インフィニット・ストラトス地球最強と呼ばれた人間の軌跡 (ロール)
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プロローグ①(第1話)

皆さん初めましてロールと申します。

初投稿なのでミスがあっても大目に見ていただけるとありがたいです。

それでは読者の皆様どうぞお楽しみください。


三人称side

 

ある所に一人の少年が産まれた。

その少年は楽しい人生を歩んでいくはずだった。

しかしその少年は普通に生きることが出来なかった。

その少年には、世界を滅ぼすことが出来る魔神エキドナが封印されていた。

その魔神を封印された人間は最強になることを強制された。

その影響は、まだ小さかった少年でさえも、例外ではなかった。

4歳から、暴行という名の修行をされ、1年後の5歳では、体に

超攻速電流という雷髄を意識のある状態で埋め込まれコントロール

出来るように訓練を受けた。他にも力や能力を手に入れた。

そして、周りからは化け物と呼ばれるようになった。

少年の心は、どんどん壊れていった。

それでも、少年を愛し、支えてくれた人達がいた。

少年は、その人達の期待にも答えるためにも少年は自分の中に封印されている

魔神の封印を解き放ち戦い、そして相討ちという形で決着を着けた。

決着を着け死んだ少年が次に目を覚ますとそこは真っ白な空間だった。

 

少年side

 

「此処は…確か僕はエキドナと戦って死んだはずなのにどうなっ「説明しましょ

うか」ッ‼︎誰だ!」

 

少年がそう叫び後ろを振り返るとそこにはシルクのような上品な羽衣に身を包んだ

金髪の絶世の美女という表現すらも当てはまらない程の容姿を持った美女だった。

 

「(凄く綺麗な人だなぁ。)」

 

少年がそう思っていると、

 

「ふふふ。ありがとう。ここまでストレートに感想を言ってくれたのは

貴方が初めてよ」

 

そう言ってきた。少年はとても驚いた。

何故なら、

 

「(心を読んだ!?)」

 

そう。少年が思っていたことに関して返答してきたからである。

美女はクスクスと笑いながら、

 

「神だもの。それくらい出来ないとね」

 

と言った。

 

「(へぇ〜。神様って凄いんですね。)」

 

と思っていた。

すると、美女が、

 

「そろそろちゃんと声を出して話しましょうか」

 

と言ってきたので少年は

 

「そうですね。聞きたい事は色々ありますが先ずは、自己紹介を

しないといけませんね」

 

そして、

 

「初めましてしゅぜ「朱染鏡夜君でしょ」知っていましたか」

 

「さすがにね。ずっと見ていたんだもの。次はこちらからね

初めまして朱染鏡夜君。私は、原初の神よ」

 

少年はとても驚いた。何故なら神が原初の神が自分の目の前に

いるのだから。それを見ながらも原初の神は話を続ける。

 

「貴方が生きていた人生を見させてもらったわ。良く頑張ったわね」

 

原初の神はそう言いながら少年を抱きしめ頭を撫でた。

少年は驚いて逃れようとしたが、更にキツク抱きしめられ身動き

がとれなくなった。そうしながら

 

「鏡夜君、貴方はまだ生きたいかしら?」

 

と言った。

少年は驚いたが、すぐに決意して

 

「はい。生きたいです」

 

と言った。

原初の神はそれを聞いて微笑み

 

「それじゃあ条件があるわ」

 

と言った。

少年は首を傾げ

 

「条件って何ですか?」

 

と聞いた。

原初の神は

 

「私の息子になることよ」

 

と言った。

それを聞いた少年は頭が真っ白になった。

 

ー続くー

 

 




作品紹介の所に名前が出てましたね。

次回からは、ちゃんと名前を使おうと思います。

それでは読者の皆様ご愛読ありがとうございます。

次回をお楽しみに。


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プロローグ②(第2話)

読者の皆様、1話を読んでいただきありがとうございます。

はてさて今回はどうなるのでしょうか。

それでは2話目をどうぞ!



鏡夜side

 

皆さん初めまして朱染鏡夜です。って僕は誰に対して

言っているのでしょうか。

そんなことよりも僕は今とても驚いています。

その理由は、原初の神様が僕に生き返る代わりに

自分の息子になれと言ってきたからです。

とりあえず聞き間違いではないか確認しましょう。

 

「どういうことですか?」

 

そう言いうと原初の神様は

 

「特別よ。もう一度言うわね。生き返りたいなら

私の息子になりなさい」

 

そう返してきた。

僕は、

 

「(聞き間違いじゃなかったー!!)」

 

そう思っていた。

そして、

 

「何故、僕なんですか?」

 

と聞いた。

そう言うと原初の神様は、

 

「貴方は、死ぬまで人のためにどんなに傷ついても

どんなに罵倒され心が壊れても人を助け続けた。

それに、あんな人生の終わり方はとても可哀想

だったからよ。人は幸せになる権利があるの。

どんな人間であってもね。だから、私は貴方を

生き返らせようと思ったの」

 

そう言ってきた。

僕はそれを聞いて

 

「生き返れば僕は、今度こそ幸せになれますか?」

 

と聞いた。

そう言って原初の神様を見ると此方に向かってきて

僕を抱きしめながら

 

「幸せになれるかどうかはわからないわ。

だけど、試してみたいと思わない?」

 

と言った。

僕はそれを聞いて涙を流しながら

 

「はい。幸せになりたいです」

 

と言った。

原初の神様はそれを聞いて微笑みながら

 

「わかったわ。それじゃあ転生する準備を始めましょうか」

 

と言った。

僕は涙を拭いて

 

「はい、わかりました。」

 

と言った。

そう言うと原初の神様は何かを思い出した

ように突然

 

「そういえば人間界では普通

は血が繋がっている関係を親子と言うのよね」

 

と言って来た。

僕はその発言に驚き

 

「別に血は繋がってないからと言って

親子ではないとは限りませんよ」

 

と言った。

しかし、原初の神様は

 

「そうだとしても血は繋がっていたわ」

 

と言った。

僕は諦め

 

「わかりました。ですが、どうやって僕に血を

渡すんですか?」

 

と聞いた。

そうすると原初の神様は微笑みながら

桜色でふっくらとした唇を少し切って

此方に歩いてきて

 

「んんう♪」

 

「んむう!?」

 

突然僕にキスをしてきた。そして、数十秒後離れた。

原初の神様はまだ驚いている僕を見て微笑みながら

 

「血を渡すにはこういうことをしたほうがいいと思ったの」

 

と言った。

僕は我に返り顔を赤くしながら

 

「こういうことをするときは事前に言って下さい!」

 

と言った。

 

「まあ、いいじゃない」

 

と笑いながら言った。

そして、少し真面目な顔になって

 

「それで特典はどうしようかしら?」

 

と言った。

僕は首を傾げた。

すると、原初の神様が少し顔を赤くしていた。

僕は

 

「どうして顔を赤くしているんですか?」

 

と聞いた。

すると原初の神様は僕に鏡を見せてきた。

僕はそれを見て驚いた。

何故なら原初の神様に似た超絶美少女が

鏡に写っていたからだった。

 

ー続くー

 




次回は転生します。

それでは読者の皆様次回もお楽しみ下さい。


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プロローグ③(第3話)

読者の皆様2話を読んでいただき

ありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。



鏡夜side

 

「え?誰?」

 

それが僕が見て次に発した言葉だった。

 

「(いや。誰この美少女!?僕ってこんな

顔だったっけ!?)」

 

そう思いながら顔を触るととてもスベスベ

していた。

すると、突然後ろから衝撃を受けたので

後ろを振り返ると僕をガッチリ捕まえた

原初の神様だった。

その目を見ると獲物を狙う野獣

のような目だった。

その目を見た僕は思わず

 

「ひっ」

 

と言い怖くなってしまった。

すると原初の神様は

 

「あ〜んもう可愛いわね。」

 

と言いながら僕の頭をなでてきた。

僕は気持ち良かったので

 

「フニャア〜」

 

と言ってしまった。

それを聞いた原初の神様は

更に頭をなでてきてとても気持ち良かった。

 

ー1時間後ー

 

原初の神様は僕を抱きしめながら

 

「さて気をとりなおして特典のことに

ついて話さないといけないわね。」

 

と言った。

僕はまた、

 

「特典?」

 

と言った。

原初の神様はニコニコしながら

 

「そう。特典。特典っていうのは

転生するときに貰える特殊な力のことよ。」

 

と言った。僕ってそれを聞いて

 

「(特典って何個貰えるんだろう。)」

 

と思っていると、

 

「普通は2個から3個だけど貴方は

何個でもいいわ。」

 

と言われたので僕は少し考えて

 

「前世で使っていた能力と

前世で僕に力を貸してくれた人達

に会える事と前世で僕が使っていた

武器や道具そして、僕の中にいた

エキドナ以外の仲間を僕の中に

入れることもちろんちゃんと了承を取って

下さい。そして、最後に完全記憶能力をお願いします。」

 

と言った。

原初の神様は少し驚きながら

 

「ええ。わかったわ。少し待っていてね。」

 

と言いながら空間を操作し始めた。

そして、少し経って

 

「できたわ。これを飲んで。」

 

と言いながら一つのダイヤのような

宝石を渡してきた。

僕は、それを躊躇うこと無く飲んだ。

すると、僕の中になくなっていた

力が戻って来たような気がした。

僕は、目を閉じると前世で僕に力を

貸してくれた仲間が居た。

僕は微笑みながら

 

「久しぶりだねみんな。」

 

と言った。

すると仲間たちは頷きそして

笑った。

それを見た僕は目を開き原初の神様に

 

「ありがとうございます。」

 

と言った。

すると原初の神様は

 

「いいのよ。可愛い娘のためだもの

さらに神格化ができるようにしたわよ。」

 

僕はそれを聞いて「ありがとうございます。」と

言おうと思ったけど

 

「ん?娘?僕って女の子でしたっけ?それに僕って

感情がほとんどなくなっていたなんですけど。」

 

と言った。

原初の神様は

 

「いいえ。まだ男の子なんだけど今の

見た目は男の娘ね。それと貴方の壊れていた

感情は私が治しておいたわよ。」

 

とニコニコしながら言い、

 

「ついでに女の子にもなれるように

しておいたわよ。」

 

と言った。

僕は思わず怒りそうになったが

それをこらえて

 

「使わないでしょうがありがとうございます。」

 

と言った。

 

「赤龍帝ドライグ、白龍皇アルビオンも

力を貸してくれる見たいだから。」

 

「そんなことまでありがとうございます。」

 

すると原初の神様は

 

「コラ。親子なんだから敬語はなしよ。」

 

と言われたので僕は満面の笑みで

 

「ありがとう。お母さん。」

 

と言った。

 

それを聞いて原初の神様は微笑みながら

 

「あとお願い事が2つあるんだけど

聞いてくれる?」

 

と言った。

僕は断る理由もなかったので

 

「いいよ。どんなお願い事なの?」

 

と言うと原初の神様はパアッと顔を

輝かせながら

 

「本当?ありがとう。」

 

と言い、

 

「えっとね、まず1つ目のお願いは

私に名前を付けてほしいの。そし2つ目

のお願いは転生した世界で人生を終えた後

また次の世界に転生してほしいの。」

 

と言った。

僕は

 

「1つ目のお願いはいいけど、

2つ目のお願いはどうしてなの?」

 

と言った。

原初の神様は

 

「可愛い息子の活躍を見たい

からだけどだめ?」

 

と言った。

僕は

 

「いいよ。それじゃあ名前を考えるね。」

 

と言い、少し考え

 

「うん。決めた。お母さんの名前は

フィリア、原初の神フィリアだよ。」

 

と言った。

お母さんは顔を輝かせながら

 

「フィリア。いい名前ねありがとう。」

 

と言った。

そして、

 

「それじゃあ転生しましょうか。」

 

と言い手を降りかざすと扉が表れた。

僕はそれに向かって歩いて行き

扉の前まで来たときお母さんの方

を振り返って

 

「いいの?また死ぬまで会えないよ?」

 

と言った。

お母さんは微笑みながら

 

「大丈夫よ夢の中でも会えるから。」

 

と言い、

 

「いってらっしゃい。」

 

と言った。

僕はその言葉を聞き満面の笑みで

 

「いってきます。」

 

と言い扉を開け扉の向こうに

歩いていき僕は光に包まれた。

ー続くー




読者の皆様読んでいただきありがとうございます。

やっと転生までいけましたね。

次回は皆様が気になっているであろう設定を

載せたいと思います。

それでは読者の皆様次回までお楽しみに。


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人物設定(若干修正)

主人公

暁鏡夜<あかつききようや>16歳

(前世:朱染鏡夜 享年16歳)

 

見た目

IS学園外:デート・ア・ライブの五河士道の髪と目を黒にした姿

IS学園内時:FGOのステンノ

神格化:FGOの両儀式(セイバー)を金髪、目を水色にした姿

ALO内:魔法科高校の劣等生の司波深雪の髪を銀髪にした姿

種族

吸血鬼・祖龍・原初の神・ぬらりひょん・ゴッドイーター

 

説明

前世では無理矢理地球最強にさせられた人外に近い人間

壮絶な人生が原初の神フィリアの目に偶然とまり転生した。

 

SAO内でキリトと一緒に茅場昌彦を倒した英雄。

ALO内にて須郷により閉じ込められたが助けられた。

ALOではケットシーで男キャラなのに美少女で性格もいいので

周りからは女神と呼ばれている。

しかし、怒らせたり仲間を傷付けたりすると自分の持っている

スキルで相手を殺そうとする。

 

祖龍・原初の神・の能力はフィリアによって封印されている。

 

異名

前世:地球最強の人間・死神・不死鳥・死の外科医・医学界の神

 

転生後SAO内

テイマーキング・超人

 

所持エクストラスキル

SAO内:死ぬ気の炎・三刀流

ALO内:死ぬ気の炎・魔術

 

リアルで力を貸してくれている仲間

一尾〜九尾<NARTOより>

阿修羅丸<終わりのセラフ>

セイバー・ランサー・ライダー・

キャスター・バーサーカー・エクストラクラス<fateより>

初代ボンゴレファミリー<家庭教師ヒットマンREBORN!より>

十二宮Xレア・アルティメット<バトルスピリッツより>

五大精霊<シャーマンキングより>

トリコ他キャラ、食材<トリコより>

朱染家<ロザリオとバンパイアより>

幻想郷の人々<東方Projectより>

ポケモン<ポケットモンスターより>

レスティア・エスト<精霊使いの剣舞より>

 

使う能力

吸血鬼(アカーシャブラッドリバーのみ)崩月次元刀<ロザリオとバンパイアより>

覇気・六式・オペオペの実の能力<ワンピースより>

エレウカ<ハングリージョーカーより>

忍術・瞳術(ISの専用機と生身)<NARTOより>

ストライクモード・バーニングモード・

ナイトモード<ダンボール戦機より>

神速電光石火・疾風迅雷<HUNTER×HUNTERより>

魔術、投影魔術<fateより>

オリジナル死ぬ気の炎、全属性の死ぬ気の炎

嘘を見抜く・未来視のサイドエフェクト

<ワールドトリガーより>

心を読む程度の能力<東方Projectより>

 

使う道具

鉄砕牙・天生牙・爆砕牙<犬夜叉より>

トリガー・ブラックトリガー風迅

<ワールドトリガーより>

その他多数登場予定

 

ヒロイン

暁美九16歳

 

見た目デート・ア・ライブの誘宵美九と同じ

 

説明

鏡夜の妹。

ある事件の影響で鏡夜以外恋愛対象として見れなくなった。

鏡夜第一の超絶ブラコン。

兄と一緒に居たいという気持ちからIS学園にアイドルをしながら

入学した。

 

雪ノ下陽乃

 

見た目やはり俺の青春ラブコメは間違っていると同じ

 

説明

SAO事件の時にPKをしていると通りかかった鏡夜に

本性を見抜かれさらに構成された。そんな鏡夜に興味

を持ちいつの間にか好きになっていた。

美九と同じ理由でIS学園に入学した。

雪ノ下家との仲は良好。

 

結城明日奈

 

見た目ソード・アート・オンラインと同じ

 

説明

SAO事件の時にモンスターを倒し次の所に行こうと

して倒れた際に助けられた。

一度攻略の際コンビを組み別れた。

それから何度かピンチの時を助けられ興味を持ち

再びコンビを組んで攻略していくうちに好きになった。

美九と陽乃と同じ理由でIS学園に入学した。

家との仲は良好。

 

更識楯無

 

説明

鏡夜とは家が近いこともあって妹の簪と一緒に遊んでいた。

美九と同じ事件に遭遇して鏡夜に助けられた。

妹との仲は良好。

 

更識簪

 

説明

楯無と同じ

さらに姉刀奈には憧れを持っていていつか姉を超えたいと思っている。

姉との仲は良好。

 

現時点ヒロイン

明日奈、陽乃、美九、アリス、ユウキ、更識姉妹、

布仏姉妹、ナターシャ、スコール、束、シャルロット

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これからどんどん増えてくる

と思いますが応援よろしくお願いします。

それでは次回をお楽しみに


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第4話

早めの投稿になります。

これからはできる限り投稿を早めにしたいと思います。

それではお楽しみに。


鏡夜side

 

僕が光に包まれ次に目を覚ますと

2人の人が目に入った。

2人は目を覚ました僕を見ると

 

「あなた見て鏡夜が目を覚ましたわよ。」

 

「そうだなこれからは俺たちがしっかり

お前達を守っていくからな。」

 

そう言った。

 

「(達?)」

 

そう思い隣を見るともう1人赤ん坊がいた。

僕はそれを見るとすぐにまぶたが重くなってきた

のでそれに抗うこと無く目を閉じた。

そして、目を覚ますとそこは白い空間だった。

 

「此処は」

 

「此処は私がいる場所よ。」

 

振り返るとそこには原初の神

であり僕のお母さんでもあるフィリアさんがいた。

 

「やっぱりお母さんなんだね。なんでここに

呼びだしたの?」

 

「それはね。貴方に言わなければならない

ことがあってね。」

 

僕はそれを聞いて首を傾げた。

お母さんはそれを見ながら

 

「あなたに言わなければならない

ことはねあなたが転生した世界に

ボンゴレファミリーがあることなの。」

 

僕はそれを聞いて一瞬頭が真っ白になったが

 

「どうして僕が転生した世界にボンゴレファミリー

があるの?」

 

と聞いた。

お母さんは

 

「あなたを転生させた後にあなたが知っている

世界のボンゴレファミリーに接触して貴方が

いる世界に転生してもらったの。」

 

と言った。

僕はそれを聞いて再び頭が真っ白になった。

その後復活して

 

「どうしてそんなことをする必要があったの?」

 

と聞いた。

お母さんは

 

「貴方をサポートする人達が必要

でしょう?」

 

と言ったので

 

「ちゃんと了承はもらったの?」

 

と聞いた。

お母さんは

 

「ちゃんと了承はもらったわよ。

そしてごめんなさい。あなただけが

使える再生の炎の適合者がどうしても

見つからなかったのだからあなたが

アルコバレーノに選ばれるわ。」

 

と言った。

僕は驚き

 

「この世界にもアルコバレーノ

のシステムがあるの!?」

 

と言った。

お母さんは頷き

 

「あ、でも安心して。おしゃぶり

を取られた後に死んだりはしないから。」

 

と言った。

僕は安心してさらに

 

「ツナたちはどうなっているの?」

 

と聞いた。

お母さんは

 

「また子供の頃からやり直してもらって

いるわ。」

 

「15歳になった時に会えるようにした

から安心して子供時代をすごしてね。」

 

と言ったので

 

「骸とかはまた同じ子供時代を送るの?」

 

と聞いた。

お母さんは

 

「いいえ普通の子供時代を送るわよ。」

 

と言った。

僕はそれを聞いて安心した後

 

「家族とか周りの人たちに僕のことを

言ってもいいの?」

 

と聞いた。

お母さんは

 

「あなたが信じられるのなら

話してもいいわよ。」

 

と言ったので

 

「分かった。信じられる人たちが

できたら話すよ。」

 

と言った。

お母さんは頷き、

 

「5歳になった時に魔封じの鍵[ホーリーロック]

をわたすわね。」

 

と言った。

僕は

 

「ありがとうお母さん!」

 

と言った。

お母さんは微笑みながら

 

「またね。」

 

と言って僕に手を当てた。

すると僕の意識は遠くなっていった。

 

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくださってありがとうございます。

テスト期間中なので投稿が遅くなると

思いますがよければ読んで感想を書いてもらう

とありがたいです。

それでは次回もお楽しみに。


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第5話

読者の皆様これまで読んでくださって

ありがとうございます。

今回鏡夜の母親の名前がでます。

それではお楽しみ下さい。


鏡夜side

 

あれから10年の月日が経った。

え?時間が経ち過ぎているって?

だって朝起きるとアルコバレーノの

おしゃぶりが自分に付いていたり、

いつの間にか再生のボンゴレリング、

マーレリングがあったりとか5歳くらい

から修行を始めただけだよ?

そんな振り返るようなことじゃないからね

 

≪普通の人間は修行すらしないぞ≫

 

仕方ないじゃないか九喇嘛。誰かを

守るためには修行しないといけないんだからさ。

それにそういう特典にしてもらったからね。

皆も力を貸してくれるんでしょ?

 

≪もちろんよ≫

 

≪わたしはマスターの剣マスターの思うがまま

に使って下さい。≫

 

≪仲間に力を貸すのは当然だ。≫

 

≪俺は相棒に救われた。だから相棒が困って

いる時は遠慮無く俺たちを頼ってくれ。≫

 

ありがとう。レスティア、エスト、

ジョット、鯉伴そして皆遠慮無く力を借りるね。

さて僕は今小学4年生で美九も僕の双子の妹だから

僕と同じ小学4年生になっている。

美九は隣の家に住んでいる更識簪ちゃんと

姉の更識刀奈さんとその従者って言っている

布仏本音ちゃんと姉の布仏虚さん(従者と言った本音さん

は何故か注意されていた。)と遊びに行っている。

そろそろ帰って来る頃なんだけど

 

「お母さん。美九遅いね。」

 

「そうね〜ちゃんと5時までには帰って来る

ように言ったのにね〜」ナデナデ

 

「お母さん恥ずかしいよ。」

 

「いいじゃない。」

 

「別にいいけどさ。」

 

お母さんは意外に天然で僕達はいつも

癒されている。

お母さんは僕を撫でながら美九が帰って

来るのを待っていた。

僕?僕はお母さんに撫でられていて蕩けて

いたんだ。お母さん撫でるのがとても上手

なんだ。たまにこの年齢でも撫でられている

だけで寝ちゃうときがあるくらいに上手なんだ。

そうしてウトウトしながら美九の帰りを待っている

とインターホンが鳴った。お母さんは誰が来たのか

確認するために玄関に行った。

すろと、

 

「すいません。美九ちゃん帰っていませんか?」

 

という声が聞こえた。

この声は刀奈さん簪ちゃんのお父さんの楯無さん

の声だ。娘2人の事になると親バカになる人だ。

 

「いえ。まだ帰ってませんけどどうかしたん

ですか?」

 

「つい先ほどこんなものが家に届きまして 」

 

僕はその言葉を聞くとすぐに玄関の方に行った。

そして楯無さんと目があったので

 

「楯無さんこんばんは。」

 

と言った。

楯無さんは

 

「ああ。鏡夜君こんばんは。」

 

「どうかしたんですか?」

 

僕が聞くとお母さんは僕にある手紙を

みせてきた。楯無さんは唖然としているが

僕はその手紙を受け取って絶句した

その内容は刀奈さん達を誘拐したという

手紙だった。僕はその手紙を楯無さんに

返して

 

「美九もこの誘拐した人に入っているんですか?」

 

と聞いた。楯無さんは

 

「ああ。家に帰っていないということは

その可能性が高いだろう。とりあえずこの後

どうするか話し合うので鏡華さんは家に

来て下さい。」

 

と言った。

お母さんは

 

「美九が誘拐されたということは鏡夜も

誘拐される可能性があるから鏡夜も連れ

て行ってもいいかしら?」

 

と言った。

楯無さんは

 

「もちろんです。」

 

と言った。

 

「じゃあ行きましょうか」

 

そして僕達は更識家に行った。

ー続くー

 

 




いかがだったでしょうか?

できれば感想を書いていただけると

ありがたいです。

それでは読者の皆様

次回もお楽しみに。


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第6話

誘拐事件はもう少し続きます。

それでは読者の皆様お楽しみに下さい。


鏡夜side

 

更識家に着いた後すぐに客室に案内された。

お父さんが来るとすぐにどうやって助け出すのか

話し合いが始まった。

楯無さんが美九達が最後に目撃された場所を

探すよう指示した。僕達はその報告を待って

いる途中誘拐犯と思われる人物からFAXが

送られてきた。その内容は明日の夜12時までに

見つけ出さないと好きなだけ犯すというものだった。

僕はそれを見るとプツンと何かが切れるような

音がしてお父さん達に

 

「俺が助けに行く。」

 

と言っていた。

鏡夜side終了

 

楯無side

 

私は今とても驚いている。

FAXが送られてきた後突然

鏡夜君が自分が助けに行くと

言っているからだ。

僕はすぐに

 

「何バカな事を言っているんだ!」

 

と言った。

しかし、鏡夜君はそれを聞き流し

 

「リミッターを解除するためには

音声パスワードが必要なのか面倒クセェ。

しかもあれを言わなきゃいけないのか。

お母さんも変な事をしたな。」

 

と言った。

私と慎吾さんは鏡華さんを見た。

鏡華さんは首を横に振った。

それを見ると僕はさらに謎を持った。

お母さんとは一体誰なのかそう思っていると

心を見透かしたように

 

「説明はあとでしますので。」

 

と言い

ある言葉を言い始めた。

 

「我目覚めしは地球最強の名を持つ者なり。

我、力を振るいし時

希望を絶望に絶望を希望に変える者なり。

我、人の願いが無限に人の想いが夢幻になりし時

我を信じせし人々を真なる平和へと導こう」

 

鏡夜君がそう言葉を言うとパキンという

音をたてて鏡夜君から強者の雰囲気が

漂い始めた。僕は驚いた。唯の子供と

思っていた子供から強者の雰囲気が

漂い始めたからだ僕達は鏡夜君を見た。

鏡夜君はそれを気にする事なく

 

「何で平和はこんなにもすぐに

崩れ去るんだろう。俺はただ平和

に暮らしたいだけなのにな。」

 

僕はそれを聞いてこれがこの子の願って

いる事だというのが分かったような

気がした。このこは本当に平和を願って

いるそれが立っているだけで分かった。

 

「助けるためにはまずは何処にいるのか

探さないとな。あ。あれがあったな。

よし。あれを使おう。」

 

私達はあれとは何なのかと思っていると

 

「同調開始[トレースオン]

 

鏡夜君がそう言うと何処からか指輪が

現れた。鏡夜君はその指輪をはめて

 

「ブック」

 

そう言うと何処からともなく空中に浮いた

本が現れた。私達は驚いたが鏡夜君はそれを

慣れたように操作して1枚のカードをとり出し

僕達の方を向いて

 

「今から美九達を助けに行きます。10分

あれば戻りますので。」

 

そう言い取り出したカードを掲げて

 

「マグネティックフォースオン暁美九!」

 

そう叫ぶと鏡夜君は光に包まれて飛んで

行った。

楯無side終了

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後の方に使ったものは知る人ぞ知る

ハンターハンターのグリードアイランドの

ものです。

感想などお願いします。

それでは読者の皆様次回もお楽しみに。


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第7話

誘拐事件は後1話続きそうです。

それでは読者の皆様今回も

お楽しみ下さると幸いです。





刀奈side

 

それは突然のことだった。

 

いつものように鏡夜君の妹の美九ちゃん、

 

妹の簪ちゃん、簪ちゃんの従者であり

 

親友でもある本音ちゃん、そして私の

 

従者の虚ちゃんと遊んで帰ろうとした

 

時だった。後ろから痛みが走り私は気

 

を失った。

 

目がさめると其処は何処かの廃工場だった。

 

周りを見回すとそこには一緒に遊んでいた

 

皆がいた。私は、すぐに皆を起こした。

 

そしてその直後

 

「ヒャッホーウ。こいつらを好きに犯して

 

もいいんですか?」

 

そんな声が聞こえた。

 

皆は犯すの意味がよくわからないみたいだけど

 

とにかく怖がっていた。

 

私は、皆に

 

「ごめんね。」

 

と謝った。

 

皆は

 

「大丈夫だよ。刀奈ちゃんのせいじゃないよ。」

 

と言ってくれた。

 

私は、とても嬉しくなった。

 

だが

 

「さーて友情ごっこは終わりだ。すきにさせて

 

もらうぜ。」

 

そう誘拐犯が言ってわたし達に触れようとした。

 

私は

 

「(誰か。助けて!)」

 

そう思った時だった。

 

ズドン!!と音が響いた。

 

そして立ち込めた煙の中から現れたのは

 

「てめぇら、人の大事な奴らに何しようと

 

してんだ?」

 

刀を一本持ち、怒りの形相で立っている

 

鏡夜君がいた。

刀奈side終了

 

美九side

 

皆さんどうも初めまして。

 

暁鏡夜の妹の暁美九です。

 

私達は誘拐されてしまいました。

 

刀奈ちゃんが謝っていますがそんなこと

 

どうでもいいくらい怖いです。

 

「まずはこの可愛い子にしようか、」

 

と言いながら私は恐怖で動けませんでした。

 

誘拐犯の人達が私に触れようとした時

 

私は

 

「(お父さん、お母さん助けて。お兄ちゃん

 

助けて!)」

 

そう思うと突然ズドン!!と音が響き

 

煙の中から出てきたのは今まで見たことのない

 

顔をしたお兄ちゃんでした。

美九side終了

 

鏡夜side

 

俺はマグネティックフォースで刀奈さんの

 

所に向かっている途中殺さないようにと

 

逆刃刀を投影した。

 

≪今回は殺さないんだな≫

 

そりゃあ一応ね。

 

そう九喇嘛と会話しながら怒りを溜め、

 

そして刀奈さん達がいるところに来たのか

 

マグネティックフォースが切れた。俺はそのまま

 

垂直に落下した。そして着地したと同時に

 

刀奈さん達の無事を確認すると今から犯そうと

 

したのか刀奈さん達のそばにいて美九に手を

 

伸ばそうとしていた。その瞬間俺は転生して始めて

 

本気で怒ったような気がした。そして自分でも

 

驚くほど低い声で

 

「てめぇら、人の大事な奴らに何しようと

 

してんだ?」

 

と言っていた。

鏡夜side終了

 

美九side

 

私は、お兄ちゃんを見て安心して

 

「お兄ちゃん!!」

 

と言った。

 

お兄ちゃんは私達を見て

 

「皆待ってろ。すぐに終わらせる。」

 

そう言った。

 

その時誘拐犯の人達の1人が

 

「たかがガキ1人で何が出来るだよ。」

 

そう言うと唖然としたいた他の誘拐犯の

 

人達も

 

「そうだ。ガキが何しに来やがった。」

 

「あんまり大人舐めてるといたいめみるぞ。」

 

などと口々に言った。

 

お兄ちゃんは

 

「最終警告だ気絶させられて警察に

 

いきたくなければ今すぐ美九達を解放しろ。」

 

と言った。

 

しかし、誘拐犯の人達の1人が

 

「ガキがふざけたこと言ってんじゃねぇ。」

 

と言った。

 

お兄ちゃんは

 

「そうか。交渉決裂か。」

 

そう言うと、次の瞬間消えて

 

後ろから

 

「ぐあ。」

 

いう声と何かが倒れる音がした。

 

わたしは後ろを見ると誘拐犯の人達の1人が

 

倒れていた。私は驚いたけど誘拐犯の人達の方が

 

もっと驚いていた。そして口々に

 

「お前一体何をした!?」

 

などと言った。

 

お兄ちゃんは

 

「何ってただ移動しただけなんだけど

 

って言うか今から気絶させられる人に

 

言ったって何の意味もないでしょ。

 

それじゃあバイバイ。」

 

お兄ちゃんの姿は消えて誘拐犯達の後ろ

 

にいた。そして、誘拐犯の人達は倒れた。

 

お兄ちゃんは私達の方に来て

 

「遅くなってごめん。さあ、帰ろう。」

 

と言った。

 

私はその言葉を聞いて涙が溢れた。

 

そのまま

 

「お兄ちゃん!!」

 

「おっと。ごめんね美九。」

 

「ううん。いいの。助けに来てくれて

 

ありがとう!!」

 

お兄ちゃんに抱きつきそう言った。

 

お兄ちゃんは

 

「妹を助けるのは当たり前だろ。

 

お母さん達が心配しているから早く

 

帰ろう。」

 

と言った。

 

そう聞くと私達は、工場の出口に向かって

 

走って行こうとした。けど、お兄ちゃんが

 

「皆こっちに来て。一気に帰るから。」

 

そう言った。

 

私達は疑問に思いながらもお兄ちゃんの

 

近くに行った。

 

お兄ちゃんは私達が近くに来ると

 

「皆俺に触れておいて。」

 

と言った。

 

私達がお兄ちゃんに触れるのを確認すると

 

「離さないようにね。一気に飛ぶから。」

 

と言った。

 

飛ぶ?そう思っているとお兄ちゃんが

 

「飛雷神の術」

 

とお兄ちゃんが言うと私達の見ていた景色が

 

変わり見慣れたお兄ちゃんの部屋に変わって

 

いた。

 

私達が呆然としているとお兄ちゃんが

 

「さっき体験した事は秘密だよ。それよりも

 

お母さん達の所に行かなくてもいいの?」

 

と言った。

 

私達はハッと我に返りすぐに刀奈さんの家へと

 

向かった。

ー続くー

 

 

 

 

 




少し長かったかもしれないですね。

感想・好評価よろしくお願いします。

それでは次回もお楽しみに。


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第8話

遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
これからも投稿が遅れる可能性がありますが
許していただけるとありがたいです。

それではどうぞ!


鏡夜side

 

あの後俺も更識家に行った。

更識家の前に行くとお母さん達に抱き付いて

泣いている美九達が居た。

お母さん達は美九達を優しく抱きとめて

 

「無事で良かった。」

 

と言っていた。

そして、俺を見つけると楯無さんが近付いて

来て

 

「娘達を助けてくれてありがとう。

だけど1人で行くのは関心しないな。」

 

と言ってきた。

俺はそれを聞いて

 

「すみません。次からは気を付けます。」

 

と言った。

そう言って

 

「とりあえず離してあげたらどうですか?

もう夜も遅いですし、早く寝ないと明日にも

影響しますよ?」

 

と言った。

楯無さんは

 

「そうだね。とりあえず詳しい話は

明日にしようか。」

 

と言い刀奈さん達を移動させた後俺の方を

向いて

 

「それじゃあ説明してもらおうか。」

 

と言った。

俺はそれを聞いて

 

「とりあえず夕ご飯食べたりお風呂入ったり

した後でもいいですか?」

 

とお腹を抑えながら言った。

楯無さんはそれを見て苦笑しながら

 

「そうだったね。それじゃあまた後で説明

させてもらうよ。」

 

そう言われ俺達は一旦解散となり家に帰って行った。

 

〜数時間後〜

 

俺は更識家の客室に居た。

いやぁあれから大変だったな。

え?なんでかって?

それはねお風呂の時いつもなら1人で入るはずの

美九が

 

「お兄ちゃん一緒に入って。」

 

と言ってきたからなんだ。

さすがの俺も焦ってお母さんとお父さん

に助けを求めたけど

 

「一緒に入ってあげなさい。」

 

と言う言葉に撃沈した。

それから俺は顔を輝かせた美九に連れられて

一緒にお風呂に入ったんだ。

ロリコンじゃないからR指定のことは起こらなかったよ?

本当だよ?嘘じゃないよ?そして、それからがまた

びっくりしたのが美九が寝る時に俺のベッド

に入って来たんだ。俺は説明があるから早く

行きたかっんだけど美九のあの涙目からの上目遣い

には勝てなかったよ。

というわけで俺は美九に添い寝をした。もちろん

俺は寝ずに美九が寝たことを確認して静かに

ベッドから抜け出して更識家に向かったんだ。

そして、客室に入って来たところで 楯無さんから

 

「さあ。早く教えてくれるかな?」

 

と言われ

 

「まあ。落ち着いてくださいよ。今から説明

するので。ところで此処に居る人達はどんなこと

があっても俺の事を他人に話したりしませんよね?」

 

そう言った。

俺以外の人達は互いに顔を見合わせ頷きあい

 

「ああ。絶対に話さないと約束しよう。」

 

と楯無さんが代表で言った。

俺はさらに

 

「お父さんお母さん、俺がどんな人間でも

俺は2人の子供で居ていいのかな?」

 

と言った。

お父さんは

 

「当たり前だ。お前が何者でも俺達の息子だ。」

 

「そうよ。だから安心して。」

 

と言ってくれた。

俺はそれを聞いて安心し

 

「さて。俺がどんな人間かを説明する前に俺は

話した後はすぐに寝るつもりだから本当の姿に

戻ってから話そう。」

 

そう言い首を傾げているお母さん達をよそに

 

「魔封じの鍵[ホーリーロック]封印を容姿の封印

を解除。」

 

俺がそう言うと俺の体が少しずつ白い霧に包まれ

ていき顔が女の子のようになり、体が少し華奢

になりさらに髪が伸び艶のあるピンク色に変わり

こう言った。

 

「俺は前世の記憶と力を持った人外に近い

人間だよ。」

 

鏡夜side終了

 

楯無side

 

私は、今驚いている。

それは、全てを説明してくれると言った鏡夜君が

突然霧に包まれたかと思うと美少女とも呼べる

見た目に変わっていたからだ。

そして、鏡夜君は驚きの事実を言った。

 

「俺は前世の記憶と力を持った人外に近い

人間だよ。」

 

僕は耳を疑った。

前世?人外?

そんな疑問をよそに鏡夜君は話を進めていく。

 

「まあ。いきなり前世やら人外なんて言われても

信じられるわけがありませんよね?お母さんには

信じられる人達には説明してもいいって言われて

いるけど、どうやって証明しようかなぁ」

 

そんなことを言いながら悩んでいるところに

鏡華さんが、

 

「じゃあ、鏡夜が言っているお母さんに

ついて教えてくれる?」

 

と言った。

僕は、ハッと我に返り

 

「その話は僕も聞きたいな。」

 

と言った。

鏡夜君は

 

「まあいいか。えっと、それじゃあ俺が

言ったお母さんについて説明しますね。

簡単に言うと神様です。それも全ての

始まりを司る原初の神様です。俺は

一度死んだんです。」

 

そう言った。

僕は理解が追いつかない頭を必死に

働かせながら

 

「その原初の神が君かあの時言った

お母さんで死んだ君を転生させた

そういう事でいいね?」

 

と言った。

鏡夜君は頷きながら

 

「そうです。死んだ俺に息子にならない?

と言って了承した俺のもう一度生きたい

という願いを聞き入れてくれた俺の恩人兼

お母さんです。」

 

「そうか、それじゃあ君は前世とやらで

何をして死んでしまったんだい?」

 

僕はそう言った鏡夜君に聞いた。

鏡夜君は俯きながら決心を決めた顔をして

 

「俺は前世では俺の体に封印された魔神

と戦って相打ちになって死んだんです。」

 

僕は驚きながら

 

「魔神と戦って相打ちってどういう事な

んだい?」

 

鏡夜君は

 

「そのままの意味です。俺は世界を滅ぼせる

魔神と戦って相打ちになって死んだんです。

そう簡単には信じて貰えないでしょうから

俺の固有結界に案内して俺の中にいる人達に会って

俺の過去を見れば納得してもらえるでしょう。」

 

そう言うとまた首を傾げている僕達をよそ

 

「体は願いで出来ている

血潮は想いで心は希望

幾たびの戦場をこえて腐敗

ただ一度の敗走もなく

たった一度の勝利さえも

理解さえもなし

担い手は此処に一人

星々の丘で平和を願う

故に我が生涯に意味はいらず

この体は

全ての人々の無限の願いで出来ていた。」

 

鏡夜君がそう呟くと黒い奔流が発生して

目を閉じ奔流が収まった事を確認すると

そこには星の光以外は全て黒一色の

世界があった。

楯無side終了

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後はfateの無限の剣製の詠唱
を少しアレンジしたものです。
さてこの後はどうなるのでしょうか。

それでは次回もお楽しみに!


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第9話

遅れてしまい申し訳ありません。
テストなどがあって忙しかったりしていました。
出来る限り早めに投稿出来るようにしたいと思います。
それではどうぞ!


鏡華side

 

私は、愛する息子鏡夜から美九達を

助けるために使っていた力について

説明を受けようとしていた。

そして、鏡夜が言っているお母さん

という人についてもきかないとね。

キョウヤハワタシノムスコホカノオヤ

ニナンテゼッタイワタサナイキョウヤハワタシ

ダケノモノ

おっと危ない危ない少し嫉妬しすぎたわね。

でも、詳しく聞きたいわね。私以外の母親と

呼んでいる人についてもね。

だけど、鏡夜がこんなに可愛かったなんて信じられないわ。

ふふふ。ちょうどいいわ美九に着せる予定だった服を

着せてみましょうか。

鏡夜がお母さんって言っていた人物について説明し始めた

けどまさか神様だったなんてしかも、原初の神様だなんて

そう思っていると

 

「体は願いで出来ている

血潮は想いで心は希望

幾たびの戦場を越えて不敗

ただ一度の敗走もなく

ただ一度の勝利さえも理解さえもなし

担い手は此処に一人

星々の丘で平和を願う

故に我が生涯に意味はいらず

この体は全ての人々の無限の願いで出来ていた。」

 

鏡夜がそう言っていると途中で頭にノイズが

走った。そして、ある光景が出てきた。

それは鏡夜に似た青年が黒一色の丘で佇んでいた。

その背中は今にも壊れそうなくらい脆く感じた。

私は、直感的に感じた。この背中は鏡夜のもの

なんだと。

そして、気がつくと先程見た光景が現れていた。

鏡夜は

 

「ああ。そうだお母さん、お父さん。俺中学2年生

ぐらいからある組織に所属するから。」

 

と言った。

私は

 

「だめよ。認められないわ。」

 

と言った。

お父さんも頷きながら

 

「そうだ。ダメだ。俺達はお前と美九が生まれ

た時に誓ったんだ。どんな事があってもお前達

を守ると。だから認められない。」

 

と言った。

しかし、

 

「俺は簡単には死なないよ。

いや、死なないんじゃない死ねないんだよ。」

 

「どういう意味?」

 

と聞くと

 

「俺には前世からの目的があるからね。」

 

「目的?」

 

「そ。実験施設にいる子供を助けるっていう目的。」

 

「そんなの大人に任せておけば良いじゃない。」

 

「それじゃあダメなんだよ。助けられる組織

によっては仲間の筈なのに洗脳されて無理矢理

殺し合いをさせられる場所もあるんだ。それに

もし自分の親がいる家に帰ることが出来ても

髪の色や身体中の傷なんかでまた捨てられる

可能性がある。だから俺が助けるんだよ。

被害者の子供をもとの体に戻せる俺がね。」

 

「どうやって戻すんだい?」

 

「まあ。それに関しては俺が所属する

組織について説明しなければなりませんね。」

 

「そうだ。どんな組織に所属するんだ?」

 

「俺が所属する組織はボンゴレファミリーだよ。」

 

「「ボンゴレファミリー?」」

 

鏡夜がそう言うと分からない私達は疑問を持つが

楯無さん達だけは驚いたような顔をして

 

「「ボンゴレファミリー!?」」

 

と言った。

 

「ボンゴレファミリーを知っているんですか?」

 

「ええ。知っています。」

 

「それはどんな組織なんですか?」

 

「それを教えるとこちら側の世界に来る事に

なりますがよろしいですか?」

 

「ええ。問題ありません。」

 

「それでは危害が及ばないように明日から護衛を

つけさせていただきます。」

 

「ああ。問題ありませんよ。俺が守るんで。」

 

「どうやって守るんだい?」

 

「まあその話は後でも出来るので

ボンゴレファミリーについて説明するね。

ボンゴレファミリーはイタリア最強の

マフィアって呼ばれているよ。

不本意な事にね。」

 

「「マフィア!?」」

 

「ダメよ。絶対にダメ!!

鏡夜をそんな組織に所属させないわ。」

 

「まあ待ってください。

鏡夜君、不本意ってどういう意味だい?」

 

「ボンゴレファミリーは本来ならマフィアでは

ないんですよ」

 

「マフィアじゃないってどういう事?」

 

「ボンゴレファミリーは元は町の住民を

守る自警団だったんですよ。

それがいつからかマフィアと呼ばれる

ようになっていった。

それであっていたよね?Ⅰ世<プリーモ>。」

 

鏡夜がそう言うと突然炎が発生してそこから

金髪で高級そうなスーツを着た男性が現れた。

 

「ああ。それであっている。」

 

「お母さん達に紹介しないとね。

この人はb「いや、いい。自分で言う。」

それじゃ皆あとはよろしくね。」

 

皆?そう思っていると鏡夜は突然闇に包まれて

消えてしまった。

 

「鏡夜!?」

 

「安心しろ。固有結界の外に出ただけだ。」

 

そう言われ安心していると

 

「俺の名前はボンゴレファミリー

初代ボス。ボンゴレⅠ世<プリーモ>だ。」

 

私達が唖然としていると

 

「何故俺が此処にいるかという疑問だが、

それはこの固有結界の性質にある。

この固有結界は願いを叶えるという性質だ。

一見万能のように見えるが決して万能ではない。

願いを叶えるという事をする度に代償を

払わなければならない。今回は俺達の

具現化だけで代償は小さいが隕石などを

落とすという願いを叶えると代償は大きくなる。

この固有結界についての説明は以上だ。

さて、お前達に1つ質問だ。」

 

そう言われると突然体が動かなくなった。

 

「俺のファミリーの過去を知る際にお前達には

覚悟があるか?

決して狂わず鏡夜を支える覚悟がお前達には

あるか?

あるのなら背後にある光の中に入るといい。

覚悟がないのなら立っている場所を踏むと

この結界から出られるがどうする?」

 

そんなの聞かなくても決まっている

そう思いながら光の中に入った。

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は篠ノ之束と会うところまで
いけたらなと思います。

それでは次回もお楽しみ!


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第10話

遅れてしまい申し訳ありません。
それでは、どうぞ!!


鏡華side

 

私達が光の中に入るとそこには1本から9本

の尾を持った怪物と様々なドラゴンや

人間がいた。

 

「そいつらが鏡夜が記憶を見せるのにあたい

すると思った人間か?」

 

9本の尾を持った怪物がそう言うと

 

「そうだ。この者達が見せる相手だ。」

 

「ワシは信用していないが、まあ仕方ない。」

 

そう言うと突然空中に光の輪が現れて

 

「その輪を見ていろ鏡夜が前世体験した

記憶が映るはずだ。」

 

そう言われたので輪を見ているとある映像が

映った。

 

鏡華side終了

 

鏡夜side

 

皆さんお久しぶりです。

あれから僕は結界から出て家に帰って寝る

わけにもいかず、前世でお世話になった人に

会おうと思います。

 

「来い。空間の神パルキアのしらたま。」

 

俺がそう呟くと水晶のように透き通った

球体が現れた。俺はそれを躊躇いもなく

割る。すると、体に力が湧き出てきた。

俺は手刀を作り、垂直に下ろした。

突然空中に隙間が出来て俺はその隙間の中に顔を

入れてみた。すると、俺が今一番会いたい人が

居た。その人は俺を見ると、涙を流しながら

 

「鏡夜?鏡夜なの?」

 

「はい。お久しぶりです。アカーシャさん。」

 

そう、俺が今一番会いたい人はかつてアルカード

と戦い、三大冥王と呼ばれたアカーシャブラットリバー

だ。アカーシャさんは涙を拭いたりせずに俺に

抱き付いて

 

「よかった。本当に無事でよかった。」

 

「ごめんなさい。これからは無茶をしないよう

にします。」

 

「約束よ。絶対に約束よ。」

 

「はい。約束です。」

 

「それで?どうして今まで会いに

来れなかったのかしら?」

 

「えーと。実は今俺は転生しているんです。」

 

「知っているわよ。」

 

「え?何で知っているんですか?」

 

「夢の中でフィリアと言う神に貴方を転生させた

って聞いたのよ。」

 

「そうなんですか。」

 

「これからどうするの?此処に居る?」

 

「いいえ。戻ります。あっちでの親が俺の

記憶を見ているので。」

 

「そう。なら私も行くわ。」

「はい。分かりました。」

 

俺は空間を開き転生した世界に戻って来た。

 

「鏡夜。寝ていいわよ。説明は私がするから。」

 

「分かりました。お願いします。」

 

そう言うとアカーシャさんの膝の上に頭を乗せて

目を閉じた。

 

鏡夜side終了

 

鏡華side

 

あれから私達か見たものは悲劇という

ものではなく地獄と言った方が正しいとも

思える映像だった。その映像を見終わった後

私達は涙を流していた。そんな中プリーモが

 

「鏡夜が子供を治せると言っていた

力にかんして説明しよう。鏡夜だけが使える

力だ。それは再生の炎。万物を治し、焼き尽くす

事が出来る力だ。それ故に生命エネルギーの

消耗も激しい。使ったと聞いたのならすぐに

休ませる事だ。」

 

私達は涙を流しながらそれを聞いていた。

 

「ええ。分かったわ。聞いたら絶対に休ませる

事にするわ。」

 

「ああ。頼む。そろそろ戻った方が良さそうだ。

夜も深い。」

 

「相棒のこと頼んだぜ。」

 

「任せて!もう二度と鏡夜にあんな思いは

させない!」

 

「俺もだ!これ以上ああならないようにする!」

 

「私達もです。」

 

「フッ。良い親に恵まれたな。さあ、その扉から

戻るといい。鏡夜は既に眠っているぞ。」

 

そう言われ私達は突然現れた扉に手を掛けて

外に出て行った。

とてつもない光が私達を襲い思わず目を瞑った。

光が収まったと感じたので目を開けると

そこには、知らない女が眠っている鏡夜を膝枕

していた。

 

「貴方は、鏡夜に何をしているのかしら?」

 

そう聞くと、

 

「あら?やっと出て来たのね。もうとっくに

鏡夜は眠っちゃったわよ久しぶりの再会なのに

私との会話より睡眠を優先させるなんて少し

O・SHI・O・KIが必要かしら?」

 

「私が聞きたいのはそんな事じゃなくて

貴方は誰なのかと言う事よ!」

 

「ああ。そういう事。

私はアカーシャブラッドリバー。

前世の鏡夜の義理の母親よ。」

 

「そういう事ね。どうりで鏡夜が安心した

顔をしている訳ね。」

 

「そういう事。これから頑張りましょう。」

 

「ええ。お互いにこの子を支えないとね。」

 

「あ、そうだ!鏡夜をお着替えさせるんだったら

写真私にもくれない?」

 

「いいわよ。可愛い鏡鏡夜が映った写真を

あげるわ。」

 

「ありがとう!それじゃあ私は戻るわね。」

 

「ええ。またね。」

 

そんな会話をしながら

アカーシャブラットリバーさんはいつの間にか

出現していた渦の中に入って行った。

 

(これからはいっぱい楽しい思い出を作ろうね。)

 

腕の中で眠る鏡夜に心の中で話しかけながら

私達は我が家へと歩いて行った。

 

鏡華side終了

 

鏡夜side

 

あれから数年が経ち俺と美九は簪と本音と

同じ中学に入り、2年生になった。

あの後ボンゴレに入る許可を貰った。

まあ、その時に出された条件のお陰で俺の

精神はすり減り黒歴史が出来たけどね。

え?時間が飛び過ぎているって?

まあ色々あったよ。

まずは美九や刀奈さん達が俺に抱きついて

来るようになった。なんでも誘拐された時の

恐怖がまだ残っているらしくて俺だと落ち着くから

と言って抱きついて来るようになった。

恐怖が残っているなら仕方ないと思って

抵抗しないようにしている。

次はなんと美九がアイドルにスカウトされた。

大変そうだけど楽しいみたい。

そして、最後はあれから美九と俺が一緒に寝る

ようになった。え?おかしいって?

それは俺が言いたいよ。

実は誘拐事件の後から美九は慣れていない人

じゃないと男性恐怖症が出るようになった。

俺はその症状を緩和させる為に一緒に寝る事に

なったんだ。

さて、俺が今何処にいるのかというと

それはロシアでした。実験施設を潰す為に

来てるんだ♪

 

「さあ潰そうか。被験体の子達の保護は終わって

いるみたいだからね。風遁螺旋手裏剣!」

 

そう言って手を少し上にかざすと手裏剣が付いた

青い球体が現れた。

 

「せいっ!」

 

俺はそれを投げるとその球体は飛んで行き爆発して

まるで爆弾のように青い奔流が爆発した。

 

「さて。終了終了。早く保護した子達をもとに

戻して寝ようっと。」

 

俺は鼻歌を歌いながら保護された子達がいる

場所行こうとした。するとその時、

 

「いや〜凄いね〜あんなのでこの施設を破壊

するなんて。どうやってだしたのか教えて

くれないかな?暁鏡夜君?」

 

そんな声が後ろから聞こえた。

 

「そんな事を聞く前に自分が何者か話したら

どうですか?」

 

「あはは〜そうだね〜。初めまして私は天災の

束さんだよ〜。」

 

それが俺と篠ノ之束との出会いだった。

 

鏡夜side終了

 

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 




宣言通り篠ノ之束との出会いまで行けました。
更新が遅れるかもしれませんが
応援よろしくお願いします。
それでは次回もお楽しみに!!


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第11話 (2017年7月28日修正)

遅くなってすみませんでした!
これからの構成や学校関係で忙しくて少しずつ
書いてました。これからも遅くなるかも
しれませんが応援よろしくお願いします。

それではどうぞ!


束side

 

それは突然の事だった。

いつものように私が一生懸命作ったISを

使って実験している施設を破壊する為に

亡国機業<ファントムタスク>の

スーちゃんとオーちゃんそれに

ちーちゃんのクローンのマーちゃんと

一緒に移動している時だった。施設を破壊する

準備していたら突然私の娘のクーちゃんから

 

「束様!大変です!破壊対象の施設付近に

謎の高密度エネルギーが発生しました!」

 

そう言われ私は急いで施設周辺の状況を確認

出来るようにして画面に手裏剣が付いた青い

球体を掲げた少年がいた。その少年は私達が

見ているなか

 

『風遁螺旋手裏剣!!』

 

そう言って謎の球体を施設に向かって投げた。

風遁螺旋手裏剣と呼ばれた球体は施設に向かって

真っ直ぐに飛んで行き膨張して青い奔流を撒き散らした。

その奔流が収まると施設は跡形もなく消えていた。

私は驚きながらもその少年に興味を持ち、直ぐに

少年の事を調べた。すると、少年についての情報は

出てきたがどう見ても普通の少年の情報だった。

その他には何も出てこなかったので私は少年暁鏡夜君の

事を聞きに行きたくなり、皆が止めるのを聞かずに

その少年に会いに行った。そして、地上に降りて

後ろからスーちゃん達が降りて来ているのを

気にせずに

 

「いや〜凄いね。あんなのでこの施設を

破壊するなんて。どうやったのか私にも教えてくれ

ないかな?」

 

そう聞いた。

 

束side終了

 

鏡夜side

 

施設を破壊して保護した子達を治して帰ろうと

すると突然空から女性が降りて来た。その後ろから

さらに複数の女性が降りて来た。1番最初に降りて

来た女性の名前を聞くと篠ノ之束と言ってきた。

 

(嘘はついてないみたいだね。それよりも篠ノ之束?

何処かで聞いた事のある名前だな。)

 

(確かISの開発者じゃなかったか?)

 

(おお〜!そうだったありがとう九喇嘛。っていうか何で

俺そんな有名な人を忘れてるんだ?完全記憶能力貰っはず

なのに。どういうことか知らない?九喇痲それに皆?)

 

(ああそのことか。儂等がISに関しての記憶を切り取って

持っているだけだ。)

 

(何でそんな事をしてんの?)

 

(お前がキレて世界を滅ぼさないようにするためだな。

いくらある程度能力や力が封印されているとしても

お前は世界を滅ぼす事が出来るからな。)

 

(そういうことか。まあ確かに俺女尊男卑嫌いだから

助かったよ。)

 

(そろそろ戻れ。疑われるぞ。)

 

(ん、了解。)

 

*この間約0,5秒

 

「何故敵か味方かもわからない人達に教えなければ

いけないんですか?」

 

「それもそうだね〜こっちには敵ではないという事を

証明する手段も証拠もないからどうしようもないけど

とにかく敵ではないかな。」

 

「ふむ。今回はそういう事にしましょうか。それで

俺が実験施設を破壊した技についてですがあれは

俺だけが使える能力を応用しただけです。」

 

「その能力って何なのか教えてくれないかな?」

 

「・・・まあいいでしょう。忍術ですよ。」

 

「「「「忍術!?」」」」

 

「忍術ってあの忍者が使う忍術?」

 

「ええ。そうですよ。というよりかまだ用事が

あるので他に何もないのならその用事を済ませ

たいんですけど。」

 

「うん。そうだね、ごめんね時間取らせて。」

 

「それではm「あ!ちょっと待ってくれない?」何

ですか?」

 

「君はISについてどう思っているの?」

 

「俺は正直現代にはいらない物だと思いますね。」

 

「何!?」

 

「だってそうでしょう?貴方が何を思ってISを作り

発表してそして白騎士事件を起こしたのか知りませ

んがね貴方が起こした白騎士事件のお陰で女尊男卑の

世の中になった。さらには無関係の子供達が実験台に

なった。これを突き付けられてもISは現代に必要だと

考えられますか?」

 

束さんは俯いて何も言えない様だった。

 

「貴方は後の世界の歴史に残るでしょうね。

ISの製作者にして白騎士事件を起こし世の中の

風潮を変えた張本人としてね。」

 

「私はどうすればいいの?」

 

束さんは助けを求めるように言った。

普通の人は助けを求めるのだろう。

だが、現実はそう簡単にうまくいかない事を教えな

ければいけない。故に俺は助けないと心に決めた。

 

「知りませんよ。そんな事。」

 

「え!?どうして?助けてくれないの?」

 

「誰が助けると言ったんですか?貴方は知らなさ

すぎる現実はそう簡単に自分の思い通りにはなら

ないんですよ。貴方は一度そういう事を知った方が

いい。」

 

「そんな・・・」

 

束さんは地面に膝をついて涙を流し始めた。

そんな束さんに俺はため息をつきながら

 

「泣くぐらいなら自分がどうしたいのか悩み

考えろ!そして行動しろ!世の中には助けを

求めたくても求められずにいる人達もいるんだ!

その程度で立ち止まるな!さあ考えろお前に何が

できるのかそれがお前の道となり未来となる

絶対に後悔しないような選択をするんだな。」

 

「・・・私は・・・ISを兵器として見られない

ようにしたい!そして、ISのせいで人生を狂わさ

れた人達に謝りたい!」

 

「いい目標だ。俺もその目標に協力しよう。」

 

「本当!?」

 

「ええ。今の束さんの方が良い方向に行ってる

みたいですから。」

 

「どういう事?」

 

「まあその前に改めて自己紹介をしましょうか。

俺は初代ボンゴレファミリー再生の守護者

暁鏡夜だ。裏の世界では不死鳥とか死神と言った

ほうがいいでしょうか?」

 

そう言うと束さんは頭に?マークを浮かべて

いたが後ろの人達は驚いたようにしていて

 

「貴方が不死鳥!?」

 

「嘘だろオイ。まだガキじゃねえか。」

 

「スーちゃん、オーちゃん。不死鳥って

そんなに有名なの?」

 

「ええ。有名よ。どんな攻撃をうけても炎とともに

再生することからつけられた異名よ。噂ではISも

破壊できるらしいわ。」

 

「ISを!?それって本当?」

 

「ええ。まあ出来ますけど、そんな事はしませんよ。

ISには何の罪もないですから。」

 

「そうなんだ。それよりいい方向ってどういう事?」

 

「あまり話したくはないんだけどまあいいか。

俺は未来が見えるんですよ。いや見えるじゃ

なくて視えるかな?」

 

「それって凄くない!?ねえ皆もそう思うよね?」

 

束さんの言葉で頷く3人。

 

「あまりいいわけじゃありませんよ。

何か行動をおこす時はそれを基準にできるメリットが

ありますけどそれはあくまで基準であって結果や

課程じゃない。結果に行くまでの課程で未来なんて

いくらでも変わる可能性がありますからね。」

 

「でもそれでも便利だよね。」

 

「はあ・・・束さん。もし貴女の大切な人達が

同時に殺される未来が見えてその課程でどんな

行動を起こしても変わらない未来だとすれば貴女は

どちらを助けますか?」

 

「うっ・・・それは・・・。」

 

俺のその言葉に反論出来ない様子の束さん。

 

「ほらね?そこまでいい能力じゃないでしょう?」

 

「うん。そうだね。じゃあきょう君はどうやって

そんな能力を手に入れたの?」

 

「ああ・・・それを聞いちゃいますか。

そうですね、その事を話すには俺の正体について

話す必要がありますね。」

 

「正体?さっき言った事じゃないの?」

 

「あれはほんの一部ですよ。」

 

「あれで一部なの!?」

 

「ええ。ですが、これ以上の事を知ろうとするなら

ある約束をしてもらいますけどどうします?」

 

「それってどんな約束?」

 

「万が一俺のことを他の人に話した場合この世から

消えてもらいます。」

 

「う〜ん。分かったよ。話さないよ。」

 

「そうですか。それじゃあ後ろの方々は

どうしますか?」

 

「私も知りたいわ。」

 

「俺もだぜ。」

 

「私もだ。」

 

「そうですか。それじゃあ始めましょうか。」

 

〜男の娘説明中〜

 

あれから俺の過去を見せた。

見せた後は俺は束さん達に抱きつかれ、頭を

撫でられた。そして、

 

「それじゃあまた会いましょう。」

 

「うん、そうだね。また会おうね」

 

「また会いましょう。今度貴方の本当の姿を

見せてね。」

 

「そうだな。お前の本当の姿を生で見たいもの

だな。」

 

「あはは。機会があればね。」

 

ー私達からもお礼を申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

「!?」

 

「?どうしたの?」

 

「いや、何か声が聞こえたんですけど。」

 

「!?それってこの子の事?」

 

そういうと束さんはあるものを俺に見せて来た。

 

「これは?」

 

「ISのコアだよ。」

 

「へ〜これがISのコアなんですね。」

 

ー初めましてNO.0です。

 

「喋った!?」

 

「やっぱり聞こえたんだね。・・・そうだ!

NO.0に触れてみてよ。」

 

俺はそう言われるがままにNO.0と呼ばれる

ISのコアに触れた。すると、俺の体が光に

包まれた。眩しくなり、目を瞑った。

光が収まると装甲のようなものが目の入った。

 

「は!?」

 

「やっぱり起動できたんだね。」

 

「どうして起動出来たんですか!?」

 

ーおそらく貴方の本当の姿が男の娘だからでしょう。

もしくは私達が貴方のことを好きになったからで

しょうか。

 

「前者が1番気になるけど後者って意味あるの?」

 

「案外あるかもね。この子達には基本自由に

させてるから。」

 

ーいわゆる一目惚れというものでしょうね。

そして、あのような過去を経験した貴方の力

になりたいと思ったからです。

 

「そうなんだ。ありがとう。あ、そうだ束さん

俺がISを動かせることは発表しないでくれませんか?」

 

「どうして?」

 

「俺がISを動かせることが世界中に広まると

俺に護衛がついて行動しにくいので。」

 

「そうだね。うん、分かったよ広めないでおくね。

そうだ!せっかくだからこの子を専用機に

してみない?」

 

「いいんですか?」

 

「いいんだよ。この子もそう望んでいるみたい

だしね。」

 

「俺なんかでいいの?」

 

ー貴方は勘違いをしています。

貴方でいいではなく、

貴方がいいんです。

 

「ありがとう。そして、よろしくね。」

 

ーはい!よろしくお願いします。

 

「きょう君。NO.0に名前を付けてくれないかな?」

 

「分かりました。・・・決めた!

君の名前はミユだ!」

 

ーミユ・・・いい名前ですね!

ありがとうございますマスター。

 

「うん!よろしくね!」

 

ーはい!よろしくお願いします!

 

「とりあえず武装を決めようか。リクエストある?」

 

「特には無いです。多分原初の神の方のお母さんが

武装などを送ってくると思うのでそれを参考にしてください。」

 

「なるほど、面白そうだね。うん、やってみるよ。」

 

「本当ですか!?ありがとうございます。

それじゃあミユ専用機になってまた会おうな。」

 

ーはい!マスターお役に立てるように

頑張ります!

 

「あはは。そんなに気負わなくてもいいよ。

それじゃあまた会いましょう。」

 

俺はそう言って子供達を治すためにその場を

後にして子供達を治し家に帰った。

 

そして数ヶ月後

 

「さてサイドエフェクトで見えた通りになったな。

SAOをクリアする為の人を守りながらゲームを

楽しもう。手紙は残してあるから問題なしっと。」

 

俺はナーヴギアを被り、

 

「リンクスタート!」

 

そう言った。

 

鏡夜side終了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この小説を読んでいただいている読者の皆様に
質問です。一夏のアンチを二通り考えています。
その内容は

・ホモによるアンチ

・鏡夜に好意をよせる人に恋をして既成事実を
作ろうとすることによるアンチ

この二通りのどちらを書いた方がいいか活動報告にて
意見をお聞かせください。

それでは次回もお楽しみに!


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番外編1

遅くなってしまいました。
お気に入り登録者200人突破記念として番外編を
投稿させていただきました。
いつの間にかお気に入り登録してくださった方々が
200人もいて驚いた反面とても嬉しいです。
これからも応援よろしくお願いします。

それではどうぞ!


番外編1 ー鏡夜の黒歴史ー

 

鏡夜side

 

これは俺がボンゴレに所属する前の話だ。

俺の記憶をお母さん達に見せた時に条件を

つけられた。そして今その条件を満たしていた。

何をしているのかというと、

 

「ほーら鏡夜俯いてないでこっち向いて。」

 

女装させられていた。しかも咲夜とほとんど同じ服を着ていた。

 

「ううっどうしてこんな格好を。」

 

「これが条件なんだから諦めなさい。」

 

「その言葉着させている本人が言う?」

 

「・・・さあこの後もまだまだ着せてみたい服が沢山あるんだから

早くこっち向いて。」

 

「スルーしたね。」ジトメ

 

「まあ気にしない気にしない。」

 

そんなこんなで着物やチャイナ服なぜあるのかわからない

ウエディングドレスなどいろんな服を着させられた。

途中でお母さんに涙目になって

 

「もうやめて。」

 

と言ったら鼻血を出して

 

「ああ幸せ。もう死んでもいいわ。」

 

と言っていたので

 

「お母さん死なないで!」涙目

 

そう言いながらお母さんに近付くと

 

「可愛すぎるわ。」

 

そう言いながら俺をギュッと抱き締めて頭を撫でてきた。

俺は蕩けるような感覚を与えられながらジッとしていた。

 

ー数時間後ー

 

お母さんはとても幸せそうな顔をしていて俺は疲労困憊という言葉を

体で証明していた。すると、お母さんが俺を膝枕しながら

 

「ねえ鏡夜。」

 

「んー?ナニー?」

 

「私ね。貴方がボンゴレに所属するって言ってとても怖かったの。

私とあの人との子供の貴方が危険なめにあうのがとても怖くて

死んでしまう可能性があるって聞いて貴方を失いたくない、

今のまま平和に暮らしていたい。そう思ってたの。

だけど、貴方はどんな時でも自分じゃなく他の人の事を考えて

いるって知ってああこの子は何があっても止まらないんだと

思ったの。それでね止まらないんだったら出来る限り

貴方の鏡夜のためにサポートをしてあげたいって思ったの。

だからね辛いことがあったら遠慮せずに言うのよ。

甘えたい時は甘えなさい。この事は私とあの人と

話し合って決めた事だだから。」

 

「うん!わかった。ありがとうお母さん!」

 

俺はこの時これまで以上にこの人達の息子でよかったと思い、絶対に

今の家族だけは危険なめにはあわせないと改めて誓った。

 

ーその後ー

 

「それにしても鏡夜の肌ってスベスベして羨ましいわ〜。

どれだけ触ってもあきないわね〜。」

 

「んっ。お母さんくすぐったいよ〜。」

 

良い雰囲気をいつもの様に壊すお母さんだった。

 

*この後撫でられ&お着替えを数十回させられました。

 

鏡夜side終了

 

三人称side

 

鏡夜が着せ替え人形にされている頃

 

「さーてきょうくんが何をしているのかみてみよう!」

 

自慢のラボで突然の様に発言する女性がいた。

彼女こそISの開発者の篠ノ之束である。

 

「束様それあきらかに犯罪じゃないですか?」

 

と冷静にツッコミを入れているのは束の娘のクロエ。

 

「でも何をしているのかスーちゃんも気になるよね〜?」

 

「そうね。案外本当の姿が見れるかも知れないわね。」

 

「という訳で見てみよう!」

 

そう言いながらキーボードを操作していく篠ノ之束。

 

「衛星にハッキング完了!さあきょうくんが普段何をしているのか

見てみよう!」

 

そう言って束が衛星を操作して映像を画面に写した。

すると、そこにはメイド服を着てスカートを抑えて顔を赤らめている

少女がいた。さすがの天災も予想していなかったのか唖然としていたが

落ち着きを取り戻して

 

「何で一般家庭のきょうくんの家にメイドさんがいるのかな?」

 

「私もそれは気になるわね。」

 

「とりあえずあのメイドが誰なのか見てみましょう。」

 

クロエがそう言うと全員画面の方を向いた。

 

『ううっどうしてこんな格好を』

 

少女がそう言うと1人の女性が興奮しながら

 

『可愛いわ鏡夜。』

 

と言った。束達が一瞬凍りつき次の瞬間

 

「「「「「えー!?」」」」」

 

「嘘だよね!?あの可愛い女の子がきょうくんだなんて信じ

られないんだけど!?」

 

「私もそう言いたいのだけれど見てみなさい。」

 

スコールにそう言われ束が画面を見ると、

 

『鏡夜の肌ってスベスベして羨ましいわね〜。

どれだけ触ってもあきないわね〜。』

 

『んっお母さんくすぐったいよ〜。』

 

「ほらね。もうこうなると鏡夜君だと信じるしかないで

しょう?」

 

「うんそうだね信じるs『やあん。』なっ何!?」

 

『んっ。ひあんちょっとやめてよ〜。』

 

『ふふっ鏡夜は敏感ね〜。』

 

この光景が数十分続けられた。この光景を見ていた束とオータムは

鼻血を流しスコールとマドカ、クロエは頬を赤らめ

 

(((((エ、エロい!)))))

 

と思っていた。

 

三人称side終了

 

 

 

 

 

 




突然ですが現段階でヒロインとして決まっている
キャラを紹介します。

美九、更識姉妹、布仏姉妹、束、スコール、ナターシャ、アリス、ユウキ

以上がヒロインとして決まっています。
他に何かご意見がありましたら言っていただけると
ありがたいです。

それでは次回もお楽しみに!


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第12話

今回から一人称が少しわかりにくいと思ったので
変更させていただきます。

鏡夜→キョ 美九→美九 鏡華→鏡華

慎吾→慎吾 キリト→キ アスナ→ア

陽乃→ハル サチ→サ ユウキ→ユウ

ユージオ→ユ

となります。
それではどうぞ!


第13話

 

浮遊城アインクラッド75層

 

ヒ「さあ決着をつけようキリト君。」

 

キ「その前に1つだけ頼みがある。もし俺が死んだら

しばらくでいいサチ達が自殺できないように

してくれ。」

 

ヒ「良かろう。自殺できないように設定する。」

 

サ「キリトダメだよ!やめて!ここで決着をつけずに

また75層から頑張ればいいじゃない!」

 

キ「サチそれじゃあダメなんだ。このチャンスを

失ったらまた犠牲者が出てしまうんだ。

これ以上犠牲者を出さない為にもここで決着を

つけなきゃいけないんだ。」

 

サ「・・・分かった。だけど約束だよ。絶対勝って!」

 

キ「ああ、絶対だ。」

 

ヒ「でははじm「はあ、どうしてこうも同じ結果に

なるんだ?」何故麻痺している筈の君が動けるか

聞いていいかな?」

 

キ「どうしてキョウが立てるんだ!?」

 

キョ「簡単だよ。俺のエクストラスキルを使って

麻痺を分解した、ただそれだけだよ。分解する

際にHPが減っちゃったけどね。」

 

ヒ「ふむ。君には私と戦う資格がない。だが

立っているだけではつまらないだろう。

特別にこの先のボスと戦う権利を与えよう。」

 

キョ「それ完全に権利以前に罰ゲームだよね!?

はあまあいいやどうせ拒否権ないんでしょ?」

 

ヒ「フッよく分かってるじゃないか。」ピッ

 

キョ「それじゃあ最終決戦だ」

 

ALO世界樹

 

グサ

 

その音と共にキョウに剣が突き刺さった。

 

キョ「ぐああああっ!」

 

ア「キョウ君!」

 

ハ「キョウ!」

 

ユウ「キョウ!」

 

キ「キョウ!」

 

オ「さあこのゴミを解放したければ

結城明日奈そして雪ノ下陽乃君達は僕の物に

なるんだ。可愛がってあげよう。」

 

キ(クソッ!俺は一緒に戦った仲間でさえも救えない

のか!)

 

???(屈するのか?自ら否定したシステムに。)

 

キ(その声はヒースクリフ!?何故お前が居る?いや、

そんな事はどうでもいい。屈するしかないだろう。

いくら俺達が高レベルのプレイヤーだとしても

相手はGMだ敵うはずがない。)

 

ヒ(それはあの世界を戦いを否定する言葉だ君は知っている

システムで行動を抑制してもそれを超えられる

力があることを。)

 

キ(!そうだ!絶対に諦めなければ必ずキョウを

助けられる!)

 

ヒ(フッやっと気付いたか。それでは私もキョウ君を

助けるために君に少しだけ協力しよう。)

 

キ(ありがとう助かる)

 

ヒースクリフはそう言うと俺に光を渡して消えた。

そして、俺は立ち上がった。横を見るとアスナ、

ハル、ユウキが立ち上がり、チェーンに通して

いたリングを大事そうに握っていた。俺は

その隙に

 

キ「システムログインIDヒースクリフ!」

 

そう叫ぶと突然俺の周りにメニューウインドウが

現れた。そして、俺がオベイロンのレベルを

下げようとするとアスナ達が立ち上がり、

ユウ・ア「「セイバー夢幻召喚<インストール>!!」」

 

ハ「ランサー夢幻召喚<インストール>!!」

 

3人がそう叫ぶとアスナは着物を着て誠と刺繍された

羽織を羽織ってユウキは白を主体とした鎧のような

ワンピースを来てハルは赤紫色の様な色をした全身

タイツになっていた。そして、3人の武器も変わって

いた。アスナは刀となり、ユウキは光輝く剣になり

ハルは赤い槍を2本持っていた。

 

3人はそれぞれの武器をオベイロンに向けて

 

ア「さあ、キョウ君を返してもらうわよ!」

 

アスナがそう言うと3人オベイロンに向け走り

出した。

 

UW

 

キ「じゃあPOHの相手は頼んだよ。キリト。」

 

P「待てよ超人。逃げるのか?」

 

キョ「逃げる?何をバカな事を言ってんだ?

お前は何もわかってないんだな。

お前程度の実力しか持たない奴を相手する

理由がないと言ってんだ。」

 

P「舐めやがって。まあお前を殺す機会が減った

訳じゃあないからな。黒の剣士を殺した後は

魔王、絶剣、閃光そしてお前だ。絶望した

お前の顔を見ながら殺してやる。」

 

キョ「残念だな。その機会は訪れない。それじゃあ

キリトよろしく。」

 

キ「ああ。任せておけ。キョウはアリスを頼む。」

 

キョ「了解。」

 

そうして俺はアリスがいる方向に全力で走って行った。

 

IS適正検査会場前

 

鏡夜side

 

キョ「悪い遅れた。」

 

ユ「遅かったね。どうしたの?」

 

キ「そうだぜ。織斑一夏って奴がISを動かしたって

聞いてその影響で適正検査をする日に遅れる

って聞いて何があったのか心配したんだぜ。」

 

キョ「ごめんごめん美九に迎えに来てって言われて

迎えに行ってたんだ。」

 

ユ「それは仕方ないね。美九ちゃんは男性恐怖症だし

キョウの事が大好きだから割り切るしかないよ

キリト。」

 

キ「それは仕方ないな。さてとりあえず並ぼうぜ。」

 

キョ「そうだな。早く検査をして帰ろう。」

 

ユ「そうだね。」

 

そうしておれ達は順番が回ってくるまで待っていた。

そして、順番が回って来た。すると突然

 

ー貴方がNO.0が言っていた人?

 

(!?そうだ。)

 

ーへえなんだか不思議な人。

 

(君の名前は?)

 

ー名前か〜NO.157っていう名前なんだけど。

 

(それは寂しいね。)

 

ーそうかな慣れちゃったからわかんないや。

 

(まあ君自身が持ち主になるであろう人に干渉して

名前を決めてもらったら?)

 

ーうんそうだねそうするよ。

 

そう話しているとキリトがISに触れた。

すると、キリトが光輝いて俺達は眩しくて目を瞑った。

目を開けるとISを装備したキリトが立っていた。

検査官はそれに驚いた後すぐにISを解除させ

何かの因果かユージオもISを動かし、俺もISを動かした。

そして、俺達はIS学園に入学することが決定した事を

告げられ家に帰った。俺は父さん達にISを動かした

事を言った。

 

キョ「ごめん父さん、母さん、美九。」

 

慎吾「何も謝る必要はないぞ。起動させてしまった

のなら仕方ない。それに」

 

美九「私達もIS学園を受験することにしたんです。」

 

キョ「え?本当に?」

 

美九「はい!」

 

キョ「ん?達ってどういうこと?」

 

美九「それは私、アリスさん、アスナさん、

陽乃さん、ユウキさん、サチさんの事ですよ。」

 

キョ「そうなんだ。安心したよ。」

 

鏡華「でも受かるかどうかは分からないわよ。

倍率はとても高いって聞くし。」

 

美九「大丈夫だよお母さん。陽乃さんに勉強を

教えて貰うから。」

 

キョ「それってハル大丈夫かな?」

 

美九「ISに関しての知識は殆ど覚えたって言ってたし、

刀奈さんと虚さんも勉強を教えてくれるって

言ってたから。」

 

鏡華「さあとりあえずその事は置いておいて早く

寝なさい。明日から忙しくなるかもしれ

ないから。」

 

キョ「うんそうs「ピンポーン」誰?」

 

俺が玄関に行き扉を開けると、

 

???「すみません暁鏡夜君ですか?」

 

キョ「はいそうですけど。どなたですか?」

 

???「私は政府の者です。貴方を保護しに来ました。」

 

そう言われた俺は政府の人について行かなければ

ならなくなり、お母さん達に一時的にお別れを言った。

そして、俺はある建物に連れて行かれた。その建物

で俺は拘束された。俺が拘束を解こうとすると

 

女「あんたの家族がどうなってもいいのね?」

 

と脅しをかけられた。守る手段を運悪く持ってい

なかった俺は言う通りにした。そして政府の人間と

名乗った女は

 

女「貴方がどうやって私達のISを動かしたのか

言いなさい!」

 

そう言って来た。

ISに自我がある事を言えない俺は懸命に

 

キョ「知りませんむしろこっちが聞きたいです。」

 

そう言うと癪に障ったのか

 

女「へえ貴方男の分際で女の私に楯突くのね。」

 

そう言いながら電気プラグを俺に付けて

 

女「貴方が入学するまでに普通に聞くつもりだった

んだけど無理矢理聞き出してあげる!」

 

女はそう言った途端自分が持っているスイッチを

押した。すると俺の体に電流が流れた。

 

キョ「がああああっ!」

 

電流が流れ終わると女は再び俺に向かって

 

女「さあ言う気になったかしら?」

 

そう言って来た。俺は

 

キョ「はあっはあっだから知りません。」

 

女「そうだったら言いたくなるまで遊んであげる。」

 

そう言って電流を流した。

キョ「がああああっ!」

 

俺はその後何度も電流を流され意識を失った。

 

ー鏡夜side終了ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




時系列的には

SAO→ALO→GGO→キャリバー→UW

となっています。今のところSAOも投稿する予定です。
キャリバーとUWの間に何かオリジナルストーリーを
入れたいと思っていますが発送が乏しいので何か
アイデアを活動報告欄にて出していただけたら
ありがたいです。

それでは次回もお楽しみに!

p.s.一夏アンチについてですがホモではなく
恋する方向にしたいと思います。いきなり既成事実
と書いてしまい申し訳ありませんでした。
そして、ホモを期待してくださった方々申し訳
ありませんでした。


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第13話

遅れてしまいすみません。
また少し書き方を変えさせていただきました。

それではどうぞ


第14話

 

あれから何日経ったのか分からなくなっている。

鏡夜は何度も電流を流された挙句腕を切られていた。

 

鏡夜

「がああっ!」

 

「あははは。男が粋がって私達のISを動かすなんて

事するからよ。このまま監禁していたぶってあげr「キャアアッ!」」

 

鏡夜を拷問していた女が突然悲鳴を上げた。

鏡夜は気になって残った気力を振り絞り目を開けた。

すると、

 

???

「鏡夜君大丈夫かい?」

 

鏡夜

「楯・・無・・さん。」

 

更識家当主の更識楯無が居た。

鏡夜は

 

鏡夜

「どうして楯無さんが此処に?」

 

そう聞くと楯無は鏡夜に繋がれている

鎖などを外しながら

 

楯無

「美九ちゃん達から鏡夜君に連絡が取れないと

聞いてね。気になって調べたら此処に君が

連れて行かれたという事が分かったから潜入

したんだ。」

 

鏡夜

「そうだったんですか。美九達は?」

 

楯無

「だいぶ精神的に弱っているかな。

心の拠り所の君と話せなかったり、甘えたり

できていないから表面的には元気でも

内面では鏡夜君の事を心配して泣いている

みたいだ。」

 

鏡夜

「そうですか。だったら早く美九達のところに

行かなければいけませんね。」

 

鏡夜はそう言うとヨロヨロと立ち上がる。

其れを見て楯無は慌てて

 

楯無

「無茶だ!鏡夜君の体は今までの拷問で

ボロボロになっているんだ。鏡夜君が生きて

いるという報告だけして傷を治すべきだ。」

 

そう言いながら鏡夜を止めるが

 

鏡夜

「楯無さん。美九達が精神的に弱って

いると言う事は緩和され始めていた男性

恐怖症が元の状態に戻っているという事

ですよね?」

 

鏡夜は冷静に言い返した。

あの誘拐事件の日から男性恐怖症を発生させた

美九達は鏡夜が男性に慣れる為に触れたりする事に

よって少しずつ症状が緩和され始めていたのだ。

その甲斐もあってか慎吾、

楯無、キリトなどの鏡夜に関わる人達以外では

少し体が震えるだけで済んでいる。

しかし、これは鏡夜が触れたりすること行う事で

緩和されているのであってそれが途切れると

また男性恐怖症が出てきてしまう。そうなれば

超が付くほどの美少女である美九達に危険が及ぶ

可能性がある。そう考えた鏡夜は自分が負っている

傷の事を気にせずに言った。その事をつかれた

楯無は焦った。

 

楯無

「だけど鏡夜君のその傷はどうするんだ!

今すぐにでも治療をしなければならないんだぞ!?」

 

鏡夜

「その点は問題ありません。残り少ないですが

残っている生命エネルギーの大半を再生の炎の

治療に使います。ですが、それだけでは生命

エネルギーが足りないので腕は元に戻らないん

ですけどね。」

 

楯無

「そうか分かった。

ところで腕は義手にするのかい?」

 

鏡夜

「いえそうする必要はありません。

取り敢えず俺が携帯を投影するのである番号に

電話を掛けて俺に渡してください。」

 

楯無は不審に思いながらも鏡夜が投影した携帯に

鏡夜が言った番号を入力して鏡夜に渡した。

鏡夜

「もしもしーーーああ今日中にアレを持って

来てくれ。」

 

???

「分かったぜ多分昼頃になるかもしれん。」

 

鏡夜

「うんそれで十分だよそれじゃあよろしくね

ーーー」

 

鏡夜は電話越しに誰かと電話した後投影を消し

楯無の方に向いて

 

鏡夜

「じゃあIS学園に行きましょうか。」

 

と言った。

一方その頃

 

キリト・ユージオ

((視線がキツイ!!))

 

それが2人が思っていた事だった。2人は1番前にいる

織斑一夏より視線はキツイものではなかったが、

好奇の視線を向けられる事のない2人はとても

ぐったりしながらアイコンタクトをしていた。

 

キリト

(しかしキョウは来ないな。)

 

ユージオ

(そうだね。何かあったのかな?)

 

キリト

(多分な。)

 

ユージオ

(それにしても織斑一夏の方を見てよ。)

 

キリトがユージオにそう言われ織斑一夏の方を

見ると、見るからに落ち込んでいる美九に

熱い視線を向けている織斑一夏の姿があった。

 

ユージオ

(あれって・・・)

 

キリト

(多分な。)

 

ユージオ

(やっぱr???「全員揃ってますねー。それじゃあ

SHR始めますよー。」また後で。)

 

キリト

(ああ。分かった。)

 

???

「私はこの1年1組の副担任をします。

山田真耶です。皆さん一年間よろしくお願

しますね。」

 

「・・・・・・・・」

 

教室に入って来た教師が自己紹介をするが

緊張感なのか誰も言葉を発さずに男子生徒の方を

向いている。その光景に真耶は涙目になりながら

 

真耶

「じゃ、じゃあ自己紹介をお願いします。

え、えっと出席番号順で。」

 

女子生徒

「あのー席が1つ空いてるんですけど?」

 

そう言って1人の女子生徒が美九の前の席

つまり鏡夜の席を指差した。

 

真耶

「えっとそのことなんですけど

ついさっき学園に少し遅れるという連絡が

あったんです。」

 

その言葉を聞いた途端美九が驚いたような顔を

した。

 

真耶

「ですので皆さんはあまり気にせずに自己紹介して

くださいね。」

 

そう真耶が言うとすぐに自己紹介が始まった。

元気がなかった美九も自己紹介をして織斑一夏の

時になった。しかし、

 

真耶

「・・・くん。織斑一夏君っ」

 

美九に熱い視線を送っていた一夏は気付かずに

裏返った声を出した。その後自己紹介をするが

 

一夏

「織斑一夏です。よろしくお願いします。

 

クラス全員

「・・・・・・・・・」

 

一夏

「以上です。」

 

ガタタッ。思わずずっこける女子がいて

真耶は涙目になっていてその光景に一夏は困惑

する。すると、突然パアンッ!と音を立てながら

一夏は頭を叩かれた。痛みを耐えながら後ろを

振り返ると

 

一夏

「げえっ関羽!?」

 

パアンッ!という音を立てて一夏は再び叩かれた。

 

???

「誰が三国志の英雄か、馬鹿者。」

 

一夏

「何で千冬姉が此処に?」

 

千冬

「織斑先生だ馬鹿者。」

 

一夏

「はい織斑先生。」

 

一夏がそう言うと千冬は教壇に立ち

 

千冬

「諸君、私が織斑千冬だ。君達を一年間で使い物に

なる操縦者にするのが仕事だ。私の言うことはよく

聞き、そして理解しろ。私に逆らってもいいが

私の言うことは聞け。いいな」

 

何処の軍隊だ!と思ったキリト、ユージオ、

アスナ、陽乃、ユウキ、アリスだが千冬がそう言った

途端黄色い歓声が響いた。

 

女子生徒

「キャーーー!千冬様、本物の千冬様よ!」

 

女子生徒

「ずっとファンでした!」

 

女子生徒

「私、お姉様に憧れてこの学園に来たんです!

北海道から!」

 

女子生徒

「私、お姉様のためなら死ねます。」

 

その言葉を千冬は鬱陶しそうな顔をしながら

見ていた。

 

千冬

「全く毎年毎年、よくもこれだけ馬鹿共を集めら

れるものだ。」

 

女子生徒

「きゃあああああっ!お姉様!もっと叱って!

罵って!」

 

女子生徒

「でも時には優しくして!」

 

女子生徒

「そしてつけあがらないように躾をして〜。」

 

大丈夫か?この学園そう思ったキリト達であった。

その後キリト達も自己紹介を終えて休み時間に

なろうとした時

 

???

「すみません。諸事情により遅れました。」

 

それはキリト達にとってはとても聞き慣れた

声だった。その声に美九やアスナ、陽乃などの鏡夜を

好きな人達は涙を流し、キリトとユージオは

安心した様な顔を浮かべた。

 

千冬

「そうか分かった入って来い。」

 

???

「失礼します。」

 

そう言って入って来た人物を知っているキリト達

でさえも驚いた。何故ならSAOで英雄と呼ばれ

ALOではトッププレイヤーの1人でもある暁鏡夜が

両腕がない状態で入って来たからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次話にはオリキャラと鏡夜の相棒の1体を
出す予定です。設定などは次話に載せます。

それでは次話もお楽しみに!


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第14話 (2017年7月28日修正)

今回初登場のオリキャラです。

名前:ミラ

性別女

説明
祖龍ミラルーツが擬人化した姿。
前世で鏡夜の2番目の母親。誰もが見惚れる
容姿をしているが鏡夜を溺愛しているうえに
鏡夜の事が好きなので鏡夜以外の男は眼中にない。

名前
ユキ

正式名称シルバーフォックス

性別雌

説明
鏡夜の相棒の1匹グルメ界で親が殺されている時に
出会った。最初は警戒していたが鏡夜の優しさに
触れて鏡夜について行く事にした。
グルメ界のエリア1の王。

それではどうぞ!




クラスの全員か唖然としているなか鏡夜は気にしていない

のか自己紹介を始めた。

 

鏡夜

「暁鏡夜です。趣味はALOと寝る事と家族と一緒に

過ごす事特技は料理かな?腕に関しては聞きたい

人がたくさんいるだろうけどその時になるまでには

話さないのでご了承ください。」

 

千冬

「ふむまあいいだろう。お前の席は暁妹の前だ。」

 

鏡夜は千冬が指定した席に着いた。

その際美九が鏡夜の方を見ていた。鏡夜は

美九に笑顔を向けて小声で

 

鏡夜

「久しぶりだね美九。」

 

美九は更に涙を流しながら頷いた。

その後すぐに休み時間になった。織斑一夏は女子

生徒に連れて行かれた。鏡夜は美九とユウキに抱き着かれた。

 

ユウキ

「キョウー!」ダキッ

 

美九

「兄さん!」ダキッ

 

鏡夜

「うわっ。ちょっと美九、ユウキ離れてくれバランスが

取れなくて椅子から落ちそうなんだけど。」

 

美九・ユウキ

「「嫌(です)!」」

 

アスナ

「でも連絡をくれないキョウ君も悪いんだよ?」

 

陽乃

「そうだよ!キョウに連絡取れないし会えないんだ

もん!」

 

アリス

「そうですよ。」

 

本音

「そうだよ〜。」

 

鏡夜

「はい。すみませんでした。」

 

ユージオ

「そういえばキョウ。その首にかけている

アクセサリーって何?」

 

ユージオは鏡夜の首にかけているアクセサリーを

指差しながら言った。鏡夜はアクセサリーに

目を向けながら

 

鏡夜

「ああ。此れね学園には情報を提出している

らしいけどあまり知られたくないからね。

小声で言うね。」

 

鏡夜がそう言うとキリト達は耳を傾けた。

 

鏡夜

「此れはいやこの子ね俺の専用機なんだ。」

 

キリト達

「「「「は?」」」

 

鏡夜が言った事に理解出来ないのか止まっていたが

その後は鏡夜と久々の会話を楽しんでいた。

その後すぐ後に授業が始まった。皆黙々と黒板に書かれ

ている文字を書き写しているなか2人だけ冷や汗を

流していた。いや、正確には1人だけでもう1人は

ボーッとしながら関心していた。

 

鏡夜(へえ〜中々に面白いね。)

 

九喇嘛

(珍しいなお前がこんな物に興味を持つなんてな。)

 

ミユ

(こんな物とはなんですか!こんな物とは!)

 

鏡夜

(まあまあミユも落ち着いて九喇嘛も物呼ばわり

されたら嫌でしょ?)

 

九喇嘛

(まあそうだな悪かった。)

 

ミユ

(いえ私も申し訳ありません。)

 

鏡夜

(うんうん仲良しが1番だね。それと九喇嘛の質問に

関してだけど前々から知りたいなと思っていたんだよね。)

 

九喇嘛

(そうなのか?)

 

鏡夜

(勿論興味があったからっていうのもあったけど

ボンゴレの任務の時に度々ISが出てきたからね。

ISの構造とかを知っておけば何処にダメージを

与えれば簡単に無効化出来るか分かるからね。)

 

九喇嘛

(なるほどそういう事か。)

 

鏡夜が九喇嘛とそんな話をしていると真耶が

 

真耶

「ここまでで分らない人はいますか?」

 

そう聞いて来た。誰もが分からない人はいないだろうと

誰もが思っていた。しかし、物事には何もかも例外があるように

分からない人物が2人いた。

 

一夏

「ハイ先生!」

 

鏡夜

「先生。」

 

真耶

「はい織斑君と暁鏡夜君何処か分からない所が

ありますか?」

 

一夏

「全然わかりません。」

 

鏡夜

「同じくわかりません。」

 

真耶

「え?」

 

教室は唖然とした。誰もが分かっているなか2人だけ

分からない人物がいたのだ。此れには真耶も困惑の

表情を隠せない。そんななか千冬が呆れたように

一夏と鏡夜に話しかけた。

 

千冬

「貴様ら入学式まで何をしていた。それに参考書は

どうした?」

 

一夏

「参考書?」

 

一夏

「あああれか!確か電話帳とまちがえて捨てました。」

 

一夏がそう言った時スパンッ!という音を立てて一夏の

頭に出席簿が叩き落とされた。

 

千冬

「また新たに参考書を発行してやる一週間で覚えろ。」

 

一夏

「いやあの量を一週間で覚えるのはちょっと「スパンッ!覚えろ。」

・・・はい。」

 

千冬

「それで?暁兄はどうした?」

 

鏡夜

「参考書かそんなものあったんですか?」

 

千冬

「何?貴様何をやっていた?」

 

鏡夜

「何をやっていた・・・ねえ何もやれませんでしたよ

むしろやられてましたね。」

 

千冬

「どういう事だ。」

 

鏡夜

「メンドくさいけど説明しますか。」

 

鏡夜はそう言うと自分が体験した事を話し始めた。

 

鏡夜

「俺がISを動かせると分かった日政府の女が

やって来た。俺はやって来た政府の女と一緒に

ある建物に入った。そこが問題だったんだろうな

俺はそこで拘束されて尋問された。自分が望まない

答えだったら体に電流を流された。何度も、何度も、

何度もだ!挙句の果てには両腕を切られまた電流を

流された。そして、どのくらい時間が経ったのか

分からなくなった頃俺は更識家16代目に助け

られこの学園に来た。」

 

鏡夜が体験した事が予想外だったのかあの千冬で

さえも唖然としていた。

 

千冬

「そ、そうかすまなかった。参考書に関しては

織斑と同じく一週間で覚えろ。」

 

鏡夜

「分かりました。ああそうだ織斑先生謝罪なんて

いらないので信用度ゼロの人間に謝罪されても

無駄なうえに無意味なので謝罪を受け入れて

欲しかったら俺の両親を元の家に住む事を許可すること

護衛を更識家の人間にすることですね。」

 

千冬

「分かったそうなるように交渉しよう。」

 

鏡夜

「ありがとうございます。」

 

教室は鏡夜の話で静まり返っていたがその後すぐに

授業が進められまた休み時間になった。鏡夜はキリト達

に心配された。一夏は金髪の女子生徒に突っ掛かれ

ていた。そして、授業のチャイムが鳴って千冬が入って

来た。授業が始まった今回は真耶ではなく千冬が

教壇に立っている。

 

千冬

「ああ、その前に再来週に行われるクラス対抗戦

に出る代表者を決めないといけないな。」

 

ふと思い出したように千冬が言う。

 

千冬

「クラス代表とは生徒会の開く会議や委員会への

出席など・・・まあクラス長だな。一度決まると

一年間変更はないからそのつもりでな。」

 

ザワザワとクラスが騒めくなか1人の女子生徒が

立ち上がった。

 

女子生徒1

「はいっ。織斑君を推薦します。」

 

女子生徒2

「じゃあ私は桐谷君を推薦します。」

 

女子生徒3

「私はユージオ君を推薦します。」

 

そんな事を口々に言う女子生徒達。

その時自分が推薦された事に気づいた一夏が

立ち上がった。

 

一夏

「お、俺!?」

 

千冬

「席につけ織斑。

推薦された者に拒否権はない。」

 

一夏

「だったら俺は鏡夜を推薦するぜ!」

 

千冬

「ふむまあいいだろう。

他にはないか?」

 

誰もがこれで終わると思った時突然立ち上がった

者がいた。

 

???

「納得が行きませんわ!男が代表に選ばれるなんて

しかも殆どがたかがゲームに閉じ込められた貧弱な

男達ではありませんか!それならばこのセシリア・

オルコットが代表になるのが当然ですわ!」

 

その時教室が静まり返った。

今や日本でSAOを知らない人間はいないだろう。

ゲームの世界で死ぬと現実でも死ぬそういった事が

実際に起こっている。そのうえ閉じ込められていた

人達を侮辱されている。閉じ込められていたら人物に

好意を寄せている人物が怒らない筈がない。

 

アスナ

「ねえセシリアさん?

それって鏡夜君の事も含まれているのかな?」

 

何処か怒りの気配を纏ったアスナがセシリアに

聞いた。

 

セシリア

「あら男を侮辱して何か問題でも?」

 

ブチィッ!そんな音が鳴った。

 

九喇嘛

(キレたな。)

 

鏡夜

(キレたね。)

 

ミユ

(キレて当然です!ご主人様を侮辱したのです。

死刑だけでは済ませません!)

 

九喇嘛

(とりあえずアスナという娘を止めたらどうだ?)

 

鏡夜

(確かにね。)

 

アスナ

「なんですって!?大t「ストップだよアスナ。」

どうして止めるの鏡夜君!?」

 

鏡夜

「別に俺は怒っちゃいないよ。」

 

アスナ

「どうして!?」

 

鏡夜

「とりあえず落ち着こうか。」

 

セシリア

「フンッやはり男は女には敵わないんですわね。

こんな事にも言い返す事が出来なn(ゾクッ)

なっ何ですの!?」

 

セシリアが鏡夜を更に侮辱しようとした時、

クラス全体に殺気が放たれた。

 

鏡夜

「ハル抑えてくれ。」

 

陽乃

「嫌。皆を侮辱されたんだもん。

コイツ絶対に許さない。」

 

鏡夜

「うーんそういうものかな。さてそんな事は置いといて

別にね俺が侮辱されてもいいんだよね慣れてるから。

だけどあの世界で一生懸命道を切り開き、生きようと

した人々を侮辱するんじゃねえよ。」

 

鏡夜がそう言うとセシリアはたじろいだか直ぐに

調子を取り戻し、

 

セシリア

「腕のない男が私に歯向かうのですか。愚かです

わね。」

 

鏡夜

「ああその事だけどね、ん?来たみたいだね。」

 

鏡夜は虚空に視線を向けた。クラス中が鏡夜の行動に

疑問を覚えるているが鏡夜はそれを無視して

虚空に目を向けていた。

 

鏡夜

「まあとりあえずあいつが来るのを待つかって

おいおい!?あいつあの位置からあれをやるのかよ!?

洒落になんねえぞ!?ああもう!やりやがった!

武装!フッ!せい!」

 

突然鏡夜が慌て始めクラス中が疑問を覚えるなか

鏡夜の足が黒く光りそして鏡夜が虚空に向かって

蹴りを放った。すると何処からか斬撃が現れ

鏡夜が放った蹴りに当たった。

 

鏡夜

「はああああ!」

 

徐々に斬撃の威力が弱まってきた。そして、斬撃が

なくなった。すると青い髪を持ち顔に3本の傷を

持った男が空間から出て来た。

 

鏡夜

「ふう。全くやるなと言った筈だよね?トリコ。」

 

トリコ

「悪い悪い。ってかお前どうしたんだ?その腕。」

 

鏡夜

「まあ色々あったんだよ。とりあえず頼んだあれ

持って来てくれた?」

 

トリコ

「ああ。その前にお前会いたがっている人がいるぞ。」

 

突然の男の来訪に鏡夜以外誰もが驚きを隠せないなか

何も気にしていないのか鏡夜は平然と話していた。

 

鏡夜

「誰?」

 

???

「私よ鏡夜。」

 

更に空間から白い髪、白い肌を持ち、スタイル抜群

な女性が現れた。

 

鏡夜

「ミ、ミラさん!?」

 

鏡夜は女性の事を知っているのか女性の名前を叫んでいた。

 

ミラ

「私だけではないわよ鏡夜。」

 

???

「コンッ!」

 

ミラがそう言った途端また空間から白い毛並みで

9本の尾を持った小狐が現れ鏡夜に飛び付いた。

 

鏡夜

「久しぶりだねユキ。」

 

ユキ

「コン♪」ペロペロ

 

鏡夜

「あははくすぐったいって。」

 

ミラ

「ほらほらユキちゃん鏡夜の腕を治すから離れてね。」

 

ユキ

「コ〜ン」シュン

 

鏡夜

「また撫でるから少し離れてねユキ。」

 

ユキ

「コン!」

 

鏡夜

「さてと早く治したいからトリコ出して。」

 

トリコ

「おう分かった。」

 

鏡夜からユキと呼ばれる小狐が離れた後トリコが空間

鍋を取り出した。

 

鏡夜

「ねえトリコそれってもしかして・・・」

 

トリコ

「ああお前が思っている通りだ。つうかお前食運

凄すぎるだろ。お前話をしながらエリア1を歩いている

だけでセンターが出て来たぞ。」

 

鏡夜

「どうして出て来たんだろうね?」

 

トリコ

「さあな取り敢えず食べろ。」

 

鏡夜

「うんそうだね。」

 

ミラ

「私が食べさせてあげるわね。」

 

鏡夜

「ありがとうございます。」

 

クラス中が何を話しているのか分からないなか

鏡夜が服を脱ぐと鏡夜が話していた事が本当だと思

える程の傷が鏡夜についていた。

 

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか?
何かご意見をいただけるとありがたいです。

それでは次回もお楽しみに!


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第15話

遅れてしまいすみません
FGOに夢中でした。
相変わらず駄文ですがお許しください。

それではどうぞ!


第16話

 

クラスの殆どが顔を青くしているなか

 

ミラ

「はい、あーん。」

 

鏡夜

「あーん。」

 

アスナ・陽乃・アリス・ユウキ・本音

「「「「「あー!?」」」」」

 

5人が驚きの声を出している。そして、

側から見ればイチャイチャしている様な雰囲気を

漂わせているがこの2人は親子である、もう一度

言おう親子である。鏡夜がセンターを食べて暫く

すると鏡夜の腕が生えた。

 

鏡夜

「ん、これで問題ないね。」

 

ミラ

「鏡夜、何があったのか話してくれるわよね?」ゴゴゴ

 

鏡夜

「は、はい」ガクガク

 

有無を言わさないミラの威圧に圧倒された鏡夜は

自身の腕が無くなるまでの経緯を話した。

鏡夜が話している途中からミラの雰囲気が変わり

絶対零度の様な威圧が放たれた。

その威圧にクラスの殆どが気絶しそうになり、

世界最強の織斑千冬でさえも震えていた。

 

ミラ

「私の可愛い息子を傷付けるなんていい度胸

じゃない。この国ごと沈みたいのかしら?」

 

鏡夜

「それはやめて下さい。今の俺だと守ると決めた

人達を守るためのエネルギーが足りないので

殺してもらうと困るんですが。」

 

ミラ

「冗談よ。それに貴方には伝言と渡すものが

あるもの。」

 

鏡夜

「伝言と渡すもの?」

 

ミラ

「ええ、そうよ。先ずは伝言ね。

フィリアからの伝言よ、鏡夜貴方座に登録されたわ。」

 

鏡夜

「え?」

 

ミラ

「簡単に言うと英霊になったという事ね。

あ、安心して鏡夜が望まない限り召喚されないように

したってフィリアが言ってたから。」

 

鏡夜

「よかった。」

 

千冬

「暁兄、英霊とは何だ?」

 

鏡夜

「教えませんよ。貴方が知る必要はありません。」

 

千冬

「何?どういう事だ。」

 

鏡夜

「そのままの意味です。貴方が知ったらどうすれば

英霊になれるかもしくは呼び出す方法を聞いてくる

でしょうからね。」

 

千冬

「くっ!」

 

鏡夜の言ったことが図星なのか悔しそうにしている

千冬。しかし、それを気にしていないのかミラは続けて

 

ミラ

「それと鏡夜に渡すものがこれね。」

 

そう言いながら2枚のカードを鏡夜に渡した。

鏡夜は渡されたカードを見て驚きの声を上げた。

 

鏡夜

「これってもしかして!?」

 

ミラ

「中々に面白い提案だったから超特急で仕上げたって

にとりや永林が言ってたわよ。」

 

鏡夜

「そっかちゃんとお礼言っとかなきゃな。まあ、

取り敢えず調整とかして実践データを取らなきゃな。

ゲイン。」

 

すると鏡夜が持っていたカードが光り出し1つの

パソコンと1人の少女が出現した。クラス中が

驚いているがキリト達SAOサバイバーが一番驚いて

いた。

 

アスナ

「ユ、ユイちゃん?」

 

陽乃

「どう見てもユイちゃんだよね。」

 

キリト

「確かにユイだな。」

 

ユウキ

「うんうん。」

 

アスナ

「鏡夜君その子って・・・。」

 

鏡夜

「まあ今の状態で子という表現が正しいかどうかは

別として結論は百聞は一見に如かずだ。アスナ

携帯持ってるか?」

 

アスナ

「うん。」

 

鏡夜

「今アスナの携帯の中にユイいるか?」

 

アスナ

「居るよ。」

 

鏡夜

「じゃあ携帯を貸してくれ。」

 

アスナ

「分かった、はい。」

 

鏡夜

「ありがとう。ユイ聞こえてるか?」

 

ユイ

『はい、パパ!お久しぶりです!』

 

鏡夜

「久しぶりユイ。早速だけど俺が出したパソコンに

繋いだ体に入ってくれないか?」

 

ユイ

『はい!分かりました!少し待ってください。』

 

鏡夜ユイと会話を終えて少し待つと動かなかった

少女(?)が動き出した。

 

鏡夜

「ユイ見えてる?」

 

ユイ

「凄いです。パパの姿が見えてます!」

 

鏡夜

「どうやら問題ないみたいだね。ユイ、今から

検査をするから正直に感想を言ってくれ。」

 

ユイ

「はい。分かりました。」

 

鏡夜

「じゃあ先ずは痛覚だな手の甲をつまむね。」ギュー

 

ユイ

「少し痛いです。」

 

鏡夜

「うん痛覚はあるねじゃあ次はこれだね。」ナデナデ

 

ユイ

「ふぁ〜気持ちいいです〜。」

 

鏡夜

「うんこっちも大丈夫そうだね。まだ検査をしたい

けどまた今度にしようか。ユイ、この体は機械だから

あまり無茶な使い方はしないようにね。」

 

ユイ

「はい!ありがとうございます!」

 

鏡夜

「別にいいよ。色々と頑張って貰っているからね。

そのお礼だよ。」

 

ユイ

「はい!」

 

鏡夜

「さてあれを渡さなきゃな。」

 

ミラ

「それは私がやっておくわ。」

 

鏡夜

「そうですか?」

 

ミラ

「それに見せるつもりなんでしょ?」

 

鏡夜

「あはは、バレてましたか。ええ見せるつもり

です。その資格があればですけどね。」

 

ミラ

「知ってても不思議じゃないわよ貴方の母親ですもの。」

 

鏡夜

「それじゃあ渡すつもりの物と対象者のリストは

此処に置いておきますので後はよろしくお願い

します。」

 

鏡夜はそう言って懐から紙とリングを取り出した。

 

鏡夜

「ブック」

 

鏡夜がそう呟くと本が現れ鏡夜はその中から10枚

以上のカードを取り出した。

 

鏡夜

「それじゃあお願いします。ホーリーロック

容姿の封印を解除。」

 

すると鏡夜から霧が現れ鏡夜を包み込んだ。ミラは

鏡夜を支え霧を払い抱き抱えた。霧が払われた

鏡夜はおしゃぶりを首にかけた美少女になっていた。

 

鏡夜?

「すぅすぅ。」

 

ミラ

「ふふ♪あいも変わらず可愛いわね♪」

 

アスナ

「可愛い。」

 

ユウキ

「確かに可愛いね。」

 

美九

「兄さん?」

 

アリス

「確かにこの姿だと男かどうかわからなく

なりますね。」

 

ミラ

「安心しなさい。鏡夜は男の娘だから女の子

じゃないわよ。それよりも今から言う人は来てくれ

ないかしら?暁美九、結城明日奈、紺野木綿季、

雪ノ下陽乃、更識楯無、簪、布仏虚、本音、桐ヶ谷和人、

佐々木千佳、アリス・ツーベルク、ユージオ・クオールズ

これぐらいね。」

 

キリト

「この教室に居ない人がいるな。じゃあ俺はサチを

呼んでくる。」

 

本音

「じゃあ私は会長とお姉ちゃんをよんでくるね〜。」

 

そう言ってキリトと本音は教室を出て行った。

真耶が千冬に

 

真耶

「織斑先生行かせても良かったんでしょうか?」

 

千冬

「言っても聞かんだろうからな。それに止めたと

しても暁兄にした事について追求されるかも知れん

だから何も言わなかったんだ。

はあ、政府めとんでもない事を

しでかしてくれたな。

 

真耶

「そ、そうですね。」

 

虚空を見ながらそう言う千冬に同情を感じながら

返答する真耶だった。

 

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ヒロイン追加させていただきます。
ミラとパラレルワールドで結婚していないアカーシャを
追加させていただきます。
アカーシャに関しては特別編として投稿させていただきます。

それでは次回もお楽しみに


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第16話

遅れてしまい申し訳ありません。
いくつかの学校行事と私用が入り、書けなかったので遅れました。

そして、感想欄に罵倒の様な発言をしてくる方々
やめてください。
改善を望む方、何処をどんな風に改善したら良いか
意見をお書き下さい。

更に主人公の能力など色々とISに関係ないものが
あるのは様々な世界(原作)に転生するからです。
そうすると、その作品の所で設定書けば良くね?
などと思うでしょうが正直言うと面倒くさいので
この作品に出来るだけ書くようにしようと思います。
ですが、必要な所だったらそこで書きます。

長々申し訳ありません。
それではどうぞ!



第17話

 

それから数分後キリトと本音はその場に居なかった

楯無、虚、簪、サチを連れて来た。

 

楯無(刀奈)

「鏡夜君が来たって本当!?」

 

アスナ

「うん、本当だよ。今あの人の腕の中で眠っているよ。」

 

刀奈達はアスナが指指している方向つまり、ミラに

抱き抱えられて寝ている鏡夜を見た。

 

虚・刀奈・簪

「「「え?」」」

 

サチ

「うそ・・・。」

 

「どう見ても同じ女の子にしか見えないんですが。」

 

刀奈

「確かに同じ女の子にしか見えないわね。この子本当に

鏡夜君なの?」

 

陽乃

「そうみたいだよ。私達が見慣れている姿からこの姿に

なる所みてるんだもん。」

 

サチ

「それなら本物なんだろうね。それにしても、

何でおしゃぶり?」

 

ユウキ

「あ、それボクも気になってた!」

 

刀奈

「おしゃぶり・・・。」

 

「お姉ちゃん、何か知ってるの?」

 

刀奈

「うん、どこかで聞いたことがあるんだけど、

なんでこんな時にド忘れしちゃうんだろう?」

 

キリト

「だったらあの人に聞いてみればいいんじゃないか?」

 

キリトがミラの方を見ながら言った。

 

アリス

「確かにそうですね。貴方と鏡夜は何者

なのですか?」

 

ミラ

「私?そうねえこの子の義理の母親かしら?」

 

千冬以外

「「「「えー!?」」」」

 

ミラ

「それにこの子の事を一部だけでも話すとしたら

そこの子に聞くといいわよ。」

 

ミラに言われキリト達とクラス中がその方向を向くと

顔を青くしたセシリアがいた。

 

刀奈

「彼女はイギリス代表候補生のセシリア・オルコット

さんよね。どうして彼女に聞いた方がいいんですか?」

 

ミラ

「それはね一部とはいえ暁鏡夜という存在を

知っているからよ。」

 

千冬

「どういう意味だ。」

 

ミラ

「あら、貴方に言う必要があるのかしら?」

 

千冬

「オルコット暁兄の事を言え。」

 

セシリア

「で、ですが。」

 

千冬

「言え!」

 

セシリア

「は、はい!」

 

千冬の剣幕に押されたセシリアが鏡夜の存在を

言おうとした時ミラが待ったを掛けた。

 

ミラ

「あら、いいのかしら?この子の存在を知るという事は

裏の世界に足を踏み入れるという事よ。」

 

千冬

「ふん、そんな事信じられるか。」

 

ミラ

「そう・・・それなら最後に忠告しておくわ。

命が惜しいのなら耳を塞ぐ事をおすすめするわ。

鏡夜の一部とはいえ存在を知るという事は裏の世界に

関わるという事よ裏の世界はいつ死んでも文句は

言えないわ。それでも聞きたいのならそのまま聞いて

いなさい。」

 

ミラのその言葉にクラスの殆どが耳を塞いだ。

 

ミラ

「さあ、話してもいいわよ。」

 

セシリア

「で、ですが・・・」

 

ミラ

「これぐらいなら問題無いわよ。」

 

セシリア

「分かりました。あの方は呪われた赤ん坊

アルコバレーノと言われる方です。」

 

刀奈

「アルコバレーノ!?」

 

「お姉ちゃん知っているの?」

 

刀奈

「ええ、マフィア社会では知らない人はいないほど

有名な存在で最強の赤ん坊と呼ばれているわ。」

 

千冬と耳を塞いでいない生徒以外

「最強の赤ん坊!?」

 

「でも赤ちゃんになってないよ?」

 

刀奈

「それは私にも分からないわ。ミラさんでしたか?

貴方なら何か知っているんじゃないんですか?」

 

ミラ

「ええ、知っているわ。」

 

アスナ

「それなら教えて下さい。」

 

ミラ

「仕方ないわね。でも少しだけよ?

アルコバレーノが何故最強と呼ばれるのか

それはある1つの分野で最強もしくはその道を極めた

人間がなっていたからよ。」

 

陽乃

「最強?」

 

ミラ

「そう最強。現にSAOっていうゲームではこの子

強かったでしょう?」

 

キリト

「確かに・・・」

 

ミラ

「それにこのこの場合、強くなきゃいけなかったの。」

 

美九

「どういう事ですか?」

 

ミラ

「それを話すならにあなた達に理由を聞かなきゃいけ

ないわ。」

 

アリス

「理由?」

 

ミラ

「そう理由よ。どうして鏡夜の事を知りたいの?」

 

アスナ

「それは・・・」

 

ミラ

「まさかだとは思うけどあなた達は興味本位だけで

聞けるだなんておもってないでしょうね?そんな事で

この子の事を聞こうとするなら私はこの子を連れて帰るわよ。」

 

ミラのその言葉に

 

美九

「・・・私は兄さんの役に立ちたい。それにたとえ

アルコバレーノだとしても私は兄さんが好きです。

だからこそ知っておきたいそして、支えたいんです。」

 

ミラ

「他の子達もそうなのかしから?」

 

ミラがそう問いかけると、キリト、ユージオ、

サチ以外の女子が頷いた。

 

キリト

「俺達は、鏡夜に助けてもらったし、元気づけて

もらった。今度は俺達が鏡夜を助ける番だと

思ったからです。」

 

ミラ

「そう、分かったわ。教えてあげるいえ、見せて

あげると言った方が正しいかもしれないわね。」

 

キリト達が首を傾げているとミラは空中に何かの文字を

書きその後鏡夜にキスをした。

唖然としているキリト達と羨ましそうな視線を向けて

いる美九達に向かって

 

ミラ

「貴方達の覚悟が本物なら心は壊れないでしょうね。

この子の過去を教えたとしても信じられないでしょうから

見せてあげるわこの子が行き着いた世界を。」

 

その言葉にまたもや首を傾げるキリト達そんなキリト達を

無視してミラはある言葉を紡ぐ。それは人に利用され

世界に絶望をし心を壊され、自分の運命を呪った

英雄になる事を望まなかった人間の人生を表した詩だ。

 

ミラ

「体は願いで出来ている

血潮は想いで心は希望。」

 

その途端キリト達の脳裏にノイズが走った。

 

ミラ

「幾度の戦場を超えて腐敗

唯の1度の敗走もなくたった1度の勝利さえも理解

さえも無し。」

 

すると、キリト達のノイズが映像に変わった

そこは星以外の全てが暗闇で覆い尽くされている丘だった。

 

アスナ

「な、何?この光景。」

 

ミラ

「貴方達に見えているのはこの子の心像風景よ。」

 

そう言いながらミラは詠唱を続ける。

 

ミラ

「担い手はここに1人星々の丘で平和を願う。」

 

更にキリト達が見ている光景に変化が現れた。

自分自身が前に進んでいくように景色が変わり、

ある場所で止まった。そこには前を向いている

1人の少女の様な少年が居た。その背中は

アスナ達は直感的に鏡夜のものだと分かった。

 

陽乃

「悲しい光景だね。」

 

アリス

「ええ、そうですね。」

 

それを聴きながらもミラは詠唱を続ける。

 

ミラ

「故に我が生涯に意味は要らず。」

 

突然キリト達が見ている背中に変化が訪れた。

なんと周囲から誰のものかも分からない腕が現れ、

まるで助けを求めるかのように鏡夜の体を掴んだのだ。

 

ユウキ

「え?!何これ?」

 

キリト

「何なんだあの腕は・・・」

 

ミラ

「この体は・・・」

 

ミラは一筋の涙を零しながら抱き抱えている

鏡夜を何かから守るようにギュッと抱きしめた。

キリト達が見ている鏡夜が腕に引っ張られ闇の中に

引きずり込まれていた。その時鏡夜は上を向いて

助けを求める様に腕を伸ばし、涙を零した。

そして、

 

ミラ

「全ての人々の無限の願いで出来ていた。」

 

ミラのその一言でキリト達の視界が真っ黒に染まった。

 

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これから1週間に1話もしくは2週間に1回の投稿にしようと思います。
そして、どんどん物語的には巻いていこうと思います。
理由としては、ある方とのメッセージのやりとりで
転生する世界が5個ぐらいあるので巻いていかないと終わらないからです。
なのでいきなり飛んだりしますがご了承ください。

それでは次回もお楽しみに!


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第17話

遅くなってすみません。
部活などで疲れて寝落ちしたりしてました。

突然の話題ですが、この作品を見ていくださっている方で
FGOをやっていてフレンドに空きがあるという方は
定員数が20名程ですが、フレンド申請していただけると
嬉しいです。

IDは475765017です。

話が脱線しましたが今回もお楽しみください。


第18話

 

キリト達の視界が開けるとそこは頭の中に浮かんできた

光景と同じ景色だった。

 

キリト

「此処は・・・。」

 

ミラ

「此処は鏡夜が行き着いたいいえ行き着かせられた

世界。」

 

アスナ

「行き着かせられた?」

 

ミラ

「ええ、そうよ。人間という種族の願いを叶え、

時には願いを切り捨てたそういう世界よ。

その数は数え切れないほどにね。ほら、上を

見てみなさい。」

 

ミラの言葉にキリト達は上つまり空を見た。

そこには無数の星が輝いていた。

 

ミラ

「あの星が鏡夜が叶えた願いの数そして、私たちの周りに

あるこの闇が鏡夜が切り捨てた願いと人間の欲望よ。」

 

アリス

「こうなるまで一体どれほどの事をしたのでしょう?」

 

ミラ

「それを今から見せるわよ。別に問題ないわよね?

九喇嘛。」

 

ミラのその一言で突然闇から9体の明らかに大きさが

おかしい動物達が現れた。

 

九喇嘛

「本来ならワシらが試すのだろうがお前がしたのなら

問題ないだろう。」

 

すると、闇から更に人やドラゴンが現れた。

 

アスナ

「この人達は?」

 

ミラ

「彼等も鏡夜に力を貸してくれる仲間よ。

それよりも先に言っておくわね。

鏡夜は1度完全に死んでいるわ。」

 

ミラの言葉に信じられないという様な顔をする

キリト達。

それもそのはずミラが言っている事は1度死んだ

人間が生き返ったという表現だったからた。

 

美九

「どういう事ですか?」

 

ミラ

「そのままの意味よ。まあ、更に詳しく言うのならば

鏡夜はこの世界の人間ではないわ。」

 

またもやミラの発言に驚きを隠せないキリト達

ミラはそんなキリト達を無視しながら

 

ミラ

「さあ、鏡夜の過去を見せましょう。」

 

そう言うと突如空間に枠ができ映像が流れ始めた。

そして、キリト達はその映像に見入っていた。

 

~数十分後~

 

鏡夜の過去を見た誰もが暗く、悲しみに溢れていた。

特に鏡夜に好意を寄せている美九達などは泣き崩れていた。

ミラ

「どう?鏡夜の過去を見た感想は?あの子が英霊と

なる理由にあたる過去を知った気分は?」

 

キリト

「これが人間のやることなのか?」

 

ユージオ

「確かに疑いたいけど実際そう考えるしかないだろうね。」

 

ミラ

「そういえば、貴方達に渡すものがあるわ。

本来ならこの子自らが貴方達に渡すみたいだったけど、

寝ているから私が渡すわ。」

 

ミラはそう言うとキリト達にリングとチェーンを

渡した。

 

陽乃

「これは?」

 

ミラ

「このリングは鏡夜が作ったある生物が封印

されているリングよ。あ、安心して敵じゃなくて

元々鏡夜の仲間が封印されているから。

使い方は単純よ。助けて欲しい時に助けてと願えば

封印されている鏡夜の仲間が助けてくれるわ。」

 

刀奈

「私達ってすごいもの貰っちゃった?」

 

「思いっきりすごいもの貰ってるよお姉ちゃん。」

 

刀奈

「ねえ、簪ちゃん1つ提案があるんだけど。」

 

「何?お姉ちゃん?」

 

刀奈

「実はね鏡夜君と同室にできるようになってるの

だからね、私達で鏡夜君と同室にしてみたいんだけど

いいかな?」

 

刀奈のその言葉にアスナ達は目を輝かせ賛同した。

しかし、その意見に待ったを出すものが現れた。

 

ミラ

「その話待ってくれないかしら?」

 

アスナ

「どうかしたんですか?」

 

ミラ

「さっき鏡夜の能力の一つを使ったんだけど、

この子を好きになる人がまだまだ出てくるみたいなのよ。

だから、広めに取ってくれないかしら?」

 

アスナ達はミラの発言に驚いたが快く了承した。

 

ミラ

「ああ、鏡夜を好きな人達に言いたいことがあるから、

先に他の人達は戻しておくわね。」

 

その言葉に先程まで空気だったトリコが言葉を発した。

 

トリコ

「やっと喋れるぜ。取り敢えず俺は元の世界に

帰るぞ。ユキとそこのアンドロイドの嬢ちゃんは

どうする?」

 

ミラ

「ユキちゃんなら、鏡夜の住む部屋で過ごして

もらいたいんだけどいいかしら?」

 

トリコ

「それは、ユキ次第だからな俺が口出しする訳にも

いかねえ。」

 

ミラ

「そうね。ユキちゃんどうする?」

 

ユキ

「コン!」コクッ

 

ミラ

「決まりね。後、ユイちゃんだったかしら?

貴方はどうするの?」

 

ユイ

「私はもう少し元のままで過ごそうかと思います。」

 

ミラ

「そう、分かったわ。それじゃあ元の世界に

戻しておくわね。」

 

ミラがそう言うとキリト達を闇が包み込み、

闇が晴れるとキリト達の姿が消えていた。

 

ミラ

「大丈夫よちゃんと、元の場所に居るから。

さてと、それじゃあ貴方達に言うことはね鏡夜の事に

ついてよ。あの子感情が戻っているんだけど、

恋愛に関しては全くといってもいいほど疎いわよ。」

 

ミラの言葉に納得したような顔をする。

 

アスナ

「確かにアピールしても、あまり変わらず

接してくれていたね。」

 

アリス

「それよりも、感情が戻ったとはどういう事ですか?」

 

ミラ

「そのままの意味よ。鏡夜は感情が壊れていたの。

それをフィリアに治してもらったみたいね。」

 

アリス

「そうですか。」

 

ミラ

「それよりも、あの子は恋愛に疎いのももちろんだけど、

性知識に関しても全くと言っていいほどないから

私達が教えてあげないといけないわよ。」

 

ミラの言葉に何を想像したのか顔を赤くするアスナ達。

しかし、アスナは顔を赤くしながら、

 

アスナ

「私達ってどういう事ですか?」

 

ミラ

「あら?言ってなかったかしら。私もこの子の

事が好きなのよ。」

 

ミラの言葉に顔を赤くしていたのも忘れて

唖然とした様な顔をするアスナ達。そんなアスナ達を

面白がるような顔をしながら

 

ミラ

「私もここで働いてみようかしら?」

 

刀奈

「えっとどうしてですか?」

 

ミラ

「だって貴方達鏡夜の事が好きなんでしょう?

そして、貴方達は鏡夜と殆ど一緒に居られる

それってたまにしか会いに来ない私ってとても

不利だと思わない?」

 

刀奈

「でも毎日会いに来ればいいんじゃないですか?」

 

ミラ

「結構ここに来るの疲れるのよ?」

 

刀奈

「そうですか分かりました。理事長に相談しておきます。

因みにミラさんを職員として雇うそういう事で

いいんですか?」

 

ミラ

「いえ、後3人~4人程ね。」

 

刀奈

「分かりました。」

 

ミラ

「それじゃあ元の世界に戻りましょうか。」

 

その言葉にアスナ達は頷く。

それに合わせ空間に亀裂が入り、アスナ達の視界が

白く染まった。

 

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか。
期間が空いた割にはグダグダだったように思います。

感想をいただける方で評価する所がないと
思う方々は感想を書かないでください。

更に新しくアンケートを実施しております。
機体がLBXだけなのには出来れば触れないでいただければと
思います。
期間としましては、19話投稿までとさせていただきます。

それでは、少し不定期投稿気味になっていますが次回もお楽しみに下さい。


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第18話

送れてしまい申し訳ありません!
現在宿題に追われていて送れてしまいました。
他にも理由がありますがそれは置いといて

ユニをヒロインに追加してみようと思います。

今回ある方が専用機としてのコラボを求めていた
キャラが出ます。
終盤は無理矢理感が半端ないですが初心者なので
おおめに見てください。

それではどうぞ!


第19話

 

-アスナ達が鏡夜の固有結界の中に入った後-

 

いきなりアスナ達が消えたことに耳を抑えていた事を忘れ

耳を離してしまう生徒達。

そんな生徒達を尻目に千冬はセシリアに尋ねた。

 

千冬

「オルコットアルコバレーノの実力はどのくらいだ?」

 

セシリア

「え、えっとたしかアルコバレーノになっている

人にもよりますが軍隊の一部隊を軽くあしらえる

位の実力だったと思います。」

 

その言葉に少し驚きの表情を見せる千冬。

しかし、すぐに表情を戻してセシリアに礼を言う。

 

千冬

(それくらいか。だったら挑戦してみるのも

アリだな。)

 

千冬はまだ知らない。

アルコバレーノがそれくらいの実力ではない事を

そして、鏡夜が万物をも消滅させる事が出来る

炎の使い手で最強のアルコバレーノだという事を。

 

ー数分後ー

 

アスナ達の視界が開けると、そこはもといた

教室だった。そこで、ユウキがある事に気づいた。

 

ユウキ

「ねえ、アスナ見てよ。時間が全く進んでないよ。」

 

そうアスナ達が鏡夜の固有結界に入ってから

出てきた時の時間が全く変わっていなかったからだ。

それに気づいたのかアスナ達も不思議に思う。

そこで、ミラから鏡夜の固有結界についての説明が

入った。

 

ミラ

「それはねこの子の固有結界が原因よ。

まあ、今回は話すつもりは無いわよ。

それよりも参考書を貸してくれないかしら?」

 

ミラに言われ美九は参考書をミラに渡した。

ミラは参考書をペラペラとめくっていく。

そして、参考書を全てめくり終わったあと

思い出したように美九達の方に向き、

 

ミラ

「そういえば言うのを忘れてたけど今私と

鏡夜は繋がっているわ。感覚、痛覚、視覚、

聴覚何でもね。つまり、貴方達の想いも全部

鏡夜に聞かれているということよ。」

 

それを聞いた鏡夜に想いを寄せるアスナ達は顔を

赤くしてしまう。それを見て羨ましそうな視線を鏡夜に

向ける一夏。ミラはその視線を受けながら

 

ミラ

(やっぱり何かあるわね。サイドエフェクトで見て

おきましょうか。)

 

そう思い未来視のサイドエフェクトを発動させた。

そして、ある光景がミラの頭の中に映し出された。

 

ミラ

(中々に厄介な性格をしているわね)

 

ミラはアスナ達に何も言わなかった。

なぜなら一夏がある人物に好意を寄せていてその人物

に対して問題を起こす事実がという変わらなかった

からである。

その後ミラは鏡夜を抱き抱えたまま空間に穴を

開けその中に入っていった。穴に入る前に

千冬に

 

ミラ

「この子に挑戦したいのなら挑戦してみなさい。

但し、この子の機嫌を損ねない程度にお願い

することね。」

 

そう言って穴の中に入っていった。

それからは授業が通常通り行われた。

因みにユキは美九の膝の上で丸くなって寝ていた。

そして、昼食の時一夏はアスナ達を誘おうとしたが

それより早く縦無が現れ生徒会室に連れていった。

 

ー生徒会室ー

 

刀奈

「アスナちゃん達にお願いがあるの。」

 

アスナ

「お願い?」

 

刀奈

「そう実はね生徒会に入ってほしいの。」

 

陽乃

「何で生徒会に?」

 

刀奈

「実を言うとね人数が足りないの。」

 

アスナ

「でもこんな人数で生徒会に入っていいの?」

 

今生徒会室には鏡夜に好意を寄せるアスナ達と

キリト達がいた。

 

刀奈

「いいのいいの私が認めたんだもの問題ないわ。」

 

キリト

「そうなのか。」

 

刀奈

「それよりもお昼にしましょうか。」

 

その後キリト達は楽しく談笑しながら昼食を

食べていた。

そして、時は少し流れ放課後になった。

キリト達男子生徒は教室に残っていた。真耶に放課後

教室に残るように言われていたからである。

その中にはアスナ達の姿もあった。

 

キリト

「いつになったら来るんだろうな。」

 

ユージオ

「まあ焦らず待とうよ。」

 

一夏

「なあちょっといいか?」

 

キリト

「何だ?」

 

一夏

「俺は織斑一夏和人とユージオだよな?

同じ男性同士仲良くしようぜ。」

 

その言葉に顔をしかめアスナ達。

一方顔をしかめた理由がわからないのか首を

傾げる一夏。そこにため息を吐きながらアスナが

一夏に話しかけた。

 

アスナ

「あのね織斑君。普通初対面の人に限って名前を

よりにもよって下の名前を呼び捨てにするのは

礼儀がなってないんじゃないな?」

 

アスナの言葉に頷くキリト達。

しかし、一夏は分かってないようだった。

 

一夏

「何でだ?男同士なら呼び捨てにするのは

当たり前だろ?」

 

陽乃

「君にとっての当たり前がキリト達に通じる

はずがないよね?」

 

一夏

「それでも男の人数が少ないんだぞ?

仲良くするなら呼び捨てでもいいじゃねえか」

 

一夏の返答に呆れたように息を吐くキリト達。

そのキリト達を見て突っかかろうとした箒。

その時真耶と千冬が入ってきてキリト達に鍵を渡した。

キリトはユージオと部屋の番号が違うことに気付いた。

 

キリト

「俺とユージオ部屋が違うんだな。」

 

ユージオ

「そうみたいだね。」

 

一夏

「和人とユージオの部屋違うのか?」

 

ユージオ

「あまり初対面の人の名前を呼び捨てにしない

方がいいよ。」

 

一夏

「だから何でなんだよ!」

 

キリト

「さっきからアスナ達が言ってるだろ。

俺達は初対面なんだ初対面の人の名前をお前は

呼び捨てにするのか?」

 

一夏

「だけど男が少ないんだから別に

いいじゃね「いい加減にしろ織斑」・・・千冬姉」

 

千冬

「桐ヶ谷、クオールズすまない」

 

キリト

「いえ、構いません。」

 

真耶

「あ、桐ヶ谷君達はまだ大浴場が使えませんので」

 

一夏

「?なんでですか?」

 

千冬

「はあ織斑お前はバカか。まさかと思うが

同年代の女子と一緒に風呂に入りたいのか?」

 

一夏

「あー・・・」

 

気づいたような声を出す一夏。

 

真耶

「織斑君女子とお風呂入りたいんですか?」

 

一夏

「い、いえ入りたくないです。」

 

真耶

「え、織斑君女子に興味がないんですか?」

 

真耶の一言で周りに居た生徒達がヒソヒソと

BとLの方向の噂をしていた。

 

キリト

「取り敢えず俺達は部屋に行こうか?」

 

ユージオ

「そうだね。」

 

千冬

「桐ヶ谷、クオールズお前達の荷物だが家族が

届けてくれだぞ。後でお礼を言っておけ。

それと織斑お前の荷物だが私が選んでおいた。

なに着替えと携帯の充電器だけで充分だろう。」

 

キリト・ユージオ

「ありがとうございます。」

 

千冬にお礼を言うキリトとユージオ。

一方一夏は言葉を失っていた。しかし、諦めたのか

項垂れた。

 

そして、キリト達が行こうとするとら、一夏が美九に声を

掛けた。

 

一夏

「美九さん少し話があるんだけどいいか?」

 

美九

「私やる事があるんですけど。」

 

一夏

「頼む。すぐに終わるから。」

 

美九

「仕方ないですね。」

 

一夏

「ありがとう。美九さん俺と付き合って下さい!」

 

一夏の言葉に周りの人達は唖然としていた。

それもそのはず今日会ったばかりのような人間が

人気があるアイドルに告白していたからだ。

美九はその言葉に驚いたような顔をしていたが

 

美九

「貴方と付き合うつもりはありません。

ごめんなさい。」

 

告白を断った。

キリト達は当然と言う様な顔をしていたが、

理由がわからない一夏は美九に

 

一夏

「何でなんだ?」

 

そう言いながらま美九に近づこうと歩いていたが

何処ぞのトラブルの主人公の様に何も無いところで

転んでしまい、目の前に居た美九を押し倒した。

いきなり恐怖対象の男が目の前に来たことに驚き

体が震え目に涙を浮かべてしまう美九。その美九に

見とれてしまい

 

一夏

「美九さん綺麗だ。」

 

美九

「ひっいやっいやー!」

 

美九は拒絶するが恐怖により力が上手く出せない

すると一夏の顔が近づいてくる。周りも止めようと

するが一夏は止まらない。

 

美九

「兄さん助けてー!」

 

美九がそう叫ぶと首にかけていたリングが光った。

その眩い光に教室に居た全ての人間が目を瞑った。

そして、

 

???

「フィア!」

 

一夏

「ぐあっ!」

 

ドゴォン!

一夏の声と何かが叩きつけられる音がした。

光が収まり全員目を開けると白とピンクを基調とし

リボンの様な触覚を持ち、頭にリボンを付けている

生き物がいた。

 

ー続くー

 

 

 




どうだったでしょうか?

次回からは主人公の過去を書きたいと思いますが
少し飛ばし気味で書こうと思います。

専用機の要望はまだ受け付けておりますのでアンケートの
所で書いていただければと思います。

それでは次回もお楽しみに!


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第19話

遅れてしまい申し訳ありません。
新学期が始まり、忙しく書こうと思っても
寝落ちしていたりと上手く書けていませんでした。

感想の所で質問があったのですが、
何故主人公である鏡夜は拷問されていた時能力などを使わなかったのか?
という質問ですが感想をみてもらえば分かってもらえるでしょうが
電流を流された時に傷が直ぐに治ったら誰もがおかしいと思いますよね?
その後人体実験されるのも何となく予想がつくと思います。ですので、
能力を使わないというよりは使えなかったんです。

続いての質問ですがこれも拷問の時に何故現実で力を貸してくれる
人たちが助けてくれなかったのか?という質問ですが
誰もが何時でも特定の人の事を見ているとは限りませんよね?
ですので、誰も助けないということにしました。

長かったですが本編をどうぞ!


第20話

 

痛みで呻いている一夏以外の人々は驚きを

隠せないでいた。それもそのはず一夏が男女平等に

接していて女性には人気が少しないが男性からは

絶大な人気をほこるアイドルの美九を押し倒した後

美九が掛けているリングから光が溢れ出し一夏を

ふきどばした生物が現れたからだ。

アスナ達は慌てて美九を抱き起こした。

 

アスナ

「美九ちゃん大丈夫?」

 

美九

「ふえぇ〜ん。もうお家かえる〜。」

 

アリス

「ダメですね幼児退行していますね。」

 

アリス達がそう話している時リングから現れた生物

がやって来た。その生物は

 

???

「フィーア?」ナデナデ

 

心配をしているような鳴き声を発しながら美九の頭を

リボンの様な触覚で撫でた。

 

美九

「ふぇ?」

 

美九は撫でられた事に気付き謎の生物を見た。

そして、その生物にある質問をした。

 

美九

「貴方は兄さんが渡してくれたリングの中にいる

生き物なの?」

 

???

「フィア!」コクン

 

美九の言葉に答えるように鳴いて頷いた。

するとどこからともなく一枚の紙を美九に

渡した。

 

美九

「えっと、これを読めってこと?」

 

???

「フィア!」コクン

 

美九はその手紙をアスナ達にも聞こえるように

声に出して読み始めた。

 

『やあ美九そして、俺の存在を知った皆

これを読んでいるという事はニンフィアが美九の

願いに応じて出て来て織斑一夏を吹き飛ばした

所なんだろうね。』

 

これを聞いたキリト達は

 

キリト達

「まず色々と突っ込ませろ!」

 

美九は次を読んでいく。

 

『この文を美九が読んだ時にキリト達が

ツッコミを入れようとしているだろうけどそれは

問答無用で省かせてもらうよ。さて、ニンフィアに

ついてだけどニンフィアはポケモンと呼ばれる

種族なんだ。まあそんなことは置いておいて

ニンフィア達がキリト達を守ってくれるから

名前を知っておかないといけないから書いておくね。

まずキリトがブラッキー、サチがイーブイ、ユージオが

クマシュン、楯無さんがシャワーズ、虚さんが

グレイシア、簪がエーフィ、アリスがシェイミ、

本音がロコン、陽乃がブースター、

アスナがリーフィア、そして美九がニンフィアだよ。

顔合わせとかは自分たちの部屋でやっておいてね。

後明日企業からテストパイロットの依頼が来ると思うから

その依頼は受けておいてね俺の知り合いで俺の事を

知っているから。最後に織斑先生織斑一夏の行動の

罰と説教をお願いしますね。それと美九、少しだけ

我慢していてね。俺が戻ってきた時にいっぱい甘えて

いいから。じゃあ皆また会おうね。』

 

美九が読み上げた文章にクラス全体が静まり返った。

だが、いち早く千冬が再起動して

 

千冬

「そうだな。織斑に罰を与えなければな。」

 

一夏

「何でなんだよ千冬姉!「スパァン!」いってええ!」

 

千冬

「織斑先生だ馬鹿者。お前はいくら片想いとはいえ

暁妹を押し倒し挙句の果てには暁妹が泣きそうだと

いうのに綺麗だなどと抜かしているからだ!」

 

一夏

「意味が分からねえよ!」

 

千冬

「はあ、お前は押し倒したのに直ぐに退かず、

謝りもしないそして男性恐怖症の暁妹を泣かせたんだ

当然だろう?そうだな罰は暁妹に金輪際近づかない

事だ。」

 

一夏

「畜生!ただ俺は何で振られたのか聞きたかっただけ

なのに。」

 

千冬

「いい加減にしろ!お前が振られたのは暁妹に他に

好きな人がいるか男と付き合うつもりがないから

だろう。」

 

すると、千冬は美九の方に向き直り

 

千冬

「暁妹すまなかった。今後織斑を近づかせないように

するだから今回のことは大目に見てくれないか?」

 

美九

「グスッはい分かりました。織斑君を近づかせない

で下さい。」

 

そう言って美九達はそれぞれの部屋に戻って行った。

その後美九は母親である鏡華に鏡夜の事を知ったことを

知らせた。すると、鏡華から一通のメールと

あるデータが送られてきた。美九はそのデータを開いて

見ると驚きを隠せないでいた。何故なら美少女とも呼べる

見た目の鏡夜が様々な格好でいる画像が撮られていた

からだ。美九はすぐさまアスナ達を呼びこのデータを

見せた。アスナ達は目を見開いたり、鼻血を出しながら

その画像に見入りデータをコピーして行った。

その後美九達はそれぞれ鏡夜から貰ったリングから

ポケモンを呼び出して交流を深めて次の日のために

寝た。美九達は夢である映像を見た。正確には

思い出すように映像を見た。それは授業の時に見た

鏡夜の過去だった。夢で1番最初に見た光景は

鏡夜が大人に殴られたり、蹴られたりしている光景

だった。

 

男1

「オラッ!」ドゴッ!

 

鏡夜

「ガハッ」

 

男2

「いや〜それにしてもいいサンドバックだよな。」

 

男1

「ああ確かにな。耐久強化のために殴ったり、

蹴ったりするだけでいいんだからよ。」ドゴッ!

 

鏡夜

「ゴフッ」

 

男2

「そろそろ俺にもやらせてくれよ。」

 

男1

「ああ分かったほらよ」

 

男2

「ほら立てよ。まだまだ終わってねえぞ!」ドゴッ!

 

鏡夜

「ガハッ」

 

こんな光景が続いていたが急に暗くなり新たな

光景が現れた。それは超攻速電流を埋め込まれ

使いこなせるように訓練を受け、強くなることが

当たり前のようになる様に洗脳された。

それから鏡夜は修行をした。一心不乱に

ではなく修行することが当たり前のように修行を

していた。そして、ついに人々の願いを叶え

始めた。しかし、願いを叶えても待っていたのは

罵倒と更なる人間の欲求だった。それに気づいた

鏡夜は願いを叶えることを拒否しようとした。

だが、家族を人質に取られ嫌々人々の願いを

叶えた。ついには鏡夜の心が壊れ始めた。

その時ミラやアカーシャに会い、少しだけ癒され

その後も様々な仲間と出会い自分が信じた人間に

だけ心を開くようになった。その時鏡夜は決心を

した。自分が守りたいと思った人を守りたいと、

未来を担う人達を守ろうと。そして、自分の中に封印

された魔神と戦い、相討ちとなり死んでいった。

美九達が次の日起きた時に目に一筋の涙が浮か

んでいた。美九達は話し合い鏡夜を改めて守り、

愛そうと誓った。

 

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか?

次は早めに出せるように頑張りたいと思います。

FGOで自分とフレンド登録して頂いている方々に
吉報です。ついに我がカルデアに星5サーヴァント
が来ました!そのサーヴァントはジャンヌ・ダルクと
アルトリアペンドラゴン(剣)です!まだまだ育成
途中ですが、フレンドの方に載せますので使って
いただければなと思います。

それでは次回もお楽しみに!


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第20話

遅れてしまい申し訳ありません。
テスト1日前ですが、投稿しました。

皆さんFGOの星4サーヴァントは何を選びましたか?
私は高難度に挑戦したかったのと高難度は耐久性が高い
方がいいということでHP回復のメディアリリィを選びました。
そして、新たにジャック・ザ・リッパーが単発で当たりました。
マーリンは当たっていません。

話はいつものように脱線しましたが
今回もお楽しみにください。


第21話

 

美九達が鏡夜を愛そうと誓ったその日、授業が

始まった時に千冬がキリト達に

 

千冬

「桐ヶ谷とその他数名に昨日の暁兄の手紙通りに

テストパイロットの要請がきた。」

 

女子生徒1

「どこの企業からなんですか?」

 

千冬

「その企業はトゥリニセッテだ。」

 

女子生徒2

「嘘!?ISスーツが個性的で有名で最近IS武器を

開発し始めた企業から!?」

 

千冬の言葉に驚きを隠せずガヤガヤと騒いでいたが、

千冬が手を叩きクラスは再び静かになった。

 

千冬

「新開発した機体を桐ヶ谷達に乗ってもらい、

データをとりたいんだそうだ。さて、桐ヶ谷達は

どうする?」

 

キリト

「分かりました。トゥリニセッテのテストパイロット

になります。皆もいいよな?」

 

キリトの言葉に美九達が頷く。

 

千冬

「しかし、4組にいる佐々木と2年の布仏姉にも

要請が来たからなその2人にも確認を取らなければ

ならないだろう。」

 

アスナ

「多分大丈夫です。」

 

千冬

「そうか分かった。放課後に向かってくれ。

そこで専用機を渡すそうだ。さあ、この話も

終わりだ。授業を始めるぞ!」

 

千冬の言葉で授業が再開され時間が過ぎていき

放課後となった。昼食の時に一夏が美九に話しかけ

てこようとしたが、アスナ達が上手く美九を連れ出

して一夏は美九に関わることが出来なかつた。

そして、キリト達は千冬に言われた場所に行った。

そこには2人の人物がいたそのうちの1人の人物を見た

キリト達は驚いた。何故なら、2人のうち1人が赤ん坊

だったからだ。

 

???

「初めまして。僕はトゥリニセッテ開発室の入江正一だ。

気軽に正一と呼んでくれると嬉しいよ。」

 

キリト

「俺は桐ヶ谷和人です。よろしくお願いします。」

 

その後キリトを筆頭に次々と美九達が挨拶をしていく。

そして、ついに赤ん坊が自己紹介をした。

 

???

「私の名はヴェルデ科学者だ。ちなみに、

元アルコバレーノでもある。まあせいぜい敬ってくれ。」

 

衝撃の自己紹介に唖然とするキリト達その自己紹介を

聞いて頭を抑える正一。しかし、慣れているのか

そのまま話を続けた。

 

正一

「この度はトゥリニセッテのテストパイロットに

なってくれてありがとう。」

 

キリト

「いえ、鏡夜からの手紙に書かれていたので

問題はありません。」

 

正一

「そうか。それは助かった。色々と時間がないから

取り敢えず機体を渡そう少し待ってくれ。」

 

正一はそう言ってヴェルデと共に機体を展開した。

展開された機体は2体だった。1つは水色を基調とし

マントが付いていて騎士を思わせる様な機体で

2つ目は白を基調として所々に青とオレンジの甲殻

がはいっている機体だった。

 

正一

「まだ生産と整備が追いついてないことを許して

欲しい。そして、これを渡すのは桐ヶ谷和人君、

ユージオ・クオールズ君だいいね?」

 

正一の言葉にキリトとユージオは戸惑いを隠せ

ないが美九達に言われ、受け取ることにした。

 

正一

「さて、2人に渡す機体はペルセウスとエリュシオンだ。

桐ヶ谷君がエリュシオン、ユージオ君がペルセウスだ。」

 

キリト

「・・・エリュシオン。」

 

ユージオ

「・・・ペルセウス。」

 

正一

「さあ、早速初期化と最適化をするから装着してくれ。」

 

正一にそう言われ、それぞれの機体を装着して

初期化と最適化をした。そして、

 

キリト

「なあ、ユージオ。1回模擬戦しないか?」

 

ユージオ

「正一さんいいですか?」

 

正一

「ああ、いいよ思う存分にやってくれ。」

 

ユージオ

「分かりました。ありがとうございます。」

 

そして、初のIS男性適合者による模擬戦が始まる。

 

ー続くー

 

 

 




どうだったでしょうか?
キリトの機体に関しては初めはテーマカラーの黒が
多いベクターにしようと思いましたがユージオの機体を
ペルセウスにしたことによりエリュシオンにしました。
美九達の機体の意見も待っていますのでアンケートの所で書いていただけると
嬉しいです。

それでは次回もお楽しみに!


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第21話

今回はクラス代表決定戦当日の朝までの
内容にまとめました。

前書きに書くことがないのでここで
前書きを終わらせていただきます。

それではどうぞ!


第22話

 

キリトがエリュシオンをユージオがペルセウスに乗り、

上空へ上がった。それを見た正一は驚きながら

 

正一

「凄いなもう飛べるなんて。やっぱりALOをやって

いるだけあるね」

 

ヴェルデ

「ほう、とても興味深いなそのALOというのは。」

 

正一

「君あれだけ説明したのに覚えてないのかい!?」

 

ヴェルデ

「この私がそんな事を聞いているはずがないだろう?」

 

正一

「はあ、後で説明するからちゃんと聞いておいてくれよ?」

 

ヴェルデ

「気が向いたらな。」

 

ヴェルデの言葉に肩を落とす正一、その正一を

苦笑いをしながら見ている美九達。

そんな正一にキリトが声を掛ける。

 

キリト

「あのー正一さん模擬戦やってみたいんですけど

いいですか?」

 

キリトの言葉に慌ててデータを取るための準備を

する正一。

 

正一

「それじゃあ始めてくれ。」

 

正一の言葉にキリトは頷きユージオと向かい合う。

そして、お互い一気に距離を縮めキリトはユージオに

切りつけようとしてユージオはそれを受け止め鍔迫り

合いに持ち込んだ。キリトは剣を押し込むように

体重をかけた。ユージオはそれを押し返して体制を

整え、キリトに連撃を加えていく。キリトはそれを

避けたり、受け止めたりして応戦していく。遂に

キリトはユージオの剣を弾き、ユージオは後ろに下がる。

 

キリト

「やるなユージオ。」

 

ユージオ

「キリトもね。」

 

キリト

「まだまだ行くぞ!」

 

ユージオ

「もちろん!」

 

キリトはALOで使っているソードスキルを再現

しようとした。すると剣が淡いライトエフェクトに

覆われた。それに驚いたキリトは思考が止まって

しまう。しかし、直ぐに気持ちを切り替えて

ソニックリープを放った。ユージオは唖然として

いて判断が遅れてしまいソニックリープを受けて

しまった。SEが減る。ユージオはキリトに攻撃を

加えようとソードスキルを放とうとすると、

 

正一

「ストップだ!」

 

正一に止められてしまう。大人しく正一の言葉に

従い、降りてくるキリトとユージオ。しかし、

キリトの顔は不満気でユージオは困惑したような顔

だった。

 

キリト

「どうして止めたんですか!?」

 

キリトが正一に問い詰める。

正一は冷静にパソコンを見ながら

 

正一

「今回はデータを取るための模擬戦だったからね

少しでも早めに終わらせなかったらこれ以上に

模擬戦が激しくなって初日から整備が必要になる

可能性があったからなんだ。」

 

キリト

「だったら整備関係の人達に任せるか、いざとなれば

俺が整備します。」

 

正一

「悪いけどそれはやめてくれ。バカにしたり、

この学園の学生の整備技術を下に見るつもりは

ないけどこの機体は最新のものだ整備が今までの

機体と同じだという保証もない。そして、整備にも

時間がかかるんだ初日に整備しなくちゃいけなくなると

当日に間に合わないと困るのは君たちなんだ悪いけど

我慢してくれ。」

 

正一の説明に納得したような顔のキリトとユージオ。

その後キリトは正一に謝罪をして和解をした。

 

キリト

「そういえば正一さんどうしてソードスキルが使える

んですか?」

 

正一

「ああ、それはねある人のおかげなんだ。ちなみに

先に言っておくけど鏡夜君ではないよ。後結城さん達の

機体にもソードスキルのシステムを組み込んでおくから

安心してくれ。それに加えて必殺ファンクションという

ものもあるからどちらを使うのかは君達次第だ。

それじゃあ僕達はもう戻るよ。一週間後にまた

来るから。」

 

キリト

「はい。ありがとうございます。」

 

正一とヴェルデは帰って行った。

その後キリト達は部屋に戻り、ALOへログインして

鏡夜の生存報告を行った。一夏は箒に剣道でしごかれ

ていた。次の日一夏に専用機が渡される事にクラス中

が驚いた。

そして、月日が過ぎていきクラス代表決定戦

当日になった。

 

ー続くー




どうでしたでしょうか?
若干無理矢理だった気がします。

鏡夜の得意武器は剣と槍です。
基本は剣で槍が遊びになりそうです。
機体についてのアンケートですが、
鏡夜の機体は初めはオーディーンにさせていただきます。
ですが、ヒロイン達の機体のリクエストも待っていますので
アンケートの所で書いていただけると嬉しいです。

それでは次回もお楽しみに!


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第22話

遅くなってすみません!
モチベーションが上がらず、放置してました。長い話はさておき駄文ですが、お楽しみ下さい。


第23話

 

ークラス代表決定戦当日ー

 

美九は誰かの声を聞き、揺さぶられて目を覚ました。

 

???

「美九・・・美九起きて。」

 

美九

「んぅ?」

 

美九が目を覚まして自分自身を起こした

人物を見た。その人物は着物を着て、

ピンク色の髪をポニーテール

の様に纏めた鏡夜だった。

 

美九

「兄さん!」ダキッ

 

鏡夜

「うわっ!」ドタン!

 

美九は鏡夜を見た途端に押し倒し

泣き始めた。それを見た鏡夜は顔を

赤くしながらも優しく美九の頭を撫でた。

その際にユキも起きていて美九と同じ

ように撫でるのをせがんできたので

頭を撫でた。

 

ー数分後ー

 

美九

「スーハースーハー(ああ、甘くていい匂い。

ずっと嗅いでいたい。)」

 

鏡夜

「さて、美九そろそろどいてくれないかな?」

 

鏡夜が美九をどかそうとした時、部屋の扉が

ノックされた。

その音を聞いた鏡夜は美九に自分から

どいてもらう様に頼み、部屋の扉を開けた。

そこには、アスナ、陽乃、ユウキ、アリスが

立っていた。4人は鏡夜を見た途端抱きつき、

鏡夜はまたもや赤面してしまう。

しかし、鏡夜は4人を直ぐにどかして部屋

へと入れた。

 

鏡夜

「まあ、とりあえず何で来たのか

教えてくれないかな?」

 

ユウキ

「そうだった!2人とも早く制服に

着替えて!朝食なんて食べてる暇ないよ!」

 

鏡夜が時計を見ると、時間が移動を含めて計算して

いくと間に合わない時間になっていた。

 

美九

「嘘!?どうしよう!どうしよう!」

 

鏡夜

「美九落ち着いて。ふう、このために

早く来てよかった。朝食の準備は

してあるよ。アスナ達は朝食を

食べてるの?」

 

アスナ

「ううん食べてないけどいいの?」

 

鏡夜

「うん、勘で朝食の準備を

多めにした方がいいって感じたからね。

人数も何となく追加で4人っていうのも

感じたから準備したよ。

料理するのは久しぶりだから

あまり味の期待はしないでね。」

 

アリス

「ありがとうございます。」

 

鏡夜

「さあ、早く食べて教室に行こうか。」

 

鏡夜は朝食の準備をしてアスナ達が

席についてる近くに座った。

 

鏡夜

「それじゃあ食べようか。」

 

アスナ・アリス・ユウキ・美九・

鏡夜・陽乃

「いただきます。」

 

ユウキ

「美味しい!」

 

アスナ

「確かに美味しいんだけど…」

 

アリスいに

「ええ、何処か負けた感じが

しますね。」

 

陽乃

「うん、そうだよね。」

 

鏡夜

「?どうしたの?」

 

アスナ

「ううん何でもないよ。」

 

アスナ・陽乃・ユウキ・アリス・鏡夜・美九

「ご馳走様でした。」

 

その後鏡夜と美九は制服に着替えて教室に向かった。

その際に重箱の様な弁当箱を持っていた。

 

美九

「兄さんその重箱には何が入っているんですか?」

 

鏡夜

「美九達の分のお昼ご飯だよ。」

 

ユウキ

「本当!?やったー!」

 

アリス

「でも量が多かったのではないですか?」

 

鏡夜

「ある裏技を使ったからね。楽だったよ。」

 

そんな話をしながら教室に入った鏡夜はキリト達

鏡夜の部屋に来なかった人達にかけ寄られた。

本音に鏡夜の料理を食べた事に羨ましがられる

美九達。そんな本音を首を傾げながら見る鏡夜。

その後鏡夜達は千冬と真耶が入ってくるまで

雑談を続けた。千冬と真耶が入って来て

ホームルームが始まりそのまま授業が始まった。

授業では鏡夜が当てられた時に全て正解で答え

周りから驚いたように見られていた。

そして、授業が終わり休み時間になった。

鏡夜は美九の膝に載せられ、後ろから抱きしめ

られていた。

 

鏡夜

「あうあうあう///」

 

美九

「むふ〜♪」

 

ユウキ

「美九ちゃんずるい!」

 

アスナ

「そうだよ!私も鏡夜君を抱きしめたいよ」

 

アリス

「それでしたら休み時間の時にかわるがわる

抱きしめたらどうでしょうか?」

 

陽乃

「いいねそれ。」

 

鏡夜

「あ、あの〜拒否権は?」

 

アスナ達

「ない(ありません)。」

 

鏡夜

「そんな〜。キリト、ユージオ助けてよ〜。」

 

キリト

「すまんが無理だ。」

 

ユージオ

「僕もごめん。」

 

そんな事がありながらも時は進んで行き、

昼食の時間になった。鏡夜達は生徒会室に

行き昼食をとった。ちなみに鏡夜の料理は

好評だった。そして、放課後になり、鏡夜達は

アリーナのピットに居た。そこにはアスナ達も居た。

 

アスナ

「え!?鏡夜君の専用機に武器ないの!?」

 

鏡夜

「いや、ない訳じゃないんだけどまだ届いて

ないんだ。もうそろそろ来るらしいんだけど…」

 

鏡夜達はそんな話をしていた。

一夏の側には箒が立っていて、一夏に話しかけ

ていた。しかし、一夏は美九の方を見ていた。

 

鏡夜

「まだかな?」

 

千冬

「仕方ないな。桐ケ谷、クオールズどちらか

がオルコットと試合をしろ。」

 

キリト

「分かりました。ユージオ俺が先に行って

いいか?」

 

ユージオ

「いいよ。」

 

鏡夜

「キリトガンバ!」

 

サチ

「キリト頑張ってね。」

 

キリト

「ああ。」

 

キリトはエリュシオンを展開した。

 

鏡夜「おお〜それがキリトの専用機?」

 

キリト

「ああそうだ。とりあえず桐ケ谷和人

エリュシオン行きます!」

 

キリトはそう言うとアリーナに飛んでいった。

 

鏡夜

「というかアスナ達はここに居てもいいの?」

 

アスナ

「大丈夫だよちゃんと許可貰ったから。」

 

鏡夜

「そうなんだ。」

 

鏡夜達がそんな話をしていると試合が

始まった。

 

ユウキ

「どっちが勝つのかな?」

 

鏡夜

「キリトだろうね。」

 

ユージオ

「大丈夫かな?」

 

順調に試合が進んでいく。

すると、

 

???

「きょ〜く〜ん!」ダキッ!

 

鏡夜

「ふえ!?」

 

鏡夜は誰かに抱きつかれた。鏡夜が

抱きついた人物を見ると篠ノ之束

だった。

 

鏡夜

「束さん!?」

 

「姉さん!?」

 

千冬

「束!?」

 

「う〜ん。きょー君いい匂い。」スリスリ

 

鏡夜

「ひゃうぅぅ。」

 

千冬

「束お前何をしに来た?」

 

「そうだった。きょー君の武器が

できたから届けに来たんだしょー君に

武器持ってもらってね。」

 

鏡夜

「しょー君?」

 

???

「僕だよ鏡夜君。」

 

鏡夜

「その声って正一!?」

 

「もちろんクーちゃんやスーちゃんも

いるよ!」

 

スコール

「久しぶりね。鏡夜無事だった?」

 

鏡夜

「お久しぶりです。スコールさん。

っていうか束さんと正一が一緒に

居るっていうことは…」

 

「そうだよ!私トゥリニセッテの社員に

なったんだ!」

 

鏡夜達(スコール達以外)

「え〜!?」

 

「さてと武器とあと2つくらいきょー君に

渡したいものがあるんだ。」

 

束はそういいながら2着の服を取り出した。

片方はスーツになっており、もう片方は

着物の様になっている服だった。

 

鏡夜

「これは?」

 

正一

「これは新開発したISスーツだよ。」

 

鏡夜

「そうなんだ。着てみようっと。」

 

「きょー君その前に武器の説明をするね。」

 

鏡夜

「分かりました。」

 

「武器構成は槍1本、剣2本、弓1個に矢が

100本だよ。そして、剣2本を柄同士で

合わせるとダブルセイバーになるからね。」

 

鏡夜

「おお〜!凄い!ありがとうございます!

束さん!」

 

束の説明の間に試合が終わり、キリトが勝って

戻って来て更には一夏の専用機が届いた。

千冬は

 

千冬

「それでは暁兄織斑と試合をしろ。」

 

鏡夜

「分かりました。その為にも着替えて

きます。」

 

千冬

「ああ、試合開始は30分後だ。」

 

一夏

「分かったぜ千冬姉」

 

千冬

「織斑先生だ馬鹿者」スパン!

 

一夏

「…分かりました。」

 

一夏は先にアリーナに出て、

鏡夜はスーツに着替えピットに来た。

鏡夜のスーツ姿を見ている美九達。

その視線に気づいたのか首を傾げる鏡夜。

 

鏡夜

「?どうしたの?」

 

美九

「いや…なんていうか。」

 

陽乃

「うん…なんかね。」

 

本音

「きょうやん似合ってないね〜。」

 

鏡夜

「…それは自分でも分かってるけど

あまり言わないで。とりあえず

行って来ます。」

 

鏡夜はオーディーンを展開してアリーナに

出ようとした時、

 

「あ、そうだきょー君ちょっといい?」

 

鏡夜

「何ですか?」

 

「ある方法でアリーナに出て欲しんだ

けど。」

 

鏡夜

「いいですけど、どうすればいいん

ですか?」

 

「簡単だよ必殺ファンクションって

言ってみて。」

 

鏡夜

「必殺ファンクション。」

 

その言葉と共に鏡夜の頭の中にある情報

が入ってきた。

 

鏡夜

「これって…。」

 

「そういうことなんだけど大丈夫かな?」

 

鏡夜

「分かりました。」

 

アスナ

「鏡夜君頑張ってね。」

 

鏡夜

「うん。勝ってくるよ。」

 

鏡夜

(行くよ!ミユ!)

 

ミユ

(はい!)

 

そして、鏡夜は少し前傾姿勢になり、

 

鏡夜

「必殺ファンクション!」

 

すると、まるで感情がこもっていない

様な声が響いた。

 

「アタックファンクション

ジェットストライカー。」

 

その声とと共にオーディーンの形態が変化し、

乗り物のようになり、アリーナに飛んでいった。

その機体にキリトは目を輝かせ、

 

キリト

「束さんあれはなんですか?」

 

「君は桐ケ谷和人君だね。

あれはねきょー君の機体であるオーディーン

専用の必殺ファンクションだよ。」

 

キリト

「マジか。すげー羨ましいな。」

 

「和人君の機体にも必殺ファンクションは

付いてるから、後で確認してね。」

 

キリト

「はい、ありがとうございます。」

 

「さてと、じゃあ試合に集中しようか。」

 

束の言葉にキリト達はアリーナの様子が

映されている画面に目を向けた。アリーナでは

鏡夜の機体にざわついていた。一夏は

ざわつきを無視して、鏡夜オープン

チャンネルを使い、話しかけた。

 

一夏

「それが鏡夜の機体か?」

 

鏡夜

「初対面の人に名前で呼ぶものでは

ないと思うんだけど…。」

 

一夏

「いいじゃねえかそれくらい。そんな事

よりも、鏡夜この模擬戦にある条件を

加えないか?」

 

鏡夜

「条件?」

 

一夏

「ああ、勝った方が美九さんと付き合える

っていう条件なんだけどよ。」

 

一夏の言葉に誰もが言葉を失った。

それは鏡夜も同じだった。

ピットでは全員が驚いていた。

 

鏡夜

「は?お前何言ってるのか分かってんの?」

 

一夏

「?別に構わねえだろ。」

 

一夏の言葉に頭の中が冴えていき、一夏を

叩きのめす事を決意した鏡夜。

せめてもの確認として一夏に尋ねる。

 

鏡夜

「美九の意思は聞いたのか?」

 

一夏

「聞いてないけどそれがどうかしたのか?

とにかく始めようぜ!」

 

鏡夜

(叩きのめすぞ。ミユ。)

 

ミユ

(分かりました。)

 

一夏の言葉の直後に試合始まった。

 

一夏

「いくぜ!うお「ザン!」ぐあああ!」

 

一夏は鏡夜目掛けて飛んで行き刀を

振り落とそうとした。しかし、突然目の前に

現れた鏡夜に装甲を切られた。

そして、鏡夜が一夏に話しかける。

その声はとてつもなく冷えた声だった。

 

鏡夜

「おい、織斑一夏お前美九を告白して振られ

た挙句押し倒して泣かせたのにその事を

学習してないのか。しかも今度は勝手に

条件に出すなんてな。」

 

一夏

「俺だって美九さんにいい所を見せて

付き合いたいんだ!」

 

鏡夜

「救いようがないな。お前は1回叩き

のめす!」

 

鏡夜はその言葉と共にまたしても一夏の

前に急に現れ、一夏にダメージを与え

それを繰り返していく。一夏はなんとか

反撃をしようとするが、鏡夜は鏡夜が反撃する

前に一夏の攻撃範囲から離れまた攻撃を加えて

いく。そして、十数回目の攻撃の後鏡夜は一夏に

蹴りを加え一夏との距離を開けた後直ぐに剣を2本

取り出し、繋げてダブルセイバーにした

 

鏡夜

「必殺ファンクション!」

 

その言葉に反応した情報に瞬時に目を通し技を

選択した。すると、またもや感情がこもっていない

声が響いた。

 

「アタックファンクション

クロスカリバー」

 

鏡夜のダブルセイバーの刃にエネルギーが充填され

鏡夜の一夏に向かって行くそれを見た一夏は

鏡夜を迎撃しようとしたしかし、またしても

鏡夜の姿が消えた。一夏はハイパーセンサーに

映った情報通りに対応しようとしたが鏡夜の方が

早く、一夏の背中に連撃を加えていき斜め上に

切り上げ、切り上げられた一夏を追いかけ

追い抜こうとする時にクロス状に切り裂く。

切り裂かれた一夏の機体である白式のSEがつき

ブザーがなった。悔しそうな一夏を目の前に鏡夜は

 

鏡夜

「お前が誰を好きになろうと自由だ。

けどな、好きになった人の意思を勝手に決めるん

じゃねえよ!」

 

鏡夜はそう一夏に言い、ピットに戻って行った。

 

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




鏡夜が使った必殺ファンクションは
FGOのヒロインXの宝具です。描写的には
合っているんでしょうか?

それでは次回も遅くなるかも知れませんが
お楽しみに!


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第23話

遅くなって申し訳ありません。
それではどうぞ!


第24話

 

ーピット内ー

 

ユウキ

「鏡夜とても速かったね。」

 

アスナ

「うん、それにとてもかっこよかったね。」

 

アスナ達がそんな話をしていると、千冬が束に

近づいて行き、

 

千冬

「束なんだあの速度は、瞬時加速の域を超えて

ないか?」

 

「あーその事なんだけどね。束さんは何も

してないよ。」

 

千冬

「嘘をつくのも程々にしろよ。」

 

「ホントだよ!ただ、一つだけ言えることは

きょー君とあの子だからあの速度を出せるんだよ。」

 

千冬

「どういう事だ。」

 

「悪いけどたとえちーちゃんでも言えないよ。」

 

千冬

「そうか。」

 

すると、鏡夜がビットに戻ってきた

オーディーンを解除した鏡夜は少し顔をしかめていた。その表情を見た束は鏡夜に聞いた。

 

「きょー君どうしたの?」

 

鏡夜

「あ、束さん。実はオーディーンを使用した時に少し動きにくくて…。」

 

「う〜んきょー君今リミッターどれくらい外してるの?」

 

鏡夜

「ホーリーロックですか?1つも外してないですよ?」

 

「そっかそれでも反応速度は本来のレベルだよね?」

 

鏡夜

「ええ、そうですけど…」

 

「だとしたら、きょー君の反応とか行動にISが追いついてないんだと思うよ。」

 

束の言葉に驚きをく隠せない千冬。そんな千冬を気にせず、鏡夜は会話を続けていく。

 

鏡夜

「あ、そうだ織斑先生次の試合ってどうなるんですか?」

 

千冬

「ッ!?ああ、そうだったな。次はオルコットとクオールズの試合だ。」

 

ユージオ

「あのー織斑先生僕とキリトは生徒会に勧誘されていて、それを受けようと思うんですけど…。」

 

千冬

「そうか、それなら仕方ないな。分かった桐ヶ谷とクオールズは試合を中止する!」

 

ユージオ

「それと鏡夜も勧誘すると聞いてるんですけど…。」

 

千冬

「暁兄はどうするんだ?」

 

鏡夜

「とりあえず生徒会長がどちらなのか知らないんですけど…。」

 

千冬

「生徒会長は更識楯無だ。」

 

鏡夜

「へえ〜虚さんかと思った。」

 

アスナ

「えっとどうして?」

 

鏡夜

「だって楯無さんはいつも何かしら後回しにして虚さんに怒られてるんだもん。というよりなんで昼休みに勧誘しなかったのかな?」

 

首を可愛らしく傾げる鏡夜に昼休み生徒会室にいた全員は

 

アスナ達

(絶対鏡夜の料理にプライドを打ち砕かれたな。)

 

そう思っていた。

 

千冬

「それでどうするんだ?」

 

鏡夜

「受けます。」

 

千冬

「そうか暁兄も桐ヶ谷とクオールズ同様に試合を中止する!」

 

その言葉を聞き、鏡夜はアスナ達と共に帰ろうとした。すると、ピットから一夏が戻って来た。途端に美九は鏡夜の背中に隠れた。そんな美九を見ながら一夏は

 

一夏

「美九さん俺の試合見てくれましたか?」

 

そう言った途端スパンッ!!という音を立てて一夏の頭が叩かれた。

 

一夏

「痛ってぇ!何するんだよ千冬姉。」

 

その言葉と共に再び一夏の頭が叩かれた。千冬は怒りの表情をしながら一夏に話しかけた。

 

千冬

「織斑貴様何を考えている!」

 

一夏

「どういう意味だよ千冬姉!?」

 

一夏がそう言い返すと三度一夏の頭に出席簿が叩き落とされた。

 

千冬

「当たり前だ!人を勝負に賭け事にするなど言語道断だ!それにその言葉は模擬戦に勝ってから言え!すまない暁妹この愚弟は後で私がしっかりと説教しておく。」

 

美九は自分の身長より小さい鏡夜の背中から顔を出して

 

美九

「分かりました。お願いします。」

 

そう言った。その言葉を聞くと、千冬は言い返そうとした一夏の頭に出席簿を落として黙らせた。

鏡夜は美九に抱えられた。ジタバタと抵抗しようとしたが、美九の体が少しだけ震えているのに気づき抵抗をやめた。そして、

抱えられたままで自分の部屋に戻ろうとした時鏡夜は正一に話しかけた。

 

鏡夜

「正一頼みがあるんだけど。」

 

正一

「なんだい?」

 

鏡夜

「この学園の制服の形でISスーツを作って欲しいんだけど。」

 

正一

「わかった。少し時間をくれないかい?」

 

鏡夜

「うんありがとう。」

 

鏡夜達は部屋に戻って行った。その時千冬は束も鏡夜について行った事に気付いた。

 

千冬

「あいつは何をしに行ったんだ?」

 

千冬がそう呟いた途端ある人物の声が響いた。

 

???

「彼女はこの学園の整備士になってもらったんですよ。ある条件と企業の開発員もかねてね。」

 

そこに居たのはIS学園の理事長轡木十蔵だった。

 

ー続くー

 




どうでしたでしょうか?
因みにFGOで私とフレンドになっていただいている方は知っていらっしゃいるでしょうが1月下旬は個人的事情により5日程FGOにログインできませんのでご了承ください。

次は早めに正月編の番外編を出そうと思います。
その際には出てこないキャラも出て場所も鏡夜の家から始まります。
読んでいただければ幸いです。

それでは次回もお楽しみに!


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番外編

あけましておめでとうございます!今年もこの作品と応援をよろしくお願いします!
話が進んでおり、次の話のネタバレが含まれますご了承ください


番外編ーお正月ー

 

暁家

 

1月1日元旦それは新年の始まりを告げる日。

おせち料理やお雑煮、初詣など様々な行事や食べ物がある。

しかし、お正月といえど働く人は働くし仕事が休みな人は休んで家族の作った料理に舌鼓をうっているだろう。人気アイドルである美九は元旦から鏡夜や家族と一緒にいる事が出来ないことにぐずっていたが、鏡夜からのキスにより機嫌をよくしたのかスキップしながら仕事場所であるスタジオに行った。鏡夜はその時美九とディープな方のキスをした。元々性や快楽に知識も経験もない鏡夜はトローンと蕩けた目をしていたが鏡夜の家にホームステイをしていたユニとミラに部屋に着物を着るために連れて行ってもらった。

 

そして、鏡夜はピンクを基本として女性もので水色の花柄が刺繍されている着物を着ていた。

 

鏡夜

「何これ!?」

 

ミラ

「何って鏡夜の着物よ?」

 

鏡夜

「着物は着るって言いましたけど女性ものなんて聞いてないですよ!」

 

ミラ

「でも似合っているわよ。ねえ?ユニ。後今日一日その姿でいてね。」

 

ユニ

「はい!似合っていますよ。」

 

鏡夜

「むう分かりました今日1日だけですからね!」

 

ミラ

「ふふっ♪ありがとうね鏡夜。」ナデナデ

 

鏡夜

「んっえへへ〜」

 

ユニ

「ミラさんズルいです!私も鏡夜さんを撫でたいです!」

 

ミラ

「はいはい♪」

 

この後鏡夜はユニとミラに十分程度撫でられていた。

その後慌ててリビングに降りて行き、おせち料理を食べた。その際鏡華にも撫でられた。そして、ごろごろとしているとアスナ達がやって来た。

 

鏡夜

「どうしたの?」

 

アスナ

「…えっと鏡夜君その着物って女性ものだよね?なんで着ているの?」

 

鏡夜

「ううう///ミラさんがこれ以外着ちゃダメだって言うから…」

 

アスナ達

(ミラさんグッジョブ!)

 

その場にいる鏡夜以外の人達の心が一緒になった瞬間だった。

 

鏡夜

「それでどうして家に来たの?」

 

アスナ

「それはね初詣に一緒に行こうと思って…」

 

鏡夜

「そっか分かったよミラさんとユニ呼んでくるね。」

 

鏡夜はそう言うと、ミラとユニを呼んで来てアスナ達と一緒に初詣に行った。その時周りからとてつもなく視線が集まって来た。初詣を終えた鏡夜達は鏡夜の家に戻り羽子板やお正月のテレビを見たりして過ごした。そして、夕方となりアスナ達は家に帰る際に鏡夜にキスをして行った。鏡夜は顔を赤くしながら名残惜しそうな顔をしていた。

その後夕食を終えた時に家の玄関が開き、

 

美九

「ただいま〜。」

 

美九が帰って来た。鏡夜はパタパタ走ってと玄関に行き

 

鏡夜

「おかえり。新年もお疲れ様。」

 

美九は驚いた顔をしたが鏡夜に抱きついた。

鏡夜は顔を赤くしているがそれを美九はそれを気にせずに鏡夜が着ている着物から覗く白いうなじに顔を擦りつけながら鏡夜の匂いを嗅いでいく。

 

美九

「兄さ〜ん。」

 

鏡夜

「んっやあん美九ぅ。」

 

美九

「んふふ感じてるんですか?敏感ですね〜。」

 

鏡夜

「…美九のエッチ///。」

 

その言葉を聞いた途端美九の理性に限界がきたのか鏡夜を押し倒した。

 

美九

「兄さん誘ってるですよね?シちゃってもいいんですよね?」

 

鏡夜

「ふえ!?ちょ、ちょっと美九待って!」

 

美九

「待・ち・ま・せ・ん♪んっ」

 

その言葉と共に鏡夜は美九にキスをされた。

 

美九

「んっチュルルはぷ兄さん♡チュルッぷはっ。」

 

鏡夜

「んうう!?はあんっハアハア。」

 

美九が更なる行為に進もうとした時

 

鏡華

「いくらあの時に重婚や血縁同士でも結婚出来るうえに私達も認めているとはいえ場所を選びなさい美九。」

 

鏡華が鏡夜の頭の後ろに居た。

そう代表決定戦の日束が出した条件は重婚を可能とし血縁同士でも結婚出来るというものだった。その条件に1番喜んだのが美九でそれから1番アピールし始めたのが美九だった。

美九は名残惜しそうに鏡夜から離れた。

その後美九は夕食を終えお風呂に入り、鏡夜の部屋に入った。そこにはユニとミラがベッドにいる鏡夜のそばにいて甘い匂いが既に充満しており、鏡夜の目が蕩けていた。

 

ミラ

「我慢出来なかったからもう始めているわよ。」

 

ミラはそう言った直後に鏡夜にキスをしていく。鏡夜は体をビクビクッと震えさせながらミラから与えられる快楽をこらえていく。しかし、力が入らないのかユニに押し倒された。美九も急いでベッドに行き鏡夜の体にキスを落としていく。

 

ミラ

「鏡夜愛しているわ。だから…ね?私達に鏡夜の頂戴?」

 

そして、鏡夜は食べられた。

 

ー番外編終わりー




これからの展開は出来ているんですがどういったのが恋愛なのでしょうか?あまり分からないのでメッセージなどで教えていただけるとありがたいです。

それでは次回もお楽しみに!


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第24話

遅くなり申し訳ございません。
学校行事等が一気に重なり、少しずつしか書けずに遅れてしまいたました。

長い話は終わらせてそれではどうぞ!


第25話

 

千冬

「学園長どういうことですか!?」

 

千冬は轡木十蔵に詰めかける。

 

十蔵

「どういうことも何もそのままの意味ですよ,篠ノ之束博士にはある条件と引き換えにこの学園の整備士になって頂いたんです。」

 

千冬

「その条件とは一体…。」

 

十蔵

「それは今夜分かりますよ。それでは私は失礼します。」

 

十蔵はそう言うと去って行った。

千冬は大きく溜息をつきながら頭を抑えた。

 

千冬

「また厄介事が増えたな。取り敢えず織斑と篠ノ之は部屋に戻れ!」

 

一夏

「千冬姉!何で束さんが此処に居るんだよ!」

 

千冬は一夏の頭に出席簿をたたき落とし

 

千冬

「貴様は先程の話を聞いていないのか!?この学園の整備士になったと言っただろう!早く部屋に戻れ!」

 

千冬はそう言うと再び一夏の頭に出席簿を叩き落とし部屋に戻らせた。そこに摩耶が駆け寄ってきた。

 

摩耶

「織斑先生これからどうなるんでしょう?」.

 

千冬

「分からん。だが、問題が起こることは極力ないだろうな。」

 

摩耶

「それはどうしてですか?」

 

千冬

「基本束が企業に入ることはない。何故なら自分を理解しなかった人間が起こした企業に入るなんてありえない。だとすれば束が此処に来た時に起こした行動を振り返ってみてくれ。」

 

摩耶

「えーっと確か暁君に抱き着きましたね。」

 

千冬

「そう束は気に入った人間以外はまるでゴミを見るような目と対応をとる。しかし、暁兄の試合の始まる前に桐ケ谷の質問に辛辣な言葉すらも出ずに答えていた。さらには、暁兄が話しかけたトゥリニセッテのあの社員と普通に話していたところを見ると、私が束と会うこの数年の間に束を変える何かしらの事件もしくわ出来事があったのだろう。性格の変わったであろう束が好意を持っている暁兄に迷惑のかかることをするはずがない。」

 

摩耶

「だから問題が起こる可能性がないと…?」

 

千冬

「いや、起こらないという可能性はないだろう。だが、もし問題が起こっても暁兄が解決するだろうからな。」

 

摩耶

「そんな人任せでいいんですか?」

 

千冬

「おそらくこれから起こる事は暁兄でしか解決出来ない事ばかり起きるだろう。それに今、あいつと同じ企業に居てなおかつ実力が伴っているのは暁兄ぐらいだろうからな。新しくトゥリニセッテのテストパイロットになった桐ケ谷達でも協力しなければ無理なものばかりだろう。」

 

摩耶

「…何も起こらないといいですね?」

 

千冬

「まったくだ。」

 

そう言いながら千冬と摩耶は残っている仕事を終わらせるために職員室に戻って行った。そんな事を言われていることも知らない鏡夜達は鏡夜の部屋の前に居た。先頭で鏡夜を抱っこして歩いていた美九は鏡夜と自分の部屋の目の前で立ち止まった。そんな美九に疑問を抱いたのかアリスが声をかけた。

 

アリス

「美九?どうかしたのですか?」

 

美九

「何か嫌な予感がする。」

 

陽乃

「嫌な予感?」

 

美九

「うん。」

 

アスナ

「どんな感じなの?」

 

美九

「何となくだけど兄さん顔が赤くなる感じがするの。」

 

鏡夜

「ふえ?俺?」

 

アリス

「そうですか…本音鏡夜の目を塞いでください。」

 

本音

「了解〜。」

 

キリト

「極端な未来予知に誰もツッコミを入れないのか?」

 

ユージオ

「キリト、あまり気にしない方が良いよ。」

 

サチ

「キリトとユージオも目を瞑ってね。…瞑らないとどうなるか分かるよね?」

 

キリト

「わ、分かったよ。なあ、ユージオ。」

 

ユージオ

「う、うんそうだね。」

 

サチの言葉に冷や汗を流しながら、同意するキリトとユージオ。一方、アリスの言葉に本音は鏡夜の目の前に立ち、鏡夜の目を塞いだ。

 

鏡夜

「ねえ本音前が見えないよ?」

 

本音

「大丈夫だよ〜。きょうやんはまだ見なくていいからね〜。」

 

そして、美九の代わりにアスナが扉を開けた。アスナの開けた扉の先に居たのは、

 

楯無

「おかえりなさ〜いご飯にする?お「何してるの?お姉ちゃん?」げ、簪ちゃん。」

 

裸エプロンの格好をした楯無が居た。女性陣でさえ唖然としている中、1番最初に動いたのは簪だった。

 

「お姉ちゃん何してようとしたのかな?」

 

楯無

「そ、それは…。」

 

「お姉ちゃん?早く喋るのと、O・H・A・N・A・S・H・I☆してから喋るのどっちがいい?」

 

そんな簪に恐怖したのか「ひっ」という声を出した後

 

楯無

「喋ります!喋るからO・H・A・N・A・S・H・I☆だけは勘弁して!」

 

「それじゃあ早くね。」

 

楯無

「はい…。鏡夜君を誘惑しようとしました。」

 

「そう。それじゃあ皆からの判決を聞こうか?それでは皆さんせーのっ。」

 

サチ・キリト・ユージオ・楯無・鏡夜以外

「有罪」

 

「判決が出たからO・H・A・N・A・S・H・I☆しようか?」

 

 

楯無

「そんな!?待って!お願い!それだけはご勘弁を!」

 

「問答無用!」

 

その後、楯無は簪からO・H・A・N・A・S・H・Iを受けた。

 

ー続くー

 

 




どうでしたでしょうか?
次回はできる限り早めに投稿出来るようにしたいと思います。

それでは次回もお楽しみに!


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第25話

いつもの事ですが遅れてしまいすみません!
他の方々の俺ガイルを見ているとはるのんの行動に大胆性がないかなと思い見直して、書き直していました。

それではどうぞ!


第26話

 

鏡夜が本音からの目隠しを解かれて見た光景は、“私は友人の女性がいる前で好きな人を誘惑しようとした大馬鹿者です。”というプラカードを首から下げた制服姿の楯無だった。

鏡夜はその光景を見た瞬間顔を赤くしてしまった。その後、虚がやって来て楯無の事情を聞き有無を言わせぬ威圧感のなか更に楯無に説教をした。そして、鏡夜達は新しい部屋に移動して荷物の整理をした。

荷物の整理が終わって鏡夜は電話をかけていた。

 

美九

「兄さん誰に電話しているんですか?」

 

鏡夜

「お母さんだよ。全く連絡してなかったからね。」

 

鏡夜が電話の応答を待っているとガチャという音が出て

 

鏡華

「はい、暁です。」

 

鏡夜

「あ、お母さん?」

 

鏡華

「!その声は鏡夜ね!良かった本当に心配したのよ!」

 

鏡夜

「ごめんなさい。解放されてからも体の限界が近かったから休むことを優先しちゃった。」

 

鏡華

「それなら仕方ないわ。もう体は大丈夫?」

 

鏡夜

「うん!大丈夫だよ。今からでも帰れるけど、面倒な事になりそうだから次に休みが入ったら帰るね。」

 

鏡華

「ええ、いいわよ。何時でも戻ってらっしゃい。」

 

鏡夜

「うん!じゃあまた連絡するね。」

 

鏡夜はそう言って電話を切った。そして、美九達の方を向き

 

鏡夜

「それじゃあご飯を作ろうか?」

 

美九

「え?でも時間的にはまだ早いんじゃないですか?」

 

部屋に移動して整理しようとしていた荷物は楯無達の協力により随分と早く終わったが、まだ夕食を食べるという時間帯ではなかった。しかし、鏡夜が夕食の準備をする提案にはある理由があった。

 

鏡夜

「実はねある理由があるからなんだけど…。とりあえず楯無さんに聞きたい事があるんですけど。」

 

楯無

「何を聞きたいの?もしかしておねーさんのスリーサイズかな?」

 

「お姉ちゃん?お仕置き追加しようか?」

 

楯無

「ごめんなさい!もう言いませんからお仕置き追加だけはやめてください!」

 

簪と楯無の会話を聞きながら甘えてきたユキを優しく撫でながら鏡夜は答えた。

 

鏡夜

「あはは…えっとミラさんの事なんですけど。IS学園で働けると聞いたんですけど…。」

 

楯無

「その事ね。ミラさんを呼んでくれる?」

 

鏡夜

「分かりました。」

 

そう言うと鏡夜は虚空に向かって話しかけた。

 

鏡夜

「紫。見てるんだろ?ミラさんをスキマで移動させてくれない?」

 

すると、空間が開き金髪にナイトキャップを被った女性が現れた。そのことに驚いているアスナ達をクスクスと笑いながら自己紹介を始めた。

 

「はじめましてですね、鏡夜の事を好きな人達。私は八雲紫幻想郷の管理者です。」

 

ハッと固まっている状態から抜け出したアスナが自己紹介をしていき、次々と硬直から復活していき自己紹介をした。

 

アスナ

「それにしても、鏡夜君よく分かったね。」

 

楯無

「本当にね私でさえも気づかなかったのに。」

 

鏡夜

「そうかな?結構視線は感じたんだけど。」

 

「鏡夜は規格外だからあまり気にしちゃダメよ。むしろ気づく方がおかしいんだから。」

 

「やっぱり鏡夜は規格外だね。」

 

簪の言葉にうんうんと頷くアスナ達。

 

鏡夜

「その話はともかく紫、ミラさんを呼んでよ。」

 

「分かったわ。」

 

紫はそう言うと1つのスキマを新たに作り出すとそこからミラが歩いて来た。

 

ミラ

「鏡夜呼んだかしら?」

 

鏡夜

「はい、楯無さんが話があるらしいんですけど…。」

 

ミラ

「そう、それで何かしら?」

 

楯無

「ミラさんがこの学園で働くということについてなんですけど食堂で働いてもらえませんか?」

 

ミラ

「食堂?」

 

楯無

「はい、失礼ですが料理は出来ますか?」

 

ミラ

「普通に出来るわよ。鏡夜にご飯を作ってあげてたものね。」

 

鏡夜

「やった!ミラさんの料理だ!」

 

ミラ

「ふふ♪ほら今日は亞愛との修行でしょう?行ってきなさいな。」

 

鏡夜

「はーい!行ってきまーす!紫スキマを亞愛さんのところに繋いで!」

 

「はいはい。」

 

鏡夜は紫が開いたスキマの中に入っていった。

 

ミラ

「さてと、鏡夜が帰ってきた時のためにご飯でも作っておきましょうか。」

 

ミラはそう言うと、料理の準備を始めた。

 

ー数十分後ー

 

ミラが料理を作り終え、アスナ達の方を見ると平然と会話をしているように見えて何処かソワソワと落ち着かないようにしているように見えた。

 

ミラ

「どうかしたの?」

 

ユウキ

「えっと…あの…。」

 

ミラ

「もしかして鏡夜の事かしら?」

 

ミラの言葉にアスナ達は頷く。

 

ミラ

「問題ないわよ。亞愛は鏡夜の姉的存在だから。」

 

陽乃

「それでも鏡夜が何をしているのか気になります。」

 

ミラ

「確実に修行でしょうけど見に行きたいの?」

 

ミラの言葉に再び頷くアスナ達。

 

ミラ

「そうね、久々に私も見に行きましょうか。紫スキマお願いね。」

 

ミラの言葉と共に紫が姿を現した。

 

「はあ…ミラも大概ね。」

 

ミラ

「別にいいじゃない。」

 

「まあいつもの事だから慣れたわ。ほら行っていいわよ。」

 

ミラ達は紫の開いたスキマの中に入って行き、見たのは森の中だった。そこで鏡夜は黒髪の少女と手刀をぶつけ合っていた。その姿は殆どの人が美しいと呼べるものだった。2人の周りの木々が切れているという現象がなければだったが。

 

アリス

「鏡夜の過去を見て覚悟はしてましたけどこれ程とは…。」

 

アリスの言葉はその場にいる殆どの人々の心の声を代弁したものだった。鏡夜と黒髪の少女は15分程手刀や蹴りをぶつけあったりかわしたりした後、向かいあったまま手刀をぶつけ合うことは無かった。

 

黒髪の少女

「そろそろ終わりにしましょうか。迎えに来たみたいだしね。」

 

鏡夜は美九達の事に気付いたらしく、驚いたようだった。

 

鏡夜

「あれ?美九達来ちゃったの?」

 

美九

「はい!兄さんが何をしているのか気になりましたから。ダメでしたか?」

 

鏡夜

「ううん問題ないよ。えっと美九達は知ってるかな?この人は朱染亞愛さんだよ。」

 

鏡夜は隣に来た黒髪の少女をミラを除いた人達に紹介した。

 

亞愛

「はじめまして朱染亞愛です。」

 

その後美九達も自己紹介をした。

 

鏡夜

「さてと、そろそろ戻ろうかな。」

 

亞愛

「そう…鏡夜崩月次元刀をいつともの事だけど上手く使いこなせているわよ流石私の弟ね。」

 

亞愛は鏡夜の頭を撫でながら言った。

 

鏡夜

「んっえへへありがとう亞愛お姉ちゃん。」

 

亞愛は鏡夜に抱きつき、

 

亞愛

「またね鏡夜。」

 

そう言った。

 

鏡夜

「うん、またね亞愛お姉ちゃん。」

 

鏡夜は亞愛の抱きつかれたま耳元でぼしょりと呟き美九達がいる場所に行き、紫がスキマを開いていたので入って行った。美九達も鏡夜の後に続きスキマの中に入って行き部屋の中に戻り、ミラが作った夕食を食べた。そして、鏡夜はユキと一緒にシャワーを浴びた。その少し後に美九や陽乃達が一緒に入って行った。

 

ーバスルーム内ー

 

鏡夜

「♪〜」

 

鏡夜は鼻歌を歌いながらユキの体を洗っていた。

 

鏡夜

「どう?ユキ痒いところはない?」

 

ユキ

「コ〜ン」

 

鏡夜の質問に気持ちよさげに声を出すユキ。鏡夜はユキの体に付いている泡を洗い流した。そして、鏡夜は自分の体を洗おうとした時突然バスルームのドアがガラリと開き、バスタオルに身を包んだ陽乃と美九が入ってきた。

 

鏡夜

「ち、ちょっと//何で入ってきてるの!?」

 

美九

「何でって兄さんと一緒に洗いっこしようと思ったので。」

 

陽乃

「うんうん。それにしても鏡夜の体って凄く綺麗だよねー。」

 

美九と陽乃は鏡夜の裸を見ながら会話を続ける。鏡夜は顔を赤くしながら慌てて体を隠す。鏡夜の白い肌と体の所々に付いている少しの泡が美少女の見た目である鏡夜の魅力を引き立たせる。美九と陽乃は鼻を抑え

 

美九

「ちょっとごめんなさい兄さん。」

 

陽乃

「うん、私もごめん。」

 

そう言って美九と陽乃はバスルームから出ていった。美九と陽乃が鼻を抑えながらバスルームから戻ると2人以外の全員が開かれているパソコンに見入っていた。

 

陽乃

「何をしてるの?」

 

アスナ

「あ、陽乃さんズルいです!」

 

陽乃

「アスナ達も来たら良かったんじゃない?」

 

ユウキ

「ボク達はこの映像で訓練しようと思ってね。」

 

美九

「訓練?」

 

束は映像を美九達に見せた。美九達はその映像を見る目を見開いた。美九達が見たのは鏡に映った裸の鏡夜だった。しかし、鏡に映った鏡夜の体は大事な所は湯気で見えなくなっており、ますます鏡夜の妖艶さが引き立っていた。

 

アリス

「こ、これは?」

 

「今写っているのはリアルタイムのものだからね。きょー君の専用機に録画機能を付けておいたんだ。」

 

束・鏡夜以外

「束(さん)グッジョブ!」

 

その後美九達は鏡夜のシャワー姿を見ていた。時々楯無や束が耐えきれずに鼻血を出していた。シャワーから上がった鏡夜を見た美九達は顔を背けた。その理由は鏡夜の格好にあった。今の鏡夜は着物を着ているが、湯上りで暑いのか着物をはだけて着ており鎖骨が出ておりもう少し着物を崩しただけで胸が見えそうな状況だった。

 

ユウキ

「(こんなのを毎日見て耐えなきゃいけないの?耐えきれるか分からないんだけど。)」

 

アスナ

「(鏡夜君色っぽすぎるよ!しかも無自覚なのが余計エロいんだけど!)」

 

顔を背けているアスナ達を不思議に見ている鏡夜はミラに尋ねた。

 

鏡夜

「ミラさん何で皆顔を背けたているんですか?」

 

ミラ

「鏡夜はまだ知らなくていいわよ。」

 

鏡夜

「そうなんですか?分かりました。」

 

その後鏡夜はユキの体をドライヤーで乾かし、自分の髪を乾かした。

そして、スコールに座ったまま抱っこされていた。鏡夜は慣れたのか抱きつかれたまま束に聞いた。

 

鏡夜

「束さんスコールさんや達が居るのは分かるんですけどこの学園の整備士になったんですか?」

 

鏡夜の何気ない言葉に驚いた顔を見せた束。

 

「きょー君何で分かったの?私はこの学園の整備士になったの。ある条件と一緒にね。」

 

鏡夜

「条件?」

 

「そう、2つあるんだけど1つめはこの学園で働けることと2つめはテレビを見ればわかると思うよ。」

 

束はそう言うとテレビを付けた。皆テレビに顔を向けた。

 

キャスター

「緊急ニュースをお伝えします。IS開発者で有名な篠ノ之束博士さんがIS学園で整備士をすること、親族での結婚と重婚可能を申し出ました。政府はこれに対してISコアを5個提出することを要求しました。これで緊急ニュースを終わります。」

 

鏡夜の部屋にいたミラと束以外の人々は唖然としていた。

 

鏡夜

「えっといいの?」

 

鏡夜が返せたのはそんな言葉だった。

 

「うん!私はいいけど皆はどうなのかな?」

 

ミラ

「私もいいわよ。」

 

束とミラはすぐに返した。そのあと次々とアスナ達も了承の返答をしていく。その中で1番喜んでいたのは美九だった。

 

美九

(良かった!これで兄さんと結婚出来る可能性が出た!本当に良かった!)

 

スコール

「でもいいの?私達が貴方のことを好きで。」

 

鏡夜

「うんいいよ俺の事を好きでいてくれたんだもん。俺も答えないとね。」

 

鏡夜の言葉に嬉しそうな顔をするアスナ達。そして、アスナ達はお風呂に入って行き寝る準備をした。そして、美九は疑問に思っていた事を再びスコールに抱きかかえながら頭を撫でられている口にした。

 

美九

「そういえば兄さんに聞きたい事があるんですけど…。」

 

鏡夜

「んー?何ー?」

 

美九

「どうして顔を赤くしてるんですか?」

 

美九の言葉に顔を赤くする鏡夜。

 

鏡夜

「ーッ///だってすきなんでしょ?///俺の事。今までそこまで意識してなかったから恥ずかしいの!」

 

顔を赤くしながら恥ずかしそうに言う鏡夜を見てアスナ達は

 

アスナ達

「可愛い。」

 

鏡夜

「〜!?/./」

 

スコール

「キャッ。」

 

鏡夜は赤くした顔を見られたくないのかスコールに抱きついた。スコールは少し驚いたが、すぐにクスクスと笑いながら鏡夜の頭を撫でた。その後更に美九達から可愛いと言われた鏡夜は、

 

鏡夜

「もう寝る!」

 

そう言った。すると2人の少女が現れた。

 

???

「寝るんですか?」

 

ミラ

「エストにレスティアじゃないどうかしたの?」

 

エスト

「鏡夜が寝ると聞いたので出てきました。」

 

レスティア

「一緒に寝る約束してたものね。」

 

ミラ

「そういう事ね。皆今日は我慢しないとね。」

 

美九達はとても残念がっていたが渋々了承してそれぞれのベッドに入り、意識を眠りへと落とした。因みに鏡夜はエストとレスティアに抱きつかれながら眠った。

 

ー続くー




どうでしたでしょうか?
恋愛がこれでいいのか分からないので感想もしくはメッセージでアドバイスや意見をいただけると嬉しいです

それでは次回もお楽しみに!


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第26話

新年明けましておめでとうございます。
そして、申し訳ありませんでした。私も受験生でしたので勉強をしていましたセンター試験が終わり、1段落ついたので投稿させていただきました。これからもよろしくお願いいたします。

それではどうぞ。


第27話

 

次の日の朝、鏡夜は揺さぶられ目を覚ました。鏡夜を起こしていたのはエストとレスティアだった。

 

レスティア

「ほら、鏡夜起きて。」

 

鏡夜

「んにゅ〜」

 

エスト

「闇精霊の言う通りです。起きてください鏡夜。」

 

鏡夜は目を擦りながら起き上がり、洗面所へと行き顔を洗う。そして、リビングに行き美九達と挨拶を交わし、ミラが用意していたであろう朝食を食べて教室に向かった。教室に向かっている時美九は

 

美九

「兄さ〜んお願いがあるんですけど〜。」

 

鏡夜

「ん?何?」

 

美九

「今日レッスンの日なので出来れば兄さんが作ってくれたご飯を食べたいなあって思ってぇ…。」

 

鏡夜

「ん、いいよ。何時作ったらいい?」

 

美九

「帰ってくるのが午後9時ぐらいだと思うんですけど大丈夫ですかぁ?」

 

鏡夜

「ん〜午後9時か〜。いいよお弁当にして渡すから少し待っててね。」

 

美九

「はい、ありがとうございますぅ兄さん」

 

そんな話をしているうちに鏡夜達は教室へと着いて千冬が来るまで談笑していた。そして、千冬が現れ朝のHRが始まり一夏がクラス代表になった事と鏡夜達が生徒会の所属になった事が発表されHRが終わろうとする時

 

千冬

「暁兄。」

 

鏡夜

「なんですか?」

 

千冬

「頼みがある。私と模擬戦をしてくれないか?」

 

鏡夜

「いいですよ。」

 

千冬

「本当か!?」

 

鏡夜

「ええ、ですので授業を始めましょう,」

 

千冬

「 そうだな…それでは授業を始める。」

 

そして、午前中の授業が終わり、鏡夜達は食堂へと足を運んだすると食堂に入った途端食堂内の生徒からジッと視線を向けられた。そんな視線に首を傾げる鏡夜と少したじろぐキリトとユージオだったが食券を購入し、料理を受け取ろうとするとそこにはミラがいた。

 

鏡夜

「あれ?ミラさん?」

 

ミラ

「あら、鏡夜じゃない。私は食堂の仕事をしているのそれよりも昼食を食べに来たのかしら?」

 

鏡夜

「うんそうなんだ。」

 

ミラ

「そうそれじゃあちゃんと午後の授業に間に合うように食べるよ?」

 

鏡夜

「は〜い。」

 

するとミラは何かを思い出したかのように鏡夜に話しかけた。

 

ミラ

「そういえば鏡夜あなた織斑千冬と模擬戦をするらしいわね?」

 

鏡夜

「そうだけど何で知ってるの?」

 

ミラ

「もう学校中の話題になっているわよ。」

 

鏡夜

「どうりで周りからの視線が余計に感じるわけだ。」

 

ミラ

「負けるなとは言わないし、本気でやれとは言わないけど遊びすぎないようにね?」

 

鏡夜

「うん分かってる遊びすぎないようにするよ。」

 

鏡夜の言葉にさらに視線が集まったが鏡夜は気にせずに食事を始める。鏡夜が食事をしている時に美九は鏡夜に話しかけた。

 

美九

「兄さ〜ん大丈夫なんですか?」

 

鏡夜

「ん?何が?」

 

ユウキ

「そうだよ!世界最強との試合だよ!何か準備しなくていいの?」

 

鏡夜

「ん、問題ないよ。ああ見えても自分でも相当鍛えていたんだろうね。」

 

アリス

「そう言っているという事は本当に問題ないんですね?」

 

鏡夜

「ん、まあ大体感覚的にはウォーミングアップぐらいじゃないかな?」

 

一夏

「鏡夜それはどういう事だよ!」

 

鏡夜の言葉を聞きつけたのか一夏が鏡夜に詰めかける。そんな一夏に顔を向けずに鏡夜は答える。

 

鏡夜

「そのままの意味だ。確かに織斑先生は強いだろう、だけどそれはISを使っていることが前提だ。生身でも強いのは一般人の基準なら当然だ。生身という条件なら世界には織斑先生より強い人間なんて普通にいる。織斑一夏、君は自分の認識が井の中の蛙になっているそれを少しだけ変えてみるといい。」

 

一夏

「なんだよそれ!千冬姉は最強なんだ!

お前になんか絶対負けない!」

 

一夏そう言うと食堂を出て行った。その後に箒も鏡夜達を睨みつけながら出て行った。

 

鏡夜

「それじゃあ早く食べ終わろうか。」

 

鏡夜の言葉にハッとなり昼食を食べて鏡夜について行った。そして、午後の授業も順調に進んでいき放課後になった。鏡夜は武道場で千冬と相対していた。美九達(束とスコールとミラを含む)は鏡夜と千冬の模擬戦が始まるのを待っていた。…どこからともなく現れた他の生徒も含めてだが。

 

鏡夜

「あの、織斑先生?何か多くないですか?」

 

千冬

「すまない。どうやらこの模擬戦の事が何処からか漏れていたらしい。」

 

鏡夜

「あ〜まあ別に問題ありませんよ。それじゃあ始めましょうか。」

 

千冬

「そうだな。」

 

そうして2人は竹刀を構える。試合開始の合図はなることは無く、2人は構えたままだった。一方は張り詰めた空気を纏っており、もう一方は緩やかで柔らかい空気を纏っていた。一方の張り詰めた空気から緊張感を感じ取ったのか観客の生徒の誰かがゴクリと喉を鳴らす。その音が合図となり千冬は鏡夜との距離を瞬時に縮め竹刀を上から振り下ろした。その一撃は剣道部員でさえも反応出来ない一撃に思えたが、鏡夜は半歩後ろに下がることでその一撃を躱す。千冬は躱される事が分かっていたのか次々と鏡夜に竹刀を当てるために連撃を放っていく。鏡夜はその連撃を余裕を持ちながらふわりと交わしていく。鏡夜の光景はまるで舞うかのように綺麗なかわし方だった。

 

ユウキ

「すごい…。ALOなら避けれる自信があるけど現実では避けれる自信はないかな。」

 

キリト

「おれもSAOから帰ってきてからスグとたまに剣道をしたりするけどあそこまでの一撃を対処できないな。」

 

アリス

「私も同じような剣があれば防いだりすることが出来ますが剣がなかったらあそこまでの連撃は厳しいですね。」

 

千冬の鋭い連撃を避けていく鏡夜を賞賛するキリト達。しかし、ミラはため息をつく。

 

ミラ

「はあ、あの子ったら織斑千冬で遊ばせてるわね。」

 

ミラの言葉に疑問の視線を向けるキリト達

 

アスナ

「どういうことですか?」

 

ミラ

「鏡夜の事を知ってる子ならわかるでしょう?本来ならこの模擬戦はすでに勝負がついているけどまだ終わってないということはあの子は織斑千冬で何かをやっているかもしくは長引かせる理由があるという事よ。」

 

本音

「何かってなんですか〜?」

 

ミラ

「おそらく戦闘の感覚を取り戻しているのでしょうね。あの子は寝ていても修行をしちゃう子だから戦闘の感覚を取り戻さないと亞愛との修行ではすぐに死んじゃうのよね。」

 

ユージオ

「そこまでしなければならないことなのかな?」

 

ミラ

「前の時の癖が抜けてないのよね。そこは仕方ないわ、それにそろそろ反撃開始みたいよ。」

 

ミラの言葉に鏡夜の方を見るキリト達すると鏡夜は舞うような回避をやめて千冬の一撃を竹刀で防いでいた。千冬は防がれたことに一瞬だけ止まったが竹刀を振るう、しかし竹刀を振るった瞬間に防がれる。振るう、防ぐ、振るう、防ぐそんな動作が続く。そして、鏡夜は一瞬の隙を突き竹刀を上へと弾きあげた。弾かれた竹刀は千冬の後ろで見ていた生徒の前に落ちる。鏡夜は千冬の喉元に竹刀を突きつけていた。

 

鏡夜

「俺の勝ちですね、織斑先生。」

 

千冬

「ハアハア、ああ私の負けだな。ありがとういい経験になった。」

 

鏡夜

「いえ、問題ないですよ。」

 

千冬と鏡夜は握手をした。すると周りから拍手が聞こえ

 

千冬

「とりあえず終わりだな。」

 

息を戻した千冬がそう言うと竹刀を持って武道場を後にする鏡夜も千冬と同じように美九達の所に行き、部屋に戻ろうとした。その時、

 

一夏

「待てよ!」

 

竹刀を持った一夏はそう言うと鏡夜の前に立ちふさがった。

 

鏡夜

「何?早く部屋に戻りたいんだけど。」

 

一夏

「鏡夜、お前ズルをしたな!俺と勝負をしろ!千冬姉が負けるはずがないんだ!それを俺が勝って証明してやる!」

 

そんな事を言う一夏に千冬、鏡夜キリト達は呆れる。

 

千冬

「織斑私は真剣に勝負をして負け、暁兄は勝った。もし暁兄がズルをしていたとしたら私が直ぐに気づいてたはずだが?」

 

一夏

「うっそんな事は関係ない!俺と勝負しろ!そして、俺が勝ったら千冬姉に謝ってもらうぞ!」

 

鏡夜

(何考えてるの?こいつ。)

 

九喇嘛

(面倒な奴だな叩き潰せばいいんじゃないか?)

 

守鶴

(俺も化け狐と同じ意見だぞ。)

 

鏡夜

(面倒な事になりそうだからそれなりの対処だけしておくよ。)

 

九喇嘛

(甘くないか?)

 

鏡夜

(仕方ないよ。)

 

中で九喇嘛達との会話を切り

 

鏡夜

「仕方ないな。かかってきなよ。」

 

一夏

「行くぞ!」

 

一夏が鏡夜に向かって走っていこうとした時

 

一夏

「鏡夜、もしお前が負けたら千冬姉に謝ってもらうのと美九さんは俺と付き合うからな。」

 

一夏・箒以外

「は?」

 

そして、一夏は鏡夜に突撃していき竹刀を振り下ろす。鏡夜はその一撃を躱し一夏に対して

 

鏡夜

「お前何言ってんの?」

 

一夏

「何って俺と鏡夜の勝負はまだ終わってないだろ?」

 

鏡夜

「は?代表決定戦で終わったに決まってるだろ!?」

 

一夏

「だったら千冬姉への謝罪に付け加えるからな!」

 

一夏の言葉に千冬は頭を抱える。

 

千冬

(私は一夏の育て方を何処で間違ったんだ!?)

 

鏡夜

「もういい。さっさと終わらせる!」

 

そう言って一夏の一撃をすんでの所で躱し竹刀を首筋に添える。

さらに鏡夜が一夏にかける声音は低かった。

 

鏡夜

「終わったな。この勝負も代表決定戦の勝負もな。」

 

一夏

「まだ終わってない!俺が負けたと認めなかったら負けじゃないんだ!」

 

鏡夜

「いや、終わったんだよ。お前の負けでね。」

 

一夏

「っ!うおおおお!」

 

一夏は不意打ちで鏡夜に竹刀を振り下ろすが鏡夜に竹刀を上へと弾き飛ばされる。

 

鏡夜

「しつこいぞ。」

 

竹刀を失い睨みつけている一夏を尻目にキリト達の所に戻り、部屋へと戻った。

部屋に戻り、

 

鏡夜

「さてと、美九のお弁当を作りますか。」

 

そう言って鏡夜は調理を始め(キリト・ユージオ・サチは各々の部屋に戻っており)美九達は寛いでいた。一時間と数分後

 

鏡夜

「出来たよ〜。」

 

鏡夜が美九のお弁当を持って美九達の所に来た。その時すでに美九はいつでも外に出られるように着替えて準備をしていた。

 

美九

「ありがとうございます〜。兄さん。」

 

鏡夜

「大丈夫だよ。はいこれ。」

 

鏡夜は美九に作ったお弁当を包み、手渡す。美九は鏡夜が作ったお弁当をバックへと入れて鏡夜へと抱きついた。

 

鏡夜

「わぷっちょっと美九。」

 

美九

「えへへ〜いいじゃないですかあ。兄さん成分の補給なんですから〜。」

 

そう言うと美九は鏡夜を抱きしめる力を少しだけ強めた。そして数分後美九は部屋の扉の前に居り、それを見送るために来た鏡夜達が居た。

 

美九

「それじゃあ行ってきます〜。」

 

鏡夜

「ん、いってらっしゃい。」

 

美九

「ねえ兄さん、いつものいってらっしゃいのチューはしてくれないんですかー?」

 

美九以外

「え?」

 

鏡夜

「いつもってやってないでしょ!?」

 

美九

「え〜いいじゃないですか〜。もう恋人みたいな関係なんですから〜。」

 

鏡夜

「そ、そんなにして欲しいの?」

 

上目遣いに見てくる鏡夜にキュンとしながらも

 

美九

「はい!して欲しいです!」

 

元気よく返事をした。鏡夜は赤くなりながらも

 

鏡夜

「うう〜//わかったよ。」

 

美九は鏡夜と手を恋人繋ぎにして同じ高さまで抱き上げた。鏡夜は顔を赤くなりながらも美九と鏡夜は見つめ合いながら唇を重ねた。互いに甘い快感がピリピリと2人を起こりながらも数秒の間キスを続けた

 

美九・鏡夜

「んっ」

 

そして、唇を放し美九は鏡夜を下ろした。

 

美九

「ありがとうございます兄さんじゃあ行ってきます〜。あ、兄さんとのチューは気持ちよかったですよ〜。」

 

そう言って美九は部屋の扉を開けて出て行った。鏡夜はその後アスナ達にもキスをせがまれ1人ずつキスをした。

因みに今日の模擬戦がいつのまにか録画されておりその映像が全世界に公開され世界が騒然となるがそれはまた別の話。

 

ー続くー

 

 

 

 

 

 




今回美九の語尾を伸ばしてみましたさらに文章の前半と後半で美九の口調が違いますがそれは前のものと投稿前に書いたものと違うからです。時間的に投稿しなければと思い焦っていましたので大目に見ていただければと思います。

感想があったら書いてください。
それでは次回もお楽しみに!


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第27話

この頃毎回ですが遅れてしまい申し訳ありませんでした!モチベが上がらなくて思うように進みませんでした。

長い話をしたくないので本編へどうぞ!


第28話

 

キスを終えた鏡夜は機嫌が良いユウキ達に抱きつかれていた。

 

ユウキ

「キョウー!」ギュウ

 

本音

「きょうやーん」ギュウ

 

鏡夜の左右の腕に抱きついていたユウキと本音は甘えるように顔を鏡夜の腕に擦り寄せる。

 

鏡夜

「ユウキ、本音離して欲しいんだけど...。」

 

ユウキ・本音

「嫌(だよ~)!」

 

鏡夜

「ユイの体を調整したいんだけど…。」

 

ユウキ・本音

「むう〜。」

 

鏡夜

「お願い終わったらまた抱きついていいから、ね?」

 

ユウキ・本音

「わかった(よ〜)。」

 

ユウキと本音は少しむくれながら鏡夜から離れた。鏡夜はユイの体を取り出して調整を始めた。そんな鏡夜を見ていたユウキ達だが

 

ユウキ

「ちょっとALOにインしてくるね。アスナと簪も一緒にインしない?」

 

アスナ

「そうだね。シノのん達と話したいし。」

 

「私もレベリングしたい。」

 

ユウキ達が話し合った結果束、楯無、虚、ミラ、スコール以外がALOにログインして行った。

 

「私達も仕事に戻りますよお嬢様。」

 

楯無

「えぇ〜鏡夜君と一緒にいたい!」

 

「駄々こねないでくだいお嬢様。」

 

楯無

「いいじゃない、虚ちゃんだって鏡夜君と一緒にいたいでしょ?」

 

「私も同じ気持ちですがそれとこれとは話が別です。ほら行きますよバ会長。」

 

虚はそう言うと楯無の襟を掴み引きずって行く。

 

楯無

「イヤー!鏡夜君助けてー!って虚ちゃん待って私の事をバ会長って言わなかった!?」

 

「言ってませんよ。今週中に提出しなければいけない書類が溜まっているんです。そんな事を言ってる暇があったら早く行きますよバ会長。」

 

 

楯無

「ほらー!やっぱり言ってる!」

 

楯無はぐずり始め虚はハアとため息をついたあと楯無達の方を向いて苦笑いをしている鏡夜に近づき、

 

「鏡夜君お嬢様をお願いします。」

 

鏡夜

「えっとどうすれば?」

 

「ご褒美をあげればやる気を出すと思うので…。後私にもご褒美をください。」

 

鏡夜

「はい分かりました。楯無さーん早く終わらせてきたらご褒美あげますよー。」

 

鏡夜の言葉にぐずっていた楯無は目の色を変えてやる気を出し始めた。

 

楯無

「虚ちゃん早く行って終わらせるわよ!」

 

「はあ、まったくお嬢様は現金すぎます。」

 

楯無

「何よ〜虚ちゃんだって鏡夜君にご褒美ねだったじゃない。」

 

「当たり前です。お嬢様と同じ事をしているのにお嬢様だけがご褒美を貰えるのは不公平です。」

 

楯無

「それもそうね早く行きましょうか。」

 

楯無と虚は部屋を出ていき、

 

スコール

「さてと、束、私達も行きましょうか。」

 

「そうだね。私も新しいラボを用意してもらったから見に行かないとね。」

 

束とスコールも部屋を出ていき残ったのは鏡夜とミラだけとなった。

鏡夜はユイに手伝ってもらいながら調整をしていると後ろからミラに抱きしめられた。いつもより少し強く抱きしめられているせいかミラの豊満な胸がムニュムニュと鏡夜の頭の後ろに押し付けられ頭の上にはミラが顔をスリスリと擦り付ける。

 

鏡夜

「んっミラさん?」

 

ミラ

「ごめんね鏡夜、早くに助けてあげれなくて…。」

 

鏡夜

「大丈夫だよ。結果的にミラさんは俺を助けてくれたんだから。気にしないで。」

 

ミラ

「そう、それでも気にするわよ。大好きな人が危険に目にあったんだから。」

 

鏡夜

「あぅ大好きって。」

 

ミラ

「ええ、大好きよそして愛してるわ。それに私や美九ちゃん達は絶対にあなたを裏切らないわ愛しているもの。もう前世の時みたいにいつも警戒なんてしなくていいのよ。」

 

ミラはそう言うと鏡夜の首筋にキスを落とすと鏡夜はピクンと反応してしまう。そんな鏡夜を見てクスクスと笑うミラ。鏡夜はムスッとした顔をしたがミラが謝ると機嫌を直したのかおそるおそるミラの方に体を預けていく。ミラは嬉しそうにしながら体を預けてきた鏡夜の体を優しく抱きとめ頭を撫でる。そんな2人の間には穏やかな空気が流れていった。

 

その後構ってもらえなかったユイが拗ねてしまい鏡夜があやすことになってしまうのだが今の2人にはわからない事だった。

 




新しい学校にも慣れてきたので週一投稿を心がけていきたいと思います。

初心者それでは次回もお楽しみに





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第28話

中途半端に感じるかもですが、一応投稿します。
続きも書いてたのですが、一度切らないと1万字ぐらいいきそうだったので切ります。
あと、セリフに対しての返しがおかしいかもしれませんがご容赦ください。


第28話

 

アスナ達がALOから戻ってきたのはユイが拗ねて鏡夜がユイを自らの膝の上に乗せてあやしているところだった。

そんな状態の鏡夜にアスナは尋ねる。

 

アスナ

「えっとこれはどういう状態?」

 

鏡夜

「それがね…。」

 

ユイ

「聞いてくださいママ!パパったら私を放っておいてミラさんとイチャイチしてたんですよ!?」

 

ユイの話を聞くとアスナ達は苦笑いをした。

 

アスナ

「あ〜それは鏡夜君が悪いのかな?」

 

鏡夜

「うぅ…、反省してます。」

 

シュンとしながらもユイの頭を撫でる鏡夜だった。

そんなこんなでユイからの許しを得るまで頭を撫でていた鏡夜はユイの許しが出ると夕食の準備を始めた。夕食の準備と言っても美九に作ったお弁当のおかずである出汁巻き卵や一口サイズに形成されたハンバーグ、ピーマンとニンジン、ソーセージを使ったナムルを温め、玉ねぎとわかめの味噌汁を作り、配膳をしてアスナ達。テーブルへと促す。

アスナ達はテーブルの席に促され座ると首を傾げる。

テーブルに置いてある食器の数が今部屋にいる人数よりも2つ多いのだ。

 

アスナ

「鏡夜君、食器が2つ多くない?」

 

アリス

「そうですね、キョウ誰か来るのですか?」

 

鏡夜

「ん?ああ、それはねユキとユイのぶんなんだよ。」

 

アスナ

「え?そうなの?ユキちゃんは分かったけどユイちゃんは食べられるの?」

 

鏡夜

「それも実験というか試験なんだよね。ユイの機体には摂取した食べ物を燃料にして稼働出来るんだようにしてあるんだ。」

 

鏡夜の言葉にミラ以外が驚きすぎて固まってしまう。

 

アスナ

「それって多分バイオマスエネルギーの方法だよね?」

 

鏡夜

「そうだよ。まあ、バイオマスエネルギーみたいに廃棄物を燃料ってわけじゃないしちょっと俺の力をユイの体に応用してあるんだけどね。」

 

アスナ

「鏡夜君の力?」

 

鏡夜

「うん。それは後にして束さん達を呼びに行こうか。」

 

鏡夜の言葉の後に鏡夜達の部屋の入り口が開き、

 

「たっだいまー!」

 

束と楯無たちが帰ってきた。

生徒会室や他の場所に行ったであろう楯無と虚、束達が戻ってきた。

 

鏡夜

「おかえりなさい。やけにタイミングがいいね。」

 

楯無

「鏡夜君がご飯を用意してくれてる気がしたの!」

 

束達は楯無の言葉に同意するようにうんうんと首を縦にふる。

 

「ああ、帰ってくると好きな人が迎えてくれるなんて最高すぎるよ~!」

 

鏡夜

「手を洗って席についてね」

 

「は~い!」

 

鏡夜

「そういえば、キリト達部屋にいた?」

 

楯無

「いなかったよ。」

 

鏡夜

「そっか。まあ、明日から誘えばいっか。じゃあ食べようか。」

 

鏡夜と部屋にいたであろうメンバーは手を洗いに行った束達が来ると、手を合わせる。

 

「いただきます。」

 

ユウキ

「いただきます!」

 

鏡夜

「おいしい?」

 

アリス

「おいしいです。」

 

ユイ

「おいしいです!パパ!」

 

ユイたちの好評にうれしそうに微笑みながら

 

鏡夜

「それはよかった」

 

ミラ

「本当においしすぎすぎるわよねえ。」

 

「確かに美味しいんですけど食べ過ぎて太っちゃいそうで怖いです。」

 

ミラ

「その部分に関しては大丈夫なはずよ。ねえ?鏡夜。」

 

鏡夜

「うん、皆にはまだ言ってないけど明日から修業を始めるからね。結構体を動かすから多少食べ過ぎても問題ないはずだよ。」

 

鏡夜のその言葉にミラ以外の面々は固まってしまう。

 

本音

「きょうやん、それってどんなことをするの~?」

 

鏡夜

「それはまだ秘密だよ。」

 

その言葉とともにパチリとウインクをする鏡夜をかわいいと思いながらも顔を引きつらせてしまうアスナたちだった。

 

ー少し時はさかのぼり

 

レッスンに行ったであろう美九はというと、

 

少女A

「(ちょ、ちょっと!誰か話しかけなさいよ!)」

 

少女B

「(無理よ!あんなオーラを発している人に話しかけるなんて無理よ!)」

 

愛する鏡夜に久しぶりに会ったうれしさからでている幸せオーラに今のところ誰も話しかけることができないでいた。

 

そして、そんなオーラを出している美九に話かる人物が一人、

 

????

「随分と機嫌がいい見たいだけどなにかあった?」

 

美九

「♩~♪~あ!マネージャーさん!えへへ!兄さんが帰ってきたんです!」

 

マネージャー

「そうなのね。それはよかったわ。だけど、少し落ち着きなさい。」

 

美九

「落ち着いてますよ~!それに、兄さんが私にお弁当を作ってくれたんです!」

 

マネージャー

「それでそんなに機嫌がいいのね。」

 

美九

「そうなんです!早く食べたいです!」

 

マネージャー

「そうね、だったらレッスンを終らせないとね。」

 

美九

「はい!頑張ります!」

 

マネージャー

「(本当に良かったわ。この子のお兄さんが居なくてやる気がなくてレッスンの先生方にも怒られてばかりだったもの。)」

 

美九は自身のマネージャーの安堵をよそに鼻歌を歌い、幸せオーラを振りまきながらスキップしてレッスン用に割り当てられた部屋へと入っていくのであった。

 

そして時は戻り、

 

鏡夜以外

「ごちそうさまでした!」

 

鏡夜

「はい、お粗末様でした。」

 

ユウキ

「キョウとっても美味しかったよ!」

 

鏡夜

「ありがとう。喜んでくれてうれしいよ。デザートを作るけど食べる?」

 

ユウキ

「いいの!食べる!」

 

本音

「きょうやん私も~。」

 

「鏡夜私も」

 

鏡夜

「はいはい、みんなの分ちゃんと作るからその間にお風呂にでも入ってきたら?」

 

ユウキ

「洗い物のお手伝いはしなくてもいいの?」

 

鏡夜

「大丈夫だよ。」

 

アリス

「ダメですよユウキ。あんなに美味しいご飯を作ってもらったのに洗い物までしてもらうのはいけません。キョウへの負担が積もりに積もっていっていつの日かキョウが倒れてしまいます。なので洗い物ぐらいは私たちでやらなければなりませんよ。」

 

ユウキ

「そっか、そうだよね。じゃあ、今日の洗い物はボクがやるよ!」

 

アリス

「では、私もやりましょう。洗い物をする人数が多ければ早くやりたいことができますからね。」

 

ユウキ

「みんな、勝手に決まっちゃった感じだけどいいかな?」

 

アスナ

「全然大丈夫だよユウキ。みんなもいいよね?」

 

アスナの問いかけにアリス、ユウキ、アスナ以外の女性の面々は賛同の声が上がっていく。

こうして、家事(洗い物)の日替わり当番化が決まり、鏡夜の負担が減った。近い未来に鏡夜が掃除や洗濯までも1人でやろうとして、洗濯や掃除等も当番制になる事をこの時鏡夜の未来視越しに未来を見たミラ以外はまだ知らないのであった。

 

そんなこんなで、ユウキとアリスが皿洗いをしている横で鏡夜はボウルに卵黄、砂糖を入れる。

 

アリス

「キョウ何を作っているのですか?」

 

鏡夜

「んとね、アイスクリームを作ってるんだよ。」

 

ユウキ

「アイス!?それっていつ食べられるの?」

 

鏡夜

「固まるのに少し時間がかかるだろうけどお風呂上がりには食べられると思うよ。」

 

次に鏡夜は牛乳瓶に入れてある牛乳と見られるものと生クリームを鍋に入れ火をかけていく。

 

ユウキ

「キョウ、その瓶の中にあるのって牛乳なの?」

 

鏡夜

「うん、そうだよ。ミルクジラの出すミルクだよ。」

 

ユウキ

「ミルクジラ?」

 

鏡夜

「普通のクジラは潮を吹くよね?」

 

ユウキ

「うん。」

 

鏡夜

「ミルクジラは潮の代わりにミルクを吹くんだ。」

 

アリス

「そんな生物がいるのですか?」

 

鏡夜

「この世界にはいないよ。けどトリコがいる世界にはいるよ。しかもこのミルクは地上にいる哺乳獣類の1000倍の脂肪分があって、栄養満点なんだよ。」

 

アリス

「1000倍!?」

 

ユウキ

「倍率おかしくない?」

 

鏡夜

「あはは、うん俺もそう思うよ。さて、そろそろ沸騰したかな?」

 

鏡夜はユウキたちと話している間にも卵黄と砂糖を入れたものをかき混ぜていた。

沸騰したのを確認するとボウルに少しずつ入れながら混ぜていく。ふわりと香る匂いに反応したのか、

 

エスト

「キョウ私も食べたいです。」

 

レスティア

「鏡夜、私もお願いするわ。」

 

キラキラとした目をしながら匂いにつられて出てきたエストとそれに便乗しに来たであろうレスティアを見てクスクスと笑う鏡夜。

 

鏡夜

「わかったよ。明日とかのために少し多めに作ろうかと思ってたけどそんなに多くは残りそうに無いかもしれないね。」

 

レスティア

「鏡夜、私はアイスとキューティクルベリーのジャムもお願い。」

 

レスティアの要望に鏡夜は慣れているのか頷く。

 

鏡夜

「うん、わかった。用意しておくね。」

 

アリス

「キョウ。キューティクルベリーとはなんなのですか?」

 

キューティクルベリーという聞いた事がない食材の名前を聞いてくるアリス。その横ではユウキもアリスと同様に気になったのか鏡夜へと視線を向けていた。

 

鏡夜

「ミルクジラと同じくトリコの世界にあるいちごだよ。発毛や育毛に効果があるし、髪の毛がある人には髪の毛のツヤがアップするいちごなんだ。」

 

アリス

「そのような食材があるのですか!?」

 

ユウキ

「すごいなんてものじゃないね!」

 

エスト

「鏡夜は色んな食材を保管しているのです。単純に美味しさだけを追求した食材や美容や健康に良い食材まで持っているんです。」

 

ユウキ

「いいなあ〜。」

 

そんな会話をしながら数分後には洗い物を終わらせたユウキとアリスに鏡夜は声をかける。

 

鏡夜

「ユウキとアリスお疲れ様。お風呂にどうぞ。エストとレスティアもお風呂に入って来たら?」

 

レスティア

「そうね。剣精霊行きましょうか。」

 

エスト

「アイスが...。」

 

レスティアに連れて行かれそうになっているエストのションボリとした顔に苦笑する。

 

鏡夜

「お風呂から上がったらちゃんと出来てるから。」

 

エスト

「!そうですよね!早く入って早くあがります!」

 

鏡夜

「ちゃんと温まって来なきゃダメ」

 

エスト

「むう...。」

 

鏡夜

「ほら早く行っておいで。」

 

エストはしぶしぶと言って感じでレスティアとユウキ、アリスと共に浴場へと向かった。3人を見送った鏡夜は

 

鏡夜

「さてと、裏の世界(チャンネル)を作ろうか。」

 

そう言うと鏡夜はアイスの原液を入れた冷蔵庫を裏の世界(チャンネル)で包み込んだ。

 

鏡夜

「時間の流れを加速さなきゃいけないから鹿王と同じ性質ではあるけどだいぶ緩めなきゃな。」

 

-鹿王スカイディア

グルメ界エリア5を支配する八王の一角。

体長6万メートル、体高1万メートルという規格外のサイズ

を持ち、八王一温厚で優しいが怒らせるとヤバイと言われる

鹿である。

 

裏の世界(チャンネル)は時間という概念がなか

ったり進む速度が遅かったりするが、鹿王が作り出す

裏の世界(チャンネル)はその逆の進む速度が早くなるという

性質を持つ。どれぐらい早いかというと鹿王の作り出した

裏の世界(チャンネル)の外での1秒が鹿王の作り出す

裏の世界(チャンネル)の中だと千年の時間がたってしまうのである。

鏡夜は鹿王の作り出すチャンネルを真似することが出来る。

といっても鹿王よりは時間の流れは遥かに遅いが。

前世の時にエリア5を探索していた鏡夜は運良く文明が滅んだ後を見つけたのだ。

そこにある壁画や食霊に裏の世界(チャンネル)の詳しい使い方

つまりで言うならば、鹿王スカイディアの裏の世界(チャンネル)

を再現するための知識を教えてもらったのだ。

 

鏡夜が冷蔵庫を裏の世界(チャンネル)で包み込みシャワーを浴びに行こうとすると

寮のドアが開いた。

 

美九

「ただいま戻りました〜!」

 

鏡夜

「おかえり美九。」

 

美九

「兄さんただいまです!お弁当美味しかったです!」

 

美九はそう言いながら鏡夜に抱きつく。鏡夜の顔が美九の胸へと埋まり胸の柔らかい

感触にあうあうと言ってしまっているのだが、それを愛おしく

感じている美九は鏡夜の髪に頬を擦り付けて甘える。

 

鏡夜

「ぷはっ、美九お風呂入ってきたら?」

 

美九

「もうちょっと兄さんを感じさせてくださ〜い。」

 

鏡夜

「お風呂上がってからでもまたしていいから。」

 

鏡夜の提案を不満気ながらも受け入れた美九は鏡夜をもう一度強く

抱きしめ、頬にキスをすると美九の行為に顔を赤らめ、目を潤ませて

いる鏡夜への抱擁をとき鼻唄を歌いながら浴場へと向かっていった。

 

美九にキスされた鏡夜は顔の赤らみがひかないうちに九喇嘛にからかわれていた。

 

九喇嘛

「(ククッ随分と愛されてるな。)」

 

又旅

「(九喇嘛、微笑ましいのですからあまりからかってはいけませんよ。)」

 

磯部

「(鏡夜は恋愛的な押しには弱いもんね。)」

 

鏡夜

「(だって皆の気持ちに答えるって言っちゃったから。)」

 

重明

「(もう誤魔化しというか言い逃れか?それが出来なくなってるからな。)」

 

牛鬼

「(もう半分以上囲われているはずだから逃げられないぞ。)」

 

鏡夜

「(ナニソレコワイ。)」

 

九喇嘛

「(他人事じゃねえぞ。)」

 

鏡夜

「(だってアスナ達と一緒にいるのが1番落ち着くけど誰が1番落ち着くのかわかんなくて……。)」

 

孫悟空

「(何の為に篠ノ乃束が重婚可能にしたと思ってんだ?とっとと好きと言ってくるやつら全員娶っちまえばいいじゃねえか。)」

 

鏡夜

「(でも...。)」

 

鏡夜は九喇嘛や孫悟空の言葉に詰まってしまい、返答出来ずにいた。




活動報告にて報告させていただきましたが、これからは少しずつ投稿していく予定です。
それと、設定の鏡夜の能力を少し減らす予定です。
さすがに多すぎましたね(笑)
タイムスリップして初めて作った自分を殴りたい気分です。


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