戻れなくなった僕達と旧友と恐心 (真田信晴)
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Fクラスとの試召戦争
1話


暇だったので第三作ということもありいつもより長く書きました。これからも宜しくお願いします!
それではどうぞ!



明久サイド

僕はこの事を許す事はないだろう……

何故なら僕は君達がやってきた事を知っていて被害者であるからだ……

サヨウナラボクノトモダチ

 

一週間前

『アキったら女子と話すなんてお仕置きよ!』

『明久君残念です…女子と話すなんてお仕置きですね。』

そう言って二人は釘バットで殴りつけてくる。

なんでだよ……僕は困っている人を助けただけなのに…

止めてよ美波、姫路さん…

『なんだと!バカな吉井が女子と話していただと!お前ら武器は持ったか?全員女子と話していた吉井明久を血祭りに上げろ!』

『『『逝け吉井明久!そして貴様を女子と話した罪で死刑だ!全員釘バットで攻撃せよ!』』』

『死ね吉井!何故貴様みたいな観察処分者がふざけるな!お前ごときは生かしておく必要はない。コロセー!』

止めてよ須川君、横溝君

『お、明久の処刑か俺もやるか死ねくたばれ明久。あと翔子が厳しくなったのはお前のせいだ明久!』

『……女子と話すなんて異端者明久は極刑に処す。』

そう言った言葉が僕にとって最後に聞いた言葉だった。

明久サイド終わり

 

秀吉サイド

儂は今部活が終わり教室に向かっているところじゃ。

ん?あれは……明久?明久なのか?そこを見ると明久が血まみれになっていた………

『明久しっかりするんじゃ明久!』

返事が返ってこなかったので儂は西村先生の所へ行った。

 

秀吉サイド終わり

 

 

鉄人サイド

俺は今職員室でテストを作成していた。

『西村先生はおるじゃろうか!?』

『どうした木下?』

『明久が血まみれになっていたのじゃ…案内するから早く来てくだされ!』

俺は木下に腕を掴まれFクラスの教室へと向かった。

そこで俺が見た光景は悲惨なものだった……吉井が血まみれになって倒れていたからだ。もっと早く気付けば……と教師として生徒を守れなかった事に罪悪感が湧き出た。

とにかく、今は吉井を病院に運ばなければならない。

 

鉄人サイド終わり

 

学園長サイド

私は今西村先生から吉井が血まみれになって倒れていたことについて話を聞いていた。

『そうかい……吉井が…それで犯人は分かっているのかね?』

『はい、木下の話だと常日頃吉井は木下を除き他のFクラス全員から暴力を振るわれていたそうで吉井はその事を話さなかったようで……木下は教師に話そうと何度も言っていたようですが吉井は『大丈夫』と言っていたそうで……』

『分かったよ西村先生、とにかくこれから吉井の処遇について話すから全教師を集めな。』

『分かりました学園長……失礼します。』

西村先生が出て言ったあと私は一人でこう話した。

『吉井…お前を絶対に救うから待っていてくれ……!』

私はそう言って学園長室を出た。

 

会議室

 

『皆集まってくれたようだね。これから話す事は他言無用で頼むよ。それはFクラスの吉井明久がクラスメイトから暴行を加えられ血まみれになって倒れていた事だよ。』

そう言うと他の先生達が

『信じられない…』

『学力が良くてAクラス主席になれる事が出来た吉井君が辞退して皆を更生させたいと言って土下座までしてわざわざFクラスに行った吉井君がなぜ?……』

そこで高橋先生が

『学園長吉井君を襲った生徒達は?』

『木下を除くFクラス全員だよ。』

『『『!!!!』

『それで最初に吉井の処遇に関してだが特別保護人になってもらい暫くは病院で治療をしてゆっくり休んでもらうさね。Fクラスの処分に関してはまた明日の朝礼で話すから今日は全員帰りな。』

Fクラスあんた達に思い知らせてやるさね。吉井が受けた今までの痛みを……!絶対に許さないさね!

学園長サイド終わり

 



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2話

今回は愛子と翔子がメインです。次作は美穂と優子です。


学園長サイド

『それではFクラスの処分は三週間停学とするさね。』

私はそういうと全員ががやがや騒ぎ始める。

『落ち着きなあんた達。確かにFクラスがやったことは許されないさね。けれど考えな。Fクラスの姫路瑞希の父親姫路新一郎はこの学園のスポンサーさね。下手して極刑を課すと奴が融資を打ち切る可能性がある。だから今回はあえて軽くするしかないさね。けど今回あったことはこの後二学年全クラスを呼んで臨時集会を実施するさね。』

『分かりました。…クソ』

『…悔しいですが仕方ないですね。』

 

 

臨時集会

『これから学園長による話がある。学園長どうぞ。』

そう西村先生がいうと私はマイクを借りこう喋った。

『貴方達よく来てくれたね。今回の集会はFクラス吉井明久がFクラスの木下を除き全員から暴力を受けていた。しかしその後も変わらずFクラスの奴らは暴力をしていて昨日見た生徒もいると思うが吉井は血だまりになって倒れていたさね。しかも今日の朝病院から連絡が来て吉井は検査で骨が折れていたという事が分かったさね。ちなみに吉井は特別保護人のうえAクラスに。木下もAクラスになるよ。』

私はそういうと

『吉井君土下座してまでFクラスに行ったのに逆に暴力を振るうFクラスは最低ね。吉井君かわいそう……』

『吉井の奴は優しいのに…なんであいつだけがあんな目にあうんだよ!』

『うるさいわねさっきから聞いていればウチ達が悪いみたいな言い方して。あれはアキが女子と話すからよ。』

『そうです。私達は悪くないです。悪いのは女子と話している明久君です。』

『そうだぞお前ら、明久は俺たちの所有物でから何したっていいんだよ!』

『……そうだそうだ!俺たちは悪くない。』

『『『そうだそうだ』』』

『貴様らふざけるな!吉井を痛めつけといて謝罪する気もないのか!貴様らの腐った性根を叩き直してやる。全員補習だ!』

そういうと木下以外全員補習室へ連行された。

『これで臨時集会を終わるさね。』

 

学園長サイド終わり

 

翔子サイド

……私は小学生の頃から雄二のことが好きだった、……けれども吉井の件を学園長から聞いてから雄二に恋心を抱かなくなってしまった。…確かに、雄二を束縛しすぎた私にも責任がある。……そうしなければ少しでも吉井の怪我は軽かったかもしれない。……本当に御免なさい吉井。』

 

翔子サイド終わり

 

愛子サイド

僕は一年の終わりに転校して来て吉井君のことはよく知らなかったけどクラスで孤立していた時に吉井君が話しかけてくれた。僕は吉井君のおかげで優子や代表、久保君などと友達になれたその事にはとても感謝していた。しかもこの前のFクラスとの戦争ではムッツリーニ君という好戦相手もできて憧れていたが吉井君に暴力を振るっていた事を知ると異変に気づけなかった僕自身にも腹が立った。そしてなによりも許せないのはムッツリーニ君やFクラスの皆だ。

吉井君を襲ったムッツリーニ君やFクラスは絶対に許さないと僕は誓った。

『……ムッツリーニ君やFクラスの皆、君達がしたことはどれだけのことか分からせてあげるよ!』

愛子サイド終わり

 



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3話

今回はDクラス戦前半です。


優子サイド

私は吉井君がどれだけ優しいのか知っていた。困っている人がいればすぐに助ける。私も一度だけだが助けてもらった事がある。けれど今回の事件でFクラスには殺意や怒りしか湧いてこなかった。私は吉井君に助けてもらった。次は私が吉井君を助ける番。……待ってなさいよ。Fクラス!

 

優子サイド終わり

 

美穂サイド

私は吉井君と家が近くたまたま一緒に登校していた時がありました。けれど2年になってからはなくなり話す機会も減って来た。吉井君と話している時私は幸せでした。けれど今回やったことは決して許されることではありません。異変に気づけなかった私に腹が立ちました。けれど1番許せないのは吉井君を酷い目に合わせたFクラスです。覚悟してくださいね?……Fクラス!

 

美穂サイド終わり

 

 

ノーサイドFクラス教室

 

『ふざけやがってババア!』

『……雄二、戦線布告したほうがいい。』

『どこのクラスにだ?』

『………Aクラスだ。』

『分かった、そうするか。皆、聞いてくれ今からDクラスと戦争を始める。もしかしたら明久が何処かの上位クラスにいるかもしれないぞ?』

『『『吉井(アキ)(君)が上位クラスにいるなんて許さない(わよ)(れません)!』』』

『そうだ、この後全教科の補充をするぞ!』

『『『了解(ええ)(はい)』』』

 

全教科終了後

『よし、全員全教科補充終わったな。須川Fクラス大使としてDクラスに戦線布告してくれ。』

『分かった。』

10分後

『坂本ーふざけるな!もう少しで死ぬところだったじゃないか!』

『あーすまんすまん。とにかく俺と姫路はAクラス並。島田ムッツリーニは数学Bクラス並で保健体育は主席がいる。』

『それだったら勝てるかもな!』

『うっしゃあーーやったるで〜』

『吉井の奴処刑だー』

『そうだ、これから人員を発表する。隊長は島田隊5人で他のDクラス隊を打ち取れ、ムッツリーニ隊は隠密で5人、姫路隊は35人でDクラス教室前に待機、親衛隊4人だ。』

『分かったわ。』

『分かりました坂本君。』

『………了解』

『それでは各自配置についてくれ。』

 

5分後

ノーサイド

『それではFクラス対Dクラスの試召戦争を始めます。立会人は第2学年主任高橋洋子が務めます。それでは開始してください。』

『高橋先生数学で』

『承認します。』

『『『『『『『『『サモン』』』』』』』』』』

数学

Dクラス山田美香124点

鈴木悠太134点

中野健太132点

玉野美紀153点

上岡宗弥103点

VS

Fクラス島田美波173点

須川亮64点

近藤吉宗67点

英慎53点

羽沢芳樹73点

黒田孝明79点

『あの最悪屑絶壁女か』

『本当人間として屑よね。』

『死になさい!あれはアキが悪いんだから!』

『『『そうだ!そうだ!』』』

そういうと島田は召喚獣を突貫させるが

『『『それ』』』

Dクラス生徒が投げて来たナイフにより

島田美波84点

となった。

『全員討ち取れ!』

『撤退するわよ!』

『させるか!』

Dクラス中野健太132点

VS

Fクラス島田美波84点

 

1分後

Fクラス島田美波DEAD

 

『どうする貴様らの隊長は討ち取ったぞ』

『撤退するぞ!って嘘おー』

Fクラス5人DEAD

 

 

Fクラス本陣

『………大変だ雄二』

『どうした?ムッツリーニ。』

『……島田隊壊滅。』

『くそっ!Dクラスの進軍状況は?』

『……そのまま駐屯してる。』

『分かった。ご苦労。』

そういうとムッツリーニは教室を出て行き雄二は作戦を考え直した。



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4話

今回はDクラス戦決着と戦後対談です。


雄二サイド

くそっ!なんでだ島田隊が全滅なんて。Dクラス本隊と俺たちのクラス本隊で早期決戦で平賀を討ち取るしかないな。こうなったらムッツリーニに

『……どうした雄二?』

こいつは人の心を読めるのか?まぁいい。

『姫路隊にさっきの島田隊の残りを導入してDクラス本隊と決戦するよう伝えてくれ。』

『……了解。』

さて、これで平賀を討ち取れるな。

 

雄二サイド終わり

 

ノーサイド

 

10分後

『……大変だ雄二!』

『どうした?ムッツリーニ。』

『…本隊が全滅。』

『なんでだ!あいつらに勝手なことはするなとあれ程言ったのに!姫路は?』

『……家庭科で申し込まれ補習室へ行った。』

『そうか……くそっ!こうなったら『そこまでですわFクラス!』なに?ムッツリーニ保健体育で『させませんわ五十嵐先生化学で』嘘だろ!』

『承認します』

『『(……)サモン』』

 

化学

Dクラス清水美春134点

VS

Fクラス土屋康太15点

『……無念』

『ムッツリーニ!くそっ!長谷川先生数学で!』

『承認します。』

『『サモン』』

 

数学

Dクラス代表平賀源二137点

VS

Fクラス代表坂本雄二103点

『点数で負けても操作技術だったら負けねぇ!』

『それはどうかな?』

 

五分後

 

Fクラス代表坂本雄二DEAD

 

Fクラスの敗北で終戦した。

 

戦後対談

 

雄二サイド

 

『そっちの要求はなんだ?』

『クラスの設備三ランク下げて清涼祭でクラス設備を直すのを禁止する。それだけかな。』

『分かった、そちらの要求を飲む。』

『『『ふざけるな平賀!貴様ごときに言われたくない!』』』

『……そうか、西村先生補習室へ。』

『分かった。来い貴様の腐った根性を直してやる!』

『嘘だろ!』

『助けてくれー』

『全員退避!』

『させると思ったか貴様ら!』

そういって鉄人によりFFF団全員が連行された。

残っているのはムッツリーニ、島田、姫路だけになった。

 

 

『坂本これからどうするのよ?』

『こうなったらBクラスに宣戦布告するぞ!ムッツリーニ宣戦布告して来てくれ。』

『……了解』

こうなったらBクラスを倒してAクラスにいる明久をFクラスに戻してやる!

 

雄二サイド終わり

 

明久サイド

Aクラス教室

『坂本くんが負けたらしいね。』

『そうみたいね。まぁ、所詮Fクラスよね。』

『そうですね。さすがFクラスですね。』

『……元神童だっただけ。』

『そうだよね。ムッツリーニくんも負けたらしいね。』

『本当じゃな。』

『次はBクラスを狙うかもしれないね。』

『そうなの?まぁ、負けるかもしれないしね。』

『そうですね。』

『……そう思う。』

『僕もそう思うよ。』

『確かにそうじゃな。』

『まぁ、大丈夫だよ。なんとかなると思うし。坂本くんは信用を失うかもしれないけどね。』

坂本くんせいぜい頑張りなよ?

明久サイド終わり



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5話

明日から5連休だーーーーーーーーーーーーー!
ということでたくさん投稿したいと思います。
今回はBクラス戦前半です。あと、お気に入りが40件超えていました!ありがとうございます!


雄二サイド

補充期間が終わり補習を受けた翌週俺達はBクラスに宣戦布告してきた。今回俺は前回のDクラス戦であなどっていて負けてしまった。今回はそんな事にならないようクラスメイトに伝えて了承をもらって来たところだ。

『みんな聞いてくれ!今回のBクラス戦では卑怯者の根本恭二がいる。しかも、あいつはBクラス代表でCクラス代表小山友香と付き合っているらしいぞ!お前らはそれでいいのか?』

『『『『『良いわけないじゃないかーーーーー!』』』』』

『同志諸君よ。大至急根本恭二を異端審問にかけるぞ。』

『『『『『了解です。会長。』』』』』

『それではBクラス教室前に島田隊10人、姫路隊15人。後詰10人。本陣付き親衛隊4人。ムッツリーニ隊10人だ。

ムッツリーニ、姫路隊は島田隊の後で一斉に突撃。総攻撃までは各自他クラスのBクラスを征討しろ。』

『『『了解です。代表。』』』

 

雄二サイド終わり

 

 

Bクラス教室前ノーサイド

ここでは現代国語のフィールドが展開されている。

『『『『『『サモン』』』』』』

現代国語Fクラス

近藤吉宗56点

横溝浩二67点

遠藤健介71点

工藤信也64点

西村雄一郎75点

VS

Bクラス

井川健吾167点

真田由香153点

岩岡忠顕179点

工藤信二172点

加西真一182点

『バカな!』

『桁違いじゃねえか!坂本の野郎ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!あいつ、後で殺す!』

『鉄人なんてやだー!』

 

5分後

Fクラス5人DEAD

その後増援がきてなんとかBクラス5人を戦死させたがFクラス戦死は10人。後詰はなくなった。Bクラスは5人。

 

空き教室前

ここでは島田率いるFクラス10人とBクラスBクラス10人がいる。Fクラス戦死は5人。Bクラスは7人である。Fクラスは善戦したが

Fクラス数学

島田美波143点

高橋敦也81点

加藤隆75点

堀田喜一73点

原田信孝67点

君島博53点

VS

Bクラス

野中長男203点

里井真由子168点

金田一祐子192点

鈴木二郎153点

芳野孝之197点

点数差で負けて全員戦死した。

 

 

Bクラス教室前

ここは一番の要害を学年元二位の姫路を主力とした15人で教科は日本史になっている。Fクラスは6人が戦死。Bクラスは0人だ。

 

Fクラス日本史

姫路瑞希412点

新田祐67点

根岸正一53点

久保雅也73点

森川真斗71点

中村慎吾78点

真中辰夫51点

小野真之105点

浅賀真一助83点

福村幸平57点

VS

Bクラス

岩下律子167点

菊入真由美157点

服部平太郎183点

柴田重隆179点

戸田元也432点

この戦いでは姫路隊が勝つと誰もが思っていたが予想外の事実になり全員戦死した。



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6話

Bクラス戦決着、戦後対談です。あと、遅くなってすいません!それではどうぞ!


雄二サイド

くそっ、なんでだ!計画は完璧だったはずなのに。いまの戦力で勝敗は決まるな。

『ムッツリーニ!』

少々いらだってしまった。

『…どうした雄二?』

『今残っている戦力はどんぐらいだ?』

『…防衛隊10人だがもうやられてる『そこまでだFクラス!』…くそっ!根本恭二に保健体育をもうし『Bクラス小野、山本が受けますサモン』なっ!』

『坂本、後はお前だけだな。降参するか?』

根本がそう言って嫌らしい笑い方をしてくる。

『ふざけるな!お前ごときに負けてたまるか!高橋先生総合科目で!』

『承認します。』

『『サモン』』

 

総合科目

Fクラス代表坂本雄二

2376点

VS

Bクラス代表根本恭二

2053点

 

 

『貴様の負けだなBクラス代表さんよ?』

『そうか、お前ら』

『『『『『サモン』』』』』

Bクラス

入江真美1834点

加賀谷寛1743点

金田一香1976点

井村仁1765点

 

『なっ、卑怯だぞ根本!』

『良いんだよ勝てばな!』

操作技術でも明久ぐらいじゃないと無理だな。ここで負けたらあいつらやる気無くすよな。ムッツリーニに女子の写真でもあげれば良いか。

 

Fクラス代表坂本雄二DEAD

 

俺は2回目の敗北をした。

 

 

 

戦後対談

『さて、根本そちらの要求はなんだ?』

『特にないわwどうせお前らごときがAクラスに勝てるわけないだろ』

『ふざけるな根本!』

『おっと、いいのかFクラス代表さんよ?とりあえず設備2ランク格下げな。』

『『『ふざけるな!』』』

『お前らごとき屑が明久に暴力を振るうなよ?俺たちは今度明久に手だしたらガチで殺す。』

『『『そうよそうよ!』』』

『『『そうだそうだ!』』』

 

 

Bクラスが去った後。

 

『次はAクラスに宣戦布告するぞ!』

そう言うと

『お前負けといて何言ってんだよ?』

『じゃあ、お前らAクラスにいる明久を許すのか?』

『『『許せるはずがない!処刑だ!』』』

『その通りだ諸君!』

『『『そうです!会長!』

『ならば、あいつに第一級の刑罰を与えるぞ!』

『『『了解です!会長!』

『そのとおりよ!アキ覚悟しなさいよ!』

『明久君オシオキです!』

『俺の好きなのは明久の不幸だ!』

『…美女といるなんて許せない!』

『お前らFFF団を解散してAKT(明久を殺して楽しむ)団を結成するぞ!』

『『『『『おぉーーー!』』』』』

 

???サイド

『本当、こいつら明久君を虐めて何が楽しいんだよ……ふざけるな!こいつらの処理じゃなくてこの事を早く伝えないとな。こうなったら清涼祭か強化合宿で動くか。』

???サイド終わり



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7話

今回はFクラス戦1回目です。


ノーサイド

Fクラス教室

『私達AクラスはFクラスに宣戦布告するわ。形式は5VS5で科目の選択はFクラスが二回、Aクラスが三回よ。』

Aクラス大使は木下優子であり、Fクラスは全員が優子が来て変な妄想をしているが優子はそれを無視する。

『分かった。その条件で呑む。』

『待ってなさいよ屑ど『ちょっと待ちなさいよ!』何よ、絶壁さん?』

『本当にアキはAクラスなの?』

『黙りなさいよ。絶壁、重度のシスコン、帰国子女、ゴミ、屑、最低女。』

『言わせておけば……!『止めろ島田!』なんでよ!坂本?』

『お前が木下姉に暴力を振るったら失格になるんだぞ!』

『っち、覚えておきなさいよ木下優子!』

『では、失礼するわ。』

 

優子サイド

まったく、あいつらが負けるのに明久君は何を考えているのかしら?勝ったらあいつらになんでも出来るから楽しみだわ♪

 

優子サイド終わり

 

明久サイド

優子さんに行ってもらって正解だったね。坂本君や土屋君も居るだろうけど復讐の為には絶対に勝つと決めたから愛子、美穂、翔子、優子、利光には全科目400点以上取ってもらわないと。

『優子、愛子、美穂、翔子、利光〜』

『明久君どうしたのよ?』

『…明久どうしたの?』

『明久君どうかしましたか?』

『アッキーどうしたのかな?』

『どうしたのかな明久君?』

『皆、得意科目600点以上とってほしいんだけど、大丈夫?』

『『『『『(…)大丈夫(よ)(です)(だよ)(さ)』』』』』

『ちなみに明久君に言っておくけどFクラスはAKT(明久を殺して楽しむ)団を作ったらしい。』

『『『『(…)屑達が!』』』』

僕は今までに見たことがない程のちからを皆から感じていた。

『それも勝ったら解散させるけどね。』

どうせ、変な団体また作ると思うけどねwwww

『取り敢えず解散!』

 

 

Aクラス対Fクラス戦当日

『それでは今からAクラス対Fクラスによる5VS5の勝負を行います。立会人は第2学年学年主任高橋洋子です。それでは一回戦目の代表を出してください。』

僕のクラスの1番槍は優子でFクラスは

『木下優子覚悟しなさい!アキなんでカンニングなんてするのかしら?後で木下とお仕置きよ!』

『君なんかに言われたくないね。』

『そうよ。明久君に貴女がどうのこおの言える話じゃないわ。基地外さん?』

『許さない許さない許さない!高橋先生数学で!』

『おぃ、島田!『黙りなさい坂本』っち、やるんだったら絶対勝てよ?』

『ウチがあんな奴に負けるわけないわ!サモン』

『どうかしらね?絶壁さん?サモン』

数学

Fクラス

島田美波173点

『どうよ?木下、ウチは数学だったらBクラス並なんだから!』

『そうですね。はい、素晴らしいけどここは

Aクラス

木下優子476点

Aクラスよ?』

『それでもウチは負けない!』

 

5分後

Fクラス島田美波DEAD

『嘘でしょ……?』

『さようなら、基地外さん。』

『一回戦目勝者Aクラス木下優子。』

まだまだ、戦争は始まったばかりだ。

明久サイド終わり



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8話

すいません!最近忙しくて投稿出来ませんでしたが今日からは不定期でやりたいと思います。
それでは本編どうぞ!


明久サイド

『2回戦目の代表を出してください。』

2回戦目は愛子が出る予定になっている。

『来たねムッツリーニ君…』

『…工藤愛子…何故俺を康太と呼ばない?』

『…そんなの…決まってるじゃないか!アッキーを傷つけたりして……僕は康太はこんな事やってないって信じてたけど秀吉君から君らFクラスが一丸になってやってたって聞いてた時はもう……もう…許せない!覚悟してねムッツリーニ君!』

『…貴様も邪魔をするのか…もういい!…始末してやる。』

『高橋先生保健体育で』

『承認します。』

『『(…)サモン』』

保健体育

Fクラス土屋康太1358点

 

Fクラスからは

『すげえぞ。ムッツリーニ!』

『保険の帝王だな!これだったらAクラスは倒して吉井の処刑だ!』

『そうなんだ、すごいけどさ

 

保健体育

Aクラス工藤愛子1737点

 

『……なんだと!けれど、負けない!加速』

『電撃!』

保健体育

Fクラス土屋康太573点

VS

Aクラス工藤愛子1203点

『……これで最後だ!』

『負けるものか!』

 

Fクラス土屋康太DEAD

 

『次の代表は出てください。』

僕のクラスからは美穂が。Fクラスからは須川君が来た。

『次の相手は須川君なんですね。』

『うひょおー女子だぜ。やった!』

『高橋先生、ランダムで。』

『科目が決まりました。教科は数学です。』

『『サモン』』

 

数学

Aクラス

佐藤美穂643点

VS

Fクラス

須川亮34点

瞬殺された。Aクラスは3勝0敗。Fクラスは0勝3敗。

 

4回戦

古典

Aクラス霧島翔子579点

VS

Fクラス姫路瑞希407点

 

5回戦

物理

Aクラス久保利光473点

VS

Fクラス横溝浩二53点

 

 

『これで……終わりかよ……!『まだだよ。』そうか、代表戦か!』

『坂本君が教科を選んでいいよ。』

『……本当にどうしたんだ明久?まぁ、いい先生日本史で!』

『承認します』

『『サモン』』

日本史

Fクラス代表坂本雄二734点

『どうだ、明久?降参するなら今のうちだぞ。』

『凄いね、けど

Aクラス吉井明久1751点

上には上がいるから。』

『『『『カンニングだ!』』』』

『アキ、カンニングするなんてオシオキよ!』

『明久君、女子といるなんてオシオキです!』

そう言って二人は釘バットで殴りかかってくるが西村先生によって補習室へ連行された。

 

10分後

Fクラス代表坂本雄二DEAD

 

僕らAクラスが勝利した。

 

『勝者Aクラス!』

 

戦後対談

『それでAクラスの要求はなんだ翔子?』

『……学校行事及びプライベートでA〜Eクラス全員に関わるのを禁止する。……それともうお互いの過去を引きずるのは止めるべき(坂本)。……あとは、試召戦争を禁止する。……以上。』

『高橋先生、今の要求はあまりにも無茶だと『分かりました。』なに!』

『坂本君、負けたあなた方がどうのこうの言える話ではありませんよ。』

『分かりました。……くそっ!』

高橋先生がそう言って解散した。

明久サイド終わり



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強化合宿編
9話


今回は強化合宿編です。実は設定集を投稿しようと思ったんですが合宿編が終わり次第投稿していきたいと思います。明久の性格が変わってますwwwwはいw
それではどうぞ!


Aクラス

『それでは明日から学力強化合宿が始まります。持ってくるものは自由ですが今回特別にトランプやUNOは許可します。学園には8時集合でリムジンバスに乗っていきます。他に質問はありますか?吉井君どうぞ。』

『はい、先生。合宿所にFクラスの部屋だけ監視カメラをつけてもらえる事は可能ですか?』

『分かりました、許可します。』

『有難うございます。』

『他に質問はありますか?……ないようですね。それでは終わります。』

 

Fクラス

『いいか、お前達。明日行く合宿所は卯月高原だ。お前らは現地集合だ。』

『『『ふざけるなーーーーーーー!!!』』』

『黙れ、貴様ら!』

『『『(シーン)』』』

『明日遅刻した奴は補習だ!』

『『『いやだぁーーーーーーーー!!!!』』』

 

雄二サイド

『康太!』

『……どうした雄二?』

『Fクラスの幹部を召集してくれ。』

『……御意。』

隠密隊隊長土屋康太

AKT団団長姫路瑞希

AKT団副団長島田美波

AKT団団長補佐須川亮

AKT団副団長補佐横溝浩二

 

『どうしましたか坂本君?』

『どうしたのよ坂本?』

『どうした坂本?』

『どうしたんだ坂本?』

『ああ、強化合宿で事を起こす。仲間集めをするぞ。』

こうなれば徹底抗戦だ!明久!

 

雄二サイド終わり

 

 

 

明久サイド

『皆、いいかな?』

『…どうしたの明久?』

『どうしたのよ明久君?』

『どうしたんですか明久君?』

『どうしたのアッキー?』

『どうしたんだい明久君?』

『どうしたんじゃ明久?』

『Fクラスは強化合宿で動くと思うからBクラスとDクラスに味方してもらうか。』

『『『『『(……)了解(だよ)(です)(だわ)(じゃ)』』』』』

せいぜい頑張りなよ坂本君達?

 

合宿所

『僕と一緒なんだね明久君。』

学園長が考慮してくれて久保君と二人部屋にしてくれた。

ちなみに、今日は勉強会はなくゆっくり過ごせる為

『利光君温泉行こっ『そこまでよ明久君(アキ)か?って何だよ……』

そこには、島田さん姫路さんとFクラス全員がいた。

『何だい君達は『黙りなさい久保!』なっ!』

『そこまでよFクラス!』

そこにはEクラスDクラスの女子とCクラス代表友香がいた。これも想定内っていうか作戦通りだ。

『皆さん、捕らえてください!』

ここには美春もいる。あの後、いち早く謝罪してきたので許した。

『ちょっと何するのよ!美春!あなた、好きなんじゃないの?』

『何、言っているんですか?貴女のことは好きでしたが間違いでした。』

『くっ、美春……』

『離してください皆さん!』

『……離せ!』

『お前ら離せ!』

『貴様ら補習だ!』

『『『『『ぎゃあーーーーーーーーーーー!!!』』』』』

とにかくFクラスについての準備をしないと………。

覚悟しろよFクラス?

明久サイド終わり



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10話

今回は第一回女子風呂覗きbyFクラスです。
今回は戦闘?がメインです。
それではどうぞ!


雄二サイド

あの後、鉄人による補習が行われ他の奴らはそこらに倒れていて他の生存者はムッツリーニと姫路島田だけだ。

『こうなったら女子風呂覗くしかないな………。』

『坂本ウチは反対よ。』

『私もです坂本君。』

『それだったらお前らはAクラスにいる明久を許すのか?』

『許せるわけないじゃない(ですか)!』

『協力してくれるか?』

『分かったわ(りました)』

『ムッツリーニ』

『……どうした雄二?』

『Fクラス全員に通達!これより女子風呂に突撃する。』

まさか、あの明久が対策をしてるようには思えないしな。とっとと女子風呂に行くか。

 

食堂

『いいか、お前ら!これより第一次女子風呂突撃作戦を決行する。第一軍隊長は姫路。第二軍隊長は島田。第三軍隊長はムッツリーニ。第四軍隊長は須川。ちなみに、各軍12名で俺は護衛官二人と第一軍に入る。いいな?』

『『『『『やるぞーーーーーーーーーーー!!!女子風呂!!!』』』』』

 

 

女子風呂前

進むにつれて見えていく光景は………ん?………女子部隊だと!想定外だったが、ここまで来て引き返すわけにはいかない………。Eクラスだったらなんとかなるかもしれん。

『第四軍Eクラス女子及び布施先生を包囲。討取れ!』

『『『『『了解!サモン』』』』』

その横から第一軍、第二軍、第三軍は通り次にいたのは大島先生と工藤か!ここは第三軍隊長のムッツリーニ一人に任せるか。

『第三軍隊長ムッツリーニ!大島先生及び工藤を包囲しろ!』

『……了解。……負けはしない!……サモン』

『『サモン』』

保健体育

Aクラス工藤愛子2034点

保健体育教師大島武700点

VS

Fクラス土屋康太2376点

 

そこも通り過ぎ、進むと高橋女史率いるAクラス、Eクラス総勢100人余りがいた。しかし、明久は居ないが翔子や秀吉、木下姉、佐藤、中林、三上がいた。人数でも点数でも負けているがこうなったら負けてもいいから

『全軍突撃!』

俺がそう言うと全員が召喚し始めるが

古典

Aクラス

木下秀吉847点

木下優子734点

VS

Fクラス

島田美波27点

残党20×平均70点

 

家庭科

Aクラス

霧島翔子1037点

VS

Fクラス

姫路瑞希71点

 

まずい、姫路島田は苦手科目で勝負を挑まれていて突破は無理かもしれない。倒していないのは

『坂本君、残念です。君は策略が良かったのに。まぁ、いいです。坂本君に数学勝負を申し込みます。サモン』

『中崎、古橋頼んだぞ!』

『『了解、サモン!』』

数学

学年主任高橋洋子873点

VS

Fクラス中崎翔也81点

古橋正樹72点

こいつらが身代わりになっている時に鉄人の所へ走った。

雄二サイド終わり



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11話

今回本編は内容が思いつかなかったので途中までです。
すいません!
その後は、合宿終了後に投稿しようと思った設定編の内容を出しています。


雄二サイド

あの後、俺たちは敗北し鉄人による5時間の補修が行われ終わった時刻は午前3時半。4時間半しか寝れてないのは辛いが今回はDクラス代表平賀も、Bクラス代表根本が加勢するお陰でなんとかなりそうだがAクラスCクラスEクラスと比べれば点数がらら圧倒的不利な為今回は全軍突撃及び特攻すると決めた。どっちにしろ今日は平賀や根本に伝えている通り奇襲を仕掛けることを幹部会に承諾させた。今日こそは討取ってやるぜ………明久!

その後、学習時間は終わり俺たちがいる部屋では代表同士による最終確認が行われた。Fクラスは女子風呂前のAクラスの撃退。Dクラスはその途中にいるであろうCクラスが突破するまでの時間稼ぎ。Bクラスは先鋒のEクラスの撃破後、Aクラス、Cクラスの補佐に回る。

そして、

 

 

『お前ら出陣だ!』

『『『『『うぉーーー!』』』』』

そう言うと120人余りいるB、D、Fクラス連合軍による女子風呂突撃が行われた。

『連合軍が来たぞ!全員戦闘準備!』

『お前らEクラスを倒すぞ!』

『頼んだぞ根本!』

『分かった。お前ら召喚するぞ!』

『『『サモン』』』

そして、その間をDクラスFクラスが通りCクラスと激突。

他は教師舟越女史、大島先生、工藤余愛子、布施先生がいた。

『ムッツリーニ!大島先生、工藤を頼んだぞ!』

『……承知。………サモン』

『『サモン』』

保健体育

Aクラス

工藤愛子2234点

大島武1376点

VS

土屋康太3573点

平賀源二717点

 

 

数学

Dクラス

中野健太473点

鈴木悠太507点

Fクラス

如月直也1737点

VS

舟越光代874点

 

 

 

化学

布施文博1348点

VS

Fクラス

浦田祥二727点

獅子村友理奈573点

保坂恭一郎567点

 

 

うっしゃあー!全員撃破したな。このままいけばあとは高橋女史と鉄人だけだ。

『よくやってくれた、諸君!!このまま最後の砦まで行くぞ!』

覚悟しろよ………明久!

雄二サイド終わり

 

人物紹介

 

明久派

 

Aクラス

霧島翔子学年主席

雄二と付き合っていたが明久への暴行が分かると、雄二と別れる。明久の婚約者。A〜Eクラス連合軍総司令長官。

 

久保利光学年次席

ホモではない。明久派として活躍。後に彼女ができる。

A〜Eクラス連合軍副司令長官。

 

木下優子

明久の婚約者。A〜Eクラス連合軍第一軍隊長。

 

工藤愛子

明久の婚約者。A〜Eクラス連合軍第二軍隊長。

 

佐藤美穂

明久の婚約者。A〜Eクラス連合軍第三軍隊長。

 

吉井明久

A〜Eクラス連合軍総督。過度ないじめにより覚醒した。学力はAクラス主席並。

 

木下秀吉

A〜Eクラス連合軍総督補佐。

 

Bクラス

根本恭二代表

卑怯者ではない。学力はAクラス下位並。小山とは付き合っている。A〜Eクラス連合軍第四軍隊長。

 

岩下律子

A〜Eクラス連合軍参謀

 

菊入真由美

A〜Eクラス連合軍参謀

 

Cクラス

小山友香代表

新野すみれ

 

Dクラス

平賀源二代表

清水美春

玉野美紀

 

Eクラス

中林宏美代表

三上美子



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12話

二週間ぶりの投稿です。なかなか内容が思いつかなかったので書けませんでした。すいませんでした!
それでは本編どうぞ!


雄二サイド

俺らはその後戦力がちりぢりになったが根本、平賀、ムッツリーニが生き残った。そこで

『坂本君今すぐやめなさい!今なら、まだ未遂で終わりますよ!』

『黙れ、高橋女史!ムッツリーニ突撃『『サモン』』なんだと!』

俺が見た光景はムッツリーニが平賀、根本に数学で勝負を挑まれ戦死した場面だった。

『おい、平賀、根本!お前らなにしてんだよ!』

すると戦死したはずのBクラスの男子生徒がいた。

『あそこに、坂本が居たぞ!』

『あと、何人か呼んでくれ、捕まえるぞ!』

そう言うと後ろから10人ぐらいのBクラスの奴らがきた。きっと俺が脱走すると思って大人数で来たのだろう。高橋女史や平賀、根本だったらなんとかなったかもしれないのに………くそっ!

『坂本、土屋を連行するぞ!』

『脱走しないように厳重に警護しろ。』

更に、ムッツリーニ対策か奥からDクラス生が5人ほど増援が来た。

その後、俺やムッツリーニ、島田姫路、AKT団全員が捕まり戦力が元に戻ってしまった。まさか、明久や翔子にここまでやられるとは思わなかった。

少し侮ってしまった。………対策としては全員特攻するか………。そこまで、考えていると

『お前たち死ぬ覚悟は出来てるか!!!』

鉄人が凄い形相で俺たちを睨んでいた。すると、そこで馬鹿たちが

『じょ、冗談じゃない!補習なんてうけられるはずないだろ!』

『俺は補習なんか御免だ!逃げるぞ!』

『『『『『おうっ!』』』』』

こう言ったが

『そうさせると思ったか!馬鹿共が!』

そう鉄人が言うと脱走しようと思った馬鹿共と俺、ムッツリーニ、島田姫路が補習室へ連行された。

 

雄二サイド終わり

 

明久サイド

やっぱり、坂本君たちは突破が無理だったようだね。

まぁ、戦力や知力でも負けているFクラスが勝つとは思えないけどね。一応、用心しておかないとね。

さてと、源二や恭二にお礼を言いに行かないとね。

 

ノーサイド

雄二たちが女子風呂を覗くためBクラス、Dクラスと突貫したが、途中で裏切られ負けてしまった。雄二たちはこれに懲りずまた、女子風呂を覗こうとしている。彼らはは落ちる所まで堕ちてしまった。彼らはいったいどうなるのか。

 

ノーサイド終わり

 

優子サイド

私達は今、Fクラスと明久を除いてB〜Eクラス代表を召集し、Fクラスについての処分を決めている。勿論、学園長に許可はとってある。

 

『私はFクラスを許せないわ!私と久保君をくっつけてくれたのに………なんで、なんでもかんでも明久君のせいにするのよ!』

『私も一緒よ。明久君は破局寸前だった私達を助けてくれたの。なのに………Fクラスは許せないわ!』

『俺も明久がいなかったら美子と付き合えなかったしな。』

『俺もだな。明久がいなければ友香と別れてたしな。』

『分かったわ。これで会議を終わるわ。』

もうちょっとだからね。明久君。待っててね。

優子サイド終わり



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13話

時間があったので1時間ちょっとで書き終わりました。
それでは本編どうぞ!


雄二サイド

俺たちは鉄人の所へと連行された。

『お前達みたいな屑とはかかわりたくないないとFクラス以外全員思ってるぞ!その前になぜ女子風呂を覗こうとしたんだ屑ども?』

『ちょ、西村先生!ウチは屑よばりされたくないんですけど、教師としてどうかと思います!(バギッ)うっ、腕が変な方向に。』

『私も酷いと思います西村先生!訂正してください!(ペチン)い、痛いです。酷いです。』

『……撤回を要求する。(バギッ)……ぐはっ。』

『そうだぞ、鉄人(コキン)か、関節がぁーーー!』

『いいか、屑ども。お前らが今受けた痛みの99999倍吉井は苦しんでいるからな。憲兵隊!』

そう、鉄人が言うと奥から連合軍の生徒が来た。

『お前ら、この屑どもを部屋に戻してくれ。他のFクラスの奴も戻してくれ。すまないな。』

『いいえ、大丈夫です。Mr.西村こと西村先生。』

そう言った生徒はあの時根本と共に裏切った平賀だった。

『頼んだぞ、平賀。』

そう言うと鉄人は去っていった。

『この屑どもを運ぶぞ。』

俺は限界がきてしまったかもしれない………

『お前ら、いい加減にしろよ!!!』

俺はそう言うと近くにいたDクラス生3人を殴ってしまった。

『……雄二に激しく賛同。』

ムッツリーニを見るとスタンガンで5人を沈めていた。一方、島田は関節技、姫路は釘バットで5人沈めていた。

『お前ら、人権がないくせに人を殴るな屑田、姫屑、屑本、屑屋。残っている奴はこの屑どもを取り押さえろ。残りの奴はCクラス、Eクラスへ援軍を呼んできてくれ。』

『『『了解』』』

7人がCクラスとEクラスの部屋へ向かった。くそっ、一クラスだけでも限界なんだが………。仕方ない、倒れるまで思いっきり暴れるか。

『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉー!』

久々に本気を出した。

雄二サイド終わり

 

 

明久サイド

坂本君たちは今回も決行したけれどやはり、突破できなかったね。そのあげく暴動を起こすなんて。まぁ、CクラスとEクラスが増援が来たおかげで鎮圧できたけど。今日で合宿は終わり明日は帰るだけだ。ちなみに、なぜ決行するのが分かったかというと事前に高橋先生に付けてもらった防犯カメラの映像を見してもらったからだよ。

明久サイド終わり

 

秀吉サイド

まさか、彼奴らが此処まで堕ちるとは思わなかったのじゃ。まぁ、所詮屑どもじゃつたからな、常識を教えても無駄だったじゃの。もう、儂は彼奴らとは関わる気は一切しなくなったのじゃ。さて、最後の夜だし色々楽しもうかの。

秀吉サイド終わり




ちなみに、Fクラスには人権がありません。


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14話

皆さんお久しぶりです。8ヶ月ぶりの投稿となり誠に申し訳ございません!課題やテストがあって中々投稿出来ませんでしたがこれからは月一で書いていきたいと思います。それでもよければよろしくお願いします!それではどうぞ!


 

 

明久サイド

翌日の朝朝食終了後に懲罰委員会が設置され学園長、高橋先生、西村先生、翔子、優子、秀吉と僕による処罰をどうするか検討された。

『まったく坂本たちがやった事がバレたらおしまいじゃ無いか』

『そうですが学園長、ここはバレないように我々で処罰を決めましょう』

『はぁ…そうさね。吉井意見はあるかね?』

『はい、学園長。僕は私設軍隊(共練会)があるので一時的に更生させるのが一番かと。』

『しかし、姫路と島田、坂本、土屋はどうするのじゃ明久?』

『坂本君たちには警察の拘置所で一週間預かってもらおうと思っているけど学園長どうですか?』

『仕方ないね…そうしな。西村先生あんたには悪いけど奴らを監視してもらえないかね?』

『分かりました、学園長。吉井悪いが連絡してくれるか?』

『分かりました西村先生。大至急電話します。』

さて、どうするか、警察じゃなくて本当は共練会に預けたかったけど無理そうだし仕方ないね。僕は心の中でそう思ったがとにかく今は坂本君たちを警察に引き渡すのが先なので父さんに電話をした。ちなみに吉井家の歴史を教えようかな。

 

吉井家の歴史

 

元は近衛家出身だったが三男だったため分家した。その後の当主は代々大日本帝国にて侍従武官長や陸軍大臣、宮内大臣などを歴任者を多数輩出している。明久の父明高は外務大臣、副総理、官房副長官を歴任しているため要人や警視総監、海外の要人や実業家とのコネがある。その為父から充分な金を振り込んでもらっている為生活に困ることは無い。

 

『もしもし父さん?』

『どうした、明久?』

『大至急共練会を派遣して欲しいんだ。後、警官も何人かお願い。』

『派遣するのは構わないが一体どうしたんだ?』

『あるクラスが女子風呂覗き未遂をやったから今回の懲罰委員会で必要なんだよ。』

『はぁ…そうか、分かった。大至急派遣する。他には何かあるか?』

『今は大丈夫だよ。ありがとう』

『そうか、じゃあな。』

さて、何をしようかな。

 

明久サイド終わり

 

 

秀吉サイド

明久が電話を終了しわしらに話してきた。

『皆、父さんに電話したらすぐに派遣するって。』

だから明久の電話が終わるのが遅かったんじゃな。まぁ、明久や姉上や他の皆のおかげじゃな。しかし、坂本や姫路たちは懲りそうもないじゃろうな。

『しかし、儂は反省しないと思うのじゃが。』

『大丈夫だよ、秀吉。反省しなかったらシベリア送りにするから。』

儂としてはその方が良いのじゃが今更何を言っても仕方ないのじゃから我慢するかの。

 

秀吉サイド終わり



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15話

ツイッターアカウント作ったのでフォローお願いします。
@nobuharu_sanada


結局覗きを行なった屑のFクラスの処分が決まった。

 

男子

強制的に学校外にある寮に入所させ鉄人と高橋女史監視の元生活。1日の授業終了後5時間紛争地帯へ派遣し少年救助隊として無償奉仕活動を実施。

主犯格

 

島田美波

 

男子らと強制労働の上警察寮強制入所。罪人扱いとする。他は男子と一緒。

 

姫路瑞希

父の新一郎がスポンサーを辞めたので永久停学処分の上他の者たちと一緒の事を行う。

 

文月学園理事長及び学園長

藤堂カオル

 

 

明久サイド

本当だったら戦場で死んでもらいたかったのに皆に反対されたので仕方なく譲歩した。まったく、感謝してほしいぐらいだ。けれども彼らがこれぐらいでくたばるとは思ってないから色々と考えている。

 

明久サイド終わり

 

??サイド

また、失敗に終わったか…こうなったらあいつらを今のうちにシメルカ服従させた方が良いな。今のうちにコネを使わないと意味がないからな。

『総帥お時間です!』

『分かった、すぐ行く』

待ってろよ……吉井明久……!

 

??サイド終わり

 

 

ノーサイド

しかし今回の覗き騒動は吉井家により報道されないよう国会議員や報道関係者に予め伝えられていたにも関わらず誰かの工作により一部報道関係者や新聞紙などが報道し世間に明るみにでてしまい学園本部棟にマスコミなどが連日正門前に集まり到底教師では抑えられなかった為臨時休校とし急遽学園長は記者会見を行い謝罪し学園長及び理事長を辞任すると発表したが学園長のみの辞任がスポンサー代表会議で認められ理事長には留任した。後任の学園長には高橋洋子第2学年主任及びスポンサー代表会議会議取締役が、学園長代行及びスポンサー代表会議会議取締役、第2学年主任には西村宗一補習担当室長及び学年主任特務補佐が就任した。

藤堂理事長はスポンサー代表会議議員及び同会議顧問に就任した。

また覗き騒動を報道した新聞社は吉井家により放火されたり編集長などが暗殺された。

 

ノーサイド終わり

 

藤堂サイド

さて、問題はスポンサー達さね…スポンサーで一番金額が高いのは吉井財閥だが他にもスポンサーは7社ほどいるので一斉に手を引かれたら今度こそ終わりさね…。どうにかしなければならないね…。

 

藤堂サイド終わり

 

 

西村サイド

しかし、これからが大変だな…文月学園をどう再建していくか。高橋学園長も補佐しなければいけないしな…激務だがとにかく1日でも早く信頼を復活させかつ二度とこのようなことが起こらないようにしないといけない……。学園長とも今後協議していく必要があるな。急がなければ…

 

西村サイド終わり

 

 

 

 

 

 

 



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渦巻く陰謀
第16話


5ヶ月近く投稿しないでごめんなさい ‍♂️リアルが忙しくなかなか書けませんでした…(言い訳)。これから不定期更新になりますがそれでも良かったら見てください。お願いします 


覗き騒動から1カ月がたったある日。

 

高橋サイド

 

『これからスポンサーの方々と覗きについての説明と新学園長任命式とは…荷が重いですね…。』

『大丈夫ですよ高橋学園長代行、私が学園長代行をしっかりサポートします。』

『西村先生…。ありがとうございます…!』

『では、会議室へ行きましょう。』

『分かりました。』

私はそう言うと学園長室を出て西村先生と共に会議室へ向かった。

 

高橋サイド終わり

 

西村サイド

俺と高橋学園長代行で会議室へ向かいドアを開けてまっていたのは

『遅いじゃないですか〜高橋学園長代行。』

文月市に本社を持つ食品会社カリウスの専務取締役の高原佑太郎。

歳は定年に近い57歳。

『そうですよ。覗き騒動があってよく遅刻できますね。』

そう指摘したのは東京に本社がある金属加工会社の副社長峯島幸人。

歳は62歳。既に定年を迎えている。

『まぁまぁ、皆さんそこまでにしましょうよ。』

そう言うのは元政治家で現在は吉井財閥総帥吉井明高。

他の参加者は他スポンサーからの代表4人と藤堂理事長、高橋学園長代行と俺だけだ。ちなみに、進行役の議長は俺だ。

『まずは各社の代表の方々に集まっていただき感謝します。本日の議題は覗き騒動の謝罪及び説明と新学園長の任命についてです。』

俺がそう言うと高原は

『謝罪ぐらい当たり前ですよ。何せ我が社は騒動発生後スポンサーから降板しようと思ったぐらいですから。』

続いて峯島が

『私たちが出資してきた金が無駄にならない様にしてくださいよ?こちらだって、興味本位で出資しているわけではないので。』

『仰る通りさね。本当に申し訳ないさね。』

『騒動を抑えられなかった私達にも責任があります。次からは再発しないよう徹底します。』

流石に止められなかった俺にも責任はあるので何も言わなかったが頭を下げた。

『本当ですよ…むしろ、この学校には問題児しかいませんよね?』

そこで黙って話を聞いていた吉井さんが

『峯島さん、言葉を謹んでください。』

すると高原が

『いやー、申し訳ないね笑』

野郎…ふざけんなよ…確かに問題児は多いかもしれないが心優しい奴だっているんだぞ…。俺は危うく手を出しそうになったが慌てて手を引いた。前学園長や学年主任も不快感を表している。吉井さんには感謝だな…。

『まぁ、次から気をつけてくださいよ?で、新学園長には誰がなるんですか?』

『それについては既に決まっています。前学年主任の高橋洋子先生が就任する事になりました。』

そこで高橋先生が席を立ち

『この度、新学園長に就任する事になりました高橋洋子です。皆さん、よろしくお願いします。』

ここで峯島が

『まぁ、しっかりしてそうだし良いんじゃないか?』

高原と吉井さんがも

『私は良いと思いますよ。』

『ありがとうございます、それでは会議を終了します。』

俺がそう言うとスポンサーは応接室から出て行った。

『西村主任、お疲れ様さね。』

『西村先生お疲れ様でした。』

『お疲れ様です、藤堂顧問、高橋学園長。』

俺たちもそう言って応接室を後にした。

 

西村サイド終わり

 

???サイド

完成したな…。計画を始めるか…。

『あれを用意しろ。物と人員は500あれば足りるだろう。』

『了解しました、少将!』

見てろよ…吉井明高…!!!

 

???サイド終わり

 

 



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第17話

意外に早く書けた…。今回は軍事要素が強いです。それでも見てくれる人はどうぞ。


ノーサイド

 

その後、臨時総会が開催され高橋前主任の学園長就任と西村教師の第2学年主任兼補習室主任の就任と藤堂学園長の退任とスポンサー会議顧問の就任が報告された。

 

ノーサイド終わり

 

明久サイド

新しく、高橋先生が学園長に就任するのかこれからの文月学園再建で頑張ってもらわないとな…。ん…どたどた聞こえる足音は何だ?

後ろを振り返ると銃を突きつけられた先生が迷彩柄の服を着た男4人によって拘束されている。周りにいた先生達5人が

『何をしているんだ!武器を下ろせ!』

と言った瞬間

『あー、うるっせえーな、死ねよ。』

と言った瞬間、パン、パン、パンと音が響きその先生達はその場に倒れこんだ。

その瞬間、生徒や近くにいた先生達からは悲鳴や絶叫の声が聞こえた。そこで僕と西村先生で目配せをし一斉に敵に飛びかかり相手の足と腕を拘束し武器を奪い取った。西村先生や他の先生が負傷者を運ぼうとすると

『この、ゴミ屑どもが…』

すると拘束されたリーダーの一人が

『少将、申し訳ございません…。こいつら…。』

と言った瞬間

『使えない奴はいらない。ご苦労だったな。』

と言った瞬間、3人は少将を囲む兵によって殺害された。すると、西村先生が

『貴様ら、こんな事をしでかして失敗すれば仲間を裏切って抹殺するのか!!!』

『貴方が、西村宗一先生ですか…。報告書通り随分鍛えてらっしゃいますね。全員、入れ。』

そう言うと軽装備の兵士300人あまりが体育館の中に入ってきた。

『一応、言っとくが外には巡回中の兵士がいるから逃げようだなんて思うなよ。本題に入ろう。吉井明久は居るか?』

僕が指名されたみたいだね…。

『あきくん…』

『美穂、どうしたの?』

『死なないでよあきくん…?私、あきくんが死んだら生きていけないよ…。』

って言って泣いちゃった。僕は大丈夫なのに

『僕は大丈夫だから。必ず生きて帰るよ。』

『ほんとに?あきくん…』

『約束するよ。美穂』

と言い少将のところまで向かった。

『自己紹介がまだだったな。俺は第3旅団長の室田だ。君の父親を呼んでくれ。』

『何故ですか?』

『奴と話したい事があるからだ。』

『分かりました、(着信中)ガチャ、父さん、室田って言う人が文月学園に着て欲しいって。うん…分かった。じゃあね。』

そう言うと僕は電話を切った。

『何と言っていた?』

『直ぐに来るそうです。』

『そうか、ご苦労だったな。戻って良いぞ。』

と言われ僕は美穂達の所へ戻った。

『あきくん…お帰りなさい…心配したんだよ…。』

って言って泣いちゃった。僕は大丈夫なのに。

『ありがとうね、美穂。心配してくれて。』

そう言うと美穂に抱きつかれた。ってか室田さんは何が目的何だ?父さんか?文月学園なのか?

 

明久サイド終わり



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18話

7ヶ月以上失踪してしまい申し訳ございません ‍♂️。
かなり、月日が経っているので文章力が落ちたと感じていますがそんな作品でも良ければ、是非ご覧ください。
これからもあまり浮上出来ないかもしれませんが、頑張って書いていくのでよろしくお願いします 


明久サイド

しばらくして、父さんが学園ホールに到着し

『…明高、久しぶりだな。』

室田さんがそう言うと父さんは

『久しぶりだな、浩二。』

と言って父さんが鋭い目つきで話し始めた。

『ところでだな、浩二。なぜ、お前はこんな事をしているんだ?勝手に軍を動かすのは軍法会議で厳重注意で済まないのは分かっているよな?良くて位階剥奪で、悪くて抗命罪か国家転覆罪で処刑されるのを覚悟してこの場にいるのか?もし、その気が無いなら今すぐにでも軍を引け。俺が直接、陸軍大臣や参謀総長、陛下にお願いしお前を減刑するよう説得する。頼む、投降してくれ。』

父さんはそう言うと、頭を下げてお願いした。

しかし、

『いくら明高の願いでも無理だな…。俺はミッションを成功させなければいけないんだ…。俺もこんな事はしたくなかったが、俺がやらなければまた、同僚が殺されてしまうんだ…。』

そう言って室田さんは必死に涙を堪えながら喋り続けようとしていたが父さんはそれを制止し気になった事を質問した。

『それなら、浩二聞かせてもらおう。そのミッションとはどんな内容なのだ?そして、そのミッションは誰から依頼されたんだ?頼む…教えてくれ。』

父さんも涙を堪えながら室田さんに話しかけた。

すると、室田さんは

『…分かった。残り少ない命だ…、明高を信頼し教えよう。実は国家治安局(省庁からは独立していてアメリカのCIAみたいな感じ)からお前とその一族、関係者を抹殺しろと言う命令が参謀本部を通じて来たんだ…。もちろん、最初に依頼された陸軍治安局長は断ったんだ。断った数日後に、文月川で断った治安局長の遺体が見つかった。遺体を見ると明らかに銃弾が蜂の巣のように体に残っていたのに警察は自殺と判断し捜査を打ち切った。これは、国家治安局が主導したに間違いないと思った。次に断った公安部隊長も案の定文月山で刺殺体となって発見され警察は、国家治安局を恐れ自殺として処理した。俺はそれが怖くて引き受けてしまったんだ…。明高、本当にすまない…。』

というと嗚咽して床にリボルバーを置いた。父さんは話を聞いて

『事情は分かった。俺が証言してやるから投降しようぜ。』

と言うと室田さんは

『すまない…明高。』

と言った瞬間、隊列から一人の兵士が突然、彼に数発発砲した。

『浩二、大丈夫か!』

『将軍、大丈夫ですか!?』

などと言い駆け寄っていく兵士や付近にいた生徒は発砲した兵士を取り押さえに協力し僕自身も室田さんのそばに近寄り止血をしたが出血が止まらない…。クソ…どうすれば良いんだ!

 

明久サイド終わり




次回、室田将軍はどうなったか、国家治安局の関係者と裏の顔が明らかになります。お楽しみに!


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19話

半年?ぶりの更新になってしまい申し訳ありませんでした。
学校やテストで忙しかったのですが、今年の夏休みは2本ぐらい投稿すると思うので文才力の下がったこの話を最後まで見届けて貰えるとありがたいです。


明久サイド

『将軍に発砲したのはあいつだ!捕まえろ!』

他の兵も

『出血が酷すぎる…救急車を呼んでくれ!』

そう言ってる間に、他の兵らに取り押さえられた男に父さんが話しかけた。

『…貴様、何故浩二を撃った?』

父さんの問いかけに男は

『あいつは国家保安局を裏切った屑野郎だ。俺は例の方にあいつを見張るよう言われていた。もし、例の方や国家保安局について話した場合、即座に殺せと言われていた。もっとも、お前らが武術の経験者でも大したことないと高を括っていたのは失敗だったがな…。』

そう言うと男は兵らを押しのけて近くにあったサバイバルナイフで首を切って自殺した。

父さんは

『くそ…死ぬなよ、お前にはまだまだ生きてもらって情報を聞かなければいけないんだからな…』

と言って、救急車の到着を待って二人の緊急搬送先の木下総合病院へと向かった。ちなみに、木下総合病院は秀吉と優子のお父さんが院長を務める病院だ。

その後、僕たちは同時に駆けつけた武装警備局の人達により体育館から解放され、兵士らも武装解除し軍の護衛車両に乗せられ去っていった。

いったい何が目的だったのか、僕に知る由は無かった。

 

明久サイド終わり

 

明高サイド

後日、各社の新聞がこれを大きく取り上げ軍部に批判的な声が大きくなり帝国議会でもこれが取り上げられる程まで大きな事態に発展していった。もちろん、国家保安局の名前は削られて報道されていた為、保安局が批判されたりする事は無かったが、軍では司令官が交代されるなどの臨時の人事異動が行われた。

もちろん、文月学園学園長宛に大臣名義の謝罪文が郵送され、学園長と校長、軍関係者との面談により警備員の増員と当分の間は警備兵を常駐させる事が決まった。

それと、拳銃で撃たれた浩二だったが何とか軍病院での治療により奇跡的に回復した。今後、完治するまでは軍病院で事情を聴取されながら過ごす事になる。退院後は、騒乱罪などで留置所へ収監され軍事裁判をする事になる。

自分は浩二が正直に真実を話して欲しいと…切に願っている…。

明高サイド終わり

 

???サイド

クッソ…あいつら失敗しやがったのか…。金も武器もふんだんに渡してやったのにな…いつかばれてしまうな…。最悪、武器だけはトラックの荷台にあったのをこっそりと回収出来たから良かったが、もはや軍に頼る事は出来ないからもっと他の奴に----。そうだ、あいつらなら金さえ払えば確実にやってくれるからそうしよう。

俺は隣にいた秘書にこう言った。

『西友、すぐに例の奴らにそこの紙袋を持っていってその中に入ってる手紙を見せてきてくれ!今すぐにだ!』

『了解です、会長!』

そういうと西友は紙袋を持って会長室を去っていった。

???サイド終わり

 



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設定集
設定1


最初は明久の味方側(A〜Eクラス)の主要人物やその家族、身近にいるその他の主要人物の設定です。(作中で語られなかった人物についても記述しています。改変の可能性あり)


・吉井家

明高

吉井グループ会長兼社長で元政治家。先祖は公卿筆頭の近衛家。政治家や財界の有力者と知り合いがある。

実は藤堂カオルの娘婿。

 

早苗

藤堂カオルと高之の娘で明高の妻。

早苗は明久が3歳の時に事故死している。

 

明久

明高と早苗の長男。2年までは学年を代表するバカだったが、2年生の学年末に行われる振り分け試験に良い大学へ行くためのトレーニングとして1日16時間勉強の末、Aクラス主席待遇まで上り詰めたがFクラスの悪友達を救うために辞退。FクラスからAクラスへ移籍後は、主席格となり観察処分者から特別保護人となる。

特技は料理、家事、ゲーム。

好きな食べ物はパエリアや彼女達が作る手料理。

得意科目は家庭科(680点)、日本史(750点)、世界史(650点)。

振り分け試験時の総合成績は7786点。

 

・藤堂家

カオル

明久の母方の祖母。文月学園元学園長、現スポンサー会議顧問、学園理事長。

先祖は津藩や今治藩の領主であった藤堂高虎。学園長でもあった夫の高之の死後、学園長に就任し試験召喚システムを導入する。

 

高之

明久の母方の祖父で初代文月学園学園長。

明久が7歳の時に胃がんで死去。

 

・学園教師

西村雄一

補習室担当教師、Fクラス担任、第2学年主任。吉井を信頼している。暴行を見抜けなかったのは自分のせいだと感じるが、明久の言葉により救われる。

 

高橋洋子

元第2学年主任、現学園長兼Aクラス担任。

カオルが責任を取って学園長を辞任した後に、自身が就任するまで学園長代行を務める。明久のFクラス中からの暴行を知り、止められなかったとして後悔する。

 

・木下家

秀之

木下総合病院院長、文月大学医学部教授。

優子と秀吉の父親。

先祖は、茶人で大名だった木下秀俊。

 

優奈

秀之の妻で木下総合病院院長秘書。元文月大学医学部助教授。

 

秀吉

秀之の長男。元はFクラスであったが、明久のクラス中からの暴行を告発後は特別措置としてAクラスに移籍。Aクラスに移籍後は、明久や姉の優子、愛子、美穂、翔子、利光らのマンツーマン指導により総合成績が2800点まで上がる。

振り分け試験時の成績は1055点。

得意科目は古典(古文300点、漢文150点)

好きな食べ物は秋刀魚。腕輪は敵の召喚獣の動きを1分だけ止める事が出来る。

 

優子

秀之と優奈の長女。2年生からAクラス所属で秀吉がFクラスによる暴行を告発後は、Fクラスを憎み対Fクラス包囲網に参加する。後に、明久の彼女となる。

振り分け試験時の成績は3210点。

得意科目は現代国語(480点)

腕輪はガトリングを1分間無限に撃てる。



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設定2

・霧島家

翔一 霧島財閥の会長で翔子の父親。

卯月市市長、文月市市長、帝国議会議員を務めた。

 

翔菜 霧島財閥の会長夫人、副会長で翔子の母親。

元は霧島財閥の子会社社長だった。

 

翔太郎 霧島財閥の総帥。翔子が中一の時に癌で亡くなった。卯月市市長、文月市市長、帝国議会議員を務めた。

 

翔子 文月学園第二学年主席兼Aクラス代表。元々、坂本雄二と付き合っていたが明久への過剰な暴行にショックを受けて別れた。別れた後は、明久の彼女の一人として付き合う。

 

・坂本家

 

雄二 文月学園Fクラス代表。小学生の頃は神童と言われていた。しかし、中学に入学してからは喧嘩ばかりしていた為、高校への指定校推薦を取り消され滑り止めで受けた文月学園へ入学した。3学期末の振り分け試験では、下克上を起こす為に点数を調整しFクラスへ入った。AKT団団長。

翔子とは小学生からの友達であり彼女であったが、明久への過剰な暴行が発覚すると別れた。

 

雪乃 雄二の母親。料理は殺人級。

 

雄一 雄二の父親。坂本自動車整備工場の工場長。

 

・姫路家

瑞希 Aクラス主席に近い点数を持つ才女だったが途中退席した為Fクラスになる。Fクラスの一員となってからは明久への異常な嫉妬、束縛やFFF団と関わるようになってからは暴力に疑問を持たず、むしろ積極的に行うようになった。料理も殺人級で過去に同級生を病院送りにしている。

 

瑞穂 瑞希の母親。姫路財閥会長夫人兼副会長。

 

新一郎 瑞希の父親。姫路財閥の会長。姫路財閥は表は不動産会社だが、実際には裏の世界の仕事を引き受けており多額の金を積まれれば暴行や暗殺を引き受けている。その為、警視庁公安部から対象監視会社に指定されている。

 

・島田家

威仁 美波、葉月の父親。表向きは世界中を飛び回る実業家だが、本業は全国に支配勢力を持つ関東の暴力団である辰島川組の組長であり、娘達の邪魔になるものは武力を持って排除している。

 

美菜子 美波、葉月の母親。威仁と美波からの度重なる暴力を受けた事により、家を脱出して吉井家住み込みの家政婦となる。娘と夫のした事に関して、代わりに謝罪している。

 

美波 父についての黒い噂が文月学園内では知られていた為、誰も近寄らなかったが明久と出会ってからは好意を持ち始める。それが、異常な嫉妬と束縛のあまり、女子と話している明久を見かけると問答無用で関節技を掛けたり暴行する為、明久が自然的に離れていった。

 

葉月 美波の妹。姉を慕うお姉ちゃん子だったが、明久への暴行が発覚するとショックのあまり倒れてしまい入院した。その後、母親の美菜子とともに家から脱出した後は、吉井家住み込みの家政婦になった母美菜子とともに吉井家の家政婦見習いとして母を助けながら明久の義理の妹となる。明久の彼女の一人。



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黒幕始動
22話


半年ぶりに復帰しました。最終章始動です。


???サイド

『会長、例の方をお呼びしました。』

『ご苦労、早速部屋に入ってもらえ。』

『分かりました。』

そう言って秘書の西友に招かれて入ってきた男は、見る感じ元軍人で歴戦の猛者であると感じ取れた。額には、切傷がいくつも見られる。

男は、ソファーに座ると

『久しぶりだな、新一郎。』

『何年ぶりに再会したんだっけ?威仁。』

招かれて入ってきた男は、島川組の組長で島田美波の父親で海外で傭兵として多数の戦争にも参加してきた島田威仁だ。

『威仁とは、イラク戦争以来だから10年ぶりに会うのか?懐かしいな…。』

俺はイラクで傭兵として、同じ傭兵であった威仁と久しくしていた。帰国時期が2人とも違った為、久しぶりに再開出来て安堵していた。

『そうだな、昔を思い出すぜ…。ちなみに、今日は何か用事があって呼んだんだろう?』

『そうだ、お前に仕事を頼みたくて呼んだんだ。』

『ほぉ…聞かせてもらおうじゃないか…。』

そう言って威仁は、机にある茶菓子を食べ始めた。

『今回、お前には吉井家の抹殺を依頼したい。』

威仁は苦虫を潰したような顔をして

『…吉井ってあの吉井グループの事か?』

『ああ』

すると威仁は、険しい顔をして

『あいつらは、俺たちと同じく傭兵の出身だと聞く。特にこのガキの父親の明高って言うのは、クルド人部隊の隊長って聞いたしな。

正直言って、抹殺は俺でも難しいかもしれない…。』

俺は威仁がそう言うと深く考え込んだ顔をして

『分かった、それならそのガキだったらいけるか?』

『ガキだったらいける…ましてや、対して強くないガキだったら若頭と組員で十分だ。ただ、抹殺って言っても誘拐すれば良いのか?殺せば良いのか?』

『とりあえず、誘拐してくれ。明高を脅す以外にも使い道はいくらでもあるからな。あいつには、たっふり礼をさせてもらわないといけないからな。俺たちの娘を追いやった辛さを教えてやる…。』

俺はそう言って会長の席から立つと、西友にアタッシュケースを5つ持って来させた。

『これが着手金だ、5000万入ってる。残りの5000万は、ミッションが完了したら支払う。』

『まさか明高の息子が娘を追いやったとは…許せん…!

あいつらに娘を追いやった代償をくれてやる…。』

そう言って、威仁は組員らにアタッシュケースを持たせて部屋から去って行った。

『吉井明久…貴様は終わりだ…!』

俺は部屋でそう言うと1人笑っていた。

 

新一郎サイド終わり

 

威仁サイド

『組長、到着しました。』

組員がそう言うと、事務所の前には若頭や若頭補佐などの幹部や組員がいた。俺は、幹部や組員らを大広間に召集して

『先程、旧友からあるガキを拐ってくるように依頼された。しかし、父親がとてつもない権力者だから、最悪死ぬかもしれない。それでも行ってくれるやつがいたら、手を挙げてくれ…。』

さすがに、居ないかと思ったが

『組長、俺に行かせてください!』

『組長、ワシが行きます!

『組長の為なら、この命捨てても構いません!行かせてください!』

若頭や若頭補佐や一部の組員を除いて、志願してくれた事に涙目にしてしまった…

『お前らの気持ちはありがたい。しかし大人数では行えない為、5人に絞る。襲撃は…薪坂、荒田、八田、倉峰、佐上に頼む。』

俺が名前を呼んだ奴らが、俺の前に出てくる。

『すまねえな…少ないが金だ。お前らが、全員生きて戻ったら必ず出世させてやるからな。』

そこまで言うと、俺と5人はまた涙が溢れてしまって、気づいたらソファーに倒れてしまった。

威仁サイド終わり

 

 

 

 



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