チョウワン伝説 (塔の跡)
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なぜこのチョイス

データベースを見ていて思い付いた話です。
本当に思い付きなので好き勝手に書いています。


 春・・・新生活がスタートするこの季節。俺は実家を離れ、バスに揺られていた。これから大学の近くにある学生寮に向かうところなのだ。
 憧れのキャンパスライフ。高校デビューをしくじって3年間ボッチだった俺・・・結条奏(ゆいじょうかなで)は、誰も俺を知らない遠くの大学に見事合格し、こうしてウキウキしながらこれからのことを想像していた。
(ずっと憧れていたキャンパスライフ・・・。高校デビューは盛大にしくじったが、大学デビューは成功させるぞ!まずサークルだよな~♪)
 パンフを見ながら思わずにやけていると、急にバスが停車した。
(ん?バス停までまだあるはずなんだけどな・・・。どうしたんだろう?)
 外を見てみると、バスは路側帯に停車していた。ここにはバス停はないはずだが・・・。
『大変申し訳ありません。エンジントラブルが発生しました。当バスはここで終点とさせていただきます。代金は無料とさせていただきます』
(ありゃりゃ・・・。トラブルに巻き込まれるなんてついてないなー・・・)
 まあ、文句を言っても仕方ない。次のバス停まで歩って行ける距離だ。次のバスに乗ることにしよう。
「大変申し訳ありませんでした」
 乗客ひとりひとりに謝罪をする運転手さんに軽く会釈をしつつ、バスを降りた。
(これから夢のキャンパスライフが控えてるってのに、幸先悪いなあ・・・)
 必要最低限の荷物を入れたリュックを背負い、バス停まで歩いていく。そんなに距離があるわけじゃないからそこは不幸中の幸いといったところだろうか。
(あ、もう学生寮に荷物届いてる時間だ。急いで行かないと、相部屋の人に迷惑かけちゃうな)
 そう思い、バス停まで駆け足で向かおうと思った・・・次の瞬間。
「危ない!」
「・・・?」
 振り向けば、そこにはエンジントラブルを起こしたバスが、目の前に。そう思ったのはわずか1秒・・・いや、一瞬だった。気がついたときには、俺の体は宙を舞っていた。そして、地面に叩きつけられた。そう思えたのも、わずか一瞬のこと・・・。
「きゃあああ!!」
「人が()かれたぞ!誰か救急車を!」
 意識が薄れる中、そんな声が、聞こえた気がした--------

(・・・・・・あれ?痛くない・・・俺はいったいどうなったんだ?)
 意識が戻ったときには、何も見えなかった。感覚もあやふやだ。生きている感じはするが、体がない。そんな不思議な感覚。
(ん・・・?なんか、構築されていく感覚が・・・)
 地面から出てきた(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)。俺、爆誕(・ ・)・・・って・・・。
《なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?》
 思わず某刑事ばりに叫んでしまったが、聞こえてきたのは獣の咆哮(・ ・ ・ ・)
「うわっ!急に吠えたぞこのチョウワン!」
 そう・・・俺はチョウワンになってしまったのだ。そばには俺たちチョウワンの産みの親、イェン・ツィーさんが。そして目の前には、黒髪短髪、赤いヘッドホンをして右頬に絆創膏を貼った金色の瞳の子供っぽい青年が・・・って!
(なしてうちの子が!?それにギルとシエルとナナまで!?)
 ブラッドと呼ばれる特殊部隊、血の力と呼ばれる特殊能力を持った特別な部隊の隊長(もしくは副隊長)のうちの子、有郷シグレその人である。
「気をつけろ、副隊長!襲ってくるぞ!」
 これはダメだ死亡確定だ。シグレ君は引き継ぎプレイで俺TUEEEE状態だからあかん!補正カンストのフルカスタムクロガネ装備!こんなの相手にしてたら死んでまう!
(こういうときは・・・!)
 次々とシグレ君に向かっていく兄弟たちを盾にして・・・。
《逃げるんだよぉぉぉぉぉ!!》
 その場から脱兎のごとく逃げ出した。
「あのチョウワン逃げたぞ!?」
「まずは目の前に集中してください!囲まれてますよ!」
 そんな声が聞こえた気がした・・・。てか、やっぱり立ち回りド下手くそんなのね・・・残念な子なのね・・・。

 命からがら逃げ出すことに成功した俺は、こそこそと隠れていた。
 チョウワン・・・空色の羽毛を思わせる体毛に覆われた新人研修でお世話になるオウガテイルの神属感応種。イェン・ツィーと呼ばれるシユウの感応種バージョンの能力により生成される『不完全なコア(心臓みたいなもの)』で体を保っているため、機能停止するとすぐに塵と化すアラガミだ。故に倒されると補食する間もなく灰塵に()すとっても脆いオラクル細胞・・・アラガミを構成している単細胞生物でできている。いわば出来損ないアラガミだ。そんなアラガミになぜかなっていた。
(どうせうちの子がいるならそっちにしてくれよ・・・)
 しかし、これで確信した。なぜか知らないが、俺はGOD EATER2 RAGE BURSTの世界に、チョウワンとして生まれ変わってしまった。よりにもよってチョウワンに。
《なぜにチョウワンチョイス!?この先どうやって生きていけってんだよ!せっかくのキャンパスライフがおくれないじゃないか!どうしてくれる!》
 そんなことを言ったところで誰も聞いちゃいないんだが。(はた)から見りゃただ遠吠えしてるだけだし。
《くっそー・・・こうなったら完全なアラガミになってやる・・・。完全なアラガミになってこのアラガミ生を謳歌してやるからな!》
 そう心に誓い、俺は夕日に向かって走っていった。・・・ちょっと憧れてたんだよ、夕日に向かって走るって。青春ぽいじゃん。



ついに親元を離れて独り立ちしたチョウワンを暖かい目で見守ってやってください。


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初めての食事

体当たりか尻尾ぶん回しか針飛ばしぐらいしか取り柄のないチョウワンに中型~超大型は無理なので、まわりくどく進化させる予定です。


 チョウワン生活1日目。と言っても、もうすでに辺りは薄暗くなっていた。ここは嘆きの平原。ちなみに逃げ出した場所は贖罪の街だ。そこからこそこそと移動してきて、今はアラガミ生初の食事をしようと思っているところだ。とはいえ、俺の母たるイェン・ツィーに生成されたチョウワンなんかに狩りができるわけもなく・・・。
《どっかにアラガミの死骸があれば万々歳なんだけどなー・・・》
 なんでも喰えるアラガミだが、偏食という性質がある。簡単に言ってしまえば好き嫌いが激しいってことになると思う。特性としては同族は喰わない。それ以外は基本なんでもかんでも喰える。そして、オラクル細胞は喰ったものの性質を取り込んでそれを表に出せる。戦車を喰ったらクアドリガになりましたーってのが一番わかりやすい例だろうか。そんなわけで、俺は別アラガミの性質を取り込んで完全なアラガミになってやろうという計画を立てた。きっと完全なコアを喰えば俺の不完全なコアが強化されて、完全なコアを持てると思うんだよ。
《そのためにも、早いとこ狩りができるくらいに強くならなくては!》
 そう意気込んでアラガミの死骸を探していると、同族っちゃあ同族のオウガテイルが横たわっているのが見えた。
(あれ?そういやチョウワンって眼がなかったんじゃなかったか?)
 眼らしきものが見当たらなかった記憶があるんだが、問題なくクリアに見える。眼の代わりになにかしらオラクルパワーが働いているのかもな。
《さて、これはギリセーフか?ギリアウトか?》
 とりあえず匂いを嗅いでみる。嫌悪感というか、拒絶反応はでない。
《セーフでいいのかな。じゃあいただきます》
 とりあえず一口喰ってみる。
《うぶっ・・・・・・》
 くそ不味い・・・。全然セーフじゃなかった・・・ガチアウトだった・・・。
《おえぇぇ・・・》
 思わずリバースしてしまった。ダメだこれ。喰ったらアカンやつだ。
《くっ・・・ならせめてコアだけでも・・・》
 そう思ってコアを引きずり出そうとしたのだが・・・。
〔クワァァン・・・〕
《げ・・・イェン・ツィー・・・》
 まるではぐれた我が子を呼んでいるかのような鳴き声だ。まさか、俺の母たるイェン・ツィーか?でもあいつらが取り逃がすとは思えないし・・・別個体か?
(どちらにせよ見つかる前に退散した方がよさそうだな・・・)
 コアを引きずり出すのは諦めて、そそくさとその場を離れた。

 イェン・ツィーに見つかる前になんとか俺の生まれた場所、贖罪の街に戻ってきた。辺りはすっかり暗くなっているが、問題なく見える。アラガミってすげえ。
《とりあえずなんか喰いたいな・・・。オウガテイルはくそ不味かったから、できればアンコウとかワニちゃんの死骸を・・・》
 ちなみにアンコウがグボロ・グボロ、ワニちゃんがウコンバサラだ。GOD EATER2はアラガミの種類が多くて食材が豊富だからな。
《お?あれは・・・虫野郎か》
 カブトムシとコガネムシが合体したような姿の甲虫型アラガミ、ドレッドパイクだ。あれだったら喰える。見た目さえ我慢すれば。
《いただきまーす!》
 そう言いながら虫野郎に特攻していく。こっちに気づいたのか、逃げ出そうとしていたが、遅い。
[バクンッ]
 噛みついてやった。これが初の食事だ。ん?オウガテイル?知らんな。
[バリッボリボリ・・・]
 うん・・・不味くはない。不味くはないけど美味くもない。微妙だ。例えるなら・・・ダメだ例えようのないくらい微妙な味だ・・・。物体Xに指定したいくらいくそ不味かったオウガテイルに比べたらましだけど。
《ま、まあ、こいつもアラガミだし、コアをいただくとしよう。この丸いのがそうかな》
 コアを喰ってみる。これで少しは完全なアラガミに近づける・・・はず。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
 歯応え抜群だな。顎が痛くなりそうだった。
《・・・なにこれめちゃウマ!》
 後からじんわりと甘味がくる。これは美味い。
《あー・・・こんなだったら速攻引きずり出しときゃよかった・・・。もったいないことをした》
 まあ、細胞があんだけえもいわれぬ不味さだったんだからコアの方も期待できそうにないがな。
《どれ、腹ごなしもしたし、移動するか。いつまでもこんなとこにいたら殺神鬼に追っかけまわされるからな。それだけはごめんこうむる》
 しばらくは小型アラガミのコアを喰っておこう。そうすればそのうち中型アラガミも狩れるようになるだろう。
《よーし、頑張るぞー!》
 意気揚々と俺の生まれた贖罪の街を後にするのだった。



味は主観です。THE・適当です。
たぶんコアは美味しいだろうと思ってます。


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進化したチョウワン※たいしたことはない

ちょっとだけ進化しました。でもタイトル通りたいしたことはないです。


 チョウワン生活2日目。贖罪の街からおはようございます。あの後結局歩き疲れて贖罪の街で寝こけてました。それはともかく、今日もはりきってコア捕食したいと思うのだが。
《なーんか頭の辺りに違和感が・・・》
 視界に(眼はないけど見えるからね)ちらちらとなにやら角のようなものが見える。虫野郎の角にそっくりだ。
《まさか・・・もう性質を取り込んだのか?うっわー・・・だったら虫野郎じゃなくてサナギとかナイトホロウとか喰ったのに・・・。損した気分・・・》
 サナギとは無印からずっといるコクーンメイデンのことだ。なんかサナギっぽいじゃん、あれ。
《地味すぎる・・・これじゃなんの役にもたたないじゃん・・・邪魔なだけだろこんなの》
 まあ、小型アラガミに多くは求めまい・・・。
《さて、朝飯はなにかなー・・・》
 寝ていた場所・・・教会の跡地のような場所から外に出ようとして、ふと思い出した。
《そういやこの辺に回収ポイントがあったじゃん!》
 喰ったものの性質を取り込むのなら、回収物からも何かを得られるということだ。なら喰わない手はない。
《お、黒金発見!これ喰えば鎧っぽいの(まと)えたりしないかな》
 さっそく喰ってみる。
[バキンッ]
 やっぱり硬いなー・・・曲がりなりにもアラガミだから喰えるけど。
《さてさて、変化は・・・・・・しないな。1日経たないとダメなのかな?それとも量が足りないとか?》
 どちらにせよ、すぐには変化しないようだ。不完全故なのか、アラガミはみんなこうなのかはわからないが。
《まあいいや。喰らってりゃそのうち効果も出てくるだろ。それに俺はどちらかといえばコアが欲しい》
 なので、とりあえずサナギかナイトホロウを探すために外に出てみた。すると、いてほしくないやつがうろついていた。
(むお!?ヴァジュにゃん!?)
 ヴァジュにゃん・・・ヴァジュラは大型種。虎のような姿のアラガミだ。今の俺には到底太刀打ちできない相手であり、地味に好きなアラガミだ。
(見つからないうちに別の場所に移動した方がよさそうだな・・・)
 こそこそとヴァジュにゃんから離れようとした・・・のだが。
「いた、ヴァジュラだ」
【待ってください。付近に小形のアラガミ反応があります。これは・・・チョウワン?】
 このクールビューティーな声は・・・フランさんか!彼女の生ボイスが聞けるとは!・・・って、そうじゃないだろ俺!逃げなきゃ!
「は?チョウワン?・・・近くにイェン・ツィーでもいるのか?」
【いえ・・・単体のようです。どうやら、あの時の戦闘で逃げ出した個体のようですね】
「マジで?まだ生きてたんだ」
 ほぎゃー!バレたー!!
(撤退!撤退ー!!)
 逃げるが勝ち!走れー!風のように、チョウワン!
【チョウワン、逃走しました・・・】
「なんだったんだ?」
【わかりません・・・。とにかく、まだ討伐対象のヴァジュラがいます。気をつけて】
 くっそー!もっとフランさんの生ボイス聞きたかったのにー!!

 さすがに全力疾走はきっついわー・・・。ほとんどなんも喰ってないよ・・・。
《まあ、フランさんの生ボイスが聞けただけよかったけど・・・》
 フランさんがオペレートしてるってことは、難易度2のイェン・ツィーから生成されたのね、俺って・・・。極東のみんなとはまだ会ってないようだ。
《サカキのおっちゃんに情報がいってないのが救いか・・・。でも、時系列的にそろそろじゃんね・・・》
 ペイラー・(さかき)・・・アラガミ研究をやってるおっちゃんだ。眼鏡をかけているのになぜか首に2個も下げていて、アラガミ研究に余念がない変人だ。そのおっちゃんに俺の存在が知られたらと思うとゾッとする。
《ま、まあ、まだ先の話だし!今から言っても仕方ないよな!うん!》
 とりあえずなんか喰おうそうしよう。
 今いる場所は嘆きの平原。また戻ってきてしまったようだ。
《近くにイェン・ツィーは・・・いないみたいだな。よしよし》
 さっそく獲物を探していると、サナギを発見した。その近くには運良くナイトホロウもいる。さらに運のいいことにザイゴートまで浮遊している。今日は豪華な食事になりそうだ。
《全部喰ってやるとしよう。おらー!コアよこせー!》
 意気揚々と突っ込んでいく。こちらに気づいて反撃してこようとしていたが、見事に全滅した。針飛ばしでザイゴートを串刺しにし、固定砲台ズの攻撃をかわしながら頭からガブッとやったらあっさり倒せた。
《ナイトホロウはなんか・・・子供の頃に口に入れちゃった木の味がしたな・・・。サナギはなんか・・・虫野郎と大差ないくらい微妙な味だった・・・。ザイゴートはなんか、卵の味だったんだけどなんかこう・・・悪くなりかけの卵みたいな感じ。古くなった卵がしっくりくる》
 ・・・古くなった卵、間違って食っちゃった時の味だった・・・うう・・・嫌なこと思い出した・・・。
《本命はコアだし、口直し口直し》
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《ぬふあ~♪やっぱりコアは美味いな~♪》
 オラクルはどれも美味しくないけど、コアは別だな。虫野郎とはまた違った美味しさだ。
《ナイトホロウはー・・・スルメって感じだな。サナギはスティックポテトでザイゴートは新鮮な卵だ》
 こりゃ明日が楽しみだ♪



コアの味も『こんな味かなー』程度に書いてます。
実際はどうなのかわかりませんが。


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バリエーション増えたけどパワーインフレが酷い件

前回小型アラガミや黒金を食したのでまた進化しました。けどパワーがアホみたいなことになってます。


 チョウワン生活3日目。嘆きの平原からおはよう。あの後回収物食べようと思ったんだがお腹いっぱいだったし、回収物を食べるのはアラガミがまったくいないときにしようと思ったので食べずにそのまま寝た。竜巻の中心で寝ようかとも思ったがチキンだったので草むらで寝てた。
《さてさて、黒金の性質を取り込めたのかな》
 体を見てみるが、変色したり、鎧っぽいのを纏ったりはしていないようだ。その代わり、視界にちらちら映る虫野郎の角に変化があった。なんか鞘刃みたいになっている。黒光りしていて、硬そうな感じ。
《こっちに性質を取り込んだのか。なんかちょっと強そう》
 他に目立った変化はないようだ。サナギとかナイトホロウとかザイゴート喰ったのに。ひょっとして、技に変化があったりするのだろうか。
《試し撃ちしてみるか。あそこに虫野郎がいるし》
 針飛ばしの要領で試しにサナギの地味な追尾弾をぶっぱなしてみる。すると、尻尾の先端から三叉追尾弾が飛んでいった。三叉追尾弾・・・ブラッドバレットと呼ばれる特殊な弾の模倣だろうか?
《すげえ、本当に撃てたよ。ちょっと違うけど》
 虫野郎が絶命したようなので朝食がてらコアを引きずり出して喰った。
[メキメキメキメキ・・・バキッゴリゴリゴリ・・・]
《うむ、うまし。さて、次はナイトホロウの闇の弾をば》
 また近くにいた虫野郎にぶっぱなしてみる。すると、闇色の針が飛んでいった。虫野郎に突き刺さったと同時に針が弾けて周りに飛んでいった。
《散弾銃の弾みたいになったな・・・。これは使えるかもしれんな》
 アラガミに当たれば周りに飛散するのかと思ったが、地面に刺さっても飛散する。これは便利だ。
《引きずり出さなくてもコアが剥き出しだ。手間が省けてラッキー♪》
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《やっぱりコアは最高だな!》
 飯が美味いと殺る気も出るってもんだ。虫野郎には悪いが俺の食料となっていただこう。
《どれ、最後にザイゴートの毒霧を・・・空気砲でもいいかな。まあ、どっちもやりゃいいか》
 わらわらと群れている虫野郎に向かってまずは空気砲をぶっぱなしてみる。
[ボンッ!]
《うわっ!破裂した!》
 当たったと思ったら爆発四散した。周りにいた虫野郎も同じだ。
《どういう原理なんだこれは・・・》
 そういや空気砲をぶっぱなしたときに冷気のようなものが見えた気がする。それのせいだろうか?
《まあ、うん、使えるからいいや。とりあえずコアを・・・》
 近づいてみると、辺りには虫野郎のコアが転がっていた。周りの細胞は木っ端微塵になって土に還ったようだ。
《今度からこれ使おうかな。楽だし》
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
 周りに転がっているコアを食べ尽くしたので、しばらくは飢えることはなくなったな。
《さて、毒霧は出せるかな》
 霧なんだか弾なんだが知らんが、毒が使えたらオウガテイルを蹴散らしたりできるんじゃないかと思って、ちょうど群れていたオウガテイルを発見したのでぶっぱなしてみた。
[ジュワッ!]
《刺さったときに溶けよった!?》
 てっきりヴェノム・・・毒状態になるだけかと思ったのだが、刺さったときに溶けた。しかもそれが辺りに飛び散った。闇針と似たようなもんだが、こっちの方がえげつない。そばにおそるおそる近づいてみると、毒はどこかに消え、コアだけが残されていた。
《毒まみれだったコア・・・しかもえもいわれぬ不味さの細胞のコア・・・》
 喰いたくねえ。激しく喰いたくねえ。でも喰ってみなきゃわからんし・・・こうして転がしておくのも忍びないし・・・喰ってみるか。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《あれ?なんも味しない・・・》
 喰って喰えないことはないが、無味だ。()を生でかじってるみたいな感じだ。好き好んで喰いたいとは思えない。
《まあ、吐き出すほどくそ不味いわけじゃないし、全部いただこう・・・。溶かしといて放置じゃこいつらもうかばれないだろうしな・・・》
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
 うむ、まったく味がない。だから同族は喰いあわないのかもな。細胞はくそ不味いしコアは味がまったくしないし。これは喰いたくないわ。
《けふっ・・・さすがに喰いすぎたかな・・・》
 軽く運動がてら、移動することにしよう。



ネーミングセンス皆無です。格好いい名前をつけようとすると厨二くさくなります。


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中型を狩ろうと思う

チョウワンは中型に手を出すようです。手なんてないですけどね。


 チョウワン生活4日目。黎明の亡都からこんにちは。嘆きの平原からここまで結構かかったよ。と言うのも、道中ヴァジュにゃんに見つかって鬼ごっこしてました。結構つらかったよ。ヴァジュにゃんてば図体デカイくせに速いんだもん。さすがに攻撃通じなそうだったから逃げ回ってやっと撒けたよ。生きた心地がしなかったね。
《さて、目的の獲物はいるかなー》
 ここに来た目的は、ずばり中型種の狩り。小型ばっかり喰ってても強くなれないし、ここらでちょっと中型に挑戦してみようかなと。ヤバくなったらとんずらすればもーまんたい。ではさっそくいってみよう。
《確かここらにエテ公がのさばってたはず・・・》
 エテ公とは、言わずと知れているであろうコンゴウのことだ。サルというかゴリラちっくな猿型アラガミである。ヤツには何度お手玉されたことか。
《お、エテ公発見!ふっふっふ・・・立ち回りド下手くそんの俺だと思うなよ、エテ公!》
 俺の吠え声に気づいてこちらに向かってきた。エテ公は聴覚が発達しているアラガミだ。ちょっとした物音に反応する。だが、動きが大振りで避けやすい。ずっと他のゲームやってて久々にやるとお手玉されるけどな・・・。
《くらえ、闇針!》
 ナイトホロウから譲り受けた(勝手にいただいたとも言う)闇の力を受けてみろ!
〔ボガアァァ!?〕
《ちっ・・・やっぱり一発じゃ足りないか・・・。ならばくらえ!エアーバズーカ!》
 ザイゴートから譲り受けた(勝手にいただい((ry)空気砲だ!
[ボンッ!]
〔ボガアァァ・・・〕
《よっしゃー!エテ公をとっちめてやったぜー!》
 ではさっそくいただこう。
[ミシッギシギシギシ・・・ブチッ]
 めっちゃ喰いづらい。無駄に筋肉質だから筋張ってるし硬い。美味しくない。
《仕留められたのは嬉しいが味が美味しくないのはがっかりだよ・・・。まあ、俺の本命はコアだし、いいんだけどさ》
 美味しくない外身はどうでもいいのだよ。コアが美味けりゃそれで十分だ。
 硬い外身をせっせとひっぺがし、コアを引きずり出して喰ってみる。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《美味い!なんかジャーキーみたいな味がする!》
 やっぱりコアは美味いのか。じゃあ、見るからに不味そうなサリエル堕天(簡単に言えば亜種)とか、変態オッサン(アイテール)とか、陶器面(プリティヴィ・マータ)とか、クソジジイ(ディアウス・ピター)とか、猫カーメン(セクメト)とかも美味いってことか?そう考えるとヨダレが出てきそうだ。
《喰うためにはもっと力をつけねば!》
 ウキウキ気分で今日の寝床を探そうとしていたら、声が聞こえてきた。
「あっれー?おかしいな・・・。フラン、討伐対象のコンゴウがいないんだけど」
【すみません、連絡が遅れました・・・。先程、チョウワンの反応を確認・・・。そのチョウワンに・・・コンゴウが倒されたようです・・・】
「どういうことだ?」
【どうやら単独行動をしていたあのときのチョウワンがこの付近に出没したようです。現在も反応を確認しています。念のため、警戒を】
「ああ、わかった。総員、各自警戒体制をとれ。単独行動をする変わった個体のチョウワンだ。何をしてくるかわからない。出会ったら、すぐに信号弾で報せろ」
「「「「「了解!」」」」」
 あそこにいるのは・・・ジュリウスとロミオ!すげー・・・生で見れたよ。あ・・・眼から涙が・・・出なかった。そもそも眼がなかったわ。でも心で泣いた。
(って、こんなとこにいつまでもいたら見つかるな・・・急いで離れないと)
 こそこそ隠れながら、黎明の亡都を後にした。ああ・・・もうちょい近くで見たかったなぁ・・・近づいたら抹殺されるけど。



アラガミの鳴き声でわかりづらいやつはこう聞こえたなー・・・程度です。
他のやつらもそうですが、だいたいあってると思いたい。


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幸せのアラガミを喰らう

書き忘れていたので今更ながらにさらしたいと思います。
神機はオールクロガネ装備で、ロングブレード、アサルト、シールドの安定装備。最後まで強化済み、補正カンスト。ブラッドアーツはレベルMAX吸命刃というかなりのチキン仕様です。ブラッドバレットは全部持っていますが、基本識別弾とOP吸収強化弾を使ってます。

今回はまた小型ばっかり喰らってますが、あれが出てきます。


 チョウワン生活5日目。黎明の亡都からおはよう。あの後、いなくなったのを確認してから黎明の亡都に戻って図書館跡で寝てました。
 昨日はエテ公のコアを摂取したわけだ、が・・・。
《特に変わったところはないな・・・》
 あのムキムキの豪腕が生えてたりしたら気持ち悪かったので別にいいけどさ。
《エテ公はハズレだったかなぁ・・・》
 落胆していても仕方ない。ひょっとしたらなにかしら変わってるはずだし。
《試しにエアーバズーカをぶっぱなしてみるか》
 ちょうどオウガテイルの群れを発見したので、そこに向かって発射してみる。
[ボンッ!ボンッ!]
《爆発が2回起きた!やっぱり強化されてる!》
 オウガテイル種以外はアタリとみていいかもしれない。・・・あ、そうだ忘れてた。オウガテイルのコア喰った後確認してねーや。
《ハズレかどうかは試してからだな》
 もはやコアのみのオウガテイルに向かって針飛ばしをしてみた。すると・・・。
[バキーン!]
 次々とコアが割れていく。どうやらただの針飛ばしがグレードアップしたようだ。しかもこれまた散弾銃の弾のごとく四方八方に飛び散る。
《すげー・・・コアすげー・・・》
 味がしなくて食べる気が失せていた同族のコアもちゃんとアタリ要素があるようだ。もったいないことをした・・・。コアは粉々に砕け散っているので食べられない。まあ、いいや。今度からはコアを喰おう。さて、確認作業も終わったし、元気にお食事をしよう。今回はあまり派手に動かず、小型を喰おうと思う。昨日はブラッドの討伐対象とっちゃったし、おとなしくしてたら警戒されないはず。
《さてさて、今回の飯はー・・・》
 本当だったら今後中型種を積極的に喰おうと思ってたんだが、あいつらいつどこに出てくるかわからないからな・・・。
《お、サナギ発見!いただきまーす!》
 最高の(向こうにとっちゃ最悪の)タイミングでサナギが地面から生えてきた。それをエアーバズーカで暴散させてコアを喰らう。エアーバズーカは単発でも撃てるようだ。これはありがたい。2発目でコアが砕け散ってしまったらせっかくの飯が喰えなくなる。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《ん~♪やっぱりコアが一番だな♪》
 新しく倒したやつは一応外身も喰うが、一度喰ったやつは味がわかってて食べたくないのでコアだけいただく。どうせ灰塵に帰すのだからいいだろう。
《お、虫野郎もいる!》
 ルンルン気分で次々小型を狩っては喰い、狩っては喰い・・・なんてやっていると・・・。
〔キイッ〕
《金魚ちゃん!?マジか!》
 幸せのアラガミと呼ばれている金魚ちゃん、アバドンは、体内に稀少なコアを持っている。捕食したらAチケット(アラガミ素材と交換できるチケット)をくれるやつだ。ただこいつは逃げ足が速い。足ないけど。よく討伐対象ほっぽって追っかけ回してたなー・・・。
〔キイッキイッ!〕
 俺に気づいて一目散に逃げていった。
《逃がすか!》
 針飛ばしで金魚ちゃんを仕留める。見事に金魚の串刺しならぬ針刺しができあがっていた。
《このくらいなら丸飲みできそうだな・・・。やんないけど》
 針を口で引き抜き、丁寧に周りを削いでから金魚ちゃんのコアを口に含んだ。
[バクンッ・・・バキッゴリゴリゴリ]
《んー・・・そんな美味しくないな・・・。稀少なコアってぐらいだから美味しいのかと思ったのに》
 虫野郎とサナギの外身みたいな微妙な味だった。もう二度と金魚ちゃんは襲うまい・・・。
《あーあ、同じ魚類だったらアンコウ喰いたいなー・・・。できれば黄金》
 そんなことをぼやきつつ、黎明の亡都を後にした。



関係ないかもですけどフナって美味しいんですかね?
一度食べてみたいようなみたくないような・・・。


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発見、殺人ジュース

タイトルで『あ・・・(察し)』の方もいらっしゃると思いますが、例のアレです。
私は絶対に飲みたくないです。


 チョウワン生活6日目。蒼氷の峡谷からこんにちは。黎明の亡都を出発して、今度はガルたん・・・ガルムと呼ばれる、炎を操る狼型のアラガミと鬼ごっこをしてました。ヴァジュにゃんに続いてガルたんとは・・・ついてないのかな、俺。
 まあ、それはともかく。昨日金魚ちゃんのコア喰ったじゃないですか。あの後・・・逃げ足が速くなりました。今ならヴァジュにゃんだってぶっちぎりで追い抜ける気がする。
《この辺ならアンコウ出てくるかなー。ワニちゃんでも師匠でもいいけど》
 師匠とは、みんな大好きシユウさんだ。なんか鳥っぽいから鶏肉の味がしそう。いや、ワニちゃんの方が案外鶏肉の味がしそうだな・・・。ワニって鶏肉の味がするって聞いたことあるし。
《んー・・・どこにいんだ?・・・ん?・・・こ、これは・・・まさか・・・まさか・・・!》
 ピンク色の缶が突き刺さっている。このピンクの缶・・・見覚えがある。この缶・・・あの『殺人ジュース』と名高い、サカキのおっちゃんが発案、作成をしやがった、その名も『初恋ジュース』だ。まさかこんなとこに殺人ジュースがあるとは思わなんだ。
《誰だよこんなとこに殺人ジュース置いてったやつは・・・》
 ・・・ちょっと飲んでみたくもなくもない。なんかアラガミは美味しいとかなんとかって言われてた気がするし。俺、今アラガミだし。
《・・・置いてったってことは飲まないってことだよな?》
 まあ、神機使い・・・ゴッドイーターたちに大不評な殺人ジュースだし・・・飲んでみよう。
《あ・・・どうやって飲もう。手なんかないし・・・。んー・・・・・・よし、缶ごといっちゃうか!俺アラガミだし!》
 そう思ったので、缶ごとバクッといくことにした。
[バクッ・・・メキメキ・・・ブシュッ]
《おお・・・美味い!なんだこれめちゃ美味いぞ!やっぱりアラガミだからか?》
 甘くて酸っぱくて臭くて・・・と散々な言われようだったが(アンソロジーの受け売り)、俺アラガミだから美味い!甘酸っぱいがそんなにしつこくなくて爽やかな味だった・・・。もっと置いてないかな・・・。
《いや~いいもの見っけたなぁ♪もっと冷やしてないかな~♪》
 アラガミのコアには劣るが、美味いものを見っけた。いやはや・・・殺人ジュースって言われるぐらいだから警戒してたけど、初恋ジュース美味いな。さすがアラガミ・・・味音痴にもほどがあるな。俺もそうなるのかもしれんが、俺はちゃんと味がわかるぞ。アラガミ仕様のジュースなだけだから。
《よし、とりあえず初恋ジュース探しつつアラガミも探してみるか!》
 スキップもどきをしながらルンルン気分でその場を離れた。

-シグレサイド-
 極東支部に来て2日目。サカキ博士に謎の飲み物、『初恋ジュース』なるものをもらった。任務が終わってから飲もうと思って冷やしておいたんだけど、冷やしてた場所に初恋ジュースがない。
「あれ?ここで冷やしてた初恋ジュース誰か持ってったー?」
「いや、誰も触ってないぞ」
「あれー?おっかしいなぁ・・・どこいったんだろ?」
「副隊長の勘違いじゃねえか?」
「うーん・・・そんなことないと思うんだけどなぁ・・・」
 誰かが持っていった痕跡はあるし、間違いなくここで冷やしておいたんだけど・・・。
「ま、いっか。またそのうちもらうだろうし。みんな、帰ろうぜー」
 初恋ジュースのことは忘れて、みんなと帰ることにした。



チョウワンには美味しい飲み物だったようです。くっそまっずいにするかどうかで悩みましたが、結局美味いということに落ち着きました。

ちょっとだけシグレサイドを書いてみました。
実は何も知らないシグレのものだったというオチです。
飲まなくて正解だよシグレ・・・。


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発見されました、チョウワン改(仮)です

中型アラガミを喰ってたらブラッドに見つかったようです。
見た目の変化は今のところまだ虫野郎の角(鞘刃バージョン)が頭についてるくらいです。


 チョウワン生活7日目。鎮魂の廃寺からおはよう。あの後結局初恋ジュースは見つからず、アラガミも見つからなかったので移動してきた。回収物?初恋ジュース探しに夢中で喰ってない。今思えば喰っときゃよかったわ。
 壊れた寺の中で寝ていた俺は、回収物には目もくれずに外に出た。アラガミ喰いたいです。できれば中型。エテ公は断る。
 餌(コア)を求めてうろうろしていると、またもや雪に埋もれた初恋ジュースを発見した。
《むむ?こんなところにも初恋ジュースが刺さってるな・・・。誰だよこんなとこに置いてったやつは》
 こんなとこに放置するなんて・・・俺に飲めって言ってるようなものではないか!
《殺人ジュースを放置は危ないな。俺が処理しよう》
[バクッ・・・メキメキ・・・ブシュッ]
《ん~幸せだなぁ♪》
 まさか初恋ジュースにハマるとは思わなんだ・・・。サカキのおっちゃん、とんでもないものを作りよったな・・・。
《さて、喉も潤ったことだし・・・アラガミ探すか》
 できればエテ公以外でお願いしたい。コアは美味いんだけど引きずり出すの大変なんだよ。
 またうろうろしていると、遠くから鳴き声が聞こえてきた。
〔ボギァァァ〕
 ちっ・・・エテ公の鳴き声かよ。まあ、中型にはかわりないし、コア引きずり出して喰ってやろう。

〔ボギァァァ・・・〕
 針飛ばし連発、トドメにエアーバズーカをくらわしてやった。ふっ・・・エテ公ごとき、俺の敵ではないわ!
《さっそくコアを・・・》
[メキメキ・・・メリッ・・・ミシミシ・・・ブチッ]
 取り出すのも一苦労だ。外側が硬くてうまくひっぺがすことができない。
《ふいー・・・やっとこさひっぺがせた。さて、コアを・・・》
「副隊長、非討伐対象を発見しました・・・え?チョウワン・・・!?」
 やばっ!シエルに見つかった!そっかもう血の力に目覚めてんのか!ブラッドだけが持つ不思議な能力・・・彼女は『直覚』という、アラガミの状態や場所を探る、いわば探知能力に目覚めているのだ。
(さっさとずらからねば!)
 急いでエテ公のコアを口に詰め込んでその場から逃走・・・しようと思ったのだが。
「うわっマジだ!・・・って・・・え?」
 バッドなタイミングでシグレ君登場。なんてこったい。
「角!角生えてるぞこのチョウワン!」
 ぬわー!やっぱりこの子変なところでおこちゃまだー!目をキラキラさせるでないよ!目の前にアラガミいるんだからそんな無防備にしてちゃダメでしょ!俺は襲わないけど!
「そんなこと言ってる場合か!さっさと片付けるぞ!」
 ギルが代わりにツッコミしてくれたけど片付けないで!いーやー!
「逃げんなよー!」
 そんな声が聞こえた気がしないでもないが、とにかくその場から逃走することに成功したのだった。

-シグレサイド-
 珍しいチョウワンが逃げていった。ちぇー・・・貴重なコアが手に入ると思ったのに・・・。
「チョウワンってあんな速く走れたか・・・?」
「いえ・・・あんなに速くはなかったはずですけど・・・」
 なんて会話をギルとシエルがしているけど、俺にとってはそんなのは重要じゃない。
「なーなー!あのチョウワン、黒い角生えてたぜ!俺のクロガネと似たようなの!」
「え、ええ・・・確かに、そうでしたね」
「なんだったんだ?今のチョウワン・・・」
「そーいやさー、あのとき逃げ出したチョウワン、まだ生きてるんだよな?それってさっき逃げたやつじゃね?」
「つーことは・・・確実に進化してやがるな」
「とりあえず、討伐対象のアラガミを倒しましょう。その後、サカキ博士に報告を」
 あ、サカキ博士で思い出した。初恋ジュース冷やしてたんだった。
「あれー?おかしいなー・・・」
「今度はどうした?」
「また冷やしてた初恋ジュースなくなってる」
「・・・またやってたのか」
「だって任務が終わってからの方がいいじゃん。腹たぷたぷになって動き鈍るのやだし」
「ま、それもそうか・・・。とにかく、今日は諦めろ」
「それもそうだな。よっし、やるぞー!」
 しっかし・・・ほんと誰が持ってったんだ?

-チョウワンサイド-
 まさかブラッドに見つかるとは・・・。面倒なんだよなー・・・敵に回すと。
[モゴモゴ・・・バキッゴリゴリゴリ・・・]
《ふー・・・危うく丸飲みするところだった・・・》
 また見つかったりする前に移動するか・・・。
〔クルルァ・・・〕
《この鳴き声は・・・サリエル!》
 この辺にいたのか!ぜひとも喰いたい!
〔クルルァ!〕
 おっと、見つかったようだ。お供のコバンザメ・・・もとい、ザイゴートまでいるな。しかも大量に。
《まあ、いいや。先にザイゴートを殺っちゃうか。毒針発射ー!》
[ドスッパァン!]
 ザイゴート消滅。コアは後で喰おう。
《サリエル、貴様のコアをよこせーい!》
 闇針発射ー!
[ドス!ドドドドドドドドドド!]
〔クルルァァ!〕
 殺られる前に殺る!エアーバズーカ!
[ボンッボンッ]
〔クルルァ!?〕
 トドメ、針飛ばし!
[ドドドドドドドドドド!]
〔クルルルルル・・・〕
 エクセレント!やったぜ!
《ではさっそく、まずは細胞から・・・》
[メリッ・・・ブチブチブチ・・・バリバリバリ]
 眼のところ喰ってやったが・・・案の定不味かった。なんとも言えない・・・なんかこう・・・もったりした感じが・・・。
《まあ、お目当てはコアだし。不味くてもいいんだけどさ。美味い方がいいけど》
 ではさっそくひっぺがし作業をば。
[メリッ・・・メリメリ・・・ブチブチブチ・・・ブチッ]
 サリエルはどこぞのエテ公よりも柔らかいからひっぺがしやすいな。
《お、コア発見!さっそく、いただきまーす・・・と、言いたいのだが》
 なんかさっきから気配を感じる。どうも一部始終を見られてるような感じだ。まあ、別に見られたところで、逃げ足速い俺には関係ない話だ!たぶん!
《なくなる前に喰っちまおう》
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《ハチミツ味だったなぁ・・・。やっぱ蝶のイメージだからか?》
 さて、小物のコアもさっさと喰ってずらかるとしよう。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
 卵って食べすぎるとよろしくないって聞いたことあるんだが・・・卵じゃないし、卵だとしても俺はアラガミだし。大丈夫だ、問題ない。
《けふっ・・・喰いすぎた・・・》
 まあいいや。とりあえず移動しよう。なるべく遠くに。

-シグレサイド-
 あの後アバドンが出てきて、つい癖で逃げていったアバドンを追っかけてたら、とんでもないものを見てしまった・・・。
「めっちゃ強いじゃん、あのチョウワン・・・」
 思わず特効しそうになったけど、やめといて正解だったかも・・・。あーでも、コア取りたかったなー・・・。しかもアバドン仕留め損なったし・・・。
【副隊長、どうした?アバドン、倒せたのか?】
「ギル、ギル!聞いてくれよ!」
【お、おう・・・どうした?】
「めっちゃすげーの見た!逃げてったチョウワンがザイゴートを溶かしたり、サリエルにすげー攻撃しかけて倒したり!」
【は?】
【確かに、先程までチョウワン、ザイゴート、サリエルの気配を感じていたのですが・・・サリエルとザイゴートは殲滅(せんめつ)されています・・・チョウワンの気配はありません・・・。でも、チョウワンがサリエルを倒すなんて・・・】
【とりあえず、帰った方がいいな・・・。すぐに報告しよう】
「おう!今からそっち戻るぜ!」
 あのチョウワン、また会えるといいなー。



またもやチョウワンが初恋ジュースを盗りました。
シグレはアホの子なので同じことやっちゃいます。そして変なところでおこちゃまです。


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苦手だったんですが好きになりました

苦手なステージに迷い込んだようです。
あそこは狭いので苦手です。


 チョウワン生活8日目。煉獄の地下街からおはよう。あの後ブラッドから逃げ延びてここまで来ました。・・・ここまで来ましたじゃないね、散々迷ってここに入っちゃっただね・・・。
《うわー・・・ここには嫌な思いでしかないわー・・・》
 アラガミってマグマの上平気で歩くじゃん?そこで死なれて捕食できなかったことが何度かあるんすわ。しかもここ、狭いじゃん?よくお手玉されるんだよ。避けるの下手くそなんだよ俺・・・。クアドリガなんか出てきてみ?そんでミサイルぶっぱされてみ?避けられなくて、ガードも間に合わず、吹っ飛ばされるのが目に見えてんじゃん。そこにクアドリガと一緒に出てきたアラガミなんかいた日にゃーそりゃ悲惨なことになるわけよ。ボーン→吹っ飛ぶ→攻撃される→吹っ飛ぶ→ボーンの繰り返しになんかなったらそっとリセットしたくなるよ・・・。
《ま、まあ俺今アラガミだし!歩けるかもしんないし!》
 おそるおそる足を踏み込んでみる。
《熱くない・・・溶けたりもしてない・・・》
 すげえなオラクル細胞。万能すぎんだろ。チョウワンでも歩けるもんなんだなぁ・・・。
《あ、そういやサリエル喰ったのに確認してなかったや。なんかいないかなぁ・・・》
 不思議と視野が広がった気がする。遠くまで見えるし。
《そういやサリエルって視力がよかったんだったっけ。それを取り込んだのか。どうせなら技が欲しかったなぁ・・・。燐粉飛ばしたり、毒燐粉撒き散らしたり、カーテンウォール出したり・・・》
 あ、今やってみりゃいいのか。どれ、さっそくカーテンウォールを・・・。
《そいやっ!》
 気合いと共に力を込めると、カーテンウォールが俺の周りに現れた。
《すげー!出せた!さすが俺のオラクル細胞!》
 燐粉飛ばしはたぶん針飛ばしの要領でやりゃいいんだろうが・・・ホーミングレーザーみたいなのだから相手がいないとわからんなぁ。
《毒燐粉撒き散らしを試してみるか》
 とりあえず針飛ばしをやってみる。が、毒針がで・・・た?
[ブワッ]
《Oh・・・毒針が強化された・・・》
 毒針の周りに毒霧がまとわりついていた。とんだヴェノムハザードだな・・・。とんでもないリーサルウェポンを射てるようになってしまった・・・。使うときは気をつけよう・・・。
《さ、さーて、ホーミングレーザーを当てられるやつはいるかなー!》
 半永久封印することにして、ホーミングレーザーを当てる相手を探していると、聞き覚えしかない鳴き声が聞こえてきた。
〔グワーグググギリギリギリ・・・〕
《出やがったなクアドリガ!ホーミングレーザーの餌食にしてくれるわ!》
 サナギからもらった三叉追尾弾もどきを発射する要領でホーミングレーザーを発射してみる。
[ビーッ!]
〔グワーグググ!?〕
 ホーミングレーザーが当たった。ちゃんとクアドリガに向かって飛んでいった。しかも弱点であるミサイルポッド、前面装甲、廃熱機関に勝手に飛んでいく。三叉追尾弾よりもかなり優秀だ。威力も結構強いようで結合崩壊・・・部位破壊もできた。すげえなサリエル。
〔グワーグググ!〕
 おっと、結合崩壊させたせいで怒ってしまったようだ。怒ったらオラクル細胞が活性化して強くなる。
《もういっちょくらえ!ホーミングレーザー!》
 飛んでいったホーミングレーザーはクアドリガの弱点にまたぶち当たった。それでクアドリガは沈んだ。
《やべえ・・・パワーインフレハンパねえな!オラクル細胞すげえなおい!》
 思わずはしゃいでしまった。てかこれははしゃがずにはいられないだろ!あの、あのクアドリガを2発でぶっ倒したんだぞ!?凄くね!?
《おっと、こうしちゃいられん。さっさとコアを喰わねば!》
 急いでクアドリガに近寄り、まずは細胞を喰ってみる。
[バキッメキメキ・・・バキンッ]
《かった・・・牙折れるかと思った・・・》
 とりあえず前面装甲を喰ったが、いやー堅いのなんの。でもなんかミサイルポッドも喰っときたいかも。
[バキッバキバキバキバキ・・・バキンッ]
《ぐおお・・・牙もげるかと思った・・・》
 よし、もうやめておこう。さっさとコアを引きずり出さねば。
[バキバキ・・・メキメキメキメキ・・・]
 なんとか装甲からなにからひっぺがし・・・というより解体し、コアを引きずり出した。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《なんでだろう・・・馬刺しの味がする・・・。あーなんかクアドリガって馬っぽいフォルムしてるからなぁ・・・それでか》
 そんなに好きじゃないんだよなぁ・・・馬刺し。これは失敗だった。でもコアはなるべく喰っとかないと完全なアラガミになれないし・・・我慢するか。
《・・・マグマ飲んだらどうなんのかな》
 ちょっと試しに飲んでみるか。ちょっとだけ・・・ちょっとだけ・・・。舐めるくらいで・・・。
[ペロッ・・・]
《熱くないな・・・。ちょっと美味しい・・・けど・・・なんだろう、例えが思いつかない》
 思いつかないだけで美味しいちゃあ美味しいからもうちょい・・・。
[ゴクッゴクッ・・・]
 飲んでみた。うん・・・改めてオラクル細胞すげえな。マグマ飲んでも全然平気とか。
《いやーここは最高だな!飲み物がたくさんある!》
 苦手なこの場所が好きになった気がした。 



クアドリガの鳴き声の表現って難しいですね。独特すぎて表現に困りました。

チョウワンはいったいどこに向かっているんで・・・あ、完全なアラガミだった。


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マグマ飲んでも変わんないのね

どこが変わらないのかは後程。といってもすぐですが。
マグマ飲んでも平気だし上歩けるし・・・卑怯臭いですね、オラクル細胞。


 チョウワン生活9日目。鎮魂の廃寺からおはよう。暑いところから寒いところにやって来ました。やっぱり寒いところが似合うよね、チョウワンって。色的に。ちなみに、マグマ飲んだから色が変わったりしてんのかなーと思って道中で確認してみたんだが、色はまったく変わってなかったよ。技に変化あるかなと思ってやってみたら、火属性が追加してた。氷も相変わらず使えるけど。見た目で変わったところと言えば・・・。
《ミサイルポッドが生えたなー・・・。あとなんか胸当てができた。開いたりはしないみたいだけど。ミサイル出ないのか・・・ちょっとほっとしたかも》
 ミサイルポッドとか胸当てはクアドリガを捕食したからかねぇ・・・。でも・・・。
《ミサイルポッド邪魔だなぁ・・・》
なんて愚痴ったら。
[ガシャコン!]
《ん?なんの音だ?》
 背中を見てみると、ミサイルポッドが収納された。身体に食い込んだっていうか、胴巻きみたいな感じだな。どうなってんのかわからんが、まあこれで邪魔じゃなくなったからいいか。
《よし、さっそくミサイルぶっぱしてみるか!ひょっとしたら堕天みたいに冷気がブワッてなるかもしれんし!そうでなくても熱気がブワッってなるかもしれんし!》
 ワクワクしながらうろついていると、さっそくいい相手が見つかった。サリエルだ。
《よっし、ホーミングレーザー強化のために喰らうぜー!》
 周りのコバンザメどもも一掃してくれるわ!
《くらえ!ミサイル発射!》
[ガシャコン!ドドドドド!]
 断末魔も言わせぬこの威力・・・だが土地は無害というこの不思議。ちなみに俺の周りには冷気と熱気が吹き荒れてました。何度でも言ってしまうな、オラクル細胞すげえ。なんだこのチート細胞。
《コアだけ残すなんて俺特!すげえなクアドリガ!》
 しかし・・・人間相手にぶっぱしちゃいけない技のオンパレードになってきたなぁ・・・。ヴェノムハザードを起こすリーサルウェポン毒針だったり、クアドリガを2発でぶっ倒せる弱点集中砲火ホーミングレーザーだったり、コア以外焼きつくすミサイルだったり・・・。
《おかしいな・・・俺が目指してたのは完全なアラガミであって危険度MAXの塊になる予定じゃなかったのに・・・》
 しかも逃げ足が速いわ視力がいいわ・・・聴力もいいし。嗅覚?なんか最初っからよかったよ。
《まあ、とりあえず喰おう》
 周りに転がってるコアをありがたくいただく。これでまた強くなったかもしれん。これ以上強くなっても仕方ないんだけどさ。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《なんか最近顎が強くなった気がするなぁ・・・硬いもんばっか喰ってるからか?》
 最近一番硬かったのはクアドリガくらいか。コアは今じゃなんともない。最初は顎が疲れたんだが。
《顎も強化されてたりすんのか?オラクル細胞万能だな》
 そりゃこぞって研究したくもなるよね。俺がもし研究者として転生してたら研究したくなるし。怖いけど。
《いやー・・・最初は嘆きたくなったけど、今ではアラガミになってよかったわー!人間時代よりもめっちゃ充実してるもん!》
 高校デビュー失敗したからボッチだったわけで。家でも家族が海外で働いてるから独りだけだったわけで。小学校も中学校も友達ができずボッチだったわけで。キャンパスライフ送る前にバスに突っ込まれてチョウワンになっちゃったわけで。まあ、チョウワンになっちゃったのは今ではよかったけどさ。
《なんーかこの調子だと海苔神様とか倒せそうだなー・・・なーんてね。さすがに死ぬよあれは》
 海苔神様・・・超大型アラガミ、ウロヴォロスのことだ。超がつくだけに無駄にバカみたいにデカイアラガミだ。攻撃力も結構強いから、遠くから弱点属性のアサルト弾でチマチマ遠くから攻撃したりしてたなぁ・・・。あとは足下チョロチョロしてみたり。それで蹴っ飛ばされたり、ジャンプされて攻撃くらったりしたけど。ああ、海苔神様っていてるけど、海苔じゃなくて苔です。俺からしたらあれ見た目海苔だけど。
《ま、会うこともないだろうし。とりあえず中型コンプしようかな!大型のクアドリガフライングしちゃったけど》
 よーし、待ってろまだ喰ってないアラガミ!俺が喰らってやるぜー!!



ウロヴォロスの素材、初めて見たとき海苔だと思ってました。ちゃんと標記苔なんですけどね。なんで海が見えたんだろうなぁ・・・(遠い目


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母よ、あなたは弱かった

タイトルがタイトルですが、シリアスではないです。
基本ギャグ路線を突っ走ってるつもりです。


 チョウワン生活10日目。鎮魂の廃寺からおはよう。今のところ順調に危険度MAXアラガミ指定を受けずにのほほんと生活を送っている。まあ、ブラッド以外の殺神鬼に会ってないし、ブラッドとも戦ってないからね。危険視されるようなことしてないし!まあ、うん・・・ブラッドの討伐対象をことごとく喰らってるからそこは恨み買ってそうだけど。シグレ君は珍しいアラガミ大好きだし、あの目のキラキラ具合からして敵意はなさそうだ。
《さてさて、今日の獲物はなんじゃろなっと》
 できれば喰ったことないアラガミが出てきてほしい。完全なアラガミになるためにはやっぱり色々なコアを捕食しないと。
《しっかし・・・喰ってみたいやつほど出てこないもんだなぁ・・・》
 いまだにワニちゃんもアンコウも師匠も見ないなぁ。どうしてだろ?場所が悪いのか?
《ちょっくら鉄塔の森にでも行ってみるか》
 そんな軽い気持ちで鉄塔の森へと向かった。

 道中で殺神鬼に見つかることもなく、体感で昼くらいに鉄塔の森に来れた。
《ここならアンコウとかワニちゃんとか師匠に会えるかも。なんかここの出現率高い気がするし》
 うろうろしてりゃそのうちかち合うんじゃないかなと思ってうろうろしていると、懐かしさすら感じる鳴き声が聞こえてきた。
〔クワァァァン〕
 母・・・イェン・ツィーの鳴き声だ。俺の母じゃないけど。いいんだよ。チョウワン皆兄弟。
《そういやチョウワンってイェン・ツィー喰えんのかな?一応別の種族だし》
 母とか言っておきながら喰う気満々なのも自分でもどうかと思うが、興味をそそられる。
《母とか言っちゃってるけど、関係性としては主人と下僕だしな。よし、いっちょ下剋上といきますか!》
 罪悪感?んなのあるわけないやん。俺以外のアラガミはチョウワン以外みんな餌だぜ。
《ふっふっふ・・・兄弟を召喚する前に下剋上してやんぜ!》
 意気揚々とイェン・ツィーに特攻していく。こちらに気づく様子はまったくない。
《ミサイル発射ー!》
[ガシャコン!ドドドドド!]
 やはり俺の攻撃は喰らったらほぼ即死のようだ・・・。ミサイルによる煙幕が晴れたとき、そこにはイェン・ツィーが横たわっていた。コアだけ残るとかじゃないようだな。さすが、腐っても感応種か・・・。
《とりあえず、細胞を喰ってみるか》
[ミシミシ・・・ギシィ・・・]
 喰ってみたけど・・・なんだろう・・・普通に不味い。苦いとかそういうものじゃない。普通に不味い。
《感応種の細胞はオウガテイルより若干ましなくらいの味がするのか》 
 とりあえずひっぺがし作業をしよう。俺はコアが喰いたいんだ。
[ミシミシ・・・ギシィ・・・メリメリメリ!]
 やっとの思いでひっぺがした。
 普通のアラガミのコアは緑っぽいような青っぽいような色だが、感応種のコアはどす黒い赤色をしていた。正直、喰う気が起きないくらい不味そうだ。
《そーいや、俺も一応感応種だったや・・・》
 まあ、そんなのはどうでもいい。感応種のコアをいただくとしよう。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《なんか、ササミの味がする・・・》
 俺の好きな鶏肉の味なのだが、これはコアだ。眼をつぶ・・・れなかったわ。眼がないのをうっかり忘れてた。それはおいといて、感応のコアと普通のコアの違いって、色だけかな?見た目がよろしくないけど美味いなら問題ないな。
 それにしても・・・母たるイェン・ツィーよ、あなたは弱かった。いや、俺が強いのか・・・。



たくましくなったなぁ・・・なんて書いてて思いました。
チョウワン動かすの楽しいです。


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チョウワン改、グレードアップ?

前回イェン・ツィーを喰らったので、ちょっとだけ変化したようです。


 チョウワン生活11日目。鉄塔の森からおはよう。昨日イェン・ツィーを喰ってみた。ササミだった。・・・そんなのはどうでもいい。どうしてこうなった。
《なんか装甲が白く変色してるんだが・・・》
 以前はクアドリガの色だったのだが、今は雪のように白く変色している。胸当ては。
《ミサイルポッドが赤黒く変色しているのもわけがわからないよ》
 思わず某魔法少女アニメのクズと同じことを言ってしまった。しかし、なぜ変色してしまったのだろう。イェン・ツィーのコアが原因か?
《変色しただけで、とくになにも変わってないしなぁ・・・。技が増えたわけでもなし。アラガミが進化するでもなし。同じチョウワン出せるかなと思ったけど無理だったし》
 威力の方は依然として俺TUEEEEEだが。ホーミングレーザー?一発で結合崩壊&撃沈ですがなにか?夜中にのこのこ現れたクアドリガに試しにぶっぱしたらパァンからのズシーンでしたよええ。コアは美味しくないけどいただきました。ひっぺがし作業がつらかったんでエアーバズーカくらわしたら粉々に細胞が砕けましたよええ。残っていたのは馬刺しだけだった。あ、コアのことね。
《まあ、別に体色が変色したわけでもないし、いっか!》
 結構気に入ってるんだよ、この空色。まあ、他のチョウワンと比べると艶々だけど。なんか月明かりで光ってたよ。そんなぺかーって感じじゃなくて、なんかこう、幻想的な感じで。眩しいというよりぼやーって感じで。
《さて、すべてイェン・ツィーの仕業にしてお食事しますかね》
 ワニちゃんかアンコウか師匠は出てこないものか。まだ喰ったことないんだよねー・・・。ほんと俺のリアルラック値どうなってんだ。
〔グギャーオ〕
 なんだサソリ野郎か・・・。まあいいや。喰ったことないし。サソリ野郎・・・ボルグ・カムランは、盾を持っているアラガミだ。尻尾の先端の針で攻撃してきたり、尻尾の長さを利用した尻尾回転をしてきたり、盾を構えて突っ込んできたり、頭についてる棘を飛ばしてきたりする、俺が苦手なアラガミだ。〔グギャーオ〕盾と尻尾を結合崩壊させればそこが〔グギャーオ〕弱点になるからいいんだが、それまでが結構大〔グギャーオ〕変なんだよ。〔グギャーオ〕サソリ野郎堕天になると針を結合崩壊できるんだがなかなかできなくて〔グギャーオ〕イラついたことも〔グギャーオ〕あったっけ。あれ、針が地面に刺さる方のダウンにしたときに針に破砕属性の攻撃を与えて〔グギャーオ〕りゃぶっ壊れる。が、〔グギャーオ〕それが難しい。なので俺はアサルトでチマチマ削ってい〔グギャーオ〕る。以外と壊れるよ。〔グギャーオ!〕・・・って!
《やかましい!いるのはわかったから静かにしろ!》
 なんなんだよ人・・・いやチョウワンが語ってるときに!いちいち割り込んでくんなよ!お前はあれか!?かまってちゃんか!人間でいうところの
『これこれこういうことが『ねーねー聞いてー!』あってそれで『ちょっとー!きーいーてーよお!』こうなるから『もっしもーし?聞こえてるー?』こうであって『ねえってばあ!きーいーてーよお!きーいーてえ!』これこれこういうことが『無視しないでよー!』さっきからやかましい!』
ってやつか!
《沈んでろ!ホーミングレーザー!》
[ビーッ!ボンッ!ボンッ!ボンッ!]
〔グキャァァァ・・・〕
《後々粉々にしてやるからな》
 とりあえず盾と針の部分を捕食してみるか。クアドリガの例があるし。尻尾伸びたら嫌だから尻尾は喰わないようにしよう。
《まずは盾から・・・》
[バキッ・・・ベキベキベキ・・・ボキッ]
《かった・・・クアドリガよりは柔いけどかった・・・牙がジンジンする・・・》
 おまけにくそ不味い。オウガテイルよりましだけど。なんか最近細胞がくそ不味いんだけど・・・やっぱりコアが美味いからか?
《どれ、次は針を・・・》
[ボキッボリボリボリ・・・]
《んー・・・なんだろう・・・飴噛んでるみたい・・・飴みたいに甘くないけど》
 これ以上喰っても美味しくないので、さっそく粉々にしてしまおう。
《ミサイル発射ー!》
[ガシャコン!ドドドドド!]
 オーバーキルだって?もともとすべてにおいてそんな感じだからいいんだよ。
《さて、肝心のコアのお味だが・・・》
 サソリって食べたことないんだよなー・・・食べたくもないし。
《よし、不味かったら水飲もう!》
 というわけでいざ実食!
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《・・・・・・・・・ん?》
 味がいまいちよくわからなかった。甲殻類系の味が混ざってるというか、なんというか・・・。不味くはないけど美味しくもない。普通。
《進んで喰いたくはないなぁ・・・まあ、出てきたら喰うけど》
 コアを主食にしている俺としては味がどうこうは別に気にしてない。美味しい方がいいんだけど、喰えりゃこの際文句は言うまい。
《もう少しこの辺でねばってみるのもいいけど、やっぱ少し間を置いた方がいいかもな。よし、移動しよう》
 のんびりまったり移動するとしますかね。



なんか苦手なものほど長く語っちゃいますよね。私だけかな?


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俺はチョウワンだ

自分が特異個体としてつけ狙われているのを初めて知ったチョウワン。色々チョウワンに装飾品(?)がくっついてますが、ずっとチョウワンで通してます。
いいかげんチョウワンじゃなくなってきてますけどね。


 チョウワン生活12日目。愚者の空母からおはよう。適当に歩いてたら着いていた。ここにはチョウワンになってから来たことなかったのでちょうどよかった・・・んだが!
《なんで追っかけ回されてんの俺ー!?》
 殺神鬼が目の色変えて襲ってくるんだけど!?なにもしてない!なにもしてないよ俺!ブラッドの獲物横取りしたくらいで悪いことなんもしてないよ俺!ヴェノムハザードやっても環境に悪影響及ぼしてないし!エアーバズーカとかミサイルとかぶっぱしてるけど地面抉ったりしてないから!
《ここ狭いから追いつかれるー!》
「あいつのコアを手に入れれば昇給間違いなしだぜ!」
《ふぁ!?なんのこと!?俺倒したら消えるよ!?コア剥離なんてできないよ!?》
「報告通り逃げ足はえーぞあいつ!」
《そりゃ金魚ちゃん喰ったからね!》
「特異個体チョウワン・・・報告通り、少しずつ進化しているみたいだな」
《くっそう!偵察班の連中のアホー!!》
 てか今『特異個体チョウワン』って言った!?俺いつの間にそうなってたの!?
《偵察班のバカー!!律儀に報告してんじゃないよ!!何ちゃんと仕事してんだ!!いやそれが普通なんだけど!!》
 とりあえず撒かないと俺死んじゃう!
《こうなりゃ弾幕だ!ミサイル発射!》
[ガシャコン!ドドドドド!]
「おわっ!?」
「ぬおっ!?」
「くっ・・・!」
 ちゃんと当たらない場所にやって煙幕をはる。そしてその隙に隙間に隠れた。ただのモッブイーターだからな。こうしてりゃ諦めて帰るだろう。
「ちっ・・・逃がしたか」
「逃げ足が速いだけじゃねーのかよー!」
「仕方ない。今日は諦めよう」
 よしよし、そのまま帰ってしまえ。しっしっ!
 ・・・・・・もういないな。よし。
《ふいー・・・助かった・・・》
 まったく。ふざけやがって!大方サカキのおっちゃんが俺のコアを欲しがりやがったんだろうが・・・俺はチョウワンよ?コア剥離できない。俺不完全。
《まったく・・・。ちょっと変化を試してただけなのに》
 サソリ野郎の盾は展開可能になった。なんか攻撃されたときにミサイルポッドが盾に変形する。超硬くてサリエルの攻撃跳ね返したよ。あと針なんだが、尻尾をサソリ野郎の針状にできるようになった。以上。
《さて、これからどうしたもんか・・・》
 ここに師匠が出てきてくれりゃいいんだがなぁ・・・。師匠喰ってみたいんだけど、出てきてくれないかなぁ・・・。
〔グワァァァァン・・・〕
《お?この鳴き声・・・師匠!キタコレ!》
 ついに・・・ついに師匠を喰える!師匠の翼っぽい部分を喰らうぜ!
《その命、もらい受けるぜ、師匠!ホーミングレーザー!》
[ビーッ!]
 遠い場所にいた師匠に見事命中。結合崩壊のちの絶命。なんかほんと俺のパウワーはどうなってんだかね。
《ま、そんなのはどうでもいいか!師匠をさっそく捕食するぞーい♪》
 ルンルン気分で師匠の翼手を捕食してみる。
[バキッベキベキベキ・・・バキッ]
 うむ、不味い!ただただ硬くてなぜかしょっぱい!超しょっぱい!
《さて、では肝心のコアをば♪》
 ミサイルで周りの細胞を破壊する。コアだけが残ったのでコアを喰らう。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《手羽先!》
 イェン・ツィーはササミだったのになぁ・・・。やっぱちょっと違うのか。ちょっとした発見だったな。



チョウワンじゃなくなってきたので名前を考えようかなと。思いつきませんが。


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俺のギフトを受け取って

ギフトはギフトでもドイツ語の方です。ドイツ語では『毒』という意味になるらしいので、ちょっと使ってみました。

現在活動報告、感想の方で名前を募集しています。チョウワンに素敵な名前をつけてやってください!(露骨なコメ稼ぎm(_ _)m


 チョウワン生活13日目。愚者の空母からおはよう。手羽先・・・もとい、師匠を喰らったからか、起きたら翼手が生えてたよ。なんかレイジバースト編に出てくるガウェインと呼ばれる、四足歩行の獣で背中から翼手が生えてるやつみたいになっちゃったよ。俺チョウワンだから、見た目はイェン・ツィーみたいになるかと思ったんだが、そんなことはなかったぜ。・・・・・・正直、邪魔です。
《ん?また引っ込んだな・・・》
 今度はなんか突起みたいになった。場所的にミサイルポッドの後ろら辺か。
《俺、チョウワンだよね?不完全なアラガミだよね?》
 そう思っているのは俺だけで、実はもう完全なアラガミになっちゃってたりしちゃったりするのでせうか。・・・・・・・ごめん、ちょっとテンパったわ。
《考えるのは後にしよう。今は食事をせねば》
 翼手の使い勝手も試してみたいし、なんかいい獲物はいないものか。
〔ギャオォォォォォォォォォ〕
《アンコウキタコレ!待ってました!》
 ついにアンコウにありつける日が来た!こりゃあ殺るっきゃないっしょ!
《よし、師匠から授かった翼手の実験体になっていただこう!ファイアー!》
 翼手が出てきて、波○拳を放ってみる。
[ボーンッ!]
〔ギャオォォォォォォォォォ・・・〕
《一撃殺・・・相変わらずのパワーインフレっぷりだな・・・》
 『上手に焼けましたー!』という声が聞こえてきそうな感じだ。アンコウの丸焼きみたいになってる。
《ではさっそく、いっただっきまーす!》
[ガブッ・・・ミチミチミチ・・・ブチッ]
《そんなに美味くない・・・》
 ちょっと期待してたのになー・・・。見た目アンコウだし。いや、アンコウ食べたことないけどさ。
《いいや。砲塔喰って、コアを引きずり出そう》
[バキッガリガリガリ・・・]
《歯ごたえがありますなぁ・・・。歯ごたえしかないですなあ・・・あ、しょっぱ》
 手羽さ・・・師匠もなんかしょっぱかったけど、なんでだろ?
《まあ、俺が求めてるのはコアだし。よし、ミサイルで周りを粉砕DA☆》
[ガシャコン!ドドドドド!]
《粉砕、玉砕、大喝采!なんちゃって》
 某カードゲームアニメの某社長みたいなことを一度言ってみたかったんや・・・。
《さて、アホなことしてないでさっさと喰うか》
 いや、某社長がアホというわけでは断じてないのだよ?
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《おお・・・淡泊な白身魚の味がする・・・。アンコウってもっとこう、もったりしてるのかなって思ってたんだが・・・。あ、そういえばこいつ、この世界では一応ワニにカテゴライズされてたっけ・・・》
 それで違うのかも。まあ、美味けりゃなんでもいいけどな。
《他になんかいいのいないかなーっと》
 できれば喰ったことないやつがいいな。ヤクシャとか。ヤクシャは人間と鬼をたして2で割った感じの見た目に、右手が火縄銃みたいな形状になっているアラガミだ。見た目からして筋っぽいから喰いたくはないけど、あいつ神属性持ちだからぜひとも喰いたい。
《うーむ・・・なかなか新しいやつ出てこないなあ・・・》
 なんて思っていたら、サナギが生えてきた。わさわさと大量に。
《おう・・・サナギだらけだぜ・・・ん?》
 色違いのサナギがいる・・・堕天種だな。雷サナギ、火サナギ、氷サナギだ。
《よし、いっちょやっちゃいますか、ヴェノムハザード》
 周囲にゴッドイーターはいない。やらかすこともない。ならやっちゃおう、ヴェノムハザード。
《俺からのギフトを受け取ってくれー》
 棒読みになってるが気にしない。
[ジュワッ!]
 全滅させたと思ったらまたわさわさ出てきたよ。今日はやけに出てくるな、サナギ・・・。
《もういっちょギフトをプレゼント!》
[ジュワッ!]
 はい、殲滅。相変わらずオーバーキルね、俺のオラクル細胞さんは。
《ま、いっか!これで雷属性ゲットだぜ!》
 この調子でバンバンアラガミを喰らってやるぜーい!
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《味は変わんないのか・・・。ちょっと残念》
 味は変わらないけど能力的にはおいしいから良しとしよう。
 あらかた喰ったのでそろそろ移動でもしようかな。一所(ひとところ)にいるっていうのはどうも落ち着かないし。
《次はどこ行こうかなー・・・あらかた行きつくしたと思うけど・・・あ・・・》
 そういえば極東支部付近にもあったわ。行きたくねぇ・・・激しく行きたくねぇ・・・。
《行きたくないなら行かなくてもいっか!よし、行かない近づかない》
 そう心に誓い、愚者の空母を後にするのだった。



ちょっと指が荒ぶってフライング投稿してしまいました・・・。もうしわけないです。
パソコンとスマホって勝手が違いますね。以後気をつけます。


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誤射姫様って本当に誤射するんですね

知ってる人は知っている、誤射さん登場です。
第一部隊の前に第四部隊を出す私←
私は誤射さんの殺気を感じて自分から射線から外れます。外れても当てられることもありますが。

名前はまだ募集中です。
よろしくお願いします。m(_ _)m


 チョウワン生活14日目。鉄塔の森からおはよう。アンコウの砲台を喰ったらなんか角が変形して砲台になるようになりました。普段は角だけど。あと、エアーバズーカが砲台から出るようになった。
 近況報告で現実逃避してたけど、眼下に第四部隊の人たちがいらっしゃる。真壁ハルオミさん、愛称チャラ・・・げふんげふん。ハルさん。そして台場キャノ・・・じゃなくて台場カノンちゃん。みんなは知っているだろう。カノンちゃんは・・・キャノン様は、誤射姫様であることを。そして、戦闘中は性格が変わることを。
「射線上に入るなって・・・あたし言わなかったっけぇ!?」
「言ってねえよ!」
 あーあ・・・ハルさんがキャノン砲の餌食に・・・。あ、俺はカノンちゃんを普段キャノン様と呼んでいる。そして誤射をキャノン砲と呼んでいる。
《現実でもキャノン砲は健在か・・・》
 思わず遠い目・・・あ、眼がないんだった。もう何度目だこのネタ・・・。いい加減に眼が欲しい。言い方アレだけど・・・。
「あははっ!痛かったの!?ねえ!?」
《イキイキしてるなぁ・・・。キャノン様は今日も元気だねぇ》
 誤射姫様はその名に違わず誤射するんだなぁ。キャノン砲をドカスカぶっぱなしてまんなぁ。
「あっはーっ!ブッ飛べー!!」
「のわーっ!!」
「だーかーら!射線上に入るなってあたし言わなかったっけぇ!?」
《おー・・・ハルさんが吹っ飛んだ》
 キャノン砲が吠えるぜ・・・。ほんと、キャノン様のキャノン砲は最強やで・・・。
「あっはははは!」
「落ち着けカノン!のわあっ!」
《無理だって。キャノン様を制御できるのは誰もいないって》
 キャノン様のキャノン砲の餌食にならないように努力していた俺って偉い。俺はキャノン様のアイコンが俺の後ろに来たときに射線からすぐ退ける。たまにキャノン砲の餌食になったけどな・・・。
「今日は誤射が少なかった気がします!」
「はっはっは・・・そうだなぁ・・・」
《絶対嘘だろ・・・。ボカスカキャノン砲やらかしてたじゃんよ・・・》
 そーいや、キャノン様はシグレ君に戦い方を教えてもらってるのかねぇ・・・。てか、どうせ指導するなら俺もブラスト(バズーカ砲みたいなもの)にすりゃよかったかなぁ・・・。
 キャノン様とハルさんは俺に気づかずに帰っていった。やーよかったよかった。キャノン様にキャノン砲をぶっぱされるハルさんを見て遠い・・・もうやめておこう。このネタ引っ張るのもいい加減やめた方がいい気がしてきたわ。
《あ・・・飯喰ってなかったや》
 思わずキャノン様とハルさんのやり取りを高みの見物してしまった。
《んー・・・いいや、今日はおとなしくしてよう。たまにはこういう日があってもいいよな。キャノン様に見つかったら恐ろしいし》
 今日はおとなしく寝ることにしよう。そうしよう。



はい、実際にカノンちゃんをキャノンと呼んでいます。たまに台場さんって呼んでいます。

今回はおあずけしましたが、次回は喰います。


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ついに眼が・・・ってなぜだ!?

今回はチョウワンに念願の眼ができます。しかしその眼はアレだった・・・という内容です。

名前はまだまだ募集中です。
よろしくお願いしますm(_ _)m


 鉄塔の森からこんばんは。今回は出だしが違うって?そりゃそうだ。俺は今・・・・・安眠妨害を受けているからな!
〔クルルァー!クルルルルァー!!〕
《・・・・・・・・・》
〔クルルルル!〕
《・・・・・・・・・(ワナワナ)》
〔クルルァ!クルルルルァ!クルルルル!〕
《・・・・・・ああもううるせぇぇぇぇぇぇ!!なんなんだよさっきっから騒ぎやがって!!》
 イライラがピークに達した俺は飛び起きた。サリエルに向かって怒鳴って、はたと気がついた。サリエルの頭、スカート、両足が結合崩壊を起こしている。それで怒りモードになって荒ぶっているようだった。
《どういう状況だこれ?相手は誰だ?》
 周りを確認してみても誰もいない。ゴッドイーターにやられたんじゃないのか?
〔クルルァ!〕
 『なにすんのよ!』と言いたげにヒステリックサリエルが俺に向かって( ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)抗議している( ・ ・ ・ ・ ・ ・)
《ホワイッ!?俺なんもしてねーっすよサリエルの姐さん!!》
 もしかして、無意識にホーミングレーザーでもぶっぱしてたんだろうか?だとしたらすでに土にお還りになってるはずじゃ?
《寝ぼけてぶっぱしちゃったんかなぁ・・・。キャノン様が怖くて飯喰いっぱぐれたし・・・》
〔クルルァ!〕
《まあ、ちょうどいいや。いただきまーす》
 ミサイル発射して仕留めました。いやはや、飯はちゃんと喰わないとダメだね!
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《ふう・・・腹も満たされたし、もっかい寝るか》
 ではおやすみ。

 チョウワン生活15日目。鉄塔の・・・あ、最初に現在地言ってたね。改めて、おはよう。
 起きて早々、なんだか頭部に違和感がある。さっそく水辺で見てみよう。
《おお!ついに念願の眼が・・・・・って・・・なぜだぁぁぁぁぁぁぁ!?》
 なぜに!?なにゆえ!?え!?ちょっちょちょちょ!?ぬえぇ!?
《いや、確かに眼っちゃあ眼だよ!?だけどなぜに!?なにゆえモノアイ(・ ・ ・ ・)!?ホワイッ!?アイエェェ!?》
 はー・・・はー・・・はー・・・OK,OK・・・Just a moment・・・。落ち着け、落ち着けよ俺。深呼吸だ深呼吸。すー・・・はー・・・すー・・・はー・・・。
《Oh・・・ナンテコッタイ・・・》
 角の位置が左にずれて、某ロボットアニメのアッ○イのようなモノアイフェイスに変わっとるがな。横360度、縦180度見えちゃう高性能モノアイに大変身だよどうしてこうなった。
《サリエル喰っただけなんだけどなぁ・・・》
 いや、まあ、眼が欲しいって言いましたよ?単眼でも眼は眼だよ?でもね、これは望んでなかったよ。なんで機械仕掛けの単眼なのよ。アッ○イが悪いわけじゃない。モノアイフェイスが悪いわけじゃない。わけじゃないけどどうした俺のオラクル細胞。
《もはやなんでもありかオラクル細胞・・・。俺のオラクル細胞はオタクかなんかなのか》
 てかアラガミで機械モノアイフェイスってどうなのよ。せめて単眼にしてよ。
《はぁ~・・・・・・・嘆いても事実は変わらんか・・・》
 念願の眼がたとえ機械仕掛けの単眼でも、俺は強く生きるよ・・・。



ふと思い至ってしまった・・・反省はしている(遠い目
結構好きです、アッガイ。アッガイは癒しです。萌えです。


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新生活始まりました

名前はオメガ1さんの『アギト』に決定しました!
オメガ1さん、ありがとうございました!
名前が気に入ったので採用させていただきました。

考えてくださったみなさん、ありがとうございました!
素敵な名前ばかりで悩みました。
みなさんが考えてくださった名前は、今後の参考にさせていただきたいと思います!

今回は前回の話から日数は変わってません。
名前が決定したのでタイトルを変えてそのまま続けます。

もし
決定した過程くらい書けやゴラ
と思われる方がいましたら、番外として書きたいと思います。


 アッ○イになってしまったが強く生きると決めた俺だが、なぜだろう・・・。
「出たぞ、アギトだ!」
 俺はいつから仮○ライダーになってしまったんだろうか・・・。第一部隊隊長の藤木コウタ君が俺を指して『アギト』なんて言うんだもの。そう思うじゃない。
「コウタ隊長、アレ本当にアギトなの?なんか頭部に変なのがついてるよ?」
 『変なの』とは失礼だな第一部隊のエリナ・デア=フォーゲルヴァイデちゃんよ。これはモノアイといってかなりの高性能なんだぞ。横360度、縦180度に眼が動くんだから。下も見えるよ。オラクル細胞パウワーで。ちなみにこの子の兄、エリック・デア=フォーゲルヴァイデ(出オチの彼)は頭上注意の神となり、マスク・ド・オウガ(たぶん)となりました。
「常に進化してるって話あったろ?それだよ」
「僕のポラーシュターンであの闇の眷属(けんぞく)を倒してみせよう!」
 闇の眷属とは聞き捨てならないぞ第一部隊のエミール・フォン・シュトラスブルク。俺は人間に不利益なことはなにもしてないじゃないか。
「アンタバカじゃないの!?アイツは接触禁忌種!ヘタに相手できないの!ただでさえアイツは感応種なんだから!」
 ちょっと待てーい!!接触禁忌種(とにかくヤバいアラガミ)にされたなんて聞いてないぞ!?俺がいつ接触禁忌種に指定されるようなことしたよ!?あれか!?ヴェノムハザードか!?あのリーサルウェポンはちゃんと人間がいるときは自重してたじゃないか!ミサイルだって弾幕張るためにぶっぱしたくらいで人間に当ててないからね!?
 はー・・・はー・・・うん・・・落ち着け俺。今は目の前に集中しないと。
「とにかく警戒しろ!どんな進化したかわからないんだから!」
 いやいやお帰りくださいな。どうぞそのままアナグラ(極東支部)にお帰りくださいな。俺は人間にはなにもしませんよ?そんなに睨まないでおくれよコウタ君。エリナちゃんもそんなに険しい顔しないで。せっかくかわいいのに台無しよ。おいエミールなに不敵の笑み浮かべてんだこら。吹っ飛ばすぞ。たいしてダメージのない攻撃ですら吹っ飛ぶおおげさ持ちだもんねぇ。ちょっと小突いたら吹っ飛ぶかな。・・・面倒事にしかならないからやんないけど。
(こうなったら逃げるしかないな!うん!)
 回れ右、かーらーのぉダッシュ!
「僕に恐れをなして逃げたのだな!」
「いやいや、んなわけねーから」
 まったくもってその通りだ。

 追っかけてくる様子はなかったのでとりあえず一安心だ。いやーよかったよかった。
《ここまで来りゃあ大丈夫かな・・・ふう・・・》
 やれやれ・・・新生活がいつの間にやら始まっていたようだ。ずっとチョウワンだと思ってたのに、まさか接触禁忌種にされてしかも勝手に名前までつけられてるとは。いやー人間だった頃の名前が霞む霞む・・・。みんなは覚えていてくれているだろうか。俺の名前は・・・名前は・・・名前・・・は・・・?
《あれ?名前があったはずなんだけどな・・・・・・あれぇ?》
 そういえば、なんか吾輩は人間であったってことは強烈に覚えてるんだが、どうしてこうなったのかがいまいち思い出せないなぁ・・・。
《うーん・・・なんかとんでもなく痛い思いをした気がしないでもない・・・けど・・・。楽しいことを奪われてこんな目に遭ってるようなー・・・んー?》
 うーん・・・俺ってこんなに記憶力なかったっけな?そんなにいい方じゃなかったはずだけどここまで酷くはなかった気がしないでもない・・・。
《んー・・・・・・・・・なんか、ウキウキが一瞬で恐怖に変わったような・・・変わったのか?あれ?》
 あー・・・混乱してきた。やめやめ。
《なんか食欲ないし、寝よう。またサリエルみたいなことにならなきゃいいけどなー》
 おやすみ。明日から俺、仮○ライダーアッ○イとして生きていくよ・・・。



ちょっとだけシリアスを投入してみました。
だんだん人間だった頃の記憶がなくなっていく恐怖ってとんでもないものですよね。・・・経験したことはもちろんありませんが。

今後も人間は襲いませんのでご安心ください。外見は変わっても内面は変わりません。記憶はどんどんなくなっていきますが・・・。

仮面ライダーアッガイ・・・自分で書いててちょっと見てみたくなったなんて言え・・・言ってますね。


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あれれぇ?おっかしいぞぉ?

寝て覚めたらまた変化していたようです。
アギトは謎の進化をするオタクル細胞で構成されてます。


 チョウワン生活改めアギト生活1日目。今日から心機一転、元気爆発ガンバルg・・・げふんげふん。頑張るぞー!
 さて、目覚めたわけだが、俺の高性能モノアイがありえると言えなくもない変化をとらえた。俺の角が、なんと仮○ライダーのアギトさんの角に変身していたのだ。いや、似てるってだけだけどさ。
《いよいよ俺のオラクル細胞はオタクル細胞になってしまったのか・・・》
 誰がうまいことをイェーと言ったよって自分にツッコミをしつつ、今日はオラクル細胞改めオタクル細胞の検証をしてみようと思う。
《とりあえず喰ったことあるやつで検証してみるか》
 ドンナオタク進化ヲトゲテルカミモノダナー(棒)。
 ハッハッハ・・・わかってますよ。自分でもわけワカメ状態だって。
《さて、とりあえず技に変化がないかとか確かめとくか》
 ちょうどオウガテイルの群れがいるし、人間はいないし、いっちょヴェノムハザードを・・・。
《俺のリーサルウェポン、ヴェノムハザード!俺のギフトを受けとれーい!》
[ドシュッ!カタカタカタカタカタ!ジュワッ!]
《なに今の!?ドクロが!ドクロが歯をカタカタ!カタカタしながら飛んでった!?》
 とんだいらんエフェクトが追加されたものである。しかもコアすら残さないこの鬼畜仕様。ますますリーサルウェポンっぷりに磨きがかかってしまったようだ。
《そして安定の自然に優しい、環境に優しい俺の攻撃よ・・・・・・ん?》
 オウガテイルだったものの場所から、なぜか植物が生えてきた。植物にあまり詳しくはないが、毒のある植物でもオラクル細胞植物(あるのか知らんけど)でもなさそうだ。
《なんでもありか俺のオタクル細胞・・・。明らかにアカンやつやったやん・・・》
 どうやら環境破壊ではなく環境改善の方向に進化しているようだ。なんて素晴らしい細胞だオタクル細胞。
《よし、この調子でどんどん検証していくか》
〔グワーグググギリギリギリ・・・〕
《おお、ナイスタイミングだクアドリガ!》
〔グワーグググギリギリギリ!〕
[ドシュッ!]
 おっと、こっちにミサイルぶっぱしてきよったな。
《盾展開!》
[ガキンッ!ドシュッ!ボンッ!]
 よし、うまい具合に返却できたようだな。盾は変わってないようでひとまず安心だ。
《お返しだ!ミサイル発射ー!》
[ガシャコンッ!ドドドドドドドドドド!ギャオォォォォォォ!]
《なんぞ知らんがいつもより余計に発射しておりまーす・・・・・・。そんでなんで炎と氷と雷のドラゴンが昇っていったの・・・。わけがわからないよ》
 そして跡には塵も残らない・・・と思ったら、クアドリガの灰からまたもや植物が生えてきた。なんだこの生命の神秘・・・。
《・・・・・・・さーて、ホーミングレーザーをぶっぱできるやつはいないかなー》
〔クルルァ・・・〕
《今日は意外とラッキーかもしれないなぁ。サリエルがログインしました。こんにちはホーミングレーザー!》
[ズビャーッ!ボンッ!ボンッ!ボン!]
《あれぇ?あるぇ?なんかすっごいビームが出た気がするよぉ?》
 なんか自由の名を持つ白い悪魔を彷彿とさせるビームが出た気がするなぁ・・・。見間違いかなぁ?そしてなんかもう見慣れてしまったが植物生えてるねえ。あれは木の芽かなぁ?大きく育つといいねえー・・・。
《結論、オタクル細胞はいろんな意味でヤバい細胞だった!》
 なんかもう、突然変異起こしちゃって大変だわ・・・不完全だったゆえの進化なんだろうか・・・。
 こうして、俺の細胞はオラクル細胞からオタクル細胞になってしまったのだった・・・。



使わなくなった技
・針飛ばし
・闇針
・三叉追尾弾
・エアーバズーカ
・カーテンウォール
・波動弾(物語外で使用したりしなかったり)
今後も使う技
・ヴェノムハザード
・ミサイル
・ホーミングレーザー(既に喰ったやつにはホーミングビーム)
です。取捨選択って大事ですよね。なんでてんこ盛りにしてたんだろう私(遠い目

常々思ってたんです。自然がすくねえなって。だからやらかしました。
万能オタクル細胞ェ・・・。

余談ですが盾には実は正面に『アギト』と行書体で書かれてます。
自己主張が強いオタクル細胞ですが、どうぞ生暖かい目で進化を見守ってやってください。


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雨が降ったらご用心

ここにきてようやっと赤い雨に触れる私です。
赤い雨というとシリアスになりがちだと思いますが、安心安定の平常運転です。説明部分だけシリアスですが。


 アギト生活2日目。鎮魂の廃寺からおはよう。今、お外は真っ赤な雨が降っている。赤乱雲(誤字じゃない)が空を覆い、朝のはずなのにどんよりと暗い。
 世界が終末捕食・・・世界のリセットをするために特異点・・・中心となる者を創り出そうとして降らせている、人間にとって傍迷惑どころの騒ぎじゃない超迷惑な雨だ。人間が赤い雨に濡れると発症する黒蛛病・・・肌に黒いクモの模様が浮き出る病気で、最悪の場合死に至る。そして、空気感染はしないものの、患者に触れると感染するという特徴を持っている。現状特効薬などはなく、黒蛛病に感染してしまった人たちは死を待つのみ。頭痛や咳などの症状が出る。赤い雨が降ると特に酷くなる。現実で降っているのを見るのはこれが初めてだ。
《うはぁ・・・マジで赤いじゃん・・・。こりゃ病気になりますわ》
 確かこの雨のせいで感応種なんてふざけた存在が誕生したんだっけ。・・・あ、一応俺も感応種だったわ。今となってはそもそもアラガミなの俺?ってなりつつあるけど。だって俺の細胞はオ()クルじゃなくてオ()クルだもん。技は厨二病仕様だし見た目は仮○ライダーアッ○イアギトだし。しかも手羽先の翼手もなんぞ知らんが変わってたよ。天○の城ラ○ュタの巨○兵かよって思ったわ。似てるってだけだけど。
《今日はおとなしくしてた方がいいかなぁ・・・。濡れたくないし》
 オタクル細胞がせっかく環境改善に役立っているというのに、赤い雨に濡れたら環境破壊に変異するかもしれないじゃない。
《はぁ・・・いつまで降ってんのかなぁこの雨・・・。体に悪い湿気のせいで毛が膨らんでるよ・・・》
 てかアラガミの毛ってどうなってんだろうな。人間でいうところのケラチン担当のやつが頑張って毛っぽく見せてるのかね?
《まあ、どうでもいいか。あー・・・早く雨やまないかなー》
 退屈なことこの上ないんだが。なんか来てくれたりとかしませんかねぇ。できれば喰ったことないやつ。
〔アオォォォォォォン・・・〕
《む?ガルたんの鳴き声が聞こえてきたな・・・》
 雨降ってるからそっちから来てくれませんかねぇガルたんや。
 とか思ってたら近くまで来た。すると、なんということでしょう。ガルたんの体毛の色がみるみる変わっていくではありませんか。さらに、なんということでしょう。ガルたんが白いあん畜生に変わっていくではありませんか。・・・思わずビ○ォーア○ターのナレーションみたいなこと言っちゃったじゃないかどうしてくれる。
〔ワオォォォォォォン!〕
《ビリビリする・・・てか、ゾワゾワッときた・・・ザワッてなった・・・》
 まさか目の前で感応種化されるとは思ってなかったよ。ビックリだ。
 ガルム神属感応種・・・マルドゥーク。主人公が最初に会う感応種であり、血の力に目覚めたキッカケであり・・・・・・ロミオの仇である。まあ、目の前のマルドゥークは変異したてだから違うけどさ。ミッション名、ウィジャボードのイベントにて、ロミオがマルドゥークに重傷を負わされ、死んでしまうのだ。そしてロミオと共に対応にあたっていたジュリウスも赤い雨を浴びてしまい、ブラッドを抜けてなんやかんや・・・まあ・・・レイジバースト編のラストでジュリウス帰ってくるし、ロミオ生きかえるけど。
〔ガアァァァァァ!〕
《ちょっ!?こっち来んなよ!!》
 ええーい!チクショウ!ホーミングレーザーでもくらえ!
[ビーッ!]
 よし、沈んだ。と同時に雨がやんだ。なんだこのミラクル。
《おう・・・外側まるっと吹っ飛んでらぁ・・・》
 まあいいさ。俺はコアが喰えりゃそれでいいし。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《むーん・・・なんとも言えぬ味・・・》
 正直あんま美味しくない。なんか最近ハズレ味多くない?くそう・・・俺の唯一の楽しみが・・・。
《いいもん。俺の攻撃した跡には植物が生まれるんだもん》
 マルドゥークがいたところには、寒いところならではの植物が生えている。いやー・・・オタクル細胞は本当に素晴らしいな。外見や技がオタクちっくで厨二くさいのはこの際目をつぶろう。・・・モノアイだって目をつぶれますよ。
《さて、雨もやんだし、散歩がてら移動するか》
 翌日のオタク進化は気にしない・・・うん。



もし
もっとシリアス成分入れろやダメ作者
と思われる方がいましたら言ってください。頑張って書く所存です。・・・書けるかどうかはわかりませんが。
それと、
オタクル細胞じゃない方がいいんでね?
という方がいましたら遠慮なく言ってください。他のを考えてみます。

伏せ字回みたいになってもうしわけありませんでした。次回は自重しますので許してください。


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予想外DAZE・・・

マルドゥークのコアを喰らったら予想外のオタ進化しました。
マルドゥークからのオタ進化は結構悩みました。


 アギト生活3日目。黎明の亡都からおはよう。昨日、そういや槍試してなかったなーと思ってやってみたんだが、尻尾伸びたよ。そんでコア直でぶっ刺したよ。そのまま引きずり出したよ。あれはエグかった・・・うん・・・。ちなみに相手はガルたんです。味?美味しくなかったよ。なんかなんかだったわ。
 で、だ。昨日マルドゥーク喰ったわけですよ。オタ進化をしたっちゃあしたんですよ。でもさぁ・・・。
《どうしてこうなった・・・》
 目の前に、モッブイーターがいる。で、目の前のモッブイーターの彼女は焦っている。キョロキョロして挙動不審だ。
「もう!どこ行ったのよー!」
 バリバリ目の前にいるのだが、彼女の目に、俺は映っていない(・ ・ ・ ・ ・ ・)。無理もないだろう・・・。そもそも姿が消えている(・ ・ ・ ・ ・)のだから。
《いつから俺はミ○ージュコ○イドかホログ○フィックカ○フラージュが使えるようになったんだ・・・》
 声すら聞こえていないらしく、目の前の彼女は涙目になって俺を探している。
 こうなった経緯を説明しよう。
-----
 今からおよそ数時間前・・・俺は餌を求めてうろうろしていた。そこに彼女がやってきた。どうやら一人のようだった。仲間とはぐれたかなんかしたのか、彼女は辺りを忙しなくキョロキョロしていた。
《げ、モッブイーター・・・》
「あ・・・アギト・・・!」
 出世のチャンスと思ったのか、それとも追っ払いたかったのか、彼女はショットガンをこちらに向けた。キリッとした顔で。
「覚悟!」
 跳ね返すわけにもいかず、あ・・・死んだわ・・・と思ったら・・・。
「うそ!?あれ!?アギトどこ行ったの!?」
《はい?目の前にいんじゃんよ・・・って・・・》
 水面に、俺の姿が映っていない。今、確かに水辺にいるのに、だ。
《どうしてこうなった・・・》
 となるわけである。
-----
 さながらブ○ッツガン○ムかボル○ォッグになった気分だ。ガン○ムでも○者ロボでもないのに・・・。アッ○イはモ○ルスーツだよ。水陸両用。
《なんかかわいそうになってきた・・・》
 モブの彼女の前からこっそり離れようとしたとき、彼女の仲間とおぼしき人物たちがやってきた。どいつも見たことがない。みんなモブか。
「やっと見つけたぁ。もぉなにやってんのよぉ」
 間延びしたしゃべり方の女の子が泣き虫な彼女の肩をぽんぽん叩く。
「今、今、今、今!?」
 壊れてしまったのか、『今』の次の言葉が出ずに泣きじゃくっている。やめてくれ。俺がいじめたみたいじゃないか。
「落ち着け。何があったんだ?」
 野太い声のシブメンが宥めるように彼女に声をかけた。
「今、め、めめ、目の前で・・・アギトが・・・消えた・・・!」
 信じられないものを見てしまった恐怖で座り込んでしまった。むしろ今までよく立ってられたもんだ。
「うんん?なんて言ったのぉ?」
「アギトが消えたって言ったか?」
 その質問にコクコク頷く。
《好き好んで消えたわけじゃないけど・・・結果オーライだな。このまま去ろう》
 こっそりとその場を逃げ出した。さーて、移動するか!



自重しますといった矢先にこれでは先が思いやられるな、バカ作者。しかも前回よりひでえぞアホ作者 byアギト

本当にごめんなさい許してください。
いまさらながら、ネタ満載の物語です。
それでもいいよという方は今後も見捨てないで生暖かい目で見守ってくだされば幸いですm(_ _)m
好き勝手にやってる分、ネタ入れたくて仕方がない病に侵されてます←


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初めて聞いたわ

ステルスを得てちょっと興味本意で極東支部近くまで来てみたら、とんでもないことを聞かされます。

今回はちょっとシリアス成分を含んでいます。


 アギト生活4日目。創痕の防壁からおはよう。ステルスを手にいれたのでちょっとアナグラの近くに来てみた。
《うはー・・・マジでずっと燃えてんのな・・・》
 ここはずっと消えることのない炎に包まれている。いや、包まれているって言っても大火事ってわけじゃないけど。
《うーむ・・・調子にノってここ来ちゃったけど、俺ちゃんと隠れてるよな?見えてないよな?》
 不安を覚えつつ周りをうろついていると、ブラッドのメンバーが歩いているのが見えた。ずいぶん久しぶりだな。シエルがいたんじゃ俺なんてすぐ見つかってしまう・・・。
 ハラハラしながら一応隠れて様子を(うかが)ってみた。
「これで終わりっと!」
「残党ゼロ・・・任務完了ですね」
「終わったー!」
「お疲れさん」
 ・・・俺が近くにいるのにまったく気づかない。杞憂だったようだ。
《すげー・・・完璧じゃんステルス》
 これなら安心してそばでうろつけるな。
 ほっとしたのでそばまで寄ってみると、シグレ君がみんなに興奮気味に話しかけていた。
「なーなー、あのときのチョウワン、アギトってやつに変身したんだろ?」
 おいおいシグレ君よ。それじゃあ俺が本当に仮○ライダーアギトになってしまったようではないか。せめて変異か進化と言っておくれ。
「隊長、ずーっとそればっかだねぇ」
 なぬ?『隊長』とな?てことは今ジュリウスは・・・あーあ、かわいそうに・・・。ラケル(物語の黒幕的存在)に騙され中か・・・。
「生で見てー!」
「無茶言うな。今やアギトは、神出鬼没で滅多にお目にかかれないレアアラガミだぞ」
「確かに、アギトは『幸運を運ぶ者』や『希望を与える者』と言われていますから、レアなアラガミと言えますね」
「なんだっけ?接触希望種?」
「ナナ、『接触期待種』ですよ。出会ったら拝むと、幸運が訪れたり、希望を与えてもらえる・・・とサカキ博士が仰っていたでしょう?」
「それそれ!私も会ってみたいなー」
「だよな!」
 おいおいおいおい・・・なんだそれ?聞いたことないぞ?『幸せを運ぶ者』だの『希望を与える者』だの『接触期待種』だの・・・。俺って接触禁忌種だったんでないの?なんだよ『期待種』って。初めて聞いたわ。てか拝むと幸運だの希望だのくれるって意味わからんし。んな漠然としたものあげられるわけないやんけ。『幸せのアラガミ』と呼ばれる金魚ちゃんや『出会うと幸せになれる』ってジンクスのある黄金アンコウならまだわかるけども。いつの間にレアアラガミ認定されたの俺。
《接触禁忌種認定したんだったらそのまま通せよバカか人間は。元人間として本気で頭の心配するわ。アラガミは人類の敵であって、慈悲を持ち合わせてる神様じゃないっての。拝む前に逃げなさいよ》
 もはやオラクル細胞じゃないものに組み換えられた俺が言うのもなんだが、俺だって一応とはいえアラガミのはしくれだ。元人間だから人間は襲わないけど、その間に他のアラガミが襲ってくる可能性もある。人間としてはクズそのものだろうが、俺は護ってやるほど優しくはない。自分の命を(なげう)ってまで人間を護ってやる気はさらさらない。それに、以前だったら後味悪いし寝覚めも悪いし・・・しゃーねえ護ってやんよ!くらいの考えはしただろうが、今、俺は『アギト』としての生を受け入れ、『アギト』としての生を謳歌するという思考を持っている。そこから護ってやんよとはいかないのだ。どう頑張って・・・いや、そもそも頑張ろうなんて思ってないから到底無理な相談なのだ。
 やれやれ・・・とやるせなく首を振っていると、ギルが爆弾を投下しやがった。
「そういや、『天から遣わされた使徒』だの『神そのもの』だの言って、信奉しようとしてるところがあるらしいな」
《なん・・・だと・・・》
「あー、確かニュースにもなったよな。拝むために外に出ようとした人がいるとかなんとか・・・」
 ちょ、崇め奉られても困るんすけど・・・。なにもしてやれないし、よしんば本当にそんなことができたとしてもなにもしない。アラガミは神の名を(かた)らされているだけで、神仏の類いではない。身に余りまくる御業など、できるわけがないのだよ。
《やれやれ・・・環境改善しまくったのが仇になるとはねぇ・・・》
 移動中にアラガミ倒して、その(たび)に植物が生えてたからなあ・・・それでか?
《いずれにせよ、サカキのおっちゃん許すまじだわー・・・なにホラ吹いてんだよ。大ボラ吹いてんなや》
 あーもー・・・こらどえらいことになってきやがったなー・・・とほほ・・・。



物語に関係ないとこで結構いろいろやらかしてます。
そのうち舞台裏的な番外編でも書こうかな・・・なんて考え中です。


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君に捧げるのは

今回はサリエル神属感応種、ニュクス・アルヴァを喰らいます。
あいつ銃しか効かないし回復させるし、苦手な部類です。

今回はちょっと日にちをとばしてます。


 アギト生活10日目。鉄塔の森からおはよう。あれ以来本当にまいってます。だってゴッドイーターがこぞって俺を血眼になって捜してるんですよ?怖くないですか?そのせいでステルスを解除するのにいちいちびくびくしてます。正直、つらいです。
《はぁ~・・・まったく、俺は神仏の類いじゃないから御利益なんてないっての。ちょっと油断して、いるのバレたときは本当に焦ったわ・・・》
 全力で拝み倒しからの突撃なんて正気の沙汰じゃねーよ。なにあれマジで怖い。そのときは慌てて姿消したけど、そこにいるのはバレてるから攻撃は当然されますわよ。まあ、俺のオタクル細胞はとても優秀で、攻撃すり抜けたけどな!
《それもこれも全部サカキのおっちゃんが悪いんだ!あることないこと吹聴するんだもの!こっちゃあひっそりのんびりのほほんと暮らしたいだけなのに!》
 縁側で茶を飲む感覚ですごしたいのに、そんなことこの世界は許してはくれなかった。まあ、喰うか喰われるかというシビアな世界で、ひっそりのんびりのほほんとすごせる方が異常なんだけどさ。それにしたって酷すぎる。
《あんたら人間の敵だぞこっちは!人間は食物の範疇(はんちゅう)に入ってないが、腹へったら喰うかもしれんのだぞ!?わかってんのか!》
 なんて言ったところで、誰も聞いていない。聞いていたとしてもギャンギャン吠えているようにしか見えないしな・・・。
《ぬあー!余計なことしくさりおって!誰だよ『幸せ運んでくる』だの『希望与えてくれる』だのって考えに至ったのは!サカキか!?やっぱりサカキなのか!?》
 俺がもしヒト型のアラガミならば、頭を抱えて悶絶してるところだ。
〔クルルルル・・・〕
 んむ?サリエル?いや、サリエルより声が高い。それにどことなく高貴な感じがする。ということは・・・。
〔クルルルル・・・〕
 そこには、マリア像のような黄色いサリエルがいた。ニュクス・アルヴァ・・・銃による攻撃しか受け付けないだけならまだしも、HPが少ない他のアラガミを回復させたりする厄介な感応種だ。まあ、その回復弾はこっちが横取りすることも可能だがな。
《ほお~・・・実際に見ると確かに聖母に見えなくもないな》
 そんなことを考えていると、ニュクスがこちらを見てなぜか回復弾を射ってきた。
《へ?》
 呆気にとられていると、回復弾が俺に命中した。別に瀕死(ひんし)でもなんでもなかったのだが、どうしてだろう?なんか怒っているようにも見える。
『急に出てこないで!間違って射っちゃったじゃない!』
とでも言いたげだ。いやいや、勝手に勘違いしといてそりゃないぜ。
「アギト!?」
《ぬおわっ!?》
 いきなり名前を呼ばれてビックリした。慌ててモノアイを後頭部に移動させると、そこにはシグレ君の姿が。
《一番面倒なのに見つかった!》
 シグレ君は珍しく焦っている。普段ならニュクスほったらかしで目をキラキラさせているところだ。銃でニュクスを射ちながら俺に向かって叫んできた。
「早くここから逃げろ!」
《はあ?それってどういう・・・》
 直後、乱入してきたやつがいた。エテ公である。しかもたくさん。
「ちっ!もう来たのか!」
 怒りがありありと顔に出ている。そういえば、なぜシグレ君は一人でニュクスだのあの大量のエテ公だのを相手にしているのだろうか。
「みんなはリンクエイドしたけど、とても戦える状態じゃねえ・・・このままじゃ、お前まで巻きこんじまう・・・早く逃げろ」
 この子は・・・いや、この男は何を考えているんだ。俺は君たちの敵だ。なのに逃げろと言う。俺をあの大量のエテ公から庇おうとしている。
《・・・・・・引き下がれないぜ、同じ男・・・いや、(おとこ)として!》
 自分で言うなって話だが、そんなことはどうでもいいだろ。
〔クルルルル・・・〕
 ニュクスはエテ公軍団の方に向かっている。多勢に無勢。2対多数。俺がもし人間の思考を持っただけのチョウワンだったら、仲良くこの世にさようならしていただろう。だが、俺は!
《アギトだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!》
 咆哮と共に、ミサイルとホーミングレーザー、ホーミングビームが発射される。
[ビーッ!ズビャーッ!ドドドドドドドドドドド!]
 もうもうと砂埃が立ち込める。それが晴れたときにはもうそこには自然が広がっていた。そして、ニュクスのコアが転がっている。
 俺は無言でニュクスのコアを喰らった。
[バキッ・・・ゴリゴリゴリ・・・]
 口の中に甘いハチミツの味が広がっていく。感応種だろうが、サリエル種はハチミツの味がするようだ。変態オッサンは知らんが。
 シグレ君改めシグレのもとに向かってみると、安心したのかそれとも俺のフルバーストで腰が抜けたのか、へなへなと座り込んでいた。
《うっわ、よく見りゃボロボロじゃんよ》
「助かったぁ~・・・ありがとな、アギト」
 さっきまでの威勢はどこへやら。情けない声を出しながらへらっと笑った。実に清々しくどこか爽やかな笑顔だ。
《いいってことよ。気にすんな》
 まだ俺にも人間としての心が残っていたと知れたのだから、感謝しなくてはならないのはむしろこっちの方だ。
「お前、いいやつだな。アラガミとは思えないよ」
 まあ、元人間ですしね。
「みんなは無事かな・・・」
《せめてそのボロボロの格好なんとかしてからにしろよ》
 そう言いながら、頭を刷り寄せた。なんとなく、そうしてやりたかったから。すると・・・。
[パァァァァ・・・]
 淡い黄緑の光が、俺とシグレを包む。嫌な感じはまったくしない。むしろ癒される。
 光が収まったとき、目の前にはぽかーんと間抜け面をしたシグレがいた。
「怪我が・・・治ってる・・・」
《え?あ・・・ほんとだ》
 服こそボロボロのままだし、泥だらけだが、傷ひとつ見当たらない。血の臭いも全然しなかった。
(まさか・・・ニュクスの回復行動・・・?)
 1日経たないと取り込めないはずじゃなかったのか?
(オタクル細胞・・・恐るべし)
「ほんとスゲーなお前!」
 まあ、シグレが喜んでるからいいや。
《早く仲間んとこ行けよ》
「マジでありがとな、相棒!じゃあ、またな!」
 そう言いながら走っていく背中を見送る。
《勝手に相棒にしないでくれよ。てか『またな』って・・・いつ会えるかわからんのに言うかね》
 まあ、お前に幸運が訪れることくらいは祈っておいてやるよ。正真正銘の『神様』にな。



今回はあれもこれもと詰めしっこんで長くなりました。
でも書いてて楽しかったです。


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しあわせをきみに

わざとひらがなにしてます。
柔らかい感じを出したかったので。


 アギト生活11日目。創痕の防壁からおはよう。突然だが、俺は今どんな状況だと思う?
《あー・・・えーと・・・こんにちはー・・・》
 人間だったら冷や汗ダラダラたらしてひきつった顔でぎこちなく笑っていただろう。
「・・・・・・・・・」
《えーと・・・君は、どこから来たのかなあ?お兄さんに教えてくれないかなあ?》
「・・・・・・・・・」
 アラガミ語がわかるわけないのに何をやってんだ俺は。
《お父さんと、お母さんはどこかなー?》
「・・・・・・・・・」
 ずっとこの調子で黙りこくっている。真剣な顔をしながら俺に祈っている。
《誰かヘルプ・・・》
 もし涙が流せたら、漫画みたく泣いていたかもしれない。
 ここまでで、わかっただろうか。今俺がおかれている状況が。そう・・・俺は今、拝まれている。小さな少年に(・ ・ ・ ・ ・ ・)
《君にはもうしわけないけど、お兄さん、幸せをあげたり、希望をあげたりできないんだよ。ごめんね?》
「・・・・・・・・・ぐすっ」
 いきなり泣き始めたよこの子!え!?俺怖かった!?
「おねがいします・・・おかあさんをたすけてください・・・」
 あ、違った。よかったよかった・・・よくねえよアホか俺は。
《あーもー・・・念話使えたらよかったのに・・・》
 困った・・・非常に困った・・・。俺は神様じゃない。この子には本当にもうしわけないけど、俺ができることなんて何もない。
「おねがいします・・・きせきをください・・・」
《えー・・・そこまで話広がったわけ?》
 いくらなんでも噂に尾ひれがつきすぎじゃないか?なんなんだ最近の人間は。神様なんていやしないんだと、神様が助けてくれるわけないんだと、そう思って生活しているとばかり思っていた。なのに、実際はどうだ?やれ『幸せを運ぶ者』だ、『希望を与える者』だ、『接触期待種』だって。しまいにゃ『奇跡を与える者』ってか。ふざけんな。幸せは誰かに運んでもらうものじゃないだろ。希望は誰かに与えてもらうものじゃないだろ。奇跡も誰かに与えてもらうものじゃないだろ。幸せは自ら勝ち取るもので、希望は自ら生み出すもので、奇跡は自ら起こすものだ。他人・・・いや、神の名を騙り、神の名を汚す化物に頼んじゃいけないものじゃないのか。実際は人間が勝手に名前つけただけだけどさ、それを抜きにしたって間違ってやしないか?
(この子には悪いが、もう行こう・・・)
 その場を立ち去ろうとしたとき、少年が俺の尻尾を掴んだ。
「まって!おねがいします!おかあさんをたすけて!」
 悲痛な叫びだ。だが俺はなにもしてやれない、ちっぽけな存在だ。君たち人間がいくら俺に祈っても、俺ごときに、何かできることなどない。
「おかあさん、びょうきなんだ・・・おいしゃさんも、しぜんになおるかどうか、わからないって・・・」
 そう言われても何もできないっての。医者すら諦めた病気を俺が治せるわけないだろ。
「かぜ・・・ぐすっ・・・なおらないんだって・・・ひっく・・・」
 ・・・風邪?確か、風邪に効くハーブみたいなのがあったような・・・?
(これなら、なんとかなるかもしれない!)
 後はアラガミがいれば完璧なのに、こういうときに限って出てこない。それに、これは一種の賭けだ。望んだ植物が生えてくるとは限らない。
《それでも、やってみるっきゃないだろ!》
 急に吠えたからビックリしたのか、少年は尻尾を離した。ビックリさせたのは悪かったが、これで自由に動ける。
(やったことはないが・・・一か八か!)
 地面に向かってホーミングレーザーをぶち当てる!
[ビーッ!]
 当てた地面には・・・望んだ植物が生えていた。
「わあっ・・・!」
 少年が嬉しそうな声をあげる。まあ、いきなり花畑が目の前に拡がったら、子供は嬉しいだろう。
 巨○兵の手を伸ばして、そこに生えたハーブを摘む。エルダーフラワー、エキナセア、ジャーマンカモミール、レモングラス、タイム 。ネット情報だが、何もしないよりはましだろう。それに、ノルン(いろいろな情報が詰まってるもの)にハーブティーの調合方法くらい載ってるだろう。後は医者に任せる。俺ができるのはここまでだ。
《少年、これを受け取れ》
 少年にハーブを渡す。それを嬉しそうに受け取ってくれた。
「ありがとう!おいしゃさんにわたしてくる!」
 そう言って、少年はアラガミ装甲壁の中へと入っていった。
《ふう・・・今回はなんとかなったか・・・》
 本当に奇跡的に成功した。が、慣れないことはするもんじゃない。どっと疲れたわ・・・。
《さて、俺はそろそろここを去るとするか》
 装甲壁に背を向けて歩こうとしたとき、後ろから先ほど別れた少年の声が聞こえてきた。
「アギトー!おかあさんのかぜ、なおったよー!」
《はいぃ?いくらなんでも早すぎじゃね?》
 即効性なんてなかったはずだぞ。どういうこったい。
 後ろを見てみると、少年の隣には若い女性が立っていた。彼の母親か。しきりに頭を下げている。すごくこそばゆい・・・。
《うー・・・なんかむずむずする・・・ん・・・?》
 ハーブ畑と化した一区画に、杜若(かきつばた)が咲いている。なんでもありかよ・・・いまさらだけど。
《・・・よし》
 杜若を摘み、親子にあげる。
「わあ・・・ありがとう!」
 少年は喜んで杜若を受け取ってくれた。
「本当に、ありがとうございました!」
「ありがとうございました!」
《・・・・・・》
 俺は深々とお辞儀をする母親と、母親と同じく深々とお辞儀をする少年に頭を刷り寄せた。すると、シグレの傷を癒したあの淡い黄緑の光・・・ではなく淡い空色の光が親子を包んだ。
「あら・・・?体が軽く・・・」
「あれ?ぼくもだー」
 癒しの力が発揮されて、どうやらこの親子の体の不調が治ったようだ。赤い雨に濡れていないとしても、湿気で具合が悪くなることもありえなくはないだろうからな。
 さて、本当に去るとするか。ここに長居してもしょうがないしな。
「ありがとー!」
「お世話になりました!」
 親子に視線を一度向け、ステルスを発動させる。そして、いまだに手を振る少年と、いまだに頭を下げている母親の幸せを願う。そのくらいは、この世界も許してくれるだろう。

 杜若---花言葉『幸せは必ず来る』



ほっこりを目指してみたんですが、どうだったでしょう?
次回は平常運転に戻ります。


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信仰>>>越えられない壁>>>>>>>ジンクス

今回は黄金グボロが出てきます。
ゴールドラッシュ回です。
といっても創痕の防壁ではありませんが。

ゴールドラッシュとスイートコレクターは時間短すぎやしないだろうか。


 アギト生活12日目。愚者の空母からおはよう。うんざりしていた『神様』扱いも、ここまでくるとどうでもよくなってきた。勝手に言ってろ状態だ。それよりも、今目の前に広がっている光景に物申したい。
《金々ギラギラだなぁ・・・・・・ここはいつから創痕の防壁になったんだ》
 そう・・・目の前に、黄金アンコウの群れがいる。さながらミッション、ゴールドラッシュみたいだ。5分間に大量に出てくる黄金アンコウを狩る任務で、金稼ぎによくやった。細胞が(もろ)くて弱っちい。そしてそこそこ貴重な金属やらオイルやらをくれる。何度もやればそこそこ貯まる。で、それを金に困ったらうっぱらうわけだ。立派な金のなる木・・・もとい金が出るアンコウである。ちなみに、本当にカネノナルキは存在する。実際に現金がなるわけではないが。ス○もりには実際にあるよ、金のなる木。正式には金なる木だけど。
《うーむ・・・なんかこいつら喰ったら体が金ぴかになりそうだなぁ・・・》
 最初こそ喰ってみたいなぁ・・・どんな味だろうなぁ・・・なんて思っていたが、ここまで金ぴかだとは思わなかったよ・・・。
《うーん、眩しい・・・》
 さてどうしたもんかと悩んでいたら、モッブイーターがやって来るのが見えた。モッブイーターの中でも見知った連中だ。あのときの泣き虫ちゃんと間延びちゃんとシブメンだ。そこに見知らぬチャラ男が紛れていた。
「これだけいるとむしろ不気味ね。幸せになれるなんて嘘っぱちじゃないかしら」
 あれ?泣き虫ちゃんそんな性格だったっけ?
「アギトの方がぁ、信頼できるわよねぇ」
 あー・・・・・・ジンクスなんて信仰の前には霞むものなんだなぁ・・・。
「なーだ、黄金グボロか・・・。アギトがよた・・・。確か、拝むと願いが叶うんだ?」
 おいこら誰だそんな噂広めたやつは。それは知らんぞ。あとなんだよその喋り方腹立つわ。
「違うわよぉ。幸せを運んでくるのぉ」
「あと、希望を与えてくれたり、奇跡を与えてくれたり・・・よね?」
「そぉそぉ。願いが叶うとかはぁ、あんたの願望でしょぉ?」
 ・・・あのチャラ男ホラ吹きやがったな・・・本気にしただろうが。
「お前ら、そのくらいにしておけ。任務開始時間はとっくにすぎているぞ」
「はぁい」
「ごめん・・・」
「やる気でー・・・・・・終わっらデートしー?」
 おいおい任務に集中しろよ早死ぬぞ。そしてなんなんだよ本当に。喋るならちゃんと喋れや腹立つ。
「やだぁ」
「断るわ」
「集中しろ。相手はグボロ・グボロ黄金だが数が数だ。油断してると殺られるぞ」
《ぶっふぉwww》
 ざまあぁぁぁ!フラれてやんのーぷーくすくす!しかも注意されてやんのーぷーくすくす!
「・・・・・・ますますやる気でー」
 あ、腹立つ。
「だいたいあなた、彼女いるじゃない」
 なぬ!?あんなチャラチャラして喋り方くっそ腹立つ男がリア充だと!?
「彼女いるのにぃ、ナンパするなんてぇ最低よねぇ。しかもぉ、同じ班のぉ私たちでしょぉ?頭大丈夫ぅ?」
 間延びちゃんよく言った!その通り!まったく、男の風上にもおけんやつだな!シブメンを見習え!
「集中しろと言っているんだがな。いつになったら集中できるんだ?」
 ほれみろ。シブメンがうんざりしているじゃないか。
「っれー?やきもちやいて?彼女いなーから」
 腹立つからマジで普通に喋れやチャラ男。そしてニヤニヤしてんじゃねえよ。
「集中しろ、と、何度言えばお前は理解するんだ?」
 あーあ、シブメン静かに怒ってるよ。ブチギレしないところ、大人だなぁ・・・。
 てか、いつまで茶番劇やってるつもりなんだろうか。チャラ男よ、そろそろ自重しなさい。この茶番劇はお前のせいで終われないのだよ。
《んー・・・喰う気になれないし、茶番劇もあきたし、適当に(ほふ)ってやろう》
[ガシャコンッ!ドドドドドドドドド!]
「ひぁあっ!?」
「クアドリガでもでたのぉ!?」
 違います。あんな戦車馬と一緒にしないでいただきたい。そんで泣き虫ちゃん、女子力高い悲鳴だったね・・・そして涙目だね・・・。
「これ、まさアギト近くにいるっこと!?」
 いますよ。いますけどねえ、チャラ男には恩恵なんて微塵(みじん)も与えたかないですよ。どのみち与えらんないけど。
「うっ・・・うぅ・・・ビックリした・・・」
「大丈夫ぅ?」
 本当にもうしわけない!ごめん!俺の生み出した自然で癒されて!金の魂がごろごろ転がってるからめっちゃシュールだけども!くっそう自重しろよ黄金アンコウのコア!
「大丈夫か?怪我は?」
[ふるふる]
「そうか、ならよかった」
 ジェントルマンだ・・・ジェントルマンがおるぞ・・・。そして泣き虫ちゃんは首を横に振るだけで精一杯と・・・。ほんっとうにもうしわけない!
「あれ全部もっかえ!」
 そしてお前は空気嫁。女性が泣いているんだぞ?・・・・・・泣かせたの俺だけども。と、とにかく!彼女持ちなら気遣えよ!
「とにかく、任務完了だ。帰投するぞ」
 シブメンさすが。欲に負けずにまとめあげるとは・・・漢っすわー・・・。どこぞの欲まみれとはやっぱ違うね。
「はぁい。ねぇねぇ、一緒にぃお買い物行かなぁい?気分もぉ晴れるわよぉ?」
「うん・・・行く・・・」
 すっかりしおらしくなってる泣き虫ちゃん。何度だって言わせてください!もうしわけない!
「ま!?おーもいー!」
 お前の一人称おかしいだろ。なんだよ『おー』って。つーかお前の喋り方だと通訳ほしいわ。よくあんなのの喋ってることわかるな。
「あんたはぁ、誘ってないわよぉ。それにぃ、あんたはぁ、帰ったらぁ訓練でしょぉ?」
「ああ。みっちり訓練だ」
「ま!?っべー・・・よーじが・・・」
「何を言ってるんだ?フラれたんだから時間はたっぷりあるだろう?」
 おおう・・・マジで怒ってるよシブメン・・・。でも冷静さを欠かないとは尊敬に値する。
 またちょっとした茶番があって、チャラ男はシブメンに首根っこ掴まれて引きずられていった。その後を女性二人が冷めた目をしながらついていく。
《てか泣き虫ちゃん、結構性格キツかったのね・・・。で、泣くとしおらしくなったり混乱したり・・・》
 で、彼女が泣く原因は俺だと。
《・・・・・・・・・今度あったときにお詫びしよう・・・》
 そう心に誓った・・・。



今後もモッブイーターである泣き虫ちゃん、間延びちゃん、シブメン、チャラ男はちょいちょい出したいと思います。
名前つけてあげなきゃなぁ・・・。

ちなみにチャラ男の喋り方はイラッとくるように書いてます。なぜかは・・・ご想像にお任せします。
読みにくいわ!
という方がいましたら翻訳つけます。


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また会ったな

連続で登場モッブイーターズです。たぶんモブからサブキャラに昇格したかもしれません。あくまでこの物語の中だけですが。
今回はちゃんと名前があります。


 アギト生活13日目。鉄塔の森からこんにちは。突然だが、今目の前に、昨日会った四人組がいる。と言っても、俺は彼女らを見下ろしているのだが。
明井(あかい)、大丈夫か?」
「平気・・・ぐすっ・・・」
「そうか、よかった」
「リユカはぁ、なんにも悪くないわよぉ。元気だしてぇ」
「うん・・・」
 泣き虫ちゃんは明井リユカっていうのか・・・ちなみに俺は泣かせてないからな。
百山(ももやま)は大丈夫か?結構擦り傷ができてるが・・・」
「私は平気よぉ」
「ユイハ、ごめんなさい。私を庇ったから・・・」
「こんなのぉ怪我に入らないわよぉ。なんにも悪くないってぇ言ったでしょぉ?大丈夫よぉ」
 間延びちゃんが百山ユイハ・・・。なんか名前だけ聞くとお嬢様っぽいな。
兼田(かねた)は・・・大丈夫だな」
「イスカは平気よねぇ」
「ちょーい、そないってー」
 チャラ男が兼田イスカ・・・なんか釈然としない。
青城(あおき)は大丈夫・・・?」
「ああ、大丈夫だ」
「ゴウキはぁ丈夫だもんねぇ」
 シブメンが青城ゴウキ・・・。なんか強そう。
【第六部隊のみなさん、お疲れ様でした。今ヘリが向かっています。帰投準備に入ってください】
 おお、アナグラオペレーターのヒバリちゃんだ。無印からだからかなりベテランなんだよなぁ・・・。すげえな。
「了解。みんな、帰投準備に入るぞ」
 おっと・・・忘れるところだった。泣き虫ちゃん改め明井ちゃんにお詫びをしようと思ってたんだ。
《うーむ・・・お詫びっていってもなにすりゃいいかわからぬ・・・》
 念話が使えりゃいいんだがなぁ・・・。
《癒しの力とかならいけるか?でもなぁ・・・相手はゴッドイーターだし・・・》
 シグレは別だけどさ。あいつはゴッドイーターの中でもかなりの変人(いい意味で)だし。
《よし。文字を書いてみよう》
 つっても、うまく書ける自信ないけどさ・・・。
《うだうだしててもしょうがない。さっそく・・・ん?》
 四人組が帰ろうとしてるときに、オウガテイルが現れた。無限湧きだったんか?
《おっと、気づいてないようだから危ないな》
 まだ近くにいるのでヴェノムハザードは控えます。よけいに泣かせる自信あるもん。
[ガシャコンッ!ドドドドドドドドド!]
「うひゃあっ!?」
「あれぇ?オウガテイルぅ、いたみたいねぇ」
「それと、アギトも近くにいるみたいだな」
 ふう・・・なんとか巻き込まずにすんだな。
「ん?なんか書いてあるぞ。『今まで泣かせてごめんなさい』・・・」
「リユカ宛じゃないかしらぁ?アギトに泣かされたもんねぇ」
「え?あ・・・あれは、ビックリして泣いちゃっただけで、アギトのせいじゃないわ!」
「花で文字を象るとは、なかなかやるな。兼田も少しは見習ったらどうだ?」
「やー・・・まねできっすわー」
 ふふん。お前とは頭のできが違うのだよ。
《しっかしまあ、よくこんな奇跡を起こせたなあ・・・》
 いやはや、実に清々しいね!
「こっちこそごめんなさい、アギト!」
《謝るなって。こっちが悪いんだから》
 聞こえてないけどね。
 うむ、ミッションコンプリート。これでゆっくり寝れるわ。



今後も第六部隊メンバーをよろしくお願いします。
そろそろクレイドルとか出した方がいいのかな・・・。


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海苔神様降臨

ここらでちょっとウロヴォロスでもぶっ倒そうかと。
海苔神をぶちのめすぜ←

今回は1週間だけ日にちが経ってます。


 アギト生活20日目。嘆きの平原からおはよう。いやはや、時が経つのは早いもんで、アギトとして生きてきて20日ですよ。なんか最近ゴッドイーターすら神様扱いして俺を見たら拝むだけに留まり始めたよ。第六部隊の連中が俺の評価を高くつけてるだのなんだの風の噂で聞いたよ。
《うーむ・・・だんだん喰ってないアラガミが減ってきたなぁ・・・》
 中型も大型もあらかた喰ってしまったよ。感応種も結構喰ったし・・・喰ってないのは接触禁忌種の連中と超大型種くらいか。
《んむ?今日はアラガミがいないな・・・》
 オウガテイルか虫野郎くらいいると思ったんだが・・・。
《まあいいや。そのうちなんか出てくるだろ》
 昼寝でもして気長に待つとするか。

 何時間くらいたっただろうか。地響きが聞こえてきたので目を覚ました。
〔グオォォォォォォォン・・・〕
 ・・・はい、鳴き声からわかると思いますが、海苔神様が御降臨なさりました。海苔神様ログイン。
《うおー・・・超でけー・・・》
 実際に見ると迫力あるなぁ・・・さすが超大型アラガミ。そしてやはり苔むした山っていうより海苔とか藻がへばりついてるようにしか見えぬわ。
《うーん・・・どうしたもんか・・・》
 ステルスやってるからこっちに気づいてないね。じゃあちょっと観察してみよう。
[ズゥン・・・ズゥン・・・]
 のろのろと歩いてるだけで何をするでもない。あいつが捕食してるとこ見たことないから見てみたいなーと思ったんだがなぁ・・・。
《何も喰ってなさそうだな・・・って、喰ってなきゃあの巨体は維持できないか》
 霞でも喰ってんのかってくらい喰うそぶりを見せない。ほんと何喰ってあんな巨体を維持してるのやら。
《そーいや海苔神様って口どこにあんだ?》
 口に当たる部分を見たことがないんだが・・・。ひょっとして光合成かなんかでもしてるんだろうか。体に藻・・・じゃなくて苔生えてるし。
《どれ、観察もあきたし・・・ぶっ倒すか》
 足元にいなけりゃ潰されることもないだろう。てか、よく足元チョロチョロしてて潰されないよなぁ・・・。まあ、そんな仕様にしてたんじゃ売れないが。
《よっし、殺るぞー!一撃で仕留めてやんよ!くらえ、フルバースト!!》
[ビー!ズビャーッ!ドドドドドドドドドドド!]
 ニュクスとエテ公軍団戦のときにやったフルバーストで・・・仕留めてしまった。
《う、うわーい、やったー・・・・・・》
 なんだろう・・・素直に喜べない俺がいる。海苔神様のいた跡は、自然が広がっている。その自然の中に、でかい丸い物体が転がっている。
《あれが海苔神様のコアか・・・。超大型なだけあってコアもでかいなぁ・・・》
 下に降りて、さっそく海苔神様のコアを喰ってみる。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《うむ、海苔だ》
 これを全部喰うのは大変だなぁ・・・。

 ただひたすら喰っていき、ようやく最後の一口になった。
[バキッゴリゴリゴリ・・・]
《うっぷ・・・もう喰えない・・・》
 しばらく喰わなくてもいいくらいだ・・・。ただひたすら海苔を喰うってどんな地獄だ・・・。
《うー・・・腹が重い・・・》
 こんなことなら残せばよかった・・・。



海の苔で海苔なのであながち間違っちゃいない!なんて思ってた時期が私にもありました・・・。海苔と苔は違うっての←


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暴走ゴリラ兵を相手にしてみた

ここにきて暴走神機兵を投入する私←
よくお手玉されてました。
なかなか結合崩壊させられなくて悔しい思いをしたなぁ・・・(遠い目

最近よく日にち飛ばすなあ・・・なんて思ったので今後は控えます。でも今回は許してください。


 アギト生活22日目。蒼氷の峡谷からこんばんは。一昨日の海苔神様のコアがもたれて仕方なかったよ。昨日まで呻き声あげながら転がってたよ。やっと治まって行動したら夜になっちゃったよ。
《ふぁ~あ~あ・・・眠い・・・》
 だったら寝ろよって話だが、そういうわけにもいかないのだよ。
《まさか、こんなところで暴走ゴリラ兵に会っちゃうとはなぁ・・・》
 ステルスで気づいてないのはいいんだが、そばで吠えられるとうるさくて寝られぬのだよ。
 暴走ゴリラ兵・・・暴走神機兵は、神機兵と呼ばれる神機を扱う機械人形・・・ロボットが、赤い雨にさらされて暴走しちゃったやつのことだ。長刀型と大剣型がいる。今のさばってるやつは長刀型の方だ。
〔グオォォォォォォォ!〕
 何かを見つけたようで嬉々とした雄叫びをあげながら突進していく。
《ん?あー・・・手羽先か》
 もはや手羽先呼ばわりしちゃってるシユウさんに突っ込んでった暴走ゴリラ兵は、見事仕留めたようで、もっさもっさ喰っている。
〔グオォォォォォォォ!〕
 さっきからことあるごとに雄叫びをあげながらはしゃぎまくっているのでうるさくてしょうがない。はしゃぐというよりはハッスルしてるっていうか、荒ぶってるというか・・・。とにかくやかましい。
《やれやれ、何が楽しいんだか・・・》
 ヒャッホー!というよりヒャッハー!って感じがする。まるでチンピラみたいだ。ウェイウェイ言ってる若者より(たち)が悪そう。
〔グオォォォォォォォ!グオォォォォォォォ!〕
 なにがしたんだかさっぱりわからぬ。雪を見てはしゃぐようなかわいらしい感じはまったくしない。見た目が見た目だし。
《さっさとぶっ倒してもいいんだが・・・眠い・・・》
 眠いからきっと攻撃はずす・・・。あらぬ方向に飛んでいきそう・・・。
〔グオォォォォォォォ!〕
《ほんとさっきからなに荒ぶってんだ》
 こちとら睡魔が襲ってきておるのだぞ。貴様のせいで眠れぬではないか。
《・・・・・・蹴っ飛ばしてやるか。ラ○ダーキックをおみまいしてやんよ》
 なんとなく蹴っ飛ばしてみたくなったので蹴っ飛ばしてみることにした。
《よし、やってやるぜ》
 足に力を込めて、狙いを定め、跳躍。
《タァーーーーーーーーーーーー!!!》
[メゴッ!ゴシャア!バキバキッ!・・・シュタッ]
《決まったぜ(キリッ》
 いやはや、やればできるもんだな。なんか足が伸びたよ。今は元に戻ってるけどな。
《うーむ・・・ちとやりすぎたか》
 頭は完全に陥没してるし、パーツというパーツがあらぬ方向にねじ曲がってるし・・・。
《ま、いっか!これでゆっくり寝れる~・・・ふぁ・・・》
〔グオォォォォォォォ!〕
《・・・・・・・・・もう一度おみまいしてやんなきゃダメかぁー・・・そっかそっかぁ・・・》
 暴走ゴリラ兵・・・許さんぞ・・・!

 で、結局空が薄明かるくなるまでラ○ダーキックしまくってました。深夜のテンションって恐ろしいね。魔王みたいな笑い声あげながら暴走ゴリラ兵に蹴りをかましてました。



私は深夜のテンションになったことないです。・・・たぶん気づいてないだけでなったことあるかもしれない・・・。


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