もしも投影品がランクダウンしなかったら (プラチナ05)
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プロローグ

fateは初投稿なので矛盾点はご了承ください。
あと多分次は投稿するかわからないので期待しないでください。


───地獄を見た。

───炎で燃えさかる地獄を見た。

───地獄を見た。

───人の死体が転がっていた。

───地獄を見た。

───この子だけでもと、渡そうとされた赤子は形を失っていた。

───地獄を見た。

───その中で俺は生き残った、生き残ってしまった。

───俺は進んだ。生きるために進んだ。

───そして、正義の味方に救われた。

 

 

 

いきなり光が差し込んでくる。目が慣れなく少し眩しい。

 

「───っ」

 

「先輩、起きてますか?」

 

「...ん。おはよう桜」

 

「はい。おはようございます、先輩」

 

いけない、俺寝坊したのか。

 

「ごめんな桜、遅れちゃって。すぐにキッチンに行こう」

 

「いえ、昨日も先輩遅かったんでしょう?だから私がやるのでいいです」

 

「む、なら俺もキッチンで料理がしたい、とかじゃダメか?」

 

この言い方は少しずるいなと思う気持ちもあったが、桜だけにやらせるわけにも行かないからこう言ってみた。(因みに本音は普通に料理がしたいからです、はい)。

すると桜は少し困ったような顔をして、その後クスッと笑った。

 

「じゃあキッチンに向かいましょう、と思ったんですが...」

 

「どうした?」

 

桜は下を向き、顔を少し赤くさせた。

 

「その前に先輩は着替えた方がいいかと...」

 

「───あ」

 

そう言われて思い出した。昨日は作業中に寝てしまったものだから作業着のままだったんだ。

作業着であるつなぎは汚れていて、この格好のまま家に入ったら藤ねぇになんて言われるか。

 

「う...なんかまだ目が覚めてないみたいだ。なんか普段にまして抜けているな」

 

「ええ、そうかもしれませんね。ですから朝食の支度は私に任せて、先輩はもう少しゆっくりしてください。それにほらここを散らかしていると藤村先生に"また"怒られるでしょう」

 

「そうだな。それじゃ着替えていくから桜は先に戻っていてくれ」

 

「はい。お待ちしていますね、先輩」

 

そう言って桜は足早に歩いていく。

ふと、桜の足が止まる。どうしたのだろうか。

 

「そういえば先輩。その後ろに置いてある"剣"はおもちゃですよね?」

 

────あ。片付けるのを忘れていた。

 

「そ、そうおもちゃだよ。これは」

 

慌てて嘘を言う。自分でもこれは流石に怪しいと思うが。

じーっと桜はこっちを見ている。

 

「それならいいです。じゃあ先輩来てくださいね。」

 

今度こそ立ち去った。危ない、バレるところだった。昨日は剣を投影して"47本目を作ったところで確か寝てしまったようだ。それより、早く制服に着替えないとな。

この土蔵は親父には入るのを禁じられていたがよくここに入り親父に習った強化の魔術や"投影魔術"をよくしていた。投影魔術のモデルは夢の中に出てきた黄金の鞘、黄金の剣などが出てきてそれを作っていた。他にも展覧会などに立ち寄って解析してみたりなどしていた。

結果かなり多い数の剣や他のものも投影できるようになっていた。

「まあ、取り敢えずキッチンに向かうか」

 

と独り言を言いながらキッチンに走って向かった。

 

 

キッチンに行くとまだ桜がエプロンを着ようとしていた。

 

「ごめん桜。少し遅れた」

 

「いいえ、先輩。少し早かったくらいです」

 

「そうか?そう言われると助かるんだけど。じゃあ料理するか」

 

「はい。先輩。」

 

それで俺達は素材に目を向けた。

 

「これなら色々作れるな。何作ろうか」

 

「あ!先輩、これなら────」

 

料理を2人で言い合いながら何品か作っていった。

 

 

「よし、出来た」

 

「じゃあ皿を並べますね」

 

「いや、いいよ俺が全部やるよ。起こしてもらったんだし」

 

「いいえ、先輩?私に任せてください。だから先輩はゆっくり休んでいてください」

 

「む、そういうわけにもいかないだろ?後輩に任せるなんて。だから先輩の俺に任せろ」

 

「先輩はここの家主なんですから、どしっと構えて待っていてください」

 

「いや、そんな─────」

 

この後もこんなやりとりを10回くらい続けてようやく桜が折れてくれた。

そして皿を並べ終わったあと居間に座った。

 

「「いただきます」」

 

今日の朝食は、鶏ササミと三つ葉のサラダ、鮭の照り焼き、ほうれん草のおひたし、大根と人参のみそ汁、ついでにとろろ汁とまでほぼ桜が考えたものだ。

 

「うん。美味しい」

 

「はい。美味しいですね」

 

そこからは無言で、カチャカチャといった箸の音だけが響く。

自然、食事時には静かになる。普段はもう少しうるさいのだが、今はそのうるさい人が静かなので自然と静かになる。

 

 

そして時間はすぎ、登校の準備をしていると、桜がテレビをぼーっと見ていた。そこには"ガス漏れ事故,連続"と大袈裟なテロップが打ち出されている。隣町である新都で大きな事故が起きたようだ。現場はオフィス街のビルで、フロアにいた人間が全員酸欠になり、意識不明の重体に陥ってしまったらしい。

またか、どうせこれも"魔術師"の仕業だ。よし、"また"バイト帰りにでも倒しておくか。

 

「俺達も気をつけないとな」

 

「大丈夫です、先輩。いつも元栓をチェックしていますから」

 

「いや、そういう話じゃなくて」

 

....前から思っていたけど桜は少しずれている。

 

 

 

 

「それじゃまたな。部活、頑張れよ」

 

校門で桜と別れるのはいつも通り。

桜は弓道部に所属しているので、朝はここで分かれるようになる。

 

「..............」

 

というのに。今朝にかぎって、桜は弓道場に向かおうとはしなかった。

 

「桜?体の調子が悪いのか」

 

「........いえ、そういう事じゃなくて......その、たまには弓道場によってきませんか?」

 

「いや、俺はもう弓道部を辞めたんだ。そこに行く資格はない。それに一成の手伝いだってあるしな」

 

「そう....ですか」

 

桜は俯き少し悲しそうに言った。

俺だって少し行きたいという気持ちはある。だけど、流石に弓道からもう降りた身だ。よく顔を出しに行くと迷惑になるからな。

 

「じゃあ桜。また後で」

 

「はい先輩。また後で」

 

別れの挨拶をして生徒会室に向かった。

 

そして一成との約束が終わって教室に向かった。

 

「すまん衛宮。もう少しでちこくになってしまうところだった」

 

「ん。いや大丈夫だ。結果間に合ったんだし、それに俺は遅れても大丈夫だ。むしろ生徒会長の一成が遅れたらまずかったと思う」

 

「ああ。だからよかった。間に合って」

 

そう言って一成は席に戻って行った。

 

「よぉ衛宮。相変わらず生徒会のことを手伝ってるな。大丈夫か?そんなに人のことばっか、偶には自分のこともちゃんと考えろよ?」

 

「なんだ慎二か。」

 

「なんだとはなんだよ衛宮。僕はお前のことを心配してやったんだからな」

 

「いや俺は別に自分のことを考えていないわけじゃないぞ。」

 

「うーん。ほんとにこいつは自覚がないんだよなー。どうしたらいいんだよこいつ」

 

「む。流石にそこまで言わなくていいだろ。やりたくてやってることなんだから別にいいんだよ」

 

「んーまぁそーゆうもんか。まぁいいや。あ、そういえば桜はお前ん家で今どんな感じ?」

 

「どんな感じか?」

 

「うんうん」

 

「いや普通じゃないか?一緒に料理してるくらいだろ」

 

「それくらいか。で、正直桜のことどう思ってる?」

 

「後輩じゃないか?」

 

「いやそういうのじゃなくて...」

 

「どういうのだ?」

 

「んー。頑張れ桜」

 

「?」

 

等話をしているとホームルームのチャイムがなった。

そこから走り込んできた藤ねぇが転んだり色々あった。

 

放課後になると一成が話しかけてきた。

 

「衛宮。この後時間空いてるか?」

 

「いや、すまないこのあとアルバイトがあるんだ」

 

「そうかこちらこそ済まなかったないきなり聞いてしまって」

 

「ああ大丈夫だよ。じゃあ今日はごめんな」

 

と言ってアルバイトに向かった。

 

 

アルバイトが終わり帰宅する。

おかしい。いくら夜だからって人気がここまでないのはそう滅多にない。

おかしいと思っていると向こうの方に人影が見えた。

その人影の正体は少女だった。雪のような白い少女だった。

 

「早く呼び出さないと死んじゃうよ、お兄ちゃん」

 

「やっぱりそうか、ごめんな会いに行けなくて。イリヤ」

 

「え?今なんて?」

 

「親父にはずっとイリヤの話は聞かされていた。それなのに会いに行けなくてごめんな」

 

イリヤはいきなり何の話だかわからないようで混乱していたが少し経つと理解したみたいだった。こう見ていると罪悪感が湧いてくる。

イリヤに会いに行ければよかったんだが金が足りなかった。アインツベルンの城は外国だ。親父はなんとか会いに行こうとしていたが会えなかった。

 

「い、今更何?結局は私を見捨てたじゃない!」

 

「そうだよな。ごめんな、いきなりわけのわからないことを言って」

 

そう言うともっと混乱してしまったようだ。どういえばわかってくれるかなと考えても俺の頭では出てこなかった。

 

「いきなり言われても信じられないわ。そんなこと信じられるわけないじゃない!」

 

「.....」

 

俺は何も言えなかった。否、言いたくても喉が声を通さなかった。

 

「もういいわ!わたしのバーサーカーで殺してあげるんだから!」

 

「あ!待ってくれイリヤ!」

 

そう言ってイリヤは肌が黒い大男の方に乗ってどこかに行ってしまった。

危なかった。もう少しで殺されるかもしれない。あんなバケモノに勝てると思えない。多分あれがイリヤのサーヴァントか。あんなのがまた殺しに来たらたまったもんじゃない。いくらなんでも無理だ。

と考えながら帰宅した。




読んでくれた方はありがとうございます。
士郎の設定はいつか書きます。

矛盾点があるなら感想で書いてくれると助かります。
次回は投稿するかわからないので期待はしない方がお勧めします。


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イリヤsideのお話

ごめんなさい。文字数少ないです。
多分いつも少なくなると思います。


──イリヤside──

 

 

「今更言っても遅いんだから!もう!....なんで今更なのよ...。」

 

「そんな事言うなら....もっと早くに言ってよ。あーもうムカつく!」

 

「ぐるるるぅぅ」

 

「え?あぁ、バーサーカーか。なに?お花持ってきてくれたの?」

 

「ぐるるぅぅ」

 

「ありがとうバーサーカー。うん、やっぱりバーサーカーは優しくて最強のサーヴァントなんだからあんなやつなんてけちょんけちょんにしてやるんだから」

 

「ぐるるぅがぁぁぁぁ!!」

 

「ええ!その意気よ!バーサーカー!!ぐるるがー」

 

「ぐるるぅぅぅがぁぁぁぁあ!!!」

 

「ぐるるーーーーがーーーー!」

 

「うるさいですイリヤ様!もう少し静かにしてください!」

 

「はーい...」

 

「ぐるるぅぅ」

 

「て、ちょっと待ってください。バーサーカーさんが持っているその花束は一体どこから?」

 

「ぐるるぅぅぅ」

 

「バーサーカーはお庭の方に指さしてるよ?」

 

「や、やっぱり...。私が、私が一所懸命育てたっていうのに...うぅ」

 

「ぐるら!?」

 

「え!?そうだったの?」

 

「はい...私のお花です」

 

「ぐるるるぅぅぅ」

 

「ほらセラ、もう許してあげようよ。こうやってバーサーカーも頭下げてるから」

 

「うぅ、まぁいいでしょう。今回はイリヤさんに免じて許しましょう。ので次はやらないでくださいね?」

 

「ぐるるぅぅぅがぁぁぁぁあ!!」

 

「うん!これで仲直りだね!」

 

 

───士郎side───

 

やばいな。目測だが、3m前後あるぞあの巨人。あの斧は一応解析しておいたからいつでも作れる。けどあの宝具はランクが低すぎる。あれがあいつのメインの宝具かもしれないが、宝具はまた別にあると思った方が無難だ。今深読みしても時間が過ぎていくだけだ。今は取り敢えず鍛錬をしよう。

 

「よし、始めるか。」

 

「───投影、開始」

 

まず最初に思い浮かべるは黄金の鞘。ブリテンの王、アーサーが自分の身を守るために持っていた鞘。その鞘が何故か俺の中に眠っている。ずっと昔に体の中に異変を感じて解析してみたら、光りが眩しくよく見えなかったが、そこには綺麗な何かがあった。そのこと爺さんに聞いてみると、

 

『士郎はアーサー王という人物は知ってるかい?』

 

『知ってる!聖剣エクスカリバーをもってるひとでしょ?』

 

『うんそうだよ。よく知ってるね。どこで知ったんだい?』

 

『えーと、うーん、どこだっけ?んー....あー!!思い出した!夢の中出みたんだ!』

 

『!!それはどんな夢だったんだい?』

 

『えーとあんまりくわしくはおぼえてないんだけどなんかすごい悲しい夢だった』

 

『そうだったんだ。そのアーサー王の剣、エクスカリバーのしまう物があったんだ。』

 

『え!?そうなの?』

 

『うん、そうだよ。剣をしまう物のことを鞘と呼ぶんだよ。』

 

『へぇー、初めて知った。』

 

『そうだろうね。誰も普通は子供の士郎に教えないものなんだ』

 

『ふーん』

 

『で、その鞘が士郎の体の中に入ってるんだ』

 

『え!?ホントに!?なんで』

 

『大丈夫。わからなくていいんだよ。だってわかったって意味無いんだから』

 

『そうなの?』

 

『うん。だからこの話はここでおしまい。さぁ、寝よう士郎』

 

『うん、おやすみ爺さん』

 

『うん、おやすみ士郎』

 

と言って寝た後はもうこの件については聞かなかった。なぜなら聞いた時の爺さんの顔が辛そうだったからだ。ので今になっても意味があまりわかってない。

さて、アヴァロンの投影に戻るか。まぁ結果なんてわかってるんだけどな。

 

「─────っ!────はぁ、はぁ、はぁ、ふぅぅ」

 

投影魔術は終わった。肝心のアヴァロンはと言うと大幅にランクダウンがされていた。見た目は想像通りだが、ランクが全然違う。だからか脆い、脆すぎる。最強の盾と呼ばれる鞘がここまで脆い筈がない。

まぁ作れないものは仕方ない。もう深夜になるから寝るとするか。明日はアヴァロンじゃなくてカリバーンの方を作ってみるか。

そう考えながら俺は眠りについた。




自分にしてはかなり早い更新だと思ってます。
今回も長い、サーヴァント全然出てこない!早く出したいけど話しが進まねぇ!!
あとイリヤさんがプリズマ☆イリヤさんのほうの性格が混ざっちゃいました。気づいたらこうなってました。申し訳ございません。
矛盾点等色々ございましたら感想欄でご指摘して頂けるとありがたいです。


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全ての始まりの日

亀更新すぎね?
いくらなんでも。
こんな小説でも読んでくれたら嬉しいです。


朝になった。

 

「おはようございます。先輩」

 

「ん、おはよう桜」

 

またいつものように朝が始まった。

リビングに行くと朝食がもう用意してあった。

 

「あー、すまん桜。きょうは昨日よりも寝坊したな」

 

「いえ、いいんです先輩。ゆっくりお休みになっていいんですよ?だって先輩はここの家の主人なんですからね。昨日も行った様にどしっと構えていてください!」

 

そんな会話をしていると、

 

「遅刻遅刻〜!!」

 

リビングに虎が走ってきた。

 

「藤ねぇ、そんな慌てるなよ。」

 

「そうです藤村先生。あまり大きな声で走らない方がいいですよ」

 

「いやーだってテストまだ丸つけてなかったんだもん。やばいんだよ〜」

 

「て言ってるけどもう時間だぞ」

 

「あー!早く行かなくちゃ〜!ごめん桜ちゃん、朝食食べれない!」

 

「はい、わかりました。それなら仕方ないですね」

 

「ごめんね〜。と、いうことで行ってきまーす!!」

 

「気をつけろよー」

 

やはり虎は騒がしい。

虎がいなくなったことで静かになった。この静かさに耐えられなくなり、話を振ることにした。

 

「あー桜。弓道部どうだ?楽しめてるか?」

 

「はい。美綴先輩や藤村先生とかと一緒にいるのは楽しいですよ」

 

「そうか。それはよかった」

 

「でも、やっぱり先輩がいてくれた方が「桜」...はい。すみません先輩。でもやっぱり先輩がいてくれないと寂しいです」

 

「そう言ってくれるのはすごく嬉しい。でもごめん。俺にはやることがあるんだ」

 

「はい。わかってます。....でもまた来たくなった時はいつでも来てくださいね。弓道部には先輩のことが嫌いな人はいませんから」

 

「ああ。行きたくなったらじゃあ行かせてもらうよ」

 

「いつでも待ってます」

 

ニコッと桜は笑った。その笑顔に不覚にも見ほれてしまった。

後輩にそんな目で見ちゃだめだろ、しっかりしろ。

 

「先輩、そろそろ時間です」

 

「もうこんな時間なのか。じゃあ食器片していくか」

 

そう言って、少したった後に家を出た。

学校に着いた。

 

「じゃあ行って来ます」

 

「行ってらっしゃい」

 

今日は昨日のことは言っては来なかった。よかった、これ以上説明しているとこっちが折れてしまう所だった。

 

その日の学校はいつも通り慎二や一成と話して過ごした。

 

授業も終わり帰ろうかと思って鞄を持った。

 

「あのー衛宮先輩」

 

「ん?なんだ?」

 

「あのー弓道場の掃除変わってくれませんか?」

 

「え?弓道場の掃除?」

 

「はい、そのー外せない用事ができてしまいまして...」

 

「俺はいいけど...」

 

「ほんとですか!!じゃあお願いします!では!」

 

そう言ってかえってしまった。

こういうのは自分でやるべきだと思うんだがなぁ。まぁ仕方ないか。

 

 

 

弓道場の掃除が終わり帰ろうと準備をしていた。

キィィィン、キィィィンと校庭から鉄がぶつかったような音が聞こえている。

なんだと思い、校庭を見て見ることにした。

そこには2人の戦士がいた。その2人は槍と双剣で打ち合っていた。

 

「サーヴァント....!」

 

ここは危ないと思い、下手にここに残らず帰ることにした。運が良ければ受け流して逃げられると思うが、正面からとなると流石にきつい。というか2人は無理。流石にできないと思う。

 

パキッと俺の足元で一つ、木の枝が折れた音がした。

 

「誰だ!?」

 

「え!?まだ生徒が残ってたの!?」

 

「そのようだな。どうする?おうか?」

 

やばい気づかれた!早く逃げよう。

にげろにげろにげろ!捕まったら死ぬと考えろ。

 

 

 

取り敢えず廊下まで逃げてきた。

 

「撒いたか?」

 

思わず声に出してしまった。

 

「残念だがおれを撒く事は出来なかったようだぜ」

 

くっ!ここで戦うのか。まぁとにかく戦う以外の選択肢はもう無い。

とにかく戦って行くしかない。

 

「投影・開始」

 

「ん?それアーチャーとおんなじ言葉じゃなかったか?」

 

な!?そのことを出来れば詳しく聞きたいけど今は無理だ。

とにく逃げ道を作る。それだけだ。

 

「まぁいいか。取り敢えずテメェを殺す。

 

その心臓

貰い受ける」

 

 




ちなみに僕はエミヤ好きです。

エミヤ(アーチャー)も好きですし、アサシンも好きですし、ボブみやも好きです。


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士郎VSランサー

今回はまじ早い


「その心臓

貰い受ける」

相手は決まり文句のようにその言葉を口にした。

「──体は剣で出来ている──」

 

こっちは精神を落ち着かせるために自分を表す言葉を口にする。

「行くぜ、小僧」

 

「─────フッ」

 

キィィィン、キィィィンとさっきのサーヴァントと今戦っているサーヴァントが戦ったような音が聞こえる。

さっきのサーヴァントが使っていた双剣の事を思い出す。

あの双剣は干将・莫耶だった。だが干将・莫耶に使い手はいなかった筈。それにあれは複製品だった。

「─────うぁ!?」

「おいおい、小僧考えごとかよ。いくら今の俺が弱ってるからって俺相手に集中しないとはな。舐めてんのかよ」

 

「いや別に舐めてる訳じゃない。そうだなお前ら相手に集中しないのは死につがるな」

 

そう言って俺は相手に突っ込んだ。

「───はぁ!」

 

「いいぜ来いよ。少し面白そうじゃねぇか」

 

俺は少しずつギアを上げて行く。

だが今の相手はそんなんじゃ叶わない、人外だ。なら俺は俺の戦いをするまで!

 

「───シッ!」

 

俺はこのままでは確実に逃げきれずに死に至るだろう。だがそんなんじゃ終わらせない。

終わらせる訳ない!

 

「はぁぁぁぁ」

 

「ん?なんだ?なんかするのかよ。でもな、俺がそんなの見逃すわけねぇだろ」

 

そんなこと分かっている。ただあの剣を作るしかもう方法は少ないだろう。

思い浮かべろ!!あの時見た"剣の丘の記憶"を!!

 

「投影・開始!!!!」

 

バチバチッと手の中で音が鳴る。イメージしろ!!最強の自分を!!!!

 

「はぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!」

 

「!?おいおい何の冗談だよ。その剣は」

 

「こいつでお前を倒す!!!」

 

「けっ、やってみろよぉぉ!!」

 

さっきよりも音が大きくなり火花が出る。サーヴァントのスピードは早くなっていく。

早すぎて目で追いきれない。奇跡でギリギリとっているようなものだ。

強すぎる。もうやられるのはここら辺で頃合だろう。

仕方ない。ここは学校の中で撃ちたくはないが。

 

「行くぞ、アイルランドの大英雄!」

 

「けっ!よく言った!!ならばこの必殺の一撃、受けてみろ!」

 

思い浮かべるは"最強の自分"!!あの夢で見た、最強の"サーヴァント"としての自分を!!!

『永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)!!!!!!!!』

 

『刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルク)!!!!!!!』

 

お互いの技でぶつけ合う。負けてたまるか。こんなところで、死んでしまったら。死んでしまったら!!

 

「うぉおぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!!」

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

体焼き切れるように痛い。だがこんな痛みどうってことない。あの夢が叶わない、それに比べたら!どうでもいい!!!!

 

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!」

 

「くっ!!ぐぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」

 

「勝ったぜ、クー・フーリン」

 

「....おう、負けたか。でもな、もうお前は動けない」

 

「ああそうだよ。あんなの使ったからもう体は使い物にならない」

 

「じゃあな小僧。案外楽しかったぜ」

 

俺は....ここで死ぬのか。あぁ、なりたかったな。正義の味方に。誰もが望むヒーローに。

そこで俺は槍を刺されて死んだ。

 

 

 

遠坂side

 

「ハァハァ、何なのよこれ...」

 

「さぁな、こんなことがありうるのだろうか」

 

今、私は言葉を失っていた。目の前の光景に。ランサーと戦っている時、まだ生徒がいてそこにランサーが殺しに行ってしまった。

その時はうっかりがまた、とか考えていたがとにかく追いかけなきゃと思い、探しに向かった。校舎の中に入るといきなり爆発音が聞こえた。

そしてその音の元に行くと、なんと廊下が消えていて、天井まで消えていた。大変開放的になっていた。

 

「おい、凛。そこに生徒が倒れているぞ?」

 

「え?あぁ。やられちゃったのか。そうだよね。顔くらいは看取ってあげ───!?」

 

そこには心臓が貫かれた、私の好きな人がいた。

 

「───なんで!?何であなたなの!?あの子にどんな顔してあったらいいか分からないじゃない!!あ、そうだ。でもこれはお父さまの遺した宝石...。でも仕方ない、使おう」

 

「良いのか?凛。そんな小僧に使ってしまって」

 

「えぇもういいわよ。使ってやるわ!使ってあげるから絶対目、覚ましなさいよ!」

 

躊躇無くもう使ってやった。あーあこれで勝率がグンッと下がっちゃった。心の贅肉だなぁー。

 

「─────ん?」

 

「え?」

 

「ここは、学校、か?」

 

「え、えーとそのーこ、ここは校舎の中よ」

 

私は今、とにかく混乱してた。心臓を貫かれたのにあんな2分も立たずに起き上がるなんて....。

 

「えーと何でここに、!?思い出した!!そうだ。ランサーと戦ったあとに動けなくなって....!」

 

「えーと衛宮君?」

 

「え?なんだ?って!遠坂じゃないか!!」

 

え?何で?なんでそんなに早く?ていうかランサーってなんで分かるの?なんでそんな言葉知ってるの?

 

士郎side

 

死んだはずの俺が目を覚ました。それだけでありえない事だった。隣にいた人を見ると遠坂だった。なんか混乱しているみたいだが。

そうだ!俺はなんで生きて?ランサーに殺されたはずでは?

 

「なぁ、遠坂」

 

「なんで、早すぎでしょ。いくらなんでも。人外?おかしいでしょ」

 

「おい遠坂」

 

「それにランサーって今言ったわよね。なんで知ってんのよ....」

 

「おい!遠坂!」

 

「ひゃう!?あ、え、衛宮くん?な、なに?」

 

「なんで俺生きてるんだ?」

 

「え、えーとそれは夢よきっと」

 

はぁ、そういうことか。

 

「じゃあ遠坂。俺を魔術で直したのは遠坂か?」

 

「───衛宮くん、あなた魔術師?」

 




もとはボブみやは認められなかったが、(見た目)話を聞いて好きになってしまった。


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士郎は魔術使い

また遅くなりましたね


「いや違う。俺は魔術使いであって決して魔術師ではない」

 

俺は当たり前の事を言う。俺はあくまで"魔術を使う者"、魔術使いという訳だ。

何故か、と問われたら俺は魔術を使っているだけで、魔術師の心得は生憎持っていない。

ので、俺は魔術使いなんだ、と俺はこのような事を遠坂に説明した。

 

「なら、ランサーとはどんなことをしてこんなことになった訳よ」

 

遠坂は学校の廊下を指で指しながら言った。

 

「魔術を使って俺がほぼ壊した」

 

「はぁ?そんなこと出来るの?衛宮くんは?」

 

「あぁ、俺は投影魔術を使ったんだ」

 

「え?投影魔術?」

遠坂は呆気に取られたような顔をしてこちらを見てきた。そんな顔する程珍しいのか?切嗣が珍しいとか何とか言っていたけどそこまでなのか?

 

「どうしたんだ?」

その反応が少し気になって聞いてみた。

 

「な、あ、あなた投影魔術なんて使って倒したの?」

 

「あぁ。そうだよ」

 

「馬鹿な事言わないでよ!あの使えない魔術で戦える訳ないじゃない!」

 

軽く答えると遠坂はいきなり叫んだ。

 

「え?使えない魔術?」

 

「えぇ。そうよ。知らなかった?投影魔術ってのは、ちゃんと儀式をして出さなきゃでないのよ。でも出したとしても世界には残しておけない。要は存在があやふやなものだからすぐに消えてしまうのよ」

 

「え....」

 

俺が使う投影魔術とは圧倒的に違い過ぎるため、驚いて言葉を失ってしまった。

 

「もう一度聞くけど、あなたはなんの魔術を使ったの?」

 

俺はどう答えればいいか考える。俺の魔術は投影魔術であることはあるんだがそれを言っても納得しないためそれ以外にどう言えばいいか考える。

 

「あ、そうだ」

 

「なんか思いついた?」

 

「ちょっと待って。投影・開始」

 

分からないなら見せればいい。なんで思いつかなかったんだろうと思う。

パチパチッと閃光がでて無銘の剣ができた。

「え?何それ....え?」

 

遠坂は驚きで言葉が出ていない。

さっき自分で言っていた投影魔術の定義とは異なるからだ。

 

「......ちょっと待って。見てて思ったんだけど、まさかそれ宝具じゃないでしょうね、てそれは流石にないか」

 

「そうだぞ?」

 

「........」

 

今度は声すら出ていなかった。そうだよな。今聞いた話だと俺の魔術は投影魔術とは違い過ぎる。根本は同じだが、それに至るまでの過程が違う。それだと俺の魔術は"異常"だという事。

珍しいとはきいていたけどここまで違うとは。

遠坂が固まってから時間は進んでいく。

 

「よし、まとまった。ねぇ衛宮くん」

 

「やっと喋るのか」

 

「今の話をまとめるとあなたは宝具を投影出来るってこと?」

 

「ああ、その通りだ」

 

「来て、アーチャー」

 

遠坂が呼びかけると色素が抜けた髪の毛の男がすっと出てきた。

 

「どうした?凛。と言っても薄々感づいてはいるがね」

 

「なら話が早いわね。あなたも同じ能力じゃなかった?」

遠坂がそう言って、俺は電撃が走ったように体を震わした。

 

「あぁ、話を聞いている限り似ているな。」

 

あぁ、やっぱりか。その喋り方、声、背丈、その格好。同じだ。

 

「そういうことよ、衛宮くん。.......衛宮くん?」

 

「な、なぁ。あんた」

 

俺は遠坂のサーヴァントに向かって問いかける。

 

「なんだ」

 

「あんたはまさかだけどさ。未来の俺か?」

 

「.........は?」

 

遠坂が力の抜けた顔でこちらを見る。俺でも思う。いきなり自分のサーヴァントに向かって俺か?なんて聞くヤツは頭がおかしいと。

それでも俺は聞きたかった。

理想の姿になった俺に。夢で見た俺を。

 

「......ふむ。そうかもしれないな。今の私は残念ながら荒い召喚で頭が混雑していて思い出せない。そういう事だから返答できないということにしておいてくれ」

 

「っ!.....そうか、わかった」

なんて勝手なことを言うのか。俺の夢の結果はそこにいるのに、そいつは一方的に知らない、忘れたという。

まぁでも、それは時期に分かることだろう。

「待って、あなた今なんて言った?」

 

「え?いや、お前は未来の俺か?って聞いただけだよ」

 

「.......平常心、平常心。で、何で見たの?」

 

「夢だよ。"ある剣を投影"してから英雄の、英霊の夢を見るようになったんだ」

 

俺がそう言い放つと遠坂は考えていた。

 

五分くらいたった。まだ遠坂は何も話さなかった。

「な、なぁ遠坂。今日はもう遅いから帰ってもいいか?」

 

「え?───あぁ、別にいいわよ?」

 

「そうか。じゃあな」

 

「えぇ、さよなら」

 

そう言って俺は家に帰った。

────急いで帰んないと。そろそろ召喚しないと不味いな。

 




なんか衝動的にハイスクールDxDを書いてしまいました。
あっちの方はほぼ投稿しないでこっち優先にします。


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あの場所で

今回もまた長い間投稿しませんでしたね(笑)
見てくれると有難いです。てか嬉しいです(笑)


「はぁ、はぁ、__っ!」

 

息が切れる。まだ少しだけガタつく体にムチを打って走る。

さっき遠坂が俺を助けてくれたおかげで今の俺がいる。あそこでそのまま死んでしまってもしかたないだろう。と言うより死ぬのが普通のような状態であったのだ。ラッキーと言うかなんというか。まぁ優しくて良かった。遠坂は魔術師なのか?実力はよく分からないけど心は確実に甘かった。

まぁ過ぎたことは取り敢えず置いておいて。とにかく家の召喚陣の所へ向かわなければ、殺される。

自分が殺した相手が生きている、なんて知ったら殺しにくるだろう。それに俺はランサーの宝具を見てしまったから尚更。

もうすぐだ。遠坂と話しすぎた。

 

「おい坊主」

 

不意に後ろから話しかけられる。

ちっ、もうきずいたのか。やばい。もう1度なんかランサーの相手できないぞ!?

あと少しで召喚陣まで行けるのに!!

「うおぉぉぉぉぉぉお!!!」

 

「ちっ、逃がすかッ!」

 

走る。俺より早いランサーから走って逃げる。すぐに追いつかれるだろう。だけどこんな所で終わりたくない!終わらせたくない!

「おい!テメェ!どこ行きやがる!」

 

ランサーの声を無視して走る。

見えた!!もうすぐだ!!

 

「────がッ!」

 

「残念だったな、坊主。何をするか少し気になったがマスターから殺せと命じられるもんでな」

 

まだ、だ。もう少しなんだ!もう少しで!

 

「俺はこんな所で終わらない!!終われない!!だから答えてくれ!!おれのサーヴァント!!」

 

召喚陣が光る。

 

「な!お前が7人目のマスターだってのかよ!」

 

 

 

一瞬召喚陣の上に人影が見えたが、すぐにランサーに攻撃をしに行った。

そのサーヴァントは攻撃をしたあとこちらに目線を移し振り向いた。そのサーヴァントを見ると、その容姿は金髪の美しい少女だった。

 

「サーヴァントセイバー。召喚に応じ参上した」

 

「あ、あぁ」

 

「問おう」

 

それは魔法のような言葉。どこかで聞いた懐かしい言葉。

 

「貴方が私のマスターか。」

 

「────あぁ。俺がマスターだ。だからランサーを!」

 

「はい。了解しました。マスター」

 

俺のサーヴァントは多分、いや確実にアーサー王だろう。あの夢で見た、アーサー王伝説のアーサーだろう。

 

「けっ!ここで召喚する奴がいるかよ。おもしれぇ。やってやるよ

 

くそ、あんな召喚の仕方じゃ魔力があまり入ってない!ステータスが低いままだ!

そう言えばアレがあれば行けるんじゃないか?あの宝具をランサーにうたれるときついが、よし。

 

「───投影・開始」

 

「おい、小僧!またなんか作るのかよ!ちっ、タダでさえ見えない武器がめんどくさいってのに、よッ!」

 

「ランサー、喋る暇があるのか!」

 

今ならセイバーが相手してくれている。なら!

「はぁぁぁぁ!!────よし、おい!セイバー!これを!」

 

「なっ!?これは!どこで!」

 

「良いからこれを!」

 

そう言ってセイバーにアヴァロンを渡した。




ちかれた


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VSランサー

今回は結構長いが短いが微妙ならへんでした。
後、お気に入り260もありがとうございます!何故こんな駄文でこんなにお気に入りしてくれるか不思議に思います。
まぁ話のネタが面白いからかも知れませんが(笑)



「セイバー!!」

 

セイバーにアヴァロンを渡す。この距離なら届くはず!

 

「な!これは!どこでこれを!マスター!!」

 

「そんなことは後だ!セイバー!早くクー・フーリンを!」

 

セイバーに指示を出して待機する。アヴァロンを持ったセイバーなら何とかなると思う。というより、アヴァロン、作れるようになったのか。なんか今までできなかったものができるようになったって変な気分だ。

 

「クソっタレ!武器は透明で小僧から渡されたものはよくわかんねぇし!」

 

「鞘をなぜ....。いや、考えていても仕方ない」

 

「やっぱここでこいつらは倒しとかなきゃ面倒だよな!!」

 

「では、行くぞランサーッ!!」

 

「おうッ!!」

 

二人の英雄が高速の速さで交戦している。ギリギリ目で追いきれるかどうかだ。

俺は何もできない。体を強化してもついていけないってとこだ。

そんな神業の連続の中でいきなり俺が入ったとしても刺されて殺される。ただそれだけだ。

どうせ邪魔になるなら見て学ぶ。それぐらいしか出来ない。

 

「ハァァァ!!」

セイバーが下から上に斬る。

「くっ!戦いにくいな、見えねぇってのは、よっとッ!!」

クー・フーリンはジャンプしてよけ、間髪入れずに槍で突く。

「ッ!!フッ!」

セイバーが横に斬るが、キンッと音を立て槍に防がれる。2、3回セイバーは攻撃をしかけるが防がれる。

クー・フーリンが後ろに跳んで下がる。

「チッ、これじゃ埒があかねぇ」

 

「何をする気だ。ランサー」

そこにセイバーが問いかける。

 

「いや、そろそろ終わらせようと思ってな」

そう言うと、クー・フーリンの持つ槍が、ゲイボルクが紅く光る。

ヤバイ、宝具が来る!!

「セイバー!!」

 

「ハイ!!分かっています!!ですが打開策がないのです!!」

そりゃあそうだ。相手は必中の槍。文字通り必ず当たるというものだ。

でも回避方法ならある。

 

「セイバー!!鞘を!!」

 

「!そう言えば!ハイ!ありがとうございます!!マスター!!」

「準備は出来たか?」

クー・フーリンが問いかける。

 

「あぁ。準備は整った」

セイバーが答える。

 

「そうかよ。ならばその心臓、貰い受けるッ!!!」

 

クー・フーリンが高く跳ぶ。

 

「はぁぁぁ」

セイバーはさっき俺が作ったアヴァロンを出す。

 

突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)!!!!」

全て遠き理想郷(アヴァロン)!!!!」

クー・フーリンは槍を投げ、セイバーはアヴァロンにエクスカリバーを差し込む。

「な!?おかしいだろ!?なんでゲイ・ボルクが弾かれてんだ!?」

 

「どうしますか?ランサー。まだ続けますか、私としては早く撤退して欲しいのですが」

 

「あぁ。そのつもりだ。生憎うちのマスターは腰抜けでな。すぐ帰ってこいとか抜かしやがる」

 

「ではすぐに」

 

「あぁ。またな」

 

そう言ってクー・フーリンは去っていった。

一つの驚異が去ったためホッとした。

ふぅぅーとホッとしたため力が抜ける。

するとセイバーがこちらを振り向いてきた。

 

「マスター。どこであの鞘を?」

そう問いかけてきた。




感想とかいっぱいください!何でもしますから。
ん?
感想を貰えると嬉しいです!!
お願いします!!


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セイバーと話し合い

もうやだ....。
治すところがあったら言ってくれると助かります!
申し訳ございませんでしたーーーーー!!!


「マスター、取り敢えずあなたの名前を知りたい」

セイバーはさっきの問いのあと名前を聞いて来た。

「衛宮士郎だ。士郎と呼んでくれて構わない」

そう呼んでくれた方が接しやすいからな。

「わかりました。では、シロウ、と。この呼び方が好ましい」

 

その言い方にひどい聞き覚えを感じた。が、それは何故だかすぐわかった。夢の記憶が自分の記憶だと誤認しているからだ。

俺の成れの果て、アーチャーの記憶が脳に入っていたのだろう。

 

「ではシロウ。アヴァロンについて説明していただけませんか?」

 

「アヴァロンは俺の中にあったものをセイバーに渡した」

 

「シロウの中にあったとは?」

 

「俺は四次聖杯戦争の被害者だった」

 

「っ!?そうですか....。ではそれと何のつながりが?」

 

「聖杯戦争によって俺の身体はボロボロで死にかけの子供だった。そこに第四次聖杯戦争の元マスター、衛宮切嗣がやってきて俺の身体の中にアヴァロンを入れた。そのお陰で俺は死なずに済んだ。それから衛宮切嗣に引き取られて生活していたってわけだ」

俺が聖杯戦争の被害者だったって言うのは少しズルかったかもな。

 

「そう、でしたか。では、今キリツグは何処に?」

 

「切嗣は五年前に死んだよ」

 

「な、何故?」

 

「聖杯だ。聖杯の呪いが身体に入ったと言っていた」

 

「聖杯の呪い?何ですかそれは?」

 

というか、何故セイバーは切嗣を知っているのだろうか。セイバーは第四次聖杯戦争に参加していたのだろうか?。

まあとりあえず、

「ここじゃ何だから家の中に入ろう」

 

「はい、わかりました」

そう言い、家の中に入った。

 

 

 

セイバーside

 

私はマスターの名前を聞いた。マスターの名前を聞いた時は少し驚いた。

マスターの名前はエミヤシロウというらしい。エミヤ....。第四次聖杯戦争の時のマスター、エミヤキリツグと同じ名字だった。

とりあえず家に入れてもらった。

家の中は日本ならではの和風の家だった。家の内装とは変わってシロウの外見日本人には見えないような”白い髪”だった。

何故、こんな色素が抜けた髪になったのか少し気になるが今は現状の話をしなくてはならない。

もう少し話し合いが終わってからこの疑問を聞こう。

 

士郎side

 

「なぁ、セイバー。確認の為聞いておくけどお前はアーサー王伝説のアーサー王、でいいんだよな」

 

「えぇ。私の真名はアーサー・ペンドラゴンです。それはそうと、シロウ。何故あなたは私が生前失った鞘、アヴァロンを持っているのですか?」

 

やっぱり聞かれるよな。正直に話すしかないよな。

 

「俺の魔術は投影魔術という物だ」

 

「投影魔術....ですか」

 

「あぁ。俺の投影魔術は少し珍しいらしくてさ、解析した物なら宝具でさえも創れるものなんだ」

 

「な....」

 

「俺の起源は剣なんだ。けどその副産物で魔力を剣の時より多く使えばほかのものも使えるんだ」

 

「シ、シロウ。それはいくらなんだって」

 

「あぁ、自分でもわかってる。この魔術は俺の身に余る代物だ。だけど俺はこの魔術を持って、正義の味方になりたい」

 

「正義の味方....ですか」

 

「うん。この夢は子供の頃からの夢でさ。親父の夢が俺に継いだんだ」

 

「シロウはキリツグの夢を継いだのですね」

 

「ああ。ただ、気がかりなのがキリツグのことをセイバーが知っていたように話しているところなんだけど」

 

「私は第四次聖杯戦争の時のサーヴァントでした」

 

「!やっぱりそうだったのか」

 

「その時、私はエミヤキリツグに召喚されサーヴァントになりました」

 

「親父の!?」

 

「はい」

 

「そうだったんだ。だからアヴァロンを持っていたのか」

 

「─────その、シロウ」

 

「ん?なんだ?」

 

「聞きますか?キリツグの事」

 

「いいや、親父は親父だからな。聞いたって仕方がない。今は今。過去は過去ってやつだよ」

 

「────そうですか」

 

「とりあえずご飯にするか。セイバー食べるか?」

 

「えぇ。ではお言葉に甘えて」

 

そうしてセイバーと話し合えたのだった



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設定+α

設定

 

衛宮士郎

 

趣味 原作とおんなじ

 

筋力 E

耐久 D-

敏捷 C-

魔力 B(EX)

幸運 B

 

 

能力

 

無限の剣製(アンリミテッド・ブレイドワークス)

 

ランク :E-〜EX

種別:対人宝具

レンジ:30〜60

最大捕捉:?????

 

本来ならランクが一段階下がって宝具ランクEXの作製はできなかったはずだが、うちの士郎くんはランクダウンしないため、できます。

 

ただ、エミヤの1000分の1くらいしか宝具レパートリーがないのでちょいと辛い。

うちの士郎くんが何で未来の自分の記憶、または記録を観れるのかは作中で話すかもしれないですが、理由は士郎くんの投影宝具が原因にあります。

本来であれば士郎くんの投影魔術はランクダウンをいたします。

が、うちの士郎くんは”異常”なことにランクダウンを起こしません。のでイレギュラーが起こり、英霊の座にも一部だけなら干渉できるほどになりました。まぁ一部と言ってもエミヤの記録をみるくらいしかできませんが(笑)

この小説ではエミヤだけでなく、無銘の方の座にも干渉できます。

一応元となった人物らしいので。

 

魔力はエミヤと同じです。その横に書いてある(EX)は本気を出したらこんな感じデースということです。本気というのは後々多分出てきます。

うちの士郎くんは実は原作よりも正義の味方への願望が強いです。

その理由は自分に力があるからです。正義の味方になれるような力が子供の頃から理解していたので、原作よりも正義の味方への願望は高いです。

 

 

衛宮切嗣は最初は魔術を教えようか迷っていたが、原作通り教えました。

そこで投影魔術を軽くやったところ、成功してしまったと言うわけです。

 

それ以外はほぼ原作と内容は同じなはずです。てか同じにする予定です。

 

 

 

セイバー

 

マスターが遠坂凛の時の筋力値と敏捷値を一段階下げたもの。

 

宝具

 

アヴァロン

 

基本的に全ての傷を癒してくれる魔法のアイテム。

やったね、士郎くん!簡単に勝てるよ!(おいやめろ)

 

 

 

 

その他もろもろの設定は後々適当に出すんでご了承ください!

次に投稿する日は多分12月くらいまでには出したい(悲願)。

では次の投稿でまた会いましょう!!

 

 

 

 

といっても文字数が足りないのでちょっとしたお話を書きたいと思います。

 

 

 

 

 

もしも士郎が神造兵器を投影できたら

 

 

 

「なぁ士郎。君にはそんな力があるけどこれからどうするんだい?」

 

切嗣が俺に問う。その顔は興味半分、恐怖半分ってところだ。まあそうだよな。こんな恐ろしい力があったら誰だってそうなる。

 

「俺は─────────分からない。分からないんだ」

 

あの日から分からない。自分が助けてもらった日から。────────ある人の記憶を覗いてしまったあの日から。

 

その人の記憶は俺の住んでる世界と全く変わらない平凡な世界だった。その人はゲームを良くやっていた。格闘ゲームやRPG、その他にも色々あった。

けど、そんないろいろあった中俺は信じられないものを見た。見てしまった。

それはただのゲームであった。どこにでもありそうなゲームだった。

そのゲームの名は『Fate/stay night』。そのゲームの表紙には育った俺のような人物がいた。

その人はそのゲームが好きなようで何十回も物語をループした。それを見ていて確証した。

これは俺の住んでいる世界なんだと。

そこで俺は様々な武器を見た。

黄金に輝く剣や白と黒の双剣、イナズマのマークのようにギザギザした剣などがあった。中にはドリル状に回るものだってあった。あれは剣なのだろうか。まぁでも読めたし投影できたし剣だろ。

 

 

 

 

こんな記憶があるからこそ分からない。正義の味方になろうと奮闘する俺を見てしまったから。ここの世界の衛宮士郎は奮闘する前に正義の味方になった結果を見てしまったからもう、目指せない。

 

 

なら俺は逆の存在になろう。全てを壊す、悪の化身へ、獣へ!

 

 

「俺は切嗣とは正反対の存在となる」

 

切嗣はくしゃりと苦しそうに顔を歪めて、

「そうか。だったら僕はきみを止めなければならない」

 

「ああ」

 

そう言い放ち、1本の剣を投影する。そして、切嗣に付いた泥をすべて浄化した。

 

「な!?なんだい!これは!?」

 

「俺に挑むなら死んでもらっちゃ困るからな。切嗣」

 

俺は切嗣の家から家出した。

 

 

 

それから5年という歳月がたった。俺は今では12歳。まだまだ若いが街をもう少しで壊した数が20個目に行きそうだ。

 

少し遠くでザリザリと音が聞こえる。

「士郎。最後の決戦だ。士郎」

 

「ああ。最後にしよう、切嗣」

 

 

激闘だった。切嗣は5倍速までつかい、俺は神造兵器で難なく戦っていたが、戦ってるうちに終わりがきた。

切嗣が5倍速に耐えられなかったのだ。

 

「士郎、ごめんね。止められなくて」

 

「なんで謝るんだ。俺が勝手に進んだだけだ」

 

「強く生きてくれ」

 

「分かった。俺なりに頑張るよ。」

 

「そうか。ありがとう。ならもう1個だけお願いできるかな?」

 

「なんでもいい!最後くらい頼ってくれ!」

 

「じゃあ最高の一撃で葬ってくれないか?」

 

「....分かった」

 

俺はドリル状の赤い剣を投影する。

 

「じゃあサヨナラ。切嗣」

 

「うん。じゃあ、士郎」

 

「天地乖離す開闢の星!!!!」

 

切嗣は塵になった。上に向けてうったためほかの場所は無事だった。

 

 

「う、ぅぅぅぅぅ。うっ!ぐぅぅぅ!!」

 

...元々俺が選んだ道なんだ。こんなんで後悔してたらダメだろ、俺。

だから、泣くなよ。

 

 

「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

「....これで邪魔者はいなくなった。次の街に行こう」

 

そう取り繕って前に前進した。




設定文字数無くてどうしようとか思ってたら変なものが出来てしまった。


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士郎、ほのぼの回

また亀更新です。
これいつ最終回いくのかな?
....失踪しないよう頑張ります。


「なぁ、セイバー。そろそろ話合いをやめないか?」

 

「そうですか。確かにもうこんな時間ですからね」

 

「ああ。ごめん、もう眠くなってきて。じゃあ俺は寝るけどセイバーはどうする?」

 

「私は大丈夫です。サーヴァントに睡眠は必要ないので」

 

「いやサーヴァントには必要なくてもセイバー自身はいいのか?寝ると精神的に楽になるとかないか?」

 

「いえ、睡眠は基本取らなくていいので大丈夫です。それにマスターを守るのもサーヴァントの役目なので」

 

「....わかった。じゃあお願いするよ」

 

「えぇ。任せてください。必ず守り切りましょう」

 

ニコっと笑いセイバーはそういった。

 

 

 

 

 

 

セイバーはこの扉の向こうにいるわけか。別に寝ているわけじゃないが、あんな美少女がいると少し緊張してしまう。

 

とりあえず寝よう。あ、そう言えばまだ教会に行ってない。....明日行こう。

....遠坂あの後大丈夫だったのかな。ランサーとか向かってないといいけど。まぁ大丈夫だろ。遠坂だし。次に遠坂と会うのはいつになるだろうか。遠坂のサーヴァント、十中八九俺の未来のサーヴァントなはずだ。次会うときまでに記憶を取り戻しておいてほしいけど。

 

 

 

 

 

外道神父side

「ふむ。これで7人揃ったな」

 

「あの小僧....。まさかマスターになるとはな。まぁいまかんがえりゃ資質は全然あったな」

 

「お前にそれほど言わせるのか」

 

「ああ、まぁな。それでも誰かさんが退避させなけりゃもう少し戦えたんだがな」

 

「あの状況でどうやって対応したつもりだ?」

 

「あんなんどうにでもなる。マスターの方狙っちまえばそれまでだ」

 

「そうか」

 

「マスターもマスターだがあのサーヴァントも規格外の強さだった」

 

「聞く話だとサーヴァントはステータスが高く、技量もあり、無敵の”盾”も持っている、か」

 

「いや、あれは持ってたというかもらったって感じだ」

 

「どういうことだ?」

 

「....あの小僧が宝具を創りやがった」

 

「ふむ。ではマスターが一番規格外だった、という事だなというか規格外の塊のようなやつだった」

 

「しかも殺りきれなかったしな。誰かさんのせいで!」

 

「それは災難だったな」

 

「けっ、どの口がほざきやがる」

 

「ハッハ、さあな。まぁなんとあれ、これで第5次聖杯戦争が始まるというわけだ」

 

「まぁいずれ来るだろ。ここ教会だしな」

 

「楽しみに待っておくとしよう」

 

「おい綺礼!!」

 

「む?なんだ?ギルガメッシュ」

 

「このゲーム面白いな!雑種にしては良いものを作った!」

 

「そうか。このゲームを作った者はさぞかし嬉しいだろうな」

 

「ハハハハハ!!そうだろう!!」

 

「英雄王がゲームしてんのかよ....。」




カニファンネタ入れました笑
ちょっとおかしいかも知れませんがご都合主義ですもの。許してください。


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地下室にて

やっとこさ投稿です。
忘れられてないといいなー。


改変少しだけしましました。


寝た後は何もなく、起きて教会に向かった。

そうして教会につく。セイバーも後ろに付いてきてくれている。

着いたのは良いんだけど....何故か嫌な予感がする。嫌な予感がする場所がある。ただ今回は登録だ。今度行けたら行こう。ああ今度だ。

「シロウ。どこに行くんですか?そっちは入口じゃありませんよ?」

 

「そうだよな。ごめんセイバー。教会の入口に行こう」

.....だから、今回は行かない。行かないから。.....そっちに行かないから。行かないでくれ。行ったらダメだ。ダメだって、俺。

俺の体はもう歩いて行ってる。真っ直ぐに。嫌な予感がする方へと、向いている。

「ごめんセイバー。こっちに行こう」

 

ああ。もう無理だ。嫌な予感がするというかもう、なんというかダメだ。ここまで来たら行こう。

 

「分かりました。貴方が言うなら」

 

階段を下る。心臓が壊れそうなくらい音を立てる。それこそ痛いくらいに。

地下室は暗く、苔が生えているような所だった。

 

 

地下室、何が───────。

 

 

 

「ッ!」

 

「これはッ!」

 

そこには人間の死体がいっぱいいた。いや、よく見るとまだ生きてる。...もうすぐ生を終えるだろうけど。

死体があるのはおかしい。それ以外にも何か?そうだ、何故か俺は、◾◾士 郎はこの人達に見覚えがある気がする。

俺はこの人たちをどこかで─────。

 

俺の頭の記憶がフラッシュバックする。

 

「助けてくれ!」

「この子だけでも!!お願いっ」

「あついよ、あついよお母さん」

「いたいたいたいいだぃぃぃぃ!!」

 

 

あ────。

 

いた。見つけた。

そうか、この人達はあの時の。

俺は、そう瞬時に理解する。

 

「今、楽にしてあげるからな」

 

「...シロウ」

ならば、この人達にを解放してあげないと。

 

「投影・開始」

一刺しで、殺す。痛みを感じないように。なるべく楽に殺す。思い残さないように殺さないと。

 

「おや、勝手に地下室に入ってくる輩は誰かと思えば子供じゃないか」

 

「おい言峰。このガキが例の奴だ」

 

「そうか」

 

「ランサーと隣にいるのは、誰だ?」

 

「私の名は言峰綺礼だ。そういう少年の名前は?」

 

「....衛宮士郎だ」

 

「衛宮、士郎。衛宮、か。衛宮切嗣を知っているか?」

 

「ああ。俺の親父だ」

 

「!衛宮切嗣は今はどうなったのだ?」

 

「死んだよ」

 

「....そうか。.....死んだか。.....クックックハッハッハ!!」

 

「シロウ!下がって!」

 

「セイバー!今の俺は令呪で弱体化してねぇからな。全力でいくぜ?」

 

「ああ。私はあなたを全力で打ち倒す」

 

「そうかい。じゃあ────いくぜ!!」

 

ランサーが走り出す。ここは狭いからあまり身動きは取りにくいだろう。けどここはセイバーを信じて、俺は───。

サクッという音が地下室に響き渡る。

 

死んだ。殺した。これで楽になれるといいな。

そうして他の人も殺した。

これで俺は殺人者だ。心が重い。

でもあの人達のためだと思うとが楽になれる気がする。

こんなことをする様な奴は───悪だ。

 

「そうかそうか!死んだか!そう言えば泥の呪いを受けていたな」

 

ブツブツ何を言ってる。だがそんなことはどうでもいい!

 

「言峰!!答えろ!!何故こんなことをした!!」

 

「ふむ。殺めてしまったのか。もう気づいているようだな。兄弟のような存在、絆の繋がったものだということを」

 

「うるさい!早く答えろ!!」

 

「それは、魔力を吸い出すのに利用価値があったから、としか言えんな」

 

「─────」

 

だからあんな酷いことになっていたのか。言峰。こいつはダメだ。人類にとって悪となすものだ。よって─────殺す。人類のためだ。それならいくらでも殺せる。正義の味方はそれぐらいじゃないと。

 

「言峰!!お前を殺す!!」

 

「ククッ。そうか。ではやってみるがいい!」

 

「くっ!!」

 

「セイバー!!」

 

「その剣も慣れちまえばどうってことないな」

 

ランサーはやはり強い。しかも前より強い。

 

「大丈夫、です。シロウ」

 

ランサーにやられた傷をセイバーはアヴァロンで癒す。よかった、前々から渡しておいて。

「はぁぁぁぁ!!」

 

「クハッ!いいねぇその強さ!滾るぜ!」

 

「くっ!やはり強いですねッ!」

 

「オラッ!まだまだァ!」

 

ランサーが高速で突きを繰り返し、それをセイバーは受け流す。

下手に手伝いに行っても足でまといになるだけだ。

なら俺はアイツを倒す。

「投影・開始」

 

赤原猟犬。これはアーチャーの記憶から見たもの。対象に食らいつき離さない。

 

「フッ!!」

 

矢は伸びる。言峰を喰らい尽くすために。届け!

言峰は避けた。ただ食らいついてくる。そうしてまた避ける。また避ける

 

「これは、破壊しなくてはいけないようだな、また面倒なものを、衛宮士郎」

 

そういい言峰は不思議な体制を取り、指と指の間から剣を出し、それで重ね合わせて止めた。

なんだ、あれ。まさかあれが止められるとは思わなかった。でも、それでも

 

 

言峰だけは、消す。人類のために。

 




という事で地下室でしたー。
いやーやっちゃった感ありますよ。もう。
誤字脱字、矛盾などございましたら速攻で修正しますんで。


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人類の敵を

「言峰!!」

 

殺す。アイツは人類に仇なすものだ。

「フッ、良い殺気だ」

 

そう言って、言峰は構えをとる。

あの構えは確か、八極拳だったはず。面倒なものを覚えていやがる!

 

「投影・開始」

 

投影するのは自分が一番使いこなせる剣。

両方の手には白と黒の夫婦剣。

ここは狭い為、あまりリーチの長いものでは戦いにならない。

 

「うおぉぉぉ!!」

 

突進。突き進む。この身は剣だ、相手を切り裂く剣だ。

 

「愚直にも突進か。私は得物を持っていないというのにか」

 

言峰は笑う。

もう目の前、俺は斬り掛かる。

 

「───ガッ!!」

 

「剣筋の才能は無い、か」

 

「─ハァ──うるせぇ。そんなん無くても俺は!

 

 

正義の味方として

お前を倒す!!!」

 

言峰は一瞬驚いた顔をして、フッと口を歪ませた。

「フッはははははっははは!!面白い、面白いぞ!!衛宮士郎!!!」

 

「何がおかしい!!」

何を笑っていやがる。

 

「いやはや、まさか父親と同じ思想を持っているとは。だが衛宮切嗣とは違う」

 

「なッ────」

 

「お前のそれは呪いのようなものだ」

言峰は嗤う。俺を嘲笑うかの如く。

「違う!!」

 

「気づいているだろう?お前は空っぽだ」

 

「あ────」

 

思考が止まる。否定使用とするが口が動かない。頭が働かない。

その言葉は深く刺さった。

 

「...ああ、そうだ。俺は空っぽだ。あの十年前の大火災で俺は全てを失った。心に穴が空いた。だが、そんな空っぽな俺に切嗣は中身をくれた!それを呪いとか、言うんじゃねぇぇぇぇ!!!」

 

勢いで俺は斬り掛かる。体制など整っていない、ぐっちゃぐちゃのまま。

 

「そこまで落ちぶれるか」

 

言峰は俺に失望の眼差しを送る。そのままスっと拳を俺に向ける。

避けられない───

「シロウ!!」

───頭がクリアになる。避けられないなら、叩き落とせばいい!

 

「ハァァ!」

 

サクッと浅く音が鳴る。それと同時に俺は右にずれる。

何とか回避したが腕を切りつけたというのにそこまでいいダメージにはならなかった。

 

「余所見して余裕かよ!セイバー!!」

 

「くっ!?ランサーァァ!!」

 

「お?いいねぇ!そのやる気!!滾るぜ!!」

 

あっちも中々苦戦している、流石にクー・フーリンというだけあって強い。

 

なら、とにかく早く倒すしかないな。

ドゴン!!と外から凄い音がする。

 

「おっと。お客さんが来たようだ」

 

「お客さん.....?」

 

『グルガァァァァァ』

 

「な!?」

 

「けっ、来ちまったか」

 

来てしまった、あの化け物が。

さっきの音は入口を開けた音だったようだ。

 

「やっほーお兄ちゃん。遊びに来ちゃった」

 

『ガァァァァァァ!!!』

雪の少女は無邪気に笑う。それに応えるかの如く、岩の様な巨人は叫ぶ。

 

「壊しちゃえーバーサーカー!」

 

『ガァァァァァァ!!』

 

ドゴン!!ドゴン!!どんどん壊されていく。

 

「さてどうするか....?」

 

目の前には悪。反対には化け物。

ただ、俺に出来ることはただ1つ。

 

投影・開始(トレース・オン)

 

ただ創るだけだ。




ということで久々の投稿でした。
忘れてしまった人も多いんだろうし、見てくれないかもしれませんが、見てくれたら嬉しいです。


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少女の救済

どうもコメントがちょっと酷いけどもまぁ事実だしいっか、と割り切っている僕です。
今回も遅くなりましたね。すみません。また誤字脱字等あったら報告をお願いします。
あとTwitter始めました。

3/30 ルビが振れてなかったので直しました。


とにかく地下にいたままでは何も出来ない。

 

「は!」

無銘の剣の矢を創り、それを射て天井に穴を開ける。

見事にガラッと音を立てて瓦礫が崩れてきた。開いたようだ。

そこから上によじ登ってでた。出るとそこにはボロボロにされた教会があった。そのすぐ前に目を向けると、そこにはバーサーカーがいた。

 

投影・開始(トレース・オン)

 

次に創るは俺にとっての相棒のような白と黒の双剣。

気づかれないように音を殺して接近を試みる、が、あともう少しの所でこちらを向いた。

いや、今気づいても遅い!足首を斬ろうと前傾姿勢で、斬りかかる。

斬った。確かに斬った、はずだった。俺の手元からガキンッという音が鳴った。

何故?硬すぎないか?どんな防具?いや何も足首には纏ってない...宝具か。

夢では見たことのないサーヴァント。宝具もよく分からない。どうするか。

 

「どうしたのお兄ちゃん、そんな固まっちゃって。来ないなら、今度はこっちから行くわよ!バーサーカー!」

 

「◼◼◼◼◼◼◼!!」

 

バキッ!

バーサーカーの脚力に、地面が悲鳴をあげる。

やばい────!!

 

投影・開始(トレース・オン)ッッッ!!」

 

バーサーカーの斧を振り下ろされる直前に無銘の盾を投影、一撃を何とか防いでくれたが、その盾は役目を終えたかのごとくさらさらと消えていった。

 

「あがいても無駄よ。なんだってうちのバーサーカーはかの大英雄ヘラクレスなんだから!」

な!?なんでさ!?なんでバーサーカーにしちゃったんだ!?

まぁそんな話は置いといて、今は前の敵に集中だ。

そう考えていると言峰が地下から出てきた。ふぅー、落ち着け。取り敢えず周りを見渡して戦況を確認する。

セイバー達は一時休戦して地下室から出てきたようだ。さて、どうするか。

そう考えていた最中、言峰がバーサーカーの前に歩いてでた。

 

「何のようだ、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン?」

 

「見て分からないの?お兄ちゃんがいるから遊びに来たの」

 

俺の存在は知っていたのか。

 

〜~〜~〜〜〜

「士郎ー!私のバック知らない?!」

 

「はぁ!?何言ってんだよ!玄関において置いただろ!」

 

「あ!そうだった!ありがとー!って時間やばー!!いってきまーす!!」

 

「はぁ。全く」

「はは。朝から騒がしいね」

 

「あ、爺さん。おはよ」

 

「ああ、おはよ。士郎」

 

「朝ごはんは今からあっためるからちょっと待っててくれ」

 

「...ねぇ、士郎」

 

「なんだ?」

 

「...もう1人、家族がいたら、士郎にお姉さんがいたら、もっと楽しい生活になっていたのかな」

「...どういうことだよ」

 

「実はね。僕には娘がいたんだ」

 

「.....」

そのとき切嗣は静かに語り始めた。

 

「今どこにいるんだ」

 

「うーん、遠い遠い城の中、かな」

 

「城、にいるのか」

 

「うん。そこは誰も入れない」

 

「なんで城の中にいるんだ?」

 

「その子、イリヤはお姫様なんだよ」

 

「へー!お姫様の弟なんだ。おれ」

 

「まぁそういうことになるね」

 

「会いたい!会えないのか?」

 

「...さっきも言ったよね」

 

「遠いところにいるから会えない?」

 

「必ず僕が連れてくるから

 

 

 

...待っててくれないかい?」

今まで助けようとは何度も思った。何度も思ったんだ。けど切嗣のあの泣き顔が脳裏に浮かぶ。

 

イリヤ、今まで助けに行かなかったのは俺の覚悟が足りなかったせいだ。助けられたらいいな。

セイバーはランサーと戦闘最中のためできない。

ヘラクレスを倒してからの話だと思い、命を賭して戦うことを決意し、創る。

創るのはランサーと戦った時に使った選定の剣。

かのアーサー王、セイバーの折れて無くなってもう取り戻せない剣。

 

「はぁぁ!」

 

これで切りつければ予想ではダメージは入る。

が、

 

「◼◼◼◼◼◼!!!」

ガギンッ!と音を立て、俺とバーサーカーの持っている得物の間で火花が散る。この巨人はそう易々とダメージを入れさせてくれるようなやつではなかった。

 

 

うーん、あまり真名を使いたくないが、やむを得ない。あのヘラクレスは強い、それほどまでに。

それでも、勝てるかどうか。ダメージは通るだろうが、いや倒しきれる。

ただ、1つ問題を解決しないと先には進めない。

その問題は、どうイリヤを助けるか、だ。まずイリヤをあそこから退かさないといけない。

「イリヤ、聞くが、そこ(ヘラクレスの肩)から降りてくれないか?」

 

一応きいてみる。十中八九断るが、もしも頷いてくれたらラッキーだ。

 

「いやよ!降りるわけないじゃない!」

 

うん、まぁそうだよな。分かってた。

じゃあ仕方ない。

 

「ごめんなイリヤ」

「え?」

 

勝利すべき黄金の剣(カリバーン)

 

躊躇なく放つ。

 

「ッッ!?避けて!!バーサーカー!!!」

 

「■■■■■■!! ■■■■ ■■!!」

半ば叫ぶように命令を下すイリヤ。主の言葉に応えようとバーサーカーは体を動かし、避けようと試みる。

が、ノータイムで撃ったそれ(カリバーン)は肩にいるイリヤには当たらず、腹部へと直撃する。

ある程度威力は抑えて、範囲を狭めた。最悪イリヤに当たっても、生きていて救えればいいだろう。死んだら死んだ、だ。

イリヤは別に世界平和には必要ないからな。切嗣への恩を返すために救おうとしているだけなのだから。

「バーサーカー!!」

 

なんだ?もう倒せたのか?バーサーカーが膝をついてボロボロの姿でいる。正直呆気ないとしか言いようがない。

いやそんなはずはないだろう

 

「■■■■■■!!!!」

 

治ってる。いや直っている(・・・・)のか。

 

 

「え?1つストックなくなっちゃった...や、やっちゃえバーサーカー!」

 

「■■■■!!!」

 

雪の少女は戸惑いを隠せず、岩の巨人はただ、少女の命令通りに動いて敵を排除するのみ。ただ、もう勝利すべき黄金の剣(それ)は撃たせないと言わんばかりの走りだった。

もう撃てない。さぁここからどうするか。背中に冷や汗が流れる。大英雄相手にどこまで善戦出来るかどうか。

 

「■■■■■■!!!」

 

ボコォ、と地面がバーサーカーの脚力によって音を立てて凹む。

少し恐怖を覚えるがそんなのは関係ない。

目の前の敵をただ排除するのみ。

 

「おい、衛宮士郎」

 

「なんだよ!言峰!要件があるなら早く!」

 

「私も助太刀する、ということだ」

 

「助太刀!?」

「お前は遠距離の方が得意であろう?」

 

「じゃ、じゃあ任せた」

 

接近は言峰に任せて俺は教会の屋根の上に登り弓を投影した。

 

投影・開始(トレース・オン)




プラチナ05で調べればおそらく出てきます。
暇だったらぜひ調べてみてください。


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────大英雄 ヘラクレス ────

お久しぶりですね。
覚えててくれたら凄く嬉しいです。
受験も終わり、第一志望に合格出来たので、また投稿しました。



矛盾や、変な点、誤字脱字など、あった場合はコメントなどなど宜しくお願いします。


「私も助太刀する、ということだ」

 

「じゃ、じゃあ任せた」

 

まさか言峰が助太刀に来てくれるとは、思いもよらなかった。だが、全然信用できないし、背中なんて到底預けることなど無理だ。

でも、今は敵対している暇はない。それに人出も増えて助かる。

 

投影・開始(トレース・オン)

 

今創るべきなのは弓矢。言峰綺礼がヘラクレスを引き付けている最中だからその間に、マスター(イリヤ)射る(殺す)。イリヤを助けられないのは"残念"だが、今殺らないとどうにもならないため殺す。切嗣は許してくれないかもしれない。地獄にも落ちるかも知れない。だが、俺が地獄に落ちる"程度"で世界が守れるなら喜んで身を投げ出そう。

だから。

 

「我が骨子は捻じれ狂う」

 

ごめん、イリヤ、死んでくれ。

 

偽・螺旋剣Ⅱ(カラドボルグ)

 

俺の手から矢が放たれる。その矢はヘラクレスの肩に乗るイリヤに迫る。矢は高速で進み、当たった、そう思った瞬間、ヘラクレスは俺の矢を手で掴んだ。

その出来事に動揺はせず、詠唱を紡ぐ。

 

壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)

 

直後ヘラクレスがいた場所は大きな爆発が起こり、煙に囲まれた。どうだ?ヘラクレスかイリヤどちらかはやれたはずだが...。

 

「バーサーカー!!」

 

煙が晴れると、そこにはボロボロになったヘラクレスが片膝で立っていた。

イリヤは、ギリギリヘラクレスが守り切ったようだ。

体は赤黒い肉が垂れて誰がどう見ても死んでいると思うほどの見た目。明らかに死んだはず。そしてまたもや直っていく。

何の宝具だ?体が以上なぐらい硬く、そして死んだら復活する...。正直、ズルだ。だが、確実に制限はある。

第一目標はヘラクレスの討伐、サブミッションとして、"できれば"イリヤを助けたい。そしてあわよくば言峰を最善のタイミングで切り捨てる。

...そんな美味いことできるとは思わないが、目標は高く行こう。

 

 

「ストックが2つも!?信じられない!」

 

 

投影・開始(トレース・オン)

 

 

両手に持つは最強の自分が持ちうる、相棒の夫婦剣。

使い慣れているため、大抵の相手には、かなりの有効打になるはずだ。だが、相手は彼の大英雄ヘラクレス。先程の競り合いで感じた硬度はこの夫婦剣では超えることは出来ないだろう。

想像するのは最強の自分。アイツはそう言っていた。

 

「────鶴翼、欠落ヲ不ラズ(しんぎ、むけつにしてばんじゃく)──」

 

夫婦剣、干将・莫耶をヘラクレスの周りに投げて、もう一度干将・莫耶を投影する。これもまた先程同じようにヘラクレスの周りに投げる。

 

 

「────心技 泰山ニ至リ(ちから やまをぬき)──」

 

 

技量の面では決してアイツには届かないであろう。

 

 

「────心技 黄河ヲ渡ル(つるぎ みずをわかつ)──」

 

夢の中で見た、アイツには。

追いつけないかもしれない、追いつかないかもしれない、それでも、

 

 

「────唯名 別天ニ納メ(せいめい りきゅうにとどき)──」

 

正義の味方に追いつくにはそれくらい、やってのけろ。

そしてアイツはこの技を───。

 

「────両雄、共ニ命ヲ別ツ(われら、ともにてんをいだかず)──!」

 

『鶴翼三連』と、そう呼んでいた。

 

 

「避けて!バーサーカー!!!」

 

 

バーサーカーは体を直してる際中だ。よけられるわけがない。

俺がヘラクレスを切り裂くと同時に四つの干将・莫耶が磁石のように引き寄せ合い、一度に三つの攻撃が重なり合う。

 

これで1つ減らした筈だ。イリヤのさっき言ったことからすると、これで4つ目ってことか。

 

 

「手強いな、さすが大英雄...」

 

 

今の攻撃を受けて、4つ目...一体何回復活するんだ。もしかして、無限に...いや、そんなことは有り得るはずがない。

 

「投影・開──!?」

 

『◾◾◾◾◾◾◾◾!!!!』

 

 

不味い、ヘラクレスが走って───!

 

「ぐぁぁぁ!!」

 

ヘラクレスは俺の胴体目がけ斧を横殴りに振ってきた。少し横にズレて軽減したはずだが、片方の肋骨は折れているだろう。

 

 

「シロウ!」

 

いつの間にかランサーとの戦いが終わったのか、セイバーが駆け寄ってきた。

 

 

「クッ、シロウ大丈夫ですか?」

 

「あ...あ、なんとか....な。ランサーはどうした」

 

 

「一時休戦という形に落ち着きました」

 

 

よかった、セイバーがいてくれるのは心強い。

 

 

「よし、セイバー....」

 

「はい、なんですか、シロウ」

 

「耳を貸してくれ」

 

 

今考えた作戦ならおそらくあのヘラクレスだって倒すことが可能だろう。

 

「でも、それでは....」

 

「いや、仕方ないさ」

 

「そう、ですか....」

 

 

さぁ、行くぞ、大英雄。世界のために、もう一度死んでくれ。




そう言えば、大分前からなんですが、僕の好きな作品を書いている方が僕のこの作品をお気に入りしてくださっていて、凄く嬉しかったです。
ほかの皆様もほんとにありがとうございました。

評価してくださった方達は、

ペテさん、ニムバスさん
霧沢さん、黒井さん、こういさん
龍葉さん、einelaodさん
kimitoさん
kamitohitoさん

本当にありがとうございました!!
名前を呼ぶのが遅くてすいません。これからは呼んでいこうと思います。


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