馬鹿と天才と奇妙な戦争 (こばおば)
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キャラ設定とか

未来想像大学付属桜花高校について

 

付属中学もある。名前は未来想像大学付属松島中学。

学年100位以内とか才能がある部活動生が内部進学できる。一学年360人いる。文理科学科7学級、特進科2学級あり、全国でも名の知れた進学校である。

また部活も盛んで、特に野球部は、全国高校野球大会で、春28回、夏17回の強豪校。 そして男女サッカー部と女子バレー部は全国大会に出場する強豪校。

文月学園とは試召戦争のルールが異なり、500 点以上では能力がもう一つ増える。他

 

観察処分者について

 

観察処分者は、軽、中、重、の三段階にわかれている。ちなみに、物にさわれる特別仕様の召喚獣は中度、重度観察処分者だけである。 軽度、中度観察処分者は中度観察処分者の特別仕様の召喚獣以外ほぼ同じ、しかし、重度観察処分者は召喚獣が受ける痛みが自分に来る、 フィードバックがついている。

 

キャラ設定

 

小林康彦…♂

生年月日…1996/03/15

得意な教科…社会系、現代文、数学

不得意な教科…古典、英語

部活…野球

出身中学…棚橋第三中

この物語の一応主人公であり、重度観察処分者。性格は、優しく、曲がったことが嫌いで、 他人のことになればまっすぐに怒れる。 常識はあるが、キレたら誰も止めれない。 召喚獣はハット帽に紳士服、武器は二刀の日本 刀と拳銃。 数学、現代文、社会系の時に召喚すると金の腕 輪を所持しており、社会系は能力がもう一つついてる。ちなみに一人暮らしで吉井明久と同じマンションでお隣さん。

 

永雅貴久…♂

生年月日…1996/09/23

得意な教科…全部 不得意な教科…なし

部活…帰宅

出身中学…樽見中央中

テストでは毎回学年10位以内に入る秀才。性格は他人思いで、優しい。容姿端麗、スポーツ万 能で女子にモテる。 召喚獣は中世の騎士のような甲冑、武器はランスと大きな盾。金の腕輪を所持しており、特殊能力が二つある。

 

寺門奨…♂

生年月日…1996/05/14

得意な教科…保険体育

不得意な教科…保険体育以外全部

部活…野球

出身中学…未来想像大学付属松島中

中学の上がり組、野球がとてもうまいからあがってきた。性格は、面白く、周りにいる人をいつも笑かしている。顔がとてもイケメンで野球ができる。完璧な設定なのに、常識がなく、 デリカシーのなさに女子が引かれまくっている。とても残念な男。盗撮と盗聴が得意で、盗 撮した写真や、盗聴して焼き増ししたCDや DVDを売り野球用品を買っている。召喚獣は軽装備にスターセイバー、保険体育の時には金の腕輪を所持しており、特殊能力が二つある。西田渚とは幼なじみであり、許嫁という噂がある。

 

上内啓也…♂

生年月日…1996/11/19

得意な教科…理科系

不得意な教科… 古典

部活…野球

出身中学…樽見東中

入学してから背番号を勝ち取っている。性格は、努力家で優しい。気が弱くて人に悪口を言えない。召喚獣は迷彩柄の戦闘服、武器はライフルと手榴弾。風紀委員会局長であり、不健全な交際など厳しく取り締まる。

 

宮木直人…♂

生年月日…1996/02/19

得意な教科…英語、数学

不得意な教科…現代文

部活…サッカー

出身中学…棚橋第三中

小林康彦と同じ中学であり、家が近い。性格は、面白く、基本的に優しいが、ずるかしこく 暴力的である。顔がゴリラ似。召喚獣は白い改造制服、中にヒョウ柄のシャツを着ている。武器は木刀。 中学の時に不良であり、殺人兵器と呼ばれていた。

 

豊満実…?

生年月日…1996/12/01

得意な教科…古典、数学

不得意な教科…英語

部活…演劇

出身中学…鹿島学園付属神山中

本来なら鹿島学園に進む予定だったが、演劇部がなかったため桜花高校に進学した。性別は本人は男と言っているが、誰がどう見ても女子に見える。性格は、面白く、女の子ぽい。召喚獣は袴に薙刀。ちなみに双子で、特進科に姉がいる。なぜか弟の方がモテる。

 

芹澤夏希…♀

生年月日…1996/08/14

得意な教科…数学、現代文、理科系(科学以外)

不得意な教科…科学

部活…女子サッカー

出身中学…東勝中

この物語のメインヒロイン、サッカー推薦で高校に進学したが、一般入学でも入れるほど頭がいい。康彦と同じ小学校だったが、転校して中学からは離ればなれになった。髪型はショートカット、小林康彦のタイプである。性格は思いやりがあり、優しい。ちなみに、学年で付き合いたい女子ベスト8である。召喚獣は頑丈な鎧に身にまとい。装備は巨大なハンマーを持っている。金の腕輪を所持しており、能力は二つある。みんな知らないが、かなり腐女子であり、 家には大量に買い込んだBL本やプラモデル、アニメのDVD、ラノベなどを買い込んで部活の休日で一気に見たり、組み立てたり、読んだりするのが至福の時らしい。

 

田島恋…♀

生年月日…1996/01/29

得意な教科…家庭科、保険体育

不得意な教科…古典、英語

部活…弓道

出身中学…永凌第二中

なぜか家庭科を得意教科にするとても馬鹿な人。性格は、うるさく、しつこいが、たまに見せる女の子ぽい仕草がとても魅力的。 召喚獣は日本の鎧、武器は弓矢と日本刀。家庭科の時は金の腕輪を所持している。 泣こうと思えばすぐ泣ける演技は、実でもうなさせるほどすごい演技がある。

 

西田渚…♀

生年月日…1996/06/23

得意な教科…古典、英語、保険体育

不得意な教科…社会系

部活…女子バレー

出身中学…未来想像大学付属松島中

中学からの上がり組。奨とは幼稚園かは同じの幼なじみ。美人でスタイル抜群。性格は男勝り で、女の子ぽい仕草が稀にしか見れない。召喚獣はセーラ服に、メリケンサック、金の腕輪を所持している。奨とは長年の付き合いで、下の名前で呼び合っており、下ネタ発言にもなれている。元レディースの総長と言う噂もある。

 

 

 




長々と説明してすいませんでしたm(_ _)m
興味があるのなら小説も読んでみてください( ̄∇ ̄)
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1-①

一年前に文月学園と連携し、

奇妙な戦争により始まる物語

 

第一問 天才と総受けと鬼の補習担当鉄人

 

爽やかな風に桜が咲き、ポカポカとした陽気な天気がとても眠くなる季節になり僕たちが二年生にあがる前の事

「おはよー康彦ー!今日は珍しくはやいねー!」

「今日は早く目が覚めたからね。」

そう、康彦こと小林康彦だ。野球部に所属しており、ばかで、総受け(?)でもあるが、けれどもまっすぐに人のことを怒れる常識のあるいい奴だ。

「担任どうなるんだろうね?」

そして容姿端麗のやつが永雅貴久だ。

いつもテストでは学年10位にはいるとんでもないやつだ。

天才だし優しいから、女子にもてる

「ああ、そうだね」

実は僕達の担任が倒れてしまい担任が変わるという話しだ。

「おっはよー!なになに?担任の話してたの?」

と一人うっさいのがはいってきた。

こいつの名前は田島恋だ弓道部に所属しておりとても明るい奴だ。

「うん、そうだよ!けどねー僕こんな噂聞いたんだ。」

「ん?なになに?」

「小林は総受けって噂ー? それ誰でも知ってるよ☆?」

「よしお前は黙っとけ」

「あ?こういう噂か?文月学園からとんでもない先生が入ってくるてやつ」

「そうそう!」

「私の予想もはずれてないのにー」

そもそも、そんなの認めたくない。

「てかもう始まるねー」

「なにがだ?」

「貴久が前に言ってた試召戦争だよ!」

「あー 前に言ってた奇妙な戦争でしょ? 康彦はつらいでしょ?」

「なんでだ?」

「『重観』だからだよ!」

「言いたいことはわかった田島さんは僕に殺されたいわけだね。」

「なにをいってるだ?康彦、目がとんでもなく怖いぞ…」

「なんでもないよ♪」

貴久の勘が良くなかったら多分田島さんを殺っていただろう。

重観とは、重度観察処分者を訳したものである。

観察処分者は軽度、中度、重度の三つにわけられている。

「まぁ学校についたね!」

「うんそうだね~」

今日は授業が午前中しかなくて、貴久が言ってた奇妙な戦争に関する説明会だっけ?まぁ早く終わるし部活も長くできるからがんばるか。

 

 

僕達が通っている学校は未来想像大学付属桜花高校通称桜花高校だ。

特進科二学級、文理科学科7学級の全国でも名のしれた進学校である。

僕らの教室は105Rだ。教室のドアを開けながら「おはよー」と挨拶すると友達がよってきてくれた。

「あれ、総受け君だ」

小声で大勢の女子が言っていっていた。

だめだ女子のニックネームになっている。

「ドンマイ(笑)」

からかいながらも励ましてくれてるのは上内啓也だ。

同じ野球部に所属しており、いたって普通だ。

「てかさー新しい担任だれなんだろうね?」

しゃべりかけてくれる友達はクラス代表の豊満実だ。

演劇部に所属しており、こいつは見た目が本当に美少女だ。しかも、女の子の性格してるからやたらと女に見えてくる。 だが、騙されるなよ小林康彦、いくら男だからって告白するなよ…

「AVに出てきそうなHで巨乳な先生がいいな! おいみろよ!このクラスの巨乳でスタイル抜群で顔がAV顔の西田渚だ!ばんざーいゃあああ」

そう言ってた彼は西田という女子に関節技を決められていた。

西田渚さんはバレー部に所属しており、顔もかわいいしスタイル抜群だけど性格が男勝りだから女子のほうがモテてる。

そして関節技を決められていたのが寺門奨だ。

野球部に所属しておりめっちゃうまくて、とんでもないイケメンだが、常識とデリカシーがなさすぎて女子にひかれまくっているというとても残念な奴だ。

そんな騒がしい中で

「もうすぐ来るね新しい担任の先生が」

と、くすくすと笑いながら僕にしゃべりかけてきた女の子がいた。彼女は芹澤夏希だ。女子サッカー部に所属しており、髪型のショートカットがとても似合っている女の子だ。

その子は…その、僕のタイプです。

この子と付き合えたらなーとか思ってると

「なんだー康彦?芹澤と付き合えたいと顔で言ってるぞ!」

奨はそう言って僕をからかいにきた。

なんで僕の友達は勘がいい人が多いんだろう。

「俺もわかるぜーその気持ち!」

「そんでなんだ?奨」

「実はさー四時間目体育だろ? だから女子更衣室に盗撮器を設置しないか?」

とその顔に似合わない残念かつ欲望全開な事を言ってきた。

「お前な、こんなことやってるから中観になるんだぞ?」

「重観のお前にいわれたくねえよ!」

「まぁな、悪い。なんで盗撮器を設置するんだ?」

「そうしねえと春の収穫報告会に間に合わないんだよなー」

そう、こいつは盗撮と盗聴が得意で、取った写真や録音したCD、さらにはオトナのビデオを焼き増したDVDや録画したDVDを売り野球用品を買っていた。

ちなみにこいつは、覗きの常習犯で何回もバレたから中観になっていた。

くっ!収穫報告会か…僕達にとっては宝物ようなものが見られるし、それを買えるからな… こっちもこっちで大変なんだけどバレたらいろんな意味大変だからな…!

「断る!ごめんね☆」

「設置にご協力してくれたら、お前の好みが乗った写真集を1冊1000円の所を2冊500円で売ろう!」

「よし、6冊もらおうじゃないか。」

「毎度あり!じゃあホームルームの後男子トイレで打ち合わせだ!」

くっ…奨め…いいものでつってくれるじゃないか。

「了解!」

「おい、やってもいいけどばれるなよ!康彦はあがる余地ないけど、奨は中観から重観になるからな!まぁ俺はやらないけどな。」

そう言ってとめてくれる奴は宮木直人だ。

サッカー部でキーパーをしており、とてもおもしろい奴だが、顔がゴリラ似と言うところが残念な奴だ。

ちなみにこいつは中学校が一緒で殺人兵器と呼ばれていた。高校に入学していくつか暴力事件を起こして中観になっている。

「うるせえなーおまえも見たいんでしょ!?」

「んなもん後でDVDを買えばいいだろ」

頭がいいことを言っているけどここで頭を使ってほしくないような気がする。

「直人、俺を誰だと思っている!?このカメラはめっちゃくちゃいいピンズじゃないととらないんだぜ?」

なんでだろう?言っていることはめちゃくちゃだけど僕は今ものすごくときめいてる!

その時『バンッ!!』と勢いよくドアが開いた。そこに立っていたのは、身長がでかく、がたいがよく、顔がチンパンジーにとても似ていた。

『この人が担任?残念だなー』

『がたいがとてもいいよな』

『ああ、けど顔がとてもチンパンジー似てる担任なんて初めてだぜ。』

と言う小声で教室が騒がしくなった瞬間。

 

「静かにせんか、このウスノロ」

 

この男の怒鳴り声で教室は一瞬で静まった。

なるほど…初対面で僕達にウスノロと言う人か… うん、この人奨よりとても常識がないチンパンジーと思った方がよさそうだな。

 

 

チンパンジーは席についた僕らを教卓から見下したように見ながら口を開き僕らに自己紹介をした。

「文月学園から転勤してきた。今日からこのクラスの担任をする事になった西村宗一だ。担当は補習、趣味はトライアスロンだ。短い間だがよろしく頼む。」と言い今日の行事予定と午後のあの奇妙な戦争についての説明会のことを喋っていた。

そうか…趣味はトライアスロン、担当は補習か…みんな思っているはずだ…このチンパンジーとは 関わりたくない。

僕はこの二年間は補習室になんていくものかと誓った。




pixivにも連載してますm(_ _)m


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1-②

朝のホームルームが終わり、僕と奨は男子トイレで盗撮の打ち合わせをしていた。

「お前バレたら補習だぞ?あの鉄人だぜ?」

鉄人とは、あのチンパンジーのあだ名だ。理由はトライアスロンをやっているからだ。

「大丈夫!俺を誰だと思ってるんだ?」

おぉ!なにこの台詞!めっちゃかっこいい!

「俺はのぞき犯の常犯だぞ?」

前言撤回、そんな事言わなければ前の台詞は

とてもかっこいいものに聞こえてたはずなのに…

「心配するなよ!俺達がいるじゃないか?」

類は友を呼ぶ。

「なんで啓也がいるんだよ!」

「俺は、収穫報告会が待ち遠しいんだよ!」

啓也の他には実、貴久と

「大丈夫だ!俺と貴久で案を練ってきた!」

直人もいた。

あの野郎、あんな事言っときながら自分から来たじゃないか。

「じゃあ、貴久説明お願い!」

「オッケー!第二段階に分けててな、第一段階は、パソコンの設置だ。実は録画用のパソコンを一台、啓也と俺は観察用のパソコン二台、奨と康彦でパソコンのコードを設置を頼む。そして実は録画用のパソコンの設置が完了したら観察用のパソコンの方に行ってくれ!」

とても細かい作戦だった。こいつら予想以上のムッツリだ。

「僕はどうして設置したら観察用に行かなきゃいけないの?」

実は貴久と直人に質問していた。

首を傾けないでほしい。本当に女の子に見えるじゃないか…!

「それは両方のパソコンに実を行かせたら女子の疑いの目がなくなるからな。」

なんて頭がいいやつなんだろう。

「ちょっと待て!俺は男だからね!」

いや、全然男に見えないから。

「で、第二段階だが、渡り廊下を一気に渡って体育館に行ってくれ、そんから…」

「設置係は俺に決めさせてくれ!」

と奨が言った。

「谷間用の高いアングルを設置は背の高い、直人と貴久、パンツ用の低いアングル用は康彦と啓也、そして、真ん中にも設置するから実が設置してくれ!」

こいつ本当に変態だわ…

あれ?奨はなにをやるんだ?

「奨はなにをやるんだ?」

「俺?そんなの決まってるじゃないか!」

おおっ!こいつ見張りをするんだな!?こいつが見張りだとなんか頼もしいぞ!

「女子更衣室にパンツが落ちてるかを必死に探して、あったら頭にかぶる!そして補助カバンの中に入れる!」

僕は、こいつの頭にショック療法を与えたらこの考え方が変わるのかなと、1日に四回以上思ったことがある。

「それと、みんなこれを受け取れ!」

そう言って、紙袋を5つ手にもつ直人の姿があった。

なにがはいってるんだろう?

そう思いながら直人が渡してくれた紙袋を開いて中身を確認した。

入っていたものは

 

スタンガン(20万ボルト)

 

これは何で持っているかを聞くべきものだろうか。

「おい直人、これはどこから手に入れたんだ?」

とスタンガンを手に持って、怖がってる目をしてる啓也が聞いていた。

よかった。ありがとう啓也。

「ああこれか?特進科の奴に言ったら人数分貸してくれたぞ!対鉄人用だ!」

ここは本当に全国でも名の知れた進学校なのか

初めて疑った。

「じゃあ、第一段階の開始時間は0940、第二段階は1040開始だ。3時間目は自習になってるけど、なるべく速く済ませようぜ!」

「「「了解!!!」」」

二年生になる前の時期相変わらず馬鹿ばかりやっていた。けどこの日常もいいと思う。だってもう振り分け試験が近いんだ。みんな同じぐらいの点数をとらなければ一生同じクラスになれないのだから。

 

 

第一段階は実の美少女顔のおかげでなんとか切り抜き。僕達は第二段階に入る前の状態だ。

(やる前から諦めるな俺。鉄人に見つかるはずがないじゃないか!だから大丈夫だよな。)

僕はグローブ袋の中に入っているスタンガンと

カメラを見ていた。

第二段階まであともうちょっとだから瞑想でもしようかなおかげで。よし瞑想瞑想…

「ねぇ?そのグローブ袋の中なにがはいってるの?」

「ふぇ?な、なにもはいってないよぉ?」

「小林?もしかして寺門と一緒に女子更衣室に監視カメラを仕掛けるんじゃないでしょうね?」

「た、田島さん!?やだなー奨はそんな事するかもしれないけど、僕はしないよ!絶対!」

やばい、僕を見ている目が怖い。

あともうちょっとだ!頑張れ!僕!

(キーンコーンカーンコーン)

第二段階開始時間の1040の合図を知らせるチャイムがなった。

「お前ら行くぞ!」

「「「しゃあああ!」」」

奨の合図で僕らは一斉に走った。

教室の渡り廊下を走り、一組を過ぎたところで

右に曲がり、体育館に向かって走った。

よし着いたぜ!ちょろいちょろい!

「やっと着いたな!よし康彦開けてくれ!」

「うんわかった。直人」

とドアを開けて中に入ろうとした時

 

「待てお前ら、何をしているー!」

 

と体育館につながる渡り廊下を物凄い勢いで走る鉄人がいた。

「くそ!もう来やがったか!」

やばい、どうしよう。前に補習室には行きたくないと誓った後なのに…!

「こうなったら…みんな!スタンガンを最大出力にあげて鉄人に特攻しろ!」

「そうだな!あいつにこの学校の洗礼を与えなきゃいけないよな!」

「しかも、俺達は六人いるんだぞ!」

「まぁこわいけど、なんとかなるさ!」

「おしゃ!いくぞ!」

僕らはスタンガンを持ち、全力疾走で鉄人に特攻をした。

「おい!鉄人!俺達からの洗礼だ。受け取れや!」

貴久はかっこいい台詞を言ったのに対して

「お前らいい度胸してるな。」

と鉄人はさめた顔で言っていた。

まぁいい、鉄人を仕留めよう!

「死に腐れやあああ亜!」

僕が先頭に、全員スタンガンで特攻をした。

 

 

「う…ぅ、あれここはどこ?」

「気がついたな、小林、みんなは補習室にいるぞ!」

と鉄人が近いところにいた。うぷっ…鉄人のおかげでマジで吐き気がする。

気がつけば三時間目が終わる頃だ。

僕は保健室のベットでずっと寝てたみたいだ。

「お前重度の観察処分者だよな?ちょうどいい

。召喚許可しているから召喚獣出してくれ。」

やれやれ、また雑用か…

「はーい。試獣召喚!」

     (サモン)

僕がそう呼ぶと幾何学な魔法陣が現れ、鉄人が召喚を許可したため、僕の召喚獣が現れていた。

召喚獣は体操服を来ていて軍手をつけていた。

この召喚獣は、とても僕に似ていて、デフォルトされた小林康彦たって感じだが、身長は80センチ前半ぐらいだ。

「じゃあ、この本棚とロッカーと本を下のゴミステーションに捨ててこい」

まぁ召喚獣は人の何倍もの程度の力の強さを持ってるからこんな重いものが持てるんだよね。

僕ら観察処分者は、中観から重観の召喚獣は物体に触れる特別な召喚獣で、中度観察処分者から召喚獣を使った雑用が始まり、中度観察処分者は三ヶ月に一回の雑用であり、重度観察処分者は、

「なんで重観は毎日二回以上の雑用に、フィードバックがつくんだよ…!」

…つい本音で言ってしまった。

ちなみにフィードバックは、召喚獣が受けた痛み、持っている物の重さが、そのまま自分の体に来ることだ。

「うるさい!」

「おごぉ!」

くそ、頭殴なれた!

この鉄人はフィードバックを知ってて、殴りやがったな!ちくしょー!もうあったま来た!

「この野郎!」

僕はそう言いながら召喚獣を走らせ、鉄人の顔に拳を殴ろうとした。

「うぉ!」

鉄人は手を顔に被い、召喚獣の拳を受け止めた。

あれ?この補習担当はどんな科目がでるのかはランダムだったんだよね?

 

「一年六組 小林康彦

            英語Ⅰ 34点

VS

補習担当 西村宗一

            英語Ⅰ NONE 」

 

 

最悪だ…俺が一番嫌いな教科の英語Ⅰだ…

34点だったらあの鉄人の筋肉でもとめれるはずだ。

けど、ここで辞めたら僕は補習室に連行されてしまう…!

こうなったらコテンパンにやつけて、文月学園に送り返してやる!

「俺がコテンパンにして、文月学園に送り返してやる!」

よっしゃ!めっちゃくちゃかっこよく決めた!

「お前というやつは、ほんとに吉井に似たやつだな…」

ん?なに小声でいってるんだ?

吉井?マンションの隣の一人暮らしの人だったような気がする。

「まぁ、お前が重度観察処分者なのは都合がいい。召喚獣を殴っても体罰にはならないからな。」

ニヤニヤしながら鉄人が言った。

人がニヤニヤしてるのを見て背筋がぞっとするのは、初めてだろう。

まぁいい!僕が鉄人を倒して、文月学園に送り返してやる!




すいません
今回は鉄人しか出てきませんでしたが
次は明久とかが出てくる予定です。

pixivでも連載してます(笑)


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1-③

前回のあらすじー
主人公小林康彦は、親友達と体育館の女子更衣室に隠しカメラを設置しようと言う計画を立て、三時間目の休み時間実行したが、そこに鉄人にバレてしまい、小林康彦以外全員補習室に連行されてしまう。保健室にいた小林康彦は、鉄人に雑用を頼まれて召喚獣をだしてる時に頭をたたかれたことに頭に来て、鉄人に召喚獣で立ち向かったが…


第二問 ルールと試召戦争とあの子とデート

 

僕は途中で鉄人の補習を受けて、昼休みに解放された。僕らは昼ごはんを食べていた。

「あいつ、絶対に人間じゃない」

僕の中学の時からの親友の宮木直人が苦々しく

呟く、殺人兵器と呼ばれた親友は、背負い投げをされたらしく、叩きつけられた腰をずっとさすっていた。

「だよね…スタンガンを持っている僕らに対して、なんであんなに戦えるんだろう…」

一番最初に倒された僕は、足払いをされて倒れ込み、鉄人にスタンガンを奪われて最低出力に変えて首に当てられ、意識がなくなっていたらしい。

「もはや、人間兵器」

「俺らがアリみたいな存在だった」

「まったくだよ」

こいつらは、巴投げやとびかん、様々な柔道技や関節技で徹底的に潰していた。しかも怪我をさせないように手加減をしながら戦うなて、どう考えても普通じゃない。

「そういうえば、実は?」

「ああ、説明会の準備をしてるよ。」

そうだった。実はクラス代表だから準備に行かなきゃ行かなきゃいけなかったんだけ?

「それじゃあ、早く食ってジュースでも買ってあげようよ!」

「んだな」

「そう言えば、なんで覗きが張れたのだろう。」

「ちょっと待ってて。おーい渚ー」

奨は下の名前で西田さんを呼ぶ。

確かこの二人幼なじみだっけ?

「なんだアタイになんか用か?」

さすがは西田さん、喋り方がとても男だ。

「覗きってなんでバレたか知ってる?」

こいつデリカシーなさすぎ…

「ん?お前が不審な行動とるからエンペラーがチクった」

「まじかよ、くそエンペラーめ」

奨はキレた口調で言った。

エンペラーは鶴田百合という人で、とてもきもい人だ。かわいそうな事言うけどみんなこの人のことは嫌いだ。ブリっ子、ブサイク、チクリの三拍子揃ったくそ野郎だ。

「あ、けど渚のは取らないからね!

取らない理由?それは性格がお」

 

ゴキン!

 

奨の左手首の関節から聞こえてはいけない音がした。

多分野球やってるから、右手首の関節ははずしてないのだろう。

あはは、優しいな…本当…

「次言ったら右手首な」

西田さんはとても怖い顔していた。

見ていたら僕らまで殺されそうだ

(おい)

力なく倒れている奨は僕にアイコンタクトを送ってきた。

これはこれで便利な会話法だ。

(どうした奨?)

(左手首の関節をはめ直してくれ)

(了解)

僕は奨の関節をはめるのは何回もしているから慣れている。

はめ直した後に奨は僕にアイコンタクトを送ってきた。

(あいつ、絶対女の体をした男だ。)

やめてくれ…そんなアイコンタクトを送ったら…

「小林ちょっとどいて、奨の右手首の関節をはずさなきゃいけない気がするの。そうじゃなかったら小林の足の関節をはずさないとね」

僕まで関節を外されそうになるじゃないか。

「ちょ、西田さん奨はなにも言ってないけど…ってなんで僕の足のかんせつうううう」

 

ゴキン!

 

「なんて理不尽な…」

「…車椅子なら俺が押してやるよ」

「哀れ…」

そんな事を言うなら助けてほしいと思うのは僕だけだろうか。

 

 

「ところで貴久」

「ん?なんだ?」

僕はみんなに足の関節をはめてもらい、実がいる体育館に移動していた。

「なんで貴久は、試召戦争の事を奇妙な戦争とか言うの?」

そう、こいつは試召戦争のこと奇妙な戦争とか言うのかずっと気になっていた。

「ああ、それわな…召喚獣が出てくるからだよ。俺に似ている身長の低い奴がでてきて俺の代わりに戦うからだよ。しかも俺の何倍も力あるし」

まぁたしかにその通りだ。

召喚獣は身長低いけど、僕らよりも何倍のも力があるのは事実だ。

「なんせ僕は痛みのフィードバックがあるからいやなんだよな…」

「そりゃあ仕方ないだろ…」

「まぁだよね…」

これも奇妙だと思う。

「それより、俺たちの装備どうだろな!」

僕らは召喚実習を一回だけしたことがあり、その時体操服で、装備はなにもしてない状態だったためどんな装備かがわかるから試召戦争の楽しみの一つと言うところだ。

「俺は絶対強そうな装備をしてるな!」

「お前は絶対に雑魚だ。」

「なんだよ!お前の方が雑魚だな!」

「お前古典何点だよ!」

「…8点です……」

「…聞いてごめんな…」

「帰りたこ焼きおごってやるよ…」

「俺で良かったら古典教えるよ…」

「今ジュースおごるよ…」

「…ごめん、ありがとう……」

奨の励ましに入ったけど、入った僕もつらかった。この前の古典の点数14点なんだもん…

この学校はテストの点数の上限はない。

一時間以内であれば、好きなだけ問題を解くことができ、テストで得た点数をもとにして召喚獣の装備や、強さになる。だから古典はもっと勉強しないとな…

体育館についたら、奨と実のジュースを買い、

体育館に入ったら鉄人が文月学園の生徒としゃべっていた。この人この前まで文月学園の先生だっけ?

前に生徒に人気だったり…

『鉄人…!ここまできて俺らに苦しみを与えようと』

『変な誤解を与えるな』

『だって、観察処分者の称号を与えたのは鉄人じゃないですか!』

『うるさい!』

『いっ!』

しないみたいだ…

『そう言えば…吉井お前に似ている生徒がいたぞ』

『え?僕みたいな美少年がいたんですか!?』

『吉井、お前は不細工だ』

『…』

僕はこの言葉を言われたのが自分だったら殺していただろう。

『まぁいい、おい小林!』

最悪…呼ばれたわ…

「これ実に渡しといて。」

「了解、ジュースありがとね。」

さっきの事があり、半泣き気味の奨にジュースを渡し、鉄人の所に向かった。

 

 

「はい、なんですか?鉄じー西村先生」

「小林…今鉄人と言わなかったか?」

「気のせいですよ…はは…」

「西村先生…もう鉄人ってよばれてるんですか?」

「この学校も俺達の学校に似ている気がする…」

文月学園の生徒二人がそんな事を言っていた。

一人は、体格がよく、身長は180cm後半程かな?ツンツンの髪が特徴の人だ。

あともう一人は、同性愛や女装が似合いそうな顔に、170cmぐらいで、間抜けそうで…

え…この人…?

「あ、あの変態!」

僕は思い出した。

この人マンションの隣の人の吉井明久だ!

学校の入学式の前日にセーラ服の上を来て、下にズボンと言った変態スタイルで僕に近づいてきたとんでもない変態野郎だ!

「なんでいきなり僕を変態扱いするの!」

「明久が変態で悪かった」

「雄二、それ全然フォローになってないから!?」

なんか二人が喋ってると、どっちも馬鹿そうで絵になるな。

「俺は坂本雄二だ。よろしく頼む」

あれ?この坂本雄二って人以外にフレンドリーなんだな?

「あっはい。僕は小林康彦です。

よろしくお願いします」

僕は敬語で喋っていた。

「おーい!康彦!」

「あ!直人!」

よっしゃ!こっから抜けよう!

「おい、小林」

坂本雄二と言うやつが僕に喋りかけてきた。

「直人ってやつ、宮木直人ってやつか?」

「はい、ですけど…」

っといった瞬間、猛ダッシュをしていた。

 

「死ね!」

 

と言う声が体育館に響き渡ったり、坂本雄二と言う人は直人に跳び蹴りをしていたが、よけられていた。

「おい宮木、中学校のけりつけるから表でろ!」

と言う声も響いた。

ん…中学?

「ああ、上等だ!」

こいつは、殺人兵器って程の異名をとるほどケンカがやばかったけど、その直人と互角?

あぁあいつが噂になってたやつか…

「あいつが神無月中の悪鬼羅刹って呼ばれた男か…」

と僕は呟く、この悪鬼羅刹の喧嘩を見たことがあるけど、とりあえずやばかった。

「おい、お前らなにをやってるだ!」

鉄人が止めに入る。

まぁ鉄人程は強くないけどね。

そんなことを思っていると、二人は鉄人にこぴっどく殴なれていた。

 

 

「鉄人まじやばい」

鉄人に殴られたため、直人のゴリラ顔が気弱いゴリラ顔になっていた。

もう昼休みが終わり、説明会に入っていた。

まずは学校長の挨拶が終わり、次に文月学園の学園長が挨拶する予定だ。

「私が文月学園の学園長でありながら、この試召戦争の開発者でもある藤堂カヲルだ。」

この人文月学園の学園長か、銀色の長い髪が

特徴的な人だな。ふぁー眠い…

「次に試験召喚システムの説明をします。

クラス代表はプリントを回してください。なお、このプリントは二年生にも使いますので大切に保管しててください」

さぁー次はお待ちかねの試験召喚システムの

説明だ。

プリントが来たので見てみよう。

 

 

未来想像大学付属桜花高校におけるクラス設備の奪取・奪還におよび召喚戦争のルール

 

 

1、原則としてクラス対抗戦とする。戦争の勝敗はクラス代表の敗北をもってのみ決定される。

2、携帯電話は連絡手段として利用可能だが、着信音をならさないようにしておくこと。

なお、戦争中に敵のクラス代表に降伏を求める脅迫メールを送った場合は、反則として敵のクラスが勝利が決まる。

3、クラスが負けた場合、クラス代表は部活に入ってる場合は部活謹慎3日間と自宅謹慎2日間

部活にはいっていない場合は自宅謹慎3日間と別室登校2日間を下す。なお、模擬試召戦争での敗北は、このルールは無効にとする。

4、文理科学科は特進科との試召戦争をして、もし特進科が敗北した場合、特進科のクラス代表は退学処分を下す。このルールも模擬試召戦争では無効である。

5、戦争が長引いて授業に支障がでる場合は、休日に補習を受けにくること。

6、クラス代表は模擬試召戦争や試召戦争を申し込む2日前には事前に知らせておくこと、部活動生は申し込む2日前は部活を休み勉強すること。なお、大会中や大会二週間前の場合はこのルールを無効にできるが、学園長に承諾書をださなければならない。

7、クラスの欠席者が10人以上いる場合、試召戦争を延期することができる。

8、その他の基本ルールは文月学園におけるクラス設備の奪還・奪還および召喚戦争のルールに準ずる。

 

やばいこんなのを読むと眠くなってきた。

けど、船をこいでる実を見れるの今年で最後かもしれないからな…そんなことより、めっちゃくちゃ可愛い!実なら結婚しても良い!

「…では試験召喚システムを使った実演を見てみましょう。文月学園の生徒四人は前出てきてください。」

と言われて現れたのが、変態野郎と、悪鬼羅刹と、あと美人が二人…!

うぉぉぉぉぉぉ!目が覚めた!完全に目が覚めた!可愛いすぎる!文月学園レベルが高い!

そんなことを思って奨を見ると、カメラのシャッターを静かに押していた。

こいつの行動力には感謝しなければ!

「では、これから試験召喚システムを使った実演をはじめます!みなさんよく見ておいてください…承認!」

文月学園の先生の声と同時に、体育館全体に召喚フィールドが展開される

『Training』の文字が流れてるってことは総合科目、それも実習用フィールドか

8ヶ月前の召喚実習が懐かしく感じるな…

「「「「試獣召喚!!」」」」

    (サモン)

勢いよくいった言葉はそのまま地面に響き、魔法陣が現れ、召喚獣が出てきた。

 

    文月学園 吉井明久 & 坂本雄二

総合科目    863点   1086点

 

…この二人やっぱり馬鹿なんだ…

しかもあの変態野郎、改造制服に木刀じゃないか…いや、悪鬼羅刹と呼ばれた男は、白の改造制服にメリケンサックとか…悪鬼羅刹の名前にふさわしい装備じゃないか…

そんなチンピラコンビに対して、二人の召喚獣を見た。

 

   文月学園 霧島翔子 & 工藤愛子

総合科目    4357点  3671点

 

やばい…この人達可愛いいのに、頭もいいなんて完璧じゃないか!

霧島翔子さんの召喚獣の装備は、武者鎧に日本刀で工藤愛子さんがセーラー服に大斧だ。

召喚獣は可愛いのに、めっちゃ強そうだ。

この勝負もう決まったな…

「この…さっさと倒れてよ!」

え?苦戦してるの?

坂本雄二はもう倒されてるけど、吉井明久はいまだにノーダメージだが、工藤愛子さんと霧島翔子さんの召喚獣は2000点ぐらいのダメージを受けていた。

考えられる理由は、この人重観ぽいので、召喚獣の扱いがなれてるんだ。

霧島翔子さんは日本刀をぶんぶんと振り回してたが、吉井明久はその日本刀を小さな動きで避け、相手が隙を作ったときに懐に入り込み、木刀を頭、腰、足下に素早くたたき込む。

これはすごい。

だが十何分後、集中力が切れ、吉井明久の召喚獣に日本刀が突き刺さった。

 

   文月学園 霧島翔子 & 工藤愛子

総合科目    1003点   753点

 

霧島翔子さんと工藤愛子さんの召喚獣は、半分以上のダメージを喰らってボロボロの状態だった。

この吉井明久って人ただの変態野郎と思ってたけど、召喚獣の扱いが半端じゃない。

「以上で、試召戦争の説明会を終了します。

明日から模擬試召戦争が解禁になります!

模擬試召戦争なので、操作に早く慣れれば、試召戦争がとても楽しいものになるのでがんばってください。」

やっと試召戦争の説明会が終わった。

 

 

僕らは体育館を後にして、教室に戻るときに実が僕らにこう言ってきた。

「みんな、聞いてくれ、明日一組と模擬試召戦争をやりたいと思うがどうだ?」

僕は、口に入れていたジュースを一気に吐き出した。

「急にどうしたの!?実!?相手はあの一組だよ!?」

そう、一組は入試の時の成績がトップ50位以内に入る人が所属し、その中の5名が特進科でもトップをとれる成績をもつ生徒がいるクラス。

「お!いいじゃないか!ホームルーム終わった後か前に宣戦布告にいこうぜ!」

「「「「はぁー?」」」」

僕らは、実と貴久の発言に度肝を抜かれた。

「俺には勝算がある!それに、学力だけじゃないてことを証明してやりたいしな」

ニヤリと笑いながら貴久が言った。

「なら、俺もしていい!楽しそうだし」

「授業も潰れるしな!」

直人も啓也も同意した。

「さぁー?どうする康彦おまえだけだぜ?」

「嫌だね」

「知ってるよ、フィードバックが嫌なだけだろ?」

「…」

もういやだ。重観なんて。

「じゃあ、6組大使として無事に宣戦布告をしてきたら戦争に参加しなくていいよ!けど暴力振られて宣戦布告をしてきたら、参加決定ね!」

「ちょっと待って直人?下位のクラスが上位のクラスに宣戦布告をしたら、ひどい目にあう、ってきいんだけど」

「大丈夫!お前ならいける!ホームルームも宣戦布告をしにいくから来れないとか言っとくから!」

「まぁ仕方ないね、今行ってあげる」

「おう!健闘を祈るぞ!」

僕は渡り廊下を曲がり、一番奥の右端にある一組に宣戦布告をしにいった。

 

 

「お前らだましおった!」

とても怖かった…首を掴まれたり、頸動脈きられそうになったり、オカマにキスを求められるし…貞操は守られたから良かったけど、制服がボロボロになってる…

「ちぃ…もっと痛めつけて欲しかった…」

「ちくしょーこいつの息の根とめてやる!」

「落ち着け」

「おごぁ」

直人のエルボーが鳩尾に直撃にした。

あんまりだわ…

「とりあえず明日だな!」

「あぁ」

「携帯電話みんなもってこいよ!」

「一組のプライドを折ってやれ!」

『『『おぉー!』』』

僕らの初めての試召戦争は、レベルの高すぎる一組とする事になった。




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