あぼん。 (弐式)
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スーパーロボット大戦α編
ぷろろーぐ。


ふと目が覚めれば周りは阿鼻叫喚だった。

 

「…意味わかんないんですけど」

 

右を見る。ぶっ壊れた町になんか空飛んでる物がちらほら。鳥?鳥だよね、きっと鳥だってば鉄とか銀色だとかそんなことわるわけないじゃないかこんな大きな鉄の塊しかも人型なんて空飛ぶわけねーってのさおんtごあrkfv

 

左を見る。学校っぽい校舎がある。なんか微妙に壊れてる。直撃はしなかったけどなんか上から降ってきたとかたぶんそんな感じ。いや、現代日本で校舎の上からなんか落ちてくるとかねーからwwwPTAとか親からの苦情で日本オワタ\(^0^)/wwww

 

前を見る。なんかすごいパネルとかテラ近未来。レバーとか俺肉のレバー苦手なんだよねとかマジ現実逃避したい。スイッチオンとかもうなんていうかこれ遊園地だよね。戦○の絆の遊園地版だよねっていう。いや、誰かこれを夢だと言ってくれ!!!ねーよ!!!!!まじねーよ!!!!!!!!!!

 

『おい!お前見たことない機体だけど誰だ?そんなところで突っ立ってたら危ないぜ!』

 

あ"ー!!!!!!!キコエナーイ!!!!!!!超聞いたことある声だけどキコエナーイ!!!!!!ロケットパンチとかキコエナーイ!!!!!!ブレストファイヤーとか言い出しそうな声とか、そんなのキコエナーイ!!!!!!!

 

右、左、前にあるパネルから外の様子が見て取れる。絶賛、攻撃されまくってる町の姿。

パネルは鏡のように俺の顔を映し出した。

茶色の髪。なんか気弱そうな顔。あぁ、うん、そう。αですかわかりたくありません。

 

映し出された俺の顔は、リョウト・ヒカワ、スパロボαの選択主人公の一人、その人であった。

 

 

 

「…なんでリョウトがグルンガスト弐式に乗ってんの?」

 

苦し紛れに俺が言えた言葉はそれだけだったり。

 




移転開始。


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人権無害

さて、こまった。目前ではすっごい頑張ってパイルダ―を操縦しながら甲児くんが敵ロボットさんを倒している。甲児くんが避けるたんびにビームがビルにあたったりしてるけどあれ何保険で対処できるんだろう。被害ぱねぇ。

落ち着いて考えつつ。なんで俺こんなところにいんの?ワッツ?ワターシ、ちょっと前まで家の近くの道路歩いてたノーネ、マンマミーヤ!…某カードゲームGXの人になってしまった。時先生だな、うん。

落ち着いて考えよう。どうやら俺はその辺であふれまくってた憑依系オリ主になってしまったようだ。そのようだ。うん、いやー大変だなー困ったなー。

・・・・って、いってられるかぁぁああああ!!!!!!!なんでスパロボ!!??もっとエロゲ的ハーレムとかできる世界に行けばよかったんじゃね俺!!!!なんでこんなとこいんの俺!!???意味わかんなくね俺!!!11

みたことあるよこの光景!!!初めてクリアしたスパロボがスパロボαだよ俺!!!!第4次はやってみたけど力尽きた。

 

ええい、とりあえず考えてみるんだ。なぜか俺は気づいたらリョウト・ヒカワに憑依していた。ねーよ。主人公とかテラ波乱万丈じゃねぇか。つーかこの位置普通ブリットだろ、いや、クスハか。いや、もうどっちでもいいけどさ!

目の前には戦場!原作ではこの後主人公、この場合リョウトがクルンガスト弐式に乗って敵ロボットをふるぼっこ!なんだけど、それを俺にしろと?無理。超こわい。一般人が参加できるか馬鹿野郎。

原作ではこの時点でリョウトは嫁のリオ・メイロンが戦争に巻き込まれて死んだと思ったから戦えたわけで。一般人な俺は無理。リオにそんな愛情もとくにない俺では無理。

と、いうわけで甲児くんには悪いが俺はさっさとグルンガスト弐式を降りてそのへんで…はちょっと怖いから、戦場に生身は嫌だからこのままいよう。原作ではうっかりリョウトがグルンガスト弐式動かせるってバレちゃったからあんなことになったわけだし。うん。

つーか俺じゃたぶんグルンガスト弐式動かせないしな!リョウトがサイコドライバーって超能力持ってたから動かせたわけで。いくら憑依してるからって動かせるわけないべ?そうそう。動かないって、うん。絶対無理だって。無理無理。無理無理無理無理無理無理。

や、だから無理だって、こっちに戦う意思ないのになんでこっち向かってクンの?ロボさん?おーい、ろぼさーん。俺に敵対の意思はないよー。だからこっちこなくていいんだよー。おーい、って、やめてよしてコックピットはらめぇぇぇええええええ!!!!!

 

 

 

 

中略

 

 

 

 

…戦闘は終わった。が、いいが。甲児くんに顔バレしてしまった件。つーかマジンガー来た瞬間すべてが終わったんだが黒鋼の城まじぱねぇ。どんな攻撃もはじくとかどういうことなの?攻撃受けるたびに揺れるコックピットで鼻水垂らしながら発狂してた声が甲児くんに聞こえてないことを祈る。

んでだ。そのあと甲児くんに連れられて光子力研究所に来た俺なんだが、ここで重要なことに気付いた。

今、俺の隣にはマジンガーがいる。逆の隣にはボスボロットがいる。いや、マジ比喩じゃなくて。

 

俺リョウトに憑依したんだと思ったんだけどさ。…なんか俺、グルンガスト弐式に憑依したっぽい。

 

 

 

…俺の人権とか、皆無か。

 




5話ずつとかだったらサーバー負担かけない程度に更新できるんだろうか。疑問。


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人畜有害

みなさんこんにちは、グルンガスト弐式です。比喩じゃないです。ロボットに憑依とか意味わかんねと思ったけど龍王機とかマシン・ソウルとか考えるとあぁ、スパロボだもんなと思った。

なんかリョウトがグルンガスト弐式に乗ると俺が勝手に憑依してしまうらしく。おかげで戦闘は全力で俺。全力で泣きながら俺。ちなみにリョウトは俺が憑依してる間のことは覚えてないらしい。ほかのメンバーはリョウトは二重人格なんだと思ってるようだ。

 

や、正直やってられんくね?

戦いに参加するっていったのはリョウトであって俺じゃないし。グルンガスト弐式がぶっ壊れる=俺終了のお知らせだし。いくら頑張ってみても褒められるのはリョウトであって、けがしても心配されるのはリョウトであって、グルンガスト弐式に憑依している俺はいわばただの機動兵器。

 

要するに、何が言いたいかというと。

 

「断固、抗議でぇぇええある!!!!」

 

ただ今俺はストライキ中である。

 

いやね、今まではなんつーか流されながらなあなあで戦ってきた俺ですよ。日本人的に。でもいい加減、なんつーかね。耐え切れなくなってたわけで。

今回の戦闘でちょっとへまやってグルンガスト弐式が壊れちゃったわけだ。修理が必要。けっこう危ない状態で早急に修理しないとプログラムがどうのこうの。でも、リョウトが無事でよかったとみんなはいうわけだ。グルンガスト弐式(俺)は、機動兵器だから。壊れても、直せばいいし、最もいうなら、壊れても別にいい。だって兵器(道具)であって命ではないのだから。

 

そんなこと言われたおれはぁ、キレちゃったわけであった。

 

ドックにてその会話を聞いた俺は即刻ひきこもった。籠城状態である。外へ音声を流しながら。

俺の主張はこうだ。今喋ってる俺はリョウトではなくグルンガスト弐式である。戦うといったリョウト自身は戦ってなくて戦ってるのは俺。そして俺は戦いたくないからこれ以上戦場に出る気はない。ボイコットするから許可を出せっていう。

こんなこと言っても無駄なのは十分わかってんだけどさ。俺も熱くなりやすい性格なんだよ。ってか突然人権ぶっ飛んだ道具扱いとかやってられっか!!!

グルンガスト弐式の外ではなんだなんだと人が集まっていた。中には医者のような人もいたり。俺はいつもドッグにいるんでドックの人間しかしらないんだよ。たぶん軍医なんだろう。

いろいろもめている声が聞こえる。リョウトに二重人格が現れたのはグルンガスト弐式に乗ってからだった。リョウトがおかしくなったのはグルンガスト弐式に乗ったからだとか。うるせぇ。待遇に悲しくなってストライキを起こしてみたものの。どいつもこいつもリョウトの心配ばかりである。まぁ、あたりまえか。

このままドックを出て外へ逃げ出そうかとか考えたが、どう考えてもバルマーというか、どうかんがえてもイングラムさんから逃げれる気がまったくしません本当に。

燃料とかの問題もあるしなぁ…もしエネルギーが切れて俺が、グルンガスト弐式が追撃されてしまえば俺もリョウトもおじゃんである。さすがにリョウトをそんなことに巻き込むような気はない。気が小さすぎてそんなことできるかという気分でもあるが。

…ぶっちゃけていうと、リョウトって嫌いというか、むしろ好感を持つ主人公なんだよ俺としては。最初はどこのシンジくんだとおもったけど、リオのために頑張ってみたりとなんだかんだで前を向いて最終話までいったしな。リョウトだからこそ俺も今まで戦場にいたわけだったりするわけで。まぁ、それでも堪忍袋の緒が切れちゃったわけだが。

俺がストライキ宣言をしてからもうすぐ5時間たとうとしていた。…おなかすいたなぁ…。クルンガスト弐式に憑依してからおなかがすく、なんてことがなかっただけに不思議な気分だ。戦場で戦った後なんだし腹が減ってるのは当たり前か。

 

下でうろついてる人たちもそのへんが気がかりらしい。みんな時計を気にしながらこっちを向いていた。そろそろ俺のわがままを実行するのも限界に近いようだ。

さてどうしようかと思ってたらドックにブライトさんがやってきた。お仕事忙しいだろうに見に来たようだ。アストナージさんと一言二言喋った後、拡張機を持って俺のほうへと顔を向けた。

 



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人畜無害

ぽけーっとしつつしばらく。ストライキ?あぁ、終わりましたよ、うん。

あの後ブライトさんが俺へと向けた言葉をかけてくれたのだ。俺へと、ここ重要な。リョウトとしてでなく、リョウトの二重人格としてではなくグルンガスト弐式として声をかけてくれた。

まぁ、たぶんそういわないと俺が納得しないからだとは思うけどね。ともかく、とりあえずとはいえ俺の存在を認める発言をしてもらって、俺は満足したのでリョウトを返すとブライトさんに言ったのだった。

ぶっちゃけた話、これ以上やっても良いことはないどころか超忙しい、これから宇宙怪獣と戦わなきゃいけない人たちにこれ以上迷惑をかけるわけにはいかないよなと思ったからだった。

宇宙怪獣は止めないとマジで地球滅ぶからな。無駄に歌がうまそうなケイサル・エフェスの思い通りになるのも癪だが地球がなくなるのはマジ困る。

俺が、グルンガスト弐式が捨てられるとか、封印されちゃうのは困るのでこれからはおとなしく協力しようと思う。とりあえずリョウトが龍王機に出会うまでは使われないと困る。

まぁこっちも戦力はあるだけ良いのでプログラム総替えとかチェックとかされるだろうけどグルンガスト弐式を捨てるという選択肢はないだろ、たぶん。たぶん。な、ないよな…ないと…や、あってもヒュッケバインMk-Ⅲがあるか。本来はそっちがリョウトの自機だしな。

あぁ、もうなんで俺こんなところにいるんだろうなぁ。今頃俺は大学でバリバリ勉強して院生になって教授へまっしぐらだったのに!いや、嘘だけど。ねーよ。普通に会社入ってリーマンする道しかねーよ。俺には。

だらーんとだらだらしてたらリョウトがやってきた。とうとう、俺の今後の待遇が決まったらしい。もう、どーにでもな~れ!な俺にとってはどうでもいいんだけども。

さてはて、いったいどうなるやら。

 

 

 

 

 

ハローみなさま。俺ことグルンガスト弐式です。

いや、なんていうか。なんていったらいいのか俺にもわからなくなってさ。

あれだ。俺に人権が適応されることになっちゃいました。

いや、あのあとね、リョウトが俺を人間扱いするって言い出したわけだ。リョウト自身に戦ってる最中の記憶がないってことも影響してかそんなことになったわけだよ。俺びっくりだよ普通に。

んでもって俺に一緒に戦ってほしいと言ってきた。戦いたくないって言ってるやつに戦えっていうのがひどいことだとわかってるが、それでも戦ってほしいと。自分には戦う力はないがクルンガスト弐式を動かす能力だけならある。その能力を使って戦ってほしいと。

グルンガスト弐式はリョウト(サイコドライバー)が乗らないと動かない。んで、乗ってもリョウトじゃなくて動かすのは俺。乗ってる間リョウトに意識はなくリョウトの命を預かってるのは俺。

ようするにリョウトは俺を人間扱いするかわりに俺に命を預けると言ったわけだ。

うん、や、普通に困惑なんだけど。もともとリョウトは内気だけどいうことはずばっという性格なのはしってるけど。

…まさか命預けられるとか…小心者の俺にはどうしたらいいのかさっぱりわからん。

返答がほしいと、憑依させて俺の意見を聞くためにリョウトがグルンガスト弐式に乗ってきた。当然のように憑依した俺。まわりで答えを待ってるみなさん。俺はと、いうとだ。

 

「…なぜこうなったし?」

 

と、いうしかできなかったり。

 




サーバー負担かからないことを切に祈るのみ。


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人権生活

うっかり人権を勝ち取っちゃってからしばらく。俺に名前が付きました。

リョウトと俺を区別しようという名目で、俺も参加しての会議で決定。パイロットから本来指令室にいる人までよってたかったてドックの地べたに座ってるとかなかなか奇妙な光景だったと言わざるを得ない。(そして上からその光景を眺める俺。リョウトがグルンガスト弐式に乗ってないと俺が参加できないのでどうしてもこの位置。イジメか。)

名前案にはグルちゃんとか出たけど却下。俺の本名もなぜか却下された。俺の本名なんだぜ!といったら冗談扱いされただけだが。周りからは俺という存在はロボに憑依した人間というより、機械が心を持って喋っている。という感じらしい。

技術班はEOTがどうのこうのと言っているが、ごめん関係ないんだそれ。とか思いつつ。

結局名前は弐式になった。由来?グルンガスト弐式の弐式から。会議する必要があったのかこれ。ちなみに錦という案も出たんだけども、俺が受け付けなかったので却下。俺の厨二成分も薄くなったもんだなぁと思ったり。高二成分が増えたのかもしれない。いや、弐式も十分厨二な名前だけどな。

 

俺に人権が適用されるようになってから、一番最初に俺に話かけるようになったのはリョウト…ではなく整備班だった。と、いうか。整備班ではほぼロボットが俺の息子扱いなのでいまさらというか、むしろ俺が存在を主張したときにはテンションMAXでやばかったらしい。やけに人が集まってたが、そういうことか、…仕事しろよ!!

次にスパロボ乗り。さすが軽いノリで普通に喋ってきた。名前案も彼らが発案。戦場でリョウトじゃないのにリョウトって呼ぶのはなぁ…という理由からだったり。ほんのり涙流れそうだったよ俺。

ほかの人たちも最初はぎこちない感じだったが俺を人として扱うようになってくれた。俺がリョウトが知るはずがない知識を言ったからってのもあるだろうな。ドックでの会話の一部を抜粋して言ってみたら驚き顔であった。ちなみに数名は顔が青くなっていた。安心なさいな。さすがの俺もあの秘密とかその秘密とか言いふらさないって。たぶん。たぶんな。

 

一番話すのに困ったのはリョウトだった。俺が喋るためにはリョウトが機体に乗ってないといけない。が、乗っちゃうとリョウトは俺が憑依してる間のことを覚えてないので困るっていう。

しょうがないので会話は文通になった。俺から始めたんだが、受け取ったリョウトは驚いてたらしい。なんでも、自分のせいで強制的に戦闘に参加させてしまったから嫌われてると思ってたとか、そんな感じ。いまさらな感じ。

 

んでもって、なんやかんやとしてたらこんな話題が出てきた。

弐式も自由に喋れたらいいのにねー。という話題だ。あー俺もそう思うわー。音声合成ソフトとかあればいいのになー。音声合成ソフト?なんだそれ。あ、とかいとか、言葉を構成する音を用意して、それを合成して喋らせるソフトのことだよ。あーどっかにミク…はいくらなんでもまずいな。リョウトは中の人女性だけど俺は男だ。ん?いやいや、こっちの話。あー、どっかにカイトかがくぽ落ちてないかなー…

とか、言ってたら技術部がマジで音声合成ソフト作ってた。ぱねぇ。とかやってたらさらにこんな話題がでてきた。

弐式をグルンガスト弐式の中にあるプログラムの一つと考えて、サルベージとかできないのかな。と。

ようするに、俺という魂をプログラムに見立てて、それをグルンガスト弐式から抽出することはできないんだろうか、ということだ。

無茶いうなよなー。そうそう、無理だって。そうかな、やっぱり。とか笑い話してたらだ。

 

ショバンニ(技術部と整備班)が一晩でやってくれました。

 

いや、何言ってるかわかんねーと思うがこれまマジである。

じゃ、いまから作業するから、と聞いて整備だと思ってた俺だが、気づいたらなんか腕時計みたいな装置の中にいた。

第一声でワッツ!!??と言ったら、腕時計っぽい装置からワッツ!!??という声が出た。もう、戦時中の技術って意味わかんねと思った。

 




とりまここまで。


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人権思想

はれて遊戯王の表人格と闇人格状態になったリョウトと俺。これ晴れてるか?

ともかく、リョウトと会話できるようになったのはいいがいまだにリョウトがグルンガスト弐式に乗ると俺が憑依しちゃってリョウトは意識ない状態だったり。

あれ?これ龍王機イベんとき困るんじゃね?だって龍王機って認めた人しかアウトな機体だし、そもそも俺リョウトじゃないし。ってか、リョウトが機体動かしたことないってやばいんじゃね?

と、思ったのでリョウトにグルンガスト弐式のシュミュレーターをやってもらった。結果。散々だった。

完全にこれはまずい状態だったので練習を強要。理由を聞かれたので、俺たちは一心同体だろ的なことを言ってごまかしといた。うん、すまん。

スパロボαのだいたいの流れは覚えてるものの、正直なところ細かいところとか皆無な俺(そもそも一回しか終わりまで行けてない)にとって原作知識は無いに等しい。

うろ覚えで、あーこんな展開だった気がする、とか戦闘中に気付いて助言とかしてみたことはあるが…まぁ、そんなもんですよ。

でもこの龍王機イベだけはないと困る。ってか、αシリーズにおいてマジで困る。どうにかリョウトがグルンガスト弐式に乗っても意識を保ってる状態にできないかなと思案してみたが、頭の悪い俺には思案するだけ無駄だったが。

 

そんなこんなやってるある日。DC残党とか相手してたある日。

うっかりミスというか、平たく言えば油断していた俺は背後から近づいてくるもう一体の機体に気付かなかった!そいつに背後から強襲された俺は…!!みたいなことが起こった。

いや、マジで、やべぇぇえええ!!!後ろからとかマジないんですけどやべ空気嫁!!!!とか発狂気分状態だったんだけども。

その時はぎりぎりで気づいてどうにか対処したんだがあれは本当にマズかった。後ほんの少し気づくのが遅かったらなます切りな勢いでやばかった。まったく、背後からの強襲を教えてくれたリョウトには足を向けて寝れない状態である。

そう、このときリョウトが背後からの強襲を教えてくれたのである。聞けば、なんだか嫌な感じがして、ふと目が覚めると…背後から強襲されていた!!という状態であったらしい。

ともかく、その時以来リョウトはどうやらグルンガスト弐式に乗っても意識を保つことができるようになったらしい。たぶん俺と入れ替わってグルンガスト弐式を動かすことも可能なんだろう、ってか、リョウトのほうがうまく操縦できると思う念動力的な意味合いで。

動かす?ってリョウトに聞いたら真っ青な顔で全力拒否をされた。実に残念である。

今んとこリョウトは俺の補佐みたいな感じで一緒に戦場で戦ってくれてるが…あぁ…マジ龍王機イベどうしよう…



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人表交換

ひゃっはー!!!!きちゃったんだけど!!!!龍王機イベきちゃったんだけどマジで!!!!

目の前に龍王機!!!ひゃっはー!!!!なんかわからんけどすっげぇ怒られてる気がす。

 

龍王機イベがきちゃったんで、とりあえず接触してみたらなんか全力で起こってるのがT-LINK通して伝わってくるっていうね。もうなにこれイジメか。

もう無理だよ無理無理無理無理!!!!という俺に大丈夫だといってくるリョウト。お前が表でてりゃ大丈夫なんだよ!!!と口が裂けて言ってしまった俺。クエスチョンマークなリョウトにごまかしついでにお前がやってみろって言ってみたら全力拒否されました。この内気くんめ。

ニシキがやったほうが絶対にいい!いんや、リョウトがやるべき。そうするべき。俺はニシキみたいにうまく操縦できないし!!いんや、リョウトがやるべき。そうするべき。

平行線な会話を戦場でやってる暇はないので強制的にリョウトを前に出してみた。どうやってそんな技術身に着けたかって?あれだ。火事場の馬鹿力ってやつだ。

前に出してみたらすっげぇリョウトがテンパってた。すごかった。前後不覚レベルでテンパってたんで俺もテンパった。だってここ戦場だぜ?後ろから普通に砲撃とかくらうんだぜ?しょうがないので俺がリョウトに支持をだしてとりあえず戦闘した。グルンガストってこんな軌道で動けるんですね初めて知りましたってレベルの軌道を描いてた。さすが念動力Lv9。ダテじゃないぜ。

 

どうのこうの言ってたら龍王機イベが進んでた。龍王機もなんかこっちに興味示したっぽいのがT-LINKから伝わってくる。よし、ばっちこーい!!!とか思ってたんだが、そういえばグルンガストに俺憑依してるんだけどこの後爆散してなかったっけ?そういえば。

俺のプログラム的なものは今リョウトがつけてる腕時計的なものにもう移動してるからいいけどさ、移動してなかったら俺このイベで爆散せしめてたんじゃね?

リョウトが龍王機に飛び移って、目の前でグルンガストが沈む光景を見つつ。俺は戦時中の技術力に心底感謝したのだった。

 



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人工情報

龍王機を手に入れた後。俺が表に出てちゃ動かせないという事実が判明。いや、最初からわかってたけどさ。リョウトは今にも死にそうな顔で固まっているがリョウトがメインパイロットに決定。俺がサブパイロットみたいな扱いになった。おもに索敵とか、そんなんメイン。

俺がサブパイロットやることになったので龍王機のコックピット内に俺のプログラム的なのが入ってる腕時計的なものを設置する場所を作った。コードつなげて俺が自由に龍王機に使われてるグルンガスト参式のシステムとT-LINKにアクセスできるようにしたのだ。

理由はそのほうが索敵とかサポートするうえで便利だから。リョウトが乗ってる状態なら俺も多少なら龍王機を好きに動かせる。内部からプログラムが勝手に指令だして動かしてる感じ。外付けAI?

ちなみに龍王機さんには菓子折り持ってあいさつに行きました。こわかったです。

 

俺が機体の内部に入ってプログラムとして動き回れることがわかった昨今。電子の妖精ならぬ。電子のニシキ。…なんか電化製品の会社のようだが、まあさておいて。

便利だよねとか言ってたら整備班にお願い事をされた。ようするに、機体を内部、プログラムっていう観点から整備してほしいとか。まぁ、いちいち検索とかかけなくていいし楽だよなぁ。

特に断る理由もなかったので了承。ひゃっはー!!とかやってたら今度はインターネット上っていけるの?という素朴な疑問が来たのでいってみた。いけた。

ってか、機密事項もけっこう容赦なく入り込める件について。あれだよ。セーフティがどうのこうの言ってるけどプログラムからしたらなんでこっちからいかないのかなー。こっちからならいけるのにずっと違うところいじくってるよこいつっていう感じだ。ようするに楽勝で入れた。

このへんをガンダム系に相談してみたらそうとう悩まれた。うん。情報戦的意味合いではもっと最初から気づきたかったぜこの能力。とか言ってたら気づかなくてよかっただろうと返答が来た。

理由を聞いたら俺の危険度が上がるから、とか。まぁそんな超絶チートされたら機密とかもはやあってないものだもんな。

インターネット上へはこちらの指示がないかぎりいかないようにと言われてしまった。わが身が大事なのでちゃんと聞くぜ!

 

龍王機も手に入ったし、次はあれか。リョウトの嫁を迎えに行くことになるのか。

嫁迎えにいった後何があったかなー…ほとんど覚えてねぇや。イングラムさんがアストラナガンでつっこんでいった最終話しか覚えてねぇ。ちなみに俺がやったときは仲間ルートだったり。

最初はなんだこのボスラッシュと思ったなぁ…最終話。リュウセイ達のことを考えると生きててほしいが…どうなんだろう。でも突撃しないはしないでベルグバウとかディーン・レヴがなぁ…。難しいもんだ。

 



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人電弐式

どうも。みんなの電子のニシキです。ニシキ・デンシって名前でいいんじゃないかと最近思ってきた。漢字は電器錦で。だが語呂は悪い。

リョウトの嫁が無事仲間になりましたー!ぱんぱかぱーん!!ぱんぱんぱんぱんぱかぱーん!!!!すっかりラブラブです。いちゃいちゃです。公式彼女とラブラブなんて羨ましいぞ。初めてαやった時は彼女設定のときに驚いたもんだ。俺に彼女?アレだったのはいうまでもない。

楽しそうにしてるのはいいんだけども。どうしてもリョウトと一緒に行動が多い俺にとっては目の前でリア充がリア充してるんだけどぉぉおおおお!!!!!!という感じである。

そうがないのでラブラブしてる間は龍虎王でだらだらしてる。嘘だ。龍王機と虎王機に愚痴を言っている。

俺は、俺は、リア充なんて、大っ嫌いだぁぁあぁぁあああッ!!!!!うるさい。と伸されるのがいつもだったり。

ちなみに龍虎王には音声合成ソフトと外向きスピーカーがある。ようするに整備班にも丸聞こえである。整備班からもうるさいっていわれました。すん。

なんだかんだ言いつつほぼ最後のほうまで話は進んでいたりする。その間戦場でもいろいろとメロドラマ的なのとか、いろいろあったんだけどそこらへんが知りたかったらスパロボαするといいよほんと。そして最終戦のボスラッシュに泣くといいよ。初めてやった時は補給が一人もいなくてマジ泣いた。そして最初からやり直した。前線にでれて補給もできるカトルが神かと思ったあの頃。

 

どーのこうの言ってたら目的地に着いたらしい。ヱクセリオンがどうのこうのなわけですよ。や、サルファで出てきたときおま、なんでいるの?と思ったが。

ともかく最終決戦なわけだ。あのバルマーのユーゼスさんと殴りあいなわけですよ。

ここで平和を勝ち取っても半年後には外伝。そのあともニルファにサルファと忙しい毎日が続くんだけども。…まぁ、今の俺たちには関係ないよな。

とりあえず、今の目的は妥当バルマー。そのあとのことはとりあえず置いといて、俺もこの世界の一員として精一杯戦ってきますか。平和を勝ち取るために。

 




このへんめちゃめちゃ短文でもうしわけない気分になる。


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人権宣言

最終決戦!二回行動うぜぇ!!!イングラムさん仲間とかマジありがたい件について。

 

どうのこうのもめたりもしつつも、最終決戦も終了のお知らせ。ガイアセイバーズ時代の記憶を取り戻したイングラムさんがすっげぇ怒涛の勢いでユーゼスをふるぼっこです本当に。

このまんまだとイングラムさんはユーゼスと相撃ちしちゃうんだよなぁ。うーむ。どうにかならないものか。

つーかアストラナガンの因果律をどうのこうのする技を連発してるおかげでなんかいろいろ湾曲してるような気がするのは気のせいか?

んー。しかし。この湾曲のせいかしらんがなんか目の前がチカチカするような。いや、俺機械なんで目とかないんですけどねー!!!…ホネの人のまねをするのはやめておくか、うん。

んお?なんか見えてきた。…は!これは俺の家の近所!因果律をどうのこうのしたせいで俺の故郷の世界とつながっちゃったんだろうか。この戦闘が終わったら俺もとの世界帰っちゃうとか?んー、この後も大変なことを知ってるとちょっとアレなんだが…

ん?アレ?俺が歩いてる。いやいやいやい、や。俺はここですよ!?何アレドッペルゲンガー?死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!!!!最終戦なのに死んじゃうんですけど!!死亡フラグやめてー!!!!!!

なんで俺のドッペルをこのタイミングで見ないと…ん?なんか買い物帰りっぽいふいんき。ふんいき。なんかざわざわするんだけどなんでだろ。なんか思い出しそうな…?

買い物…買い物…あ!そうそう。俺確か大学帰りに買い物して、そんで確か…

 

キキー…ッ

 

「・・・?ニシキ?」

いや、うん。なんでもないなんでもない。…それよりさ、アストラナガンに近づけるか?

「できるけど…」

ちょっと考えがあってな。大丈夫大丈夫。俺にまかせんさい!

「う、うん…リオ?今から…」

 

アストラナガンのすぐそばまで龍虎王が近づいてきた。龍王機も虎王機も俺が何をしようとしているのか傍観している。俺は二人(?) のところまでいって、あと宜しく!とあいさつをしておいた。

うなずかれたのでそんじゃ、と俺はT-LINKを通してアストラナガンへと潜入。たぶん今頃イングラムさんとこではアラートが鳴ってるんだろうなぁ。

このまんまだとユーゼスと相撃ち。それだと泣く人大量。かといってアストラナガンが突っ込まなくても困る。クヴォレー味方フラグ的な意味合いで。

ようするにアストラナガンが突っ込めばいいわけだ。イングラムさんはいてくれるだけでとりあえずいいわけで。今後のためにはアストラナガンは突っ込まないといけない。

アストラナガン内でプログラムをいじくる。強制射出!!イングラムさんを!!

外の様子がカメラを通して見える。イングラムさんを乗せた状態でコックピットが流れていく。

俺が中から駆動系を操作すればコックピットがなくてもアストラナガンは動く。

そのまんま俺はユーゼスへと突っ込んでいく。相撃ち覚悟で。

 

毎度毎度思ってたんだよね。続編やるたびにどいつもこいつもイングラムさんイングラムさんってさ。どうしても心残りって感じがとてつもなくする。

 

切り離したコックピットからイングラムさんが何か叫んでる気がする。気のせいだ。アストラナガンが突っ込んでいくのを見てリュウセイ達が声を上げる。それも気のせいだ。スパロボ乗り、リアル系からも何事かという声がする。気のせい気のせい。そして、リョウトとリオからも。

 

まぁつっこんでもすぐに死ぬわけじゃないし。大丈夫…だと、思う、たぶん!!

 

 

 

…ザー…ザザー…

…しん…するな…だいじょう…ザー…だから…ザザー…

 

 

 

どこか遠くと、どこか近くで何かがぶつかる音がした。

 

 

 

 

…また…ザー…どう…せ…会う…か…

 

ザ―――――………

 




α世界でのお話はここまで。

こんな話書いときながら、実は作者見た目リョウトの中身タスクでプレイしてたんでちゃんとリョウトの性格理解しきれてないんだよね。とか暴露ってみる。
…申し訳ないにもほどがある。


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スーパーロボット大戦Z編
ぷろろーぐ。


右を向こう。荒野。

左を向こう。荒野。

前を向こう。荒野。

 

…よし、わからん。

 

 

気が付いたらなんか荒野な所にいた。意味わからん。太陽がまぶしいので頭のゴーグルで遮ることにする。

とりあえず歩いてみたらなんか人がいた。カメラがどーのこーのと文句を言ってるらしい。

とりあえず声をかけてみる。なんかもめてるような気もするけどスルー。

 

もしもし。ここどこだか知ってますかね。

「ん?なんだ、兄ちゃん。迷子か?」

うおう。なんて熱いスマイルなんだ…!!クソッ荒野の修理屋は化け物か!?

「ヒートスマイルだ!んで、兄ちゃん名前は?」

あぁ、名前?名前はね…

……

「ん?どうしたんだ?」

…名前、なんだっけ?

 

 

俺の頭のログが行方不明な件について。

 




色々つっこみどころのあるスパロボZ編スタート。


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名前捜索

暑苦しいおっちゃん(と言ったらお兄さんレベルな年齢らしく驚いた。が、どうみてもおっちゃん)になんかなんも覚えてないんす。といったら大変驚かれた。記憶喪失と認定された。なんてこったい。

とりあえず名前だけでも思い出さないと不便だよなと適当にいろんな名前で呼んでもらった。なんかいっこくらい心当たりあるんじゃね?と思ったんで。

ヒートから始まってガンレオンだのアナスタシアだのウィングだのラー・カイラムだのイデオンだの言われたが…聞き覚えはあるんだけど、名前じゃなさそうだった。

どうのこうの言っててもしょうがないのでとりあえず暑苦しいおっちゃんランドとその嫁(予定)らしいメールと一緒に二人の家らしいガンレオンというなの修理道具というなの破壊兵器に行くことになった。どうみても見た目が破壊兵器。だが口にはださない。なんかクラッシャーとか言ったら殺されそうな気がしたから。

まずは仕事があるからとランドさんは仕事に取り掛かった。メールはその手伝い。俺も暇なので手伝い。なんか整備とかそんなのよく見てた気がするんだよね。

その時の会話抜粋。

 

「メール。いつものやつくれ」

「OKダーリン!一番?二番?」

「一番の二式で…」

はい

「え?」

「え?」

え?

 

俺の名前が判明した瞬間であった。

 

 

 

名前が判明したのでそれ以外のことをいろいろと調べてみたけど記憶に関しては一切話が進まず。なんか整備を見たことはある、ぐらいしかわからなかった。

まー、記憶ないのも困るけどさー。べつにいいんじゃね?そんな困んないし。

と、言ってみたら気楽だなと言われてしまった。お気楽のニシキだなと言われた。だってそんなに困らないし。むしろ困るのはこんな誰だかわからない兄ちゃん拾っちゃったランドさんとメールのほうじゃね?と聞けば、豪快なヒートスマイルとともにまったく問題なし、と言われてしまった。実にいい人達だと思う。

そのまんま俺はランドさんとメールが起こしてる会社ビーター・サービスで働かせてもらうことになった。俺自身、修理とか嫌いじゃないのでぜんぜんOKである。

それじゃさっそく祝いだとランドさんが奥へと入っていった。その間にメールが俺のそばにやってきた。おめでとういらっしゃいと、もう一言。

 

「ザ・クラッシャーとか、壊すとか禁句だからね!」

 

おれは厳かにうなずいた。

 



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名人検索

しばらくしたらなんかガンダムを叩き売ってる少年に出会った。彼曰く、ガンダム、売るよー!!とのこと。買っても動かせないしなぁ。中身機密とか大量なんじゃないだろうか。そんなの売ってもいいのかなぁ。まぁ、見た目軍人には見えないけども。

とか考えてたらランドさんも気になったらしくなんか会話してた。そのうちその辺のゴロツキが喧嘩売ってきたらしくランドさんは飛び出していった。それにメールが続く。

ここで隠れてるようにと言われたので待機。ぽけーっとしてたらさっきのガンダム少年と目があった。なんか困ってる風だったので近づいてみるとガンダムが動かないようだった。

困惑してる少年を放置しながらざーっと見聞。あーこれじゃね?ってのがあったので直してみる。中のプログラム系をつかさどるところに砂がたまっていたので取り除く。

ガンダムが動くようになったことに驚いて少年がこっちを見てきた。サムズアップで返す。ヒートスマイル?俺には無理だ。俺のほうへ同じようにサムズアップを返してくれた少年はそのまますぐに外へと出て行った。

…いや、ガンダム乗ってどこいくの?と思いつつ外をのぞけば、なんかロボット大戦してた。ガンダムとガンレオンがその辺のロボをぼったぼったにしていく。たぶん、ガンレオンがふるぼっこにしてるロボットはさっきのゴロツキが乗ってるんだろう。

しかし、どうみてもガンレオンは修理っつうか壊(ry…

 

 

…バウンッ…

 

 

とか言ってたら背後からすごい爆音が聞こえた。

驚いて後ろを振り向いてみればなんかわからんけど別のロボットがあった。ロングバレルっぽい、とりあえず長いんだよ!!っていう銃を持ったロボットだ。ロボットでいいんだっけ?たぶんよかったと思う…って俺は何を基準に話してるんだとりあえず置いといて。

さっきまでガンレオンと謎のガンダムが戦ってたほうから煙が上がってた。あの方角と位置からたぶんあれを狙って射撃したんだろう。煙の位置から考えると相当遠そうだ。追撃しないってことは一発で仕留めたってことか?すっげぇ腕前。

遠くから破壊音とともにランドさんの大声が聞こえてきた。怒ってるなーすごい怒ってるぞー。背後ではさっき射撃してたロボットが移動している音が聞こえる。

 

どうか難聴になりませんようにと、やることもない俺はその場で耳を押さえてうずくまるしかなかった。

 



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名優再会

どうも、お茶の間のみなさん。みんな大好き?なお気楽のニシキですよっと。

なんだかんだでガンダム少年とか、射撃すげぇ兄ちゃんとかと縁があるなぁとか思いながらランドさんとメールに引っ付いていってたら、なんかすごいことになった。

 

ブレイク・ザ・ワールドだっけ?とりあえずなんか時空振動だかなんだかでいろんな平行世界がごちゃまぜになった一つの世界ができちゃったらしい。意味わからん。でも確かに荒野だらけだったはずの場所にでっかい近代都市ができてたり、コロニーとかあったり、変化っぷりはカオス。混ざり具合はさらにカオス。

ここどこー!?ウェーアーエーマイン!!??どこなのー!!!ランドさーん、メールー!!!

とか、いろいろ困ってたらなんか黒い人と出会った。

 

「ほう、君は…」

え?あ、どうも。ところでピンクの小っちゃい子とオレンジ色の熱いおっちゃんしりません?

「後の彼は知らないが、ピンクの少女というのはこの子だろうか」

「あ!ニシキー!よかった無事だったのね」

あ、メール!いんやそっちも無事で何より。ところでこのなんかイケメソなお兄さんは?

「アサキムだよ。…よろしく」

あぁ、うんメールと一緒にいてくれてありがとう。

 

んー。なんか気になるんだけど。なんだろう。どっかであったことある、ような?いや、気のせいか。あんな黒いイケメンは見たことないし、アサキムって名前も聞いたことないし…気のせい気のせい。

それよりメールもランドさんがどこにいるかわからないらしい。困った困った。アサキムさんはなんか心当たりない?と聞いてみればなんかあったらしい。行ってみるかい?と聞かれたので行く行く!!と返答しておいた。メールもランドさんに会いたそうなのでバッチグー。さぁ、いっちょ行きましょうぜ!

 

アサキムさんの言葉に従って行ってみたら本当にランドさんがいた。元気そうでいつも通りのヒートスマイルだった。

ありがとうと声をかけるとそのまま颯爽と去って行った。キザな感じだなぁ。サマになるのが素晴らしい。メールはランドに会えてうれしいようだ。ランドさんもメールが無事で喜んでいる。

ランドさんは今何やら仲間と一緒に行動しているらしい。一通り見てみるとブレイク・ザ・ワールドの前に会ったことがある人たちもいたりした。

いろんな機体があるがどれもバラバラ、整備が大変らしい。困った顔をしている整備班を見ると、なぜか懐かしい気持ちがして、なんとなく、笑顔になった。

 



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名信困惑

ひゃっはー!!混成隊の一員になったお気楽のニシキでございます。ほかの人にもお気楽と言われてしまった。ややショック。だが気にしない。なぜなら俺はお気楽のニシキだからだ(キリッ

どうやらこの混成隊。本来は倍ぐらいいたらしい。しかし半分と意見が分かれてこのサイズになったとのこと。今現在もめてるのはその混成隊ZEUTHの半分が悪さをしているということだ。

悪さと言ってもピンポンダッシュとか、無言電話とかじゃないぞ。それもいろいろ悪質だが。なんでも非道な手段で世界を荒らしまわってるらしい。

最初はふーん。と聞いていた俺。だって向こうのメンバーとか誰がいるのか知らないし。

そんななか、UNで向こうのメンバーが非道を行う映像が流れたらしい。UNってなに?って聞いたらキングに馬鹿にした顔をされたような気がする。泣きそう。聞けばその場にいながら世界情勢が見れるものとか、なんだただのインターネットか。…インターネットってなに?と聞いたらもう誰も相手にしてくれなかった。さびしい。

まぁいいや、とみんなと同じように映像を見てみることにした。確かに非道。テラ非道。テラ外道。な映像であった。周りは向こうのメンバーをぼろくそいったり庇護したりする発言をしていた。

 

「どうしたんですか?ニシキさん」

これは、違うな。

「はい?」

この人たちがこんなことをするわけが無い!!これは故意に改悪されたものと見た!!!ってなわけで俺はこんなの、み、認めないからな!認めないんだからねー!!!!

「ん?おわっ!おい、ニシキ!?」

 

 

スライディング入室!!ベットへ直行!!何するかって!?泣く!!ただそれだけだ!!!!

いや、ほんとなんでかわかんないんだけど涙が止まらないんだもん本当に!!!なぜか心の底からあの人らがこんなことするわけないって思っててさ。それを疑ってるみんながなぜかとてつもなくいやで…。いや、俺でも向こうのメンバー一回も出会ったことないんだぜ?なのになんでこんな気持ちになるのやら…

俺の記憶に関係してるとか?でもランドはメールや俺を探してる時に俺たちの写真とか見せてたらしいしなぁ。それで特に反応がなかったってことは違うんだろう。

なんでこんなに気になるんだろう。でも、絶対違うんだよ、絶対に。

よくわからない気分のまま。俺はこの日は飯も食わないまま眠りについた。

 




とりまここまでー。


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名臣技術

次の日。怒られた。

飯も食わずに去って行った俺のことをどうやら心配してくれていたようで、朝、みんなが朝食食いながら大丈夫かな…とか言ってる時に陽気な声で、グッドマーニング!!!すっげぇ昨日よく眠れたんだけど!!!枕新調したおかげかな!?とか言ったらすっげぇ怒られたうえにボコられた。理不尽だと俺は思うんだ。

 

ほかの人らが昼食食ってる時に俺はUN使いたいんだけど独占してもいいかなとキングに聞いてみた。昨日のことがあったのでいぶかしげに何に使うのか聞かれたので答えてみた。

 

ツウィッター登録して3chのスレ祭り見るんだ!

 

なぜか怒られた。

 

ツウィッター登録した後3chのスレを見る。いや、世界が混乱してるからスレも混乱しまくってるんだけどね。いろいろと情報を見てみたけど、やっぱり向こうのメンバーについての話題はなかった。あるのは批判的な物のみ。こんだけ情報がある中で過激派とかもいるのに肯定的な意見が一つもないというのはおかしい。

どうみても情報操作です本当にありがとうございました。

さて、情報操作なのは誰から見ても確定的明らかなわけだが、わかったところでどうするよ。たぶん映像は切り貼りした感じの代物なんだろうなぁとは思うんだけども。元の映像でもあればみんなに報告もできるものの、一応、今はまだ肯定的な意見がないほどダメ野郎であるという見方もとれなくもない。

たぶんこの端末からじゃアクセスできないようになってるんだろうな。どうすればいいんだろう。設定とかこの端末から変えるの難しいし…うぅ、どうしよう。

とりあえず悩んだら眠たくなってきたので寝ようかな。ゴーグルをアイマスク代わりにして、端末にもたれて寝よう。

 

と、思って端末に触った瞬間。何かがひらめいた。といっても何かの案がひらめいたというわけじゃなくて、こう、ニュータイプのように頭の中に何かがよぎったと言ったほうが良いレベルで何かがよぎった。

 

もう一度端末に触る。そうすると端末の画面に映っているものが急に変わった。どうしてかわからないが俺はキーに触れなくても端末を操れるようだ。それに、この状態だとまるでUN上に潜り込んで好き勝手できるほどUNの設定、中身が理解できる。

 

…これ、いけんじゃね?とによによしながら俺はUN上をあさってみた。と、簡単にみつかった。みつかったものはランドたちが非道の限りをつくしている映像だった。が、これも映像を切り貼りしたものらしい。前回の戦闘の内容だし。

そのほかも出るわ出るわ。はい、これはどうみても向こうのメンバーが助けた人の文だな。こっちからは見えない設定になってる。

 

いろいろ好き勝手見た後、痕跡はきれいに消してUNとの接続を解除する。さて、証拠は全部記録したし、あとはチクるだけである。

チクるためにランドたち大人組のもとへと急ぐ俺を子供組は変なものを見るような目で見ていた。

大人組に全部チクると、大人組は何やら考えた後、このことは他言無用で行くから人に言わないようにと言われてしまった。いえばいいのにー、にー。と、思ったが何か大人組には考えがあるらしい。ま、あるならいいや。ともかく誤解は解けたも同然。後はほかにお任せしてればいいわけだからな。

 



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名女俗物

無事誤解が解けまして候。お気楽のニシキですどうも。いや、しばらくしたら向こうのメンバーとばったり会うことがあってさ、子供組はすっげー向こうのメンバーを非難して、向こうのメンバーも俺たちを非難するんだけどひとつも話が合わないわけだ。

それを聞きながら、ですよねー。と思っていた。ランドたちもやっぱりなと思ってるようだ。ともかく、その場は子供組と向こうのメンバーを説得して話合いを持ちかけていた。

んでだ、その後俺が見つけてきた証拠を見せてみんなの誤解を解いて万事解決。と、いかないのはあたり前であって。UNで見れる情報が操作されていたのは誰かが操作したからだ。

実はこのUN、とある金髪のにーちゃんが提供してくれていたもので、どう考えてもUN設定とかいじれるのはそのにーちゃんだけであった。

しかし、そのにーちゃんは俺たちに協力して戦ってくれていた人であった。そのため大人組は俺がチクったときにすぐにみんなに発表しなかったんだな。混乱が起こるし、味方としているにーちゃんがなぜそんなことをするのかの真意を確かめるために。

結局、そのにーちゃんは敵と言える思想を持っていて、ZEUTHを故意に仲たがいさせるのが目的だったわけだ。なんという非道!この外道め!!…なんか前にもこんなこと言ったような気もする。

まぁ、にーちゃんが敵かもしれないなんてわかってた俺たちには特にダメージも少なく回避されましたとも。それよりもニーちゃんの変わり身がすごかったな…見た目優男って感じなのに、本性が徹底した女嫌いとかどういうことだ。自分の上司を絶賛するのはいいんだけども、絶賛しすぎだろそれ…。いろいろと突っ込みを入れたいが、まぁスルーしましたよ俺は、大人だしな!

 

さて、にーちゃんが敵に回ったということでUNで得てた情報が本当に正しいのかと悩むようになったみなさん。そこで登場。そう、俺です。

なぜかわからないけども、UNの中に入ることができた俺。その力をフル活用して情報が正しいのかを探ろうということだ。と、いうわけでいつの間にか俺のZEUTHでの扱いが情報管理みたいになってた。うーん。にあわねぇ。

そう愚痴をランドさんとメールにこぼしてみると、じゃぁ何が似合うんだ?と聞かれた。整備ってのも楽しいけど、やっぱり違う感じがするし…。

そういえば俺ここに来てからひとつも記憶が戻ってないんだよな。これってまずいんだろうか。とランドたち聞き返してみた。豪快に笑われた後、ヒートスマイルをもらった。

俺が俺らしけりゃいいんだってさ。そりゃ、どうも。ありがたいお話です。と、返しておいた。

恥ずかしいんでしょ、とメールにからかわれたので大人をからかうもんじゃないよ!と返しておいた。たら、ランドさんが、恥ずかしいんだろ?と言ってきたので大人がからかうもんじゃないよ!と返しておいた。

それでもからかうのをやめない二人に仕事があるから!といってUNのほうへ向かう俺。相変わらず背後でランドさんとメールがからかってきてた。うぅ…顔が熱いのは気のせいだ!!

 

二人のからかう声を無視して適当にUNをあさっていた時、それを発見した。

 

黒歴史。

 

はるか昔、失われた歴史。

 

その中にこんなものがあるらしい。

 

その名も、黒い天使(ブラック・エンジェル)―――

 



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名機翼広

俺はしにまじぇええええん!!!ぜったいに、しにまじぇえええええん!!!

という、約束をして俺はガンレオンに乗せてもらってたりする。

いや、約束したっていうか、取り付けたっていうか、危ないからダメと言われたけども無理やり搭乗したっていうか。

実はさー。黒い天使っていう異名を持つ黒歴史の産物があるって聞いてどうしても真意を確かめたくなってさ、俺がランドさんにお願いして、ランドさんはブライトさんたちに許可を貰ってきてくれたわけだ。調べても良いっていうね。

んで、調べようと思ったらなんか同じように黒い天使を狙ってる敵勢力…いや、金髪のにーちゃんの勢力なんだけどね?がいたわけで、黒い天使の取り合いになってしまったわけだ。

黒い天使は地表から少しだけその羽をのぞかせていた。近くまで行かないと見えないけど埋まってるだけで壊れているわけではないらしい。

どうしても近くに行きたいと思った俺はランドさんにお願いして、断られたので強制的に乗り込んだんだよ、うん。

ランドさんはあきらめたらしく黒い天使のそばまで連れてってくれるようだ。メールは意外とアグレッシブなんだね!と褒めてくれた。おれはアクティブ!な男なのだよ!!

時たま敵勢力の攻撃が当たりそうになるものの、黒い天使の近くまで行くことができた。さぁっすがランドさん。運転ぱねぇっす!

 

「近くまで来たはいいけどこれからそうするんだ!?」

もち、飛び乗るのでごわす。

「あぁ、飛び乗る…」

「「・・・・・・・・」」

では、れっつごー!!!

「「…(でぇ)ええええええええッ!!!???」」

 

ガンレオンのコックピットからさっと脱出!着地!!黒い天使のコックピットは…あぁ、ここだな。そのままするりとコックピットの中へ。遠くからほかのみんなが危険だからやめろとかいう声が聞こえるけど、そんなのキニシナーイ!

コックピットはあった。なぜかあったことに不思議な気分がしたが、まぁいいか。とりあえず動けばいいんだよ動けば。

カチカチっと準備をして、よし、これでいいんじゃないかな。準備ができたのでゴーグルをかける。さてはて、動くのやら。俺で動いてくれる気があんまりしないんだけどもッ!!

意識を直接機体に注いで外から動かすのではなく中から動かす。

まずは右手―――

 

ガシン…

 

俺は動いてくれたことに安堵して、ほかのみんなは動いたことに驚いて。

 

 

俺は本来の持ち主じゃないけれど、君をもとの場所へ返すために、俺が元の場所へ帰るために。

力を貸してほしいいんだ。…貸してくれるか?

 

――アストラナガン。

 

 

黒い天使。アストラナガンが、その美しい羽を広げた。

 




石投げられそうな展開だなと思いつつ今後もっと石投げられるだろう場所があるので開き直るレベル。


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名友決裂

アストラナガンと再会できてうれしい、お気楽ニシキな俺です。

無事前回の戦闘でアストラナガンと再会できた俺。そう、再会。なんでかわからないけども再会だと確信できる=俺の記憶と関係がある!!

しかももうひとつ思い出したようで、なんかこのアストラナガン俺の機体ってわけじゃなくて借り物だって思うんだよ。まぁ、はやく持ち主に返さないと殺されそうとも思うんだけどさ。…なぜだ。

整備班がいろいろアストラナガンを調べてみたけど、結局よくわからなかったらしい。それに俺も同意。知ってるのか?と聞かれても、システム関連はさっぱりわからんとしか返しようが無い。

 

いろいろとよくわからない機体だけども。とりあえず俺の記憶に関するものが見つかってよかったとランドさんは言ってくれた。うぅ…ありがとうよ…。

ランドさんはアサキムと一方的に関係が悪化しちゃって困ってるのにさ…それに…その…

ちらっと横目で見ればメールの姿。いつものメールではなく全力でランドさんを嫌ってそうな目をしている。…実は、この間アサキムさんのせいでランドさんが隠してたことをさらりと言っちゃったらしくてさ。

なんでも、メールのおやじさんが行方不明らしくて、ビーター・サービスは行方不明のおやじさんを見つけるためにいろんなところを旅してたらしい。

その行方不明になった理由は実はランドさんをかばったからだったらしいのだ。

その事実をメールはしらなくて、…んで、この状況。たぶん知らなかっただけでなくアサキムの演出のせいでこうなった感じもあるけども。

スフィアがどうのこうのって言いながらアサキムはなぜかランドさんへと攻撃をしかけてくるんだよなぁ、それも精神的な方向性で。

いったい何を考えてるのかわからんけども。ともかく今回の事態もアサキムのせいである。これは一発殴らないといけない。俺にも戦うための力ができたんだし、アストラナガンと一緒に全力でボコるのだ!!

 

アキシオン・キャノン、かーらーの!インフィニティ・シリンダーで存在する前まで戻してやる!!と、思ったのだが、無理なんだよねー。俺。

アストラナガンは確か空間移動から平行世界いったりタイムトラベルも可能らしいんだけど、まぁ、つかわねぇなぁ。空間移動も俺とアストラナガンだけ移動してもなぁ。

まぁアストラナガンはもともとあの人の専用機だし。つーかアキシオン・キャノンとかインフィニティ・シリンダーとかあんな危ないもん使ったら世界消滅しそうだよな…と、あの人って誰だっけ?…ま、いっか。

ともかく、次あったら絶対ボコる!ボコるのだ!!それだけは絶対に決定事項だからな!!!

 




アストラナガンを完璧に使えるわけないじゃない!このお気楽のニシキが!!
乗れる理由は別途あるんですが、それはまた次回ー


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名三戯言

どうも、アストラナガンと有効な関係を築きたい俺。お気楽ニシキです。ニシキ・オキラクではないとです。

あのあとランドさんはアサキムと酒飲んで楽しそうに会話する中になりました。どゆことなの?とお思いでしょうが、マジでそうなんだもん。俺だって驚いてるんだもん。

なんでも、まぁ過ぎたことは気にせずに、パーっとやりましょうや!って感じらしい。うーん、心が広い。これがせっちゃんだったらマジキチもんだってのに…ところでせっちゃんってどなた?

 

アサキム相手にどうのこうのやってたらいつの間にか金髪のにーちゃんの上司が、全世界私のものだから発言をしていた。意味わからん。ここまで勘違いできるのも素晴らしくね?

ともかくそのたわごとを全力で叩き潰しに行く予定だったのだが、途中で急きょ変更となった。

や、ね?金髪のにーちゃんの上司、名前はエーデルっていうまぁ、みためは優しそうなお姉さんなんだけども(中身はすごい、いろいろ)そのお姉さんを倒しにいったら宇宙まで行かなきゃいけない羽目になってさ。いったらいったでなんか変態を倒さなきゃいけない事態になったわけで。

 

すいませーん。自己紹介、もっかいお願いできます?

「だ~か~ら~ボクの名前はジ・エーデルだってば~!」

 

うん。こんなん。見た目は若いイケメソにーちゃん。ようするに残念なイケメン。…この世界には残念なイケメンしかいねぇのか!!

なんでもジ・エーデルはこの世界を全力で好き勝手できるそんざいらしい。意味わからん。

でも平行世界の自分を呼び出したりと次元力を好き勝手使ってるってのは確からしい。アストラナガンもできるはずなんだけどなー。残念なことに俺の力及ばず、ってか、どうやってそんなもん管理してるのか不明なんだけど…内部からプログラムとしてあさってみても一切不明とか何事?

 

 

「あぁ、そうそう。安心しなよ、君はここで死んでも死なないよ。君はお客さんだからね」

お客さん?何言ってんだか、どこの世界でも死ぬときは死ぬんですよっと!

「極めて近く、そして限りなく遠い世界…そこで君は終わりを間近にした人類を皆殺しにする者の手伝いをするんだ!…アハハハハハハッ!!!!自分の役割に気付いた時君はいったいどんな顔をするんだろうね!!!」

…ッ戯言を!!何いってるかさっぱりなんだがこの痴呆!!じじい!!!腐れ野郎!!!!

「ハハハハハハハッ!!!!」

 

 

ええい、なんか知らんがすっげぇむかつく!!なんで俺が人類皆殺しなんてしにゃあならんのじゃい!!

俺はな!アストラナガンをあの人に返して、記憶を取り戻すんだい!!!!

 

不気味に笑い続けるジ・エーデルへと向けて、俺はガン・ファミリアを射出した。



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名言復帰

ジ・エーデルが消えていく。世界をめちゃくちゃにしようとしていた奴が消えていく。

どうやらこの戦い。俺たちが勝ったらしい。これで世界は俺たちが望んだ世界になるんだろう。…これからこの世界がどんな世界になるのかわからないが、ともかく平和な世界になるってのは確かだと思うんだ。

あたりが真っ白になっていく。そのまま―――

 

 

「こ、こんなことがあるわけないんだぁああああああッ!!!」

 

 

終わるにも、終われないようだ。

 

 

突如どこからかジ・エーデルさんが湧き出てきた。どうやら生意気にもまだあきらめてないらしい。

ジ・エーデルを抑えるためにランドさんがジ・エーデルへと向かっていく。なんでもスフィアってのは時間を凍結させるほどの力があるんだとか。意味わからん。

まぁアストラナガンもティプラー・シリンダーを使って空間移動やらなんやらできるから似たようなもんだけどさ。

ランドさんを手伝うために俺もジ・エーデルのそばへと移動する。俺のことについても知ってる様子だが…正直なところこの変態からは聞きたくないってのが本音だね!!なんか事実を7.6倍変態にして教えてくれそうな感じがする!!!いらん!!!

 

 

「ボクを貶めるために…――己…ッ!!……ケイサル・エフェス――ッ!!」

 

 

あたりが白い世界につつまれていく。

ランドさんから何やら呼ばれているような気がする。どうやら俺のことを読んでいるようだ。

ガンレオンが一生懸命俺のほうへと手を伸ばしているのがわかる。

 

 

 

 

俺は、その手を――――

 

 

 

 

 

 

いやー。まいったね。うん。

一生懸命手を伸ばしてよ?つかんだのはいいんだけどさ、まさかガンレオンの腕がぽろりしちゃうとは思わなんだ。そうとう酷使されてたからなぁ…もともとは戦闘に使う機体じゃないしな。

俺も驚いちゃって、手、放しちゃってさぁ、ガンレオンのとれちゃった手ともおさらばしちゃったわけで…

 

 

…で?ここ、どこなの?

 

 

…アストラナガンが近くにいればティプラー・シリンダー使って平行世界へも移動ができるんだけどなぁ。

そうそう、あと思ったんだけどさ。

 

 

…なんで俺、体あるの?

 

 

この状況においての一番の疑問点だな。うん。…今更感が否めないとか、言っちゃいけない。

 




地味に11話構成だったスパロボZ編はここまで。


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無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
ぷろろーぐ


さて、今回はいったいどこに来てしまったんだか。

 

右を向くと、なんか機械。

左を向くと、同じく機械。

前を向くと、なんかカプセル。

 

W00。へーほーふーん。これがW00ねー。そーなのかー。

 

…お次は無限のフロンティアか。

 

 

なぜか気づいたらマイティエーラの内部にいた俺。W00ってマイティエーラの最奥じゃねぇかこっからどうやって外でんの!?とか思ってたら普通にお兄さんが入ってきた。

ハーケンかなーと思ったら茶髪のお兄さんだった。違う人かよ!と、いうか本編ではマイティエーラの奥はハーケンが開けないと入れない仕様じゃなかったっけ?まさかこのお兄さんピートか?…いやいやいやいや。まずいって。ピートだったら俺の人生ここで終了のお知らせなんだが。

とか考えてたら、お兄さんがルー大柴語で喋ってきた。とりあえずピートじゃないらしい。

こちらもお返しにとルー大柴語で喋ってるとまた一人増えた。緑いろの髪できつめの顔の、どうみてもアシェンさんです以下略。じゃあこの茶髪兄ちゃんはやっぱりハーケンなのか?にしちゃあ頭茶色いけど。

と、思ってたらアシェンさんが手になんか持ってた。銀色の髪のお子ちゃま。

…聞いてみた。その子、お名前は?そしたらアシェンさんはこう答えた。ハーケン・ブロウニングです、と。

 

…原作開始前にたどり着いちゃったらしい。ややこしいぜ。

 




主人公&ヒロインのクロスゲー参戦おめでとう!
マイナーなムゲフロ編開始。


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無限人生

気づいたらマイティエーラにいた謎の人ニシキさんです。あのあと何者って聞かれたんで記憶喪失なんだ!とゴリ押ししといた。まぁマイティエーラにいる人らたいてい記憶あやふやなんで俺がそういっても大丈夫。信じてくれるよっていう。

マイティエーラにはまだW06カルディアとかW03ピートとか眠ってて、今のうちに開けてプログラム変えればいんじゃね?とも思ったが流れが変わりまくるのでやめておく。W05も同様。

でもとりあえず危ないのでプログラムに潜り込んでアシェンのコードATAは外しといた。コードPTPの影響力も受けないようにプログラムを変更。ざまぁwww

 

さて、俺としてはアストラナガンをイングラムさん…というか、この場合はクヴォレーか、に渡さないとなーっと思ってるんだが。アストラナガンがいくえふめいです。

俺と同じようにマイティエーラにいるのかと思ったら、いなかった。ネバーランド後部分にいないことを祈る。フォルミッドヘイムにあるとか嫌な予感しかしない件。

 

そういえば俺さ、原作開始までずっとツァイト・クロコディール乗りながら過ごしてたんだけどさ、なんか歳とらないっぽいんだよね。

ハーケンがお子ちゃまから青年に成長したというのに俺とアシェンは同じ見た目のまま。うっかり鞠音先生に解剖されかけてマジ死ぬかと思った。とりあえずエルフと同じ感じなんだよ!たぶん!!うん、たぶん!!!と言っておいた。が、気を抜いた瞬間にまた解剖とかされそうでマジこわい。

 

後この世界ってその辺に敵出てくるんだけど、俺は一般人なので殴り合いとかできないわけだ。小っちゃいハーケン3歳にプロレスごっこをもちかけられてぼっこぼこにされたのは良い思い出。鞠音博士にもぼっこぼこにされたのも良い思い出。もう骨格とかそういうレベルから別物なんじゃないだろうかと思う。

ちなみに俺も一度だけその辺の敵と戦ってみた。フルボッコだった。つーか、あいつらの筋肉は鉄でてきてるんじゃないかと思うほど硬かった。おかしい。

 

と、いうわけで俺は今ツァイトにいる。大きくなったハーケンとアシェンは今自分の出生の謎を解くためにマイティエーラへと向かっていた。俺?俺はお留守番です。戦うすべもないのに行ってられるか。

ファントムっていう3m級の機動兵器の噂とか流れてるんで、たぶんこれから原作開始なんだろう。…なんか、別にもう一つ黒い機体があるとか、ないとか。…まさかなー。いや、まさかなー…

…今度ハーケンに依頼だしとくか。

 



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無期依頼

マイティエーラから帰ってきたハーケンが嫁を連れていた。リアル嫁。秘奥義暗転の使い手ことナンブ・カグヤさんである。すごい胸だった。ただひたすらにすごい胸だった。

ハーケン曰く、そのままナンブ・キャッスルまで行ってくるとのことだったのでちょっと依頼出しといた。鞠音博士からやっぱりファントムの依頼も受けてたらしく。俺の依頼もそれのついでと快く受けてくれた。

 

あぁ、そうそう。俺のほうは捕獲じゃなくて調査だけでいいから。

「それはどちらでもかまわないが…ニシキにしては珍しく慎重な考えだな」

どういう意味じゃい。心当たりあるが。まぁ、身内が異次元に圧縮されるのもやだから、とりあえず確認と調査頼むな。

「OK慎重ボーイ。なんのことやらさっぱりだが、努力はしてみるさ」

 

うーん、ゴルディオン・ハンマーとか言ってほしい衝動にかられるな。

とりま、ハーケンからOK!が出たのでいろいろまかしとく。俺はこのまま鞠音博士の助手をつとめるのだー。あー、うっかり鞠音博士の前でプログラム組み立てるんじゃなかったなーもう。すっげぇこき使われるんだけど。はやく帰ってこないかなー。

 

…しかし、艦長が常に艦内にいない戦艦ってどうなんだろうな。

 




ムゲフロ編の文章量は正直少な目やも。
「ゴルディオン・ハンマー」のほかにも個人的に「銀の翼にのぞみを乗せて」とか言ってほしい衝動にかられる。あの前口上かっこよくて好きなんだ。


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無用捕縛

ファントムさんを捕獲してきたハーケン一行が帰ってきた。やっべ、ゲッシーマジかわいい。鞠音博士がういういとプログラムをいじってるので俺はそれの助手。しかし、一気に女性が増えたなこの艦。

ゲッシーのプログラムをいじりつつ、あー一個も変わんないなぁα世界のと、とか思いつつ。とりあえずプログラム変更終了。まぁゲッシーの場合は書き換えたってか元のプログラムに戻したって言ったほうが正しいんだけども。

とりあえずファントムさんことゲシュペンストさんがハーケン一行の言うことを聞くようになったのだった。洗脳とか、言ってはいけないと思います。

 

「また鞠音博士にこき使われてたらしいな」

まったくだ。労働組合とかないの?ストライキするぞー!!

「まぁ、落ち着きな沸点ボーイ。ビッグなプレゼントを用意したってのにそんな調子じゃ渡せないぜ」

ん。あー、調査ありがとうな。つーか、出会えたんだな。

「何かを探してるようだったがな。しかし、ブラック・エンジェルのデータを何に使うんだ?」

…それは禁則事項でございますことよ。

 

ブラック・エンジェルかー。黒い天使(ブラック・エンジェル)ね。あぁ、うん。

どう考えてもアストラナガンです本当に。でも、サイズが3m級なんですどう考えてもフォルミッドヘイムの仕業です本当に。

ちょっと前の大戦のときは黒い天使の噂は聞かなかったんだけどなー。ゲッシーみたいに意思を持って行動してるんだろうか。

アストラナガンーどこだーい。出ておいでー!!と、いって出てくれると超ありがたいんだが、あれか、コール!アストラナガン!!とか言いながら指ぱっちんしたら出てこないだろうか。無理か。

真面目にアストラナガンはどこにいるんだろう。アインストとかに見つかってないことを祈る。見つかってたら、…あんまり想像したくない事態になるな。うん。

 



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無限筒状

あれから数日たったツァイト・クロコディールからお伝えしております。慎重ボーイことニシキさんです。

ハーケン一行がファントム連れて旅だって数日。なんかツァイトが攻撃されたなと思ったら3m級アストラナガンさんがいました。ちょ、おまwwインフィニティ・シリンダーこっちむけんなしwwww

まさしく一触即発。てか死ぬ。状態だったため大急ぎでツァイトを降りて説得に。乗組員からは危ないぞと止められるも、とりあえずマッハを意識してアストラナガンさんのもとへ。今俺には説得コマンドが出現していると信じている!と、いうかないと強制終了のお知らせなんだが。

近づいても攻撃してこなかったんでとりあえずアストラナガンさんに許可を得てから触って内部のプログラム確認してみたんだけどさ。まったく異常はなかった。

つーか、AIとかもついてなかった。なぜ動いてるし。とりあえず殴られる心配はなさそうだったのでツァイトの中へと連れて行った。とりあえず鞠音博士は分解したそうな顔をしてたんで止めるの大変だった。

使われてる素材は違うんだけどさ、ズフィルード・クリスタルなんてこの世界にねーし。でもマジで素材以外はまったく同じ構造になってるので、撃とうと思えばインフィニティ・シリンダーが撃てるようになってました。たぶん一発撃ったらぽしゃるけど(装甲が耐えれなくて)どうにしろ危ないもんには違いないのでおさわり厳禁。やだよ、ティプラー・シリンダーが暴走して平行世界あぼん、とか。もうすぐヴァイスリッター・アーベントとアルトアイゼン・ナハトが来るだろうからもうちょっと待って待って。

 

とりあえずダウジングサイズの3m級アストラナガンさんには正座しながらアストラナガンさん本体を探すためにお手伝いをしてほしいんだと訴えかけたら了承してくれた。マジありがたい。

3m級アストラナガンさんを鞠音博士の間の手から守ること数日。ハーケン一行がアーベントとナハトを連れてやってきた。無印んときのナハトの性能はアレだったなぁ…とか思いつつ。3m級アストラナガンさんがいることにすごい驚いてた。まぁファントムと同じように勝手に動き回ってたんだし驚くよな。

 

「なぜ黒天使がここにいるのじゃ!?」

拾った!!!!!(ビシッ)

 

とかやってたらなぜか3m級アストラナガンさんに叩かれた。まさかの攻撃。拾ったというのが犬猫っぽくて嫌だったらしい。保護した、とか搾取した、とか言ったらまた怒られたので、仲間になった!と言ったら満足そうにしてた。

…3m級アストラナガンさんがかわいい件について。

 




うっかり3m級アストラナガンとか考えてみたら超かわいかった件。てかムゲフロの3m級皆かわいいんだよちくしょう。
とりまここまで。


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無爆装甲

3m級アストラナガンさんがかわいくてしょうがないニシキです。

どうやらフォルミッドヘイムがアストラナガンさんについての情報を持ってるようなので、しょうがないのでハーケン一行の旅についていく覚悟を決めた俺。であったが。戦闘?生身でその辺の機械フルボッコできる奴らと俺を一緒にしないでください。

とりあえず危ないので3m級アストラナガンさんの背後に隠れています。たまに支援として3m級アストラナガンさんがお呼ばれしてる時はゲッシーの背後に隠れます。うん、どんどんロボットがかわいく見えてきた。

とりあえず今目の前にぶっ壊されちゃったカルディアさんが転がっております。展開はえーってか、今更だ。

ハーケンたちはこの後急いでフォルミッドヘイムの奥へと進んでオルケストル・アーミーの人たちと会わなきゃいけない。のだが、ちょっとだけ待ってね3分くらい。と許可を貰って今カルディアさんのプログラムをいじくりまわしているのだ。

…内部に侵入していじくりまわるとかなにこのエロゲ。まぁまったく中身は違うんだけどね。0と1だらけのカオス空間だけどね中身。

とりあえずコードATAなくしちゃって、コードPTPの影響も受けないようにして。後は原作終わった後の3か月の間にたぶん鞠音博士に連れられて俺も修理手伝わされるだろうし。今んとこ放置でいいよな。

 

それからしばらく。見事フォルミッド・アーミーのそばまできたのだった。俺がこの間したことは荷物整理。終わり。今まで何かと戦場に出てることが多かったんでムゲフロ世界だと戦場で楽できるなぁと思ったり。

ともかく強面顔のオルケストル・アーミーのリーダー、エイゼル・グラナータさんとの会話ができることになりましたー。

いや、相変わらずハーケンたちはこの後もまだまだ忙しいんだけども。…この後マイティエーラのLv3へいくらしい。俺にも関係あることだから一緒に行こうと誘われてしまった。

まぁ、どう考えても3m級アストラナガンを気にしすぎっていうね。どう考えてもお前記憶喪失じゃないだろうっていうレベルで行動してるのにいまだにこうやって俺を信じて呼んでくれるハーケンたちは良い奴だよなぁと思う。まぁ、零児さんにはなんか疑いの目とかで当初見られましたが、たぶんハーケンとアシェンがなんか言ってくれたんだと思う。今はそんな感じしないしね。

ともかく、エイゼルさんにどうしても聞いとかないといけないんで、3m級アストラナガンについて聞いとく。

 

んー。こう来るとはなー。そうかー。んー…。

エイゼルさんにお話しを聞いた後。俺はハーケンたちと一緒にマイティエーラへと向かっていた。手にはとあるデータディスク。

読み込んでみたら中にはアストラナガンのデータがそろっていた。整備用に俺がZ世界で作ったアストラナガンのデータだ。整備用といっても整備するのは俺の役目だったんで、余すことなくアストラナガンのデータ出しちゃってたんだけどね。それをもとにフォルミッドヘイムは3m級アストラナガンを作り出したらしい。

残念なことはインフィニティ・シリンダーなど無茶兵器は使えるけど機体が持たないほどなのと、ティプラー・シリンダーは再現不可能だったことだ。

やっぱりα世界に戻るためには本家アストラナガンさんを回収するしかないよーだ。

アストラナガンの整備用データディスクはアインスト空間から流れてきたらしい。と、なればアストラナガン本体はアインスト空間にある可能性がある。

とてつもなく行きたくないが、ま。行くしかないか。

 



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無為説明

マイティエーラ。またの名をトライロバイト級「ネバーランド」である。とある事情で20年くらい前にこの世界、ロストエレンシアにやってきてどうのこうの。

ハーケンやアシェンの秘密が解き明かされるのと同時に、もう一つどうしても、いい加減説明しないといけない要件が一つ。

 

「…さて、マイブラザー。そろそろ、説明してほしいことがある」

ですよねー。ま、いつかそういう日が来ることくらいわかってましたって。

 

W00、シャドウミラーについてのことがわかった後、アインストが生み出した偽物との戦闘が終わった後。おもいっきし皆さんから不審者を見る目で見られました。

あれだ。マイティエーラの奥。Lv3まで来たのにハーケンやらアシェンについての情報はあるのに俺に対する情報が一つもでねーぞっていう。

そりゃでねーよ。俺スパロボOG世界の向こうとか一度もいったことねーし。さすがにここまで来たら説明しないといけないので説明する。

だいたい説明は以下な感じ。

俺は別の世界から来たんだよー。そこには数十m級のでかい機動兵器とかあって、国にわかれて戦争してるんだよー。そのなかで不慮の事故でうっかり世界間超えちゃって、たぶん俺と一緒に世界超えちゃったと思うアストラナガンを探してたんだよーっていう。感じの説明。

かなりアバウトな説明だけども、世界間超えてきてるのはネバーランドも同様なのでそのへんは突っ込まれなかった、というか無限のフロンティア事態がZに近い世界だしな。異世界とかについて違和感とかないらしい。

 

「それじゃ、あんたはこの戦艦とはどういう関係なんだ?あんたのデータはこの戦艦内にはないんだろ?」

「確認できませんですはい」

「ならばなぜそちがこの戦艦にいたのかの説明をしてほしいものじゃの」

んー。ネバーランドがいた世界と俺がいた世界が近しい世界だったからひかれたんじゃね?

「次元移動の際近しい要素に引き寄せられたということですか」

たぶん。と、いうかその辺はむしろ俺が聞きたい。

「それで、主はその本家アストラナガンが見つかったら元の世界へ帰るのか?」

うん。つーかアストラナガンって俺のじゃなくて借りもんなんだよな。かえさねーといろんな方向からフルボッコ受けそうでマジこわい。

まぁ、その前にいろいろと問題ごと片づけてからいくと思うけど。

「問題ごと?」

ん。ちゃんと片づけてから行かないと、すっきりしなくて落ち着かない主義なのだよな。

 

この後、ナンブ・キャッスルに戻った後が大変なんだ、うん。いろいろと。

まぁいろいろの内容はゲームやってりゃわかるとしてだ。アインスト空間にアストラナガンがいてくれるとうれしいんだけども、さて、どうなるかね。

 



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無得勘定

いろいろあって今俺はハーケン一行とともにシュラーフェン・セレストにいます。いろいろはアレだ。スルーしとく。

シュラーフェン・セレストはなんでも次元力を使って別世界へとつながるゲートを開くことができるらしく、アインスト空間へとつながるゲートを作るためにシュラーフェン・セレストにきたのだった。

ゲートを開いた後、ツァイト・クロコディールでゲートに突っ込んだ。ジャイアント・マーカス号のときも思ったけど相変わらずの無茶振りである。実際にそれをやる乗組員も艦長もすごいけども。

さて、アストラナガンさんはいるのやら、いないのやら。

 

さてはて、アインストレジセイアですよみなさん。観光案内しようがない見た目だ。とりあえず奥に進めば偽物のゲシュさん3体やらアークゲインとかいた。そういえばこの時点ではアークゲインの正体不明なんだっけ。プログラム変更…とかしてる場合じゃないのでとりあえずアークゲインはスルーすることに。今回は残念ながら3分待つとか言ってるレベルじゃないくらい…敵が出るので、とりあえずスルー。

とりあえずとっととヴァールシャイン・リヒカイト倒して世界平和を成し遂げたい限りだ。

 

最奥へとたどり着いたらなんかすごいでかい何かがあった。あれだ。ヴァールシャイン・リヒカイトだ。でっけぇ。や、そういえば普通にこいつらOGで出てきたんだよな。普通にどでかい機動兵器と戦ってるんだよな。んー。そう思えばこのサイズも小さいのかもしれない。とりあえず、俺はさっさと3m級アストラナガンさんの背後に回るとしよう。

アインストレジセイアに来ればアストラナガン本体と出会えると思ったのだが、今んとこ未発見だったりする。どこに、どこにいるのアストラナガンさんー!!!

そのへん歩いて探したい衝動にも駆られるが、俺には、無理だ。

なんかレーダーとかあれば便利なんだけどな。あ、3m級アストラナガンなら本体がどこにいるかわかるかもしれない。わからん?と聞いてみれば3m級アストラナガンさんが指さしてくれた。指さした先は…あの。その先ってヴァーシャイン・リヒカイトさんなんだけど。…まさかあれって言わないよな。

と、いったら首をふってさらに奥を指さした。んー。どんどん微笑ましい機体になるなこの子。指さした先を覗き込んでみれば、地面のほうを指さしていた。

…もしかして、あの辺にうまってんの?アストラナガン。と言ったらまた首を横に振られた。それから3m級アストラナガンさんは指さした先からぐるーっと俺のいるところまでの大きな円を描いた。

…このアインストレジセイアのコアになってんの?と、恐る恐る聞いてみたらうなずかれた。

 

…ナンテコッタイ/(^p^)>

 



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無限回帰

そういえばゲームでもすっげぇ毎ターン回復してたけども。しかし、アストラナガンさんはコアとして使われてるんだー、へー…うえーい…。

…やってらんねーほどヴァールシャイン・リヒカイトさんがガンガン再生していきます。

どうやらコアに使われてるアストラナガンさんのHP回復が効いてる様子。さすがの超人パーティのみなさんもいい加減辛い様子。パーソナル・トルーパーも機械とはいえEN切れすると大変だからなぁ。

ちょいちょい、3m級アストラナガンさん、お願いがあるんだけどさ。ちょっとあのヴァールシャイン・リヒカイトさんとこまで連れてってくんない?いや、マジで嫌なんだけどさ、普通に死ぬっつーの。でもアストラナガンさん連れてきちゃったのは俺だしさ。たぶん俺がいらねーことしてなきゃ普通にイングラムさんがケイサル・エフェスと殴り合ってるはずなんだ今頃。

ちょっと尻拭いしたいから手伝ってくれない?と聞くと3m級アストラナガンさんは大きくうなずいた。

お持ち帰りー!したい衝動にかられるけども、まぁ、まぁ。今は置いといて。俺は3m級アストラナガンさんにおんぶされる形でヴァールシャイン・リヒカイトさんとこまで行くのだった。

 

アストラナガンさんをコアにしてるにしちゃヴァールシャイン・リヒカイトさんのサイズはちっちゃい。アストラナガンに寄生してるって感じではなくどっからかアストラナガンさんの力を搾取してる感じなんだろう、たぶん。

ヴァールシャイン・リヒカイトさんが再生するときにおそらく、再生するエネルギーをアストラナガンさんからとってるはず。んで、アストラナガンさんからエネルギーをとってるときはなんらなかの手段でアストラナガンさんと同調してるんだろう。

アストラナガンさんと同調=その時、ヴァールシャイン・リヒカイトは機械と同調している。

機械と同調なら、俺だってやりようがあるのだ。

 

突撃するように、再生中のヴァールシャイン・リヒカイトへと向かう。触れた瞬間に内部からプログラムとしてアストラナガンさんに接触する。とりあえずアストラナガンさんがその場から動いてヴァールシャイン・リヒカイトから離れてくれればいいわけだ。

やや錆びついてそうなティプラー・シリンダーを動かして空間移動させる。ついでに世界間も移動してもらう。

突然、巨大な機械がアインストレジセイアに現れた。それに驚くハーケン一行に大丈夫だと声をかける。

エネルギー源がなくなったヴァ―ルシャインさんは実に苦しそうだ。しかし、お情けなんて気分無いので容赦なくフルボッコにしていく。

最後、ハーケンが放った一発がヴァールシャインを貫いて、それとともに世界が真っ白に包まれた。

 

…基本的に真っ白になるの多いよな、とかそれつつ、俺も例に従って白い世界に包まれた。

 

 

 

 

ふと気づいたらまたマイティエーラの中にいた。

無限ループって怖くね?

 



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無限開始

無限ループじゃなかった。釣り乙。マイティエーラだと思ってたら別の場所だったようだ。

いや、あれ原作終わった後無限のフロンティアの各地域に飛ばされるじゃないですか、その知識ありーので、ろくに目が暗闇になれてない状態で機械的な場所に着いちゃったらそりゃマイティエーラだと思うんだ、うん。

機械的な場所…と思ったが、目が慣れてからしっかり見てみればどうやら俺はアストラナガンのコックピットにいるらしかった。なんかすごいエラー吐いてるけど。たぶん気のせい。

画面上に出るエラーをとりあえずスルーしつつコックピットから外の景色をのぞく。外の景色は、なんというか、ものすごく真っ暗で何とも言えない。

しいて言うならアインストレジセイアに近いだろうけど、ヴァールシャインさん倒したしそれは無い。ハーケン一行は無事自分の世界帰れただろうし俺としては3m級アストラナガンさんの所在が気になるところ。ものすごくお世話になりましたので。

そのままここにいてもどうしようもないのでエラーを処理しつつ、アストラナガンさんにお願いして周囲を調べてみることにする。

 

さてはて、ここっていったいどこなんだろうね。

 




ムゲフロ編ここまで。
次と次の次が一番の問題作っていう。

*矛盾を修正するため本文を微修正。後誤字修正。今更である。


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第二次スーパーロボット大戦α
終わって始まってまた終わって。


さて、ここはどこだろう。アストラナガンさんでもいまいちわかんないんだけども。えー。迷子ですか…そうですか。

右。わからん。

左。わからん。

前。なんかでっかいじーちゃん。…じーちゃん?

 

…ど、ちらさま…

『名乗らずとも汝は知っている』

いや、うん。なんていうか。はい、気づいたらラスボスが目の前にいるんすけど…さっき突然出て来たっぽい?

 

目の前の存在。まさしくラスボス!!無駄に声が良い、ぜったい歌うまいぜこいつ…なラスボスさん。

…霊帝ケイサル・エフェスがなんか目の前にいた。

 

え、えーっと、なんで俺こんなとこいんの?ここどこ?あれか、負の無限力がどうのこうのって場所か。

『そして汝の肉体を維持する力の源でもある』

え?負の無限力が?あの、意味わかんないです。俺にわかるように説明してください。

『死して魂だけとなった汝をこの世界へ呼んだのは我である』

えーっと、呼んだ?

『呼ばれし汝は役目を果たし、平行世界の支配者を下し、黒い天使の力を借りて肉体を得た』

えーっと、平行世界の支配者って、ジ・エーデル・ベルナルみたいな?んでアストラナガンの力を借りて肉体を得たって?

『そう、汝は実に優秀な駒だ。そして、悠久の時を汝は我の優秀な駒であり続ける』

…そりゃ、ケイサル・エフェスのもくろみ通りαの人らの戦力そろえてアポカリュプス乗り越えますよ?…そうしないと世界に明日は来ないし。

『汝は駒。力は剣。我は支配者。まつろわぬ霊の王にして、あまねく世界の楔を解き放つ者なり』

 

『かの者達の意思を、そのしもべ達を、あまねく世界から消し去らんがために』

 

『我が名は霊帝……駒よ、全ての剣を我のもとへ。汝は慕わずして生は無い…――」

 

 

 

そうか、俺はケイサル・エフェスに呼ばれてこの世界に来て、負の無限力で本当は無いはずの肉体を形成してて、そんで世界を霊達の世界にするために全力で手伝いをさせられるわけか。

 

――自分の役割に気付いた時君はいったいどんな顔をするんだろうね!!!!――

 

 

――…あぁ、これは、困った。

 




霊帝がニシキをよんだ理由は原作の展開知っててアポカリプス乗り越えさせるための道しるべとさせるため。
ジ・エーデルあたりから平行世界の存在聞いたんじゃないかなぁあの人オモシロかったらなんでもしそうだし。
ニシキがZ世界に行ったのは霊帝のお仕事で、ジ・エーデルの能力が邪魔と判断したとかそんな理由。


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第三次スーパーロボット大戦α
永久欠番


本来ならこの場所にサルファのお話が入るのですが、実は作者はサルファをクスハ主人公でクリアしたことがありません!本当に申し訳ありません。
やったことがあるのがクォヴレーとトウマのみという。クスハ編プレイ後改めてサルファ編を作りたいと思います。
ざっくりと決まってるのは以下の通り。

・アストラナガン憑依状態でスタート→クォヴレーinニシキ状態で残念なイケメンになる。
・ニシキはアポカリプス回避で行動。しかしαメンバーズにここにいるよーとは宣言しない?(負い目感じて?)
・まぁもちろんバレる。リョウトとリオあたりに。
・孫と立場的に同僚?
・ケイサル・エフェスぶっつぶす。ここ重要。

といった感じです。クスハ編プレイ後クスハ編の話をリョウトとリオにチェンジしてトウマとクォヴレーとセレーナさん…は入れれるかなぁ…とまぁそんな話にしたいなぁという展望にも満たない妄想だけしております。
作者がクスハ編をプレイして日の眼を見るその日までお待ちいただけると幸せです…



これだけではアレすぎますので、ニシキの設定等を公開していきます。ちなみに、めちゃめちゃ長いです。いつもの4倍くらい。
興味がある方はどうぞご覧ください。ない方は普通にスルーでいいです。


◆オリ主設定

名前:弐式(ニシキ) 本名は本編未登場。

種族:地球人(別世界の日本人)

性別:男

年齢:21歳

生年月日:9月7日

星座:おとめ座

血液型:AB型

所属:大学生(元の世界にて)⇒ロンド・ベル隊⇒テスラ・ライヒ研究所

階級:少尉

 

◆概要

21歳の日本人。弐式というのはバルマー戦役中につけられた愛称であり本名ではない。本名は本編未登場。見た目はクールな青年に見えるが中身はそんなことはない。想定外の事態など、驚くと言葉遣いが2ch語になる。

もともと工業大学出身ということもあって多少機械に心得があるが整備を任せれるほどではなかった。彼がロボットの操縦、整備と機械に強いのは彼がとある能力(能力欄参照)を保持しているからである。

バルマー戦役時はグルンガスト弐式に憑依した状態で過ごしていた。リョウトが搭乗するとなぜかリョウトに憑依してしまい、一時はリョウトの別人格ではないかとも言われていた。しかし、その後行ったストライキにより人権を確保。以後、彼はニシキという名前でロンド・ベル隊での活躍を続ける。基本的にはスパロボ乗りと仲が良いがブライト艦長とアストナージは別のようだ。彼らはニシキが人権を得るうえで初期に彼を人間と認める発言をしたためであり、この二人からの頼みごとは無碍にできないようである。バルマー戦役最終決戦の際アストラナガンとともに行方不明なっており、以後サルファ開始までMIA扱いとなっている。

 

サルファでアストラナガンとともに帰投、後に肉体を再構築するが、ゼ・バルマリィ帝国の霊帝の手のものであったことが発覚しαナンバーズから疑いの目を向けられる。旧ロンド・ベル隊の説得と彼の態度によりαナンバーズから認められるが一部の者からの疑いの目を避けようは無く、また旧ロンド・ベル隊内でも突如肉体を持って現れたニシキに不信感を感じている者も少なくなかった。また、本人も肉体についての説明がややこしいことを自覚しており、霊帝ケイサル・エフェスの存在が明らかになるまで自身についての情報を周囲に話すことはなかった。霊帝ケイサル・エフェスの存在が明らかになってからは積極的に情報を公開し協力する。最初から最後まで妥当霊帝ケイサル・エフェスを掲げており、その意思が一度でも揺らぐことはなかった。

 

虚空の使者となったクヴォレーとイングラム・プリスケンはニシキがと世界の出来事をゲームや小説にしたものがニシキの世界にあることを知っている。ニシキから明かしたのではなく、ともに虚空の使者として気づいたようだ。混乱を避けるためにこの事実はこの二人以外には一切しられていない。クヴォレーに、なぜゲームの世界に命をかけるのか?と問われたさいにニシキは、今の俺の現実はこの世界だから、と返している。

 

実は熱気バサラのファンであり。カラオケの18番は突撃ラブハートである。そのためかサルファの最終戦時は異様なテンションであった。

 

◆霊帝ケイサル・エフェス

霊帝ケイサル・エフェスが人類にアポカリュプシスを乗り越えさせるためにα世界へと呼ばれている。霊帝ケイサル・エフェスの目的は人類にアポカリュプシスを乗り越えさせ、正の無限力を持つαナンバーズを抹殺し、世界を霊達の世界へ帰ることであある。スパロボαシリーズの流れを知るニシキはその手段の一つとしてαナンバーズにアポカリュプシスを乗り越えさせるために呼ばれた(霊帝ケイサル・エフェスを倒すためにはαナンバーズに困難を乗り越えさせねばならないが、生の無限力を持ってアポカリュプシスを乗り越えさせることが霊帝ケイサル・エフェスの目的であったため)

なぜ霊帝ケイサル・エフェスが別世界でスパロボαシリーズという作品があるということを知っていたかというとZ世界のジ・エーデル・ベルナルから接触されたためである。ジ・エーデル・ベルナルは面白くしようという考えのもと霊帝ケイサル・エフェスに接触しニシキがいた世界のことを教えた。その情報をもとに死んで魂状態であったニシキを負の無限力を持ってα世界へと転移させた。

 

◆肉体について

死んだあと、魂の状態でケイサル・エフェスにα世界に召喚されたため本来彼の肉体は存在しない。しかしスパロボαでアストラナガンとともに世界を超えた際、大量の負の無限力を得たことで肉体を維持するだけの力を得ることとなった。それにともない、失ったコックピットを再生するアストラナガンの一部を素体とし肉体を構成した。本人も無自覚で肉体を構成していたため、これらは霊帝かジ・エーデルの意思が働いている可能性がある。また、アストラナガンの一部を素体にしているが、その素体は原子レベルで魂と同化しており、分離は不可能である。スパロボZで彼がアストラナガンを動かす描写があるが、彼がアストラナガンを動かすことができたのは一部を素体としているからである。しかし、インフィニティ・シリンダー等無茶武器は使用できない。おそらく、ニシキ当人が自身では扱いきれないものとして無意識に発動を制限していると考えられる。

ニシキの肉体は素体を魂と同化したアストラナガンの一部を使用しており、肉体の維持に負の無限力を使っているが、肉体を維持するにはかなりの負の無限力が必要となる。そのため負の無限力がα世界よりも弱いと考えられるNEO世界の地球などでは肉体を構成できず魂だけの存在となってしまう。この状態のとき、魂だけでは身動きどころか存在すらできず、憑依した物体が消滅してしまうとニシキという存在も消滅してしまうほど危うい状態になる。逆に言えば負の無限力が十分で肉体を構成している場合は肉体が死と同等のダメージを受けてもすぐさま再生し復活することが可能である。ちなみに、にょきっと腕が伸びてくるのではなくて、すーっと光が集まって肉体を構成する感じで再生する。グロい再生の仕方ではない。たいていは一年戦争後の話なので肉体もちである。

 

◆特殊能力

α世界に来たときグルンガスト弐式に憑依していたためか機械に融和性を持ち憑依しやすい。そのため肉体がある状態でも機械に触れることでその内部へもぐりこみプログラムとして内部を移動することが可能である。この能力は接続<アクセス>と呼ばれる。彼がアストラナガンをすぐさま動かせたのもくの能力のおかげであり、理論上この能力を使用すれば特別な能力が必要でない限りどんな操縦方法の機体であろうと自分の手足のように動かすことが可能である。この能力はプログラミングや情報収集にも活用でき、情報収集ではスパロボZ世界においてUNの異常性を示し隠された真実を突き止めた。どのようなロックがかかっていても簡単に突破し、機密情報であろうと得ることができる。インターネットが接続されている端末ならインターネット上から侵入することも可能、LANにも侵入することができる。そして、これが一番の問題なのだが電源のコードからも侵入ができるため、自家発電など完全に孤立したものでない限り内部に侵入し情報を得ることができる。また光の速さでコード内を移動できるため位置に関係なく世界中の情報を得ることができる。このチートすぎる能力は便利であるが、便利ゆえに命を狙われる可能性があるとサルファの時点でブライト艦長から命令以外の使用を固く禁じられている。それ以外にも使用を禁じられており、戦時中でも彼が能力を使用したのは操縦と整備、その他の緊急時のみである。サルファ終了後ではほぼ使用していないと言っていい。また彼がこの能力を持つことを知っているのはαチームのみであり、彼らも固く口を閉ざすようにと言われている。(別世界には数名この能力を知っている者がいるが、彼らにも硬く口を閉ざすようにお願いしている)

◆別の世界へ

彼の素体であるアストラナガンの一部のせいか、または肉体の維持に負の無限力を使っているせいかわからないが、たまに別の世界へ飛ばされることがある。たいてい、その世界ではなんらかの問題が起きており負の無限力が増大しつつある。ニシキはその世界からα世界への帰還方法を探すため話の本筋にかかわることが多い(次元力を持つ者がだいたい敵側にいるため)。現状において彼単体で別世界に行ってしまった場合、帰る手段がディス・アストラナガンを待つかバンプレイオスに次元斬を使ってもらうしかないためこのような状況になることが多い。今のところ帰還方法としては霊帝(Z世界後)、バンプレイオス(W世界後)によって帰還した例がある。

 

□スパロボαシリーズ

初めてニシキが訪れたスパロボ世界。αの時点では肉体は無かったがサルファでは肉体を伴って参加。αシリーズのラスボス、霊帝ケイサル・エフェスとの関係で一時不穏な空気が流れるが行動を持って自身の潔白さを証明する。基本的に彼が生活しているのはこの世界で、彼か本来いた地球ではもう彼は死んでしまっているので生まれた世界へ戻るつもりはないようだ。

 

□スパロボZシリーズ

彼が肉体を伴った状態で初めて訪れた世界である。肉体を作るときに何か問題があったのか当初訪れた際、彼は記憶を失っていた。能力を使いUNの罠を突破したり、アストラナガンを運用している。第一次Zのみアストラナガンを使用する。二次スパロボZ(前編・後編)ではマリリンと出会いマリリンの頼み(隊を抜けた隊員が心配だからとかいう理由)からクロウの様子を確認&マリリンに報告することに。マリリン的には離れていったクロウに対する優越感とか、それ以外にクロウがかかわる事件の情報とかで利益を得ている。ニシキは何も考えてない。ほら、マリリン見た目かわいい子だから…

前編ではマリリンは暗躍する程度。後編ではもうちょいかかわるのでは?未だ未定。

 

□無限のフロンティアシリーズ

この作品では原作開始の約20年前に移転する。第一次Zから移転してきたところでアストラナガンの行方を捜しながら流れで兄弟ということになってしまったハーケンとアシェンとともにツァイト・クロコディールで20年を過ごす。この間肉体に老いが見られなかった理由をエルフのような種族だからとごまかしている。また、この世界でアストラナガンのダウジングサイズが作られた。EXではアストラナガンのダウジングサイズにOG組が驚いていた。またWシリーズのPTPやATAを解除したりと大きくEXの話からかい離している部分がある。

 

□スパロボW

ヴァルストークファミリーに拾われしばらくトレイラー稼業を手伝う。その後ヴェルダーに入るが一部ではロボットには乗らずヴァルストークの乗組員として活動する。二部からのお話は本編参照。

 




すみませんすみませんすみませんすみません状態。


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スーパーロボット大戦W
ぷろろーぐ。


気づいたらなんか宇宙にいた件について。

 

右を向いてみる。暗い。

左を向いてみる。暗い。

前を向いてみる。暗い。

 

…星が綺麗だなーとか、現実逃避やってる場合じゃない。

 

何故かはさっぱりだが気づいたら何故か宇宙にいた。夢とか幻とかそういうレベルの問題じゃなくて宇宙にいた。いみわかんね。

落ち着いてここに来るまでの事を考えてみた。テスラ研でテストするからと言われたんで機体に乗ったのは覚えてるが宇宙じゃなかったよ!?おい!しかもなんか確認してみたらコックピット部分と他一部しか残ってないんだけどいみわかんね!!なしてこんな状況なのいみわかんね!!!!

 

『ガー…おい…だいじょうぶ…か…おーい!…』

 

突然通信が入ったんでびくった。コックピットだけでマジどうしようもない状態だったんで天から神な感じで歓喜なんだが。誰だろう?宇宙に上がってる人らで知り合いとかごまんといるが、そのうちの誰かだと嬉しいけども。

いろいろ会話してみるところ、どうやら保護してくれるらしい。スペースマンは困ったときには助け合うものだからだそうだ。

へー、スペースマン。へー。

遠くのほうからなんかでっかい宇宙船がやってきた。

 

 

…こんどはスパロボWですか、そーですか。

 




スパロボW編。


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双方困惑

どうも、テスラ研で機体のテストしてたら世界間移動してたニシキです。

世界間の移動に耐え切れなかったらしく機体はコックピット部分以外ぼろぼろ。チリと化してた。ちなみにコックピット部分は大丈夫だったのか?と聞かれればそうでもなかった。負の無限力どうのでどうにか助かったらしいよ!…死ぬ一歩手前じゃねぇかマジありえん。

なんで宇宙空間にいたの?やら、機体ぶっ壊されてるけどなんで?とか聞かれたんで、スパロボZ世界よろしく、記憶喪失でごり押しといた。いや、Dボゥイさんも記憶喪失詐欺してるしいけると思ってさ!そしたらなんか戦闘で機体ぶっ壊されてその恐怖で記憶飛んだかわいそうな人扱いを受けた。…まぁ、自業自得なんでいいけどねー。

ヴァルストークファミリーにはすでに死神さんとかいらっしゃってるんでどうやらもう物語は始まってる様子。な、なんだってー。その後GGGに向かったんでまぁそんなに進んでないみたいだけどねー。

GGGに降りた後とりま保護してもらったんだけどさ。俺が乗ってたコックピット調べてどこのどなたさんか調査してたり、ちなみに操縦系統はこの世界と同じで連合の機体じゃないってわかったぐらいで後はスルーだった。ごめんEOT技術バリバリなんだそれ。異空間移動に耐えれる機体じゃなくてマジ助かった研。

どれだけ調べても俺の正体はわからないんで困りもんらしい。そりゃ俺のデータなんてこの地球にないもんで、俺はいったいどこのどなたさんなんだろうという話しになったわけだ。俺も気になる。どうやって俺α世界に帰るの?っていう。

いや、今までだったら憑依能力使ってアストラナガンのティプラー・シリンダー動かして空間転移!とか、まぁできなくもない状態だったんだけどね?…いないじゃん!この世界にアストラナガン…ってかディス・アストラナガンいないじゃん!!

…どうやって戻るよ、俺。クロスゲートもない世界なのにどうしろと…いろいろ考えたあげく、唯一思いついたのが、コレ。

 

ザ・データベースの膨大なデータの中に一個くらい次元超えるものとかあるんじゃね?

 

もう、俺はそれに賭けるしかないのだった。後はα世界でバンプレイオスがクロスゲート使って迎えに来てくれる可能性ぐらいしかない件。だが何処に飛んだかわからん状態でこれは結構むずいと思われ。T-LINKとかないもんなぁ…ボソンジャンプも可能性はあるが、俺は火星生まれではないのであった。残念。

と、いうわけで目下の目標はザ・データベースを本来の役目に戻すことになった。ようするにスパロボWって作品を最後まで突き通すってことですよ。

 

カズマにヴァルストークファミリーはヴェルターに参加するんだけどお前どうする?と聞かれて、もち、参加するお!ただし、整備班で!!と返した俺は何も悪くないと思うんだ。

や、だってパイロットとかここ最近マジやってないんで…つーかそもそも最近まともな戦場に出てないんで…

実はこれがサルファ終了後から5年後に起こった事態だとはだれも思うまい。

 

 

「親父、ニシキもヴェルターに参加するってさ」

「そうか…どこの誰かはわからんがニシキの整備技術はかなりのものだ、手伝ってもらえるのはありがたい」

「ヴァルストークやヴァルホークの整備もすぐに覚えたしな。デュオたちのガンダムやGGGのロボなんか見ただけですぐに整備してたぜ。あいつも悪いやつじゃないみたいだし、心配しなくてもいいんじゃないか?」

「確かに彼は自身は悪い人間ではないのだろう。だがその優秀さが問題なんだ。あれほどの技術力をどこで学んだのか、機体も連合のものではないようだしな」

「さあな。もしかしてあいつ地球の人間じゃなかったりしてな」

「ナチュラルではない…まさか、いや…」

「おい、親父?何考えてるんだ?」

 

で、ここから盛大な勘違いが始まると。

 



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双偽喪失

どうも、テスラ・ライヒ研究所所属リョウト・ヒカワ博士助手の技術班兼テストパイロット改めヴェルター整備班になったニシキです。肩書きが短くなって実に名乗りが楽に。

今日も楽しく整備してたらDボゥイさんの記憶喪失詐欺がバレちゃったって話しをカズマと某死神さんから聞きました。へー。そーなのかー。

カズマからは記憶喪失仲間が減っちまったな!って言われて、死神さんからは実はお前もDボゥイと同じで記憶喪失って言ってるだけかもなーとか言われた件。その時はだったら楽なんだけどなーとか言って笑っといた。…ぜんぜん笑えねぇんだけど!!!

いや、いやや!!ぜったいなんか気づいてるだろJK!!この死神さん直接聞かずに間接的に攻めてくるんだけど!もういっそのこと直接…聞かれてもこまるからこのままでいいか。

いったい艦長とかは俺のことどこのどなたさんだと思ってんだろうなぁ…いっそのこと、ゼ・バルマリィ帝国から来ましたとか言っちゃったほうが良いんだろうか。異世界から来ましたとかよりも信憑性があるとか言われたら悩む。

そのほかにもいろいろな方面から何もんだと思われてるらしく、ミスリルのSRTの誰かひとりが常にそばにいるような気がしたりね。

 

ぷるぷる。僕は悪い不審者じゃないよ!良い不審者だよ!!

不審者ニシキが仲間になりたそうな表情でこちらを見ている、仲間にしますか?

 はい

→いいえ

 

…これは酷い。

まぁ俺がどこの誰かさんかなんてわかりようが無いのでどうしようもないんだけどね。異世界人っていう証明しようにもEOT技術はぶっ飛んでて無理だし。

どうしようかなー困りもんだなーとか思ってたらとある戦闘終了後にこんな事態に巡り合った。

 

「お、ちょうどよかった。実はニシキにちょっと聞きたいことあるんだけどよ」

んー?今ちょうど終わったところだからいいけど?デスサイズヘルかヴァルホークに気になる個所でもあんの?

「いや、その辺はまったく問題ないんだけどよ。実は今日の戦闘でとある女性に出会ってだ」

あー、そういえば途中で手伝ってくれたピンクの機体あったなぁ。

「そいつが俺とミヒロの名前と、後ニシキの名前も言ってたんだけどさ。お前なんか心当たりないか?何か思い出すとか」

…まったく、思い出さんね!つーか人違いじゃね?

 

…なんでアリアさん俺の名前知ってんの?

ザ・データベースのアリアさんがなんでか俺の名前を知ってたらしい。いや、俺、初対面っつーか、現時点では会ったことすらないんだけど…どゆこと?この世界どうなってんの?意味わかんね。いや、マジで意味わかんねーんだけど!!??いやいやいやいや…ねーよwww

 

 

 

「ニシキはしらねぇって言ってたな。やっぱり同じ名前の別人のことだったんじゃねぇか?だいたいあいつ記憶喪失で何も覚えてないしさ」

「ヴァルストーク関連で整備士っていったらあいつしかいねぇだろ?だいたい、あいつは記憶喪失なんかじゃねぇぞ」

「…はあ!?なんでそんなことがわかるんだよ!」

「おまえなぁ…記憶喪失の人間がほいほい機体整備できるわけねーだろ。しかも整備の腕前はプロ級だ。ありゃそうとうな修羅場をくぐってるぜ」

「あいつが、なぁ…そういえば親父もナチュラルがどうとか言ってたな」

「タカの目もそういう結論に至ったか、…こりゃレディ・アンにも確認を取る必要があるかもな」

「おい?デュオ?…くっそ、また俺だけ置いてけぼりかよ…」

 

 

勘違いが、さらなる勘違いを呼んで大変な感じに。

 



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双無限力

どうも、なんだか勘違いを受けてるような気がするニシキです。前回のピンクの機体の女性、アリアさんの名前にブレス艦長が心当たりがあるとかでヴェルターのみなさんは楽しそうにいろんな噂を流してるとです。そしてそれに巻き込まれる俺。なぜだ。

アリアさんは実はカズマの生き別れた双子で、実はニシキはアリアさんを拾ったの親代わりだとか。実はアリアさんは俺の妹だとか。

なーんでーやねーん。思わず関西弁で突っ込むぞ!?人の想像力ってやつはなかなかに尋常じゃない件。テラ大迷惑である。

前回会ったときはアリアさん敵側になってZマスターを使ってザ・パワーを調査するとかで大変だった。主に俺が。誰かわからん俺の名前を知ってるアリアさんが敵だってことは俺は?っていう。まったく無関係だから気にすんなし!!!

そういえばその時に初めてヴァルガードになったんだけどさ…いや、あれ操縦してるほうはいいけどさ、格納庫はけっこう大変なんだけどあれ。がっちょんがっちょん合体するときにナナメやら上やらに動いて置いてある機体とかそれ以外もテラカオスぐちゃぐちゃっていうね。

そのおかげで地球に戻るまでの間に大掃除することになったり。まぁぐちゃぐちゃだといろいろ整備も大変になるんでありがたいけどさ。チューリップクリスタルとか格納庫にごろごろ落ちてんだよね。まぁ明日のイベにすっげぇ重要だからしまえないんだけどさ。

 

「それじゃニシキちゃんはこっちをお願いね。私は補給機のほうを見て来るから」

へーい。お兄さんはおとなしく頑張りますお。

 

さてさて、今日は何の日~2月14日~である。聖バレンタインの光の日だよー。きたよーきちゃったんだよー…。…まったく嬉しくない。むしろ嫌がらせに近い。

ヴァルストークに連絡が来たんで大急ぎで現場に行ってみればラダムやらイバリューダーやらが邪魔してなかなか辿りつけないで困ってたらインファレンスさん登場。線路上に出て来たんでそれをどかせるためにカズマがヴァルホークで出撃。無茶すんなお。とりまー俺も用事があったんで整備をこっそり抜け出して格納庫の奥へ。

大掃除のときにあらかた燃料とか整備とかしたんで大丈夫だとは思うけどもな。んーよし、大丈夫と。後はあの人を来るのを待つだけか。と、待ってたら足音が。あの人が来たのである。そう、ブレス艦長。その人だ。

 

「…!?ニシキ…?なぜここに」

説明は後でごゆるりと!それより急ぐんっしょ?燃料系統はさっきチェックしたから大丈夫っすよー。

「…まるでこのことを知っていたような準備のよさだな」

…虫の知らせってやつかなと、それよりも!いいから時間ないからとっとと急ぐ!!

「それもコーディネーターの能力というわけか…」

コーディネーター?いや、ブレス艦長なんかすごい、すごい方向性の違う何かを見出してるような…

「いや、なんでもない忘れてくれ。…確かに整備も万全だな。重荷になる積荷もない、これならすぐにカズマのもとへ着くだろう」

そうそう、積荷もないし…え?

 

積荷もない?積荷もない…、積荷が、ない?

アレ?おかしくね?積荷っていうか、チューリップクリスタル積んでるはずじゃね?アレ?

 

「大掃除の時に何かしているとは思っていたが…このときのためだったとはな」

 

大掃除んとき?アレ?そういえば俺も何か見たような…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それじゃニシキちゃんはこっちをお願いね。私は補給機のほうを見て来るから』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、なるほど、 あ の と き か ! ! ! !

 

 

 

あの時かよ!!!そういえばドックのほうに行って帰りになんか持ってきてたりしてたよ!!!掃除ってチューリップクリスタルかよ!!!…確かにそこらじゅうにあったから邪魔にならねぇのかなとは言ったけどさ俺!!!!

よりにもよって俺のミス!?いやいや、いやいやいや、いやいやいやいや!!!????

うっわマジやっべチューリップクリスタル持ってないとボソンジャンプできないじゃん!!ここでブレス艦長がチューリップクリスタル持ってこの宇宙の前の宇宙までボソンジャンプしてそこでザ・データベースの面々作るんだぜ!!??ここでブレス艦長おじゃんとかマジねーよ!!!!このスパロボWって作品自体がとん挫するわ!!!

 

「ニシキ!離れていろ!…シホミたちを宜しくな!」

あぁちょい待ち!!任されようにも今の俺じゃ無理!無理ぽ!!無茶ゆーな!!!

 

今にも発進しそうな輸送機に飛びついて根性で中に入る。ブレス艦長の驚いた声が聞こえてきたが、何を理解したのかフッ…と笑って輸送機を発進させた。いや、俺できればおりたかったんですけど…

輸送機はぐんぐんスピードアップしてカズマのいる宙域まで移動する。そこで操縦室までたどり着いた俺。俺の存在を確認して速攻で操縦室を出るブレス艦長。操縦はお前に任せたってか!くそ!!任されてやるよコンチクショー!!!

カズマのいる宙域で停止、それを確認したブレス艦長はすぐさまカズマのもとへと向かった。チューリップクリスタル?すれ違いざまにブレス艦長の服のぽっけに入れといたよ、お守り!とか言って大量に。ブレス艦長はまたフッ…と笑ってたんでどっかにやることは無いと思う。

 

「…親父!」

「しっかしりろ、カズマ!宇宙ではあきらめた奴から死ぬぞ!」

そうだそうだ!あきらめないでいれば何とかなる!ならなくてもなんとかするもんだよホント!

「ニシキ…!」

「すべての要素はそろった!!今ここに僕たちの旅は始まるんだあっ!!」

足りてるどころかむしろ一個多いわ!!って…あー!!もうインファレンスこっちに攻撃するき満々じゃねぇかあぁもうクソどうしろってんの!!??

「あいつ、攻撃するつもりだ!」

「お父さん!カズマちゃん、ニシキちゃん!!」

 

目の前ではインファレンスさんが楽しそうにこっちに攻撃しようとしてました。

 

 

 

あぁ、もう、無理ぽ。

 

 

 

「うわあああああああっ!!」

「カズマーっ!!」

 

 

 

閃光が宇宙に広がって、宇宙はまた真っ白に染まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いうことで今この場にいるんだけどさ、どう思う?

「いや、どう思うかと聞かれてもだな…ともかく、お前が生きていたことに安堵したさ」

あー。どもども。いや、俺も死んだんじゃね?と思ってたんで生きてるのとか棚から牡丹餅。んで?カイトさん今後戦う気ないんしょ?

「…あぁ、今の俺では戦えない…戦いたくない…」

そっかー、戦えないでもいいから、とりあえず俺もサーペントテールで働けるか聞いてみてもいいか?

「かまわないが…ヴァルストークへは戻らないのか?」

カズ…カイト残して一人で帰還ってーのもやなもので。つーわけで、これから宜しく!あ、整備とか任せてくれてぜんぜんOKだからな!!

「あぁ、お前の手際はヴァルストークの頃から知っている。不満はないさ…それにしてもニシキ、お前なんか投げやりになってないか?」

そんなことないよ!…なぜかボソンジャンプで半年も飛んじゃった意味わかんね!!とか、思ってないよ!!

「…いや、その状態のことを投げやりというんじゃ…」

 

 

男ニシキ。電子の迷い人と名高いニシキさんでありますが、ボソンジャンプに巻き込まれたあげく、貴重な半年間ぶっ飛ばされました。

 

…どういうことなの?(´・ω・`)

 




長いなー。
キリいいし今回はここまで。


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双限無会

どうも、なんか半年もぶっとばされちゃったニシキさんです。気づいたらなんかメビウス乗ったカズマの前にいた件。光った後、突然目の前にメビウスが出てきちゃったんで思わず、ほああああああああああ!!!!!!っていう司令官よろしくな奇声をあげてしまったとです。んで、メビウスに乗ってたカズマもびっくりしたのか同じような奇声あげてた。すまんそ。

とりま、声でカズマと判断したんで、オレオレ!オレだって!!っていうオレオレ詐欺的な始まり方でカズマに事情を説明。最初はぽかーん顔だったのに中盤では怒りだして(ニシキの名を語った偽物だな!ニシキは…あいつは俺を守って死んだんだ!とか言い出した。もちつけ。本人です)いろいろ大変だったけど最終的には俺とカズマしかしらないアレやコレを言いつつ泣き落として信じてもらいました。

前回のやりとりはその時のものっていうね。とにかく安全第一とカズマ…カイトが今所属してるサーペントテールに俺も整備班として参加させてもらうことに。戦えないカズマ置いていく気にもならんしね。

 

サーペントテールに参加してそうこうしたところでヴァルストークファミリーと遭遇。やあ。と俺はあ~る君よろしくな返事を返したんだけど、カズマはそういう気分じゃなかったらしく明らかに避けてた。

どうやらカズマは自分のせいで親父さんと…どうやら俺も死んだと思ってたらしい。自分の力が足りなかったせいで親父とニシキが死んだどうのこうの。いや、俺は普通にチューリップクリスタル渡すのミスったせいであって自業自得なんだが。まぁ、そのへん説明するとややこいのでしないけどさ。

 

「俺の力が足りなければまた…誰かが死んでいくんだ…」

 

…足りてても助けられないときもある。知ってても、知ってるからこそがんじがらめになって助けられないこともある。俺としてはがむしゃらにただ助けることだけを考えらえるカズマが羨ましいとさえ思う。

でも、だ。俺にだってちょっとくらいは救える命はある。救えないはずの地球の明日を救えたり、もう会えないはずの妹の命を救えたり。ほんのちょっとだけど、戦闘の規模を小さくしたり。がんじがらめの俺にだって救える命は多少あるんだから、縛られるものが何もないカズマはもっと大きなものが救えるはずだ。だから、また、立ち上がってほしい。

 

…なぁんて、ガラにもないことを思いつつ。カズマとヴァルストークファミリーのみなさんの会話を黙って聞いてた。俺はしょせんヴァルストークの居候で、俺が入る隙間なんてないしねー。

 

戦えないカズマ。それでも妹パワーはさすがだぜ!ってことでホリスさんに怒られつつもタカの誇りを取り戻して再びカズマはヴァルホークに乗ることになった。

俺も無事ってことでヴァルストークファミリーはすっごい歓迎してくれた。どうやら誰もボソンジャンプの可能性をみじんも考えてなかったらしい。まぁ飛んだとしてもすぐ見つかると思うよなぁ。まさか半年もかかるとは俺が一番びっくりだよ!!

無事に再会できた後、これからどうする?って話しになったらGGGからお呼び出しが来た。なんでも半年前に解散したヴェルターを再結成するだってさ。

バイオネットやら火星の後継者やら敵対組織が二部からまた増えるんだもんなー、大河長官も大変なようだ。さーて、整備士として一生懸命ザ・データベースを本来の役目に戻すため頑張るぞー。

 

 

 

「なぁ凱さん、ニシキっていったい何者なんだろうな?」

「何者…とは。カズマ、どういう意味だい?」

「実は途中でオーブの新型機体を奪取してさ、型はガンダムによく似ているんだが微妙に違って作業が難航してたんだが、それをニシキがさっと整備してたんだ。ロウさんもその手際に驚いてさ。…そんなことができるニシキはいったい何者なんだろうかって」

「…俺にはニシキが何者かはわからないが、でもニシキは敵じゃない。確かに少し臆病な所はあるが…それを跳ね返して余りあるほどの勇気をその胸に宿している。俺にはそんな気がするんだ。もしかしたら彼は俺たちが想像もつかないような世界を見て来たのかもしれない」

「想像もつかないような世界…それは宗介のように幼少期から戦場にいたってことか?」

「わからない。だが記憶喪失を自称している以上、俺たちには言いにくいことなのは確かだろうな…きっといつか俺たちにも自分のことを話してくれる日が来る。心に勇気を忘れなければ、きっと…」

 

こうしてさらに勘違いは進む。さて、出口はどこやら。

 



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双改造機

GGGにやってきて最初に言われた言葉が、生きていてくれてよかった、だったり。不覚にも目から涙。

大河長官に呼ばれて俺たちがやってきてみれば歓迎されて、その後はノイ・ヴェルターの話しをされた。一番最初、ヴェルターに参入するときは渋っていたカズマだったが今回はすんなり参加することに決めた。どうやらさまよってた半年の間にいろいろと心が決まったらしい。いいこっちゃ。俺はというとこのまま変わらず整備班を…とか思ってたらなんか大河長官に呼ばれたんでホイホイついていくことにした。なんでも見せたいものがあるとか…いや、阿部さん的展開にはならんよ。なるわけねーだろ。後カズマもなに見せるのか気になるってついてきた。…だから阿部さん的展開には(ry

俺とカズマで長官の後を歩いて行ったら何やらオービットベースの奥の部屋へと案内された。厳重な管理体制の中で作られた代物らしい。俗にいう、危険立ち入り禁止ってやつだ。帰りたくなってきた。

ゆっくりと、その部屋の扉があけばその奥にはやたらでっかい機械。と、いうか機体。

 

「これを再現するにはかなりの時間を要してな、なにせ壊れた機体に残されていたデータをサルベージして作り上げた物だ。物が物だっただけに公にするわけにもいかず、難しい作業だったがなんとか完成までこじつけることができた」

「見たことのない機体だな…これもGGGの技術で作られたのか。機体名は何ていうんだ?」

「GGGの技術…そうだな、確かに足りない部分はGGGの技術で補ったができる限り元の機体を再現したつもりだ。そして、この機体の名は我々も知らない。おそらく知っているのはニシキ君ただ一人だ」

「何?ニシキだけが知っているということは、それはつまり…」

「…ニシキ君。キミに聞きたいことがある。この機体の名は何というのか、そしてキミはいったい何者なのか」

「大河長官!ニシキはコーディネーターかもしれないがプラントの手の者なんかじゃない!それは一緒にいた俺が誰よりも知っている!!」

「そうだ。ニシキ君はプラントの者ではない、それどころかコーディネーターでもない。」

「…いったいどういうことだ?」

「この機体に使われている技術はプラント…いや、この世界の何にも属さない技術が使われているのだ。古代太陽文明でもない、ラムダ・ドライバのようなヴィスパードによりもたらされるものでもない、この世界には存在を確認されていない超技術が。

 …ニシキ君、答えてもらえるだろうか。この機体の正体と、キミの正体を」

 

 

 

…COOLになれ、COOLになるんだ俺。

落ち着け、…よし、落ち着いたな、それじゃいまの状況を落ち着いて整理するんだ。今俺の目の前には何がある?そう、落ち着いてそれを確認するんだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

コックピットに残ってたデータから再現とかねーよwwwwwww

 

俺の目の前にW世界に来る前にテスラ研でテストしてた量産型グルンガスト弐式がある件について。

 

 

 

 

 

 

な ぜ こ う な っ た し 。

 

平たく言うと、俺が乗ってたコックピット詳しく調べたら確認されてないトンデモ技術だってことがバレちゃったらしい。

当初GGGで調べたときは連合の機体じゃないくらいで終わってたらしい。操縦系統はこっちと変わらんらしくて俺も大丈夫だとスルーしてたよ。

んでもだ、半年の間でプラントが戦争に参加してきて、GGGは俺をプラントのコーディネーターだと思ってたらしく、俺が乗ってきた機体を調査してプラントの技術力を図ろうとしたんだって。…俺プラントもミジンコも関係ないんだけど!!誰だよ最初に俺のことコーディネーターじゃね?とか言い出した奴、先生怒らないから早く名乗り出なさい!!!!

でさー、調べてたらさーぁー?この機体なんかすっげぇ技術使ってね?つーか超技術じゃね?こんなん見たこともなくね?ってことが判明してだ。本当にそうなのか再現してみたらこうなったと。VG合金は失われちゃってて再現できなかったらしいが、同じEOT技術のプラズマ・リアクターは再現できてる件。だから、何故そうなる。一部残ってたからって再現できねーだろ普通。半年間のGGGの技術マジ謎。どこの世界でもエンジニアのHENTAI!レベルは変わらんらしい。自重してもらって…ダメか、エンジニア自重=世界救われないレベルだ。…エンジニア最強なんじゃね?

 

んでだ、キミはいったい何者なのか?と聞かれて俺が言った答えは…

 

…遠い空、はるかかなたの星からやってきたゼ・バルマリィ帝国のテスラ・ライヒ研究所所属リョウト・ヒカワ博士助手の整備士兼パイロットのニシキです!!

 

っと、言っといた。

実はバルマーにはクロスゲートってのがあってねー、それつかって長距離航行するんだけどさーそれのテストの時にゲートの誤作動でこんなところまで飛ばされてきちゃったんだよね!っていう。だいたい…あってる?

と、まぁ。こんな感じに事情を話したら長官には悩まれて、カズマは目が飛び出るほど驚かれた後、向こうの世界について詳細キボンヌ!と言われた。…いや実際にはキボンヌとは言ってないけど意味合いはそんなもん。

説明するといろいろ技術漏えいの問題がねと困り顔の俺。長官はカズマに異星の技術を安易にこの世界に入れるのは危険と説明してくれた。そうそう。そのせいで俺んとこ宇宙巻き込んだ大騒動になったしなーっと、うっかり口を滑らしてαナンバーズについても喋らなきゃいけんことに。…誰か!誰かお客様の中でお口チャックのスキルを所有してる方はいらっしゃいませんか!!??口って禍の元すぐる…OTL

 

と、あらいざらい喋った後。びくびくしながら待つ俺に下された判決は、これからもノイ・ヴェルターとしてよろしく!出来れば量産型グルンガスト弐式に乗って戦力として協力してほしいなぁー、だった。…いやいや、無茶言うなし!!

しかし実際はこんなおちゃらけた言動じゃなくて、とっても真面目な顔で頭下げられちゃったもんだから断りようがないっていうね。確かに度重なる敵の出現で今まさに世界は阿鼻叫喚。謎の超技術にも頼りたくなるってわけだ。

こらはもう腹をくくるしかないなと覚悟を決めて、俺の身の安全(おもに情報面で)を条件に了承を返した。機体はGGGから俺へのプレゼント扱いにするってさ。…頭下げられると断りにくい日本人の急所を着いた巧妙な作戦であったと言わざるを得ない。

 

とりあえず、前向きに検討しないとやってられないので前向きに検討するお。とりま量産型グルンガスト弐式で戦場出るお。

自分が異世界の人間だとバレたことよりもEOT技術積んだ機体に乗って落とされたらEOT技術世界に広まるんじゃね?のほうが気分的に鬱な件について。

ほんとに早く、誰か迎えにきてぇー…

 

 

 

「まさかニシキが異星人だったとはな…」

「機体を見ましたが、かなり高度な技術が使われてるようです。私たちの機体と同じような技術を使った機体もあったそうですし、あの高い整備能力も頷けます」

「俺としてはニシキがパイロットだったってことのほうが驚きだぜ…いつも整備をしてたからずっと整備士だと思ってたんだがな」

「大戦に参加したときに整備もやっていたようです。機体の特徴、弱点について詳しいパイロットだったということは優秀なパイロットであったと言えます」

「己が命を預ける機体のすべてを知れ、か…くぅ~ッ!!俺のゲキ・ガン魂が熱く燃えて来たぜ!あいつこそ戦場に命を懸ける漢の中の漢!!」

「ともあれ、あの技術力は脅威とも言えます。敵にこの事実が漏れないよう扱いには最新の注意を…」

「よし!!こうなったらニシキと模擬戦だ!俺の熱いゲキ・ガン魂をみせてやるぜぇええ!!!」

「…ガイさんもまったく変わらないな」

「はぁ、ハーリー君にガイさんを止めてもらいましょう」

 

 

勘違いは収束…すると思ったらそうでもない。

 



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双勘違異

量産型グルンガスト弐式を貰っちゃって前線で戦う事になっちゃった俺ことニシキです。なぜこうなったかは俺は過去を振り返らない男として軽く流してだ。量産型グルンガスト弐式使ってみたんだけどね。やっべすっげー使いにくいんだけどアレ。

まず第一に接近戦主体の機体ってのがつらい。俺サルファの戦いが終わってからろくに機体乗ってないわけだ。しかもまともにパイロットとして機体動かしたのなんてさらに前でだ。ぶっちゃけ、接近戦とか無理ぽ!なわけだよ。

しかもさー、VG合金ないからやばくなったらGホークで逃げるのも無理だし、T-LINKないから念動フィールドも使えないわけだよ。…大問題じゃね?ただでせ機動性が悪い機体の機動性を削るとか残念すぎる。

そういうわけで改造です。大丈夫、ここはGGGアメリカだ!コックピットから量産型グルンガスト弐式を再現しちゃったHENTAI!エンジニアがいるここならどんな要望でも応えてくれるさひゃっほい!!

と、いうわけで改造してみたらこうなった。

フライトユニットつけて飛行可能、バリアS発生装置つけてバリア完備。さらにマキシ・ブラスターの射程1を出力調整で、遠くへ打つとやや威力は下がるものの近~中距離まで届くように。…もはや別物じゃね?

 

「ニシキ、さっきの戦闘は苦戦してたみたいだが大丈夫なのか?」

ふっふっふ…俺をさっきまでの俺だと思わないことだな…生まれ変わった俺の量産型グルンガスト弐式ヴェルターカスタムをとくと見よ!!

「…ニシキカスタム?」

その厨二病な略称は流行らないし、流行らせない。…W(ダブル)カスタムで頼んま。

 

量産型グルンガスト弐式って名前はこの世界にはないしなー。なるべく知られないように略称考えるかー、で考えた結果がこれだよ!…某グフカスタムが好きとかそんなことはない。

 

さて、Wカスタムで戦場にでるようになって困ったことが一つ。…ザ・データベースに見たことない技術だって目ぇつけられちゃったんだよねーっていう。ヴェルターのみなさんにはまだバルマーにザ・データベース来たことないから、と言っておいたんだが、そりゃ来たことねーよ別世界だもん。

それから出会うたびについでとばかしにアリアさんにWカスタムを狙われることに…いやいや、やってられんよ!?俺!やめてよしてなんでこうなるの!!??っていう。

まぁその時アリアさんが知らないっていってたからわずかに残ってザ・データベースの仲間っていう線は完全に消えたんでいいけどさ。

 

後、とうとうカズマの口調の変化に突っ込む人物が現れてやっとカズマの口調が戻ったり。

いや、戦闘のたびに「瞬く光の交錯の中に、たわむれるのは生と死の交わり…」だの「俺は不死鳥…生と死を分かつ壁さえも超える!」とか、戦闘中に俺は腹筋強化MADでも見てるんだろうかと思う勢いだった。これは酷い。しかも本人はいたって真面目なんでさらにひどい。結局、久々に会った死神さんが笑っちゃって、それにつられて俺も大爆笑して、そして全員に、似合ってないよとフルボッコを受けたカズマはもとの口調に戻したのだった。

 

 

 

「しかし、ニシキが異星人だったとはな」

「見た目は地球人とそっくりだからな、なんでも先祖は地球人と同じらしいぜ?」

「どこか遠くを見ている男だと思っていたが…なるほど、大戦を経験しているならそのことも頷ける」

「いろいろ嫌なこともあっただろうにあいつは俺たちと一緒に地球のために戦ってくれてる。俺は絶対にニシキをバルマーに返してみせる。ザ・データベースなんかにバルマーの技術を渡してたまるか!」

「あぁ、そうだな。それは俺も同じ思いだ…。ところでニシキがお前に瞬く光がどうのと言っていたんだがあれはいったい…」

「おーっと!Dボゥイさんあっちにアキさんがいるぜ!ほら早く行ってやらないと!!」

 

 

勘違いが大きくなって何やら方向性が定まってきたり。

 



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双捕虜身

ハロー、ニシキです。今脳内で日誌書いてます。と、いったら察しの良い人は今俺がどういう状況にあるのか察してくれるのではないだろうか。

そう、今俺はザ・データベースの基地ないにいるのであった!具体的には、捕まった!!マジ涙目なんだけど、EOTやばいEOTやばいって!!

EOT技術が使われてるのはプラズマ・リアクターだけだし、ここに来る前に多少のプロテクトかけといたから時間はあると思うが、どうにしろEOTやばいってマジやばい!!

とりま今んところは知らん存ぜぬの一点張りしてるけどさ、ぜったいいつかぼろがでるって俺わかってる。記憶喪失詐欺とか簡単に見破られてた俺がそんな長い間だまし続けれるわけがない。

うーあーうーあーと悩んでいたらレギュレイトさん登場。お母様ktkr!!!いや、実際はアリアさんのお母さんって感じだけど。

歓喜乱舞しながらレギュレイトさんの後を通ってカズマとミヒロを救出。んで、度重なる失敗で処分されかけてたアリアさんも連れて外へと脱出した。

 

ちょい追い詰められたりしたものの、ヴァルガードとザ・データベースの二つの機体が合体したヴァルザガードが戦況をひっくり返してザ・データベースを撤退させることに成功した。ヴァルザガードかっちょEEEEEとは俺のセリフ。

その後ザ・データベースの機体とは合体可能だわ、相手方のアプリカントさんはブレス艦長と同じ顔だわでもっかいヴァルストークを調べなおすことに。そしたらとある映像が出て来た。

実はヴァルストークって聖バレンタインの光ではるか過去に戻っちゃったブレス艦長が作ったものなんだけどさ、その時ブレス艦長が未来の乗組員へ告げた映像が出て来たわけだ。

なんでももう滅びる定めの宇宙に着いちゃって、あきらめムードの人々に思い出を残そうとザ・データベースを作ることを提案したんだとか。でもブレス艦長は未来でそのザ・データベースが大変なことをするのを知ってたんでその抑止力としてヴァルストークを作ったと。

映像は未来のアーディガン一家についてと、俺に対するコメントまでついていた。

 

「もしニシキという人物と出会うことがあったらこう伝えてほしい。お前はヴァルストークファミリーの、俺の家族も同然であると。決して、一人ではないと――」

 

映像が切れた後、不覚にも涙ぽろり。ブレス艦長と別れたのはまだ俺の正体が宙ぶらりんだったときである。それなのにそんな不審者を家族と言ってくれて心配してくれるとかさ…普通に、嬉しく思う。

そんなブレス艦長の望みはザ・データベースを本来の役目に戻すことだ。もちろん、全力で手伝いますとも。俺の目的と一緒だし、何より今、絶対にそうしたいと思ったからな!…ヴァルストークファミリーとして。

 

ここまで来たら後はアプリカントさんとインファレンスさんである、あのスカした野郎はとりま一発殴るとしてだ。最終戦は確かボスラッシュだったなぁ…版権的な意味で。

まぁ落ち着け俺。宇宙怪獣の無限湧きにくらべたら断然マシだから大丈夫だ俺。ゲームでも実際でも心折れかけたアレを乗り越えれた俺はやれる子!大丈夫!!

 

 

 

「ニシキ君、泣いていたな」

「あぁ、あいつは今まで右も左もわからない土地で戦ってきてたんだ。そこで家族と言ってくれる人間ができた。それに思うところがあったんだろうよ…」

「家族か…ニシキの家族は今頃心配してるだろうな」

「いや、どうやらニシキ君には家族はいないらしい。以前カズマ君に聞いたことがあるんだが、ずっと前から親はいないと言っていたそうだ」

「家族がいないぶん、ブレス艦長の言葉はさらに効いただろうな」

「ノイ・ヴェルターとしてともに戦ってきたニシキ君は俺たちの仲間だ。そして、その絆は時には血のつながった家族よりも強い!」

「そうだぜリョウ!俺たちであいつの背中を押してやろうぜ!」

「フッ…いつものリーダー風も、今日ばかりは同意見だ。やるぜ、リョウ」

「あぁ、いくぞ!」

 

 

熱血チームはいつものごとく。援軍も増えるが勘違いもさらに増える。収集っていつだ?

 



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双考食違

気づけばなんだかんだで物語は終盤の佳境に入ってた。

途中でブレス艦長のコピーとして作られたアプリカントさんに出会った。戦う前にありがとう、とだけ言っといた。本来はブレス艦長本人に言うべき言葉なんだが、今は言えないんでとりまアプリカントさんに。本人は?状態だったが俺は満足したんでOK。余は満足じゃ。

つーわけでアプリカントさんを退けて俺たちヴェルターはインファレンス戦へとたどり着いたのだった。

 

最初は冷静なセリフだったインファレンスさん。しかし作られたものなのに心があると認めてからは…いろいろと酷い誹謗中傷のあめあられだった。あまりにもひどいんで俺の脳内では自動でピー音が流れる始末。ここまで来ると意味がわからん小学生のほうがありがたいレベル。いや、ちょ、ま、ここはどこのハッテン場だ!?18禁どころか20禁レベルの話題を持ち出すんじゃありません!!チェリーボーイが戦えなくなったらどうすんだ!!!そんなんなったら戦えるのおっさんだけになるぞ!!!スーパーロボット大戦じゃなくてスーパーおっさん大戦になってしまう。それはまずい、なんていうか、別方面で。

ともかく、どうにか戦闘になったものの、いろいろ大変だった。クリティックさんがインファレンスさん誘導して好き勝手やってたり、それにうすうす感づいてたインファレンスさんが新兵器だして来たり。

 

インファレンスさんはブレス艦長の思いでを未来へつなぐ、という言葉をもとに知識を集めている。そこは全く問題ない。が、問題は知識を自身の保有物たと思って独り占めしようとしているところである。

 

「お前の機体の秘密も、技術も、歴史もすべて俺のものになるんだ!!」

できるものならやってみやがれ!!言っとくけどものすんごい重いぞ!ここに来る理由も、ここであったいろんなことも全部この機体に詰まってんだ!!それに勝つ自信があるならかかってこいってんだ!!!

 

この機体にはいろいろと思い出が詰まっている。ここに来てマジやってらんねーとか思ったことや、久しぶりに戦ってやっぱり戦闘って怖いなぁと思ったこととか。

思い出は大切だからこそ残したいけど、大切だからこそ無碍に扱われるとすっげーむかつくのだ。ましてや、取られるなんてもってのほかである。

 

ヴァルザガードがサピエンティアに攻撃を仕掛けた。ちょっと震えてる気がするのは怒りからか、はたまたブレス艦長が作り出した家族同様のものだからか。

大丈夫。視界の端でヴァルアルムが突撃してくの見えたからな。インファレンスを救ってくれるはずだ。

そう、子のピンチに駆けつけない親なんていねーんだからよ!

 

 

ヴァルザガードから放たれた光がサピエンティアを貫いて、大きな衝撃と光を伴って虚空へと消え去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「変な奴だなあいつは敵対しているときはうるさいほどに敵意を向けてくるくせに敵対しなくなったらうるさいほどにからんでくる」

「そういえばあたしの時もそうだったな…敵対してる時は怒ってるみたいなのに味方になったらいろいろ悩んでくれたりして。なんでだろうね?」

「自身が敵とするべきものをしっかりと見極めているからこそ、それから解き放たれたインファレンスやアリアを暖かく迎え入れたんだろう。罪を憎んで人を憎まず。…それを実際にできる人間は限られているがな」

「私たちも、これからそれができるようになりましょう。膨大に広い宇宙の中で何を信じて、何を貫くべきかを」

「宇宙の怖さ、一人の人間の弱さ」

「そして宇宙の大切さを…」

 

 

 

飯を食らわば皿まで。勘違いはどこまでも、どこまでも。

 



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双未来還

どうも、宇宙の迷い子ニシキです。

無事ザ・データベースは本来の役目に戻って、地球にも平和が訪れたぜ万々歳!でとってもいいんだけども俺的にはやや困りものな件。

実はさー、インファレンスさんにお願いしてザ・データベースのデータちょい見せてもらったんだけどさーぁー?…次元移動に関しての項目が無かった件について。

なしてないの!?中にはそんなん知ってる文明くらいあるんでない!!??とか思ってもっかいしらべてみたが、いっさいなし。ティプラー・シリンダーやXNディメンションはおろかクロスゲートについても全くない件。そうかそうか。全部α世界のみの固有名詞的な代物だったわけか。…ナンテコッタイ\(^0^)/

俺的にはとてつもなくオワタ!状態だったんだが、ヴェルターのみなさんは外宇宙に行くザ・データベースにバルマーまで送ってもらえるな、これで家に帰れるぞとおめでとうムード。くう。本当に帰れると嬉しいんだけどね…

 

「これでニシキも生まれた星に帰れるんだな。…今まで、助けてくれてありがとな」

いんやいんや。戦場に出てたらそんなんお互い様だし。だいたい強制されて戦ったわけじゃないしな。

「最初はただの記憶喪失を自称する怪しいやつだと思ってたけどな」

やかましい!くっそう。結果的にこうなるんなら最初から全部言ってりゃ…よくないか、信用されるかされないかって言ったらぜってーされねぇだろうし。

「いや、それでもきっと信用されてたさ。最初は疑われるかもしれないがその心に宿った勇気はいつでも俺たちに真実を語ってくれている」

はぁ、勇気か。…勇者にそういわれると嬉しいような、恥ずかしいような。

「外宇宙へ出たことのないメンバーが多い中でニシキの知識が役に立ったのは確かだ。…アキトも喜んでいたようだしな」

あー、ナノマシンな。でもアレ偶然だって。味覚だけでもどうにかならないかっていじくりまわしたあげく、くしゃみして手元くるって味覚復活とかどんなテンプレだよっていう。

「でも、アキトさんはあなたにとても感謝していました。…ありがとうございます」

「この料理もアキトが作ったもんだしな、俺からもありがとうと言わせてもらうぜ!」

いやいや、なんつーか、恥ずかしくなるから次の話し行こうず!そうしようず!

「そういえばニシキ君はザ・データベースと一緒にこのままバルマーへと帰ってしまうんだったな」

「騒がしいのが一人減って寂しくなるだろうな」

「何か困ったことがあれば俺たちに言えよ!すぐに飛んでいくからよ!」

いやいや、ほんとにゲッターさんにはいつもお世話になりまして候。…たぶんこれからもお世話になる機会あるんだろうな…あ、いやいや、こっちの話。

 

いろいろと話した後に言われるのは、行っちまうと寂しくなるな、とか、一緒に手伝ってくれてありがとう、とか、またいつか会おうな、とかだったり。

…また会えるかどうかはわからないけども、俺もこの世界にいて楽しくて、この世界のみんなと別れればさみしいのは同じなんで別れなきゃいけないのを少し残念に思ってたり。ぶっちゃけGGGやらプリペンダーやらゲッターとかはα世界にもいるんだけどな。でも世界が変われば接し方も変わって思い出も変わるわけだ。W世界のみなさんはW世界のみなさんとして俺の記憶にとどまることになる。絶対に忘れられない思い出になるのはいうまでもないだろうなぁ。

 

ザ・データベースが外宇宙へと出発する日が来た。俺もとりまそれに乗り込む。SRX計画もない地球じゃ次元超える力が生み出されるとは思えんし、だいたい技術が生まれるときってのは戦争のためってのがたいていだ。そんな事態になってほしくないし、ノイ・ヴェルターがいるんだからそんな事態にもなんないだろう。

さて、そうこうして外宇宙にでた俺。さっそくアリアさんがこんなことを聞いてきた。

 

「ゼ・バルマリィ帝国ってどこにあるの?座標とかわかる?」

 

んー、実はバルマーってのたぶんこの世界には存在しない星なんだよねーっとか思いつつどうしようかと思ってたら、それは現れた。

 

突如、宇宙空間が真っ二つに分かれるように大きな線が入った。それと同時に戦艦内に鳴り響く警報音。

宇宙空間に入った大きな線は徐々に広がっていって大きな円のように開いて行った。アリアさんたちは何事かと大慌てで戦闘準備をしている。俺?俺はぽかーんとした顔で宇宙空間見つめてた。

なんでかって?そりゃあ簡単だ。なんでこの全部終わったタイミングなんだよと内心突っ込みとか入れてたからだ。

どっかで同じような光景見たことあるなーとか思いながら宇宙空間に開いた大きな穴を見てみれば、その奥にはこれまたどっかで見たことあるよーな機体。

とっても大きいその機体からは知ってる声が聞こえてきてだ、その機体の後ろにはさっきまで見えてた地球によく似た、けれども違う惑星があってだ。

 

「よう!ニシキ悪いな見つけるのちょっと時間かかっちまってさ!」

…来るのがすっげー遅いせいで全部終わっちゃったんだけど!でも来てくれてマジありがとう!!全力で感謝させていただきます!!!!

…バンプレイオス愛してる!!!超かっこいい!!!宇宙一!!!!!

「のんきに話してる場合かリュウセイ。会議の結果平行世界への影響を考えて繋いでいられるのは20分が限度という結論が出ただろう」

「あぁそうだった!別れを言う時間もなくて悪いんだけどよ」

いやいや、別れならさっき言っちゃったからある意味ナイスタイミングだけれども。

 

くるっと向きを変えてザ・データベースのほうへ向く。みなさんにはお迎えが来たらしいから帰るわ。Wカスタムも持って帰るから。送ってくれるって言ってくれてありがとうな。と、言っておいた。

最初は驚き顔。次にはぁ、とか言い出して、最後には気を付けてね。またな。と声をかけてくれた。うん、実に良い人ばっかりである。

20分しかないというので大急ぎでWカスタムの出撃準備をして、それをアリアさんたちが手伝ってくれて、俺は無事時間内にゲートをくぐることができた。

Wカスタムに乗ってゲートをくぐればそこは懐かしのα世界。後ろには閉じていくW世界。

なんでかわからん理由でW世界に飛ばされてかなり、かなり大変だったが人付き合いについては飛ばされてよかったと言えるかもしれん。でも、もう会うことは無いだろうってのがちょっとさびしいけどな。

 

 

 

…そういえばなんで俺、平行世界に飛ばされたんだろ。

「リョウトが言っていたんだが、調査したところほぼ同時刻に大きな時空振動があったそうだ。どうやら別次元でのことだったらしいが、この世界にも影響が及ぶほどのものだったらしくそれに巻き込まれたんだろうと結論が出ている」

別次元でか…なんだろう。ってか調査とか会議とかなんか大事になってる気がする件。

「そりゃそうだろ。テスト中に光とともに機体ごとどっか消えたんで最初はまた地球を狙う敵が現れたのかと大変だったんだからな」

「別次元へ移動したと分かった後もどこに飛んだのかわからなかったからな。あきらめかけた時に別次元で量産型グルンガスト弐式の反応を発見してやっと来れたというわけだ」

うおう…Wカスタムできなかったら詰んでたのか俺…GGGのHENTAI技術マジありがとう。感謝感激あめあられ!!

「Wカスタム?GGG?」

いろいろ詳しいことは落ち着いてからで、ともかく帰ってこれてよかった。マジよかった。

 

いろいろここでやり残してることもあるし、何より、ここが俺の帰る場所だと思えるほどには愛着があるもので。

これでやっと機体の乗らずに平穏な生活ができるんじゃないかなー。あー、こたつでごろごろミカンくいてぇ…

 

そう思いながら。とりま、俺のW世界でのお話しはこれで終わりである。

 




移転完了。移転時の在庫はここまでです。


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番外編
スパロボW番外~スパロボWプロット編~


プロット系は消しちゃったと思ってたらこれだけ見つかったので投稿してみる。
興味無い方はスルー推奨。


スパロボWのプロット

テスラ研で量産型グルンガスト弐式のテスト中に世界間移動。

世界間移動時に機体の一部はぶっ壊れちゃってコックピットだけで気づいたら宇宙。

GGGに降りる前のヴァルストークファミリーに見つけてもらって拾われたものの、なんでこの世界にきちゃったのかいろいろと不明。

とりまGGGに降りた後にGGGに保護してもらえたんだけども、どうにしろどこのどなたさんかわからん状態。コックピットは調べられたけども操縦系統は同じで連合の機体ではないとわかったくらい。ごめんEOT技術バリバリなんだそれ。

ヴァルストークファミリーがヴェルターに参加するときいてどうする?と聞かれたんで、まぁ一番安全なのはヴェルターですよねーということで参加。

主に整備担当。

(このあたりから他の人らにはどこからか逃げ出してきたコーディネーターってちょい思われてる。主にかわいそうな子って思われてる。)

3しばらくヴェルターで整備とかしてたらDボゥイさんの記憶喪失詐欺がばれた。

ニシキもその口なのでから笑いしつつ、いったいブレス艦長たちは自分を何者だと思ってるんだろうかとか思案。いっそゼ・バルマリィ帝国から来たとか言ってやろうかとか悩む。

そういえば最近ミスリルのSRTの誰かひとりが常そばにいるような…どう考えても不審者。

ぷるぷる、僕は悪い不審者じゃないよ…ねーよwwとか

悩んでたらアリアさんに名前を呼ばれた。いや、初対面です。(この世界のニシキ知ってるブレス艦長が過去に戻ったためアリアさんも知ってる。ただしコーディネーターだと認識されてる)

4ザ・パワーさんにお久しぶりーとか言いつつ。なぜか初めてヴァルガードに合体するときにかなりがっちょんがっちょん合体したんで格納庫でマジこわいとか言ってた。

聖バレンタインの光の時にブレス艦長のためとお膳立てするもその前にやった大掃除でのニシキの一言で輸送機内のチューリップクリスタルが片づけられててあbbbb。

大急ぎでブレス艦長に渡しに行ったらそのまま輸送機でカズマのもとまで行くことに

いやいや言ってる暇もなくさらっとボソンジャンプで半年後へ。

 

5半年後のメビウス乗ってるカズマの前にでてきちゃったニシキ。

カイト状態で戦えないカズマにとりま安全をとサーペントテールに一緒に在籍することに。整備班として仕事する。

6カズマが立ち直ってからは同じくヴァルストークで整備。その後ノイ・ヴェルターに。

GGGで長官に見せたいものがあると言われてついて行ったら復元された量産型グルんガンスト弐式があった。プラントの技術力を研究するためにとニシキの乗ってきたコックピットに残ってたデータから復元、ねーよwVG合金以外は完璧。プラズマ・リアクターも完璧。だからねーよww

正体を聞かれてとりまバルマーから来ました!と言ったニシキ。はるか遠くの星、ゼ・バルマリィ帝国の技術にクロスゲートってものがあって、そのゲートの誤作動でこんなとこまで来たと説明。だいたい…あってる?

長官はこの地球を救うための力になってほしいとニシキに協力を要請。もとの星へ帰る方法を探す手伝いもすると言われて、別世界なんだけどな。とか思いつつ今更感を思いながら了承を返す。

7量産型グルンガスト弐式が扱いにくい代物だったんで改造を加えて(フライトユニット&バリアS発生装置そのほかGGGの技術)量産型グルンガスト弐式ヴェルターカスタムへと変更。別名ニシキカスタム…ではなくWカスタムへ変更。その略称は流行らないし、流行らせない。

カズマの口調の変化に大爆笑したデュオにつられて同じく大爆笑。からかう。

その後出て来たアリアさんに何その機体知らないんだけどと言われ、ですよねーと思う。周りには適当にバルマーにはまだザ・データベースが来たことないんだとか返す。

その後知らない知識だと追い回されることに。やめてよしてなんdねこうなるの!?っていう。

8カズマとミヒロが捕まったときに同じように捕獲。マジ涙目。EOTやばいEOTやばいって!!とか言ってたらレギュレイトさんがカズマとミヒロと同じように助けてくれたやっほい。

ヴァルザガードに合体してからブレス艦長の音声ビデオでブレス艦長が自分を家族同様に思ってくれてたことを知って不覚にも涙ぽろり。ぜひともザ・データベースを本来の役目に戻すべきと思う。

9アプリカントさんに家族と言ってくれてありがとうとガラにもないこと言ったりしてインファレンス戦へ

大変口の悪くなったインファレンスさんの言葉で涙目なカズマにチェリーボーイとか言ったりしつつ、インファレンスさんを倒す。

10その後、ザ・データベースが外宇宙へも行けるってことを聞いたヴェルターのみなさんにゼ・バルマリィ帝国まで連れてってもらえよとか言われたり。いや、無理なんだけど…とか言いつつ流れでついてくことに。

座標はどこ?とかアリアさんに聞かれて、ごめん座標とかぶっちゃけないんだよねとか言って困惑してる時に宇宙がぶひゃっと割れて機体が出てくる。

クォヴレーにひゃっはー!とか言いながらα世界へと連れ帰ってもらう。

リョウトにおーいとか言いながらなんで世界飛び越えちゃったんだろねと聞いてみれば、クォヴレー曰く別世界で大きな時空振動があった期間と一致するんでそれの影響じゃないかと(実はこれ第二次Zの)

ふーんへーとかいいながら終わる。

 




こんな感じで書く予定だったらしい。らしい。
第二次Zの時空振動は物語始まる20年前の方の時空振動のことのはず。いや、このころまだ第二次出てないのに勝手に時空振動くらい起きるだろ絶対。とかいう理由で書いてたんで。結局本編では描写無しになってましたが、書いたほうが楽しかったやもしれない(第二次Zのプロット考える作業が)


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スパロボW番外~コラボ編~

*注意書き*
このお話は某二次創作投稿サイトで投稿していたさいに書かせていただいたコラボ小説となっております。今回コラボ元の作者様から許可をいただいたので掲載させていただきました。

「IS 機人(きじん)の力を持つ者」という小説とコラボした内容となっていまして、こちらの小説から登場するのはやや趣向がアレなアルフィミィとなっております。なるべくコラボ元のアルフィミィを際限したつもりですが。まぁ、つもりですので…
コラボ元の小説をご存じない方は限りなく近く限りなく遠い世界から来た似て非なるアルフィミィがやってきたとみれば違和感ないんじゃないかなー。たぶん。
コラボ企画でしたので文章を真面目に書いたらめっちゃ長くなりました。

ちなみに時間軸はスパロボWで時間すっ飛ばす前。一部の頃です。


















やう。ニシキお兄さんだよ。突然ですが、今俺の目の前に何やら水色の少女がいます。水色の髪の毛です。上半身裸です。どゆことなの?

しかもなんか顔を赤らめてんだけど。なんでだよ。いや、というかさ、なんでここにいんの?俺まだ一回もあったことねーんだけど。OGとIMPACTだろ参戦作品。後ムゲフロEX。

 

「ニシキ。昨日は結構激しかったですの(///▽///)」

…あぁ、夢だな。しかもとびきりに悪い夢だ。…寝よう。

 

しかしこの後、俺は起こしに来たミヒロの叫び声でコレが夢でないことを知ったのだった。

 

…朝起きたらアルフィミィが同じベッドで寝てるとかねーよww

 

 

 

 

 

□W編特別おまけ!あぼん。×IS 機人(きじん)の力を持つ者 クロスオーバー!□

~ヴェルターのある特別な一日のお話。~

 

 

 

 

 

俺は夢だと思った。ところがギッチョン。夢じゃ、ありませーん!!…なんでだよ!!普通夢だろJK!!

朝起きたらなんかアルフィミィさんが俺のベッドに上半身裸でいらっしゃいました。しかも顔を赤らめさせて。そしてその場面をミヒロに見られました。盛大な叫び声とともに平手打ち、その後女子全員からの白い目線が全力で痛いとです。なぜこうなった。

落ち着け、落ち着いて考えるんだ。俺は昨日何をしていた?夜遅くまで整備に汗を流してそのまま優しい眠りに落ちたはずだ。それを整備班も見てるし他のヴェルター隊員も知ってるじゃないか。大丈夫。みんなの誤解もすぐに解け…

 

「おい、ニシキ!お前昨日部屋に女連れ込んだってマジなのか!?」

「見損なったぞニシキ!俺は君を勇気ある者だと思っていたが、無理やり女性を襲うようなヤツだったとは!!」

…だーかーら!!俺には一つも身に覚えがないって言ってんじゃねーか!!!泣くぞ!!!

 

解けないんだよねー。ミヒロの叫び声でヴェルターに知れ渡ってしまったらしい朝の出来事。しかもなぜかノリノリで俺に襲われたというアルフィミィ。

一生懸命無実を訴えたものの、俺の話しは一切信じてもらえなかった。なんで俺こんなに信用無いの…とか思ったりしたが、よくよく考えれば俺記憶喪失って言ってる宙ぶらりんな状態だったなとか思い出す。怪しさ120%!信用とか無理か。

しかも、当のアルフィミィさんがアルフィミィさんなんだよなぁ…

 

「ひどいですの。無理やり手籠めにしたあげく、あ、遊びだったなんて…(涙ぽろぽろ)」

「…この状況のアルフィミィを見てお前が悪いと思わないやつがいると思うか?」

「ニシキお兄ちゃんサイテー!大丈夫だよアルフィミィ。私がニシキお兄ちゃんの魔の手から守ってあげるからね!」

 

ミヒロにまでボロクソに言われてる件。ですよねー。くっそう。この部隊はどいつもこいつも女の涙に弱いヤツばっかりだよ!俺も含めてな!!

見事な泣き落としで俺の立場と言う名のLPをガンガン削るアルフィミィ。精神コマンドに”泣き落とし”っていうコマンドあっても不思議じゃないぞコレ。効果は男限定で3倍ダメージ+行動不可。なんというチート。

女の子怖い。女の子マジ怖いお。気づいたら居るという、どっからどう見てもだたの不審者なのに誰もそこに対して突っ込みを入れない。俺が突っ込んだら話しをそらすなと言われた件。いや、結構重要なことだと思うんだ。思うだけで言葉に出さない俺はヘタレですか、そうですか。

…そういえば、ほんとになんでアルフィミィがここにいるんだろうな?アインストってW編にはかかわりないはずなんだけど。

 

あの、さ。アルフィミィ?君、なんでここにいんの?

「…やっぱり。覚えてませんの…?」

…(あ、アレ?なんかよくわからんスイッチ押しちゃった件)

「私、突然いなくなったニシキを追ってここまで来ましたの。でも、ニシキは私のことを忘れてましたわ、そして…きゃっ。そんな恥ずかしいこと言えませんの…///」

「身を案じて追ってきてくれた人にこういうことするのって、よくないと思うよ」

いやいやいや!ほんと俺知らないんだって!会ったことないんだって!記憶無いけど俺の本心がそう言ってるから間違いない!!俺の知り合いだっていう証拠もないだろ!?

「そうか、ニシキの知り合いだっていうんなら、記憶の無いニシキが今までどこで何してたかも言えるはずだよな」

 

お、良いとこに気付いたアキト!そうですとも!本当に俺の知り合いなら俺が今まで何してたか言えるはず。適当に言おうにも俺がまさか平行世界から来たとかなんてわかるはずもないっていうね!

これで俺の誤解も解ける…と、思った俺は女子をなめてました。

 

「…言えないですの。それはニシキが言うべきことで、私が言うべきことではないですの♪」

 

いや、ないですの。じゃないですの。…そうきたか。そうきたんですね。そうですね。

もう、アレだね。女の子に口で勝とうとか思っちゃいけないね、無理だよ。脳みその出来が違うんだって。

放心状態の俺の肩をぽん。と叩く感触がしたのでそっちを向いてみた。Dボゥイさんだった。

 

「彼女のことが心配で追い返したい気持ちもわかるが、自身を心配してくれる人を無碍にすべきではない。…お前にはまだ、そんな相手がいるんだからな」

 

あぁ、そうか。完全にアウェーなんだな俺は。

Dボゥイさんに返答しようと口を開けたら、すっげー乾いた笑い声が出た。

 

 

 

 

 

朝、アルフィミィがやってきてから数時間。ミヒロはすっかり俺を汚物認定したようで、扱いが酷い。すっげぇ悲しい。哀しみのあまり使い物にならなかったんで久々の休みをもらった。…理由が理由だけに素直に喜べない件。

まぁ、アルフィミィを監視する時間を貰えたのは良いことなんだけどさ。アルフィミィと言えばアインスト、アインストと言えばヴァールシャイン・リヒカイト。

ムゲフロ世界のヴァールシャインがアインストの本体と繋がってたとはあんまり考えづらいが、もしそうならアインストから恨まれても不思議じゃないからな。復讐のためにアルフィミィを送り込んで来たんだろうか、その手始めが朝のアレとかな。…復讐が社会不適合レベルとか、ある意味すごい辛いんで結構真面目にやめてほしい。

まぁそうじゃなくても注意したほうがいいだろうし、しばらくアルフィミィの様子を隠れて監視でも…そう、当初、俺はそういう理由でアルフィミィの監視をしてたわけだ。でも、だ。

…いつからこんなことになったんだろうな?

 

「ふふふ。ミヒロ、お仕事も良いけどお部屋に戻って楽しいことしましょうですの♪」

「楽しいことって何?」

「ちょっと痛いかもですけど、とっても楽しいことですの。さ、一緒に…」

ちょおっと待ったぁああ!!!ミヒロ、ストップ、ストッププリーズ!!そのアルフィミィさん明らかになんか企んでるから!!それもなんかR指定の勢いで!!!

 

そう、なんでかこのアルフィミィさんはミヒロがお気に入りらしい。なんか、ダメな方向に。

ぜったいこのアルフィミィ、アインストの手先じゃねーよ!!自我目覚めまくりじゃねーか!!手先じゃないけど、手先じゃないけどいろいろと別な方向性で問題が大量だよ!!

ことあるごとにさ、二人っきりになってミヒロになんかしようとするんだよ。止めるのにもう全力を持って相手してるんだが。

見えない位置でなんかしようとしてる時は憑依能力使って監視カメラから居場所見つけたり、うまいこと他ヴェルターのメンバーをその場に行かせるように手を打ったりさ。もうここ最近の一番の頑張りじゃね?コレ。

 

アルフィミィさーん…何やってらっしゃるんすかねー。いろいろと困りものなんすけどねー…?

「あらら?なんのことだが存じませんの。私はただミヒロとお話しがしたいだけですの♪」

 

…ダメだこりゃ。お話しがしたいだけなら二人っきりじゃなくてもできるし、そもそも腰とかつかんで接近しなくてもできるし、あんな意味深な言葉言わんでもできるだろうに…

ヴェルターのメンバーやカズマに、アルフィミィがなんかミヒロをベッドin的な感じで狙ってると説明しても朝の出来事のせいで俺の信頼はほぼゼロっていうね。…妹が先に大人の階段上らされようとしてるんだけど!それでいいのか兄貴!!

そんなこんなで俺しかミヒロを守れるやつはいないのであった。使命感とかより前にアルフィミィさんどうにかしてぇー…

と、いう感じに一生懸命アルフィミィの魔の手からミヒロを守ってたんだが、その事件はヴェルターの大半が集まる昼食時に起きた。

 

「みんなで大富豪やりましょうですの♪」

 

発案はアルフィミィ。やることは大富豪。内容は大富豪と富豪以外のメンバーが罰ゲームを受けるというものだった。

参加者はたまたまその場にいたカズマ、凱、Dボゥイさん、姫を除くゴライオンチーム、アキト、そして俺だった。そして被害者ともいう。

みんな時間あるしと参加してくれて、俺は何やらかすんだと参加してだ。ゲームの結果はミヒロが大富豪でアルフィミィが富豪。俺含む他のメンバーが罰ゲームになった。

罰ゲームねぇ。なんだろうな?とか言ってる中でアルフィミィが出してきたものがこの事件の凶器ともいえる代物だった。

 

「…これは、飲み物か?」

「鼻に突く刺激臭。それに濁った色…」

「見たこともない色彩にどろりとした液体…」

「お、俺、いろんなレシピ見て来たけどこんなの見たことないよ…?」

 

目隠し状態で配られた代物。目を開けてみればこれはびっくり。アレだ。俺がα世界で回避できてよかったと心底思った異質の物体ではあーりませんか。

 

液体を見た瞬間固まった俺たち。しかしそれを口に入れようとするものが現れた。

勇者王と名高い凱である。そして、一口飲んだ瞬間青い顔をしてぶっ倒れた。

 

次に動いたのはDボゥイさんだ。サイボーグが屈したソレをなんでDボゥイさんはいけると思ったんだろうか。アレか、アルフィミィが妹と重なったとかか、ともかく、大きく飲んで、見事にぶっ倒れた。

 

その次に動いたのはカズマである。妹の飲んであげて目線に耐え切れなかったらしい。飲んだ。もちろん倒れた。

 

ゴライオンチームは全員でなんか相談してたが、真面目なヤツ多いからなぁ…決まりは決まりだと、意を決して全員が飲んで、全員が見事にぶっ倒れた。

 

最後まで渋っていたのは俺とアキトである。アキトは料理の知識からコレがダメなものだとわかったんだと思う。それでも飲んだ。そこは料理人としての意地か、新たな味への挑戦だったのかは不明だが、飲んで、飲み干してぶっ倒れた。

 

そして最後に残ったのは、俺ただ一人。

 

 

あの、さ。ちょっと聞きたいんだけど、この飲み物の名前ってなんてーの?

「それはクスハ汁って言いますの。私の知り合いが作ったレシピをもとに作ってみましたの。さぁ、召し上がれ♪」

 

そうですか、クスハ汁ですか。

α世界でフラグを回避したと思ったらまさかこんな場所で出会うとは。

飲むの?飲むんですよね。負けたんだもんな、そういうルールだもんな。これを飲んだら俺は死ぬ。しかし飲まなくてもヘタレな男というレッテルを貼られてしまう。それも困る。…男ってのはこう、プライドとかそういうのが気になる生き物なんだよ!

ここで飲まなきゃ男がすたる!!腰に手を当てて、ふろ上がりのコーヒー牛乳よろしく、ぐいっと飲んだ。

…飲んだ結果?そんなの、言うまでもないだろうって。

まぁ、きちんとクスハ汁は最後まで飲みきらせ頂きました、ということはここで宣言しとく。

 

 

 

 

 

目が覚めると、なんか周りに人だかりができていた。ヴェルターの隊員がそろいもそろって食堂でぶっ倒れてりゃそりゃ話題にもなるよねっていう。なんでもラダムが出たとかで戦闘準備をしろとか。うわぁ。大問題な件。

倒れてた中で一番早く気づいたらしい俺は他のメンバーに声をかけつつ、アルフィミィとミヒロがいないことに気付く。

んー…あー、いないねー二人とも。どこ行ったんだろうねー。へ?なんか二人ともミヒロの部屋に入って行ったのを見た?なんで?アルフィミィが俺のことについてミヒロと二人っきりで話したかったからだって?へー…

ってダメだろ!!どう考えても大問題じゃねーか!!!

 

周りで心配そうに見ていた人らの間を全力で駆け抜けていく。クスハ汁のおかげかすんげー速さで走れるんだけど。負の無限力で構成した肉体でも効果あるとかクスハ汁マジぱねぇ。

大急ぎで、まさしく風のようにミヒロの部屋まで向かって、扉を全力で開ける。と、そこにはベッドの上でミヒロにのしかかってるアルフィミィの姿。

当のミヒロは、というと。

 

「あ、ニシキお兄ちゃんまたアルフィミィにちょっかいだしに来たんでしょ!ダメだからね!!」

…全く理解してないミヒロに俺が全力で安心した!!マジよかった!!!いいよ!!ミヒロはそのままきれいなままのミヒロでいてね!!

 

いつも通りに、ミヒロは綺麗なままのミヒロでした。

 

 

 

 

 

 

クスハ汁を飲ませてヴェルターの戦闘要員を戦闘不能に追い込み、戦況に多大な影響を及ぼしたとアルフィミィは怒られた…と、言うことは無かった。まぁ、戦況に多大な影響を及ぼしたのは確かなんだけどさ。むしろクスハ汁の特性で獅子奮迅の活躍をしていた。具体的にはラダムが面白いほどに投げ飛ばされていた。クスハ汁ぱねぇ。

それを見たブレス艦長が戦闘食として取り入れようとしてたのは全力で拒否したけどな!ブレス艦長も一度味わった後、提案を取り消してた。なんでも、アレは断続的に摂取すると身体的に有効でも精神的には廃人なる味だとか。ですよねー。

んで、当のアルフィミィはというと。

 

「あーあ。バレちゃったですわ。残念ですの」

お前はもうちょい反省しろ!!ミヒロが大人の階段上ったらどうしてくれる!!

「その時は責任もって私がミヒロを大人のレディにしてみせますの♪」

せんでいい!!しなくていいよ、ほんとしなくていいから!!!

 

俺と一緒にいるのでした。アルフィミィを野放しにしとくと危なすぎるんで捕まえておこうと思ってさ。アレだ。俺の友人だったアルフィミィに二人っきりで話しがあるんだって言っといた。

ミヒロには全力で却下されたけども、その代りにアルフィミィに武器としてクスハ汁を持たせることで決着がついた。気絶率100%。それでも材料は普通の食材という不思議汁。

その状態で俺とアルフィミィは今、俺の部屋に来ている。もちろん外にはミヒロが待機。何かあったらすぐに殴りに来るんだって。ミヒロがたくましくて俺すっげー嬉しいよ、むしろ泣きそうだよ。

 

はあ、お前のおかげで俺のヴェルターでの立場が最悪なんだけど、どうしてくれるんだ…

「私は私のやりたいようにしただけですの。…それに、せっかく肉体をもてたんだし、ちょっとくらいハメを外してもいいじゃないですの」

…肉体?持てた?

「私は本来魂だけの肉体を持たない存在ですの…ニシキ、あなたと一緒で」

 

へー、俺と一緒、へー俺と、俺とねー…あ、やっべ、まえからわからんアルフィミィの存在がさらにわからなくなってきた。もうあれだ、このアルフィミィは存在自体がイレギュラーな存在なんだと思おう、うん。そのほうが俺の脳みそに優しい。

困惑気味の俺を放置でアルフィミィさんは説明を続ける。

 

「私、本当は別の世界にいたはずでしたの。でも突然、気づいたらこの世界にいましたの。どうしてか肉体もあって、突然別の世界に来たのには驚きましたわ。けど、せっかくだから肉体のあるのを楽しもうと思ったんですの」

…楽しむって…ミヒロを狙ったりとか?

「ニシキをからかうのも一つの楽しみですの♪」

ひでぇ。

 

聞くところによるとこのアルフィミィはスパロボ世界じゃ無い、まったく別の場所から来たらしい。ISとかがある世界だとか、聞いたことあるけども、内容までは俺は知らんね。

そこでとある兄弟と一緒にいたりとか、気の合う友人がいたりとかで肉体が無い状態でも楽しくくらしてたそうだ。でも、突然気づけばこの世界に来てしまったと。

元の世界についての話しをするアルフィミィはとても楽しそうで、少しさびしそうにも見える。

 

「もとの世界のみんなはきっと心配してますの。だから、帰りたいんですの」

…肉体が無くても?

「肉体が無くても、私は素敵な人々が周りにいますの。だから、私は幸せですの♪」

そうだな、…身体とかなくても、幸せってのはその辺にあるもんだよな。

 

アルフィミィの言葉で、思わずリョウトやリオ達のことを思い出した。一番最初は俺だって肉体なんかなくて、グルンガスト弐式に憑依した状態でスタートだったしな。

でもそんな状態でも俺は不幸なんかじゃなかった。…どちらかと言えば幸せで、それは今でもずっと続いてる。

 

…俺も、実は別の世界からここに来ちまってさ。帰り道探してるんだ。アルフィミィが帰りたいってんなら、アルフィミィが元の世界に帰れるように協力するぜ?

「ニシキが、ですの?…私を止めようと右往左往していたニシキが、ですの?」

何故二回言ったし。…そうだよ、悪いか。

「いいえ、悪くはないんですの。ふふふっ♪」

 

なんか笑顔で笑われました。なんでだ。ま、いいか、機嫌が悪くなるよりかはぜんぜんいいや。

その後、絶対に何もしないから一日だけミヒロと一緒に寝させてほしい、というアルフィミィのお願いを、俺は了承した。

一人で寝るのもさみしいだろうし、実際、アルフィミィが寝る場所はミヒロの部屋になるだろうしな。俺、今ミヒロから一切の信頼されて無いからな!俺の言うことなんて聞いてくれねーよ!誰かさんのせいで!

 

部屋の外に出るとミヒロが待っていた。その他にも数名。アレか、俺がアルフィミィを襲ったらミヒロの合図でヴェルターの戦闘員が全力で殴りにかかってくるんですね。わかりたくない。

大丈夫だった?というミヒロの言葉にアルフィミィは何もなかったと答える。そもそも、最初からなにも――

 

「なにもなかったんですの。朝の出来事も、ほんとは嘘でしたの。ああやって騒ぎを起こせば何かの拍子でニシキの記憶が戻ると思って…騙してしまってごめんなさいですの」

そうそう、なんにも…って。アルフィミィ…?

「これはちょっと迷惑をかけたお詫びですの。それから、私相手に奮闘したニシキにプレゼントですの♪ニシキ、すみませんが目をつむってくださいの♪」

いや、ちょっとってレベルじゃねーけどな。…って、目を?まぁ、いいけどさ。

 

まぁ、誤解も解いてくれたみたいだしこれ以上騒動は起きねーだろうと、俺はアルフィミィの言うとおりに目をつむった。

すると襟元をつかまれた感覚と、その後ぐっと斜め下の方向へと引っ張られる感覚がした。ある程度まで引っ張ると引っ張る力は消えて――

 

 

 

ちゅっ

 

 

 

「あ」

 

「うおっ」

 

「ひゅーっ…」

 

 

 

…大変、こっぱずかしい音が聞こえました。

 

 

 

あの、アルフィミィ、さん…?

「くす♪…ニシキ、それではおやすみなさいですの♪」

 

そう言って、アルフィミィさんは綺麗に笑って、ミヒロと一緒にミヒロの部屋へと歩いて行った。

俺?俺は固まってましたとも。まずあれだよ、意味わかんねーんだもんよ。今日一日中アルフィミィさんに振り回されたけど1ミリ足りとも理解できない件。

ぽそっと、その場にいた誰かが言った。

 

 

「ほっぺにキス、か」

 

 

俺の背後から独身パイロットやらの殺気があふれ出たとか、そんなことは気づきたくないもんである。

 

 

 

 

 

次の日。アルフィミィの姿はヴァルストークのどこにもいなかった。

それを一番に教えに来たのはミヒロ。朝起きたらいなかったらしく、俺のところにいるかと思ってきたらしい。

どこにもいないと不安そうにするミヒロに、俺はアルフィミィはいるべきところへ帰ったんだと説明した。ミヒロはそれを聞いて不思議そうにしてたけど、何か納得することがあったらしく、頷いて部屋へと戻って行った。

ヴェルターのみんなも、俺の説明で納得してくれたようで特に何も言わずに頷いてくれた。

実は俺の枕元にアルフィミィからの手紙が置いてあったんだが、それは誰にも言ってない。短すぎて手紙とは言えない文章だったし、これを見せるとまた独身パイロットやらの殺気に殺されそうだからなぁ…

手紙には微笑ましい書体でこう書いてあった。

 

『ニシキ、また会う時を楽しみにしてますの』

 

…また会うときね。その時にはもう一人くらいアルフィミィを止めるヤツを呼んでこねーとな。リョウトでも呼んでおこうかね。

痛む体に鞭打ってベッドから起き上がると、俺は手に持っていた小さな手紙を折りたたんで机の中に大事にしまった。

 

 

 

 

 

これは、お騒がせな水色の少女がヴェルターにやってきた。そんな騒がしい一日のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのね。ニシキお兄ちゃん。私お兄ちゃんに酷いこと言ってごめんね。あの、コレおわびに作ったの!おいしいかわからないけど、ね?」

 

目の前にあるのはクスハ汁。アルフィミィからレシピを教えてもらったんだって。ミヒロが作ったらクスハ汁ならぬミヒロジルですか、そうですか。

しかもしっかり女性限定の美肌&美白効果のクスハ汁も作れるんだから困る。男性陣皆が驚くほどの輝きを放つ女性陣っていうね。まぁ、団結力は不思議と上がりましたとも。

ヴァルストークの食堂で、青い顔でぶっ倒れてる整備士が一人いたとか、それはまた別のお話。

 




改めて見直したら8000文字超えててびっくりした。やろうと思えば書けるじゃないか俺。でも大変だから本編は1000文字くらいで収めたい俺。


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