、マルム、作戦が出来たからね、そろそろ帰ってきてほし…あっ!よっしゃー!!』

 

ミルフィーユ『きゃあーっ!』

 

マルム『たたた、タクトさーん!』

 

蘭花『あんたねぇ…はああっ…何ニヤついてんのー!!!』

 

ドヒューン!

 

タクト『ゲボェ!ぐわああっ!全力で拳をぶつけてくるとは…い、痛いなぁ…まぁ…いいもの見れたから後悔は…ない…』

 

蘭花『はぁ…はぁ…にしてもタクト…こいつはこの妙なピンクのドアを使って出てきたわねぇ…このドアは一体…』

 

マルム『それはドラちゃんの道具でどこでもドアといって、そのドアに記録された場所なら名前を言うだけでどこにでもいけるドアなんですよ。多分、ランファさんたちがいる場所といいながらドアを開けたんでしょう。』

 

タクト『そ…そうだよ…ちゃんと何かあった時のために俺の部屋で開けてるし…それにこの道具を使う時に…たまに使用者の頑張りを叶える可能性のある場所に行くって…さすがだよ…さてと!まだ任務の時間じゃないからいいけど少ししたらこっちに来てね、とりあえず俺は出てそこの自販機の前で待ってるから。』

 

ミルフィーユ『出て来ましたね…鼻血を出しながら…大丈夫ですかねー。』

 

蘭花『大丈夫よ、ヴァニラがいるから、それより私たちは温泉を堪能しましょう。ここなら普通に感想言うだけだし〜』

 

タクト『待てーい!』

 

マルム『な、なんですかー!タクトさん急に戻ってきてー!』

 

タクト『風呂に入る時はかけ湯または体を洗う!司令官のお兄さんとの約束だ!マナーは守れよ!』

 

蘭花『確かにそうだけで…覗きなんかしてるあんたが一番のマナー違反よ!』

 

タクト『ぐはっ!…ふ、さ、最高のご褒美だ…じゃあ…』

 

マルム『言ってることは間違いないんですけどね…』

 

ミルフィーユ『私たちも確かにマナー違反するところだったね…』

 

蘭花『そ、そうよね、やっておきましょう。』

 

ミルフィーユ『はい、終わりました。では、早速露天風呂に行きま…きゃあーっ!』

 

ガァァン!

 

マルム『ま、また転びましたよ!しかも頭から床に落ちましたよ!』

 

蘭花『ミルフィー!や、やば!ど、どう…』

 

ミルフィーユ『だ、大丈夫!全然痛くない…どうして…あっ!頭に何か乗ってる!これは…カメラ?』

 

蘭花『もしかして…あいつか…』

 

マルム『運が良かったですね…でも…あれ?蘭花さん怒ってます…』

 

蘭花『あったりまえよ!風呂から出たらこのカメラあいつに叩き投げてケムール人みたいな顔にしてやるわ!ん、ちょっとミルフィー!その下に埋まってるの何?』

 

ミルフィーユ『え?埋まってるもの…あー!何かの宝箱が入ってるー!』

 

蘭花『やっぱり出たー!ミルフィーユの運!』

 

マルム『う、運?いったいどういうことなんですか蘭花さん?』

 

蘭花『ミルフィーはね、強運と凶運の持ち主でね、おみくじでは大吉しかでないし、コインを8枚投げたら全部表しか出ないのよ。』

 

マルム『て、ことはこの中に入っているものは…あっ!凄い!眩しいほどの金銀だー!すっごーい!』

 

ミルフィーユ『ふぅ…落ちつくーこの静かな空間に私たち三人だけ…日頃のストレスから解放された安らぎ…皆さんも是非ご堪能ください。』

 

蘭花『う、上手いー!あ?こ、今回はここまでです!この宝箱の中身はななな何もありませんでしたー!それではさようなら〜!』

 

マルム『カメラ撮り終わりました!今回の撮影はこれでオッケーです!さてと、残りは風呂でゆっくりしておきましょー!』

 

蘭花『いいわよー!』

 

20分後

 

ミルフィーユ『はぁーっ、さっぱりしたー!楽しかったね〜〜!』

 

蘭花『こんなお宝も手に入ったし、さあてと、帰りますか!え〜と確かタクトがいるのは…風呂場の横にある自販機売り場に…あっ!いた!』

 

タクト『やあ、楽しめたかい三人とも?とりあえずこれから艦に戻るけど並行世界の地球に向かうことになったから、マルムちゃん、残念ながら君達の世界に行こうとしたらなんか失敗したんだよ、だからまずはパドック兄さんの世界に行くことにしたからついてきて、それじゃあ戻ろうか。』

 

ミルフィーユ『あ、あのタクトさん…これどうしましょう?』

 

タクト『これって…あーっ!金銀財宝ザックザク!よーし、俺がこれからこの旅館の人と交渉してそれをいくらか貰うようにしてやるー交渉についてはジャックからある程度聞いてるからそれじゃあー!』

 

マルム『すごいスピードでロビーに向かいましたね。』

 

蘭花『ま、あのカメラについては目を瞑ってやるか…』

 

ミルフィーユ『まあ、楽しかったね!今度はみんなで行こうね!旅館!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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パパはウルトラマン

なんか昨日職場でギャラクシーエンジェルのリリィさんみたいな口調でいたらテンション高いと思われた。
まあ、あってるんですが、どうぞ、


 

ーα世界ー

ー沢芽市ー

ー城南大学ー

マコト『どういうことだ…怪獣だって…』

 

僕の名前は多岐沢マコト、城南大学の准教授をしている。

アルケミースターズの一員として来るべき災悪に対抗するために日夜研究を続けていた。

僕は科学特捜隊、ウルトラ警備隊、MATが戦った怪獣のデータを手に入れて死んだ怪獣の魂はどこに行くのかを調べていた。

ユグドラシルコーポレーションというこの町の巨大企業からも理由はわからないが研究してくれて依頼が来ていた。

僕は今日も大学で自分の研究部屋で研究を続けていた。

本当は我夢とかに応援を頼みたいがあいつの研究分野は量子物理学だからな。

だが、そんな折目の前に怪獣が現れた。

 

マコト『やはりまた現れたか…怪獣!』

 

前に現れた怪獣コッヴは新しいウルトラマンによって退治された。

ウルトラマン、セブン、ジャックと言われていた戦士達とは違った姿をしているが体は何故か共通して赤かった。

それは単に偶然なのか、地球に合わして体の色を変化させているのかはわからない。

けれども今はこの怪獣の退治が世界各国が技術競争のために行われている。

前回はXIGというプラントが作った組織が立ち向かったが無惨にも敗北してしまった。

さて、今回はどこが出てくる…

 

ブーン!!

 

白い戦闘機が空を飛んできた!

どうやら、今回はユニオンが作ったHEARTの二機の戦闘機が現れた。

怪獣に攻撃をするが残念ながら怪獣の動きを止めることが出来ずに苦戦していた。

そんな折…

 

ガァン!!

 

ダァッ!!

 

マコト『う、ウルトラマン!!それになんだあの青いロボットと仮面つけたやつは!』

 

僕は驚いていた。

なんとそこにはこの間現れたウルトラマンだけではなく、斧を持った青いロボットに仮面をつけた変な奴が現れて、怪獣の前に立ち塞がった。

ウルトラマンと並んで怪獣と対峙している。

どうやらウルトラマンの仲間らしい。

青いロボットは斧を仮面をつけたやつは剣を持っていたが、ウルトラマンは素手で戦うようだ。

 

マコト『ま、まさか…これが災悪だというのか…いや…始まりなのかもしれない。』

 

僕はすぐさまカメラを起動して撮影を行った。

本来ならば避難するべきだが僕は研究者としての本能を抑えきれず撮影を優先した。

ドタドタと皆が避難する足音が聞こえたが気にしずに撮影していると…

 

トントン…トントン

こちら側に歩いてくる音と気配を感じた。

誰が呼びとめようとも僕は…

 

エリコ『みっつけたーエリコ見つけたーー、人いたりー!パパー!いたいたりー!』

大声で耳元から叫ばれて驚いた僕は腰を抜かして転んでしまった。

僕は落ちついて振り向いた。

そこにいたのは小学校高学年くらいの背丈をしていた女の子だった。

髪の毛は赤く目は青かった。

顔はどちらかというこの身長にしては小さく見えた。

だが…どこかでこの子に似たような顔の人を…

 

マコト『え?き、君は誰?』

 

エリコ『エリコ!藤宮理恵子!』.

 

ふじみや…藤宮…ええ!

 

マコト『まさか君は!藤宮博也さんの娘さんなのか!』

 

僕は藤宮さんを知っていた。

藤宮博也

僕と同じアルケミースターズに所属していて、先輩として僕に色々と教えてくれた人だ。

僕の担当は怪獣の魂で藤宮さんの担当は環境による地球の変化や海などを調べていたが、海に出た怪獣の特性などを調べる時に交流があった。

もの静かで人間があまり好きではなかったが、僕は藤宮さんのことを尊敬していた。

だからこそやめた時はショックが大きかった。

だけど…まさかここで藤宮さんの娘と会うとは…

でも、本人も…藤宮さんもここに!

 

エリコ『あっ!パパー!』

エリコちゃんはそのまま後ろからきた長身の男性に抱きついた。

僕にとってその人物の顔を忘れるはずがなくすぐに誰かわかった。

 

マコト『藤宮さん…お久しぶりですね…』

 

藤宮『なんだマコトか、お前も確かここで働いていたな…早く避難しろ。』

藤宮さん…

あなたの目はやはり悲しそうだ…

 

マコト『いえ…大丈夫です…僕はウルトラマンを信じていますから…僕を守ってくれるって信じてます!それに僕は怪獣についてもっと知りたいんです。急にアルケミースターズをやめたのは不思議に感じました。辞めた理由を教えてください!!』

 

藤宮『アルケミースターズには俺の居場所などなかったからな…これで満足か。』

 

エリコ『ねぇねぇ、パパの友達?』

横にいた子が藤宮さんのズボンを引っ張る。

藤宮さんは頭をポンポンと叩いて話しかけた。

 

藤宮『違う、ただの研究仲間だ。俺は人間が好きではないからな。』

 

マコト『ええ、知ってますよ。ならばなぜここに来たんですか?』

 

藤宮『ここに来た理由は二つある。一つ目は他のウルトラマンの戦いを見るため、二つ目はここにある俺のデータを取りに来た。』

 

エリコ『バパー!ラムネ飲んでもいりー?』

エリコちゃんはラムネのボトルを持ち藤宮さんをぽこぽこ叩いていた。

緊張感ないなぁ…

ん?でもなんで…あの娘は…

あの娘は嫌いじゃないのか…

パパと呼ばれている…自分の娘だからか…

 

マコト『自分の娘に対して甘いんですね…人間でもやはり自分の娘はかわいいんですね。』

 

藤宮『この子は人間じゃない…ナノマシン集合体だ。』

 

マコト『ナノマシン集合体…だって…ナノマシン…ナノマシンとはいったいなんですか!その娘はいったい…』

 

藤宮『答える必要はない。』

そういって藤宮さんはじっと外の戦いを見ていた。

僕もなるべく気にしないように戦いを撮影していた。

戦いは二足歩行で腰を下ろし茶色の肌をした怪獣の腹からの熱弾により苦戦を強いられていた。

青いロボットの斧さばきで熱弾を防げてはいるが完全には防ぎきれず何発か他の仲間にダメージを与えられていた。

なんとか反撃しようとするがどうしても切り出すことが出来なかった。

 

エリコ『パパー、やっぱりパパじゃなきゃだめだめだりー!パパはウルトラマンにならないりー?』

 

ウルトラマンになる…だと…

 

マコト『藤宮さん…あなた…ウルトラマンに…冗談ですよね…そんな人間がウルトラマンになるだなんて…』

 

藤宮『ハヤタ・シン、モロボシ・ダン、郷秀樹…この三人の人物は人間として行動し、時に隠れてウルトラマンに変身していた。彼らはウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャックと呼ばれてつい半年前まで戦っていた。』

 

マコト『じゃっ、じゃあ!ウルトラマンは人間なんですか?宇宙人なんですか?』

 

エリコ『両方ですりー!ウルトラマンとジャックは人間と一心同体となり、ウルトラセブンは人間の姿を模したりー。ウルトラマンは宇宙人なんですりー!』

まさかエリコちゃんが答えるとは…

 

マコト『そ、それじゃあ…あなたはウルトラマンに…宇宙人に姿を貸してるんですか、借りてるんですか?』

 

エリコ『ぶっぶーりー!パパは特別りー!ウルトラマンであってウルトラマンじゃないりー!』

 

マコト『ウルトラマンであってウルトラマンじゃない…』

 

藤宮『ああ、姿はウルトラマンに似ているが体の色は青く、制限時間もない。』

 

制限時間…

ウルトラマンには制限時間というものがあるらしく。

約3分ほどしか地上にて巨大な姿を保てないらしい…

学者は環境の変化に適応する能力が我々と同じようにないと考えられている。

例えるならばアメリカにいた人間がいきなり中国に引っ越したら体が悪くなった。

そんなように適応能力が低いと考えられている。

だが、そんな制限がなく巨大に…

ウルトラマンのようになれる…

 

マコト『ウルトラマンになれる…ならなんで怪獣と戦わないんですか?まさか…戦うのが怖いんですか。』

 

藤宮『そう思うのならばそう思ってくれていい、貴様には関係ないことだ。』

 

 

エリコ『竜ヶ森湖でファウストと約束したからりー!』

 

竜ヶ森湖…どこかの土地か…そんな場所どこかで聞いたことあるような気が…

それにファウスト…人の名前か…

 

藤宮『あまりしゃべるな、エリコ。さあて…もう少しゆっくりと見せてもらうぞ、ウルトラマン。』

 

マコト『…』

 

僕はただ二人を気にせずに撮影に集中した。

いや、せざるを得なかった。

何を言っても無駄だとわかったからだ。

僕は…無力だ…

 

ー99年世界ー

ー空き地ー

 

レスター『ここが並行世界か…』

 

俺の名はレスター・クールダラス、ギャラルホルンとの交渉のために火星に向かったが紆余曲折あって、宇宙を支配しているザールと戦うことになった。

だが、そのためには母艦となる船が必要なのだが、その船の場所がどこの世界にあるかわからずに苦労していた。

そこで手当たり次第並行世界を回ることにした。

桐島カンナという女性の持つミニカーシフトスライドによって並行世界を移動したのだった。

 

カンナ『ここはのび太たちのいた世界だが…なんでここにこれたんだ。ここには来れなかったはずだが…』

 

レスター『知るか、ともかく誰かに話しを…』

俺が右横をみた瞬間家から二人の男女が出てきた!

男は私服で女はパジャマであった。

 

??『こんっらー!』

女が怒鳴り男が土下座をしていた。

男のほうは顔じゅうボロボロであった。

女が持っていた布団叩きでボコボコにされたのであろう。

 

??『ま、待ってくれ!こ、この新しいロッドをどうしても試したいんだ!頼むよ〜ママ〜』

ママ…どうやらこの二人は夫婦っぽいなぁ…

 

???『許しません!今日こそは草むしりをしてもらうから!ふん!』

女が布団叩きを投げた!

男はとっさに交わしたが…

 

ガンッ!

 

レスター『な、なんだと…』

俺は飛んできた布団叩きに当たり気を失ってしまった。

 

 

 




ー人物紹介ー

多岐沢マコト
大学の准教授として怪獣の魂を研究している。
我夢や巴の友人で、藤宮とも交流が深い。
そのため藤宮がアルケミースターズを辞めた時にショックを受けていた。
アルケミースターズとして災悪を予測していた。


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奴隷取引

今回は字を多めにしました。
久しぶりに運動したらダメダメでした。どうぞ、


 

ー99年世界ー

ー春風家ー

 

はるか『すみませ〜ん、ほら、あんたも謝りなさいよ。』

 

淫介『申し訳ありませんでした。』

 

レスター『もう大丈夫ですので気にしないでください。』

 

俺は桐島カンナの並行世界移動テストのために並行世界に渡ったのだが…

急にこの夫婦の喧嘩に巻き込まれて布団叩きを顔に投げつけられ気絶して、その夫婦の家で休ませてもらったのだ。

 

はるか『申し遅れましたわたくし春風はるかというもので、こちらが旦那の淫介です。』

 

淫介『はい、春風淫介ともうします。先程は本当にすみませんでした。私の妻が暴走してしまって…』

 

その言葉を聞いたはるかが立ち上がり旦那の胸ぐらを掴んだ。

 

はるか『はあっ!何が暴走よ!勝手なことばかりいってくれちゃって、こちとらねあんたのやっすーーい給料でやりくりしてるこっちの身にもなんなさいよー!二人の娘の養育費、食費、それに家賃や生活費がどれだけかかると思っているのー!毎月毎月家計は赤字にも関わらず!!あんたはそうやって新しいロッドが出るたびに買う!それを怒るのが暴走だって〜!!』

 

淫介『お、俺の給料で何買ってもいいだろう!』

 

はるか『あんたねぇ…』

 

レスター『ま、待ってください!』

 

カンナ『お、落ち着け!』

 

はるかさんが殴りかかりそうになったので俺とカンナはなんとか止めた。

はるかさんの顔は怒りを抑えきれていなくて、淫介さんはすごいビビって体を震えさせていた。

 

はるか『あっ、あら〜すみませんお恥ずかしいところ見せてしまって〜』

 

淫介『何度もすみません、お詫びと言ってはなんですが…お茶でも飲んで言ってください。クロミエくん!お茶持ってきて!』

 

淫介さんは庭にいた人に声をかけた。

クロミエと呼ばれる人物は庭から出てきてキッチンに立ってすぐに茶菓子を用意してお盆の上に乗せて運んできた。

茶髪で小さな背丈の少年が来た。

 

クロミエ『はーい、こちらお茶とお菓子になります。ごゆっくり…ん?あなた!』

 

クロミエという女のような顔をした少年が俺のほうをじっと見て驚いていた。

なんだこの眼帯でも気になったのか…

 

すると少年は机にお盆を置いたら一目散に俺の服をジロジロと見て顔を驚かせていた。

 

クロミエ『こ、この服!まさかあなたはトランスバールの人ですか!』

 

少年は急に叫んだ。

俺もトランスバールの名が出て驚いていた。

 

レスター『お、お前!なんでトランスバールのことを!ここは並行世界のはずだぞ!どうして…』

 

カンナ『ちょ、ちょっと落ち着いて待ってくれ、おいレスター!お前こいつのことを知っているのか?』

 

はるか『世界…トラ…はぁ…わかんないわ…』

 

レスター『すみません、少しこいつと話しをしたいので散歩に行ってきます。構いませんか?』

 

淫介『大丈夫ですよ、どうぞ知り合いと会えて嬉しいんだろう楽しんできなさい。』

 

カンナ『ならさあ、裏山に行ってみようぜ。あそこには色々と用事があるからな。』

 

俺はトランスバールのことを隠すためにクロミエとカンナを連れて山へと歩き始めた。

 

レスター『俺の名前はレスター・クールダラス、階級は少佐、トランスバールとギャラルホルンの交渉の護衛の任務にあたっていたがザールが襲ってきた。

色々あってギャラルホルンとの交渉は決裂、うちの司令官はザールを壊滅させると戦線布告したしな、それにエンジェル隊とも合流した。

最も紋章機はあるがエルシオールがなきゃ整備出来んから使えない。』

 

クロミエ『僕の名前はクロミエと申します…そうだったんですか…だったらエルシオールがどうなっているかはわかりますよね…』

 

レスター『エンジェル隊が脱出するまではな…その後どうなったかは知らん、教えてくれないか。』

 

カンナ『デリケートな問題であるけどよ…そこらへんはちゃんと話しとかねぇとな…』

 

クロミエ『エルシオールを襲ったのは星の破壊者”ケサム”でした。』

 

レスター『それは聞いている星の破壊者ケサム…いくつもの星を今まで破壊してきた存在だ…どうしてエルシオールを襲ったんだ。トランスバールを狙っていたのか…』

 

クロミエ『違います、彼が狙っていたのはトランスバール星ではなく地球の破壊です。

普段は地球までは自力で行けるのですが今回は手違いがあってエルシオールを乗っ取ったらしいんです。』

 

カンナ『地球の破壊…でも、あたいたちが調べた時は地球にエルシオールっていう船はなかったぜ、何故か並行世界に行ったんだよな…』

 

クロミエ『それはですね…ギャラルホルンがいる地球には手出しが出来ないらしいんです。』

 

レスター『妙だな…エルシオールを占拠出来たならエンジェル隊を人質で脅してギャラルホルンとの戦争を起こすことも出来たはず…用心深いやつなのか…』

 

カンナ『そのギャラルホルンっていうのザールの支配下なんだろ、だったらザールの恐ろしさに逃げて並行世界に行ったとも考えられねぇのか。』

 

クロミエ『それは考えられません…これまでもケサムはザールの支配下の星をいくつも破壊していますから…』

 

レスター『ともかく、ここには来ていないんだな…話しがずれたが一体エンジェル隊が脱出した後どうしたんだ。』

 

クロミエ『………まず、エオニア率いるザール星間帝国軍がトランスバール星と白き月を襲いあっという間に二つの星を占拠しました。それから白き月にいた私達月の巫女と月の聖母シャトヤーン様はなんとか逃げだそうとしましたが、シャトヤーン様は自ら白き月に残り、軍人のルフト准将を司令官にしてエルシオールと紋章機を与えて最後の皇族シヴァ皇子を連れて辺境へと逃げてくれと命じられて逃げました。

そして、ケサムにエルシオールが襲撃されてエンジェル隊は逃げ出してあなたたちのもとに向かいました。

それからケサムはクインティサ星人という顔が三つあってタコのような触手を持つ小型の宇宙人と取引をしてエルシオールクルーを奴隷として売られることになりました。

しかし僕たちは売られる直前エルシオールから逃げ出しました。

ですが…デストロンと呼ばれるロボット生命体の組織が僕たちのことを捕らえてしまったんです。

捕らえられた他の乗組員は抵抗出来ないように両手両足を斬り落とされてしまいました。

クインティサ星人はボッシュと呼ばれる闇の帝王ガイコニーと取引をして…乗組員を闘技場にいるアニマリアンという怪物の餌にされてしまうそうです…

かろうじて僕だけサイバトロンというデストロンに反逆するロボット生命体の組織の一匹狼の賞金稼ぎデフコンにより助けだされました。

彼の話しによると彼の仲間のサイバトロンがこの並行世界の地球にいるそうなんです。

そこで僕は彼に恩返ししたいと思い春風家にて居候させてもらいながらサイバトロンを探しているんです。』

 

レスター『なるほど…そんなことがあったのか…』

 

クロミエ『シャトヤーン様はルフト司令官に…どんなことがあってもザールから逃げてシヴァ皇子を守れと命令されたのですが……ザールに狙われた以上…ろくな死に方をしないというのは覚悟していましたが…まさか…こんなことになるなんて…』

 

カンナ『ザールっていうのは出来てからたった50年くらいしか経ってねぇんだろ!それなのに600年もの間人類が開拓した宇宙をどうして支配出来るんだ!なんでそんなにぺこぺこ従ってんだよ!』

 

クロミエ『仕方ないですよ…ザールによってこれまで様々な星や組織が支配され、反抗した星は見せしめのように無惨な最期を遂げました。

彼等に逆らうものなんて生きていけません!それにザール星間帝国以外はデスガリアンという組織と繋がっていて自分たちの快楽のためだけにブラッドゲームと称した命を賭けたゲームを行うんです!

もうこの宇宙でザール星間帝国に目をつけられたら…もう生きていけないんです…』

 

レスター『そうだよな、ザール星間帝国に目をつけられたらろくな死に方はしないか…だが俺の司令官…いや俺の親友タクト・マイヤーズはザール星間帝国を壊滅させると戦線布告を行なった。』

 

クロミエ『せ、戦線布告!!そんなことをしたら絶対に殺されてしまいます。一体何を考えているんですか!』

 

カンナ『タクト・マイヤーズは親友をザールの支配下にあったギャラルホルンにより殺されたらしい。それに加えてエンジェル隊の気持ちも考えてザールに喧嘩売ったと思うぜ。』

 

クロミエ『紋章機もなしにどうやってそんなことをするんですか…あなたはそれに従うんですか。』

 

さすがに植え付けられた恐怖からかザールに怯えている。

ザール星間帝国の恐ろしさは俺もいやほど知ってはいる。

それでもな…

 

レスター『怖いのか、だったらこの世界で幸せに暮らせばいい。俺はタクトを信じる。あいつは女好きの軟派野郎だが、指揮能力は高く信頼できる奴だ。お前はどうするお前の人生だ、お前が決めろ。』

 

カンナ『お前は悔しくねぇのかよ。』

 

クロミエ『僕は…悔しいです、行きたいです。あなたの船に…あなたが慕うような友人に会ってみたいです。』

 

レスター『そうか、ならばついてこい。春風夫妻にはお別れを行ってこい。すぐにはとはいわん、しばらく様子を見て考えが変わらなければそれでもいい。』

 

クロミエ『わかりました、ちなみに春風夫妻には小学生と幼稚園児の二人の子供がいるんです。』

 

カンナ『そうか、ところでその子供が行っている学校ってのは陽昇学園か?』

 

クロミエ『そうですけど…』

 

レスター『それがどうしたというんだ。それに裏山に行く意味はなんなんだ?』

 

カンナ『裏山に行く意味かそれはな、この世界がのび太達がいた世界であるかどうかをしっかりと確認しておきたかったんだ。それにこの世界にのび太達を本当に戻していいかかどうかもな。』

 

レスター『俺としてはCGSのガキどもはともかく民間人であるのび太達はおろさなきゃならない。もっともエンジェル隊の奴等はドラえもんの頭や秘密道具でふざけて楽しんでいるがな、この調子なら戻しても大丈夫そうだな。』

 

クロミエ『ここは平和そうに見えますけど、あまり幸せとはいえない状況かもしれませんよ。』

 

カンナ『デストロンが気になるのか、あいつらならここにいないんだろ。』

 

クロミエ『それがいるかもしれないんです。この星にサイバトロンがいるようにデストロンもいるかもしれないんです。それに…この世界で軍隊が活発的な運動を行っているらしいんです。5年前にあった妖怪騒動により軍隊が力をつけてきたみたいなんです。一番安全なのが案外あなた達のところかもしれないですよ。』

 

レスター『…本人たちに聞いてみるか、それとサイバトロンについては相談をしておく、それでは帰るぞカンナ。』

 

俺とカンナは一度タクト達と話しをするため艦に戻った。

 

 



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3日間の休息

今回は前回と比べるとボリューム少なめです。
それではどうぞ、


 

ークロノ世界ー

ー火星ー

ー機動艦ー

ーブリッジー

 

俺はカンナとともに並行世界への移動実験としてのび太たちの世界へと渡り、行方不明になっていたエルシオールクルーの一人クロミエを見つけ、エルシオールがクルー共々奴隷として売られたことを知った。

そして、俺は他にもトランスフォーマーという存在がのび太の世界にいることを知りタクト達に相談することにした。

 

レスター『というわけだ、エルシオールは今、地球を攻めているという状況だ。そしてクルーは奴隷となっている。どうするべきだと思う?』

 

ユージン『俺たちとしてあんたらの事情もわかるからそのエルシオールっていう船を手に入れるのには賛成だが、地球に行くにしてもどうやって行くんだ?』

 

ジャック『俺たちの乗ってきた機動艦はあくまで短距離移動用で特に武器もない。ほとんどギャラルホルンとの交渉はスムーズにいくと踏んでいたからなぁ。』

 

オルガ『ここにはそんな船はない。それに俺たちにはお嬢さんを地球まで送り届ける任務もある。並行世界の地球ではなくこの世界の地球にな…』

 

ロミナ『私達には戦力があまりにも少ない…ですから少しでもたくさんの力が必要となります。仕方ありませんね。』

 

タクト『うーん…トランスフォーマーについても気になるんだよなあ…そのサイバトロンっていうのが並行世界の地球にいるなら行ってみるべきだ。のび太達についても帰りたいだろうからな…すまないが俺たちは並行世界の地球に向かう、それでいいですね。船についてはもう少し待ってください。』

皆がうなづき会議は終わったがイルボラとロミナはブリッジに残っていた。

イルボラのほうは少しイライラしていた。

 

イルボラ『それにしてもマイヤーズ司令!あなた一体どういうことですか!我々以外全てに休息を与えるなど考えられません!ここには緊張感というものが存在していない!』

 

イルボラはイライラを爆発させるが如く机をバンと叩いた。

軍人としてこいつの行動は考えられないからな。

 

タクト『そんなこといってもね〜ここは軍隊じゃないですからね〜CGSの子供達はちゃんとエルシャンクの修理を手伝っているじゃない。それにエンジェル隊はフォルテの紋章機ですらお釈迦になっちまったからやることないし、すぐそばに敵がいるわけではないです。緊張感なんか持ったら逆にストレスになるだけだ。だったら今のうちに体と心を休めておく、それが一番。』

 

ジャック『そうするしかありませんよ、今回はこいつの緊張感の無さは見習うべきです。』

 

たまにタクトの意見にジャックがフォローを入れる。

今回はフォローを入れたのは正解だったな。

 

ロミナ『イルボラ、それでいいのです。』

空気を

 

イルボラ『わ、わかりました…それでは失礼する。』

そういうとイライラしながらイルボラはブリッジから出ていった。

 

タクト『ふーっ、にしてもサイバトロンかー味方になってくれたら頼もしいなぁ。』

 

レスター『そうだな、ザール星間帝国を相手にするにはそれくらい必要だというのはわかる。だが、まずは民間人ののび太達を返すためにも並行世界の地球に行くだろ。』

 

ジャック『だが、そんなに結論を忙しせるのはなあ…本人達の意志も考えると…』

 

タクト『よーし、こうしよう。3日間のび太達の世界に待機して大丈夫かどうかちゃんと調べることにする。他のメンバーには休みを取るようにしておく。ただし、安全のために1日目は俺、2日目はレスター、3日目はジャックに残ってもらう。』

 

レスター『おいおい待て待て、ジャックはグレートに変身出来るが俺やお前はどうするんだ。怪しい奴がいても戦えないぞ、それに並行世界に行くにしてもこの船は使えないんじゃないのか。』

 

ジャック『移動についてはシフトスライドを使えばこの船ごと並行世界移動が出来るんだ。この船はドラえもんの道具で隠しておけばいいから動かす必要はない。』

 

タクト『警備についても正確に言うとこの船に残るわけではない。この船をどんぶら粉という道具で土の中に隠しておく、この機動艦の沈んだ周りで待機しているだけだ。警備についてはエンジェル隊と少年兵とビスマルクチームに日にちごとに分布しておく、まず1日目はランファとヴァニラ、2日目がフォルテとミルフィーユ、3日目がミントだ。そして少年兵は…1日目にタカキ、シノ、2日目に昭弘、ユージン、3日目にビスケット、三日月だ。ビスマルクチームは1日目にビル、2日目は進児とマリアン、3日目はリチャードだ。他はみんな自由だ、それで問題はないだろう。』

 

レスター『そうだな…それが一番か、ならこのことはお前の口からあいつらに伝えてこい。俺は休ませてもらう、ジャックここは任せたぞ。』

 

ジャック『任せといてくれ、といっても暇だけどね。』

 

タクト『それじゃあ…館内に通達しよう。マナ!船に放送を。』

 

マナ『繋がりました!』

 

タクトはマイクを取り放送を始めた。

 

タクト『えー!これから俺たちは、のび太達の世界に戻り三日間ほど留まる。ただし警備の都合上三日間の間数名は交代で警備を行うことになっている。オルガ・イツカ、エンジェル隊、ビスマルクチームは今すぐブリッジに向かうように。』

 

俺は他のことを奴に任せて部屋に戻った。

 

ー自室ー

俺はどうしても気になったことがあり、のび太たちから貰ったデータを調べていた。

そう、彼らの世界の軍隊に興味が湧き調べることにした。

 

レスター『なになに…1975年に黒十字軍が現れた。そして、秘密戦隊ゴレンジャーが作られた。それ以降も度々敵が現れ、その敵に合わせた3〜5人の特殊スーツを着て、悪に立ち向かう若者達がいた。それをスーパー戦隊と呼んだか…それを作ったのが大神一郎、華撃団隊長』

 

俺はスーパー戦隊のことを気にしつつも仮眠をとることにした。



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家を無くした姉弟

いやぁ…昨日は特撮ロボファンにとっては壮絶すぎる一日でした。
10人目の戦士に死のゲームに暁…凄かった。どうぞ、


 

ー99年世界ー

ー地球ー裏山ー

ー機動艦ー

 

俺たちはのび太たちの世界にカンナのシフトスライドを使いついた。

どうやら成功したらしい。

俺たちは機動艦から出てどんぶら粉を使い地面の中へと隠した。

 

のび太『や、やったぁ…やったぁ!裏山だぁ!懐かしいー!』

 

久々に帰ってきたからかのび太はご機嫌よくジャンプをしてはしゃいでいた。

他のメンバーも楽しんでいる。

 

ミルフィーユ『ここが地球かぁ…』

 

ビスケット『いざこうして地球にいるだなんて実感ないなあ…』

 

みんながガヤガヤ騒いでるが、俺はメガホンを取り遠足の先生気分で呼びかけた。

 

タクト『えー、みなさん!今回ここにきた目的はなんですか?』

 

一同『遊びにきた!』

 

タクト『そう、ここに残る一部のメンバー以外は思いっきり体を休めて次の戦いに備えましょう!でもこの山は昨日火事が起きたから目立たいないように行動すること!それでは解散!』

 

皆が皆行きたい場所を決めていて、CGSの少年たちはドラえもんに頼んで服をこの時代の服に合わせそれぞれ遊びに行く中、俺は歩いていくジャックの肩をポンと置き頼みごとをした。

 

タクト『ジャック、のび太の母親がカンカンだからお前がキャンプに誘ったって言っといてくれよ。のび太たちの世界では時間の進みの誤差によりのび太たちがいなくなって一晩経っているから。』

 

ジャック『タクト、お前どうりで仕事熱心だと思ったりそういうことだったのか、話しを聞いているとのび太の母親は怖いらしいからな。』

 

タクト『それを受けてくれるのが我が友ジャックだろ。』

 

ジャック『わかったよ、どうせそういう仕事は俺なんかだよ。行こうかのび太、ドラえもん。』

ジャックはのび太とドラえもんを連れて山を降りていった。

 

タクト『さあてと…この山は昨日火事があったからなぁそこら中に焼けた木の跡があるなあ…』

 

昨日起こった山火事そして謎のロボットの小学校突入、あまりにも大事件なため裏山は警察官でいっぱいだったが、俺たちはなるべく

 

タカキ『にしても俺たち警備といってもこの世界に目立った敵はいませんし、ここで待機は仕事ですか。』

 

タクト『ふっふっふっ、甘いよ、このサボりをさせたら宇宙一のタクトさんに抜かりはない!じゃっじゃーん!』

俺はレスターに頼んで買ってもらったDVDを皆に見せた!

 

それはウルトラマンとウルトラセブンと帰ってきたウルトラマンという特撮ヒーロー番組のBlu-rayセットであった。

それにこれは経費としておいた。

レスターにも最もな大義名分を言ったから大丈夫だった。

 

シノ『そ、それはウルトラQの続編!どうしてそんなもん持ってんだよ!』

 

タクト『ジャックがウルトラマングレートになったからなぁ…あいつにはウルトラマンとしてこれからエルシオールが手に入るまではトランスバールとしては唯一の戦力だ。だが、グレートは戦闘訓練は受けているもののあいつには自分のエネルギーをどう使えばいいのかが理解出来ていない。そこでだ!俺たちはグレートの仲間としてあいつのための力にならなければならない!そのためにもこのBlu-rayを見てウルトラマンたちの戦いからアイデアを出すんだ!経費として通用する!』

 

タカキ『さっすがタクトさん!暇つぶしの方法がわかっておらっしゃる!』

 

ヴァニラ『グレートさんのために…なるんですかタカキさん。』

 

タカキ『なりますよヴァニラさん。俺たちにはグレートさんのために頑張らないといけないんですよ。』

 

シノ『いいこというねぇタカキ、そんじゃま始めやしょうか上映会。』

 

ビル『どうせやるこたあ少なそうですしね。』

 

ランファ『まあ、興味あるしね見ましょうか。』

みんな乗り気でよかったよかった。

 

俺はすぐさまモニターを広げてDiskを入れ、上映を始めた。

周りは明るかったため、暗なる電球を天井につけておいた。

そのため画質はかなり向上していた。

 

第7話の話しを観終わった後に外がガヤガヤし出したので、一旦上映をやめて外に出てみた。

 

シノ『なんだなんだ、外がガヤガヤしだしているなあ…』

 

タクト『休憩がてら外に出るか、え〜〜』

 

外に出てみるとそこには一人の女性と一人の少年が手を繋ぎながら下を向いて騒ぎながら歩いていた。

騒いでいたのは少年のほうで、みた所二人は姉弟のようだ。

少年は涙目で騒いでいたため、結構気になっていた。

多分何か悲しいことがあったのか…

 

ビル『よぉお嬢さん!しけた面してどうしたの?』

 

ビルが姉と思わしき人物に話しかけた。

な、なんて早さで口説くんだ…

 

シノ『おい、汚ねぇぞビル!そんなふざけた奴よりも俺と一緒に…』

 

二人で女性を口説いていると

横にいる少年がビルの足を蹴った。

 

マサル『うるさい!どっかいけよ!』

少年は姉がナンパされている以外にもイライラしているな。

 

ヴァニラ『…あなた…ストレスで頭が苦しんでいます。早く家に帰ることを提案します。』

 

家という言葉を聞いた瞬間

少年は

 

マサル『うるせぇ!僕たちには帰る家なんてないんだよ!この火事で家が焼けてお父さんも行方不明なんだよ!』

 

そう言って少年は姉と手を離して別の方向へと走っていった。

 

ランファ『こらぁ!!あんた達何やってんのよ!このお馬鹿!』

 

ランファで大声で二人を怒鳴りつけた。

二人も流石にビビって体を小さくしていた。

鳥が逃げだしているぞ…

このままだとやばいから少し

フォローするか…

 

タクト『まあまあ、すみませんでしたね。お嬢さん、走っていった男の子はあなたの弟さんですか…』

 

ミツコ『はい、私は光明寺ミツコと申しましてさっき走っていったのは弟のマサルです。こちらこそ何かお邪魔しましたでしょうか。』

 

ヴァニラ『問題ありません…ですがあなたや弟さんはかなり疲れているように見えます…』

 

そうだよなぁ…

 

タクト『ならここで少し休んでいきませんか?ここなら屋根はありますし、宿なしの人を放っておくほど私達は冷たくないですよ。』

 

ミツコ『でも弟が…』

 

ランファ『それなら私が連れ戻してくるからあなたは休んでいなさい。私にも小さな弟がいるからこういうのには慣れているわ。』

 

タクト『とりあえず何かあるといけないから俺も行くよ。ミツコさんの精神ケアはヴァニラに任せるよ。タカキ、お前は口説こうとするなよ〜』

 

タカキ『は、はい…』

 

俺はタカキの小さな返事を聞いてランファと共にマサル君のほうへと走っていった。

 

ビル『タクトはただランファと一緒にいたいだけだろ…』

 

シノ『それ言えてるぜ…普通は積極的に話しかけるのに…多分俺達をダシにしたと思うぜ。』

 

少し文句を言いつつも5人は鑑賞室でミツコを休ませることにした。

 

 

 



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これから伝説になる歴史

補助席をあげようとしたら金具で左手の親指を切ってしまった…
中々痛いし血がでる…
どうぞ、


 

ー99年世界ー

ー地球ー

ー裏山ー

 

俺とランファは知り合った女性の逃げた弟を追って裏山を探していた。

精神的ダメージが大きいようなので少し急いでいた。

 

ランファ『ちょっとあんたぁ…どうせ女の子と一緒にいたいだけなんじゃないの?』

 

妙に変な目でランファは歩きながら俺のほうを見ている。

たく、するどいな…

 

タクト『もちろんそれもあるよ。でもさあ俺結構子ども好きだし、困っている人ほっておけないんだよ。』

 

ランファ『あ、そ、別に私はあんたのことをなんとも思ってないし頼る気もないわよ。』

 

タクト『やれやれ中々なぁ…CGSのみんなは俺を信用しているのになあ…』

 

ランファ『あんたさあ…本当に馬鹿だよね、どう考えたってザールに勝てるわけないじゃない。夢みたいな理想を持つCGSのメンバーならともかくね、それにトランスバール皇国軍は負けたのよ、私達は逃げるしかない。テラツーや西の星に行ければ安全かもしれないし。』

 

タクト『はぁ〜そんなわけないじゃない、テラツーは今ファウストと呼ばれる奴が侵略のためにザールと協力して支配しようとしているし、それに西の星のアーサー王はトランスバール皇国の生き残りなんて信じると思う?』

 

ランファ『あーあ、あの伝説の鎧があったらなぁ…』

 

タクト『伝説の鎧?もしかしてウルトラマンノアの伝説の鎧のこと?』

 

ランファ『へぇーあんたも知ってんだウルトラマンノアの伝説。』

 

タクト『ばあちゃんの家に行った時に聞いたことあるんだよ。かつてこの宇宙に現れた闇を振り払うべく立ち上がった光の戦士ウルトラマンノア、そのノアの力が宿った鎧ウルティメイトイージスは勇気あるものに渡される…だったよね。』

 

ランファ『私も同じようにおばあちゃんから聞いたわよ。でもあんたの話しとはちょっと違うことも言ってたわよ。確か…おばあちゃんはその鎧を身につけたものをみたことがあるらしいのよ。』

 

タクト『あれはやっぱり伝説じゃなかったんだ…ジャックがウルトラマンに変身した時点でウルトラマンという存在がいることには気付いたんだが…まさか本当にあるとは…』

 

ランファ『そうなのよ、まさかウルトラマンが本当にいたなんてね…私も諦めていたのよ、どうせ伝説だって、私達は不幸な人生しか歩めないって…』

 

タクト『ランファ…君はなんでそんなにもザール星間帝国が恐ろしいと思っているんだ。もしよければ俺に話しを聞かせてくれないかい?話しを聞くぐらいなら俺にも出来るし、話したくないなら話さなくてもいいけど俺は気になるなあ…』

 

ランファは暫く黙って歩いていたが口を開いてくれた。

 

ランファ『…私の故郷の星はねすごい田舎の星でね、貧乏で家族たくさんで辛い生活だったの…貧乏だけならまだしもその星はザールに支配されていた…』

 

タクト『ザール星間帝国の支配を受けていた星の一つがランファの故郷の星だったんだ…』

 

ランファ『ザールは私達の全てを支配していた!食べる物や着るもの、仕事も何もかも僅かにしか貰えずみんな来るしんでいた!それに文句を言ったり反抗したりする人は全身をナイフで剥がされたりするなどの残酷な処刑を毎週のように広場で公開されたわ。それも必ず見るように強制されていた。私は子どもの頃から人の死ばかり見ていたのよ!』

 

タクト『そんな風にされたらザールに恐怖を抱くのも無理はないか……』

 

ランファ『そして10年前…私の星にザールの将軍の一人が現れた…その名はネシアという花の化身のような姿をした女…そいつは実験という名の名目でその星の女性を何人か連れさった…そして私のおばあちゃんや妹も…』

 

タクト『まさか…君のおばあちゃんと妹は…』

 

ランファ『その通りよ、二人とも死んだわ…とても人間といえるような姿ではなく身体中ボロボロになってゴミのように私の家に捨てていったわ…その将軍は焦っていたようで…適当に実験を行ったせいで…私のおばあちゃんと妹は…』

 

タクト『10年前…そうか、10年前!まだザールとデスキュラが手を組んでいなかった時にトランスバール皇国がデスキュラに襲われたんだ!俺もその時の攻撃で偶然パドック兄さんの世界に行けた。それに便乗して戦いの準備をザールはしようとしていたんだ!でも結果的にトランスバール皇国の勝ちで終わったんだが…』

 

ランファ『それは資料で見たわ…まさかデスキュラのせいで二人が死ぬなんて…だから私は誓ったのよ!ザールには逆らわないって!私はあんたみたいな馬鹿を見ていると本当にムカつくのよ!叶いもしないことを言わないで!私は弟たちのために今までザールに支配されないようにトランスバール皇国軍に入って出世して、みんなでトランスバール星に移住させたかったのに…私も紋章機を手に入れてエンジェル隊になって浮かれてこれなら勝てるって思ってザールの侵攻に立ち向かった…でもだめだった!私達はザールから逃げるしかないの!わかんないの!』

 

タクト『わかんないなぁ…俺は勝てると思っているんだけど。』

 

ランファ『どんな根拠があるっていうのよ!私達の戦力はザール星間帝国と比べたらすずめの涙みたいなものよ!壊滅させるといっても数が違いすぎる!どうやって勝つのよ!50年以上も無敗を誇るザール星間帝国に!』

 

タクト『なんで今までザール星間帝国は50年以上も宇宙一だったんだと思う?』

 

ランファ『それは国力が違うから…』

 

タクト『そうじゃない、俺がいなかったからさ…俺がいなかったからザール星間帝国は宇宙一だった。デスガリアンみたいなやつがブラットゲームなんてふざけた遊びが出来た。だが俺がいる…これから伝説になる歴史…タクト・マイヤーズの歴史がね…』

 

ランファ『あんた本気で言ってるの…デスガリアンのブラットゲームすらも批判するなんて…』

 

タクト『だってぇ、あいつらもあんまりよく思ってないからね。これまでに99の星を滅ぼしたしねぇ…』

 

ランファ『紋章機を持ってしてもあの戦力差は埋まらない、ましてやザール星間帝国にデスガリアン!そんなんじゃ…』

 

ガサッ!

 

俺の左側から草が揺れる音がした。

ここにいるのか…

俺は草を分けて見るすると少年がうんこ座りで座っていた。

 

タクト『君かい?確か光明寺マサルっていうのは、お姉さんが心配しているよ。』

 

少年はこちらを睨んできている。

何かに対して怒りをぶつけたいような目をしている。

 

ランファ『どきなさい、どうせお姉ちゃんに甘えたい年頃なんでしょ。構って欲しくてしょうがないのよ。』

 

マサル『そ、そんなんじゃないやい!話しはお姉ちゃんから聞いたろ!どうせ僕たちのことを化け物の子供として…変人として見ているだろう!帰れ!』

 

どうやらこの子は父親に関することで化け物扱いされていたらしいな。

差別か…馬鹿馬鹿しいな。

 

タクト『別に君のお父さんの研究と君が関係あるんだい?別に火事が起こったのが君のせいではないんだろう。だから君は君だ。わけわかんないこと言わないでよ。』

 

マサル『えっ、に、兄ちゃん、お父さんのこと変人と思っていないの。』

 

タクト『ああ、お兄さんは差別なんて馬鹿馬鹿しくて幼稚で醜いことだと思っているよ。』

 

マサル『本当に僕のことなんとも思わない?』

 

タクト『光明寺マサルという人間として見るよ、さあお姉ちゃんのところに行こう。心配してるよ。』

 

マサル『変わった人だねお兄ちゃん。』

 

タクト『いや〜それほどでも〜』

 

ランファ『それ多分褒めてないと思うけど、ま、今はあんたについていくわ、生きていきたいからね。』

 

タクト『ま、今はそれでいいよ。』

 

俺たちはシノ達の元へと歩いていった。

 




光明寺マサル

光明寺博士というロボット光学の息子で姉のミツ子とともに暮らしていたが火事で家が焼けて光明寺博士が行方不明になり、警察に信用されず、人間不信になっている。


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妖精を見た!

 

ー99年世界ー

ー地球ー

ー通学路ー

赤い髪をしている少女が赤いランドセルを背負って一人で歩いていた。

少し憂鬱そうな表情で下を向いて物々と何か言いながら学校から家に帰るようだ。

 

どれみ『はあぁ…あんなインチキな魔法じゃなくて本物の魔法が使えたらなぁ…』

 

私の名前は春風どれみ

陽昇学園に通う小学生!

今日こそ憧れのサッカー部の五十嵐先輩に告白しようと頑張った!

でもだめだった!

魔法の呪文を唱えたのに全く効果なし!

折角先輩に渡す絶好のチャンスがあったのに〜

またラブレター渡しそこねちゃった!

はぁ…私って本当に世界ー不幸な美少女だわ…

 

そんな風に考え事をしながら下を向きながら歩いていると見たこともない坂にいた。

 

どれみ『こんな道見たことないや…いったいどこなんだろう?あっ!クロミエさん!』

 

私は坂の上にクロミエさんが何人かの人とといたので声をかけた。

クロミエさんは数日前から私の家で住み込みで働いている人だ。

私よりは歳上だけど男の人とは思えないくらい綺麗な姿や声をしている。

最初見た時は女の子だと思ってしまったぐらいだ。

それに周りにはいっぱい身長の高い人がいる。

お友達かな…でもあんまり優しそうな顔の人はクロミエさんしかいないなあ…

 

昭弘『クロミエの知り合いか?』

 

クロミエ『はい、あの子は春風どれみといって陽昇学園という小学校に通う小学生です。私の下宿先の春風家の長女さんですよ。ぽっぷという妹さんもいるのです。』

 

昭弘『妹か…』

 

レスター『ようするに学校帰りか…』

 

な、なんだあの人!眼帯してる!

それに横の人は凄い筋肉してるなあ…

クロミエさんのお友達だからもう少しおしとかやかと思ってたけど…全く逆みたい。

 

ビスケット『あれ?みんなどうしたのそんなところで立ち止まって?』

私よりも身長が少し高い帽子を被ったお兄さんが一人で歩きながらこちらにきた。

あの人はなんか優しそうな顔してる。

 

レスター『ああ、クロミエの下宿先の姉妹の姉のほうに会ってな。』

 

どれみ『あ、あの〜もしかしてあなた達はクロミエさんのお友達ですか〜?』

 

昭弘『友達…まあ、そうなるのか?』

 

どれみ『は?』

 

ビスケット『と、友達だよ!クロミエの友達!ところで君はお姉さんなんだね、妹がいるのっていいよね〜僕にも妹が二人いるんだ。可愛いよね〜』

 

どれみ『いえいえいえいえ!そんなことありません!私の妹は超が三つつくほど生意気で私の事呼び捨てにするんですよ!本当に面倒くさい!』

 

昭弘『妹がいるだけましだ…』

 

え、今なんか大きい人がいったような…

ん?なんだこの店。

私は何気なく横を見たら見たこともないような店があった。

 

ビスケット『ここは何かのお店かな…名前は…”マキハタヤマリカの魔法堂”…クロミエは知らない?』

 

クロミエ『ええ、僕もこの町についてはあまりまだ知らないことも多くて…どれみちゃんは知らないかな?』

 

どれみ『いや…こんな古くて汚い店知りません…行ってみよっと。』

 

レスター『とりあえず俺たちも行くぞ、そうだ念の為に全員が見れるカメラで撮影しながら行くぞ。』

レスターさんは何やらカメラを構えて撮影を始めた。

テレビがついていてそこには色々な人の顔が映し出されていた。

珍しいなあ…あんなのあるんだ。

 

タクト『どうしたレスター、急にカメラなんて起動させて緊急通信じゃないから敵に関することではないと思うけど…』

 

レスター『そうなんだが…妙な店を発見してな…とりあえず安全のために全員がこの通信を見ているようにしておいた。やっぱりこれはおかしいんじゃないかタクト。』

 

タクト『そんなことないって。』

 

レスター『安全のために妙な物は発見したら通信しておけだなんて…お前の指示でも可笑しいと思うぞ。』

 

タクト『まあまあともかくその店に入ってみてよ。』

 

どれみ『あのーあなた達もクロミエさんのお友達さんなんですか?』

 

タクト『お友達…まあ、そうだね。ともかくその魔法堂に行ってみてよ。』

私はモニターに映っていた人も行っていたのでみんなと一緒に入っていった。

筋肉ムキムキの人もいるから誰かが襲ってきても安心だし!

 

そう思った私は扉をそーっと開けた。

 

???『いらっしゃい…』

 

そこには白い猫を膝に乗せて揺れている椅子に座っていて緑のマントで全身を隠している女の人がいた。

緑のマントは顔の部分のみ開けていて、顔を見た限りおばさんに見える。

 

でもこのおばさん…もしかしたら…いや、そんなわけない!

 

昭弘『ここに置いてあるものは何だ?』

 

?????『それはね…願いが叶う魔法グッズだよ…買うかい?』

 

机には不気味な商品がずらりと並んでいてとてもじゃないけど綺麗な店内とは言えなかった…

でもなぁ…

 

どれみ『ここってマキヤタカヤさんの魔法堂って!』

 

?????『マキヤタカヤじゃない!マキハタヤマリカの魔法堂じゃっ!全くこれだから子供は嫌いなんじゃ!』

 

子供が嫌い?

全身を緑のマントで隠している?

日光が嫌い?

目も赤い?

ま、まさか本で読んだ魔女の特徴と合致している…

そんなまさか…まさか!

 

どれみ『も、もしかして!』

 

?????『えっ!』

 

どれみ『あなたって!』

 

?????『ぎくっ!』

 

どれみ『魔女ーー!』

 

全員『えーーーーーーーーーーっ!』

私の発言に全員が驚いていた!

 

昭弘『魔女?』

 

三日月『?』

 

?????『ののわーっ!』

私が魔女だといった瞬間魔女と思わしき人は急に全身が光りだした!

 

ビスケット『な、何これ?何なのこれ?』

光りが収まって周りを見渡すと魔女と思わしき人はいなくなっていた。

 

どれみ『あれ?魔女の人は?』

私は残っていた緑のマントを手に取った。

するとそこに小さな緑色のカエルがいた。

 

レスター『カエルがいる…これはどういうことだ?』

 

?????『ええーい!お前!よくもわしをこんな姿にしおって!』

 

ジャック『まさか…さっき映っていたあの緑色のマントを着た人が…あんたなのか?しかし勝手にカエルになっておいて女の子のせいにするとは?』

 

??『はぁっ、バレちゃった。』

白い猫が急に喋り出した。

なんでなんでなんで?

 

ヴァニラ『猫が喋った。』

 

??『もういいか、えい。』

猫の周りに煙が漂う。

煙が晴れるとそこには猫がいなくなり、代わりに白い羽をつけた妖精がいた。

 

ランファ『あーっ!そ、そこにいるのは妖精!まさか妖精!』

 

??『そう、私は妖精ララ、この人が魔女マジョリカ。魔女はね、この世界の人間に魔女だとバレてしまうとこのように魔女ガエルになってしまうの。後ろにいる君達は並行世界の人間だからバレてもよかったんだけどね〜。』

 

リュウタ『すっげぇー!恐竜に妖精にウルトラマンにロボット!大パーティーだぁ!』

リ、リュウタさんが喜んでる…

男の子だからやっぱり喜ぶよね…

 

タクト『もう何でもありだな…これじゃあ伝説とかも全然平気でありそうだな…』

 

マジョリカ『ああーっ!こうなったらおい!お前!』

マジョリカと呼ばれる魔女ガエルが私のほうをギラッと見る。

 

どれみ『ぎゃあーっ!』

私は咄嗟に筋肉がついていた人の後ろに隠れた。

クロミエさんのお友達だから悪い人ではないのと恐怖のあまり誰かに頼りたくなったのだ。

 

昭弘『お、おい、な、なんで俺の後ろに隠れる。』

筋肉がついている人…

なんとかどれみを守って…

 

どれみ『わ、私にななな何をしろと!』

筋肉がついている人の後ろでビビりながらも声をかけた。

 

マジョリカ『お前によってなあ!魔女の正体をバラされた儂はカエルになってしまった…そこでだ!お前には魔女になってもらうんじゃ!』

 

どれみ『そ、そんなぁー!!やっぱり私は世界一不幸な美少女…って?え?魔女になれ?魔女に!私が魔女になれるの!』

 

マルム『ま、魔女になるの!どれみちゃん!』

モニター越しから声がしていたがあまり気にせずに喜んでいた!

すると、店の二階からガラガラと音がしてきた。

 

レスター『誰だっ!』

眼帯をつけている人が側にあったポーチらしきものを二階に投げつけた!

すると…

 

?『うわぁーっ!』

二階から二人誰か落ちてきた!

一人は身長が高い男の人。

そしてもう一人は…見たことあるような…

あっ!

 

どれみ『ひ、日向先輩ー!そ、それに誰かそのおじさんは?』

身長が高い男の人と日向先輩はゆっくりと立ち上がった。

 

九郎『お、おじさんとは何だー!俺の名前は大十字九郎!私立探偵だ!そしてこの子は日向仁!巨大ロボットライジンオーのパイロットの一人だ!』

身長が高い人が叫んでいる。

巨大ロボットのパイロット?

でもなんだか信じるしかないよね…

魔女だっていたんだから…

 

ララ『ラ、ライジンオーのパイロット!ということは…はぁ…エルドランったらなんて無責任な…子供に巨大ロボットを託したの…ということは…』

 

仁『この話は5年1組のみんなと3組のジャイアンとしずかとスネ夫にバレてる。通信が繋がっているんだよね〜』

あ、本当だ。日向先輩通信機らしきものを持っている。

あれで繋がっているんだ…

 

マジョリカ『な、なんじゃってー!そんなにバレたのかぁ…エルドランめぇー!なんてことを!こうなったらお前の名前は何という!』

 

どれみ『は、春風どれみ…』

 

マジョリカ『いいかどれみ!お前にはなんとしてでも魔女になってもらう!よいな!』

 

どれみ『はーい!やったぁー!』

私は嬉しくてその場でジャンプした!

 

 

 

 



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私どれみ!魔女見習いになる!!

今回はおジャ魔女どれみメインですが、後半はコラボに繋がる話しです!どうぞ、


 

ー99年世界ー

ー地球ー

ー魔法堂ー

私はここで魔女に会いなんだかよくわからないけど魔女になれることになった。

 

マジョリカ『ほれ、早くついてこい。』

私は魔女ガエルのマジョリカの指示に従い中庭に出ることにした。

 

仁『魔女になれるのか!頑張れよ、どれみ!』

 

どれみ『はい!!』

私はスキップしながら中庭へと向かった。

興味が湧いた皆さんも中庭へ行った。

中庭には小さな噴水と机があり、あとは緑しかない普通の中庭だった。

妖精のララは不思議な扉のような置物を持ってきて机に置いた。

 

マジョリカ『この中にある魔女見習いタップがあるから一個だせ。』

私は命じられるがままに扉に手を入れて様々な色のボタンがあり真ん中にデッカいボタンがあるカラフルなドーナツ型の物を取り出した。

 

私はその丸い物にあるカラフルな色のボタンを押した、そしたら音が出た。

 

クロミエ『それは楽器なんですか?』

皆が覗き込むと私は面白くなっていき真ん中の大っきいボタンを押した!

すると私の頭上に赤ピンク色の洋服が現れた!

 

ララ『ああーっ!』

 

マジョリカ『話しを聞かんかバカモーン!』

 

ララ『その服を着て!そのタップから音が出ている間にじゃないと時間切れに!』

 

私は焦って服を着ようとしたが間に合わずに着れなかった。

そして服は消えてしまった。

 

ビスケット『服に着替えるのが魔女…でもなんでこんな不思議なことが連続して起こるんだろう?』

 

レスター『俺はもう知らん勝手にやってろ。俺は少し席を外させてもらう。ったく任務外で不思議なことに合うとは…』

眼帯をした人は中庭から出て帰っていった。

なんか疲れた様子だったけど、私には魔女になることで頭がいっぱいだったから気にしなかった。

 

マジョリカ『慌て者!始めからやり直しじゃ!』

 

クロミエ『ゆっくりやれば大丈夫だよ。慌てずに。』

 

私はクロミエさんの言葉を聞いて落ち着き。

ゆっくりと真ん中のボタンを押し、上から降りて着た服を着た。

そして服を着た後に降りて着た帽子を被ると手に手袋、足にブーツが履けた!

魔女らしい〜

 

どれみ『プリチィーウィッチードレミッチィー!』

 

マジョリカ『なんじゃそれは…』

 

どれみ『雰囲気雰囲気!』

 

ちょっぴり恥ずかしかったけれども言ってみたかったんだ!

 

ララ『まあいいわい、次にその周りにあるボタンを確か…』

 

私はボタンと聞いた瞬間周りにあるボタンを押しまくった。

すると中にカラフルな様々な色の球が入った棒と箒が出てきた。

 

どれみ『ウワァ〜すっごい!これって魔法のステッキ!』

 

ララ『それはぺぺルトポロンっていう楽器なの。』

 

マジョリカ『それを使えば魔法を…』

 

魔法!

私はそのフレーズに反応しマジョリカに詰め寄った!

 

どれみ『ねぇねぇねぇ魔法ってどう使うの!どう使うの!どう使うの!勿体ぶらないで早く教えてよー!ねえねえねぇねぇ!』

 

マジョリカ『うるさーい!!!静かにせんか!ったくおジャ魔女の類いじゃな。』

 

どれみ『おジャ魔女?それってどういう意味?』

 

マジョリカ『お前のようにろくな事をしないもののことじゃわい!』

 

どれみ『えーん!そんなぁー!ならよーし!』

私はムキになって箒にまたがった。

 

ララ『まさか空を…』

 

どれみ『えーい!』

私は箒にまたがって魔女らしく飛び上がっていった!

なんとかバランスを取りつつ上昇していった。

 

昭弘『ん?あっ…』

どうしたんだろう…急に筋肉質な人が上を見な…

って

 

どれみ『キャーッ!み、見ないでくださいー!』

 

仁『お、俺はそういうの見たくないかかから!』

そういいながら顔を手で隠しながらも指の間を開けて上を見ている!

あぁ…

 

クロミエ『……とりあえず上を見ることはやめときましょうか。』

クロミエさん…もう遅いですよ…

 

九郎『これは…すごいな!あぁ…でも腹減ったぁ…なんかそこら辺の雑草でも食ってくるか…』

 

ビスケット『とりあえずここから出て行こうか。』

ララとマジョリカ以外は魔法堂から出ていった。

 

マジョリカ『まったく!エルドランの奴め!あんな子どもにロボット渡してどうするつもりじゃわい!子どもとは本当に恐ろしいというのに…』

 

ララ『もう仕方ないんじゃないの?それにオウストラル島だって見つかってしまったんだし、マスターテリオンを倒さないといけないし…』

 

マジョリカ『はぁ…ともかく追っておくかどれみを…』

ララとマジョリカはどれみの元へと魔法を使って追っていった。

 

ー路地裏ー

ここは本屋の裏側にある野良猫やらなんやらがたくさんいる黒い路地裏に俺は通信をしている。

 

レスター『どうしたタクト?あのよくわからない魔女話に付き合うよりかはましだがお前からの話しとは何かあったのか?』

 

タクト『実を言うとね…緊急事態なんだよ。』

 

レスター『緊急事態だと!?どういう事だ!』

 

タクト『とりあえず落ち着いて話しを聞いてくれ…まず俺たちがいた世界、今俺たちがいるのび太の世界、そして兄さんの世界、この三つの世界でザール星間帝国関係の事が起きている。だけどその三つの世界とは違う世界にギャラルホルンが侵攻を開始したんだ。』

 

レスター『何だと!ギャラルホルンが侵略行為だと!あいつらは自ら侵略行為をした事は今までなかったんだぞ!それが何で…』

 

タクト『多分ね…俺たちがいた世界の火星支部で不正が発覚しただろ、コーラル・コンラッド…誰かわかるだろ?』

 

レスター『ギャラルホルン火星支部の支部長だろ。まさかそいつがあの監査局のマクギリス・ファリド達によって不正が発覚した……それでそいつが焦ってギャラルホルンを動かしたのか!』

 

タクト『その通り、コーラル・コンラッドはともかく不正が発覚して自分の地位が堕ちるので手柄を立てようとザール星間帝国がかねてから侵略行為をしようとしていた世界をザールに媚びを売るためにコーラル・コンラッドがギャラルホルン火星支部を引き連れて攻めたんだ。』

 

レスター『妙だな…ザールはあれだけの戦力を保有しているのにも関わらずすぐに攻めないとは…』

 

タクト『それはね、その世界には俺たちの知らないウルトラマンがいたんだよ。』

 

レスター『ウルトラマンだと!グレートでもなく、映像資料で見たあのウルトラマン、ゾフィー、セブン、ジャック以外のウルトラマンがいるだと!ウルトラの星からの新しいウルトラマンか…』

 

タクト『そうじゃないよレスター、ウルトラマンはウルトラの星にいっぱいいるけど派遣しようとしているウルトラマンの名前はウルトラマンAだ。

だけどAじゃないらしいんだ。

その名を”ウルトラマンザージス”、地球で生まれたある不思議な力を持った少年が変身をするそうだ。そのウルトラマンザージスとそれを取り囲む不思議な格好をした力のある少女達”プリキュア”がいるがためにザール星間帝国は迂闊に攻め込めなかったんだ。』

 

レスター『なるほど…で、功を焦ったギャラルホルンが攻め込んだ結果どうなったんだ。』

 

タクト『圧倒的にザージス達の勝ちだったよ、でもね…ギャラルホルンはある者を人質にしていた…”妖精ベベル”。』

 

レスター『妖精ベベルだと!まさかあのさっき見た妖精ララの仲間か?』

 

タクト『いや、妖精と言っても世界によって妖精の定義は違う…この世界の妖精はララみたいな人間に近い形をしているが、その世界では妖精はぬいぐるみに近い形をしているらしい。

その妖精ベベルを人質にしたギャラルホルンは勝ったかにみえたがプリキュアの一人が自ら捨て身で救出をした結果、ベベルは助かったが一人の少女はギャラルホルンに捕らえられたらしいんだ。

その名前はキュアダイヤモンドというらしい。そしてそのキュアダイヤモンドを捕らえたギャラルホルンを探すべくウルトラマンザージスはこの世界に来るらしいんだ。』

 

レスター『その情報はどこからだ…』

 

タクト『ジャック…いやグレートの仲間であるセブン上司から聞いたんだ。

そのセブン上司によるとウルトラの星はザール星間帝国に対して防戦一方で中々戦績は良くないらしいんだ。

だから救援は送れない、ウルトラマンAもまだ活動が出来ないらしいんだ。だから俺たちで連れ去られたキュアダイヤモンドをウルトラマンザージスとともに助けて欲しいと投影通信で来たんだよ。グレートが信用するウルトラマンの話しだから信じる価値は充分にある。

だが、まだ現れていない以上みんなに変な緊張感を持たせたくはない。だからこの話しをしたのはオルガ、ユージン、ロミナ姫、イルボラ、ジャック、レスター、光、そして俺と一緒に通信を見ていたマナのみだ。』

 

レスター『わかった、それじゃあ俺は船に戻っているぞ。』

 

タクト『いや、お前はこのままあのどれみという女の子を見守っていてくれ。』

 

レスター『はあっ?どういう意味だ!訳がわからん!』

 

タクト『相手はギャラルホルンの火星支部で弱っているとはいえ人質がある。場合によっては何かしてくるかもしれん。そのためにも魔法は必要になるかもしれないんだ。』

 

レスター『だから念には念を入れておくか…そういう事だな、ドラえもんの道具についても疑問があるからな…わかった。そういう事なら俺はどれみを追いかける。お前は作戦プランについてジャックと考えてろ。』

俺はどれみがいるべきだろう学校へと向かった。

 

 

 

 

 

 



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禁断の魔法

いやぁ…遅くなりましてすみません。
私風邪と花粉症でかなり疲れていたのもので、それではどうぞ、


 

ー99年世界ー

ー地球ー

ー通学路ー

俺はタクトに命じられるままどれみのいる場所に向かった。

 

レスター『場所的にはこちらか…』

箒に乗ったどれみが学校に向かっただろうとクロミエから聞いていた。

どれみはよくクロミエに恋の相談をしていたらしい。

女の恋とかは俺にはさっぱりわからん。

だが…事態としては相当危険な状況であるために仕方ない。

 

ララ『あ、どうしたのあなた?』

歩いていると上を見たら先程飛んで行った妖精ララとちりとりに乗った魔女ガエルマジョリカがいた。

俺は気にしていたことがあったから質問をしてみた。

 

レスター『俺もあなた達と同じくどれみを追っている…だが、俺に見られても問題ないのか?』

 

ララ『あなたは別世界から来た人間、つまり私たちと同じような存在なの、だから見られても問題はない。ただ…この世界のリュウタ君やのび太君、それにバラされたのがどれみちゃんだからねぇ…』

 

レスター『やはりそういうのはわかるのか?しかし…お前はどれみを魔女にしたいんだろう?俺が火星で会った魔女は…』

 

ララ『あーっ、多分それは”魔法少女”よ、魔女とは違うわ。』

 

マジョリカ『それよりもあいつは学校じゃろ!どうせろくでもないことになっておるじゃろう!先に行っとるぞ!』

 

そう言った矢先にマジョリカは前方にあった車に気付かずに思いっきり廃棄ガスを浴びてしまった。

 

マジョリカ『ぐっ、ぐはぁーゲホゲッ!こ、こんな体だから余計に辛いわい!廃棄ガスなんて迷惑じゃーっ!』

 

そう言うとあっという間に学校に向かってしまった。

車には姿が見えないのか…

もう少し話しを聞いておきたかったが仕方ない…

ん?

誰かがベンチで項垂れて座っていた青年がいた。

青い服を着てギターを背負っているようだ。

ストリートミュージシャンか…

だが今は俺には関係ない。

俺はそのまま横を通り過ぎて歩き去ろうとした時に青年が呟いた。

 

???『ギルが至源エンジンを狙っている…』

俺は間違いなく至源エンジンと聞こえた。

俺は脊髄反射並の早さでベンチを見たが

そこには青年の姿はなかった…

 

レスター『至源エンジン!だと…どういう事だ…ギル…並行世界から来たやつだとでもいうのか…』

俺は心をモヤモヤさせつつどれみの元へと向かった。

 

ー陽昇学園ー

ーグラウンドー

俺はなんとか陽昇学園のグラウンドまで来ていた。

グラウンドではサッカーの試合が行われていて中々人が多かったため、俺の姿はそこまで目立ってはいなかった。

タクトからの指示でドラえもんの秘密道具の着せ替えカメラで服を整えていたため、眼帯以外は変えてある。

だが、やはり少しだけ視線を感じる…

仕方ないか…

俺はキョロキョロと辺りを見渡してどれみを探す。

見た所グラウンドにはいないが…

草むらにでもいるのか…

 

俺はグラウンドのサッカーの試合の邪魔をしないように横をこっそりと歩いた。

まあ、グラウンドでサッカーやるときはグラウンドと言わずにピッチと言うがまあ俺にとってはどうでもいいか。

 

カサカサ

 

僅かな草が揺れる音が聞こえる。

どうやら俺の姿に気がついたどれみが呼んでいるようだ。

俺はすぐさま草むらの中に体を隠して入っていった。

そこには軽く涙目のどれみとララとマジョリカがいた。

俺は何があったかを聞いた。

 

レスター『何があったんだ…教えてくれないか?』

 

どれみは涙を必至に手で拭きながら口を開いた。

 

どれみ『…好きな五十嵐先輩の…ために…ひっ!五十嵐先輩にボールが当たりそうになった時五十嵐先輩を動かしたせいで…ひっ!五十嵐先輩の相手チームに一点入ってしまっちゃったぁー!やっぱり私って世界一不幸な美少女なんだわー!』

 

は、はぁっ?

俺の脳内は?の文字でいっぱいだった。

そんなことで泣くのか?

女の子はこんなことで泣くのか!

俺にはわからない世界だな…

 

俺はタクトからよく朴念仁と言われている。

意味は女に全く興味が無いと解釈すべきだろうか。

ジャックやスタンレーはタクト程ではないが女が好きらしい。

どうにもこんなことを俺に任せるなんて…

俺が一番やりたくない仕事押し付けやがって…

こういうのは本当に意味がわからない。

と、とりあえず…

 

1 頑張ったからいいだろう

2 これで嫌われたな

3 まだまだこれから!

 

レスター『頑張ったからこれでいいだろう。』

 

どれみ『そ、そんなぁ…私は折角魔女になったのにまだダメダメなどれみのままなのー!私はどう頑張っても世界一不幸な美少女なんだぁ〜』

どれみが更にボロボロと泣き崩れてしまった。

 

し、しまった!間違えた…

1じゃないか…となると…

 

レスター『ま、まだまだこれから!ほら、試合は終わっていないんだ。よく見て応援すれば勝てる!』

 

こ、こうすればいいんだよな…

こうであれ!

これ以上は勘弁だ!

 

どれみ『そ、そうですね!頑張ってる五十嵐先輩を見ましょう。』

どれみは機嫌を直して草むらの影からサッカーの試合を見始めた。

 

はぁ…良かったぁ…

なんで俺がこんな面倒なことをしなきゃあいけないんだ!

普通こういうのはタクトが担当だろ!

ジャックに無理なのはわかる。

あいつはウルトラマングレートになれる。

だからトランスバールの唯一の戦力だ。

他のメンバーも忙しいのも理解出来る。

だが、これはなんだ!

俺は副司令だぞ!

作戦立案とかそういうのは俺の仕事…

いや、本来は俺の仕事よりかはタクトの仕事だ…

それをサポートが副司令の俺の仕事だろ!

それがどう転んだら魔女の手伝いになるんだ!

作戦立案は誰がやるんだ!

まあ確かにエルシャンクのイルボラ辺りは真面目に作戦立案をしてくれているが…

俺をまあこんな面倒なことに…

 

どれみ『あっ!五十嵐先輩、怪我してる。よーし魔法で直してあげる。』

 

ピッチにて五十嵐が膝を擦りむいて苦しんでいる。

見た所軍人の俺からしたらつば付けりゃあなんとかなるレベルの怪我だが、小学生ともなると痛いんだろう。

しかし、魔法で治されるのか…

 

ララ『ダメよ!!怪我や病気を魔法で治すと自分に悪いことが返ってくるから禁止されているの。』

 

どれみ『そんなぁ…』

 

レスター『エンジェル隊のヴァニラがいたら治療出来るのだが…』

 

ララ『あら、あの娘。マジョリカのペンダントを買った子だわ。』

ララが応援席にいたある少女を見た。

その五十嵐が苦しんでいる様子を心配そうな表情で見ていた。

首からはその緑色のペンダントを下げている

まさかそのペンダントは…

 

ララ『まさか!』

 

どれみ『えっ!』

 

使うのか…あのペンダントを!

 

女の子『五十嵐君…私はどうなってもいい!お願い!怪我を治して!』

 

女の子がペンダントを握りしめて叫んだ。

するとペンダントは粉々になり、五十嵐の怪我は女の子に移っていた。

 

五十嵐『あれ?痛くないぞ。』

 

そう言うと試合は再開された。

怪我は女の子のほうに移っていたがなんだか幸せそうな表情だ。

 

レスター『自らの身を使うとは…俺にはわからん。』

 

ララ『よっぽどあの子五十嵐君のことが好きみたいね。』

 

どれみ『私じゃそんなの出来ないなあ…』

 

ララ『あらあなたも…』

 

どれみの顔が真っ赤になった。

 

レスター『なんだ?どういう事だ。顔を真っ赤にしてどうしたどれみ?』

 

どれみ『えっ!えっと……その…あ、あ…』

 

なんでそんなに息を荒げる。

何か興奮しているのか…

よくわからん…

 

ララ『!上空から何か来るわ!』

 

レスター『何!?何かとはなんだ!』

 

ララ『それはわからないけど…どういうことかしら…あらあれは…』

 

空が歪んでいる。

いや、空が割れた!

空が割れて三機のモビルスーツが出てきた。

 

コーラル『まだだ…まだ私がやられるわけにはいかんのだ!この世界で正しいはずだ…』

 

マジョリカ『や、ヤプールの技術じゃあないのか…あれは!』

 

あれはギャラルホルン!

どういうことだ…なぜこの世界に…

いやなぜこの世界に俺たちがいるとわかった

内通者がいるのか…

そう考えるのが妥当か…

いや、ともかくまずはタクトに連絡だ!

 

レスター『おい、タクト!ギャラルホルンが現れた指揮官機は火星支部のコーラル・コンラッドの機体と思われる。』

 

タクト『そうかレスター!どうやらこっちに内通者がいた!CGSのトドだ!あいつが連絡をしていたのをミルフィーユが見つけたんだ!どうやらこの世界にギャラルホルンが送り込まれて来る。』

 

やはり内通者がいたか…

しかし、あのトドとは…

CGSを信じるべきなのか…

 

レスター『丁度今来たところだ…だが、あいつらはお前が言っていたウルトラマンザージスとかとの戦闘でボロボロのようだぞ、あれならジャックがウルトラマングレートになればなんとかなる数だ。

だが、ここは街中だ…さすがに戦闘をする訳にはいかない…避難もろくに出来ていないはずだ…』

 

タクト『それに付け加えて更に悪いお知らせがあるんだよね…ここにウルトラマンザージスとゴーデスジコチューが時間差で現れる…今、彼は怒っていて街の被害なんて全く気にせずに戦う気らしい…いちおうウルトラセブン21が救援に来るが…ともかく最小限の被害で戦うようにジャックには頑張ってもらう。お前は少しでも早く避難誘導をしろ!場所は裏山がベストだ、その学校からも近いはずだ!』

 

レスター『わかった!』

俺はすぐさま避難誘導を開始した。

 



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特別コラボ編ザージスと怨霊
ウルトラマン対ギャラルホルン


ダラケーさんのコラボ作品ウルトラマンザージスからザージスが来ました!
更新遅れてすみませんでした。
GジェネFで閃光のハサウェイをクリアしていて忙しくて…
次はF91かなぁ…どうぞ、


 

ー99年世界ー

ー美空市ー

ー陽昇学園ー

ー5年3組の教室ー

 

ダッダッダッ!

 

俺の名前は日向仁、陽昇学園に通う小学生だ。

だけど俺は街に現れた三体のロボットを見た。

 

仁『あれがエルドランが言っていた敵なのかよ…』

 

俺はぶつぶつと口ずさみながら裏山へと逃げる生徒を避けながら学校へと走って行った。

すると前方からどれみちゃんが向かってきた。

 

どれみ『あっ!ひ、日向先輩!何してるんですか!早く逃げないと…』

 

仁『いや、大丈夫だ!俺には…いや俺たちにはこうなることはわかっていたかもしれないんだ!』

 

どれみ『え、ええーっ!ど、どういう意味ですか!ともかくここは逃げましょうよ!』

 

仁『それより俺のクラスの奴等いるか!』

 

もし、俺の予想が正しいのなら…

やっぱり!

 

飛鳥『おーい、仁!こっちだ、こっち。遅いぞ!何やってたんだ!』

 

どれみ『えっ?あ、飛鳥先輩…え、ええーっ!5年3組が全員揃ってる!どういう事!な、何してるんですか!』

 

どれみの後ろには俺のクラス5年3組が全員揃って集合していた。

 

仁『おーい!みんなー!これって要するに昨日の奴だろ?』

 

どれみ『昨日の奴?なんですかそれ?』

 

クッキー『実はね…昨日ね、みんなで集まっていたんだけどね…裏山で火事があったでしょ。その時に上空から二つの流星が見えたの…一つはどっかに行ったんだけど…もう人のほうはね…私たちのほうに落ちてきたんだよ。』

 

どれみ『ええーっ!で、でもそんな音、昨日の夜中しなかったですよ!』

 

きらら『そんなこと言ってもねぇ…確かに落ちてきたのよ、まあ、流星じゃなくて巨大ロボットなんだけどね。』

 

どれみ『きょ、巨大ロボット!!そ、そんなのが落ちてきたんですかー!だ、大丈夫だったんですか!』

 

ひろし『俺はもう駄目だと思ったよ、でもさあ…なんともなかった…いや、俺たちは真っ黒な空間にいたんだよ。』

 

マジョリカ『はぁ〜そりゃあエルドランの仕業じゃのう…あいつめ!なんて面倒なことをしおって!こっちはなぁお前がいるからゴーデスやマスターテリオンの襲撃もなんとかなると思っていたのにー!』

 

ララ『それでエルドランからその空間で何かされたの?』

 

吼児『なんかね…ここに来るまでに力を使い果たしてしまったようでね…僕たちにロボットを託すっていってみんながこのバッチを貰ったんだ。』

 

5年3組の皆はどれみたちにバッチを見せた。

 

ララ『このバッチ…間違いないわ…エルドランのものね…となると、彼のことだから…あなたたちの教室に行ってみたら?』

 

勉『し、しかし避難するべきでは…あのロボット三機ともめちゃくちゃに街を破壊していますし…』

 

マジョリカ『うるさーい!ともかくお前らの教室に行ってみい!ごちゃごちゃ言わずにさっさといけーい!!』

 

とんでもない大声を出したカエルに気負けして俺たちは自分たちの教室へと向かった。

 

どれみ『ど、どうしよー!が、眼帯のおじさーん!』

 

どれみは学校で避難誘導をしていたレスターへと叫んだ。

 

レスター『どうしたどれみ!お前も避難しろ!あのロボットは俺たちの世界から来た兵器だ!お前が魔女になっていても勝てはしない!これは俺たちの戦いだ!早く避難しろ!』

 

どれみ『ち、違います!先輩たちが…5年3組のみんながクラスに戻るって!』

 

レスター『なんだと!!くっ!ジャックはまだか…』

 

こんな時に…

くそっ!

なんとか学校には来るなよ…

今はここで大人しくしているべきか…

だがここにギャラルホルンが来ないとはわからない…

そうだ!

 

レスター『どれみ!お前の魔法で紋章機を動かすことは出来るか!』

 

どれみ『もんしょーき、何それ?』

 

レスター『放送されていたウルトラマンに出て来たジェットビートルみたいなものだ。なんとか出来るか?』

 

どれみ『うーん…やれないことはないかもしれませんねぇ…』

 

レスター『よしっ!ならばすぐに裏山に急ぐぞ!箒には俺と一緒に乗れるか!』

 

どれみ『はいっ!なんとかやれるかも。』

 

レスター『案内は俺がやる急げ!』

 

どれみは箒を手に取り跨った。

俺はどれみから少し離れた場所の箒に跨った。

 

どれみ『いけぇー!箒ー!ってあーれー!』

 

どれみの運転が下手すぎるのか…空に上がったはいいがグルングルンと高速回転しながら裏山へと向かっていった。

 

レスター『頼むからしっかりやってくれー!』

もう変なことが何があっても驚かないはずだったが…

こんなの変すぎだ!

 

どれみ『うわ〜ん、そんなこと言ったって〜ああーっ!もう、私って本当に世界一不幸な美少女!』

 

レスター『しゃべる前にコントロールをちゃんとしろー!』

 

そんなころ…ジャックはウルトラマングレートとなり、ギャラルホルンのモビルスーツ三機の前に立ち塞がった。

 

ー街ー

ジャック『やめるんだ!ギャラルホルン!お前たちのやっている行動は無意味だ!もう戦力はそれだけしかないのなら大人しく投稿しろ!捕虜として丁重に扱う!』

 

俺はウルトラマングレート…いや、正確にはジャック・シンドーという俺が彼の体内に入っているといったほうがいいか。

僕とグレートは一心同体ではあるが行動は基本的にボディ側の精神が優先される。

だが、僕は彼に頼んで言葉を話させてもらった。

さすがのギャラルホルンといえどたった三機のボロボロのモビルスーツで挑むような真似はしないだろう。

そう思って高を括っていた。

だが、予想以上にギャラルホルン火星支部のコーラル・コンラッドは狂っていた。

 

コーラル『ふざけるな!貴様のような…ウルトラマンなんかに屈するような火星支部ではないわ!』

 

なんとボロボロの銃をこっちに撃ってきた。

彼のウルトラマンの体にはほとんどダメージはなく言ってみればマシュマロを食らうよりも痛くないのだ。

 

グレート『どうするジャック?』

 

彼が僕に心の中で話しかけてきた。

周りから見たら独り言のように見えるが、ちゃんと二人で相談しているのだ。

タクトみたいにニヤニヤしながら女の子の事を考えてぶつぶつ独り言を言っているわけではないのだ。

 

ジャック『ならばコックピットだけを取り出す。』

 

俺は腕を伸ばして向かってきた敵のモビルスーツ一機の両腕を胴体からちぎり取りその場で破壊した。

なんとかその機体を動かしたパイロットはコーラル達の機体の周りに戻った。

 

コーラル『なんだ貴様ふざけているのか!今更そんな風に手加減しても意味ないわ!貴様の仲間のウルトラマンによって何人の部下が死んだと思っているんだ!』

 

コーラル達は俺に向かって走った。

俺は構えた。

なんとか…戦闘不能にさえすれば…

 

????『ファイヤースペシウム光線…』

 

ガァン!!

 

冷徹な声が響いたのと同時に

コーラル機以外の二機のモビルスーツが上空からの赤い光により消え去った。

この赤い光は…セブン21のビームか…

いや、こんな声に聞き覚えはない…

僕とグレートの記憶は共有しているため僕には彼の記憶があるのだ。

だからある程度のウルトラマンの知識は持っている。

だが…赤い光線技を使うセブン21の技とはどうも思えなかった…

まさか…彼が…

 

コーラル『こ、この攻撃はまさか…あの時のウルトラマンか!』

 

そうして上空から巨人が雲を散らしながら降りたった。

その巨人の姿は…まさしく…

ウルトラマンであった。

だが、彼はウルトラの星のものではない…

ウルトラマンの姿をした生命体だが、ウルトラマンの名を持つ…存在

ウルトラマンザージス!

 

ザージス『覚悟しろ…ギャラルホルン!』

 

 



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学校からロボット!

いやぁ…最近本当に忙しい!ですから更新も遅れ気味ですがお願いしますね、どうぞ!


 

ー99年世界ー

ー裏山ー

ー機動艦内部ー

ーブリッジー

ギャラルホルンの三機のモビルスーツ対ウルトラマングレートの戦いの最中ギャラルホルンのモビルスーツを上空からのウルトラマンザージスの光線が破壊し、残り一機となっていた。

 

俺たちは土に埋めていた機動艦を動かし透明マントで姿を隠しつつ、空からウルトラマンたちの様子を見ていた。

ブリッジには俺、イルボラ、マナ、ユージンがいた。

 

ザージス『返せ…返せ…』

 

地上に降り立ったウルトラマンザージスは怒りに体を震わせてギャラルホルンの残った一機を見つめていた。

だが、少し様子が変に見えた。

 

タクト『?返せ?おい、グレート!そいつはお前の同族じゃないにしても話しぐらいは聞けるだろ?とりあえず聞いて見てくれないか?』

 

怒りの表情が見えるな。

あまり刺激的な言葉をせずに…

まだ避難出来ていない人もいる。

人命最優先だ…

 

グレート『わかった。君?確か名前は…ウルトラマンザージスだったよね?私の名前はウルトラマングレート。君の目的はなんなんだ?これ以上の殺人は無意味だ。我々に話しを聞かせてくれないかい?』

 

ザージス『なんだあんた、ウルトラマンか?だったら俺の邪魔をするんじゃない。こいつからは聞きたいことがある。さあ、話しをしてもらおうかギャラルホルン!』

 

コーラル機はザージスがグレートと話しをしている間にザージスの背後に回った。

そしてアックスを取り出して背中を刺そうと振り下ろした!

 

コーラル『私はこんなとこで負けるわけにはいかないのだ!ウルトラマンなんかに負けるわけにはいかないのだ!』

 

ザージスは後ろを振り向き斧を掴んだ。

力の差が歴然で全くコーラルは斧を動かせなかった。

 

ザージス『…お前には話してもらうことがいっぱいあるから殺さないだけだ…さあ、話せ…別に俺はお前をここで殺せるんだ…』

 

コーラル『キュ、キュアダイヤモンドなら…宇宙海賊ブルワーズに売り飛ばした!もうあいつの利用価値はなかったが…程よい金銭にはなってくれたよ…今頃はどこかの星で売られているだろうがな、だっ、だから私の命は…』

 

ザージス『そうか、ならお前にもう用はないな。』

ザージスは斧を握りつぶし足を振り上げてコーラルのコックピットを潰した。

 

グレート『な、なんてことを…いくらなんでも命を奪うのは…それにこの街の被害は…』

 

ザージスの赤い光線によりモビルスーツの周りのビルなどはボロボロになっていて、モビルスーツによる破壊の被害も多そうだ。

人は大丈夫そうだな…まだパニックがあるが

避難については裏山でなんとかなっている。

さて…

このビルは復元光線で直せばいいけど…

このモビルスーツは俺たちで処分すべきだな…

ともかくこのウルトラマンから話しを聞かないと…

でも怒っているなあ…

 

ザージス『あんたには関係ないだろ?だったら黙ってろよ、俺のやり方に口出しするな。宇宙海賊か…どうしてやろうか…』

 

ザージスが考えながらいると…

 

ウィーン…

ガァンガァン!!

ガァンガァンガァンガァン!!

ガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァン!!

 

突如土が揺れだした…

いや、学校が揺れているのか…

これはいったい…

俺はモニターでそこら中を見た。

すると、学校が動いていた。

 

タクト『な、なんだ!が、学校が動いているぞ!こ、これは』

 

俺はモニターを拡大し学校を見ていた。

すると、学校は変形していき…中から三体のロボットが出てきた!

 

ユージン『お、おい!あれがトランスフォーマーなのかよ…』

 

小学校の中から三体のロボットが出てきた。

人型、四股のライオン型、鷹型のロボットがそれぞれ小学校から出てきた。

これがトランスフォーマー…でもなんか違うような…

どう見てもガンダムではないしな…

モビルスーツにしてはサイズが小さすぎる…

モビルワーカーにしてもサイズがデカすぎる…

この世界の兵器か…

トランスフォーマーであるか…

そのどちらかだろうけど…

なんで学校からロボットが…

偽装か…

 

俺が考えていると

疲れた息継ぎの声と足音が聞こえてきた。

ドアが開いた。

聞き慣れた男の声が聞こえた。

 

レスター『おい…ハァハァ…た、タクト…』

 

レスターか…走り疲れたというよりかは何か体調が優れてはいなそうなのだが…

何があったかは…だいたい想像がつく…

御愁傷様でした…

 

レスター『おっ…おい…戦闘は…』

 

さすが仕事人間レスター!

任務第一か…

でも…健康管理はしっかりしないとな。

 

タクト『終わった…けど、今は現れたウルトラマンザージスとの話し合いの途中なんだ。まだ避難は解除しないほうが良いな…さすがにグレートと同じ姿だとしてもこのウルトラマンからは怒りや憎しみが感じられる…これはいったい…ともかくお前は休め、司令官としての命令だ。』

 

レスター『そ、そうか…わかった。だが一つ言っておくもしもの時にはどれみの魔法で紋章機一体を動かせれるらしい…制限時間付きだがな…』

 

へぇ〜

魔法って便利だな…

にしても今回の戦闘はグレートだけで良かったよ。

あんな街中じゃあロボットは動かせない…

動かすにしてもサイズならばあの学校にあるロボットくらいかな…

といっても動いてないから気にすることはないかな!

 

ウィーン!!

ガシャ!

 

ゴゴゴゴゴ!

 

聞き覚えのない機械音と地震が発生した。

これってまさか…

 

マナ『マイヤーズ司令!学校にある三機のロボットが動き始めました。』

 

三機のロボットは動き始めて、街中に現れた。

ぎこちない動きをしている。

だが俺の心の中は乱れていた。

 

やっぱり!!

ふざけんなよー!

動くのかよー!

ま、待てよ!まさか、あのロボット…

いやあのウルトラマンザージス…

見たことないロボットを見たら…

どうなるんだ…

 

ザージス『なんだその機体?まさか…ブルワーズか!』

 

ザージスがライオン型のロボットに襲いかかる!

 

グレート『やめろ!』

 

グレートはライオン型のロボットを庇ってザージスのパンチをまともに食らってしまいダメージを受けてしまった。

それどころか制限時間がきてしまい。

姿がジャックになってしまった。

どうする?街中でビスマルクやギガアスターを出すわけにもいかないし…

エルシャンクのロボットは動くかどうか微妙だ…

となると…仕方ないか…

 

タクト『ユージン!お前から三日月に指示を出してくれ…バルバトスを出す!』

 

イルボラ『我々のロボットを使わないのですか!』

 

タクト『ジョウは完璧にはロボットを扱えていない…そんな状態ではウルトラマンの相手は無理に近い。だから機動力があって小型のバルバトスを出すのが一番いいんだ。』

 

ユージン『わかった。』

 

さて、吉と出るか凶と出るか…

運試しだな…

 

 

 

 

 



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決して枯れない鉄の華

すいませーん!更新遅くなりましたー!くーっ!
最近ですねぇ…忙しいんです!歯痒い!!
しばらくは更新は1週間に一度レベルだと思います!
まあ、頑張りますのでよろしくお願いします。
ダラケーさんのウルトラマンザージスのキャラクター出ております!
どうぞ、カタリーナ…かわええ…


 

ー99年世界ー

ー美空市ー

ー街中ー

ー機動艦格納庫ー

 

突如現れた謎のロボットたちを勘違いしたウルトラマンザージスが攻撃を始めてしまった。

そのロボットを庇ってウルトラマングレートはジャックの姿に戻ってしまった。

ここは街中のためビスマルクやギガアスターなどのスーパーロボットは出せなかった。

そこで機体が小さいガンダムバルバトスが出ることになった。

 

オルガ『おい、ミカ。タクトさんからお呼びがかかったぞ、あのウルトラマンを倒してこい。地球の重力や大気圧についてはおやっさんが調整済みだ。』

 

三日月『わかった。』

 

そう言ってミカはバルバトスに乗り込み格納庫から出てウルトラマンザージスへと向かった。

 

昭弘『本当に三日月だけで大丈夫なのか?オルガ?相手はよくはわからんがウルトラマンだぞ…』

 

オルガ『大丈夫だ、ミカを信じろ。それにトドなんていう裏切り者が出た俺たちのことを信じてユージンを自分と同じブリッジに置くタクトさんのためにもな、俺たちCGSが…いや…俺たち鉄華団が!』

 

昭弘『てっかだん…鉄の火か?』

 

オルガ『いや、鉄の華だ。天使の様に銀河に羽ばたくエンジェル隊…独立部隊として涙のない宇宙を飛ぶビスマルクチーム…そして俺たちは決して枯れることなく咲き続ける鉄の華…鉄華団として戦う。いつまでもCGSなんてカビくさい名前を使うわけにもいかないからな。それともなんだ昭弘お前はこの話しから降りるのか?』

 

昭弘『ふっ…誰が降りるかよ…とことん付き合ってやる!』

 

オルガ『そう言うと思ったぜ…』

 

俺は全ての部隊に通信を開いてこのことを宣言した。

 

オルガ『いいか!これからはCGSなんて名前を捨てる!俺たち宇宙ネズミの新しい名前は鉄華団!決して枯れない鉄の華!鉄華団だ!まだCGSなんてカビくさい名前がいいって奴はいねぇと俺は信じてる。』

 

ユージン『決して枯れない…』

 

ライド『鉄の華…』

 

タカキ『鉄華団…』

 

ミルフィーユ『なんか良いと思いますよ!となるとオルガ君は鉄華団の団長さんになるわけですね。』

 

シノ『そうだぜ!オルガ団長!!』

 

ダンジ『お願いします!』

 

マイク『なんかすごいなー。』

 

通信先からは感謝の声が上がる。

指揮も上がってきているな…

 

三日月『鉄華団…わかった。行ってくるよオルガ。』

 

バルバトスに乗り込んだ三日月はウルトラマンザージスに向かい刀の武器を投げた。

ザージスは刀を受け取り握りつぶした。

その隙にバルバトスはビルとビルの隙間を通りに抜けてザージスの元に向かう!

 

ザージス『その機体…ギャラルホルンのガンダムAGEか!貴様らには恨みがある…覚悟しろ!』

ザージスはアイススペシウム光線をバルバトスに向けて発射した。

バルバトスはそれを避け格納庫に置いてあった自分の斧型の武器を越しから手に取りザージスに振り下ろした。

 

ザージス『そんな攻撃!』

右手を使いザージスは斧を受け止めたが、バルバトスは腰についていた銃を展開し、ザージスに当てザージスが怯んだ隙に斧に力を入れてザージスの腹部を斬りつけた。

 

ザージス『ぐっ!や、やる!だが負けられない!負けられない!いくらでも相手になってやる…』

相当数のギャラルホルンのモビルスーツを相手にした後にガンダムバルバトスとやりあったんだ。

俺たちを舐めんなよ…

 

ピコンピコンピコン!

 

ザージスの胸の水晶が点滅を開始した。

これはエネルギーが無くなりかけた時になるサインだ。

ザージスは膝から崩れ落ちた。

そして息遣いを荒くしてザージスは消えていき地上には一人の少年が現れた。

 

タクト『よし、もうエネルギーは無さそうだ。悪いが三日月そいつは倒さなくていい。万が一のために待機していてくれ、ジャックを発見すると同時に俺もそっちに向かう。オルガなるべく三日月を止めておけ。』

 

オルガ『あのウルトラマンザージスになっていたのがあいつか…本当はちょっかいを出してきた以上ケジメをつけなきゃならないがそれはタクトさんの仕事だ。三日月は武器をその少年に向けたままにしろ。』

 

にしても俺たちと変わらない歳の奴がウルトラマンとはな…

まぁ、ウルトラマンなんて存在をジャックさんしか見てないからかもな。

 

零『くっ…なぜだ!なぜ俺の姉やトランプ王国を襲った!ギャラルホルンにブルワーズ、ガルトラントのお前たちに!』

 

オルガ『お前さぁ俺たちの言葉を信じようが信じまいが勝手だがな、俺たちは鉄華団。身売りなどは絶対やらねぇ。』

 

そうやって話しているうちにタクトさんがここに来た。

 

タクト『とりあえずあのロボットたちは後で片付けてもらうとして…さて、君がウルトラマンザージスだね?人間の時だと名前はなんだい?』

 

零『零…菱川零だ…』

 

タクト『ん〜〜胸がないのが残念だな…ところで君の電話番号を…』

 

シノ『やっぱり他の世界のちゃんねーは違いますねー!』

 

マリアン『あなたたち…』

 

零『俺は男だ!!』

 

どれみ『そうかぁ…男かぁ…って!ええーっ!お、男の子ー!ああーっ!もうなんでそんなに可愛いの!ショック〜どうしようー!』

 

レスター『ああーっ!おい!どれみは俺がなんとかするからお前は話しを聞いとけ!わかったな!司令官!』

 

タクト『は〜い、わかりましたよ!レスター副司令どの!いやガミガミおじさん!はぁ…まぁ、俺たちはギャラルホルンと敵対しているトランスバール皇国軍、そしてその協力者たち、その司令をやっているのがこの俺タクト・マイヤーズだ?確かブルワーズに姉が捕らわれているんだろ?だったら助けるのに協力してあげようか?』

 

零『は?』

 

タクト『だってさーそんなこと聞いたらほっとくわけにもいかないしー…それに…海賊ってねぇ…』

 

イルボラ『ま、まさか!タクト・マイヤーズどの!海賊討伐に出かけると!』

 

ミント『そ、そんなことをして私達に徳などあるのですか…』

通信機からは他のメンバーからも疑問が出ている。

どうする気だ…

 

タクト『あのねぇ、零君はさぁ…ガンダムフレームで勘違いしたとはいえ俺たちを襲って来た。それならば姉を思ういい弟君じゃないか、俺はそれに感動した!勘違いしたなら零君のお姉さんにも謝ってもらわないといけないし、それに俺たちにも徳はある。海賊ブルワーズは火星圏での大商会テイワズを襲って物資を強奪している。そ・こ・で!テイワズに恩を売っておく…どうせそろそろテイワズの便が出ているだろうなあ…火星か地球にでも。』

 

ユージン『はぁ?テイワズに恩を売ってどうすんだよ!それにそんな都合良くテイワズの船が出ているわけないだろ!』

 

タクト『ちっちっちっ、実はね、最近あるデータを手に入れたんだよ…”ゼハート・ガレット”の冷凍睡眠装置の場所…その情報をテイワズが持っている。それにテイワズが奪われた物資の中には食料や弾薬が沢山ある。それだけでもやってみる価値はあるだろ。』

 

ビスケット『ですが…どうやって宇宙に?船ではさすがに…』

 

タクト『それについてはエルシャンクを使う。エネルギー事態ならマジョリカの魔法でなんとかなる。航路ならウルトラセブン21に聞けばわかるはずだ!よし、行くぞ!』

半ば強引に皆をまとめあげた。

ま、乗りかかった船だ。ついていくか!

 

 

 

 

 

 

 





ーキャラクター紹介ー

春風どれみ

陽昇学園三年生で自称世界不幸な美少女といっている。
マジョリカを魔女と見破り魔女見習いとなった。
魔女と魔法少女の違いとは何か?


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たった一つの色

さあて〜〜今日は疲れたー!毎日毎日環境が変わると疲れますよね。スパクロのイベント…まあまあ頑張れてるのにユニコーン覚醒が出ない!残り三体で最大なのに〜〜出ない!どうぞ、


 

ー火星圏ー

ー周辺中域ー

ーエルシャンクー

ー司令官室ー

 

タクトが少し脅しめな表情でマジョリカに魔法を使わせエルシャンクは動いた。

時間の都合上ウルトラセブン21と合流するのは宇宙空間にすることにした。

だが…船の中には一部不満を持っているものもいた。

 

イルボラ『マイヤーズどの!やはり私には納得出来ません!あのようなものをこのエルシャンクに入れるなどとは!』

 

俺の部屋にてイルボラが俺を睨みつけながら机をバンバンと叩いている。

あーあ…レスターよりタチ悪いよぉ…

折角あいつにロリ少女のお守りを任せたのに〜〜

まあ、確かにこんな意見を言う奴はいてもおかしくないんだけどね。

 

タクト『どうせコーラルかなんかのガンダムAGEの情報からガンダムを敵と認識したんだろう。それにあの零君は姉を奪われて感情的になっていた。そして我々にも丁度いいじゃないか、どのみち宇宙海賊ブルワーズに会う必要があったんだしな。』

 

イルボラ『確かに全く納得していない訳ではありません…しかし!子供を船に入れるなどとは!』

 

三体のロボットから5年3組の三人の生徒、日向仁、月城飛鳥、星山吼児が出てきたのでとりあえず格納庫で休んでもらっている。

また子供かぁ…

それにのび太君たちが面白がって乗っていたんだよ…

 

タクト『のび太君たちだろう…だって5年3組のみんながまさかロボットを持っているとは思わなかったし…エルドランっていうのも謎なんだよね…それを理解するために仕方ないだろう。リュウタ君たちは置いてきたんだから。』

 

イルボラ『…わかりました!それでは。』

機嫌を悪くしながらイルボラは俺の部屋から出ていった。

 

あーあ、あの調子だと機嫌悪そうだな。

レスターよりも頑固やなぁ…

優柔不断に行動しないとねぇ…

 

コンコン!

 

誰かが扉を叩いた。

誰だ?

 

タクト『どうぞー、開いてるから入ってきていいよー。』

 

ガチャッ

 

昭弘『失礼する。』

 

少し深刻そうな表情の昭弘がドアを開けて俺の部屋に入ってきた。

なんだ?

昭弘?どうして俺の部屋に?

 

タクト『まあ、そこの椅子に座ってくれ。』

 

昭弘は俺と向き合った場所の椅子に腰掛けた。

 

タクト『んで?俺に何の用事?』

 

昭弘『実はな…コーラル・コンラッドの機体の残骸から宇宙海賊ブルワーズの情報を見つけたんだ…そして…そのブルワーズの中に弟がいたんだ。』

 

タクト『えっ!』

 

昭弘『無理な頼みだとは思うが…ブルワーズの使うモビルスーツのパイロットを殺さずに済む方法はないか…』

 

タクト『もちろんだよ、そもそも賞金首でもあるブルック・カバヤン、クダル・カデルこの二人によるものだ。この二人さえ叩けば残りは阿頼耶識手術を受けた子供達のみだ。だからモビルスーツの指揮官機、これを一点集中だ。』

 

宇宙海賊ブルワーズ

その勢力はテイワズという複合大企業の一つタービンズの輸送便を襲うほどの戦力だ。

そんなに多くはないだろう。

だけど…本当にブルワーズなのかなぁ…

人身売買があるならブルワーズに間違いないんだけど…

輸送便を襲うのだったら宇宙海賊ビシディアンもいるしなぁ…

ま、一つかけてみるか。

 

昭弘『すまない…恩に着る。』

昭弘は深々と頭を下げてそのまま部屋から出ていった。

さあーてと!

 

俺は小学校から見つかった三体のロボットを確認するために部屋から出ていった。

 

ー格納庫ー

俺は格納庫につくと例の三体のロボットが置いてある周りで零君と仁君が何か言い合いをしている声が聞こえてきた。

 

零『だいたいなぁ!お前があんな場所でロボットなんて動かすからだろ!』

 

仁『初めてだったんだから仕方ねぇじゃんか!それにお前はなんだ!ウルトラマンのくせして俺たちの街を壊しやがって弁償しろい!そんなこともわかんねぇのかこの男女!』

 

零『なんだとっ!男女だと!』

 

飛鳥『や、やめろよ。』

 

零君が胸倉を掴みかかる。

け、喧嘩かぁ…

まぁ…この年頃だし喧嘩くらいは普通かな。

でも…いちおう止めるか。

俺はダッシュで二人のもとに向かった。

他の二人が押さえ付けている。

一触即発の状況だな…

 

タクト『ちょっと!ちょっと!何やってんの!駄目じゃないか喧嘩しちゃあ!』

 

仁『黙っていくれよタクトさん!俺はこいつのせいで死にかけたんだ!許すわけにはいかねぇんだよ!』

 

飛鳥『仁!お前の気持ちはわかるがそいつを殴るよりもタクトさんに直接言ったほうがいい。タクトさん!僕たちは初めての戦闘だったんです!それで一回のミスで零のやつに当てただけで殺されかけたんですよ!謝るのが筋だと思います。』

 

零『攻撃されたら攻撃仕返す!やられたらやり返す!そういうもんだ!』

 

吼児『そ、そんな暴力的な…』

 

零『俺は姉ちゃんを助けるまでは何がなんでもやられるわけにはいかない!それがわかるか!』

 

仁『悪い事をしたら謝る!そんなのもわかんねぇのか!学校の先生や父ちゃん母ちゃんから子供の頃教わらなかったのかよ!』

 

仁君がそう叫んだ瞬間

零君が涙を流しだした。

そして腕を掴んでいた飛鳥を頭突きで怯ませ右拳を握りしめ仁君の左頬を殴り飛ばした!

 

零『…お前には!お前みたいに知らない奴が…俺は…俺はな!』

 

仁君を突き飛ばし、マウントを取って殴りだした。

 

さすがにまずいと思った俺は零君の首筋をとって市場のマグロのように俺の部屋へとひきづっていった。

 

零『は、はなせ!はなせ!』

 

泣きながら暴れる子は落ち着かせないといけないな。

 

タクト『ちょっと来てもらうよ、仁君、怪我はヴァニラに直してもらって、そんじゃ。』

 

俺は自分の部屋へと零君をひきづっていった。

 

ータクトの部屋ー

俺は彼のカウンセリングをするためにここに来たがまぁ…本当はヴァニラみたいなちゃんとしたカウンセラーに頼むのがいいんだけど…

エンジェル隊自体…休みがあったとはいえリラックスはあまり出来ていないんだろうな。

ランファみたいな心の闇を持つやつもいるしね…

 

零『なんだよ!俺に何の話しがあるんだ!どうせこの船から降りろっていうんだろ!』

 

感情が高ぶってるなぁ…そうだ!

あれが確かあったよなぁ…

俺は机の下からオセロ盤を取り出した。

 

タクト『とりあえずさあ落ち着くためにまずオセロでもやりながら話しをしようよ。』

 

零『い、いったい何の目的だ!』

 

タクト『どうせ普通に話しをしようとしても途中でさっきみたいにヒートアップしたら大変だろ。だからさあまずは互いのためにゲームしながらのほうが話しやすいだろ。こっちから話しかけると尋問みたいで君もいい気はしないだろ?んじゃま君は白ね、真ん中に二枚白を置いて、俺は黒を二枚置くから。』

 

零『あっ、ああっ。』

 

俺たちはオセロを始めた。

8枚を置いた頃から俺は話しかけた。

 

タクト『とりあえず君の名前は菱川零だろ。りつ姉といっているのが君のお姉さんだね。そして君はその人物を助けるためにこの世界にやってきた…だよね?ところで俺はまだプリキュアについて知らないんだけど…それっていったいなんだい?』

 

零『俺もよくはわかっていないんだけど、プリキュアというのは不思議な力を持った女戦士達という定義で考えてくれたらほうがいい。あまりにプリキュアというのは多いからな。』

 

タクト『その女戦士達の一人が君のお姉さんなんだろ?でも不思議な力を持っているならば俺たちと通信とか出来ないかい?』

 

零『多分無理だろう、この世界にまだ慣れていないから上手く力が使えないからどうしてもな、大変なのは身売りに売られてしまうことなんだ。これがそのりつ姉の写真だ。』

 

零はキュアダイヤモンド姿の写真をタクトに渡した。

 

タクト『ふーん…まだ若いねぇ…戦士というよりかはコンパニオンのチャンネーに見えるんだろうなぁ…これなら身売りで高く売れるんだろうな。』

 

零『そ、そんな!』

 

タクト『悪いけどそうなるんだよね〜〜男の人の中にはこういうのが大好きでしょうがない人がいるんだよ。だけど、そろそろ。』

 

キュイーン!

 

不思議な音と光がエルシャンクの俺の部屋に入ってきた。

光は徐々に消え人の姿へと変わっていった。

 

セブン21『あなたがタクト・マイヤーズですか。私の名前はウルトラセブン21はセブン上司からの命令で来ました。』

 

なんと光の正体は人間サイズになったウルトラマンの一人だった。

俺はびっくりし過ぎて有利に進めていたオセロ盤をひっくり返して落としてしまった。

 

タクト『すみませんね、合流地点を変更してしまいまして、それでわかったんですかブルワーズの航路は?』

 

セブン21『ええ、わかりましたよ。ここからこのペースで進んで大体20分後にブルワーズと接触です。ビシディアンではなくブルワーズだというのは確信が持てました。』

 

タクト『よし、ブリッジで緊急会議を開きます。セブン21さん、零君も一緒にだ。もう落ち着いただろ?』

 

零『えっ、ま、まぁ…さっきよりかは落ち着けたような…』

 

タクト『それに君の勝ちだしね、行こうか。』

そう言ってタクトは部屋から出て言った。

 

零『勝ち…あっ!』

ふと下を見たら落ちたオセロが全て白になっていた。

 



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何か私がしていたら

お金が消えていく〜
サービス多い店で大量買い〜!


 

ー火星圏ー

ーテイワズ航路ー

ーエルシャンクー

ーブリッジー

 

俺たちはブリッジにて一部のメンバーを集めて緊急会議を開いた。

ここにはオルガ、ユージン、イルボラ、ドラえもん、俺タクト、レスター、ジャック、セブン21、進児、零君で行なっていた。

イルボラがモニターに作戦図を展開し、説明を開始した。

 

イルボラ『今回の作戦はテイワズのタービンズの船に現れるブルワーズにいる敵の大将首ブルック・カバヤン、クダル・カデルこの二人がターゲットだ。』

 

タクト『恐らくクダル・カデルがモビルスーツに乗ってやってくる。それが隊長機だ、それをやれば後は有象無象、ブルワーズの船も一つだけだ、弾薬やエネルギーが少ない以上無駄なことはしないでね。多分、阿頼耶識型のモビルスーツが攻めてきても必要最低限の動きのみね。』

 

ユージン『そんなこと言ってもよお、こっちの戦力で使えるのがミカにパドック、ビスマルクチーム、ジョウ、ジャックだけなんだろ。それにセブン21を入れたとしても…ビスマルクチームのビスマルクのエネルギーで紋章機使えねぇのか?』

シャフ『残念ながらビスマルクはルネサンスによって見つけられたものではなく、あくまでギャラルホルンによって作られた最新式ロボットだ。厄祭戦時代の超技術再生計画『ルネサンス』のものじゃないのです。』

 

ユージン『ん?あんた誰だったっけ?』

そこには見慣れない男女がいた。

そういえば初めてみる顔だな。

 

シャフ『ああ申し訳ありません。私この船に勤める姫様の護衛シャフ、そしてこちらにいる男の方がガミランです。』

 

ガミラン『ここはエルシャンクである以上我々もブリッジにいる。』

 

レスター『まあ、そうだろうな、ともかく相手はブルワーズだけだ。単純に問題はなさそうだ。ブルワーズだけならばこの程度の戦力ならばな、だが…一つ注意しなければならないことがある。』

 

零『りつ姉…それにギャラルホルンのデータで見たセイバードールズ…』

 

進児『どうせそんなことだろうと思ったよ。キュアダイヤモンドが脅されているとはいえ襲ってくるだろうな、そしてセイバードールズ…』

 

ジャック『男のみの惑星テラツーの戦闘女性型アンドロイド三体集団'セイバードールズ'.…それが怪しい動きを見せているんだ。ゼハート・ガレットの冷凍睡眠についても怪しい所が沢山あるんだ。』

 

オルガ『罠の可能性は高いがやるしかない。俺たちだってこのまま補給なしじゃあきついからな。』

 

ドラえもん『僕のひみつ道具だと装甲は直せてもエネルギー関係は…』

 

オルガ『内部のエネルギー関係か…だが、噂にある”呪われた秘宝”さえあればなんとかなったかもしれねぇが今はブルワーズとの戦いに集中だ。解散。』

 

そう言うと俺たちは会議を解散し、それぞれの持ち場に戻った。

とはいってとほとんど残るメンバーばかりなのでジャック、零、セブン21、ドラえもん、進児は格納庫に戻り戦闘態勢を取っていた。

しかし、零君は何やら辛そうに扉を開けて歩いていた。

ドラえもんのひみつ道具を使えばなんとかなるが…それではなぁ…そうだ!あの二人に任せるか!

 

零『…俺は戦えるのか…りつ姉…』

寂しそうな一言を残した零は格納庫に向かうとそこには二人の人物がいた。

二人は落ち込んでいる零に話しかけた。

 

ランファ『へぇ〜暗そうな顔して、折角可愛い顔してるのに、それでりつ姉ってのはあなたのお姉さんなんでしょ?だったら絶対に助けなきゃね。』

 

零『あ、ああ…しかし…俺がりつ姉を…りつあを相手に戦えるのか…』

 

昭弘『…俺もな…俺の弟もなあのブルワーズの奴隷として働いているんだ…だからこそ俺が戦う!』

 

零『えっ!あ、あんたも出るのか?しかしモビルスーツなんてここには…』

 

昭弘『お前が倒した三つの機体をバラして一つにして使えるようになったから俺が乗る。そしてCGSに現れたグレイズを回収してシノが乗る。数が足りないからな、他の皆には後で伝えておく、本当なら間に合わなかったがドラえもんのひみつ道具でなんとか間に合った。』

 

零『た、戦うのか!戦えるのか!』

 

昭弘『マイヤーズさんに頼んだんだ…一機も倒さないようにしてくれって…そうしたらマイヤーズさん周りを納得させるためにエネルギーの節約と言って了承してくれた。だけどもあいつらは生きるために襲ってくる。それを俺は助けたい。弟なら俺のことを頼るはずだ!そのために俺が戦うんだ!』

 

零『…俺にそんなことが出来るのか…』

 

ランファ『あんた男でしょ、ビシッとしなさい!それにね、やらなかったから駄目だったなんて…一生引きずる傷になるわよ!私がそうだったから…もし何か私がしていたらって思うとね…こんな私が行っても意味ないのにね。』

 

零『そうだな!俺も戦う、りつ姉を救うために…やらないよりはやるんだ!』

 

ランファ『もしもの時は私が出るから、どれみの魔法で紋章機を使わせてもらうの、ま、最も作戦内容からして私かミントが出るから、頑張ってきなさい。』

 

ミルフィーユ、フォルテの紋章機の必殺技は大量破壊兵器のため、もし使ってしまったら全ての敵を倒してしまう。

 

ヴァニラの紋章機の必殺技は紋章機の修理のために使うためヴァニラの機体のみではあまり意味がないのだ。

 

そこで必殺技がコントロール兵器であるランファかミントの紋章機が選ばれたのであった。

最もこの作戦における最終手段であり、魔法が使えるといってもど素人のどれみの魔法に頼るというのは不確定要素が多いので本当に危険なのだ。

 

零『そうならねぇから安心しなよ。敵のボスを倒すだけだ!』

 

ブーブーブーブー!

 

緊急警報機が赤く光り、警報音が船内に鳴り響いている!

 

来た!ついにブルワーズとの対決だ!

殺さずに倒すんだ。殺すのはボスだけだ!

それ以外は必要ない!

だけど…なんだろうな…嫌な予感がするのは気のせいだろうか…

ともかく今は戦う!

 

ガミラン『宇宙海賊ブルワーズの機体発見!至急格納庫にいる部隊は発進しろ!』

 

俺はプライズレイスというジャックでいうベータプラズマのようなウルトラマンへの変身アイテムを手高く上げて光となりウルトラマンザージスとなってブルワーズの機体に向かって行った。

 

ーブルワーズ船内ー

ー小部屋ー

 

???『さてと、来たわね。ウルトラマンザージス…敵はあなたのよく知っている存在よ…ね?菱川六花。』

 

部屋の内部にてそれぞれ青色、赤色、黄色の髪をした女性が縛りあげられていた菱川六花に話しかけていた。

 

六花『ありえない!あなた達が行なおうとしていることは絶対に叶わないわ!』

 

?????『そんなことはない!貴様はレイブラットがそう簡単にやられていたと思っていたのか?レイブラットの怨念はそう簡単に消えるものではない。僅かに残った残留思念がお前達の世界から私達の世界が繋がったのさ!』

 

六花『ま、まさか!レイブラットを使って…』

 

????『ご想像通りならば80点といったところだ。レイブラットの怨念はあるものに取り付いた。それはゴーデス細胞…火星にてウルトラマングレートという別のウルトラマンが倒した敵の細胞の一つと同化した!それを私達は回収した!そして全ての生命体に取り付くことが出来るゴーデス細胞とお前達の世界で見つけたジコチュー幹部、”ルスト”と”ゴーマ”の死魂を合成させ!キングジコチューいやゴーデスジコチューを作り上げるのが私達の目的!その成功にはキングジコチューのような器が必要だ。』

 

六花『私にそれになれと、ありえない!あなた達に協力する気はないわ!』

 

???『最初はそれでも良いと思っていたわ…でもねぇ、それじゃあキングジコチューの間違いをするだけ…そこでねあなたに頼もうと思うのよ…もう出てきたらどう?さっきからコソコソと、鬱陶しいから。』

 

ガタン!!バーン!

 

壁に穴が開き中から人が出てきた!

 

ガロ『はぁ…バレちまったか…よくわかったねぇ。』

 

????『いつの間に!ルクス!こいつはいつからいたんだ!』

 

ルクス『落ち着きなさいパンター、その方はガロ、まぁ…ウルトラマンザージスを一番よく知る人物にして私達と同じように人間の姿をしているけど人間ではない存在…”妖獣”まあ私達アンドロイドのセイバードールズよりも化物というべきだわね。』

 

セイバードールズとはガルトラントの支配者ファウスト総統閣下に使える三体の女性型アンドロイドである。

 

ガロ『よく知ってるなあ…だけど私はあんたらみたいなガラクタ人形にやられたりはしないんでね!』

 

鋭い爪を持つガロがセイバードールズに襲いかかる!

 

パンター『ティーゲル、ルクス!こいつをゴーデスジコチューの器にするんだろ!取り押さえる!』

 

パンターが構える!

だがルクスは六花の髪の毛を掴み上げた。

ティーゲルは刃を六花の首筋に軽く当てた。

 

ルクス『焦んないでよパンター、こっちにはこういう餌があるんだから。』

 

ガロ『なっ、私にそんなものは!』

 

ティーゲル『強がりは無意味だ。貴様にとってはどうでもいいだろうがザージスにとってはどうだろうかな?』

 

刃を少しづつ食い込ませる。

六花の首筋から血がたらりと落ちていく…

 

六花『気にしないで早く…こいつらを!』

 

ガロ『…わかった…』

 

ガロは手を上げてセイバードールズたちに降伏した。

 

 

 

 



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人が凶器になるために

サクラ大戦Tシャツしまむらにあったー!だがサイズが小さい!デブの私にとってLはなぁ…まぁ、なんとかなりますけどね、どうぞ!


 

ー火星圏ー

ーテイワズ航路ー

 

突如現れたブルワーズの9機のモビルスーツと船に向かって変身したウルトラマンザージスが襲いかかった。

 

ザージス『ダァッ!』

 

ザージスはアイススペシウム光線を出してモビルスーツの顔を凍らせて、次々と敵のメインカメラを潰していった。

この宇宙空間において氷をつけられてしまうと、酸素がないため火を起こすことが出来ないため、砕こうとするが、瞬時に凍らされたものほど脆いものはないため、ザージスの戦法は正しかった。

これによりほぼ全てのモビルスーツはその場で動けなくなっていた。

実践経験から考えた場合にはこのように戦略性のない突進型のほうが有利な時があるのだ。

だが…彼の性格は変わっていなかった。

いや、最も直さなければならないことを直していなかったのだ。

 

昭弘『誰も死んでいない…だが…』

 

後から出てきた昭弘とジョウは戦闘中域の光景を見て言葉を失っていた。

ザージスが通った道には首なしのモビルスーツたちが自分の持っている武器をデタラメに振り回していた。

視界を失った恐怖は凄まじいものだと想像ができる。

簡単にいってしまうのも悪い気がするが全てが闇になるのだ。

ほとんど何もない宇宙の中、彼らはヒューマンデブリという奴隷である存在。

彼らは自分がどんな存在であるかよく知っている。

彼らは自分の力のみを頼る。

五感全てを使い一生懸命に生きようとする。

常に死の恐怖に耐えながら戦っている。

そんな彼らだから…いや普通の人もそうなのだが、彼らだからこその恐怖…

”視力”を奪われた恐怖…

奪われる恐怖…

突如、今の今まであったものが奪われた恐怖により人はどうなるか…人はどうするのか?

並大抵の人でも必ずこうなる…"パニック”

自動車、自転車、電車に飛行機の操縦者がそうなったら危険…いや危険という言葉では生易しいかもしれない。

人から何かを奪う…それが元からあったものだからこそパニックになる…

その状況が今ここで起きている。

必死な奴等は強くなる。

必死な奴等は何が何でも生きようとする。

モビルスーツという道具だったものを…彼らは”凶器”とする。

完全なる”凶器として…

 

ヒューマンデブリの彼らは持っていた武器をデタラメに振り回す。

アックスに実弾…下手な鉄砲も数撃てば当たる。

誇張かもしれないが誰もが一度は人生で聞くであろうことわざ

”下手な鉄砲も数撃てば当たる”

それを実行する彼らは普通の状態よりも遥かに脅威であった。

しかも手加減しなければならないというハンデがあるザージスたちにとっては最悪な事態であった。

 

ジョウ『ちっ!何やってんだよ零!それじゃあまだ敵の力を奪ったことにはなってねぇ!逆に危険になっただけじゃねぇか!』

 

昭弘『暴れんなっ!』

二人ともろくに実戦経験がなく、素人同然の動きしか出来なくて、のび太の世界や移動中の訓練しか出来なかったため、二人は苦戦していた。

 

ジョウはなんとか黒獅子を動かしてビームサーベルで敵の武器を破壊する。

それと同じように昭弘も武器のみを破壊していく、他のメンバーは敵の数が少なく、No.2のクダル・カダルらしき機体も見当たらないので出撃を控えていた。

だが、ある一機は格納庫から出ていった。

この判断は進児の判断だったがタクトやオルガからも了承を得ていた。

だが、ザージスはそんなことは考えずに直接ブルワーズの船に向けて殴りかかった。

 

ザージス『おりゃあっ!』

物凄いスピードで殴りかかったが、彼が狙ったのは船の白い部分のみを狙って殴った。

一瞬我に返ったのかオセロの偶然を思い出したのだ。

 

運が良かったのか殴った部分はエンジン部分のみでブルワーズの船は動けなくなっただけで済んでいた。

熱くなっていたザージスはそれを知らずに恐ろしくなり頭を抱え、腕を船から引っ込めた…

 

ザージス『お、俺は…また…』

 

大丈夫だよ。大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫!

 

ザージス『大丈夫大丈夫…』

 

いつの間にか彼は自分の心情を口に出して言葉として発していた…

だが、その隙を狙ったかの如く良いタイミングでブルワーズ船の格納庫から4機のモビルスーツが出てきた!

 

クダル『このクダル・カデルがウルトラマンである貴様をバラバラに切り刻んでくれるううぅぅ!』

 

4機のモビルスーツの中のうちの1機だけ特徴的な形をしている。

それに乗っているのがクダル・カダルであろう。

その機体についていくように1機のモビルスーツがザージスに向けて実弾を発射する!

ザージスには効果がなかったが彼は反射的に腕をクロスして実弾から身を守る。

だが、その実弾に気を取られているうちにクダル・カデルの機体のアックスが顔を狙う。

 

クダル『まずはその首を胴体から切り離してやるわ!このガンダムグシオンでな!』

 

ガンダムグシオンの斧はクロスしていたザージスの右腕に深く突き刺しめり込ませていく、ザージスは苦痛を押さえつつグシオンを見る。

 

ザージス『やりやがっ…はっ!あそこにいるのは…待てよ…こいつ今、クダル・カデルと言った…こいつがNo.2か!なら…逃がすわけにはいかない!』

 

ザージスは昂まる感情を抑えつつ右腕に突き刺しているアックスを力強く掴み更に自分の右腕にめり込ませていった。

 

クダル『何やってんだぁ〜こいつは、頭がいかれちまったのかぁ〜だったらお望み通りにしてやるよ!』

調子に乗ったクダルは更に力を入れて一点集中してアックスに力を入れとどめをさそうとする。

 

クダル『はあああっー!!死ねっけぼおおおおおおっ!』

 

三日月『あんたがな…』

 

なんとすっかりザージスの右腕にアックスをめり込ませることしか考えていなかったクダルは後ろから来ていた三日月のバルバトスの接近に気付くことが出来なかった。

そして、隙を狙った三日月のバルバトスのメイスという質量破壊兵器をコックピットめがけて突き刺さした!

 

ザージス『はぁ…はぁ…やっぱりあれは間違ってはなかったな…白に幸運があるのは…』

 

ザージスはゆっくりと手からアックスを抜き、先程までの熱さを反省してそこから焦らずにエルシャンクに戻っていった。

 

ザージス(このままだとだめだ…そう思うことはなかったんだ。俺には仲間がいる。ならば頼らせてもらう。)

 

その頃、昭弘は向かって来たモビルスーツに違和感を感じて動けずにいた。

 

昭弘『あのノロノロとした動き…まさか!』

 

阿頼耶識には操縦者の癖が一部反映される。だが、その癖を昭弘は知っていたのだ。

昭弘はとっさに向かってくるモビルスーツに連絡を入れた。

 

昭弘『おい!その動き!お前まさか…』

 

??『そ、そんな…ま、まさか…』

 

昭弘『ま、昌弘…』

 

その通信を聞いていたタクトはすぐに通信機に手をつけた。

 

タクト『ヴァニラ!すぐにブリッジに来てくれ!すぐにだ!治療の準備をして来てくれ!』

 

ヴァニラ『わかりました。すぐに準備して向かいます。』

 

タクト『まさかこんなに早くこの手を使うかもしれない状況になるとはね…』

 

ジャック『タクト!お前確かドラえもんに秘密道具を使わせてもらっていたな!あれと関係あるのか!』

 

タクト『さすがジャック、でもそれだけだと50点しかあげられないよ。まあ、何も起きなければいいんだけどね…』

 

そういってタクトは右手にあるペンダントをギュッと掴んだ。

 

 

 

 

 

 



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ヒューマンデブリ

いやぁ〜ねぇ〜2話にして早めに投稿するか、1話にまとめるな考えた結果、1話にまとめてみました。
更新は1週間に1回のペースになりますがよろしくお願いしますわ。


 

必ず…俺が迎えに行く!必ず…

 

俺は昭弘・バルトランド

鉄華団のメンバーだ。

昔は両親や弟と一緒に宇宙で商売をしながら暮らしていた。

弟の名前は昌弘・バルトランド

仲良く楽しく両親の仕事の手伝いしながら暮らしていた。

その頃は、本当に幸せだった。

両親に愛され、弟とともに楽しい生活を送っていた。

 

 

 

だが、そんな時はずっとは続かなかった…

 

突如現れた宇宙海賊の奴等は俺たちの船を襲い、抵抗する者たちを全て殺した。

その時に俺の親も殺された。

残った奴等はゴミみたいな値段で身売りに売られていった。

その時に俺と弟は離れ離れになってしまった。

 

だが、俺は弟に誓った…

 

必ず兄ちゃんがお前を迎えに行く!

 

そう誓ったんだ。

だから今度こそ!今度こそ救ってみせる!

 

タクト『昭弘、俺は君の信念を尊重したい。でも良かったよ、ここに俺がいるから大丈夫だ。俺がいる限り誰も死なないから〜!』

 

ランファ『いいこと!絶対に弟を助けなさいよ!駄々こねたりなんかしても何が何でも助けてやりなさい!足掻いて足掻いて足掻いて迎えに来れたんでしょ、助けましょうね。』

 

オルガ『だったら助けねぇとな…お前の弟ということは”鉄華団”っていう家族の中の姉弟として考えてもおかしくねぇ、絶対に救えるようフォローする。』

 

俺は三人に励まされて、ここにきてやっと出会った。

あの時別れた弟に…

 

弟に…昌弘に…

 

そして俺は機体の通信で弟と話しをすることにした。

 

昭弘『昌弘!すまなかった!遅くなったが約束通り迎えに来た!』

俺は嬉しかった。本当にいたんだ。

約束を守れた…

だが…弟は塞ぎこんでいる。

なぜだ…

 

昌弘『今更…何いってんだよ…俺ずっと待ってたんだよ…いまさら遅いんだよ!!こんな状況じゃぁ…意味がないんだよ!俺はもうヒューマンデブリなんだよ…奴隷なんだよ!』

 

ヒューマンデブリ…

この背中の痕は消えない…

俺たちは…どうせどうせ…

戦争に巻き込まれて死ぬ…

ヴェイガンとギャラルホルンの戦争で死ぬ…

ザールによって死ぬ…

だけど…今は…

 

昭弘『俺だってヒューマンデブリだ!ついこの間まで俺も奴隷だった!だが今は違う…俺たちは自由を手に入れた!自分たちでなんおでもやってやるのさ!』

 

俺たちが掴んだ自由

ゴミだった俺たちに力をくれたのは団長だった。

オルガが…団長がいたからここにいる。

あのギャラルホルンとの戦闘で死ぬかもしれなかった。

現にギャラルホルンとの戦闘で何人もの仲間が殺された。

鉄華団という家族を作ってくれた団長

そしてタクトさんが俺たちを信じてヒューマンデブリとしての弾除けの役割のためじゃなく対等な協力関係を結んでくれた。

そして、僅かな時間だったが…人間らしいことを出来た。

だから俺は弟を救う。

救ってもらったように俺も救ってみせる。

 

昌弘『俺たちはヒューマンデブリだ、自由なんてもっての他だ。俺たちは使い切りのゴミだ。そんな俺たちに生きる資格なんて…』

昌弘はモビルスーツの腕を上げて銃を昭弘の機体に向ける。

 

昭弘『頼む…俺は…お前までも失いたくはない…お前のことがずっと気になって仕方がなかったんだ!』

昭弘は持っていた武器を捨て、手を大きく広げて攻撃の意思はないと示したが、それでも昌弘は銃を下げなかった。

 

昌弘『そんな言葉…そんな言葉!』

昌弘は銃の引き金を引いた!

弾丸が昭弘の機体に向けて発射された!

コックピットをまっすぐ狙ってきた。

だが昭弘は全く動かなかった。

 

昭弘『まあ、いい…』

 

ピーリカーピリララポポリナペーぺルト!

弾丸よ!ポップコーンになれぇぇ!

 

不思議な声が聞こえてきた…

これは…どれみの声か…

 

俺は死を覚悟した。

弟に殺されるなら本望…

そう思っていた…だが…

昌弘の銃から出た弾丸は俺の機体に当たらなかった。

俺はモニターをよく見てみたらそこには宇宙空間に漂う小さな5個のポップコーンが漂よっていた。

そして頭上を見上げるとそこには宇宙空間にヘルメットなしで箒で漂う魔女姿のどれみがいた。

 

どれみ『ふぅ〜〜あっぶなーいじゃない!ちょっと!そこの弟君!あんたさあ!本当にいい加減にしなさーい!』

 

昌弘『ままままま魔女!宇宙空間に魔女…』

 

どれみ『昭弘さん!ここは私とランファさんに任して!生意気な弟は生意気な妹持ちの私と沢山家族がいるランファさんに任して!』

 

そういってどれみは通信機を昌弘に向けた。

いったいどうやって説得する気なんだ。

確かに俺よりかは経験がありそうだが…

出来るのか…

 

ランファ『あんたが昌弘・アルトランドね…話しは聞いてるわ…このバカ!!』

 

昌弘『な、なんだよ…あんたは!それにな…俺は兄貴の言うことに期待していたのに…』

 

どれみ『約束守ったじゃん!遅くったって約束は守っていたじゃーん!なんで文句言うのさーぷっぷっのぷっー!』

 

昌弘『でも…どうせ…兄貴が迎えにきて兄貴についてきても…どうせ…俺たちはヒューマンデブリだ!俺たちはゴミだ!もうどうにもなんねぇんだよ!』

 

ランファ『うるっさーい!そんなものこっちに来れば関係ないわよ!私はあなたみたいにヒューマンデブリじゃないけど…私だって…ザールの憂さ晴らしのために殺されるために生かされてきたけど…それでもまだここで生きている!運が良かっただけかもしれないけど…それでも生きてるのよ!だったら生きてみなさい!』

 

昌弘『俺はもうわかっているんだよ…あんたら女はいいよなぁ…ヒューマンデブリにならないからなぁ…』

 

この世界でのナノマシンによるヒューマンデブリになる条件として、女性がヒューマンデブリになれないというわけではないが、確率としてはかなり低めである。

男性のヒューマンデブリ成功率が1000人中800人が成功に対して、女性は1000人中5人という確率の低さである。

それに加えて女性は身売りという役割があるためヒューマンデブリになる可能性はかなり低いためである。

だが、それでも阿頼耶識手術を受けようとする人間が絶えないのは火星の環境が原因である。

マーズ・レイと呼ばれている火星にある鉱石スペシウムによる死病があるため、それを防ぐためには病気で進行を遅らせるか阿頼耶識のナノマシン埋め込みによるマーズ・レイの無効化によるものである。

まだ火星にはトランスバールのような医療技術は進んでいなくて、ナノマシンの誤った使い方であるが、それでも生きていくためには仕方ないと使用する人間はたくさんいた。

だが、それを良しとしないものはかつてEDEN文明があった地球に移住するという考え方が現れ、それがヴェイガンと呼ばれる組織を作り、地球のギャラルホルンとの長きに渡る戦争の始まりであった。

 

ランファ『火星圏の状況は確かに酷いわ…私はまだ家族と一緒にいられるだけマシだったのかもね…でも!今なら!』

 

昌弘『うるさい!黙れ黙れ!あんたみたいにトランスバールに行ける可能性すらなかったんだよ!』

 

どれみ『そんなに…そんなにお兄さんといるのが嫌なの!別にいいじゃない!理由なんて考えずに甘えればいいじゃん!』

 

昭弘『そうだ!俺は…鉄華団という中で知ったんだよ…俺の価値を…俺が生きている意味を…正直お前のことは諦めていた…どうせ無理だろうって…でも、鉄華団という俺を家族で呼んでくれる場所で希望を持った…だから…』

 

昌弘『へぇ〜そうなんだぁ…だからもう俺は邪魔なのか…』

 

昭弘『ち、違う!俺は!』

 

昌弘『本当の家族はいらないんだろ!あんたは俺のことなんか気にせずぬくぬくしてやがったんだな!俺はあんたのことを待ってたのに…待ってたのにいいい!』

 

昌弘はまたもや銃を発射する。

だが、どれみは何発もポップコーンに変えて攻撃を防いだ。

弾がなくなった昌弘を持っていた斧を構える。

もう止まらないというのはわかっていた。

そのまま昌弘の機体が突っ込んできた!

どれみの魔法はもう使えなくなっていた。

魔法玉切れだ。

今度こそ終わりに思えた。

その時!

 

ランファ『アンカークロー!』

 

ガァン!!

 

昌弘の機体の斧が宇宙の彼方へと飛んで行った。

何かが機体の指にぶつかり斧が飛んで行ったのであった。

その何かとは使用不可能であったランファの紋章機カンフーファイターの必殺技アンカークローであった。

 

昭弘『紋章機…使えなかったんじゃ。』

 

ランファ『なんとかどれみの魔法で辛うじて動けるようにしてもらったのよ…最も私のテンションが高くてもカンフーファイターが使えるのは1分が限界ってところね…もう私も堪忍袋の緒が切れたわ…無理矢理でもまずは連れていく!それから話しでもなんでしてやるわ!アンカークロー!』

 

そうやってランファさんはアンカークローで昌弘の機体をワイヤーで巻き、強引にエルシャンクに運ぶようだ。

 

昌弘『くそっ!デルマ!ペドロ!ビトー!おい!誰か側にいないのか!おい!』

 

ランファ『無駄よ、あなたたちの船は抑えてブルック・カバヤンは捕らえてあなたの仲間も全員保護したわよ、今頃たくさん飯でも貰っているんじゃない。しかも全員無傷でこの戦闘における死亡者はクダル・カデルのみとなっているわ。』

 

昌弘『馬鹿な!どうやって船を抑えたんだ!仲間はみんな抵抗するはずだ!』

 

ランファ『あー、そっか普通はそう考えるわよね…でもこっちには未来の科学ってものがあんのよ。あなたたちの弾丸なんて意味がないのよ。』

 

実はドラえもんのひみつ道具の一つ”バリヤーポイント”これを持っていると半径2メートル以内のものを空気以外通さないという長所があり、先ほどウルトラマンザージスが殴った箇所から黒獅子に乗っていたジョウが乗り込んでブリッジにてブルック・カバヤンを確保した。

それに弾丸を弾くジョウに他の乗組員も諦めて投降していった。

フミタン・アドモスというクーデリアの侍女による船の操縦により、エルシャンクへと連行されていった。

 

昌弘『それじゃあ…俺たちは…あんたの奴隷になったのか!』

 

ランファ『はぁ?別にあんたたちに死ねっていってるわけじゃないんだし、ともかく飯でもこっちに来て食べなさいよ。カンフーファイターが使えるのもあと数秒だから急いでエルシャンクに戻るわよ。』

 

弟は戸惑った顔をしながらランファさんに連れられてエルシャンクに帰っていった。

 

どれみ『よかったね…昭弘さん、弟さんが無事で…』

 

昭弘『ああ、ありがとう…だが…ところでジョウの場所はわかったが零はどこにいるんだ?』

 

どれみ『あっ、そういえば!どこにいるんだろう?』

 

だが、俺たちは傷ついた機体のためにエルシャンクに戻っていた。

だが、俺はその時、気付いていなかった。

ザージスがどこにいたのかを…

 

暗唱中域

小惑星

 

ザージス『さてと…ここらへんでいいだろう?セイバードールズ!』

 

ザージスはエルシャンクに戻ってはいなかった。

自分のミスは自分でケリをつけたくて彼はエルシャンクの戦闘中域から離れていた。

そして、エルシャンクに向かっていた敵のセイバードールズと対峙していた。

 

ティーゲル『貴様が来るのくらいわかっていたが…まさか私たちに一人で向かってくるとはな、てっきりウルトラセブン21やウルトラマングレートやバルバトスを連れてくると思っていたんだがな。』

 

ザージス『あいつらに迷惑はかけさせやしない…それに…お前たちに囚われている二人を助けるためにもなぁ!』

 

パンター『ほう、やはり気付いていたか…さすがはウルトラマン…でももう遅いわ!』

 

ゴォォォォォオ!!

 

小惑星の影から二体の化け物が出て来た。

一つはかつて聞いていたキングジコチューの形をしていた。

そしてもう一つの姿に俺は目を疑った。

そう、それはりつ姉のキュアダイヤモンドエンジェルモードであったからだ。

ただ、エンジェルモードの羽根は白ではなく黒であった。

しかも、どれみと違ってテキオー灯というひみつ道具を使わずに宇宙に漂っている。

これはどういうことなんだ…

 

ルクス『どお〜あなたのお姉さんを改造したキュアダイヤモンドダークエンジェルモード、そしてあなたのお仲間ガロの力を使ったゴーデスジコチューそして私たちに勝てると思っているわけ?』

 

降り立った相手に五対一…セイバードールズとダークエンジェルモードは機動力、ゴーデスジコチューは格闘能力が優れているため、ザージスに不利な状況に間違いなかった。

 

ザージス『くっ…どうすれば…俺には…俺には…攻撃なんて…』

 

俺が勝つには…勝つには…タクトさんを呼ぶべきか…

だが、彼の心の中で邪な心が蠢いていた。

 

?『いい加減に俺と変われよ。』

 

零『ふざけんな!誰がテメェ何かと変わるか!!』

 

?『ははっ、そうは言うがお前の心から怒りと憎しみを感じるぜ?』

 

零『それは…』

 

?『ははっ、そうは言うがお前の心から怒りと憎しみを感じるぜ?』

 

零『黙れ…』

 

?『素直になれよ、俺に全部任せればいいんだよ。』

 

零『黙れ…』

 

?『鉄華団やタクトとかいう奴らみたいなやり方じゃ姉すら救えない。そう紅麗奈のようになぁ。』

 

零『黙れって言ってるだろ!!』

 

?『今だ!!』

 

零『しまっ…ぐわあああっ!』

 

?『どうやらこの世界では闇の力が強いからお前の体を奪うのも簡単みたいだ…そうだな…あのダークエンジェルモードの黒い羽根のどちらかに闇の力を増大させる何かがある…それが俺に力を与えた!お前を支配出来る力をな!さあ、よこせ!あいつら全員ぶち殺してやるぜ!』

 

零『はあぁぁ!…はぁ…はぁ…』

 

ウルトラマンザージスの色は変色し、セイバードールズたちを睨みつける。

 

ティーゲル『ほう…それが貴様の力か…零…いや、もう一つの菱川零か?』

 

闇・零『感謝するぜ、セイバードールズ…りつ姉の中にある何かのおかげで俺はこんなに伸びやかに力を発揮出来るんだなぁ…さぁ…お前らが潰れていく機械音を楽しむのも悪くないなあ…さあ、聴かせてくれよ、お前の死の音楽を!』

 

黒くなったウルトラマンザージスはセイバードールズに走り向かった!

 




ー休憩室ー
ララ『そういえば…ここら辺一体から何か感じない?』

マジョリカ『まぁのお…この広大な宇宙じゃ何があっても可笑しくないわい!それにしてもあのタクト・マイヤーズ!!儂の魔法でこんな船動かしおって!こちとらめちゃめちゃ疲れているじゃわい!』

ララ『まぁ、あんなこと言われたらしょうがないんじゃないの?それにエヴォリアンだって来る可能性だってあるのよ。』

マジョリカ『うるさーい!ともかく、仕方ないとはいえあんなおジャ魔女を弟子に取るとは…』

ララ『マジョリカ…あなた…まさかまだ彼のことを…』

マジョリカ『いうなララ!あいつは皇帝ワルーサに下った裏切りものじゃわい!』

ララ『そうね…でも、彼は来るわよ…きっと…』


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恨みと愛のコントラスト

ちきしょー!なんでじゃ!バスに乗って騒いでいたら運転手が静かに喋れって!叫んだよ…まぁ、他のバスの運転手は客の多さに切れてたからなぁ…まだいいのかなぁ…どうぞ、


 

ー火星圏ー

ーエルシャンクー

ー格納庫ー

 

俺は死ぬのか…

いや、俺はとっくに死んでいた…

あの時から…ヒューマンデブリになった日から俺は死んでいたんだ…人間として死んだんだ。

だが、それでも俺は生きていた。

ヒューマンデブリとしてでも生きてきた…そして俺は兄貴を待った。

必ず迎えに行くと約束してくれた兄貴を…

だが、ヒューマンデブリとして生活していくうちにわかったんだ。

仲間が次々に死んでいったが…仕方ないと思っていた。

そして、兄貴が来てもどうせ変わらない

死ぬのは変わらない、そう考えていたのに…

そう考えながら俺たちは部屋に集められていた。

すると司令官らしき人物が俺たちのもとに来た。

どうせ…売るんだろうなぁ…

そんなことを考えていると意外な言葉が聞こえてきた。

 

タクト『俺の名前はタクト・マイヤーズこの船の司令官をしている。ねぇねぇ、君たち?確か戦闘は命令されてたからだよね?ところでここで働かない?俺のところの雑用をやってくれないかな?大丈夫?死ぬ!可能性がゼロだから!戦闘は俺たちに任しておいてくれればよいから、君たちのことは命を懸けて守るから!』

 

は、何言ってんの?

こいつどうかしているじゃないのか!

俺たちが命を捨てるはずなのに…

なぜあんたらが命を懸けて守る!

どういうことだ…

 

ペドロ『そんなこと言って…戦場では俺たちのことを使うんだろ?』

 

タクト『ないないないよー!それにやってもらうことは簡単な仕事!仕事のことは教えてあげるし、仕事が終わったら昼寝するなり、飯を食うなり好きにして構わないんだよ。飯はおかわり自由で好きなだけ食っていい!しかも肉や魚まで盛りだくさん!味もバッチグー!一人一人に部屋もある!いいところだろ〜』

 

俺たちには期待というか複雑な感情が入り混じっていた。

今までの大人は有無を言わさず殴りつけた。

何があっても殴って従わせていた。

でも…この人はヘラヘラしながら欠伸をしてぼけーっとした態度で俺たちの前にいる。

どうすれば?

こんな大人は見たことない。

こんなにも隙だらけで俺たちに奴隷と主人というより立場より一対一の同じ立場にいるようだ…

いや、そんなことはない!

こいつは罠だ!罠に決まってるんだ!

 

昌弘『どうせそんなこと言って飯に毒でも

盛ってんだろ?俺たちはあんたらを攻撃しようとしたんだ!殺し合いをしたもの同士なんだぞ!』

俺は皆の疑問を吹き飛ばすために質問をした

これならどうだ!

さあ、本音を言え!あんたは俺たちを…

 

タクト『あ、そうなの?ごめん、ごめん寝ぼけてたからよくわかんないけどまあ、君たちは俺を殺していないし、俺たちは君たちを殺す気は全くない!毒が怖いんなら俺が食ってやるから、それでいいじゃない。君たちはさあ…生きていく価値のある。守られるべき存在、背中のことは知らないけど…君達の辛い思いはわからないけど…俺に甘えていいんだよ。君達は死んでもいい使いすてのゴミなんかじゃない!大事な生命体の一つ、背中が特徴的な人間だ、だからもういいんだよ…無駄に強がるのは…甘えてくれよ…』

 

ビトー『うっ…うっ…うっ…いいのかよ…あんた…軍人そうに見えるけど…いいのかよ…俺たちは邪魔じゃ…ないのかよ…』

皆はその場で泣き崩れて鼻水を流しながら喜んでいた。

俺も…泣いた。

だが…

 

タクト『君達は”人間”だよ。そうじゃないとかいう奴は自分のほうが偉いと思いこんでいる愚か者だよ、自分に自信を持ってくれ、さあ、ご飯でも食べようか。そうして、後は風呂でも入って部屋を割りふろう、ランファ、どれみちゃん案内を任せるよ、俺とヴァニラはブリッジに向かうから後をつけてきてくれ。』

 

昌弘『待ってくれ!俺は後でいくから、ここで兄貴と話しをさせてくれないか!』

 

タクト『わかった…ただし、ランファもいてくれ…話しを聞かれたくなかったらランファには耳栓をしてもらうから安心してくれ、何をしても俺が責任を取るから大丈夫だ。』

 

そう言ってタクトさんについていくように皆が出て言った。

すると、ピンク色の衣装をした女の子が俺へと向けて叫んだ。

 

どれみ『いいこと!あんたみたいな奴はね!少しくらい兄さんの言うことは聞いときなさいよ!いいーだ!』

 

歯茎を見せたどれみはそのままタクトのもとに向かった。

皆の姿が見えなくなった

ランファさんはその場に残っていたがイヤホンを耳につけて音楽を聴きこちらを見ていた。

 

昭弘『昌弘…お前には辛い思いをさせてしまった…だから、好きなだけ俺を殴れ。』

 

兄貴は頭を下げながら俺を見る。

その目には力強く俺を見る兄貴の懐かしさがこみ上げてきた。

だが…

 

昌弘『もういいよ、別に。あんたには家族がいるんだろ。だったら好きにすればいいじゃないか、俺はタクトさんを信じられないわけじゃあない、他の奴はどうかわからないが俺はここにいたくない、俺は天涯孤独だ。』

 

俺は兄貴が許せなかった。

俺の想いを踏みにじり家族と呼ばれる存在を手に入れてやがった。

タクトさんの話しには俺も不安と期待を持っている。

悪くない話しだし、それがベストだと思うが…俺には”あんた”が邪魔なんだ。

俺は自分の機体のもとに戻っていった。

アンカークローによって絡められていた機体は自由になっていた。

俺はそれに乗り込んだ。

これからどうしよう…東の星でも行くか…

至源エンジン騒動がある地球でもいいか…

 

昭弘『昌弘!さっきの言葉は…』

 

”あの人”が追いかけてきたが、格納庫のハッチは開いていたので、俺はそこから機体で出ていった。

あんたにはもううんざりだ。

さよなら…俺の最後の肉親…

寂しげな表情を浮かべるあの人の顔を見たが、それでも俺の決意は変わらなかった。

 

ランファ『……昭弘…あんた…これからどうしたい?これからどうするのが正解だと思う?』

 

昭弘『……俺にとって…鉄華団は家族だ。そして…昌弘も家族だ…どっちもなんて…だめだったのか…』

 

ランファ『ダメじゃない、あんたはわがままになっていいのよ。私たちがフォローはするわ、だから行ってきていいわよ。』

 

昭弘は側にあって応急修理程度しか直っていないモビルスーツに乗り込み、昌弘を追いかけていった。

 

ランファ『…家族か……私は…』

私はどうしたらいいんだろう。

昭弘に昌弘…兄弟喧嘩ってレベルじゃないような…

でも、もうカンフーファイターは動きそうもないし…どれみちゃんの魔法玉もないし…

私が二人の力になれたら…

紋章機が万全なら…私は…

 

…ランファ…ランファ…

 

ランファ『え?この声は…この声は誰…何か懐かしい声が…』

 

…ランファ…ランファ…あたしだよ…

 

ランファ(あたし…あたしだよ…この口調にこの喋り方!まさか…おばあちゃん!)

 

ランファ『!おばあちゃん!おばあちゃんなんでしょっ!どこ!どこにいるの!』

 

私は周りを見渡してみるとそこにはおばあちゃんの幽霊がいた。

はっきりと見えていた…

初めは信じられなかったが、魔法やウルトラマンに並行世界などがあると考えてみると意外に納得していた。

そしてとても嬉しいかった。

 

おばあちゃん『ランファ、久しぶりだね。元気そうでなによりね。』

 

私がおばあちゃんに会うのは久しぶり…

その姿をまじまじと見ているだけで目から涙が溢れてきた。

もう…どうしたらいいかわからなかった…

 

ランファ『おばあちゃん…ごめんね…あの時…私が…私が!おばあちゃんの代わりに実験体になっていれば…あの時…立ち向かっていれば!おばあちゃんもダリアも死ななかった…』

 

おばあちゃん『いいんだよ、確かに私は死んだけど…ダリアは死んでいないよ。』

 

…えっ…

ダリアは…

 

ランファ『えっ!おばあちゃん…今、なんて言ったの…ダリアが生きているの!』

 

ダリア・フランボワーズ…それが死んだ妹の名前、でも生きていたなんて…

死んだおばあちゃんからの話しであるから説得力はとてもあった。

 

おばあちゃん『ええそうよ…あなたが見た死体はダリアの体の遺伝子を増やした時に出たゴミでザールの恐怖を植え付けるためだったのよ…でもねぇ…ダリアはあなたたちを恨んでいるわよ…そのためにザールに従っているの…』

 

ランファ『恨んでいる!なんでダリアが!ダリアが恨む理由なん…』

 

そんなものないと思っていた。

そんな理由ないって考えていた…

でも、私は知っていた…その理由を…

同じ状況にある存在を知っているから…

 

【本当の家族はいらないんだろ!あんたは俺のことなんか気にせずぬくぬくしてやがったんだな!俺はあんたのことを待ってたのに…待ってたのにいいい!】

 

ランファ『昌弘…ダリア…ダリアは私たちを愛していた!…昌弘みたいに希望を持っていた…それなのに…私たちはダリアのことを忘れて暮らしていた…

辛いながらも…笑って暮らしていた…

それが許せなかったんだ…

昌弘が昭弘を恨むように…ダリアも私やみんなのことを…』

 

おばあちゃん『残念ながら…そうなのよ…今では…ザールの手足として働いているみたいだわ…』

 

私は足から崩れ落ちて涙を流しだした。

絶望していたからかもしれない…

 

ランファ『……どうして!どうして私はあの時身代わりにならなかったの!私のバカ!私に…私に…私にとって…ダリアは!ダリアは!大切な妹なのに…私に何が足りなかったの!あの星では皆苦しみながらも助け合っていたのに…助け合いが出来なかったことがそんなに悪いことなの!私…昭弘に…昌弘に…何もいえない!偉そうなことばかりいって!心の中では怯えて!ビクビク…情けない!なんて情けないの!私は…どうしたらいいの…おばあちゃん……教えてよ…助けてよ…おばあちゃん!』

 

おばあちゃん『あなたには…足りないものがある…見つけるのは大変だけど…タクト・マイヤーズ司令官にあって…あなたにはないもの…それを見つけたら…あなたは変われる…”黒き闇使者鎧身につけたもうと救うべしきに心強くし別の鎧来れ”…救えるわ…あなたはある可能性を持っている…だから…バイバイ…私はもうこれまで…』

 

ランファ『そ、そんな!おばあちゃん!おばあちゃん!私に足りないものってなに!おばあちゃん!おばあちゃん!』

 

おばあちゃん『じぶんで…みつけて…』

 

すうっ…

 

おばあちゃんは消えてしまった。

鎧…私に足りないもの…

彼を救う…いったいどういう意味なの…

私は涙を拭いてダリアの写真を見た。

 

ダリア…あなた…

 

ピーピーピーピー!!

 

聞き慣れない音が聞こえてきた!

緊急警報であるような…ないような!

すると一人の少年が走って格納庫にきた!

 

飛鳥『ランファさん!そこは危ない!早くこっちに!

少年が叫んだ、すごい慌てているみたいだけど…なにが…

 

ゴォォォ!!

ギァン!

 

エルシャンクが揺れた!

いったい何?

戦闘?

 

飛鳥『ううっ…この格納庫の近くで…戦闘しているんです…昭弘さんと零が!』

 

ランファ『何ですって!どういうこと!二人が戦闘ってどういうことよ!』

 

飛鳥『わかりません!でも、零が…ウルトラマンザージスが黒いんです!』

 

黒き鎧…

それが…零!

 

昭弘『おい飛鳥!早く格納庫から離れろ…零が力を溜めてパンチで潰すそうとしてやがる!早く逃げろ!』

 

そう、黒き姿のザージスは右手に力を入れてエルシャンクに突っ込もうとしていた!

 

零『みんなあああっ!逃げろおおお!』

 

格納庫に拳を突き上げてザージスが迫る!

 

昭弘『俺は…家族を…仲間を守る!』

 

昭弘の機体が格納庫の前に立ち塞がった!

するとザージスは右手の位置を少しずらして拳を昭弘の機体のコックピットに狙いを定めた!

 

闇・零『さあ…聴かせてくれよ!お前の死の音楽を!!』

昭弘はその場所から動かなかった!

 

昭弘『じゃあな…みんな…昌弘…幸せに…』

 

昌弘『兄貴いいいいいいいっ!』

昌弘の機体が昭弘の機体を弾き飛ばして昭弘の代わりに昌弘がエルシャンクの前に立ち塞がった!

 

闇・零『ダークハンドインパクト!!』

 

ガアァァァァァ!!

 

昌弘『ガッ…』

 

昌弘『…』

 

昭弘『昌弘……昌弘…おい!返事をしろ!返事をしろ!』

 

昌弘『……』

 

昭弘『返事をしろ!昌弘!昌弘!はっ…昌弘…昌弘おおおおお!』

 

ー小惑星ー

ルクス『あらあら、こんなに企みが上手くいくとは思わなかったわ。』

 

ティーゲル『戦極凌馬から貰った偽グリーフシードにこんな使い道があったとは。』

 

パンター『キュアダイヤモンドを使い捨ての人形にするだけでなく、怒りや憎しみを増大させザージスの闇の姿を引きずりだして我々は姿を隠す。』

 

ルクス『そしたら彼は人殺しのためにエルシャンクに向かった。もう一人の彼は潰したかったのね…あの船を…信用することが出来ない人間全てを!』

 

彼女たちの笑いが宇宙を包む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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掌にあるペンダント

久しぶりに早めでコラボでーす。どうぞ、


 

ー火星圏ー

ーエルシャンクー

ー格納庫前ー

 

ザージスの拳から格納庫を守るために立ち塞がった昭弘の機体を昌弘のグシオンがつき飛ばし、昌弘のコックピットはザージスによって潰されてしまった!

 

ランファ『昌弘!くっ…まだ生きてるの…そうだ!クロノクリスタルで…』

 

クロノクリスタル

EXAーDBと呼ばれる厄祭戦時代の様々な技術データバンクの一つを調べて、ルネサンスの一環で作り出した副産物である。

能力としてはいわゆる携帯電話の役割を果たす。

エンジェル隊全員が持っている。

 

そして、ランファはクロノクリスタルで昌弘の生命反応を確認した。

 

ランファ『…なんとか生きてはいるみたいね…でも…もう、だめみたい…』

(おばあちゃん…私に何を望んでるの…)

 

昭弘『だが…まだ生きているなら俺は助ける!』

昭弘は潰れていた昌弘のコックピット部分を開こうとする。

その作業をザージスが見逃すはずがなく、そのまま飛び込んできた!

 

ダークザージス『逃すわけねぇだろうがぁぁぁ!ダークスライサー!』

手にエネルギーを集めて光線を放った。

昭弘は動こうとせずそのまま昌弘に被さった。

 

昭弘『昌弘はやらせねぇ!』

そのままダークスライサーが昭弘の機体を襲う…

 

ガァン!!

 

昭弘『ん…生きてる…あの姿は!』

 

セブン21『ヴェルザード…なんとか間に合ったか、これが闇の力…いや、”偽グリーフシード”の能力だというのか。』

 

昭弘の機体に向かっていたダークスライサーを消し飛ばしたのはウルトラセブン21の頭についている宇宙ブーメラン”ヴェルザード”脳波によってコントロールできる武器である。

ヴェルザードを使いダークスライサーを消し飛ばしたのであった。

 

ダークザージス『あぁ…あんたらか…話は聞いているよウルトラマンなんだってなぁ…』

 

グレート『セブン21だけじゃない!』

 

遅れるようにセブン21の側にジャックが変身したウルトラマングレートが現れた。

 

グレート『貴様の目的はなんだ!零に近いエネルギーを感じるが…なんと邪悪なものなんだ。』

 

ダークザージス『へぇ〜わかんだ、さすがにゴーデスを追ってきたお前にはバレるよなぁ…だがもうゴーデスの細胞はある世界に飛んだ。お前は任務を失敗した負け犬が!』

 

グレート『あぁ…その通りだ。』

 

ジャック『けど、今のグレートは一人で二人だ。俺もいるから安心しろよグレート、ともかくお前自身に攻撃を加えたら大変なのはわかるんでな…その原因を砕く!』

 

ダークザージス『折角だけどさあ…そういうのやめてくんねぇかなぁ?面倒なんだよ一々俺たちに関わるのは、それに俺たちの大事なりつ姉をさらった奴等がいるんだ。そいつらを倒すよりも先にお前らを倒さないと俺が俺でなくなっちまっうからな!』

ザージスはすぐさま腕をL字にクロスさせて黒色の光線を放った。

それに素早く反応したウルトラセブン21とウルトラマングレートは光線を同じように出して光線同士で相殺してエルシャンクを守ったが、光線同士のぶつかり合いにより船内部は激しく揺れた。

どうやら闇・零の目的はじわじわと相手をいたぶりながら殺すようだ。

 

ジャック『昭弘!弟は大丈夫か!』

グレートの中にいるジャックは衝撃の最中見ると昭弘はなんとか無事だったが弟の体からは大量の血が噴き出していてとてもじゃないが助かるとは思えない致命傷だと遠くからみてもよくわかった。

 

昌弘『あ…あに…き……俺は…』

微かに指と唇を動かし今にも死にそうな声を放り出して昭弘に話しかけた。

昭弘はそのまま昌弘を動かそうとするが両手にびっちりと血が出ていた。

専門的知識がない昭弘にも今昌弘がどうなっているのかは容易に想像が出来た。

 

昭弘『昌弘!おい、もう喋るな!大丈夫だお前は助かる!』

気休めでも昭弘は昌弘に語りかけるが昌弘はそのまま喋り続けた。

 

昌弘『…もお…いい…俺は……ヒューマン…デ…ブリだ…どのみち…シヌ…ウンメイ…』

 

昭弘『昌弘!お前はまだ生きている!大丈夫だ!死ぬな馬鹿野郎!』

 

昌弘『アニキ……ガ…ウラヤマしかった……アエテ…よかった…』

 

昭弘『死ぬな昌弘!死んじゃだめだ!昌弘!昌弘!』

 

ピピー!

 

昭弘の通信機から通信が入った。

昭弘は弟のことを考えつつもイライラしていたので怒りながら通信に出た。

 

昭弘『おいっ!今は話しなんか!』

 

タクト『昭弘!まだ昌弘の息はあるんだな!正確な場所を言うんだ!早く!』

 

昭弘『なんで!ヴァニラのナノマシンは…』

 

タクト『いいから生きてるか確認しろ!そして場所もだ!早く!弟を本当に殺したいのか!』

 

昭弘『っ!わかった!息はまだある…場所は格納庫前mー1だ!』

 

タクト『マナ!格納庫前mー1をモニターに出せ!ヴァニラ!ナノマシン治療準備だ!』

 

マナ『了解!』

 

ヴァニラ『わかりました。』

 

昌弘と昭弘の姿をモニターで見たタクトは立ち上がり叫んだ。

 

タクト『よしっ!こちらでも確認した!これでこいつが使える!』

タクトは右手にあったペンダントを強く握りしめた!そう、このペンダントは

 

女の子『五十嵐君…私はどうなってもいい!お願い!怪我を治して!』

 

少し前に五十嵐と呼ばれる少年を好きな女の子が傷を自分に移して怪我を治したマジョリカの魔力入りのペンダントであった。

 

タクト『昌弘・アルトランドの傷を治したまえ!』

 

パリーン!

 

昌弘『えっ…俺の傷が消えてる…俺…生きてる!』

 

昭弘『ま…昌弘…生きてる…昌弘!怪我はもう大丈夫なのか…』

 

昌弘『不思議なんだ…あれだけ酷かった傷が急に治ったなんて…』

 

昭弘『よかったな!ともかくここから逃げてエルシャンクに逃げるぞ!』

 

昌弘『わかったよ兄貴!』

二人は昭弘の機体に乗り込んでエルシャンクへと戻っていった。

 

ーブリッジー

ヴァニラ『治療開始…』

そのころブリッジではタクトが昌弘の傷を肩代わりしたため血まみれのタクトをヴァニラのナノマシンで治療していた。

だがタクトの表情はいつも通りの顔のままであった。

 

マナ『痛くないんですか司令。』

 

タクト『ドラえもんの秘密道具を借りて傷の痛みをなくす道具をもらったから大丈夫だよ。それにヴァニラのナノマシンはまだあったし、俺は男だから魔女の禁止事項を破ってもこうして自分に降りかかるだけで何も問題はないんだよ。』

 

ユージン『とはいってもあんたなんで昭弘の弟をそんな風に体を張って助けたんだ。ヒューマンデブリなのに!』

 

タクト『そんなことは知らない、ただ助けたかったから助けたに過ぎない。それにこの宇宙に生きている同じ生命体として一緒なんだよ。ヒューマンデブリなんて言葉は俺は大嫌いだから。』

 

ユージン『あんた本当に…馬鹿なんだな。』

 

タクト『いやぁ〜そんなに褒めないでよ。照れちゃうじゃないか。』

 

ユージン『褒めてねぇよ!にしても三日月の奴はどこに行ったんだ。』

 

タクト『ああ…彼には本丸を叩きに行かせたよ。手加減することに関していうとウルトラセブン21やジャックやグレートが得意なんだ。だが…相手を完全に倒すことに関すると三日月のほうが得意だ。だから行かせたんだよ。』

 

ユージン『わかってたのかよ!』

 

タクト『いや、ついさっきまでは知らなかったけどセブン21が敵の場所を見つけたから三日月一人で行かせたんだよ。レスターとも相談して決めた。敵に気付かれないようにしていたんだよ。』

 

レスター『悪かったな、だが一騎当千型の三日月に奇襲は得意そうだったからな、それにみんなに黙っとくように言ったのはオルガだからな。』

 

オルガ『すまねぇなみんな、だがこれもミカのためだ。すまん。』

 

ユージン『し、仕方ねぇなぁ…そういうことならな。』

ユージンはなんとなく納得しながらダークザージスとの戦いを見ていた。

 

ヴァニラ『治療完了ですが、一応医務室のベットで眠ることをお勧めしますが…』

 

タクト『心配してくれてありがとう、でも大丈夫だよ。』

(時間的にはまだ大丈夫だしね…)

 

ー小惑星ー

 

ガァン!

 

三日月『…!』

三日月は無口なまま小惑星にて隠れていたティーゲルに向けて斧を振り下ろした。

 

ティーゲル『なっ!はや…』

 

ティーゲルの右腕は斧によって潰されてしまった。

機動力が売りのセイバードールズの一人とはいえ阿頼耶識と繋がっている三日月の反応速度には対応が遅れてしまったのだ!

 

三日月『ちっ!逃げたか…』

 

ティーゲル『ヒューマンデブリごときにやられるとは不覚!だが、貴様一人では。』

ティーゲルに続くように他のメンバーも姿を見せ始めた。

 

パンター『さぁ!この戦力差!諦めるんだな!』

 

三日月『何いってんの?俺、一人のほうがやりやすいし…それにオルガやタクトに手加減するなと言われたから全力で潰すだけだ。』

 

ルクス『それは面白いわねぇ…じゃあ、始めましょうか。』

セイバードールズ、キュアダイヤモンド、ゴーデスジコチュー対三日月の戦いが開始された!

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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復活の悪霊

仮面ライダーエグゼイドの映画に博多大吉さんが出てくれたら円盤 買っても問題ないレベルだと思っています!どうぞ、


 

ー火星圏ー

ー小惑星ー

 

ガァンガァンガァン!

 

バルバトスとセイバードールズたちとの戦闘で互いの武器同士が擦れて火花を散らしあっていた。

三対一という不利な状況にも関わらず三日月のバルバトスはセイバードールズたちを倒していった。

機動力が武器のセイバードールズも対人間用の機動力設定のために、阿頼耶識システムを使ったモビルスーツとの戦闘は本来想定されていなかったために苦戦していた。

 

三日月『ノロいね。』

 

バルバトスの武器が確実にセイバードールズに当てて効果を出していた。

 

パンター『くっ!!阿頼耶識システムによる機体に対応出来ていないだと…やはりバラノイアの技術だとこの程度か!』

 

三日月『バラノイア……あの機械帝国のことか…ま、どうでもいいけど。』

三日月はまず戦力的な数を減らすためにセイバードールズを狙っていた。

セイバードールズの宙間戦闘のデータは機械帝国バラノイアと呼ばれる組織から貰っていた。

なおかつ、実戦経験が初めてのセイバードールズに対し、常に命を捨てて戦う三日月の戦闘経験や宙間戦闘をなるべく想定した訓練もタクトから貰った休日にしていたため、明らかなる差が出ていたのだ。

そして、頼りにしていたゴーデスジコチューとキュアダイヤモンドダークエンジェルモードの二人はザージスを見た時に自我を少し取り戻していたので、抵抗をしていてろくに動いていなかった。

こうなってしまってはもはや三日月が負ける要素はなくなったのだ。

 

ルクス『パンター、ティーゲル!ここは引くしかないわ!』

 

パンター『くっ!折角用意したゴーデスジコチューやキュアダイヤモンドもこうなってしまってはただの木偶の坊だ!引くしかないか…』

 

ティーゲル『貴重な偽グリーフシードも諦めるしかないか…くっ!だがこのまま帰ったのではファウスト様に申し訳が立たない!』

 

ルクス『それなら大丈夫…偽グリーフシードの代わりをそれぞれ三人バラバラで見つけて持って行けばファウスト様をお許しになってくださるかもしれないわ。』

 

パンター『で!その偽グリーフシードの代わりは何なんだ!』

 

ルクス『”ドクロストーン”、”バッドカード”、”スターピース”この三つを持っていけばなんとかなるはずだわ。』

 

ティーゲル『前から目をつけていた”EXAーDB”や”神器”、”王者の資格”でも可能性はあるか?』

 

ルクス『それもありかもしれないけど…それらは入手の可能性が低いわ…確実性をとるなら私があげたもののほうがいいわ、ただしドクロストーンとスターピースは偽物があるから気を付けないといけないわ、ある可能性の場所はインプットしてあるから散開しましょう!』

 

パンター『くっ…覚えていろ!』

 

セイバードールズたちはそれぞれ散り散りに宇宙へと消えて行った。

 

三日月『逃げたか…まあいっか、さて残りは二つ…』

 

三日月はメイスをしっかりと持ち動いていなかったゴーデスジコチューとキュアダイヤモンドダークエンジェルモードのもとに向かって行った。

 

三日月『もらった…』

 

メイスをキュアダイヤモンドに振り下ろした!

 

だめえええええ!!

謎の声が聞こえて三日月は一瞬手を止めた。

すると…

 

ピカーン!!!

 

辺り一面が宇宙とは思えないほどの光が放たれた!

 

三日月『この光…あの時と同じ…』

 

三日月は目を手で隠し光を遮っていた。

徐々に光が縮まり手を目から離すとそこで三日月は4人の背中を見ていた。

 

キュアハート『なんとか間に合った!』

 

キュアロゼッタ『まさか…あれが六花さんにガロさん。』

 

キュアエース『単独でのエンジェルモードの変身!いや、あれは黒き翼…』

 

キュアソード『どうやって二人を助ければいいの…でも、今のうちに何かしとかないと…』

 

キュアエース『ともかくあの二人を戻すためにはまず私とマナがガロのほうをなんとかあの巨体の中から助け出すわ!』

 

キュアソード『私たち二人はあの黒い翼を折ってみる。』

 

プリキュアの4人は二人づつに分かれてゴーデスジコチューとダークエンジェルモードに向かって行った。

動いていなかったために近づきやすかった。

 

キュアハート『あの時と同じように国王様を救った時と同じように!てえぇい!』

 

キュアハートがゴーデスジコチューに触れた瞬間!

手をすぐさま引き離して顔が真っ青になった。

 

キュアエース『!どうしたマナ!』

 

キュアハート『…あれは…キングジコチューの時とは比べられないほどの闇を持っている…まるで何千年か…溜めていたような闇がある…』

マナは体を震わせていた。

そんなマナを心配そうに皆が見る。そうしていると突如大きな声が聞こえてきた。

 

レイブラッド『ふっふっふっ…よくわかったな。』

 

ブンッ!!

 

それまで動かなかった二人が突然動き出してプリキュアたちを攻撃した。

間一髪攻撃を避けたプリキュアたちだったが危機感を覚えて少し離れていた。

 

キュアエース『その声…まさかレイブラッド!何であなたがここに!』

 

レイブラッド『いやぁ…実に運が良かったのだよ…私はこの世界にあるゴーデス細胞を使って蘇えさせられたのだよ…だからそれまではあのセイバードールズのコントロールにあったのだが…撤退してくれたからこれで思いっきり戦える。人質も持っているし…君達はエンジェルモードにすらなれない…』

 

キュアソード『確かに…どうすれ…』

 

ガンッ!!

 

キュアソードの体が横から来たバルバトスのメイスに当たり地面に叩きつけられた。

 

三日月『もうそんな三文芝居見飽きたし…俺はこの二体を倒す…邪魔すら容赦しない…』

 

三日月は迷いがあるプリキュアたちを邪魔に思い、まっさきに攻撃した。

 

キュアハート『…みんな!三人を止めないと!あの機体はガンダムフレーム…あの人から聞いていたやつだよ!』

 

キュアロゼッタ『それぞれ分かれて対処しながら戦うしかないわ!』

 

プリキュア対バルバトス対レイブラッドの三つ巴の戦いが始まった。

 

 

 




セイバードールズが探しているアイテムはかなりマニアックなのでわかる人にしかわかりませんよ!全部わかったら素晴らしい!


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ライジンオー宇宙に見参!

いやぁ〜〜バスの中で騒いでいたら注意されてしまった。
しかし、注意した相手が騒ぎ始めた場合…
どうするべきかと悩んだ今日…


 

ー火星圏ー

ーエルシャンク内部ー

ーブリッジー

 

ここでは目の前で起きている戦闘を回避すべく三日月のもとにむかうべく船を動かしていた。

ザージスの相手をグレート、セブン21に任しているのは、彼らの戦闘には殺戮の必要性がなく手を抜くためには集中が分散してはいけないのでエルシャンクは離れていた。

そして、ブリッジでは話し合いが続いていた。

 

タクト『三日月はどこだ、たしか小惑星にいるはずなんだが…』

 

ユージン『あいつのことだからあそこにいる奴等全員蹴散らしているかもしれないぜ、オルガが潰せといったら徹底的に潰すやつだからな。』

 

進児『タクトさん、俺たちはビスマルクにて待機しておくがそれでも構わないか。』

 

タクト『ああ、なるべくそのほうがいい、小惑星についたらすぐに戦闘だ。何事もなければいいんだが…』

 

ああ〜〜ああ〜〜

 

聞いたことのない歌声が船内を響かせる。

この声は知らない

 

シャフ『え、誰かここで歌を歌っているんですか?歌声が聞こえてきているんですが…』

 

ガミラン『誰だっ!こんな時に歌なんか歌っているやつは!』

 

あら〜〜はじめましてのかたが〜〜たくさ〜〜んいるわね〜〜ど〜〜も〜〜

 

さらに声が聞こえてきた。

不審に思った俺はマジョリカとどれみを呼んだ。

 

マジョリカ『なんじゃ?タクト・マイヤーズ?今、わしは魔力を使ってこの船を動かすのに忙しいじゃぞ!』

 

あら〜〜いたのね〜〜マジョリ〜カ〜〜

 

マジョリカは歌声を聴くと蒼ざめて部屋から出ようとしたが俺はなんとか止めた。

 

タクト『この声の主を知っているんだろう?誰の声なんだ?』

 

マジョリカ『ふーわかったわい、どうせお前らに紹介しないといかんのじゃからな。出てこい!デラ!』

 

マジョリカが大声を出して叫ぶとエルシャンクに置いてあった机の下から真っ黒な服をした女性が出てきた。

 

デラ『アーアーアーやっと〜〜で〜〜て〜〜こられた〜〜マジョリ〜〜カ〜〜あなたが〜〜いないと〜〜怖くて〜〜出てこ〜〜られ〜〜なかったわ〜〜』

 

ガミラン『き、貴様!どうやって入ってきた!ま、まさか!貴様は…』

 

ガミランは腰をついてデラを指差し、震えた声で話していたが俺は焦ってガミランの口を塞いだ。

 

タクト『ダメダメ!この人の正体をバラしたらマジョリカみたいになるから”あのふた文字”はいっちゃだめ!』

 

そういうと驚いていた皆も慌てて口を閉じていた。

最もどれみちゃんは魔女といっても大丈夫なのに…

 

デラ『ふー危なかったわ。ありがとね、私の名前はデラ、私にむかって”魔女”なんて絶対に言わないでね。ところでマジョリカ。あなたそろそろ集金の日よ。それにあの四人の転送代金もいただくわよ。となると…』

 

転送?四人の転送?

皆がデラに視線を向けるなかデラは黙々と電卓を叩いていた。

 

シャフ『集金?それに四人の転送代金とはなんですか?』

 

電卓を叩いていたデラにシャフが真っ先に話しかけた。

四人の転送という言葉に対して誰もが疑っていたからだ。

 

デラ『あら知らないの?ベベルから頼まれたんだけどねぇ、プリキュアを4人こっちに連れてこいと頼まれたのよ。もっとも代金はマジョリカに払ってもらえっていわれたんだけどね。さあ、払って。』

 

電卓に表示された数字を見てマジョリカが血相を変えていたが、俺はそのマジョリカをどけてデラに詰め寄った。

 

タクト『!プリキュア4人…どういうことだ!どこにプリキュアを送ったんだ!それに確か零君から聞いたらプリキュアは4人…キュアダイヤモンドを除いたら数が合わない。』

 

デラ『あら!そっかぁーこの世界じゃ知らないわよね。実はねトランプ王国にいるキュアエースってのも連れてきたのよ。だからトランプ王国にわざわざいった追加料金も貰うわよ。さあ、払って払って!』

 

電卓をマジョリカに押し付ける。

 

マジョリカ『ああーっ!ったく何やっとるんじゃ!わかったわい、こっちの部屋で話し合いをしよう。デラついてこい。入ってくるなよ全員!』

 

ガミラン『おい!マジョリカ!くっ…仕方ないか…』

 

ララ『ごめんなさいね。少し我慢しといてねぇ〜』

 

イルボラ『状況から鑑みると仕方ないかもしれない。だが、プリキュア4人が来たとなると…どこにいったか…』

 

ユージン『もしかしたらミカがいるところにプリキュアたちがいってるんじゃねぇか。』

 

タクト『十中八九そうだろうねぇ。おっ、そろそろ三日月の反応も現れるんじゃないの?マナ、モニターから目を離すなよ。』

 

マナがジッとモニターを見ると右側に反応があった。

 

マナ『三日月の反応を発見!他に質量のある存在が7!それぞれぶつかり合っているようです!』

 

オルガ『何?まさかミカのやつをプリキュアが襲ってんのか。』

 

ユージン『マジかよ!いや…モビルスーツを見た時点で俺たちをギャラルホルンとかと勘違いしているんじゃねぇか?』

 

イルボラ『その可能性は高いでしょう。』

 

どれみ『そんなぁ…三日月さんとプリキュアが戦ってるなんて〜〜はぁ…どっちが勘違いしているんだろう。』

 

タクト『…互いに可能性があるね…はぁ…とりあえずそこに向かおう。スピード上げられるか?』

 

マナ『はいっ!マジョリカさんが魔法で操っているのはエネルギー関係だけなので問題ありません。ところで…格納庫で何かエネルギーが出ているのですが…』

 

どれみ『何何何?格納庫!私行ってくる。』

 

そういってどれみは格納庫に向かった。

 

ー格納庫ー

 

私が格納庫につくとそこには仁先輩たちがロボットの前で話し合いをしていた。

 

どれみ『どうかしたんですか?』

 

仁『ああ、実はこの三体のロボットに何か仕掛けとかあるんじゃないかって…思ってな。』

 

どれみ『仕掛けですか…うーーーん。そうだ!もしかしたらスーパー戦隊のロボットたちみたいな合体するんじゃないんですか!』

 

飛鳥『案外利にかなってるかもしれない。でも、そういう操作をするようなボタンやレバーがないような…』

 

どれみ『でも、ウルトラマンガイアだと小さな電池みたいなものを使って変身していたから…そういうのありませんか?』

 

私はこう見えて特撮やヒーロー物はよく見るんだよ。

スーパー戦隊っていう私達を助ける現実のヒーローやウルトラマンといった架空のヒーローの戦いをよく見ているんだ!

妹のぽっぷには馬鹿にされてるんだけどね。

 

吼児『ねぇ、もしかしたらこのバッジかなぁ?』

 

飛鳥『そうだ!それだよ吼児!それなら貰ってるじゃないか俺たち!』

 

三人はズボンのポケットからバッジを取り出した。

 

どれみ『よーし、このバッジを上に掲げ…いやでもロボットと関係あるかな…』

 

仁『いや、すごい発見だぜどれみ!もしかしたらそれぞれのロボットに何かこういうの入れる穴とかあるかもしんねぇぞ!飛鳥、吼児探すぞ。』

 

三人はそれぞれのロボットに乗り込んだ、コックピットの中では色々な場所を調べてみると…

 

仁『よっしゃ、見つけたぜ!この穴にバッジを入れてみるぞ!飛鳥、吼児!』

 

飛鳥『ああ!』 吼児『うん!』

 

ドドドドドドドド!!

三体のロボットが絡まっていた機械を外して動きだした…

 

どれみ『や、やばっ!タクトさんに伝えてこないと!』

 

ウイーン

 

格納庫がエネルギーに反応して勝手に開いた。

これにはマジョリカが関わっているみたいたけど…ともかく逃げないと!

 

どれみはそのまま扉を開けて、司令室に向かおうとしたがその前に三体のロボットが宇宙に出ていってしまった。

間一髪なんとか扉に入り格納庫から出ていたどれみは無事だった。

 

どれみ『あっぶなぁ〜にしてもこれからどうなるんだろうあのロボット…本当に合体するのかなぁ?見てみよっかなぁ…まだテキオー灯の効果で宇宙に行っても大丈夫みたいだし。』

 

どれみは魔女の姿になり、外に出てみた。

すると…そこには三体のロボットが並んでい、それぞれ変形し出していた。

 

どれみ『うっそー!マジにスーパー戦隊みたいじゃん!あれだと…多分…ジェットイカロスみたいだ!』

 

私はこう見えてもよくスーパー戦隊について図鑑で確認してるし、大体の戦いはわかるんだ!ただ…去年起こった妖怪騒動についてはまだ資料不足でよくわかんないんだ。

5年前にも妖怪騒動は起きたけどあれはどうやら正確には泥人形だって噂があるし…まあ、ともかくなにより…

 

かっこいいー!

 

お!お!ライオン型ロボットが足になって!

人型ロボットが胴体になって!

鳥型ロボットが腕になる!

 

そこから合体したー!

 

仁『ラーイージンーオー!よっしゃ!俺たちは零を止める!失礼なことを言ったから責任とらないとな。』

 

そのままライジンオーはザージスのもとに向かった。

どれみはポカンとライジンオーを見ていた。

しかし、ハッとしてそのまま船に戻った。

 

どれみ『戦争かぁ〜なんか…ピンとこないな、怖いよ…』

 





マジョリカの部屋

ここでは、デラとマジョリカが話し合っていた。


デラ『さあ、マジョリカ、お金払って。』

デラは魔女を相手に生活雑貨を売る魔女の販売業者である。
マジョリカはデラにいくらか借金があり頭があがらないのだ。

マジョリカ『待て!わしが払うのはよく考えるとおかしいわい!そもそも零が来たからわしらは迷惑をかけているんじゃわい!だったら零の責任者が払うのが筋じゃあっ!』

デラ『マジョリカ、それを理由に払わないなんてずるいわよ。さあ、払って払って!』

マジョリカ『くぅぅ〜そうじゃ!わしからではなく、セバスチャンから貰えばよいではないか!四葉財閥の財力はわしよりも凄い!請求書を送りつけたらすぐに払ってくれるわい!』

デラ『あ、そっか。確かプリキュアの一人の四葉ありす(キュアロゼッタ)のお金持ちのことよね。それなら大丈夫そうよね。』

マジョリカ『請求書にプリキュア暴走代としとけい、キュアダイヤモンドが暴れて街を破壊した代金としとけばよかろう、この機会に古くなった商売道具とかを買い換えるぞ〜それに上乗せしとけい!このことは誰にも秘密じゃぞ。バレても迷惑をかけたのは向こうといえるし、タクトが来てもエルシャンクを動かすのをやめるといえばよい!』

デラ『了解〜〜それじゃあ、これあげるわ。』

デラはマジョリカにある絵を渡した。

マジョリカ『何じゃこの絵は?』

デラ『サービスよ、サービス!とりあえずこの絵の代金も請求しとくからね、バイバイ〜』

そのままデラは消えていった。

マジョリカ『とりあえずここに飾っとくか。』

マジョリカは絵をそのまま壁に掛けておいた。


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ノアの伝説の鎧

仮面ライダーエグゼイドがなかったせいで…一週間の疲れが癒されなかった…
今週…無事でいられるかな…


 

ー火星圏ー

 

グレート『はぁ…はぁ…』

 

グレート、21対ザージスの戦いは熾烈を極め、グレート、21の体はボロボロであった。

 

21は頭部の武器ヴィルザードを使いザージスの体にダメージを与えることは出来たが決定的な一打にはならず、グレートのバーニングプラズマの電撃効果で動きは鈍くなったが、グレート、21共にカラータイマーがなりピンチの状態であった。

 

 

ダークザージス『カラータイマーがなっているなあ…俺のほうは闇で補っているからそんなものはならない…』

 

セブン21『お前の目的は…私たちから姉を守るはずだろ…我々の仲間は君の姉を救いたいだけだ…』

 

ダークザージス『姉…りつ姉のことか?…はっ…ははははっ!誰が守るかあんなやつ!それはな!俺が零から肉体を乗っ取るための口上に過ぎないんだよ!俺を拒否している零も

それならば大丈夫だろうと少し思っているんだ!利用するにはもってこいの内容だろう!』

 

ジャック『つまりお前は姉を守る気なんかないというのか…』

 

ダークザージス『むしろりつ姉を殺すことでこの零の闇が増える可能性もある。そうなったらもうこの体を完璧なものになる!こいつにはプリキュアと仲良くしたり、優しくしてくれたら紅麗奈との触れ合いで心を知った。だが、そのプリキュアやお前たちを殺すことで殺してしまった。俺が殺した。俺は怪物なんだ。そんな認識を持たせるための素材にお前たちは選ばれたんだよ!死ね!ダークレブティック!』

 

黒色の破壊光線がグレートと21を襲う!

彼らには撃ち返す光線のエネルギーはなかった!

動くことすらも不可能なほどエネルギーがなくその場でただ佇むしか出来なかった。

 

ジャック『ここまで…

 

 

ジュッ!!

 

ジャック『え…平気だ…なぜ…光線は…』

 

俺はゆっくりと前を見たすると見たことのないロボットが剣でダークザージスの光線を消し去っていた。

あのロボットはいったい…

 

仁『大丈夫か?ウルトラマン!』

 

ジャック『あ、ああ……もしかして、そのロボットは君たちの三体のロボットを組み合わせたものかい?』

 

飛鳥『ええ、ライジンオーって名前です。ともかくこいつがあの零…俺たちはどうすればいいんですか。』

 

グレート『彼自身の闇を抑えこむ…そのためにあのカラータイマーを破壊する。だが…私たちのエネルギーはもう限界だ。例え我々のパワーが全開でも彼は成長している…すごい速度で我々の速度や特徴を掴んで戦っている。勝負は一回きりだ、一発で決めるしかないぞ!』

 

吼児『一撃必殺の技…え~と…これだ!仁君、飛鳥君!ライジンソードを使った必殺技”なら可能かも。』

 

仁『必殺技のイメージは…固まった!よっしゃ行くぜ!ライジンシールド!』

 

ライジンオーはライオン型ロボットの顔をした盾を回転させながらすごい速度でダークザージスに投げた。

 

ダークザージス『当たるかっ!』

 

ダークザージスは即座に右に動いで盾を交わした。

 

ダークザージス『このくらい…

 

シャギー!

 

盾のライオンの顔が光り、ダークザージスに向けて重力波を放った!

 

ダークザージス『な、なんだと…体が動かない…』

 

この重力波は相手を動けなくする効果があるのだ!

 

ダークザージスの体が動かないすきにライジンオーはライジンソードと呼ばれる武器を右手に持ってダークザージスに向かっていった。

 

飛鳥『あのカラータイマーを貫け!あそこから闇のエネルギーの反応が強い!』

 

仁『そこかああ!ゴッドサンダークラッシュ!!』

 

パリン!!

 

ライジンオーのゴッドサンダークラッシュによりダークザージスのカラータイマーは砕けて闇が出てきた!しかし…

 

ダークザージス『ぐわあああっ!俺のカラータイマーを狙ったことは褒めてやる!しかし、俺を追い出しても零は戻らない…意識のないこの体はただの抜け殻だ…ザマァみろ!はっはっはっ!』

 

吼児『そ、そんなぁ…』

 

そうやっていったダークザージスの体の色は黒色から白に変わりもとのザージスに戻った。しかし、彼の目から光りが消え、動こうとしなかった。

 

セブン21『生命反応はある…しかし…この状態は生きているというよりかは…死んでいるといったほうが正しい…心が死んでいる…いったい…どうすれば…』

 

ゆっくりとライジンオーはザージスと動けなくなっていたグレートとセブン21を連れてエルシャンクに戻っていった。

 

そのころ…ランファは自分の部屋で何かを探していた。

ランファは昔祖母からもらった写真のことを思い出しどこにあるか探していた。

 

ランファ『どこ!どこいったのよ!あの写真!あの写真はおばあちゃんがザージスのある姿を見た時に撮った写真だといった!しかしその姿はあんなに黒くはなかった。そこにこの戦いのヒントがあるはずだわ!』

 

その写真はランファが昔、祖母から見せて貰ったウルトラマンの写真だった。

遺品は全てランファが預かっていたため、ランファは自分の部屋を探していた。

 

ランファは部屋にあるものを片っ端から手に取り探していた。

本やCD、アルバムに服などを探したがどうしても見当たらなかった。

 

ランファ『確かにあの写真は…おばあちゃんの遺品は持ってきていたはずなのに…』

 

どうしよう?おばあちゃんが来てくれたのに…

私はまた何も出来ないの…

昭弘は頑張ったのに…

私だって…私だって…

私だって…

 

ブーン!

ランファが部屋の中を探している時に昭弘と昌弘が部屋に入って来た。

 

ランファ『あなた…昌弘!ちょっと!どうして?あなた…生きていたの!』

 

昌弘『ああ…タクトさんが体を張って助けてくれなかったらやばかった…』

 

ランファ『タクトが…あの時私は諦めていた…なのにタクトは体を張った…私は…』

 

私は右腕で自分の頭を叩こうとしたときに昭弘がこちらに近付いて私の右腕をとり…

 

パチン!!

 

私の頬を軽くひっぱたいた。

もっとも昭弘の手を抜いたとはいえ私の頬は赤くなりヒリヒリしていた。

 

昭弘『あんたさぁ…もういいよ。そんな気張らなくても…あんたはあんただ。何が出来た出来なかったじゃない。これからあんたがこれからどうするかだ。俺のこの一発の殴りはあんたから過去の自分を消すためにやった。弟のことに対する感謝して俺からのプレゼントだ。考えてくれ。』

 

昌弘『これ…そして…ありがとう。』

 

昌弘と昭弘はそのまま私の部屋を出ていった。

 

ランファ『自分がどうするか…これから…どうするか…昭弘を救った昌弘の行為…そしてそれを助けたタクトの行為…その全てにつながること…それは…”勇気”!』

 

私は妹の写真が入った写真立ての裏にあった写真を見つけた。

これこそ私が探していた…おばあちゃんがとった写真…

 

ランファ『見つけた…この写真…光の鎧…これってまさか!”黒き闇使者鎧身につけたもうと救うべしきに心強くし別の鎧来れ”…黒き鎧があのダークザージス…ということは別の鎧…心強くし…おばあちゃんがいった強さ…それはみんなが見せてくれた…”勇気”!』

 

ピカーン!!!!!!!!!

 

天井が光り出した…周りが見たこともない白い空間に私はいた。

私の前には大きなウルトラマンがいた。

それは見たことないのウルトラマンだった。

銀色に輝くウルトラマン…ウルトラマンノア!

この鎧って…ノアの伝説の鎧!

 

ノア『君の勇気で彼を助けてくれ…彼を救うのは君だ。私の力を使うがいい。』

 

ランファ『ウルトラマンノア…私の勇気とあなたの鎧で…私は昭弘やタクトのように零を救う…それが私の今やるべきこと!』

 

シュウ…

 

光りが消えると私は格納庫前にいた。

そして私は迷わず格納庫の扉を開けて入った。

するとそこにはウルティメイトイージスを身につけたカンフーファイターがあった。

 

ランファ『これが…ノアの伝説の鎧…タクト!返事しなさい!タクト!』

 

タクト『どうしたんだい、ランファ。』

 

ランファ『カンフーファイターは使える…魔法なしでも使えるわ!私とノアの伝説の鎧で、にしてもあんたもやるじゃない。』

 

タクト『ありがとう。それにしてもいい顔だよ、ランファ。その顔なら全て任せても良さそうだね…任せたよ。』

 

ランファ『了解!私の勇気で…必ず救う!』

 

ウルティメイトイージスと合体したランファのカンフーファイターはウルトラマンザージスのもとへと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





ー昌弘・アルトランドー

昭弘・アルトランドの弟でヒューマンデブリとして宇宙海賊ブルワーズに所属していた。
昭弘たちの説得が失敗したかに見えたが昌弘が兄を庇い死亡したかに見えたがタクトが魔法のペンダントを使って一命を取り留めた。

基本的に死亡キャラは助ける方向性ですが…まぁ、デンジマンやオルフェンズ、おジャ魔女どれみにビーロボカブタックが混ざった世界観ですので基本的に常識にとらわれたら終わりです。


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レイブラッドの最後

ダラケーさんとのコラボ編最終回!
見てくださ〜い!私は最終兵器彼女見て来まーす!
あの憂鬱具合…素晴らしい!


 

ー火星圏ー

 

俺の名はウルトラマンザージス…

俺は心の中に閉じこもっていた…

もう俺はいいな…

生きていても苦しいだけだ…

あいつに…自分の闇に呑まれたときに…

知ったんだよ…俺の価値を…

俺はあのとき…あのときかっとなって船を殴っていた…

もし、場所が違ってたら…自分の手でりつ姉を殺していた…

もしかしたら次は両親を殺してしまうかもしれない…いや、世界にとって必要不可欠な人間を殺して人類を滅ぼすかもしれない…

俺には人殺しの才能があるんだ…

だったら…俺は…俺が…

俺が消えれば…

 

ランファ『馬鹿ーーー!』

 

ジャック『はっ!ら、ランファ…いや?そのカンフーファイターは一体…』

 

ランファ『これはウルティメイトイージス!伝説のウルトラマンノアの鎧よ!さあ、受け取りなさい!零!まだやることがあるでしょう!』

 

ランファはカンフーファイターについてるノアの鎧の一部を分離させてザージスのカラータイマーの周辺にくっつけた。

ザージスの壊れたカラータイマーを修復すれ

 

仁『お、おい!ランファの姉ちゃん!大丈夫なのかよ!』

 

ランファ『ええ、このノアの鎧のおかげでね!セブン21!この鎧の力なら零はなんとかなる?』

 

セブン21『ああ、大丈夫だ!それにその鎧の力ならば…彼女たちを…プリキュアを助けられる。その鎧のエネルギーをこちらにも分けてくれれば我々も戦える。』

 

ランファはその鎧のエネルギーをセブン21、グレートにも与えた。

これまで赤く点滅していたカラータイマーが青に戻ると、グレートとセブン21はライジンオーから離れて小惑星に向かった。

 

 

ザージス『うっ…ううっ…ここは…』

気を失っていたザージスの首が起き上がり目に光が戻った。

 

飛鳥『零!お前もう大丈夫なのか?』

 

ザージス『わ、悪かったな…俺はお前たちのことを僅かだが…妬んでいたのかもしれない…俺がお前らの時期はモルモットになっていただけだったからかな…』

 

吼児『ごめんね、まあでも僕たちも君のお姉さんを助けるのを手伝うから。』

 

ザージス『いいのか…俺を殺しとかなくて。』

 

仁『俺たちは人殺しじゃあない。喧嘩も終わりだ!わかったか!』

 

ザージス『ああ…まさか俺が説教されるとは…それじゃあ行くか!』

 

カンフーファイターについていくように俺たちは小惑星に向かった。

小惑星についたらそこでは乱戦が繰り広げられていた。

三日月が乗るガンダムバルバトスがプリキュアたちやゴーデスジコチューたちを攻撃していた。

 

ランファ『ええーっ!み、三日月!その女の人たちは敵じゃあないわよ!三日月ー!』

 

三日月『何?ランファ、俺はこいつらがオルガの命令を邪魔するんだよ…なんでこんな怪物構うかよくわからないな。』

 

キュアハート『あの怪物にはガロさん、そしてあそこにいるキュアダイヤモンドはレイブラッドに操られているだけなんだよ!』

 

ランファ『そうよ!だから三日月!あんたはとりあえずメイスを納めておくのよ!わかった!これはオルガからの命令よ!』

 

三日月『そうなんだ。わかった。』

 

三日月はメイスでの攻撃をやめた。

しかし、その直後ゴーデスジコチューの触手が三日月を襲ったがすぐさま腰に巻いていた銃を放って触手に対応した。

 

三日月『こんな状況だと、俺も倒すしかないんだけど…』

 

レイブラッド『助けるのは不可能だ!例えそのノアの鎧があったとしても我が対策を何もしていないと思っているのか!』

 

レイブラッドはゴーデスジコチューの前にキュアダイヤモンドダークエンジェルモードを置き、キュアダイヤモンドは黒き翼で周りを包み込んだ。

 

レイブラッド『この翼はな!偽グリーフシードと呼ばれる魔法少女から手に入れた魔女化装置よ!その中には二人の魂が宿っている。貴様らがこの翼にある偽グリーフシードを壊した途端二人の魂は我とともに消える。対抗出来なければ人質を取ればよい!これが一番確実な方法だからな!さあ、撃ってみろ!』

 

キュアソード『ど、どうすれば…』

 

セブン21『これを使うといい。』

 

セブン21は自らの武器であるヴェルザードをキュアソードに渡した。

 

キュアソード『こ、これはあなたの武器なのでは….』

 

セブン21『話しを聞く限り肉体を取り戻す前にあの黒き翼にある偽グリーフシードを取り出す必要がある。そのためにもこのブーメラン型のヴェルザードであの黒き翼にある偽グリーフシードを取り出してくれ、私はこれを近接武器としてしか使えないが君ならこれを正確に投げ飛ばせるだろう。そして、キュアハート!君にもやるべきことがある。』

 

キュアハート『わ、私!』

 

セブン21『君はあの中にある偽グリーフシードの正確な位置を割り出すんだ。私が力を与えるからわかるはずだ。』

 

キュアハート『は、はい!』

 

セブン21『残りのメンバーはやることがあるから準備をしておけ!』

 

レイブラッド『させるかあぁぁぁ!』

 

ゴーデスジコチューの触手が伸びてこちらを襲う!だが、すぐさまザージスが触手を引きちぎった!

 

ザージス『助けるんだ…みんなで…二人を…俺の大事な人を助けて…俺はなる。ノアのようなウルトラマンに!』

 

キュアハート『あの右の翼の6番目の羽根の裏に偽グリーフシードがある!キュアソード!』

 

キュアソード『はあっ!』キュアソードが投げたヴェルザートは黒き翼の中にあった偽グリーフシードを傷がつかない程度に刺して戻ってきた!

 

レイブラッド『よくもおおおお!』

 

キュアダイヤモンドダークエンジェルモードとゴーデスジコチューが攻めて来る!

 

ランファ『あんたらの最後よ!ノアの鎧なら二人を助けられるわ!』

 

セブン21『キュアロゼッタ!キュアエース!ザージス!お前たちは向かってきた奴等に突進しろ!私とランファとグレートが自分たちの光のエネルギーとノアのエネルギーを後ろから注ぐ!三日月はそれまであいつの足止めをするんだ!』

 

三日月『わかった…』

 

三日月は側に置いていたメイスを引き抜いてゴーデスジコチューとキュアダイヤモンドダークエンジェルモードを抑えていた。

 

レイブラッド『お前なんかにいい!貴様らには失望しているのに何故貴様ら人間は歯向かう!我らに滅ばされれば救われるというのに!』

 

三日月『救い?そんなのいらない。俺はただ障害となるお前を倒すだけだ。ごちゃごちゃとうるさいな…』

三日月はメイスでゴーデスジコチューのしゃべっていた口の部分をメイスで突き刺した。

 

ランファ『よっし、発射するわ!準備はいい!みんな!』

 

ジャック『大丈夫だ!』

 

セブン21『行くぞ!ファイナルアルティメットアタック!』

 

三人のエネルギーはキュアロゼッタ、キュアエース、ウルトラマンザージスの突進力とパワーになった!

 

キュアロゼッタ『この力は…』

 

キュアエース『皆で力を合わせた…』

 

キュアエース『必殺技ですわ!!』

 

三人の体がゴーデスジコチュー、キュアダイヤモンドダークエンジェルモードを貫いた!

そしてガロとキュアダイヤモンドの姿となり、小惑星に落ちる前にザージスの手によって救われた。

だが、煙となったレイブラッドがそのまま逃げていった!

ギリギリのところでダメージを受けながらも消滅していなかった!

 

レイブラッド『あ、甘いわ…我は貴様らの世界に戻り…霊体として悪の巨人の体に乗り移る!実体のない我を倒すのはノアの鎧でしか不可能だ!だが今の一発でもうエネルギーはないだろうなぁ…二人の体を取り戻すのに集中しすぎだ!もうエネルギーはないだろう…さらばだ!ムハハハ!』

 

キュアハート『そ、そんなぁ!ここまで来たのに…あと少しなのに…』

 

ザージス『そいつは…』

 

仁『問屋が卸さないってな!ライジンシールド!』

 

なんと小惑星にライジンオーは降りたっておらず、隠れていたのだった。

他のメンバーは正体がバレていたがライジンオーは姿がバレていなかった。

そのため、レイブラッドはライジンオーのライジンシールドの電撃攻撃を食らった!

 

レイブラッド『ぐわあああっ!で、電気が我の体を包む…だと…』

 

レイブラッドの霊体の煙をライジンシールドの電撃と重力効果がレイブラッドの体を形成していた。

 

仁『これで最後だ!ライジンソード!ゴッドサンダークラッーーーシュッ!!』

 

ライジンソードがレイブラッドの体を真っ二つに切り裂いた。

 

ザージス『永遠に消えろ…レイブラッド!』

 

レイブラッド『ち…畜生!貴様らなんかに!貴様らなんかにいいいいいいい!うわあああああっ!』

 

レイブラッドは爆発四散した!

 

仁『絶対無敵!ライジンオー!』

 

ザージス『やったぜ!みんな!』

 

キュアロゼッタ『そろそろ危ないですわよ…時間がもう…』

 

ジャック『やはり完璧に繋がっていない君たちの世界がこの世界にいるには限界があったか。』

 

そう、三つの世界と繋がっている彼らはともかくプリキュアたちの世界とは不安定な繋がりしかなく、レイブラッドの怨念が繋げていたようなものでレイブラッドが死んだ今、体を維持出来なくなっていた。

 

キュアエース『では、我々はこれで。ありがとうね。』

 

キュアハート『ありがとう!またね!』

 

キュアロゼッタ『三日月さんも仕方ないから許してあげますわ。』

 

ランファ『ほら三日月、謝んなさい。』

 

三日月『ごめん。』

 

仁『じゃあな、零。元気でやれよ。』

 

零『ああ、それじゃあな、仁!』

 

俺は手のひらに気絶しているガロとりつ姉を乗せてノアの鎧をランファから受け取って空間を移動した。

 

ザージス『じゃあな!』

 

俺はこの戦いで知った。

他のウルトラマンの存在…

そして、自分の意味をりつ姉を救った力を…

俺はもっともっと強くなる。

いつか来る…戦いのために…

 

 

 

 

 





ちなみに

マジョリカ『ふっふっふっ…もうけた儲けた…セバスチャンの払いも良かったわい。ところであやつが何か袋を送りつけてきたんじゃが…』

マジョリカは袋を開けると急に白い煙が出てきてマジョリカを包んだ。

マジョリカ『な、なんじゃ…か、体が重い…こ、腰があああっ!ぎ、ギックリ腰!し、しかも動きづらいし…こ、この白い顎髭は!て、手紙が出てきたわい…』

レジーナ(はーい!お金を払わせた分、責任を取ってねぇ?浦島太郎!どうかなぁ〜それは二週間たたないと解けないからねー。バイバイ〜)

マジョリカ『い…痛みわけかい…こ、腰があああ!どれみ!タクト!誰でもいいから来てくれ〜』


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新兵器ISとナデシコ
魔法少女と相反するもの


今週は特別に来週忙しくなるので、投稿しました!
ちなみにクロスという名字の人物が参戦している作品がわかる人がいたら凄いですよ!
それでは、α世界!行ってみよー!


 

ーα世界ー

ー沢芽市ー

ー美空町ー

ードルーパーズ店内ー

 

タクト・マイヤーズらが宇宙航海を続けているころ、別世界では華撃団のメンバーのグリシーヌ・ブルーメールが皆を集めて話しをしていた。

 

グリシーヌ『さて…お前たち…なんだあの戦いは!』

 

グリシーヌさんがカフェで叫ぶ。

店員や客はこっちをすごい見ていた。

視線をすごく感じている。

こうなったのには理由がある。

 

グリシーヌさんの不思議なライトに浴びせられた俺たちは巨大化して怪獣と戦った。

しかし、結果は酷く避難は完了していたため、死亡した人はいなかったものの、ビルをたくさん壊してしまった。

怪獣はお腹にある赤い部分を皆の技をぶつけたら、どうやらそこが心臓のようなもので怪獣は爆発した。

そのことに対して俺たちは怒られていた。

最もマミちゃんが魔法で直してくれたからビルの被害はないけど…

…でも、なぜかマミちゃんは戦いの後は怪獣から落ちた不思議なものを取っていた。

 

我夢『そうはいわれてもこっちも初心者ですから…戦闘なんて…』

 

グリシーヌ『いいわけはいい!マミがいなかったら大問題になっていたぞ!それに鉱太!お前あんな剣術じゃあ蚊も殺せんぞ!』

 

鉱太『そんなこといったってここは日本といってももう新西暦191年だぜ!』

 

グリシーヌ『黙れぃ!これから私が稽古をつけてやる!ついてこい!』

 

光実『そ、それはまず置いといて…マミちゃん、君は確か怪獣が落とした何かを拾っていたよね?』

 

マミ『はい、不思議でしょうがないんですがこれを…魔女しか落とさないグリーフシードを落としたんです。』

 

光実『グリーフシード?それってなんですか?それに魔女というをもっと詳しく教えてくれませんか?』

 

マミ『まず魔女についてはよくわかっていないんです。ただ漠然と街に現れては結界と呼ばれる空間に人を閉じ込めて殺す存在…世間でよくあり謎の死や神隠しのほとんどが魔女による殺人。そして、私たち魔法少女はその魔女を倒すことにより、得たグリーフシードを回収する。魔法少女が持っているソウルジェムは魔法を使うたびに濁ってしまう。このソウルジェムが黒く濁らないようにグリーフシードを使う。グリーフシードを使って、常にソウルジェムの濁りを消しながら戦う存在…それが魔法少女、なるためにはキュウべえと契約することです。』

 

鉱太『前に聞いていたどんな願いも叶えるって奴だろ。へぇーすげぇな!だが魔法少女がいるにしても、このドライバーが変身した姿もよかったろ!』

 

舞『鉱太はそのドライバーを使って怪獣退治とかするの?』

 

鉱太『いや、別に…なんとなく流れで…にしてもこいつは魔法少女と関係してんのかな?マミちゃんは知らないか?』

 

マミ『よくはわかりません。でも、キュウべえはそのドライバーは魔法少女とは相反するものであると言っていたわ。』

 

舞『どういうこと?それにそのキュウべえは?』

 

マミ『キュウべえならまどかさんやさやかさんとともにCD屋さんに行ったわ。キュウべえは少女の願いを叶えて契約するのと関係あるのかしら…』

 

??『それは対象が別ってことだろ?』

 

私たちが話しをしていると後ろから帽子を被った男が話しかけてきた。

こいつは確か…あ!ユグドラシルの販売員…

シドだ!

俺たちがやっているインベスゲームっていう小さなインベスと呼ばれるモンスターを召喚して、ダンスチームのステージ争奪戦をしているんだ。

そのインベスの召喚道具”ロックシード”を手に入れるためにはこのシドに高い金を払っている。

こいつはほとんどここドルーパーズの奥の席に座っている。

こいつならドライバーのことを知っている。

 

鉱太『対象が別…まさかあのおばさんがドライバーを使えなかったのと関係あるのか。』

 

シド『この戦極ドライバーは一番最初につけたもの以外が使おうとしても使えない。それも男だけだ。』

 

舞『そんなぁ…じゃあ、おばさんが使えなかったのはよかったけど…鉱太以外が使えなくなっちゃったの!』

 

シド『そういうことになるな、要するに女しかなれねえ魔法少女に男にしか使えねぇ戦極ドライバーは相反するものだってことだよ。最もうちのドライバーのほうが魔法少女よりかはましだな。』

 

マミ『どういう意味?』

 

シド『ああ、まだ知らなかったのか。知らない方が幸せだぜ…最も絶対にあんたは知ることは出来ないがな、じゃあな。』

 

そのままシドはレジで会計を済ませて大きなガラガラを引きずって店を出て行った。

 

鉱太『ったく、いまいちわかんねぇんだよあいつ、不思議なことばかり俺らに言うしな。』

 

グリシーヌ『あのような輩には注意すべきだとはわかった。にしてもあの三人組はどこに行ったのだ?』

 

あの三人組とはウサラパ、エド、ノラッティーの三人で戦いの最中消えていって行方不明だった。

 

我夢『あの戦いの後では見てませんね。あ、やばい!僕はそろそろ失礼するよ。』

 

鉱太『なんか用事でもあんのか?』

 

我夢『ユニオンの束・クロスさんの新型兵器”IS”の起動実験と新型戦艦の発表を手伝う約束があるんですよ。ユグドラシルコーポーレーションの下請け会社ネルガル工業のスキャパレリプロジェクトといって、実験には、大学の同僚のカグラ・ゲンキや織村千冬なども参加するから手伝うと行けないんだよ、警備にプラントからGUTSの隊員が来てくれるし、それじゃ!』

我夢は自分が食べていたパフェをすぐに平らげて、お金を置いて出て行った。

 

グリシーヌ『ともかくだ…今後は…』

 

デレーレーレーレレレーレーレーレレレー

俺の携帯が鳴り携帯を耳に当てた。

 

鉱太『もしもし?え、アキト?どうした。』

 

アキト『ちょっと人が多くなったからきてくんねぇか?俺と店長だけじゃどうにもなんねぇんだよ。』

俺と同じ時期に入ったアルバイトのテンカワ・アキトから電話がきた。

最初は中華料理屋で働いていたらしいが、首になってここに来たらしい。

 

鉱太『オーケー、じゃあすぐ行くわ。』

俺は電話を切った。

そして、グリシーヌさんのほうを向いた。

 

鉱太『ちょっとバイト先が忙しそうなので手伝いに入ってきます。』

 

俺はそのままドルーパーズから出て行き、バイト先の恐竜やに向かった。

 

グリシーヌ『はぁっ…さて、何をしようか…ん?そういえば舞、お前はダンスチームのメンバーだったよな。』

 

舞『は、はい。チーム鎧武って名前なんですけど…あまり人気が出なくて…』

 

グリシーヌ『よし、それなら任せておけ!私はプロのダンサーとして店で歌って踊っていたこともある!よし、メンバーを全員集めろ!ビシビシ鍛えてやるぞ!行くぞ!』

 

舞『えっ!そんな急にちょ、ちょっと!グリシーヌさん!グリシーヌさ〜ん!』

 

グリシーヌはそのまま舞の手を引き、チーム鎧武のダンスチームの集合場所のガレージに向かって行った。

 

一方その頃…

 

ーGUTSー

ー地球基地ー

ー研究室ー

 

銀河戦争の後に起きた怪獣頻発期にて、プラントがモビルスーツとは違いマクロスと呼ばれる小型戦闘機部隊を作るというコンセプトのもと、パトリック・ザラ議長の代わりに新しくプラントの議長となったギルバート・デュランダルによって作られた組織”TPC”の戦闘部隊”GUTS”の地球基地にて、ある二人が会話していた。

 

だらしない服装の一人の女性がパソコンを打ちながら画面とにらめっこしていると、白の制服を着た女性がだらしない服装の女性にコーヒーを渡して話しかけた。

 

イルマ『新型兵器の調整のようね、篠ノ束…遅くまでご苦労様。』

 

束『別に気を使うことはないよ。それにイルマ先生〜私の今の名字は”篠ノ”じゃなくて”クロス”もう結婚したんだから〜』

 

イルマ『そうだったわね…にしても、あなたはあまり人当たりは良くなかったのに変わったわね。私があなたの行っていたヤログ大学の指揮授業にあった時はほとんど無口だったというのに。』

 

束『そんなわけない〜私は今だにほとんどの人とは無口だよ。』

 

イルマ『そうなの、ま、私はあなたと正反対のタイプの人間も教え子にいるけどね。』

そうして、イルマは一枚の女の写真を見せた。

 

束『誰?』

 

イルマ『ミスマル・コウイチロウ提督の娘ミスマル・ユリカ、彼女の指揮能力はこの年度最高で全てパーフェクトだったの。もっとも、歴代最高は私で2位が彼女なんだけどね。』

 

束『冷静さで勝ったんでしょ〜』

 

イルマ『あら正解。さすがにわかるのかしら。ところで、あなた…あの計画はどうなったのか知っているかしら?』

 

束『”プロジェクトアース”…私はそれには携わってないよ〜あれは戦極凌馬や呉島高虎、それに一部のユニオン関係者が関わっているだけで私にはほとんど情報は入ってこない。もっとも…こういうものを見つけたんだけどね。』

 

束はカバンから星型のものを出した。

 

束『何かよくはわからないけど…これがプロジェクトアースに関わっているエイフマン教授が私にくれたの。』

 

イルマ『その星型…いったい何かしら?まあ、ともかく新型兵器の調整任したわよ。束。』

 

束『お任せ〜』

 

私はそのまま扉を開けて自分の部屋に戻って行った。

 

イルマ『あの星型のもの…タライみたいな形しているけど…いったい…とまかく今は戻らないと…ファイヤーコンボイが待っている。』

 

 

 

 



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超獣を超えしIS

本格的にIS系を出すようにしましたー!
にしても、最近は暑いですねぇ〜私なんか汗っかきですから自転車に乗るのが趣味なのですが、タオルが3枚ないとアセモになるくらいだしますから、みなさんも気をつけて!
それでは、どうぞ!


 

ーα世界ー

ー沢芽市ー

ー三滝原町ー

ーGUTS地球基地ー

ー実験場ー

 

ここ、怪獣対策組織GUTSの地球基地では、束・クロスによる新型兵器の実験とユグドラシルコーポレーションの新型戦艦の発表準備が進められていた。

この実験には様々な研究者や大学生が集まっていた。

ユグドラシルコーポレーションの技術を目で見て手で触れることに興味を持っていないものでも、単純に集まるくらいだ。

そんな中、実験の最終調整をしている場所では、何人かが集まって話をしていた。

 

カグラ『さてと…そろそろ最終調整は完了したかい千冬?』

 

そこにいたのは不思議な装備をつけた男女の二人であった。

男の名はカグラ・ゲンキ、女の名は織斑千冬

二人はこの実験のメイン機動兵器”IS”を装備する人達であった。

 

千冬『問題ない。それにしてもお前には暇な時間かもしれないが、付き合ってもらって悪かったな。』

 

カグラ『気にしなくていい。新型兵器”IS”それが女にしか使えないっていうのをこの実験で見せるために僕がいるんだよ。』

 

新型兵器”IS”束・クロスが作ったモビルスーツと呼ばれる人が乗る兵器とは違い。

人に装着するというマルチフォームスーツであり、宇宙空間での使用を前提としている。

このスーツを着れば宇宙空間で自由に行動できる。

ただし、このスーツの使用出来るのは女性だけである。

なぜかというと、スーツ開発の裏にはかつて引き起こった人類同士の戦争は男尊女卑の思想が暴走したものである。

そこで、束・クロスは男性よりも女性が主体になる女尊男卑の思想を示すためにISの性能の素晴らしさと男性に使えないということを女性織斑千冬、男性カグラ・ゲンキによってはっきりと証明するためだ。

 

千冬『ま、御膳だてとしてボーッとしていればいい。』

 

カグラ『ところで、新型機動戦艦の名称はどおなったんだい?』

 

俺は格納庫に視線を向ける。

同じ発表するものであっても、あちらのほうはユグドラシル・コーポレーションの秘密兵器だったため、こちらには全然情報が入ってこない。

 

千冬『まだ決まっていない、新しくその機動戦艦に乗る艦長が決めるらしい。』

 

カグラ『そうか、ならいいか。にしても腹が減ったなあ…お、噂をすれば…』

 

カグラの視線の先にはパン屋のトラックが見えた。

実験に協力している人に向けたパンを配っているらしい。

 

北斗『すみません、ちょっと道が混んでいましたが、配達員の北斗です。パンを届けにきましたプロスペクターさん。』

 

トラックから出た青年が一人の男性に帽子を取って頭を下げていた。

 

プロスペクター『まあ、5分ほどの遅刻ですから大丈夫です。我々、そちらのオーナーとは仲がよいから目をつむりましょう。実験まであと10分しかないですからすぐに食べましょう。』

 

青年北斗はトラックからパンを下ろして会場にいた人たちにパンを配り始めた。

 

北斗『どーぞ。』

 

皆がそれぞれパンを食べ始めた。

ここのパン屋の味はとても評判が良く、人気があるため沢芽市では知らない人がいないと言われているくらいだ。

 

カグラ『まっ、これが唯一の救いかな…』

 

俺は千冬から離れてパンを食べていると見知った顔の人間がいた。

そこにいるのは多分我夢だ、手伝いの約束をしていたけれど、徹夜して機動戦艦のプログラムしていたから寝ていたと思ったのに…周りに何人かいるけど…誰だ?

男や女の子…男のほうの何人かは我夢の同期で何人かみたことあるからわかるけど…

女の子…手伝いに来ているのは…

あっ!そうか、確かこの発表の時にチーム鎧武が踊る予定があったんだった!

だけど…なんで我夢と…それにチーム鎧武のメンバー殆ど疲れているな、顔色が良くない。

俺は興味が湧き少し話しかけることにした。

 

カグラ『おーい、みんな。寝てるんじゃなかったのか?』

 

サトウ『おう、カグラ!実はなさっきまで寝ていたんだがチーム鎧武のダンスを実験の前にあるっていうもんだから起きて来たんだよ。』

 

カグラ『でも、チーム鎧武の人達かなり顔色が良くないように見えるけど…』

 

グリシーヌ『この私グリシーヌ・ブルーメールがフランスのパリで店のダンサーをやっていた経験を生かしてコーチをしてやってな、昨日の15時から今日の朝6時まで練習していたのだ。』

 

カグラ『い、今午前9時ですよ!ほとんど寝てないじゃないですか!』

 

舞『そうなんですよぉ…確かに私たちのダンスはフランスのフレンチカンカンを参考にしてキレも良くなってかなり向上したんですけど…』

 

ラット『かなり疲れて…もうヘトヘトですよ。ふわぁ〜〜ま、コーヒー飲んで眠気吹っ飛ばして頑張りますわ。』

チーム鎧武が気合を入れているなか…一人の男性は辺りをキョロキョロ見ていた。

 

鉱太『うーん…いないなあ…』

 

カグラ『君は…チーム鎧武の葛葉鉱太さんですよね?何か探しているのかい?』

 

鉱太『あんたがカグラ・ゲンキさんっていうのか、我夢から聞いたよ。ちょっと人を探しててな…チーム鎧武のリーダー角井裕也っていうだけど…しらねぇか?金髪の青い服着たやつなんだけど。』

 

カグラ『知らないですね…あまり昨日は出会るいていなくて…』

 

鉱太『そうですか…ちなみに俺は元チーム鎧武です。でも、俺とあんたは同じくらいの年だしなんか敬語で呼ぶのよそよそしいんだけど…』

 

カグラ『なら、俺はカグラでいいよ。』

 

鉱太『じゃあ、俺も鉱太でいい。よろしくな、カグラ。』

俺は鉱太と握手をしていると妙な一団が機動戦艦の中に入っているのをチラッと見た。

 

カグラ『あれは…機動戦艦のメンバーか?』

俺が呟くと鉱太が後ろを見てその一団を確認した。

 

鉱太『わっかんねぇけど、そうじゃねぇのか?』

 

カグラ『ま、それでいいか。おっと、そろそろ時間だ。俺は行くからじゃあな、鉱太。』

 

鉱太『おおっ、俺も今から始まる舞たちのステージ見ないと!じゃあな、カグラ。』

 

千冬『最終調整を進めるぞ、カグラ!』

 

カグラ『よ…』

 

パリーン!!

 

物凄い音が会場中に響きわたった!

全員が耳を押さえつつ、音がした方向を振り

向くと空に巨大な赤い影が見えた!

 

カグラ『あれは!』

 

不思議な影の襲来に皆が空を見上げた。

今まで快晴だった空は夕焼けよりも下品な赤い空をジッと見ていた。

 

束『どういうこと…あんなの知らない…』

 

束さんが側でぶつぶつ話しをしていたが、気にせず見ていると空に歪みが生じ始めた。

 

パリーン!!!!

 

空の歪みが広がり空が割れた!

 

グワァー!グワァー!

ギシャーギシャー!

ウィーウィー!

 

体長50mほどの三体の化け物が割れた空から現れて、地上に降りた!

 

その化け物の下には運よく一人も人がいないダンスステージ周辺でチーム鎧武のメンバーや関係スタッフは踏まれずにすんでいた。

だが…

 

男『にっ!逃げろー!』

 

女『か、怪獣よー!』

 

会場にいた人々はパニックで巨大な化け物集団からとにかく逃げていた。

皆が逃げる!逃げる!逃げる!

ともかく人を押し退けて人が走る!

悲鳴が聞こえ泣きながらそこら中で将棋崩しが起きている

 

グリシーヌ『くっ!皆の避難を忙せろ…私が…』

 

金髪のグリシーヌさんが懐にある小さくした自分の光武F3を取り出そうとしたその瞬間!

 

ヒュイーン!!!!!

 

グリシーヌさんの上空を物凄い速さで飛ぶ機影があった。

織斑千冬のISだ!

 

グリシーヌ『なっ…』

 

グリシーヌは呆気にとられて上をボーッとみていた。

 

束『あらあらこれは最高だね〜まさか格好の実験体になってくれる怪獣くんたちがたくさん現れた。やっぱり予定通りに来たね、ねぇ早く姿を現しなよ?異次元人ヤプール。』

 

空の歪んだ部分から一つの赤い塊がくっきりと異星人の姿となり、顔らしき部分にある二つの目が束を睨んだ。

 

ヤプール『なぜだ!なぜわかった!貴様らには私たちのことが…』

 

僕は赤い顔をしている異星人の怒りが束にむけているのがわかった。

 

束『…スタースクリームって奴を知ってるかなぁ?』

 

ヤプール『なっ!なんだと!まさか…だから…サイバトロンの反応がないと思ったら…』

 

スタースクリーム…サイバトロン…いったい束は何をいっているんだ…

 

束『だいたいはお前の計算通りだよ。あとは、スパイドンとガニランの頑張りによって全て完璧に整うわ…あなたには感謝しているわ。』

 

ヤプール『ぬぅーー!し、しかし!ここにいるのは全て超獣だ!怪獣とは違うのだ!例え貴様が私よりも知っていたとしても、負けはしない!行け!ユニタング!キングクラブ!ゼミストラー!』

 

ユニタングと呼ばれる角を生やした怪獣…いや超獣は糸を吐きだし、キングクラブと呼ばれる蟹の形をした超獣は口から泡を出し、ゼミストラーと呼ばれるセミの顔をした超獣は火を千冬にむけて放った!

 

千冬『この程度…はっ!』

 

千冬はそのままISの剣を取り出して、ユニタングの糸に自らの肘を巻きつかせてそのままその糸を巻き取り、自分の射程までユニタングを引っ張り、糸を自らの手で引きちぎって剣でユニタングの胸を突き刺した!

 

ガアアアッ!

 

千冬は剣を抜き、ユニタングから離れた。

ユニタングは血を出して爆発した。

破片が砕けて飛んできたが、かなり細かかっためそんなに痛くはなかった。

さすが千冬…ん?まだ避難が行き届いてなかったのか一人の男がいた。

 

カグラ『おーい!早く逃げろ!危ないぞ!』

 

??『ああ…』(戦闘の必要は無いか。)

男はそのまま歩いて千冬から離れていった。

俺が避難を誘導しているうちに千冬はゼミストラーの頭の触角を剣で斬った。

ゼミストラーは混乱して暴れだした!

どうやらあのゼミストラーはセミのように触角で感じる生物だと、千冬は気付いたらしい。そのままユニタングのように胸を突き刺して、ゼミストラーも爆発した!

 

グリシーヌ『この世界のもう一つの鎧か…鉱太よりかは見込みがある…さくらと同等か…』

 

グリシーヌさんはぶつぶつと喋りながらジッと千冬を見ていた。

ま、とにかく後一体だ!

 

千冬『超獣なんか敵ではない!』

千冬はキングクラブの尻尾を背後に回って斬って、背中を突き刺して、キングクラブから離れてキングクラブは爆発した!

 

束『おっけー!その尻尾は爆発させるわけにはいかないんだよねーよくやった!』

 

するとヤプールは、

 

ヤプール『おのれええ!こうなったら…はっ!』

 

ヤプールは空を歪ませて大きな穴を開けた!もの凄い力で皆を引っ張っている!

穴はどうやらブラックホールに近いものらさい!

着ていたISの尖がった部分を土に突き刺した。

引っ張る力に耐えているとさっきの男の荷物から小さなカードが一枚穴に吸い込まれた。

他にも色々な会場のものが吸い込まれていた。

このままでは…そう思った、その時!

 

???『どーんと、撃っちゃってくださーい!』

 

大きな声とともに穴にむけて巨大なエネルギー波が放たれた!

凄まじいエネルギー波を肌で感じる。

こ、これは…まさか!

俺はエネルギー波が来た方向を向いた。

そこには巨大な戦艦があった。

あれは…まさか新型機動戦艦…

 

ヤプール『あれは…木星のくっ!撤退かっ!』

ヤプールと呼ばれる異星人の顔はそのまま消えていった。

それにより、空は元に戻った。

 

千冬『あれが新型機動戦艦….』

 

???『はーい!これからこの船を指揮する艦長のミスマル・ユリカでーす!この船の名前はナデシコといいまーす!』

 

船から拡声器を使った大きな声でこちらに聞こえてきた。

女の人の声だ…ミスマル・ユリカ?

 

束『ユリカ…ミスマル・ユリカ!イルマ先生が言っていた艦長!』

 

ユリカ『えっ!イルマ先生が!嬉しいなあ〜〜 あの先生が私を褒めてくれるなんてー!』

 

女の人が喜んでいるので拡声器が変わって男の声がするようになった。

 

プロスペクター『おほん!私はプロスペクターこの船に乗り込んだのは…色々ありまして…まあ、とりあえずこの船の名前はナデシコとなりました。このナデシコの目的は…』

 

ユリカ『火星に向かいます!』

 

カグラ『ええっ!か、火星!火星には今はネオジオンの残党が支配しているって噂が…』

 

火星には少し前に騒動が起きていて、ネオジオンと呼ばれる2年前に起きた戦争でαナンバーズに負けた組織で、火星にて戦力を整えているという噂がある。

もっとも月にあるのかもしれないという噂も立っているので真相は定かではない。

 

ユリカ『とにかく行きますので、それじゃあつ!』

 

ナデシコが上空に上がろうとした瞬間!

 

ファイーン!ピカーン!

 

ナデシコに流星がぶつかった!

そして、ナデシコは急に発光し始めた。

俺は興味が湧いて、少し近付こうとした。

そのとき…俺はナデシコが発光している光に包まれた!

 

千冬『カグラ!今…助けに!』

 

カグラ『近付いたら駄目だ!俺に構う…』

 

ピュイーン!!

 

俺はナデシコとともにその場から消えた。

そして、次に見た光景は満天に輝く星空であった。

綺麗だ…体が軽い…なんだか…身体が…

ここは、宇宙!

し、しまった!ISは宇宙服の性能もあるが男用は三分しか持たないんだ!

 

カグラ『うわぁーーーーーっ…』

 

僕は叫んだ!

自分の死を覚悟した。

自らの短い生涯に少しの悔いを残しつつ…走馬灯を見た。

懐かしいなあ…さよなら……

 

ピカッ!

 

僕は目を閉じる瞬間に一筋の光を見た。

暖かさを感じる光を最後に見れたことに感謝しながら僕は目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





ーキャラ紹介ー

異次元人ヤプール

異次元に住む異星人であり、地球の生物と宇宙生物を組み合わせた巨大な化け物”超獣”を作り、地球を侵略しようと企む。
超獣は怪獣(タロウ以前のものに限定される)よりも強い。
わかりやすく解釈するとウルトラマンシリーズにおけるストーカーというべき存在。
死んでもなお、怨念を積み重ねてウルトラマンを怨み何度も復活する。


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不幸な少女と価値観

今週のエグゼイドはなんかな…ひいろさんの涙雨が良すぎて微妙だった。
ただの悪役エグゼイド…さよならパラドが裏切ると思ったのにー!しかもワープ阻止とかなぜ先週やらない!


 

ークロノ世界ー

ー火星ー

ー鉄華団基地ー

ー社長室ー

 

ここ、元CGS基地.現鉄華団基地では、エルシャンクを置いて基地の着陸場に置いて作戦会議をしていた。

メンバーは俺、イルボラ、オルガ、ユージンの四人で行っている。

前の戦いの後、エルシャンクは動かせなくなった。

それはどうやらマジョリカが急に老けてしまったために魔法力が減ってしまったためである。

誰がやったのか聞いても忘れたといって、俺に向かってヤマギといったり、アキヒロに向かってデラといったりしていて、羅列が回っていないために、一旦鉄華団基地に戻って作戦を立てることにした。

 

タクト『まず、ブルワーズの子ども達は俺達のことを一応信じてくれているけど、完璧に信じてくれているわけではないよ。でも、俺達は完全に敵対する意思はないことを示すためにも、なるべく話しかけたり、食事をしたりするなど小さな事でもいいから行ってみよう。細かいことだが、やらないよりはマシだ。』

 

オルガ『ま…そんな風にするやつを疑ったり神経使うことも無くなるか、だが、あのブルワーズのボスブルック・カバヤンをどうするつもりだ?』

 

タクト『テイワズのタービンスにブルック・カバヤンを売りつける。この男による被害はタービンスだけでいったら甚大なものだったはずだ。俺たちは戦力が足りなさすぎる。個々の力は強いけど、数で押し切られたら色々と問題がある。そこでだ、俺たちは4つのグループに分けて、それぞれスカウトしてくるっていうのはどうだろう?』

 

イルボラ『スカウトですと!そんな信頼も出来ないやつを易々と仲間に入れるなど!私は反対です!』

 

オルガ『信頼についても後ろから刺されたら意味がない…だが、戦力が足りないのも確かだ…しかし、タクトさんよぉ、仲間をスカウトするといってもザール星間帝国を相手にするようなやつはそうそういないはずだ。』

 

タクト『4つのグループに分けるといったのは俺たちの仲間になりそうなやつがいると思ったからいっているんだ。パドック兄さんの世界、どれみちゃんの世界、惑星テラツー、東の星。この4つに仲間になるやつはそれぞれいる!俺はそう思っている。何もしないよりかはマシだと思う。』

 

ユージン『俺はタクトの意見に賛成だ!ここでうじうじやっていても仕方ないだけだろ!やらなきゃ意味ねぇだろ!』

 

オルガ『…そうだな…やらないよりかはマシか!俺も乗ったぜ、タクト。』

 

イルボラ『…仕方ないこれもロミナ姫を助けるためだ…いいだろう。』

 

タクト『グループ分けはまずパドック兄さんの世界にはミルフィーユ、ランファ、パドック兄さん、三日月、アキヒロ、ビスマルクチーム。東の星へはオルガ、ジョウ、シノ、フォルテ、ジャック、エルシャンクチーム。惑星テラツーへは俺、クーデリア、ミント、ユージン、タカキ、ダンジ、カンナ。どれみちゃんの世界にはどれみちゃん、レスター、セブン21、ライド、チャド、ヴァニラ、ドラえもん、のび太君、王ドラ、ライジンオーチームだ。残りの鉄華団メンバーは4分の1にオルガに分けてもらってそれぞれ向かってもらう。メンバーに変更や問題はあるかい?』

 

オルガ『いや、特にはないが…鉄華団のメンバーをバラバラにするのは…俺たちは家族みたなもんなんだよ。』

 

タクト『鉄華団は家族なんだろ?だったらそれぞれが出来ることをしっかりとしないと駄目だ!馴れ合いだけじゃこれから上手くはいかない。だから、分ける!互いに助け合う力を備えるためだ。自分の家族だろ…しっかりと信じろよ。』

 

オルガ『…そうだな。俺が悪かったな。ともかく、鉄華団のメンバーは分けておく、ユージンお前はここで俺とメンバー分けをする。タクト、イルボラ、おまえらはどうする?』

 

タクト『俺は食堂で少し軽食をとってくる。』

 

イルボラ『私は自室で休ませてもらう。それでは…』

 

俺とイルボラは社長室を出て分かれて、俺はそのまま食堂へと向かった。

 

ー食堂ー

タクト『さてと…何を食べようかね…とりあえず、今日はロコモコとかいうのを頼んでみるか。』

 

ここの食堂では食事はドラえもんのグルメテーブルかけで出しているため自分の好きなメニューを好きなだけ食べられる。最もバランス面と上手く考慮しないとアトラちゃんから怒られる。

好き嫌いや食事残しをするエルシャンククルーにすごい怒っていた。

エルシャンククルーもアトラちゃんから言われたら素直に食べてるけどね。

お、ともかくロコモコが来たな。

さてと…いただきます。

 

俺は出て来たロコモコ丼を食べていると、廊下で歩いているマイクを見た。

とりあえず声をかけるために口に入っていたハンバーグのカケラをお茶で流して、声をかけた。

 

タクト『おーい、マイク!どうした。こっちに来てご飯でも食べるかい?』

 

マイク『はあ…』

 

少し落ち込んだ表情のマイクであった。

俺の前の席に座ったマイクは溜息を吐いて俺に質問してきた。

 

マイク『タクトさん…俺…何も出来てないですよね…何か…何かしないと!何かやらないと思っても…何も出来ないんです!』

 

なるほど…自信失なっているのか…

まあ、こんな極限状況になっている以上当然か…民間人であるから仕方ないか。

 

タクト『みんな不安なのはわかる。俺だって不安あるもん。ま、ともかく…この状況はなんとかしたいと思っているからスカウトをしようと考えているんだよ。』

 

マイク『そうはいってもですね…』

 

不安そうな溜息をついたマイクといると…横から男の子が歩いてきた。

鉄華団のダンジだ。

 

ダンジ『あれ?マイクにタクトさんじゃないすか?どうしたんすか、こんなところで?』

 

ダンジは注文したカツ丼を持って俺たちのもとに来て座った。

 

タクト『まあ、俺は飯なんだけど…ちょっとマイクから話しを聞いていたんだよ…戦いに不安があって、自分に何が出来るかに自信がないらしいんだよ。ダンジ、君は不安や自信がないとかはあるかい?』

 

ダンジ『うーん…どちらかというとあったというほうですね。俺はこれまで死ぬという不安が恐怖をCGS時代に味わっていたから、俺は最後に柔らかいおっぱいに挟まれて死にたかったですけど…今はおっぱいをよく見て触れるように努力したいです!』

 

マイク『は、はあ?』

 

タクト『やっぱりエンジェル隊のみんなは巨乳揃いで柔らかそうでしょ!』

俺は一応周りをキョロキョロと見て、エンジェル隊がいないのを確認して、小声でダンジに話しかけた。

 

ダンジ『でも、フォルテさんのは!あれは硬そうでデカくて化け物じゃないか!』

 

タクト『それはねぇ…あれは硬そうだよね!それに反してミントのは…』

俺が口でミントのことを話そうとした瞬間…

 

ガァン!!!!!

 

後ろから巨大なMS用の槍が飛んで来た。

間一髪俺は避けた。

 

ミント『あらあら…なにやら楽しそうな会話をしていますわね、偶然そこに槍があったので投げてしまいましたわ…それに小声で話しをしていても私は心が読めますので…おほほほほほ。』

 

タクト『そ、そーだったね…でもその力羨ましいなあ…』

 

ミント『えっ…この力が羨ましい…そうおっしゃったのですか?』

 

ミントが少し驚いて俺のほうを見ていた。

思っていたことをただ話しただけなのに…どうして驚いているんだ。

 

ダンジ『俺もだぜ、ミントさん!あんたの能力は俺たち宇宙ネズミに比べたら全然良いと思うぜ。そんなこと気にすることないというかいいなあその能力。』

 

マイク『ま、まあ…あったほうがいいかも。』

 

ミント『…………………嘘はついてないですねぇ……そ、それでは…』

 

ミントは不思議そうな顔をして、そのまま歩いていった。

いったいどうしたんだあの表情は…

本当のことをいっただけなのに…

 

ーミントの部屋ー

 

ミントは部屋に戻ってベッドで横になり色々と考えていた。

 

まさか…あんなことを言われるなんて、想像しておりませんでしたわ…

本当に…怖がっていませんでしたわ…

……ザールを倒す……

叶わない夢を見るなんて…

馬鹿なんでしょうか、でもあれじゃあ無理ですわ。

怨霊シラアニ…それがいる以上…ザールはおろかデスガリアンすら倒せませんわ。

 

私はポケットからある四角い形をした物体を取り出した。

 

四角い形をした”王者の資格”これをどう使うか…いうべきかどうかは考えてみますわ。

タクトさんが我々にふさわしい人材なのか見極めさせていただきますわ。

 

カグラ『うわああーーー!』

 

その心の声の主はα世界にてナデシコの光に包まれていたカグラ・ゲンキであった。

そんなことはわからないミントであったが、心の声を拾うことは出来ていた。

 

ミント『!声?心の声が聞こえてきましたわ!いったい誰が…連絡する必要がありますわね。』

 

私は胸についているクロノクリスタルという通信機でブリッジにいるタクトさんに呼びかけましたわ。

 

ミント『タクトさん、この周辺から知らない人の声が聞こえてきましたわ。一応周辺で変わったことは起きていませんか…』

 

タクト『そうだなぁ〜ムナのレーダーにも異常は起きてないし…変わったことは…あっ!セブン21がいない!いつもここにいるはずなのに!ムナ!セブン21の反応がどこにあるか探してくれ!』

 

ムナ『はい!ありました!火星軌道上にてガイゾック及びタービンズ、ギャラルホルン部隊と交戦しています!』

 

タクト『ここがバレたか…そうじゃなくてもセブン21は助けないといけない!緊急指令!第1戦闘準備!パイロットはすぐさま格納庫に行ってくれ!』

 

セブン21を助けるべくパイロットが格納庫から次々と向かって行った。

そんな、中シノがヤマギと格納庫で揉めていた。

 

シノ『おい!ヤマギ!ここのモビルスーツ使ってもいいよな!』

 

シノが指差していたのはブルワーズから奪ったモビルスーツであった。

 

ヤマギ『まだ、調整が不安定だ!上手く操縦できるわけ…』

 

シノ『セブン21に助けられっぱなしだと気がすまねぇんだよ!行くぜ…このモビルスーツの名はこれから流星号だ!ノルバ・シノ!流星号出る!』

 

そんなシノをヤマギとともにどれみが見ていた。

 

ヤマギ『あれ、どれみちゃんどうしたのこんなところで、今回は?』

 

どれみ『また…人を殺すんでしょ。私には…それが怖くて…』

 

ヤマギ『それしか俺たちには出来ないから…どれみちゃんとは価値観が違うから。』

 

どれみ『それしか道がないから殺すの…価値観は違うけど同じ…同じ人間じゃないの…』

 

ヤマギ『タクトさんは…俺たちは人間だと言ってくれた。だけど…俺は…俺たちはまだ”宇宙ネズミ”という存在でしかいられない。この世界に生まれた以上他人の幸せを奪って自分が幸せになればいい。』

 

どれみ『私は…私は…』

 

どれみはそのまま走って格納庫から出て行った。

その様子を見ていた雪乃拯は独り言を少し口ずさんだ。

 

雪乃拯『どれみ嬢ちゃんの世界で生まれていたら…お前達はどうなってたんだろうかな、ま、最もそんなこと考えてもな…』

 

 

 

 



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番外編 落ちてくる少女


どれみ『この話しは本編から少し進んだ話しなんま。
この話しにはロボットがまったく出ないよ。
ただ、この話しは少し重めの内容で、あまり憂鬱展開が嫌いな人はブラウザバックしても問題ないよ!それじゃあ、どうぞ!』



 

 

 

風が吹き夏の暑さに対してあまり効果はないが気持ちいい風が来たと同時に私は机にうなだれて机の冷たさを感じていた。

 

どれみ『はぁ〜っ…疲れたー。』

私の名前は春風どれみ、陽昇学園に通う小学三年二組のピンクの髪の美少女!でも、私にはみんなが知らないようなことをやっているんだ!

そのことを知る友達のクラスメイトは二人しかいない。

 

あいこ『なんやどれみちゃん、またいつも通り疲れてんのかいな、遅くならんうちにMAHO堂いっとかんとあかんでぇ。』

 

はづき『今日はレスターさん以外にもタクトさんやジャックさんも来てくれるのに。』

 

青い髪の女の子で大阪弁の”妹尾あいこ”ちゃんに黄色の髪のお嬢様”藤原はづき”ちゃんと私を入れた三人はMAHO堂にて働いている。

その理由は…

 

私達が魔女だからでーす!

 

え?驚いた?馬鹿みたいだぁ?

違いますよーちゃんと魔女をやってますー!

あ、でもこれ知ってていいのは別世界の人ならいいみたいだけど…別世界の人だよね!

あ、そうなんだ。そうだよね!

よかったぁ〜私達はこの世界の人に魔女だとバラされたらカエルの姿にされちゃうんだよー!

まあ、私は魔女のマジョリカに会って、それから色々あって…あいちゃんやはづきちゃんと一緒に魔女になるために、MAHO堂という店で私達が作った魔法グッズを売って、魔法を使うための魔法玉というものを買って頑張っているんだ。

 

そんなことを考えながら階段をあいこちゃんやはづきちゃんと話をしながら降りて、靴箱から靴を出して履いて、私達は校庭に出ていった。

帰りの時間だけあってかなりの人数の生徒がいた。

中にはサッカーをしたり、野球をしたりして校庭で練習している人たちもいた。

そんな人たちに迷惑をかけないように歩いていると一つの人影が校門にいるのが見えてきた。

 

レスター『おう、お前たち今日は少し早かったな。』

校門の前で私達を待っていたのは眼帯を左目につけているレスターさんだった。

レスターさんは私達のほうに小走りで来てくれた。

私達はひょんなことからこの世界を守るヒーローの役割を与えられてしまった。

でも…なんかカッコイイからオッケー!

少し怖かった…周りの友達にはスーパー戦隊の戦いに巻き込まれて家族を失った人が多かったから…でも、そんな私達のサポートのためにレスターさんが時々来てくれている。

MAHO堂のオーナーとして代役をお願いしているんだ!

マジョリカは私が魔女だとバラしたから魔女ガエルになったからオーナーが出来なくなっちゃったんだ。

だから、先生たちの目を誤魔化すためにってタクトさんって人がそうしてくれたんだ。

レスターさんは私達が戦いで勉強が出来ない分、勉強会を開いて私達に勉強を教えてくれるんだ!

でも…私のテストは〜

 

あいこ『そういえばレスターはん!今日な、漢字のテストが返してきてもらったんやけど見てやこれ。』

 

あいこちゃんはレスターさんに漢字のテストを渡した。

私は嫌な空気を察してそろりそろりと逃げようとしたが、右手にあいちゃんのテストを持っていたレスターさんに左手でランドセルを捕まえられ逃げられなかった。

 

レスター『86点…お前は基本的には大丈夫なんだが…とめはね払いなどの細かい所でミスしているが大分点数は上がっているな、はづき、どれみ、お前たちもテストを返されただろう。見せてみろ。』

 

ぎくっ!か、漢字のテスト…そういえば…

返されたけど…点はまだ見てない…

バツばっかりなのはチラ見しただけだし…

確か数字は〜〜

 

はづき『はい。』

 

はづきちゃんのテストを見て点数が100点だったので嬉しそうな顔をするレスターさんだったが…

 

レスター『まあ、お前も大丈夫だったな…さて…どれみ?お前はどうなんだ。』

 

あっ!思い出した!や、やばいよ!やばいよ!

今回のテストは確か6点だったよ〜

こんなの見せたらレスターさんに…

どうしよう?

 

1 逃げる…は無理っぽいかなランドセル掴まれてるし。

2 あっ!空からUFO!いや…バラノイアで見慣れてるから…でも…いける!

 

どれみ『あっ!空からゆ…ああーっ!』

私が顔を上げて空を見ようとした時にふと屋上を見た時に女の子が空に飛び落ちていた!

 

はづき『きゃあーっ!ああああの子は…うちのクラクラクラス…』

 

あいこちゃんは固まり、はづきちゃんは飛び落ちている子をじっと見ていた。

校庭にいた皆も悲鳴を上げたり逃げ惑ったりパニック状態であった。

私も状況がよく理解出来ていなかった。

 

レスター『なんだっ!あっ!間に合うか!』

 

レスターさんはすぐさま状況を理解して私のランドセルから手を離してその子の落下地点に走っていった。

本当なら魔法でなんとかするべきだが…私達はパニックでそんなことを考える余裕すらなかった。

ただただ走るレスターさんをずっと見ていることしかできなかった。

レスターさんは必死に走って落下地点付近に辿りついた。

けど、ついたと同時にレスターさんと飛び降りた子の頭同士が激突した。

そして二人は互いに崩れて重なるように倒れこんだ。

二人とも頭から大量の流血をしていた。

周りから更に悲鳴が聞こえてきた。

皆が二人の周りに

遅れて反応するしてきた先生たちが集まってきた。

 

関『あっ!小山!レスターさん!しっかりしろ!しっかりしてください!おい!みんな何があったんだ!』

 

校舎から出てきた私達の担任の関先生が二人のもとに走り身体を見て青ざめていた。

とりあえず持っていたハンカチで二人の傷口を塞いでいた。

それに小山…って…隣のクラスの小山よしみちゃん!

なんで!なんでよしみちゃんが!

遠くてわかんなかったから私達は恐る恐る近くで見るとクラスで目立たない小山よしみちゃんの姿だった。

 

五十嵐『せっ、関先生…小山が飛び降りて…それを助けようとしたその人が…頭をぶつけて…』

 

関『なんだって!飛び降りた!やはり小山の家庭は…私はなんてことを!』

 

やはり…どういうこと…

でも!よしみちゃん!レスターさん!

 

あいこ『ま、まずは!落ち着きいなあ…ヴァニラさんがいるんや!すぐ直してくれるはずや!MAHO堂に急ぐで!』

 

はづき『わ、わかったわ…』

 

どれみ『うん…今日はタクトさんもいるし…なんとかなるよね…』

私達はパニックの中トイレに入って魔女の姿になり、MAHO堂に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 





この話しは元々ピクシブで出す予定でしたが、こちらで先行公開することにしました。
実は、本気で今忙しいんです。大変すぎて口に口内炎まで出来てるんですよ!ま、来週は本編かこれの続きです!


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番外編2 振り下ろさせないその右手

かなりネタバレフレーズがありますが、気にしないでください!それでは、どうぞ。


 

ー美空町ー

ー陽昇学園ー

ー保健室ー

 

ポタポタポタポタと聞こえてくる

点滴の音か…目は開くかな…

恐る恐る目を開いた。

 

レスター『う…うう…ここは…』

 

俺は見知らぬ天井を見た。

俺は確かあの時…子どもを助けようとして…

どうなったんだ…

 

俺はゆっくりと寝ていたベッドから体を起こした。

どうやら俺はあの子を助けようとして怪我を負って陽昇学園の保健室のベッドで寝ていたらしい。

 

タクト『よう、大変だったなレスター、もっとも傷はヴァニラのナノマシンで直したから大丈夫だ。お前もお前が助けたあの子ももな。』

 

横をふと見るとパイプ椅子に座っていた私服のタクトがいた。

俺の顔を見たら、椅子から立ち上がり横にあるカーテンを開けた。

そこには俺とぶつかった少女がいた。

点滴をしてゆっくりと安らいだ表情で目を閉じて休んでいた。

 

レスター『大丈夫なのか…』

 

俺はどうにも気になって仕方がなかった。

あの判断が良かったのか?

完璧な判断はしっかりとマットを持ってきて下に敷いてダメージを防ぐのが正しかったと思う。

だが、マットがなかった以上、俺がマット代りになるという。

判断としては間違っていた。

でも、結果が全てだと思ってるから…

どうなんだ…

 

タクト『ああそれなら大丈夫、この子とお前の点滴もとりあえず不思議がられないためだけであって傷は完璧にヴァニラが治したから、痛みも無いだろう。保健室のゆき先生は今は校長と話しをしていて、関先生は小山ちゃんの保護者と話し、ヴァニラはジャックと共に魔法堂で店番をしてもらっている。』

 

それを聞いて俺は体を見回して、傷がないことを確かめてゆっくりとベッドに寝転んだ。

 

レスター『それならよかった。それでどれみたちはどうした?』

 

タクト『勿論いるに決まってるだろう、来てどれみちゃん、はづきちゃん、あいちゃん。』

 

ガラガラ

 

部屋の外にいたどれみとはづきとあいこはゆっくりと扉を開けて部屋に入ってきた。

少し震えた表情でこちらを見ていた。

 

あいこ『レスターはん…本当に大丈夫なん。痛みとかないんか?』

 

レスター『ああ、大丈夫だ。ヴァニラのナノマシン治療には後遺症や痛みもないから問題ない、心配かけたな。』

 

はづき『ごめんなさい…私たちが魔法でよしみちゃんを助けていたら…』

 

レスター『同じ学年の奴が死のうとしていたんだ、冷静でいられたほうが異常だ。気にする必要はない。お前たちは友達が死のうとしていて冷静でいる奴が正しいと思ってるのか?』

 

どれみ『それはそうだけど…それにしてもなんでよしみちゃんは飛び降りというとしたんだろう?』

 

タクト『本人から話しを聞くしかないだろう。ヴァニラからはPTSDの可能性もあるから慎重にことを進める必要があるんだよ。』

 

よしみ『う〜〜ん…あれ…』

 

小さな声が聞こえてきた。

少女がゆっくりと体を起こして目を開けた。

少し混乱している様子でこちらをチラチラ見ている。

 

よしみ『私は…死のうとしたんじゃ…なんで…死んでないの…』

 

どれみ『レスターさんがよしみちゃんを助けたんだよ…なんで死のうとしたの…』

 

よしみ『で……』

 

どれみ『え…よしみ…ちゃん…』

 

よしみ『なんで死なせてくれなかったのよ!私は死にたかったのに!なんで死なせてくれなかったの!私はもう…生きているのがいやなの…辛いの…苦しいの…』

 

よしみちゃんが手で点滴の注射を引き抜こうとした時にあいこがその手を強く掴んだ。

 

あいこ『な…なんでそないこというんや!!生きているのが辛いやて!そんなこといっぱいあるわ…うちだって…お母ちゃんが働いている有料老人介護施設でまだ生きたいと思っている人が死んでくのに…よくそないなことできるな!』

 

よしみ『私は大好きだったパパとママのところに行きたいだけ…私のパパとママはスーパー戦隊に殺されたのよ!』

 

はづき『えっ!そ、そんなことないわ!スーパー戦隊の人たちが戦いの最中仕方なく巻き込まれただけよ。悲しいけど…事故なのよ…』

 

よしみ『違うわ!私のパパとママは1992年のバンドーラ戦争のときにスーパー戦隊の一人ドラゴンレンジャーのロボットが壊した瓦礫の下敷きに潰されたのよ!』

 

タクト『ドラゴンレンジャー…7年前にいた恐竜戦隊ジュウレンジャーの一人か…資料で見たことがある。』

 

よしみ『あいつは言ってたわ!俺がこの星の支配者だって!笑いながら町を破壊していったわ…それなのにあいつはスーパー戦隊として戦ってみんなにもてはやされたわ…その気持ちがあなたにわかる!』

 

あいこ『そ、それは…うちにはよしみちゃんの気持ちはようわからん…でも!それが自殺することとは関係ないはずや!』

 

よしみ『あなたには絶対わからないわ!あなたはパパがいて…ママが生きている…それに比べて私は…』

 

ダンダンダン!ダンダンダン!ダンダンダン!

 

ガン!

 

物凄い爆音のノックの音がして、初老のおじさんが扉を力強く開けて部屋に入りこちらに向かってきた。

目はギロリとこちらを睨みつけてよしみちゃんの前に立った。

すると右手を高く挙げ

 

一条『この馬鹿ものがああ!』

 

右手を振り下ろして頬を叩こうとした。

しかし、俺が咄嗟に腕を掴んで引っ張ったくのを止めた。

 

一条『何をする、離さんか!貴様には関係ない!』

 

レスター『お前!いくらこの子の保護者とはいえ自殺しようとした子に殴りかかるとはどんな神経してるんだ!』

 

仕方なくおっさんは手を下ろした。

 

一条『くっ…私は一条…一条驥だ…この子の保護者で児童養護施設の施設長だ。』

 

はづき『お父さんとお母さんがいないから…施設に預けられたの…』

 

よしみ『ごめんなさい…帰ります。』

 

よしみちゃんはベッドから起き上がり出て、靴を履いた。

 

一条『ふんっ!余計な仕事を増やしやがって!すぐこい!』

 

一条はよしみちゃんの腕を引いて保健室の扉を開けて出ていった。

その時にチラリとこちらを見たよしみちゃんの左目には涙が少し出ていた。

どれみたちはよしみちゃんの後ろ姿をただ見てるしかなかった…

 

どれみ『よしみちゃんも…スーパー戦隊を恨んでいるんだ…』

 

スーパー戦隊を恨んでいるという人間はどれみの両親や知り合い、クラスの友達など沢山いる。

しかし、本来はスーパー戦隊と悪の組織との戦いによる不意の事故によるもので実際には怒りをぶつけようのない被害者たちがスーパー戦隊に苦情を言うことで悲しみを紛らわせている逆恨みにすぎない。

しかし、よしみちゃんの場合は事故ではなく明らかなる他殺である。

そのため、この場合はスーパー戦隊を恨むのは仕方がないと思われる。

 

あいこ『うちの父ちゃんと同じようにスーパー戦隊を恨んでいるんか…でも、あの子の場合特殊やなあ…』

 

タクト『スーパー戦隊と敵との戦いではなくスーパー戦隊同士の戦いで両親を失ったのか…』

 

レスター『1992年7月17日に起きた”沿岸沖恐竜型ロボット大量破壊事件”(恐竜戦隊ジュウレンジャー 21話 守護獣大あばれ)多数の死者を出した被害者の中に小山よしみの両親がいたのだろう。あの事件は…明らかな殺人破壊衝動があったためスーパー戦隊が恨まれても仕方ないが…』

 

はづき『なんでそんなことに…悲しすぎるわ…』

 

あいこ『せやけど…その両親が死んだことと自分が自殺しようとすることは別のはずや!さっきのあのおっさんが原因かもしれへんな…』

 

タクト『…亡き親に対する強い感情とあの涙…施設ぐるみでの虐待かもしれないな。』

 

どれみ『そ、そんなのないよ!だって児童養護施設っていうのは家で暮らせない子どもを預けるところじゃないの!それなのになんで虐待なんか…』

 

タクト『…ネットにある様々な匿名のデータを調べて見た結果、児童養護施設で虐待が行われることがないわけじゃないよ。肉体的・精神的・性的に虐待をしている施設だってあるんだ。

児童養護施設の施設長があんなんだよ…それに1975年から度々起きている人類の危機…6年前の泥人形戦争、5年前、1年前に起きた妖怪騒動などにより、この世界の人々の心は荒んでいるんだよ…実際にそういう資料はあるが…見ないほうがいいよ。』

 

あいこ『もういやや…なんでみんなで協力できん?本当にソレスタルビーイングがやっている戦争根絶をした世界がこんなになるんか…知りたくないし…聞きたくなかったわ……タクトはんの世界はザールによる支配…パドックはんの世界は地球が三つに分かれて魔女対魔法少女の戦いにデスガリアンからの侵略に比べたらまだええかもしんないけど…』

 

タクト『だけど、多分よしみちゃんはそんな世界でもダメだろう、これからもその生活は変わらないようだね。』

 

はづき『そ、そんなぁ…よしみちゃん…可愛そう。』

 

どれみ『そうだよ!絶対よしみちゃんが可愛そうだよ!あいちゃん、はづきちゃん!私たちの魔法でよしみちゃんが暮らす施設に行こうよ!』

 

あいこ『せや!絶対になんとかせなあかん!行こうや!』

三人は懐から魔女見習いタップをだし、

 

ポポポーポポポー

 

どれみ、あいこ、はづきは魔女見習いの姿に着替えた。

 

レスター『おい!余計なことは…』

 

喋ろうとしたレスターの口を俺は右手で押さえた。

 

タクト『どれみちゃんたちがやろうといったんだから、やらせてやるべきだよ。ただし…嫌な物を見るかもしれないから覚悟してね。』

 

どれみ『うん、行こう!』

 

どれみ、あいこ、はづきは箒にまたがって保健室を飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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番外編3 ぶらさがり

今回はまだ表現的に優しいんですが…まあ、それでもグロ系が少しでもいやな人は気をつけてください。


ー美空町ー

ー陽昇学園ー

ー保健室ー

 

俺とタクトはどれみたちが箒に跨って小山よしみの施設に向かっていったのを見届けた後レスターの点滴を取り俺たちは保健室を出ることにした。

 

タクト『さてと、そろそろ行くぞレスター、もうここにいても意味はないし、一応関先生やゆき先生に話しをしに行くか?』

 

レスター『ああ…そうするべきだな。にしても児童虐待か…一番この世界が平和そうに見えたのにな。』

 

タクト『比較しているからよく見えているのかもしれない。しかしねぇ…どうしようもないって思うよねぇ…どの世界も、多分どれみちゃんたちの行動は無意味になるな。』

 

レスター『お前!知っていて行かせたのか…なんでだ!』

 

タクト『止めたって無駄だと思うよ。彼女たたちは友達思いなんだよ…俺やお前がどう言ったって無駄なんだ。だからやらせてやりたいんだよ…酷いというなら言ってくれて構わないよ。』

 

レスター『一度、限界や何も出来ない辛さを与えないといけないというわけか…お前にしては珍しいな。酷いとは言わないさ、それがあいつらのためになるかどうかはわからないがな。』

 

二人で話しながら保健室を出て歩いていると関先生の姿が見えたので俺たちは関先生に話しかけた。

 

レスター『関先生。』

 

関『あっ、レスターさんにタクトさん、一条さんや小山はどこに。』

 

タクト『先程帰られましたよ。…にしてもあの様子から見るに…気付いていないなんて言わせませんよ?関先生?』

 

関『…お気付きになられたんですね…小山はよく体育の授業を休んでいたとゆき先生から聞いていたんですけど…元々体が弱いものだと思っていたんですが…体を見せるのを凄い嫌がっていて施設に行っても気にしなくて大丈夫といわれたので…虐待の可能性はあったのに…私は教師失格です。』

 

タクト『ええ、その通りです。自分の生徒を守れないような人は教師失格です。そんなことを言わなくてもわかっていますから。』

 

レスター『タクト!いいすぎだぞ!』

 

タクト『少しぐらい厳しいことを言わないといけないんだよ。先生っていう職業は常に勉強しなければならない。お叱りは受けるだろう。だけど怒られるにしても気を遣われて心の中で少し安心してしまう。担任ではないとはいえ生徒が死にかけたなら先生は同じように死にかけるような思いで生徒と触れ合う必要があるんだよ。こんな俺が言うのもなんだけどね。』

 

関『タクトさん…あなたは本当に優しいんですね。もう迷いません…私は死にかけるような思いで小山に触れ合います。私は学校の教師で全ての子どもの教師で小山の教師です!』

 

そのまま関先生は走って行った。

関先生の笑顔はとても清々しく素晴らしかった。

 

レスター『普通の人なら怒るかもしれないが関先生だっからこそああ出来たんだぞ。』

 

タクト『だからこそ言ったんだよ。俺は優しいしね、それじゃあ行こうか。』

 

レスター『行くってどこにだ?』

 

タクト『言ったろ、俺は優しいと。』

 

俺はそのままある人に電話をかけた。

 

ー児童養護施設ー

 

どれみ『ここだね、よしみちゃんが暮らしている施設って。』

 

私たちは魔法を使ってよしみちゃんがいる施設の場所を探し当てた。

”みそら”って名前のようだ。

とりあえず私たちは施設の庭に降りて窓から中の様子を見ることにした。

 

あいこ『どこにおるんかなあ、よしみちゃん?』

 

私たちは誰かに見つからないようにこっそりと窓からよしみちゃんを探していた。

少ししか窓が覗けないため、よくわからないけど、三人で見ているとはづきちゃんが何かを見つけた。

 

はづき『どれみちゃん、あいちゃん。あの上からぶら下がっている袋って何かしら?』

 

私たちははづきちゃんが指差したほうに視線を向けると確かに袋がぶら下がっていた。

大きさからして米袋より少し大きめの袋だった。あれは一体何かな?ちょっと気になるな

でも…あれって!!

 

どれみ『あれってもしかしたらステーキ肉だよ!ああやって冷凍庫に入れて鮮度を保つんだよ!』

 

あいこ『どれみちゃん、そんなわけないやろ、第1うちらが見ている部屋は感じからして広場みたいなもんやで、ステーキ肉は冷凍庫に入れとくもんやて。』

 

どれみ『あ、そっか。でもじゃああれは何?』

 

はづき『うーん…ベビーメリーにしては大きすぎるし…米袋と考えるには不自然すぎるし…もしかして外国の私たちの知らない儀式とか?』

 

あいこ『よっしゃ、そんじゃま!魔法で姿を消して中を調べるのが一番手っ取り早いわ。』

 

どれみ『ピーリカピリララーポポリナペーペルト!』

 

あいこ『パメルクーラルクーラリロリポップン!』

 

はづき『パイパイーポンポイープワプワプー!』

 

どれみ・あいこ・はづき『姿を消して!』

 

三人は呪文を唱えて姿を消してすぐさま裏にあったドアをこっそりと開けて施設に入っていった。

こういう場合、ネズミやゴキブリなどになるのがいつものどれみたちだったが、今回は色々探るために姿を消した。

そろりそろりと足音も立てずに静かにドアを開けて袋のある部屋に入った。

 

どれみ(これがあの袋…え!動いてる…)

 

私たちはもぞもぞと袋が動き出して体が震えていた。

 

どれみ(これって…まさか…虫!虫が入ってるの!無理無理無理無理!)

 

私とはづきちゃんが抱き合って震えているとあいこちゃんが気になって袋をぶら下げている糸を切って袋をゆっくりと下に置いた。

 

はづき『や、やめましょうよ…こ、怖いわ…それは動くステーキとして認識しましょ…』

 

どれみ『そ、そうだよ!それに魚とか切ってる途中に息ふきかえす時があるし…』

 

あいこ『ふたりとも怖がっててもしゃあーないで!袋開けるで!』

 

あいちゃんは袋をゆっくりと開けた。

するとそこには…

 

どれみ『えっ…子ども…』

 

その袋の中には明らかにやせ細って体中血まみれの男の子がいた。

体の大きさからして妹のぽっぷより小さいと思うから多分三歳くらいだと思った。

 

あいこ『ど、どうなっとんねん…この子どう見たって怪我しとるし…口から血吐いてる…遊びにしては明らかに不自然やわ。』

 

どれみ『施設での暴力…あの施設長がやっているってこと…それにこんな声…』

 

恐る恐る子どもの首すじを見てみると、紫色に変化しており、歯が全部抜かれていた。

頬は痩せこけていて、顔には赤い生々しい血がびっしりとついていて風呂に入っていないのかとても汗臭くて涙の跡が目にしっかりとあった。

 

誰だ!!

 

バシャッ!

 

大きな音とともに身長の大きい口にたばこを蒸したおばさんがこちらに向かって来た。

私たちは姿は見えていないけど、触ることは出来るので即座に設置してあった机の裏に隠れた。

 

田土間『…ほどけている…誰だ…集合!!こい!お前ら早く来い!』

 

大きな怒号とともに何人かの子ども…いや子供たちがズルズルと妙な音を立てながら何かを引きずりながらこちらに来ていた。

私たちはその光景を見るべきではなかったと思った。

目を背けてはいけない…でも、見たくなかった、信じたくなかった現実を…

 

どれみ『そ…そんな…』

 

 

 

 



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番外編4 私は私を嫌いになった。

ネタバレありですよー!いや、来週には本編の続き投稿します。
この話しはまあ…ハヌマーンと五人の仮面ライダーをみても大丈夫だよ!という方向けです。米グロ注意米


 

ー美空町ー

ー児童養護施設ー

ー大広間ー

 

私たちおジャ魔女三人は友だちの小山よしみちゃんのために魔法で姿を消して施設に入ったんだ。

そこで見たのは吊るされている男の子だった…さらに…その広場にて集まった子どもの姿を見てどれみたちは驚きを隠せなかった。

 

どれみ『…そ…そんな…』

 

そこに現れたのは手がプラプラとぶらさげている子が小さな紐を持ち、何かを引きずりながらこちらにきていた。

それが一人や二人だけじゃなくてほとんどみんなそうだった。

さらに…その紐の先にはもっといやなものがあった…

 

はづき『え…あ、あれって……』

 

その紐の先には首を紐で巻き付けられ、全身が紫色になって、手足が切断されて引きずられている子どもがそれぞれ連れてこられていた。

 

田土間『おい!誰がこれを下ろした!明らかに縄も解けている…まだ収穫には早くすぎるぞ!それに私の持ち場で勝手なことされちゃ困るんだよ!』

 

そういってそのおばさんは側にいた両手足のない子の目に向けてタバコの灰をわざとらしく落とす。

泣くと怒られるのがわかっているためかその子は泣こうとせずに耐えているがその顔をおばさんはニヤニヤと見ていた。

他の子達はそれをただジッと見ていた。

本当は見たくないけど見なければならないのだろう。

私たちはその姿を見て魔法を使おうとしたが、ペペルトポロンを動かすことが出来なかった。

怖い…私たちは始めて人間の恐ろしさに気づいたのだ。

例えばモビルスーツに乗って戦っている三日月さんにもアトラさんとはよく話しているし、食事もして無意味な殺しはしていない。

ザール、バラノイア、デストロンにしても理由無き殺戮や意味なく攻撃はしない。

でも、ここにいる人はただ意味なく子どもを虐めている…いや、難しい言葉で表すべき状況だけど私はまだそんな言葉知らないから言えないけど…いじめ以上…

児童養護施設なんて言葉に合っていない。

よしみちゃんの表情も暗い…

なんで何も知らなかったんだろう。

隣のクラスの子だし、あまり喋ったこともない!そんな言い訳が言いたくなった。

知らなかった!わからなかった!そんな言葉を口にしたくなった。

ただ罪悪感から逃げるための口実が欲しかったのだ。

私たちがこんなことをしてるのはいじめに近いものかな…

いじめは知らなかった…私には関係ないからと言い訳してみて自分の罪悪感を消したくなるものだ。

だけど、見ているだけも加害者なのだと授業で習った…そんなことをするのは私はずるいやつだと思った。そのずるいやつが私だ。

私はずるいやつだ。

私はみんなより幸せじゃないと思っていた。

他者より私は劣っているそう思うことによってどこか救われる私がいた。

そして何より私が嫌いになった。

よしみちゃんの姿をここで見た瞬間私は僅かだけど笑みを浮かべたのだ。

あの漢字のテストだって何だってそうだ。

他者よりも優れていたら嬉しいんだ。

だから私は見られるのが嫌だった。

人って比較して勝っていると嬉しいんだと思う。

そんなこと関係ないって思う人もいるみたいだけど私は比較して勝っていたら喜ぶ人間なんだ。

だから私は私が不幸だと思っていたからよしみちゃんのことを見て勝っていたと思って私は笑ったんだと思う。

私は私をとことん嫌いになった。

これが私…これが私…違う!私は…

私は…良い子なの…悪い子なの…

はづきちゃんにもあいちゃんにも聞けない質問…私は良い子…悪い子…もうわからないや。

 

そんな風に考えていると田土間がたばこを口から離して最終的にその子の口に火がついたまま入れた。

人間をごみ箱扱い…そんな…

 

田土間『さて、これじゃあもう戻すのはキツイな…よし、もう収穫するぞ、やれ!』

 

そういった田土間の声を聞いた子どもたちが一斉に紐を離した。そして、両手足のない子どもが芋虫のような歩き方をして袋の中にいる男の子に向かっていった。

 

あいこ『うっ…あ、あんな…』

 

思わずあいこちゃんが声を漏らす…

それは当たり前だ…収穫…やれ…

その言葉が意味する行動は遥かに私たちのちっぽけな予想を上回っていた。

 

ガツガツガツガツガツガツガツガツ

 

そこで目にしたのは髪の毛やら爪を生きた人間同士が食べている姿だった。

そして、肉だけを横に置いてある青いトレーの中に口を使って入れていた。

そのトレーには人肉カプセルと書いてあるものであった。

それはあまりに口に出して説明出来るものであった。もはやそれはおかしい人なんて優しい言葉に全く当てはまらないものであった。

 

私たち三人は逃げた!

もう魔法がどうとか言っている場合ではなかった。

魔法であの場はどうしようにも出来なかった。

これ以上知りたくない!見たくない知りたくない!その一点張りで外へと出て遠く離れた空き地まで走った。

 

ー空き地ー

 

空き地の土管の中で魔女見習いから普通の姿となってすぐにその場で嘔吐してしまった。

三人ともあんな光景を見たら当たり前だった。

ああいうのが好きな人がいるなんて…

考えられないよ…ともかくそんなことを考えながら私たちは嘔吐していた。

とてもじゃないけど…なんともいえない…

もうしばらく肉は食べれなさそう…

 

どれみ『ど、どうする…これから…よしみちゃん以外にも問題あるよ!それにさっきのさ…』

 

それを口にしようとした瞬間あいこちゃんから口を押さえられて話せなくなってしまった。

 

あいこ『あかんてどれみちゃん!そのことを話すだけでも吐き気がするんやわ!』

 

はづき『お願い…私もう限界近いから…ともかくこのことを関先生に言って…』

 

???『言ったって無駄よ!』

 

大きな声が聞こえてきた!この声って…

 

どれみ・あいこ・はづき『よしみちゃん!』

 

空き地の前にいたのはよしみちゃんで大きな声でこちらを見ていた。どうやら走ってここまで来たらしい。

実際に施設からこの空き地まで遠くなく走って10分くらいだ。

ここで吐いているのには、結構時間がかかっていたのでここまでくるのは楽だった。

しっかりと睨みつけるようとこちらを見ている…なんで…

 

あいこ『別にええやんか!なんで大人の人に相談すればよしみちゃんの環境だって…』

 

よしみ『変わらない!!!絶対に変わらない!大人なんて…大人なんて信じられない!』

 

どれみ『そんなことないよ!私はしっているもん!雪ノ烝さんやレスターさんやタクトさんやジャックさんみたいに家族以外にも信じられる大人はいるよ!』

 

はづき『どれみちゃん!それは一番言っちゃだめよ!』

 

あっ…よしみちゃんの前で家族だなんて…

 

よしみ『わ…私には家族なんてない!もうない!いらない!私が大人を信じないのはそうやってぬくぬく育つ子を優先して見る奴が多い、それに児童相談所では…』

 

はづき『児童相談所…どういうこと?』

 

よしみ『これ以上はいいわ!隣のクラスのあなたたちには関係ない!じゃあね!』

 

よしみちゃんは片腕をぶらぶらと振りながら歩いて施設に戻っていった。

 

あいこ『児童相談所では…うーん、よし、児童相談所に行ってみよか!』

 

え、え?

 

どれみ『じどうそうだんじょ…って何?』

 

私にはその言葉がわからなかった。

あまりの驚きにはあいこちゃんとはづきちゃんはびっくりして転んだ。

昔のバラエティみたいー

 

あいこ『名前の通りの役割やー!児童が相談をするところや!』

 

どれみ『それって…理想の男性をそこにいる人と話しをしたり、理想の王子様を見つけることする場所なの!最高〜〜』

 

はづき『そんなことじゃないわどれみちゃん!そこにいる職員さんは虐待や家庭問題から子どもを救う仕事なの!』

 

あいこ『それがどうしてあんな気色悪い所ほっとくんやろ…調べてみよか!』

 

どれみ『そうだね…よしみちゃんを調べるために養護施設は無理っぽいからその児童相談所に行こう!』

 

私たちは口を軽く拭いて児童相談所に行くことにした。

さっきのはしゃぎはあのしんみりとした場をはぐらかしたかった。

また逃げようとしたけど…やっぱり向き合わないとね。

 

 

 

 

 

 

 

 



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番外編5 もう一回だけ

くそーっ!欲しかった攻略本見つかったが、510円って!しかも…DSソフトの攻略本なのに…需要あるから仕方ないのかな…番外編今週もあります。先週行ったことは嘘ではなく、また後ほど本編投稿するので、それまで私は油風呂に入ってきます!


ー美空町ー

ー京浜児童相談所ー

ー周辺ー

 

私たち三人は空き地から養護施設の反対側の方向にある京浜児童相談所というところに向かった。徒歩で25分かかって大変だった。

魔法を使おうとも思ったけど、マジカルステージを使って魔法を使うための魔法玉が少なかったので、とりあえず歩いて行くことにした。

そして、京浜児童相談所についた。

 

どれみ『さてと、入ろっか。』

私たちがドアに手を掛けようとした時に一人の男の人が出てきた。

 

城田『はー…ん?君達どうしたの?』

そこにいた男の人は青い服を着た眼鏡を掛けたお兄さんだった。

 

はづき『あの〜私たちの友達がちょっと問題を抱えていて…相談しようとここに来たんです。』

 

城田『なるほどですね!友達のために…僕の名前は城田、ここの児童相談所の職員。ところでその子はどんな問題を抱えているの?不登校、いじめ?知ってたら教えてほしいんだけど?』

 

あいこ『え〜と、その子がいる児童養護施設の問題で〜』

 

あいこちゃんなりにいきなり暴力とかそんなことは話そうとはしなかった。

あのことは…この時点で言うべきじゃないしね。

私も話だそうとした時にもう一人の男のおじさんが施設から出て来た。

 

西脇『あー、この町にある児童養護施設…”みそら”だったよな?そこに関してはなぁ…ちょっとなあ…帰ってくれないか。』

 

え?帰ってくれ…どういうこと…

なんで…なんで…

 

どれみ『なんでですか!話しを聞いてくれたっていいじゃないですか!なんで!』

 

西脇『なんででもだ。無理なんだよ…あの施設についてはどうしようもないんだよ。あの施設はちょっと訳ありでな。』

 

城田『でも…来た以上相談に乗らないわけにはいかないですよ。』

 

あいこ『あ〜〜これやから大人は嫌なんやわ、都合悪くなったら誤魔化す。うちらの話しを聞かない!それが大人のやり口や!』

 

西脇『あのなあ!あそこにいる一条って人はなのバックにはな政界に繋がっててな、もし、逆らったりしたらこの施設が潰れて身寄りのない子どもの居場所がなくなるんだよ!』

 

城田『え、そうだったんですか…え?でもそんなこと言ってよかったんですか?』

 

西脇『わかったら帰ってくれ。ところであのヌハラアパート4の1号室行っといてくれ。』

 

城田『わかりました。』

 

感情的になっていたおじさんはつい大声で私たちに話した。だが、私たちは一瞬言葉がなくなった。

いや、言葉がなくなったというより体全体から何か抜けたような気がした。

これが大人…

これがこの世界…

なんで私は幸せでよしみちゃんは不幸なの…

隣のクラスだけど…

知らなかったけど…

私がこうしている間に人は死ぬ…

そんな話しは聞いていたけど実感はなかったんだ。

そんなことはない。

人は死ぬんだ…人は苦しむんだ。

人はひとりぼっちで…寂しく…

 

私たちはそのままもう話すことをやめて、その人たちに背中を向けて歩き出した。

もういいや……

 

そんな風に考えながらみんなでMAHO堂へ走っていった。

どうしようもない現実から逃げたかった。

自分の罪悪感から逃げたい!

そんな思いがあった!

だって…だって…私たちすごい悪い子!

そしてこの世界はすごい悪い世界!

大人も自分も信じられない!

 

どうすれば…誰か…誰か…

 

 

 

誰か…

 

誰か…

 

誰かって…誰…

 

いない!そんな人…そんな誰かなんていない!もう…何に…

何に頼ればいいの!ああいうのが…

あんなのが一番だなんて!

 

ドンッ!

 

私たちは泣きながら下を向いて走っていったら人にぶつかってしまった。

ぶつかって体が押されて地面についた。

私はふと顔を上げて謝った。

 

どれみ『ご、ごめんなさい…』

顔を上げてぶつかった人を見ると物凄い眼光で私たちを睨んでこうさけんだ。

 

鮫島『ん…なんだ小娘か…ぶつかってんじやねぇぞ!さっさといけぇぇえ!』

 

兵藤『ところで頭…コブランダーの奴が最近見当たらないとか…最後に見た姿が金髪の小娘と妙な男と一緒にいたとかで…ヤスを向かわせておきました。』

 

ケン『まだ探せていないようで…』

 

鯖島『すぐに探せええぇ!あいつの仲間のBロボでもいい!ヌハラアパートの3の2を調べるぞ!こい!』

 

物凄い大声で私がぶつかった人が叫び、はづきちゃんやあいちゃんがぶつかった人はそのまま二人を睨んで歩いていった。

だけど…もう恐さとか恐怖は感じなかった。

いや、感じるなんて贅沢なことと思う心情だった。

 

どれみ『ねぇ…もう、このままMAHO堂に行っても…関先生にいっても無駄だよね。』

 

あいこ『なぁ…うちらにはどうしようもないし…政界相手じゃ…』

 

はづき『もう…スメラギさんに頼んであの施設まるごと…』

 

あいこ『!まさか、はづきちゃん。ガンダムを使って…あかん!それだけはあかん!そんなことしたって!』

 

はづき『じやあ…あのまま商品として殺されるのが幸せなの…』

 

あいこ『せやかて…そんなことは…そんなことは…そんなことは!!!』

 

二人が睨み合う中私は意を決して立ち上がって叫んだ!

 

どれみ『やろうよ…やろうよ!もう一回だけ!マジカルステージ!!』

 

はづき『マジカル…』

 

あいこ『ステージ…それでどないなるん…マジカルステージなんて…やるだけ無駄や!』

どれみ『でも…やろうよ!やろうよ!マジカルステージ!やらないよりは…やろうよ!もうなんでもいいから…やろぅよぉ…やろっやろっ…やろぅよぉ!!』

 

私はまた泣きながら二人に頭を下げて頼んだ。本当になんとかしたかった!

 

あいこ『そうやな…やるだけ無駄とかいってごめんなどれみちゃん。でも、無駄でもやらずに逃げる卑怯者よりましや!』

 

はづき『やりましょう…この行動は…必ず何かをするから!何かあるはずよ!そう信じましょう!』

 

ポーポポーポー

 

私たちは魔女服に着替えて人目のない場所に移動して、三人で囲んだ。

 

どれみ『ピーリーカピリラーラのびやかにー』

 

はづき『パイパイポンポーイしなやかにー』

 

あいこ『パメルクーラルクーすずやかにー』

 

どれみ・はづき・あいこ『マジカルステージ!!子どもたちを助けて!!』

 

マジカルステージによって三人のペペルトポロンを合わせて魔法を集めた。

すると、上空にさっきまで晴れていたのに曇り空になってきた。

曇り空は黒い暗雲となり、ヌハラアパートに向かって行った。

 

ーヌハラアパートー

 

城田『すみませーん、京浜児童相談所のものですがー』

 

鮫島『おらぁっ!借りた金返せや!』

 

二人が同じアパートで別の目的を持ってそれぞれの階で同時にボタンを押した。

その時、アパートの頭上へと移動していた暗雲から雷が落ちた!!

 

この時…もし…なぜ…こうなったかはわからない。

けど…この時にした行動はとても良かった!

そう、ここに二人の子どもたちを救うヒーローが誕生した。

 



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異世界を知った者

今回は番外編じゃなく、本編です。
いやぁ〜〜最近金使いが荒い!
来月にはイベントがあるのに…なぜ…金は消えるのだ!
なぜ宝くじは落ちていない!
そんな夢はもうないのか…

ま、どうぞ。


 

ークロノ世界ー

ー火星軌道上ー

 

ここでは、ウルトラセブン21対ギャラルホルン、ガイゾック、タービンズの混成部隊の戦いが行われていた。

 

セブン21『くっ…数が多すぎる…だが…他のみんなに迷惑はかけらんねぇ!はあっ!』

 

セブン21は光線技を放ったり頭にあったヴェルザードでガイゾックの小型戦闘機群を倒していくが、ギャラルホルンのエース二人マクギリス・ファリドとガエリオ・ボードウィンが乗るグレイズのコンビネーションに圧倒されている。

 

ガエリオ『悪く思うな!赤いウルトラマン!これもザールの命令だ!止めだ!』

 

ガエリオのグレイズがセブン21のカラータイマーに向かって斧を持って突進した!

21は小型戦闘機を倒しているのに目が行きすぎてガエリオの接近を許してしまった。

 

セブン21『甘い!』

セブン21はビームランプからビームを出して、ガエリオのグレイズの斧を破壊したが、グレイズはすぐさま盾を正面に構えてセブン21を押した!

 

ガエリオ『そこだ!やれ、アイン!』

 

混乱していたセブン21の頭上を全くノーマークだったグレイズの一機が襲いかかる!

 

アイン『これで終わりです!』

 

アインの斧をヴェルザードで受け止めようとしたが、即座にマクギリスの銃弾に手を撃たれてヴェルザードを離してしまった。

 

セブン21『ちっ…間に合わねぇか…すまねぇ!ネオス!カグラ!』

 

俺は目を閉じた。

もう…だめなのか…

 

ガァン!!

 

アイン『うわあああっ!』

 

俺は目をゆっくりと開くとそこにはガンダムグシオンがいた。改修されていて、俺が見てたグシオンとイメージは違ったが戦闘スタイルからパイロットの大体の予想はついた。

昭弘だ…

 

昭弘『大丈夫か?セブン21。』

 

セブン21『あ、昭弘君!どうして…』

 

ここでの戦闘がわかったのか…

でも、俺は…皆を巻き込みたくは…

この地球人を守るのは…

 

シノ『そんな風にしなくても素でいいんだよセブン21!ここからは俺たちに任してお前はとっととヴァニラの治療でも受けてろ!』

 

シノ、昭弘、三日月が乗ったモビルスーツと仁たちのライジンオー、光たちのビスマルクがセブン21を守るようにいた。

 

…性格がさっきの口調でバレたか…でも…いいか!

 

セブン21『それじゃあそうさせてもらいますか…後は頼んだぜ!』

 

俺は後ろから来ていたエルシャンクにカグラを手で包み込んで体を小さくしてモビルスーツサイズほどとなり、格納庫に入っていった。

俺はすぐさま格納庫にいたヴァニラからナノマシン治療を受けて敵の正体を伝えた。

 

セブン21『ふぅー助かったぜ。サンキューヴァニラ。おっと、こいつの名前はカグラ・ゲンキだ。少し衰弱しているが、お前のナノマシン治療を受けたら大丈夫だろう。』

 

ヴァニラ『酸素欠乏症になる寸前でしたね…ギリギリ大丈夫です。』

 

その様子を見ていたガイゾックのボスが驚いていた。

 

ブッチャー『き、貴様らぁ!まさか…鉄華団!それに…エンジェル隊じゃと…しかし、大半は知っておるが…誰じゃそいつは…』

 

え、俺や他のメンバーに驚いていない。

それにエンジェル隊はともかく鉄華団の名前を知っている…いったいどういうことだ。

それに今の言葉…タクトを見ていった。

これに意味はあるのか?

 

ブッチャー『ま、まあいい!貴様らには死んでもらう!おい!お前ら一斉攻撃せい!』

 

三大勢力の全ての戦力がフラフラのエルシャンクに向かってくる…けど。

 

ガァン!

ガァン!

ガァン!

 

すべて三日月、ジャック、パドックさんの手によって倒された。

残っていたのはマクギリス、ガエリオ、アインのグレイズ、そしてブッチャーとタービンスとギャラルホルンの旗艦だった。

 

三日月『次はどれだ…グレート…』

 

グレート『あのグレイズ三機は私とパドックとお前で一機ずつ相手をするんだ!』

 

三日月『お前の命令には従えってオルガにいわれている…だからやる。』

 

それぞれのグレイズにつっこんでいた。

それぞれ斧で対応しており、三日月はアインのグレイズに余裕で圧倒していて、グレートもガエリオの規則正しい動きを読んで優勢に立っているが実戦経験の薄いパドックは鋼鉄製卒塔婆でマクギリスのグレイズに苦戦していた。

 

マクギリス『君の武装には興味がある。テイワズにもそんな武装及び機体はなかった……至源エンジンとも違う…君は異世界の人間なんだろう?』

 

パドック『へぇ〜あんたやるねぇ、そこに気づくとは…それに異世界から来たとどうして思った?』

 

マクギリス『ただ聞いただけさ…魔女のデラからな。』

 

パドック『デラ!あの魔女なに情報奪いやがったんだ…ったく!ああそうだよ!だかな、お前らのついているザール!タクトから聞いている限り…許せないんだよっ!』

 

パドックは卒塔婆を離してマクギリスのグレイズのメインカメラを右足で蹴り潰して母艦に押し付けた。

 

パドック『俺はな!じいさんの!最強の機体を使う!男なんだよおおお!帰れ!』

 

マクギリス『ふっ…ここらが退き際か…ガエリオ!アイン!撤退だ…あいにく敵はコックピットは狙っていないから死亡者はいない。回収作業を進める!』

 

ブッチャー『ふ、不確定要素か…仕方ないわ!あのミサイルもおらんようじゃしな…わしらも撤退させてもらうわ!だが!タービンズ!この場はお前たちに任せるぞ!』

 

そういって二つの母艦はクロノジャンプというワープを使って消えていったがタービンスの母艦及びモビルスーツは残されたままだった。

 

パドック『さぁ〜て、おたくらはテイワズのところのタービンズっていう企業なんだろ?だったら企業らしくどうすれば利益に繋がるか簡単にわかるはずだが。おい、通信は聞こえてるはずだろ?』

 

パドックはタービンズ母艦のブリッジに卒塔婆を向ける。

この場で交渉するつもりか…だが、なぜタクトではなくパドックなんだ。

それにこの場はどう考えても降伏するとは思えん…なぜなんだ。

 

マルバ『貴様らぁ!なぜだ!なぜ!邪魔をする!お前たちを倒してわしはこの世界を正しくするためにやっているんだぞ!』

 

なんとパドックが繋いだ通信にいたのはマルバ・アーケイ。かつてCGSの社長であったが、オルガたちを見捨てて逃げた男である。

そのマルバは鉄華団という存在を知り、テイワズの下部組織タービンズと接触していたのだ。

その顔と声を聞いたオルガは通信をしてみた。

 

オルガ『久しぶりだな…社長。』

 

マルバ『き、貴様ら…何故死んでいないんだ…貴様らがあの時…ゴーデスに殺されていれば…』

 

オルガ『けっ!散々ゴミのように俺たちを扱っておいて、最終的に死ねだあ?俺はてめぇのおもちゃじゃねぇんだよ。』

 

マルバ『黙れ!黙れ!黙れ!あの時貴様らが死なず…エンジェル隊に会った…それこそが大きな間違いなんだぞ!』

 

オルガ『エンジェル隊と会った…なぜそこまで知っている…てめぇ!俺たちを殺したいのには何か事情があるらしいな…それはなんだ。』

 

マルバ『そ、それはなっ!わしにもよくわからん!だが、ガイゾックが動いた…それでわしが狙われた!ザールに言われたのだ!わしにお前らがエンジェル隊と出会わせた責任をとれとな!だからわしとタービンズが手を組んだ!しかし、貴様は何故…何故倒れない!そいつか!そいつのせいなのか!その横の男は誰なんだ!』

 

オルガ『そいつ…タクトのことか。』

(どうしてタクトにビビってやがる、マジョリカといいこいつといい、どういうことだ?それに鉄華団という名称を教えていないのに知っているとは…)

 

オルガはタクトに通信を変わった。

 

タクト『…マルバ・アーケイ。お前が俺をどうみようと別に俺はどうでもいいけど、オルガたちの扱い方…悪くはなかった。だが…企業運営はともかく倫理的には大バツだよ。』

 

マルバ『貴様に…貴様に何がわかる!おい!ともかくお願いします!あんたらも明日亡き命になるかもしれないんだぞ!あいつらを潰せええ!』

 

名瀬『ちっ…はいはい…まっ、言われずともやりますよ。さあてと…頼んだぜ。』

 

タービンズから隠れていた数機のモビルスーツが出てきて、皆臨戦態勢に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 



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コラボ編 キラキラカード

SOURさんのキャラクターが出てきますコラボ編です!
ただし、時間軸は番外編と同一なので番外編登場キャラクターが少し出ますよ!
それでは、どうぞ。


ー99年世界ー

ー美空町ー

ー夜道ー

 

私の名前は玉木麗香

陽昇学園に通っている5年1組ナンバー1美人で優秀な女の子ですわ。

私は今、英語の塾から家は帰る道を歩いていますわ。

 

玉木『ふ〜〜にしても、最近ぞろぞろとなんか春風さんたちが怪しいですわね…あのMAHO堂とかいう店自体とても怪しいし!オーナーのレスター・クールダラスって人もなんだか眼帯して不自然ですこと!ん?あれは一体…』

 

一枚のキラキラ輝くカードが落ちていた。

私はそこにある一枚のカードを拾い上げた。

そのカードにはあるヒーローの姿が描かれていましたわ。

仮面をつけた戦士でありましたわ。

姿はどうにもヒーローっぽい鎧をまとていましたわ。

なんか良いことありそう…

……拾いましょう!

 

玉木『このカードは…どうせ、スーパー戦隊を模したカードでしょう。お菓子についていたおまけかなんかでしょう。ま、でも一応取っておきますわ。』

 

私はそのままポケットにそのカードを入れて家に帰ろうとしましたわ。

すると、夜道にガシャガシャという音が聞こえてきたので、少し興味が湧きその音のほうへと向かいました。

 

コブランダー『くそっ!どこだ!どこだよ!あいつら〜なんで手伝わないんだよ!せっかく異世界からスターピース並に凄いものが落ちてきたのを見たとかいって、あいつらなんで酒飲んでやがんだよ!』

 

その音がする方には茂みの中で必死に何かを探しているBロボの姿が見えましたわ。

この世界ではロボットが人間と共生していますから不自然なことはないのですが…普通は周りにパートナーやら使用者の人間がいるはずですが、それも見当たりません。

捨てられた…または野良みたいに逃げたのでしょう。

ま、わたくしには関係ありませんわ。

 

そのまま立ち去ろうとした時に、つい自分の持っていた筆箱を落としてしまいましたの。

するとその音に反応したロボットがこちらを見ました。

 

コブランダー『んっ!てめぇか!てめぇがここに落ちてきたもの拾ったんだろ!』

 

玉木『ぎくっ!だっ…だったら何だといいますの?これは私のでありますわ!』

 

私はポケットからカードを出してそのロボットに見せびらかしましたわ。

 

玉木『ほらほら!こちらでございますわよ!ロボットに人間が殴れますか!』

 

コブランダー『ウルセェ!俺は人間と仲良くする気もねぇし、殴れるんだよ!お前をボコボコにしてそのカード取り上げてやるぜ!スーパーチェーンジ!!』

 

コブランダーは自分の顔を引っ込めてマスコットのような姿から人型のパワードスーツのような姿になりましたわ。

何かまずいと感じた私は嫌でしたが、裏山に逃げ込みました。

 

Bロボにはスーパーモードと通常モードが存在する。

通常モードはマスコットのような姿で二頭身ほどしかなく、食事も人間と普通のものを食すことが出来る。

スーパーモードは人型のパワードスーツのような姿で通常モードからスーパーチェーンジの掛け声で変身する。

スーパーモードは足も早くなり、五、六頭身ほどに身長も伸びて、パワーも上がる。

その代わり制限時間も存在し、ロボットであるためエネルギーで動いているが、スーパーモードはエネルギーを大量消費するため乱用は不可能である。

基本的にBロボはこのようなシステムだが、一部違うシステムのBロボが数機存在する。

 

コブランダーは凄い速さでおちょくた玉木を裏山へと追いかけていった。

 

コブランダー『逃がさねぇぞ!そいつには…そのカードには異世界の秘密が…仮面ライダーの秘密があるんだからな!』

 

ー裏山ー

 

そこでは一人の男が酒を飲むつつ、タバコをふかして星空を見上げて眺めていた。

男にとってそれは何よりの幸せだった。

 

??『ふーっ…異世界に来てすぐにこの有様とは…まさかあんな竜巻に対応出来ないとはな、カード一枚この世界のここらに落ちたが…ま、見つかるだろう。』

 

男は”仕組まれた滅亡『超獣を超えしIS』”にてカードを落とした【??】その人であった。

 

男が静かにしていると、妙な音が聞こえてきた。人の声だが、そんなことを気にせずに煙管をふかしていた。

 

玉木『はぁ…はぁ…』

 

私はともかく裏山の草むらを星空の下必死に掻き分けて逃げていました。

そうやっていると広場に出て、闇の中に星空を見ながら走りました。

ずーっと星空を見ながら走っていると…

 

グニュッ!!

ガシャンガシャン!

 

えっ…変な感じ…

これって…まさか…幽霊…

ひっ!ひーーっ!

 

??『いてっ!誰だ!』

男は顔を踏まれ、酒の入った容器は蹴り飛ばされてしまった。

 

私はつい何かを踏んでしまいました。

こんな夜中に何を踏んだか検討がつかずにそのまま走り出しましたわ。

妙に煙が立ち込んでいたので、本当に幽霊…

 

玉木『ギャーッ!!』

 

そんなおっそろしいことを考えながらともかく走りましたわ。

もう本当に怖くて怖くて…

ああっ…パパーっ!ママーっ!!

助けてー!

 

??『誰だかしらねぇがゆるさねぇ!』

【KAMEN RIDE CLIMB】

 

妙な音が遠くで聞こえましたが気にせず裏山から出て家にかえって、コブランダーと幽霊から逃げることにして、裏山を抜け出しましたわ。

 

そのころ…コブランダーは玉木の足跡を頼りに追いかけていた。

 

コブランダー『どこにいきやがった…ん?なんか人影がいるな!ちょうどいいとこにいたなあ…よぉし!おりゃあっ!』

 

俺はその人影を煙で見えにくくなっていたが、近づいてみた。

すると、向こうにいた奴がこっちに気付いて殴りかかってきた!

 

コブランダー『ぐわっ!てめぇ!何しやがるんだ!それにその妙な姿…てめぇ…Bロボの新型か?』

 

その人影は仮面をつけて灰色の体に胸にバーコードのようなものを装備して手に銃を持った不思議な姿であった。

 

神崎『俺の名前は神崎朧…Bロボとかではない!この姿は仮面ライダークライム…そんなことよりお前だな、俺の顔を踏みつけて酒が入った容器を蹴り飛ばしたのは!』

 

コブランダー『んなもん知るか!とにかく知らんがその姿…スーパー戦隊のコスプレならどっか別の場所でやりな!いや…そうか!そうだ!俺はお前のカードが必要なんだ。ちょうどいいぜ、あんな小娘捕まえるより、お前倒してカード奪ったほうが楽だな!』

コブランダーは左手のムチでクライムに攻撃を仕掛けるが、クライムはすぐに避ける。

 

クライム『よし!こっちもイライラしているしな…ストレスをぶつけようか!はっ!』

【SAMON RIDE!ディメント!】

 

カードを一枚引き抜いた神崎は銃にセットしてこちらに放った。するとそこにはもう一人の仮面ライダーがいた。

真ん中が割れている白金の仮面ライダーがでてきた。

 

クライム『やってこい!ディメント』

 

コブランダー『ほかの奴を使うとは…だが、そいつを倒すとカードは手に入る!そいつを倒してビンボー生活からおさらばだ!』

 

コブランダーは左手のムチでそいつの顔を狙うが、右手で受け止める。

 

クライム『コブラには…』

【SAMONRIDE!ケッツアコアトル!アイスエイジ!】

 

氷の牙をつけた鳥の怪物がコブランダーに噛み付いた。

 

コブランダー『ギャーッ!ちっくしょー!覚えてやがれー!ああーっ!さむーっ!いてぇ!』

 

コブランダーはスーパーモードを解除して通常モードに戻って裏山から逃げていった。

それをみて神崎も変身解除をしてディメントをカードに戻した。

 

神崎『しかしあの蛇小娘とかいってたな…いっちょ明日そこにある小学校に行ってみるか。』

 

神崎はそのまま原っぱに寝転んだ。

 

 

 

 

 




感想仮面ライダーエグゼイド トゥルーエンディング

見てきましたー!
やっぱり映画を最終回見た後に見てよかった!
辻褄合うけど…MOVIE大戦見なければならなくなってしまった。
ゲーム病消滅者…絶対に復活してーー!


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新しさと賢さ

今回多めに書きましたよ!最近ストレスがかなり溜まっているので、頑張って書きました!どうぞ、


 

ー火星軌道上ー

ータービンズ母艦ー

ーブリッジー

 

鉄華団やエンジェル隊対ギャラルホルン、ガイゾック、タービンズの戦いはタービンズを残してギャラルホルンとガイゾックは撤退した。

残るタービンズは勝機が見えないにも関わらず、モビルスーツを出そうとする。

 

一人の青年”カグラ・ゲンキ”異世界来た異物である彼を殺すために俺”名瀬・タービン”率いる”タービンズ”の母艦とモビルスーツ、そしてギャラルホルンとガイゾックが協力することになった。

ザールからの仕事でこんな楽な仕事は久しぶりだ…

といっても、俺たちならともかくギャラルホルンとガイゾックまで呼び寄せるとは何か裏があると思った。

案の定、その男を守るためにウルトラマンが一人いやがった。

それでも一人だからなんとか数でいけると思ったが、エンジェル隊とがき共の集まりによってギャラルホルンとガイゾックがやられちまった。

俺のハニーたちは出さずに無人のモビルスーツを一、ニ機出しただけだから被害は皆無だ。

だが、俺たち残してギャラルホルンもガイゾックも逃げちまった。

あーあ、ザールから指示された場合、仕事押し付けあう対象は弱い立場の俺たちだ。

テイワズの下部組織タービンズ

構成員は俺と俺の女たちだ。

テイワズの社長と俺は家族の盃を交わし、タービンズを任された。

ザールによって住む場所を奪われ、明日の命も心配な奴等を救いたかった。

だからこんなことをやっている。ま、もとトランスバール皇国星の住民で、安全な暮らしがある程度保障されていたが…どうしても悔しかった。

自分だけがのうのうと生きているのが…

だから俺はテイワズの一員となり、少しでも誰かを救いたいと思った。

みんな俺の女だ!

だからこそ…俺はこいつを許せねぇ…

俺の大事な女たちを救うために…

 

名瀬『さあてと…あれ使えばなんとかなるかもしれない。だが、死なないでくれよ。』

 

アジー『わかってる、力では不利だが数がこちらが勝っている。それに…まだあいつが出ていない。』

 

ラフタ『そうだよね、だって絶対に勝っておかないといけないやつだよね。』

 

アジー『ああ、絶対に引っ張り出してやるよ…フォルテ!』

 

そういうって俺の女たちはモビルスーツに乗り込んで臨戦態勢から出撃して危険な賭けを行おうとする。

 

三日月『ねぇ、タクト。あいつらはどうすればいいんだ。』

 

タクト『へぇ〜抵抗せざるおえないし…よし!ジョウ!光!君たちも出撃してあのモビルスーツを抑えるんだよ、三日月たちは先発隊を止めろ!』

 

タクトの指示でビスマルクと黒獅子が出て行った。

 

オルガ『ちっ…タクト…それじゃあこっちが殺されやしねぇか。なんで異星人やブルワーズの大人どもは殺すのに、こいつらは殺さねぇんだ?』

 

タクト『いやねぇ、まずはあのモビルスーツは金になる。それにあいつらは多分ザールに脅されている…ここで殺すよりも生かして俺たちの力を示して交渉するべきだと思うんだけどね。』

 

ビスケット『それは一理ありますね。タービンズとテイワズはギャラルホルンとは基本的に対立していますし、ザールがいなければ手を組むこともないですから…交渉してみる価値は充分にあります。』

 

オルガ『わかった。だがこのままやってもどうにかなるもんじゃねぇだろ。よし、俺があいつらの船に侵入する。』

 

ユージン『おいおいおい正気かオルガ?今にもドンパチ起きてもおかしくない状況であの船に侵入するったってどうやって…』

 

オルガ『それは…』

 

ウイーン

 

オルガが話そうとした時扉が開いて泣きながらどれみが入ってきた。

 

どれみ『ねぇ…私が連れて行くよ。いや、私も一緒に連れて行って!!お願い!!』

 

レスター『どれみ…どういうつもりだ…これは遊びじゃ…』

 

レスターがどれみを止めようとするがどれみは見習いタップを突き出した。

 

どれみ『わかってるよ…私は今まで幸せだった…この世界のこともよくわからないし…私とみんなの思いが違うこともわかっているよ。でも…それでも…私がここにいることは絶対に意味があるはずだよ!だって、私は魔女だよ!おジャ魔女だよ!普通の魔女じゃ出来ないことも出来るよ!』

 

オルガ『そんな理屈で通るほど甘かねぇんだよっ!』

 

オルガはどれみの手にしていたタップを取り上げてどれみに至近距離で投げつけた。

どれみは後ろに飛んだ。

しかし、どれみはすぐさまに立ち上がってタップを拾い涙目になりながら叫んだ。

 

どれみ『私は!春風どれみ!世界一不幸な美少女!つまり!私よりも不幸な人を一人も生まない!そのためにもあなた達鉄華団とともに頑張る!私はおジャ魔女どれみ!!ハッピー!ラッキーみんなに届かせる!』

 

ポーポーポポー

 

どれみは魔女の服に着替えてオルガの前に立った。

 

オルガ『ふっ…てめぇ女のくせにやるじゃねぇか、平和な時代なおめえとは完璧に馴れ合うのは不可能だ。だが、99%くらいは馴れ合えるかもしれないな。だが、鉄華団の何人かもついてこい!』

 

ー格納庫ー

 

オルガ、ユージン、アキヒロ、シノ、どれみは格納庫に向かいモビルスーツに乗って敵の旗艦に乗り込もうとしたが、フォルテが止めた。

 

オルガ『どうした、フォルテ。お前の紋章機は使えないはずだ。出たいのはわかるがここは俺たちがモビルスーツで行く。』

 

フォルテ『…あのモビルスーツ部隊に一人エースがいる。あいつならこの混戦の中でも旗艦を守ろうとするよ。』

 

ユージン『あいつ…タービンズに知り合いでもいるのか?』

 

フォルテ『アジー・グルミン…あいつとは幼馴染だ。故郷の星で共に戦場で戦った仲間だった。私の故郷の星の名前はカヌレ…その星は10年間…ザールに反抗しつづけた。私も4.5の時には既に銃を持って戦場にいたよ。他の星と違ったのは、かつてデスキュラの司令官アマナはカヌレ出身で故郷にいた時は戦場の血の匂いを毎日嗅いでいたよ…来る日も来る日も戦った。最初はザールと戦っていたが、ザールはスパイを使って人を操り、ザールにとり入ろうとする支配派と抵抗派に別れた。その結果デスキュラとカヌレを結ぶパイプの司令官が死にデスキュラからの支援が受けられずに、内戦で滅んだのさ。そこからは他の星と同じようなものさ。』

 

シノ『ダチとやり合うのか…ま!俺たちはあくまでその戦闘で殺さなきゃいいだけなんだろ!』

 

フォルテ『いや…かつては私もアジーと仲間だった。だが、あいつはタービンズの名瀬とグルになって仲間が何人も死に生き残ったものも体に重傷を負ったのさ、私も左目に小さなレンズをつけているのはこの時に傷をつけられたからだよ。私以外は左手を失ったり、聴覚を失ったり…だから私はあいつをタービンズを許しはしないよ!どれみ!魔法玉はデラから買ったんだろ!だから紋章機を動かしてくれないか。なあに…あんたらをあの船に届けてやるよ。』

 

オルガ『よし、どれみ頼めるか?』

 

どれみ『わかったよ!ピーリカピリララーポポリナーペーペルト!紋章機よ!動け!』

 

フォルテの紋章機が動き出す…フォルテはすぐさま乗り込み、フォルテに続くように操縦席に乗り込んだ。

少しギュウギュウ詰めだがなんとかなりそうであった。

 

ユージン『お、おい!これ操縦に支障は出ねぇのかよ!』

 

フォルテ『まぁ…ないわけではないよ…でも…アジーと私じゃ私の方が操縦技術は上だからいいハンデだよ…行くよ!ハッピートリガー発進!』

 

もの凄いスピードで格納庫から出たハッピートリガーは真っ直ぐタービンズの旗艦に突っ込むが、その前にアジーのモビルスーツが立ちふさがる。

それを見たフォルテはアジー機に通信を送りつける。

 

フォルテ『おい!アジー…久しぶりだね!立派なザールの犬ころに成り下がっていて嬉しいよ!』

 

アジー『!フォルテ…やはり生きていたようだね…』

 

フォルテ『あんたの攻撃で仲間はたくさん死んだ…リーダーは左腕を失い、”あいつ”は行方不明になり…あたしは左目にダメージを負い、アマナも死にデスキュラとの繋がりがなくなった。弔合戦をさせてもらうよ…アジー!』

 

アジー『私は賢い生き方を選んだんだ…名瀬に拾われて私は変わったんだ。だから私は負けない…あんたのとこの大将タクト・マイヤーズ討ち取らせてもらう!』

 

フォルテ『だろうね!』

 

フォルテは通信を遮断してミサイルを頭部に集中して放ち、足下からすり抜けてタービンズの旗艦に向かう。

フォルテのミサイルが頭部に当たる前にアジーは砕いて破壊したが、そのミサイルから煙が立ち込む。

煙幕弾だ!

 

アジー『なっ…フォルテ…』

 

フォルテ『今更弔合戦するほど私は古い人間じゃないよ!』

 

フォルテはその煙幕から抜け出してタービンズの旗艦に向かう!

側にいたタービンズのモビルスーツは旗艦を守ろうとするが、煙幕から抜け出したジョウの黒獅子はガトリングガンを構えてタービンズの旗艦と側にあるモビルスーツに放つ!

 

ジョウ『いつまでもザールの犬ころに負けるほど俺たちは弱くねぇんだよ!』

 

コックピットは狙わずに牽制の意味のガトリングにより、タービンズの旗艦に穴が開き、そこに向けてハッピートリガーが突っ込んだ。旗艦についてすぐにハッピートリガーは動かなくなった。

 

フォルテ『よし…時間切れか…急ぐよ!どれみ!みんなの姿を消してくれ!』

 

どれみ『はい!ピーリカピリララーポポリナペーペルト!皆の姿よ、消えろ!』

 

姿を消したフォルテたちは空調に入り、ゆっくりとブリッジを目指す。

しかし、そこでは少し驚くことがあった。

 

オルガ『見た所…女しか見えねぇな…ここには女しかいねぇのか?』

 

フォルテ『ああそのことかい、どうやらタービンズはテイワズの配送会社ではあるが、名瀬・タービンの個人経営だからそいつの趣味で女ばかりなんだよ。そんなことはいいからともかくブリッジに行くよ。』

 

外の戦闘では圧倒的に勝っているタクトたちでも補給問題のために交渉が必要だ。

しかし、これじゃあまるで脅迫だが…ザール星間帝国のことだから仕方ないね。

 

ーブリッジー

 

そのままブリッジに辿り着いた私たちはブリッジのクルーに銃を突き付けて姿を見せた。

オルガたちはマルバにどれみは銃の代わりにポロンをブリッジの操舵者に向けて私は名瀬の頭部に銃をつけた。

 

フォルテ『チェックメイト…アジー…今度は私の勝ちだよ。』

 

名瀬『お〜お〜どうやら負けたのは俺たちらしいな。よくここまで来れたな…なぜお前達が”ここにいるのか”は運命ってことだな。』

 

フォルテ『?何いってんだか、まあいいさ…あんたらには恨みがあるけど…うちらの大将と話しをする気はあるかい?あんたらにも悪くない話だよ。』

 

マルバ『な、なんだと!貴様らのようなクズは死ねばいいんだ!貴様らはギャラルホルンに…フェストゥムに殺されるべきなんだ!』

 

どれみ『うるさい!』

 

ユージン『金属生物以下ってか…それはてめぇだろうが!』

銃の安全バーを外したユージンがマルバの頭にしっかりとつける。

 

名瀬『やめとけよ。そんな奴、殺しても意味ないだろ。』

 

オルガ『…ま、そりゃそうだが…』

 

名瀬『あーあ、なら…仕方ない…』

名瀬が手を上げて降伏をした。しかし、

 

ピピー!

船内にレーダーの反応音が聞こえた。

その後モニターにレーダーに映ったものを見た。そこにはマルバの声通りに金属生物が現れた…

 

アキヒロ『本当にフェストゥムが来た…どういうことだ!』

 

シノ『ちっ!ミカ!フェストゥムだろうと気にするな!やっちまえ!』

 

三日月のバルバトスはフェストゥムに向かっていくが、フェストゥムは姿を変えた。

人型の姿で…まるでウルトラマンのように。

それでも三日月は気にせずに攻撃する。

 

三日月『こいつ…』

 

明らかに攻撃が入っているにも関わらず苦しみ様子も見えない。そればかりか金属生物は口元を動かしてほくそ笑む。

 

名瀬『どういうことだ…フェストゥムが来るなんて…あいつらはウルトラマンか竜宮島に行くのじゃないのか…そうか!俺たちは餌だったのかだから俺たちだけここに残されたのか…ブッチャー…』

名瀬は右手を強く握りしめて怒りをこらえながら笑顔を保つ。

しかし、彼は自分の命に未練があるわけではない。

そんな感じがした。

私が知っている上の立場の奴はみんな自分の命を大切にしていた。それで部下が死んでもまったく気にしていない。

でも、こいつは自分の命より他人の命を優先している。

 

マルバ『おおおおおおおい!はははははやくなんとかしろ!ほら、早く早く!フェストゥムを倒してくれ!名瀬さん名瀬さん!いや、このさいおおおおルガでもいい!はやくくなんとかしろ!』

 

こいつみたいに騒いだりしない。

堂々と笑顔を見せている。漢気はあるなそこにアジーは惚れたのか…でも、タクトとは違う。

私はこいつとは嫌だね…タクトのほうについて正解かな。

私は名瀬の頭につけていた拳銃を騒いでいりマルバに向ける。

 

フォルテ『いいかげんうるさいね。あんたは…私はこいつらよりも人を殺すことには慣れている。つまり、私の手は真っ赤だよ。だから私があんたを殺しても私の手にあんたの血がついて、他の血に紛れているからそんなに関係ない。静かにしてな。』

 

安全バーを解除して向ける。

すると、マルバは口から泡を吹きながら白目を剥き気絶した。

 

名瀬『さあて…こうなったらお前達についたほうがいいのかもな…わかった。よし、フェストゥムを叩いてくれ。』

 

攻撃をしていたタービンズのモビルスーツがフェストゥムに対して攻撃していった。

 

????『…まだ正義感のある若者は…早すぎるか…ガンダムフレームの天敵が…デンジマンが必要になるのか…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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変えた行動

先週はすみません。ストックとかなくて投稿できませんでした。
しかし、これからは更に部隊が分かれて大変になりますが、頑張りたいと思います。


 

ー火星軌道上ー

ータービンズ母艦ー

ーブリッジー

 

私たちはタービンズの母艦に忍びこみ交渉をするつもりでいたが、タービンズは私たちを誘い込むエサであることがわかった。

じゃなかったらフェストゥムなんて送りこんだりしないからね。

フェストゥムっていうのは金色の無機質な生命体だ。

何十年か前に地球へと侵攻した今なおわからない生命体だ。

まさかそれをザールが操れるとは…

ギャラルホルンとガイゾックは知ってて逃げたのか。

そこで見捨てられたタービンズは私たちと手を組むことにした。

 

フォルテ『にしても、あんた…逃げるつもりはないみたいだね。』

 

私はタービンズのリーダー名瀬に対して問いかける。

餌であることを認識してなお逃げないか…ま、肝は座っているね。

名瀬『まあな、ここで逃げたら親父にも迷惑がかかるし、お前達に追いかけまわされることになる。更にはザールにも追いかけまわされる可能性もあるくらいだ。だから、お前達と組むのさ…にしてもあんた良い女じゃないか。』

 

フォルテ『私を口説こうったって無駄だよ。私には男はいらない。それに私はタクトについていく…エンジェル隊の一隊員フォルテ・シュトーレンとしてね。』

 

名瀬『あっ、そっ…中々良い顔してんのにな。』(タクト・マイヤーズ…お前には負けたくないんでね。女も地位も力も…)

 

私たちは戦闘を気にしていたが、敵は腕を槍にした槍術で攻撃してくる。

それに対してバルバトスは槍を構えて攻撃していくが、敵は同じように槍を構える。

敵は人型で目は一つ目の黄色で胸にウルトラマンのような青いカラータイマーをつけている。だが…その姿は仮にすぎなかった。

 

名瀬『ん…あいつ姿を変えていってるな…そろそろアミダが機関室から奴のデータを持って帰ってくるはずだな…それまで様子見でいいか?』

 

その予想通り一人の黒肌の女性がブリッジに入っていた。

 

アミダ『あら?歓迎してされてるようねぇ…名瀬。もっとも、男がいるのと小さな女の子もいることを除けばね。』

 

銃を構える様子もなく警戒心ゼロでこちらに向かってきた女性…彼女がアミダだとはなんとなくわかった。会ったことないはずなのに…絶対会ったことがないはずなのに…会ったことがある。知っている…この女がアミダという女性であることを!

 

アミダ『あいつはフェストゥムだけど少し違う…”根源的破滅招来体”の内の一体”金属生命体アパテー”かつてフェストゥムが地球に襲来した時に別世界に通じている謎のワームホールに吸い込まれたフェストゥムの一体…それがあいつよ。だけど…”あいつは見たことある”…みんなそう感じているんじゃない?ここにいる全ての人は…ここじゃない砂漠で。』

 

フォルテ『何?いや…確かにそうだ…なぁ!他のみんなもそうじゃないのか!』

 

他のメンバーも次々とあのアパテーを見て砂漠を思い浮かべていた。

 

ー皆が思い出した。

知るはずのない未来か過去ともわからないー

ー自分のことを皆のことをー

 

エルシャンクのメンバーからも徐々に知っていると報告が来る。

 

ミルフィーユ『あそこは…地球…』

 

レニー『砂漠で…』

 

ララ『三人の男の人とでっかい飛行機に乗って…』

 

セブン21『俺やグレートと違う光の国出身のウルトラマンでは無い…』

 

オルガ『赤いウルトラマンと…青いウルトラマン…』

 

どれみ『ウルトラマンガイアに…ウルトラマンアグル…そして…』

 

レスター『XIGにガンダム…AEU』

 

パドック『俺たちはその時にそこにいた…過去ではないそこに…』

 

タクト『???????何言ってるの?あいつフェストゥムじゃないの?それに俺は全く何にも感じないけど…はあ?』

最もタクトだけはこのことを知る素ぶりはなかった。

 

ジャック『お前!本当に知らないのか!あいつはアパテー!電気攻撃をする3体目の根源的破滅招来体アパテー!ウルトラマンガイアと戦い、ガンダムキュリオスとイナクト、そしてアグルによって倒した敵だぞ!』

 

タクト『そんなの知っているわけないだろ!どういうこと…もうわからないよ…それにあのアパテー…右手を変えているけど…』

 

アパテーは右手を変えて数本の槍型の金属を飛ばして俺たちの周りを囲んだ。

 

ジョウ『この後…電撃が来る。』

 

ミント『そして、私たちは動けなくなって…』

 

ヴァニラ『船は壊されて…おしまい…』

 

皆が諦めていた。体が体験していたのだ…恐怖に怯えるものさえもいた。鉄華団やエルシャンククルーも諦めていた。

そんな中、一人の男が格納庫に走っていった。皆が諦めるなかこの男は諦めていなかった。

 

マイク『はぁ…はぁ…はぁ…俺だって…俺だって!なんややらないと!』

 

人を掻き分けてマイクは走る。

鉄の廊下を抜けて格納庫に入った。

彼はこっそりとトレーニングを重ねてロボットの基本的な操作に慣れていた。

そして、アパテーのことを知り自分が何をしていたかをはっきりとすでに思い出していた。

そして、自分がしなかったことをしようとする!

 

マイク『アパテーとの戦いでは兄貴たちやガンダムとかが出ていた。でも、俺はいなかった。だから…なんとかしないと。』

(それに今回はタクトさんがいる…違うことをすればなんとか…)

 

マイクは頭の中からロボットのことを思い出してみる…そしたらアパテー襲来時には自分が戦っていないことを知る。

 

マイク『その時とは違うことを…やる!!』

 

マイクは青いロボット”爆竜”に飛び乗ってコックピットに入り操縦桿を握る。

爆竜は背中に巨大な二砲門のキャノンを備え付けたロボットである。

動かすことにマイクは成功していたのだ。

 

マイク『あいつの弱点は目だ!…よーし、俺だって、俺だって!』

 

マイクは格納庫から飛び出すと電撃により動けなくなることを知っている皆がアパテーを狙うが実体が金属のため混乱していた。

それにタービンズのモビルスーツとも噛み合っていなかった。

だが、マイクは静かにアパテーを見た。

 

マイク『そこだああっ!』

 

 

マイクは狙いをすまして操縦桿を押して、アパテーの目の部分に爆竜のキャノンを食らわせる!

アパテーが怯んだ…

声には出ていなが相当怯み出した。

アパテーは電撃をしようとした槍を集める。

 

マイク『やりぃ!』

 

ジョウ『マイク!よくやったぜ!さて、あの銀銀野郎は…はっ!』

 

ジョウはアパテーの姿を見てみるとアパテーの背後には二つの穴が開いていた。

 

名瀬『おい…あれって並行世界への移動ゲート…クロノドライブとは違う…』

 

フォルテ『アパテーはあのワームホールから逃げるようだね…』

 

マイク『そぉらもう一発!』

 

アパテーに向けてマイクはキャノンを発射したがアパテーは二つに分かれた。

 

ユージン『あの野郎…二つあったワームホールはそれぞれの世界に行くためか…』

 

その二つのワームホールをそれぞれ王ドラは調べていた。

 

王ドラ『この二つのワームホールはパドックさんの世界と僕たちの世界に繋がっています!』

 

ワームホールが背後にあるアパテーはそれぞれの世界に入っていった。

ワームホールは危険で指を咥えて見ることしか出来ないと思われていたが…

 

タクト『よし!皆、今からそれぞれエルシャンクの戦闘機を二つ出す!前に話したメンバーで出すぞ!ミルフィーユ、ランファ、パドック兄さん、三日月、アキヒロ、ビスマルクチーム、どれみちゃん、レスター、セブン21、ライド、チャド、ヴァニラ、ドラえもん、のび太君、王ドラ、ライジンオーチーム、準備をしてくれ。』

 

ユージン『お、おい!そんな人数なのに戦闘機二つは無理だ。』

 

ビスケット『いや、スモールライトを使えば大丈夫だよ。それにそのパドックさんの世界で何かわかるかもしれない。』

 

ユージン『そうか!確かにXIGとガンダム…その二つを知るためにはそれしかねぇな。』

 

オルガ『これは賭けだな…カンナのやり方でもいけるかもしれないがこっちの方が面白そうだな。』

 

リーダー側で危険なほうを選んでいたが、皆同じように危険なほうを選ぶことに恐怖はなかった。

次々とスモールライトを使い戦闘機に入っていった。

 

ライド『団長ー!俺たち行ってくるぜ!』

 

アキヒロ『ウルトラマン…俺たちの記憶が何を意味するか調べてくる。』

 

アパテーの開けたワームホールにそれぞれ入って行った。

不安はあったがワクワクもあった。

死ぬと定められたことがなくなり、自分たちのことを思い出してどうなっているのかを探りたいという探究心が出てきたのだ。

そしてタクトとオルガは名瀬と合流することにした。そして、この決断と行動が全てに意味を持つこととなった。

 

??????『そうか…アパテーが別世界に向かったか…して藤宮はどうしている?』

 

????『あの男はいち早く我々の存在を知り、ソレスタルビーイングから抜け出したようです。』

 

??????『あの男はヴェーダをモデルにしたクリシスというコンピュータを作れるほどの才能があるからなるべくこちらの手中に収めてほしかったが仕方がない。泳がせておいてかまわんさ、それに仕込んだのだろう。』

 

????『はい。』

 

??????『はっはっはっ、それならいい少しは人が死なねばな…そうならなければ世界は変わらない…そうして作った世界を統一するのはこの私アレハンドロ・コーナーだ。』

 

パドックの世界メンバー

ミルフィーユ、ランファ、パドック、三日月、アキヒロ、ビスマルクチーム

東の星メンバー

オルガ、ジョウ、シノ、フォルテ、ジャック、エルシャンクチーム

惑星テラツーメンバー

タクト、クーデリア、ミント、ユージン、タカキ、ダンジ、カンナ。

どれみの世界

どれみちゃん、ララ、マジョリカレスター、セブン21、ライド、チャド、ヴァニラ、ドラえもん、のび太君、王ドラ、ライジンオーチーム

残りの鉄華団メンバーは4分の1をオルガによって分けられた。

 

 



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赤き天使と白き天使の降臨

 

ーα世界ー

 

パドックの世界でもあるα世界では、新型兵器の実験セレモニーに怪獣(ヤプールの姿はあくまであの周りにしか知られておらず、この単語が示す存在はここではあくまで超獣である。)が暴れ出して、カグラ・ゲンキ、機動戦艦がセレモニーのどさくさに紛れて行方不明となった。

それにより、怪獣三体(超獣ユニタング、キングクラブ、ゼミストラー)を倒したことによってISの性能を証明することに束博士は成功した。

しかし、目の前でカグラ・ゲンキがワームホールに入り、機動戦艦を取り逃がしたことから、ISの生産は保留となってモビルスーツがこれまで通り生産されることとなった。

そのため、モビルスーツの性能を再確認してISとの比較をするために束博士はAEUの新モビルスーツ発表会に出席することとなった。

束博士の他にユニオンからはモビルスーツのフラッグを操るフラッグ隊隊長グラハム・エーカー、モビルスーツ開発ビリー・カタギリ、モビルスーツ隊隊長テリー・サンダースJr、”HEART”隊長ミナト・ゴンパチが出席することとなった。

 

ーAEU基地ー

ー観客席ー

 

ここでは、AEUの新型のモビルスーツイナクトを見るためにそれぞれの勢力関係なく、話し合っていた。

 

”皆さん!これが我がAEUのイナクトでございます!軽量化に成功し、怪獣の皮膚をも切り裂くブレードも装備しています!”

 

新型モビルスーツ イナクト

 

AEUがこれまで保有していたモビルスーツを半年前のアーストロン戦で使い果たしているため、AEUの軍事力は劣っていたが、このイナクトが正式に発表されたことにより、AEUは戦力補強に成功したようだ。

イナクトは従来のモビルスーツからの軽量化が図られている。

ボディカラーは綺麗な緑色でボディの形は戦闘機を五台くっつけたように細い。

メインカメラはとても小さく、敵から攻撃されにくくなっている。

 

束『……』

 

ここ、ユニオンの一団はそれぞれの視点でそのモビルスーツを見ていた。

 

ミナト『ほー、あれが新型のイナクト…このタイミングに発表するとは人革連誕生2周年目への牽制だな。』

 

カタギリ『まあ、わかりやすい挑発でしょうね。それに共同組織のSRC設立反対派の力が加わっているのもわかる。』

 

SRC

怪獣保護を目的としたアースノイド、スペースノイド、コーディネーター、バッフ・クラン、ゼ・バルマリィ帝国などの様々な人間が協力して2ヶ月前に作られた組織である。

この組織が出来た理由は二つある。

一つはかつて人類がウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャックが戦った怪獣の中にはシーボーズのように倒す必要性のない怪獣が数体存在したため。

 

そしてもう一つはユニオンの科学特捜隊、人革連のウルトラ警備隊、AEUのMATといったように主に日本でしか出現しない怪獣に対してそれぞれの勢力で分かれていたため、ペダン星人による世界平和対策会議妨害作戦を実行されたり、MATの宇宙ステーションを宇宙怪獣ベムスターに食われたりするなど、それぞれの組織で歪み合っているため、ウルトラマンがいなければ地球が侵略者に屈するような状況になってしまっているためである。

 

それを改善すべく作られたのがSRCである。

だが、SRCに対してブルーコスモスと呼ばれる遺伝子改造を嫌う一団などが圧力をかけている。

 

”我々アースノイドが優れている!”

 

 

”スーペスノイドが素晴らしい!”

 

今回、この博覧会には武力が全てであるとアピールしていることから、SRCの怪獣保護を一方的に否定している。

 

このような危険思想がまだあの銀河戦争後の地球にあるのはやはりαナンバーズがいなくなったために、一部の権力者が我が物顔で世界を作りかえたからであると予想される。

でなければ世界は三つに分かれたりしないからである。

それぞれの組織は未だに敵対するばかりであるが…中には友好的な勢力の人間もいた。

 

グラハム『しかし、あのイナクトとかいう機体我々のフラッグの劣化版だな。』

 

サンダースJr『だな…まあ、こんな時代だ。技術は誰だって欲しがるものさ、いつからこうなったんだろうなあ…』

 

グラハム『サンダースさん…あなたはやはり…まだあの隊のことを…』

 

テリーサンダースJr

彼はかつて一年戦争と呼ばれたスペースノイドの自治権獲得のため発起したジオン公国対アースノイドの地球連邦軍の戦いである。

戦いは熾烈を極めた。

そのため、サンダースは様々な部隊へ配属されたがその度にサンダース以外のメンバーが全員に死ぬという”死神”という不名誉な称号が周りから言われるなど彼は辛い目ばかりにあっていた。

理由は単純に彼のモビルスーツ操縦技術が優れているためである。

そんな折、彼は宇宙にてジオン軍の試作型の紫色のザクと交戦して、負傷したため命を奪われると思ったが、シローアマダの乗るボールにより、命を救われた。

その後、地球の第08ms小隊に配属された彼はシローアマダ隊長のもと、ミゲル、カレン、ジョシュアとともに戦場を駆けた。

そんな戦場ばかりの彼らであったが、地球のある一つの小さな村から友好的に迎えられた。

その村の中にはキキ・アンダルシアという08小隊の作戦に協力する少女もいた。

しかし、その村は連邦軍の別の部隊に襲われて、若い男女は殺されて、キキも暴行を受けて自ら舌を噛み切り死んだ。

このことから彼ら08小隊は村の生き残りからの暴言を浴びせられながらも巨大モビルアーマーアプサラスを撃墜した。

この時…幸いにもジオン軍は戦争の終結に焦ったアプサラスの完成を早めたために予定よりもメガ粒子砲の威力が弱まったために08小隊隊長シローアマダの乗るモビルスーツEz8により撃墜されたが、その時シローアマダは行方不明となり死亡したと認識された。

だが…サンダースはそれを信じていなかった。

解散された08小隊はそれぞれの戦場で連邦軍として戦った。

しかし、地球連邦軍がユニオン、人革連、AEUと三つに分かれた時にメンバーは分かれてしまった。

 

サンダースはユニオン、カレンとジョシュアは人革連、ミゲルはAEUの所属となった。

サンダースはMS隊の隊長として後輩を次々と育てていったが、ギャンゴ(ウルトラマン)との戦闘で負傷し、MS隊隊長の座を後輩のグラハム・エーカーへと譲った。

 

その後、ウルトラマンジャック対メシエ星人の侵略兵器ロボット怪獣ロボネズ戦にてウルトラマンジャックを援護して共に戦い、AEU所属のMATのマットアローと協力し、メシエ星人の爆弾を旅客機から投げ捨てMATとともにメシエ星人退治に参加したため、スパイ容疑をかけられたが、本人は単純に地球のために怪獣と戦いたかったと供述した。

理由としては、”世界の警察”を自負しているユニオンの一員だから当たり前と思っていたが、怪獣については国際的には担当している防衛チームの所属国以外の手出しは暗黙のルールで禁止されていた。

サンダースはこれ以上の失態をすると自分の部下にも迷惑がかかると判断したため、ロボネズというロボット怪獣の骨を回収していた。

それにより、スパイ容疑は晴れてMS隊隊長に復帰しようとしたが、グラハムのリーダー力を買って副隊長になろうとしたが、ユニオン側はロボネズの骨からメシエ星人の技術を研究し、カーボンフレームを作り出してユニオンの新型モビルスーツ”フラッグ”をユニオンが製作した。

それにより、ユニオンのフラッグ部隊の隊長にグラハムがなり、モビルスーツ隊の隊長にサンダースがなることとなった。

 

そんなことを思い出したサンダースはグラハムのほうに笑みを見せ返答した。

 

サンダース『少しな…それに俺は今はモビルスーツ隊の隊長とはいえもう歳だ…部下もお前を目標にしている。それに俺には空中戦がうまくないしな。』

 

サンダースの言っていることは本当で、実際にユニオンで使っている”リアルド”や”フラッグ”はこれまでのモビルスーツ戦にて不得意だった空中戦がメインのため、地上戦や宇宙戦は彼にとって不利なのである。

 

グラハム『そんなことはないですよ。ま、確かに私にはあなたに勝てるという自信がないわけではない。』

 

サンダース『それぐらいの自信を持っているなら大丈夫だ。しかしあのイナクト…』

 

グラハム『まあ、あれはいわばうちのコピーですよ。』

 

?????『そこ!聞こえてっぞ!』

 

今までの会話はモビルスーツのパイロットに聞かれていたらしい。

 

グラハム『音声を拾う機能は優れているな…』

 

ま、気にするほどではないな…

にしても怪獣か…私も一度戦ってみたいものだ。だが、サンダースさんのように上手く誤魔化すことも私には難しそうだ。

ともかく最後までいよう…来るまでもなかった…

 

シュイーン!!!

 

空からモビルスーツが見える。

AEUの新型のモビルスーツか…

空から現れた白いモビルスーツはゆっくりとこちらの会場のイナクトの前に降り立った。

 

ミナト『あれも新型…』

 

束『違うわね〜あんなのはないわよ…あれじゃあまるでガンダムだわ…』

 

グラハム『ガンダム…あのガンダム…しかしV字アンテナだから…ガンダムに見えるのか…』

 

私は会場の前の演習場に双眼鏡で白きモビルスーツに目を向ける

白と青のラインに人型にV字アンテナ…ガンダムに見える…それに頭にGUNDAMという字もある。

背中から緑色の粒子を出し、正面に立つイナクトに牽制をしている。

 

?????『ああ…誰だ…侵入者だあ…人革連かユニオンかコロニーかプラントか?どっちにしても人様の領土に土足で入ったんだ…無事ですむわけ…』

イナクトがガンダムのようなモビルスーツに襲いかかる!

その時!

 

ピカーン!!!!

 

空からの白き光が会場を包み込む!

光が小さくなるにつれて白き羽根が出てきた。

あれは一体…

 

???『きゃあーーーっ!』

 

??『わあああああーーっ!』

 

光が消えて中から赤きロボットが二人の女の声をコックピットから叫ぶように出しながらイナクトとガンダムの間に落下した。

光で視界が効かなかったイナクトは途中で止まっていたため、赤き機体にぶつからなかった。

 

???『いったたぁ…大丈夫?島素子ちゃん?』

 

新井『大丈夫じゃないですよ!エリカさん!はぁ〜にしてもここはどこですか。』

 

エリカ『あっ!人がたくさんいますね。それにロボットもいますね…何してるのかなぁ…おーい?聞いてますかー!私ーー!エリカ・フォンティーヌといってー!シスターやってまーす!新井島素子って子と一緒に迷子になってしまってー!!ここはどこですかー!みんなで楽しそうにしていますねー!あーっ!ロボット大道芸パーティーかー!エリカ!おっどりまーす!ゆ〜め〜』

 

歌おうとするかエリカを新井が止める。

大音量で流される声に会場全体が唖然としていた。

 

グラハム『な、何をしているんだ彼らは…』

 

束『…あれは光武…f2じゃない…』

 

新井『違いますよ!パーティーなわけないでしょう!こんな所で!』

 

エリカ『じゃあ何してるっていうんですか?あ、そうか!ロボットが二体いるってことは超巨大なおもちをつくんですね!大神さんに教わりましたよ!エリカ!一度光武で餅つきしたかったんですよ!』

 

新井『違いますよ!!ロボットが二体といったら戦闘…』

 

ズッシーーーン!!!

 

更に会場に空から降ってきたものがいた!

モビルスーツだ!しかも降りてきたモビルスーツはなんと…

 

三日月『ここにいる奴ら全員倒せばいいんだろ?ユージン。』

 

なんと三日月のバルバトスであった。

 

ユージン『ああ…頼むぜミカ。』

 

地球軌道上には戦闘機があった。

パドックたちの部隊だ。

 

三日月『さあ…やろうか。』

 

パトリック『ふざけやがって!人様の領土に勝手に入りすぎだ!こうなったら全員やってやる!AEUのエースパトリック・コーラサワー様をなめるなよ!』

 

エリカ『四台集まりましたね!じゃあ!私が餅つきの餅こねますよ!』

 

新井『だから違いますよ!』

 

刹那『ファーストフェイズ終了…セカンドフェイズ異常が発生したが問題ない…刹那・F・セイエイ!出る!』

 

四機の機体が動き出す!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ヤマトガンダム見参

エリカがかなりはっちゃけてますが気にしないでくださいねぇ〜それではどうぞ!


ーイナクト発表前ー

ーα世界ー

ー地球軌道上ー

 

ここでは、ワームホールを抜けた戦闘機がアパテーの残骸を追いかけていた!

 

ユージン『おいっ!アパテーはどこにいった!』

レーダーであたりを見渡すが銀色のアパテーのものは反応しなかった。

 

パドック『もうここにはいない…地球に向かったか…』

 

ビル『よっしゃぁ!まずは砂漠に行ってみるか…いや待てよ…普通に町に行った方がいいんじゃないか。』

 

進児『情報が乏しいしな、しかしアパテーの砂漠との戦いのこともある。砂漠の付近にある場所に…』

 

パドック『とりあえずここでの指揮を任されているのは俺と真司とユージンだ。俺は真司の意見に賛成だ。ユージンはどうする。』

 

ユージン『砂漠の近くは賛成だが…町ではなく軍事基地にしよう。安全のためにもここで俺たちは待機して先発で誰かだすべきだな…ミカかビスマルクチームかパトリックの誰かだな…』

 

ミカ『ユージン、俺が行くよ。』

 

ユージン『そうか。ま、三日月なら大丈夫か…とりあえずモビルスーツがいたら破壊しろ。場合によってはすぐ戦闘だからな。』

 

ーその後は我々が知る通り四機がにらみ合っていた。

 

ー会場ー

 

光武F3、ガンダムバルバトスと謎のガンダム、イナクトがにらみ合い均衡を保っていた。

 

パトリック『とりあえず…てめぇら全員やっつけてやるぜ!うおおお!』

パトリックのイナクトが先にブレードを出して襲いかかる!

 

エリカ『えええい!』

 

ガガガッ!

 

パトリック『俺はっ!』

 

三日月『邪魔』

 

ガァン!

 

パトリック『スペシャルで!2,000回で!』

 

??『ミッション開始。』

 

パトリック『模擬戦なんだよおおおおお!』

 

3機はすぐさま向かってきたイナクトを倒した。

エリカがイナクトの機体を撃ち、三日月がメイスで両手を切り壊し、??が剣で明日と顔を破壊した。

その様は一瞬の出来事で会場にいた人は圧巻の表情を浮かべていた。

 

サンダース『な、なんだと!くっ!どういうことだ…これでは…AEUの面子が…』

しかもあの中の二機はガンダムに似ている…どういうことだ…それに…この事態をどうするんだ…AEU…だけじゃすまないか…

 

束『はあっ…仕方ないか…』

 

ポン。

 

側にいた束博士は胸元から小さなボタンを取り出して中央のボタンを押した。

すると…

 

????『よおおおおっし!いくぜ!』

 

突如として大声が会場に響きわたる。

空から大きな巨体が太陽を背に影を会場に包んでいった。

そして、その影が会場に降り立った。

 

三日月『ん?何。』

 

??『…照合にない機体を発見…姿からガンダムタイプと察することが可能…機体性能を確認次第本来のミッションプランを再開する…』

 

エリカ『まっまたー!次は誰がくるのかな?歓迎してあげましょう!』

 

新井『だっからー!エリカさんの歓迎は意味が不良思考なんですよー!交通標識引き抜いてバイク乗り回す暴走族とおんなじですよー!』

 

エリカ『不良?えっ!エリカ…お魚さんになっちゃうんですかー?』

 

新井『ああーっ!この人、太正時代の人間だから不良なんてわかんないんだー!』

 

エリカ『ちがいますー!わっかりますよー!不漁っていうのはお魚さんを採る人が頑張ってもお魚さんがいなくなってぇ…マグロやサーモンやイクラさんが食べられなくなるんですよねー!』

 

新井『やっぱりわかってなーーい!』

そんなパイロットたちよりとは裏腹におちついていなかったのはミナト・ゴンゾウだった。

 

ミナト『お、おい!ともかくあれは誰だ?それに束博士…はっ!まさか…コロニーのイルマさんと会っていたのは…ということは…あれに乗っているのは…』

 

束『わかった?やっぱりばれたかーーそう、あれこそがコロニーのTPCによる新型ガンダム…かつてαナンバーズにいたダイモス…の中を参考にガンダムとして出したもの…それが今、そこにいるガンダム…”ヤマトガンダム”あれに乗っているのは…』

 

????『おうっ!早いな!束!』

 

ミナト『た、束?男の声で馴れ馴れしい…やはり!あのヤマトガンダムのパイロットは…』

 

束『私の夫…シュウジ・クロスよ。』

 

シュウジ『本当はイナクトの発表の次の日にユニオンから正式に世間に公表する予定だったんだが…仕方ないな!行くぜ!ガンダムファイト!レディッ!ゴーーッ!』

 

ヤマトガンダムがパイロット不明のガンダムに向かって殴りかかる。

その動きを見切っていたガンダムは剣で拳をガードする。

 

??『ガンダムタイプ…ユニオンの新型…だが今はミッションを再開する。』

 

ガンダムはすぐさまヤマトガンダムの拳を腰からとったビームサーベルを左手に持ってヤマトガンダムの右腕の関節部に突き刺した。

そのためヤマトガンダムはガンダムの剣から拳をひいた。

 

シュウジ『ちっ!だがまだまだおおっ!』

ヤマトガンダムの右足がガンダムの左手を蹴り上げてビームサーベルを弾き飛ばした。

 

??『くっ!!これ以上のミッション遅延は問題あり…この場を放棄する。』

 

ガンダムはそのまま飛び去っていった。

その姿をバルバトスが追おうとするが、エリカがそれを止めた。

 

エリカ『あの〜もしかしてそちらにこのような機体のパイロットはいませんでしたか。青とかピンクとか緑、黒いの?』

 

三日月『…いない…でも赤いのはいた。』

 

エリカ『あっ!わかりました!カンタさんですね!』

 

新井『カンナさんですよ!赤い機体の桐島カンナさんですよ!いくらあの人が男っぽいからといっても…』

 

エリカ『あっら〜〜後で言ったら怒られますよ〜〜』

 

新井『や、やめてくださいよ!言ったら怒られそう…』

 

そのとおり…

ーどれみの世界ー

カンナ『ぶわっくしっ!誰かあたいの悪口いっているなあ〜〜すみれか!』

 

ーα世界ー

 

三日月『ともかくうちのほうに来る?ユージン、いい?』

 

ユージン『ああ…大丈夫だ…にしてもどうしちまおうか…俺、本来ならタクトといくはずだったんだが…』

 

エリカ『おっ願いしまーす!!』

 

新井『や、やったあ…』

 

コクピットにいた新井はそのまま眠りこんでしまった。

 

ユージン『よし、パドック!あんた迎えにいってくれないか?』

 

パドック『わかったよ、三分でそこに向かうから待ってろ!』

 

パドックはそのまま戦闘機の中からギガアスターに乗り込んだ。

 

パドック『チェンジング!ビッキー!タイピングT!ワン!エー!BEGIN!』

 

巨大になったギガアスターには大気圏突入能力もあるし、ギガアスターTの鋼鉄製卒塔婆には冷却装置もついているため、安全に宇宙を感じることが出来る。

ジャックによるこの技術の応用により、バルバトスのメイスに冷却装置を取り付けて安全に大気圏を超えられた。

 

パドック『よっし、ついたぁ!』

 

パドックは会場に降り立って三日月とエリカの迎えに来た。

理由としては、三日月の機体は無理な大気圏突入により、多少ダメージもあり、かつヤマトガンダムという新型も出て来たため、飛行出来ないバルバトスにはきつかったと考えたためである。

 

パドック『おい姉ちゃん、あんたの機体は空飛べるかい?飛べるんだったらその青いやつ頼むぜ、俺はこいつと戦って勝つから。』

 

シュウジ『おう!こい!今度こそやったるぜ!ガンダムファイト!レディーーゴーッ!』

 

ヤマトガンダムが拳で先制を仕掛けるがパドックの鋼鉄製卒塔婆が冷却装置を使い、右手を凍らせる。

 

シュウジ『なんのまだまだ!』

 

シュウジは凍った右手を拳に力を入れて炎を出してとかした。

 

パドック『小細工は通じないか…ならこうか』

 

パドックは卒塔婆を空高く投げ、自動冷却装置で辺りを冷やす。

 

シュウジ『なんだ、あ…』

 

ガァン!!!

 

パドックの左腕がヤマトガンダムの左胸を刺し貫いた。

あまりの衝撃にコックピットの中までダメージが通る?

 

パドック『よそ見厳禁…ここでお前を殺さない…安心しな。』

 

シュウジ『な、情けねぇなぁ…折角ユニオンの知名度を上げるためにきてやったのに…』

 

パドック『嘘をつくなよ…俺も男だ…だいたいわかるさ。そういうことは…聴かないけどな。』

 

シュウジ『すまねぇ…』

 

そのままヤマトガンダムは膝から崩れ落ちた。

そのままパドックは帰ろうとしたが、安全になったことを確認して出てきたイナクトのパイロットが出てきた。

 

パトリック『おい!てめぇらよくも…』

 

パドックはイナクトのパイロットを見て驚いていた、そのまま驚きのあまりコックピットのハッチを開け、外に出た。

 

パトリック『えっ…兄貴…』

 

パドック『パトリックか…はぁーっ…俺、生き返った…というよりまだ生きてた。帰るのはもう少し後になる。今はこの世界の軍隊には戻れない。じゃあな。』

 

パドックはギガアスターに再び乗り込んで会場を後にした?

 

パトリック『兄貴!一つだけ言わせてもらおうかあ!!兄貴の子供が多すぎて俺の正月は金欠なんだよー!お年玉に貯金が消えてくんだよーー!』

 

そんな他愛ない会話をしている兄弟を横目に束博士は会場席から中央広場へと走り、飛んだ。

そのままパソコンでヤマトガンダムに近づいてコックピットを開いてシュウジと会った。

 

シュウジ『すまねぇなぁ…束。』

 

束『完成度30%の状態で必殺技のバーニングフィンガーも出せないですここまでやれたらオーケー。』

 

シュウジ『大分優しいなあ…束…』

 

束『ふ…あなた。』

 

そのまま束に担がれたシュウジは会場から出て行った。

 

一方その頃宇宙にいた戦闘機に戻ったパドック、三日月そして合流したエリカと新井がいた。

 

新井『新井島素子です…よろしくお願いします。』

 

エリカ『はーい!エリカ・フォンティーヌでーす!ところでみなさんは?』

 

ユージン『俺たちはまぁ…ザールという巨大な侵略者と戦うために集まった組織と考えてくれればいい、カンナはここにはいないが別の場所にいる。ところであんたらどうしてこんなところに?』

 

エリカ『えーとですねぇ…最初はもうちょっと違った場所にいたんですけど…トラブルで…』

 

ユージン『最初にいた場所?』

 

エリカ『アバランチ5です!そこで私たちはあるロボットに会いました…その名もガンダムアスタロト!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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信じたくない復活

装動…仮面ライダーエグゼイド…欲しいけど金がない…
この季節は皆金欠なのかね…どうぞ、


 

ーテラツー周辺ー

ー戦闘機ー

 

ここは、宇宙…果てしなく広がる星の海…その中を私たちはゆっくりと進んでいる。

そんな中で私は夢物語に付き合わさ

もっとも…わたしは…もう諦めておりますけど…

 

タクト『あーあ、ユージンのやつめ…アキヒロと代わりやがって…ま、仕方ないか……たく、名瀬もよくまあちゃつかりしてやがる。』

 

ダンジ『団長達なら大丈夫ですよ。』

 

今、わたくしはタクトさんたちと一緒に戦闘機で小さくなって話しをしている。

にしても…

名瀬…タービンズのリーダー…

先ほどアパテーを追って部隊を分けた際にオルガさんと名瀬さんとで話し合いをしたんですわ。

そこでタクトさんは協力関係を結ぶことにしましたわその条件として…

 

ー数時間前ー

ータービンズ母艦ー

 

名瀬『テラツーに行く予定があると聞いた…ならタクトさん…俺たちはあんたらに資材を提供しよう。その代わりにテラツーにある乙女回路…これのデータを持ってきてほしい頼まれてくれるか?それにあんたらもテラツーでは必要な人物がいるかもしれないぞ。』

 

タクト『必要な人物?』

 

名瀬『テラツーは基本的に鎖国といって他惑星との交流を避けてきた…ということになっているが実は違う…奴隷交渉をするための奴隷を隠すためだ。』

 

オルガ『奴隷交渉…俺たちみたいな宇宙ネズミを運んでいるっていうのか。』

 

名瀬『その通り、タービンズが調べた結果、そうなっている。鎖国することにより自分たちを白だと偽っているが中身は真っ黒よ。』

 

タクト『ということは俺たちエンジェル隊…いや、トランスバール軍のエルシオールメンバーが奴隷として連れてこられたと…』

 

名瀬『可能性の問題だかな。だが最もエンジェル隊はそのエルシオールメンバーが否が応にもほしいはずだろ?』

 

タクト『ああ…ならそのついでだな…任せといてくれ。ところで名瀬さん、あなたはこれからどこに?』

 

名瀬『俺のことは名瀬でいいぜ、そのかわり俺もあんたをタクトと呼ぶがな。俺はこれからオルガたちと東の星に行く…ま、場合によっては西の星に行くかもしれんがな…あと一応言っておくが鎖国中のテラツー…といってもテラツーの六ある国のうちの一つだけが鎖国をしているが残りの国は鎖国していない。』

 

タクト『どういうこと?』

 

名瀬『はーっ…テラツーという星はな、六つの国で出来ている”ジャポネス、ペテルブルグ、ニューテキサス、西安、ロマーナ、ガルトラント”この六の国で構成されている。そのうちの一つ、ガルトラントだけが奴隷交渉に関わっている。』

 

オルガ『つまりそのガルトラントに乗り込んで奴隷を奪えばいいのか?じゃあもう少しそちらに戦力を…』

 

タクト『オルガ…俺たちは交渉のためテラツーへの戦力は最小限にしないといけないんだ。戦闘経験があるのもカンナとアキヒロ、ダンジくらいだ。東の星のメンバーは割けない…他の場所も折半詰まっている…ブルワーズの奴等も俺らの方には少なめな人数しかいない…だから俺たちでなんとかする。』

 

オルガ『わかった…しかし、あのテラツー…鎖国をしているんだろう?だったらそのテラツーにいる奴等もヨロイなんて持ってやしない…なんとかなるか。』

 

名瀬『ところがそうじゃない…お前たちにはある敵が構えている…その敵の名は…』

 

……といったところまで聞き、状況が理解出来たので私たちは戦闘機にて体を小さくしつつも、テラツーへと向かっていた。

 

クーデリア『テラツー…女性がいない惑星であるということは聞いていますが…実際に行ったことはありません。』

 

タクト『ま、ともかくクーデリアさんとカンナさん、ミントは姿を男っぽくしてね。さもないとパニックになるからさ。』

 

ミント『そこの司令官さんは大変失礼なことを考えて私たちを選んだそうですね。ありがとうございますわ。』

 

タクト『えっ…やっぱりまだ怒ってる…』

 

ミント『別に…なんでフォルテさんやランファさんじゃないのかはちゃんと説明してほしいですわ。』

 

タクト『そ、それは…カンナさんは帝国華撃団で男役を演じてたと聞いてるからで…クーデリアさんは交渉役としてジャックの代わりに…』

 

ミント『はあ…まだしらを切るんですのね。胸がなくて誤魔化しやすそうだったから…でしょ。』

 

クーデリア『えっ!えええっ!』

 

タクト『そ、そんなことはないぞ!な、なあダンジ君?』

 

ダンジ『ええっ!お、俺!いや…フォルテさんやランファさんシャフさんそれにレニーさんは駄目だといって…あっ…』

 

カンナ『チェスト!!!』

 

カンナさんがタクトさんのすぐよこの壁を拳で殴り壊した。

タクトさんは腰を抜かして崩れましたわ。

 

カンナ『よろしく頼むぜ司令官♡』

 

タクト『わーい、肉体的な触れ合いですね…ごめんなさい。』

 

カンナ『ちっ、まあともかくテラツーに行くのはどうするんだ?このまま行くんだろ。』

 

タクト『ああっ…だけど少し早めにね…今ならまだ…』

 

ダンジ『今なら…どういうことです。』

 

タクト『門番がいるのさ…ガルトラントの用心棒…緑の軍服を着た男”京極慶吾”』

 

その名を聞いた瞬間カンナさんは腰を抜かしていたタクトさんの胸ぐらをつかんだ。

見たこともないような青ざめた顔でタクトさんを見ていた。

 

カンナ『本当なのか……京極慶吾……あいつは死んだはずだ…なぜだ!くそっ!』

 

アキヒロ『そんなに強いのか?』

 

カンナ『ああ…あたいを含めた帝国華撃団9人が全力を尽くして戦って倒した相手さ。』

 

ー京極慶吾ー

サクラ大戦2 君死にたもうことなかれ 登場

帝国華撃団と対立した若くして日本陸軍で出世した男で日本陸軍大臣の立場にあり、”戦神”と呼ばれるほどの指揮官であった。

その反面、彼の作戦では敵の犠牲が多い分、味方の犠牲が多すぎるなどの問題があった。

帝国華撃団の敵として様々な人間を部下にして妖力を使い作戦を立てるが失敗。

更に彼は若き日本陸軍将校をけしかけて、各地を制圧して政治的クーデターを行なったが、帝国華撃団により失敗した。

その後、部下を使って帝国華撃団を倒そうとするが全滅し、最後は自らが戦ったが敗れて死んだはずだった…

 

カンナ『あいつは死んだ!絶対に死んだはずだ!』

 

ダンジ『そ、そんなお、同じ名前の可能性だって…』

 

タクト『いや…そんな名前で被りがあるわけない。ならばこそ早めに行くべきか。』

 

カンナ『部隊がこんなに分裂していないのならともかくここまでの戦力じゃあ悪いが心許ないな。』

 

ミント『ともかくテラツーに行くのは早くといいますがどこにこの戦闘機を置く予定でしょうか?』

 

タクト『うーん…ガルトラント以外にしないとといっても…どこに…』

 

カンナ『うーん……とりあえずあんたらトランスバール軍はともかくあたいはあまり他の国の言葉とかわからないし…日本人だしな…演じたことのある奴は多いが日本語しか喋れないぜ。』

 

ミント『となると自然にジャポネスですわね。その国を作ったのは日本人らしいですし…江戸時代と呼ばれるものにとても酷似しているらしいですし…』

 

タクト『よし、ならばジャポネスに行こう!目指せジャポネス!』

 

戦闘機はジャポネスに向かって行った。

一方…その頃南の星のある街では二人の男が動き始めていた。

 

ー南の星ー

ーパラダイムシティー

ー夜ー

 

??『…さあてと、あんたの情報から推測するに俺の友人”飛鳥五郎”を殺した犯人は”カギ爪の男”と呼ばれてる奴だな!』

 

????『ああ、この私ロジャースミスの情報を見くびってもらっては困るな…だが、その前にこいつを懲らしめてやるとしようか。』

 

彼ら二人の前には大きなヨロイが立ち塞がっていた。

 

ラッキー・ザ・ルーレット『俺様は気が立っているんだよおお!ワイルドバンチを!俺様のグループとラッキーーー!を取り戻す!そのためにこのヨロイを手に入れタァ!こいつの名前はルーレット!あの男を殺す…それをお前ら如きに邪魔させるかぁ!』

 

ラッキーと呼ばれる男の乗るヨロイが二人を襲う。

 

ロジャー『すぐに終わらそう……ミスター健!』

 

早川『ああ…ここはあんたの出る幕じゃない…あんたの執事の飯を期待しているぜ…おい!ラッキー・ザ・ルーレットお前さんはお前のラッキーが一番だと思っているが南の星じゃあ二番だ…』

 

ラッキー『じゃあっ!一番は誰だああ!』

 

早川『ちっちっちっ!』

 

早川は自らを指す。その行為を見ていたラッキーはヨロイの武器の銃を構えて撃った!

街の被害を考えずにラッキーは撃ちまくる!

 

ラッキー『やったか…ふざけやがって!あのヴァンにやられたとはいえ!俺のラッキーは…』

 

ラッキーの話しの途中で頭上を見た。

妙なギターが聞こえてきた。

なんと頭上には…

 

早川『やっぱり俺が一番だな…』

 

ヨロイに上に早川は乗っていた。

そして、早川を落とそうとラッキーはヨロイを動かすが、早川はすぐさま飛び上がる!

 

ラッキー『野郎…どこに…!』

 

ヨロイの頭上から側の高いビルに赤い姿のヒーローがいた!

 

ラッキー『貴様ぁ!その姿はなんだ!』

 

早川『はっはっはっ!ズバッと参上!ズバッと解決!その名も怪傑ズバット!!』

 

ズバットに変身した早川健はビルから飛び上がりラッキーのヨロイに迫る!

ラッキーも近付けさせまいと銃を乱射しようとするがさっきの攻撃のときに弾を使いきっていた。

 

ロジャー『終わりか…所詮君のいうラッキーは紛いものだな…』

 

ラッキー『うわああああっっっ!』

 

ズバット『ズバットアタック!』

 

ズバットはショルダーアタックでヨロイに体当たりをしてヨロイを地面に叩きつけた!

 

ズバット『さて…次は…』

 

ロジャー『まあ、まずは一先ず私の家に帰ろう…明日行く場所は決まっている惑星テラツーだ。』

 

二人はそのまま夜の街に消えて行った。

 

 

 



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番外編6 ヤクザの児童福祉司

久しぶりの番外編です!
まだあいこやはづきは本編では出ませんが、セイバー系はこっちで


ー99年世界ー

ーヌハラアパートー

 

僕の名前は城田正孝…京浜児童相談所に努める職員だった。

家庭訪問として、このアパートを回っていたのに…後ろには知らない人が二人!

しかも怖い顔だよ…

えっ!この顔に…この服…体…

 

俺の名前は鯖島仁…鯖島組のトップだった!

貸した金を返さねぇふてぇ野郎から金を回収するため、このアパートに来た

しかし…後ろには俺が連れて来た舎弟二人がいねぇ!

あいつらどこいった。

それにこの服…この顔に…体…

 

僕の! 俺の!

 

体じゃない! 体じゃねぇ!

 

兵藤『いませんね…兄貴?一旦戻りましょうよ。』

 

城田『いや、僕はええと!えっ!あなたたち…や…ヤクザ…』

 

兵藤『そうですよ。ったく何言ってるんですか。』

 

城田『ええーっ!』

 

城田と鯖島、二人の体は入れ替わっていた。

マジカルステージでの分裂のようだ。

そんな事態を知らない三人はマジカルステージの影響がないことにショックを受けて落ち込みながらMAHO堂へと歩く。

 

どれみ『…なんにもなかったね…』

 

はづき『そんなことないわよ…でも…私達の力が足りなかったとも…』

 

あいこ『しゃあないわ!みんな頑張ったんや!うちらは神様やない!我慢しなきゃあならない!叶えられんこともあるんや!』

 

どれみ『スターピースでも見つかれば…』

 

あいこ『そんなもんすんなり手に入らんわ!もどきでも見つけるのは苦労やで!』

 

はづき『そうよね…』

三人が俯きながら歩いていると玉木がコブランダーと男の人といたが気付かずに過ぎ去っていった。

 

玉木『ああーっ!ないない!神崎さん!知らないの?』

 

神崎『知らないぞ!ったく、どこにあるんだか…』

 

コブランダー『サタンZ!そんなの探すよりスターピース探したほうがいいかもしれねぇが!まだサタンZのほうが入手しやすい!おい!お前ら三人とも手伝え!』

 

どれみ『ごめん…今、そんな気になれないんだ…物探しなんて気分には…』

 

そのままどれみたちと玉木はすれ違い、彼女たちはMAHO堂に帰っていった。

その頃…MAHO堂では話し合いが行われていた。

 

レスター『ふぅ…やることはやったか…』

 

タクト『そろそろ帰ってくるころかな…どれみちゃん、あいちゃん、はづきちゃん。』

 

カランカラン

 

扉が開いて俯いた表情の三人が見えた。

 

レスター『何を見てきた…』

 

レスターが静かに聞いたどれみたちは話しを始めた。

そのころ精神が入れ替わった二人は落ち合っていた。

 

ー噴水広場前ー

 

城田『あの〜僕たち入れ替わってしまったみたいですね〜』

 

二人は像のある噴水広場で落ち着き合流して状況を確認していた。

 

鯖島『ああそうだよ!ったく…最近噂になっているベーダー一族とかやらの仕業か!』

 

城田『いやぁ…そうじゃないとは思うんですけどね…まあ可能性としては有り得ますしね…』

 

鯖島『ともかく!これからどうするんだよ!』

 

城田『この姿のままじゃあ仕事なんて出来ないしなぁ…立場を入れ替えてやるしかないですねぇ…』

 

鯖島『おめぇ仕事何やってるんだよ。』

 

城田『ええーとですねぇ…』

 

城田は入れ替わった自分の体の胸ポケットから名刺を取り出し、鯖島に渡した。

 

鯖島『京浜児童相談所…児童福祉司…お前の仕事か!』

 

城田『はい、ところで鯖島さんは?』

 

鯖島『ああ…鯖島組の組長…いわゆるヤクザだよ。』

 

城田『や、ヤクザ!あああっ!』

 

鯖島『そうだよ、ちっ!ということは…俺たちは…仕事を入れ替えるといったよな…じゃあ俺が児童福祉司で…』

 

城田『ぼっ!僕なんかががががヤクザなんて!無理ですよ!』

 

鯖島『俺だって自信ねぇよ!やってられっか!しかもよお!組長の跡目決める大事なときによお!ともかく!俺は好きにやらせてもらうぜ!』

 

城田『いま、組長の跡目を決めるといいましたよね…なら僕、あなたが仕事しないなら僕も組長やめてきますよ!』

 

鯖島『俺を脅すのか!』

 

城田『ええ…』

 

鯖島『ちっ!何をすればいいんだよ!』

 

城田『は、はい!まずは家庭訪問といって…指定された家を回るのですが…施設にあるファイルを持ってきてくれませんか?』

 

鯖島『あー、わかったよ。ったく、しょうがねぇーな!お?』

そのまま二人は児童相談所に向かっていくはずだったが…

 

鯖島『やっべえ!そうだ買い忘れていたんだよなぁ!馬券!』

そういって鯖島は路地を走っていった。

それを城田は追う。

 

城田『まっ!待ってください!僕の体で馬券なんて買わないでくださいよ!児童相談所の職員が馬券買っているなんてヤバいですよ!』

城田は走る鯖島をなんとか止めようとするが、速すぎる鯖島について行くが困難だった。

理由としてはいかんせん体の扱いに慣れていないのと鯖島の移動する路地が狭く、なんとかついてくために走っていた。

 

鯖島『うるせえなぁ!この路地裏を抜ければ競馬場に行くルートがっ!ん…あれ…』

 

鯖島は路地裏に入った途端に姿を止める。

そのまま走っていた城田は鯖島の背中に顔をぶつける。

 

城田『どうしたんですか鯖島さん…急に止まるなんて…危ないじゃないです…ああっ!あっ!』

城田は目の前の光景に衝撃を受けた!

 

田土間『馬券買ってこいって行ったのに!買えないなんて使えないお前には麻酔抜きで肌を切り取ってやるよ!!!』

 

そこにはナイフを持った田土間とボゴボコで血を口から吐いて膝をつくよしみがいた。

 

よしみ『いや…いやあああああああっ!』

 

ーMAHO堂ー

 

その頃全てを聞いていたメンバーは三人を諭していた。

 

ヴァニラ『…私は施設出身ですが…幸せでした。しかし…そのような施設があると知るととても悲しいです…』

 

どれみ『そういえばヴァニラちゃんも施設出身だよね…そこにいる人はどんな人だったの…』

 

ヴァニラ『とても…幸せでした…私は…シスターを本当の親のように愛しています…今でも愛しています…』

 

どれみ『ヴァニラちゃんは良かったね…私、ヴァニラちゃんみたいにどこの施設も幸せなものだと思っていたのに…』

 

あいこ『人生そう上手くはいかへん…そんなもんわかるんやけど…なんとか本当にならんのか…』

 

レスター『……わかっただろう。お前達が笑っている間にその子どもたちは泣いていた。お前達が箸を持つ手…だがその子どもたちの手は人肉を作るために使われている。』

 

はずき『なんでなの!なんで!私達には何も出来ないの!警察に言えば…』

 

レスター『そのように情報を調べて提出したあの施設の職員は何人もいたよ。だが…全員消息不明になっている。あの施設の施設長は政治家と繋がっている…だから警察は手が出せない。』

 

あいこ『なら、うちらの魔法であいつらを懲らしめて…』

 

レスター『駄目だ。』

 

あいこ『なんでや!うちらの魔法は普通じゃ出来ないようなことをするためのもんやろ!それなのになんで駄目なんや!』

 

レスター『お前達の事だ。大方あの施設長を懲らしめようとするが殺す訳ではない。イライラが溜まりまたよしみたちを殴るなどをする。それどころか証拠を捏造されてお前らがあの施設に捕まるぞ!』

 

あいこ『う…うちらに人殺しは無理や…心を変えるのも無理や…』

 

どれみ『結局は力なの…そんなに権力って偉いの!ねぇ!レスターさん!』

 

レスター『ああっ…あいつらの権力は強い…どうしようも…』

 

ガラガラがッシャーーン!

 

レスターの話しの途中で裏口から大声が響いた。

 

ヴァニラ『なんの音でしょう…』

 

どれみ『ちょっと行ってみよう!』

 

気になって皆は外に出て音が聞こえた場所に向かった。

するとその場所には

 

鯖島『こういうことだろ。この仕事。』

 

城田『あああああ、ヤバい事に〜〜〜』

 

ボゴボコのダメージの田土間を引きずる鯖島と城田であった。

その後ろでよしみが口をポカンと開けて見ていた。

 

はづき『えっ…あ、あの人って…』

 

どれみ『施設にいた人!』

 

タクト『この世界にもいるのか…ドンキホーテと呼ばれるような人が。』

 

あいこ『ドンキホーテ?どういう意味や?』

 

タクト『絵本に伝わる。伝説の英雄の名前さ、何者の力にも屈しない人…それをドンキホーテと呼ぶんだ。』

 

あいこ『そうなんか…』

 

どれみ『ドンキホーテ…』

 



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惑星テラツーの江戸っ子

今回はもじ少なめです、最近装動集め以外に創動集めもしているんですが!ナイトローグがなあああい!
4店舗探してナイトローグがないとろーぐ。
…さあ、どうぞ。


かつて人間は男と女が環境の良い生き物と植物が共生している地球で仲良く子孫を増やして幸せに暮らしていました。

 

ところが、地球はヴァル・ファスクとの戦闘に敗れてボロボロになってしまいました。

 

そこで、御先祖様たちは別の惑星に住もうと船に乗り込みました。

ところが、ヤプールの妨害により船は堕とされ6人の男しかいなくなり、子孫が残せませんでした。

 

そこで、クローンを作ることにより子孫を残そうとしました。

しかし、いくらやってもクローン研究は上手くいかず他の星は助けてくれませんでした。

それどころか南の星の中から来てテラツーで盗みを働くものまで表れました。

そのため、研究は進まず女性型マリオネットという女性型機械人形を作りました。

そして…この物語はそのマリオネットを巡る戦い。

果たして彼と彼女らの行動は宇宙を変えるのか!

テラツー編スタート!!!

 

 

 

 

 

ー惑星テラツー

ージャポネスー

ー長屋ー

 

一人の青年が木造りの家の畳の上に引いた布団から起き上がる。

 

??『ふああ〜〜』

 

その青年は眠い目を擦りながら寝巻きから私服へと着替えて外に出る。

彼の名前は間宮小樽、テラツーのジャポネスに住む青年だ。

この青年は魚を売る仕事でおまんまを食っている人間だ。

このテラツーは不時着した6人のクローンのうち、一人徳川家康の細胞を改造して出来たクローン…間宮小樽。

この星はクローンで出来た男のみが住む世界。

それを600年間続けてきた。

 

小樽『さてとっ!今日もいっちょ行ってくるか!』

 

彼は魚を担いで町を歩く。

わかりやすい言い方をすると言わば彼はフリーターのようなもので職を転々としている。

彼はそこそこ人気があるため、4.5匹すぐに売れていた。

 

町人『おう!小樽!今日も商売繁盛だねぇ!』

 

小樽『あたぼうよ!なんたって最近じゃあそこら中の星でどんぱちやってるて噂だしな!それで俺たちも力を蓄えておかねぇとな!』

 

町人『そうだな、じゃあ俺も3匹ヒラメをもらおうか。』

 

小樽『毎度ぉ!』

 

小樽がヒラメを町人に渡した後ふと、後ろを向く…すると…

 

花形『おったるくーーーん!』

 

一台の金ピカの車が小樽の前を通り過ぎる!

その車を避けようとした小樽は残っていた魚を全て落としてしまった。

その車から金髪の洒落た服装をした男が数名の男を連れて出てきた。

 

花形『いやぁ〜〜小樽く〜ん、何をしているのかな〜〜ま、さ、か?魚売ってるっていうんじゃないだろうねぇ?』

 

笑いながらその男は小樽に肩をかける。

この男の名前は花形美剣。

ジャポネスでは有名な家のぼっちゃんである。

高価なメカ籠(いわゆる車そっくりのものである)を乗り回すほどの財力がある?

 

小樽『ああ、その通りだよ。おめぇこそなんだよ!人の商売邪魔しやがって!』

 

花形『ああ〜〜嘆かわしいな〜〜僕は親友として恥ずかしい限りだよ。』

 

小樽『誰が親友だあ!おめぇとは歳が同じで家が隣同士なだけじゃねぇか!それに俺は働かないと食ってけねぇんだよ!』

 

花形『働くなんてそんなだっさいことはマリオネットに任せればいいじゃないか?あ、そうか?君はマリオネットを持っていなかったなぁ…悪いこと言ったなあ?どうせなら僕が買ってあげようか?』

 

小樽『うるせぇ!こちらとら噂のザールがいない今こそが売り時だっていうのによお!あーあ、これじゃあ商売にならねぇよ!それにお前のお情けはいらねぇよ!』

 

花形『あ、そう?それじゃあ頑張りなよ〜〜魚・売・り!あーっはっはっはっ!』

 

花形は車に乗り込み去って言った。小樽は溜息をつきながら魚を片付け始めた。

 

一方その頃タクトたちは…

 

ーテラツー軌道上ー

 

タクトたちは京極圭吾を恐れながらも早めにテラツーの軌道上に乗っていた。

 

タクト『なんとかなってるな…しかし…なんか嫌な予感がするというか…』

 

ダンジ『そんなことないですって!これなら楽勝ですって!』

 

カンナ『なんか嫌な予感がするけどよお…まぁ、なんとかなるだろ。おおい、クーデリア!とにかく男装の手伝いするから来いよ!ミントも遅れんなよ!』

 

クーデリア『よ、呼び捨て!ま、まぁこれもいい経験です…』

 

ミント『私とはタイプが違いますわね…ま、悪い人ではないことはわかっていますから安心しますわ。それではお願いしますわ。』

そのまま三人は更衣室に入っていった。

その姿を見た男二人は笑う。

 

タクト『さてと…俺はダンジ君と見回りをしてくるから…頼んだよ、アキヒロ君。』

 

アキヒロ『く…君…まあいい。わかった。』

 

ダンジ『たっのみましたよーー!さあ!タクトさん…白き姿に思いを馳せて…胸につけたる重きを尊い…』

 

タクト『閉ざされた壁を開け!さらけ出したそれを見よ!イザッ!レッツゴー!!』

 

そのままタクトとダンジは走って行った。

走った方向はカンナたちが行った方向であったのは騒ぎが終わった後であった。

 

その二人のその後をTは語る。

 

T『最初凄い悲鳴が聞こえたんですよ。女の人の悲鳴ですかね…その後に鉄を殴るような音が聞こえてなんか血も浮いていたような…でも…その二人はとっても笑顔で満たされていましたよ…ヴァニラさんがいても直さなかったでしょうがね。ま、男のロマンですからね。覗きって、まあ俺はどちらかというとあの人達じゃあ大きさが…』

 

ガァン!!

 

M『ふふっ…タカキさん…口は災いのもとですわよ…』

 

T『は…はい…』

 

 

 

 

 

 



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コラボ編2 遺伝子を操る力

SOURさんとのコラボ作品です!
遅くなってすみません。
それでは、どうぞ。


ー99年世界ー

ー陽昇学園ー

ーグラウンドー

 

今日も優雅に華麗に帰りますわ〜

私は不思議そうにカードをみつめながら気分よく歩いていると一人の女の子とついぶつかってしまいましたわ。

 

どんっ!

 

玉木『あっ、失礼しましたわ。』

 

よしみ『…』

 

その女の子は下を向いたまま私を気にせず立ち去りましたわ…あの娘…隣のクラスの小山よしみさんでしわね…ま、いいですわ、ともかくこのピカピカカードを持っているせいかなんだか体が不思議な感じですわね…ま、ともかく早めに家に帰って塾に行くとしますわ。

 

神崎『お、あれだな…おい。』

 

校門を出た私にぶつかった人がいた。

知らない男の人であったため、少し警戒しましたわ。

 

玉木『痛いですわね、いったい何のつもりですか?』

 

神崎『お前だな、昨日カードを拾って持って帰ったのは。』

 

玉木『カード…ああ!あのピカピカのカード!もちろん拾いましたわよ。』

 

神崎『そうか、なら返せ。』

 

玉木『あらぁ…このカード本当にあなたのですか?これは警察に届けるつもりなのですが、それに素性も知らないBロボに襲われたばかりなので。』

 

神崎『あのなあ…わかったよ。俺は神崎龍。そのカードを狙う悪いやつがいてな…』

 

玉木『昨日のBロボのですわね!』

 

神崎『ちょっと違う。あいつは雇われただけだよ。本当の敵はなあ…ナックル星人っていう悪い宇宙人なんだ…ここじゃなんだ…少し離れの公園まで行こう。』

 

二人はそのまま公園に向かった校門でレスターと通りすぎたが互いに存在を認識しなかった。

 

レスター『ん?妙な大人…玉木の兄貴か…まあいい。おうお前達、今日は少し早かったな。』

 

ナックル星人

 

帰ってきたウルトラマン

 

37話 ウルトラマン夕陽に死す

38話ウルトラの星光る時 登場

 

シーゴラス、ベムスターを使いウルトラマンジャックの力を研究し、ウルトラマンジャックの変身者の坂田秋子、坂田秋を殺した。

その後、ウルトラマンジャックをブラックキングという怪獣とともに倒した。

その時、ウルトラマンジャックを倒せた理由としては三つある。

 

一つ、夕方に戦ったこと。

太陽エネルギーで活動するウルトラマン一族にとって昼間の戦闘は普通なのだが、夕方、夜間はとても苦手である。

 

二つ、精神状態の不安定

坂田姉弟を殺すことにより、ウルトラマンジャックの復讐心を燃え滾らせて精神状態を不安定にさせて冷静な判断が出来ないようにした。

 

そんな状態のウルトラマンジャックではナックル星人とブラックキングに勝つことは不可能であり…ウルトラマンジャックは倒され…ナックル星人の円盤によって連れ去られた。

 

地球のMATもナックル星人のアジトに忍び込むが一人の隊員を除き全員ナックル星人に操られ、超強力爆弾サタンZを奪われてしまう。

しかし、ナックル星人の円盤からウルトラマンとウルトラセブンがウルトラの星作戦というエネルギー補給行為を行い、ウルトラマンジャックを救出することにより形成逆転。

MAT隊員も正気に戻り、ウルトラマンジャックはナックル星人とブラックキングに再戦を挑み見事勝利した。

ナックル星人は撤退したかに見えたが…円盤に戻らず地球にスパイとして潜入していた一人が残っていたのだ。

 

玉木『そいつがこのカードを…でもこのカードで何が出来るというのですか。』

 

神崎『俺は別世界で奴の同胞を見た…遺伝子改造による生物兵器の研究を奴はこのカードから遺伝子改造のステップを図るつもりなんだ。まさか…俺のカードを狙うとはな。』

 

玉木『へぇ〜でも、あなたの話し胡散臭がまだありますわね…実際に怪獣でも見せていただかないと…それにナックル星人はテレビの話しじゃないんですの?』

 

神崎『ウルトラマン、ゾフィー、ウルトラセブン、ウルトラマンジャックは実際にいるんだ。』

 

玉木『そうですか、なら私はあなたとどうするべきなのですか。』

 

神崎『そんなの決まっている。俺にそのカードを渡せ。お前は持っていてもそのカードは使えない鑑賞するだけなら俺に渡せ。』

 

玉木『このカード…本当に使えないのですかね…それにこのカードに描かれているのは何なのですの?』

 

神崎『そのカードはいわば未完成品…つまり成長過程におけるサナギといえるものだ。何になるかは俺もわからん。』

 

玉木『サナギ…そうですか…しかし、私もこのカード更に興味が湧きましたわ。』

 

神崎『もういい加減にそいつを返せ!さまもないとこの間みたいにコブランダーみたいな奴が…』

 

コブランダー『来るんだよなあ〜』

 

公園で話しをしていた二人の前にコブランダーが現れる。

どうやらつけられていたいたらしい。

しかし何故誰もこいつを見て騒がないんだ。

いや…そもそもこの周りから人の姿が見当たらない…

どういうことだ…

神崎が当たりを見渡しても人の姿はいなかった。なぜなら…

 

コブランダー『人なら陽昇学園で騒ぎ(番外編1)があったから野次馬しにいってくるぜ。』

 

玉木『えっ!まさか…あなたが何かしたんですの?』

 

コブランダー『そうじゃねぇが…まぁ運が良い。俺たちゃBロボだが、人間に屈する気はないからな、お前達からの指図も受けない。』

 

神崎『たち…お前一人だけしかいないじゃないか。』

 

コブランダー『違うんだよなあ…ほら、後ろ。』

 

コブランダーが俺たちに向けて指を指す。

慌てて後ろを向くとそこにはナックル星人が立っていた。

 

玉木『きゃあっ!ナナナナナナナナックル星人!!』

 

ファカ『さあそこの小娘!そのカードを渡して貰おうか…』

 

神崎『どうやらコブランダーをぶつけてきたのはお前らしいなナックル星人…名前は確かフャカとかだったな。』

 

ファカ『その通り…流石は世界を越えるものだな。最も今回の作戦には貴様自体が来ることを歓迎していないのだがな、来ようが来まいと作戦は止められないがな。』

 

神崎『お前の目的はわかっている…俺の最もムカつくことをやろうとするとはな…許せないぞ!!!』

 

玉木『最も許せないこと?』

 

コブランダー『な、なんだよ!ま…まさか…怪獣だけじゃなく他の生物全ての遺伝子を操る力とかか!』

 

神崎『違う…それはな!奴はブラックキングにモットクレロンという怪獣の細胞を埋め込み全ての世界から酒を消し去るためだ!』

 

玉木『ええーっ!お酒をなくす?別に悪いことではないかと…』

 

神崎『ふざけんな!!!俺にとってお酒を消されるのは死ぬことと同じだ!俺の喜びを邪魔するとは…許せん!!』

 

ファカ『そんなものただの一時の遊びに過ぎんよ。私は合成獣を創り出す!金属獣のような生命体を!!そのような研究を重ねるためにも貴様のカードは必要なのだ!』

 

神崎『お前一人に負ける俺だと思ったか!』

 

ファカ『俺一人じゃ無理だ…しかし…俺は殺戮革命連合に入り…様々なデータを集めた!そして私は仮面ライダー5号のデータとブラックキングのデータを集めた怪物出でよ!!ブラックデモーナ!!』

 

ファカの口笛と同時に空から一つの怪物が現れる。

 

ファカ『これこそスカイドンの体重を持ち、5号のような機動性とキーラの頑丈なボディを備え、ナースのように体に巻きつき、エレキングとパンドンの火炎も使えるブラックキングの最終形態!その名もブラックデモーナ!!これが貴様らに倒せるかな。』

 

ブラックデモーナの姿は翼の生えたブラックキングそのものだが体からは異様なオーラが溢れていた。

 

玉木『かかか怪獣!!あんなのどうやって倒すのですか!』

 

神崎『あーあ、オーケーわかった。とりあえずここでの戦闘を避けないとな、場所は変えさせてもらうぜ。』

 

 

神崎はそのまま別次元の誰もいない星にここにいる全員を連れて行った。

 

 




ちなみに仮面ライダー5号と金属獣、殺戮革命連合は海に散りし命のオリジナルです。ぜひそちらもお願いします


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ライム登場!男だけの惑星テラツー

夜遅い更新ですみません!
どうぞ!


 

ー惑星テラツー

ージャポネスー

ー歴史博物館ー

 

小樽『あーあ…明日からどうすっかなー』

 

この小樽という名の青年は先程まで魚売りをしていたが、花形という青年に邪魔され商品を落としてしまい首になってしまった。

そこで、彼は心を落ち着かせるためにこの寂れた歴史博物館にいた。

 

小樽『なんか落ち着くんだよなあ…』

 

この歴史博物館にはある大きな絵が飾られていた。

今はいない女が描かれた絵だ。

小樽はいつも悩んだり辛いことがあるとこの絵を見に来る。

小樽はいつもこの男社会にいながらも女を愛する気持ちをもってはいるものの、周りには理解されない。

そのような女を愛した男たちはこの星から出て他の星に向かった。

大半の男はザールに見つかり殺された。

だが…何人かの男は生き延びて女の子と結ばれたらしい。

小樽も何回か脱走しようかと悩んだが…この星が好きなため離れなかった。

それに五十年前は出来ていたが最近はザール監視下のもと完璧に不可能となっていたからどのみち無理なのだ。

他の星から女が来ないのも不思議だが…まあ、ともかく小樽は生きた女はこの絵の女性しかいないのだ。

 

小樽『なあ…俺は…』

 

ドックン!!!

 

ピキャピギャピキャピギャーン!!

 

 

明るかった歴史博物館から灯が消える。

 

小樽『なななななんだ!!』

 

”防衛システム発動!女性反応アリ!!”

”ゴーデス及び暁美ほむらの可能性大!!”

 

小樽『はあっ?暁美ほむら!!誰だそい…』

 

ガタン!!

 

小樽『うわああああああっ!!!』

 

小樽のいた床が抜け落ち、彼はそのまま地下へと落ちていった。

光る通路へと落ちていく小樽…

その通路から落ちている時に小樽は不思議な音を聞いた。

 

”今度はしっかりやってやるよ”

”メテオール…その力は危険だ”

”ワシの名は破壊大帝!”

”私が一騎君を…”

”それは血を吐き続ける悲しきマラソンです”

”俺は…俺は…人間を超えるんだあーーっ!”

 

小樽『な…なんだこの声…なんでだ!なんでわかるんだ!この声はああっ!』

 

不思議な声が聞こえる通路を超えると小樽は機械に満ち溢れた倉庫のような場所についていた。

周りは暗かったが俺が何かの機械に触ると七色に輝き始め、ある一点の部分を残して暗かった。

俺はその暗い部分が気になり、そこへ向かった。そこにはガラスケースのベットがあり、その中をゆっくりと覗きこんだ。

そしてそこには…

 

小樽『女…マリオネットか…』

 

それは小樽が望む女の姿を模したマリオネットがいた。

そのガラスケースのベットへと手を触れる。

 

カアアアアン!!

プシュー!!

小樽が触れた途端、ガラスケースのベットから光が反射し、煙が飛び出す!!

小樽は煙の影響で目を瞑る。

 

小樽『ななななななんだあ!!』

 

小樽はガラスケースから離れず、もう一度そこを覗きこんだ。

するとそこには先程まで寝ていたマリオネットが目の前にいた。

 

???『あなたは誰…?』

 

小樽『俺は小樽だ。』

 

俺は少し焦りつつも冷静に返答する。

この場所や見たことのない機械についてはマリオネットのものと認識しておくことにした。

そして目の前の青髪のマリオネットに見惚れていた。

 

???『小樽?…そうなんだ。あなたになら任せられる…この星をルナチクスから…』

 

PROGRAM LIM START

 

バン!!

 

小樽『ま…マリオネット…いったい誰の…』

 

???『?君?キミだよね!僕を助けてくれたのは?』

 

小樽『ああっ…俺はちょっと触れただけだが…そういや俺の正確な名前は間宮小樽つうんだよ。』

 

???『そうなんだ!僕の名前はライム!そっかぁ〜小樽〜僕!小樽だーいすきーー!』

 

起き上がったマリオネットのライムは力強く小樽を抱き締める。

しかし、小樽は何か不思議とその行為が嫌ではなかった。

隣の家の花形にされるのはとても不愉快であったがライムの体と触れると小樽は自然と顔が赤くなった。

 

小樽『おおっ…』

 

彼はとりあえずそのままライムと外へと出ていった。

 

その頃…タクトたちは

 

ー戦闘機ー

ージャポネス上空ー

 

タクト『さてと…どうするかねぇ?』

 

タクトたちの戦闘機はジャポネス上空へと来ていたが…ジャポネス城というジャポネスの王徳川家康のいる場所がわかっていなかった。

上空にいる謎の戦闘機に下から見ている人々は恐れ慌てていた。

当たり前だ。しかし、こうするしかタクトたちには手段がなかった。

少し怖がられてもジャポネスに接触すると。

 

クーデリア『ここから放送を飛ばすことは出来ませんか?私が放送で呼びかけて…』

 

タクト『ダメです。ここはテラツーです。南の星や地球ならともかくここには女性と関わっていない男性ばかりの星だ。こんなところで女性のあなたが話しをするだけでパニックなんです。徳川家康と話すまではあなたは喋らないでいただきたい。』

 

クーデリア『それもそうですね。わかりました…で、あなたが放送をするのですか?』

 

タクト『いやぁ?俺はそういうの苦手だから…多分この国の警察が来るんじゃないの?そろそろ現れてもいい頃だけど…』

 

シュン!!

 

タクトが言ったのと同時に二つのマリオネットが戦闘機の前に現れた。

緑と白の髪をした二つのマリオネットがそれぞれこちらを見る。

 

??『貴様ら…ザールか…ギャラルホルンか…家康様の命は渡さんぞ!!』

 

タクト『違います。私達はトランスバール公国のタクト・マイヤーズと申します。つきましてはあなたたちの協力を仰ぎたく参上仕りました。願わくば家康公との謁見をお頼みもうす。』

 

??『トランスバール…ならば…貴様らはここで排除する!!』

 

クーデリア『トランスバールだけではありません!私はクーデリア・藍那・バーンスタイン!!』

 

??『バーンスタイン…火星の独立運動の…だが!所詮はギャラルホルンの犬!!』

 

クーデリア『違います!!私は…』

 

??『問答無用!!!』

 

カンナ『チェストおお!』

 

マリオネット二体から槍が飛んで来て、側にいたカンナは小さな姿のまま弾き返した。

 

カンナ『やるしかねぇみたいかな。』

 

タクト『やはりトランスバールは…なるほどね。どうりで俺がいるわけだ。』

 

タクトは小さく震えていた。

 



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番外編8 魔法で出来ること。

いやぁすみません、今回少なめになります!
しかしまぁ…YouTubeを見ているとなんか虚しいような…私はユーチューバーは仕事の一つとは思えないんですよ。
時代遅れではありますが、楽しみと仕事は両立出来ないですよ。
なんか話しが脱線しました。どうぞ!


 

ー99年世界ー

ーMAHO堂ー

 

私達は京浜児童相談所の人と共にMAHO堂にいた。

なぜなら…

 

城田『あぁ〜〜なんてことだ!鯖島さんなんてことを!』

 

鯖島『うるせぇなぁ!お前がいったんだろうが!こういうのが仕事だって!』

 

この二人はどうも精神が入れ替わっているらしいんだ。

話しを聞いて普通の人なら信じないけど…

私達には一つ心当たりがあった…

 

どれみ・はづき・あいこ(マジカルステージだ!)

 

私達三人の魔力を合わせて出来た魔法マジカルステージ。

それによってどんな効果が得られるのかはわからない。

だから今回はこの二人の人の精神が入れ替わってしまったらしいんだ。

 

ヴァニラ『お茶です。みなさんまずは落ち着かれたらどうでしょうか?』

 

慌てる様子を見たヴァニラさんが気を利かせてお茶を持って来てくれた。

ここにいるのは精神が入れ替わった鯖島さんと城田さん、そしてヴァニラさんにマジョリカ、私、はづきちゃんとあいこちゃん、そしてよしみちゃんだけだよ。

他のタクトさん、レスターさん、ジャックさんは残念ながら姿が見えなかった。

元ブルワーズのメンバーもいなさそうだし…

とりあえず話し合いを始めることにする。

 

あいこ『まずはこれを警察に言うべきかどうかや?』

 

はづき『多分もみ消されるんじゃない。』

 

鯖島『なんだ?あの野郎にそんなことできるのか?』

 

あいこ『それがなんか政治家と連んでいて出来るそうですわ。』

 

城田『だから僕は言ったんですよ!このままだと何されるかわかんないって!』

 

鯖島『じゃあお前この子殴られるのを見て見ぬふりすりゃあいいのか?』

 

涙の跡を目の周りに滲ませ、下を向き身体中を恐怖で震わしているよしみが城田の目に入る。

それを見た城田は少し身を小さくする。

 

よしみ『わ…私は大丈夫ですから…ま…まだ死なないから…まだ生きていられるから…長くて…あ…あと三日…なんとか…そうすれば私も時期がきて…ママや…パパや…妹のところに行けるから…行けるから…いけ…』

 

話の最中、涙を流すよしみをどれみは肩を叩いて涙を流す。

 

どれみ『ごめんね…私は何もしてあげられないよ…ただの同級生だよ…』

 

あいこ『うちも…ごめんな…』

 

はづき『もうね…どうして?ねぇ、どうして?私にも何も出来ないのは…どうしてこんなに苦しいの?』

 

私はこの魔法の力があればなんでも出来ると思っていた。

おそらくはづきちゃんやあいちゃんもそう思っていた。

でも、今回ばかりはどうにもならない。

マジカルステージを使って確かによしみちゃんを助けることは出来た。

しかし、その方法とは他の人によしみちゃんをいじめる奴を殴ってやっつけてもらうことだった。

人任せ…身勝手…わがままが通じない…

それが大人の世界…なのかな…

レスターさん…やっぱり私達は…

いらないよ…私達…闘えもしないし…

常にバック…ソレスタルビーイングみたいに暴力でなんとかするのが一番なのかな…

 

城田『君達が謝る必要はないよ。僕達が悪いだ…権力さえなければ警察も動くのに…もみ消されてしまった事実には人の死がある…

僕はそのことが大嫌いなんです…戦隊災害だからとかそんなことは関係ないです。』

 

鯖島『だったらいい加減!!お前も目ん玉しっかり開けてこのがき見ろ!このあざだらけの体!これがお前の嫌いなことの一つなんだろ!だったらどうする?お前は権力に屈するのか?』

 

城田さんはよしみちゃんを再度見て体に触れる。

 

城田『今までごめんね…もう死ぬ必要はないよ…おじさんが必ず…必ず…必ずなんとかするから、安心して。』

 

よしみ『信じられない…もう!誰も信じられないよ!!!私はもう死ぬんだから…だったらもう死ぬわ!!』

 

城田さんの手を離し、よしみちゃんはそのままMAHO堂から飛び出して行った。

 

どれみ『待って!!よしみちゃん!!きゃあっ!!』

 

よしみちゃんを追いかけようと私も走るが、扉に頭を打ってしまう。

 

どれみ『痛ったあー!ん?』

 

一人頭をぶつけた私が目の前を見るとそこには知らないおじさんが一人立っていた。

 

どれみ『うわああっ!!い、いらっしゃいませ!!すみません、今日はお店やってなくて…』

 

西脇『そうじゃない!おい!城田!!急いで戻れ!!児童相談所がヤクザに!鯖島組ってヤクザに襲われているんだよ!』

 

城田の姿をした鯖島が立ち上がり。西脇の胸ぐらを掴んだ。

 

鯖島『なんだと!!あいつらはそんなことする奴らじゃねぇ!!カタギに手出すわけねぇだろうが!!適当なことぬかすんじゃねぇぞ!!』

 

西脇『ほ、本当だ!!そ、それに…なんかその鯖島組の奴ら…舎弟の一人が捕らわれているらしくて本気になっていやがる!』

 

鯖島『何?舎弟…ヤスか!!誰だ!ヤスを誘拐したのは!!』

 

西脇『お、俺が知るか…それに聞いたぞ…お前のせいだろ!!お前があの施設の職員ボコったのが原因だ!!だからこんなことになったんだ!責任取れ!』

 

鯖島は西脇から手を離してそのまま外へ飛び出して行った。

それを追うように西脇さんが出て行った。

 

城田『ああっ〜施設が〜でも、今の僕のこの姿じゃあ…出来ることはそうだ!!』

 

城田はそのまま走って扉から出て行った。

それを確認したマジョリカとララが出てきた。

 

マジョリカ『お前達…これからどうするんじゃ?もうお前達に出来ることは…』

 

どれみ『あるよ!!』

 

ララ『えっ?何をするの?まさか相談所に行って魔法で争いを止めるわけじゃないんでしょ?』

 

どれみ『違うよ。私はそのヤスって誘拐された人を助ける。そうすれば鮭組が相談所で暴れないし、人助けなら魔法が役に立つよ。』

 

あいこ『どれみちゃんだけやないで、うちらもやるで?な?はづきちゃん?』

 

はづき『うん!』

 

どれみ『よーし!鮭組のヤスって人を助けるぞーー!!』

 

あいこ『どれみちゃん…盛り上がってる所悪いけど…鯖島組な…鮭組やないて。』

 

どれみ『あっ…』

 



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謎の審判ロボ

カブタック!!東映YouTube最終回!よかった。
なぜDVDをださない…まあ、少なめですがどうぞ!


 

ーテラツー

ージャポネスー

ー街ー

 

??『はあっ!!』

 

俺たちはザールを倒すための仲間探しのためにこのジャポネスに来たが早々にジャポネスの人にザールと勘違いされてしまった。

どうしたものか…とりあえず攻撃をしないで逃げるしかないな。

 

タクト『当面は…攻撃せずにいて…反撃もだめ…ガードとかならいいけど。』

 

カンナ『そうしたいのは山々だけどよ、あいつら完璧に殺す気でいるよ?だってあいつらマリオネット…ようするに機械だぜ。』

 

タクト『それでもこのジャポネスの王家康さんが見ているのにそんな騒動を起こすのもだめなんですけど〜。』

 

そんなタクトの制止も振り切りカンナは戦闘機の外へと出て、マリオネット二体を倒しに向かう。

 

ミント『あらあら…』(この司令官…あまり信用出来るか疑問ですわ…)

 

カンナ『チェスト!!』

 

飛び込んできたカンナを二人は避ける。

 

???『この玉三郎!!そのような攻撃に当たるわけにはいかぬ!梅幸!!』

 

梅幸『あいや、了解!はあっ!』

 

二人は持っていた槍で向かってきたカンナを刺そうとするがカンナは逆にそれわや脇で強く掴み空から落ちそうになっている体を安定させる。

 

カンナ『へへっ、こっちもそう簡単にやられないんだよ。このまま降参してくれるのが身のためだと思うけどよ!』

 

カンナと二体のマリオネットが睨み合っている。

それを他のクルーは静かに見ていた。

 

クーデリア『このままでは完璧に信用を失ってしまいます。どうすれば…彼らはザールと敵対する者同士なのに…』

 

タクト『ああ…確かにこのままだと…』

 

なんとか…なんとかならないのか…

 

そう俺が悩んでいる時…

 

玉三郎『?この反応は?梅幸!!上を見ろ!』

 

梅幸『上…はっ!』

 

空から不思議な丸い光がカンナさんたちに降り注いだ!

三人の周りにつき、そして三人とともにその光は側にあった建物の屋根に降り立つ。

 

カンナ『その光にいるのは誰だ!』

 

?????『はっーはっはっはっ。ひとーつ、贔屓は許さず!ふたーつ、不正は見逃さず!みーっつ、見事にジャッジする!審判ロボ!キャプテントンボーグ!』

 

玉三郎『キャプテントンボーグ…なんのようぞ!貴様もザールの味方か!』

 

トンボーグ『私は誰の味方でもない。ただ無意味な血を流すなんて馬鹿だと思っているだけだ。だからあなたたちの勝負私がジャッジしよう。』

 

梅幸『勝負…いやこれは勝負ではなく、制裁だ!ザールに対する我らの返答だ!』

 

トンボーグ『暴力はいけない。ここは平和的にジャンケンで勝負をしよう!それぞれ相手にやってほしいことを申して見ろ。』

 

カンナ『わかった。確かに無駄に戦う必要はないな、あたしが勝ったら家康のおっさんとの面会だ。』

 

梅幸『よかろう。』

 

玉三郎『梅幸!どうゆうつもりだ。そのようなことは命令されていない。』

 

梅幸『玉三郎…確かにこの者どもは怪しい。しかし、ここまでされて置いてそこの女以外が出てきていない。物量戦のザールにしてはおかしすぎる…ここで一つ勝負で終わらせる方が被害が少なくなる。』

 

玉三郎『了解!よし、私がやろう。私が勝ったらこの星からすぐさま出て行くがよい!』

 

トンボーグ『よしわかった。最初はグー!ジャンケン!』

 

カンナ・玉三郎『ポン!』

 

カンナと玉三郎は手を出す。

さて…勝敗は…

 

トンボーグ『玉三郎チョキ、カンナグー、よってこの勝負カンナ側の勝ちとする。』

 

タクト『よっし!』

 

ライド『やったぜー!カンナさーん!』

 

玉三郎『くっ…しかしなぜそこまで家康様に会う必要があるのか。』

 

カンナ『仲間を集めてるんだ。奴隷にされちまった奴等を助けるために…ザールっていけすかねぇやろうからな!』

 

玉三郎『!そちらが噂の反逆部隊か…しかしその程度ではザールに…』

 

玉三郎がカンナに話しかけていると…

 

ダダダダダダダダダ!!

 

玉三郎『な…ナ…に…』

空から銃弾の雨が降り注ぐ!

玉三郎は機械のチューブやオイル、ネジなどをバラ巻きながら街へと落ちる。

 

梅幸『玉三郎!!貴様ら…伏兵を忍ばせていたのか!』

 

クーデリア『ち、違います!私達は相手を騙しうちするなんてしていません!』

 

俺たちがいい争っているうちに空から銃弾を撃った巨大ロボが現れる!!

 

??『その通りだ。』

 

梅幸『貴様は何者だ…ザールか!』

 

レイ『俺の名はレイ・ラングラン!!タケダ・シンゲンの名の下にジャポネスを滅ぼす。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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復讐に生きる男

遅くなってすみません!
今、個人的にピンチでした。どうぞ、


 

ーテラツー

ージャポネスー

 

私達はテラツーにて家康公との対面を果たすはずだった。しかし…邪魔者…レイ・ラングランと名乗るものが巨大ロボに乗って現れた。

あれはいったい…

 

レイ『はあっ!!』

 

巨大ロボが梅幸というアンドロイドに持っていたガトリングガンの銃口を向ける。

 

梅幸『喰らわぬわ!!』

 

梅幸は持っていた薙刀でガトリングガンの弾を弾き飛ばす。

 

レイ『流石にやるか…だが、この手数相手に防げるか。』

 

レイがロボを動かして銃口を上に向けて弾丸を発射する。

 

レイ『タケダ軍!マリオネットは片付けた。来ても構わん。』

 

その号令とともに空から大量のロボが降ってくる。あれは…まさか…

 

クーデリア『イクサヨロイの軍団!そうか、あのガトリングを持ったロボットはヨロイだったのね!』

 

ヨロイ

厄祭戦にて使われていた戦闘機械の一つを解析して、復活させたものである。

東の星に住むものはこれを発展させ、イクサヨロイという名で戦争を続けている。

西の星の無法者共が集まる地区”エンドレスイリュージョン”には普通のヨロイがとても多く、レイが乗っているのはこちらのほうである。

 

タクト『アキヒロ!あの数相手にどれくらいいけるか?』

 

アキヒロ『カンナ姉さんと俺でなんとかあれだけいけるが…あのガトリング持ち相当ヤバイな…特にあの武器の火力はデカそうだ。』

 

じっくりと敵のヨロイを見てみると茶色のボディにボロボロの黒のマント。

鬼のような角、胸に動力部をつけている。

あのマントは恐らくビーム兵器を遮断するものでしょう。

そして背中に隠しているビームランチャーとハンドグレネード。

あの武器の類いは火力の強力さを補助する危険なものだということは素人の私でもわかるくらいに…

 

タクト『カンナさん…足止めとしてあのマントのヨロイをなんとかしてくれ…アキヒロ…やれるとこまでやってくれ!タケダ軍をここで食い止める。俺は作戦を立てるために部屋に戻る。すぐに戻る!』

 

アキヒロ『ああ…でないと…うぐっ!!』

 

アキヒロさんは頭を抱えて痛みに苦しんでいる。

 

クーデリア『ああっ…』

 

私もあのタケダ軍のヨロイを見て頭痛がした。

私には…私には…

私の脳裏にある場面が思い浮かべる。

 

クーデリア『ああっ…』

 

焼き崩れ黒焦げになった村。

燃え続ける建物…

逃げ惑う人々…ヨロイから出てくる大量の兵士によって蹂躙される女子供…

下敷きになる女の子…

 

????『うおおおお!』

 

!!

 

誰…この人は…誰!

 

クーデリア『あれっ?』

 

気がつくと私は2分ほど眠っていたようだ。

もっとも寝ていたのか気を失ったのかどうか不確かである。

しかもその夢は妙に現実味があり、なおかつアパテーの時と同じものだとも感じられた。

もしこの夢が正夢になるのだとしたら…

 

クーデリア『みなさん!!あのヨロイを見て思いましたよね。アパテーと同じように謎の光景を。』

 

ライド『は、はい!そういえば…おれもアパテーの時のように頭の中で村を見たんですよ。』

 

カンナ『どうやら…そのことが頭の中にこびりついてやがるぜ…へへっ!だったらその鬱陶しいタケダ軍を滅ぼしてやる!そのためにもチェスト!』

 

カンナの光武はレイの右手に持っていたビームガンを正拳で壊す。

 

レイ『なっ!どうやらよほど俺の邪魔をしたいらしいなあ。』

 

カンナ『見たことろあんたにはタケダへの忠義とかはなさそうだなぁ!何が目的だ!』

 

レイ『…復讐……それが俺の全てだ…』

 

カンナ『復讐…そんなものに意味は…』

 

カンナさんは一瞬戸惑ってしまった。

 

レイ『ふんっ!!』

 

カンナ『なっ…』

 

ガァン!!ズギャアアアアアアアアア!

 

 

レイはその隙を逃さずヨロイを動かしてカンナさんの光武を突き飛ばした。

 

レイ『貴様の気持ちも同じだろう。俺にはわかる。愛するものを殺された気持ちや怨み復讐心!それを果たすためならなんでもする執念!!貴様にもわかるはずだ!』

 

カンナ『全くわからねぇわけじゃねぇよ…』

 

カンナさんは光武を動かし、起き上がる。

光武もボロボロで限界が近そうだ。

カンナさんがあれほど動揺するなんて…

復讐…確かカンナさんは復讐をしたことがあると聞いていたけど…あまり話しをしたがらなかった。

いつも笑うカンナさんでもその話しだけは暗そうだった。

だからわかるというの?カンナさん!

 

レイ『そうだろう。』

 

カンナ『だけどよぉ…』

 

カンナさんの光武が右手に力をこめる。

 

カンナ『復讐よりも守りたいんだよ!』

 

レイのヨロイに殴りかかる。

 

レイ『何!』

 

カンナ『桐島流奥義!公相君!!』

 

レイのヨロイはガトリングでとっさに身を守る。

しかし、時すでに遅くガトリングごとレイのヨロイの右半分を壊した。

レイの反応が早かったのか活動停止にすることは不可能であったが、ヨロイの作戦活動に大分支障が出るレベルにまでは傷をつけれた。

 

レイ『ば…バカな!!このヴォルケインのボディを破壊しただと…貴様ぁ!!』

カンナ『大分固てぇなぁ…よっぽどそれを作った奴はお前を守りたかったんだな…もう光武は使えねぇし…仕留めらなかったか…そのヨロイからなんか伝わるんだよ…愛が…』

 

レイ『!』

 

カンナ『あたいはそういうのよくわかんなかったけど…今はわかるよ…あんたとそのロボットに託された愛を…』

 

カンナは完全に機能停止した光武から出ようとせずにレイの止めを待っていた。

レイは持っていた巨大レーザーランチャーに手をかけようとしたが、そのままマントをかけて去っていった。

 

レイ『…お前の勝ちだ…』

 

レイのヨロイは去っていった。

しかし…

 

アキヒロ『くっ!やはりこの数相手はキツイか!』

 

アキヒロさんが既に戦闘を始めていた。

皆が夢中になってヨロイ対光武を見ていたため気づけなかった。

どうやら苦戦しているように見える。

タクトさんも戻ってきていない…

 

私に何か出来ることは…

 

ー戦闘機ー

ーミントの部屋ー

 

この戦闘機の中はドラえもんの道具により快適空間を作ることに成功してやっとこさ個人の部屋がさっき完成したが、その部屋にタクトは入っていった。

 

ミント『あら司令官さん?どうされました?』

 

タクト『ミント…俺は知っているぞ…君のトリックマスターは使えるということを…』

 

ミント『おかしなことを言いますわね…私にはそんな技術は…それに専門家でもないあなたにはわからないでしょう。』

 

タクト『俺も直感で思っただけだったが、実際にジャックのデータを調べて見たんだよ。そうしたらわかったんだよ。君の機体には予備のナノマシンにより内部構造の修理が完了したと…だからミント、ここで戦ってくれ。』

 

ミント『………お断りしますわ。』

 

 



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コラボ編3合わさるもの

遅くなってすみません!これはコラボの続きです!それでは!どうぞ!


 

ー異次元ー

 

この異次元空間では、変身した神崎とブラックデモーナという怪獣の戦いが始まっていた。

もう私はぽっかーんと口を開けてそれを見ていましたわ。

仲も大してよくはないコブランダーとともにそれはそれは静かに見ていましたわ。

 

コブランダー『なあ…俺らの意味はなんだよ。小娘。』

 

玉木『玉木麗華ですわ!まあ…あんまり意味はないような…』

 

コブランダー『しかしあいつが持っていたカードって何か見たことあるような気がしなくもないんだよなぁ…』

 

玉木『あの人は知らないと言っていましたけど…あのカード…神崎さんが使うものではないと思われますわ。』

 

コブランダー『何言ってんだ?あれ見たら圧勝しているじゃねぇか。』

 

玉木『そうなんですけど…』

 

コブランダー『お、そろそろ倒すかな。』

 

多数の怪獣を合成して作られていたブラックデモーナもさすがに神崎の敵ではなかった。

仮面ライダーディメントになっていた彼から受けた天気を操る力、圧倒的な暴力、そして伸縮自在の体【ガイアメモリのウェザー➕バイオレンス➕ルナ】これでは流石に怪獣の重さももはや意味を持っていなかった。

B級怪獣映画でも勝つには勝つが、多少のピンチはある。

しかし、キーラの頑丈なボディも遠距離からのパンチで胸が壊れ、5号の機動性も変幻自在の体の前では無意味、スカイドンの重さにより投げ技の類いは出せなかったが、雷による壊れた胸への集中攻撃により自ら動き、エレキングの電撃とパンドンの火炎も台風により吹き飛ばされてしまった。

 

ブラックデモーナ『ガルルルルル!』

 

神崎『ウルトラマン相手ならまだなんとかなったのかもしれない怪獣だがこれじゃあ…いじめに近いな。』

 

ファカ『成る程…確かに数を用意しても勝てはしなかったな…俺とブラックデモーナの二人掛かりでもお前が相手ならカラータイマーによる時間制限もないので意味はないな。だけど…こっちには少しだけ保険をかけていたのだよ。』

 

神崎『ほう?』

 

ファカ『生物が行う自然的かつ最も恐ろしいものの対策をまるでお前はしていない。』

 

神崎『呼吸か。』

 

ファカ『半分正解だな。簡単だよ…食うことさ!!』

 

神崎『!!』

 

神崎の後ろに倒れていたブラックデモーナから離れて遠くに向かった。

何があったのだろうか?

 

ファカ『私がこんなことを話したということは時すでに遅し。』

 

神崎『そんな能力の怪獣…見たことない。どんなトリックを使った?』

 

コブランダー『お、おい!そんな能力って何だよ!』

 

ファカ『ウルトラマンジャックのバット星連合軍の総司令…カサハのものだ!』

玉木『バット星人は聞いたことありますけども…』

 

コブランダー『総司令なんて知らないぞ!』

 

神崎『この世界でのテレビ番組帰ってきたウルトラマンの最終回には映っていなかったが実際には倒された敵か。』

 

ファカ『そう…その能力は他の宇宙人とは違う…与えること…ルギント!!』

 

コブランダー『ルギント…与える…どういうことだ!!』

 

神崎『簡単に言うとな…自転車に空気をたくさん入れることをし続けているんだよ。ブラックデモーナは。』

 

コブランダー『そうか!エネルギーか!神崎の体にどんどんとエネルギーをたくさん入れる!そうすると…容量不足になる…しかし…エネルギーといっても…神崎は調べた所かなりのエネルギーをそもそも持っている…そこにブラックデモーナ程度のエネルギーを入れても変わらないんじゃねえのか!』

 

ファカ『いっただろう…私が五号のデータを盗んだと…怪獣を合体させるだけならナックル星の技術だけで充分だ。』

 

神崎『5号のエネルギーは…ウルトラマンと仮面ライダーのエネルギー…』

 

ファカ『そう、あなたは仮面ライダーのエネルギーはともかくウルトラマンのエネルギーを扱うことは不可能!前にそれをやった人間もいたが結局は失敗した。』

 

玉木『水筒に炭酸を入れるようなもの…』

 

ファカ『その通り…貴様はもう動けまい。』

 

ブラックデモーナから離れた神崎はウルトラマンのエネルギーを扱うことには長けておらず…体を動かすことが出来ずそのまま地面に倒れこんだ。

そこをナックル星人のファカが襲う。

 

ファカ『さて…貴様のカードを頂こう。いくら貴様が作ったものとはいえ…我々の科学力を使えば貴様の力を再現することなど可能だ。』

 

神崎『それはどうかな…』

 

神崎は持っていたキラキラのカードを取り出した。

 

ファカ『おいおい…何を出すかと思ったらお前の知らないカードじゃないか。お前自身が認知していないものを出すとはな!とうとうおしまいだな。』

 

神崎『ふっ…お前は相当間抜けなんだな。』

 

ファカ『何だと!!減らず口を!』

 

神崎『俺は今までにいくつも嘘をついた。一つ俺は普通にいつでも酒が飲める。二つ、コブランダーが攻めてきたのはわかっていなかった。そして三つ、このカードの内容と使い方を俺は知っている。』

 

神崎は持っていたカードを玉木に投げた。

 

ファカ『何だと!!そのカードは貴様にしか使えないはずでは!』

 

神崎『本来はな…だが…あのカードには使用法に制限をつけたんだ。』

 

ファカ『制限だと!』

 

神崎『その制限は体力が全開であること…そして精神的余裕が充分にあること…それが条件だ。本来なら俺が使うはずだったが…ウルトラマンのパワーはいらないからな…お前に託すよ。』

 

玉木が持っていたキラキラのカードの輝きは穏やかとなり、二枚に別れた。

 

玉木『えーと…ボディカードにアーマーカード…』

 

ファカ『なんだあれは!!あれがあのキラキラカード…』

 

神崎『そう。俺はあの世界でカードをイメージした時にスターピースのことを考えた…スターピースならばお前たちに対抗できると思ってな…最も、スターピースに関わるロボットBロボの存在が難点だったが…その心配もお前の間抜けのおかげでなんとかなったよ。』

 

ファカ『何だと!!』

 

コブランダー『お、俺に何をしろというんだ!』

 

神崎『かんたんだ。お前には他のBロボと違いパートナーがいない。だからそこの女の子とパートナーとなるんだ。』

 

玉木・コブランダー『えええええ!!!』

 

コブランダー『ふざけんな!俺様にパートナーは必要ない!』

 

玉木『わたしにはもっと優雅なものがお似合いですのに…これは至極不細工極まりないですわ!』

 

神崎『さっきの声も見事に会った。ウルトラマンの中には伝説で合体するとスーパーウルトラマンになれるものがいる。その存在になるんだ。』

 

ファカはその声を聞いて神崎を攻めるのを止めて玉木に向かった。

 

玉木『き…きましたわ!!』

 

神崎『カードをコブランダーになげて、掛け声を叫べ!掛け声は、チェンジスーパーアーマーウルトラ!!死にたいのか。』

 

玉木『わ、わかりましたわよ!ふん!』

 

コブランダーに玉木のカードのアーマードが刺さる。

 

コブランダー『いってぇー!』

 

玉木『チェンジスーパーアーマードウルトラ!』

 

その声とともにコブランダーはスーパーチェンジという二頭身から四頭身になり、玉木の体はコブランダーとぶつかり、そのボディに入っていった。

 

コブランダー『な、なんだ…勝手にスーパーチェンジしたぞ!それになんだこの身体の異物感は…』

 

コブランダーの四頭身の姿は赤い目に青と金色のボディライン、左の手のムチだったが、玉木が入ったことにより、下半身がオレンジ色のスカートとなり、頭には三本の金色に輝くラインが追加され、ムチは両手に持つようになった。

 

玉木コブランダー『こ…この姿は…美しくない。』

 

ファカ『ふざけるなあ!!』

ファカが額のビームを放ちながら玉木コブランダーに向かってくる。

 

神崎『今ならそいつを楽に潰せる。必殺技はアバンティスインジェクターだ。』

 

玉木コブランダー『わかりましたわぜ!!必殺!アバンティスインジェクター!!』

 

玉木コブランダーは両手のムチをしならせて地面を崩し、ファカを地面に沈め、上空高く飛び上がった。

 

ファカ『まだだあ!!』

 

ファカはビームを真っ直線に玉木コブランダーに向けた。

 

玉木コブランダー『まだこの技は終わりじゃないですわぜ!!』

 

両手のムチを互いに絡ませエネルギーを両手に溜め込んだ!!

 

ファカ『ま…まさか…その技はウルトラマンジャックがやった…シネラマエネルギー!!』

 

玉木コブランダー『はあああっ!』

 

玉木コブランダーは絡ませ、溜め込んだエネルギーを円月状にしてファカに投げつけた。

 

ファカ『ふざけるなあ!!俺は!俺は!』

 

もはや、そのエネルギーの前ではファカの光線は無意味であった。

 

玉木コブランダー『終わりですわぜ!』

 

ファカ『うわああああ!』

 

玉木コブランダーは上空から高らかにファカが消える様子を見つめていた。

 

玉木コブランダー『なんでこんなことをしたんですわぜ!』

 

ファカ『ははははは!!貴様にはわかるまい!敗者の惨めさ…残された哀しみ…怒り…故郷に帰れぬ辛さ…慕っていたものの死…そのすべてが俺をこうした!俺の故郷は…もうおわりだ…ウルトラマンの力で故郷を発展させたかったのだ!だが…それが失敗したので…神崎!!ヤプールと組んで貴様を別世界から呼んで…侵略するエネルギーを仮面ライダーから奪おうとしたが…無駄だったな…だが!!俺はサタンZという強力な爆弾をこの世界の廃工場に仕掛けた!!貴様らはもうおしまいだあ!!侵略万歳!!』

 

ファカはそう叫びながらエネルギーに包まれていった。

 

神崎『おい。爆弾って…大丈夫なのか?』

 

玉木コブランダー『ああっ!サタンZといえばこの一帯を吹き飛ばす力のある強力な爆弾!!どうすればいいんですわぜ!!』

 

神崎『探すしかないだろ…あとちなみにその力はアウツウルトラ!というと解除されるからな。』

 

玉木コブランダー『アウツウルトラ!』

 

玉木とコブランダーはそれぞれに別れた。

 

玉木『さあ…探しますわよ。』

 

神崎『ああ…俺もファカが死んでブラックデモーナも死んだ。これで普通にいられる。行くぞ、手伝ってやる。』

 

三人はそのまま異次元を抜けて世界へと戻っていった。

 

ガルルルル!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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信用していい行為と好意

いやぁ〜〜久しぶりの夕方投稿!
最近大変ですよね〜〜欲しいものがドンドン出てきますよね!
ロックマンエグゼや流星のロックマンやりたいんですが…売ってる店がないんです…まあ…通販でいっか。とりあえず、どうぞ。


ーテラツー

ージャポネスー

ー戦闘機ー

ーミントの部屋ー

 

ここで、俺タクト・マイヤーズはミントの説得をしていた。

外ではジャポネス制圧のためにタケダ軍が攻めていた。

俺たちはタケダ軍に立ち向かっていたが、メンバーを分けたのと警戒心の無さを示したせいで戦えるのはカンナとアキヒロのみで、カンナもヨロイとの戦いで行動不能となっていた。

そして、アキヒロのみが100以上のタケダ軍のヨロイと戦っていた。

俺は、まだ戦っていないミントに戦ってほしいと頼むが断られてしまった。

ミント…いったいどういうことだ!

 

ミント『………お断りしますわ。』

そういって彼女は背中を向ける。

 

タクト『……そうか。』

 

ミント『あら?普通は皆さんそこで焦りますのに、もう死ぬ覚悟でも出来ているのですか?司令官さん。』

 

タクト『…可哀想だな…ミント。』

 

ミント『…どういう意味ですの…』

 

タクト『普通に考えたら君は逃げ出すことも可能だった。それなのに逃げずにいた…それを信じていたのだが…』

 

ミント『見損なってくれて結構ですわ…私、人を信じる気なんてございませんわ。』

 

タクト『人を信じられない…そこが君の可哀想だと思いところなんだよ。』

 

ミント『……あなたは人の心が読めないからそんなこと言えるんですね。』

 

タクト『俺は人の心が読めても変わらないよ。』

 

ミント『変わりますわよ!!絶対に…』

 

タクト『人の気持ちに怖がりなだけだ!』

 

ミント『人は…どうしても言えないことや気持ち…行動を心の中で思います。理性が働いているため…やってはいけないことをやらないようにするリミッターがございますわ。でも…それを見れたとしたら…』

 

タクト『それだけで…人を信じれなくなるのか。』

 

ミント『笑顔で握手を求める人も心の中では人をけなし、笑い合う上司と部下でも腹の探り合い…信頼…絆…上っ面だけの関係なら、ごめんですわね。』

 

タクト『うん、確かに君のいうとおりだよ。俺だって嫌な人のことを本気で好きになるからね。でもね…そんな人ばかりじゃないだろ。俺はね…心の底から互いに信用し合える人間が一人だけいればいいと思っている。』

 

ミント『あいにく…家族…なんて答えはありませんわよ。私は家族と事情がございますので…』

 

タクト『あらあら…実は俺もそうなんだよね!両親兄貴両方大嫌い!いや…正確には俺はパドックとパトリック兄さんは血は繋がっていないけど信じているんだよね〜実の兄貴以上にね、それにレスター、ジャック、スタンレーとかね。』

 

ミント『…そんな人がいる人といない人では理解できないことはある。つまり私とあなたとでは立場は全然違うことになりますわ。』

 

タクト『ミント…君は一人いるじゃないか。信じられる人間がいる。』

 

ミント『あいにくエンジェル隊の誰かとも100%!信じてはおりま…』

 

タクト『俺!』

俺は自分の顔に親指を当てる。

その様にミントは呆れ果ててこちらをポケーッと見ていた。

まさかの質問の返答に鳩が豆鉄砲食らった顔をしていた。

 

ミント『何をおっしゃるかと思ったらあなたを信用しろと?それができていないから私はここにいるんですわ。』

 

タクト『だったらこれから俺を信用し始めてくれればいいよ。俺だってねぇ、司令官らしく皆のために戦いたい。そのためにも一人一人と真摯に向き合わないといけないしね。書類のデータだけを見て、人を信用するほど愚かじゃないよ。それに俺はみんなが大好きだよ!!』

 

ミント『そんな言葉ぐらいでは、私はまだまだ納得出来ませんわ。もし、あなたが今、おっしゃた大好きなみんなのうちに私が入っていることを私自身が信用するための行動を示していただけませんか。』

 

タクト『そうだな…やっぱりこれかな。』

 

俺はミントの目をジッと見ながら側に歩いた。

 

ミント『なんですか?まさか愛のある拳などといってごまかすわけでは…』

 

タクト『これが俺の行動だよ。』

 

チュッ!

 

俺はミントの顔を掴んで唇に自分の唇を触れ合わせる。

要するに口づけだ。

この行動にはミントも驚いており、十秒間ほど唇を重ねた後にそのまま後ろへと下がった。

 

ミント『なななな…なんてことを!』

 

タクト『行動で示してみようかなと思ってね。ハグしても良かったけど〜女の子にハグというのもね〜。男にはハグ!女にはキス!』

これはパドック兄さんから教わったんだよね〜ナイス!兄さん!

 

ミント『キスの方がよっぽど駄目ですわ!全くなんてデリカシーのない!タクトさんの変態!』

 

タクト『やっと機嫌を直して俺の要望通りタクトって名前で呼んでくれたか、ありがとうね。それじゃあまあ…アキヒロが死なないように全力でサポートしてやるか…HALOはなくても阿頼耶識のことについても少しは勉強したし、頑張るよ。それじゃあね、ミント。大好きなみんなのうちに君も入っているよ、君のことも好きだよ。なんたって俺の始めてプレゼントだからね。』

(俺はミントのことも信じているよ。)

 

そういって俺はそのままドアを開け、出て行こうとする。

その様子をミントはジッと見ていた。

そしてこう呟いた…

 

ミント『私も始めてですわ…母親にも父親にもこんなことはしていませんわ…でもなんだか悪い気持ちはしませんわ。だってあなたの気持ちを読んでもわかります…本当に皆さん…そして私のことを好きなんですわね。』

 

タクト『誰かを愛している…君を好きだ…そんなことが普通に言える可能性がある人間をもっと増やしていきたい…親子じゃなくても知らない人でも心から信じ合える世界は素晴らしいと思うよ。』

 

ミント『…キスなんかして、普通の人は嫌がるかもしれませんよ…良かってですわね…タクトさん、始めてが私で…はぁ…私の負けですわ。エンジェル隊ミント・ブラマンシュ全力をもってタケダ軍ヨロイをトリックマスターで退治してまいりますわ。』

 

タクト『ミント…ありがとう!!』

 

ミント『タクトさん、サポートお願いしますわよ。HALOだけではなく、今度ともみんなのことを好きでいてくださいませ、お願いしますわ。』

 

タクト『勿論!さあ、アキヒロを助けるプランは一つ、ミントの必殺技を出す振りをしてくれ。』

 

ミント『出す振り?必殺技は出さないんですの?』

 

タクト『急速旋回でそこら中をミサイルでばら撒きながら動くのさ!アキヒロに当てずにばら撒けるよね。』

 

ミント『わかりましたわ。トリックマスターに向かいます。』

(タクトさん…人と人との触れ合いは温かいんですのね…心からの言葉は特に…私にとっては…)

 

ミントはそのまま少し嬉し涙を流し、走っていった。

 

タクト『さあて、俺も司令室に…』

 

ピピーピピーピピー!!

 

通信機が鳴り響く。

 

クーデリア『タクトさん!早く帰ってきてください!緊急事態です!』

 

タクト『何ですか?まさかアキヒロがやられた!?』

 

クーデリア『違います!マリオネットです!』

 

タクト『マリオネット!いや…テラツーではマリオネットは普通にありますよ。』

 

クーデリア『違います!外から見てください!マリオネットはマリオネットでもなんか変なんです!』

 

俺は側にある窓へと視線を向けた。

するとそこには…

 

ライム『えっへへへへ!みんなで騒いでおっもしろ〜〜〜い!』

 

マリオネットが笑いながらタケダ軍のヨロイをバットで打っていた。

 

タクト『ヨロイを打っている〜〜』

俺は少し腰をすくませた。

 

ライム『なんばーわんーバッターらーいーむ!』

 

小樽『ま…まじかよ…』

 




ちなみに阿頼耶識やHALOは少し設定変えていますので、あしからず。
ナノマシンについては鉄血とギャラクシーエンジェルのものは全く違いますのであしからず。


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乙女と悪魔と

もうすぐこの小説投稿を始めて一年になります。
そろそろ話しも進んで来ますよ。
特別編も新年中には投稿しますので、それでは、どうぞ!


 

ーテラツー

ージャポネス城前ー

 

ここは今や戦場となっているにもかかわらず、住民の避難は完了していないため…鉄華団のメンバーは避難誘導をしていた。

そのため、アキヒロのみが戦っていた。

はずだったが…

 

タクト『終わった…』

 

アキヒロ『お、おい…あの女…やるなあ。』

 

なんと、アキヒロが苦戦し、モビルスーツがボロボロになっていたのにもかかわらず、タケダ軍のイクサヨロイを一人の女の子が圧倒していたのだ。

 

ライム『わーい、わーい!小樽ー!やっぱりみんなで集まっていると楽しいね!!』

 

小樽『そりゃあイクサヨロイだぞ!!ったく…あーあ。』

 

側にいた青年が女の子に近づく…

何か会話をしている。

 

ライム『小樽!!見て、見てーー!こんなにいっぱいのロボットと遊んだんだよ!!』

 

小樽『あれはイクサヨロイだ!!この星を侵略に来た悪い奴らだよ!』

 

ライム『あっ、そうなの。でもやっつけたよ。はい、おしまい。』

 

よく話しは聞こえないが…まあ、何はともあれこれでイエヤスと会え……

 

ガァン!!!!

 

俺が安堵した途端に銃声が響いた。

すぐさま銃声がした場所に目を向ける。

その先には…青年がいた。

 

小樽『ぐわっ!!!』

 

右胸を押さえ、苦しんでいる。

どうやら右胸に当たったらしい。

血がドクドクと流れ続ける。

まずいっ!!

 

アキヒロ『まだいる!!しかも相手はこれまでのザコじゃない!』

 

ミント『えっ!!』

 

ガァン!!ガァン!!

 

2発の弾丸は放たれた!

一発はミントのトリックマスターに来たが、俺の声で反応できたミントはすぐに避けた。

もう一発は俺のほうに来て、関節部へ直撃してしまい、右腕が使用不可能となった。

 

アキヒロ『な…なんだ…敵は…まさか…タケダ本人が来たのか。』

 

ミント『違います…どうやら来たのは…黒い人間のようですわ。』

 

銃の火薬が焚かれているほうにはサングラスをした全身黒色の服を着た青年がいた。

右手には銃が握られ、銃口はこちらに向けられていた。

 

小樽『な…人間!!』

 

????『初めましてかな…反乱軍諸君。俺の名はサブローこの姿のときはな…』

 

タクト『サブロー!!君はザールの兵士か!タケダ軍の残党か!』

 

サブロー『なぁに…俺はただの殺し屋だ。俺にはキカイダーという赤と青のロボットを殺すために造られた人造人間さ!チェンジ!』

 

サブローの体が一瞬光になり、姿を変える。

真っ黒とイナズマが入ったボディに脳が入ったクリスタルヘッド、右手には銃を持つロボットが現れた。

 

ライム『えっ!人造人間…ロボット…マリオネット…』

 

ハカイダー『そしてこの姿の俺の名はハカイダー、人造人間ハカイダー!!』

 

小樽『お、お前は…マリオネットなのか!』

 

ハカイダー『マリオネット…まあ、俺には感情があるがそいつのように乙女回路はない…悪魔回路というものがあるだけだ。』

 

小樽『悪魔回路…それにライムにある乙女回路…それがマリオネットなのに笑顔になるのか。』

 

ハカイダー『笑顔…ふっ…そんなことも知らずにこのマリオネットを起動させたのか…まあそういうのもあるか…それに俺は乙女回路なんていうものには反吐が出る。そしてそれを備えるスクラップどもにもな。』

 

ライム『えっ…僕は…スクラップ…違う!僕は…小樽が…好きなんだよ!』

 

小樽『はっはっはっ!好きだ…好きなんて言葉を吐く…その言葉を言わせる乙女回路が俺には理解出来ないんだよ!!所詮俺たちロボットは戦う道具だ!好きなんて感情を感じるロボットなどスクラップ同然だ!!そもそも三体いない貴様らなど相手ではないわ!』

 

ライム『うるさい!うるさい!小樽をいじめるなー!』

 

ガァン!!ガァン!!

 

ライムに向けて放たれた2銃弾はライムの両足に当たる。

 

ライム『うわあああっ!』

 

ライムはバランスを崩して前に倒れる。

 

小樽『ライム!!どうしてだ…どうしてライムがあんな簡単に…』

 

ハカイダー『初めから戦闘用に造られた俺にはこのスクラップのように三分割せずにそのまま一体として造られたからな。』

 

小樽『さっきも言ってやがったな…三体いない…三分割…まさか…ライム以外にいやがんのか…笑うマリオネットが…』

 

ハカイダー『まさかそれも知らないとはな…いいだろう。コードネームはライム、チェリー、ブラッドベリー。この三体はかつてテラツーに降りた六人が目指した女性復活のために造られたロボットだ。』

 

ライム『ぼく以外に…』

 

小樽『チェリーにブラッドベリー…』

 

ハカイダー『最も貴様には怨みはないがここで死んでもらう。俺の目的…キカイダーを破壊するという目的のためにな!』

 

ハカイダーは小樽の右胸に銃口を向ける。

 

ミント『させませんわ!』

ミントのトリックマスターは小樽に当たらないようにフライヤーを飛ばし、ハカイダーを狙う。

 

ハカイダー『ふっ!』

 

ハカイダーはフライヤーに向けて銃弾を放つ!

 

ガァン!!

 

キュイーン!!

 

フライヤーのビームはハカイダーの右脇にかすり、ハカイダーの銃弾はフライヤーを撃沈させた。

 

ミント『…!!あなたは…ロボット…しかし…その脳は…』

 

ミントはハカイダーから離れ戦闘機に戻っていった。

 

ハカイダー『くっ…まだま…がっ!』

 

ハカイダーが苦しみだす…

フライヤーのダメージにして苦しみすぎている。

一体…

 

ハカイダー『くっ…時間切れか…しかし…これでミッションは果たした…さらばだ!』

 

ハカイダーはそのまま姿を消した。

 

タクト『ミッション…いったい何のことだ。アキヒロ…そこら辺に何か怪しいものとか落ちていないか。』

 

アキヒロ『いや…特には…』

 

タクト『…まあ、とにかく戻るぞ。イエヤス公には…』

 

????『待ちなされ!!』ライムの側に現れたおじいさんが叫ぶ。

 

小樽『…あ、あんたはまさか…』

 

タクト『イエヤス公…』

 

イエヤス『ああ…この度はすまんかったのお…ガルトラントとの戦闘でいきり立っておるのだ。さあ、城まで来てほしい。』

 

タクト『よし、ミント、クーデリア、それにアキヒロ来てくれ。』

 

イエヤス『それと小樽、ライムも来て欲しい。』

 

小樽『俺たちも!!』

 

ライム『わーい!わーい!ありがとうおじいちゃーん!』

 

小樽『ちょっ、イエヤス公になんてことを…』

 

イエヤス『かまわん、それにな…わしには話しておきたいことがある。乙女回路をもつチェリー、ブラッドベリーのこと…悪魔回路をもつハカイダー…良心回路をもつキカイダーについてじゃ。』

 

ライム『ハカイダーとキカイダー…』

 

アキヒロ『…やはり何かひっかかる…』

 

タクト『?ハカイダーとキカイダー…やはり俺には全くわからないな…』

 

ミント『…キカイダーのことはわかりませんが…ハカイダーのことは僅かながらにわかりましたわ。』

 

クーデリア『えっ!記憶がはっきりしたのですか!』

 

ミント『そうじゃありませんわ。ただ…あのハカイダーの頭の脳から声が聞こえたんですわ…』

 

ダンジ『ハカイダーはロボットなんでしょ?ドラえもんたちみたいなロボットは心が読めないっていいませんでしたっけ。あの脳は見せかけじゃないんですか?』

 

ミント『ハカイダーの体そのものは機械でドラえもんのように喋るロボットですわ。しかし…あの脳だけは人間のものですわ。しかも…生きた人間の脳でハカイダーとは全く違う意思を持った…』

 

通信を聞いたイエヤスが話しに入った。

 

イエヤス『あの脳の持ち主は光明寺博士…お前さんたちがドラえもんと会った世界の人間じゃ…』

 

ミント『な、なんでそれを!』

 

イエヤス『そのことについても話す。早く城に来てくれ…さもないと鳥一族がここに攻めてくるぞ…急ぐのじゃ。』

 

そういってイエヤス公は城に入っていった。

 

タクト『鳥一族…惑星アーストの種族か…よし、急いで城に入ろう。』

 

タクトたちが城に入ると同時に二人のフードの人間が城へと入っていった。

 

?????『ふふふ…余計なロボットは排除しなければお姉さまとの戦いに支障が生じますわ…乙女回路のことはまかせましたよ。』

 

????『ふっ…貴様らのボスビッグゴールドのことはどうでもいい。私は私のための力を…ARの力をさらに高めるためにも…コードネーム”チェリー”のマリオネットを手に入れなければならんのだ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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コラボ編最終回 その背中に魅せられて…

大変遅くなりました!
申し訳ありませんでした。
いやぁ色々と大変でして、それでは、コラボ編ラストです!
どうぞ!


 

ー99年世界ー

ー廃工場前ー

 

神崎『終わっていたか…』

 

爆発するかに見えたサタンZは既に何者かの手によって解除されており…三人は肩透かしを食らってしまった。

 

玉木『あーあ、折角ここまでやってまさかの爆発しませんでしたとわ…はぁ…』

 

コブランダー『うるせぇよ!でもよぉ…まぁ…それで良かったってことだろ。にしてもあんたはこれからどうするんだ。帰るんだろ?自分がもといた場所によお?』

 

神崎『いや、俺はまだ世界を巡る旅を続けるよ。』

 

玉木『それに意味はあるのですか?わたくしにはよくわかりません。』

 

神崎『…俺もよくはわからないが…ま、そことなくやっていくだけだ。ほらよ。』

 

神崎は上着を脱いで袖ポケットにあったカプセルを5錠玉木に手渡した。

 

玉木『これは?』

 

神崎『このカプセルはただのカプセルじゃない。お前が見たそれぞれの力…それを集めるものだ。』

 

玉木『それぞれの力…ウルトラマンの力ではないのですか!』

 

神崎『確かにそいつにはウルトラの力もあるがちょっと違う。まだ5錠しかないが…そのカプセルは本当に大切な時にしか使えない。お前が持つか始まりの男に渡すか…それじゃあな。』

 

神崎は上着を着ずに玉木とコブランダーの目から消えていった。

 

コブランダー『行ったか…ふぅ…にしてもお前も中々苦労したなあ。』

 

玉木『まぁ…ほとんど私たち何もしなかったのですがね。あなたもいい加減人と仲良くすることも考えたほうがよろしいですわよ。』

 

コブランダー『うるせぇよ!お前ももう少し友達増やせよ。そんな性格だから増えないんだよ。』

 

玉木『そんなこと!!…ないわけではありませんわね…互いに人付き合いが苦手ですわね…』

 

コブランダー『ふんっ!俺も最初は上手くいっていたんだけどよぉ…直さなきゃいけねぇのかな…俺はBロボだけで生きていけるって思っているけどよ…』

 

玉木『わたくしも……じゃあ、わたくしから友達になるのはどうでしょうか?人間全ては無理でもわたくしくらいなら…』

 

コブランダー『………ま、お互い人からあまり好かれない身の上だ、友達くらいならな。ほらよ!』

 

コブランダーは手で握ることのできるグリップを玉木に投げ渡した。

 

コブランダー『そいつが俺の大事なものだ。まあ、とっといてくれや、じゃあな。』

 

コブランダーと玉木は立ち上がり、そのまま自分がいる場所へと戻って行った。

 

玉木(…そういえばどれみさん達…あんな風になっていましたけど…大丈夫でしょうか…)

 

その頃…神崎は児童相談所の横を歩いていた。次の世界に行く前に見ておきたいと思ったからだ。

 

神崎『何かここであったな…だが、問題はなさそうだ。ん?』

 

神崎は児童相談所から出てくる五つの気配を感じ、足を止めた。

 

どれみ『やっとかぁ〜さあて、今日はうちに帰ってね〜よ。何か疲れちゃったよ。』

 

あいこ『あ、そうやどれみちゃん、それどうするんや〜〜』

 

どれみ『ああそっか。もう、どこかにやらないと…もう怒られ疲れたよ。』

 

はづき『私達がそれ持っていてもねぇ〜〜捨ててもねぇ?』

 

どれみ『はぁ…あ!そうだ!!すいませーんそこのお兄さーん!』

 

どれみが神崎に声をかけた。

 

神崎『俺か。』

 

どれみ『すみません、これ捨ててもらってもいいですか、ちょっと…捨てにくいんで。』

 

神崎はどれみから紙を受け取る。

 

神崎『構わない。…そうか、そっちはそっちで大変だったようだな、お疲れ様。』

 

ララ(あれ…あの模様…何処かで…)

 

そういって神崎はどれみたちに背中を向けて歩いていった。

すると、いつの間にか姿を消していた。

パッと消えたように見えたけど、どれみたちは不思議に思わなかった。

最も…ある一人を除いて…

 

どれみ『じゃあねー!あいちゃん、はづきちゃん、マジョリカ!ララ!』

 

そういってマジョリカとララ以外は別れて帰っていった。

自分の家MAHO堂に帰ってきたマジョリカはララに話しをし始めた。

 

マジョリカ『ふう…まさか、あの絵の男に会うとはな…』

 

ララ『絵?この龍の刺青の男の人?そうだったんだ!どうりであの堂々としている姿をしていたと思ったらやっぱり並行世界の人なのね!』

 

マジョリカ『ああ…あの背中…鉄華団の皆も感じたが男の背中だといっとったわい。にしても…今回はあれがなかったからよかったものの…』

 

ララ『あれ?あれって確か…』

 

マジョリカ『そうじゃ、この世界におけるタクトたちとの接触による情報漏れじゃ。前はそれに近いことがあったしな…』

 

ララ『だが、多少のことは知っておくべきであろうがな。あの男の力は魅力的じゃが…あの男は始まりの男とも違う…創る力がある。それを使わせ続けたら…』

 

タクト『この世界が…』

 

オルガ『壊されて…』

 

パドック『人間全てが…』

 

コンボイ『消滅して…』

 

大神『もう復活しない…』

 

神崎『というわけだ…』

 

マジョリカ・ララ『えええええ!!』

 

タクト『まさかよしみちゃんの件を重視しすぎてナックル星人を止められなかったよ。』

 

オルガ『ま、俺たちも大神さんがいなかったらヤバかったぜ。』

 

コンボイ『だが、我々のほうは大変だった。どうしてもあの場合は…この男に…』

 

パドック『にしても、一人でやっちまうとはな。』

 

大神『いや…君以外の二人にも感謝しないとな。』

 

神崎『ああ…それに俺はあの玉木って女に渡したカプセルについても説明しておいた。』

 

ララ『カプセル?』

 

マジョリカ『まさか、クーラーカプセルのことか!』

 

神崎『そうだ。あの玉木って女を試す…あのカプセルがあればなんでも出来る。正し今使えるのはあのカプセル5錠だけだ。カプセルを増やすも減らすもあの女次第だ。』

 

ララ『ようするにチートカプセル!ってことね。』

 

神崎『ただし、さっきも言ったがやはりあの女の態度、行動、言動によるカプセルの増加減少にも気をつけな。あのカプセルを使えば死にかけの人間を治すことも出来る…言いたいことは言ったし、じゃあな。』

 

タクト『俺たちは頼らない…自分たちのやり方で自らの力で戦う。安心しな、マジョリカ。』

 

マジョリカ『そうかい、よかったわ。』

 

ララ『かっこいい…』

 

そのまま神崎は帰っていった。

この後神崎の背中が印象に残ったララがあの飾られている絵の作者だとは…まだ誰も知らなかった…

 



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地下に潜みし力

更新遅くなってすみません。ここ、しばらく更新は不安定ですが、お付き合いください。それでは、どうぞ。


 

ーテラツー

ージャポネス城内ー

ーイエヤスの部屋ー

 

タクトたちはイエヤスから話しを聞くべくイエヤスの部屋へと招かれた。

 

イエヤス『まずはタケダ軍からこのジャポネスを守っていただいて深く感謝申し上げる。そちらの味方さん方には負傷者はおらぬか?』

 

タクト『大丈夫です。三人のパイロットととも予備のナノマシン治療で直ります。カンナはちょっときついけど…女の人の治療はちょっとこの星だとキツそうなので。』

 

イエヤス『まあ、それが妥当じゃろうな。ジャポネスはまだ発展が進んでおらん。色々と不慣れな所も多い。ところでワシに話しとは?』

 

クーデリア『はい、実はもう噂になっているからご存知あげているでしょうが私達はこの宇宙をザール星間帝国から解放するために戦っています。そこで、この星のマリオネットの一部を貸していただけないかと思いまして…そして、ジャポネスと東の星のオダと仲が良いと聞いておりますのでオダの力も借りたいと思いまして。』

 

イエヤス『ほう、ザールと戦うか…まぁ、ワシもザールはもう滅ぶべきだと考えておる。力で宇宙を支配する愚か者どもが蔓延るのはもうやめてほしいものだが…ワシらはザールに刃向かえるほどの戦力はもっておらん…』

 

タクト『いやぁ、ちょっとマリオネットを貸して欲しいと思っていたんですけど…やっぱりガルトラントですかね?』

 

イエヤス『わかっておるかもしれんが、今のテラツーはガルトラントの一人勝ち。ガルトラント以外の国民100人がガルトラント一人国民以下とまで呼ばれるほど力をつけている。ザールとガルトラントが組んだからなあ、ワシらとて、ザールに立ち向かう勇気があるにはあるが皆の安全を考えたら…それにさっきのタケダ軍を見たじゃろ…あんな感じに常に狙われているのじゃ…どうしても…わかるじゃろ…』

 

クーデリア『すいません、疑問に感じたことなのですが…私はこのテラツーの歴史を学びました。なぜ、あなた達は他の星に女の人を探しに行かなかったのですか?』

 

イエヤス『それはじゃな、まずは我々は宇宙船を作る技術なんてない。次に作ったところで女を求めるもの達自体大分減っておる。そして最後に京極圭吾が見張っているからじゃよ。』

 

クーデリア『一、二の理由はなんとかなりそうですが…やはり問題は京極圭吾ですか。京極慶吾ついては私達の方が情報を持っています。敵の特性としてはまず巨大な力…悪の力…これを妖力と呼んでおり、その妖力を使って巨大な姿へと形を変えるのです。』

 

イエヤス『そうか…人間にして人間ならざるものか…で?その姿の特徴とは?』

 

クーデリア『はい。京極慶吾は新皇と呼ばれる巨大ロボット…その世界における魔の機械…魔装機兵と呼ばれるものです。』

 

イエヤス『まさか…あの戦艦の中にそんなものが…』

 

小樽『戦艦?そんなものおいらみたことないぜ!』

 

イエヤス『ああ…普段は隠しているからわからんがな…京極慶吾は武蔵と呼ばれる巨大戦艦に乗ってこの星に来ている。しかし…なぜジャポネスにいるのかはよくわからん。ガルトラントはともかく…ロマーナの方が技術が進歩しているのにのう…』

 

クーデリア『いえ、それはこのジャポネスはカンナさんの世界の帝都という場所に非常に似ているそうなんです。構造…人…そして地下にある龍脈も…』

 

イエヤス『龍脈?!なんじゃ、それは!』

 

クーデリア『巨大な地下のエネルギー…この星はもの凄い量のプラズマが空にある。ならば地下にエネルギーがあってもおかしくないと思いますが…なぜ調べなかったんですか…』

 

イエヤス『…この星にある全てのマリオネットはプラズマが天敵なんじゃ…もし…地下を掘ってプラズマがこの星全てを覆いつくしたら全ての人間が死んでしまうからじゃ…』

 

タクト『確かに…安全性を考えたらそうですね…しかし…その地下エネルギーを利用して動いているのが武蔵なんです。だからジャポネスを狙ったんです。』

 

イエヤス『なんじゃつと!なるほど…じゃからハカイダーはここではあまり上手く闘えなかったというわけかのお…』

 

小樽『ハカイダー!あの黒いやつのことか…ところであのハカイダーはわかるが、キカイダーってのはなんだよ!マリオネットなのか!』

 

ライム『…おじいちゃん…僕…あのロボット僕達とは似ていて違うんだよね…』

 

イエヤス『ああ、あいつらとお主は人に作られたロボットであるが…奴らはマリオネットではなく、人造人間。キカイダーという赤と青のロボットはお主らと同じような良心回路を持っておるがハカイダーは乙女回路とは全く違った悪魔回路という恐ろしいもの…そしてその頭には光明寺という男の脳髄が入っておる。』

 

クーデリア『の、脳髄!!そんなものが…その光明寺という人とは!』

 

タクト『あの時の…火事の犠牲者の光明寺博士なのですね…ミツコちゃんとマサルくんの父親…』

 

クーデリア『あっ!光明寺…』

 

イエヤス『その通りじゃよ。その光明寺博士がキカイダーとハカイダーの開発者でお前さん達が最も会うべき人物大神一郎のいる世界じゃよ。』

 

クーデリア『大神一郎!!大神一郎さんはカンナさんの話しだとバスコと名乗るものに殺されたと聞いていますが?』

 

タクト『違うよ…そうじゃない、大神一郎さんはどれみちゃんの世界の大神一郎さんだと仮定するほうがいい…死んだ大神一郎さんの並行世界の同一人物だよ。』

 

イエヤス『そのもののところへ行くのがお主達のベストじゃよ。だが…そうも言えないらしいのお…』

 

ピーピーピーピーピーピー

 

イエヤスの頭上の光が灯り、激しい音が鳴り響いた。

 

クーデリア『な、なんですか!』

 

イエヤスはそばに置いてあった電話を手に取る。

 

イエヤス『長安か…ああ、わかった。やはりか…』

そのまま電話を置いて、タクトたちに眼を見張る。

 

イエヤス『やはりのお…タケダ軍がザールを手を組んでこっちに向かっておる。』

 

ビービービービービー!

今度はクーデリアとタクトの電話が鳴りだして、咄嗟にクーデリアは出た。

 

クーデリア『はい、え!オルガさん!どうしたのですか…はい、ええ!!巴里華撃団のメンバーが連れ去られた!』

 

タクト『名瀬!そうか…それで解放条件は…わかった…』

 

クーデリア『名瀬さんからということは…巴里花組のことですね。』

 

タクト『ああ、どうやら巴里華撃団は藤枝かえでという人物のこえに従ってある場所に向かったが、捕まったらしい…そしてそのメンバーの解放条件は二日後タケダ軍と闘い勝つことだ。最も相手は勝つことが出来るか難しい…タケダ軍だけならともかく、他にも京極慶吾率いる怨黒鬼会、ギル率いるダーク、怪獣軍団がいる。それに対してこちらは手数が圧倒的に少ない。』

 

イエヤス『なんじゃと!!何故そのようなことがわかるのじゃ?』

 

タクト『名瀬の知り合いのサフィールから情報を得たらしい。オルガは何人か仲間を集めたが上手くいったがそこを突かれた……こっちには闘える花組はカンナしかいないのに…兄さんとレスターか…さあて肝心な花組はどうなのかな…』

 

クーデリア『今は待ちましょう…花組の皆さんが集まることを。』

 

小樽『……い、イエヤス様、さっき言っていたダークには…あのハカイダーがいるんだろ…だったら俺はタクトさんとともに行って戦う!!やられっぱなしでたまるか!』

 

イエヤス『ふむ…ライムはどうする…』

 

ライム『僕は行くよ!小樽が行くなら僕も行く!あの黒いロボットを倒すんだ!そして僕が小樽を守るから!いいでしょ?おじいちゃん!』

 

小樽『ライム…』

 

イエヤス『そうか…わかった…じゃがその前にお前たちの仲間…チェリーを…ん?チェリーの反応がない!』

 

小樽『チェ、チェリー?なんだそりゃあ!』

 

イエヤス『ううむ…ま、まさか…奴らか…火星ジオン軍!!奴らがチェリーを…』

 

小樽『殿様!!』

 

イエヤス『やられたんじゃ…多分さっきの戦闘の時に侵入されたスパイによってこの城にいたライムと同じマリオネット…チェリーが盗まれたんじゃ!』

 



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番外編9 最後くらいは愛情たっぷり

皆さん。
更新遅れてしまい、誠に申し訳ありませでした。
実は私インフルエンザによって具合が悪くなり、家を出ることはおろか本棚から本を出すことすら不可能な状態になっていました。
個人的に自分のことを差別的に扱われ、ストレスが溜まっていたために免疫力が低下して病気が悪化し、頭痛に見舞われるなど大変でした。
今でも鼻や喉が酷い状態でマスクをしないと他人に迷惑をかけてしまう状態です。
そのため、完成が遅れてしまいました、番外編のラストです。
それでは、どうぞ!!


ー廃工場ー

 

はあ…はあ…

 

城田『ここか、はぁ〜っ。』

 

廃工場にて囚われていたヤスは鎖に繋がれ…傷だらけであった。

 

ヤクザ1『おい!お前わかってんだろうなぁ。こいつをどうするかぐらいなあ。』

 

ヤス『あ、兄貴!俺に構わずやっつけてください!』

 

ヤクザ2『うるせえんだよ!!ぶっ殺されてぇねのか!』

 

城田『あ〜どうすれば!!こ、こうなったら…』

 

僕は頭を下げた。

それで済むならそれがいい…でも、彼らは笑うだけであった。

 

ヤクザ『うわっはっはっ!!!それで許すと思うのか?お前の部下はお前が頭を下げたくらいで解放するわけないだろう!』

 

ヤクザの一人がナイフを頭にめがけて振り下ろす!!

 

ガァン!!!

 

しかし、ヤスにナイフが刺さらなかった。

 

どれみ『ふーっ…間に合ったよ…』

 

工場の上からどれみが呪文を唱えてヤスの周りをガードしていた。

 

あいこ『危ないなぁ〜どれみちゃん。だけど、次はうちや!』

 

ヤス『!!うおおおおおおお!』

 

突如、ヤスの体が盛り上がり敵の手錠を力で破壊した!!

 

ヤクザ『な、なんだと!!』

 

ヤス『よっしゃあ!!!兄貴見てくれよ!この力…不思議な力が湧いてきたあああ!!おおおおお!!』

 

ヤクザ『てめえ!』

 

ヤス『ふん!』

 

ヤスが側にいた二人のヤクザをなぐりとばす!!

 

城田『えええ!ちょ、もうもういいでしょ!』

 

ヤス『あ、兄貴。わかりました…にしてもこの体一体…』

 

城田『大丈夫?痛くない?』

 

はづき『あ、えい!』

 

はづきは急いでヤスの体を戻した。

 

どれみ『ふぅ〜あとは、あの施設の子どもたちを救うだけだね!さあて!行こっ!ん?』

 

どれみはそのまま飛び立とうとした時にあるものが目を奪った。

何かの宝石に見えたどれみはすぐさまそれを拾った。

 

どれみ『こ、これって…まさかのダイヤ!よおし、どこかに…そうだ!えーい!』

 

どれみは見習いタップを取り出した不思議な扉の中にその宝石をそのまま投げて扉を閉めた。

 

ドッカーーーン!!!

 

その扉の奥では爆発が起きた。

宝石が爆発したのだ!いや、これは宝石ではなくサタンZと呼ばれるナックル星人ファカが仕掛けた爆弾である。

そのことを知らないどれみが乱暴にそれを投げ込んだことにより、サタンZは爆発!!

その扉の中では大爆発が起きたが、そのようなことは誰も気づかない。

ある集団を除いたら…

 

玉木『あれ?神崎さん。どうしました?そんな風に足を止めてる暇なんて。』

 

神崎『もう爆弾がこの世界にはない…解除されたみたいだな。』

 

コブランダー『そうかよ、って?ええええええええええ!』

 

玉木『私達が走った意味は!探した意味は!』

 

神崎『いい…体力作りだと思ってくれ。』

 

コブランダー『はい、そうですねですまされるかああああ!』

 

爆弾を探していた集団は呆れて山へと向かっていった。

だが、その頃…施設では…

 

 

ー児童養護施設ー

 

職員『おい!そこに並べ!お前たち!』

 

あの施設の職員は、荷物を整理する前に子どもたちを集めていた。

 

田土間『お前たちはもう売ることになったからとりあえずみんな死にな。』

 

子ども『…』

 

皆、最早感情はなかった。

ただ、死ぬだけなんて簡単だと思っているからだ。

どうせ体に欠損や精神に不安定感があるから皆もう生きることに悔いはないのだろう。

だが…

 

レスター『そうはさせるか!!』

 

ナイフを持っていた田土間をレスターが玄関をぶち壊して蹴り飛ばした。

 

子ども『え?』

 

レスター『よう、立ち上がれよ。俺も本気で今回ばかりは切れたよ。』

 

田土間『うるさい!!!き、貴様はなんだ…貴様には関係ないだろ!貴様は不審者にしかならない!!』

 

関『あたしのボディガードだ!安心できる男だよ!!』

 

田土間の側にて怒鳴る人物がいた。

どれみの担任の関だ。

 

田土間『き、貴様は…おい!女教師!!この不審者はお前の連れか!!こんなことしてただで済むと思っているのか!!』

 

関『じゃかあしい!!私はもう嫌なんだよ…たとえ誰でもあろうと子どもを傷つける奴等を野放しにするようなことはね!あんたみたいなのに屈するか!!』

 

田土間『こ!こうなったら一条さん!!お願いします!!一条さん!!』

 

叫んでも叫んでも一条は来ない。

 

田土間『な、なんで…なんで!』

 

レスター『来るわけないだろう。な、タクトそっちはどうだ?』

 

レスターはタクトに通信を送る。

 

タクト『ああ、大神さんに話しはつけたおいた。一条は逮捕したよ、そしてあんたもな!田土間!!力には力だ!』

 

田土間『な、大神一郎だと…そんな権力を…』

 

タクト『残念だったな!お前みたいなのがいることを考えている大神さんはこういう罠に敏感なんだよ!!』

 

権力を持っていた一条の知り合いをタクトは大神一郎に頼ることにより、逮捕することが出来たのであった。

大神一郎は京極圭吾の事件以来、現場の影響を最小限にすることを考えて、自分に出来ることをしてきたのであった。

それにより、今回のようなことが出来たのだ。

 

田土間『待て!ガキどものことを考えるなら一番いいのは殺すことだ!!てめえらにはわからねぇだろうがな!こいつらは生きる意味がない。クズだ!邪魔だ!欠損者や精神不安定者は所詮人間の出来損ないだ!私がどれだけこいつらのために殺してきたか…わかるだろ!』

 

レスター『それはお前がそう思っているだけた!!いいか、確かに不自由しているのは認めよう!!だが、それでも生きてるものもいる。その不条理で差別され、皆と同じことが出来ないものもいるが、一人で生きていられるんだ!』

 

レスターはトドメに田土間の腹に重い拳を当てた。

 

レスター『この一撃は…重い拳ではない…想いの拳だ…』

 

そういってレスターは田土間を地面に倒した。

 

関『今回はありがとうございました。あなた達になんとお礼を申したら…』

 

レスター『この件はあなただけではどうしようもなかった。あなたを攻めていない…あなたがよしみを救ったら他の生徒に危機が迫っていたから…だが、これからは相談してほしい。俺たちに出来ることならなんでもする。』

 

関『ありがとうございます。ところで騒動の発端の一条には息子がいたはずだ…それは…』

 

レスター『ええ、やっつけておきましたよ。ある人がね…』

 

そのある人物とは…

 

鯖島『はあはあ…あいつだけならなんとかなったぜ。』

 

体が入れ替わったヤクザの鯖島であった。

一条の再婚相手の連れ子にはその施設に入ってもおかしくない瞬という男の子がいた。

その子を鯖島が救ったのだ。

 

鯖島『大丈夫か、坊主。』

 

瞬『いやだ!!返して!!ママのところに返してよ!』

 

連れ子であるからこそ瞬は母を愛した。

だが、瞬の義理の父親は瞬を虐待し、それを施設は一条のことがあることから放置していた。

しかし、彼は鯖島はそれを無視し、大神のことを知らずに瞬を助けたのだ。

彼は瞬のことを知らない。

だが、どれみたちを見て…彼なりに努力したのであった。

 

鯖島『お前の母親は!離れねぇとわかんねぇんだよ!!』

 

鯖島は叫んだ!

大声で瞬を怒鳴る。

しかし、彼の心に怒りはない。

だが、瞬は泣く!

受け入れられない現実に泣くことしか出来なかった。

遅れてきたゆき先生はその光景をただ見ていた。

 

ゆき『鯖島さん……』

ゆき先生は彼らに駆け寄った。

自分が出来ることは少ないと思ったが何もしない。

 

その頃、どれみたち、タクト、レスター、関たちは合流をはたした。

 

よしみ『本当に終わったの…』

 

どれみ『うん、一条のこともコンボイたちが探ってくれてるんだ。だからね、一緒に学校行こ?思い出作ろ?みんな待ってるよ。』

 

よしみ『でも、私の体は…ボロボロ…』

 

タクト『そうだった。ヴァニラ、直して。』

 

よしみの体へと駆け寄ったヴァニラが傷を治した。

彼女のナノマシンによってよしみの体は元に戻った。

この世界の最高の才能を持つ者が治せないものであったとしても彼女のナノマシンはこの世界の医療をはるかに超えていたためこの世界で使うことに抵抗があった。

しかし、彼女のようなもののためと使用した。

 

よしみ『え、本当に治してくれたんだ…でも、私は…』

 

問題は心の傷だ。

この傷ばかりはどうしようもない。

よしみちゃんの傷…

 

関『よしみ…ごめんな。』

 

関先生はよしみちゃんを抱きしめた。

それはまるで本当の親子のように力強く彼女達は抱きしめ合った。

これが関先生の精一杯の愛情表現なのであろう。

 

よしみ『なんで…なんでこんなことしてくれるの…』

 

タクト『先生なりの愛情表現さ…俺もしたいほど君の事を大事にしたいけど…俺だとセクハラだしね…それに、君の事を考える人がいることを知ってほしい。例え、世界に誰も自分を許してくれないと感じても俺たちくらいは信じてほしい。最後の最後の藁で俺たちはありたいんだ。』

 

よしみ『愛情…掴んでもいいの…私なんかが…いいの…』

 

どれみ『よしみちゃん…これからもよろしくね。』

 

あいこ『うちらもな!出来る限り助けるでえ!』

 

はづき『気を使わないでね。』

 

よしみ『ありがとう…もう死にたいなんて思わない。思うわけないよ…みんなと会えないなんて思わないから…やっと…いや…ずっといた自分を好きになれる…友達や愛する人を感じる自分を好きになれる…』

 

よしみは涙目で皆を見渡して必死に声を荒げる。

子どもらしく…女の子らしくなった。

 

レスター『お前達…吹っ切れたか…』

 

レスターはそのまま扉を開けてMAHO堂を出るとそこにはある二人の男の背中があった。

 

レスター(虐待…その言葉が無くなることはないという残酷な事実は残るが…それを変えれる人間は存在している。そう、魔法が叶えたあの二人のように…)

 

レスターは城田と鯖島を見て笑顔を見せた。

 

レスター『魔法の奇跡か…』

 




タクト『いやあ、やっと特別編が終わったよ。それにしても作者は今日、ブイレックスロボを中古で買って電池入れたけど全く反応しなかったんだって、まあ、そんなことより…今後はペースを早めるためにちょつとストーリーが巻きぎみになり、参戦作品も少し増やします。わからない単語等あったらぜひ、質問ください。今後ともこの小説をよろしくお願いします。さて、俺は今からゲームだ。』

レスター『仕事してからにしろ!』


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我の名前はガンダム

二週間ぶりです!参戦作を増やし、設定にいれてみました!
それでは、どうぞ。


 

ーα世界ー

ーゼブラゾーンー

 

俺の名前はデフ・スタリオン。

アナハイムアナクトロニクスというモビルスーツ開発会社のテストパイロットとして働いていたが、いつの間にか連邦軍のパイロットになっていた。

どうやら軍で使用される予定のモビルスーツを使うため、俺たちは連邦軍のパイロットになったのだ。

これについて俺はとても不満を持っている。

今の連邦軍はAEU、ユニオン、人革連の三つに分かれている三大陣営のどれにも所属しているわけではなく、それぞれの世界から最低限の人数しか集められていない。

いわばとりあえずあるだけの存在で、銀河戦争の副産物として残っているだけだ。

不満はあるが三大陣営の軍隊に所属するよりはマシだ。

SRCよりまだ地球連邦軍の所属よりいいかもしれないが、本当はTACとかで働いてるほうが性に合っているのかもしれないがまあいいさ、とりあえずやるだけだ。

 

シド『はあ、ったく!今さらこんな機体を使おうとする国家なんているのか?タッコングに負けてモビルスーツ不足のAEUか地球全土を崩壊させてしまった人革連かウルトラマンがいなかったら負けていたユニオンか!』

 

デフ『その全てだろ。あいつらは全部やりたいようにやるだけさ!怪獣退治に意欲的な国家なんてどこにもないんだよ!』

 

ナヴィ『もう二人とも、その機体オーブンチャンネルで聞こえてるわよ。』

 

デフ『あっ、しまった!!』

 

ナヴィ『大丈夫よ、しっかりと事前にチャンネルの通信は切っておいたから。』

 

シド『さっすがナヴィちゃん!やるねぇ〜んで、ある程度この空域をこの機体で飛び回ったんだが…』

 

ナヴィ『もうそろそろいいんじゃないの?ガンダムF90.1号機、2号機の調子も悪くないみたいだし。』

 

俺たちのテストの機体はガンダムF90と呼ばれる機体である。

俺デフが1号機、シドが2号機、ナヴィは記録係としてジェガンに乗っている。

なぜF90なんていうこの世界の旧式の機体に乗ってるかって?

これには深いわけがある。

かつてのバルマー、銀河戦争ではF90の後継機、F91、クロスボーンガンダムといったようなハイスペックな機体が登場した。

しかし、これらの機体を操ったのは全てエースパイロットと呼ばれる存在ばかりで一般兵用に作ったガンダムF91の量産型はハリソン・マディンというエースにしか使いこなせずに残りは無惨に破壊された。

うまく使いこなせない上に量産型とはいえガンダムを作るコストはとんでもないので、量産型F91は廃止された。

そのため、量産型として通用させるため、F91の前世代のF90を改良したものを使っている。

それぞれのOSにはかつての戦争で大活躍したモビルスーツパイロット”アムロ・レイ””シャア・アズナブル”の二人のパイロットデータを基に作られたサポートがあるのだ。

それぞれの頭文字からOSの名前はARチップとCAチップと呼ばれている。

1号機にはARが2号機にはCAが付いている。

これにより、それぞれの機体には同じ機体ながらも違う特徴がある。

ARには超反応、CAには三倍の速さがついている。

これを作ったのは元ホワイトベースクルーのジョブ・ジョンと呼ばれる人であり、一年戦争を生き抜いた人でもある。

彼は銀河戦争には裏方でサポートしたため、αナンバーズには参加していないので行方不明になっていないのだ。

 

シド『よし、もういいだろう、船に戻るぞ。』

 

デフ『そうだな、早速戻ると…』

 

俺が何気無い言葉を返そうとした時にそれは現れた。

 

ブィーン!

 

デフ『えっ!な、なんだ!何だ!』

 

それは明らかな俺たちの艦とは違うピンク色の戦艦が目の前に現れた。

 

シド『おいおいおいおい!これってまさか…ナヴィ!!』

 

ナヴィ『そうよ…デフ、シドあなた達もニュースで見たでしょう。怪獣の襲来の時に消えたネルガル工業の戦艦よ!』

 

デフ『そ、そうだ!テレビで見たんだった…あれから1週間たってようやく見つかったのか…にしてもなんでこんな所に…』

 

ナヴィ『こっちから通信を繋げてみるけど気をつけて、もしかしたら宇宙人がいるかもしれないから…』

 

そうだよな…

不思議に消えたあの戦艦…

宇宙人に乗っとられたと考えたら妙に納得するしな…

 

ナヴィ『もしもし、こちら地球連邦軍…そちらはネルガル工業の戦艦でよろしいでしょうか?返事をお願いします。』

 

俺とシドは一応モビルスーツが持っているビームライフルを構える。

ガンダムF90には基本的にビームライフルとビームサーベルが付属している。

そのため、一応の実戦も出来ないわけではない。

ただ…かつて地球に現れた怪獣の中ではウルトラマンの必殺光線が効かない怪獣や実体の存在しない怪獣までいた。

 

シド『ったくよお…こんな面倒な仕事は防衛隊か傭兵のフェンリルにでも頼めばいいのによ!』

 

そんな愚痴をたたくシドを横目にナヴィの通信に応える声は聞こえてこない。

 

デフ『返事がない。まさか本当に宇宙人が!』

 

ナヴィ『そう考えのが妥当かもね…仕方ない。デフ、シド一発チャージして…

 

そうナヴィの通信を聞いていた時に突然その声は聞こえてきた!

 

??『待ってください。こちらは機動戦艦ナデシコです。地球防衛隊GUTSのナデシコです。』

 

シド『GUTSだと…あいつらこんな巨大戦艦を作っていたのか…しかし…そちらの所属と名前を明確にしてほしいんだが…』

 

??『わかりました…こちらはコロニー所属のGUTS宇宙部隊操縦ホシノ・ルリです。責任者の艦長に変わります。』

 

???『はーい、こちらGUTS宇宙部隊艦長ミスマル・ユリカともうしまーす。実は私たち宇宙人と怪獣から逃げてきたらいつの間にかこんな所に来てて…』

 

デフ『宇宙人…怪獣…ああ、あの一週間前の奴か…それにその戦艦がナデシコ…なんでそんな名前なんだよ?正式名称は決まってないはずじゃ…』

 

ルリ『艦長が出る直前に決めました。まあ、名前なんてそんな感じで決まるもんです。』

 

ユリカ『で、あなた達は何をしにここへ?見た所ガンダムが二機…』

 

ナヴィ『悪いですが、これは機密事項です。この機体やここで行われていたことについて知りたいのならばちゃんとアナハイムを通して下さい!』

 

???????『いやあ、まさかこんな所でライバル企業の秘密実験を観られるとは…へぇガンダムねぇ…F91やクロスボーンと呼ばれていた機体にどことなく似ているような…』

 

所々から湧き上がる声にデフたちも少し呆れた様子はあるものの納得し始めた。

 

シド『そういやGUTSの武器は基本的にネルガル工業が作っていたなあ…それでアナハイムのを興味持っているわけね…おたくはネルガルの役人かい?』

 

???????『はい、私は交渉役のネルガル工業のプロスペターと申します。私はあの十神財閥とも繋がって…おっとともかくこのことをネタに揺するかどうかは上におまかせするとして…』

 

ユリカ『とりあえず私たちはこのまま火星に行くので、それじゃ。』

 

ナヴィ『えっ!地球連邦軍ではGUTSにそんな指示を出してないわよ!』

 

ユリカ『知らないんですか!火星では宇宙人が火星に住んでいる人を襲撃しているんです!だから私たちGUTS宇宙部隊艦ナデシコは火星にいる救助民を救いに行くんです!』

 

デフ『お、おい!あんたら!よくわかんないけどよぉ…GUTSがその指示を出したのか?じゃなかったら軍法会議もんだぞ。』

 

ユリカ『なんで人助けに理由がいるんですか!コロニーに住んでいる人はそんなに人助けをしたくないんですか!助けを求める人を助けないなんて!それに地球連邦には…パパがなんとか…』

 

シド『パパ…ミスマル・ユリカ…ミスマル…!まさかGUTSの母体組織TPCのミスマル副総監のことか!しかしなぁ…こんな違反行為は…』

 

プープープープー!!!

ナデシコとナヴィの機体から不穏な警戒信号が鳴り響く!

それは明らかに嫌な音を立てていた。

 

ナヴィ『ん!またなんか出てくるの!!』

 

シュイン!!

 

着物を着た女性がこちらを見つめている。

生身の女性が外に出ている。

そんなありえない状況を自分たちは宇宙人が化けていると仮定し、冷静に対応し始める。

 

????『捕獲目標確認…ガンダムタイプと断定出来ました。マスターの指示を最善に行動します。』

 

パチン!

 

着物を着た女性が声を発すると同時にその周囲からロボットが出現した!

 

?????『デストロン軍団!!アタック!』

 

現れた集団のロボットの真ん中にいた銀のロボットが掛け声をあげて右腕のバズーカを上に撃つと同時にこちらに向かってきた!

 

デフ『な、あれが宇宙人かよ…見たことない…いや…何機か後ろのほうにいるザクやドムがわかるくらいか…』

 

しゃべるロボット型の宇宙人に驚いていたのは確かにそうだが、後ろにいた

 

シド『くっちゃべってる暇はもうないぜ!来るぞ!!』

 

敵の攻撃は凄かった。

俺たちは使い慣れない機体のビームライフル、ビームサーベルを使いロボットに向かっていった。

だが敵は強かった。

戦闘機に変形し、こちらのビームライフルは当たらないしビームサーベルを構えると敵が四方八方から攻め始める。

ナデシコはミサイルを使うも、青色の敵が出したカセットテープから変形したロボットに囚われてしまった。

そこら中からのビームの嵐にとうとうガンダムの装甲がおしゃかになってしまった。

 

デフ『おい!このまま俺たちは死ぬのかよ!』

 

シド『かつての戦争も終わり今は怪獣退治の時代だぜ!そんな時代で死ねるかよ!』

 

シドの機体が中心らしき着物を着た女性に向かっていった。

 

シド『お前くらいは!!』

 

????『バトルモード…捕獲目標接近確認…最善行動選択…』

 

着物の中から忍ばさせていたレーザーネットを広げてシドのガンダムF90 2号機を包み込もうとする。

 

デフ『逃げろ!捕まっちまうぞ!』

 

シド『くそっ!!』

 

シドのガンダムF90 2号機はその着物の女のレーザーネットに捕まったが、シドは逃げられた。

シドの身はすぐにナデシコの救助艇で助かったが…

 

????『ガンダム確保…次のガンダムを…』

 

こちらに着物の女は目標を捉えている。

後ろにはロボット軍団…もうだめか…

 

シド『ん?お前何やってる!おい!!』

 

ユリカ『ん?救助艇に誰かいる?』

 

ルリ『…誰?』

 

ナデシコの救助艇に忍んでいた人物が宇宙服を着て戦場へと出る。

 

??『ほう…我を呼ぶか…』

 

デフ『おい!逃げろ!相手が悪い!』

 

??『冥府の扉を開けし我の名は田中眼蛇夢(たなか がんだむ)!我を呼ぶものよ…今こそ相見えようぞ!』

 

????『ガンダム確認…捕獲…』

 

田中という少年はレーザーネットによって捕らえられてしまった。

 

?????『おい、もういいのか!』

 

????兵士『ああ、もう充分だ!マリオネットからガンダムが二機手に入ったと確認した、帰投する!』

 

そのままロボット軍団は去っていった。

だが、敵はガンダムという名前の少年を連れていってしまった。

 

シド『え?あれは人間だろ…』

 

ルリ『…バカばっか…』

 

 



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異世界からの来訪者

本来月曜に出す予定だったこの話しを日曜に出したのは新しくだす参戦作品のことを明日書くからです。
いやあ、待ったんですよ…1年近く…待ちました!
これでネタバレを責められなくてすみますから、それではどうぞ!


 

ー99年世界ー

ーアメリカー

 

ここはアメリカの山岳地帯の地下洞窟!

誰も知らないような山奥にある洞窟の中に宇宙船が埋まっていた!

その宇宙船たくさんのうごかなくなっていたロボットの中にて一体のロボットのうめき声がしていたのだった!

 

????『うっ…ううっ…』

 

体が動かぬ…

私はここで死ぬのか…

私は使命を果たせぬまま…セイバートロン星をメガトロンどもの好きにさせてしまうのか…

それだけは…それだけはなんとしても食い止めなければ!!

しかし…メガトロンはもういない…

奴らここの機械を全て壊してしまっている…

ここでエネルギー切れを待つのみか…

私はコンボイだ!!諦めてたまるか!

だが…誰か…他に誰かいれば…

あのシステムを作動させられれば…

 

彼の名前はコンボイ。

セイバートロン星にて平和を愛するロボット生命体”トランスフォーマー”のサイバトロンのリーダーである。

悪のトランスフォーマー集団デストロン軍団と戦っていた。

赤と青に分かれた色をした彼は動けなかったのだ。

地球の環境に対応していなかったのだ。

さらに数千年前に現れた彼はやっと目を冷ましたために誰かが直さないといけないのだった。

 

コンボイ『みんな…すまない…私たちは…』

 

その時であった!!

一人の紫色の髪をした男がその宇宙船に入ってきたのであった。

 

???『おおっ!!なんだよここは!うおおおおおおお!機械まみれじゃねぇか!』

 

遠くから声が聞こえてきた。

この星の生命体の声か…なんとかここに来てくれれば…

 

側のカメラから生命体の映像が見えてきた。

不思議な形をした生命体で、どうやら男の生命体だとサーチしてわかった。

その青年はここの機械に興味を持ち色々と見て興奮していたようだった。

彼がテレトラン1を使ってくれれば…

 

コンボイ『だ、誰か…そこに…』

 

???『えっ…ぎにゃああああああっ!ま、まさか幽霊!』

 

コンボイ『こっちに…来てくれ…』

 

私は幽霊でもなんでもいいからとにかく来て欲しかった。

すぐにでも我々の元に来て欲しかった。

 

コンボイ『私は…幽霊ではない…コ、コンボイだ…こちらにいる…』

 

その声が聞こえたのか震えていた青年は震えながらその足音をこちらで聞こえる位置まで近づいていた。

 

コンボイは思った。

少しでも姿が見せられればわかるはずなんだが…

私たちは他の星の生命体ともあってきた。

コンタクトだって可能なはずだと信じていた。

 

???『ん?ここらへんから誰か呼んでるんだよなあ〜おーい!ここに誰かいるのかー!』

 

確実にこの星の生物だ…

頼む…こちらだ…こちらだ…

 

???『おおっ!これは!ロボット!!!そこら中にロボットが!!まさか…この声の主ってロボットか!まあ…GGGにも喋るロボットはいるからなあ…』

 

コンボイ『そ、そうだ…』

 

やっときた!

私はその生命体と目が合いこちらにきて欲しいと手を動かすとその生命体はこちらに来てくれた。

 

???『あんたが俺を呼んだのか?まあいいや、あんた大丈夫か?』

 

コンボイ『私の…名は…こ…コンボイ…そこにある黄色のメカを直せるかね…』

 

コンボイが指差した先には黄色の破壊された機械”テレトラン1”があった。

この機械はトランスフォーマーの彼らを星に対応させる装置である。

彼らはその装置によって様々な星に対応してきた、対応出来ない星はほぼなかったがこの星はどうも環境が合わないらしい。

 

???『まかせとけ!俺はこう見えても超高校級のメカニック左右田和一だ!これくらいなんともないぜ。』

 

その言葉に間違いはなかった。

メカニックと呼ばれるだけあって側にあった部品と簡単な緊急用マニュアルを見ただけで直してしまったのだ!

 

左右田『これでよし!』

 

そういって彼はボタンを押してテレトラン1を起動させたのだ。

 

テレトラン1『別惑星確認!トランスフォーマーをスキャニングによりこの星に合った姿にします。』

 

そう発したテレトラン1のコンピューターから光が放出され、トランスフォーマーたちに被さった。

 

左右田『おおっ…』

 

左右田は改めてこの機械が異星の生命体だと知った。

そしてそれと同時にこの場所のことがよくわからなかったため不安になっていった。

 

左右田『はあっ…』

 

ああ…なんでこんなことに…

田中と一緒に戦艦を観に行っただけなのによお…

 

彼には不安と喜びという二つの感情を交差させながらトランスフォーマーの復活を見つめていた。

 

その頃…同じ世界の別の場所にいた彼女は眠りから覚めていた。

 

???『うっ…ううっ…ここは…』

 

私の名前は神崎すみれ。

デストロン軍団と呼ばれるロボットたちと戦ったのですが戦力差と機体ダメージにより、ほとんど一方的にやられてしまいましたわ。

そしてわかりませんがいつの間にか私を助けていたのは一体…

ガス施設で縛られもうだめかと思っていたのに…

 

すみれ『ここはベット…いったいどうして?』

ベットがあり、側に扉があるだけの簡単な部屋にてベットで寝ていた景色には特に変わったものはなかった。

 

部屋から出ようと起き上がろうとすると丁度扉から一人の黒い制服を着た男性がこちらに歩いてきた。

 

??『ご容態は大丈夫でしょうか?神崎すみれさん。』

 

すみれ『ええっ…あなたは一体どうして私を助けたのですか?そしてここはどこですか?』

 

三浦『ここは1999年、スーパー戦隊がいる世界でこの場所はUAOHという組織の秘密基地であります。私の名前は三浦尚之、UAOHで参謀長をやらせてもらっています。階級は大佐であります。』

 

すみれ『スーパー戦隊の世界…UAOHという組織の参謀長の三浦さん…でも、なぜ私の名前を知っているのですか?』

 

三浦『この世界にはあなたの知らない大神一郎さんがいます。その人から聞かされていました帝国華撃団、巴里華撃団のことや光武についても教えてもらいました。』

 

すみれ『そうでしたか…この世界にも中尉が…といっても私達のことは知らないと思いますが…』

 

三浦『まあ、あなたはともかく別の世界のあなたのことはしっかりと覚えています。あなた達の華撃団構想は私達の世界にてスーパー戦隊構想に引き継がれました。』

 

すみれ『スーパー戦隊構想…それは一体…』

 

三浦『あなた達華撃団は様々な戦闘を重ねながら普段は歌劇団として人間の希望であり続けていた。それは、人間とってもあなた達にとっても互いの絆を感じながら頑張ってこれたといってました。』

 

すみれ『まあ、私がトップスターとしていなければ大帝国劇場も寂れてしまいますからねー。』

 

三浦『だが、大帝国劇場でもシャノワールでも問題は様々にあった。特に資金面が大問題であったり多国間交渉による民族紛争などによって戦力を統一出来ないといった問題が存在した。』

 

すみれ『前の欧州大戦の時の協力不足と帝劇の活動資金不足星組の失敗のことですわね…』

 

三浦『そう、だからこそその失敗を全て解消しました。まず、この世界では大神一郎さんが世界各国に呼びかけたおかげで1973年に終結したベトナム戦争を最後に世界は一つにまとまっていき技術協力を始めました。そしてある方法を使い無限の資金調達方法を確保して、戦力は整いました。現場上がりの大神一郎さんだからこその計画です。』

 

すみれ『なるほど…で、私はこの世界に来てしまった訳ですが中尉の部下がいる以上昔話を私にしに来ただけではないでしょうね。』

 

三浦『やはりお判りになっていましたか。』

そういうと彼は背中を動かして私に向けて大きく頭を下げた。

 

三浦『華撃団の経験を活かして私達の新たな三つのスーパー戦隊の戦力になってください。お願いします!』

 

すみれ『三つのスーパー戦隊…鎧さんの話しだとスーパー戦隊は一年に一つの戦隊が闘うのだと聞いておりますが…』

 

三浦『どうやらこの世界は少し変わっているのです。三つのうち一つは私が指揮する戦隊そしてもう一つは明日活動を始める異星の技術を使った戦隊、もう一つは全くわからないのです。』

 

すみれ『わからない…いるかいないかわからないわけではないでしょう?』

 

三浦『いや少しずつ異変が起きてるのです。それが理由です。』

 

すみれ『違いますわね…私の鑑だと…誕生するスーパー戦隊は4つですわ!私はそう確信していますわ!私は知ったのです…スタースクリームという異世界のロボットがこう話していたのを…』

 

三浦『スタースクリーム…ロボット生命体…まさか…メガトロン一派の!バラノイアの面倒な連中か…で、なんと。』

 

すみれ『奴は…立ち去るときにこういってましたわ…”面倒な超力とあの世界に滅亡した世界に異星のやつが相手か…ま、王者の資格はここにもあるんだがな”と言ってましたわ。』

 

三浦『超力と異星はわかっています…しかし、その王者の資格と滅亡した世界…それは一体…』

 

すみれ『考えても情報が少ないなら仕方ありませんわ。ともかくその鍛えることは引き受けますわ!で、その鍛えるべき人物とは…』

 

三浦『星吾郎率いる5人の超力戦隊オーレンジャーです!』

 

すみれ『オーレンジャーの5人…わかりましたわ!私なりに鍛えてあげて…』

 

ピカッ!!

 

そのまま意気込みを言おうとした矢先にベットの下が光りだした。

 

すみれ『えっ!』

 

三浦『この光は…』

 

光が無くなると同時にその場には三人の人がいた。

そうして三人は私達よりも先に周りを見渡していた。

 

??『んあ、ここはどこじゃ〜?』

 

??『どこかの基地…明らかにあそことは違うのはわかるけど…』

 

??『あの〜〜ここは一体…』

 

三人の人のうちの一人の青髪の女性のような姿をした青年がこちらに話しかけてきた。

 

三浦『君たちは…華撃団じゃない…』

 

すみれ『ええ、華撃団の男性はほとんど別の世界にいません。というか華撃団の男性は整備や米田支配人くらいでしたわ…となると別の世界の人間…私の名前は神崎すみれ…あなたは?』

 

最原『僕の名前は最原終一、超高校級の探偵です…』

 

 




もうわかりましたよ、今までこれを入れなかったことも…
なんで海に散りし命でやらなかったこれをここで出したのかを!
明日、正式に発表しますのでこうご期待ください!

タクト『ねぇ…俺最近出番ないよね…』

パトリック『俺って本当に主人公…』

レスター『知るか。』


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襲来!!1999

今回から次々と別れたメンバーについて物語を追っていきます。
まさか風呂に入ったらすぐに寝て投稿を忘れるとは…すみません。
ダンガンロンパv3 のネタバレ多いのでご注意!それではどうぞ、


 

ー99年世界ー

ーUAOH基地ー

 

僕の名前は最原終一。

僕たちはある場所にて殺し合いをさせられていたんだ。

たった16人しかいない学校でそれぞれ超高校級の才能を持つ者として殺し合いを強要させられていたんだ。

一人、また一人と仲間は減っていき…僕と残り二人の3人しか生き残れなかったんだ。

そして、ある事実を知った僕らはその学校から脱出して、そして辿り着いたのがここであった。

 

最原『というわけなんです。』

 

僕はこの事実をそこにいた三浦と神崎という人に話した。

二人とも驚いていたが信じてくれた。

ま、ここのことも聞いて僕たちはびっくりした。

スーパー戦隊という存在と脅威となる敵の存在…だが、少なくとも僕たちは仲間同士で殺し合うこともない。

それだけでも学校を出た意味がある。

この三人だけでこれから生きることに問題ないといったら嘘になるから…

それにこれから僕たちは僕たちになるんだ。

そのためにも少しでも頑張らないといけないと思っていたからこのような話しは嬉しかった。

 

すみれ『なるほど…大変でしたのね。ま、ともかく当面はこの世界で暮らしたらいいと思いますわよ。三浦さんは大丈夫ですか?』

 

三浦『まあ大丈夫だとは思います。戸籍とかそういうのもこの世界だと申請さえすれば異世界の人間でも大丈夫です。』

 

最原『ありがとうございます。』

 

すみれ『で、そちらのお二人さんの名前は…』

 

春川『春川魔姫…肩書きは超高校級の暗殺者ってことになってる。』

 

夢野『うちは夢野秘密子…超高校級のマジシャンじゃ。』

 

三浦『探偵に暗殺者にマジシャンか…なるほど君たちの才能はよくわかった。そっちの世界のこともわかった。しかし…君達はこれからどうしたい?この世界に頼るべき人物がいないのならば我々の組織に入ってみるかい。』

 

春川『私達に殺しをやれと…』

 

三浦『もちろんそんなことはさせない。ただ…最原君には敵の行動分析を夢野君には敵の出鼻を挫く仕掛けを春川君にはこちらの訓練を行っていただきたい。我々の一番の敵は機械帝国バラノイア!』

 

春川『機械帝国バラノイア…相手はロボット…そうなの…なら、構わない。相手が侵略者なら私も容赦なく戦えるから…もしもの場合はね…』

 

三浦『それはやめたほうがいい。一般兵だけの対人戦だけでもきついはずだ。それに君達が直接手を出すのは…』

 

夢野『確かにうちらは友達同士で殺し合いをした…じゃが!今度のその戦いは人を守るための戦いじゃ!協力はおしまん!』

 

三浦『わかりました。しかし、あなた方にはここで生きて行くためにもまずは戸籍の準備やらがあるので役所へとご同行お願いします。』

 

最原『はい、よろしくお願いします。』

 

三浦『あ、神崎さん。あなたには私が出ている間、星野吾郎からこの世界のことを教えてもらってください。少し体が動くようになってからでいいので、扉を出てまっすぐ歩いて左側にある扉にいます。』

 

すみれ『お気遣いありがとうございます。でも、私はもう動けますのでその司令室に行きますわね。そちらの方達のことは任せましたわ。』

 

三浦『わかりました、それでは行こう。』

 

そういって四人は部屋から出て行きすみれも司令室へ向かいそのドアを開けた。

そのまま車庫から車を出して基地の秘密出口から出て行った。

車が外へと出るのはもう少し基地から離れた場所からだがそこまで通るのに時間はかからないらしい。

 

すみれ『星野吾郎というのはどなたですか?三浦さんから話しは聞きましたわ。』

 

吾郎『はい、私が星野吾郎というものです。階級は大尉です、神崎すみれさんですね、よろしくお願いします。』

 

神崎『で、バラノイアからの通達というものは。』

 

吾郎『日本時間の明後日から地球侵略に向けて攻撃を開始する。攻撃されたくなければ地球の資源を全て渡し、地球人類の半分を奴隷として異星で働かせるといってきています。』

 

神崎『なるほどですこと…で、あなたは戦隊の一人なのかしら?』

 

吾郎『はい!超力戦隊オーレンジャーのオーレッドです。』

 

神崎『なるほど…ひと通りの訓練を受けた軍人らしさはわかります。しかし、実戦の経験はない以上…危なくないかしら死ぬんですよ。』

 

吾郎『それについては覚悟の上です。』

 

神崎『ならば…はあっ!』

 

すみれは急に吾郎に向けて持っていた薙刀を振り下ろすと吾郎もその薙刀の柄を掴みその刃を止めた。

 

吾郎『これくらいは出来ます。』

そう言って薙刀を離した。

 

すみれ『私は少し力を向いて行いましたがその必要もなかったようですね。これから厳しくするので…』

 

吾郎『はい!了解しました。』

 

すみれ『で、残りのオーレンジャーは?』

 

吾郎『はい、それぞれの基地から隊員を選び四人こちらに来る予定です。』

 

すみれ『四人…その数に拘る理由は?』

 

吾郎『超力を手に入れられる戦士は5人しかいないことと数より質を重視していっている他の先輩方に乗っ取っています。』

 

すみれ『確かに…私達と同じように?』

 

吾郎『はい、戦隊は基本的に5人編成と決まっていまして、大神一郎総司令官がかつての魔との交戦時に、少数精鋭による連携の強さや被害のことを考えた結果5人へとなりました。』

 

すみれ『5人…帝国華撃団は9人…巴里華撃団は6人での戦闘を行った。

その経験から考えた場合ですか…なるほど、でも他の軍人は何をしているのですか?』

 

吾郎『基本的に月組、夢組と同じく、整備員や通信役や避難誘導、兵器開発に当てられます。金銭面のサポートは地球がまとまっているので様々な国が莫大な予算を使って運営しています。』

 

すみれ『あの帝劇の資金不足のことも解消されている…しかし軍人といっても戦争がない以上、やはり実戦経験を積むことは難しいのではないですか?』

 

吾郎『その通りです。最後の戦争がベトナム戦争ですから…シュミレーターや実際には戦争を経験した人から訓練を受けてもそのままというわけにはいきません。

そこで我々はネット世界に入る技術を習得しました。』

 

すみれ『ネットに入る?』

 

吾郎『ええ、ネット世界で実戦経験を積みます。そこで現れるのはかつて地球を襲った敵たちです。

黒十字軍に次元戦団バイラム、ジャシンカ帝国といった組織をコンピューターで再現しています。その中に入ると死んでしまった場合でも意識的にこちらに戻ってきます。』

 

すみれ『そんな技術がこの世界にあるのですか…』

 

吾郎『いえ…意識だけ人間を中に入れるというのは中々難しくて…そのようなシュミレーターが出来たのはある人のおかげなんです。』

 

すみれ『ある人とは?』

 

吾郎『ミャン王女という人です!彼女はある本を我々に貸してくれました。我々はその本を読み調べるうちに意識をネット世界に入れる技術を完成させました。これにより本気で命掛けで戦うことを知り我々は全力を尽くしました。私も実は何回もこのネットで死にました。』

 

すみれ『そんな軽々しく命を扱うのはあまり関心出来ませんが…地球のことを考えると仕方ないかもしれません。』

 

吾郎『我々もそれは考えました!しかし、実際にスーパー戦隊では過去にキレンジャー、バトルコサック、イエローフォー、ブラックコンドル、ドラゴンレンジャーといったように死者を出してしまいました。それに加えて何人もの関係者が基地を襲われて殺されています。我々はそんなことがないよう全力を尽くして戦うのです!』

 

すみれ『…私達も実際にかなりの死者を出しましたから…それくらいの警戒も必要なのかもしれないですわね……ネット世界からの復活!』

 

吾郎『どうかしました?』

 

すみれ『ネット世界で死んだ人が復活するといいましたわね…なら!三浦さんに連絡を!』

 

吾郎『どうかしたんですか?』

 

すみれ『彼らの…最原さんたちの仲間を復活させられるかもしれません!ある事件の被害者はネット世界で殺された…もし、そのデータが残っていたら…』

 

吾郎『そうなんですか…復活できると思います!』

 

すみれ『ならば!三浦さんに連絡をしてみれば…』

 

ガガーッ!!ガガーッ!

鈍い機械音が基地中に響き渡る。

全ての職員が慌て始める。

 

吾郎『どうした!何かあったのか!』

 

吾郎はすぐさま側にいた通信兵へと歩いて向かった。

 

通信兵『大変です!こちらに向かっている四人と三浦参謀がバラノイアの偵察部隊とぶつかりました!』

 

吾郎『なんだと!全員無事か!そこに揃ってるのか!』

 

通信兵『いえ、車から出たメンバーと他の隊員は近い場所に集まっていますが合流したかは不明です。あ、敵の部隊がその場所に向けて進行中です!』

 

吾郎『なんだと!くそっ!バラノイアめ!とうとうこの日が…俺が行く!機体を一機出す!』

 

通信兵『了解しました!』

 

すみれ『吾郎さん!あなたは救助を最優先に!私が光武で偵察部隊と戦いますわ。』

 

吾郎『助かります!これで地上の敵の殲滅に集中できます!』

 

そういってすみれは光武を懐から取り出して外へと出て、吾郎は飛行機に乗っていった。

 

すみれ『バラノイア…どんな奴なんでしょうかね…』

 

一抹の不安を抱えながらもすみれは基地から出て行った。

そのころとある世界ではある軍団が星を攻めていた。

 

ーPD世界ー

ー東の星ー

 

????『ちっ!奴等やつあたりに来やがったか!』

 

一人の男が森の中を駆け抜けている。

この世界ではザール星間帝国の支配のため、宇宙は混沌に包まれていた。

この星では、ザール星間帝国の支配を受け付けずに反抗していたが問題は別にあった。

この星は土地ごとにそれぞれの国に分かれて対立していた。

 

????『ちくしょう!タケダの奴等か!あいつらは今、テラツーを襲ってるんじゃねぇのかよ!』

 

????『しょうがねぇだろ!でも、あのタケダ軍と戦っているのは誰だ?』

 

その者たちが走り抜けていた村には既にタケダ軍と別のものが戦っていた。

 

オルガ『おいおいおい、やつあたりなんて無様な真似俺たちが許すかよ。タクトたちは逃したがな…こっちはそんなに甘くないねぇんだよ。』

 

シノ『だけどよ!これで謎が解けたぞ!あの妙な映像に映っていたこいつらがこの村を襲ったみたいだが…もう終わりだ!』

 

既にタケダ軍のヨロイは10ほどしかなかったようだ。

最初に炎を燃やしていたのは一つの民家だけだが運の良いことにそこに住む人はいなくて空き屋敷だったらしい。

 

フォルテ『あーあ、こっちに来る部隊はほぼなかったね。被害もこの屋敷だけ…ふぅ、張り合いがないというかなんというか。』

 

レスター『だが、これで十中八九タケダ軍はここに来るぞ。』

 

オルガ『オダに協力を仰げるかが問題だな…で、名瀬の兄貴になんとかしてもらうしかねぇな。』

 

レスター『まあ、そうだろうな。俺やお前達ではやはり信用性が足りない。残念ながらな…それに俺たちエンジェル隊とは手を組むのがいい。お前達鉄華団にとってテイワズと盃を交わしたことは有意義になる。』

 

鉄華団は分かれている間にテイワズと盃を交わして、名瀬とは義弟関係となった。

俺たちとは違う道を歩いていくらしいがらしいといえばらしい。

タクトみたいな穏健派とじゃ上手くいかないこともあるからな。

 

シノ『あんたらエンジェル隊ともこれからも仲良くなっていくのに変わらねーから大丈夫だぜ。それに、あんたらの教えは結構役に立たつしな。』

 

ランファ、フォルテのそれぞれの指導は彼ら鉄華団には斬新で厳しいながらも確実にレベルアップしていったのだった。

 

ジョウ『ん?そこにいるのは誰だ。隠れてないで出て来たらどうだ?』

 

草むらにいた二人の男は様子見で隠れていたようだが、ジョウに見つかったようだ。

 

????『凄いなあんた。』

 

ジョウ『この星の人間だな…名前は?』

 

ノブナガ『ノブナガだ。』

 

ヒデヨシ『ヒデヨシだ。この村は俺の村だ。』

 

ジョウ『そうか…なら気をつけたほうがいいかもな…』

 

ヒデヨシ『どういうことだ?』

 

ジョウ『ここにこういつ奴らが来るのはバラノイアやベーダー一族だけじゃなくスパイが紛れているからかもしれない。』

 

ヒデヨシ『スパイ?』

 

ジョウ『そうなんだろ…お殿様よお?オダ・ノブナガさん。』

 




????『やっほー次回のナレーションは私がやるよー。お楽しみにねー。』

タクト『ねぇ、あの褐色肌の子は誰?死んでいたような…』

ジャック『気にしたら負けだろ。』


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見つけられたモビルスーツ

今回は特別編としてナレーションをある人物にしてもらっています。
それでは、どうぞ!


 

ーアバランチコロニー

ー屋敷ー

 

ここは、少し本編から前の時間にてエリカ達が体験したある神ってる話しだよー

え、私が誰かって?

さて、今日のトランスフォーマーは!の人じゃないんだよー

とりあえずいってみよー

 

エリカ『ふえええ、ここはどこですか?』

 

スタースクリームの攻撃でねー異世界に来たんだよー

彼女は光武F3から出てみるとねー

そこは一面森に溢れていたけどねー

その中にはねー大きな屋敷があったんだよー

にゃははははっー人がいるかもねー

 

エリカ『と、とりあえず…えーと、主は言っていますあの屋敷に行ってみれば何かわかるかもしれないと…というわけで!あの屋敷にレッツゴー!』

 

にゃはははは!

同じだよーア、…いや私も同じだよー

神は言いましたーとりあえずそこ言っとけばわかると。

エリカは動いて屋敷に向かってったよー

その途中にねー女の子がいたよー

 

エリカ『え?この子…確か…新井…』

 

いいよーエリカー新井ー

 

エリカ『新井…島…』

 

そうそうー新井ー島ー

 

エリカ『新井島酢(あらいしまず)ちゃん!』

 

島素子『島素子(しまこ)です!誰が巻き寿司のシャリに使われるような調味料みたいな名前になりますか!』

 

エリカ『あっ、そうだ!そうだ島素子ちゃんだ!いやあ、剛君にキラキラネーム、シワシワネームの子が多いと聞いていたからつい…』

 

島素子『いくらシワシワネームでも料理のさしすせそを使って子の名前にする人はいませんよ!』

 

にゃはははー

料理のさしすせそかー

さが砂糖でーしが塩でーすが酢でーせが背脂でーそがソルトだったよねー

 

?『それは違うよ!!』

 

あれ?ここにいていいのって一人だけだよー

ナレーターが複数って斬新すぎるよー

 

?『ご、ごめん…って!料理のさしすせそのせは醤油、そは味噌だよ!』

 

ああーそうなんだーでもさー今回はちがうよねー帰ってねー

 

?『わかったよー今回はあなたに譲るけど次回こそは私がナレーターやるんだから!』

 

ばいばい〜

さて、そんなことしてる間にエリカと島素子は屋敷の庭についたんだよー

 

エリカ『一応光武F3は小さくしてもってきたけど大丈夫です!優しい人は優しいですから!人は助け合いですよ!』

 

島素子『そんな風に言える明るさがおっそろしいですよ。』

 

エリカ『そうですか〜とりあえず人に会っとくのも悪くないですよー。』

 

島素子『何があるかわかりませんが早速入って…』

 

ゴォン!!

 

あらあらあらー

屋敷が突然爆発しちゃったよー

でね、エリカ達はそれにびっくりして光武F3に乗ったんだけどねー

それがまずかったんだよー

 

島素子『あ、あの爆発って…この屋敷の侵入者を迎撃するやつですよ…』

 

エリカ『大丈夫だよ!こんな時はねぇーおじさまー!私といいことしなーい!優しくしてくれると嬉しいですーーー!』

 

島素子『何服を脱ごうとしているんですか!』

 

エリカ『いやあ、ロベリアさんはこうやって泥棒として何回か成功させたから参考にしようと…』

 

島素子『戦場でそんな手が通じるわきゃないでしょ!』

 

エリカ『ええーそんなわけないですよ!私、剛君からいろんなもの見て知ってますよ。だってそれで女の子が一人犠牲にならなくてすんだもん!』

 

島素子『花組の肩書き持っていて何言ってるんですか!』

 

エリカ『わかりましたよーロベリアさんならほいほい脱ぐんだけどね。』

 

ま、でも光武F3は様子見でそこにいたんだけどー

その一方で屋敷では大変なことになってたんだよー

 

ー屋敷内部ー

 

???『おい、これは一体どういうことだ!』

 

俺の名前はアルジ・ミラージ。

このコロニーにて手配されているダディ・テッドを探しにやってきた。

そこで、この屋敷にたどり着いたのだが。

急にそこら中からの攻撃をこの屋敷は受けている。

どうやら厄介ごとに巻き込まれてしまったみたいだな…

MSまでありやがる!

 

アルジ『あいつらギャラルホルンか…ザールか…いや…バラノイアかもしれないが…あんたどれくらい怨まれているんだ。さっさと片付けさせてもらう。ここにはいい思い出がないんでな。』

 

俺はテッドに銃を向けているが

 

テッド『若いの、どうやら外の奴らが注意を引きつけお前が手を下す。

そういうわけではないんだな。さあな…だが、まあギャラルホルンかそのマフィアのどれかか…バラノイアならこんなに優しくはしてくれないからな。』

 

アルジ『本格的に動き出したバラノイアにしてはおかしい。もう俺が死んでてもおかしくないはずだ…そうだな…俺が考えるにギャラルホルンとブラックロッジの共同軍か…』

 

テッド(それが正解だろう。で、お前はどうする?巻き込まれたとはいえギャラルホルンに今さら投降したとしても問題はない。』

 

アルジ『…』

 

敵のことを考えていると後ろから人の気配を感じた。

 

????『ダディ!』

 

振り向きざまに俺は隠していた右腕の義手からナイフを取り出して後ろにいた奴の首に突き立てる。

右腕の鋼鉄製の義手はあまり見せたがるものではない。

だから今まで隠していたが仕方ない。

 

????『あの学園のいや…違うか…』

 

アルジ『お前も護衛か?その足でよくやるぜ。』

 

そいつの足は鋼鉄製の義足だった。

まあ、俺も同じようなものだがな…

その男は怯まずにこちらを睨む。

 

テッド『さて、俺も知らなくてもいいことに手をつっこんだようだな。カムクラプロジェクトなんてな….』

 

アルジ『カムクラプロジェクト…なんだそれは…』

 

テッド『本当に知らなかったのか…だが、悪いな…もうお前も知った以上…』

 

ガァン!!

 

モビルスーツによって屋敷が破壊され、その衝撃で部屋は崩れる!

瓦礫が落ちてきて、壁が開いたことによって敵のモビルスーツを直で見ることになった。

だが、一つ違和感があった。

 

????『あれ?あのモビルスーツの胸に何か書いてあるぞ…』

 

テッド『どうやら…もっとも嫌な奴がきたか…最悪な予想が当たったらしいな…あのモビルスーツのマーク…』

 

アルジ『ギャラルホルン…いや…ギャラルホルンのマークのうえから何か上書きされている棘のマーク…』

 

????『…あれはギャラルホルンから委託されたモビルスーツだ。あのモビルスーツを使っているということは…』

 

アルジ『おい、どこに委託されたやつなんだよ!バラノイアか!ブラックロッジか!それともザ・ブームか!』

 

テッド『あれはデスガリアン…最悪だ。』

 

アルジ『!!デスガリアン…』

 

俺は一番聞きたくない答えが返ってきたと思った。

ザールやザ・ブーム、ギャラルホルンならば最悪すんなり殺されるだけですんだ。

だが、デスガリアンの奴らはもっと厄介だ。

ブラッドゲームという名の殺し合いをするのだ。

殺しをたのしむ最低な奴等だ。

くそ!どうすれば…

 

テッド『おい、あれを見せてやれ。』

 

????『ダディ!まさかあれを使う気ですかい?』

 

テッド『もうカムクラプロジェクトのことまで知っちまったんだ。お前じゃ使えねぇからな…連れていってやれ。ガンダムフレーム…ガンダム・アスタロトのところへ。』

 

アルジ『なんだと!!』

 

????(…カムクラプロジェクトが始動する前にあれを見つけなければ…唯一の弱点、嵐の前の工藤静香…)

 

ー東の星ー

 

やったー、やっとナレーションできるようになったねー

アルジって子が途中でかわっちやったからねー

あっれーこっちはこっちで大変になってるよー

なんかーノブナガって子がー東の星の一つのオダの子だってことがわかったんだよー

そしてーさらにわかったのがねー

 

 

 

テラツーをタケダ軍に襲わせたり、バラノイアを地球に誘き寄せたのはノブナガだったんだよ。

その頃でねーある場所に集められた7人のうち5人があるものを渡されたんだよー。

銀色のリングを…なんだろー

それじゃあまたねー

 




夜長『にゃはははっ!今回はこの夜長アンジーがナレーションをーやったよー。』

楓『私達、ニューダンガンロンパv3のキャラなんです!』

タクト『そ、そうなの…はぁ…』

楓『どうしたんですか?』

タクト『いやぁ…作者忘れている作品が多いようなあ…』

レスター『触れるなよ、まあ、次回はどれみの世界だから俺がいるかも、それではお楽しみに!』


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