IS……雪語り (クリスティア・ローゼン)
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プロローグ

クリスティア・ローゼンことクリスです。

他の作品も書いてますがこっちも書きたいと思ったために書き出しちゃいました・・・・・

完全趣味なために投稿期間は不定期になると思います。

あとコピペを使ったりするところもあるかと思われますがそこはご了承ください


(ここは・・・・・一体・・・・・?)

 

そう思ったのは篠崎白兎。その者がいる場所は辺り一面真っ白で何もない殺風景で地平線の先まで見える。

(・・・・・なぜ僕はここに?それに・・・・・ほんとにココは何処なの?)

 

そう思っていると突然

「君がそう思うのも無理はないよ。ちなみにここは生と死の境界、つまり今君は死ぬ一歩手前な訳ね。そこのところはオケ?」

 

と頭の上から声が聞こえ、そちらの方へ顔を向けるとそこにはは白い羽の生えた鳥人g「鳥人じゃないからね!?これでも神様だから!」・・・・・神様がどこからともなく現れた。

 

(あなたは?)

白兎はそう答えると「私?私はここでしたいことが出来ずにやむを得ず死を迎えた人たちを導くために存在するの。」と答えた。

 

(・・・・・ですからあなたの名前を伺っているのですけど・・・・・)

と白兎がまた尋ねると「あ、そういう・・・・・私はエネ、とりあえずはここに来た人たちを転生させて新しい人生を歩ませるのが私の仕事。」と名前だけでなく自分の仕事まで丁寧に教えてくれた。

 

(転生?僕はまたやり直せるの?というより僕の死んだ原因ってなんなの?)

白兎がここにいる理由込みで尋ねる。すると

「やり直せるよ?・・・・・と言うよりは新しい人生になるから名前もここに来たという記憶もなくなるけど・・・・・ちなみに君が死んだ理由だけど・・・・・私のヤンチャな弟が君の人生を記した本を転んだ拍子にほとんど破いちゃって・・・・・それで現実世界で君に影響が出たというわけ・・・・・だからコッチに責任があるから流石に転生先は変えられないけど転生する上での特典なら君の臨む限り無理のないレベルでなら応えるよ。」

 

・・・・・と目の前の神様ことエネが告げると唖然とした顔でエネの方を見て

(・・・・・とりあえず事情は分かったけど・・・・・どんな世界なの?僕の行く転生先ってのは・・・・・)

 

と話を本題に戻させると「うん、君が行く世界は『インフィニット・ストラトス』だよ。さっきも伝えたけど、君がここにいる理由は私達にある。だから君には無理のない限りでの特典をつけてあげれるよ?」

と告げる。

 

(・・・・・ISの世界・・・・・僕が生きてた時に好きだった小説でアニメでもある・・・・・ほんとに特典について制限ないの?よくある転生ものだと基本制限あるよね?3個までとか)

疑問に浮かんだことをエネに再度確認するがエネは首を縦に振り、制限と言えるものは理を覆すようなもの以外ならなんでもいいとのことを伝えた。

 

(・・・・・それなら一つ目は原作キャラとの関わり、二つ目はISの適正持ちであり動かすことが出来ること、三つ目はISの言葉が分かること、四つ目は学業・・・・・要は基本的な教科の知識とISに関する知識、五つ目は身体スペックの向上・・・・・天災兎やブリュンヒルデまでとは行かなくてもいいけど・・・・・、あとは・・・・・考えがつかな・・・・・あ、織斑一夏の唐変木を治すことできる?)ととりあえず転生特典の希望を告げると

 

「五つ目までは問題ないよ?ただ織斑一夏の唐変木っぷりは私たちの力でも直せないの・・・・・それと君の専用機はどうするの?」と聞き返してきたため、

(神様でもあの唐変木っぷりは治せないのか・・・・・専用機に関しては流れに任せようかと思ってたから・・・・・無理に用意してもらっても迷惑だろうし・・・・・)とだけ答えた。

 

「別に迷惑じゃないけど・・・・・君がそういうならこちらからの専用機に関しては関与しないけど、転生先で作られるかもしれないことは覚えてて?」

エネがそう伝えるとすぐに「とりあえず転生特典も決まったし君をISの世界に転生させるね?ここのことは記憶から無くなるし私達があなたに関与することも出来ない。でも私達はいつでも君を見守ってるから。」

 

「それじゃぁ、いい人生を!」と最後の言葉を聞いて僕のいた世界が黒く塗りつぶされていった。

 

・・・・・これから新たな人生が再スタートし、波乱の日々を過ごすことを彼はまだ知らない。




とりあえずこんな感じで・・・・・

次は人物設定を載せて作品に入ります。

順番がおかしくなり申し訳ないです。


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人物設定

前話の後書き通り人物設定です


織斑雪七《ゆきな》・・・・・本作主人公

身長143cm体重48㌔

髪色・・・・・一夏と同じ黒で長さはうなじのところから一つにまとめたホーステール

瞳・・・・・スカイブルー

年齢・・・・・13歳(IS学園入学時)

 

本作主人公で名前から間違えられやすいがれっきとした男の子(男の娘では無い)一夏達とは2個年下で特典であるはずの学力については何故か適用されなかったため織斑家の中では落ちこぼれの烙印を押される。

が、下の姉であるまどかと下の兄である一夏はとても優しくしてくれていたためとても懐いている。その代わり上の姉である千冬と同じく上の兄である秋十からはまるで憑き物のように扱われた為嫌悪感を抱く

 

 

織斑一夏

原作主人公でこの作品主人公にとって下の兄。上の兄と違い料理や家事の腕前はかなりのもの。千冬と秋十からあまり良く思われてない雪七の事を何時も気にかける弟想いの兄(軽くブラコン)

 

織斑円《まどか》

原作では亡国企業《ファントムタスク》の一員だったがこの作品では一夏とは双子の妹であり雪七の下の姉。千冬ほどではないが武力に於いては一般人より頭一つ抜き出ている。料理の腕は人並み。知識は一夏以上。一夏同様雪七に対して軽くブラコンである

 

織斑秋十

一夏、円、雪七の兄で一夏と円の一つ上。千冬に対してかなりのシスコンで千冬の言葉は絶対と言うほど。学業に関しては神童と呼ばれるほど頭が良いが運動はあまり得意ではない。常に雪七に対して酷く扱い、まるで奴隷の様に扱うこともしばしば。かなりの狂信者であり、家事などは弟達に押し付けるため、絶望的

 

織斑千冬

初代ブリュンヒルデと呼ばれ、武芸に長けている。その為武芸をしようとしない雪七に対して酷く当たることも・・・・・弟達に対しての関わり方がかなり不器用なために優しさが伝わらず、それが原因で兄妹関係が悪くなっていることに気づいてない。尚、家事に関しては秋十と肩を並べるほどの破滅級(調理に関しては破滅級を通り越して地獄級)

 

篠ノ之束

ISを生み出した天才兎。興味を引いたものしか認識出来ず認識できているのは織斑兄妹と妹の箒のみ。一番のお気に入りは雪七だとか

 

篠ノ之箒

篠ノ之束の妹。一夏に恋するが気づいてもらえない苦労人

 

篠ノ之龍院

束、箒の父親。篠ノ之流の師範で実力は束と千冬が束になっても打ち負かせるほど。一夏、円、雪七のことを特に可愛がっている

 

スコール・ミューゼル

原作では元亡国企業のメンバーの幹部だがこの作品では一夏、円、雪七のいいお姉さん的立場。近所に住んでるわけではないが3人が困った時には必ず助けになるほどであり、実の姉より頼りにされてたりする人。

 

オータム・ブランセル

スコール同様元亡国企業の幹部の1人。スコールとともに足を洗い一夏達3人のお姉さん的存在。口は悪いが面倒見がよく、近くの子供達にも人気があるとかないとか

 

 

 

 

 

 




とりあえずこんなところですかね・・・・・

近いうちに次話投稿頑張ります


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幼少期編 第1話

(。・ω・)ノクリスです。
小説読むのは好きですが書くのが苦手なので変なところあっても(^.^)(温かい目)出目で貰えると嬉しいです

尚、篠ノ之龍院先生ですが、感じが違うと思いますがこれでとおそうかと思ってますので気にしないでください(字忘れた・・・・・)

では・・・・・本編スタート・・・・・なのです!


・・・・・チュン・・・・・チュチュン・・・・・

 

子鳥のさえずりが鳴り響き、それと同時に朝日が登り始めた頃ある一つの家、織斑家では賑やかな朝が始まろうとしていた。

 

「・・・・・もう・・・・・あさ?」寝ぼけ眼を擦りながら目を覚ましたのは末っ子で3歳になったばかりの織斑雪七《ゆきな》。雪七は自分の部屋が無いため二つ上の双子と同じ部屋で寝ている。だが、

 

「んにゅ?いちかおにいちゃんどこ?」一緒に寝ていたであろう双子の兄、一夏の存在はそこになかった。(双子の妹の方はまだ寝ているが)

雪七はまだ膨らんでいる布団の中にいるであろう人物に声をかけた。

「んにゅ、まどかおねえちゃん、あさだよ?おきて?」と声をかけると「・・・・・ん・・・・・おはよ、ユキ」と雪七に起きた時の挨拶をしたのは一夏とは双子の妹の織斑円《まどか》「一夏は?」と円が雪七に尋ねると「((-ω-。)(。-ω-))」と首を横に振るだけだった。

そして円と雪七は一夏のことを探そうとベッドから降りようとしたその時

 

「さっさと起きろ!このバカ姉!!」と大きな声が聞こえたためどこにいるのか理解した。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

一夏は今ある部屋にいる。その部屋は服や教科書、ノートなどが散乱しており脚の踏み場のないほどだ。

 

そんな部屋の中で一夏はある人物を起こそうと躍起になっていた。それは・・・・・「いいかげん起きろ!起きてくれないと食器が片付けれないだろ!だから早く起きろ!千冬姉!!」

 

と今ではこの家主である織斑千冬を全力で起こそうとしているのだ。

 

・・・・・だが、「・・・・・・・・・・・・・・・Zzz」「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

あれだけの大声をあげてもうんともすんとも言わない姉を一旦置いておくのかもう片方に目を向ける。

 

「・・・・・そっちも早く起きろよ!秋十兄!」と一夏と円、雪七の兄である織斑秋十もまた起きる素振りを全く見せなかった。

 

「・・・・・・・・・・はぁ・・・・・やっぱり今日もコレ、やらなきゃダメか・・・・・近所迷惑だろうしほんとはしたくないけど・・・・・後で謝りに行こ・・・・・」

 

そう呟くと背中からおもむろに取り出したものは大きめのフライパンと立派なオタマだった。

 

それらを胸の前に掲げ、ドアを開けたままにしておいたために廊下に向かって「円とユキ、目を覚ましてるならしっかり耳塞いどけよ?例のアレ今からやるから!」と告げると廊下に通ずるドアを閉め・・・・・ある行動を行った

 

「よしっ!準備出来た。・・・・・行くぞ・・・・・秘技!!死者の目覚め!!!」

 

ーーガンガンガンガンガンガンガンガン!!!ーー

そう言い放つと同時に持っていたフライパンをオタマで思いっきり叩き始め「「ぎゃァァァァァァァ!!!」」2人は読んで字のごとく飛び起きると同時に「一夏!その起こし方は辞めてくれと何度も言ってるはずだ!」と織斑家長女であり現家主の織斑千冬が一夏に怒鳴るが、

「なら目覚ましでちゃんと起きろよ!目覚ましなっても二人とも起きないし普通に叩いただけじゃ何度もやっけきたけど起きなかったじゃないか!!!」と一夏が言い返すと「だが、流石にご近所の迷惑を考えろ。」と織斑秋十は口を出した。が、

 

「その点なら心配いらない。今円とユキがご近所さんにいつものアレで起こしてしまったことに対しての謝罪行かせてるから。」

 

と言われ反論できなくなった2人に一夏は更に追い打ちをかける。

 

「あ、それと二人とも朝起きるの遅かったからお弁当、用意してないから。」

 

とニヤリと笑いその部屋をあとにしようとしたら後ろから悲鳴に似たような声が聞こえてきたが気にせずリビングに向かっていった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ちなみに今は学生たちにとっては春休み中であり一夏、円、雪七は3人で手を繋ぎ(順番は一夏、雪七、円の順)ある場所に向かっていた。

そこは『篠ノ之道場』と筆で豪快に書かれた札が特徴的なところだ。

 

3人は道場につくと同時に「「「ごめんください」」」と仲良く挨拶を行った。すると奥の方から一人の男性が出てきた。その人はこの篠ノ之道場の師範、篠ノ之龍院先生である。

 

「おはよう、一夏君、円ちゃん、雪七君今日も鍛錬かい?」と尋ねると3人は「「「はいっ!」」」と仲良く立派な返事をすると龍院先生はにこやかに笑いながら3人を道場に案内をした。

 

龍院先生は3人を稽古場の裏方にあたる庭で竹刀を使い型の反復を心がけるよう伝えるとその場をさってしまった。

 

その様子を影で一夏と円と同じ年の篠ノ之箒がしっかりと目に焼き付けていた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

そして時は流れお昼頃、龍院は家内に頼み3人にお昼のご馳走を用意させていたのだが、三人はかたくなに拒み続けた。が、

「きゅるるるるー」

 

と可愛らしい音が聞こえたと思いそちらの方を見ると雪七がお腹を抑えつつも真っ赤にした顔で龍院たちの方を見ていたらあれよあれよと連れていかれ結局お昼をご馳走してもらうことに・・・・・

 

だが、彼らは知らなかった。この昼食が後の悲劇のきっかけになることを




とりあえず第1話終了・・・・・

千冬とおり兄出る場面かなり少なっw

後半なんかグダグダになった気がしますが・・・・・なんとかなるでしょ!

『死者の目覚め』はテイルズシリーズの主人公を起こすための技(日常生活用スキルw)です

これからよろしくお願いします


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第2話

「「「いただきます!」」」「い、いただきます」

「はい、召し上がれ」

篠ノ之家にてお昼ごはんを食べることになった3人は龍院の妻である篠ノ之雅《みやび》の前で元気よく食前の挨拶を行い、その後に少し戸惑いながらも篠ノ之家の次女、篠ノ之箒がお昼ごはんを食べ始めた。

 

用意されたのは、鶏の唐揚げと厚焼き玉子(砂糖での味付け)、ほうれん草のおひたしときんぴらごぼう、そして合わせ出汁のお味噌汁と白米と言う【the和食】と言える品々だが、一夏と円はもちろんまだ3歳の雪七としても好き嫌いはなくどれも好物のものだったりする。

 

箒を含めた4人は静かにご飯を食べていたが突然箒があることに気づいた。

 

「ところで、今日は秋十さんと千冬さんは来ないのか?」と3人に聞くと「あ、忘れてた」と一夏。「別にどうでもいい」と円。「・・・・・(モキュモキュ)」と雪七。

 

この3人の反応に対して箒は「お前達はあの人たちのことをどう思っている!」と声を張り上げて尋ねてきた。が、

「「あんな寝坊助ほっとくのが吉」」と一夏と円。そして雪七はというと「・・・・・(モキュモキュモキュモキュ)」とご飯の方に集中していた。

 

箒は一夏と円の言葉に衝撃を受けたのか口を開いたままフリーズしていた。そんな時にいきなり雪七の後ろのドアが開き、

「いっくーん!」と何かが雪七の上を飛んでいった。

 

「た、束さん・・・・・」いきなり飛んできたのは篠ノ之箒の姉であり自称天才の篠ノ之束。一夏達の姉である千冬と同級生でもあったりする。

 

「はぁ・・・・・いっくんだ、さぁハグハグしよ!愛を確かめ合おう!!」と言いつつ既に抱きついていたため、円と箒は何かを言おうとしたが、

 

ーーゴンッ!ーー 「痛っ!」

 

と鈍い音がしたと同時に悲鳴が聞こえた。原因は

 

「束、今は食事中だ。その意味・・・・・わかっているな?」と龍院が束の頭を思い切り殴ったからだ。そのおかげもあってか束も大人しくご飯を食べることにした。何故か雪七の隣に座ってだが・・・・・

 

雪七がこのことに対し疑問に思っていると束から「後で私も一緒に稽古見てあげるね♪」と綺麗な笑顔で伝えてきたため、雪七は首を縦に振り食事に再び集中し直した。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

お昼ごはんを食べ終わり午後の稽古を始めるタイミングで束の姿が道場にあった。先程雪七に伝えていたことは嘘ではなかったらしい。そんなこんなで午後の稽古を続けているとふとある声が雪七に聞こえた。

 

ーー[あの人は私を完成させて何をしたいのかしら・・・・・]ーーと

 

いきなり聞こえた声に疑問を感じた雪七は竹刀を振るのを中断し首を傾げていた。その様子に束は気づき尋ねた。

 

「君はなんで竹刀を振るのやめてるのさ」と先程の一夏に対する言葉遣いとはまるで違い冷たい印象を与える言い方ではあったが雪七は気に止めず、「えっとね?さっきね?おんなのひとのこえ きこえたの」と舌足らずの言葉ではあったが一夏達はその言葉に首を傾げていた。ひとりを除いて。

 

「え?女の人の声?いっくんたちは聞こえた?」と一夏達に尋ねるが3人は首を横に振るだけで何も分からなかった。その為、束は雪七にその時のことを聞けば、先程聞いた言葉を雪七は舌足らずではあったがそのままを伝えた。

 

「・・・・・まさか・・・・・ね・・・・・」

と一番の可能性のある選択肢を頭に浮かべる。それは今束が作り上げようとしている、彼女ともう一人しか知らないものの声を聴いたのではないかということ。そのことを確認するためにある行動に出た。

 

「君、ちょっと私についてきて?いっくん達はそのまま稽古続けててね?」と告げると束は雪七を連れてある場所に足を進めた。

その間にも

ーー[私以外にも作ってるみたいね]ーー ーー[私を使うのは一体どんな人なのかしら]ーー ーー[・・・・・私を理解してくれる人だと嬉しいな]ーー

 

などと何かの声は雪七の耳に入り続けていた

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「さ、ココだよ」そう言って連れてこられたのは束の自室だった。

その部屋には何も無く(勉強机やベッド、タンスなどを除いて)何を見せたいのかわからなかったため、雪七がキョトンとしていると、

「私が見せたいのはこの部屋の地下にあるの」と言いながらあるボタンを押した。すると束と束の隣に立っていた雪七の足元の畳が独りでに動きその下のフローリングがズレ更にその下には階段が続いていた。

 

あまりの出来事に驚きを隠せないでいたが束に手を引かれたためなんとか気を取り戻した。

 

その階段はそこまで長くなく目的の場所まであまり時間がかからなかった。そして束が「ココだよ。」と雪七に告げると目の前には金属製のトビラが・・・・・

その右側にテンキーがありそのテンキーに束はパスワードを入力しトビラを開けるとそこには・・・・・

 

「・・・・・ロボット?」雪七はそうつぶやくのが限界だった。それもそのはず。そのロボットみたいなものは今まで世界で一度も見たことのないものだったからだ。

「残念だけどこれはロボットじゃないよ?」

ーー[・・・・・今日はあの女じゃないのね?珍しい・・・・・]ーー

 

と声が聞こえ、「にゅ?あのおんなって だれ?」と聞き返すと束はキョトンとした顔で「あの女?君変な事言うね?」と答えたがさっきから聞こえてきていた声はこう告げた。

 

ーー[あの女って言うのはちーちゃんって呼ばれてる人よ?ってあなた私の言葉わかるの?!]ーーと

 

その言葉に雪七は聞こえていると伝えると束が「・・・・・もしかして君、この子の声が聴こえるの?」と震える声で聴いてくると雪七は首を縦に振り肯定の意を示す。

 

すると「すごい、すごいよ!この私でもこの子の声が聞こえないのに。うん!君の事も興味出てきちゃった。えーと君は確か織斑雪七君・・・・・だったよね?」と先程までの冷たい対応がなくなりかなりフレンドリーになったことに驚いていたが首を縦に振る。

「それなら今日からゆーくんだね!ゆーくんにはこれからこの子が何を思っているか聞く時あると思うけど、その時は教えてね?あ、もちろんこの子と話すことに束さんは禁止したり止めたりはしないよ。でもなるべく私がいる時以外は声に出さないようにしなきゃダメだよ?じゃ、道場に戻ろうか。」とだけ伝えると来た道を戻ろうとした。が、それはできなかった。なぜなら

 

「ボクね おりむらゆきな おなまえ おしえて?」とロボットに見えるそれに話しかけていたからだった。




なんかかなり長くなった気が・・・・・

終わり方が微妙な感じしますが気にしないでください・・・・・

今回出てきたキャラの説明を入れると
篠ノ之雅
龍院の妻で束と箒の母親。篠ノ之道場では門下生のご飯を作ったり道着やタオルの洗濯、防具の日干しなどサポートに徹する。
得意料理は和食でありその腕はなかなかのもの。なんでも龍院に美味しい料理を食べてもらいたいがためにかなりの努力をしたそうな。

とこんな感じのキャラです。

最後の束さんのセリフですが一人称が「私」と「束さん」になってますが本人を踏まえた説明の時は「束さん」、ただ話す時は「私」を使うと考えてくださればと思います。
断じてごっちゃになったからではありませんので!

では誤字脱字、感想などございましたらコメントのほどよろしくお願いします。

それとお気に入り登録してくださった
双書さん、XVKさん、やかあらさん、アルティメットルパン三世さん、歌伊斗さん、零式弐型さん、ランブータンさん、kobanaoさん、ePHA93Rp6さん、アーセルさん、月代さん、VEGATTOさん、水鳴刀さん、虎虎虎さん、ありがとうございます。


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第3話

・・・・・頭痛い・・・・・そんな状態でも書こうとしてる・・・・・
少し休めばと思うけど何もすることないのよね・・・・・

というわけでどうぞ


「ボクね おりむらゆきな おともだちになろ?」

 

と傍から見ればロボットのソレに雪七は話しかけていた。そんな光景を束は「ゆーくん?!何してるの?!話しかけても返事してくれないよ?!」と少し慌てた感じで止めようとしていた。

 

ーー[あなた、本当に私の言葉わかるのね・・・・・私はISって呼ばれてるわ。それ以外だと名前はないの・・・・・]ーーと雪七に対して言葉を返すと

「なまえ ないの?それならいまからなまえ かんがえよ?」と返す。その言葉に束は驚きを隠せないでいた。

 

「たばねおねえちゃん このこ おなまえ つけてあげよ?」と上目遣いと甘え声で雪七からお願いされた束は

「うん!そうだね!つけなきゃダメだよね!よしっ!すぐつけよう!そうしよう!」とやけにやる気に満ち溢れていたことは仕方ない事だと思いたい・・・・・

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

数分後

 

ロボットに見えたソレことISは束により白騎士と呼ばれることになった。

 

「というわけでこのISの名前は白騎士だよ」とだけ答えると束は少し後ろに下がった。入れ替わるかのように雪七がIS、白騎士の前に行くと白騎士の前で体操座りの体制で話しかけ始めた。

 

「これから よろしくね? しろちゃん」

 

ーー[しろちゃん?それは私のこと?]ーー

 

いきなり登録された名前とは違う名前で呼ばれたため白騎士は理解が遅れてしまったが雪七が首を縦に振り肯定の意を示すと

ーー[フフッ♪作った人ではなくまるで関係のなかった小さな男の子が私の話し相手になってくれただけじゃなく、私を機械としてではなく1人の存在として見てくれてるなんてねw]ーー

 

と先ほどの大人びた話し方の中に含まれていたトゲトゲしい雰囲気がなくなりお茶目な感じが前面に出てきていた。

 

「しろちゃんはひとりだけなの?」と白騎士に他の子がいないか聞いてみるが首を横に振り(そんな感じがするだけ)否定の意を示す。

 

雪七のその言葉に反応したのか「今はまだこの子だけだけどこれからどんどん増やしていくつもりだよ?」と束は伝えるとまた置物の一部と化す。

 

その言葉を聞いた雪七は「これからおともだち いっぱいふえるの?(キラキラ)ボク たのしみ♪」と目をキラキラさせながら束の方を見てきたため束は鼻血を噴いて倒れた。

 

実はこの光景は雪七が篠ノ之道場に通い出してよくあったことなので今更気にするほどでもなくなっていた。(それでいいのか?)

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

それから数日が過ぎたが日常はあまり変わらず、変わったといえば稽古が終わったあと雪七が必ず束の元に行き2〜30分ほどどこかに行くくらいだった。

 

その間で束は新たなISを作り出していた。そのISの名前は

雪花《ゆうか》

束が雪七のために作った専用のISであり雪七の友だち(話し相手)の役割を与えられたISでもある。もちろんこのISとも雪七は話すことができた。

 

そしてとある事件を雪七の近くにいる人が近いうちに引き起こすなどこの時の雪七は知る由もなかった

 




とりあえずここまでにします。
次回には白騎士事件やれるかな・・・・・

それと新たにお気に入り登録してくださいました、ストレイヤーさん、小日向かぐやさん、馬耳東風谷さん、ありがとうございます。

・・・・・今回の後書きぶち短いな・・・・・

ちなみにオリジナルIS入れました。

機体名 雪花《ゆうか》
世代 不明(雪七と共に成長していく独自進化開発型の為)
色 白と水色、その2色の中間の色(要は空色)
武器 無し(成長すれば開発される予定)

展開はまだしてないがした時はスラスターが天使の羽をもしており非固定武器〈アンロックユニット〉として使われるであろうパーツは雪の結晶、薔薇の花弁などの姿をとっている。(ユニットの形状により役割が変わるらしい。)
束が雪七のお守りとして授けた束渾身のISで、雪七と共に成長できるよう、特別な作りになっている。

とオリ機に関してはこんな感じですね。読み方に関してはキラキラネームと同じ感じだと思ってくださればと思います。

なお、雪七のこの子の呼び方は「ゆうちゃん」です。(成長したら呼び方変えるべきかな?)

その辺は皆様の意見を参考にしたいのでぜひコメントお願いします。


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第4話

なんとか今のところ連日投稿出来てる?!

珍しい・・・・・

仕事中にもネタを考えてる人ですがそれが載せれるのかといえばそうではなかったり・・・・・
では本編どうぞ


 雪七が束に専用IS《雪花》を貰って軽く一週間が経とうとしていた。

 

 その日もいつもの如く一夏、円、雪七の3人で道場に行くかと思えば更に二人程ついてきていた。

 

 千冬と秋十だ。

 

 この2人が道場に向かっているのには訳があった。その訳とは・・・・・

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 数日前、束と千冬が通う中学校の昼休み、束が千冬にこう話していた。

 

「ちーちゃん、例のアレ完成したから近いうちに見に来てよ!」

「なっ?!ついに出来たのか?!お前のとち狂っている考えだと思っていた宇宙開発用のパワードスーツが・・・・・」と束の言葉に対し辛辣でトゲのある返事をした千冬。

 

 だが、そのことを気にもせず「そうだよ♪だから近いうちに見に来て欲しいの♪あ、既に学会にこのことは提出してあるよ?今はそれの返答待ちでもあるんだ〜」と楽しそうに話す束。

 

 この様子をみていた千冬はため息を一つついて「ハァー・・・・・分かった分かった。とりあえず今週末どうせ一夏達がそっちに向かうだろう。その時に一緒に向かうとするさ。」と千冬は答えた。

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「(。´-д-)ハァ-」

 一夏達の後ろを歩いていた千冬はこのことを思い出すなりため息をついていた。

 

「どうしたんだよ、千冬姉。ため息なんてらしくないぜ?」と隣を歩いていた秋十が気にかけてくれたが

「あぁ・・・・・いまからあいつに会うと思うと少し憂鬱でな・・・・・」と心底嫌がっているように見えた。

 

 やがて道場に着くと一夏達はまっすぐ稽古場に向かって行った。その様子をただ眺めていた秋十に対し、「お前は行かないのか?」と先ほどと反対に千冬が秋十に質問していた。

 

「俺はいいさ。やっても弱いだろううしな。そもそも俺は運動苦手だし」とやらないのではなくやる気の欠片も出さない秋十をよそに千冬は束の部屋に向かった。

 

 が、「ちーちゃーーーーん!!!」と上の方から声が聞こえてきたためそちらに顔を向けるとそこにはダイブしてくる束の姿が・・・・・

 

 千冬は危険と感じたのかとっさに逃げようとしたが1歩及ばず束のダイブホールドに捕えられてしまった。

 

「さぁちーちゃんハグハグしよ!愛を確かめ合おう!!」といきなり抱きつきさらには千冬のあるところに集中的に頭を埋めていたため

「フンッ!」 ドゴッ!! 「ギニャッ!」

 

頭を思い切り殴られた。グーで

 

「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・」とあまりの痛さに束が悶絶していると「お前が至らんことをしているからだ。で、例のアレはどうなった。学会の連中はなんと言った?」

と気にかける言葉を束にかけるとすぐに再生し

 

「その事なんだけど、学会の連中馬鹿ばっかりだったよ!!束さんの発明がどれだけ凄いものなのか全然理解しなかっただけじゃない!!私の夢をできるわけがないって鼻で笑いやがったんだよ?!こうなったらISがどれだけ優れているのかデモンストレーションで思い知らせてやる!!」と復讐に燃えていた。

 

「やはりそうなったか・・・・・それならデモンストレーションの時には手を貸そう。何をするつもりなんだ?お前のことだ。生半可な行動ではないのだろ?」と千冬が尋ねると

 

「さっすがちーちゃん、話が早くて助かるよ。」と答え

「私がやろうとしてるのは全世界のミサイルをハッキングし日本に一斉発射させそのミサイルをISで切り落とすってこと。」

 

と簡単に言ってのけたため、理解に少し時間を要したが

「待て待て待て!全世界のミサイルをハッキング?更にそのミサイルを日本に対して撃つ?お前はなにを考えている!」と声を荒らげたが束はどこ吹く風で「お偉いさんたちもこんな事されたらISのことを玩具なんて言わなくなるでしょ?それが狙いだよ・・・・・」

と悲しげに告げたため、千冬はおろか。その場に一緒に居続けた秋十もまた喋ることが出来なくなった。

 

「この作戦は今日より1ヶ月後、それまでにちーちゃんは私の作ったIS《白騎士》に慣れてもらうからそのつもりでいて」

 

とだけ告げ、道場の方へと足を運んだ。

 

取り残された千冬と秋十は束だけでなく、一夏達が昼食の時間だということを伝えに来た時までショックで動けなかったそうな・・・・・

 

 

 

 

 

〜1人の兎が世界に喧嘩を売るまで1ヵ月〜




(*´・ω・`)=3
とりあえず第4話かけました・・・・・

秋十の出番えらく少ないなw今回は千冬と束メインの話でした。

次はあの事件のことを書くつもりです(ほんとに実現するのかは・・・・・)

そして新たにお気に入り登録してくださいました松影さん、8810さん、ヘルバさん、キノっこさん、魔星アルゴールさん、Sou9さん、Carm0807さん、古女王さん、じぇろにも〜さん、読み千さん、辛口すぎる唐辛子さん、ありがとうございます。

雪七のISの待機形態について言ってなかったのでここで説明入れておきます。

幼少期・・・・・肩から提げる小さな鞄(幼稚園児の通園鞄みたいなやつ)で
空色の生地に桜花びらが複数あしらわれており、開く所に
は雪の結晶が付いている。(中にものを入れることも可能)

これ以降は未定ですが、待機形態については雪七の年齢、姿に合わせた形にさせるつもりです。もし小学生編の待機形態についてアイデアがあれば是非お願いします。


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第5話

(。・ω・)ノ

4話にて誤字がございましたのでその訂正を行ったことをここで報告致します

・・・・・なんかだんだん迷走してきそうな予感・・・・・



 束が世界に喧嘩を売ろうと決めたその頃、一夏達は雪七が持っていた新しい鞄に興味を惹かれていた。

 

「ユキ、その鞄いつ貰ったの?確か一週間前はなかったよね?」と円が尋ねるとその時に束から貰ったことを伝える。そのことにそばで素振りをしながら聴いていた箒が

「なっ?!あの姉さんがプレゼントしたのか?!」と驚きを隠せないでいた。

 

それもそのはず。束は箒たちの前では雪七のことを気にもしていない素振り(もちろん束の一番のお気に入り)をしていたため、箒だけでなく一夏と円も束がプレゼントしたことを疑っていた。

 

「にゅ?たばねおねえちゃん とてもボクのことだいすきって いつもいってるよ?」と答えると更に驚きを隠せないでいた。

 

雪七からのトンデモ発言を聴いてフリーズしていた一夏達を気にもとめず雪七は素振りを再開しようとした時

「いっくーん、まーちゃん、箒ちゃん、ご飯だよ〜」と束がご飯の時間だということを教えてくれたため、我に返り竹刀や防具を片付け始めた。その間に束は雪七に「ゆーくんもご飯一緒に食べようね♪」とコッソリ伝えていた。

 

片付けが終わりお昼ご飯を食べ、稽古も終了して家に帰ろうとした時、束は「ゆーくん、これから私はたくさんの大人の人たちに喧嘩をしちゃうけど、それでも私のこと好きでいてくれるかな?」と心の不安を雪七に伝えるが首を横に傾げ、キョトンとした顔で

「ふに?ボク たばねおねえちゃんのこと きらいにならないよ?」と伝えると束は少し涙を貯めて「ありがとう、ありがとね。ゆーくん。私がここからいなくなったら雪花に私がどこにいるかを聴いたらすぐにわかると思うから。雪花で私とお話、できるようにしておくからね。」と告げ、雪七達は家に帰っていった。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

その夜・・・・・

 

「雪花と何時でもコンタクト取れるようにして、ゆーくんとお話できるよう、ISに通信機能をつけないと!そうなると全体通話機能と個別通話機能の両方をつけないとだよね・・・・・それなら白騎士にもつけると考えるとこれから作るIS達にもつけないといけないね・・・・・いつかは有象無象が使うと考えるとあまりつけたくないけど、これつけないとゆーくんが他のコ達ともお話できなくなりそうだし・・・・・やっぱりつけなきゃだよね・・・・・」

 

と自室の地下にあるラボで束が1人ISの機能の開発に勤しんでいた。

「それに、ちーちゃんが使う白騎士の装備も作らないといけないし、ミサイルのハッキングの下準備もしなきゃだし、ISが兵器と使われだした場合のことも考えないとだし、そうなった時私は絶対狙われちゃうよね・・・・・そうなると逃げるための設備も必要になるし箒ちゃんのことも考えないといけなくなるよね・・・・・」と何も考えずに行動しているように見られがちの束が全力で計画を練っていた。

 

「少なくとも、お父さんとお母さんにはちゃんとお別れの言葉を伝えないとね・・・・・最悪の場合のことも考えて篠ノ之家から出ることも「・・・・・ちゃん たばねおねえちゃん!」?!」

 

色々考え事をしている時、いきなり雪七の声が聞こえた為何かと思ったが「ゆーくん?!帰ったはずだよね?!なんでゆーくんの声が聞こえるの?!」

とかるくパニックになっていた・・・・・

 

〜〜〜〜〜

 

同刻、織斑家

 

「たばねおねえちゃん なきそうだった たばねおねえちゃんにボクができること なにかないかな?」と1人の時(一夏と円と同じ部屋)に呟いていたら

 

ーー[束お姉ちゃんが心配なの?]ーー

 

といきなり声が聞こえたが雪七は慌てること無く「うん・・・・・たばねおねえちゃん とてもかなしそうなかお してた」といきなり聞こえた声、雪七のISである雪花《ゆうか》に答えた。

 

ーー[そっかぁ・・・・・それなら私が束お姉ちゃんに声届けてあげる!]ーー

と答えると雪七は「ほんと?! いまから たばねおねえちゃんと おはなしできる?」と返すと雪花は微笑み(そのような雰囲気を出している)

ーー[すぐに束お姉ちゃんの所にいる白騎士につなげるね♪ちょっとだけ待ってて。]ーーとだけ告げ声が聞こえなくなり、数分後。

 

ーー[ユーくん、準備出来たから、私に向かって束お姉ちゃんに話しかけてあげて]ーー

 

と告げると雪七は大きく首を縦に振り「おねえちゃん たばねおねえちゃん!」と呼びかけた・・・・・

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

再び篠ノ之家

 

〈たばねおねえちゃん きこえる?〉

と声の聴こえた方に顔を向けるとそこには白騎士しかなかった。だが、それだけで束には理解ができた。

(もしかして雪花が白騎士と声を繋げてくれてるの?)と持ち前の頭の回転の速さから最も可能性の高い答えを導き出すと同時に、

 

「うん、聞こえるよ、ゆーくん」と返事をした。




・・・・・白騎士事件行けなかった

結局4話と同じ日の夜の話になっちゃいました・・・・・

雪花と白騎士がいきなり通信機能がついていたかと言うと雪七の離れていても束と話したいという思いが雪花を成長させたからということで・・・・・

白騎士事件・・・・・いつやれるかな・・・・・

そして新たにお気に入り登録してくださいました-椿-さん、RGZ-91さん、リトルリアさん、オデュッセウスさん、ZACKEY 888さん、Remi_exさん、四葉雪華さん、小野山和浩さん、ありがとうございます。

その他、誤字などの報告や感想、専用機のアイデアや学園でのオリキャラなどございましたらぜひお願いします。



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第6話

・・・・・今まであとがきでお気に入り登録してくださいました方々のアカ名を書かせてもらってましたが、多くなるにつれてどの方が新しい方か把握が難しくなってきたため、大変身勝手ではありますがこれからは感謝の言葉のみを伝えるようにします。

そして今回はおそらく束サイドがメインになります(前回もだよね・・・・・)
それと雪七のISの待機状態描いたので載せときます(下手ですけど)

【挿絵表示】



「・・・・・ゆーくん、はっきり聞こえてるよ。どうしたの?こんな夜遅くに・・・・・」

と雪花と白騎士を介して通信ができることを知った束は最初にきになった質問をすることにした。

 

『たばねおねえちゃん かえるとき とてもかなしそうなかお してたもん だからボクがおはなしきくの 』

 

それだけを雪七が告げると束は涙腺が少し緩むのを感じた。

(ゆーくん、ほんとに人の気持ちを察する能力高すぎるよ・・・・・これでも全力で隠してたんだけどなぁ・・・・・ちーちゃんにもバレなかったし・・・・・ゆーくんには隠し事は無理かも・・・・・でも、やっぱりゆーくんはとても優しい子だよ・・・・・これからこの子に嫌われるかもしれないってことを考えると・・・・・やっぱり辛いよ・・・・・)

「・・・・・そっかぁ、束さんはそんなにわかり易かったかにゃ?」とはぐらかすかのような言葉遣いで雪七に話返すが、束らしくないからと言い返され、更には『やっぱりむりしてたんだね・・・・・』と断言されてしまったため、大人しく降参の意を示すため雪七にあることを問いかけた。

 

「・・・・・ゆーくん、これから私はさっきも言ったけど大人の人たちと喧嘩しちゃうけど、それでも束さんを嫌いになったりしないの?」

 

これは束がほんとに聞きたかったことだった。束にとって雪七という子供は命の次に大事だと豪語できるレベルで気に入っているからである。

そんなことを聞かれた雪七だが、『にゅ?どうしてボクが たばねおねえちゃんを きらいににならないと いけないの?』とどこかずれている答えを返した。

 

その答えを聞いた束は「・・・・・私はゆーくんのために作った雪花やちーちゃんの為に作った白騎士ですごく悪いことをしようとしてるの・・・・・もしこのことが終わったら、束さんの知り合いはみんな悪い大人に利用されちゃうかもしれない。そんなことになったら、ゆーくんは私を恨むでしょ?」と普段からはまるで想像出来ないほど弱音を吐いていた。

 

だが、雪七にとっては『む〜・・・・・たばねおねえちゃん むずかしいことばばっかで わからないよ・・・・・でも どんなにわるいことしても たばねおねえちゃんは たばねおねえちゃんだから ボクがきらいになることは ない よ?』とさも当然のように束の言葉を否定した。

 

「でも、このことをすればゆーくんだけじゃなく、いっくんや箒ちゃん、お父さん達にも迷惑かけちゃう・・・・・でもこの計画をやめるつもりは無い。だから、私はいろんな人から嫌われるべきなんだよ。」と心の内の一欠片を雪七に打ち明けだした束はさらに続けた。

 

「それに、一番辛いことを強いられるのは箒ちゃんだと思う。私が作ったISのせいでいっくんと一緒に居れなくなるかもだし、そのことでいろんな大人の人たちにちょっかい出されるかもだし、お父さん達とも離れちゃうかもしれないから、そんな原因を作った私ことを嫌いになっちゃうかもだし・・・・・」とネガティブ発言連発で普段の束からはまるで想像出来ないほど弱々しく感じた。

 

『それなら ほうきおねえちゃんにも おはなし しよ?』と雪七は箒とも話すべきだと言ってきた。実は束も箒にも話すべきだと思ってはいた。が、束は箒ちゃんのことになるとかなりのヘタレになってしまうため誰かが手を差し伸べないと正直になれないでいた。

 

もちろん束もその事を聞いて平常心を保てるわけがなかった。

 

だが、雪七がせっかく伝えてくれた行動なため、意を決して、「・・・・・ゆーくん。私、いまから箒ちゃんとお話してくるよ。たとえ箒ちゃんに嫌われたとしても、私が箒ちゃんのことを好きなことは変わらないもんね!」と少しポジティブ精神が戻ってきたことを感じた雪七は

 

『たばねおねえちゃん ファイトなのです!』(( ̄^ ̄ゞ)

とまるで敬礼しながら言ったかのような雰囲気を出しながら通信を終えた。

 

「・・・・・箒ちゃんと面を合わせての真剣な話し合いって今まであったかな・・・・・」とこれまでのことを思い出すが

「・・・・・やっぱりないよね・・・・・今からだと時間も遅いから箒ちゃんねてるだろうし、お父さん達とも話し合いしないといけないし、明日箒ちゃんが稽古しているときにでもお父さんとお母さんと話し合いしよう。その後にでも箒ちゃんと話し合いしないと・・・・・ね・・・・・」と翌日のことの計画を一人で練りながら眠りに落ちていった・・・・・




こんばんみ〜

結局未だに白騎士事件入らない(入れない)・・・・・

書いてるとグダグダなのがよくわかります。

次回は束と家族との対談(本気の話し合い)になるかと思います。

応援の程よろしく。

それとまえがきでも書きましたがお気に入り登録してくださいました方々の名前を書くのが大変になってきていますので、

新たにお気に入り登録してくださいました皆様、ほんとにありがとうございます。こんな形になってしまいましたがこれからも頑張って書いていきますので、これからも応援よろしくお願いします。

あと誤字などの報告や感想もよろしくお願いします。


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第7話

なんだか自分でも驚くくらい順調に投稿できてる・・・・・

もう一つの作品は止まってるのに・・・・・(ネタが浮かばない。)

とりあえず今回は説得回Death(誤字ではない)

ではどうぞ


 雪七との通信を終えた日の翌日、束は自室で悩んでいた。それは・・・・・

 

「・・・・・どうしよう(汗)どうやってお父さん達と話せば・・・・・今までまともに話なんてしたことないし・・・・・いきなり突拍子もないこと言っても信じてもらえるわけないし・・・・・ほんとにどうしよう・・・・・」とどうやって龍院と雅と話をするかだった。

 

 束は今まで箒とは話はよくしていたが龍院達とはあまり会話と言えるものがなかった為、こうして悩んでいた。

 

「・・・・・悩んでても時間がおもむろに過ぎていくだけだよね・・・・・今更会話だなんてお父さんからしたら何を考えてるのかって思われちゃうかも・・・・・でも私の今までを考えたら仕方ないことだよね・・・・・

 よしっ!」

 少し自虐的になってはいるが覚悟を決めたのか自室から出た束はある場所に向かって歩き出した。

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 場所が変わり道場の入り口(引き戸の前)まで来た束だが「・・・・・」

 ここでもヘタれていた。

 

 そんな時 【ガララッ!!】「!?」いきなり引き戸が開いたと思ったら「・・・・・束、お前が何故ここに?」と父であり篠ノ之流師範 篠ノ之 柳韻がそこに立っていた。

 

 そんな状態になってしまったがため、2人は少しフリーズしていたが、「・・・・・お父さん、大事な話・・・・・したいんだけど少しいいかな・・・・・お母さんにも聞いてもらいたいから3人で・・・・・」と束からきりだすと、「・・・・・分かった・・・・・雅を呼んでくるから居間で待ってなさい。」とだけ告げ、龍院は道場を後にした。

 

 束が居間でふたりを待っていると「すまないな・・・・・少し時間かかった。」と 柳韻は言っていたが実際そこまで時間はかかっていなかった。

 

「それで・・・・・大事な話ってなんだ?」とすぐに本題に入ろうとした龍院を「その事だけど、いまから私の部屋に移動したいんだけどいい?そこのが話しやすいから・・・・・」と束が遮るが龍院と束はふたりして頷き、束の部屋に移動を始めた。

 

「・・・・・これから私はとんでもないことを話すことになるかもだけど・・・・・驚かないで聞いて欲しい。」と部屋に行くまでの間でそのことを伝える。そして束の自室に着くやいなや「・・・・・話、してくれるな?」と我慢出来なくなったのか 柳韻が少し怒気を孕んだ声で束に問いただすが、

「・・・・・あなた、少し落ち着いて?そんな圧のかかる聞き方したら束だって怯えちゃうわ。」と雅が抑え、「・・・・・いまから起こること、誰にも言わないでね・・・・・」とだけ告げると束はポケットに入れていたリモコンを操作しだし、【シューッ!】と音を立て、部屋のど真ん中に地下へと続く階段が姿を現した。そのことに声も出すことが出来ずに驚いていた両親を他所に地下への階段を降りていく。そんな束を見て慌ててその後を二人はついていき・・・・・「・・・・・ココだよ。」と告げたがまた扉が・・・・・その扉の右側の柱のちょうど束の肩の位置にあたるところにテンキーが設置されており、束はパスワードを打ち出す。すると

 

【ピーッ!】【パシュッ!】と音を立て開き束は2人をその部屋に招き入れ、照明をつける。

 

「「なっ?!ここは一体何だ(何なの)?!」」と当然の反応をしたふたり、だが、「ここは私がコッソリ作った私の願いを実現させるためのモノを作るための施設、簡単に言えば研究所かな・・・・・?」と2人の疑問に答えつつ

「私が話したいことっていうのはその事についてなの。私の後ろにあるモノを見てもらってもいい?」と束は束の後ろにあるもの、すなわちISを2人に見せた。

 

「・・・・・束、コレは何?」と絶句している 柳韻の代わりに雅が質問をすると「ソレはISって言って私の夢である宇宙に行くためのパワードスーツだよ・・・・・学会にもこのことを発表した。」といろんな意味で驚きを隠せない両親を気にもとめず、

「・・・・・でも学会に出席したヤツらはクズばかりだった・・・・・!ISは確かにまだ未知なところが多いから仕方ないっていうのは理解出来てる・・・・・でも!あいつらは私の・・・・・ううん・・・・・私達の夢をバカにしたんだ!私達の・・・・・私とちーちゃんといっくんとまーちゃんと箒ちゃんとゆーくん、あ、あと秋十ってのもいたっけ・・・・・そのメンバーで宇宙を飛ぼうねっていう夢を!」

「「・・・・・」」束が言った夢は普通に考えれば実現は難しいものだというのは2人は理解していた。だが、同時に束の親であるからこそ、束の生み出したあいつらならそれができるのではないかと思ってもいた。

 

「・・・・・だから、私はISがそのことを実現させることができるという照明のために・・・・・政府に喧嘩を売るつもりなの。」

 束が心に決めていたことを告げると

「何を馬鹿なことを「・・・・・本気なのね?」雅!」 柳韻が束に向かって怒鳴ろうとしたところで雅が間に入り龍院の言葉を遮った。

 

「あなたのしようとしてる事。それはとんでもなく大きな犯罪になり得るかもしれない。私は何をするのか聞いてないからはっきりとは分からないわ。でもね?そのことをしたとして、あなたはどうするつもりなの?」と雅が静かな声で束に尋ねた。

 

「・・・・・私はこれからやろうとしてることを行えば必ず指名手配されると思う。だけど、私はそれでも構わない!」「何を馬鹿なことを言っている!」束の言葉に龍院が怒りを隠せないでいたが、

「やっぱりあなたは覚悟・・・・・決めてるのね?」とどこか悟っていたかのような反応をする雅。そんな雅を見て戸惑っている 柳韻を他所に、「その上で教えてちょうだい?貴方がやろうとしてること、なそうとしていることを・・・・・」雅は束にこれからすることについて聞き返す。

 

「私は・・・・・全世界のミサイルをハッキングして日本に向けて発射させる。そのミサイルをISで防ぎ、ISがいかに優れているのかをアイツらに見せつける!もちろんそのことをすればISは宇宙開発ではなく兵器として見られるのは理解出来てる。・・・・・だけど、私は実行するよ・・・・・」と告げた束を龍院が怒鳴ろうとしていたが束の顔を見てその行動を止めた。なぜなら・・・・・束が辛そうな、悲しそうな顔をしていたからだ。

 

「お前はそのテロ紛いのことをした後、どうするつもりだ?」と 柳韻は落ち着きのある声で束に質問した。

「この事件を起こした後は必ずお父さんとお母さん、箒ちゃんに迷惑がかかるのは目に見えてる・・・・・だからこの事件が起きたら・・・・・私を篠ノ之家から除籍して!」

 

 束が決意を言葉にしたと同時に、束の瞳から涙が零れた。

 




・・・・・1話で終わらなかった。

予想以上に説得回が長くなりそう・・・・・両親の説得の後箒との会話も入れると考えると・・・・・後2話分は説得回になる?

白騎士事件・・・・・いつはいるんだよ・・・・・

それはともかく、今回もお気に入り登録してくださいました皆様、誠にありがとうございます。

今更ですが作文が苦手なため駄文になってるであろうと思いますが、暖かい目で見守ってくださると嬉しいです。

あと、誤字などの報告や感想の方も是非よろしくお願いします。

ではまた次回


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第8話

今回で説得回終われるのかな・・・・・

とりあえず本編どうぞ


「私が行うことを終えたら篠ノ之家から除籍して!」

 

と束の決意のこもった言葉を耳にした龍院と雅・・・・・2人は絶句し、言葉を発することが出来ずにいたが

「除籍してもらったらもし私のことを聞かれても関係ないって言えるでしょ?それに私も世界に「私は篠ノ之という名前を捨てた。篠ノ之家のみんなとは既に他人だから手を出すな」って伝えるつもり・・・・・だから・・・・・こんな親不孝者のお願いを聞き入れてほしい。」と言葉を繋げた束。

 

その言葉を聞き、「・・・・・あなたがどれだけ本気でやろうとしてるのか、正直私はわからない。でもね?これだけは覚えてて。たとえあなたを篠ノ之家から除籍してもあなたは・・・・・束は私たちの大事な可愛い娘なの・・・・・親不孝者?まさか・・・・・こんなにも先のことを心配してくれてる子が親不孝者なわけないじゃない!」と雅が先に口にし、

 

「そうだな・・・・・私もさっきは気を荒らげてしまったが、束・・・・・お前は私達の大事な娘のひとりだ。除籍してもそれは変わらん。だから・・・・・辛い時や寂しい時、それこそなんの用事のない時でもいい・・・・・ここに・・・・・いや、私達に元気な顔を見せに来なさい。それを守ることが出来るなら、除籍の件こっちでも動こう」と龍院が繋げた。

 

それを聞いた束、涙を流しながらも2人に感謝の言葉を言い続けた。

 

 

束が泣き出して何十分たっただろうか・・・・・束が少し落ち着きを取り戻した頃に雅から「・・・・・ちゃんと箒にも伝えなさい・・・・・あなたの大事な妹なんだから」と背中を押され箒ちゃんの部屋へと向かい始めた。

 

箒の部屋の前についた束は息を整え引き戸に手を掛け(・・・・・箒ちゃん・・・・・いるかな・・・・・いるよね・・・・・どうしよう・・・・・なんて切り出せばいいの?!誰かタスケテー!!)・・・・・ずにいろいろと頭の中で渦巻いていた。

 

そんな状態に陥っていたために、普段なら気づけたであろう箒の気配がすぐ近くにあることに気づいてなかった。「・・・・・姉さん」「!?」

 

いきなり後ろから目的の人の声が聞こえれば驚きを隠せる人は少ないだろう。かくいう束もそのひとりなのだが・・・・・そんなことはどうでもよく、箒はなぜここに束がいるのかまるで理解できてなかった。

(・・・・・なぜ姉さんがここに?私が気を悪くするようなことをしたか?なぜなんだ?!)と頭の中で整理をしようとしたが「・・・・・箒ちゃん・・・・・ちょっと大事な話したいんだ・・・・・いい?」と束が切り出し、(・・・・・姉さんが私に話?珍しいことがあるもんだな・・・・・だが、顔の表情を見るに真面目な話なんだろうな・・・・・なら!)「・・・・・分かりました・・・・・でしたら中に入ってください。姉さん」と束を部屋に招き入れた。

 

(・・・・・招き入れたがこれからどうすれば・・・・・!どうしたらいいんだ!誰か教えてくれ!)

部屋に招き入れたはいいが、急展開過ぎて少し焦りのある箒。そんな中「緊張しないで?箒ちゃん・・・・・ありのままでお話したいから・・・・・とても大事なお話だから・・・・・ちゃんと聞いて欲しいの」と束が伝え、ようやく落ち着きを取り戻した。

 

そして束は先程まで龍院と雅の2人とはなしをしていたことを伝え、さらに篠ノ之家から除籍されるということも告げた。その事実に箒も唖然としたがすぐに気を取り戻し、「どうして篠ノ之家から除籍するというのですか・・・・・」声がかすれ音があまり出ない状態でなんとか聞き出せた。

 

「さっきも伝えたけど、これから私は犯罪者として日本のお偉いさんだけじゃなく、ほかの国からも身柄を狙われると思う。その時に私が篠ノ之家の一人だった場合、お父さんやお母さんだけじゃなく、箒ちゃん、あなたも狙われる可能性だってあるんだ!私はそうなって欲しくない!だからこそ私は篠ノ之家から離れるの・・・・・」

束は自分の思いを箒に告げた。そして箒は「・・・・・一生の別れ・・・・・という訳では無いのですか?」と確認のためなのか、不安からなのか、そのような言葉しかかけることが出来なかった。

 

「・・・・・もちろん、さっきお父さん達に言われたけど、私は篠ノ之という名前を捨てても篠ノ之家の家族に代わりはないって。だから・・・・・すぐにというわけじゃないけど、ちゃんと会いに来るよ・・・・・箒ちゃんは私の大事な大事な可愛い妹なんだから!」と箒のことを抱きしめ涙を流した。

 

急に抱きしめられた箒は剥がそうとしていたが、涙を流していたためにそのまま頭や背中を撫でるだけだった。

 

その時の箒の顔はどこか悩みが晴れたかのような微笑みだったとか




_:( _ ́ω`):_

やっと説得回終われた〜

次回ようやく白騎士事件入れるかな〜展開どうしよ・・・・・

それと小学生編は短くするつもりです。それに加え、『乙女はお姉さまに恋してる』『乙女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー』に出てくるキャラを追加で入れようか悩んでるところです・・・・・

知らないという方は是非調べてみてください(元はエロゲから始まりギャルゲにレートダウンしたものです)アニメにもなった学園モノでなかなか面白いですよ?

元ネタとしては『処女はお姉さまに恋してる』(オトメハボクニコイシテル)という題名です。

まぁまだ予定なので帰る可能性はかなり高いのであまり気にしないでください。

そしてまた新たにお気に入り登録してくださいました皆様、誠にありがとうございます。

これも高齢になってますが、誤字などの報告や感想も是非お願いします。

ではまた次回


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第9話

やっと入れたよ・・・・・

ラブライブのライブビューイング行ってきたため頭痛い中で書いてるので変なところあるかも・・・・・


束が家族と話し合いをして一ヶ月・・・・・束はある人と一緒に海を臨む岩場に来ていた。

 

「・・・・・束、いまから本気で行うつもりか?今からでも遅くはない。ISの魅力をほかの形で伝えることだって」「ちーちゃん・・・・・もう遅いんだよ・・・・・どれだけ私がほかの手段で発表したとしても政府の奴らは私の夢をバカにする。ありえない夢物語だってね・・・・・だからこそ私はアイツらに知らしめるんだ・・・・・ISは宇宙開発だけでなく武器、それこそ兵器としても使うことだってできることを・・・・・」「・・・・・」

 

一緒にいた人は織斑千冬であり現在束が開発した《白騎士》を装着していた。

 

束は話しながらも白騎士の調整のためにキーボードをすざましいスピードでタイピングしていた。

 

「とりあえずこの計画はもう変えるつもり無いよ・・・・・あの子達のためにもこの計画必ず成功させないと・・・・・」とだけ伝えるとディスプレイに向き直した。

 

それからまた時間が経ち、白騎士の調整を終えた束は千冬に向き直り、「・・・・・これから始めるから・・・・・心の準備してて」とだけ伝え、ディスプレイを別の表示に切り替え、操作を始めた。

 

また時間が経ち、「・・・・・それじゃあ、始めるよ」とだけ告げ、千冬が空に飛び立つのと同時にディスプレイの真ん中に表示されてるボタンにカーソルを動かし、そのボタンをクリックした。

 

その時から全世界の政府のパソコンは操作不能になり、政府のデータバンクの奥に存在するミサイルの発射スイッチがONに切り替わり、全世界から日本に向け2431発にも及ぶミサイルが発射された。

 

始めに日本についたミサイルは約350発・・・・・その数を白騎士を装着した千冬はIS用に作られた大型ブレード(全長2.4メートル)を巧みに操り10発程まとめて薙ぎ払ったあと、残りのミサイル全てを瞬く間に処理したがすぐに第2波のミサイル群が日本を襲った。「・・・・・っ!」息を付いたのもつかの間、第2波のミサイル群を処理するためにふたたび剣を振り、ミサイルを斬り、またミサイル群が来たと思えばそれを薙ぎ払う。その行動が幾度となく繰り返され、千冬はただただ疲労とストレスが溜まっていくばかりだった。

 

 

 

・・・・・ミサイル群が日本を襲い始めて数時間が経ち、最後のミサイルが斬られた。そのタイミングで次は戦闘機が日本に向けて放たれており、全ての戦闘機が白騎士に狙いを定めていた。狙いを定めていた戦闘機の数はざっと2000・・・・・ミサイル群とほぼ同じ数が襲い掛かっており、既に疲弊仕切っている千冬にとってはとても対応できる力は残されていなかった。

 

「・・・・・戦闘機まで出してきたんだ・・・・・アイツら・・・・・本気で私を怒らせに来たんだ・・・・・覚悟しなよ・・・・・」と言葉を零すとすぐに千冬に連絡を入れた。

 

「ちーちゃん!いまから少しだけあいつらから逃げて!」「なっ?!こんな状況でにげれると思っているのか?!ありえない数で襲われているんだぞ?!」「相手が機械なら・・・・・私の技術で無力化出来る!だから・・・・・3分、3分だけでいいから耐えきって!」とだけ告げ、キーボードを今まで以上のスピードでタイピングを始めた。

 

 

 

その頃雪七はと言うと(・・・・・ねぇゆうちゃん・・・・・いまたばねおねえちゃん あぶないこと してるんだよね? ぼくにもなにかできないかな・・・・・)と口には出さなかったが自身のISである《雪花》に話しかけていた。

 

--[・・・・・大丈夫かと言われたら・・・・・正直厳しいと思う。でもね?ゆーくんでもサポートできると思うんだ・・・・・]ーー

 

とても雪花に言われ雪七はすぐに反応し-(それなら ぼくに できること おしえて!たばねおねえちゃんをまもりたい!)-と雪七は初めて自分の意思で誰かを守りたいと思った。その思いを雪花が受け取り、

 

--[本当は束様に止められてたんだけど・・・・・ゆーくんの力のことについて伝えるね?。ゆーくんは私達だけじゃなく、いろんな機械を自分の手のように扱えるほどのスペックを持ってるの。やり方は私がサポートするからゆーくんは私の指示で動いて!]--と雪花が雪七に伝えた。その時の迫力が強すぎたため、雪七は異論を伝えることが出来なかった。

 

それから雪七達の行動は早かった。雪花のバススロットにこっそり入ってディスプレイを雪七は雪花の指示で操作し戦闘機のハッキングに成功していた。そこ時間は実に5分、そしてハッキングができた期待の数はて・・・・・200機とのこと。

 

雪七が戦闘機をハッキングして間もない頃束は敵の戦闘機の動きがおかしくなりつつあった。束がハッキングし始め3分すぎた頃、全体の1/2はハッキングが出来ておりさらに2分後にはさらに200程動きがおかしくなった。それらは束でもハッキング出来ずに困っていたが束の使っているディスプレイにあるコメントが来ていた。

 

『さっき ひこうき こっちでうごかしたよ ブイブイ』

 

「・・・・・ゆーくん何やってるのぉぉぉ?!」

 

・・・・・これが後に白騎士事件と呼ばれるようになる事件の全貌であったとさ・・・・・

 




・・・・・終わったぁ・・・・・(⊃ωー`).。oOアワアワ

疲れた上に眠い状態で書いたためにおかしな文になってないか心配・・・・・

話は一気に変わり、今第9話ですがお気に入りの数は61、UAも5700超えてたのにはびっくりしました。

読んでくださった皆様、そしてお気に入り登録してくださいました皆様、誠にありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。


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第10話

前回かなり睡魔にやられてたため普段の駄文がさらに駄文になってはいないかと心配してる主です・・・・・

とりあえず白騎士事件終われた〜

それからの日常?編です


白騎士事件と言われるようになった事件が終わり篠ノ之家にはとある客人たちが押し寄せていた。

 

「今回の事件、あなた方の娘さんが行ったという情報が入ってます。こちらとしてはあなた方の娘さんが脅威になるのでは。また娘さんを従わせるためにあなた方を誘拐しようとする輩が現れるのではないか、と思っておりまして、つきましては私達の方で身元を預からせてはもらえないでしょうか。」

 

そんなことを口にしたのは日本政府のお偉いさん方。政府の物言いに対し龍院と雅はただただ呆れていた。なぜなら・・・・・

 

「申し訳ないが、身元をそちらに預けるつもりは無いし誘拐されることもないと思うが?」と龍院が告げると政府側は頭を捻り疑問に感じていたがその疑問に対して雅が「私達娘である束はあの事件を引き起こしたと同時に私達篠ノ之家から除籍してあります。確かにあの子は私達にとってかけがえのない娘の1人・・・・・でもあの子は自らを犠牲に私達の生活を守ろうとしてくれた。だから私達篠ノ之家はあなた達に従うつもりはありません!」と拒絶の意を示すと政府側はたじろぐ。

 

「で、ですがもうひとりの娘さんはどうなりますか!その子だって狙われる可能性があるんですよ?!」政府側の1人がしつこく聞いてくる。

 

「それなら問題ないだろ。アイツは・・・・・束はかなりのシスコンだ。親の私が見てもそう思えるほどな。そんな束が箒に危険が迫っていると知って動かんわけないだろ。だからこそ箒の心配はあまり気にせんでええと言うわけです。さて、この話はこれで終わりです。こちらもまだ稽古の途中なのでね。失礼させてもらう。行くぞ、雅」と龍院が雅を連れ家の中に入ろうとしたが、政府側はなんとしてもという気迫で引き留めようとした。が、

 

「それ以上私達の時間を奪うならば、警察に連絡してあなた方を連れていってもらうことも考えなければなりません。それでもよろしいのですか?」と絶対零度を感じさせる雅の声に政府側は恐れをなして篠ノ之家から離れていった。

 

同時に『ハロハロー、聞こえるー?どうでもいいけど私は白騎士事件を起こした張本人でISというパワードスーツを開発した大天才、束さんだよー。とりあえず屑の連中が私の大事人たちに迷惑かけたみたいだね?・・・・・言っておくけど私は既に名前を捨てた。除籍もしてもらった。故に私の元家族は私とは無関係になる。私は束。篠ノ之束という存在はもう既に存在していない。もしこれから篠ノ之家に迷惑かけるなら・・・・・その時はそいつらを全力で排除するつもりだから覚悟しなよ?そして最後に、私はこれから会社を立ちあげるつもりだよ。内容に関しては秘密。いつから動き出すかも未定だけどね。それを邪魔するなら容赦なく社会的に殺してあげるよ。ISは女性にしか使えない。でも世の中の女性全てがえらいなんてことはありえないから・・・・・そのことも頭に入れとくんだね。それじゃ、バイビー』

 

とテレビ回線をハッキングした束が全世界に向けて生放送で忠告と報告を行ったという・・・・・

 

 

それから数ヶ月がたった頃・・・・・

ー{姉さん、姉さんの言葉とお父さんたちのおかげで政府の人たちからのちょっかいはなくなりつつあります。それでもまだゼロとは言えませんが・・・・・小学生になっても一夏と円といられる。そのことがとても嬉しく思えます。姉さんは私が政府に保護されるということわかってたんですよね?だからこそ家族ではなくなるとしても今回の行動をとってくれたんですよね・・・・・本当に、姉さんには感謝しきれません。私は今よりも強くなります。もっと、もっと・・・・・!いつか姉さんと肩を並べて大事な人を守れる、そんな力をこれからつけていきます!力を間違えることなく身につけことがどれだけ大変か、理解してるつもりです。でも、一夏や円、そして雪七・・・・・大事な人を守れる力を父さんに教わりながら4人で身につけようと思います。最後になりましたが、姉さん、たとえ名前を捨てたとしても姉さんは・・・・・私の大好きなお姉ちゃんです}ー

 

そんなメールを見て束は涙した。

「箒ちゃん・・・・・ごめんね・・・・・今は無理だけど、必ずまともな人間になって、箒ちゃんの力を正しい方向で使えるような相棒を作ってあげるから!」

 

 




(*´・ω・`)=3

重要人保護プログラム自体を潰してみました。この時点で原作が大きく変わるんですけどねʬʬʬ

ちなみに千冬はこれから少しずつアンチ寄りになっていきます。(予定)

恒例になってますが新しくお気に入り登録してくださいました皆様、読んでくださった皆様、ありがとうございます。

誤字などの報告や感想も受け付けてますので、どうぞよろしくお願いします。


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小学生編 第11話

やっと小学生編入れたよ・・・・・

これからどう展開させていくかかなり迷う・・・・・

とりあえず頑張ろ・・・・・


白騎士事件から数年後、一夏と円は小学4年生に、雪七は小学2年生になっていた。もちろん、箒も一緒に同じ学校に通っている。

 

その日も普段通り学校が終わり、帰宅する時に篠ノ之道場によるという形をとっていた。そして稽古が終われば帰宅し、一夏と円と雪七は家事を手分けして行う。この3人が家事をするのは長男である秋十と長女である千冬がまるで家事をしないからだ。(いや、押し付けてるという方がしっくりくるだろう)

そんな状態で特にひどいのは秋十だ。秋十は千冬の下であるが上の立場の人間だと思い込んでいるところがあるため、頻繁に雪七に命令しては拒否すれば責め立て、半ば強制的に家事をさせていた。

 

「雪七、今日の洗濯だが、お前がやっとけな」秋十はいつものように雪七に命令しだした。その言葉に対し雪七は

「・・・・・うん、分かった。やっておきます・・・・・」と兄に対してはおかしいと思われる言葉遣いで了承の意を示した。その答えに納得したのか、秋十はニヤニヤしながら気分が良さそうに自室に入っていった。

 

そのタイミングを見計らったのか、自室に秋十が入ったあとすぐに一夏と円が雪七に近づき、「ユキ、その洗濯、一緒にしような。」「洗濯終わったら宿題、見てあげるね。」と双子が話しかけた。これが小学生になった頃から起き始めた生活の一部である。

 

なお、本来であれば長女である千冬が止めるべきなのだろうが止めなかった。いや止めることが出来なかった。なぜならば、千冬はいま、第1回モンドグロッソにて日本代表として参加しており、海外に出ているからである。そのため、家庭環境があまり良くないことを知らないでいた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

数日後、モンドグロッソにて、千冬が決勝でライバルを下し、優勝、さらに全部門MVPに与えられる称号《ブリュンヒルデ》を与えられ、全ての女性から尊敬の眼差しを受けるようになった。

 

だが、このことが悲劇の始まりであることにまだ誰も気付かないでいた。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

千冬が日本に帰ってきてからは織斑家はだいぶ風当たりが変わった。

秋十は頭がよかったため、成績は常にトップ。そのため周りからは《神童》と呼ばれるようになり、一夏は頭と身体能力はそこそこだったが、家事に関しては幻○郷のメイド長(パ⚪︎ド嬢)や、貧乏執事も涙目のスキルを持っており、特に料理に関しては近所の方々からかなりの評価をもらっていた。円は一夏以上の頭脳を持ち、さらに千冬までではないが、身体能力が高かったため、将来のブリュンヒルデと言われていた。

 

だが、雪七だけはいい評判はなかった。なぜなら、努力をしても頭脳は一夏と同じくらい(つまりは平凡)身体能力も人並み、家事をさせても人並みにしかできなかった。そのため、周りからは《織斑家の恥さらし》、《織斑家の出来損ない》などと心にもない呼ばれ方をされるようになった。

 

どれだけ頑張っても、どれだけ努力しても、人の何倍も勉強して、運動もしても、一度ついた呼ばれ方はやめてもらえず、努力を見られず出来損ないの烙印を押され続けた。

 

学校でもその影響がではじめていた。初めはクラスメイトからの無視から始まり小物などの紛失、さらにひどくなれば、兄であるはずの秋十が率先して雪七のことを殴る、蹴る、投げ飛ばすなどの行動をとった。暴力と言っても過言ではないそれが終わると必ず「このことは誰にもいうんじゃねえぞ?言ったら命がねぇと思っとけ。」と言われるため、雪七はそのことを耐え忍ぶしかなかった。

 

この頃から少しずつだったが頭髪が綺麗な深い漆黒の髪だったが、白髪が増え始めたのだ。一夏達はそのことに心配していたが、学年が違う以上手何もすることが出来なかった。

 

雪七が学年全体からイジメとも取れることをされ続けていたある日、転校生が来ることになった。内訳としては6年生に2人、4年生に2人、2年生に2人だ。まとまっての転校生だったため、体育館での挨拶になり、紹介が終わると各教室に戻り、転校生のいるクラスは賑やかになった。

雪七のクラスも例外ではなかった。

 

雪七のクラスにはキレイなプラチナの肩甲骨あたりまで伸びた髪をした男の子とショートヘアの黒髪でヘッドドレスが特徴の女の子の2人だった。

 

「はーい、今日から新しいお友達が増えるからみんな、仲良くしてあげてね?」と担任の先生が告げると、「はーい!」と元気な返事をしてみんなが答えた。

 

転校生の挨拶となり、プラチナの髪の男の子から自己紹介が行われた。「はじめまして、御門千早《みかどちはや》です。この学校に来てまもないので、どうかよろしくお願いします。」「度會史《わたらいふみ》と申します。これからよろしくお願い致します」

 

--[ゆーくん、この2人はきっとゆーくんのことをちゃんとみてくれる気がするよ?だから仲良くしてあげて?]--

 

と雪花が雪七に伝えた。この2人が雪七にどのような影響を与えるかはまだ誰も知らない




・・・・・(*´・ω・`)=3

小学生編難しい・・・・・

なんとか最後におボクさまのキャラのふたりを出せた〜ちなみに度會史は千早の一つ下なのですが、敢えて同じ年にしました。

キャラ説明入れておきますね。

御門千早《みかどちはや》
『乙女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー』のダブル主人公の1人。年齢は雪七と同じで、御門グループの御曹司。前の学校は長い髪と髪の色のせいである事件が起こりそれが原因で転校し、この学校に来た。家族構成は母親の御門妙子、双子の姉で病弱な御門千歳、滅多に合わないどころか1度もあったことのない父親の4人だが実質3人とも言える。文部両道で容姿端麗、ある意味完璧な人物

度會史《わたらいふみ》
千早の侍女。千早の世話をすることに生きがいを感じており、千早の世話は私の仕事と豪語する。千早同様文部両道であり、女の子でありながら機械に強く、機械弄りなら束、雪七に次ぐ実力(雪七は自覚無し)なお、大好物はビスケットサンドアイス。夜中にこっそり買いだめしたBSI(ビスケットサンドアイス)をいっぱい食べることが最大の至福の時だとか

とこんな感じです。

なんか一気に駄文感が増しましだがそれでも読んでいただけると嬉しいです。

では、また次回


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第12話

・・・・・日をまたいでの更新・・・・・きついわぁ

小学生編はかなり駄文になりそうな予感しかしない・・・・・まぁ頑張って書きますか!

ではどうぞ


雪七のクラスに2人の転校生が来て1週間程たったある日、雪七は秋十に呼ばれ、昼休みに屋上へと足を運んでいた。この時後ろから誰かが見ていたことを雪七は知らない。

 

屋上につき、ドアを開けるとそこには十数人はいるであろう、年上の、それこそ秋十と同じくらいの生徒が集まっており、ドアが開いたことに誰かが気づくと人混みから誰かが出てきた。その人物は雪七もよく知る秋十だった。

 

「やっときたか・・・・・クズ」と秋十がいきなり言葉を発し、「俺が呼んだんだ。だから早く来ようとするのは当たり前だろうが!あまり調子に乗ってんじゃねえぞ?」と続け、雪七をまくし立てる。その後も秋十はとことん雪七を罵倒し、それも終わったため雪七は終わったのかと思い気を抜いた。いや、抜いてしまった。そのため、秋十の行動に対応出来なかった。

 

ーゴスっ!ー「ッ!!!!」秋十はいきなり雪七の腹部を殴りつけた。いきなりの攻撃だったため、その場にうずくまるとそのまま雪七を蹴りあげ、横に倒れた雪七を更に蹴りつける。しばらく経つと秋十の行動に便乗し、雪七を蹴り始めるものが1人2人と増え、その場にいた全員が雪七をサンドバッグのように扱い始めた。

 

その状態がどれだけ続いただろうか・・・・・雪七を攻撃することに飽きたのか秋十がほかの奴らが蹴り続けているのを止め、雪七を放置し教室に戻り出した。その時秋十は雪七に口止めをすることを忘れない。

このようなことが今まで何度もあった。雪七はその度にサンドバッグのように扱われては最後にはボロ雑巾のような姿になる。このようなことがあるのにも関わらず、誰にも言わないのには理由があった。

 

--[ゆーくん、なんで・・・・・なんでやり返さないの?!やり返すことが出来なくても誰かに助けを求めることだってできるよね?どうして・・・・・どうしてそれをしないの・・・・・?]--と雪七の専用IS雪花が心配そうに雪七に問うと、「・・・・・このことを誰かに伝えれば一兄とまど姉にも伝わっちゃう。一兄達には迷惑・・・・・かけたくないし、心配も・・・・・して欲しくない。僕なんかのために・・・・・悲しんで欲しくないから」と雪七は他人に知れ渡り、秋十の粛清よりも実の兄達の辛そうな顔を見たくなかったからだった。

 

--[でも・・・・・でも、だからってゆーくんが耐え続ける意味はあるの?!アイツはだんだん暴力がエスカレートしてきてる!このままだとゆーくん・・・・・ほんとに大変な目に遭っちゃうよ?!ワタシは・・・・・そんなゆーくんを・・・・・見たくないよ・・・・・]--と雪花はとても雪七のことを心配していた。それもそのはず、雪花は雪七のことを一番近くで見てきたため、雪七の努力を一番知っており、更に常に一緒にいるため、雪七の苦しみも共感しているからだ。

 

雪七と雪花が会話している姿をドアの近くで6つの人影がこっそり見ていた。

 

「・・・・・ねぇ、雪七は・・・・・誰と話してるの?」

「・・・・・分からねぇ・・・・・でも敵ではなさそうだな」

「でも・・・・・とても辛そうなのですよ〜」

「そうだね・・・・・私達で出来ることってなにかないのかな・・・・・」

「雪七君はクラスでもひとりでいることが多かったから、友達になれればと思うんだけど・・・・・」

「彼が心を開いてくださるのを待つしかないのでしょうか」

と上から円、一夏、転校生の1人の周防院奏、同じく転校生の上岡由佳里、千早、史が話していた。

 

6人は先程まで行われていた暴行を見ており、何度飛び出しそうになった一夏をみんなで止めたのかわからないほどであったらしい。

 

「・・・・・とりあえず千早君・・・・・だっけ?」「は、はい」一夏は千早に話しかけた。

「ユキはクラスでもそうだと思うけど、アイツの言いふらしたことのせいで友達どころか味方がほとんどいない。だから、ユキの友達になってはくれないか?」と頭を下げてのお願いをした。

 

「あ、頭をあげてください。雪七君のお兄さん。味方が少ないのは理解してます。それに・・・・・元々雪七君とは友達になりたかったですし。」とだけ告げるとドアを完全に開け、雪七に近づいていった。




軽く眠い・・・・・なんかまた中途半端なところで止まった気が・・・・・タグに残酷な描写入れとこ・・・・・

今回新しく出たキャラ説明行います。
周防院奏《すおういん かな》
千早達と同じ日に一夏と円のいるクラスに転校してきた女の子の1人。
後頭部に大きなピンクのリボンをつけているが、身長も低いため、本来の大きさよりも大きく見られてしまいがち・・・・・。また、独特な口調「〇〇なのですよ〜」と言った言葉遣いも特徴の一つだったりする。


上岡由佳里《かみおか ゆかり》
奏同様、同じ日に入学してきたためある程度学園中のこと(代表候補生といった)を理解している足がなかなかはやく、陸上競技を嗜んでいるため、足の速さは女子の中でもなかなか上位だ。そしてよく奏と一緒に過ごすことが多い。

と言った感じです。

誤字や感想お待ちしております。


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第13話

ほんとに時間が不定期だな・・・・・

飽き性の私がまさかここまで毎日かけるとは・・・・・感想を書いてくださる方々や、お気に入り登録してくださる方々のおかげですね。

では本編どうぞ


--[・・・・・ゆーくん・・・・・ほんとに誰にも言わないの?クラスに新しく来た子達は?あの子達ならゆーくんのことを理解してくれると思うよ?余計なお世話かもだけど、ワタシはゆーくんに友達作って欲しいって思ってるよ?]--

 

雪花はISでありながら人間と同じ感情を持っていたため、心の底から雪七に友達を作ってもらいたかった。

 

「でも・・・・・こんな出来損ないの僕と友達になってくれる人なんてもうこの学校にはいないよ・・・・・」と消極的に発言をする雪七だが、既に心身ともにボロボロになりかけていたため、後ろから近づいてくる気配に気が付かなかった。雪花も雪七に神経を集中させていたため、気づけていなかったが・・・・・

 

「それなら僕達が友達になるよ。」と雪七の後ろから声をかけてきたのは、先日転入してきた同じクラスの御門千早と度會史だった。

 

いきなり声をかけられたため、雪七は即座に距離を取ろうと動こうとしたが既にフェンスのギリギリの場所にいたため動けずにいた。

 

そんな雪七を見て「・・・・・僕達が信じられないのはわかってるつもり。クラスでも君のことはひどいこと言われてるから・・・・・」と千早がつぶやくと「・・・・・それならどうして・・・・・どうして僕に関わろうとしたの?」と雪七に尋ねられると千早は困ったような顔をして「さっきも言ったけど、友達になりたいから、」と伝え、更にここの街を案内してほしい旨を伝える。

 

雪七は信じられないと言った顔で千早達を見ていたがそっと方に手を置かれた。手を置かれた肩の方を見ると微笑んでいる一夏がそこにいた。一夏は無言で頷くと雪七はそっと歩き出し、手を差し出して「・・・・・ほんとに僕と友達になって・・・・・くれるの?」と尋ねられると、千早はそっと笑いかけて「・・・・・もちろん!」と言って差し出された手を握り返した。

 

--[よかった・・・・・良かったよ〜ゆーくんにお友達が出来てワタシもうれしいよ!]--

雪七にしか聞こえないため、雪花は全力で喜びを体現していた。その時「ところで、先程まで雪七さんはひとりでお話されてましたが、あの時他に何かいたのでしょうか?」とずっと空気だった史が尋ねてきた。

 

雪七はどう伝えればいいかわからずつい「・・・・・さっき僕が話しかけていたのは・・・・・その〜・・・・・アレ!エアー友達!そう!エアー友達だよ!」と答えた。

 

「「「「「「・・・・・」」」」」」その場にいた6人は雪七をかわいそうな目で見ていた。雪七は超絶な程嘘が下手だった。

 

「・・・・・ユキ・・・・・流石にそれはないだろ・・・・・」と一夏がつぶやくと雪七は顔を真っ赤にして物陰に隠れた。

 

そんな姿を微笑ましく、暖かい目で見守っていた千早たちはある同じことを心に決めていた。

 

それは

 

((((((・・・・・何この可愛い生き物?!全力で守らなきゃ(なのですよ〜)))))))と

 




とりあえずかけた〜ヾ(⌒(_×ω×)_

今回は雪七にお友達ができました。

雪七がかわいそうな子に見えてきた・・・・・

エアー友達というフレーズは『ボクは友達が少ない』に出てくる夜空のセリフです

こんな回でしたが、感想、誤字などございましたらぜひお願い致します。

そしてお気に入り登録を新しくしてくださった皆様、誠にありがとうございます。


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第14話

まさかのUA万超のお気に入り100・・・・・

ぶち嬉しいです。

本編どうぞ


千早たちが雪七の友達となったその日の放課後、その時にはいなかった2人の男子と女子が雪七達に近づいてきた。その姿を確認した瞬間雪七は一夏の背中にすぐさま隠れた。その様子を見て千早は

 

「あの人達は僕達のお兄さんやお姉さんみたいな人だから大丈夫だよ。」

と伝えたが雪七は一夏の後ろから様子を伺う素振りを見せるだけだったため、千早は肩を竦めた。

 

「みんなごめん、日直の仕事があったから少し遅くなっちゃった。」と男の子の方が喋りだし、「瑞穂くんがもっと要領よくすればもう少し早く終わったんじゃない?」と女の子が瑞穂くんと呼ばれた人に口撃したが、「・・・・・まりあだって人のこと言えないよね?」とジト目で睨むとまりあと呼ばれた女の子は顔を逸らした。

 

そんなことをしていると奏が「瑞穂お兄様、まりあお姉様、自己紹介されては如何なのですよ〜」と伝えるとそうだと頷き、

 

「はじめまして、鏑木瑞穂って言います。歳は11歳の6年生だよ」

「同じくはじめましてね。私は御門まりあ。瑞穂くんと同じ6年生よ。よろしくね?」と瑞穂とまりあは自己紹介し、その後一夏と円、そして雪七の順番に2人に自己紹介をした。

 

自己紹介をしあってからは仲良くなるのはすぐだった。雪七はすぐ瑞穂になつき、「・・・・・瑞穂お兄ちゃん、明日も一緒に帰れる?」と首をかしげながらの上目遣いで聞くと、瑞穂は「・・・・・雪七君が僕達に内緒にすることがなかったら一緒に帰ってあげるよ?」と少しいじわるな質問をすると雪七は「・・・・・だったら隠し事しないもん。お兄ちゃん達と帰りたいもん・・・・・」とむくれていた。

 

その状態になり、瑞穂だけでなく千早と一夏は慌て始めたが女子のメンバーは比較的落ち着いていた。「・・・・・そうだ、雪七君。これから私たちが使わせてもらってるお家にくる?」と由香里が尋ねると、「・・・・・行く」とだけ答えて由香里の差し出していた手を握り歩き始めた。その様子を見ていた男子メンバーは少し哀愁が漂っていた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

帰り始めて数十分がすぎ、隣町まで来ていた。雪七はその間歩き疲れており現在は一夏の背中に乗っていた。(要はおんぶ)

 

そしてようやくみんなの足が止まり、「・・・・・ここが僕達の住んでる寮みたいなところだよ。」と瑞穂が先導してみんなを中へ促した。

 

そこには「あら、おかえりなさいみんな。それと、見たことない子もいるわね・・・・・その子達は?」「そんなんはどうでもいいだろ?俺はちと買いもん行ってくるわ。」と大人の女性が2人いた。そのことに対し、雪七はすぐに隠れた。今回隠れた先は瑞穂の背中だったが・・・・・

 

そんな様子を見て女性のひとりは目線を雪七の高さに合わせ、「はじめまして、怖がらないでも大丈夫。私の名前はスコール・ミューゼル。ここの家の管理をしているの。で、さっき出ていったのはオータムって言うの。あの娘、口はすごく悪いけど、とても子供好きで子供思いなの。だからあなたに危害を加えることは無いわ。」と言って安心させようとした。

 

雪七は怖がっていたが--[・・・・・あの人たちはほんとにゆーくんのことを心配してくれてるみたいだよ?勇気・・・・・出してみよ?]--と雪花が励ましたおかげで、「・・・・・僕・・・・・は、織斑・・・・・雪七・・・・・。よ・・よろしくお願いしま・・・す。」と勇気を振り絞り、自己紹介をすることが出来たのだった。




(*´・ω・`)=3ようやくスコールとオータム出せたよ〜

ここでのオータムはかなりの子供好き(面倒みることが好き)な人です。

2人は元亡国機業のメンバーで、白騎士事件が起きた時に自発的に亡国機業から抜けた。

と言った感じです。

前書きでも書きましたが、お気に入り登録数が100に届き、更にUA数も万を超えていたのでこの場を借りて御礼申し上げます。
これからも頑張って書くので、感想、誤字などございましたら是非お願いします。

そして新しくお気に入り登録してくださった皆様、ほんとにありがとうございます。


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第15話

そう言えば瑞穂とまりあの紹介してなかった。

鏑木瑞穂《かぶらぎみずほ》
鏑木グループの御曹司。だが父親は余り家に帰ってこなく、祖父に育てられたおじいちゃんっ子。
祖父は既に他界しているが祖父のことは大好きなままでいる。
容姿は腰まである長いプラチナの髪で女顔。成績優秀、運動神経ありのチート性能を誇るが料理だけは家のしきたり(祖父の言いつけ)でできなかったため、唯一の苦手分野である。

御門まりあ《みかどまりあ》
御門グループのご令嬢。瑞穂とは幼なじみで瑞穂の容姿を利用してよく女装させて遊ぶひと。瑞穂と違い運動神経はあるものの学力が瑞穂よりも低いためたまに教わっていたりする。ファッションなどに精通してる為、瑞穂の休みの日のお出かけコーデは基本まりあプロデュースだったり。

とこんなところです。

では本編どうぞ


なんとか無事にスコールに自己紹介できた雪七は瑞穂の背中に隠れたまま様子を伺っていた。

 

「・・・・・やっぱり私って小さな子には怖いって思われてるのかしら・・・・・」と周りに聞くようにわざと大きな声でつぶやくと、

「・・・・・怖いというより近寄りづらい?」

「それになんか小さな子を見る時の視線が獲物を狙う猛獣みたいな感じだし・・・・・」

「無理をして小さな子達に気に入られようとしていることが空回りしてる感じなのですよ〜」

「正直私も怖いと思いました」

と瑞穂、まりあ、奏、由香里の順で返すとショックを受けたのか玄関の隅で黄昏始めた・・・・・

 

スコールがショックを受けてる間に瑞穂達は一夏達をリビングに連れていきソファにくつろぐよう声かけた。

 

一夏達が腰掛けた直後、奏が人数分のティーカップとポットを持ってきて全員に紅茶を振舞った。

 

雪七は砂糖(角砂糖)を4個入れて飲んでいたがみんなはそれを微笑ましく眺めていた。

 

それから時間が経ち、スコールが回復し、オータムが買い物から帰ってきてからは雪七が瑞穂や千早の背中の後ろに隠れたり、他愛のない話をしたりボードゲームをしたりして時間を過ごした。

 

そして帰るときにスコールが「・・・・・今日はあなた達に会えてよかったわ。もしなにか困ったことや悩み事、辛いことでお兄さん達に言い難いことがあったら私でもいい。話してくれると嬉しいわ。」と雪七に伝え、一夏達はその家を後にした。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

それから時間がすぎ、雪七達は頻繁に瑞穂達の家に遊びに行ってはゲームをしたり、千早と瑞穂を誘って篠ノ之道場に行ったり、みんなで買い物に行ったりして仲を深めて行っていた。そのことを束は空から見ており、

「・・・・・ゆーくん・・・・・お友達、いっぱい出来たんだね・・・・・よかったよ〜。でも、あのスコールって女とオータムって女は気になるね・・・・・調べて見るだけ調べて見ようか・・・・・」とつぶやくと、自作のパソコンに向き直り、キーボードを叩き始め、その2人のことを調べ始めたことは束本人以外知る由もなかった・・・・・

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

一夏達が瑞穂達と出会って1年が経ち、雪七は3年生、一夏と円、箒は5年生の同じクラスになった。雪七のクラスには千早と史が、一夏達のクラスには奏と由香里も含まれていたことに喜びを感じていた。

 

始業式が終わり、一夏達のクラスに転校生が来るという話になったため、一夏達のクラスはそのことで持ち切りだった。

 

そして「・・・・・はーい、みんな席について〜。」と担任の先生が声をかけたため友達と話していたり遊んでいたりしていた人もみんな席についた。もちろん一夏達も例外ではないが。

 

「・・・・・はい、それじゃ、朝の会始めるわね?みんなも知ってるだろうけど、このクラスに新しく入る子がいます。紹介するわね?入ってきていいわよ。」とドアの向こうにいるであろう人に声をかけたらドアが開き、女の子が入ってきた。

 

「自己紹介お願いするわね?」とその後に促すと「ワタシ、凰鈴音《ファンリンイン》いいマス。中国からきたので日本語まだうまくナイですケド、よろしくお願いシマス」「はい、ありがとね。凰さんは自己紹介でも言ってたとおり、中国生まれでお父さん達の仕事の関係で日本に来たの。みんなと違うところがあるだろうから、みんな、凰さんが困ってたら助けてあげてね?」とだけ伝えると授業を始めた。

 

だが、一夏達は凰に警戒心を抱いていたことを凰は知らなかった。

 

 

 




(*´・ω・`)=3
鈴ちゃん登場デス

一気に時系列飛ばしちゃいましたけど気にしないでください。

担任の先生に名前はありません。ただの先生ですので・・・・・

感想があるって素晴らしいですね。感想のおかげでモチベが保ててる今日このごろ・・・・・感想を書いてくださる方に感謝感激雨霰デス

そんなところでいつもの謳い文句を・・・・・今回新しくお気に入り登録してくださった皆様、読んでくださった皆様、誠にありがとうございます。感想や誤字などございましたら是非お願いします。

ではまた次回



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番外編15.5話

今回は束メインになります。


雪七達が瑞穂達の元から帰ったあと、束は空に滞在している研究所である行動をとっていた。

 

「・・・・・あのスコールって女とオータムって女、どこかで見たことある気がするんだよね〜なんだっけな〜・・・・・とりあえず全力で調べてみよう。」そう呟くと所狭しと並んでいるパソコンを利用してすぐさま全世界のパソコンにハッキングを仕掛け、データをのぞき見しはじめた。

 

ハッキングを始めて数十分、欲しい情報を回収しきった束は次なる行動へと移った。

 

「・・・・・亡国機業から脱退者か・・・・・あの組織が何をしたいのか疑問に思ってたし丁度いいかな・・・・・話だけでも聞いてみようかな・・・・・」と呟き、スコール達の元に降りていった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

その頃スコール達はと言うと「・・・・・私ってそんなに小さな子達に怖がられてるの?」とスコールが尋ねると「少なくとも初めて見る子ならなつくことはないかと思いますよ?」「さっきも言ったけど小さな子達を見る時の目つきが怖いって言うのもあるわね。」「奏も初めてお会いした時怖いと思ったのですよ〜」「奏ちゃんほんとに怯えてたもんね・・・・・」と雪七達がいた時同様言葉責めに会い、部屋の隅で崩れ落ちていた。

 

そんな様子を見ていると『ズドーーン!!!』「「「「「!?」」」」」と地面に何かが落ちた音に驚き、スコールを除く5人は外へと出た。そこには「・・・・・ニ・・・・・ニンジン?」と誰かが呟いたようにまるでニンジンのようなものが地面に突き刺さっていた。

 

警戒しているとニンジンがパカッと開き、「やぁやぁ、ここにスコールって子とオータムって子がいると思うんだけどさ、話がしたいから呼び出してほしいんだけど」と見た目がアリスな女性が現れてそのように発言をした。

 

その発言を聴き、「・・・・・私がオータムだ。あんた一体誰だ?アタシらの事を知ってるってことは裏の人間か?」と尋ねると「・・・・・私のことを知らないか・・・・・まぁ仕方ないか。私は篠ノ之束。まぁ、今は篠ノ之って名前は捨てたけどね。」と返すと周りは驚きを隠せなかった。

 

「・・・・・落ち着いたかい?」と束が訪ねたが誰も落ち着けてなかった。

「・・・・・とりあえずスコールとオータムって君たちでいいんだね?」と大人の女性2人に尋ねると首を縦に振り肯定を示すと

「君たちに聞きたいことあるんだよね・・・・・亡国機業って組織の事なんだけどさ、あの組織、何をしたいの?」と問いただすとスコールが落ち着きを取り戻し、

 

「・・・・・亡国機業は世界の歪みを元に戻す。なんて大それたことを掲げているけれど、実際していることは殺人、窃盗といった犯罪行為が大半を占めてるの。とは言ってもそれをしてる連中は過激派の奴ら。私たちがいたのは穏健派でやってたことは女尊男卑の世界に変わったこの世界を静かに元に戻すこと。それが穏健派の目的だったの。」と答えた。

 

「目的だった?今はどうなのさ・・・・・」と続きを促すと、「目的だったって言った理由は過激派の奴らに私たちがやろうとしたことをことごとく邪魔され続けたからなの。そして最終的に私達穏健派は解散を余儀なくされた。そのため、私達は志半ばで諦めざるを得なかったの・・・・・」と教えてくれた。

 

「・・・・・つまりは君たちはISを使って世界を狂わせるのではなく、元に戻そうとしたんだね?そうだと思って話すけど、君たち亡国機業で人体実験してるところとかあるなら教えてくれない?これからの未来を担う子供達を救いたいからね。」と束が思いの丈を伝えると「・・・・・私が覚えてる限りの施設を伝えるわ。だから・・・・・子供達を救ってあげて!」と束に思いを託したのだった。




・・・・・一話でまとめれなかった・・・・・

時系列としては15話で雪七の行動に傷付いた時の翌日辺りです。

とりあえず番外編を続けるので本編は少し待っててください。

ではまた次回


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第15.5話 partⅡ

前回の続きです


束に成すことのできなかった思いを託したスコールは言葉とは裏腹にあることを考えていた。

 

(・・・・・博士に子供達のことを託した・・・・・このことに対しては文句は無い。それどころか安心すらできる・・・・・なのに・・・・・どうして私はこんなに悔しいのかしら・・・・・やっぱり私もこの手で助けたいってこと・・・・・なのかしら・・・・・)と子供好きなスコールは自分の行動が正しかったのか自問自答を頭の中で繰り返していた。その様子を見ていた束は、

 

「・・・・・ねぇ、もしかしなくても君も子供達を助けたいって思い、あるんじゃないの?」とスコールに尋ねると、スコールはためらいながらも頷いた。

 

「・・・・・やっぱりか〜」束はそれだけ伝えると脱力し、さっきまでのスコールの行動を見ていたためスコールが子供達のことを特に大事に思っていることを理解できたとスコールに伝えるとスコールは顔を赤面させて、

「そうよっ!私は子供好きで子供達を自分で守りたいって思ってるわよ!文句あるの?!」と束に逆ギレに近い形で言い放つ。

 

「・・・・・ニャハハッ♪やっぱりそうだったんだ。私もね、ゆーくんのことが特に大事なの。だから君のこと、理解できるよ。だから、もう一度君の名前教えてくれない?」と束がスコールに問う。

 

「・・・・・スコール・・・・・スコール・ミューゼルよ」とスコールは返すと「・・・・・スコール・・・・・ならスーちゃんダネっ♪これからよろしくね?スーちゃん!あ、私のことは束って呼び捨てでいいからね?」と束に気に入られていた。

 

「さて、スーちゃんも一緒に来ることになったし、さっきから気になってることがあるんだけど、なんでここにISの反応があるの?」とさも何事もなかったかのように話を切り出す束だが、「・・・・・そのISってのはコイツらだな」とオータムが二つのISの待機形態を持ってきた。

 

「君は?まぁ、どうでもいいけどさ・・・・・このIS・・・・・どこで手に入れたの?」とオータムに関しては冷たくあたり、ISの出どころをスコールに聞き出す。「・・・・・正直言いづらいんだけど、その子達は過激派の連中の中のアメリカ支部の奴らがアメリカの企業から強奪して、あいつらに使わせてはマズイって思った私とオータムでこの子たちを奪ったの・・・・・」とあったことを話す。

 

「・・・・・なるほどね・・・・・スーちゃん達は悪くないと思う。悪いのはこの子たちを盗み出した過激派の連t『お姉ちゃん、メールだよ♪』?!ちょっと待ってて!」と束が全部言い切る前に届いたメールを確認し始めた。

 

そこには『束お姉ちゃん、そこに2人ISの子たちいるでしょ?その子達ね?はじめは酷い人に誘拐されたらしいんだけど、そこにいる怖いオバサン達がこの子たちを安全なところ?に連れていってくれたって教えてくれたの!だから束お姉ちゃん・・・・・その子達、ゴールデン・ドーンとアラクネを2人の専用機にしてあげて?』と書かれていた。

 

それを読んだ束は「・・・・・だからゆーくん、君はいったいどれだけ規格外なのさ!?」と叫んだことを雪七は知らないでいた。




(*´・ω・`)=3

番外編・・・・・終わらん・・・・・

この調子だと5話くらい番外編で埋まりそう・・・・・

とりあえずお気に入り数とUAが今まで見たことのない記録を出しているため、とてもうれしく思います。

そして最後に感想や誤字などの発覚などございましたら是非お願いします。

ではまた次回


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第15.5話 partⅢ

前回のあらすじ

束が発狂


雪七のメールを見て発狂した束は落ち着きを取り戻し、スコール達と話を続けようとしていた。

 

が、「束?さっきの雪七が規格外ってどういうこと?」とスコールに聞かれたが「・・・・・今はまだ教えられない。流石にゆーくんを危険に晒したくないから」とやんわりと断った。

 

それから本格的に子供達を救う算段を考え始めた3人だが、会議を勧めていくうちにある問題が浮上した。それは・・・・・

 

「・・・・・ところで、子供達を救出したとして、どこで匿うんだ?養うにしろ何にしろ、施設とか金銭面とかいるだろ?」という、救出後のことだった。

 

そのことを頭に入れてなかった2人は当然慌てた。が、すぐに束は落ち着きを取り戻し、「・・・・・それならすぐその施設作ればいいじゃん。それなr『束お姉ちゃん、メールだよ』?ごめん、ちょっと見るね」とまたメールの着信音に言葉を遮られた束だがメールを見て思わず笑を零しつつ「・・・・・やっぱりゆーくんは規格外もいいところだよ・・・・・」と呟いた。

 

そのメールには『そう言えば、束お姉ちゃん達は僕と同じくらいの人たちを助けに行くんだよね?それならみんなが暮らせるところ作った方がいいと思うよ?あとお金は束お姉ちゃんがお仕事をやりだしたら大丈夫だと思うよ?束お姉ちゃん、宇宙に行くためにIS達を作ったんだよね?だったらみんなが使えるIS達の力を使った物を作ったらどうかな?束お姉ちゃんが作ったお仕事だったら僕、思いっきり頑張るから!』と書かれていた。

 

メールを読み終えた束はスコール達にあることを提案した。それは「・・・・・スーちゃん、これから会社立ちあげようと思うんだけど、協力してくれない?」・・・・・会社の起業だった。

 

もちろんその事を聞いたスコールは唖然とし、理由を尋ねた。

 

「・・・・・私はISを使って宇宙に飛びたかったの。でも白騎士事件のせいでISは兵器と化し、世界は女尊男卑に変わっていった。私はこんな世界は望んでなかった。だから、私はISを使った家電製品や日用品、宇宙開発に向けた装備の開発などをメインに、そしてそれに伴って世の中の腐った女共を駆除しつつ子供達を保護。保護したあとのために孤児院の経営も考えてる。でも流石に私ひとりだと確実に無理がある。だからスーちゃん達にも手伝ってもらいたいの。」と束は心のうちを明かした。もちろん先ほどの雪七からのメールに感化されたところもあるが・・・・・

 

その言葉を聞いたスコール達は「・・・・・束がそこまで考えてるとは思わなかったわ・・・・・でも、そういうことなら全力で手を貸すわ!孤児院のこともだけど、ISの新しい事業ってこの世の中を変える最大の鍵になるんじゃないかしら?」「俺も手伝うぜ?子供達を助け出したあとの施設の破壊は俺の得意分野だからな・・・・・むしろこれくらいしか役に立たない気がするけどな・・・・・」とスコールは前向きに、オータムは最後の方で自虐的に返事をしてくれた。

 

そのことを束は喜び、すぐ第1の孤児院となる土地を探し、建設を計画し始めていた。

 

孤児院の建設に関しては束が改良した専用機《アポカリプス》と《阿修羅》を利用したスコールとオータムも手を貸したためおよそ一週間で作り上げたそうな・・・・・




番外編第3話終わりです。

もはや雪七が人外レベルに達してきてる気が・・・・・

最後に出した二つの専用機について説明を入れます。

《アポカリプス(元ゴールデン・ドーン)》
搭乗者 スコール・ミューゼル
ゴールデン・ドーンの時の炎熱を利用できる性能を活かし、炎熱を均一に保つ性能を追加。そのためヒートサーベルの様な武器を擬似的に作れるようになる。が、孤児院建設のために鉄板などのアーク溶接や切断のためにほとんど利用していたため、束の会社で商品としての実用化が有力視されてるとか

《阿修羅(元アラクネ)》
搭乗者 オータム
アラクネの時の特徴である蜘蛛の脚を模した八本脚は無くなり、代わりに腕が4対の八本に変わったことが最大の特徴。この腕は3対は胴体から離れることが出来るピット型のため、1人で4人分の行動が出来ると孤児院建設時、オータムはかなり張り切った。それ以外にも通常のハイパーセンサーの三倍は感度が上がり、特に細部の拡大化がスムーズにできるようになった。オータム自身が元々アラクネと言う八本脚のISを使っていたため卒無く使いこなしている。なお、この腕型のピットも工事現場の重機に使えるのではと商品化する方面でも開発が進められている。

といったところです。

束が立ちあげようとしている企業名は既に考えてありますが今回は敢えて出しません。今回はこの辺で。

新しくお気に入り登録してくださった皆様、読んでくださった皆様、誠にありがとうございます。感想や誤字などの報告も受けておりますので、是非お願い致します。

ではまた次回


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第15.5話 partⅣ

前回のあらすじ

やっとオータムとスコールの専用機と孤児院完成


計画した孤児院を一週間ほどで完成させた束達は次なる行動を取ろうとしていた。

 

「・・・・・孤児院も完成したしそろそろ行こうか・・・・・子供達を救いにね・・・・・」と束が切り出すと「とりあえず私が覚えてる限りで一番近いのはアメリカね・・・・・アソコでは軍用ISを開発しつつそのISを利用して人間兵器を作ろうとスラム街や孤児を名目上では保護という形で引き取っているけど、実際は保護した子供達を使って人間のIS化を実験していたわ。」とスコールからの情報を貰うと束はコメカミに筋が浮き出るほど怒りをあらわにし、殺気がダダ漏れになっていた。

 

殺気がダダ漏れの状態であるにもかかわらず、束はスタスタと外に向かって歩き出したため、その後をスコールたちが追いかけ、束はニンジンロケットに乗り込んだ。するとスコール達の方を見て、

「・・・・・スーちゃん達はどうする?これから私は本気でその施設を潰すし子供達は保護できる限りの子しかしない。それにそこの研究所の社員は皆殺しにするつもりだよ。それでも付いてくるの?」と尋ねるとスコール達は首を横に振り「・・・・・私達はさっきも言ったけど小さな子達を守りたいの。その為に社員を殺すって言うなら・・・・・私達も全力で潰すのみよ!」「・・・・・あいつらには俺らの仲間を殺られた過去もある。そいつらの未練を晴らしてやりてぇし、何より、人体実験を平気で行う奴らは生かすわけには行かねぇよ。だから、俺達も手伝うぜ?束!」とスコール、オータムが口にすると諦めたのかロケットの中に入るために振り返ったあと親指で中に入るようジェスチャーをして、スコール達をロケットの内部に招き入れた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

時は流れアメリカのとある土地・・・・・の上空。

 

束達を乗せたニンジンロケットはそこに滞空していた。

 

「さて、アメリカに着いたわけだけど、これからどうするかい?」と束が尋ねるとスコール達は作戦など考える余裕がなかったことを告げる。すると束が「・・・・・なら・・・・・強行突破が一番手っ取り早いよね?」とだけ伝えるとニンジンロケットはすぐさま急降下を始めた。

 

そしてそのまま研究所の裏庭の地面に刺さり中央で縦に割れた。割れた中から束達が降りるとそこには広大な土地を無駄遣いしている研究所が目の前にあった。

 

「・・・・・何?この技術の無駄遣い」と束は呟いたがスコール達は苦笑いするしか無かった。

 

それからの行動はなんというか早かったの一言に尽きる。

 

初めに束がドアのセキュリティロックを解除したと思ったらそのままスパイボールを散布、中の構造などをすぐさま把握し始め、スコール達は侵入者アラートのせいで湧いてきたIS部隊を束を守りながら2人で対処していた。

 

束が全てを把握し終わったのはIS部隊が襲い始めて3分後、それからは束も戦闘に加わり、ISの攻撃を生身で避けてはすぐさまISの緊急停止を仕掛ける。そのような行動を幾度となく行い、3人がその基地を掌握したのは束がドアのセキュリティロックを外しておよそ15分の事だった・・・・・




・・・・・番外編が終わらない(´;ω;`)

次で終わらせたいよ〜(´・ω・`)

とりあえずお気に入り登録がさらに増え、感想も貰えるのはとても嬉しいです。これからも頑張りますので、感想や誤字などの報告も是非お願い致します。

ではまた次回


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第15.5話 partⅤ

前回のあらすじ

基地を15分で掌握


基地を15分で掌握した3人はある区画に来ていた。

 

「・・・・・確かこの辺に・・・・・あ、あったあった。じゃ、鍵開けるね。」その場所は実験ために捕えられた子供達のいる部屋だった。

 

『ガチャ・・・・・』鈍い音がしたと同時にドアを開けた束達は驚愕した。なぜなら

 

「・・・・・な、何なの?あの子達の姿は・・・・・」ただの子供たちの姿をしていなかったからだ。

 

そこにいた子供たちは腕が機械になってたり足が一本なかったり皮膚が硬質化していたりしていた。

 

その姿を見た束はすぐに近くにいた左足のない子供に話しかけた。

「・・・・・ねぇ、ここで君たちは何をされてたの?お姉さんに教えてくれないかな?」としゃがみ込み子供達と同じ目線で優しく語りかけた。

 

「・・・・・ア、ア、ウゥ」と目の前の子供は声すらまともに話すことが出来なくなっていた。その様子を見ていたスコール達は同じように近くの子供たちに話しかけることをし始めた。

 

そして、「・・・・・君は声をちゃんと出せるかい?」と束が次に尋ねた子供は比較的外的変化が見られないがどこか遠いところを見続けている男の子だった。

 

「・・・・・うん」とその男の子は一言呟き首を縦に動かす。その様子を見て束は次なる質問をした。

「・・・・・君たちはここでどんな実験をさせられていたの?」と

 

するとその男の子は「・・・・・ここでは僕と同じくらいの年の子供にISのコアに似てる物を取り付けて生身でISの装備を扱えるようにする強化人間を作り上げるためのところだよ?僕はその中でも数少ない成功例の一つ。まぁ、そのせいでこの目は使えないものになってるけどね・・・・・」と束に伝えると束はさらに尋ねる。

 

「・・・・・数少ない成功例って言ったけど、他にも君のような子供がいるの?」そう尋ねると男の子は頷き肯定の意を示した。

 

「・・・・・君たちはここから出たくない?」束はここに来た目的を伝えるために結論であることから聞き始める。

 

「・・・・・・・・・・僕達はここで一生を終える。実験動物みたいな扱いを受けてるのはわかってるけど、ここから逃げ出すことなんて出来っこないから・・・・・」と男の子がつぶやくと、「・・・・・なら、なんでここの職員じゃない私たちがここにいるのかな?」と敢えて質問して見ると

「・・・・・?言ってる意味がわからない。」と男の子が答えると「私はね?ここの職員じゃ無い。君たちにわかりやすく伝えるならこの腐りきった研究所を潰す為にここに来て、ここに捕えられている子供達を、普通の生活が最低限出来る子供達を救うために来たんだよ。」と伝えた。

 

もちろんいきなりそんなことを伝えられた男の子は光のない目を見開いて驚きを隠せないでいた。そして、「・・・・・お姉さん達は僕達を逃がしてくれる人たち・・・・・なの?」とためらいがちに聞くと束は笑顔で頷き、「その通りだよ♪」とだけ伝えて、

「スーちゃん、オーちゃん、これから言葉をちゃんと話せる子を集めて!その子達を孤児院の第1の家族として受け入れるから!」と行動を開始した。

 

それから少し時間がかかり、言葉を話せ、普通の生活ができそうな子達はその施設に捕えられていた200人の子供たちの中のたった5人だけだった。その5人をロケットに乗らせ、束は最後の仕上げを行おうとしていた。それは・・・・・研究所の爆破・・・・・

 

中にはまだ被害を受け、まともな生活ができない子供たちもいた。だが、あの姿では元の生活は無理だと判断した束のたした答えが研究所と共に命を断つことだった。束は爆破させる時に「・・・・・ごめん、ごめんね・・・・・君たち全員を助けることが出来なくて・・・・・君たちを見捨てるようなことになって、本当にごめんね・・・・・」と泣きながら呟き続けた。

 

それからドイツ、オーストラリアと動きだすドイツでは一人の女の子を、オーストラリアでは一人の日本人男性と4人の女の子を保護し、孤児院での家族がさらに増えたのだった。

 

 

そして余談ではあるが孤児院の子供たちが増え、ドイツで保護した女の子がとても技術的に優れていたため、元から企画していた会社の経営を本格的に始めることにした。

 

名前は・・・・・《ワンダーラビット社》と名乗り、束の新しい名前はワンダーランドとして、新たな人生をスタートさせたのだった。




・・・・・(*´・ω・`)=3

ようやく番外編一旦終わりです。最後らへんは早送りしてしまいました。

アメリカでの5人の子供たちは名前がまだありません。募集をします。正直、私が考えると同じような名前しか浮かばないので・・・・・

ドイツで保護した女の子はクロエで、オーストラリアで保護した4人の女の子は『モンスター娘のいる日常』にてナーガのミーア、ハーピーのパピ、マーメイドのメロ、そしてスライムのスーです。日本人男性は来栖公人本人です。

こんな設定になってますが、これからも同じのように読んでくださると嬉しいです。

最後になりましたが、感想や誤字などの報告ございましたら是非お願い致します。

ではまた次回。


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第16話

ようやく本編戻ります


凰が一日のクラスに転入してからおよそ1週間がすぎた頃の昼休み、円と奏、由香里と話していた一夏の元に2人の男子が近づいてきた。

 

「・・・・・なぁ、ちょっといいか?」と近づいてきた男子のうち、赤髪の男子が話しかけてきたため「ん?何か用か?」と聞き返すと赤髪の男子は「・・・・・俺、五反田弾って言うんだけど、良かったら友達にならねえか?」といきなり友達になろうと言ってきた。

 

もちろん一夏達は彼のことを知らないため戸惑いを隠せないでいたが、五反田弾の後ろに立っていた黒髪の男子が「・・・・・こいつはこんな感じで軽いやつだけど根はかなりイイヤツだから・・・・・あ、俺は御手洗数馬。よろしく。」とフォローをしつつ自分の事をちゃっかり紹介する辺り、しっかりしていた。

 

その言葉を聞いて「・・・・・すぐにという訳には行かないが、知り合いから始めてもいいなら考える。」と一夏が言うと、「本当か?!やったぜ!これから宜しくな!えーと・・・・・」「一夏だ。織斑一夏。」「そうだった!改めて、これから宜しくな!一夏!あ、俺のことは弾でいいからな!」と知り合いから始めると言ったにも関わらず、既に友達みたいなやりとりをしていく弾を暖かい目で見守っていた。

 

そんな事があった日の掃除の時間、一夏はある場面に遭遇する。

 

「・・・・・から・・・・・ろよ」「ん?なんだ?」と声らしきものが聞こえたため、一夏はその声のような音がする方へ歩いていくと、「いいからなにか話してみろよ!最後に『アル』って付けるのが中国人なんだろ?!ちゃんと喋ってみろよ!」「そ・・・・・そんな話し方・・・・・しナイ。それは・・・・・ソッチの思い込ミだモン」「あぁ?思いこみだァ?その話し方が違うってんならテレビとかで出てくる中国人はなんだよ。アレ嘘なのかよ!」と凰の話し方で突っかかっている男子がいた。

 

対する凰は違うことをはっきりいっているにも関わらず相手の男子はまるで聞き耳を持っておらず凰を威圧し続けていたため、凰はかなり萎縮してしまってた

(・・・・・怖イ・・・・・誰か・・・・・助ケテ)と凰が心の中で思っていると

 

「はぁ・・・・・流石にそれはないんじゃねえか?」と一夏が呆れたかのような言葉で近づく。「あぁ?誰だよお前」と突っかかっていた男子は警戒するが、「・・・・・その子怖がってんじゃねえかよ・・・・・男子が女子を怖がらせるとか・・・・・同じ男子として情けないと思うよ・・・・・」とその男子に向かって軽蔑するかのような言葉をぶつけると「なっ?!てめぇ、ぶっ殺されてえのかよ!」とありがちな脅しをしてくるが「・・・・・殺すなら殺してみろよ・・・・・お前にほんとに人を殺せる覚悟があるならな・・・・・」と無意識に殺気を込めながら言うと、男子は怯え始め、「・・・・・その子にするべきことをするなら俺は何もしない。だけどな?その子に対してするべきことをしなかったら・・・・・アンタのことをぶん殴るからな?」と伝えると「ヒッ?!ご・・・・・ごめんなさい〜」と謝りながらダッシュで逃げていった。

 

「・・・・・(*´・ω・`)=3」一夏がため息をつくと今度は凰に向かい合う形になった。

 

先ほどのことがあったため、内心怯えている凰のことを見つつ、一夏はこう切り出した。

 

「・・・・・怪我・・・・・無いか?」




とりあえずごめんなさい!

先日は頭痛が酷く書くことができませんでした。

楽しみにしてくださってた皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。

今回、ようやく本編に戻ったわけですが、終わり方が・・・・・

軽くオリジナルストーリー入れてます(幼少期編の時点でオリジナルストーリーだろうが)

とまぁ、無事投稿できたわけですが、お気に入り登録が日に増していることに喜びを隠せないでおります。

お気に入り登録をしてくださった皆様方、本当にありがとうございましす。

これからも頑張って執筆致しますので、駄文ではございますが、感想や誤字などの報告ございましたら是非お願い致します。

ではまた次回


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第17話

前回のあらすじ

一夏イケメン


一夏が凰の状態をあんじている中、凰は

(・・・・・え?な・・・・・何?なんでワタシを助けてくれタノ?)と頭の中で整理してるといきなり頭をペチッと叩かれた。

 

「・・・・・いつまでほうけてるんだよ・・・・・」と呆れながら一夏が尋ねると凰は「・・・・・どうしてワタシを助けてくれタノ?」と聞くと一夏は困ってるように見えたから助けたと伝えた。

 

その時の一夏の目を見た凰は(・・・・・この人、ほんとにワタシが困ってただけで助けてくれたんダ・・・・・日本人にこんな人いるんダ・・・・・)と一夏のことを見る目が自分でも変わったことが分かった。

 

対する一夏は(・・・・・そりゃあ困ってる人を見たら助けないとって思うよな・・・・・それに・・・・・この子中国人だっけ?ただそれだけでひどい目にあうなら俺たちが一緒にいれば何とかなるんじゃ・・・・・)と考えていた。そのため、凰を見た当初存在した警戒心はほとんど無くなっていた。

 

「・・・・・とりあえず俺の名前は織斑一夏。伝えてると思うし知ってるだろうけどもう1回自己紹介しとくよ。俺のことは一夏でいいから」と一夏が再度自己紹介をすると「・・・・・それナラワタシも・・・・・凰鈴音ヨ。出来れば鈴って読んでくれると嬉シイ。あ、あとアルっていうことは無いカラ!」と鈴が忠告込みで自己紹介をした。

 

「ハハハッ・・・・・とりあえず宜しくな?なにか困ったことがあればいつでも力になってやるから、安心しろよ?鈴。」と笑いながら手を差し出す一夏を見て「・・・・・アンタ・・・・・結構お人好し・・・・・だっけ?まぁ、これからよろしくネ?一夏。」と差し出された手を握り握手をした2人は晴れて友達になった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

一方、鈴と一夏が話しているとき、別の場所では

「・・・・・壁∥´。・д・)ジー・・・」「(;´・ω・)」物陰から弾と数馬を見続けている雪七の姿があった。

 

「・・・・・なぁ、俺たちなにかしたか?」「・・・・・分からない。けどあの子が僕達を見続けているってことはなにか用があるんじゃないかな?」と弾と数馬は会話を行うと「・・・・・さっきからジーッて見ているなら出てこいよ?言葉にしてくれないと俺達もどうしたらいいか分からねえからさ」と雪七に向けて話すと「|'ω')ヒョコッ」と顔を出しては「|)彡 サッ」と隠れるの繰り返しだった。

 

そんな状態を和みながら眺めていた2人の元にようやく雪七が近づいた。そして「・・・・・お兄さん達は一兄のお友達・・・・・なの?」と尋ねると弾と数馬は声を揃えて「「あぁ!」」と答えた。

 

それを聞いた瞬間雪七は警戒心をゼロにして2人にさらに近づき

「僕ね、織斑雪七。一にぃと円ねぇの弟!よろしくお願いします!

(*・ω・)*_ _)ペコリ」と可愛らしいお辞儀込みで元気よく挨拶をした。

 

その様子を見た2人は「お?一夏の弟だったのか・・・・・俺は五反田弾。弾でいいぜ?宜しくな、雪七」「僕は御手洗数馬、このバカと一夏とは友達だよ。これからよろしくね?雪七。あ、僕のことは数馬でいいから」と雪七に続いて自己紹介を行った。

 

それからは雪七がクラスでの一夏達のことを訪ねたり、弾と数馬が雪七のことを聞いたり、お互いをあだ名で呼ぶようになったりと色々なことがあり、「あ、そろそろ教室戻らなきゃ・・・・・じゃあね!弾にぃ!数にぃ!」(。・ω・)ノ゙と手を振りながら教室に戻っていく姿を眺めていたふたりだが唐突に「・・・・・弟って・・・・・可愛いんだな」と弾がボソッと呟いたことを数馬だけが聞き取っていた。




(*´・ω・`)=3

なんか今回顔文字多かった・・・・・

ようやく弾達が雪七に会いましたよ!2人ならすぐ友達になれるんじゃね?と思いこんな話になりました。え?短い?仕方ないじゃないですか!作文苦手なんだもの!

気を取り直して、新しくお気に入り登録してくださった皆様方、今回も読んでくださった皆様方、誠にありがとうございます。

感想や誤字などの報告ございましたら是非お願い致します。

これからも『IS-雪語り』をよろしくお願いします

ではまた次回


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第18話

・・・・・頭痛い・・・・・

そんな状態でも書く・・・・・


弾と数馬が雪七と、鈴が一夏と友達になって数日がすぎた頃、昼休みに雪七達3人を除くメンバープラス新規メンバー3人が集まって話をしていた。

 

「なぁ、明日休みだしこのメンバーと雪七達も一緒にどっか遊びに行こうぜ?」と弾が切り出し「お前らに紹介しときたい奴もいるしな」と付け加えた。

 

その事に一夏達は「・・・・・別にいいけど、集合場所どうするんだよ。それにどこ行くんだよ。」「雪七達も誘うとなればそれなりに大きなところじゃないとみんな入らないんじゃない?」「確かにな・・・・・それと私はパスだ。明日は父さんに稽古を付けてもらえることになってるからな。せっかく時間を作ってもらったからには有意義に使いたい。」と一夏、円、箒の順で答え、奏と由香里は家で用事があるために不参加とのことらしい。

 

それを聞いた上で数馬が「・・・・・それなら集まるメンバーは俺たち5人は確定として、後はユキ達次第か」と呟くと「・・・・・千早くんと史ちゃんも私達と同じで用事があるため参加は無理なのですよ~」と奏が雪七達の情報を少しだけ教えてくれた。

 

「・・・・・それならワタシ達5人ト雪七って子と弾、アンタが紹介したいって言っタ子の7人ってことネ」と鈴が明確な人数を口にして話し合いの場を閉めた。

 

「・・・・・所で何時にどこで集まってどこに行くんだよ・・・・・」と一夏が呟いたことを誰も知らない・・・・・

 

〜~~~~~~~~~~~~~~~~

 

翌日、一夏達3人はある場所に来ていた。

 

「・・・・・一にぃ、弾にぃはどこに集まるって言ってたの?」と雪七が尋ねると「・・・・・知らないんだよな~。とりあえず電話してみるか」とあらかじめ聞いておいた番号に電話をかけるとワンコール後に反応があった。『すまねぇ!一夏!集合場所だがレゾナンスって大型スーパーの最寄り駅の中にある《@クルーズ》って店の前に来てくれ!』と告げると一方的に切られた。

 

そして「・・・・・@クルーズって店に来てくれだとさ」と呆れながら円と雪七に伝え、電車に乗ってレゾナンスの最寄り駅に向かった。

 

 

そして一夏達が@クルーズの前に着くと既に数馬と弾、鈴と見慣れない女の子が1人待っていた。

 

「お?来たきた。一夏~こっちだ」と一夏達を見つけた弾が呼びかけ、「・・・・・弾にぃ、こんな街中で大声出すのやめよ?恥ずかしぃ・・・・・」と顔を紅くした雪七が一夏と円の代わりに注意すると「・・・・・すまん・・・・・あそれはともかくだ。紹介しとくわ。俺の妹の蘭だ。自己紹介、出来るな?」と蘭と呼ばれた女の子は弾のことを睨み「言われなくても出来るわよ!・・・・・はじめまして、五反田蘭って言います。いつもおにぃがお世話になってます。」と自己紹介されたため、一夏達もみんな自己紹介をし返した。

 

自己紹介が終わり、特にすることの決まってなかったこのメンバーだが、次の行き先を1人の男子が決めてしまった。

 

「・・・・・これから特に何もしないんだったらゲーセン行かないか?」と数馬が切り出したため、ゲーセンに行くことになった。

 

 

ゲーセンに着き、雪七はハシャギにはしゃいでいた。「一にぃ一にぃ!あれ!アレやってもいい?」と雪七が示したのはリズムゲームと呼ばれる種類のものだった。

 

一夏は「ほら、やってこい。見ててやるから。」とコインを数枚渡して促すとすぐさま筐体に近づいた。

 

だがこの時彼らは知らなかった。雪七に隠された才能のことを・・・・・

 

雪七がリズムゲームのチュートリアルを終わらせ、本格的に始めようとした時、難易度が4種類あるうちの3段階目を選んだその事に驚いた一夏達だがその直後さらに驚くことになる。それは・・・・・「・・・・・フルコンボ♪vvブイブイ」その難易度で初見フルコンボを達成していたからだ。「「「「「「はぁ?!」」」」」」と口を揃えて驚きの声を発するが、雪七はどこ吹く風で先ほどの曲でさらに難易度を上げ、最上級の難易度を選んでいた。その様子を見ていた周りのプレイヤーが「あ、あの曲は最難関って呼ばれてる曲だぞ・・・・・それをあんな小さい子がいくらエキスパートと言えどフルコンボかよ・・・・・しかもチュートリアルした後だったよな・・・・・」と呟いていたのを一夏達は耳にしてしまった。

そして雪七は最難関と呼ばれた曲を危なげなくプレイしているため、いつの間にかギャラリーが数多く出来ていた。

 

そしてようやく曲が終わり-excellent!! all perfect!!!-と電子音が告げると雪七は振り向きざまに「・・・・・フルコンボ♪ブイブイvv」と満面の笑みをしているとその場が凍りつき、一時の間を開けて歓声が起きた。

 

「スゲー!あの子ちっちゃいのに鬼譜面を攻略したぞ!」「あの子さっきチュートしたばっかだったぞ?!それでアレクリアとか天才かよ・・・・・」「・・・・・凄い」と周りの人達が思い思いの言葉を出していると雪七は顔を紅くして一夏の陰に隠れた。

 

一夏達はその様子を苦笑いしながらも微笑ましく思い、その場を一旦後にし、クレーンゲームやプリクラなど様々なゲームを行いその日は家に帰ることにした。

 

余談だがその日以降、そのゲーセンにおいてある噂が流れるようになった。それは《リズムゲームの天才児、ダンスゲームにて妖精と化す》と言ったものだった・・・・・




・・・・・(*´・ω・`)=3

今回は日常編(ほとんど日常編だろうが)

ゲーセン行かせました。リズムゲーム楽しいよね。

ちなみに主は上の下と言ったところです。最高難度のやつをクリアはできてもスコアは低い・・・・・そんな感じです。

音ゲーうまい人が羨ましい・・・・・

とりあえずこんな感じになりましたが、新しくお気に入り登録してくださった皆様方、読んでくださった皆様方、ありがとうございます。

これからも感想や誤字などの報告ございましたら是非お願い致します。

ではまた次回


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第19話

また1日開けてしまった・・・・・


雪七達がゲーセンで遊びに行った日から時間が大きく進み、あれから2年の月日が流れた。

それまでの間にも雪七のことを秋十が仲間を連れてサンドバッグにすることがしばしばあり、千冬からも罵られるだけでなく、まるではれもののように扱われ、街の人からも雪七のことはよく思われてないどころか、疫病神のような扱いをする店まで出てきたほどだ。

 

そんな中でも雪七の支えとなったのがクラスでの唯一の友達と言える千早と史、実の双子の兄妹である一夏と円、幼なじみの箒と一夏達の友達となり、雪七とも友達になってくれた奏、由香里、弾、数馬、鈴。そして最年長の為に面倒をよく見てくれた瑞穂とまりあ。このメンバーがいたからこそ雪七はめげること無く過ごせていた。

 

そして雪七と千早、史は小学5年に、一夏達は中学1年になった。

 

雪七の周りでは既に秋十の言葉を鵜呑みにし、はれもののように扱う児童が9割以上を占めていた。それでも雪七のことを第一に考え続けた千早と史のおかげで最悪の事態とまでは行かなかった。

 

雪七達が進級して数か月が経ったある日、千冬が雪七に対し「・・・・・私は今日からモンド・グロッソのためにドイツに行かないといかん。だが一夏達を連れていくとこの家が荒れる可能性がある。だからお前を連れていく。これは決定事項だ。異論は認めん。さっさと準備しろ。」と告げ、いきなりの海外旅行に付き合わされた。

 

そして、その時、誰も事件が起こるとは予想出来なかった。

 

雪七が千冬とドイツに渡って3日が経ったある日、モンド・グロッソが開催された。初めて千冬の戦う姿を見た雪七は思わず「・・・・・綺麗」と見惚れていた。そして大会の1日目が終わり、千冬は順調に勝ち進んでいた。ホテルの部屋に戻った時、雪七に褒め言葉を貰ったが「・・・・・そんなの当たり前だ。こんな事で浮かれるようじゃ、やはりお前は出来損ないか」と鬱陶しそうに答を返した。

 

2日目も順調に勝ち進んでおり、あと1戦で準決勝というタイミングで雪七がホテルの部屋から出た。その瞬間、雪七の口と鼻を覆うように布を当てられ、含まれていた睡眠薬を嗅ぐことになり、雪七の意識は深く眠りに落ち、どこかに連れて行かれていた。

 

その事を知らずに千冬は準決勝に出ており、勝利。そのタイミングで政府にある電話が。

 

それは『織斑千冬の弟である織斑雪七を預かっている。この子を解放して欲しくば織斑千冬に決勝を辞退するように伝えろ!さもなくば織斑雪七を殺すと伝えろ!』という脅迫だった。が、日本政府はイタズラかと判断し、その事を千冬に伝えることはしなかった。

 

同時刻、雪七を誘拐した奴らが日本政府に連絡を入れている時、その通話をハッキングして盗聴していた存在がいた。

「・・・・・へ~、ゆーくんを誘拐したんだ・・・・・これは私に対する宣戦布告と見てもいいね。おそらくあいつらはちーちゃん・・・・・いや、織斑千冬に伝えることはしないだろうね。それならこの誘拐を利用してゆーくんの存在を社会から無くしちゃお!そして新しい人生をプレゼントしちゃお!うん、そうしよう!だとしたらあいつらをさっさと始末しなきゃ!」と運悪く誘拐犯達は大天災に目をつけられてしまってた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

雪七を誘拐した奴らはとある廃墟に居座っていた。

 

「・・・・・こいつを誘拐するなんて任務、はじめは無理かと思ったが予想以上に簡単だったな。」「これでオリムラチフユが決勝に出なけりゃ俺たちにたんまり金が入るわけだ。」「とりあえずテレビは付けとけよ?アイツがちゃんとこっちに来るかどうか、決勝を辞退するか確認しねぇとなんだからよ・・・・・」「それは問題ねぇんじゃねえか?オリムラチフユは家族を大事にしてるってかなりの噂だぜ?」とおしゃべりに勤しんでいたため、「・・・・・う・・・・・ウ〜ン」と雪七が目を覚ましたことに気づいてなかった。

 

(・・・・・ここは・・・・・どこ?雪花、ここどこがわかる?)と雪七は雪花に今いる場所を尋ねた『今いるのはユーくんがいたホテルからかなり遠くにある廃墟だよ?こういうことを言いたくはないけど、ユーくん、誘拐されたの』と雪花が雪七に告げると(・・・・・え?・・・・・誘拐)と案の定脳が追いつけてなかった。

 

『ユーくんは千冬の優勝を阻止したい国のヤツらが雇った連中に誘拐されて、今千冬が決勝に出るかを確認してるところだよ?』と何が起きたのか説明する雪花。(・・・・・どうせ僕のことは無視して優勝狙うと思うよ?)と雪七は覚悟を決めていた。

 

そして・・・・・「・・・・・お、おい!何でオリムラチフユが決勝に出てんだよ!あいつは家族に甘いんじゃなかったのかよ?!」と1人の誘拐犯が声を荒らげて言っていると、千冬は何の苦もなく優勝を果たした。実に二連覇を成し遂げたのだ。

 

そしてその後の優勝インタビューに入る前、雪七は(・・・・・千冬お姉ちゃんは・・・・・僕のことやっぱり嫌いなのかな・・・・・)と考えていたが、インタビューに入りその考えが正しかったことを痛感する。

 

優勝インタビューで織斑千冬はこう述べていた。

 

ー優勝を果たし、二連覇という偉業を成し遂げたわけですが、今のお気持ちを誰に伝えたいですか?ー

 

『はい、今テレビで見ているであろう日本にいる二人の弟と1人の妹に!』と・・・・・




・・・・・頭痛い・・・・・

偏頭痛持ちだからかなり辛い・・・・・

一気に時間を進めてしまいましたが誘拐されました・・・・・

終わり方微妙だな・・・・・

こんな駄文ですが感想いただけると嬉しいです。

ではまた次回


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第20話

千冬優勝しちゃいました


千冬がモンド・グロッソで優勝し、勝利インタビューの言葉を聞いた誘拐犯達は各々思ったことを口にしていた。

 

「お、おい!織斑千冬は家族思い何じゃなかったのかよ!」「そのように聞いたさ!アイツの家族構成は弟3人妹1人のはず!」「じゃあ何でインタビューで2人の弟って言ったんだよ?!」「知らねぇよ!もしかしたらあの噂もほんとだったのかもしれねぇ・・・・・」「あの噂?なんだよそれ」「織斑家には1人の落ちこぼれがいるって話だ。もしそれがほんとだとすればこのガキがその落ちこぼれなのかもしれねぇ・・・・・」「だとしたらどうするんだよ・・・・・」「・・・・・コイツ・・・・・辛い人生歩んできたのかな・・・・・」「「「「え?」」」」

 

1人の誘拐犯が雪七を心配したような言葉を述べると他のメンバーは唖然とした。

 

「・・・・・だってよ・・・・・周りは優秀な兄姉に囲まれてるんだろ?だとしたらやることなすこと当たり前って思われてもおかしくねぇじゃん?どれだけ頑張っても、どれだけいい結果を残しても、全てが優秀な兄姉のせいで当たり前に思われる・・・・・もし俺がその立場だったら・・・・・既に命を絶ってるよ・・・・・」と思いのうちを語ると誘拐犯達は沈黙した。

 

そして・・・・・「・・・・・誘拐して済まなかった。謝っても許してもらえることじゃないことはわかってる。お前が望むなら警察に突き出してくれて構わない。俺たちはそれだけの事をした。お前には、俺たちを罰する権利があるからな・・・・・」と雪七に雪七のことを案じてくれた誘拐犯が語りかけた。

 

(・・・・・僕、どうしたらいいの?)と雪七が困惑していると雪花が[ユーくん、今あるISから連絡が来たんだけど、ここに束お姉ちゃんが向かってるんだって!]と伝えると(ニュ?!束ねぇが?!どうして・・・・・)と疑問を感じた。

 

(僕は千冬お姉ちゃんに見捨てられた。そんな僕を認めてくれる人なんていないもん。)と自虐的な思考をしていると『・・・・・バカ!』と雪花が怒鳴り[ユーくんのことを誰よりも心配してくれてるの束お姉ちゃんなんだよ?!束お姉ちゃんがワタシをユーくんに渡したのはユーくんが心配だから!なのに・・・・・どうしてそんなことを言うの?!]と雪花に怒られ、(・・・・・僕はこれからどうなるの?!もうあの家に帰れない!だったらここで死んだほうが)[そんなのダメに決まってるじゃん!](?!)

 

雪七が死を覚悟しようとしたために告げようとした言葉を遮ると雪花は[ユーくんが生きてるから束お姉ちゃんはほかの人を知ろうとしてる!ユーくんがいてくれたからISである私たちの新たな可能性を模索してくれてる!ユーくんがいてくれてるからワタシはここにいるんだよ?!だから・・・・・死んだ方がいいだなんて言わないで!]と雪花に怒られたその時、『ゆーくん無事?!』と聞きなれた声が頭に響いた。

 

『ゆーくん、もし無事なんだったら返事をして!返事の仕方がわからないなら、雪花とお話する感じでいいから!』と紛れもなく束の声だと判断した雪七は

(聞こえるよ。束ねぇ。)

 

と答えるのが精一杯だった。

 

が、束にとってはそれで十分だった。(ゆーくんの声が届いた。なら間違い無くここにいるね。早く助けなきゃ)と頭で整理し、「・・・・・とりあえずゆーくんを誘拐した奴らは罰与えないとね・・・・・」とだけ呟くと身にまとったIS《兎月》でレーザーを放ち、入り口を確保した。

 

それからは束の独壇場と化す。束は兎月を巧みに操り迫ってくるIS部隊を1人、また1人と行動不能に追い込み、そいつらの使っていたISのコアを抜き取ることをしていた。そして、ようやく雪七の元にたどり着いた時、雪七の近くに一人の男が近くにいたためその男に「・・・・・あんた誰?ゆーくんになにかするつもりならお前を撃ち抜く」とレーザーライフルをその男に向けて引き金に指を掛けた。が、

 

「・・・・・束ねぇ、この人は大丈夫。僕のことを心配してくれたから・・・・・」と束に告げると束は戸惑った顔をしだしたが、雪七が説明を重ねる毎に束の顔から戸惑いの色は薄れ、「・・・・・とりあえず君はゆーくんの事を本気で心配してくれてたんだ・・・・・でも、誘拐したことに変わりはない。」と告げると男は覚悟していた様子で「・・・・・罰ならなんでも受ける。俺は・・・・・それだけの事をしでかしたからな・・・・・」と告げた。

 

その様子を見た束は「・・・・・そういえば、まだ私の立ち上げた会社の社員、まだまだ募集中なんだよね~」と呟きそして、「・・・・・という訳で!君さ、私たちと一緒にこない?」と男に尋ねた。

 

「・・・・・は?」

 

その男は呆けた声を出してしまったが束は気にせず「君はゆーくんのことを案じてくれた。ゆーくんも君には心を開き始めてる。そして君は罰ならなんでも受けるって言ったよね?なら、私と一緒に来て、私の会社で働くこと。それが私の与える君への罰。」と告げる。

 

男は「・・・・・そ、そんな罰、聞いたことがないぞ・・・・・」と疑いを隠せないでいたが、「・・・・・だがそれが俺に課された罰だと言うなら・・・・・喜んでその罰を受けるさ!」と承諾のいを示した。

 

それからは早かった。ほんとに早かった。雪七の拘束を数秒で解き、男共々束が抱え、兎月の最高速度でなおかつ2人が息しやすい速度を保ちながら孤児院へと向かっていった。

 

それから数十分後に千冬がその場に到着したことは束しか知ることが無かった。

 

(・・・・・ゆーくんのことを家族だと思ってないなら・・・・・私がゆーくんを保護する!もう・・・・・お前は私の敵だよ・・・・・織斑千冬・・・・・じゃあね、私の唯一の同級生の友達。ゆーくんのことをもっと理解していてくれたら、私はお前とゆーくんを切り離すことは考えなかった。これからこのことを後悔して生きて行きなよ?今まで、楽しかったよ・・・・・ちーちゃん・・・・・)と束が思っていたことは束のISである兎月のみ知ることとなる。

 




(´・ω・)=3

書けた書けた
相変わらず駄文だわ・・・・・

誘拐犯で雪七を案じてくれた男の名前どうしよ・・・・・

考えが浮かばない・・・・・

それはともかく、新しくお気に入り登録してくださった皆様、読んでくださった皆様、誠にありがとうございます。

感想や誤字、そして誘拐犯の男の名前など、ございましたらぜひお願い致します。
ではまた次回


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第21話

間空いた・・・・・


束が誘拐犯と雪七を抱えて孤児院に向かっている時束がふとあることを問いだした。

 

「・・・・・そういえば、ゆーくんを拐った君はなんて名前なの?」と。

 

その問に対して誘拐犯は「・・・・・俺には既に名前はないさ。誘拐犯になったその時から本来の名前は捨てた。だから今の俺の名前はない。」

と答え、束は「・・・・・そっかぁ・・・・・それなら私が決めるね?・・・・・そうだなぁ・・・・・ロイ。ロイなんてどうかな?」と尋ねると、「・・・・・ロイ・・・・・それが俺の新しい名前なのか?」と戸惑いを隠せてなかったが「そうだよ。これから君の名前はロイ。だからこれから宜しくね?ロー君♪」と名前だけでなくあだ名まで付けた束のことを呆気に取られながらロイは眺めていた。

 

それから数十分後、束達はようやく孤児院に到着した。

「さぁ、2人共着いたよ。ここが私の経営してる孤児院。その名も《ワンダーランド》だよ。ちなみに今の私の名前は束・ワンダーランドって名前だから。もし2人ともが良ければ私の家族として暮らさない?」と束が提案したその時、空から大きな鳥が降りてきた。

 

「・・・・・あ!束だ!おかえり~」と大きな鳥だと思っていたソレは人でありながら両腕が大きな翼になっている女の子だった。

 

その女の子を見た雪七とロイは言葉を失い口をパクパクさせるのが精一杯だった。

 

その様子を困ったように眺めながら、「・・・・・そういえばこの娘達の紹介をしとかないとね。」と呟くと束は「2人とも気をしっかり!これからここの娘達を紹介するから、心の準備しておいてね?」と告げると雪七とロイの腕を引きながら孤児院の中へと入っていった。

 

 

孤児院の中には見たことのない姿をした女の子が少なからずいた。例えば下半身が蛇のような娘だったり、体全体がぷるぷるした液体だったりと普通の人間とは程遠い娘達を束は紹介し始めた。

 

「じゃあまずはさっき外で私たちを出迎えてくれたこの娘から。この娘はパピちゃん。いわゆるハーピィにされた娘だよ。次は下半身が蛇の女の子だけどあの娘はミーアちゃん。あの娘はナーガにされた女の子。次はぷるぷるした女の子。あの娘はスライムにされたスーちゃん。そして今ここにはいないけど人魚にされたメロちゃんにドラゴニュートにされたドーラちゃん。そして、「束様、お帰りなさいませ」あ、丁度いいところに。彼女が私の娘、クーちゃんだよ。クーちゃん、自己紹介してあげて?」と紹介していた束に促された少女は頷き、「初めまして、私はクロエ・ワンダーランド。クロエとお呼びください。」とシンプルな自己紹介を済ませると「・・・・・初めまして。僕は「雪七様ですよね?」・・・・・僕のこと知ってるの?」と雪七が自己紹介しようとして遮られたことにむくれながら尋ねると、「申し訳ございません。雪七様のことは束様が毎日のようにお話されているため、雪七様の事はすぐに分かるようになってしまったのです。」と申し訳なさそうな顔で理由を教えてくれた。

 

「・・・・・それならダイジョブ。これから宜しくね?クロエさん。」と手を出しながら言葉を返すと「クスッ・・・・・こちらこそよろしくお願い致します。それから、私のことは呼び捨てで構いませんよ?」と軽く笑みを浮かべながら差し出された手を握り返した。その様子を見ていたロイと束は

「・・・・・若いっていいなぁ」「・・・・・ロー君だって若いでしょ?」「・・・・・俺はもう20過ぎてるからなぁ・・・・・」「・・・・・私も21だよ?」「・・・・・マジ?」「マジ」とまるで縁側に座りながら孫の様子を見ている祖父母のような雰囲気を醸し出していた。

 

それからは雪七達も束の経営してる孤児院《ワンダーランド》に住むこととなり、雪七とロイの性が束と同じになり、雪七は更に名前まで変え、『ユキナ・ワンダーランド』と名乗り、ロイはそのままで『ロイ・ワンダーランド』と名乗るようになった。

 

雪七ことスノウがこれから孤児院でどのような生活を送るのかはまだ誰も知る由もなかった

 

 




(´・ω・)=3
とりあえず間空けてすみませんでした。
今回は孤児院入り編でした

誘拐犯の名前ですが案として出てきたのがロイだったため、採用させていただきました。案を出してくださった雷狼輝刃さん、izuさん、ありがとうございました。

そして、新しくお気に入り登録してくださった皆様、読んでくださった皆様、誠にありがとうございます。

誤字報告や感想などございましたらぜひお願い致します。

ではまた次回


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第22話

雪七と束、ロイが孤児院に向かっている間、千冬はあるところにいた。

 

「・・・・・何処だ・・・・・雪七は何処なんだ!雪七!頼む!いるなら返事をしてくれ!」千冬が今いる場所は雪七が誘拐され、身を置いていた場所だった。

 

「ブリュンヒルデ、少し落ち着いてください!」「これが落ち着いていられるか!」とそばにいたISを纏った女性に対し気が高ぶっているために取り付く島のなさそうな千冬は「そもそも貴様らが誘拐されたことを黙っていたのが原因だ!決勝の前に誘拐された?ならなぜそのことを私に教えなかった!雪七の命と称号なら雪七を助けに行っていた!!」と誘拐されたことを伝えられなかったことに対して怒りを見せる千冬だが、

「それなら言葉を返させていただきますが、何故あなたは優勝を果たし、インタビューを受けた時、日本にいる御家族に伝えたいとおっしゃったのですか?!」と水色の髪が外側にはねている女性がそのことを伝えると千冬は反論できずに口を結び、「私たちの家で貴女の家のことを少し調べさせていただきましたが、貴女と弟さんは雪七君の事を疎ましく思っていますよね?!そのような人に伝えたところで意味が無いと思いますがどう思われますか?!」と更に事実を重ねられ千冬は何も言い返せずにいた。

 

「・・・・・これから雪七君のことは私たち更識が調査し続けます。」と更識と名乗った女性が言い放つと千冬は「何故だ?!私も調査に加えろ!」と雪七の調査に加勢すると言ってきた。

 

そのことに対し、「・・・・・それは無理ですよ?何せあなたはドイツ軍に借り、ありますよね?今回の雪七君の誘拐について、ドイツ軍に協力してもらったとか・・・・・その代償に貴方は一年間ドイツ軍で教鞭を取らなくてはいけないのですよね?雪七君の調査にどう加わるというのですか?」と正論を言われグウの音も出せない千冬から目線を外し、「・・・・・私たちはこれから雪七君の生存を最優先に調査を続行します。ですがここにいないと考えれば移動したと考えるのが筋だと思われます。なので一旦家に戻り、それから調査を再開します。では一時解散です。」と後ろに控えていた女性達に今からの行動パターンを伝え、更識も飛び立とうとしたその時、「・・・・・ちょっと待て」と千冬に遮られた。

 

「・・・・・何ですか?」と更識が聞き返すと「・・・・・お前の名前を聞いてなかったのでな。成果は無かったが雪七の調査を手伝ってもらったんだ。名前くらいは知っておきたい。」と千冬が名前を尋ねてきた。

 

「・・・・・それもそうですね。では改めて。私は更識第十七代目当主、更識楯無です。」と名前を告げ、その場を去った。

 

それから千冬は一旦日本の家に戻っていた。家に着き、ドアを開けた瞬間「千冬姉!おかえり!優勝おめでとう。さすが俺の姉ちゃんだよ。」と秋十が千冬をベタ褒めしたのに対し、「・・・・・おかえり」「・・・・・」一夏は一言、円に至っては言葉すら発してなかった。

 

そのことに対し千冬が聞こうとしたが「千冬姉、今日の晩飯どうする?外で食いに行こうぜ!」と秋十が一方的に話しかけてくるため一夏達に話ができずにいた。

 

秋十のマシンガントークと言えるような会話(?)が終わり、ようやく尋ねることが出来ると思った千冬だが「・・・・・千冬姉・・・・・ひとつ聞いていいか?」と一夏が質問をしてきた。

 

「・・・・・なんで千冬姉だけなんだよ・・・・・雪七はどうしたんだよ・・・・・なんで雪七がいねえんだよ!」と初めは抑えていたのか質問の最後あたりには怒気を孕んだ口調に変わっていた。

 

「千冬姉は雪七を連れてドイツに行ったよな?!なのになんで雪七と一緒じゃねえんだよ!!やっぱりあの優勝インタビューで言ったことは本心だったんだな?!ってことはやっぱり千冬姉は雪七のこと落ちこぼれとか恥さらしって思ってたことかよ!!!」と一夏に責められながら千冬はあることを思っていた。(違う!私は・・・・・雪七の事も大事だと思っている!あの時はその場にいたからで・・・・・)と頭では思っていたが言葉にすることは出来なかった。

 

「・・・・・姉さん」「・・・・・円」さっきまで口を閉ざしていた円が口を開いたため、千冬は円に気を向けた。

 

「・・・・・姉さんは・・・・・何でそこまでユキの事を嫌うの?ユキはずっと頑張ってた・・・・・学力でも運動でも、ユキは凄く努力していた・・・・・なのに・・・・・なのに姉さんはそれをどうして認めてあげなかった!」と円が今まで言いたかった言葉を口にすると千冬はバツの悪そうな顔をするだけだった。

 

「・・・・・ユキは今までたくさんの努力してきてる!なのに・・・・・姉さんやソコにいるクズ兄の成績が良すぎるから、私たちだけでなくユキも比較され続けた!。兄さんは運動も学力も秀でてるわけじなかったけど、そこまで言われることは無かったし、私は姉さんと同じように運動ができた。だからあまり周りから言われなかったけど・・・・・ユキは違う。ユキは学力も運動も私たちの誰よりも劣ってた。だからユキはたくさん勉強して、私たちと一緒に剣道もした。でも!周りはみんな口を揃えてこう言っていた!「そんなことも出来ないのか!」「ほんとにお前あの織斑姉弟の弟なのか」「お前は織斑の出来損ないだ」って!それがどれだけ辛いことなのか、姉さんに理解できるか?!ユキの味方はほんとに両の手で数えられるほどしかいないんだぞ!それでユキの心が傷ついてないと思っていたのか!そんなことあるわけが無い!ユキは今までずっと傷を負い続けた。そして優勝インタビューのあの言葉・・・・・あの言葉でユキが生きる意味を・・・・・生きることが辛いって思ってしまったら・・・・・ユキが死んでいたらどう責任取る?!言っておくけど、私と兄さんはあなた達のことを兄、姉とはもう思わないから!」と言いたいことをすべて吐き出した円は自分の部屋に戻っていった。

 

「・・・・・俺の言いたいことは円が全部言ってくれた。だけどこれだけは伝えとくよ。円が言ったように、俺と円はもうアンタらを家族としては見ない!だから俺達はこの家から出る。」と一夏が家を出るつもりだということを知った千冬と秋十は「なっ!そんなこと許すわけないだろ!」「そうだぞ一夏!千冬姉の言う通りだ!それにお前達がいなくなったら飯とかどうすればいいんだよ!」と千冬は本気で心配するような素振りを、秋十は千冬の言葉に乗っかり更に自分の生活にのみ心配をしていた。

 

その様子を見た一夏は「・・・・・これは前から考えていたことだから。俺たちにとって雪七は自分の命と同じくらい大事な家族だ。そんな雪七を家族として見てない2人と一緒にし続けるわけには行かなかったからな。」と出ることは撤回しないと言わんばかりに円同様自分の部屋に戻っていった。

 

それから数十分後、いつ用意していたのか、かなり大型のキャリーバッグとパンパンの学校の指定カバンを携えた円と一夏が部屋から出てきて真っ直ぐに玄関に向かっていた。

 

その様子を見た千冬はなんとかして止めようと「・・・・・待て!雪七は必ず帰ってくる!だからここにいろ!」と2人に伝えたが、「・・・・・そんな保証がどこにあるんだよ・・・・・必ず帰ってくる?それならなんで一緒にいないのか説明しろよ・・・・・それも無しによく必ずって言葉使えるな・・・・・」と一夏が一蹴し、円を連れて外に・・・・・いや、織斑家から出ていった。

 

その様子をただただ眺めることしか出来なかった千冬は後悔の念に駆られていたとか・・・・・




(´・ω・)=3

今回は雪七が誘拐された後の織斑家での出来事でした。

秋十出ないわw

とりあえずこんな駄文を読んでくださった皆様、お気に入り登録してくださった皆様ほんとにありがとうございます。

いつもの如く、誤字報告や感想などございましたらぜひお願い致します。

ではまた次回


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第23話

・・・・・期間空いた・・・・・


一夏と円は織斑家から出てある話をしていた。

 

「・・・・・兄さん、これから行く宛はあるの?」「・・・・・とりあえず弾か瑞穂さん達のところに行ってみよう。事情を話せば何とかしてくれるかもしれないからな・・・・・」とどこに行くかを話していた。

 

そんな話をしている時いきなり後ろから「・・・・・あなた達、ちょっとお話いいかしら・・・・・」と声をかけられたため、ふたりして最大限の警戒をしつつその相手を睨みつけた。

 

「・・・・・いきなり話しかけたらそりゃこうなるわよね・・・・・」と自嘲気味に呟くと「警戒するのは理解出来るわ・・・・・でも、あなた達に大事な話があるの・・・・・だから話を聞いて欲しいの・・・・・織斑一夏君と織斑円ちゃん?」と声をかけた女性が二人の名前を呼んだため、さらに警戒をしてしまった2人だが

「・・・・・大事な話ってなんだよ」と一夏が尋ねるとその女性は「・・・・・あなた達の大事な家族についてよ」と伝え、2人は警戒しつつも話を聞くことにした。

 

3人は少し歩きある喫茶店に立ち寄った。「ここでならゆっくり話せそうね。」と女性が呟き、3人分のコーヒーを注文し、2人を座らせた。

 

「「「・・・・・」」」椅子に座ってから無言の空間ができていたが、「お待たせ致ししました」と言いながらコーヒーをウェイトレスが持ってきたため、ウェイトレスが下がってから3人は各々砂糖やミルクを入れて1口のみ「・・・・・とりあえず自己紹介してなかったわね・・・・・」と女性が切り出し、

「私は更識楯無。あなた達のことはこちらで勝手に調べさせてもらったの・・・・・その事については先に謝らせて頂戴?」と言いながら頭を下げていた。

 

その様子を見た一夏は「・・・・・顔上げてください。」と告げ「更識さんは」「楯無」「えっ?」「楯無って呼んでちょうだい。苗字は・・・・・あまり好きじゃないから」「分かりました。楯無さんは俺達のことを調べたとおっしゃいましたが、俺達の何を調べたんでしょうか」と途中遮られたものの質問を続けた。

 

「私達が調べたことはあなた達の名前と素顔、家族構成と・・・・・あなた達の家庭環境よ・・・・・」と楯無が答えたため2人は再び身構えた。その状態で一夏が「俺達の家庭環境を調べたってことは俺たちに何をさせるつもりだよ」とすこし怒気を孕んだ声音で尋ねるが楯無は「・・・・・私達はあなた達に何も危害を加える気は無いわ。私達は日本政府にある任務を任されてるの」と落ち着いた雰囲気で返答をした。

 

「日本政府の任務って何なの?」と軽く猫舌な為今までコーヒーを冷ますことに集中していた円が尋ねると「・・・・・誘拐された織斑雪七君の捜索及び保護。それが私達更識に課された任務よ」と二人に打ち明けた。

 

「「・・・・・」」一夏と円はそのことを聞き言葉を失った。あったことの無い人間が二人の大事な弟を探し保護すると言ったのだ。雪七のことを心の底から大事に思っている2人は「・・・・・俺達もその任務に加えさせてもらえませんか?」と楯無に尋ねたが楯無は首を横に振るだけ・・・・・

 

その姿を見た円は楯無の胸ぐらを掴み「パシンっ!」とかわいた音を立たせながら楯無の頬をはたいた。

 

「・・・・・私たちのことを勝手に調べてユキの捜索を無言で行って、当事者である私たちに伝えた挙句参加拒否・・・・・勝手なことをするのもいい加減にしてよ!」と楯無の頬をはたいた円は叩くと同時に楯無に詰め寄っていた。

 

「・・・・・確かにあなた達にとっては日本政府からの指示を仰いでやってるだけかもしれない。でも!私達だってユキの事が心配なの!なのに捜索に参加すらできない?ふざけないでよ!!あの屑姉がユキと一緒に帰ってこなかった時、どれだけあたし達が心配したかあなたは分かる?自分のとても大切な弟がいなくなった・・・・・それで何もしないでいられるわけない!あなたに私たちの気持ちが分かる?ユキが私達にとってどれだけ大事な存在だったのかあなたが分かるわけない!」と円が思いのうちを楯無にぶつけ、椅子の上で体育座りをしながら膝に頭を載せて泣いていた。

 

その光景を見た楯無は(・・・・・この2人の気持ち・・・・・もし私の妹が誘拐されてたら?きっとこの2人と同じことを思う・・・・・わね・・・・・そう考えたら・・・・・さっきの私の言い方は不味かったわね・・・・・)と頭の中で反省していた。

 

 

 

 

3人が喫茶店で話をしている時、その様子をどこからか見ていた人物がいた。

 

「・・・・・うんうん、いっくんとマーちゃんはユーくんの事ちゃんと思ってくれてるね・・・・・それとあの青髪・・・・・ユーくんのことを探してるみたいだけど・・・・・お前にはユーくんを絶対に渡さない!」とその様子を見ていた人物が呟いていたことは誰も知らない・・・・・

 




ごめんなさい!

間、あいちゃいました。最近ガルパに夢中になってて、先日までイベントガチ周回してたため書く時間がなくなっていました。

とりあえずこんな駄文ですが新しくお気に入り登録してくださった皆様、読んでくださった皆様、誠にありがとうございます!

これからも誤字や感想などございましたら是非お願いいたします


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第24話

・・・・・期間空きすぎた・・・・・

ガルパのイベントにモンハンとやってることが多すぎる・・・・・

とりあえず満を持してようやく更新です。


喫茶店で楯無と話をしていた一夏と円は自分達の思いを楯無に告げると時間が立ちすっかり冷めてしまったコーヒーを啜っていた。

 

その様子を見ていた楯無は(・・・・・やっぱりさっきの言葉は間違いよね・・・・・この2人はほんとに弟君の事を大事に思ってる・・・・・それなら捜査に加えたほうが・・・・・)と思ったと同時に楯無の携帯が震えそれに気づいた楯無は携帯を取り出し内容を確認した。

 

その内容は「日本政府より発足。ただ今現時点をもち織斑雪七の捜査を切り上げ、この件はなかったことにする。」との事だった。

 

その内容を見た楯無は怒りをあらわにし、テーブルに拳を叩きつけた。

 

その様子を見ていた一夏と円はいきなりの楯無の行動に驚き、「・・・・・何があったんですか?」と尋ねると楯無は先ほど送られてきた内容を2人に静かに見せた。

 

その内容を確認した2人はすぐさま席を立ち、持ち歩いていた荷物を手にし、「・・・・・これで俺たちにはなんの関係も無いですよね?なのでこの辺で失礼させてもらいます。」と告げるとそのままその店を後にした。

 

残された楯無は「・・・・・あの2人・・・・・目が本気だったわね・・・・・本気で弟君を探すつもりなのかしら・・・・・」と出ていった2人の事を考え続けていた。

 

喫茶店から出た2人は行く宛もなかったため、近場に住んでる友人に連絡を入れ続けていた。

 

そして、「・・・・・つまりユキがいなくなったから探すついでに家出したってことでいいのか?」と電話先の相手が尋ねると「そう捉えてくれて構わねぇ。で、少しの間そっちにお世話になっても大丈夫か?弾」と電話の相手こと弾に尋ねると「・・・・・とりあえずじいちゃんに聞いてみるわ。ちょっと待っててくれ。」と言い残し保留をかけて行った。それから数分後・・・・・「・・・・・悪ぃ、待たせた。結論から言えばOKだとさ。ただ家は定食屋でもあるからそれの手伝いをしてもらうことが前提になるがいいか?」と告げると一夏は「そういうことなら問題ねえよ。むしろそれだけでお世話になるんだ。なんでもするさ。」と返事をし今から向かうことを伝えると通話を切り、円に先ほどのやり取りを伝えると円も了承したため、2人は五反田家に厄介になることが決まった。

 

その後数日間、五反田食堂は料理の質が上がった、看板娘が一人増えたと口コミで広まり繁盛していたとか・・・・・

 

そんなある日、一夏の携帯にあるメッセージが届いていた。それは

 

『いっくんへ。

いっくんとまーちゃんがゆー君の事を今でも探してることは知ってるよ。だから確認したいの。2人はゆー君に会いたい?って愚問だと思うけどね・・・・・会いたいならこのアドレスに返信をしてね。私がある会社を立ち上げたの知ってる?その会社はね?ISを兵器ではない形で運用出来ないかを研究してる所なんだ。あとその会社で孤児院も経営してるの。たぶん2人は信じられないよねw

とりあえずいっぱいお話したいことあるけどそれを全部書いちゃうとすごい量になっちゃうからこの辺にしておくね。

 

最後にゆー君に会いたいなら最初にも書いたけどこのメールから返信してね。

 

PS:ゆー君は恐ろしい程に成長してるからね

 

みんなのアイドル束さんより』というものだった・・・・・




・・・・・本っ当に長い間投稿出来ずに申し訳ございませんでした!!!!!_|\○_

ガルパイベント立て続けにありすぎでしょ・・・・・

15時からまた新しいイベント始まるし・・・・・ようやくパスパレイベ来た。

ちなみに主はみさかのん推しです

次いつ投稿できるか分かりませんが、待ってていただけると嬉しいです。

今回のは今まで以上の駄文だと思いますが感想や意見ありましたら是非お願い致します。


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第25話

どこからかアイデア歩いてこないかな〜・・・・・(遠い目)




一夏と円に束からのメールが来て数日後・・・・・束は人参ロケットの整備をしていた。その様子をクロエと雪七が近くで見ていると雪七が突然質問をし始めた。

 

「束姉、ロケットの整備何でしてるの?」と聞くと束は「数日前にいっくんにメールをして会う日を決めたの。そのための準備だよ?」と告げ、雪七はまだ合わせるわけに行かないためお留守番をしてもらいたいとのことも伝えてきた。

 

その言葉を聞いた雪七は大人しくお留守番をしよえと心に決めたとか。

 

 

ロケットの整備が終わり、束のメールからおよそ一週間、束は雪七に「・・・・・じゃ、行ってくるね?クーちゃんも一緒に来てもらうから何かあったらロー君とかほかの人に相談してね?」と伝えるとクロエと共にロケットに乗り込み孤児院を出発した。

 

 

「・・・・・束姉行っちゃった・・・・・」と雪七が呟くと[ゆーくん、今からどうするの?]と雪花が尋ねると「・・・・・束姉も出かけちゃったし暇だね・・・・・束姉が良くやってる衛星のハッキングして世界の状況見てようかな・・・・・」とさり気なく犯罪を犯してるにも関わらず、まるでそれが当たり前のような感覚で言いのける雪七に対し、雪花は[それなら今日はイギリスの衛星をハッキングしてみたら?]とむしろハッキングの助長をしていた。

 

それから雪七と雪花は衛星のハッキングを見事に完遂し、イギリスの国土を宇宙から見ていたがある所で雪七が一瞬にして機嫌を悪くしていた。

 

その事に雪花は気が付き[・・・・・ゆーくん、何かあったの?]と尋ねると雪七は複数枚あるディスプレイのうち一つを指さし機嫌を悪くした原因を雪花に見せた。

 

そのディスプレイには今まさに女の子が誘拐された所だった・・・・・

 

その映像をみて雪花は[・・・・・ゆーくん、もしかして・・・・・]と雪七に確認のために聞くと雪七は頷き、「・・・・・雪花、すぐに準備して!あの娘を・・・・・救けるよ!」と告げるとハッキングを解除してディスプレイの電源を落とし某社長みたいなコートを羽織り孤児院のベランダに出た。

 

そして「雪花・・・・・行くよ」と告げてベランダの策と飛び越えると同時に雪七の体が光に包まれ、ISを身体に纏い、一瞬にして遥か上空に登るとそのままイギリスに向かって飛び立った。

 

 

その頃イギリスでは・・・・・

街道のハズレで1台だけ走るボックスワンが異様な雰囲気を出していた。その中には3人の男と目隠しと布を噛まされた女の子が1人乗っていた。

「クックック・・・・・この娘を誘拐できたんだ。後はこいつの親に脅迫電話をして身代金用意させれば俺たちゃ金持ちの仲間入りだぜ?」と3人いる内の1人が告げるとあとのふたりは「・・・・・いくら要求するつもりだ?」「もちろん山分けっすよね?」とこれからのことを気にしていた。

 

その事を聞き、始めのひとりが「そうだなぁ・・・・・せめて100万は用意してもらわねえとな・・・・・何せ現女王陛下の娘だしな」と告げると「それなら3000万要求でいいだろ。それなら1000万ずつ分けれるしな。」と要求金額を気にした男が決めるとはじめの男はそれでいいと判断し、「おい新入り!今から女王陛下に伝えろ!「お前の娘は預かった。娘の命が惜しけりゃ今すぐ3000万用意し一人でこちらの指示するところに来い」ってな」と告げるとすぐさま女王陛下に伝わる回線で言われた通りの言葉を伝えていた。

 

その様子を誘拐された女の子は目と口を塞がれた状態で静かに聞いていた。そして(・・・・・私これからどうなるの?お母様・・・・・じぃや・・・・・助けて・・・・・)と静かに泣いていた。

 

イギリス王宮内ではもはや大惨事になっていた。娘を誘拐されたと知った女王陛下はすぐさま近衛兵を招集し助けに行くよう指示したが正確な場所など分からないため捜査に手間取っている状況であり、誰もが正しい判断を出来ないでいた。そんな中1人だけ冷静に考えていたものがいた。それは・・・・・(・・・・・姫様・・・・・どうか無事でいてくださいますよう、この爺は心より願っております。)女王陛下に使えており、姫という立場の誘拐された女の子のお世話係の執事だった。

 

 

その頃、雪七はイギリスの国土の上空に到着していた。(・・・・・雪花、あの娘は今どこら辺?)と雪花に探索を頼むと[・・・・・ここから3万km北に進んだ海岸の倉庫だね。・・・・・今から凸るの?]と雪花が尋ねると雪七は聞くやいなやすぐさまスラスターを吹かしスピードを上げ目的地に最速で向かいだした。

 

それから数分後に訪れる最大の最悪を今はまだ誰も知らない。

 

 

 




・・・・・駄文・・・・・

雪七君イギリスに行っちゃいました。(不法入国)現在の雪花の待機形態は左半分がバラの花弁、右半分が雪の結晶の飾りがついた大きめのヘアピンです。

雪七君は髪を伸ばし続けてますが前髪のところでヘアピンは使ってます(だいたいリゼロのレムと同じ位置)

そしてサラッとハッキングしてしまうほどに技術が向上しておりますw

少し間が開きましたが読んでくださると嬉しいです。

また、誤字脱字などございましたらぜひお願いします。感想などもお待ちしております。ではまた次回


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第26話

迷走してる・・・・・いつになったら原作入れるかな〜


雪七がイギリスに向けて全力で飛んでる頃、束は一夏達と合流していた。

 

「・・・・・束さん、お久しぶりです。」と一夏が言葉を告げると「いっくんもまーちゃんも久しぶり。」と束は言葉を返した。

 

それからお互い言葉を失い沈黙が走る。「・・・・・束さん、ユキの事についてなんだけど・・・・・」と円が質問する形で沈黙を破った。

 

「ユキは今何をしてるの?束さんは今何をしようとしてるの?」と円が束に尋ねると「まず私のことから。私はね?この世界の不条理を元に戻したいと思ってる。だから私はある会社を立ち上げたの。二人も知ってると思うけどそれがワンダーラビット社のことだよ。ユー君はそこで技術開発部最高責任者として力を発揮してるの。」と答えた。

 

一夏と円は雪七が働いていることに驚いたがそれ以上に「ちょっと待ってくれよ・・・・・雪七がワンダーラビット社の技術開発部最高責任者?束さん、冗談を言うのは・・・・・」と一夏が信じられないという思いを込めて質問するが束は「冗談じゃないよ?ユー君はホントの意味で天才でね。ユー君は機械のことに関してなら私以上の技術を持ってる。今では機械の技術は私を超えてるよ。」と束以上の天才になってると予想の斜め上をいく答えが返ってきた。

 

その事に一夏と円は唖然としている時、【お姉ちゃんメールだよ】と束の携帯にメールが届き、「ちょっとごめん、メール確認するね」と2人に断りを入れて確認する。その内容が〔束お姉ちゃんへ、今ゆーくんと一緒にイギリスに向かってます。理由としてはゆーくんの大嫌いな人たちが女の娘の誘拐をしてるところを見ちゃったから・・・・・だから私は止めないでゆーくんの力になります。今のゆーくん、マジギレしてるからもしかしたら誘拐した人たち殺しちゃうかも・・・・・だから一応束お姉ちゃんに伝えておいた方がいいなと思ってメールにしたの。あと少しでイギリスに付いちゃうからこの辺で・・・・・ by雪花〕

 

と書かれていたため、「・・・・・何やってるの?!ユー君!?」といきなり声を張り上げたため一夏と円は気になり、メールのことを聞いてきた。束はメールの内容を簡潔に述べると二人の顔も驚愕に染まり、「・・・・・束さん、雪七を止めるなら俺達も連れていってくれませんか?」と束に無茶なお願いをしていた。

 

「・・・・・いっくん、何言ってるのか分かってる?」と束はいつになく冷たい口調で一夏に聞き返すが一夏は「もちろん理解してます。俺は男だからISに乗れない。でもそれでも!雪七を止めたいんです!」と本気であることを伝える。

 

「・・・・・束さん、私も連れて行って欲しい。」と円も一夏に続き束にお願いをし始めた。「私ならISの適正もあるからISを貸してくれれば兄さんを運べる。ユキを止めることにも協力出来るから」と円も一夏に続き行く気であることを伝える。

 

その2人の顔を見て束は(・・・・・やっぱりこの2人はユー君の事になると自分の危険を考えてないよね・・・・・まぁ気持ちはわかっちゃうから無下に出来ないし・・・・・どうしよう・・・・・)と考え込んでいたがそんな時、「束様、念のために持ってきていた二つの試作機の調整が終わりました。」とクロエが傍に置いてあったロケットから出てきて束に伝えると束は決死したのか二人に向き直るとすぐさま言葉を告げる。

 

「いっくん、まーちゃん。2人は今の生活が壊れても文句言わない?」と二人に告げると2人は無言で頷く。

 

その様子を見た束は少し考え込み、「それなら付いてきて」と2人を連れて傍に置いてあったロケットの中に案内し、「いっくん、本気なら・・・・・この子に触れてみて。」と一夏に2機あるうちの1機に触れるよう促す。

 

一夏は覚悟を決めたかのように躊躇いなくそのISに触れるとISが光を放ち一夏を光が包むとそこにはISを纏った一夏がそこに居た。

 

 

「・・・・・こ、これって」一夏が自分自身に何が起きたのか理解出来てなかったため束が「・・・・・その娘はユー君が初めて1人で作り上げた試作機の娘だよ。コアから全部、1人で作り上げて・・・・ね」と告げ更に「その娘のコンセプトは男の子でも動かせるISだよ。だからいっくんでも反応できたの」と当の本人である一夏は未だに処理が追いついてなかったが[あなたが雪七様のお兄さまですか?]と声が聞こえたために一夏は首を振り声の発生源を探す。が、[顔を振られても意味無いですよ?何せ、私が話しかけているので]と告げられてようやく「・・・・・もしかして今俺が乗ってるISなのか?」と思わず声を出して聞き返すと「いっくんどうしたの?」「兄さん、いきなり何を?」と束と円に変な顔されるが[はい、今あなたが乗ってるISである私があなたに話しかけております。なお話す時は頭の中で言葉を話すようにしてくだされば会話ができますよ?]と告げられたため、(・・・・・こんな感じていいのか?)と試しにして見ると[はい、ちゃんと聞こえます。]と返ってきた。

 

その様子をただ見ていた束と円だが束はあることに気がついた。「・・・・・もしかしていっくん、その娘の言葉分かるの?」と尋ねると一夏は無言で頷く。一夏はISと話を始めたのかまた黙り込むと束は円に向き直り、「・・・・・まーちゃんもその娘に触れてあげて」と円に促すと円もISを纏った。

 

束はその様子を見て「いっくん、まーちゃん。今からイギリスに向かうけど一つだけ注意してほしいの。」と告げると一夏と円は束の言葉に耳を傾ける。

 

「私達は今から行うことは不法入国に当たる。だからあまり人に見られてはいけないの。特にいっくんは絶対見られてはダメ!」と言われ一夏は軽く頭をひねるが答えがわからず疑問に思うだけだった。

 

「いっくんはまだ見つかっていないISの男性操縦者になっちゃう。そうなれば全世界の国々がいっくんを研究の材料にしようといっくんを捉えに来るかもしれないの。だからいっくんはフルスキンでなおかつ変声機を使うこと。」と言われようやく納得した様子の一夏。

 

そして・・・・・「これから行うことはいっくんのサポート、及び誘拐された子の救出。全力で飛ばすから無理だと思ったらロケットにしがみついてね。クーちゃん!発射の準備は?」と内容を告げ、クロエにロケットの状態を聞くと「はい!問題ございません。今すぐにでも飛び立てます。」と返答。

 

その言葉を聞き、束は「・・・・・それじゃ、任務・・・・・開始!」と告げ束は自分自身のIS《兎月》を駆り一夏と円は名も無いISで駆け、クロエはロケットの中で操作し束達の後に続く。

 

このことが起きたのは雪七がイギリスに向かい始めたタイミングであったため、合流出来るかどうかはまだ分からない。

 

だが、4人の心は((((必ず雪七(ユキ)(ユー君)(雪七様)に追いつく!))))と一つに纏まっていた。




という訳で今回は一夏達サイドでした。

今までで一番長かった・・・・・てか会話文多い・・・・・

こんな駄文ですが読んでくださると嬉しいです。

ではまた次回


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第27話

相変わらず投稿期間のブレがすごい・・・・・


一夏と円にクロエ、そして束の4人が全速力で日本からイギリスに向かいだした頃、雪七はイギリスのとある空中にて待機していた。

 

(・・・・・雪花、あの倉庫の中に誘拐したヤツらと女の子を除いて何人?)と雪花に尋ねると[・・・・・その4人の他にISを持った女が6人いるね。ISとの戦闘は避けられないかも・・・・・]と答え、(・・・・・その娘達とお話できるようにできない?)と再び雪花に尋ねると[・・・・・出来なくはないけど少し時間かかっちゃうよ?](それでもいいよ?なるべくISの娘達には傷つけたくないから・・・・・)と雪七は心の底からの本意を伝える。

 

そして(・・・・・お話できるまでの時間稼ぎをしながら動くから雪花、全力で守りに行くよ!)とだけ伝えると雪七の姿に少し変化が見られた。

 

今までは両肩の少し上にアンロックユニットが一つずつだったのに対し、今の姿は氷の枝が背中から生え、その枝からまるで鳥の羽のように桜や薔薇の花びら、そして雪の結晶の形をしたものがびっしりと連なっていた。その姿はまるで一人の妖精みたいであった。

 

そのような姿になり両手には大型ライフルカノン【フリージア】が収まっており、腰には二振りの刀、大太刀の【氷牙】小太刀の【雪牙】を携えていた。

 

(・・・・・・・・・・・・・・・雪花、行くよ!)とだけ雪七が告げるとその場から倉庫に向かって急降下し、扉を【フリージア】でぶち抜くと同時に雪の結晶の形をしたものが女の子の周りを纏った。

 

扉を破壊されたことに気を逸らされた奴らは「な?!何が起きた!?」「知らねえよ!とりあえずあの娘をしっかり見とけ!」とパニックになるもの、冷静に指揮するものと別れたが、『その娘は返してもらいますよ。』と雪七が雪花の変声機を通して声を出すと同時に扉を壊したときに生じた煙が晴れ姿を顕にした。

 

その姿を見た者達は「・・・・・あ、IS・・・・・だと?!」「いつ俺達の居場所が?!」「ヒッ?!お・・・・・お助け・・・・・」と男どもはほざき、「・・・・・どこの誰か知らないけど、あたしらの邪魔するなら消えてもらうよ!!」とISを纏いながら現れた女が啖呵を切り攻撃を仕掛けてきた。その攻撃を雪七は体を少しひねるだけでかわし、【フリージア】をバススロットに収納すると同時に【雪牙】の峰で切りつけた。

 

その様子をあとから出てきた五人が見ており、「・・・・・あのISを奪うわ。各員戦闘準備!」とラファールを纏った女が指示を出すと残った4人も各々武器を出し雪七に攻撃を仕掛けた。

 

あるものはガルムと呼ばれる機関銃で、あるものは葵と呼ばれる刀で、あるものはレーザーで雪七を攻撃した。・・・・・が、雪七はまるで無傷だった。

 

その事に驚きを隠せないでいる女どもをまとめて相手するかのように背中の羽の薔薇と桜の形をしたものが一気に宙を舞い始めた。

 

『さぁ、吹き荒れろ!フラワーブリザード!!』とだけ声を発すると薔薇の形をしたものからはレーザーが、桜の形をしたものは刃となってISを纏った女達に牙を向いた。そしてレーザーと刃の嵐が止む頃には雪七を除く全てのISのシールドエネルギーが底をつきかけていた。

 

(・・・・・雪花、まだコンタクト取れない?)と雪花に雪七が話しかけると、[実は少し前から出来てたよ?]と言われ項垂れるが、(・・・・・スグにお話させて?)と雪花に伝えると[・・・・・]雪花の反応が無かったため雪七は変わったものと判断し(・・・・・はじめましてでいいよね・・・・・)と話しかけると[ヒッ?!ひゃい!?]と当然のごとくテンパっていた。

 

そんな様子を雪七は流し(僕の名前はユキナ・ワンダーランド。君は?)と自己紹介をすると同時に相手のことを伺う。[わ・・・・・私は・・・・・名前・・・・・ない]とだけ告げると雪七は(ウ〜ン・・・・・それならイヴでどう?君の機体名のラファール・リヴァイヴから取ったんだけど・・・・・)と名もないリヴァイヴに話しかけると[・・・・・私に・・・・・名前・・・・・つけて、くれる・・・・・の?]とオドオドした雰囲気を出しながら尋ねて来たため雪七は(もちろん!僕はISを女の子としか見てないもん!だから名前考えるの。ISだって生きてるからね♪)と自分の想いを伝えると[・・・・・う・・・・・嬉しいです。いままで私達の事は兵器と、道具としか見られてなかったから・・・・・グスッ]と言い切ったあとに少し鼻をすする音が聞こえた(ような気がした)。

 

(・・・・・僕は今から君たちのコアを抜き取るつもりだけど、君たちは大丈夫?)と雪七が気遣って確認をとってると[もちろん!こんな人たちに使われるくらいならあなたにすべて委ねてもいい!!]とイヴにハッキリと言われたために雪七は決心した。

 

(・・・・・分かった。なるべく痛みの無いようにするから、少しの間、我慢してね?あ、あと他の子達にもそのように伝えてて?)とだけ伝えるとイヴをまとっている女を始め、ISを纏っている女達に意識をむけなおす。そして『あなた達のような、心無いクズなおばさん共がいるからIS達は宇宙を飛べないでいるんだ!!あの人の夢を潰しているんだ!!あなた達のような・・・・・お前らのような奴らにIS達に乗る資格はない!!!行くよ!雪花!!《唯一機能:氷雪乱舞》!!!』とだけ言い放つと雪七の背中の羽が全てなくなりまるで吹雪のように吹き荒れ始め、ISを纏った女達に牙を向いた。

 

攻撃を加える際に全てのISからコアにダメージを与えず的確に抜き取りつつも操縦者達には絶大なダメージを与え続けていた。

 

そして攻撃が収まるとそこにはISだったものを纏った傷だらけで満身創痍な女が6人転がっており、その姿を見た3人の男達(誘拐したヤツら)は腰を抜かしていた。

 

ザッザッザッ・・・・・

 

雪七が男どもに近づくと男どもは恐怖によってか泡を吹いて気絶した。そして誘拐された女の子はとても怯えていたがしっかりと雪七のを視線で捉えていた。

 

『・・・・・怪我は無い?』と女の子に話しかけると女の子はビクッとなったがそれでもしっかりと首を縦に振り肯定した。

 

その様子を見た雪七は『・・・・・良かったぁ~』とだけ呟き緊迫した雰囲気を霧散させた。そして『君を助けることが出来てほんとに良かったよ・・・・・誘拐されるなんて辛い経験はやっぱり他の子達にさせたくないし・・・・・何も無くてほんとに良かったよ~』とまるで自分に言い聞かせるかのように話し出した雪七だが女の子がある言葉を呟くと雪七の雰囲気が一気に冷たいものに変わった。

 

それは

 

「・・・・・あなたも・・・・・誘拐されたこと・・・・・ある、の?」

 




また時間が空いた・・・・・例の如くって感じになってる希ガス

とりあえず更新できました!

今回は雪七の独壇場でしたね!

今回出てきた武器などの紹介入れておきます。

大型ライフルカノン【フリージア】
雪七のメインウェポンの一つ。大きな特徴はBT兵器として完成されたライフルカノンであり威力はもちろん、口径や射程を自由に変えることが出来る。さらにBT兵器としては異色な連射機能も搭載。連射速度は機関銃よりも少し遅いくらい(フルオートのプルバックレベル)
更に実弾も撃つことが出来るため、対BT兵器対策をした相手にも対実弾兵器対策した相手にも通用する多機能万能型大型ライフルカノンである。

大太刀【氷牙】
束が雪七の為にと全身全霊で作り上げた大太刀。雪七の技量ではまだ無理だがその気になれば斬撃を飛ばすことが出来る。唯一機能を使うと刀身から光の粒子が溢れ出て刀身の軌跡からレーザーを発射させることも可能
雪七はまだあまり使いこなせてはいない。

小太刀【雪牙】
大太刀を束が作り上げたため、もう一つ接近武器欲しいと思った雪七が自分の力だけで作り上げた小太刀。スペックは氷牙よりも劣るが、小回りの良さから雪七の愛刀になっている。こちらは唯一機能を使っても変化はしない。
が、こちらばかり使うため束が少し拗ねているとか

背中の羽
本気を出した雪花の姿(正確には本来の姿)
〇氷の枝・・・・・大型スラスターと同様の推進力を生み出すことが出来る。
〇雪の結晶・・・・・シールドピット。結晶が点となり複数が形を取り、点と点が線で結ばれて初めてシールドが出来上がる。最低3個は無いとシールドにならないため注意が必要。点の数が増えれば増えるだけ強固なシールドになる。シールドピットの数は300
〇桜の花びら・・・・・ブレードピット。桜の花びらの二つに分かれている所の丸みを帯びている当たりから刃渡り30cmのレーザーブレードが出現。雪七の使い方次第では敵に当たる前に瞬間的にブレードを出すことが出来るなど意外と凶悪。ブレードピットの数は900
〇薔薇の花びら・・・・・レーザーピット。薔薇の花びら1枚1枚がレーザーの発射口であり雪七が一番使うピットでもある。レーザーの色は雪七の気分次第だが唯一機能を使うと白に統一される。フレキシブルは既に習得済みのため全方位360°あらゆる方向からの狙撃が可能。レーザーピットの数は1200

唯一機能:氷雪乱舞
本来はかなり薄い水色をしている機体だが唯一機能発動後は機体の色が真っ白になり更に全ての武装、全てのレーザーの色までもが真っ白になりシールドピットですら攻撃に回すため、計2400ものピットが常に攻撃を行い続ける。なお2400もの数を雪七自身で動かしており更には自分すらも自由に動きながら狙撃が出来るなど、もはや国家代表のレベルを凌駕してしまっているのは束しか知らない

イヴ【ラファール・リヴァイヴ】
雪七によって名前をつけてもらったラファール・リヴァイヴ。現在は雪花のバススロットの中に収まっており、コアの意識ははっきり残っているとか

とまぁこんな感じですね。・・・・・雪七の強さがチート化してる気が・・・・・

こんな駄文ですが感想などございましたら是非よろしくお願いします。

ではまた次回!


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第28話

なかなか助けた女の子の名前が浮かばなかった・・・・・

とりあえず決めはしましたが変になってるかもしれないので大目に見てくださると嬉しいです。はい。


「あなたも・・・・・誘拐されたこと・・・・・あるの?」

と目の前にいる少女に問われ、雪七の雰囲気が変わったことに気づいた少女は口を閉じ、雪七の事を少し怯えながら、しかししっかりと見ていると「・・・・・その通りですよ。僕は少し前に誘拐された・・・・・だからこそ君に同じ目にあって欲しくなかった。だから助けたの。」と雪七は少女に告げ、「これから君を家に連れていくね?もちろん君のお家だから案内してもらわないとなんだけど・・・・・」と少しはにかみながら少女に尋ねつつ少女を抱き抱えた。

 

「きゃっ!!」と可愛らしい悲鳴を上げたものの雪七は落ちないようしっかりと右手を膝の下、左手を腰辺りで支えるいわゆるお姫様抱っこの状態で空に飛びたった。

 

少女と雪七が空を飛んでる間に雪七は家の場所を聞きその場所に足を進めていたがふと少女がある質問をしてきた。

 

「そう言えばあなたのお名前・・・・・聞いてない・・・・・名前教えてくださいませんか?」と少女が尋ねると雪七は「・・・・・名前を他人に尋ねる時は自分から名乗る。それはどの国でも常識だと思うけど・・・・・」とボソリと呟くがしっかり聞き取っていたらしく少女は「ご、ごめんなさい・・・・・私の名前はエミリア・フランソワーズ・ヴィクトリア。イギリス国王アリシア・フランソワーズ・ヴィクトリアの一人娘なんです。」と自己紹介と自分の身分がわかる情報を伝えると「・・・・・名前を聞いておいてなんだけど、僕の名前は気軽に教えられるものじゃない」「そんな・・・・・」「でも、君のお母さんと一緒であれば必ず教えるから・・・・・それまでは我慢して・・・・・」と名前を、自分の事を伝える決意を固めた雪七は少女ことエミリアを家に送るために少しスピードを上げるのだった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

その頃束達はようやく雪七が暴れた倉庫の前に降り立った。

 

「ここでゆー君が暴れたみたいだね・・・・・」とその中を見るとあちこち熱で溶かされていたり鋭利な刃物で切られたようなあとがあったり、気絶しているIS“だった”ものを身にまとった女達が無惨な姿で残されていた。

 

その中の様子を一夏と円は息をのみ、クロエは中に入りつつIS“だった”ものを女達から外し何かに収納しており、束は何があったのか推測を建てていた。

 

(もしこれをゆー君が行ったならワンオブアビリティを使ってるよね・・・・・あそこに気絶している女達は怪我ないからゆー君は殺しをしたわけじゃない。でも何でコアがないんだろ・・・・・確かゆー君はISとお話出来るから・・・・・まさか・・・・・コアだけ抜き取った?それならあのラファールだったものの説明がつくし・・・・・)と考えていると「束さん」と呼ばれたためそちらを向くと「束さん、雪七がこれをやったってことですか?」と一夏は目の前の事を信じられないと言わんばかりの質問をしてきた。だが、「・・・・・その通りだよ?ゆー君は人を殺してはないけど、これだけの被害を出したのは間違いないね。」と束はその希望を吐き捨てるかのように一夏達に伝えた。

 

一夏と円は信じられないと言わんばかり首をしきりに振っていたがやがてそれも収まり、「・・・・・束さん、俺たちは一旦弾たちのところに戻ります。確かに雪七のことは心配ですけど、この状況を見て逆に雪七は元気で無事なんだって思えてきましたから。それにここに雪七が居ないってことは誘拐された子を送ってるんじゃないかって思うんです。だから今は戻って時が来るまで普通に過ごしてますよ。円もそれでいいな?」と円に話題を振ると「・・・・・正直、ユキに今すぐ会いたいって気持ちの方が強いけど、ユキは自分のやるべきことがある。それなら私たちがそれを邪魔しちゃ行けないと思うから・・・・・弾たちのところでユキの無事を願いながら生活を送る。」と円も一夏の決意と同じようなことを告げ、束はその事を理解したため日本に向かって飛び立つことを一夏と円、そしてようやくすべてのIS“だった”ものを回収しおえたクロエの3人に伝えるとすぐさま飛びたったのだった。

 

(・・・・・ゆー君、帰ったら何があったのかをしっかり教えてもらうからね?)と日本への帰路についていた時に束は思っていたとか

 




・・・・・_:( _ ́ω`):_

また変なところで終わった・・・・・

キャラ説明を・・・・・

エミリア・フランソワーズ・ヴィクトリア
雪七と同じ歳で髪色はプラチナ、長さはセミロング、身長は雪七よりも少し小さいくらい
イギリス王家の一人娘ではあるが本人はそれを鼻にかけることは無い。


アリシア・フランソワーズ・ヴィクトリア
エミリアの母親でありイギリス国王

こんなところです。・・・・・国王の説明雑っ!

とりあえずこんな駄文な回でしたが読んでくださると嬉しいです。

また、誤字や感想なども受け付けておりますので気軽にコメントいただければと思います。

ではまた次回・・・・・次の投稿いつになるだろ・・・・・


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第29話

・・・・・やっと更新です。

長かった・・・・・ほんとに長かった

待ってくださっていた皆さんほんとにごめんなさい

ではどうぞ

(言葉短っ!)


束達4人が日本に帰り始めた頃、雪七はエミリアと空を飛んでいた・・・・・エミリアをお姫様抱っこしたまま・・・・・

 

「・・・・・////////(お姫様抱っこなんて初めてしてもらったけど・・・・・してくれてるのが女の子でも恥ずかしいよぉ〜)」とエミリアは顔真っ赤にしながら雪花を纏い宙を飛び続けてる雪七にしがみついていた。

 

一方雪七は「(・・・・・この女の子、エミリアっていう名前なんだ・・・・・王女様の娘だって言ってたから・・・・・誘拐の理由はお金?例えそうだとしたら誘拐した人はほんとに最低だよ・・・・・・・・・・とりなえずエミリアちゃんのお家に付いたらちゃんと説明しないと・・・・・ちゃんと説明できる・・・・・かな・・・・・)」と送り届けた後のことを考えていたり。

 

そんなことを思いながら10数分後・・・・・

 

「・・・・・あれが私の家だよ。」とエミリアが言葉を発しながら指さした先にはまさに西洋の城を体現したかのような建物がそこにあった。

 

その家(もとい城)を見た雪七は「・・・・・デカすぎだよ!」とツッコミを入れていた。

 

そのやりとりからさらに数分後、2人はエミリア家(城)のバルコニーに降り立ち、雪七は抱えていたエミリアをそっとコケたりしないよう優しく地に足をつかせると同時にISを纏ったものが3人、拳銃を構えてる者がさらに数人構えており『そこのIS操縦者投稿せよ!』と英語で言われたために雪七が戸惑っていると『この人は私を助けてくれた人なの!ひどいことしちゃダメ!』と同じく英語でエミリアがそのもの達に訴えた。

 

「(この人たちはエミリアちゃんの家の護衛の人?それならこの行動は何となく分かっちゃった・・・・・何言ってるか分からないけど・・・・・)」と護衛のものと思われる人達の言動(行動)について理解した雪七はその場で待機していると「エミリア!!」と叫びながら1人の女性と「お嬢様!!」と女性同様叫びながらスーツ姿のおじいさんがバルコニーの入り口の方から駆け寄って来ていた。

 

その様子を目にしたエミリアは「お母様!じぃや!!」と2人の方へ駆け寄ると3人は無事を確かめるかのように抱き合った。

 

その様子を見た雪七は「(エミリアちゃんほんとに助けられてよかった。あんな思いするのは僕だけで充分)」[ユーくんまたそんなこと言ってる・・・・・]とエミリアの無事を確認できた雪七の思いに雪花が呆れを感じていた。

 

そしてひとしきり抱き合った3人はおもむろに雪七の前に立ち「この度は我が娘、エミリアを助けていただきありがとうございます。」と何故か日本語でお礼を言われたため「あ・・・・・いえ・・・・・助けたいって思っただけですので・・・・・」としどろもどろな回答をする雪七に対し「そういえばワタクシの名前お伝えしておりませんでしたね。ワタクシの名前はアリシア。アリシア・フランソワーズ・ヴィクトリアと申します。」とアリシアは名乗りその流れで雪七の名前と姿を拝見したいと雪七に伝えた。が、

 

「ごめんなさい、ホントの姿を多くの人に見られたくないから・・・・・おじいさんとエミリアちゃん、アリシアさんの3人だけなら教えてあげる」と告げるとアリシアは悩む仕草をし、そのまま「皆さん、各自持ち場に戻られて大丈夫です。ここは私たち3人にしてくれないかしら」と告げると護衛の者達は危険だからと聞かなかった。だが「・・・・・もし危険な人なら私達が抱き合ってた時になにかしてるはずだよ?」とエミリアが口にすると護衛の者達は渋々持ち場に戻り、バルコニーには雪七を含め4人が残った。

 

「・・・・・それじゃぁ、お名前教えて貰ってもよろしいかしら?」とアリシアが切り出すと「・・・・・わかりました。雪花、解除していいよ?」と呟くと同時に雪七は光に包まれアリシア達がそのまぶしさに目を背けながらも光が収まるのを待っているとそこに立っていたのは1人の【男の子】だった。

 

その様子に3人は言葉にならない叫びをあげていたが雪七は「・・・・・はじめまして。ユキナ・ワンダーランドと言います」と自己紹介をしていた。




ほんとに遅くなり申し訳ございませんでした!!!!!!

ネタ浮かばなすぎる・・・・・しかもまた終わりが中途半端だし・・・・・一体本編にいつは入れるのやら・・・・・

今回は雪七とエミリアちゃんの回になりました。次はヴィクトリア家との会話か・・・・・うまく表現できるのか不安・・・・・

とまぁようやく更新です。こんな不定期にも程がある私の作品ですが気が向けばでよろしいので感想や誤字報告などしていただけたら幸いです。

(*´∇`)ノシ ではでは~


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