戦姫絶唱しないシンフォギア~転生者と不思議な道具~ (高性能脂肪)
しおりを挟む

天羽奏とタイムふろしき

見返してみると何か違う感じしかしなかったので、かなり書きかえる事にしました。

ので色々多めに見てください……後時間軸は完全にバラバラです


 色々あって転生して、色々あって二課に所属することになった。転生するときに神様に「お主が行く世界は戦姫絶唱シンフォギアだから」と知ってるだろうという雰囲気で言われたけど、俺は知らなかったから取り敢えず生き残れるようにドラえもんのひみつ道具を貰って転生させてもらった

 

 

 

 その時の俺の判断に感謝しかできない。ノイズという人間を消し炭にするモンスターが時間と場所関係なく出てくるなんて誰が考えられるか‼ 確かに出てくる可能性は低いけど出ない訳じゃないから、その当時の俺は怖くて怖くてやくよけシールを貼って、何時でも石ころぼうしを出せるようにしていた

 

 

 まぁ今ではある程度安心して暮らせているので満足だ。そんな満足な俺はツヴァイウィングの片翼であり、予備のシンフォギア装者である奏に呼ばれたからどこでもドアで部屋に入ろうとしている途中である。しかしあの姉御肌が呼ぶなんていったい何があったんだ?

 

 

 

 

 

「奏……呼び出したのはまさかとは思いますが、この机の上の物に関してではないですよね?」

 

「いやぁ頼むよ弘、なっこの通り!」

 

「この机の上にある賞味期限切れの食べ物をどうすればいいんですか? まさかとは思いますけど」

 

「タイムふろしきで賞味期限が切れる前に戻してほしい」

 

「ひみつ道具の無駄遣いにも程があるなおい!」

 

 

 どこでもドアで部屋に入ると、そこにはばつの悪そうな顔の奏と机の上に乗せられた食べ物が大量にあった。入った瞬間に何を求められているのか分かったけどまさかと思って聞いたら想像通りだった……でもなぁ

 

 

 

「奏……タイムふろしきって何に使ったのか覚えてますよね」

 

「勿論!アタシが絶唱して死にかけた時に、その状態になる前に戻してくれたんだよな」

 

「そうですよね!そんな凄い道具を賞味期限切れの食べ物を切れる前に戻すのに使うのはどうかと思いますけどね‼」

 

「そうだけど! 最近は装者の仕事がかなり減った代わりに、ツヴァイウィングとしての仕事とかアタシ単体の仕事が増えて中々帰ってこれないから仕方ないだろ」

 

「仕方ないってそれで済まさないでくださいよ。外で食べる事が多くなってるのが分かってるのに買って、賞味期限切れになったからタイムふろしきで戻してってのは無いでしょうに」

 

 

 確かに今をときめくツヴァイウィングが食べ物を大量に捨てるというのはあまりよろしくはない。ないけどそれは俺がどこでもドアで俺の部屋に戻ってごみ箱に捨てればいいから気にしなくても良いんだが……それにしてもこの机の上にあるものは 

 

 

 

「シャウエ○セン、卵、牛乳、各種フルーツ……まんじゅう、どら焼、ケーキ、プリン……鶏皮、各種ホルモンって奏さんの冷蔵庫に入ってそうな物から無さそうな物まであるじゃないですか。何でこんなに……」

 

「…………弘には色々世話になってるから弘の好きな物でもてなそうとしてけど、仕事が忙しかったし、弘も忙しかったし」

 

「こ、こここ今回だけ、だけですからね! 今回だけ戻しますからね‼ 勘違いしないでくださいよ、嬉しかったとかそんな理由で戻す訳ではないですからね‼」

 

 

 

 そう、そんな理由でタイムふろしきを使ったわけではない……けどそれらを使った料理などは美味しくいただきました。今回だけ、今回だけは大目に見て使ったけど次はこうはいかないぞ!

 




こんな感じに短編にしていきます


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雪音クリスとどこでもドア

 櫻井了子さんことフィーネとの戦いが終わってちょっと時間が経った。響ちゃんや翼ちゃん、そして今日から仲間となるクリスちゃんのおかげで世界は救われた……一つだけ気にかかることはフィーネ、いや了子さんに「さようなら了子お婆さん」と言ったら「弘君……次生まれ変わったら絶対に顔面殴る、殴り殺すわ」と言い残して消えたくらいだ

 

 

 了子さんは死んでも自分の遺伝子を持つ人間の意識を塗りつぶして?よみがえる存在らしい、がそんなに早くよみがえる訳はないから安心できる。殴り殺される心配はないのだ! 絶対にな‼

 

 

 

 まぁ色々あったけど今はクリスちゃんの歓迎パーティーを始めた所だ。クリスちゃんは訳あって了子さんの手下として敵対していたが最後の最後で仲間になった子だ

 

 

 

 

 クリスちゃんは響ちゃんより年上で童顔で巨乳だ、響ちゃんより大きい、翼ちゃんとは比べてはいけない……悲しくなってしまう

 

 クリスちゃんはヤンキー口調だ、時々変な言葉が出てくる。翼ちゃんとは別の方向の変な言葉が飛び出してくる……シンフォギア装者は変な子しかなれないのか?

 

 

 

 そんなクリスちゃんは仲良くできるだろうか? まぁそのための歓迎パーティーなんだけども

 

 

「という訳では改めての紹介だ。雪音クリス君、第二号聖遺物イチイバルの装者にして心強い仲間だ!」

 

「ど、どうもよろしく」

 

 

 まぁそんな簡単に打ち解けられるのは響ちゃんくらいだろうから、最初はこんな感じで大丈夫だろう

 

 

「さらに本日をもって装者4人の行動制限も解除となる」

 

「師匠それってつまり!」

 

「そうだ! 君達も日常に帰れるのだ‼」

 

「やったー!やっと未来にあえる‼」

 

 

 しかし響ちゃんは知らない、俺が撮った響ちゃん写真はすべて未来ちゃんに流れていることを………未来ちゃんは普段は優しい子なんだけだけど響ちゃんが関わるとヤバイ子になってしまう。この状態の時は思わず未来さんと言ってしまうほどオーラが凄い、本気モードの了子さんよりもヤバイ

 

 

「クリス君の住まいも手配済みだぞ。そこで暮らすといい」

 

「あっアタシに! いいのか」

 

 

 その住まいを一度下見させてもらったが一人暮らしにしては少し広めの良い所だ。あそこならクリスちゃんも気に入るだろう、二課も中々太っ腹だなぁ

 

 

「勿論だ、装者としての任務遂行時以外の自由やプライバシーは保障する」

 

 

 おぉ! クリスちゃんが嬉しすぎて出た涙をぬぐっている。クリスちゃんは思ってたより素直な子……あれ?翼ちゃんが何か勘違いしてるような気が

 

 

「案ずるな雪音、合鍵は持っている。何時だって遊びに行けるぞ!」

 

 何で合鍵持ってんのこの子は! クリスちゃんも驚いているし、そりゃそうだ自分の知らない間に合鍵が作られているんだから

 

「私も持ってるばかりか、な~んと未来の分まで‼」

 

 おいおっさん、百歩譲って装者だけならいいけどそれ以外の人間分まで渡すなよ!ほらクリスちゃんも怒りそうになってるし……そ、そうだ‼

 

「クリスちゃん! どんな所か気にならない? 見てみる?」

 

「ま、まぁ気にならなくはねぇが。写真でも見せてくれるのか?」

 

「いやぁ写真で見ても分からないから、実際に見てみた方がいいと思うよ……はい、どこでもドア。ここからは静かにしてね」

 

 

 クリスちゃんはちゃんと静かにどこでもドアから部屋に入って見て回って帰ってきた。これで怒りも消えたはずだけど……あれ? 何か震えてるような気が?

 

 

 

 

 

「自由とプライバシーなんてどっこにもねぇじゃねぇかー‼」

 

「な、何でそんなに怒ってるんだ!」

 

「怒るに決まってんだろうが! こいつらは合鍵持ってるし、あんたはその変なドアで入ってこれるからアタシのどこに自由とプライバシーがあんだよ‼」

 

「…………何でそんなに怒っているんだ‼」

 

「いや語尾強めても同じだからな! 何度でも言うが一体どこに自由とプライバシーがあんだよ、ねぇだろうがー‼」

 

「…………さっ、パーティーを楽しむか」

 

「おい無視してんじゃねぇぞ! おい、おいってあぁもう待ちやがれ!」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

立花響とアンキパン

 響ちゃんと未来ちゃんが暮らしている部屋に俺と響ちゃんが二人っきりでいる。未来ちゃんは少し出掛けていていない……響ちゃんは目を潤ませながら俺に話しかけてきた

 

 

 

 

「弘さんお願いします! あれを、あれを食べさせてください!」

 

「駄目だ。そんなに欲しがってもあげないから諦めて」

 

「そこをお願いします! あれが無いと駄目なんです、あれが無いと私‼」

 

「響ちゃんは欲しがるねぇ……はぁ仕方ないな、ほらどうぞ」

 

「ありがとうございます! このアンキパンがあれば歴史のテストを乗り越えられます」

 

 

 

 響ちゃんはシンフォギア装者になってから忙しくなり、まともに勉強ができていないと未来ちゃんが言っていた……なる前から人助けとかで出来ていなかったとも言っていたけど。そんな時にあるひみつ道具のことを話してしまった、それがアンキパン。

 

 

 アンキパンとはスライスされた食パンの形、というか食パンのひみつ道具。本などに押し付けると食パンに内容が移り、それを食べると暗記することができるひみつ道具だが問題点は大量に覚えたいときは、大量に食べないといけないという所だけ

 

 

「しかし響ちゃん……ちゃんと覚えようとは思わないのか?」

 

「いやぁこれだとお腹もふくれるから節約にもなるので、えへへへ」

 

「まぁ確かに響ちゃんは沢山食べるから暗記できて節約できるけれども」

 

 

 響ちゃんはシンフォギア装者としての活動か訓練で一日がつぶれているから、確かに勉強する時間は無いかもそれない。しかし、しかしだ!

 

 

「クリスちゃんは勉強についていってるみたいだけど?」

 

「うぐっ! あははは~そ、その事は言わないで欲しいかなぁって思います」

 

「…………はぁ、まっ今回だけだよ。次からは自分で頑張ってね」

 

「分かりました! それじゃ、うぉりぁぁあ‼」

 

 

 

 やっぱり響ちゃんってよく食べるよなぁ……よく動くとしてもあんなには食べられない、やっぱり元から食べられる体質なのか…それともシンフォギアと融合しているからなのか

 

 

「うぉぉお! イチゴジャム、マーマレード、バター……」

 

「まぁ楽しそうでなにより、か。じゃあ帰るからね」

 

 

 

 後から聞いた話だと響ちゃんは何とかなったらしい。何とかなったというのはアンキパンで暗記はできた、できたんだが何処に書けばいいのかというのは分からないもので何とか書けて、赤点は取らなかったということだ……ちなみに後日談だが

 

 

「弘さんお願いします! アンキパン食べさせてください」

 

「駄目……俺も食べないといけないからあげる分はない! それに前に言った通りだから頑張れ」

 

「そんな~」

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

風鳴翼とからだねん土

「…………それで翼ちゃんは巨乳になってみたいと」

 

「確かに防人である私にはそんな胸部装甲など必要はいりません。ですが歌女としての私の事をネットでは前に肩甲骨がついてるだの、子供が作った砂山みたいな胸だと言われて気にしないほど女を捨ててはいません!」

 

 

 珍しく翼ちゃんから電話がかかってきたと思ったら、こんな用件だった。どうやらエゴサーチをしたらしくその結果翼ちゃんの胸について色々言われていることを知ってしまったらしい。別に小さいなら調ちゃんや未来ちゃんがいるから気に……何か嫌な気配がしたから止めておこう

 

 

「だけどね翼ちゃん、いきなり胸が大きくなったらおかしいだろうに」

 

「そこを何とかする道具はありませんか、体験する道具でもいいので無いのですか」

 

「まぁあるけれど……今部屋に、いや掃除しないと「安心してください、緒川さんが掃除してくださった後なので部屋は綺麗です!」……あ、そう。分かった今からお邪魔するからね」

 

 

 

 翼ちゃん、胸の事より気にしないといけない所があるじゃないか。何時までも緒川さんが生きている訳じゃないんだから、部屋の簡単な掃除くらいできるようになろうよ

 

 

「それで藤本さん……体験できる道具はどこに、どこにあるんですか!」

 

「翼ちゃんこれが体験するためのひみつ道具、からだねん土だよ。これを体にはり付けると体型や相貌を変える事が出来るから使ってみてね……ちょっと戻るから終わったら電話してね」

 

「ありがとうございます、これでマリアや雪音の感じている世界が分かります!」

 

 

 

 何か悲しい物を見てしまった気分だ。だけど翼ちゃん本人がそれを望んでいるからそれでいいんだ……そうこれでいいんだ

 

 

 少ししたら電話がかかってきたから戻ってみるとそこには見たことのない女の子、いや翼ちゃんがいた

 

「藤本さん、これが…これがマリア達の感じている世界なのですね」

 

「いきなりそこまでつけるか。ボインボインじゃないか」

 

 

 翼ちゃんの年々無くなっていく胸はそこにはなく、そこにあるのは服がパッツンパッンになるほど大きな胸があった。見慣れない光景である以前に何故か虚しさを感じる……何故だろうか?

 

 

「…………それでシンフォギア纏って戦えるのか? 流石に盛りすぎじゃあ」

 

「何を一体言っているんですか。この身は防人、胸部装甲が厚くなったくらいで戦えなくなる私ではありません!」

 

「へぇ~じゃあやってみたらどうだ?多分無理だけど」

 

「なっ! 良いでしょう防人の力を見せますのでついてきてください」

 

 

 

 いやいや無理だろう、体のバランスが変わっているのに戦える訳はない。トレーニング場に来て変身して貰ったが

 

 

「な、く…おわぁっ‼」

 

「やっぱり倒れた……戦う以前の問題だな」

 

「な、何を言っているんですか! このくらいどうということはありません…ただバランスが変わって驚いただけです」

 

 

 

 結果だけ言おう…………駄目だった。普通に刀(翼ちゃん曰く剣)を振るうと胸が揺れて転んだ。逆羅刹は胸の重さで支えきれなくなって頭を打った

 

 

「こ、このような状態でマリア達は戦っていたとは……私は知らなかった、このような不利な状態マリア達が戦っていた事を私は理解していなかった!」

 

「…………翼ちゃん」

 

 

 翼ちゃんも理解して何よりだ、これで一件落着…………?あれ翼ちゃんの眼がおかしいぞ、真っ黒グルグルおめめになってるぞ

 

 

「救わねば、このようないらない物をつけていてはマリア達も戦いにくいだろうに…………削ぎおとして楽にさせてやらねば!これも防人の役目なのだから‼」

 

「おいー‼ 何言ってんのこの子、落ち着け! とりあえず落ち着いてからだねん土を外すんだ!」

 

「離してください藤本さん! 救わねばいけないのです……マリアも雪音も立花も暁も‼ 私より胸の大きな者達を救わねばいけないのです」

 

 

 

 

 このあと緒川さんに動きを止められ、さっきの翼ちゃんよりヤバイ目をした未来ちゃんと調ちゃんに何かを耳元で囁き続けられて、翼ちゃんは正気に戻った。少しの間翼ちゃんは二人に近づかなくなった

 

 

 後日談だが未来ちゃんと調ちゃんも、響ちゃんと切歌ちゃんがどんな感じか確かめるために使いにきたり。響ちゃんや切歌ちゃん、セレナさんもクリスちゃんやマリアさんがどんな感じか確かめるために使いにきたりしたことは内緒である

 

 

 

 

「そういえばエルフナインちゃんも女の子なんだし使ってみないの?」

 

「藤本さん、僕に性別はありませんよ?」

 

「…………その体キャロルちゃんのなんだろ? だったら女の子なんじゃないの、キャロルちゃんが成長した姿女性だったわけだし」

 

「‼……いえ、でも…その…………そうですね。じゃあ少しだけ」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ギャラルホルンと藤本弘

XDで遊べないので、実際ギャラルホルンがどんな感じなのか知りません……多目にみてください

※冒頭の部分を少し書きかえました


 S .O .N .G.の本拠地である船の一室にシンフォギア装者及び関係者が集められた。その理由は本来ならギャラルホルンで異世界に行くためには色々とめんどくさい事があるらしいが、俺はどんな手を使ってでも平行世界に行きたいからソノウソホントを使って行けるようにした為、その実験として平行世界に行って帰ってきたからだ

 

 

 ソノウソホントを使って思ったのは、このひみつ道具やべぇよ! 何でドラえもんの世界にこんな頭のおかしいひみつ道具売ってんだよ、何で時空犯罪者こういう道具買って使えば色々と計画が進むだろうに……だったのは言うまでもない

 

 

 

 

「弘君、平行世界からの無事に帰還できたこと嬉しく思う。そして平行世界がどうだったのか教えてくれ」

 

「分かりました。まずはこちらをご覧ください……緒川さん落ち着いて見てくださいね」

 

「弘さん、何があっても驚くことなんてありませんよ」

 

 

 

 いや、緒川さんだけじゃなく皆の開いた口が戻らない代物なんだけどな。まぁ見れば分かるだろうからBlu-ray Discを再生してっと

 

 

 

『さぁ今日も始まりました、【風鳴翼の誰でも出来る片付け&収納術の時間】です。今日は何をするんですか?』

 

『はい、今日はタンスに入れてある洋服がどれがどれか分からなくなる時がありますよね?そうならないためのちょっとした収納術をお教えしたいと思います』

 

 

「嘘だっ‼ 翼さんは平行世界であろうとこんな仕事を貰うはずがありません」

 

「なんだアタシは夢を見てるのか。先輩がこんな番組出れるはずないもんな」

 

「あはは……平行世界の翼さんは冗談が上手いですね」

 

「翼……平行世界のあなた疲れてるのよ」

 

「ジーーー偽者?」

 

「そうデス、こんなのありえないのデス!」

 

「おいそこまで言うことないだろう!流石の私でも怒るときは怒るぞ」

 

「これだけではなくて【風鳴翼のお料理教室】などのこの世界の翼ちゃんではあり得ない番組が毎週放送されているみたいです」

 

 

 いくつかテーブルの上に出してみると全員があり得ない物を見るような目をしてパッケージと翼ちゃんを交互に見た。分かる、その気持ちは分かる……念のために石ころぼうしを被っててよかったと思うくらい大声を出してしまったからな

 

 

「それだけじゃなくこんな物もありました」

 

 

『今回演奏してもらう方は最近話題になっている美少女ピアニスト雪音クリスさん、そして演奏してもらう曲はショパンの幻想即興曲です……が演奏してもらう前に少しお話よろしいですか?』

 

 

「次はアタシかよ!平行世界でのアタシに何があったんだよ、ピアニストになってるしよ」

 

「…………雪音、落ちるときは一緒にだ」

 

「この世界のクリスちゃんのご両親はご存命みたいで、その影響でピアニストになったようです。そしてある意味問題なの少し飛ばした…ここからです」

 

『…それでピアニストに何故なろうと思ったのですか?』

 

『私は世界中のどんな場所でも音を奏でる両親の背中を見て、聞いて、感じて暮らしてきました。そしてそれを聞く人々の驚きや楽しそうな目を見てピアニストになろうと決めました』

 

 

「クリス君が敬語だとっ!?」

 

「どこに驚いてるんだよオッサン!」

 

「これは恐らく先程もいった通り、クリスちゃんのご両親がご存命なことが関係してると思います。多分こちらではご両親は亡くなっていることもあり、このような変な言葉「何が変な言葉だよ、アタシは先輩よりましだろ!」「雪音それこそどういうことだ!」……二人とも変だからな!話を戻して、平行世界ではご存命なためにそういう言葉遣いなのだと思います」

 

「クリスちゃんが敬語なんて平行世界って面白いんだね~」

 

「そうだね~響ちゃんのもあるんだよね~」

 

 

 

 

 

 その後平行世界の響ちゃんの出演映画【日本国際警察】を約二名が真剣に見たり、平行世界の調ちゃんと切歌ちゃんの番組【二人で出来るもん!】を笑いながら見たり、マリアさんの番組【マリアの酒場放浪記】を涙を流しながら見たりした。まだ出してないけど弦のオッサンの【世界の軍隊にお邪魔します】と緒川さんの【忍術? いや誰でも出来ますよ】は見せないでおこう………

 

 

「弘君、次は俺と一緒に行くぞ」

 

「えっ…………」

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

マリア・クリスマス・イヴ

今回はひみつ道具の名前すら出ません

何故なら「マリア・カデンツァヴナ・イヴ…………カデンツァヴナ・イヴ……ハッ!」と思って書いたものなので


 今日はクリスマス・イヴ、雪が夜空から落ちてきて幻想的な景色を作り出している。まわりには家族連れで、カップルで、部活かサークルの集まりで、様々な人が楽しそうに歩いている

 

『はぁ…………今年も一人なのね』

 

 

 S.O.N.G.のみんなは用事があるらしく私は一人で歩いている。ここにいると何だか切なさと悔しさと寂しさが湧いてくる、速く家に戻ってワインでも飲んだほうがいいわね

 

 

『あっマリア! さっきぶりデス』

『ジーーーーマリア一人?』

 

 

『切歌に調! 二人で買い物なら私も行って…………!』

 

 

 目の前に現れた切歌と調…………だけじゃなくて見知らぬ男が二人寄り添うように立っていた。う、ウソよ…そんな事があるわけがないじゃない!

 

 

『マリア紹介するデス、私の彼氏デース!』

『この人が私の彼氏、いつかマリアに紹介したかった』 

 

『なん…………ですって!』

 

 

 私には男友達すらいないのに二人には彼氏がいるなんて……大丈夫、大丈夫よマリア、切歌達の年齢ならいてもおかしくないのよ。そうおかしくないのよ

 

 

『あっもうこんな時間デス。マリアまた明日デ~ス』

『これから四人で食事だから、マリアまた明日』

 

『えっうん、また明日ね』

 

 

 

 切歌達は人混みの中に入っていって見えなくなった。マリア、これは喜ぶべきことなのよ……あの二人が幸せになっているんだから喜ぶべきなの

 

 

『あっマリアさん』

『おいバカ走り出すな! はぐれるだろうが』

『そうだよ響、こんなに人がいるんだから』

『そうだぞ立花、会えたから喜ぶのはいいがはぐれるのは駄目だぞ』

 

『あら? あなた達は買い…………ハッ!』

 

 

 少し歩いていたら翼達に会った……見慣れない男4人と一緒に

 

『マリアさん、この人は私の彼氏です! 私と一緒に走ってくれたり、ご飯を作ってくれるんですよ』

『こいつはアタシのか、彼氏なんだ。少しこのバカに似ているところがあるけど、そこが良いんだよな』

『この人は響の彼氏と親友でその縁で付き合う事になったんです』

『マリア、つい最近緒川さんに家事を認められて付き合う事が出来たんだ…………私の彼氏だ』

 

 

 

『…………そ、そうなのね。し、幸せそうで何より』

 

 

 

 

『マリア君、俺もついに身を固める決心がついてな…………この人が俺の伴侶だ』

 

『アハハ、ばれちゃいましたか……実はあおいと付き合ってるんですよ』

『本当はもう少ししてから朔也と付き合っていること、みんなに話そうと思ったんだけどね』

 

『おっマリア! いやぁテレビでニュースになっていたから知ってるとは思うけど、こいつがアタシの彼氏なんだ。よろしくな!』

 

 

 

 

 

 気がつくと周りにはポツンと街灯がある場所に座っていた。何よ、みんな……楽しそうにしちゃって、私だけじゃない! 一人ぼっちなの私だけじゃない‼ 何よ彼氏って、私に見せつけてるの、男友達すらいない私に見せつけてるのね!

 

 

『あれ? マリア姉さんどうしたのこんな所で』

 

『せ、せれな? セレナ、セレナ、ゼレナァァア!』

 

『もう姉さんたらっ……大丈夫、私はここにいるよ』

 

 

 

 一人ぼっちだと思って自暴自棄になりかけた私の前にセレナが立っていた。そうよ私にはセレナがいる、あの過酷な日々を一緒に過ごして、死んだと思っていたけど弘によって助けられていた私の妹のセレナがいる! だけど…

 

 

『あら?そういえばセレナ、何でここにいるの?』

 

『実はね…その…………ね』

 

『ねぇセレナ何でそんなにモジモジしているの?何で後ろをチラチラと見ている…………ハッ!』

 

 

 セレナが見ていた暗闇から誰かが出てきた……待って何であなたが出てくるの!

 

『マリアさん、さっきぶりですね』

 

『弘、何であなたが………何でセレナの肩を抱いてるの! 答えなさい‼』

 

『姉さん…………私たち今からあそこに行くの』

 

『あそこって、あそこには何もないじゃな……ハッ!』

 

 

 さっきまで暗闇で何も見えなかった場所に怪しい光を放つ建物が現れた。それは行ったことはないから詳しくは分からないけど、写真は見たことがあるからこれが何かは分かるけど………この建物は!

 

 

『セレナ行っちゃ駄目よ! そのピンクなホテルに行っちゃダメ‼』

 

『マリアさん……いやお義姉さん。セレナとハイッテキマス、行こうセレナ』

 

『はい弘さん……姉さん大人になってきます』

 

 

『駄目よ、セレ……足が雪に埋まって動けない! 待ってセレナ行っちゃ駄目よ‼ 待ちなさい弘、私の目が黒いうちはそんな事はさせないわよ! 待ちな……待って、待っ』

 

 

 

「セレナーーーーー‼‼ ハッ夢、なのね」

 

 

 

 朝日が私の顔に降り注ぎ、気持ちいい風が身体を通り抜けていく…………さっきまでのは悪夢だったようね。はぁ身体は汗でベトベトで嫌な感じね、シャワーを浴びてスッキリしないと

 

 

「あら? 弘からのメール…何かしら。こ、これは!」

 

 弘からのメールにはこう書かれていた

 

マリアさん、少し話したい事があるのでそちらに行ってもいいですか?

 

 

「…………来なさい弘。何があってもセレナは渡さないわよ」

 

 

 

 この後弘が来て話した事は切歌の間違った常識について、調の包丁がボロボロになってきているからプレゼントしたいがメインで、後は最近の翼達の奇行についてだった…………クリスマス・イヴの悪夢に引きずられて敵意を持つなんて、セレナに見せられないわ

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

小日向未来ときせかえカメラ

今回はリクエストであった物を自分なりに書いたものです


「響ちゃんが同じような服しか着ない?」

 

「そうなんです。響ったらいつもパンツスタイルで格好いいんですけど、たまにはワンピースとかスカート姿見たいなぁって思って」

 

 

 特に仕事がない時に、未来ちゃんから連絡があったから行ってみると殆ど響ちゃんの話だった。だから「今日は一緒にいないの?」って聞いたら「エルフナインちゃんと祭りに行っている…………」と瞳孔が開いたどす黒い目で言うから怖かった。響ちゃんのバカ、なんでMIKUさんをおいていったんだよ、今のMIKUさん爆弾だよ、地球破壊爆弾だよ!

 

 

「えぇっと……それで何をしてほしいの?」

 

「響の服を強制的に着替えさせる道具なんてないですか」

 

「ちょっと待ってね……はい、きせかえカメラ。ここに服の写真かデザイン画を入れて、着せたい人に合わせてシャッターを押すとその服を着せたい人に着させられる道具だよ」

 

「これで響にあんな服とかこんな服を……ふへへ~」

 

 

 

 MIKUさんが未来ちゃんに戻ったけどおかしくなった。この子響ちゃんが絡むとこんな風になるか、暗黒面に落ちるか、のほほんとなるか…………まぁ暗黒面に落ちさえしなければ安心できる

 

 

「あっ! そういえば大事なこと忘れてた。何も入れずにシャッター押すと裸になるから気を付けてね」

 

「…………へぇ裸になるんですか、分かりました気を付けます。あっもうこんな時間…そろそろ失礼します、今日は来ていただいてありがとうございました」

 

「? 気を付けて帰ってね」

 

 

 

 何か最後おかしかったような気がするけど……気にしちゃいけないなこれ。気にしたら何かに巻き込まれそうだから考えるのはやめやめ!何かあったら電話してくるだろう

 

 

 

 

 

『どうしたの未来ちゃん。昨日渡した道具ダメだった?』

 

『そんな事ないですよ、あの道具のおかげで響にいろんな服を着てもらえたのですごく良かったです!』

 

 

 未来ちゃんから電話がかかってきたから、ついに何かやってしまったのかと思ったら感想だったから良かった。暴走した未来ちゃんなら何をやってもおかしくないからね

 

 

『(服の着せ替え)楽しめたなら良かった~』

 

『(裸にして)楽しめましたよ~もうあんな事出来るなんて弘さんのおかげです!』

 

 

 うんうん、特に問題もなく楽しめたなら良かった! 後で響ちゃんに渡して返してもらえるらしいし……何かあったらそんな事できないよね~あれ響ちゃんから電話?

 

 

『もしもし響ちゃんどうしたの? 何かあったの』

 

『弘さん、何かあったのじゃないですよ! 昨日、未来に弘さんの道具使ってファッションショーみたいな事したまでは良かったんですけど、最後に裸になって…………驚いている間に未来も裸になって飛びかかってきたんですよ‼ 何とか防ぎきりま』

 

 

 俺は思わず電話を切ってしまったけど悪くはない。何も聞いていない、聞いていないのだ…………どこかで【無知とは罪】という言葉を聞いたけど、俺的には【知らぬが仏】という言葉を今は信じている。そうだ、きせかえカメラを使ってファッションショーでもやってみよう! みんなにデザイン画を描いてもら……ダメだ、翼ちゃんは絵がド下手だった! いやそれはそれで面白いかもしれない……これで誰も裸になることはないはず

 

 

 

 そう裸になることはないはずだ! するやつもいないはずだしな‼



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

暁切歌にアベコンベ

「切歌ちゃんに常識を教えてほしい?」

 

「そう…きりちゃん、最近だんだん非常識になってきて」

 

「調ちゃん、それは言いすぎじゃない?確かに切ちゃんは自称常識人だけど、非常識はないでしょ」

 

「…………最近男子トイレのマークを見ながら私に「トイレ行ってくるデース!」って言いながら男子トイレに行きそうになって、何とかきりちゃん止めれたから良かったけど」

 

 

 

 切ちゃん、とうとうそこまでなってしまったのか……仲間になった当初はこんな子じゃなかったのに。しかしそこまでの状態になってから常識を教えるというのは無理じゃないか?でもあんまり人に頼らない調ちゃんの頼みだし、どうにかしてあげたい…………

 

 

 

「調ちゃん、一か八か………このアベコンベ、試してみる?」

 

「アベコンベ……その道具できりちゃんが常識が分かるなら! だけどそのアベコンベってどんな道具なんですか」

 

「このハート形の先端にふれると……そのふれた物の性質をあべこべにするんだけど…………どうなるかはやってみないことには…分から…ない」

 

「それでもきりちゃんが自称常識人から常識人になるなら!」

 

 

 

 というわけで、切ちゃんに実験…じゃなく試してみようアベコンベ! 上手くいけば常識的に、それ以外だと…………どうなることやら

 

「きりちゃん、頼みがあるの」

 

「どうしたんデスか調?私に頼みな…………あれ藤本さん、その手に持っているそれは何デスか?」

 

「これかい?これは面白い棒だよ~気にしないでいいんだよ切ちゃん。ほら調ちゃん、頼みな」

 

「きりちゃん、この面白い棒に当たってほしいの……一回だけ、一回だけでいいから」

 

「デ、デース! 調の頼みデスし………分かったデス、当たって挫けろデス‼」

 

 

 砕けろ、だけどな。まぁ切ちゃんの了承も得られたことだし遠慮なくいかせてもらうけどね……さて当てたは良いもののどうなるかは分からない、けど?

 

 

「変化なし? いやそんな無いはずだけど…………切ちゃん、切ちゃんって常識人なんだよね?」

 

「藤本さん何を言ってるデスか? 手皿はしちゃいけないとか探り箸はいけない、外でトイレに行くときはお手洗いに行ってくると言うくらいの常識は持ってるデス」

 

「ちょっと切ちゃん待っててね~ちょっと震えてる調ちゃんは此方に来てね~」

 

 

 

 スマホのバイブレーションのように震えてる調を連れて扉の向こう…からちょっと遠くに来て話を聞いてみよう、うん

 

 

「調ちゃ「気持ち悪いですーー‼ きりちゃんを元の自称常識人に戻してください、お願いします!」そんなにキャラ崩壊するほどの事か! でも調ちゃん、戻したらあれになっちゃうけど良いの?」 

 

「良い! きりちゃんの私が常識教えるから、元に戻してください!」

 

 

 

 後日談を話すとしよう。元に戻った切ちゃんに抱きついた調ちゃんに「およ~およよ~」と言語を忘れたように言った切ちゃん……元の自称常識人に戻って良かったと思った。それから調ちゃんがマリアさん、奏さん…そして時々セレナちゃんを巻き込んで常識について教えている

 

 

 常識的になってきてはいるんだけど……その代わりかなんなのか、何かあったら「デス」とか「およ~」とかで済ませるようになってきたのはどうにかならないのか?そのうち「デス、デス、デース!およ~およよ~デデス!」とかで言葉を忘れたりしないか……心配で仕方ないデス

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

月読調のためにグルメテーブルかけ

リクエストであったものを自分なりに書いてみました


「調に何かしてあげたいのデスよ!」

 

「切ちゃん唐突だけど、どうしたの?」

 

 

 

 S.O.N.G.本部の休憩室で急に切ちゃんが大声を出したから何事かと思った……詳しく聞いてみると、何時も調ちゃんが料理を作ったりしてくれているのに自分は何も出来ていない、だから何かしてあげたい!という事らしい

 

 

「無理しちゃうと調ちゃんが気を使う、だけど喜んでもらうためには何時も自分がしない事をしないといけない……と切ちゃんは思っているわけだ」

 

「そうなんデス。だけど何をしたらいいか分からなくってデスね」

 

「簡単なのは料理を作って待っててあげる……なんだけど?」

 

「何時も手の込んだ物を作ってもらってるから出しにくいデスよ」

 

 

 

 調ちゃんにしてあげたいなら手料理の方が良いと思うんだけどな~調ちゃんもそうしたら一緒に料理を作れると思うから嬉しいだろうし…………ここはちょっと回りくどいけど

 

「それならこのグルメテーブルかけを使うといいよ」

 

「これは何をする道具なのデスか?ただのテーブルかけに見えるのデスが」

 

「これはね、テーブルかけだからテーブルにかけた方が良いんだけどかけなくても使えてね。ほら何か食べたい物を言ってみてごらん」

 

「えっと~デスね…ハンバーグ、ハンバーグが食べたいデス!」

 

 

 

 そう切ちゃんが言うとあら不思議‼何も無かった所に皿に乗った美味しそうなハンバーグが現れる

 

 これがグルメテーブルかけ、無から有を生み出すひみつ道具……ドラえもんのひみつ道具の中でもおかしいと俺が思う物の一つ。これなら料理を作れない切ちゃんだって料理を出せる

 

 

「おいしいデス!これなら調に出してあげられるのデス」

 

「調ちゃんの料理とどっちが美味しかった?」

 

「えっと…………これもおいしいのデスが、やっぱり調の料理の方がおいしいデス!」

 

「それは調ちゃんが切ちゃんの事を思って作ってるからだよ。気持ちを込めて作った料理はプロの料理より美味しく感じる時があるのはそれが理由…………ここまで言えば切ちゃんなら分かるよね?」

 

「…………間違いかけたデス。でも料理を作れて時間が空いてる人なんて今はいないデス」

 

 

 あれ?切ちゃん知らない…………あっそうか見せたことが無かったか、それなら仕方ない、教えてあげよう

 

「俺料理できるよ切ちゃん」

 

「デ、デェェェェエス‼嘘デス、料理してるイメージなん「教えるの止めようかな」えぇっと嘘デス、嘘デスよ!でも見た事がなくってデスね」

 

「それはまぁ仕方ないね。じゃあ時間もあれだから早速作っていこうか……ほら行くよ」

 

 

 

 

 

 後日談を話そう。あの日俺が教えたのはオムライス、それも一見難しそうだけど思ったより簡単なふわトロ卵のオムライス。切ちゃんが料理っぽいものって言ったから何個かあげてこれを選んだから決まった

 

  

 何回か卵を失敗するたび俺が食べ、また挑戦する。そうして完成したふわトロ卵のオムライスを調ちゃんと一緒に食べたらしい(材料は全部俺持ち、可愛い妹分の挑戦だから出してあげた)

 

 その翌日から調ちゃんと切ちゃんは一緒に料理をしているらしい、上手くいって良かった…………因みにこの話を料理という物を何処かに投げ捨てた装者達に話した所、みんな四つん這いになり血涙吐血、いわゆる絶唱顔になるという面白い事がおきたのでちょっと大爆笑してあげた

 

 

 そのあと未来ちゃんが来たのだが…………いつの間にか集中治療室にいたから何かあったのは間違いない



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

セレナ・カデンツァヴナ・イヴとタイムマシン

仔犬さん、誤字報告ありがとうございました

セレナの年齢が奏と同じ…というのを見たような気がするので、第一話の【奏さん】を【奏】に変えますのでご了承ください


「はぁ~のんびり出来るね」

 

「そうですね、のんびり出来ますね弘さん」

 

 

 S .O .N .G. 本部の食堂でセレナと話している。マリアさんの妹であるセレナは奏と同い年、見た目はマリアさんを優しくした感じの女の子……いや年齢は20歳だから女性だな

 

 

「こうしていられるのも弘さんのおかげです」

 

「俺のおかげ…まぁそうなるんだけど、そうじゃないというかなんというか」

 

「でも私からすれば弘さんのおかげですよ……死ぬはずだった私を時間を越えて助けに来てくれなかったら、今こうしてのんびり出来ていないんですから」

 

 

 

 フロンティア事変、それを起こしたマリアさん達F .I .S. 組の情報を出来るだけ集めてもらった事によって知ることが出来なかったらセレナはここにいない。マリアさんや調ちゃんや切歌ちゃんと笑って過ごせる日々なんてこなかったはず……

 

 

 F .I .S. がネフィリムを起動、暴走した際にセレナの絶唱によりネフィリムは蛹の状態に戻し、その場にいた人を救った……そのときに謎の黒い穴が出現、壊れたシンフォギア【アガートラーム】を残し穴の中に落ちていった

 

 

 

 それを聞いたとき俺が思ったのは、やっべぇよ! タイムマシンだよ、未来の俺が助けに行ったんだよ…だった。この時の俺の顔を見た弦のおっさん、緒川さんにより話す事になってタイムマシンで助けに行くことになった。その時のセレナはボロボロだったからタイムふろしきでちょっと時間を戻し、セレナに状況説明してマリアさんの所にどこでもドアで送って

 

 

 

「セレナがいなかったら、歌で世界を救う事は出来なかった。だから俺からすればセレナのおかげでのんびり出来ていると思うんだけどな」

 

「弘さんったら……」

 

「あっ! そういえばあの後セレナの要望で現在まで生きていたらなっていた年齢にして、石ころぼうしで隠れてもらって」

 

「弘さんがマリア姉さんに私の事を聞いて、涙ぐみながら話してこれからの事に決意を決めたときに……私が石ころぼうしをとってハンカチを渡した時のマリア姉さんの二度見」

 

「そこから俺が、顔を赤くなってるがどうした世界の歌姫マリア? まさかセレナが生きているとは思わず小恥ずかしい事を言っていたからそうなってるのか? それともそれを全部聞かれている事でそうなっているからか? とか言った時にセレナが笑ったから、マリアさん顔を両手で覆ってしゃがんで言い訳してたのは感動的な場面なのに笑った笑った」

 

「しかも弘さん、歓迎会の時にフィーネと名乗っていた時の映像とその時の映像を組み合わせた動画を流して、マリア姉さんの顔を真っ赤にさせてたよね」

 

 

 

 更にニ○ニ○動画で再生回数がえげつない事になっていた【世界の歌姫フィーネwのグルメレース】他いくつかの動画を流した。みんな笑った、マリアさんは真っ赤になった

 

 

「いやぁ懐かしいな…………そういえば前から気になっていたんだけど?」

 

「どうしたの弘さん?」

 

「なんでセレナは俺の事さん付けで呼ぶんだ?」

 

「…………今日はのんびり出来ていいですね」

 

 

 このあと何回か聞いたけど同じことしか言わなかったから、そういうキャラで行くんだなって言ったらアイアンクローしてきた。こういう所はマリアさんに似なくて良かったのに!




そういえばお気に入りが200になっていて驚きました!

というか100を越えていたことに気付かなかった自分に驚きました‼

これからも不定期でのんびり書いていけたらと思っていますのでよろしくお願いします


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

藤本弘、鎌倉に行く

この次はひみつ道具が出る話を書きます

……というわけで今回は箸休め?の話です


「弘君、俺の親であるが気を付けろ。おそらく話は先の攻撃によって風鳴機関の基地が無くなった事だろうが……わざわざ弘君を呼ぶというのがどうにも怪しい」

 

「弦のおっさん、何かあったらすぐに逃げるから大丈夫大丈夫、んじゃ行ってきまー」

 

 

 

 クソジジイに呼ばれて行ってる時にパ、パ…そう! パエリア焦がしても~た、あいつらの攻撃によって風鳴機関の基地が無くなった。んで急いで弦のおっさんの所に向かって少し経った今、またクソジジイに呼ばれた

 

 

 弦のおっさんに見送られながら、どこでもドアでクソジジイの所…に行く前に自分の部屋に寄って、机の上の荷物を取ってからクソジジイの所に向かった。クソジジイの待つ家はこれぞ日本屋敷というようなもので何か腹が立つ……そうこうしてたらクソジジイが待つ部屋の前に来ていた

 

 

「何だクソジジイ! 殺るってのか」

 

「お主は少しは言葉遣いをマトモ出来んのか? お主は風鳴機関「おれはS .O .N .G. 所属だクソジジイ」……ふぅ、まぁよい本題に入る」

 

「風鳴機関の基地無くなったのはクソジジイのせいだからな、いらんことで呼びやがって』

 

「それについてはもう言うことはない。だが二度と異国の者に好き勝手させるな…いいな? 本題はそっちではないのは分かっておるだろう」

 

 

 

 

 クソジジイは俺の横に置いてある荷物を見ながら話した。このジジイは大きいものを守るために小さいものを切り捨てる……弦のおっさんとは違う存在だ、なんでこのクソジジイからあんな出来た人間が産まれてきたのか?

 

 

「ちっ…………ほら受け取りな」

 

「それでよい……………こ、これは‼

 

 

 

 

 

 

特典付きの中でもネット抽選でしか手に入れられない怪傑☆うたずきん! 超特典付きシークレット表紙コミックではないか‼」

 

「クソジジイ、そんなんでいいのかこの組織!」

 

 

 あっすげぇ目でこっち見やがる……さすがは風鳴機関の元トップ、凄い圧だ。クソジジイだがただのクソジジイではないな

 

 

「有象無象の国家基盤よりも、怪傑☆うたずきん! そのものの守護を優先する」

 

「何言ってんのこのクソジジイ! 国はどうした! 国は! 何で少女漫画守ろうとしてんの」

 

「怪傑☆うたずきん! を守ること…………それ即ち怪傑☆うたずきん! を描く人、そして住む土地である日本を守ることに繋がる」

 

「繋がんねぇよ! 何かもっと思うことあるだろう」

 

 

 クソジジイが単行本に付いている付録を見ながら唸っている…………俺には分かる、絶対関係ない事考えてる

 

 

「儂はやっぱりうたずきんちゃんが一番だ。二番はうたゆきひめちゃん、最下位はうたデレラちゃん……何かうたデレラちゃんは翼に似ているから駄目だ」

 

 

 

「もう帰るぞ……あと金寄越せ、買ってやったんだ「そんなに欲しければくれてやる」このクソジジイ封筒投げやがった! 二度と呼ぶなクソジジイ!」

 

 

 

 何だあのクソジジイ、今もパエリア焦げても~たが何か企んでるんだぞ! そんな漫画読んでる場合じゃないだろうが……んで一体どれくらいのお金が

 

 

「えっ札束?」

 

 

 この後すぐさまフエール銀行に貯金したのは間違っていないと思う



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

マリア・カデンツァヴナ・イヴとケロンパス

 今日はクリスマス・イヴ、雪が夜空から落ちてきて幻想的な景色を作り出している。まわりには家族連れで、カップルで、部活かサークビリビリビリッ

 

 

「ちょっと弘! これは一体なんなの」

 

「何って…………マリアさんの完全新作のお話ですよ?」

 

「嘘付きなさい! これはどう読んでも少し前の……マリア・クリスマス・イヴの冒頭そのままじゃない!」

 

 

 

 折角途中までコピペしたのに……しかし流石は最近のマリアさん、F .I .S. に所属して自称フィーネだった頃だったら騙されていたのに、もう騙すことは出来ないか……そう思うと切ちゃんはどうしたものか、騙されるはずのない事に騙されるし、将来が心配しかない……嫁の貰い手が…まぁマリアさんもしくは翼ちゃんに比べればある、のかな?

 

 

 

「でも別にマリアさん……いいんじゃないんですか? 再放送みたいな感じで。二次創作だって再放送みたいな事やったっていいじゃないですか! 何十話、何百話と書いてたら一話くらい混じっていても気付かないでしょうに」

 

「この作品はまだ12話でしょうが‼」

 

「マ、マリアさん痛い、痛いです! アイアンクローで持ち上げるのは駄目です‼ そしてメタいです」

 

「あなたが凄い事言うからでしょう……それで何でこんな事をしようとしたのかしら?」

 

「マリアさんは20歳を越えたんですよ……そんな大人が道具に頼る話なんて、年下の調ちゃん達に示しがつくんですか!」

 

 

 

 ふぅ言ってやった……近頃の若いもんはすぐひみつ道具を使おうとする。俺が幼い頃はそんな物に頼らず自分の力、それでも無理なら回りの人の力を借りて成し遂げたものだ。そうして大人になっていき、そこで困難にぶち当たった時…………俺はひみつ道具を使ったものだ

 

 

 

「結局あなたもひみつ道具使ってるじゃない!」

 

「ぎやぁーーーー‼ やめ、やめれ、アイアンクローをするんじゃない! 爪が食い込んでるから、メギって音鳴るから!」

 

「はぁ、はぁ……はぁ~ぁ」

 

 

 アイアンクローから開放されたら、マリアさんがため息をついた。何か今までの事に呆れた、というより疲れでため息が出たみたいだけど

 

 

「あの~どうしたんですか? 何か今までの流れでため息をついた感じじゃないですけど」

 

「実は最近色んな番組に出ながら、事件に関わったり、アルカノイズを倒したりしてるでしょ? みんなにはバレないようにしてる……のだけど疲れがちょっとね」

 

「なんだそんな事ですか……それならこのケロンパスがオススメですよ」

 

「ケロンパス?それで体が少し楽になるのかしら」

 

「これをマリアさんが何時も湿布を貼ってるようにしてもらうだけで……なんと体中の疲れを全て吸い取ってくれるだけじゃなく、何回でも使う事ができるんです! ほらどうぞ」

 

「え、えぇありがとう……なんか素直に渡されると嬉しいんたけど渡してくれる道具が道具なだけになにかね」

 

 

 

 後半何を言ってるか分からなかったけど喜んでもらえたならよかった! まぁマリアさんが疲れるのは無理もないな……決して年をと、あれマリアさん何でこっちを見てるんですか? えっ言葉に出てた…ははは冗談ですよ冗談、だって僕の2歳上なだけじゃないですか……だからその左腕を下げてください。その腕はアガートラームを纏った時に殴る方じゃないですか……えっ? 最近ボクシングを始めたんだ、だから殴らせてちょうだいって……そんな冗談通じグボアッ‼

 

 

 

 後日談だが……ケロンパスを使った後のマリアさんは更にハイスペックになり、それを不思議に思った調ちゃん達が聞いたから答えてしまったマリアさんによりケロンパスを使い回す装者達の姿を見た。それにしても何時になったら返してくれるんだろう俺のケロンパス? 前にマリアさんに殴られた所を庇いながら動くから疲れる……全身が



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

エルフナインとコピーロボット

「根を詰めすぎじゃないエルフナインちゃん?」

 

「ですが、まだこれの解析が終わってませんし……僕がすべき事なので」

 

 

 

 あの魔法少女事変をある意味引き起こし、解決したウェル博士がマリアさんに渡したチップをエルフナインちゃんが解析してくれた結果、新しいL iNKERの作り方らしいが一番重要な部分が分かっていないみたいでS .O .N .G. の本部の一室に籠りきっていたから心配になって話し掛けてみたけど…………

 

 

 

 抱えすぎだねこりゃ。このままだと押し潰されちゃうかもしれない……というかウェル博士って本当に人間?フィーネもとい了子さんが作ったLiNKERを改良してより体に優しいLiNKERを作ったり、さらに改良したL iNKERのレシピを残したり……実はチート転生者とかじゃないよね?

 

 

 

「そんなに根を詰めてたら良いアイデアも浮かばないよ…………はっそうだ! エルフナインちゃんこっちにおいで」

 

「えっちょっと! 僕はまだこれを」

 

「いいからいいから! 早く行くよ~」

 

 

 

 

 という訳でエルフナインちゃんを空き部屋に連れてきたんだけど、隙を見て部屋に戻ろうとするエルフナインちゃんを何とか止めて……前から考えてた事を始めようじゃないか!

 

 

「ふっふっふ~エルフナインちゃん……前から思っていたんだよ。キャロルナインちゃんとのツーショット写真撮ってあげたかったってね」

 

「あのキャロルナインじゃなくてキャロルですよ……それにキャロルはもう」

 

「確かにキャロルナインちゃんはエルフナインちゃんと一体化したからそれは不可能に思えるかもしれない! しかしそれを解決するのがこのコピーロボット……これを使えばエルフナインちゃんそっくりになるから、あとはちょっと手を加えればキャロルナインちゃんそっくりになるからそれでツーショット写真を撮れるってわけだ」

 

「あのだからキャロルナインじゃなくてキャロルなんですが……」

 

 

「さぁこのコピーロボットの鼻をおしてごらん……そうすればコピーロボットがエルフナインちゃんそっくりになって手を加えればキャロルナインちゃんになってツーショット写真を撮れるから……さぁ!」

 

 

 

 

 そこから始まる写真撮影! まずはそのままで撮影、そこからきせかえカメラで色んな服装に着替えてもらって撮影……リディアンの制服、浴衣、チャイナドレス、ゴスロリなど様々な格好で撮った。途中からエルフナインちゃんもノリノリになってきて良い表情だった

 

 

 ツーショットの写真を撮ろうと思ったのは、前にエルフナインちゃんに「キャロルちゃんと写真とか撮ったことないの?」と聞いたらカラオケなら行ったことならあると言っていたので……それならどうにかしてツーショット写真を撮って思い出だけでも残してあげようと思ったからだ……決してそういう写真を撮りたかった訳ではない、俺はロリコンではない

 

 

 

「いやー撮った撮った! この写真は出来上がったらフォトアルバムに入れて上げるからね~じゃあ一旦出るから着替え終わったらコピーロボットの鼻を押して返してね」

 

「は、はい分かりました……あの今日はありがとうございました。これで明日から頑張れそうです」

 

 

 

 

 エルフナインちゃんはすっきりとした顔でそう言った…………でもまた根を詰めるんだろうな~響ちゃんに夏祭りでも連れていって…駄目だな、宿題やってなさそうだからそんな事頼めないし、どうしたものか~ん?

 

 

「あれ? どうしたのエルフナ…いやつり目だからコピーロボットの方か、仕方ないな自分で元に戻すか……ほらおいでー」

 

「………俺の体で遊ぶなー‼」

 

「グボアッ! こ、このコピーロボットのくせに生意気だぞ……待てやおらー‼」

 

 

 

 コピーロボットが殴るとは何事か! それでもエルフナインちゃんをコピーした存在か‼ 許さん、絶対にこの船から出してたまるか……しかしあのコピーロボットはバカなのか? なんでさっき撮影会した部屋に戻ったのか……まぁいい鼻を押せば事は済むんだからな

 

 

「そこまでだコピーロボ……あれエルフナインちゃん?その足元にあるのってコピーロボットだよね………なんだ~鼻を押してくれたのか、いや~さっきコピーロボットに殴られたからちょっとあれだったんだけど、元に戻してくれたみたいだし帰るね~また明日~ね!」

 

「…………あっはい、また明日」

 

 

 

 

 エルフナインちゃんが鼻を押してくれて良かったよ~まさかコピーロボットが人を殴るなんて思ってなかったからね、故障かな……いや故障はないはずなんだけど、というか

 

 

「エルフナインちゃんって自分の事を僕って呼ぶのに、なんであのコピーロボットは俺って言ったんだろう?」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

風鳴弦十郎と重力調節機

リクエストにあった物を自分なりに書いた物になります


誤字があったようなので書き直しました


「すみません…もう一回言ってくれます?」

 

「体を鍛えなおしたいんだが良い道具はないか」

 

 

 

 S .O .N .G. 本部の廊下で弦のおっさんから話しかけられたから、何かなと思ったらこんな事だった。いやこれ以上鍛えてどうするんだって話だ! 相手になってくれ、よりかは断然マシだけど何をどうしたら良いんだよ……

 

 

 フエールミラーで増やしたら…訓練ルームが壊れそう

 

 コピーロボットで増やしたら…コピーロボットが壊れそう

 

 アスレチック・ハウスは……多分弦のおっさんが求めているひみつ道具とは違う

 

 

 

 うぅ~ん、どうしたら良いんだ? というか弦のおっさんはどう身体を鍛えたいのかによって、渡すひみつ道具は変わってくるよな?

 

 

 

「というか弦のおっさん、どんな風に体を鍛えたいんだ?」

 

「そうだな……全身に重りをつけたような感覚で基本動作をしたいんだが」

 

「あっなるほど……そういう事」

 

 

 それならどうにかなる……無茶苦茶な事を言うかと思ったから安心した。そういう事ならピッタリのひみつ道具がある

 

 

「それならこの重力調節機がオススメ! 体重計みたいだけどこの重力調節機……0Gから地球の100倍の重力まで調節、そして部屋の中から…というか部屋の中の範囲でやってくれよ頼むから」

 

「おおっ弘君‼ これは凄いな……ではこれを借りて体を鍛えるとしよう、弘君ありがとう」

 

 

 ふぅ…弦のおっさんの期待に応えられたみたいで安心した。これで弦のおっさんも体を……あれ? なんでげんのおっさんがからだをきたえようとしてるんだ? いや考えるな、感じるな……渡したから良かった、それでいいじゃないか

 

 

 たとえ……たとえだ、響ちゃん達に何があったとしてもそれは俺のせいじゃない! 響ちゃんの拳(槍なんだけどな)、翼ちゃんの刀(剣と言い張ってるんだよな)、クリスちゃんの銃弾(弓なのに銃なのはこれいかに)、マリアさんの拳(短剣で切ったり、飛ばしたり、蛇腹剣みたいにできるけど……結局殴ってるんだよな、響ちゃんと被るから止めたほうが良い)、調ちゃんの回転鋸(一番痛そう……沢山飛ばしてくるし)、切ちゃんの鎌(切ちゃんも飛ばしてくるんだよな……調ちゃんのギアと同じザババ関係だからかな?)の一斉攻撃をしたのに全ていなしたり避けた後にHAKKEIを皆にやったりしたとしても、俺のせいじゃない!

 

 

 

 

 後日談を話そう……重力調節機を渡してそこそこの時間が流れてぱ、ぱ……パエリ、いや違うな。前にマリアさんとエルフナインちゃんに訂正されたから……パ、パ、パヴァリア! パヴァリア光明結社だ……はぁスッキリし、たじゃなくてパヴァリア光明結社がキングギ○ラみたいなヤツを出して、デッカイ船? 飛行機? みたいなヤツに乗ってきて何とかしたあと、響ちゃん達を鍛える為に弦のおっさんが響ちゃん達と戦ったんだが…

 

 

 

 

 酷かった、あんなのは見たことない。一体どれくらいの重力の中で訓練したんだ? 弦のおっさんは前から違う世界の人間だと思っていたが……なるほどドラゴンボ○ルとかパワーインフレの激しい漫画の世界から来たのか、納得した! 気付いたら響ちゃんの後ろにいたりしたからそうに違いない…HAKKEIが当たらない距離にいるはずの響ちゃん達にHAKKEIが当たったかのような衝撃を与えたのはそれが理由に違いない‼

 

 

 因みに響ちゃん達はサイバイマンの道連れになったヤムチ○みたいに床に倒れてた……マリアさんが一番それっぽかった



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

緒川慎次と一緒にひみつ道具分別

すみません……緒川さんに使ってもらうひみつ道具が思い付かなかったのでこうなりました……ですがゆっくりしていってね!


「あれ弘さん何をしているんですか?」

 

「あっ緒川さん、今使っちゃいけないひみつ道具を書いているんですよ」

 

 

 最近いろんなひみつ道具を使っているが、使っても大丈夫なひみつ道具なはずなのに、大変な事になっているから今一度確かめているところだ……ドラえもんでも普通に使っていたんけど

 

 

「ちょっと見せてもらっても良いですか? 地球破壊爆弾、原子核破壊砲、確かにこれは使ってはいけないですね……このマリアさんとか書いてるのはなんですか?」

 

「あぁそれですか……それはそのひみつ道具を使っての前科もしくはやってしまいそうな場合に書いてるやつです」

 

「それは……何というかあれですね」

 

 

 俺的にはこっちのほうが危険度が高いと思っている。地球破壊爆弾とかは使う機会は無いし、使ったら危ないのは分かるから使わないが……名前を書いている方は危険だ、危険! 普通のひみつ道具のはずなのに何故あんな事になったのか謎だ……それに絶対何かしそうだし

 

 

「温泉ジャグジーの所にマリアさんと未来さんの名前がありますが」

 

「温泉ジャグジーというひみつ道具は入れた飲み物や食べ物が温泉効果を持った物になって大量に出てくる……という物なんですが、マリアさんはセレナの家の風呂で温泉ジャグジーにワインを入れ、ぐでんぐでんに酔っぱらってS .O .N .G. 本部に俺が運ばなければいけなくなりました。未来ちゃんはふらわーという店のお好み焼きを入れ、響ちゃんと一緒に入って出たときに……響ちゃんの体に付いていたソースを舐め、そのまま響ちゃんに襲いかかったらしいです」

 

「…入れかえロープの所に未来さんの名前がありますが」

 

「入れかえロープはロープの両端を持った二人の体を入れかえるひみつ道具です。これを未来ちゃんが使うとします、恐らく響ちゃんと使うはずです……響ちゃんの体になった未来ちゃんが未来ちゃんの体になった響ちゃんを襲わないはずがありません」

 

「……あいあいパラソルの所にも未来さんの名前がありますが」

 

「あいあいパラソルは自分の左側に五分間いた人が自分を好きになるというひみつ道具です。未来ちゃんは恐らく響ちゃんに何も言わずに左側に立ってもらうでしょう」

 

「………分解ドライバーの所にも未来さんの名前が」

 

「分解ドライバーは物の中心に当てるとそれがバラバラになります。人間なら五体がバラバラになります……未来ちゃんが響ちゃんをバラバラにすると思われます」

 

「…………ほとんど未来さんですね」

 

 

 それを言われてしまうと何も言えない……ひみつ道具を見れば見るほど未来ちゃんが使ってはいけない気がしてくる。しかもその被害者は響ちゃんというのが……これは最近の響ちゃんが男前になってきたのが悪いのか、未来ちゃんが日に日に響ちゃんを見る目がおかしくなってきたのが悪いのか?

 

 

「これで取り合えず分かったのは未来ちゃんにひみつ道具を渡さない方が良いというのは分かりました」

 

「…………どうやらそのようですね」

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

パヴァリア三人娘?へのひみつ道具

今回はほぼセリフだけの短編もつけてみました……本編をしっかり書けよと感想に書く人もいるかもしれませんが、都合の悪い事は見えない作者なので御免ね!


 ヒビトラマンから響ちゃんが出て、神の力をどうにかするだけだと思ったら、アメリカがやってくれた! 反応弾を此処目掛けて発射しやがった……ここで一番被害を少なくできるのは

 

 

「私はこの日「話長すぎー!」グハッな、何をする‼」

 

「語っとる場合かー! 俺に任せんしゃい」

 

 

 

 サンジェルマンさんが語ろうとしたから思わず手が出た。そんなことより後ろから何か言っているけどそれを聞いている暇はない! タケコプターを着けて反応弾目掛けて空を飛ぶ、しばらくすると反応弾が見えて、き……?

 

 

「何か思ってたのよりデカイんですけど! だがしかし…大きさなんてアーシには飾り、アメリカには分からない訳だ‼」

 

「カリオストロとプレラーティーの真似をしている場合ではない‼」

 

「あれ来たのサンジェルト「サンジェルトマンって言う気なら……」…サンジェルマンさんは何故ここに?」

 

 

 

 置いてきたサンジェルトマンさんが何故かここにいるんだが? ま、まさか愛なのか……いやしかし、名前にマンって入ってるからおと

 

 

「グエッ! 何故殴る」

 

「貴方が可笑しな事を考えている顔をしていたからだ……それであれをどうするつもりだ?」

 

「ん? 反応弾のこと……この瞬間固定カメラで止めて~原材ライトで原材まで戻すだろ? そうしたら……これが爆薬かな? これを乗せるように忘れ物おくりとどけ機でアメリカ大統領の元に届ける……ほら解決しただろ!」

 

 

 ありゃ? サンジェルマンさんの口があんぐりと空いているけど、どうしたんだ……そんなあり得ない物を見たかのような顔をして、俺からしたら全裸帽子のアダムの黄金錬成のほうがあり得ないんだけど

 

 

「アーシ達の出番が」

 

「無くなった訳だ……」

 

「カリオストロ、それにプレラーティー‼ 生きていたの」

 

「あっ淫乱ギャル巨乳とキャラ作り眼鏡カエル……生きていたんダボアッ!」

 

 

 何故殴る! 思ったことを口にしただけでこんな仕打ちを受けるなんて……これもバラルの呪詛のせいなのか! おのれカストディアン、許さん‼

 

 

「アーシ達の最後に良さそうだったのに」

 

「これで終わられ方が無くなった訳だ」

 

「貴方達……最後まで私に着いてこようとしたの」

 

 

「……というか何でそんなに死にたがる? その前に響ちゃんと手を繋ぐとかあるだろうに」

 

「繋げる訳がない……死で灯「なら俺を間に挟んで手を繋げばいいだろう……そのあと響ちゃんと手を繋げるようになれば」」

 

「ビックリ人間も良いこと言うじゃない」

 

「……だが本音は違う訳だ」

 

 

 

 

 

 

「まぁ綺麗だから手をつな、いふぁいいふぁい! ふぁいあんふろーするなふぁんぜるまん……ふちをひっふぁるなふぁりおすとろにふれらーてぃー‼」

 

 

「やっぱり……そういうオチか。はぁ」

 

 

 また思ったことを口にしただけでアイアンクローと両サイドから口を引っ張られた……これもバラルの呪詛、なんと恐ろしいんだ。こんなのが人間にかけられているから……争いが終わらないのか!

 

 

「でも、まぁ珍しい物も見れたしアーシは良かったけどね」 

 

「珍しい物?」

 

「サンジェルマン、笑っている」

 

「ふふ……彼を見ていると子供の頃出会った、お節介やきの不思議な事が出来た自称錬金術士の男を思い出す。本当によく似てる……ね、お母さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからが短編

 

~ヒビトラマン~

 

「あれがあのバカかよっ!」

 

「しかし何というか、ウルト○マンみたいな姿になっちゃって……ハッ‼」

 

「おいアンタ何かよからぬ事考えただろう」

 

「おいヒビトラマン!」

 

「あのバカは意識がな「デュアッ」」

 

「スペシウム光線」

 

「デュアっ!」 お馴染みのポーズで

 

「ヒビトラマンのカラータイマーが真っ赤に!」

 

「デュアッ」 胸元を見ながら

 

「ヒビトラマンありがとー‼」

 

「デュアッ‼」 飛び立つ前の一連の動作をして

 

 

「……おいあのバカ意識あるんじゃないだろうな‼」

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ギャラルホルンと藤本弘~その2~

ほとんどセリフですw


あと少し……短編があります


「はい、今回もギャラルホルンでおもし……ゲフンゲフン平行世界に行ってきましたので報告します」

 

「藤本さん、面白いと言おうとし「風鳴翼の誰でも」うあぁぁぁぁあ!」

 

「おい! 先輩のトラウマをし「敬語のクリスちゃん」あ、あれはアタシじゃねぇー‼」

 

 

 翼ちゃんが頭を抱えて叫び、クリスちゃんが真っ赤になって叫んだ所で、早速報告をしようと思う。ちなみにセレナは買い物、奏は仕事でいない。今までも面白かったけど今回も中々面白い平行世界だった……

 

 

「それでは……ノイズもシンフォギアもない世界でしたが、圧倒的にこの世界と違うのが武力の代わりがアイドルということでした」

 

「えっと武力の代わりにアイドルってどういう事デスか?」

 

「弘さんの言っているけど事が分からないんですけど」

 

 

 

 

 まぁ響ちゃんの言うことも分かる……意味わかんないよな~武力の代わりにアイドルって。最初見たとき意味わかんなくて頭に? が浮かんだからね

 

 

「えっと……まずこの世界ではいかに優れたアイドルがいるかで国のランクが決まる、というものでした。ここからは映像を見ながら説明していきます」

 

 

 前したようにBlu-ray Disc(自腹)を再生してっと

 

 

「おい! このバカが歌い殴ってねぇぞ」

 

「まずは響ちゃん、ここからは世界の響ちゃんは普通の活発な女の子で、元アイドルの奏に見込まれてアイドル学園S .O .N .G.に入学……体育教師風鳴弦十朗郎の元で訓練した結果、アクションアイドルとして開花。今トップアイドルの階段を駆け上がっています」

 

 

「あっクリスちゃんがフリフリの可愛い服着てる!」

 

「クリスちゃんは海外帰りのアイドル。ご両親はご存命なのでご両親の指導の元、アイドルとは何かを学んだようです。最初は響ちゃんの事をアイドルを嘗めている、と思っていたようですが一度ユニットを組んだ時にわだかまりが解消……何だかんだ仲良くなっています」

 

 

「翼は変わってないのね」

 

「翼ちゃんは日本のトップ防人アイドル。奏とツヴァイウィングとして活躍していましたが、奏が車に跳ねられた結果アイドルとして生きていく事ができなくなり、奏の方から解消したいと言われた為一人でアイドルをしています。響ちゃんの事をアイドルの先輩として、時に見守り、時に指導しています」

 

 

 

「弘ちょっと待って!」

 

「ここまできたということは……」

 

「デデース! 私たちもいるというのデスか」

 

 

 

 まぁそういう事になるよね。だけどね~響ちゃん達よりある意味ヒドイし、マリアさんが美味しくなっているからねwではやっていこー‼

 

 

「マリアさんは移動国家F .I .S.の大統領、そして世界のトップアイドルとして活躍しており……そのあ、アダ名がププ…アイドル大統領です。この移動国家は他の国よりアイドルに力を入れており、毎月アイドル試験があり…それに落ちたら近くの国に降りさせられるというシステムがあるようです。マリアさんはそのアイドル力で世界各国を征服、日本を征服しに来たところを響ちゃん、クリスちゃん、翼ちゃんの三人組のユニットに敗れて……征服した国を解放、翼ちゃんとユニットを時々組む中になったようです」

 

 

「アイ…ドル……大統領ププ…」

 

「つ、翼…笑わないで! ほらみんなも笑わないで」

 

「で…切ちゃんと調ちゃんは移動国家F .I .S.に所属するアイドル。ソロだとアイドル力が弱い二人ですが、ユニットならアイドル力がそこいらのユニットより強いようです。調ちゃんは響のことを偽アイドルと呼んでいましたが、響ちゃんの三人組のユニットにマリアさんの三人組のユニットが敗れた後、仲良くなったようです……切ちゃんは自称常識人を売りにしているアイドルみたいです」

 

 

「じ、自称常識人じゃないデス! ちゃんと常識人デスよ‼」

 

「えっ……きりちゃんが常識、人?」

 

「デデース! 調が私をいじめるデスよマリア‼」

 

「それは、ね…………弘ほ、他に何かないかしら」

 

「ま、マリアも私をいじめるのデス‼」

 

 

 

 他に話したことは、手始めに日本を征服しにきたヨーロッパ生まれの錬金アイドルキャロルと四人組のユニット……まぁこっちでいうオートスコアラー達との闘い。取り合えず凄いアイドルが集まっている日本を征服しにきた真の錬金アイドルユニット……こっちでいうサンジェルマン、カリオストロ、プレラーティーのと闘い……この世界ではいかにアイドルが重要視されるか

 

 

「あれ?私は出ないのね」

 

「まぁあっちではアイドル関連技術の主任だからなアンタ……というかいきなり変わるなよ了子さん」

 

 

 

 

 

 

 

ここからが短編

 

~何故その呼び方?~

 

 

 

「そう言えば前から気になっていたのデスが」

 

「ん? どうしたの切ちゃん」

 

「どうして私の事を切ちゃんって呼ぶデスか? 他の人は下の名前そのままなのに」

 

「……えっと、実は調ちゃんがずっときりちゃんって呼ぶから、てっきり…きりっていう名前だと思ってた」

 

「およよ~そういう事だったのデスか」

 

「そして今でもきりっていう名前だと思っている」

 

「デ、デデース‼ それはひどい「それは嘘だけどね」な、なんデスとー! 嘘をつかれたデス、嘘つきは泥んこの始まりデスよ」

 

「…………それを言うなら、いや…家で調ちゃんにそれを言ってごらん、死んだ魚の目になるから」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

月読調?と味見スプーン

活動報告の所でアンケート?を取りますのでヨロシクお願いしますだ

という事でどうぞ!


「あら、これも美味しいわね」

 

「…………ジーーートーーー」

 

「次はこっち……うん思った通りの味で最高じゃない!」

 

「おいこら…それ以上食べるなら、そろそろ俺も怒るぞ」

 

「もう弘君ったら……そんなんじゃ彼女の一人も出来ないわよ」

 

「うっせ……というか話ながら食べるなよ了子さん」

 

 

 

 見た目は美少女月読調ちゃん、中身は永遠の拗らせBABA櫻井了子だ! 正直こんなスピードで戻ってくるとは思ってなかったから、あのときはマジでガチで半端ないくらいびびった。なんで今回だけそんなに早く現世に来るんだよって思ったし、三途の川をバタフライで渡っておけよとも思った

 

 

 

「というか何で調ちゃんの中に居座ってるんだよ? 早く現世に別れを告げて来世にこんにちはしろよ~居てもいいけど調ちゃんにちゃんと家賃払ってる? 払ってないんだろ、だったら早く出ていって記憶持たずに来世に行けよ了子さん」

 

「あらら~弘君ってそんな男の子だっけ? そんなに口の悪かった記憶が無いんだけど」

 

「少なくともボコ殴りにされた時からこんなんだよ。あんたのせいでこんな口の悪い男になっただから、責任とって来世に行けよ了子おばばばばばば‼」

 

「こら、おばあちゃんって言わないの!それにボコ殴りにしたのは弘君のせいだし、事前に宣告しておいたからおけおけオッケーでしょ?」

 

 

 

 あれはネフィリムがウルトラ怪獣みたいになって、ソロモンの杖でノイズ達の待機場所の空間を開いて、戦って…………今思うとソロモンの杖をぶん投げて、あの空間まで投げた未来ちゃんが怖いわ! 生身だったのになんであんな事出来たの? ま、まぁそれは忘れよう……そのあとの事だった。いい感じの雰囲気の中、なんかヤバそうなオーラを纏った調ちゃんが近寄ってきて、あれ? 目の色が金色って何処かで見たことがあるような……と思ったら了子さんでの、しこたまぶん殴られた

 

 

「そういえば……切ちゃんが絶唱して、自分のやった事に絶望して自害しようとした時に調ちゃん、もとい了子さんが凄い勢いでぶつかってきて助かったって言ってたけど」

 

「そうね……あはははははは‼ いっ異端技術ってスゲーー っていう感じね」

 

「おい調ちゃんの体でそんな事言うんじゃねぇよ! 調ちゃんのイメージが崩れるだろが」

 

 

 イメージしてほしい……調ちゃんが腕を組ながら、大きな口でそんな言葉を言う瞬間を。駄目だろ、了子さんなら別に何かあったんだな…程度に思われるけど、調ちゃんならすぐさま病院に連れて行かれるレベルだ

 

 

 

 

「……おいさっきも言ったけど味見スプーンで味見しまくんなよ。調ちゃんが了子さんのボッキュンボッボディとは反対のキュッボッキュンボディになるだろうが」

 

「大丈夫よ~異端技術の力で太らないようにしてあるから」

 

「太らないように出来る異端技術があるなら……あるのなら! 調ちゃんのボディを了子さんボディに変えてあげ「出来たら私だってしてあげるわよ‼」おっおう……」

 

 

 

 異端技術でも、どうにもならない事がある……俺は今日それを学んだ。後で了子さんに今までの体がどうだったか聞いたら、全部ボッキュンボッだったらしい……調ちゃんだけがすーーーーーーとんっらし、えっ何でMIKUSANこっちに来るんですか? その手に持ってる名状しがたき物は……バールですか。それで何をしようとゴンッ



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

月読調と暁切歌と人体とりかえ機

活動報告でいまだにアンケートもどきをしています!





「調もそのひんやりとした手を感じてほしいデス!」

 

「あのねきりちゃん……私が私の手を触ってもひんやりしてても分からないよ」

 

 

 S .O .N .G. 本部の廊下で切ちゃんと調ちゃんが話しているのが聞こえたからそっちへ行ってみると、切ちゃんが調ちゃんの右手を左手に当てていた……そりゃ分からんだろうに、少しはマシになったかと思っていたがまだまだ時間がかかりそうだ。しかも切ちゃんは調ちゃんの手がひんやりして気持ちいいのかまったりとした顔になっているし

 

 

「何やってるの二人とも?」

 

「調の手がひんやりして気持ちいいのに調がそれを分かってくれないのデスよ」

 

「だからねきりちゃん、それはきりちゃんの手が温かいからそう感じるの……私が私の手を触っても体温が同じだから分からないよ」

 

「デデース! 調が難しい事を言って私を奔走しようとしてるデス」

 

「…………きりちゃん、それを言うなら翻弄だよ」

 

 

 時間がかかるどころかスタートすらしていないのがきりちゃんらしいところか…………調ちゃんが頑張って常識を、教えている姿が目に浮かぶ。いやそれは少し考えれば分かっていた事だ、そうじゃなくてだ……きりちゃんは調ちゃんに調ちゃんの手がひんやりして気持ちいい事を知ってほしい、調ちゃんは自分の手だから分からない、か

 

 

 …………周りには未来ちゃんはいないな、ならあのひみつ道具が使える。今はシミュレーションルーム、いつも訓練している部屋に誰もいないし

 

「はいはい切ちゃん、調ちゃん。なんとかしてあげるからシミュレーションルームに行くよ」

 

「デデース‼ 何とか出来るとは流石デス」

 

 

 

 という訳でシミュレーションルームに来た! 今回使うひみつ道具は大きいから、今まで使ってきたひみつ道具のように廊下とかでポンと出すわけにはいかないのだ

 

 

「およよ~これは大きいデスね」

 

「うん…きりちゃんより大きい」

 

「今回使うひみつ道具は人体とりかえ機! 使い方は簡単、切ちゃんと調ちゃんがそれぞれ両側に入って……今回は俺がリモコンのスイッチを押したら、はい終わり」

 

「デ、デデース‼ この体は調のデスよ」

 

「…………きりちゃんの胸大きい」

 

 

 見慣れないなやっぱり……胸がない切ちゃんと胸がある調ちゃんは。切ちゃんは調ちゃんの手を触っては「およよ~本当デス、ひんやりしてないデス」と言ってるし、調ちゃんはずっと切ちゃんの胸を触っているし

 

「じゃなくて! 切ちゃん、調ちゃんに調ちゃんのひんやりとした手を感じてもらいたかったんだろ」

 

「そ、そうデス! はい調、どうぞデス」

 

「うん、切ちゃん…………あっ本当だ、ひんやりして気持ちいいね」

 

「そうなんデス! だけど私の手もポワワンとして気持ちいいデス」

 

「うん、きりちゃんの手は温かくて気持ちいいよ」

 

 

 

 何かイチャイチャしだしたけど、まぁ切ちゃんと調ちゃんの何時もの事だから良いか! イチャイチャし終わったら切ちゃんと調ちゃんの体を戻して……

 

 

「先に言っておくが未来ちゃんには使わせないかね」

 

「何でですか! 私は何もしてないのに」

 

「…………しないじゃなくて、してないなのが駄目なんだよ。一つ聞くけど、それで何をするの?」

 

「普通に体を触ったり、走ってみたりとか……」

 

「俺が戻すのを忘れて家に帰ったら?」

 

「それはもう……響の力強い体で、私のひ弱な体になった響にキャッ」

 

「だから駄目なんだよ‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

立花響と小日向未来と声のキャンデー

「君に貸すひみつ道具は無い!」

 

「そこをなんとかお願いします」

 

 

 未来ちゃんが呼ぶから何事かと思ったら、ひみつ道具を貸してほしいとの事だった。普通に考えれば無理だ……今まで何をしてきたか、よく考えてほしい! きせかえカメラ、温泉ジャグジーの二つのひみつ道具で問題を起こしている未来ちゃんに貸していいひみつ道具が思い付かないんだ

 

 

「というか……どういうひみつ道具を貸してほしいの? 話を聞くだけ聞いて断るから」

 

「断らないでください! その……響の声そっくりになるひみつ道具ないですか」

 

「…………まぁ(響ちゃんに)被害は出なさそうだし良いか。 今なら響ちゃんは本部にいるだろうし……。じゃあ今からどこでもドアで本部に行くから、響ちゃんを連れてシミュレーションルームに来てね」

 

「はい、お願いします!」

 

 

 声だけ聞けば安心出来るんだけど、顔を見ると安心出来ない。口はゆるんでるし、目は……あれだしな、とはいえあのひみつ道具で未来ちゃんが犯罪行動は起こさないだろうし大丈夫だ‼

 

 

 

「あの~弘さん、私は何をされるんですか? 未来の顔が凄い事になってるし……大丈夫なんですよね」 

 

「大丈夫だ。今から出すひみつ道具で響ちゃんが襲われる事にはならない……問題ない」

 

「本当ですよね、その言葉信じますよ」

 

「響~なに話してるの? 私が呼んだのに……」

 

「未来ごめんごめん、ちょっと弘さんにどんな道具か聞いてただけだよ」

 

 

 

 シミュレーションルームに来た未来ちゃんと響ちゃん……響ちゃんは不安そうな顔で入ってきた途端、俺にすぐさま今回のひみつ道具は大丈夫か聞いてきた。大丈夫なはずだ……予想の斜め上の使い方をしなかったらだけど

 

 

「今回使うひみつ道具は声のキャンデー!」

 

「キャンディー? どう見ても機械なんですけど」

 

「そうですよ弘さん、これじゃあ舐めれないです」

 

 

 俺も声のキャンデーを見たとき思った。だから響ちゃん達が思うのは仕方ない……だとしても

 

 

「……それを言うな、このひみつ道具の名前は定まってないんだから。そんなことより響ちゃん、このマイクにむかって話してみて…………うんありがとう、これでほらキャンディーが出てきただろ? これを舐めると響ちゃんそっくりな声に最高30分なれる」

 

「こ、これで響の声「ただし! 交換条件として未来ちゃんの声のキャンディーを作って響ちゃんに舐めてもらう」ひ、響が私の声にゴクリッい、良いですよ」

 

「ええっ! わ、私が未来の声にですか……ねぇ未来~私の声で変な事しないでね」

 

「ももももも、も、勿論だよ響! へ、変な事しないから安心して」

 

 

 

 キャンディーを舐めた未来ちゃんをどこでもドアで元の部屋に戻したが、何か大きなミスをしたような気分になった。響ちゃんの声で響ちゃんに安心してねと言ったが、それがより一層安心できない。残された俺とキャンディーを舐めた響ちゃんはその後ろ姿をただ見ていた

 

 

「…………きっと大丈夫だ、安心していいよ響ちゃん!」

 

「無理無理無理、無理ですって弘さん。あの未来を見たら安心できませんって‼」

 

「…………未来ちゃんの声で、そのテンションで話されると変な感じだな」

 

「そんな事言ってる場合じゃないですって! 未来~信じてるからね私、未来が変な事しないって」

 

 

 

 こんな感じだったが、その後は何とか気持ちを切り替えてキャンディーの効果がきれるまで未来ちゃんの声で遊んだ。未来ちゃんの声で何時ものように歌ってもらったり、響ちゃんを表す言葉である……ごはん&ごはんを言ってもらったり、様々な事をして遊んだ

 

 

 

 

 

 

 

 そして次の日、S .O .N .G.本部の廊下であった響ちゃんの目は死んでいた

 

「あれ響ちゃん? どうしたの目が死んでるけど」

 

「…………弘さん知ってます? 最近の目覚まし時計って好きな音入れられるんですよ……」

 

「ふ、ふーんそうなんだ」

 

「今日、私……私の声で起きたんです。私だけの未来起きてっていう声で…………昨日未来は目覚まし時計に音を入れ続けたみたいでハハハ、私これから毎日……私の声で起きるみたいです。あっこれから訓練なので失礼します」

 

「おっおう~(いろんな意味で)が、頑張れよ」

 

 

 

 響ちゃんはフラフラしながら歩いていった。そして響ちゃんが見えなくなったとき思った事はただ一つ

 

「ちくしょう、あの女(未来ちゃん)はもう駄目だ‼」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

パヴァリア三人娘?とドラえもん的黄金錬成

短編付きです!

次回辺りアンケートもどきを元にしたヤツを書こうと思うだけ思っています


「それにしてもアダムの黄金錬成は凄かった」

 

「いきなり部屋に来て、アーシ達に言う事がそれ?」

 

「まったくもって脈絡も無い訳だ」

 

「いきなり部屋に来ても、脈絡が無くても良い……私達の安全は貴方によって成り立っているのだから。だとしても食事中に入ってくるのはおかしいでしょう」

 

 

 

 怪獣化したアダムを響ちゃんが倒してから世界中がサンジェルマンさん達の扱いについて話し合っていたが……もれなく俺に貸しがあるのでS .O .N .G.預りという俺の意見が通った。まぁ一応これからの戦いに優れた錬金術師の助けがいる、という理由でそうしてもらった

 

 

 まぁそんな事があってマリアさん達がS .O .N .G.預りになったときに収容されていた部屋にサンジェルマンさん達がいる。そしてその部屋に俺が入ってきたという訳なんだが……

 

 

「いや攻撃も出来て、なおかつ金を作れるっていうのが……唯一アダムが凄かったところだなって」

 

「まぁアーシもあんな力技出来ないけどね~女性だし」

 

「カリオストロが嘘をついた訳だ」

 

「ちょっとプレラーティ! アーシは女よ…お、ん、な」

 

「元男というのがつき忘れている訳だ」

 

「食べながら話すのは行儀が悪い……それに私が女性に変えたんだから二人とも女性、それでいいでしょ」

 

 

 オカンだ、オカンがおる。マリアさんに続くオカン属性をもった存在が現れた! まさかマリアさん以外にオカン属性をもった女性が出てくるとは思ってもいなかった……しかも子供が二人というところまで同じという

 

 

「あんな事出来た貴方だったら簡単に黄金錬成出来のでは?」

 

「そうよそうよ~アーシ達の死に場所を奪ったデタラメ君なら出来るんじゃないの」

 

「逆に出来ない所が想像出来ない訳だ」

 

「…………そんなに言うならやってやろうか? 場所も使っていい所があるからな」

 

 

 そこまで求められたのなら答えてあげよう! 俺がアダムが凄いと思ったのは攻撃を兼ねているからであって、黄金をつくるだけならあんな被害出さなくてもいける。しかしこれをやってしまうと色々と問題があるが……別にいいか

 

 

「ほら俺の黄金錬成を見せてやる……錬金術師の常識をぶっ壊してやる」

 

「アーシを騙そうとするなんて、ダメなデタラメ君ね~そんな嘘が通じるわけないじゃない」

 

「あれは嘘をついている男の目じゃない訳だ」

 

「そうよカリオストロ。今さら黄金錬成出来たところで驚く事がないでしょう」

 

 

 散々な事を言われたが気にしない……だって男の子だもん! ということでどこでもドアで弦のおっさんの家の庭に行って……これがバレたら怒られるな、俺が

 

 

「まずはこちらの錐を物体変換銃で金に変える。そしたら地面に穴を掘って、合成鉱山の素を入れる……ここでさっきの金を入れて、はい終わり!」

 

「ちょっと待って……アーシ達にも分かるように説明して欲しいんだけど」

 

「物体変換銃は元素組成を操作できるひみつ道具でやり方は~例えばダイコンをラジコンに変えるときは、ダイコンマイナスダイ、プラスラジという風にする。今回は錐の一文字を変えて金に変えた……その代わり15分しか持たない。合成鉱山の素は入れた地面を鉱山に出来る……これは鉱物だけじゃなくて物品や食べ物を入れてもいい。入れてから半日経つとそれが無数に埋まっている状態になる、OK?」

 

「OKではない訳だ‼」

 

「……………………なるほどね、やっぱり」

 

「? じゃあ明日地面を掘り返したら金が出るからまた明日来よう」

 

 

 そして部屋に戻ってきて、部屋から出るときにふと後ろを見たら……何故か真っ白になったカリオストロとプレラーティ、じっとこっちを見るサンジェルマンさんが見えた。何か怖かったからスタコラサッサと走って帰った

 

 

 

 

 

ここからが短編です

 

 

~おや?サンジェルマンの様子が~

 

「そういえばサンジェルマン、何でデタラメ君の事じっと見てたのよ」

 

「これはサンジェルマンが惚れた訳だ」

 

「ふふっ違うわ。今回の事で確信した、ただそれだけ」

 

「あ~そんな事言っちゃって、アーシは女だから分かるんだけど」

 

「だからカリオス「次言ったら眼鏡割るからな」……やっぱり男な訳だ」

 

「(やっぱり彼は私のお母さんを助けてくれた、あの自称錬金術師なのね)……そこまでにしなさい! 男のようなキャッツファイトをしたら服が破けるでしょう」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~響ちゃんの~

アンケートもどきを元にしたものです!

アンケートに答えてくださった方にお礼を申し上げると共に、作者の文章力では二人分を書くことが出来なかったことをお詫び申し上げます

あ、あと3人を1セットで書きます……なので

もしもボックスの話を3話 ←
↓            |
何時もの話を3話ーーーーー↑

となります(恐らく…多分…きっと…メイビー)



「弘さん、あのピンクの箱なんですか……いきなり出てきたんですけど」

 

「あれはもしもボックスだけど……俺が出したやつじゃない」

 

「デース! じゃああれは一体誰のもしかしてボックスなのデスか」

 

「もしかしてボックスじゃない、もしもボックスだ」

 

 

 シミュレーションルームで訓練しようとしてた響ちゃん達と一緒に話していた俺の目の前に現れたもしもボックス……俺が出したひみつ道具じゃなのは間違いないが、でもここにあるし~

 

 

「……いや待てよ? ここにいきなり現れたという事は…中に誰かいるのか」

 

「弘さん、どういう事ですか?」

 

「エルフナインちゃん、あのひみつ道具は……なんというか色んな解釈があるんだけど、そのうちの一つに自分が言ったもしもの世界に近いパラレルワールドに連れていってくれる…というのがあるからもしかしたら」

 

「ってことはあの中に誰かが居るってことかよ!」

 

「雪音の言う通りなら誰かが居るはず……しかし中には誰もいないというのはおかしい」

 

「確かに……あの窓ガラスは普通のガラスのはずだから、だれも見えないのはおか、あっ! 誰か出てきたぞ」

 

 

 俺達が話していると、ゆっくりとドアが開いた。一体誰なのか…そしてどれだけ小さいのか! 原作では窓ガラスにのび太がしっかり見えていたから見えないはずがない

 

 

「おい……何だかこのバカに似てる気がするのは気のせいか?」

 

「ジー確かにそっくり、瓜二つ」

 

「しかし格好からして男子だな」

 

「わ、私に弟はいな「あっ! お母さんだ」……へっ?」

 

「なるほど……パラレルワールドの、それも未来の響ちゃんのむす「あっ! お父さんもいる」……ん?」

 

 

 俺達の周りにシーンという擬音が付くぐらい静かになった……ちょっと待て、こいつは何と言った? 俺の事をお父さんと呼んだか? んで響ちゃんの事をお母さん……

 

 

「……なるほどそういう事か! パラレルワールドの響ちゃんと俺がもしもボックスを息子に貸して、そして恐らく窓ガラスから見えなかったのはパラレルワールドの俺が改造したからだな‼」

 

「うん、そうだよお父さん。お父さんにもしもボックス貸してもらって来てみたんだ! えへへへ~」

 

「あっはっはー笑い方は響そっくりだな」

 

「確かに響ちゃんそっくりだな奏……しかしパラレルワールドの響ちゃんか~一体どんなんだった?」

 

「お母さん? お母さんはね~いっぱいご飯食べるんだよ!」

 

「やっぱりこのバカのそこは変わらないんだな」

 

「クリスちゃ~ん、それはひど「それでね、お父さんがチャーハンをオカズにしても何も言わないのか気になって試してみたらね。ご飯をオカズにご飯食べられるんなんて幸せだよ~って言ってたんだ!」……い、いや~流石にチャーハンはオカズにはならないかな~って、ほ、本当ですよ」

 

「貴女のその目を見て信じられる訳ないでしょ」

 

「マリア姉さんと同じ意見ですね」

 

「そんな~私そんな感じじゃないですって」

 

 

 俺もそんなキョロキョロした目で言われたら信じられないぞ響ちゃん。その目は一度やった奴がする目だ……どんだけご飯が好きなんだよ、好きなものはご飯&ご飯ってそういう意味かよ。食いしん坊か……いや食いしん坊だったなこの子

 

 

「それでお母さんは他にどんな事してたのかな?」

 

「お母さんは訓練が好きで、弦おじちゃんと一緒に山籠りしに行ったりするんだ。一回弦おじちゃんの家で見せてくれたけどヒーローみたいで格好よかったんだ‼ いつか僕も一緒に訓練するって約束したんだ~それでね、その間お父さんがね、色んな所に遊びに連れていってくれて楽しいんだよ~US○とかディズニー○ンドとかも連れていってくれるんだ!」

 

「立花……息子を置いて修業に行くのは流石にどうかと思うぞ」

 

「つ、翼さん、私じゃないですから! パラレルワールドの私だから私じゃないです‼」

 

「流石先輩デース! 弘さんに子供を任せて修業とは先輩らしいデスよ」

 

「き、切歌ちゃん…私ってそんなイメージなの?」

 

 

 これは駄目だろパラレルワールドの響ちゃんよ……息子を置いて修業は流石にないわ。でもこの子もそんな響ちゃんを誇りに思っている感じだから良いのか? いやしかし~でもパラレルワールドの話だからな

 

 

「あっもうこんな時間、帰らなくちゃ! またねお父さんお母さ……あっそういえば、お父さんからお父さんにこれって」

 

「……手紙? うん分かった、確かに貰ったって向こうのお父さんに伝えてね」

 

「うん分かった! またね~」

 

 

 なんというか嵐のように来て、嵐のように帰っていったな……パラレルワールドの俺の息子。そしてパラレルワールドの響ちゃんは…この世界の響ちゃんの成れの果てだな、この世界の響ちゃんがそうならない事を祈るばかりだ……しかしこのパラレルワールドの俺からの手紙、とてつもなく嫌な予感がする! これは後で読もう、うん

 

 

「あれ?弘さん……無くなったと思ったら、また現れたんですけど」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~翼ちゃんの~

「これはあれだな……誰かの子供だなきっと」

 

「いや藤本さん、そうではない可能性「平行世界の母上、そして父上」わ、私と藤本の子供!」

 

「こ、これが翼と弘の子供……翼似なのね」

 

 

 確かに翼ちゃんにそっくりだ……それでいて翼ちゃんを少年にしたかなような感じ。あれ? 今思ったらさっきも俺じゃなくて響ちゃんに似ていたし、俺の成分は一体どこに消えたんだ…いや考えるな!

 

 

「そっちでの翼ちゃん……いや母上はどんな感じ?」

 

「母上は…………恐らくこっちでの母上と変わりはないと思いますが」

 

「いや一応聞いておこうかな」

 

「…………母上は炊事、掃除、洗濯の家事は勿論出来ません。味噌汁を作っていただいたときは、良い味噌を使っているから美味しくなるはずだ、と言って塩分過多の味噌汁を作り…掃除をすれば余計に部屋が……その、物が増えたようになって……洗濯の時は洗剤や柔軟剤を入れれば入れるほど良くなると思っていたらしくて、凄かったです」

 

「おい母上、まさかとは思うけど……この中で既にやった事とかないよな?」

 

「……………………」

 

「おい先輩、まさかとは思うが……全部やってるんだな」

 

「……雪音、私とて成長す「ということは翼、貴女やったのね」マリア、誰にでも失敗はある!」

 

 

 駄目だこの防人、いやさきもり……既に出来上がってしまっているとは。これでは嫁の貰い手は……緒川さんしかいないじゃないか! 藤尭さんではカバーしきれないから無理だし……平行世界の俺は頑張っているんだな、感動すらするわ

 

 

「ふ、ふ~ん。それだけ、それだけだよね? それ以上ないよね」

 

「……家族で遊びに出かける時に、母上が…その着替えるんですが下着一丁で仁王立ちになって待ってるんです」

 

「……聞きたくないけど、聞いてしまったからには聞こう」

 

「父上が服を選んで、着替えさしてくれるまで」

 

「おい母上、これはまだやってないよな? 緒川にやってもらってないよな」

 

「ふ、藤本さん! 流石にそれをするほど女を捨ててはいません」

 

「そうデスよ~そうなったらアレじゃないデスか」

 

「……きりちゃん、アレってなに?」

 

「調~アレはアレデスよ……あれ? アレって何でしたっけ」

 

「そこの二人は何時もどうりで安心できるな! うりうりー」

 

「や、やめるデスよ! 頭をクシャクシャしないでほしいデス」

 

 

 おぉ~奏が切ちゃんと調ちゃんの頭をクシャクシャしてる。パラレルワールドの翼ちゃんによって与えられる精神ダメージが癒される………うん落ち着いた、これから頑張ろう…翼ちゃんの家事スキルのレベル上げを緒川さんと一緒に

 

 

「それではそろそろ帰ろうと思います……平行世界の母上そして父上、お邪魔しました」

 

「うん、そっちの父上に頑張れとそっちの母上に……ちょっとは頑張って伝えておいて」

 

「わ、私を見ながら言わないでください!」

 

「ふふ……分かりました。確かに伝えておきます、それでは」

 

 

 

 何か疲れた……けどこの感じだと次も来るのは間違いない。頑張れ俺! 恐らくまだまだ来るんだぞ、頑張るんだ‼

 

 

「あの……弘さんまた来たみたいですよ」

 

「エルフナインちゃん、現状報告ありがとう」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~クリスちゃんの~

これで取り合えず区切って……少ししたら続きを書こうと思います


「こうなったら次はクリスちゃんとの子供だな」

 

「あ、アタシの子供!? いやまだそうとは決まってねぇだろ」

 

「いやいやクリスちゃん、この流れならクリスちゃんの子供だよ~」

 

「だからアタシとは決ま「パパ! ママ!」「うわ~ちっちゃいクリスちゃんだ! 可愛いよ~」「うぅ~響お姉ちゃんやめてよ…ママ~」アタシの娘に抱きつくなバカ!」

 

 

 おぉ響ちゃんが殴り飛ばされた! そしてクリスちゃんがパラレルワールドのクリスちゃんの娘を抱き締めてる……なんか落ち着くというか、安心できるな。これはあれだろうか……さっきまで酷かったからだな、クリスちゃんならそんな事はない…よな?

 

 

「本当にクリスちゃんそっくりだけど……そっちのママってどんな感じかな?」

 

「ママはね、外でパパに抱き締められるとね~そういうのは家でやれよなって言いながら赤くなるの!」

 

「雪音も可愛らしくなっているのだな」

 

「それは間違いデス! その証拠に娘ちゃんを自然に抱き締めているデス」

 

 

「確かにクリスちゃんがパラレルワールドの娘を自分が産んだ娘のように抱き「そ、それはどうだって良いじゃねぇか! ほ、他に何かねぇのか?」

 

 

 あっクリスちゃんが話をそらしたけど……それを指摘したら響ちゃんのようになるのは間違いない。なると分かってそれをするのは馬鹿だからな、俺はしない……大人だからな!

 

 

「後はね……ママは凄くね食べるのが綺麗なんだよ! お魚食べるときも骨だけになってるの」

 

「ジーーそうなるとは思えない」

 

「そうね、今のクリスの食べ方を知っていればそう思うわね」

 

「確かにな~あのクリスがそうなるとは思えないよな」

 

「…………いや待て! クリスちゃんなら自分の娘がそうならないように夜な夜な練習する可能性がある、だからそうなってもおかしくないぞ」

 

「で、でもクリスちゃんがそこまでになるには凄く練習しないと駄目だと思うんですが……」

 

「な、なるほどな……お前達がアタシの事をどう思っているかよ~く分かった」

 

 

 あ、ヤバイ……クリスちゃんが変なオーラを纏ってる。このままだと響ちゃんが殴り飛ばされたあと、俺も殴られてしまう! は、話をそらして危険を回避しなければ

 

 

「し、しかしそうだとしたら凄い努力だと思うぞ……それに比べて」

 

「何故私を見るんですか藤本さん」

 

「さっきのパラレルワールドから来た翼ちゃんとの息子が言ってたこと……もう忘れた訳じゃないよな? 何でパラレルワールドのクリスちゃんは頑張って直したのに、翼ちゃんはそんな事になったのか」

 

「そ、それは私ではありません! だから大丈夫です」

 

「確かにパラレルワールドだから違うかも知れないけどな……だとしても根本は同じだから大丈夫ではないだろう!」

 

「パパはこっちでも翼お姉ちゃんに叱ってるんだ……あっそろそろ帰らなきゃ! じゃあパパ、ママ…またね~」

 

「おうそっちのアタシによろしく伝えておいてくれよな」

 

「そっちの翼ちゃんに少しは頑張れって伝えておいてね」

 

 

 あぁ安心出来る時間が終わってしまった……それは仕方ないけども、はぁ……

 

「おいさきもり、パラレルワールドでも迷惑かけてんじゃねぇか……何が大丈夫だこのさきもり」

 

「だ、だとしても私ではありません!」

 

「お、およよ~。また出てきたデスよ……次は誰の子供か気になるデス」

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

マリアとセレナと心つき出ししゅ木

実際にS .O .N .G.本部の食堂らしき場所がどんな場所で、どんなシステムで注文もしくは食べ物が出てくるのか知らないので、作者の想像で書きました……それではどうぞ!


「う~んこれを食べたいけど、食べたら……」

 

「どうしたセレナ? 何か唸ってるけど」

 

「あっいや弘さん……ちょっとこれを」

 

「……あぁそれを食べようかどうか悩んでるのか」

 

 

 

 S .O .N .G.本部の食堂で唸っているセレナがいたから何かと思えば、食券機のメニューの中にあるデザートを食べようかどうしようか悩んでいた。まぁ女性だし食べたい気持ちも分かるし、でもダイエット的な事を考えると食べれない…という感じか、ここで軽々しく意見を言えばどっちにしても何か嫌な予感がする! となればあのひみつ道具の出番だな

 

「そんな時はこの心つき出ししゅ木……なんだけどここでしたら迷惑になるからシミュレーションルームに行こう!」

 

「えっ……は、はい弘さん」

 

 

 

 という訳でひみつ道具を使う機会の多いシミュレーションにセレナと来た。心つき出ししゅ木は大きくないんだけど食堂で使えないひみつ道具だからここしかないんだよな

 

「あの弘さん……そのハンマーみたいなひみつ道具が心つき出ししゅ木なんですか?」

 

「そうだよ……これで人の頭を叩けばその人の良心と邪心が出てきて戦って、勝った方が残るって言うひみつ道具だから今のセレナにピッタリだろ?」

 

「確かにこのままだと時間が掛かりそうだし……弘さんお願いします」

 

「それじゃあ……そ~い!」

 

『食べたっていいじゃない、だって食べたいんだもの』

 

『ダメ! これ以上食べたらダイエットしなきゃダメなのに』

 

『なによ! 弘さんの前だからってそんな事言っちゃって、何時もは食べてるのに』

 

『確かに食べてるけど! けどこれ以上はダメなの、これ以上食べたら……アナタだって分かってるのに』

 

 

「これがセレナの白い良心と黒い邪心……俺は外に出ておこうか?」

 

「その……そうしてくれるとありがたいです」

 

 

 あのままいたら変な雰囲気になりそうだから出た……今思えば食べるか食べないかで悩んでいたんだから、あんな良心と邪心出るわな。そして少し経って呼ばれた……一体どっちが勝ったんだ?

 

「私食べる!」

 

「邪心が勝ったのか……まぁ別に良いけ「せ、セレナが二人になって…あぁ弘関連ね」おっマリアさん」

 

「マリア姉さん……私デザート食べるわ!」

 

「あ、うん……そうなのセレナ。それで弘、何でセレナが増えているの?」

 

「(説明中)……なんですよ。マリアさんも使ってみます?」

 

「私に悩みなんて無いけど……使ってみるわ」

 

 

 悩みがない? まぁ最近のマリアさんは満たされているからかしっかりとしているし、だけど出ない訳はないだろう…きっと何かしら出るんじゃないかな?

 

『弘は良い人だから結婚相手になってもらった方が良いわ…もしかしたらこれ以上の人がいないかもしれないじゃない』

 

『駄目よ! 確かに良い人よ……けれどそれだけで決めたら駄目よ、弘にも選ぶ権利があるのよ』

 

『確かにそうよ……でも貴女はどう思ってるの? どこかでは分かっているんじゃないの』

 

『だとしても! まだ時間があるのだから焦っては駄目なの』

 

「おいマリアさん……何か凄いこと言ってるけ、アタタタタタ! マリア痛い、痛いです! アイアンクローは止めてください」

 

「忘れるのよ! これは夢、そう夢なのよ……だから朝になれば忘れるから‼」

 

「いやこれは駄目です! 夢に落ちるよりあの世に墜ちそ……な、何だこの光!」

 

 

 マリアさんのアイアンクローが俺をあの世に送ろうとするなか、マリアさんの良心と邪心の上が光始めて現れたのは

 

『貴女達……つまらないことで争ってるのね』

 

『『あ、貴女は誰!』』

 

『私は貴女……30歳を越え、40を迎えようとしている貴女』

 

「あ、あれ? 心つき出ししゅ木ってこんなのあったっけ…無かったよな!」

 

「こ、これがマリア姉さんの未来の姿……」

 

『な、何がつまらないのよ』

 

『そうよ! これがつまらないってどういう事かしら』

 

『……はぁ、それならはっきり言うわ。貴女それを40歳近くなってそんな事言えるの?』

 

『『い、いやぁーーー‼』』

 

「あ、あぁ私の良心と邪心が消えて…………」

 

 

 マリアさんの良心と邪心が消えた……けど? 何かマリアさんの様子がおかしい、何か変なオーラ出てるし…目の色も何かおかしいような

 

「ま、マリアさんどうしたの」

 

「そうよ……そうなったら駄目なの………それは駄目、駄目よ…………弘? 私の夫になりなさい‼」

 

「ひ、ひぃ! こっちくんなーーー」

 

「ま、マリア姉さん落ち着いて、まだそうなるかは分からないでしょ!」

 

 

 その後、セレナちゃんと何とかしようとしたが……何か強くなっているからどうにも出来ず、あと一歩で俺の純潔を奪われそうになったとき……たまたま近くを通っていた弦のおっさんに助けられ、俺の純潔は守られた…もう二度とマリアさんに使おうとは思わない! 使ったらあぁなると分かって使う馬鹿がいるか‼

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

天羽奏と風鳴翼とアニメスプレー

血界戦線の二次創作を書いてしまいました……皆さんはアニメ見てますか?作者的に何となくシンフォギアと血界戦線って似たような空気間があると思うのですが……どうなんでしょう


「それにしても翼の絵って個性的だよな~」

 

「奏、良いように言うな……はっきり言ってやるのも優しさだ。翼ちゃんは絵はひどい!」

 

「奏に藤本さん! 私の絵はひどくありません……少々個性的なだけです」

 

 

 S .O .N .G.本部の休憩所で翼ちゃんの絵について話している。前にアルカノイズの絵を自信満々に描き、我ながら良く特徴を捉えている…と言って提出した紙にはノイズではなく小学生が描いたような武士が描かれていた。あの時のクリスちゃんの反応は間違っていない、ノイズを描くと思ったらあんな絵だったらそうなるだろう

 

 

「いや~弘は翼に厳しいんじゃないか? あれくらいの絵だったらそこらへんの人でも描くぞ」

 

「確かにそうだけどな……それでもノイズ描けって言われて武士描く奴がいるか? 例えるなら犬描けって言われてライオン描いてるんだぞ。防人になりすぎて脳の一部がおかしくなってるんだよ、きっと」

 

「藤本さん……防人を馬鹿にしないでく「防人は馬鹿にしてないよ、翼ちゃんがおかしいっておもってるだけで」か、奏! 藤本さんが私をいじめるんだ」

 

「はいはい翼は甘えん坊だな~こうしてると昔を思い出すな」

 

 

 珍しい光景だ、あの翼ちゃんが防人をかなぐり捨てて奏に抱きつくなんて……というかそこまでの事なんて言ってないぞ、ただ事実を言っただけだ。しかし一体どうしたら翼ちゃんが認めるのか……あっ! あれを使おう、あれだったら認めざるを得ないだろう

 

「…………分かった。そこまで言うなら仕方ない、紙とペンを持ってくるから描いてみ? そのあとひみつ道具使って証明するから」

 

「分かりました。藤本さんこそ私がひどくないということを認めさせてみせます!」

 

「おう! 翼頑張れよ」

 

 

 その余裕がすぐ無くなると思うんだが……翼ちゃんって理由無き自信があるからな。でもそれが翼ちゃんの強みで弱みでもあるんだよな~防人だからかな?

 

「比較の為に奏と一緒に翼ちゃんも描いてみて。じゃあ何を描いてもらおうか?」

 

「私は何でも構いません!」

 

「あぁ~なら象でいいんじゃないか? 翼だって描けるだろうし」

 

「そうだな……じゃあ描き始めて!」

 

 

 

 同時に描き始める奏と翼ちゃん。そして同時に描き終わったのだが……ふと思った。奏って絵はどうなんだ? 比較の為に描いてもらっているが、これで下手だったらどうにもならないぞ…

 

「奏の絵はって上手い! 何この象、あの時間で描けるのかこれ」

 

「流石は奏、絵を描くのが上手い」

 

「あっはっは~そう褒めるなって、照れるだろ」

 

「(絵が上手くて)安心した、じゃあこのアニメスプレーを吹き掛けると……奏の描いた凄い象が動きだす」

 

 

 そう翼ちゃんを認めさせてるためのひみつ道具とはこのアニメスプレー! これを吹き掛けた絵はその紙の中で動きだす、というひみつ道具だ。つまりその絵がどう動くかはその絵しだい、よほど変じゃない限りは普通に動くのだ!

 

「じゃあ翼ちゃんの絵を…………俺は何を描けって言ったっけ?」

 

「何を言っているのですか? 藤本さんは象を描けと言ったではありませんか」

 

「そうだよな象だよな……これが象か? 足は6本だし、鼻らしきものはアゴから生えてるし、鼻の上に口があるし、口の下に牙があるし…………というかフォルムが象じゃない、これが象か?」

 

「何を言っているのですか藤本さん? 我ながら特徴を良く捉えていると思うのですが……奏?」

 

「翼、これは象じゃないぞ。これはエイリアンを描いたんだろ?」

 

「なっ奏まで! 良いでしょう藤本さん、さっきのスプレーを吹き掛けてみてください。奏の象と同じように動くはずです」

 

「分かった……吹き掛けるぞ」

 

 

 翼ちゃんの描いた象と言い張っているエイリアンにアニメスプレーを吹き掛けると…………想像以上の動きをした

 

「…………もう良いだろう? これを切歌ちゃんに見せたら泣くレベルだからな、認めろ……翼ちゃんの絵はひどいという事を」

 

「い、いや認めません! そこまで言うのなら暁に見せてきます!」

 

「おい馬鹿止めろ!」

 

 

 その後切歌に見せたら調に抱き付き…その調に見せたらクリスちゃんの後ろに隠れ、クリスちゃんに見せたらガチで怒られた翼ちゃんがいた。クリスちゃんで良かったな翼ちゃん、これがマリアならどえらい事になっていたぞ……切歌ちゃん達の姉というよりか母親的なマリアさんならな



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雪音クリスとエルフナインと空飛ぶじゅうたん

「僕が頑張らないと……頑張らないと」

 

「おい! あのバカと違うんだから無理すんな」

 

「そうだよエルフナインちゃん。一人で解析してる訳じゃないんだから、時々メイド喫茶に入り浸ってる藤尭さんを使ってもいいんだよ」

 

「……でも皆さんが頑張ってくれている分、僕も頑張らないと」

 

 

 S .O .N .G.本部のエルフナインちゃんの研究室に偶々いたクリスちゃんと行ってみたら、エルフナインちゃんが頑張らないとロボになっていた。これは外に連れ出してリフレッシュさせないとぶっ倒れてしまう危険性がある、取り合えず一回響ちゃんと未来ちゃんに夏祭りに連れ出してもらうとして……

 

 

「確か明日の夜、ペルセウス座流星群が見れたはず」

 

「あ~そういやそんな事ニュースで言ってたな、よしいっちょ見てもいいんじゃねぇか?」

 

「そうなんですか……それでは僕は「エルフナインちゃんも見るんだよ!」でも解析しないと「そんなに無茶して倒れたらアタシ達だって任務に集中出来ねぇから、ちったー休め」……分かりました、じゃあ明日は休みます」

 

 

 ふぅこれで明日は休んでくれるな……これで明日の夜晴れれば問題ないな! ペルセウス座流星群、エルフナインちゃんが喜ぶ…と良いけど……子供ってシビアだもんな~

 

 

 

 

 

「……曇りましたね」

 

「見事に曇ったな…………おいどうすんだよ」

 

「こんな事もあろうかと……このひみつ道具を用意してたんだよ!」

 

「えっと……僕にはただの絨毯に見えるのですが」

 

「おい、出す道具間違えてるんじゃねぇのか? 何で絨毯出してんだよ……これで物語のように空飛ぶってか」

 

 

 何故バレた! このひみつ道具はその名も空飛ぶじゅうたん、どんなひみつ道具か言わなくても名前を呼んだだけで分かる……そんな事じゃなくて大事なのは空を飛ぶということ。タケコプターでも良いかもしれないけど、安定した体勢でペルセウス座流星群見るにはこっちの方がいいだろう

 

 

「ほら早く乗って、ペルセウス座流星群見逃すよ!」

 

「ほ、本当に翔ぶのかよ! ほら早く乗り込むぞ」

 

「す、すみません! …乗りました」

 

「じゃあ雲を越えるまでの空の旅を楽しんでね!」

 

 

 エルフナインちゃん達を乗せた空飛ぶじゅうたんがふわりと浮かんで飛ぶ。どんどん地面から遠ざかって街の灯りが綺麗に見える……後ろから喜んでいる二人の声が聞こえてくるだけでも良かったと思う。けど本番はここから……雲に突き抜けた先に見えるのは綺麗な夜空と雲の海

 

 

「僕こんなに綺麗な景色を見たのは初めてです!」

 

「ま、まぁ思ってたより綺麗じゃねぇか」

 

「クリスさん、言ってることと目が違……ふぇ? な、何するんですか!」

 

「ば、バカ! 余計な事言わなくても良いんだよ」

 

「…………あっ! 始まったよ‼」

 

 

 綺麗な夜空に沢山の流星が流れて幻想的な光景になっている。この光景にエルフナインちゃんどころかクリスちゃんも目をキラキラさせて見ているのを見ながら良かったと…これまるで親戚のおじさんみたいじゃね? いや大丈夫だよな、こんな二人見たらそうなるよな~うんなるなる!

 

 

「終わっちゃいましたね……」

 

「あぁ終わっちまったな」

 

「何言ってるんだ? まだまだ遊ぶぞ!」

 

 

 

 このあと雲かためガスで雲を固めて歩けるようにしたり、雪ダルマならぬ雲ダルマを作ったりして遊んだ。その光景を写真に撮って皆に見せたら……これで遊びたいと言われて、また夜に今度は皆で行った(雲よせ機や雲ねんどとかの雲関係のひみつ道具を使って遊んだ)



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~切歌ちゃんの~

スマホのゲームしていたら遅れました……が出来ましたのでどうぞ!


「こうなったら次はマリアさん達のグループだな」

 

「そうだとしたら誰の子供デスか「ママ、パパ僕が来たデ~ス」デデース! 私の子供デスよ」

 

「……きりちゃん、言わなくても分かってるよ」

 

 

 切ちゃんが少年だったら……みたいな子供で、バッテンがトレードマークの切ちゃんみたいにマルがトレードマークなようだ。何故切ちゃんみたいに髪飾りを着けているのか、何故語尾がそっくりなのか……俺の成分はどうしても残らないのは分かってるが悲しいなおい!

 

 

「こっちのママはこんな感じだけど、向こうのママはどんな感じかな」

 

「パパ! ママはこんな感じデ~ス!」

 

「……違うよ、向こうのきりちゃんはどんな生活なのか聞いてるの」

 

「あっ調ねぇちゃんデ~ス。ママにニュースで分からない事があった時に聞いたら、パパを呼んできて一緒に聞いてるデ~ス!」

 

 

 あぁなるほど……こっちの切ちゃんと同じだわ。分からなかったら取り合えず俺に電話で聞いてくるからね……一番驚いた事はアメリカってどこら辺にあるのかって聞いてきたときは悩んだ、いや切ちゃんが居たところだろって言いそうになったけど……よく考えたらそういう事は勉強してないかもって思ったから教えた。その後調ちゃんに聞いてみたら当たり前のように答えた……悩んだ

 

 

「…………えっと、勉強はどうかな? 着いていけてる?」

 

「ちょっと弘! そんな事は聞かなくてもいいでしょ……向こうの切歌の事を聞いたらいいじゃない」

 

「ちょっとこっちに集合……ちょっと待っててねー」

 

 

 俺と切ちゃんの息子に待っててもらって、皆を集めた……この質問をする理由を言わねば

 

 

「……翼ちゃんの子供が話してくれた向こうの翼ちゃんの事、覚えてるよな」

 

「な、何故その話をするのですか!」

 

「そうだぞ、先輩の事を話すのは駄目だろうが!」

 

「そうだよな、駄目なくらいの事だよな……それは翼ちゃんにありえそうだからだ。このままならそうなってしまえからだよな?」

 

「まぁ昔から翼を見てるからな~余計にな」

 

「……そういう事ですか! 平行世界の切歌さんを知ることで対策しておくということですね」

 

「エルフナインちゃん……その通り! 俺の予想が正しければ切歌ちゃんは酷くなっているはずだからね」

 

「あの~弘さん? クリスちゃんはマトモになって「おいバカ……後で話があるからな」えぇ! なんで怒ってるのクリスちゃん」

 

「響ちゃんは放っておいて……あれはあれだ、珍しいパターンだからね。例外例外、でも分かったよな……よし聞くぞ。ごめんちょっと待たせたね」

 

「パパ大丈夫デ~ス! それで勉強は……何とか皆の真ん中デ~ス。パパのお蔭デ~ス」

 

「そっか~ママには聞かないの?」

 

「ママに算数を教えて貰おうとしたらパパを呼んできて一緒に教えてもらってるデ~ス!」

 

「そ、そっか~ママはそんな感じか~」

 

「……きりちゃんの成れの果て」

 

「デース‼ マリア、調が私をいじめるのデス!」

 

「狼狽えないの切歌! それくらい飲み込みなさい」

 

「マ、マリアも難しい言葉を使って私をいじめるデス!」

 

「あっそろそろ勉強の時間デ~ス。ママ、パパさよならデ~ス」

 

「うん……向こうのママに勉強頑張れって言っててね」

 

 

 

「…………クリスちゃん、勉強教えてあげてね」

 

「あぁ……未来の子供にあんな苦労させる訳にはいかねぇからな」

 

「わ、私はそうはならないデス……何でこっちを見てるんデスか?」

 

「……私と仲間だな暁」

 

「デデース! そんな目で見ないでほしいデス……あっあ、また来たデスよ~そっち見ないとデス!」

 

「ジーきりちゃん逃げた」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~調ちゃんの~

「切ちゃんの息子が来たという事は……次は調ちゃんだな」

 

「調ちゃんの子供かぁ~その世界じゃあ私達はおばさんだねマリア姉さ「お姉さん、よセレナ」…………そうだねお姉さんだね」

 

「……私の子供、どんな風になっているのだろう」

 

 

 もしもボックスから出てきたのは……ミニ調ちゃんだった。俺の遺伝子とかの話ではなく、まんまミニ調ちゃんだった……片手でヨーヨー遊びをしているミニ調ちゃん、そうミニ調ちゃん

 

 

「…………お母さん……お父さん………やっ」

 

「調ちゃんの娘は無口なんだね!」

 

「はっはっは~でも目が元気そうだから安心だな」

 

「そうだな奏……ちゃんと食べてそうで安、いや調ちゃんは料理出来るからその心配はいらない……どうしたの切ちゃんとマリアさんの方チラチラ見てるけど?」

 

 

 さっきから平行世界での調ちゃんとの娘が切ちゃんとマリアさんの方を出てきてから、ずっとチラチラ見てるから気になったんだけど……何だろうか? 何か向こうであったんだろうか…

 

 

「…………よく食べに来てる…………お母さん大変そう」

 

「おい妖怪タダ飯食らいコンビ……まさかこっちでもやってねぇだろうな?」

 

「な、な、な、何を言ってるデスか? そもそも私は調と同じ部屋で作ってもらってるデスよ、勿論手伝っているデス!」

 

「あ…そうか、そうだよな…ごめんな切ちゃん。それでマリアさんはないよな~まさか」

 

「……私は狼狽えない!」

 

「おいマリア、それでは認めている事になるぞ」

 

「例えそう見えているとしても、私は狼狽えないわ!」

 

「…………後でマリアさん説教な。そっか~そんな感じなのか~他に何かあったかな?」

 

「…………お母さん、大変そうだから……私も出来る事手伝ってるよ……お父さんも手伝ってる………手伝うと誉めてくれる」

 

 

 何か微笑ましいんじゃなくて、悲しくなってきたぞ……調ちゃんが大変そうだから出来る事をして手伝おうとする娘、なんて健気なのか。マリアさん達はお客さんだから手伝わなくていいよ、と言う調ちゃんが頭に浮か……待てよ?

 

 

「……なぁ切ちゃんは手伝ってるらしいけど、マリアさんも行った時は手伝ってるよな? まさか、まさかとは思うけど手伝ってないなんて事はないよな」

 

「弘、流石の私でも手伝っているわ! 馬鹿にしないで欲しいわね」

 

「弘さんそうですよ。マリアさんですから、それくらいすると僕は思いますよ」

 

「……で実際のところはどうなの調ちゃん」

 

「……手伝ってくれるのは嬉しいんだけど、切ちゃんもマリアも言った物と違うのを出したり…ドレッシングとかこぼしたりするのが困る」

 

「…………お母さんと同じ事言ってる…………お母さん大丈夫?」

 

「うん、大丈夫だよ……安心してね」

 

 

 調ちゃんがミニ調ちゃんの頭を撫でてる…………尊い。それにしても…はぁ~

 

「切ちゃん、マリアさん……そして末期の翼ちゃん。緒川さんに手伝いとは何なのか、ちゃんと教えてもらいなさい」

 

「何故私も入っているの「思い当たる所がないのか?」……弘さんは意地悪だ」

 

「私にはあまり時間「頑張って時間作れ……それか無理矢理時間を長くするひみつ道具使うからな」う…うわ~ん、せ、セレナー!」

 

「調ごめんデス……これから頑張るデス」

 

「きりちゃん……気持ちだけでも嬉しいよ」

 

 

「…………お母さん頑張ってね…………じゃあ帰るね」

 

「うん、お母さんに無理しないように伝えてね」

 

 

 ミニ調ちゃんが元の世界に帰っていった……向こうの調ちゃん、無理しないといいんだけれども。まぁそれこそ無理だろうけどね~調ちゃんだし

 

 

「切ちゃん、調ちゃんとなると次はマリアさんか……変な子じゃなきゃいいけど」

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~マリアさんの~

「こうなったらマリアさんの子供だな」

 

「私の子供なら大丈夫ね!」

 

「えっマリアさんの子供ですよ。多分無理じゃないかなぁ~」

 

「響それはどういう事かしら? 私の子供がおかしい事になるはずがないじゃない」

 

 

 これはフラグだ……マリアさん、自らフラグを立てて行ってる! だってマリアさんの子供だ……いや俺の子供でもあるけど、あのマリアさんの子供だよ? 絶対に変な子に決まっているって

 

 

「おっ出てきたじゃねぇ………か」

 

「雪音、あの格好は一体なんだ? 未来ではあんな格好が普通なのか」

 

「マリア姉さんの娘……この格好は間違いなく」

 

「そうだなセレナ……これは厨二病患者、それも重度のな」

 

 

 もしもボックスから出てきたのはマリアさんの娘というより厨二病患者だった……ドクロの眼帯、指貫グローブ、意味のなさげな包帯、ビジュアル系の服装…特にコート、後マリアさんの眼の色は青と緑の間なのに……真っ赤だからきっとカラコンだと思う。平行世界の俺よ、何故止めなかった……というか翼ちゃんとかの子供は小学生位だったのに、マリアさんの娘は中学生位なんだね

 

 

「ジーーマリアの娘残念だね」

 

「痛いデース、マリアの娘は痛いデース!」

 

「な、何を言ってるの二人とも! 例えこんな見た目でも普通の可能性がある「あっパパー! えへへ~」……ほら見た目と違ってマトモじゃない」

 

「お~よしよし。その格好はどうしたのかな?」

 

「これはね昔のママをイメージした服だよ!昔のママってイケイケで凄かったから」

 

「ゴバッ! く……だ、大丈夫よ。これくらいじゃ倒れないわ」

 

「昔のママか~どんな所が凄かったかな?」

 

「私は……私達はフィーネ。そう終わりの名を持つ者だっ! とか本当に格好良かったんだから」

 

「い、いやーーー‼ 娘にまでいじられてるー!」

 

「ま、マリアさん大丈夫です。僕も良いと思いますから」

 

「おいバカっ! そんな事言うから丸まっちまったじゃねぇか、後そんな嫌がるような事言う奴がいるかよ」

 

 

 何か涙目になってるんだけど……いやそんな事はないよな? でもマリアさんの娘だぞ、そういう所が似ててもおかしくはない

 

「わ、私ばママのずぎなどご、どごろいっだだ、だけなのに……く、クリスおねぇちゃんがぁ~ぁあ~」

 

「な、何も泣くことはないじゃねぇか!」

 

「雪音……流石にそこまでしなくとも良いではないか」

 

「これは大人気ないデスよ~」

 

「クリスちゃん落ち着くんだ、これはマリアさんのメンタル面の弱さを受け継いでいるだけだ! そこで丸まっているマリアさんを見れば分かるだろう……よしよし~大丈夫だよ、クリスちゃんは色々驚いただけだからね~怒ってないよ」

 

 

 そこから落ち着かせるのに時間がかかった……マリアさんを立ち直らせたから余計に時間がかかったがこれは必要な時間だ! 何となく一つの質問したら帰ってしまいそうだけどな

 

 

「こほん……落ち着いたところで、そっちのママはどんな感じかな?」

 

「ママ……ママは多分こっちと全く同じだから……あっプロポーズの時の話なら知ってるよ! ママはね結婚するまで焦ってたらしいんだけどパパがプロポーズした瞬間、気絶させてホテルに向かったんだって」

 

「……マリア」

 

「……マリアさん」

 

「……ちょっとアタシ的にそれはないな」

 

「……マリア肉食、すごい」

 

「……そ、それはダメデスよ~エッチデス」

 

「……マリアさん、僕も擁護できないです」 

 

「ま、マリアは勢いがあるな~な、なんてな」

 

「マリア姉さん……それはちょっと」

 

「な、何よ皆! これは平行世界の私よ、私じゃないんだからそんなに引かないで! それに弘もどこか遠い目で私を見ないで‼」

 

「……大丈夫ですよマリアさん、えぇ大丈夫ですよ」

 

「あっそろそろパパと買い物に行く時間! 若いパパともっと話したかったけど……帰るね、じゃあまたねパパ、ママ!」

 

「うん楽しんできてね~後そっちのパパに色々頑張れって伝えてね」

 

 

 

 もしもボックスが消えたと同時にマリアさんの方を見たのは仕方ないと思う……それも全員が見たのはな

 

 

「な、何よ……何でそんなにジト目で見るの! 私は大丈夫、大丈夫よ……そうなるまでに結婚するから大丈夫なの。だからそんな目で見ないで‼」

 

 

「ありゃ? 弘、またもしもボックス出たぞ……これまだ続くのか?」

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

藤本弘ととりよせツボ

この二次創作も(作者的に)長く続いたなぁと思います……これからも何とか書いていきますのでヨロシクお願いします!

あと作者が書こうと思ったけど技量が足りず書ききれなかったモノを書きました……誰か書いてくれないかなぁチラチチラッと見てみたり


「トリックオアトリートデス!」

 

「……お菓子が欲しいです」

 

「調ちゃん正直だね……ちょっと待っててね」

 

「違うデース、私が欲しいのはお菓子でツボじゃないデスよ」

 

「だから待っててね、家の冷蔵庫に入れてあるチョコが二つ欲しい……はいどうぞ」

 

「……平たいツボからチョコが飛び出してきた!」

 

 

 切ちゃんと調ちゃんは魔女の仮装で来ている。今日はハロウィン、そのための用意も勿論してきた! しかしチョコは溶けるもの……だから冷蔵庫に入れておいてこのひみつ道具、とりよせツボで持ってくることにした。そうすれば渡すときに溶けている事なんてないから安心できる、とりよせバッグでも良いかもしれないが……あの女性モノのバッグを持っているのは恥ずかしいし。

 

 

「美味しそうなチョコデース! ありがとうなのデス、調次に行くデスよ」

 

「あぁきりちゃん、そんなに走ったら転ぶよ!」

 

「慌てなくてもお菓子は逃げないからね~……あれ翼ち……おい奏、なんだあの格好は?」

 

「何ってハロウィンだから仮装にきまってるだろう? アタシはゾンビなのは分かるだろう……トリックオアトリート!」

 

「何押し通そうとしてるんだよ……いやあの格好は仮装だとしても場所違いだろ」

 

「藤本さん、今日はハロウィンという日だと奏から聞きました……トリックオアトリート!」

 

「気合い入れて言う言葉じゃないからなトリックオアトリートって!」

 

 

 次会ったのは奏と翼ちゃんだった。奏はゾンビの仮装なのは分かる……問題なのは翼ちゃんだ、鬼の面に藁っぽいのを肩からかけて両手に包丁……何でナマハゲなんだよ! ハロウィンにナマハゲって違いすぎるだろう、仮装だけど何か違うんだよ‼

 

「……はいチョコだよ。あと翼ちゃん……次の人にその仮装はハロウィンに合ってるか聞いてみ」 

 

「……な、何故そんな目で私を見るのですか! いいでしょう、奏と一緒に聞いてみます」

 

「あぁ翼ちょっと拗ねたな……後で謝っとけよ。じゃあアタシは行ってくるから」

 

「……拗ねた翼ちゃんを見て喜んでいたのは忘れよう。おっセレナ可愛い仮装してんな」

 

「はい弘さん。今日はハロウィンなので張り切って天使になってみました! ではトリックオアトリート」

 

「おっイタズラされるのは困るな……はいチョ「何で私を無視するのよ!」……触れて良かったんですか?」

 

 

 次はセレナ、可愛い天使の仮装だ……問題はその横にいる姉の存在だ。何も話さなかったら無言でチョコ渡したのに何故言葉を発してしまったのか?

 

 

「……マリアさん、その仮装はサキュバスです「違うわよ! 悪魔よ、悪魔……セレナが天使なら分かるでしょ!」……そんな露出の多い仮装で言われても、自分の発育の良さをわイタタタタタ!「何よ! 私だって普通の感想がほしいのよ!」セレナ助けて……悪魔が俺を殺そうとアイアンクローしてくる」

 

「もう……マリア姉さん、そんなんじゃ弘司さんが気絶してチョコ貰えないですよ」

 

「そ、それは困るわね……はい離したわ、だからトリックオアトリートね」

 

「……はいチョコです。マリアさん、その仮装はマズイです……そういうお店の人に見えます……エロいです」

 

「わ、私はエロくなんてないわよ! それは弘の心が弱いだけ、セレナ次行くわよ」

 

「もうマリア姉さんったら……弘さんイイ反応です」

 

「おいセレナが着せたのかよ! はぁ……ん? おぉクリスちゃんとエルフナインちゃんじゃないか」

 

「あっ弘さん! こういうイベントは僕は初めてなので……その似合ってますか?」

 

「うん似合ってるよ、その妖精の仮装……トリックオアトリートを忘れているよ」

 

「ったくはしゃいでるな、アタシくらい落ちついたらどうなんだ?」

 

「……クリスちゃん。その気合いの入った仮装で言われてもね」

 

 

 次はクリスちゃんとエルフナインちゃんだった。エルフナインちゃんは可愛いらしい妖精の仮装をしていた……こうして見るとこの組織にも馴れてきたし、少しずつ普通の世界にも馴れてきたと思えるな。そして言葉では興味ないですよ~みたいなクリスちゃんは気合いが入っていた! ジャックオーランタンをモチーフとした仮装で今まで見た仮装の中で作り込みが凄く、お金がかかっていそうだ……可愛いから気にしないけどね

 

 

「あ、アタシは何時も通りじゃねぇか! ほ、ほらトリックオアトリートだろ‼」

 

「はいはい何時も通りね……はいチョコだよ」

 

「ありがとうございます! クリスさんチョコですよ、チョコ」

 

「聞こえてるよ! ま、まぁ確かに嬉しいけどな」

 

「またねエルフナインちゃん、クリスちゃん……あれ弦のおっさん」

 

「おぉ弘君! 今日はハロウィン……はいお菓子だ!」

 

「あっどうも! そういえばこれサンジェルマンさん達に渡してくれませんか?」

 

「お! 中々気が付くな……確かに渡しておく」

 

「はいお願いします……そういえば響ちゃん見てな、ん? 誰からか連絡きたけど……響ちゃんか、はいもしもし」

 

『ひ、弘さん助けてください!』

 

「……どうしたの、何かあったの!」

 

『み、未来にトリックオアトリートって言われたからお菓子あげようとしたら襲われて……理由を聞いたらトリックで響にイタズラ、トリートは響の事だからってひぃ!『響……誰に連絡してるの? 私がいるのにナンデ……ナンデナノ』ひ、ヒィ未来ご、ごめん、何時もの未来にもど』

 

 

「……喰われたか響ちゃん」

 

 

 

 後日、響ちゃんにチョコを上げたらバイブの如く震えた。何が合ったか聞くなんて事は出来なかったけど……大体想像できる、未来ちゃんがツヤツヤで光り輝いていたからね……未遂には終わったと思いたい



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

装者6人ときこりの泉

今回はXDブログネタですみません!

そのかわりに短編付きなので許してくだせぇ悪代官様


「弘、いらない物持ってきてと言ったけど……何をするのかしら?」

 

「リサイクル……みたいな事ですよマリアさん、このきこりの泉を使ってね!」

 

 

 今日はセレナと奏は用事、エルフナインちゃんは解析で忙しいからいないのは残念だけど……張り切っていってみよー! まずはみんなにきこりの泉を使ったらどうなるか見せないとな

 

 

「きこりの泉は……説明するより見てもらった方が早いな。この食べかけのどら焼きを投げると……」

 

「貴方が落としたのは…新しいどら焼きですか?」

 

「デース! 女の人が出てきたデスよ」

 

「おいこれってまんま金の斧銀の斧じゃねぇか!」

 

「クリスちゃんその通り! でも違うのは落としたものも貰える訳じゃなくて交換ってとこだね……という訳で、いいえ俺が落としたのは食べかけのどら焼きです」

 

「正直のご褒美にこの新しいどら焼きをあげましょう」

 

「こんな感じに新しい物というか落としたものより上位の物が正直に答えたら貰えるひみつ道具……響ちゃん食べる?」

 

「えっ良いんですか! では……ふん、ふぉいしいです」

 

「立花……この場で食べる者がいるか」

 

「ジーーリアル食いしん坊万歳」

 

「響ちゃんが貰った瞬間食べた事は置いておいて……まずは調ちゃんから」

 

 

 まずは安心出来る調ちゃんから……翼ちゃんとかは後回しだ、後回し。調ちゃんはそんなに変な物は持ってきてないだろうし

 

「……私は何時も使ってた包丁です。もうボロボロになってきたから」

 

 

 

 そこから始まるローリスクハイリターンリサイクル。調ちゃんのボロボロの包丁は新品の包丁に、切ちゃんはボロボロになった調ちゃん風のロボの頭……もうおかしくなった! 誕生日に貰ったけど自爆した調ちゃんロボの頭が新品の調ちゃんロボに。マリアさんはメイド服……何でそんな物を持ってるんだ? それに翼ちゃんが震えているけど何か知ってるな……後で聞こう。そのメイド服が上質な布地のメイド服に。翼ちゃんは刀……しかもちゃんと斬れるやつ、翼ちゃんらしいなうん……刀が何か名刀っぽくなった。響ちゃんはジャージ……思ったら普通だな……まぁ普通だしいいか、そのジャージが有名ブランドのジャージに。そしてクリスちゃん……

 

 

「……クリスちゃん、いらない物って言ったけどね。その……なんだ…ブラジャーはないんじゃない?」

 

「あ、アタシはいらない物持ってこいって言われたから持ってきただけだ! お、おい見るな触るな‼」

 

「すごいデース! あの身長からは考えられないおっきさデス!」

 

「…………ダイナマイトボディー……羨ましい、私もこれくらい」

 

「雪音、何を食べたらこんな物をつけれるのだ?」

 

「クリス、貴女また大きくなったの」

 

「えぇ~クリスちゃんやっぱりスゴ、痛い痛いよクリスちゃん!」

 

「う、うっせーバカ! もう入れるからな‼」

 

「貴女が落としたのはこの貴女のサイズピッタリのブラジャーですか?」

 

「デデース‼ 大きいのを持ってるデスよ」

 

「ち、ちげーよ! そんなんじゃねぇよ‼」

 

「正直のご褒美にこの貴女のサイズピッタリのブラジャーをあげましょう」

 

 

 みんな目をそらした……もう見てられなかった。多分クリスちゃんの顔は真っ赤なのは分かってるから余計に見れない……誰かこの空気を変え「えっ未来なゴバッ!」

 

 

「……っておい何て事してんだこのバカ! 早くあれが出てくる前に響上げ「貴女が落としたのはこのクール系響で「うるさい!」ゴバッ「精霊が血ヘド吐いて沈んでいったー!」さぁ響上がって」

 

「未来ありがと~「無事で何より」うん私もありがと~いや~溺れるかと思ったよ」

 

「おいバカ! お前が増えてんだぞ、可笑しいだろ‼」

 

「クリスちゃん気にしすぎだよ~」

 

「そう、たかが私が増えただけ……気にしすぎ」

 

「お前らは気にしなさすぎなんだよ‼ おい何とか言ってやれよ」

 

 

 止めろクリスちゃん……もう未来ちゃんは

 

「思った通り……フヘ,フヘヘ響が増えた、フヘヘこれで響がいないときも響と一緒……アッハナヂデテキタ」

 

「…………まっいいか~ひろし~これなおそうぜ~」

 

「…………今日はゆっくり眠るんだよクリスちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから短編です

 

~胸の怨敵~

 

「あーしの胸見てどうしたのよ~あっもしかして触ってみたいの? 良いわよえっと「未来って呼んでください」未来ちゃんはいどうぞ……どう男だったあーしだけど女になったらこんな……未来ちゃんったら結構強めに揉むんだから~そろそろ離してほし、ねぇ~あーしの胸痛くなって、痛い、痛い! もげる…もげる‼ あーしの胸もげる‼」

ネジ切れそうになるカリオストロの胸

 

 

「調ちゃんは栄養不足が理由……翼さんは子供の頃からの修業が理由……私は、私は何でなの! 何でこの大きさなの……こんなんじゃ響に喜んで貰えない! 何でカリオストロさんは元男なのにこの大きさなの…………この大きさがあれば響も喜んで貰えるのに、この胸があれば……カリオストロさんの胸もぎってもいいですよねー‼」

 

「いやそんなことしても未来ちゃんの胸が大きさ変わらないのよー! だから止めて……止めなさいよ! 本当にもげるじゃない‼ い、いやーーー助けてプレラーティ‼」

 

 

 

 

 その後床に倒れるカリオストロがおり……床には血文字でびみょうむねのみ、と書かれていたらしい。現在集中治療室で寝ており、寝言でも、もげ……るとよく言っている

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

立花響に対して分かいドライバー

今日ブックオフでキン肉マン読みました……だから分かいドライバーです!


「何? 響ちゃんが変な技をかけてくるって」

 

「あのバカ、キン肉マンっていう漫画読み出してから対人訓練のとき……立花バスターって言いながら技かけてくんだよ」

 

「えっ女の子がキン肉バスターかけ……響ちゃんだもんな~してしまうか」

 

 

 S .O .N .G.本部の廊下でクリスちゃんに会ってすぐに話しかけられたから、何かなと思ったらこれだった。弦のおっさんが師匠だから……格闘系の漫画探してたらキン肉マンを見つけたんだろう、その技を見てやってしまった響ちゃん、その被害を受けたのがクリスちゃん達。ここは俺が響ちゃんを止めねば! 女の子が女の子にキン肉バスターをするのを止めねば‼

 

 

「……クリスちゃん、マリアさんと奏に声かけといて……あと緒川さんに話をさせて」

 

「わ、分かったけどよ……一体何をするつもりだよ?」

 

「響ちゃんにお灸をすえる……この分かいドライバーでね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから3日後、緒川さんにシミュレーションルームにあるものを用意してもらった……本当に用意してもらえるとは思ってなかったけど流石緒川さん。それにマリアさんと奏も俺の頼みを聞いてくれたし……あとは響ちゃんが来るのを待つだけだ!

 

 

「クリスちゃん速く来いってどうい、えぇーー! 何でプロレスリングがあるのって……弘さん何でローブなんて羽織ってるんですか?」

 

「響ちゃん……いや立花響! リングに上がってこい……話はそれからだ」

 

「えぇ……別にいいですけど。よいしょっと上がりましたよ?」

 

「カ~カカカ、上がってきたな、これを見ろ立花響!」

 

 

 どういう状況か響ちゃんは分かってないな……ならこれで分かるだろう! ローブを投げ捨て現れたのは上半身裸の俺……そして一番目につくのは俺の腕‼

 

 

「う、腕がろっぽ……まさかそれって!」

 

「そうだアシュラマン……それを真似たものだ! 分かいドライバーでマリアさんと奏の腕を借りたのだ……ここまでくれば分かるだろう立花響」

 

「で、でも弘さんは結構訓練してる私に勝てるとは思えません……それに訓練のとき私シンフォギア纏ってますし~」

 

「そうだシンフォギアを纏え立花響! それに俺は負けることはない……何故なら今をもってここはギャグ空間になった。だから俺でも立花響に勝てる……それに俺には果たさねばならない使命がある」

 

「使命って……私何かしましたっけ?」

 

「立花響、お前が装者達に立花バスターなる技をかけているそうだな? あの技は女の子にかけるもんじゃない……この六本の腕が立花バスターを破ってみせる、それが雪音クリスちゃんに頼まれた俺の使命よ! そして負けた時……立花響、キン肉マンに出てくる全ての技を止めてもらおう!」

 

「そ、それは困ります! せっかく私のバイブルになったキン肉マンの技を止めるなんて……キン肉マンと握った拳を離すなんて絶対にしません! 勝って守って見せます」

 

「カーカカカ! そうじゃなくっちゃな~エルフナインちゃんゴングを鳴らせ」

 

「分かりました……じゃあ始めます!」

 

 

 

 

 そこから始まる超人プロレス……殴ってきた勢いを利用して響ちゃんに放ったパイルドライバー、足がお留守になった時に俺に放たれたパワーボム、ぶつかり合うローリングソバット……そして

 

 

「ちょっ弘さん! これ上に投げるとかしないですよね? わ、私女の子だし~そんな事しないですよね?」

 

「カーカカカ! 今までやってきたのにそれを響ちゃんが言うか……残念ながら俺はするぞ。立花バスターを真似た俺の弘バスターを……そら行け!」

 

「いやいやいや待ってください! 女の子が股を全開に開いて、お尻触られる技はしたら駄目ですって‼」

 

「それをお前はやったんだろうがこのバカ! これでアタシ達の気持ちを理解しろ‼」

 

「カーカカカ、行くぞ……弘バスター!」

 

「いやまだ間に合いますって! だから待って、待っガバッ‼」

 

「……10秒経ちました、弘さんの勝ちです!」

 

 

 

 長い戦いだった……ギャグ空間じゃなかったら負けていた。きっちり最後にアシュラバスターならぬ弘バスターで響ちゃんを倒せた……股を押さえながら運ばれているし反省したことだろう

 

「おっプロレスをしてるのか! 弘がやってたんだな…はっはっはー俺の相手もやってもらおう」

 

「えっ弦のおっさんの! いや大丈夫、ここはギャグ空間……俺でも勝てる。分かりました、エルフナインちゃんゴングを鳴らして!」

 

「分かりました! それじゃあ始めます!」

 

 

 

 弦のおっさんだとしてもギャグ空間なら大丈夫だと思ったけどそんな事はなかった。使ってなかった竜巻地獄をやったらいつの間にか後ろに立っていて真上に投げられた……理解できない

 

「……そういえば父上から聞いたことがある。キン肉マンに出てくる大体の技は風鳴家に伝わる殺人格闘技がモデルだと……そしてあの構え、あれはキン肉マンに出てくる技の中で数少ない名前の変更が無かった技」

 

「神威の断頭台!」

 

「えっ翼ちゃん! そういうのは先にいグボアー!」

 

 

 

 その後漫画のように立ち上がって称賛の言葉を言えるはずもなく、響ちゃんと一緒に治療室に横になった……なにあのチート? 無茶苦茶じゃない? あんなのチートだ、チート転生者だ! 

 

 

 因みにその後……何故かキン肉マンが流行り、プロレス技や超人技を練習している装者がいた。その中にはクリスちゃんもいた……銃使う子がプロレス技学ぶなよ。しかも響ちゃんは弦のおっさんとマッスルスパークの練習してるし!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~奏の~

「マリアさんで最後かと思ったけど……これはあれか、奏達との子供もいるのか」

 

「まぁこうなったらアタシと弘とかでもおかしくないな」

 

 

 もう終わりかと思ったら出てきたもしもボックス……こうなったら奏とセレナとの子供達も来るんだな、ないとは思うがエルフナインちゃんとの子供も。マリアさんとの子供が中学生くらいだったことから奏達との子供も中学生くらいだと思う……キャラが被るから厨二病じゃなかったらいいんだけど

 

 

「おっす平行世界の親父と母さん! 俺息子ヨロシクな」

 

「スゴい元気だな奏との息子は……厨二病じゃなくて本当に良かった」

 

「これがアタシの息子か! あっはっはー元気そうでなによりだ」

 

「これが奏の息子……奏に似ている、あっいや藤本さんと似ていないとかではなくて」

 

「安心しろ翼ちゃん……もう受け入れた、俺の遺伝子は薄い事をな」

 

 

 しかし俺との子供はもれなく嫁さんに似るな……奏との息子は奏の髪を短くした感じだし。そもそも奏はサバサバした奴だから息子に似ても何とも思わない、そう俺に似ていなくてもそれは俺のキャラが薄いのが原因だからな! 何か泣きたくなってきた

 

 

「ほへ~これが奏さんの息子……私は響、知ってるかな?」

 

「知ってるよ響さん、よくランニングの時に会うし、そのあと一緒にスポーツドリンクを家で飲むし!」

 

「ならば私は知っているか?」

 

「もちろん翼さんはよく知ってるぜ! 家で家事の訓練してるし」

 

「気を付けろ息子、それは翼ちゃんの偽物だ! そんな事翼ちゃんがするはずないだろう」

 

「藤本さんそれは言いすぎです! 私とてやろうと「緒川さんに怒られたから訓練してるんだよ翼さん」お、緒川さんが私を見捨てた!」

 

 

 息子が言うにはクリスちゃんはクリスちゃんの娘と友達だから知ってる、切歌ちゃんと調ちゃんは奏とよくお茶会するから知ってる、エルフナインちゃんはおもちゃを直してもらったりしたから知ってる、セレナはお隣さんだから知ってる……そしてマリアさんは

 

 

「マリアさんは…………夜やってきて酒飲んで、結婚したいとかなんとか言って泣いて、そのまま眠る、翌朝起きてご飯食べてから出ていくから知ってるとかのレベルじゃねぇんだよな」

 

「待ちなさい……アナタの世界でも私ってそんな扱いなの! 普通に結婚してる世界はないのかしら、私って言ったらあれだけど見た目良いし、お金持ってるのよ……一つくらい浮わついた話あったっておかしくないじゃない!」

 

「自分で言うなマリアさん……底が知れるぞ」

 

「マリアさん同じ事言ってんのな~週刊誌でもあまりにもそんな話ないから調べてみたら……結果ハードルが高いんだってさ」

 

「ハードル高いって何よ! 私普通の人と結婚出来ればいいのよ、そんなイケメンだとか高収入だとかいらないのよ‼」

 

「……マリア、かなり惨めだよ」

 

「そ、それがハードル上げてるんじゃないデスか?」

 

「切歌さんの言う通りなんだよな~前に番組でそれ言ったら司会者固まって、あっマリアさんが倒れた! お、親父どうすればいい!」

 

「気にするな、それでも俺の息子か! 俺の息子なら何度かマリアさんのその姿見たことあるだろう」

 

 

 俺はよくある。マリアさんが色々耐えきれなくなって倒れるのを……最初は焦ってあわてふためいたけど、今では放っておけば勝手に元に戻るのがわかっているからそのままにしている。それがマリアさんの扱い方の一つだ

 

 

「確かに親父の言う通りだな……ごめん慌てすぎた!」

 

「ま、マリア姉さんの扱いってやっぱりそんなんなんだ」

 

「いや~弘にもやっぱり似てるな。このマリアに対する扱い方とか表情とかそっくりだ」

 

「そ、そうか? まぁ奏が言うならそうなのかもしれないな……母さんとの話はないのか」

 

「いや親父それ一番最初に聞くことだろ! マリアさんの話とか別に話さなくても分かることだし」

 

 

  

 そうして俺と奏と息子の話が始まった。どうやら平行世界の俺はよく家族旅行をして、日本だけじゃなくて世界各国にも行ったと楽しそうに話していた。一番最近ではバルベルデという国に行ったらしい……俺が各国に脅迫して資金を提供(返さなくていい」してもらい、藤尭さんの文化汚染によって原宿と秋葉原を足したような国だと言ったらクリスちゃんの目が飛び出そうになった……何かあるかと聞いてみたら目を泳がせながら何もないと言っていたから、それ以上は聞かなかった

 

 

「あ~そろそろランニングの時間だ。親父と母さんそろそろ行くわ」

 

「おう行ってこい……最後に聞くがそっちのマリアさんのお前を見る目大丈夫か?」

 

「大丈夫だよ! 一回昼寝から起きたとき目の前に顔あったときあるけど、俺の勘違いだったみたいだし……じゃ、またな!」

 

「待て! それ危ないからまっ……行きやがった。ま、まぁ平行世界の俺が何とかするだろう、俺だしな」

 

「平行世界のマリア姉さんって………あっもしもボックスって事は、弘さん次は多分私との子供ですね!」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~セレナの~

「ん~~お母~様っ! お父~様‼ こぉぉんにちはでございま~す」

 

「…………ん? えっとちょっと待って、セレナとの娘なんだよね? 何か濃いのが来たんだけど」

 

「……………弘さん……こういう時はそう言うんじゃないですよ? チェンジで」

 

「ひ、弘もセレナも狼狽えないの! 私の娘もアレだったんだから妹のセレナの娘だっておかしいに決まってるじゃない‼」

 

 

 

 もしもボックスからセレナとの子供が出てきたかと思ったら変な子でな………格好もナチス風の軍服でしゃべり方……これどっかで見たような? つい最近何かで見たような………

 

 

「…………おい自称娘、何かのアニメ見ただろう?」

 

「そ~~の通りです! わ~たしは藤尭さんに、見~せてもらったア~~ニメのキャラの物真似をしています」

 

「……そうか普通にしていいよ。後でメイド馬鹿、新宿2丁目に放りこんでやる」

 

「…………藤バカさん、私の娘になに見せたの?」

 

「…………では改めて、平行世界のお母様…お父様こんにちは。響おば様達もお若いですね」

 

「……へ? ひ、ひび……響おば様! わ、わたしまだおば様と呼ばれる年じゃないよ」

 

「立花、問題なのはそこじゃない! わ、私達も入ってることが問題だ」

 

 

 マトモになったと思ったら変な事を言い出してな……まぁ確かにそっちの世界ならお姉さんではないのは分かるけ、ハッ! ならば、マリアさんは何て呼ばれてるんだ

 

 

「マリアさんは何て呼んでる?」

 

「えっマリアおば様はマリアおば様ですけど……ザ忍者さんはザ忍者さん、風鳴おじ様は風鳴おじ様ですし」

 

「ま、マリアが膝から崩れおちて気絶したデース!」

 

「落ち着いてきりちゃん! 落ち着いて放っておこう……」

 

「いや酷くねぇかお前ら! せめてこっちに引っ張っておけよ…………クソオモイナオイ! ふぅ……というかザ忍者って誰だよ?」

 

「クリスおば様……ザ忍者さんは翼おば様の夫ですわ。名前は忍者だから教えることは出来ないと言われまして、それでザ忍者と呼べばいいよと仰られてそれから」

 

 

  

 それ緒川さんじゃね? というか忍者の時点で緒川さんだわ……後そっちでは翼ちゃんと結婚してるのか。確かに緒川さんクラスの家事能力ないと翼ちゃんの世話は不可能だしな…………ということはそっちの翼ちゃんも家事能力はゼロかマイナスかだな、絶対そうだ、それこそ翼ちゃんだ

 

 

「そういえばそっちのセレナはどんな感じ? 元気にしてる」

 

「お母様は元気ですわ……けれど寝言で、出番ほしい……アニメ、出演……XD、カード、イベ………出番ほしいって良く言っていますわ」

 

「なんだこっちのセレナと同じか、なら大丈夫そうだな! 安心した」

 

「えっ弘さん、私そんな事いってるんですか! 私安心できないですけど」

 

 

 

 何をいまさら……セレナの寝言は殆どそれじゃないか!

それじゃないときはマリアさんの心配だし………結婚関連の心配だ。マリアさん妹から結婚の心配されるってどうよ?

 

 

「マリアおば様は良く家にお子さんを連れてき「私の子供!」ひっマリアおば様、ブリッジしながらこっちに来ないでください!」

 

「そうですよマリアさん! みんな引いて、後退りしたじゃないで……こっち来んな、マジで怖いからこっちに………てい! ふぅ~また目覚めたらアレだからもしもボックスで帰ったほうがいいよ」

 

「………そうですわね。それではお母様、お父様…これで失礼いたします。マリアおば様に起きたらよろしくお伝えください」

 

 

 平行世界のセレナと俺の娘は優雅に帰っていった………たんこぶが出来て倒れているマリアさんをバックに。というか怖かった、マリアさんが今まで見たホラーとかより念が込もっているからか怖かった、そう怖かった………印象に残ったのはマリアさんの怖さだけだった

 

「帰っちゃいましたね………これで終わりのようなので僕は帰り、弘さん何でかもしもボックスがあるのですが?」

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~エルフナインちゃんの~

「もう残ってるのはエルフナインくらいしかいねぇじゃねぇか」

 

「えぇボクですか!」

 

「………まぁ見てみれば分かるだろう」

 

 

 

 正直エルフナインちゃんだったら犯罪だと思う。だってエルフナインちゃんだよ? 元無性別、現女の子というエルフナインにいくら平行世界の俺だとしても手を出すと思いたくない………そんな事するのは藤尭さんだけでいい!

 

 

「平行世界のパパこんにちは………キョロキョロあれ? ママは何処にいるんですか」

 

「………何処って、エルフナインちゃんとの息子だろ? そこにママいるじゃないか」

 

「えぇ! 僕のママはこんなに幼い人ではないですよ。僕のママはもっと大人の女性です」

 

 

 

 ん、どういうことだ? エルフナインちゃんとの息子なのにエルフナインちゃんが分からないって………それに大人の女性ってどういうこと? エルフナインちゃんが大人の女性になるの…あぁそういうことか

 

 

「………あれだ、キャロルちゃんが翼ちゃんに見せつけたあの体だ」

 

「あぁ先輩が事が終わったあとにへこんだあの体の事か!」

 

「翼が圧倒的な差をまざまざと見せつけられたあのナイスバディね」

 

「えぇい雪音もマリアも余計な事を思い出さなくても良いではないか! 大事なのは平行世界のエルフナインがその体だということじゃないのか」

 

「あっ平行世界だから僕のママがこうなってるんですね………ママ、キャロルママとも話したいので代わってくれませんか?」

 

「そっちのキャロルちゃん、エルフナインちゃんの中で生きてるの! 世界が違うとキャロルちゃんも生きてるんだ………」

 

 

 響ちゃんの言う通り、そっちではキャロルちゃんが生きているのか………こっちでは助けられなかったキャロルがエルフナインちゃんの中で生きてる。何とも言えない感じだけど幸せに暮らしていたら良いな…じゃなくて、ややこしいからちょっと説明してもらおう!

 

 

「えっとかなりこっちと違うからね、どんな感じか教えてくれる?」

 

「僕のママは時々キャロルママと交代して遊んでくれて、勉強も教えてくれ………分かりました、分かりましたからそんなに大きな声出さないでください」

 

「どうしたの? 一人言を言い「パパ、俺だぞ!」………へ?」

 

 

 さっきまでエルフナインちゃんそっくりだった息子が………キャロルちゃんそっくりになって飛びかかってきた。これなに? 母親が二重人格だから息子も二重人格なの、どこの漫画のキャラだよ…何澤桃何だよ! 何でそんなところまで母親と似てんだよ、見た目が似てるだけでいいじゃん!

 

 

「パパどうした、いきなり俺に代わったから驚いたのか」

 

「まぁそうだな、それでパパと話したか「そうだ! アイツばっかり話すのはズルい…ここからは俺が話す」お、おぅそうか…じゃあ話してもらおうかな」

 

「夜トイレ行くのにパパ達の部屋を横切った時に話し声が聞こえたから聞いたら………

 

「今日はオレの番だな」

「キャロルズルいです………昨日は弘さんが疲れていたからあんまり出来なかったんですよ、だから今日もボクです」

「知るか! 今日はオレと弘が楽しむ日だ…それにお前も中で楽しめるんだから良いだろう」

「………はっはっはー、しないという選択肢はないんだな」

 

って話してたからマッサージをするのを邪魔するのは俺は駄目だと分かってるから、音を立てないようにそーとトイレに言ったぞ」

 

 

 

 平行世界の俺とエルフナインちゃん、そしてキャロルちゃんよ………息子にバレてるぞ。しかもその様子だと毎日か、休ませてやれよ平行世界の俺を! 毎日できるわけないだろ、それともあれか? 錬金術でどうにかしてるのか………もしそうだったら止めてやってくれ。後響ちゃん達、ちょっと恥ずかしそうにするな………全員そんな子じゃないだろ? 翼ちゃんは足を全開まで広げてタケコプターするし、クリスちゃんとかは全力で乳揺れするし………マリアさんはそういう年齢じゃないだろ? 

 

 

 

「そ、そっか~偉いぞ~~これからもそーと歩いてやってくれ」

 

「えへへ~誉められ、何だ? 今パパと話してるんだからうるさく…もうそんな時間! 分かった交代する………すみませんパパ、もうそろそろサンジェルマンさん達が遊びに来る時間なので帰ります」

 

「サンジェルマンさんと遊ぶ仲なのか………子供いるのかな?」

 

「えっ? パパの子供と一緒に来ますよ………こっちでは違うんですか」

 

「「「「えっ………子供……え?」」」」

 

 

 場が凍った………おいそんな目で見るな、きっとあれだ………人工受精だ。流石に平行世界の俺だとしてもそんなバカな事するわけがない、だからそんな目で見るな! あとマリアさんはその手があったか見たいな目で見るな‼ まだマリアさんは若いんだから大丈夫だって、見た目良いし、仕事出来るし、オカンっぽいからいけるって‼

 

 

「キャロルママがパパの力は遺伝するのか調べる為にサンジェルマンさん達に協力を要請したら、快くOKしてくださって………何か作業して産まれたらしいですよ? あっ本当に行かなきゃ、パパまた何時か会いましょう!」

 

 

「ちょっと待て、大事な事言ったんだけど! あっ行っちゃったよ」

 

「弘………あれだな? 平行世界では大変そうだな………最低4人のパパか」

 

「デース………だ、大丈夫デスよ! 平行世界のデスから」

 

「………そう、平行世界の出来事だからこっちでも起きると決まった訳じゃない。ね、マリア」

 

「………えっ? そ、そうよ起こる訳じゃないんだから気にしなくてもいいじゃない」

 

「………マリア姉さん、ちょっと動揺してない?」

 

「………ふぅ。まぁこれで全員終わったはずだから響ちゃん達は訓練していいよ!」

 

「………えっと~そのですね弘さん。後ろにもしもボックスあるんですけど~」

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

藤尭朔也とほんものになるひかり

今回………本編短め~プロレス技のその後を添えて~です…許してね!


「………んでこのフィギュアを動かしてほしいんですか藤尭さん」

 

「フィギュアじゃない………展示用だから非売品だったあの………可憐にして妖艶! 俺の嫁‼「分かりました………分かりましたから口を溶接して黙ってくださいオタ尭さん。んで動くようにすればいいんですね」そうだ………出来るだろ?」

 

 

 

 妖怪初恋ババアを滅し、響ちゃん達が日常に戻って少し経ってから藤尭さんに頼みがあると言われたから何かと思ったらこれだった………オタクなのは分かっていたけど、いたけど自由にアニメを見れなかった影響で頭のネジがネジ穴ごと木っ端微塵になるとは思わなかった

 

 

 頭が痛くなるけどやらない訳にはいかない…藤尭さんが有能なのは全てアニメとか見てハイテンションになっているからな。ちなみにこの事実は俺以外知らない………あの緒川さんですら知ることが出来ていない、忍者すら欺く圧倒的隠蔽…凄い特技だオタ尭さん

 

 

「………動けばいいんですね。ならこのほんものになるひかりで解決しましょう!」

 

「………前に見たスモールライトみたいな懐中電灯だけど、本当にこれで俺の嫁が動くのか?」

 

「これの光を当てると………ほら動くでしょこのフィ「フィギュアじゃない俺の嫁だ! 例え君が相手でも譲らないからな」………はいはいオタクさん、それ持って帰ってくってもういないし‼」

 

 

 

 足音たてずに走って消えるくらいの運動能力があったのかあの人………情報処理能力だけの人じゃないんだな。しかし初めて生で俺の嫁発言する人見たわ、都市伝説じゃないんだな………妖怪2次元嫁おと、いやこんなこと考えてたらあの人に2次元じゃない俺の嫁だ! って言いながら迫ってきそうだから早く帰ろう

 

 

 

 その後、藤尭さんに感謝の言葉と最近のフィギュアの様子………そして如何にフィギュアが素晴らしく、アニメが崇高な物かを何日にも渡って話された。流石にノイローゼになりかけたとき、時々それを耳にしてしまった友里さんが顎を光速で揺らしてくれたお陰で藤尭さんが気絶した。友里さんは藤尭さんの顔を何とも言えないような顔でしっかりと踏んで去っていった………友里さんは運動の方は普通だと思っていたけどそんな事はなかった

 

 

 これで藤尭さんがマトモになると思っていたがそんな事はなかった、アニメが存在する限り藤尭さんはマトモにならない事が分かった………そのたびに友里さんが始末していたのがちょっと怖かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからが短編!

 

~ついに完成! そしてアダムとの決着~

 

 

「オラオラオラオラオラ、オラッ‼」

↑TESTAMENT炸裂

 

 

「嘘だろ…あの化け物状態から戻っただけで死なねぇのかよ!」

 

「黄金錬成の力でもまだ足りなかったワケだ………」

 

「まさかこれくらいで勝てると思ったのかい………この僕に‼」

↑パーフェクト全裸もしくはマッパー

 

 

「アダム………その状態になるのを待っていたぞ! 響ちゃん今だ、あれをかけるんだ‼」

 

「………はい弘さん! これで決めて見せます…うぉぉおりゃゃゃやー‼」

↑落ちるアダムに向かって飛んでいく

 

 

「今さら何が出来る…諦めろ神殺し!」

 

「あの子何をしようっていうのよー」

 

「いや…何も手段が無かったとしても行ったでしょうね。ジーとしてもどうにもならない…それが貴女にもあるなら見せてみなさい!」

 

「諦めない強さが響先輩の強さデース!」

 

「そうだねきりちゃん…だから負けないで!」

 

「立花、誰かと手を繋いで受け取った正義…今こそ見せる時だ!」

 

「響、貴女の手で自由と平和を取り戻しなさい!」

 

 

「皆が力を貸してくれる…これで決めます、愛と友情と正義の乙女パワーマッスルスパーク!」

 

「グボア…あ、ありえないただの人間に…僕が…」

 

「長かった…本当に長かった戦いをサラバッ‼」

 

 以降原作と流れが同じ

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦姫絶唱シンフォギア~復活のF~

「なぁ了子さん、いつ成仏するんだ?」

 

「弘君……貴方結構酷い事言ってるの分かってる?」

 

 

 魔法少女事変と書いてアルケミックカルトと読む出来事から少し経ってから、未だに調ちゃんに寄生する了子さん。このままだと恋人が出来ても……結婚しても……子供が産まれても……調ちゃんの中に了子さんという恐ろしい同居人がいることになる、何とかせねば!

 

 

「いや~だってそろそろ、ね。他人の体に寄生して生きて死んで、また寄生してってやってるでしょ? それ止めてさ~そのまま来世に向かってもいいんじゃないかなって」

 

「弘君それ遠回しに死ねって言ってるわよね? 私は死なないわよ絶対に……死なないわよ!」

 

「二回言わなくても……ならその調ちゃんの体から出てくれません?」

 

「いやそれも遠回しに死ねって言ってるわよね!」

 

「いやそうじゃなくて、新しい体用意するのでその体に入ってくれませんか?」

 

 

 よく考えれば簡単な事だ……了子さんの体を用意して、調ちゃんの体から了子さんを剥がして、入ってもらえばいいんだ。そうすれば調ちゃんは恐ろしい同居人がいなくなって、了子さんは自由にな……あれヤバくね? マジヤバくね? また何かするんじゃね?

 

 

「……了子さん、俺達が生きてる間に何かしませんよね? ね!」

 

「流石に貴方達が生きてる間は何もしないわよ……貴方達がどうなるのか気になるしね」

 

「それならいいんです……じゃあみんな訓練終わってるのでシミュレーションルームに行きましょう!」

 

 

 

 

 今回使う道具は大きくはない、ないんだが……使った後が問題だから誰もいないシミュレーションルームに来た。いや別に全員の目の前で使ってもいいんだけど、マリアさんが絶対注意するだろうし、最悪目潰しされる可能性もあるし……俺に被害がありそうだ!

 

 

「んじゃこのクローン培養基に了子さんの髪の毛を「ちょっと待ちなさい……なんで弘君が私の髪の毛を持ってるのかしら?」藤尭さんに大人の抱き枕を作ってほしいって言われた時にゴミを払うふりして着いてた髪の毛なんです……あの後いつ作ってくれと言われてもいいように持ってました」

 

「………弘君と藤尭君は後で話があるから、いいわよね」

 

「だが断る! 俺は拒否できる男、だからそんな怖い事は断る‼ それでこの髪の毛をクローン培養基に入れると………ほら裸の了子「眼球潰し!」め、目がー‼」

 

 

 このクローン培養基の問題………それはそのクローンが裸で出てくること。それゆえにナイスバディな了子さんもパーフェクトゼンラーで出てくる、俺は見る、眼球を潰される………バロス! 久々に良いのを貰った、マリアさんのアイアンクロー以来だ………結構かなり痛い、痛いけど我慢だ! まだやることがある!

 

 

「………よし見えてきた。あとは了子さんを調ちゃんの体から出すために………たましいいぶりだし機を使って調ちゃんから了子さんを摘出するだけです」

 

「私は癌か何かかしら? その体になったら覚えておいてね弘君(はーと)」

 

「………じゃあこの煙を吸ってください。そして了子さんは調ちゃんを調ちゃんの体に入れた後、了子さんの体に入ったらOKです、殴らないでください」

 

 

 

 護摩檀みたいな物から出た煙を吸った調ちゃんの体の了子さんはガクッと崩れた………あっやっちまった! 座ってもらうのをいい忘れてた、何とか支えるのを間に合ったから良かったけど……あと気付いたら了子さんが仁王立ちでこっちを見てる、パーフェクトゼンラーで

 

 

「何を見てるのかな弘君ったら~私も恥ずかしいわよ~乙女だからね」

 

「アイアンクローで持ち上げるのは乙女とこの国では言わない………マウンテンゴリラといいいい! 痛い、ごめん…ごめんて! でもな、せやかて了子さん…これはゴリラの握力やで」

 

「ゴリラの握力じゃないわよ~乙女の握力よ、たったの500kgよ。そんなことより早く服を着せてほしいんだけど………これだと昔戦った全裸を思い出すのよ」

 

 

 どんな奴と戦ったんですか………というか露出狂一歩手前の格好だった了子さんが服着せてほしいってw いったい何のジョークです…ごめんなさい米神が痛いんでちょっと力を弱めてくださいお願いします

 

 

「きせかえカメラ使うんでジッとしてくださいよ………はいOKさよならー‼」

 

「ちょっと、え、これバニーガールじゃない! 弘君待ちなさい、これ戻しなさい‼」

 

 

 後ろから何か聞こえるが気にしない………立ち止まったら殺られるのだ、殺られると分かって誰が止まるか! 止まれば逝くぞ、戻れば死ぬぞ………これを胸に俺は逃げる

 

 

 

 

 その後よりにもよって弦のおっさんに見つかった了子さんは真っ赤になったらしい………やっぱり真っピンクのバニーガール姿は恥ずかしかったのか。その姿のまま皆の前に立って状況説明したせいで俺は追われた………俺は逃げた、お好み焼き屋に、風鳴本家に、蕎麦のじいさんの家に。その間に藤尭さんは張り付けになったらしい………その間に俺がやったことは秘密裏に了子さんの新しい戸籍を国に作ってもらった。俺はそれを対価に逃げ延びれた、良かった!

 

 

 調ちゃんは今まで通りに暮らせて、了子さんはエルフナインちゃんと一緒に研究やら何やらしている………一人除いて一件落着! はっはっはー本当に(戸籍作れて)良かった、良かった

 

 

 

「あの弘のバカ野郎……どこ行きやがった…バラバラにしてやる」

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

親睦のためのホンワカキャップ

今回はリクエストにあった話を作者なりに書いてみました………どうでしょうか?


 フロンティア事変………確か藤尭さんがあの怪獣の事をラギュ・オ・ラギュラとか言ってたからそうなんだろう奴F.I.S.所属のマリアさん達と響ちゃん達の協力で倒す事ができた。ついでにソロモンの杖を使ってノイズ達のいる空間でラギュ・オ・ラギュラを爆破させたから、これからノイズによる被害はないはず………ノイズを作れる存在がいない限りだけど

 

 

 まぁフロンティア事変が終わって、とりあえずマリアさん達を二課で身柄を預かってる間に俺が………ちょっと本気を出し今回の事変で起こったアメリカの悪行及び大統領が隠している事を大統領に直接話して…マリアさん達を二課所属にして干渉しないようにしてもらった。たかがホワイトハウスにいた大統領以外の人間に眠ってもらって、全ての軍事施設を掌握しただけなのにあんなに化物を見るような目で見るなんて………まったく偉大な初期の9人の大統領を見習ってほしいな。あの人達は目の前でひみつ道具を使った時、何も聞かずにお礼を言ってくれたり、ほぉ未来ではそんな道具が…とかやったOTONAだったのに

 

 

 

 いやそんな事じゃなくて………今身柄を預かっていて外には出られないマリアさん達の為に響ちゃん達3人と奏、未来ちゃんとセレナでドーナッツを持っていったんだけど……翼ちゃんが無自覚でやってくれた。翼ちゃん的には雰囲気が丸くなったというつもりで言っただろうけど、マリアさん達には体が丸くなったという感じに受け取った………翼ちゃんは理解してなかったけど

 

 

 そして食べることになったけど、飲み物無しじゃあれかなと思って瓶の林檎ジュースを持ってきた………勿論意味もなく買ったわけじゃない! ちゃんと意味はある‼

 

 

「飲む前にこのホンワカキャップを付けたいんだけど……」

 

「えぇ弘さん、別に付けなくても飲めますよ~」

 

「そうですよ藤本さん……それにそれは何なのですか?」

 

「これは瓶とかに付けて、その中にある飲み物を飲んだらお酒を飲んだよ「ちょっとそんな危ない物を調達に飲ませないで!」いやだから飲んだよ「まだ未成年なのよ分かってるの!」………奏、ちょっとマリアさんの口塞いでて、うんありがとう。えっと……お酒を飲んだような感じになるんだけど、安心してほしいのはお酒じゃないから未成年が飲んでも大丈夫だよ!」

 

「はぁ! お酒を飲んだようにってことは酔っ払うんじゃねぇか」

 

「おっセレナ注いでくれてありがとう………では乾杯!」

 

「いや人の話聞けよ! ったく飲むけどよ」

 

 

 

 ………………ふふふ、みんな飲んだな。飲んでないのは俺の雰囲気に気づいた奏とセレナだけか………これでみんながどう思っているか、本音が聞けるってわけよ! さぁ本音を話してみろ、ふはははははー

 

 

 

 失敗した、何が失敗したって酔い方は人それぞれだったの忘れてた。そのせいで本音話すんじゃなくてみんなそれぞれ面白い事になってる………これはこれで面白い!

 

 

「なによ…なんでわたしだけね~おもしろいひとあつかいなのよ~ヒックわたしはうたひめなのよ~なのになんでヒックどうがでおもしろいことにね…なんでなって、うわ~~ん!」

 

「なぁ~なぁひろし~ちょっとくらいほめてくれたって~いいじゃねぇか。なぁ~ほめてくれよ~」

 

「マリアさんは泣いてるし、クリスちゃんは甘えてくるし……はいはいゴロゴロ~」

 

「弘さんそれ猫の首撫でるみたいですよ……それにマリア姉さんったら……ちょっと行きますね」

 

 

 あっ本当だ! 気付かなかったけどクリスちゃんを猫を撫でるようにしてたわ……廃墟みたいな所にあんパン持って言ったときから猫っぽいと思ってたけど、知らず知らずのうちにこんな風にしてしまうとはクリスちゃん恐ろしい子! それであっちは……

 

 

「えへへ~しらべ~なんだかぽわわ~んとしてきたデス」

 

「そうだね~ふわふわしてきたねきりちゃん」

 

「おいかなで~! なんでふじもとさんのちかくで~つばさのそばにきて、きてよ~ねぇきてよ~‼」

 

「あはは~仕方ないな翼は。んじゃ呼ばれたし行ってくるわ」

 

「おっ頑張れよ奏~翼ちゃんめんどくさそうだからな」

 

 

 切ちゃんと調ちゃんは安心できる……きっとこれからも安心枠なんだろう、染まらないでほしい……染めさせる要員がうちにはウジャウジャいるけど! あと翼ちゃん……酔ったらそうなるのか、酔いからさめたときが楽しみだな~うへへ。そして最後にひび…?

 

 

「ねぇ~みく~いいでしょ~? ちょっとくらいさわってもなにもならないから~ちょっとだ~け、ちょっとだけだから~」

 

「ひ、ひびき~だめだよ~~みんないるから、だめだよ~そ、そんなところまでさわらないで~」

 

「いつも~みくやってきてるのに~~なんでわたしはだめなの~~ねぇ~いいでしょ~~ちょっとだけだから~」

 

「きゃっ…ひびきだめ、はずかしいよ~~」

 

 

 響ちゃんと未来ちゃんの立場が逆転してる! えっ酔うとこうなるのか、酔ってない時の未来ちゃんが見たら羨ましさが高まって憎しみの表情を浮かべそうだな……さて、飲むのを止めてから少し経ったからそろそろかな?

 

 

「あっあれ? えっセレナ、さっきの見て……ち、違うのよセレナ! あれは酔ってたからよ、だからそ、そんな目で見ないで!」

 

「………‼ あ、アタシ何やってるんだ! ち、ちがうアタシじゃねぇ、アタシじゃねぇんだ! だからそんな優しい目でアタシをみ、見るなー‼」

 

「およよ~何だか普通に戻ったデスよ?」

 

「うん…酔いが覚めたみたいだねきりちゃん」

 

「はっ! か、奏……さっきのは酔っていたからであって、さ、防人である私があんな事言うわけが……奏そんな優しい目で見ないで! うぅ~やっぱり奏は意地悪だ」

 

 

 おうおう戻ったな…酔ってないこれでちょっとは話安くなっただろう。あとは響ちゃんと未来ちゃんだけど………

 

 

「ね、ねぇ未来。さっきのは酔ってたんだよ? だからそんなに本気に受け止めないでほしいなぁ…なんて」

 

「……酔っても響なんだよ。その響から求められたんだからOKって事で良いんだよね! ねぇ響、ちょっとだけ触っていいよ……その代わり私はひ、響を堪能あっ鼻血出てきた」

 

 

 日光東照宮にある三猿を知ってるだろうか? 見ざる、聞かざる、言わざるで有名なアレを。それに当てはめると今回はこうなる

 

(MIKUSANが襲っているのを)見ざる

(響ちゃんの助けを呼ぶ声を)聞かざる

(被害がこっちにくるような事を)言わざる

 

 つまり俺達がすべき行動はただ一つ

 

 

「み、みんな助けってえぇー‼ なんでみんな走ってにげるんですか」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさい! 私達逃げれないのよ」

 

「そ、そうデス! 私達にはこういうのは早いデスよ」

 

「そ、そう……せ、せめて誰か助けを呼んでほしい」

 

 

 すまない……俺達がMIKUSANの前では無力なせいで! でも安心してほしい、ちゃんと対MIKUSANの人材をすぐ呼んでくるから……それまで持ちこたえてほしい‼

 

 

 

 その後友里さんを呼んでMIKUSANを何とかしてもらった……あの状態のMIKUSANは友里さんには弱いから、すぐ何時もの未来ちゃんに戻ってくれる。同じ女性で通じるナニかがあるんだろうか? まぁ怖くて聞けないけどな! あっあと響ちゃんに頼むからホンワカキャップを私と未来に使わないでと言われた……あれはそう思っても仕方ないから使わない事にした

 

 

「…………次使うとしたら奏とセレナだな」

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~プレラーティの~

「えっ…………あと誰がいたっけ?」

 

「アタシに聞くんじゃねぇよ……今まで三人一組で出てきたんだから、次もそうじゃねぇのか?」

 

 

 うん……クリスちゃん、そうなんだけどね~もう思い付かないんだよね! 最初は二課組、次はF.I.S.組、最後はその場にいた余っていた人組だからこれで終わりと思ったんだよ……三人一組で共通点がある人達って誰がいたっけ?

 

 

「あっ! 板場さん達は三人一組ですよ」

 

「響ちゃん、あんまり接点がない娘達だから違うと思うぞ」

 

「藤本さん……ならば了子さんはどうですか 」

 

「三人一組にならないから違うな……あと一応あの人まだ初恋引きずってるからね翼ちゃん」

 

「もしかしたら………ちょっと失礼しますね」

 

「えっエルフナインちゃん何処行くの!」

 

 

 何か思い付いたエルフナインちゃんが走ってどっか行ったけど……せめて何を思い付いたのか話してほしかった。マリアさん達を見てほしい、何も意見を出してないままだったから固まったじゃないか…切ちゃんは何も考えてなかったから何時も通りだけど

 

 少し経ってエルフナインちゃんが帰ってきたけど一人じゃなかった……弦のおっさんと緒川さん、そして

 

 

「元男三人ぐ、グロンギ‼」

 

「私は最初から女性……元男なのはプレラーティとカリオストロよ」

 

「ちょっとサンジェルマン~アーシも元からオンナって言ってよ~」

 

「カリオストロは声が男だから無理だとしても、私はオンナと言っても無理がないワケだ」

 

「俺達は一応見張りの役割となっている」

 

 

 サンジェルマンさんに殴られた……冗談なのが分かってないなぁ~そこは少しくらいノってくれてもいいのに。まぁノったらノったで反応が困るけどね

 

 

「んでエルフナインちゃん……もしかしてサンジェルマンさん達がそうだと思ってるの?」

 

「はい。今までの傾向から考えられるのはサンジェルマンさん達がそうだと僕は判断しました……あっ来てもらうにあたって状況は話したので安心してください」

 

「まぁ三人組だし、共通点あるからそうか……元男いるけど」

 

「流石はエルフナインさん……その通りというコトだ」

 

 

 どうも当りだったようでもしもボックスから人が出てきた……高校生くらいの見た目、眼鏡をかけていて手にオオサンショウウオらしきヌイグルミを掴んでいた。これはあれだ、一人しかいないな

 

 

「プレラーティとの娘か…………そっちの俺は元男に手を出したのか」

 

「おや? 父は元男だとしても好きだと叫んだらしいが……世界が違うとこうなっているというコトだ」

 

「平行世界の娘ながら趣味の悪いヌイグルミを持つなんて……躾がなっていないワケだ」

 

「ほぉ……こんなチンチクリンな母なのによくそんな「はいはいここで終わりなさい……そんな話をしにきたんじゃないでしょ?」マリアさんその通りだというコトだ」

 

 

 ワケだ、コトだ、ワケだ、コトだ…………語尾つければキャラが際立つわけじゃないんだよ! 周りを見てみろ、そんなのなくても変なのばっかりじゃないか……今更語尾つけても今一ピンとこないんだよ。なんですなとか言われてもへぇ~としか作者は思わないんだよ、シンフォギア見てからちょっと思考回路がショートしたんだよ‼

 

 

「じゃあ仕切り直して……そっちってどんな感じ?」

 

「母は錬金術、父は家事全般で休みの日は母を引っ張り出して家族皆で出掛ける偉大な父というコトだ。参観日も母を引っ張り出して来てくれて、運動会も母を引っ張り出して来てくれて……そういう立派な人だというコトだ」

 

「おいプレラーティ……こっちみろ」

 

「平行世界の私だから私と違うワケだ……続きを話せ」

 

「……ヒビキ教がキリスト教やイスラム教、仏教などの宗教を取り込んで世界一の宗教になっているというコトだ」

 

 

 ん?ヒビキ教……なんだその頭のおかしい宗教は。絶対法王はアレだろ? アレしかいないよな~うんアレだよアレ、キリスト教とか取り込むってスゴくないか……ヤバイよな

 

 

「わ、私の宗教! えっなんで、なんでそんな事になってるの」

 

「なんでとは……法王である小日向未来さんが言葉と暴力でキリスト教などを取り込んだ結果というコトだ。何度か未来さんに向かって発砲した人達がいたが……正しいから死なないという超理論で無傷だった未来さんに恐れをなして逃げ去った……タダそれだけというコトだ」

 

「おいおいどんだけハチャメチャやってるんだよ!」

 

「……流石は未来ちゃん、としか言えないな」

 

 

 

 たぶん響ちゃんの思想が世界中に広がれば争いのない世界に、響ちゃんの理想の世界になると思ってやったんだろうな~すごいな~未来ちゃん。やりかねないな未来ちゃんなら……

 

 

「おっとそろそろ時間か……それでは父帰るという「ちょっと待った」……?」

 

「……ちゃんとそっちの俺とプレラーティと話しな、たぶん話せば分かると思うよ。どうすればいいのか分からないだけだと思うし~だって元男から母になったんだから」

 

「いったい何を言っている「なるほど……それは考えてなかったコトだ。父ありがとう、じゃあ」お、おい!」

 

 

 

 多分向こうでしっかりと俺がやってくれるだろう! あとは任せたぞ俺、きっと俺ならできるはず……家族の絆を取り戻すんだ!

 

 

「弘……あたしは大丈夫だと思うぞ? プレラーティと話してる時も、母のこと話してる時も口ではあぁ言ってたけど目が大好きだよ~って伝えてたからな」

 

「そうね、まったく弘はまだまだ女心が分かってないわね」

 

「……そういうマリアさんは男心分かってないから付き合いづらそうな女性ランスミマセンちょーしこいてたの分かりましたからアイアンクローは止めてください!」

 

「なんで……なんで奏は付き合いたい女性ランキングに入ってるのに私は違うのよ! ねぇなんでよ、教えなさい弘ー‼」

 

「ま、マリア姉さんそれ以上はやめて! 指が米神にめり込んでるから、潰れた林檎みたいな弘さんを見たくないからやめて!」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~カリオストロの~

少し遅れました……これも12月が悪いんだ!   

そういえば皆さんはAXZのしないシンフォギアを見ましたか?


「プレラーティが終わったからサンジェルマンさん……じゃなくてカリオストロだな」

 

「……前から思ってたんだけど~なんでサンジェルマンはさん付けなのにアーシ達は呼び捨てなのよ~」

 

「青少年の感覚をおかしくしようと羽生さんが頑張った結果のカリオストロと唯一の眼鏡キャラなのにいまいちピンとこなかったプレラーティをさん付けすると思ったか!」

 

「弘、アニメスタッフの事は出さなくていいじゃない! 正直私が思ったのはサンジェルマンが私とキャラ被ってたくらいなのに」

 

「…………私達の事をどう思っていたか、よ~く分かったワケだ」

 

 

 プレラーティとの平行世界の娘が帰り、おそらく次はカリオストロなんだろうけど……カリオストロかぁ~確かにパヴァリア組では一番ファッション雑誌と女性誌を読んでいるような奴だけど、カリオストロかぁ~

 

 

「おっ出てき、た……?」

 

「やっぽ~パラレルワールドのパパ、遊びにきったよ~‼」

 

「おぉー娘が来たデ「騙されるな‼ それは息子だ」デデース! どう見たって女の子デスよ」

 

 

 確かに見た目は良い、カリオストロに似てギャル系……だが俺には分かる、これは娘じゃない息子だ! 見た目じゃない中から出てくるオーラが男そのものだからおそらく男だ!

 

 

「さっすがパパ~僕様が息子ってよく分かったね~」

 

「まぁアーシも分かってたけどね~「元男だから分かったワケだ」ちょっとプレラーティ? 何度も言うけど今のアーシはオ・ン・ナよ」

 

「黙れ巨乳マスラオ、お前がこうだから息子もこっち系になってしまったんだ……見た目ギャル巨乳だけが取り柄のくせに」

 

「ちょ、ちょっと血涙流しながら言わなくてもいいじゃないの~ねぇ?」

 

「そうよね~ママ? 僕様はほら~可愛いでしょ? だからこっちの方向で売っていってるだけなの」

 

「…………ちょっと待ってちょうだい、売っていってるってどういうことなの」

 

「僕様~男の娘アイドルやってて~チョー売れっ子なんですよ。もぉ毎日大変で~だけどファンの為に笑顔、笑顔!」

 

 

 良かった……アイドルで。逆にアイドルじゃなかったら平行世界の俺とカリオストロを怒るぞ、うん怒る…というか俺より先に反応したマリアさん、まじオカンだよ! 流石すでに娘のような存在がいるから反応が速いな

 

 

「それでそっちの世界はどんな感じ?」

 

「そうだね~パパはよくママの巨乳にもたれ掛かっていて~あっ! あと僕様、パパの知り合いが凄い人ばっかりで良くしてもらってるくらいかな~」

 

「ちょっと弘~そんな目でアーシ見てたなんて、きゃっはずかしぃ」

 

「ハハッワロスワロス……それで誰に良くしてもらってるの?」

 

「僕様~ここにいる皆に良くしてもらってて~本当パパ凄いよねぇ~あっそろそろ僕様仕事だから戻るね~」

 

「…………その年齢でアイドルなんて大変そう」

 

「? こっちの調さんと切歌さんはアイドルじゃないんだ~じゃっ戻るね~またねパパ、ママ~」

 

「おう仕事頑張れよ~あと男に走るなよ」

 

 

 そっか~平行世界の調ちゃんと切ちゃんはアイドルなのか…悪くないな! というか普通に可愛いし、キャラもハッキリしてるからすぐにでも売り出せる。しかも歌も歌えて多分踊れるから天職じゃないか? というか平行世界の俺の息子がアイドルか…これの息子がアイドル…

 

 

「ちょっと弘~なんて目で見るのよ~。あっアーシの胸揉みたいの~?」

 

「……それ以上話したら揉みしだくぞ、未来ちゃんが」

 

「ちょ、ちょっと怖いこと言わないの! アーシ、あの子苦手なのよ」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もしもボックス~サンジェルマンの~

これでもしもボックスの話は終わりです!

次回からはリクエストの方を沢山頂きましたのでそちらの方を書いていこうと思います……もしくは頭に浮かんでしまったいくつかの短篇をまとめた物を書こうかと思います


「これで最後……多分きっと最後だ。最後はサンジェルマンさんだから大丈夫、仮雄太郎とは違うから大丈夫!」

 

「ちょっとアーシの事を仮雄太郎って呼ばなかった! アーシはピチピチの巨乳のオ・ン・ナよ」

 

「ピチピチって古くさ「あ゛?」デデース! マリア怖いデスよー」

 

「ちょっと切歌を怖がらせないでちょうだい!」

 

 

 マリアさんがオカン化してる、完全に調ちゃんと切歌ちゃんのオカンになってる! ここまでオカンになってるのなら……三者面談とか授業参観にこっそり行ってそうだ。じゃなくて! 最後はサンジェルマンさんだ、これで最後のはず……カリオストロと違って変な子にはなっていないはず

 

 

「……こんにちは、平行世界のお母さん、お父さん。娘です」

 

「……見れば分かるわ、貴女は平行世界の私の娘ね」

 

「あぁ見るからにそうだな。このマトモな感じ……サンジェルマンさんとの娘だ、安心できる」

 

「あの~その言い方だと私たちの時は安心出来なかった事になるんですけど」

 

「そうです、私達の時も安心出来たはずですよ」

 

「黙れSAKIMORI、子供への心配を一番大きくさせた要因の奴が何を言う」

 

「……平行世界といってもお父さんはお父さんだね」

 

「その言い方だとあんまり変わりはないようだけど……どんな感じそっちの俺とかって?」

 

「お父さんとお母さんは周りの人達を説得して回ってようやく結婚出来たって話してて、それがあってか何時も一緒で仲が良くて」

 

「仲が良いのはいいじゃねぇか」

 

「買い物も一緒」

 

「私もきりちゃんと一緒に買い物してる」

 

「ベッドも一緒」

 

「あぁー私も未来と一緒に入ってるよ」

 

「お風呂も一緒」

 

「あらふつ……今なんて言ったかしら? お風呂って聞こえたけれど」

 

「……お風呂も一緒」 

 

「何故私を見る! これは平行世界での話であって私ではない」

 

「そうだ! これはうらや……平行世界の話だ、この世界に関係ない‼」

 

「とか言っちゃってるけどサンジェルマン~ちょっと赤くなってる~」

 

「サンジェルマン…少し想像したワケだ」

 

 

 おいバカ、そんなにおちょくるな! サンジェルマンさんの顔を見ろ……違う意味で赤くなってるぞ、これはあれだ…恥ずかしさと怒りでヤバイぞ‼

 

 

「カリオストロ、プレラーティ……付けなおしても良いのかしら?」

 

「「サーセンした‼」」

 

「デ、デデ、デデデデデデース‼」

 

「き、切歌落ち着きなさい! ちょっと多感な年頃の切歌に聞こえるように言わないでちょうだい‼」

 

「ご、ごめんなさい……」

 

「後お母さんは良く私に……初恋は実らないって言うけどそうでもないのよって言ってるけど、こっ「静かに元の世界に戻りなさい」……それじゃあまたねお母さん、お父さん」

 

 

 あっサンジェルマンさんが平行世界の娘を脅した。よく聞こえたけど忘れよう、周りの皆も視線外して忘れようとしてるし……

 

 

「ちょっとサンジェルマン~やっぱりそうなんじゃな~い」

 

「さっきのはやっぱり照れ隠しだったワケだ」

 

「…………尾てい骨らへんに付けなおすわよ」

 

「「ほんっとサーセンした‼」」

 

 

 男から女になって頭のネジ外れかけたんじゃねぇかコイツら? 同じ過ちを短時間で繰り返すって…ともあれ……もうもしもボックスは出てないからこれで終わりのようだし

 

 

「よしもう終わりのようだし……訓練する子は訓練、特にやることがない子は部屋から出て、サンジェルマンさん達は部屋に戻って…解散‼」

 

「あれ弘さん、何処に行くんですか?」

 

「何処ってトイレだよ、トイレ…じゃ訓練頑張ってね響ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……よし開けるぞ、平行世界の俺からの手紙」

 

 

 平行世界の響ちゃんとの息子から手渡された平行世界の俺からの手紙。きっとここには俺の疑問を解消する何かが書かれているはず……

 

 

 そう、そこそこ関係ある未来ちゃんとの子供が来なかった事について

 

 

 

「なになに……

 

 

平行世界の俺へ

色々省く……未来ちゃんにもしもボックス、ソノウソホント、魔法辞典…というか現実を書き換えたり、事象をねじ曲げるひみつ道具を貸すな。貸したら響ちゃんを男にして未来ちゃんが響ちゃんとの子供を産む……俺の世界でも、違う平行世界でも、そのまた違う平行世界でもそれが起きてる。これ以上何も起こさないようにしてくれ

 

 

大丈夫だ平行世界の俺、そういう事がないひみつ道具しか貸してない……というかそれでか未来ちゃんとの子供が来なかったのは」

 

 

 平行世界の未来ちゃん、いやMIKUSANヤベェ! 結婚できないなら響を男にすればいいじゃないって何処のアントワネットだよ、発想がきっと神でも理解できねえわ…………どっかで聞いてたりしないよな?



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

調ロボにミニドラ

リクエストにあった物を作者なりに書いてみましたが……だいぶと違うようになってしまいましたが許してくだせぇ


後遅れたので……短編もつけてみました!


「調ロボが一人でかわいそう?」

 

「そうデス…私たちがいない時はひとりぼっちなのでかわいそうなのデス!」

 

「…………切ちゃん達なら悪用はしないか? でも何かあったらあれだし、いや試してもいいか……」

 

「どうしたデスか? 何か呟いてるのデスが」

 

 

 休憩室で切ちゃんに話しかけられたから何かと思ったら、前に直った調ロボがひとりぼっちでかわいそうだから何とかできないか? という頼みだった……簡単な解決方法はあるがやっていいのか? 万が一アレがバレたらMIKUSANが何をするか分からないけど…でも後輩から奪うような事は流石にしないはずだからやってみるか

 

 

「どこでもドア出したから調ロボ連れてきてくれる?」

 

「分かったデス! 調ロボこっちにくるデ~ス、いい子いい子なのデスよ……連れてきたデス!」

 

「よしそれじゃあ……このミニドラを貸してあげよう!」

 

「ドラ~」

 

「シラ~」

 

「おおー! 調ロボと早速遊んでるデスよ」

 

「思ったよりいい感じで良かった~けど……」

 

 

 良かったのは間違いないけど……ミニドラと調ロボの質感が違うからぶつかったときミニドラが痛そうだったのが気になる。気のせいかも知れないけど調ロボも気にしているような感じもした……ミニドラを渡して終わり、というのはOTONA見習いがやっていいのか? やってはいけない!

 

 

「切ちゃん、調ロボ借りても良いかな?」

 

「別に構わないデスが……一日デスか?」

 

「ちょっとね……そのかわりにミニドラを貸すから、ね!」

 

 

 

 というわけで調ロボを借りて了子さんの研究室に入った。自分で改造してもいいけどたまには働いてもらってもいいはず! どうせ研究室で横になってせんべい食べて緑茶飲んでるだけなんイテテテテ!

 

 

「弘君? 女性の部屋に穴開けて入ってきたあげく、失礼な事思ったのはどういう事かしら?」

 

「穴開けてませんー通り抜けフープを使っただけです~失礼な事じゃないです事実でイテテテテ!」

 

「このアイアンクローで頭蓋骨砕いてもいいのよ……はぁそれで? いったいなんのようなのかしら」

 

「いや~ちょっとお願いが……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんデスか? 見てほしいものがあるって聞いたのデスが」

 

「それはね~おいで調ロボ!」

 

「シララ~」

 

「デ、デース! 綺麗になってるデスよー」

 

 

 昨日了子さんに頼んで皮膚に触感に近いゴムで皮膚を、服はぶつかっても痛くないようにゴムでコーティング……その他もろもろのお陰で調ロボはパッと見たらロボには見えなくなった! 異端技術ってスゲーって思った、了子さんも月を砕いただけはあるって思った

 

 

「シララ~」  

 

「ドララ~」

 

「およよ? 何かミニドラがポケットから……タケコプターを出したデス!」

 

「そ、そんな事したらみ「ひみつ道具!」に、逃げろミニドラ‼」

 

 

 ヤバイこのままでは響ちゃんが終わる! ミニドラも終わる! というか何処から出てきたんだMIKUSAN、目が怖いぞMIKUSAN、誰か止めてくれMIKUSAN!

 

 

「……未来ちゃん何してるのかしら? こんなに可愛い子を怖がらせたらダメじゃない……ほら私の目を見て、私は可愛い物が好きなの、好きな物に害が及ぶような事になると嫌な気持ちになるのよ分かる? 友里さんごめんなさい……そういう事を言ってほしいんじゃないの、この子可愛いでしょ? 可愛いは正義なの、可愛いは絶対、可愛いは響ちゃんよりパワーがあ……そうよねあるわよね、一緒に可愛い万歳って言って……よく言えました! はぁ可愛いわね~私もこんなに可愛いかったら結婚してたのかしら? マリアさんは結婚できないって嘆いてたけどそれは環境でそうなったのよ、私はそんなのないのに結婚できな……未来ちゃん怖がらないでいいの、未来ちゃんに怒ってるわけじゃないんだから…………」

 

 

「…………わ、わたしはなにもみてないデスよ~」

 

「そうだね~なにもみてないね~ほらミニドラしらべロボがたのしそうにとんでるよ~」

 

「シララ~!」

 

「ドララ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから短編です!

 

~アンパンと牛乳~

 

「へっアタシになんのようだよ?」

 

「腹減っただろ? ほらアンパンと牛乳だ」

ちょい食べ、ちょい飲み

 

「こんなんでアタシが心を許すと……ちょっと待て、お前何食べてるんだよ‼」

 

「何って……アンパンと牛乳だよ」

高級なアンパン、高級な牛乳

 

「ふざけんな! 普通そっちがアタシだろ、そっちよこせよ‼」

 

「おい飛びかかってく、イテェ‼」

 

「弘君大丈……」

 

「「……あ」」

仰向けに倒れる弘、その上に覆い被さるクリス

 

「…………取り込み中だったとは、その、すまないな」

帰っていく弦十郎

 

「ちょっ! ちげぇよ、アタシはそういうつもりじゃ……おいお前も何とか言えよ‼」

 

「…………優しくしてくれよ」

 

「ば、バカ! それはアタシが言いたい言葉なんだよ、それを言うんじゃねぇ‼」

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

風鳴翼は家事が出来ない

「えっ……翼ちゃんって家事できないんですか?」

 

「残念ながら翼さんは全くと言っていいほど家事が出来ません。そのため僕が代わりにしてるのですが……もうそろそろ初歩的でいいので家事が出来ないと駄目だと思ったので、何か手助けしてくれるようなひみつ道具はありませんか?」

 

 

 二課に所属して少し経って、ツヴァイウィングの一人でありシンフォギア装者風鳴翼……翼ちゃんと呼んでいる子のマネージャー緒川さんが教えてくれた驚きの事実、翼ちゃんは家事が全く出来ない‼ 確かに日本の昔ながらの3歩下がって歩く……みたいな感じじゃなくて一歩でも先に行って斬るようだったけれどね、そこまでとは思わなかった

 

 

「……1つづつ言ってみますね、まずはケッシンコンクリート。これは粉薬状のひみつ道具で、物事を決心しながら飲むとコンクリートが固まるようにその決心がガッチリと固まって必ずその決心を貫き通すことができます」

 

「それを翼さんが飲んだら……家事をするという決心が固まるんですね!」

 

「しかし物事をやり抜くまで、何があっても……やる必要がなくなっても決心を取り消すことができません。つまり翼ちゃんが初歩的な家事をやり抜くまで止まりません、部屋がボロボロになろうと止まりません」

 

「それじゃあ一生止まらないじゃないですか!」

 

「……次は家庭科エプロンです。これを付けて家事をするとお母さん顔負けの家事を体を勝手に動かしてやってくれるひみつ道具です」

 

「……………………デメリットは無いんですか?」

 

「いやありません。壊れる可能性があるくらいで……」

 

「いいじゃないですか! 早速翼さんに使ってもらうので貸してくれませんか」

 

「いいですよ……翼ちゃんの未来のためにも」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日緒川さんがいたから話しかけようとしたら……目を剃らされた。何でかなぁと思って見えたのは手に持った袋……えっ? まさかとは思うけど違うよな、そんな簡単にならないよなアレって、いや聞かないと分からないぞ~あれはお礼の品かもしれないしな!

 

 

 

「……すみません、昨日翼さんに付けて貰ったのですが……こうなってしまって」

 

「いいえ俺が貸したのは家庭科エプロンです。こんなや、焼け焦げた物体じゃありません」

 

「翼さんが付けて家事をしようとした途端、爆発しました。家庭科エプロンは真っ黒に、翼さんはアフロになりました……思わず写真を取ってしまいました」

 

「家庭科エプロンはどうにかなるのでいいんですが……翼ちゃんのアフロってブッ! こ、これはw駄目だww面白いことになってブハハハハッ‼」

 

 

 緒川さんの携帯の画面には真っ黒になった家庭科エプロンを付け、煤だらけでキョトンとしたアフロ翼ちゃんの姿が写っている。これは欲しい……いつか翼ちゃんを弄るときように欲しい!

 

 

「これは家庭科エプロンを壊してしまったかわりに後で送ります。えっこれをどうする予定ですかって…………それはいつか翼さんの面白い写真が必要になったときに出すためにしっかりと保存しますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この写真が後に……クイズ番組に出た翼さんの罰ゲーム終わりに出て爆笑の渦を巻き起こし、バラエティ番組の女王の地位を確定させたことは言うまでも無い

 

 

「くっ! 最後の最後にセリフを持ってこさせるなど……何のつもりの当て擦りだ‼」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

マリアさん達をアニメで歓迎しよう!

ちょっと色々ありましたが……何とかリクエストの話を書けました!

しかし話を少し変えたことは……本当に済まないと思っている‼‼


「……あれは出来た?」

 

「勿論、アニメーカーとこま撮りカメラ映写機を使って出来ましたよ……アニメ」

 

 

 今日はマリアさん達の歓迎会。事前にマリアさんのネットに上がっていたMAD動画を流すだけの予定だったけど、藤尭さんに頼まれてアニメを作った。最初は魔法少女モノでいこうと言われたが、そもそも装者達の存在を隠す為に怪傑うたずきんという魔法少女モノが作られているのにそれはどうか? となったから藤尭さんと一緒に悩んだ結果……

 

 

 戦隊モノのアニメを作る事になった

 

 

 主人公は響ちゃん達5人で敵は了子さんというかフィーネとマリアさん……内容は藤尭さんが責任をとるから任せた! と言われたから頑張った、いくらアニメーカーとこま撮りカメラ映写機といえどシナリオが無いとどうにもならないから俺頑張った! 責任は藤尭さんがとってくれるから俺頑張った!

 

 

「えぇそれではマリアさんのMAD動画が終わったので、次は責任者藤尭さん…シナリオ藤本…その他ひみつ道具で作ったアニメを楽しんでください。それではどうぞ!」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少女戦隊マスター5

第一話【登場、少女戦隊マスター5!】

 

 

 平穏な街中、そこに突如として現れた金色の鎧を着た痴女(フィーネ)! 圧倒的なオーラに人々は逃げ惑った

 

『あの御方との新婚生活のための練習台となるがいい!』

 

『い、いやだぁー!』

 

『待てーぃ!』

 

『だ、誰だ‼』

 

 

 その中の一人の男(弘)がフィーネに捕まってしまい、もうここまでか…と弘が思った瞬間、どこからか声が聞こえ5人の少女が現れた!

 

『銃の腕前世界一…マスターレッド!』

 

『剣の腕前世界一…マスターブルー!』

 

『格闘戦なら世界一…マスターイエロー!』

 

『大鎌の腕前世界一…マスターグリーンデス!』

 

『丸鋸の腕前世界一…マスターピンク!』

 

『『『『『5人揃ってマスター5‼』』』』』

 

『さぁ早く逃げて!』

 

『…………いやおかしい、お前達おかしい』

 

 

 弘が逃げたのにも目もくれずフィーネはマスター5に言った。マスター5はそれぞれ、えっなにが? という感じなのをフィーネは見てイラッときた

 

 

『……まずは服揃えなさい、全員バラバラの服なのおかしい。カウボーイみたいなのに、和服、チャイナドレス、パーカー、ゴスロリ……普通戦隊って共通の服なの知らないの? あと銃の~とか言ってたけど武器は?』

 

『この吹き矢デース!』

 

『おかしいでしょ! 戦隊の武器が吹き矢って……それとレッドとブルーとイエローの組とグリーンとピンクの組、ちょっと離れてない?』

 

『いや…私達はグリーンとピンクは初対面なので』

 

『あっそうなの……それなら駄目ね。今日は帰るから次来るとき、ちゃんとしときなさいよ』

 

『えっ…あっはい分かりました』

 

 

 

 次回【登場、神装戦隊ギアレンジャー!】

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

第二話【登場、神装戦隊ギアレンジャー!】

 

平穏以下略

 

 

『赤鋼のギアレッド!』

 

『青鋼のギアブルー!』

 

『黄鋼のギアイエロー!』

 

『緑鋼のギアグリーンデス!』

 

『桃鋼のギアピンク!』

 

『『『『『5人揃ってギアレンジャー!』』』』』

 

『名前変わってるじゃない! けど……服は揃ってるし、武器もちゃんとしてるしいいじゃない』

 

『ありがとうございます! それじゃあ戦ってくれるんですよね』

 

『もちろんよ……『や、焼きそばパン買ってきました!』あらありがとう、それじゃあやってしまいなさい!』

 

『いやちょっと待てよ! それとアタシ達が戦うっていうのか』

 

『そうよ貴方達はこの未婚怪人マリアージュと戦うの』

 

『こんなの怪人じゃないデス! ただフルフェイスのヘルメットに全身タイツの変態デス!』

 

 

 ギアレンジャーの前に現れたフィーネに焼きそばパンを買っていた未婚怪人マリアージュ。それは怪人と呼ぶにはあまりにも低予算であった…低予算、安物、間に合わせ、そしてなにより大雑把な嘘であった

 

『いや何ナレーションでバラしてんだよ! ちょっとは金かけてやれよ』

 

『……服とかで、お金が減るのよ』

 

『知らねぇよ! アイツがちゃんとなるまでアタシ達はたたかわねぇからな、分かったか!』

 

 

 次回【来れないギアブルーと未婚怪人マリアージュ】

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「ひ~ろ~~し~~~‼」

 

「弘ク~ン? これなんなのかなぁ?」

 

「げっマリアさんとし、調ちゃんを乗っ取った了子さんが怒った! ふ、藤尭さん逃げ……ボコボコになってる~モザイクかかってる~」

 

 

 一旦アニメがマリアさんに止められ、睨むマリアさんと了子さん……そしていつのまにかボコボコになっている藤尭さん。これはヤバイ……次は俺の番だ! で、でも大丈夫だ、だって俺にはひみつ道具がある!

 

 

「い、いしころボナペティ‼‼」

 

「使わせると思ってるのか、し、ら!」

 

「そうよ。そ、ん、な、に、に、げ、な、く、ても、良いじゃない‼」

 

「ま、マリア君と了子君! 弘君が見たこともない顔になってるから止まってくれ‼」

 

 

 

 その後モザイクがかかった藤尭さんをタイムふろしきでモザイクがかかる前まで戻して、俺もタイムふろしきで戻してもらった……これからは気を付けてマリアさんを弄ることにしよう! 了子さんはさらに気を付けて弄る! 何かあったら藤尭さんガードで防いで……さらにマリアさんと了子さんを弄ってみせる!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雪音クリスマス その1

リクエストありがとうございました!ここまで書いてくださると思ってもいなかったので……正直驚きました(^o^;)

今回はひみつ道具は出ませんのでご了承ください、後少し早いですがクリスマスネタです


「クリスマスにはサンタさんが来るデスよ!」

 

「そうだねきりちゃん、そしてプレゼントが貰えるのが楽しみ!」

 

「おいおいサンタなんているわけねぇだろ」

 

 

 明日はクリスマス、アタシはF.I.S. に所属していた暁と月詠の様子を見に行ったんだが……この二人がアタシの後輩になるなんて何だか楽しみだ。あのバカはアタシより後輩なのにちゃん付けで呼んできやがるから、この二人にはきっちり先輩って呼ばせるようにしないとな‼ 

 

 

 ……そうじゃねぇっ! それは関係なくて今思っているのは、この二人が未だにサンタを信じてるなんて学校で知ったらどうなるか分からねぇ。ここは先輩としてアタシが教えてやらねぇとな!

 

 

 

「何を言うデスか! サンタさんはいるデスよ」

 

「そうです、サンタさんはプレゼントを持って枕元に置いてくれます!」

 

「いやだからな、そのサンタは「い゛る゛デズよ゛! ザン゛ダざんばい゛る゛デズ‼」いや泣くほどじゃ「大丈夫だよきりちゃん……サンタさんはいるから、ちょっとこっちに行こうね」いや、アタシが泣かしたみたいになってるじゃねぇか!」

 

 

 後輩達が泣いて帰っちまったが……あそこまで泣くこたぁねぇだろ? 怒るなら分かるけどよ、泣くなんておかしいじゃねぇかよ…………はぁ泣かすなんて先輩失格じゃねぇか

 

 

「あらどうしたの? 落ち込んでるようだけど」

 

「あっ……いや暁と月詠にサンタはいないって伝えたら泣かれちまってよ」

 

「なるほど……それを言ったのね」

 

 

 歩いてたらフィーネを名乗っていたマリアと会った……あっ! アタシじゃなくてマリアが言ったら流石にアイツらでも信じるんじゃねぇか?

 

 

「…………私も昔、よくサンタさんからプレゼントを貰ったわ。大人になったからサンタさんは私の所に来なくなったけどね」

 

「…………ん? えっいや…………そ、そりゃ大人になったら来ねぇよな、子供にプレゼントするんだから」

 

「そうよね……だから調達が羨ましいわ、まだサンタさんが来てくれるからね。あっそろそろ昼食の時間だから行くわね」

 

 

 

 去っていくマリアの背中を見ながらアタシは思った…………アンタも信じてんのかよ! 上がこれならアイツらもああなっても仕方ねぇじゃねぇか‼‼ はぁはぁ…落ち着けアタシ、何時かはアイツらも知るんだから別に今知らなくてもいいじゃねぇか…そうだ、そうだよな! 大丈夫だよな!

 

 

「どうしたのだ雪音? そんなところで色々な顔になっているが…」

 

「あっ先輩じゃねぇか! いや~マリア達が未だにサンタを信じててよ」

 

「そうなのか……サンタなどいるわけがないだろう?」

 

 

 嘘だろ! あの先輩がマトモな事言うなんて……いや普通はそうだよな、このくらいの年になりゃサンタがいない事くらい知ってて当然だよな!

 

「そうだよな、サンタはいねぇのは当然だよな!」

 

「そうだぞ雪音…………いるのは福置き三太だろうに」

 

「……………………へ?」

 

「マリア達もおかしい事を言うのだな……いるのは赤備えの鎧甲冑を着て、白色の風呂敷にプレゼントを包み、栗毛の馬に跨がって……馬の嘶きと共にやってきて子供の枕元にプレゼントを置き、馬の嘶きと共に去っていく……福置き三太がいるのにな」

 

「いやいやいや! そんなのもいねぇだろうに先輩」

 

「何を言うのだ雪音、私は福置き三太を見たのだぞ! 馬の嘶きが聞こえたからバレないように寝た振りをして、帰るために背中を向けた瞬間に私は見たのだ……赤備えの鎧甲冑を着て白色の風呂敷を手に掴んでいる福置き三太の姿を!」

 

 

 ……良かった~やっぱり先輩はマトモじゃなかった。つーか福置き三太って何だよ! そんなの聞いたことねぇからなアタシは! ……つっても先輩に伝えた所でとんちんかんな答えが返ってくるだけだしな、言うのはやめとくか

 

 

「……そっか~先輩はそうだよな~じゃあアタシは帰るからな」

 

「うむ……私はマリア達に福置き三太の事を伝えにいこう。学校でサンタの話をしたら暁達に友達が出来ないかもしれないからな」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雪音クリスマス その2

 先輩と別れて歩いていたら何時ものバカと出会った。コイツならサンタがいない事は知ってるし、福置き三太なんていうキテレツな存在を話す事もないだろうから安心して聞くことが出来るな!

 

 

「あれクリスちゃん、どうしたのそんな変な顔して?」

 

「誰が変な顔だバカ! いやさっきな暁達が未だにサンタを信じてて、先輩は福置き三太なんていう聞いたことのない存在を信じてたからよ」

 

「あぁ~調ちゃん達信じてたんだ。翼さんも何時も通りで何よりだけど……サンタかぁ信じてた頃が懐かしいねぇ」

 

「そうだよな、その反応が普通だよな! 良かった良かった……アタシもパパがサンタだってフィーネに教えてもらった時は驚いたからな~あのプレゼントがパパからだ、どうしたんだ? お前震えているっていうか震動してるじゃねぇか」

 

 

 さっきまで普通立ったのに何でいきなり震動しだしたんだ? 最初は普通でプレゼントの話……いやまさかな、そんなこたぁねぇよな

 

 

「おいまさかプレゼントに何かあったの……かじゃなくて何かあったなおい!」

 

「く、クリスちゃんし、知ってる? クリスマスプレゼントってあ、相手がして、指定するんだよ?」

 

「……そりゃ自分がサンタもといパパママに頼むからそうなるだろうよ?」

 

「わ、私が退院した年のく、クリスマスにねみ、み、mi、未来から未来がプレゼントされ、されてね……わ、私もプレゼントあげあげあげ、あげようとした、したらね……響が私のぷれ、プレゼントだか、だからいいよねってそれ、それで」

 

「分かった、分かったから落ち着けバカ! そして思い出すんじゃねぇ分かったか!」

 

 

 

 このバカが抱えていたことは思ってたより重かった……アタシが聞いちゃいけない所だったんだな。アタシでいうバルベルデ位の事、いや親友に性的に襲われたんだから場合によってはもっと酷いかもしれねぇな

 

 

 

 

 バカが虚ろな目をしながら帰っていったのを見てアタシも家に戻った……今日は変な事ばっかりあって疲れちまったから早く寝るに限る。それにしても明日はクリスマス、暁達がどうなるか分から…ねぇ……か

 

 

 

 

 

「ふぁ~よく寝……はっプレゼントが置いてやがる! 誰がこれ……アイツしかいねぇよなったく何を置いてい……」

 

 

 起きたらアタシの枕元にプレゼントが置いていた。こんな事をするのは弘しかいねぇ……ま、まあせっかくのプレゼントだから貰っておくけどなと思いながら開けたら……中に入っていたのは

 

 

「おっこれはアタシの欲しかった下着じゃねぇか! サイズもピッタリ……って何で下着がプレゼントなんだよ‼」

 

 

 

 

 

 

 

 この後、一発殴ってから聞いて見たところアタシの所にプレゼントは置きに行ってないし、行ったとしても下着をプレゼントするほど勇者じゃないと言われた……よく考えりゃそうなのにプレゼントが下着だったからつい頭の中で思考が跳ねまくりやがったから思い付かなかった。置きに行ったのは暁達で

 

 

「見てほしいデス! 私の欲しかった新しいバッテンのヘアアクセサリーと頼んでもないのに沢山の服がきたデスよ~サンタさんありがとデス‼」

 

「私の欲しかった三徳包丁……これでここから出たときにきりちゃんにおかずを作ってあげられる。あと私にも沢山の服がきてた……昔はこんなに無かったからうれしい」

 

「見て私にもサンタさんからプレゼントきてたのよ! 欲しかった香水と口紅……あと理想の彼女彼氏について書かれた本が…………私サンタさんにまで心配されてるのね」

 

 

 

 それぞれ喜んでたから良かったけど、何時かは教えてやらねぇとな! それにしても誰がアタシの枕元にプレゼント置いたんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふっ雪音も喜んだから良かった…………それにしても流石は緒川さん、あのくらいのセキュリティーなら難なく入ってくれた」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

シンフォギア昔話 その1

もしもシンフォギアのキャラが童話に出ていたら…という話です


鶴の恩返し

キャスト

少女:立花響

 鶴:小日向未来

 犬:風鳴翼

 猿:暁切歌

 雉:月読調

 

 

 

 昔々あるところに立花響という少女がおったそうな~

 

「よし今日は野菜にお肉が貰える日だから町に行かなきゃ!」

 

 

 響は町へ格闘技の大会へ出場し、優勝賞品を持って帰っている途中に罠にかかった鶴を見たそうな~

 

「響助けてー!」

 

「み、未来~ここでは未来は鶴役なんだから私の事知ってたら駄目だよ」

 

「え…………私が響の事知らない……そんなのいやいやいやいやいやいやいやいや「み、未来分かった! 分かったから、知ってる体で良いから! だから足を動かさずに寄ってこないでほしいなぁ~な、なんて」ありがと響」

 

 

 なんやかんやで知っている鶴だったので響は助けてあげたそうな~

 

 

「響~ありがとう~後で行くからね~!」

 

「未来~それは知ってるけど言ったら駄目なんだよ~」

 

 

 鶴を助けたその日の夜、家の外では吹雪が吹いているので囲炉裏で暖をとっていた響の耳にドンドン…ドンドン…ドドドドドドドと玄関の扉を猛烈に叩く音が聞こえてきたそうな~

 

 

「ひぃっ! あ、開けるから…開けるから待って!」

 

 

 急いで玄関の扉を開けた響の目の前にいたのは…どこか自分の闇を制御していそうな黒髪の少女が立っていたそうな~

 

 

「あのね響、外寒いから今日泊めてほしいなぁ」

 

「未来もうがっつり入ってるよね~囲炉裏で暖まってるし」

 

「えっ? 何時も二人一緒の部屋だし、お風呂も一緒だし、眠る時も一緒のベッドで寝てるんだよ?」

 

「ま、まぁそうだけど……ほらあれ、あのセリフ忘れてるよ未来」

 

「あっそうだね響! 泊めてくれたお礼に機織りで着物作るから寝室の場所教えてほしいな」

 

「ん? 機織り機の場所なら「寝室がいいなぁ」いや機織り「寝室いいなぁ」いや機織「寝室」……寝室はこっちだよ」

 

 

 寝室へ少女を案内した響の後ろからふすまが閉まる音が聞こえてきたそうな~

 

 

「未来、これ台本に無かったよ! ここは機織りするから絶対にあ……み、未来なんで服脱いでるの?「それはね、これから響へお礼するために邪魔だからだよ」……なんでこっちに来るの?「それはね、これから響へお礼するためだよ」………み、未来~何でそんなに息が荒いの?」

 

 

「そ、それはね……響へのお礼は私の体を使ってするからだよ‼」

 

「い、いやぁぁあぁぁああぁぁぁあ‼」

 

 

 

 次の日、少女は昨日助けた鶴である事が分かった響はその少女(鶴)と仲良く暮らしたそうな~めでたしめでたし

 

 

 

 

 

「おい雪音、今回は桃太郎と聞いたのだが……?」

 

「そうデス、だからこうして猿の格好したのデスよ?」

 

「そんな事誰に聞いたんだよ!」

 

「……未来さんが今日は桃太郎だよって教えてくれたから」

 

 

「…………よ、よ~し今日は先輩の大間のマグロ一本釣りの番組があるからそれを見ることにしような」

 

「デース……話を替えたデスよ」

 

「そうだねきりちゃん……後が怖くなったから話を替えたね」

 

「雪音、それで私はいつ出れば「出るわけねぇだろ先輩!」なっ‼ 何故出ないのだ、桃太郎には犬は出るに決まってるだろう」

 

「だ~か~ら~あーもう! 先輩の番組見ながら説明するから、それで納得してくれよ」

 

「雪音が何やら荒ぶっているが……後輩の話を聞くのも先輩の努めだな、よし雪音行くぞ!」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雪音クリスの誕生日

これが今年最後の投稿となります……遅いですが良いお年を‼


 今日はクリスちゃんの誕生日! 料理が出来る俺と奏の二課ペアと調ちゃんとセレナのF.I.S.ペアが協力してバースデーケーキを作った……がどんなのにしようか悩みまくった結果、知り合いの「ハッピーバースデイ‼」が口癖の欲望大好きおじさんはケーキ作りが得意だったのを思いだし手伝ってもらった

 

 

 バレないようにプレゼントをみんなに買ってもらったお陰でクリスちゃんも気づいていない。調ちゃんときりちゃんとセレナはプレゼントを買いにいけないからケーキをプレゼントの代わりにして、マリアさんはちゃんとした大人だから要望を聞いて買ってきた。そして……

 

 

「誕生日おめでとうデース!」

 

「私達はプレゼント買えない代わりにケーキを作りました」

 

「私達からの気持ちです」

 

「お、お前ら……!」

 

 

 おっ喜んでる喜んでる! こういうのクリスちゃん好きだからな~……ここまでは成功、問題はプレゼントだな。みんな変な物を買っていないかが心配だけど

 

 

「これ私達からのプレゼントだよ!」

 

「買いに行ってもらったのだけれど、大事にするのよ」

 

「なかなか選ぶのが大変だったぞ」

 

「まぁ翼のはアタシと一緒に選んだから安心してくれ、ほいプレゼント」

 

「さびしい時はこれを私達だと思ってね!」

 

「こ、こんな可愛いぬいぐるみ。アタシ似合わねーよ!」

 

 

 

 未来ちゃんは熊、マリアさんは要望通りの兎、翼ちゃんは柴犬、奏は鶏、響ちゃんは二羽のひよこ……みんなバラバラに買ってるはずなのにぬいぐるみを買ってきている。やっぱりそうなるよな! クリスちゃんのプレゼントならぬいぐるみになるよな~クリスちゃんはあぁ言ってるけど喜んでるのが顔に出てるのが可愛いなぁ

 

 

「じゃあ俺からもプレゼント!……だけどこの正方形の箱か縦長の箱、どっちがいい?」

 

「こういうのは小さい方が良いっていうのが相場なんだよ。だからアタシは小さい方だな……それにしても縦長の方はアタシ位の大きさあるじゃねぇか」

 

「正方形ね…………じゃあどうぞ!」

 

 

 俺が開けた正方形の箱の中にはクリスちゃんの好きな……

 

 

「あんパンじゃねぇ……ってこれあんパンの形をしたぬいぐるみじゃねぇか!」

 

「いやクリスちゃんあんパン好きでしょ? だからぬいぐるみオーブンとあんパンをビックライトで大きくして、ぬいぐるみコートとつめものでなんやかんやして~の…ぬいぐるみオーブンでどーだこーだして作った、あんパンのぬいぐるみ」

 

「いや嫌いじゃねぇけどな……なぁ嫌な予感がするけど、一応…一応! 縦長の方を開けてくれねぇか?」

 

「クリスちゃん……先に言っておくけど、怒らないでね?」

 

「怒るかどうかはアタシが決めるから早く開けろよな?」

 

 

 

 これはちょっとしたお遊び、そうお遊びなんだ! だからクリスちゃんも分かってくれるはず……一応あれの準備もしておこう

 

 

「はいこれが中身だよ!」

 

「な、なんじゃこりゃー‼‼ こ、これアタシじゃねぇか‼」

 

「等身大雪音クリスちゃんぬいぐるみもとい抱き枕だよ~許してね(は~と)」

 

 

 緒川さん特製の睡眠薬で眠ってもらったクリスちゃんにさっきのひみつ道具を使って作ったぬいぐるみ……かなりそっくりだから喜ぶか、それとも怒るかだったけど怒ったね! はっはっは~じゃあ

 

 

「よ、よくもこんなの持って……いねぇじゃねえか‼」

 

 

 

 ほとぼりがさめるまで石ころぼうしで隠れていたのは自業自得とはいえ仕方ないと思う……その後、そのクリスちゃん抱き枕がどうなったか聞いたところ

 

 

「貰ったのを捨てるのはあれだからな、一応ベッドに置いて飾ってんだよ」

 

 

 といっていたが……響ちゃんがベッドにプレゼントされたぬいぐるみを全部置いて、抱き枕を抱き締めながら寝ているクリスちゃんの写真を見せてくれた。なんだかんだ喜んでくれているようで良かった~巨乳に抱きついて眠る巨乳のじゃあい見れて良かった良かった!

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

天羽奏とタケコプター

正月休みでだらけまくって遅れました(汗)


「いやー久々に飛んでるけど、やっぱりいいもんだね」

 

「そりゃよかった」

 

 

 F.I.S.が起こした事件も終わって少し経った今日、久々にタケコプターで奏と飛んでみた。流石に人がいる場所で飛んでると遅くても翌日には空飛ぶUMA現れる、というニュースになってしまうからどこでもドアで人がいない所へ行って飛んだ……満天の星に土星のようになっている月が綺麗だ

 

 

「こうして飛ぶのって何時ぶりだっけ?」

 

「……響ちゃんが加入する前なのは確かだ」

 

「あぁ~そんな前だったか、そりゃ月も土星みたいになるし、アタシも弘も大きくなるよな、」

 

「奏……後半適当に言ってるなおい。そんなに大きくなってないだろうが、大きくなったのは奏の胸くらいだぞ」

 

「はっはっは~弘位の付き合いじゃなかったらセクハラで訴えるところだな」

 

 

 付き合いあって良かったー! でも本当にそんなに大きくなってないんだよな~本当に奏の胸が大きくなっただけだから…………翼ちゃんは剣だからね、昔も今も変わることがない。翼ちゃんが変わったのは言葉遣いだけだから、女の子口調からSAKIMORIになっただけだから

 

 

「前飛んだのは確か……奏が悩んでるときだったよな?」

 

「そうそう! アタシが適合率やらなんやで悩んでるときに弘が引っ張って今みたいに飛んだんだよな」

 

「そうしないと奏動かないし、あのまま悩んでるとおかしな行動しそうだったからな……んでこれからどうするんだ?」

 

「どうするって何が?」

 

「いやノイズいなくなっただろ? ノイズがいなくなるまで戦うって言ってたから、これからどうするんだろうかってな」

 

 

 異空間にいたノイズはラギュオ・ラ・ギュラ……じゃなくてネフィリムの爆発によって全滅したと言われたから、ノイズを倒すことが戦う理由だった奏はどうするのかと思って聞いた

 

 

「弘~どうするってそりゃ…………どうするんだ?」

 

「いや俺に聞くなよ! …こう言ったらあれだけどな、サポートに回ってもいいんじゃないか? ノイズはいない世界になったから響ちゃん達が戦う事も少なくなるだろうから、主な仕事は救助活動とかになるだろうし」

 

「アタシがサポート……か。時限式はいらな「いらないんじゃなくて、必要が無くなったんだよ。それくらい平和になったんだよ」そっか……平和になったんだよな」

 

「だからサポートに回って響ちゃん達を支えてさ。天羽奏として歌を歌って、テレビに出演して、普通に恋をしたらいいだろうに」

 

 

 奏の歌は好きだし、出演している番組は人気があるからそれで良いと俺は思うけどな。さっぱりしている奏は色んな番組からオファーがきているって緒川さんが言ってたから余計にそう思う……翼ちゃん? 翼ちゃんはバラエティだからね何も聞くな

 

 

「弘、普通に恋って芸能人のアタシに難しいこと言うよな~。まぁそこらへんは旦那と緒川さんと相談するか」

 

「それがいいな。装者としては弦のおっさんに、芸能関係は緒川さんに、だな」

 

「それはそうと弘はどうするんだ? 今まで通りサポートするとして~恋とかするんじゃないのか」

 

「それは無理だな~俺は色んな国に色んな事した結果、お見合いとかハニートラップとかあったから……もしかしたらそれの可能性があるから気軽にできない」

 

 

 ある国では国のトップの娘を助け、ある国にではエリート女軍人を助けた結果……強制的なお見合いだったり、ハニートラップというか肉食系ハニートラップが起きた。あんな事になるならどこでもドアで未来的密入国するんじゃなかった! そうじゃなくても風鳴のジジイがやれ国のためだからとか言って風鳴の関係者とお見合いさせようとしたのに……ちなみに翼ちゃんとはしなかった。理由はジジイ曰く

 

 

 流石にあそこまで家事ができん者と結婚させるほど、人でなしではない

 

 との事だった

 

 

「何となく分かるけどさ、それって弘がどこでもドアで密入国しなかったら起こらなかった事だよな」

 

「何故わかった! もしかして奏はヘルパーか!」

 

「それを言うならエスパーだろ? 変なボケを言うなよ」

 

「いや奏ならツッコミを入れてくれることが分かってるから言うんだよ」

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ギャラルホルンと藤本弘〜その3〜

スマホ買い替えました…XDが遊べました!


 今日はギャラルホルンで面白いネタを探しに行く日! 俺が行く世界は安全な世界だから安心していけるし、何かあってもひみつ道具でどうにかすることができるからな

 

 

「んじゃ…弘行っきまーす!!」

 

 

 ギャラルホルンで異世界に行く時は何と例えたらいいんだ? う〜ん…あっウルトラホール、ポケモンのウルトラホールに似てるな! あれの障害物が無くて、他の出口が無いバージョンだ。ちょっと酔いそうになるのが問題点のウルトラホールだ

 

 

「おっ着いた着いた。さて石ころぼうしを被って…面白いネタを探さないとなぁ…うへへへ」

 

 

 前はおもしろアイドルだったからな〜今回はどんな感じになっているのかなぁうへへへ〜。みんなYouTuberになってるとか、年齢が逆転しているとかだったら面白いんだけどな!

 

 

 

 

 

 

 探し始めて少し経ったときエルフナインちゃんを見かけたから追いかけたんだけど〜〜いや花束持ってるからてっきり彼氏とかに渡すって思って面白いネタが手に入ると思ったんだよ。そしたら見晴らしのいい……墓地でな

 

 

「弘さん…遅くなりました。本当は皆さんと来る予定だったんですけど、響さんの宿題が沢山残っているらしくてって多分見てますよね」

 

「えっちょっと待って…これってあれか?」

 

「ですから今日は僕一人で来ました! 弘さんは心配するかもしれませんが僕だってS.O.N.G.のメンバーですので、ちゃんと一人で来ましたよ」

 

 

 

 

 

 

 俺死んでるー! ひみつ道具持ってた俺死んでる!!

いや平行世界の俺は違う転生特典貰っているかもしれないからな……うん多分そうだよな!

 

 

「弘さんがフエールミラーで増やしてくれたLiNKERのお陰でマリアさん達が戦う事が出来たんですよ」

 

「ひみつ道具持ってた平行世界の俺死んでるー!」

 

「ですけど…戦いが終わった後、みなさん一時的に少しおかしくなったんですよ。一番凄かったのは響さんで毎日性格が変わって…弘さんなら楽しみそうですけど大変だったですから」

 

「あっそれは結構気になるな…ネタになりそうだし」

 

「ある日は軍人の方のような口調と目付きでしたし、その翌日は何処からか竪琴を持ってきて、私のウリはこの竪琴と艶やかな低音(アルト)でしてよ…って響さんに似合わない言葉で話しかけられたんですから」

 

 

 軍人のような響ちゃん……お嬢様言葉の響ちゃん……駄目だ、どっちにしても響ちゃんだからポンコツな感じになるなw いやぁそれにしても…

 

 

「その後大丈夫だったのか? ちゃんと何時ものおかしなキャラに戻ったのか?」

 

「でも皆さん、今はちゃんとしっかりしてるんですよ。時々おかしかった頃を思い出して悶てますけど」

 

「それは良かった。悶えられるくらいまで元気なら何かあっても大丈夫だろう」

 

「それも弘さんのお陰なんですよ…これのお陰です」

 

 

 

 ん何か残してたのか平行世界の俺? ちょっとエルフナインちゃんの手元を見せてもらって……これは

 

 

「S.O.N.G.の皆さんと撮った写真…弘さんが思い出にと、働いている人すら無理矢理連れてきて撮ったこの集合写真…これのお陰で皆さんが普通になったんです」

 

「……何が役に立つか分からないもんだな。絶対平行世界の幽霊の俺も思ってるな」

 

「弘さんはただ思い出作りにと思ってるので驚いているかもしれませんが、これのお陰で皆さんが立ち直ったんですよ」

 

 

 今更思うけど…平行世界の俺は何で死んだんだ? スナイパーライフルで狙われたのか

 

 

「……ダウルダブラのファウストローブを纏ったキャロルのビームを響さん達から弘さん自身へ向けてくださったお陰で今を過ごす事が出来てますが本当に弘さんは死んだのですか? 死体もないですから…どこからかひょっこり出てくるような、そんな感じがします」

 

「あぁ〜それ生きてるわ。絶対どこかで生きてるな」

 

「どこでもドアもタイムマシーンも故障していましたし、タンマウォッチを使ったのならあの後出てきているはずなので生きている訳が無いのはボクも理解しています……ですがやっぱり生きているんじゃないかと思ってしまいます」

 

「どこだかドアだな、んで帰る機会を見失ってるだけだわ。なんだ死んだと思って損した…もう帰るか、面白い事もなさそうだし」

 

 

 

 んで何の収穫もなく元の世界に帰ってきた俺だが……

 

 

「ひ、弘さん大変です!」

 

「ん、どうしたのエルフナインちゃん? そんなに慌てて」

 

「ひ、響さんが、響さんが!!!」

 

「響ちゃんが?」

 

「弘さんが作ったダウルダブラのファウストローブのレプリカを持って…私のウリはこの竪琴(ダウルダブラのファウストローブ)と艶やかな低音(アルト)でしてよ、と軍服を着た響が演奏しながら歌い出しまして」

 

「……………未来ちゃん呼んできたら、一発で治るから大丈夫!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ステファンの義足

 バルベルデでアルカノイズが暴れているとの事で俺達S.O.N.G.が来て響ちゃん達が戦ったんだが……

 

 

 緒川さんやアンタ本当に忍者…いやNINJAだったんだな、空飛ぶ方法が凧だなんて…俺は驚きを通り越して納得したぞ。後響ちゃんと翼ちゃん、いくらクリスちゃんのミサイルに乗りなれているからって敵の飛行戦艦? の大量のミサイルの上を走って行くのは危なくない? いやシンフォギア纏っているから大丈夫だとは思うけどちょっとビビったからね!

 

 

 

 なんて事が朝にあってその夜、俺はマリアさん達が危なくなったから助けに行っていた頃……クリスちゃんの子供の頃の知り合いの弟さんの片足がアルカノイズに掴まれて炭化、それをクリスちゃんが撃つことで炭化がストップ…片足がなくなってしまったらしい

 

 

 

 そのまま病院に連れていったお陰で大事にいたらなかったが、そうなってしまったからタイムふろしきを使う事が出来なくなってしまった。俺がパエリア焦げてもーたのデッカイ金色の蛇? でパイルダーオンごっこしている間にこんな事になっていたなんて……だから俺は!

 

 

「そのステファンっていう子の義足を作りたいって……弘君、私達にそんな時間ないでしょ?」

 

「了子さん、それならタンマウォッチを使えば何とかなります。だから最高の義足を作ってあげたいんです!」

 

「弘君、やってあげる事はいいと思うけど。フィーネとして言わせてもらうなら……これから被害にあった全員にそうするのか? 今回起きた事は事故だ、お前が気にする事ではないし…やったとしてもそれは偽善にすぎないぞ」

 

 

 ……その通りだ。いつかこうなる可能性があったのは間違いない、それが今回起きただけでそれがクリスちゃんの知り合いが弟だっただけ…それだけだ

 

 

「だけどそれでも俺は作ってあげたい。やらない善よりやる偽善だ!」

 

「……はぁそこまで言うなら私は何も言わないわ。頑張りなさい」

 

「何言ってるんだ了子さん? 了子さんも作るんですけど」

 

「何言ってるのかしら? 私は作「了子さん作れないんだ〜」作れるわよ!「うっそだー。そういって誤魔化そうとしてるんだー」作れますーすっごいの作れますー今から作ってあげますー」よしじゃあ二人で最先端の義足作るぞー!」

 

 

 そうして了子さんの異端技術と俺の天才ヘルメットと技術手袋……それを駆使ししてようやくステファンの義足が完成した! 

 

 

 が一度付けてもらった後、最先端の義足が返品された……一体何が悪かったんだろうか? 一応もう一つ作っていた某少年探偵のキック力と同じの義足を渡したけど…………本当に何が悪かったんだ? 了子さんも悩んでたけど

 

 

 

 

 

 

 

ここからが短編

〜ステファンの義足〜

 

カリオストロによって殺されかけている二人を見たステファン

 

「二人が危ない……けど俺には、でも何とかしない『自動防衛システム、テスカトリポカ起動』えっ?」

 

「これでアーシの勝『飛ばせ鉄脚ロケットキック!』グロアッ!!」

ステファンの真っ黒な義足がカリオストロの腰にブチ当たる

 

「痛たたー、も〜一体何よ〜こんな事して。でもこれで何もない『ロボットモードに移行』え"っ」

義足に使われているよりも多く、そして大きいパーツが義足の中から出て組み立てられてロボットになる

 

 

『変形合体テスカトリポカ、ここに参上!』

 

「「「何か出てきたー!!」」」

 

「何だよ! なんでステファンの義足がこんな事になってるんだよ」

 

『説明しよう! 了子博士の異端技術と弘博士の未来技術によって作られた私は、ステファンの強い意思によって時間があればロケットキックを相手に放ち、なければ即座にロボットになる事ができるのだ』

 

「く、くり、ククリスうろ、狼狽えるるな! シンふ、フォギアそ、装者は狼狽えないぃ!」

 

「いやアンタが狼狽えてるじゃねえか!」

 

「だ、だから何よ〜。そんなのアーシにかかれ『ちなみに了子博士の特殊バリアを使う事が出来るぞ!』アーシに勝ち目ねぇじゃねぇかチクショー!!」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

パヴァリア三人組との短編

戦姫絶唱シンフォギアAXZの5巻、特典のしないシンフォギアを見たので書いてみました!


短編その1 ラピス·フィロソフィカスって何?

 

「今更聞くけど……なんでラピス·フィロ〜フィロ何とかって覚えにくくて、言いにくい名前にしたの? かっこつけたかったの?」

 

「えっ? アーシにそんな事聞いてもね〜ねぇプレラーティ」

 

「それはサンジェルマンが決めたことだから私達は知らないワケだ」

 

 

 事件が終わって一段落がついたからサンジェルマンさん達に前から聞いてみたかった事を聞いたら…この返事だった。えっこの言いづらい名前サンジェルマンさんが決めたのか? 普通に賢者の石、じゃ駄目だったの?

 

 

「……賢者の石だったらパッとしないでしょ?」

 

「「……は?」」

 

「えっちょっと待ってサンジェルマンさん。錬金術師だから何か〜こう〜〜深い意味とかないの!」

 

「私達はちょっと変わった正義を掲げた正義の味方なのよ。そんな賢者の石…なんてインパクトの無い名前にしたくなかったの!」

 

「ちょ、ちょっと待ってよサンジェルマン。アーシはあの時、一にして全なるモノつまり完全を意味するって聞いたんだけど〜」

 

「そ、そうだ! 私はそれを聞いたから疑問に思いながらあんなに…あんなに噛まないように練習したワケだ!!」

 

「それは噛んだら格好悪いからに決まってるでしょ! 装者達がシンフォギアを噛むの? 自分のギアの名前を噛むの? 噛まないでしょ! だからこそ練習したのよ」

 

 

 ……そういえばマリアさんもあのライブの時の口上を練習してたって言ってたな。前から思ってたけどこれで分かった、マリアさんとサンジェルマンさんはそっくりだわ! やっぱりポンコツだこの人、見た目以上にポンコツだ!!

 

 

「アーシがあんなに舌を噛んだ理由がそれって無いんじゃないの〜!」

 

「これなら普通に賢者の石って言っても良か「ダメよ! そんなの正義の味方が口にしないでしょ」 それはサンジェルマンが勝手に思ってる事なワケだ!」

 

「……こっちが結構色々考えてた時にそんなしょうもない事をしてたのか」

 

「しょうもなくない! 正義の味方が賢者の石って言うより…ラピス·フィロソフィカスって言ったほうがソレっぽいじゃない」

 

「「そんな事知らないわよ(ワケだ!)!」

 

 

 

 

短編その2 ラーメン大好きプレラーティ

 

「じゃあそろそろ昼飯だから尾道に行ってくるわ」

 

「尾道?……そう行ってらっしゃい」

 

「アーシ達のお土産楽しみにしてるから〜ヨロチクビ〜」

 

「おぉ〜買ってこない「ちょっと待つワケだ」どーしたプレラーティ? ちゃんと老眼用のメガネなら買ってく「いやそれはいらない…一つ聞きたい事があるワケだ」

 

 

 どうしたんだ? 何かプレラーティの目が怪しく輝いてるんだが……何かプレラーティが反応するような事言ったっけ?

 

 

「尾道と言ったワケだ」

 

「うん、尾道」

 

「昼飯を食べに行くワケだ」

 

「うん、食べに行くよ」

 

「……まさかラーメンか! 朱華園なのか!!」

 

「いや…めん処みやちだけど?」

 

「クソーー!!! ふざけた事を言うワケだ!! 私も連れて行け!」

 

「プレラーティど、どうしたのよ〜? そんなテンションになっちゃって〜」

 

「そうだ。そんなキャラ崩壊するほどの「サンジェルマンとカリオストロは分かっていないワケだ! めん処みやちは素朴でさっぱりとした塩味の中華そばが有名な店……私は食べたいワケだ!!」そ、そうなの」

 

 

 はぁラーメン好きなのかプレラーティ……だけどなぁ。プレラーティはなぁ〜

 

 

「プレラーティは色々やっちゃってるから外に出せないわ……じゃ!」

 

「くそー待つワケだ! 待つ、離せサンジェルマンとカリオストロ! 私は…私は尾道に……尾道に行くワケだ!!」

 

「プレラーティはここで美味しく食べといてくれ。俺は中華そばとカレー味のヤツ食べとくから」

 

「ふ、ふざけるなー! おい待て…私も、私も連れ」

 

 

 無視してどこでもドアで来たけど……まぁ連れて行けないから仕方ないよな! うん仕方ない、仕方ない…さぁ気持ちを切り替えて、ラーメン屋の前で出会った金髪の女子高生が勧めてくれためんがみやちに行くとしよう!




全く関係のない話ですが…シンフォギアの二次創作で調が主人公のヤツと未来に転生したヤツが面白かったです。あれくらいの文才が欲しい……欲しい!


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 10~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。