機動戦士ガンダム外伝《黒の戦士達》 (さみ)
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1話

【この作品は機動戦士ガンダムのオリジナルです】


 

 

連邦軍の基地『ジャブロー』に置ける戦闘の同時期。

既に放棄されていたサイド7で新たな戦いの予兆が走る

連邦軍非正規部隊『ファントム』と

 

ジオン公国軍特務隊『スノーホワイト』の

 

歴史に刻まれない戦いが始まる。

 

登場人物(オリジナル):

[地球連邦軍直属特殊部隊「ファントム」]

隊長:ライア・イーグルス

隊員:ミゲル・アシャス、サリス・マールシャ、ガイ・スティンガー、アリサ・リスティア

 

[ジオン公国軍破壊工作部隊「スノーホワイト」]

隊長:ミシェル・ロビダス

隊員:スティーブ・ペン、ゲイズ・ロッツァ、アーシャ・フォー、クリード・ドレティアック

 

主な登場兵器:

 

[地球連邦軍直属特殊部隊「ファントム」]

RGM-79FPB ジム・ファントム

RX-78-F ファントムガンダム

L 『RX-78-FZX デスファントムガンダム』

RX-77-2[F] ファントムキャノン

RX-75-FN ファントムタンク

RGM-79FNC ファントムストライカー

RGM-79SPF ファントムスナイパーII

 

ジオン公国軍破壊工作部隊「スノーホワイト」

MS-07B-3 グフ・カスタム(ミシェル・ロビダス専用機)

MS-08TX イフリート・カスタム(スティーブ・ペン専用機)

MSM-07E ズゴックE(ゲイズ・ロッツァ専用機)

MS-09 ドム及びMS-09Rリック・ドム(アーシャ・フォー専用機)

MS-06FZ ザクII改(クリード・ドレティアック専用機)

 

オリ主紹介(一部)

ライア・イーグルス

イメージCV:入野自由

連邦軍直属の特殊部隊『ファントム』の隊長。21歳。男性。連邦軍の士官学校を主席で卒業。第09部隊の隊長を勤めた後、高官に交渉を持ちかけて特殊部隊『ファントム』を立ち上げた。格闘が得意と言っているが、戦績を見ると射撃の方が成績が良い。若さ故か無茶をする時が多いが持ち前の運の良さで切り抜けている。冷静な性格だが、調子がいいとやや熱血になる。

主な搭乗機:

RGM-79FPB ジム・ファントム

RX-78-F ファントムガンダム

RX-78-FZX デスファントムガンダム

 

ミゲル・アシャス

イメージCV:大塚明夫

『ファントム』の副隊長を勤める年配の男。41歳。ライアの補助にもなっている他、隊員達を諭すなど風貌からは見られない優しさを持つ。ファントムに配属された理由は上官の命令を無視した上、ジム数機を無駄死にさせた事。本人はそれを悔やんでいる。遠距離が得意な為、彼のジム・ファントムはカスタマイズされている。

主な搭乗機:

RGM-79FPB ジム・ファントム

RX-77-2[F] ファントムキャノン

 

その他:RGM-79SPF ファントムスナイパーII

 

サリス・マールシャ

イメージCV:井上喜久子

『ファントム』の女性隊員。21歳。肝っ玉の座った女性だが優しい気持ちの持ち主。だが芯は強い。バズーカ等の兵器が好きなため、彼女のジム・ファントムは支援仕様。ライアに好意を抱いているが中々口には出さない。

主な搭乗機:

RGM-79FPB ジム・ファントム

RX-75-FN ファントムタンク

 

ガイ・スティンガー

イメージCV:中村悠一

『ファントム』の男性隊員。22歳。かつてジオン軍に所属していた軍人の一人。連邦に投降した後、ライアから誘いを受けてファントムに入隊した。活発でマイペース。近接戦闘が得意で、自身のジム・ファントムは近接用にカスタマイズされている

主な搭乗機:

RGM-79FPB ジム・ファントム

RGM-79FNC ファントムストライカー

 



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episode1『幻影と白雪』
『サイド7、再び』


サイド7。

一年戦争当時、地球近傍の宇宙空間の大半は緒戦の1週間戦争でほぼジオンの制圧下におかれ、ルナツーの守備範囲内にあるこのサイドのみが連邦軍の勢力下にあった。表向きは疎開地のような扱いをされており、住民は老人や子供の比率が高い。

そのような環境を隠れ蓑とし、ここにV作戦により開発されるモビルスーツの性能試験等を行う施設が極秘に建造される。そして、宇宙世紀0079年9月18日にホワイトベースがモビルスーツの受領のため入港した時、シャア率いる偵察部隊との間で史上初めてのモビルスーツ同士の戦いがコロニー内で展開された。その時コロニーシリンダーに被った甚大なダメージにより、住民の生存者はホワイトベースに避難。コロニーは放棄されることとなる。

 

放棄されたサイド7をジオンに奪われる事を懸念した連邦軍はとある部隊を派遣。

その部隊の名はファントム。連邦軍直属の非正規の特殊部隊であった。

 

 

「まあ……こんな無法地帯の探索の為に派遣されるとはな」

 

特殊部隊ファントムのリーダー、ライア・イーグルスはポツリと呟いた。

こんな辺境に流しておいて何もする事が無い。所謂、憂鬱というやつである。

 

「しかしだな、ライア君。元ジオン兵の私からすればここはジオンが狙いそうな場所だ。連邦もここを放棄したが修理はされている。狙われるのも当然だろう?」

 

この元ジオン兵と名乗っているのはガイ・スティンガー。階級は軍曹である。元々はジオン公国に無理矢理パイロットにされたのが嫌で連邦軍に投降した奴。

でも無罪になって釈放された為、このように連邦軍へと転機した。元々センスが良い為かみるみると階級を上げて行った。

 

「ガイさんよォ、俺はこんなノホホンとする為に士官学校卒業した訳じゃねーんだぜ?」

 

ライアは告げた。こんな放棄されたとこでゆっくりと宇宙食を食べる様な生活はもう懲り懲りだ。そう言った直後だった

 

《サイド7宙域に敵影発見!出撃をお願いします!》

 

基地内にそう警報が流れた。ライアは驚きの顔のまま走り出す。

RGM-79FPB ジム・ファントムのコクピットへと飛び込む。

 

ジム・ファントムはこの特殊部隊ファントム用にカスタマイズされたジム・ストライカーで、後にビーム・トンファーと呼ばれるものを両腕に装備し

黒く塗装され、宇宙空間で幻影の様に動く事から名付けられた。

 

魔改造ジムとは少し違ったりするのだが。

 

「ライア・イーグルス、ジム・ファントム、行くぞっ!!」

 

 

 

 



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