ハイスクールD×D〜転生するブレイヴ使い〜(停止) (ブレイヴ)
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序章
〜プロローグ〜


それでは、始めよう・・・ゲートオープン!界放‼︎


ー白い空間ー

此処、白い空間にて・・・一人の青年が倒れていた。

 

「っ!・・・・・ここは、何処なんだ・・・?」

 

青年は目を覚まし、ゆっくりと立ち上がり・・・辺りを見渡した。青年の名は、馬神弾と言い・・・自分のいた世界と未来を救った救世主であり、カードバトラーである。

 

「確か俺は、バローネとバトルして・・・バトルに勝って・・・神々の砲台の引き金になって・・・消滅した筈・・・」

 

『それは儂が、お主を此処へ呼んだからじゃ』

 

「っ!誰だ!?」

 

突然何者かの声がしたため警戒態勢に入る。

 

『そう警戒するな・・・儂は、お主の敵ではない。』

 

声の主は、ダンにそう言ったのだ。

 

「(確かに、危険な感じはしないな・・・。)」

 

ダンは、心の中で思いながら、警戒を解いた。

 

「なら、アンタは一体何者なんだ?何故、俺をこの空間に呼んだんだ?」

 

『フム・・・では、その問いに答えよう。まず、儂は・・・お主達がいる世界で言う神じゃよ。』

 

「神だって!?」

 

それを聞いたダンは、驚くのだった。

 

『左様・・・そして、お主を此処に呼んだのは・・・お主を、転生させる為じゃよ。』

 

「俺を転生する為だって?」

 

ダンは神が言った事を聞き返した。

 

『そうじゃ、ある者の頼みでな・・・』

 

「ある者?(誰なんだ、一体・・・)」

 

ダンは、自分を転生させて欲しいと神に頼んだ相手を誰なのか考えるのであった。

 

「その前に、一つ聞きたい事がある。まゐは・・・俺の仲間達やあの世界で生きる人々や魔族は?未来はどうなったんだ!?」

 

ダンは神に叫んだ。

 

『大丈夫じゃ、お主が引き金になったおかげで・・・未来は救われた。』

 

「そうか・・・良かった、皆無事で・・・・」

 

ダンは、安心する様に微笑んだ。

 

『さて、安心しているところ悪いが・・・もう一度お主に聞こう・・・転生するか?』

 

「・・・」

 

ダンは、目を閉じて暫く考えた後、決意するように目を開けた。

 

「頼む。」

 

ダンは、真剣な表情でそう言った。

 

『承知した。では、お主を転生させるぞ?』

 

そう言って、神は呪文を唱え始めた。すると、ダンの立っている場所が光り出し・・・ダンを包み始める。

 

「(緊張するな・・・)」

 

ダンは苦笑しながら、思った。

 

「(クラッキー、お前はいつも俺を支えてくれた・・・ありがとう・・・お前は、最高の親友だ!硯、今まで12宮Xレアを集めてくれて・・・俺に協力してくれて・・・ありがとうな!剣蔵、いつも色々な事を調べてくれてサンキューな・・・お前にはいつも助けられたよ・・・本当にありがとう!ゾルダー、迷っている俺を助けてくれてありがとう・・・勇貴にもう一度会った感じがして、とても嬉しかった!ユース、お前とのバトル・・・結局俺の勝ち越しで終わったな・・・でも、お前のお陰で、もう一度、俺の仲間達に会えた!ありがとう!!プリム、いつも、コアブリットの修理サンキューな・・・俺には機械の事は、分からないけど・・・それでも、俺の支えになったよ。ありがとう!!アン、ファン・・・短い間だったけど本当に楽しかった!それから、おとさん、おかさんを見つけられなくてごめんな・・・。それから、バローネ・・・お前とのバトル・・・最高に楽しかった!結局、決着は着けないままだけど・・・最高だった!・・・最後にまゐ、戻れなくて、一緒に居られなくて・・・ゴメン。あの時、お前が俺を未来に連れて来てくれた事・・・本当に感謝している!あの時、俺にもう一度・・・生きる実感を与えてくれてありがとう!俺はもう・・・お前に会えないけど、俺はいつもお前の事を見守っている!!本当にありがとう・・・そして、さよなら・・・俺の愛した人・・・)」

 

ダンは、ゆっくりと目を閉じると同時に光が消えると共にその場から消えた。

 

『行ったか・・・汝の人生に祝福あらんことを・・・激突王・・・いや、ブレイヴ使い馬神弾よ。』

 

神はそう呟いて・・・この空間から消えた。

 

ーーー約束は、守ったぞ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーマギサ

 

 




えぇ〜〜〜とりあえず・・・プロローグは、終了しましたが・・・如何でしたか?
第1章の第1話は、早めに書きたいと思います。
それから、一誠はヒロイン2人にしてありますが・・・もしかしたら、増えるかもしれませんね・・・ヒロインが増えるね!やったね、イッセー!!
それからダンのヒロインはハイスクールD×Dのキャラのみにします。とりあえず、まゐさんは・・・出ないかも?
そして、ダンのメインヒロインは・・・小猫にしようと思います。一応ダンさんは、ハーレムでいきます。
仮に、別のメインヒロイン候補があれば書いてもらっても結構です。それでは、コメントお待ちしておりま〜す!


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第一章旧校舎の太陽龍とディアボロス
〜第1話「転生と説明と学園へ通う事になりました」〜


今日の話は、ダンのこれからです。

では、皆さんご一緒に・・・【ゲートオープン!界放‼︎】




【第一章 旧校舎の太陽龍とディアボロス】

〜第1話「転生と説明と学園へ通う事になりました」〜

 

ーー ジリリリリリッ!!!!カチッ!ーー

 

鳴り響いてた目覚まし時計は、先ほど寝ていた青年によって止められた。

 

「・・・・ん・・・・う〜ん・・・・・此処は?」

 

青年は少し寝惚けているが、辺りを見渡している内に、意識を覚醒した。

 

「そうだった。転生したんだったな、俺は・・・・」

 

青年・・・いや、馬神弾は状況を思い出すのだった。

 

「転生したのはいいが・・・俺は、この後どうすればいいんだ?」

 

ダンは、これからどうするかを考えていると・・・・

 

「・・・・・ん?」

 

ダンは、机の上に長方形型の機械とデッキケースと1枚の封筒を見つける・・・。

 

「あれは・・・・俺のデッキケース!?」

 

ダンは、自分のデッキケースがある事に驚き・・・そして、デッキケースを開け、中身を確認しだした・・・・

 

ーーーデッキ確認中・・・・・ーーー

 

 

 

 

 

「間違いない、俺のデッキだ・・・しかも、十二宮Xレアもある・・・・いったいどうなってるんだ?」

 

ダンは、考え始めた。

 

《そのことに関して、私が説明致します。》

 

すると、女性の声が聴こえたのだった。

 

「っ!?今のは・・・・」

 

ダンは、辺りを探し始めるが・・・誰もいなかった。

 

《あっ、すみません。封筒の中です・・・。》

 

女性の声は、自分の場所をダンに教える。

 

「この封筒か・・・・」

 

ダンは、手に取った封筒を開けるすると中から色取り取りの結晶型ネックレスが入っていた。

 

「(ネックレス?)君が、声を掛けたのか?」

 

《はい、そうです。初めまして、マスター・・・私は、マスターの神器(セイクリッド・ギア)のエンシェリット・ギア【古龍の神帝】と言います。》

 

「龍だって!?」

 

ダンは、神器と名乗る彼女に驚く。

 

《はい、ですが・・・私は龍だけでは無く、神の名を持つ存在全て私と言っては過言ではありません。》

 

「どういう意味だ?それに神器って何だ?」

 

ダンは、神器に問いた。

 

《では最初の質問・・・私は、神々を統べる存在と言う者なのです。》

 

「神々を統べる・・・すごいな。」

 

ダンは素直に感想を言った。

 

《ありがとうございます。続いての質問は、神器・・・即ち、神が人間に与えた力と言ったほうがいいでしょう。》

 

「(つまり、この世界にも何かあるという事なのか?それだけこの世界が危ないという訳か・・・。)」

 

ダンは、この世界にも危険な事があると感知する。

 

「(でも、それ以前に・・・彼女はある意味で物凄い神器だって事が分かった。)」

 

ダンは、彼女の話を聞いて、素直にそう思った。

 

「凄いな・・・シェリアは・・・」

 

そして、口に出すダン。しかも、考えついた名前で呼んだのだった。

 

《シェリア?》

 

彼女は、ダンに聞き返す。

 

「ああ、君の名前だ。」

 

《私の・・・・名前?》

 

「ああ・・・迷惑だったか?」

 

《いえ、気に入りました・・・!良い名前をありがとうございます、マスター!》

 

嬉しそうにダンにお礼を言った。

 

「そうか、それは良かった・・・・ところで、シェリア。」

 

《はい、何でしょうかマスター?》

 

「さっきの質問何だが・・・どうして、俺のデッキがあるんだ?」

 

ダンはシェリアに質問する。

 

《それは、神様がマスターの為に「戦う力が必要なら馴染んでいる物の方が良いじゃろう?」という事で、私と一緒にマスターに送ったのです。それに・・・そのデッキがあってこそ、私の力が発揮されるのです。》

 

「どういう事だ?」

 

《私は、この世界の神器とは特殊で魂・・・生命がこめられているモノとシンクロしない限り、戦う力が半減してしまうのです。》

 

「なるほど・・・。」

 

《そして、マスターが持っているカードはその条件を満たしているんです。》

 

「そうか・・・。」

 

《では、質問は宜しいですか?》

 

「あっ、待ってくれ!最後に良いか?」

 

ダンは思い出すように、慌てて待ったをかけた。

 

《はい、何でしょうか?》

 

「いや、これは大変重要何だが・・・転生したのは良いが・・・俺は、この後どうすればいい?」

 

そう、この後どうしたらいいか不安になるダン。

 

《あっ、そうでした・・・・その事についてですが、マスターには学園に通って頂きます。》

 

「学園・・・・(そう言えば・・・・普通に、学校に行く事があまりなかったな俺・・・・。)」

 

ダンは、学校の単語を聴いて、悲しそうな表情になった。

 

《・・・マスター?》

 

「っ!いや、何でもない・・・それより、学園に通う事は分かったが・・・なんて、名前の学園なんだ?」

 

《えっとですね・・・・駒王学園って言う“悪魔”も通っているところですね。》

 

「えっ⁈悪魔⁉︎」

 

ダンは、気の抜けた感じで驚いた。

 

《あっ、はい・・・そもそも、この土地は悪魔(魔王様)の妹様が管理しているのです・・・。》

 

ダ「そ、そうなのか・・・・(凄いな・・・・)。」

 

《この際です・・・この世界の事を教えましょう・・・。》

 

「ああ、頼む・・・。」

 

《分かりました、では・・・・》

 

〜神器、説明中・・・・〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ーーーーで、以上です。》

 

「成る程な・・・・(改めて話を聞くと凄いな・・・・悪魔だけじゃなく、堕天使や天使,龍や神までいるなんてな。もう、この世界はファンタジーだらけって事、か・・・)」

 

ダンはそう思い、苦笑する。

 

《話も終わりましたので、明日から学園生活の始まりですね♪》

 

「ああ、じゃあ、もう暫く休ませてもらう。」

 

《はい、分かりました!お休みない、マスター。》

 

「ああ、おやすみシェリア。」

 

ダンは、再び瞼を閉じて寝るのであった。

 

ーーー第1話 ENDーーー

 




とりあえず、第1話は終了です。

そして、第2話よりダンは駒王学園に転入し・・・
そこで、原作キャラと主人公に会います!

それでは、第2話で会いましょう!

合言葉は・・・【セクシー?NO!ギャラクシー‼︎】



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〜第2話「転入」〜

遂に、ダンさんが学園に通います!そこで、ダンさんに新たな出会いと・・・友達(変態ドM小僧)が待っています!!
↖︎イッセー:「おい‼︎」

さ〜て、始めましょうか?

イッセー:「えっ!?無視‼︎?」

それでは、あのセリフをダンさんお願いします!

ダン:「あ、ああ・・・(ドンマイ、イッセー・・・)。」

では、どうぞ‼️\(^o^ )

ダン:「それじゃあ、行くぞ・・・【ゲートオープン! 界放ッ‼︎】」


イッセー:「頼むから!無視しないでくれ〜〜〜〜‼︎」




ーーーENDーーー


【第一章 旧校舎の太陽龍とディアボロス】

〜第2話〜

ーー「転入」ーー

 

この世界に転生し、世界を救った青年・・・【馬神弾】。

そして、今日から駒王学園に転入するのだが・・・

 

「・・・・」

 

現在、ダンは自分のデッキを再構築している。

因みにこの作業は、昨日の午後10時〜現6時まで行っていた・・・。それから、皆さんも疑問をお持ちでしょう・・・ダンはあの戦いの後にすぐ、この世界に転生した事になる・・・。つまり、ここに来て、あの戦いで使用したデッキ+十二宮Xレア全てという事になる・・・だが、あの時デッキと一緒に長方形型機械があったのだった。そして、その機械の中にダンが今まで、使用していたカードが入っていたのだった。そのお陰で、現在デッキ構成が出来るのである。因みに、この機械の操作の仕方は・・・画面の中にあるカードで、欲しいカードがあればそのカードをタッチする。すると、カードは実体化するのである。そして、使用しないカードは機械に近づけると・・・カードが機械に入るシステムになっている。それから、この機械の仕組みですが・・・皆さんも、「どういう仕組みなのだろう?」と気になっているしょう・・・それに関しては企業秘密である。(作者の私でも、この仕組みは・・・分かりません(^^;))

 

そして、暫くし・・・

 

「・・・出来た。」

 

完成したのである。

 

《お疲れ様ですマスター・・・》

 

「ああ、ありがとう。後、おはようシェリア。」

 

《はい!おはようございます、マスター。》

 

「そう言えば・・・今、何時何だ?」

 

ダンはそう思いながら時計を見る。

 

「6時15分か、結構掛かったな・・・。」

 

そう言って、苦笑する。

 

「さて、着替えるか・・・」

 

ダンは、そう言って、制服に着替える・・・。

 

ーーー着替え中ーーー

 

「これで良いか・・・。」

 

ダンは、駒王学園の制服に着替えた。ちなに、ダンの姿は・・・制服にパーカー付きの私服を着ている状態である。

 

「(少し、着慣れない感じはするけど・・・まあ、いっか・・・)後はデッキを鞄の中に入れて、シェリアを首にかけて・・・・準備OKだな。」

 

《それでは、学園に向かいましょう!》

 

「ああ。」

 

ダンは、家を出ると同時に鍵を掛ける。

 

「よし、行くか・・・」

 

ダンは、そう言って、学園に向かった・・・

 

ダンが歩いていると、幾つか視線を感じるのだった・・・

 

「(結構、見られているな・・・。)」

 

《〔やはり・・・転入と言うだけあって、視線が凄いですね・・・〕》

 

「〔そうだな・・・〕」

 

シェリアとダンは念話で話をした。因みに・・・念話は昨日、ダンがデッキ構築してる最中にシェリアが教えたのだった。

 

「(まあ、見られているのは慣れているし・・・そこまで気にはしないな。)」

 

この複数の視線を気にすることなく、学園に向かうダン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー校門ーーー

「おはよー!」

 

「おはよー!」

 

「よう!」

 

「おう、おはよ」

 

校門には、複数の生徒達が登校して来た・・・。

 

「(すごい人数だな・・・と言うか、大半は女子だな。ここの生徒は・・・・)」

 

ダンは学年玄関に入り、下駄箱に靴を入れながら思ったのだった。(因みに2年生です。)

 

上履きを履き、職員室に向かった。

 

「(そう言えば・・・職員室って、何処なんだ?)」

 

ダンが、そう考えていると・・・

 

「・・・・どうしたんですか?」

 

ダンの後ろから声がしたので、振り返ると・・・・

 

「・・・・」

 

白髪で、無表情の少女がダンを見つめていた。

 

「・・・貴方は、見た所・・・此処の生徒じゃないですね?誰何ですか?」

 

少女は、ダンに質問する。

 

「えっと、今日から転入する事になったんだが・・・職員室の場所が分からないから迷っているって、感じかな?」

 

ダンは、苦笑しながら質問に答える。

 

「そうだったんですか・・・。」

 

「えっと、すまないが・・・職員室の場所を教えてくれないか?」

 

ダンは、少女に職員室の場所を尋ねる。

 

「・・・・職員室でしたら、少し行った先にあります。」

 

「そっか・・・すまない、助かった。」

 

「いえ・・・礼を言われるほどではありませんと思います。それに・・・そのまま行けば、職員室に着いたかもしれませんし・・・・」

 

「それでも、助かったよ・・・ありがとな?」

 

「・・・・どういたしまして。では、私はこれで・・・」

 

「ああ、ありがと・・・」

 

「・・・では」

 

そう言って、少女は歩いてその場から去って行った。

 

「俺も、行くか・・・」

 

ダンも再び、職員室に向かうのだった。

 

ーーー???sideーーー

初めまして、皆さん・・・私の名前は、塔城小猫と言います・・・。先程まで、転入生らしき人物に、職員室の場所を教えていました。それにしても、先程の転入生から何か・・・不思議な雰囲気が感じられました。例えるならそう、人を惹きつける様な感じで・・・何故か、優しく包まれる感じです。本当に・・・不思議な人です。少し、興味が湧いてきました・・・今度会ったら、話をしてみたいです。私はそう思って、自分の教室に行きました・・・・。

 

ーーー小猫side outーーー

 

ダンは先程の女子生徒に、職員室の在りかを教えて貰い・・・そちらに向かいながら、さっきの女子生徒の事を考えていた。

 

《〔どうしました、マスター?〕》

 

シェリアは、考えているダンに話しかけた。

 

「〔ん?あ、ああ・・・実は、さっきの子なんだが・・・もしかして、彼女は悪魔なのか?〕」

 

ダンは先程の女子生徒が、悪魔ではないかとシェリアに聞いてくる。

 

《〔はい、彼女は悪魔で間違いありません。〕》

 

「〔そうか・・・〕(それにしても・・・何で、彼女に猫耳があったんだ?)」

 

ダンは、女子生徒に猫耳があった事に疑問を持つのだった。

 

「っと、職員室に着いたな。」

 

考えている間に、職員室に着いたのだった。

 

「それじゃあ、入るか・・・」

 

ダンは、職員室に入って行った・・・・。

 

 

 

 

 

 

ーーー???sideーーー

よ〜、皆!俺は、兵藤一誠って言うんだ!よろしくなッ‼︎後、皆からイッセーっと呼ばれているぜ‼︎

 

「なあ、イッセー・・・聞いてるか?」

 

すると、眼鏡をかけた男子生徒が俺を呼んだ。

こいつの名前は、元浜と言って・・・俺の友人の一人で、ロリコン好き。

 

「ああ、すまん。何だっけ・・・?」

 

「だから、このクラスに転入生が来るって話だよ。」

 

「何!マジか!?」

 

元浜の言葉を聞いて驚く、俺のダチの一人・・・丸刈りの松田・・・あっ〜そう言えば、そうだったな〜〜しかし、確かに気になるな・・・誰だ?野郎が来るのか!?美少女が来るのか!?俺としては、美少女でおっぱいが大きい子がいいな〜〜〜

 

ーー授業のチャイムーー

 

俺が、考えていると授業の始まるチャイムがなったのだった。

 

「お〜い、席に着け〜〜〜!」

 

そして、教師が入って来た。

 

「おっし!全員揃ってるな?それじゃあ、授業が始める前に・・・転入生を紹介する!」

 

「先生!男子ですか!?女子ですか!?」

 

「俺は、美少女を希望で〜す!」

 

松田がそう言ってきた。俺も松田に賛成だ‼︎

 

『俺達もです!!!』

 

俺が、そう思っていると・・・男子全員が賛成して来た。

 

「残念だったな、男子諸君・・・・。そして、喜べ!女子生徒達よ‼︎かなりの、イケメン男子だ!」

 

女子生徒達:『やったーーーー!!!』

 

男子生徒達『NOーーーッ!!!!』

 

女子は喜び、男子は叫ぶ・・・マジか!野郎かよ!?しかも、イケメンだと‼︎?

 

「静かにしろ〜!お〜い、入って来〜い !」

 

先生の言葉に扉が開くと・・・赤髪野郎が、入って来た。

うわっ!滅茶苦茶イケメンだ‼︎

 

「んじゃあ、自己紹介頼むわ。」

 

「こっちに、転入して来た・・・馬神弾だ。分からない事だらけだけど・・・色々と、教えてくれると助かる。今日からよろしく頼む・・・」

 

そう言って・・・転入生は、一礼する。クソ〜〜〜!声もカッケェ・・・もう完全に、クールイケメンだ!彼奴‼︎

 

女子生徒達:『き・・・・・・・』

 

「き?」

 

あっ・・・・これ、あれだ。よし!耳、ふ〜〜〜さご・・・・

 

女子生徒達:『キャァァァァァァッ!!!』

 

「!?」

 

女子達の歓声で、驚く転入生・・・

 

女子A:「すごい!滅茶苦茶、イケメン!!」

 

女子B:「しかもクールで、守ってくれそうな人だ!」

 

女子C:「女の子に産んでくれて、ありがとう!お母さ〜〜〜ん!!」(号泣)

 

腐れ女子:「馬神くん✖️木場きゅんで、決まりね!」

 

腐れ女子達『異議なし!』

 

取り敢えず・・・女子達には、かなり好評みたいだ・・・

(まあ・・・後半の内容は、さて置き・・・・)男子達はというと・・・・・

 

男子生徒A:「クソ!イケメンかよッ!?」

 

男子生徒達B:「この世に、神はいないのか!?」

 

男子生徒C:「ウゾダドンドコドーン!」

 

男子生徒D:「畜生めッ‼︎」

 

俺以外、男子共が悔しがっていた・・・。

 

「静かにしろ〜〜〜!馬神の席は・・・・窓際の一番後ろの席だ。」

 

先生の言葉に頷いて、自分の席に向かう転入生・・・・って言うか、俺の隣じゃねえか・・・・嫌だな〜〜〜

 

「少し、良いか?」

 

すると・・・クールイケメン野郎が、話かけてきた。

 

「んだよ・・・」

 

俺は、機嫌悪そうに答えた・・・。

 

「・・・すまない。」

 

「・・・・へ?」

 

突然、クールイケメン野郎が謝ってきたから・・・俺は、惚けてしまった。

 

「なっ、何で・・・謝るんだよ・・・・。」

 

「いや・・・何か嫌われる事したんじゃないかと思って、な・・・・。」

 

「っ!」

 

そうだ・・・こいつは、何も悪くないじゃないか!ただ、俺が一方的に嫌ってるだけだ・・・こいつは、イケメンだけど・・・スッゲェーいい奴なんかじゃないか!?

 

「あ〜・・・お前は、何も悪くねぇよ。気にすんな・・・!」

 

「・・・そうか?」

 

「あっ!俺、兵藤一誠って言うんだよろしくな!」

 

「俺は、馬神弾だ。よろしくな、兵藤?」

 

「イッセーで良いぜ!」

 

「ふっ、分かった・・・。だったら、俺の事もダンって呼んでくれ。」

 

「おう!よろしくな、ダン!」

 

「ああ!こちらこそよろしくな、イッセー。」

 

こうして俺は、ダンと仲良くなったのだった・・・。

 

ーーーイッセーside outーーー

 

ーーーENDーーー




はい、遂にダンさんにこの世界において・・・初の友達が出来ました〜〜〜(≧∇≦)
そして、本作のメインヒロイン・・・小猫ちゃんが登場しましたーーー!!!これからの話に乞うご期待!それでは、今日のゲストを紹介しましょう!まずはこの方・・・本作の主人公にして、世界を救った英雄・・・馬神弾さんとバトルスピリッツ少年激覇ダンとブレイヴのヒロインヴィオレまゐ事・・・紫乃宮まゐさんにお越しいただきました〜〜〜どうぞ!

ダン:「皆、こんばんは・・・馬神ダンだ。」

まゐ:「紫乃宮まゐです!」

・・・・・

ダン:「まゐ・・・。」

まゐ:「ダン・・・。」

ダン:「すまない、まゐ・・・。悲しい思いをさせてしまった・・・。」

まゐ:「ううん、ダンの所為じゃないわ。確かに、寂しかったけど・・・今は、こうして出会えたんだし・・・結果オーライってことでいいでしょ?」

まゐはゆっくりダンに近づいて、ダンの頰に触れる

ダン:「まゐ・・・ありがとう・・・・。」

ダンは、微笑んで、顔を近づける。

まゐ:「・・・・」

ダン:「・・・・」

そして、キスを・・・

あの〜〜〜先進めたいんですけど・・・

しかし、防がれた!

ま/ダ:「「ッ!!??」」

二人は、すぐさま離れる。

え〜〜会えて嬉しいのは、わかりますが・・・仕事を始めましょう?

ダン:「あ、ああ・・・///」

まゐ:「う、うん・・・///」

それでは、まずコメントですが・・・2話ぐらいで3件ありました〜〜〜書いてくれた視聴者さん、ありがとうございます!自分は今、とっても嬉しいです!!

まゐ:「すごく、喜んでいたものね〜。」

はい、最初は不安でしたが・・・コメントに励ましの言葉やバトスピ大好きと言葉が書いてあったので、勇気を貰いました!ありがとうございました!!この調子で、話を書き続けていきます!

ダン:「ところで、コメントにまゐを出して欲しいって書いてあったんだが・・・どうするんだ?」

あ、ハイ・・・確かに、出します。ヒロインとしてもそうですが・・・・ある話に必要な人物なので、楽しみにして下さい!

まゐ:「う〜ん、緊張しちゃうな〜〜〜。」

ダン:「まゐなら大丈夫さ。」

まゐ:「ダン・・・うん、ありがと。」

さて、そろそろ終わりますか!次回会うのは、3話ですね?それでは!皆さん!!

ダ/ま:「またな(ね)!」









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〜第3話「友の死・・・ダンの決意!」〜

今作の話から原作スタートです!お楽しみに!!それでは、今日のセリフを・・・小猫ちゃんお願いします!

小猫:「分かりました・・・では、【ゲートオープ・・・界放】です。」


【第一章 旧校舎の太陽龍とディアボロス】

〜第3話〜

「友の死・・・ダンの決意!」

ダンが駒王学園に転入して、数日経つのであった。その時に・・・怪我をした黒猫を拾い、お世話をした。さらに、その黒猫は・・・悪魔という事が判明する。そのことが分かり、黒猫に聞くと・・・黒猫が、ダンを警戒してしまったのだった・・・。ダンは、敵ではない事を話すと・・・黒猫の警戒は薄れたのだった・・・。ダンは、黒猫が落ち着いた事に確認すると、怪我をした事を聞いた・・・黒猫はダンを信じて、少しずつ話始めた・・・まず、自分の名前は黒歌と言う・・・両親が死んで、妹を守りながら生きてきたと言う・・・前の主が、酷い奴だったという事・・・そして、彼女は妹の為に・・・主を殺し、はぐれ悪魔になった事・・・そのため、追ってから逃げる時に怪我を負った事・・・黒歌は、涙目にながらも・・・ダンに話した。それを聞いたダンは・・・怒りで、握っていた拳に力を入れた。そして、黒歌を抱き締めながら頭を撫でて・・・黒歌を慰める。黒歌は、溜まっていた感情を出しながら泣き出したのだった。暫くして・・・黒歌は泣き止むと、ダンは「行く宛てが無いなら、ここに居て良い」と言う。その言葉に甘えて、黒歌は・・・ダンの家に住むのだった。ただし・・・ダンの優しさに惚れて、黒歌の猛烈なアピールがあったと言う・・・・

 

 

 

 

現在、黒歌のアピールを受けたダンはと言うと・・・

 

「・・・・ZZZ」

 

学校の屋上で、お昼寝タイムを満喫していた・・・。

 

「・・・・だ・・・・ん・・・・・」

 

「・・・ん?」

 

誰かに、呼ばれる様に・・・ゆっくりと瞼を開けるダン。

 

「・・・・起きてください、先輩・・・。」

 

「・・・塔城?」

 

ダンは相手を確認して、苗字で呼ぶ・・・因みに、小猫とは転入初日に職員室の他で、屋上でも会う事になったのだった。そこで・・・お互いに、自己紹介をする事になった。そこから、色々話している内に仲良くなったのだった。

 

「もうそろそろで、昼休みが終わりです・・・。」

 

小猫は、相変わらずの無表情で・・・ダンにそう言う。

 

「すまない、起こさせてしまったな・・・・」

 

ダンは、申し訳なさそうに言うと・・・

 

「いえ、気にしてません。それに・・・懐かしい匂いがしたので、私的には・・・(ボソ)」

 

小猫は、最後に・・・小さい声で言う。

 

「ん?なんか言ったか?」

 

「いえ、何でもありません・・・。」

 

小猫は何もなかったようにする。

 

「そうか・・・じゃあ、俺はもう行くよ。起こしてくれて、ありがとな?」

 

そう言って、屋上から離れて行った・・・。

 

「先輩の体から匂ったのって・・・ううん、気のせいのはず・・・」

 

小猫そう言って、屋上から居なくなるのだった。

 

そして、午後の授業も終わって帰る準備をし・・・暫くしてから、教室から出て行くのだった。

 

「そう言えば・・・イッセーと元浜と松田が直ぐにいなくなっていたな?まさか、彼奴等・・・・。」

 

ダンが、帰る準備をしてる時に・・・3人の姿がいなかった

事に気付くと、3人のやる事に分かった様だ。

 

そして・・・・

 

剣道女子1:「待て〜〜〜!そこの、変態三人組〜〜〜‼︎」

 

「はぁ、やっぱりな・・・・・」

 

ダンは、剣道部の女子生徒の声が聞こえると・・・頭を抱えて、ため息しながら言った。

 

「うぉぉぉー!逃げろー!」

 

「エロ坊主」と「セクハラパパラッチ」の異名を持つ・・・松田が叫ぶ。

 

 

「くそっ!見つかったのはイッセーの所為だぞ!?」

 

もう一人は、メガネをかけた男子生徒・・・元浜が、一誠に攻める。異名は「エロ眼鏡」と「スリーサイズカウンター」

 

「ふざけるな!俺は覗いてもいないんだぞ!?」

 

三人目は、原作キャラの主人公の一誠で・・・二人にキレていた。因みに・・・一誠の異名は、「欲望の権化」と「性欲の塊」である・・・。

 

「あ、馬神くん!そこの覗き犯を捕まえて!!」

 

一人の女子生徒が、ダンに呼び掛けた。

 

「どいてくれ!ダン!!」

 

「・・・・」

 

ダンは、一誠を通して・・・後の、元浜と松田に鞄で殴った。

 

「「うごっ!!」」

 

二人はそのまま倒れた。

 

「ありがとう、馬神くん!後は、そこの性欲魔だけね!」

 

「覚悟しなさい・・・えっ?馬神くん!?」

 

しかし、一誠を庇うようにダンが立つ・・・

 

「悪いが、イッセーだけは許してくれないか?」

 

「だ、ダン!」

 

ダンの言葉を聞いて・・・一誠は、涙目になった。

 

「えっ!でも、コイツは!」

 

一人の女子生徒が一誠を睨みつける。

 

「皆はさっき、覗き犯を捕まえてくれって、言ったよな?」

 

『う、うん・・・・』

 

「けど、さっき・・・一誠だけは、覗いていないと言っていたんだ。それに・・・イッセーが、嘘をついている様には思えないんだ。もし、一誠が覗きをしたなら・・・そこの二人と一緒に、鞄で殴っていたさ・・・」

 

「(ま、マジか〜!?良かった、覗かなくて・・・少し後悔は、あるけど・・・・)」

 

「だから、コイツだけは許してくれないか?」

 

『・・・・・』

 

剣道部の女子生徒達は、暫く考えて・・・・

 

「分かりました・・・そこの、性欲魔の事は馬神くんに免じて許します・・・。皆さんもそれでいいですね?」

 

『はい、部長!』

 

剣道部の部長がそう言うと、部員達は頷いた。

 

「と言う事で・・・そこの性欲魔!」

 

剣道部部長は、一誠に指を差した。

 

「は、はい!」

 

一誠は呼ばれた瞬間、返事と共に背筋を伸ばした。

 

「今日の事は、許してやる・・・ただし!」

 

剣道部部長は、竹刀を一誠に向けて続けた。

 

「もし、また同じ事をしたら・・・容赦しないからな?いいな!」

 

剣道部部長は、殺気を出し・・・一誠を睨みつけた。

 

「はいっ!」

 

「・・・それじゃあ、馬神くん。私達は、そこの二人に罰を与えるからここで失礼するよ・・・。」

 

さっきとは?打って変わって、優しい顔でダンの方を向いて一礼した。

 

「ああ。部活、頑張ってくれ・・・他の皆もな。」

 

『ありがとう、馬神くん!』

 

「それでは、失礼する・・・。」

 

剣道部達は、元浜と松田を引き摺って行き、その場から離れていった。

 

「・・・それじゃあ、帰るぞイッセー。」

 

「お、おう・・・。」

 

二人はそのまま帰って行った・・・。

 

帰り道にて・・・

 

「イッセー、これに懲りたら・・・覗きはするなよ?」

 

「お、おう・・・暫くは辞めるわ・・・・。」

 

「・・・はぁ、出来ればやめて欲しいんだけどな・・・」

 

ダンは、ため息しながら・・・一誠に言った。

 

「そ、そう言えば!ダン、今週の休みはどうするんだ?」

 

話を逸らすように、話題を変えた。

 

「(逸らしたな・・・)いや、特にないが・・・。」

 

ダンは、話題を逸らされたことに気付くが・・・一誠の問いに答えた。

 

「そっか!なら、俺の家に遊びに来いよ!」

 

「イッセーの家に・・・?」

 

「ああ、俺の両親が「会いたい!」って言ってさ・・・駄目か?」

 

一誠は、ダンに聞いてくる。

 

「ああ、大丈夫だ。」

 

「そうか〜〜〜なら、今度の休みに!」

 

「わかった・・・。」

 

「じゃあな、ダン。」

 

一誠と別れて、家に帰るダン。

 

ーーーダンの家ーーー

 

「ただいま・・・」

 

家に着いたダンが、そう言うと・・・玄関を開けて入る。すると・・・

ーーー足音ーーー

 

足音が近づいて来て・・・

 

「お帰りにゃ!ダ・ア・リ〜ン〜♪」

 

浴衣姿に、黒髪に黒い猫耳がある・・・巨乳の女性がダンに飛び付いいて来た。

 

「・・・ただいま、。だけど、いきなり飛び付くのは危ないぞ?黒歌・・・・。」

 

「にゃはは、それでも・・・ちゃんと、抱きとめてくれるでしょう?ダーリンは♪」

 

「それでも、危ないことには変わらないだろう?後、ダーリン言わない。」

 

「にゃにゃにゃっ!冷たいにゃダーリンは・・・あんなに強く抱き締めた癖に〜〜〜酷いにゃ。」

 

「・・・はぁ、とりあえず・・・離れてくれないか?入れないんだが・・・・。」

 

「仕方ないにゃ〜〜〜。」

 

そう言って、離れた。

 

「そう言えば、ダーリンの制服から白音の匂いがしたにゃ・・・」

 

「塔城の事か?」

 

黒歌に妹の事を聞かされたダンは、ふと小猫の名前を言った。白音とは、塔城小猫の昔の名前である。前に、黒歌が抱き付いた際に「妹と同じ匂いがする・・・」と言っていた事に転入初日に会って、仲良くなった子だと言うと・・・黒歌は驚いて、涙を流した・・・。ダンは泣いている黒歌に妹さんの事を聞く・・・。更に、妹さんの特徴を聞いてみると・・・特徴が一致した事にダン自身も驚いていた・・・そして、黒歌は、ダンに自分の妹を見守って欲しいと願うと、ダンは分かったと言い・・・黒歌は、安心するのだった。

 

そして現在・・・

 

「ところで・・・白音は、どうだったにゃ?」

 

ダンに妹の事を聞く。

 

「元気にしてる・・・部活も頑張っているらしい。」

 

「そう・・・良かったにゃ・・・・」

 

黒歌は、安心するように胸を撫で下ろした。

 

「(何とかしないとな・・・)」

 

ダンはそう思ったのだった。

 

「それじゃあ、着替えてくる・・・」

 

「了解にゃ〜〜〜!」

 

そう言って、ダンは自分の部屋に戻って行き・・・黒歌はリビングに入って行ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー翌日ーーー

ダンは、学園に行く最中・・・

 

「お〜い!ダ〜ン〜〜!!」

 

後ろから、ダンの呼ぶ声がしたので振り返ると・・・

 

「よう、ダン!」

 

「イッセーと・・・誰だ?」

 

ダンは声の主が、分かったのは良いが・・・もう一人の少女に首を傾げた。

 

「おう、紹介するぜ!俺の彼女・・・天野夕麻ちゃんだ!!」

 

と、自信満々で紹介した・・・・。

 

「天野夕麻って言います!よろしくね?」

 

彼女はそう言って、頭を下げた・・・。

 

「(この子・・・)あ、ああ・・・よろしく、馬神弾だ。」

 

ダンは、彼女から違和感を感じ取りつつも自己紹介した。

 

「どうだ、ダン?驚いただろ〜〜〜?」

 

「あ、ああ・・・驚いているが、良かったなイッセー・・・彼女が出来て・・・。」

 

「おう!」

 

「天野・・・だったか?イッセーの事、頼んだ。コイツは、優しい奴だけど・・・調子に乗りやすい奴だから頼む・・・。」

 

「ふふふ、はい!任してください!!」

 

「じゃあ、イッセー・・・俺は、先に行ってる。」

 

「へ?いや、一緒に行こうぜ?」

 

「はあ・・・・彼女と行くんだろ?なら二人っきりの方がいいだろう?」

 

「お、おう・・・サンキュー、ダン・・・。」

 

「気にするな・・・じゃあ、先行ってる・・・・。」

 

ダンはそう言って、その場から去って行った。

 

 

 

《〔マスター・・・〕》

 

すると、シェリアが念話をしてきた。

 

「〔シェリア・・・彼女って、人間じゃないよな?〕」

 

《〔はい、彼女は・・・堕天使です。〕》

 

「〔堕天使・・・何故、堕天使が此処に?〕」

 

《〔それは・・・分かりません。〕》

 

「〔そうか・・・何もなければ良いんだが・・・・。〕」

 

ダンは、そう思って・・・足を早めた。

 

学園に着いて、自分の教室に入り・・・席に座る。それから、暫くして・・・元浜と松田が涙を流しながら、一誠をボコボコにすると言う事が起きて・・・今日の学園は変わった感じで始まったのだった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー自分の部屋ーーー

学校が終わって、家に帰ったダンはベッドで横になる・・・暫くして、ケータイから着信音が流れ、見てみると・・・一誠だった。

 

「イッセー?どうしたんだ、こんな遅くに・・・」

 

『悪い、ダン!デートプランを一緒に考えて欲しい!!』

 

一誠は、慌てた感じで・・・そう言った。

 

「・・・・とりあえず、落ち着け。」

 

ダンは、落ち着かせるように一誠に言った。

 

『す、すまねぇ・・・。』

 

「彼女とデートするのか?」

 

『あ、ああ・・・今週の日曜日にな。』

 

「そうか・・・・(彼女が、堕天使って事は・・・イッセーには、話せなれないな・・・・。)」

 

ダンは、天野夕麻の正体を一誠には言わない事にした。

 

『どうした、ダン?』

 

一誠は、急に黙ったダンに声をかける。

 

「いや、何でもない・・・デートプランだよな?すまない・・・俺、そう言うの分からないから力になれないかも・・・・。」

 

『いや、無理な事を言ったのは俺だから・・・気にするな!しかし、どうしたものか・・・。』

 

「そうだな・・・イッセーは何かないか?」

 

『いや、一応・・・ゲームセンターとか、色んなお店を周るってな感じだな・・・。』

 

「何だ、良いプランじゃないか?」

 

『へ?そうか・・・?』

 

「店を見ながら、話をしたりして・・・最後に公園とかに行って・・・・夕日を見るって感じでいいじゃないか?」

 

『おお!ナイスアイディアだ!!ありがとう、ダン!』

 

「気にするな・・・・デート頑張れよ?」

 

『おう!それじゃあな!!』

 

そう言って、一誠は通話を切った後・・・ダンは考える。

 

《・・・マスター?》

 

「いや、何でもない・・・今日は休む・・・。」

 

《分かりました・・・お休みなさい、マスター。》

 

シェリアと話した後・・・ダンは目を閉じてそのまま眠りついた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土曜は特に変わらず・・・ダンは家でデッキを構成したり・・・黒歌のアプローチを受けたり、あまり変わらない1日だった。そして・・・一誠のデート当日、夕方になる前にダンは私服に着替え・・・一誠のデートの様子を見に行くことにしたのだった。

 

「これで、良し・・・黒歌、少し出てくる・・・。」

 

「分かったにゃ〜気を付けて、行ってくるにゃ〜。」

 

黒歌は、キッチンで料理をしている最中に・・・ダンから外に出る事を伝えられ・・・答える、黒歌。そして、ダンはそのまま家を出た・・・。

 

 

 

ーーー 一誠sideーーー

よう、皆!彼女が出来てテンションMAXのイッセーだ!

現在・・・夕麻ちゃんとデートするため、待合場所に10分前から待っている俺・・・早く来ないかな〜〜〜と思っていると・・・

 

「お〜い!イッセーく〜〜ん!!」

 

夕麻ちゃんが手を振りながらこちらに走ってきた。

 

「ごめ〜ん!待ったかな・・・?」

 

可愛らしく聞いてくる・・・やっベー!めちゃカワイイぜ!!

 

「イッセーくん?」

 

「・・・あっ、いや!俺も今来た所だからさ!」

 

「そうなんだ・・・じゃあ、早く行こう?」

 

「おう!」

 

そして、俺は・・・考えたデートプラン通りに始めたのだった・・・。最初は色んなお店を回ったり・・・服屋など女の子やカップルが行く所を周っていた。そして、昼に喫茶店に入って食事して・・・昼からゲームセンターに行って楽しいデートを充実した。そして、最後にダンからのアバイスで公園にきていた。丁度、夕方になる時間になろうとしていた。

 

「今日は、楽しかったね。」

 

公園の近くにある、噴水をバックに微笑む夕麻ちゃん。

 

「ねぇ、イッセーくん。」

 

「なんだい、夕麻ちゃん。」

 

「私たちの記念すべき初デートってことで、ひとつ・・・私のお願いを聞いてくれる?」

 

「な、何かな?お、おっ願いって!?」

 

ああああっ!つい、テンパっちまった!!

しかし、夕麻ちゃんは微笑んだ後・・・はっきりと俺に向かって・・・・・・

 

「死んでくれないかな?」

 

そう言った・・・。 へ・・・・?

 

ーーー 一誠side outーーー

 

一誠が、目をパチクリさせて苦笑いしながら・・・・

 

「ご、ごめん・・・夕麻ちゃん。何て、言ったのかな?」

 

「死んでくれないかな?」

 

そう言うと、天野夕麻の背中から羽が生えてくると・・

・着ていた服が変わって、エロくてセクシーな姿になった。そして、光の槍を出して・・・

 

ーーーグサッーーー

 

「・・・・え?」

 

一誠は、ゆっくりと下を見ると・・・光の槍が一誠のお腹に刺さっていた。

 

「・・・がはっ!」

 

一誠は吐血をする。

 

「・・・・ごめんなさい。」

 

夕麻は悲しい顔をしながら、光の槍に刺さってる一誠に謝罪する。

 

「夕・・・・麻・・・・ちゃ・・・ん・・・。」

 

一誠は、彼女の名前を言い・・・倒れた。

 

「これで、終わりに・・・・」

 

彼女は、光の槍を構え・・・一誠を消し飛ばそうとする。

 

「やめろ、天野・・・。」

 

「っ!?」

 

彼女は声のした方を見ると・・・私服姿のダンが立っていた。

 

「貴方は、イッセーくんの友達の・・・」

 

彼女は、ダンを見て・・・信じられないという表情になる。

 

「もうやめろ・・・」

 

ダンは、彼女にやめるよう伝える。

 

「・・・何で?何で、人間の貴方が・・・何で、此処にいるの・・・?此処には、結界が張っている筈よ?」

 

しかし、彼女は・・・聞き入れず、ダンが此処に居る事に信じられないでいた

 

「・・・・。」

 

ダンは、その問いに答えず・・・只々、彼女を見つめる。

 

「見られたからには・・・・殺すしかないわね・・・。」

 

彼女は、そう言って・・・手に持っている光の槍を、ダンに向けた。

 

「・・・・何故、イッセーを殺した?」

 

「それは・・・彼の中にある神器(セイクリッド・ギア)が、危険だったからよ。」

 

「・・・・それで、殺したのか?」

 

「・・・ええ、そうよ。」

 

「・・・イッセーは、このデートを楽しみにしていた。」

 

ダンは淡々と語る。

 

「そう見たいね・・・。」

 

「初めて、彼女が出来た!・・・って、喜んでいたいたんだ。その時、デートプランを必死に考えていたんだぞ?」

 

「・・・・らしいわね。ご苦労な事ね・・・初々しかったわ・・・まあ、私に取っては・・・“お遊び程度”には、丁度良かったわ・・・。」

 

「・・・」

 

「もういいでしょ?貴方もイッセーくん同様に殺してあげる!恨むんだったら・・・自分の不幸を呪いなさい!」

 

彼女は、光の槍を持ちダンに迫り・・・

 

「死になさい!」

 

「・・・」

 

刺そうとする・・・

 

「なっ!?」

 

しかし、光の槍は・・・

 

「・・・・」

 

ダンが握り締め、槍を止めた。

 

「あ、あり得ない・・・堕天使の光の槍が、人間に止められる何て・・・」

 

「何故・・・・。」

 

「えっ・・・・?」

 

「何故、本当の気持ちを隠そうとする・・・。」

 

「な、何言ってるの?」

 

「お前の、槍からは・・・悲しみ、後悔、罪悪感、それと・・・」

 

「・・・?」

 

「イッセーに対する想いが・・・・伝わって来た。」

 

「っ!?」

 

その言葉を聞いた瞬間、持っていた槍を手放して・・・ダンから距離を取った。

 

「な、何を・・・・っ!?」

 

すると、夕麻は何かを感じ取るのだった。

 

「っく!今日は、これくらいにしてあげる!もし、次・・・会うことがあったら必ず、殺してあげる!!覚悟しなさいっ!」

 

それだけ言って、彼女はその場を去った・・・。

 

「・・・行ったか。」

 

ダンが、夕麻が行ったのを確認すると・・・

 

《ッ!マスター、此処に何か来ます!》

 

シェリアが、何かを察知し・・・ダンに伝えると、一誠の倒れている近くで・・・魔法陣が現れ・・・紅い髪の少女が現れた。

 

「貴方ね?私を呼んだのは・・・・」

 

彼女は、一誠を見ると・・・そう呟いた。

 

「リアス・グレモリー・・・・」

 

ダンは、目の前の少女を見て・・・名前を呟いた。

 

「あら?私の事が、分かるのかしら・・・・って、貴方は?」

 

「それより、イッセーは・・・」

 

「・・・死んでるわ。」

 

「・・・・そうか。ごめん、イッセー・・・・。」

 

ダンは、一誠に謝る。

 

「でも・・・・」

 

彼女は、続けて言葉を発した・・・・。

 

「生き返らせる事は出来るわ・・・これでね。」

 

そう言って・・・谷間からチェスの駒を取り出し、ダンに見せた。

 

「それは?」

 

ダンは、リアスと言う少女に聞く。

 

「これは、悪魔の駒(イーヴィル・ピース)・・・これで、この子を悪魔に転生させるわ・・・。」

 

「イッセーを・・・悪魔に・・・。」

 

ダンはそれを聞いて、目を瞑る。

 

「受け入れたくは、ないかもしれn「それを、やれば・・・イッセーが蘇るんだよな?」・・・・そうよ。」

 

「なら、頼む・・・イッセーを助けてやってくれ!」

 

ダンは、少女に頭を下げ、頼んだ。

 

「・・・いいの?彼は、悪魔・・・人では無くなるのよ?」

 

「大丈夫だ・・・・イッセーは悪魔になっても・・・・イッセーは、イッセーだからな。」

 

ダンは、そう言って・・・微笑んだ。

 

「そう・・・分かったわ。」

 

「それじゃあ、俺は帰ります・・・家族が心配しているので・・・。」

 

そう言って、歩き出すダン。

 

「・・・・それより、貴方は?」

 

「・・・・アンタなら、分かるはずだ。もし、知りたければ・・・塔城に聞いた方がいい・・・・。同じ部活の、メンバーだろ?」

 

「ッ!?貴方、小猫が言っていた・・・・。」

 

少女は、驚き・・・そして、思い出した。

 

「失礼する・・・・。」

 

そう言って、歩き出した。

 

「あっ!待ちなさい!?」

 

しかし、少女の呼び掛けを無視して歩き去った・・・。

 

「・・・・」

 

公園には、彼女と大怪我をした・・・一誠だけが残されていた。

 

ーーーダンsideーーーー

俺は、公園を去り・・・・家に帰って行った。家に入ると黒歌が泣きながら、抱きついてきた・・・・その後、堕天使にあった事・・・・自分の友人がその堕天使に殺された事・・・・そこで、この街を管理しているグレモリー先輩にあった事・・・グレモリー先輩が友人を悪魔に転生させると言う事・・・この事を、黒歌に話した。黒歌は、それを聞いた途端立ち上がり、俺を強く抱きしめた・・・何故、抱きつくのか、聞いてみたら・・・「ダーリンが、辛そうな顔をしているからにゃ・・・」って言ってきた。

・・・・そんな、顔をしていたのか?自分では、分からなかった・・・それから暫くして、黒歌は離れて・・・食事の用意をして・・・俺たちは、夕食を食べ始めた・・・。

しばらく経って、俺はお風呂に入り・・・ベッドに入った。そして、次は・・・イッセーを死なせないと・・・

何があっても、友人を助けると決意して瞼を閉じて・・・眠りについた。

 

 

 

ーーー彼女も、何か抱えてる・・・・だから、天野も助け出してみせる!

 

そう意気込み、意識を手放した・・・・。

 

ーーーダンside outーーー

 

ーーーENDーーー

 

 

 

 

 

 




はい!第3話終了しました! !長い文章ですみません!
そして、黒歌さん登場〜〜!ダンの家に同居しています!!此処では、渦の団には所属せず、ダンに拾われるという設定にしました!!それでは、今日の、ゲスト・・・この話の主人公事・・・馬神弾さんとダンさんのヒロインの一人・・・黒歌さんです!どうぞ〜〜〜

ダン:「馬神弾だ。」

黒歌:「どうもにゃ!ダーリンの妻「違うでしょう?」うるさいにゃ!むぅ〜〜〜!同・居・人の黒歌だにゃ 」

怒らんでも良いでしょう〜〜〜。

黒歌:「気分を害されたにゃ!」(ぷくぅ〜)

怒らないで下さいよ〜〜〜今度、ダンさんとのデート編でも書いてあげまs「本当かにゃ!?」本当です〜〜。」

黒歌:「なら、怒らないにゃ♪」

(ふっ、勝った!計画通り・・・)←ゲス顔

ダン:「(作者が黒くなった・・・)」

それじゃあ、次の話の次回予告をダンさんお願いします!

ダン:「・・・本当に言うのか?」

だって、次の話でダンさんが戦うんですよ!?次回予告を言わないと・・・盛り上がらないじゃないですか〜〜〜

ダン:「・・・・分かった。」

黒歌:「頑張るにゃ!ダーリン♪」

ダン:「・・・・分かった。ありがとう、黒歌。」

黒歌:「にゃん♪」

それでは、お願いします!

ダン:「悪魔に転生した事を知らない一誠は、自分が死んだのは夢だと思い・・・学園に登校する。しかし・・・天野夕麻の記憶が、一誠の友人2人の記憶から消された事を知る一誠は、調査する為・・・公園に向かうのだったが、 そこで会う、堕天使に殺されかける!しかし、一誠を助ける為!再び、戦う事にした俺は・・・新たな力を使い堕天使と対峙する!次回、ハイスクールD×D〜転生するブレイヴ使い〜第4話「新たなる力、復活の太陽龍!」決めろ!ブレイヴアタック‼︎」

はい!オッケー・・・次回予告が終わったので、ここで・・・締めたいと思います!それでは、皆さん!第3話でお会いしましょう!!

ダ/黒:「「またな(にゃん♪)」」






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〜第4話「新たなる力、復活の太陽龍!」〜

今日から、ダンさんの戦闘に入って行きます!お楽しみに!!それでは、今日のセリフを・・・一誠くんお願いします!

一誠:「よっしゃ!俺の番が来たぜ!!ダンが言っていたセリフを言えばいいんだな?」

はい、そうです。

一誠:「んじゃあ、言うか!【ゲートオープン・・・界放!】」

それじゃあ、どうぞ〜〜〜



【第一章 旧校舎の太陽龍とディアボロス】

〜第4話〜

「新たなる力、復活の太陽龍」

ーーー 一誠sideーーー

よう、皆・・・イッセーだ・・・・。え?元気がないだって?なんか・・・リアル過ぎる夢を見た所為なのか、体がだるいんだよな〜〜〜。昨日、確かに・・・夕麻ちゃんとデートして・・・その後、夕麻ちゃんの姿が変わって・・・羽が生えて・・・長い武器を持って、俺を刺した・・・って言う夢を見た・・・確かに、あの痛みは妙にリアル過ぎるよな?それで、目を覚ますと・・・自分のベッドで、寝ていた。・・・ホント何だったんだ?それに、携帯に撮ってあった夕麻ちゃんの写真が消えていたし ・・・ホント、意味分かんねェ〜〜〜!それに、松田と元浜に夕麻ちゃんの事を聞くと知らないって言うし・・・ダンの奴は、まだ来てないし・・・どうしたんだよ、ダンの奴・・・。

 

ーーーチャイムの音ーーー

 

うげっ!HRのチャイムが鳴っちゃたし!!ホントにダンの奴、どうしたんだよ!?

 

「静かにしろ〜〜〜・・・HRを始めるぞ〜〜〜。」

 

女子生徒2:「あの〜先生・・・馬神くんが、来ていません〜〜〜。」

 

「あー・・・馬神は、今日は休むと言っていた・・・。」

 

なっ!マジかよ!?

 

「それじゃあ、HRを再開するぞ〜〜〜!」

 

そう言って、HRが始まった・・・・本当に、ダンの奴どうしたんだよ〜〜〜

 

ーーー 一誠side outーーー

 

一方、ダンはと言うと・・・・

 

「はぁ・・・はぁ・・・出来た・・・。」

 

部屋に結界を張って、神器の特訓をしていた・・・。

 

《・・・マスター、遂に完成しましたね!》

 

「ああ、禁手(バランス・ブレイカー)を出来たのは良いが・・・余り、長持ち出来ないな。」

 

禁手(バランス・ブレイカー)・・・神器の力を高め、ある領域に至った者が発揮する力の形である・・・。

 

《それでも、この短期間で・・・禁手をモノにしたのは、凄いと思います。本来は困難な為・・・禁手に至る者などいないと言っていいでしょう。後は、禁手の使用時間を長持ち出来るように頑張りましょう!》

 

「ああ、分かった・・・・シェリア!」

 

《はい、何でしょう?》

 

「これからも、よろしくな?」

 

《・・・はい!》

 

「とりあえず、部屋に張ってある結界を解除してくれ。」

 

《分かりました・・・。》

 

シェリアは結界を解除させると、通常の部屋へと戻った。

 

《ですが、マスター?今日は仕方なく、学園を休んだのですから・・・明日はしっかり登校して下さいね!》

 

「あ、ああ・・・。」

 

シェリアの注意され、引き攣るダン。そして、部屋を出て

リビングに向かったのだった。

 

ーーーリビングーーー

 

「にゃ?特訓の成果は、どうにゃ?」

 

ダンがリビングに入ると黒歌がソファーに座って、ダンの方を向いて・・・特訓の事を聞いてきた。

 

「ああ、とりあえず・・・禁手を出せる事まで、出来たよ。」

 

「にゃっ!?凄いにゃ!流石、私のダーリンにゃっ!!」

 

「黒歌・・・とりあえず、そのダーリンって言うのを止めてくれないか?」

 

「イヤにゃ♪」

 

「はぁ・・・・。」

 

黒歌の拒否にため息をするダンであった・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー 一誠sideーーー

俺だ!イッセーだ!!今、羽の生えた男に追われているんだ!!夕麻ちゃんの事を調査する為・・・学校が終わって、例の公園に来ていたんだが・・・・黒い帽子を被って、黒いスーツを着た男が俺に訳分からん事を言った途端・・・・背中から黒い羽が生えてきたんだ!あの羽・・・夕麻ちゃんと同じ!?ッ!?まさか、あの時の夢は・・・現実だったのかよ‼︎?クソッ!何が、どうなってるんだ!?

 

「逃げられると、御思いかね?」

 

「っ!?」

 

俺は声のした方を見ると、俺のすぐ後ろにいた!うげっ!マジかよ!?

 

「これでも喰らうがいい・・・フン!」

 

ーーーザクッ!ーーー

 

「がッ!?」

 

投げた槍みたいなモノが、俺の背中を貫いた!痛い!熱い!体が焼ける!何だよこれ!?俺は、そのまま倒れそうになるが・・・何とか、力を入れて・・・体を支えた。うっ!意識が・・・

 

「フム、一回では仕留めきれなかったか・・・だが、この一撃で楽に死なせてやろう・・・・。」

 

そう言って、目の前まで飛んできて槍みたいなのを投げてきた。

 

ーーービュン‼︎ーーー

 

ああ、俺・・・此処で、死ぬのかな・・・?どうせ、死ぬなら・・・・あの紅い髪の先輩のオッパイの中で、死にたかったな・・・俺は、そう思って目をつぶった。

 

「フラッシュタイミング!マジック、デルタバリアを使用!!」

 

ーーーキュイン!キュイン!キュイン!ーーー

 

音が聞こえたので、目を開けて見ると・・・

 

「何ッ!?」

 

「何だ・・・これ・・・・」

 

男が驚いていた。俺も、目の前にある光景に驚いていた。それは・・・ゲームに、良く出てくる魔法陣が三つ現れて、その魔法陣三つを線で繋げ・・・三角形になった。

 

ーーーババババババッ!ーーー

 

そして、槍モドキとぶつかって・・・

 

ーーーパリィィィィン!!ーーー

 

槍モドキは消滅した・・・た、助かったのか?

 

「くっ!?貴様、何者だ‼︎?」

 

男が、俺の後ろの方に指を差した。すると・・・誰かが、俺の肩に手を置いた・・・・。俺は振り返って見ると・・・

 

「・・・・大丈夫か、イッセー?」

 

そこには・・・今日、学校を休んだ。俺のダチ、ダンが・・・いたのだった。

 

ーーー 一誠side outーーー

 

ーーーダンsideーーー

俺は、今・・・イッセーの肩に手を置いて、安否を確認した。

 

「ど、どうして・・・ダンが、此処に?」

 

イッセーは、俺がいる事に驚いていた・・・。

 

「・・・イッセーこそ、何で此処にいるんだ?」

 

俺は、イッセーに聞いた・・・。

 

「お前は・・・夕麻ちゃんの事、覚えているか?」

 

すると・・・イッセーは自分の彼女だった天野の事を俺に、聞いてきた。

 

「・・・どういう事だ?」

 

俺は意味が分からず、イッセーに聞き返した。

 

「頼む、ダン・・・。覚えてるか、覚えてないかだけで良い・・・答えてくれ!」

 

イッセーは、必死になって聞いてくる。

 

「・・・覚えているも何も、一緒にデートプランを考えていただろ?」

 

「ッ!そ、そうか・・・やっぱり、夕麻ちゃんは・・・いたんだ。」

 

そう言って、嬉しそうに笑う。

 

「とりあえず・・・話は、後にしよう。」

 

俺は、イッセーにそう言って・・・堕天使の方に向いた。

 

「何故、人間が此処に?まあいい・・・そこのはぐれ悪魔と一緒に、消し去ってくれる!」

 

そう言って、堕天使は光の槍をこちらに向けた・・・。

 

「ダン!俺を置いて、逃げろ‼︎」

 

イッセーは、そう叫んだ。

 

「それは、出来ない。」

 

「っ!?けど!このままだと‼︎」

 

「それに・・・友達を置いて、逃げるわけにはいかないだろ?」

 

「っ!ダン・・・」

 

「だから、イッセー・・・此処は俺に任せろ!」

 

そう言って、ネックレスを握る。

 

「行くぞ!シェリア‼︎」

 

《はい、マスター!》

 

俺はそう叫ぶと、シェリアが応え・・・ネックレスが光出す。俺は・・・未来のバトルフィールドで、装着したバトルフォームの姿になるのだった・・・。

 

ーーーダンside outーーー

 

「・・・・」

 

ダンは、無言で堕天使の方を見た。

 

「そんな、鎧を着けたところで・・・・貴様の死ぬ事には、変わらんぞ!」

 

そう言って、堕天使は光の槍を構えた。

 

「だったら見せてやる・・・俺の戦い方を!」

 

そう言うと、ダンはデッキケースからカードを一枚出し

 

「太陽よ、炎をまといて龍となれ!太陽龍ジーク・アポロドラゴン‼︎」

 

[グォォォォォォッ‼︎]

 

ダンは、そう言うと・・・カードからジーク・アポロが現れて、咆哮をしながら炎を纏うようにして・・・ダンを包み込んだ。

 

「ダン!?」

 

一誠は、それを見て驚く・・・。

 

「何だ!?何が起きている‼︎?」

 

堕天使は、訳が分からないでいた。

 

ーーーーグォォォォォッ!!!ーーー

 

ジーク・アポロが吠えると同時に、炎が消える・・・そして、そこには太陽龍ジーク・アポロドラゴンをモチーフにした鎧に・・・ボディには、バトルフォームをアーマーにしている馬神弾の姿があった。(全身鎧で身を纏った状態)

 

「スゲェ・・・かっけぇよ、ダン。」

 

一誠はダンの姿を見て、見惚れる・・・。

 

「なっ!?神器持ちの人間だと‼︎?」

 

堕天使は、ダンの姿を見て驚くのだった。

 

【行くぞ・・・堕天使!】

 

すると、ダンは物凄い速さで飛んで・・・堕天使に近づいた。

 

「なっ!?ガハッ!」

 

そして、ダンの攻撃を喰らって・・・地面に叩きつけられた堕天使・・・。

 

「す、すげぇ・・・・。」

 

一誠は、ダンの強さに只々驚いていた・・・。

 

【・・・・もう、終わりか?】

 

ダンは、挑発する様に・・・堕天使に向かって、そう言った。

 

「ぐっ!舐めるなぁぁぁっ‼︎」

 

堕天使は怒りくるように光の槍をダンに投げた!

 

「ッ!?ダァァァン!」

 

一誠は叫ぶ。だが・・・・・

 

【心配するな、イッセー・・・・・フンッ!】

 

ーーーパリィィィン‼︎ーーー

 

光の槍は、ダンの手(鉤爪)によって・・・無惨に砕かれた。

 

「な、何だと・・・。」

 

堕天使は、それを見て・・・目を見開き、驚いた。

 

【これでも、喰らえ!】

 

ダンは、近づいていき・・・

 

ーーーバキッーーー

 

「ガッ!?」

 

尻尾で、堕天使を叩(はた)いた。

 

ーーードゴォォォォン‼︎ーーー

 

「ゴハッ!?」

 

その衝撃で、木にぶつかったのだった。

 

「ぐっ!」

 

堕天使は・・・ゆらゆらと立ち上がり、ダンを睨みつける。

 

次の瞬間・・・・・

 

ーーーキュィィィィン‼︎ーーー

 

赤い魔方陣が現れ、そこから・・・・・

 

「・・・これは、どう言う状況?」

 

紅い髪の少女・・・リアス・グレモリーが、今の状況を見て、首を傾げた。

 

「ッ!?紅い髪の悪魔・・・グレモリー家の身内か!」

 

堕天使は、そう言うと・・・視線をダンからリアスの方に向いた。

 

「御機嫌よう、堕ちた天使さん?・・・それにしても、ボロボロね。」

 

リアスは、堕天使の方を見て・・・そう言った。

 

「くっ!・・・そこの、神器持ちの人間にやられたのだ・・・。」

 

堕天使は、顔を顰めて・・・鎧を着たダンの方に指を差して言う。リアスは、堕天使の言葉を聞いて・・・鎧を着けた人物(ダン)を見た瞬間・・・

 

「・・・貴方、何者?」

 

目を細め・・・リアスは、警戒態勢をとりながらそう言った。

 

【昨日振りだな・・・グレモリー?】

 

ダンはリアスに、鎧越しで声をかけた。

 

「っ!その声!?そう、貴方・・・神器持ちだったのね?」

 

【ああ・・・だが、詳しい話は後だ。今は・・・】

 

ダンは、堕天使の方に視線を向ける。

 

「・・・・そうね。」

 

リアスは、視線をダンから堕天使へと移す・・・

 

「悪いけど・・・その子は、私の眷属よ。だから、ちょっかいを出さないで頂戴。」

 

リアスはそう言って、堕天使を睨む。

 

「そうか・・・今回は詫びよう・・・だが、下僕は放し飼いにしない事だ。私のような者が、散歩がてら狩ってしまう事もあるやもしれんぞ・・・?」

 

「ご忠告、痛み入るわ・・・でも、私の邪魔をするならその時は容赦しないわ。」

 

「その台詞、そのまま返そう・・・・それと、そこの人間。」

 

堕天使は、ダンを指差した。

 

【・・・・・・何だ。】

 

「貴様の名前を聞いてこう・・・・。」

 

【ダン・・・・馬神弾だ。】

 

「私は、ドーナシーク・・・・馬神弾よ、この屈辱は必ず晴らす!首を洗って、待っておけ‼︎」

 

堕天使・・・ドーナシークは、ダンにそう言った。

 

【いいだろ・・・俺は、逃げも隠れもしない。全力で、お前を倒す!】

 

ダンも受けて立つように応えた。

 

それを聞いて、ドーナシークは去って行った・・・・・。

それを確認して、武装を解くダン。

 

「た、助かった・・・・。」

 

一誠はそう言って、倒れた。

 

「ッ!?イッセー!」

 

ダンは、慌てて駆け寄った。

 

「大丈夫、気絶してるだけよ。」

 

リアスは、ダンを安心させる様に優しく言う・・・。

 

「そうか・・・良かった。」

 

ダンはそれを聞いて、安心した。

 

「さて、貴方の事・・・・詳しく聞きたいのだけれど?」

 

「それは、明日にしよう・・・イッセーを家に運ばないとな。」

 

「・・・・分かったわ。それと・・・明日、使いを出すからこの子と一緒に来て頂戴。後・・・・大丈夫よ。この子は私が責任持って、家に送り届けるわ。」

 

「分かった・・・・。それから、すまない・・・・イッセーの事は頼む。」

 

ダンは了承した後・・・・リアスに頭を下げて、一誠の事をお願いした。

 

「ふふふ、分かったわ。あっ、それから・・・」

 

リアスは、思い出すかのように言葉を続ける・・・

 

「明日、覚悟しといた方がいいわ。」

 

「???」

 

リアスの言葉を聞いて、首を傾げたダンだった・・・・。

 

 

 

ーーーENDーーー




はい!第4話終了しました!!ただ、戦闘シーンが、雑かもしれません・・・・誠に申し訳ありません!次に戦闘シーンを書く際には、もう少し頑張ります・・・・。では、今日のゲストを紹介します!今日のゲストはここの主人公、馬神弾さんと・・・ハイスクールD×Dの主人公!兵藤一誠さんと・・・ハイスクールD×Dのメインヒロイン!リアス・グレモリーさんにお越し頂きました!

ダン:「馬神弾だ・・・・。」

イッセー:「兵藤一誠だ、よろしくな!」

リアス:「リアス・グレモリーよ・・・皆、この小説を読んでくれてありがとうね?」

本当にありがとうございます!それから、第3話で・・・誤字を見つけて、教えて頂き・・・ありがとうございます‼︎もし、また・・・誤字があったなら、教えて頂けると・・・幸いです。

イッセー:「まあ、作者になったばかりで・・・そう言うのもあるかもしれないが・・・温かい目で見てやってくれ!」

イッセーくん!(涙目)

リアス:「でも、あまり・・・誤字を増やしちゃ駄目よ?」

はい・・・・気をつけます。

ダン:「まぁ、反省はそれぐらいにして・・・・遂に、俺の新しい力が出たな・・・・。」

はい!太陽龍が出ましたね‼︎


イッセー:「確かに・・・カッコ良かったな!」

フッフッフッ!イッセーくん?太陽龍の力は、まだ出しきってないぞ!

イッセー:「えっ!?どういう事だ‼︎?」

詳しい事は、ググるか・・・バトルスピリッツブレイヴを見れば分かりますよ。まあ・・・視聴者さんは、分かるかもしれませんね。

リアス:「次回は、いよいよ・・・ダンとイッセーがオカルト研究部に来るわね。」

はい、それから・・・ダンさん?

ダン:「ん、何だ?」

・・・・・・頑張って?

ダン:「どういう事だ⁉︎」

さあ、時間が押して来ているので・・・・次回予告行ってみましょう!

ダン:「あっ、おい!」

では、イッセーさんお願いします〜〜〜。

イッセー:「おう!任してくれ‼︎」

リアス:「頑張ってね、イッセー?」

イッセー:「はい!リアス先輩‼︎」

では、どうぞ!

イッセー:「朝起きたら・・・グレモリー先輩が、全裸で俺と寝ていた!そして、学校に先輩と途中でダンが来て、一緒に登校すると・・・周りの視線が痛かった(汗)その後、学年玄関で別れる際・・・俺とダンは、先輩が使いを出すと言われる。そして、その人物の案内でオカルト研究部に来るとそこには!?次回、ハイスクールD×D〜転生するブレイヴ使い〜第5話「ようこそ、オカルト研究部へ!」決めるぜ!アタックステップ‼︎」

はい!ありがとうございます‼︎それでは、皆さん・・・

イ/リア/ダン:「「「またな(ね)!」」」



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〜第5話「ようこそ、オカルト研究部へ!」〜

ハイ、始まりました第5話です!今日からダンさんとイッセーさんが遂に、オカルト研究部に行きます!では、今日のセリフをリアスさん・・・お願いします!

リアス:「分かったわ。」

では、どうぞ!

リアス:「それじゃあ、始めましょう?【ゲートオープン・・・界放!】」




【第一章 旧校舎の太陽龍とディアボロス】

〜第5話〜

「ようこそ、オカルト研究部へ!」

 

ーーーイッセーsideーーー

よう、皆!イッセーだ‼︎今 、駒王学園の二大お姉様の一人 ・・・・リアス・グレモリー先輩と一緒に登校していた。

何故、グレモリー先輩と一緒にいるかと言うと・・・今朝起きた時隣で寝ていたのだ!全裸で‼︎その後、色々あって・・・こうして一緒に登校しているのだ・・・・。

 

「ッ⁉︎ダン・・・!」

 

すると・・・壁にもたれているダンを見て、驚きながらもダンを呼んだ。ダンも気が付いてこっちを向いた。

 

「元気そうだな・・・おはよう、イッセー・・・。」

 

ダンはそう言って・・・微笑んだ。

 

「あら、おはよう・・・・馬神弾君。」

 

グレモリー先輩も、ダンを見て挨拶をする。

 

「ああ、おはよう・・・・グレモリー。」

 

ダンも、グレモリー先輩に挨拶をする・・・・って!敬語しろよ、ダン‼︎

 

「貴方・・・・一応、後輩なんだけど・・・・・・。」

 

「・・・・・すまない。あまり、こういう事に慣れてないんだ・・・」

 

「はぁ・・・・仕方がないわね。」

 

グレモリー先輩は、苦笑いしながらそう言った。

 

「それじゃあ、馬神君も一緒に行きましょう?」

 

グレモリー先輩は、ダンを誘った。

 

「・・・いいのか?」

 

「何言ってるんだよ・・・良いに決まってるだろ?」

 

俺は即座にOKを出した。

 

「ありがと・・・・イッセー。」

 

そして、俺達3人で登校していると・・・・

 

『キャァァァァァッ‼︎』

 

女子生徒達が黄色い歓声を上げ始めた。

 

女子1:「見て、馬神くんとリアスお姉様よ!」

 

女子2:「ホントだ!クールな馬神くんと綺麗なリアスお姉様のツーショットは、絵になるわ‼︎」

 

あれ?今、俺の存在がいなかった事にされたよな?

 

女子3:「でも・・・・。」

 

女子生徒達:『あの性欲魔が、邪魔過ぎるわ!』

 

ぐはっ‼︎俺は、地味に1500のダメージを受けた!?くっ!軽くディスられた・・・。

 

女子4:「アイツの所為で、馬神くんとリアスお姉様が汚れちゃうわ!」

 

酷い言い様だな!おい⁉︎

 

「どうした、イッセー?」

 

ダンは、俺を心配する様にそう言った。やっぱ、ダンは優しいぜ・・・・・

 

「早く、行きましょう?」

 

「あっ、はい!」

 

「ああ・・・」

 

俺とダンは返事をして、再び歩き出したのだった・・・。

 

ーーーイッセーside outーーー

 

学年玄関にて・・・

 

「それじゃあ、放課後に使いを出すわね?」

 

「場所は、オカルト研究部でいいんだな?」

 

「えぇ、それじゃあね。」

 

リアスはそう言って・・・別れたのだった。

 

「な、なあダン・・・・グレモリー先輩の入っている部活が、オカルト研究部だって・・・何で分かるんだよ?」

 

一誠は・・・ダンがリアスの入っている部活を知っている事に、疑問を持つのだった。

 

「知り合いから聞いた。」

 

ダンはそう言って、教室に向かったのだった・・・。

その後、教室に入ったダンと一誠は・・・クラスの皆(特に元浜と松田)が詰め寄って来て、リアスと一緒に登校していたのか?っと・・・問いただすのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーイッセーsideーーー

よう、皆!イッセーだ‼︎やっと、放課後になったぜ!とこころで・・・使いの人物は、誰だろうなぁ〜〜〜俺としては、美少女に来て欲しいぜ・・・・。

 

「・・・・来た見たいだな。」

 

ダンがそう言うと・・・・

 

『キャァァァァッ!!!』

 

「やあ、馬神君と兵藤君だね?」

 

チッ!イケメンかよ・・・・。

 

「で、何の用だよ?」

 

俺は、イケメン野郎に悪態をついたのだった・・・・。

 

「アンタが、グレモリーが言っていた・・・・使いの者か?」

 

ダンは、イケメン野郎に聞いた。

 

「うん、そうだよ。」

 

「・・・・そうか。」

 

ダンはそう言うと、鞄を持って・・・・イケメン野郎の方に行く。

 

「案内を頼む・・・・。」

 

「うん、分かったよ。」

 

「行くぞ、イッセー・・・・。」

 

そう言って、教室を出たダンって!

 

「おい!待てよ、ダン‼︎」

 

俺は、ダンの後を追うように・・・鞄を持って、教室を出た。

 

俺達が、廊下を歩いていると・・・・

 

『キャァァァァァッ‼︎!』

 

やっぱり・・・女子生徒の黄色い歓声が、上がった。

 

女子A:「木場くんと馬神くんよ!」

 

女子B:「ホントだ!初めてのツーショットよ!」

 

腐れ女子:「やっぱり、馬神くん✖️木場くんね!」

 

あ〜〜〜やっぱりこの展開か・・・・。

 

女子C:「でも、待って!二人の横にあの性欲魔がいるわよ!」

 

げっ!見つかった⁉︎

 

女子D:「何で、アイツがいるのよ⁉︎」

 

女子生徒達:「そうよそうよ‼︎』

 

女子S:「二人が汚れるわ!」

 

女子生徒達:「そうよそうよ‼︎』

 

やっぱり、こうなったーー!!

 

腐れ女子:「でも、待ってこの場合は!」

 

あれ?なんか、嫌な予感がするぞ・・・・

 

腐れ女子1:「これは、性欲魔(兵藤くん)✖️木場くん⁉︎それとも・・・性欲魔(兵藤くん)✖️馬神くん!?いや、クールな馬神くんが受けじゃなくって・・・攻めだとすると!」

 

腐れ女子2:「馬神くん✖️兵藤くんね!」

 

腐れ女子3:「違うわ!兵藤くん✖️馬神くんの方が良い!」

 

神・腐れ女子「甘いわ、皆!ここは、野獣の兵藤くんとクールな馬神くんが攻めの!イケメン男子の木場きゅんが受けの方よ‼︎」

 

腐れ女子達:『それだ!!!』

 

それだ!・・・・じゃねェーーー!!!俺は、ノーマルだ!普通に美少女が好きな、男子だ‼︎

俺は心の中でそう叫んだのだった・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

現在、何も発せずに目的地へと向かう俺達だが・・・む、無言が辛い!

 

「と、所でダン・・・。」

 

無言は、嫌だったから・・・・俺は、ダンに話しかける事にした。

 

「・・・・何だ?」

 

「そ、その・・・グレモリー先輩がオカルト研究部の部員だって事・・・・誰に、聞いたんだ?」

 

「それは・・・・」

 

「着いたよ。」

 

ダンが何かを言おうとすると、イケメン野郎が止まり・・・・オカルト研究部の部室に到着したのだった。

 

ーーーイッセーside outーーー

 

「部長、連れて来ました。」

 

金髪の男子生徒は、ノックをしながらそう言った。

 

「ええ、入って頂戴・・・。」

 

中から返事が返ってきたので、三人は中へと入っていくのだった。

 

「こ、これは・・・」

 

「凄いな・・・」

 

室内には所々、魔法陣が描かれいた為・・・一誠とダンは驚きながらそう呟くのだった。

 

「・・・・先輩?」

 

聞き覚えがある声を聴いて、ダンは辺りを見渡すと・・・・

 

「・・・・塔城?」

 

ソファーに座って羊羹を口にして、目を見開いている小猫の姿があった。

 

「えっと、塔jy「先輩!」おっと・・・。」

 

小猫がダンに突然、抱きついたのだった。それを見ていたメンバーは・・・・

 

「なっ!?」

 

「これは・・・」

 

一誠は驚き、金髪の男子生徒は不思議そうに見ていた。

 

「えっと・・・と、塔城?」

 

ダンは訳が分からず、小猫の名前を呼ぶ。

 

「・・・・しました。」

 

「・・・・え?」

 

「心配・・・・しました・・・・。」

 

微かに震えながら、小猫はダンそう言った。

 

「・・・・塔城」

 

「いなく・・・ならないで下さい・・・。」

 

「っ!」

 

小猫の言葉を聞いて、ダンは気づいたのだった。

 

「(そうだった・・・・この子は・・・・)」

 

「・・・・・すまない、塔城。」

 

ダンは、そう言うと・・・小猫の頭を優しく撫でながら、慰めるのだった。

 

「だ、ダン・・・。」

 

体を震わせながら、ダンを呼ぶ一誠・・・・

 

「どうした、イッセー?」

 

「お前、何で!マスコットキャラで、ロリ少女の塔城小猫ちゃんと仲いいんだよう‼︎」

 

一誠は涙を流しながら、そう言って・・・ダンに詰め寄ると・・・・

 

ーーードゴッ!!ーーー

 

「ゲフッ!?」

 

「・・・・うるさいです。」(怒)

 

機嫌を悪くした小猫が、一誠のみぞおちに一撃を入れる。

一誠は、そのまま崩れ落ちて・・・蹲った。

 

「い、イッセー・・・・大丈夫か?」(汗)

 

ダンは、心配して一誠に呼びかけた。

 

「・・・・・・。」

 

「返事がない・・・・ただの屍のようです・・・・。」

 

「いや!生きてるから!?」

 

小猫の毒舌に、立ってツッコミを入れながら痛そうにお腹を摩る一誠・・・・。

 

「と、ところで・・・・塔城は大丈夫か?」

 

一誠は、もう大丈夫だと判断したダンは・・・小猫にも聞く。

 

「っ!だ、大丈夫・・・・・です///」

 

流石に、先程の行動が恥ずかしかったのか・・・小猫は、顔を赤くして俯くのだった。

 

「ホントに大丈夫か?顔が赤いぞ?」

 

「っ!?」

 

ーーードゴッ!!ーーー

 

「ゴフッ!?何で、俺・・・・?」

 

また、みぞおちを殴られて・・・蹲る一誠だった。

 

「・・・・そこに、先輩がいたからです・・・・。」

 

「理不尽・・・・だ・・・。」

 

一誠は、蹲りながらも応えたのだった・・・。

 

「・・・先輩、座りましょう。」

 

小猫は、一誠をスルーしながらダンの袖を掴みながらそう言った。

 

「あ、ああ・・・・。」

 

ダンは戸惑いながらも、小猫に着いて行き・・・・ソファーに座った(小猫の隣)。

 

・・・・・・・・・

 

暫くして、奥の部屋から水の流れる音が聴こえたのだった。

 

「この音・・・シャワーなのか?」

 

ダンは、隣に座っている小猫に聞いた。

 

「はい・・・・部長が、使っているんです・・・。」

 

「・・・・そうか」

 

ダンは小猫の話を聞いて、そう言うと・・・・

 

「部長、これを・・・・新しいお召し物です。」

 

「ありがとう、朱乃。」

 

カーテンの向こうからリアスと別の声が聴こえたのだった。すると、着替える音に反応する一誠はと言うと・・・鼻の下を伸ばし、だらしない顔になっていた。

 

「・・・・いやらしい顔」

 

小猫は、一誠の顔を見てそう言った。

暫くして・・・カーテンが開いて、リアスが出てきた。

 

「ごめんなさい。昨夜、一誠くんのお家にお泊まりして、シャワーを浴びてなかったから・・・今、汗を流していたの。」

 

リアスに続いて、別の女子生徒が出ていた。

 

「あらあら、初めまして・・・私、姫島朱乃と申します。どうぞ、お見知りおきを・・・・・。」

 

「こ、これはどうも!お、俺は兵藤一誠って言います!こちらこそ、初めまして!」

 

「・・・・馬神弾だ。」

 

一誠はテンパって自己紹介をし・・・ダンは、普段通りに自己紹介をした。

 

「これで、全員揃ったわね?ようこそ、オカルト研究部へ。兵藤一誠君に馬神弾君・・・・いえ、イッセーとダンと呼ばせてもらうわ・・・。貴方達を歓迎するわーーーー悪魔として・・・・。」

 

ーーーーENDーーー




はい!第5話終わりました〜〜〜。イッセーが可哀想でしたね〜。まぁ、日頃の行いだからいっか♪

ダン:「イッセー・・・。」(頭を抱える)

それじゃあ、今日のコーナーの司会担当の作者と・・・

ダン:「馬神弾だ・・・」

そして、今日のゲストを紹介しま〜〜〜す!今日のゲストは・・・・ヒロインの塔城小猫さんです!どうぞ〜〜〜

小猫:「・・・・どうも」

ダン:「今日は、よろしくな?」

小猫:「はい、先輩・・・・。」

いや〜〜〜あの時の小猫ちゃんは可愛かったですね〜。

小猫:「・・・・///」

ダン:「どうした、塔城?顔・・・赤いぞ?」

小猫:「っ!?だ、大丈夫です///」

ダン:「そうか?まぁ・・・具合悪くなったら、言ってくれ。」

小猫:「・・・・はい///」

いや〜〜〜青春だn「黙って下さい」(怒)ゴフッ!?ちょっ!小猫ちゃん!?暴力反対‼︎

小猫:「・・・・なら、黙って下さい。」

サー!イエッサー‼︎

ダン:「・・・口調がおかしくなってるぞ?大丈夫か?」

・・・・大丈夫だ、問題ない。

ダン:「そ、そうか・・・」

こほん・・・・茶番はこれくらいにして、次回予告を・・・・小猫ちゃんお願いします。

小猫:「・・・・分かりました。」

では、どうぞ!

小猫:「部長から自分が悪魔だと知らされる、兵藤先輩は・・・自分の中に眠る神器を呼び起そうとする・・・一方、先輩は・・・自分神器の説明をします。次回ハイスクールD✖️D〜転生するブレイヴ使い〜第6話「説明と勧誘」行きます・・・アタックステップ!」

それでは、皆さん・・・第6話にてお会いしましょう。




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〜第6話「説明と勧誘」〜

それでは、第6話始まります!今日は朱乃さん、お願いします‼︎

朱乃:「ふふふ、分かりましたわ。」

では、どうぞ!

朱乃:「それでは、【ゲートオープン・・・界放】ですわ。」


【第一章旧校舎の太陽龍とディアボロス】

〜第6話〜

「説明と勧誘」

 

「粗茶ですわ。」

 

ここのメンバーの一人、朱乃がお茶を淹れて・・・一誠やダンところに置いた。

 

「・・・・すまない、ありがとう。」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

一誠とダンは、お礼を言うと・・・朱乃が席に着き、リアスは話始めたのだった。

 

「さて、まず二人は昨日・・・・黒い翼の男と出くわしでしょう?」

 

「あ、はい・・・。」

 

「・・・・堕天使の事か?」

 

一誠は、戸惑うが・・・ダンは即座に昨日の人物の正体を言う。

 

「・・・やっぱり、貴方は知っていたのね?」

 

リアスは、ダンが堕天使の存在を理解していた事に確信する。

 

「ああ、アンタと初めて会った時に・・・出会った。」

 

「そう・・・・。」

 

「あ、あの〜〜〜堕天使って、何ですか?」

 

質問する様に、手を挙げる一誠・・・。

 

「堕天使と言うのは・・・神に仕えた天使が邪な感情を抱いたために堕天した存在・・・・私達悪魔の“敵”よ。」

 

「・・・・。」

 

ダンは、握っていた拳を強く握る。

 

「(・・・先輩?)」

 

小猫は、ダンの様子を心配そうに見た。

 

「それから・・・私達悪魔は堕天使と、太古の昔から争っているわ・・・。冥界・・・・そうね、人間界で言うところの『地獄』の覇権を巡ってね。地獄は、悪魔と堕天使の領土で二分化しているの・・・・悪魔は人間と契約して対価を貰い・・・力を蓄えるの。一方、堕天使の方は・・・人間を操りながら滅ぼそうとする。ここに神の命を受けて、悪魔と堕天使を問答無用で倒しに来る天使も含めて、三すくみ・・・・それを、大昔から繰り広げているの。」

 

「・・・・」

 

「・・・・」(ポカ〜ン)

 

ダンは、リアスの話を理解しながら聞いているが・・・一誠は、唖然とした表情をする。

 

「せ、先輩・・・幾ら何でも、それは一般生徒の男子高校生にとって高難易度な話ですよ?オカルト研究部って、こう言う事を聞いたりするんですか?」

 

唖然としていた一誠は、口を開いて質問してきた。

すると、リアスは、ゆっくりと口を開いて・・・

 

「天野夕麻」

 

その言葉を聞いた、一誠が表情を強張る。

 

「イッセー・・・あの日、貴方は天野夕麻とデートしていたわよね?」

 

「・・・・冗談なら、ここで終わらせて下さい。正直、その話はこうゆう雰囲気で話したくないです。」

 

一誠は、立ち上がり怒りながらリアスにそう言った。

 

「落ち着け、イッセー・・・・・グレモリーも、遠回しの言い方はやめてくれ。イッセーにとって、良い思い出じゃないんだ。それに・・・幾らアンタが、イッセーを助けてくれた恩人でも・・・・幾らアンタが、塔城の部長でも・・・・俺は容赦は、しないぞ・・・・?」

 

ダンは、リアスを睨みつける。

 

『っ!?』

 

ダンの睨みつけに・・・震える者、警戒する者、冷や汗をかく者と分かれていた。

 

「(彼から発するこの気迫・・・・ホントに、人間なのかしら?)・・・・そ、そうね。配慮が足りなかったわ・・・・ごめんなさい。」

 

リアスは、心の中で考えるも・・・謝罪をする。

 

「でも、これだけは言わせて?彼女は 、間違いなく・・・存在していたわ。」

 

リアスが指を1回鳴らすと、朱乃の懐から写真を一枚取り出した。そこに写っていたのは、間違いなくあの・・・天野夕麻だった。しかも、彼女の背中には・・・一誠を襲った堕天使と同じ黒い翼があった。

 

「天野夕麻・・・いいえ、あれは堕天使。ある目的の為に、貴方に近づき、その目的を果たしたから・・・貴方の周囲から記憶と記録を消したの。」

 

「目的?」

 

「イッセー、貴方を殺すためよ。」

 

リアスの言葉を聞き、一誠は動揺する・・・・。そして、ダンはとゆうと・・・・俯いて、握っていた拳の力をさらに強くする。

 

「な、何で俺が!」

 

「・・・・イッセーの中にある、神器(セイクリッド・ギア)だ。」

 

「へ?」

 

「ッ⁉︎貴方・・・・どうしてそれを!?」

 

ダンの言葉に、惚ける一誠と驚くリアス・・・。

 

「あのデートの時・・・・天野が、言っていたんだ。」

 

「じゃ、じゃあ・・・ダンは、あの公園に来ていたのか!?」

 

「いや・・・俺が来る頃には、天野が、イッセーにトドメをさすところだった。」

 

「・・・少し、良いかしら?」

 

「・・・・何だ。」

 

「貴方、天野夕麻が堕天使だったって事・・・分かっていたんじゃないかしら?」

 

『!!!??』

 

リアスの言葉にダン以外のメンバーが驚くのだった。

 

「・・・・ああ、そうだ。」

 

ダンは、リアスの言葉に肯定する。

 

「・・・どこで、知ったの?」

 

「・・・・イッセーが、天野を俺に紹介した時にだ。」

 

「そう・・・」

 

「だ、ダン・・・。お前、夕麻ちゃんが・・・堕天使だって知ってたのか?」

 

一誠は、戸惑いながらもダンに聞いた。

 

「すまない、イッセー・・・天野が、堕天使だって分かっていたのに・・・助けられなくて、ごめん・・・・。」

 

ダンは、一誠に頭を下げる。すると一誠は、ダンの肩に手をおいた。

 

「頭を上げろよ、ダン・・・。俺は気にしてないし、それよりも・・・俺はこうして、生きてるから気にするなよ・・・な?」

 

「・・・・。」

 

ダンは一誠の言葉を聞いて、唖然とする。

 

「それに、お前が、俺を助けてくれたんだろ?ありがとな、ダン!」

 

一誠は、ダンにお礼を言う。

 

「っ!?・・・・敵わないな、イッセーには・・・・。」

 

ダンはそれを聞いて、微笑む。

 

「そ、そうか・・・?俺なんて、ダンに比べたらまだまだだぞ?」

 

一誠は、頬をかきながらそう言った。

 

「そうでもないぞ・・・イッセーには、良いところがある事を・・・俺は知っている。」

 

真剣な顔で、ダンはイッセーにそう言った。

 

「な、なんか・・・そうゆう風に言われると、照れるなぁ・・・・。」

 

ダンの言葉を聞いて、頭を掻きながら照れる一誠。

 

「さて・・・話を戻すわね?」

 

「あ、はい・・・。」

 

「頼む・・・。」

 

「それじゃあ、二人が神器(セイクリッド・ギア)を持っている事が分かったところで・・・・先ずはイッセー、手を上にかざしてちょうだい。」

 

一誠は戸惑いながらも・・・リアスの言われた通りに、左腕を上に上げた。

 

「目を閉じて・・・貴方の中で、一番強いと感じるものを心の中で想像して頂戴ちょうだい。」

 

「い、一番強い存在・・・・。ド、ドラグ・ソボールの空孫悟かな・・・?」

 

一誠は、自分の好きな漫画のキャラクターを思い浮かべる・・・。

 

「その人物が、一番強い姿を思い浮かべて・・・半端な気持ちじゃ駄目よ?本気でやるのよ。」

 

リアスの言葉を聞いて、戸惑うも・・・・一誠は覚悟を決めて、大きな声で・・・

 

「ドラゴン波‼︎」

 

そう言った・・・・すると、一誠の左腕が赤く光り出す。

暫くして、光が止むと・・・・そこには、赤色の籠手が装着されていた。

 

「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ‼︎」

 

「(あれは・・・!)」

 

一誠は、驚き叫ぶと・・・ダンは、一誠の左腕を見て、目を見開いた。

 

 

「イッセー、それが貴方の神器(セイクリッド・ギア)よ。」

 

「これが・・・俺の・・・・神器(セイクリッド・ギア)・・・・。」

 

一誠はそう呟いて、自分の左腕を見る。

 

「その神器を危険視され、貴方は、彼女・・・・堕天使の天野夕麻に殺されたの。」

 

「ちょ、ちょっと待ってください!?じゃあ、何で・・・。」

 

「イッセーが生きてるか・・・・か?」

 

「ああ・・・・。」

 

ダンの言葉に頷いた一誠・・・・。

 

「確かに、俺が駆けつけた頃には・・・イッセーは死んでいた・・・・。その後、グレモリーが来て・・・イッセーを悪魔に転生させたんだ・・・・。そうだろ、グレモリー?」

 

ダンは、一誠に説明すると同時に・・・・リアスの方に向いて、そう言った。

 

「ええ、そうよ。」

 

「・・・・。」

 

真実を知ったイッセーは、顔を暗くする。

 

「・・・・大丈夫だ、イッセー。」

 

するとダンが、一誠の肩に手をおく。

 

「・・・・ダン?」

 

「イッセーが悪魔だとしても・・・俺の友達って事には、変わらない・・・。それに、イッセーは俺の良く知っている・・・“兵藤一誠”と言う、存在なんだから・・・・。」

 

ダンは、微笑みながら一誠に言った。

 

「はぁ、やっぱりダンには敵わないな・・・・。けど、サンキューな・・・・。」

 

一誠は、ダンに礼を言う。

 

「さて・・・落ち着いたところで、改めて紹介するわ。貴方は私、リアス・グレモリーの眷属として生まれ変わったの。私の下僕の悪魔としてね・・・・。」

 

ダン以外全員、背中からコウモリみたいな翼が生えた。

 

「それじゃあ、僕から自己紹介するね?僕は木場祐斗・・・二人と同じ二年って事は分かっているよね?えーと、僕も悪魔です。よろしくね?」

 

そう言って、祐斗は二人に向けてスマイルする。

 

「・・・・一年の、塔城小猫です。よろしくお願いします。後、悪魔です・・・・。」

 

小猫も無表情のまま、自己紹介をする。

 

「うふふ、私は三年の姫島朱乃ですわ。一応、此処の副部長をやっていますわ。今後もよろしくお願いします。それから、これでも悪魔ですわ。」

 

続いて、朱乃も二人にニコニコしながら自己紹介をする。

 

「そして・・・私が、彼等の主であり・・・悪魔であるグレモリー家のリアス、グレモリーよ。家の爵位は公爵・・・よろしくね、イッセー。」

 

最後にリアスが、自己紹介をする。

 

「さて、次はダン・・・貴方の事について、聞かせてくれないかしら?」

 

リアスは、ダンにそう言ったのだった。

 

「・・・何が聞きたい。」

 

「貴方の神器とあの姿についてよ。」

 

「・・・・分かった。」

 

ダンはそう言って、首にかけているネックレスをテーブルに置いた。

 

「・・・・これが、俺の神器だ。シェリア、聞いてたか?」

 

《はい、話は全て聞かせてもらいました。》

 

ダンの問いに、答えるシェリア。

 

「っ!驚いたわ・・・・意思を持つネックレス何て、初めて見るわね。」

 

《初めまして、リアス・グレモリーとその眷属の皆様・・・私は、マスターの神器(セイクリッド・ギア)のエンシェリット・ギア【古龍の神帝】と言います。》

 

「?・・・初めて、聞く名前ね。」

 

《それはそうです。私は・・・適合者がいない限り、姿を現さない特殊な神器なので・・・・。》

 

「・・・・変わった神器なのね。つまり、ダンが適合者だから存在してるわけね。」

 

《はい、そうです。》

 

「そして・・・あの姿が、神器の力なのね?」

 

《その通りです。》

 

「・・・・ねぇ、ダン。もし良かったら、私の眷属にならない?」

 

リアスは、ダンに提案を持ちかけた。

 

「すまない・・・・それは、出来ない。」

 

しかし、ダンはそれを断る。

 

「・・・・・そう。」

 

「ただ・・・」

 

「?」

 

「オカルト部に・・・・入ってもいいか?」

 

「っ!ええ、それぐらい構わないわ!」

 

「すまない・・・。」

 

「ふふ、別に謝る事はないわ。だけど、もし・・・悪魔になりたいのなら、言って頂戴。貴方なら大歓迎よ。」

 

「・・・・分かった。」

 

こうして・・・ダンは、オカルト研究部に入ったのだった・・・・。

 

ーーーENDーーー




え〜〜〜投稿が遅れてすみませんでした。

ダン:「今回の様に投稿ペースが遅くなるかも知れないが・・・出来れば、温かい目で見守ってくれ。」

朱乃:「うふふ、でも・・・遅れた罰は受けてもらうわ♪」

へ?あ、あの・・・・朱乃様?

朱乃:「それじゃあ、参りましょう♪」

嫌だーーー!ダンさん助けて下さい‼︎

小猫:「先輩・・・・お菓子・・・一緒に食べましょう・・・。」

ダン:「え?塔城?何で、ここに居るんだ?」

小猫:「司会代理です・・・・。」

ちょっ!?小猫ちゃん!!?

朱乃:「それじゃあ、代理さんもいる事なので・・・・逝きましょうか♪」(ズルズル)

ちょっ!字が違う!?や、止めて!死にたくない!!











ギャァァァァァッ!!








ダン:「・・・・・。」

小猫:「・・・。」

ダン:「作者、生きてるかな?」

小猫:「自業自得なので、仕方ありません・・・・。」







暫くして・・・・

朱乃:「それじゃあ、始めましょう♪」

ダン:「姫島・・・作者は?」

朱乃:「疲れて、寝ちゃったみたい♪」

ダン:「そ、そうか・・・・。」

朱乃:「ところで、この後どうするの?」

小猫:「もう時間がないので・・・・朱乃先輩・・・次回予告をお願いします・・・・。」

朱乃:「分かったわ♪」

小猫:「では・・・・どうぞ・・・・」

朱乃:「兵藤くんと馬神くんが、オカルト研究部に入部した次の日に・・・馬神くんに新たな出会いが起こるわ!次回、ハイスクールD×D〜転生するブレイヴ使い〜第7話「無限の龍神と金髪聖女」うふふ、アタックステップ♪」


小猫:「それでは、さようならです・・・・。」


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〜第7話 「無限の龍神と金髪聖女」〜

はい、始まりました!第7話‼︎それじゃあ、今日のセリフを木場さんお願いします!

木場:「うん、わかったよ。」

それでは、どうぞ!

木場:「それじゃあ・・・【ゲートオープン、界放!】」



【第一章 旧校舎の太陽龍とディアボロス】

〜第7話〜

「無限の龍神と金髪聖女」

ダンが、イッセーと共にオカルト研究部に入った次の日・・・イッセーは、部活(悪魔)の仕事であるチラシ配りをやっていた。 一方その頃ダンはと言うと・・・・

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

ゴスロリの少女に・・・制服の袖を掴まれて、立ち止まっていた。

 

「・・・えっと、君は?」

 

とりあえず、ダンは少女に質問した。

 

「・・・・我、オーフィス。」

 

少女は、そう答えた。

 

「そ、そうか・・・俺は、馬神弾だ。よろしくな、オーフィス?」

 

「ん、よろしく・・・・。」

 

「ところで、俺になんかようか?」

 

「弾、強い・・・だから、お願いがある。」

 

「お願い?」

 

「グレートレッドを倒すの、手伝って欲しい。」

 

「(グレートレッド・・・確かそれって・・・・)」

 

ダンが思い出そうとすると・・・

 

《最強のドラゴンの一体です。》

 

シェリアがそう答える。

 

「っ!?その声・・・姉様?」

 

オーフィスは驚き、声のした方に向いた。それと同時に、ダンもネックレスを取り出してオーフィスに見せた。

 

《ふふふ、お久しぶりですね・・・オーフィス?》

 

「ん、久しい・・・」

 

オーフィスは、少しだけ微笑んだ。

 

「知り合いか、シェリア?」

 

《はい、と言うよりも・・・私が、指名したんです。》

 

「そ、そうか・・・・ところで、オーフィスは何で俺に手伝って欲しいんだ?」

 

シェリアの話を聞いて、苦笑するも・・・すぐに真剣な顔になって、ダンはオーフィスに聞いた。

 

「我、静寂ほしい・・・」

 

「静寂?」

 

「次元の狭間、グレートレッドいる、グレートレッド、我より強い、だけど、 弾、強い。我とグレートレッド以上・・・だから手伝って欲しい。」

 

「・・・・」

 

「我、彼処しか、居場所ない・・・・。」

 

オーフィスは、寂しそうな表情で言った。

 

《そう言えば、そうでしたね。》

 

「そうか・・・なぁ、オーフィス。」

 

「ん?」

 

「俺の家に来ないか?」

 

「弾の家?」

 

「ああ。」

 

「何故?」

 

「なんて言うか・・・放ってはおけないって、思ってな。それに・・・オーフィスには、もっとこの世界を見て、興味を持って欲しいんだ。」

 

「この世界?」

 

「ああ。」

 

ダンの言葉を聞いて、オーフィスは暫く考えた。

そして・・・

 

「分かった。我、弾の家に、行く。」

 

「そっか・・・。」

 

オーフィスの言葉を聞いて、微笑むダン。

 

《ところで、オーフィス?貴女・・・マスター以外に、協力を頼んだ者がいるのですか?》

 

シェリアはオーフィスに、そう尋ねる。

 

「いる」

 

ーーーオーフィス説明中・・・

 

 

 

「(完全に、利用されてるな・・・・。)」

 

《オーフィス・・・すぐに、【渦の団】を抜けて下さい。良いですね?》

 

「何故?」

 

「もう・・・そこに居る必要が、ないからだ。」

 

ダンはオーフィスが、利用されている事を伏せて、そう言った。

 

「わかった・・・・我、渦の団、抜ける。」

 

そう言ってオーフィスは、魔法陣を発動させて、その場から消えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー翌日ーーー

 

「はぁ・・・・また、黒歌か。」

 

ダンはため息をして、布団を捲るとそこには・・・・

 

「・・・・・」

 

「お、オーフィス!?」

 

オーフィスが気持ちよさそうに、ダンに抱きついて寝ていた。

 

 

 

 

数分後・・・・

 

「・・・・話は、大体分かった。」

 

オーフィスが、起きた後・・・ダンは、オーフィスから訳を聞いたのだった。

 

「それじゃあ、改めて・・・これからよろしくな、オーフィス?」

 

「ん、よろしく、ダン・・・」

 

こうして、ダンの家にまた一人・・・家族が、増えるのであった・・・・。ちなみに、オーフィスの事を黒歌に話すと、驚愕していた・・・。

 

 

 

 

オーフィスが、ダンの家に住んで、3日経って・・・黒歌の猛烈なアピールも更に、増していく。しかし、ダンは相変わらずの鈍感さで、気にしずにいた。

そして、今日・・・オカルト研究部の部活に出たダンに、一誠が「一緒に手伝って欲しい」と頼まれるのであった。リアスもそれに承諾するも・・・小猫だけが、不機嫌に一誠の事を睨んでいたのであった。

 

そして現在、一誠とダンはと言うと・・・

 

「って、事があったんだ・・・・。」

 

げっそりした感じで、一誠は悪魔の仕事の事をダンに話していた。

 

「どう思う、ダン!?」

 

当然、涙を流して・・・ダンの両肩に、手をおいて叫ぶ一誠・・・・

 

「た、大変だったんだな・・・・」

 

ダンは、若干引き気味で、そう答える。

 

「そうか!ダンも俺の気持ちを分かってくれるか!?」

 

一誠は嬉しそうにそう言った。

 

「(とりあえず、元気になったみたいだな・・・)」(苦笑)

 

ダンはそんな一誠の様子を見て苦笑いする。

 

「はうっ!」

 

すると、二人の前で誰かが転んだ。

 

「あうぅ・・・何で、転んでしまうんでしょうか?」

 

そこには、シスター服を着た金髪の少女が涙目で、そう呟いたのだった。

 

「(か、可愛い‼︎)」

 

一誠は、少女を見てそう思った。

 

「・・・大丈夫か?」

 

ダンは心配して、金髪の少女に声をかける。

 

「あ、大丈夫です!」

 

少女は、ダンの言葉に反応してすぐに立ち上がって、笑顔でそう答える。

 

「旅行か、何かなのか?」

 

ダンは、少女の後ろにある荷物を見てそう問いかける。

 

「いえ、実は・・・・」

 

少女説明中・・・

 

 

 

「と言う訳です。」

 

「ヘぇ〜〜〜大変だったんだな・・・・。」

 

「・・・・」

 

少女の話を聞いた二人だが、ダンだけは・・・

 

「(話をしていた際に、時々見せたあの表情・・・・彼女には、暗い過去があるみたいだな・・・。)」

 

少女に何かあると、感じ取ったダン。すると・・・

 

「うわぁぁぁぁぁん!」

 

公園で男の子が大きい声で、泣いていた。するとシスターが、男の子に歩み寄る。

 

「男の子ならこのくらいのケガで、泣いてはダメですよ?」

 

少女は、両手をケガを負った膝へ当てると・・・少女の手から淡い緑色が発せられ、子供の膝を照らし出す。

 

「(あれは、神器か?)」

 

ダンは少女の力を見て、そう思ったのだった。

 

そして、男の子が怪我した膝は、治るのであった。

 

「はい、傷は無くなりましたよ。もう大丈夫です。」

 

少女はそう言って、男の子の頭を撫でて、ダンと一誠の方に向いて・・・・

 

「すみません、つい・・・」

 

舌を出し、小さく笑う。

暫くして、男の子の母親が来て男の子の手を取り、その場から立ち去った。

 

「ありがとう!お姉ちゃん!」

 

子供が振り返って、手を振りながら感謝の言葉を伝える。

 

「?」

 

しかし、少女は言っている事が分からない為、首を傾げる。

 

「ありがとう、お姉ちゃんだってさ。」

 

一誠が代わりに通訳すると、少女は微笑むのだった。

 

「君、その力・・・。」

 

ダンは少女に聞くと・・・

 

「はい、治癒の力です。神様からいただいた素敵なモノなんです・・・・。」

 

「(また、あの表情だ・・・・。)」

 

そう言って、微笑む少女・・・しかし、その表情はどこか寂しげだった。ダンも、少女の表情を見てそう思ったのだった。

そして3人は、無言のまま教会がある方へと向かって行くのだった。

 

「着いたぜ!」

 

一誠の案内により、無事に目的地の教会に着く。

 

「ありがとうございます!」

 

少女は、笑顔でお礼を言う。

 

「「っ!!?」」

 

すると、ダンと一誠は教会から嫌な気配を感じ取るのだった。

 

「じゃ、じゃあ・・・俺達は、ここで・・・。」

 

「あっ、待って下さい!」

 

その場から立ち去ろうとする一誠とダンに少女が、呼び止める。

 

「あの、せめてお礼だけでも・・・」

 

「・・・気にするな。それに、困った時はお互い様だろ?」

 

「そうだぜ。」

 

「ふふふ、二人は優しいですね。あっ!私、アーシア・アルジェントと言います!アーシアと呼んでください。」

 

「俺は兵藤一誠。俺の事はイッセーって呼んでくれ。」

 

「馬神弾だ。それから、俺の事はダンでいい・・・よろしくな、アーシア?」

 

「はい!イッセーさん、ダンさん。本当に、ありがとうございました!必ず、またどこかでお会いしましょう!」

 

アーシアそう言って、荷物を持って教会に向かったのだった。

 

「行くぞ、イッセー。」

 

「おう・・・それにしても、あの嫌な感じはなんだろうな?」

 

一誠は、感じた事をダンに聞いてみた。

 

「さあな。それより・・・早く部室に戻るぞイッセー、悪魔になったイッセーだと正直、キツイだろ?」

 

「うっ!す、すまねぇ・・・。」

 

ダンと一誠は、すぐさまその場を離れる様に移動する。

 

「(それにしても、あの教会・・・堕天使の気配が複数ある・・・何かあるな・・・・)」

 

ダンはもう一度、教会の方へと視線を移す。

 

「ん?どうした、ダン。」

 

「いや・・・何でもない。」

 

一誠とダンは、再び歩き出したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「二度と教会に近づいちゃダメよ!」

 

部室に帰って来た、ダンと一誠はリアスに今日の事を話すとすぐに説教が行われた。

 

「教会は私たち悪魔にとって敵地なの。踏み込めばそれだけで、神側と悪魔側の間で問題となるわ。今回はあちらもシスターを送ってあげた貴方の厚意を素直に受け止めてくれたみたいだけど・・・下手をすると、光の槍が飛んでくるかもしれないのよ?」

 

「・・・ハイ、スミマセン。」

 

「それから、教会の関係者にも関わってはダメよ。特に、悪魔祓い(エクソシスト)は私達悪魔の天敵・・・神の祝福を受けた彼らの力は私達を滅ぼせるほどよ。神器(セイクリッド・ギア)所有者が悪魔祓い(エクソシスト)なら尚更よ。

それは、死と隣り合わせるのと同義だわ。」

 

「・・・・ハイ。」

 

「悪魔祓いを受けた悪魔は完全に消滅するわ。つまり、無に帰すの。何もなく、何も感じず、何も出来ない。どれだけの事か、貴方に分かる?」

 

「ハイ・・・・」

 

「・・・・ふぅ、ごめんなさい。熱くなりすぎたわね・・・。とにかく、今後は気をつけてちょうだい。」

 

「・・・ハイ、スミマセンでした。」

 

「それから、貴方もよダン。人間としての死は、悪魔の転生で免れるかもしれないわ。けれど、もう少し考えてちょうだい。貴方の存在は堕天使に知られてしまっているのだから。」

 

「・・・すまない。」

 

リアスの言葉を聞き、謝罪するダン。

 

「あらあら。お説教は、すみましたか?」

 

「おわッ!?」

 

いつの間にか、一誠の背後に朱乃がニコニコしながら立っていた。

 

「朱乃、どうかしたの?」

 

リアスの問いに朱乃は、少し曇らせた。

 

「大公から討伐の依頼が、届きました。」

 

ーーー第7話 ENDーーー

 

 




・・・・ハイ、無事ニ第七話終ワリマシタ。

ダン:「おい、大丈夫か!?」

大丈夫ダ、問題ナイ・・・・

木場:「全然、大丈夫には見えないんだけど・・・」(苦笑)

ダン:「少し、休んだ方がいいぞ。」

スミマセン・・・ソレジャア、代ワリノ人ヲ呼ンデイマスノデ・・・後ハ、オ願イシマス。

小猫:「任せてください・・・。」

ダン:「今日も、塔城がやるんだな。」

小猫:「はい、よろしくお願いします。先輩、木場先輩・・・。」

木場:「うん、こちらこそよろしくね小猫ちゃん。」

小猫:「はい・・・・それでは、先輩次回予告をお願いします。」

ダン:「えっ、俺?」

木場:「次の話にダン君の神器が、本領発揮する話だからね。」

小猫:「楽しみです・・・。」

ダン:「(急にハードルが、上がったな・・・。)」

小猫:「それじゃあ、どうぞ・・・。」

ダン:「大公の依頼で、はぐれ悪魔の討伐する為に町外れの廃工場に行くオカルト研究部のメンバー・・・そこで、グレモリーから駒の特徴を教えてもらう事になった俺とイッセー・・・そして、はぐれ悪魔が現れる!次回ハイスクールD×D〜転生するブレイヴ使い〜第8話「はぐれ悪魔の討伐!赤のブレイヴ、砲竜バル・ガンナー‼︎」決めろ!ブレイヴアタック‼︎」

小猫:「・・・はい、ありがとうございました。では、皆さん・・・第8話で会いましょう。」









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〜第8話「はぐれ悪魔の討伐!赤きブレイヴ、砲竜バル・ガンナー‼︎」

今日の話ははぐれ悪魔の討伐で、ダンの神器が本領発揮します!では、ダンさんお願いします。

ダン:「行くぞ!【ゲートオープン、界放ォォォッ‼︎】」



【第一章 旧校舎の太陽龍とディアボロス】

〜第8話〜

「はぐれ悪魔の討伐!赤きブレイヴ、砲竜バル・ガンナー‼︎」

 

ーーーダンsideーーー

深夜、先ほど姫島から話を聞いた俺を含むオカルトメンバーは、町外れにある廃工場の近くに来ていた。

 

「なあ、はぐれ悪魔ってのは何だ?」

 

イッセーは、はぐれ悪魔とは何なのか木場に質問した。

 

「はぐれ悪魔は、元々悪魔の下僕だった者の事を言うんだ。」

 

「俺達みたいなもんか?」

 

「たまに主を裏切り、又は殺して好き勝手に生きようとする連中がいるんだよ。それが、はぐれ悪魔さ。」

 

「そのはぐれ悪魔さんが、この先の廃工場で人間を誘き寄せた人間を食べていると報告がありまして・・・。」

 

姫島が、そう言うと・・・

 

「た・・・・食べッ!?」

 

それを聞いたイッセーは、表情を引き攣らせていた。

 

「つまり・・・それを討伐するのが、俺達の仕事と言う訳か。」

 

「そういう事よ。後、イッセーは今日が初めてだから見学だけでいいわ。ダンもね。」

 

「わ、分かりました・・・。」

 

「・・・・分かった。」

 

「それから、イッセーには駒の特性を理解してもらうわ。」

 

「駒の特性?」

 

イッセーは、首を傾げてグレモリーに聞く。

 

「まず、イッセーはチェスをした事があるかしら?」

 

「やった事はありませんけど、ルールぐらいなら・・・」

 

「それでいいわ。それじゃあ、悪魔の駒(イーヴィル・ピース)の説明をするわね。」

 

「イーヴィル・ピース?」

 

「貴方を悪魔に転生させたアイテムよ。」

 

そう言って、グレモリーは赤色で馬の形をした物を取り出した。

 

「まず、悪魔の駒(イーヴィル・ピース)は、チェスの駒をモチーフに作られているわ。つまり、『王(キング)』,『女王(クイーン)』,『騎士(ナイト)』,『戦車(ルーク)』,『僧侶(ビショップ)』,『兵士(ポーン)』の五つにはそれぞれの特性が備わっているの。」

 

「なんか、すげぇな・・・。」

 

「なるほど・・・つまり、『王(キング)』がグレモリー,『女王(クイーン)』が姫島,『騎士(ナイト)』が木場,『戦車(ルーク)』が塔城って、言ったところか?」

 

『!!!??』

 

俺が、誰がどの駒か言い当てると、イッセー以外のメンバーが目を見開いて驚いていた。

 

「す、凄いわね・・・一発で言い当てるなんて・・・」

 

「あらあら、洞察力が良いんですね。」

 

「す、すごいね、馬神くんは・・・。」

 

「先輩、凄すぎます・・・・。」

 

「そうか?これぐらい普通だと思うが・・・」

 

「幾ら何でも規格外過ぎるわよ・・・・。」

 

グレモリーが、頭を抱えてそう言った。

 

ん?何かおかしなこと言ったか、俺?

 

俺が、そう思っていると・・・

 

「ッ!?」

 

廃工場の中から殺気がある事に感じ取った俺は、立ち止まった。

 

「ん?どうした、ダン?」

 

イッセーが、立ち止まった俺に声を掛けると・・・

 

「血の臭い・・。」

 

塔城がそう言って、服の袖で鼻を抑えた。

 

「・・・来るぞ。」

 

俺の一言に、イッセー以外が構えた。

 

ーーーカサカサカサ・・・ーーー

 

「不味そうな匂いだ・・・でも、美味しそうな匂いもするわ・・・甘いかしら?それとも、苦いのかしら?」

 

不気味な声が辺りから響き渡るのだった。

 

「はぐれ悪魔バイサー、貴女を討伐に来たわ。」

 

グレモリーが構えながら言うと、何かが飛んで来て近くに落ちる。

 

「「ッ!」」

 

それを見た瞬間、俺とイッセーは目を見開いて確認した。その正体は・・・男性の死体だった。上半身だけで、死体になった男性の顔は、絶望に染まった顔・・・それを見た瞬間、怒りが込み上げてきた。

そして、暗闇からゆっくりと姿が現れた。

 

「おっぱい!」

 

・・・・上半身裸の女性が宙に現れた瞬間、イッセーは歓喜の声を上げた。イッセー・・・・俺は、イッセーの態度に頭を抱える。

 

「主の元を逃げ、その欲求を満たす為だけに暴れ周る不貞の輩・・・。その罪・・・万死に値するわ!グレモリー公爵の名において、貴女を消し飛ばすわ‼︎」

 

「フン、小賢しい小娘が・・・その紅い髪の様に、貴女の身を鮮血で染めてあげるわ!」

 

「雑魚ほど洒落たセリフを吐くものね。」

 

「これがはぐれ悪魔・・・ただの見せたがりのお姉さんにしか見えない。」

 

「ハァ・・・イッセー、彼奴の姿をよく見ろ。」

 

「え?・・・うぉっ!?」

 

俺の指摘にイッセーが、バイサーの姿を見て驚いた。

 

バイサーの姿は、上半身が人の体で、下半身が巨大な腕に獣の様な足と尻尾には、蛇が独立で動いていた。

 

「あんな良いおっぱいなのに・・・」

 

「イッセー・・・」

 

俺は、イッセーのセクハラ発言に呆れる。

 

「コレでも、喰らいナ!」

 

「ッ!危ない、イッセー‼︎」

 

「うわぁっ!?」

 

俺は嫌な予感を感じ、イッセーの腕を掴んで引くと・・・バイサーの攻撃で、先ほどイッセーが立っていた所が溶けていた。

 

「あ、危ねぇ・・・。」

 

「大丈夫か、イッセー?」

 

「わ、悪りぃ・・・・。」

 

「油断しちゃダメよ、祐斗!」

 

「はい!」

 

グレモリーの指示に木場が、バイサーに向かって行く。

 

「消えた!?」

 

イッセーは、木場がいなくなった事に驚いていた。

 

「いや、目に追えない速さで動いているだけだ。」

 

「ダンの言う通りよ。祐斗の持つ騎士(ナイト)の特性は“スピード”そして、最大の武器は剣。」

 

バイサーが周囲を見渡す中・・・懐に入り込んだ木場が、手に持っている剣でバイサーの腕を斬り落とした。

 

「ギャァァァァッ!」

 

傷口から血が噴き出し、バイサーは腕を斬られた痛みで悲鳴が木霊した。すると・・・塔城が、バイサーに近づいた。

 

「コロシテヤルゥゥゥッ!」

 

バイサーはそう言って、塔城に襲い掛かる。

 

「危ない、小猫ちゃん!」

 

イッセーは、塔城に呼び掛けた。

 

「大丈夫だ、イッセー。」

 

「ダンの言う通りよ、イッセー。小猫の持つ戦車(ルーク)の特性はシンプルで、バカげた力と防御力。だから・・・」

 

「・・・・・・・吹っ飛べ」

 

塔城はバイサーを殴った瞬間、バイサーは文字通り吹っ飛んで行き、壁にぶち当たった。

 

「す、スゲェ・・・・。」

 

塔城の攻撃を見て、イッセーはそう呟いた。

 

「朱乃」

 

「はい部長。あらあら、どうしようかしら?うふふ」

 

笑いながら、倒れているバイサーに近づいて行く姫島。

なんか、怖いな・・・・

 

「それじゃあ、行ってみましょうか♪」

 

姫島が手を挙げた瞬間・・・バイサーの頭上に魔法陣が現れると、落雷がバイサーに襲い掛かった。

 

「ギャァァァァァァァッ‼︎」

 

バイサーは悲鳴を上げる。

 

「あらあら、良い悲鳴ですわ♪」

 

姫島は、楽しそうに笑んだ。

怖っ!

 

「彼女は女王(クイーン)・・・その特性は、他の駒全ての力を兼ね備えている無敵の副部長よ。」

 

「どんどんいきますわよ♪」

 

ーーーゴロゴロドォォォォォン‼︎ーーー

 

「ギャァァァァァッ!」

 

「付け加えて、彼女は究極のSよ。」

 

「それ♪それ♪」

 

「ガァァァァァァァァッ‼︎」

 

「あ、あの・・・部長?俺、朱乃先輩が怖く見えるんですけど・・・。」

 

イッセーはガタガタ震えながら、グレモリーにそう言った。

 

「大丈夫よ、イッセー。朱乃は、仲間には優しいから」

 

「そ、そうですか・・・・。」

 

「えぇ、そうよ。・・・さて、朱乃もういいわ。」

 

「あらあら、残念ですわ。」

 

姫島は、残念そうにバイサーから離れる。入れ替わるようにグレモリーがバイサーの近くに来る。

 

「最後に言い残す事は?」

 

「殺せ・・・。」

 

グレモリーの問いにそう返す、バイサー

 

「そう・・・なら、消えなさい!」

 

グレモリーはそう言って、手から魔力を放ち、バイサーは跡形もなく消し飛ばした。

 

「終わったわ。さあ、帰るわよ。」

 

「「「はい、部長。」」」

 

グレモリー の言葉で、何時もの陽気な雰囲気に戻る。

 

「あの、部長・・・俺の駒の特性って、何ですか?」

 

すると、イッセーはグレモリーに質問する。

 

「兵士(ポーン)よ。」

 

「・・・へ?」

 

グレモリーの言葉を聞いて、惚けるイッセー・・・。

やっぱり、イッセーの駒は兵士(ポーン)だったか・・・

 

「兵士(ポーン)って、まさか・・・」

 

「そう、イッセー。貴方は、兵士なの。」

 

笑顔でイッセーに伝える。

 

「・・・・って、一番下っ端のアレーーーー!?」

 

イッセーの絶叫が響きわたった。

 

ーーーダンside outーーー

 

「それじゃあ、帰りまsh「いい加減、出て来たらどうだ?」ダン?」

 

リアスの言葉に覆い被さる様にダンが前に出てそう言うと、リアスが不思議そうにダンを見た。

 

「あれまぁ、気付かれちゃったか・・・。」

 

すると、奥から大鎌を持った男が現れたのだった。

 

『ッ!!!!???』

 

一誠とダン以外が、男を見た瞬間警戒態勢へと入った。

 

「ッ!貴方はSS級はぐれ悪魔フール!」

 

リアスは、はぐれ悪魔を見てそう叫んだ。

 

「これはこれはどうも初めまして、グレモリーさんと眷属の皆さん?ワタクシ、大鎌のフールと言います。」

 

「どうして、SS級はぐれ悪魔が・・・」

 

「なぁに、簡単な事ですよ。下級はぐれ悪魔を餌に、貴女方の様な討伐者が来るのを待っていたんですよ。」

 

「どういう事なの?」

 

「いや〜〜〜この頃退屈でしてね、人間を沢山殺しても飽きる一方・・・なら、この退屈な時をどうするか・・・それで閃いたのですよ。」

 

フールは、語りながら大鎌で遊ぶとその手を止めてリアス達の方に向いて笑いながら言葉を続けた。

 

「俺様をはぐれにした悪魔達を殺せばいいって・・・ねっ!」

 

するとフールは、物凄い速さで大鎌をリアスに振り下ろす。

 

「ッ!?」

 

「「「部長!!!??」」」

 

「危ない!」

 

大鎌はそのままリアスを・・・

 

ーーーガシッーーー

 

斬られる事は無かった。

 

「ッ!何!?」

 

フールは驚き大鎌を防いだところを擬視する。

 

「・・・大丈夫か、グレモリー?」

 

フールの攻撃を防いだのは・・・馬神弾だった。

そして、ダンはリアスの方に向いて安否を確認した。

 

「え、えぇ・・・大丈夫よ。」

 

リアスは、惚けるもしっかりとダンに答えた。

 

「テメェ・・・何もんだ?俺様の攻撃を防ぐところ・・・オメェ、ただの人間ではないな?」

 

「・・・・」

 

「黙りかよ。まあいい、テメェを殺してそこにいる奴等を・・・・・・バラバラに斬り殺してやるよ!」

 

そう言って、ダンから距離を取った。

 

「・・・・グレモリー、コイツは俺が相手をする。」

 

『ッ!?』

 

ダンの言葉を聞いて、リアス達は驚く。

 

「正気!?相手は、はぐれ悪魔でもかなりの実力者なのよ!!?」

 

リアスは大声でそう叫んだ。

 

「大丈夫だ。それに・・・・」

 

「?それに?」

 

「俺の力・・・見てみたいだろう?」

 

ダンは、不敵に笑った。

 

「・・・・はぁ、分かったわ。」

 

「部長!?」

 

リアスが承諾した事に、驚く木場・・・。

 

「すまない、それと・・・・イッセー達を連れて少し離れていろ。」

 

「分かったわ。」

 

ダンの言葉に頷き、リアスはイッセー達と共にダンと男から離れた。

 

「部長、馬神君だけで本当に大丈夫なのでしょうか?」

 

木場が、心配そうにダンを見る。

 

「そうね。でも、彼は堕天使を圧倒したのは事実・・・とりあえず、ダンを信じるしかないわ。」

 

「大丈夫ですよ、部長。」

 

「イッセー?」

 

「確証はありませんけど・・・。」

 

そう言って、イッセーはダンを見る。リアス達もつられてダンを見る。

 

「人間が悪魔に楯突くとどうなるか思い知るがいい!」

 

そう言って、フールは大鎌を構えた。

 

「いくぞ、シェリア!」

 

《はい、マスター!》

 

ダンの呼び掛けにシェリアが応えると、ダンにバトルフォームが装着された。

 

「あれが、彼が持つ神器の姿・・・。」

 

リアスは、ダンの姿を見てそう呟いた。

 

「へぇ〜〜〜神器持ちか、おもしれェ。」

 

フールはダンを見て、好戦的な笑みをした。

 

「いくぞ・・・」

 

ダンはそう言って、デッキケースからカードを1枚取り出した。

 

ーーーBGM:太陽龍飛翔ーーー

 

「太陽よ、炎を纏いて龍となれ!太陽龍ジーク・アポロドラゴン‼︎」

 

ーーーガァァァァァァッ‼︎ーーー

 

ジークアポロが炎と共に現れて、ダンを包み込んだ。

 

「ダン!」

 

「「馬神君!」」

 

「先輩!」

 

目の前の光景にリアスと祐斗と朱乃と小猫がダンの名前を呼ぶ。

 

ーーーガァァァァァッ‼︎ーーー

 

ジーク・アポロが吠えると同時に炎が消えてなくなり、そこにはジーク・アポロをモチーフの全身鎧で身に纏ったダンの姿がそこにあった。

 

「あれは、あの時の!」

 

リアスは、思い出したかの様に言う。

 

「凄い力を感じますわ。」

 

「龍の鎧・・・。」

 

「これが、馬神君の力・・・。」

 

ダンの姿を見て、そう呟く朱乃と小猫と祐斗。

 

「な、何だその姿は!?」

 

【いくぞ・・・】

 

そう言って、ダンは消えた。

 

「消えた!?」

 

リアスは、ダンが急に消えた事に驚く。

 

「なっ!?何処n【遅い。】グハッ‼︎」

 

フールはダンが消えた事に戸惑い、ダンの攻撃を受けて地面に叩きつけられた。

 

「そんな、僕の目でも追えないなんて・・・」

 

祐斗は、ダンのスピードを見えなかった事に驚くのだった。

 

「グッ!?人間がぁっ・・・調子に乗るなぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

フールは、怒り狂う様に大鎌をダンに振り下ろした。

 

「死ねェェェェッ!」

 

【甘い!フラッシュタイミング!マジック、サジッタフレイムを使用‼︎】

 

ダンが、そう叫ぶと・・・無数の火矢が上空から降り注ぎ、フールに襲い掛かった。

 

「何!?がぁぁぁぁぁぁっ‼︎」

 

火矢が何本か当たり、フールは苦しむ。

 

「す、スゲェ・・・」

 

「あのはぐれ悪魔を圧倒するなんて・・・。」

 

「あの力は、上級悪魔と同等ですわね・・・。」

 

「先輩、強い・・・。」

 

「(堕天使を圧倒して、今戦っているはぐれ悪魔でさえも圧倒するなんて・・・ダン、貴方は一体何者なの?)」

 

ダンの戦いを見て、オカルトメンバーはそれぞれ感想を言った。

「グッ!クソがァッ・・・。」

 

【これで、終わりだ。】

 

ダンはそう言って、1枚のカードを出した。

 

ーーーBGM:ブレイヴ!ーーー

 

【砲竜バル・ガンナーを召喚!】

 

ダンがそう言うと、赤のシンボルが現れた。そして、そのシンボルから額に赤い小さなシンボルを埋め込んだドラゴンが現れる。翼を持たず、背中に二台の砲門を背負ったスピリットが出現する。

 

「何だアレ!?」

 

「ドラゴン!?」

 

一誠とリアスがバル・ガンナーを見て驚く。

 

【砲竜バル・ガンナー、ブレイヴだ。】

 

ダンがそう言うと、砲竜バル・ガンナーの背中の砲台が分離し、本体は消滅する。同時にダンの背中にある翼が消え、その背中に砲竜バル・ガンナーの砲台が合体し、金色のアーマーの赤いラインもさらに強く、燃える様に赤く輝いた。

 

【終わりだ、フール!】

 

そう言って、ダンの背中にある砲台からエネルギーが集まる。

 

「こ、こうなればっ!」

 

フールはそう言って、逃げる様にその場から離れようとする。

 

「彼奴、逃げる気だ!ダン‼︎」

 

一誠はフールが逃げる事が分かり、ダンの名前を叫んだ。

 

【逃がしはしない!止めだ、ブレイヴアタック‼︎」

 

ダンの言葉が、合図となり・・・砲台に溜まっていたエネルギーが発射した。

 

「なっ!?ギャァァァァァァァァァァァッ!!!」

 

ーーードゴォォォォォォォン!!ーーー

 

砲撃がフールに当たり、爆発した。そして、フールの姿がない事を確認したダンは武装を解いてリアス達の方に向かった。

 

「討伐出来たぞ、グレモリー。」

 

ダンは、リアスに報告をする。

 

「・・・ご苦労様、ダン。」

 

「?どうかしたのか、グレモリー?」

 

リアスの様子に変化があるのに気付き、問い掛けるダン。

 

「貴方は一体・・・・。」

 

「・・・・とりあえず、ここから離れよう・・・話は、部室でしよう。」

 

「・・・分かったわ、それじゃあ帰りましょう。」

 

「「「「はい!!!!」」」

 

オカルトメンバー達は、廃工場を後にしたのだった。

 

ーーー第8話 ENDーーー

 




遂に、ダンの本来の戦い方が出ました。

ダン:「今回は、砲竜バル・ガンナーとブレイヴしてはぐれ悪魔を倒す事が出来た。」

それから今回のはぐれ悪魔をモチーフにしたのは・・・バトスピの【大鎌フール・ジョーカー】と言う赤のスピリットです!

ダン:「多分、他のスピリットも同じ様にモチーフして出すかもしれない。楽しみにしてくれよな?」

さて、今日のゲストは・・・オカルト研究部の部員で、学園からはイケメンとも呼ばれている木場祐斗君です。どうぞ〜〜〜

祐斗:「初めまして、読者の皆さん。木場祐斗です。」

ダン:「今日は、木場か・・・よろしくな?」

祐斗:「うん、こちらこそよろしくね馬神君?」

それでは、今日やる事何ですが・・・この小説のアンケートをします。

ダン:「まず、どう言ったアンケート何だ?」

まず、もしもダンが持つブレイヴカードをオカルトメンバーに使用したらどのカードがいいのか?というものです。

祐斗:「へぇ、僕達にもブレイヴが使える様になるのか・・・楽しみだね。」

後、バトスピ要素を出していきたいのでハイスクールのキャラが、どのデッキがいいのか書いていただけると嬉しいです。

ダン:「それだと、この世界でもバトルが出来るな・・・。」

嬉しそうですね。

ダン:「やっぱり、俺にはバトルしかないからな・・・」

ダンさん・・・・

祐斗:「(どうしたんだろう馬神君、凄く悲しそうな表情をしていた・・・彼に、一体何があったんだろう?)」

そ、それじゃあ!アンケートはここまでにして、次回予告を祐斗君お願いね。

祐斗:「えっ?あっ、うん。分かったよ。」

それじゃあ、どうぞ!

祐斗:「はぐれ悪魔を討伐し、部室に戻った僕達は・・・馬神君から堕天使とはぐれ悪魔を圧倒した力について、馬神君が語る。そこで、語られる事とは・・・次回ハイスクールD✖️D〜転生するブレイヴ使い〜第9話「ダンの正体と語られる力・・・」行くよ、アタックステップ!」

それでは、第9話で会いましょう!合言葉は・・・【セクシー?No!ギャラクシー‼︎】


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〜第9話「ダンの正体と語られる力・・・」〜

今日の話は、ダンさんがオカルトメンバー達に自分の事と使った力の事を話します。それでは、今日のセリフを黒歌さんお願いします。

黒歌:「了解にゃ♪」

では、どうぞ!

黒歌:「【ゲートオープン、界放】にゃ!」

始まります〜〜〜



【第一章 旧校舎の太陽龍とディアボロス】

〜第9話〜

「ダンの正体と語られる力・・・」

 

はぐれ悪魔を討伐し終えたダンとオカルトメンバーは、部室に戻ってソファーに全員が座ると、リアスが口を開いた。

 

「それじゃあ、話してもらうわよダン。」

 

リアスがそう言うと、皆はダンの方を一斉に向いた。

 

「・・・分かった。だが、その前に・・・皆に言わないといけない事がある。」

 

「何だよ、急に改まって・・・」

 

「まず、俺は・・・・この世界の人間じゃないんだ。」

 

ダンの言葉を聞いて、リアス達は固まる。

 

「ど、どういう事?」

 

最初に正気を取り戻したリアスは、ダンに聞く。

 

「俺は神様によって、ここに転生させられたんだ。」

 

『か、神様!!!!!????』

 

ダンの言葉に、驚愕するリアス達。

 

「ど、どういう事だよダン。」

 

「・・・・すまない、これ以上は話せない。」

 

そう言って、ダンは暗い表情をした。

 

『・・・・・。』

 

ダンの表情を見たリアス達は、これ以上の追求はしなかった。

 

「・・・・分かったわ、これ以上追求しないわ。」

 

「すまない・・・。」

 

「でも、いつか話して頂戴・・・私達は種族は違うけど、同じ部活に所属する仲間なんだから・・・。」

 

「ありがとう。」

 

リアスの言葉を聞いて、微笑むダン。

 

「それじゃあ、次に・・・あの力の正体を教えてもらえるかしら?」

 

「それぐらいなら、構わない。」

 

そう言って、ダンはデッキを机の上に置いた。

 

「これが、俺の力の正体だ。」

 

「カード?でも、確かに強い力は感じるわね・・・・少し、見せてもらってもいいかしら?」

 

「ああ、構わない。」

 

ダンの了承を得て、リアスは机にあるデッキを見始めた。

そして、リアスと同じ様に他のメンバーもカードを見始めた。

 

「色々、あるわね・・・。」

 

「あらあら、宝石みたいなものあってオシャレだわ。」

 

「(あ、このカード可愛い・・・)」

 

「へぇ・・・武器を持っているのもいるんだね。」

 

「なあ、ダン。女の子のカードもあるのか?むしろ、そっちを見てみたい!」

 

「・・・・変態です。」

 

「グハッ!」

 

一誠の言葉を聞いた小猫はそう言って、パンチを決め、一誠を沈めた。

 

「(相変わらず、ブレないな・・・・)まあ、あるにはあるかな・・・俺が持っているのは1枚だけだが・・・。」

 

「ウオォォォォッ!マジか!?見せてくれ‼︎」

 

興奮して、ダンに詰め寄る一誠。

 

「お、落ち着け・・・今は、そのカードは持っていないんだ。」

 

「マジか!?はぁ、見たかったなぁ・・・そのカード。」

 

一誠は、残念そうに落ち込む。

 

「(そう言えば、あのカードを使った事がなかったな・・・。使ってみたいけど、まずバトルが出来ないから無理か・・・。)」

 

「ところで、このカードは何なの?」

 

リアスは、カードが何なのかをダンに聞いた。

 

「そのカードは【バトルスピリッツ】と言うカードだ。」

 

「バトルスピリッツ・・・。」

 

「そのカードは、俺の世界で一番流行しているトレーディングカードゲームなんだ。」

 

「へぇ〜〜〜そうなのか・・・。」

 

「これのお陰で、色々な出来事があって・・・俺にとっては、大切な思い出だな。」

 

ダンは、どこか楽しそうで、どこか切なさそうに語った。

 

『・・・・・。』

 

ダンの話を聞いて、リアス達は黙ってダンを見た。

 

「(あの表情・・・彼には、一体どんな過去があったのかしら・・・・。)」

 

リアスは、ダンの表情を見て気になったのであった。

 

「ふぅ・・・・今日は、これくらいにして終わりましょう。」

 

リアスの言葉に全員が頷き、今日は解散するのだった。

 

ダンが帰った後・・・リアス達はダンの事について話していた。

 

「彼の話からして、まだ何かあるわね・・・・。」

 

「神様に転生させられただけでも、結構驚きましたわ・・・・。」

 

「後、馬神君の話を聞く限り・・・彼は、一般人の筈なのにはぐれ悪魔との戦闘や堕天使を圧倒したと言うのが可笑しいところです。」

 

「ですが、先輩の戦いははっきり言って素人とは思えない太刀筋です。」

 

「そもそも、ダンがこの世界の人じゃないって事に実感が湧かないんだよなぁ・・・・。」

 

「その事は、いずれダンが話す事を待ちましょう・・・。」

 

そう言って、リアス達も自分達の家へと帰って行ったのだった。

 

 

ーーーENDーーー




話が短い件について・・・・どうしたものかと考えているところです。
ぶっちゃけこのまま、試合終了のお知らせが出そうでマジでヤバイです。
とりあえず、頑張ってみます・・・。

次回、第10話「一誠の危機!青のブレイヴ、牙皇ケルベロード‼︎」


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〜第10話「一誠の危機!青のブレイヴ、牙皇ケルベロード‼︎」〜

今回の話は、ダンさんが少しキレるかもしれません。では、【ゲートオープン界放】



【第一章 旧校舎の太陽龍とディアボロス】

〜第10話 「一誠の危機!青のブレイヴ、牙皇ケルベロード‼︎」〜

 

放課後になった途端、ダンはオカルト研究部の部室に向かって行った。

 

「ところで、今日は何をやるんだろうな・・・。」

 

部室に着くと、ダンはそう言って中に入って行く。

 

「・・・・塔城?」

 

「・・・・どうもです、先輩。」

 

其処には、ソファーに座ってお菓子を食べている小猫の姿があった。

 

「早いな・・・・1年は、授業が終わる時間が早いのか?」

 

「・・・・今日は、偶々早く終わっただけです。」

 

「そうか・・・・あっ、そうだ。」

 

ダンは思い出したかの様に、鞄からラッピングされた包みを取り出して、小猫に渡した。

 

「・・・・これは?」

 

ダンから渡された包みを見て、小猫は首を傾げて聞いた。

 

「クッキーを焼いてみたんだが・・・・食べてくれないか?塔城の感想を聞いてみたいんだ。」

 

「そうですか・・・・ですが、食べ物に関してはうるさいですよ?」

 

そう言って、少し意地悪ぽく笑う。

 

「お手柔らかに頼むよ・・・・。」

 

ダンは、苦笑しながらそう言った。

 

「ふむ・・・・形の方は問題ありませんね・・・・匂いも文句ありません・・・・・。」

 

小猫は、クッキーを一つ取って真剣な顔でそう言った。

 

「では、いただきます・・・・・。」

 

小猫はクッキーを一つ取って、口に含んだ。

 

「ッ!」

 

すると小猫は、目を見開いて更に一つ取って口に含んだ。

 

「ッ!!」

 

「どうだ塔城?」

 

ダンは、小猫が食べたまま固まっているを見て思わず聞いた。

 

「・・・・甘過ぎず、丁度良い美味しさ・・・・そして、今食べたクッキーは最初に食べたクッキーとは違った味付けになって・・・・混ざり合った味では無く、クッキーの一つ一つの味が楽しめる・・・・。」

 

「つ、つまり・・・・?」

 

「美味しいです・・・凄く、私好みです。」

 

そう言って、ダンに微笑んだ小猫。

 

「そうか・・・それは良かった。」

 

ダンもそれを聞いて、微笑んだ。

 

「先輩も此処に座って、一緒に食べませんか?」

 

小猫が、自分が座っているソファーの隣をポンポンっと叩く。

 

「・・・・いいのか?」

 

「はい、構いません・・・・。」

 

「それじゃあ、お言葉に甘えて・・・・。」

 

そう言って、ダンは小猫の隣へと座るのだった。

 

「・・・・それから先輩、お願いがあります。」

 

「ん?何だ・・・・。」

 

「私の事は・・・・“小猫”と呼んで下さい・・・・。」

 

「・・・・・えっと、それはつまり名前で呼んでくれという事か?」

 

「・・・・」(コクっ)

 

ダンの問いに、無言で頷く小猫。

 

「(まあ、それくらいなら別にいいか・・・・・。)それじゃあ、改めて・・・・よろしくな、小猫。」

 

「はいっ、こちらこそよろしくお願いします・・・・ダン先輩。」

 

こうして、ダンと小猫の距離が縮まったのだった。他のメンバーが来るまでダンと小猫は、クッキーを食べながら色々な話をし始めた。

 

暫くして、一誠や祐斗・・・最後にリアスと朱乃が入って来た。

 

「あら?どうやら私達で、最後みたいね。それじゃあ、皆揃っている事だし・・・・部活を始めましょう。」

 

「「「「はい、部長!!!!」」」」

 

リアスの言葉に返事をするダン以外のメンバー。

 

「よ〜し!今日こそは、契約を取ってやるぞ!!」

 

一誠はそう意気込んだ。

 

「ふふふ、頑張ってねイッセー。」

 

イッセーのやる気に、微笑みながら応援するリアス。

 

「はい!部長!!」

 

そう言って、イッセーは部室から出て行った。

 

「・・・・・。」

 

「・・・どうしたんですか?ダン先輩・・・。」

 

「・・・・いや、何でもないさ小猫。」

 

ダンが、一誠が出たドアを見つめていた時、首を傾げながらダンに問う小猫。しかし、ダンは小猫にそう言うとドアから視線をずらし、自分の鞄から端末機を取り出そうとすると・・・・

 

「何だ?グレモリー・・・それに、木場も姫島も・・・。」

 

ダンは、自分に視線を向けた人物達の名を言った。

其処には、ダンと小猫を見てニヤニヤしているリアスと朱乃と祐斗だった。

 

「ふふふ、何でもないわ。」

 

「うん、何でもないよ馬神くん。」

 

「あらあら、うふふ・・・・。」

 

「・・・・・そうか。」

 

ダンは、それ以上言わずに端末機を取った瞬間・・・・

 

「ッ!?」

 

ダンは、突然立ち立ち上がった。

 

「・・・・ダン先輩?」

 

小猫は、心配そうにダンを見た。

 

「(何だ?この嫌な感覚は・・・・まるで、誰かの危機の様な・・・・まさかっ!?)」

 

「ど、どうしたのダン?」

 

リアスは、ダンが急に考えた途端、いきなり目を見開いて何かに気がついのを見て思わず声を掛けた。

 

「すまない!何か嫌な予感がする‼︎イッセーの様子を見てくる!」

 

「あっ!ちょっ‼︎」

 

リアスが、ダンを呼び止めようとする前に、ダンは急いで部室から飛び出して行ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

〜一誠side〜

よう、皆!ハーレム王を目指しているイッセーだ‼︎

今、俺は悪魔の仕事である契約を取る為に、依頼人の家へ向かっているところだ!

 

「っと、此処だな?ちわース、グレモリー様の使いの悪魔ですけど、依頼者の方いらっしゃいますか〜〜〜。」

 

依頼者の家に着いた俺は、ドア越しで呼びかけた。

 

・・・・・・

 

しかし帰って来たのは、沈黙だった・・・・留守なのか?そう言ってドアノブに手を掛けてそのまま回すと・・・・

 

ーガチャッ!ー

 

「えっ?鍵が開いてる・・・・どういう事だ?」

 

俺は不審に思いつつも、そのまま中へと入って行った。

 

「失礼しま〜〜〜す・・・・・」

 

中に入ると、電気が消えていて・・・ますます不気味に感じた。

 

「(何だろう・・・・こうゆうシーンを映画やテレビで見た事あるような・・・・。)」

 

取り敢えず、怖く思わない様に巫山戯る事にした。

 

「・・・・・ん?下の階から灯りが点いているみたいだ。良かった〜〜〜ちゃんと居るみたいだし、早く契約を取ろ〜〜〜。」

 

俺は、安心して灯りが点いている部屋に入って行った。

 

「失礼しま・・・・うわぁぁぁぁ!?」

 

其処には、逆十字の格好で壁に貼り付けられた男性の死体だった。

 

〜一誠side out〜

 

「ゴボッ・・・・・うえぇ・・・・」

 

一誠はその死体を見て吐いてしまったのだった。

 

「何だよこれ・・・・・。」

 

何とか、立ち上がる一誠は壁に血で書かれた文字を見てそう呟いた。

 

「『悪い事する人はおしおきよー』って、聖なるお方の言葉を借りたのさ!」

 

「!?」

 

一誠は、声がした方向を見ると・・・・其処には、ソファーに座って不気味な笑みを浮かべている神父の服を着た青年が居た。

 

「お〜〜〜これはこれは悪魔くんじゃないですかー」

 

神父の服を着た青年は、一誠を見てそう言った。

 

「(此奴・・・・部長が言っていた『悪魔祓い(エクソシスト)』か!?)」

 

一誠は、思い出したかの様に青年の正体に気付いた。

 

「お前、『悪魔祓い(エクソシスト)』か!」

 

一誠は、青年にそう叫んだ。

 

「正解で〜す。俺っちの名前は、フリード・セルゼンでござ〜す。」

 

一誠に自分の名前を名乗るフリード。

 

「この人を殺したのは、お前か?」

 

「Yes!Yes!俺っちが殺しちゃいました〜〜〜コイツ悪魔を呼び出す常習犯だしぃー殺すしかないっしょ!」

 

「(コイツ・・・ヤバすぎる!)」

 

一誠は、フリードの台詞に悪寒を感じ取り一歩下がった。

 

「っという事で・・・・悪魔くんをこのカッコイイ光の剣と銃で、君をKO☆RO☆SI☆TE!君の人生をジ・エンドにしちゃいま〜す‼︎」

 

そう言って、一誠に襲い掛かるフリード。

 

「うおっ!あっぶn「ハイ☆バキュン!」ぐあっ!」

 

一誠は光の剣の攻撃を躱すが、銃による追撃を受けてしまう。

 

「がぁぁぁぁぁっ!」

 

「エクソシスト特性祓魔弾、お味はいかがっすかぁ?」

 

「クッソォ、このヤロォ!」

 

ー【Boost】!ー

 

一誠は神器を発動させる。

 

「ウッヒョウ!まさに悪魔。その方が雰囲気が出ますなぁ〜・・・・でも」

 

「ウオォォォッ!」

 

「あらよっと。」

 

フリードは、一誠のパンチを躱して背中を光の剣で斬りつける。

 

ズシャッ!

 

「ぐあぁぁぁっ!」

 

「はぁ・・・・見掛け倒しざんすかぁ?そう言うのが一番・・・ムカつくんっすよ!」

 

「キャァァァァァァッ!」

 

フリードが光の剣を振り上げると、少女の悲鳴が聞こえた。

 

「おんやぁ?助手のアーシアちゃんじゃあ〜〜〜りませんか、これはこれは可愛い悲鳴をありがとうございます。」

 

「ふ、フリード神父・・・・その人は・・・」

 

「ヒトォ?違う違う、こいつはクソ悪魔くんだよ〜」

 

「イッセーさんが・・・・悪魔・・・・?」

 

フリードの言葉に目を見開いて、一誠を見てそう呟くアーシア。

 

「何々、君たち知り合い?アハハ!悪魔と人間は相容れません!特に教会関係者と悪魔は天敵さ!それに俺っち達は神に見放された異端の集まりですぜ?堕天使様からのご加護がないと生きていけないですぜ。」

 

そう言って、銃口を一誠に向ける。

 

「・・・・なぁにしてんのアーシアちゃん?」

 

アーシアが一誠を庇う様に前に出た。

 

「フリード神父お願いです!イッセーさんを許して下さい!見逃して下さい‼︎」

 

「はぁぁぁ!?何言ってるんだクソアマ!悪魔は、俺っち達の天敵!敵なの!ぶっ殺さないといけない悪なの‼︎」

 

「それでも!イッセーさんは違います!イッセーさんは決して悪い悪魔ではありません!イッセーさんは私を助けて下さいました。悪魔の方にもきっと良い人はいます!」

 

「居ねェよ!クソ悪魔は所詮クソ悪魔何だよ!ぶっ殺さないといけないクソ悪魔で、クズ種族何だよ‼︎だから、そこを退けよアーシアちゃん・・・・現実見せて差し上げますんで!」

 

「やめて下さい!フリード神父!」

 

「あーっ!うるせぇうるせぇ!!」

 

「キャッ!」

 

フリードはイライラして、アーシアを突き飛ばす。

 

「アーシア!」

 

「そこのクソ悪魔をぶっ殺したらテメェも再教育してやるから覚悟しとけ!」

 

そう言って、再び銃口を一誠に向けた。

 

「イッセーさん!」

 

「ッ!」

 

「フラッシュタイミング!マジック、『サジッタフレイム』を使用‼︎」

 

すると、一誠を守る様に無数の炎の矢がフリードが目掛けて飛んで来た。

 

「ウォッ!?危なッ!あっ!服が燃えてるぅ〜〜〜!!」

 

フリードは、無数の炎の矢を避け始めるが数本服に当たって燃える。

 

「今のは・・・・」

 

「大丈夫か?イッセー・・・・。」

 

一誠の肩に手を置いて、安否を確認するダンの姿が其処にあった。

 

「ダン!?」

 

「ダンさん!?」

 

一誠とアーシアは、ダンの姿を見て驚いていた。

 

「・・・・アーシア!?」

 

ダンもアーシアが居た事に目を見開いて驚いていた。

 

「どうして、アーシアが・・・・ッ!」

 

アーシアが何で此処にいるか考えていると、男の人の死体がある事に気付くダン。

 

「クソ〜〜〜おい、お前!よくも俺っちの自慢の服を焦がしてくれましたね!?」

 

「・・・・おい。」

 

フリードの文句を全く聞かず、低い声でフリードに話しかけるダン。

 

「ん?何々、どうしたの〜〜〜。」

 

「・・・・この人を殺したのは、お前か?」

 

顔を前髪で隠れて表情が見えない状態のダンは、フリードに問う。

 

「ん?ああ〜〜〜そうそう!その人間を殺したのは俺っちで、間違いないッスよ!」

 

「・・・・そうか」

 

「いや〜〜〜中々良い悲鳴で、もう快☆感!最高でなn〈ドゴォォォン!!〉・・・・へ?」

 

フリードが調子に乗って話し始めた瞬間、フリードの横を何かが通り過ぎると壁が破壊されていていた。そして、フリードは何が起こったのか理解出来ず唖然する。

 

【・・・・黙れ・・・・もう、喋るな・・・・。】

 

其処には、ジーク・アポロの鎧を纏っているダンの姿があった。それも、静かな殺気を出しながら・・・・。

 

「だ、ダン・・・・?」

 

「だ、ダンさん・・・・?」

 

一誠とアーシアは、ダンの様子が違う事に驚いていた。

 

「(な、何だ・・・・この心臓を締め付けるほどの殺気は!?)」

 

フリードはダンの殺気を受けて冷や汗をかく。

 

【戻って来い・・・・ケルベロード】

 

「グルルルルルッ!」

 

其処には、鎧兜で武装した四つん這いのブレイヴ・・・『牙皇ケルベロード』が破壊された壁の方から出て来た。

 

「うぇ!?何なのあれ!!?」

 

フリードは、ケルベロードの姿を見た瞬間、物凄く驚いたのだった。

 

【牙皇ケルベロード、ブレイヴだ!】

 

ダンがそう叫ぶと、ケルベロードは走り出す。すると、翼が出現してケルベロードは身体を丸めさせて本体は消えてその翼はダンが纏っている鎧、ジーク・アポロの背中の翼が消えたと同時に合体する。すると、両肩にアーマーが追加された。そして、胸に武装されているバトルフォームのプレートが青色へと変わる。

 

「うぇ!?合体しちゃった!!?」

 

フリードは、ダンが先程の獣と合体した事に驚いていた。

 

【いくぞ・・・・ブレイヴアタック!】

 

ダンがそう叫ぶと翼から無数の羽が、フリードに向かって襲い掛かった。

 

「うぎゃぁぁぁぁっ⁉︎ 」

 

ーーードドドドドドン!!!ドゴォォォン!!!ーーー

 

「ゴフッ!」

 

フリードは、避ける事が出来ず無数の羽が当たってそのまま爆発に巻き込まれたのだった。その爆風で、フリードは壁へ吹き飛ばされぶち当たる。

 

「うごごご・・・・・ガクッ」

 

フリードは少し動いた後、気絶した。

 

【安心しろ・・・・・命まで取る気はない、加減はした。】

 

そう言って、一誠とアーシアの方へと歩いて行った。

 

ーーーENDーーー




次回「アーシアの過去」

追加・・・新しくペルソナとダンさんのコラボ小説を書きましたので、出来たら読んで下さい。


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〜お知らせ〜

どうも皆さん…作者のブレイヴです。今日皆様にお知らせしなければなられ事が二つあります…。まず、一つは、この馬神弾のクロスオーバー小説のハイスクールD×Dを停止する事です。理由は、放置していた事とストーリーが滅茶苦茶になってしまいましたので…停止をします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ…もう一つのお知らせが、バトスピのアニメにダンさんが帰ってくるという事で…新しくダンさんとハイスクールD×Dの小説を書かせていただきます!!投稿は、何時になるか分かりませんが暖かく見守って下さいよろしくお願いします!

 

話の方は、出来るだけ完成させて投稿させますので許して下さい!!

 

???:あらあら…投稿を放置した理由を言わないんですか?

 

……………ひぃぃぃぃぃっ!!?

 

???:ふふふ♪向こうで私とO☆HA☆NA☆SHIしましょうか♪(ズルズルズルズル

 

あっ、ま、待って下さい!?あっ、アアアアアアアアッ!!!

 

 

???:自業自得です…(もぐもぐ)

 

???:あはは…仕方ないのかな?(苦笑)

 

???:相変わらず???先輩怖ぇぇ…

 

???:あう…???さん大丈夫でしょうか?

 

???:帰って来たら治してあげなさい???

 

???:はい!

 

???:……そろそろ自己紹介するか?

 

???:そうね…それじゃあ…私からするわ。読者の皆さん?先程は、お見苦しいところをお見せしてしまい申し訳ございません…此処にいる代表として謝罪させてもらうわね?それじゃあ♪気を取り直して…御機嫌よう♪私は、この名前は、リアス・グレモリーよ?ハイスクールD×Dのメインヒロインでオカルト研究部の部長をしているわ!

 

???:ふふふ…皆様御機嫌よう…私は、姫島朱乃と言いますわ♪オカルト研究部の副部長でリアスのクイーンですわ♪

 

???:あれ!?朱乃先輩!!?どうして此処に!?

 

朱乃:作者さんが寝てしまったので此処に来たのですわ???君♪

 

???:そ、そっすか…(冷や汗)

 

リアス:朱乃?やり過ぎは、駄目よ?

 

朱乃:ふふふ♪大丈夫ですわ♪加減は、しましたもの…(黒い笑み)

 

リアス:そ、そうね…(冷や汗)

 

???:次は僕ですね?僕は、木場佑斗って言います。二年で、オカルト研究部に所属しています。そして、リアス部長のナイトです。

 

???:んじゃあ次は、俺だな!俺は、ハイスクールD×Dの主人公で二年の兵藤一誠だ!皆からイッセーと呼ばれているぜ!それから、リアス部長の最強のポーンで、ハーレム王になる男だ!よろしくな!

 

???:あう…えっと…アーシア・アルジェントと言います///!皆さんよろしくお願いしましゅっ///!

 

イッセー:やっぱ可愛いなアーシアは!

 

木場:そうだね。

 

朱乃:あらあらうふふふ

 

リアス:可愛いわよアーシア?

 

アーシア:あう〜〜///(顔を真っ赤にして)

 

???:……次は、私ですね?皆さん…どうもです…一年の塔城小猫です…よろしくお願いします…。

 

???:他にないのか?

 

小猫:後…貴方のメインヒロインです…///

 

???:っ///!?

 

イッセー:なんだ!?あの甘い空間は!!?

 

???:…つ、次は!俺だな!?ふう…改めて久しぶりだな?コラボの主人公の馬神弾だ…今回の件…本当にすまない…でも、新しく書く方には、楽しみに待っていてくれると助かる…また読者の皆さんと会うのを楽しみに待っています…それでは、またいつか…作品で…

 

イッセー:って、何勝手に終わらせようとしているんだ!?

 

ダン:いや…もう、話す事無いから…

 

イッセー:……それもそうだな?

 

リアス:それじゃあ、終わりましょうか?

 

全員:はい!

 

ダン:それじゃあ…楽しみにしてくれよな?決めろ!ブレイヴアタック!!

 



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