魔法使いとチート八幡の日常 (しろ@「 」)
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魔法使いとチート八幡の日常1
あくまで言いますが、この作品はクロスではありません!
あと、八幡はキャラ崩壊してる可能性があります。そこはスミマセン
何故、俺がいじめられなければならないんだろう・・・
何故、俺は親に殴られなければならないんだろう・・・
人間なんて、もう信用出来ない。
この見た目だからいじめられるのだろうか・・・
俺はもう信用出来る人間なんてごくわずかだ。
だから俺が信用出来る奴ら以外は信用しない。
「君、こんな時間にどうしたんだい?」
声をかけられた方を向くとそこには20代後半位の男性が立っていた。
「君の目は、この世界を嫌っているような目だな」
実際にそうだった。この世界は嘘と欺瞞で満ちている。そんな世界、吐気がする。
「君、お家はどこだい?おじさんが送っていってあげよう。」
八幡「僕は、家に帰っても親に殴られたり蹴られたりするので帰りません。この公園で今日は過ごすつもりなので」
「なっ!?君はそんなに小さいのに親から虐待を受けているのかい!?」
八幡「別に気にしませんよ。もうかれこれ2年くらい経ってますから。」
俺がそう答えるとその男性はまたもやびっくりした様な顔をした。そして考える素振りを見せてこう言った。
「君、うちに来ないか?」
八幡「はっ?いや、何でですか?」
俺は分からなかった。何故そんなに優しくしてくれるのかが
「僕も昔は君のような人生を送っていたよ。家に帰ると親に殴られ、学校に行くといじめられていた。だが、僕は1人の男性に拾われてから変わったんだ。そして今は愛する人までいる。だから僕も君に強くなってほしいんだ。愛する人や、大切な人が出来た時に守れるように」
俺はその時、この人なら信用出来るかもしれないと思った。
八幡「俺なんかがお邪魔して良いんですか?」
「もちろん」
八幡「じゃあ、お願いします。」
「よし、じゃあ行こうか。僕の名前は暁 慶真。今は研究者だよ。よろしく」
八幡「比企谷八幡です。よろしくお願いします」
そう言って俺は慶真さんの後について行った。
でかい。着いてからの一言はそれだった。慶真さんの家は昔は道場だったみたいだ。
「お帰りなさい」
慶真「ただいま」
「あら、この子は?」
慶真「この子は比企谷八幡君だ。帰ってくる途中の公園に1人でいたから話かけたらどうも親から虐待を受けているみたいだったから連れてきたんだ。」
「虐待!?こんな小さな子を!?ありえない。」
慶真「それでなんだが。この子を家で引き取りたいと思うんだがどうだろう?」
「ええ、私はいいわ。あっ、自己紹介がまだだったね。私は暁 咲姫。暁 慶真の妻よ。よろしくね」
八幡「あっ、えっと比企谷八幡です。よろしくお願いします。」
咲姫「うん、これからよろしくね」
そうして俺は比企谷家から暁家に引き取られた。
今回はこれで終わりです。
魔法使いとか書きましたが、出てくるのはもうちょい後になりそうです。パロキャラは過去編で出てきますね。あともしかしたら高校編ででるかもです。
では、また
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魔法使いとチート八幡の日常2
第2話ですね。
俺が暁家に引き取られてからはや1年がたった。
俺は強くなるために特訓をしていた。平日は朝5時に起きてランニング。
そして学校終わってからは咲姫さんが帰ってきてから咲姫さんと勉強。
祝日は朝5時に起きてランニング。その後朝食を食べて慶真さんに剣術や武術を教えて貰っている。
最初はきつかったが、もう慣れた。家事などは咲姫さんに教えてもらいながら練習している。
そんなある日。
俺は咲姫さんと買い物に来ていた。
咲姫「八幡、私は洗剤とか買ってくるから八幡は食材を買ってきて。」
八幡「うす。」
そう言われたので俺は食材を買いに行った。
「あ〜れー、比企谷じゃん。なんでこんなとこいんの〜w何おつかい?wちょっと俺たちに付き合えよw」
俺もツイてない。何故かって?俺が会ったのはいつも俺を虐めているメンバーだったからだ。
「なんだよシカトか?俺らをシカトするとかいいご身分じゃねぇの?」
はぁー、ダルなんとか言ってやり過ごそうかなー。
「おい!さっきからシカトしてんじゃねえよ!」
ハァ、やるかめんどいが
八幡「うるせえな、ちょっと黙っててくんね?マジで」
「ああ!?俺に口答えするとかいい度胸だな。いいぜ学校じゃねぇがちょっと痛ぶってやるよ」
俺を痛ぶるとか言ったやつは確か空手やってたな。めんどいなー、やりたくないなーまぁいいか。
「おらっ!」
そんなことを考えているうちに殴ってきた。だが遅い
俺はその拳を簡単に避けて、カウンターで相手の顔面に俺の拳を当てた。
ゴスッ
あっ、やべ力入れすぎたかも。相手伸びちゃってるし。その取り巻きもビビってるし
八幡「おい、そいつ連れてとっとと失せろ」
「「「ヒッ!わ、わかりました!スミマセンでしたー!」」」
そう言って取り巻きは一目散でにげてった。
そんなに怖かったのか?俺・・・・・・・・・ってかヤベェ俺めっちゃ目立ってんじゃん!
まずい、まずい、まずい、まずい。これを咲姫さんに知られたら・・・
「八幡?」ゴゴゴゴゴ
八幡「ヒッ!」
や、やばい、俺死んだかも・・・
今現在、説教中ナウw
咲姫「全く、あれほど喧嘩するなって言ってるのにまたして」
八幡「いや、あのですね咲姫さん。それは俺からじゃなくてあっちから仕掛けてくるから正当防衛で攻撃してるだけですよ!?だから俺は悪くない!」
咲姫「黙らっしゃい!八幡は、道場で慶真に武術教えてもらってるんだからあんまり力を使わないの。わかった?」
八幡「はい、スミマセンでした」
慶真「まぁまぁ咲姫も、そこまでにしなよ。ご飯が冷めちゃうよ?」
咲姫「あなたもあなたですよ!八幡に甘すぎです。もっと厳しくしないと自立出来なくなっちゃうでしょ!?」
慶真「いや、でも」
咲姫「でもじゃない!わかった!?」
慶真「はい、わかりました」
やっぱり暁家の男達は弱かった・・・・・・
今回はこれで終わりです。次はちょっとだけシリアスになっちゃうかもです。まぁわかりませんが・・・
まぁ今回はこれで終わりです。では、また
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魔法使いとチート八幡の日常3
恋愛はないとタグに書きましたが八幡と誰かがくっつかないと言うだけでほかのキャラは八幡に好意を抱く可能性はあります。
「あの人、目が腐ってて気持ち悪いね」ヒソヒソ
「ホントだねー」ヒソヒソ
やめろ
「おい、あいつマジでキモくね?ってかアイツって人間なの?ゾンビじゃねぇのww」
「それ言えてるww」
やめてくれ
「なんでお前なんかが家に生まれてきたんだ!お前なんかいらないんだよ!」ドガッ
もうやめてくれ!
八幡「ハッ!?」
そこで俺は目が覚めた。
咲姫「ちょっと八幡大丈夫?凄い汗だけど」
八幡「いえ、大丈夫です。」
今日は日曜日、今は昼過ぎだ。今日はいつも通り慶真さんに剣術を教えてもらって昼飯を食べたあとに寝てしまったらしい。
八幡「ちょっと散歩に行ってきます。」
咲姫「ええ、わかったわ。なるべく早く帰ってくるのよ?わかった?」
八幡「はい、わかりました」
そう言って俺は家を出た。
俺は千葉のソウルドリンクのマッ缶を片手に公園のベンチに座ってあの夢のことを思い出した。
八幡(俺は学校に行きたくない。行けば苛められるから。昔みたいに信用出来る奴らも、今はいない。そういやあいつらは元気かな)
そんなことを考えていると公園の大きな木の下から声が聞こえてきた。
「ちょっと危ないですよ!?穂乃果!?」
「そうだよ〜、危ないよ〜穂乃果ちゃん」
「大丈夫、大丈夫、平気平気」
そう言って俺と同い年位の女の子が木を登っていた。
八幡(アイツ、危ないな)
「ほら!登れたよ!ことりちゃん、海未ちゃん!」ズルッ
「えっ?」
八幡(!危ない!)
「きゃぁぁぁ!」
「穂乃果!」
「穂乃果ちゃん!」
俺は走り出した。
八幡(くそ!間に合え!)
「きゃぁぁぁ!」
八幡(おぉぉぉぉ!届け!)ガシッ!
「えっ?」
八幡「あっぶねー、ギリギリだったか。おい、大丈夫か?」
俺は抱えている女の子に聞いた。
「うわぁぁぁぁ!こわかったよー!」
そう言って泣きながら俺に抱きついてきた
八幡「ちょ!おい!抱きつくな!」
「ありがとう!ありがとぉぉぉ!」
ダメだこりゃ。そう思ったので泣き止むまで抱きつかせましたw
「ぐすっ、本当に助けてくれてありがとう!私は高坂穂乃果!小学4年生だよ?あなたは?」
八幡「おれ?俺は比企谷八幡だ。小学4年だ。」
「本当に穂乃果を助けていただいてありがとうございます。私は園田海未です。同じく小学4年生です。」
「私は南ことり。小学4年生だよ〜。よろしくね八幡君♪」
なるほど、幼なじみってやつか。っとそれよりも
八幡「えっと、高坂だっけ?お前なんで木に登ってたんだ?どう見ても危ねーだろ?」
穂乃果「え?あー、えーと、楽しそうだなーって思ったから。」
海未「だから言ったでしょう?危ないって、だいたい穂乃果は「まぁまぁ海未ちゃん、そこまでにして?」ことり・・・・・・」
ことり「それよりも八幡君はどうしてここに来たの?」
八幡「ただの散歩だよ」
穂乃果「じゃあ、穂乃果達と一緒に遊ぼうよ!」
高坂はそう言って俺に手を出してきた。
八幡「いや、別にいい。」
俺はもう誰も信用しない。あいつら以外は・・・
穂乃果「えー、何でー?いいじゃん遊ぼうよー」
八幡「だるい、面倒い、帰りたい。」
穂乃果「むぅー、なんでそんなに嫌なの?遊ぼうよー」
こいつ・・・・・・めんどい・・・
海未「こうなった穂乃果は止めるのが無理ですよ?」
八幡「いやいやいや、だってお前らもこんな腐った目の奴と遊んで楽しくないし一緒にいるのだって嫌じゃないのか?」
穂乃果「えっ?何で?楽しいよ?」
ことり「うんうん。」
海未「ええ、楽しいですよ?」
俺にとってその言葉は衝撃的だった。こんな、目が腐ってて性格が悪い奴と話してても、不愉快じゃなかったらしい。
八幡「本当にいいのか?こんな俺がお前らと遊んでも」
穂乃果「もちろんだよ!」ニコッ
海未「ええ」ニコッ
ことり「うん!」ニコッ
3人はほかの人から見ても魅力的な笑顔を見せた。
八幡「(あっぶねー、今の笑顔は反則じゃね?可愛すぎでしょ?危うく惚れて告白して振られるとこだったぜ」
穂乃果「へっ?」///
海未「えっ?」///
ことり「ほへっ?」///
八幡「んっ?どうしたんだ?そんなに顔を赤くして?」
穂乃果「ハチ君声に出てたよ?」///
嘘だろ?マジかよ・・・・・・ヤベェ皆めっちゃ怒ってるやん
八幡「スミマセンでしたー!!」
穂乃果「えっ?なんで謝るの?」
八幡「いや、だってめっちゃ怒ってるやん」
海未「私達、別に怒ってませんよ?」
ことり「うんうん」
八幡「そうなのか、よかったー」
穂乃果「じゃあ、気を取り直して、遊ぼー!」
そう言って俺らは色々なことをして遊んだ。
俺はまだこいつらが信用出来るかは分からない。だが、ほかの奴らよりは心を開けると思った。
どうもしろ「 」です!今回はラブライブの穂乃果、海未、ことりを召喚しました。ちなみに結城明日奈と篠崎里香が出るのは過去編なので。
まぁ、次か、その次位にシリアスが入ります。
多分・・・・・・
まぁ今回はこれで終わりです。では、また
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魔法使いとチート八幡の日常4
ことり「比企谷君遅いね〜」
海未「そうですね、そろそろ来るはずなのですが・・・・・・」
穂乃果「あ!来たよ、比企谷君〜」
八幡「スマン、遅れた」
俺は高坂達と会ってからは毎日のように遊んでいた。
そして今日も、一緒に遊ぶ約束をしていた。俺達はいつも通り公園で鬼ごっこやらかくれんぼやらをして遊んでいた。
こうして遊ぶのも何年ぶりだろうな1年ぶりくらいか?それにしてもこの公園で遊んでいると昔のことを思い出すな」
海未「昔のこと?ですか?」
穂乃果「なになに?比企谷君の昔のこと?聞きたーい!」
ことり「私もー」
八幡「ん?ああ、声に出てたか?んじゃあちょっと俺の昔の事でも話すか」
〜〜回想中~~
俺は今日もいじめられた。小学校に入ってからはずっとだ。
八幡「はぁー、なんで僕ばかりいじめられるんだろう。」
そしていつもの様に帰り道にある公園によった。
俺はいつもの様にベンチに座って今日学校でやった勉強をしていた。
??「きゃっ!」
??「ちょっと何よあんた達!」
「お前ら調子乗り過ぎなんだよ、ちょっと金持ちだからって」
??「調子になんて乗ってないわよ!」
「うるせえよ!俺らからすれば調子に乗ってんだよ!入学仕立ての新入生の癖に生意気なんだよ!」バシッ
??「きゃあ!」
??「里香ちゃん!」
アイツ、今何やった?女の子に手を出しただと?
許せねぇ、しかも小学1年生ってことは俺と同い年、相手は年上か?
「お前もだよ!」
そう言って男はもう1人の女の子に手を出そうとしていた
それを見た俺はすぐに駆け出した。
バシッ
八幡「おい、もうやめろよ。なんで女の子に手をだしてんだよ」
「はぁ?誰だお前、邪魔だよどけろ」
八幡「俺がどけたらこの子達に手を出さないって約束すんならどけてやるよ」
「だったら、お前を倒してからにしてやるよ!」
そう言って男は殴りかかってきた・・・が俺には意味がない。親に殴られてるからその拳よりは遅い
俺はその拳を避けると急所に蹴りを入れた。
「ぎゃあああ!痛てぇぇ!糞が覚えてろよ!」
そう言って男は逃げていった。
??「あ、あの、助けてくださってありがとうございます!」
??「私からもありがとうございます!」
八幡「いや、たまたま近くにいたから」
??「あの、お名前教えてもらえますか?あっ、私は結城明日奈です。小学1年生です。」
??「私は篠崎里香です。小学1年生です。」
八幡「えっと、僕は比企谷八幡です。小学1年生です。よろしく」
明日奈「えっ!?小学1年生!?あんなに強いのに?」
里香「凄いね、小学1年生なのに年上に立ち向かえるとか」
八幡「いや、女の子が虐められてたら誰だって体が動くよ。じゃあ僕はこれで帰るね」
明日奈「あっ!待って!比企谷君1人でしょ?じゃあ一緒に遊ばない?」
里香「あっ、いいねー、遊ぼうよ!」
八幡「えっ?でも、いいの?俺なんかが一緒に遊んでも」
明日奈「うん!」
里香「いいよ」
それが俺と結城明日奈、篠崎里香が初めてあった日だった。
それからは俺達は一緒に遊ぶようになった。夏休みや平日とかいつも一緒だった。
しかし、小学2年生の冬
明日奈「ねぇハチ君ちょっとお話があるの」
里香「私もいいかな?」
明日奈「私ね、親の都合で3年生から東京に行くことになったの」
里香「私も、親の都合で東京に引っ越すの」
八幡「えっ?そっか、親の都合ならしょうがないよ」
明日奈「ねぇハチ君私達は、学校がバラバラでも友達だよ?」
里香「私もだからね」
八幡「うん、わかってる」
それからまた数日
明日奈「ねぇハチ君、私達、次の学校でクラスに馴染めるかな?」
里香「そうだよねー、明日奈とは違う学校だからそこが問題なんだよー」
ふむ、俺は転校なんてした事ないからなー、どうなんだろう。だけど2人は可愛いからすぐ馴染めると思うけどな」
明日奈「へっ?」
里香「は?」
八幡「ん?」
明日奈「は、は、は、ハチ君?何言ってるの?」/////
里香「な、な、な、なに言ってんのハチ」/////
八幡「えっ?俺なんか言った?」
明日奈「私達がか、可愛いって」/////
八幡「!マジかよ声に出てたのか」
里香「無自覚で言うって凄いね」
そんな事があって遂に別れの日
明日奈「ハチ君、私達は離れててもずっと友達だからね?」グスッ
里香「また3人で遊ぼうね」
八幡「うん、じゃあまたね!」
里香「うん!」
明日奈「うん!」
そうして俺達は離ればなれになった
〜〜回想終了〜〜
八幡「ってな感じだ」
穂乃果「へぇ〜、比企谷君凄いねー、年上に勝っちゃったんだ」
ことり「その子達からしたら救世主だね〜♪」
海未「そうですね、凄いと思います」
八幡「いや、別に俺は凄くねぇよ」
穂乃果「凄いよ〜、年上に勝っちゃうとか誰も出来ないよ〜」
八幡「そ、そうかサンキュー」
な、なんか誉められるって照れるな
ことり「あ、比企谷君照れてる〜♪」
海未「褒められなれてないんですね、ちょっと可愛いです。」
八幡「バッカ、そんな事ねぇよ」
穂乃果「あははは、照れてる、照れてる〜」
はぁ、うるさいなまったく。でも、こんな毎日も嫌いじゃないな
今回は八幡のちょっとした過去編ですね。
次は八幡が小学5年生になります。多分
まぁちょっとシリアスになっちゃうかもです。
では今回は終わりです。
では、また
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魔法使いとチート八幡の日常5
第5話投稿ですね。
どうぞよろしく
俺は先月遂に5年生になった。だが、5年生になってもあいかわらず学校ではぼっちライフ、休日などは高坂達と遊んだり、訓練をしたりしていた。
そんなある日、いつもの様に高坂達と遊んで家に帰って来たんだが、両親がいなかった。いつもは2人ともこの時間はいるのに。
八幡(今日、遅くなるって言ってたかな?)
そうして俺は1人で夕食を食べた。
結局、その日は2人とも帰ってこなかった。
次の日、俺はいつも通り起きてランニングをしていた。
八幡(昨日は2人とも帰ってこなかったな。仕事長引いてんのか?)
そんなことを思いつつ家に着くと、門の前にスーツを着た女の人が立っていた。
八幡「あ、あのー。家になんか用ですか?」
??「えっ?あっ、えっと比企谷八幡君ですか?」
えっ?何で知ってんの?怖いんだけど・・・
八幡「え、えっと、そうですけど・・・・・・」
??「あっ、怪しいものではありません。私は暁 恭子。暁 慶真の妹です。今日は君に話と渡したい物があって来ました。」
渡したい物?なんだろう。
恭子「まず一つ目ですがあなたの義理の両親の暁 慶真と暁 咲姫は先日の夕方居眠り運転のトラックと正面衝突で亡くなりました」
八幡「・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」
俺はいきなりの事で頭が追いつかなかった。
八幡「いやいやいや、まってください。亡くなったって慶真さんと咲姫さんがですか?嘘でしょ?」
嘘だと思いたかった。
恭子「いえ、本当の事です。」
八幡「そんなはずない。だって、だって一昨日までは2人とも元気でいつも通りだったんですよ?なのに亡くなるなんて有り得ない!」
現実から逃げたしたかった。
恭子「私だって!」
八幡ビクッ!
恭子「私だって、兄さんが亡くなったなんて思いたくなかった。でも、でも」
そう言って恭子さんは泣いてしまった。
あーあ、何してんだ俺は。そうだよな、本当の兄妹の恭子さんの方が俺よりもっと悲しいに決まってるのに・・・
八幡「スミマセンでした。俺も慶真さんと咲姫さんにはお世話になってたんで現実から逃げたしたかったんです。本当にスミマセン」
恭子「いえ、私だって兄さんが死んだって知らされてからそんな感じだったのでしょうがないとおもいます。」
それにしても、そっか2人ともいなくなっちゃったのか・・・・・・俺、何も恩返し出来てねぇじゃん。
恭子「は、八幡君!?」
八幡「?どうしたんですか?恭子さん」
恭子「何で泣いているんですか?」
八幡「えっ?あ、あれっ何でだろ。とまんねぇや」
ギュッ
八幡「えっ・・・・・・」
恭子「八幡君、泣きたいときは思いっきり泣いていいんですよ?」
八幡「う、うわぁぁぁぁぁ」
俺は恭子さんの腕の中で久しぶりに思いっきり泣いた。
八幡「ありがとうございます、恭子さん」
恭子「おさまりましたか?よかった。」
はぁ、それにしても女の人の腕の中で大泣きとか、めっちゃ恥ずかしいな
恭子「そうだ!はい、これ兄さんからです。」
八幡「慶真さんから・・・ですか?」
恭子「うん。兄さんにもし、俺達が死んだらこれを八幡君に渡してくれと頼まれましたので」
俺はそれを受け取ると中身を見てみた。
『拝啓、比企谷八幡君
これを八幡君が読んでるって事は僕達は死んだんだね。ごめんね八幡君、君を1人にしないために引き取ったのにまた一人にしてしまって。そこで、僕からなんだけど、僕達は異世界へと繋がるゲートを作ったんだ。そこでなんだけど、八幡君、君はそのゲートを使って異世界の僕の知り合いと一緒に住んでほしい。もちろん、異世界でそして自立できるようになってからこっちの世界に戻ってきて欲しい。頼む・・・八幡君、君は優しい子だ。だから人助けをするのはかまわない。だけどね、自分を犠牲にすることはないんだよ?たまには人を頼ってみてくれ。きっと助けになってくれるよ。八幡君、頑張って!
君の義理の両親 慶真、咲姫より』
俺はこれを読み終わってから恭子さんに聞いた。
八幡「ちょっとよく意味わかんないんすけど・・・」
異世界?どゆこと?
恭子「えっと、異世界に行けるゲートがあるのはホントだよ?だけど私と兄さんと咲姫さんくらいしか行ったことないけど・・・」
八幡「・・・・・・マジすか」
恭子「はい、マジです」
八幡「・・・・・・・・・・・・・・・はぁ、しょうがないですかね。分かりました、異世界に行きますよ。あっ、でも中学校入る時からでいいですか?」
恭子「うん、了解したよ。じゃあ中学校入る前に迎えに来るよ」
こうして俺は中学校から異世界へといくことになった。
はい、遂に両親死んじゃった。そしてなんと異世界へと出陣ですね!
異世界は魔法、精霊、魔王、魔獣など色々いる。
ってことにしときます。
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魔法使いとチート八幡の日常6
今回はまたまた話が飛んで小学6年生の卒業間近になります。次々話が飛んでスミマセンw
俺の義務教育もあと3年になろうとしていた。
なんで俺はこんなわかりづらい言い方をしたんだ?まぁ簡単にいうと小学校卒業間近ってことだな。まぁ案外早かったな。でも、中学生になったら穂乃果たちとは遊べないな。あっ、あいつらに中学生からの事いうの忘れてた。ハチマンウッカリしてたテヘペロ☆
・・・・・・うん、キモイな。何してんだ俺は・・・・・・
まぁいい、いつ言うかなまぁ今週の土曜日遊ぶしそん時でいっか
そして土曜日
穂乃果「あっ、ハチくーん!」
海未「遅いですよ、ハチ」
ことり「まぁまぁ海未ちゃん。私たちがはやく来ちゃっただけなんだからしょうがないよ」
八幡「悪ぃ遅れた。」
さぁて今日は何すんのかな?まだ決まってないんだったら久しぶりにゲーセン行きてぇな
穂乃果「今日はどうしよっか」
海未「そうですね。いつも通りかくれんぼとかですかね」
八幡「あっ、だったら今日はゲーセン行かないか?久しぶりに行きたくてな」
ことり「あっ、私も行きたいな〜〜♪」
穂乃果「穂乃果も行きた〜い!」
海未「そうですね。たまにはいいですね、では、今日はゲーセンに行きましょう」
そうして俺らはゲーセンに行った。
八幡「さぁてクレーンゲームからやるかな」
そう言って俺はよさそうな時計を見つけたので100円を入れた
結果は500円で取れました。
この時計を500円で取るのは得したかな?
穂乃果「あっ、ハチくーんこのゲームやらない?」
そう言って穂乃果が指さしたのはダンスゲームだった。
八幡「いいぜ、やろうか」
そう言って俺は穂乃果とバトルした。結果は俺の大勝利穂乃果もいい感じだったがな
もう夕方か意外と速いな
俺が穂乃果とと勝負した後もゲームを色々やった。
穂乃果「楽しかったね!」
ことり「うん♪」
海未「はい」
八幡「だな、あっ、そうだ、一つお前らにいいたいことあんだけどいいか?」
穂乃果「?何?」
八幡「俺な、中学校に入ったら親の都合で引っ越さなくちゃいけなくなったんだ。だからお前らと一緒に中学校に行けないんだ」
穂乃果「・・・・・・えっ?」
海未「本当なんですか?」
ことり「嘘・・・だよね?」
八幡「すまん・・・・・・だけど高校生になったらこっちに帰ってくる!絶対だ!」
海未「ハチはどこの高校を受けるんですか?」
八幡「総武高校にしようと思っている」
海未「総武ですか」
穂乃果「・・・・・・わかった。じゃあ!穂乃果も総武高校に絶対入学するから!」
ことり「私も!」
海未「私もです!」
八幡「俺も絶対帰ってくるから。待っててくれ」
穂乃果「わかった!」
ことり「うん♪」
海未「はい!」
・・・・・・
そして遂に卒業式・・・・・・
八幡「遂に小学校ともおさらばか・・・」
穂乃果「ハチくーん!卒業おめでとう!」
海未「おめでとうございます!」
ことり「おめでとう♪」
八幡「ああ、お前らもおめでとう」
穂乃果「ハチくん、いつ引っ越すの?」
八幡「明後日だな」
穂乃果「そっか・・・・・・じゃあさ!明日最後だから遊ぼう!」
海未「いいですね、遊びましょう!」
八幡「わかった、明日いつもの公園で遊ぼう」
そして翌日
八幡「・・・よう」
穂乃果「あっ、ハチくん」
ことり「今日は何して遊ぼっか」
海未「そうですね、鬼ごっこをしませんか?」
八幡「鬼ごっこか・・・・・・俺らが初めて遊んだ時もやったな」
ことり「そうだね・・・」
穂乃果「ねぇハチくん・・・・・・本当に引っ越しちゃうの?」
八幡「ああ」
穂乃果「その引っ越しって取り消せないの?」
八幡「ああ」
穂乃果「そう・・・・・・だよね・・・ごめんね?変な事聞いて」ポロポロ
八幡「ほ、穂乃果?なんで泣いてんだよ!?」
穂乃果「だ、だってあと3年間会えなくなっちゃうんだよ?そんなのやだよ〜」ポロポロ
俺はそっと穂乃果を抱きしめた
ギュッ
穂乃果「えっ?」
八幡「大丈夫、3年間なんてあっという間だから。俺は必ず戻って来るから、待っててくれ」ナデナデ
穂乃果「あうぅぅ・・・」/////
海未「穂乃果・・・・・・ずるい」ボソッ
ことり「穂乃果ちゃんずるい」ボソッ
んっ?あっちの2人がなんか言ってたけどなんだろう。
穂乃果「ねぇ海未ちゃん、ことりちゃん、今渡しちゃおう?」
海未「はい、そうですね」
ことり「うん♪」
穂乃果、海未、ことり「ハチくん(ハチ)これ私たちからプレゼント、引っ越しても私達のこと忘れないでね!(ください!)」
そう言って3人は俺にプレゼントをくれた
海未は黒縁メガネを
ことりは手作りと思われる本の栞を
穂乃果はなんか高そうな指輪をくれた
八幡「えっ?これは?俺に・・・か?」
穂乃果「うん!」
海未「はい!」
ことり「うん♪」
八幡「あ、ありがとう!絶対大切にするから」
穂乃果「これからもずっと友達だよ!」
海未「どんなに離れていても友達です!」
ことり「私達もハチくんのこと忘れないからね!」
八幡「ああ、俺もずっと友達だ!絶対帰ってくるから!待っててくれ!」
そうして俺らは別れた。
3人の少女は総武中学校へ
1人の少年は異世界へ
こうして4人の小学校時代は幕を閉じた・・・
~小学校編 〜完〜 ~
どうも、今回は小学校編を終らせて頂きました。敵当だとおもいます。文章力が無くてスミマセン
異世界編からはどうにか内容を濃くして行きたいと思います。
異世界編予告
八幡は小学校を卒業し、異世界へと旅立つしかし、彼を待ち受けていたのは、魔法、精霊、魔獣など現実離れした世界だった
「ウソだろ?なんだよここは」
「こんにちは、君が八幡くんでいいのかな?」
「俺は大切な人を守れる力が欲しい!」
「この世界では魔法が全て、強くなりたいなら魔法を覚えた方がいい・・・」
この世界で八幡は生きていくことが出来るのか
異世界編近日公開予定
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異世界編
魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐1
ここからも頑張って行きたいと思います!
恭子「では、準備はいいですか?八幡君」
八幡「はい、OKです」
恭子「私も途中まではついて行きますが、それも兄さんの知り合いの所まで案内するだけです。そこからは兄さんの知り合いと2人ですが大丈夫ですか?」
八幡「はい、大丈夫です」
恭子「では、行きましょう」
小学校を卒業した俺は慶真さんの妹である恭子さんと異世界へと行くことになっている。まぁ恭子さんは途中までなんだが・・・・・・
恭子「ゲートオープン」
恭子さんがそう言うと俺と恭子さんの目の前に大きな扉が現れた
八幡「うお!?でかいな」
恭子「ふふっ、兄さんが言うには何人通っても大丈夫なようにだそうですよ?」
何人も通らせる気なんですか・・・・・・
恭子「では、改めて行きましょう」
そして、俺と恭子さんはゲートへと足を踏み入れた
--------------------
目を開けるとそこにはあたり1面の草原が広がっていた
八幡「すげぇ・・・・・・・・・」
恭子「ふふっ、そうでしょう?私も初めて来た時はびっくりしました。では、行きましょうか」
恭子さんはそう言うと歩き出した。俺もそれについて行った
八幡「恭子さん、慶真さんの知り合いの家までどのくらいかかるんですか?」
恭子「そうですね・・・・・・大体半日以上と考えておいてください」
八幡「マジすか・・・・・・」
恭子「マジです」ニコッ
そう言って恭子さんは笑った可愛い」
恭子「ほぇ!?」
八幡「?どうしたんですか?」
恭子「い、いえ、何でもないですよ?(今の無意識何ですか?)」/////
なんか恭子さんの顔が赤い気がするがまぁいいか
そんなことより半日も歩かないと行けないのか・・・・・・
それから3時間がたった
恭子「ふぅ、そろそろ休憩にしますか」
恭子さんはそう言うと近くの丸太に腰を下ろした
恭子「?八幡君は座らないのですか?」
八幡「えっ?あっ、はい座らせてもらいます」
そう言って俺も腰を下ろした
恭子「それにしても八幡君は凄いですね。3時間ずっと歩いているのに息ひとつ切れていないなんて」
八幡「まぁそれなりに鍛えているんで」
俺は毎朝20kmは走っていたので3時間ずっと歩くことなんて容易である
八幡「それよりも恭子さんは大丈夫ですか?結構歩きましたけど・・・」
恭子「はい、私もまだ17歳なのでしっかりと走り込みだけはしていますし大丈夫ですよ」
えっ?恭子さんって17歳だったの?てっきり大学生かと思ってた・・・
恭子「それに私も暁流の使い手、それなりに体力はあり・・・・・・・・・八幡君、静かに」
恭子さんは話している途中でそう言った
八幡「えっ?」
そして恭子さんは立ち上がると
恭子「八幡君、行きましょう。おそらくですがここに第3級戦闘魔獣が近づいてきています」
八幡「第3級戦闘魔獣?」
恭子「はい、この世界では、魔獣は第6級~神話級までの魔獣に分けられています。
第6級・・・昆虫並で害はありません。
第5級・・・犬や猫の様な小動物系でこちらも害はありません。
第4級・・・羊や牛などの中型動物が多いです。
第3級・・・ここからは害のあるヤツと害のないヤツに分けられています。害のあるヤツは戦闘型と呼ばれています。
第2級・・・ライオンやゾウなどの大型動物が多いです。
第1級・・・ここからは危険種というものが出てきます。大きさは鯨くらいですかね。
極級・・・ここは恐竜系と思ってくれればいいです。
悪魔級・・・ここから上は特別危険指定種と呼ばれる魔獣です。さすがに私も1人では相手し切れません。
地獄級・・・悪魔級の上で鬼系が多いです。
十二宮星座級・・・ここは空想の奴らが多いですね。ペガサスとかでしょうか?
神話級・・・ここは世界を一つ破壊できるくらいの強大な力を持った魔獣・・・いえ、人型の魔獣ですね
まぁこんな感じです。
しかし、魔獣でも天使級と呼ばれる人型の魔獣は人と共存して暮らしています。
とまあこんな感じですね」
八幡「きょ、恭子さん。説明はありがとうございます。でももう目の前に魔獣います・・・」
恭子「・・・へっ?」
グルルルルル
恭子「ふむ、こいつは第3級戦闘魔獣の【ダリア】ですね。ライオンっぽいのが特徴です。」
グォォォォォオ!
八幡「悠長に説明してる場合じゃないでしょ〜!はやく逃げましょう恭子さん!」
恭子「いえいえ、大丈夫ですよ八幡君。折角なんで見せて上げましょう。魔法というものを」
そう言って恭子さんは構え、叫んだ
恭子「
どうも今回はこれで終です。
一応恭子さんのプロフィールを描いておきます。
暁 恭子
身長 165cm
体重 内緒です。
スリーサイズ な、内緒・・・です。
得意魔法 水、風
魔法式展開の詠唱 マグノグレファス
とまあこんな感じです!
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐2
えっと、前回恭子さんは19歳って書きましたがスミマセン17に変更いたしました。
恭子さんも続編のヒロイン枠に入れたいなと思いましてw
恭子「
敵を捕縛せよ水撃の矢《アクア・ブレスタ》!」
恭子さんがそう言うと後ろに水の矢ができて魔獣に向かって飛んでいった。その数約100本以上だと思う・・・多分
その矢は魔獣に当たるとそのまま魔獣を包み込み動きを止めた。
恭子「終わりです。すべてを飲みこみ柱となれ・・・《クライシス・コルム》」
恭子さんがそう言うと今度は周りに冷気が漂い始め下から大きな氷の柱が魔獣を飲みこみそして砕け散った。
八幡「す、すげぇ・・・これが魔法・・・」
やべぇめっちゃワクワクすんだけど。
恭子「ふぅ、どうでしたか?八幡君。魔法を見た感想は」
八幡「すごいです。そう言えば詠唱って絶対あるんですか?」
恭子「そうですね、属性魔法には大体あります。初期魔法には無いですが・・・」
八幡「そうなんですか・・・あ〜早く魔法が使いたい!」
恭子「ふふ、なら早く着かないといけませんね。
では行きましょうか」
八幡「はい!」
そうして俺と恭子さんは歩き始めた。
--------------------
俺は歩いている途中も恭子さんに質問をした。
八幡「恭子さん、さっき水と氷の魔法を使ってましたけど俺にも使えるんですか?」
恭子「それは分かりません。適正属性が何なのかが分からないと何とも言えませんね」
八幡「そうですよね。恭子さんは水と氷の属性が適正なんですか?」
恭子「いいえ、私は水と風の魔法です。」
八幡「?でも、さっき氷を使ってましたよね?」
恭子「あれは精霊の力ですね。」
八幡「精霊?」
恭子「はい、今から行く街には魔獣を討伐する討伐軍『エレストリア』という軍隊があります。
ちなみに私もそこの一員です。そこに入ると精霊の適合試験が行われ適合した精霊を受け取れます。」
八幡「へぇ〜」
恭子「その精霊は一つの時もあれば二つの時もあります。ちなみに兄さんは二つもちでした。」
八幡「慶真さんが・・・」
恭子「おっ、見えてきましたね。アレが八幡君の新しく住む街の『ウィルズ』という街です。」
八幡「アレが・・・」
やっと、やっと魔法が使えるのか
そう思うと震えてきた。
恭子「八幡君?大丈夫ですか?震えてますが」
八幡「はい、大丈夫です。なんかやっと魔法を使えると思うと震えちゃって」
恭子「ふふ、では、行きましょう」
そう言って外門まで歩き始めた。
俺もそれに続く。
恭子「ここも久しぶりですね」
八幡「すごっ・・・」
外門をくぐった俺は感嘆の声を上げた
そこは石レンガ造りの家が多く並んでいた。
恭子「さぁ八幡君兄さんの知り合いの家まであと少しです。頑張りましょう」
八幡「は「恭ちゃーーーん」い?」
恭子「へ?・・・・・・ぐはぁ!?」
???「久しぶり〜、恭ちゃん元気にしてた?」
え?誰だこの人恭子さんを吹っ飛ばしたけど大丈夫なのか?
恭子「ちょ、ちょっと離れてくださいアイリさん」
アイリ「はーい・・・・・・ん?恭ちゃんこの子は?」
恭子「ああ、こちらは今日からアイリさんの家にお世話になる比企谷八幡君です。」
アイリ「この子が慶真が言ってた比企谷八幡君か」
八幡「えっと、比企谷八幡です。よろしくお願いします。」
アイリ「こんにちは八幡君。私はアイリ。アイリ=ウォルデゲート。アイリって呼んでね」
八幡「よろしくお願いします。アイリさん」
アイリ「うん!よろしくね」
こうして俺の異世界生活は始まった
はい、今回はこれで終わりです。
次もしっかり見てくださいね
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐3
投稿遅くなりました。スミマセン
八幡「恭子さんは今日帰るんですか?」
俺は今異世界にいる。いや、引っ越したの方が正しいか。理由は簡単にいうと俺が自立するまで慶真さんの知り合いのアイリさんの家に居候させて貰うためだ。
恭子「そうですね・・・・・・今日はアイリさんの家に泊まらせてもらいます」
アイリ「えっ?恭ちゃんこっちに泊まっていくの!?やった〜〜!」
うわーアイリさん嬉しそうだなー。
あっ、そう言えば
八幡「あの、魔法の練習とかって出来ますかね」
恭子「え!?疲れてないんですか?」
八幡「?はい、大丈夫ですけど・・・」
恭子「・・・・・・・・・分かりました。では、まずアイリさんの家に行きましょう。魔法はそれからです。」
アイリ「うん。そうだね、じゃあしゅっぱーーつ!!」
よし、やっと魔法が使える
--------------------
約20分後・・・
アイリ「着いたよ〜、ここが私の家です!」
そこは日本では滅多に見られない豪邸だった・・・
八幡「・・・・・・」
恭子「はぁ・・・またリフォームしましたねアイリさん・・・」
アイリ「・・・・・・・・・・・・テヘッ☆」
恭子「はぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
うん、そうなるよな・・・てかリフォームでこれだけ広い家建てるとかどんだけだよ・・・
アイリ「ま、まぁそんなことより入って入って〜」
恭子「・・・・・・お邪魔します」
八幡「お邪魔します」
アイリ「?違うよ八幡君」
えっ?俺なんかしたか?まさか俺だけ入っちゃダメだったとか
アイリ「八幡君は今日から家で暮らすんだから『お邪魔します』じゃなくて『ただいま』でしょ?」
ああ、そうか、もう俺のことをここの家の住人って認めてくれたのか・・・なんか・・・嬉しいな
八幡「スミマセン、ただいまです。」
アイリ「ふふ、おかえりなさい」
--------------------
恭子「では、今から魔法について教えますね」
さぁ始まりました恭子さんの魔法講座・・・
恭子「では、まずは八幡君には魔力に慣れていただきたいと思います。」
八幡「?魔力に慣れる?」
恭子「はい、魔法を使うにあたって魔力をコントロールしないと行けなくなります。なのでまずは魔力に慣れるとことで魔力をコントロールできるようになってもらいます。」
なるほど、まぁ魔力コントロール出来ないと魔法が変な方向に行ったりして危ないもんな
八幡「分かりました。どうすればいいんですか?」
恭子「そうですね・・・・・・やはり魔力玉を作る方法が1番効率が良さそうですね」
八幡「魔力玉?」
恭子「はい、まずは私がやって見せます」
そうして恭子さんは手を前に出し手のひらにバランスボール位の魔力玉を作り出した
八幡「おお、すげぇ」
恭子「ふふ、ありがとうございます。八幡君も慣れればこの位出来ますよ。まぁ八幡君は最初はこんなに出来ないかも知れませんが慣れればもっと大きな魔力玉を作れる様になります。練習あるのみです」
八幡「分かりました。じゃあやってみます」
そう言って俺も恭子さんと同じように手を前に出し魔力玉を作った。しかしどうやっても野球ボール位の魔力玉しか出来なかった。
恭子「最初はその位が普通です。野球ボール位の魔力玉を作れれば上出来ですよ」
恭子さんはそう言ってるけどでもなー
八幡「これのコツとかありますか?」
恭子「コツですか・・・そうですね・・・自分の中で魔力を作り出してその魔力を手のひらに集める感じですかね」
なるほど、難しいな
まぁやって見るか
八幡「えっと、自分の中で魔力を作る感じで・・・」
そして俺は手を前に出しさっきのように魔力玉を作った・・・・・・
恭子「なっ!・・・・・・」
アイリ「うそっ!」
八幡「マジかよ・・・」
何故俺らがこんなに驚いているか・・・それはな!
俺がアイリさんの家くらいの大きさの魔力玉を作ってしまったからだよ!・・・はぁ
恭子(あ、ありえない・・・さっきまでは野球ボール位の魔力玉だった。だけどコツを教えただけでこんなに大きな魔力玉を作るなんて・・・それに、この魔力の量はなに?私よりも多い)
アイリ「ハチ君すごーい!」
八幡「は、ハチ君?」
アイリ「八幡君って呼びづらいからハチ君って呼んでみたんだけど、ダメだったかな?」
八幡「いえ、日本の俺の友達にもそう呼ばれてたんで懐かしいなと」
アイリ「そうなんだ〜よかった」
それにしても
八幡「恭子さん、これどうしましょう・・・」
恭子「まぁ、これだけ出来ればいいと思います。後は魔力玉を分裂させたり1度に三つや四つの魔力玉を作ったりとかをできるようになればコントロールは完璧だと思いますよ?」
八幡「なるほど、分かりましたやってみます」
アイリ「ちょ、ちょっと待って!」
八幡「?」
アイリ「あ、あのね。今日ハチ君が引っ越して来たから歓迎のつもりでちょっと豪華な食事を作ったの。だからご飯食べない?それに今日は遅いし寝て明日やろう?」
それもそうか
八幡「そうですね、今日は遅いですしもう終わります。」
恭子「そうですね、ではご飯をいただきましょうか」
アイリ「うん!」
そして10分後
八幡「ごちそうさまでした」
恭子「ごちそうさまでした」
アイリ「お粗末様〜」
アイリさんの料理なやばいわめっちゃ美味かったんだけど!
八幡「めっちゃおいしかったです。」
恭子「アイリさん、また腕を上げましたね」
アイリ「ふふふ、ありがとう」
八幡「さてと、じゃあ俺は風呂入って寝ますね」
恭子「はい、ではおやすみなさい八幡君」
アイリ「おやすみ〜ハチ君」
八幡「おやすみなさい」
こうして俺の異世界生活が始まったのだった
はい、読んでくださってありがとうございます!
つまんないと思いますがスミマセンw
今回はこれで終わります。
では、また
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐4
4話書きました。
まぁ前書きは特にないですね
では、どうぞ
八幡「んっ・・・ふぁぁぁあ」
目が覚めた・・・覚めてしまった
八幡「はぁ、目、覚めちったな・・・二度寝とかする気になれねぇしな。ちょっと走ってくるかな」
そうして俺はまだ外は暗いのに走る準備をした
八幡「さて、行くか。」
と言ってもまだここに来たばっかだからな道とか覚えてないしこの辺近くが森だから迷わないようにしないとな
そう思いながら俺は走り出した
俺が走り出して10分後位か?俺の目の前には自販機がある・・・・・・
この世界って自販機あったんだな・・・・・・
八幡「それにしても知らないのばっかだな。まぁそれもそうか。ここは地球と違うしな」
そして俺はまた走り出した。
八幡「それにしてもこの街進撃の巨人とかに出てきそうな家とかが多いな。それに回りは壁に囲まれてるし」
もうまんま進撃の巨人じゃね?とか思ってます。スミマセン・・・でも仕方ないでしょ、ほんとに進撃の巨人っぽいんだもん!
・・・・・・キモイな、うん
さて、そろそろ家に戻るか・・・・・・ん?あの森の奥の方、なんか光ってんな家でもあんのか?
八幡「暗いし危ないから昼頃にでも来てみるか」
『まってください。』
いきなりそんな声が聞こえた。
八幡「なんだ!?今の声女の人の声か?この森の奥の方から聞こえたような・・・・・・はぁ、めんどいが行ってみるだけ行ってみるか」
そして俺は光っている方へと歩き出した。
5分くらいたったか?
森の光はどんどん強くなっている。多分近づいてる証拠なんだろうな
その時
『はやく来てくれないかな?』
『もう少しだと思うよ?』
『そっか、やっと会えるね。』
『うん、3年間待ってたかいがありました』
えっ?怖いんだけど・・・何?俺ってなんかしたのかな?殺されるのか?ふぅ、た、多分大丈夫・・・だろ。うん、殺されはしない・・・・・・と、思う
そんなことを思いつつやっと光の原点へとたどり着いた。
八幡「えっ?」
そこには刀の柄が二種類あった。右の柄は紐が紅いやつで左は深い蒼だった。
『あ、やっと来たね』
『やっと来ましたね』
八幡「お前らなのか?俺を呼んでいたのは・・・・・・」
『そうだよ、まぁとりあえず私たちの柄の部分をにぎって!』
八幡「あ、ああ分かった」
あ、何了承しちゃってんの?俺は
まぁにぎる位ならいいか
そして俺は柄をにぎった
フッ
八幡「うおっ!?」
な、なんだ!?なにがおきた?俺はただ、柄をにぎっただけなんだがってか何この空間は
???『やっと会えた!』
???『やっと会えました』
八幡「えっ?お前ら誰?ってかここ何?どこなんだ?」
???『あ、そうだった私の名前は《紅時雨》だよ!宜しくね!』
八幡「お、おう(なんか穂乃果を見てるようだ・・・)」
???『私は《夜桜》です。よろしくお願いします。比企谷八幡さん』
八幡「ああ、よろしく(こっちは清楚系の人だな・・・ん?)なあ、何で俺の名前を知ってんだ?」
紅時雨『それはね、私達は八幡君が日本にいる頃からあなたに目をつけてたからだよ!』
夜桜『正確に言うと、八幡さんが日本にいる頃からあなたの魔力を感じていてあなたの事をここから観察していたんです』
八幡「マジかよ・・・・・・」
夜桜『スミマセン・・・でも、私たちの力に合う力の持ち主が八幡さんしかいなかったんです。』
八幡「まぁ、分かった。で?ここはどこだ?」
紅時雨『ここはね、八幡君の精神の中だよ!』
八幡「は?俺の精神の中?」
夜桜『はい、そうですよ?』
紅時雨『八幡君、なにがあっても私達は八幡君の味方だよ!』
八幡「はぁ、俺の昔の記憶でも見たのか?」
夜桜『す、スミマセン。精神の中に入った時にちょっとだけ・・・』
紅時雨『あ!そうだ、八幡君に一つだけ聞きたいことがあるんだった』
八幡「聞きたいこと?」
紅時雨『うん、何であんなことされてたのに比企谷って使ってるの?暁じゃなくて』
ああ、それか
八幡「それか・・・まぁ簡単にいうと妹との絆を捨てたくなかったから・・・かな」
紅時雨『妹?』
八幡「ああ、俺は確かに親やクラスの奴らに虐めたりされてた。だが妹は違った。俺に普通に接してくれた。唯一の癒しだったんだ。だからその繋がりを切りたくなかった。それだけだ」
夜桜『・・・いいと思いますよ。そういうの』
紅時雨『うん、八幡君はその妹さんの事が好きだったんだね』
八幡「まぁ、俺の癒しだったからな」
さてと、俺の話はここで終わらせるか。次の質問はこちらからだ
八幡「さて、次は俺から質問だ。単刀直入に聞く、お前らは何なんだ?」
紅時雨、夜桜『『精霊だよ?(ですよ?)』』
なるほど精霊か・・・・・・って精霊!?
八幡「お前ら精霊なの!?」
紅時雨『うん、それも八幡君専用と言っていい感じのね』
ま、マジかよ・・・
紅時雨『まぁ、私達はまだ自分の力とか把握出来てないけどね』
八幡「そうなのか?」
夜桜『はい、私達はまだ使われたことさえありませんからね』
八幡「じゃあ、俺が初めてなのか?」
紅時雨、夜桜『うん(はい)』
八幡「なるほどな、俺はお前らに適合したって事か」
夜桜『はい、そうなります。』
なるほど、まぁこいつらはこいつらで自分たちを使える人がいなくて困ってたんだろうな
八幡「・・・・・・分かった。お前らは俺の精霊にさせてもらうわ」
紅時雨『・・・やった〜〜!!ありがとう八幡君!!』
夜桜『ありがとうございます!八幡さん!』
八幡「ああ、これからよろしく。紅時雨、夜桜」
紅時雨『よろしく!八幡君!』
夜桜『よろしくお願いします!八幡さん!』
こうして俺は何故か知らんが異世界生活2日目に精霊を2人手に入れてしまった。
はい、ここで終です。
八幡の精霊は全部で三つにします。
八幡の精霊
紅時雨
特徴
・刀
・大鋒
・庵棟低しの行の棟
・乱れ刃の湾
・鍔は黒が主体の紅い線が入っている
属性 火、龍
夜桜
特徴
・刀
・大鋒
・庵棟低しの行の棟
・乱れ刃の互の目
・鍔は黒が主体の蒼い線が入っている
属性 闇、雷
とまぁこんな感じです
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐5
異世界編5話です。
八幡「ただいま〜」コゴエ
現在時刻A.M4:00俺は朝のランニングから帰ってきたところだ。
八幡「ふぅ、誰もまだ起きてな「さぁーてハチ君?どこに言ってたのかな〜?」・・・・・・」
ん?なんだろう、後ろからなんか聞こえたような・・・気のせいか
「気のせいじゃないですよ?」
八幡「スミマセンでしたー!」
アイリ「全くこんな遅くまでどこいってたの?」
八幡「いえ、えっとですね、早く目が覚めたんでちょっとそこら辺走ってこようかなと思いまして」
恭子「全く、昨日あれだけ歩いたんですからしっかり休まないとダメですよ?」
八幡「う、スミマセン」
恭子「はぁ、それにしてもこれからどうしますか?もう二度寝する時間じゃないと思いますが・・・」
アイリ「じゃあ、ハチ君の魔法の練習でもしよっか」
なんと!それはいい提案だ
八幡「マジすか!よっし」
恭子「まぁ朝ごはんにするにしても早すぎますしね。では、やりましょうか」
八幡「じゃあお願いします!」
恭子「じゃあ、今日は魔力玉を分裂させ「あ、それはできるようになりました」・・・・・・そうですか。じゃあ量を増やしてみますか。まずは2つ、そして4つという感じで倍にしていってください」
八幡「分かりました」
さて、やって見るか。
40分後・・・
くっそ、8個までならできるようになったのに16個がキツイな
恭子「どうですか?」
そこに恭子さんが戻ってきた
八幡「ダメですね、8個までなら出来るんですけど」
恭子「いえ、8個も作れればまだいい方ですよ。それより休憩しましょう。朝ごはんも出来てます」
八幡「えっ?でも、朝ごはんにしては早いんじゃ・・・」
恭子「5時過ぎに行くところがあるので早めに朝ごはんを食べちゃいたくて」
八幡「行くところ?」
恭子「はい、八幡君の適正属性を調べに行きます」
八幡「こんなに早くて大丈夫何ですか?」
恭子「いえ、この位が丁度いいんです。6時過ぎると1時間位待つ可能性がありますので」
八幡「1時間!?そんなに人が来るんですか?」
恭子「はい、なので早く行かないとダメです」
八幡「分かりました」
俺は朝ごはんを食べる為に恭子さんと家の中に戻った
アイリ「あ、やっと来た〜、早く食べないと」
八幡「了解です。じゃあいただきます」
アイリ「はい、召し上がれ」
それにしても今日の朝ごはんも豪華だな。
10分後
恭子「では、行きましょうか」
八幡「はい、分かりました」
アイリ「あ、私は討伐軍の方で召集かかってるからそっちに行くね?」
恭子「討伐軍で、ですか?」
アイリ「団長のアレスからね〜」
恭子「なるほど、分かりました。では、私達は先に行きますね」
アイリ「うん、行ってらっしゃ〜い」
そして俺は恭子さんと適正属性を調べる為に街へと向かった
恭子「着きましたよ、ここが適正属性を調べる為にある教会です」
へぇ、この教会が
恭子「じゃあ、あそこの機械の前で魔力玉を作ってください。そうすれば属性が分かります」
八幡「分かりました。」
そして俺は機械の前に行き魔力玉を作った
魔力玉は少しするとふたつに別れた。
そして片方は紫、もう片方は青白い色へと変わった
神父「ほう、あなたは闇属性と雷属性ですな」
どうやら俺は闇属性と雷属性らしい
八幡「ありがとうございました」
そして俺は恭子さんの元へと戻った
恭子「どうでしたか?」
八幡「闇と雷だそうです」
恭子「なるほど、いい組み合わせですね」
八幡「そうなんですか?」
恭子「はい、属性としてはいい組み合わせだと思いますよ」
へぇそうなのかよかったー
恭子「それでは次に行きましょう。あっ、それとこの本をあげます」
八幡「?この本は?」
恭子「魔導書です。これを見て魔法を練習してください」
魔導書!?
八幡「ありがとうございます!」
恭子「はい。では、次は討伐軍に行きましょう」
八幡「はい。・・・・・・はい?」
討伐軍っていいました!?
恭子「では、行きましょうか」
八幡「あ、あの!討伐軍で何するんですか?」
恭子「?何って討伐軍で軍人登録をしに行くんですよ?八幡君の」
八幡「俺はまだ魔法をつかえませんよ!?」
恭子「大丈夫、その魔導書は闇と雷のです。」
八幡「なにが大丈夫なんですか!?」
恭子ニコッ
八幡「ニコッ・・・じゃなくて!」
恭子「着きましたよ」
八幡「oh...遅かった」
アイリ「あ、恭ちゃんにハチ君やっと来たね」
そこにはアイリさんがいた・・・帰りたいけど帰れない。うん、逃げても無駄だわ
しゃあないか 押してダメなら諦めろ だからな
八幡「はぁ、分かりました。登録しますよ」
恭子「では、入りましょうか」
はぁ、もう後には退けないか
受付「あ、恭子さんにアイリさん。どうしましたか?」
恭子「この子の登録書を作りたいんですが」
受付「了解しました。では、こちらにご記入お願いします」
八幡「あ、はい」
えっと、名前は比企谷八幡と、身長か163位か
・・・・・・
八幡「えっと終わりました」
受付「はい、分かりました。では、次に精霊の適合試験を行います」
えっ?
受付「では、こちらにどうぞ」
八幡「あ、はい」
アイリ「ふふふ、ハチ君はどんな精霊かな〜」
恭子「そうですね、楽しみです」
・・・・・・スミマセン恭子さん、アイリさん・・・俺、精霊持ってます
受付「では、この機械に魔力を流してください」
八幡「あ、はい分かりました」
そして俺は魔力を流した。
俺が流した魔力は光となり精霊に向かって伸びた
そして一つの石碑の前で止まった
受付「では、あの石碑に触れて見てください」
八幡「わ、分かりました」
俺はその石碑に触れた
フッ
八幡「んっ、ここは・・・前と同じ場所か」
『あなたが私の新しいマスター?』
八幡「ん?」
俺は声のした方を向くとそこには黒が主体でところどころ星のマークが入った袴を着ている女性が立っていた
八幡「お前は誰だ?」
『私?私は星龍だよ。あなたは?』
八幡「俺は比企谷八幡だ。よろしくな星龍」
星龍『うん、これからよろしくね八幡』
いきなり呼び捨てなのな・・・
そこで俺の意識は途切れた
八幡「んっ」
「君・・・・・・チ君・・・・・・・・・ハチ君!」
八幡「・・・おはようございます。アイリさん」
アイリ「おはようじゃないよハチ君。精霊とはどうだった?」
八幡「ああ、仲良くなりましたよ」
アイリ「そっか、じゃあ精霊を解放してくれるかな」
八幡「・・・同やってですか?」
アイリ「えっと、ハチ君の精霊はどれ?」
八幡「えっと・・・・・・どれだ?」
恭子「そのブレスレットじゃないですか?」
八幡「あ、これだ」
アイリ「じゃあ、それに魔力を込めてから精霊の名前を呼んでみて」
八幡「分かりました」
俺は言われた通り魔力を込めた。そして
八幡「出撃だ《星龍》!!」
そういうと俺の回りに8つのシールド?銃?まぁそんなやつが浮かんでいた
アイリ、恭子「「なっ!?星龍!?」
えっと、なんかしたかな俺は
アイリ「星龍ってあの遠距離最強の精霊だよね?」コゴエ
恭子「はい、そう聞いたことがあります」コゴエ
???「ハッハッハ、まさか星龍を宿す者が現れるとわ」
アイリ「アレス!?」
恭子「団長!?どうしてここに」
えっ?団長?何でここにいんだよ。仕事しろよ・・・
アレス「ハッハッハ、まぁ仕事も終わってしまったのでねちょっと覗きに来てみたのさ」
あ、仕事終わったのね
アレス「それよりも」
団長はそう言うと俺の方を向いた。なんか嫌な予感
アレス「比企谷八幡君・・・だったね。私と決闘しないか?」
ほらね?
はい、今回はこれで終です。
異世界編はどうにかして10話まではやりたい
八幡の精霊
・星龍
特徴
・8つのファンネル的な銃付きのシールドがある
・主な武器は弓矢
属性 宇宙
こんな感じですね
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐6
スミマセン、テストとかで投稿が遅くなってしまいまして・・・
でもテストは終わったのでこれからどんどん投稿したいと思います
前回のラブ「ちげぇわ!」はいスミマセン、調子乗りました
前回のあらすじ〜
八幡、新たな精霊を手に入れたよ!その後団長がきて決闘する事になったよ!
終わり
・・・何でこうなった・・・
さて、今俺は軍の闘技場に来ている。何故か・・・団長と闘わないといけなくなったからだよ!!
アレス「さて、八幡君ルールを決めようか。制限時間は30分、君は私に一撃でも攻撃をいれたら勝ち。私の方からは攻撃はカウンター以外しないよ」
八幡「そのルール、ハンデがありすぎません?」
アレス「まぁ私も一応団長だからね、これ位はハンデをあげないと。まぁ精霊は私も使うから全力で攻撃をしてくれて構わないよ」
八幡「はぁ、分かりました。」
アレス「それじゃあアイリ、スタートの合図を」
アイリ「う、うん。じゃあ始めるよ?デュエルスタート!」
八幡「星を貫く九つの龍よ顕現せよ!出撃だ『星龍』!」
そう言うと八幡の周りに八つのファンネル的な物が出てきた
アレス「それが星龍か・・・では、こちらもいこうか」
八幡「あの、まだ終わってないんすけど・・・」
そう言うと腰につけていた2つの十字架のキーホルダーを両手に持った
八幡「頼むぞお前ら。爆焔より生まれし紅の姫君よその力を解放せよ!焼き尽くせ!『紅時雨』!」
そして右手に持っていたキーホルダーが変わり刀に変わった
八幡「もう一つ、闇夜に舞う雷の姫君よ今ここに力を示せ!闇夜を駆けろ!『夜桜』!」
そして左手のキーホルダーも刀に変わった。
アレス「なっ!?精霊3つ持ちだと!?ありえない今までそんな人いなかったのに。」
アイリ「ちょっと待って!?いつあの2つの精霊をゲットしたの!?」
恭子「精霊3つ持ち・・・兄さんを超えている!?ありえない・・・魔法も使えないのに」
うーん、俺も一気に3つを出せるとは思わなかったな・・・
アレス「ふっ、面白い!先ほどのルールは変更する。私も本気でいこう!ふぅ、行くぞ。すべてを焼き尽くす混沌の力よ今ここに生まれろ!燃やせ!『イフリート』!」
そう言うと団長の右手に剣がでて、体を炎が纏った。
アレス「もう一つ、すべてを照らす輝きよすべてを飲み込み打ち砕け!輝け『シャイニングセイバー』!」
シャイニングセイバー・・・まさにアレスさんにお似合いだな
アレス「さて、やろうか改めてバトルスタートだ!」
アレス「行くぞ、イフリート!竜鎖炎縛!」
アレスさんは左手から炎の鎖を飛ばしてきた
八幡「二刀流はあんまりしたことねぇけどやって見るか。ふっ!」
キィン!
夜桜(ハチマンさん私の能力をお使い下さい)
八幡(了解)
八幡「雷走」
バチン!
そう言うと俺の体を雷が纏った
八幡「行きます!はぁぁぁぁあ!」
俺はそのまま一瞬で団長の後ろにまわった
アレス「速っ!?」
俺は紅時雨で斬りかかるが避けられた
アレス「危なかったな、あの速さは厄介だな。しょうがないあれを使おうか」
そう言うと団長は俺から離れていった
アレス「さて、行くぞイフリート!」
アレス「焼け落とせ煉獄の炎すべてを灰へと変えろ」
あれはまずい!
アレス「イグニス・レグリオン!」
トゴォォォォォオ!
アレス「やばい、やりすぎた!」
アイリ「八君!」
恭子「八幡君!」
アイリ「ちょっとアレス!やりすぎだよ!」
八幡がいた所は煙で隠れている。が、あの魔法を食らって無事で入れるはずがない
アレス「まずいな、治療班を」
八幡「はぁ、危ねー死ぬかと思ったぜ」
アレス「えっ?なに!?」
そこにはあの爆発を直撃で食らったにも関わらず無傷で立っている八幡の姿があった。
八幡「はぁ、この技すぐには見せたくなかったんですけどね」
八幡の周りを飛んでいるファンネル的な物は六つが合体してシールドみたいになり、二つは八幡の両方の腕に合体していた。
アレス「それは・・・」
八幡「星龍のディフェンスモード、ディフェンシブルゲイザー。あらゆる攻撃を防御する絶対防御です」
アレス「なるほど、これはやられたな」
八幡「じゃあ今度はこちらの番です!」
さて、反撃開始だ!
スミマセン、今回はテスト開けということでちょっと短くなってしまいました。スミマセン
次からはしっかりと長くしたいと思います
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐7
さてと、行くか
八幡「星龍、頼む!」
八幡がそう言うとファンネルみたいなのが2つアレスに向かって飛んでいきファンネルに付いていたビームライフルみたいなので攻撃を仕掛けた
アレス「おっと、危ない危ない当たるとまずいねこれは」
八幡「いくぞ夜桜、紅時雨。はぁぁぁぁ!」
八幡はアレスに斬りかかった
アレス「イフリート、ぶっ潰せ!イグニスブレイク!」
ドゴォォォン!
うおっ!?危ねぇー、なんつー威力だよ・・・あれ食らったら死ぬんじゃね?
八幡「夜桜、雷纏!」
バチチチチチ!
アレス「ふむ、体に雷を纏うか・・・」
よし、行くぜ
八幡「はぁ!」
ガキぃぃぃん!
アレス「危ない危ない、それにしても速いな・・・だがまだ詰めが甘いね。・・・ふっ!」
ガキぃぃぃん!
八幡「紅時雨!『龍天翼剛』!」
ゴォォォォオ!
八幡は紅時雨の方に炎を纏うと炎の竜巻をアレスに向けて撃った
アレス「ふっ、僕には炎の攻撃は効かないよ!イフリート『イグナイトゲイザー』!」
アレスも八幡に向かって炎の斬撃を飛ばした。
ギィィィィィン
ドゴォォォン!!
八幡「はぁぁぁぁ!」
アレス「おぉぉぉぉぉ!」
ガキぃぃぃん!!
アレス「なかなかやるね。さすがだよ」
八幡「はは、まぁ伊達に鍛えてないっすからねっ!」
八幡はそのまま夜桜で斬り掛かるがアレスによけられた。
八幡「くっそ!当たんねぇ」
アレス「そう簡単には当てさせないよ。シャイニングセイバー!『ライトニンググリッド』!」
そう言うとアレスは光の斬撃を繰り出した
八幡「ちょ、エクスカリバーかよ!?くっそ!星龍!頼む!」
ガキぃぃぃん!
アレス「すきあり!」
ドゴォォォン!
八幡「ガッ!?くっそ。流石に強えなさすが団長か。ならあれは効くか?やって見るか」
そう言うと八幡は紅時雨を前に構えた
アレス「次は何を見せてくれるんだい?」
八幡「いきます!紅時雨『龍幻徹火』!」
シーン
アイリ「な、何も起きないね?」
恭子「そうですね・・・失敗でしょうか?」
2人にはそう見えてもおかしくなかった。しかしアレスだけは違った
アレス「ぐぁぁぁ!?な、何だこれはぐ、くそっ!消えない焔だと!?どういう事だ、それに八幡君も消えただと!?どこに行ったんだ!?」
アイリ「なっ!?」
恭子「どういう事ですか!?なぜ団長はあんなに苦しんでいるんですか!?しかもあんなに近いのに八幡君に気づいてないみたいです」
八幡「これで終わりですよ『解』」
アレス「はっ!?な、何だったんだいまのは」
チャキッ
そしてアレスの首元には八幡が刀を突きつけていた。
アレス「な!?いつの間に・・・」
八幡「俺の勝ちです。団長」
アレス「・・・・・・ふっ、ふふふ。はっはっはっはっはっ。まさかこれ程とは。ふむ、合格だな。ようこそ討伐軍へ八幡君。君を歓迎するよ」
八幡「ありがとうございました。」
アレス「いやぁ、一杯喰わされたね。あの技はまさかとは思うが幻術の類かい?」
八幡「はい、そうですね。あの技は相手に焔の幻術を見せます。しかも消えない焔のね。そして俺の姿も見えなくなります。」
アレス「なるほど。それは凄いな。しかしまさか幻術まで使えるとは思わなかったよ。それにあれは幻術にしては現実感がありすぎて戸惑ったよ」
八幡「でも、勝てるとは思ってませんでした」
アレス「ハハハ、いやぁ僕は幻術の類は苦手でね。解くまでに時間がかかってしまうんだ」
八幡「そうですか。なら、俺が幻術を使ったのは正解だったわけですね」
アイリ「八くーん!さっきの精霊の数はなに!?何であんなに持ってるの!?」
恭子「八幡君!さっきの精霊は何ですか!?それとさっきの攻撃も!」
うわぁ出たー。めんどくさい人たちだ・・・
アレス「まぁまぁアイリも恭子も話の前にまずは八幡君に討伐軍の説明をさせてくれ」
アイリ「あ、うん分かった」
恭子「わかりました」
アレス「では、改めて。八幡君、君には第107魔獣討伐軍の『ヴィルダム』の隊長をしてもらいたい。」
へぇ、隊長か・・・・・・ん?隊長!?
アイリ「ちょ、ちょっと待ってアレス!?あの『ヴィルダム』の隊長をさせるの!?八くんに?」
アレス「ああ、そうだ」
恭子「ですが団長、八幡君はまだ魔法もつかえませんよ!?なのに隊長を指せるんですか!?」
八幡「そ、そうですよ。それに俺なんかに隊長が務まるはずがないと思いますが・・・」
アレス「大丈夫、『ヴィルダム』は人数が八幡君合わせて5人だけだ。それに八幡君には隊長が務まると思っているからな」
八幡「で、でもいまの隊長が黙ってないんじゃ・・・」
アレス「今、ヴィルダムには隊長はいないんだ。」
う、このままだと隊長にされてしまう・・・どうすれば・・・だめだ、もう諦めて隊長やるしかないか
八幡「・・・はぁ、わかりました。隊長、引き受けます」
アレス「そうかそうか。ありがとう。では、今から隊室に案内しよう。ついてきてくれたまえ」
そう言って歩き出した。その後に俺は続いた
どうもしろ「 」です!
久しぶりの投稿です。遅れてスミマセン
もうちょいペースをあげたいと思います。
頑張ります!
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐8
アレス「さぁ着いたよ。ここがヴィルダムの隊室だ」
団長との戦いの後直ぐに俺は隊室に連れてこられた。
八幡「ここですか・・・」
はぁ、隊長か俺なんかが隊長とか言ったら元からいる人たちになんて言われっかな・・・
トントン
「はぁーい、今出ます。」
団長がノックをすると中から女性の声が聞こえた。
ガチャ
「あっ、団長と・・・どちら様ですか?」
アレス「レイカ君、ちょっと入らせてもらってもいいかい?」
レイカ「はい、どうぞ。」
そう言ってレイカと呼ばれる女の子は団長と俺を中に入れてくれた。
団長「さてと、今日ここに来たのは隊長の件だ。」
そう言うと椅子に座っていた。4人の体がビクッとはねた。
「だ、団長・・・そ、その件なんですが、まだやってくれる人が見つかってなくて・・・」
アレス「ああ、その件なんだけど、もう探さなくてもいいよ。」
団長がそう言うと4人は絶望したような顔をした。
なんか事情があんのかな?
「じゃ、じゃあここの隊は・・・」
アレス「大丈夫、ここにいる彼が新しい隊長になるから」
団長は相手の話を遮ってそういった。それを聞いた4人は一瞬ほうけたような顔をしたが一瞬で嬉しそうな顔になり
「 「 「 「ほ、本当ですか!?」」」」
と言ってきた。全員で・・・
アレス「ああ、本当だ。」
「待ってください。その前にそいつは誰なんですか?私、初めて見る人ですけど・・・」
アレス「ああ、彼は今日から討伐軍に入った比企谷八幡君だ。」
「ちょっと待ってください!今日から入った奴が隊長になるんですか!?そんなの認めません!そんな奴にやらせるんだったら私がやった方がまだしっかり出来ると思います!」
まぁそうなるよな。今日から討伐軍に入ったのに隊長をやるなんて認められねぇよな・・・でも、やるって言ったからにはしっかり引き受けないと
アレス「いや、彼の実力はどこの隊長よりも強いと思うよ。何せ100%では無いとはいえ精霊を2つ出したこの私に模擬戦で勝ったんだから」
団長がそう言うと4人はびっくりしたような顔になった。この隊の奴らは面白いな。色んな顔になって・・・
レイカ「団長に勝ったんですか?どうやって・・・でも、それが本当ならすごい戦力が来たことになる・・・」
「私たちでも前線に出れるかもしれないってことだよね・・・」
「・・・・・・」
「・・・なら、私と勝負しなさい!私が勝ったらあんたは隊長の座を私に譲りなさい!」
俺に向かって金髪の・・・ロング?いや、ショート?その間くらいか。その位の髪の長さの女子がそう言ってきた。
八幡「俺が勝ったら?」
「そうね・・・あんたが勝ったらアンタの言うことを1つ何でも聞いてあげる。それでいいでしょ?」
何でも・・・ね。
八幡「・・・分かった。いいぜやってやるよ決闘」
----------------------------------------
さて、戻ってきました闘技場!!
・・・テンション上げすぎたかなぁ・・・
まぁいいや、さて今日はすごく決闘が多い気がするなぁ・・・
アレス「じゃあ、ルールは精霊の使用は1つまでで一撃相手に当てたら終わりというルールにするよ」
八幡「了解です。」
「初撃決闘ね了解」
アレス「じゃあ2人とも精霊を展開して」
「走る雷、荒れる暴風、巻き起こる竜巻よ今ここに 穿て!『ヴェリスタル・ガーリア』!」
そう言うと大剣?太刀?違うなその間の剣が出てきた。あの子本当に全部微妙なラインだな・・・
まぁいいや、俺の番だな
八幡「闇夜に舞う雷の姫君よ今ここに力を示せ!闇夜を駆けろ!『夜桜』!」
アレス「よし、2人とも準備出来たみたいだね」
ふぅ、さて、さっさと終わらせるか
アレス「じゃあ行くよ?バトルスタート!」
八幡「夜桜、雷纏!」
バチチチチチ!!
八幡「ふっ!」
ヒュッ チャキッ
八幡「終わりだ」
俺は一瞬で相手の背後に回り込むと右手で相手の武器を持っている方の手を掴み後ろへと回して刀を相手の首筋に当てた
「・・・えっ?」
レイカ「は、速い・・・」
「凄い・・・」
「・・・・・・」
アレス「そこまで! これが彼の実力だよ」
「・・・・・・わかりました。その実力は認めます。参りました」
八幡「あ、えっと・・・あ、ありがとう?」
アレス「はっはっはっ、じゃあ後は任せたよ八幡君。あー、あとアイリと恭子君が先に家に帰っていると言っていたよ」
八幡「了解です」
そう言って団長は歩いて行ってしまった
はぁ、それにしてもまさかこの隊、女子しかいないなんて・・・これからやって行けるかなぁ・・・
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐9
さて、決闘も終わったしな隊室に戻るかなと。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
そう声をかけられた
八幡「ん?なんだ?まだ文句あんのか?」
「そ、そのだからあれよ。あ、あんたが勝ったら何でも言う事を聞く」ゴニョゴョ
八幡「なんて言ったんだ?」
「だ、だから!あんたが勝ったんだから何でも命令しなさいよ!!どうせ私にエッチな命令でするんでしょ!?だったらさっさと言いなさいよ!」
勝ったら命令?ああ、そんな約束あったな。でも、こいつなんか勘違いしてるよな。エッチな命令って・・・
八幡「・・・はぁ、あのなお前から見て俺はどんな性格してんだよ」
「・・・鬼畜でエロい男」
八幡「うぉい!?」
ちょっとまって!?何でそんな偏見持たれてんだ俺。何かしたっけ
八幡「はぁ、とにかく俺はエッチな事なんて頼まねぇよ。そうだな・・・んじゃあ街の案内でも頼もうかな」
俺、まだどこに何があるかすら分かんないしな。
「は、はぁ?街の案内?何でそんな事しないといけないの?」
あ、そっかこいつらには言ってなかったな
八幡「俺、この街に来たの昨日だしまだどこに何があるかすらわかんねぇし」
「えっ?き、昨日この街に来たの?そ、そうなんだ・・・」
レイカ「あ、あのー隊長、それよりも速く隊室に戻りませんか?寒いです・・・」
八幡「おっと、すまん。んじゃあその話は隊室でするか」
そう言って俺らは隊室へと戻った。
八幡「さてと、そう言えば俺はこの隊室のどこに座るかすらもわかんねぇんだけど。どこに座ればいいんだ?」
まさか床とか言わねぇよな。それだったら俺泣くぞ?
「えっとねー、ここだよ!」
隊室の資料かなんかがいっぱい置いてある所に連れてこられた。その資料の後ろに回るとそこには立派な椅子があった。
八幡「スゲェななんか隊長って感じの椅子だわ」
「あはは、何言ってるの?今日からあなたは隊長だよ?」
そうだったそうだった。実感が無かったから気づかなかった。
と、その前に一つやらないといけない事があんだよなぁ。はぁ
八幡「えっと、一つやらないといけない事があるんだがいいか?」
「やらないといけない事?何よそれは。」
ふっふっふっ。それはこれだな。
八幡「自己紹介だ。」
「自己紹介?」
レイカ「そう言えば・・・」
「やってなかったなぁ自己紹介」
「・・・・・・」
さてとんじゃあ俺からやっとくかな。
八幡「んじゃあまずは俺から。俺は比企谷八幡です。12歳です。よろしく」
「はいはーい、次は私ね。私はリリーナ・ウェリアム。12歳だよー。よろしく!リリーって呼んでね?」
赤髪でポニーテールのリリーか。よし覚えた。
レイカ「次は私ですね。私はレイカ・アインクライネ。12歳です。よろしくお願いします」
この黒髪ロングで清楚な感じがレイカか。よし覚えた。
「・・・・・・モカ・ヘリオス。12歳。よろしくお願いします。」
この無口っぽい感じの銀髪ショートはモカか。覚えた。
「じゃあ私か。私はマナ・スプラウト。12歳よ。よろしく」
この金髪ショートみたいなロングみたいなのがマナか覚えた。
よし、自己紹介もおわったし。今日は終わりでいいよな。
八幡「んじゃあ今日は終わって。明日はマナに俺は街を案内してもらう。リリー達はどうする?」
俺らがいないと3人じゃきつそうだし休みにするかな明日は
リリー「うーん、じゃあ明日はみんなで街に行こうよ。暇だし」
みんなで・・・ね。まぁいいか。
マナ「そうね。じゃあみんなで行きましょうか」
レイカ「良いですね。楽しそう」
モカ グッ
モカもグッジョブしてるし。まぁいいか。
八幡「んじゃあ明日はここに集まってから街に行くってことで。今日はこれで解散!」
そうして俺の討伐軍での1日はおわった。
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐10
翌日・・・
俺は考えていた。討伐軍って何歳から入れんだよ・・・昨日はそんなに重要だと思ってなかったけど今考えれば俺の隊、全員12歳だぞ?いいのかそれで・・・死ぬかもしんねぇのに。
マナ「八幡〜、ごめん遅れた。」
リリー「ごめんね八幡君」
レイカ「すみません。隊長」
モカ「・・・・・・ごめんね」
そんなことを思ってると4人がきた。
八幡「いや、こっちから頼んだんだし1、2分位遅れても気にしねぇよ。」
それにしてもこいつら隊服じゃなくて私服も似合うな。」
マナ「・・・・・・」////
リリー「いやー、そんなに直球に言われると照れるなぁーあはは」////
レイカ「た、隊長!?何言ってるんですか!」////
モカ「・・・・・・・・・」////
ん?俺は何も言ってないよな?何言ってんだか。それになんかみんな顔が赤くなってるしどうしたんだろう。
レイカ「そんな、俺は何も言ってなくね?的な顔しないで下さい!声に出して似合ってるって言ってましたよ!」
マジかよ・・・まさかアレを声に出してたとは・・・やばいめっちゃ恥ずかしいわ。まぁ本当の事だからいいんだが
マナ「んんっ、そ、それじゃ行きましょ?時間もないし。」
八幡「マナは今日なんかあんのか?」
マナ「今日はこの後訓練をしたくて。隊長も出来たから私達もそろそろ魔獣と戦うことになるかもだから。」
なるほどな。
八幡「じゃあ、この後みんなで訓練しようぜ?連携とか必要かもだし。俺もみんなの精霊見ときたいし」
リリー「それいいね!じゃあそうしようよ!」
レイカ「連携ですか?良いですね。そうしましょう。」
モカ グッ
よし。じゃあ全員の許可も取れたしまずは街を案内してもらうとするか。
マナ「じゃあまずは八幡に街を案内しましょ?」
リリー「じゃあしゅっぱーつ!!」
そうして俺は色々な所を案内してもらった。魔道具店や本屋、食べ物屋やレストランなど。色々とまわった。後は途中でアイリさんと恭子さんにもあったんだがアイリさんと恭子さんからは
アイリ「あれー?ハチ君デートかな?もう彼女を作ったのかな?」ニヤニヤ
恭子「八幡君?しっかりと女の子は1人を選んであげないと日本では犯罪ですよ?」
とか言われた。あ、後アイリさんには追加で
アイリ「恭ちゃんはあんなこと言ってるけどこっちの街では一夫多妻制はOKだからね?」
って言われた・・・
これで終わったかと思いきや今度はマナたちに
マナ「ちょっと八幡!?アイリさんとはどういう関係なの!?」
リリー「それに恭子さんとも知り合いなんでしょ!?」
レイカ「八幡さんって意外とすごい人?」
モカ コクコク
とかそんな感じで質問攻めにあった。大変だったなー。一応俺がどこから来て恭子さんやアイリさんとはどんな関係なのかもしっかりと伝えたから大丈夫だろう。・・・多分
そんなこともあったが無事に街を案内してもらい。今は闘技場を借りて訓練をするところだ。
八幡「んじゃあやるか。まずはみんなの精霊見たいから見せてもらっていいか?」
マナ「私も?」
八幡「一応頼む。」
マナ「了解。走る雷、荒れる暴風、巻き起こる竜巻よ今ここに穿て!『ヴェリスタル・ガーリア』」
そしてマナは精霊を展開した。
リリー「じゃあ私達も。地の炎、天の雷、二つが一つになりし時その力開放されたし。燃やせ
そしてリリーは双剣を出した。
八幡「双剣か・・・」
レイカ「次は私ですね。闇を照らす高貴な光。光を潰す漆黒の闇。天より高く、海より深し。『パラクティア』!」
そう言うとレイカは薙刀を出した。
八幡「薙刀・・・種類が多いな精霊の武器は・・・で、最後はモカだな。」
モカは頷くと構えた。
モカ「冷酷の蒼き光、全てを飲み込め氷雪。『グライシア・レイサー』」
モカがそうつぶやくと銃が出てきた。
八幡「なるほど、モカは銃か。さてと全員精霊を出し終えた事だし、早速始めるとするか。」
さて、訓練を始めようか。
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐11
八幡「じゃあ始めるか。まずはお前らはいつもやってるみたいに連携して俺に攻撃してきてくれ。」
レイカ「えっ?4人一斉にかかっていってもいいんですか!?」
八幡「まあ何とか何じゃね?」
うん、多分何とかなるはず。一応これでも特訓はしてきてるしな。何とかなるはず・・・多分
マナ「まぁ、八幡がそう言うなら遠慮せずに行きましょ?」
リリー「じゃあ行こうかいつものフォーメーションで」
そうして4人は構えるとモカ以外は一斉に走り出した。そして俺から見て真ん中からレイカ、右がリリー、左からマナが走ってきた。
八幡「なるほど、3人で一斉攻撃か。だがスピードが遅いな。」
レイカ「ふふふ、行きますよ?風魔法『ウインド・スピード』」
レイカがそう言うと3人のスピードが上がった。
八幡「何!?スピードがあがった?・・・はっ!なるほど、下に氷を張ってスピードをあげたのか。やるな。だが、俺が動けるんだ。そんなの簡単に・・・あれ?」
そう言って下を見ると俺の足が凍っていた。いや、違う俺の靴が凍っていた。
八幡「なるほど、靴を凍らせることで凍ってることを気づかさせなかったという事か。うん、今ちょっとやばいな。使いたくは無かったけど使うか」
もう、3人も攻撃態勢に入ってるしやるしかないか。
そう思い俺は体全体に魔力を巡らせその魔力を一気に炎に変えて全身から放出した。
マナ「きゃああ!」
レイカ「熱っ!?」
リリー「きゃっ!?」
八幡「惜しいな。でも、俺の使える属性も考えるんだったな。んじゃ、こっちからも反撃な『ファイアシュート』」
俺は炎の球を1人に5個ずつ放った。
マナ「ちょ、ちょっとまって!?何でこんなに正確に飛んでくるのよ!?」
リリー「私より正確に飛んできてるし!」━
モカ「くっ・・・・・・銃でも狙いが定まらない。」
その時だった
レイカ「『ブラックボックス』」
レイカは俺の出した炎の球を黒い箱みたいなのにすべて密封し相殺した。
八幡「なんだありゃあ、全員分の火の球を全部相殺しやがった・・・」
それにあんな魔法初めて見たし・・・
リリー「よそ見してる暇はないよー?」
俺があの魔法について考えていると後ろからそんな声が聞こえてきた。
八幡「えっ?うぉ!?あぶねぇ、いつの間に後ろに・・・」
気づかなかった。
リリー「ふふ、八幡君だけの雷じゃないんだよ?」
バチチチチチ
八幡「なるほど、お前も雷をつかえんのか。これは厄介だな。」
八幡「っと、その前にそろそろ終わんね?もう日が暮れてんだけど・・・」
レイカ「えっ?」
マナ「嘘!?」
リリー「ホントだ」
モカ「・・・・・・」
マナ「や、やばい!ママに怒られる〜!私、先に帰るね!じゃあね!」
八幡「おう、じゃあな」
レイカ「では、私達も帰りましょうか」
そして俺らは各自家へと帰った。
明日はこれからの連携の取り方とか色々とやらなきゃな
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐12
皆に街を案内してもらった日の翌日。今日はフォーメーションを決めるためにまた闘技場に来ていた。
八幡「んじゃあ今日はフォーメーションを決めたいんだがいいか?」
そう言うと全員頷く。
八幡「よし、じゃあまずは遠距離にモカ、中距離にレイカ、前衛に俺とリリー、マナの3人だ。」
と、そこでレイカが質問をしてきた。まぁ大体質問の内容は分かるけど。
レイカ「えっと、中距離って何をすればいいんですか?私、ずっと前衛でやって来たからよく分からなくて。」
やっぱりそれか。
八幡「まぁ、魔法攻撃って所かな。でも中距離とか遠距離とか前衛とかのフォーメーションはあくまでも最初だけだからな?その場その場で変わっていくと思うから。」
レイカ「魔法攻撃・・・ですか。」
八幡「ああ、出来るよな?」
そう聞くとレイカは顔をふくらませながら
レイカ「私にだってそのくらい出来ますよ。バカにしないで下さい。」
って言ってきた。可愛い・・・ってそんなこと思ってる場合じゃないな。
八幡「まぁ、実践あるのみだな。」
そう言って俺は闇魔法で魔物に似せた人形を作った。
リリー「これって人形?」
八幡「ああ、俺の魔法で作った人形だ。これを使って練習しようと思う。」
それから俺らはひたすらに練習をした。モカやリリー、マナは前と同じ役割だからしっかりと出来ていた。しかしレイカは初めてやる中距離だからか連携があまり上手く出来ていなかった。まぁ最初だしな。
八幡「ふぅ、んじゃあ今日はここまでにするか。また明日だな。」
マナ「そうだね。じゃあまた明日だね。」
リリー「じゃあ、明日もここに集合でいいの?」
八幡「ああ、じゃあまた明日だな。お疲れ」
そう言って俺らは解散した。それにしてもレイカのヤツなんか悩んでるような顔をしてたけど大丈夫かな?あいつの性格だと居残り練習とかしてそうだな・・・魔法のコントロールは難しいからな、練習しないといけないし。一応闘技場見てこようかな。
そう思って闘技場に行くとやはりレイカが練習をしていた。
八幡「レイカ、休まないと疲労で倒れるぞ?」
俺はそう声を掛けた。
レイカ「あ、八幡さん。すみません、でも今日失敗ばかりだったから練習しないとと思って・・・」
八幡「まぁ、初めての中距離なんだ。いつもは前衛だったから魔法はあんま使わないだろうからコントロールがうまく行かなくてもしょうがない。明日からも練習して覚えていけばいいさ。」
レイカ「でも、それだと本当の実践に出るのはまだまだ後になってしまいます。皆に迷惑はかけられません。」
なるほど、はやく実践に出たいのか・・・まぁ討伐軍に入ってるんだから功績は残したいよな。
八幡「分かった。じゃあ、訓練が終わったら1時間だけ俺も居残り練習に付き合うよ。」
俺は隊長だしな。
レイカ「ですが、それでは八幡さんに迷惑が・・・」
八幡「全然迷惑なんて思わねぇよ。逆に俺は一応隊長なんだからもっと頼ってくれ。」
レイカ「八幡さん・・・分かりました。じゃあおねがいします。」
そう言ってレイカは頭を下げてきた。
八幡「おう、頑張ろうぜ」
それから俺達の居残り訓練がはじまった・・・のだが、途中で皆に見つかってしまい全員で練習するハメになりましたw
俺達が訓練を始めて3週間がすぎた。俺達の連携も良くなっていてもう実践に出てもいいくらいには成長した。
そして、今日は俺は隊室に溜まっていた資料と格闘していた。いや、正確には
八幡「はあ、隊長になるとこんなのをしないといけないのか・・・だるい」
リリー「あはは、まぁ隊長だしね。頑張ろう!私も副隊長として手伝うよ!」
俺とリリーの2人だな。
バタン!
俺達が仕事を始めようとした時いきなりドアが開いた。
「緊急事態です!隊長さんはいますか!?」
八幡「はい、俺がここの隊長の比企谷八幡です。緊急事態ってどうしたんですか?」
この慌て様なんかやばそうだな
「この街に“第1級危険種指定戦闘魔獣”が近づいてきているんです!」
第1級!?
八幡「他の隊の人はいないんですか?」
「それが、他の隊は全て討伐依頼などで出ていていないんです。」
八幡「団長は?」
「団長も討伐依頼で出ていて残っているのがここの『ヴィルダム』しかなくて。」
マジか大ピンチ。ってか詰んだんじゃね?
「30分耐えれれば多分団長のスピードなら帰ってこれると思うんですが出来ますか?」
30分・・・行けるか?俺らの5人で・・・いや、でもやるしか無いよな
八幡「・・・・・・分かりました。すぐに準備をして外門に行きます。」
リリー「えっ!?八幡君!?」
「分かりました。お願いします。」
そう言って出ていった。
リリー「八幡君!?第1級だよ!?出来ないよ!?」
八幡「リリー、全員呼んできてくれ。」
リリー「わ、わかったよ」
そう言ってリリーは全員を呼びにいった。
八幡「これで全員だな。初の実践だ。すぐに戦闘準備をして外門まで行くぞ。この街が危ない」
マナ「外門?」
レイカ「何かが来てる・・・ということですね」
モカ「・・・さっきから討伐軍のみんなが騒がしいのはそのため?」
リリー「う、うん。」
よし、準備出来た。みんなも出来てるか。
八幡「よし、急ぐぞ」
そう言って俺らは外門まではしった。
八幡「『ヴィルダム』到着しました。」
外門には討伐軍の事務員の人が外門の見張り人の人たちと話していた。
「あ、八幡さん。来ていただいてありがとうござ
います。今回は恐らく“バリジアンレイガー”だと思われます」
バリジアンレイガー・・・外見はゴリラだが炎を手に纏い全てを破壊し尽くす危険種。
あいつか。やるしか無いよな。
八幡「了解しました。30分、何としても守りきります。」
「お願いします」
そう言って事務員さんは去っていった。
八幡「よし、お前ら今回は“バリジアンレイガー”が相手だ。初の実践で危険種はちょっときついと思う。だがこの街の命運がかかってる。だから30分、俺に力を貸してくれ。頼む」
そう言って俺は頭を下げた。
マナ「“バリジアンレイガー”・・・ほんとに耐えれるの?30分も」
八幡「やるしか無いんだ。俺はこの街を無くしたくない。お前らがやらなくても俺がやる」
レイカ「ふふ、八幡さん。いえ、隊長。私はあなたに付いていきますよ?だってあなたは私の隊長だから。」
モカ「私も」
リリー「最初は無謀だと思ったけど、この街を守るためだもんね。私もやるよ!」
マナ「私もやるわよ」
八幡「皆・・・サンキュな。んじゃあ今回は危険種が相手だがやることは訓練の時と一緒だ。30分耐えきれば、団長とか他の隊も来てくれると思う。だからまずは30分耐えきるぞ!」
皆「 「 「 「おお!」」」」
そして俺達は外門を抜け“バリジアンレイガー”が来ると思われる方向へと向かった。
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐13
バリジアンレイガー・・・ゴリラの様な外見だが手に炎を纏い全てを破壊する。大きさはモンスターハンターのアルバトリオンくらい。
八幡「いた、あいつか。流石に第1級だとでけぇな・・・」
マナ「どうするのハチ、アイツと真正面からやり合ったら確実に負けるよ?」
だよなぁ・・・どうすっかな固まらずにバラけて攻撃をしていくか、固まって同じ場所に攻撃を繰り返していくかだよな・・・。やっぱり
八幡「まずは街からもっと遠ざけたいからな全員でバラけて攻撃をしていく形で行こう。」
レイカ「分かりました。じゃあ最初は私が引き付けます」
リリー「じゃあその次は私が引きつけるよ」
八幡「分かった危なくなったらすぐに逃げろよ?」
レイカ、リリー「了解!!」
そう言って2人とも走って行った。
マナ「大丈夫かなぁ2人とも・・・」
こいつも結構心配性だよな・・・全く
八幡「だい「大丈夫、あの2人なら・・・」えっ?」
モカ「あの2人は強いから大丈夫。」
モカ・・・こいつは結構みんなを見てるな。いや、みんなを信頼してるって言った方がいいのか?
八幡「そうだなモカの言う通りだ。あの2人なら大丈夫。俺らもあいつらを信じて先回りしてあいつを引きつけるぞ」
マナ「そうだね。行こう!」
そう言って俺ら3人も先回りすべく走り出した。
--------------------
八幡「来たか!」
2、3分後、リリーとレイカがバリジアンレイガーを引き付けながら走ってきた。うまく攻撃を避けながら引き付けているな・・・
八幡「よし、マナ。今使える最強の魔法をアイツにぶっぱなせ!」
マナ「わ、わかった。“荒れ狂う暴雨、天を切り裂く雷鳴。今一つになりて全てを打ち砕かん!!”
《ラグナロク・ブレキリアス》!!」
ズガァン!
耳をつんざく様な雷鳴。周りに落ちる雨。吹き荒れる暴風。マナが打った魔法は森の一部を焼け野原へと変えた。
八幡「わぁーお・・・」
マナ「ちょっと強すぎたかも・・・」
モカ「あの2人は大丈夫かな・・・」
うん、そうだよな。まずはあの2人に当たってないことを願いたい・・・当たってたら一大事だな・・・
と、その時近くの草木が揺れてそこからリリーとレイカが出てきた。
リリー「ちょっと殺す気!?」
レイカ「死ぬかと思いました・・・」
マナ「ご、ごめん・・・」
まぁ、そりゃ怒るよな。まぁでもマナも強くなったしバリジアンレイガーも多分怯ませることくらいには・・・まずいッ!?
八幡「マナ!危ねぇ!」
そう言って俺はマナの前に出て魔法障壁を展開した。
ガキィン!!
八幡「くっ・・・そっ!」
俺はバリジアンレイガーの拳を止めたが反動で後ろへと飛ばされ背中を木に打ち付けてしまった。
マナ「ハチ!?大丈夫、ハチ」
レイカ「八幡さん大丈夫ですか!?」
リリー「ハチ君大丈夫!?」
モカ「八幡大丈夫!?」
八幡「ああ、何とか・・・」
今はそんなことよりもやばい事があるんだよな・・・バリジアンレイガーが怒り状態に入っちまった・・・これはほんとにやばいな。逃げてもスピードで負けるから追いつかれるしかと言って戦っても勝てる可能性が低い。・・・詰んだな
八幡「やばいなこの状態は。」
どうする。やっぱりこの方法が1番被害が少なくて済むか・・・
八幡「全員聞いてくれ。お前らは街の方に戻れ。」
マナ「どういうこと!?それって街を破壊されに行くのとほとんど一緒じゃん!」
八幡「いや、お前らだけだ。俺がこいつを足止めする。」
リリー「何言ってんの!1人で勝てるはずがないじゃん!」
レイカ「八幡さん。もしかして私たちを死なせないためですか?」
やっぱりレイカには見破られたか・・・
八幡「ああ、お前らを死なせずに帰す。それが隊長である俺の役目だからな」
マナ「・・・私も残る。」
八幡「だめだ。それだとお前も死んじまうだろ。俺が1人でやれば1人の犠牲だけですむ。犠牲が少ない方がいいだろ?」
パチンッ!
えっ・・・?
マナ「・・・バカ!あんたがあたしたちに死んで欲しくないって思ってるように、あたし達もアンタに死んで欲しくないっておもってるの!だから私も残る」
レイカ「私も同じです。」
リリー「私もだよ。ハチ君には死んで欲しくないから」
モカ「私も」
そう言って全員が俺の前に出る。
マナ「さぁーてやるよ隊長!指示を頂戴!」
レイカ「本気で潰しに行きます!」
リリー「あの街を守って、私達も皆生きて帰るよ!」
モカ「全部撃ち抜く!」
そう言って皆構えた。
はぁ、ったく俺は何ていい隊員を持ったんだろう。自己犠牲なんて逆にみんなを悲しませるだけだったんだな・・・よしっ!俺も気合入れて行くか!
八幡「ふぅ、よっしゃ!行くぞ皆!ここでこいつを潰すぞ!」
皆「 「 「 「おぉ!!」」」」
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐14
八幡「マナ、リリー、あんまり近接戦闘はしないようにしろ。なるべく遠距離で攻撃。モカは集中攻撃を。レイカは全員の援護を優先してくれ。」
今、バリジアンレイガーは怒り状態に入ってるから迂闊に近づくのはあぶない。かと言ってモカに遠距離で攻撃させてたらモカが狙われるからな。
マナ「ハチ、私達は遠距離攻撃をすればいいの?」
八幡「ああ、近距離は危ないから遠距離だ。」
今は戦闘開始から25分か。速くても後5分で団長も戻ってくるか。よし!
八幡「レイカ!お前も攻撃に参加してくれ!援護は俺がやる!」
レイカ「分かりました!」
そう言ってレイカも魔法で足を狙って攻撃していった。
それにしてもモカはやっぱり遠距離が強いな。あの精霊は遠距離重視の精霊だからモカも遠距離が得意なのだろうか。まぁそこは後で聞いてみるか。
八幡「あまり固まんなよ!バラバラに散らばって攻撃するんだ!」
と、バリジアンレイガーの動きが止まりモカの方に向き直った。
何する気だ?・・・まさか!遠距離を先に潰すってことか!?第1級になるとある程度賢いやつもいるからな。それだったら不味いな・・・
そんなことを思っていると読み通りバリジアンレイガーはモカの方に走り出した。
八幡「モカ!」
モカ「・・・・・・凍って。『アイスグランド』」
モカはバリジアンレイガーの方にグライシア・レイサーを向けレーザーを放った。
そのレーザーは凄いスピードでバリジアンレイガーに飛んでいき当たると足元を凍らせ始めた。
八幡「なるほど、あれは俺と模擬戦をした時に使ったやつか。」
モカ「うん、相手の動きを止める技。」
モカの魔法は動きを止める系が多いな。
バキバキバキパリーン!
俺はその音がした方を向いた。そこにはさっきの氷を割って自由になったバリジアンレイガーがいた。
モカ「嘘!?あの氷を解いたの!?有り得ない・・・・」
モカがそんなことを言っている間にバリジアンレイガーは突進する準備をして、モカに突進を仕掛けた。
八幡「モカ!」
マナ「くっ!初級魔法だけど・・・ウォーターボール!」
そう言ってマナはウォーターボールを10個作り放った。
レイカ「ギガグラビティ!」
レイカもバリジアンレイガーを止めようと魔法を使用している。
リリー「フレイムベール!」
リリーも2人と同じように魔法を放つ。が、それを食らってもバリジアンレイガーは突進を止めなかった。
八幡sideout
モカside
~回想~
私はこの街でも有名な王家の血筋だった。私は生まれた頃から勉強や、スポーツなど色々と習わされてきた。しかしそれは無意味だった。なぜなら私は今まで習ってきたものを全て1週間で覚えて来たからだった。
私の親は過保護な親だった。危険なことはあまりさせず、家の中でやるようなものを私に勧めてきた。私はやりたくなかったが親には世話になっているから断れるはずもなくずっと親の言う通りにやって来た。
それはいきなりだった。私の親は謎の死を遂げた。なぜ死んだかは未だに分かっていない。ただ分かるのは病気で死んだのではなく、殺された。それだけだった。
それからずっと私は1人だった。学校もやめ、ずっと家で1人ぼっちで過ごしてきた。
そんなある日、久しぶりに外に出た。私は街の中を散歩していた。と、そこに人だかりが出来ていた。なんだろうと思って見てみると1人の女の子が男の人と戦っていた。その子は赤い髪の色をしていて長さはショートロングみたいな感じだった。
その女の子の戦いは華麗だった。身長差があるにもかかわらず、動き回って男の人を翻弄し男の人の隙をみて攻撃を仕掛ける。そうやって倒していた。周りからは汚い手だと思われているかもしれない。しかし私にしてみれば華麗だと思った。
その戦いが終わると私はその女の子に声をかけていた。それが私とマナの最初の出会いだった。
それから私はマナに話を聞いた。マナは討伐軍に入っているという。私はそこで決意した。私はいつかマナを超えて見せると。
~回想終了~
・・・走馬灯?って言うのかな。昔のことを思い出してた。マナを超える。その夢、叶えたかったな・・・ポロポロ
・・・死にたくないよ。こんな所で死にたくない。
絶対に生きてやる!
そう思って私は顔を上げた。しかしバリジアンレイガーはもうすぐそこまで迫っていた。
ああ、やっぱりだめだ。私はここで死んじゃうんだ・・・やっぱり私は・・・臆病で弱かったんだ・・・
そう思って私は目を閉じた。
ガシッ!
いきなり私の体が浮いた。バリジアンレイガーに突進された?違う、全然痛くなかった。そう思って私は目を開けた。そこには私を抱えて飛んでいる八幡がいた。
モカsideout
八幡side
八幡「モカ!」
クソッ!このままだとモカがやられちまう。どうする・・・ええい!一か八かやって見るしかねぇ!
八幡「雷足!」
やるしかない!ここからモカのところまで結構距離がある。バリジアンレイガーはもうすぐモカに当たる。しかし、雷足なら行けるはずだ!
そう思って俺は思いっきり走った。
あと少し!もうちょいだ!間に合え!
ガシッ!
そして俺はバリジアンレイガーがモカにあたる寸前でモカをお姫様抱っこして飛び上がった。
モカ「八幡!?」
八幡「大丈夫かモカ?危なかったぜ間一髪だった。」
そう言うとモカは俺に抱きついてきた。
八幡「モ、モカ!?」
モカ「私、死ぬかと思った。絶対に助からないって。でも、死ななかった。八幡のお陰で。ありがとう。八幡、本当にありがとう!」ポロポロ
モカは泣いていた。まぁやっぱり怖かったよな。俺がもっと速く助けに行けば。
八幡「ごめんな?もっと速く助けに行けば怖い思いもしなかったのに」ナデナデ
モカ「は、八幡。子供扱いしないで?」////
あ、やべっ!
八幡「ご、ごめん!いきなり撫でて。キモかったよな?」
マナ「おーい、イチャついてないでさっさとやるよ!」
モカ「い、イチャついてなんか無い!」
おお、モカが怒鳴るの初めて見たかもしれない・・・
レイカ「さて、もうちょっとで団長も来ます。頑張りましょう!」
「その必要はないよ。」
と、そこに聞きなれた声が聞こえてきた。
アレス「もう付いているからね。」
八幡「団長!」
アレス「八幡君、ありがとう。君たちの隊のお陰で街の被害も無く済んだ。ここからは僕達に任せてくれ。」
そう言って俺達の前に7人くらいの人が立った。
アレス「さぁーて、やるよ!皆!」
アレスさんがそう言うと全員、バリジアンレイガーの方へ向かって言った。
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐15
アレスさんたちが来てから10分程が立った。バリジアンレイガーはボコボコにやられてもう瀕死寸前だった。
八幡「・・・すげぇな。」
マナ「ほんとね。どうやったらあんなに強くなれるんだろ。」
リリー「やっぱり実践を積んでかないとダメなのかなぁ・・・」
レイカ「私達はどうしましょうか・・・」
モカ「周りの雑魚を処理してる?」
八幡「そうだなー、うん、雑魚処理してるか。」
そう言って俺達はアレスさん達の周りにいるザコ敵を駆除して行った。
それから5分後遂にバリジアンレイガーが倒れた。
その頃には俺達も殆どの敵を倒していた。
アレス「ふぅ、よしっ!終わったね。じゃあ帰ろうか。八幡君達も行くよ」
八幡「うす。了解しました。おーい皆、帰るぞー」
そう声をかけるとみんなが戻ってきた。それから俺達は街へと戻った。
----------------------------------------
それから1年が立った。今は日本でいえば俺は中学2年の二学期が始まるくらいだと思う。俺達はこの1年間実践を積みまくり何とか前線に出ることができるようになった。
あ、あとモカが結構喋るようになった。前よりは・・・
トントン
っとお客さんですか。
八幡「はいはーい、今開けますよー」
ガチャ
俺がドアを開けるとそこには見慣れた人物が立っていた。
八幡「あれ?恭子さん?お久しぶりです。どうしたんですか?」
恭子「お久しぶりです八幡君。今日は八幡君にお話があって来ました。」
話?なんだろう。
そう思いながらも恭子さんを俺達の隊室に入れた。
マナ「あ!?恭子さん!?きょ、今日はどうしてここに!?」
うわぉ凄いパニクってる。あんなマナを見たのは初めてかもなw
恭子「えーとですね。今日は八幡君にお話があって来ました。単刀直入に言います。八幡君。君は来月に日本に戻ってもらいます。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
い、今なんて言った?日本に戻る?俺が戻るのは高校生になってからだったはずなのに?
八幡「ど、どういう事ですか?」
モカ「八幡が日本に・・・帰る?」
恭子「はい、実は今私の実家の暁家の道場を不動産屋が買取に来ていまして。住んでいるのがいないのに置いておくのはおかしいってことになりまして。急遽八幡君に帰ってきて欲しいと言うことです。」
な!?暁家が!?
マナ「ちょ、ちょっと待って下さい!ハチは今、討伐軍の最高戦力です。ハチが抜けるのは私たちの隊にとっても軍にとってもデメリットしかありません。」
リリー「ハチ君、行かないよね?」
と、リリーが不安な顔をしながら俺の顔を見てきた。どうする・・・俺は今、こっちの生活が楽しい。でも、俺にはあいつらとの約束もあるから帰らないと行けない。どうする・・・
八幡「・・・・・・すみません、ちょっと考えさせて下さい」
恭子「八幡君・・・」
俺はそう言うとその場を後にした。
八幡「・・・どうすっかなぁ〜、日本に帰るか、こっちに残るか・・・か。」
あれから考えて見たが帰るか残るか全然決まらない。
アイリ「ハチ君?」
と、後ろから声をかけられた。
八幡「アイリさん。」
アイリ「悩んでるの?帰るか残るか」
八幡「・・・はい。俺はどうすれば良いのか分からなくて。俺にとって日本も大事ですけど、今の生活も大事なんです。だから・・・」
アイリ「ハチ君はどちらも大切だから決められないんだよね?だったら思い出してみて?どっちの思い出を守りたいか。今はどっちを優先すべきかをそうすれば自然と答えは見つかると思うよ?」
俺が優先すべきなのは、あの4人との今の生活か、それとも・・・
チュンチュン
八幡「ん・・・朝か」
昨日、考えすぎて寝落ちしてたか・・・でも、答えは決まった。
そして俺は起き上がるといつものように走りにでかけた。
八幡「・・・あいつらには悪いことをするな・・・」
でも俺は決めたんだ。俺が今優先すべきなのはどっちかを考えて・・・
どうもしろです!最後中途半端で終わってしまいました。すみません。
ということで魔法使いとチート八幡の日常~異世界編~次回でlastです。
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魔法使いとチート八幡の日常‐異世界編‐16
さて、恭子さんやみんなに伝えないとなどうするかを。
そう思い俺は翌日の朝、隊室に行った。やはり早く出たからか一番最初だった。
八幡「はぁ、ここに来るのも後1ヶ月で終わりか・・・色々とあったな・・・」
最初は一年前の春だったな。その時俺は討伐軍に入る前から精霊を所持していたから驚かれたな。それからこの隊の隊長を務めて来て、一番最初の任務はバリジアンレイガーだったっけ。あの時は危なかったなぁ、それから1年間ずっと任務、任務、任務、任務で遊んだりしてなかったな。あいつらからしたらもっと遊びたかっただろうに。あ、あとモカも変わったよな。あの、最初の任務の時から結構お喋りになった。
ガチャ
と、そこで誰かが入ってきた。
リリー「あれ?ハチ君?今日は早いね。どうしたの?」
八幡「ああ、ちょっとな」
リリー「・・・決まったんだね。そっか、ハチ君がいなくなっちゃうのか〜。寂しいなぁ・・・」
う、凄い罪悪感が・・・
けど、決めたことだから簡単には変えられないからな。
マナ「あれ?2人とも早いわね?私も結構早く出たつもりだったけど」
レイカ「おはようございます皆。」
モカ「おはよ。」
そこに皆が入ってきた。
八幡「おう、おはよう。」
リリー「皆おはよ〜!」
これがいつもの俺らの日常。1年間ずっと続いてきた日常だ。けど・・・
恭子「おはようございます。皆。八幡君、答えは決まりましたか?」
八幡「はい、俺は・・・・・・俺は、日本に帰ります。」
俺は恭子さんにそう答えた。
八幡「ここでの日常はいつもいつも楽しいものばかりでした。だから俺は本当はもっとこっちにいたいです。ですが、俺からしたら1人だった俺のことを拾って育ててくれた慶真さん達との思い出の場所を失うのはもっとつらい。それに、俺にはあいつらとの約束もありますから。」
恭子「・・・そうですか。ありがとうございます。八幡君」
マナ「まぁ、そうでしょうね。ハチがそう言うならしょうがないわね。ハチにとってはとっても重要何でしょ?だったらその約束ってやつもしっかりと守らないとね。」
レイカ「八幡さん。私達はまたこちらに戻ってきてくれるのをまっています。それまでにはもっと強くなってますよ?」
リリー「ハチ君がいなくなってもこの隊の隊長は私が代理としてやっておくから大丈夫だよ?だから心配しないで?」
モカ「ハチにとっての大事な約束と、大事な場所。しっかり守ってきてね?」
それぞれ思っていることを俺に向かって言ってきた。
八幡「お前ら・・・・・・ありがとう。しっかりと大事な場所と、約束を守って、こっちに戻ってくるから。約束する。」
恭子「・・・では、出発は来月の初めに」
そう言って、恭子さんは出ていった。
マナ「・・・・・・よし!だったらあと2週間遊び尽くそう!」
と、突然マナが言い出した。
レイカ「ふふ、良いですね。どこかに出かけましょうか」
リリー「ピクニックとかいいんじゃない?」
モカ「ピクニック・・・楽しそう。」
と、皆やりたいことをどんどん言っていく。そしてピクニックに決まったらしい。友達との初めてのピクニックか。楽しそうだな。
それから1週間後、俺の荷物も殆どまとめ終わった頃、俺らは前から予定していたピクニックに出かけた。
俺らは見晴らしのいい草原に来ると大きなシートを引いてそこで昼ごはんを食べたり、草原で色々とやって、体を動かしたりした。
楽しい時間はあっという間に過ぎるものでもう夕方になってしまった。俺らは片付けをして帰路へとついた。
それから1週間後。遂に俺が日本へと帰る日。俺は前日に迎えに来てくれていた恭子さんと、朝早くにアイリさんに見送られながらゲートがある方向へと歩いた。
その途中、みんながいた。多分アイリさんが教えていたんだろう。
マナ「全く、何も言わずに行こう何て考えてたのね」
マナにはそう呆れ顔でいわれ、
リリー「もぉ〜、ハチ君、しっかりと別れの挨拶は必要だよ?」
リリーには膨れっ顔でそう言われ
レイカ「八幡さんは相変わらずですねふふっ」
レイカには笑われ
モカ「全くハチったら」
モカには呆れと怒りが見える顔で言われた。
八幡「悪い悪い、お別れってのに慣れてなくてな。」
マナ「はぁ全く、早く帰ってきなさいよ?」
八幡「分かってるよ。なるべく早く帰れるように頑張るわ」
そう言って俺は恭子さんと、歩き始めた
リリー「ハチ君、バイバーイ!また今度ね〜!」
レイカ「必ず帰ってきてくださいね!」
モカ「待ってる!」
それに対して俺は手を上げて返した。
こちらの世界に来てから1年と半年、俺、比企谷八幡は日本へと帰還した。
途中、なんかクダグダ担っちゃいましたがすみません。これで異世界編はおしまいで、次回から中学編を始めます。
次回も呼んでください!
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中学編
魔法使いとチート八幡の日常-中学編-1
1月7日・・・
俺がこっちに帰ってきてからちょうど1週間が立つ。今、俺は中学校の準備をしていた。俺は一応三学期から総武中学校の2年として転入する。
まぁ一応恭子さんに勉強は教えてもらったし不安要素と言えば自己紹介だけなんだが・・・大丈夫かな?一応恭子さんに頼んで練習しといた方がいいかな?と、まぁこんな感じで慌ただしい毎日を送っていた。
あ、そうそう、1つ忘れてた。今俺は恭子さんと2人で暁家で住んでいる。毎朝20キロのランニング、それから恭子さんと組手を毎日やって勉強も教えてもらう。そんな毎日を過ごしていた。
そんなこんなで3日後・・・
1月10日
今日は中学校は三学期の始業式で俺からしたら中学校の入学式だ。緊張する・・・
恭子「八幡君、忘れ物は無いですか?ハンカチとちり紙は?筆箱持ちましたか?自己紹介しっかりと出来ますか?」
八幡「きょ、恭子さん。俺もそんなに子供じゃないんで大丈夫ですよ?・・・多分」
そう、自己紹介だ。自己紹介だけなんだ。大丈夫かなぁ・・・
恭子「大丈夫ですよ。自己紹介は毎日練習してきたんだからきっと出来ますよ。」
恭子さんはそう言ってくれてるけど俺からしたら初の中学校。初の登校だから超緊張するわ・・・
まぁ何とかなるか。
・・・・・・とか思ってた時期もありました。やばい、迷った。しっかりと総武中学校方向に歩いてきた気がしたんだがな・・
ま、何とかなるだろ。
それから10分後
ちょっとやばいかも・・・時間が残り20分・・・行けるかな?確かさっきの地図ではこの道を真っ直ぐって書いてあったはずなんだが・・・
それから10分後
まじでやばいな。本当にこっちで合ってるのか?この道を真っ直ぐ来てるんだが学校らしき物が見当たらないんだが・・・まぁもうちょい行ってみるか。
それから5分後
あ!あれか!?アレっぽいな。でもここから歩いてじゃあ間に合わないな。走るか。
そうして俺は走り、学校の前に着いた。
『総武高校』
・・・・・・
八幡「嘘やん・・・」
10分後
八幡「はぁはぁはぁ、やっと着いた・・・」
『総武中学校』
八幡「まさか、総武高校に行っちまうなんてドジったな・・・まぁ無事付いたことだし職員室にでも行くか。ってあれ?職員室ってどこだ?」
と、そこに金髪の女性が歩いてきたので俺はその人に聞くことにした。
八幡「あ、あのーちょっとお聞きしたいんですが・・・」
「はい?・・・・・・ハラショー」////
あ、あれ?なんか金髪の人が止まっちゃったけど・・・
「えりちどうしたん?・・・・・・ははーんなるほどなこれはこうなるのもしょうがないか。君、どうしたん?」
八幡「あ、えっと今日からここに転校してきたんですけど職員室がわかんなくって」
「職員室は、そこを曲がればあるよー」
八幡「分かりました。ありがとうございます。」
そう言って俺はそこを立ち去った。それにしてもあの人大丈夫かなぁ
コンコン
八幡「失礼します。今日から総武中学校に転入しました。比企谷八幡です。」
「ああ、こっちだ」
そう言って1人の女性の教師が手を挙げた。
「君が比企谷八幡君か。私は君がこれから入る2年F組の担任の平塚静だ。よろしく頼む。早速だがそろそろ朝のHRが始まるからそこで自己紹介をしてもらうと思う。その時はよろしく頼むよ。」
八幡「はい、わかりました。」
俺がそう言うと平塚先生は満足したかのように頷き
静「よし、ではついてきたまえ」
そう言われたので俺はその後について行った。
教室にて・・・
静「では、転入生を紹介する。入ってきたまえ」
ガラッ
そして俺はそのまま教卓の横に移動した。
静「では、自己紹介を頼む」
八幡「うす、えー比企谷八幡です。「ハチ君(ハチ)!?」うおっ!?ってなんだ穂乃果と海未とことりか。脅かすなよ・・・」
それが俺たち4人の2年ぶりの再開だった。
はい、すみません。タグにつけ忘れました。ラブライブキャラは全員出します。はい
なので今回はえりちとのんたんを出しましたw
次回は穂乃果たちとの再開ですね。お楽しみに〜
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-2
穂乃果「ハチ君、いつの間にこっちに帰ってきてたの!?」
俺の自己紹介が終わり、朝のHRも終わって今は質問タイムだ。とは言っても主に3人なんだが・・・
あ、ちなみに俺の席は運が良いのか悪いのか、こいつ高坂穂乃果の隣だった。
海未「そ、そうですよ。私たちに連絡くらいしてくれても・・・」
八幡「あ〜、すまん、こっちに帰ってきたのが大体1週間前でちょっとバタバタしてて連絡出来なかったんだよ」
まぁ本当は連絡するのを忘れてただけなんだが・・・
海未「そ、そうですかならまぁ・・・って穂乃果!?時間!」
穂乃果「へっ?あっ!?やばっ!じゃあちょっと行ってくるねっ!」
そう言って穂乃果は走っていった。
八幡「穂乃果のやつなんかやらかしたのか?」
ことり「ううん、大丈夫だよ。別に怒られるわけではないから」
海未「ハチはちょっと驚くかもしれませね」
驚く?何でだろう・・・
ことり「あ、そう言えばそのメガネ・・・まだ使ってくれてたんだね。嬉しいな♪」
海未「ハチの役に立っていたのなら私達もプレゼントしたかいがありますね」
八幡「まあな、人生初の女の子からのプレゼントだしな。」
そうして俺らは昔の話をしながら始業式が行われる体育館へと向かった。
始業式とは退屈なもので・・・はい、眠くなってしまったんですよ。ちょっと寝ようかな
海未「ハチ、寝てはダメですよ?」
はい、無理ですね隣にこいつがいるから・・・
始業式は身長順に並ぶらしく俺はなぜか海未の隣で海未の前にはことりがいた。
放送部「5、生徒会長挨拶。」
お、生徒会長挨拶もあんのか、ここの学校の生徒会長はどんな奴なんだろう。
放送部「それでは生徒会長お願いします。」
穂乃果「はい!」
ん?今何か聞き覚えのある声が聞こえたような・・・そして壇上に上がったのは俺の幼馴染みの高坂穂乃果だった。
穂乃果「えー、皆さんこんにちは、生徒会長の高坂穂乃果です。」
・・・・・・は?
八幡「はぁぁむぐっ!?」
海未&ことり「 「ハチ(君)驚くのは分かりますが(分かるけど)落ち着いてください(落ち着いて)?」」
そう言って叫びかけた俺の口を海未とことりが手でおさえた。後で説明してもらわないとな。あいつが生徒会長をやっている理由を・・・
始業式後
始業式が終わりクラスに戻ってくると俺は早速海未とことりに話を聞きに行った。
八幡「おい、海未、ことり、何で穂乃果が生徒会長をやってんだ!?」
ことり「ハチ君落ち着いて?穂乃果ちゃんが帰ってきたら・・・「ふー、疲れたー」噂をすればなんとやらだね♪」
ちょうどいいタイミングで穂乃果が帰ってきた。
八幡「さて穂乃果聞かせてもらうぞ、なぜお前が生徒会長をやっているんだ?」
穂乃果「えっとね〜、絵里ちゃんに推薦されたから!あっ、絵里ちゃんは元生徒会長ね?」
なるほど推薦・・・推薦・・・・・・推薦!?
八幡「お前ってそんなに頭良かったっけ?」
海未「穂乃果の頭が悪いことはハチもよく知っているでしょう?」
穂乃果「ひどい!?」
なるほど、学力が上がったとかそう言うのでは無いのか・・・まぁ元生徒会長の推薦なら大丈夫だろう。でも・・・
八幡「お前、仕事しっかりやってる?」
穂乃果「へっ?仕事?・・・・・・あ、あ〜、仕事だね、も、もちろんやってるよ〜?」
うわぁ、嘘くせー
八幡「ほう、それなら今日見学に行っても大丈夫だよな?」
穂乃果「い、いや〜、生徒会室は生徒会の関係者以外立ち入り禁「海未、いいよな?」「はい、副会長として私が見学を許可します。」ちょっと海未ちゃん!?」
八幡「さてとじゃあ放課後に生徒会室に行かせてもらうぜ?」
さてと、どれだけしっかりやってるかね・・・
帰りのHR
静「よし、今日はこれまで。気をつけて帰れよ。」
さてと放課後か。じゃあ穂乃果たちは・・・もう行ったみたいだな・・・んじゃあ俺も行くかね
さてとやって来ました生徒会室〜、いぇーい!・・・なんだこのテンション逆に虚しくなってくるな・・・まぁいいや入るか
コンコン
八幡「失礼します。本日見学することになりました比企谷八幡です。よろしくお願いします。」
一応丁寧な感じにしたが大丈夫だよな?
ことり「ハチ君、そんなにかしこまらなくても大丈夫だよ♪」
八幡「まぁ親しき仲にも礼儀ありってな」
穂乃果「うー、うー」
八幡「んで?何であいつはずっと唸ってんの?」
俺が生徒会室に来た時からこいつはずっと机に向かって唸っていた。まるで不審者を見つけた時の犬の威嚇のように・・・
海未「多分、仕事が分からないのでしょう。または漢字」
ことり「あ、アハハハハ、幾ら何でも漢字くらいは読めるんじゃないかな?」
ことり・・・フォローになってないぞ
と、その時ドアが開いて金髪ポニーテールの女性と、紫っぽい髪の女性が入ってきた。
絵里「穂乃果〜、しっかりやってる?・・・って、きききききき君!?」
希「あ、朝の転校生くん」
あ、この人たちは朝、俺に職員室の場所を教えてくれた人だ
八幡「朝はありがとうございます。おかげで遅刻せずに済みました」
希「いえいえ、どういたしまして」
ってあれ?
八幡「俺、転校生って言いましたっけ?」
希「この時期になっても職員室の場所が分からない1年生何てもういないでしょ」
あ〜、まぁそれもそうか
希「うちの名前は東條希。君は?」
八幡「比企谷八幡です」
希「八幡君か、いい名前やね。」
いい名前・・・か初めて言われたな。
希「そう言えば八幡君は何でここに?」
いきなり名前呼びか・・・まぁいいけど。
八幡「えっと、見学?ですかね」
希「なぜ疑問形・・・」
っとそれよりもこっちの金髪の人はいいのかな?
絵里「はっ!?私は何を・・・」
あ、起きた
希「やっと起きたねえりち。ほら自己紹介」
絵里「え、ええ。私は絢瀬絵里よ。宜しくね八幡君」
八幡「そう言えば東條先輩と絢瀬先輩は何故ここに?」
海未「絵里と希は元生徒会長と副会長何ですよ。」
なるほど、モデルみたいに美人だったからなんか仕事のことで生徒会に話でもしに来たのかと思ってたわ」
希「へっ?」////
絵里「ふぇ?」////
ん?あれ?なんか絢瀬先輩と東條先輩の顔が赤くなってるような・・・
ゴゴゴゴゴゴ
八幡「ヒッ!?」
後ろから殺気が・・・俺はそっと後ろを振り向いた。そこには鬼の様な顔をした海未がいた。
海未「ハチ〜?何当たり前のように口説いてるんですか?」
口説く?もしかして・・・
八幡「声に出てました?」
そう聞くと2人は顔を赤らめながら頷いた。
やばいなここはすぐさま話題を変えないと
八幡「そ、そう言えば絢瀬先輩は何で穂乃果を推薦したんですか?」
絵里「え?そうね、やっぱり何事にも全力で取り組んでいるし、接しやすいからじゃないかしら」
八幡「じゃあ穂乃果達とはいつ知り合ったんですか?」
絵里「私たちが二年生の時、ちょっとした事件でね・・・」
海未「あの事件は本当にうちの穂乃果が迷惑かけてすみませんでした。」
希「いいっていいって、えりちももう怒ってないだろうし、それにあの事件が無かったらうちらは出会ってなかっただろうし」
絵里「まぁでもあの時の穂乃果はほんとにめんどくさかったわね・・・」
穂乃果「ひどい!?」
穂乃果お前、何やったんだよ・・・ブラックリストに載ってんじゃねぇか。
希「まぁいいんやない?みんなと仲良くなれたし。」
絵里「ええ、そうね」
なるほどな、その事件が穂乃果が生徒会長になるきっかけとなったと言ってもおかしくは無いのか
にこ「皆、すっごい昔の話をしてるみたいだけどそろそろ下校時間よ?」
と、そこにツインテールの小柄な女子が入ってきた。
希「にこっち!?いつからそこに」
絵里「ってほんと。もう下校時間になっちゃうわね」
うーんと・・・誰?
にこ「あれ?あんたは・・・・・・」
八幡「??」
にこ「な、何でもないわ。あんた名前は?」
八幡「比企谷八幡だ。」
にこ「そう、八幡ね。じゃあ私も、コホン。にっこにっこにーあなたのハートににこにこにー笑顔届ける矢澤にこにこーよろしくにこー」
うわぁ痛てぇ〜」
にこ「ちょっと!痛い言うな!」
でも・・・なんか懐かしい様な・・・そんな訳ないか
穂乃果「そんなことより皆手伝ってよ〜!」
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-3
3学期になると学校に行く日も少なく行事も無いため暇だ・・・毎日毎日同じような事を繰り返していると1日が早く思えてくる。そんな毎日を過ごしているとあっという間に3月になり今日はもう3年生の卒業式だった。
八幡「はぁ、疲れたー」
海未「あなたは何もしていないじゃないですか・・・」
穂乃果「疲れたのは私の方だよ・・・」
ことり「穂乃果ちゃん在校生送辞の時以外寝てたような・・・」
と、その時絢瀬先輩と東條先輩、矢澤先輩が出てきた。
絵里「今日でこの学校ともおさらばね」
希「とは言ってもすぐ近くの高校に行くだけなんやけどね」
にこ「そうね、会いに来ようと思えば行ける距離ね」
そう、絢瀬先輩に東條先輩、矢澤先輩は近くの総武高校に進学した。矢澤先輩は頭が悪いらしく東條先輩と絢瀬先輩は苦労したと聞いたな・・・まぁ3人とも進学できて良かった良かった。
穂乃果「絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん!卒業おめでとう!」
海未「絵里、希、にこ、おめでとうございます」
ことり「絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん、おめでとう♪」
絵里「ええ、ありがとう。穂乃果、これからはこの学校の生徒会長として頑張ってね?海未とことりは穂乃果のサポートお願いね?八幡君も穂乃果の事をお願いね?あ、あと穂乃果はしっかり勉強して総武高校合格頑張ってね。」
希「うちが心配なのは穂乃果ちゃんの受験やな」
にこ「私でも入れたんだから穂乃果も頑張りなさいよ?」
ああ、そう言えばこの6人とあと3人の後輩は高校に入ったらスクールアイドルとして活動するらしい。そして何故かそのマネージャーとして俺も活動することになってしまった。
と、噂をすればだな
凛「絵里ちゃ〜ん、希ちゃ〜ん、にこちゃ〜ん、卒業おめでとうにゃ。」
花陽「絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん、卒業おめでとうございます!」
真姫「絵里、希、にこちゃん、卒業おめでとう」
希「凛ちゃん、花陽ちゃん、真姫ちゃん、ありがとう」
絵里「3人もしっかり総武高校に合格するのよ?特に凛?」
そう言えば星空も頭悪かったな・・・
凛「わ、わかってるにゃ。凛も頑張って勉強するにゃ。だから八幡先輩、凛に勉強教えて?」
そう言って俺に上目遣いで頼んできた
八幡「わ、わかった、わかったから近い近い」
危なかった危うく理性が飛ぶところだったぜ・・・
穂乃果「むー穂乃果も!ハチ君勉強教えて!」
八幡「あ〜、わかった、わかったからお前も離れろ」
こいつらは人にものを頼む時相手に近づかないと頼めないのか・・・
絵里「ふふ、八幡君、穂乃果と凛を宜しくね?」
八幡「まぁ、出来るだけ頑張りますよ。」
絵里「ふふ、じゃあ私達はもう行くわ。皆、また今度ね」
そう言って3人は校門に向かって歩いていった。
あ、そう言えば言ってないの俺だけじゃん。ふむ・・・
八幡「絵里先輩!希先輩!にこ先輩!ご卒業おめでとうございます!」
俺は初めて3人のことを名前で呼んでみた。
俺がそう叫ぶと3人ともピタッと止まり回れ右をして戻ってきた
にこ「あんた、今にこ達のこと名前で呼んだわよね?」
絵里「八幡君、もう一回、もう一回呼んでくれないかしら」
希「うちの事も呼んでや」
そんな感じで詰め寄られた
八幡「やですよ。1度きりのオマケみたいなもんです。」
真姫「素直じゃないわね」
八幡「お前には言われたくないわ」
真姫「何ですって!?どういう意味よそれ!」
そりゃあね西木野だけには言われたくねーよな
にこ「ちょっと八幡!もう一回呼びなさいよ〜!」
八幡「嫌ですよ!」ダッ!
そして俺は逃げた
絵里「あ!逃げた追うわよ!」
そんな感じで今日の卒業式も無事終わり俺らは新3年生となるのだった
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-4
日本に戻ってきてから早くも4ヶ月が過ぎようとしていた。
さて、俺は今職員室へと向かっている。何故か?平塚教諭に呼び出しを食らったからだよ・・・まぁ大体予想は付いているけどな。
トントン ガラッ
八幡「失礼します。3年F組の比企谷八幡です。平塚教諭に用があってきました。」
そう言って入ると奥の方で平塚教諭が手招きをしていた。
静「さて、比企谷、なぜお前が呼び出されたか分かるか?」
ここは知らばっくれてみよう。
八幡「さぁ、俺には何も見当が付きませんね」
そう言うと平塚教諭は机の引き出しから1枚のプリントを取り出し机に置いた。
静「さて、このプリントが何だか分かるよな?」
八幡「課題の作文ですよね」
静「うむ、それで私は何について書いてこいと言ったかも覚えているよな?」
・・・何だったっけ?えーと確か・・・・・・そうだ!中学校生活を振り返ってとか何とかだった気がする。
八幡「中学校生活を振り返って。ですか」
静「ああ、それで?なぜ君はこんな作文を書いてきたんだ?」
そう言って俺の方にプリントを見せてきた。
中学校生活を振り返って
2年F組 比企谷八幡
中学校生活の中で振り返ることはありませんでした。
・・・・・・あれ?こんなこと書いたんだっけ。・・・あ、そう言えば眠いからさっさと書こうと思って適当に書いたんだった。その時恭子さんに「それで出すんですか!?」って言われた記憶がある。
八幡「あ〜、えっとですね。俺はこの学校に来てから日が浅いからまだ行事とかやってないから振り返ることがありませんでした。」
静「ならば前の学校の事を書けば良かったじゃないか」
うん、だよな。そう言ってくると思った。でも俺は中学校に通うのはここが初めてなんだよな・・・
八幡「ああ、なるほど。ならそう言ってくれれば良かったじゃないですか。という訳で俺じゃなくて伝達を怠った平塚教諭が悪い。」
静「屁理屈を言うな小僧」
八幡「まぁ確かに先生の年で考えると俺は小僧かも」
ビュッ! ガシッ!
そう言いかけると途中で平塚教諭の拳が飛んできた。
八幡「暴力は流石にやばいんじゃないですか?」
静「女性に年齢の話をするなと親に教わらなかったのか?」
八幡「生憎習わなかったですね」
静「そうか・・・・・・、比企谷お前は部活に入って無かったよな?」
部活?ダルイから入ってないな
俺は頷いて答えた
静「彼女もいないな」
八幡「いや、そんな事言ったら先生も・・・」ガシッ!
八幡「危ないじゃないですか。俺じゃなかったらふきとんでましたよ」
静「比企谷、君は私の心を2度も傷つけた。よって奉仕活動を命じる」
・・・はい?ちょっ、嘘だろ?今のって俺は悪くなくね?
静「ついてきたまえ」
俺が反応する前に平塚教諭はさっさと行ってしまった。はぁ
・・・
ガラッ
静「邪魔するぞ雪ノ下」
雪乃「平塚先生、入る時はノックをしてください」
静「ノックをしてもお前は返事をしないだろう?」
雪乃「それは私が返事をする前に先生が入ってくるからです」
そう言って雪ノ下と呼ばれた女子はため息をついた。
雪乃「それで?その後ろにいるぬボーっとしている人は誰ですか?」
おい、なんだぬボーって
静「ああ、入部希望者だ」
・・・ん?
八幡「ちょっと待ってください平塚教諭。俺は入部何て聞いてませんが・・・」
雪乃「お断りします、その男といると自分があぶない気がするので」
八幡「俺もお断りします。こんな女と一緒に部活とかめんどいだけだと思うので」
静「そうか、あの雪ノ下雪乃でも怖がるものがあるか」
あれ?俺のことは無視なの?
雪乃「・・・分かりました、それで私は何をすればいいんですか?」
あれ?受けちゃったよってかそんな安い挑発にのるなよ・・・
静「この男の性格を社会に出してもいいレベルまで直してもらいたい」
雪乃「なるほど性格をですか」
静「うむ、では頼んだぞ」
そう言って平塚教諭は出ていった。
八幡「・・・はぁ」
なんかめんどくさい事になったな
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-5
八幡「んで?ここはいったい何部なんだ?」
雪乃「あなた何も聞いてないの?」
八幡「ああ、なんも。」
雪乃「はぁ、あの教師は・・・分かりましたではゲームをしましょう。ここが何部か当ててみて?」
ふむ、この時点で2つに絞られた。まず1つは複雑な機械や道具が見当たらないことから無難に文芸部。もう1つはさっき平塚教諭が言っていた奉仕活動をするということで捻りは何もないが奉仕部。
さて、どっちだろうか・・・まぁ文芸部で行ってみるか。
八幡「文芸部か?」
雪乃「へぇ、その心は?」
八幡「まず、複雑な機械や道具が無いこと。そしてお前はずっと本を読んでいる。その事から考えると文芸部が妥当だな」
雪乃「へぇ、いい線言ってるわね。でも残念。ハズレよ」
文芸部じゃないのか。だったら奉仕部か
八幡「んじゃあ奉仕部か」
俺はすぐにそう答えた。
雪乃「・・・驚いたわ。あなたさっき考えている時に2つの仮説を立てていたわね?そして1つちがければもう1つを言う。あなた結構頭が回るのね」
お、当たったのか。ラッキー
八幡「お前も結構頭の回転が速いな」
雪乃「・・・そのお前っていうの辞めてもらえる?私には雪ノ下雪乃っていう名前があるのそっちで呼んでもらえるかしら」
八幡「いや、俺おまえの名前聞いたの今日はじめてなんだが」
そう言うと雪ノ下は驚いたような顔をした。
雪乃「まさかこの学校に私のことを知らない人がいたなんて・・・」
いや、お前どれだけ有名なんだよ・・・
八幡「まぁ俺は中学2年の時に転校してきたからな、知ってなくてもおかしくはないだろ」
雪乃「あら、あなた転校生なのね知らなかったわ」
えっ?何こいつまるで転校生だから知らなかったってことは転校生じゃなければ覚えたのかよ・・・もしかしてこいつ全校生徒の名前覚えてんのか?
と、その時放送から最終下校時間が迫っているという放送がきた。
雪乃「では今日は終わりましょう」
八幡「了解、んじゃあ先帰るわ。じゃあな」
そう言って俺は生徒会室へと向かった。
穂乃果「あれ?ハチ君?どうしたの?帰ったんじゃ無かったっけ?」
八幡「ああ、部活に入ったんだよ。だからこれからも一緒に帰れると思う」
そう言うと皆驚いたような顔をして
穂乃果&海未&ことり「 「 「ええ!?ハチ(君)が部活(ですって)!?」」」
こいつら・・・俺のことをなんだと思ってるんだか・・・
八幡「はぁ、もういいや、帰ろうぜ?さっさと」
穂乃果「ああ、待ってよハチ君。もうちょいで終わるから」
そう言って穂乃果は机に向かいさっさと仕事を始めた
八幡「ふっ、さてと俺も明日から忙しくなるかもな・・・」
最初は嫌だと思っていたが案外部活に入って部活の生徒とおしゃべりってのも悪くは無いな。そう思った今日このごろ。
明日から俺の波乱の毎日が始まりそうだ。
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-6
キーンコーンカーンコーン
よし学校終わった〜、帰るか。
そう思いドアを開くと・・・そこには待ってましたと言わんばかりに腕を組み仁王立ちしている平塚教諭がいた。
静「比企谷、部活の時間だ」
・・・忘れてた
八幡「分かってますよ。今から行こうと思ってたところです」
静「そうか。では、部室へと行きたまえ。今日は多分依頼人が来るぞ?」
ほう、どんな依頼が来るのかちょっと楽しみでもある
さて場所は変わり部室にて。えっ?変わるのが速いって?そこは気にするな
今は俺と雪ノ下は本を読んでいる。
トントン
と、そこへドアをノックする音が鳴った。
すると雪ノ下は本を閉じてドアの方へと体を向け
雪乃「どうぞ」
と、言った。
「し、失礼しまーす」
そこには茶髪でお団子の髪型の女子がいた。
「えーと、ここが奉仕部でいいんだよね?平塚先生に奉仕部に行けば願いを叶えてくれるって聞いたんだけど・・・って、ヒッキー!?なんでここにいんの!?」
ヒッキー?誰だそれは。あ、俺か。マジか・・・まさか引きこもりみたいにヒッキーと呼ばれるようになったか
八幡「・・・お前は誰だ?それとヒッキーってなんだよ。そんなあだ名初めてつけられたぞ」
雪乃「あなた同じクラスなのに知らないの?」
えっ?同じクラス?・・・あ〜、なんかこんな奴いた気がする
「ヒッキー私の名前知らないの!?有り得ない!まじキモイ!」
八幡「おい、うるせぇぞビッチ。さっさと依頼内容話せ。」
こいつは雪ノ下とは違った意味でウザイな・・・
「ビッチじゃないし!あたしは由比ヶ浜結衣っていう名前があるし」
八幡「だったら俺はヒッキーじゃねえよな。比企谷八幡っていう名前があるんだから」
そんな感じで由比ヶ浜と言い争っていた。
雪乃「いい加減にしなさい。先に進まないから由比ヶ浜さん、依頼内容を説明してもらえるかしら」
結衣「う、うん。えっとクッキーの作り方が知りたくて・・・」
雪乃「なるほど、クッキー作りね。分かったわ。じゃあまずは家庭科室に移動していてもらえるかしら。家庭科室を借りてくるから。」
そう言って雪ノ下はでていった。
八幡「んじゃあ行くか」
そう言って俺と由比ヶ浜は家庭科室へと向かったわ。
雪ノ下「さて、ではまずはそれぞれ作ってみましょうか。由比ヶ浜さんはこのレシピを見ながら作ってくれるかしら」
結衣「う、うん。わかった。やって見る」
そうして2人とも作業に取り掛かった。
えっ?俺?俺はあれだよ。あのー、あれ。味見だよ
10分後
俺の目の前には2つのクッキーが置かれている。1つはこんがりきつね色に焼けているクッキー。もう1つは真っ黒で暗黒物質を思い浮かばせるようなクッキーだ。
八幡「なぁ、由比ヶ浜。これ、どうやったら作れんだよ。レシピ通り作ったのか?」
結衣「い、いやー。隠し味にって思ってコーヒーの粉を入れたら多くなっちゃって」
由比ヶ浜はあははと笑っている。
雪乃「では、味見をお願いできるかしら」
八幡「・・・・・・まじで?」
雪乃「マジよ」
この黒いクッキー食えんのか?そう思ったのでちょっと2人に見つからないように初級魔法《サーチャー》を使った。
《サーチャー》とはその名の通りその物体を構成する物質を調べたりする初級魔法である。
八幡「《サーチャー》」ボソッ
・・・・・・・・・
結果・・・C
Cって・・・炭素!?嘘だろ?クッキーの材料使って炭素生成しやがったぞこいつ。錬金術師か!?
雪乃「比企谷君?何をしているの?さっさと食べなさい」
八幡「いや待て雪ノ下。この量は俺1人じゃあ無理だ。だからお前ら2人も食べろ。って言うかこの真っ黒なクッキーの毒味は流石にちょっと・・・
結衣「毒味言うなし!・・・・・・やっぱり毒かなぁ」
雪乃「・・・はぁ、わかったわでは皆で食べましょう」
そう言って雪ノ下は由比ヶ浜が作ったクッキーを取った。
そして3人が持つと雪ノ下が
雪乃「せーの」
と言って一斉に食べた。
・・・・・・3秒後全員その場に倒れ込みました。
八幡「ぐふっ!な、なんだこれ想像以上に硬いし不味い!」
雪乃「え、ええこれは流石に想像以上よ」
結衣「うう、何でこんなに硬くなっちゃったんだろ」
俺らは飲み物で何とかクッキーを流し込んだ。
雪乃「さて、ではどうしたら由比ヶ浜さんのクッキーを改善できるか考えましょう」
八幡「由比ヶ浜が料理をしない。または由比ヶ浜がレシピにアレンジを加えない」
結衣「ひど!?」
雪乃「比企谷君、それは最終手段よ」
結衣「それで解決しちゃうんだ!?」
はぁ、だってねぇ。これは流石に・・・
結衣「やっぱり無理なのかな。周りもこんなのやってないし」
こいつ・・・
八幡「おい、その「あなたのその周りに合わせようとするの辞めてもらえるかしら?虫唾が走るわ」・・・」
はい、セリフ取られましたー
結衣「で、でも周りは皆やってないし。それに私には全然向いてないっていうか」
雪乃「あら、一回やっただけで向き不向きが分かるなんて結構凄いわね。あなたは何の努力もしてないのに?ふふ、笑えるわ。努力もしないで向いていないなんて決めつけられるものなのね」
うわぁ、こいつは誰が相手でも罵倒するんだな。
これじゃあ由比ヶ浜も
結衣「か・・・」
ほらな、やっぱり帰るよな
結衣「カッコイイ・・・」
雪乃&八幡「 「は?」」
結衣「そうだよね、私。努力もなしで向き不向きを決めつけるなんて。そんなの努力してる人に迷惑になっちゃうよね。うん、雪ノ下さん私もう一回頑張ってみるから教えてください」
おお、こいつは俺が思っていたよりも結構図太いらしい・・・
・・・数10分後
結衣「出来ない・・・」
雪乃「何でこんなにミスをするのかしら」
雪ノ下ですら苦戦している模様・・・はぁしょうがないか
八幡「お前ら何で美味しいクッキー作ろうとしてんの?」
俺がそう言うと2人とも俺の方にはぁ?何言ってんだこいつ?みたいな顔を向けてきた。
八幡「はぁ、雪ノ下、お前はこのこの依頼の本質が分かっていない。まず、今回の依頼は『クッキーをあげたい人がいるからクッキーの作り方を教えて欲しい』だろ?まず注目すべき点はクッキーをあげたい人ってところだ。多分由比ヶ浜がクッキーをあげたいのは男だろ?だったら簡単だ。男ってのは単純なんだよ。男ってのは女の子からの手作りってだけで嬉しくなるもんなんだよ。だから頑張ったっていうところが分かれば良いんだよ」
結衣「じゃ、じゃあヒッキーも嬉しい?」
八幡「まぁ嬉しいっちゃ嬉しいな」
貰ったことないんだけどな!
なんか悲しくななってきた・・・やめよう。
八幡「まぁそういう事だ。だから今回の依頼は成功と言えるだろうな。」
結衣「そっか。じゃあ私は後は1人で頑張ってみるよ!ありがとう雪ノ下さん。ついでにヒッキーも」
ついでなのか
そう言って由比ヶ浜は出ていった。
雪乃「本当にアレでよかったのかしら」
八幡「まぁ依頼の本質はクッキーを渡すことだからな。大丈夫だろ」
そうして俺らの初依頼は終わったのであった。
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-7
さて、暗黒物ゲフンゲフン。クッキー作りの翌日今日も何事も・・・あったな。穂乃果が授業中にパン食ってたな。アイツあんなにもぞもぞしてたのに先生に気づかれないとか最強だろ。
まぁそんなこともあったが今は授業が終わり部活だ。
ということで部室へとLet's go!!
・・・何でこんなにテンション高ぇんだろう・・・気持ち悪いからやめとくか。
ガラッ
八幡「うーす」
雪乃「あら、あなた今日もしっかり来るなんてやはり私のストーカーかしら?」
はい!いきなり罵倒をいただきました!うわぁ全然嬉しくねぇなぁー」
雪乃「罵倒をされて嬉しい人なんていないと思うのだけれど・・・」
ん?今声に出てたか?
と、その時
結衣「やっはろー。」
雪乃「あら?由比ヶ浜さん。何の用かしら」
結衣「あ、あれ?もしかして歓迎されてなかったり」
いや、まぁ部員じゃないのに来てたらそうなるよな。
結衣「あ、そうだった忘れてたゆきのんこれ」
そう言って由比ヶ浜はカバンを漁って雪ノ下に1つの袋を渡した。
雪乃「これは?」
結衣「昨日のお礼。昨日帰ってから作ったの。」
あれ?俺には無かったり?まぁ俺はなんも手伝ってないからまぁいいや
雪乃「・・・昨日よりは良くなっているわね」
そう、びっくりしたのは昨日よりは黒くないことだ。
結衣「そ、それとヒッキー。これ・・・あの、遅くなってごめんなさい。あの時路地裏で不良に絡まれてた所を助けてくれてありがとう。その時のお礼」
ん?不良から助ける?・・・・・・あ、あの時か。そっかあん時の女の子が由比ヶ浜か。
八幡「いや、体が勝手に動いただけだ。」
結衣「それでも助けてもらったからお礼」
そう言ってクッキーの袋を渡してきた。
ふむ、ここは素直に受け取っとくか。
八幡「わかった、ありがとよ。」
結衣「あ!そうだった。明日、依頼がある人が来るから」
ん?今更っとすごいこと言ったぞ?
雪乃「由比ヶ浜さん・・・あなた」
結衣「あ、気にしないでゆきのん。私は奉仕部として当たり前のことをしただけだから」
雪乃「あなた奉仕部部員じゃないわよ?それとそのゆきのんというのは?」
結衣「違うんだ!?あ、ゆきのんっていうのは雪ノ下雪乃だからゆきのんだよ?だ、ダメだったかな?」上目遣い
雪乃「う、い、いえ別に悪くは無いわ。そ、それよりも。私はあなたの入部届けを貰ってないから」
結衣「入部届けくらいいくらでも書くよ〜」
そう言って由比ヶ浜は紙に入部届けを書いた。おい、入部届けくらい漢字で書けよ・・・
雪乃「では後は平塚先生にこれを見せれば正式に奉仕部部員となるわ」
結衣「よかったー、じゃあゆきのん!明日依頼人の人を連れてくるね?じゃあ今日はこれで帰るね?バイバーイ」
そう言って走っていった。
あいつは嵐かなんかなのか?
まぁ依頼人を連れてけるらしいから良しとしよう
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-8
さて、今日は嵐じゃなくて由比ヶ浜が依頼人を連れてくるらしいが誰だろう・・・
そんなことを思いながら部室へと来ていた。
ガラッ
八幡「うーす」
あ、やべっ。こうやって入ると・・・
雪乃「あら、あなた今日もしっかり来るなんてやはり私のストーカーかしら?」
はいやっぱりフラグでしたね。今度からもっと違う入り方でもしようかな・・・
八幡「由比ヶ浜は・・・まだか」
雪乃「ええ、そう見たいね・・・というかあなた同じクラスなのだからそれ位分かるでしょう?」
あ、そう言えば同じクラスだったな。八幡うっかりテヘペロ☆
気持ち悪いな・・・
結衣「やっはろー!依頼人を連れてきたよーささ、入って入って」
そう言われて入ってきたのは美少女だった
彩加「あれ?比企谷君?どうしてここに」
八幡「いや、どうしてって俺もここの部員だから?」
・・・あれ?何で俺の名前知ってんの?」
彩加「えっと僕達同じクラスだよ?」
八幡「え?まじで?」
結衣「ヒッキー、彩ちゃんのこと知らないとかマジありえない」
いや、だって女子なんか俺知らないし・・・穂乃果と海未とことり以外
雪乃「えっと戸塚彩加君ねそれで?依頼というのは?」
ん?今さらっと変な事言わなかったか?今君って言わなかった?
彩加「あ、えっと僕はテニス部なんだけど去年は強かったのに今年から弱くなっちゃって部員も来ない人が多くなっちゃったんだ。それで僕が強くなって部員が部活に来るようにしたいな何て」
雪乃「なるほど、あなたは自分が強くなりたいのね?」
なるほどよく分かったぞ。戸塚は男らしい。こんなに可愛い男子なんているんだな・・・
雪乃「ふむ、分かりましたその依頼受けましょう。では明日の昼休みにテニスコートに集合よ」
なん、だと・・・俺の昼休みが取られるだと
彩加「うん、わかった。よろしくお願いします」
そう言って戸塚は出ていった。
八幡「・・・戸塚って男?」
雪乃「あなたそんなのも知らないの?あなた、クラスに興味が無さすぎないかしら・・・」
こいつには言われたくなかった・・・
ということで翌日の昼休みだゼイ!!
毎回思うがテンション高いとキモイな・・・
俺達はテニスコートで戸塚のテニス練習をしているが雪ノ下が鬼だわw
死ぬまで素振り、死ぬまでランニング、死ぬまで筋トレとか鬼って言葉以外当てはまらんだろ。それに由比ヶ浜までやってるし・・・
彩加「はぁはぁはぁ、でやぁ!」パコーン
雪乃「しっかりボールを返す!」
彩加「はぁはぁうわっ!?」ドサッ
そこで戸塚が転んでしまった。
八幡「戸塚大丈夫か?」
結衣「彩ちゃん大丈夫?」
彩加「う、うんちょっと擦りむいただけだから」
雪乃「・・・ちょっと休憩にしましょう」
そう言って雪ノ下はどこかへ行った。まぁ多分保健室だろうな
彩加「僕、雪ノ下さんに見限られちゃったかな?」
八幡「いや、大丈夫だろ。多分保健室だ」
と、その時
「あ、テニスやってんじゃん。隼人あーしらもやろ?」
と、金髪の女王様的なやつと金髪イケメンリア充とその取り巻きが数人入ってきた。
「戸塚、あーしらも混ぜてよ」
彩加「いや、三浦さん。僕達は遊んでる訳じゃなくて練習をしてるから」
優美子「え?聞こえないんだけど」
なんだこいつ・・・ちょっと潰すか
八幡「この距離で聞こえないとか耳おかしいんじゃねぇのか?さっさと帰って耳鼻科に行ったほうがいいぞ?」
優美子「は?あんた誰?」
八幡「何?お前同じクラスのヤツを知らないとか雑魚すぎだろ」
俺も人のこと言えないけど・・・
優美子「って言うか戸塚以外にも使ってるやついるじゃん。何?こいつらも練習してんの?」
彩加「いや、比企谷君達は奉仕部で手伝ってくれてるだけだけど・・・」
優美子「んじゃあこいつらも部外者じゃん」
こいつ日本語理解出来ないのか?」
八幡「いやいやいや、部活で来てるって言っただろ?聞こえなかったのか?」
と、そこへ金髪イケメンリア充が割り込んできた
隼人「まぁまぁ優美子もヒキタニ君もそこまで喧嘩腰にならないで、だったら俺とテニス勝負して勝った方が戸塚の練習に付き合うってことでどうかな?ほら、その方が戸塚も強くなるだろ?」
勝負ね。
八幡「いいぜ?その代わり負けたらさっさと出ていけよ」
優美子「何ならダブルスにしない?あ、ヒキタニ君のパートナーがいないかww」
・・・よーし、ちょっと僕ちゃん本気出しちゃうぞ?ガチな方で潰す!
結衣「あ、あのヒッキー。ダブルスなら私が・・・」
八幡「いや、大丈夫だ。ちょっと電話する」
prrrrrrrガチャ
穂乃果『もしもし?ハチ君どうしたの?』
八幡「あ、穂乃果か?ちょっとテニスコートに来てくれるか?2分以内で頼んだ」ガチャ
よし、これで大丈夫だ
八幡「後3分くらいまて。」
隼人「ああ、分かったよ」
3分後
穂乃果「はぁはぁ疲れたー。で?ハチ君。どうしたの?」
お?しっかり来たか。でもなー、何で海未とことりも付いてきちゃったかなー
八幡「穂乃果、テニスウェア来て俺のダブルスのペアになってくれ」
穂乃果「ダブルス?うん、わかった。ちょっと待ってて」
うん、やっぱり理解が早くて助かるぜ
海未「ハチ、どうして私じゃないんですか!?穂乃果よりも私の方が上手なのに・・・」
ことり「ハチ君!私の方が穂乃果ちゃんよりも上手だよ!?」
八幡「いや、穂乃果は個人だと下手だけどダブルスになると神だから」
そう、穂乃果はシングルスだと俺らよりも弱いがダブルスになると強くなるのだその理由は多分仲間にしっかりと合わせられるし、何か知らんけどアイツはボールが来るところを予測できるらしい。なら何でシングルスが弱いんだろうって思ったけど・・・
あ、後サーブで相手が返す方向が分かるらしい。何でアイツ頭は悪いのにそんなへんてこな能力持ってんだか・・・
と、そんなことを思ってると穂乃果が出てきた。
穂乃果「よーし、久しぶりにやるぞー!」
結衣「ほ、穂乃果ちゃん!?ヒッキーのパートナーって穂乃果ちゃんなの!?」
八幡「ああ、大丈夫だ。さてと穂乃果、行くぞ」
穂乃果「うん、ハチ君。勝つよ!」
あ、穂乃果に火がついたぞ
隼人「ヒキタニ君のパートナーは高坂さんか。」
三浦「言っとくけどあーし、中学の時テニスで全国行ってるから。手加減出来ないよ?」
全国ねぇ、俺にかかれば余裕だな。
穂乃果「じゃあ最初私がサーブやるね?」
そう言ってボールを持っていった。
八幡「んじゃあ始めっぞ。戸塚、審判頼んだ」
そうして八幡&穂乃果VS隼人&優美子のテニスバトルが始まった。
穂乃果「よーし行っくよー。ふぅ」スゥ
あれ?穂乃果の雰囲気が変わったぞ?
そして穂乃果はボールを高く上げるとそのままジャンピングサーブを打った。
隼人「な!?速い!?」
そのボールは葉山の結構前にバウンドした。それを打ち返すために葉山は前に出るがそのボールはバウンドした瞬間一気に伸びて葉山のラケットの上を通過した。
八幡「・・・・・・マジか。まさかドライブサーブを覚えてるなんて・・・」
穂乃果「えへへ、昔ハチ君とやった時にハチ君が教えてくれたから練習してたんだよ?」
それにしてもこんなにキレのあるサーブを打つなんてな。相手も唖然としてるよ・・・
まぁそんなことより俺のサーブか
八幡「はぁだったら俺もちょっと本気でサーブ打とうかな」
さてと俺のサーブの種類は3つある。まぁ全部慶真さんに教えてもらったんだけど・・・
1つは穂乃果と同じドライブ。
2つ目はど真ん中ストレート。
3つ目はカーブ。まぁカーブと言っても外側から大きくカーブして逆の角へと決めるから誰も取れないんだが・・・さてどれにしようか。うん、やっぱり実力の差を見せつけるためにカーブだな。
八幡「さて、行くぞー?」
そして俺も穂乃果と同じくジャンピングサーブを打った。が思いっきり外側に外れた
優美子「あははははは!カッコつけてジャンピングサーブ打ったのにめっちゃ外れてんじゃん」
だがそのサーブは外側からグググッと、曲がりコートの角にバウンドした。
八幡「おい、全国行ったんだろ?だったらもっと楽しませろよ?つまんねぇよ」
穂乃果「いつ見てもあのサーブは規格外だよね・・・」
それってバケモノって言ってるよね?
さてと次は相手のサーブかまぁさっきのサーブでどちらも結構上手いって見せつけることが出来たから良しとするか。
相手のサーブは葉山からだった。
周りの野次馬「HAYATO!HAYATO!」
葉山はサーブで穂乃果の方を狙ってきた。アホだなぁ・・・
穂乃果はそれを葉山の内側の方へと返した。その時穂乃果の手を見ると穂乃果の進行方向の逆を指さしていた。嘘だろ?そっちは三浦の方なんだが・・・
そう思いながらも穂乃果とポジションチェンジをすると案の定こっちに来たため俺は葉山と三浦の間に打ち返した。マジかよ・・・やっぱり昔からその能力は衰えてないらしい。
次は三浦のサーブだったが俺の方に来たから普通に角に返した。
さてと次でラストか。と、その時葉山が来た。
隼人「な、なぁヒキタニ君、ここは両チームとも頑張ったし引き分けということにしないか?」
ん?何を言っているんだこいつは。
八幡「いや、何でだよ・・・お前らから吹っかけた勝負だろ?それに・・・テニスに引き分けなんて存在しないよな?」
そう言って俺はサーブの位置へと入った。
はぁつまんねぇな。よし、最後は本気で行くか。
八幡「
そう言って俺はボールを上へと投げた。そしてさっきのようにジャンピングサーブをした。
ガシャァン!!
俺が打ったボールはものすごいスピードで三浦と葉山の間でバウンドして後ろのフェンスへと当たった。そしてフェンスがへこんだ・・・
八幡「あ、やべやりすぎた」
穂乃果「ちょっとハチ君!?」
海未「ハチ!やりすぎですよ!」
ことり「ハチ君!あのフェンスどうするの!?」
凛「八幡せんぱーい!!かっこよかったにゃ!でもあのフェンスは・・・」
おい、星空お前も見てたのか・・・
真姫「はぁ八幡、あなたも馬鹿なの?フェンスまでへこませてどうするの?」
花陽「でも凄かったよね?」
真姫「え、ええまぁ・・・カッコヨカッタケド・・・」
はぁどうすっかなぁ・・・
結衣「ひ、ヒッキーの周りに女の子がいっぱい・・・」
雪乃「由比ヶ浜さん、これは1体なんの騒ぎ?それに比企谷君に群がってる女性は?」
結衣「あ、えっとね優美子達がヒッキーにテニス勝負を挑んでぼこぼこにされたから優美子達が帰ってったの」
雪乃「比企谷君が勝ったの!?」
結衣「う、うん。」
なんかあっちで言ってるけどまぁいっか。
八幡「雪ノ下〜、俺疲れたから教室戻るわ」
そう言って俺は教室へと戻った。
はぁ楽しかった
これでテニス勝負が終わりました。次は職場見学と川崎との出会いを無くして期末テストをやります。理由は由比ヶ浜はもうお礼をしたし大志とは出会えないからです。
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-9
戸塚のテニス練習事件から早3ヶ月が経とうとしていた。もう夏と言ってもいいほど暑く夏休みも間近だ。だがその前にある俺にとっては難関ではないが穂乃果にとっての難関が待ち受けている。その名も『期末テスト』!
八幡「そう言えば穂乃果は期末の勉強してんの?」
俺がそう聞くと穂乃果は俺から目をそらした。
穂乃果「き、期末?あ、あ〜そんなのもあったね。うん、まぁ頑張ってるかなー」
・・・・・・こいつやってねぇだろ。
八幡「はぁ、穂乃果今週の土日は勉強な?海未とことり、凛に花陽に真姫を入れてみっちりと。」
穂乃果「えぇ!?そんなーハチ君1人なら良いけど海未ちゃんはダメだよー。穂乃果死んじゃうよ?」
勉強なのに死ぬってどういう事だよ・・・
八幡「大丈夫大丈夫、流石に死なねぇだろ。」
穂乃果「ハチ君は海未ちゃんがどれだけ鬼か分かんないからそんなこと言えるんだよ!」
海未はそんなに鬼・・・・・・穂乃果土日の前にここで死ぬな。
穂乃果「大体海未ちゃんは「穂乃果ぁ〜・・・」・・・」
穂乃果は機械かと思わせるくらいゆっくりと振り返った。
穂乃果「あ、あれ?海未ちゃん?さっき先生に呼ばれたんじゃ・・・」
うわぁ・・・海未の顔が般若みたいな顔してるわ。ってかことりはニコニコしてないで止めてやれよ。
海未「ふふ、穂乃果?土日は私が付きっきりで指導しますね?」
穂乃果「海未ちゃんそれだけは!」
海未「問答無用!」
うん、ご愁傷さまだわ。まじで。
穂乃果「ハチくーん」上目遣いウルウル
うぐっ、そんな顔するなよ・・・
八幡「・・・はぁ、穂乃果今回のテストで全教科70点以上取ったらなんか1つお願いを聞いてやるよ。」
穂乃果ならこれに乗ってくるはず。
穂乃果「ほんと!?」
やっぱりか。これで穂乃果はテスト勉強はするはず。
そして遂にやってきた土日。
この日は俺の家なら恭子さんしかいないから大丈夫かときかれて俺はすぐに恭子さんに許可をとって片付けをした。
恭子「八幡君。私は今日は夜までいないので夕食を作っててもらってもいいですか?」
八幡「はい、了解しました。」
そうして恭子さんは出ていった。
さてと午後までに掃除に洗濯とかを終わらせないとな、
そして午後
穂乃果「こんにちは〜!」
来たか。
八幡「おう、全員来たな。さてと始めるか」
凛「凛は八幡先輩に教えてもらいたいにゃ。英語とか国語とか」
ふむ、凛は文系の方が苦手か穂乃果の真逆だな。
八幡「わかった、んじゃあ凛は俺が教えるわ。真姫と花陽はどうする?」
真姫「私は大丈夫よ」
花陽「私は分からないところがあったら聞きに行きます」
八幡「OK、了解」
さてと始めるかね
穂乃果「ちょっと待って!凛ちゃんずるい!私もハチ君に「穂乃果、あなたはこっちですよ・・・」ひぃ!?わ、分かったよ海未ちゃん、ちゃんとやるから」
うわぁ・・・怖っ!もう口元は笑ってたのに目が笑ってなかったし
それよりもことりは・・・
ことり「ふんふふーん」カリカリカリ
スゲェ・・・めっちゃ速い
ま、まぁいいかさてと気を取り直して始めるか
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-10
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
穂乃果「うがァ〜〜〜!!もう疲れた〜〜〜!!!ちょっと休憩にしようよ〜!」
海未「穂乃果、さっき休憩にしたばかりでしょう?集中力が足りませんよ。ほらここまでやったら休憩にしますから頑張ってください!」
うわぁあっちは荒れてるなぁ・・・
凛「八幡先輩、ここがわかんないにゃ」
八幡「ん?ああ、そこはここの文法を使ってみな。そうすれば楽に解けるだろ?」
凛「あ!ホントだ!ありがとにゃ八幡先輩。」
うん、凛は飲み込みが良くて教えがいがあるな。
花陽「あの、八幡先輩。ここがわからないんですけど、おしえてください!」
お、今度は花陽か。えっと、数学の証明か。
八幡「こことここが合同になるだろ?それは何故かを考えるとこことここの辺が等しいからなんだよ、そうなるとここの辺も等しいだろ?そうすれば解けるだろ?」
花陽「あ、本当だ。八幡先輩、ありがとうございます。」
うん、花陽も理解が速いな。
真姫「ねぇ、八幡。ここの問題がわかんないんだけど」
真姫が質問とは珍しいな・・・ってこれは高校の物理じゃねぇか・・・
八幡「この問題はEp=½mv²の運動エネルギーを求める公式を使って当てはめるんだよ。と言うか高校の勉強してるとかお前すげぇな」
真姫「それを答えちゃうあなたも大概だけどね」
まぁそれもそうか。
そんな感じで勉強会は進んでいた。
穂乃果「うう、分かんないよ〜〜!」
うん、穂乃果はやばそうだな・・・はぁ、しょうがないか
八幡「海未、ちょっと変われ。俺が穂乃果を教えるわ」
海未「ですが・・・」
八幡「大丈夫だってこいつがやばいのは俺でも分かってるから」
海未「そうですか・・・分かりました。では穂乃果をよろしくお願いします」
そう言って凛たちの方へいった。
八幡「さてと?どこがわかんねぇんだ?」
穂乃果「こことこことここ」
どらどら、これは数学か、えっと相似?
国語は古文か。後は社会の歴史か。まぁ行けるか。
それから3時間俺らは勉強をして休憩してを繰り返した。
八幡「ふぅ、んじゃあそろそろ終わるか。時間も時間だし」
海未「そうですね、結構勉強しましたし終わりましょうか。」
そう言って片付けを始めた。
八幡「それにしても来週からテストか・・・」
っ!そうだ!ここでこいつらのやる気をアップさせてやるか
八幡「俺に1教科でもテストの点でかてたらなら何か一つだけ言う事聞いてやるよ」
皆「 「 「 「 「 「本当!?」」」」」」
うお!?こんなに食いつくとは思わなかったぜ・・・
1週間後・・・テストが終わって全教科が帰ってきた。
八幡「さてと、俺からテスト見せてもいいんだよな?ほれ」
そう言って俺はテストの解答用紙を机の上に出した。
国語・・・100点
数学・・・95点
英語・・・98点
理科・・・97点
社会・・・99点
そして次は穂乃果
国語・・・73点
数学・・・82点
英語・・・72点
理科・・・92点
社会・・・99点
・・・どうしたこいつ!?
穂乃果「ハチ君、私頑張ったよ!」
八幡「どう頑張った!?理科と社会どうした!?」
海未「まさか穂乃果に社会負けるなんて・・・」
次は海未だ
国語・・・98点
数学・・・94点
英語・・・97点
理科・・・100点
社会・・・93点
まぁ普通だな
次はことりか
国語・・・94点
数学・・・93点
英語・・・100点
理科・・・91点
社会・・・90点
うん、まぁ英語は凄いな・・・
次は真姫か
国語・・・99点
数学・・・93点
英語・・・100点
理科・・・92点
社会・・・97点
英語皆高いな・・・
次は花陽か
国語・・・100点
数学・・・92点
英語・・・93点
理科・・・95点
社会・・・96点
うん、高いな
最後は凛だな
国語・・・97点
数学・・・94点
英語・・・100点
理科・・・95点
社会・・・98点
何でこんなに英語が高いの?ありえないだろ・・・
海未「さて、ハチ。皆・・・では無いですが一つずつあなたのテストの点数に勝ちましたよ?」
穂乃果「穂乃果のお願いは〜、じゃあ!休日に私とデートして!」
八幡「待て、穂乃果お前は勝ってないだろ?」
穂乃果「でも全教科70点以上取ったよ?そしたらお願い聞いてくれるって言ったよね?」
・・・・・・あ、言ってたわ・・・
八幡「やられた・・・」
凛「じゃあ凛も同じにゃ〜!」
花陽「わ、私も同じで・・・」
真姫「まぁそれが1番妥当よね」
海未「私もそれでお願いします」
ことり「ことりもそれがいいな♪」
という訳で俺は1日違いで全員と1日デートをするようにお願いされましたとさ。まぁいっか。
あ、ちなみに学年順位はもちろん1位だったぜ?
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-凛とデート
さて、今日は夏休みに入ってからすぐの土曜日だ。んで俺は今どこにいると思う?・・・正解は千葉駅でした〜。はい残念。
やばいな俺。遂に壊れたか?
と、そこに走ってくる女の子が1人
凛「はぁはぁはぁはぁ八幡先輩遅くなったにゃ」
と、凛は息を切らしながらやって来た。
八幡「いや、俺も今来たところだ。それよりも今日はスカートなんだな。似合ってるぞ?」
そう、凛は今日はスカートだった。いつもはジャージとか短パンとかが多いからびっくりしたぜ
凛「あ、ありがとうにゃ・・・」////
ん?凛の顔が赤いが暑さにでもやられたかな?
凛「そ、それよりも!今日はどこ行くにゃ?」
あ、やべっ。決めてなかった。
八幡「あ〜、凛はどこがいい?」
凛「凛?えーと、じゃあラーメン食べに行きたいにゃ!」
ラーメンか。そう言えば最近行ってなかったから俺も行きてぇな。
八幡「んじゃあラーメン食べに行くか。」
凛「うん!じゃあ凛のオススメのお店に行こ!」
そう言って凛は俺の手を引いて走り出した
八幡「うお!?ちょ!凛!?速い速い速い!そんなに急がなくてもラーメンは逃げないだろ!?」
・・・・・・うん、聞こえてないな。ここは諦めるしかないか。
10分後ラーメン屋到着!
八幡「ここが凛のオススメか?」
凛「うん!ここはね、豚骨チャーシュー麺がすっごく美味しいの!」
ほうほう、豚骨チャーシューか美味そうだな
八幡「よし!じゃあ中に入るか!」
そして俺らは中に入った。
・・・・・・
八幡「ふぅー、美味しかったー。」
凛「満足にゃ〜!」
20分後、俺らはラーメンを食べ終わりラーメン屋を後にした。
あっ、ちなみに俺は豚骨チャーシュー麺で凛は塩チャーシュー麺を食べてたな。美味しかったぜ!
八幡「さてと、帰るにははやいしこの後どうする?」
凛「うーん、じゃあゲーセン行こ!」
ゲーセンか。よし
八幡「行くか。ふふふ、凛よ!俺に勝てるかな?」
凛「それはこっちのセリフにゃ!負けないにゃ!」
バチバチバチバチバチ
俺と凛の間に火花が散った。
ゲーセンにて
八幡「んじゃあ最初はこれだぁぁぁぁぁぁあ!!!」
そう言って俺はホッケーを指さした。
凛「ふふ、負けないにゃ!」
READY FIGHT!!
八幡「ふっ!」カンっ!
凛「にゃ!」カンっ!
八幡「オラァ!」カコーン!
凛「にゃぁぁぁぁあ」カコーン!
こんなやり取りがずっと続き、もう時間が無くなってきたその時だった。
八幡「おらっ!」カーン!!
凛「あっ!打ち間違えた!」
凛が打ったパックが左右にジグザグしながら俺の方へと来た。それにタイミングを合わせて真ん中で打つとそのままパックが凛の方のゴールに入った。
そして試合終了。俺の勝ちだった。
それから俺らはいろんなゲームで対戦した。レースや太鼓。シューティングなど色々だ。
凛「今日は楽しかったにゃ。八幡先輩、ありがとうございました。」
八幡「まぁこれが約束だしな。」
凛「また一緒に行こうね!八幡先輩!」
八幡「おう。」
凛「じゃあ、またね!」
そう言って凛は走っていった。
ふぅ、疲れたけど楽しかったな。
こうして凛とのデートが終了した。
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-花陽とデート
花陽「あ、八幡先輩。おはようございます。」
凛とのデートから翌日。今日は花陽とデートだ。
今は午前10時。ここは秋葉。さて、これが意味することは・・・人が多い!!なんだここ!有り得ないだろ!幾ら何でも多すぎる!・・・はぁまぁしょうがないか
八幡「さてと、花陽はどこに行きたいんだ?」
花陽「スクールアイドルショップです!!」
うお!?びっくりした・・・めっちゃ目がキラキラしてるし。そんなに行きたかったのか。
八幡「そう言えば高校になったら始めるんだっけ?スクールアイドル」
花陽「はい!だからそれの下見とか・・・」
ふむ、なるほど。それなら俺もスクールアイドルに興味があるからなどんなのか見るために行ってみるか。
八幡「よし、んじゃあ行くか。スクールアイドルショップ行ったらその後本屋に寄ってもいいか?」
花陽「あ、はい。分かりました。」
そう言って俺たちは歩き出した。
・・・・・・
さて、着きましたスクールアイドルショップ!
なんか凄い派手だな。俺が入っても通報されないよな?大丈夫なことを願うしかないな。
花陽「うわぁ〜!」
うん、花陽がめっちゃ嬉しそうだわ。まぁそれなら良かった良かった。
っと、それよりも俺も色々と探してみるか。
そう思い色々と物色・・・おっ?この3人組とか良さそうだな。えっと?・・・A-RISE?グルーブ名か?
へぇ、今が高校1年ってことは絵里先輩とかと同学年か、高校1年で今だけ人気とかすげぇな。
花陽「あっ、八幡先輩。それ買うんですか?」
俺がA-RISEのCDを見ていると花陽がそう聞いてきた。
八幡「ああ、ちょっとスクールアイドルについて調べようと思ってな。だけど今迷ってるんだよな。どれを買うか。」
花陽「じゃ、じゃあこれも上げます。これも一応スクールアイドルの歌なので聞いてみてください。」
そう言って渡してきたCDには『μ's・僕らのLIVE 君とのLIFE・僕らは今のなかで』と、書いてあった。
八幡「μ's?・・・9人の歌の女神か。いい名前だな」
花陽「じゃあ八幡先輩、私はこの位でもういいので本屋さんにいきましょう。」
それからは俺と花陽は昼飯を食べに行った。花陽は白米を食べてたな・・・
で、その後俺が欲しいラノベや、小説を探した。
えっと・・・あった。これこれ。そう言って俺はラノベの新刊と前から気になってた小説を俺は買った。
花陽「八幡先輩はなんの本を買ったんですか?」
八幡「えっとラノベの新刊ともう一つは中島敦の『山月記』だよ?」
山月とはまぁ簡単に言うと人が虎へとかわってしまうお話だな。めっちゃ略すと・・・
そうして俺と花陽はそのへんをブラブラして4時くらいまでブラブラしていた。
花陽「八幡先輩、今日は楽しかったです。ありがとうございました。また行ってくれたら嬉しいです」
八幡「おう、時間があったらまたいくか」
こうして花陽とのデートも無事に終了した。
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-真姫とデート
さてと、本日はツンデレもとい真姫とデート何ですね。さてと今日はどこに行くんでしょうかね。
そんなことを思いながら歩いていると集合場所に到着!ん?あれは・・・真姫か?あいつナンパされてるやん・・・しかも面倒くさそうな奴ね?あっそろそろやばいかも・・・あいつら手を出してくるからなぁはぁ、こんなことしたくないんだが一応ビデオ取っとくか。
そして俺は携帯のカメラのビデオカメラを起動して胸ポケットから丁度撮れるようにセットした。
真姫「ちょっと、何よあなた達。私は連れを待ってるって言ってるでしょ!?」
不良A「まぁまぁ良いじゃん、その友達も一緒に楽しいところに行こうよ。ねっ?」
真姫「嫌よ。何であなた達何かと一緒に行かないと行けないのよ」
不良B「・・・ちょっと今のは聞き捨てならないかな〜、俺らみたいなのって何よ。はぁこれはやりたくなかったけどちょっと強引に連れてくか。」
真姫「ちょ、やめてよ!痛い痛い!」
八幡「おいおい、女の子を拉致ですか?そういうのを誘拐って言うんですよ?わかりますか?あっ、おバカさんだからわからないかごめんな?」
と、俺は不良が真姫に手を出した瞬間に近寄って言った。
不良A「あ?なんだお前」
八幡「いやいやいや、見てわかんないの?人ですよ?なんだお前って俺が人に見えないの?だったら眼科をお勧めしますよ?あっ、ちなみにこいつの連れって俺な」
不良C「兄貴、こいつぶっ飛ばしていいっすか?なんかウザいんすけど」
不良D「しかもなんかこの子の連れとか言ってるしwお前みたいなのがこんな可愛い子と知り合いとか有り得ねぇしww」
八幡「・・・なぁ真姫。こいつらの頭の中ってどうなってんの?やばくね?」
真姫「八幡、そんなに挑発すると「ドガッ!!」八幡!?」
八幡「痛いなぁ・・・まぁでもおたくらの沸点が低くて良かったよ。これで俺の正当防衛が成立するから・・・」
そう言って俺は胸ポケットの携帯を見せた。
不良D「なっ!?お前まさか今のを取ってやがったのか!」
八幡「ご名答。さてと、んじゃあ本気でやらせてもらいますかね」
そう言って俺は構えた。
不良A「ちっ!お前らやっちまえ!」
なんか相手の親玉みたいなやつが2人に指示を出した。でも遅いな
八幡「はぁ、死ぬなよ?『虚空』」
八幡がそう言うと八幡はいつの間にか走ってきた不良2人との間合いを詰めていた。まるで八幡以外の時間が止まったように・・・
そのまま八幡は不良2人の腹に掌底を食らわせると不良2人は飛んでいき気絶した。
八幡「あれ?まさかの1発かよ・・・」
不良B「まだだよ!」
八幡「いや。バレバレだからな?」
そう言って後ろから迫ってきた不良に八幡は回し蹴りを食らわせた。
不良A「くっ、クッソがァ!」
そう言って親玉はナイフを持って俺に突進してきた。
真姫「八幡!」
八幡「・・・はぁ」
俺は溜息をつきながら不良のナイフを蹴りで弾くとそのまま後ろ回し蹴りで吹き飛ばした。
八幡「いや、雑魚すぎだろもっと頑張れよ」
そう言って真姫のほうに近づいた。
真姫「驚いたわ、八幡ってあんなに強かったのね。」
八幡「まぁ鍛えてるからな。んで?どこ行くんだ?」
その後俺らはららぽーとでショッピングをしました。
えっ?何を買ったか?真姫の服?あっ、そう言えば真姫にネックレスを買ってあげたら顔を赤くしながらありがとうって言ってくれたぜ!めっちゃ可愛かったな・・・
真姫「八幡?なんか失礼な事考えてない?」
八幡「いや、何も?」
真姫「今日は本当は水族館に行きたかったんだけど、あんな事があったから行けなくなってごめんなさい。」
八幡「いや、大丈夫だ。結構楽しかったしな。」
真姫「そ、そう。あっ、それと今日は助けてくれてありがとう。その、かっこよかったわよ」////
そう言って俺の頬にキスをして小走りで帰っていった。
・・・やばいなにあの子可愛すぎでしょ。てか俺の頬にキスしてるけどいいのか?っとその前に俺が爆発するかもしれない・・・
と、そんな事がありつつ真姫とのデートは終わった。
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魔法使いとチート八幡の日常-中学編-海未とデート
今日は海未の家に行く。いわゆるお家デートってやつだ。今は午前10:00だからあと2時間後くらいだな。さて、午前中は何してようか・・・よし撮りだめしてたアニメでも見るか。
そして俺は進○の巨人season2を見始めた。
・・・・・・・・・
さてと今は何時だ?
1:00
・・・・・・やばい!?1時間overしてるよ!やばいやばい全力で行くしかない!そしてスライディング土下座だな
そして俺は自転車に乗り海未の家へと向かった。
海未「遅い!何をしてたんですか」
八幡「いや、ちょっと道に迷いまして・・・」
海未「ハチ、言い訳は見苦しいですよ」
八幡「はい、すみませんでしたただ家でぐーたらしてたら遅れました。」
海未「はぁ、それじゃあ昼食も食べてないでしょう?だったら私が今から作ってあげますからちょっと待ってて下さい。」
お?海未の手作りか。なんだろう
・・・・・・・・・
海未「出来ましたよ。簡単なものですがお蕎麦です。」
ほう、お蕎麦か。俺は結構好きだからいいけどな
八幡「んじゃあ、頂きます」
海未「どうぞ、召し上がれ」
ズズズズズズズ
海未「ど、どうですか?」
八幡「うん、上手いな。」
いや、ほんとに手打ちかってくらい美味しいんだけど・・・
海未「そ、そうですか。良かった。お蕎麦打っといて良かった」
ん?今なんて言った?
八幡「なぁ、海未。この蕎麦手打ちなのか?」
海未「はい、そうですよ?」
八幡「マジか・・・すげぇな。」
いや、ほんとに手打ち蕎麦を家でやる人なんて・・・家でもやってる人いたわ慶真さんは手打ちが好きだからって咲姫さんがやってたわ1回手伝ったけど結構辛いんだよなあれ・・・
そんなことをもいながら食べているともう食べ終わってしまった。
八幡「ごちそうさん」
海未「お粗末様です。ちょっと量が少なかったですかね?もうちょっと作ればよかったかも・・・」
八幡「いや、別にこれ位でOKだ。サンキューな海未」ポンポン
海未「へ?ふゎっ!?え、えへへ」////
そしてその後は弓道をやった。
海未「ハチ久しぶりにアレをやりますか?」
アレ?・・・ああ、あれか。
八幡「いいだろう、やってやろう。」
そうして俺らは久しぶりに弓道勝負をすることにした。
勝負の内容は簡単。どちらが多く真ん中に当てられるか。矢の量は1人7本。負けた方はここから結構遠くのコンビニでお菓子を買って20分以内で帰ってくる。
そう言う勝負だ。
先行は海未。
海未「ふぅ、はっ!」タンッ
見事真ん中に命中。
まぁ弓道部だしな・・・さて、次は俺か。
八幡「・・・・・・はっ!」タンッ
俺も見事真ん中に命中。
それから6本目まではどちらも真ん中にあてていた。
そして7本目。
タンッ
海未は真ん中に命中。
そして最後は俺。
八幡「ふぅ・・・・・・はっ!」
よし、上手くいった。
だがそこに
ヒュゥゥゥゥゥゥ
八幡「えっ?」
ちょっ!風!?
やばい!
タンッ
と、真ん中からちょっと外れてしまった。
八幡「うがァァァァ負けたぁぁぁぁ!」
海未「よし!では20分で行ってらっしゃい!」
くっそー!
そして俺はダッシュでコンビニまで買いに行った。
・・・・・・・・・
海未「今日はありがとうございます。楽しかったですよ?」
八幡「俺もだよ。んじゃあまたな」
そして海未とのデートが終了した。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~ことりとデート
ふぅ、今日はことりとデートなのだが・・・やっぱり疲れた。一日交代で一人一人デートするのはやっぱり無茶だったかもしれない。だがしかし!残りは二人だ。頑張るしかないでしょ。
という訳で待ち合わせ場所のららぽーとに到着。なんか服を作る材料とかを買いたいから付き合ってと言われたな。
不良A「いいじゃん、ちょっと遊ぼうぜ?」
不良B「絶対楽しいから・・・ね?」
ことり「えっと、私これから行くところあるので」
あれ?なんか前にもこんなことあったような・・・まぁいいか。とにかくことりを助けないとな。
八幡「おーいことり。悪い遅れたわ」
と、不良達のことなど気にせずことりの所に駆け寄った。
不良A「おい、なんだお前はってヒィ!?あ、あなたは!」
ん?どこかであったかな?・・・・・・ああ、真姫とデートした時の不良か。
不良B「す、すみません。まさかあなたのお連れ様だったとは」
八幡「いや、大丈夫だ。危害は加わってないから。まぁもうこんなこと辞めろよ。」
不良A「はい、すみませんでした。おいお前ら!行くぞ!」
不良D「ちょっと待ってくださいよ!あんな弱そうなやつ一人相手なのに何で俺らが逃げないといけないんすか!皆さんがやらないなら俺がやりますよ!」
と、一人がナイフを構えて突進してきた。
不良A「な、バカ!やめろ!」
不良D「邪魔だァ!」
・・・はぁ、
八幡「邪魔なのはお前だよ。」ドガッ!
と、言いながら俺は不良の顔に蹴りをかました。
不良D「ガハッ!」ドサッ
不良A「ったくこのバカ!俺らが束になって襲っても勝てなかったんだ。お前一人で勝てるはずねぇだろ。」
不良B「すみません、うちのが。では失礼します。」
八幡「・・・・・・まぁいいか。ことり、大丈夫か?」
ことり「ハチ君すごーい!不良さんを一瞬で倒しちゃった。」
まぁ鍛えてるしな。っとそれよりも
八幡「そろそろ買い物に行ったほうがいいんじゃないか?「
ことり「えっ?あっ、ホントだ。時間が無くなっちゃうもんね。じゃあ行こっハチ君♪」
そう言って俺の手を引きながら歩き出した。
ことり「最初はここだよ。」
ことりが最初に来たのは生地を売っている店だ。
八幡「こんなに色んなものがあるんだな。」
ことり「うん、でももう決まってるから時間はかからないよ。」
そう言ってさっさと買う物を持ってレジへと向かって行った。
それからは裁縫の道具を売っているところへ行ったり、ボタンなどが売ってるところへ行ったりした。のだがことりは買う物を決めていたらしくスムーズに終わった。
八幡「時間余ったな・・・」
ことり「じゃあゲームセンター行かない?」
ゲーセンか。最近だと凛と行ったくらいかな?まぁ時間も余ってるし行くか
そして俺らはゲーセンへと行った。
八幡「何やるんだ?」
ことり「えっとね・・・これ!」
そう言って指さしたのはダンスゲームだった。
八幡「これか、いいぜ。じゃあ負けた方はジュース1本奢りでどうだ?」
ことり「ことり負けないよ!」
八幡「俺だって!」
--------------------
はい、負けました〜。クソっ!ずるいよ。だってことりとかよく考えたらスクールアイドルやるんだからダンスも練習してんじゃん。くっ!ことりの奴謀ったな!
それから色々と対戦ゲームなどをやりあっという間に時間が過ぎていった。
ことり「はぁ、楽しかった〜♪」
八幡「それは良かったよ。」
ことり「ハチ君、今日はありがとう。また遊ぼうね♪」
八幡「おう、今度はみんなで来るか。」
ことり「うん!」
ことり「あっ、私はここで大丈夫だよ。ありがとね送ってくれて♪じゃあバイバイ。」
そう言ってことりは走っていった。
今日も楽しかった・・・・・・が、疲れた。帰ってさっさと寝よ。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~穂乃果とデート
さてと、今日はラスト、穂乃果とデートなんだが・・・何でディスティニーランドなんだか。
穂乃果「ハチ君早く早く!」
八幡「はいよ、ちょっと待ってろ。」
俺は今、穂乃果とディスティニーランドに来ている。うんやっぱり夏休みだから混んでるな。最悪だ、人混みは嫌いなのに!!はぁまぁいっか今日は久々に楽しんでみるか
穂乃果「ハチ君!最初はあれに乗ろう!」
そう言って指さしたのは・・・ジェットコースター
oh…最初からきついのを選びますね貴女・・・
まぁ乗るけど
穂乃果「きゃァァァァあ!」
八幡「うぉぉぉぉぉお!!」
・・・
八幡「ハァハァ死ぬかと思った。」
そう言えば俺・・・ジェットコースター乗ったこと無かったw
あれは最悪のマシーンだ・・・いや、割とガチで。
穂乃果「だ、大丈夫ハチ君?」
八幡「あ、ああ何とか大丈夫だ。次はもっと優しめのにしてくれ」
穂乃果「うん。えっとじゃああれは?」
そう言って指さしたのはコーヒーカップだった。
まぁあれなら・・・
穂乃果「あはははははははは楽しぃー!」
八幡「うぉぉぉぉぉぉおお!?穂乃果!回しすぎだァ!」
はい、安全じゃありませんでした。めっちゃキツかった〜
八幡「ハァハァ疲れた。」
穂乃果「あ、あはは〜。ごめんねハチくん久しぶりだから楽しくて。」
八幡「いや、だ、大丈夫だ。」ハァハァ
穂乃果「つ、次は大丈夫だから。あれは!?」
そう言って指さしたのはメリーゴーランド。
八幡「まぁあれならどうやってもあんなに回ったりしねぇから大丈夫だと思う。」
穂乃果「よし!じゃあ行こっ!」
そう言って穂乃果は俺の手を引きメリーゴーランドへ走り出した
八幡「お、おい!穂乃果!?」
穂乃果「はやく行くよハチ君!」
八幡「わかった、わかったから手を引っ張るな!」
全くいっつもこいつは元気だな。まぁこの元気なところに救われることもあるんだけどな
それから俺たちは夜まで遊びまくった。けど、やっぱりジェットコースターは無理。なれることすら出来なかった・・・
あっ、でも穂乃果はお化け屋敷でめっちゃ俺に抱きついてきたな。お陰で俺はドキドキしっぱなしだったけどな。
そして俺らは今からパレードを見る予定だ。
バーン
パレードが始まった。
穂乃果「・・・綺麗」
うわぁおヤバイヤバイヤバイヤバイ穂乃果がめっちゃ絵になっとる。なんて言うのかな。うん、とにかくやばいめっちゃ惚れそうだわ。
穂乃果「ハチ君」
八幡「ひゃ、ひゃい!?」
穂乃果「ありがとね?私たち6人のお願いを聞いてくれて」
八幡「いや、お願いっていうより勝負だったんだから気にすんな」
穂乃果「でも私はちがかったよね?」
八幡「でも、俺が約束しちまったからなしょうがないだろ」
穂乃果「ふふ、ハチ君は楽しかった?穂乃果はすっごく楽しかったよ?」
俺か・・・まあ楽しかったなぁ。久しぶりに楽しんだ気がするし。こいつらには感謝だな。
八幡「ああ、楽しかったよ。ありがとな穂乃果。」
穂乃果「うん!また来ようね?今度はみんなで!」
八幡「だな」
そうして全員とのデートが終了した。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~11
さてと、夏休みに入ってからもう2週間とちょっと位が経った。俺は夏休みに入ってからすぐに宿題を終わらせたので今は暇だ。と、その時電話がかかってきた。
八幡「はい、比企谷ですけど。」
静『もしもし、比企谷か?私だ平塚だ。明日から三泊四日で千葉村に奉仕部の活動として小学生の林間学校の手伝いに行くんだが来れるよな?あ、ちなみに異論反論その他もろもろはなしだ。』
その他もろもろって何!?まぁいいや、明日からか。まぁ暇だからいいけど。
静『ちなみに呼びたい人がいるなら呼んでもいいぞ。これをやっておけば内申点が上がるからな。』
ほう、なるほど内申点が上がるならあの6人でも連れていくかね。
八幡「だったら6人ほどいるんですがいいですかね。」
静『6人か?ちなみに誰だ?』
八幡「高坂穂乃果と南ことり、園田海未と星空凛、小泉花陽に西木野真姫の6人です。」
静『ふむ、君はその6人と知り合いなのが驚きだがまぁその話はまた今度としてその6人は行けるのか?』
八幡「はい。」
多分・・・
静『そうか。ならば電話の後に君の携帯にメールで持ち物の連絡をするからそれを見てその6人にも教えてやってくれ。ではまた明日。』
そう言って平塚先生は電話を切った。
小学生の手伝いか。まぁいっか。
俺はその後6人にメールを送った。6人ともOKだったので持ち物をメールで送っといたわ。
恭子「あれ?八幡君。どこかにお出かけですか?」
八幡「あ、恭子さん。はい、明日から部活で三泊四日で千葉村で小学生の林間学校の手伝いに行ってきます。」
恭子「では明日から4日間八幡君と会えないんですか!?うぅぅ、そんな。ふぅ、でも部活ならしょうがないですね。分かりました。行ってらっしゃい。あ、そうだ最近あっちの世界の魔獣がこっちの世界に現れているという情報が入ってきています。気をつけてくださいね。」
マジか、あっちの魔獣が・・・こっちではあんまり魔法は使えないんだがな。
恭子「それでこれ、八幡君にです。」
そう言って恭子さんが渡してきたのは一つのクリスタルだった。
八幡「えっと、これは?」
恭子「これは魔力をこっちの世界でも作れる石です。これを持っていれば自動的に魔力があっちの世界と同じくらいまで貯まります。あまり派手な魔法はダメですが相手が相手ならしょうがないとおもいます。その時は私たちがどうにかするので周りのことは気にせず。あ、でも友人とかには見つかるかもですけど・・・」
やっぱりか、あんまり派手な魔法は撃ちたくないんだよな。あいつらに見つかるのだけは避けたいから。
まぁでも今は考えても意味無いか。その時に考えるか。
八幡「じゃあ俺、明日早いんでもう寝ますね。おやすみなさい」
恭子「はい、おやすみなさい。」
さてと明日からは千葉村か。まぁ頑張るか。
すみません、体育祭やらテストやらで投稿遅れました!
あ、あと英検準二級に受かりましたイェーーイ!!
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~12
俺は今車の中にいる。なぜか?千葉村に行くためだよ!
いやぁ、今結構テンション上がってるんだよ。最近ずっとゴロゴロしてたからなそろそろ飽きてきたところでちょうど平塚先生から電話が来たからな。ボランティアってのはちょっとダルいけどまあいいだろ。さぁ行くぜー。
・・・とか思ってた時期もありました。千葉村に着いた。着いたんだがなんか変な奴らがいるんだよ。えっ?名前?えーと金髪のテニスで俺らがボコボコにした2人とその取り巻き。
・・・・・・・・・・・・
穂乃果「それにしても自然がいっぱいだねぇここは。」
凛「空気が気持ちいいにゃ〜」
八幡「はぁ〜、なんか昼寝したくなってきたな」
海未「こらハチ、それに穂乃果も凛もだらけないでしっかりボランティアに参加してください」
八幡「いや、だって初日ってほとんどオリエンテーリング?で終わりじゃん。そんなのあの金髪に任せれば終わるだろ。」
実際、あの金髪にしか集まってこねぇしな。
海未「はぁ、まあハチは百歩譲っていいとして問題は穂乃果!あなたです!あなたは勉強の成績も悪いんですから内申点を挙げないと高校に入れませんよ!」
まぁ、そうだわな。
穂乃果「え、ええぇぇ!じゃ、じゃあしっかりやる!私もみんなと高校行きたいもん!」
海未「それならばしっかり勉強からしてください!」グリグリ
穂乃果「う、海未ちゃん痛い、痛いよ!」
ことり「う、海未ちゃんその変にしてあげないと・・・」
海未「ことりは甘いんです!だから穂乃果もこんなにふ抜けてしまうんですよ!」
穂乃果「ううぅ、だって!勉強嫌いなんだもん!ってあれ?あの子・・・」
と、穂乃果がなにかに気づいた。
あれは・・・
八幡「いじめか?」
凛「うん、いじめだにゃ。」
はぁ、やっぱりどこにでもいじめってあるんだなぁ
と、そこで穂乃果が動いた。
だが、俺は近づこうとする穂乃果の手を掴んだ。
穂乃果「ハチくん?なんで止めるの?」
八幡「いじめを止めようと思うなよ?いじめってのはそんな簡単に止まるものじゃないんだ。いじめを止めてもその一瞬だけ辞めれば後からまたいじめが再開されるんだよ。」
穂乃果はなにか言いたそうだったが何も言わずに歩き始めた。
八幡「まあ、辞めさせることはできない訳では無いんだが・・・「どうやるの!?」まだ出来ないな。条件が揃わないと。」
海未「いじめを止める気なんですか?」
八幡「まあな、出来ればみんなの力も借りたい。いいか?」
そう聞くと6人はもちろん!と答えてくれた。はぁ俺はいい仲間を見つけたなぁ・・・
っとそれどころじゃないな。多分あの金髪は今日の夜話しかけに行くだろうからその後に提案するか。
真姫「ちょっと。八幡、悪い顔になってるわよ」
あれ?まじでか。
花陽「八幡先輩、ちょっと怖いです。」
凛「凛は八幡先輩がどうやって止めさせるか楽しみにゃ〜!」
海未「はぁ、無茶はしないでくださいね」
ことり「ハチ君、明日はことりも手伝うね!」
穂乃果「穂乃果も手伝うからね!」
はぁ全く。・・・・・・俺の仲間は最高だな。
さてと俺の勝負は今日の夜だ!
すみません遅れて。
次でやっとルミルミですね。
これからもしっかりと頑張ります!
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~13
さて、今はオリエンテーリング?が終わり夕食のカレーを作っているのだが昼間のいじめられている女子はやはりカレー作りには参加せず、近くの木にもたれかかってカレー作りを眺めていた。
と、そこに例の金髪が近づいていった。
はぁ、ほんとにバカだろ・・・
数分すると金髪が離れていったので俺はその女子に近づいた。
「あなたは私にあそこに混ざれって言わないの?」
と、声をかけられた。
八幡「やりたくないんだったら別にやらなくていいだろ。別にやりたい奴だけがやればいい。」
「・・・あなたは他の人とは違って私と同じような感じがする。」
雪乃「そんなことは無いわ。そこのヒキガエルとなんて一緒じゃないわ」
こいつ・・・ほんと自然と罵倒してくるな。
「・・・名前。」
とその女子は呟いた。
名前・・・俺の名前か?
八幡「比企谷八幡だ。」
「私は鶴見留美。よろしく」
雪乃「雪ノ下雪乃よ。よろしく留美さん。」
結衣「はいはーい!私は由比ヶ浜結衣!宜しくね留美ちゃん!」
穂乃果「私は高坂穂乃果だよ!よろしく留美ちゃん!」
ことり「南ことりです♪よろしくね留美ちゃん♪」
海未「園田海未です、よろしくお願いします」
真姫「西木野真姫よ。よろしく」
凛「星空凛にゃ。よろしくにゃ」
花陽「えっと、こ、小泉花陽です。よろしくね留美ちゃん」
・・・いつの間にお前らきやがった。お陰で長い自己紹介タイムだったぜ。
それにしてもこいつが鶴見留美か。なるほどね。
っと、そろそろ本題に
聞いたところ最初から留美がターゲットじゃなかったらしいから結構楽だな。
八幡「なあ留美。お前はこの状態を解消したいか?」
留美「えっ?・・・出来るならしたい。けどここで出来ても後からまたやられるから・・・」
ま、普通はそうだわな。だが
八幡「違うぞ、いじめを止めるんじゃなくて解消するんだよ。それならこれから先ずっといじめは無くなるが。どうする?」
雪乃「そんなこと出来るはずがないわ」
八幡「お前じゃ無理だろうな。俺なら出来る。」
留美「・・・・・・出来るならやって欲しい。いつまでもこの状況はヤダ。」
よし、本人の希望も聞けたし。今日の夜にあの金髪が話した瞬間にこの提案を出すか。
八幡「わかった。じゃあ明日の肝試し楽しみにしてな。」
そう言って俺らは留美をカレーの所に連れていった。
そして夜。俺らは残ったカレーを食べていた。
静「よし、1日目終了だ。みんなご苦労だった。明日に備えて早く寝るんだぞ」
そう言って平塚先生は離れていった。
さて、そろそろあいつなら言ってくるはず
葉山「みんな、聞いて欲しいんだけど小学生の中に1人いじめにあってる子がいるんだ。その子を助けたいんだけど何か案はないかな」
海老名「なにか新しい趣味を見つけたらどうかな。」
おお、えっと、え、え、海老名?さんいいこと言うじゃないか。
海老名「私もBLで新しい友人が出来ました!」
三浦「はいはい、海老名はあーしとあっちに行こうか。」
前言撤回、やばい人だった・・・
葉山「俺的には話し合いで終わらせたいんだけど」
はいきた。この発言を待ってたぜ。
八幡「無理だな。話し合いで止めさせてもまたこの林間学校から帰ったらいじめが続くぞ」
葉山「・・・だが「だがもしかしもねぇよ。止められねぇって言ってんだ。いじめってのはそんなに簡単に終わるもんじゃねぇんだよ」・・・じゃあ、見捨てろって言うのか!」
はぁ、こいつはほんとに疲れるな
八幡「んな事誰も言ってねぇだろ。俺に考えがある。だがその話は明日でいいか?今日はもう寝たい。」
葉山「・・・ああ、わかった。じゃあ今日は解散にしよう。」
そう言って俺らは全員別れた。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~14
さてと遂に来たなこの日が。
俺らは今、川にいる。
なんか午前中は自由時間だから遊んでていいって平塚先生に言われたんだよ。で、俺は水着を着て穂乃果達を待ってる。
穂乃果「ハチくん!お待たせ!」
八幡「おお!?びっくりした・・・」
穂乃果「えへへ、ごめんごめん。」
海未「全く、穂乃果は」
ことり「まぁまぁ、海未ちゃん。それよりもハチ君この水着どう・・・かな?」
そう言われ俺の前にことりと海未と穂乃果が立った。
穂乃果の水着はビキニでトップスが右胸がオレンジ、左が黄色で白の斑点が付いていてボトムスはオレンジ主体の端に黄色がありトップスと同じく白の斑点がありなんか穂乃果って感じがしている。はっきり言ってめちゃくちゃ可愛い
海未はビキニでトップスもボトムスも王道の白。清楚な感じがして海未とベストマッチしている。こちらもめちゃくちゃ可愛い
ことりはビキニでトップスが緑に白い斑点。ボトムスがフリルのついた緑色。これもことりらしさが出ている。こちらもめちゃくちゃ可愛いと思う。
結論、全員めちゃくちゃ可愛いです。」
穂乃果「やった!」////
海未「は、ハチ。褒めすぎです」////
ことり「ありがと、ハチ君」////
あれ?さっきの声に出てたのか?ヤベぇめっちゃ恥ずい・・・
と、そこに2年生組が来た。
真姫「お待たせ。」
凛「遅れてごめんにゃ」
花陽「す、すみません。」
真姫はトップスはパーカーを羽織っててわからないがボトムスが水着の短パンで真姫っぽい?的な感じだがめちゃくちゃ似合ってて可愛い。
凛はビキニでトップスが黄色と白のしましま模様でボトムスが黄色1色。凛にめちゃくちゃ似合ってていいと思う。
花陽はビキニでトップスは白。ボトムスはちょっと深緑的な感じのフリル付きでめちゃくちゃ可愛いと思う。
結論2年生組もめちゃくちゃ可愛い。」
真姫「ちょ、ちょっと八幡!いきなり何言ってるのよ」////
凛「そ、そうだにゃ。いきなりは反則にゃ」////
花陽「はぅぅぅぅ」////
あれ?こっちも声に出てたのか?やばいなこの思ってることを口に出しちまうのを治さないと・・・
それから俺は川で水に浸かってた。ずっと寝そべりながら・・・
ハチクンアブナイヨー
ドン!
八幡「グホッ!?」
寝ながら水に浮かんでいると俺の腹に結構重い打撃が飛んできた。
穂乃果「ご、ごめんね?ハチ君。」
・・・・・・よし、俺もやろうかな」
穂乃果「えっ!?」
その後穂乃果達全員とバレーをやった。結構楽しかった。
そんな楽しい時間は終わりこれから始まる肝試しの手伝いをするために全員で集まっていた。
葉山「さぁ、ヒキタニ君。話してもらおうかな、君の考えを」
八幡「ああ、分かった。喧嘩は話し合いで解決なんてできない。だったらどうするか、そんなの簡単だ。俺が提案する喧嘩の
あのグループの残りの4人をバラバラにしてグループ自体を破壊すればいいんだよ」
どうも、今回は結構中途半端で終わりましたすみません。さて、次は肝試し回で遂に八幡とあと2人が魔法を使います。
あと2人はまだ言いませんが穂乃果達ではありません。
さぁ誰なんでしょうか、次回もお楽しみに!
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~15
さてと、遂にやってきたか肝試し。今回の作戦はまず留美たちのグループを最後にしてから本来のコースとは違うコースへと誘導する。そして俺達が悪役をやってグループを崩壊させる。
そしてそれぞれの役割はグループを最後に誘導するのは凛と花陽。コースを変えるのは真姫とことり。そして悪役を葉山と戸部、三浦がやることになった。葉山が自分から悪役を勝手でたのは驚いたがこれはこれで都合がいい。さっきからずっと森の奥から魔力反応があるから一応警戒しておきたかったからそっちに専念出来る。
それにしても千葉村に来てからずっと近くで微弱の魔力反応があるんだよなぁしかも2つ何かいんのかな?
っと、肝試しが始まったらしいんじゃあ俺もやりますかね。
と、その時
穂乃果「ハチ君!」
と穂乃果が近づいてきた。穂乃果は魔女のコスプレをしている。正直怖いと言うよりめちゃくちゃ可愛い。
八幡「どした?」
穂乃果「暇だったからきちゃった」
八幡「いやいや、今始まったばっかだろ。しっかり仕事しなさい。」
穂乃果「えー、そんな事言ったらハチ君だって・・・・・・」
と、そこで言葉を止めキョロキョロとあたりを見回し始めた。そして俺の服をちょこっとつまんできた。
八幡「ほ、穂乃果?どうした?」
穂乃果「なんか嫌な予感がするの。なんか変なのが出そう。動物とかじゃないもっと変な何か。」
と、震えながら言ってきた。
昔から穂乃果の予感は結構当たる。それも90%くらい。例えば天気予報で雨と言っていて外も雨が降るような天気ではないのに雨が降るような予感がすると言って傘を持っていくと午後からみごとに土砂降りになったこともあった。これはもはや予言の域に入っていると言ってもいいくらいだ。
八幡「・・・分かった一応警戒しとくから。任せろ。」
それから10分くらい立った。今はまだ何も起きてない。穂乃果の予感がはずれたのか?そう思いながら最後の組、留美たちのグループが違うコースへと入っていくのを見届ける。
さてとここからが大事だ。アイツにはしっかりと決めてもらわないとな。
葉山たちは予定通りなんのコスプレもせずに立っていた。いやぁそれにしても三浦が怖い。それに戸部もなかなかやるでは無いか、さてとそろそろ最後だな葉山と打ち合わせ通りのセリフが来るのを俺は待ったそして
葉山「じゃあここに2人残『GYAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』な、なんだ!?」
この声まさか!?そう思っていると夜の空から1匹の悪魔が降りてきた。そう悪魔級魔獣のがーごガーゴイルだった。
八幡「嘘だろ!?チッ!葉山!全員連れて逃げるぞ!速くしろ!」
葉山「あ、ああ。わかった!」
そう言って俺らは小学生の安全を優先して逃げ出した。しかしガーゴイルは俺たちを追いかけてきた。その時
「きゃっ!」ドサッ
と、1人の小学生が転んでしまった。
留美「奈々海!」
留美は昔からその子の名前を
八幡「おい!留美!ちっ!お前らは先に逃げろ!俺はあの2人を助けてから帰る!」
穂乃果「ハチ君危険だよ!」
海未「そうですよハチ!危険です!」
八幡「大丈夫だ。絶対生きて帰るから。だから待っててくれ!」
そう言って俺は2人の元へと走った。その途中で俺は恭子さんから貰っていた拳銃にアイリさんが作ってくれた銃弾を込めてガーゴイルに向けた
八幡「喰らえ!重力弾!」バンッ!
ガーゴイル「GAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」
よし、まずはこっちに意識を向けることが出来た。後は
八幡「氷結弾!」バンッ!バンッ!バンッ!
ガーゴイル「GAAAAAAAAA!!」パキパキパキ
ガーゴイルは叫ながら凍っていった。
八幡「今のうちだこっちに!あの氷はそんなに持たないから早く逃げるぞ!」
そう言って俺は2人を抱き抱えるとそのまま木の上に飛び上が・・・れなかった。
八幡「なっ!?」
足をガーゴイルに掴まれていた。
八幡「もう抜け出したのかよ!ってまずい!お前らはさっさと逃げろ!」
そう言って2人を離した。その瞬間ガーゴイルは俺のことをそのまま木に叩きつけた
八幡「ガッ!?ガハッ!ゴホッ!はぁはぁ」
留美「八幡!」
奈々海「お兄さん!」
そう言って留美達が近づいてきた。
留美「くっ、よくも八幡を!奈々海行くよ!」
奈々海「う、うん!」
留美&奈々海「 「魔力解放」」
ドォォォン!
・・・マジかよ何この超展開。まさか微弱な魔力反応2つってこいつら二人だったのかよ・・・
留美&奈々海「 「
留美「アイスボール!」ヒュンッ!
奈々海「ライジングボール!」ヒュンッ!
2人はガーゴイルに初級魔法を撃ったがそれは簡単によけられる。
そしてガーゴイルはそのまま一気に2人に近づいて言行った。2人はビビって動けないのか多分魔獣とのバトルが初めてだからだろう。っとまずい!あの2人には指一本触れさせねぇぞ!
八幡「魔力解放!!頼む2人とも久しぶりだけど俺に力を貸してくれ!」
そう言って俺は腰につけている十字架のキーホルダー2つを取った。
『ふふっ!久しぶりだね!八幡君!』
『お久しぶりです八幡さん!』
八幡「ああ!頼む久しぶりで申し訳ないがお前らの力を借りるぞ!」
そう言って俺は2つの十字架を構えて
八幡「爆焔より生まれし紅の姫君よ!その力を解放せよ!焼き尽くせ!《紅時雨》!!」ゴォォォォォ!
八幡「闇夜に舞う雷の姫君よ!今ここに力を示せ!闇夜を駆けろ!《夜桜》!!」バチチチチチチ!
よし!行くぜ!
八幡「夜桜!『雷足』!」ヒュンッ!
ガキィン!!
そして俺は2人に振り下ろされたガーゴイルの手を受け止めた。
八幡「この2人には指一本触れさせねぇぞ。ガーゴイル!」
はい、今回はここで終了!
なんと留美ちゃんと留美ちゃんのグループの1人は昔から友達だったようですね。しかも魔法使い!
さてとじゃあ一応人物紹介
鶴見留美
魔法世界出身。だがまだ初級魔法しか覚えておらず戦闘経験などひとつもない。
得意魔法属性は水、闇。
三木島奈々海
魔法世界出身。留美とは小さい頃からの付き合いだがこっちの学校でいじめに会いたくないため仲が悪いふりをしている。
留美と同じく初級魔法しか撃てない。
得意魔法属性は雷、龍。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~16
八幡「こいつらには指一本触れさせねぇぞ。」
危ねぇー、間に合ってよかったぜ。あと少し遅かったら間に合わなかったわ
留美「八幡、ありがとう。」
奈々海「えっと、ありがとうございます。八幡さん?」
八幡「おう、大丈夫だったか?あんまり無茶はすんなよ?」
とりあえず怪我はないからよかったよかった。さてとさっさとキメないとあいつらが戻ってきそうだからキメますか。
紅時雨『あれやるの?』
八幡『おう、まだ出来るよな?』
夜桜『それは八幡さん次第ですけど私達なら準備おっけーです!』
まあ、俺もしっかりと感覚は覚えてるから大丈夫だろ。
八幡「よっしゃやるか」
そして俺は両方の刀をさやに閉まって腰につけると居合の構えをした。
八幡「キメるぜ《雷足》」
そして俺は一気にガーゴイルとの間合いを詰めると2本の刀を一瞬で引き抜き十字に切りつけそのままガーゴイルの後ろへと抜けた。それまでにかかった時間は0.1秒。
八幡「
そして俺が刀をしまうのと同時にガーゴイルの体が十字に斬れそこから焔が噴き出した。そして直ぐにガーゴイルの体は灰となって消えた。
留美「す、すごい・・・」
奈々海「悪魔級を一撃で・・・」
八幡「さてと、そろそろ戻るぞ。さすがに心配してるだろうから」
留美「う、うん。」
奈々海「分かりました。」
そして俺らは森を歩き始めた。
八幡「そう言えばお前らって仲いいのか?」
森を歩いてる途中で俺は気になっていたことを聞いてみた。
留美「うん。私達は幼馴染。あっちの世界でいつも一緒に遊んでた。」
奈々海「でも、こっちに来てからいじめが流行って私はいじめられるのが怖くて留美ちゃんとお話することが少なくなって・・・」
なるほどね、よくあるパターンだな。
ま、でも
八幡「もう、仲直りしたんだろ?だってあんなに息ピッタリで戦ってたし」
留美「・・・・・・」
奈々海「・・・る、留美ちゃん。ごめんなさい!私、いじめられるのが怖くて留美ちゃんを虐めちゃった。ほんとにごめんね。けど、もし許してくれるなら。もう一度お友達に・・・親友になってくれませんか?」
それを聞くと留美は泣き始めた。
留美「・・・遅いよ、バカ」ポロポロ
奈々海「ごめんね留美ちゃん。ほんとにごめんね」ポロポロ
これが青春って奴か俺には全然経験ないがいいもんなのかねぇ。ま、一件落着したようだからよかったよかった
奈々海「八幡さんもありがとうございました。」
留美「八幡、ありがとう。」
八幡「は?いや、俺は何もしてないだろ。」
留美「私たちを助けてくれたりとか色々としてくれたから」
奈々海「八幡さんが居なかったら私達は仲直りできなかったと思います。だからありがとうございました」
・・・まっいっか。
ポンポン
俺は無意識的に2人の頭を撫でていた。
奈々海「ひゃ、ひゃちまんさん!?」////
留美「な、何してるの八幡!?」////
あっ、やべっ!無意識だったわ
八幡「わ、悪い」
そんなことをしていると合宿していた宿舎に戻ってきていた。
それからは留美たちはちゃんと仲直りしたらしい。よかったよかった一件落着「ハチ君!」・・・じゃないな。
穂乃果「・・・そこに正座!」
八幡「えっ、いや何で 海未「ハチ!速く!」はい!すみません!」ササッ
それから1時間くらい6人に説教されましたはい。」
静「みんな3日間ご苦労だった。それではこれで解散とする。」
それから俺らは何事もなくボランティアを終え帰ってきた。
八幡「さてと、帰りましょうかね。」
穂乃果「帰ろ帰ろー」
海未「そうですね帰りましょうか」
真姫「今日は帰ってお風呂に入ってすぐに寝ちゃいそうだわ。」
凛「凛もにゃー」
花陽「で、でも楽しかったから私は良かったかな?」
ことり「ことりも♪」
まあ、全員楽しめたようでよかったよかった。そうして俺らはさっさと帰った。
八幡「ただいまー」
恭子「あ、おかえりなさい八幡君。」
あ、そうだあのこと言っておかないと
八幡「恭子さん。今回千葉村で悪魔級のガーゴイルと交戦。負傷者は出ませんでしたし、俺が一人で倒せたのでよかったんですが一応警戒をお願いします。」
恭子「ガーゴイルですか!?・・・まさか悪魔級まで出てくるとは。分かりました上の人に言っておきます。」
よし、それじゃあ俺は寝るか!
恭子「八幡君、寝るんですか?まあ疲れた見たいですししょうがないか。じゃあおやすみなさい八幡君」
そう言われ俺は返事をしながら自分の部屋に入りベッドに直行した。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~17
八幡「ふぁぁぁ」
今日は早く起きすぎたかもな。まぁ、昨日帰ってからスグに寝たから・・・。風呂でも入るかな
と思って道場の前を通り過ぎようとすると、中から素振りの音が聞こえてきたので中を覗いてみると、そこには袴を着て木刀を振っている恭子さんがいた。
八幡「おはようございます恭子さん。早いですね?」
恭子「あっ、八幡くん。おはようございます。ちょっと久しぶりに鍛錬でもしようかなと思いまして。」
なるほど、そう言えば俺と会ってから仕事や大学やらで木刀を振っているところを見たところがなかったな。多分袴姿も初めてかもしれないな。ちょっと戦ってみたいな。
八幡「恭子さん、俺と一戦してもらえませんか?」
恭子「ふふ、そういうと思ってました。では相手に1回だけ当てたら勝ちというルールでどうですか?そして負けた方が朝ごはんを作る。」
八幡「それでオッケーです。」
そう言って俺らは構えた。
八幡「じゃあ行きます!はぁ!」
俺は一気に距離を詰め恭子さんの胴を狙って斬りかかった。しかし恭子さんは上手く受け流した。それからはずっとそれの繰り返しだった。俺が攻撃を仕掛けると恭子さんが受け流す。
八幡「はぁ、はぁ、はぁ、うぉぉぉぉ!」
そして俺は一気に恭子さんとの距離を詰めた。その時、恭子さんがいきなりしゃがみこみ、木刀を俺の足首に当て掬い上げるようにして持ち上げた。俺は空中で一回転してそのまま背中から落ちてそこで木刀を当てられた。
八幡「くっそー、負けたー。ってか最後のって暁流の掛け車って技ですよね?まさかあそこで使ってくるとは・・・しかも全部攻撃を受け流れたし」
恭子「今のは暁流の『静』の型と掛け車のコンボ技ですよ」
八幡「静の型?」
俺は聞いたことのない言葉に首をかしげた。
恭子「あれ?兄さんに習ってないんですか?暁流の型」
八幡「そんなのあるんですか?」
恭子さんは溜息をついた。
恭子「全く兄さんは・・・では私が教えます。えっと、暁流の型って言うのは3つあって、パワー型の『豪』、スピード型の『速』、カウンター型の『静』があります。そして私が使っていたのは『静』の型です。ちなみに八幡くんは『速』の型ですよ?まぁ型と言っても戦い方が偏るだけですのであまり気にせずに。しかし、一つの型しかないと辛い時もあります。なので最低二つはできるようにした方がいいと思います。私は一応『豪』の型も使えます。」
な、なるほど・・・よく分からないけど多分俺にあってるのは『静』の型だと思うからそっちを習おうかな
八幡「じゃあ『静』の型を教えてもらえませんか?」
恭子「私もそう言おうと思ってました。多分八幡くんは『静』の型の方が『豪』の型よりもあっているのでそっちを教えようと思います。まぁ気長にやって行きましょうか。では八幡くん。あの約束通り朝ごはん、よろしくお願いしますね」
あ、そうだった・・・はぁやるか
俺と恭子さんは朝飯を終えると居間でテレビを見ながらくつろいでいた。
八幡「はぁ〜、今日も暇だなぁ。恭子さんは今日は仕事じゃないんですか?」
恭子「はい、久しぶりの休暇です。」
八幡「そうなんですか。はぁそれにしても暇ですねー。久しぶりにあっちにでも行こうかなー」
恭子「それもいいですねー。」
と、その時ピンポーンとチャイムがなった。
八幡&恭子「 「恭子さん(八幡くん)お願いします。」」
かぶった・・・
八幡「いや、恭子さん暇なんだったら出てくださいよ。俺は今宿題のやり残しを思い出したのでやろうと思ってるので」
恭子「いや、でも今はいるじゃないですか。それに私も仕事を思い出したのでちょっとここでやろうと思ってるんですから。」
八幡「・・・だったらいつものやつで行きましょうか」
恭子「そうですね。じゃあ行きます」
八幡&恭子「 「最初はグー!!じゃんけんポン!」」
八幡パー
恭子グー
八幡「よし!俺の勝ちですね!」
恭子「くっ!負けた・・・はぁ分かりました。では行ってきますね。」
そう言って玄関へと向かった。
よし、じゃあ俺は撮り溜めておいたアニメでも見ようか「八幡くーんお客さんですよー」なん…だと…。はぁ誰だよこんな時に。まぁ多分穂乃果らへんだろうけど・・・
そんなことを思いながら玄関へ行くとそこにはμ'sの9人がいた。・・・まだμ'sじゃないか。
八幡「・・・今日はお揃いでどうしました?」
穂乃果「ハチくん!花火大会行こ!」
八幡「花火大会?」
絵里「今日、花火大会が有るらしくて」
希「一緒に行かへんかなーと思って」
花火大会か・・・まぁいっか。
八幡「OK、んじゃあ何時にどこに集合?」
そう言うとみんながポカーンとしていた。
海未「い、いいんですか?」
八幡「いや、お前らが誘ったんだろ?」
ことり「ハチくんだから断ると思った・・・」
八幡「おい、そんな事言ってっと行かねーぞ」
ことり「わー!ごめんなさーい!」
八幡「はぁ、んで?何時?」
真姫「5時に駅前でどお?」
八幡「了解・・・ってか今更だがメールでよくね?」
穂乃果「いやぁ、あははは。実は本当は穂乃果一人で誘おうと思って来たんだけどハチくんの家の前でみんなとばったり会っちゃって。」
・・・なるほどね。まぁいいや
八幡「で?5時に集合ってのはわかったんだが・・・何でまだいんの?用事まだあんの?」
にこ「いいじゃない別に・・・ってか中には入れてくれないの?」
凛「八幡先輩の家に入ってみたいにゃ〜!」
家の中はいいのかねぇ
八幡「いいですか?恭子さん」
恭子「ええ、大丈夫ですよ」
八幡「だってよ、んじゃあ入れ」
9人『お邪魔しマース!』
それからはみんなで人生ゲームやトランプなどをして遊んだ。
海未「そうだ。ハチ、道場を見せてもらえませんか?」
トランプなどで遊んだ後休憩でみんなとテレビを見ていると不意に海未がそんなことを聞いてきた。
八幡「道場?別にいいが・・・」
道場行くんだったら昔やってたアレでもやるのかな?
そして俺らは道場へと向かった。
八幡「ここだ。」
9人『おおー! 』
穂乃果「広ーい!」
絵里「ハラショー!」
八幡「海未、ほれ。」
俺は置いてあった弓を海未に渡した。
海未「まさか、アレをやるんですか?久しぶりに」
八幡「ああ、小学5年の時以来だろ?久しぶりにやろうぜ異種混合戦」
海未「・・・分かりました、私もハチ相手にどこまで出来るかやって見たかったので。」
海未達には昔自分の身を守るためという理由で俺の知っている護身術などを色々教えた。だが海未は武術も教えて欲しいと言うことで俺が色々と教えていたのだ。
海未「ではやりましょう。行きますよ」
そう言って海未は弓を構えて撃った
ヒュン!
その矢は俺めがけて一直線にとんでくる。しかも結構な速さだ。
穂乃果「海未ちゃん!?・・・ハチくん危ない!」
海未「いえ、あのくらいじゃハチは・・・」
八幡「あらよっと」
俺は木刀を両手に持つとその矢を右の木刀で叩き切ったしかも縦に。
絵里「は、ハラショー・・・」
にこ「・・・矢って縦に切れるのね。」
真姫「いや、無理でしょ!?そんなの出来るなんてもう化け物じゃない!」
なんか外野がうるさいが
八幡「行くぜ」
そう言って俺は海未に向かって走り出した。
その俺に向かって海未は矢を放つが俺はそれを木刀ではじきながら進む。
海未「くっ!だったら3本いっぺんにはどうですか!」
そう言って3本いっぺんに放ってきた。
八幡「嘘やんけ・・・やって見るか『投影・開始』構成材質解明。構成材質補強。おら!」スパン!
恭子「なっ!あれは投影魔術!?魔法より先に生まれ、今は秘術となったとアイリさんから聞いてはいましたがあの投影・魔術を何故八幡くんが!?」
八幡「ちょ!?恭子さん!?」
俺が叫ぶとあっ!と顔を上げやってしまったという顔をした。そう、恭子さんと二人きりなら良かったが今はちゃんと9人いるんですよねー・・・はぁ
穂乃果「ハチくん。魔法ってあの魔法?」
海未「どういう事か説明していただきましょうか。」
はぁ、こうなるからやだったのに・・・
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~18
恭子「あっ!えっと、その・・・違うんです。魔法っていうのは・・・」
八幡「もう良いですよ恭子さん。隠してた俺が悪いんです。今ちゃんとここで話しますよ。」
恭子「八幡くん・・・すみません。」
八幡「俺って中学に入学する前に転校しただろ?その転校先ってのが異世界ってとこなんだ。そこで俺は魔法を覚えて魔法使いになった。証拠はこれだ。」
そう言って俺は手から雷をチョットだけ出した。
海未「異世界・・・」
穂乃果「うわぁ、ハチ君すごーい!」
凛「凛もやってみたいにゃ〜!!」
希「八幡君、異世界ってうちらも行けるの?」
八幡「まぁ行けないこともないが、今はまだダメだ」
そう言うとみんなガックリと肩を落とした
八幡「まぁそう落ち込むなって」
にこ「そうよ、八幡はまだって言ったのよ?まだってことはいつかは行けるってことでしょ?」
八幡「まあな、そう言う事だ」
そう言うとみんな元気を取り戻した。
にこ「ならいいわ。異世界ってやつに興味あるから行く時は私のことも誘いなさいよ?」
にこがそう言うとみんなも同じようなことを言ってきた。俺的には海未も行くと言うとは思わなかったから驚きだな。
それからは質問三昧だった。
異世界での生活や魔法についてなど色々と聞かれた。
八幡「なぁ、盛り上がってるところ悪いんだが時間は大丈夫か?花火大会何だろ?」
そう言うとみんなが、もうこんな時間!?と言って立ち上がり5時半に駅前に集合とだけ言って帰って行った。
八幡「・・・恭子さん、花火見れるところありますかね。今から行って」
恭子「そこは私が何とかするので気にせずに楽しんでください。」
そう言ってお小遣いをくれた。
17:30
俺はここに5分前に来ていたがまだ誰も来ていなかった。
それから5分経過したがまだ誰も来ない。
八幡「・・・遅いな、まぁ着替えとかしてんのか。」
穂乃果「ハチ君!ごめんね遅れちゃって」ハァハァ
と、穂乃果が到着した。後ろには雪穂もいた。二人ともオレンジ色が主体の浴衣を来ていてどちらも似合っていて可愛いと俺は思う。
八幡「大丈夫だ、そこまで待ってないから。それよりも雪穂、久しぶりだな。」
雪穂「うん、八兄久しぶり。たまにはうちに遊びに来てってお母さんが言ってたよ?」
そう言われると最近行ってないな。
八幡「了解した。今度久しぶりに遊びに行くわ。」
と、そこに海未とことりと真姫が到着した。海未は紺色の浴衣。ことりは緑っぽい綺麗な色の浴衣だ。真姫は赤色の浴衣だった。
うん、それぞれ似合ってて可愛いと思う。
海未「遅れてすみません。」
八幡「いや、そんなに待ってないし時間も過ぎてないから大丈夫だ」
真姫「ほら、言ったじゃない。そんなに急がなくても八幡なら許してくれるって」
ことり「海未ちゃんはしっかり者だからそういうところしっかりしたいんだよ」
真姫「それは分かるけど、あんなに急がなくてもいいじゃない。途中ではぐれそうになったわよ」
海未「うう、すみません」
まぁ、海未は真面目だから仕方ないよな。と、そこに花陽と凛も到着した。花陽はことりの緑よりも少し薄めのライトグリーン、凛は黄色の浴衣だった。うん、似合ってる。
凛「ハァハァ、遅れたにゃ〜。」
花陽「ハァハァ、す、すみません。」
めちゃくちゃ疲れてる・・・
八幡「だ、大丈夫か?そんなに急いでこなくてよかったのに・・・時間もぴったりだし」
それにまだ先輩達が来てないしな。
と、凛たちが息を整えていると先輩方3人も走ってきた。
絵里「ごめんなさい、遅れてしまったわ。」
希「準備に手間取っちゃって」
にこ「ほんとにごめん」
と、頭を下げた。
八幡「いや、そんな頭をさげなくても・・・。それにまだ花火まで時間ありますから。」
そう言うと頭をあげてくれた。良かった・・・
八幡「じゃあ全員揃いましたし、行きましょうか」
そして俺たちは花火大会の会場へと向かって花火を見た。
それから俺はみんなを家まで送り自分の家へ帰った。
えっ?花火大会の会場でなにかなかったのかって?ふっ、黒歴史しか残んなかったさ。いやね?だって久しぶりに花火を見たからちょっとはしゃいじゃったんだよしょうがないでしょ・・・。
それからは何事もなく夏休みが終わった。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~19
夏休みも終わり遂に地獄の学校が始まった。だが学校では夏休みが終わったのにもかかわらず騒がしい。なぜならもうすぐまぁ1ヶ月くらい先だが文化祭が始まるからだ。まだ1ヶ月くらい先なのにさわがしいってドンだけだよって思ってるやつ・・・俺もだよ。
俺も文化祭は楽しみだがまだこんなに騒げねぇ・・・それに今日は只でさえ気持ちが落ちてるのに・・・えっ?なんでかって?勝手に文化祭実行委員にされたからだよ!いやね?ちょこっとだけ寝てただけなんだよ?なのに黒板みたら俺の名前があったんだよ!隣に文化祭実行委員って書いてあったんだよ!あともう一人いたけど誰だか知らねぇから紹介はなしだが。あっ、でも穂乃果たちも生徒会だから文実に行くって言ってたな。良かったぜ。
「ハ・・・くん!」
「・・・チくん!」
穂乃果「ハチくん!!」
八幡「うぉ!?びっくりした。どうした穂乃果?」
穂乃果「どうしたじゃないよ!さっきから呼んでも返事しないんだもん。」
八幡「すまん、ちょっと文実をやるのが嫌すぎて現実逃避みたいなことをしてたわ。」
穂乃果「もう、ハチくんったら。穂乃果達も文実に行くんだからいいじゃん!」
八幡「そうだな。俺もそう思って現実逃避をやめたわ」
八幡「それで?なんか用があったんじゃないのか?」
俺はそう穂乃果に聞いた。
穂乃果「あー、うん、えっとね?クラスの出し物なんだけどね?喫茶店って言うかメイド喫茶?みたいなのにしようって言うことになったんだけどね?このクラスでケーキ作れる人誰かいるって聞かれたから咄嗟にハチくんのことを推薦しちゃった・・・テヘッ♪」
・・・
八幡「テヘッ♪・・・じゃねぇよ!?俺、文実!!ドゥーユーアンダースタンド!?文実はめちゃくちゃ忙しい!OK!?」
穂乃果「だって!ハチくんのケーキ食べたかったんだもん!」
ん?そう言えば俺、ケーキ作ったことあったっけ?いや、恭子さんに頼まれて作ったことはあるけど他の奴らには作ってねぇよな?じゃあなんで知ってんだ?
八幡「穂乃果、俺がケーキ作れるって話どこで聞いた?」
穂乃果「恭子さんに教えて貰ったよ?クリスマスとか誕生日とかはハチくんがケーキを作ってるって」
うぉぉぉい、恭子さん。勝手に俺の情報を流さないで〜。はぁ今回は恨みますよ恭子さん・・・
八幡「はぁ、もういいや俺は何も言わないわ。もう勝手にしてくれ。」
穂乃果「うん、ごめんねハチくん。」
八幡「いや、別に大丈夫だ。」
そうして俺は明日の放課後にケーキを作ることとなった。
さてと放課後だ。
放課後はいつもはまぁ不本意ながら部活に行くのだが今日は文実があるから休みだ。まぁ文実とかやりたくないがな。
そんなことを考えながらも会議室に到着。穂乃果たちはもう来ている。なんか生徒会だから準備があるって言ってさっさと行ってたな。
ドアを開けると中には結構人がいた。あれ?俺座れるところないんじゃね?
そう思いながら適当に歩いていると
「あ、比企谷先輩!こんにちは!」
「あ、先輩こんにちは。」
と、挨拶された。もう1度言おう。『俺が』挨拶された。
八幡「はぁ、うるさいぞ戸山。それと山吹も文実か。戸山のお守りご苦労さんですね。」
戸山「先輩!?お守りってなんですか!?」
山吹「ありがとうございます。あ、ここの席どうぞ。」
八幡「おう、サンキュ。」
と俺は進められた席に座った。
戸山「スルー!?」
八幡「うるさいぞ戸山。全くお前も文実か。ま、お前が立候補してこいつのお守りとして山吹が推薦で選ばれたって感じか」
俺は簡単に推理をして言った。
山吹「正解です。」
戸山「違うでしょ!?沙綾も先輩も私の事どう思ってるんですか!」
俺&山吹「うるさくて手のかかる子供」
戸山「酷い!?」
とまあ、冗談はこの辺にしておきますか。
そろそろ始まりそうだし。
穂乃果「皆さん、こんにちは。これより文化祭実行委員会を始めたいと思います。まず、始めるにあたって実行委員長と副委員長を決めたいんですけど誰かやりたい人はいませんか?」
穂乃果の合図で始まる実行委員会。最初は委員長を決めるらしい。まぁこれが1番時間かかりそうだな。みんな実行委員長とか言う面倒な仕事したくないだろうし。はぁ、誰も手を挙げなさそう「はい!私やりたいです!」あっ、そう言えばいたわ。手を挙げそうなやつが若干1名俺の隣に...
穂乃果「わぁ、ありがとう!えっと、お名前を聞いてもいいかな?」
戸山「はい!2年B組の戸山香澄です!」
穂乃果「香澄ちゃんだね。よろしく!じゃあ他にやりたい人はいませんか?・・・いないみたいだね。じゃあ香澄ちゃん、これからよろしくね!」
香澄「はい!よろしくお願いします!」
穂乃果「じゃあ副委員長は...」
山吹「私がやります。」
そう言って隣の山吹が手を挙げた。まぁ戸山のお守りをする役目があるから当然?なのか
穂乃果「おお、決まるのが早い...えっと名前を聞いてもいいかな?」
山吹「はい、2年B組の山吹沙綾です。よろしくお願いします」
穂乃果「山吹沙綾ちゃんだね。よろしく!えっと他に手を挙げてる人はいないからじゃあ副委員長は沙綾ちゃんに決定!!」
そんなこんなで委員長と副委員長が決まった。
穂乃果「じゃあここからの進行は委員長と副委員長に任せるね。」
香澄「はい!わかりました!えっとじゃあまずは皆さんの役割分担をしたいと思います!」
そうしてそれぞれ役割を決めていった。さてと、じゃあ俺は記録・雑務でもやり「あっ、比企谷先輩。先輩は私の手伝いをお願いします。」...
八幡「なんで俺が山吹を手伝わなきゃいけないんだ?」
沙綾「だって先輩って記録・雑務なんかに入ったら私の見えないところでサボりそうじゃないですか。」
うっ、有り得るから言い返せねぇ...
八幡「はぁ、わーったよ。副委員長補佐ってことでいいのか?」
沙綾「はい、よろしくお願いします。」
そうして俺は強制的?に副委員長補佐の役割についた。
勉強とかが忙しくて投稿が出来なかったんです...許して...しかも今年は受験生だから投稿ペースがどんどん落ちていく...だがしかし!来年からはしっかりと投稿していくのでご安心を。また、たまに投稿するので読んで貰えると嬉しいです。
ということでさよならー
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魔法使いとチート八幡の日常~中学編~20
文実があった日の翌日。俺は穂乃果とほかの女子二人と家庭科室に来ていた。何故かって?そりゃあここにいる穂乃果が俺をクラスの出し物の料理担当に推薦したから実力を見せろって言われましてね?
八幡「んで?穂乃果、その後ろの2人は誰?」
???「ちょっとー、比企谷くん。同じクラスなのにそれは無いでしょー。」
???「そうですよ。名前くらい覚えておいてくださいよ。」
八幡「いや、まず同じクラスだったの?」
2人「そこから!?」
まぁ俺はクラスのヤツらの名前も顔も全然覚えてないからなぁ...
穂乃果「アハハ〜...ごめんね2人とも。ハチ君はクラスのみんなのこと全然覚えてないから。全く、ハチ君。こういう事になるからしっかりみんなのことは覚えておいてよって言ったのに」
穂乃果に注意された...一生の屈辱だ」
穂乃果「それどういうこと!?穂乃果だって注意くらいするよ!」
???「さてと、痴話喧嘩も終わったみたいだし自己紹介しようかな。私は赤崎 楓。クラスの書記だよ。よろしくね。」
赤崎ね。覚えた
???「では次は私が。私は早坂 みやびです。一応クラスの委員長です。よろしくお願いしますね。」
早坂だな。覚えた。
八幡「OK、赤崎に早坂な。よろしく。それで?俺はなんのケーキを作ればいい?」
自己紹介が終わったので俺は今回の目的のケーキの話に話を変えた。
赤崎「...痴話喧嘩の部分はスルーでいいんだ...。んんッ!そうだなぁ、自分の自信作かな。一応この冷蔵庫の中のものは全部使っていいらしいから。」
そう言って赤崎は冷蔵庫を開けた。
ふむ。なかなか材料は揃ってるな。
八幡「了解、じゃあ1時間後にここに戻ってきてくれ。それまでには完成させる。」
早坂「1時間後...ですか。この部屋にいても大丈夫ですか?」
八幡「ああ、別にいいが邪魔はしないでくれよ?」
早坂「分かってます。」
穂乃果「穂乃果は一旦文実に顔を出してくるよ。」
赤崎「私もクラスの方を見てこようかな。」
八幡「了解。んじゃあ俺は始めるわ」
そして俺はケーキ作りを開始した。
それから一時間後...えっ?ケーキ作りの描写をかけって?いや、俺の作るケーキのレシピは企業秘密だから...
赤崎「あっ、ほんとにケーキできてるー。1時間で終わるものなんだねぇ。」
そこに赤崎が帰ってきた。
早坂「凄かったですよ。ほんとに。スポンジの作り方ももう手慣れているかのようにさっさと終わらしていたし、その後の生クリームを作ったりするのにも時間をかけずさっさと終わらせていて気がついたらもう盛り付けだけになっていました。」
赤崎「そ、そんなに?」
と、驚いた顔で俺を見る。まぁ早坂も結構話を持ったような気がするが...いや、俺の中では普通でもほかの人から見たら早い方なのか?
と、そこに穂乃果と海未とことりもやって来た。
穂乃果「あっ、ケーキ出来てる!」
ことり「うわぁ、美味しそー♪早く食べたいな♪」
海未「ほんとですね。美味しそうです。」
八幡「海未とことりは違うぞ?」
そう言うと海未とことりはがっかりしたような顔で
海未「私は食べちゃいけないんですか?...」
ことり「私も?...」
と言ってきたので俺は首を振った。
八幡「そういう事じゃなくてお前らの分はこっち。」
そう言って俺は海未に抹茶のチョコレートケーキを。ことりに特製チーズケーキを冷蔵庫から取り出して渡した。
海未「こ、これは?」
ことり「私たちに?」
八幡「ことりはチーズケーキ好きだろ?海未はあんまり甘いのが好きじゃないはずだからちょっと甘さ控えめのケーキを作ってみたんだよ」
穂乃果「えー!ずるい!わたしには!?」
八幡「穂乃果はいちごが好きだろ?だからそのケーキいちご多めに作ってあんだよ。」
そう言って俺は作ったケーキを切って皿にのせて穂乃果と赤崎、早坂に手渡した。
八幡「さてと、では召し上がってくれ。」
5人『いただきます!』
5人『お、お、おおお美味しーーい!!』
赤崎「なにこれ!スポンジが口の中で溶けて無くなったよ!?」
早坂「でも、無くなってもスポンジの味がしっかりと口の中に広がっていきます!」
穂乃果「このクリームも美味しい!色々な果物の味がするよ!」
海未「この抹茶チョコレートケーキは甘すぎず苦すぎない。ちょうどその中間くらいの甘さでスポンジの味としっかりとマッチしています。」
ことり「このチーズケーキ、中にクリームが入っていて普通のチーズケーキよりも甘くなっているのにしっかりとスポンジの味と合ってる!」
とみんな絶賛してくれた。
八幡「口にあったようで何よりだ。」
赤崎「うん、これならもう比企谷くんに頼んでもいいよね。ってか、こっちからお願いするよ」
早坂「私も、お願いします」
そう言って俺に頼んでくる2人。
八幡「いや、俺は元からやるつもりだからお願いされなくてもやるけどまぁわかったわ」
そうして俺はクラスの出し物のお菓子作り担当にもなってしまった。はぁ仕事が増えることは俺は望まねぇんだけどな...
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~21
さてと、今日も文実がある。めんどい。なぜめんどいかと言うと...副委員長補佐っていう役割についたからだ。(強制)はぁ、仕事したくねぇ...
沙綾「あっ、比企谷先輩。こんにちは」
香澄「比企谷先輩こんにちわー」
八幡「おう」
今日の俺の仕事は書類をまとめて山吹に渡す。それだけだ。いやぁラッキーだな、前よりも仕事少ないし?それにそこまで書類もないから楽!
とか思ってた時期もありました...なんで一気に書類を持ってくるの!?ねぇ...まさか、これが気分を良くさせてから一気に気分を地に落とすと言うあの技か!?...言っててよくわかんねぇなうん。ってかあの技ってどの技だよ。変な事言ってないでさっさと仕事するか。
ってかなんか今日の文実少なくね?いや、今日だけじゃないか。俺がケーキ作りをした次の日当たりから徐々に減ってきてたな。多分俺のいない時になんかあったか。一応、山吹に聞いとくか
八幡「なぁ山吹、今日の文実やけに少ないけどなんでだ?」
沙綾「ああ、そう言えば比企谷先輩はあの時いなかったですね。えっとなんか3年の相模先輩がクラスの出し物も手伝った方が良くないかっていう提案をして香澄は否定しようとしたんですがほかの人もその意見に乗っちゃって...その次の日から徐々に減ってきてた感じです。」
...相模か。確か俺のクラスのやつだったな。これは文実の妨害って考えた方がいいのか?うーむ...一応調べてみるか
それからというもの徐々に徐々に人が減っていく一方だった。最終的にはほぼ人がいない状況。
八幡「なぁ流石にこれはやばくないか?」
と、隣で大量の書類を確認している山吹に尋ねる。
沙綾「ですよね...これは流石に...」
その隣の戸山も書類が多くて大変そうだ。
俺は2人のところに山積みにされている書類を半分とる
沙綾「えっ?比企谷先輩?」
香澄「先輩?なんで...」
八幡「お前らに体調を崩されたら困るからな手伝うわ。」
香澄「で、でも...」
八幡「でもじゃない。手伝うって言ってんだ。素直に人の好意は受け取っとけ。」
そう言い俺は書類に目を通し始める。
香澄「比企谷先輩...ありがとうございます!」
沙綾「ありがとうございます。」
八幡「おう。」
そうして俺たち3人は作業を進めた。
が、流石にこの量は多いな。人数がへっている分、最初から書類に目を通さなければいけないため時間が全然足りない。やっぱり文実の人を戻さないとな...一旦穂乃果たちにも相談してみるか
その日の帰り道
八幡「なぁ、今日の文実流石にやばくないか?」
海未「はい、あれは流石にまずいですね...」
ことり「相模さんのこと私たちが止めておけばよかったかも...」
穂乃果「あれはしょうがないよ...あれだけ賛成の人がいたら反対するのも難しいし...」
八幡「どうやったら人を戻せるか...やっぱり呼びかけるしかないか。いや、待てよ。今度の集まりで...よしっ!やってみるか」
俺が1人で意気込んでいると3人が詰め寄って何するの?って聞いてくるため俺はお楽しみにとだけ答えた。
それから2日後、今日は文実でスローガンを決めるため全員集まっている。
香澄「じゃあ始めたいと思います。今日は文化祭のスローガンを決めたいと思います!考えてきた人は挙手でお願いします!」
戸山がそう言うとチラホラと手が上がる。
『面白い!面白すぎる!~潮風の音が聞こえます。総武中学文化祭~』
おい、どこのCMだよ
『ONE FOR ALL』
はい出ました...
『八紘一宇』
...
とまぁ決まらないわけですよ。さてとそろそろ俺も...
と、その時相模が手を挙げた
相模「絆~共に助け合う文化祭~とかはどうですか?」
相模がそう言うと俺は思わず
八幡「うわぁ」
と言ってしまった。
沙綾「ちょ、比企谷先輩」
と山吹は小声で言ってくる。まぁ大丈夫だ見てろと俺は心の中で山吹に言う。
相模「何かな?なんか変だった?」
八幡「いや、別に...」
相模「何か言いたいことあるんじゃないの?」
八幡「いや、まぁ別に...」
相模「ふーん、そう。嫌ならあんたも何か案出せば?」
この言葉を待っていた。
八幡「じゃあ俺からも1つ『人~よく見たら片方楽してる文化祭~』とか?」
俺がそう言うと会議室が静寂で満たされた。
「ぷっ」
と言う笑いが聞こえたので見ると穂乃果達3人が笑ってた...
平塚「...ひ、比企谷。どういう意味か説明を」
八幡「いや、人という字は人と人が支え合ってとか言ってますけど、片方寄りかかってんじゃないっすか。誰か犠牲になることを容認してるのが人って概念だと思うんですよね。だから、この文化祭に...文実にふさわしいんじゃないかと」
平塚「犠牲とは具体的に何を指す。」
八幡「いや、俺とか他にもクラスに顔だして文実に来ないヤツらの分の仕事までやってたヤツらとかめっちゃ犠牲じゃないっすか。まぁこれがアイツが言う助け合いってやつなら俺は何も言えないっすけどね。まず俺助け合ったこととかないし...」
そう言って俺は座る。さてとこれで何とか文実に来るやつも増えるかねぇ...
香澄「比企谷先輩...」
ん?戸山に呼ばれたか?
そう思い戸山の方を見ると笑顔で
香澄「却下です」
と、言われた。
香澄「今日はここまでにしましょう!なんかいい案も浮かんでこなさそうですし!それに作業の遅れだって皆さんがこれから毎日来てくれれば何とかなりそうなので!というわけでこれで今日の文実は終わります!皆さん!明日からまたよろしくお願いします!」
そういう感じで文実は終わった。
帰り道
穂乃果「人~よく見たら片方楽してる文化祭~」
ことり「ほ、穂乃果ちゃん。もうやめて〜」プルプル
海未「そ、そうですよ。や、やめてください」プルプル
こいつら...
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~22
あの俺の黒歴史の日から1週間が経ちついに文化祭となった。いやぁ、1週間全員で仕事すれば遅れてた仕事もすぐに終わるんだなぁ...俺たちの苦労はいかに...
という訳で今日は2日目だ。昨日は色々と見てまわってたわ。んで今日は、一応副会長補佐ということもあり学校内の見回り中だ。
八幡「見回りとは言ったものの暇だな...。」
穂乃果「ハチくーん。お疲れ様〜。」
そこに穂乃果たち3人がやって来た。
海未「仕事は午後からは無いんですよね?」
八幡「ああ、一応午後はオフになってるぞ?」
ことり「じゃあ私たちと文化祭まわろ?」
まぁまわる友達もいないしいいか
八幡「OKだ。じゃあ午後になったらクラスに戻るから待っててくれ。」
3人「「「わかった(わかりました)」」」
そう言って3人はまた店をまわりに行った。ってかアイツら生徒会なのになんもしねぇのな...
はぁ、やっと午後か。やっと自由だ...
そして俺はクラスに戻り3人と合流した。
穂乃果「どこから行く?」
八幡「腹減ったから飯食いたい。」
海未「私も同じ意見です。」
ことり「意義なーし♪」
穂乃果「じゃあ真姫ちゃん達のクラスの喫茶店に行こう!!」
そしてやって来ました1-C。ここは花陽と凛、真姫のクラスだったな。
さてと早速入るか。俺たちはドアを開けた。
真姫「お、お帰りなさいませ、ご、ご主人様ってヴェェェェ!?」
...ドアを開けたら...メイド服の真姫がいました。
真姫「...こちらへどうぞ」
八幡「真姫、似合ってるから気にすんなって」
穂乃果「そうだよ!真姫ちゃんすごく似合ってるよー!」
ことり「うんうん♪可愛い♪」
海未「そうですね、真姫、似合ってますよ。」
そう言うと真姫の顔が赤くなった。
真姫「う、うるさいわね!は、恥ずかしいのよ!うぅ、寄りにもよって八幡に見られるなんて...」
あれ?俺が見たからこうなってんの?
八幡「な、なんかゴメンな?」
真姫「もういいわよ!...んで?ご注文は?」
穂乃果「サンドイッチとアイスティー!」
海未「では、私も同じでお願いします。」
ことり「私はパンケーキとミルクティー」
八幡「サンドイッチとマッ缶で」
真姫「わかった。ちょっと待ってて。」
そう言って厨房に戻って行った。
真姫にはなんか悪いことしたな...今度なんか奢ってあげよう。
それから真姫が注文した品を持ってきたためそれを食べて真姫達のクラスを後にした。いやぁ美味しかった。
そして俺らは次はどこに行くか話し合っていると
「あ、八幡君」
「ほんとだ。八幡くーん。」
と後ろから声をかけられた。
八幡「おお、三上と綾辻か。お前ら風紀委員はいいのか?」
綾辻「うん、委員長の氷川さんにはしっかりと休憩貰ったし」
八幡「そうか。」
三上「それよりも後ろにいるのは高坂さん達だよね?」
綾辻「八幡くんは知り合いだったんだ」
そう言って俺の後ろにいる穂乃果たちをみた。
八幡「ああ、穂乃果たちは幼馴染なんだよ。」
綾辻「へー、幼馴染かー。いーなー。」
何がいいのかわからんが...
穂乃果「ハチ君は綾辻さんと三上さんとはどこで知り合ったの?」
綾辻「八幡くんは、私たちを助けてくれたの。」
海未「助けた?」
三上「私たち2人で夏祭りに行ってる途中でナンパにあって、その時に八幡くんがナンパしてきた男の人たちから私たちを助けてくれたんだ。」
綾辻「それからよく話をするようになったの。」
ことり「夏祭りって...私達と行った?」
八幡「ああ、お前らと集合する前に見かけてな、無理やり連れていこうとしてたから止めに入ったんだよ。」
あの時はほんとにびっくりしたわ。目の前で美少女2人が男に連れていかれそうになってんのに誰も止めねぇんだもん...
穂乃果「ハチ君はやっぱりハチ君だね!」
八幡「どういう事だ?」
海未「お人好しってことですよ。」
俺はそこまでお人好しではないと思うんだが...
綾辻「八幡くんはいつもこんなことをしてるの?」
ことり「うん、困っている人がいたら助けちゃうような人だから...」
いや、そんな事は...あるかもしれない
三上「優しいんだね、八幡くんは。」
穂乃果「優しすぎるけどね」
それから俺らは綾辻と三上も一緒にまわるということで6人で行動していた。
穂乃果「それにしても、最近ハチ君のまわりに女の子多くない?」
海未「私も同じ意見です。」
ことり「ハチ君、知らないところで女の子と仲良くなってるんだもん。」
えっ?そんな事は...あるな。うん、なんか最近知り合いが女子ばっかりの気がするのは俺も思ってた...
綾辻「そんなにいるの?」
穂乃果「うん、えっと大体...13人くらい?」
三上「そんなに!?」
...言えない、それは穂乃果があったことがある人だけだって。まだ穂乃果と会ったことない人で女子の知り合いがいるなんて言えない。
穂乃果「ハチ君はハーレムでも作るの?」
八幡「...はっ?いやいやいやいや、俺がハーレムなんて無理だろ?だって俺だもん...」
俺がそう言うと全員がため息をついた。
えっ?なんで?
綾辻「あはは、八幡くんって鈍感なんだね...」
八幡「いやいや、俺は敏感な方だと思うけど...」
そう言うとまた全員がため息をついた。
なんでだろう...
穂乃果「まぁいいや、それよりも!そろそろ私たちは生徒会として文化祭最後のエンディングセレモニーがあるから体育館に先に行くね?」
八幡「おう」
綾辻「頑張って!」
三上「行ってらっしゃい!」
そして3人は体育館へ向かった。
八幡「俺も一応実行委員だから体育館に向かうわ。」
綾辻「うん、わかった。」
三上「じゃあ、また後で」
八幡「おう...おう?」
綾辻「じゃあね」
三上「じゃあねー」
八幡「いや、ちょっと待って!?ってもういねぇし...また後でってなんでだ?」
そこが疑問で仕方がなかった八幡だった。
八幡「うーす」
俺はそう言って体育館の舞台裏に入る。
「あっ!副委員長補佐!」
そう言ってなんか慌てた感じで実行委員が駆け寄ってきた。
八幡「ん?なんかあったのか?」
「そ、それが...」
八幡「はぁ!?委員長の戸山と副委員長の山吹が見当たらない!?どういう事だ!」
内容は戸山と山吹がどこを探してもいないということだった。
いや、まぁ戸山がいないだけならまだ分かる。だが山吹までいないとなると話は別だ。これはちょっとまずいな...
と、そこに
穂乃果「ハチ君?どうしたの?」
と、生徒会の仕事をおわらせたらしい穂乃果が立っていた。
八幡「穂乃果!ちょうど良かった。戸山と山吹が見当たらないらしい。もしかしたら...」
穂乃果「!?...相模さん達かも」
八幡「やっぱりか実行委員の時あいつ戸山のことめちゃくちゃ睨んでたからな」
穂乃果「うん、相模さんともう1人の相川さんは去年の文化祭実行委員の委員長と副委員長だったの。ただ、今年みたいにクラス優先で仕事していたら全然文化祭の仕事が捗ってなくて文化祭は中止、相模さん達は学校中の嫌われ者になったの。もしかしたら相模さん達は、自分たちは失敗したのに香澄ちゃん達が成功したのが気に入らなくて...」
なるほどな、大体わかったぜ。相模達の逆恨みというわけか。ほんとにクソ野郎だな...
八幡「穂乃果、スマンがここに2年B組の牛込と花園、2年C組の市ヶ谷、それと雪ノ下と風紀委員長の氷川を呼んでもらえるか?」
穂乃果「えっ?うん、わかった。」
そして5分が経過した。
氷川「比企谷さん、こんにちは。それで?私たちを呼んだ理由をお教え願います。」
八幡「氷川、今ここにRoseliaのみんなはいるか?」
氷川「?体育館にはいると思いますがなぜです?」
それを聞いた俺はすぐに頭を下げて
八幡「頼む!今、これから演奏を願いたい!」
といった。
氷川「!?頭をあげてください比企谷さん。理由を話してもらえますか?」
俺は氷川に事情を話す。
氷川「...分かりました。そういうことなら引き受けましょう。今から湊さん達を呼んできます。」
そう言って出ていった。
市ヶ谷「あのー、私たちは...」
八幡「市ヶ谷達にも演奏をお願いしたい。今の話を聞けばわかると思うが戸山と山吹を探しているあいだだけでいい。即席で悪いが雪ノ下にこの3人のボーカルを頼みたい。」
雪ノ下「...はぁ、わかったわ。その代わり15分よ。2つのチームが演奏してもそれくらいしか時間は稼げないわ。」
八幡「わかった。ありがとう。市ヶ谷達も頼む。」
市ヶ谷「わかりました。よろしくお願いします雪ノ下先輩。それと比企谷先輩、香澄と沙綾をお願いします。」
そう言って市ヶ谷達も準備を始めた。
よし、俺も行くか。多分アイツらは屋上。体育館裏は文化祭で結構盛り上がってて人通りがまだあるはずだから今人が来ないところと言ったらそこしかない。
俺はダッシュで屋上へと向かった。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~23
クソっ!屋上まではあとちょっと、アイツら何もされてなければいいが...
俺はダッシュで屋上へと向かっていた。何故かって?前回の話を読め!...メタいな...。しょうがない走りながら説明するか。まぁ簡単に言うと、文実の委員長と副委員長が相模とか言うやつに多分だが逆恨みされて屋上に呼び出されてなにかさせてる可能性がある。だから俺は屋上へ向かっている。
そんな説明をしている間に屋上へと続く階段に近づいてきた。と、その時話し声が聞こえた。
「ちょっと南にゆっこも。なんでこんなことしてんの!?それって立派な犯罪でしょ!?」
相模「うるさいなぁ、私とゆっこはこの子達が気に入らないの!私たちが出来なかった文化祭実行委員の仕事を私よりもバカみたいな委員長がこなしていくのを見ていると憎たらしいのよ!しかも私がせっかく文化祭をさせないようにクラスの方を手伝うようみんなに仕向けたのに副委員長補佐とかいう奴のせいで皆文実に戻ってくるし。それもこの子達があんな奴を副委員長補佐にしたから起きたこと。あいつがいなければ私たちの計画通り文化祭は開催できなかったのに!」
ゆっこ「ホントだよ!私たちが作れなかった文化祭をこうも簡単に作られると余計に腹立つし」
相模「だからこの子達には痛い目を見てもらおうと思ってね。そういうわけだからお兄さん達、その2人好きにしていいよ〜。」
遥「ちょっと待ってよ!それってただの逆恨みって言うか、去年の文化祭が出来なかったのは自業自得じゃん!それをこの子達が簡単に出来たからってだけでこの子達に危害を加えようとしてるの!?アホみたい!もう付き合ってらんない。私、先生読んでくるから。」
男1「おっと、ちょっと待とうか。」
遥「ちょっと!なんですか!?」
男2「いやぁ、俺達もこの子達を好きにしていい代わりに2人を守るっていう契約をしているんだわ。だから君は大人しくしててね?」
遥「...南、ゆっこ。あんた達見損なったよ。まさかこんなことするなんて」
相模「うるさい!遥にはわかんないでしょ!だって委員長でも副委員長でもなかったんだから!」
ゆっこ「もういいよ南、お兄さん達その子も一緒に好きにしていいよ?」
遥「なっ!...もうあんた達なんか知らない!絶交よ!」
相模「私たちは遥と絶交したところでやることは変わらないから。という訳でお兄さん達やっちゃっていいよ。」
その言葉が聞こえた時俺の中で何かが切れた。
ドガァァァァァン!!
俺は屋上の扉を蹴破った。
八幡「おいてめぇら...香澄と沙綾に手ぇ出してんじゃねぇ!」
相模「なっ!あんた...ヒキタニ。1人で何しに来たのwまさか正義のヒーロー気取り?うけるんだけどw」
八幡「...お前らはには話があるが、後だ。まずはその3人から手を離してもらおうか?」
ゆっこ「何こいつ、こっちは男6人いるのに勝てるとでも思ってんの?お兄さん達、先にそいつやっちゃってよ。」
と相模の仲間のゆっこ?が言う。
男1「おう兄ちゃん、何しに来たんだ?まさか、この子達を助けに来たとか言わねぇよなぁ?1人でwww」
そう言って男1が近づいてくる。
八幡「うるせえよ。」
俺は短く呟くと男1の鳩尾に拳を食らわした。
男1「グホァ!」
そして男1はうずくまる。
男2「なっ!こいつ!やるぞお前ら!」
そう言って男2と男3が出てくる。男2は小柄だがボクシングの構えを、男 3は空手の構えをする。
だがそんなの関係ない。俺は一気に間合いを詰め、男2の鳩尾に膝蹴りを食らわせ、そのまま回し蹴りで男3の顔面を蹴った。
八幡「さてと、残りは3人だ。どうする?」
男4「ヒッ!?ば、化け物!」
そう言って男4は突っ込んでくるが俺はそれを避け首に手刀を入れ気絶させた。
八幡「はぁ、もう疲れるからさっさと終わらせるわ。」
そう言って俺は男5と男6の間に一気に移動し両手で2人の首に手刀を入れた。
八幡「全く、こいつらそこまで強くねぇのにいきがりやがって...まぁいい、2人...とお前、大丈夫だったか?」
と、俺は3人に声をかける。
香澄「う、うぅ...比企谷先輩〜〜!!」ポロポロ
戸山は泣きながら俺に抱きついてくる。
八幡「おっと、もう大丈夫だぞ。」ナデナデ
香澄「はぅぅ。」////
沙綾「比企谷先輩、ありがとうございました!!」ポロポロ
山吹も泣いていた。まぁあんな男共に囲まれてたら...な。しょうがないか。俺は山吹の頭も撫でてあげる。
沙綾「...もう少しこのままでいてください。」////
遥「あ、あの。ヒキタニくん。助けてくれてありがとう。」
俺が2人を撫でていると相模の連れの...いや、相模達と絶交した奴がお礼を言ってきた。
八幡「いや、俺は助けようと思って助けたわけじゃない。あと俺は比企谷だ。」
遥「えっ!?ご、ごめん。南...相模達がヒキタニって呼んでたから...」
八幡「いや、大丈夫だ。」
遥「比企谷くん、あらためてありがとう。なにかお礼がしたいから何かあったら言ってね?」
八幡「いや、だから...いや、んじゃあ先生達を呼んできてくんねぇか?あと山吹は警察を呼んできてくれ。」
遥「えっ?でも「なんかあったら言っていいんだろ?」...うん、わかったよ。じゃあ呼んでくる!」
沙綾「私も携帯今持ってないんで1階教室行ってから警察に連絡してきます。」
そう言って2人とも出ていく。
さてと、
八幡「戸山、お前は早く体育館に戻れ。みんなが待ってる。俺はこいつら2人と話があるから」
香澄「はい、分かりました!じゃあしっかりとエンディングセレモニーやってきます!」
そう言って戸山が出口に走っていくのを見送る。
よし、これで文化祭も「させねぇ!」ッ!?
俺は声のした方を見ると男1と男2がナイフを持って戸山に襲いかかっていた。戸山は突然の事で固まっている。
クソッ!!間に合え!
八幡「魔法式展開《マグノグレファス》!!『ブースト』!」
俺はそう叫び走る。
クソッ!間に合わねぇ!せめて盾になるだけでも!
そう思い全力で走り戸山と男2人の間に立つ
グサッ!!
八幡「グッ!...オラァ!!」
俺は力を振り絞り拳で2人の顔面を殴り飛ばした。2人は吹っ飛び屋上のフェンスへと衝突し、2人とも伸びた。
香澄「比企谷先輩!!比企谷先輩!大丈夫ですか!?」
俺はナイフを2つとも抜く。片方は右胸に、片方は左の脇腹へと刺さっていた。
八幡「大丈夫だから!戸山は早くエンディングセレモニーに行け!」
香澄「で、でも...」
八幡「お前が頑張って作った文化祭なんだ!しっかりとお前が笑顔で終わらせてこい!俺は大丈夫だから早く行くんだ!」
俺は戸山へそう言い、エンディングセレモニーへと向かわせようとする。
香澄「...はい、わかりました!エンディングセレモニーが終わったら戻ってきます!!」
相模「そうはさせない!」
ゆっこ「私たちがあんたを止めてあげる!」
そう言って2人が戸山に襲いかかる。俺は先程の痛みで動けない
八幡「クソが!!」
穂乃果「ほいっ!!」
相模「えっ?キャッ!」
海未「はいっ!」
ゆっこ「キャッ!」
戸山を襲った2人は戸山を掴む前に倒される。
穂乃果「させないよ!」
海未「香澄、行ってください!」
ことり「ここは私たちに任せて!」
2人を止めたのは穂乃果達3人だった。
香澄「先輩方...ありがとうございます!!行ってきます!!」
そう言って戸山は駆け出した。
よし、これで文化祭も終わるか。
そして俺は穂乃果達3人が俺を呼んでいるのがわかったがそれに応えることなく意識を手放した。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~24
???「貴様もそろそろ自分の無力さを実感したか。」
???「八幡よ、お前がその無力さを本当の意味で実感し、力を欲するならば私たちはまた八幡の中へと現れよう。」
八幡(待ってくれ、あんた達は一体...)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
チュンチュン
んっ...
目が覚めた。白い天井、俺の知らない天井だ。
八幡「ここは...」
スゥスゥ
そんな寝息が聞こえたため横を見ると戸山がベットの縁で、両手を枕替わりにして寝ていた。
ここは病院らしい...
香澄「んん...あれ?あっ!八幡先輩目が覚めたんですね!」
と、俺が起きたと同時に戸山も起きた...ん?八幡先輩?
八幡「戸山、お前って俺の事名前で呼んでたっけ?」
香澄「いえ、みんなと話し合ってそろそろ名前呼びでもいいんじゃないかなぁって思いまして。ってそれよりも!怪我は大丈夫ですか!?痛みは!?血は出てませんか!?」
と、めちゃくちゃ心配してくれている。
八幡「あ、ああ大丈夫だから近い近い近い近い!」
香澄「わっと、すみません!じゃあ私は皆に先輩が目が覚めたって連絡してきます!」
そう言って戸山が出ていくと入れ替わりで看護婦さんが入ってきた。
看護婦「目が覚めたのね。良かったわ。あ、そうだ。あのさっきの彼女にお礼を言っておきなさい。彼女、昨日あなたが運び込まれてからずっとそばであなたを見ててくれたんだから」
えっ?...昨日からずっと俺の近くで?てことは帰ってないってことか!?
香澄「先輩!皆これから来るって言ってました!」
八幡「お、おう。なぁ戸山、お前昨日からずっと俺のそばに付きっきりだったのか?」
香澄「...はい、私のせいで先輩には迷惑かけちゃったし...私がもっとしっかりしてれば先輩は怪我しなかったはずなのに...」ポロポロ
戸山は泣きながらそう話してくれた。
八幡「...お前のせいじゃねぇよ。あれは俺がもっと早くに気がついていれば止められたんだ。俺が弱かったから...この傷は自業自得だ。だからお前がきに病むことはねぇんだよ。」ナデナデ
そう言って俺は戸山の頭を撫でていた。
香澄「うぅ、でも...」
八幡「でもじゃない。それに、お前はしっかりと最後まで文化祭をやり遂げたんだろ?だったら俺はそれでいい。助けたかいがあったってもんだ。」
香澄「先輩...」
こんなこと言う柄じゃないのは分かってる。だがこれだけは伝えたかった。こいつに心配をかけちまったんだ、こんぐらいの黒歴史はしょうがないな。
穂乃果「ハチ君!!大丈夫!?」
八幡「のわぁ!?」
びっくりした...いきなり入ってくるんじゃありません、ここは病室だぞ。
海未「穂乃果、全く病院なんですから静かに。」
ことり「まぁまぁ海未ちゃん、穂乃果ちゃんもハチ君が心配だったんだよ。」
海未「しかし...」
八幡「はぁ、心配かけたな。俺は大丈夫だ、だから安心して帰っていいぞ」
穂乃果「まだ来たばっかりだよ!?」
八幡「うるさい」
穂乃果「うぅ、海未ちゃぁんハチ君のあたりが冷たいよ〜」
海未「自業自得です!ハチ、元気なようで何よりです。」
ことり「怪我は大丈夫なの?」
八幡「ああ、大丈夫だ。」
ことりはよかったーと胸をなでおろす。
香澄「えーとー私はおじゃまかなー」
穂乃果「あ、香澄ちゃん!ハチ君を見ててくれてありがとう!あとおじゃまじゃないからまだいてよ。お話もしたいし。」
海未「そうですね、昨日の件私たちはまだわかってませんし。」
そう言って椅子に座る3人。
八幡「話をする前に1つ聞きたいんだが、戸山、みんなって誰を呼んだんだ?」
嫌な予感しかしない...
香澄「えーと、ポピパの皆とAfter Growの皆とパスパレの皆、Roseliaの皆さんとハロハピの皆と先輩方3人ですけど...」
やっぱりかぁ〜!!
八幡「まじかよ...」
穂乃果「あ、絵里ちゃん達も来るよー」
おい...まじかよ。
海未「あと、綾辻さんと三上さん、雪ノ下さん達にも声をかけときました。」
嘘だろおい、何人くんだよ。入りきらねぇよ...
絵里「失礼するわ。八幡くん、大丈夫?」
噂をすればなんとやらだな。
絵里先輩、希先輩、にこ先輩に真姫、凛、花陽の6人が入ってくる。
八幡「大丈夫ですよ。」
にこ「全く、心配かけんじゃないわよ。」
八幡「すんません...」
希「まぁええやん、無事だったんだし」
真姫「全く、昨日パパから八幡が運ばれたって聞いてびっくりしたわ。」
凛「ほんとだにゃー」
花陽「昨日は心配でご飯が喉を通りませんでした...」
そこまでか!?とツッコミを入れたいところだが心配してもらったんだから何も言えねぇな...
八幡「ほんとに申し訳ない。心配をおかけして」
???「全くだわ、紗夜から聞いた時はびっくりしたわ。」
???「友希那ってば八幡が運ばれたって聞いて飛び出して行ったもんね〜」
???「それはリサ姉も一緒だと思うけど...」
???「お二人共すごい勢いで出ていきました。」
紗夜「八幡さん、お怪我は大丈夫ですか?」
と、そこにRoseliaの奴らが入ってきた。
穂乃果「えーと、ハチ君この人たちは?氷川さんと白金さんは分かるけど...」
友希那「自己紹介が遅れたわ、私はこの5人で組んでいるバンドチーム、『Roselia』のボーカルの湊友希那、中学3年よ。よろしく」
リサ「私はRoseliaのベースの今井リサ同じく中3だよ、よろしく〜」
あこ「ふっふっふっ、我こそはってあいたァ!?何するんですか友希那さん!」
友希那「あこ、自己紹介位はしっかりなさい。」
相変わらずだな宇田川妹は...
あこ「私はRoseliaのドラムの宇田川あこです!中1です!よろしくお願いします!」
燐子「えっと、私はRoseliaのキーボードの白金燐子です。よろしくお願いします」
紗夜「そして私がRoseliaのギター担当の氷川紗夜です。よろしくお願いします。」
Roseliaの自己紹介はこれで終了
次は...
いつの間にか来てたアフグロか
蘭「じゃあ次は私たちの番です。私はバンドチーム『Aftergrow』のボーカル、ギター担当の美竹蘭です。よろしくお願いします」
モカ「私は〜、アフグロのギター担当の青葉モカで〜す。よろしくお願いしま〜す。」
ひまり「私はアフグロのベースの上原ひまりです!よろしくお願いします!」
つぐみ「私はアフグロのキーボード担当の羽沢つぐみです!よろしくお願いします!」
巴「次はあたしだな。あたしはアフグロのドラムの宇田川巴って言います。そこのあこの姉です。よろしくお願いします!」
と、アフグロの自己紹介も終わる。
穂乃果「じゃあ次はわた「八幡!大丈夫?」あれぇ...」
穂乃果...
穂乃果のセリフを遮って入ってきたのはハロハピのメンバーとパスパレのメンバーだった。
こころ「八幡大丈夫なの?」
八幡「ああ、大丈夫だ。心配かけたな」
彩「本当だよ〜、八幡くんが救急車で運ばれたって聞いてびっくりしたよ〜。」
穂乃果「あれ?この子達って...もしかして!?Pastel*Palettes の」
彩「あっ、自己紹介がまだだったね。パスパレのボーカルの丸山彩でーす。よろしくね」
千聖「パスパレのベース担当の白鷺千聖です。」
日菜「ギター担当の氷川日菜だよ〜。」
イヴ「キーボード担当の若宮イヴです!よろしくお願いします。」
麻弥「ドラム担当の大和麻弥っす。」
穂乃果「うわぁ、本物だー!本物だよ!ことりちゃん、海未ちゃん!」
海未「え、ええ。本物みたいですね...」
ことり「ハチ君ってすごい...」
ことり、俺はすごくないぞ?ただ、バンドハウスに行ったら仲良くなってしまっただけなんだ...
美咲「じゃあうちらも自己紹介しとこうよこころ。」
こころ「ええ、そうね。私はハローハッピーワールドの弦巻こころよ。よろしくね」
はぐみ「北沢はぐみです!よろしくお願いします!」
薫「私は瀬田薫、よろしく子猫ちゃんたち。」
花音「え、えっと。ま、松原花音です!よ、よろしくお願いします。」
美咲「奥沢美咲です。よろしくお願いします。」
という感じでハロハピの自己紹介も終わる。
さてとあとは
沙綾「八幡先輩...昨日は助けていただいてありがとうございました!!」
山吹は俺に頭を下げた。
八幡「いや、お礼なんていい。それよりも、まずは自己紹介。」
沙綾「あっ、はい。」
香澄「じゃあ私から!Poppin`Partyの戸山香澄です!」
たえ「同じく花園たえでーす。」
りみ「う、牛込りみです。よろしくお願いします。」
有咲「い、市ヶ谷有咲です!よ、よろしくお願いします!」
沙綾「山吹沙綾です...よろしくお願いします。」
ん?山吹の奴元気がねぇな。やっぱ、昨日のことでも気にしてんのか...
八幡「山吹」
俺は山吹を呼び手招きする。
ナデナデ
沙綾「...へっ?」////
八幡「昨日のことをお前がきに病むことは無い。あれは俺がやりたくてやって勝手に傷ついただけだ。それにお前は俺が傷ついた時にいなかったんだから。だからそこまで気に病むな。」
沙綾「先輩...すみません、すみませんでした。」ポロポロ
俺は山吹の頭を撫で続けた。泣き止むまでだぞ?
穂乃果「全く、ハチ君と沙綾ちゃんのイチャイチャは置いといて、私達も自己紹介しよう!じゃあまずは私!スクールアイドルµ’sのリーダー、高坂穂乃果です!」
海未「同じくµ’sの園田海未です。」
ことり「µ’sの南ことりです。」
真姫「西木野真姫、よろしく。」
凛「星空凛!中学2年です!」
花陽「こ、小泉花陽...です。」
絵里「絢瀬絵里高校1年よ。よろしくね。」
希「うちは東條希、絵里ちと同じ学校だから。」
にこ「んん、にっこにっこにーあなたのハートににこにこにー笑顔届ける矢澤にこにこ。にこにーって覚えてラブにこー。」
...出ました、いつもの。
久しぶりに聞いたな...
穂乃果「では!今からはハチ君への質問ターイム!」
ん?なんだって?
俺への質問タイムだと...絶対こいつらとどこで知り合ったかしか聞かれない気がする...
八幡「はぁ、そんなんいらんだろ...」
穂乃果「µ’s以外のみんなとはどうやって知り合ったの?」
八幡「バンドハウスにギターの練習をしに行った時に声かけられた。」
友希那「µ’sの皆さんとはどう言った関係なのかしら?」
八幡「中3の3人は幼馴染、ほかは中学で3人に紹介されて仲良くなった。」
そんな感じでほぼ全員に質問攻めされた。と、その時病室のドアが開き2人中に入ってきた。
綾辻「えーと、八幡くん大丈夫?」
三上「怪我したって聞いたけど...」
八幡「ん?ああ、綾辻と三上、俺は大丈夫だ。心配かけたな。それで来てすぐで悪いが自己紹介してもらってもいいか?こいつらに...」
綾辻「えっ?うん、いいけど。じゃあ...風紀委員の副委員長の綾辻遥です。」
三上「同じく副委員長の三上歌歩です。」
絵里「...また女の子、八幡くん、この子達とはどこで?」
ヒッ!?目が笑ってない!怖いっす!
八幡「た、たまたまナンパに捕まってるところを助けただけです。」
希「なるほどなぁ、八幡くんはお人好しだから...」
いや、俺はそこまでお人好しな気はしないんだが...
にこ「あんたは十分お人好しよ。」
あれ?俺の心読まれた?
綾辻「八幡くん顔に出てたよ...」
まじか、俺ってそんなにわかりやすいのか...
八幡「まぁとにかくだ、心配かけて悪かった。俺はこの通り大丈夫だから心配ご無用だ。」
ガラガラ
雪ノ下「失礼するわ。」
由比ヶ浜「失礼しまーす。って何でこんなに女の子が!?」
と、雪ノ下と由比ヶ浜も来たようだ。
八幡「その辺は説明するから先に自己紹介を頼む。」
雪ノ下「...はぁ、わかったわ。雪ノ下雪乃よ。よろしく」
由比ヶ浜「由比ヶ浜結衣です!よろしく!」
絵里「また女の子!?はぁ、どれだけ女の子が来るのよ...」
雪ノ下「それよりも私の方から聞きたいのだけれど、比企谷くん。この方達とはどう言ったご関係なのかしら?」
なんか威圧感がすごいんだが...
八幡「まぁ、知り合いと幼馴染だな。」
そう言って穂乃果たちは自己紹介をしていく。
雪ノ下「あなたに知り合いがいるとは信じ難いのだけれどこの目で見たからには信じるわ。比企谷くん。平塚先生にはこの件、言っておくわね。それともうひとつ、この件を言うとあなたの更生は必要なくなる。だから奉仕部部長としてお願いします。奉仕部にはあなたが必要だわ。だから、これからも奉仕部にいてもらえないかしら。」
それは俺からしたらびっくりだった。あの雪ノ下からお願いをされたんだ。まぁびっくりするでしょうに。
八幡「...わかった。お前にお願いされるなんてそうそうないしな。これからも奉仕部の部員として全力を尽くすわ。」
そうして俺の奉仕部への滞在が決まった。
それから俺らは色々な話をした。まずは香澄と沙綾の爆弾発言。
香澄「そう言えば先輩!あの時私の事香澄って呼んでくれましたよね?」
沙綾「あ、私も...」
そんな事を言ってしまったために全員をこれからは下の名前で呼ぶことになってしまった...何で雪乃と結衣までと、思ったが約束してしまった以上しょうがないか...そしてその後心配かけたからということでデートしろと言われた。
俺なんかとデートしても楽しくなさそうだが...
まぁこんなに人数いるから2人ずつにしてもらった。1人ずつやったら流石に俺が壊れる...
という訳で俺は今度2人ずつとデートすることになりましたとさ。あっ、2人の組み合わせはなんかクジで決めるって言ってたな。
ガラッ
ん?
恭子「お怪我は大丈夫ですか?」
そこには恭子さんがいた。
八幡「ご心配をお掛けしました恭子さん。」
恭子さんはベットに腰をかけて俺に抱きついてきた。
八幡「ちょっ、恭子さん!?」
俺が恭子さんを見ると恭子さんは泣いていた。
恭子「八幡くん。もうこんな無茶はしないで。私は八幡くんがいなくなったらもう家族はいなくなってしまうんです。お願いだから、私をひとりにしないで...」
...ああ、俺はほんとに弱い。家族にこんなに心配をかけて...俺はこれから強くなってみせる。みんなに、恭子さんに心配をかけないためにも。
俺は心の中でそう決意した。
最初に出てきた???の2人はおいおい出てきます。それまでは内緒ということで。
この2人は八幡にどのような影響をもたらすのか楽しみにしていてもらえると幸いです。
ではでは、また会いましょう。see you next time。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~友希那、雪乃と共に...
この回は、前回話で出てきたデートのお話です。本編よりは短くなるかもですが頑張って面白くなるように頑張りますので暖かい目で見てもらえると光栄です。
デート回は人数が人数のため結構続きます。
はい、どーもー八幡でーす。本日はデートに来てまーす。はぁ、辛い...
という訳であの変なテンションは置いておき。ほんとに今日はデートだ。しかも2人と。今日は友希那と雪乃だったな。ってか友希那と雪乃って名前めっちゃ似てるわ...
10時半、駅前に集合して確かワンにゃんショーだったか?そこへ行くこととなっている。
ってか雪乃は猫好きなのは知っているが友希那も猫好きなのな、初めて知ったわ。
とか思っていると友希那が走ってくる。
友希那「はぁはぁ、ごめんなさい、遅れたわ。」
八幡「いんや、大丈夫だ。まだ1人来てねぇしな。」
友希那「良かった...」
と、友希那は安心したようだ。
友希那が来てから5分後、雪乃が到着。
雪乃「ごめんなさい、遅れたわ。」
あれ?さっきもこのセリフ聞いたような...まぁいいか。
八幡「大丈夫だ。時間はまだ余裕だしな。」
そう言って俺は歩き出す。
ん?後ろからついてきてねぇな。
後ろを振り向くとなんか二人とも服を気にしてた。ああ、そう言えば言うの忘れてたな。
八幡「2人とも、めっちゃ服似合ってるぞ。」
そう言うと2人は顔を上げ
友希那、雪乃「「あ、ありがとう。」」////
とお礼を言ってきた。
朝から思ってたけどこいつら結構息ぴったりだな...
ワンにゃんショーの会場へは20分もかからずに着いた。
八幡「さてとどのコーナーを見てまわ「「猫!」」だよなぁ...」
即答だった...
という訳で2人と猫のコーナーに来たんだが...
友希那、雪乃「「にゃー...ふふふ、可愛い子ね」」
可愛いのは2人も同じだ馬鹿野郎!!って言いたい。だってあのクールな2人が、猫の前で肉球をぷにぷにしながら「にゃー」とか言ってんだぞ!?めちゃくちゃ可愛いじゃねぇか!」
友希那、雪乃「「は、八幡(くん)!!いきなり何を言い出すのかしら!?」」////
あれ?もしかして...
八幡「声に出てた?」
2人はコクッと頷く。
八幡「すいませんっしたーー!!」
俺はすぐさまJapaneseDO☆GE☆ZAをキメた。
友希那「ちょっと、こんな所でいきなり土下座なんてしないでもらえるかしら!?」
雪乃「そ、そうよ。私たちが悪いみたいじゃない。それに怒ってないわ。むしろ...」
ん?最後なんて言ったかよくわかんなかったが怒ってはいないらしい...
八幡「良かったぁ、怒ってるかと思ったわ。」
友希那「褒められて怒る人はいないでしょう?」
雪乃「ほんとよ。」
八幡「いや、もし嫌いな奴に褒められたら怒る奴もいるだろ?」
俺がそう言うと2人が俺に近づき
友希那、雪乃「「私たちはあなたのこと嫌いなんて思ったこと1度もないわ!!」」
と言ってくれた。ああ、良かった。俺の事嫌いじゃないって言ってくれて。
八幡「...ありがとう。」
俺は2人に聞こえないような声でお礼を言った。
それからワンにゃんショーを後にし、お昼を食べに行き、ららぽで買い物をする。3人で本屋へと行き俺と雪乃は小説を、友希那は音楽雑誌を購入。それからは時間が余ったためカラオケへと言った。
八幡「それにしても、友希那はRoseliaのボーカルをやってるだけあって上手いな。雪乃も友希那と同じくらい上手いし...」
雪乃「そうかしら、私なんてまだまだだと思うけれど...」
友希那「いいえ、雪乃の声は綺麗で私でも欲しいと思うわ。」
と、友希那にも褒められたため雪乃は嬉しくなったのか上機嫌だ。
八幡「んじゃ、そろそろ帰るか。」
友希那「そうね、今日はありがとう。楽しかったわ。」
雪乃「私もよ。ありがとう八幡くん。」
八幡「俺も楽しかったぞ。ありがとな。」
そして俺は2人を家の近くまで送り届け帰路へついた。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~薫、千聖と共に...
友希那と雪乃とワンにゃんショーへ行った次の日。俺は薫と千聖と演劇を見に来ていた。
八幡「演劇か、初めて来たな。」
薫「八幡は演劇を見たことは無いのかい?」
八幡「ああ、演劇に触れる機会がなかったからな。」
薫「では、今日は楽しんでくれ。」
と、薫は言う。
そう言えば千聖が全然喋んないがどうかしたのだろうかと思い千聖の方を見る。
千聖「はぁ、なんで私が薫と...八幡が一緒だからまあいいけど。」
なんか言ってるな。けど声が小さくて聞こえない。
八幡「千聖、やっぱり俺と出かけるのは嫌だったんじゃ...」
千聖「ふぇ!?ち、違うの。えっと...そう!これから見る演劇が楽しみで待ちきれなかったのよ!」
八幡「そ、そうか?それならいいが...」
なんか千聖は焦ってたな。やっぱ俺に聞かれたくないことでも呟いていたのか...
そんな会話をしながら歩いていると劇場に到着。
八幡「そう言えば今日はなんの演劇を見るんだ?」
薫「ああ、今日は無難に『ロミオとジュリエット』を見ようと思うんだ。」
ロミオとジュリエットか、確か最終的にはバッドエンドの話だったか?内容はよく覚えてないが...
千聖「ロミオとジュリエット...久しぶりに見るわね。」
薫「千聖は何年ぶりだい?私は確か3年ぶりくらいだったかな。」
千聖「そうね...私は薫と小学2年生位に見に行ったのが最後だったかしら。」
へぇ、この2人は昔からの知り合いだったのか。まぁ千聖は子役もやってたって聞くし薫も昔から演劇をやってたらしいからそのつてで知り合ったのか。
そう思っていると
千聖「?...そう言えば八幡には言ってなかったわね、私と薫は幼馴染よ?」
...なるほどなぁ、この2人は幼馴染だったのか。だから2人とも仲がいいのか。
千聖「仲はあまり良くないわ。」
...さっきから千聖さん、おれの心を読まないでくれませんかねぇ...
薫「八幡はもっとポーカーフェイスを鍛えた方がいいかもね。」
あっ、ちさとだけではなかったみたいです...
そんな雑談をしていると劇が始まった。
千聖「やはりこの話はいつ見ても悲しいわね。」
八幡「俺も初めて見たがこの話は悲しいな...」
薫「悲しい、か。私はそうは思わないよ。この話はいつ見ても美しい。ロミオとジュリエットの2人の儚い恋心が、愛がとても美しい。そう思うよ。」
薫はこういう解釈をするのか。やはり人によって解釈は違うらしいな。薫の解釈も間違ってないし。
それからは3人でカフェに入り演劇の感想を言いつつのんびりと過ごした。
八幡「よし、んじゃあ帰るか。送ってくぞ?」
千聖「ありがとう八幡。じゃあお言葉に甘えるわ」
薫「私も、お願いするよ。」
そして俺らは帰路についた。
いやぁ、薫さんの口調が難しすぎた...超ムズいです...なんか変になってるかもだし内容もすごく薄くなってる気がする。ほんとに申し訳ない。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~彩、結衣と共に...
千聖と薫と演劇を見た日から3日が経った日の放課後、これから彩と結衣と放課後デート?ってやつをするらしい。
結衣「彩ちゃん遅いねヒッキー。」
八幡「まぁあいつはアイドルだし、しょうがないだろ。」
と、そんなことを話してると彩が走ってきた。
彩「はぁはぁ、ごめんね遅れちゃった。」
八幡「いや、アイドルとかやってて忙しいんだからしょうがないだろ。今日は仕事のことは忘れて楽しもうぜ。」
結衣「そうだよ!楽しもー!」
彩「うん!よーし、じゃあ今日は遊び尽くすよ!」
という訳で最初に来たのはゲームセンター。
八幡「さてと、何やる?」
彩「あ、私はあれがやりたいな。」
そう言ってUFOキャッチャーを指さした。
結衣「あ、あのぬいぐるみ可愛い!」
どうやら結衣もやる気らしい。
八幡「よし、じゃあ行くか。」
彩はUFOキャッチャーに100円を入れスタート。
ぬいぐるみに狙いを済ませていざ!
結果、取れませんでした。
彩「うぅ、もう1回!」
そう言って再チャレンジ。
隣では結衣も再チャレンジしている。
結果は...さっきよりもいいところまで行ったのだが取れなかった。
結衣も同じだ。
結衣「難しい...でも絶対にとる!」
彩「私も!」
そう言ってどんどん100円を投入していく2人。
そして1000円くらい使ったがまだ取れない。
彩、結衣「「うぅぅ、なんで取れないのぉー!?」」
俺はそこで動く。
八幡「かしてみな。」
そう言って俺は100円を投入。ぬいぐるみのタグ目掛けてアームを下ろす。そして見事タグにアームを引っ掛けた。
結衣のやつも同じくタグに引っ掛けて取った。
彩、結衣「「す、すごい...」」
俺はぬいぐるみを取り出すと2人に渡す。
八幡「ほれ、やるよ。」
彩「えっ?でも...」
結衣「それはヒッキーが...」
八幡「俺はこれは要らんから2人へのプレゼントだ。」
そう言うと2人はぬいぐるみを受け取り
彩、結衣「「ありがとう!」」
と、お礼を言ってきた。
それからリズムゲームや、メダルゲームをした。
そしてその後はサイゼリアへと移動。
八幡「さてと、俺はいつも通りミラノ風ドリアとドリンクバーにするか」
彩「じゃあ私はペペロンチーノとドリンクバーにしよっと。」
結衣「私はー...ミートソースナポリタンにドリンクバーにしようかな。」
八幡「おけ、じゃあ店員さんを呼ぶか。」
俺はボタンを押して店員さんを呼び注文を行う。
八幡「んじゃあドリンク取ってくるけど何がいい?」
彩「えっと、じゃあオレンジジュース!」
結衣「私も!」
八幡「了解。」
そう言って俺はドリンクバーへと向かった。
八幡「はぁ、美味かった。やっぱサイゼ最高。」
彩「美味しかった〜、それにあの値段の安さ!学生には嬉しい限りだよ〜」
結衣「ほんとほんと。あっ、そろそろ帰らないとやばいかも...」
時計を見ると7時をまわっていた。
八幡「あー、んじゃあ今日はここでお開きにするか。」
彩「そうだね...2人とも今日はありがとう!楽しかったよ!」
結衣「私も!」
満足してもらえたようだ。良かった。
八幡「んじゃあ帰るか。家まで送るぞ。」
彩、結衣「「ありがとう八幡くん(ヒッキー)!!」」
こうして3組目の彩と結衣とのデート?が終わった。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~花陽、花音と共に...
さてと、本日は花陽と花音と出かける。
という訳でいつもの駅前で集合だ。
花陽「あ、八幡先輩。こんにちは。」
花音「は、八幡くん。こんにちは。」
八幡「おう、悪いな待たせた。」
俺が集合場所に行くと2人はもう着いてた。
花音「い、いえ。花陽ちゃんと色々とお話出来たし、大丈夫です。」
花陽「私も、花音先輩とお話出来たので良かったです。」
良かった、2人とも仲が良くなったらしい。
八幡「よし、んじゃあ今日はどこに行く?」
花陽「えっと、じゃあ花音先輩の行きたいところで」
花音「ええっ!?そ、それは花陽ちゃんに悪いよ〜。だから2人で行きたいところにしようよ。」
花陽「わかりました。じゃあ八幡先輩、一旦お店に入ってそこで決めましょう!」
八幡「お、おう。」
なんだか今日の花陽はご機嫌って言うか気合いが入ってるって言うか...
そして俺たちは一旦サイゼに入った。
俺たちはドリンクバーを頼み俺はドリンクバーを取りに行く。2人は話し合いをしていた。
それから30分。
八幡「そろそろ決まったか?」
花音「はい、私たちは東京の花やしきに行きたいです!」
花やしきか...またマニアックなところを選んだな...。
八幡「OK、じゃあ行くか。」
まぁ俺はどこにでも行けるように金は多めにもらってきてるからいいんだが
という訳で着きました花やしき。
八幡「で?最初はどれに乗る?」
花音「え、えーとじゃあ...コーヒーカップで!」
おおぅ...なんか積極的になったな。
八幡「じゃあコーヒーカップからでいいか?」
花陽「私は大丈夫です。」
そして俺らはコーヒーカップへと向かう。
つ、疲れた...まさか花音があんなにはしゃぐとは...予想外だ。
花音「は、八幡くん大丈夫ですか?わ、私はしゃいじゃって...」
八幡「あー、大丈夫だ。気にすんな。よし、じゃあ次はどこに行く?」
花陽「メリーゴーランドはどうでしょうか。」
うん、いいね。激しい感じのやつに乗ったあとはゆったりとしたやつに乗る。流石だわ。
八幡「OK、メリーゴーランドに行くか。」
そう言ってメリーゴーランドへと向かった。
花陽「久しぶりのメリーゴーランド楽しかったです。」
花音「私も。」
2人ともしっかりと楽しめているみたいでよかったよかった。
花陽「じゃあ次はあれ行きますか?」
そう言って指さしたのはジェットコースター。
花音「うん、ジェットコースター行きたいな。」
ジェットコースターか...あんまり好きではないが、今日は2人について行くって決めたしな、行くか。
八幡「OK、行くか。」
ジェットコースターに行った。結果、やっぱり無理だ。ジェットコースターに乗ると吐きそうになるんだよな...
花陽「は、八幡先輩、大丈夫ですか?」
花音「八幡くんがジェットコースター苦手だったなんて...」
八幡「ああ、大丈夫大丈夫、ちょっと休めばなんとかなるさ。それよりも次に行くとこ決めておいてくれ。」
それからは色々なアトラクションに乗った。2人とも楽しんでいたようで良かった良かった。
花陽「八幡先輩、花音先輩、今日はありがとうございました。」
そう言って頭を下げる花陽。
花音「えぇ!?あ、頭をあげて花陽ちゃん!私も今日は花陽ちゃんと八幡くんに感謝してるんだよ?久しぶりに楽しかったし。」
八幡「楽しかったなら良かったわ。それに俺はなんもお礼を言われるようなことはしてないぞ?だってほぼついて行っただけだし...」
花陽「それでもありがとうございました。」
八幡「...おう。俺も2人には感謝してるぜ。久しぶりに遊園地に来れたからな。また来ようぜ、今度はみんなでな。」
2人は笑顔で頷いた。
そして今日は解散となり、2人を家まで送って行った。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~イヴ、海未と共に...
今日は海未とイヴと出かける、はずだったが急遽海未の家で遊ぶことになった。何故かは知らんが...
という訳で今はイヴを迎えに行っている。
イヴ「八幡さん!おはようございます!」
イヴは俺を見つけると笑顔で駆け寄ってきて大きな声で挨拶をする。
八幡「おう、おはようさん。んじゃあ行くか。」
そう言って2人で海未の家を目指してLet's go!
テンション高すぎたな...
待ち合わせ場所から海未の家はそこまで遠くないため10分程度でついた。
海未「おはようございます2人。では、中にどうぞ。」
そう言って俺らが入るように促してくれた。
八幡「海未の家に来るのも久しぶりだな...それで?今日は何をするんだ?」
海未「はい、今日はイヴに武道について教えたいと思い家に呼んだんです。」
ああ、確かイヴは武士道って連呼してたっけ。
イヴ「えっ!?ブシドーですか!?」
海未「武士道かと言われると違う気もしますがまぁ大体同じですよ。」
そう言って海未は袴を持ってきた。
海未「では、初めは弓道から教えます。まずこの袴に着替えてください。」
そう言って海未はイヴを連れて部屋を出ていった。
5分後...
イヴ「八幡さん!どうでしょうか?」
イヴは海未と同じように袴をしっかりと着て戻ってきた。
八幡「おお!似合ってるぞイヴ。」
イヴ「ありがとうございます!」
そう言って喜んでいるイヴの横で海未がもじもじしていた。
八幡「?どうしたんだ、海未」
海未「わ、私はどうでしょうか」
そう言ってその場でくるりと1回回った。
なるほど、そういう事ね。
俺はすぐに海未の近くまで行くと頭を撫でながら
八幡「海未も似合ってるぞ。」
と、言った。
海未「あ、ああああああありがとうございます!」
そう言ってイヴと道場に向かった。
それからは海未がイヴに弓道を教えていた。
イヴ「弓道楽しいです!」
そう言って興奮気味に言ってくるイヴ、それを横目で微笑みながらみる海未。
どうやらしっかりと仲が良くなったみたいで良かった良かった。
それからは海未が日舞をやったり俺と海未の異種混合戦をやったりと、時間を潰した。
イヴ「海未さん、いえ、海未師匠!私にブシドーを教えてください!!」
もう日が暮れ始めてもう帰ろうかと思い始めていた時間帯、イヴは突然言い出した。
海未「ブシドーについて教えて欲しいということでしょうか...」
イヴ「はい!今日色々見て私もやってみたいと思いました。だから私にブシドーを教えてください!」
そう言って頭を下げた。
海未はすこし悩んでいた。が、
「分かりました。私が教える、と言っても私も教えられるほどではありませんができる限りブシドーについて教えましょう。」
というわけでイヴは海未の弟子?的な感じになったようだ。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~リサ、ことりと共に...
さて、今日はリサとことりと買い物をするためにららぽに来ている。なんでも2人はアクセサリーが好きということで意気投合し、仲良くなったらしい。それと、お菓子作りも好きと言ってたか。
そんなこんなで今は小物屋に来ていた。
リサ「ことり、このアクセ可愛くない?」
ことり「ほんとだ〜、でもでも、こっちも可愛いよ〜」
そう言いながら2人はアクセサリーを見せあっていた。俺はさすがにこの会話には混ざれない。えっ?何故か?いや、普通に考えてみろよ、俺が混ざったとしていきなり「このアクセめっちゃ可愛くね?」とか言ってみろ、通報されて終わりだろ...
だから俺は後ろから眺めているだけだ。
リサ「ねぇねぇ、八幡、これどうかな?」
と、いきなりリサが振り返ってそう言ってきた。リサの髪にはさっき可愛いとか言ってたアクセサリーが着いていた。
八幡「...いいと思うぞ?似合ってる」
リサ「そ、そっか。あ、ありがとう...」////
そう言って前に向き直った。
ことり「むー...ハチ君!ことりのこれは似合う?」
と、ことりも振り返って俺に感想を求めてきた。俺に感想を求めてもなんもないと思うが...
八幡「おお、似合ってるぞ?」
ことり「えへへー、ありがと♪」
と、笑顔でそう言ってから前を向き違うアクセサリーを手に取ってリサと話していた。
それから昼になったので昼飯を食べにマックに来た。
八幡「マックなんて久しぶりだな...何食おうか」
リサ「あたしはダブルチーズバーガーセットでいいかな 」
ことり「私はテリヤキバーガーセットにしようかな」
八幡「じゃあ俺はビックマックセットにするかな。」
そして俺らは注文に行き店で食べた。
食べてる途中で2人にあーんさせられたのにはびっくりしたがそれ以外には何も無かった。
午後になったためららぽを後にしてことりの家に行くことになった。
なんでもお菓子作りをするらしい。
というわけで今はデパートで材料を買っている。
ことり「えっと、クッキーだからこれとこれかな?」
リサ「あ、あとこれも必要かな」
そう言ってリサとことりは材料をどんどんカゴに入れていく。
八幡「こんなに必要なのか?」
ことり「うん♪いろんな味が楽しみたいから」
そう言って俺らはレジに並んだ。
買い物終了、合計金額6950円。
めっちゃ買ってるやんけ...
買い物も終わったのでことりの家へと出発!
ちょっとテンションがおかしくなったな。
歩いている途中、2人はどんなクッキーを作るかとか色々話していた。
俺はその後ろで荷物を持ちながらついて行ってただけだがな。
ことり「ここが私のお家でーす!」
ことりの家に着いた。結構距離があったな。
ことり「ただいま〜」
リサ、八幡「「おじゃまします。」」
ことり「じゃあ私はエプロンを取ってくるからリビングで待ってて?」
そう言ってことりは2階へと上がって行った。
俺は昔の記憶を頼りにリビングへと向かった。確かこの突き当りにあるのがトイレで、その隣がリビングだったはず。
そしてトイレの隣のドアを開けると案の定リビングだった。
リサ「ことりの家って広いね。」
八幡「まあ、お母さんが学校の理事長やってるからな。」
リサ「まじ!?」
と、そんな話をしているとことりがリビングへと来た。緑色のエプロンを付けて。
リサ「おお!ことり可愛いじゃん!」
ことり「ありがと〜♪はいこれリサちゃんのエプロンだよ」
そう言って青のエプロンを渡した。
リサ「ありがとうことり、じゃあ使わせてもらうね。」
そう言って青のエプロンを着てクッキー作りが始まった。
俺はソファーに座ってテレビを見てた。
20分後...
ことり「ハーチ君、はいこれクッキー。私が作ったやつだよ。」
そう言って俺に渡してくる。
リサ「八幡、こ、これ。あたしが作ったクッキー!あげる。」
そう言ってリサもくれた。
八幡「サンキュー、んじゃいただきます。んん、このクッキー美味いな。市販のやつよりも美味いと思うぞ?」
ことり「やった!」
リサ「ほんとに!?」
そう言って2人とも喜んでいた。
八幡「あ、そうだそうだ。これ2人にやるよ。」
そう言って俺はカバンから2つの袋を取り出して白い袋をことりに、青い袋をリサに渡した。
リサ「これは?」
ことり「あっ!これって私たちが見てたヘアアクセサリーだ!ちょっと高いから買うのやめたんだけど..」
リサ「八幡が買ってくれたの?」
八幡「まあ、今日は楽しかったから?お礼みたいなもんだ。」
リサ「ありがとう八幡!」
ことり「ハチ君!ありがとう!」
2人は喜んでくれたようだ。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~遥、ひまりと共に...
キーンコーンカーンコーン...
今日も一日の授業が終わり放課後。今日は遥とひまりと遊ぶ約束をしていた。というわけで俺は遥の教室へと向かう。
遥「あ、八幡君。」
遥の教室の前に行くとちょうど遥が出てきた。
八幡「おう、タイミング良かったな。」
そうして俺らは一緒に昇降口へと向かい、靴をはきかえて外へと出る。すると校門の方から誰かが走ってきた...ってかひまりだった。
ひまり「ハチ先ぱーい!」
八幡「おう、わざわざこっちまで来てくれたのか。サンキューな。」
ひまり「いえいえ、先輩方よりも終わるのが早かったので」
八幡「そうか。んで?今日は何すんだ?」
遥「せっかくだからカラオケとかどうかな?」
ひまり「おお!いいですねカラオケ!」
2人はカラオケに行きたいようだ。というわけで、カラオケに来た。
ひまり「3人でフリータイムドリンクバー付きでお願いしまーす」
店員「はい、ではお部屋は205号室です。ごゆっくりどうぞ」
俺らはドリンクバーで飲み物を取り、205号室へと向かった。
遥「カラオケ久しぶりだなぁ...」
ひまり「私もです!」
八幡「んじゃあ誰が先に歌う?」
ひまり「ジャンケンで負けた人から順番に歌っていくのはどうでしょう!」
俺らはその意見に賛成し、ジャンケンを行う。
3人「「「じゃんけん...ポン!」」」
負けたのは...遥だった。
遥「うう、私が最初か〜、緊張するなぁ」
そう言って遥は今日を選曲していく。
遥「うーん、あっ、これにしよーっと」
そう言って遥が入れたのは『ハナミズキ』だった。
遥「〜〜〜〜〜〜〜♪」
...うん、普通にうまいわ。
得点は93点だった。
ひまり「は、遥先輩。すごい!よーし、私も負けないぞー!」
そう言ってひまりは選曲していた。曲は『アスノヨゾラ哨戒班』
ひまり「〜〜〜〜〜〜〜♪」
やっぱりカバーしただけあるな...上手いわ。
点数は92点だった。
八幡「んじゃあ次は俺か...これにするか」
そして俺が選んだのは『時を刻む唄』
八幡「〜〜〜〜〜♪」
ひまり「うそ...」
遥「八幡君上手すぎ...」
八幡「〜〜〜〜♪」
ひまり「先輩めっちゃ高い声出てるし...」
遥「いつもの声からは想像もつかないよね..」
いやぁ、久しぶりに歌ったがやっぱりいい歌やなぁ...
あ、点数は95点らしい。なんかめちゃくちゃ点数高かったわ...
それから3時間ぶっ続けで歌った。
遥「いやぁ、久しぶりにこんなに歌ったなぁ」
ひまり「私もです!楽しかったです!」
八幡「今度はみんなで来るのもいいかもな...」
カラオケから出ると外はもう暗くなり始めていた。
遥「ねぇねぇ、この後ちょっと寄り道したいんだけどいいかな?」
俺とひまりは了承し遥について行く。
遥「着いたよ!」
そう言って来たのはちょっとオシャレな喫茶店だった。
八幡「喫茶店?なんでまた」
遥「いやぁ、ここで新商品のケーキが出たって聞いたから気になっちゃって」
ひまり「ケーキ!?私も食べたいです!」
やはり女子はケーキが好きなのか。
というわけで喫茶店の中に入りその新商品と言われている『フルーツたっぷりミックスケーキ』とやらを2人は頼んだ。俺はホットコーヒーだけ頼んだけど...
店員「お待たせしました。こちらホットコーヒーになります。」
そう言ってコーヒーを俺の前に置き戻って行った。
それから2分後くらいにまた店員さんが来てケーキを2つ置いていった。
八幡「...でかくね?」
遥「そうかな?」
ひまり「そうでもないと思いますけど...」
うーん、女子の感性はよく分からん。明らかにでかいと思うんだがなぁ...
それから2人は黙々と食べていた。たまにめっちゃうまそうな顔でニヤけているがな。
遥「ねぇねぇ八幡君」
と、不意に呼ばれたので俺は遥の方を向いた。
八幡「なん...むぐっ!?」
遥「どう?美味しい?」
俺が遥の方をむくと俺の口の中にケーキを突っ込んできた、まあいわゆるあーんってやつだな。
八幡「は、遥。何を...」
遥「い、いやぁ八幡君だけ食べてないのは可愛そうかなって思って。」
八幡「何もお前のスプーンで俺の口に突っ込むことないだろ?」
遥「あ、あぅ...」////
うわぁ、何この可愛い生き物...
ひまり「むぐぐ...八幡先輩!」
八幡「ん?むぐっ!?」
oh......お前もかひまり。
2人が食べ終わってから俺はコーヒーを飲み干し、代金を払って外へと出た。
遥「は、八幡君。お金...」
八幡「いいって、俺の奢りだ。」
ひまり「いいんですか?」
八幡「おう」
ひまり「...なら、遠慮なく。」
遥「ありがとう八幡君。」
そして俺らは帰路へとついた。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~蘭、希と共に...
希「ハチ君、明日私たちと一緒に買い物に着いてきてくれへん?。」
と、昨日希先輩に誘われたので来てみると、なんと蘭も一緒だった。
八幡「これはまた珍しい組み合わせだな?」
蘭「くじ引きだったんで」
希「うちは蘭ちゃんの事が知れるから嬉しいんやけどね。」
なんか蘭は嫌そうだが希先輩はめちゃくちゃ楽しそうだな...
八幡「で、今日は何を買うんですか?」
希「服でも買いに行こうかなと思っててなぁ。」
蘭「私も最近、服が足りなくなってる気がしてたんでいいですよ。」
なんか上から目線な気がするけどいいか。
八幡「了解、んじゃあやっぱり、ららぽですか?」
希「いや、今日は東京にでも行かへん?」
八幡「まぁ、別にいいですが...蘭は大丈夫か?」
蘭「はい、大丈夫です。」
というわけで、原宿に来ている。
八幡「うげ、人多いな...」
希「まぁ、原宿やししょうがないんやない?」
まぁそうなんですけどね。
八幡「どこ行きます?」
希「そうやねぇ、どこがいいかなぁ。」
蘭「竹下通り...とかなら色々あるんじゃないですか?」
竹下通りか...人が多いが今日は2人の付き添いだからな、行くか。
希「そうやね、じゃあ竹下通りに行こっか。」
そう言って俺らは歩き始めた。
10分後
おう、俺は今竹下通りに来ているんだが.....やばい!何がやばいかって言うと人の数!めちゃくちゃ人いて行列みたいになってんだけど...もうなんか、うん。なんて言えばいいんだろう...ああ、人がゴミのようだ。これが一番しっくりくるな。
蘭「う、この人の量はおかしすぎ...」
希「うちもさすがにこれは...」
うわぁ、あの希先輩ですらこれだぜ?マジでやべぇよ...
八幡「とりあえずあのANAP?って言う服屋でも入りましょうよ。」
そう言って俺らはANAPに入る。
八幡「ここで買ってさっさと帰りません?さすがにこれは死んじゃう...」
蘭「そうですね、私も同意見です。」
希「...これは仕方ないかなぁ。そうやね、さっさと服を買って帰りにららぽよればまた服を買えるからええかな。」
というわけでANAPにて買い物スタート。
希「なぁ、蘭ちゃん蘭ちゃん、この服どうやろ」
そう言って希先輩が手に取っていたのは薄紫色と、白のワンピース。
蘭「いいんじゃないですか?希さんのイメージにあってると思います。」
希「じゃあこれにしようかなぁ。うーん、ちょっと迷うなぁ。」
そう言ってまた服選びに戻って行った。
蘭「これ、いいかも...」
蘭は独り言だろうかそう言って1着服を取っていた。
それは赤色のチェックの上着。蘭に似合いそうな服だった。
蘭「あっ、でもこっちもいいかも」
そう言って取ったのは黒のパーカーで、ところどころ赤色のラインが入ってる。
蘭「うーん...」
希「そんなに迷うんやったらハチ君に聞いてみたら?どっちの方が好みですか?って」
蘭「なっ!?」////
何やら希先輩が蘭に耳打ちしていたがなんだろう...ん?蘭の顔赤いな。風邪か?
そう思って俺は蘭に近ずきおでこに手を当てた。
蘭「へっ?...なっ!?ちょっ!八幡先輩!?」
八幡「熱はないみたいだな。ん?大丈夫か蘭?」
蘭「だ、大丈夫です...そ、それより!は、八幡先輩は、この服とこの服、どちらが好みですか!?」
......ん?
八幡「えっとー、なんて?」
蘭「だ、だから!この服とこの服どっちが好みですか!!」
うん、聞き間違いじゃないらしい。
そうだなぁ...実際どっちを着ても蘭に似合うと思うがなぁ。どっちかって言うと俺は赤色のチェックの方がいいかなぁ。
八幡「...赤色のチェックの方だな。」
蘭「そ、そうですか。ありがとうございます。じゃあそっちにします。」
八幡「いや、お前の好きな方にしろよ?俺はそこまでファッションとか詳しくないからな?」
蘭「大丈夫です。八幡先輩に決めてもらったから似合わないはずがないです。」
八幡「そ、そうか...」
何その絶対的信頼。
希「なぁハチ君ハチ君。こっちとこっちどっちがええやろ。」
今度は希先輩だ。希先輩が持ってきたのは先程の白に薄紫色の水玉が入っているワンピース。もう1つは白で袖に紫色のライン、左胸に花の刺繍が入ったパーカーだった。
八幡「パーカーの方ですかね。これから寒くなるからワンピースなんてほぼ着ないでしょ?」
希「そうやねぇ、うん。じゃあパーカーにしようかな。」
そう言ってレジに向かう。
そして5分後2人は購入し終わったらしく俺のところへ戻ってきた。
八幡「2人とも大丈夫ですか?」
蘭「はい。」
希「大丈夫。」
八幡「んじゃあ帰りますかね。」
そうして俺らの原宿での買い物は終わった。
ああ、人がゴミのようだったぜ...
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~歌歩、つぐみと共に...
さてと、俺は今歌歩と羽沢珈琲店でお茶をしながらつぐみを待っていた。
つぐみ「すみません、待ってもらっちゃって。」ハァハァ
つぐみは息を切らしながら俺らのところへと来た。
八幡「いや、店の手伝いだったんだししょうがないだろ。それにつぐみの珈琲も飲めたし良かったわ。」
歌歩「うんうん、大丈夫だよつぐみちゃん。」
つぐみ「お二人共ありがとうございます!」
八幡「さてと、今日はどこに行く?」
歌歩「うーん、そうだね。どうしよう。」
つぐみ「あ、じゃあ映画とか行きませんか?」
ふむ、映画か。今なんかやってたかな?
歌歩「映画かぁ、そう言えば最近言ってないなぁ。」
八幡「俺もだな。」
つぐみ「じゃあ、行きましょう!」
そうして俺らは映画館まで来た。
ふむ、色々と映画がやってるなぁ。ただ、俺が見たいのがアニメ映画しかない。どうしよう...
歌歩「うーん、映画に来たのはいいけど何見よっか」
つぐみ「これとかどうでしょう。」
そう言ってつぐみが指さしたのはなんと「中二病でも恋がしたいtake on me」だった。
八幡「なぁつぐみ。お前、中二病でも恋がしたい知ってんのか?」
つぐみ「はい!テレビでちょうどやってるのを見て、面白かったので見てました。」
まじかぁ。まさかつぐみがアニメを見てたなんて...知らなかった。
歌歩「うん、じゃあそれにしよう!」
ん?歌歩も大丈夫なのか?
八幡「歌歩、お前も知ってるのか?」
歌歩「うん、前にちょうど見てたんだぁ。」
なんということでしょう。アニメを見てる人が2人も身近にいたなんて。
八幡「OK、じゃあこれにするか。」
そう言って俺らは中二病でも恋がしたいを見た。
八幡「うん、面白かったな。」
つぐみ「はい、面白かったです。」
歌歩「面白かったねー」
俺ら3人は映画が終わると近くの喫茶店に来た。
つぐみ「今回の映画の主題歌良かったなぁ。今度みんなに言ってカバーしようかな。」
八幡「ああ、JOURNEYか。まあ歌ってる人がいいからなぁ。」
歌歩「ZAQさんだよね。って言うか今回の挿入歌とかアニメの1期と2期のオープニングとか全部ZAQさんだよね。」
うわぁ、なんかめちゃくちゃ感動だわ。アニメの話が身近な人とできるなんて。俺はほぼ恭子さんとしかアニメの話はしないからなぁ。
それから俺らは映画の内容について色々と話した。
そして俺はふと思ったので聞いてみることにした。
八幡「2人は他にアニメ見てんのか?」
つぐみ「あ、はい。私は一応アフグロでカバーした曲のアニメは見ました。」
となると?なんだ?
八幡「けいおん、ハガレン、進撃、リゼロ、デジモンあとなんだ?」
つぐみ「ハイキュー、銀魂ですね。それは全部見ましたよ。」
まじか、結構見てんだなぁ
歌歩「私もたまに見るよ?えっと、物語シリーズとか、あとは僕街とか、あとCLANNAD!」
おお!まさかCLANNADを見てるとは
八幡「まじか!CLANNADはいいよなぁ!めちゃくちゃ感動する!」
歌歩「うんうん、ほんとに。アフターストーリーの方の汐と朋也くんが仲直り?したシーン。あそこで超感動して泣いちゃったよ!」
八幡「だよなぁ!」
つぐみ「CLANNADってそんなに感動するんですか?」
八幡、歌歩「「ああ!(うん!)」」
つぐみ「私も見てみます!」
そんな感じで俺らは夜までアニメトークをしていた。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~日菜、にこと共に...
さてと、今日はにこ先輩と日菜と遊ぶ約束だ。ってかこの二人の組み合わせって1番怖いんだが...
にこ「ごめん、またせたわね」
日菜「ごめんねーハチ君。」
八幡「いや、大丈夫。今日はどうするんです?」
にこ「そうねぇ、私はどこでもいいんだけど。どーしてもって言うならぁ「日菜はどこか行きたいとこあるか?」ちょっと!最後まで言わせなさいよー!」
日菜「そうだなぁ「無視!?」私は楽しければどこでもいいかな!」
ふむ、どうするか。困ったなぁ
にこ「...水族館はどう?」
八幡「なっ...にこ先輩が、真面目な事言った...」
にこ「何よその反応!」
いやぁ、ねぇ?いつもアイドルショップだなんだとか言ってるから今日もそういうのかと思うでしょ?
にこ「今日はちょっとね。」
なんかあんのかな?まあいいか。
というわけで俺らは水族館へと来た。なんかにこ先輩が割引券を持ってきてくれたらしく入場料が1000円かからずに済んだ。
日菜「うわぁ!クラゲ!」
日菜は水族館に入ると、子供のようにはしゃぎ始めた。
まあ水族館なんてめったに来ないからなぁ
でも、この水族館前に来たことある気がするんだが気のせいかな?
それから俺らは色々と見てまわった。まあ主に日菜がめっちゃ移動するからそれについて行ってるだけなんだが...
まあ、俺も楽しんでるんだけどな。
そして俺らは深海生物のコーナーへと来た。ってあれ!?日菜がいねぇ...
俺は水槽を眺めるにこ先輩の後ろ姿に問いかけた、
八幡「にこ先輩!日菜......は。」ドクン
が、俺の頭の中を何かが過った。
あれ?この光景どこかで...
八幡「ぐっ!?」
『深海生物の水槽の前
???「うぅ、お母さーん。どこいっちゃったのぉ...」グス
八幡「ねぇ、君どうしたの?」
???「お母さんとはぐれちゃったの...」グス
八幡「迷子なの?」
???「うん。」
八幡「そっか、じゃあ一緒にお母さんを探してあげるよ!」
???「いいの?」
八幡「うん!俺の友達もだけどいいかな?」
にこ「うん!ありがとう!」
八幡「おーい○○○、○○!この子のお母さんとはぐれちゃったんだって!一緒にお母さんを探してあげよーぜ!」
○○○「うん!わかった!」
○○「そうね、困った時は助け合いって言うしね。」
八幡「というわけで自己紹介!俺は比企谷八幡。よろしく!」
○○○「私は結城明日奈だよ。よろしくね!」
○○「私は篠崎里香。よろしく!」
???「え、えっと。に、にっこにっこにー、あなたのハートににこにこにー、笑顔届ける矢澤にこにこ。にこにーって覚えてラブにこ〜。」
3人「「「...」」」
にこ「う、うぅにこの挨拶、変だったかな?」
3人「「「ううん、可愛かったよ!いきなりでびっくりしただけ!」」」
にこ「あはは、みんな仲良しなんだね。」
明日奈「もうにこちゃんも仲良しだよ!」
里香「そうそう!」
にこ「あ、ありがとう!」
それからは4人でよく遊ぶようになった。しかし、突然にこはいなくなってしまった。』
確かあの時は明日奈のお父さんとお母さんと一緒だったな。
それにあの挨拶この時からだったな、だからあの時懐かしいって思ったのか。
八幡「すみませんにこ先輩。いや、にこ。今まで忘れてて。」
俺がそう言うと、にこはこっちを振り返った。
にこ「遅いわよ、バカ」
そう言ったにこの目から涙が落ちていた。
八幡「そう言えば、なんで突然いなくなったんだ?」
にこ「あの時、東京のおばあちゃんが病気にかかっちゃって心配だからということで急に引っ越すことになったのよ。何も言わないでいなくなってごめんなさい。」
八幡「そういうことならしょうがないな。謝ることじゃないさ。」
俺とにこは2人で水族館をまわっていた。
にこ「それにしても、明日奈と里香は東京に引っ越してたなんてねぇー。それに八幡が私を忘れてるとは。」
八幡「本当に申し訳ない。」
にこ「いいわよ、ちゃんと思い出してくれたんだし。それよりも、今は日菜を探すのが最優先ね。」
八幡「そうだな。」
そして俺らは二手に分かれて探した。
それから10分後、にこから連絡がありやっと見つけたとメールに書いてあった。
八幡「おいこら日菜。どこいってやがった。」
日菜「あはは〜、ごめんねハチ君?」
八幡「はぁ、まったく。まぁいいけど。」
というわけで俺らは昼飯を食べまた水族館をまわり、お土産屋でお土産買い水族館を後にした。
日菜「はぁ、楽しかった〜。ありがとうハチ君、にこ先輩!今日は楽しかったよ。るんってきた!」
るんっ?なんだそりゃ。まぁ、いいか。楽しんでくれたみたいだし...
八幡「そりゃ良かったよ。」
日菜「じゃあ私、この後お仕事だから先に帰るね?ばいばーい。」
そう言って日菜は走っていった。
八幡「んじゃあ俺らも帰るか。」
にこ「そうね。」
俺らも昔話をしながら2人で帰った。
今日は楽しかったな。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~あこ、紗夜と共に...
俺は今あこ、紗夜と待ち合わせをしている。10時に駅前に集合と言われたから10分前に来たがまだ2人とも来てないらしい。
紗夜「すみません、遅くなりました。」
と、紗夜が来た。
八幡「いや、まだ時間じゃないし大丈夫だ。」
俺はそう返して、紗夜を見る。紗夜は花柄のワンピースを着ていた。
紗夜「あ、えっと。この服は日菜が「似合ってるぞ?」...あ、ありがとうございます」////
と、そこにあこが到着した。
あこ「す、すみません。遅れちゃいましたか?」ハァハァ
あこは走ってきたようで息を切らしていた。
八幡「いや、まだ時間前だし大丈夫だ。」
あこ「良かったぁ。」
八幡「それで?今日はどこに行くんだ?」
俺は2人にそう聞く。
紗夜「私は宇田川さ...あこさんが行きたいところでいいですよ?」
あこ「え?いいんですか?紗夜さん。」
紗夜「ええ。」
あこはそう言われたため考えている。
あこ「うーん...あっ、じゃあ私の家でゲームでもしませんか?八幡さんは多分ゲーセンとか飽きたんじゃないですか?」
まあ確かにゲーセンは最近結構行ってたが...それで紗夜は納得するのか?
紗夜「...いいですね。行きましょう。」
八幡「まじで?紗夜は本当にいいのか?」
俺は紗夜に聞き返す。
紗夜「ええ、最近私もゲームをやり始めたんですよ。あこさん達と一緒に。」
...まじか。紗夜がゲームを始めたとは思いもしなかった。
八幡「...んじゃあ行くか。」
そうして俺らはあこの家へ行くことになった。
────宇田川家────
駅から歩いて15分程であこの家についた。
あこ「ではどうぞー。」
そう言ってあこはドアを開け家に入る。俺らはそれに続いた。
八幡、紗夜「「お邪魔します。」」
あこ「じゃあリビングに行きましょう!」
そう言って俺らをリビングへと案内する。
あこ「じゃあくつろいでてください!私は飲みものを持ってきます。」
そう言って行ってしまった。
八幡「お、PS4じゃん。ここにあるってことは今日はこれをやんのか。」
リビングのテレビにPS4があったため俺は近づき眺めていた。
紗夜「PS4、これがそうなんですか。」
そう言って紗夜も近づいてきた。
あこ「八幡さん、紗夜さんお茶です!」
と、そこにあこが戻ってきた。
八幡「サンキュー」
紗夜「ありがとうございます。」
俺らはあこの方へ行きお茶を受け取った。
あこ「さてと、何やりますか?PS4とWiiUがありますけど。」
八幡「どっちでもいいぜ。」
紗夜「私はPS4をやってみたいです。」
と、紗夜は言う。
あこ「分かりました!じゃあモンハンワールドでいいですかね。」
おお、モンハンワールドがあるならやりたいな。
八幡「モンハンか、懐かしいな。」
紗夜「?そのモンハンとはなんでしょうか」
あこ「モンスターハンターワールドって言って、簡単に言うとモンスターを狩るゲームです。」
あこはそう説明しリモコンを紗夜と俺に渡す。
あこ「八幡さんは操作方法は大丈夫ですよね?紗夜さんは初めてですか?」
紗夜「ええ」
八幡「おう。」
それぞれがあこの問いに答える。
あこ「じゃあ紗夜さんが操作に慣れるまで簡単なモンスターにしましょうか。うーん、イビルジョーでいいですかね?」
俺は絶句、紗夜はわからないため首をかしげていた。
八幡「いやいや、イビルジョーは初心者には辛いだろ。」
あこ「私が狩猟笛使って援護するので大丈夫ですよ。」
...こいつはガチのゲーマーなのか。
八幡「はぁ、もうお前に任せるわ。」
そうして俺らはイビルジョーを狩りに行く。
結果...勝ったわ...
あこ「紗夜さん!才能ありますよ!初めてなのにあんなに動けるなんて...」
そう、なんか紗夜がめちゃくちゃ動けてた。ほんとに初めてなのかってくらい動けてたわ...
それから俺らは昼までいろんなモンスターを狩っていた。
そしてお昼。
八幡「昼飯どうする?」
あこ「なんか買ってきましょうか?」
紗夜「そうですね、買って食べましょうか。」
というわけで俺らはコンビニに来て、パンやらおにぎりやらを買った。
八幡「結構買ったな。」
あこ「そうですね〜、あっ、あれはSAOの広告だ。」
そう言ってあこは貼ってあるポスターを見た。
あこ「八幡さんはSAO予約しました?」
八幡「ん?ああ、したぞ?ついでに穂乃果も。」
あこ「ほんとですか!?あこもしたんですよ〜、あっ、じゃあ一緒にやりませんか?穂乃果さんと八幡さんとあこの3人で」
ふむ、まぁ俺は穂乃果とやるつもりだったしあこが入ってもいいか。穂乃果も許してくれるだろう。
八幡「おう、いいぞ?一応後で穂乃果にも言っとくわ。」
あこ「やった!」
そう言ってあこは喜んでいた。
紗夜「あの、盛り上がっているところ悪いのですがSAOとはなんでしょうか?」
隣にいた紗夜がそう聞いてくる。
八幡「ああ、すまん2人で盛り上がって。SAOってのはVRMMORPGのゲームで、仮想空間でモンハンみたいにモンスターを倒すゲームだ。」
あこ「このゲームはほかのゲームと違ってナーヴギアを使って自分が仮想空間に入ってゲームをするのでモンスターとの戦いを自分で体験できるんですよ!」
紗夜「なるほど...そのゲーム、まだ予約は出来るでしょうか。」
驚いたことに紗夜はそう言ってきた。
八幡「あ、ああ。多分ナーヴギアもSAOも予約出来ると思うが。」
紗夜「そのゲーム、私も興味が湧きました。なので、私も混ぜてくれませんか?」
八幡「...OKだ。まさか紗夜がそんなことを言ってくるとは思わなかったが。」
あこ「うんうん、まさか紗夜さんがそんなこと言うとは思いませんでしたよ。」
紗夜「ゲームは息抜きになると最近分かりましたので、色々とやってみたいだけです。」
...ゲームが息抜きか。紗夜もゲームにハマってしまったな。
俺はそんなことを言いながらあこの家に戻った。
それからは飯を食べたあとWiiUのスマブラをやった。やっぱりあこが強かった。
中学編の次はついにSAO編になります。ついに明日奈と里香が登場!
SAO編ではキリトを女体化しようと思っています。
だってハーレムだし?だったらキリトを女体化してハーレム要員に加えた方が人の数も増えるし?いいかなと思いまして?
大丈夫。キリトがいなかったら男が少なくなるじゃないか!と思った皆さん。SAO編にはパロキャラが多数登場させますので、ご期待くださいませ。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~穂乃果、モカと共に...
あこの家でゲームをした次の日、今日は穂乃果とモカと遊園地に行くらしい。
八幡「はぁ、まぁ明日は休みにしてもらったし楽っちゃ楽か。」
そんなことを呟きながら駅前に到着。そこにはもう穂乃果とモカがいた。
穂乃果「あ、ハチ君やっと来た〜。」
モカ「遅いですよハチ先ぱ〜い」
八幡「お前らが早いんだろーが。だってまだ集合の30分前だぞ?」
そう、俺は集合の30分前に着くようにしたのだが、もう2人はいたのだ。
穂乃果「えへへー、なんか待ちきれなくて。」
モカ「私もでーす。」
八幡「はぁ、まぁいいや。早く行くぞ。」
そう言って俺らは遊園地へと向かった。
さてとやってきたぞネズミーランド。そう、俺たちはネズミーランドに来ていた。俺は遊園地と聞いたからてっきりそこら辺の遊園地だと思ってたんだが、穂乃果がネズミーランドのチケットを当てたらしくネズミーランドに来たのだった。
八幡「はぁ、人が多い...」
穂乃果「まあ、休日だからねぇー。」
モカ「しょうがないですよー。」
俺らは今、ネズミーランドの中を歩きすぐに乗れそうなのを探していた。
穂乃果「あ、スプラッシュマウンテンは20分待だって。」
ふむ、それならほぼ待たなくていいか。
八幡「んじゃあ乗るか。」
モカ「先ぱーい、もしかして私の服が濡れて透けるのを期待してたりしますー?」
ん?なんか変なことを言ってる子がいるぞ?
俺はモカの頭にチョップを食らわせた。
モカ「あ痛ァ、痛いですよハチ先輩。バカになったらどうするんですか。」
八幡「こんなんで馬鹿になられたら困るわ!」
そんなやり取りをしているとすぐに順番が来た。
八幡「初手から絶叫系は嫌だがしょうがない、行くか。」
俺らはサッと乗り込み安全バーを付ける。
そしてアトラクションが始まる。
ひどい目にあったぜ...俺らは今びしょびしょだった。いや、言うほどびしょびしょでは無いか。
まぁ、今日は暑いからすぐ乾くだろ。
ちなみにモカと穂乃果は今、飲み物を買いに行ってる。
そして戻ったら次のアトラクションへと向かうことになっている。
そうして俺らはスペースマウンテン、ビッグサンダーマウンテン、ホーンテッドマンションなど、色々なアトラクションをまわった。
そしてこのあとは夕食を食べつつパレードを見る予定になっている。
八幡「パレードを見るならここよりももっと見やすいところがいいな。」
モカ「あのへんとかどうですか〜?」
そう言ってモカが指さしたのはちょっと遠いが人は少なく、ほかの場所よりも高めのためパレードが見やすそうな場所だった。
そして俺らがそこへ移動したらすぐにパレードが始まった。
穂乃果「綺麗だったねパレード。」
モカ「ほんとですねえ〜。」
俺らは今、帰り道だ。パレードが終わり、俺らはお土産を買うとすぐにネズミーランドを出た。
それからずっと歩いている。
八幡「あ、忘れてた。穂乃果、今日のこととは関係ないんだがSAOであこと紗夜も一緒にやりたいらしいから一緒にやるけどいいよな?」
穂乃果「あこちゃんはわかるけど、紗夜ちゃんもやるって言うのにはびっくりだなぁ。」
八幡「それは俺も思った。」
まぁ、最近ゲームをやり始めたって言ってたから興味が湧いたって言ってたかな、それに本人が決めたことだし俺らは何も言えないか。
モカ「SAO?ってなんですか〜?」
と、今の話を聞いていたモカが聞いてきた。
八幡「まぁ簡単に言うと仮想空間の中に入って、モンスターを剣で倒すゲームだ。俺と穂乃果、あこと紗夜はそのゲームを予約してるから一緒にやることになってんだよ。」
と言うとモカはケータイで調べ始めた。
モカ「ふむふむ、なるほど。面白そうですね〜。これって、ゲームの経験がほとんどない人でもできるんですかね。」
八幡「まぁ、できるんじゃないか?」
多分。色々と覚えることは多いだろうけど...
モカ「じゃあ、私もやりま〜す。今ネットで予約しました〜。」
八幡「...まじで?」
モカ「まじでーす。」
穂乃果「モカちゃんの行動力が高い...。」
それな!と、思ってしまった。いや、まじで行動力が高すぎでしょ?初めて知って面白そうってだけで予約するとか...
というわけでモカも一緒にSAOをやることになった。
この2人で一旦デート回はストップさせて頂きます。この次の回は体育祭。その次くらいにはSAO編へと入る予定です。
残りのメンバーのデート回はALO編の所にて書こうと思います。
ではでは、また。
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~25
今日は総武中学校の体育祭だ。体育祭の種目は男子がバスケ、バレー、テニス。女子がバレー、バスケ、卓球らしい。そして最後に紅組と白組に分かれて行われる棒倒しがある。
ちなみに俺はバスケだ。本当はテニスが良かったのだが思いのほか人気でジャンケンになり負けた...戸塚と一緒にテニスが良かった!まぁ、負けたものはしょうがないか。というわけで俺はバスケになってしまった。バスケのメンバーは俺、葉山、戸部、大岡、大和、少林寺、神木だ。そして神木と少林寺は確かバスケ部って言ってたな。うちのクラスはちょうどバスケ部2人居るのか。
なら俺の出番はないな。ないよね?
そんなこんなで体育祭が始まる。
雪乃「あら、引きこもり谷君。今日は引きこもらずにしっかりと来たのね。」
八幡「いや、いつも部活行ってんのに今日はっておかしいだろ...」
体育館への移動中、雪乃と会った。
雪乃「ふふ、冗談よ。そう言えば穂乃果さんと海未さんとことりさんがあなたに伝言で"全力でやってね。"と言ってたわ。」
八幡「まじか...」
雪乃「ええ、全力でやらなかったら海未さんが正座させて説教すると言ってたわね。」
えぇぇ...
八幡「まぁ海未位からなら逃げられるからいいか。それに試合に出なければいいんだしな。」
そう言うと雪乃は笑った。
雪乃「ふふ、そう。と言ってるわよ、彼は。」
そう言って俺の後ろへ視線を向けた。
「そうですか。私からはすぐに逃げられるのですか...」
「ハチ君、試合に出るように葉山君に頼んでおいたよ!」
「ハチ君の全力、久しぶりに見たいなぁ〜」
...やばい、逃げ「逃がしませんよ?」
死んだ。
海未「まったく、今日くらい全力出してもいいでしょう?」
穂乃果「私、ハチ君の全力見たいなぁ」
ことり「ハチ君、おねがぁい!」ウワメ
...これは、出さないと殺されそうなんで出すしかなさそうだ。いや、だがこれなら...
八幡「わかった。だが、条件がある。うちのチームが相手に10点差付けられたら全力を出す。それでいいだろ?」
穂乃果「そういうことなら...」
海未「わかりました。」
ことり「私は最初から全力でやるのが見たかったけど...まぁいいかな。」
というわけで俺が全力を出すかはチームメイトにかかっている。頼むぞみんな...
というわけで試合の時間になった。
葉山「みんな全力で行こう!」
俺以外「おう!!」
...ごめんなさい、俺全力出しません...
葉山「ヒキタニ君も頑張ろう!」
...こいつ。
八幡「おい葉山。お前なんで俺の名前わざと間違えんだ?ふざけてんのか?」
そう言うと葉山は一瞬驚いたような顔をしたがいつもの笑顔に戻り。
葉山「悪い、比企谷だったな。じゃあ、頑張ろうぜ!」
...あいつは悪い奴ではなさそうだがな。
戸部「ヒキタニ君の名前って比企谷って読むん?ごめん!俺も間違ってたわ〜。これからはしっかり呼ぶわ!じゃあ俺らも頑張ろうぜ比企谷君!」
戸部は俺に近づきそう言って離れていった。あいつは馬鹿だが悪くは無さそうだな。
そんなことがありつつ試合が始まる。スタメンは俺、葉山、戸部、神木、少林寺だ。
相手にもバスケ部が2人いるらしい。
第2Qが終わり点差は3点差で俺らが勝っている。
この分なら俺らの勝ちだな。
俺の予想通り1試合目は難なく勝った。
2試合目、第1Qでは負けていたが、第2、第3Qで巻き返し勝った。ちなみに俺は出ていない。
次は準決勝。
準決勝、相手はバスケ部2人にバスケ経験者が3人という優勝候補のA組だ。そして穂乃果達がちょうど応援に来た。雪乃もいる。
葉山「この試合が1番辛いかもだけど、頑張ろう!」
神木「僕が綾崎をマンマークするから、少林寺は崎村をマンマークで止めてくれ。その他は各自マークする人を決めてマンマークな。」
神木がそう言うと全員、「おう!」と言ってコートに入った。
そして試合が始まる。
最初、俺らは先制する、がしかし、相手に点数を取られそのままズルズルと点を取られて今は16対 4と言うなんとも言えない試合になっていた。神木と少林寺はしっかりと相手のバスケ部の崎村?と綾崎?だったかな、を止めているがその他の奴らも上手いためそいつらに点を取られていた。
ピー!!
そして第1Qが終わった。...そろそろ出るか。
葉山「ハァハァ、強いなやっぱり。」
神木「くそっ、あいつら全員バスケ経験者はせこいだろ...」
少林寺「どうする、これ以上点差を広げられたら勝てないぞ。」
葉山「そうだな...比企谷、それに大岡。次のクォーターから出てくれ。大和と戸部がチェンジで。」
葉山はそう言った。言ってくれたのだ。
神木「葉山..」
葉山「2人は1試合しか出てないしな。せっかくなんだ出てもらおう。」
少林寺「...そうだな。そうしよう。」
3人はもう諦めモードだった。そのため俺は大岡?と交換する大和?に声をかける。
八幡「大和、だったか?ボール持ったら俺にパスくれ。」
大和「?まぁわかった。」
そう言って大和はポジションについた。
さてと、勝ちますかね。
────────
ピー
第2Qが始まった。ボールは今は自軍のコートで葉山が持っている。
葉山「大和!」
そう言って横にいる大和へパス。
と、同時に俺は大和の前へと走る。
八幡「はい。」
大和「比企谷!」
そう言って大和は俺にパスを出す。
八幡「ナイスパス。」
そして俺は片手でボールをゴールに投げた。
相手モブ1「は?なんで投げたんだあいつ...」
崎村「シュート?入るわけねぇだろw」
葉山「比企谷、何を...」
雪乃「彼はなぜ投げたのかしら。普通あんなところからのシュートなんて入らないのは彼でも分かるはずよ?」
結衣「ヒッキーは試合、諦めちゃったのかな?」
とか、言ってるが俺は知らん。あの3人だけはなぜ投げたのか知ってるしな。俺は穂乃果たちの方を見る。3人は笑って雪乃達に話していた。
穂乃果「あはは。まぁ普通は入らないと思うよねぇ。」
海未「あれはほんとにおかしいですから...」ハァ
ことり「まぁ、ハチ君だもん。」アハハ
雪乃「?何を言ってるの?あれは流石に「入るよ。」穂乃果さん?」
穂乃果「あれ。入るよ。」
パサッ
トントントン。
八幡「俺のシュートは落ちん。...なんてな」
そう、決まったのだ。
超ロングシュートが。
観客『うぉぉぉぉおおおお!!!!』
「なんだあいつ!」
「まぐれか?いや、でも、普通にゴールを狙ってたような気がするが...」
「あいつ誰だよ!俺知らねぇぞ!?」
とか色々と聞こえてきた。
相手も、「まぐれだまぐれ。切り替えていこう。」と言って切り替えていた。
葉山「君は、あれを狙ったのか?」
八幡「ん?ああ。」
神木「はは、まさかうちのチームにこんな奴がいたとは。」
少林寺「最初から本気出せよ...」
八幡「目立ちたくなかったからな。ま、この試合は俺にボールを回してくれ。決めとくから。」
この行動は俺らしくないが、10点差付けられたら全力出すって約束だしな。しゃあないか。
そうして試合が再開。相手はボールを回しながら攻めてくるが、俺はそれをカットしてそのまま投げた。
パサッ
八幡「ほい、頂きましたっと」
......
観客『うぉぉぉぉおおおお!!!!』
「まぐれじゃねぇ!?」
「また決めやがった!」
「ほんとに誰だよあいつ!」
これで相手は俺をマークするだろうな。
案の定、マークを1人付けてきた。だが、1人じゃ甘いな。
俺はまたボールをもらうとそのまま加速してドリブルで相手陣地に持っていく。マークの奴は置いてきた。
崎村「くっそ、止めるぞ!」
そう言って相手は俺にプレスをかける。が、俺はそれをドリブルチェンジ、ロールターン、ビハインド・ザ・バックで躱し、そのままフリースローラインから飛んだ。
そしてそのままダンクした。
またも静寂。
観客『はぁぁぁぁぁああああ!?』
「うそだろ!?フリースローラインからダンクなんてどんだけ飛んでんだよ!?」
「どっかのマンガじゃねぇんだぞ!?」
「やばい、あの人カッコイイ...」
「ねぇ、あの人の名前なんて言うのかな!今度聞いてみようよ!」
と、観客もそんな感じだった。
穂乃果「うそ...」
海未「まさかダンクできるようになっていたとは...」
ことり「私もわかんなかったよ...」
雪乃「カッコイイ...」
結衣「ヒッキー」////
あいつらもそんな感じだったな。はぁ、目立つのは嫌いなんだが...
神木「よっしゃ!比企谷にボールを回すぞ!」
少林寺「全力で守りきるんだ!」
うちのチームも団結してきたな。
八幡「葉山、次の攻撃の時俺の後ろから走ってきてくれ。多分俺には3人くらいマークが着くと思うから」
葉山「OK、任せてくれ。」
葉山が疲れているにも関わらずそう返事をする。まぁあいつもサッカー部だし、根性あんだろ。
というわけで俺は相手のボールをさっさと奪う。そうすると案の定3人のマークがついた。そのうち2人はバスケ部。
崎村「これ以上点は取らせねぇ!」
綾崎「このまま止めてやる。」
そう言って取りに来るが
八幡「遅せぇよ...」
相手の手が俺のボールを触る前に俺はバックハンドパスで後ろから上がってきてた葉山へとボールをパスする。そして葉山はスリーを決めた。
八幡「ナイッシュー」
葉山「ナイスパス比企谷!」
そうして俺らはペースを掴み、見事勝利した。
雪乃「すごい...」
結衣「ヒッキーかっこよかったなぁ...」
穂乃果「ハチ君、やっぱりカッコイイな。」
海未「流石はハチですね。」
ことり「やっぱりハチ君はスポーツを生き生きとしてた方がいいなぁ。」
と、5人の少女は独り言のように呟いていた。
そして決勝戦。F組VSC組。
C組もバスケ部2人に経験者2人。運動部が3人いるらしい。
F組のスタメンは俺、葉山、戸部、少林寺、神木の5人だ。そして俺は最初から全力で行く。
ピー!ジャンプボールから始まった。ジャンプボールはうちのクラスの少林寺が先に触り後ろの神木へ回す。そしてそのまま俺へとパスが来た。俺は一気に加速しドリブルで切り込む。そしてフリースローラインからダンクした。
八幡「まず1本。」
観客『うぉぉぉぉおおおお!!!!』
...なんか観客が増えてる気が...
まぁいいか。俺らはそのまま相手への攻撃を緩めず攻めまくる。
ピー!!
そうして第1Q終了。この時点で点差は30点差になっていた。
葉山「よし、これなら勝てるぞ!」
神木「ああ、これなら!」
少林寺「念願の優勝だぁ!」
戸部「よっしゃ行くっしょ!」
そのまま勢いに乗り第2、第3Qも全力でやった。結果は136対14と言う体育祭ではありえない結果になった。まぁほぼ俺が決めたんだが...
そんなことがあり、俺は学校の有名人となってしまったのだった。
次は体育祭の2日目。棒倒しをやってからその次の話でSAO編へと入ります。遂に中学編のラスト。頑張りまする!
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魔法使いとチート八幡の日常~中学生編~26
さて、今日は体育祭2日目。棒倒しだ。俺は紅組。葉山が白組にいる。今日の棒倒しは昨日目立ったから何も隠すことは無いため本気で行く。
というわけで1年生の棒倒しから始まる。
赤崎「さぁ、今から。1年男子の棒倒しが始まろうとしています!さぁ紅組と白組、どちらが勝つのかぁ〜!!実況は私3年F組の赤崎楓が務めさせていただきます!そしてこちら解説の」
「どうも〜、同じく3年F組の海老名姫菜でーす。」
「三浦優美子同じく3年F組だし。」
赤崎「この2人に来ていただきました〜!お2人共よろしくお願いします!」
...何してんだ赤崎さんよ。
穂乃果「アハハ、楓ちゃんはスポーツの実況が好きらしくてその手のことになると暑くなっちゃうんだって。」
海未「穂乃果よりもやかましいですね。」
穂乃果「海未ちゃん!?それどういうこと!」
で俺は赤崎とえ、海老名?とみ、三浦?の実況解説を聞いてようかねぇ。
赤崎「あーと。そろそろ試合が始まります!さて、1年生はどのような戦いをせてくれるのでしようか!解説の海老名さん。」
海老名「そうですね。皆さんほんとに全力でぶつかり合うと思います。ふふふ、男子のぶつかり合う姿、キマシタワー!!」ブシャァ
そう言って鼻血を出した。大丈夫だろうか...
そんなこんなで1年生の試合は終わり紅組が勝ったようだ。
さて、次の試合は2年生。まぁここで白が勝てば面白くなるな。
はい、案の定白が勝ちましたね。というわけで今は紅組と白組は同点だ。
赤崎「さぁ、3年生の戦いが始まります!白組にはあの人、爽やかイケメンこと葉山隼人君がいます!対する紅組には昨日のバスケでいきなり現れたダンクシューター。比企谷八幡君がいます!この戦いどっちが勝つのか楽しみです。」
さてと、俺らの試合だ。俺のチームには材木座、戸塚がいる。
俺は材木座に声をかけた。
八幡「材木座、試合が始まったらすぐにコートの真ん中に四つん這いになってくれ。」
材木座「八幡よ。なぜだ?」
八幡「勝つためだ。そのために力を貸してくれ。」
そう言えば材木座は必ず乗るはず。
材木座「...ふっ、我の親友の頼み。あいわかった!何故かは知らぬが四つん這いになっていよう!」
八幡「サンキュー。」
そう言って俺は定位置につく。
ピー!!
今、笛がなり試合スタート。
赤崎「さぁ、試合が始まりましたァ!!」
材木座「八幡よ!これで良いのか!」
赤崎「おおっと?材木座君が何故か真ん中に四つん這いになったぞ?どうしたんだ?」
赤崎以外にも疑問を浮かべている人がいる。俺は四つん這いになっている材木座に向かってはしった。
八幡「背中借りるぜ!」
葉山「!彼を止めろ!何か始めるぞ!」
葉山は俺が動いたのを見て動き始めるが
八幡「遅い!」
俺はいち早く四つん這いになっている材木座のところまで走り、そのまま材木座の背中を使って超跳躍した。それはもうアニメみたいに。まぁ魔力をちょっとだけ足に込めたんだが...
葉山「なっ!?」
赤崎「な、ななななななんと!比企谷君が飛んだァーーー!!!」
俺はそのまま棒に向かって飛んでいく。
葉山「棒の下を固めろ!」
八幡「残念ながら物理法則的に俺の方が力は強い!」
そう言って俺は棒の上の部分を掴み、そのまま流れるように棒を倒した。
観客『......は?』
赤崎「え、えーと。嘘でしょ?」
あれ?なんかみんなめちゃくちゃびっくりしてるんだけど...俺なんかしたかな?
こんな事があり、俺は総武中学校の中では有名になってしまった。
そして俺のあだ名が『人間の皮をかぶった化け物』になってしまった。いや、長いし普通に悪口だろ...
こんな事があったが体育祭は無事終了した。
さぁ、後3日だ。後3日で始まる。SAOが!!
この時は思いもしなかった。SAOがデスゲームへと変わるとは...
はい、どうも〜。今回も八幡がチート化してしまった。ま、まぁ魔力操作で足に魔力を送ったから跳躍力がめちゃくちゃ上がったんですけどねwww
さてと次からは遂にSAO編へと突入します!キリトは女体化して男性キャラはパロキャラを色々と出させていただきます。
では、お楽しみに〜
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魔法使いとチート八幡の日常~とりま設定的な?~
まぁ設定も書きますがね...
比企谷八幡
SAOではハチとしてプレイ。高坂穂乃果、園田海未、南ことり、結城明日奈、篠崎里香、矢澤にことは幼なじみ。
魔法使い。主属性は闇、雷。
精霊は『紅時雨』、『夜桜』、『星龍』の3つを所持。
成績は優秀で武術系統も色々と習っていたため強い。
第107魔獣討伐軍『ヴィルダム』の隊長。
高坂穂乃果
SAOではホノカとしてプレイ。比企谷八幡が大好き。
比企谷八幡、園田海未、南ことりとは幼なじみ。
μ'sのリーダー。総武中学校生徒会長。
八幡にちょっとした護身術を習っている。
勉強は数学が苦手。
園田海未
比企谷八幡が大好き。
比企谷八幡、高坂穂乃果、南ことりとは幼なじみ。
総武中学校生徒会副会長。
μ'sの作詞担当。
弓道部。
家で日舞等を教わっている。八幡からも護身術を習っている。
南ことり
比企谷八幡が大好き。
比企谷八幡、高坂穂乃果、園田海未とは幼なじみ。
総武中学校生徒会副会長。
μ'sの衣裳担当。
八幡に護身術を習っている。
西木野真姫
比企谷八幡が好き。
μ'sの作曲担当。
ツンデレ。
総武中学校の次期生徒会長候補の1人。
八幡に護身術を習っている。
星空凛
比企谷八幡が好き。
小泉花陽とは幼なじみ。
元気ハツラツガール。
ラーメン好き。
八幡に空手を習っている。
小泉花陽
比企谷八幡が好き。
星空凛とは幼なじみ。
引っ込み思案の性格。
アイドル好き。
ご飯が大好き。
八幡に護身術を習っている。
絢瀬絵里
比企谷八幡が好き。
KKE。(賢い可愛いエリーちか)
総武中学校の元生徒会長。
バレエをやっていた。
八幡に護身術を習っている。
東條希
比企谷八幡が好き。
占い好き。
総武中学校の元生徒会副会長。
八幡に護身術を習っている。
矢澤にこ
比企谷八幡が大好き。比企谷八幡、結城明日奈、篠崎里香とは幼なじみ。
アイドル研究会部長。
アイドル好き。
八幡に護身術を習っている。
雪ノ下雪乃
比企谷八幡は気になっている人。
奉仕部部長。
毒舌。
猫好き。
雪ノ下家の次女。
合気道を習っていた。
由比ヶ浜結衣
比企谷八幡が好き。
奉仕部の部員。
料理が苦手。
人と合わせるのが得意。
戸山香澄
比企谷八幡が大好き。
北沢はぐみとは幼なじみ。
文化祭実行委員長。
総武中学校の生徒会長候補の1人。
ポピパのリーダーでギターボーカル。
キラキラドキドキするものを日々探している。
市ヶ谷有咲
比企谷八幡は尊敬する先輩で気になってはいる。
頭がいい。
ポピパのキーボード担当。
香澄のお守役1人目。
山吹沙綾
比企谷八幡が大好き。
家は山吹ベーカリーというパン屋。
ポピパのドラム担当。
香澄のお守役2人目。
花園たえ
比企谷八幡は尊敬する先輩。
ポピパのギター担当。
天然。
牛込りみ
比企谷八幡は尊敬する先輩。
ポピパのベース担当。
チョココロネ好き
湊友希那
比企谷八幡は気ななる人。
今井リサとは幼なじみ。
Roseliaのリーダーでボーカル。
猫好き。
今井リサ
比企谷八幡は気になっている。
湊友希那とは幼なじみ。
Roseliaのベース担当。
料理が得意。
氷川紗夜
SAOではサヨとしてプレイ。
比企谷八幡は気になっている人。
総武中学校の風紀委員長。
Roseliaのギター担当。
氷川日菜の姉。
宇田川あこ
SAOではアコとしてプレイ。
比企谷八幡はゲーム仲間の先輩。
Roseliaのドラム担当。
宇田川巴の妹。
白金燐子
比企谷八幡とはあまり喋らないが嫌いじゃない。
Roseliaのキーボード兼衣裳担当。
宇田川あことはゲーム仲間。
美竹蘭
比企谷八幡は尊敬する先輩。
アフグロメンバーとは幼なじみ。
アフグロのギター兼ボーカル。
青葉モカ
SAOではモカとしてプレイ。
アフグロのメンバーとは幼なじみ。
アフグロのギター担当。
好きな物には一直線。
山吹ベーカリーのパンが好き。
上原ひまり
比企谷八幡は気になる先輩。
アフグロのリーダー。
アフグロのメンバーとは幼なじみ
宇田川巴
比企谷八幡は尊敬する先輩。
アフグロメンバーとは幼なじみ。
アフグロのドラム担当。
羽沢つぐみ
比企谷八幡は尊敬する先輩。
アフグロメンバーとは幼なじみ。
アフグロのキーボード担当。
海浜中学校の生徒会長候補。
丸山彩
比企谷八幡のことは尊敬していて気になっている。
アイドル。
パスパレのリーダー。
パスパレのボーカル。
白鷺千聖
比企谷八幡が好き。
瀬田薫とは幼なじみ。
アイドル。
パスパレのベース担当。
氷川日菜
比企谷八幡のことを面白い人だと思っている。
アイドル。
パスパレのギター担当。
氷川紗夜の妹。
若宮イヴ
比企谷八幡は尊敬している。
パスパレのキーボード担当。
園田海未の弟子。
ブシドーが好き。
大和麻弥
比企谷八幡を尊敬している。
パスパレのドラム担当。
機会いじりが好き。
弦巻こころ
比企谷八幡の友達。
ハロハピのリーダーでボーカル。
世界を笑顔にするために動いている。
瀬田薫
比企谷八幡を友人だと思っている。
白鷺千聖とは幼なじみ。
ハロハピのギター担当。
演劇部。
北沢はぐみ
比企谷八幡は友達だと思っている。
戸山香澄とは幼なじみ。
ハロハピのベース担当。
家のコロッケが好き。
松原花音
比企谷八幡を尊敬している。
ハロハピのドラム担当。
こころによく連れ回されている。
奥沢美咲
比企谷八幡は尊敬していてかつ気になっている先輩。
ハロハピのDJ
こころのお守役。
綾辻遥
比企谷八幡が好き。
風紀委員。
八幡に頼んで護身術を教わっている。
三上歌歩
比企谷八幡が好き。
風紀委員。
八幡に頼んで護身術を教わっている。
暁恭子
比企谷八幡の姉的存在かつ比企谷八幡を家族として大好き。
暁慶真の妹。
大学生でかつ会社経営もしている。
武術を昔から習っていたため強さは八幡と互角程度。
魔法使い。
主属性は水、風。
精霊は『ダイヤモンドダスト』
第001魔獣討伐軍『アトミック』に所属。
アイリ=ウォルデゲート
比企谷八幡の保護者的存在。
魔法の研究が好き。
魔法使い。主属性は光、闇
精霊は『サジタリアス』、『
第001魔獣討伐軍『アトミック』の副隊長。
アレス=サラトガ
比企谷八幡をライバルだと思っている。
魔法使い。
主属性は炎、光
精霊は『イフリート』、『シャイニングセイバー』
魔獣討伐軍『エレストリア』の団長。
第001魔獣討伐軍『アトミック』の隊長。
マナ・スプラウト
比企谷八幡が好き、そしてライバルだとも思っている。
魔法使い。
主属性は風
精霊は『ヴェリスタル・ガーリア』
第107魔獣討伐軍『ヴィルダム』所属。
レイカ・アイネクライネ
比企谷八幡が好き。
魔法使い。
主属性は宇宙
精霊は『パラクティア』
第107魔獣討伐軍『ヴィルダム』所属。
リリーナ・ウェリアム
比企谷八幡が好き。
魔法使い。
主属性は雷。
精霊は『デュアル・ソウル』
第107魔獣討伐軍『ヴィルダム』副隊長。
モカ・ヘリオス
比企谷八幡が好き。
魔法使い。
主属性は水
精霊は『グライシア・レイサー』
第107魔獣討伐軍『ヴィルダム』所属。
暁慶真
比企谷八幡の義父
昔は道場をやっていた。
科学者。茅場晶彦とは知り合い。
車で研究所からの帰り道に事故で他界。
暁咲姫
比企谷八幡の義母
科学者。茅場晶彦とは知り合い。
車で研究所からの帰り道に事故で他界。
こんな感じですね。次はGGO編が終わり次第設定を書きます。
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SAO編
魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~1
体育祭から3日後の土曜日、待ちに待ったSAOのサービス開始日だ。穂乃果達とは始まりの街の武器屋で待ち合わせをしている。
八幡「よし、準備完了っと。じゃあ恭子さん、ちょっとゲームの世界に行ってきます。」
恭子「はい、楽しんできてください。」
八幡「リンクスタート。」
その言葉を合図に俺はSAOの中へと足を踏み入れるのであった。
恭子「ふふ、次は私も貸してもらいましょう。ん?これは...傷でしょうか。ナーヴギアに傷が着いてますね。でも、このくらいの傷なら何ともないでしょう。」
そう言って恭子は八幡の寝室をあとにした。
その傷が八幡のプレイに影響するとも知らずに...
八幡「おぉぉー。これがゲームの中の世界だと?ありえねぇ...ほぼ現実じゃねぇか。」
俺は目を開けるとそこには新しい世界が広がっていた。現実と言われても過言ではないゲームの世界。俺は遂にSAOへと足を踏み入れたのだった。
八幡「さてと、武器屋はあれかな?」
俺は武器屋を見つけるとそこの前まで移動した。
穂乃果「ハーチくーん。」
そう言って前の方から俺の名前を呼びながら走ってくる女性がいた。
八幡「穂乃果か?」
穂乃果「うん!プレイヤーネームもホノカだよ!」
八幡「OK、俺はハチだ。」
ホノカ「わかった!」
そうして俺らはこの世界の話などをしながら残りの3人を待った。
しばらくしてから銀髪の女性が走ってきて「ハーチ先ぱーい」
と言っているのが聞こえたので声をかけると案の定モカだった。プレイヤーネームもモカらしい。
モカ「先輩、ゲームの中では先輩って呼んじゃダメですかー?」
ハチ「いや、好きに呼べよ。呼び捨てでもいいし、さん付けでも君付けでも先輩呼びでも変わんねぇだろ。」
モカ「うーん、じゃあこれからはハチって呼びますね〜。」
どうやらモカは呼び捨てに決めたらしい。
ホノカ「モカちゃん!私のこともホノカって呼び捨てでいいからね!」
モカ「わかりました〜、ホノカ。よろしくー。」
ホノカ「うん、よろしくねモカ!」
おお!ホノカが呼び捨てにした...
それから俺らはあと2人を待った。
またしばらくすると2人の女性が走ってくる。
あこ「ハーチさーん。」
そう呼んでいたのでこちらに呼んだ。
紗夜「すみません、遅れました。」
あこ「紗夜さんが道に迷ってたんで連れてきました!」
ハチ「OK、じゃあ全員自己紹介するか。俺はハチっていうプレイヤーネームにしたから。んで武器は曲刀にするつもりだ。これからよろしくな。」
ホノカ「じゃあ次は私だね!プレイヤーネームはホノカです!武器は細剣にしようかなって思ってます!よろしくね!あ、あと私のことは呼び捨てで呼んでいーよ!」
モカ「じゃあ次は私がやりまーす。プレイヤーネームはモカでーす。モカって呼び捨てにしてもらってかまいません。武器はまだ決めてませーん。よろしく〜」
あこ「じゃあ次は私だね!私のプレイヤーネームはアです!武器は槍にしようと思ってます!よろしくお願いします!アコって呼び捨てにしてくださってかまいません!!」
紗夜「では、最後は私が。プレイヤーネームはサヨです。サヨと呼び捨てにしてもらってかまいません。武器はまだ決めてません。よろしくお願いします。」
これで全員の自己紹介は終わったため全員で武器屋に入る。
それから10分後。
俺たちは街から出てソードスキルの練習に来た。
ちなみにモカは片手剣。サヨは俺と同じ曲刀にしたらしい。あと、それぞれの呼び方が決まった。俺はいつも通り全員呼び捨て。ホノカは驚くことに俺以外を呼び捨てで呼んでいた。モカも全員呼び捨て。サヨは俺はハチ君と呼び、それ以外は呼び捨て。アコは全員さん付けだ。
ではソードスキルの練習をしよう!
そうして俺らはソードスキルの練習をした。だが、なかなか上手くいかない。
ホノカ「うぉぉぉ!はぁ!」ザシュッ!パリーン!
横からそんな音が聞こえた。見るとホノカがモンスター、フレンジーボアを倒していた。
ホノカ「...やった。やったー!ハチ君ソードスキルが出来たよ!」
まじか...ホノカに先を越された。
その後アコがソードスキルでフレンジーボアを倒した。これで残り3人だ。俺も青い光は出るのだがシステムアシストが発動しないため、まだ微妙なズレがあるんだろう。
ハチ「くっそ、出来ねぇ...。なんでだ。ん?」
俺は横を見るとちょっと遠目に綺麗なソードスキルを放つ男が見えた。
ハチ「あの人、βテスターか?」
アコ「多分、そうですね。ソードスキルが綺麗ですし...」
サヨ「βテスター?」
アコ「ああ、βテスターって言うのはこのゲームのサービスが始まる前に事前にこのゲームのテストプレイヤーとしてゲームをプレイしていた人達です。私も応募したんですが当たりませんでした。」
そう言ってガックリしていた。
ハチ「まぁ、今ゲームできてるんだから気にすんなって。それよりも、あの人にソードスキルを教えてもらうか。」
俺はそう言ってその人に近づいた。
ハチ「あのー」
???「ひゃいっ!?」
ハチ「あ、すみません。驚かせてしまい。βテスターの方ですか?」
???「そ、そうですけど...」
ハチ「もし良かったらソードスキルを教えて貰えませんか?」
俺は男の人にそう頼む。
???「ソードスキルですか?いいですよ。わた...俺でよければ教えますよ。」
男の人はそう言ってくれた。
ハチ「あざます。じゃあ自己紹介しますね。」
そう言って最初にやったみたいに全員自己紹介をする。
???「えっと、わた、んんっ。俺はキリトです。武器は片手剣です。よろしく。」
そうしてキリトに俺らはソードスキルを教えてもらうこととなった。
さあ、遂に始まりましたSAO編。
次話ではハチのナーヴギアの傷の影響が出てきます。
では簡単にキャラクター説明を。
比企谷八幡
プレイヤーネーム:ハチ
武器:曲刀(理由、刀が使いたかったから。)
全員呼び捨てで呼んでいる。
高坂穂乃果
プレイヤーネーム:ホノカ
武器:細剣(理由、なんか軽そうだったから。)
ハチは君付けでほかは全員呼び捨て。(今のところは)
青葉モカ
プレイヤーネーム:モカ
武器:片手剣(理由、使いやすそうだったから。)
全員呼び捨てで呼んでいる(今のところは。)
宇田川あこ
プレイヤーネーム:アコ
武器:槍(理由、かっこよかったから。)
全員さん付け(今のところは。)
氷川紗夜
プレイヤーネーム:サヨ
武器:曲刀(理由、なんか分からなかったからハチと同じのにした。)
ハチは君付け、あとは呼び捨て。(今のところは。)
??????
プレイヤーネーム:キリト
武器:片手剣
全員呼び捨て。
キリトは女体化させてるんで名前を桐々谷和人から変えようか変えないか迷ってます。その辺コメントで意見をくれると嬉しいです!ではまた会いましょう。アデュー!
7月27日までにコメントくれると嬉しいです。ちなみにそのままなら桐々谷和人で行きます。変えるなら桐ヶ谷湊っていう名前に変えます。そこの所どちらがいいかコメントください!
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~2
ハチ「うぉぉぉ!」
俺は今、ソードスキルを身につけるために猛特訓中だった。だが、俺は未だにソードスキルを身につけられていない。
あっちではキリトがモカにソードスキルを教えていた。
そして俺の隣ではサヨがソードスキルを練習していた。
ハチ「やっぱり、後ちょっとで出来そうなんだがな...どうしたもんかね。」
サヨ「私はまだまだです。どうすればいいんでしょう...」
サヨはそう言って方を落とした。
ハチ「構えがしっかりしてればシステムアシストでソードスキルが発動してくれるらしいんだがな。」
サヨ「構え...ですか。」
ハチ「ああ、確かこんな構えなんだよ。」
そう言って俺は構えをとる、そうすると曲刀が青い光を放つ...が、その青い光は霧散した。
ハチ「くっそ、何がいけないのかねぇ...」
そう呟くとキリトが急いで近づいてくるのが見えた。
ハチ「どうしたキリト?」
キリト「ハチ、もう1回ソードスキルを放ってみて。」
と、キリトは真剣な顔で言う。
ハチ「でも、俺はまだ「いいから」...わかった。」
そう言って俺はソードスキルの構えをとる。そうすると曲刀がまたも青い光を放つ...がその光はすぐに霧散する。それを見たキリトは
キリト「やっぱり...」
と、呟いた。
ハチ「?どうしたんだ?」
キリト「ハチ、もしかしたらハチにはシステムアシストがついてないのかも。」
キリトはそう言った。
ハチ「システムアシストが...無い?いやいや、そんなこと有り得るのか?」
キリト「ナーヴギアに不具合があるのか、もしくは壊れてたりするのかも。」
まじか...俺はその話を聞いた時にそう思った。
ハチ「システムアシストがないってことは俺はソードスキルが使えないのか?」
キリト「そういう訳ではないと思う。多分構えから動きまで全て自分でやれば出来ると思うよ。でもそれは全ての動きを丸コピしないといけないから難しいかも...」
なるほど、丸コピか。難しいな。...いや、でも出来なくもないのか。
ハチ「サヨ、ソードスキルを放ってみてくれないか?」
俺はサヨにそう言う。
サヨ「えっ?でも、私は。」
ハチ「さっきの俺と同じ構えをとれば多分撃てるぞ。」
サヨ「...わかりました。」
そう言って俺と同じ構えをとる。そうすると
ズバッ!パリーン!
見事、ソードスキルを放ちモンスターを倒した。
サヨ「出来た!やりました!」
...なるほど、ああいう動きか。
俺はソードスキルの構えをとる。
キリト「ハチ?」
ハチ「確かこうやって...」
俺は曲刀が青い光を放つとすぐにさっきのサヨと同じ動きをした。
ハチ「こうだ!」ズバッ!パリーン!
俺は見事ソードスキルでモンスターを倒した。
ハチ「よし、出来た。でも、これはいちいち曲刀のソードスキルを1回見ないと出来ないな...どうするか。あ、ならば面倒いからソードスキルなしでも良くね?うん、そうしよう。」
俺はそう決めると全員に武器屋に行ってくる!と言って武器屋に向かった。そう言えばキリトが何か言いたそうだったな。
俺は武器屋に着くと曲刀をもう一本買った。
そしてみんなの元へと戻った。
そこにはさっきまでの5人ともう1人違う男の人がいた。
ハチ「あれは誰だ?」
ホノカにそう聞く。
ホノカ「あ、ハチ君。えっと、確かクラインさん。だったかな。ソードスキルを教えて貰いに来た人だよ。」
なるほど。
ホノカ「そう言えばハチ君は何を買いに行ってたの?」
ハチ「ん?ああ、これだよ。」
そう言って俺はもう一本の曲刀を出した。
ホノカ「曲刀?耐久値無くなっちゃったの?」
ハチ「いや、そうじゃなくて俺はシステムアシストがないらしいからもうソードスキルはいんないんじゃねぇかなと思ったんだよ。だったらリアルと同じ動きをしたいだろ?だからもう一本。」
モカ「ハチはリアルで何かやってたのー?ギターやってるのは知ってるけど...」
モカがそう聞いてくるアコも興味があるらしい。その後ろの3人もこっちによってくる。
ハチ「ん?ああ、うちは武術の道場だったから親に剣術やら色々と叩き込まれてな。んで、俺はリアルで刀を2本使うのがなんだよ。だからもう一本買っただけだ。」
アコ「ハチさん、凄いです!」
ん?何が?
キリト「へー、ハチは剣術習ってたんだね。わた、じゃなくて俺は剣道をやってたよ。」
ほうほう、なるほど。
サヨ「だから、あんな動きができるんですね...」
あんな動きとは体育祭の事なのか?
クライン「すっげぇなあんた!めちゃくちゃかっこいいじゃねぇか!」
あなたは誰?俺はまだ話してないんだが...
俺がそんな顔をしていると
クライン「おお、すまん。自己紹介がまだだったな。俺はクラインだ!よろしくな!」
ハチ「お、おう。ハチだ。よろしく。」
それから俺らはモンスターを狩りまくった。
キリト「よし、じゃあ今日はこの辺で終わらない?」
ハチ「そうだな。そろそろ5時になるし丁度いいか。」
そう言うとクラインが慌て始めた。
クライン「まじか!俺、5時にピザ予約してたんだよ。早くしねぇと!」
用意がいいな...
ハチ「んじゃあまた、いつか会ったらそんときはよろしくなキリト、クライン。」
ホノカ「私たちもよろしくねキリト君、クラインさん。
」
アコ「よろしくお願いします!」
サヨ「よろしくお願いします。」
モカ「よろしく〜」
クライン「おう!こっちからもよろしく頼むわ!」
キリト「うん、よろしく。」
そう言って俺らはログアウトしようとした。...が、
ハチ「あれ?ログアウトボタンが無くね?」
ホノカ「ほんとだ、無いね。」
良かった、俺一人じゃなかったようだ。
アコ「どう来たんでしょうか。」
クライン「バグか?」
キリト「GMコールしてみたら?」
クライン「今してる。」
サヨ「GMコール?」
アコ「ゲームマスターに連絡を取れるやつです。」
アコが簡単に説明を入れる。
モカ「じゃあ、今頃そのGMコールは鳴り響いてるだろうね〜」
モカがそう言うと突然俺らは青い光に包まれた。
キリト「これは、転移のひか...」
ハチ「ここは...始まりの街?」
ホノカ「ほんとだね...」
周りを見回すと大勢の人がいた。
キリト「なんで転移なんか...」
クライン「GMがログアウトの件の謝罪でもするんじゃねーのか?」
サヨ「それはあるかもしれませんね。」
アコ「まぁログアウト出来ないのはさすがにバグとしてはまずいですからね。」
アコがそう言うと突如赤いフードをかぶった巨大な人が現れた。
『プレイヤーの諸君私の世界へようこそ。』
いきなりその男が喋り出す。
私の世界?どういう事だ?
『私は茅場晶彦だ。プレイヤーの諸君は既にメインメニューからログアウトボタンが消滅していることに気づいていると思う。しかし、これはソードアート・オンライン本来の仕様である。』
クライン「本来の仕様だと?」
クラインがそう呟く。ホノカは俺の袖をつまんでいる。その手は震えていた。
『諸君らは自発的にログアウトすることは出来ない。また、外部の人間によるナーヴギアの停止または解除が行われた場合や諸君らのHPが0になった場合、諸君らの脳はナーヴギアによって破壊される。』
男がそう言うと周りはざわつき始めた。
クライン「お、おい、嘘だろ?そんなことねぇよな?」
ハチ「いや、できないことは無い。確か電子レンジと同じ原理で...」
クライン「嘘...だろ?」
ホノカ達4人は座り込んでいた。
『諸君らが開放される条件はこのゲームをくりあすることだ。』
周りからは
「それって100層までクリアしろってことか!?」
「無理だ!だってβではそこまで登れなかったって聞いたぞ!?」
などという声が聞こえた。
その声を聞き4人は涙を流していた。
ホノカ「ホノカ達帰れない...」ポロポロ
アコ「嘘...お姉ちゃん、みんな...」ポロポロ
モカ「...やだよ。みんなに会えないなんて...やだよ。」ポロポロ
サヨ「...こんなことになるなんて。日菜。」ポロポロ
クソが、こいつらを泣かせやがって...茅場晶彦、絶対に許さねぇ。
その前にこいつらを泣き止まらせねぇとな。
ハチ「ほら、みんな泣くな。絶対帰れないなんてそんなはずがないだろ?何かしらあるはずだ、ログアウトできる方法が。その方法を多分茅場晶彦は言うはずだ。だからその方法を聞いたらその方法でログアウトして、元の世界に戻ろうぜ?」
そう言うと何とか立ち直ったのか涙は無くなっていた。
『それでは最後に諸君らにプレゼントを用意した。確認してくれたまえ。では、これでソードアート・オンラインのチュートリアルを終了する。』
その言葉を境に周りは騒がしくなった。
俺はまず、4人にプレゼントを見るように言い、俺もプレゼントを見た。キリトとクラインも見ていた。
ハチ「鏡?」
その鏡を見ると光り出す。
そして光が収まってからまた鏡を見る。そこには
ハチ「俺の顔?」
ホノカ「ハチ君?」
サヨ「これは、私のリアルの顔?」
モカ「ほんとだ...」
アコ「なんでこんなことを...」
そうすると隣のクラインが騒ぎ始めた。
クライン「なんじゃこりゃあ!?お前はハチなのか!?」
ハチ「おう。お前がクラインか。んで?キリトは?」
キリト「こ、ここに、居ます。」
ん?
その声が聞こえた方を向くとそこには女の子が1人。
ハチ「ま、まままさか?お前が、キリト?」
キリト「う、うん。ごめんね。黙ってて。」
まじか...キリトがまさか女だったなんて。まぁたまに私って言いかけてるのには気づいてたけど普段の喋り方がそうなんだろって思うだろ...
ハチ「はぁ、まぁいっか。そんなことより今後のことだ。どうする?」
キリト「その事なんだけど私は次の街に行こうと思う。みんなも着いてきてくれないかな?」
クライン「ちょ、ちょっと待ってくれ。俺、このゲームはダチと買ったんだ。だからそいつらを見捨てて次の街なんて行けねぇよ。」
なるほどな。それはしゃあないか。
ハチ「なら、俺らは先に行く。だから、さっさとダチってやつを見つけて追いついてこいよ。」
俺はそう言った。
クライン「...わかった!後からぜってぇ追いつくかんな!」
ハチ「おう!」
ホノカ「うん!」
モカ「待ってるよ〜」
サヨ「お気をつけて。」
アコ「あ、じゃあフレンド登録しちゃいましょうよ!」
キリト「じゃあ、追いついてきてね!」
クライン「...おうよ!」
そう言ってクラインは俺たちとフレンド登録をして走って行った。
ハチ「んじゃあ俺らも行くか。案内頼む。」
そう言ってキリト達と歩き始めるとホノカが
ホノカ「雪穂!?」
と叫んだ。
って、雪穂!?
ハチ「ホノカ、なんて言った?」
ホノカ「いま、雪穂と亜里沙ちゃんっぽい人が黒髪の女の子と一緒に街の外に出て行ったの」
まじかよ...
キリト「その、ゆきほ?って子は知り合い?あと、ありさって子も。」
ホノカ「雪穂は私の妹。亜里沙ちゃんはそのお友達。」
サヨ「妹さん...ですか。」
ハチ「なぁ、雪穂はSAOをやるって言ってたのか?」
ホノカ「わかんない。でも私はやるって言ってたから興味を持ってたのかも。前、お母さんと何か話してるのも見たし。亜里沙ちゃんもSAOに興味を持ってるって絵里ちゃんから聞いたから...」
それはまずいな。それだとほぼ確定で雪穂と亜里沙がここに居るだろう。そして街の外に出たってことはモンスターにやられる危険もある。
ホノカ「どうしようハチ君。雪穂が、雪穂が死んじゃったら!」
ハチ「...追いかけよう。」
キリト「なっ...無茶だよ!!この広いフィールドの中でフレンド登録していない人を探すなんて!ねぇ、どこかで会えるかもしれないしさ、先に次の街に行こ?」
ハチ「...それじゃダメなんだよ。俺にとっても大切なやつなんだ。昔っからホノカと俺らと一緒に過ごしてきた幼なじみだ。だから放ってはおけない。俺は無茶だろうがなんだろうが探しに行くぞ。それが兄貴分である俺の役目だから。」
ホノカ「私も行く。妹だもん!絶対に探し出すよ!」
キリト「なんで、そんな。死んじゃうかもしれないんだよ!?それにハチはシステムアシストだって...」
キリトは俺の心配をしてくれている。それは十分わかっている。だが、
ハチ「キリト、俺は必ず戻ってくる。絶対に。だからこの3人を頼む。この3人に戦闘を教えてやってくれ。」
俺はキリトにそういった。
キリト「わかった。でも、絶対に来てね。待ってるから。」
ハチ「おう。」
そう言って次はアコに向かう
ハチ「アコ」
アコ「は、はい。」
ハチ「お前はゲーマーだ。ゲームが得意なんだ。だからこの2人をお前も支えてやってくれ。それとキリトのこともお前が守ってやってくれ。な?」
アコ「わ、わかりました!その代わり。私からもお願いです。絶対に戻ってきてくださいね?」
ハチ「ああ、約束する。」
その次に俺はサヨとモカと向かい合う
ハチ「サヨ、モカ、2人はこんな所に来させちまってほんとに申し訳ないと思ってる。恨んでるなら俺を殺してくれても構わん。ただ、死のうとだけは思わないでくれ。そして、生きようと思ってるのならキリトについて行って、戦闘を学んでくれ。俺を殺したいなら後でしっかり時間を設けるからそれまで待っててくれ。」
俺がそう言うと2人に叩かれた。
サヨ「あなたは馬鹿ですか!私はあなたを恨んでなんかいません!」
モカ「私もだよ〜。これは私たちが自分で考えてこのゲームをやろうと思ったんだから自業自得だよ〜」
サヨ「そうです。それに私はこんな所で死のうなんて思いません!だって妹が、日菜が待っていますから。」
モカ「モカちゃんもこんなところで死ねないな〜。だって皆が待ってるし〜」
...こいつらは心配しなくても大丈夫だったな。心が強いからな。
ハチ「ああ、そうだったな。待ってる奴がいるから死ねない。そうだな。悪い、変な事言ったわ。じゃあ生きるために、キリトに戦闘を学んでくれ。」
サヨ、モカ「わかりました(わかった〜)」
ハチ「キリト、俺はホノカとさっき言っていた雪穂達を探しに行く。だから3人を頼んだ。」
キリト「うん。」
ハチ「よし、行くぞホノカ!」
ホノカ「うん!」
こうして俺とホノカは雪穂と亜里沙を探すためキリト達とは別行動となったのだった。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~3
ハチ「...はぁ」
ホノカ「ハチ君、大丈夫!あの時のハチ君かっこよかったし!」
ハチ「はいはい、ありがとなー」
ホノカ「なんか返しが適当だ!?」
俺は今猛烈に叫びたい。え?なんでかって?そりゃあもう、ね?あんな黒歴史みたいなことしたあとですから...はぁ、最悪だ。
ハチ「はぁ、気にしてもしゃあねぇか。終わったことだしな。」
俺はそう言うと頬を叩く。
ハチ「よし!今はそんなことより、雪穂と亜里沙を探すか!」
ホノカ「うん...」
やっぱりホノカは元気がない。心配なんだろうな。
俺はホノカの頭に手を置き、撫でる。
ハチ「大丈夫だ。あいつは俺の妹分でホノカの妹だ。そう簡単に死にはしないさ。」
ホノカ「そう...かな。うん、そうだよね!雪穂は強い子だもんね!よーし!じゃあ探しに行こう!」
そうして俺らは森へと入っていく。
ハチ「ふっ!」ズバッ!パリーン!
ホノカ「はぁ!」ズバッ!パリーン!
森の中はやはりモンスターが多かった。
その分レベルも上がるが...
ハチ「それにしても、この森、広いな...」
ホノカ「そうだねぇ...あれ?ハチ君、この音って...」
ホノカがそう言って耳をすませる。俺も耳をすませるとキィン!キィン!と、どこかから聞こえてきた。
ハチ「誰かが戦闘をしているな。」
ホノカ「うん、大丈夫かな?」
ハチ「そうだな、雪穂達のことも聞きたいから行ってみるか。」
そうして俺らは音のする方へと向かった。
キィン!キィン!
どんどんと音が近づいてくる。
「はぁ、はぁ、イッキ!これじゃあ切りがないわ!」
「どうやら僕達は、モンスターの群れに遭遇してしまったみたいだ。」
「はぁ、はぁ、この剣、やっぱり使い慣れてないから使いづらいし...」
「これはちょっと、まずいかもね。」
そんな声がしてきたため俺とホノカは急ぐ。
そしてちょっと開けたところで黒髪の男と赤髪の女がモンスターに囲まれていた。
「はぁ、はぁ、...はァァァ!」ズバッ!パリーン!
「ステラ!後ろ!くっ!ステラァァァ!!」
「えっ!?きゃぁぁ!!」
赤い髪の女が1匹のモンスターを倒すのに合わせて後ろからモンスターが飛びかかる。赤髪の女はソードスキルを使ったため反応が遅れた。黒髪の男もモンスターに阻まれる。
もうダメか、そう思った瞬間横からソードスキル『リニアー』が放たれ、モンスターがポリゴンとなって消えた。
「えっ?」
赤い髪の女が顔を上げると、そこには細剣を構えたホノカがいた。
ホノカ「大丈夫?」
ハチ「あらよっと!」ズバッ!パリーン!
その後ろからほかのモンスターを倒しながらハチが追いかけてきた。
ハチ「大丈夫か?危なそうだったから介入したんだが...」
「ああ、助かったよ。ありがとう。」
「わ、私も。ありがと。」
ホノカ「いえいえ、それよりも今は」
ハチ「前の敵に集中だな。」
そう言って俺らはモンスターを見る。
「ありがとう。恩に着るよ。」
ハチ「こんな状況なんだ、困ったらお互い様だ。よし、じゃあ俺らは左をやるから右を頼めるか?」
「わかった。」
そう言って俺とホノカは右を、黒髪のやつと赤髪のやつは左を殲滅することになった。
ハチ「よし、行くぜホノカ!」
俺はホノカよりも先に飛び出す。そして相手の攻撃を右手に持っている曲刀で弾く。そしてそのまま左手で持っている曲刀でモンスターを切った。
ハチ「ホノカ!」
ホノカ「うん!」
そしてそのモンスター目掛けて俺の後ろからホノカが飛び出しそのまま『リニアー』を放った。
パリーン!!
ハチ「よし、まず一体!」
そのまま他にいるモンスター達も倒していく。
パリーン!
ハチ「はぁ、はぁ、これで全部か?」
ホノカ「そう、みたいだね。」
俺らは最後の1匹を倒すとあたりを見回した。
ハチ「よっし、もうモンスターはいないらしい。ふぃー、疲れたぁ。」
ホノカ「でも、レベルも結構上がったよね。」
そう、相手が群れだったため、結構の量のモンスターがいた。それを倒しきったため経験値も結構な量入ってきた。
「ありがとう。君たちのおかげで助かったよ。」
そう言って、黒髪の男が近づいてきた。後ろから赤髪の女も近づいてくる。
ハチ「いや、さっきも言ったように、困った時はお互い様だ。」
「それでも、君たちは僕達の命の恩人だよ。ありがとう。」
「あ、ありがと。」
そう言って2人とも頭を下げた。
ホノカ「あ、頭を上げてよ。えっと...」
ホノカがそう言うと頭をあげる。
「そう言えば自己紹介をしていなかったね。僕はイッキ。武器は曲刀。よろしく。」
「わ、私はステラ。武器は片手剣よ。よろしく。」
ホノカ「イッキ君とステラちゃんだね!よろしく!えっと、私はホノカ。武器は細剣。よろしくね?」
そしてホノカは俺を見る。
俺の番か。
ハチ「俺はハチだ。武器は曲刀。よろしく。」
俺も自己紹介をした。
イッキ「そう言えば、ハチはなんで曲刀を右と左で持っているの?それだとソードスキルを使えないはずじゃあ...」
ハチ「ああ、なんか不具合で俺はシステムアシストが発動しないんだよ。だからソードスキルが使えないんだ。」
そう言うと2人は驚く。
イッキ「そ、それじゃあ、ハチはこれからずっとソードスキル無しで行くの!?」
ステラ「それじゃあ、すぐに死ぬわよ!?」
2人ともそう言ってくる
ハチ「いや、別に大丈夫だ。リアルでも剣は扱ってたしな。なんとかなるさ。」
そう言って、俺は一旦話を切る。そして本題を聞くことにした。
ハチ「なぁ、イッキとステラに聞きたいんだが、茶髪でこの位の身長の女の子と金髪のいかにも外人って感じの女の子は見なかったか?」
そう言って俺は肩らへんの身長だと言うことをジェスチャーする。
イッキ「うーん、見てないなぁ。ステラは?」
ステラ「その子なら私たちが街を出る前に街の外に出ていったのを見たわ。でも、黒髪の女の子も一緒だったはずよ。」
ハチ「そうか。ありがとう。俺らはその子達を探さなきゃいけないからもう行くわ。」
そう言って俺とホノカはイッキ達に別れを告げそこから移動しようとする。そこにイッキが声をかけた。
イッキ「ハチ!僕達も探すの手伝うよ。さっきの恩もあるしね。」
ステラ「ええ、借りはしっかりと返すわ。」
と、言ってくれた。
ハチ「ホノカ、どうする?」
ホノカ「2人じゃ確かに辛いかもね。ここはお言葉に甘えてもいいんじゃないかな?」
まぁ、確かにな。
ハチ「わかった、じゃあ頼む。」
こうして俺らはイッキとステラの協力を得た。
ハチ「ここからは手分けして探そう。」
俺はそういった。
ホノカ「でも、もうそろそろ夜だし、危ないよ?」
ハチ「ああ、だから早急に探し出したいんだ。だから手分けして探そう。落合は始まりの街の武器屋。俺とイッキはソロ行動。ホノカとステラは2人で行動してくれ。」
俺はそう言った。
ステラ「なぜイッキとハチがソロなの?」
ハチ「見た感じ、イッキは剣の扱いになれているがステラはその剣にまだ慣れていなそうだから。それにイッキはリアルで剣を扱ってるだろ?」
そう言うとイッキは驚いた。
イッキ「なぜ、そう思うの?」
ハチ「お前の動きは剣術を習っているものの動きに似ていた。だからだな。」
イッキ「そうなのか。でも、それが分かるってことは」
ハチ「ああ、俺も剣術は習っていたからな。」
イッキ「なるほど、道理で構えが綺麗なわけだ。」
イッキが納得した所で、俺は話を戻した。
ハチ「そういうわけだから俺とイッキはソロで行く。時間が無いからな日が沈んだらすぐに戻ること、それだけは頭に入れといてくれ。んじゃあ、行くぞ!」
こうして改めて雪穂、亜里沙の捜索が始まった。
イッキ:本名、黒鉄一輝
武器:曲刀。
ステラ:本名、ステラヴァーミリオン
武器:片手剣。
はい、パロキャラでした。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~4
デスゲームが始まってから1週間が経った。まだ、雪穂と亜里沙はみつかっていない。今日もホノカとイッキとステラと探しに行くつもりだが...
ホノカ「それにしても、結構探しているのに見つからないね、ほんとに...」
ハチ「大丈夫だよ。目撃証言は何回か聞いてるんだから、どっかにはいるだろ。」
そう、色々と聞き込みをしていると目撃証言だけは多くあった。亜里沙が目立つからだろう。だから、死んではいないはずだ。
ハチ「よし、今日も3つに分かれて捜索しよう。」
イッキ「そうだね、今日こそは見つけよう!」
ステラ「ほら、いつまでも顔を下げてないのホノカ。目撃証言があるんだから、今日見つければいいのよ。」
ホノカ「...うん、ありがとうステラ!」
そう言えば、いつの間にかホノカはステラを呼び捨てにしてたな...まぁ、仲良くなったってことだろう。
ハチ「よし、じゃあ今日の捜索範囲なんだが、俺が右の森を、中央がイッキ、そして左側がホノカとステラが捜索してくれ。集合はいつも通り7時くらいの日が落ち始める時間。場所はいつもの武器屋の前だ。んじゃあ行こう!」
3人『了解!』
そう言って俺らは分かれた。
さてと、俺も気合い入れて行きますかね。
ハチ「ふっ!」ズバッ!
俺は今、森でモンスターの群れと対峙していた。
ハチ「はぁ、まさか群れに遭遇するとは...運がねぇなあ。まぁ、やるかね。」
そう言いながらも俺はモンスターをどんどん倒していく。
それから30分後
ハチ「ラスト!っと。終わった〜。」
群れの最後の1匹を倒すとレベルが上がったらしく、音が鳴る。
ハチ「おっ、レベルが上がったのか。あ、スキルの熟練度も結構上がってるな。」
そう言って俺は自分のステータスを割り振っていた。俺は俊敏がちょっと高いバランスの良いステ振りをしている。そして俺のレベルは今25だ。えっ?1層で1週間しか経ってないのになんでそんなにレベルが上がってんのかって?なんかこのゲームは、群れのモンスターを倒すと経験値が多く貰えるらしい。そして俺は、何故か知らないけど、めちゃくちゃ群れのモンスターと戦っていたのだよ。
だからレベルとスキルの熟練度がおかしいのさ。
そんなことを考えながら森の中を歩いていると、奥の方から剣の音が聞こえた。
ハチ「誰かモンスターと戦ってんのか?」
そう思い、俺は索敵スキルを使った。
そこで索敵されたのは、今までのモンスターとは違う大きめのモンスターと、プレイヤー2人だった。
ハチ「これはヤバそうだな...」
そう思い、俺はモンスターへの奇襲を行うためフードをかぶりそのモンスターがいる方へと走った。
「グォォオオオオ!!」
「ひっ、や、やめて。こっち来ないで!」
「くっ、この状況、どうしよう...あいつなら。」
俺がモンスターのいる所に着くとそこには俺の見知った2人がいた。1人は栗色のロングヘアーの女の子。もう1人は茶髪のショートカットの女の子。そして、俺が会いたかった...幼なじみ。
モンスターはその2人に襲いかかろうとする。
2人は目を瞑っていた。
俺はスピードを上げ、モンスターと2人のあいだに入り両手に持っている2本の剣で攻撃を受け止め、弾く。
そしてそのまま、モンスターに追い打ちをかけた。
ハチ「ふっ!はぁぁ!」
俺はスピードを使って敵の攻撃を避けつつ少しずつ敵にダメージを与えていた。
そして、あと少しという所で最後の意地なのか、モンスターの攻撃スピードが上がる。
そしてモンスターは俺の顔面目がけて攻撃を仕掛けてきた。俺はそれを間一髪避けるが、フードに当たってしまったらしく、フードは耐久値が無くなり消えてしまった。
「えっ!?」
「あれって...まさか...、嘘。」
2人は俺のフードが取れたことにより俺だと気づいたらしい。
俺はラストスパートを掛け攻撃のスピードを上げた。
そして遂に
パリーン!!
モンスターはポリゴンとなって消えた。
ハチ「ふぅ、終わったか。」
そう言って振り向こうとすると後ろに衝撃が走る。
ハチ「うぉ!?」
「ハチ君!!」ダキッ
「ハチ!!」ダキッ
どうやら2人が俺の背中に抱きついてきたらしい。
ハチ「おい、2人とも、一旦離せ。」
2人『嫌だ!!』
はぁ、子供かっ!って思ったが、よく良く考えればさっきあんなことが起こったんだ、しょうがないか。
そう思い、俺はもう何も言わなかった。
ハチ「さてと、まずは、久しぶりだな里香、明日奈。」
明日奈「うん、ハチ君、久しぶりだね。会いたかったよ。」
里香「私も、会いたかったよ、ハチ。」
まぁ、俺もなんだが、そこは置いておいて。
ハチ「2人はなぜここに居る?」
里香「私と明日奈は別々の学校に転校したのはわかるでしょ?でも、別々ではあったんだけど、隣の学校で、家も結構近かったから、よく遊んでたんだ。」
明日奈「そして、里香がSAOを一緒にやらないかって言ってきて、面白そうだからやることにしたの。」
なるほど、だからここに居るのか。
ハチ「なるほど、それでここで出会えた訳か。」
里香「そういうこと。」
明日奈「それにしても、ハチ君は強いね。さっきのモンスターにも負けなかったし。」
ハチ「まぁ、ちょっとレベルが高いからな。」
里香「そうなの?」
明日奈「どのくらい?」
そう聞いてきたので最初に注意をする。
ハチ「こら、明日奈。ほかの人にレベルとかスキルスロットに付けてるスキルとか、聞いちゃダメだぞ?俺は別にいいけどよ。」
明日菜「そうなの?」
ハチ「ああ、こういうゲームでは普通だよ。」
そう言うと明日奈はわかった。と言って頷いた。
ハチ「んで、俺のレベルの話だよな?俺のレベルは25じゃなくて今の戦闘でレベルが上がったらしいから26だ。」
そう言うと2人はびっくりしていた。
里香「26!?」
明日奈「す、すごい...私はまだ13だよ...。」
ハチ「まぁ、初日から色々とやってたからなぁ」
明日奈「色々?」
ハチ「ああ。」
そう言って、初日から今日までのことを話た。ホノカの妹の雪穂と、その友達の亜里沙をずっと探してるだとか、群れのモンスターといっぱい戦ったとか。その話をすると明日奈と里香が話している。俺はどうした?と聞くと
明日奈「その2人の女の子ならついさっきここから西の方に走ってたよ?もう1人の女の子もいたけど。」
という、話をしてきた。
ハチ「本当か!?」
俺は明日奈と里香に詰め寄る。
里香「う、うん。」
ハチ「そうか、ありがとな。」
俺はそう言ってそこを立ち去ろうとする、が、それを里香と明日奈が止め、
明日奈「ハチ君、私たちも手伝うよ!」
里香「さっきも助けられたしね!それに、幼なじみが困ってたら助けるのも幼なじみの役目でしょ!」
と、言ってくれた。
ハチ「2人とも...ありがとう。」
明日奈「うん!じゃあ改めて、私はアスナだよ!武器は細剣、よろしくねハチ君!」
里香「私はリズベットよ、武器は片手棍。よろしくハチ!」
ハチ「ああ。よろしく頼む。俺はハチ、武器は曲刀だ。」
そうして、俺は新たに2人の仲間が出来た。その2人は俺の大切な...幼なじみ。俺を昔、1人ぼっちという枠から救ってくれた大切な人達だった。
という訳で、明日奈と里香を一緒に登場させました!
次回は遂に雪穂と亜里沙がでるかも!それにもう1人の黒髪の女の子とは誰なのでしょうか。
では、またお会いしましょう。アデュー。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~5
ハチ「確かに西の方に走っていったんだな?」
アスナ「う、うん。だよねリズ?」
リズ「うん、西であってるよ。」
俺たちは3人でさっきいた場所から西へと走っている。
なぜ西に走っているかというと、2人が西の方へ走っていく雪穂と亜里沙を見たからだ。
そうして西に走っていると、森が開けて村が見えてきた。
ハチ「こんな所に村だと?」
アスナ「あ、人がいるよ?」
そう言って家の方を見ると、そこにはNPCがいて、『武具店』と書いてあった。
ハチ「こんな所にも武器屋があんのか...ちょっとよってみるか。」
リズ「そうだね、それに武器屋なら、同じプレイヤーがいるかもだし。」
という訳で武器屋へと向かう。
中に入ると、色々な武器が置いてあった。
しかも、それは全て1層にしてはステータスが高い武器だった。
ハチ「まじか...このステータスなら3層位まではもつぞ?」
アスナ「でも、ちょっと高いね。」
まぁ、こんなにステータスがいいからな、さすがに値段も高くなるわな。
だが、俺は買えないほどではない。ってか2本くらい買えるな。
ハチ「...よし、俺はこれを買うか。」
俺は考えた末、この曲刀を買った。名前は『ファントム・ブレイド』。
俺はファントム・ブレイドを2本買う、その直後スキルを取得した。
俺は確認してみるとそこには『居合い』と書いてあった。
ハチ「...これは、エクストラスキルってやつか?」
アスナ「?どうしたの?」
リズ「ハチ、自分のステータス見て、何してんのよ...」
ハチ「いやいやいやいや、別にそういう訳ではねぇよ。なんかスキルが増えたからどんなのか見てたんだよ。」
そう言うと2人とも納得したようで、また武器を見始めた。
さてと、俺はそこら辺でプレイヤーでも探してみるかね。
俺は2人にプレイヤーを探してみる、と言って武器屋から出た。
そして村を探索していく。
そして村の北側へと行くと前から3人組のプレイヤーが歩いてきた。
ハチ「お、あの人たちはプレイヤーか。よし、行ってみるか。」
そして俺は3人に近づき、声をかけた。
ハチ「あの、すみません。ちょっとお聞きしたいんですけど。」
俺は真ん中の人に声をかける。
「どうしたんですか?」
ハチ「えっと、茶髪で俺の肩くらいの身長の女の子と金髪の女の子のプレイヤーって見てませんか?」
俺がそう聞くと、右の人が
「ああ、その2人ならさっき僕達の近くでモンスターと戦ってたよ?あともう1人、黒髪の子もいたけど。」
「ああ、あの子か。確かに、モンスターと戦ってたな。多分レベリングだと思うぞ?」
ハチ「わかりました!ありがとうございます!!」
俺はそう言って3人に頭を下げて武器屋へと戻った。
「あ、行っちまった...」
「あの少年、強そうでしたね。」
「ああ、多分俺らよりも3くらいレベル高いんじゃねぇか?」
「また会いたいですね、隊長。」
「だから、ここでは隊長はやめろって。」
「あ、すみません。」
そんな話をしながら3人も歩いていった。
俺は急いで武器屋に戻りアスナ達にさっきのことを話した。そうすると、
アスナ「わかった、じゃあ早く行こう!」
リズ「ええ、早く行かないとまた見失っちゃいそうだしね。」
そう言って準備をし始めた。
ハチ「武器はいいのか?」
リズ「そんなのあとあと。今は2人を見つけるのが最優先よ。」
アスナ「そうそう。」
そう言って2人は武器屋を出た。
ハチ「サンキュな。」
俺はそうつぶやき、武器屋を出る。
そして俺たちは、さっきの3人が来た方の森へと向かった。
森に入ってから20分、まだ見つけることが出来ていなかった。
ハチ「クソ、どのへんで見たかも聞いておけばよかった...」
そう言った直後、微かに剣で斬る音が聞こえた。
アスナ「いま、音が聞こえたような。」
アスナも聞こえたらしい。
ハチ「ああ、聞こえたな。よし、行くぞ!」
俺はその音のした方へと向かった。
それから5分後森の中の開けた場所が見えた。そしてそこで戦闘をしている3人組の姿も見えた。
1人は昔から知っている、茶髪で青い目、俺が妹のように接している女の子。
もう1人は俺の先輩の妹で、金髪の女の子。
その2人を見た時、俺は安心した。そして、2人の連れの黒髪の子を見てみる。俺はその子を見た時、固まった。黒髪のショートカットで、頭の上にアホ毛が生えている、昔、一緒に住んでいた俺の...実の妹。
そう、そこには小町がいたのだ。
ハチ「こ、小町...なぜ」
俺は不意にそうつぶやいていた。
それが2人に聞こえたらしい、
アスナ「小町って、ハチ君の妹さんの?」
リズ「あ、ほんとだ。なんかハチと似てるかも。」
俺らがそんな話をしていると雪穂が俺らに気づいたらしく、声をかけてきた。
雪穂「そこにいるのは誰ですか!」
俺は草陰から出て雪穂たちを見た。
雪穂「えっ?あ、は、ハチ兄!」ダッ
亜里沙「八幡さん!!」ダッ
2人はそう言って俺に飛びついてきた。
ハチ「2人とも、無事でよかった。」
雪穂「うん、本当は2人を驚かそうと思って始めたんだけど、あんなことになっちゃって、2人に心配を書けないようにって森の中でレベルをあげながら頑張って生きてた。」
亜里沙「私も、穂乃果さんと八幡さんには心配も迷惑もかけたくなかったので...」
2人はそう言いつつ涙を流していた。
ハチ「2人とも、そんなことを考えてくれてたんだな。ありがとな。」
そう言って2人の頭を撫でた。
そして、俺は未だに俺を見て驚いている小町を見た。
ハチ「久しぶりだな、元気にしてたか?小町。」
小町「お、お兄ちゃん。お兄ちゃ〜ん!!」
そう言って小町も飛びついてきた。
小町「お兄ちゃん、会いたかったよぅ...急にいなくなっちゃって、お別れも何もしてないのに。」
ハチ「悪かった、俺はあの時、精神的なダメージが大きかったのかもしれない。家に帰るのが苦痛だったんだ。だから、そのまま。」
小町「うん、分かってる。ほんとにごめんね。私が弱いから...」
ハチ「そうじゃない。俺が弱かったんだ。俺が強ければ、あんな奴には負けなかった。」
そう言って俺は小町の頭を撫でた。
ハチ「だから、お前は何も悪くないんだ。だから泣くなよ小町。」
小町「お兄ちゃん...ありがとう。」
そうして俺は雪穂、亜里沙を見つけることが出来たとともに、小町との再開を果たした。
はい、なんとここで小町登場。
雪穂と亜里沙のお友達です。
お友達なのに今まで小町と会わなかったのはすごいな...w
高坂雪穂
プレイヤーネーム:スノウ
武器:槍
絢瀬亜里沙
プレイヤーネーム:アリサ
武器:片手剣
比企谷小町
プレイヤーネーム:マッチ
武器:短剣
こんな感じです。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~6
ハチ「さてと、無事に2人も見つかったし、ホノカに連絡しとくか。」
雪穂改めスノウと亜里沙改めアリサを見つけた日の夜、俺らは途中で寄った村の宿で泊まることにした。
それを今、ホノカに伝えるところだった。
ハチ「確か、メッセージでできるんだよな。」
俺はフレンドリストを開きホノカの名前を見つけると、メッセージを書いて送った。メッセージの内容は、スノウとアリサを見つけたこと、今日はこっちで泊まること、そして、新しく仲間が出来たことを伝えた。
そして翌日、昨日の夜、ホノカからメッセージが帰ってきて、今日にでもキリト達に合流したい、と話していたため。まずはホノカ達と合流したいので、俺達は始まりの街へと向かった。
ハチ「ホノカ、イッキ、ステラ!」
始まりの街へ着くと、入り口にホノカ、イッキ、ステラの3人がいたため、俺は3人を呼ぶ。
3人はその声で俺らに気づき近づいてきた。
ホノカ「雪穂!!」
スノウ「お、お姉ちゃん、ここでリアルネームはやめてよ〜。」
ホノカ「もう!心配したんだからね?」
スノウ「...ごめんなさい。」
よし、ホノカとスノウも無事再会出来たし、まずはほかのメンバーの自己紹介からだな。そう思い、俺らはその辺の飯屋へと向かった。
ハチ「よし、じゃあまずは自己紹介からやるか。俺はみんな分かってるはずだからいいとして、ホノカから始めるか。」
そう言うとホノカはわかった。と言って自己紹介を始める。それから、イッキ、ステラ、アスナ、リズ、スノウ、アリサ、マッチという順番で自己紹介を行い自己紹介は終わった。
そして、俺は他の仲間...キリト達のことも話した。
そして、明日にはキリト達に合流しようという話になり、今日は解散した。
ホノカ達は話があるらしく俺とは別行動だ。
イッキとステラは武器をメンテナンスしてくると言ってたな。
俺は明日、合流できるとキリトに伝えるため、メッセージを送る。
キリトからは始まりの街の隣の街で待ってるよ。と返ってきた。
俺はそれを確認してから、宿屋を探そうと歩き始める。
「あんたがハチだナ?」
不意に後ろから、そう声をかけられた。
俺は後ろを振り向くと、そこには顔に髭のペイントをした奴が立っていた。
ハチ「お前は?」
「オレっちは情報屋のアルゴだ。それにしても、キーちゃんの言ってた通り、本当に剣を2本付けてるんだナ。」
ハチ「キーちゃん?...ああ、キリトか。」
俺がそう言うとアルゴはびっくりしていた。
アルゴ「よく、このあだ名でわかったナ。」
ハチ「まぁ、俺のことを知っていて、キがつく名前のやつなんてキリトぐらいだからな。」
アルゴ「なるほどナ。」
ハチ「んで?なんか用か?」
アルゴ「ん?ああ、キーちゃんからフレンド登録はしておいた方がいいって言われたからしに来たんだが、してもらえるカ?」
俺とフレンド登録した所でなんもないけどな...まぁ、情報屋らしいし、フレンド登録はしておいても損はないだろう。
そう思って俺はそれを了承した。
アルゴと会った日の翌日、俺たちは始まりの街の次の街へと向かっていた。
アスナ「そう言えば、ハチ君ってなんで剣を2本持ってるの?」
走りながらアスナが聞いてくる。
リズ「あ、それ私も思ってた。」
スノウや、アリサ、マッチも口々に言ってくる。
ハチ「ああ、そう言えば言ってなかったっけ?俺、システムアシストがないからソードスキルが使えないんだわ。」
俺がそう言うとアスナ達が立ち止まる。
ハチ「?どうした?」
アスナ「そ、ソードスキルが使えないってことは、ハチ君は通常攻撃だけでモンスターを倒すの?」
ハチ「?そうだが?」
リズ「なんであんたはそれで冷静なのよ!?あんたはソードスキルが使えない分、不利なのよ!?死ぬ可能性だってあるのに...」
ああ、そういうことか。
ハチ「心配してくれてありがとな。でも、大丈夫だ。俺はリアルで剣を使ってたから、別に不利ってわけじゃない。」
スノウ「でも...」
スノウがまだ何か言おうとする。それをホノカが遮る。
ホノカ「大丈夫だよ。ハチ君がそう言ってるんだもん。私はハチ君を信じてるから。それに、ハチ君はほんとに強いもん。だから、大丈夫だよ。」
スノウ「お姉ちゃん...。そうだよね、ハチ兄は強いもんね。うん、私もハチ兄を信じる。」
マッチ「お兄ちゃん、絶対死んじゃダメだよ?」
アリサ「お兄さん...死ぬのはダメですからね?それに無茶もダメです。アリサと、約束ですよ?」
ここまで言われたら死ぬことは許されないな。
俺は、大切な人達を悲しませないためにも絶対に死なないし、仲間も死なせない、俺はそう決意した。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~7
キリト「ハチ!」
俺の秘密がバレてから(秘密にしてた訳では無いんだが)30分が経過していた。俺たちは早くキリトたちと合流すべく走った。
そして、やっと隣街へと着いた。
そしてその入口でキリト、サヨ、モカ、アコの4人が待っていてくれた。
アコ「ハチさん!」
ハチ「おっと、おいアコ、いきなり飛びついてくるな。危ないから。」
アコは俺を見つけると走ってきて飛びついてきた。俺はそれを受け止め、注意を施した。
アコ「うぅ、すみません。で、でも!2週間も連絡がなかったんですよ!?もう、アコは心配で...」
ハチ「あー、それはすまなかった。探し出すのを最優先にしてたから連絡できなかったんだ。」
キリト「ほんとに心配したんだよ?」
サヨ「全く、ハチ君はほうれん草がなっていません!」
ほうれん草って...確かに昔習ったけど...
モカ「モカちゃんも心配したんだよ〜?だから今度からはしっかり連絡をすること!」
俺は怒られてしまった。まぁ今回のは俺が悪いからしょうがないか。
キリト「まぁでも、しっかり帰ってきたからいっか。それよりも、後ろの人たちの紹介をしてもらっても?」
そう言って俺の後ろの7人を見る。
ホノカ「はいはーい!私が紹介するよー。じゃあ右から紹介するね。右の赤髪の女の子がステラ。片手剣使い。その隣がイッキ君、曲刀使い。その隣の栗色の髪の子がアスナちゃん。細剣使いで、ハチ君の幼なじみみたい。その隣がリズベットちゃん。片手棍使い。こちらもハチ君の幼なじみ。その隣の黒髪の子がマッチちゃん、ハチ君のリアル妹らしいよ?私は会ったことが無いから分からないんだけどねw。その隣がアリサちゃん。そしてその隣が私の妹のスノウだよ!」
イッキ「えっと、今紹介された通り、曲刀使いのイッキです。よろしく。えっと...」
キリト「キリトだよ。よろしくね。」
サヨ「サヨです。」
アコ「アコでーす!」
モカ「モカでーす。」
と、3人も自己紹介をする。こうして自己紹介も終わったため、俺はキリトと情報交換をする。
ハチ「今、攻略はどうなってる?」
キリト「まだそんなに進んでないみたい。私達もレベリングをしつつ迷宮に潜ってはいたけど...」
なるほど、まだボス部屋は見つからないらしいな。これは長く見積っても今日から3週間位はボス部屋は見つからなさそうだな。
ハチ「あ、そうだ。これからこのメンバーでチームを組みたいし仲間のレベルも知っておいた方がいいだろ?一応教えてもらいたいんだがいいか?」
俺がそう言うと皆うなづいてくれた。俺が用意にレベルを聞くなってアスナに言ってたのに普通に聞いてんな俺...
それからは全員のレベルとスキルを聞いていた。
キリト:20、ホノカ:20、サヨ:19、アコ:18、モカ:19、マッチ:15、スノウ:15、アリサ:14、アスナ:14、リズ:13、イッキ:22、ステラ:20、俺:25らしい。全員のレベルを17以上にはしたいな。
という訳で、これからの方針が決まった。レベリングしつつ迷宮に潜る。これが一番だと言うことで、これからは2手に分かれて情報を集めつつレベリングをしようという話になった。
そうして俺らは次の日から実行した。
2週間後...
全員の自己紹介やら今後の方針やらを決めてから2週間あまりが経った。俺らはまだレベリングの生活を送っていた。
そんな時、俺らにアルゴから情報が入る。
『今日、1時よりトールバーナにて、第1層ボス攻略会議を行う』
メッセージにはそう書いてあったのだった。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~8
トールバーナ...
ザワザワ
そこには40人くらいの人が集まっていた。
ハチ「結構いるんだな。」
キリト「そうだね、だいたい40人くらいいるね。」
俺らは周りを見渡してそんな感想を持つ。
まぁ、まさかこんなに集まるとは思ってなかったしな。
と、そんなことを思っていると、1人の男が前に出る。
「皆、集まってくれてありがとう!俺はディアベル、気分的にナイトをやっている。」
と、そんな話をし始める1人の爽やかイケメン。
いや、ナイトってなんだよ...
そう思っていると周りが笑い始めた。
えっ?何か面白い要素あったのか?俺だけ笑ってないのか?
そう思い周りを見ると、ホノカ達も笑っていなかった。って言うか苦笑いだな。
良かった、俺だけじゃなかったみたいだ...
ディアベル「それじゃあ本題に入りたい。昨日、僕達のパーティーがボス部屋を見つけた。中を覗いたところ、ボスの名前は《イルファング・ザ・コボルドロード》だ。」
そんな感じでどんどんと会議は進む。
なんか、ガイドブックの情報だと、HPバーが1本になると武器が変わるとか言ってたな。アルゴが...
ディアベル「じゃあ、6人1組のパーティーを作ってくれ。」
ディアベルはそう言う。
6人1組か...うん、作れねぇな。どうすっかな、この人数だと1人余るんだよなぁ。
ハチ「どうする?」
キリト「私とハチで2つのパーティーに分かれたいけど1人余っちゃうね...」
ホノカ「うーん...どうしよっか。」
俺らが考えていると「おーい」と、俺たちに声をかける3人の男の人がいた。
ってかあの人たちは...
「よう、また会ったな。しっかりと会えたみたいで良かったぜ。」
そう言って俺に話しかけてくる。
ハチ「いえ、あの時はありがとうございます。」
そう、この3人は、前、俺にスノウとアリサ、マッチの目撃情報をくれた人たちだった。
「いやいや、あのぐらいどうって事ないって。それよりも困ってるみたいだな。」
ハチ「はい、1人余っちゃうんですよね...」
「じゃあ、誰か俺らと組まないか?」
そう言って真ん中の人が尋ねる。
ハチ「いいんですか?」
「ああ、困ってる時はお互い様だろ?」
ハチ「...じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます。」
俺はそう言ってその誘いに乗った。
ハチ「んじゃあ、俺がこの人たち...えっと」
「ああ、名前を名乗るのを忘れてたか。俺の名前はヨウだ。武器は曲刀、よろしくな。」
「俺はタケ、武器は片手剣。よろしく。」
「俺はトミー。武器は槍。よろしく。」
そう言って3人は自己紹介をしてくれた。
ハチ「俺はハチです。武器は曲刀です。よろしくお願いします。」
ヨウ「敬語は使わなくていいぞ?ゲームなんだし。」
ハチ「...わかった。それでなんだが、俺がヨウ達のパーティーに入るから、イッキとキリトの2人でパーティーを分けてくれ。」
そう言うと、キリトとイッキはわかったと言ってパーティーを分け始める、そして2分くらいで決まったらしい。
イッキのパーティーが、ステラ、スノウ、マッチ、アリサ、リズ。
キリトのパーティーが、ホノカ、サヨ、アコ、モカ、アスナ。という事になったらしい。
ディアベル「よし、決まったな。じゃあそのあと、それぞれの分担だけ「ちょっと待ってんかナイトはん!」...君は?」
「ワイはキバオウってもんや。この中に全員に詫びをいれんとアカンやつがいるんやないか?」
そう言っていきなりモヤッとボールみたいな頭のやつが出てきた。
ってか、あの頭どうやってセットしてんだろ...
ディアベル「その、詫びを入れる奴らって言うのは元βテスターの人たちかな?」
キバオウ「そうや!あいつらは自分らだけいい狩場を取ってレベリングをしとる。ニュービーの事なんてそっちのけでな!」
...何言ってんだあいつは。バカバカしいな。
ハチ「はっ!バカかよ...」
あっ、やべ、声に出しちった。
隣を見るとキリト達がこっちを見てた。
キバオウ「なんやて?誰やお前、なんか文句あんのか!!」
ハチ「はぁ、俺はハチってもんだ。まず1つ、βテスターが狩場を独占してた?馬鹿なの?ここにあるガイドブックにしっかりとめぼしい狩場ってのが載ってただろ?そんなのも見えねぇのかよ。それに、ニュービーをそっちのけでって言ってるけど、このガイドブック作ったのはβテスターだぞ?しっかりとβテスターはニュービーのことを見てんじゃねぇか。ガイドブックを見てないのはお前が悪いからな?」
俺はそう言って座る。キバオウ?ってやつも黙った。
ディアベル「...よし、話は終わったな。じゃあ話を戻そうか。」
そうしてその後は、1層のボス攻略会議は滞りなく終わり明日のために解散となった。
ハチ「よし、明日のために帰って準備でもするか〜」
トミー「そうだな、明日はついにボス攻略出しな。ですよね隊長...じゃなくてヨウ。」
隊長?その言葉が気になったがスルーしといた。
ヨウ「トミー、隊長ってのはやめろよ?さすがにここでまで隊長って呼ばれたくないわ」
ヨウがそう言うとトミーはすみません、と言って謝っていた。
ハチ「じゃあ帰りますか。」
そう言って俺は宿に戻り、明日の準備を整え、寝た。
明日は運命の日...
ヨウ...本名:伊丹耀司
ゲートのキャラクター。
曲刀を使う。
トミー...本名:富田章
ゲートのキャラクター
槍を使う。
タケ...本名:倉田武雄
ゲートのキャラクター
片手剣を使う。
ここで、ゲートから3人出しました。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~9
ハチ「ふぁ、あああ。朝か?」
今日は遂に第1層ボス攻略だ。12時にトールバーナに集合し、迷宮に入ることになっている。
ハチ「今何時だ...?」
『12:03』
...あれれー?おかしいぞー?俺には時計が12時3分って書いてあるように見えるなぁ。
ヤヴァイ...マジでヤヴァイ。殺され...ドンドンドンドン!!
そんなことを考えているとドアを叩く音がする。
ホノカ「ハチ君!!早く起きて!みんなもう集合してるよ!今、キリトちゃんにディアベルさんに言って待っててもらってるから!」
oh......
俺はさっさと支度をしてドアを開ける。
ハチ「すまん!急ぐぞ!」
俺はホノカと一緒に全速で走る。まぁ俺の方が速いからホノカに合わせてるんだが...
ホノカ「もう、ハチ君が寝坊するなんて思ってなかったよ。」
ハチ「俺も思ってなかったわ。マジですまん。」
走りながらそんな話をする。
そして俺は一応持ち物のチェックもした。
大丈夫、荷物は忘れてないな。
そして10分位でトールバーナに着いた。
俺はディアベルの所へ向かう。
ハチ「すまん、遅れた。」
ディアベル「いや、大丈夫。次からはこんなことないようにしてくれよ。」
そう言って笑う。なんかこいつって葉山に似てるよな?
キリト「はぁ、まさかハチが遅刻するなんて...」
モカ「ハチは寝坊助さんだもんね〜」
サヨ「全く、しっかりしてください。」
アコ「遅刻だけはダメですよって昨日自分で言ってたのに...」
うわぁ、散々な言われようだァw
はぁ...
俺達が迷宮に入ってから10分、危なげなく進んでいる。
ハチ「いい感じだな。」
ホノカ「そうだね、皆気合が入ってるよ、誰かさんとは違って」
そう言って俺をジト目で見てくる。
ハチ「いや、マジで悪かったって、反省してるから。」
ホノカ「次やったら...」
次やったら何!?怖いんだけど...ってかホノカってそんなキャラじゃねぇだろ!?
そんな雑談をするくらいに余裕はあった。
それから10分、ついにボス部屋の前に来た。
ディアベル「俺からは一言、勝とうぜ!」
皆『おお!!!』
そう言ってディアベルはドアを開ける。
中は暗い...全員が入り終わると灯がつく。そしてそこに奴はいた、そう《イルファング・ザ・コボルドロード》だ。
ディアベル「全員!配置に着いてくれ!」
ディアベルが声を上げるとともに全員、自分の配置に着いた。
俺もヨウ達と配置につき、取り巻きの《ルイン・コボルド・センチネル》を相手していく。
ヨウ「ハチ、スイッチだ。」
ハチ「OK。」
そう言って俺は曲刀で危なげなく倒す。ちなみに俺は今は二刀流じゃない。
まぁ、一刀でも倒せるだろうと思ったからな。
案の定、倒せているし何とかなんだろ。
それに、ヨウ達には俺がソードスキルを使えないことは言ってあるから俺に負担を掛けないようにしてくれてるんだよな。
タケ「ハチ、スイッチだ。」
ハチ「了解。」
俺達はそうやって一体一体確実に倒していく。
そうするとボスのHPバーが残り1本になったらしい。
ディアベル「よし、皆は下がってくれ!俺が行く!」
は?何言ってんのアイツ、ここは全員でやる所でしょうが...
そんなことを思ってると、キリトが「避けてー!」と、叫んでいるのが聞こえる。
ってかボスの持ってる武器がタルワールじゃなくね?
そんなことを思っているとディアベルがソードスキルを食らった。
あ、やばくねぇか?俺は咄嗟に足が動いていた。
ここからディアベルまでの距離はそこまで遠くない。だが、ただ走ったところで間に合わない。どうする?あ、そう言えばあのスキルは使えるかな?確か、初速が速くなるはず...一か八かやってみっか。
ハチ「ヨウ!ここよろしく!」
俺はそう言ってディアベルの方へ走る。
そして俺はエクストラスキル《居合い》を使った。
《居合い》は、使用者の走り出し、まぁ初速を最高10倍まで上げることが出来る。熟練度がカンストすれば10倍だったか?
まぁそんなことを考えている暇はない。今の俺では熟練度的にも2倍がギリギリだな。
そんなことを思いながら走る。走る。走る。走る。
そしてディアベルに向かって打たれているソードスキルに合わせて俺は腰にしまっていた曲刀を振り抜く。
ガキィィィィィンッ!!
ハチ「うぉ!?」
俺は相手のソードスキルを止めた。曲刀1本で...
だが、その反動で後ろへと飛ばされる。
相手も俺にソードスキルを止められたため動きが止まっている。叩くなら今のうちか。
俺はすぐさま立ち上がるとボスへと立ち向かう。その途中でディアベルが「助かった。」と言ってきたため俺は
「言いたいことは色々あるが、また後でだ。今は大人しく回復してろ。」と言ってボスの元へと向かう。
ハチ「さてと、やりますか。」
ヨウ「俺らも行くぜ!」
キリト「私たちだって!」
イッキ「僕達も行くよ。」
俺も横にはヨウ達が、そして後ろにはキリトとイッキ達がいた。
ハチ「...助かる。さてと、行くぜ!」
15人『おう(うん)!!』
そして俺達は《イルファング・ザ・コボルドロード》の殲滅を開始する。
ハチ「キリト達は右から、イッキ達は左から攻撃、ヨウ達は敵のソードスキルの対処だ。あと10分で終わらせるぞ!」
15人『了解!』
俺の指揮の元、15人全員が動き出す。
ハチ「攻撃をくらったらしっかりと回復しろよ、回復してる奴の援護も忘れんな。」
今、敵のHPは半分くらいだ。この調子ならあと5分で終わるだろう。
ハチ「よっしゃ、全員!畳み掛けるぞ!」
15人『おう!』
そう言って全員がソードスキルを放つ中、俺は曲刀を二刀流にして徐々にHPを削る。
その時だ、ボスは最後の力を振り絞ったのか、俺へと攻撃をかける。俺は2つの曲刀で受け止めるが吹き飛ばされた。
アスナ「キャッ!」
そして吹き飛ばされた先にはアスナがいたため、一緒に吹き飛ばされる。
そしてそのままボスは、野太刀を俺らに向かって投げた。
キリト「まずい!」
ホノカ「ハチ君!アスナ!」
やばい、どうする...ここは、アスナだけでも。そう思い俺はアスナに覆いかぶさり、俺が盾となろうとする。
ガキィィィン!!
だが、いつまで経っても俺への衝撃は来なかった。
「よう、大丈夫か?」
そこには肌の黒い外人のような男の人が俺らの前に立ちはだかり、斧で野太刀を止めていた。
ハチ「お、おう。サンキューだ。」
「へっ、いいってことよ!俺だってボス攻略に来てんだ、ちっとは役に立たねぇとな!という訳で、俺にもなにか手伝わせてくれ!」
ハチ「おう、助かる!じゃあ俺らと同じようにソードスキルの対処を頼む。」
そう言うと、おう!と返事をして行ってしまった。
あ、そうだ!
ハチ「アスナ!大丈夫か!?」
アスナ「う、うん。」
ハチ「悪い、俺の不注意だった。お前を危ない目に合わせて「違う!ハチ君のせいじゃない!」...」
アスナ「ハチ君のせいじゃないから、自分を責めないで?」
ハチ「...わかった。」
アスナ「よし!私は大丈夫だから、速くボスを倒しちゃおう!」
そう言ってアスナは走って行く。
そうだな...俺もしっかりしなきゃな。よし!行くか!
俺は曲刀を持ち直し走り出す。
それから7分くらいが経過。ボスの残りHPはもう少ない。
そこにキリト達がソードスキルを叩き込む。
だが、まだ死なない。
ハチ「ヨウ!そこに屈んでくれ!」
俺はそう言うと、居合いの構えを取る。そしてすぐに走り出した。
ヨウ「なんだかよく分からんが了解!」
ヨウもそう言って屈む。
俺は屈んでいるヨウの背中を踏み台にして飛び上がる、そしてボスの目を斬り裂いた。
パリィン
《Congratulation!》
空中に浮かぶ文字、ポリゴンとなって消えるボス。
俺達は...勝ったのだ。
全員『...うぉぉぉぉぉおお!!!!!』
ハチ「ふぅ、なんとか勝てたか。ん?ラストアタックボーナス?なんだこりゃ。...キリトにやるか。俺は似合わなさそうだし。」
俺はキリトにラストアタックボーナスのコートオブミッドナイトを渡した。
キリト「これは?」
ハチ「なんか、ラストアタックボーナスってやつで貰ったけど、俺は要らんからお前にやるよ。」
キリト「えっ、でも...」
ハチ「いいから。俺じゃ似合わん。」
俺がそう言うと、渋々だが貰ってくれた。
と、その時だった。
キバオウ「なんでや!なんでボスの武器が情報と違ったんや!」
なんか言ってやがるぞあいつ...
ヨウ「はぁ、またあんたか。あんたはしっかりとガイドブックを見たのか?βテストの時と違う点がある可能性があるってここに書いてあんだろ?今回はβテストと違う点があったってことだろ?そんなのもわかんねぇのか?」
キバオウ「だったらそこの女はボスの武器をなんで知っとったんや!知ってるってことはβテストの時も同じだったんとちゃうか!?だから知っとった。それなのにワイらには何も言わんかった。言っておけばディアベルはんが危険な目に会うこともなかったんや!」
キバオウ?がそう言うと周りの奴らも便乗し始めた。
キリト「ち、違う。ほんとにβテストとは違ったよ!野太刀はβテストの時にもっと上の階層で見たから知ってただけで...」
キバオウ「はっ!そんなん信じられるかい!お前には今もってる武器とコル、全部置いていって貰うかんな!」
キリト「そんな...」
まずいな。俺はβテスターじゃねぇから野太刀がどこで出てきたのかとかわかんねぇし、ほんとに1層の武器が野太刀じゃなかったなんてわかんねぇ...だが、キリトは俺達の大事な仲間だ。助けねぇと...どうする、どうすれば助けられる...
...待てよ?この方法なら...やってみるか。
ハチ「...クックック、ハッハッハッハッ。いやぁ、ほんとに無様だよなお前ら」
キバオウ「な、なんやて!?って、お前は会議ん時の」
ハチ「お前らは騙されてんのに気づかねぇのかよ。」
キバオウ「騙されてるって...どういうことや!」
ハチ「ディアベル、お前はβテスターだろ?だから最後1人でボスに突撃した。ラストアタックボーナスを取るために。だが、βテストで野太刀を見ていなかったお前はソードスキルを避けることが出来なかった。違うか?」
俺がそういうとディアベルはこっちを見る。
キバオウ「...そんなはずはない!ディアベルはんがβテスターだなんて...そんなはず...」
ハチ「なぁディアベル、βテストの時の1層のボスはタルワールを持っていたんだろ?だから余裕だと思って1人で突っ込んだんだろ?教えてくれよディアベル。」
俺はディアベルに問う。
ディアベル「......ああ、そうだ。」
よし、合ってたか。
キバオウ「う、嘘やろ...なぁディアベルはん。嘘やろ?ディアベルはんがβテスターだなんて...」
ディアベル「すまないキバオウさん。それにみんな。俺は、βテスターだ。さっきハチ君が言った通り、ラストアタックボーナスを狙っていたんだ。騙していてすまない。」
キバオウ「ふざけるな。アンタのことを信じてついてきたんやぞ!それを今更、騙してましたって、ワイらをラストアタックボーナスを取るための駒としか思ってなかったってことやないか!」
ディアベル「...」
ディアベルは言い返せないだろうな。まぁそれは自業自得だな。
だが...
キバオウ「あんた、今もってる武器とコル、ワイらによこせや。騙してたお詫びに!」
そう言ってキバオウはディアベルに詰め寄る。
キリト「ハチ...」
キリトはそれを見て俺を見る
その目は助けて上げろって事ですかね?
周りを見るとホノカ達も見ていた。...はぁ、まぁそうだな。しゃあねぇか。
ディアベルは武器をキバオウに渡そうとする。俺はそれを止めた。
ハチ「ちょっと待てよ。それはおかしいだろ?」
キバオウ「何がや。ワイらは騙されてた。そのお詫びに武器とコルを貰って何がおかしいんや。」
ハチ「いや、だってよ、お前らが勝手に騙されたんだろ?そして勝手に信用して着いてきた。ディアベルはお前にお願いでもしたのか?ついてきて下さいって、してねぇんだろ?だったらお前らが勝手についてきただけの事だ、裏切られようが何があろうがついてきたお前らが悪いだろ。」
キバオウ「それは!...」
キバオウは黙り込む。まぁ正論言われたらそうなるよな。俺もそうなるわ。
ハチ「...運が悪かったな、自業自得だ。んじゃ、アクティベートしてくっかね。」
そう言って俺は2層に歩き出す。その後ろを15人+エギル(黒人の斧使いの人)+ディアベルがついてくる。その後ろではまだキバオウ達は俯いていた。
まぁ、しゃあないな。自業自得だもの。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~10
第2層に入って6日がたった。今俺達は16人でほぼ毎日行動するようになった。まぁ、レベリングとかクエストとかをするだけだがな。
今日は皆自由に過ごす日にしたため、俺は今アルゴに情報をもらいに来た。
ハチ「よう。」
アルゴ「ハチ、なんの用ダ?」
ハチ「なんかしらエクストラスキルが取れるクエストとかを教えて欲しいんだが...」
俺はソードスキルは使えないが、エクストラスキルは使える。ナーヴギアの故障でソードスキルが使えないと仮定すると、ソードスキルのシステムアシストだけが発動しないだけで、他のシステムアシストは発動するのではないかと思いエクストラスキルを使ってみたが、案の定、システムアシストは発動したため、俺の仮定は正しいことになる。
ならばエクストラスキルを取り、戦った方が安全だと思ったのだ。
アルゴ「ふむ、わかった。なら、こういうエクストラスキルはどうダ?」
そう言ってアルゴは俺に近づき、耳元で話す。
ハチ「...わかった、行ってみるわ。」
俺はアルゴにお礼を言って今言われた場所へと向かった。
俺は今、山の上にある小屋に来ている。え?何故かって?情報屋のアルゴにここで体術スキルを取れるって聞いたからな。
さてと、入るかね。
俺が中に入ると中には厳ついNPCがいた。そのNPCの頭の上にはクエストのマークが付いている。
俺がそのNPCに話しかけると、大岩を素手のみで割れ!って言われて顔に髭を書かれた...。
ハチ「クッソ!アルゴの奴、顔にペイントされるとか聞いてねぇぞ!ってかあいつの顔のペイントはそういう事だったのか...。」
俺は愚痴をこぼしながら大岩に向かって拳を叩きつけている。
ハチ「...流石に1日じゃ終わんねぇな。」
俺は大岩をずっと殴り続けるも、割ることが出来ず夜が開けて行った。
次の日、俺は少し仮眠を取り岩を殴り始める。相変わらず岩は割れる気配がない。
ハチ「クッソ...なんかないのか?もっと簡単に悪方法は...あ、あれは使えるのか?いやでも、リアルじゃないから威力とかは...まぁやってみるだけやってみるか。」
俺はそう言うと俺は構える。そして右手で掌底を岩へと叩き込む。
まだ割れないが、手応えはあった。
ハチ「ふむ、なら捻りを加えるか。」
そう言って俺はまた構えると、今度は捻りを加えて掌底を叩き込んだ。
ピシッといい、ヒビが入る。
ハチ「よし、このヒビを重点的に狙って叩き込むか。」
俺はそのまま掌底を同じ場所に何度も何度も叩き込む。そして、1時間後、やっと割ることが出来た。
NPC「よし、これで貴様も弟子卒業だ。」
ハチ「あざっす。」
そして俺はエクストラスキルの体術を取得し、街へ戻ろうとする。
NPC「ああ、ちょっと待て弟子よ。」
ハチ「はい?」
俺はNPCに呼び止められた。
NPC「貴様の使う武器はカタナか?」
俺はつい先日刀スキルを取得した。だが、刀を売っている武器屋が無く、まだ曲刀を使っていた。
ハチ「まぁ、そうですけど...」
答え方としては曖昧な答え方になってしまった。が、まぁこれでいいだろ。
NPC「ならば、裏の山の洞窟にこんな言い伝えがある。『洞窟の主が倒されし時、曲刀は進化し新たなる刀が生まれる。』という言い伝えだ。行ってみるといい。」
そう言って小屋へと戻って行った。
曲刀が進化する...か。
よく分からんが、行ってみる価値はありそうだ。
と、そこにアスナからメッセージが届く。
アスナ《第2層のボス部屋が見つかったよ。明日の午後1時から攻略会議だって。》
マジか...まだ2層に来て1週間だぞ...。まぁ、それだけ攻略のペースも上がってきてるってことか。
俺は《了解》とだけ返し、裏山へと向かった。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~11
前、キリトを女体化するので名前を考えてくださいとお願いしましたが、色々な作品を見ていくうちに、キリトの女体化がおおいな?と思いまして、設定を変えさせていただきます。
今作のキリトは本名、桐々谷 湊。八幡と同い年で桐々谷 和人、桐々谷 直葉の姉。
元々β時代に名前をキリトにしていたため、正式なSAOでは弟の和人にキリトの名前を譲るはずだったが和人は用事が出来たためサービス開始日にログイン出来なかった。
急遽1人でSAOをプレイすることになった湊はプレイヤーネーム、キリトとしてSAOにログインする。
という設定にしたいと思いますので、キリトのユニークスキルも変えようかなと思ってます。
そして、桐々谷和人はALOからの参戦です。
という訳でそこの所よろしくです!
裏山へと来てから30分くらいが経過した。俺は今、洞窟の入口へと立っていた。
ハチ「ここがさっきのNPCが言ってた洞窟か?」
中は暗く、よく見えない。まぁ洞窟だから仕方が無いか。
俺は、さっきのNPCが言っていた話が気になっていたため、中に入ることにした。
やはり中は暗い。俺は足元に注意しながら進む。
グルルルル...
唸り声が聞こえる。やはり、ここにもモンスターはいるか。だが、どこから出てくる...暗くてよく見えんな。
そのため俺は、索敵スキルを全開にして進んでいく。
ハチ「ふっ!」
ギャウッ!...パリーン!
そこから進むこと1時間。まだまだ洞窟は続いている。
それに、奥に進むほどモンスターとの遭遇率が上がっている気がする...
ここのモンスターは決して強い訳では無い、が、この狭い空間で群れで襲ってくるため少しずつHPが削られる。
ハチ「はぁ!」
パリーン!
ハチ「はぁ、はぁ、クソ...やっぱり遭遇率が上がっているのか?」
そんなことを呟きながら歩いていると、別れ道があった。
ハチ「この別れ道...どっちに行くのが正解なんだ。」
俺はしっかりと考えた末、右に行くことにした。
理由は、ただ自分が右利きだからというだけだ。
それにしても長いな...まだ最奥につかないのか。
と、その時ザァァという水が流れるような音が聞こえてきた。
そして前も薄らと明るくなってきた。
ハチ「うぉ...高っけぇ。」
そこは洞窟内の崖のようになっていて、下は水が流れていた。
今の位置から下まではだいたい100メートル無いくらい。まぁ、それでも高いんだが...。
そして目の前には、今にも落ちそうな吊り橋があった。
ハチ「...これを渡るのか。落ちねぇよな?(フラグ)」
俺は慎重に進んでいく。
ハチ「ああ、怖...」
グルルルル...
ん?後ろ?
俺は今の唸り声がした方向をむく。そこにはモンスターが2匹ほどいた。
あれ?これはまずいな...
そう思い前に急ごうとすると、前にもモンスターがいました。
あ、詰んだw
そのモンスター達は一気に吊り橋を渡ってくる。
その重さで、吊り橋は切れた。
ハチ「...ですよねぇーw」
やばい、死んだw
ハチ「うぉぉぉぉぉおお!!!!!」
そして俺は下の川?にドポーンと音を立てて落ちた。
その衝撃で俺は気を失った...
ハチ「う、んん?ここは...」
目が覚めると知らない場所にいた。
見た感じだと、小屋?
「目が覚めましたか?」
不意に声をかけられる。
ハチ「...あなたは?」
「あ、すみません。自己紹介が遅れました。私はサクヤと言います。」
NPCだろうか...プレイヤーカーソルは付いていない。だが、NPCもカーソルは付いていた気がするが...
まぁ、そこはどうでもいい。
ハチ「サクヤさん、ここはどこなんでしょう。」
俺は1番気になる質問をした。
サクヤ「ここは洞窟内にある小屋です。私がそこにある川沿いを歩いていたらあなたを見つけたため、この小屋に連れてきました。」
なるほど、いくつか疑問はあるがまぁそれは後で聞くとして、
ハチ「助けて頂いてありがとうございます。」
サクヤ「いえ、当然のことをした迄ですから。それよりもあなたは何故ここに?」
ハチ「この洞窟の主を倒せば刀が手に入るという情報を聞いたんです。それで洞窟を探索していたら吊り橋でモンスターに襲われて川に落ちてしまったんです。」
サクヤ「なるほど、ではあなたはこの洞窟の最奥を目指しているんですね。」
ハチ「まぁ、そうですね。」
サクヤ「なら、私も最奥に用があるのでご一緒させてもらってもいいですか?」
そう言って俺を見る。
俺は拒む理由もなかったためOKを出した。
そして俺らは再奥を目指し川沿いを歩き始める
それから30分くらいが経過した。
未だに最奥にはつかない。
ハチ「どんだけ長いんだよこの洞窟...」
サクヤ「ホントですね。」
と、その時後ろから誰かが走ってくる音がした。
「きゃぁぁぁ!」
俺は反射的に声の方へと向かう。
そこでは女の子が1人、モンスターに囲まれてた。
プレイヤーカーソルがあるからプレイヤーらしい。
俺はすぐに武器を持つとモンスターに後ろから襲いかかる。
そしてそのまま女の子を取り囲んでいたモンスターを全部排除した。
サクヤ「流石ですね...」
ハチ「はは、ありがとうございます。それで?大丈夫か?」
俺はモンスターに囲まれてた女の子に声をかける。
「う、うん。助けてくれてありがとう。私はユナ。」
ハチ「俺はハチだ。そしてこちらが」
サクヤ「サクヤです。」
ハチ「ユナはなんでこんな所に?」
ユナ「えっと、たまたま洞窟を見つけて、そこを探索してたら結構奥まで来ちゃって帰れなくなっちゃったから奥に行くことにしたの。そしたらさっきのモンスターに囲まれちゃって..」
なるほど、たまたまか。
ハチ「そう言う洞窟は危ないから1人で入んない方がいいぞ?死にたく無かったらな。」
ユナ「うん、これからは肝に銘じておく。」
ユナ「そう言えばハチとサクヤさんは何故ここに?」
ユナは、俺らを見てそう聞いてくる。
ハチ「俺らはこの洞窟の最奥に用があってな。」
ユナ「そうなんだ...私もついて行っていいかな?」
俺はここで帰すのも危なさそうだと思い、その申し出を承諾した。
そして俺らはまた歩き出す。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~12
洞窟内を歩き続けて結構時間が経った。
だが、まだ最奥は見えてこない。
ハチ「やばいな…ボス攻略に間に合わないかもしれん。」
そう、今日は攻略会議の日。だが、最奥が見えてこないとなると明日のボス攻略に間に合わないかもしれないのだ。
ユナ「ハチは攻略組なの?」
ハチ「まあ、一応な。この洞窟にも攻略のための武器調達に来たんだが…まさかこんなに奥が深いとは思わなかった。」
いや、ほんとに。こんなに奥が深いならまた今度来ようと思ってたわ。
ユナ「あはは、そうだね。私も軽い気持ちで入ったけど、こんなに過酷だとは思わなかったよ。」
そんな雑談をしつつ奥を目指す。
しばらくすると、後ろから歌が聞こえた。
振り向くと、ユナが歌っていた。
その歌声は綺麗で美しい。思わず聴き入ってしまうくらいの歌声だった。
ユナ「あ、ごめん。うるさかったかな?」
ハチ「いや、大丈夫だ。ただ、綺麗な歌声だな…と思ってな。」
ユナ「そ、そうかな?ありがと…」
あー、やってしまったな。普通に、自然と、口から褒め言葉が出てたわ。いや、マジで何やってんだ俺。いきなり綺麗な歌声だ、とか言われても困るだろうに…
ハチ「す、すまん。」
ユナ「ううん、褒めてくれて嬉しかったよ。ありがと。」
…良かった。怒られなかったわ。
そんなこともありつつ、最奥を目指す。ってかサクヤさん、無口にも程があるだろ…
ハチ「はぁ、まだ着かんのか…どんだけ深い洞窟なんだよ。」
マジでやばい…、リアルで攻略に間に合わないかもしれん。現時刻は22:00まだ先はありそうなので攻略に間に合うかはほんとに微妙なとこだろうな。
ユナ「どうする?もうちょっとスピード上げても大丈夫だけど…」
ユナはそう言っているが俺のせいで女子に無理をさせるのも悪い。
ハチ「いや、このまま進もう。」
サクヤ「…休まなくてもいいのですか?」
ハチ「ええ、早く攻略組に追いつかないといけないんで。」
サクヤ「分かりました。では、進みましょう。」
そう言って俺らはどんどん進む、しかし、奥はまだ見えてこない。
そうやって歩き続けて結構時間が経った。途中で立ち止まり休憩したりしながら歩いていたがまだ先は長いらしい。
ユナ「ほんとに、なんなのここ?こんなに大きい洞窟なんて聞いたことないんだけど…まぁ、2層に来たばかりだから仕方ないけど…」
言いたいことは分かる。ほんとに長すぎる。
それでも俺はここから抜け出さなければ。時間は刻々と迫っている。
それからも、ちょくちょく休みつつ奥を目指しているが途中で川があったり地底湖があったりしたが奥にはまだ着かない。
ユナ「うぅぅ…なんで地底湖とか川はあるのに奥は見えてこないの!?」
サクヤ「確かに…この長さはおかしいですね。」
2人ともそう言いながら歩く。
時間はあと3時間後か…まずいな。
本格的にやばくなってきた。
と、その時奥からザァァという水の音が聞こえた。
ユナ「また川かな?」
ハチ「かもな、あの川は奥に繋がってたみたいだし。」
そして俺らは道にそって歩いていく。
そこには川の起源であろうか、滝があった。
ユナ「滝?」
サクヤ「お2人共!道がもうありません!」
突然サクヤさんがそう言う。
俺とユナも周りを見渡すが確かになかった。
ユナ「じゃ、じゃあ、ここが最奥?」
ハチ「…いや、それだったらこの洞窟の主はどこなんだ?普通だったらいるはずだが…」
だが、周りを見渡しても何も出てくる気配はない。
ユナ「ねぇ、あそこの滝の裏、道みたいなのがない?」
と、ユナが言う。確かに道らしきものが見える。
サクヤ「もしかしたらそこから奥へと行けるのでしょうか。」
ハチ「行ってみましょう。」
そう言って俺らは滝の裏へとまわる。
そこには巨大なドアがあった。
ハチ「はは、なるほどな、ここが最奥って訳だ。」
ユナ「ここをクリアすれば…」
サクヤ「終わりですね。」
俺は頷く。
ハチ「さてと、準備はいいな。行くぞ!」
そう言って俺はドアを開けた。そして俺らのダンジョン攻略も最終ラウンドへ。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~13
いつもは
八幡「…」
みたいな感じで書いていましたが
前につけていた名前を無くして
「…」
みたいな感じでセリフを書いていきたいと思います。
俺達は扉を開けた。
「ここが最奥か…」
「何もいないね。」
そう、俺とユナは呟く。
そう、何もいない。あたりを見回してもボスらしきものは見当たらなかった。
「ここは最奥ではないのでしょうか…」
いや、そんなはずはない。
だってこれ以上道は繋がっていなかった。
ならば、ここが最…ッ!!
「全力で後ろに下がれ!!」
俺は2人に声をかけ。自分も後ろへと下がる。
すると俺達がいた場所に巨大な何かが降ってきた。
「な、何!?」
そこには銀色の巨大なヘビがいた。
「《バイオレンス・ザ・ハードスネーク》…狂暴で堅い蛇か。こいつがこの洞窟の主で間違いなさそうだな。」
その蛇は俺を見ると突撃してきた。
「ちょうどいい、どれだけ堅いか見せてもらうか。」
俺は両手に曲刀を持つと攻撃を受ける体制を取った。
そして…
ガァン!!!
「グッ!!」
俺は勢いに押され、壁まで吹っ飛ばされた。
「「ハチ(さん)!!」」
いつつ、残りHPは…半分よりちょっとあるくらいか。これをユナとかサクヤさんとかが喰らったらちょっと危ないか。
俺はそう思い、直ぐに回復をして
「ユナ!サクヤさん!俺がアイツのタゲをとる!だから2人は隙を見て攻撃をしてくれ!」
俺はそう言って投擲スキルを使い蛇のタゲをとる。
「ハチ!…全くもう!気をつけてね!」
ユナはそう言い、俺から離れる。
蛇は俺に攻撃を仕掛けようと攻撃体勢に入った。が、そこにユナとサクヤさんがすぐさま攻撃を仕掛ける。
そして下がる。
それの繰り返しだった。
だが、一つだけ分かったことがある。それは敵の弱点。
敵は通常状態だと、防御力が高くこっちの武器の耐久値が減る一方だが、攻撃体勢に入ると防御力が減るらしい。
そのため、2人には敵が攻撃体勢に入った時に攻撃を仕掛けてもらっていた。
「おっと、危ねぇ…」
そろそろ敵のHPゲージも残り1本か。
敵の弱点をついて攻撃をしていくうちに残りゲージも1本近くになっていた。
「敵のHPゲージが残り1本になったら気をつけてくれ。敵が強くなる可能性があるから。」
そう、第1層のボス戦では残りゲージ1本になるとボスの使う武器が変わった。そういう変化がこのボスにもあるかもしれないのだ。
それに、相手の弱点も変わる可能性があるため、そこにも気をつけなければならない。
俺はタゲを取りながらそんなことを考えていた。
そしてついに相手のHPバーが1本になった。
「よし、気をつけろ!何か来るかもしれない!」
俺は2人にそう言う。
2人は防御を取れる体制になり、相手を警戒している。
だが、それは一瞬だった。
俺に向かって敵が一気に突進してきたのだ。
「あっぶねぇ!」
と、俺は避ける。だがそこから急に方向転換し、次はユナを狙い突進して行った。
俺は咄嗟に動き出しユナの方へと走った。
そして俺はユナの前に立ち構える。そして、来る!
そう思った時だった。サクヤさんが俺の前に立ち、的に手をかざすと敵が吹っ飛んで行った。
俺とユナはそれを見て固まっているとサクヤさんが俺の手をとる。
「ハチさん。あなたは私の試練をクリアしました。よって私のマスターに任命させていただきますね。」
「…はい?マスター?どういうことですか?」
「お二人には黙っていたのですが、私の本当の名前は『電脳戦姫 No.0 朔夜』と言います。そしてハチさん。あなたは私のマスターに選ばれました。」
「…ということはサクヤさんはAIって事ですか?」
「はい、そういうことです。今まで黙っていてすみません。」
「いえ、そこはいいんですが…」
と、その時、さっきサクヤさんが吹き飛ばした敵が起きてきた。
「ハチさん、その話は後で。今はあの敵に集中しましょう。」
「そッスね、わかりました。ユナもまだ行けるか?」
「うん!大丈夫だよ!」
よし、あと一本をどうやって削るか…
「ハチさん、私のマスターになって下さいませんか?それならあの敵くらい余裕で倒せます。」
…マスターか。この俺が。茅場の作ったAIを使うのはなんか嫌だが、みんなを守るための力を手に入れることができるならば俺は躊躇わない。
「わかりました。マスター、引受させていただきます。」
「ありがとうございます!では、10数秒お時間を頂きます。」
…10数秒!?そんなにかかったら敵が…
「大丈夫!私がどうにか稼ぐよ!」
そう言ってユナが俺の前に出る。
「いや、待て!敵は残り1本だからさっきよりも手強くなってるかもしれないんだ。1人じゃ無茶だ!」
「大丈夫、私だって10数秒くらい稼ぐこと出来る!」
そう言って走りだした。
「くそっ!サクヤさん、なるべく早くお願いします!」
「分かりました!」
そう言って目を閉じた。
頼むから無茶はしないでくれよ、ユナ。
すみません、めちゃくちゃ遅れました。
けど、受験が終わったんであとは合格発表だけです!
合格発表まで時間があるんでどうにか書いていきます!
どうぞよろしくお願いします!
あ、でもpixivでも書くのでハーメルン遅れるかも…
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~14
ま、まぁ、大学も受かったし?こ、これからはがんばって投稿速度を上げる…と思います、多分。
そ、それは置いておいて、最新話をどうぞ。
(くっ、やっぱり強い…こんなに強い敵の攻撃をハチはずっと受け流していたってことか。やっぱりハチは強いんだなぁ。っと、余計なことを考えてるとほんとにやばいかな。)
「サクヤさん、まだですか!?」
「すみません、もう少しです。」
くっ、ユナのHPは徐々に減りつつある。それもそのはず。俺らの方に来させないよう相手の攻撃を受け止めながな戦っているのだから…
「グ ォ ォ オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!」
と、その時ボスが吠えた、と同時に物凄いスピードでユナへと突進していく。
「ユナ!避けろ!」
と、その声も届かずユナは突進をくらってしまった。
「キャッ!!」
その攻撃により壁際まで吹き飛ばされたユナ、そのHPのゲージは赤になりつつあった。
「グ ォ ォ オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!」
「この吠え方、まさか、2連続で同じ技か!」
ボスはユナへさっきと同じで突進して行く。
「まずい!ユナ!」
「よし、ハチさん終わりました。マスター登録終了です。」
そう言うと、サクヤさんは一振の刀へと変わった。
「これからは私の力を存分にお使いください、MY Master。」
俺はそれを聞くと同時にユナの方へと走る。
そして、
ガキィィ!!
と、ボスの突進を受け止めた。
「ユナ!今のうちに回復!」
「う、うん。ありがと、ハチ。」
俺はユナが回復をし始めるのを見つつボスを力で押し返す。
「さてと、殺るか。」
俺は刀をかまえる、そしてそのままボスに向かって走る。
「フッ!」
と、俺はボスへと、どんどん攻撃を食らわせる。
さっきよりも攻撃が通じているらしく、ボスのHPはどんどんと減っていく。
途中からはユナも攻撃に参加し、俺とユナは間髪入れずに攻撃を仕掛ける。
そして…
パリーン…
と、ボスがエフェクトとなり砕け散った。
「はぁ、はぁ、勝った、の?」
「ああ」
「や、やったーー!」
と、ユナは喜び、俺に抱きついてきた。
「お、おい!ユナ!?」
「やった、やったよハチ!2人でボスを倒したんだよ!」
…まぁ、いいか。今はこのままでも。
と、思い俺はユナを俺から剥がすのはやめることにした。
しばらくするとユナは俺から離れた。
「あ、えっと、ご、ごめんね?いきなり抱きついちゃって」////
「いや、別に大丈夫だ。気にしてない。」
俺は、それよりも、と言葉をつなげ自分の持っている刀を見る。
「サクヤさん、そろそろ説明して貰えますか?」
「はい、わかりました。」
と、刀が光り出す。そして…サクヤさんは刀から人の形へと戻った。
その光景を見て俺とユナは唖然とする。
「ふぅ、では説明させていただきますね?って、どうしたのですか?」
「いや、もういいです。これが、天才の力だと思い知ったので…」
「?まぁ、大丈夫ならお話させていただきます。先程も言った通り私はAIです。私はこの世界でマスターを探しそのマスターの力になるように、との任務を与えられていました。そのマスターになる条件というのは私の場合は、人を思う心。ハチさんにはその心があったため、私のマスターとして任命させて頂きました。」
「なるほど、茅場はこんなAIも用意していたのか…ん?待ってください、いま、条件の話をした時私の場合はって言いました?」
「はい、言いましたけど…」
「ってことは、AIはあなただけではないということですか?」
「はい、私以外にもAIは作られています。確か…私含めて5体ほどだったはず。」
まじか、ってことは他のやつもAIを見つけることはあるってことか。
「あ、私からも質問いいですか?」
と、ユナが今度は質問をする。
「さっき、サクヤさんと契約したあとハチの動きがっていうかスピードが上がっていた気がするんですけど…」
「ああ、その事ですか。それは、私のスキル『比例』ですね。」
「比例?」
「はい、比例とはマスターのステータスに合わせて私の能力も上がってく、ということです。なのでマスターは俊敏が高いので私の場合は重さがどんどんと減っていくということですね。逆にマスターの筋力、攻撃力が高かったら私はどんどんと重くなっていく、ということです。」
は?何そのスキル。めちゃくちゃ強いやん…
「デメリットとしてはマスターのスキルセット欄の1つをその比例で埋めてしまうということですかね。」
いや、それは全然デメリットじゃない気がする。
「あ、あともう1つ。マスター、私はあなたの従者ということになっておりますので、私の事はサクヤ、と、呼び捨てで呼んでくださいね。」
「…はぁ、分かったよサクヤ。とりあえず色々とやばすぎて頭が整理出来てないがそれはサクヤを武器として使っていけば分かるか。」
「ははは…ハチってもう、チートじゃない?」
「失敬な…って言いたいところだが、否定出来ん。って!やべぇ!ボス攻略!」
と、俺は焦って時間を見る…まだ間に合うか?いや、ギリギリだな…
「今から走れば…ん?メール来てるな。アスナから…『ハチ君、ボス攻略、来れない?』あー、この文の区切り方、確実に怒ってる…まぁ、しょうがないか。今から走って戻れば…「ハチ!あそこに扉が…」」
と、俺が考えているとユナが声を上げる。
扉?ほんとだ…、もしかしたらあそこから外に出れるかもしれん…
「行ってみるか。」
と、俺たち3人は扉に近づく。
そして俺はその扉を開けた。
そこには上へと続く階段があった。
「もしかしたら、ここから外に…」
「行ってみる価値はありそうだな。どの道、戻ったりしたら時間がかかりすぎるからな。行ってみるか。」
そうして俺たち3人は階段を駆け上がる
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~15
大学進学したこともあり、なかなか投稿できなかったんですけど、落ち着いてきたので久し振りに投稿します。
できればこれからは早目に投稿したいと思います。
それでは、本編をどうぞ
「はぁはぁ、まだ地上につかないのか・・・」
ダンジョンの最奥にいたボスを倒してから、一時間が経過したがまだ地上の光は見えてこない。
ボス攻略の時間も刻々と迫っている。
他のメンバーからのメッセージも着々と増えていく。
『ハチ君、今どこにいるの?』
『ハチ、今どこ~?みんな心配してるよ~?』
『ハチ君、まだですか?』
『ハチさん、どこにいるんですか?』
『ハチ、何をしてるのかは、わからないけどなるべく早く来てね?』
『ハチ君、あと30分で攻略に出発しちゃうよ?』
『ハチ、早く来なさいよ』
上から、ホノカ、モカ、サヨ、アコ、キリト、アスナ、リズである。
俺も、メッセージを送りたいが、なぜか、この洞窟の中ではメッセージを送ることができないのである。
だからめっちゃ急いでいるのだ。
「ハチ、ボス攻略間に合うの?」
と、後ろからユナも心配そうに聞いてくる。
「わからん、この洞窟があとどれくらい続いているかによるな。
サクヤ、この洞窟があとどれくらい続いてるのかわからないか?」
「すみませんマスター、私は、この洞窟から外に出たことがないのでわからないです。」
なるほど、サクヤは茅場につくられてからずっとこの洞窟にいたのか。
じゃあわからなくて当然か・・・
それから30分走り続けると、ようやく外の光が見えてきた。まだ遠くにだが・・・
「やっと外の光が見えたか。」
「そうだね、やっとだね」
だが、攻略はもう始まっているはず、俺は心の中であいつらが死なないことを祈りながら光に向かって走る。
そして、10分ようやく外に出ることができた。
「ここは、洞窟の近くの森か?」
「うん、そうみたいだね。」
なら、迷宮まではそう遠くないはずだ。
「俺は、攻略組と合流するけどユナはどうする?」
「私は・・・私もいっしょに行ってもいいかな?私もこの世界から抜けるために何かしたいと思ってたから」
まぁ、ダンジョンに潜ったおかげでユナのレベルも25まで上がったらしいし、こいつの実力なら攻略組に混ざって攻略したとしても大丈夫だろ、と思いその申し出を俺は了承し、迷宮区へと急いだ。
そしてまたまた10分、ボス部屋の前についた。
「よし、準備はいいか?」
「うん、大丈夫。」
とは言ってるものの、ユナはまだふるえていた。
「大丈夫だ、心配しなくても危ないときは、俺が助けてやるから。」
そういい頭をなでる
「むー、そういうのずるいと思う・・・
もっと好きになっちゃうじゃん」
なんかユナがボソッと言っていたがなんて言ったんだ?まぁいいか。
「よし、いく「あれ、何でここにいるんだハチ。」アルゴ?」
後ろを向くとアルゴともう一人男がいた
「そいつは?」
「いろいろあって攻略に連れてきた・・・ってそれよりもお前、何でまだ中にいないんだ。もう攻略はって、そんな話をしている場合じゃない、早く中に入るぞ!」
と俺の腕をつかみ引っ張る
「お、おいどうしたんだよそんなに慌てて」
「ボスの情報がβテストのときと変わってたんだ。このままだとみんなが危ない!」
「マジかよ!わかった行くぞ」
そうして俺らもボス部屋の中に入った
頼む、みんな生きててくれよ・・・
はい、どうでしたでしょうか。
次回は8月に入るか入らないかくらいのとこで投稿すると思います、もしかしたらはやくなるかもだけどw
ではまた次回会いましょう。
アディオス
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~16
とりあえず、テスト前なんで息抜き程度に書いてます。
内容はいつも通り雑魚いんでそこのところはよろしく~
俺とユナ、アルゴと知らん奴の4人でボス部屋に入る。
中に入ると、誰一人として立っていなかった。
どうやら麻痺状態になっているらしい。
「間に合わなかったか!」
ボス部屋の奥には王冠を被ったモンスターが佇んでいた。
あいつがこの状況を作り出した張本人らしい。
俺は、すぐに行動を始めた。
とりあえず、麻痺を治す薬は無いから今麻痺状態のやつはどうにもならない、だから、麻痺が解けるまで俺がタゲを取り、ユナとアルゴ、知らん奴の3人で麻痺状態のやつらを安全な所に移動させる。
その旨を3人に伝えすぐにボスに向かって走り出す。
「ハチ君!?」
「おお、ホノカか。すまんな、メッセージを返せなくて。あと、遅れて。」
「もう、ほんとに心配したんだからね!」
「悪かったって」
「それでハチ君、もしかしてだけどボスに1人で挑む気なの?」
「いや、お前たちが麻痺状態から回復するまでの間のタゲ取りをするだけだ。」
「そっか、ごめんね、私たちのせいでハチ君を危ない目に合わせちゃって・・・」
「いや、大丈夫だ。それに、俺は、お前たちをもとの世界に戻すために死なせないって心に誓ったからな。」
「・・・ありがとハチ君。それであのボスのことだけど・・・」
それからホノカにあのボスの攻撃方法について聞き、ボスのもとへと急いだ。
「さてと、行きますかね。サクヤ!!」
「はい、マスター!」
そういってサクヤは俺の手を取る。
『ステータスコネクト・・・完了
電脳戦姫 No.0 朔夜 コネクト』
そして、サクヤは前と同じ刀へと変わった。
後ろでなんか騒いでるが気にしない。
俺はボスへと向かって走る。
「いくぜ、あいさつ代わりだ。」
ボスは、走ってくる俺を見ると攻撃を仕掛けてくる。
俺はそれを避け、そのままボスの腕をつかみ鉄棒の逆上がりの要領で半回転しボスの腕に乗る。
「暁流 型付 弐ノ型 『風車』」
俺は、ボスの顔の前に飛び連続回転斬りを放つ。
そして、まずはボスの視力を奪った。
そしてそのまま
「暁流 型付 肆ノ型 『両断』」
相手の体の真ん中を縦に斬りつけた。
(やっぱ、このデカさじゃ真っ二つには出来ねぇか…だが、視力は奪ったな。
あとは…)
「暁流 型付 参ノ型 『流れ水』」
八幡は地面に着地するや否やボスの後ろへと回り込み両脚の腱を斬る、その動きはまるで流れる水の様だった。
(さてと、ボスはこれで聴覚、嗅覚、腕くらいしか働かせる部分が無くなったわけだ、多分全員復帰する頃だろうから俺の仕事はそろそろ終わりだな。とりあえずもうちょいHPを削っておくか)
俺はほとんど動くことの出来ないボスに、前まで使っていた曲刀をぶっ刺す。
そしてその曲刀を放置し、ボスの弱点である額をひたすら刀で斬り続けた。
そして…パリィーン
…あれ?あいつら待ってからボスを殺るはずだったのに倒しちゃったんだが…
(そりゃそうです。マスターの攻撃力は私のスキルで、微量ながらupしているんですから。)
あ、そっか…
その後はみんなの麻痺が解け、質問攻めだ。
まずはサクヤの事、それからダンジョンのこと、なんで連絡しなかったのかなどなど、色々と聞かれて大変だったハァ
その後は3層へと進み、宿を探す。
そして、ヨウの提案により、ギルドを作ることにした。
メンバーは俺、ホノカ、モカ、サヨ、アコ、スノウ、アリサ、マッチ、イッキ、ステラ、ヨウ、トミー、タケ、キリト、アスナ、リズベット、そして1層と2層のボス攻略の時にお世話になったエギルも俺達のギルドへと入ることになった。
「んで、ギルドの団長はどうする。俺は言い出しっぺのヨウでいいと思うんだが…」
「いや、このメンバーをまとめるのは俺には荷が重い…」
「私はハチくんがいいと思う!」
ちょっとホノカさん?
「そうですね、ハチさんがいいと思います!」
いやいや、アコまで…
「うん、ハチでいいんじゃない?」
おい、キリト…
それからは早かった。
皆がホノカの提案に乗り、結局俺が団長、そして俺を推薦したホノカを無理やり俺が副団長にした。
「はぁ、なってしまったものはしょうがない。
で、ギルド名は?」
「団長、決めてくれ。」
おい、ヨウ…
「うん、団長が決めるのがいいんじゃないかな?」
あ、これさっきと同じやつやん。
はい、同じでしたね、俺が決めるらしいです…
「はぁ、ギルド名ね…マッ缶」
俺はそう呟く。
「ふざけてんの?」
あ、隣のリズには聞こえてしまったらしく、鬼の形相で俺を見てる…怖いよリズ、その顔。
「うーむ…じゃあ《OPEN UP THE FUTURE》、略してOTF。どうだ?」
「なるほど、未来を切り開く…か。僕はいいと思うよ。」
「うん、私もいいと思うわ。」
「アコもカッコイイと思います!!」
「なかなかイカした名前付けたじゃねぇかハチ。」
と、皆が了承してくれた。
というわけで、これから俺達、OTFのSAO生活が始まろうとしていた。
いやー、ギルド名とか思いつかなくて、咄嗟に出てきた言葉を英語にしたやつを名前にしてしまった…
まぁ、ちょっとカッコイイと思ってしまったから良しとしましょう!
というわけで、次の更新はいつになるか分かりませんが気長に待ってて貰えるとありがたいです。
次回おあいしましょう!
アディオス!!
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~17
俺達は3層にてギルドを作り、全員で攻略を続けた。
途中で2層のボス攻略の後に別れたユナと再開し、ギルドを作ったことを言うと、ユナも入りたいとのことなので、それを俺は了承し、ユナもギルドの一員となった。
また、アルゴと2層のボス攻略の時にいたネズハについても同じで、アルゴはうちのギルドの専属の情報収集員、ネズハはギルド専属の鍛冶、裁縫屋としてギルドに入ってもらった。
あとは、クラインと再開もした。
なんでも、クラインもギルドを作ったみたいで、俺たちと協力の関係を築いてもらった。
そうしてなんだかんだ言って今は25層まで到達した。
まさか1年もかからずに25層まで到達できるとは思ってもいなかったからビックリだな。
「さてと、とりあえず今日はギルドの拠点を新しく置きたいからそれの下見に22、23層にでも行くかな。」
そう、今までは拠点として4層にあったカフェを使って集まっていたがそろそろギルドの拠点が欲しいとの話になったので、それの下見にいつか行こうと言う話になっていたのである。
「あ、私もついて行っていい?」
「アコも行きたいです!」
「アスナとアコか。別にいいぞ。」
というわけで3人で今日は拠点探しに出かける。
最初は23層に訪れた。
「23層は比較的に広いのは覚えてるんだが、しっかりと見て回ったことは無かったな。」
「そうだね、私達は攻略のことで頭がいっぱいだったしね。」
「そうですね、でもでも、今日はゆっくりとできる日ですし、しっかりと見て回りましょう!」
というわけで俺達は23層の東側から見て回ることにした。
それからは3人で話しながら23層を回った。
アスナもアコも最初の頃よりはだいぶ仲が良くなったと思う。
俺としても安心だな。
アコはもう妹みたいなものだからな、心配にもなる。
あとはスノウとアリサもだな。マッチは…まぁ、あの感じからすると大丈夫そうだ。
「あ、ここって最初に来たところじゃない?」
と、アスナが言う。
もう23層を一周したのか…案外早かったな。
「アコちゃんは23層で良さそうな家ってあった?」
「うーん…あんまり無かったです。アスナさんはどうでしたか?」
「私もかな〜。ということで、22層に行こっか。」
あれ?俺抜きで話が進んでるぞ?
…はぁ、いいか、俺もあんまり好みの家がなかったから。
と、言う訳で22層に来た。
「さてと、じゃあこっちも23層と同じように見て回るか」
「そうだね」
「じゃあ、行きましょう!」
まずは東側から見て回る。
そこからどんどんと西へと進んでいくが22層もあまり良さそうなところはない。
「はぁ、あんまり良さそうなところはないな…」
「うん、やっぱりゲームだからなのかな?」
「うーん、ゲームの中にもマイホームが凄いやつとかもあるんですけどねー。このゲームは無いのかな?」
アコの言う通りかもしれないな…
と、そんなことを話していると湖が見えてきた。
「わぁ!こんな所に湖がありますよ!」
「ここはいい場所だな。なんて言うか、ゲームだけど空気が美味しい感じがする。」
「あ、それは私も感じるよ。」
と、湖の周りを歩いていると…ピコンッ
と、音が鳴る。
「これは…」
「ホームの購入画面ですよハチさん!」
「ここはいい場所だし、ここに決めてもいいんじゃないハチくん。」
「ああ、俺もそう思ってた。アコとアスナはここでいいのか?」
と、俺は聞く。
「「もちろん!」」
「よし、わかった。」
という訳で俺はこのホームを購入。
そのあとギルドのホームになるように設定した。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~18
「うわぁ、ひろーい!」
俺とアスナとアコはホームをみつけ、購入した後、ギルドメンバーを集めた。
そして今はホームの中にいる。
とりあえず、メンバー全員分の部屋と他に、風呂、キッチン、リビング、修練場付きという最高の物件だということを中に入ってみて感じた。
いや、ホントに…
まずもって、外から見れば3階建ての普通の家だと思ってたんだよ…
中に入ってみたらなんか地下の入口があったんだよな〜。
そして、地下に行くともう…やばかった。語彙力崩壊するくらい広かった…。
という最高物件をゲットできた俺ら。
今はホームでくつろいでいる。
と、そんな時、俺に一通のメッセージが届く。
「…は?」
そのメッセージを読んだ俺はすぐさま外出の準備をする。
「どうしたのハチくん?」
俺が急いで外出の準備をしているのを不審に思ったホノカ達が俺にそう聞いてくる。
「とりあえず、急ぐから手短に話す。
キバオウたちのギルド、アインクラッド解放軍が壊滅した。」
『え…』
それを聞いた皆は驚いている。
まぁ、そりゃな、俺も聞いた時はこんな顔していたんだろうしな。
「とりあえず俺はキバオウのギルドに言って詳しい事情を聞いてくる。お前らはここで待機を、今後の方針が決まったら伝えるから。」
そう言って俺はアインクラッド解放軍のホームへと向かった。
「キバオウいるか?」
「ああ、ハチはんか。すまん…今回の件はワイの責任や。」
と、キバオウは悔しそうにしていた。
とりあえず事情を聞かないとな。
「何があったんだ?」
「今回の件はアインクラッド解放軍のワイト とは別の派閥が起こしたことなんや。
元々、アインクラッド解放軍にはワイの派閥ともう1人、ワイトと言うやつの派閥で別れてたんや。」
「なるほどな、今回の件はワイトの派閥が起こしたということか。」
「そうや、ワイは止めたんや。けど、止めきれんかった…すまん」
「いや、キバオウは悪くないさ。」
「そう言って貰えると救われるわ。」
さてと、とりあえずもうひとつ聞いとかないとな。
「これから攻略はどうする。」
「一旦手をひこうと思う。勝手やけど、今の人数だと足を引っ張るのがオチや。」
やっぱりか…だが、ここでキバオウ達を無くすのは惜しいな。
何か手は…ある。
「なぁキバオウ、良ければの話だ。お前さえ良ければ、俺たちのギルドと合併しないか?
いや、俺たちのギルドに吸収されないか?」
と、俺は一つの案を出す。
「吸収か…」
「ああ、今お前たちの力をなくすのは惜しい、それにお前だってまだ攻略はしたいだろ?
まぁ、今のは一つの案として出した案だ。
お前が嫌なら断ってくれても構わない。」
「…わかった。
ハチはん、いや、団長。
これからよろしくお願いしますわ。」
と、キバオウは答えてくれた。
「こちらこそだ、俺達も戦力の強化は目標だったからな、礼を言うぜキバオウ。」
こうして壊滅状態のアインクラッド解放軍は俺たちのギルドに吸収された。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~19
俺たちのギルドとキバオウたちのギルドが合併してから1週間が経った。
俺たちはこの一週間、リンドたちのギルドと話をしたり、全員のレベリングなどをして、25層攻略のための下準備をしていた。
そして、今日はその25層攻略の攻略会議の日である。
「あー、みんな集まったか? よし、とりあえず攻略会議を始めるか。
まず、はじめに、、、、」
と、俺の号令によって始まった。
そして、
「よし、じゃあパーティーを組んで「済まない、ちょっといいだろうか。」ん?」
と、パーティーを組もうとした時、誰かに声をかけられた。
「えっと、誰だ?」
「私はヒースクリフ。攻略会議の場所はここであっているだろうか」
「ああ、合っているが...」
「そうか、まず初めに、遅れてすまない。私のギルド『血盟騎士団』のメンバー30名もボス攻略へと参加させて頂きたい。」
と、ヒースクリフと名乗る男の後ろから同じような色合いの制服を着た奴らが後ろから出てきた。
「ふざけるな!遅れてきてお前たちも攻略に参加させろだと?」
と、リンドたち。
「落ち着けリンド。ヒースクリフとか言ったか?ボス攻略は遊びじゃない。命懸けだ。それをわかってここに来たんだろうな?」
「ああ、もちろん。」
「そうか、じゃあ聞かせてくれ。お前らレベルはいくつだ?俺たち攻略組は30後半がほとんどだ。それよりも低かったらただの足でまといにしかならない。」
「フッ、私たちのレベルか。私のギルド『血盟騎士団』の平均レベルは38だ。」
は?
ザワザワザワザワ
嘘だろ?38が平均だと?
「そんな馬鹿な!お前らは前回の攻略にいなかったはずだ、なのに一気にそんなにレベルが上がるはずがない!」
「ならば、私と手合わせするかい?」
と、ヒースクリフ。
「私の実力が君たちと同等かそれ以上なら信用してもらえるだろうか。」
実際、ヒースクリフも前回までの攻略にはいなかった。
なら、ヒースクリフが俺たちと同等かそれ以上の実力だったら、信じるしかないだろう。
「分かった、俺が相手をする。」
と、俺は前へ出る。
「ハチくん!?」
と、うちのギルドの奴らは驚いているが、ここでレベル最高の俺が出れば大体の実力は分かるはずだ。
「よろしくお願いしよう。OTFのリーダー。」
「ああ。」
こうして俺とヒースクリフの決闘が始まる。
「いくぜ朔夜。」
「了解です、マスター。」
そう言って刀へと変化するサクヤ。
「ほう、そんなものがあるのか。」
「驚かないんだな。」
「いや、内心は驚いているさ。」
こいつはどこか怪しい。
俺は警戒しつつ、構える。
ヒースクリフも盾を構えた。
そして、決闘スタートの合図がなる。
俺はそれと同時に走り出した。
「速い!」
と、観客は叫ぶが、ヒースクリフは動じていないように見える。
「はぁぁ!」
と、俺は刀を振るが、盾にとめられる。
それからは同じような攻防が続く。
俺が速さでヒースクリフの後ろをとるが、ヒースクリフはそれに反応し、縦で防ぐ。
それの繰り返しだった。
「ハァハァ」
「これで信じて貰えたかねハチ君。」
信じるしかないようだ。こいつの実力は本物だ。
だが、このデュエルは負けるわけには行かない!
「これで決めてやる、ヒースクリフ。 暁流 型付 拾ノ型 『天舞 朧夜』」
と、俺は今出せる全力のスピードでヒースクリフとの間合いを詰める。
そしてそのまま横凪に刀を振る。が、盾に防がれる
「その攻撃は見飽きたよハチ君。」
と、ヒースクリフは言う。
が、俺の攻撃はまだ終わりじゃない。
盾に防がれた時の反動を活かし、そのままヒースクリフの後ろへと回る。
「何!?」
そしてガラ空きの背中に一太刀を加え...!?
るはずだった。が、俺の刀は止められ、逆に俺は攻撃を食らっていた。
「は?」
おかしい、今のは俺の勝ちだったはずだ。
あそこからの方向変換で、俺の刀を止めるなんて人の動きでは無理だ。
...ヒースクリフ、こいつは怪しい。
何かを、重大な何かを隠してやがる。
と、俺は決闘に負け、ヒースクリフの怪しさを悟ったのであった。
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~20
ヒースクリフとの決闘の次の日、25層の攻略が始まる。
昨日のヒースクリフとの決闘のことはとりあえずは頭の片隅に置いておき、今は25層を攻略する。
「よし、今回は今までとは違い敵も強大な力を持っている。皆、気をつけてかかるぞ!」
と、リンドが声をかけ扉を開ける。
そして俺たちはボスと対峙した。
ファフニール、今回のボスの名だ。
「アスナ、スイッチ!」
「了解!」
と、それぞれがスイッチを繰り返し攻撃を掛けていく。
俺はと言うと1人でやってる。
何故かって?
理由としては、俺のスピードを活かすためと言うのが1番だと思う。
今現在の攻略組で俺のスピードについてこれるやつはまず居ない。
だからこのスピードを活かして戦えるよう誰とも組まずに戦っている訳だ。
誰に説明してんだ俺は…
「おっと、あぶね」
そんなことを考えていると攻撃が俺に向かって飛んでくる。
それをしっかりとかわし、攻撃に移る。
そんなこんなで20分、今回はキバオウのギルドの損害はあったものの、それ以外に損害が出づにボスを攻略できた。
多分、連携が上手くいっていたのと、アルゴの情報のおかげだろう。
と、言うわけでアクティベートは他の奴らに任せ俺らはギルドホームへと帰ってくる。
そして俺は昨日のヒースクリフとの戦いを思い出していた。
あそこで攻撃が入らなかった意味がわからない…
俺はやつの後ろを取り攻撃を入れたはずだ、反応して、 あまつさえカウンターを食らわせるなんてまず人の動きではない…
とりあえずアルゴにヒースクリフについて調べさせるしかないか…
俺はアルゴにヒースクリフについて調べさせることにした。
アルゴにヒースクリフを調べさせ初めてから時間がたち、俺たちは今38層にいる、そして今日でSAOに囚われてから1年が過ぎようとしていた。
今は順調に攻略が進み死者も出ていない。
キバオウたちも前線へと復帰を果たし、頑張ってくれている。
だが、一つだけ良くない噂がたっていた、PKギルドができたと言う噂である。
PK、プレイヤーキルの略称だ。どのゲームにもそのような事はある、だが、このゲーム内では違う…このゲーム内でのPKとは人殺しだ。
そんな噂があるということで今日は臨時のギルド会議が開かれる。
参加者は、俺、リンド、ヒースクリフ、キバオウの4人だ。
「とりあえず、この噂についてだが、真相を調べた方がいいだろう。」
と、リンド
「俺も同感だ、このゲーム内でのPKは人殺し、そんなことをする奴らは見過ごせねぇよ…」
「せやな、とりあえずワイらは下層の方にギルドホームがあるから、下層の方を調べておくわ」
「ならば私たちは25層から30層辺りを見回ることにしよう、何かあったらハチくんに知らせる。」
「そうだな、ハチに俺達も知らせることにする。頼むぞハチ」
「わかった、とりあえずこちらでも調べておく」
と、言う感じで解散となった。
PKギルドの出現か、俺のギルドのヤツらは殺させない、何としてでも俺が守り抜く、たとえPKギルドを壊滅させてでも…
すみません、SAO編は50層で完結とします。
理由としてはこのまま原作通り75まで行ってしまうと八幡のレベルがバカくそ高くなりかねないからです。
とりあえずラフコフとの戦い、シリカとの出会いはその間に入れるつもりですのでお楽しみに
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~21
その後はとりあえず現実世界の話をしつつ、ALO、もしくは魔法世界との邂逅みたいな感じでやっていきたいかなー
いま、俺たちの攻略はどんどん進んでいる、そして、やっと昨日、49層にたどり着いた。
その間もPKギルドについて調査は進んでおり、とりあえずPKギルドの名前、特徴、そして主要メンバーがわかってきていた。
そして俺たちは今アルゴの頼みである階層のある場所で見張りをしていた、、、
ちなみに俺たちとは俺とキリトとアスナの3人だ。
他のメンバーはとりあえずPKギルド、ラフコフの調査へと赴いている。俺としてはあまりPKギルドの件にはメンバーを巻き込みたくはないんだが…
っと、そんなことを誰かに説明しているあいだにこちらの方も動きがあったか、
「嘘、ピナ、ピナ!」
その声の方を向くと1人の少女がドラゴンを抱えて泣いている、周りには複数のモンスターがいた。
なるほど、彼女がアルゴの依頼にあったビーストテイマーか、とりあえずアルゴにはこの少女を助けろという指示を受けたため3人で周りのモンスターを蹴散らす。
「大丈夫か?」
「は、はい…でも、ピナが…」
「ごめんね、私たちがもっと早く来ていれば、貴方の使い魔も助けられたかもしれないのに…」
と、アスナが声をかける
「…あ、そう言えばさ、使い魔ってプネウマの花で生き返らせれるんじゃなかった?」
と、キリトが言う。
ああ、そう言えばそうだったな
「ホントですか!?プネウマの花…それってどこに行けば」
「あー、確か47層だったか?」
「うん、確かね」
「47層…私じゃ行けない…」
「…なんなら俺達が着いていくぞ?」
「ええっ!?そんな、悪いです。私がレベルを上げて今度取りに行きます!」
「あー、プネウマの花で生き返らせれるのは死んじゃってから3日間のみなんだ…」
と、キリトが言うと少女は諦めの表情をうかべ
「すみませんが、よろしくお願いします」
と、俺たちに言ったのであった。
さて、場所は変わり宿、今は47層についてシリカに説明しているところだ。
ん?名前?ああ、さっきみんな自己紹介したんだよ。
「まぁ、47層の敵は植物系が多い、気をつけろ。」
「それと、花の近くはあまりモンスターはいないかな、その道中はすごく多いから死なない程度に頑張ろう!」
「とりあえず、毒とかにも気をつけてね、植物系モンスターは毒を使ってくるモンスターが多いから」
「なるほど、わかりました!」
とまぁ、こんな感じで47層について教えているわけだ。
…ん?
「…」
「どうしたのハチくん」
俺はドアに近づき…開ける
すると、誰かが走っていくのが見えた
「聞かれてたか…」
「多分、ロザリアさんのパーティーメンバーだと思います、あっ、ロザリアさんって言うのは私の元パーティーメンバーの方で……」
ロザリア…アルゴの言ってたやつか…
オレンジギルド、タイタンズハントのリーダー…明日は気をつけた方が良さそうだな。
そうして、次の日を迎えた…
はい、こんな感じでどうでしょうか…
今回も私の駄文を読んで頂き光栄でございます!
とりあえず、シリカ編2編構成、ラフコフ2編構成、ヒースクリフ2編構成、との考えに至りましたのでだいたいSAO編は後6、7話で終わります!
多分!
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~22
翌日、俺たちは47層に来ていた。
理由は言わずもがなプネウマの花を取りに来た。
「皆さん、すみません。付き合わせてしまって…」
と、改まって申し訳なさそうにするシリカ。
俺はシリカの頭に手を乗せ
「大丈夫だって言ってるだろ?
それに、シリカは妹みたいだからな、ほっとけないんだよ。」
と、撫でながら言った…ん?撫でながら?
シリカを見ると顔を赤くして俯いていた。
横では2人がジト目でこちらを見ている。
「す、すまんシリカ。
昔、妹にやっていた時の癖でつい…」
「い、いえ。嫌じゃなかったので大丈夫です。むしろ…」///
「ん?」
「い、いえ!なんでもないです。」
と、シリカは言って黙ってしまった。
やっぱり怒らせたかな…後でもう一度謝っておこう。
そんなことがありながらも俺たちはどんどん進んでいく。
「そう言えばさ、ハチくんはヒースクリフさんのことはどう考えてるの?」
進んでいく途中、アスナがいきなりそんなことを聞いてくる。
キリトも興味があるようでうなづいている。
シリカは首を傾げていた。
「そうだな…単刀直入に言うと、ヒースクリフは多分茅場晶彦本人だと踏んでいる。」
「その根拠は?」
と、キリトが質問してくる。
「まず1つめはレベルだな、あまりにもはやく上がりすぎだ。今は多分俺とそう変わりはないと思う。」
多分、ヒースクリフは血盟騎士団を効率がいい狩場でレベリングさせてるんだろうな。俺らの知らない、効率がいい場所で。
「でもさ、なんでヒースクリフは血盟騎士団のレベリングをしてるの?自分からしたらそれは敵に塩を送ってる行為じゃない?」
まぁ、キリトの意見は最もだ。
「ヒースクリフにとっては警察に捕まるとか、その辺は関係ないんだろうな。あいつは自分のつくりあげたゲームをただ、純粋に楽しみたいんじゃないかと思う。ひとりのプレイヤーとして。
そして2つ目、今まで見てきたがあいつはボス攻略でHPが黄色以下になった事がない。あいつのユニークスキルの影響もあるかもしれないが、それにしてもおかしいと俺は思っている。
そして3つ目が俺との決闘の時のあの反応速度、おかしすぎる。」
「なるほど、それを聞くとヒースクリフが茅場晶彦説はあるかもしれないね。」
と、そんな話をしているうちに目的地に着いた。
「まぁ、この話は置いておいて、今は目的を果たそうぜ。
ほら、シリカ。」
そういいプネウマの花を指さす。
シリカはその花に近づき取る
「これが、プネウマの花」
「ああ、とりあえずそのまま持って帰って生き返らせてやりな、ここで生き返らせても帰りに死んだら元も子もないからな。」
「はい、わかりました。」
そうして、俺らは歩きだそうとするが前に5、6人くらいの人が出てくる。
「ロザリアさん…」
「あらあら、シリカじゃない。奇遇ね」
そうしらばっくれるロザリア
「…狙いはなんですか」
「それよそれ、あんたの持ってるやつ。それをあたしに頂戴?そうすれば命だけは見逃してやるわよ?」
と、シリカに問いかける
そこにキリトが話しかけた
「それは出来ない相談だね。それはシリカちゃんが取ったもの。大切な存在を生き返らせるために…」
「ええ、そうよ。だからお引き取りしてもらっていいかしら」
と、キリトとアスナがシリカの前に立ち塞がる。
「あ、そう。じゃあいいわ。お前ら…やりな。」
ロザリアが指示を出すとほかの奴らが動き出す、ってかこいつらオレンジかだったら攻撃しても問題ないんだったな。
「アスナ、キリト、シリカを頼む。」
そう言って俺は刀を抜く、今日は朔夜では無い。
理由はまぁ、置いておくとして
俺は最大限出せるスピードで敵を気絶させる。
「…え?」
敵も驚きこのザマだ。
「はぁ、アルゴー。見てんだろ?これでいいだろ?」
俺はその辺にいるだろうアルゴに呼びかける。
「にゃはは、さっすがハチだナ。十分サ」
そう言ってその辺にころがっているオレンジのヤツらを黒鉄宮へと送っていくアルゴ。
俺はその間にロザリアへと近づいた。
「ひっ!?」
「ロザリア、お前は人を殺して楽しかったか?」
「な、何よいきなり!ええ、楽しかったわ!怯える雑魚たちを殺すのは!」
「そうか…だったら、お前も死ね。」
自分でもびっくりする程恐ろしく低くそしてさっきの籠った声がでた。
そして刀をロザリアの首にあたるギリギリで止める。
「…と、思ったがここで殺したらお前らと一緒だからな。お前は黒鉄宮で頭冷やしときな。」
そう言って、黒鉄宮への門を開く
「はは、そんな甘い考えで生きていけると思わない事ね…ラフィンコフィンの奴らは私なんかよりも殺しを快楽とおもっているヤツらばかり、あいつらは変態よ!あんたらもあいつらに殺させるといいわ!!」
そう言って消えていった。
ラフィンコフィン…
これはそろそろ被害を抑えるためにも、討伐を考えるべきだな…
多分、黒鉄宮送りは全員は出来ないだろう
俺は、あいつらを守れるなら人殺しだってなんだってしてやる…本物を守れるなら
???「ふ、まさかこんな心構えのやつがこの時代におるとは…」
???「ああ、こいつなら私たちの力を自分のために悪用はしないと思うがどうだね?」
???「ああ、こいつなら…」
最後、口調ムズいな…
わかる人は分かるかも。
ただ、わからない人は多分ネタバレがあれば納得すると思います。
まぁ、ラフコフ編で多分出ます。
それまで待っててね!
では、see you again.....(/_・、)/~~
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~23
うちのバイト先もコロナの影響で人が少ないw
という訳で暇なんで書きました。
ラフコフ編1話ですね。
ここで八幡のユニークスキルが出るかも?
しれない?
です。
ロザリア達を黒鉄宮へと送った次の日、俺は早急にギルド会議を開いた。
理由はラフィンコフィンについてだ。
「今日集まってもらったのは他でもない、ラフィンコフィンについてだ。
単刀直入に言う、俺はラフィンコフィンの討伐をすぐにでも行うべきだと思う。」
そう、今現在ラフィンコフィンの影響により攻略が進めることが出来なくなっている。
だから、今後のためにもラフィンコフィンの討伐は最優先事項だと俺は思っている。
「ああ、私も賛成だ。ラフィンコフィンは流石に危険すぎる。すぐにでも討伐すべきだ。」
と、ヒースクリフ。
こいつもラフコフについては予想外だったのだろう。
「そうだな、ならすぐにでも奴らのアジトを暴き、攻め込む用意をした方がいいか。」
と、リンドが言う。
「それやったら問題あらへんで、うちのメンバーと情報屋の協力のおかげで、ラフコフのアジトはあらかた目星がついとる、せやろハチはん?」
「ああ、アルゴに聞いたところ33層当たりがラフコフのアジトだと思われる。」
「そうか、ならば話は早い。早速それぞれのギルドに通達し討伐隊を結成。そして討伐を結構すべきだろう。」
「ああ、俺も賛成だ。という訳でそれぞれ、ギルドメンバーに通達し、また明日この場所で会議を行う。その時に討伐について話をすることにしよう。」
ということで今回の会議は終わった。
「つうわけで、ラフコフの討伐という任務が入った。けど、この作戦、俺だけ参加する。だからみんなは待っててくれ。」
「そんなこと言われてわかった、なんて言うはずないでしょ。」
と、キリト。
「私達も行くよ!ラフコフは許せないもん!」
と、ホノカ。
他のみんなも、2人の意見に賛同していく。
まぁ、そうなるとは思ってたからしゃあないか…
「はぁ、まぁそうなるよな。わかったよ。ただ、絶対に死ぬなよ。全員生きてここに帰ってくる。それが絶対だぞ。」
「「「「「おぉぉ!!」」」」」
というわけで、今回のラフコフ討伐に参加するのは、俺、ホノカ、アスナ、キリト、モカ、サヨ、ヨウ、タケ、トミーだ。ほかのメンバーは今回の討伐には参加させるのは止めた。
まぁ、今回は相手を殺すことになりかねんからな。
だから皆には来て欲しくなかった…だが、しょうがない。できるだけ、俺が…
そしてついに討伐の日になる。俺たち攻略組は33層のラフコフアジトの前まで足を進めていた。
「よし、では皆気をつけていこう。」
そしてヒースクリフが突撃の合図を出そうとしたその時だった。
俺の索敵スキルに多数の敵反応がでる。
「!?まずい!ヒースクリフ、囲まれてるぞ!!」
俺はすぐにヒースクリフに言うがもう遅かった。ラフコフは攻撃を開始してきた。
「くっ!読まれていたか。怯むな!敵を追い返すのだ!攻撃開始!」
そうして俺たちと、ラフコフの戦いが始まった。
投稿遅くなりました
とりあえずキリがいいのでここまでです。
なんか、前より文才がなくなってきたきがする…
ま、元々文才なんてないんですけどw
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~24
今、コロナでやることなくなったので、久しぶりの投稿です!
言い訳すると、学業が…辛い。あと、Apexが…面白い。
申し訳ございませんでしたァァ!!
というわけで!
覚えてる人いるんかな…
クソ、ラフコフは俺たちの襲撃を予想してたって言うのか?
ラフコフ襲撃に来た俺たちは逆にラフコフの奇襲に遭っていた。
「これはちょっとまずいんちゃうかハチはん!」
「ちょっとどころじゃない、かなりまずい! とりあえず、殺すな!全員黒鉄宮に送るんだ!」
俺がそう指示をだすと、全員が「了解!」という返事を返す。それくらいの余裕はまだあるらしいな。
俺は俺で、周りの敵の攻撃を受け流しつつ、体術で的確に相手を無力化し、黒鉄宮に送っていく。
とりあえずこの調子なら、1人も殺さずに行けるか…
「へへ、まさかこちらから奇襲しておいて、こっちが押される羽目になるとはなぁ!」
と、後ろから声が聞こえるため、俺は瞬時に振り向き、サクヤで受け止めた。
「おおっと、まさかこの奇襲まで止めるか、ハチ。」
「PoH!!」
「へへっ、イッツ・ア・ショータイム!」
こうして俺とPoHの戦いが始まった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ハァ!」
「おっと、危ねぇ危ねぇ。」
俺とPoHの戦いは一進一退の攻防となっていた。
だが、こいつの避け方、攻撃の仕方はだいたい見切った。
「グッ!?なんでだ、俺の行動が先読みされやがる…」
「これが、お前と俺のレベル、経験の差だよPoH。お前じゃ、俺には勝てない。」
俺がそういうとPoHは俺から距離をとる。
「まぁ、そんなとこだろうとは思ってたぜぇ、俺達がお前らに勝てないのもなぁ。だが、1人、2人くらいあの世に送ることくらいはできる。ザザァ!」
PoHはそういうと同時に俺の方とは違う方に走る。
と同時に赤目のザザも走り出した。
な!?その方向は!
そう、2人は他のラフコフメンバーと戦っているホノカとアスナの方向に走り出したのだ。
「くそっ!」
俺はすぐさま走り出す。が、このままだと追いつけねぇ…
どうする、俺は守れないのか…大切な人たちを…
『力が欲しいか?』
ドクンッ!
『八幡よ、力が欲しいか?』
『大切な者達を守る力が。』
そんなの決まってる…
『欲しいに決まってるだろ!!』
『よく言った!それでこそ
そう声が響くと同時に、俺の目の前が白く染った。
『ここは…心象世界?』
『ああ、ここは君の心象世界だ、八幡よ。』
と、うしろから聞き覚えのある声が聞こえる。
『師匠?』
『久しぶりだな八幡。』
そう、そこに居たのは俺に模倣魔術を教えてくれた師匠だった。
そしてもう1人、金ピカの人がいた。
『誰?』
『ふはははは、我《オレ》に対して誰?とは、愉快な疑問だ八幡よ!』
これはさっき聞こえた声の人…
『まぁ良い。我は英雄王ギルガメッシュその人よ。』
英雄王か…英雄王!?
『え?なんで英雄王が俺の心象世界に!?』
『なぁに、貴様が欲したのであろう?力を、だから私に来てやった迄よ。ありがたく思うがいい!』
『英雄王直々に俺に力を与えに来てくださったのですか!?』
『そうだ。なぁに、そこの弓兵が面白い小僧がいると言うから来てみれば、本当に見てて飽きない人間だったぞ、八幡よ。我達の力を与えるにはふさわしい逸材である!』
『は、はぁ…ん?俺たち?』
『そこは私が説明しよう…八幡よ。私たちは英霊と呼ばれる存在だ。』
『英霊?』
『そうだ、英霊とは所謂霊基を持った英雄たちのことだ。だが、その英霊達が今この世から消滅しようとしている。』
『えっ、なぜ…』
『聖杯の消失によるものよ。』
と、ギルガメッシュ王が答える。
『聖杯の、消失?』
『ああ、私たちは聖杯によって生かされていると言っても過言ではない。その聖杯がなくなりつつある。それにより、私たちの存在が消滅しようとしている。そのため、今、私たちの力を受け継いでくれる人間を探していたのだ。』
『それが、俺…』
『そうだ。』
『その力があれば、皆を…大切な人たちを助けられますか?』
『ふはははは、何を言うかと思えば。我の力があるのだ、そんなこと容易い!それに、他の英霊達の力もあるのだ、貴様が世界最強と言っても過言ではなかろう。』
『そう、ですか。なら受け取らせてください。』
『よく言った!それでこそ我が認めた人間よ!』
そういうとギルガメッシュ王はどこかからか金色の鍵のようなものを取り出した。
『これが、全英霊の力の鍵である。これを八幡、お前の中に組み込む。その際、貴様の脳にはすごい量の負荷がかかる。命に関わるかもしれん。だが、それに耐え切れれば、貴様の中に全英霊が入ることになるだろう。耐え着る自信はあるか?』
『あります!』
『よし!では、受け取るが良い!これが我達、英霊の力よ!』
そう言ってギルガメッシュ王は俺の胸にその鍵を差し込む、と同時にものすごい頭痛が来る。
『グッ!ガァァァァ!!』
痛い、ものすごい痛みだ…だが!これに耐えられなければ、俺も、2人も死ぬ!
だったら、耐え切るのみ!!
『ものすごい理性だな…』
『ふはははは、流石は我が見込んだだけのことはある!それにしてもアーチャーよ、よく見つけたなこの逸材を。』
『私の弟子だからな…』
『さて、八幡よ、私が成しえなかった正義の味方とやらに、君ならなれるかもしれんな…』
『ふっ、八幡よ、その力、使い時を間違えるでないぞ!』
という言葉を最後に俺の意識は遠のいていった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「死ねぇ」
アスナが戦っていたラフコフメンバーを黒鉄宮に送った直後、その声はうしろから響く
「なっ、PoH!?(まずい、間に合わない!こんなところで、死ぬの?私は…ハチくんごめん)」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「死ね…」
ホノカもアスナと同様にラフコフメンバーを黒鉄宮に送った直後うしろから声が聞こえてきた。
「なっ、赤目のザザ!?(これは…間に合わないかな…ごめんねハチくん)」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「させねぇよ…『天の鎖《エルキドゥ》』」
そういうと、何も無い空間から鎖が現れ、PoHとザザを拘束する。
「な、なんだこの鎖はァ!?」
「う、動けん…」
「「ハチくん?」」
「すまん、ホノカ、アスナ、俺が不甲斐ないばかりに、2人を危険な目に合わせてしまった…」
フゥ、間に合った。流石はギルガメッシュ王の力だ…
『ふはははは!我の力ならこんな事造作もないことよ!』
ええぇ、喋れんのか…まぁ心の中だけだからいいか…
「さてと、PoH、ザザ、お前らは俺の仲間を殺そうとした…覚悟は出来てんだろうな!」
「は、ハチくん?」
「大丈夫、殺しはしねぇよホノカ。」
「良かったぁ…」
「黒鉄宮で罪を償え」
「クソがァ!!」
そう最後の遺言を残し、ラフコフの最後のメンバー、PoH、ザザは黒鉄宮へと送られた。
こうして、俺たちとラフコフとの戦いは誰も死ぬことなく終わったのであった。
そして、俺のスキル欄にはエクストラスキル、『英霊王』が追加された。
と、言う訳で
今回はここまでにしておきます。
次は一気にSAOラスト辺りまで飛ぶか、オリジナルストーリーをつけるかのどちらかかと思われます!
とりあえず、頑張って更新頻度を増やしていこうと思います!!
では、また次回会いましょう!
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~25
では、本編どーぞー
ラフコフ討伐が終わって数日がたった。
あの後は色々と大変だった。
まず、質問攻めが多かった…まぁ、みんなの前であんなの見せたらそうなるか…
その後、色々と試したんだが、あの能力はこの世界では1日5回が限界らしい。
それ以上やると俺がぶっ倒れる。
まぁ、だからあまり使い勝手は良くはない。
いや、強いんだけどね?
という感じで数日がたち、攻略組も攻略に戻り始めていた。
うちのギルドでも攻略に勤しんでいる。
今はとりあえず、キバオウ、俺、イッキ、キリトがそれぞれリーダーとして、攻略している。
キバオウが元解放軍のヤツらを、イッキが、ステラ、ヨウ、サヨ、スノウ、アリサの5人、キリトが、アコ、トミー、マッチ、リズ、タケの5人を、そして俺が、アスナ、ホノカ、モカ、シリカ、ユナの5人を連れている。
エギルについては前から店を始めたらしく、そちらの経営に勤しんでいる。
というわけで、俺たちはそれぞれ別れ、攻略に当たっていた。
ただ、俺の頭には今はヒースクリフのことが浮かんでいた。
あいつは何者なのか、あの決闘の時のあの動き、反射のようなスキルでもあるのだろうか…など、考えてしまっていた。
「ハチ、大丈夫?」
と、うしろからユナが話しかけてくれる。
「ああ、ちょっと考え事をしてた。大丈夫だ。」
ま、今は攻略中だ。そのことについては後で考えよう。
攻略を初めてから約2時間が経過した。
ここまで攻略してもまだボス部屋は見つからない。他のみんなも連絡が来ないということは見つけていないのだろう…
「とりあえず、一旦帰るか…」
「そうだね、みんなに連絡しておくよ。」
「任せるわホノカ。」
とりあえず俺たちはギルドハウスへと戻ることにしたのであった。
「まだボス部屋は見つからないか…」
あの後、ギルドハウスへと全員が戻り、攻略について話していた。
「結構広めに見てきたんだけど見つからなかったよ…」
「僕の方も同じく。」
「ワイもや…」
「まぁ、まだ焦るときではないし、慎重に探していこうかね。」
と、言う訳で、今日の攻略は終わり、各々がやりたいことをやって過ごしていた。
次の日の朝、アルゴからのある連絡により、俺はみんなを集めた。
そう、ヒースクリフ達血盟騎士団がボス部屋を見つけたという連絡だった。
「というわけで、今日の午後に攻略会議が開かれることになった。
それと、今回の攻略で、ヒースクリフの招待を暴くぞ…」
「ってことは…」
「ああ、この階層でこのゲームを終わらせる。」
俺はまだヒースクリフが茅場晶彦だということに確証を持っていない。
だが、それでもあいつは茅場晶彦であるような気がする…
今回の攻略でそれの決定的な証拠をつかみ、このゲームを終わらせてやる…
「とりあえず、攻略会議までは好きにすごしてくれ」
そうして午後、攻略会議の時間になる。
広場には全ギルドメンバーが集まっていた。
その数、約60人
「昨日の夜、我々血盟騎士団がボス部屋を見つけた。
そして、ボス部屋の中を確認しようとしたメンバー4人からの消息が絶たれた…」
その一言により、周りがざわつく
「連絡が取れない、転移もできない…そういうことだな?」
「そうだとみていいだろう。」
なるほど、今回は50階層、100層のハーフエリアでもある。だから敵が強いのかもしれないな…
「とりあえず、いつも通りパーティーを組んで、どんな時にでも対応できるように対策を組んでいこう。」
俺がそう言うと全員が頷き、攻略会議は進んで行った。
そして攻略は次の日の午後と決まった。
さてと、明日がこのゲームの最終日となる日だぜ、ヒースクリフ…
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~26
50層、100層あるうちの半分地点である。
そのため、ボスはかなりの強さになっていると踏んでいる。
ここが1番の踏ん張りどころであり、また俺たちプレイヤーにとっては最大の分岐点になるだろう。
俺はそう思っている。
「さて、皆準備はいいな。これから行われるのはボス戦だ。しかも今までのボス戦よりも明らかに苦戦を強いられるだろう。
だが、私たち攻略組は負けない!
誰も死なせない!
さぁ行くぞ!」
と、ヒースクリフが喝を入れ、ボス部屋を開く。
それに続き全員が「おぉぉぉ!!!」という雄叫びと共に中へと入っていく。
「さて、俺らも行くぞ」
俺たちのパーティーもそれについて行くように中に入った。
「ボスの姿がない?」
中に入るとボスの姿がどこにも見えなかった。
「いや、上だ!!」
俺は何かを感じ、上を向くと攻撃態勢に入ったドラゴンがいた。
そしてこちらに向かってブレスを吐く
これはまずいな。
この能力は1日5回しか使えないから最後にとっておきたかったが仕方がない!!
俺はスキル欄を開きあるスキルを発動する。
その名も《英霊王》英霊の能力を使用できるようになる俺のユニークスキルだ。
「I am the bone of my sword 熾天覆う七つの円環《ロー・アイアス》!!」
俺はブレスに向け手をかざすと7枚のシールドが生まれる。
「ヒースクリフ!今のうちに隊列を組み直せ!!キリト、イッキ、ステラ、ホノカ!お前らもあれの準備を!!」
「了解!!」
俺が指示を出すとすぐに全員が行動へと移る。
「くっそ、止まれよ!」
ブレスはまだ続く。
シールドは既に4枚割られていた。
5枚目が割れる。
「クソがァァァァ!!!」
6枚目が割れるギリギリでブレスが止んだ。
そしてドラゴンが下に降りてきた。
「はぁはぁ、危ねぇ…」
ここでとりあえず説明をしよう。
俺のユニークスキル《英霊王》とはなにか。前のラフコフ討伐の際に俺が使えるようになった英霊の力を自由に使えるようになるユニークスキルだ。だが、ゲームの中だと脳内の処理が追いつかないため、1分間しか使えず、また、1日に5回しかしかえないという制限があるのである。
「とりあえず1回目か…」
「よし、ハチ君交代だ。」
と言ってヒースクリフが率いるタンク隊が前に出てくる。
「了解、頼んだ。」
「ああ、ここからは私たちタンク隊の出番だ!!行くぞ!両翼展開!!」
そういうと左右に位置していたタンク隊が横に広がり始める。
なるほど、とりあえずどのパーティーに攻撃が行っても守れるように展開したか。
ならば…
「ドラゴンが下にいる今がチャンスだ!全パーティー攻撃開始!!」
こうして俺たちの戦いの火蓋が開かれた。
「はァァ!!」
「アスナ、スイッチ!」
そう言って俺はアスナとスイッチしてドラゴンに攻撃をする。
「やっと半分削れたか…」
ボス戦に入ってから約1時間。やっとボスの体力が半分を切った。
「気をつけろ!なにか攻撃が変わるかもしれん!」
と、リンドが声を上げるとドラゴンは物凄い雄叫びを上げた。
「やはりか…気をつけろ!!」
雄叫びを上げた直後、ドラゴンは飛び上がりブレスを放つ
「私が止める!『神聖剣』!」
と、ヒースクリフが前に出る。
「はぁぁぁぁ!」
と、その間に俺たちのパーティーは投擲スキルで少しでもドラゴンのHPを削っていく
そして、ドラゴンのブレスが止まった。
「今だ!ホノカ、ステラ!」
「「了解!!」」
そう言って2人は前に出る
「『レーヴァテイン』!!」
「『ダーインスレイブ』!!」
これは2人のユニークスキルだ。
レーヴァテインはステラのもの。ダーインスレイブがホノカのものである。
この2つは北欧神話に出てくる魔剣と同じ名前で性能も神話で聞いた通りの力を持っているようだ。
「行くよステラ!」
「ええ、ホノカ!」
彼女等のユニークスキルには身体能力の強化も着いているらしく、今の2人は俺のステータスを超えているっぽい。
ジャンプ力なんてえげつないしな…飛んでるドラゴンと同じくらい飛ぶし…
「「はぁぁぁぁ!!」」
と、2人の声とともにドラゴンは下に撃ち落とされる。
「よし、今だ!!」
それを合図に全員が突撃する。
そして…
ボス戦が始まってから約2時間…
俺たちの目の前にはCongratulationの文字が浮かび上がったのであった。
今回の話はちょっと文が適当になってしまった気がする…
申し訳ない…
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~27
俺たちの上にCongratulationの文字が浮かび上がった。
『う、うぉぉぉぉぉおお!!』
その文字を見ると皆、雄叫びをあげる。
まぁ、あれだけの強さを誇るボスにHPはほぼ赤から黄色まで削られはしたが、死者を1人も出さずに勝てたのだ。これだけの喜びはあるだろう。
だが、俺にはまだやるべきことがある。
俺はすぐにヒースクリフを見る。
やっぱりか…あれだけのボス相手にタンクとして前で攻撃を受け続けてたにも関わらずHPが緑から減っていない…
「ハチ君…」
と、俺の近くにギルドメンバーがよってくる。
「ああ…黒だな。作戦を始めるぞ。」
そう言って俺はサクヤを抜き、ヒースクリフに攻撃を仕掛ける。
ガキィィ!!
その音に他の攻略組のメンバーは驚く
「何をしているハチ!!」
と、リンドは叫ぶ。
「すまんなリンド、だが俺には疑問があった。ヒースクリフはボス戦の際前線でタンクとして働いている。しかし毎回HPが緑以下になったところを見たことがない。いくらユニークスキルの神聖剣が防御に特化してるとはいえ、これだけの防御力はゲームバランスを壊しかねない…
だから、何かしらの仕掛けがあると思っていた。
そして今、確信した。
なぁ、ヒースクリフ…いや、茅場晶彦!!」
「…ふぅ、そうか…気づいてしまったか。」
そのヒースクリフの一言に俺のギルドメンバー以外の全員が驚く
「なっ…ヒースクリフが茅場晶彦だと!?」
「団長…嘘ですよね!?」
と、各々が反応する。
「100層の手前で正体をバラして100層のボスとして出てこようと思ったのだがね…
ここでお別れだ。と、言いたいところだが、私の正体を見破ったという事で、ハチ君、君が私と決闘して、勝ったらこのゲームを終わらせてもいい。」
ふっ…やはりそう来るよな、茅場晶彦なら。
「その言葉を待っていたぜ、茅場晶彦!」
「では、やろうかハチ君。」
そう言うと茅場晶彦は画面を操作して俺以外に麻痺属性を付与する。
「んじゃ、決着つけるか…行ってくる。」
俺はギルメンにそう言って茅場晶彦に近づく。
「では、始めようか。」
「ああ。」
デュエルスタート!
その文字が浮かぶと同時に俺は間合いを詰める。
「おらぁ!」
そして切り上げの攻撃。
だが、予想通り防がれ、カウンターを仕掛けてくる。俺はそれを避け後退する。
「しゃあないか…トレース・オン」
俺は師匠の愛用武器、干将莫耶をトレースする。
「ふむ、やはりそんなユニークスキルを作った覚えはないのだがね…まぁいい」
「ま、俺は最初からバグだらけだったからな。これもバグかなんかだろうよ!」
ガキィ!
やっぱ硬ぇし反応速度が異常だな…
それから20分程の攻防が続く。
くっそ…これじゃジリ貧だ…
「トレース・オン!」
言うと同時に気づく…これで6回目のユニークスキルの使用だということに…
「しまっ…ぐぅ!?」
頭に痛みが走り俺はその場に崩れる。
それを見た茅場晶彦が間合いを詰めてくる。
ああ、これはやったな…すまん皆、死んだわ。
「サヨナラだハチ君。」
俺は覚悟を決めて目を瞑る。
「うぉぉぉぉぉおお!」
「は?」
「何っ!?」
俺が目を開けるとそこには俺の代わりに切られているディアベルがいた。
「ディアベル…お前、なぜ!?」
「ハチ君…君には色々と助けられたからね…恩返しさ。それに、ここで君がやられてしまったら、このゲームをクリアできる人がいなくなってしまうだろう…これは俺の1種の罪滅ぼしと考えてくれよ。みんなをこのゲームから解放してやってくれ…」
そう言ってディアベルは消えていった…
「ああ、わかったよディアベル…」
「邪魔が入ったが、今度こそ終わりだ!」
ガキィィ!!
「させないよ!」
「ぬっ!?なぜ動けるキリト君…」
「これが私のユニークスキル。『時限刀』あらゆる状態異常を無効化できる。また、スキルによっては攻撃すらも無効化できてしまうユニークスキル。」
「なるほど…それを君が持っていたとは。」
「ふぅ、ありがとなキリト。もう大丈夫だ。行くぞ茅場晶彦!!」
俺はサクヤを構える。
「暁流 居合 奥義 拾の型 『雷天一閃』」
鞘からサクヤを抜きコンマ0.1秒。茅場晶彦とのすれ違いざまに5回の斬撃を与える。
この技は極限の集中状態じゃないと使えない暁流最強の居合技。
「…見事だハチ君。君の勝ちだ。流石は慶真さんと咲姫さんの息子だ。」
「えっ…それってどういう…」
それを言う前に消えてしまった…
この日、SAOのゲーム内にゲームクリアのお知らせが鳴り響いたのであった…
次回、SAO編、最終話になります!
見てね
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魔法使いとチート八幡の日常~SAO編~27
俺たちの上にCongratulationの文字が浮かび上がった。
『う、うぉぉぉぉぉおお!!』
その文字を見ると皆、雄叫びをあげる。
まぁ、あれだけの強さを誇るボスにHPはほぼ赤から黄色まで削られはしたが、死者を1人も出さずに勝てたのだ。これだけの喜びはあるだろう。
だが、俺にはまだやるべきことがある。
俺はすぐにヒースクリフを見る。
やっぱりか…あれだけのボス相手にタンクとして前で攻撃を受け続けてたにも関わらずHPが緑から減っていない…
「ハチ君…」
と、俺の近くにギルドメンバーがよってくる。
「ああ…黒だな。作戦を始めるぞ。」
そう言って俺はサクヤを抜き、ヒースクリフに攻撃を仕掛ける。
ガキィィ!!
その音に他の攻略組のメンバーは驚く
「何をしているハチ!!」
と、リンドは叫ぶ。
「すまんなリンド、だが俺には疑問があった。ヒースクリフはボス戦の際前線でタンクとして働いている。しかし毎回HPが緑以下になったところを見たことがない。いくらユニークスキルの神聖剣が防御に特化してるとはいえ、これだけの防御力はゲームバランスを壊しかねない…
だから、何かしらの仕掛けがあると思っていた。
そして今、確信した。
なぁ、ヒースクリフ…いや、茅場晶彦!!」
「…ふぅ、そうか…気づいてしまったか。」
そのヒースクリフの一言に俺のギルドメンバー以外の全員が驚く
「なっ…ヒースクリフが茅場晶彦だと!?」
「団長…嘘ですよね!?」
と、各々が反応する。
「100層の手前で正体をバラして100層のボスとして出てこようと思ったのだがね…
ここでお別れだ。と、言いたいところだが、私の正体を見破ったという事で、ハチ君、君が私と決闘して、勝ったらこのゲームを終わらせてもいい。」
ふっ…やはりそう来るよな、茅場晶彦なら。
「その言葉を待っていたぜ、茅場晶彦!」
「では、やろうかハチ君。」
そう言うと茅場晶彦は画面を操作して俺以外に麻痺属性を付与する。
「んじゃ、決着つけるか…行ってくる。」
俺はギルメンにそう言って茅場晶彦に近づく。
「では、始めようか。」
「ああ。」
デュエルスタート!
その文字が浮かぶと同時に俺は間合いを詰める。
「おらぁ!」
そして切り上げの攻撃。
だが、予想通り防がれ、カウンターを仕掛けてくる。俺はそれを避け後退する。
「しゃあないか…トレース・オン」
俺は師匠の愛用武器、干将莫耶をトレースする。
「ふむ、やはりそんなユニークスキルを作った覚えはないのだがね…まぁいい」
「ま、俺は最初からバグだらけだったからな。これもバグかなんかだろうよ!」
ガキィ!
やっぱ硬ぇし反応速度が異常だな…
それから20分程の攻防が続く。
くっそ…これじゃジリ貧だ…
「トレース・オン!」
言うと同時に気づく…これで6回目のユニークスキルの使用だということに…
「しまっ…ぐぅ!?」
頭に痛みが走り俺はその場に崩れる。
それを見た茅場晶彦が間合いを詰めてくる。
ああ、これはやったな…すまん皆、死んだわ。
「サヨナラだハチ君。」
俺は覚悟を決めて目を瞑る。
「うぉぉぉぉぉおお!」
「は?」
「何っ!?」
俺が目を開けるとそこには俺の代わりに切られているディアベルがいた。
「ディアベル…お前、なぜ!?」
「ハチ君…君には色々と助けられたからね…恩返しさ。それに、ここで君がやられてしまったら、このゲームをクリアできる人がいなくなってしまうだろう…これは俺の1種の罪滅ぼしと考えてくれよ。みんなをこのゲームから解放してやってくれ…」
そう言ってディアベルは消えていった…
「ああ、わかったよディアベル…」
「邪魔が入ったが、今度こそ終わりだ!」
ガキィィ!!
「させないよ!」
「ぬっ!?なぜ動けるキリト君…」
「これが私のユニークスキル。『時限刀』あらゆる状態異常を無効化できる。また、スキルによっては攻撃すらも無効化できてしまうユニークスキル。」
「なるほど…それを君が持っていたとは。」
「ふぅ、ありがとなキリト。もう大丈夫だ。行くぞ茅場晶彦!!」
俺はサクヤを構える。
「暁流 居合 奥義 拾の型 『雷天一閃』」
鞘からサクヤを抜きコンマ0.1秒。茅場晶彦とのすれ違いざまに5回の斬撃を与える。
この技は極限の集中状態じゃないと使えない暁流最強の居合技。
「…見事だハチ君。君の勝ちだ。流石は慶真さんと咲姫さんの息子だ。」
「えっ…それってどういう…」
それを言う前に消えてしまった…
この日、SAOのゲーム内にゲームクリアのお知らせが鳴り響いたのであった…
次回、SAO編、最終話になります!
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