仮面ライダー ザ エスケープ (あるアルミン)
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ジュエルシード編
World escape 1


深夜のテンションで書きました。反省はしても後悔はしてません


クソがッ!!………………こんな世界、何度ぶち壊してやろうと思った事か、酷く理不尽な世界なんてよ………………………

 

 

 

 

 

ある日突然、俺は神と名乗る人物に殺され、異世界に転生された。俺に与えられたこの呪いの力と共に、俺はあいつへの復讐とあいつの監視から逃れる為に、

 

 

 

 

 

俺の復讐劇が始まる………………………はずだったのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンッ、

 

 

壁際に責め立てられるものとそれを逃さぬように壁に手をドンと押し付けるもの、世間一般では壁ドンと呼ばれているものだ。

 

実際は男が女にやるものらしいが、

 

 

「ねえ、大くん、もう逃げられないよ♪」

 

 

ジリジリとやって来るピンク髪の美少女『小山そに子』はこの世界の幼馴染であり同じ転生者である。

 

 

そして、伸びて来る腕や肩を押さえつけ必死に抵抗する少し白毛の入った髪の少年、転生者『戦道 大虎』

 

 

「チィィッ!!クソがッ!やめろっつーの!!!」

 

 

俺はそに子の腹に強烈な一撃をお見舞いし気絶させる。そしてそいつを抱き抱えると保健室に運んだ。今に始まった事じゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私、小山そに子!!!愛しの大くんに壁ドンしちゃった!!!キャァァァァアーーーーーー私が大くんを好きになったのはあの時からなんだよね〜♪私がまだ一年生の始めの頃、大くんが初めて転校してきた時、

 

 

 

「戦道 大河だ、夢は医者になる事だ。…………まあこんな髪してっから闇医者にならない事を願いたいぜ」

 

 

 

そんな彼を見た時、私は心を撃たれた。一目惚れだった。ニコポナデポを使われたわけじゃ無いのに、私の心はドキドキと高鳴っていた。

 

それから、私は事あるごとに大くんにアピールしていった。

 

でも、大くんいつも怒ってばっかり、もー照れちゃってさー♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぞくッ!!背筋に氷を入れられたかの如く寒気がしたぞ。く、なんなんだこの学校は………………あのクソ神め!!手当たり次第に滅茶苦茶に世界を融合しやがって、学校の過半数がアニメキャラとかどうかしてるぞ。

 

まあいい、この一年でわかった事は、この世界は『リリカルなのは』の世界で、オリ主枠と踏み台は確定していると言う事だ。

 

 

まずオリ主枠だが、俺の席から右斜めにいる茶髪の男、

 

『神狩 一輝』特典は、『一刀修羅』

 

準オリ主枠は一輝の真横にいる赤毛の男

 

『平賀 智樹』特典は『ガンダールヴ』

 

そして、踏み台枠、一輝の前にいる金髪の男

 

『神城=エンペラー=帝』

 

当然、特典は『王の財宝』

 

 

 

 

 

特に注意なのは一番上の神狩だ。奴は主人公補正に守られているからな、計画に支障は無い。

 

 

 

今夜、物語が始まる。計画の実行は奴らがジェイルシードとの戦闘終了時だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、戦道、話がある」

 

 

ボーっと窓の外を眺めている時だった。ん、神狩が話しかけてきた。

 

 

「あいにく俺はお前の話を聞く暇はないんだ。向こうで高町たちに絡みやがれ」

 

 

無視する俺に食ってかかる神狩、

 

 

「ッ!!お前は、原作の人達を助けた後は思わないのかッ!!!」

 

 

「所詮、他人だろ。あんな奴らを助けて俺になんのメリットがあるんだ?お前の申し出なんぞノーサンキューだ」

 

 

俺はそう言って教室を後にする。後ろで奴が悪態をついていたがどうでもいいか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋上の入り口の屋根の上、ここが俺の特等席だ。そこで俺は1つのガジェットを握る。それには、

 

 

『MichyActionX』

 

 

そして、『ゲーマドライバー』、実際はこれ以外にもドライバーを持っているが今日はこれと、

 

 

ガシャコンバグヴァイザーを持って来ている。

 

 

「………………俺は絶対、脱出してやる。このくそったれな世界からな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『マイティアクションX』

 

 

ゲーム画面が空中に映し出される。ゲーマドライバーを腰に装着しガジェットを反転、ゲーマドライバーに差し込む。

 

 

「変身」

 

 

『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ウォッチャネーム!アイム・ア・カメンライダーッ!!!』

 

 

ずんぐりむっくりとした二頭身フォルム仮面ライダーゲンムレベル1へと変身した。

 

 

 

 

 

 

『ゲームを始めようか』

 

 

ボイスチェンジャーで変えたくぐもった声で俺は戦闘の行われていた公園へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行くぞッ!!!隠鉄ッ!!!」

 

 

刀を持ち、異形の怪物に攻撃を仕掛ける神狩、と平賀、後ろでバンバン宝具を射出して行く神城、そして共に戦う高町なのは、

 

そしてジェイルシードを封印したなのはは回収しようとするが、

 

 

 

ズキュウンッ!!!

 

 

ジェイルシードは突然の光弾に弾かれる。

 

 

「ッ!!誰だッ!!!」

 

 

そこには仮面ライダーゲンムレベル1が立っていた。そして、ゲーマドライバーのレバーを展開する。

 

 

『ガッチャッ!!レベルアップ!!マイティジャンプ!マイティキック!マイティアクションX!!!』

 

 

仮面ライダーゲンムレベル2へとレベルUPしたのだった。

 

 

 

「誰だ、貴様!!」

 

 

『私はゲンム、貴様らが持つその宝石を奪いに来たのさ』

 

 

そう言うと、ゲンムはジェイルシードを手に取る。

 

 

「ハッ、何者か知らないが貴様如きこの俺が粉砕してやる」

 

 

神城の宝具がこちらに展開される。ふ、とマスク越しでも奴が笑みを浮かべている事がわかった。

 

 

「死ね………………」

 

 

射出された宝具、だがゲンムは持っていたガシャコンバグヴァイザーを払いながら光弾を連射する。光弾は宝具に命中すると爆発を起こし、それが連鎖して他の宝具を巻き込んで爆発する。

 

しかも、数発は神城にあたり爆発を起こしながら肉を焦がして行く。

 

 

ガァァァァァァァアッッッ!!!?!?

 

 

叫び声と共に神城は落ちて行く。ゲンムはそのまま帰路につこうとするが、

 

 

ズドォンッ!!!と足元にクレーターができた。そして向こうには地面に拳を打ち付けている人影が、

 

 

『貴様、何者だ………………』

 

 

その人影は立ち上がるとバッ、とゲンムの上を飛び越す。

 

 

「ふふふ、そんなに知りたい?私の正体………」

 

 

バッ!!ゲンムは構えてしまった。その声が誰よりも知っていた人物の声だったのだから。

 

 

黒いフリフリのドレスに身を包み、ツインテールの黒髪に見慣れたヘッドホンを付けた少女、

 

 

「闇を従え悪を討つ!!純粋なる闇の使者ッ!!キュアダークネスッッッ!!!」

 

 

キュアダークネスこと、小山そに子が立っていたのだった。



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Worldescape2

予想外の人物の出現に狼狽えるゲンム

 

 

「ふ、何人増えようと私が有利なのは変わらない」

 

 

ガシャコンバグヴァイザーから光弾を発射し、牽制する。だがキュアダークネスはそれを紙一重で避けて一気にゲンムとの距離を縮めてくる。

 

 

『ギュ・イーンッ!!』

 

 

ガシャコンバグヴァイザーをチェーンソーモードに切り替え応戦、だがキュアダークネスの拳に当たったチェーンソーからは火花が散る。

 

 

(ッ!!巫山戯んなッ!!!チェーンソーと打ち合って火花を散らすなんざどんな拳してやがんだよッ!!!)

 

 

勢いよく、お互いに弾かれる。ゲンムは空中で一回転し見事に着地する。

 

 

(データ収集のはずが、とんだイレギュラーと鉢合わせしちまったな………)

 

 

ゲンムの目的はあくまでもデータ収集、あの3人のデータさえ取れれば終わりだったのだが、

 

 

「貴方をぶっ潰せば私はもっと(大くんを)守れるかもしれないから」

 

 

だから、ゴウッ!!!と言う風切り音とともにキュアダークネスの拳がまるで千手観音のようにラッシュを繰り出してくる。

 

 

「ブッツブレロ!!キュアインファイト!!」

 

 

済んだのところで回避するが、後ろにあった木が穴だらけになって倒れた。

 

 

『ッ!!想定外の事態だ………………』

 

 

更に振り返りながら足にエネルギーを纏った蹴りを繰り出してくる。

 

 

「真っ二つになってよ!!キュアジェノサイド!!」

 

 

更にそこからカポエラのように体を逆さにして回転してくる。真上に飛び上がることでそれを回避し、バグヴァイザーで攻撃する。

 

 

「あははは!!当たらないよ〜♪」

 

 

素手で光弾を弾きながら左腕に赤いエネルギーを、右腕に漆黒のエネルギーを貯める。

 

 

「闇なる力を持って、邪悪なるものを打ち滅ぼさんッ!!プリキュア、ダークネスエクスプロージョンッッッ!!!!!!」

 

 

その2つのエネルギーを1つに合わせ、最大級のビームを放つ

 

 

キュピィィィィンッッッ!!!ズガガガガガガガガカガカッッッッッッッ!!!!!!!!!

 

 

『チッ!!!』

 

 

『ガッシュー、ガチャ、キメワザッ!!』

 

 

キメワザスロットホルダーにガシャットを差し込み、ボタンを押す、そして更にボタンを押した。

 

 

『マイティ・クリティカル・ストライク!!!』

 

 

ゲンムの足にたまったエネルギーを蹴りと共にぶつける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日最大の爆発が起こったのは言うまでも無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハアハア、危なかった………………」

 

 

なんとか逃走し家に逃げ帰れたゲンムは変身を解き、いつもの大虎に戻る。紙一重の差だった、ギリギリのところでクリティカルストライクが相手の必殺技を上回り隙を作ることができた。

 

 

「小山そに子、奴も警戒しなければ………………」

 

 

コポコポと大虎の隣にある試験官が音を立てる。

 

 

「こいつの開発も急がなければならないな」

 

 

そう言って、バグヴァイザーのデータをパソコンに移すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、

 

 

「ねーねーッ!!!大くん!!」

 

 

「なんだ………………」

 

 

いつものように机に突っ伏していると小山が話しかけてくる。と言うか後ろからホールドしてくる。地味に鬱陶しい。

 

 

「えへへ、私ね〜昨日、原作妨害する転生者と戦ったんだよ〜」

 

 

「………………それで、どうした?」

 

 

「それでね〜逃げられちゃったけどそいつを撤退させたんだ〜♪次は絶対にぶっ殺してややるけどね〜♪」

 

 

 

ムギュー!!とホールドする力を強めてくる。正直、心臓に悪かった。感のいい小山の事だから、俺がゲンムであることを見抜いているかと思っていた。

 

 

「あ、ああそうか………頑張れ………………………(要注意人物が増えたな………)」

 

 

「ねえ、戦道くん………」

 

 

あ?なんだ、高町か何の用だ?

 

 

「戦道くんのこと、一輝くんから聞いたんだ…………戦道くんも一樹くんや平賀くんみたいな特殊な力を持ってるって」

 

 

「だからなんだ?俺はお前らに力は貸さんぞ」

 

 

「ッ!!その力を誰かのために使おうとは思わないのッ!!その力で救える人達だっているんだよッ!!」

 

 

「知るかそんなこと、正義の味方ごっこなら他所でやりな」

 

 

俺は席を立つといつもの屋上へ向かう。

 

 

正義感ぶってる奴は嫌いだ。そう言う奴は自分の身すら守れない。特に高町、あいつは水晶だ、いずれその重圧に耐えきれなくなり跡形もなく砕け散る。

 

 

「ち、奴の情が移ったか?」

 

 

全くイライラする、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルの屋上、そこから眺める景色は決して日常的なものではなかった。

 

 

「巨大な樹木が街を占領中か、怪獣映画にありそうな展開だな」

 

 

そこに見えた巨大な樹木、ジェイルシードが暴走し発現したそれは結界に包まれた街を破壊しながら巨大化していく。

 

 

それを見ながら俺は腰にベルトを巻く、そして白い携帯電話を取り出す。今には珍しい折り畳み式の携帯を開くとそこにコードを入力する。

 

 

『3・1・5』

 

 

そしてエンターキーを押すと

 

 

『standingby』

 

 

その音声と共に待機音がなった。俺は少し首を回すと一呼吸し、

 

 

「let the game begin(さあ、ゲームを始めよう)」

 

 

キャラを変えて、

 

 

「ヘンシン」

 

 

『complete』

 

 

コバルトブルーのフォトンストリームが体を駆け巡り、一瞬の光と共にその姿は白いスーツへと変わった。

 

 

白き天空の王 仮面ライダーサイガ

 

 

サイガは背中のフライングアタッカーを使い空を飛び、あの巨大な樹木の所へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「平賀!!大丈夫かッ!!?」

 

 

高町と平賀と共に現れた暴走体を倒そうと奮起している神狩達、だが、強烈な蔦の攻撃に平賀が吹き飛ばされてしまう。

 

 

ドドドトドドドドトドドドドトドドドドトドドドドトド!!!!!!!!

 

 

背後からの攻撃が暴走体の蔦を全て破壊した。

 

 

「誰だ!!」

 

 

振り向くとそこには、白い仮面ライダーが背中のブースターで空を飛んでいた。

 

 

「ハロー、ボーイタチ」

 

 

片言の日本語で話してきた。

 

 

「お前、仮面ライダーなのか?」

 

 

「ワオ、トイウコトハ ゲンム サン ニハ モウ アイマシタカ」

 

 

ッ!!やっぱりこいつ、あの仮面ライダーの仲間なのかッ!!

 

 

「ジコ ショウカイガ オクレマシタ ワタシハ カメンライダー サイガ ッテイイマ〜ス!!」

 

 

「ソンナ ワケダカラコノジェルシードハボクガイタダキマス」

 

 

フォー、と叫びながらフライングアタッカーからフォトンブラッドを光弾として連射し樹木を攻撃し始める。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、忘れてはいけない、中身がオリ主であると言うことを



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Worldescape3

『フォォォォォォォォォッッッ!!!』

 

 

レーザーラモンHGみたいな声をあげてフライングアタッカーのバルカンを乱射するサイガ、適当に放たれたように見える光弾は全て的確に樹木の化け物にあたり、枝を灰に変えて行く。

 

 

『ファッキン!!!モンスター!!!』

 

 

汚い言葉と光弾が飛び交う、最初の方は見ているだけのオリ主枠がたも町の存亡をかけた戦いであると言うことを思い出し攻撃する。

 

 

『コレデ、オワリサ』

 

 

enter keyを押し『Xceedcharge』露出した核に向かってポインターをフライングアタッカーから放つ、そのポインター目掛けてサイガのライダーキック『コバルトスマッシュ』を放つ。

 

 

コバルトブルーの一線が怪物の核を撃ち抜いた時、身体中から青い炎を吐き出しながら灰となっていった。その灰の山の上には、2人の男女のカップルの姿が、

 

 

『フュー、ソレジャ オミヤゲ トシテ コノキレイナ ホウセキ ヲ モライマショウカ!!』

 

 

サイガはいち早くジェエルシードを奪うと、

 

 

『ジャ、オ・ルヴォワール』

 

 

フライングアタッカーの光弾を地面に数発撃ち込むと、砂煙が立ち上り見る見るうちに辺りを覆い包んだ。その先にサイガはフライングアタッカーで離脱する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ふー、これで2つか………………慣れないキャラはするもんじゃねえな』

 

 

サイガいや戦道 大虎はため息を吐く、2つ、2つあれば十分か………………いや、最低でも後2つは欲しいな、2つは取引用として活用できる。

 

 

「必要な物は死のデータ、そして…………………」

 

 

必要な物は全て、物語が終わるまでに、集めなければならない。思考の海にダイブしようとしたその時、

 

 

 

 

ブゥゥン!!まるで世界が置き換わっていくような感覚、幾度と無く感じたあのクソ神の力………………

 

 

「野郎、また世界を融合させやがった………………」

 

 

刻一刻と近づいてくるこの世界の崩壊、その前になんとかこの世界から脱出しなければ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如、そこに現れた2人の少女、突如としてこの世界に生まれたかのように現れた黒と白のドレスの2人の少女は巨大な化け物と戦っていた。そして、2人の必殺技が化け物を退治した時、それは立っていた。

 

 

「2人はプリキュア、だな」

 

 

男、戦道大虎は腰にゲーマドライバーを巻き、歩いて来た。

 

 

「だれ?あなたは………………」

 

 

 

 

 

『バンバン・シューティング!!』

 

 

クルクルと何度もガシャットを回しながら、ゲーマドライバーにセットしレバーを展開する。

 

 

『アイムアカメンライダー!!ガシャッと!!レベルアップ!!バンババン!ババンバン!バンバン・シューティング!!』

 

 

 

『俺は、仮面ライダースナイプ、お前らの敵だ!!』

 

 

『ガシャコンマグナム!!』

 

 

ズガガガガガガガガカガカッッッ!!!!!

 

 

プリキュアたちはいきなりの攻撃に腕をクロスさせてガードする。しかし、その一瞬、スナイプはプリキュア達に急接近、その腕に強烈なキックをお見舞いする。

 

 

『白いの、終わりだ』

 

 

『ズッ・キューン!ガシャット、キメワザ!!』

 

 

スナイパーモードに変えたガシャコンマグナムにバンバンシューティングガシャットを差し込む、そしてトリガーを引いた。

 

 

 

『バンバン!!クリティカルフィニッシュ!!』

 

 

ズキューーンッ!!!

 

 

放たれた必殺技は白いプリキュアを難なく貫通し大爆発を起こす。

 

 

『よそ見をしている暇はないぞ』

 

 

いつの間にか後ろに回っていたスナイプ

 

 

『ガシャット、キメワザ!!』

 

 

腰のキメワザスロットホルダーにガシャットを差し込むそしてキメワザスロットホルダーのボタンを一回押す。

 

そしてもう一度、ボタンを押した。

 

 

『バンバン!!クリティカルストライク!!』

 

 

スナイプの足にエネルギーがたまり黒いプリキュアに向かって蹴りを繰り出す。

 

 

激しい爆発音が続けて起こった。そしてこの世から2人の少女が消え去った。

 

 

 

混じり合った世界の主人公を殺すことでその世界は消滅する。こうやって混じりすぎた世界を修正する事も必要な事だ。

 

 

俺は幾度と無く何度も何度も、主人公達を殺して来た。時に悲鳴をあげ、時に命乞いをし、時に恨みを残して死んでいった。

 

これからもそう、俺は殺し続けるだろう。

 

 

 

「あ、おーい大くーん!!」

 

 

「あのね、すずかちゃんの家に誘われたんだけど大くんも行こー♪」

 

 

がし!!俺は引きずられるように小山に連れていかれた。



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Worldescape4

ふふーん♪今日は大くーんとデェト!!デェト!!すずかちゃん家でデェト!!あ、でもすずかちゃんがいるからデェトじゃあ無くなっちゃうかな?まあいいよね〜♪愛さえあれば!!

 

 

「すーずーかーちゃーん!!あーそーぼー!!」

 

 

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!!!!

 

 

 

「うるせぇェェェェェェェェッッッッッ!!!!!!!!」

 

 

 

怒ったのは横にいる大くんだった。

 

 

「チャイム鳴らしすぎなんだろ!!少しは周りの迷惑考えろ!!」

 

 

キレチャッタ………う、グス………ごめんね大くん………

 

 

「嘘泣きしてもばれてんだよ…………サッサといくぞ、ぼさっとすんな」

 

 

わーい(⌒▽⌒)大くんだーいすき!!愛してる!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小山そに子、こいつとの出会いはある意味鮮烈なものだった。

 

 

いつも通り、こんな無愛想な俺は友達なんて出来るはずもなく、と言うか友達を作らないようにしていた。友達を作ってしまえばこの世界に心残りが出来る。それは大きな足枷になるだろうし、危機に晒してしまうかもしれない。

 

力を持ったものは力を持つものに引き合う。誰がそんな事を言っていた、力、それは魅惑のもの、人を惑わす甘美なるものだが、それ故に力を持つもの同士はその力の重力によって互いに引き合わせる。

 

それは仲間だったり、敵だったり、あるいはたまたま座ったバスの席の隣の人だったり、偶然は必然などと言う奴もいる。そのとうりだ、だからこの学校に転生者達が、そして物語が集まった。

 

全ては高町なのは、彼女の存在からだ。ジェエルシードや闇の書、転生者がこの地に現れたのも全て、高町なのはと言う力に引き寄せられてやって来たから。

 

自己紹介が終わり、休み時間に入った時だった。ジー、と視線を感じる。横目で見るとピンク色の髪をした少女がこちらを見ていた。

 

 

(あいつ、確か転生者の…………)

 

 

俺を警戒しているのか?確かに転生者同士が警戒し合うのは普通のことだし転生者同士の殺し合いなんてしょっちゅうあるだろう。事実、俺はこの世界に転生して数日で5人は消している。

 

奴らは原作介入してくると踏んだ転生者を邪魔に思い攻撃して来た。あのピンク髪の奴もそいつらと同類か、

 

そう思い、無視した。そして、昼時、生徒は弁当を取り出し食べようとしている。俺は屋上にでも言ってパンでも食おうと思い立ち上がろうとする、するとピンク髪がこっちに近づいて来た。

 

ピンク髪、小山そに子。情報によれば小山はこの学校のアイドル的存在で超有名人である。成績優秀、スポーツ万能、年相応の女の子らしさからこの学校の全男子の憧れの的である。

 

余談だが、オリ主枠である神狩一輝や準オリ主枠である平賀智樹も実は小山に一目惚れをしていたらしい。

 

そして、俺の目の前で止まる。目障りなので、俺は無視して立ち上がるが、小山は通せんぼするかのように立ちふさがる。

 

 

「………学園のアイドル様が一転校生に何の用『ズキューーンッ!!!』!!??!!??!!!?????」

 

 

いきなり口づけをされた、しかも、舌が入ってくる。クチャクチャと音を立てながら数秒間、俺は無理やり小山を突き放した。

 

 

「プハァ………………ごちそうさま、美味しかったよ♪あ!!そうだ!!私と結婚を前提に結婚してください♡大くん!!」

 

 

はぁッ!!?口を拭う。ちゃっかりと俺の唾液を吸い取りながら自分の唾液を流し込みやがった!!まさかこんなクレイジーな奴だとは思いもしなかった。

 

てか大くんってなんだよ!!てか結婚を前提に結婚してくださいとか、結婚してくれって言ってるようなもんだろうが!!

 

 

「巫山戯んなッ!!何が目的だ………………」

 

 

「ん?大丈夫だよ♪私のファーストキスだったんだから、それに安心して私まだ処女だから♡」

 

 

ゾクッ!!?得体の知れない恐怖を感じた俺はすぐさま逃げ出した。だが、逃げても逃げても奴は追って来た。そして、放課後、急いで家まで帰宅した。

 

家の前に到着し鍵を取り出そうとする。

 

 

「はい、大くん♪忘れ物だよ」

 

 

「ああ、ありが…………」

 

 

振り向くと奴がいた、俺の鍵を持って真後ろに立っていた。

 

 

「大くんの家って私の家の前なんだね♪嬉しい♪あ、そうそうちゃんとご飯食べなきゃ駄目だよ、転生者だからってちゃんとご飯食べなきゃ体壊すんだから!あ、冷蔵庫の中身はちゃんと買って来ておいよ私が毎日美味しいご飯を作ってあげるから、た〜んと食べてね♪あ、そうだ部屋のお掃除もしないと、大丈夫、大くんの部屋には入ったりしないから。そうだ!!明日、ちょうどお休みだし私が街を案内してあげるね♪私が奢ってあげるから!!キャーーー!!デートの約束しちゃった!!うん、そうと決まれば善は急げだよね、早く家の中に入ろ♪今日は大くんの大好きなロールキャベツを作ってあげるね♪腕によりをかけるから期待しててね♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

その日から俺はこのストーカーに付きまとわれるようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月村家庭園の林の奥、

 

 

「これで3つ目か…………」

 

 

戦道大虎は3つ目のジェエルシードを拾っていた。

 

 

「こいつを餌にするか………………」

 

 

そう言うと、俺はそのジェエルシードに細工を施し、その場を去った。

 

 



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Worldescape5

「楽しみだね!!すずかちゃん家でのお茶会!!」

 

 

昨日、大虎達が遊びに来た次の日、それは高町なのはとフェイトテスタロッサの出会いの日だった。

 

神狩一輝、アニメ好きな彼はこの世界に転生した時、俺はこの力を平和の為に使おうと考えた。そして、高町やすずか、アリサと言う素晴らしい友達に出会えた。

 

そして、人生初の初恋を体験した。しかし、目の前で転校生、戦道大虎にしたディープキスにより一時期、戦意喪失…………同じく転生者で親友の平賀智樹も初恋相手の他の男へのディープキスを見て荒れていました。

 

因みにその事を見て嫉妬した高町が闇のオーラを振りまいていた事をここに記す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(なのはッ!!ジェエルシードが暴走したよ!!この近くだ!!)

 

 

 

(ほんと!!)

 

 

「ん、どうしたの?なのはちゃん」

 

 

庭の森の方はかけていく高町とユーノ、そしてそれを追う神狩と平賀、そしてフハハと笑いながら歌を歌う神城

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(予定通り奴らはジェエルシードの場所へ向かったか…………)

 

 

その姿を塀の上から見ていた大虎は腰に手をかざす。すると目のようなドライバー『ゴーストドライバー』が出現する。

 

そして、同じく目の形をしたアイテム『ダークゴーストアイコン』のボタンを押し、ドライバーにセットする。

 

 

「変身」

 

 

レバーを引いて押し込むと、

 

 

『開眼!!ダークライダー!!闇の力、悪い奴ら!!』

 

 

 

『さて、こいつの性能テストと行こうか』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「言ってもムダ」

 

 

金髪の少女、デスサイス的な武器を持っている露出狂の少女と対話する高町なのは、彼女達の間にはなぜか暴走していないジェエルシードが転がっている。

 

 

キュイィンッ!!?

 

 

一瞬の閃光、が辺りを包み込む。

 

 

「え?え?何!!?」

 

 

光が治るとそこには黒いフードを被った幽霊の様な存在が立っていた。

 

 

『これが、ジェエルシードか、』

 

 

さも、興味深そうにそれを見るフードの存在、

 

 

「貴方は何者なんですか?それを渡してください」

 

 

『自己紹介が遅れた、私はゴースト、正確には仮面ライダーダークゴースト、まあ普通にゴーストで構わんよ』

 

 

そう言うとダークゴーストはそのジェエルシードに黒い腕輪の様なものを取り付けるそして、

 

 

『ステンバーイ』

 

 

ネクロムアイコンを取り付ける。

 

 

『ローディング ネクロム』

 

 

 

 

『これは良い余興になりそうだ』

 

 

それは、ジェエルシードの力によって人の形を成した無人の仮面ライダー、

 

 

 

無人仮面ライダーダークネクロム

 

 

 

『さあネクロムよ、彼女達を倒せ……貴方方もネクロムを倒せなければ、ジェエルシードは手に入りませんよ、それに後ろの家の住人達がどうなるか』

 

 

そう言うとネクロムは突然、金髪の少女フェイトテスタロッサに殴りかかる。フェイトはそれをバルディッシュで防ぐが殴った場所に蹴りを入れながら一回転し、更に着地と共に高町なのはに蹴りを繰り出す。

 

 

「高町!!大丈夫かッ!!」

 

 

ネクロムに刀を一線、だが例えプロトタイプであるダークネクロムでもその程度の攻撃なら致命傷にはならない。と言うか、無人なので痛覚を無視して人外じみた動きが可能。

 

 

だが、やはり限界が存在した。やはり機械では人間の思いの力を超えることはできなかったらしい。一輝の『一刀羅刹』をくらい、敗北するダークネクロム

 

 

『やはり機械ではこの程度か』

 

 

そう言ってジェエルシードを拾う。

 

 

『第2ラウンドだ、全力で掛かってこい』

 

 

取り出す二つの剣、サングラスラッシャーとガンガンセイバー、

 

銃携帯のサングラスラッシャーとガンガンセイバーを巧みに操り、全ての攻撃をいなしていく。

 

 

「私の全力全開ッ!!」

 

 

「ちょ!!待って!!」

 

「やばいッ!!」

 

 

 

仲間を巻き込んだなのはの全力全開スターライトブレイカーが放たれる。しかし、まだ慌てる様な時間じゃない。あらかじめ、サングラスラッシャーにアイコンをセットし更にガンガンセイバーをゴーストドライバーにかざし、そして、ゴーストドライバーのトリガーを引く。

 

 

『大開眼!!ダークライダー!!オメガドライブ!!』

 

 

『ガンガンミナー!ガンガンミナー!大開眼!!オメガスラッシュ!!』

 

 

『マブシー!マブシー!マブシー!大開眼!!メガフラッシュ!!』

 

 

 

 

一気に三つの必殺技を撃ち込む。激しいエネルギーのぶつかり合いの末、勝ったのはスターライトブレイカーだった。だが、エネルギーの反発のおかげでそこまでダメージは受けなかった。と言うか、何故こんな短期間でスターライトブレイカーを習得しているのだろうか?

 

 

『思った以上の力だ、これなら………………………今回はここまでにしておこう、せいぜい、ゲンムやサイガに消されんように気をつけておけ』

 

 

 

 

 

 

 

スー、とその姿は消えて無くなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで準備は整った、後は時の箱庭の魔女と取引をすれば全てが上手くいく」

 

 

だが、その時大虎は気づいていなかった。自分を見つめるその視線に、



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Worldescape6

「お呼びですか?社長」

 

 

「まあ、そんなに固くなら無いでくれ」

 

 

声からして男だろう。社長と呼ばれた男は呼び出した男に銀色のケースを見せ、ロックを解除して中身を見せる。

 

 

「しゃ、社長ッ!!……………これは」

 

 

「ヴァーチャルリアリティシステム、まだ半分しか完成していないがね。ーーー質量物理学者である君折り入ってお願いがあるのだが、これを完成させてほしい。完成の暁には君の名前を開発者として大々的に公表したい」

 

 

 

社長は男の肩に手を置く、ソッと静かにしかし確かに耳に残る声で、

 

 

「やってくれるね」

 

 

男は動揺な表情を見せるが、すぐケースを持つと

 

 

「やります、いえ、やらせてください!!」

 

 

男は一礼をすると、部屋を後にした。社長ーー壇 黎斗は邪悪な笑みを浮かべビルから空を眺める。その笑みには彼の野心が見え隠れして居た。

 

 

「頼んだよ、茅場 明彦君」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やあ、恭弥君、美由紀君、久しぶりだね」

 

 

「黎斗さんッ!!お久しぶりですッ!!」

 

 

翠屋、高町士郎及び高町家の面々が開業しているお菓子屋である。特にそこのシュークリームは絶品の一品でわざわざ遠くから買いに来るお客もいるとか。この店の店員の高町恭也君と高町美由希君は彼のゲーム開発の協力者で時折、この場所に来てはゲームのデバックなどを頼んでいる。

 

 

「前回の『ゲキトツロボッツ』のデバックを受けてくれてありがとう。今日はプレゼントを渡そうと思ってね」

 

 

そう言って、2人の前に銀色のケースを取り出す。ロック外しケースを開けるとそこにはヴァーチャルリアリティシステムが入って居た。

 

 

「我が社が開発したヴァーチャルリアリティシステムの完成品(・・・)第1号さ」

 

 

「うわー、すごーいッ!!ヴァーチャルリアリティシステムって確か自分がリアルにゲームの世界を体験できる最先端ゲームでしたよねッ!!」

 

 

「よく知ってるね、これは1番最初の完成品だから発売日に発売したものは形状が変わってるかもしれないけど、発売する全てのゲームにこれは対応しているから安心してくれたまえ」

 

 

そう言うと1枚のゲームを取り出す。その絵には巨大な恐竜とそれに立ち向かう鎧の戦士、そして『DRAGON KNIGHT HUNTER Z』と書かれていた。

 

 

「あー、やっぱりそのゲームのデバック目的だったんでしょ〜」

 

 

「ハハハ、バレてしまったか。で、お願いできるかな?」

 

 

「黎斗さんにはいつもお世話になってますから、分かりましたお引き受けしましょう」

 

 

 

クスクス、と笑いながらゲームとVRを受け取る恭也、ウキウキと新しいゲームに胸躍らせる美由希、そしてそれを嬉しそうに見つめる高町夫妻

 

 

「君たちに頼んで本当に良かった。さて私は別の用事があるのでこれで失礼するよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《DUMMY》

 

 

壇黎斗、いや戦道大虎は高町家と別れ、やることもあてもなく、ぶらぶらと外を歩いていた。彼の頭の中では今後の計画の見通し、計画の障害の排除、そして計画の第2フェーズの事を考えていた。

 

 

「あ、戦道くん………」

 

 

高町なのは、まさに目の上のたんこぶと言うかこの世界の中心、物語の主人公、大虎はぴくぴく、と眉にシワを寄せて明らかに嫌そうな顔をする。絶対に何か面倒なことに巻き込まれる。原作崩壊している今の世界で転生者と主人公が出会えば、それは何かが起こる前触れだと言うことだ。

 

 

「何の用だ、はっきり言ってお前に関わるとろくな事が起きない。消えろ」

 

 

「………戦道くんはなのはの事嫌いなの?」

 

 

「ああ、大嫌いだ、貴様といると吐き気がして来る。いや、貴様だけじゃないバニングスも月村も神狩に平賀、神城、お前達を見ていると本当にムカつくんだよ、小山から聞いたぞ、フェイトとか言うお前と同じ事してる奴がいるんだってな、そんでそいつに負けて、悩んでるって」

 

 

大虎はなのはに追い討ちのようにこう言い放った。

 

 

 

「ジュエルシード集めなんてやめちまえ、お前じゃ無理なんだよ。力を持ってもそれを使いこなせず、決めた事もやり遂げられない。うだうだと1人きりで悩んでるようなお前に、世界を救う事なんて出来やしないんだよ」

 

 

 

「高町ッ!!」

 

 

突如、なのはを呼ぶ声と後ろから引っ張られるなのは。そして庇うように前に出て来たのは神狩一輝、彼の目には大虎を敵と見て敵意を向けて来る。そして、顔色一つ変えず一輝を睨む大虎、一触即発、のその空気に周りには人ばかりができる。

 

 

「は、お姫様を守るナイトって訳か、お前にその子が守れるか!!………なんてな」

 

 

 

不敵な笑みを浮かべながら、その場を後にする。あいつがこれから先、一体どんな行動をするのか、少し楽しみだな。

 

 

「新ガシャット『パーフェクトパズル』と『ノックアウトファイター』の完成、そして死のデータの入手、バグスターウィルスの増殖と強化、etc、etcやる事が多いってのも困りものだな」

 

 

《ZONE》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが時の箱庭ですか」

 

 

黒いスーツに銀色のケースを片手に持ち貼り付けたような笑顔を浮かべる壇黎斗。

 

 

「お邪魔します、プレシア・テスタロッサさんはございますか」

 

 

途端、無人武装の機械がお出迎えしてくれた。しかし、黎斗が手をかざすと全ての機械兵がストップした。そして、それと同時に全ての機械兵が反旗を翻す。

 

 

「貴方、一体何者なの?」

 

 

「プレシア・テスタロッサさんですね」

 

 

「ええ、私がプレシア・テスタロッサよ」

 

 

パチパチと紫の雷を腕に纏い、明らかに威嚇する低いトーンで答える。プレシアは多少なり自分は実力者であると思っている。フェイトやあの白い娘なら殺気を当てただけで勝てる自信がある。だが、奴は、目の前の男は、そんな殺気にすらヘラヘラとした笑いを浮かべ紳士的に話しかけて来る。恐ろしい、その不気味さがより恐怖を掻き立てる。

 

 

「私は地球の企業『スマートブレイン』社長、壇黎斗と申します。この度は、貴方と交渉を申し立てに来た所存です」

 

 

「交渉?」

 

 

「ええ、私はデータが欲しいのです。貴方が開発して居た大型魔力稼働炉『ヒュドーラ』のデータを、私は貴方が求めているロストロギア『ジュエルシード』を。ね、悪くない話でしょ」

 

 

パカ、と開けたケースの中には三つのジェエルシードが入っていた。既に封印済みのそれは見間違いのない本物だった。

 

 

「未完成のヒュドーラのデータ、あなたにとって忌々しいそれを誰とも知れないものに軽々と渡すのは忍びないと思いますが、貴方が開発したそれを私が完成させる。そうすれば、より『アルハザード』へと近づけるでしょう。そうすれば貴女の願いは完遂される、またあの時の様に今度はフェイトちゃんとも一緒に笑って過ごせる日常が手に入るのですから」

 

 

それはまさに悪魔の囁きだ、魅惑、甘美、私が犯罪にまで手を染め手に入れたかったものをこの男は手を貸してくれると言っているのだ。

 

ヒュドーラ、それは私の全てを奪った忌々しい存在、だけど、またアリシアが帰って来るなら、私は悪魔に命を売ってもいい。

 

私は彼の提案に乗ったのだった。



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Worldescape7

やっと完成した。レベル50のガシャットが………………長かったな、奴らの監視を振り払ってやっと折り返し地点まで来れた。

 

 

「フハハハ………!!!!これでようやく軌道に乗ったというところか」

 

 

高町一家はあの3人とその他大勢と共に温泉旅行に行っている。主役がいないこの場所は格好の実験場となる。いや、既に始まっていた。

 

ソードアートオンライン事件、読者は知っているだろう。仮想世界で1人の黒い騎士が閉じ込められた人々を救う。まさに英雄のような物語だ。

 

 

そう、本当なら………………

 

 

 

 

『茅場晶彦容疑者が起こしたソードアートオンライン事件は生存者ゼロと言う最悪の事件となりました。政府はこの事件を『ゼロ・デイ』と呼び今後、VRによるテロが起きないよう………………………』

 

 

 

 

 

 

ピーンポーン、誰かが訪ねてきた。またいつものあいつだろう。またガンガンと扉を叩きやがって。

 

 

『ねえねえ、なんでドアを閉めてるの?私を入れてよ!お料理も作ってきたよ、美味しいよ、ねえなんで開けてくれないの?入るのはわかってるんだよ?だっていつも大君の事、見てたから。…………………ねえ、中に誰かいるの?女?許さないよ、許さないッッ!!!!!!大君を誑かした奴は絶対に許さないッッッ!!!!!!!!』

 

 

 

「なんだ、騒がしい…………要件はなんだ?」

 

 

「あ!!大君!!…………えへへ♪お弁当作ってきたよ」

 

 

何度目だこの会話をしたのは、勝手に入ってくるな!!お、おい!!そこは俺の部屋だ!!

 

 

「あ、ごめん………私、大君の事が心配だったから」

 

 

「余計なお世話だ、第1、お前が心配してそれでお前になんのメリットがある?お前の行動自体理解でねえよ」

 

 

クワッ!!目を見開き距離を詰めてくるそに子、その間には濁った暗闇が浮かんでいた。

 

 

「大君の顔が見れるだけで私は幸せだよ、ほらメリットがあったよね♪私は四六時中、大君の顔を見ていたいの、寝るときも、起きてるときも、ご飯を食べて入るときも、お風呂に入っているときも、トイレのときも、学校に入るときも、!!!!いつもいつもいつもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでもいつでも大君の顔が見ていたいの。そしてそれよりも大君と一緒にいる時がとっても好きなの………………ダカラ、ズットイッショニイヨ?」

 

 

 

 

あー、はいはい………これも恒例行事みたいなもんだ。好きっつても親戚のお姉さんや妹みたいな家族愛だろうよ。そんなに弟が欲しいか?もしくは兄

 

俺にとっちゃどうでもいい事だがな、

 

 

「あれ?大君何処行くの?………まさか!!女の所ッ!!」

 

 

「散歩だ、邪魔すんなよ」

 

 

「わかった行ってらっしゃーい♪夕ご飯は作っておくね〜♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

河川敷

 

 

これが自由という奴か………………3日連続で徹夜してたから外の太陽が眩しいな。あーーーーー、と主人公ーズも原作キャラーズも今はこの街にはいないから久々の休日という訳か………………………………眠い。

 

 

「暇だな、図書館でも行くか………………いやまずは神社にでも行くか………神様にロクな思い出が無いんだがな」

 

 

さて、神社に着いた訳だが………………なんだこの空気は?修羅場か?

 

 

「白面金剛九尾よ、大人しく投降しなさい。そうすればペットとして優遇してやろう」

 

 

変態がいた。狐耳の巫女服を黒服どもが囲ってやがる。変態だろ、変態以外の何者でもねえよ。

 

狐耳の巫女は答える。

 

 

「あー、数百年前に夫とも離婚しておるし、独り身は寂しいと思ってたんだがな………………が、やはりお主にはそそられん。お断りだ、が、そこの小僧、其奴ならいいぞ♪」

 

 

帰りたい、

 

 

 

「あ?こんなガキが貴方の好みなのですか?全くわかりませんね」

 

 

「お前のようなナルシストよりかはマシだろうな」

 

 

あ、キレた単細胞だなこいつ………プラナリア見たいに分裂すんのか?切ったら、

 

 

「ならばこのガキを初めに血祭りにあげましょう。それが嫌なら僕の所へ来なさい」

 

 

「………………わかった、我がお主の奴隷だりなんだりなろうだが其奴には手を出すで無いぞ」

 

 

「あー、さっさとこの茶番終わらせてくんない?………………正直、ゴミ見てる気分なんだが」

 

 

「………………殺せ」

 

 

俺を殺す?………はあ、呆れてものも言えねえよ………………ま、レベル50の戦闘データを取らせてもらいますか。

 

 

胸ポケットからガシャットを取り出す。しかし、それはいつものガシャットの2倍はあるガシャット、ガシャットギアデュアルだった。

 

ガシャットギアデュアルの回転部を青を下に向けて回す。

 

 

『perfect puzzle』

 

 

『What.s the next Stage!!Whats the next Stage!!』

 

 

そして、ガシャットを押す。

 

 

『デュアルアップ!!get the glori in the chain!!『perfect puzzle』』

 

 

 

青き姿、仮面ライダーパラドクスへと変身した。

 

 

『ゲームを楽しもうぜ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから先はただの虐殺だった。そこに立っているのはパラドクスと狐耳の巫女だけ、周りには男達の無残な死骸が横たわっている。

 

大虎は変身を解くとサッサと図書館へ逃げようと走るが何故か途中で体が重くなる。

 

 

「おい、お前………………何故背中にしがみついてんだ?」

 

 

狐耳の巫女が背中に抱きついていた。と言うより憑依された感じだ。このタイミングで憑依とか空気読めよ。

 

 

「我はお主の事が気に入ったぞ♪それにお主に祠を壊されたし別にいいだろう♪」

 

 

お前、確か他界した夫がいたんじゃなかったのか?天国で泣いてるぞ。

 

 

「うーむ、我らは数百年前に夫婦喧嘩しての、あやつが『麻婆豆腐の豆腐は絹ごしでやれとあれほど……………』『文句があるなら買わねばよかろうッ!!』と言って離婚したのだ。それ以来あやつは他の女と再婚して幸せな家庭を築いたのじゃよ………………………あー、あいつマジ死ねばよかったのに」

 

 

本音でとるぞー、ああ、まさかこんな奴に憑かれるなんざ鬱だ。

 

 

「ふむ、自己紹介が遅れたの。我はイヅナ、白面御前イヅナだ♪」

 

 

は?落第騎士、ゼロ使、Fate、ときて今度は神羅万象チョコか?おう、ジーザス



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Worldescape8

図書館にて、

 

 

「おい、目立ちすぎだろお前…………」

 

 

前回、仲間?になったイヅナを連れて図書館へやって来た大虎、あの巫女姿では何かと目立つのでこの時代の服に着替えてもらったが、それでも嫌と言うほど目立つ。

 

 

「勘弁してくれ…………」

 

 

周りからの視線にイライラしながら、大虎は多次元説やif世界などが書かれている本(ラノベでは決して無い)を読んでいる。

 

 

「のう、お主は何故そのような本ばかり見ておるのだ」

 

 

「お前には関係ねえだろ………漫画でも読んでろ」

 

 

「そんな固い事言わずに〜の〜」

 

 

無視だ無視、さて次のガシャットギアデュアルのテーマを考えるか。

 

 

「新しいゲームのテーマ、なんか無いか?」

 

 

「む、う〜む、コレなんてどうかの!!」

 

 

魔王が描かれている本と戦艦武装をした女の子が写っている本を見せて来た。

 

 

「魔王に戦艦か、面白いな」

 

 

パソコンを取り出すとタドルクエストとバンバンシューティングのガシャットのデータを移す。カタカタとリズムよくキーボードを叩く姿はまるで科学者のようにも見えた。画面には一般人や普通の科学者では理解できない内容なので別に見られても何ら支障はない。

 

 

「なー、君」

 

 

「黙れイヅナ、今話しかけんな、別の漫画でも読んでろ。飲みもんなら金やるからサッサと買ってこい」

 

 

カタカタカタカタ、と急にキーボードを叩く手が止まる。

 

 

「やっぱりデータが足りないか」

 

 

「なあデータってなんのことなん」

 

 

!!?ッ!!!????いつの間に!!こいつッ!!ガタッ!!!!

 

 

反射的に後ろに飛び退く、パソコンと共に、

 

 

「あ、ごめんな、驚かせちゃった?」

 

 

「お前、いつからそこに居た?」

 

 

そこには茶髪の車椅子に座っている女の子がいた。俺の悪い癖だ、パソコンに没頭しすぎて周りが見えなくなる。

 

 

「あ、私、八神はやてやよろしくな」

 

 

「初対面の人間と馴れ合うつもりは無い、サッサと向こうへ行け」

 

 

「え、えらくドライな返しやな」

 

 

こう言う輩は無視するに限る。しかもそれが第2期の準主人公ならばもってのほかだ、主人公やそれに該当するキャラと馴れ合えば必ず何かイレギュラーが起きる。

 

そんなものにいちいち振り回されていては計画に支障が起きてしまう。

 

 

「なーなー、何してたん?パソコン弄りながら」

 

 

「消えろって言ってんだろ。俺は今忙しいんだ、邪魔をするならその車椅子にジェットエンジンを搭載するぞ」

 

 

それが出来るのだから恐ろしい。神の特典と自信の努力で天才的な頭脳を手に入れている。

 

その気になれば彼女の車椅子に瞬間加速装置や自動迎撃システムをつけることだって可能だ。

 

 

踵を返し、借りたい本を何十冊か持ち受付に向かう。新しいガシャットの開発テーマも決まったことだし後はライダーのデータを取ってそれをバージョンアップさせればいい、

 

ブレイブとスナイプは余り使った事がないので、これから次元世界を渡りデータを収集するつもりだ。

 

 

「早く行くぞイヅナ、借りたい本があるなら借りればいいだろ」

 

 

「まっとくれ〜今、悟ルフィ・承太がピッコシーザ・ホーテとの決戦なんだぞ!!」

 

 

涙を流しながら漫画を読んでいるイヅナを引きずって、その漫画も借りて家に向かう。因みにイヅナが読んでいたのは『ドラゴン・ピースの奇妙な冒険』と言われる漫画だ。前世に似た名前の漫画があったような無かったような。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『明日、人形と白い娘が決闘するわ。そして私がジェエルシードを横取りする。作戦決行は明日の××時、貴方には『ヒュードラ改』の最終調整をお願いするわ』

 

 

 

いよいよ明日か、これで死のデータが手に入る。

 

 

「大君、その女、ナニ?」

 

 

出てけ、てか邪魔、

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやくそに子の奴が帰った。あ?なんであいつの事名前で呼んでるかって?そうしねえと帰らないって言われたからだよ。

 

 

「あのクソ神が!!また世界をくっつけやがって!!」

 

 

世界の融合、それは滅びの始まり。神が管理する世界同士の融合、もしくは神がコピーした世界同士の融合なら2、3個、融合しただけではどうて事は無い、だが、それが幾多も連続で融合し出せばそれこそディケイドのような世界の滅びが起こり始める。

 

元に戻すには、融合した世界の主要人物、つまり主人公とヒロインを殺せばいいのだ。

 

主要人物が消えればその物語自体が機能しなくなり自然とその世界は消える。融合した世界は元に戻り元の物語を進んで行く。

 

 

 

 

「俺は生きてやる!!生き残って、必ずこの世界から、お前から逃げてやる!!」

 

 

 

勝つために戦うのでは無い、逃げる為に戦うんだ!!逃げて逃げて逃げ果せて、絶対にクソ神の手の届かない地へと逃げてやる。

 

 

これは誓いだ、復讐だ、

 

 

 



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Worldescape9

「始まったわ、あの2人の戦闘が…………」

 

 

モニターに映し出される高町なのはとフェイトテスタロッサ、ぶつかり合う白と黒

 

 

『ヒュードラ改のメンテナンスも終わったよ、後は動力のジェエルシードを全て入れれば作動する』

 

 

「最初は半信半疑だったけど、まさか本当にヒュードラを作り出すとわね。本当に規格外な存在よ貴方は」

 

 

『君が描いたヒュードラの設計図のおかげさ、私1人ではあれを作り出す事はまず不可能だったからね』

 

 

「それでもよ、あの設計図だけでヒュードラを再現し更にそれを基礎として新たな物を生み出すなんて、天才を超えたまさに天災ね」

 

 

『ふふ、それは褒め言葉として受け取っておきますよ。さて、そろそろ決着がつきそうですよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ヒュードラ改のシステムチェックも完璧に終わった。これの作動テスト及びデータの収集、そしてその結果、それらが手に入ればもはや此処に止まる必要も無い。

 

おっと、侵入者か。管理局の者達のようだな、予想どうりだ。

 

 

「足止めとデータの収集に付き合ってもらおうか」

 

 

『タドルクエスト!!』

 

 

「変身」

 

 

ガシャットをクルクル回しながらゲーマドライバーに差し込む。そしてレバーを開く。

 

 

『レベルアップ!!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!!』

 

 

『ガシャコンソード!!』

 

 

ズバッ!!ブレイブはドアを剣で一線すると、ドアの向こうで待ち構えていた管理局員がドアごと切り裂かれる。

 

 

「!!貴様ッ!!管理局に刃向かう気か!!」

 

 

『うるせえな、見りゃわかるだろ。俺は敵、お前らも敵だ、命乞いはするなよ時間の無駄だからな』

 

 

壇 黎斗の口調から今までの口調に戻る。口調を変えていたのは仮面ライダーが1人だという真実を隠す為、だが今は関係ない。ジャミングで通信は不可能、こいつらを全て始末すればいい話だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なのは!!その奥にプレシアさんがいるはずだ!!」

 

 

なのは一行は、フェイトとの戦いの後、絶望したフェイトを励まし、主犯格のプレシアの所へと向かっていた。

 

 

「一輝!!来るぞ!!気をつけろ!!」

 

 

「くそ!!雑魚の分際で!!なんでこんな数が多いんだッ!!」

 

 

だが圧倒的物量の差でもたついてしまっている。原作を知る彼らが向こうにいるのだからと原作の5倍の量を用意した。

 

一体一体は弱くともこれだけ数が多ければ例え転生者と言えども手を焼く。

 

 

 

そしてついにプレシアの所へとやってきた。

 

 

 

 

「来たわね、木偶人形ども」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(プレシアと高町達が戦い始めたか)

 

 

彼らのいるホールの死角からその様子を見ていた。

 

 

(やはり、か………プレシアが奴らの体力をより多く削ってくれればいいんだが、限界が近いか)

 

 

大丈夫だろう、向こうにはギルガメッシュもどきがいる。王の財宝からなんでも治しくらい簡単に出せるだろう。

 

 

だが、イレギュラーとは突然やってくるものだ。

 

 

 

 

 

ドガァァァァァァァアンッッッッッ!!!!!!

 

 

 

突如として壁をぶち破って現れたのは、キュアダークネスこと転生者小山そに子だった。

 

 

(ブッ!!?………………あいつ空気読めよ!!)

 

 

「久しぶりに登場!!みんなのアイドル!!そして大くんの大くんだけのアイドル!!小山そに子ことキュアダークネス!!」

 

 

そこから先はキュアダークネス無双だった。魔法は片っ端から粉砕し、迫り来る敵もなんのその、

 

 

(これじゃあ計画が台無しだ!!変身)

 

 

『マイティアクションX!!』『シャカリキスポーツ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待っててね大くん!!私がこの糞ババアをぶっ殺してすぐに物語を終わらせてあげるから!!

 

 

『チュ・ドーン!!』

 

 

突如、真横から光弾が飛んで来た。私はそれを弾くと不機嫌な顔で、

 

 

「邪魔しないでくれる?」

 

 

そこにはレベル3となったゲンムが立っていた。

 

 

『彼女をやられると私が困るのだよ』

 

 

ハッ!!肩にあるシャカリキスポーツのチャリの後輪を投げつけると共に走り出す。向こうもいつの間にか出した巨大な大剣を振り回しながらゲンムを一線、しかし、それを跳躍し躱す事でキュアダークネスの真後ろを取る。

 

そこに蹴りを入れるが、ガギィン!!と剣で防御されてしまうが後ろから投げた後輪がキュアダークネスの剣を吹き飛ばす。

 

 

「武器なんて飾りです!!仮面をつけた人にはそれがわからんのですよwww.」

 

 

突如、カポエラーも真っ青なカポエラを叩き込んでくる。それを両腕でガードするが更に麻婆神父直伝の八極拳をゲンムのドライバーに叩きつける。

 

 

「さっすがちゃんとベルトの強度も高いね」

 

 

流石ゲンム製のベルト、八極拳程度じゃ壊れない。

 

 

『当たり前さ、設計上高町なのはの全魔力を使ったスターライトブレイカーにすら耐えうる強度だからな』

 

 

そう言うとゲンムはシャカリキスポーツを取り外し、別のガシャットを手に取る。

 

 

『少しばかり本気で相手をしてやろう』

 

 

『ドラゴナイトハンターZ!!』

 

 

ドラゴンの顔を模したガシャット、ドラゴナイトハンターを取り出す。

 

 

『ガシャット!!ガッチャ!!レベルアップ!!』

 

 

『マイティジャンプ!マイティキック!マイティアクションX!!

ドドドラゴ!ナーナナナーイト!ドラドラドラゴナイトハンター!!ゼェェット!!』

 

 

 

仮面ライダーゲンムハンターアクションゲーマーレベル5フルドラゴンになった。(フルドラゴン)

 

ゴゴゴゴゴ!!!!ドラゴンファングから炎が吐き出される。

 

直撃するがそれはまるでダメージになっていないと言わんばかりにそれを受けきって、逆にその炎の波を我が物顔で突き進んでくる。

 

その姿はまさにトラウマもの。

 

 

『この程度じゃ傷1つつかないとはね、世界一硬い特殊超合金ですら一瞬で溶かすんだが』

 

 

怖すぎだろ!!………………俺、幽霊とかマジで苦手なんだよ!!

 

 

「ねえ、今どんな気持ち?今どんな気持ち?」

 

 

「ヒャッホー!全員ぶっ殺してやるぜ!!(ミッキー声)」

 

 

ドラゴンブレードもドラゴンガンも全く歯が立たない。

 

 

 

(だが、時間稼ぎも終わった、ヒュードラも起動したか)

 

 

起動したヒュードラの力で巨大なワームホールができる。だが、既にプレシアにそのワームホールを移動する力は残っていない。

 

 

「私はこのこと共にこの空間に落ちる。私は『茶番はそこまでにしてもらえるかな』な!!」

 

 

突如としてゲンムがプレシアを突き飛ばし、アリシアの入っているポットを奪い取る。

 

 

『ご協力感謝するよ、プレシア君。君のお陰でデータを取ることができたよ』

 

 

ゲンムはそう言うと、更にアリシアのポットを破壊し中のアリシアの死体を取り出す。

 

 

『死のデータ、今こそ手に入れる時だ』

 

 

アリシアの左胸に白いガシャットを差し込んだヴァグバイザーを押し付ける。

 

 

 

キュィィィィン!!アリシアの体から死のデータを取り出す。そして全ての死のデータを取り終えた後、その死体をプレシアに返す。

 

 

 

 

 

「ゲンムゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!キサマァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

 

「酷い!!」

 

 

「なんで…………なんでそんなことが平気でできるんだ!!」

 

 

 

『手に入れたぞ!!死のデータを!!……………………プレシア、君には協力してくれたお礼としてプレゼントをあげるよ』

 

 

プレシアに投げられたアリシアが目を覚ました。死のデータを全部抽出したため奇跡的に蘇ったのだ。

 

 

『君には感謝しているよ、ヒュードラの設計図、ヒュードラ改のデータそして死のデータ、まあ、本命は死のデータなんだがね。まさかここまで上手くいくとは思ってもみなかったよ。それにおまけにタドルクエストのデータまで取れて、本当に感謝してるよ、では、ここらで私は帰るとするよ。私たちのゲームはこれから始まる。君たちの持つ力で世界を救えるかは君たち次第だ』

 

 

『ゾーン!!』

 

 

 

消えていくゲンム、崩壊はしていく時の箱庭、物語はまだ始まったばかりだ。



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闇の書編
Worldescape10


覚醒!!黎斗劇場!!今回も物凄かったですね黎斗劇場


 

 

 

 

 

「アリシア、怪我は無い?おかしい所は?」

 

 

プレシア・テスタロッサ事件から数日が経った。あの事件の裏で糸を引いていた男、壇黎斗は次元犯罪者として管理局管轄の世界に指名手配された。

 

そして、現在、アリシア・テスタロッサの検査と壇黎斗の現在の行方を追っている。

 

 

「壇 黎斗、29歳、独身、スマートブレイン社長、天才的な閃きとそのカリスマ性で2年前に会社を設立し数多のゲームを生み出している。か、」

 

 

壇黎斗の履歴を読むクロノ、まさか1ゲーム会社社長がロストロギアに匹敵するものを作り出すとは思ってもみなかったようだ。

 

 

「あ、私、このゲーム持ってる!!」

 

 

フェイトが叫ぶ。そのゲームとは音楽に合わせてリズムよくボタンを押して高得点を狙うリズムゲーム『ドレミファビート』だった。

 

 

「アリサちゃん達がやってたのもあるの!!」

 

 

なのははロボット同士が殴り合うロボットアクションゲーム『ゲキトツロボッツ』や破壊妨害なんでもありのレースゲーム『爆走バイク』をみてそう言った。

 

 

「確かに、何処かで見たことある様なゲームばっかだな」

 

 

 

 

「このゲームの中にはプレイヤーの行動パターンや動き、操作などのデータを取る装置が組み込まれています。しかも送られたデータの先は強靭なプロテクトで守られていて居場所の特定は無理です」

 

 

「ん?どゆ意味?」

 

 

そに子が頭を捻る。

 

 

「つまり、プレイヤーの動きや反射神経、敵への対処法などをデータにして送っているのよ。一見意味のない様に見えるけど、様々な人の動き、特にゲーマーって言われる人達は常人よりもはるかに優れた直感と冷静な判断力がある彼らのデータは特殊訓練なんかをやってる武装隊よりも良質なデータを取れるらしいよ」

 

 

 

 

 

 

 

データとは一言で言えば武器だ。情報と言う力で相手を殺す事もできる。そしてそれはあの仮面の戦士を日々強化させて行っていることを誰も知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、等の本人は、

 

 

俺は最近、よく人外を拾う。

 

 

「大くーん!!ご飯お代わり!!後、このお味噌汁も〜!!」

 

 

自称ドラゴンと言っているこのオッドアイのタンクトップとホットパンツの女性もとい痴女は俺が死のデータの回収後、たまたま道端に倒れていた。

 

しかも俺の家の真ん前に倒れているものだから迷惑この上ない、放っておこうも周りから変な噂を立てられる可能性があるため仕方なく家にあげて飯を食わせて寝床まで貸してやった。

 

お小遣いも上げて、女性(?)用の日常用品も揃えてやった。とここまで書いて俺はなぜ家に置いているんだ?と今更気づいた。

 

よく、捨てられた猫を拾っては家に連れ帰って飯を与えて怪我をしていたら治療をしていたが、その癖が出たのか!!?

 

 

「食器は洗い場に置いておけ、それと飯を食ったら早く風呂に入ってこい。シャンプーとリンスは新しいの買って置いてやったから」

 

 

「うん、ありがとう。それにしてもなんで僕を助けてくれたんだい?それに住む場所まで提供してくれて、ご飯まで作ってくれて」

 

 

「俺の家の前で死なれたらこっちが迷惑するからだ、それにお前を追い出せばイヅナが怒るからな、あいつが怒ると鬱陶しいからな。お前があいつのブレーキになってるから俺はお前を住ませてるだけだ。つまりお前を利用してるだけだ。わかったらさっさと風呂に入ってこい」

 

 

 

 

 

 

 

別にあいつが心配とかそんなんじゃねえし、他の所であいつが死んでたりしたら後味が悪いだけだ。それは医者としての俺のプライドが許さねえ。

 

ま、だからと言って敵と認識した奴の治療はしねえけとな。

 

 

「ケツァルコアトル、アステカの神…………確か、天候を操る神として崇められた存在だったか」

 

 

て事は、いい拾い物をしたかも知れないな。奴の神性から神への打開策を見つけられる。

 

バグスターウィルスをさらに進化させる事ができる。

 

 

「そういや、あの新型細胞の開発がまだ終わっていなかったが、いいか、アレはアレでメンドくさい代物だからな」

 

 

食器洗いが終わり、俺は自室に戻る。開発途中の新しいガシャットと死のデータを詰め込んだ新たなガシャットの実戦データを得る為の計画を練っている最中だった。

 

 

ブーブー、メール?誰からだ?

 

 

『平賀だ

 

お前に話がある。あの公園に来てくれないか』

 

 

ついてるな、怖いくらいについてる。実験台が向こうから来てくれるなんてな。本当についてる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何の用だ?平賀………」

 

 

「本当に来るなんてな、正直、俺はお前が来ないかと思ってたんだがな」

 

 

くす、と笑う、

 

 

「そりゃまたどうしてだ?」

 

 

「今まで俺たちの勧誘を散々断って来たお前がそれを言うか?」

 

 

「「ハハハハハハハハハハ!!!!」」

 

 

笑っているように見えるかも知れないが、どちらも目が笑っていない。

 

 

「気づいたのは3度目の襲撃の時さ、あの日、月村家のあの場所に他の転生者が現れるはずが無いんだ。

 

何故なら本来、月村家の林でなのはとフェイトが出会うのはその前の日だったからだ。だがその日、ジェエルシードの暴走は無かった。それは何故か?ずっと疑問だった。最初は転生者の介入で原作崩壊が起きたのかと思っていた、けど次の日にジェエルシードは暴走した、しかもその暴走した時間帯は丁度原作で暴走した時間帯と重なる。

 

しかも、その時間帯になのはとフェイトの2人が揃っていた。そして、そこへ3人目の仮面ライダーが現れた

 

 

普通ならその仮面ライダーが原作を知っていて意図的にそれを暴走させた、と考えるだろう。だけど、何故、その日に俺たちが集まることを知っていたのか、

 

それは僕たちと近しい者、もしくは僕たちの話を聞けるくらい間近にいる存在、そして単独で行動しても怪しまれない存在、

 

 

それが君だよ転生者『戦道 大虎』」

 

 

 

 

 

やれやれ、と大虎は首を振る。

 

 

 

 

 

「それなら、近くにいた他の転生者にも実行は可能なんじゃ無いのか?それにお前の話じゃ仮面ライダーは複数いるんだろ。

なら、別のライダーがその事を知ってあのライダーに話したとも考えられるぜ。俺だけが怪しまれるのは筋違いなんじゃ無いのか?」

 

 

 

 

 

「確かにな、それも考えられるな………………だからこそ、お前しかいないんだよ。戦道大虎、いや仮面ライダー!!

 

何故なら、俺たちの教室にいる転生者は俺と一輝、神城、小山、そしてお前だけなんだよ。いつも俺たちの近くにいて全ての行動を把握できるのはお前しか居ないんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふふ、フハハハハハハハハハハハハハハハハ、全く笑いが出ちまいそうだな。

 

 

「それで?遺言はそれでいいのか?」

 

 

バグバイザーを見せつける。その意味は肯定、その位置は死、

 

 

「此処でお前には消えてもらう」

 

 

『デンジャラス・ゾンビ!!』

 

 

 

 

 

ゲームエリアが広がる、ウィルスが実体化しゾンビのようなバグスターを生み出す。

 

 

「もう逃げられない、消えろ平賀」

 

 

 




人外を拾いやすいオリ主www.


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Worldescape11

貴利矢さーん!!!!!!カムバック!!!!マジで!!!!


ガッチューン!!

 

 

不気味なBGMと共に瘴気が辺りに広がる。濃厚な死の匂いと雰囲気が公園を全く別な世界へと変える。

 

 

「俺の新しい力、貴様で試してやろう」

 

 

手にしたデンジャラスゾンビガシャットを真横から差し込む。その時、俺の体に何か途轍も無い恐怖の様な闇の様なものが流れ込んでくる。

 

 

「変身!!」

 

 

バグルドライバーのスイッチを押す、

 

 

『バグルアップ!!

 

デーンジャ!デーンジャ!《ジェノサイド!!》デス・ザ・クライシス!!デンジャラース・ゾンビ!!《wooooo!!!!》』

 

 

 

 

 

 

それは、人が死と呼ぶものが実体化した概念、絶望を振りまく、死を克服した最悪の存在

 

 

『仮面ライダーゲンム ゾンビゲーマーレベルX』

 

 

ディスプレイを突き破り、その姿を現わす。

 

ゾンビの様に体を動かしながら、その目だけは獲物をしっかりと見ていた。しかし、それも徐々に収まっていく。

 

 

『試運転だ、ひとっ走り付き合ってもらうぜ』

 

 

コツ、コツ、コツ、コツ、ゆっくりと近づいていく、

 

 

「やられてたまるか!!デルフリンガー!!」

 

 

平賀はゲンムの体を斜めに切り裂く、

 

 

 

 

『ガァァァァァァァッ!!!!…………………なんちゃって』

 

 

 

 

ドスッ!!拳が腹に突き刺さる。ゴフッ!!口から血を吐き出す、更にそこから追撃のパンチと蹴りの連打、

 

 

『探偵ごっこもいいが、転生者の敵は転生者って事を忘れんな』

 

 

血を振り払い、構える。ゾンビの様にゆっくりと近づいていく。

 

 

(ベルトを破壊すれば………いや、確かなのはのスターライトブレイカーにも耐えるんだったな!!)

 

 

首を切断した、ゾンビの弱点と言えば頭だ、が、首は切り裂かれると共に再生し癒着する、その為、デルフリンガーは喉のところで勢いが止まってしまう。

 

 

『俺は不死身だ、例え首を切られようが、心臓を貫かれようが酸の海に沈められようが、核爆弾を落とされようが、俺は死ぬ事は無い』

 

 

 

ガシッ!デルフリンガーの刃の部分を掴むと突き刺さっている首から引っこ抜く、そしてそのままデルフリンガーを引っ張り、俺は引っ張られるまま、ゲンムの方へと、

 

 

『ガシャコンスパロー!!』

 

 

ズドン!!

 

 

ガシャコンスパローから放たれた光の矢が肩を貫く、思わず自分の武器を手放してしまう。

 

 

『スッパーン!!』

 

 

鎌携帯のガシャコンスパロー、それは死神の鎌の様に見えた、それでも俺は奴が捨てたデルフリンガーを拾い、反撃に出る。

 

 

 

ギュイン!!ガキィン!!バギィン!!

 

 

 

激しい金属音が公園に木霊する、衝撃波が公園を破壊していく。昼には子供達が遊びに来て、お年寄りやお母さん達の過ごしていたこの日常を破壊していく。

 

ブランコは吹き飛び、滑り台は半壊、地面には無数の傷跡と倒れる木々があった。

 

 

どれだけ攻撃しようと無敵のゾンビには全く効かない、それどころか、振り下ろされるガシャコンスパローに対しデルフリンガーを盾にしたその時、デルフリンガーは見るも無残に両断されてしまった。

 

更に、ゲンムは2つにおられたデルフリンガーを踏みにじりながら、更にガシャコンスパローの弓モードで破壊していく。

 

 

『聴こえるか?この剣の叫び声が、この剣の悲鳴が、聞こえないだろうな、お前はこいつをただの武器だと思っていた様だな、こいつには心があった、こいつは喋ることができた、だが、お前はこいつに施された封印に気づけず、こいつを振るっていた、こいつはお前をどんな目で見ていたんだろうな?軽蔑していたのか、はたまた絶望していたのか、今となっては

 

どうでもいい話だがな』

 

 

 

「お前は、お前は何故、こんな事をするんだ………………………お前は!!どうして!!」

 

 

『………………お前に解るか?俺の苦しみが、俺の絶望が、

 

 

魂すら囚われ、この世界で生かされている俺の苦しみが?何度も何度も転生と死を繰り返して、死んだとしても俺のこの魂はクソ神のもとへ送られる、

 

俺たちはこの世界と言う名の鳥籠の中に囚われた神の玩具なんだよ!!

 

 

いや、お前らはまだマシだよな玩具は壊れたらそこでおしまいなんだからよ、

 

 

 

 

 

お喋りはこれまでだ、俺はこの世界を生贄に、自由になるんだよ』

 

 

 

 

 

ガシャコンスパローを捨て、バグルドライバーのボタンを2つ、同時押しする。

 

待機音が鳴り、辺りに更に瘴気が蔓延する、それはウィルスの様に周りに感染し恐怖と言う名の病気を発生させる。

 

 

『真実と共に闇に追放してやろう』

 

 

右にある赤いAボタンを押し、死刑宣告を下す。

 

 

 

 

『クリティカルエンド!!』

 

 

 

 

空中へとジャンプし、体を回転させる、電気ノコギリの様に回転しながら、瘴気を発生させながら、平賀に激突する。

 

 

 

致死量のバグスターウィルスが平賀の体を侵食していく。大爆発が起きて、そこには体からノイズを放ち、今にも生き絶えそうな平賀が倒れていた。

 

 

 

ゲンムはメモリを取り出すとそれを平賀に突き刺す。

 

 

『LIAR』

 

 

嘘の記憶、それは自己暗示、

 

 

『お前に真実を語る資格は無い、この世から消えていく恐怖をゆっくりと味わえ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨………降ってきたな………………………傘を………………わ…すれちまったぜ……………すまない………………………アリサ…………スズ……………カ………………………………約束……守れそうに無い………………

 

 

 

 

 

「おい!!しっかりしろッ!!!!平賀!!平賀ァァァァァッッ!!!!!!」

 

 

 

 

「やだ………………平賀君…………なんで………………………」

 

 

 

 

「何故だッ!!友である我を置いて消えるなど許さぬぞッッッッッ!!!!」

 

 

 

 

 

一輝………神城………………後の事……‥頼んだ……………………………塩っぱいな………………この雨………さよなら………………かあ………さん…………みん………………………な…………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『平賀 智樹 GAME OVER』



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Worldescape12

グダグダ過ぎる………………駄目だ、センスのかけらすら俺には無いのか!!あ、社長死にましたね、やったね、た○ちゃん、社長の死後の2次創作がたくさん出来るよ!!

社長の異世界生活が今、何処かで始まる!!かも知れない、


 

 

 

 

 

 

ライダーシステム、オリジナルの仮面ライダーのベルトを元に本来あるべき兵器として戦道 大虎が開発したシステムであり、本来の『平和を守る為』の力から『転生者を殺す為の兵器』と言うコンセプトの元、オリジナルの力を大きく超越したまさに本来の姿でもある。それ故に、全てのベルトはダークライダーや敵ライダーの物ばかりだった、

 

 

 

 

 

大虎の元へ送られてきた2つのベルト、差出人は大虎を転生させた神、

 

 

 

閃紅の救世主と天の道を生きる英雄のベルトだった、

 

 

 

「あいつは何処まで俺をッ!!」

 

 

机の上に置いてあるファイズギアと彼の頭上を飛び回るカブトゼクターの姿が、

 

主役ライダー、彼の憧れだった存在、しかも2つのライダーは彼の因縁、

 

彼の始まりのライダー、初めて見た仮面ライダー、それが仮面ライダーファイズ

 

 

終わりのライダー、彼が死ぬ前に見た仮面ライダー、それが仮面ライダーカブト

 

 

ファイズギアをジュラルミンケースの中に入れカブトゼクターは特殊合金の箱の中に監禁し、部屋のタンスの中にしまう。

 

 

(俺には必要ない!!アレは違う!!…………そうだ、俺にはオーガとコーカサスがある………)

 

 

なんの真似だッ!!こんな物を俺には渡したって、俺はお前の元には戻らない!!

 

 

 

 

【戻ろうよ、あの人の元へ】

 

 

ッ!!頭の中に響く声、クソッ!!!!!!俺は違うッ!!

 

 

「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!!!!!」

 

 

布団を深く被り、耳を塞ぐ、何時間経っただろうか?その内に大虎は徹夜の眠気で眠ってしまった。

 

目が醒めると、いつもの部屋、変わらない景色、破壊されたケースと飛び回るカブトゼクターが居なければだが

 

おい、カブトゼクターはこちらをジッと見つめて居た。ファイズギアをツノで持ち上げながら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何やってんだ?アレ、

 

 

ルコアの友達が家にやって来た、こいつらもドラゴンだった。カンナと呼ばれるドラゴンとトールと呼ばれるドラゴンはカブトゼクターを虫網を持って追っかけ回している。ルコアと共に、

 

 

「お互いに苦労しますね小林さん」

 

 

「君にそう言ってもらえると安心するよ」

 

 

横にいる妙に男らしいそれでいて駄目そうな女性がトールとカンナの保護者?の小林さんだ。

 

 

「最近よく可笑しな事が起こってるから気をつけなよ大虎君」

 

「「さよーならー」」

 

 

ようやく帰ったな、あの3人、しかし、おかげであの2人の血液が手に入った。どうやって手に入れたかって?医者になる為の勉強をしてるから血をくださいって言って貰った。

 

早速これを使ってバグスターウィルスの実験を行うか、血液採集だけじゃなく細胞も採集してる、

 

前のルコアの血液と細胞だけでバグスターのレベルが5段階も上がった、やはり人外からの強化は効率がいいようだ。

 

 

「神へはまだ通用はしないが、いずれは神すら殺せる筈だ」

 

 

俺の計画に失敗は許されない、絶対に成功させる、俺はこの計画に全てを賭ける!!

 

 

「賭けるチップは俺の全て、勝てば自由、負ければ終わり…………………」

 

 

俺はゲーマードライバーを持ち、目的地へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆発音がそこら中に鳴り響く、そこに6人の人間がいた、ヴァルケンリッターの3人と高町、神狩、フェイトの3人だ、

 

 

「シグナム!!どうする!!こいつら強いッ!!」

 

 

特に神狩は平賀の死をきっかけに激的に強くなった、

 

 

「おー、乗ってるね〜♪」

 

 

ファンキーな声が戦場に響き渡る。アロハシャツにグラサンをかけたワイハーな青年の姿が、

 

作者心の声(あ、貴方はままさか!!)

 

 

「でも流石に男が女を痛めつけるのはどうかと思うんだけどさ、あ、自分『九条貴利矢』って言いまーす。一応、立場的にはヴァルケン勢になりたいと思ってるんだけど」

 

 

「何者だ?貴様!!」

 

 

「いや、だからさっき自己紹介したでしょ?あ、そうだ今、あんたら助けたら仲間にしてもらえない?」

 

 

「誰がお前なんかッ!!『俺さ、闇の書の事件で、親友を亡くしてんだ』ッ!!」

 

 

「だからこそ、これがチャンスなんだ、闇の書を調べて、これから先、俺と同じような奴を作らない為にも、あんたらの協力が必要なんだよ!!」

 

 

揺るがない信念がそこにはあった、貴利矢という男を信じる事にした。彼女たちは、

 

 

「ならば貴利矢とやら、お前を仲間に入れてやる」

 

 

「ちょ!!待てよシグナム!!あいつは『ただし、我らの主に手を出そうものなら即刻斬り捨てる』シグナム………」

 

 

ニヤリ、グラサンを外しその顔を晒す。

 

 

「オーケー、わかったぜ。つー訳だ、あんたらには恨みは無いが、倒させてもらうぜ」

 

 

すると、腰にゲーマードライバーを巻いた。

 

 

「そのベルト!!お前、まさか仮面ライダーかッ!!」

 

 

「変身」

 

 

『ガシャット!!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ウォッチャネーム!アイム ア カメンライダー!!』

 

 

『俺は仮面ライダーレーザー、つう訳でよろしく!!』

 

 

レーザーの武器はトンファーのような形をした車輪である。しかも遠距離攻撃が出来る。

 

 

『くらいな!!』

 

 

車輪から放たれる光弾は威力はそれ程でも無いが注意散漫をしていた3人には不意打ちと言う攻撃は先制には十分だった。

 

 

「助かった!!…………………しかし、その姿は………」

 

 

『まーまー、これは気にすんな♪それより、あいつらが来るぜ、さっさと構えな』

 

 

シグナムはフェイトを、ヴィータはなのはを、そしてレーザーは一輝の相手をするかと思いきや、ヴィータの方へ向かう、

 

 

「え?え?2対1なんて卑怯だよ!!」

 

 

『バカ、戦いに卑怯もラッキョウも無いんだよ!!俺に乗りな!!ヴィータ!!』

 

 

『レベルアップ!!爆走独走激走暴走爆走バイク!!』

 

 

バイクの姿に変形したレーザーはヴィータを乗せて爆走する!!バイクじゃ空を飛べないだろって?細かいことは気にすんな!!

 

 

オラオラ!!ホイールオブフォーチュンも真っ青な轢き逃げアタックで錯乱させる。

 

その内にヴィータもシグナムも3人のランカーコアから魔力を収集し終えていた。

 

 

『んじゃさっさとずらかるとしますかお二人さんとワンちゃん』

 

 

結界をバイクで破壊し、3人乗り(1匹は犬)を乗せて脱出する。

 

 

 

 

 




貴利矢さんのキャラが分かりづらい、あと、ファイズはマジで作者のファーストライダーでした。カブトは最近久々に見ました。


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Worldescape13

さーて、八神家に潜入できたのはいいが、コレはな〜

 

 

「な〜な〜、貴利矢お兄ちゃん、なんでアロハシャツなん?」

 

 

「コレはな、俺のトレードマークなんだぜ」

 

 

目の前にいるエセ関西弁の少女が八神ハヤテ、闇の書の所有者だ。

 

 

「そっちのお嬢ちゃんもよろしく」

 

 

向こうにいる少女、明らかに転生者とわかる。名は八神ライト、転生特典はわかる通り、デスノートだろうな、その点に関しては問題ない。

 

以前にも似たような奴と殺った事がある。そん時は万単位で死人が出たな。流石にドラゴンボールのビルスやワンパンマンのサイタマ級の相手が現れないだけマシって事か。

 

ゴールドエクスペリエンスレクイエムと戦った時は流石に負けるかと思ったが、最終的に勝てばいいし、あいつもいきなり殺しにかかる程馬鹿じゃないだろう。

 

 

「キャンディーあげるからこっちにおいでよ」

 

 

どこからどう見ても不審者だ。アロハシャツのグラサンお兄さんが女の子にキャンディーあげる絵面はもはや犯罪者として通報されてもおかしくない。

 

 

「おい貴利矢、少し話がある」

 

 

シグナムに呼び出される、これからの事についてだろうが、俺は情報、あいつらは実行、ま、ピンチの時は助太刀してやるが、

 

 

「ん〜、俺は情報、お前らは魔力を収集だろ」

 

 

「………………ああ、そうだ、だが何処の馬の骨とも知らないお前を信用はする事は『ほい、コレ』なんだ?コレは」

 

 

「管理局員が周回する場所と時間帯、後、各世界への侵入経路を示したものだ、言っとくがこの情報は本物だぜ」

 

 

仕事柄に関しては嘘はつかない主義でな、と付け加えながら。

 

 

「俺はこれから新しい情報を仕入れに行くぜ、んじゃ」

 

 

バイビー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んーーーーー、どうすっかな」

 

 

時たま持っている情報を与えてやればあいつらは仕事をしてくれるだろう。今回は俺は手を出さない。

 

原作通り闇の書の暴走まで見てるだけだ。とバグヴァイザーを取り出す。中なら10体の怪物の姿がある。

 

 

「こいつらのデータが欲しいんだが、やっぱ誰かに感染させるしかないか」

 

 

バグスターウィルスの感染、それは史上最大のバイオハザードを起こしかね無い災厄、それを軽々しく言う限り、彼の異常性がうかがえる。

 

しかし、普通の人間に感染させただけじゃ、直ぐに消滅してしまうし、強い肉体を持つ人間でなければ

 

 

「んー、高町家か、もしくは月村家に撒こうか…………ポッピー」

 

 

「ん〜♪ポッピーピポパポだよぉぉぉ〜♪」

 

 

キラキラと画面から出現したカラフルな少女、もといバグスターポッピーピポパポが現れる。

 

 

「こいつを渡しておく、そうだな……………忍にはカイデン、すずかにはリボル、恭弥と美由紀にはグラファイトとソルティが丁度いいだろう」

 

 

「オッケー♪任せてね〜♪」

 

 

と言って消えていく、

 

 

「俺はこいつらの始末をするか」

 

 

振り向くと柄の悪そうな3人組がいた、

 

 

「人の話を盗み聞きするなんざ趣味が悪いぜ」

 

 

グラサンを取り外し、ダミーメモリの効果を消す。俺の姿を見て奴らは驚きを隠せないでいた。

 

 

「ケッ、まあいい、お前が誰であれ八神はやてに近づくらな消すまでだ、それとさっきの女も可愛いじゃねえか、お前を殺してサッサとあの女で楽しむとするぜ」

 

 

「下種だな、いや、ゴミと呼んだ方がいいか?それとも汚物か、もしくは***かな」

 

 

「んだとぉぉぉぉぉッッッ!!!!!!」

 

 

こう言う単細胞な奴は引っ掛けやすい、

 

 

「変身」『perfect puzzle』

 

 

青き盤面の支配者、仮面ライダーパラドクスパズルゲーマーレベル50

 

 

 

『心が踊るな〜♪』

 

 

一瞬にして変身、まず、剣で攻撃してきた奴を殴る、顔面に見事にヒットし前歯を折る。後ろからアックスを持った男に回し回し蹴りを食らわせ、真横から飛んできたガントレットを掴み投げ飛ばす。

 

3人の相手を制圧し、足で踏みつける。

 

 

『弱いな…………弱過ぎる、意思もプライドも力も能力も何もかも、弱過ぎて笑えないな』

 

 

そう言うと、パネルのようにエナジーアイテムが現れる、それを巧みに操り3つのアイテムを使う。

 

 

『高速化』『ジャンプ力強化』『マッスル化』

 

 

そして、デュアルギアガシャットのダイアルを回し更に回す。

 

 

『キメワザ!!』

 

 

待機音が流れる、それを腰のガシャットホルダーに差し込む。

 

 

『デュアルガシャット!!パーフェクト・クリティカル・コンボ!!』

 

 

高速のタックルで紙屑のように空に舞い上がる。そこから連続的にエネルギーを纏ったキックを食らわせる。大爆発と共に地面に落下するモブ転生者諸君、体からはゲーム病特有のノイズが走る。

 

 

『安心しろ、お前らにはまだやる事がある、殺しはしない』

 

 

バグヴァイザーを彼らに向け、バグスターウィルスを散布する。するといきなり苦しみだす。そして異形の者と化した

 

 

『ただし、生き残るかどうかはわからないがな』

 

 

男たちはそれぞれ、アランブラ、モータス、ガットンに変わる。

 

 

『絶望がお前たちのゴールと言う訳だ』

 

 

生まれたバグスター達は皆、バラバラに何処かへ行ってしまった。



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Worldescape14

G4無双、アンド仮面ライダーポッピー参上


キャァァァァァァァァァァ!!!!

 

 

叫び声と共に、爆発が街に鳴り響く、バイクに乗り爆弾をばら撒くモータス、レーザー光線を放ちビルを攻撃するガットン、爆発魔法で車を破壊するアランブラ、

 

 

「いい感じで暴れてるな」

 

 

ビルの上から見下ろす、ここは絶景だ、360度広く見る事が出来る。しかも、バグスター達に破壊される心配が無いのも利点だ。そしてそこに置いてあるパワードスーツの様なもの、黒であしらわれた漆黒の鎧は胸元に書かれたG4と言う言葉の通り、死神を幻視させた。

 

 

「装着」

 

 

G4ユニット、強固な外部装甲と戦闘用AIにより、装着者の意識や肉体限界を無視し戦闘に特化した動きをする事が出来き、装着者を人間と言う消耗品のインナーフレームとして活動するパワードスーツである。

 

 

『うん、なかなかの着心地だ』

 

 

バッ!!自らビルから飛び降りる。重力に従いそのまま着地する。地面にヒビが入り小さいクレーターができる。圧倒的な存在感を見せつけたG4は何処からともなく取り出したGMー01スコーピオンと呼ばれるサブマシンガンをバグスター達に撃ち込む。

 

それに気づいたバグスター達は振り返り攻撃してくる。だが、スコーピオンの火力はバグスター達の体を確実に削り取り、近づく事すら困難である。ガットンは近距離戦は不利と見込み、武装をミサイルとビームに変えて遠距離攻撃を仕掛けて来た。

 

だが、G4はスコーピオンを捨て、別の兵器、多目的巡航ミサイル『キガント』へ変えるとそれを放つ。キガントは上下二つづつ連続に発射され、それはガットンの装甲へとぶち当たる。さらに立て続けに発射

 

 

大爆発と共にガットンは消滅する。それを逃さぬようにバグヴァイザーで回収する。ピーピーと警告音が鳴った。後ろからモータスがバイクに乗り襲いかかってくる。

 

G4は超高周波振動ソード、GSー3デストロイヤーをたどり出しバイクごと切り裂く、ギュィィィン!!と言う音と共にバイクは爆発しモータスは頭から地面に叩きつけられる。

 

 

「させるか!!トマーレ!!」

 

 

アランブラの魔法でG4の動きが止められる。だが、それは一時的なものでしか無かった。G4は力を込めて無理やりそれを破壊し脱出した。そして、ギガントを二丁取り出しモータスとアランブラに向けて乱射する。

 

 

さっきとは比較にならないくらいの大爆発が起きて2体のバグスターは消滅した、バグスター達が完全に実体化して居たことから媒体にされた3人は既に消滅しているであろう。

 

 

殲滅を確認したG4はすぐさまゾーンメモリで家に転移する。そして、G4ユニットを脱ぎ捨てる。

 

 

「…………はあ、はあ、はあ、予想以上にじゃじゃ馬だな」

 

 

正直、着ている事すら辛かった、体にかかる強力な負荷により喋る事もままなら無かった。

 

 

「………………グッ、ポッピーの方は上手くやっているのか?…………あいつなら大丈夫か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴方は一体……………………」

 

 

突如として高町家及び月村家の兄妹と姉妹が化け物へと変貌してしまった、アリサ・バニングスは友達が異形の者へと変わってしまったショックを隠せずにいる。しかし、そこに救世主は現れた

 

 

「じゃっジャァーン!!ポッピーピポパポだよ〜♪」

 

 

ゲームドレミファビートのキャラクターポッピーピポパポが現れたのだ。そして彼女はこう言った。

 

 

「あの子達は新型のゲームウィルスに感染しちゃってるの〜!!だから私が直しに来たの!!」

 

 

と彼女は告げた。貴方なら私の友達を治せるの!!私は彼女に助けを求めた、求めてしまった。

 

 

「うん、じゃあ早く助けてあげようね♪」

 

 

ポッピーは緑色のタブレットバグヴァイザーⅡを取り出すとそれを腰のベルトにつける。そして、ガシャットのボタンをおした

 

 

『ときめきクライシス!!』

 

 

可愛い女の子のディスプレイが現れる。そして、バグヴァイザーⅡのAボタンを押し、

 

 

「ポパピプペナルティー、退場、変身」

 

 

ガッシャッと!!そしてバグヴァイザーの上のボタンを押し込む

 

 

バグルアップ!!

 

 

『ドリーミングガール!!恋のシミュレーション!!乙女はいつでもときめきクライシス!!』

 

 

愛と裏切りの女神 仮面ライダーポッピー

 

 

 

 

 

『よ〜し!!いっくよ〜♪』



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Worldescape15

そこには異様な光景が写っていた。4体の化け物とそれを圧倒する仮面の美少女、仮面ライダーポッピー

 

地面はえぐれ、大地は粉砕され、怪人達は恐怖のどん底に落とされていた。仮面ライダーポッピーの力『好感度が低ければ低いほど威力が増す』現在のポッピーのバグスター達への好感度は0どころかマイナスを振り切っている。

 

 

「あははー♪どうしたの〜〜〜♪」

 

 

笑いながら殴り合う姿はまさにサイコパス、狂気の笑みで、

 

 

「よ〜し、これでおしまい!!」

 

 

『キメワザ!!』『クリティカル・クルセイド!!』

 

 

キラキラとしたハート型のエネルギーがバグスター達を直撃するそしてそのうち3人が解放される。

 

 

 

「さ〜て、君が最後の1人だよ♪グラファイト」

 

 

高町恭也の体を乗っ取ったバグスター、グラファイト、すると、突如として苦しみだす。

 

 

「俺の…………俺の体を返せェェェェェッッッ!!!!!!!!」

 

 

なんと、恭也がグラファイトの体を支配した。まさかバグスターの力を体に封じ込めることができる人間がいるとは思っては見なかったようで、ポッピーも変身を解いて唖然としていた。

 

 

「…………なんだ、コレは………………ハア、ハア、」

 

 

気づけば、握っていた刀の持ち手を握り潰していた。人間を超越した力に戸惑う恭也、

 

 

 

 

 

「まさか、バグスターウィルスの力を抑えるとは………………こいつは使える」

 

 

使い魔、ガルーダを召喚し監視していた大虎はノートに彼の名を記する。そのノートにはこう書かれていた。

 

 

『クロニクル計画』

 

 

と、

 

 

 

「ポッピー、戻ってこい、もうそこにいる必要は無い」

 

 

ポッピーに待機命令を出し、映像を切り替える。そこには砂漠の世界で戦う高町達とヴァルケンリッターが戦っていた。やや押され気味のヴァルケンリッター達、

 

 

「助けは、必要無いか………………あの双子がいるしな」

 

 

少し離れたところに妙な仮面を被る男の姿が、

 

 

「ふ、ご苦労な事だ、俺に利用されてるとも知らずにな」

 

 

「たっだいまー♪」

 

 

と、ポッピーが帰って来たようだな、と振り向く、そこで大虎の思考は停止した。何故なら、ポッピーはバナナのような髪型の少女(?)を背負って帰って来たからだ。

 

 

「ポッピー………………それはなんだ………」

 

 

「拾った〜♪」

 

 

「ポッピー、それは誘拐して来たの間違いじゃ『拾った〜♪』………………内では飼えませ『ポッピーピヨル〜♪』…………」

 

 

拝啓、クソ神様、居候がまた1人増えました、いつか絶対あんたから逃げてやるからなッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、バグスターを取り込み、自らの力にした高町恭也はと言うと、

 

 

「このぐらいでいいか?」

 

 

ドドド黒龍剣を取り出し振るっていた。と言うか順応していた。最初こそ戸惑っていたもの、弾丸を素手で弾く父や、威圧だけで死の幻覚を見せる母、常識に囚われない妹達に、吸血鬼やバケモノなどがいる事を思い出し、別にいいか、と軽い感じで終わらせた。

 

 

「しかし、あの化け物どもは一体何だったんだ…………」

 

 

「恭ちゃんの体の組織を調べてみたら興味深いものを見つけたわ」

 

 

月村忍がパソコンをこちらに見せて来た。

 

 

「コレは独自に進化したいわば、人間に感染するコンピュータウィルスよ」

 

 

「本当か、と言うかコンピュータウィルスは人間に感染するのか?」

 

 

「全く新しい未知のコンピュータウィルスとしか言いようが無いわね、人間に感染し、ゲームのキャラクターのような姿で感染者を乗っ取る。もしこれが世界中に広がったら大変なことになるわ、早急に対策を立てなきゃ」

 

 

だが、そんな突拍子もない話、誰も信じはしないだろうし、仮に信じたとして恭也が人体実験されるのは目に見えている。

 

世界を取るか、恋人を取るか、彼女の心は揺らいでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回はあの男は同伴じゃ無いのか?」

 

 

久しく忘れられていたと思うが、この世界のオリ主枠、『黒鉄一輝』多分、いや絶対に忘れられていたと思うが、久々に出番が貰えた。

 

 

「あの男………ああ、キリヤの事か、あいつは別行動だ、それよりもよそ見してていいのかッ!!」

 

 

距離を詰めるシグナム、怒涛の剣撃が一輝を襲う、だが、それを知っていたと言わんばかりに弾き、躱し、避ける。そして一撃一撃、確実にそして無駄なくシグナムに叩き込んでいく。

 

 

シグナムも負けじとそれを避けるが、その才能の差が命取りだった。

 

 

ガキィィンッ!!!

 

剣を吹き飛ばされ、シグナムは倒れる。そして剣を首元に置く。チェックメイト、完璧に一輝の勝利だ。

 

 

 

 

 

 

ジジ………………ジジジ……………………………ジジジジジジ………………

 

 

なのはが、フェイトが、クロノが、帝が、血を流し倒れている、世界に色は無く、流れる血すらも動かない。雨すらも止まって、

 

全てが停止した世界で、ただ1人、緑色の戦士が立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ッ!!!今のは………………気づくとヴァルケンリッターは消えていた。なのは達の話によれば仮面を付けた仲間らしき人物に邪魔されたそうだ。

 

 

それにしても、あの不鮮明な映像が頭から離れない。あれは一体何だったんだのだろうか、そしてアレは一体………………………



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Worldescape16

「すまんの〜、行き倒れていたわしを解放して飯まで」

 

 

デジャブか、これがデジャブか、ポッピーが拾ってきた狐、小牟、

 

 

「小牟、お主、我とキャラ被っとるぞ!!」

 

 

1発即発、ダブル狐、あの3人で手一杯だってのにまだ増えるか……………テーブルに項垂れてこの状況に頭を悩ませていた。これ以上キャラが増えないでくれ………………俺のストレスが……………………………

 

大虎は死にそうな顔をしていた、ストレスでデンジャラス・ゾンビの死のデータが溜まりすぎて既にレベルXどころか、このままでは死のデータが天元突破してしまう。

 

 

「ん、大虎、何処へ行く?」

 

 

トボトボと家を出ていく、それに小牟が付いてくる。生気の無い顔で歩く少年と、バナナ髪の少女の姿が目撃されたらしい。

 

 

 

 

 

少し離れた場所に公園があった、彼はいつもそこで缶珈琲を飲みながら日々のストレスを緩和している。

 

 

「フハハハハハ!!わしの必殺、小牟シュートを喰らえいッ!!」

 

 

子供達と一緒にサッカーをやっている小牟、余談だが小牟のあの服装をエロい目で見ていたガキどもであった。

 

 

「あいつ、いつか補導されて捕まんねえかな」

 

 

チャイナ服とベストジャンパーを着ているが、絶対領域効果によりもはや履いていないのでは無いのでは無いのかと思う程だ。自分としてはちゃんとしたズボンを履いてほしいものだ。

 

 

「ほれほれ!!見たか、わしのチョーファインプレー!!」

 

 

こっちに向かってダブルピースをしてくる。一瞬、その顔にほっこりしてしまったのは内緒だ。

 

 

「フハハハハハ、天才ゲーマーSとはわしの事よ!!」

 

 

次はゲームをし始めた、やっているのはゲキトツロボッツ、最強のEX裏ラスボス、プロトガットンを最初期のキャラでクリアしている。あれ、結構強く設定してあったんだけどな。

 

 

ふと気がつくと、公園の向こう側に不審な人物を発見した。白い見たこともない制服を着て黒い髪をしている。俗に言うぐだ男のような姿をしている、

 

 

「小牟、子供達を逃せ………………小牟ッ!!」

 

 

『ギュ・イーン』

 

 

ギリギリギリッ!!小牟に迫っていた刃を済んでのところで止める。小牟は唖然としていたがすぐに子供達を逃して結界を張った。

 

 

「おいおい、何してくれちゃってんの?邪魔すんなよwww」

 

 

舐めるような目で小牟を見るぐだ男もどき。いつも思うが、転生者にはまともな人間がいないようだ。あいつは典型的なロリコン野郎、しかも見た目が子供なら例えババアでも恋愛対象に入れるタイプの奴だ。

 

そして、隣には露出の多い白い髪の少女。手にはナイフを持っており、無邪気な目をしている。

 

「お前がクソ野郎だって事はわかった。同時にお前が変態ゴミ野郎だって事もな」

 

 

「は、なんとでも言ってろ。ジャック、やつを殺せ。あの女だけは殺すな。だが動かないように痛めつけろ」

 

 

「うん、わかったお母さん」

 

 

「小牟隠れてろ、俺が片付ける」

 

 

「ヒュー、お主かっこええの〜、じゃが、わしも助太刀させてもらうぞ」

 

 

と言って肩を並べてくる小牟、

 

 

「………………足手まといになるなよ、変身」

 

 

『デンジャラス・ゾンビ!!』

 

 

『デーンジャー!デーンジャー!『ジェノサイド!!』デス・ザ・クライシス!デンジャラス・ゾンビ!!『woooo!!』』

 

 

「わしがしっかりサポートしてやろう」

 

 

『ガシャコンスパロー』

 

 

チャキ、まずは先手を取る。ガシャコンスパローを片方逆手に持ち、下と上からの同時攻撃。ジャックはそれに気づき後ろにバックステップ、乱撃と共にジャックを攻めていく。だが、ジャックはほんの少しの隙をつき、背後に回り込む。とっさにガシャコンスパローを背後に持っていくと、ガキィンッ!!と金属のぶつかり合う音が聞こえる。

 

 

「喰らえいッ!!小牟キィック!!」

 

 

小牟の蹴りを、ジャックはナイフを引いて、ナイフ2つをクロスさせてガードした。だが、ガシャコンスパローをアローモードに変え、ジャックを撃つ、と見せかけてマスターであるぐだ男もどきを攻撃した。しかし、光と共にジャックは姿を消し、ぐだ男もどきの前に現れ矢を切り裂いてしまう。

 

 

俺から目を離したその隙が命取りだった。突如、ジャックとぐだ男もどきの体が掴まれ拘束される。それはレベルXになった事で習得した増殖能力で作り出した分身。分身は2人を引き剥がし、ぐだ男もどきの口を封じる。

 

 

『ゲスが、消えろ!!』『クリティカル・デッド!!』

 

 

地面から次々と黒い影が現れる。それはぐだ男もどきにまとわりつき、分身とともに次第に赤く点滅する。

 

そして次の瞬間、大爆発を起こした。ぐだ男もどきは肉片も残らない程の爆発に消された。

 

すると、契約者がいなくなったジャックの体が徐々に光の粒子となっていく。その時、ジャックは涙を浮かべて、

 

 

「ありがとう。私たちを解放してくれて…………」

 

 

ジャックはぐだ男もどきの欲望の為に、夜の営みと人殺しの道具として使われていた日々から解放された。死ぬ事も帰える事も許されず、永遠に奴の奴隷として使われるのかと思っていた。今日までは。

 

 

『ガッシューン』

 

 

大虎は変身を解き、ジャックに近づく。

 

 

「………………………もしも、もしも次お前と会えたなら………俺がお前のお母さんになってやる」

 

 

「………………本当?」

 

 

「ああ、約束だ」

 

 

「………………うん!!」

 

 

 

笑顔で消えていくジャック。その笑顔は本物だった。

 

 

「のう、いいのか?あんな約束をして」

 

 

「…………………………帰るぞ小牟」

 

 

その時小牟には、大虎が涙を流しているように見えた。



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Worldescape17

仮面ライダークロノスがカッコいい


「闇の書の完成まであと少し、ここで邪魔をされたくは無いんだよ」

 

 

闇の書はこの世界の物語に大きく関わって来る。無論、転生者達は様々な理由で闇の書を狙う、その中で最も厄介な相手は、闇の書の持ち主、八神はやてを殺し闇の書を自らのものにしようとする、もしくは闇の書を永遠に封印しようとする者達だ。

 

八神はやてが殺されてしまえば、計画が台無しになってしまう、故にそのような存在は消さねばならない。

 

 

「風祭幽香、悪いが消えてもらうぜ」

 

 

「あら、私を殺せるかしら」

 

 

凶暴そうな目つきにワンピース姿、緑色の髪に傘の様な剣を持つ彼女は闇の書を完全に抹消しようとするいわば『否定派』の人物、

 

八神はやてを殺さず助ける『肯定派』と八神はやてを殺し完全に抹消する『否定派』の2つの勢力に別れた。しかし、風祭幽香はそんな事はどうでも良かった。ただ戦えればそれで、

 

もしも何でも願いを叶えてくれると言われたら彼女は真っ先に戦いを選ぶだろう。

 

 

「ああ、殺す………………今までも、そしてこれからもな」

 

『PERFECT PUZZLE』『What's the next stage? What's the next stage? What's the next stage?』

 

 

「変身」

 

 

『デュアルアップ!!Get the glory in the chain! PERFECT PUZZLE!』

 

 

一瞬遅れて、爆発音と砂煙が舞い上がる。砂煙が晴れるとそこには傘の様な剣を突き立てた幽香とそれを右手だけで掴み止めている仮面ライダーパラドクスパズルゲーマーレベル50の姿が、

 

 

左足から繰り出されるパラドクスの蹴りを体を回転させいなし懐に潜り込む。が、予期していたかの様にパラドクスはエナジーアイテムを使う。

 

 

『液状化!!』

 

 

液体になり物理攻撃が無効化され、その状態から幽香に纏わりつく。液状化が解けるとすでに幽香は腕を拘束された状態だった。その時、パラドクスは違和感を覚えた、幽香の持っていた傘剣が消えていたのである。ヒュルヒュルと風を切る音が、

 

パラドクスは幽香を離し回避する。遅れてパラドクスの立っていた場所に傘剣が突き刺さった。

 

 

「へ〜、初見でこの攻撃を避けれたのは貴方が初めてよ」

 

 

『成る程、特典を過信した馬鹿どもとは違う訳か』

 

 

「ええ、私が消した方転生者達は、みんな自身の能力を過信し死んだわ、それにこの姿にもね」

 

 

彼女の特典、それは『風見幽香』の力を手に入れると言うもの、その力は接近戦で力を発揮する。その為、彼女は接近戦にばかり目が行き、そこをついて殺すと言うスタイルをとっている。

 

 

「貴方はハニートラップには掛かりそうな無いわね」

 

 

『安心しろ、俺は男女平等だ』

 

 

 

 

 

『KNOCKOUT FIGHTER』

 

『The strongest fist! "Round 1" Rock & Fire! The strongest fist! "Round 1" Rock & Fire!』

 

 

『大変身』

 

 

『デュエルアップ!!Explosion Hit! KNOCK OUT FIGHTER!』

 

 

炎の拳を持ち、相手をKOする

『仮面ライダーパラドクス ファイターゲーマーレベル50』

 

 

 

『第二ラウンドと行こうか』

 

 

「あらあら、随分と私の心を滾らせてくれるじゃない」

 

 

動いたのはパラドクス、幽香の顔面に炎の右ストレートを打ちかます。幽香はそれを紙一重で避け肩から腰にかけてアッパーを打ち込む。だが、パラドクスは足でそれを受け止め逆にアッパーを打とうとした。ついに2人はノーガードの殴り合いへと変わっていった。時に躱し、時に弾き、時に拳同士で相殺させ、夢にまで見たオラオラ対決が続いていた。

 

しかし、生身の拳の幽香に対し炎の拳を持つパラドクスは炎の追加ダメージにより、幽香の腕は焼けボロボロになってしまった。一瞬、隙を突かれ幽香の腹に強烈な一撃をお見舞いした。

 

その瞬間はスローモーションの様に流れた。骨は折れ、ジュー!!と言う音と肉が焼ける匂い、折れていない骨が軋み、口から血を流す。静止画像の様な瞬間も一瞬で過ぎ、ものすごい速度で後方に吹き飛んでいく幽香、そして木にぶつかり停止、

 

 

『………………最後に言い残す事は、』『キメワザ!!』

 

 

「あら…………ゴフッ………随分と………………………優しいのね…………なら…………1つ、質問………が…………………あるわ、ねえ、

 

 

 

 

息子達、って知ってる?」

 

 

 

『………………………』『KNOCK OUT CRITICAL SMASH!!』

 

 

その拳が幽香に当たったその時、彼女の上半身は吹き飛んだ、木っ端微塵に、そして炎が残った下半身を焼き尽くす。

 

ガサガサ、後ろの茂みから音がする。振り返りそこを見ると男の子が1人、彼はさっきの惨状を目の当たりにし腰を抜かした。目撃者は消す、彼はその拳を振り上げ、そして

 

 

 

その無慈悲な拳を振り下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかーさーん!!おかーさーん!!」

 

 

「あらあら、何処に行ってたの拓郎?」

 

 

男の子とお母さんの何気ない日常、そしてその横を通り過ぎる大虎、ゆっくりと歩いていく。

 

 

「今日は拓郎の大好きなカレーよ」

 

 

「わーい♪カレー大好き!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

済んだのところで止めていた。男の子は気絶しその場に倒れている。大虎は変身を解くとメモリーのガイアメモリを取り出して男の子の記憶を改竄する。

 

 

(何故、俺はこの子を殺せなかった………………)

 

 

だが、直ぐにその事は忘れ、次の計画の準備を進める為に家に帰る事にした、美しい夕焼けを見ながら、大虎は帰路に着いた。



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Worldescape18

そして少女達は戦場へ、


あの声が頭から離れない、忌々しいあの声が………………………………

 

 

 

 

 

目を覚ますと、服は汗でビショビショになっていた。またあの夢か、そう思い服を着替えて家の外へ出た。

 

 

「あいつも最近、出てこ無くなったのにな……………………」

 

 

ボソリと呟いた、その目には恐怖が渦巻いていた。

 

 

 

 

 

 

 

「でーばーんー!!!!」

 

 

お久しぶりです。私、小山そに子、みんな忘れちゃってるかな?だって最後に出たの9話ぐらい前だもんね。え?みんな私がその間何をしていたかって?それはヒ・ミ・ツ♪

 

でね、最近、私の大好きな大くんに害虫どもが集っているの。狐ババアと無駄乳緑大トカゲと駄狐が集ってるの。粛清しようにも大くんが駄目って言うし、どうやったら皆殺しに出来るかな?

 

 

「あれ?すずかちゃん、どうしたの?」

 

 

「う、うん、あのね実は」

 

 

すずかちゃんは不思議な生き物を拾ったからどうしよう?と言うものだった。それはまん丸ピンクの体をした可愛い、それでいて食べ物とかを吸い込んで食べるんだって。

 

そう、カービィだね♪絶対カービィだよ!!

 

だから私は大くんを連れてすずかちゃんの家に行った。

 

 

 

 

 

「久し振りだね♪すずかちゃんのお家」

 

 

「………………ボソ)俺は2度と来たかなかったがな」

 

 

使用人さんに連れられてすずかちゃんの家に入るとポヨ〜!!と言う声が聞こえた。やっぱりカービィだ!!と思いドアを開ける。

 

ピンクのボールが私の顔の横を通り過ぎた。恐る恐る振り返ると大くんの顔にピンクの何かが張り付いていた。それを皮切りにすずかちゃんの家のすべての猫が総動員した。

 

大くんは既に頭の上にカービィを乗せ、身体中を猫に囲まれながら座っていた。いつものように真顔で、でも少し口角を上げて、猫たちを撫でていた。普通の人なら絶対に気付かない程、でもその目には優しさが映っていた。

 

 

「良いな〜、羨ましいな〜」

 

 

猫と大くん、どっちにも嫉妬しながら、私はカービィをどうにかするかを考えていた。でもアリサもすずかちゃんもなのはも羨ましがっているのは確かだ。だってあんなにモフモフな猫に囲まれて頭の上に可愛いの極みを乗せられて、本当に羨ましい!!

 

 

「ポヨ〜、ポヨポヨ、ポ〜ヨポ〜ヨ、ポヨ」

 

 

カービィがごねて大くんがカービィの頭を撫でてやる。スヤスヤと寝息を立ててカービィは寝だした。すると他の猫もスヤスヤと眠り出す。

 

 

「寝たようだな………………すずか、ベットか何かあるか?」

 

 

カービィの背中をポンポンしてゆっくりとベットに置く、でもカービィの腕が大くんの服を掴んでいて仕方なく大くんはカービィの側に座っていた。

 

私達は仕方なく外に出て、そして本命に取り掛かる。

 

 

「あのね、実はこれなんだけど」

 

 

『どうも〜♪私、カレイドルビーと申します〜♪で、で、!!先ほどのお兄さんは誰なんですか〜♪まさか、恋人とか!!』

 

 

「も〜!!恋人なんて、そうに決まってるでしょ!!お茶目なステッキさん!!」

 

 

 

 

経緯を話すと、謎の男たちに攫われた2人は喋るステッキ、カレイドルビーとカレイドサファイアに出会い、魔法少女に変身、その力で謎の男たちを倒し帰還したのだが、どうすれば良いのかわからず、とりあえず同じ魔法少女(?)である私に依頼しに来たのである。

 

 

「現実は受け入れた方が良いよ、受け入れた方が楽だし新しい道も見つかるかもよ♪」

 

 

「ッ!!………………うん、ありがとう♪」

 

 

「わかったわよ、こいつを使ってまだやりたい事もあるしね」

 

 

「やりたい事?」

 

 

「………………………平賀を殺した奴を見つけだしてコテンパンにするのよ!!」

 

 

「平賀くん………………そうだね、よーし、そに子ちゃん!!私たちを鍛えて!!」

 

 

2人は私を見る。その目は本気だ。よーし、私も一肌脱ぐとしますか♪

 

 

 

 

 

「のう、なんじゃ!!このかわゆい生き物はッ!!」

 

 

家にカービィを持ち帰る事になった。1番俺が好かれてる、と言うか俺を親と思っているらしい。控えめに言って凄え可愛い。抱き締めてるだけで癒される。漫画ばかり見る憑き狐とマイペースな無駄にいろいろとでかい緑のドラゴン、バナナヘアーチビポンコツ駄狐に囲まれてストレスだらけの生活がこの子が来ただけでほら、ストレスも何も吹き飛んでしまう。

 

飯も前に消した転生者から剥ぎ取ったアイテムで直ぐに解決、人畜無害、マイナスイオン振りまく癒しの愛すべき子。

 

 

「お前らの小遣いを減らし、カービィにあてよう」

 

 

無慈悲な言葉が彼女達の心を抉った(役1ドラゴン全く動じない、と言うよりお金を殆ど使わずない為、貯金がやばい事になっている)このままでは………………………………………

 

 

今、2人の心がシンクロした、あのピンク玉を粛清しなければ、と、

 

 

「変な事したらここから追い出すからな貴様ら」

 

 

(ま、マズイ!!………このままでは我と大虎のラブラブハネムーンが………出番がッ!!)

 

 

(このままでは、相棒キャラとしてそして、行く行くはこの小説の主人公の座を奪おうと計画していたわしの野望がぁぁぁぁぁぁぁッ!!)

 

 

「う〜ん……僕は別に良いかな、欲しいものは無いし………………ッ!!」

 

 

 

 

その日、空には怪しい雲が近づきつつあった。




アリサとすずかは魔法少女になりました、次は高町家を魔改造しなければ、


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Worldescape19

高町家をどうやって魔改造するか考えに考えた末にアマゾンにしようと思いました。


それにいち早く気づいたのは他の誰でも無い、この地に住まうドラゴン達であった。そして、その危機に立ち向かった3人の魔法少女の話。

 

 

「艦長ッ!!地球に巨大な魔法璧が発生しました!!」

 

 

「なんですって!!?」

 

 

アースラでは突如、地球に発生した魔法璧により内部との通信が遮断され、地球に入る事が出来なくなった。ヴォルケンリッターを追いアースラに帰還したなのは達もその事態に追われていた。

 

 

 

 

 

地球は完全に孤立してしまった。

 

 

 

 

 

『でですよ、私の前の持ち主がもう本当にクズを絵に描いて具現化させた様なお方でしてね、本当にもうムカつくったらありゃしないんですよ!!分かります?アリサさん!!』

 

 

「あー、分かった分かった、分かったから」

 

 

『しかーし、そんな絶望の中、仮面の騎士様が現れ、前の主人をぶちのめしてくれたのですよ!!それで私達は逃げた先でアリサさんがたに出会えたのです!!』

 

 

う〜ん、なんか変だな〜?なんか変なんだよな〜?

 

 

「どうしたの?そに子ちゃん」

 

 

変な魔力を感じるんだよね〜、闇の書の覚醒まで後、3日はあるし、ヴォルケンリッター側には転生者達の介入も殆ど無いし、ラピュタかな?ラピュタがあるのかな?

 

 

「あの雲の向こうに、ラピュタがあるんだ」

 

 

「な、何言ってるの?そに子ちゃん」

 

 

「でもあの雲、泣いています」

 

 

「すずかも何やってるのよッ!!」

 

 

魔法少女姿の3人いや魔法少女カレイドアリサとカレイドすずかは師匠事、キュアダークネスと修行?の様なものをしていた。因みに一緒に来ていた大虎は家に帰った。

 

 

『あー…魔力滞留しちゃってますね〜。このままですとこの地域一帯に天変地異が起きて終わりますね〜この街』

 

 

「ちょ!!終わるってそれ本当!!」

 

 

『ええ、もう、デストラクションですよ、アルマゲドン起きちゃうぐらいですよ』

 

 

「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!」

 

 

 

 

 

「どうしようアリサちゃん………」

 

 

私達は今、謎の魔力の雲を撃退せんとその場所に向かった。雲を抜けると中には巨大な島が浮かんでいた。そこには既に沢山のこの街の異能力者、転生者、そしてなんとあの高町家の面々も、

 

 

「士郎さんッ!!何でここに!!?」

 

 

「すずかちゃん、アリサちゃん、君達もかい?」

 

 

「君達も?どういう事ですか?」

 

 

実は、と高町士郎さんは事の経緯を話した。

 

 

「あれは数日前の話だ………………」

 

 

 

息子が怪物へと変わってしまったが娘が魔法少女なので別にいつも通りに過ごしていたある日、シドと言う男から息子の未知のウィルスを抑制する機械を渡された。それの性能テストを兼ねての為らしい。それと知り合いから渡されたベルトの性能テストらしい。

 

 

((友人の家族が戦闘民族な件について!!!!))

 

 

4人は軽くストレッチをし、戦いに備えている。因みに既にそこに住んでいたと思われる異形の怪物達の屍の山が出来上がっていた。

 

 

 

ーーーゴォォォォォォォッ!!!!ーーー

 

 

 

轟音が鳴り響いた、全員が空を見上げる。そこにいる全ての人間にそして全ての生物達に影が指した。

 

表すならそれは黒き龍、禍々しいその姿はまさにドラゴンを彷彿とさせる。災厄の龍、

 

 

 

 

アクノロギア

 

 

 

 

それはかつては人間であり、強さを求め破壊と暴力の限りを尽くし、絶対的な強さを手に入れた転生者の成れの果て。オーラが違う、歩くだけで大気が揺れ、大地が響き、心が折れかける。存在自体が天変地異。闇の書を追ってこの地へと舞い降りた。

 

咆哮が大地を破る。こちらにはまるで無関心、そうだろう。誰だって踏み潰す虫を気には止めないように、奴にとって人間は全て虫ケラなのだ。

 

 

そいつに颯爽と襲い掛かったのは他でもない、この街のドラゴン達だった。

 

トール、カンナ、ファフニール、ルコア、エルマ、彼女達は自身の守るべき存在の為、最強の滅龍魔道士に勝負を挑んだのだ。

 

 

 

「ちょッ!!勝てる訳無いじゃない!!あんな化け物にッ!!」

 

 

まだ小学生のアリサとすずかにはそれは恐怖の対象でしかなかった。だが、

 

 

「ううううううッ!!!燃えて来たッ!!あいつの首を持って帰れば大君も絶対、私の事を認めてくれる!!よし、行くよ、

 

 

キャア!ラブラブ!メタモルフォーゼッ!!」

 

 

 

そに子は変身した。漆黒のドレスに身を包み、全てを破壊し全てを守る最恐最悪の愛と勇気の戦士、キュアダークネスに、

 

 

「そうだ、この匂いだ、幾千幾万の戦場で嗅いだ、この鼻にツーンとくる火薬と喉の奥に染みる黒煙、懐かしい……………………だが、争い事は持ち込まない主義でね、」

 

 

高町士郎はかつて傭兵だった。数多の戦場で多くの敵兵を葬り去った。そして、その本能を封印していた、彼の元いた場所、それは戦場………………戦場こそが彼の故郷であり、そしてフィールド、彼は狩人と、それも獣だ、

 

腰に巻かれたベルトの左のグリップを捻る。

 

 

『アルファ!!』「アマゾンッ!!」

 

 

ボカァァァァンッ!!凄まじい熱波と爆音が鳴り響いた後、そこには赤い異形の存在が立っていた。血のように赤い体と刻み込まれた多くの傷、彼こそはこの世界に誕生した新たなる生命体であり、捕食者、

 

 

仮面ライダーアマゾンアルファ

 

 

 




高町夫妻の馴れ初めは知らないので、もう戦場で出会ったって事にしときます。故に戦場とは彼らの故郷


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Worldescape20

今回、なんか無理やり終わらせた感が半端ないです。タドルレガシーが出た事ですし早く出したいです。


数ヶ月前、高町家に高町士郎の旧友がやって来た。彼は現在、『風間製薬』と言う製薬会社に勤めており、共に戦場を駆けた士郎に新しい製品の試験テストをして欲しいと頼まれた。

 

 

「Amazon細胞、我々はこれをそう呼んでいます。これを注入すれば人間を超越した力を得る事が出来る。しかし、その代わりに知性を失い本能のまま人を食い貪る化け物と成り果てる。ですが、これを使用する事で、その細胞の力を無害にし摂取する事が出来る」

 

 

トランクの中、そこには2つの同じドライバーと別タイプのドライバーが入ったいた。

 

 

 

 

戦道大虎は現在、ハッキング対策をしていた。何故なら数日前、ハッキングを受けてしまい、パソコンのデータを取られてしまったのだ。

 

 

「………………………奪われたデータはプロトタイプの戦極ドライバーのデータとコイツのデータ、か、」

 

 

画面にはAmazon細胞と書かれていた。Amazon細胞とは人食い細胞であり、人間や他の生命体に投与すればその能力を持った異形の生命体『アマゾン』を生み出す細胞である。Amazon細胞はバグスターウィルスと同時期に開発され、危険性や性能を考慮しライダーシステムにバグスターウィルスを使用、Amazon細胞はデータを残し全て焼き払った。

 

 

「何かやらかす前に手を打つか」

 

 

風間製薬にハッキングを開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤い狩人、アマゾンアルファはゆっくりと体を確認して行く。

 

 

『うむ、最高の気分だ………………まるで昔に戻ったかのようだ』

 

 

体から力が湧いてくる。体が軽くなって映るものが全て遅く見える。

 

 

「あらあら、まー、随分と逞しくなったわね」

 

 

「お父さんかっこいい♪」

 

 

「すごくかっこいいな!!父さん!!」

 

 

妻や子供達にも人気なようだ。

 

 

「じゃあ、私も『オメガ!!』

 

 

「フフフ………アマゾン」

 

 

ボワァァァァアッ!!

 

 

今度は緑色の衝撃波と炎が辺りを吹き飛ばした。高町桃子、かつてフランス軍の特殊部隊のリーダーであり、いつもエプロンを腰に巻きそのエプロンを鮮血に染め上げ、敵味方はたまた軍の上層部からも恐れられていた。

 

そして、戦場のど真ん中で高町士郎と出会い、そこで殺し合いの末、高町士郎はが愛の告白をし、彼女は軍を辞め日本に帰国、そして今に至る。

 

その姿はかつての自分自身が心に飼っていた獣、

 

 

仮面ライダーアマゾンオメガ

 

 

それが今の彼女の名前である。

 

 

「さあ、始めましょう、破壊と暴力のパジェントを」

 

 

「お母さん!!すごいッ!!」

 

 

彼女、高町美由紀は天才的な剣術を持つ兄や父に比べ自分にコンプレックスを持っていた。だが、彼女もまた、戦闘民族高町家の一員、その心に獣を宿していた。

 

彼女は父や母とは違うベルトをつけている。そして手に持っている注射器のようなものをベルトのレバーのような部分に装着、それを斜めにあげる。カチャ、と言う音と共に注射器のようなものの中の液体が中に注入して行く。

 

 

『ネオ!!』「アマゾン………………」

 

 

今度は青い衝撃波と共に青いアマゾンが誕生した。新世代のアマゾン

 

 

仮面ライダーアマゾンネオ

 

 

そして、バグヴァイザーのAボタンをおすと、重苦しい待機音が流れそれをグリップにはまた。

 

 

「培養」

 

 

『インフェクション!!』『レッツゲーム!バッドゲーム!デッドゲーム!ワッチャネーム!ザ・バグスター!!』

 

 

真紅のボディに炎の剣、完全体最高レベルバグスター、

 

 

グラファイト完全体レベル99

 

 

 

『さて、久々に思う存分、戦わせてもらおうか』

 

 

『あらあら、懐かしいわね〜、随分と忘れていた感覚ね』

 

 

『ここが戦場………………私の居場所ッ!!』

 

 

『さて腕試しと行くか、新たなる俺の力を見せてやる』

 

 

 

 

 

 

 

(完全に場違いです)

 

 

友達の家族がみんな変身したと思ったら巨大な黒い竜に立ち向かっていきました。何を言っているのかわからないと思いますが、私も何を言っているのかわかりません。ただ、戦闘狂とかバトルジャンキーだとかそんなチャチなものじゃ断じて有りません。もっと恐ろしいものの片鱗を味わいました。

 

 

「ど、どうしよう………………士郎さんも桃子さんも美由紀さんも恭也さんもみんな行っちゃったよ………………ね、ねえすずか………すずか?」

 

 

「フフフ………………フフ………………………アハハハハハハハハハハ!!!!そうよ、私が求めていたもの………今、はっきりとわかった、もう何も怖いものなんてないわ!!行こうサファイア!!

 

 

インストールッ!!ギルガメッシュ!!」

 

 

「ちょっと!!待って!!それは死亡フラグッ!!てか!すずかも駄目になっちゃったッ!!」

 

 

もー!!知らないッ!!!なるように慣れだよッ!!行くわよルビーッ!!

 

 

『ハイ!!お任せください!!!あんな黒蜥蜴なんてチョチョイのチョイですよ!!』

 

 

「インストール!!セイバーッ!!いでよ約束されし勝利の剣よ!!エクス!!!カリバァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

 

 

放たれた聖なる光は大地を焼きアクノロギアにぶつかり爆発する。アクノロギアとはいえその巨体は揺らぎ、バランスを崩す。高町アマゾンズの攻撃、ギルガメッシュの力を持ったすずかにアーサー王の力を持ったアリサ、そして多数の転生者達とドラゴン達、彼らの怒涛の攻撃についに悪の龍は倒れたのだ。

 

 

 

「ワレ ダケデハ死ナヌ!!キサマラモ道連レダ!!」

 

 

ドラゴンボールのセルのように徐々に体が膨れていく。偽りの力を手にしその欲望のまま力を振るった転生者にはふさわしい末路と言えるだろう。だが、そこにいた多くの命が危険に晒されそうになっている。

 

 

「やばいですよ!!このままじゃ、私たちは愚か街まで!!ってルコアさん!!何を!!?」

 

 

ルコアは膨れていくアクノロギアを掴み大空へと舞い上がる。成層圏を超え宇宙へ、

 

 

(このままじゃ、大虎達が死ぬ!!そんなことは絶対にさせない!!僕が、僕がみんなを守るッ!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

「ッ!!?ルコア」

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙で大爆発が起こった。研究者達はそれが爆発性の物質を含んだ隕石が爆発したのだろうと言った。だが、真相は誰も知らない。

 

 

 

 

 

 

 

『政府は新たな新惑星の』

 

 

プツン、大虎はテレビを消すと台所に向かった。トントンと小刻みに包丁が音を立てる。出来た料理をテーブルに置くとエプロンのまま玄関に向かった。

 

ガチャ、とドアが開く音がする。

 

 

 

 

 

「お帰りルコア、飯、出来てるぞ」




章の名前とかありますかね?


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偽りの幻想編
Worldescape21


新章突入、みたいな?


とある戦道家の日常、

 

 

「おい、カービィ見なかったか?」

 

 

朝シャンを浴び、頭をタオルで拭きながらカービィを探す。一緒に風呂に入ってその後どっかに行ってしまい、探していた。よく隠れんぼとかするしすぐに出てくるだろうと思い自室に向かった。新たなガシャットの作成をしようとドアを開けた時、

 

 

「ポヨ〜♪」

 

 

部屋に立てかけてあったG4ユニットにカービィが触れていた。そして、一瞬にして光輝いたさと思うとそれはカービィに酷似したロボットに変わっていた。

 

 

「か、カービィ………それは………………」

 

 

さらに変化は起きた、ブランク状態であった新型ガシャットにカービィのロボットが吸い込まれたかと思うと、封印から解かれた剣のように周りの銀色の部分が崩れながら新たな姿が見えてきた。

 

 

「………………こいつは」

 

 

俺はそれを手に取るとカービィを思いっきり抱きしめた、

 

 

「馬鹿野郎ッ!!無闇に触るなって言っただろ!!お前に何かあったらどうすんだッ!!」

 

 

思いっきり怒鳴りつけた、頬から何かが流れ落ちる。ギュッ、とカービィを抱きしめる、抱きしめる。

 

 

 

 

(まさか、カービィが新たなガシャットを作り出すなんて……………………)

 

 

カービィの力が新たなガシャットを生み出した。だが、それは俺には使えなかった。いくらゲーマドライバーに差し込んでも反応しない。故にそれを扱える新たな装備を開発するしか無い。

 

 

(だが、カービィのあの好奇心には困ったもんだ、今回は怪我もなかったから良かったが、これはちゃんと躾をした方がいいな)

 

 

カービィは好奇心旺盛だ、それ故に変なものにつられて誘拐されかねない。事実、前に攫われかけたことがあった。しかも転生者にだ、その時は絶望すら生温い殺し方で殺してやった。カービィは優しい、転生者だろうが犯罪者だろうが分け隔てなく助けようとする。

 

 

「………………まあいいか、その時は俺が助ける。それだけだ『コンコン、大虎いるか?』イズナ?なんか用か」

 

 

ガチャ、とドアを開けて入って来たのはイズナだった。枕を抱きかかえ不安そうな目でこちらを見てくる。

 

 

「あの、その、えと、………………今夜、我と一緒に寝てはくれぬだろうか?」

 

 

「………………は?」

 

 

「実は………………」

 

 

イズナが言うには悪い夢を見たらしい。家族を失う悪夢を、

 

 

「………………また目の前から家族が消えてしまう。お主が消えてしまうと思うと胸が張り裂けそうなんじゃ………………もう家族を失いたく無いんじゃ」

 

 

イズナが弱みを見せたのは初めてだった。仕方ない、今夜だけだ、と言って隣を開けた。因みに頭の上にはカービィ、左には小牟が寝ている。いつかこいつに寝首をかかれそうで怖い。

 

 

 

 

 

悪い夢を見た、あの日、旦那が別の女の元へ行き、息子も婿に行ってしまった。仲間も親友も皆、死んでしまった。ずっと1人で孤独に行きて来た。たった1人で死んでいくのだろうか?我はこのまま1人、忘れ去られていくのだろうか?

 

そんな時だった、我の前にあやつが現れた。見たこともない道具で変身しかなりの力を持った対魔師どもを蹴散らしていく。興味を持った、どうせこのまま消えていくならこやつに憑くのも悪くは無いと、

 

そして大虎の優しさを知った。もう手放したく無い、もう1人になりたく無い。じゃから一生、こやつに憑いて行く。絶対に離さない絶対に離れない。我は我は

 

 

 

 

我は、白面金剛九尾イズナは戦道 大虎が大好きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

八神はやての現在状況を確認するため、俺は九条 貴利矢となり、病室へ向かった。

 

 

「お〜い、はやてちゃん、ライトちゃん、お見舞いに来たよ〜♪」

 

 

高町なのはがいた、パタン、ドアを閉めまた開ける。

 

 

「お見舞いに来たよ………………」

 

 

まさかの高町達とエンカウントとは、一応、お見舞いの品をはやてに渡し、重い空気となりヴォルケンリッターの方に座る。気まずい………………あと、あのどうしよう………

 

 

「や、やあ、自分、九条 貴利矢、まあはやてちゃんの親戚?見たいなもんで、ハハハ、よろしくね」

 

 

笑っているが重い、空気が重い………………

 

 

「ポォヨ〜♪」

 

 

げぇッ!!?カービィ、なんでここに、付いて来ちゃったの!!?

 

 

「アレ?カービィちゃん………なんでここにッ!!?」

 

 

「ポヨ?ポヨポヨポヨ、ポヨ!!ポ〜ヨポヨポ〜ヨ」

 

 

カービィは俺を見つけると俺の方に飛んで来た。そして膝の上に座ってしまった。マズイ、下手に動けば俺の正体がバレてしまう。

 

 

「可愛いな、へー、カービィって言うんか?このちっこいの」

 

 

「うん、私の同級生が飼ってるんだけど、なんでここにいるの?」

 

 

そうしてる内にうとうととカービィは眠ってしまった。このままではマズイ、俺は席を立とうとするが、ヴォルケンリッター達が俺の裾を掴み、目で、

 

 

この気まずい空気の中、私達を置いてどこへ行こうと言うのかね?貴様も道連れだ。

 

と、言っている。

 

 

(いゃ〜、自分ちょっとお手洗いに行こうと思ったんですけど)

 

 

(させねえぞ!!てめえだけこの空気から逃げようとしてんじゃねえ!!)

 

 

 

 

このやり取りが最後まで続いた。

 

 

 

 

 

 

「………………ハヤテちゃんが、闇の書の所有者なんだね」

 

 

 

ヴォルケンリッターと高町達の話し合いは平行線のまま、両者は戦いで決めることになった。

 

 

「んじゃ〜自分、先に帰ってますわ」

 

 

帰ろうとするがクロノが止める。

 

 

「君には仮面ライダーの事や闇の書の事を色々と喋ってもらう」

 

 

「あー、わかったわかった、そんなに言うんなら力ずくでやってみな」

 

 

クルクルとガシャットを回す。ニヤ、と笑いながらゲーマドライバーを取り出し腰に巻くと、

 

 

「逃げるぞッ!!」

 

 

貴利矢とカービィは走り出した。それも全力で、脇目も振らず、そして、

 

 

 

 

「なんでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ………………」

 

 

「ポヨォォォォォォォォォォォォォォォォ………………………」

 

 

 

 

穴の中に落ちて行った。

 

 

 

「「「へ?」」」



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Worldescape22

前回のあらすじ

 

 

ヴォルケンリッターと共にハヤテのお見舞いへ行くが、高町一派と遭遇、逃げようとする彼を捕らえようとするクロノだが、まんまと出し抜かれ逃げられてしまう。だが、逃げる最中、彼とカービィは穴の中へと落ちてしまった。

 

 

 

 

 

 

ここはどこだ?ヴォルケンリッターと高町達の戦闘から逃れようとしたところに謎の穴の中へと落ちてしまった。隣にはカービィが寝っ転がっている。スヤスヤと可愛い寝顔で。

 

 

「ご機嫌いかが?戦道大虎」

 

 

見上げると金髪の日傘をさした女性が宙に浮いていた。見る限りこの間襲撃して来たあの女の仲間だろう。

 

 

「風祭幽香、ご存知よね貴方が殺した女の名前ですもの」

 

 

「で?そいつの敵討ちって訳か?転生者『東雲 紫』さん」

 

 

「あら、私のことをご存知で?」

 

 

「ああ、なんでも転生者どもを束ねてエセ幻想郷を作ってる変態だったな」

 

 

「失礼ですわ、私が創り上げようとしているのは完璧な世界、唯一無二の絶対なるアルカディアですわ」

 

 

周りを囲まれた。隣にはカービィが寝ている。絶体絶命という訳か。

 

 

「貴方には消えてもらいますの、貴方は世界を蝕む病原菌、病原菌は早く駆除しなければなりませんから」

 

 

紫が扇子を振るとあたりから弾幕が飛んでくる。だが、その弾幕は全て弾かれた。大虎の前には禍々しいオーラを持った浮遊物体があった。それは一頭身の魔王にも見える。

 

大虎の手には赤いガシャットギア、ガシャットギアデュアルがあった。そして、その表面に描かれたゲームなは

 

『タドルファンタジー!!』

 

 

『タドル・ファンタジー!!LETS GOing king of fantasy!!LETS GOing king of fantasy!!』

 

 

 

「タドルファンタジー、主人公である魔王が世界を征服するゲームだ、貴様らに魔王が倒せるかな?術式レベル50」

 

 

『デュアルガシャット!!LETS GOing king of fantasy!!LETS GOing king of fantasy!!』

 

 

「変身」

 

 

『デュアルアップ!!タドルメグルRPG!タドルファンタジー!!』

 

 

 

魔王から放たれた衝撃波が全てを吹き飛ばした。仮面ライダーブレイブファンタジーゲーマーレベル50、その禍々しき姿は見る者を恐怖させ慄かせる。

 

 

『貴様らは俺が切除する』

 

 

ガシャコンソードを出現させ炎を纏わせる、瞬間移動による死角への回り込み、そこから炎の剣による斬撃、斬り裂かれた体は燃え上がり灰を残して消える。魔王の蹂躙はまだ終わらない、魔法陣から放たれた魔王の手下達が数の暴力で襲いかかる。

 

ブレイブの真上に影がさす、剣を持った転生者が武器を振り下ろそうとしていた。だが、その刃はブレイブに届く前に不可視の障壁に阻まれた。

 

そして、マントがドリルのように尖り転生者を貫く。他の転生者達は注意がされたブレイブに転生特典の力をぶつけようとしたが、ブレイブがマントを広げると紫色の衝撃波が全ての異能をかき消した。

 

ゲーマドライバーのレバーを戻しまた開く。

 

 

『キメワザ!!タドル・クリティカル・スラッシュ!!』

 

 

獄炎を纏いし剣が全てを斬り裂いた。その斬撃は空間の向こう側にある山に巨大な切り傷をつけた。

 

 

「まさかここまでの力を持っているとわ、想定外ですわ」

 

 

『そうか、ならばそのまま死んでくれ』

 

 

チャキ、ガシャコンソードを構える。紫はチラッと足元を見たつられてそこを見るとそこにはカービィが、

 

 

「ッ!!不味いッ!!」

 

 

カービィを抱き抱え、マントでガードする。遅れて大量の弾幕がブレイブの姿を覆った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「油断したな」

 

 

寝ているカービィを抱えながら森の中を歩いている。紫はさっきの攻撃の後逃げた。追撃も来ないことから恐れ隠れたか、もしくはまだ隠し球があるのか?後者なら早く手を打たなければならない。

 

 

「それにしても、よく呑気に寝れるよなこいつは、」

 

 

すーぴー、くーすー、ぴーすー、などと寝息をたてながら幸せそうに寝ているカービィの頭を撫でる。

 

 

「あー、ここに居たー」

 

 

チッ、と舌打ちをする。まさかこんなに早く見つけられるとは、カービィは岩の陰に隠している。見ると赤い髪の少年か?そいつがニヤついた笑みを浮かべていた。

 

 

「ムカつくなその顔、見てると殴りたくなる」

 

 

「ずいぶんな挨拶だねー、ここで殺されるっていうのにー」

 

 

風景が変わった。先ほどの森とは打って変わって、灼熱の太陽が煌々と照りつける砂漠へと変わった。見渡す限り砂ばかり、植物も岩すらない。だが、少年の方だけは違った。少年の後ろには無数の人の影が、これこそ彼の転生特典

 

 

王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)

 

 

「僕の力驚いたでしょー?これで君を蹂躙してあげるよー」

 

 

大虎は落ち着き払って、ゲーマドライバーを腰に巻く。

 

 

「蹂躙されるのがどっちかハッキリさせてやるよ」

 

 

大虎はガシャットギアデュアルを裏返す、そこには

 

 

『バンバンシミュレーションズ!!』

 

 

と描かれていた。

 

 

「第50戦術、変身………」

 

 

『バンバンシミュレーションズ!!I lesdy battleship!!I lesdy battleship!!』

 

 

『デュアルアップ!!スクランブルだ!!出撃発進!!バンバンシミュレーションズ!!発進!!』

 

 

戦艦を模った装備に提督のような帽子がトレードマーク、全てを殲滅する戦場のプロフェッショナル、

 

 

仮面ライダースナイプ シミュレーションゲーマーレベル50

 

 

 

『全滅を開始する………………全門解放!!』

 

 

全身の砲塔が敵を捉えた。

 

 

 



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Worldescape23

トゥルーエンディング見て来ました!!スッゲー面白かった!!風魔はかっこいいし!!社長は平常運転だし!!ゲムデウスは禍々しいし!!サイコー!!


太陽が照らす砂漠、鼻に着く火薬の匂いが戦場を垣間見せる。

 

何千万人の軍勢と1人の戦艦を模した鎧を着た男、軍勢はその物量で1人の男に襲いかかる。だが、男は全身にある砲台からミサイルや砲撃の弾幕を作り出し近寄らせない。

 

無限の弾幕による圧倒的殲滅戦。誰も近寄ることは出来ない、攻略不能な無敵の要塞と化した仮面ライダースナイプ、その光景に転生者は恐る。

 

 

「な、なんなんだよッ!!?話が全然違うじゃねえかッ!!あ、あんな化けもんだなんて聞いてねえぞ!!!!………ッ!!?」

 

 

『終わらせるか』

 

 

ゲーマドライバーのレバーを戻す、

 

 

《キメワザ》

 

 

動きを止めたスナイプに一斉に襲いかかる軍勢、それが死への一歩とは知らずに。

 

 

《バンバンクリティカルファイヤー!!》

 

 

先程よりもよりも高火力でより密度の高い弾幕が、雨のように放たれた。それは空を埋め尽くし、大地を焼き尽くした。

 

 

『レーダーに反応無し、敵の殲滅を確認』

 

 

あまりの威力に術者諸共消しとばしたしまった。術者が消えたことによって、固有結界は消失、元の場所へと戻ってきた。ふと、カービィの姿が見えない事に気付く。あたりを見回すと、起きていたカービィが茂みをジーッと見ていた。茂みの中には謎のツノのようなものが2つ突き出ている。

 

カービィは茂みの中にいる人物と目を合わせていた。茂みの中の人物は必死にシー、と口に指をやりバラさないで!!と頼んでいるが、カービィは何のことか分からず、首を傾げている。

 

カービィは数秒、首を傾げた後、何事も無かったかのように茂みの中に飛び込んでいった。驚いた茂みの中の人物は飛び出してしまった。それはツノのような頭部の装備に、刀と眼帯、更に腰にはバンバンシミュレーションズのような砲台のような装備が付いていた。

 

 

「お、おい!!やめろ!!抱きつくなッ!!離れろ!!」

 

 

艦隊コレクションに登場する、天龍である。人間でも生物でもない彼女が何故この場所にいるのか、答えは1つ、天龍の背後から頭にガシャコンマグナムがかざされる。

 

 

「答えろ、貴様らのボスは何処にいる?」

 

 

転生者という事だ、ゲームの中、アニメの中、漫画の中、架空の存在がそこにいるという事はつまり、それは転生者である可能性が高い。いや、カービィ達を見れば、一重にそうとは言い切れないが、ここは敵のアジトの中、しかも茂みに隠れていたという事は自分を暗殺しに来たとも考えられる。カービィにはたまたま見つかってしまったと言えばこの間抜けさにも納得がいくだろう。

 

 

「ままま!!まてッ!!俺は敵じゃねぇッ!!お前も同じ艦娘(?)だろ!!あ、いやでも男だから艦息の方が正しいのか、いやだから俺は敵じゃねぇッ!!」

 

 

「それが虚言かどうか、調べさせてもらうぞ」

 

 

《MEMORY》

 

 

メモリーメモリを天龍の頭に突き刺す。天龍の記憶は、自分は転生者に呼び出されこき使われた事、転生者と姉妹艦の龍田と共にこの楽園へやって来た事、龍田が人質にされている事、さっきの大虎の力を見て力を借りようとした事、

 

 

「………………成る程、嘘じゃないようだな」

 

 

大虎はガシャコンマグナムをしまうと、カービィを拾って森の奥へ進んでいく。歩く大虎、後ろをついてくる天龍、歩く大虎、後ろをついてくる天龍、

 

走る大虎、走る天龍、走る大虎、走る天龍、

 

 

「おいッ!!いい加減にしろ!!何なんだよ!!てめえはッ!!?」

 

 

後ろをついてくる天龍にキレる大虎、

 

 

「人をおちょくってんのか!!?」

 

 

 

「頼む!!龍田を助けるのを手伝ってくれ!!頼む!!この通りだ!!」

 

 

天龍は頭を地面に擦り付ける。プライドも恥も投げ捨て、仲間の為に頭を下げる。

 

 

「………………なんで俺なんだ?ここの住人ならここのボスに頼めば済む話だろ。それに、俺がお前の主人のような身勝手な奴だったらどうすんだ?」

 

 

「お前の目を見りゃわかる!!お前はいい奴だ!!それに俺の感がそう言ってんだッ!!」

 

 

馬鹿な奴だ、そう吐き捨て、天龍に手を差し伸べる。

 

 

「場所を教えろ、さっさと終わらせてここから出るぞ」

 

 

一瞬、唖然とした天龍だが、言葉の意味を理解すると、普通の男性なら1発で落ちる程の笑顔でその手を握りしめた。

 

 

 

 

………………………………はずだった。

 

 

天龍の真後ろに何かいるッ!!大虎は天龍を突き飛ばすと、ガシャコンマグナムを取り出し天龍の頭

 

 

 

の真横を撃ち抜いた。弾丸は天龍の真横を通り過ぎ、武器を翳していた何者かに命中した。

 

 

 

 

 

 

そいつは一言で表せば、忍者。

 

 

 

忍者のような仮面ライダーのような存在だった。忍者のような1つ目の仮面ライダーは消滅し、それを皮切りに三人の同じライダーが出現する。

 

 

 

 

「てめえ、何者んだ?」

 

 

その忍者ライダー達の後ろから、また新たな仮面ライダーが現れる。忍者ライダー達とは違い、腰にはゲーマドライバーが付いている。背中には2つの小刀がある。まさに忍者達の頭領である。

 

 

『仮面ライダー…………風魔』

 

 

 

「仮面ライダー風魔………だとッ!!?てめえまさかッ!!そのガシャットは!!」

 

 

ハリケーン・ニンジャッ!!?

 

 

 

その言葉と共に風魔達はその刃を振りかざした。



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Worldescape24

突如降り出した雨、天から降り注ぐソレは全てを洗い流し浄化するように流れる。そして、その雨の中、いくつもの異形の存在が戦い合っていた。

 

風魔と忍者プレイヤー達は連携して、ゲンムゾンビゲーマーLevelXを襲う。負けじとゲンムもガシャコンスパローを振るい、応戦する。風魔と忍者プレイヤーの武器は似ている。まず、暗殺に特化した小刀、そして忍者らしい撒菱、そして、

 

 

バグスターウィルスで開催された光の手裏剣、生身の体で当たれば確実にゲーム病に犯される危険なものである。

 

 

『なぜ貴様が!!ハリケーンニンジャガシャットとゲーマドライバーを持っているんだッ!!』

 

 

彼の持つゲーマドライバーは彼、戦道大虎がオリジナルを元に独自に作り上げたライダーシステムである。本来のゲーマドライバーの何十倍もの性能を誇るそれは、対転生者用に作られ、オリジナルのゲーマドライバーを使用したライダーならばまず勝つ事は不可能だろう。それが熟練の存在だとしても、デンジャラスゾンビの能力によって大幅に能力を下げられているはずなのだ。

 

だが、目の前の忍者プレイヤー、一人一人が、自身の作成したライダーのLevel2相当に匹敵する。更に、風魔はLevelX相当に匹敵するポテンシャルを持っている事自体、本来あり得ないのだ。

 

 

『この力!!この性能ッ!!やっぱりッ!!俺の作ったゲーマドライバーと同等!!』

 

 

ガシャコンスパローのアローモードでBボタンを押しエネルギーをチャージする。ガシャコンスパローから放たれたチャージ攻撃は忍者プレイヤーの肉体を貫通し更に後ろの忍者プレイヤーを2人、同時に貫く。

 

 

『答えろ、どこでそのベルトを手に入れたッ!!』

 

 

バグヴァイザーのAボタン、Bボタンを同時押しし、更にBボタンを押す。

 

 

《CRITICAL DEAD!!》

 

 

ゲンムの足元から大量の増殖したゲンムが出現し、風魔に迫る。風魔はガシャットをゲーマドライバーから抜き、キメワザスロットホルダーに差し込みボタンを押す。

 

 

《キメワザ!!》

 

 

そして、再度、ボタンを押し、小刀を二刀構える。

 

 

《HURRICANE CRITICAL STRIKE!!》

 

 

小刀から放たれた2つの竜巻が、増殖ゾンビ達を吹き飛ばす。地面を抉り、木をなぎ倒す。

 

ゲンムは吹き飛ばされまいと必死に抗う。そして、風魔の真後ろを増殖ゲンムの一体が捉えた。増殖ゲンムに羽交い締めにされる風魔の瞳に映ったものは、デンジャラスゾンビの力を足にまとったゲンムのライダーキックだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

GAME CLEAR!!

 

 

 

 

 

風魔の体は消滅しガシャットとゲーマドライバーは腐食し、ガシャットは粉々に壊れてしまった。変身を解除した大虎はゲーマドライバーとガシャットを回収する。

 

 

(なんでだ!!?なんでこいつがここにあるんだッ!!?)

 

 

大虎の頭は混乱していた。何故、開発途中(・・・・)のガシャットが目の前にあるのか?

 

 

 

 

 

(…………………まあいい、コレを解析すれば、完成する)

 

 

「おい、何見てんだ?」

 

 

ドキッッ!!!!大虎の心臓が跳ねた。振り向くとそこには天龍が立っていた。完全に1人だと思っていた大虎は本気でビビった。

 

 

「お、脅かすな………それよりサッサと行くぞ」

 

 

「あ、いいけどよ。本当に大丈夫か?」

 

 

「大丈夫だッ!!気にすんな!!」

 

 

余談だが、大虎はお化けが苦手なのだ。妖怪やドラゴンなどは平気だが、お化けだけは絶対に無理なのだ。ダークゴーストの力を使っているのに変な話だが、

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい………………なんだ、ここは」

 

 

そこはボロボロの廃墟だった。絶対に出る。確実に出る。100パー出る。恐怖の館、大虎にとっての絶望、

 

 

「………………用事を思い出した。俺は帰らせてもらう」

 

 

カービィを頭に乗せ、180度体を回転させ、元来た道を戻ろうとするが、

 

 

 

「巫山戯んな!!サッサと龍田助けに行くぞッ!!」

 

 

天龍に首根っこを掴まれ引きずられて行く。

 

 

「おいッ!!やめろッ!!龍田の事は諦めろッ!」

 

 

「何ビビってんだ!!今更引き返せるかッ!!安心しろ、ここにいる半透明の奴らも俺たちに協力してくれるって話だ!!」

 

 

「おいゴルァッ!!それは確実に出ちゃいけない奴らだろッ!!!俺をそんなところは連れて行こうってのかッ!!?」

 

 

「大丈夫だ!!こいつらは優しい奴だ!!いつも話し相手とかになってくれるし、悪さもしねえ良いお化けだ!!」

 

 

「お化け言うなッ!!?お化けじゃねえ!!幽波紋だッ!!スタンド!!幽波紋と呼べッ!!!!お化けじゃねえッ!!」

 

 

ガチのビビリ事案を引き起こす大虎、大虎は突然の道端などでの脅かしにはビビらない。何故なら、すでにその気配を察知しているからだ。だが、幽霊は駄目だ、妖怪や妖精などは平気だが、それ以外にも、お化け屋敷や心霊スポットなどで脅かされるのも駄目である。

 

 

「よし、………………行くぞ」

 

 

天龍の後ろに隠れた大虎は、震える声で"お、おう"と答える。目の前にはお札が無数に貼られている扉だった。天龍はそのドアをゆっくりと開けた。

 

2人はこの部屋以外の全ての部屋を探したが、転生者さ見つけられなかった。そして、この部屋が最後の部屋なのだ。

 

扉が開くと、そこには、

 

 

 

「あら?お客さんかしら、随分と可愛らしいお客さんだこと」

 

 

転生者の姿は見当たらず、そこには車椅子に乗ったお年頃のお婆さんが笑顔で出迎えてくれた。その隣には紅茶のティーカップを持った龍田がいた。



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Worldescape25

よくある嘘予告を描いてみました。


「お婆さんは、お一人でここに?」

 

 

龍田を助けに来た大虎たちの前に現れた謎のお婆さんは、この家の主人で、転生者であった。お婆さんはこの家に押し入って来た転生者を倒し、龍田を解放し、天龍が龍田を迎えに来るまで一緒にお茶を飲んでいたと言う訳だ。

 

 

「ふふ、そうよ、ここに来てもう200年にもなるわね」

 

 

転生者であるのなら、その年は異常である。が、彼女はこの世界に来て魔女となったらしい。

 

 

「あなた、お名前はなんで言うのかしら?」

 

 

「戦道、戦道大虎です」

 

 

「あら、素敵な名前じゃ無い。あなたは『戦の道に立つ、大いなる虎』、守るべきものがある、それを守り通す、絶対に守れる存在、それが貴方の名前に込められた意味なのかしら?」

 

 

「………………そんな大それたものじゃありませんよ。俺はただ、血に飢えた獣です。殺す事しか出来ない」

 

 

「そんな事ないわ、貴方は優しい人よ、いい、貴方が望みさえすれば、運命は絶えず貴方に味方してくれるわ。自分に自信を持っていいのよ。ネガティブなことを思うよりなら、世界は自分を中心に回っている、そう思った方が楽しいじゃない♪」

 

 

世界は、俺を中心に回っている。………………あり得ないな、何故なら世界は………………………

 

 

「ほら、また、ネガティブな事ばかり考えちゃ駄目よ。私も昔はそう言う事ばかり考えていたけど、愛を知ればそんな考えは浮かばなくなるわ。貴方たも愛する人がいるでしょ?」

 

 

「愛なんて………………愛なんてあったって、弱くなるだけですよ」

 

 

ギュッ、と拳を握り締める。愛なんて、ロクでもないものだ!!

 

 

「人は人を愛すると弱くなる、でも恥ずかしがる事は無い、それは本当の弱さじゃ無いから。弱さを知っている人間だけが強くなれるのよ」

 

 

「!!あり得ないッ!!弱ければ何も守れません!!力無きものに!!何かを守る権利なんてッ!!」

 

 

そうだ、弱ければ自分自身すら守る事は出来ない。ッ!!?頭に頭痛が走る。やめろ!!出て来るな!!!怒りの声とは裏腹にもう1つの声が聞こえて来る。

 

ーもう諦めろよー

 

 

やめろッ!!聞きたく無いッ!!

 

 

ー母さんはいつも俺たちに優しくしてくれたじゃ無いかー

 

 

違うッ!!

 

 

ーお前は、求めるしか無いんだよ。母さんをー

 

 

 

「違うッッ!!!!!やめろッッッ!!!!!!違う違う違う違う違う違うッ!!!!!!!!!俺から出て行けッッッ!!!!」

 

 

 

突如立ち上がる大虎、その目は焦点が定まっておらず錯乱している。あたりのものを撒き散らしながら、扉から出て行く。驚く天龍と龍田、いたって冷静なお婆さんは魔法で散らかったものを片付けて行く。

 

 

「あ、あいつ大丈夫かよッ!!?」

 

 

「およしなさい、あの子なら大丈夫よ」

 

 

すぐさま追いかけようとする天龍を引き止め、優しく微笑む。

 

 

 

 

 

 

 

大虎が逃げ出した後、森の中では彼に襲いかかる転生者や化け物達の死骸があちこちに散らばっていた。あるものは、まるで凶悪な獣に食い散らかされたように、あるものは燃やされ凍らされバラバラにされ、永遠の恐怖と絶望を楽しまされたかのように、

 

 

 

 

その死骸の先には3人の人間がいた。1人は必殺技を放った転生者、もう1人はその攻撃をもろに食らった転生者、最後の1人は必殺技をもう1人の人間を盾にした者、

 

 

『近くにいた、お前が悪い』

 

 

最凶最悪の仮面ライダー、仮面ライダー王蛇

 

 

仮面ライダー王蛇は、ボロ雑巾のようにその転生者を投げ捨てると、蛇の形をしたステッキにカードを差し込む。

 

 

《FINAL VENT》

 

 

どこからともなく紫色の巨大な蛇が姿をあらわす。王蛇はそこから飛び上がり後ろに一回転すると、紫色の巨大な蛇、ベノスネーカーの毒液を浴びながら『ベノクラッシュ』を放つ。転生者を何度もなんども蹴りつけ、そして弾き飛ばした。全身から煙が上がり爆発する。なんとか肉体の原型を保っていたものの、もはや死んでいる。

 

 

『イライラするんだよ、お前らも、糞神も、何もかも!!』

 

 

ベノスネーカーは転生者の死体を飲み込むとそのまま、鏡の中へ消えていった。

 

 

『さ〜て、残るはお前だけだ…………』

 

 

王蛇は腰の引けたもう1人の転生者を見ると、ベルトのカードデッキから2枚のカードを取り出した。

 

 

『2枚ある、どっちが好みだ?』

 

 

カードを2枚裏にして見せびらかす。怯えた表情の転生者を見て、カードを1枚捨てる。

 

 

《FINAL VENT》

 

 

真後ろからとてつもないスピードでこちらに迫ってくる巨大なエイ、エビルダイバー、真後ろに迫ったエビルダイバーに王蛇は後ろを見ずに飛び乗る。そのまま物凄いスピードで転生者に体当たりを仕掛けた。

 

 

『ハイドベノン』をくらい大きく吹き飛ばされる転生者、だが、手加減したファイナルベントを食らった転生者は更に、

 

 

《FINAL VENT》

 

 

腕にメタルホーンを装着した王蛇が突進するメタルゲラスの肩に飛び乗り、そのままメタルホーンを伸ばしてタックルするヘビープレッシャー。メタルホーンが転生者に突き刺さり、更に強烈な突進のせいでそのまま木に叩きつけられる。王蛇はメタルホーンを転生者の体から抜き取る。仰向けに倒れる転生者、

 

 

『どうした?その程度か?英雄なんだろ?もっと俺を楽しませろよッ!!!』

 

 

《SWORD VENT》

 

 

倒れた転生者にベノサーベルを容赦なく叩きつける。何度も何度も、相手が死に体だとしても、容赦なく剣を叩きつける。

 

 

『お前ぇ………イライラするなぁ』

 

 

《UNITE VENT》

 

 

ベノスネーカー、エビルダイバー、メタルゲラスの三体が融合し、新たな怪物を生み出した。体はメタルゲラス、背中はエビルダイバー、そして頭は凶悪なベノスネーカーで開催された最凶のミラーモンスター

 

 

ジェノサイダー

 

 

《FINAL VENT》

 

 

ジェノサイダーは転生者の真後ろに現れ、お腹の部分に小型のブラックホールを形成する。王蛇はそのまま吸い込まれながら、目の前の転生者にドロップキックを食らわせる。王蛇はドロップキックをすることによってそこで勢いを殺し止まるだが、吹き飛ばされた転生者はそのままブラックホールの中へと吸い込まれていった。

 

 

全てを消滅させる王蛇の最強技『ドゥームズデイ』だ。

 

 

全て飲み込まれていく。

 

 

 

 

全てが終わった後、変身解除した大虎は膝から崩れ落ちていく。そして、そのまま意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘘予告

 

 

 

突如として現れた、謎の特異点。藤丸立香、マシュ・キリエライト達は何時もの様に人理修復に赴いた。

 

 

「ここは、街?東京かな」

 

 

「いいえ、ここは日本のどの地図にも載っていない存在しない街です!!?」

 

 

そこは、存在しない筈の街だった。

 

 

「風の街…………風都?」

 

 

突如として襲いかかる、怪人達、その圧倒的な力に押されていくマシュ、戦闘の最中、光り輝く召喚式が1人の男を呼び出した。

 

 

「サーヴァント・ライダー、真名は戦道 大虎、又の名を仮面ライダースナイプ」

 

 

「仮面、ライダー」

 

 

彼の召喚が、のちに8つの特異点を巡る新たなる冒険になるとは誰も想像していなかった。

 

 

 

第1異世界特異点

 

双風探偵都市 風都

 

 

 

第2異世界特異点

 

欲望終末世界 オーズの世界

 

 

 

第3異世界特異点

 

青春友情学園 天ノ川

 

 

 

第4異世界特異点

 

指輪魔法王国 マジックランド

 

 

 

第5異世界特異点

 

神聖侵食森界 ヘルヘイム

 

 

 

第6異世界特異点

 

永久停止空間 グローバルフリーズ

 

 

 

第7異世界特異点

 

完全平和次元 眼魔世界

 

 

 

最後の特異点

 

究極救済遊戯 仮面ライダークロニクル

 

 

 

そして現れる最強最悪のラスボス

 

 

「君たちのお陰で、ゲーティアに邪魔されずに私は蘇ることができた」

 

 

「何者だ!!貴様ッ!!?」

 

 

それは仮装現実のゲームが産んだ、最後の敵

 

 

「最強の、ラスボスだよ!!」

 

 

ゲムデウス

 

 

人類滅亡へのカウントダウン、

 

 

 

『Fate/Ground Oorder エスケープエンディング』

 

 

 

衝撃の結末を見逃すな!!



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Worldescape26

夢を見ていた。あの日の夢、呆気ない人生を終え、まだ絶望のぜの字も知ら無い無知で愚かな存在だった。その日、俺は神にあった、それは本当に美しい絶世の美女と言える程、その存在は美しかった。神は俺に転生を持ちかけた、前世の記憶と人間を超える力、特典を持って異世界へ生まれ変わら無いかと。ライトノベルやアニメが好きだった俺は即座に首を縦に振ってしまった。それが、俺の第1の罪、

 

転生し間も無く、俺は憧れた仮面ライダーの力を使って原作で救われなかったもの達を救おうとした。ピンチに陥ったヒロインや主人公達、味方のモブや民間人を助けた。だが、溢れた水が全て盆の中に収まる訳ではない。助けられなかったもの達も沢山いた。俺はその罪悪感に蝕まれた、何故全てを救うことが出来なかったのか?俺が誰かを助けるたびに、別の誰かが死んでゆく、その人達の運命を弄んだ、俺の第2の罪、

 

誰かを助ける為に戦っていた俺は、自分の戦いが無意味なんじゃ無いかと思い始めてきた。戦うたびに誰かが死ぬ、そう思うだけで自分が罪の意識と言う重圧に押しつぶされそうになる。だが、それでも俺は自分の行いが誰かを救えると信じて、戦った。心を鬼にして敵を圧倒した、相手のがら空きの胸にパンチを叩き込もうとしたその時、俺は一瞬、こいつを倒せばまた、誰かが犠牲になってしまうのでは無いか、と自分の信念を疑ってしまった。そのせいで、俺は敵から重傷を負わされ、大切な仲間を失ってしまった。自分自身を疑ってしまった第3の俺の罪、

 

そのトラウマから、俺の心はだんだんと衰弱していった。もはや冷静な判断力まで失い、俺は争いのない世界を作ると言う男の口車に乗せられ、そいつが敵の刺客だと気付かずにそいつを信じてしまった。そのせいで多くの人が死んだ。それが第4の罪、そしてそいつを信じてしまった俺の心の弱さが第5の罪、

 

そいつを信じて、誰も信じられなくなった俺は、自暴自棄になって、どうしようもない行き場の無い怒りを敵にぶつけた。八つ当たりのように敵を倒していき、俺を止めようとした仲間すら手に掛けてしまった。それが俺の第6の罪、

 

あの日、俺は出かけていた。妹は親と家で俺の帰りを待っていた。妹は昔から俺に甘えて兄にはドライな態度をとっていた。俺が他の女性と話したりすると何故かとても怒る、可愛いもの………………………だった。あの日までは、いつからか妹は狂気を纏ってしまった。異常な愛情で濁った目で俺を見つめる、

 

 

「私はお兄ちゃんのこと全部知ってるよ、お兄ちゃんが好きなものも、お兄ちゃんが持ってるものも、お兄ちゃんが思ってることも、全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部知ってるんだよ。だから安心してね」

 

 

ある日、家が爆発した。ガスの元栓を閉め忘れたことが原因で家は半壊、妹は手足を失ってしまった。意識を取り戻した妹は俺にいった。

 

 

「お兄ちゃん、私大丈夫だから、ちゃんとお兄ちゃんの役に立てるから!!だからだからだからだからだからだからだから私を見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないで見捨てないでお願いッ!!なんでもする!!お金が欲しいならいくらでもあげるッ!!お兄ちゃんの性処理玩具にもなるッ!!なんでもするから!!だから私を見捨てないでッ!!!!」

 

 

気づけば俺は妹を突き飛ばしていた。怖かった、変わってしまった妹が、だから俺は逃げ出した。誰もあってこれない所へ、俺は自殺した。俺は全てから逃げた、それが最後の罪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死ぬと次に転生するまで、その神の元にいなければならない。その間、母のように狂気の愛で俺を愛してくれた神は傷ついた心を癒してくれた、俺は神にいや母に甘えた。俺の心を癒した神、俺の心を傷つけたのもまた神だった。なんども転生させなんども俺を殺すそうする事で無限に俺と居られるそれが神の狙いだったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここまでだね、彼の記憶を観れるのは。後は神様の妨害で見ることができない」

 

 

倒れた大虎を見つけてきてくれたお婆ちゃんに頼み記憶の中を見せてもらった。カービィは大虎の胸の上で寝ている。俺、天龍は絶句した。まさかそんな鮮烈な人生を送って居たとは。

 

 

「なんだかこいつが可哀想に思えてきたぜ」

 

 

天龍を従えた転生者が死ねば天龍達は解放される。だが、こいつは何をしても逃げることは出来ない。何故なら相手が神だから。

 

神とはつまり運命であり世界であり真理であり全であり一である。人と言うちっぽけな存在が、それを倒す事が出来るのだろうか?それでも大虎は神に立ち向かっている。自由を求めて

 

 

 

 

 

 

 

誰かに記憶を覗かれたような不快感を覚えながら、目を覚ました。ここは何処だ?と今までのことを思い出した。ああ、そうだ俺は暴走して手当たり次第に奴らを殺して、そして倒れたんだった。とっさに私物を確認した。

 

 

「ロストドライバー、ガイアメモリ、カードデッキ、ライナーパス、全部ある」

 

 

安堵の息を漏らし、ふと目線を向けた。油断して居た、この部屋には俺1人しかいないのだとばかり思っていた。俺は夢を見ているのか?ついに頭がおかしくなったのかと思った。何故なら、俺の目の前に

 

 

 

 

ブラックマジシャンガールが立っていたからだ。



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Worldescape27

あーーー、今回は伏線?的なもの回です。


とっさに別のベルトを取り出す。色の付いていないボトルのようなアイテムを2つ取り出し振る。シャカシャカと小刻みに音を立てながら、ボトルの上部分を回す。そしてベルトのくぼみ部分に2つのボトルを逆さに差し込む。

 

 

《□□□□□!!》《□□□□□!!》

 

 

《ベストマッチ!!》

 

 

突如、天井が崩れそれが変身中の大虎に落下する。しかし、その中から現れたのは、

 

 

灰色の姿をした仮面ライダーだった。

 

 

『まだ、未完成だが、仕方ない………………ッ!!?』

 

 

体から電撃が走り、火花が散る。そして返信が解けた。血を吐き膝をつく。

 

 

「あ、あの大丈夫ですか!!?」

 

 

ブラックマジシャンガールは駆け寄りながら杖を使い緑色の魔法をかける。すると痛みが引いた、

 

 

「動かないでください、ちゃんと治療しないと」

 

 

回復の魔法を重ねがけする。傷ついたからだが治っていく。

 

 

「なんで俺を助けた………」

 

 

俺を助けてなんのメリットがこいつにある?ベルトが目当てかッ!!

 

 

「目の前に傷ついている人がいたら助けるのは当然です!!」

 

 

「お前…………………………………………………馬鹿だろ?」

 

 

首筋にナイフを当てる。すでにベルトは腰に巻いている、後はこのUSBメモリ型アイテムを差し込む。それだけで超人的な力が手に入る、今まで戦ってきた奴らの中にはベルトを狙う輩も存在した。

 

誰も信用しようとしないのはかつて自分が信じた仲間にベルトを奪われかけたことからであり、信用すればそれが弱さとなる。

 

 

「それでも私はあなたを救いたい」

 

 

「お前じゃ無理だ、この世界の誰も俺を救えない。俺を救えるのは、俺だけだ」

 

 

ブラックマジシャンガールを突き飛ばしナイフをしまいカービィを頭に乗せ部屋を出る。あたりは出そうな程ボロボロであり廃墟と言っても過言では無い薄気味悪さを感じながら出口を目指す。部屋がわからず手当たり次第にドアを開けていく。

 

いくつかのドアを開けた時、図書館の様な場所を見つけた。いや図書館なのだろう、古い本が大量に並んでいる。

 

『1万年前、全ての生物がこの地球の支配種となる為の戦いが行われた可能性』

 

『鏡の中にはこの世界の裏の世界が存在する説』

 

『人間を殺す遊戯を生業とする種族の存在』

 

『古代文献に載っている電車の様な乗り物の考察』

 

『黄金の果実は本当に実在するのか』

 

『13魔族絶滅の真相』

 

『魔法科学の歴史 指輪編』

 

 

 

 

など、様々な歴史がまるでその場で見たかのように頭に入ってくる。頭の中に直接その記憶を埋め込まれたような感覚、だがまるで違和感を感じない。ページを開く度に匂い、痛み、感情がダイレクトに伝わってくる。カービィが不思議そうに顔を覗かせてくる。

 

本を閉じ俺はふと頭上を見上げる。周りは見えていない、放心状態に陥った俺は全ての本を読み漁る。周りが暗くなるまでそこにある全ての本を閲覧した。閲覧中、カービィが顔をペチペチと叩いてくるがそれすら気にならないほど本に集中していた。

 

 

 

 

「あらあら、こんな所で寝ては風邪を引きますよ」

 

 

 

どうやら俺は眠ってしまったらしい、かすかな意識の中、お婆ちゃんの声が頭に響いた。そんなことはどうでもいい、新しいベルトの設計………を………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えと、あの、師匠、大丈夫なんでしょうか?」

 

 

本棚の影に身を潜め、私ブラックマジシャンガールこと、マナは師匠である大魔法使い『パチュリー・アガルサレイド・シャクルセナス』様に尋ねた。かつては天を想像し大地を割り世界そのものの自転すら意のままに操る事が出来たと聞く。その能力は年老いても衰えず、現代の最強魔法使いである私の兄『マハード』でも今の師匠の足元にも及ばない。

 

 

「安心しなさい、この子は大丈夫ですよ」

 

 

師匠がそう言うなら大丈夫なのだろう、丸いピンクボールのような生物カービィを抱えながら、魔法で彼を浮かせる師匠の後を付いて行く。

 

 

「あ、あのなんで彼は図書室から出なかったのでしょうか?」

 

 

素朴な疑問だった。

 

 

「館には色々なトラップが仕掛けられているの。あの本は私がその土地に染み込んだ記憶を呼び覚まし本にしたもの、その本を見た者は自分自身がその記憶を体験したように感じる見る見ないに関係なくね。並大抵の人間ならばあの場で発狂していたわ。この子がそうならなかった理由はこの子の心がとても強いからよ」

 

 

魔法の力は心と精神に比例する。心が荒めば荒む程弱くなる、怒りや憎しみが強ければ魔法は暴走する。最強の魔法使いとは何事にも折れず屈しない心と気高い魂を持つもののことだ。

 

彼は魔法使いの資質があるのかもしれない。そして師匠が認めるほどの資質、もしかしたら師匠でも至る事の出来なかった伝説の魔法、

 

 

 

無限の魔法(インフェニティ)に辿り着けるかもしれない。




パチュリーお婆ちゃんは東方のパチュリーじゃありません。他人の空似に近い別人です。


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World escape28

遅れて申し訳ありません!!


何度目の目覚めだろうか?このパターン、前にもあったような。隣を見るとやはりあの魔女っ子が横で涎を垂らして寝ていた。起き上がり起こさぬようユックリとベットを出ようとするが、なんと足が鎖で繋がれていて出ることができない。仕方なく、パソコンを取り出しキーボードを操作し始める。

 

 

「ラウズカードシステムの骨組みはもうできてるから、後はラウズカードにシステム自体が対応するかどうかだ……………クソッ、あの時みたく設計図があれば楽なんだが、いや、あの時もあの時で楽では無かったな…………千里の道も一歩からってか?」

 

 

あの時、とは大虎がカードデッキを開発していた時のこと、ライダーバトルが行われている世界に飛び、モンスターを捕獲しようと向かった。だが、大虎が契約したモンスターはボルキャンサーであり、仮面ライダーシザースとして全てのライダーを倒しなおかつモンスターを生け捕りにしなければならなくなった。

 

 

ああ、そういえばさっき夢を見た。自らを神と名乗りハイテンションを通り越したMAX大テンションなゾンビを崇め讃えながら新ガシャットの設計を教えてくれた神さま。ありがとう神、あんたの意思は俺が継ぐ。

 

 

「あっ!!駄目ですよ、ちゃんと寝てなきゃ!!」

 

 

起きた魔女っ子は俺からパソコンを奪い取ろうとする。ええい、俺のクリエイトな時間を邪魔するな!!!!鬼の形相でパソコンを打つ大虎、あの自称神なゾンビが乗り移りでもしたのだろうか?デンジャラスゾンビばかり使ってるからなのか?

 

 

「ぽよー!!」

 

 

ぼふっ!!、と顔面にカービィが張り付いてきた。足を引っ張り顔からはがす、足だけを掴まれプラーンとぶら下げられるカービィは笑顔で手を振る。

 

大虎はカービィを丁寧にベットの上に置くと、

 

 

「おい、早く俺のこの足の鎖を外せ」

 

 

外れた鎖に繋がれていた足を確認し、カービィを持って歩き出す。

 

 

「あの?どこへ行くんですか?」

 

 

「ここを出て行く、早くこの世界から抜け出さなきゃならないからな」

 

「ダメです!!まだ傷は塞がってないんですからッ!!」

 

 

「俺にはやることがある、いつまでもこんな所にいるわけにはいかないんだ!!

 

 

 

5

 

 

俺の…………俺自身の夢を叶えるために!!

 

 

5

 

 

立ち止まることなんてできないんだ!!

 

 

 

5

 

 

 

邪魔をするなら

 

 

 

『standingby』

 

 

 

変身!!

 

 

 

 

complete!!

 

 

 

 

排除する」

 

 

 

 

全身に赤いフォトンブラッドが伸び、レアメタルの鎧を構築する。夢を守りし紅き救世主、

 

 

『仮面ライダー555(ファイズ)

 

 

ファイズはクラウチングスタートのようなポーズを取るとカシャッ、と腕をスナップさせて走り出す。右腕からのストレート、マナは魔法壁を作り出しガードするが、すかさず左からのジャブ、とだんだんと勢いを増していくファイズの攻撃、右足から繰り出された蹴りがついにマナの魔法壁を破り更に追撃の回し蹴りがマナに迫る。だが、空間転移魔法によってファイズの後ろに回り込む、しかしファイズもそれを予期していたかのように振り返りざまにヤクザキックをマナのお腹にかました。突然のダメージに口から血を吐きながら後ろに吹き飛ぶマナ。

 

 

『そこを退け、そうすれば命だけは見逃してやる』

 

 

ガキィンッッ!!!!と肩に何かが当たる、振り向くと

 

 

「お婆さん」

 

 

「私の弟子に余り酷い事をしないでね」

 

 

「あんたも俺の邪魔をするか、なら容赦はしない」

 

 

「男がやってはいけない事が2つあります

 

 

1つは食べ物を粗末にすること、そしてもう1つは、

 

 

 

女の子を泣かせる事です」

 

 

 

明らかな殺気に周りの動物達は逃げ去り草木は死んだかのように静まる。パチュリーさんの周りには色鮮やかな光の玉が視界全てを覆い尽くすかの如く左右している。それらは全て彼女の命令次第で大虎に襲いかかる。

 

 

『俺の邪魔をする奴は子供以外なら女だろうが容赦はしない』

 

 

腕に巻かれている腕時計型オプションアイテム『ファイズアクセル』からアクセルメモリーを抜き取るそして、そのアクセルメモリーをファイズファンにセットした。

 

 

『最速の10秒間だ、俺について来られるか』

 

 

『complete!!』



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World escape29

最後すげえ適当になってしまった。(いつも通り)そんなんだから読みづらいとか言われるんだよ!!俺!!

すみません


『complete!!』

 

 

10秒間、この世界の時間にとらわれなくなるファイズ最速のフォーム、アクセルフォームへと至った。そして腕のファイズアクセルに指を重ねたと同時に無数の弾幕がファイズに降り注ぐ。

 

 

『start UP』

 

 

その瞬間、俺はまるで別の世界に1人飛ばされたかのような感覚とあたりに見えるもの全てが遅く感じた。ファイズアクセルはクロックアップと違い体感時間は変わらない、それでも、今の俺にはこのスピードですらいつもの速度に見えてしまう。例えるなら死ぬ直前に見る走馬灯とか野球の選手がボールが遅く見えてしまうとか、

 

9

 

 

(クロックアップの使用で俺の体がこの速度に適応したのか!!?)

 

 

クロックアップや高速化などの超スピードを使っていた為にこのファイズアクセルのスピードにすら体が慣れてしまったのかもしれないと解釈してこの戦闘を続行する。止まって見える弾幕の間をすり抜け

 

 

8

 

 

お婆さんに攻撃するだが、すでに貼られていた障壁に妨害されるが、そのままラッシュを繰り出す

 

 

7

 

 

それでもダメだとわかり今度はミッションメモリーを指したファイズポインターを手早く足に装着する

 

 

6

 

 

そして、ファイズファンを開きenter keyを押しファイズポインターにフォトンブラッドを注入する『Exceed Charge』

 

 

5

 

 

そのまま飛び上がりファイズポインターから放たれた無数の円筒状の光がポイントしあたりを埋め尽くす。それらは全て杭のように対象の体の自由を奪う逃れることはできない。

 

 

4

 

 

そしてそれが放たれる、まずは1つ目が壁にぶち当たる、続けて2つ目3つ目がぶつかり障壁を破壊する。破壊された障壁のかけらがゆっくりと地面に落ちていく。その中を銀色の流星が駆け抜ける。

 

 

3

 

 

残ったポイント達が一斉に生身のその体に突き刺さる。回転しながらドリルのようにその身に突き刺さる。

 

 

2

 

 

そして、その体を貫いた。貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫く貫くそして最期の一発が、

 

 

1

 

 

心臓に命中した。

 

 

 

 

 

『Time out』『Reformation』

 

 

高速の時間が終わりファイズは元の姿へ戻る。合計50発ものクリムゾンスマッシュを同時に叩き込まれてすでに灰と化していた。だが、

 

 

「なかなかやるじゃない」

 

 

ッ!!まさかの後ろからの声に振り向くと、死んだはずのパチュリーが立っている。すると突然四肢に魔法陣から召喚した鎖によって捕縛されてしまう。

 

 

「まさか半分も削られてしまうなんてね」

 

 

その言葉から大虎はまさか!!?と驚きの声を上げる。

 

 

「命のストック…………コンテニュー能力と言った方がいいか、まさか貴女もそんなことができるなんて」

 

 

チートが!!と悪態をつきながらも鎖を無理やり引きちぎりファイズファンにコードを入力、専用マシンオートバジンを呼び出す。どこからともなくバイク音が聞こえオートバジンがやってくる、ファイズは手慣れた手つきでオートバジンのハンドルにミッションメモリーを差し込みフォトンエッジを引き抜く。

 

 

「あら?…………その子、随分と使い込まれているようだけど」

 

 

その言葉を聞いた途端、彼の何かがぷつんと切れた。

 

 

『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!!!!!!!!!』

 

 

見境もなしに突っ込む、後ろからはオートバジンが変形し人型となりサポートする。相手は光弾を放ち牽制しようとするが、フォトンエッジでそれらを叩き落とし突き進む。更にファイズファンのenter keyを押してフォトンブラッドをフォトンエッジに注入、当たれば一瞬にして灰にされるその刃を時には魔法壁で時にはテレポートで避けるがそれすら予告していたかのように足技などで食らいついてくる。

 

 

終焉を迎えし星々の世界(ジ・エンドスターワールド)

 

 

星のような弾幕が辺りを彩る、そして世界の終わりを示すようにそれらは落ちていく、キラキラとまばゆい光を放ちながら一定の速度で進みゆく。フォトンエッジで弾きながら落としながらいなすが、

 

 

混沌と聖なる魔剣(カオス・オブ・セイントブレード)

 

 

両腕に混沌と正義の剣を持ち接近戦を仕掛けてくる。混沌の剣が右から振り下ろされる、それをフォトンエッジで止めるがもう片方の聖なる剣がファイズに襲いかかる。フォトンエッジを斜めにずらして剣をスライドさせながら反対側に待って離れる。擦れ合うファイズエッジと混沌の剣が火花を散らす。

 

とその時、ファイズエッジを空へと投げ捨てる。咄嗟のことにパチュリーの視線はファイズエッジに向いてしまう、だが既にフォトンエッジからはミッションメモリーは抜かれ、ファイズショットに差し込まれていた。

 

 

『Exceed Charge』

 

 

がら空きのお腹にグランインパクトが叩き込まれる、強烈な腹パンと共に一瞬にしてフォトンブラッドが浸透し灰と化す、そして振り向きざまに回し蹴りを打ち込むと、そこにスパーンしたパチュリーの首にヒットする。だな、首と足の間に挟まれた手から出た障壁に防がれた回し蹴り、しかしその状態から体を回転させもう一度、回し蹴りを叩き込む。余りの衝撃に吹き飛んでしまうが、浮遊魔法で受け身を取り、

 

 

神殺しの神狼影多重牙(フェンリル・オブ・シャドー・ファングズ)

 

 

影で出来た巨大な狼たちが岩をも砕く牙で四方八方から襲い来る。

 

 

『トドメだッ!!』

 

 

ファイズショットからファイズポインターに素早くメモリーを入れ替えて足に装着する、それまでの時間なんと0・5秒、そしてファイズポインターのついた右足をパチュリーのお腹に捻りこませる、片足立ちの状態からまたenter keyを押しファイズポインターからポイントが放たれる回転しながらパチュリーを後ろに交代させると空中にジャンプし一回転し片足を前に出して重力と加速度に従ってそのポイントに向かっていく。

 

その身を貫き、背後に降り立つとパチュリーの背中にφのマークが刻まれそして灰と化すだが、命のストックを持っている彼女はまた別の場所から蘇る。だが、その顔には苦痛の表情が、

 

 

『やはりな、貴女のその不死身の原理は命のストックじゃない、貴女は死ぬ度に自身の魔力で時間を巻き戻しているだけだ。半分も削られたと言った意味は魔力の事だ、魔力が切れれば貴女は…………死ぬ』

 

 

「ふぅ、まさかここまでバレるとはね。…………それにしても貴方、使い慣れているわね?」

 

 

ぐっ、と言葉を詰まらせる。そして覚悟を決めたかのように

 

 

『当たり前ですよ、なんせこいつは俺が始めて変身した仮面ライダーなんですから』

 

 

その言葉に成る程と納得する。ファイズこそ大虎が転生したてのころに使っていた仮面ライダーであった。

 

 

『この力のせいで他人をも巻き込んでしまった、だから、俺はこの力をもう使わないと決め、海の底へと沈めた、はずだった』

 

 

『全ては奴の、俺をそして貴女を転生させた神の掌の上で転がされていただけだった』

 

 

ファイズはファイズエッジを持ち、

 

 

『俺は自由になる、その為なら世界だろうが宇宙だろうが、破壊するッ!!』

 

 

ファイズエッジの刃を向けそのまま走り出す。パチュリーは何を思ったか、両腕を広げ、

 

 

そのままフォトンエッジが心臓に突き刺さる。

 

 

『な、なんで…………ッ!!?』

 

 

そのままファイズを抱きしめる。慈愛に満ちたその目で優しく彼に囁く。

 

 

「ごめんなさい、貴方を止めるにはこれしかなかったから……………………

 

 

 

今の貴方は闇に心を支配されていた、貴方の中の闇が貴方を変えていた。

 

 

貴方がここに来ることはもう数百年も前に予言していた、そして、貴方に殺されると言うことも、貴方を倒して運命を変えることもできた、もう200年も生きてきたけど、少しだけど貴方と一緒に過ごした時間はとても充実して満足だったわ、本当に孫ができたみたいで、だからもう悔いはない、貴方に殺させることを私は望んでいたから。

 

 

 

貴方は戦いの道を生きる大いなる虎、戦道大虎…………何も恐れる必要はない………………何故なら貴女の進化は光よりも速いもの………………………………あの娘の事、頼んだわよ」

 

 

そのまま灰となって消えていく。その腕に残ったのは、かつて大魔法使いと呼ばれた転生者『パチュリー・アガルサレイド・シャクルセナス』だった者の灰と彼女の残した忘れ形見(マナと言う名の愛弟子)であった。

 

 

(なんで、なんで俺は…………コンナコトヲ…………………………………また俺は失って………『ああ、そうだ…お前はまた失ったんだ、お前は逃れられない絶対に』ッ!!?やめろッ!!やめろッ!!!!出て来るなッ!!『冷たい事を言うなよ、僕はお前なんだから、自分を否定したって意味は無いんだよ』くそッ!!なんで、………………………………)

 

 

頭に響く苦悶の声、もう1人の自分が支配しようとして来る。咄嗟に変身を解除して頭を振る。涙を殺しながら無理矢理立ち上がる。

 

 

「………………………お前とはいずれ決着をつけてやる」

 

 

涙を拭きながら、自分自身に言い聞かせる。そしてゆっくりと倒れたマナの方へと歩いていく。

 

 

「おい、選べ、このまま野垂れ死ぬか、俺について来るか」

 

 

その言葉にマナはただ、手を伸ばすだけだった。マナを連れて外へ出るとそこにはすでにこの世界の全勢力が俺たちを囲んでいる。マナをクラックの中に入れて、奴らを睨みつける

 

 

「お婆ちゃんが言っていた、俺は戦いの道を行く大いなる虎、戦道大虎」

 

 

ブゥゥゥン!!空から赤いカブトムシか飛んでくる。カブトゼクター、ファイズギアと共に始めて手に入れたライダーベルト、

 

 

「変身」

 

 

カブトゼクターをライダーベルトに装着する。パネルが無数に出現し身体を覆い尽くすそして銀色のボディに身を包んだ太陽の神

 

仮面ライダーカブト マスクドフォーム

 

更にカブトゼクターのホーンを倒しその姿を変える。身体のアーマーが弾け飛び、最速の太陽の神の真の姿が現れる。

 

仮面ライダーカブト ライダーフォーム

 

『俺は既に、未来を掴んでいる』

 

カブトゼクターよりも更に小さい究極の力、未来を掴む力、ハイパーゼクターを掴み腰にセットする。

 

『ハイパーキャストオフ』

 

ハイパーゼクターのホーンを倒しその姿を更に変える未来を掴む最強の力

 

仮面ライダーカブト ハイパーフォーム

 

 

さて、お前たち、俺の八つ当たりに付き合ってもらおうか



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World escape30

早く予約したアナザーエンディング来ないかな


闇の書の目覚め、それは即ち、その世界の滅びである。幾多もの次元世界が闇の書によって滅ぼされた。そして沢山の人々が犠牲となりその度に涙を流す者が現れ負の連鎖が続いて行った。

 

 

「だから私達がやらねばならないッ!!この悪夢をここで終わらせなければならないッ!!!」

 

 

「そんなの間違ってるッ!!犠牲にしていい命なんて無いッ!!」

 

 

ついに姿を現した仮面の男、いやリーゼ姉妹はなのは一行と相見える。既にヴォルケンリッター達はやられ姉の八神ライトは転生特典であるデスノートを燃やされ、満身創痍の状態で倒れていた。

 

 

そして対決、圧倒的な戦力差にも関わらず、2人はなのは一行と互角の戦いを見せつける。だが、既に時は遅かった。覚醒した闇の書の乱入によりリーゼ姉妹は吹き飛ばされ、彼女達の最後の希望であったデュランダルも無効化された。

 

無限のに等しい魔力と圧倒的な力でなのは達は為す術もなく一方的に蹂躙されるだけだった。そして転生者である神狩 一輝はその光景に唖然とする

 

 

(原作やアニメでも闇の書はこんなにも強くはなかった!!?それなのになのはもファイトもアリシアや転生者の帝ですら歯が立たないなんて!!?)

 

 

原作通りに魔力蒐集されて入ればこんな事にはならなかっただろう、九条 貴利矢、いや戦道 大虎によってその原作は破壊された、もはや誰もこの狂った運命の歯車を止める事は出来ない。

 

 

「丁度いいタイミングで帰ってこれたな」

 

 

突如として戦場に声が響き渡る、あるものはあり得ないというように、あるものは何故、と疑問を持ち、あるものは誰だと疑問を抱く。

 

 

「戦道…………大虎!!なんでここに、お前は……原作には関わらないんじゃなかったのか!!?」

 

 

「何故?戦いの場において理由を求めてどうする、答えを探し出すよりも先に死が訪れるだけだ。この世界には理由のない悪意などいくらでも転がっている、そんな事にさえ気付かずに今日までに生きていたのなら、

 

 

 

お前の命に意味など無い」

 

 

「何を言って…………」

 

 

膝をつき大虎の顔を見上げる一輝に、

 

 

「まだわからないのか?なら、これならどうだ」

 

 

大虎がおもむろに取り出したあるもの、それは彼らを驚愕させるに十分なものだった。

 

ゲーマドライバー、

 

 

「何故俺がここにいるのか、何故俺がこのドライバーを持っているのか、その答えはただ一つ、この俺がプレシアを嗾し平賀を殺した『仮面ライダー』だからだよ」

 

 

頭が真っ白になった。今、なんと言った?仮面ライダー?なんで…………

 

 

「どけ、こいつは俺がやる、そこで見ているがいいさ、この俺が闇の力を手に入れる様をな」

 

 

取り出すはデュアルギアガシャット、それをゲーマドライバーに差し込み、二つのゲームを一つへと一体化させる。

 

 

『The strongest fist! What's the next stage? The strongest fist! What's the next stage?』

 

 

「マックス大変身」

 

 

《マザルアップ!!

 

 

赤い拳強さ!!青いパズル連鎖!!赤と青の交差!!

 

 

パーフェクトノックアウトッ!!!!》

 

 

『タドルファンタジーとバンバンシミュレーションズで得たデータを使ってデュアルギアガシャットを改造、パーフェクトパズルとノックアウトファイター2つのレベル50のガシャットが合わさったその名も

 

 

パーフェクトノックアウト』

 

 

 

青いパズルの模様と赤い炎の模様が混ざり合ったボディ、下半身の前垂れ、支配の青と破壊の赤が一体化した最強の仮面ライダー

 

 

『仮面ライダーパラドクスレベル99』

 

 

今まさに仮面ライダーとなった大虎は目の前に存在する闇の書と相見える。

 

 

《飛行!!》

 

 

エナジーアイテムを操り自信を空へと浮かせる。

 

 

「赤と青の者よ、お前は何者だ」

 

 

『俺が何者かなんてどうでもいい事だ、戦いはすでに始まっている。闇の書、いや夜天の書、最初に言っておく

 

 

俺はかぁなぁり強い』

 

 

パラドクスと闇の書、夜天の書との一騎打ちが始まった。闇の書はその体を変化させ、パラドクスと殴り合う。真正面からの殴り合いは余波で大地がえぐれ、空気が振動し、天空にエンペラーリングが出現する程の怒涛の殴り合いとかした。

 

パラドクスは一旦引くとエナジーアイテムを操作し自らに効果を追加する。

 

 

《マッスル化!!》《マッスル化!!》《マッスル化!!》

 

 

一瞬、体がパンプアップして元に戻る。そして殴り合いは更に加速する。殴り合いでは決着が付かぬと判断した闇の書は無数の光の刃を出現させる。それに伴いパラドクスもガシャコンパラブレイガンを取り出し、Bボタンを連打する。

 

 

《1234567!!》

 

 

そしてトリガーを引くと同時に刃が放たれる。放たれた刃を砕きながら7発発射された光弾は全ての刃を砕いていく。

 

 

《7連鎖!!》

 

 

更にAボタンを押してアックスモードにチェンジ、Bボタンを6回連打する、

 

 

《123456!!》

 

 

パラブレイガンの刃が闇の書に当たると同時にトリガーを引く、すると一気に6連続の斬撃が放たれ、その場所をボロボロにする。

 

 

《6連打!!》

 

 

「グッ!!クソ!!貴様ァァァァァ!!!!」

 

 

『闇の書!!聞こえるか、この戦いにはあらゆる運命がかかっているんだぜ!!人類最強の俺と守護者最強のお前!!

 

 

 

勝った方が世界を制し、負けた方は世界から滅びる!!!!』

 

 

「ガァァァァァァァァッ!!!!主の運命は私が変えるッ!!!!」

 

 

『俺の運命は俺が変える!!』

 

 

《ウラワザ!!》

 

 

お互いは距離を取り、闇の書は膨大な魔力を右手に集め、パラドクスも両足にエネルギーをチャージする。二つの余波で波は荒れ、風が吹いてきた。

 

 

《パーフェクトノックアウトクリティカルボンバー!!》

 

 

パラドクスから放たれた両足のライダーキックと闇の書から放たれたエネルギー光線がぶつかり合い押し合い、互角の威力を見せ合ったがパラドクスのライダーキックが押していき闇の書に迫る。

 

 

「かかったなッ!!」

 

 

だが、闇の書は体に人1人通れる最強のサイズの穴を作り飛び込んできたパラドクスをパクリ、と取り込んでしまった。徐々に穴を縮めていく。取り込まれたパラドクスが最後に見た光景は青く広がる空だった。



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World escape31

「転生ですか?」

 

 

目の前の美しい女神のような女性は死んだ自分を転生、別の世界に生き返らせてくれると言ってくれた。普通の人間の自分が転生なんで夢小説みたいな事になるなんて夢にも思わなかった。

 

しかも転生したら3つまで願いを叶えてくれるらしい。それならと俺は夢にまで見た仮面ライダーに変身できるようにと願った。転生した後、自分の元に届いた仮面ライダーファイズと仮面ライダーカブトのベルトを見て、とても喜んだ。

 

その世界は昔自分が見ていたアニメの世界で、仮面ライダーの力を使って救えなかった人達を救おうとそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、現実は違った。誰も救えず、誰も助けれず、ただ1人俺だけが生き残った。死んでいった仲間の家族が恋人が親族が叫ぶ。

 

 

ーなぜ、助けてくれなかったー

 

 

ーなぜ、お前が生き残ってあいつが死んだー

 

 

ーお前が殺したんだー

 

 

ーお前が代わりに死ねばよかったのにー

 

 

そして、俺はその重圧と変わってしまった妹の姿に耐えきれずに自殺した。死んだ後、暗闇の中をずっと彷徨っていると、一筋の光にたどり着く、そこには俺を転生させた女神様がいて俺をギュッと抱きしめてくれた。

 

 

 

「そしてお前()は母さんの虜になった」

 

 

辺り一面、漆黒の黒に染まっている世界、何も無い無の世界に立つ2人の同じ存在、

 

 

お前()は俺の影だ、俺自身の闇、欲望に負け快楽に溺れようとするもう一つの俺だ」

 

 

「違う、お前()こそ影だ、母さんから逃げようとする、母さんを悲しませる癌だ、癌は取り除かなくちゃいけない。お前を消して僕が本当のお前であることを証明してやる」

 

 

お前()を消して、俺は本当の意味で前進する事ができる」

 

 

「「()が本当の戦道 大虎だッ!!」」

 

 

 

《フィフティーン!!》《ザクロ!!》《ブラッドオレンジ!!》

 

 

大虎はフィフティーンロックシードを影大虎ザクロとブラッドオレンジロックシードをそれぞれ戦極ドライバーにはめる。

 

 

「「変身」」

 

 

互いにカッティングブレードを倒し、変身する。

 

 

『ブラッドザクロアームズ!!狂い咲き!サクリファイス!!『ブラッドオレンジアームズ!!邪の道!オンステージ!!』』

 

 

平成15の英雄の力を使いこなせる骸の仮面ライダー

 

仮面ライダーフィフティーン

 

邪と生贄の狂った救世主

 

仮面ライダーセイヴァー

 

 

変身した2人のライダーはゆっくりと歩き始める、そしてそのおでこがぶつかる程の距離に近づき、同じタイミングでフィフティーンは黄泉丸を、セイヴァーはセイヴァーアローを同時に斬りつける。

 

激しい火花とともにお互いは一歩下がるも、今度はセイヴァーアローと黄泉丸との鍔迫り合い、セイヴァーはもう片方の大橙丸を振りかざすが、フィフティーンはそれを鍔迫り合い中のセイヴァーアローをずらして防御する。

 

セイヴァーはそれを見て後ろに下がると、セイヴァーアローの弓を引き、エネルギーをチャージする。放たれた光の矢はまっすぐフィフティーンに向かって飛んでいく。

 

 

《ファイズ!!》

 

 

空のジッパーの様なものから空いた空間より出現した物体にそれは阻まれる。そしてそれは巨大な仮面ライダーファイズの顔をしていた。

 

 

《ファイズアームズ!ミスタージャスティファイズ!!》

 

 

仮面ライダーフィフティーンファイズアームズ、仮面ライダーフィフティーンは平成15の仮面ライダーの力を使うことができる。ファイズアームズへと変身したフィフティーンはクラウチングスタートをきりながら、セイヴァーにヤクザキックをかます、スナップを利かせ流れる様に連打を叩き込んでいく。

 

 

『ク!!図に乗るなッ!!!!』

 

 

セイヴァーはブラッドオレンジロックシードをセイヴァーアローに装着、エネルギーを刃に纏わせ斬りつけてくる。フィフティーンは平成15ライダーロックシードとは別のロックシード、昭和ライダーロックシードを取り出す。

 

 

《ブラックRX!!》

 

《ブラックRXアームズ!!サン・オブザ・サーン》

 

 

自身の体を液状化させその攻撃をすり抜け、更にセイヴァーに纏わりつくとその状態からバイオブレードとリボルケインを使い斬りつける。セイヴァーはたまらずその場を抜けようとするが、斬撃は全て当たらず逃げようとしてもゲル状なのでなかなか抜け出せない。

 

セイヴァーは決死の覚悟で自身のベルトをショートさせ電撃を発生させフィフティーンを引き剥がす。

 

 

『やっでぐれだなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!ゴミ風情がぁぁぁぁあ!!』

 

 

『やっと化けの皮が剥がれたか』

 

 

『ごろじでやる!!ごろじでやるぞぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!』

 

 

《魔蛇!!》

 

 

セイヴァーは一つのロックシードを取り出した。

 

 

《魔蛇アームズ!!邪の道は蛇!!》

 

 

セイヴァーはその真の姿を現わす。強大な力の余波がひしひしと伝わってくる。

 

 

『第2ラウンドって訳か、いいぜ、掛かって来な、アオダイショウ野郎』

 

 

『ウガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッ!!!!!!!!』

 

 

《クウガ!!》

 

《クウガアームズ!!超変身ハッハッハッ!!》



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World escape32

久々投稿ですね


《クウガアームズ!!超変身ハッハッハッ!!》

 

 

クウガアームズを纏ったフィフティーンはセイヴァーの黄泉丸の攻撃をドラゴンロッドとライジングドラゴンロッドを使いその攻撃をいなしセイヴァーの腹にドラゴンロッド、ライジングドラゴンロッドを突き刺し空に投げる。離れてペガサスボウガンとライジングペガサスボウガンで落下中のセイヴァーを狙い撃ち、そのまま地面に落下したセイヴァーにタイタンソードとライジングタイタンソードを使って斬りつける。

 

タイタンソード、ライジングタイタンソードを捨て倒れたセイヴァーに右腕から自然発火能力を使い拳から火球を発射し焼き尽くし、左腕からは邪悪なエネルギー波を発射する。

 

 

『まだまだ』

 

 

《アギト!!》

 

《アギトアームズ!!目覚めよその魂!!》

 

 

ストームハルバートとフレイムセイバーで次々と斬りつけていく。二つの武器を捨て更にシャイニングカリバーで追い討ちのごとく斬り裂いて行く。

 

 

『次ぃ!!』

 

 

《龍騎!!》

 

《龍騎アームズ!!戦わなければ生き残れない!!》

 

 

《SWORD VENT!!》ドラグセイバーの斬撃がセイヴァーを襲い続いて《GUARD VENT》ドラグシールドに殴打され後ろに吹き飛ぶ、そして《STRIKE VENT》ドラグファングに炎がたまりそれを一気に放つ。

 

 

『おいおいもう終わりか?』

 

 

《ファイズ!!》

 

《ファイズアームズ!!ミスタージャスティファイズ!!》

 

 

『START UP!!』ファイズアクセルを起動し高速で動き回りながらファイズブラスターを取り出し、カッティングブレードを2回倒す。

 

『ファイズオーレ!!』

 

 

全方位フォトンバスターがセイヴァーを襲う。

 

 

『何へこたれたんだ、それでも俺の影か?』

 

 

《ブレイド!!》

 

《ブレイドアームズ!!ソード・オブ・スペード!!》

 

 

ブレイラウザーとキングラウザーで斬りつける、『サンダー!!』『スラッシュ!!』電撃を帯びたブレイラウザーでセイヴァーを斬り裂いて、

 

《スペード10》

《スペードJ》

《スペードQ》

《スペードK》

《スペードA》

 

《ロイヤルストレートフラッシュ!!》

 

光のカードを突き抜け、光の斬撃(光線?)がセイヴァーにぶつかり大爆発を起こす。それでもまだまた上がるセイヴァー

 

 

『もっと熱くなれよ』

 

 

《響鬼!!》

 

《響鬼アームズ!!叩き込め清めの音!!》

 

セイヴァーに音撃鼓を取り付け、そこに音撃棒 烈火を叩き込む、

 

 

『音撃打!!火炎連打の型!!』

 

 

清めの音が叩き込まれていく、更に烈火はだんだんと炎を帯びていきそして、

 

 

『音撃打!!灼熱真紅の型!!』

 

 

炎を纏った打撃が決まり大きく吹き飛ばされるセイヴァーにアームドセイバーを取り出し拡声器部分に口を当てる

 

 

『音撃刃!!鬼神覚声!!』

 

 

反響した声の力が剣に宿り巨大な刃を形成するそしてそれを空中のセイヴァーに斬りつける。

 

 

『まだ終わりじゃ無いぜ』

 

 

《カブト!!》

 

《カブトアームズ!!天の道マイウェイ!!》

 

 

《クロックアップ!!》

 

高速でセイヴァーの落下地点に先回りし、カッティングブレードを1回倒す。

 

《カブトスカッシュ!!》

 

右足にエネルギーが溜まりゆっくりと落下して来たセイヴァーに回し蹴りのライダーキックを食らわせる。更にパーフェクトゼクターにカブト ザビー ドレイク サソードゼクターをセット全エネルギーを収縮させ放つ。マキシマムハイパーサイクロン

 

 

『流石にしぶといな、こいつ』

 

《電王!!》

 

《電王アームズ!!いざクライマックス!!》

 

 

《FULL CHARGE》

 

デンガッシャーソードフォーム、ロッドフォーム、アックスフォーム、ガンフォームの順に必殺技を叩き込み、更にデンカメンソードから放たれる必殺の一撃《電車斬り》が決まる。

 

 

『ゴキブリかよ!!?』

 

 

《キバ!!》

 

《キバアームズ!!キング・オブ・ヴァンパイア!!》

 

 

ガルルセイバーの高速斬り、バッシャーマグナムの水圧の弾丸、ドッガハンマーの強烈な一撃がセイヴァーに叩き込まれて、更にザンバットソードによる一線、

 

 

『まだ倒れねえかッ!!』

 

 

《ディケイド!!》

 

《ディケイドアームズ!!破壊者・オン・ザ・ロード!!》

 

《ディケイドスカッシュ!!》

 

 

ディメンションキックをまともに受けたセイヴァーだが、それでも倒れない、しかしもはや意識はなくフラフラと立っているだけだ。

 

 

『いい加減倒れろ!!』

 

 

《ダブル!!》

 

《ダブルアームズ!!サイクロンジョーカーハッハッハッ!!》

 

メタルシャフト、トリガーマグナム、そしてジョーカーエクストリームにプリズムリッガーがセイヴァーを襲う。

 

 

『ラストスパート行くぜッ!!』

 

 

《オーズ!!》

 

《オーズアームズ!!タトバタートバー!!》

 

 

『セイヤァァァァァ!!!!』

 

 

メダジャリバーの空間を切り裂く攻撃がセイヴァーに命中する。

 

 

《フォーゼ!!》

 

《フォーゼアームズ!!青春スイッチオン!!》

 

ロケットステイッツとドリルで繰り出すロケットドリルライダーキック、と

 

 

《ウィザード!!》

 

《ウィザードアームズ!!シャバドゥビショウタイム!!》

 

 

フィニッシュストライク、が決まり、限界を迎えたセイヴァーに

 

 

『トドメだ!!』

 

 

《鎧武!!》

 

《鎧武アームズ!!フルーツ鎧武者オンパレード!!》

 

 

《鎧武スカッシュ!!》

 

 

必殺技の無頼キックが炸裂する。直後、巨大な大爆発が起き、闇の書に取り込まれた事で実体化した大虎の影は平成15ライダー無双攻撃の前に大爆発を起こし、永遠に消えていなくなった。過去との因縁に決着をつけた大虎にはまだやるべき事が残っていた。

 

 

『こいつで、は 闇の書と闇の書の闇を、切り離す』

 

 

《マキシマムマイティX!!》

 

《ガシャコンキースラッシャー!!》

 

 

カービィがG4をロボボに変え、それが開発中のガシャットに取り込まれ生まれた新たなガシャット、マキシマムマイティ、そしてそのマキシマムマイティを使用する為に開発した新たな武器ガシャコンキースラッシャー、

 

 

『リプログラミング能力、物体の能力、性能、性質を初期化、自在に書き換えることのできる万能能力、バグスターだけでは無く人間やロボットにも適用できる』

 

 

《ガシャット!!》

 

 

マキシマムマイティXガシャットをガシャコンキースラッシャーに差し込む。そして、ガンモードのボタンを押す。

 

 

《ズキュキュキューン!!》

 

 

キースラッシャーの先端にエネルギーが集まって行く。そしてそれを地面へと向ける。

 

 

《マキシマムマイティクリティカルフィニッシュ!!》

 

 

放たれた一筋の光が地面に着弾、そしてそこから光は広がって行く。新たな夜明けの始まりのだと言わんばかりに。



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World escape33

闇の書の闇、その呪いが今、解かれる。

 

フィフティーンの力で影の大虎を倒した大虎はマキシマムマイティXの力で闇の書をリプログラミングにより書き換えた。闇に染まっていた世界は光を取り戻し、そして分離した闇の書の闇ナハトヴァールは大虎の腕の中に丸い宝玉となって存在している。

 

 

「ついに手に入れたぞ!!最高神と同等の膨大な魔力をッ!!!!」

 

 

闇の書の闇ナハトヴァールを見つめながら光沢とした表情で叫ぶ大虎、その背後には自称神の幻影が見え隠れしている。

 

 

「戦道大虎!!」

 

 

背後から声が聞こえてくる。この声は確か、

 

 

「何か用かなぁ?クロノ・ハラオウンン!!」

 

 

見事なまでのシャフ度で投げ返す大虎、もはや完全に神と化してしまったようだ。ご冥福をお祈りします。

 

 

「貴様!!それはなんだッ!!」

 

 

クロノが自分が手に持っているものを指差す。ニタァ、と三日月のごとく曲げられた笑顔で彼は答えた。

 

 

「闇の書のぉ、闇だよクロノォ!!そして高町なのはぁぁ、君達は良くやってくれたよ、俺の期待以上になぁ!!ジェエルシードの輸送機を地球に落下させるようにプログラミングしたのも、闇の書に魔力を与えるために管理局の監視システムに細工したのも、全ては今日この瞬間の為、

 

高町なのはぁ、初めて俺と出会った時から君は透き通るように純粋だった、その輝きが俺の才能を刺激してくれた。

 

君は最高のモルモットだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「そんな……………………初めから、私達を騙してたの」

 

 

「ぁぁ、そうだ、君ほど騙しやすい人間はいない。君は実験材料として実に良くやってくれた」

 

 

「一体、何が目的何ですかッ!!」

 

 

その言葉についに堪忍袋の尾が切れたフェイト、

 

 

「お前たちに言う気は、無い」《デンジャラス・ゾンビ!!》

 

 

より濃密な死のデータを蓄積させ、レベルを超えた未知数の力を得たデンジャラスゾンビを右手に持ち、そして左手にはバックルが付いているバグヴァイザーが、

 

 

「ブゥウン!!」

 

 

バグヴァイザーを腰にかざすとベルトが飛び出して腰に巻かれる。その姿、Fateで例えるなら『凶化EX+』がつきそうな程である。

 

 

「変ッ身!!」

 

 

《ガシャット!!》

 

《バグルアップ!!》

 

《デーンジャ!!デーンジャ!!『ジェノサイド』デス・ザ・クライシス!!デンジャラス・ゾンビ!!『ウォォォ!!』》

 

 

ディスプレイを破壊しながらゾンビのようにその姿を現わす仮面ライダーゲンム ゾンビゲーマーレベルX、

 

 

『止められるものなら、止めてみろ、この俺をォォ』

 

 

《クリティカルデット!!》

 

 

無数のゲンムが這いずり出してくる。10体、20体、とぞろぞろと出てくる。

 

 

『最後に一つだけ教えてやろう、俺が今作っているもの、それは、全世界のいや、全次元世界の人間が仮面ライダーに変身し、永遠にゲームキャラの怪物と戦うサバイバルゲーム、その名も、

 

 

『仮面ライダークロニクル』ッ!!!!』

 

 

 

 

そう言うとゲンムは幻影と共に消えていった。

 

 

 

 

 

 

「えと、今日から住まわせてもらいます、マナと申します、よろしくお願いします」

 

 

「俺は天龍だ、よろしくな。あ、龍田なら先に帰ったそ」

 

 

おい待て、ちょっと待て、なんで天龍の奴がここにいるんだ、

 

 

「大虎また、墜としたのか?お主もプレイボーイじゃのう」

 

 

「黙れ小牟、マナは恩人に頼まれて引き取っただけだ、あと天龍は勝手について来ただけだ」

 

 

「とか言って、そに子とかいう女子が毎日、家に押しかけて来て大変じゃったんじゃぞ」

 

 

と横からイヅナが文句を言ってくる。仕方ないだろ、大虎はため息をつくと真剣な表情になり、本題に入る、今戦道家の全員が揃っている。そしてこの家の主人大虎が放った最初の言葉は、

 

 

「…………俺は今次元犯罪者として管理局に追われている。イヅナ、ルコア、小牟、マナ、天龍、カービィ、お前たちは用済みだ、さっさと身支度を済ませて消えろ」

 

 

冷たく突き放すような言葉、だが

 

 

「何を言っておる、我はお主に取り憑いておるんだぞ」

 

 

とイヅナが返す、

 

 

「あの日、君に助けてもらった時から僕はずっと君についていくって決めたんだよ」

 

 

とルコアが返す、

 

 

「わしがいなくなったら誰がお主の相棒を務めるのじゃ?のう、相棒」

 

 

と小牟が返す、

 

 

「私はあなたの行く末を見守ります。死んでしまった師匠の代わりに、そして私の手を握ってくれたあなたの為に」

 

 

とマナが返す、

 

 

「俺はお前が気に入ったからだ」

 

 

と天龍が返す、そして大虎の肩をカービィが叩く、

 

 

「ポヨ、ポヨポヨ」

 

 

「……………………チッ、やっぱこいつら置いてトンズラした方が良かったかもな

 

 

 

でも、ありがと、お前ら」

 

 

 

笑みがこぼれる。こいつらになら任せてもいいかもしれない、

 

 

「聞け、俺たちはこの拠点を捨て、次元世界へと向かいそこあるロストロギアを手に入れる。その後、次元犯罪者たちを束ね勢力を作り上げる、実行時期は一年後の砕けぬ闇事件、俺たちは管理局に

 

 

 

 

 

 

全面戦争を仕掛ける



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茶番・ザ・エスケープ

大虎「ハーメルン小説『仮面ライダー・ザ・エスケープ』茶番の部屋へようこそ、戦道 大虎です。」

 

 

小牟「そしてわしがこの小説のヒロインにして、ツンデレ、ヤンデレ、クーデレ、デレデレ、ギャップ、絶対領域、etc、etc、etcなどの全ての萌えの産みの親ッ!!スーパーラブリーキューティクルガール、『小牟』じゃ!!」

 

 

大虎「この話は、俺たちオリジナルキャラクターの設定と原作キャラの相違点、そしてこれまでのストーリーの流れなどを茶番風にお届けする回だ」

 

 

小牟「うむうむ、ここでわしの魅力を飽きぬ事なく手取り足取り教えてやろう」

 

 

大虎「ちなみにこの世界の出来事は元の世界では無かった事になるので悪しからず」

 

 

大虎「まずは俺のプロフィールからだ」

 

 

名前 戦道 大虎(せんどう たいが)

性別 男

年齢 9歳(どう見ても9歳じゃ済まされねえだろ)

見た目 仮面ライダーエグゼイドの花家 大我を幼くした感じ

 

本作の主人公、冷静で原作に無頓着、時には他人の犠牲をも厭わない冷酷な面もある。普段は冷静かつ冷酷な振る舞いをしているが子供や動物には優しく、よく怪我をした動物や迷子の子供などを助けている。転生特典は仮面ライダーに関するもののようだが詳細は不明、かなりの頭脳を持ち、彼の持つゲーマドライバーやガシャットは彼が一から作り出したもの。また、多重転生者であり幾多もの世界を転生しているため、戦闘能力は高い。神とは因縁があり、神の転生の呪縛から逃れようとしている。

 

動物に好かれる体質とヒロインをヤンデレ化させる体質がある。本作ではヤンデレキャラが少ないため分かりづらいが、一目惚れさせた相手は確実にヤンデレ化、そうでなくても徐々にヤンデレ化が進んで行く。ちなみに本人は気づいていない。

 

変身した仮面ライダー、

 

仮面ライダーゲンム、仮面ライダーサイガ、仮面ライダーダークゴースト、仮面ライダーパラドクス、仮面ライダーブレイブ、仮面ライダーレーザー、仮面ライダーG4、仮面ライダー王者、仮面ライダービルド

 

変身はしていないが変身できることを確認されているライダー

 

仮面ライダーファイズ、仮面ライダーカブト、仮面ライダーエターナル、

 

 

 

 

 

 

大虎「これを見るとあまり変身して無いな…………だいたいゲンムやパラドクスだし」

 

 

小牟「そうじゃな、なぜもっと変身しない、 てかゲンムとパラドクス多いな」

 

 

大虎「好きだからな、作者が、」

 

 

小牟「芸が無いのう……………わしはもっとエターナルとか武神鎧武とか出して欲しいのじゃが」

 

 

大虎「だが、ダークライダーばかり出すと作者が最も尊敬する仮面ライダーハーメルン小説、卯月七日先生の『その男が進む道は………』の丸パクリになってしまいそうで怖い。そんな大それた事を出来る訳ないだろ。作者がハーメルンをやり始めたのも、この小説が産まれたのも、全ては卯月七日大先生の『その男の進む道は………』があってこそだ。リスペクトはしても丸パクリはしてはいけない」

 

 

小牟「うむ………………すまぬ、軽率な事を言ってしまった」

 

 

大虎「だが、エターナルも武神鎧武も出したいのは事実だ、と言うかダークライダー以外も出したい、シザースとかオルタナティブとかザビーとか」

 

 

小牟「オイィィィィッ!!なぜそんな微妙なサブライダーばかり出す!!もっとあるだろッ!!ゴルドドライブとかポセイドンとかダークキバとかッ!!」

 

 

大虎「まあそうなんだが、『その男の進む道は………』は科学ライダーつまりファンタジー要素が無いライダーをメインとしている。多分、人気の秘訣はそこにあると俺は思う、ファンタジー系よりも現実よりなそれでいて少し不思議な、そんな姿にロマンを感じる」

 

 

小牟「あれ、大虎?キャラ崩れてきとるぞ」

 

 

大虎「悪い、少し熱がこもり過ぎた……………………次に行こう」

 

 

小牟「うむ、次は本作のヤンデレヒロインじゃ」

 

 

 

名前 小山そに子

性別 女

年齢 9歳

見た目 スーパーそに子のそに子

 

1話目から出てきた本作のヒロインの1人、小学生とは思えないスタイルの持ち主で学校内のマドンナ、小学生アイドルの売れっ子として活躍しこれまでにいくつものヒット作を出してきた。転校してきた戦道 大虎に一目惚れ、一気にヤンデレ化が進みストーカー行為から合鍵製造まで犯罪スレスレの行為をやっている。最近は大虎の同居人どもをどうやって始末しようかが悩みの種である。

プリキュアの力が転生特典、変身時はキュアダークネスという名で、戦闘スタイルは『レベルを上げて物理で殴る』を体現したようなもので、だいたいの攻撃が物理攻撃であり、幽霊だろうが質量0だろうが問答無用で殴る。彼女の前には物理以外無力なのだ。

 

 

 

 

 

 

大虎「なんかもうアレだな………」

 

 

小牟「………………プリキュアって魔法少女のジャンルだっけ?」

 

 

大虎「入学当初のディープキスは過激だったな、あれでクラスの半分が鼻血を出して倒れた、残りの半分は青ざめた顔をしていたな」

 

 

小牟「ふ、ヒロイン力はわしの方が上じゃな、出番も」

 

 

大虎「シルバーソウルのチャイナ娘のようなゲロインにならない事を祈る」

 

 

小牟「よし、次じゃ次」

 

 

 

名前 神狩 一輝

性別 男

年齢 9歳

見た目 落第騎士の英雄譚の黒鉄 一輝

 

リリカルなのはの世界のオリ主系モブ、誰かを助ける為なら自分を犠牲にすることも厭わない真性の主人公キャラ。真面目な性格と優しい心でなのはやファイト達を救ってきた。一刀修羅や羅刹も使える。なにやら本人も知らない力を持っているようだ。

 

 

小牟「大虎とは真逆の立ち位置にいる存在、物語の陰で暗躍する主人公と主人公主人公しているモブってなんか変な感じじゃな」

 

 

大虎「ダークヒーローでも無く完全な悪でも無い、俺を中立にさせるためのモブとは皮肉な存在だ」

 

 

小牟「メインヒロインに囲まれているだけが主人公じゃ無い、そしてメインヒロインに好かれるモブ、ハーメルンでしか出来ぬ荒技じゃ」

 

 

大虎「ほれ、次行くぞ」

 

 

 

名前 平賀 智也

性別 男

年齢 9歳

見た目 ゼロの使い魔の平賀 サイト

 

 

準オリ主系モブ、よくある2番手、デルフリンガーと言う剣を相棒にしていたが、不死の力を得た大虎に殺される。アリサとすずかに好かれていた。

 

 

 

大虎「いたな〜、そんな奴、犯人を呼び出して長々と推理してたっけ、犯人に感づくのは死亡フラグだぜ」

 

 

小牟「こいつに関してはもうなんとも言えぬな、本当に御愁傷様」

 

 

 

名前 神城=エンペラー=帝

性別 男

年齢 9歳

見た目 Fateのギルガメッシュ

 

 

踏み台、ゲートオブバビロン使う、1番忘れられてるキャラ

 

 

 

小牟「この小説、OPED付けるとしたら何にするよ」

 

 

大虎「やっぱ、OPは仮面ライダーエグゼイドの『EXCITE』だろ、EDは血界戦線の『シュガーソングとビターステップ』かデュラララ!!の『Trust Me』だな」

 

 

小牟「いや、OPはナムコ×カプコンの『新世界』か幼女戦記の『MYTH & ROID - JINGO JUNGLE』でEDはサイコパスの『名前の無い怪物』じゃろ」

 

 

大虎「仮面ライダー感がねえだろそれじゃ」

 

 

小牟「む〜〜〜悩むの〜………まあいいや♪ほれほれ次行くぞ次ぃ」

 

 

 

名前 八神ライト

性別 女

年齢 10歳

 

 

八神はやての姉、デスノートを使う。正直何のためにいるのかわからない。八神繋がりで書いただけだから今後の活躍は無い。

 

 

 

大虎「本当にこいつは何の為に出てきたんだろうか?」

 

 

小牟「恐らく適当に転生者でも出しとけって感じで出されたモブじゃろ」

 

 

大虎「まともな出番も無いまま忘れられていく転生者なんざいくらでもいるんだ。名前が付いているだけありがたいと思え、次の紹介だ」

 

 

 

名前 カービィ

性別 謎

年齢 謎

 

すずかに保護された謎のピンク色の生命体、大虎に懐き戦道家の一員となった。大食漢でブラックホールのごとく何でも食べる。さらに食べたものの特性をコピーしその能力を使える。

 

 

大虎「可愛い、それ以外の言葉が見つからない」

 

 

小牟「わしらのマスコット、癒しじゃ、見ているだけで心が癒されて行くの〜」

 

 

大虎「ああ、そうだな………これが、これが真理か」

 

 

 

名前 天龍

 

性別 女

 

年齢 謎

 

 

クズ転生者に奴隷のようにこき使われていた艦娘、オレっ娘でツンデレ、最近、助けてくれた大虎が気になるようだ。

 

 

大虎「なんでいきなり艦これを出したのか、作者艦これ知らんのに」

 

 

小牟「あれじゃよ、天龍が気に入ったとかなんとかで出したらしいよ」

 

 

大虎「勢いって怖えな」

 

 

 

名前 龍田

 

性別 女

 

年齢 謎

 

天龍と共にモブ転生者の特典としてついてきた艦娘、ほぼ出番がないのがネック

 

 

大虎「天龍出したいからって無理やり龍田入れるとは、何考えてんだか?」

 

 

小牟「つうか、こんなにヒロイン出したら後が困るぞ?どうするつもりじゃろうか」

 

 

大虎「適当な理由つけて無かった事にされそうだしな」

 

 

小牟「絶対、忘れるやろな」

 

 

 

パチュリー・アガルサレイド・シャクルセナス

 

性別 女

 

年齢 260歳

 

謎の世界に突如迷い込んだ主人公達を助けた優しいお婆ちゃん、かつては大魔法使いと呼ばれ、神の如き力で世界最強と呼ばれていた。が引退、今は弟子のマハードとマナを連れて謎の洋館に住んでいる

 

 

大虎「あの人といると何故だか本当に自分のお婆ちゃんのように思えて来る」

 

 

小牟「なんかいたのう、まあ、わしにとっちゃ、200歳なんてまだまだ若造じゃがな」

 

 

大虎「765歳なんざもうババア通り越して化けもんだろ」

 

 

小牟「誰が化けもんじゃッ!!」

 

 

名前 マナ

 

性別 女

 

年齢 16歳

 

大魔法使いパチュリーの愛弟子、どこかの某有名カードゲームのキャラに似ているが他人の空似である。マハードと呼ばれる兄がいるが今はどこにいるがわからない。

 

 

大虎「さて次は原作キャラだな、元々個性的だったが、更にカオスになったな」

 

 

小牟「うむ、まずは主人公 高魔王なのはからじゃ」

 

 

 

名前 高町なのは

 

性別 女

 

年齢 9

 

原作主人公、魔王とも管理局の白い悪魔とも呼ばれている絶対的魔王系主人公、その力は対峙したものを恐怖と絶望に陥れる程、戦闘民族高町家の次女で高町家の血はしっかりと受け継がれている。彼女の放つスターライトブレイカーはまさに星をも軽く砕く一撃で、ブロ○ー様やフ○ーザ様ですら死を免れることは出来ないらしい。出番は少ない

 

 

大虎「なあ知ってるか、小説を書いてるとな、時々すっごくめんどくさくなるが、時々すっごくアイディアが出てくる、らしいぜ」

 

 

小牟「この小説を好きにならない奴は筋金入りのライダーファンorリリなのファンなんだよ」草顔

 

 

 

 

名前 フェイト・テスタロッサ

 

性別 女

 

年齢 9

 

 

原作とあまり変わらない、スピード狂、最近色々と足りないらしい、特に速さが足りないらしい。

 

 

大虎「今日の飯どうすっか?」

 

 

小牟「夜はやっぱ焼肉っしょ!!」

 

 

 

 

名前 アリサ・バニングス

 

性別 女

 

年齢 9

 

 

ツッコミ役、バニングス家の令嬢、誘拐された際にルビーと出会い魔法少女へ、最近、周りの人達がおかしくなってしまい胃がヤバイ、実は最新の中にローウェルと言うもう1人の自分がいるとかいないとか。思いを寄せていた平賀を殺した仮面ライダーとやらを見つけてぶっ飛ばす事が目標らしい。

 

 

 

名前 月村すずか

 

性別 女

 

年齢 9

 

 

月村家令嬢、吸血鬼の末裔、誘拐時、サファイアと出会い魔法少女へ、金ピカ英雄王の力を使ってる時なんかハイになってる。以下略

 

 

 

戦闘民族高町家

 

 

某製薬会社の旧友から渡されたアイテムで半人半アマゾン化、長男はバグスターウィルスによりママファイトもといグラファイトに、つい最近、でっかいドラゴンを狩ってきた、

 

 

 

 

ユーノ クロノ エイミィ リンディ その他諸々

 

 

原作とあまり変わらず、

 

 

 

 

大虎「こう見ると、あまり原作キャラが出てこないな」

 

 

小牟「作者がめんどくさがりじゃからな、ま、気にせんでもよかろう」

 

 

大虎「そうだな、んじゃ終わりますか」

 

 

大虎小牟「「んじゃ、みんな、チャオ♪」」



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