アヤノの憂鬱 (にゃん吉)
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アヤノの憂鬱

はい。シンアヤ好きの作者でございます。
今回はシンアヤにこんなやりとりをしてほしいなという
作者の妄想で構成された小説です!
シンアヤ好きの方カモン!


アヤノ視点

私は今日、はじめてシンタローとケンカをした。

でも、私は悪いことをしたとは思わない。

どう考えてもシンタローが悪いよ。

 

-数分前-

「遥先輩また入院したのか?榎本。」

「.....そうだけど。」

「...もうさ、遥先輩が倒れて入院すんのなんていつもの

ことだろ?あんたさ、毎回毎回見舞いに行ってもめんど

くさいと思わないの?」

「!」

「シンタロー!そんなこと言っちゃダメだよ!貴音さんの

気持ちがシンタローにわかるわけじゃないでしょ!」

「俺は、毎回見舞いに行くのはめんどくせーよ。」

「だったら、シンタローなんかもうついてこなくていい

よ!バカタロー!」

「.........あっそ。」

「.....アヤノちゃん、もういこ!あんたは頭冷やせバカ野郎

!」

「てめーらにだけはバカって言われたくねぇ」(小声)

「.......................................」

 

そして現在

あの後、私は1人で病院を出た。貴音さんはもう少し遥先輩といたいらしい。あーあ、私もシンタローもバカだなぁ。

あと少しでみんなと一緒にいられなくなっちゃうのにな。

...........未練を残すわけにもいかないのかな。

 

シンタロー視点

今日、はじめてアヤノとケンカした。

遥先輩と榎本のことでだ。

全く、馬鹿らしい。

 

なんでこうなるんだよ。

 

俺は、ただ、榎本のことが(少しだが)心配だっただけなのに。

なんで、アヤノとケンカしなきゃいけないんだよ。

俺はこんなこと望んでねーよ。

 

-------そうか、俺はアヤノと

-------そっか、私はシンタローと

 

仲直りしたいんだ。

 

-2日後-

「シンタロー!」「アヤノ!」

「あ」

「あ、先に話していいよ!」

「いや、アヤノから言えよ。」

「あ、うん。えっとね、シンタロー。」

「ん」

「あの、貴音さんたちのことでむきになってごめんね!」

「あー、そのことか。俺もデリカシー(?)がないというかな

いというか...まあ、悪かったって榎本に伝えといてくれ」

「私が伝えなくても、きっと伝わるよ」

「は?」

だって

「榎本、その辺で見てんのか?」

私は、

「.......いねーな」

もうすぐ-----------------

 

 

アヤノ視点

最期に、シンタローに謝れたしこれで心残りはないな。

「よし。」

それじゃあ

「みんな、サヨナラ」

みんなの幸せのために、少し体をはることになっちゃうなんて思わなかったよ。

こんな方法しか思いつかない私はやっぱり、バカなのかな。

あぁ、でもシンタローに全ての思いを伝えることはできなかったかもな。

じゃあ、ホントのホントに最期!

「シンタロー、大好きだよ‼︎‼︎」

 

シンタロー視点

今、アヤノの声が、聞こえた気がする。

でも、なんか

 

アヤノに二度と会えない。そんな気がしたんだ。

 

-次の日-

---------アヤノが、自殺した。あいつがなにかに悩んでいたのかすら、俺にはわからない。俺のせいなのか?こんなことならあの流れで全部言えばよかったんだろうか。届くわけないけど、言ってみようか。

 

「俺はアヤノのこと好きだったよ。アヤノはどうだったんだよ。」

「なあ、答えてくれよ.........」

 

 

END

 




はい、なんか思っていた以上にシリアスになってしまいました。


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