実況パワフルサッカー ~聖ライカ―学園 全国までの日々~ (希望の光)
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第1学年編(チ―ム結合,改革編)
第1話:約束と結合


記念すべき第1話!よろしくお願いします


?「本当に俺と来ないのか、泉?」

銀髪の青年は泉と呼ばれる男と話をしていた。

泉「ああ、もう決めたんだ。悪いな花散院」

 

緑色の髪整った顔立ちな青年が答えた。

 

花「なぜなんだよ!海皇山高校の推薦なんて選ばれた者しか貰えないんだぞ!俺は高校でもお前とサッカー出きると思って楽しみにしていたのに...」

 

泉「本当に悪いな。でもこれだけは変えるつもりはない。俺は中学の時の全国優勝した所やお前とも戦いたいんだ。だから俺は聖ライカ―学院に行く!」

 

花「聖ライカ―学院か...まああそこは古豪だがお前なら大丈夫だろうな..小さい頃から一緒にサッカーをやっていたが...これで同じチ―ムになることはないか...」

 

泉「何言ってんだよ花散院。プロがあるだろうが!プロが!」

 

花「プロが、か...確かにそうだな。花散院グループの経営はなんとかしてもらうか..よし!北川、約束だ!お互いにプロになって同じチ―ムでプレイするとな!」

 

泉「わかったぜ!じゃあな!」

 

「「お互い、プロで会おう!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月

 

泉「ふぅ...今日はいよいよ聖ライカ―学院の入学式か...」

 

?「すいませんでやんす!ちょっとお話させてもらってもよいでやんすか?」

 

俺が聖ライカ―学院の正門をくぐったその時に後ろから話しかけられた。

眼鏡をしていて語尾が特徴的だな。こいつとは中学の時に戦った事がある気がする。

確か足がすごく早かったな。

 

泉「良いよ。キミ、確か中学の時に戦ったよね?」

 

?「そうでやんす!オイラの名前は矢部坂秀人

(ヤベサカ シュウト)というでやんす!泉君の事はテレビで見てたでやんす。でも確か海皇山高校の推薦を貰ったんじゃなかったでやんすか?」

 

北「ああ、貰ったが...行かないことにしたんだ。」

 

矢「なんででやんすか?」

 

う―ん色々な人に聞かれるな―

 

泉「知ってると思うけど俺の中学は全国の準優勝で敗退してしまったんだ。それでリベンジしたいと思ってね...。」

 

矢「なんでわざわざ聖ライカ―なんでやんす?」

 

泉「それはまあ...あいつがいるからな。」

 

?「あれ?なんでアナタがここにいるんですか?泉君。確か海皇山高校に行くんじゃ..」

 

泉「まあなんでもいいだろ それよりよろしくな。北野」

 

矢「どちら様でやんすか?」

 

泉「こいつは北野広海(キタノ ヒロミ) 小学生の頃一緒の学校でな。こいつは性格以外は凄いぞ。」

 

北「アナタ!それはひどくないですか?この天才に向かって!」

 

泉「ほらな。」

 

まあ、こいつの無回転シュ―トはやばいんだけどな...

 

北「で、そっちの人は?」

 

泉「こいつは矢部坂秀人君。中学のときはスピードが凄かったような」 

 

矢「足には自信があるでやんす!」

 

泉「とりあえずもうすぐ入学式だから、行くか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入学式

 

 

泉(長ぇ長すぎるよこの校長。もう20分以上も話してるしや...)

 

校「.........以上!

 

泉(よしっ!やっと終わったぞ!)

 

?「あれ?もしかして泉君?」

 

泉「お前はもしかして吉川か?」

 

吉「そうだよ。泉君もここなんだ~」

 

吉川由利子(ヨシカワ ユリコ)  ディフェンスが得意な女子だ。なんというか..「相変わらず可愛いな...」   

 

吉「ちょちょちょっと!やめてよ泉君!」カアアアッ

 

しまった...いつのまにか口に出してたみたいだな...

 

泉「悪い悪い。お前もサッカー部に入るのか?」

 

吉「うん!泉君もだよね?」

 

泉「ああ!よろしくな」

 

吉「よろしく!」

 

矢「泉君。行こうでやんす―そっちの女の人は誰でやんすか?可愛いでやんすね!」

 

泉「吉川だよ。彼女もサッカー部に入るからな。」

 

 

 

泉「こっちは矢部坂君」

 

矢部坂「よろしくでやんす!」

 

吉「うん!」

 

さてと...今日はサッカー部を見学だな。吉川と北野は知り合いみたいだし四人で見に行こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先「それじゃ皆さんまた明日。」

 

全「さようなら~」

 

さて行くか。

 

泉「矢部坂君~行こうぜ~」

 

矢「わかったでやんす!」

 

さてとまずは北野と吉川を迎えに行くか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北「あ、来ましたね―

それじゃ行きますか。」

 

吉「そうだね、今日は見学だけかな?」

 

泉「まあそうなんじゃない?」

 

矢「それじゃグラウンドにレッツゴーでやんす」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラウンド

 

矢「かなり良いグラウンドでやんすね。」

 

北「そうですね。ワタシも早く練習したいですよ。」

 

吉「確か明日からだと思うよ。」

 

泉「おっ、来たぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一日目 今日は 走り込みやら基礎の練習をしていた。

 

 

?「お前たちは見学者だな?」

 

泉「はい、そうです!」

 

?「うむ。顧問の鞍馬志歩(クラマ シホ)だ。サッカー部に入るのか?」

 

「「「「もちろんです!」」」」

 

鞍「そうか!楽しみにしているからな。明日から頼むぞ。」

「「「「はい!」」」」

 

矢「でやんす!」

 

さあ待ってろよ花散院!すぐに追い付いてやるからな!

 



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第2話:ユウとの出会い

入学式から二日目。   今日はいよいよ新入生も部活に参加できる日である。     

 

北「いや~今日からついにワタシ達も練習に参加できますね~」

 

泉「そうだな。だが張り切るのは良いがあまり無茶苦茶な事はするなよ。」

 

北野はスタミナがないのが弱点だからな...

 

矢「オイラも頑張るでやんす!」

 

吉「私も頑張る!」

 

ふぅ...まさか二日目でここまで友情が深まるとはな...

 

泉「んじゃ、さっさと練習に行くか。」

 

 

 

 

 

 

 

~グラウンド~

 

鞍「む。今年の新人部員は少ないな...小林。」

 

小「はい...ここ最近、うちは全国に行ってないですから...」

 

小林祐輔(コバヤシ ユウスケ)

ここ聖ライカ―学院サッカー部のキャプテンである。

 

鞍「だが私のデ―タによると今年は有望な奴は多いぞ。」

 

またデータか...まあ当たるから文句はないがな...

鞍馬監督はデータを有効活用して練習も試合もする監督だ。新入生がもっと練習をしたいと言うだろうがな...

 

 

 

 

 

 

 

~放課後~

 

鞍「え―私が今年からここ聖ライカ―学院の顧問になった鞍馬志歩だ。ケガをしないようにデータ重視で行くが  くれぐれも無茶な事はしないように。」

 

ザワザワ...

 

一年生の間で何やら話しているな。恐らくデータの事だ。

 

小「はい!みんな静かに! ここのキャプテンの小林だ。鞍馬先生の言うように今年からデータ重視で行く。まあ要するに効率的に練習するということだ。練習内容は少ないが、データ重視なだけあってそれだけ効果も抜群だ。だが、無茶苦茶に練習するのは控えてくれ。俺達も昨日の練習で分かったからな。今年の目標は全国だからな!じゃ一年生、自己紹介を。」 

 

矢「じゃ、オイラから。オイラは矢部坂秀人といいますでやんす!ポジションはDF。足には自信があるでやんす!よろしくお願いしますでやんす!」

 

吉「じゃあ次は私ね。私は吉川由利子と言います。ポジションはMFでテクニックに自信があります。よろしくお願いします。パワフル中学出身です。」

小「パワフル中学って全国準優勝の所じゃないか!」凄いな...

北「じゃ次はワタシで。ワタシは北野広海と言います。ポジションはCFで特技はシュ―トです。よろしくお願いします。」

 

泉「じゃ次は俺で。 俺は泉孝太郎と言います。

得意なことは...特にありません。」

 

小「⁉泉孝太郎って確か海皇山高校に推薦され、全国準優勝のパワフル中学のストライカーのあの泉か?」

 

泉「はい、そうです」

 

まじか―などという声が回りから聞こえてきた。

 

泉「目標は...全国制覇です。よろしくお願いします。」

 

小(凄いな...鞍馬監督の言ったことはこのことか...)

今年こそ...全国に行けるかもしれない...

 

泉(そういえば花散院が言ってたな...自分の弟もこの学校らしいが...多分あいつだな)

 

そこには花散院ケイそっくりのやつがいた。

 

?「じゃあ次はボクで。ボクの名前は花散院ユウ(カザンイン ユウ)です。」

 

花散院ユウってあの花散院ケイの弟じゃね―か何て言う声が回りから聞こえた。

 

花「弟ですが 兄に負けるつもりはありません。ポジションはDFよろしくお願いします。」

 

 

?「次は俺な。」

 

そう言ったのは金髪の男だった。

 

伊「俺は伊場野武則と言う。ポジションはDFだ。よろしく頼むぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小「よし、これで全員だな。」

 

鞍「うむ。それでは明日新入生のテストをする。今日は基本的なメニューをするからな。」

 

全「はい!」

 

鞍「じゃ、頑張りたまえ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練習はランニングからパス練習など確かに基本練習で俺は物足りなさを感じていた。

 

鞍「よし、今日はここまでだ。明日に備えてよく休むように。」

 

全「はい!」

 

小「では解散!」

 

 

 

 

 

 

 

帰り道

 

俺は北野と矢部坂君と吉川と帰りながら話していた。

 

北「いや~意外と少なくて楽勝でしたね~。」

 

スタミナがない北野までがこんなことを言っていた。

 

吉「でも油断はダメよ。監督の言ってるようにしっかりと休まないと。」

 

矢「そうでやんす。無理はダメでやんす。」

 

泉「まあ練習したい気持ちもやまやまだが今は監督のいう通りにしよう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の日の部活~ 

 

鞍「よし、言っていたように今日はテストをする!」

 

まずは50メ―トル走からだった。

 

結果は足に自信があると言っていただけあって

矢部坂君→俺→花散院→吉川→北野 ...となった。

 

花「キミは泉クンだよね?」

 

いきなり花散院が話しかけてきた。

 

泉「ああ、そうだ。」

 

花「兄さんと同じチ―ムだっただろう。ボクもキミに追い付けるように頑張るからよろしくね!」

 

 

そういやコイツ確か体が弱くて最近サッカーをはじめたんだよな...⁉初めてからまだたいしてやってないはずなのに...昨日の練習初心者なのに難なくこなしていたような...これは全国に行けるぞ...

 

 

そのあともテストは続き俺の予想以上に花散院、いやユウは上手かった。

 

泉「ユウ、凄いな。」

 

ユ「なんで名前で呼ぶの?」

 

泉「いや、花散院だと兄

と被って分かりにくいから、いいだろ?」

 

ユ「良いけど...それよりキミ、凄いね!」

 

まさかユウから言われるとは思わなくて俺は少し嬉しかった。

 

泉「全国制覇目指して頑張るぞ!」

 

ユ「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

鞍「小林、今年は有望な奴が多いな。」

 

小「はい、そうですね!大会が楽しみです。」

 

鞍「これからは練習のレベルをあげようと思うんだが...大丈夫か?」

 

小「はい!」

 

そうか...今年の奴は有望な奴が多いか...確かにそうだな。今年こそ全国に行ってやる!



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第3話:練習試合 Vs. パワフル高校

あれから1カ月もの歳月がたった。  そして今日は練習試合である。

 

鞍「今日は新入生にとっては初の練習試合だ。どんどん使うから準備しておけ。

 

全「はい!」

 

鞍「ではスタメンを発表する!」

 

俺はCB(センタ-バック)だった。

 

 

鞍「泉は後で北野に変わってCF(センタ-フォワ-ド)な。とりあえずCBから行くから。

 

 

泉「わかりました!」

 

泉「よし!伊場野、ユウ、矢部坂君 お互いに頑張ろうな!」

 

「「「(おう!)(そうだね!)(頑張るでやんす!)」」」

 

泉「北野と吉川も頼んだぞ!」

 

北「任しといて~」

 

吉「うん!」

 

 

あれからは伊場野ともたくさん話すようになった。最初は話しかけづらかったが話してみると以外と仲間思いの奴だと言うこともわかった。

 

 

 

小「久しぶりだな...炎上」

 

炎上武(エンジョウ タケシ)

 

パワフル高校のキャプテンで中学時代は小林と同じチ―ムだった。

 

炎「ああ、中学依頼だな、話すのも。」

 

「「だが...今日は(こっちが勝つ!)(勝たせてもらうぞ!)」」

 

おもしれぇ...この勝負絶対に勝ってやる。鞍馬先生の効率的な練習もこなしたし大丈夫なはずだ。

 

 

 

ピ―!

 

 

 

それからあっという間に試合が開始した。

 

前半10分

 

吉「北野君パス!」トン!

 

北「ナイスパス!よ~し」バシッ! 

 

すげぇ、この無回転シュート軌道が...

 

バン!

 

北「⁉ワタシの無回転シュートを止めた⁉」

 

小「北野、あいつはここの地区一番のキ―パ―だ。あれくらいは止められるだろう。」

 

北「じゃあワタシはどうすれば...」

 

泉「大丈夫だ北野!次はもう少し近くでシュートを打つんだ!自信を持て!」

 

ユ「そうだよ!でも今のはナイスシュートだったよ!次は決めよう!」

 

よい仲間に囲まれて幸せだな...よ~し次こそ決めますよ!

 

前半23分

 

吉「!ごめん!泉君いった!」

 

泉「任しときな!」ズザッ

 

鞍(何て言うスライディングだ...あれならファウルも取られることはない...アイツはどこでも守れるな。)

 

泉「ユウ!」トン!

 

ユ「ナイスパス!泉クン」

 

炎(見事な連携だ...さっきの一年生のシュートだって危なかったし...あっちの新入生はすごいな...)

 

ユ「吉川さん!」トン!

 

吉「うん!」

 

泉「ヘイ!すぐパスだ!」

 

マ―クされてやがる...

 

吉「!頼んだよ!泉君!」

 

たのもしいなぁ泉君。 さっきのミスもカバーしてくれたし...

そ、それに...なんかカッコいいし...///なんだろ...胸が熱くなってきた... 

ダメダメ!今は試合中だし集中しないと!

 

これが恋だと知るのはまた後のお話である。

 

 

 

さて、試合に戻る。

 

泉「北野!今度こそ頼んだぞ!」トン!

 

北「ワタシは天才ですから!必ず決めて見せます!」

 

ゴ―ルの近くで....打つ!

 

炎「クソ、これは間に合わん!」ザシュッ!

 

北「やった―」

 

泉「ナイスシュート!北野!」

 

鞍「うむ、今のはかなり良かったぞ!」

 

 

 

ピ―! ~前半終了~ 

 

 

鞍「ふむ、今はまだ1点しかリ―ドしてないからな。後半も気を抜くなよ!」 

 

北「じゃ泉君。CFは任せました!」

 

泉「おう!任せとけ!」

 

絶対勝ってやるぜ!この試合

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~試合終了~

 

泉「やったな!3―0で勝ったぞ!」

 

北「泉君凄いですね」

 

矢「ホントでやんす...難なく2ゴ―ル決めてたでやんす...」

 

吉「まあ泉君は中学時代からこんな感じだったよ。♪」

 

そんな凄いかなぁ...

 

その頃...

 

炎「負けたよ 小林。お前らの新入生凄いな。とても一年生とは思えなかった。」 

 

小「まあ、年下だからって下手とは限らないしね♪」

 

正直俺もビビったが...

 

炎「今度は負けないよ...絶対に勝つから覚えときな...」

 

小「楽しみだな♪返り討ちにしてやるよ!」

 

どうせ地区大会の決勝戦辺りで当たるだろうし...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞍「新入生達 ご苦労だった。初めての試合だがとても良かったぞ。明日はオフにするからよく休め。わかったな!」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

泉(またオフか...鞍馬先生、オフの日が多くないか?こんなんで全国になんていけるのかな...)

 

俺はこんなことを思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の日~

 

泉「なあ、矢部坂君。」

 

俺は学校で矢部坂君にある事を話そうとしていた。

 

矢「なんでやんすか?」

 

泉「あのさ...昨日思ったんだけど...鞍馬監督はオフの日が多くないか?こんなんでとても全国に行けるとは思えないんだけど...」

 

そう。俺は昨日思った事を矢部坂に話したのだ。

 

矢「それはオイラも薄々気になってたでやんす。それで、泉君はおいらにその話をしてどうするでやんすか?」

 

それは最もな事だ。

 

だがな

 

泉「あのさ、俺は前からその事を聞こうと思ったんだけど...一人だとなんか行きづらきから一緒にきてくれない?」

 

矢「...思ったんだんでやんすが小林先輩にその事を聴いてみたらどうでやんすか?最初の自己紹介の時に知ってそうな感じだったでやんすから。」

 

なるほど!矢部坂君頭よいな

 

泉「そっか!そうしよう!」

 

この後俺は衝撃の真実を知ることになるなど見当もつかなかった。




読んでくださりありがとうございます!ちなみに聖ライカ―学院のフォ―メ―ションは4―4―2の設定なので原作とは違う設定ですのでよろしくお願いします


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第4話:二人の顧問の悲惨な過去

その頃パワフル高校では..

 

炎「クソッ!」

 

炎上が部室で悔やんでいた。

 

?「おやおや?炎上君。大丈夫ですか?」

 

炎「あ、坂東監督。はい....ですが少し悔しいんです。何で自分は3点も入れられたのかがわからなくて...」

坂東夏之助(バンドウナツノスケ)ここ、パワフル高校の監督である。

坂(ふむ...どうやら覚悟を決めるときがきたようだな...)

 

坂「炎上君!」

 

炎「はいっ⁉」

 

坂東監督がこんな声を出すなんて..

なんだろうか...

 

坂「...まず、昨日の試合に勝てなかったのは練習量が少なかったことと...私が指導を放棄してたからなんです!申し訳ない!すまない!」

 

炎「どうして...指導を放棄してたんですか?」

 

素朴な疑問であろう。

 

坂「...実はね、昔私は悪魔軍曹と呼ばれていたんです...」 

 

なぜだ?坂東監督が?悪魔軍曹?

 

坂「私は選手を強くさせたい一心で休みは例外を除いて禁止。練習もかなりハ―ドなものでした。確かに選手達は強くなりました。全国制覇もしたことがあります。...ですがね、ある日嫌気が指したのでしょうかね、私の元を皆が去っていったんです。私は勝つことよりも大切な事に気づいてしまいましてね...あれ以来は指導を放棄してたんです...」

 

 

そうだったのか!でもなんて悲惨な過去なんだろう...

 

坂「でもね、炎上君。私はもう逃げませんよ!あの時程ではありませんが指導を放棄することはしません!」

 

炎「わかりました!監督!これからもご指導お願い致します!」

 

坂「はい、それでは。」ガチャン

 

坂(炎上君。話を最後まで聞いてくれてありがとうございます。多分貴方に話さなかったら私はずっとこのままだったでしょうね...でも...もう同じ過ちは繰り返しませんよ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~若き日の坂東夏之助~

 

 

「ひ~もう疲れました、監督―さすがにタイヤを引きずって15kmはきついです...」

 

坂「なにバカな事を言っているんだ!!そんなんじゃ全国なんて夢のまた夢じゃねぇか!ほら!走れ!」

 

「ひぃ―」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

坂「おい!○○!なんで昨日は練習休んだんだ!」

 

「えっと、は、歯医者があったからです!」

 

坂「ばか野郎!そんなのいつでも行けるだろ!罰としてグラウンド30周だ!」

 

「ひぃ―」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワァァァァァァァァァァァ!

 

坂「やったぞ 全国制覇だ!」

 

「...やりましたね...」

 

坂「なんだ、嬉しくないのか?」

 

「いえ!嬉しいですけど...あの、僕たち...」

 

全「今日を持ってこのサッカー部を退部させていただきます。」

 

坂「⁉なんだと...」

 

 

私には止める事が出来ずその学校のサッカー部は廃部となった。

 

 

 

 

 

~現在~

 

坂(もう私は同じ過ちを繰りさえさない)

 

この出来事によってパワフル高校は大きく成長することになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~聖ライカ―学院では~

 

 

小「ふむ、その事か...それは俺も知らないな...」

 

泉「キャプテンも知りませんか...」

 

小「聞きに言って見るか、鞍馬監督に」

 

矢「そうするでやんす」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「失礼します」」」ガチャ

 

鞍「お前達か...何の用だ?」

 

 

 

 

小「少し聞きたいことがありまして..」

 

 

鞍「なんだ?」

 

泉「あの、なぜ鞍馬監督はそこまで安全にこだわるんですか?」

 

矢「この練習じゃ全国は難しいと思うんでやんす。」

 

 

オイラも中学の時はそうだったでやんす...

 

鞍「それは...過去にいろいろあってな...気になるか?」

 

「「「はい」」」

 

鞍「あれはまだ私が学生の時..」

 

 

 

学生時代の鞍馬

 

「そろそろ練習を止めろ!そのままだと体を壊すぞ!」

 

鞍「でも監督...このままだと全国は難しいと思うんです。お願いします!もう少し練習をさせてください!」

 

「....そこまで言うなら止めはしないが....」

 

大丈夫なのか...

 

 

鞍馬は毎日地獄のようなメニュ―をこなしていた。

 

 

しかしある日事件は起きた。

 

グキッ!鞍「っ⁉」

 

 

なんか....足が痛い なんだ...

 

「...分かっただろう、鞍馬。」

 

鞍「何がですか?監督。」

 

「...お前の猛練習は偉いと思ったさ..だか、その足はそれが原因で痛めたものなんだぞ!」

 

それを分かってくれ。回りからみればお前はあり得ないほどの猛練習をしていたんだ、ケガをして..当然と言うほどな。

 

「お前はケガを直すまで試合には出せない」

 

鞍「そんな...」

 

その時、私は思った。あの時無理な練習を止めてしっかりと休息をとっていればこんな事にはならなかっただろうと。

 

 

~現在~

 

鞍「私はあの失敗を...繰り返したくないんだ...」

 

小「そうだったんですか...」

 

泉「...ですがね?」

 

鞍「何だ?」

 

泉「そんなに...厳しい練習をしてなにがいけないんですかね?」

 

少なくとも もう少し練習の量を増やさないと...部員の誰かが自主練でケガをするだろう。

 

泉「もう少し厳しい練習でも良いんじゃないんですか?」

 

鞍「実はそれについてはもう考えていた。...今日から厳しくする。明日からは合宿だ!」

 

合宿⁉なぜいきなり...

 

鞍「ちなみにもう場所は決まっているぞ。」

 

どこだ...一体...

 

鞍「それは...山だ!」



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第5話:合宿と懐かしむ二人

最近はとても寒いですね~皆さん体調には気をつけましょう!一方こちらは真夏のようですね。一体どうなるのでしょうか...


鞍「全員いるか!」

 

小「はい!全員揃いました!」

 

鞍「では出発だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふわぁ....どうしてバスの中ってこんなに眠くなるんだろう...

 

zzzzzz ....

 

矢「そう言えば泉君の寝顔ってどんな感じなんでやんすかね?」

 

 

吉「私も知らないけど...普段、冷静だから気になるね...」

 

「俺も気になる!」

 

「俺も!」

 

小「...見てみるか」ニヤリ

 

ちなみに泉は今、伏せて寝ているので顔は分からない。

 

全「...」ニヤリ

 

 

小「それっ!」

 

「...........」

 

か...可愛い....

 

その寝顔は普段の泉からは想像もつかないような寝顔だった。

 

矢「うお―!可愛いでやんす―!」

 

鞍「うるさいぞ!」

 

あ...監督居るの忘れてた...

 

小「すみません...ほら!矢部坂!しっかりと謝れ!」

 

矢「どうしてオイラなんでやんす―⁉」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで合宿所に着いた。

 

矢「あ...暑いでやんす..」

 

 

あまりの暑さに皆、ふらふらだった...

 

伊「...」

 

泉「おい...伊場野...お前まさかよってるのか...?」

 

伊「わ...悪い...おれバスは苦手なんだ...」

 

泉「そうか...もうすぐ着くから頑張れよ!」

 

おう...と言って伊場野は自分の席に戻っていった。

 

泉(まさか伊場野が酔うなんてな...大丈夫かなぁ...)

 

そんなこんなで(まあ色々あったけど)無事に合宿所に着いた。宿舎は以外と広く、ク―ラも有って山とは思えないほど快適なところだった。矢部坂君がはしゃぎ過ぎて怒られてたけど...

 

小「練習メニュ―を言うぞ!」

 

キャプテンの一言でチ―ムの雰囲気が変わった。

 

小「ます一年生、北野、泉、吉川、花散院、伊場野は別練習な。お前らは基礎は出来てるから。」

 

矢「オイラは別練習じゃないんでやんすか―⁉」

 

小「えっ、お前誰だっけ?」

 

矢「あんまりでやんす―」

 

小「あははは冗談冗談♪」

 

小林先輩...意外と冗談きついな...

 

 

 

 

そのころ...

聖ライカ―学院、校長室

 

?「久しぶりだな松本。」

 

松本雄二郎(マツモト ユウジロウ)

 

聖ライカ学院の校長だ。

 

松「お前はまさか...光山か⁉」

 

アルベルト光山(アルベルト ミツヤマ)

 

有名なサッカー選手をスカウトしておりその腕は日本のスカウトNo.1だとか。

 

松「で、どうしたんだ?」

 

光「俺が何のために来たのか位分かるだろう...」

 

松「冗談だって♪でもサッカー部は今合宿中だが。」

 

光「え―⁉...」ショボン

 

松「まあ元気出せよ。また来れば良いじゃないか。ちなみに誰か良い選手はいるか?」

 

光「お前はこの学校の校長なのに知らないのか?一応俺達だって元サッカー選手なんだし見てみたらどうだ。今年の一年生は特にすごいぞ」

 

松「まあ俺が元サッカー選手って事は生徒は知らないからな...ちなみに誰が凄いんだ?」

 

光「まず一年生の中でもずば抜けているのが泉孝太郎君だ。彼はあの海皇山高校から推薦を貰ったほどだ。」

 

海皇山高校って今も強いのか... 

 

光「こいつはどこでも出来てな。動きも良くてオフェンスもディフェンスもセ―ビングまで完璧な男だ。もはや全国でも通用するだろう。」

 

松「凄いね、そいつは。今度見てみるよ。」(実はもう知ってるけどね...)

 

 

 

 

 

じつは松本校長は今年の新入生のサッカー経験者は全員知っていた。今回の合宿も校長が許可してくれたのだ。

 

松「では一つ。大事な事を聞くぞ。」

 

光「ああ。」

 

松「今年は...聖ライカ―は全国に通用するだろうか?」

 

昔、ここの高校はとにかく強かった。松本や光山もここの生徒で一年生から試合に出ており黄金時代を築いていた。...しかし、それから3年後にいきなり地方敗退。それからずっと聖ライカ―は全国に出ていない。

 

...だか光山はこう言ったのだ。

 

光「可能性は低いがあるだろうな。今年ならば行けると思うぞ。」

 

松「そうか...それは楽しみだな。」

 

そうか...行けると思う...か。

 

光「それじゃまた今度来ることにするよ。」

 

松「ああ、またな。」

 

全国か...頑張れよ!学生達。

 

 

 

 

 

そして、ここ。パワフル山では...

鞍「ほらほら!頑張るんだ!」

 

矢「こっちを選んだオイラが間違いだったでやんす...」

 

グル―プは二つに別れていてさっき呼ばれた俺、吉川、北野、花散院、伊場野、矢部坂君?は鞍馬監督が。それ以外は小林キャプテンが見ることになった。

 

泉「さすがユウ。ついてけるなんて凄いね。」

ユ「うん、なんとか...でも泉なんてまだ余裕そうじゃないか...」

 

泉「まあ最近は大して体力使わなかったしな...」

 

さすが選ばれた一年生だけあって、みんな必死にだが練習に付いてきていた。

 

ちなみに今俺達は...山道を15km ランニングしている...

...まじで暑いわ!

 

鞍「ほら、お前達!練習増やすんならここまでやらないとな!」

 

まあ俺にしてみればこっちの方が良いや...

 

何だかんだ言って吉川や矢部坂君も付いてきてるし。

 

一番驚いたのは...

監督までもがランニングに付いてきていることだ。

 

鞍「のこり2kmだ!頑張れ!」

 

泉(さすがに俺も少し疲れてきたな...さて、ラストスパ―ト行きますか!)ダッ!

 

ユ「あれ?泉 スパ―トかい?なら僕も!」ダッ!

 

矢「は...速いでやんす...」

 

伊「あれは化け物級の体力だ...」

 

吉「私達も頑張りましょ!」

 

北「そうですね。」

 

鞍(北野...口数が減ったな...想像以上に疲れているのだろう。)

 

まあ泣き言言わないのは良いが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢「お...終わったでやんす...」

 

伊「てかお前ら二人スゲェな。あんなに走ってまだ余裕そうな顔じゃねぇか。」

 

あの後、結局二人同時に着いた。

 

...てか北野大丈夫かよ⁉

 

北「ハア ハア ハア...さすがにスタミナがないワタシからしてみればこれはまさに地獄で...す...ね」バタッ!

 

伊「おい!大丈夫かよ!北野!」

 

鞍「とりあえず花散院と泉は北野を宿舎に運んでくれ。残りのやつは休憩しとけ。」

 

「わかりました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北「う~ん.....っはっ!ワタシ何を...?」

 

泉「おう、気づいたか北野。」

 

ユ「ランニングが終わった後に疲れて倒れてたからここに運んだんだ。今日は無理しない方が良いよ。」

 

北「いえ、もう大丈夫です。ワタシも参加しますよ!」

 

ユ(北野って意外と根性あるよな...普段天才天才っていってるけど...)

 

泉(実は努力の塊なんだろうな...)

 

(俺)(僕)達も頑張ろう...

 

 

 

 

鞍「よし!今日はここまでにしよう!」

 

あの後、俺達は死に物狂いで練習した。(まあ、俺と花散院はそれほどでもないが)。

 

矢「つ...疲れたでやんす...」

 

伊「俺もだ...」

 

吉「頑張ったわよね...」

 

北「ワタシも疲れた...」

 

泉「てかやはり全国へ行くならこれくらいはしないとな♪ユウ。」

 

ユ「そうだね♪やっぱサッカー楽しいよね♪」

 

伊矢北吉(コイツら(泉君達)(アナタ達)(泉君と花散院君)体力がやばすぎだろ...)

 

 

 

 

 

 

 

泉「いやぁ飯最高♪」

 

 

ここの飯はめちゃくちゃうまい。この国産牛とか...最高だ!

 

 

 

 

俺達はたっぷりと飯を食べ風呂に入り (矢部坂君が女子風呂を覗こうとして鞍馬監督に怒られてたが。てか矢部坂君怒られ過ぎだろ...)今日の疲れを癒した。

 

 

 

―次の日―

 

泉「ふわぁ...よく寝たな...」

 

時計を見ると針は5時50分を指していた。

 

泉(今日も頑張るぞ!)

 

 

 

6時になると俺らの部屋のメンバ―(矢部坂君、北野、ユウ、伊場野)が目を覚ました。

 

矢「おはようでやんす!」

 

泉(矢部坂君って寝てるときも風呂の時も眼鏡してたな...)

 

ユ「じゃあ食堂に行こ!」

 

北「今日も走るんですかね...」

 

北野、お前もうトラウマになってるぞ...

 

 

 

ユ「ここのご飯はおいしいね!」

 

矢「本当でやんす!毎日食べても飽きないでやんす!」

 

伊「おまけに栄養も良いしな!」

 

北「体力付きますねぇ!」

 

北野は体力が課題だもんな...ホントに。

 

吉「カロリ―も低いしね!」

 

女子はそういうの気にするのか...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞍「じゃあ今日もランニングから行こう!」

 

朝飯を食べて1時間後、現在に至る。

 

北「初っぱなからランニングですかぁぁぁぁぁぁ⁉」

 

鞍「今日は20kmな!」

 

北「ひぃやぁぁぁぁぁ!」

 

おい北野...本当に頑張ってくれよ...

 

ユ「泉!今日も勝負しようよ!」

 

伊「俺達も頑張るぞ!」

 

「「お―!」」

 

矢部坂君と吉川が返事をする。

反応は人それぞれだな。まあ頑張ろう。

 

 

鞍「いくぞ!よ―いスタート!」

 

泉「...」ダッ!

 

花「...」ダッ!

 

矢「まじてやんすか...」

 

吉「昨日より距離長いのに...」

 

伊「あいつら最初から飛ばしてやがる...」

 

北「あの体力が羨ましいですよ。」

 

 

 

 

 

 

―先頭5km経過―

矢「...もう完全に見えなくなったでやんす...」

  

吉「私達は自分のペースで頑張らないとね!」

 

北「まだ...なんとか...大丈夫です...」

 

伊(大丈夫じゃなさそうだな...)

 

 

―先頭15km経過―

北「...」

伊「...」

吉「...」

矢「...」

 

全員無言。まるでフルマラソンを走っているようなこの空気。言っとくけどまだまだだからね⁉

 

 

―先頭残り1km―

泉(まだ行ける!)ダッ!

 

ユ(えっ!ヤバイ...なんとしてでも追い付くぞ)ダッ!

 

ユ(クッ...間に合わない!)

 

泉「いよっしゃあ!勝ったぁぁぁ!」

 

ユ「負けたよ...てかあんなに走ってよく飛びはねられるね。」

 

まあ体力には自信があるからな。

 

 

―15分後―

 

全員がゴ―ルした。北野はフラフラだったが倒れなかった。

 

鞍「皆、よく頑張ったな。」

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで合宿も最終日になるのだった。

 

 

 

 

 

 

泉「まじですか⁉」

 

鞍「ああ、マジだ。」

 

何の話か。それは...

 

鞍「今日は練習試合を行う!」

 

矢「相手はどこでやんす?」

 

鞍「お前は出ないから関係ないぞ」

 

矢「あんまりでやんす...」

 

鞍「と、言うのは冗談で...相手は海皇山高校だ!」

 

「っ!」

 

全員。驚いた表情だった。

 

で、今に至る。

 

泉(いきなり海皇山高校とか...花散院もいるし楽しみだな!)




観覧ありがとうございます!スタミナがない北野君も少しは付いて何よりですね!それではまた次回。よろしくお願いします!




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第6話:練習試合 Vs. 海皇山高校

今回は試合の話です!内容が大雑把なのはどうか目を瞑って下さいよろしくお願いします


―試合会場―

?「久しぶりだな!泉!」

 

矢「やんすっ⁉桜羽君でやんす⁉泉君!知り合いでやんすか⁉」

 

泉「まあな...中学の全国大会決勝でこっちが負けたが...」

 

桜「んな事言ってもお前と花散院はとにかくすごかっぜ!」

 

 

桜羽竜騎(サクラバリュウキ)

 

俺が中学の時決勝で負けたチ―ムのエ―スストライカ―である。

 

?「お..泉じゃないか」

 

矢「そっちは郷田君でやんす⁉泉君ってこの人達と対戦したんでやんすか⁉」

 

泉「まあな、結局負けたけど」

 

郷「そうは言ってもお前の能力は皆が評価してたもんな。」

 

郷田四郎也(ゴウダ シロヤ)中学時代はキャプテンで全ての能力が平均的に高いやつだ。

 

花「久しぶりだな...泉。」

 

泉「おう、早速戦えるなんてな...楽しみだぜ!」

 

―そのころ―

 

北「久しぶりですね~安芸山(アキヤマ)君。 今日こそリベンジしますよ!」

 

安「まあ、また止めてやるよ♪」

 

北「くぅぅ...ワタシも成長したんです!今日はチ―ムとして勝ちますよ!」

 

安「望むところだ!」

 

 

 

 

鞍「ST は泉だ!」

 

一年生は前の試合と同じメンバ―だった。ポジションは違うけど。

 

矢「うぉぉでやんす!燃えてきたでやんす!」

 

伊「よっしゃ!やってやろうぜ!」

 

吉「私達のできる精一杯の試合にしましょ!」

 

北「ワタシも燃えてきましたよ!泉君!よいパスお願いしますね!」

 

泉「お前が決められたらな」ニヤリ

 

北「キミィ何言ってるのかね。ワタシは天才ですよ⁉合宿でまあまあスタミナも付けましたし」

 

泉「まあそれは良いとして...そろそろだな。」 

 

矢「オイラ達の合宿の成果を見せるでやんす!」

 

「おい!入ってきたぞ!」

 

「本当だ!」

 

ワァァァァァ!

 

矢「凄い歓声でやんす...」

 

鞍「まあ、相手が海皇山だからな。だがお前達なら勝てるぞ!」

 

矢「ありがとうございますでやんす!頑張るでやんす!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

審「それでは両校は入場してください。」

 

小「行くぞ!」

 

「オ―!」

 

審「これより聖ライカ―学院対海皇山高校の試合を始めます!」

 

俺達は先行だ

 

ピ―!

 

試合が始まった。俺がパスを貰う。

 

泉(さて...どこに攻めようか...相手は海皇山...一つのミスも許されないな...)

 

泉(ここは一回戻すか)

 

泉「小林先輩っ!」トン!

 

小「ナイスパスだ!」

 

小(さて...ドリブルで上がるか。)

 

ユ「⁉小林先輩パスください!」

 

小「わかった。」トン!

 

小(⁉いつの間に郷田がいたのか...さすが海皇山、油断も隙もない)

 

 

 

 

 

 

ア「ふぅ...やっと着いたか。」

 

あれから松本に合宿の場所を教えて貰ったがそこには居なかった。帰りに見てみたら聖ライカ―と海皇山が試合をしていると知り、観に来たのだ。

 

ア「...⁉前半20分を終えて同点か...聖ライカ―も強くなったもんだな...」

 

海皇山は全国大会でもをかなりの試合で前半に2点差をつけている。それを古豪の聖ライカ―が同点ならば聖ライカ―が復活したと思うだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞍「じゃあスタメンを発表するぞ。」

 

...ごくり。チ―ムの中に緊張感が漂う。

当たり前だ。全国で優勝の回数が通算43回という全国でも名の知れた高校と戦うのだから。

練習試合なのに公式戦かと思われるほどの人数がスタンドにいた。...まあ海皇山高校目当てだろうが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「早く早く!試合が始まっちゃうよ!」

 

アタシ達は今海皇山高校対アタシの学校である聖ライカ―高校の試合を観に来ている。さっき終わったアイドルの合宿の後、小山先輩が「自分の彼氏である桜羽君の試合を観たい」と言い出したのだ。

 

小「凄いね―練習試合なのにこんなに人がいるなんて...」

 

アタシ達...一応ロ―カルとは言えアイドルなんですが...大丈夫かな...

 

あれ...えっ⁉

 

アタシは信じられない光景を目にした。

 

ST 泉

 

そしてフィールドにいるのも確かに泉クンだ。

 

?「同じ学校だったんだ...」

 

聖ライカ―学院は生徒が一年生だけで900人近くいる。おそらくクラスが離れているのかこの少女は知らなかったようだ。

 

?(泉クンかぁ。懐かしいなぁ..昔良く遊んだなぁ...)

?(やっと見つけたよ。アタシの好きな人...仕事あるけど別に良いよね。)

 

そしてこの少女は決めた。

聖ライカ―学院のマネージャーになると。

 

 

 

 

 

小「任せろ!」ズザッ!

 

実「おっと小林!ここで果敢なスライディングを見せます!」

 

解「これはかなり良いディフェンスですね。古豪聖ライカ―復活でしょうか。」

 

やはり鞍馬の練習メニュ―のレベルアップと合宿のお陰だろうか。聖ライカ―の皆が互いに刺激され、そして上手くなる。まさに理想のサッカー部だろう。

 

小「泉!」トン!

 

泉「ナイスパスです!」

 

実「さあ!泉!上がってきました!」

 

泉「北野!決めろ!」トン!

 

安「北野!お前の無回転シュートの軌道にはもう慣れたぞ!」

 

安(あれほど北野の無回転シュートを止めるために努力したんだ。まあそのことは北野には言わないがな。)

 

北「ワタシだってあれから成長したんです!もうアナタには止められませんよ!」

 

北(ワタシは必死に努力したんです。自分は天才じゃない。そんなこと位わかりますよ。

 

...でもね、ワタシは泉君や仲間のお陰で強く慣れました。もうアナタには止められませんよ!)

 

北「うぉぉぉぉぉぉ!」バン!

 

安(やはり無回転シュートか、これくらいなら...え⁉)

 

キュルキュルキュル

 

安(変化の量が増えた⁉)ザシュ!

 

北「やりましたぁぁぁぁぁぁ!」

 

泉「やったな!北野!」

 

安(...並外れたレベルの練習をしたのか⁉今までのシュートとは格が違ったぞ...それとも...やはりあいつも成長したのか?)

 

そんなこんなでお互い、攻防が続き若干聖ライカ―が押されぎみながらもあれから試合は動かなかった。

 

ピ―!~前半終了~

小「ナイスシュートだったぞ北野!皆!この調子で勝つぞ!」

 

キャプテンが気合いを入れた。本当に良いキャプテンだよな。

 

泉(今のままなら勝てるぞ!)

 

ピ―!~後半開始~

 

郷「桜羽!」トン!

 

泉(まずい...あのキック力ならかなり良いところに...)

 

桜「ナイスパス郷田!」

 

泉(そしてあいつの必殺シュートが...)

 

桜「ドライブシュート!」バン!

 

キュルキュル ストン!

 

「なに!落ちただと⁉」バスッ!

 

泉(あれを止めるのはかなり難しい...全国で数人程だろう。そのシュートを止められる安芸山もいるし...同じ一年生には思えない...海皇山高校...強い!)

 

郷(ようやく一点返したか...しかしあの泉は中学時代からもかなり成長しているな...北野もいるし...油断できないな...)

 

((だが...勝つのは俺達だ!))

 

ピ―!

 

泉「よし!ユウパスだ!」

 

ユ「任せたよ!泉!」

 

泉「...花散院...お前ここまできて大丈夫なのか...敵ながら心配するぞ」

 

花「ほ―余裕だな だが俺が取って桜羽にパスをすれば一点だ!」

 

泉「俺もお前を抜かして北野にパスをすれば一点だ!」

 

観客は皆こう思っていた...この勝負に勝った方のチ―ムがこの試合に勝つと...

 

泉(こっちに行くふりをして逆に回り、抜くか。それか、花散院もそう考えているならサイドから上がって北野にクロスを上げるか...どうするか...)

 

花(あいつの考えにはもう慣れている...おそらく逆に回り、俺を抜くか、裏を欠いてサイドから上がって北野にクロスを上げるかのどちらかだろう...)

 

泉(よし!クロスを上げるか!)

 

花(クロス体制で行こう!)

 

泉「北野!」

 

花(よし!当たりだ!)「させるかぁぁぁぁ!」

 

泉「ふっ!甘いな花散院」

 

花「何...」(タイミングをずらした...だと⁉あの体制でか⁉)

 

北「ナイスクロス!」ドン!

 

安(間に合うか⁉今までで一番取りにくい...所だ...)ズザッ!

 

実「入ったぁぁぁ!後半16分!泉の華麗なクロスからの北野の絶妙なヘディング!これは凄いです!」

 

解「今のプレーはプロ顔負けですよ」

 

 

 

 

ア「凄いな...この二人はウチに必要な人材だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピ―! ピ―! ピ~

 

実「試合終了です!ご覧の通り!聖ライカ―学院が2―1で海皇山高校に勝利しました!」

 

解「練習試合とは思えない試合でしたね!今年の大会が楽しみですよ」

 

小「やったぞ―!あの海皇山高校に勝ったぞ!」

 

鞍「見事だお前達!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北「どうです⁉ワタシも成長したでしょ!」

 

安「ああ...これまで以上に良い無回転シュートだったぞ...」

 

北「いや―安芸山君に誉めて貰えるのは嬉しいですね―!」

 

安「...北野!次回は絶対に負けない!だから必ず全国に来いよ!」

 

北「ええ!言われなくても全国に行きますよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花「負けたぜ...お前あのクロス凄いな!読みは当たったはずなんだが...やはりお前の方が一枚上手だな...」

 

泉「まああれはかなり危なかったよ。タイミングを上手く外せて良かったと思ってる」

 

郷「これで中学との試合も含めて1勝1負だな!」

 

桜「花散院は2敗だけどね♪」

 

花「うるさい桜羽!」

 

桜「あはははっ♪♪」

 

泉「...あいつ、試合と普段の性格の差が凄いな...」

 

郷「まあそこは見逃してやってくれ...」

 

泉「それじゃ全国で戦おうな!」

 

郷「ああ...必ず勝ち上がってこいよ!」

 

泉「当たり前だっつ―の!」

 

全国か...中学の時の相手とまた戦えるんだもんな...楽しみだ!

 

矢「泉君~そろそろ学校へのバスが来るでやんすよ~」

 

泉「わかった!今行くよ!」

 

帰りのバスは皆疲れたのだろう。皆寝てしまっていた。

 

矢「泉君!起きるでやんす!」

 

泉「ふわぁ...着いたか。」

 

伊「やっぱ寝ると酔わないな。助かったぜ!」

 

鞍「では皆!帰ってきて早々だが明日は休みだ!しっかりと休め!」

 

矢「今週は明日まで休みでやんすからどこか行けると良いでやんす!」

 

鞍「後、新しいマネージャーが入ったので紹介するぞ!」

 

?「藍原結菜(アイハラ ユイナ)です!!よろしくお願いします!」

 

矢「可愛いでやんす―!!」

 

泉(藍原⁉なぜ今更...てか同じ高校なのかよ⁉)



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第7話:久しぶりの休日

泉「藍原⁉なぜ今頃⁉」

 

矢「泉君!この美少女と知り合いでやんすか⁉」

 

泉「うん、てか小学からずっと同じ学校なんだ。」

 

藍「まあ今更なのは理由があるの。

アタシ、アイドルになりました!」

 

泉「アイドルか...ふ―んアイドルねぇ...えっ⁉アイドル⁉」

 

藍「うん、スカウトされちゃって♪」

 

矢「まじでやんすか⁉泉君、こんな可愛い人と幼なじみなんて羨ましいでやんす―」

 

矢部坂君本当に可愛い人好きだよな―

 

泉「じゃあ藍原も入れて明日俺達でどこか行くか。」

 

藍(やった―♪いきなり泉クンと出掛けられるなんて嬉しいな―♪)

 

ユ「ならさ、僕の父さんが経営してる花散院ランドへ行かない?パスポートあってちょうど6人無料だし」

 

矢「花散院ランドでやんすか⁉凄いでやんす!行くでやんす!」

 

北「ワタシも一度行ってみたかったんです!高くてなかなか行けなくて...」

 

伊「俺も前から行きたかったんだ。よろしく頼むぜ!」

 

花散院ランドは何でもある快適な場所だ。遊園地ながらプ―ルまである。ただ値段がまあまあ高くて(1人7000円程度だけど)高校生の財布からしてみれば厳しいのだ。

 

吉藍(私(アタシ)と泉君(クン)が一緒に花散院ランドに...楽しみ♪)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泉「...でけぇな....」

 

ユ「まあね♪」

 

嘘だろおい....うちの学校はかなりでかいのにそれ以上だ...

 

矢「ついに来たでやんす!さあ楽しむでやんすよ―」

 

北「たまには息抜きもよいね!さあ、乗りますか!」

 

伊「そうだな。」

 

吉藍(泉君(クン)と来た...ついに...)

 

吉藍(なんだろ...誰が同じ様な事考えてる気がする...)

 

吉藍(まあ気のせいか♪それより今日を楽しもう!)

 

泉「ほら、藍原と吉川―行くぞ―」 

 

 

 

 

 

矢「いや―楽しかったでやんす!」

 

泉「....(なんでおれは女子二人の隣だったんだ?)」

 

吉藍(分かった!もう一人は...藍原(吉川)さんだ!泉君(クン)は譲らないよ!」

 

北「じゃあ次はあれ行きましょうよ!」

 

あれって...お...お化け屋敷⁉

 

泉「嫌だ―!お化け屋敷だけは止めてくれ―!」

 

お化けは嫌いなんだよ!ちょっとしたトラウマが...

 

吉藍(チャンス...)

 

さっきから吉川と藍原は何なんだ⁉すげぇ怖いぞ⁉

 

矢「さあ早く、早くでやんす♪」

 

 

吉藍「私(アタシ)と一緒に行こう♪...」バチバチバチ

 

怖いぞ...

 

 

伊「お化け屋敷か、久しぶりだな...」

 

ユ「僕ここに前行ったんだけれどすごく怖いよ♪」

 

なんでそんなに楽しそうに言うのさ⁉俺をバカにしたいのか⁉絶対にそうだよね⁉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢「着いたでやんす―」

 

泉「はあ...もうおしまいだ...」

 

北「はいりましょ!」 

 

吉藍「...」ガシッ!

 

なんか俺の腕を掴んでるし⁉二人とも⁉正気に戻ってよ!あと無言の威圧が凄いよ⁉

 

矢「羨ましいでやんす...これはまさにハ―レm「なんでだよ⁉」」

 

突っ込み早いでやんす...まあ面白いでやんすから良いでやんすけど♪

 

泉(早く終わってくれ...怖いのもあるし、精神的に疲れてきた...)

 

「はい、じゃあ次のグル―プの人入ってね―」

 

早く終われ...って何もないj「ギャ―!!!」

 

吉藍「キャ―!」ガシッ!

 

怖いよ!今赤目の人が...てか吉川と藍原はいちいち俺の腕を握るな!

 

ちなみにグル―プに別れており、俺と藍原と吉川はおなじグループである。 ...なんでよりによってこうなんだか...

 

 

 

泉「ふぅ...よし!強行突破だ!」

 

吉(それはまずい...)  

 

藍(もっと泉クンとお化け屋敷に...)

 

泉「うぉ―」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泉「ふぅ...あ―怖かった...」

 

夢に出てきそうだ...そして今なぜか吉川と藍原がどんよりしている ...強行突破で疲れたのかもしれないな。

 

泉「次はあれ乗ろうぜ!」

 

ユ「あ―このホラ―コ―スタ―の事?良いよ、行こう♪」

 

また怖いやつなの⁉

 

北「早く行きましょうよ!」

 

北野テンション高いな...そんなに遊園地好きなのかな?

 

矢「60分待ちでやんすか...まあ平日だし空いてて良かったでやんすね♪」

 

泉「いや...60待ちで空いてるのか⁉」

 

藍「泉クン、このホラ―コ―スタは通常の日でも平均90分待ちで休日なんか150分くらいが当たり前なんだよ、だから今日はかなりツいてるよ♪」

 

ユ「よく知ってるね!」

 

藍「でしょ―」

 

泉「さすが藍原だな」

 

藍「えへへ」

 

吉「と...ところでさ!もうすぐだし誰と乗るか決めようよ!」

 

泉「じゃあおれはユウか矢部s「「ダメ!」」

 

矢「二人とも酷いでやんす...」

 

北「じゃあワタシは伊場野君と乗ります」

 

てか1人あまるじゃん

 

泉「じゃあおれは1人で乗るからユウと矢部坂君。吉川と藍原で良いんじゃないか?」

 

矢「わかったでやんす」

 

吉藍「仕方ないな―」

 

え?普通女子と乗ったら嬉しいとかなんないの?

 

 

 

 

 

「シ―トベルトを着けてください...発車!」

 

ガタンガタン........

 

泉「だんだんと上がっていくな...あれ、下がなiうわぁ⁉」

 

 

垂直降下かよ!やべぇホラ―コ―スタ―の意味が今わかった!しかも速いし!

 

泉「ぎゃあああ!落ちるのが長いよ―!」

 

北「ヒャッホ―」

 

何でだ!皆余裕の表情じゃねぇか!

 

泉「やっと着いた...ってもう一周あるの?てか矢部坂君大丈夫⁉

 

矢「怖いでやんす...オイラこのジェットコ―スタ苦手でやんす...」

 

泉「もう嫌だ―!」

 

ユ「楽し―♪」

 

嘘だろぉぉぉぉ⁉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢「着いたでやんす...」

 

泉「.....」チ―ン

 

何で他の人は余裕の顔なんでやんすかね...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後も俺達はたくさんのアトラクションに乗り、時間が経つのを忘れ気がついたら夜になっていた。

 

 

垂直降下かよ!やべぇホラ―コ―スタ―の意味が今わかった!しかも速いし!

 

泉「ぎゃあああ!落ちるのが長いよ―!」

 

北「ヒャッホ―」

 

何でだ!皆余裕の表情じゃねぇか!

 

泉「やっと着いた...ってもう一周あるの?てか矢部坂君大丈夫⁉

 

矢「怖いでやんす...オイラこのジェットコ―スタ苦手でやんす...」

 

泉「もう嫌だ―!」

 

ユ「楽し―♪」

 

嘘だろぉぉぉぉ⁉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢「着いたでやんす...」

 

泉「.....」チ―ン

 

何で他の人は余裕の顔なんでやんすかね...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後も俺達はたくさんのアトラクションに乗り、時間が経つのを忘れ気がついたら夜になっていた。

 

泉「次は観覧車乗ろうぜ!」

 

夜の観覧車は凄く綺麗だって聞いたことがあるし。

 

伊「観覧車か―夜は絶景だろうな♪」

 

ユ「頂上は結構高いよ、確かに夜景も見られるかも知れない。」

 

北「ワタシ高所恐怖症なんですが...まあ大丈夫ですかね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泉「お―い北野大丈夫か?」

 

北「いくらなんでも高すぎますよ!かなり怖いです」

 

 

いや...夜景めちゃくちゃ綺麗なのに...まあ確かに高いけれどね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊「綺麗だったな―あんな夜景始めて見たぜ!」

 

吉「最後はプ―ルいかない?夜のプールって一度行ってみたかったんだけど」

 

藍「行こう行こう!プールなんて久しぶりだな―♪」

 

 

 

伊「プールか...体力作りにも良いしな、よし、行くか!」

 

泉「んじゃ着替えてプールに集合だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢「もう19:30でやんすか―楽しいと時間が経つのを忘れるでやんすね―」

 

伊「たくさん遊んだよな。良い息抜きにもなったし」

 

北「プールはワタシの体力作りにもってこいだね!たくさん泳ぐよ!」

 

泉「明日は学校だし今日は思いっきり楽しまないとな!まだ時間もあるし」

 

一日経つのって本当に早いよな 授業はめちゃめちゃ長く感じるけどな...

 

泉「矢部坂君...着替えの時くらいは眼鏡外したら?」

 

ずっと掛けているのかな。矢部坂君の眼鏡の下を見たことがないんだよな...なんか特注品らしく、レンズにマジックミラーが着いていて中が見えないし。

 

矢「いや―この眼鏡はオイラのお気に入りなんでやんす。そしてなぜか外れないんでやんすよ」

 

結局外れないだけだよね⁉眼鏡にお気に入りとかあるの⁉しかもキメ顔で言われてもね...

 

泉「ま...まあいいや。それよりそろそろ待ち合わせの時間だけど...」

 

北「行きますかね」

 

伊「だな」

 

 

 

泉「わりぃわりぃ、遅れちまったよ」

 

矢(女子はビキニじゃないんでやんすか....残念でやんす...)

 

泉「矢部坂君⁉何考えてるの⁉」

 

矢「心を読まれたでやんす...」

 

泉「あ、マジだったのね?」

 

矢「やっちまったでやんす...」

 

北「ぎゃあああ!さすが通称地獄のシャワー!冷たいぃぃぃぃ!」

 

 

 

地獄のシャワーとか懐かしいな...小学校以来だ

 

泉「確かに冷てぇぇ!」

 

吉「...男子ってうるさいわねぇ...」

 

藍「本当よ。ただのシャワーじゃない。」

 

お前ら二人はなぜに冷静なんだ⁉冷たいからか?

 

伊「早く入ろうぜ!」

 

北「ヒャッホ―!」バッシャアアアン!

 

「プールには飛び込まないで下さ―い」

 

あ―あいきなり注意されてやんの...

 

矢「泉君!勝負でやんす!」

 

泉「ああ!負けないぜ!」

 

矢「よ―い...ドンでやんす!」

 

泉「うぉおお!」バシャバシャ

 

矢「負けないでやんす!」バチャバチャ!

 

泉「くそぉぉぉ!負けたああああ!」

 

矢「ふっ!泉君まだまだでやんすね!」

 

くそう...まさか矢部坂君が泳ぎまで速いなんて...

 

藍「泉クン!アタシと次は泳ご♪」

 

泉「いいぜ!小学校のころから99勝99負だしな...決着を着けるときが来たな!」

 

矢「どんだけ勝負してるんでやんすか...」

 

吉「私も混ぜて!」

 

泉「おう!矢部坂君!審判頼むぜ」

 

矢「わかったでやんす!よ―い  ドン!でやんす」

 

女子には負けないぜ!って皆速いな...ここは本気で行きますか!

 

 

吉「早いっ⁉」

 

藍「泉クン速すぎ...」

 

泉「よし!勝ったぜ!」

 

吉藍「「参りました...」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢「いや―良い息抜きになったでやんすね」

 

泉「そういえばユウは?プールの時からいないけど?」

 

矢「ユウ君は練習したいから帰ると言っていたでやんす。」

 

まじかよ⁉あいつ毎日練習してるのかよ⁉そりゃあ上手くなるのも分かんなくはないぜ。

 

泉「俺達も明日からは気を引き閉めて行くぞ!海皇山や他の高校に負けないためにもな!」

 

「「「「「お―!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泉「いたいた。お―いユウ!」

 

ユ「あ、泉クン。」

 

泉「お前毎日自主練習してんの?」

 

ユ「うん。兄さんや海皇山、そして泉クンにも負けないためにも練習は必須だよ。」

 

 

偉いな...そりゃあ。上手くなるはずだ

 

泉「だがあまり無理はするなよ。」

 

ユ「うん、ケガしたら意味がないからね!」

 

泉「ああ!それじゃあな!」

 

ユ「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウは偉いな...まあ、俺達も明日からは頑張るぞ!海皇山高校、花散院、なにより全国のライバルには絶対に負けないためにもな!

 

 

 

 

 

 

 

 



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第1学年編(夏の大会編) 
第8話:地区大会~皆の実力~


~7月~

 

サッカー部は合宿を取り入れ二回行い、見事に成長していた。去年の夏なら部員は練習に付いていけなかっただろう。それだけのスタミナを付けたのである。...無論、一年生も同じで互いに刺激しあって成長している。それに負けじと2年生までもがぐんぐんと成長している。まさに理想的なチ―ムと言って良いだろう。ちなみにこのサッカー部の3年生部員は0人。そのハンデを無いようにするためにサッカー部は毎日必死に練習しているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

鞍「皆、この暑い中よく頑張ってきたな。私達は3年生がいない。しかしそれを夏の大会で覆してやろうじゃないか!やれるな!小林!」

 

小「勿論です!ここまで必死に練習してきたんですから!」

 

サッカー部の練習は前の鞍馬からは想像もできないほどのレベルであった。当然ながら最初の方は夏の暑さもあってダウンする部員もまあまあ居た。しかし皆泉や花散院を意識していたのか毎日少しずつだがスタミナを付けていた。もう古豪ではない。この聖ライカ―学院は見事に復活したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ア「お、松本君!久しぶりだね!」

 

松「一ヶ月前に会ったけどな♪」

 

ア「まあそれはおいといて...聖ライカ―学院がおそらくだが復活したよ。もうかなりのレベル...それこそ俺達の第位のな、いやもっと上かもしれないが。」

 

松「ああ、知っているぞ。この前見に行ったが去年からは考えられないレベルまで成長してたな。」

 

ア「だがね...この地区予選、おそらく唯一、聖ライカ―に食らい付いてくるレベルの学校がある。」

 

松「ほう、その高校は?...まさか⁉」

 

そんなんじゃ俺達の第と同じ組み合わせじゃないか...あの時勝てたのだってアルベルトがいなかったらどうなっていたことか...

 

ア「そう...パワフル高校さ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泉「ふぅ...次は走り込みグラウンド15周か...」

 

最初は皆泣き言言ってたのにな...

 

 

 

 

ユ「泉クン!行こうよ!」

 

泉「ああ」

 

 

 

 

ユ「最初は皆泣き言言ってたのにいつの間にか言わなくなったよね。凄い成長を感じてるよ!」

 

泉「まあそうなったから俺達ももっと練習しないと抜かされるぞ♪」

 

ユ「本当だよ...何てったって皆自主練習してんじゃん。あれは上手くなるのは当たり前でしょ」

 

そうなんだよな...急に皆自主練習始めてからスタミナも付いたもんな...7月の合宿の時なんて皆で自主練習してたし。

 

鞍(うちのチ―ムもようやく復活したな。やはり泉達のいった通りこっちの練習のほうが上手くなるかもな。そのスタミナを付けた訳だし。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

坂「違いますよ。ここで受け取ってパス...そうそう!その感じ!忘れないでくださいよ!」

 

炎(皆上手くなったよな...勿論聖ライカ―も成長しているんだろうが。...と言うか聖ライカ―学院はうちと違って3年生が居ないんだよな...それなのに全国レベル...なんて考えてる場合じゃねぇや。地区大会で必ず勝つためにも練習だ。)

 

パワフル高校も合宿を取り入れた。勿論、坂東監督の練習により、レベルアップした事は当然だろう。こちらのチ―ムは3年生もいる。おそらく聖ライカ―とは良い勝負になるだろう。そのくらい、こちらのチ―ムも練習してきたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞍「じゃあ行くぞ!」

 

俺達は今から抽選会に行く。やはり相手の高校は気になるからだろうな。

 

矢「あああ、もうすぐ全国大会でやんすぅ緊張するでやんすぅ...」

 

確かに俺達一年生にとっては初の大会だ。スタメンはおそらくあの面子だろうな。ただうちは選手層が薄いからスタミナでカバーしないといけないが...おそらくそれはこの夏の練習を見る限り心配はないだろう。つまり、俺達が全国制覇する確率はまあまあ高いほうだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞍「ここだな」

 

抽選会場にはここの地区のチ―ムの選手がたくさん居た。...無論、パワフル高校もだ。

 

炎「よう、小林!あの時は負けたが俺達も成長したからな!今度は大会で戦おうぜ!」

 

小「ああ!だからそれまでは負けるなよ♪」

 

炎「当たり前だろ♪つ―かその後も勝つから♪」

 

小「言ってくれるねぇ...まあとにかくそれまではこちらも負けないから、お互いに頑張ろうな!」

 

炎「ああ!」

 

ここの地区のサッカーチームは全国の中でも真ん中辺りに位置するだろう。平均的だがやはりパワフル高校、聖ライカ―高校辺りは今年は注目されていた。...その理由は天才スカウトでもあるアルベルト光山が「この地区のパワフル高校、聖ライカ―高校を私としては注目している。お互いの高校とも去年からは想像もできないほど成長している。」と評したからである。

 

 

 

 

 

 

「聖ライカ―学院お願いします。」

 

この地区にはシ―ドはない。皆平等にしようと県のサッカー協会が決めたのである。

 

「良いところ引いてきてくれよ―」

 

「頼むよ小林―」

 

小「おう!任せとけ!」

 

 

 

「聖ライカ―学院...97番!」

 

おっ、俺達はあそこか

 

...やはりパワフル高校とは別の山か。やっぱパワフルとは決勝でやんねぇと面白くねぇしな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞍「明日からは地区大会だ!今まで練習した成果を試合で発揮しろ!前も言ったが私達の学校は3年生がいないがそんな事は関係ない!年の差など気にしないでいけ!」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

 

チ―ムもまとまったよな..

 

小「よっしゃあ!今から練習じゃあああ!」

 

あの人こんな性格だっけ...?

 

「おう!」

 

「一年生も頑張ろうぜ!」

 

北「はい!優勝目指して練習します。」

 

今頃かよ...

 

藍「皆頑張って―!」

 

矢「ふぉぉ!頑張るでやんす―!!!!!!」

 

矢部坂くん...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで晴れて迎えた地区大会第一回戦。聖ライカ―学院Vs紋星(モンスタ―)高校

スタメンにはやはり例の六人もいた。

 

矢部坂くんはRMF

 

伊場野はCB

 

吉川はDMF

 

北野はCF

 

ユウはLMF

 

俺はSTだった。

 

ユ「LMFか...あまりやったことないけど大丈夫かな...」

 

泉「まあ問題ねぇって。お前は飲み込みも早いし大丈夫だろ♪」

 

ユ「まあ頑張ってみるよ♪ありがとう」

 

皆それぞれのポジションの役割を理解してるだろうしな。 

 

北「よ―しバシバシ決めて行きますよ―!」

 

藍「皆今日は暑いからあまり無理はしないでね」

 

伊「おう!」

 

吉「初戦だし私も気合い入れて行くわよ!」

 

 

うん。この勢いなら負けることはまず無いだろうな...まあ油断はダメだけど。

 

泉「矢部坂くんも頑張ろうぜ!」

 

矢「そうでやんす!頑張るでやんす!」

 

ア「やあ、君達。」

 

泉「あなたはアルベルトさん!見に来てくれたんですね!」

 

ア「当然だ 聖ライカ―学院には目をつけているからね。」

 

矢「本当でやんすか⁉オイラもうやる気Maxでやんす!」

 

ア「ははは いいぞ青年達!頑張りたまえ!」

 

 

 

 

 

 

 

鞍「よし!皆今までの練習を思い出してみろ!」

 

矢「.....地獄だったでやんす...」

 

鞍「はははそれだけの練習をお前達はこなして来たんだ。今日はその見せ場。全力を尽くせば良いんだ。それだけで良い。」

 

まあそうだよな。ここまで練習したんだし後は成果を発揮するだけだしな...

 

「それでは両高校はグラウンドに集合してください。」

 

「おい!来るぞ!」

 

「来た来た。」

 

キャ―!

ワ―!

 

うん、スタジアムはうるさいな。これは中学から変わんねぇな。

 

 

「はい、それでは先攻後攻はコインで決めるよ。」

 

小「じゃあ表で。」

 

「じゃあ僕達は裏で。」

 

ピン!

 

「はい、じゃあ表だから聖ライカ―学院からね。」

 

小「お前ら、先攻だぞ!」

 

よし!先攻か!やっぱ最初が肝心だしありがたいぜ。

 

 

 

ピ―!~前半開始~

 

 

最初は北野が俺にパスをして試合が始まった。

 

泉「よし!北野上がれ!」

 

北「オッケー!」

 

泉「パスだ!」トン!

 

北「無回転シュート!」バン!

 

キュルキュルキュル バス!

 

北「やった―!」

 

 

実「決まった―!前半4分。聖ライカ―学院、いきなり先制です。」

 

解「素晴らしい無回転シュートですね!これは止められるキ―パは少ないでしょうね。」

 

よしよし。先制したぞ。

 

「良いぞ―北野―!」

 

「どんどん攻めてけ―!」

 

観客席からもこんな声が聞こえてきた。

練習試合の時といい今回の試合といい凄い盛り上がりだよな。

まさかいきなり決まるとはな...この調子で攻めて行きますか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピ―!~前半終了~

 

実「前半終了てす!現在、聖ライカ―学院、泉のハットトリックや北野の先制ゴ―ルもありまして4―0でリ―ドしております。」

 

小「凄いな、泉。ハットトリックなんて難しいのによ。」

 

矢「本当でやんす!」

 

北「ワタシも凄いと思いますよ。うん。」

 

吉「凄いよね!ディフェンスも凄い上手かったし中学からも格段に成長しているよ!」

 

そりゃあんな合宿やったら嫌でも成長するだろ。

 

泉「ディフェンス陣も頼むぜ!」

 

ユ伊「おう!任しときな。」

 

泉「藍原もあまり無理はするなよ。」

 

藍「それはこっちのセリフよ...頑張って!」

 

 

小「じゃあ行くぞ!」

 

「「「「「「「「おう!」」」」」」」」

 

鞍「守りきろうなんて考えるなよ!どんどん点を取ってけ!」

 

「「「「「「「「はい!」」」」」」」」

 

 

気がつけばこの試合、聖ライカ―は押せ押せム―ドだった。小林のハットトリック。北野のハットトリック。

などなど、たくさんの得点やディフェンス陣のディフェンスも成長していて皆も自分自身の成長に驚いていた。とても3年生がいない高校には思えないほど聖ライカ―は強かった。

 

鞍「皆。とても良い試合だった。それぞれの役割を互いに理解していたしな。」

 

俺もそう思うぜ。ディフェンス陣が守ってボ―ルを取り、ミッドフィルダーにパスをしてシュート、又はオフェンス陣にパスをしてからのシュートなどなど、基本だがそれが出来ないとまず勝てねぇからな。

 

あ―ワクワクが止まんねぇ。これからこのチ―ムで戦えるなんてスゲェ嬉しいぜ。

 

このチ―ムできっと...いや、必ず全国制覇してやる!

 

 

 

 



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第9話:偵察

地区大会も準々決勝までが終わり、今日はこれからの大会での貴重な休みである。

 

...気がつけば、聖ライカ―学院も、約15年ぶりの準決勝進出を果たしていた。...それも、当然かのように。

一回戦の試合で9―0で勝利すると、その勢いに乗ったまま、二回戦、三回戦をそれぞれ6―0、5―1で勝利。さらに四回戦を3―1で突破して準々決勝を1―0と少し勢いは衰えたものの 確実な勝利を手にしていた。

勿論、毎日暑い中での試合の為、選手達の疲労も多い。...それも選手層が薄い、聖ライカ―学院も同じである。

そんな中、今日は中一日の休みである。

 

泉「暑い~...なんで今年の夏はこんなに暑いんだよ~... 」

結局ただ普通に生活しようが、試合をしようが変わらないじゃないかよ...

 

矢「まあ良いじゃないでやんすか。せっかく今日は久しぶりの練習が無い日でやんすから。のんびりしようでやんす。」

 

泉「いや―時が経つのは早いね♪もうこの高校に入って4ヶ月経つんだもんな。」

いろいろな事があったけれどよ。

 

矢「本当でやんす。その4ヶ月間でオイラ達もかなり成長したでやんす。」

 

泉「それでさ、今日暇じゃん?どっか行こうと思うんだけどさ...他の学校の試合を見に行こうと思っているんだけど...行く?」

 

矢「勿論でやんす!皆誘って行こうでやんす!」

 

泉「そうだな。」

 

矢「じゃあ皆に連絡してみるでやんす!」

 

 

 

 

泉「どうだった?」

 

矢「皆『勿論行く!』と言っていたでやんす。」

 

お―お―皆サッカー好きで嬉しいな♪

 

矢「10時に駅に集合らしいでやんす!それじゃあまた後ででやんす!」

 

泉「おう!」ガチャン

 

ふう...少し長電話してしまったな...

しっかし次の征佳第一高校はどれだけの強さなんだ?有名じゃないらしいけどなんか急に強くなったと雑誌で見た気がするんだよな...

 

そう思って俺はこの地区の結果一覧を見てしまった。

 

中「...なんだこれ⁉」

 

そこには通常あり得ない程の点差で勝利している征佳第一高校の試合結果が書かれていた。

...準々決勝11―0そんな強くなった高校がなぜここまで誰も知らないかがはっきりとわかった。

皆、相手の高校が弱いと勘違いしているのだ。泉達聖ライカ―学院やパワフル高校がこの地区て有名なのは、あのアルベルト光山が評価したから。その為皆が見に来ていたのだ。

...だがこの高校がとれだけ強いかは、俺達との試合ではっきりするだろう。

 

今日で相手の戦術を盗み、対策をしなければ。泉はそう思った。

 

 

 

 

 

泉「...これは凄いな。」

予想を遥かに超える強さ。おそらく攻撃力はパワフル高校を超しているだろう。

 

伊「なんだよこの高校!なんで今までこの高校が知られていなかったんだよ⁉」

 

矢「本当でやんす!何ででやんす⁉」

 

泉「おいおい...そんなに焦るな。大丈夫。俺達なら勝てるよ。それより...この地区の情報はどうかしている。みんなスカウトの言うことに左右され過ぎだ。その結果、今日だって俺達以外ほとんど人がいない。」

 

吉「確かにね...ても、これはかなり強いよ。私達の中学時代のメンバ―と良いところね。」

 

泉「まあうちのチ―ムなら大丈夫だ!何にせよ相手は攻撃力が高いが守備力は普通だ。それなら俺達は守備力が高くて攻撃力も高い。自信を持てばな。ただ少しでも油断したり逆に緊張したりしたら...わからないがな。」

 

まあそれがサッカーの面白さなんだけれどよ♪

 

藍「あの坂口って人凄いね。バンバン点を稼いでる。」

 

泉「坂口⁉おい!坂口って確か...」

 

吉「うん...あの坂口君だね...」

 

花「坂口ならボクも聞いたことがあるよ...12歳の頃から頭角を表し、中学最強と呼ばれた男。しかし怪我をして能力は激減、それからは名が表にでる事は無くなった...」

 

泉「アイツ...昔にだいぶ近づいてきているな...」

 

吉「本当だよ...昔の能力に戻ったらまず勝てないだろうね...」

 

北「ちなみに二人と坂口君はどのような関係で?」

 

泉「それは...」

 

吉「中学一年の時、彼のいるチ―ムに唯一負けたんだ...」

 

それって泉君達がいた中学も相当強かったんでしょうね。一年で1敗は凄い。

 

泉「だけどその後に坂口君は怪我で...」

 

吉「能力は激減したらしいよ。」

 

伊「...で、それを含めてこのチ―ムに勝てるのか?」

 

泉「おそらく...今までの得点がほぼ坂口ならいける。」

 

花「え⁉普通逆じゃない⁉」

 

泉「よく考えてみろ。自覚はないかもしれないけれど俺や北野から見たらこのチ―ムのディフェンスは相当厄介だ。それで大人数の人が囲めば問題ない。」

 

そう...このチ―ムの最大の武器はディフェンスだと俺は思っている。それならそれを有効活用すればな...

 

 

ピ―!

 

北「あ、前半終わりましたね。」

 

4―0...しかも坂口は3得点か...

 

 

 

 

 

 

坂「いや―この相手もまあまあですね♪田口(タグチ)キャプテン♪」

 

田「まあこの地区だし何より今年からお前が入ったからな。」

 

だがこのワンマンチ―ムだと次の聖ライカ―学院には勝てるかわかんねぇよな...

 

坂「しっかし何でこのチ―ムが無名なんすかね?俺にはさっぱりっすよ。」

 

田「まあ皆次の試合でわかるだろう...聖ライカ―に勝とうが勝てまいが俺達の実力がどれ程かな。」

 

坂「そうっすね♪じゃあ後3点くらい決めるっす♪」

 

しかしこいつの判断も凄いな...いくら怪我をして治ってないとはいえ泉と戦いたいばかりにこの高校に入るなんてな...

 

ピ―!

 

坂「田口さん!パス下さい!」

 

田「おう!」トン!

 

坂「はぁっ!」ザシュッ!

 

泉(なんと言うミドルシュートだ...しかもこの距離からなんて...)

 

キュルキュル! スパ-ン!

 

吉「ね...ねぇ...」

 

泉「なんだ...」

 

吉「わかるでしょ...」

 

泉「まあ...流石に俺でもな...」

 

「「坂口(君)の実力が...ほぼ昔と同じだ...」」

 

矢「あの距離から決まるなんて滅多にないでやんす...」

 

 

 

坂「よっし!」

 

田「ナイスシュートだ坂口!」

 

坂「ありがとうございます。そろそろ本気で行こうと思いまして♪」

 

何...まさか...

 

田「お前...もしかして怪我が...治っているのか?」

 

坂「実はそうなんっすよ♪おれもびっくりしたっす♪」

 

田「なぜそれを隠していた?」

 

坂「まあ何となく♪」

 

田「おい...」

 

まじかよ...

 

 

 

 

ピ―ッピ―ッピ―...

 

「「「「「...」」」」」

 

皆鳩が豆鉄砲食らったような顔をしていた...それもそうだ...

 

準々決勝11―0で征佳第一高校の勝利

 

花「...これは...坂口君の怪我が治ったみたいだね...」

 

泉「ああ...薄々気づいてはいたけど...」

 

吉「というか前よりさらに強くなってる...」

 

伊「俺達が見る限り、他のメンバ―の実力も相当な物だったぜ。」

 

北「流石にこのワタシでも彼には勝てませんね...」

 

........当たり前だ!

 

泉「とにかく油断していたら酒落ちになんねぇ...勿論全国目指すからな!作戦変更だ!坂口一人を囲むねは止めた!全員で全力を尽くす!」

 

そうでもしなければ負けるからな...

 

花「まあ全員で全力を尽くせば勝てるかもね...」

最初に比べてかなり征佳第一高校に対する評価が変わったね...

 

泉(というか鞍馬監督はこの高校の現状を知ってるのか?あの監督なら情報を持っているんじゃないか?)

 

 

 

 

 

 

 

鞍「準決勝進出おめでとう。高橋(タカハシ)」

 

高「おう、ありがとうな鞍馬。」

 

鞍「流石お前の育てた部員達だな...あの頃からとんでもない実力を付けたみたいだな...」

 

高「まあ俺が就任したからね♪」

 

坂口が入部したって言うこともあるけれど...

 

鞍「準決勝ではよろしく頼むぞ。」

 

高「お手柔らかに♪」

 

鞍「よく言うよ...」

 

まあ泉達もこいつらの実力に気づいたようだな...それもその筈だ。私達のチ―ムでおそらく最強のストライカ―である高橋が就任したからな...



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第10話:VS.征佳第一高校

夏の大会もいよいよ準決勝に差し掛かろうとしていた。本日の第一試合はパワフル高校が3―1で決勝への駒を進めた。

 

鞍「泉、この間の試合はどうだった?」

 

泉「えっ!鞍馬監督もいたんですか?」

 

鞍「お前らとは違って私は特等席にいたからな。お前らがいたのくらいわかる。」

 

特等席なんてあるんだ...

 

鞍「それで、どうなんだ?」

 

泉「僕的にはディフェンスからカウンタ―をすれば勝てるかと。」

 

鞍「私もそれを考えていた所だ。」

 

それくらいしか勝てる方法が無いよな...

 

小「俺達も昨日対策を練っていたんだが、それくらいしか思い付かなかったな。」

 

んじゃ全員一致か。

 

鞍「よし、作戦は分かったな。二年生!お前らが中心に行くんだぞ!決して消極的にはなるなよ!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

泉「....木下(キノシタ)さん...キ―パ頼みますよ!」

 

木「おう!任しとけ!」

 

鞍「スタメンだ!

GK:木下

LSB:伊場野

CB:花散院

CB:片岡

RSB:矢部坂

DMF:吉川

LMF:二宮

OMF:小林

RMF:本郷

ST:泉

CF:北野

以上!」

 

「「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」」

 

小「よし!気合い入れて行くぞ!」

 

「「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」」

 

審「両高校は入場してください。」

 

皆ワクワクしていて緊張している。そんな顔だった。

北野は意気込んでいる感じがするけど。

 

 

 

 

 

ア「...ふう、そろそろだね。松本君。」

 

松「まあ勝てるんじゃないの♪この高校なら。」

 

ア「...あの吉成息子が征佳第一に要るんだ。彼に勝つのは大変だろう。」

 

松「吉成か...懐かしいな...」

 

そう...俺達は全国の決勝で吉成率いる高校と戦った。かなりの実力だったな...

 

吉「俺の息子が何だって?」

 

「「吉成⁉」」

 

吉「よう、...久しぶりだな。」

 

坂口吉成(サカグチ ヨシナリ)弱小高校を全国レベルに一人で率いた男。

その高校が現在の海皇山高校なのだ。

 

松「久しぶりだねぇ、まさかこんな所で会うなんて。」

 

吉「それはこっちの台詞だ...正直、今日の試合はどちらが勝ってもおかしくないよ。」

 

ア「俺達は見守るだけだな♪」

 

吉「バカ言え。お前はスカウトだろ。」

 

松「そうだそうだ―仕事しろ―」

 

松本...お前は子供か!

 

ア「おっ、始まるぜ。」

 

 

 

 

 

審「それでは征佳第一高校の先攻で試合を始めます!」

 

 

ピ―!

 

坂「田口さん!」トン!

 

田「任せとけ!」

 

花「させるかぁぁ!」ズザッ!

 

田「あらよっと。」クルッ!

 

花「っ...」

 

伊「任せろ!」

 

田「何っ⁉」

 

伊「よし!小林先輩!」トン!

 

小林先輩...よい位置に居たな...

 

小「よっしゃ!上がれ!」

 

本「へい!」

 

小「おう!」

 

ズザッ!

 

何だって⁉今のを奪取かよ...

 

泉「吉川!ディフェンスだ!」

 

吉「うん!」

 

トン!

 

坂「ナイスパス」

 

花「今度こそは!」

 

坂「ふっ!」

 

片「まだまだ―!」ズザッ!

 

坂「そらっ!」

 

くっ...動きが良すぎる...

 

坂「いっけぇ―!」トン!

 

木「ここまでは想定内だ。だから...」ビュバッ!

 

坂「何っ⁉」

 

木「...俺達をあまり舐めるなよ...泉!」バン!

 

うわぁ...相変わらずスゲ―脚力だな...

 

泉「ナイスパ―ス」

 

これは四人抜いてクロスだな。

 

 

 

 

ア「いや―この地区実は強いんじゃない?あんなハイレベルな戦いなんて全国であるかな?」

 

松「そりゃ最近は海皇山が最強過ぎるからな...」

 

あの強さは異常だ...全員がトップクラスの選手で一番努力している高校だ。それに勝つなんてかなりの実力が無いと無理だろう。それにうちの高校は同点だった...訳では実際はない。あれは海皇山の育成チ―ムに過ぎない。まあ桜羽、郷田、安芸山は違うだろうけれど。

 

吉「この地区の奴は海皇山の真の実力を知らない奴がほとんどだ。まあ泉君位は気づいているらしいけれど。」

 

昔はこんなに強くは無かったのになあ...

 

 

 

泉「矢部坂君!へい!」

 

矢「りょ―かいでやんす!」トン!

 

おっ、良いロングパスだ...どこに攻めるかな...

 

坂「よっ」ズザザザザ

 

泉「⁉くっ!」クルッ!

 

あ...危ねぇ...全く隙がないな。

 

泉「小林さん!」トン!

 

田「させるかいな!」ズザッ!

 

...あのパスが取られるなんて...

 

田「うぉぉぉ―!」バン!

 

木「良いシュートだ...だけど!」パン!

 

田「っ...」

 

あのシュートが取られた⁉

 

木「こっちは三年生抜きだからって負けるわけには行かないんだ!」

 

ピ―!

 

花「前半終わっちゃったね。」

 

矢「どっちも良い動きをしているでやんす...」

 

鞍「そうだな。ディフェンスからカウンタ―をすることは想定しているのかも知れないな...」

 

どうすれば良いんだ...このままだと下手すりゃPK戦になっちまう...

 

北「一点取れば問題ないんでしょ?」

 

泉「そりゃそうだけど...取れるのか?」

 

北「問題無いね、一点なら。」

 

スゲェ自信だな。今回は本当みたいだ。

 

鞍「消極的には行くなと言ったがこれは一点取った方が勝つだろうな。」

....でもそれもおそらく高橋なら想像済なんだろうな...ここは北野を信用するしかないか...

 

小「じゃ、出来るだけ北野にパスをするよ。」

 

北「わかりました!頼みますよ。」

 

何か作戦があるのかは誰もわからない...だがここは北野を信じるしか方法が無いと理解したのだろう。

 

泉「それで、作戦は?」

 

北「当たり前の事ですが...無回転シュートを使おうかと。」

 

あ、忘れてたわ...

 

「「「「「「「「「「「最初からそうしろ!」」」」」」」」」」

 

北「ひぃっ...」

 

流石に北野がかわいそうになるな...

 

藍「まあ頑張ってね!」

 

ナイスフォローだ藍原。流石マネージャ―だ。

 

 

鞍「よし、そろそろだから行ってこい。」

 

小「はい。」

 

 

ピ―!

 

後半開始の笛が鳴る。後半は俺達からのボ―ルから始まる。

 

泉「小林先輩!」トン

 

小「おう!」

 

小(さて...ここは...)「二宮!」トン!

 

二「おう!小林ナイスパス!」

 

二(んじゃセオリー通りに行きますか。)「北野!」バン!

 

二宮は考えていた...北野にはあらかじめマ―クが入ることを予想していて北野と話していた...

 

『前に突っ込む』と...

 

北「くっ」ダダダダダダダダ

 

泉(上手い!)

 

北「よっ!」ザシュッ!

 

高(今のシュートは少なくともうちのキ―パは捕れないな...前に突っ込むシュートは体重移動が難しい筈なのに...)

 

クルクルクル スパ-ン

 

北「よっしゃ!」

 

泉「ナイスプレー!」

 

花「試合はまだ終わってないよ!喜ぶのは終わってから。」

 

ごもっともです...

 

 

 

 

 

ア「どうやら勝負は決まったようだな...」

 

吉「ああ...残念だか息子のいる高校の負けだ。あのCFのシュート、あれは努力の塊だな。」

 

無回転シュートは定着するのにはかなりのセンスと努力が必要だ...

 

 

 

 

 

小「残りわずかだ!全力でディフェンス!」

 

矢「了解でやんす!」

 

北「へい!カウンタ―!」

 

矢「やんす!」バン!

 

ピ―ッピ―ッピ―....

 

 

北「やったぞ―!」

 

花「やったね!これで決勝進出だ!」

 

藍「皆前に比べて動きが良くなってますね♪」

 

 

 

鞍「良い試合だった。ありがとう高橋。」

 

高「流石に聖ライカ―には勝てなかったか...だがこれで俺達の地区の見られ方も変わったかもな。」 

 

鞍「まあ今の二年生と一年生、中学三年生はサッカーの黄金世代らしいからな。来年は更に良くなるのではないか?」

 

高「そうだな...来年はリベンジするからな!覚悟しとけ!」

 

鞍「そうだな...また来年だ。」

 

 

 

 

 

泉「よう坂口!久しぶりだな!」

 

坂「おう...泉か...」

 

泉「どうした?」

 

坂「いや...お前達は相変わらず強いなと思ってな。」

 

泉「それを言うならこっちの台詞だっつ―の。全くお前には驚かされるぜ。ついこの間まで怪我をしてたとは思えないな。」

 

坂「ありがとう...やっぱ悔しいがそれがサッカーの良いところだよな。....海皇山からの推薦、貰ったんだろ?」

 

泉「お前もだろうが。」

 

坂「まあな...海皇山には良い選手がたくさんいるからな。楽しみだったんだが...」

 

泉「...怪我か?」

 

坂「まあ、それもあるんだけれどよ。なんというか、自分の力で勝ちたくなっちまってよ。」

 

泉「それなら俺と一緒だな。やっぱ自分の力で勝たないとな♪」

 

坂「ああ、次の試合...見に行くぞ。」

 

泉「おう!ありがとうな♪」

 

次はパワフル高校か...全国が掛かっているんだ、一つのミスも許されないな...

 



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